キャリア支援センター · pd の現状 対象年齢は30~40歳前半。...
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文部科学省科学技術・学術政策局の科学技術関係人材キャリアパス多様化促進事業
「物理学の資質を持つ人材活用のためのキャリアパス開発全国展開」
キャリア支援センター
2008年3月3日 センター長 坂東 昌子
大学一般教育と中・高校理科教材つくり/科学教育プロ養成へ向けて
企業?
行政?
教育?
新分野?
ポスドク問題科学技術人材活用の道
教育分野の現状分析
PISAショック→理数系教育の強化の動き 文科省:理科支援員制度・見直し前倒し?
団塊世代の教員の退職期→教員不足 (2008年4月)愛知教育大学等教職大学院開設 秋田県教育委員会「博士号をもつ教員」〈特別免許状〉 学術会議の、大学院卒の教員比をふやす要請
教職課程「理数系チュートリアル」のニーズ 教員免許更新制の導入→講習会の講師 現在への教員への研修制度の充実 日本の理科教材への国際評価 諸外国の物理教育プロ育成の成果
PD の現状
対象年齢は30~40歳前半。
「学部時代に教職課程を受けていないが教育に興味がある」という人がいる。
高校教員に興味がある→全体の約38%(全20位中7位、「研究者のキャリア支援に関する調査」)
谷口情報
教職大学院設置(2008年4月)
愛知教育大学(50)京都教育大学(60)北海道教育大学(45)宮城教育大学(32)群馬大学(16)東京学芸大学(30)上越教育大学(50)福井大学(30)岐阜大学(20)兵庫教育大学(100)奈良教育大学(20)岡山大学(20)鳴門教育大学(50)長崎大学(20)宮崎大学(28)創価大学(25)早稲田大学(70)常葉学園大学(20)玉川大学(20)
関東(女子大学連合)09年に予定
(京産大、京女、等7大学連合)
教職実践基礎領域円滑な学級経営力しっかりとした指導力学校づくりの若き力
柔軟性のある対応力・調整力
学校教育の現場では、いじめや学力低下など多様な問題に対応できる教員、マネジメント能力、高度な教育実践家の養成高度な理論と実践力を兼ね備え、地域社会と連携課題改善を先導できる学校教育リーダー養成
インターネット情報
秋田モデル
知事
教育長
教育委員会
名選手が名監督
ではない
「知るよろこび」を深く知っているから、教えられることがある!!
Top-down
博士号取得者を取りなさい
谷口図
何をなすべきか?学会としてやるべきことは?
知事や市長にアプローチ?
特別免許状の活用?
物理学会からの提言?
文部科学省へアプローチ?
科学教育のプロの育成
研修プログラムの作成
知恵を集めるネットワーク
教育部門のキャリアパス(案)•大学一般教育•理科専門教員(特別免許状)•教材作成理科教材教科書作りe-learning 教材
研修会
教育スキルのアップ教材・教科書作り教材の共有など
物理”認定”教員
準備:研修会の企画・実施
Long, long and
winding road!!
谷口図
教育部門のキャリアパス(案)•大学専門教育•大学一般教育•理科専門教員(特別免許状)•企業•その他
研修会
ネットワークPD若手研修会
指導・助言
Easy ?!谷口図
理科教材・理科教育での実践サイエンスカフェ・チャレンジ・・
論理訓練
批判力
誤認識
Active learning
一般教育経験から(坂東)
川勝提案
Active と Passive
原子核分裂の実験
元素の名前に親しくなった
∑の書き方練習
学生の反応をコメントカード
発言券の加点
科学の心を育てるその1・・アルゴリズム訓練
すべての人のための物理学とは―科学教育のフレームワーク
経験1
アルゴリズム教育の経験
文系の学生はアルゴリズムに弱いか?
自然科学概論約500名への授業
アルゴリズム訓練(授業内容の流れ図)
テスト 日常の流れのアルゴリズム
アルゴリズム最初の訓練
はじめ
紙が来ないので雑談
野口英世の話がますます進む
はじめ
細胞から細菌へ
「遠き落日」の世界に入る
細菌からウイルスへ話が変わる
講義のまとめに入る
エイズの話も触れる
講論理図を描かせる
おわり
第6章医学の歴史と生命科学
おわり
講義が始まる
静かになったか?
yes
はじめ
先生が私語をやめるよう
注意
No
はじめ
眠ってしまう
はじめ
環境の話
学祭準備で徹夜
気が付いたら電子顕微鏡の話
私はとても悪い生徒である
消費者もリサイクルに配慮
廃棄物を物質循環として考えるか
yes
生産段階でリサイクルを配慮
No
はじめ
生産段階のコストのみ計算
廃棄物が少なく資源が節約
消費者もただと思い捨てる
廃棄物が多く資源の無駄使い
効果・静かになった・一生懸命きく
・話すほうも論理的になる
・レポートを書く時役立った
・脱線が少なくなった
・フローチャートの夢中になって内容がおろそかに
なった。
・慣れてきたら自分の考えでまとめさせるのもいい。
ソフトマテリアルパス
問題解決の道
インプット
資源・エネルギー問題
アウトプット
はじめ
ごみの概念
生物資源
ハードマテリアルパス
化石燃料
将来有望 限りがある
廃棄 再利用
静脈志向 動脈志向
ごみ処理で困る 重要視される
「環境問題はなぜウソがまかり通るか」
ペットボトルのリサイクルの批判
2008年秋学期授業
「拝啓 武田先生」をゼミ生と書く
「批判的に論文を読んで、自分で整理してみよう」
リサイクルすると資源7倍ごみ7倍か?
科学の心を育てるその2・・自分が原子になる
すべての人のための物理学とは―科学教育のフレームワーク
経験2
学生といっしょに
大人数講義
体験による理解
自ら原子になるという経験
テクニカルタームの障害
700規模の文系学生
経営学部・法学部
イジング模型の多人数実験
始め
終わり
色が揃う
学生の反応
ファッション・流行も同じ?
自分が原子になるとよくわかる
目からうろこ〔物理学科4年)
教室で原子核分裂の実験大人数 約500名
受講生→U235
紙玉→中性子
連鎖反応・濃縮・制御棒
の概念がよくわかる
JCOの事故の意味
はすぐにわかったと過去の受講生が言いにきた
科学の心を育てるその3・・体でまなぶ統計
すべての人のための物理学とは―物理教育の多様性とその課題
経験3
統計の基礎と応用
大学の経営専門教員
非常勤教員(ポスドク)
初めての共同作業→テキスト作りデータベース助成金による活動
体験的実習作業
• ∑は書き取りをやらせる
• 正規分布で数え上げる
• コインを使った
「大数の法則」
「中心極限定理」 わかると面白い自主学習合宿
2006年度春学期統計の基礎成績
人数
0
20
40
60
80
100
120
S A B C F 未
人数
成績 人数
S 113
A 19
B 54
C 9
F 26
未 33
科学の心を育てる・・学生との共同作業を通じて
すべての人のための物理学とは―物理教育の多様性とその課題
経験4
総合ゼミ
情報リテラシィ(HPの作り方) 理科嫌いアンケート 環境調査 理科実験 ISO取得 リサイクル エコネット エコビジネス アルゴリズム教育
ステキな世の中をくるには、沢山の人々の知恵が必要だと
分かった!!
専門が広がり視野が広がった!そして・・・・
学生から学ぶ
なごやエコネット名古屋市と企業と市民
なぜ名古屋市でごみが減らせたか
なぜごみの減量に限界があるか
エントロピー的考察
学生達のネット討論プレゼン活動「リサイクルはほんとにいいの?」
京都サイエンスクラブ
名古屋エコネットで・・・・
科学の心を育てるその5・・実践的テーマ
すべての人のための物理学とは―物理教育の多様性とその課題
経験5
エコビジネス活動名古屋市環境保全活動助成金
同窓会奨励賞推薦書
「エコビジネス研究会(会代表 平塚恵理佳:法学部4年生)」
愛知大学での環境問題への取り組みは、年々盛んになってきていますが、2002年8月には愛知大学車道校舎において、名古屋市環境局との共催で「大学と行政とそして企業」の3
者が集まり、「名古屋地球エコネット」を開きました。このシンポジウムでは、学生たちが、企業や市民をまえに「学生からの発表」ということで問題提起を行い、名古屋市環境局を始め皆さんが「感激した、今の若者もなかなか立派だ」といわれました。続けて、2003年、2004年は、子供エコクラブの活
動のリーダーとして活躍し、名古屋市と共催で「名古屋エコネット」も開催しました。
インプットとアウトプット
Systeminput
output
leak leak
leak leakleak
leak
leakleak
leak
leak
廃棄物・廃熱・ごみ
エコビジネス推進研究会発表者 佐塚昭彦 土屋ゆかり
活動内容
野菜・果物の過剰包装
軽包装
企業
コスト削減
消費者低価格
メリット
レタス
実際の包装の幅
削減すべき包装消費者ニーズ
軽 重0 包装の度合い
ネギ
1 2 30
レタス
大根
長いも
0.32
0.70
ゴーヤー
0.77
0.07
0.39
問1 一般消費者
4 5
梨
0.86 問1 愛知大学学生
0.76
1.33
1.35
1.77
0.87
0.33
生協と学生
軽 重
<学生の意識>
• 環境問題に興味が薄い
• ごみ分別の機会がない
• 買い物をする機会、量が少ない
• 地域の一員としての自覚がない
エコビジネス研究会2005年2月朝日新聞
2005年3月16日 中日新聞(朝)
スピーチコンテスト優勝!
名大の環境専門の院生に負けなかった!
リーダーはイケメンというニックネーム??
名古屋大学の理系の大学院生一緒に研究会を組織!武田邦彦研究室
科学の心を育てるその6・・複数講師の講義を通じて
すべての人のための物理学とは―物理教育の多様性とその課題
経験6
自然科学講義
非常勤教員(ポスドク)
との連携授業も経験
体験的大人数講義実験
バイオテクノロジーと現代
• 生命科学から
医学と生命科学
医療と看護学
生命倫理
ワクチン
• 法学から
家族法
尊厳死・安楽死
医療過誤
「女性とは何か」シュルロ・モノー
差異のフェミニズム
Get the Fact!
愛知大学総合科目
科学の心を育てるその7・・Active learning
すべての人のための物理学とは―物理教育の多様性とその課題
経験7
e-Learning による単位認定
情報リテラシー教育
愛知大学WG
岩田員典谷口正明長谷部勝也坂東昌子(発表)古川邦之
情報リテラシー入門(1単位)2006年4月開講
受講者: 1年生812名
(全体:1106名の73.4%)
PCの基礎知識電子メール、ワード、エクセルの基本的な使い方)
月・火・水・金 5限目・木1,2限目
第1・第2 実習室
認定テスト
入門1: コンピュータ操作の基礎
入門2: ネットワークアクセスの基礎
入門3: 文書処理入門
入門4: 数的処理入門
合格
最終認定試験
単位取得
合格
アンケート×4
課題:メール送信最終アンケート
コンテンツ学習
初期アンケート
スキルテスト(タイピング)
学習の流れ
e-learning
の現状
関西大学CEAS
帝塚山学院(TIDE)
千歳商科大学金沢大学佐賀大学新潟大学・・・・・・
映像メディアを活用した教材作り
サイエンス映像学会-科学を映像化する文化が、国境を越えて教育をつなぐ-
学会としては初めて物理学会が取り組む意義
■全国展開→学会員の意識改革■学術政策への提言→学会提案■国際規模→学会としての連携
なぜ、物理学会が?
• キャリア多様化支援と物理学の前線を開拓する創造活動とを連動させる。
• 我が国の学術及び高等教育の基本問題を検討提言
• 科学技術立国としての我が国の将来像と、その基盤を担う 科学技術人材育成する立場から検討
• 日本物理学会と大学との連携で、我が国の学術および高等教育の将来ビジョンを検討
• 企業・行政・教育分野+新領域(今のところ医学物理+物理教育)へのアプローチによる調査分析
• 大学院教育の再検討
学術会議提言
教員養成を学部レベルの教育から大学院レベルの教育に移行する改革の実施
大学院修了者の積極的な採用と活用システムの構築:博士を理科専科教師として小中高等学校で積極的に登用し活用するシステムの構築
自然科学系大学院における科学的コミュニケーション能力育成の為のカリキュラム検討
大学院において理科教師が体系的に研修できる制度の検討
高校3年日経交遊録 2007年10月4日
社会は進歩している!
おわり
おつかれさま!!