ケーブルおよびコネクタの仕様...b-6 cisco 7600 シリーズルータ...

Cisco 7600 シリーズルータスーパーバイザエンジン

OL-10100-05-J

A
P P E N D I X B ケーブルおよびコネクタの仕様
この付録では、Cisco 7600 ルートスイッチプロセッサ（RSP; ルートスイッチプロセッサ）および

スーパーバイザエンジンのケーブルおよびコネクタの仕様を示します。説明する内容は、次のとおり

です。

• 接続距離の制限（P.B-1）

• アップリンクポートトランシーバモジュール（P.B-2）

• コンソールポートの配線仕様とピン割り当て（P.B-7）

• RJ-45 コネクタ（P.B-10）

• 光ファイバコネクタ（P.B-13）

• LX/LH GBIC と MMF のケーブルに関する考慮事項（P.B-16）

接続距離の制限ネットワーク長および接続距離は、信号のタイプ、信号速度、および伝送メディア（信号伝送に使用す

るケーブルのタイプ）によって決まります。たとえば、光ファイバケーブルは、ツイストペアケーブ

ルよりはるかに大きなチャネル容量を備えています。ここに記載されている接続距離と速度のレートリミットは、各信号方式に対して IEEE が推奨する最大速度と距離です。ここに記載されている推奨値

より速度を上げたり距離を延ばしたりすることによって、良好な結果を得られる場合がありますが、そ

の場合はユーザ自身の自己責任において行ってください。発生する可能性のある電気的問題を把握し、

その対策を講じる必要があります。

B-1およびルートスイッチプロセッサガイド

付録 B ケーブルおよびコネクタの仕様

アップリンクポートトランシーバモジュール

アップリンクポートトランシーバモジュールスーパーバイザエンジンまたはルートスイッチプロセッサの前面パネルに接続するトランシーバモジュールは、ルータ用のアップリンクポートを備えています。トランシーバモジュールには、Small Form-Factor Pluggable（SFP; 着脱可能小型フォームファクタ）モジュール、X2 モジュール、

XENPAK モジュール、および Gigabit Interface Converter（GBIC; ギガビットインターフェイスコン

バータ）モジュールという複数のタイプがあります。

表 B-1 に、サポート対象のトランシーバモジュールの、発注時に使用する Part Number を示します。

また、次の表に、モジュールおよびそのケーブル仕様について示します。

• 表 B-2 および表 B-3 に、1 GE アップリンクポートについての情報を示します。

• 表 B-4 および表 B-5 に、10 GE アップリンクポートについての情報を示します。

• 表 B-6 に、1 GE GBIC モジュールについての情報を示します。

表 B-1 アップリンクポートトランシーバモジュール

スーパーバイザエンジンま

たは RSP トランシーバモジュールの Part Number

RSP720 および RSP720-10GE

10 GE アップリンクポート（RSP720-10GE のみ）：

X2-10GB-SRX2-10GB-LRX2-10GB-ERX2-10GB-LX4X2-10GB-CX4

1 GE アップリンクポート：

GLC-SX-MMGLC-LH-SMGLC-ZX-SMGLC-TGLC-BX-DGLC-BX-U

SFP-GE-SSFP-GE-LSFP-GE-T

Supervisor Engine 720 GLC-SX-MMGLC-LH-SMGLC-ZX-SMGLC-T

B-2Cisco 7600 シリーズルータスーパーバイザエンジンおよびルートスイッチプロセッサガイド

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1 GE アップリンクポートと配線仕様

表 B-2 に、Cisco 7600 アップリンクポートとして使用される 1 GE SFP トランシーバモジュールの説

明を示します。表 B-3 に、配線仕様を示します。

（注） RSP720-10GE の 10/100/1000 Mbps RJ-45 コネクタをサポートするポートでは、カテゴリ 5 の Shielded Twisted-Pair（STP; シールド付きツイストペア）ケーブルを使用します。

Supervisor Engine 32 10 GE アップリンクポート（WS-SUP32-10GE-3B のみ）：

XENPAK-10GB-CX4 XENPAK-10GB-SR XENPAK-10GB-LX4 XENPAK-10GB-LR XENPAK-10GB-ER

1 GE アップリンクポート（WS-SUP32-GE-3B）：

GLC-SX-MMGLC-LH-SMGLC-ZX-SMGLC-T

Supervisor Engine 2 1000BASE-T GBIC モジュール（事前に取り付け済み）

表 B-1 アップリンクポートトランシーバモジュール（続き）

スーパーバイザエンジンま

たは RSP トランシーバモジュールの Part Number

表 B-2 1 GE SFP トランシーバモジュール

製品 ID 説明

銅線モジュール

GLC-SX-MM Multimode Fiber（MMF; マルチモードファイバ）用 1000BASE-SX SFP トランシーバモジュール、850 nm 波長、LC コネクタ

GLC-LH-SM MMF および Single-Mode Fiber（SMF; シングルモードファイ

バ）用 1000BASE-LX/LH SFP トランシーバモジュール、

1300 nm 波長、LC コネクタ

GLC-ZX-SM SMF 用 1000BASE-ZX SFP トランシーバモジュール、1550 nm 波長、LC コネクタ

GLC-T カテゴリ 5、5e、または 6 の銅線用 1000BASE-T SFP トランシー

バモジュール、10/100/1000-Mbps RJ-45 コネクタ

GLC-BX-D Digital Optical Monitoring（DOM; デジタルオプティカルモニタ

リング）、LC コネクタを使用する、シングルストランド SMF 用 1000BASE-BX10 SFP モジュール、1490 nm TX/1310 nm RX 波長（双方向シングルファイバアプリケーションのダウンストリー

ムで使用）


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表 B-3 に、前面パネルに接続する SFP トランシーバモジュールにある 1 GE アップリンクポートの配

線仕様を示します。

GLC-BX-U DOM、LC コネクタを使用する、シングルストランド SMF 用 1000BASE-BX10 SFP モジュール、1310 nm TX/1490 nm RX 波長（双方向シングルファイバアプリケーションのアップストリー

ムで使用）

ファイバモジュール

SFP-GE-S MMF 用 1000BASE-SX SFP トランシーバモジュール、850 nm 波長、拡張動作温度範囲および DOM サポート、LC コネクタ

SFP-GE-L MMF および SMF 用 1000BASE-LX/LH SFP トランシーバモジュール、1300 nm 波長、拡張動作温度範囲および DOM サポー

ト、LC コネクタ

SFP-GE-T カテゴリ 5、5e、または 6 の銅線用 1000BASE-T SFP トランシー

バモジュール、拡張動作温度範囲および DOM サポート（NEBS 3ESD）、10/100/1000-Mbps RJ-45 コネクタ

表 B-2 1 GE SFP トランシーバモジュール（続き）

製品 ID 説明

表 B-3 1 GE の配線仕様

SFP モジュール

（製品 ID）波長（nm）

ファイバタイ

プ（MHz km）コア径（ミ

クロン）モード帯域幅

（MHz km）最大ケーブル長

GLC-SX-MM

SFP-GE-S

850 MMF 1

1. マルチモード光ファイバ（MMF）のみ。

62.562.55050

160200400500

220 m（722 フィート）

275 m（902 フィート）

500 m（1640 フィート）

550 m（1804 フィート）

GLC-LH-SM

SFP-GE-L

1300 MMF 2 62.55050

500400500

550 m（1804 フィート）

550 m（1804 フィート）

550 m（1804 フィート）

SMF 3 9/10 — 10 km（6.2 マイル）

GLC-ZX-SM 1550 SMF 9/10 — 70 km（43.5 マイル）

SMF 4 8 — 100 km（62.1 マイル）

GLC-T

SFP-GE-T

— カテゴリ 5、5e、または 6 の銅線

— — 100 m（328 フィート）

GLC-BX-D 1490 nm TX 1310 nm RX

SMF 3 — — 10 km（6.21 マイル）

GLC-BX-U 1310 nm TX 1490 nm RX

SMF 3 — — 10 km（6.21 マイル）


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10 GE アップリンクポートと配線仕様

表 B-4 に、RSP720-10GE および WS-SUP32-10GE-3B 上の 10 GE アップリンクポートに使用される X2 および XENPAK トランシーバモジュールの説明を示します。表 B-5 に、配線仕様を示します。

表 B-5 に、RSP720-10GE および WS-SUP32-10GE-3B の前面パネルに接続する X2 または XENPAK トランシーバモジュール上の 10 GE アップリンクポートの配線仕様を示します。

（注） RSP720-10GE の 10 GE アップリンクポートがサポートするのは、X2 トランシーバモジュールだけです。

2. モード調整パッチコードは、GLC-LH-SM モジュールに直径 62.5 ミクロンの MMF を使用し、リンク距離が 300 m（984 フィート）を超える場合に必要になります。さらに、リンク距離が非常に短い（数十メートル）場合でも、パッチコードを使用せずに GLC-LH-SM モジュールに MMF を使用することは推奨できません。Bit Error Rate（BER; ビット誤り率）が上昇することがあるためです。

リンクの送信側と受信側の両方でモジュールと MMF ケーブルの間にモード調整パッチコードを取り付けてください。パッチコードの詳細については、次の URL にあるドキュメントの「Mode-Conditioning Patch Cord Description」を参照してください。http://www.cisco.com/en/US/products/hw/routers/ps341/prod_module_installation_guide09186a00801cc731.html#wp29618

3. IEEE 802.3z 標準規格により規定される ITU-T G.652 SMF

4. 分散シフト型シングルモード光ファイバケーブル

表 B-4 10 GE X2 および XENPAK トランシーバモジュール

製品 ID 説明

X2-10GB-SR

XENPAK-10GB-SR

MMF 用 10GBASE-SR X2 または XENPAK トランシーバモジュール、850 nm 波長、SC デュプレックスコネクタ

X2-10GB-LR

XENPAK-10GB-LR

SMF 用 10GBASE-LR X2 または XENPAK トランシーバモジュール、1310 nm 波長、SC デュプレックスコネクタ

X2-10GB-ER

XENPAK-10GB-ER

SMF 用 10GBASE-ER X2 または XENPAK トランシーバモジュール、1550 nm 波長、SC デュプレックスコネクタ

X2-10GB-LX4

XENPAK-10GB-LX4

MMF 用 10GBASE-LX4 X2 または XENPAK トランシーバモジュール、1310 nm 波長、SC デュプレックスコネクタ

X2-10GB-CX4

XENPAK-10GB-CX4

CX4 銅線用 10GBASE-CX4 X2 または XENPAK トランシー

バモジュール、Infiniband 4X コネクタ


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http://www.cisco.com/en/US/products/hw/routers/ps341/prod_module_installation_guide09186a00801cc731.html#wp29618



GBIC モジュールの配線仕様

表 B-6 に、Supervisor Engine 2 に搭載されているギガビットインターフェイスコンバータ（GBIC）

モジュール上の 1000BASE-X インターフェイスの配線仕様を示します。すべての GBIC インターフェ

イスには SC コネクタがあります。リストにあるすべての GBIC（MMF および SMF）最小ケーブル距

離は 2 m（6.5 フィート）です。

表 B-5 10 GE の配線仕様

X2 デバイス

（製品 ID）波長（nm）

ファイバタイ

プ（MHz km）コア径（ミ

クロン）モード帯域幅

（MHz km）ケーブル長 1

1. -LR、-SR、-LX4、および -ER モジュールの最小ケーブル距離は 2 m で、IEEE 802.3ae 標準規格に準拠しています。

X2-10GB-SR

XENPAK-10GB-SR

850 MMF 62.562.5505050

1602004005002000

26 m（85.3 フィート）

33 m（108.5 フィート）

66 m（216.5 フィート）

82 m（269.0 フィート）

300 m（984.3 フィート）

X2-10GB-LR

XENPAK-10GB-LR

1310 SMF ITU-T G.652

— 10 km（6.2 マイル）

X2-10GB-ER 2

XENPAK-10GB-ER

2. 20 km を超える場合は、5 dB 1550 nm 固定型減衰器が必要です。減衰器は、予備として利用可能です。Part Number は、WS-X6K-5DB-ATT= です。

1550 SMF ITU-T G.652

— 40 km（24.9 マイル） 3

3. 30 km より長いリンクは、エンジニアリングが行われたリンクと見なされます。

X2-10GB-LX4

XENPAK-10GB-LX4

1310 MMF 62.55050

500400500

300 m（984.3 フィート）

240 m（787.4 フィート）

300 m （984.3 フィート）

X2-10GB-CX4

XENPAK-10GB-CX4

— CX4（銅製） — — 15 m（49.2 フィート）

表 B-6 ギガビットイーサネットの最大伝送距離

GBIC 波長（nm）

ファイバタイ

プ（MHz km）コア径1

（ミクロン）

1. コア径は、コア直径を示します。クラッディングの直径は通常、25 ミクロンです。

モード帯域幅

（MHz km）ケーブル長2

2. ケーブル距離は、ファイバ損失に基づいています。

SX3 850 MMF 62625050

160200400500

220 m（722 フィート）

275 m（902 フィート）

500 m（1640 フィート）

550 m（1804 フィート）

LX/LH 1300 MMF4 625050

500400500

550 m（1804 フィート）

550 m（1804 フィート）

550 m（1804 フィート）

SMF（LX/LH）

9/10 – 10 km（6.2 マイル）

ZX5 1550 SMF6 9/108

––

70 km（43.5 マイル）7

100 km（62.1 マイル）


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コンソールポートの配線仕様とピン割り当て

コンソールポートの配線仕様とピン割り当てスーパーバイザエンジンまたはルートスイッチプロセッサの前面パネルにあるコンソールポートか

ら、Cisco 7600 ルータにアクセスします。ここでは、コンソールポートの配線仕様、ポートの信号お

よびピン割り当てについて説明します。

• コンソールポートの配線仕様（P.B-7）

• コンソールポートの信号およびピン割り当て（P.B-7）

• コンソールポートモード 2 の信号およびピン割り当て（Sup 2 のみ）（P.B-10）

コンソールポートの配線仕様

表 B-7 に、コンソールポートのケーブルの最大伝送距離を示します。コンソールポートおよびケーブ

ルのピン割り当てについては、「コンソールポートの信号およびピン割り当て」（P.B-7）を参照してく

ださい。

ルータに付属のアクセサリキットには、端末またはモデムを前面パネルのコンソールポートに接続す

るために必要なケーブルおよびアダプタが含まれています。

コンソールポートの信号およびピン割り当て

Cisco 7600 シリーズルータに付属のアクセサリキットには、スーパーバイザエンジンまたはルートスイッチプロセッサの前面パネル上のコンソールポートにコンソール（ASCII 端末または端末エミュ

レーションソフトウェアを実行している PC）またはモデムを接続するときに必要なケーブルおよびア

ダプタが含まれています。モード 2 の Supervisor Engine 2 コンソールポートの信号およびピン割り当

ての詳細については、「コンソールポートモード 2 の信号およびピン割り当て（Sup 2 のみ）」

（P.B-10）を参照してください。

アクセサリキットの内容は、次のとおりです。

• RJ-45/RJ-45 ロールオーバーケーブル

3. MMF のみ。

4. パッチコードが必要です。

5. FCC クラス A 規格に適合させる場合は、1 つのシステムに最大 24 個の 1000BASE-ZX GBIC を使用できます。

6. 分散シフト型シングルモード光ファイバケーブル

7. リンクの両側に 8 dB 減衰器を取り付けた場合、ZX GBIC の最小リンク距離は 10 km（6.2 マイル）です。減衰器を使用しない場合、最小リンク距離は 40 km（24.9 マイル）です。

表 B-7 EIA/TIA-232 の伝送速度と距離

速度（bps）距離（m）距離（フィート）

2400 60 200

4800 30 100

9600 15 50

19,200 7.6 25

38,400 3.7 12

56,000 2.6 8.6


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• RJ-45/DB-9 メス型 DTE アダプタ（[Terminal] ラベル）

• RJ-45/DB-25 メス型 DTE アダプタ（[Terminal] ラベル）

• RJ-45/DB-25 オス型 DCE アダプタ（[Modem] ラベル）

ロールオーバーケーブルの識別

ロールオーバーケーブルを識別するには、ケーブルの両端を比較します。ケーブルの両端を、タブを

裏側にして両手で並べて持った場合、左プラグの外側ピンに接続されたワイヤと、右プラグの外側ピン

に接続されたワイヤが、同じ色になります（図 B-1 を参照）。シスコ製のケーブルでは、一方のコネク

タのピン 1 が白、他方のコネクタのピン 8 が白です（ロールオーバーケーブルの場合、ピン 1 と 8、2 と 7、3 と 6、および 4 と 5 がそれぞれ対応しています）。

図 B-1 ロールオーバーケーブルの識別

DB-9 アダプタ（PC との接続用）

コンソールポートを端末エミュレーションソフトウェアを実行している PC に接続するには、

RJ-45/RJ-45 ロールオーバーケーブルと RJ-45/DB-9 メス型 DTE アダプタ（[Terminal] ラベル）を使

用します。表 B-8 に、非同期シリアルコンソールポート、RJ-45/RJ-45 ロールオーバーケーブル、お

よび RJ-45/DB-9 メス型 DTE アダプタのピン割り当てを示します。

1 8

H38

24

1 8

表 B-8 コンソールポート DB-9 アダプタのピン割り当て

コンソールポート

RJ-45/RJ-45 ロールオーバーケーブル

RJ-45/DB-9 端末アダプタ

コンソール

装置

信号 RJ-45 ピン RJ-45 ピン DB-9 ピン信号

RTS 11 8 8 CTS

DTR 2 7 6 DSR

TxD 3 6 2 RxD

GND 4 5 5 GND

GND 5 4 5 GND


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DB-25 アダプタ（端末との接続用）

コンソールポートを端末に接続するには、RJ-45/RJ-45 ロールオーバーケーブルと RJ-45/DB-25 メス

型 DTE アダプタ（[Terminal] ラベル）を使用します。表 B-9 に、非同期シリアルコンソールポート、

RJ-45/RJ-45 ロールオーバーケーブル、および RJ-45/DB-25 メス型 DTE アダプタのピン割り当てを示

します。

モデムアダプタ

コンソールポートをモデムに接続するには、RJ-45/RJ-45 ロールオーバーケーブルと RJ-45/DB-25 オス型 DCE アダプタ（[Modem] ラベル）を使用します。表 B-10 に、非同期シリアルコンソールポー

ト、RJ-45/RJ-45 ロールオーバーケーブル、および RJ-45/DB-25 オス型 DCE アダプタのピン割り当て

を示します。

RxD 6 3 3 TxD

DSR 7 2 4 DTR

CTS 81 1 7 RTS

1. ピン 1 はピン 8 に内部で接続されています。

表 B-8 コンソールポート DB-9 アダプタのピン割り当て（続き）




コンソール

装置


表 B-9 コンソールポート DB-25 アダプタのピン割り当て




コンソール

装置


RTS 11


8 5 CTS

DTR 2 7 6 DSR

TxD 3 6 3 RxD

GND 4 5 7 GND

GND 5 4 7 GND

RxD 6 3 2 TxD

DSR 7 2 20 DTR

CTS 81 1 4 RTS

表 B-10 コンソールポートモデムアダプタのピン割り当て



RJ-45/DB-25 モデムアダプタモデム


RTS 11 8 4 RTS

DTR 2 7 20 DTR


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RJ-45 コネクタ

コンソールポートモード 2 の信号およびピン割り当て（Sup 2 のみ）

表 B-11 に、Supervisor Engine 2 のコンソールポートモードスイッチをモード 2（スイッチを out の位置）にした場合のピン割り当てを示します。このモードでは、Catalyst 5000 ファミリ Supervisor Engine III のコンソールケーブルおよびアダプタ（非付属品）を使用して、端末とスーパーバイザエンジンを接続できます。詳細については、「端末の接続」（P.3-10）の「Supervisor Engine 2」を参照し

てください。

RJ-45 コネクタRJ-45 コネクタはカテゴリ 3、カテゴリ 5、カテゴリ 5e、またはカテゴリ 6 の Foil Twisted-Pair（FTP; フォイルツイストペア）を、外部ネットワークからモジュールのインターフェイスコネクタに接続す

るために使用します（図 B-2 を参照）。表 B-12 に、10/100BASE-T クロス（MDI-X）ケーブルのコネ

クタのピン割り当ておよび信号名を示します。図 B-3 に、10/100BASE-T クロスケーブルの配線図を

示します。表 B-13 に、1000BASE-T クロス（MDI-X）ケーブルのコネクタのピン割り当ておよび信

号名を示します。図 B-4 に、1000BASE-T クロスケーブルの配線図を示します。

TxD 3 6 3 TxD

GND 4 5 7 GND

GND 5 4 7 GND

RxD 6 3 2 RxD

DSR 7 2 8 DCD

CTS 81 1 5 CTS


表 B-10 コンソールポートモデムアダプタのピン割り当て（続き）



RJ-45/DB-25 モデムアダプタモデム


表 B-11 コンソールポートのピン割り当て（Supervisor Engine 2、ポートモードスイッチ out）

コンソールポートコンソール装置

ピン（信号名）入出力

1（RTS）1


出力

2（DTR）出力

3（RxD）入力

4（GND） GND

5（GND） GND

6（TxD）出力

7（DSR）入力

8（CTS）1 入力


OL-10100-05-J


RJ-45 コネクタ

注意カテゴリ 5e およびカテゴリ 6 ケーブルには、構造に使用されている素材の誘電性により、大量の静

電気が蓄積されることがあります。モジュールに接続する前に、ケーブル（特に新しいケーブル）

に適切で安全なアースを配線してください。

注意 Telcordia GR-1089 建物内耐雷サージの要件に適合させるには、両端が適切にアースされたフォイ

ルツイストペア（FTP）ケーブルを使用する必要があります。

IP 電話のインラインパワーは、カテゴリ 5、カテゴリ 5e、またはカテゴリ 6 ケーブルのコネクタピン 1、2、3、および 6 を使用して、ルータからの電力（6.3 W）を送信します。IP 電話の電力は、イーサ

ネット信号を送信するペア線上で伝送されるので、この給電方式は「ファントム電源」と呼ばれること

があります。IP 電話の電圧は、イーサネット信号に対しては完全に透過的なので、信号の動作には影

響しません。

図 B-2 RJ-45 インターフェイスケーブルコネクタ

表 B-12 10/100BASE-T クロスケーブルのピン割り当て（MDI-X）

サイド 1 のピン（信号）サイド 2 のピン（信号）

1（RD+） 3（TD+）

2（RD-） 6（TD-）

3（TD+） 1（RD+）

6（TD-） 2（RD-）

4（未使用） 4（未使用）




4812

9


OL-10100-05-J


RJ-45 コネクタ

図 B-3 ツイストペアクロス 10/100BASE-T ケーブルの配線図

図 B-4 ツイストペアクロス 1000BASE-T ケーブルの配線図

表 B-13 1000BASE-T クロスケーブルのピン割り当て（MDI-X）

サイド 1 のピン（信号）サイド 2 のピン（信号）

1（TP0+） 3（TP1+）

2（TP0-） 6（TP1-）

3（TP1+） 1（TP0+）

6（TP1-） 2（TP0-）

4（TP2+） 7（TP3+）

5（TP2-） 8（TP3-）

7（TP3+） 4（TP2+）

8（TP3-） 5（TP2-）

1 RD+

2 RD-

3 TD+

6 TD-

1 RD+

2 RD-

3 TD+

6 TD-

4 NC

5 NC

7 NC

8 NC

4 NC

5 NC

7 NC

8 NC 6527

3

1 TPO+

2 TPO-

3 TP1+

6 TP1-

1 TP0+

2 TP0-

3 TP1+

6 TP1-

4 TP2+

5 TP2-

7 TP3+

8 TP3-

4 TP2+

5 TP2-

7 TP3+

8 TP3- 6527

4


OL-10100-05-J


光ファイバコネクタ

光ファイバコネクタここでは、SC、MT-RJ、および LC 光ファイバコネクタの概要、および光ファイバコネクタのクリー

ニング方法について説明します。説明する内容は、次のとおりです。

• SC コネクタ（P.B-13）

• MT-RJ コネクタ（P.B-14）

• LC コネクタ（P.B-15）

• 光ファイバコネクタのクリーニング（P.B-15）

SC コネクタ

警告接続されていない光ファイバケーブルやコネクタからは目に見えないレーザー光が放射されている可能性があります。レーザー光を直視したり、光学機器を使用して直接見たりしないでください。ステートメント 1051

光ファイバモジュールのポートを外部ネットワークに接続するには、SC SMF コネクタを使用します

（図 B-5を参照）。

図 B-5 SC 光ファイバコネクタ

コネクタがソケットに完全に挿入されていることを、必ず確認してください。これは、モジュールを長

距離（2 km [1.24 マイル ]）のネットワーク、または減衰率が高いと考えられるネットワークに接続する

場合、特に重要になります。スーパーバイザエンジンまたはルートスイッチプロセッサの LINK LED が点灯しない場合には、ネットワークケーブルのプラグを取り外し、再度モジュールソケットにしっかり

と差し込んでください。プラグの前面プレート（光ファイバの開口部の周辺）に埃や皮脂がたまると、

大きな減衰が生じ、光パワーレベルがしきい値を下回って、リンクを確立できないことがあります。

注意コネクタの取り外し、または取り付けは、コネクタハウジングを破損したり、光ファイバの表面を

傷つけたりしないように、十分に注意して行ってください。汚れを防ぐために、未使用または取り

外したコンポーネントには必ず保護カバーを取り付けてください。光ファイバコネクタは、取り付

ける前に必ずクリーニングしてください。

光ファイバコネクタのクリーニング方法は、「光ファイバコネクタのクリーニング」（P.B-15）を参照

してください。

H22

14


OL-10100-05-J



MT-RJ コネクタ


光ファイバモジュールのポート密度を高めるには、MT-RJ タイプのコネクタを使用します（図 B-6 を参照）。

図 B-6 MT-RJ 光ファイバコネクタ

MT-RJ ケーブルをモジュールに接続するときは、コネクタプラグをソケット内にしっかり押し込んで

ください。プラグ上部の端を、ソケット上部の手前の端に装着する必要があります。装着時にカチッと

いう音がするとは限りません。プラグを軽く引き、プラグがソケットに固定されているかどうかを確認

します。プラグをソケットから取り外すときは、プラグ上部の高くなっている部分を押し下げます

（ラッチを解除します）。カチッという音がすれば、ラッチは解除されています。ソケットからプラグを

慎重に引き抜きます。

コネクタがソケット内に完全に挿入されていることを、必ず確認してください。これは、モジュールを

長距離（2 km [1.24 マイル ]）のネットワーク、または減衰率が高いと考えられるネットワークに接続

する場合、特に重要になります。スーパーバイザエンジンまたはルートスイッチプロセッサの LINK LED が点灯しない場合には、ネットワークケーブルのプラグを取り外し、再度モジュールソケットに

しっかりと差し込んでください。プラグの前面プレート（光ファイバの開口部の周辺）に埃や皮脂がた

まると、大きな減衰が生じ、光パワーレベルがしきい値を下回って、リンクを確立できないことがあ

ります。







モジュールから光ファイバケーブルを取り外すときは、コネクタの本体を持ちます。コネクタのジャ

ケットスリーブを持たないようにしてください。スリーブを持って引っ張ると、時間の経過とともに、

MT-RJ コネクタ内の光ファイバケーブル終端の完全性が損なわれることがあります。

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LC コネクタ

Supervisor Engine 720、ルートスイッチプロセッサ 720、および RSP720-10GE のアップリンクポー

トに使用する着脱可能小型フォームファクタ（SFP）トランシーバモジュールには、SFP モジュール

のベンダーに応じて、MT-RJ コネクタまたは LC コネクタのどちらかを使用します。図 B-7 に、LC コネクタを示します。

図 B-7 LC 光ファイバコネクタ







モジュールから光ファイバケーブルを取り外すときは、コネクタの本体を持ちます。コネクタのジャ

ケットスリーブを持たないようにしてください。スリーブを持って引っ張ると、時間の経過とともに、

LC コネクタ内の光ファイバケーブル終端の完全性が損なわれることがあります。

光ファイバコネクタのクリーニング

光ファイバコネクタは、2 本の光ファイバを接続するときに使用します。通信システムで光ファイバコネクタを使用する場合には、正しく接続することがきわめて重要です。

光ファイバコネクタは、電気コネクタまたは電子コネクタとは異なります。光ファイバシステムでは、

光は、非常に細いファイバコアを通して伝送されます。ファイバコアの直径は、通常、マルチモード

光ファイバ（MMF）で 62.5 ミクロン以下、シングルモード光ファイバ（SMF）で 8.3 ～ 10 ミクロン

なので、ファイバコアの表面が埃の粒子などで汚れると、2 つのコアが接触するコネクタインター

フェイスの性能が低下する原因になります。コネクタは正確に結合する必要があり、コネクタイン

ターフェイスはまったく異物のない状態でなければなりません。





光ファイバコネクタをクリーニングするには、CLETOP カセットクリーナ（SC コネクタにはタイプ A、MT-RJ コネクタにはタイプ B）を、製品の取り扱い説明書に従って使用してください。CLETOP カセットクリーナを使用できない場合には、次の手順でクリーニングします。

ステップ 1 アルコールパッドで、コネクタのフェルールと端面を丁寧に拭きます。布を、端面に完全に接触させ

てください。5 秒ほど待って表面が乾いたら、もう一度、拭きます。

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LX/LH GBIC と MMF のケーブルに関する考慮事項

ステップ 2 缶入りのドライなオイルフリー圧縮空気を噴霧し、コネクタを乾かします。

ステップ 3 ルーペまたは検査用の顕微鏡で、フェルールを確認します。汚れを発見した場合には、クリーニング手

順を繰り返します。

システム内で使用するコネクタは、製造元でクリーニングされ、適切な方法でアダプタに接続されてい

ます。アプリケーション側でクリーンなコネクタを使用し、上記の指示および次のガイドラインに従え

ば、システムは正常に稼動します。

• アダプタに接続する前に、レンズ用ティッシュを使用してコネクタをクリーニングします。純アル

コールを使用して、汚れを取り除いてください。

• コネクタのアダプタ内部はクリーニングしないでください。

• 光ファイバコネクタをアダプタに接続するときは、無理な力を加えたり、あわてて作業をしない

でください。

• シャーシをクリーニングするときは、アダプタ内部が汚れないように、コネクタのアダプタにカ

バーを取り付けてください。

• コネクタを使用しないときは、アダプタ内部またはコネクタの表面が汚れないように、コネクタお

よびアダプタにカバーを取り付けてください。

（注）光ファイバコネクタの表面が汚れている場合、または曇りがある場合には、アルコールパッドのきれ

いな面を使用して、クリーニング手順を繰り返してください。

LX/LH GBIC と MMF のケーブルに関する考慮事項ここでは、長波 /長距離（LX/LH）GBIC に直径 62.5 ミクロンの MMF ケーブルを使用する Supervisor Engine 2 を使用している場合に考慮すべき事項について説明します。

パッチコード

長波 /長距離（LX/LH）GBIC に直径 62.5 ミクロンの MMF ケーブルを使用し、リンク距離が 300 m（984 フィート）を超える場合は、モード調整パッチコードが必要です。リンクの送信側と受信側の両

方で、GBIC と MMF ケーブルとの間にパッチコード（シスコ製品番号：CAB-GELX-625 または同等

品）を取り付ける必要があります。

（注）また、リンク距離が非常に短い（10 ～ 100 m）場合でも、LX/LH GBIC および MMF ケーブルの間で

パッチコードを使用することを推奨します。パッチコードを使用しないと、リンクのビット誤り率

（BER）が上昇する原因になります。

（注） IEEE 規格に準拠するためには、パッチコードが必要です。IEEE は、光ファイバケーブルコアの中心

の問題によって、特定タイプの光ファイバケーブルではリンク距離が適合しないことを確認していま

す。問題を解決するには、モード調整パッチコードを使用して、正確なオフセットで中心からレーザー

光を送出する必要があります。1000BASE-LX の IEEE 802.3z 規格に対する LX/LH GBIC の準拠は、

パッチコードの出力終了を前提とします。


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パッチコードの構成例

図 B-8 に、パッチコードの一般的な構成方法を示します。

図 B-8 パッチコードの構成

パッチコードの取り付け


パッチコードの [To Equipment] ラベルが付いている側を、GBIC に差し込みます（図 B-9 を参照）。

パッチコードの [To Cable Plant] ラベルが付いている側を、パッチパネルに接続します。パッチコード

の長さは 3 m（9.84 フィート）で、両端にデュプレックス SC オスコネクタが付いています。

図 B-9 パッチコードの取り付け

1000BASE-LX/LH

984 300 m

1000BASE-LX/LHRx

Tx

Tx

Rx

1308

8

1308

9


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ケーブルおよびコネクタの仕様...b-6 cisco 7600 シリーズ ルータ...

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