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豊橋技術科学大学グローバル工学教育推進機構 ペナンだより (第 24・25 合併号 平成 28 年 11 月 30 日) Toyohashi University of Technology National Institute of Technology Nagaoka University of Technology

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豊橋技術科学大学グローバル工学教育推進機構

ペナンだより

(第 24・25 合併号 平成 28 年 11 月 30 日)

Toyohashi University of Technology

National Institute of Technology

Nagaoka University of Technology

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※ 主要活動報告

◆ 10月1日(土)、グローバルサマースクールプログラムによって実施したプラウバンディ

ンでのField Work及びペナン地区でのResearch Workなどについての最終報告会が開催さ

れる。本学とUSMの学生たちが役割分担をして行った諸活動に対しグループ毎に発表を行

う。終了後、挨拶を兼ねた講評は、USMからShukri副学長、Zalina教授、本学からは中内

教授が、修了証書はTUT学生に対してShukri副学長から、USMの学生へは中内教授から手

渡し、平成28年度のグローバルサマースクールプログラムは無事に終了した。

講評を行うUSMのShukri副学長 宣言文を読み上げるUSMとTUTの学生達

◆ 10月2日(日)、日本人学校の“PESTA BUNGA RAYA”(文化発表会)へ招待され、長尾特

任教授と京兼で出席する。文化発表会のテーマは「巻き起こせ感動の嵐を:We are all

stars」で、和太鼓演奏から始まり小学1年から中学3年までの児童生徒が一体となって、

学年ごとの熱のこもった演劇があり、また同時に絵画、工作、自由研究、立体塑像、木

工などの展示発表も行われた。文化発表会の最後は児童生徒全員による合唱で締めくく

られ、保護者席から大きな拍手があった。

文化発表会開演後の和太鼓演奏 児童生徒全員による合唱

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◆ 10月8日(土)、ひばりクリニック・ペナン分院の開院記念パーティーがHotel Jenで開催

され京兼が出席する。200名強の日本人や現地病院関係者が参加していた。ペナン分院の

場所はGurney Paragon近くにあり日本人スタッフ等による診察が行われるので、ペナン

研修中の学生や教職員の体調管理などへの対応がし易くなるものと期待している。

◆ 10月12日(水)、Wearable Electronics for Medical Devices (MPeranti Project)に関

する初会合がペナン校で行われ、USMからFazil教授, Asrulnizam准教授, Chong講師が、

CRESTからDr. Norazmi氏、本学からはFong氏、京兼が参加する。会合では、今後の各機

関の協力体制と役割分担について意見交換を行う。会合の席上でCRESTのDr. Norazmi氏

が11月2日(水)に本学を訪問し、井上理事・副学長や澤田教授等と話し合いを持ち、EIIRIS

(バイオチップ)や介護ロボットセンターなどへ見学をしたいとの要望が出される。

◆ 10月17日(月)、NGK Electronics Devicesへ長尾特任教授、Fong氏、京兼で訪問し2名

の実務訓練生受入れに対するお礼、実務訓練時の諸手続きと状況などについて説明を行

う。NGK Electronics Devicesからは山本晃社長と伴野部長が、本会合にはNGK

Globetronics Technologyの山本敦淑社長と大谷相談役が同席し、双方で種々意見交換を

した結果、2名の学生はそれぞれNGK Electronics DevicesとNGK Globetronics Technology

で受け入れてもらえることとなった。

左から伴野部長、山本晃社長(3人目)、 大谷相談役、山本敦淑社長と記念撮影

◆ 10月20日(木)、Wellbe Medic Serviceマレーシア支部の高田氏が来校する。長尾特任

教授と京兼でWellbeが実施している緊急対応、予防活動、リスクファイナンスにかかる

リスクマネジメントサービスについて説明を受ける。天皇誕生日祝賀会での日本企業紹

介事業に関する第一回会合が、E & O Hotelであり長尾特任教授と京兼とで出席する。参

加予定企業および機関等は、7社(東レ、ソニー、キャノン、ルネサス、入一通信工業、

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フマキラー、シナラン)と3団体(日本人学校、日本人会、豊橋技術科学大学)である。

今回の会合は祝賀会場と展示室の視察を兼ねたもので、打合せ内容は祝賀会当日の作業

日程、設営と展示例、広報活動、次回会合などであった。

◆ 10月25日(火)、外務省活動の一環として災害や緊急事態等が発生した際、安否確認と

必要な情報提供を行うため、総領事館からペナン校に対して在留状況確認調査があった。

◆ 10月26日(水)、総領事館へ長尾特任教授、京兼で訪問し、糸井総領事及び谷口首席領

事(西澤領事が同席)にアセアン諸国大学学長会議レセプションへの出席と挨拶につい

て依頼をする。また、SD2研修期間中の総領事館表敬訪問(12月21日)に合わせて、SD

研修者に対し糸井総領事から1時間程度の予定で在外公館の役割などについて講話をし

てくれることとなった。懇談会の席上で来年度のペナン盆踊りの話題となり、総領事か

ら来年度は日馬国交樹立から60周年となるので記念大会としたい。ついては豊橋市にも

働き掛けて協力支援をしていただきたいとの申し出があった。打合せ終了後は、Magni

Bridgeへ長尾特任教授、Fong氏、京兼とで訪問し、実務訓練生の受入れ依頼をする。先

方からは情報通信系機器の開発に従事させる方向で考えているとの回答を得る。

◆ 10月27日(木)、日本人学校と日本人会へ長尾特任教授、京兼で訪問し浦江校長及び宗

事務局長に対しアセアン諸国大学学長会議レセプションへの招待状を手渡し、出席依頼

をする。

◆ 10月31日(月)、マレーシア日本国際工学院(MJHEP)の永川講師等が来校する。長尾特

任教授と京兼で教育手法などについて情報交換をした後、Disted Collegeを訪問する。

Khor氏から概要説明と学内見学後は、Taiff副学長を交えて本学とDisted Collegeとで進

めているTwining Programの参考となり得るカリキュラム、教授法、入学と卒業時の問題、

日本語教育、諸課題に関し意見交換を行う。

◆ 11月2日(水)、徳山高専の柳澤准教授から平成29年度のインターンシップ先として、パ

ナソニック取締役の橋口氏へ依頼をする。先方からは1週間で5名まで受入れ可能との連

絡がある。時習館高校の川村校長と佐藤教諭が、Super Global High School事業の一環

として計画をしているペナン研修に関する相談と打ち合せで来校する。長尾特任教授と

京兼で対応をし、種々のアドバイスを行う。

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◆ 11月3日(木)、USMのAsma新学長と井上理事・副学長との初顔合わせ及び共同関係を継

承し、発展させるための意見交換を兼ねた懇親会をEquatorial Hotelで開催する。USM

側からの出席者はSukri副学長、Jantan副学長、Lee学長補佐、秘書室から3名。本学から

は長尾特任教授、Lim准教授、黒田室長、Fong氏、京兼が出席した。

Asma新学長へ井上理事・副学長から記念品を贈呈

時習館高校の川村校長、佐藤教諭と共に長尾特任教授、Lim准教授が日新高校とChung Ling

高校(バターワース)を訪問し、交流行事やホームステイについて話し合う。終了後、

時習館高校が研修予定のペナンヒルや世界遺産地域への見等学にAngeline氏が同行する。

◆ 11月4日(金)、Disted CollegeとのTwinning ProgramにかかるMOUに関し、Stephen理事

長、Taiff副学長、Lim准教授、黒田室長、京兼とで意見交換を行う。

Tech Domeで開催されたJapan Technology Weekend 参加者への慰労を兼ねた総領事公邸

での晩餐会に、長尾特任教授、Lim准教授、黒田室長が参加する。

京兼は23日(水)まで一時帰国をする。

◆ 11月24日(木)、Fong氏、Angeline氏、京兼とで天皇誕生日レセプション時における本

学の展示用ポスターを持参して E & O Hotelへ行く。谷口首席領事や参加企業(3社)と

共に最終的なレイアウトや照明などを確認した。

◆ 11月26日(土)、馬日協会主催のポットラックパーティーに招待され京兼が参加する。

100名強の参加者があり、各自が自慢の料理などを持ち寄り、歌あり踊りありで大変盛り

上がったパーティーとなった。本会には糸井総領事ご夫妻が出席されており、天皇誕生

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日レセプション時の展示内容とアセアン諸国大学学長会議での挨拶等について情報交換

を行った。

会員有志によるマレーシア舞踏 糸井総領事(前列中央)を囲んでの記念撮影

◆ 11月30日(水)、USMのStudents Affairへ長尾特任教授、Fong氏、京兼が訪問し、Zulkifli

Che Hussin氏(Senior Assistant Director)とアセアン諸国大学学長会議時におけるパ

フォーマンス(学生によるマレーシア舞踏)について話し合った。出演人数は20名程度

でWelcome Danceから始まり、Sabah/Sarawak Dance、Zapin Dance、Joget(観客と一緒

に踊る)で終了する30分程度のパフォーマンスを実施したいとのことであった。

USMのHussin氏(右側から2人目)との記念撮影

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編集後記

日本では秋が深まっていき読書をするには好季節となり、爽やかな空のもと各地で文化の

香り高い多くの行事が行われている。ここペナンでは雨期の真最中で蒸し返すような暑さと

スコールが続いているが、そうしたなか日本人学校では文化発表会が開かれた。今年のスロー

ガンは『巻き起こせ感動の嵐を:We are all stars』である。小学1年から中学3年までの児

童生徒が一体となり、熱のこもった演劇はペナンの空気を忘れるほどで、特に全員による歌

声は少なからず感動を覚えるもがあり、子供達から文化の香りを貰った一日となった。

マレーシア科学大学(USM)のAsma新学長と井上理事・副学長との初顔合わせと意見交換会

がEquatorial Hotelで開催された。Asma新学長は高等教育省の局長を歴任し教育と研究行政

に造詣が深く、また日本での留学(東京大学)経験もあってUSMの幹部職員を交えた懇親会で

は、話題が幅広く多岐にわたり大変有意義な会合であった。

平成28年度のペナン地区での実務訓練予定者は24名と大幅に増えるため、新規企業を開拓

していくなかでNGKグループ会社のElectronics DevicesとGlobetronics Technologyが前向き

に対応をしていただいた。話し合いの過程で大谷相談役から実務訓練の受入れにあたっては、

単なる物見遊山的な気持ちで参加してもらったら困るとの話があり、学生へはオリエンテー

ションなどの場で注意喚起をすることとなった。また、Electronics Devicesの山本社長から

はSD研修者や高専生の企業見学、インターンシップにも積極的に協力をしていきたいとの有

り難い言葉をいただくことができた。

今回のペナンだよりは11月4日から23日までの間、小職が一時帰国をしていた関係もあって

第24号(10月号)と 第25号(11月号)を合併号とした。

京兼 純(国際教育センター特任教授) マレーシア教育拠点(ペナン校) Senior Director of Global Education, TUT-Penang 3 Cantonment Road, 10350 Penang, Malaysia Phone: +60-4-226-6242 E-mail: [email protected] http://www.tut.ac.jp/