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NECコンピュータテクノ株式会社 2013年度

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Page 1: スライド 1...本レポートは2012年4月~ 環境データを中心に作成しました。 2013年4月以降、一部継続して いる活動もございます。 目次 ごあいさつ

NECコンピュータテクノ株式会社

2013年度

Page 2: スライド 1...本レポートは2012年4月~ 環境データを中心に作成しました。 2013年4月以降、一部継続して いる活動もございます。 目次 ごあいさつ

近年、人口増加に伴う食料や資源の逼迫、温室効果ガスの増加による地球温暖化の進行など、私たちを取り巻く世界的な環境課題がますます深刻化しています。特に今年の夏は全国的な猛暑、局地的な豪雨、さらに極端な渇水、度重なる竜巻による被害など異常気象が相次ぎました。地球全体から見ればほんの些細な現象ですが、明らかに以前とは違う環境バランスの乱れが生じてきています。 宇宙から見れば小さな閉じられた空間である地球の環境を美しく住みやすい状態で子孫に

受け継いでいくことは、今ここで暮らす我々に課された重要な使命ではないでしょうか? それに向け、今後、私たちが生活に必要なエネルギー、水、食糧など、地球上の限られた

資源を効率的に利用するためには、ICT(情報通信技術)の力を充分に活用した社会インフラ=スマートコミュニティの実現が欠かせません。 私どもNECコンピュータテクノは、「環境と調和するテクノロジーと、環境にやさしい

生産の追及を通して、自然のいとなみを尊重し、世界の人々が人間性を十分に発揮できる豊かな社会と環境の実現に貢献する」という環境方針を掲げ、世界規模での課題解決を常に意識し、「人にやさしい」「地球にやさしい」という視点を基本に、新たな価値をお客さまに提供していきたいと考えています。 また、甲府事業所では蓄電システム、スマート分電盤等のスマート

エネルギー関連製品を製造しています。昨今のエネルギー事情を 鑑みると、「エネルギーをかしこく貯めて、かしこく使う」という スマートエネルギーの考え方は今後ますます重要になってきます。 山梨県で事業を行う企業として、山梨県が掲げる2050年に 「エネルギーの地産地消を実現する」という目標に少しでも寄与 していきたいと考えております。 本環境アニュアルレポートは当社の2012年度の環境活動を

総括したものです。レポートを通じて当社の環境経営の方向性や 成果を皆様に理解いただき、今後の環境経営の糧とするために 忌憚のないご意見、ご感想をいただければ幸いに存じます。

■目次

・ごあいさつ ――――――――――― 1 ・会社概要/環境活動推進体制 ――― 2 ・経営方針・環境方針 ――――――― 3 ・環境認証登録証 ――――――――― 4 ・環境担当役員メッセージ ――――― 4 ・環境管理活動の結果 ――――――― 5 ・今年度の環境活動目標 ―――――― 6 ・環境負荷データ ――――――――― 7 ・環境監査/法遵守状況 ―――――― 8 ・地球温暖化防止活動 ――――――― 9 ・再資源化活動 ―――――――――― 10 ・化学物質削減活動 ―――――――― 11 ・環境配慮型製品の開発 ―――――― 12 ・環境教育・意識向上/社会貢献 ―― 13

★本レポートは2012年4月~ 2013年3月の環境活動および 環境データを中心に作成しました。 2013年4月以降、一部継続して いる活動もございます。

◆◇目次◇◆

◆◇ごあいさつ◇◆

1

代表取締役社長

西川 岳

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■会社概要

商号 : NECコンピュータテクノ株式会社 所在地 : 本社・甲府事業所 山梨県甲府市大津町1088-3 茨城事業所 茨城県筑西市関館367-2 設立 : 1985年 会社設立 代表者 : 代表取締役社長 西川 岳 資本金 : 12億円(NEC 100%出資) 売上高 : 642億円(平成24年度) 従業員数: 623名(平成25年3月末) 主要製品: スーパーコンピュータ、汎用コンピュータ、サーバ、 ワークステーション、金融ワークステーション製品、蓄電システム 工場規模: 本社・甲府事業所 約120,000㎡(建物面積 約 41,400㎡) 茨城事業所 約 96,000㎡(建物面積 約 61,200㎡)

◆◇会社概要◇◆

2

◆◇環境活動推進体制◇◆

■環境活動推進体制

当社は、トップの強力なリーダーシップのもと、全従業員参加による環境活動を推進

するため、以下の様な環境管理体制を構築しています。

また、環境活動の実行を支援する委員会や部会、推進会議等を設置し、各部門への

スムーズな情報伝達や、よりアグレッシブな環境活動の実行を目指し取り組んでいます。

環境管理委員会 内部環境監査チーム

統括EMS責任者

甲府事業所EMS責任者

茨城事業所EMS責任者

部門部門管理責任者

部門部門管理責任者

省エネルギー推進部会

環境推進者会議

社長

環境担当役員

環境関係法定管理者・公害防止統括者・公害防止管理者(有資格者)・エネルギー管理士(有資格者)など

トップマネジメント

◆環境管理委員会:

半年に1回、環境活動成果の

報告及び今後の目標について

審議する目的で開催。

◆環境推進者会議:

毎月1回、各部門の

環境推進者に対し

環境情報の伝達及び

部門の環境活動結果

報告をしてもらう

目的で開催。

◆内部環境監査:

年1回、環境マネジメント

システムが有効に機能して

いるかを自社監査員が各部

門相互に監査する。

◆マネジメントレビュー:

年1回、トップが環境マネジメント

システムの適切・妥当・有効性を

評価し、今後の方針を決定する。

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【経営方針】 ●顧客満足を第一とし、社会の発展に貢献する優れた製品を創り出そう。 ●自助の精神をもとに、人ひとりを大切にした活気ある職場を通して事業の 発展に努め、常に世界のトップを目指そう。 ●環境に配慮した企業活動と同時に、お客様、地域社会とともに成長する 良き企業市民として行動しよう。

【環境方針】 ■基本理念 NECコンピュータテクノは、環境と調和するテクノロジーと、環境に やさしい生産の追求をとおして自然のいとなみを尊重し、世界の人々が 人間性を十分に発揮できる豊かな社会と環境の実現に貢献します。 ■基本方針 『環境にやさしい工場作り 環境にやさしい製品作り 環境にやさしい人づくり』 1.製品部材のグリーン調達を推進し、環境負荷の少ない製品開発に努め ます。 2.大気・排水などの汚染予防活動や、省エネルギー、省資源、廃棄物削減 活動を推進し、環境負荷の軽減に努めます。 3.環境関連法規、並びに当社が同意するその他の要求事項を遵守します。 4.環境活動を通じて地域社会への貢献並びにコミュニケーションを推進 します。 5.この環境方針を当社で働く総ての人に周知させ、また教育・啓発活動に より環境意識の向上に努めます。 6.環境管理の組織・運営制度を整備し、常に最新の環境規範にすると共に、 環境の自主管理の向上に努めます。 改定日 2013年8月1日 NECコンピュータテクノ株式会社

◆事業活動による環境負荷低減 ・地球温暖化防止活動(9ページご参照) ・再資源化活動(10ページご参照) ・化学物質削減活動(11ページご参照) ◆環境にやさしい製品提供 ・環境配慮型製品の開発(12ページご参照)

■当社の環境活動の取組み重点ポイント

3

◆◇経営方針・環境方針◇◆

当社では、経営方針に基づき、環境経営の基本方針を環境方針として制定しています。

環境に配慮した経営を目指し、基本理念及び基本方針を定め、全従業員に方針カード配布、

ホームページ掲載などで周知しています。

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環境アニュアルレポート発行にあたって

NECグループは、昨年に引き続き2017年に向けたビジョン ―NECグループビジョン2017―として人と地球にやさしい情報 社会をイノベーションで実現するグローバルリーディングカンパニー」 を掲げ、その中でビジョンの具現化に向けた「NECグループ環境経営 行動計画2017/2030」を策定し、「低炭素」、「生態系・生物 多様性」、「資源循環・省資源」の三つの視点で推進しています。また、 システムPFBUでは環境経営として次の基本方針を掲げ、サービス・ ソリューションを主体とした「エコ・ソリューション環境経営推進会議」 とIT機器を主体とした「エコ・プロダクツ環境経営推進会議」との両輪 で環境に貢献する事業活動を目指していきます。

環境担当役員

水田 富士男

4

◆◇環境担当役員メッセージ◇◆

◆◇環境認証登録証◇◆

■ISO14001認証

環境マネジメントシステムISO14001の認証は、 1998年にJQA(財団法人 日本品質保証機構)審査に より取得しました。 現在はNECグループの認証取得スキームに属し、 継続的な環境保全活動の推進と環境管理システムのレベル アップを図っております。

COPY

NEC Group Internal Use OnlyPage3

環境に貢献する事業活動を目指して(環境経営の実現)

事業活動を通して環境負荷低減に貢献~お客様の環境負荷とNEC自身の環境負荷低減に貢献~

環境コンプライアンス及びその他要求事項の遵守~環境法令やお客様から要求された環境配慮事項の遵守~

エコソリューション・エコプロダクツの開発~製品環境アセスメント、製品のエネルギー効率改善、

エコシンボルスター創出によるエコアピール~

環境コミュニケーションの充実~全員が高環境意識層へ~

システムPFBU 環境経営 基本方針

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◆◇環境管理活動の結果◇◆

■2012年度 環境目標と成果

NECグループ全体の年度計画をベースに、当社が独自で策定する活動計画を盛り込み、

重点活動項目について年度目標を設定し活動しています。

昨年度は、全ての項目で目標を達成しました。

評価 ○:達成率100%以上 、 △:達成率90%以上 、 ×:達成率90%未満 注1:甲府事業所内で製造された製品の売上高「内部売上高」を採用 注2:当社の廃棄物が運搬された際に発生するCO2発生量 注3:廃棄物量は甲府事業所と茨城事業所の合計値を表示。

区分 2012年度目標 実績 評価

地球温暖化防止

【エネルギー使用量削減】 原単位で前年度比1%削減 (甲府:8.64KL/億円以下) (注1) (茨城:425KL/kwh以下)

甲府:7.93KL/億円 茨城:422KL/kwh

【物流CO2削減】 廃棄物運搬CO2削減 (注2) (1.85トン-CO2以下)

1.64トン-CO2 ○

資源有効 利用

【用紙使用量を前年度実績5%削減】 (10.9トン)

11.1トン △

資源循環 【廃棄物量を前年度実績5%削減】 (147.8トン)(注3)

140.9トン ○

コンプライアンス遵守

【新PMR監査対応】 セルフチェック実施にてNEC基準値以上

NEC基準値以上 ○

【改正RoHS対応】 適合証明/分析100%

100%実施 ○

【新規製品AIS100%作成】 副資材登録100%

100%登録 ○

【法規制/届出の遵守】 100%遵守 ○

環境意識力のある人材育成

【環境一般教育】 教育受講率:100%実施

100% ○

【専門教育の実施】 年度計画策定教育、内部監査員教育、 NEC環境経営監査対応教育、環境影響評価教育

4件教育実施 ○

生物多様性推進

【生物多様性貢献MDD運動の推進】 参加者230人以上

262人 ○

製品関連 【環境配慮型製品の開発】 BUの活動に協力する

環境配慮型製品開発実施 ○

著しい環境側面

部門固有目標設定 100%実施 ○

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◆◇今年度の環境活動目標◇◆

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区分 項目 2013年度目標 2012年度実績

(参考)

地球温暖化防止

エネルギー使用量の削減 (注1)

エネルギー原単位で前年度比1%削減 (甲府:7.85KL/億円以下) (茨城:0.418KL/Mwh以下)

甲府:7.93KL/億円

茨城:0.422KL/Mwh

エネルギー使用量の削減 (注2)

エネルギー原単位で選択年度から毎年 1%ずつ削減 (甲府:8.97KL/億円以下)

甲府:7.93KL/億円

エネルギー使用量の削減 (注3)

電力使用量を原単位で前年度比2%削減 (甲府:6.29KL/億円以下) (茨城:0.389KL/Mwh)

甲府:6.41KL/億円 茨城:0.397KL/Mwh

資源有効利用

用紙使用量の削減 前年度使用量の2%削減 (全社:10.91トン以下)

11.1トン

資源循環 廃棄物量の削減 前年度廃棄物量の2%削減 (全社:138.1トン以下)

140.9トン

製品関連 製品含有化学物質対応力 強化

新PMRの実施 セルフチェックにてNEC基準値以上

新PMRの実施 (NEC基準値以上)

負荷低減/リスクミニマム

著しい環境側面に対する 活動の実行(有害な環境側面)

対象設備の点検、訓練100%実施 (全社:100%実施)

100%

著しい環境側面に対する 活動の実行(有益な環境側面)

有益な環境側面に対する活動の 100%実施 (全社:100%実施)

100%

環境法令への対応 法令遵守100%実施(届出、報告) (全社:100%)

100%

MDD 生物多様性貢献MDD運動の拡大(注4)

参加人数の拡大 (全社:255人以上、 2010年度比1.4倍)

262人

人材育成 環境教育の受講率拡大 環境教育の受講率100% 100%

■2013年度 環境目標

2012年度に続き、NECグループ全体の年度計画に当社独自で策定する活動計画を

盛り込み、重点活動項目について2013年度環境目標を策定し、目標達成に向け

活動を実行しています。

昨年度目標を達成した項目についても、目標レベルを上げて引き続き重点活動項目に

設定し、活動レベルの更なる改善・向上を目指して取り組んでいます。

注1:省エネ法による前年度1%削減

注2:低炭素社会実行計画(経団連主催)により、選択年度(当社は2009年度を選択)から

毎年1%ずつ削減し、2020年度に10.5%削減。茨城事業所は対象外。

注3:NECからの追加指示

注4:中期計画により2017年度に参加人数を2010年度比倍増

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◆◇環境負荷データ◇◆

電力:29,020Mwh

都市ガス:690km3

灯油 :241kL

用水 :75km3

法規制化学物質:8トン

鉛はんだ:0.5トン

CO2排出量: 14,460ton-CO2 (緑地帯による吸収量を差し引くと 13,882トン-CO2)

排水量:54km3

廃棄物再資源化量:672トン

埋立処分量:0トン

■環境負荷マスフロー

■主な環境負荷設備等

著しい環境側面 設備名 適用法令

大気への影響 ボイラーなど 大気汚染防止法

土壌・地下水系への影響 灯油地下タンク 水質汚濁防止法、消防法

水系への影響 浄化槽 水質汚濁防止法、浄化槽法

その他への影響 受変電設備、エネルギー施設等 廃棄物処理法、省エネ法

当社では、ISO14001に基づいて社内の全ての設備、生産ライン、生産業務、 開発業務、事務業務が環境に与える影響を評価し、特に社外への影響が高い設備を、 著しい環境側面設備として特定しています。 ボイラーからの排ガスや、最終放流口から排出される浄化槽処理水、及び各種工場 付帯設備の異常等を、集中システムにより24時間体制で監視しているため、付帯設備 などの異常の早期発見により、迅速な処置対応を可能にしています。

特別高圧受変電設備更新《茨城事業所》 特別高圧受変電設備の老朽化に伴い、超高効率変圧器 の導入を実施しました。これにより、従来設備と比べ、 年間120Mwhの電力量削減に繋がりました。

IN OUT

緑地帯によるCO2吸収量 :約578トン-CO2

超高効率変圧器導入

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区分 管理点 測定項目 頻 度 判定

大気 ばい煙発生施設 ばいじん 1回/年 ○

NOx 2回/年 ○

水質 最終放流口 (下水放流)

生活環境項目(PH) 常時 ○

生活環境項目(BOD、SS等) 1回/年 ○

有害物質項目(鉛、砒素等) 1回/年 ○

騒音 工場敷地境界線 騒音 1回/年 ○

区分 管理点 測定項目 頻 度 判定

大気 ばい煙発生施設 ばいじん、NOx、SOx 2回/年 ○

水質 最終放流口 (河川放流)

生活環境項目(PH) 常時 ○

生活環境項目(BOD、SS等) 1回/月 ○

有害物質項目(鉛、砒素等) 1回/年 ○

騒音 工場敷地境界線 騒音 1回/年 ○

【甲府事業所 測定結果】

【茨城事業所 測定結果】

■法遵守状況

当社は環境関連法規制、地方自治体が定めた条例及び協定に従い、リスクマネジメント の一環として法規制値より更に厳しい自主管理値を設定して遵法性を確認し、定期的な 測定を実施しております。 甲府事業所と茨城事業所では各地域における条件、施設の規模等に応じた測定を実施 しており、2012年度も全ての測定項目で自主管理値以下でした。

■環境監査

当社では、ISO14001に基づいて構築した 環境管理システムの有効性及び実行性を検証するため、 毎年環境監査を行なっています。 環境監査には、社内監査員による「内部環境監査」 とNECグループ監査員による「NEC環境経営監査」 と、外部審査機関によるISO審査があります。 NEC環境経営監査はISO審査の代替審査として認め られており、毎回レベルの高い監査が行なわれ、監査を 通して環境マネジメントシステムの維持と継続的な改善に 努めています。 2012年度はいずれの監査においても重大な 不具合はありませんでした。軽微な指摘は数件ありま したが、全て是正処置を完了しております。

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◆◇環境監査/法遵守状況◇◆

NEC環境経営監査 (現場パトロール)

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◆◇地球温暖化防止活動◇◆

■省エネルギー活動

当社では、地球温暖化防止への取り組みとして、クールビズ実施、生産工程プロセス改善 による使用電力削減、照明器具の省エネ化、省エネ設備導入、新規開発機種の省エネ化、 未使用照明・OA機器のこまめな電源OFFなど、さまざまな活動を行っています。 インフラ設備更新にあたっては、省エネ型、高効率機器の選定はもちろん、工場全体の負荷 に見合った最適能力化などを考慮しています。

【エネルギー使用量推移】

【省エネルギー活動施策】

圧縮空気除湿機更新、照明器具更新、節電パトロール、アサガオ・カボチャによる 緑のカーテン、自動販売機の節電運用など、全員参加による活動を実施しました。

壁面緑化(緑のカーテン)

節電エネパトロール 圧縮空気除湿機更新

自販機の節電運用

0

2,000

4,000

6,000

8,000

10,000

12,000

2002 2003 2004 2005 2006 2007 2008 2009 2010 2011 2012 2013計画

KL

前年度比3%減

2002年度対比15%削減

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◆◇再資源化活動◇◆

■廃棄物リサイクル量推移

当社は2000年に廃棄物を全て再資源化する“ゼロエミッション”を達成しました。その後も、有価物量の拡大や、廃棄物を素材として再生する“マテリアルリサイクル”率の拡大を目指し、社員による分別精度の向上や社内リサイクルを実施してきました。

今後は、廃棄物総排出量の削減を目指し、更なる改善活動に取組んでまいります。

■当社の廃棄物削減/リサイクル活動事例

【廃棄物排出量の推移】

【掲示による分別精度向上】 シンプルで見易い掲示に統一し、生産ラインの

分別教育も実施。意識が定着し分別精度が向上。

【食堂から出る廃棄物ゼロ化】 食堂から出る残飯は生ゴミ処理機で堆肥化。

天ぷら油はコープやまなしに提供し、バイオ

ディーゼル燃料にリサイクル。食堂排水は、

“微生物分解処理方式”で汚泥ゼロも達成。

生ゴミ処理機

【発泡プラスチック減容作業】 年間約18トン発生する発泡プラスチックは社内で減容作業を行ない、再生プラスチック原料として売却。

0.0

100.0

200.0

300.0

400.0

500.0

600.0

700.0

800.0

900.0

2004民 2006年 2007年 2008年 2009年 2010年 2011年 2012年 2013年

サーマルリサイクル量 マテリアルリサイクル量

売上高原単位実績(㎏/億円)

(トン)(㎏/億円)

計画

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トン

1.00

2.00

3.00

4.00

5.00

6.00

7.00

2000年度 2001年度 2002年度 2003年度 2004年度 2005年度 2006年度 2007年度 2008年度 2009年度 2010年度 2011年度 2012年度 2013計画

トン

11

◆◇化学物質削減活動◇◆

■鉛ハンダの削減

■VOC削減活動

使用量実績

VOC物質使用量の推移

中計「2000年度比2010年度に30%削減」

に対して、2010年度実績は2000年度比

36.5%削減し、中計を達成した。

製品への有害物質削減活動として鉛含有ハンダ削減、大気への化学物質放出削減として

VOC削減に取り組みました。下記の結果となり、環境にやさしい製品提供を行っています。

鉛ハンダ使用量の推移 【甲府のみ】(製品への使用+リサイクル量)

0

1,000

2,000

3,000

4,000

5,000

6,000

7,000

8,000

9,000

10,000

2002年度 2003年度 2004年度 2005年度 2006年度 2007年度 2008年度 2009年度 2010年度 2011年度 2012年度 2013計画

kg

鉛ハンダ

鉛フリーハンダ

鉛ハンダ2002年度比93%減少

鉛フリーハンダへ転換

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◆◇環境配慮型製品の開発◇◆

■環境配慮型製品の開発

製品企画段階から、お客様がお使い 頂く際の環境負荷を低減する製品創出を ポリシーに、環境配慮型製品の開発を 行っています。 最先端の低消費電力回路設計技術を用いた スーパーコンピュータや、省スペースかつ 省エネルギーでクラウドコンピューティング を支えるサーバ製品、金融ATM、停電や災害時の電力供給する蓄電システムなどを提供して います。 Express5800は、NECならびに 業界のトップランナーとなり得る基準を満足 した製品に付与するNEC環境ラベルであるエコ シンボルスターを取得しています。

国内PCサーバシェア 17年連続NO.1を達成!

コンビニATM

■製品含有化学物質マネジメント

環境配慮型製品の提供の一環として、製品への有害物質(鉛、水銀、カドミウム、 六価クロム、PBB(ポリ臭化ビフェニル)、PBDE(ポリ臭化ジフェニルエーテル) の6物質)の含有を禁止するRoHS指令の対応を実施しています。

IAMS分析装置

六価クロム分析装置

金属検体の蛍光X線分析にて、 Crが500ppm以上で、明らかに SUSでないとき六価クロム (Cr+6)分子の含有の有無を分析

蛍光X線分析装置(XRF)

カドミウム(Cd)、水銀(Hg)、

鉛(Pb)、全クロム(Cr)、

全臭素(Br)の含有の有無を分析

蛍光X線分析にて、Brが500ppm 以上のとき、規制対象臭素分子 (PBB/PBDE)の含有の 有無を分析

12

家庭用蓄電システム

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13

◆◇環境教育・意識向上/社会貢献◇◆

■環境教育・意識向上

当社は、全員参加の環境活動を実践するため、社員の環境意識向上目的に全従業員へ

環境教育を毎年行っています。更に、環境負荷業務の従事者にはリスク対策の緊急訓練も毎年実施し、環境に対して高い意識を持った人材を育成しています。

また、6月と11月の環境月間には外部講師を招いて省エネルギー講演会を開催したり、

構内緑化に取組んだりするなど、“環境にやさしい人づくり”に力を入れています。甲府・

茨城両事業所ともに、緑のカーテン作りを積極的に取り組んでいます。

■地域貢献活動

当社は、お客さまや地域社会とともに成長する「よき企業市民」として地域社会への 貢献と調和を図り、環境活動を推進し、以下のような取り組みを行なっています。 ・工場周辺の清掃活動(毎年6月に実施。甲府・茨城合わせて約350名の従業員が参加。)

・富士山清掃活動(山梨県内のNECグループ社員の有志にて実施。当社労働組合でも毎年実施。)

・エコキャップ回収(ペットボトルキャップを回収し世界の子どもたちにワクチンを届ける活動に協賛。)

・廃油回収キャラバンへの参加(社員の家庭から出る廃食油をBDFにリサイクルする地元生協に協賛。)

緊急訓練

クリーン作戦

エコキャップ回収

富士山清掃活動

かんきょうトピックス

環境講演会

茨城事業所の緑化活動

廃油回収

環境情報の定期的な配信による

環境意識向上に貢献。

緑のカーテン種配布活動

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NECコンピュータテクノ環境アニュアルレポートに対するアンケート

ご意見

お手数ですが、下記質問事項にご回答のうえ、FAXをお願い致します。 FAX:055-243-4220 NECコンピュータテクノ 事業支援部 宛

Q2:環境アニュアルレポートの内容について、どのようにお感じになりましたか? ①充実している ②ふつう ③不足している

Q3:NECコンピュータテクノの環境活動について、どのようにお感じになりましたか? ①評価できる ②ふつう ③評価できない

Q4:その他、本報告書全体についてご意見・ご感想がありましたらお聞かせ下さい。

***貴重なご意見ありがとうございました***

該当する番号に○をつけて下さい。

職業:①会社員 ②公務員 ③自営業 ④学生 ⑤NGO・NPO ⑥その他( )

Q1:環境アニュアルレポートをお読みになって、どのようにお感じになりましたか?

①わかりやすい ②ふつう ③わかりにくい

ご意見

ご意見

ご意見・ご感想

Page 16: スライド 1...本レポートは2012年4月~ 環境データを中心に作成しました。 2013年4月以降、一部継続して いる活動もございます。 目次 ごあいさつ

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2014年1月 第2版発行