express5800/t120g スタートアップガイド

2
Express5800/T120g 2016年4月 初版 本機を取り扱う前に本書の説明をよくお読みください。 本書は大切に保管してください。 はじめに、添付の「安全にご利用いただくために」を参照して、本製品に関する安全上の注意事項を確認し てください。 本製品の利用目的 本製品は、日本政府による高性能コンピューターの平和利用に関する指導の対象です。ご使用になるときは、 以下について注意してください。 1. 不法侵入、盗難等の危険がない場所に設置してください。 2. パスワード等により、適切にアクセス管理してください。 3. 大量破壊兵器、ミサイルの開発、またはそれらの製造等に関して、不正にアクセスされるおそれがあると きは、事前に弊社相談窓口までご連絡ください。 4. 不正使用が発覚したときは、すみやかに弊社相談窓口までご連絡ください。 弊社相談窓口:ファーストコンタクトセンター 電話番号:03-3455-5800 箱を開けてから本機が使えるようになるまでの手順を説明します。このスタートア ップガイドに従って作業してください。 Step 1 添付品を確認する 梱包箱を開け、次の添付品が揃っていることを確認してください。 本体×1 スタートアップガイド(本書)×1 保証書×1 *1 ベゼルロックキー×2 *2 キーボード 安全にご利用いただくために×1 マウス 添付品は、なくさないよう大切に保管してください。 セットモデルとBTO(工場組込み出荷)製品は、「組込み製品・添付品リスト」も併 せてご確認ください。 *1 梱包箱に貼り付けられています。 *2 フロントベゼルに貼り付けられています。 Step 2 内蔵オプションを取り付ける 内蔵オプションを取り付けます(オプションを購入していないときや、BTOで購入されたお 客様はStep3へ進んでください)。 「ユーザーズガイド」の「内蔵オプションの取り付け」、およびオプションに添付の説明書を 参照してください。 Step 3 適切な場所に設置する 本機の設置場所を決めます。 「ユーザーズガイド」の「設置と接続」を参照してください。 Step 4 ケーブルを接続する ケーブルを本機に接続します。 「ユーザーズガイド」の「設置と接続」を参照してください。 M 1 2 ユーザーズガイドについて ユーザーズガイドは、NECコーポレートサイト(http://jpn.nec.com/)に掲載しています。 また、次のようにして参照することもできます。 ① EXPRESSBUILDER DVDを入手済みのときは、Windowsが動作しているコンピュ ーターにDVDをセットします。画面に従ってメニューを起動後、手順④へ進んでください。 EXPRESSBUILDER DVDは、オプションで購入、またはNECコーポレートサイト からダウンロードできます。 ② 本書の手順(Step 5)に従って、Windowsをインストールします。 ③ デスクトップまたはスタートメニューから「NEC EXPRESSBUILDER」をクリック します。 ④ 次のメニューから、「説明書」をクリックします。 最後に添付の電源 コードをコンセント に接続する。 運用ポート ハブ/ スイッチング ハブなど 1000BASE-T/ 100BASE-TX/ 10BASE-T シリアル インターフェース を持つ機器 管理ポート 1000BASE-T/ 100BASE-TX/ 10BASE-T ディスプレイ USB機器 ハブ/ スイッチング ハブなど 背面 USB機器 前面

Upload: truongque

Post on 28-Jan-2017

376 views

Category:

Documents


11 download

TRANSCRIPT

Page 1: Express5800/T120g スタートアップガイド

Express5800/T120g

2016年4月 初版

本機を取り扱う前に本書の説明をよくお読みください。 本書は大切に保管してください。

はじめに、添付の「安全にご利用いただくために」を参照して、本製品に関する安全上の注意事項を確認してください。

本製品の利用目的 本製品は、日本政府による高性能コンピューターの平和利用に関する指導の対象です。ご使用になるときは、以下について注意してください。 1. 不法侵入、盗難等の危険がない場所に設置してください。 2. パスワード等により、適切にアクセス管理してください。 3. 大量破壊兵器、ミサイルの開発、またはそれらの製造等に関して、不正にアクセスされるおそれがあるときは、事前に弊社相談窓口までご連絡ください。

4. 不正使用が発覚したときは、すみやかに弊社相談窓口までご連絡ください。 弊社相談窓口:ファーストコンタクトセンター 電話番号:03-3455-5800 箱を開けてから本機が使えるようになるまでの手順を説明します。このスタートアップガイドに従って作業してください。

Step 1 添付品を確認する 梱包箱を開け、次の添付品が揃っていることを確認してください。

● 本体×1 ● スタートアップガイド(本書)×1 ● 保証書×1*1 ● ベゼルロックキー×2*2 ● キーボード ● 安全にご利用いただくために×1 ● マウス

添付品は、なくさないよう大切に保管してください。 セットモデルとBTO(工場組込み出荷)製品は、「組込み製品・添付品リスト」も併せてご確認ください。

*1 梱包箱に貼り付けられています。 *2 フロントベゼルに貼り付けられています。

Step 2 内蔵オプションを取り付ける 内蔵オプションを取り付けます(オプションを購入していないときや、BTOで購入されたお客様はStep3へ進んでください)。

「ユーザーズガイド」の「内蔵オプションの取り付け」、およびオプションに添付の説明書を参照してください。

Step 3 適切な場所に設置する 本機の設置場所を決めます。

「ユーザーズガイド」の「設置と接続」を参照してください。

Step 4 ケーブルを接続する ケーブルを本機に接続します。

「ユーザーズガイド」の「設置と接続」を参照してください。

M

1

2

ユーザーズガイドについて ユーザーズガイドは、NECコーポレートサイト(http://jpn.nec.com/)に掲載しています。また、次のようにして参照することもできます。

① EXPRESSBUILDER DVDを入手済みのときは、Windowsが動作しているコンピューターにDVDをセットします。画面に従ってメニューを起動後、手順④へ進んでください。

EXPRESSBUILDER DVDは、オプションで購入、またはNECコーポレートサイトからダウンロードできます。

② 本書の手順(Step 5)に従って、Windowsをインストールします。

③ デスクトップまたはスタートメニューから「NEC EXPRESSBUILDER」をクリックします。

④ 次のメニューから、「説明書」をクリックします。

最後に添付の電源 コードをコンセント に接続する。

運用ポート

ハブ/ スイッチング ハブなど

1000BASE-T/ 100BASE-TX/ 10BASE-T

シリアル インターフェース を持つ機器

管理ポート

1000BASE-T/ 100BASE-TX/ 10BASE-T

ディスプレイ

USB機器

ハブ/ スイッチング ハブなど

背面

USB機器

前面

Page 2: Express5800/T120g スタートアップガイド

Step 5 電源をONにする/OSをセットアップする 次の手順に従って、本機の電源をONにします。 ① ディスプレイの電源をONにします。初期設定時は、ディスプレイ、キーボード、マウス以外の周辺機器は取り外しておきます。

② STATUSランプ1が緑色、STATUSランプ2がアンバー色に点灯しているときは、これらが消灯するまで待ちます。

③ フロントベゼルを取り外し、POWERスイッチを押します。 ディスプレイに「NEC」ロゴが表示されます。

電源ON後、ディスプレイにエラーメッセージが表示されたり、ビープ音が何度も鳴ったりしたときは、メッセージまたはビープ音の鳴り方を保守サービス会社に連絡してください。

④ 購入時の状態に応じて、以下のいずれかの操作をします。 OSがプリインストールされている場合: そのまま何も操作をせずに待ちます。しばらくするとOSが起動します。手順⑭へ進んでください。 OSがプリインストールされていない場合: 画面下に次のメッセージが表示されているとき、<F2>キーを押します(メッセージはハードウェア構成により変わることがあります)。

Press <F2> SETUP, <F3> Internal Flash Memory, <F4> ROM Utility, <F12> Network

しばらくすると、BIOSセットアップユーティリティーが起動します。手順⑤へ進んでください。

⑤ インストールするOSに合わせ、BIOSの以下の設定を変更します。

X2APIC*1 Boot Mode*2 Windows Server 2012 R2 Enabled UEFI Windows Server 2012 Enabled UEFI Windows Server 2008 R2 Disabled Legacy Red Hat Enterprise Linux 7.2 (x86_64) Enabled UEFI Red Hat Enterprise Linux 6.7 (x86_64) Enabled UEFI VMware ESXi 5/6 Disabled Legacy *1 AdvancedメニューのProcessor Configurationを選択します。 *2 Bootメニューを選択します。

変更後、<F4>キーを押し、[Yes]を選択して設定を保存します。 ユーティリティーが終了すると、自動的に再起動します。

⑥ 画面下に次のメッセージが表示されているとき、<F3>キーを押します。

Press <F2> SETUP, <F3> Internal Flash Memory, <F4> ROM Utility, <F12> Network

<F3>キーを押す代わりに、オプションのEXPRESSBUILDER DVDを本機にセットしてもEXPRESSBUILDERを起動させることができます。

しばらくすると、EXPRESSBUILDERが起動します。

⑦ ブートメニューから、「OS installation」を選択します。

⑧ 言語選択および使用許諾のダイアログボックスが現れます。 画面に従って操作すると、以下のホームメニューが表示されます。

⑨ ホームメニューの「セットアップ」を選択します。

⑩ ステップ1では、「自動認識」「手動設定」「設定のロード」のいずれかをクリックしてインストールしたいOSを選択します。 選択後、画面右のアイコンをクリックしてステップ2に進みます。

⑪ ステップ2では、「デフォルト」「カスタム」のいずれかをクリックしてパラメーターを設定します。 設定後、画面右のアイコンをクリックしてステップ3に進みます。

⑫ ステップ3で設定を確認後、画面右のアイコンをクリックしてステップ4に進みます。問題なければステップ4の「開始」をクリックしてください。

⑬ 以降、画面に従ってセットアップを続けます。 自動インストール中は、OSライセンスの確認画面またはインストール完了画面が現れるまで、キーボード、マウスなどの操作をしないでください。

⑭ OSインストール後、必要に応じてOS、ドライバーを設定します。詳細は、「ユーザーズガイドについて」に記載の方法で、インストレーションガイドを参照してください。

インストレーションガイドは、ユーザーズガイドと同様にEXPRESSBUILDERに格納されています。

Step 6 バンドルソフトウェアのインストール 本機には、次のようなソフトウェアがバンドルされています。 必要に応じて、これらのソフトウェアをインストールしてください。

「管理PC」は、一般的なクライアントコンピューターを使って構築できます(本機を管理PCとして兼用できます)。

名 称 インストール先 概 要 対応OS

Windows Linux

ESMPRO/ServerAgent Service 本機 本機の状態を監視することができま

す ○ ○

ESMPRO/ServerAgent Extension 本機 本機をリモート管理できます ○ ○

エクスプレス通報サービス 本機 本機が故障したときの情報を保守センターへ通報することができます ○ ○

エクスプレス通報サービス(HTTPS) 本機 本機が故障したときの情報を保守セ

ンターへ通報することができます ○ ̶

ExpressUpdate Agent 本機 本機のファームウェア、ソフトウェアなどのバージョン管理と更新ができます

○ ○

Universal RAID Utility(URU) 本機 RAIDコントローラの管理、監視ができます ○ ○

装置情報収集ユーティリティ 本機 保守用の各種情報を採取することができます ○ ○

Ezclct Viewer 本機 装置情報収集ユーティリティが採取した情報を表示することができます ○ ̶

Server Configuration Utility 本機 BMCを設定することができます ○ ○

情報採取ツールactlog 本機 システムに異常が発生した際の原因切り分けを支援します ̶ ○

情報採取ツールkdump-reporter 本機 Linux カーネルクラッシュダンプの

一次解析レポートを自動生成します ̶ ○

ESMPRO/ServerManager 管理PC ESMPRO/ServerAgentServiceなどと連携し、本機を管理することができます

○ ̶

エクスプレス通報サービス(MG) 管理PC 本機が故障したときの情報を保守セ

ンターへ通報することができます ○ ̶

Windows版のバンドルソフトウェアは、次の手順でインストールできます。

Windows版のバンドルソフトウェアの詳細は、手順③記載のメニューの「説明書」を参照してください。

Linux版のバンドルソフトウェアは、「インストレーションガイド(Linux版)」を参照してください。

① インストール先が「本機」となっているものをインストールするときは、本機にインストールされたWindowsを起動します。「管理PC」のときは、任意のPCにインストールされたWindowsを起動します。

② Administrator権限のあるユーザーアカウントでログオンします。

③ 本機の場合、デスクトップまたはスタートメニューから「NEC EXPRESSBUILDER」をクリックします。管理PCの場合、オプションまたはダウンロードして作成したEXPRESSBUILDER DVDをセットします。 次のようなメニューが起動します。

メニューの「メンテナンス」から、バンドルソフトウェアをリムーバブルメディアにコピーできます。このメディアを使い、管理PCにインストールすることができます。

④ メニューの「統合インストール」または「各種アプリケーション」をクリックします。

⑤ インストールしたいバンドルソフトウェアを選択し、クリックします。

⑥ 以降、「インストレーションガイド(Windows編)」などに従い、インストールを進めて ください。

Step 7 お客様登録をする 弊社では、製品ご購入のお客様に「お客様登録」をお勧めしております。次のWebサイトからご購入品の登録をしていただくと、お問い合わせサービスなどを受けることができます。 http://club.express.nec.co.jp

以上で、Express5800シリーズのセットアップは完了です。

商標について

EXPRESSBUILDER、ESMPROは日本電気株式会社の登録商標です。 MicrosoftおよびWindows、Windows Serverは米国Microsoft Corporationの米国およびその他の国における登録商標または商標です。 Linuxは、Linus Torvalds氏の日本およびその他の国における商標または登録商標です。 Red Hat、Red Hat Enterprise Linuxは、米国Red Hat, Inc.の米国およびその他の国における商標または登録商標です。

その他、記載の会社名および商品名は各社の商標または登録商標です。

このマニュアルは再生紙を使用しています。

© NEC Corporation 2016 NECの許可なく複製・改変などを行うことはできません。

Windowsサービスパックについて 本機へサービスパックを適用するときは、「インストレーションガイド(Windows編)」に記載の「サービスパックの対応」を参照してください。

トラブルが起きたときは 「ユーザーズガイドについて」に記載の方法で、「メンテナンスガイド」を参照してください。

Express5800シリーズに関するご質問、ご相談は「ファーストコンタクトセンター」で受け付けています。 (電話番号のかけ間違いが増えております。番号をよくお確かめの上、おかけください。)

ファーストコンタクトセンター TEL. 03-3455-5800(代表) 受付時間/9:00~12:00、13:00~17:00 月曜日~金曜日(祝祭日を除く) 次のWebサイトにも情報を掲載しています。 ●http://jpn.nec.com/ 製品情報やサポート情報など、本製品に関する最新情報を掲載しています。

●http://www.fielding.co.jp/ 保守サービス会社のWebサイトです。サービス拠点の一覧などを掲載しています。