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J2X1-4240-02Z2(00) Solaris TM Microsoft ® Windows ® ETERNUS SF Storage Cruiser 13.1 インストールガイド (Windows版/Solaris版)

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J2X1-4240-02Z2(00)

SolarisTM Microsoft® Windows ®

ETERNUS SF Storage Cruiser

13.1

インストールガイド (Windows版/Solaris版)

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まえがき

本書の目的

本書は、ETERNUS SF Storage Cruiser (以下、ESC)のインストール方法について説明します。

ETERNUS SFとは、富士通株式会社が提供するストレージ統合管理製品の総称です。

本書の読者

本書は、ESCを使用したシステムの導入を行う運用管理者を対象にします。

また、システムを構築するにあたり、導入するサーバやストレージ、ネットワークの基本的な設

定方法を理解していることを前提としています。

本書の構成

本書は、第1章~第9章、付録A~D からなり、以下の構成となっています。

見出し 内容

第1章 ソフトウェア構成 ESCのソフトウェア構成について説明します。

第2章 インストールの流れ ESCのインストールの流れについて説明します。

第3章 制限事項と注意事項 ESCの制限事項や注意事項について説明します。

第4章 マネージャのインストー

ルとセットアップ ESCのマネージャのインストールについて説明します。

第5章 クライアントのインスト

ールとセットアップ ESCのクライアントのインストールについて説明します。

第6章 エージェントのインスト

ールとセットアップ ESCのエージェントのインストールについて説明します。

第7章 エージェントのアンイン

ストール ESCのエージェントのアンインストールについて説明します。

第8章 クライアントのアンイン

ストール ESCのクライアントのアンインストールについて説明します。

第9章 マネージャのアンインス

トール ESCのマネージャのアンインストールについて説明します。

付録A 運用管理サーバの高可用

運用管理サーバをクラスタ構成にする場合の手順について説明

します。

付録B SNIA HBA API ライブラリ

のインストール

SNIA HBA API ライブラリのインストールの手順について説明し

ます。

付録C 統合インストーラでのイ

ンストール

統合インストーラでエージェントのインストールについて説明

します。

付録D Softek Storage Cruiser

からの移行手順

Softek Storage CruiserからESCへの移行手順について説明しま

す。

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本書の表記について

本書中の表記方法は以下のとおりです。

● 管理対象サーバノードの基本ソフトウェアにより異なる機能がある場合、以下のように区

別して記述します。

【Solaris】 Solaris OS 対応記事

【Linux】 Linux 対応記事

【Windows】 Windows 対応記事

【Linux/Solaris】 Linux、または Solaris OS 対応記事

【Linux/Windows】 Linux、または Windows 対応記事

【HP-UX】 HP-UX対応記事

【Solaris/Linux/HP-UX】Solaris、Linux、または HP-UX 対応記

【Windows/HP-UX】 Windows、または HP-UX 対応記事

● 参照先は「」でくくります。

● メニュー名は [ ] でくくります。

● ボタン名は < > でくくります。

● メニューの選択順を [ ]-[ ] の形式で示します。

● 特に強調が必要な文字列、数値を " " でくくります。

● コマンド使用例などの例の記述には、<例>(見出し)をつけます。

● ポイントとなる内容について説明します。

● 注意する項目について説明します。

● 参考となる内容について説明します。

● 参照するマニュアル名などを説明します。

◆本製品の表示、およびマニュアルの表記について

本製品およびマニュアルは、Softek Storage Cruiser(SSC)、 Systemwalker Resource Coordinator

ストレージリソースマネージャを基に開発しています。このため、出力されるメッセージや画面

に、「Softek Storage Cruiser」「SSC」「Systemwalker Resource Coordinator」「リソースコーデ

ィネータ」という表記が含まれる場合があります。

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マニュアル体系

ESCのマニュアルには、以下のものがあります。必要に応じて、それぞれのマニュアルをお読み

ください。

● ETERNUS SF Storage Cruiser インストールガイド(本書)

導入、設定方法を説明しています。

● ETERNUS SF Storage Cruiser ユーザーズガイド

製品の概要、機能の説明、および操作、保守などの運用方法を説明しています。

● ETERNUS SF Storage Cruiser メッセージ説明書

ストレージリソースマネージャが表示するメッセージを説明しています。

● ETERNUS SF Storage Cruiser イベント説明書

ストレージリソースマネージャが表示するハードウェア機器の状態について説明してい

ます。

● ETERNUS SF Storage Cruiser ユーザーズガイド 仮想ストレージ管理編

仮想ストレージ管理 (Virtual Storage Conductor) の機能と使用方法を説明しています。

◆ETERNUS SF 技術情報ホームページ

ETERNUS SFシリーズの技術情報ホームページでは、最新のマニュアルやETERNUS SFの応用方法な

どを公開しています。最初に、ETERNUS SF技術情報ホームページを参照することをお勧めします。

URL: http://storage-system.fujitsu.com/jp/eternus-sf/

略称

正式名称 略称

Solaris(TM) オペレーティングシステム Solaris OS

Solaris(TM) 8 オペレーティングシステム Solaris 8 OS

Solaris(TM) 9 オペレーティングシステム Solaris 9 OS

Solaris(TM) 10 オペレーティングシステム Solaris 10 OS

Red Hat(R) Enterprise Linux(R) AS (v.3 for x86) RHEL-AS3(x86)

Red Hat(R) Enterprise Linux(R) ES (v.3 for x86) RHEL-ES3(x86)

Red Hat(R) Enterprise Linux(R) AS (v.4 for x86) RHEL-AS4(x86)

Red Hat(R) Enterprise Linux(R) ES (v.4 for x86) RHEL-ES4(x86)

Red Hat(R) Enterprise Linux(R) AS (v.4 for EM64T) RHEL-AS4(EM64T)

Red Hat(R) Enterprise Linux(R) ES (v.4 for EM64T) RHEL-ES4(EM64T)

Red Hat(R) Enterprise Linux(R) AS (v.4 for Itanium) RHEL-AS4(IPF)

Red Hat Enterprise Linux 5 (for Intel Itanium) RHEL5(IPF)

SUSE Linux Enterprise Server 9 EM64T SLES9(EM64T)

● 次の製品すべてを指す場合は、「Windows」と表記します。

Microsoft(R) Windows Server(R) 2003, Standard Edition

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Microsoft(R) Windows Server(R) 2003, Enterprise Edition

Microsoft(R) Windows Server(R) 2003, Standard x64 Edition

Microsoft(R) Windows Server(R) 2003, Enterprise x64 Edition

Microsoft(R) Windows Server(R) 2003 R2, Standard Edition

Microsoft(R) Windows Server(R) 2003 R2, Enterprise Edition

Microsoft(R) Windows Server(R) 2003 R2, Standard x64 Edition

Microsoft(R) Windows Server(R) 2003 R2, Enterprise x64 Edition

Microsoft(R) Windows Server(R) 2003 Enterprise Edition for Itanium-Based systems

Microsoft(R) Windows Server(R) 2003 Datacenter Edition for Itanium-Based systems

Microsoft(R) Windows(R) 2000 Server operating system

Microsoft(R) Windows(R) 2000 Advanced Server operating system

Microsoft(R) Windows(R) 2000 Professional operating system

Microsoft(R) Windows(R) XP Professional operating system

Microsoft(R) Windows(R) XP Home Edition operating system

● 次の製品すべてを指す場合は、「Windows 2003」と表記します。

Microsoft(R) Windows Server(R) 2003, Standard Edition

Microsoft(R) Windows Server(R) 2003, Enterprise Edition

Microsoft(R) Windows Server(R) 2003, Standard x64 Edition

Microsoft(R) Windows Server(R) 2003, Enterprise x64 Edition

Microsoft(R) Windows Server(R) 2003 R2, Standard Edition

Microsoft(R) Windows Server(R) 2003 R2, Enterprise Edition

Microsoft(R) Windows Server(R) 2003 R2, Standard x64 Edition

Microsoft(R) Windows Server(R) 2003 R2, Enterprise x64 Edition

Microsoft(R) Windows Server(R) 2003 Enterprise Edition for Itanium-Based systems

Microsoft(R) Windows Server(R) 2003 Datacenter Edition for Itanium-Based systems

● 次の製品すべてを指す場合は、「Windows 2003(x86)」と表記します。

Microsoft(R) Windows Server(R) 2003, Standard Edition

Microsoft(R) Windows Server(R) 2003, Enterprise Edition

Microsoft(R) Windows Server(R) 2003 R2, Standard Edition

Microsoft(R) Windows Server(R) 2003 R2, Enterprise Edition

● 次の製品すべてを指す場合は、「Windows 2003(x64)」と表記します。

Microsoft(R) Windows Server(R) 2003, Standard x64 Edition

Microsoft(R) Windows Server(R) 2003, Enterprise x64 Edition

Microsoft(R) Windows Server(R) 2003 R2, Standard x64 Edition

Microsoft(R) Windows Server(R) 2003 R2, Enterprise x64 Edition

● 次の製品すべてを指す場合は、「Windows 2003(IPF)」と表記します。

Microsoft(R) Windows Server(R) 2003 Enterprise Edition for Itanium-Based systems

Microsoft(R) Windows Server(R) 2003 Datacenter Edition for Itanium-Based systems

● 次の製品すべてを指す場合は、「Windows 2000」と表記します。

Microsoft(R) Windows(R) 2000 Server operating system

Microsoft(R) Windows(R) 2000 Advanced Server operating system

Microsoft(R) Windows(R) 2000 Professional operating system

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● 次の製品すべてを指す場合は、「Windows XP」と表記します。

Microsoft(R) Windows(R) XP Home Edition

Microsoft(R) Windows(R) XP Professional

● 次の製品すべてを指す場合は、「Linux」と表記します。

Red Hat(R) Enterprise Linux(R) AS operating system

Red Hat(R) Enterprise Linux(R) ES operating system

Red Hat Enterprise Linux operating system

SUSE LINUX Enterprise Server

● 次の製品を「ESC」と表記します。

ETERNUS SF Storage Cruiser

● 次の製品を「SSC」と表記します。

Softek Storage Cruiser

● 次の製品を「リソースコーディネータ」と表記します。

Systemwalker Resource Coordinator

輸出管理規制表記

当社ドキュメントには、外国為替および外国貿易管理法に基づく特定技術が含まれていることが

あります。特定技術が含まれている場合は、当該ドキュメントを輸出または非居住者に提供する

とき、同法に基づく許可が必要となります。

商標について

● Sun、Sun Microsystems、Sun ロゴ、Solaris およびすべての Solaris に関連する商標お

よびロゴは、米国 およびその他の国における米国 Sun Microsystems, Inc. の商標また

は登録商標であり、同社のライセンスを受けて使用しています。

● Netscape、Netscape Navigator および Netscape Communication は、米国 Netscape

Communications Corporation 社の商標です。

● Microsoft、Windows、Windows 2000、Windows 2003、Windows XP および Internet Explorer

は、米国 Microsoft Corporation の米国およびその他の国における商標、または登録商

標です。

● Linux は、Linus Torvalds 氏の米国およびその他の国における登録商標あるいは商標で

す。

● Red Hat、RPM、および Red Hat をベースとしたすべての商標とロゴは、Red Hat, Inc. の

米国、およびその他の国における登録商標、または商標です。

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● HP-UXは、米国Hewlett-Packard Companyの商標です。

● Interstage、Systemwalker は富士通株式会社の登録商標です。

● その他の会社名および製品名は、それぞれの会社の商標もしくは登録商標です。

お願い

● 本書を無断で他に転載しないようお願いします。

● 本書は予告なしに変更されることがあります。

2007年6月 第2版

All Rights Reserved, Copyright(C) 富士通株式会社 2007

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目次

第1章 ソフトウェア構成............................................................................... 1 1.1 CD-ROM 構成.................................................................................... 2 1.2 ソフトウェア構成............................................................................... 3 1.2.1 マネージャ............................................................................... 3 1.2.2 クライアント............................................................................. 3 1.2.3 エージェント............................................................................. 4

第2章 インストールの流れ............................................................................. 5 第3章 制限事項と注意事項............................................................................. 7 3.1 ETERNUS SF Storage Cruiserの制限事項........................................................... 8 3.2 ETERNUS SF Storage Cruiserの注意事項........................................................... 9 3.3 ETERNUS SF Storage Cruiserの非互換情報........................................................ 10

第4章 マネージャのインストールとセットアップ........................................................ 11 4.1 [Solaris OS版]マネージャ...................................................................... 12 4.1.1 動作環境................................................................................ 12 4.1.1.1 ハードウェア条件 ..................................................................... 12 4.1.1.2 ソフトウェア条件 ..................................................................... 12 4.1.1.2.1 前提基本ソフトウェア ............................................................. 12 4.1.1.2.2 必須ソフトウェア ................................................................. 12 4.1.1.2.3 排他ソフトウェア ................................................................. 13 4.1.1.2.4 必須パッチ ....................................................................... 13 4.1.1.2.5 静的ディスク容量 ................................................................. 13 4.1.1.2.6 動的ディスク容量 ................................................................. 13 4.1.1.2.7 メモリ容量 ....................................................................... 15 4.1.1.2.8 スワップ容量 ..................................................................... 15

4.1.2 注意事項................................................................................ 15 4.1.3 インストール手順........................................................................ 16 4.1.3.1 インストール前準備 ................................................................... 16 4.1.3.2 インストール時間 ..................................................................... 17 4.1.3.3 ソフトウェアのインストール ........................................................... 17

4.1.4 インストール後のセットアップ............................................................ 18 4.1.4.1 /etc/services の設定 ................................................................. 19 4.1.4.2 管理者用ログインアカウント作成 ....................................................... 19 4.1.4.3 システムの言語設定 ................................................................... 20 4.1.4.4 システムの再起動 ..................................................................... 21

4.1.5 旧製品からの移行........................................................................ 21 4.1.5.1 Softek Storage Cruiserからの移行 ..................................................... 21 4.1.5.2 旧バージョンレベルからの移行 ......................................................... 21 4.1.5.2.1 旧バージョンレベルからの移行(クラスタ環境以外) ................................. 21 4.1.5.2.2 旧バージョンレベルからの移行(クラスタ環境) ..................................... 22

4.2 [Windows版]マネージャ......................................................................... 23 4.2.1 動作環境................................................................................ 23 4.2.1.1 ハードウェア条件 ..................................................................... 23 4.2.1.2 ソフトウェア条件 ..................................................................... 23 4.2.1.2.1 前提基本ソフトウェア ............................................................. 23 4.2.1.2.2 必須ソフトウェア ................................................................. 23 4.2.1.2.3 排他ソフトウェア ................................................................. 23 4.2.1.2.4 静的ディスク容量 ................................................................. 24 4.2.1.2.5 動的ディスク容量 ................................................................. 24 4.2.1.2.6 メモリ容量 ....................................................................... 26

4.2.2 注意事項................................................................................ 26 4.2.3 インストール手順........................................................................ 27 4.2.3.1 インストールの前準備 ................................................................. 28 4.2.3.2 インストール時間 ..................................................................... 29 4.2.3.3 ソフトウェアのインストール ........................................................... 29

4.2.4 インストール後のセットアップ............................................................ 35 4.2.4.1 servicesの確認 ....................................................................... 35

4.2.5 旧製品からの移行........................................................................ 36

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4.2.5.1 Softek Storage Cruiserからの移行 ..................................................... 36 4.2.5.2 旧バージョンレベルからの移行 ......................................................... 36

第5章 クライアントのインストールとセットアップ...................................................... 37 5.1 動作環境...................................................................................... 38 5.1.1 ハードウェア条件........................................................................ 38 5.1.2 ソフトウェア条件........................................................................ 38 5.1.2.1 前提基本ソフトウェア ................................................................. 38 5.1.2.2 必須ソフトウェア ..................................................................... 38 5.1.2.3 排他ソフトウェア ..................................................................... 39 5.1.2.4 ディスク容量 ......................................................................... 39 5.1.2.5 メモリ容量 ........................................................................... 39

5.2 インストール手順.............................................................................. 40 5.2.1 インストールの前準備.................................................................... 40 5.2.2 インストール時間........................................................................ 41 5.2.3 ソフトウェアのインストール.............................................................. 41

5.3 インストール後のセットアップ.................................................................. 46 5.3.1 Eclipse ヘルプ・システムを利用するための設定............................................ 46 5.3.2 マネージャと通信するための設定.......................................................... 47 5.3.3 旧製品からの移行........................................................................ 47 5.3.3.1 Softek Storage Cruiserからの移行 ..................................................... 47 5.3.3.2 旧バージョンレベルからの移行 ......................................................... 48

第6章 エージェントのインストールとセットアップ...................................................... 49 6.1 [Solaris 環境]インストールとセットアップ...................................................... 50 6.1.1 動作環境................................................................................ 50 6.1.1.1 ハードウェア条件 ..................................................................... 50 6.1.1.2 ソフトウェア条件 ..................................................................... 50 6.1.1.2.1 前提基本ソフトウェア ............................................................. 50 6.1.1.2.2 必須ソフトウェア ................................................................. 50 6.1.1.2.3 排他ソフトウェア ................................................................. 51 6.1.1.2.4 必須パッチ ....................................................................... 51 6.1.1.2.5 静的ディスク容量 ................................................................. 51 6.1.1.2.6 動的ディスク容量 ................................................................. 51 6.1.1.2.7 メモリ容量 ....................................................................... 51 6.1.1.2.8 スワップ容量 ..................................................................... 52

6.1.2 注意事項................................................................................ 52 6.1.3 インストール手順........................................................................ 52 6.1.3.1 インストール前準備 ................................................................... 52 6.1.3.2 インストール時間 ..................................................................... 53 6.1.3.3 ソフトウェアのインストール ........................................................... 53

6.1.4 インストール後のセットアップ............................................................ 55 6.1.4.1 /etc/services の設定 ................................................................. 55 6.1.4.2 エージェントの管理 LAN の IP アドレス設定 ............................................ 55 6.1.4.3 SNIA HBA API ライブラリのインストールと設定 .......................................... 56 6.1.4.4 Correlation.iniファイルの変更 ........................................................ 56 6.1.4.5 システムの再起動 ..................................................................... 56

6.1.5 旧製品からの移行........................................................................ 56 6.1.5.1 Softek Storage Cruiserからの移行 ..................................................... 56 6.1.5.2 旧バージョンレベルからの移行 ......................................................... 57

6.2 [Linux 環境]インストールとセットアップ........................................................ 59 6.2.1 動作環境................................................................................ 59 6.2.1.1 ハードウェア条件 ..................................................................... 59 6.2.1.2 ソフトウェア条件 ..................................................................... 59 6.2.1.2.1 前提基本ソフトウェア ............................................................. 59 6.2.1.2.2 必須ソフトウェア ................................................................. 60 6.2.1.2.3 排他ソフトウェア ................................................................. 60 6.2.1.2.4 必須パッチ ....................................................................... 60 6.2.1.2.5 静的ディスク容量 ................................................................. 60 6.2.1.2.6 動的ディスク容量 ................................................................. 61 6.2.1.2.7 メモリ容量 ....................................................................... 61

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6.2.2 注意事項................................................................................ 61 6.2.3 インストール手順........................................................................ 61 6.2.3.1 インストール前準備 ................................................................... 61 6.2.3.2 インストール時間 ..................................................................... 62 6.2.3.3 ソフトウェアのインストール ........................................................... 62 6.2.3.3.1 Red Hat Enterprise Linux ......................................................... 62 6.2.3.3.2 SUSE Linux Enterprise Server ..................................................... 63

6.2.4 インストール後のセットアップ............................................................ 64 6.2.4.1 /etc/services の設定 ................................................................. 64 6.2.4.2 エージェントの管理 LAN の IP アドレス設定 ............................................ 64 6.2.4.3 SNIA HBA API ライブラリのインストールと設定 .......................................... 65 6.2.4.4 システムの再起動 ..................................................................... 65

6.2.5 旧製品からの移行........................................................................ 65 6.2.5.1 Softek Storage Cruiserからの移行 ..................................................... 65 6.2.5.2 旧バージョンレベルからの移行 ......................................................... 66

6.3 [Windows 環境]インストールとセットアップ...................................................... 68 6.3.1 動作環境................................................................................ 68 6.3.1.1 ハードウェア条件 ..................................................................... 68 6.3.1.2 ソフトウェア条件 ..................................................................... 68 6.3.1.2.1 前提基本ソフトウェア ............................................................. 68 6.3.1.2.2 必須ソフトウェア ................................................................. 69 6.3.1.2.3 必須パッチ ....................................................................... 69 6.3.1.2.4 排他ソフトウェア ................................................................. 69 6.3.1.2.5 静的ディスク容量 ................................................................. 69 6.3.1.2.6 動的ディスク容量 ................................................................. 70 6.3.1.2.7 メモリ容量 ....................................................................... 70

6.3.2 注意事項................................................................................ 70 6.3.3 インストール手順........................................................................ 71 6.3.3.1 インストール前準備 ................................................................... 71 6.3.3.2 インストール時間 ..................................................................... 71 6.3.3.3 ソフトウェアのインストール ........................................................... 71

6.3.4 インストール後のセットアップ............................................................ 76 6.3.4.1 services の確認 ...................................................................... 76 6.3.4.2 SNIA HBA API ライブラリのインストールと設定 .......................................... 76

6.3.5 旧製品からの移行........................................................................ 76 6.3.5.1 Softek Storage Cruiserからの移行 ..................................................... 77 6.3.5.2 旧バージョンレベルからの移行 ......................................................... 78

6.4 [HP-UX 環境]インストールとセットアップ........................................................ 79 6.4.1 動作環境................................................................................ 79 6.4.1.1 ハードウェア条件 ..................................................................... 79 6.4.1.2 ソフトウェア条件 ..................................................................... 79 6.4.1.2.1 前提基本ソフトウェア ............................................................. 79 6.4.1.2.2 必須ソフトウェア ................................................................. 79 6.4.1.2.3 排他ソフトウェア ................................................................. 79 6.4.1.2.4 必須パッチ ....................................................................... 80 6.4.1.2.5 静的ディスク容量 ................................................................. 80 6.4.1.2.6 動的ディスク容量 ................................................................. 80 6.4.1.2.7 メモリ容量 ....................................................................... 80 6.4.1.2.8 スワップ容量 ..................................................................... 80

6.4.2 注意事項................................................................................ 81 6.4.3 インストール手順........................................................................ 81 6.4.3.1 インストール前準備 ................................................................... 81 6.4.3.2 インストール時間 ..................................................................... 82 6.4.3.3 ソフトウェアのインストール ........................................................... 82

6.4.4 インストール後のセットアップ............................................................ 83 6.4.4.1 /etc/services の設定 ................................................................. 83 6.4.4.2 エージェントの管理 LAN の IP アドレス設定 ............................................ 84 6.4.4.3 システムの再起動 ..................................................................... 84

6.4.5 旧製品からの移行........................................................................ 85

ix

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6.4.5.1 Softek Storage Cruiserからの移行 ..................................................... 85 6.4.5.2 旧バージョンレベルからの移行 ......................................................... 85

第7章 エージェントのアンインストール................................................................ 87 7.1 [Solaris OS版]アンインストール................................................................ 88 7.1.1 エージェントの停止...................................................................... 88 7.1.2 アンインストール........................................................................ 88

7.2 [Linux 環境]アンインストール.................................................................. 89 7.2.1 エージェントの停止...................................................................... 89 7.2.2 アンインストール........................................................................ 89

7.3 [Windows版]アンインストール................................................................... 90 7.3.1 エージェントの停止...................................................................... 90 7.3.2 アンインストール........................................................................ 91

7.4 [HP-UX版]アンインストール..................................................................... 93 7.4.1 エージェントの停止...................................................................... 93 7.4.2 アンインストール........................................................................ 93

第8章 クライアントのアンインストール................................................................ 97 8.1 アンインストール.............................................................................. 98

第9章 マネージャのアンインストール................................................................. 101 9.1 [Solaris OS版]マネージャのアンインストール................................................... 102 9.1.1 マネージャの停止....................................................................... 102 9.1.2 アンインストール....................................................................... 103

9.2 [Windows版]マネージャのアンインストール...................................................... 105 9.2.1 マネージャの停止....................................................................... 105 9.2.2 アンインストール....................................................................... 106

付録A 運用管理サーバの高可用化..................................................................... 109 A.1 クラスタシステムとは......................................................................... 109 A.2 サポート対象................................................................................. 110 A.3 マネージャのインストール..................................................................... 110 A.3.1 マネージャを新規にインストールする..................................................... 110 A.3.1.1 事前準備 ............................................................................ 110 A.3.1.2 インストール ........................................................................ 111

A.4 マネージャ業務のセットアップ................................................................. 112 A.4.1 事前確認............................................................................... 112 A.4.2 マネージャ業務のセットアップの流れ..................................................... 113 A.4.3 マネージャ業務セットアップ作業詳細..................................................... 113

A.5 運用管理サーバの構成デーモン................................................................. 116 A.6 注意事項..................................................................................... 117 A.7 クラスタ環境の削除........................................................................... 117 A.7.1 クラスタ環境の削除手順の流れ........................................................... 118 A.7.2 クラスタ環境の削除手順詳細............................................................. 118

A.8 クラスタメッセージ集......................................................................... 120 A.8.1 情報メッセージ......................................................................... 121 A.8.2 警告メッセージ......................................................................... 122 A.8.3 エラーメッセージ....................................................................... 122

付録B SNIA HBA API ライブラリのインストール........................................................ 127 B.1 Solaris での SNIA HBA API ライブラリの設定................................................... 127 B.1.1 PW008FC2A,PW008FC2-G,PW008FC3,GP7B8FC1A,GP7B8FC1-G,GP7B8FC1 の場合..................... 127 B.1.2 Emulex 社 LP9000、LP9002S、LP9002L、LP9802、LP10000 の場合............................. 127 B.1.3 SE0X7F11F,SE0X7F12F の場合............................................................. 127 B.1.4 XSEFC401AF,XSEFC402AF の場合........................................................... 127

B.2 Linux での SNIA HBA API ライブラリの設定..................................................... 128 B.2.1 PG-FC105/PG-FC106/PG-FC107/PG-FC201/PG-FC202/FC-FCD201 の場合.......................... 128 B.2.1.1 HBA API ライブラリのインストール状況の確認 .......................................... 128 B.2.1.2 HBA API ライブラリのインストール .................................................... 128

B.2.2 PG-FCD101/PG-FCD102 の場合............................................................. 129 B.2.2.1 HBA API ライブラリのインストール状況の確認 .......................................... 129 B.2.2.2 HBA API ライブラリのインストール .................................................... 129

B.2.3 MC-08FC11/MC-08FC31/MC-08FC41/MC-08FC51/MC-08FC61/MC-08FC71 の場合..................... 130 B.2.3.1 HBA API ライブラリのインストール状況の確認 .......................................... 130

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B.2.3.2 HBA API ライブラリのインストール .................................................... 130 B.3 Windows での SNIA HBA API ライブラリの設定................................................... 130

付録C 統合インストーラでのインストール............................................................. 131 C.1 [Solaris OS]エージェントの統合インストーラ対応............................................... 131 C.1.1 インストールスクリプト................................................................. 131 C.1.2 設定スクリプト......................................................................... 131

付録D Softek Storage Cruiserからの移行手順......................................................... 133 D.1 概要......................................................................................... 133 D.1.1 移行対象............................................................................... 133 D.1.2 サポート装置........................................................................... 133 D.1.3 SSCとESCの差異と運用設計............................................................... 133

D.2 提供ファイル................................................................................. 134 D.3 移行作業..................................................................................... 134 D.3.1 閾値監視設定情報の記録と停止(閾値監視機能を使用している場合のみ)..................... 136 D.3.2 性能監視設定情報の記録と停止(性能監視機能を使用している場合のみ)..................... 137 D.3.3 サービスの停止......................................................................... 140 D.3.4 装置管理情報の退避..................................................................... 141 D.3.5 設定・ログファイルの退避............................................................... 142 D.3.6 SSCマネージャのアンインストール........................................................ 145 D.3.7 SSCクライアントのアンインストール...................................................... 145 D.3.8 ESCクライアントのインストール.......................................................... 145 D.3.9 ESCマネージャのインストール............................................................ 145 D.3.10 退避した設定・ログファイルの移行....................................................... 145 D.3.11 退避した装置管理情報の移行............................................................. 149 D.3.12 ESCマネージャの起動.................................................................... 151 D.3.13 性能監視の再設定(性能監視機能を使用している場合のみ)................................. 151 D.3.14 閾値監視の再設定(閾値監視機能を使用している場合のみ)................................. 152 D.3.15 移行後のSystemwalker Centric Manager連携機能の再設定................................... 154

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第1章 ソフトウェア構成

本章では、ETERNUS SF Storage Cruiser のソフトウェア構成について説明します。

1

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1.1 CD-ROM 構成

ETERNUS SF Storage Cruiserは、以下の 2 つの CD-ROM で構成されています。

項番 CD-ROM 名

1 ETERNUS SF Storage Cruiser マネージャクライアントプログラム

2 ETERNUS SF Storage Cruiser エージェントプログラム

2

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1.2 ソフトウェア構成

ETERNUS SF Storage Cruiserは、以下の 3 つのソフトウェアで構成されています。

項番 ソフトウェア名 動作サーバ 機能概要

1 マネージャ 運用管理サーバ 全体を管理

2 クライアント 運用管理クライア

ント GUI 画面を表示

3 エージェント 管理対象サーバノ

ード サーバノードの監視

1.2.1 マネージャ

ETERNUS SF Storage Cruiserのマネージャは、以下のパッケージで構成されています。

【Solaris】

項番 パッケージ名 バージョン 機能

1 FJSVssmgr 13.2.0 ETERNUS SF Storage Cruiserマネージャ

仮想ストレージ管理

2 FJSVssmgx 13.1.0 ETERNUS SF Storage Cruiserマネージャ(拡張)

3 FJSVswstt 4.1 SNMP トラップデーモン

4 FJSVrcxmr 12.2.0 リソースマネージャ

5 FJSVtrccb 2.2 認証ロール共通機構

6 FJSVssmge 13.0.0 ETERNUS SF Storage Cruiserマネージャ(保守)

【Windows】

項番 パッケージ名 バージョン 機能

1

ETERNUS SF

Storage Cruiser

Manager

13.1 ETERNUS SF Storage Cruiserマネージャ

1.2.2 クライアント

ETERNUS SF Storage Cruiserのクライアントは、以下のプログラムで構成されています。

項番 プログラム名 バージョン 機能

1

ETERNUS SF

Storage Cruiser

Client

13.1 ETERNUS SF Storage Cruiserクライアント

2 Eclipse 3.0.1 ETERNUS SF Storage Cruiser画面のための

共通フレームワーク

3

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1.2.3 エージェント

ETERNUS SF Storage Cruiserのエージェントは、以下のパッケージで構成されています。

【Solaris】

項番 パッケージ名 バージョン 機能

1 FJSVssage 13.1.0 ETERNUS SF Storage Cruiserエージェント

【Linux】

項番 パッケージ名 バージョン 機能

1 FJSVssage 13.1.0 ETERNUS SF Storage Cruiserエージェント

【Windows】

項番 パッケージ名 バージョン 機能

1

ETERNUS SF

Storage Cruiser

Agent

13.1 ETERNUS SF Storage Cruiserエージェント

【HP-UX】

項番 パッケージ名 バージョン 機能

1 FJSVssage 13.0.0 ETERNUS SF Storage Cruiserエージェント

4

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第2章 インストールの流れ

ETERNUS SF Storage Cruiser のインストールは以下の手順にしたがって行います。

インストール手順 参照先

マネージャのインストール 「第4章 マネージャのインストールとセットアップ」

クライアントのインストール 「第5章 クライアントのインストールとセットアップ」

エージェントのインストール 「第6章 エージェントのインストールとセットアップ」

5

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6

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第3章 制限事項と注意事項

本章では、ETERNUS SF Storage Cruiser の制限事項や注意事項、非互換情報について説明します。

7

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3.1 ETERNUS SF Storage Cruiserの制限事項

特にありません。

8

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3.2 ETERNUS SF Storage Cruiserの注意事項

● 本ソフトウェアのマネージャ、エージェントおよびクライアントはそれぞれ排他ソフトウェアが

あります。各章の「排他ソフトウェア」を確認のうえ、排他ソフトウェアをあらかじめアンイン

ストールを実施してください。

● Softek Storage Cruiser V1.2.2 から ETERNUS SF Storage Cruiser 13 への移行については、当

社技術員に連絡してください。

● Solaris 10 OS にて zone を利用している場合は、本ソフトウェアを global zone にインストー

ルしてください。non-global zone にはインストールできません。

本ソフトウェアの機能は、zone を以下のように扱います。

― リソースの関係管理

global zone だけが表示されます。global zone と non-global zone の関係の表示方法や、

non-global zone の操作方法については、Solaris 10 OS のマニュアルを参照してください。

● WindowsおよびLinuxで利用するハードウェア(PRIMEQUESTを除く)では、「NX Memory Protection」

機能を無効にする必要があります。BIOS設定の「NX Memory Protection」の設定値が「Disable」

になっていることを確認してください。「Disable」になっていない場合は、「Disable」に変更し

てください。BIOS設定については、各ハードウェアマニュアルを参照願います。

● PRIMEQUEST仮想マシン機能を利用している場合は、本ソフトウェアは管理OSにインストールして

ください。ゲストOSへインストールした場合、正しく動作しません。

9

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3.3 ETERNUS SF Storage Cruiserの非互換情報

● ETERNUS SF Storage Cruiser 13.1 で、シェル連携機能で使用されるシェルスクリプトのインス

トール先を変更しています。

Solaris OS版マネージャ

[変更前] /etc/opt/FJSVssmgr/current/trapop.sh

[変更後] /opt/FJSVssmgr/lib/sample/trapop.sh

Windows版マネージャ

[変更前] 運用管理サーバ環境設定ディレクトリ

\Manager\etc\opt\FJSVssmgr\current\trapop.bat

[変更後] 運用管理サーバプログラムディレクトリ

\Manager\opt\FJSVssmgr\lib\sample\trapop.bat

詳細は、「ETERNUS SF Storage Cruiser ユーザーズガイド」の「6.4 イベント表示・連携」を参

照してください。

● ETERNUS SF Storage Cruiser 13.1 で、SN200 MDS(Cisco MDS)のイベントについて、以下のメッ

セージを変更しています。

[変更前] The status of the port has changed to %STATE%/%STATUS%

[変更後] The status of the port has changed to %STATE%/%STATUS% fcスロット番号/スロッ

ト内ポート番号(ポート番号)

変更後のメッセージの詳細は、「ETERNUS SF Storage Cruiser イベント説明書」の「2.2.4 SN200

MDS(Cisco MDS)のイベントの説明」を参照してください。

10

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第4章 マネージャのインストールとセットアップ

本章では、ETERNUS SF Storage Cruiser のマネージャのインストールとセットアップについて説明しま

す。

11

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4.1 [Solaris OS版]マネージャ

4.1.1 動作環境

4.1.1.1 ハードウェア条件

本ソフトウェアを使用する場合、以下のハードウェアが必要です。

項番 動作サーバ サポート機種

1 運用管理サーバ Sparc/SUNサーバ全機種

4.1.1.2 ソフトウェア条件

4.1.1.2.1 前提基本ソフトウェア

本ソフトウェアを使用する場合、以下のいずれかの基本ソフトウェアが必要です。

項番 製品名 備考

1 (日本語) Solaris 8 OS -

2 (日本語) Solaris 9 OS -

3 (日本語) Solaris 10 OS

zone を利用している場合は、本ソフトウェアを global

zone へインストールしてください。

non-global zone にはインストールできません。

4.1.1.2.2 必須ソフトウェア

本ソフトウェアを使用する場合、以下のソフトウェアが必要です。

項番 製品名 バージョン 備考

1 PRIMECLUSTER Enterprise Edition 4.1A20 以降

2 PRIMECLUSTER HA Server 4.1A20 以降

管理サーバにてクラスタを構成

する場合に左記のいずれかのソ

フトウェアが必要です。

サポート形態は スタンバイク

ラス 1:1 運用待機型です。

12

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4.1.1.2.3 排他ソフトウェア

本ソフトウェアを使用する場合、以下のソフトウェアと混在することはできません。

項番 製品名 バージョン 備考

1 Systemwalker Resource Coordinator すべて -

2 Softek Storage Cruiser すべて -

3 Server System Manager すべて -

4.1.1.2.4 必須パッチ

本ソフトウェアを使用する場合、以下のパッチが必要です。

項番 製品名 パッチ ID 備考

1 (日本語) Solaris 8 OS 最新パッチ -

2 (日本語) Solaris 9 OS 最新パッチ -

3 (日本語) Solaris 10 OS 最新パッチ -

4.1.1.2.5 静的ディスク容量

新規にインストールするために静的ディスク容量が必要です。

項番 ディレクトリ ディスク所要量

(単位 : M バイト)備考

1 /etc 1 -

2 /var 2 -

3 /opt 300 -

4 /usr 1 -

4.1.1.2.6 動的ディスク容量

必要な動的ディスク容量は、以下のとおりです。

各ディレクトリには静的ディスク容量に加え、以下のディスク容量が必要です。

項番 ディレクトリ ディスク所要量 (単位 : M バイト) 備考

1 /etc 5 + 1(*A) + 1.2(*B)

*A : 環境定義ファイル

*B : データベース (MW連携)

※最大 100 製品として計算

2 /var 1055 + (*E) + 30(*C) + 20(*D)

*C : ログ

*D : データベース

*E : マネージャ用リポジトリ

※データベースの所用量はサーバ台数

1000 台、デバイス各 2 台として計算

(12KB * 登録したサーバの件数 + 4KB *

登録したデバイス数)

1. マネージャ用リポジトリ

13

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マネージャでは、管理対象のサーバノード、スイッチ、ストレージ装置の数に応じて、以下の容

量を必要とします。

容量(MB) = 1 + [管理装置数] * 4

また、性能管理を実施する場合は、性能情報を採取するファイバチャネルスイッチ、対象となる

ETERNUS/GR シリーズの種類、論理ユニット数、DE数、および、性能情報を確保する日数に応じて

以下の容量を必要とします。

確保日数のデフォルト値は 7 日です。確保 LU(論理ユニット)数は、性能管理が ETERNUS/GR シ

リーズに対して性能を確保する実 LU 数です。性能管理は ETERNUS/GR シリーズに対して 64LUN

単位で確保しますので、LUN15 から 200 まで確保指示があった場合、実 LU 数は 0 から 255 ま

での 256 個の情報を確保します。

装置 ディスク所要量 (単位 : M バイ

ト)

ETERNUS8000 ディスクアレイ

(確保日数+1) * (18000 + (90 + 0.4

* 搭載 DE数 + 0.3 * 確保 LU 数)

* (86400 / 性能監視間隔(秒)) +

(120 * 搭載 DE 数) + (50 * 確保

LU 数) ) /1024

ETERNUS6000 ディスクアレイ (確保日数+1) * (30 / 性能監視間

隔(秒)) * 375 * 確保LU数 / 1024

ETERNUS4000 ディスクアレイ

(確保日数+1) * (5000 + (30 + 0.4

* 搭載 DE数 + 0.3 * 確保 LU 数)

* (86400 / 性能監視間隔(秒)) +

(120 * 搭載 DE 数) + (50 * 確保

LU 数) ) /1024

ETERNUS3000 ディスクアレイ(モデル80,100除く)

(確保日数+1) * (30 / 性能監視間

隔(秒)) * 375 * 確保 LU 数 /

1024

ETERNUS3000 ディスクアレイ モデル80

ETERNUS3000 ディスクアレイ モデル100

(確保日数+1) * (30 / 性能監視間

隔(秒)) * 75 * 確保 LU 数 / 128

ETERNUS GR740

ETERNUS GR820

ETERNUS GR840

(確保日数+1) * (30 / 性能監視間

隔(秒)) * 1500 * 確保 LU 数 /

4096

ETERNUS GR720

ETERNUS GR730

(確保日数+1) * (30 / 性能監視間

隔(秒)) * 50 * 確保 LU 数 / 128

ETERNUS SN200 series ファイバチャネルスイッチ

(最大FCポート数=16以下)

PRIMERGY BX600 ファイバーチャネルスイッチブレード

PRIMERGY BX600 ファイバーチャネルスイッチブレード

(4Gbps)

Brocade ファイバチャネルスイッチ

(最大FCポート数=16以下)

(確保日数+1) * (30 / 性能

監視間隔(秒)) * 1.6

ETERNUS SN200 series ファイバチャネルスイッチ

(最大FCポート数=32以下)

Brocade ファイバチャネルスイッチ

(最大FCポート数=32以下)

(確保日数+1) * (30 / 性能

監視間隔(秒)) * 3.2

ETERNUS SN200 series ファイバチャネルスイッチ

(最大FCポート数=128以下)

Brocade ファイバチャネルスイッチ

(最大FCポート数=128以下)

(確保日数+1) * (30 / 性能

監視間隔(秒)) * 13

ETERNUS SN200 series ファイバチャネルスイッチ

(最大FCポート数=256以下)

(確保日数+1) * (30 / 性能

監視間隔(秒)) * 26

14

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装置 ディスク所要量 (単位 : M バイ

ト)

Brocade ファイバチャネルスイッチ

(最大FCポート数=256以下)

ETERNUS SN200 series ファイバチャネルスイッチ

(最大FCポート数=384以下)

Brocade ファイバチャネルスイッチ

(最大FCポート数=384以下)

(確保日数+1) * (30 / 性能

監視間隔(秒)) * 39

ETERNUS SN200 MDS series ファイバチャネルスイッチ

(確保日数+1) * 0.1 * 装置がサポ

ートする最大スロット数(※) *

128 * (30 / 性能監視間隔(秒))

※MDS9120の場合は、最大スロット

数は1で計算します。

たとえば、ETERNUS3000 モデル200 で 512LU 分の性能情報を 30 秒間隔で 7 日間確保する場合、

8 * (30 / 30) * 375 * 512 / 1024 = 1500MB 必要です。

4.1.1.2.7 メモリ容量

本ソフトウェアの動作に最低限必要なメモリ容量を示します。

項番 メモリ所要量 (単位 : M バイト) 備考

1 200 -

4.1.1.2.8 スワップ容量

本ソフトウェアが使用するスワップ容量を示します。

項番 スワップ容量 (単位 : M バイト) 備考

1 300 -

4.1.2 注意事項

Systemwalker Resource Coordinator, Softek Storage Cruiser、または Server System

Manager がすでにインストールされている場合

● 「4.1.1.2.3 排他ソフトウェア」に記載されているソフトウェアがすでにインストールされてい

る場合は、アンインストール後、ETERNUS SF Storage Cruiserの運用管理サーバをインストール

してください。

15

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4.1.3 インストール手順

マネージャをインストールする手順を以下に示します。

マネージャのインストールには、ETERNUS SF Storage Cruiserマネージャクライアントプログラムの

CD-ROM を使用します。

4.1.3.1 インストール前準備

1. ローカルファイルシステムの確認 (シングルユーザモードの場合)

本製品は、マルチユーザでインストールしてください。

シングルユーザモードでインストールを行う場合は、インストールの前にローカルファイルシス

テムのマウントが行われていることを確認してください。行われていない場合は、ローカルファ

イルシステムのマウントを行います。

例を以下に示します。

<例>

# /usr/sbin/mountall -l <RETURN>

mount コマンドの詳細については、OS のマニュアルを参照してください。

2. ソフトウェアのインストール確認

前提基本ソフトウェアがインストールされていること、排他ソフトウェアがインストールされて

いないこと、および本ソフトウェアがインストールされていないことを確認します。

ETERNUS SF Storage Cruiser の CD-ROM をセットして、以下のコマンドを実行します。

# cd CD-ROM マウントポイント/manager/Solaris <RETURN> # ./scinstall.sh -check <RETURN>

上記操作で、メッセージが出力された場合、それぞれの対処を実施してください。

― 前提基本ソフトウェアがインストールされていない場合

インストールしてください。

― 排他ソフトウェアがインストールされている場合

排他対象になっているソフトウェアのインストールガイドに従って、ソフトウェアをアン

インストールしてください。

― すでに ETERNUS SF Storage Cruiserのパッケージがインストールされている場合

「9.1 [Solaris OS版]マネージャのアンインストール」を参照してマネージャを停止した

あと、表示されたパッケージをアンインストールしてください。

― FJSVswstt は、他の製品との共通パッケージです。ETERNUS SF Storage Cruiserでは、イ

ンストール済のパッケージを使用しますので、アンインストールしないでください。

― PRIMECLUSTER Enterprise Edition に同梱の SMAWdtcp パッケージがインストールされて

いる場合は、本製品のインストール前に、必ず SMAWdtcp パッケージを削除してください。

削除方法は「インストールガイド PRIMECLUSTER(TM) Enterprise Edition 4.1A30 for

Solaris(TM) Operating Environment」を参照してください。

16

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4.1.3.2 インストール時間

本ソフトウェアのインストール時間は約 10 分です。

4.1.3.3 ソフトウェアのインストール

本ソフトウェア専用のインストールコマンド (scinstall.sh) を実行することにより、複数のパッケ

ージを一括インストールします。scinstall.sh コマンドは、pkgadd(1M) コマンドを呼び出し、構

成プログラムのパッケージをインストールします。

1. root(スーパユーザ)でログインします。

# su <RETURN>

2. 「4.1.3.1 インストール前準備」を実行したあと、本ソフトウェア専用のインストールコマンド

(scinstall.sh) が格納されているディレクトリ (CD-ROM マウントポイント/manager/Solaris) に移動します。

# cd CD-ROM マウントポイント/manager/Solaris <RETURN>

3. scinstall.sh コマンドを実行します。

# ./scinstall.sh <RETURN>ETERNUS SF Storage Cruiser 13.1

All Rights Reserved, Copyright(c) FUJITSU LIMITED 2006-2007

This program will install "ETERNUS SF Storage Cruiser" Manager on your system.

Do you want to continue the installation of this package? [y, n, ?, q]

4. このままインストールを実行する場合は "y"、中断する場合は "y" 以外を入力します。

Do you want to continue the installation of this package? [y, n, ?, q]

5. "y" を入力すると、インストールが開始されます。

表示例を以下に示します。

<例>

INFO : Starting Installation of ETERNUS SF Storage Cruiser ...

...

Installation of <FJSVswstt> was successful.

INFO : Package FJSVswstt was successfully installed.

...

Installation of <FJSVtrccb> was successful.

INFO : Package FJSVtrccb was successfully installed.

...

Installation of <FJSVssmgr> was successful.

INFO : Package FJSVssmgr was successfully installed.

...

Installation of <FJSVrcxmr> was successful.

INFO : Package FJSVrcxmr was successfully installed.

...

17

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6. インストールが正常に完了すると、以下のメッセージが表示されます。

INFO : "ETERNUS SF Storage Cruiser" Manager was installed successfully.

インストールが失敗すると、以下のメッセージが表示されます。

ERROR : Required パッケージ名 is not installed.

または

ERROR : Exclusive package "ソフトウェア名" is installed.

または

ERROR : Package パッケージ名 is already installed. または

ERROR : Installing パッケージ名 was failed.

7. インストールが失敗した場合は、以下のコマンドでインストール状況を確認してください。 # ./scinstall.sh -check <RETURN>

パッケージの同じバージョンがインストールされている場合は、上記コマンドでインストールさ

れていることが確認できたパッケージをすべて scuninstall.sh コマンドで削除し、手順 2.

の scinstall.sh コマンドの実行からやり直してください。

scuninstall.sh は、"CD-ROM マウントポイント/manager/Solaris" に格納されています。

# cd CD-ROM マウントポイント/manager/Solaris <RETURN> # ./scuninstall.sh <RETURN>

それでもインストールが失敗する場合は、表示されたメッセージを控え、当社技術員に連絡して

ください。

8. インストール後のセットアップ

「4.1.4 インストール後のセットアップ」を参照し、インストール後のセットアップを実施しま

す。

ETERNUS SF Storage Cruiser のエージェントとServer System Manager のエージェントを同じサ

ーバにインストールする場合は、下記の手順でETERNUS SF Storage Cruiser マネージャのファイ

ルを削除してください。

# /bin/rm -f /etc/opt/FJSVssmgr/current/certificate/common_client.cer <RETURN>

この手順を反映させるためには、システムの再起動または、ETERNUS SF Storage Cruiser マネー

ジャの再起動が必要です。

4.1.4 インストール後のセットアップ

マネージャをセットアップする手順を以下に示します。

18

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4.1.4.1 /etc/services の設定

マネージャの動作には、クライアントや、エージェントと通信を行うために、以下のポート番号が必要

になります。

以下の内容を /etc/services ファイルに記述して、ポート番号の使用を宣言してください。

ポート番号がすでに他で使用されている場合は、空いているポート番号を選んで変更してください。そ

の場合は、同じポート番号を設定しているETERNUS SF Storage Cruiserの他のサーバについても、同様

に設定を変更してください。

/etc/services に記述がない場合は、以下のポート番号で起動します。

[/etc/services ファイルの設定内容]

# サービス名 ポート番号/プロトコル名

sscruisera 4917/tcp

nfport 23456/tcp

rcxport 23459/tcp

ssvscme 7420/tcp

ssvscme 7420/udp

サービス名とポート番号、プロトコル名、接続元、接続先の関係を以下に示します。

サービス名 ポート番号/プロトコル名 接続元 接続先

sscruisera 4917/tcp マネージャ エージェント

nfport 23456/tcp マネージャ クライアント

rcxport 23459/tcp マネージャ マネージャ (内部通信)

ssvscme 7420/tcp

7420/udp マネージャ 仮想化スイッチ

● マネージャは上記以外に、エージェントを含む管理対象装置からの SNMP Trap を受信するために

ポート番号 162/udp を使用します。

● サービス名 (ssvscme) の記述は、仮想ストレージ管理を利用するときだけ必要です。

4.1.4.2 管理者用ログインアカウント作成

1. OS の管理者 (root) でログインして、以下のコマンドを実行してください。

# /opt/FJSVssmgr/bin/scsetup <RETURN>

2. 管理者用ログインアカウントの作成

運用管理サーバ管理者用ログインアカウントの作成と、CLI暗号化用鍵の作成を行います。

― CLI 暗号化用鍵について

CLI暗号化用鍵を入力します (4 文字以上 56 文字以内)。日本語、英数字、記号、すべて

の全角、および半角文字列を使用できます。なお、CLI 暗号化用鍵は、ETERNUS SF Storage

Cruiser内部でのみ利用するため、記憶する必要がありません。

― ユーザ名について

運用管理サーバ管理者用ログインアカウントのユーザ名を入力します (1 文字以上 16 文

19

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字以内)。先頭文字を英字とし、半角英数字、アンダースコア ("_")、ピリオド (".")、お

よびハイフン ("-") を使用できます。

― パスワードについて

運用管理サーバ管理者用ログインアカウントのパスワードを入力します (1 文字以上 16

文字以内)。半角英数字、および記号は使用できますが、先頭文字に "{" は使用できませ

ん。

― パスワード確認について

運用管理サーバ管理者パスワード確認のため、パスワードを再度入力します。

Input a new CLI crypt key [length:4-56]: 任意のキー Are you sure? [y,n,q?] y Input a new user name [length:1-16]: ユーザ名

Input a new password [length:1-16]: パスワード

Retype a new password [length:1-16]: パスワード再入力

Are you sure? [y,n,q?] y

3. ログインアカウントの作成が正常に完了すると、以下のメッセージが表示されます。

FJSVrcx:INFO:27801:rcxcert:The command was successfully completed.

失敗すると、以下のメッセージが表示されます。

ERROR : Database update failed.

または

FJSVrcx:ERROR:67806:rcxcert:rcxcert setup has already been completed.

FJSVrcx:ERROR:67808:rcxcert:The command was not completed successfully.

または

ERROR: "scsetup" command can not be executed except for "ETERNUS SF Storage Cruiser"

Manager. Please create administrative login account manually.

4. 管理者用ログインアカウントの作成が失敗する場合、以下の状況を確認してください。

― 本ソフトウェアのインストール先のファイルシステムに空き容量があるか

「4.1.1.2.5 静的ディスク容量」を参照し、空き容量を確認してください。問題を解決し

た上、scsetupコマンドを再度実行してください。

― ETERNUS SF Storage Cruiserマネージャが正しくインストールされているか

正しくインストールされていない場合、「9.1 [Solaris OS版]マネージャのアンインストー

ル」を参考し、本ソフトウェアをアンインストールしたあと、再度インストールしてくだ

さい。

それでもログインアカウント作成が失敗する場合は、表示されたメッセージを控え、当社技術員

に連絡してください。

4.1.4.3 システムの言語設定

ETERNUS SF Storage Cruiserでは、日本語を使用しますので、システムの言語に "ja" を設定してくだ

さい。システムのデフォルトの言語を設定する場合は、下記のファイルを編集します。

# /etc/default/init

このファイルに下記の内容を設定します。

LANG=ja

ファイルを編集した後、システムを再起動します。

20

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システムのデフォルトの言語を変更せずに、一時的に変更する場合は、下記の様に設定します。

● /bin/sh を使用している場合:

# LANG=ja <RETURN> # export LANG <RETURN>

● /bin/csh を使用している場合:

# setenv LANG ja <RETURN>

詳細は、OS のマニュアルを参照してください。

4.1.4.4 システムの再起動

設定完了後にシステムを再起動してください。ETERNUS SF Storage Cruiserが自動的に起動します。

# /usr/sbin/shutdown -y -g0 -i6 <RETURN>

4.1.5 旧製品からの移行

Softek Storage Cruiserの運用管理サーバ または 旧バージョンレベルのETERNUS SF Storage Cruiser

の運用管理サーバを導入している場合、現行の設定情報を退避して、本バージョンレベルのETERNUS SF

Storage Cruiserの運用管理サーバに引き継ぐことができます。

4.1.5.1 Softek Storage Cruiserからの移行

「付録D Softek Storage Cruiserからの移行手順」を参照してください。

4.1.5.2 旧バージョンレベルからの移行

ここでは、旧バージョンレベルのETERNUS SF Storage Cruiserからの移行について説明します。

4.1.5.2.1 旧バージョンレベルからの移行(クラスタ環境以外)

1. 旧バージョンレベルのETERNUS SF Storage Cruiserマネージャの設定情報のバックアップを行い

ます。

「ETERNUS SF Storage Cruiser ユーザーズガイド」の「9.1.1.2.1 Solarisマネージャのバック

アップ」に沿って、バックアップを作成します。

2. 旧バージョンレベルのETERNUS SF Storage Cruiserマネージャをアンインストールします。

旧バージョンレベルの「ETERNUS SF Storage Cruiser インストールガイド」の「9.1 [Solaris

版]マネージャのアンインストール」に沿って、マネージャをアンインストールします。

21

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3. ETERNUS SF Storage Cruiserマネージャをインストールします。

「ETERNUS SF Storage Cruiser インストールガイド」の「4.1 [Solaris OS版]マネージャ」に沿

って、マネージャのインストールとセットアップを行います。

4. 旧バージョンレベルのETERNUS SF Storage Cruiserマネージャの設定情報のリストアを行います。

手順1で作成したバックアップを、「ETERNUS SF Storage Cruiser ユーザーズガイド」の「9.1.1.3.1

Solarisマネージャのリストア」に沿って、リストアします。

5. 性能管理の構成情報の更新を行います。

以下の条件を満たす装置について性能管理機能を使用している場合は、マネージャ起動後、

「ETERNUS SF Storage Cruiser ユーザーズガイド」の「7.2.11 構成情報の更新」に沿って、当

該装置について構成情報の更新を行ってください。

・ETERNUS8000、ETERNUS4000(M80,M100除く) ファームウェア版数: V10L50以降

4.1.5.2.2 旧バージョンレベルからの移行(クラスタ環境)

1. 旧バージョンレベルのETERNUS SF Storage Cruiserマネージャの設定のバックアップを行います。

「ETERNUS SF Storage Cruiser ユーザーズガイド」の「9.1.1.2.2 Solarisマネージャのバック

アップ(クラスタ環境)」に沿って、バックアップを作成します。

2. 旧バージョンレベルのETERNUS SF Storage Cruiserマネージャをアンインストールします。

旧バージョンレベルの「ETERNUS SF Storage Cruiser インストールガイド」の「付録A 運用管理

サーバの高可用化」に沿って、マネージャをアンインストールします。

3. ETERNUS SF Storage Cruiserマネージャをインストールします。

「ETERNUS SF Storage Cruiser インストールガイド」の「付録A 運用管理サーバの高可用化」に

沿って、マネージャのインストールとセットアップを行います。

4. 旧バージョンレベルのETERNUS SF Storage Cruiserマネージャの設定のリストアを行います。

手順1で作成したバックアップを、「ETERNUS SF Storage Cruiser ユーザーズガイド」の「9.1.1.3.2

Solarisマネージャのリストア(クラスタ環境)」に沿って、リストアします。

5. 性能管理の構成情報の更新を行います。

以下の条件を満たす装置について性能管理機能を使用している場合は、マネージャ起動後、

「ETERNUS SF Storage Cruiser ユーザーズガイド」の「7.2.11 構成情報の更新」に沿って、当

該装置について構成情報の更新を行ってください。

・ETERNUS8000、ETERNUS4000(M80,M100除く) ファームウェア版数: V10L50以降

22

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4.2 [Windows版]マネージャ

4.2.1 動作環境

4.2.1.1 ハードウェア条件

本ソフトウェアを使用する場合、以下のハードウェアが必要です。

項番 動作サーバ 装置搭載メモリ 推奨 CPU 性能

1 運用管理サーバ 512 M バイト以上 Pentium(R)Ⅲ 1.2GHz 以上

4.2.1.2 ソフトウェア条件

4.2.1.2.1 前提基本ソフトウェア

本ソフトウェアを使用する場合、以下のいずれかの基本ソフトウェアが必要です。

項番 製品名 備考

1 Windows Server 2003 R2, Standard Edition サービスパックなし、SP2

に対応。

2 Windows Server 2003 R2, Enterprise Edition サービスパックなし、SP2

に対応。

3 Windows Server 2003, Standard Edition サービスパックなし、SP1、

SP2 に対応。

4 Windows Server 2003, Enterprise Edition サービスパックなし、SP1、

SP2 に対応。

5 Windows 2000 Server (SP1 以降) -

6 Windows 2000 Advanced Server (SP1 以降) -

7 Windows 2000 Professional (SP1 以降) -

4.2.1.2.2 必須ソフトウェア

ありません。

4.2.1.2.3 排他ソフトウェア

本ソフトウェアを使用する場合、以下のソフトウェアと混在できません。

23

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項番 製品名 バージョン 備考

1 Systemwalker Resource Coordinator すべて -

2 Systemwalker/StorageMGR すべて -

3 Softek Storage Cruiser すべて -

4 Softek SANView すべて -

5 Server System Manager すべて -

4.2.1.2.4 静的ディスク容量

新規にインストールするために静的ディスク容量が必要です。

項番 ディレクトリ ディスク所要量

(単位 : M バイト)備考

1 \$DIR1…注1) 300 -

2 \$DIR2…注2) 1 -

3 \$DIR3…注3) 2 -

● 注1.“$DIR1”は本ソフトウェアのインストール時に指定するプログラムディレクトリ名です。

WindowsがC:\にインストールされている場合の省略値は以下です。

C:\Program Files\ETERNUS-SSC\Manager\opt

● 注2.“$DIR2”は本ソフトウェアのインストール時に指定する環境設定ディレクトリ名です。

WindowsがC:\にインストールされている場合の省略値は以下です。

C:\Program Files\ETERNUS-SSC\Manager\etc

● 注3.“$DIR3”は本ソフトウェアのインストール時に指定する作業用ディレクトリ名です。

WindowsがC:\にインストールされている場合の省略値は以下です。

C:\Program Files\ETERNUS-SSC\Manager\var

4.2.1.2.5 動的ディスク容量

必要な動的ディスク容量は、以下のとおりです。

各ディレクトリには静的ディスク容量に加え、以下のディスク容量が必要です。

番 ディレクトリ

ディスク所要量

(単位 : M バイト) 備考

1 \$DIR2…注2) 5 + 1(*A) + 1.2(*B)

*A : 環境定義ファイル

*B : データベース (MW連携)

※最大 100 製品として計算

2 \$DIR3…注3) 1055 + (*E) + 30(*C) + 20(*D)

*C : ログ

*D : データベース

*E : マネージャ用リポジトリ

※データベースの所用量はサー

バ台数 1000 台、デバイス各 2

台として計算(12KB * 登録したサ

ーバの件数 + 4KB * 登録したデ

バイス数)

● 注2.“$DIR2”は本ソフトウェアのインストール時に指定する環境設定ディレクトリ名です。

WindowsがC:\にインストールされている場合の省略値は以下です。

C:\Program Files\ETERNUS-SSC\Manager\etc

● 注3.“$DIR3”は本ソフトウェアのインストール時に指定する作業用ディレクトリ名です。

WindowsがC:\にインストールされている場合の省略値は以下です。

C:\Program Files\ETERNUS-SSC\Manager\var

24

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1. マネージャ用リポジトリ

マネージャでは、管理対象のサーバノード、スイッチ、ストレージ装置の数に応じて、以下の容

量を必要とします。

容量(MB) = 1 + [管理装置数] * 4

また、性能管理を実施する場合は、性能情報を採取するファイバチャネルスイッチ、対象となる

ETERNUS/GR シリーズの種類、論理ユニット数、DE数、および、性能情報を確保する日数に応じて

以下の容量を必要とします。

確保日数のデフォルト値は 7 日です。確保 LU(論理ユニット)数は、性能管理が ETERNUS/GR シ

リーズに対して性能を確保する実 LU 数です。性能管理は ETERNUS/GR シリーズに対して 64LUN

単位で確保しますので、LUN15 から 200 まで確保指示があった場合、実 LU 数は 0 から 255 ま

での 256 個の情報を確保します。

装置 ディスク所要量 (単位 : M バイト)

ETERNUS8000 ディスクアレイ

(確保日数+1) * (18000 + (90 + 0.4

* 搭載 DE数 + 0.3 * 確保 LU 数) *

(86400 / 性能監視間隔(秒)) + (120

* 搭載 DE 数) + (50 * 確保 LU

数) ) /1024

ETERNUS6000 ディスクアレイ (確保日数+1) * (30 / 性能監視間隔

(秒)) * 375 * 確保LU数 / 1024

ETERNUS4000 ディスクアレイ

(確保日数+1) * (5000 + (30 + 0.4 *

搭載 DE数 + 0.3 * 確保 LU 数) *

(86400 / 性能監視間隔(秒)) + (120

* 搭載 DE 数) + (50 * 確保 LU

数) ) /1024

ETERNUS3000 ディスクアレイ (モデル80、100を除く) (確保日数+1) * (30 / 性能監視間隔

(秒)) * 375 * 確保 LU 数 / 1024

ETERNUS3000 ディスクアレイ モデル80

ETERNUS3000 ディスクアレイ モデル100

(確保日数+1) * (30 / 性能監視間隔

(秒)) * 75 * 確保 LU 数 / 128

ETERNUS GR740

ETERNUS GR820

ETERNUS GR840

(確保日数+1) * (30 / 性能監視間隔

(秒)) * 1500 * 確保 LU 数 / 4096

ETERNUS GR720

ETERNUS GR730

(確保日数+1) * (30 / 性能監視間隔

(秒)) * 50 * 確保 LU 数 / 128

ETERNUS SN200 series ファイバチャネルスイッチ

(最大FCポート数=16以下)

PRIMERGY BX600 ファイバーチャネルスイッチブレード

PRIMERGY BX600 ファイバーチャネルスイッチブレード

(4Gbps)

Brocade ファイバチャネルスイッチ

(最大FCポート数=16以下)

(確保日数+1) * (30 / 性能監

視間隔(秒)) * 1.6

ETERNUS SN200 series ファイバチャネルスイッチ

(最大FCポート数=32以下)

Brocade ファイバチャネルスイッチ

(最大FCポート数=32以下)

(確保日数+1) * (30 / 性能監

視間隔(秒)) * 3.2

ETERNUS SN200 series ファイバチャネルスイッチ

(最大FCポート数=128以下)

Brocade ファイバチャネルスイッチ

(最大FCポート数=128以下)

(確保日数+1) * (30 / 性能監

視間隔(秒)) * 13

ETERNUS SN200 series ファイバチャネルスイッチ (確保日数+1) * (30 / 性能監

25

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装置 ディスク所要量 (単位 : M バイト)

(最大FCポート数=256以下)

Brocade ファイバチャネルスイッチ

(最大FCポート数=256以下)

視間隔(秒)) * 26

ETERNUS SN200 series ファイバチャネルスイッチ

(最大FCポート数=384以下)

Brocade ファイバチャネルスイッチ

(最大FCポート数=384以下)

(確保日数+1) * (30 / 性能監

視間隔(秒)) * 39

ETERNUS SN200 MDS series ファイバチャネルスイッチ

(確保日数+1) * 0.1 * 装置がサポー

トする最大スロット数(※) * 128 *

(30 / 性能監視間隔(秒))

※MDS9120の容量を計算する場合は、

装置がサポートする最大スロット数

は1を当てはめて計算します。

たとえば、ETERNUS3000 モデル200 で 512LU 分の性能情報を 30 秒間隔で 7 日間確保する場合、

8 * (30 / 30) * 375 * 512 / 1024 = 1500MB 必要です。

4.2.1.2.6 メモリ容量

本ソフトウェアの動作に最低限必要なメモリ容量を示します。

項番 メモリ所要量 (単位 : M バイト) 備考

1 200 -

4.2.2 注意事項

Systemwalker Resource Coordinator, Softek Storage Cruiser, Server System Manager,

Softek SANViewまたはSystemwalker/StorageMGRがすでにインストールされている場合

● 「4.2.1.2.3 排他ソフトウェア」に記載されているソフトウェアがすでにインストールされてい

る場合は、アンインストール後、ETERNUS SF Storage Cruiserの運用管理サーバをインストール

してください。

● Systemwalker Centric Managerとの混在環境における制限事項

Systemwalker Centric Manager運用管理サーバ もしくは Systemwalker Centric Manager部門管

理サーバが導入されている環境では、SNMP Trap監視サービス SystemWalker MpWksttrサービスが

既にインストールされています。SystemWalker MpWksttrサービスが既にインストールされている

場合、ETERNUS SF Storage CruiserはSystemWalker MpWksttrサービスをインストールしません。

インストール済みのパッケージを利用してETERNUS SF Storage Cruiserは障害管理を行います。

混在環境で SystemWalker MpWksttrサービスをインストールしたソフトウェアおよび

Systemwalker Centric Manager(※)をアンインストールした場合、SystemWalker MpWksttrサー

ビスは削除されます。SystemWalker MpWksttrサービスが削除された環境では、障害管理機能を利

用することができなくなります。この場合には、以下の手順でSystemWalker MpWksttrサービス単

独のインストール/セットアップを行ってください。

※ 運用管理サーバ、部門管理サーバ以外の SystemWalker MpWksttrサービスをインストールしな

い運用環境も含めた全ての Centric Manager運用環境について該当。

1. コマンドプロンプトを開きます。コマンドの実行は OSの管理者権限で行ってください。

26

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2. SystemWalker MpWksttrサービスのフォルダに移動します。 > cd インストールフォルダ¥Manager¥opt¥FJSVswstt¥mpwksttr¥bin 3. インストールコマンドを実行します。 > nwtdsch -install "インストールフォルダ¥Manager¥opt¥FJSVswstt" 4. SystemWalker MpWksttrサービスのコマンドフォルダに移動します。 > cd インストールフォルダ¥Manager¥opt¥FJSVswstt¥mpwksttr¥bin 5. SNMPトラップサービスの設定を行います。 ServerView マネージャなど、他の運用管理ソフトウェアとを共存させる場合には、下記

のコマンドを実行し、SNMP トラップサービスの設定を行います。共存しない場合はこの設

定は不要です。 > mpmsts ON <RETURN> 6. システムの再起動を行います。

Systemwalker Centric Managerについては、インストール順の制限はありませんが、運用管理サ

ーバ、部門管理サーバ以外の Centric Manager運用環境を後から導入した場合には、以下の手順

でSystemWalker MpWksttrサービス単独のアンインストール/アンセットアップを行い、その後上

記の手順でSystemWalker MpWksttrサービス単独インストール/セットアップを行ってください。

1. コマンドプロンプトを開きます。コマンドの実行は OSの管理者権限で行ってください。 2. SystemWalker MpWksttrサービスのディレクトリに移動します。 > cd 運用管理サーバインストールディレクトリ¥Manager¥opt¥FJSVswstt¥mpwksttr¥bin 3. アンインストールコマンドを実行します。 > nwtdsch -uninstall 4. システムの再起動を行います。

● 運用管理サーバのLANポート162番について

ESCマネージャはLANポート162番でSNMP Trapを受信します。よって、162番を占有する必要があり

ます。他の運用管理ソフトウェアでLANポート162番を使用する場合は、別のサーバにインストー

ルする必要があります。この点は十分注意してください。但し、Systemwalker Centric Manager

は同一サーバにインストールが可能です。また、当社製ソフトウェアServerViewもLANポート162

番を使用します。 ServerViewマネージャをESCマネージャと同一のサーバにインストールする場

合の方法については「4.2.3.3 ソフトウェアンのインストール」の11)の注意事項を参照してくだ

さい。

● インストールするサーバのホスト名についての注意事項

― 使用できる文字は下記のみとします。半角文字だけです。

英字 : "a" から "z" 及び "A" から "Z"

数字 : "0" から "9"

記号 : "-"

― ホスト名の先頭に使用できる文字は英字のみです。

4.2.3 インストール手順

マネージャをインストールする手順を以下に示します。

マネージャのインストールには、ETERNUS SF Storage Cruiserマネージャクライアントプログラムの

CD-ROM を使用します。

27

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4.2.3.1 インストールの前準備

1. ETERNUS SF Storage Cruiser をインストールする前に、対象システムは「4.2.1.2.3 排他ソフト

ウェア」に記載されているソフトウェアがすでにインストールされている場合は、アンインスト

ール後、ETERNUS SF Storage Cruiserの運用管理サーバをインストールしてください。

2. [スタート]-[コントロールパネル] を選択します。

上記メニューは、Windows Server 2003 Standard Edition、および Windows Server 2003 Enterprise

Edition で、"[スタート] メニュー" を選択している場合です。

Windows Server 2003 Standard Edition、および Windows Server 2003 Enterprise Edition で "

クラシック [スタート] メニュー" を選択している場合は、[スタート]-[設定]-[コントロールパ

ネル] となります。

3. プログラムの追加と削除画面を起動し、ETERNUS SF Storage Cruiser Managerおよび各排他ソフ

トウェアが表示されないことを確認します。

4. 上記操作で、ソフトウェア情報が表示された場合は、すでにインストールされているので、以下

のとおり、ソフトウェアをアンインストールしてください。

― 前提基本ソフトウェアがインストールされていない場合

インストールしてください。

― 排他ソフトウェアがインストールされている場合

排他対象になっているソフトウェアのインストールガイドに従って、ソフトウェアをアン

インストールしてください。

― ETERNUS SF Storage Cruiser Manager が表示された場合

「9.2 [Windows版]マネージャのアンインストール」を参照し、アンインストールを実施し

てください。

28

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4.2.3.2 インストール時間

本ソフトウェアのインストール時間は約 10 分です。

4.2.3.3 ソフトウェアのインストール

1. ログオンします。

運用管理サーバをインストールするシステムにログオンします。ログオンの際は導入する端末の

Administratorグループのユーザでログオンしてください。

2. ETERNUS SF Storage CruiserサーバクライアントプログラムのCD-ROMをドライブにセットして、

「エクスプローラ」などで CD-ROMのドライブ:\manager\Windows\I32ディレクトリを開いて、

setup.exeを実行します。

3. インストールシールドが起動して次の画面が表示されるので、内容を確認し、<次へ>ボタンをク

リックしてください。

29

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4. 使用許諾契約画面で、使用許諾の契約を行います。

5. インストール先の指定を行います。

デフォルトで表示されているディレクトリ以外のディレクトリにインストールする場合は<参照>

ボタンをクリックしてインストール先ディレクトリを変更してください。ディレクトリの指定が

完了した後、<次へ>ボタンをクリックしてください。なお、インストール先のディレクトリ名に

は、全角文字、日本語および以下の半角記号【 " | : * ? / . < > , % & ^ = ! ; 】は使用でき

ません。

30

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6. 5).の指定で表示されているディレクトリ以外のディレクトリにインストールする場合は<参照>

ボタンをクリックしてインストール先ディレクトリを変更してください。ディレクトリの指定が

完了した後、<次へ>ボタンをクリックしてください。なお、インストール先のディレクトリ名に

は、全角文字、日本語および以下の半角記号【 " | : * ? / . < > , % & ^ = ! ; 】は使用でき

ません。

7. エージェント及びクライアントとの通信に必要な情報を入力します。

運用管理サーバからエージェントおよびクライアントに通信するためのポート番号を入力します。

― Agentのポート番号について

運用管理サーバとエージェントとの間の通信で使用するポート番号を設定します。エージ

ェントで設定する番号と同じ番号を入力してください。デフォルト値4917で、通常はこの

値を変更する必要はありません。但し、このポート番号が既にシステムで使用されている

場合は、空いているポート番号を割り当ててください。

― nfportのポート番号について

運用管理サーバとクライアントとの間の通信で使用するポート番号を設定します。クライ

アントで設定する番号と同じ番号を入力してください。デフォルト値23456で、通常はこの

値を変更する必要はありません。但し、このポート番号が既にシステムで使用されている

場合は、空いているポート番号を割り当ててください。

― rcxportのポート番号について

運用管理サーバ内部の通信で使用するポート番号を設定します。デフォルト値23459で、通

常はこの値を変更する必要はありません。但し、このポート番号が既にシステムで使用さ

れている場合は、空いているポート番号を割り当ててください。

31

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既にシステムで使用されるポートについて、servicesファイルを確認してください。なお、

services ファイルは、以下のディレクトリに格納されます。

― %SystemRoot%\system32\drivers\etc\

%SystemRoot%は、Windows をインストールしたディレクトリとなります。

— Windows Server 2003 ファミリのデフォルトの場合

C:\Windows\system32\drivers\etc\services

ポート番号がすでに他で使用されている場合は、空いているポート番号を選んで変更してくださ

い。その場合は、同じポート番号を設定しているETERNUS SF Storage Cruiserの他のサーバにつ

いても、同様に設定を変更してください。

8. ファイルコピーの開始画面で、設定内容を確認します。

32

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9. コピー処理が開始されます。

10. 運用管理サーバ管理者用ログインアカウントを作成します。

運用管理サーバ管理者用ログインアカウントの作成と、CLI暗号化用鍵の作成を行います。

― CLI 暗号化用鍵について

CLI暗号化用鍵を入力します (4 文字以上 56 文字以内)。半角英数字、記号を使用できま

す。なお、CLI 暗号化用鍵は、ETERNUS SF Storage Cruiser内部でのみ利用するため、記

憶する必要がありません。

― ユーザ名について

運用管理サーバ管理者用ログインアカウントのユーザ名を入力します (1 文字以上 16 文

字以内)。先頭文字を英字とし、半角英数字、アンダースコア ("_")、ピリオド (".")、お

よびハイフン ("-") を使用できます。

― パスワードについて

運用管理サーバ管理者用ログインアカウントのパスワードを入力します (1 文字以上 16

文字以内)。半角英数字、および記号は使用できますが、先頭文字に "{" は使用できませ

ん。

― パスワード確認について

運用管理サーバ管理者パスワード確認のため、パスワードを再度入力します。

上記画面で <スキップ> ボタンをクリックした場合は、以下のメッセージダイアログが表示され

ます。

「ETERNUS SF Storage Cruiser ユーザーズガイド」の「C.2.1.1 管理者用ログインアカウント作

成コマンド(rcxcert)」を参照し、運用管理サーバ管理者用ログインアカウントを作成してくださ

い。

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11. コピー処理完了後、インストールは終了します。インストール処理を完了させるため、[完了]ボ

タンをクリックします。インストール完了後は、コンピュータの再起動を行ってください。

ServerViewマネージャと同居させる場合、インストール完了後にESCインストールディレクトリ

\Manager\opt\FJSVswstt\mpwksttr\binディレクトリ配下のmpmstsコマンドをONオプションで実

行します。

例) (インストール先がデフォルトの場合)

C:\Program Files\ETERNUS-SSC\Manager\opt\FJSVswstt\bin配下にて、

mpmsts ON <return>

と実行します。コマンド実行後はコンピュータを再起動してください。

なお、ServerViewマネージャを使用しなくなった場合や本対処を誤って実施した場合は、ESCイン

ストールディレクトリ\Manager\opt\FJSVswstt\binディレクトリ配下の mpmsts コマンドをOFF

オプションで実行します。

例) (インストール先がデフォルトの場合)

C:\Program Files\ETERNUS-SSC\Manager\opt\FJSVswstt\bin配下にて、

mpmsts OFF <RETURN>

と実行します。コマンド実行後はコンピュータを再起動してください。

ETERNUS SF Storage Cruiser のエージェントとServer System Manager のエージェントを同じサ

ーバにインストールする場合は、ETERNUS SF Storage Cruiser マネージャの下記のファイルを削

除してください。

環境設定ディレクトリ¥Manager¥etc¥opt¥FJSVssmgr¥current¥certificate¥common_client.cer

この手順を反映させるためには、システムの再起動または、ETERNUS SF Storage Cruiser マネー

ジャの再起動が必要です。

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12. インストール後のセットアップ

「4.2.4 インストール後のセットアップ」を参照し、インストール後のセットアップを実施しま

す。

4.2.4 インストール後のセットアップ

運用管理サーバをセットアップする手順を以下に示します。

4.2.4.1 servicesの確認

マネージャはデフォルトでLANポート番号4917, 23456および23459を使用してエージェントまたはクライ

アントと通信します。

[services ファイルの設定内容]

# サービス名 ポート番号/プロトコル名

sscruisera 4917/tcp

nfport 23456/tcp

rcxport 23459/tcp

サービス名とポート番号、プロトコル名、接続元、接続先の関係を以下に示します。

サービス名 ポート番号/プロトコル名 接続元 接続先

sscruisera 4917/tcp マネージャ エージェント

nfport 23456/tcp マネージャ クライアント

rcxport 23459/tcp マネージャ マネージャ (内部通信)

ssvscme 7420/tcp

7420/udp マネージャ 仮想化スイッチ

この内容は、ソフトウェアのインストール時に、ポート番号の登録の画面で入力したポート番号が反映

されます。反映されている情報に間違いがないか確認してください。またポート番号がすでに他で使用

されている場合は、空いているポート番号に変更してください。

● マネージャは上記以外に、エージェントを含む管理対象装置からの SNMP Trap を受信するために

ポート番号 162/udp を使用します。

● サービス名 (ssvscme) の記述は、仮想ストレージ管理を利用するときだけ必要です。利用する場

合、上記の表を参照し、servicesファイルに必要な番号を追加してください。

services ファイルは、以下のディレクトリに格納されます。

― %SystemRoot%\system32\drivers\etc\

%SystemRoot%は、Windows をインストールしたディレクトリとなります。

Windows Server 2003 ファミリのデフォルトの場合は以下のとおりです。

C:\Windows\system32\drivers\etc\services

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4.2.5 旧製品からの移行

Softek Storage Cruiserの運用管理サーバ または 旧バージョンレベルのETERNUS SF Storage Cruiser

の運用管理サーバを導入している場合、現行の設定情報を退避して、本バージョンレベルのETERNUS SF

Storage Cruiserの運用管理サーバに引き継ぐことができます。

4.2.5.1 Softek Storage Cruiserからの移行

「付録D Softek Storage Cruiserからの移行手順」を参照してください。

4.2.5.2 旧バージョンレベルからの移行

ここでは、旧バージョンレベルのETERNUS SF Storage Cruiserからの移行について説明します。

1. 旧バージョンレベルのETERNUS SF Storage Cruiserマネージャの設定情報のバックアップを行い

ます。

「ETERNUS SF Storage Cruiser ユーザーズガイド」の「9.1.1.2.3 Windowsマネージャのバック

アップ」に沿って、バックアップを作成します。

2. 旧バージョンレベルのETERNUS SF Storage Cruiserマネージャをアンインストールします。

旧バージョンレベルの「ETERNUS SF Storage Cruiser インストールガイド」の「9.2 [Windows

版]マネージャのアンインストール」に沿って、マネージャをアンインストールします。

3. ETERNUS SF Storage Cruiserマネージャをインストールします。

「ETERNUS SF Storage Cruiser インストールガイド」の「4.2 [Windows版]マネージャ」に沿っ

て、マネージャのインストールとセットアップを行います。

4. 旧バージョンレベルのETERNUS SF Storage Cruiserマネージャの設定情報のリストアを行います。

手順1で作成したバックアップを、「ETERNUS SF Storage Cruiser ユーザーズガイド」の「9.1.1.3.3

Windowsマネージャのリストア」に沿って、リストアします。

5. 性能管理の構成情報の更新を行います。

以下の条件を満たす装置について性能管理機能を使用している場合は、マネージャ起動後、

「ETERNUS SF Storage Cruiser ユーザーズガイド」の「7.2.11 構成情報の更新」に沿って、当

該装置について構成情報の更新を行ってください。

・ETERNUS8000、ETERNUS4000(M80,M100除く) ファームウェア版数: V10L50以降

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第5章 クライアントのインストールとセットアッ

本章では、ETERNUS SF Storage Cruiser のクライアントのインストールとセットアップについて説明し

ます。

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5.1 動作環境

5.1.1 ハードウェア条件

本ソフトウェアを使用する場合、以下のハードウェアが必要です。

項番 動作サーバ 装置搭載メモリ 推奨 CPU 性能

1 運用管理クライアント 512 M バイト以上 Pentium(R)Ⅲ 1.2GHz 以上

5.1.2 ソフトウェア条件

5.1.2.1 前提基本ソフトウェア

本ソフトウェアを使用する場合、以下のいずれかの基本ソフトウェアが必要です。

項番 製品名 備考

1 Windows Server 2003, Standard Edition -

2 Windows Server 2003, Enterprise Edition -

3 Windows Server 2003 R2, Standard Edition -

4 Windows Server 2003 R2, Enterprise Edition -

5 Windows XP Professional -

6 Windows XP Home Edition -

7 Windows 2000 Server (SP1 以降) -

8 Windows 2000 Advanced Server (SP1 以降) -

9 Windows 2000 Professional (SP1 以降) -

5.1.2.2 必須ソフトウェア

本ソフトウェアを使用する場合、以下のソフトウェアが必要です。

項番 製品名 パッケ

ージ名

バージョ

ン 備考

1 Microsoft Internet

Explorer - 5.5 以降

2 Netscape

Communicator - 4.7 以降

ETERNUS SF Storage Cruiser クライアント画面

からの http 指定による呼び出し (管理ソフト

ウェア、ヘルプ) に使用します。

Netscape Communicator を使用する場合、

Windows 上で使用するブラウザとして設定して

おく必要があります。

Netscape Communicator を使用する場合、クライアントをインストール後、「5.3.1 Eclipse ヘルプ・シ

ステムを利用するための設定」に従って、ヘルプ・サーバーの設定を必ず行ってください。

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5.1.2.3 排他ソフトウェア

本ソフトウェアを使用する場合、以下のソフトウェアと混在できません。

項番 製品名 バージョン 備考

1 Systemwalker Resource Coordinator すべて -

2 Softek Storage Cruiser すべて -

5.1.2.4 ディスク容量

新規にインストール、および動作するためには、以下のディレクトリにディスク容量が必要です。必要

があれば、該当するファイルシステムのサイズを拡張してください。

項番 ディレクトリ ディスク所要量 (単位 : M バイト) 備考

1 \$DIR1…注1) 253 -

● 注1.“$DIR1”は本ソフトウェアのインストール時に指定するインストールディレクトリ名です。

WindowsがC:\にインストールされている場合の省略値は以下です。

C:\Program Files\ETERNUS-SSC\Client

5.1.2.5 メモリ容量

本ソフトウェアの動作に最低限必要なメモリ容量を示します。

項番 メモリ所要量 (単位 : M バイト) 備考

1 384 -

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5.2 インストール手順

5.2.1 インストールの前準備

1. ETERNUS SF Storage Cruiser をインストールする前に、対象システムは「5.1.2.3 排他ソフトウ

ェア」に記載されているソフトウェアがすでにインストールされている場合は、アンインストー

ル後、ETERNUS SF Storage Cruiserのクライアントをインストールしてください。

2. [スタート]-[コントロールパネル] を選択します。

上記メニューは、Windows Server 2003 Standard Edition、および Windows Server 2003 Enterprise

Edition で、"[スタート] メニュー" を選択している場合です。

Windows Server 2003 Standard Edition、および Windows Server 2003 Enterprise Edition で "

クラシック [スタート] メニュー" を選択している場合は、[スタート]-[設定]-[コントロールパ

ネル] となります。

3. プログラムの追加と削除画面を起動し、ETERNUS SF Storage Cruiser Clientおよび各排他ソフト

ウェアが表示されないことを確認します。

4. 上記操作で、ETERNUS SF Storage Cruiser Clientおよび各排他ソフトウェアの情報が表示された

場合は、すでにインストールされているので、以下のとおり、ソフトウェアをアンインストール

してください。

― 前提基本ソフトウェアがインストールされていない場合

インストールしてください。

― 排他ソフトウェアがインストールされている場合

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排他対象になっているソフトウェアのインストールガイドに従って、ソフトウェアをアン

インストールしてください。

― ETERNUS SF Storage Cruiser Clientが表示された場合

「8.1 アンインストール」を参照し、アンインストールを実施してください。

5. クライアントのインストールでは、Eclipse V3.0.1 がインストールされます。

すでに Eclipse が導入されている場合でもインストールすることができます。その場合、Eclipse

をインストールしたディレクトリとは異なるディレクトリへインストールしてください。

Eclipse のインストール、およびご使用には、インストール時に表示される Eclipse の使用許諾

契約「Common Public License v1.0」に同意していただく必要があります。

万一同意いただけない場合、本ソフトウェアを使用することはできません。

― Eclipse は、クライアントのインストール後、以下のディレクトリに配置されています。

クライアントインストールディレクトリ\Client\eclipse

― Common Public License v1.0 を納めたファイルは、以下にも格納されています。

クライアントインストールディレクトリ\Client\eclipse\cpl-v10.html

cpl-v10.html ファイルに記述してある Eclipse の使用条件を遵守してください。

― Eclipse は、オープンソースコードです。クライアントのインストールによりインストー

ルされる Eclipse のソースコードは、以下のディレクトリに格納されています。

CD-ROM のドライブ:\client\source

5.2.2 インストール時間

本ソフトウェアのインストール時間は約 5 分です。

5.2.3 ソフトウェアのインストール

1. ログオンします。

クライアントをインストールするシステムにログオンします。ログオンの際は導入する端末の

Administratorグループのユーザでログオンしてください。

2. ETERNUS SF Storage Cruiser マネージャクライアントプログラムの CD-ROM をセットして、エク

スプローラなどで CD-ROM のドライブ:\client\Windows\I32 ディレクトリを開いて、setup.exe

を実行します。

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3. インストールシールドが起動して次の画面が表示されるので、内容を確認し、<次へ> ボタンをク

リックしてください。

4. 最初の使用許諾契約画面で、Eclipse の "Common Public License v1.0" に同意します。

クライアントのインストールでは、Eclipse が同時にインストールされます。

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5. 次の使用許諾契約画面で、ETERNUS SF Storage Cruiser Clientの使用許諾契約に同意します。

6. インストール先の指定を行います。

デフォルトで表示されているディレクトリ以外のディレクトリにインストールする場合は <参照

> ボタンをクリックしてインストール先ディレクトリを変更してください。ディレクトリの指定

が完了したあと、<次へ> ボタンをクリックしてください。

7. インストール先の変更は、以下の方法で行います。

手順 6. の指定で表示されているディレクトリ以外のディレクトリにインストールする場合は <

参照> ボタンをクリックしてインストール先ディレクトリを変更してください。ディレクトリの

指定が完了したあと、設定内容に誤りがなければ、<次へ> ボタンをクリックしてください。なお、

インストール先のディレクトリ名には、全角文字、日本語および以下の半角記号【 " | : * ? / .

< > , % & ^ = ! ; 】は使用できません。

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8. デスクトップにショートカットを作成するかどうかを指定したあと、<次へ> ボタンをクリックし

てください。

9. ファイルコピーの開始画面で、設定内容を確認します。

設定内容に誤りがなければ、<次へ> ボタンをクリックしてください。設定内容を変更する場合、

<戻る> ボタンをクリックしてください。

10. コピー処理が開始されます。

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11. コピー処理完了後、インストールは終了します。インストール処理を完了させるため、<完了>ボ

タンをクリックします。

12. インストール後のセットアップ

「5.3 インストール後のセットアップ」を参照し、インストール後のセットアップを実施します。

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5.3 インストール後のセットアップ

5.3.1 Eclipse ヘルプ・システムを利用するための設定

ETERNUS SF Storage Cruiser Clientでは、ユーザーズガイドを表示するために Eclipse のヘルプ・シ

ステムを使用します。以下の手順に従って設定を行ってください。

1. 運用管理クライアントのスタートメニューから、[ETERNUS SF Storage Cruiser] ‒ [Storage

Cruiser]を選択、またはデスクトップ上に配置されている <Storage Cruiser> アイコンをダブル

クリックします。

これにより、Eclipse の起動とともにETERNUS SF Storage Cruiserのログイン画面が表示されま

す。

2. Eclipse のメニュー [ウィンドウ]-[設定] を選択します。

3. [ヘルプ]-[ヘルプ・サーバー] を選択します。

4. "ローカル・マシンのホスト名または IP アドレス (H)..." にクライアントのホスト名、または

IP アドレスを入力します。

5. <適用> ボタンをクリックします。

6. <OK> ボタンをクリックします。

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5.3.2 マネージャと通信するための設定

クライアントからマネージャと通信するために、以下の手順に従って設定を行ってください。

マイコンピュータから以下のファイルをメモ帳で開きます。

● %SystemRoot%\system32\drivers\etc\hosts

マネージャの IP アドレスを追加します。以下に IP アドレスが 10.20.30.40 のマネージャを追加する

hosts ファイルの例を示します。

<例>

# Copyright (c) 1993-1999 Microsoft Corp.

#

# This is a sample HOSTS file used by Microsoft TCP/IP for Windows.

#

# This file contains the mappings of IP addresses to host names. Each

# entry should be kept on an individual line. The IP address should

# be placed in the first column followed by the corresponding host name.

# The IP address and the host name should be separated by at least one

# space.

#

# Additionally, comments (such as these) may be inserted on individual

# lines or following the machine name denoted by a '#' symbol.

#

# For example:

#

# 102.54.94.97 rhino.acme.com # source server

# 38.25.63.10 x.acme.com # x client host

127.0.0.1 localhost

10.20.30.40 scmgr

hosts ファイルの最後には必ず改行を入れてください。

5.3.3 旧製品からの移行

Softek Storage Cruiserのクライアントまたは 旧バージョンレベルのETERNUS SF Storage Cruiserのク

ライアントについては、管理情報の引継ぎを行いません。通常の手順でアンインストール・インストー

ルを行った後、ユーザ設定をやり直します。

5.3.3.1 Softek Storage Cruiserからの移行

「付録D Softek Storage Cruiserからの移行手順」を参照してください。

47

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5.3.3.2 旧バージョンレベルからの移行

旧バージョンレベルのESCクライアントについては、管理情報の引継ぎを行いません。通常の手順でアン

インストール・インストールを行った後、ユーザ設定をやり直します。

48

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第6章 エージェントのインストールとセットアッ

本章では、ETERNUS SF Storage Cruiser のエージェントのインストールとセットアップについて説明し

ます。

49

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6.1 [Solaris 環境]インストールとセットアップ

6.1.1 動作環境

6.1.1.1 ハードウェア条件

本ソフトウェアを使用する場合、以下のハードウェアが必要です。

番 動作サーバ サポート機種 備考

1 管理対象サーバノード Sparc/SUNサーバ全機種 -

6.1.1.2 ソフトウェア条件

6.1.1.2.1 前提基本ソフトウェア

本ソフトウェアを使用する場合、以下のいずれかの基本ソフトウェアが必要です。

項番 製品名 備考

1 (日本語) Solaris 8 OS -

2 (日本語) Solaris 9 OS -

3 (日本語) Solaris 10 OS

zone を利用している場合は、本ソフトウェアを global zone

へインストールしてください。

non-global zone にはインストールできません。

6.1.1.2.2 必須ソフトウェア

本ソフトウェアを使用する場合、以下のソフトウェアが必要です。

エージェントをインストールする前に、以下のソフトウェアをインストールしてください。

項番 製品名 パッケージ

バージ

ョン 備考

1 SNIA HBA API ライブラ

リ - -

ETERNUS SF Storage Cruiser で RAID 装

置を管理する場合に必要です。

使用する HBA、OS の版数に合ったライブ

ラリを準備してください。

なお、HBA、および利用するドライバ版数

により準備する方法が異なりますので、詳

細については、「付録 B.1 Solaris での

SNIA HBA API ライブラリの設定」を参照

願います。

50

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6.1.1.2.3 排他ソフトウェア

本ソフトウェアを使用する場合、以下のソフトウェアと混在することはできません。

項番 製品名 バージョン 備考

1 Systemwalker Resource Coordinator すべて -

2 Softek Storage Cruiser すべて -

6.1.1.2.4 必須パッチ

本ソフトウェアを使用する場合、以下のパッチが必要です。

項番 製品名 パッチ ID 備考

1 (日本語) Solaris 8 OS 最新パッチ -

2 (日本語) Solaris 9 OS 最新パッチ -

3 (日本語) Solaris 10 OS 最新パッチ -

6.1.1.2.5 静的ディスク容量

新規にインストールするために静的ディスク容量が必要です。

項番 ディレクトリ ディスク所要量 (単位 : M バイト) 備考

1 /etc 3 -

2 /var 240 -

3 /opt 100 -

6.1.1.2.6 動的ディスク容量

新規にインストールするために動的ディスク容量が必要です。

各ディレクトリには静的ディスク容量に加え、以下のディスク容量が必要です。

項番 ディレクトリ ディスク所要量

(単位 : M バイト)備考

1 /etc 1 -

2 /var 62 -

6.1.1.2.7 メモリ容量

本ソフトウェアの動作に最低限必要なメモリ容量を示します。

項番 メモリ所要量 (単位 : M バイト) 備考

1 300 -

51

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6.1.1.2.8 スワップ容量

本ソフトウェアが使用するスワップ容量を示します。

項番 スワップ容量 (単位 : M バイト) 備考

1 250 -

6.1.2 注意事項

● 「6.1.1.2.3 排他ソフトウェア」に記載されている、Systemwalker Resource Coordinator、また

はSoftek Storage Cruiserがすでにインストールされている場合、アンインストール後、ETERNUS

SF Storage Cruiserのエージェントをインストールしてください。

● Server System Manager のエージェントと同じサーバにインストールする場合は、「4.1.3.3 ソフ

トウェアのインストール」の手順 8 または、「4.2.3.3 ソフトウェアのインストール」の手順 11

を確認してください。

6.1.3 インストール手順

エージェントをインストールする手順を以下に示します。

エージェントのインストールには、ETERNUS SF Storage Cruiserエージェントプログラムの CD-ROM を

使用します。

6.1.3.1 インストール前準備

本ソフトウェア(古いバージョンレベル等)がインストールされていないことを確認します。

# cd CD-ROM マウントポイント/agent/Solaris <RETURN> # ./scagtinstall.sh -check <RETURN>

上記の操作で、メッセージが出力された場合、それぞれの対処を実施してください。

― 排他ソフトウェアがインストールされている場合

ETERNUS SF Storage Cruiser Agent をインストールしたい場合は、そのソフトウ

ェアのインストールガイドに従って、ソフトウェアをアンインストールしてくだ

さい。

― すでに、ETERNUS SF Storage Cruiser Agent のパッケージがインストールされている場合

「7.1.1 エージェントの停止」を参照してエージェントを停止したあと、表示さ

れたパッケージをアンインストールしてください。

シングルユーザモードでインストールを行っている場合は、インストールの前にローカルファイルシス

テムのマウントが行われていることを確認してください。もし行われていない場合は、ローカルファイ

ルシステムのマウントを行います。

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# /usr/sbin/mountall -l <RETURN>

6.1.3.2 インストール時間

本ソフトウェアのインストール時間は約 5 分です。

6.1.3.3 ソフトウェアのインストール

1. root(スーパユーザ)でログインします。

# su <RETURN>

2. 「6.1.3.1 インストール前準備」を実行したあと、本ソフトウェア専用のインストールコマンド

(scagtinstall.sh) が格納されているディレクトリ (CD-ROM マウントポイント

/agent/Solaris) に移動します。

# cd CD-ROM マウントポイント/agent/Solaris <RETURN>

scagtinstall.sh コマンドを使用して、ETERNUS SF Storage Cruiser エージェントをインス

トールします。

3.

# ./scagtinstall.sh <RETURN> ETERNUS SF Storage Cruiser 13.1

All Rights Reserved, Copyright(c) FUJITSU LIMITED 2006-2007

This program will install "ETERNUS SF Storage Cruiser" Agent on your system.

Do you want to continue the installation of this package? [y,n,?,q]

4. このままインストールを実行する場合は "y"、中断する場合は "y" 以外を入力します。

Do you want to continue the installation of this package? [y,n,?,q]

5. "y" を入力すると、インストールが継続されます。

対話形式で以下のインストール先を指定します。

パッケージのインストール先ディレクトリ(Program install directory)

初期値として/optが設定されています。

<例>

INFO : Starting Installation of ETERNUS SF Storage Cruiser ...

...

Please enter install directory. (default: /opt) [?,q]

変更されるファイル(ログファイル、一時ファイルなど)のインストール先ディレクトリ

(Modifying configuration directory)

初期値として/var/optが設定されています。

<例>

Please enter variable configuration directory. (default: /var/opt) [?,q]

53

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環境設定用ファイルのインストール先ディレクトリ(Fixed configuration directory)

初期値として/etc/optが設定されています。

<例>

Please enter fixed configuration directory. (default: /etc/opt) [?,q]

インストール先ディレクトリの指定が完了しますと、以下にあるようなメッセージが表示されま

す。

<例>

Using </opt> as the package base directory.

## Processing package information.

## Processing system information.

## Verifying disk space requirements.

## Checking for conflicts with packages already installed.

## Checking for setuid/setgid programs.

This package contains scripts which will be executed with super-user

permission during the process of installing this package.

Do you want to continue with the installation of <FJSVssage> [y,n,?]

6. 続行確認のメッセージに対して、了解する場合には"y"を入力します。中断する場合には"n"を入

力します。了解した場合には、インストールが開始されます。表示例を以下に示します。

インストールが正常に完了すると、以下のメッセージが表示されます。

Do you want to continue with the installation of <FJSVssage> [y,n,?] y

Installing Storage System Agent for ETERNUS SF as <FJSVssage>

...

Installation of <FJSVssage> was successful.

INFO : "ETERNUS SF Storage Cruiser" Agent was installed successfully.

インストールが正常に完了すると、以下のメッセージが表示されます。

INFO : "ETERNUS SF Storage Cruiser" Agent was installed successfully.

インストールが失敗すると、以下のメッセージが表示されます。

ERROR : not privileged

または

ERROR : "ETERNUS SF Storage Cruiser" Agent cannot be installed in non-global zone.

または

ERROR : Installing FJSVssage was failed.

7. インストール結果は以下のコマンドで確認します。コマンド実行後、エラーメッセージが表示さ

れた場合はインストールに失敗しています。「7.1 アンインストール」によりパッケージを削除し

て、再度インストールし直してください。

# pkgchk -n FJSVssage <RETURN>

8. インストール後のセットアップ

「6.1.4 インストール後のセットアップ」を参照し、インストール後のセットアップを実施しま

す。

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6.1.4 インストール後のセットアップ

管理対象サーバノードをセットアップする手順を以下に示します。本手順はマルチユーザモードで実行

してください。

6.1.4.1 /etc/services の設定

エージェントはデフォルトでLANポート番号4917を使用して運用管理サーバ(マネージャ)と通信します。

従って、このポート番号を以下のように/etc/servicesファイルに記述し、このポート番号使用を宣言し

ます。

記述がない場合は、エージェントはポート番号4917で起動します。

[/etc/services ファイルの設定内容]

# サービス名 ポート番号/プロトコル名

sscruisera 4917/tcp

サービス名とポート番号、プロトコル名、接続元、接続先の関係を以下に示します。

サービス名 ポート番号/プロトコル名 接続元 接続先

sscruisera 4917/tcp マネージャ エージェント

ポート番号が、既にシステムで使用されている場合は、空いているポート番号に変更してください。但

し、変更した場合、運用管理サーバ側に設定する同一サービス名に対するポート番号も同じ値にする必

要があります。

6.1.4.2 エージェントの管理 LAN の IP アドレス設定

エージェントは、運用管理サーバ(マネージャ)と正しいLAN経路で通信できるように、運用管理サーバと

の通信用に使用するサーバノードのIPアドレスを起動IPアドレスとして指定します。以下のコマンドで

エージェントに起動IPアドレスを指定してください。

1. エージェントの管理LAN の IP アドレスを設定するためには、エージェントの停止が必要です。

エージェントが動作している場合、以下のコマンドを入力し、エージェントを停止します。

# /opt/FJSVssage/bin/pstorageagt <RETURN>

2. エージェントに管理 LAN の IP アドレスを設定します。

# /opt/FJSVssage/bin/setagtip -i IPアドレス <RETURN>

― 起動IPアドレスの設定値について

a- エージェントをインストールするサーバノードが単一のIPアドレスのみを持つ場合

は、起動IPアドレスの設定はその単一IPアドレスを設定します。

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b- エージェントをインストールするサーバノードが複数のIPアドレスを持つ場合は、

サーバノードと運用管理サーバとのネットワークの構成から起動IPアドレスの設定

値を決定します。

b-1. 基本的には、運用管理サーバのRoute側にあるLANに設定されているサーバノー

ドのIPアドレスを起動IPアドレスとして設定します。

c- ファイヤウォール環境など、IPアドレス変換(NATなど)を行っている環境では、 サ

ーバノード本体のIPアドレスではなく、運用管理サーバから通信できるIPアドレスを

設定します。

6.1.4.3 SNIA HBA API ライブラリのインストールと設定

ETERNUS SF Storage Cruiserで RAID 装置を管理する場合、HBA ベンダが配付している SNIA HBA API ラ

イブラリをインストールと設定する必要があります。

「付録B.1 Solaris での SNIA HBA API ライブラリの設定」を参照して SNIA HBA API ライブラリのイ

ンストールを行ってください。

6.1.4.4 Correlation.iniファイルの変更

SUN製のHBAを使用する場合、エージェントの詳細設定ファイルCorrelation.iniファイルを以下の手順で

変更する必要があります。

# cp -p /etc/opt/FJSVssage/Correlation.ini /etc/opt/FJSVssage/Correlation.ini.org # cp -p /etc/opt/FJSVssage/Correlation.ini.sun /etc/opt/FJSVssage/Correlation.ini

6.1.4.5 システムの再起動

設定完了後にシステムを再起動してください。ETERNUS SF Storage Cruiserが自動的に起動します。

# /usr/sbin/shutdown -y -g0 -i6 <RETURN>

6.1.5 旧製品からの移行

Softek Storage Cruiserのエージェントまたは 旧バージョンレベルのETERNUS SF Storage Cruiserのエ

ージェントを導入している場合、現行の設定情報を退避して、ESCエージェントに同じ設定を引き継ぐこ

とができます。

6.1.5.1 Softek Storage Cruiserからの移行

Softek Storage Cruiserのエージェントから移行する場合の手順を示します。

1. エージェント設定情報の退避

SSCエージェントをアンインストールする前に、以下のSSCエージェント設定情報を退避しておき

ます。

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― SNMP Trap送信先アドレスの退避

SSCエージェントの、以下のファイルを退避しておきます。

/var/opt/FJSVssagt/sanm.ip

― SSCエージェント定義ファイルの退避

SSCエージェントの、以下のファイルを退避しておきます。

/etc/opt/FJSVssagt/ ディレクトリ配下の全ファイル

― ユーザ定義情報の退避

SSCエージェントの、以下のファイルを退避しておきます。 本ファイルがない場合は、退

避の必要はありません。

/opt/FJSVssagt/lib/defusr.dat

2.

3.

4.

SSCエージェントのアンインストール

SSCエージェントのアンインストールをします。アンインストール方法については、Softek

Storage Cruiserのマニュアルを参照してください。

ESCエージェントのインストールとセットアップ

ESCエージェントのインストールとセットアップを実施します。インストールとセットアップ方法

については、「6.1 [Solaris 環境]インストールとセットアップ」を参照して下さい。

退避したエージェント設定情報の移行

1.で退避したエージェント設定情報を移行します。

― SNMP Trap送信先アドレスの移行

先に退避したファイルをコピーして、以下のファイルを作成します。

/var/opt/FJSVssage/sanm.ip

― SSCエージェント定義ファイルの移行

先に退避したファイルを参照して、SSCエージェント導入時から変更した定義を反映します。

定義を変更していないファイルについては、移行の必要はなく、新しい定義を利用してく

ださい。

/etc/opt/FJSVssage/ ディレクトリ配下の全ファイル

― ユーザ定義情報の移行

先に退避したファイルをコピーして、以下のファイルを作成します。なお、退避する必要

がなかった場合には、移行も必要ありません。

/opt/FJSVssage/lib/defusr.dat

6.1.5.2 旧バージョンレベルからの移行

旧バージョンレベルのETERNUS SF Storage Cruiserのエージェントから移行する場合の手順を示します。

1. エージェント設定情報の退避

旧バージョンレベルのESCエージェントをアンインストールする前に、以下の旧バージョンレベル

のESCエージェント設定情報を退避しておきます。

― SNMP Trap送信先アドレスの退避

旧バージョンレベルのESCエージェントの、以下のファイルを退避しておきます。

57

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/var/opt/FJSVssage/sanm.ip

― 旧バージョンレベルのESCエージェント定義ファイルの退避

旧バージョンレベルのESCエージェントの、以下のファイルを退避しておきます。

/etc/opt/FJSVssage/ ディレクトリ配下の全ファイル

― ユーザ定義情報の退避

旧バージョンレベルのESCエージェントの、以下のファイルを退避しておきます。 本ファ

イルがない場合は、退避の必要はありません。

/opt/FJSVssage/lib/defusr.dat

2.

3.

4.

旧バージョンレベルのESCエージェントのアンインストール

旧バージョンレベルのESCエージェントのアンインストールをします。アンインストール方法につ

いては、旧バージョンレベルのETERNUS SF Storage Cruiserのマニュアルを参照してください。

ESCエージェントのインストールとセットアップ

ESCエージェントのインストールとセットアップを実施します。インストールとセットアップ方法

については、「6.1 [Solaris 環境]インストールとセットアップ」を参照して下さい。

退避したエージェント設定情報の移行

1.で退避したエージェント設定情報を移行します。

― SNMP Trap送信先アドレスの移行

先に退避したファイルをコピーして、以下のファイルを作成します。

/var/opt/FJSVssage/sanm.ip

― 旧バージョンレベルのESCエージェント定義ファイルの移行

先に退避したファイルを参照して、旧バージョンレベルのESCエージェント導入時から変更

した定義を反映します。定義を変更していないファイルについては、移行の必要はなく、

新しい定義を利用してください。

/etc/opt/FJSVssage/ ディレクトリ配下の全ファイル

― ユーザ定義情報の移行

先に退避したファイルをコピーして、以下のファイルを作成します。なお、退避する必要

がなかった場合には、移行も必要ありません。

/opt/FJSVssage/lib/defusr.dat

58

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6.2 [Linux 環境]インストールとセットアップ

6.2.1 動作環境

6.2.1.1 ハードウェア条件

本ソフトウェアを使用する場合、以下のいずれかのハードウェアが必要です。

項番 動作サーバ 動作サーバ機種/要件

1 装置搭載メモリは256M バイト以上、且つ

推奨CPU性能はPentium(R)III 1GHz 以上

2

管理対象サーバノード

PRIMEQUEST

6.2.1.2 ソフトウェア条件

6.2.1.2.1 前提基本ソフトウェア

本ソフトウェアを使用する場合、以下のいずれかの基本ソフトウェアが必要です。

項番 製品名 備考

1 Red Hat Enterprise Linux AS (v.3 for x86)

2 Red Hat Enterprise Linux ES (v.3 for x86)

3 Red Hat Enterprise Linux AS (v.4 for x86)

4 Red Hat Enterprise Linux ES (v.4 for x86)

5 Red Hat Enterprise Linux AS (v.4 for EM64T)

6 Red Hat Enterprise Linux ES (v.4 for EM64T)

修正カーネルが必要です。 修正カー

ネルを入手し、修正カーネルアップ

デート CD を作成してください。こ

の他、ドライバキット、アップデー

トキットなどの必須ソフトウェアが

ある場合、それらも準備してくださ

い。

必須ソフトウェアは、各サーバ用の

取扱説明書、または Linux のインス

トールガイドを参照してください。

7 Red Hat Enterprise Linux AS (v.4 for Itanium) 動作サーバはPRIMEQUESTのみです。

8 Red Hat Enterprise Linux 5 (for Intel Itanium)

動作サーバはPRIMEQUESTのみです。

また、仮想マシン機能を利用してい

る場合は、本ソフトウェアは管理OS

にインストールしてください。ゲス

トOSへインストールした場合、正し

く動作しません。

9 SUSE Linux Enterprise Server 9 EM64T -

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6.2.1.2.2 必須ソフトウェア

本ソフトウェアを使用する場合、以下のソフトウェアが必要です。

エージェントのインストールが完了したあと、インストールしてください。

項番 製品名 パッケ

ージ名

バージョ

ン 備考

1 SNIA HBA API ライブラリ

(注) - -

ESCで RAID 装置を管理する場合に必要で

す。使用する HBA、OS の版数に合ったライ

ブラリを準備してください。

なお、HBA、および利用するドライバ版数に

より準備する方法が異なりますので、詳細

については、「B.2 Linux での SNIA HBA API

ライブラリの設定」を参照してください。

6.2.1.2.3 排他ソフトウェア

本ソフトウェアを使用する場合、以下のソフトウェアと混在することはできません。

項番 製品名 バージョン 備考

1 Systemwalker Resource Coordinator すべて -

2 Softek Storage Cruiser すべて -

6.2.1.2.4 必須パッチ

本ソフトウェアを使用する場合、以下のパッチが必要です。

項番 製品名 パッチ ID /一括修正 備考

1 Red Hat Enterprise Linux AS (v.3 for x86)

2 Red Hat Enterprise Linux ES (v.3 for x86)一括修正 U05011以降 -

3 Red Hat Enterprise Linux AS (v.4 for x86)

4 Red Hat Enterprise Linux ES (v.4 for x86)一括修正 U05111以降 -

5 Red Hat Enterprise Linux AS (v.4 for

EM64T)

6 Red Hat Enterprise Linux ES (v.4 for

EM64T)

一括修正 U05121以降 -

7 Red Hat Enterprise Linux AS (v.4 for

Itanium) なし -

8 Red Hat Enterprise Linux 5 (for Intel

Itanium) なし -

9 SUSE Linux Enterprise Server 9 EM64T なし -

6.2.1.2.5 静的ディスク容量

新規にインストールするために静的ディスク容量が必要です。

項番 ディレクトリ ディスク所要量 (単位 : M バイト) 備考

1 /opt 101 -

60

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項番 ディレクトリ ディスク所要量 (単位 : M バイト) 備考

2 /etc/opt 1 -

3 /var/opt 205 -

6.2.1.2.6 動的ディスク容量

新規にインストールするために動的ディスク容量が必要です。

各ディレクトリには静的ディスク容量に加え、以下のディスク容量が必要です。

項番 ディレクトリ ディスク所要量

(単位 : M バイト)備考

1 /etc 0.3 -

2 /var/opt 48 -

6.2.1.2.7 メモリ容量

本ソフトウェアの動作に最低限必要なメモリ容量を示します。

項番 メモリ所要量 (単位 : M バイト) 備考

1 46 -

6.2.2 注意事項

● 「6.2.1.2.3 排他ソフトウェア」に記載されている、Systemwalker Resource Coordinator、また

はSoftek Storage Cruiserがすでにインストールされている場合、アンインストール後、ETERNUS

SF Storage Cruiserのエージェントをインストールしてください。

● Server System Manager のエージェントと同じサーバにインストールする場合は、「4.1.3.3 ソフ

トウェアのインストール」の手順 8 または、「4.2.3.3 ソフトウェアのインストール」の手順 11

を確認してください。

6.2.3 インストール手順

エージェントをインストールする手順を以下に示します。

エージェントのインストールには、ETERNUS SF Storage Cruiserエージェントプログラムの CD-ROM を

使用します。

6.2.3.1 インストール前準備

本ソフトウェア(古いバージョンレベル等)がインストールされていないことを確認します。

# cd CD-ROM マウントポイント/agent/RHEL <RETURN> # ./scagtinstall.sh -check <RETURN>

61

Page 74: ETERNUS SF Storage Cruiser インストールガイドsoftware.fujitsu.com/.../M070058/J2X14240/02Z200/IG.pdf²)1 69 ³ )1 69 0 G Ä ²4PMBSJT -JOVY )1 69 ³ 4PMBSJT z-JOVY z h x )1

上記の操作で、メッセージが出力された場合、それぞれの対処を実施してください。

― 排他ソフトウェアがインストールされている場合

ETERNUS SF Storage Cruiser Agent をインストールしたい場合は、そのソフトウ

ェアのインストールガイドに従って、ソフトウェアをアンインストールしてくだ

さい。

― すでに、ETERNUS SF Storage Cruiser Agent のパッケージがインストールされている場合

「7.2.1 エージェントの停止」を参照してエージェントを停止したあと、表示さ

れたパッケージをアンインストールしてください。

6.2.3.2 インストール時間

本ソフトウェアのインストール時間は約 5 分です。

6.2.3.3 ソフトウェアのインストール

6.2.3.3.1 Red Hat Enterprise Linux

1. root(スーパユーザ)でログインします。

# su <RETURN>

2. 「6.2.3.1 インストール前準備」を実行したあと、本ソフトウェア専用のインストールコマンド

(scagtinstall.sh) が格納されているディレクトリ (CD-ROM マウントポイント/agent/RHEL)

に移動します。

# cd CD-ROM マウントポイント/agent/RHEL <RETURN>

scagtinstall.sh コマンドを使用して、Storage Cruiser エージェントをインストールします。

3.

# ./scagtinstall.sh <RETURN> ETERNUS SF Storage Cruiser 13.1

All Rights Reserved, Copyright(c) FUJITSU LIMITED 2006-2007

This program will install "ETERNUS SF Storage Cruiser" Agent on your system.

Do you want to continue the installation of this package? [y,n,?,q]

4. このままインストールを実行する場合は "y"、実行しないで中断する場合は "y" 以外を入力しま

す。

Do you want to continue the installation of this package? [y,n,?,q]

5. "y" を入力すると、インストールが開始されます。

表示例を以下に示します。

62

Page 75: ETERNUS SF Storage Cruiser インストールガイドsoftware.fujitsu.com/.../M070058/J2X14240/02Z200/IG.pdf²)1 69 ³ )1 69 0 G Ä ²4PMBSJT -JOVY )1 69 ³ 4PMBSJT z-JOVY z h x )1

<例>

INFO : Starting Installation of ETERNUS SF Storage Cruiser ...

INFO : Installation of <FJSVssage> was successful.

INFO : ETERNUS SF Storage Cruiser Agent was installed successfully.

インストールが正常に完了すると、以下のメッセージが表示されます。

INFO : ETERNUS SF Storage Cruiser Agent was installed successfully.

インストールが失敗すると、以下のメッセージが表示されます。

ERROR : not privileged

または

INFO : Installation is terminated.

または

ERROR : Installing FJSVssage was failed.

6. インストール結果は以下のコマンドで確認します。

# rpm -qi FJSVssage <RETURN>

パッケージの詳細情報が表示されれば正しくインストールされています。エラーメッセージが表

示された場合は、インストールに失敗していますので、「7.2 [Linux 環境]アンインストール」に

よりパッケージを削除して、再度インストールし直してください。

7. インストール後のセットアップ

「6.2.4 インストール後のセットアップ」を参照し、インストール後のセットアップを実施しま

す。

6.2.3.3.2 SUSE Linux Enterprise Server

1. root(スーパユーザ)でログインします。

# su <RETURN>

2. 「6.2.3.1 インストール前準備」を実行したあと、本パッケージが格納されているディレクトリ

(CD-ROM マウントポイント/agent/SLES/pkg/SLES9EM64T) に移動します。

# cd CD-ROM マウントポイント/agent/SLES/pkg/SLES9EM64T <RETURN>

3. 以下のコマンドを実行します。

# rpm -ivh ./FJSVssage-13.1.0-1.x86_64.rpm <RETURN>

4. インストール結果は以下のコマンドで確認します。

# rpm -qi FJSVssage <RETURN>

パッケージの詳細情報が表示されれば正しくインストールされています。エラーメッセージが表

示された場合は、インストールに失敗していますので、「7.2 アンインストール」によりパッケー

ジを削除して、再度インストールし直してください。

5. インストール後のセットアップ

「6.2.4 インストール後のセットアップ」を参照し、インストール後のセットアップを実施しま

す。

63

Page 76: ETERNUS SF Storage Cruiser インストールガイドsoftware.fujitsu.com/.../M070058/J2X14240/02Z200/IG.pdf²)1 69 ³ )1 69 0 G Ä ²4PMBSJT -JOVY )1 69 ³ 4PMBSJT z-JOVY z h x )1

6.2.4 インストール後のセットアップ

管理対象サーバノードをセットアップする手順を以下に示します。本手順はマルチユーザモードで実行

してください。

6.2.4.1 /etc/services の設定

エージェントはデフォルトでLANポート番号4917を使用して運用管理サーバ(マネージャ)と通信します。

従って、このポート番号を以下のように/etc/servicesファイルに記述し、このポート番号使用を宣言し

ます。

記述がない場合は、エージェントはポート番号4917で起動します。

[/etc/services ファイルの設定内容]

# サービス名 ポート番号/プロトコル名

sscruisera 4917/tcp

サービス名とポート番号、プロトコル名、接続元、接続先の関係を以下に示します。

サービス名 ポート番号/プロトコル名 接続元 接続先

sscruisera 4917/tcp マネージャ エージェント

ポート番号が、既にシステムで使用されている場合は、空いているポート番号に変更してください。但

し、変更した場合、運用管理サーバ側に設定する同一サービス名に対するポート番号も同じ値にする必

要があります。

6.2.4.2 エージェントの管理 LAN の IP アドレス設定

エージェントは、運用管理サーバ(マネージャ)と正しいLAN経路で通信できるように、運用管理サーバと

の通信用に使用するサーバノードのIPアドレスを起動IPアドレスとして指定します。以下のコマンドで

エージェントに起動IPアドレスを指定してください。

1. エージェントの管理LAN の IP アドレスを設定するためには、エージェントの停止が必要です。

エージェントが動作している場合、以下のコマンドを入力し、エージェントを停止します。

# /opt/FJSVssage/bin/pstorageagt <RETURN>

2. エージェントに管理 LAN の IP アドレスを設定します。

# /opt/FJSVssage/bin/setagtip -i IPアドレス <RETURN>

― 起動IPアドレスの設定値について

a- エージェントをインストールするサーバノードが単一のIPアドレスのみを持つ場合

は、起動IPアドレスの設定はその単一IPアドレスを設定します。

b- エージェントをインストールするサーバノードが複数のIPアドレスを持つ場合は、

64

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サーバノードと運用管理サーバとのネットワークの構成から起動IPアドレスの設定

値を決定します。

b-1. 基本的には、運用管理サーバのRoute側にあるLANに設定されているサーバノー

ドのIPアドレスを起動IPアドレスとして設定します。

c- ファイヤウォール環境など、IPアドレス変換(NATなど)を行っている環境では、 サ

ーバノード本体のIPアドレスではなく、運用管理サーバから通信できるIPアドレスを

設定します。

6.2.4.3 SNIA HBA API ライブラリのインストールと設定

ETERNUS SF Storage Cruiserで RAID 装置を管理する場合、HBA ベンダが配付している SNIA HBA API ラ

イブラリをインストールと設定する必要があります。

「付録B.2 Linux での SNIA HBA API ライブラリの設定」を参照して SNIA HBA API ライブラリのイン

ストールを行ってください。

6.2.4.4 システムの再起動

設定完了後にシステムを再起動してください。ETERNUS SF Storage Cruiserが自動的に起動します。

# /sbin/shutdown -r now <RETURN>

6.2.5 旧製品からの移行

Softek Storage Cruiserのエージェントまたは 旧バージョンレベルのETERNUS SF Storage Cruiserのエ

ージェントを導入している場合、現行の設定情報を退避して、ESCエージェントに同じ設定を引き継ぐこ

とができます。

6.2.5.1 Softek Storage Cruiserからの移行

Softek Storage Cruiserのエージェントから移行する場合の手順を示します。

1. エージェント設定情報の退避

SSCエージェントをアンインストールする前に、以下のSSCエージェント設定情報を退避しておき

ます。

― SNMP Trap送信先アドレスの退避

SSCエージェントの、以下のファイルを退避しておきます。

/var/opt/FJSVssagt/sanm.ip

― SSCエージェント定義ファイルの退避

SSCエージェントの、以下のファイルを退避しておきます。

/etc/opt/FJSVssagt/ ディレクトリ配下の全ファイル

65

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― ユーザ定義情報の退避

SSCエージェントの、以下のファイルを退避しておきます。 本ファイルがない場合は、退

避の必要はありません。

/opt/FJSVssagt/lib/defusr.dat

2.

3.

4.

SSCエージェントのアンインストール

SSCエージェントのアンインストールをします。アンインストール方法については、Softek

Storage Cruiserのマニュアルを参照してください。

ESCエージェントのインストールとセットアップ

ESCエージェントのインストールとセットアップを実施します。インストールとセットアップ方法

については、「6.2 [Linux環境]インストールとセットアップ」を参照して下さい。

退避したエージェント設定情報の移行

1.で退避したエージェント設定情報を移行します。

― SNMP Trap送信先アドレスの移行

先に退避したファイルをコピーして、以下のファイルを作成します。

/var/opt/FJSVssage/sanm.ip

― SSCエージェント定義ファイルの移行

先に退避したファイルを参照して、SSCエージェント導入時から変更した定義を反映します。

定義を変更していないファイルについては、移行の必要はなく、新しい定義を利用してく

ださい。

/etc/opt/FJSVssage/ ディレクトリ配下の全ファイル

― ユーザ定義情報の移行

先に退避したファイルをコピーして、以下のファイルを作成します。なお、退避する必要

がなかった場合には、移行も必要ありません。

/opt/FJSVssage/lib/defusr.dat

6.2.5.2 旧バージョンレベルからの移行

旧バージョンレベルのETERNUS SF Storage Cruiserのエージェントから移行する場合の手順を示します。

1. エージェント設定情報の退避

旧バージョンレベルのESCエージェントをアンインストールする前に、以下の旧バージョンレベル

のESCエージェント設定情報を退避しておきます。

― SNMP Trap送信先アドレスの退避

旧バージョンレベルのESCエージェントの、以下のファイルを退避しておきます。

/var/opt/FJSVssage/sanm.ip

― 旧バージョンレベルのESCエージェント定義ファイルの退避

旧バージョンレベルのESCエージェントの、以下のファイルを退避しておきます。

/etc/opt/FJSVssage/ ディレクトリ配下の全ファイル

― ユーザ定義情報の退避

旧バージョンレベルのESCエージェントの、以下のファイルを退避しておきます。 本ファ

イルがない場合は、退避の必要はありません。

66

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/opt/FJSVssage/lib/defusr.dat

2. 旧バージョンレベルのESCエージェントのアンインストール

旧バージョンレベルのESCエージェントのアンインストールをします。アンインストール方法につ

いては、旧バージョンレベルのETERNUS SF Storage Cruiserのマニュアルを参照してください。

3. ESCエージェントのインストールとセットアップ

ESCエージェントのインストールとセットアップを実施します。インストールとセットアップ方法

については、「6.2 [Linux環境]インストールとセットアップ」を参照して下さい。

4. 退避したエージェント設定情報の移行

1.で退避したエージェント設定情報を移行します。

― SNMP Trap送信先アドレスの移行

先に退避したファイルをコピーして、以下のファイルを作成します。

/var/opt/FJSVssage/sanm.ip

― 旧バージョンレベルのESCエージェント定義ファイルの移行

先に退避したファイルを参照して、旧バージョンレベルのESCエージェント導入時から変更

した定義を反映します。定義を変更していないファイルについては、移行の必要はなく、

新しい定義を利用してください。

/etc/opt/FJSVssage/ ディレクトリ配下の全ファイル

― ユーザ定義情報の移行

先に退避したファイルをコピーして、以下のファイルを作成します。なお、退避する必要

がなかった場合には、移行も必要ありません。

/opt/FJSVssage/lib/defusr.dat

67

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6.3 [Windows 環境]インストールとセットアップ

6.3.1 動作環境

6.3.1.1 ハードウェア条件

本ソフトウェアを使用する場合、以下のハードウェアが必要です。

項番 動作サーバ 動作サーバ機種/要件

1 装置搭載メモリは256M バイト以上、且つ

推奨CPU性能はPentium(R)III 1GHz 以上

2

管理対象サーバノード

PRIMEQUEST

6.3.1.2 ソフトウェア条件

6.3.1.2.1 前提基本ソフトウェア

本ソフトウェアを使用する場合、以下のいずれかの基本ソフトウェアが必要です。

項番 製品名 備考

1 Windows Server 2003, Standard Edition サービスパックなし、SP1、SP2

に対応。

2 Windows Server 2003 R2, Standard Edition サービスパックなし、SP2 に対

応。

3 Windows Server 2003, Enterprise Edition サービスパックなし、SP1、SP2

に対応。

4 Windows Server 2003 R2, Enterprise Edition サービスパックなし、SP2 に対

応。

5 Windows Server 2003, Standard x64 Edition サービスパックなし、SP2 に対

応。

6 Windows Server 2003 R2, Standard x64 Edition サービスパックなし、SP2 に対

応。

7 Windows Server 2003, Enterprise x64 Edition サービスパックなし、SP2 に対

応。

8 Windows Server 2003 R2, Enterprise x64 Edition サービスパックなし、SP2 に対

応。

9 Windows Server 2003, Enterprise Edition for Itanium-based

systems

10 Windows Server 2003 Datacenter Edition for Itanium-Based

systems

SP1、SP2 に対応。

動作サーバはPRIMEQUESTのみ

です。

11 Windows 2000 Server (SP1 以降) -

12 Windows 2000 Advanced Server (SP1 以降) -

13 Windows 2000 Professional (SP1 以降) -

68

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6.3.1.2.2 必須ソフトウェア

本ソフトウェアを使用する場合、以下のソフトウェアが必要です。

エージェントのインストールが完了したあと、インストールしてください。

項番 製品名 パッケ

ージ名

バージョ

ン 備考

1 SNIA HBA API ライブラリ - -

Storage Cruiserで RAID 装置を管理する

場合に必要です。使用する HBA、OS の版数

に合ったライブラリを準備してください。

なお、HBA、および利用するドライバ版数に

より準備する方法が異なりますので、詳細

については、「B.3 Windowsでの SNIA HBA

API ライブラリの設定」を参照してくださ

い。

6.3.1.2.3 必須パッチ

本ソフトウェアを使用する場合、以下のパッチが必要です。

項番 製品名 修正プログラム 備考

1 Windows Server 2003, Enterprise

Edition KB922772 -

2 Windows Server 2003 R2, Enterprise

Edition KB922772 -

3 Windows Server 2003, Enterprise

x64 Edition KB922772 -

4 Windows Server 2003 R2, Enterprise

x64 Edition KB922772 -

5 Windows Server 2003, Enterprise

Edition for Itanium-based systemsKB922772 -

6 Windows Server 2003 Datacenter

Edition for Itanium-Based systemsKB922772

富士通からDatacenter

Editionのお客様に修

正プログラムを提供す

る場合はサポート契約

が必須です。

6.3.1.2.4 排他ソフトウェア

本ソフトウェアを使用する場合、以下のソフトウェアと混在することはできません。

項番 製品名 バージョン 備考

1 Systemwalker Resource Coordinator すべて -

2 Softek Storage Cruiser すべて -

6.3.1.2.5 静的ディスク容量

新規にインストールするために静的ディスク容量が必要です。

69

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項番 ディレクトリ ディスク所要量

(単位 : M バイト)備考

1 \$DIR1…注1) 100 -

2 \$DIR2…注2) 1 -

3 \$DIR3…注3) 1 -

● 注1.“$DIR1”は本ソフトウェアのインストール時に指定するプログラムディレクトリ名です。

WindowsがC:\にインストールされている場合の省略値は以下です。

C:\Program Files\ETERNUS-SSC\Agent\opt

● 注2.“$DIR2”は本ソフトウェアのインストール時に指定する環境設定ディレクトリ名です。

WindowsがC:\にインストールされている場合の省略値は以下です。

C:\Program Files\ETERNUS-SSC\Agent\etc

● 注3.“$DIR3”は本ソフトウェアのインストール時に指定する作業用ディレクトリ名です。

WindowsがC:\にインストールされている場合の省略値は以下です。

C:\Program Files\ETERNUS-SSC\Agent\var

6.3.1.2.6 動的ディスク容量

新規にインストールするために動的ディスク容量が必要です。

各ディレクトリには静的ディスク容量に加え、以下のディスク容量が必要です。

番 ディレクトリ

ディスク所要量 (単位 :

M バイト) 備考

1 \$DIR2…注2) 0.1

2 \$DIR3…注3) 20

● 注2.“$DIR2”は本ソフトウェアのインストール時に指定する環境設定ディレクトリ名です。

WindowsがC:\にインストールされている場合の省略値は以下です。

C:\Program Files\ETERNUS-SSC\Agent\etc

● 注3.“$DIR3”は本ソフトウェアのインストール時に指定する作業用ディレクトリ名です。

WindowsがC:\にインストールされている場合の省略値は以下です。

C:\Program Files\ETERNUS-SSC\Agent\var

6.3.1.2.7 メモリ容量

本ソフトウェアの動作に最低限必要なメモリ容量を示します。

項番 メモリ所要量 (単位 : M バイト) 備考

1 256 -

6.3.2 注意事項

● 「6.3.1.2.3 排他ソフトウェア」に記載されている、Softek Storage Cruiser、または

Systemwalker Resource Coordinatorがすでにインストールされている場合、アンインストール後、

ETERNUS SF Storage Cruiserのエージェントをインストールしてください。

● Server System Manager のエージェントと同じサーバにインストールする場合は、「4.1.3.3 ソフ

トウェアのインストール」の手順 8 または、「4.2.3.3 ソフトウェアのインストール」の手順 11

を確認してください。

70

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6.3.3 インストール手順

エージェントをインストールする手順を以下に示します。

エージェントのインストールには、ETERNUS SF Storage Cruiserエージェントプログラムの CD-ROM を

使用します。

6.3.3.1 インストール前準備

[アプリケーションの追加と削除]画面で本ソフトウェア(古いバージョンレベル等)がインストールさ

れていないことを確認します。

上記の画面のように" ETERNUS SF Storage Cruiser Agent "が存在する場合はすでにインストールされ

ていますので、本ソフトウェア(古いバージョンレベル等)のアンインストールを行います。

「7.3.1 エージェントの停止」を参照してエージェントを停止したあと、表示されたパッケージをアン

インストールしてください。

6.3.3.2 インストール時間

本ソフトウェアのインストール時間は約 5 分です。

6.3.3.3 ソフトウェアのインストール

1. ログオンします。

エージェントをインストールするシステムにログオンします。ログオンの際は導入する端末の

71

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Administratorグループのユーザでログオンしてください。

2.

3.

当ソフトウェアの入ったCD-ROMをドライブにセットして、「エクスプローラ」などで以下のディレ

クトリを開いて、setup.exeを実行します。

― Windows 2000,Windows 2003(x86),Windows 2003(x64)の場合

CD-ROMのドライブ:\agent\Windows\I32_x64

― Windows 2003(IPF)の場合

CD-ROMのドライブ:\agent\Windows\IPF

インストールシールドが起動して次の画面が表示されるので、内容を確認し、<次へ>ボタンをク

リックしてください。

4. 使用許諾契約画面で、使用許諾の契約を行います。

5. インストール先の指定を行います。

デフォルトで表示されているディレクトリ以外のディレクトリにインストールする場合は<参照>

ボタンをクリックしてインストール先ディレクトリを変更してください。ディレクトリの指定が

完了した後、<次へ>ボタンをクリックしてください。なお、インストール先のディレクトリ名に

72

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は、全角文字、日本語および以下の半角記号【 " | : * ? / . < > , % & ^ = ! ; 】は使用でき

ません。

6. インストール先の指定を行います。

5).の指定で表示されているディレクトリ以外のディレクトリにインストールする場合は<参照>

ボタンをクリックしてインストール先ディレクトリを変更してください。ディレクトリの指定が

完了した後、設定内容に誤りがなければ、<次へ>ボタンをクリックしてください。なお、インス

トール先のディレクトリ名には、全角文字、日本語および以下の半角記号【 " | : * ? / . < > , %

& ^ = ! ; 】は使用できません。

7. エージェントサービスが使用するポート番号と起動IPアドレスを入力します。

ここでは、エージェントサービスで使用するポート番号と起動IPアドレスを入力します。

― ポート番号について

エージェントと運用管理サーバとの間の通信で使用するポート番号で、運用管理サーバで

設定する番号と同じ番号を入力します。デフォルト値4917 で、通常はこの値を変更する必

要はありません。但し、このポート番号が既にシステムで使用されている場合は、空いて

いるポート番号を割り当ててください。

― 起動IPアドレスについて

73

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エージェントは、運用管理サーバ(マネージャ)と正しいLAN経路で通信できるように、運用

管理サーバとの通信用に使用するサーバノードのIPアドレスを起動IPアドレスとして指定

します。

a-

b-

c-

エージェントをインストールするサーバノードが単一のIPアドレスのみを持つ場合

は、起動IPアドレスにはその単一IPアドレスを設定します。

エージェントをインストールするサーバノードが複数のIPアドレスを持つ場合は、

サーバノードと運用管理サーバのネットワーク構成から起動IPアドレスの設定値を

決定します。

b-1 基本的には、運用管理サーバのRoute側にあるLANに設定されているサーバノー

ドのIPアドレスを起動IPアドレスとして設定します。

ファイヤウォール環境など、IPアドレス変換(NATなど)を行っている環境では、サー

バノード本体のIPアドレスではなく、運用管理サーバから通信できるIPアドレスを設

定します。

既にシステムで使用されるポートについて、servicesファイルを確認してください。なお、

services ファイルは、以下のディレクトリに格納されます。

― %SystemRoot%\system32\drivers\etc\

%SystemRoot%は、Windows をインストールしたディレクトリとなります。

Windows 2000 Server ファミリのデフォルトの場合

C:\WINNT\system32\drivers\etc\services

Windows Server 2003 ファミリのデフォルトの場合

C:\Windows\system32\drivers\etc\services

ポート番号がすでに他で使用されている場合は、空いているポート番号を選んで変更してくださ

い。その場合は、同じポート番号を設定しているETERNUS SF Storage Cruiserのマネージャにつ

いても、同様に設定を変更してください。

74

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8. ファイルコピーの開始画面で、設定内容を確認します。

設定内容に誤りがなければ、<次へ>ボタンをクリックしてください。設定内容を変更する場合は、

<戻る>ボタンをクリックしてください。

9.

10.

コピー処理が開始されます。

コピー処理完了後、インストールは終了します。

インストール処理を完了させるため、[完了]ボタンをクリックします。インストール完了後は、

コンピュータの再起動を行ってください。

11. インストール後のセットアップ

「6.3.4 インストール後のセットアップ」を参照し、インストール後のセットアップを実施しま

す。

75

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6.3.4 インストール後のセットアップ

エージェントをセットアップする手順を以下に示します。

6.3.4.1 services の確認

エージェントはデフォルトでLANポート番号4917を使用して運用管理サーバ(マネージャ)と通信します。

[services ファイルの設定内容]

# サービス名 ポート番号/プロトコル名

sscruisera 4917/tcp

サービス名とポート番号、プロトコル名、接続元、接続先の関係を以下に示します。

サービス名 ポート番号/プロトコル名 接続元 接続先

sscruisera 4917/tcp マネージャ エージェント

この内容は、ソフトウェアのインストール時に、Agent サービス登録の画面で入力したポート番号が反

映されます。反映されている情報に間違いがないか確認してください。またポート番号がすでに他で使

用されている場合は、空いているポート番号に変更してください。

services ファイルは、以下のディレクトリに格納されます。

● %SystemRoot%\system32\drivers\etc\

%SystemRoot%は、Windows をインストールしたディレクトリとなります。

― Windows 2000 Server ファミリのデフォルトの場合

C:\WINNT\system32\drivers\etc\services

― Windows Server 2003 ファミリのデフォルトの場合

C:\Windows\system32\drivers\etc\services

6.3.4.2 SNIA HBA API ライブラリのインストールと設定

ETERNUS SF Storage Cruiserで RAID 装置を管理する場合、HBA ベンダが配付している SNIA HBA API ラ

イブラリをインストールと設定する必要があります。

「付録B.3. Windows での SNIA HBA API ライブラリの設定」を参照して SNIA HBA API ライブラリのイ

ンストールを行ってください。

6.3.5 旧製品からの移行

Softek Storage Cruiserのエージェントまたは 旧バージョンレベルのETERNUS SF Storage Cruiserのエ

ージェントを導入している場合、現行の設定情報を退避して、ESCエージェントに同じ設定を引き継ぐこ

とができます。

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6.3.5.1 Softek Storage Cruiserからの移行

Softek Storage Cruiserのエージェントから移行する場合の手順を示します。

1. エージェント設定情報の退避

SSCエージェントをアンインストールする前に、以下のSSCエージェント設定情報を退避しておき

ます。

― SNMP Trap送信先アドレスの退避

SSCエージェントの、以下のファイルを退避しておきます。

(作業用ディレクトリ)\Agent\var\sanm.ip

― SSCエージェント定義ファイルの退避

SSCエージェントの、以下のファイルを退避しておきます。

(環境設定ディレクトリ)\Agent\etc\ディレクトリ配下の全ファイル

― ユーザ定義情報の退避

SSCエージェントの、以下のファイルを退避しておきます。 本ファイルがない場合は、退

避の必要はありません。

(プログラムディレクトリ)\Agent\lib\defusr.dat

2.

3.

4.

SSCエージェントのアンインストール

SSCエージェントのアンインストールをします。アンインストール方法については、Softek

Storage Cruiserのマニュアルを参照してください。

ESCエージェントのインストールとセットアップ

ESCエージェントのインストールとセットアップを実施します。インストールとセットアップ方法

については、「6.3 [Windows環境]インストールとセットアップ」を参照して下さい。

退避したエージェント設定情報の移行

1.で退避したエージェント設定情報を移行します。

― SNMP Trap送信先アドレスの移行

先に退避したファイルをコピーして、以下のファイルを作成します。

(作業用ディレクトリ)\Agent\var\sanm.ip

― SSCエージェント定義ファイルの移行

先に退避したファイルを参照して、SSCエージェント導入時から変更した定義を反映します。

定義を変更していないファイルについては、移行の必要はなく、新しい定義を利用してく

ださい。

(環境設定ディレクトリ)\Agent\etc\ディレクトリ配下の全ファイル

― ユーザ定義情報の移行

先に退避したファイルをコピーして、以下のファイルを作成します。なお、退避する必要

がなかった場合には、移行も必要ありません。

(プログラムディレクトリ)\Agent\lib\defusr.dat

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6.3.5.2 旧バージョンレベルからの移行

旧バージョンレベルのETERNUS SF Storage Cruiserのエージェントから移行する場合の手順を示します。

1. エージェント設定情報の退避

旧バージョンレベルのESCエージェントをアンインストールする前に、以下の旧バージョンレベル

のESCエージェント設定情報を退避しておきます。

― SNMP Trap送信先アドレスの退避

旧バージョンレベルのESCエージェントの、以下のファイルを退避しておきます。

(作業用ディレクトリ)\Agent\var\sanm.ip

― 旧バージョンレベルのESCエージェント定義ファイルの退避

旧バージョンレベルのESCエージェントの、以下のファイルを退避しておきます。

(環境設定ディレクトリ)\Agent\etc\ディレクトリ配下の全ファイル

― ユーザ定義情報の退避

旧バージョンレベルのESCエージェントの、以下のファイルを退避しておきます。 本ファ

イルがない場合は、退避の必要はありません。

(プログラムディレクトリ)\Agent\lib\defusr.dat

2.

3.

4.

旧バージョンレベルのESCエージェントのアンインストール

旧バージョンレベルのESCエージェントのアンインストールをします。アンインストール方法につ

いては、旧バージョンレベルのETERNUS SF Storage Cruiserのマニュアルを参照してください。

ESCエージェントのインストールとセットアップ

ESCエージェントのインストールとセットアップを実施します。インストールとセットアップ方法

については、「6.3 [Windows環境]インストールとセットアップ」を参照して下さい。

退避したエージェント設定情報の移行

1.で退避したエージェント設定情報を移行します。

― SNMP Trap送信先アドレスの移行

先に退避したファイルをコピーして、以下のファイルを作成します。

(作業用ディレクトリ)\Agent\var\sanm.ip

― 旧バージョンレベルのESCエージェント定義ファイルの移行

先に退避したファイルを参照して、旧バージョンレベルのESCエージェント導入時から変更

した定義を反映します。定義を変更していないファイルについては、移行の必要はなく、

新しい定義を利用してください。

(環境設定ディレクトリ)\Agent\etc\ディレクトリ配下の全ファイル

― ユーザ定義情報の移行

先に退避したファイルをコピーして、以下のファイルを作成します。なお、退避する必要

がなかった場合には、移行も必要ありません。

(プログラムディレクトリ)\Agent\lib\defusr.dat

78

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6.4 [HP-UX 環境]インストールとセットアップ

6.4.1 動作環境

6.4.1.1 ハードウェア条件

本ソフトウェアを使用する場合、以下のハードウェアが必要です。

番 動作サーバ サポート機種 備考

1 管理対象サーバノード HP-UX社サーバ全機種

6.4.1.2 ソフトウェア条件

6.4.1.2.1 前提基本ソフトウェア

本ソフトウェアを使用する場合、以下のいずれかの基本ソフトウェアが必要です。

項番 製品名 備考

1 HP-UX 11.0 -

2 HP-UX 11i -

3 HP-UX 11iv2 IPF版のみ

6.4.1.2.2 必須ソフトウェア

特にありません。

6.4.1.2.3 排他ソフトウェア

本ソフトウェアを使用する場合、以下のソフトウェアと混在することはできません。

項番 製品名 バージョン 備考

1 Softek Storage Cruiser すべて -

79

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6.4.1.2.4 必須パッチ

本ソフトウェアを使用する場合、以下のパッチが必要です。

項番 製品名 パッチ ID 備考

1 HP-UX 11.0 最新パッチ -

2 HP-UX 11i 最新パッチ -

3 HP-UX 11iv2 最新パッチ

6.4.1.2.5 静的ディスク容量

新規にインストールするために静的ディスク容量が必要です。

項番 ディレクトリ ディスク所要量 (単位 : M バイト) 備考

0.2 HP-UX11.0またはHP-UX11i

の場合 1 /etc

0.02 HP-UX11i v2 (IPF)の場合

0.2 HP-UX11.0またはHP-UX11i

の場合 2 /var

0.03 HP-UX11i v2 (IPF)の場合

130 HP-UX11.0またはHP-UX11i

の場合 3 /opt

150 HP-UX11i v2 (IPF)の場合

6.4.1.2.6 動的ディスク容量

新規にインストールするために動的ディスク容量が必要です。

各ディレクトリには静的ディスク容量に加え、以下のディスク容量が必要です。

項番 ディレクトリ ディスク所要量

(単位 : M バイト)備考

1 /etc 0.1 -

2 /var 20 -

6.4.1.2.7 メモリ容量

本ソフトウェアの動作に最低限必要なメモリ容量を示します。

項番 メモリ所要量 (単位 : M バイト) 備考

1 32 -

6.4.1.2.8 スワップ容量

本ソフトウェアが使用するスワップ容量を示します。

80

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項番 スワップ容量 (単位 : M バイト) 備考

1 32 -

6.4.2 注意事項

● 「6.4.1.2.3 排他ソフトウェア」に記載されている、Softek Storage Cruiserがすでにインスト

ールされている場合、アンインストール後、ETERNUS SF Storage Cruiserのエージェントをイン

ストールしてください。

6.4.3 インストール手順

エージェントをインストールする手順を以下に示します。

エージェントのインストールには、ETERNUS SF Storage Cruiser エージェントプログラムの CD-ROM を

使用します。

6.4.3.1 インストール前準備

1. システムをスーパーユーザモードで立ち上げます。

# su <RETURN>

2. 以下のコマンドを実施し、デーモンを起動させます。

# /usr/sbin/pfs_mountd & <RETURN> # /usr/sbin/pfsd & <RETURN>

3.

4.

ETERNUS SF Storage Cruiser エージェントプログラムの CD-ROM を CD-ROM ドライブに挿入しま

す。

CD-ROM をマウントします。

# /usr/sbin/pfs_mount –t rrip CD-ROM マウントデバイス名 マウントポイント名 <RETURN>

5. 本ソフトウェアがインストールされていないことを確認します。

# /usr/sbin/swlist | /usr/bin/grep FJSVssage <RETURN>

上記の操作で、パッケージが出力された場合はすでにインストールされていますので、本ソフト

ウェア(古いバージョンレベル等)のアンインストールを行います。

「7.4.1 エージェントの停止」を参照してエージェントを停止したあと、表示されたパッケージ

をアンインストールしてください。

81

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6.4.3.2 インストール時間

本ソフトウェアのインストール時間は約 5 分です。

6.4.3.3 ソフトウェアのインストール

1. root(スーパユーザ)でログインします。

# su <RETURN>

2. 「6.4.3.1 インストール前準備」を実行したあと、以下のコマンドを実行します。

[HP-UX11.0またはHP-UX11i の場合]

# swinstall -s CD-ROM マウントポイント/agent/HPUX/pkg/FJSVssage-13.0.0.depot

<RETURN>

[HP-UX11i v2(IPF) の場合]

# swinstall -s CD-ROM マウントポイント/agent/HPUX/pkg/FJSVssage-13.0.0_ia64.depot <RETURN>

3. swinstallコマンドの実行により、以下のダイアログが表示されます。

表示されたリスト内から"FJSVssage"パッケージを選択し、ActionsメニューのInstallを選択して

ください。

82

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4. パッケージ検査のダイアログボックスが以下のとおり表示され、パッケージの検査を実施します。

検査完了後、OKボタンをクリックしてください。

5. インストールダイアログが表示されます。Statusの表示がCompletedになればインストールは完了

です。 Doneボタンをクリックすることで、初期ダイアログの表示に戻ります。

詳細なインストール情報を参照するにはLogfileボタンをクリックしてください。

6.

6.4.4

インストール後のセットアップ

「6.4.4 インストール後のセットアップ」を参照し、インストール後のセットアップを実施しま

す。

インストール後のセットアップ

管理対象サーバノードをセットアップする手順を以下に示します。本手順はマルチユーザモードで実行

してください。

6.4.4.1 /etc/services の設定

エージェントはデフォルトでLANポート番号4917を使用して運用管理サーバ(マネージャ)と通信します。

従って、このポート番号を以下のように/etc/servicesファイルに記述し、このポート番号使用を宣言し

ます。

83

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記述がない場合は、エージェントはポート番号4917で起動します。

[/etc/services ファイルの設定内容]

# サービス名 ポート番号/プロトコル名

sscruisera 4917/tcp

サービス名とポート番号、プロトコル名、接続元、接続先の関係を以下に示します。

サービス名 ポート番号/プロトコル名 接続元 接続先

sscruisera 4917/tcp マネージャ エージェント

ポート番号が、既にシステムで使用されている場合は、空いているポート番号に変更してください。但

し、変更した場合、運用管理サーバ側に設定する同一サービス名に対するポート番号も同じ値にする必

要があります。

6.4.4.2 エージェントの管理 LAN の IP アドレス設定

エージェントの管理 LAN の IP アドレスは、以下の手順で設定してください。

1. エージェントの管理LAN の IP アドレスを設定するためには、エージェントの停止が必要です。

エージェントが動作している場合、以下のコマンドを入力し、エージェントを停止します。

# /opt/FJSVssage/bin/pstorageagt <RETURN>

2. エージェントに管理 LAN の IP アドレス、およびサーバノード名を設定します。

# /opt/FJSVssage/bin/setagtip -i IPアドレス <RETURN>

― 起動IPアドレスの設定値について

a- エージェントをインストールするサーバノードが単一のIPアドレスのみを持つ場合

は、起動IPアドレスの設定はその単一IPアドレスを設定します。

b- エージェントをインストールするサーバノードが複数のIPアドレスを持つ場合は、

サーバノードと運用管理サーバとのネットワークの構成から起動IPアドレスの設定

値を決定します。

b-1. 基本的には、運用管理サーバのRoute側にあるLANに設定されているサーバノー

ドのIPアドレスを起動IPアドレスとして設定します。

c- ファイヤウォール環境など、IPアドレス変換(NATなど)を行っている環境では、 サ

ーバノード本体のIPアドレスではなく、運用管理サーバから通信できるIPアドレスを

設定します。

6.4.4.3 システムの再起動

設定完了後にシステムを再起動してください。ETERNUS SF Storage Cruiserが自動的に起動します。

# /sbin/shutdown -r –y 0 <RETURN>

84

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6.4.5 旧製品からの移行

Softek Storage Cruiserのエージェントまたは 旧バージョンレベルのETERNUS SF Storage Cruiserのエ

ージェントを導入している場合、現行の設定情報を退避して、ESCエージェントに同じ設定を引き継ぐこ

とができます。

6.4.5.1 Softek Storage Cruiserからの移行

Softek Storage Cruiserのエージェントから移行する場合の手順を示します。

1. エージェント設定情報の退避

SSCエージェントをアンインストールする前に、以下のSSCエージェント設定情報を退避しておき

ます。

― SNMP Trap送信先アドレスの退避

SSCエージェントの、以下のファイルを退避しておきます。

/var/opt/FJSVssagt/sanm.ip

― SSCエージェント定義ファイルの退避

SSCエージェントの、以下のファイルを退避しておきます。

/etc/opt/FJSVssagt/ ディレクトリ配下の全ファイル

2.

3.

4.

SSCエージェントのアンインストール

SSCエージェントのアンインストールをします。アンインストール方法については、Softek

Storage Cruiserのマニュアルを参照してください。

ESCエージェントのインストールとセットアップ

ESCエージェントのインストールとセットアップを実施します。インストールとセットアップ方法

については、「6.4 [HP-UX環境]インストールとセットアップ」を参照して下さい。

退避したエージェント設定情報の移行

1.で退避したエージェント設定情報を移行します。

― SNMP Trap送信先アドレスの移行

先に退避したファイルをコピーして、以下のファイルを作成します。

/var/opt/FJSVssage/sanm.ip

― SSCエージェント定義ファイルの移行

先に退避したファイルを参照して、SSCエージェント導入時から変更した定義を反映します。

定義を変更していないファイルについては、移行の必要はなく、新しい定義を利用してく

ださい。

/etc/opt/FJSVssage/ ディレクトリ配下の全ファイル

6.4.5.2 旧バージョンレベルからの移行

ETERNUS SF Storage Cruiser13.1で提供されるHP-UXエージェントは13.0で提供されたものと同じですの

で移行する必要はありません。

85

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第7章 エージェントのアンインストール

本章では、ETERNUS SF Storage Cruiser のエージェントをアンインストールする手順について説明しま

す。

87

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7.1 [Solaris OS版]アンインストール

7.1.1 エージェントの停止

1. エージェントデーモンを停止します。

# /opt/FJSVssage/bin/pstorageagt <RETURN>

2. ps コマンドによりエージェントデーモンの停止を確認します。

# /usr/bin/ps -ef | grep FJSVssage <RETURN>

3. 停止していない場合は、以下のコマンドを実行してください。

# /usr/bin/kill –9 プロセスID <RETURN>

7.1.2 アンインストール

1. システムでroot(スーパユーザ)になります。

# su <RETURN>

2. pkgrmコマンドを実行します。本コマンドを実行することにより、パッケージが削除されます。

# pkgrm FJSVssage <RETURN>

3. /etc/services から sscruisera の行を削除します。

4. システムを再起動します。

# /usr/sbin/shutdown -y -g0 -i6 <RETURN>

pkgrmコマンドを実行後、別ディレクトリに再インストールする場合は、パッケージのディレクト

リが残っていないことを確認してください。パッケージのディレクトリは「6.1.1.2.5 静的ディ

スク容量」を参照してください。

pkgrmコマンドを実行しても、パッケージのディレクトリ上で新規にユーザがファイルを作成して

いる場合は、アンインストール処理の中でこのファイルを削除することができないため、パッケ

ージのディレクトリが削除されません。この場合はディレクトリを直接削除してください。

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7.2 [Linux 環境]アンインストール

Red Hat Enterprise Linux版エージェントおよびSUSE Linux Enterprise Server版エージェントのアン

インストール手順は共通です。

7.2.1 エージェントの停止

1. エージェントデーモンを停止します。

# /opt/FJSVssage/bin/pstorageagt <RETURN>

2. ps コマンドによりエージェントデーモンの停止を確認します。

# /bin/ps -ef | grep FJSVssage <RETURN>

3. 停止していない場合は、以下のコマンドを実行してください。

# /usr/bin/kill –9 プロセスID <RETURN>

7.2.2 アンインストール

1. システムでroot(スーパユーザ)になります。

# su <RETURN>

2. rpmコマンドを実行します。本コマンドを実行することにより、パッケージが削除されます。

# rpm -e FJSVssage <RETURN>

3. /etc/services から sscruisera の行を削除します。

4. システムを再起動します。

# /sbin/shutdown -r now <RETURN>

rpmコマンドを実行後、別ディレクトリに再インストールする場合は、パッケージのディレクトリが残っ

ていないことを確認してください。パッケージのディレクトリは「6.2.1.2.5 静的ディスク容量」を参

照してください。

rpmコマンドを実行しても、パッケージのディレクトリ上で新規にユーザがファイルを作成している場合

は、アンインストール処理の中でこのファイルを削除することができないため、パッケージのディレク

トリが削除されません。この場合はディレクトリを直接削除してください。

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7.3 [Windows版]アンインストール

7.3.1 エージェントの停止

1. ログオンします。

エージェントをアンインストールするシステムにログオンします。ログオンの際はアンインスト

ールする端末の OS の管理者 (Administrator) でログオンしてください。

2. [コントロールパネル]-[管理ツール]-[サービス] を開いて、ETERNUS SF Storage Cruiser Agent

を選んでサービスを停止します。

上記メニューは、Windows Server 2003 Standard Edition、および Windows Server 2003 Enterprise

Edition で、"[スタート]メニュー" を選択している場合です。

Windows Server 2003 Standard Edition、および Windows Server 2003 Enterprise Edition で "

クラシック [スタート] メニュー" を選択している場合や、Windows 2000 Server、および Windows

2000 Advanced Server の場合は、[スタート]-[設定]-[コントロールパネル]-[管理ツール]-[サ

ービス] となります。

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7.3.2 アンインストール

1. ログオンします。

エージェントをアンインストールするシステムにログオンします。ログオンの際はアンインスト

ールする端末の OS の管理者 (Administrator) でログオンしてください。

2. プログラムの追加と削除画面から ETERNUS SF Storage Cruiser Agent の削除を指示します。

[スタート]-[ コントロールパネル] で <プログラムの追加と削除> アイコンをダブルクリック

すると、以下のようなプログラムの追加と削除画面が表示されます。この画面で "ETERNUS SF

Storage Cruiser Agent" を選択して削除を行います。

上記メニューは、Windows Server 2003 Standard Edition、および Windows Server 2003 Enterprise

Edition で、[スタート] を選択している場合です。

Windows Server 2003 Standard Edition、および Windows Server 2003 Enterprise Edition で "

クラシック [スタート] メニュー" を選択している場合は、以下のようになります。

[スタート]-[設定]-[コントロールパネル]-[プログラムの追加と削除]

Windows 2000 Server、および Windows 2000 Advanced Server の場合は、以下のようになります。

[スタート]-[設定]-[コントロールパネル]-[アプリケーションの追加と削除]

3. 次の確認画面が表示されますので、<OK> ボタンをクリックします。

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4. アンインストールが完了すると、次の確認画面が表示されますので、<完了> ボタンをクリックし

ます。アンインストール完了後は、コンピュータの再起動を行ってください。

アンインストール後、インストール先ディレクトリが残ることがあります。

[インストールディレクトリの例]

C:\Program Files\ETERNUS-SSC\Agent

その場合は、残ったディレクトリをエクスプローラより手動で削除してください。

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7.4 [HP-UX版]アンインストール

7.4.1 エージェントの停止

1. エージェントデーモンを停止します。

# /opt/FJSVssage/bin/pstorageagt <RETURN>

2. ps コマンドによりエージェントデーモンの停止を確認します。

# /usr/bin/ps -ef | grep FJSVssage <RETURN>

3. 停止していない場合は、以下のコマンドを実行してください。

# /usr/bin/kill –9 プロセスID <RETURN>

7.4.2 アンインストール

1. システムでroot(スーパユーザ)になります。

# su <RETURN>

2. ルートディレクトリ(/)に移動します。

# cd / <RETURN>

3. 以下のコマンドを実行します。

# swremove <RETURN>

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4. swremoveコマンドの実行により、以下のダイアログボックスが表示されます。

表示されたリスト内から"FJSVssage"パッケージを選択し、ActionsメニューのRemoveを選択して

ください。

5. パッケージ検査のダイアログボックスが以下のとおり表示され、パッケージの検査を実施します。

検査完了後、OKボタンをクリックしてください。

6. アンインストールダイアログが表示されます。Statusの表示がCompletedになればアンインストー

ルは完了です。 Doneボタンをクリックすることで、初期ダイアログの表示に戻ります。

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7. /etc/services から sscruisera の行を削除します。

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第8章 クライアントのアンインストール

本章では、ETERNUS SF Storage Cruiser のクライアントをアンインストールする手順について説明しま

す。

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8.1 アンインストール

クライアントをアンインストールする手順を以下に示します。

1. ログオンします。

クライアントをアンインストールするシステムにログオンします。ログオンの際はアンインスト

ールする端末のAdministratorグループのユーザでログオンしてください。

2. アプリケーションの追加と削除画面から ETERNUS SF Storage Cruiser Client の削除を指示しま

す。

[スタート]-[コントロールパネル] で <アプリケーションの追加と削除> アイコンをダブルクリ

ックすると、以下のような アプリケーションの追加と削除画面が表示されます。この画面で

"ETERNUS SF Storage Cruiser Client" を選択して削除を行います。

上記メニューは、Windows Server 2003, Standard Edition、Windows Server 2003, Enterprise

Edition、Windows XP Professional、および Windows XP Home Edition で、"[スタート]メニュ

ー"を選択している場合です。

Windows Server 2003, Standard Edition、Windows Server 2003, Enterprise Edition、Windows

XP Professional、および Windows XP Home Edition で "クラシック[スタート] メニュー" を選

択している場合は、以下のようになります。

[スタート]-[設定]-[コントロールパネル]-[プログラムの追加と削除]

Windows 2000 Server、Windows 2000 Advanced Server、および Windows 2000 Professional の

場合は、以下のようになります。

[スタート]-[設定]-[コントロールパネル]-[アプリケーションの追加と削除]

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3. 次の確認画面が表示されますので、<OK> ボタンをクリックします。

4. アンインストールが完了すると、次の確認画面が表示されますので、<完了> ボタンをクリックし

ます。これでクライアントのアンインストール処理は終了です。

アンインストール後、インストール先ディレクトリが残ることがあります。

[インストールディレクトリの例]

C:\Program Files\ETERNUS-SSC\Client

その場合は、残ったディレクトリをエクスプローラより手動で削除してください。

Server System ManagerとETERNUS SF Storage Cruiserがインストールされている状態から、アンインス

トールした場合、[スタート]-[プログラム]の中にメニューが残る可能性があります。

メニューが残った場合は、[ポップアップ]-[削除]で削除してください。

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第9章 マネージャのアンインストール

本章では、ETERNUS SF Storage Cruiser のマネージャをアンインストールする手順について説明します。

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9.1 [Solaris OS版]マネージャのアンインストール

マネージャをアンインストールする手順を以下に示します。

9.1.1 マネージャの停止

1. システム再起動後、OS の管理者 (root) で再度ログインして、マネージャデーモンを停止します。

# /opt/FJSVrcxmr/sbin/rcxmgrctl stop <RETURN>

2. ps コマンドによりマネージャデーモンの停止を確認します。

# /bin/ps -ef | grep /opt/FJSVssmgr/jre/bin/java | grep cruiser=daemon | grep -v grep <RETURN> # /bin/ps -ef | grep /opt/FJSVswstt/bin/nwsnmp-trapd <RETURN>

以下の製品を導入されている環境では、nwsnmp-trapd を停止しないようにしてください。

― Systemwalker Centric Manager 運用管理サーバ

― Systemwalker Centric Manager 部門管理サーバ

― SystemWalker/StorageMGR-M V5.1/V10

― Systemwalker Network Assist

― Systemwalker Network Topology Manager

― Softek SANView4.1 CD-ROM Sub ディレクトリ配下の SAN 管理マネージャ

3. 停止していない場合は、以下のコマンドを実行してください。

# /usr/bin/kill -9 プロセスID <RETURN>

マネージャが停止していない場合、以下のプロセス名の順に停止してください。

1) /opt/FJSVrcxmr/sys/rcxrespawn

2) /opt/FJSVssmgr/jre/bin/java -Dcruiser=daemon

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9.1.2 アンインストール

1. OS の管理者 (root) でログインして、scuninstall.sh コマンドを実行します。本コマンドを

実行することにより、パッケージが削除されます。scuninstall.sh もパッケージに含まれる

ので、任意のディレクトリにコピーしてから実行してください。

/work にコピーし、アンインストールする例を以下に示します。

<例>

# cp /opt/FJSVssmgr/bin/scuninstall.sh /work <RETURN> # /work/scuninstall.sh <RETURN> ETERNUS SF Storage Cruiser 13.1

All Rights Reserved, Copyright(c) FUJITSU LIMITED 2006-2007

This program will uninstall "ETERNUS SF Storage Cruiser" Manager on your system.

Do you want to continue the uninstallation of this package? [y,n,?,q] y <RETURN>

...

アンインストールが正常に完了すると、以下のメッセージが表示されます。

INFO: "ETERNUS SF Storage Cruiser" Manager was uninstalled successfully.

アンインストールが失敗すると、以下のメッセージが表示されます。

ERROR : Uninstalling パッケージ名 was failed.

2. アンインストールが失敗した場合は、メッセージ中に表示されるパッケージを pkgrm コマンド

で削除し、手順 1.からやり直してください。

# pkgrm パッケージ名 <RETURN>

3. /etc/services から nfport、rcxport、ssvscme の各行を削除します。

● アンインストール後、以下のインストール先ディレクトリが残ることがあります。

その場合は、残ったディレクトリを手動で削除してください。

― /opt/FJSVrcxmr

― /opt/FJSVssmgr

― /opt/FJSVswstt (*1)

― /opt/FJSVtrccb

― /etc/opt/FJSVrcxmr

― /etc/opt/FJSVssmgr

― /etc/opt/FJSVswstt (*1)

― /etc/opt/FJSVtrccb

― /var/opt/FJSVrcxmr

103

Page 116: ETERNUS SF Storage Cruiser インストールガイドsoftware.fujitsu.com/.../M070058/J2X14240/02Z200/IG.pdf²)1 69 ³ )1 69 0 G Ä ²4PMBSJT -JOVY )1 69 ³ 4PMBSJT z-JOVY z h x )1

― /var/opt/FJSVssmgr

― /var/opt/FJSVswstt (*1)

― /var/opt/FJSVtrccb

*1 : 以下の製品を導入されている環境では、それらの製品、およびマネージャを削除した

場合に削除してください。

— Systemwalker Centric Manager 運用管理サーバ

— Systemwalker Centric Manager 部門管理サーバ

— SystemWalker/StorageMGR-M V5.1/V10

— Systemwalker Network Assist

— Systemwalker Network Topology Manager

— Softek SANView4.1 CD-ROM Sub ディレクトリ配下の SAN 管理マネージャ

● Solaris 10 OS 上で root(/) ディレクトリに svc.startd の core ファイルが出力される場合が

あります。アンインストールには影響はありませんので削除してください。

core ファイルの確認方法は以下のとおりです。

# file core <RETURN> core: ELF 32-ビット MSB コアファイル SPARC バージョン 1[ファイル名 svc.startd]

104

Page 117: ETERNUS SF Storage Cruiser インストールガイドsoftware.fujitsu.com/.../M070058/J2X14240/02Z200/IG.pdf²)1 69 ³ )1 69 0 G Ä ²4PMBSJT -JOVY )1 69 ³ 4PMBSJT z-JOVY z h x )1

9.2 [Windows版]マネージャのアンインストール

マネージャをアンインストールする手順を以下に示します。

9.2.1 マネージャの停止

1. ログオンします。

マネージャをアンインストールするシステムにログオンします。ログオンの際はアンインストー

ルする端末の OS の管理者 (Administrator) でログオンしてください。

2. [コントロールパネル]-[管理ツール]-[サービス] を開いて、ETERNUS SF Storage Cruiser Manager

とSystemwalker MpWksttrを選んでサービスを停止します。ただし、他ソフトウェアで

Systemwalker MpWksttrサービスを使用している場合は、停止しないでください。(「4.2.2 注意

事項」を参照)

ETERNUS SF Storage Cruiser Managerの場合の例は、以下の通りです。

上記メニューは、Windows Server 2003 Standard Edition、および Windows Server 2003 Enterprise

Edition で、"[スタート]メニュー" を選択している場合です。

Windows Server 2003 Standard Edition、および Windows Server 2003 Enterprise Edition で "

クラシック [スタート] メニュー" を選択している場合は、[スタート]-[設定]-[コントロールパ

ネル]-[管理ツール]-[サービス] となります。

105

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9.2.2 アンインストール

マネージャをアンインストールする手順を以下に示します。

1. ログオンします。

マネージャをアンインストールするシステムにログオンします。ログオンの際はアンインストー

ルする端末の OS の管理者 (Administrator) でログオンしてください。

2. アプリケーションの追加と削除画面から ETERNUS SF Storage Cruiser Managerの削除を指示しま

す。

[スタート]-[コントロールパネル] で <プログラムの追加と削除> アイコンをダブルクリックす

ると、以下のようなプログラムの追加と削除画面が表示されます。この画面で "ETERNUS SF

Storage Cruiser Manager" を選択して削除を行います。

上記メニューは、Windows Server 2003 Standard Edition、および Windows Server 2003 Enterprise

Edition で、"[スタート]メニュー" を選択している場合です。

Windows Server 2003 Standard Edition、および Windows Server 2003 Enterprise Edition で "

クラシック [スタート] メニュー" を選択している場合は、以下のようになります。

[スタート]-[設定]-[コントロールパネル]-[プログラムの追加と削除]

3. 次の確認画面が表示されますので、<OK> ボタンをクリックします。

106

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4. アンインストールが完了すると、次の確認画面が表示されますので、<完了> ボタンをクリックし

ます。これで、マネージャのアンインストール処理は終了です。

アンインストール後、インストール先ディレクトリが残ることがあります。

[インストールディレクトリの例]

C:\Program Files\ETERNUS-SSC\Manager

その場合は、残ったディレクトリをエクスプローラより手動で削除してください。

107

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付録A 運用管理サーバの高可用化

運用管理サーバをクラスタ構成にすることで、可用性の向上を実現できます。

A.1 クラスタシステムとは

クラスタシステムとは、2 台以上のサーバマシンを 1 台の仮想サーバマシンとして運用することで、高

可用性 (High Availability) を実現するシステムです。

1台のサーバマシンでの運用では、サーバマシンや、その上で動作するサーバアプリケーションが停止し

た場合、再立ち上げが必要となるため、その間、運用が停止してしまいます。

クラスタシステムでは、2 台以上のサーバマシンを使用して、一方のサーバマシンやその上で動作して

いるアプリケーションにトラブルが発生した場合、そのマシン上で動作していたアプリケーションを他

方のマシンで再起動することによって、業務をすぐに再開でき、業務の停止時間を短縮できます。この

ような異常が発生したサーバから正常なサーバへ業務の制御を切り替えることをフェールオーバといい

ます。

なお、クラスタシステムではこのような 2 台以上のサーバマシンをクラスタ、クラスタを構成するサー

バマシンをノードといいます。

クラスタは次のいずれかに分類されます。

● スタンバイクラス

業務を行う運用系のノードに対して、その業務を引き継ぐための待機を行う待機系のノードが存

在するクラスタです。次の 4 つの形態があります。

― 1 : 1 運用待機型

1 台の運用系ノードと 1 台の待機系ノードからなるクラスタです。運用系ノードが業務を

行い、待機系ノードがその待機を行います。

― n : 1 運用待機型

n 台の運用系ノードと 1 台の待機系ノードからなるクラスタです。n 台の運用系ノードは

それぞれ別の業務を行い、これらとは別の待機系ノードがすべての運用系ノードの待機を

行います。

― 相互待機型

2 台の運用系かつ待機系ノードからなるクラスタです。2 台のノードはそれぞれが別の業

務を行い、同時に相手の業務の待機を行います。どちらかがダウンした場合は、残ってい

る側のノードが両方の業務を行います。

― カスケード型

3 台以上のノードからなるクラスタです。1 台のノードが運用系ノードになり、残りのノ

ードが待機系ノードになります。

● スケーラブルクラス

複数台のサーバマシンを用いて並列に作業を行うことにより、性能向上と故障発生時の縮退を目

的としたクラスタです。スタンバイ型と異なり、運用系、または待機系という分け方はされませ

ん。クラスタ内の 1 台がダウンすると、残りのサーバに縮退して業務を継続します。

詳細については、「PRIMECLUSTER 導入運用手引書 (Solaris(TM) オペレーティングシステム版)」を参

照してください。

109

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A.2 サポート対象

ETERNUS SF Storage Cruiserの以下のソフトウェアをサポートします。

● マネージャ[Solaris OS版]

A.3 マネージャのインストール

ここではクラスタシステムにマネージャをインストールする手順について説明します。

物理的な 2 つのノードを区別するために、一方をプライマリノード、他方をセカンダリノードと呼びま

す。プライマリノードとは、クラスタサービス (クラスタアプリケーション) が最初の起動時に運用系

となるノードを指します。セカンダリノードとは、同クラスタサービス (クラスタアプリケーション) が

最初の起動時に待機系となるノードを指します。

A.3.1 マネージャを新規にインストールする

A.3.1.1 事前準備

クラスタのインストールと環境設定

クラスタシステム上でマネージャをクラスタサービス (クラスタアプリケーション) として運用するた

めには、クラスタシステムの各ノードへのインストールと環境設定が必要です。共用ディスクの設定時

にデバイス名、およびマウントポイント名を確認してください。

マネージャをクラスタサービス (クラスタアプリケーション) として行う業務のことをマネージャ業務

といいます。

PRIMECLUSTER の詳細については、「PRIMECLUSTER 導入運用手引書 (Solaris(TM) オペレーティングシス

テム版)」を参照してください。

リソースの準備

マネージャをクラスタシステムに導入する場合、以下のリソースが必要です。

● クラスタシステムで使用するリソース

1) 運用管理サーバ用の引継ぎ IP アドレス

クラスタシステムで運用する際に運用管理サーバで使用する、ネットワーク上でユニーク

な IP アドレスを PRIMECLUSTERの Ipaddress リソース作成で新規に割り当てます。ただ

し、既存のクラスタサービス (クラスタアプリケーション) で使用している IP アドレス

を利用する場合は、新規に運用管理サーバ用の IP アドレスを割り当てる必要はありませ

110

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ん。

2) 運用管理サーバ用共用データを格納する共用ディスクの設定

運用管理サーバ用の共用データを格納する PRIMECLUSTER GDS のボリュームを準備します。

必要なボリューム数は以下のとおりです。

名称 個数 内容

管理サーバ用共用データ

ディスク 1 管理サーバ用の共用データ格納先

● クラスタシステム以外で使用するリソース

1) 運用管理サーバ用のポート番号

「4.1.4.1 /etc/services の設定」で設定を行う運用管理サーバで使用するポート番号に

ついてポート番号を割り当てます。

共用ディスクの容量

ETERNUS SF Storage Cruiserの共用ディスクには、ETERNUS SF Storage Cruiserで使用する以下のディ

レクトリを含みます。

● 管理サーバ

各ディスク所要量は、静的ディスク容量と動的ディスク容量の和により算出しています。詳細に

ついては、「4.1.1.2.5 静的ディスク容量」、および「4.1.1.2.6 動的ディスク容量」を参照して

ください。

項番 ディレクトリ ディスク所要量 (単位 : M バイト)

1 /etc 6

2 /var 552 + ストレージリソースマネージャ用リ

ポジトリ (注1)

注1 : "ストレージリソースマネージャ用リポジトリ" の算出方法については、「4.1.1.2.6 動的

ディスク容量」の「1. ストレージリソースマネージャ用リポジトリ」を参照してください。

A.3.1.2 インストール

マネージャをインストールします。

プライマリノード、セカンダリノードとも同じ手順で、マネージャは「4.1.3 インストール手順」まで

の作業を行ってください。

● 共用ディスクにはインストールしないでください。

● マネージャの「4.1.4 インストール後のセットアップ」は運用管理サーバ業務のセットアップ時

に行いますので、この段階では行わないでください。

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A.4 マネージャ業務のセットアップ

ここではクラスタシステムにマネージャをクラスタサービス (クラスタアプリケーション) としてセッ

トアップする手順について説明します。

マネージャ業務を既存のクラスタサービス (クラスタアプリケーション) に追加するか、新規のクラス

タサービス (クラスタアプリケーション) に追加するか、セットアップの前に決めておきます。

A.4.1 事前確認

インストール作業が完了していることを確認します。「4.1.3 インストール手順」まで完了していること

を確認します。

/etc/opt/FJSVssmgr/current/sanma.conf の LOGICAL_MANAGER_IP の設定は、クラスタセットアップコ

マンドにて実施します。

112

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A.4.2 マネージャ業務のセットアップの流れ

運用管理サーバでセットアップを実施します。

以下にセットアップの流れを示します。

A.4.3 マネージャ業務セットアップ作業詳細

以下の手順で、マネージャをクラスタサービス (クラスタアプリケーション) としてセットアップしま

す。以降の操作は、管理者権限で行います。

マネージャのインストール後にシステムの再起動を行った場合、以下の手順を行う前に、マネージャを

停止してください。

1. マネージャを既存の業務 (クラスタアプリケーション) に追加する場合は、クラスタシステムの運用管理ビュー (Cluster Admin) を使用して業務 (クラスタアプリケーション) を停止します。

113

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2. PRIMECLUSTER GDS を使用して、共用ディスクの設定を行います。

詳細については、「PRIMECLUSTER Global Disk Services 説明書 (Solaris(TM) オペレーティン

グシステム版)」を参照してください。

3. 管理サーバ用共用データディスクをプライマリノードにマウントします。

4. 管理サーバで使用するポート番号を両ノードの /etc/services に登録します。

5. 「4.1.4.2 管理者用ログインアカウントの作成」をプライマリノードだけに行います。作成したログインアカウント情報はクラスタセットアップコマンド実行時に共用データディスク上にセッ

トされます。

6. 「4.1.4.3 システムの言語設定」を両ノードに行います。

7. プライマリノードでクラスタセットアップコマンドを実行します。 管理サーバ用共用データディスクに他のユーザがアクセスしないようにしたうえで、プライマリ

ノードにおいて次のクラスタセットアップコマンドを実行します。

# /opt/FJSVssmgr/cluster/esc_clsetup -k Primary ‒ m 管理サーバ用共用データディスクのマウントポイント -i 管理サーバ用引継ぎIPアドレス <RETURN>

8. セットアップ対象を確認します。

コマンドで指定した情報が表示されます。表示された内容を確認のうえ、"y" を入力します。セ

ットアップを中止する場合は、"n" を入力します。

# /opt/FJSVssmgr/cluster/esc_clsetup -k Primary -m /zzz –i 10.10.10.10 <RETURN> ETERNUS SF Storage Cruiser settings are as follows. Cluster system : PRIMECLUSTER Node type : Primary Mount point : /zzz IP Address : 10.10.10.10 Manager cluster setup : Are you sure? [y,n,?]

9. プライマリノードのセットアップが実行されます。

FJSVrcx:INFO:27700:esc_clsetup:primary node setup completed

本コマンドの実行によって、クラスタ用セットアップに加え、共用ディスク上の

/etc/opt/FJSVssmgr/current/sanma.conf の LOGICAL_MANAGER_IP 設定が、sanma.conf にセット

されます。

LOGICAL_MANAGER_IP=”10.10.10.10”;

10. 管理サーバ用共用データディスクをプライマリノードからアンマウントします。

11. 管理サーバ用共用データディスクをセカンダリノードにマウントします。

114

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12. セカンダリノードでクラスタセットアップコマンドを実行します。 管理サーバ用共用データディスクに他のユーザがアクセスしないようにしたうえで、セカンダリ

ノードにおいて次のクラスタセットアップコマンドを実行します。

# /opt/FJSVssmgr/cluster/esc_clsetup -k Secondary -m 管理サーバ用共用データディスクのマウントポイント <RETURN>

13. セットアップ対象を確認します。 コマンドで指定した情報が表示されます。表示された内容を確認のうえ、"y" を入力します。セ

ットアップを中止する場合は、"n" を入力します。

# /opt/FJSVssmgr/cluster/esc_clsetup -k Secondary –m /zzz <RETURN> ETERNUS SF Storage Cruiser settings are as follows.

Cluster system : PRIMECLUSTER

Node type : Secondary

Mount point : /zzz

IP Address : 10.10.10.10

Manager cluster setup : Are you sure? [y,n,?]

14. セカンダリノードのセットアップが実行されます。

FJSVrcx:INFO:27701:esc_clsetup:secondary node setup completed

15. 管理サーバ用共用データディスクをセカンダリノードからアンマウントします。

16. クラスタシステムの userApplication Configuration Wizard を使用して、クラスタサービス (クラスタアプリケーション) 上に以下の必要な PRIMECLUSTER のリソースを作成します。

以下の a. ~ d. のリソースを作成後、クラスタサービス (クラスタアプリケーション) を以下

の設定で作成します。

― 運用形態は Standby を選択します。

― 属性値の設定は AutoStartUp を "yes"、AutoSwitchOver を

"HostFailure|ResourceFailure|ShutDown"、HaltFlag を "yes" に設定します。

詳細については、「PRIMECLUSTER 導入運用手引書 (Solaris(TM) オペレーティングシステム版)」

を参照してください。

a) Cmdline リソース (ESC用の Cmdline リソースを作成します) userApplication Configuration Wizard の Resource の作成で "Cmdline" を選択してパ

ス入力による作成方法を選択し、パス入力メニューで以下の設定を行います。

Start スクリプト :

/opt/FJSVrcxmr/cluster/cmd/rcxclstartcmd

Stop スクリプト :

/opt/FJSVrcxmr/cluster/cmd/rcxclstopcmd

Check スクリプト :

115

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/opt/FJSVrcxmr/cluster/cmd/rcxclcheckcmd

Flag (属性値) の設定 : クラスタサービス (クラスタアプリケーション) の属性値

StandbyTransitions について NO 以外を設定している場合は、ALLEXITCODES を "yes"、

STANDBYCAPABLE を "yes" に設定します。

Systemwalker Centric Manager の運用管理サーバ、または部門管理サーバと兼用す

る場合は、Centric Manager のあとに起動するように設定してください。

b) Ipaddress リソース (クラスタシステムで使用する引継ぎ用論理 IP アドレスを設定します)

userApplication Configuration Wizard の Resource の作成で Ipaddress を選択して引

継ぎ論理 IP アドレスを設定します。引継ぎ用論理 IP アドレスは、クライアント側の NIC

に対して設定します。引継ぎネットワークの種別は "IP アドレス引継ぎ" を選択します。

c) Fsystem リソース (管理サーバ用共用データディスクのマウントポイントを設定します)

userApplication Configuration Wizard の Resource の作成で Fsystem を選択してファ

イルシステムを設定します。マウントポイントの定義を行っていない場合は、

「PRIMECLUSTER 導入運用手引書 (Solaris(TM) オペレーティングシステム版)」を参照し

て定義を行ってください。

d) Gds リソース (管理サーバ用共用データディスク用に作成した設定を指定します)

userApplication Configuration Wizard の Resource の作成で Gds を選択して共用ディ

スクを設定します。管理サーバ用共用データディスク用に作成した設定を指定します。

17. 両ノードで「4.1.4.4 システムの再起動」を実行してください。

A.5 運用管理サーバの構成デーモン

クラスタセットアップ後、マネージャ業務としてクラスタサービス (クラスタアプリケーション)のリソ

ースとなるデーモンは以下のデーモンです。

デーモン種別 説明

マネージャ監視デーモン マネージャデーモンを監視するデーモンです。

― マネージャ監視デーモンの確認

コマンドラインで以下のコマンドを実行します。

# ps –ef | grep rcxrespawn <RETURN>

この結果、以下の文字列を含んだ行が表示されることでマネージャ監視デーモンの起動が

確認できます。

/opt/FJSVrcxmr/sys/rcxrespawn -c -r100 -w10 Server

/opt/FJSVssmgr/jre/bin/java

116

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A.6 注意事項

ここでは、クラスタシステムで運用管理サーバの運用を行う際の注意事項について説明します。

1. /etc/opt/FJSVssmgr/current/sanma.conf の設定

/etc/opt/FJSVssmgr/current/sanma.conf の LOGICAL_MANAGER_IP パラメタに、引継ぎIPアドレ

スとなる論理 IP アドレスを設定してください。ただし、通常はクラスタセットアップコマンド

が自動的に設定します。

2. クラスタサービス (クラスタアプリケーション) の切替えについて

クラスタサービス (クラスタアプリケーション) 切替え時に発生したイベントを表示することは

できません。

3. 障害調査資料

「ETERNUS SF Storage Cruiser ユーザーズガイド」の「E.1 調査資料の採取方法」にしたがって

資料を採取してください。

4. コマンド

実行方法について、通常運用とクラスタ運用との違いはありません。

5. メッセージ

「ETERNUS SF Storage Cruiser メッセージ説明書」および「A.8 クラスタメッセージ集」を参照

してください。

A.7 クラスタ環境の削除

ここでは、マネージャ業務のクラスタ環境を削除する方法について説明します。

117

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A.7.1 クラスタ環境の削除手順の流れ

クラスタ運用しているマネージャ業務のクラスタ環境を削除する流れを示します。

A.7.2 クラスタ環境の削除手順詳細

以下の手順で、クラスタ環境の削除を行います。クラスタ環境を構築している管理サーバごとに実施し

てください。以降の操作は、管理者権限で行います。

1. クラスタシステムの運用管理ビュー (Cluster Admin) を使用してマネージャ業務のクラスタサービス (クラスタアプリケーション) を停止します。

2. クラスタシステムの userApplication Configuration Wizard を使用して、対象クラスタサービス (クラスタアプリケーション) に登録されているマネージャ業務のリソースを削除します。ク

ラスタサービス (クラスタアプリケーション) が管理サーバのリソースだけで構成されている場

合は、クラスタサービス (クラスタアプリケーション) も削除します。

userApplication Configuration Wizard で、以下のリソースを削除します。

― Cmdline リソース (ESC用)

― Ipaddress リソース (他で使用しない場合)

― Gds リソース (他で使用しない場合)

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― Fsystem リソース (運用管理サーバ用共用データディスクのマウントポイント)

詳細については、「PRIMECLUSTER 導入運用手引書 (Solaris(TM) オペレーティングシステム版)」

を参照してください。

3. 管理サーバ用共用データディスクがプライマリノードとセカンダリノードでアンマウント状態であることを確認します。

4. 管理サーバ用共用データディスクをセカンダリノードにマウントします。

5. セカンダリノードでクラスタアンセットアップコマンドを実行します。

管理サーバ用共用データディスクに他のユーザがアクセスしないようにしたうえで、セカンダリ

ノードにおいて次のクラスタアンセットアップコマンドを実行します。

# /opt/FJSVssmgr/cluster/esc_clunsetup <RETURN> または

# /opt/FJSVssmgr/cluster/esc_clunsetup -l <RETURN>

通常はオプション指定なしで実行しますが、共用ディスク上のデータ量に対してセカンダリノー

ドのローカルディスクの空き容量が不足している場合は -l オプションを指定して実行します。

6. 削除対象を確認します。(画面はオプション指定なし) 表示された内容を確認のうえ、"y" を入力します。アンセットアップを中止する場合は、"n" を

入力します。

ETERNUS SF Storage Cruiser settings were as follows. Cluster system : PRIMECLUSTER Node type : Secondary Mount point : /zzz IP Address : 10.10.10.10 Mode : Normal (restore from Shared Disk) Manager cluster deletion : Are you sure? [y,n,?]

7. セカンダリノードの削除が実行されます。

FJSVrcx:INFO:27703:esc_clunsetup:secondary node deletion completed

8. 管理サーバ用共用データディスクをセカンダリノードからアンマウントします。

9. 管理サーバ用共用データディスクをプライマリノードにマウントします。

10. プライマリノードでクラスタアンセットアップコマンドを実行します。 管理サーバ用共用ディスクに他のユーザがアクセスしないようにしたうえで、プライマリノード

において次のクラスタアンセットアップコマンドを実行します。

# /opt/FJSVssmgr/cluster/esc_clunsetup <RETURN> または

# /opt/FJSVssmgr/cluster/esc_clunsetup -l <RETURN>

119

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通常はオプション指定なしで実行しますが、共用ディスク上のデータ量に対してプライマリノー

ドのローカルディスクの空き容量が不足している場合は -l オプションを指定して実行します。

11. 削除対象を確認します。(画面はオプション指定なし)

表示された内容を確認のうえ、<Enter> キーを押下します。アンセットアップを中止する場合は、

"n" を入力します。

ETERNUS SF Storage Cruiser settings were as follows.

Cluster system : PRIMECLUSTER

Node type : Primary

Mount point : /zzz

IP Address : 10.10.10.10

Mode : Normal (restore from Shared Disk)

Manager cluster deletion : Are you sure? [y,n,?]

12. プライマリノードの削除が実行されます。

FJSVrcx:INFO:27702:esc_clunsetup:primary node deletion completed

13. 管理サーバ用共用データディスクをプライマリノードからアンマウントします。

14. 管理サーバで使用していたポート番号を両ノードの /etc/services から削除します。

15. クラスタシステムの運用管理ビューを使用してクラスタサービス (クラスタアプリケーション) を起動します。手順 2. でクラスタサービス (クラスタアプリケーション) を削除している場合

は不要です。

16. 両ノードで以下のコマンドを実行して nwsnmp-trapd を停止します。

# /opt/FJSVswstt/bin/mpnm-trapd stop <RETURN>

17. 「9.1 [Solaris OS版]マネージャのアンインストール」にしたがって両ノードのマネージャをアンインストールします。

A.8 クラスタメッセージ集

ここでは、クラスタ環境のセットアップ、またはアンセットアップ時のメッセージについて説明します。

120

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A.8.1 情報メッセージ

FJSVrcx:INFO:27700:command:primary node setup completed

説明 プライマリノードのクラスタ設定は正常に終了しました。

対処 クラスタ環境の作成手順に従い、次の作業を実施してください。

FJSVrcx:INFO:27701:command:secondary node setup completed

説明 セカンダリノードのクラスタ設定は正常に終了しました。

対処 クラスタ環境の作成手順に従い、次の作業を実施してください。

FJSVrcx:INFO:27702:command:primary node deletion completed

説明 プライマリノードのクラスタ削除は正常に終了しました。

対処 クラスタ環境の作成手順に従い、次の作業を実施してください。

FJSVrcx:INFO:27703:command:secondary node deletion completed

説明 セカンダリノードのクラスタ削除は正常に終了しました。

対処 クラスタ環境の作成手順に従い、次の作業を実施してください。

FJSVrcx:INFO:27733:command:canceled

説明 キャンセルしました。

対処 必要ありません。

FJSVrcx:INFO:27751:command:cluster deletion (erase shared disk data) completed

説明 共用ディスクデータの削除が完了しました。

対処 クラスタ環境の削除を行っていないノードがある場合は、クラスタ環境を強制モード (esc_clunsetup 実行時に -f を指定) で削除してください。削除完了後、マネージャをアンインストールしてください。

121

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FJSVrcx:INFO:27753:command:cluster deletion (force mode) completed

説明 強制モード指定でクラスタのアンセットアップが完了しました。

対処 マネージャのアンインストールを行ってください。

A.8.2 警告メッセージ

FJSVrcx:WARNING:47752:command:cluster deletion (force mode) completed excluding erase shared disk data

説明 共用ディスクのデータ削除を除いて、強制モード指定でクラスタのアンセットアップが完了しました。

対処 共用ディスクがアクセス可能なことを確認して共用ディスクデータの削除 (esc_clunsetup で -e MountPoint を指定) を行ってください。

A.8.3 エラーメッセージ

FJSVrcx:ERROR:67704:command:option:secondary node deletion completed

説明 オプションが間違っています。Usage が出力されます。

対処 コマンドを確認したあと、再度実行してください。

FJSVrcx:ERROR:67706:command:ipaddress:invalid IP address format

説明 IP アドレスの形式に誤りがあります。

対処 IP アドレスを確認してください。

FJSVrcx:ERROR:67707:command:setup command already running

説明 クラスタセットアップコマンド、またはクラスタアンセットアップコマンドがすでに起動されています。

対処 ほかにクラスタセットアップコマンド、またはクラスタアンセットアップコマンドが実行されていない

か確認してください。

FJSVrcx:ERROR:67709:command:not privileged

説明 OS の管理者 (root) 以外でコマンドが起動されました。

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対処 OS の管理者 (root) でコマンドを実行してください。

FJSVrcx:ERROR:67710:command:mountpoint:not mounted

説明 マウント先 mountpoint に共用ディスクがマウントされていません。

対処 運用管理サーバ共用データ用共用ディスクのマウント状態を確認してください。

マウント先 mountpoint の末尾に "/" を付けていた場合は、末尾の "/" を削除して、再度実行してください。

FJSVrcx:ERROR:67711:command:software:not installed

説明 クラスタソフトウェア software がインストールされていません。

対処 ほかにクラスタセットアップコマンド、またはクラスタアンセットアップコマンドが実行されていない

か確認してください。

FJSVrcx:ERROR:67714:command:nodetype: cluster setup already completed in this node

説明 ノード種別 nodetype で自ノードのクラスタ環境は構築されています。

対処 自ノードでのクラスタ環境の状況を確認してください。

FJSVrcx:ERROR:67715:command:cluster setup already completed in another node

説明 クラスタセットアップコマンドに指定したノード種別のクラスタ環境は他ノードにて構築されています。

対処 実行したコマンドのノード種別が正しいか、確認してください。

実行したコマンドのノード種別にて、すでに他ノードでクラスタ環境を構築していないか、確認してく

ださい。

FJSVrcx:ERROR:67716:command:primary node setup not completed

説明 プライマリノードは、クラスタ環境が構築されていません。

対処 マウントしている運用管理サーバ共用データ用共用ディスクが正しいか確認してください。

プライマリノードのクラスタ環境を構築してください。

FJSVrcx:ERROR:67717:command:switch:parameter:parameter conflict

説明 前回と異なったデータが指定されました。

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対処 コマンドの引数の値を確認してください。

FJSVrcx:ERROR:67725:command:option:illegal option

説明 オプションが間違っています。Usage が出力されます。

対処 コマンドを確認したあと、再度実行してください。

FJSVrcx:ERROR:67726:command:secondary node not deleted

説明 セカンダリノードのクラスタ環境が削除されていません。

対処 マウントしている運用管理サーバ共用データ用共用ディスクが正しいか確認してください。

セカンダリノードのクラスタ環境を削除したあと、再度実行してください。

FJSVrcx:ERROR:67727:command:no cluster setup node

説明 クラスタ環境は作成されていません。

対処 運用管理サーバのクラスタ環境が作成されているか確認してください。

FJSVrcx:ERROR:67740:command:cluster setup failed (setup data invalid)

説明 クラスタのセットアップに失敗しました。クラスタ環境の設定が不正になっています。

対処 強制モードでクラスタ環境の削除を行ったあと、マネージャをアンインストールしてください。

FJSVrcx:ERROR:67741:command:setup command not installed

説明 クラスタセットアップ用のモジュールがインストールされていません。

対処 マネージャのインストールが正しく行われているか確認してください。

FJSVrcx:ERROR:67742:command:file:setup data inconsistency

説明 クラスタセット環境の設定矛盾を検出しました。

対処 以下のファイルを採取して当社技術員に連絡してください。

file に表示されたファイル /opt/FJSVrcxmr/cluster/env 配下の全ファイル

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FJSVrcx:ERROR:67743:command:setup data invalid

説明 クラスタセット環境の設定が不正になっています。

対処 クラスタ環境を強制モード (esc_clunsetup 実行時に -f を指定) で削除してください。削除完了後、マネージャをアンインストールしてください。

FJSVrcx:ERROR:67744:command:shared disk data invalid

説明 共用ディスク上のデータが不正になっています。

対処 クラスタ環境を強制モード (esc_clunsetup 実行時に –f を指定) で削除してください。削除完了後、マネージャをアンインストールしてください。

FJSVrcx:ERROR:67745:command:property:manager:value:setup data conflict

説明 クラスタセットアップコマンドのプロパティ property の設定値がすでにクラスタセットアップされている運用管理サーバ manager の設定値 value と異なります。

対処 設定値を揃えてセットアップを行ってください。

FJSVrcx:ERROR:67747:command:cluster setup failed

説明 クラスタのセットアップに失敗しました。

対処 実行環境を確認したあと、再度実行してください。状況が改善されない場合は、当社技術員に連絡して

ください。

FJSVrcx:ERROR:67748:command: can not execute in normal cluster setup node

説明 クラスタのセットアップは正常な構築状態です。共用ディスクデータ削除を指定してアンセットアップ

コマンドを実行することはできません。

対処 共用ディスクデータの削除 (esc_clunsetup で -e MountPoint を指定) を行うことはできません。 「A.7.2 クラスタ環境の削除手順詳細」の手順に従ってクラスタ環境の削除を行ってください。

FJSVrcx:ERROR:67749:command:cluster deletion failed

説明 クラスタのアンセットアップに失敗しました。

対処 クラスタ環境を強制モード (esc_clunsetup 実行時に –f を指定) で削除してください。削除完了後、マネージャをアンインストールしてください。

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FJSVrcx:ERROR:67750:command:cluster deletion (erase shared disk data) failed

説明 共用ディスクデータの削除が失敗しました。

対処 実行環境を確認したあと、再度実行してください。状況が改善されない場合は、当社技術員に連絡して

ください。

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付録B SNIA HBA API ライブラリのインストール

管理対象サーバノードに搭載した HBA を管理するため、HBA ベンダが配付する HBA API ライブラリを

インストールしてください。

B.1 Solaris での SNIA HBA API ライブラリの設定

B.1.1 PW008FC2A,PW008FC2-G,PW008FC3,GP7B8FC1A,GP7B8FC1-G,GP7B8FC1 の場合

PW008FC2A,PW008FC2-G,PW008FC3,GP7B8FC1A,GP7B8FC1-G,GP7B8FC1 のドライバ (FUJITSU PCI Fibre

Channel 2.2.1 および 3.0) をインストールすることで SNIA HBA API ライブラリがインストールされ

ます。

なお、FUJITSU PCI Fibre Channel 2.2.1 の場合は、パッチ (912069-17 以降) の適用が必要です。FUJITSU

PCI Fibre Channel 2.2 は、利用できません。

B.1.2 Emulex 社 LP9000、LP9002S、LP9002L、LP9802、LP10000 の場合

ドライバの説明書に従い HBAnyware (SNIA HBA API) をインストールしてください。

B.1.3 SE0X7F11F,SE0X7F12F の場合

SE0X7F11F,SE0X7F12Fのドライバ(FUJITSU PCI Fibre Channel 4.0以上)をインストール後、以下の手順

でSNIA HBA APIライブラリを変更する必要があります。

1. /usr/lib/libfchba.soから /opt/FJSVpfca/sbin/libfchba.soへのリンクを/opt/FJSVpfca/sbin/libfchba1.soに変更する。

# rm /usr/lib/libfchba.so

# ln -s /opt/FJSVpfca/lib/libfchba1.so /usr/lib/libfchba.so

2. リブートする。 # /usr/sbin/shutdown -y -i6 -g0

B.1.4 XSEFC401AF,XSEFC402AF の場合

SNIA HBA APIライブラリはOSにバンドルされるドライバに含まれるので、設定はありません。

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B.2 Linux での SNIA HBA API ライブラリの設定

Linux サーバノードに搭載した HBA を管理するため、HBA ベンダが配付する HBA API ライブラリをイ

ンストールしてください。

B.2.1 PG-FC105/PG-FC106/PG-FC107/PG-FC201/PG-FC202/FC-FCD201 の場合

B.2.1.1 HBA API ライブラリのインストール状況の確認

インストール状況の確認は、以下の 2 つの項目を満たしているかどうかで確認できます。満たしている

場合、HBA API ライブラリがインストールされています。

● 以下のファイルがすべて存在する

― /usr/lib/libHBAAPI.so

― /usr/lib/libemulexhbaapi.so

― /etc/hba.conf

● 以下のコマンドを実行した結果、"1" 以上の整数が表示される

# egrep -c [^[:blank:]]+[[:blank:]]+/usr/lib/libemulexhbaapi.so /etc/hba.conf <RETURN>

B.2.1.2 HBA API ライブラリのインストール

● ドライババージョン V1.23a-0、または V4.20q-1 の場合

以下の手順で SNIA HBA API 共通ライブラリ (Common HBA API Version 2.18 対応) をインスト

ールしてください。

1. /usr/lib/libHBAAPI.so ファイルが存在する場合は、退避します。

2. /opt/FJSVssage/lib/libHBAAPI.so を /usr/lib/ に複写するか、または以下のコマンドでシンボリックリンクを作成します。

# ln -s /opt/FJSVssage/lib/libHBAAPI.so /usr/lib/libHBAAPI.so <RETURN>

3. libemulexhbaapi.so (SNIA HBA API ベンダ固有ライブラリ) については、富士通パソコン情報サイト FMWORLD.NETのPRIMERGY 向けホームページ

(http://www.fmworld.net/biz/primergy/) から「PG-FC105/106 Linux 用 SNIA HBA API ラ

イブラリ」をダウンロードしてください。ダウンロード後、示された手順に従ってインス

トールを行ってください。

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● ドライババージョン V1.23a-0、またはV4.20q-1以外の場合

富士通パソコン情報サイト FMWORLD.NET の PRIMERGY 向けホームページ

(http://www.fmworld.net/biz/primergy/) から、使用している OS、HBA の型番、ドライバ版数

に適した SNIA HBA API ライブラリをダウンロードしてください。ダウンロード後、示された手

順に従ってインストールを行ってください。

B.2.2 PG-FCD101/PG-FCD102 の場合

B.2.2.1 HBA API ライブラリのインストール状況の確認

インストール状況の確認は、以下の 2 つの項目を満たしているかどうかで確認できます。満たしている

場合、HBA API ライブラリがインストールされています。

● 以下のファイルがすべて存在する

― /usr/lib/libHBAAPI.so

― /usr/lib/libqlsdm.so

― /etc/hba.conf

● 以下のコマンドを実行した結果、"1" 以上の整数が表示される

# egrep –c [^[:blank:]]+[[:blank:]]+/usr/lib/libqlsdm.so /etc/hba.conf <RETURN>

B.2.2.2 HBA API ライブラリのインストール

以下の手順で SNIA HBA API 共通ライブラリ (Common HBA API Version 2.18 対応) をインストールし

てください。

1. /usr/lib/libHBAAPI.so ファイルが存在する場合は、退避します。

2. /opt/FJSVssage/lib/libHBAAPI.so を /usr/lib/ に複写するか、または以下のコマンドでシンボリックリンクを作成します。

# ln -s /opt/FJSVssage/lib/libHBAAPI.so /usr/lib/libHBAAPI.so <RETURN>

3. なお、libqlsdm.so (SNIA HBA API ベンダ固有ライブラリ) については、富士通パソコン情報サイト FMWORLD.NET の PRIMERGY 向けホームページ (http://www.fmworld.net/biz/primergy/) か

ら、使用している OS、HBA の型番、ドライバ版数に適した SNIA HBA API ライブラリをダウンロ

ードしてください。ダウンロード後、示された手順に従ってインストールを行ってください。

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B.2.3 MC-08FC11/MC-08FC31/MC-08FC41/MC-08FC51/MC-08FC61/MC-08FC71 の場合

B.2.3.1 HBA API ライブラリのインストール状況の確認

MC-08FC11 の場合のインストール状況の確認は、PG-FC105/PG-FC106/PG-FC107/PG-FC201 の場合と同様

です。詳細については、「B.2.1.1 HBA API ライブラリのインストール状況の確認」を参照してください。

B.2.3.2 HBA API ライブラリのインストール

HBA カードの取扱説明書、またはドライバの説明書に従って、HBAnyware (SNIA HBA API) をインストー

ルしてください。

B.3 Windows での SNIA HBA API ライブラリの設定

Windows サーバノードに搭載した HBA を管理するためには、HBA ベンダが配付する SNIA HBA API ライ

ブラリをインストールしてください。

● PG-FC105 / PG-FC106 / PG-FC107 / PG-FC201 / PG-FC202 / PG-FCD201、または Emulex 社 LP9000

/ LP9002L / LP9802 / LP1050 / LP1050Ex を利用する場合

HBA カードの取扱説明書、またはドライバの説明書に従って、HBAnyware (SNIA HBA API) をイン

ストールしてください。

なお、PG-FC105 でドライババージョン v5-2.13a4 (Windows2000) を利用する場合には、この設

定は不要です。

PG-FC202,PG-FCD201を利用する場合、エージェントインストールディレクトリ \Agent\bin\HBAAPI.dll を別名(例:HBAAPI.dll.bak)に変更して下さい。

● PG-FCD101 / PG-FCD102、または Qlogic 社 QLA2340 を利用する場合

SNIA HBA API 共通ライブラリ (Common HBA API Version 2.18 対応) をインストールしてくださ

い。

エージェントインストールディレクトリ \Agent\lib\HBAAPI.dll を エージェントインストールディレクトリ \Agent\bin\HBAAPI.dll に複写します。 なお、すでに複写先に同じファイルが存在する場合、複写は不要です。

● MC-08FC11 / MC-08FC31 / MC-08FC41 / MC-08FC51 / MC-08FC61 / MC-08FC71 を利用する場合

HBA カードの取扱説明書、またはドライバの説明書に従って、HBAnyware (SNIA HBA API) をイン

ストールしてください。

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付録C 統合インストーラでのインストール

ETERNUS SF Storage Cruiserでは、 [Solaris OS版]エージェントについて統合インストーラに対応して

います。ここでは、統合インストーラでエージェントをインストールする場合について説明します。

C.1 [Solaris OS]エージェントの統合インストーラ対応

C.1.1 インストールスクリプト

当ソフトウェアのCD-ROMに下記の統合インストーラ対応スクリプトが提供されています。

項番 ファイル 説明

1 .FJSVclis/Disk1/cdsetup 製品CDに関する情報取得用スクリプト

2 .FJSVclis/Product1/prodsetup 製品インストール用スクリプト

● cdsetup, prodsetupは、統合インストーラから実行されることを前提としています。

● 既にエージェントのパッケージ(FJSVssage)がインストールされている場合、 prodsetupでは何も

インストールされません。

C.1.2 設定スクリプト

本スクリプトの実行によって、設定ファイルの値でエージェント起動IPアドレスが設定されてエージェ

ントが起動されます。

当ソフトウェアのCD-ROMに下記の統合インストーラ対応設定スクリプトが提供されています。

項番 ファイル 説明

1 .FJSVclis/Config1/I30FJSVssage.sh 設定スクリプト

2 .FJSVclis/Config1/config/FJSVssage.m 設定ファイル雛型

下記の前提条件があります。

● 統合インストーラから実行されることを前提としています。

● シングルユーザモードで実行されることを前提としています。

● 本スクリプトの動作にはETERNUS SF Storage Cruiserエージェントがインストール済みである必

要があります。統合インストーラ実行時に、ETERNUS SF Storage Cruiserを選択してETERNUS SF

Storage Cruiserエージェントをインストールしてください。

● 設定したIPアドレスからhostnameが参照できる必要があります。

下記の手順で設定を行います。

1. スクリプトI30FJSVssage.shと設定ファイル雛型FJSVssage.mをコピーします。

設定ファイル雛型FJSVssage.mは、提供ファイルと同様にconfigディレクトリ下に置く形式でコピ

ーします。

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(コピー先ディレクトリ)/I30FJSVssage.sh

(コピー先ディレクトリ)/config/FJSVssage.m

2. コピーした設定ファイル雛型FJSVssage.mを編集して設定を行います。

編集が必要な箇所は、以下のヘッダとフッダで囲まれています。

ヘッダ:#################### EDIT FROM HERE ####################

フッダ:#################### STOP EDITING HERE ###################

設定ファイル雛型FJSVssage.mの

AgentIPAddress=10.10.10.10

の行の10.10.10.10を、起動IPアドレスに変更してください。 ※ = の間に空白を入れないでくだ

さい。

起動IPアドレスの値は、「6.1.4.2 エージェントの管理 LAN の IP アドレス設定」の基準に従っ

て設定してください。

この設定スクリプトにより下記コマンドが実行されます。

/opt/FJSVssage/bin/setagtip -i 10.10.10.10

10.10.10.10は設定ファイル雛型FJSVssage.mのAgentIPAddressで指定したIPアドレスです。この

設定スクリプトで、「6.1.4.2 エージェントの管理 LAN の IP アドレス設定 」の処理が行なわれ

ます。 setagtipコマンドについては、「ETERNUS SF Storage Cruiser ユーザーズガイド」の

「C.4.1.2 エージェント情報変更コマンド(setagtip)」を参照して下さい。

本設定スクリプトが異常終了した場合、エラーメッセージを出力して終了します。設定ファイルを修正

して、設定スクリプトの再実行を行ってください。

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付録D Softek Storage Cruiserからの移行手順

D.1 概要

D.1.1 移行対象

本付録で説明する対象はマネージャとクライアントです。

エージェントの説明は含みません(SSCエージェントはESCマネージャで管理可能のため)。

SSCの全版数からESCへの移行に対応します。

D.1.2 サポート装置

ESC移行後のマネージャは移行前の登録装置情報を保持しますので、サーバ(SSCエージェント)やストレ

ージ等の管理対象装置の再登録は不要であり、移行後のESCマネージャで継続して管理可能です。

ただし、移行後のサポート装置は以下の範囲となることに注意してください。

- サーバ(SSCエージェント)・・・SSCのサポート装置/プラットフォームの範囲

- サーバ以外・・・ESCのサポート装置の範囲

また、SSCクライアントに対する設定(RAIDグループ統合モード, 最大使用メモリ,アプリケーションエレ

メントの情報等)は最大使用メモリ以外の移行はできません。ESCクライアントのインストール後に再設

定を実施する必要があります。

D.1.3 SSCとESCの差異と運用設計

機能差異については「ETERNUS SF Storage Cruiser ユーザーズガイド」の「1.5章 ESCとSSCの機能の違

い」を参照してください。運用設計に関するSSCとの差異については以下のとおりです。

● サポートOS

ESCマネージャはWindows 2003/2000, Solaris 8/9/10環境での動作のみサポートしています。

Solaris 2.6/7環境での動作はサポートしていません。

ESCクライアントはWindows 2003/2000/XP環境での動作のみサポートしています。Windows NT環境

での動作はサポートしていません。

● サポートクラスタソフトウェア

ESCマネージャはSafeCLUSTER環境での動作をサポートしていません。

● ネットワーク条件

マネージャ、クライアント間通信が以下のように異なります。必要に応じて、ファイアウォール

の設定等ネットワーク定義を見直してください。

製品 ポート/プロトコル 通信開始方向

SSC 不定値/tcp 両方向

ESC 23456/tcp クライアント→マネージャ

● Systemwalker Centric Manager連携機能

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版数がV11未満のCentric Managerとの連携機能はサポートしていません。

Centric Managerとの連携機能は、ESCへ移行後に運用管理クライアントの再設定が必要です。詳

細はD.3.15 移行後のSystemwalker Centric Manager連携機能の再設定を参照ください。なお、

Centric Manager運用管理クライアントのノードポップアップメニューからESCを呼び出した場合、

ESCのユーザ認証を省略することはできません。

D.2 提供ファイル

本製品のCD-ROM媒体"ETERNUS SF Storage Cruiser 13.1 No.1"の以下のディレトリに移行ツールが格納

されています。

格納場所

CD-ROMのドライブ名\manager\upgrade ディレクトリ

+ upgrade.exe

upgrade.exe(自己解凍形式)をWindows OSで実行すると、以下のディレクトリ・ファイルが展開されます。

upgrade ディレクトリ

+ solupgrade.tar (Solaris用移行ツール)

+ winupgrade.exe (Windows用移行ツール)

+ sscrecord.doc (記録表の雛型 (Microsoft Word形式))

移行対象サーバ(SSCマネージャインストール先)の作業ディレクトリに、各プラットフォームに合せた

移行ツールをコピーしてください。移行完了後は削除してください。

D.3 移行作業

SSCからESCへ移行する際の作業フローと、各作業の所要時間(目安)を以下に示します。各工程の詳細

な手順については、各節を参照して下さい。

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移行作業の実施に際しては、必ず事前に適用システムのバックアップを取得し、問題発生時の復旧に備

えてください。

Windows版マネージャの場合、移行はAdministratorグループのユーザでログオンして行ってください。

Solaris OS版マネージャの場合、移行は、root(スーパユーザ)でログインして行ってください。また、

cp(コピー)コマンドでファイルコピーを行う時には、必ず-p(保持)オプションを指定して実行してくだ

さい。ディレクトリごとコピーする時には、-R(再帰)オプションも指定してください。

135

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D.3.1 閾値監視設定情報の記録と停止(閾値監視機能を使用している場合のみ)

閾値監視装置数分の閾値監視設定情報記録表を用意します。(記録表の雛形はsscrecord.doc(「D.2 提供

ファイル」参照)に含まれています。)

以下の作業手順にしたがって、閾値監視対象装置の設定情報を閾値監視設定情報記録表に記録します。

1. SSCクライアントを起動し、移行対象のSSCマネージャに接続します。

2. メインビューのメニューから[ファイル(F)]、[性能管理ウィンドウ(W)]を選択します。性能管理

ウィンドウが別ウィンドウで起動します。

3. 性能管理ウィンドウのツリー画面から、閾値設定情報を記録する装置アイコンをクリックして、

性能管理ウィンドウのメニューから[閾値監視(T)],[閾値監視時間設定(I)]を選択します。閾値監

視時間設定ダイアログが起動します。

4. 閾値監視時間設定ダイアログ中の、以下の情報を全て記録します。但し、閾値監視時間設定を一

度も実施していない場合、本作業は不要です。

1)閾値監視時間 開始時刻

2)閾値監視時間 停止時刻

3)アラーム表示時間 開始時刻

4)アラーム表示間 停止時刻

5)アラーム表示頻度

下図に、閾値監視時間設定ダイアログの表示例を示します。

5. 性能管理ウィンドウのツリー画面から、閾値設定情報を記録する装置アイコンをクリックして、

性能管理ウィンドウのメニューから[閾値監視(T)],[閾値設定/監視開始/監視停止(S)]を選択し

ます。閾値設定/監視開始/監視停止ダイアログが起動します。

6. 閾値設定/監視開始/監視停止ダイアログ中の[現在設定されている閾値監視]テーブルに記載され

ている以下の情報を全て記録します。

― 閾値監視対象

― 閾値

136

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― 閾値監視単位時間

― アラーム許容範囲

― アラーム許容時間

― 下限値

下図に、閾値設定/監視開始/監視停止ダイアログの表示例を示します。

7. 閾値設定/監視開始/監視停止ダイアログの[監視停止]ボタンをクリックして[閉じる]ボタンでダ

イアログを閉じてください。

8. 性能管理ウィンドウのメニューから[閾値監視(T)],[閾値有効/無効(E)]を選択して、閾値監視を

無効にして下さい。正常に閾値監視が無効になると、[閾値監視(T)]メニュー内の、[閾値有効/

無効(E)],[閾値監視アラームログ(L)]以外のメニューアイテムがグレイアウトされます。

9. 閾値監視を実施している全てのストレージ、スイッチに対して3.から8.を繰り返し実施してくだ

さい。

性能監視停止中の装置については、[閾値監視(T)]メニュー内の、[閾値有効/無効(E)],[閾値監視アラー

ムログ(L)]以外のメニューアイテムがグレイアウトされ、参照する事が出来ません。一時的に性能監視

を停止している装置がある場合、性能監視を開始してから、上記の閾値設定情報を記録して下さい。

D.3.2 性能監視設定情報の記録と停止(性能監視機能を使用している場合のみ)

性能監視装置数分の性能監視設定情報記録表を用意します。(記録表の雛形はsscrecord.doc(「D.2 提供

ファイル」参照)に含まれています。)

以下の作業手順にしたがって、性能監視対象装置の設定情報を性能監視設定情報記録表に記録します。

1. SSCクライアントを起動し、移行対象のSSCマネージャに接続します。

137

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2. 性能監視実施中の装置の性能監視設定情報を記録します。装置アイコンの左上に「P」マークが表

示されている装置が、現在性能監視実施中の装置です。下図に性能監視中の装置アイコンの表示

例を示します。

3. メインビュー上の性能監視設定情報を記録する装置のアイコンを選択して、メニューから[装置

(D)],[性能管理設定(S)]を選択します。性能監視設定ダイアログが表示されます。

138

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4. 性能監視設定ダイアログ中の[最小LUN_V],[最大LUN_V]に設定されているLUN_V番号と[性能情報

を取得する間隔(秒) ]に設定されている性能監視間隔を記録します。管理対象装置がスイッチの

場合、[最小LUN_V],[最大LUN_V]は存在しません。[性能情報を取得する間隔(秒)]のみ記録してく

ださい。下図に性能監視設定ダイアログの表示例を示します。

139

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5. 性能監視設定情報を記録後、[停止]ボタンを押して性能監視を停止してください。性能監視の停

止に成功すると、装置アイコンの左上に表示されている緑の「P」マークが表示されなくなります。

下図に、性能監視停止後の装置アイコンの表示例を示します。

6. 3.から5.を性能監視中の全ての装置に対して実施して下さい。

D.3.3 サービスの停止

Windows版マネージャの場合

以下のサービスを停止します。

- Softek StorageCruiser CIMOM

- SystemWalker MpWksttr

ただし、他ソフトウェアでSystemWalker MpWksttrサービスを使用している場合は、Softek

StorageCruiser CIMOMサービスのみ停止してください。

Solaris OS版マネージャの場合

「Softek Storage Cruiser インストールガイド」の「6.1.1 アンセットアップ」を参照して、SSCマネ

ージャのデーモンを停止して下さい。

ただし、クラスタ環境の場合は、「Softek Storage Cruiser クラスタ運用手引書」の「4.3 デーモンの

停止」を参照して、SSCマネージャのデーモンを停止してください。

140

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D.3.4 装置管理情報の退避

SSCマネージャの装置管理情報を退避します。

下記手順中の"退避場所"に適当な退避先ディレクトリを指定してください。

Windows版マネージャの場合

1. 作業ディレクトリに移行ツールwinupgrade.exe(「D.2 提供ファイル」参照)をコピーします。

以下、作業ディレクトリをD:\tmp\upgradeとして説明します。

2. 作業ディレクトリのwinupgrade.exeを実行します。

以下のファイルが展開されます。

D:\tmp\upgrade

- cimbackup.bat

- cimrestore.bat

- sscreg.exe

- dbkit.jar

3. コマンドプロンプトを起動し、作業ディレクトリに移動します。

C:\Document and Settings\Administrator> D:

D:\> cd D:\tmp\upgrade

D:\tmp\upgrade>

4. コマンドプロンプトでcimbackup.batを実行します

D:\tmp\upgrade> cimbackup 退避場所

実行が成功すると、最後に下記のメッセージが表示されます。

INFO: cimbackup has been completed.

Solaris OS版マネージャの場合

クラスタ環境の場合は、運用管理サーバ共有データ用共有ディスクをマウントしてください。

1. 作業ディレクトリに移行ツールsolupgrade.tar(「D.2 提供ファイル」参照)をコピーします。

以下、作業ディレクトリを/tmp/upgradeとして説明します。

2. 作業ディレクトリに移動し、solupgrade.tarを展開します。

# cd /tmp/upgrade

# tar xvf solupgrade.tar

以下のファイルが展開されます。

/tmp/upgrade

- cimbackup.sh

- cimrestore.sh

- dbkit.jar

3. cimbackup.shを実行します。

# ./cimbackup.sh 退避場所

実行が成功すると、最後に下記のメッセージが表示されます。

INFO: cimbackup has been completed.

141

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● SSCマネージャのデーモン/サービスを停止しないでcimbackupコマンドを実行した場合は、以下

のメッセージが出力され、cimbackupコマンドの実行は打ち切られます。

Solaris

WARNING: Unable to backup, while the FJSVssmgr is running.

Windows

WARNING: Unable to backup, while the Softek StorageCruiser CIMOM is running.

● cimbackupコマンドに退避場所のディレクトリを指定しなかった場合は、本コマンドの使用法が以

下のように表示され、cimbackupコマンドの実行は打ち切られます。

Solaris

Usage: cimbackup.sh save-directory

Windows

Usage: cimbackup.bat save-directory

● cimbackupコマンドに指定したディレクトリが存在しなかった場合は、以下のメッセージが表示さ

れ、cimbackupコマンドの実行は打ち切られます。

ERROR: The specified directory [ディレクトリ名] is not found.

● Softek Storage Cruiserが未インストールの場合は、以下のメッセージが表示され、cimbackup

コマンドの実行は打ち切られます。

WARNING: The old package is not installed.

● cimbackupコマンドにおいてディレクトリが作成できなかった場合は、以下のメッセージが表示さ

れ、cimbackupコマンドの実行は打ち切られます。

ERROR: Unable to copy ファイル名 to ディレクトリ名.

● cimbackupコマンドにおいて複写元のファイルが見つからない場合は、以下のメッセージが表示さ

れ、cimbackupコマンドの実行は打ち切られます。

ERROR: Unable to find ファイル名.

● cimbackupコマンドにおいて指定したディレクトリに既に本コマンドによるバックアップが存在

する場合は、以下のメッセージが表示され、cimbackupコマンドの実行は打ち切られます。

WARNING: The backup files are found in ディレクトリ名.

D.3.5 設定・ログファイルの退避

SSCマネージャ・クライアントにおいて、以下に示すファイルを退避します。

Windows版マネージャの場合

以下の説明にあるSSCマネージャプログラムディレクトリ/環境設定ディレクトリ/作業用ディレクトリ

のデフォルトのディレクトリは、以下になります。

C:\Program Files\Softek_StorageCruiser

1. 設定ファイル

以下のファイルを退避します。ただし、perf.confについては性能監視機能を使用していない場合

は退避する必要はありません。また、それ以外のファイルについては、SSCインストール時点から

変更していない場合は、退避する必要はありません。

SSCマネージャ環境設定ディレクトリ\Manager\etc\san\engine

- bcm.conf

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- perf.conf

- sanma.conf

- ssmgr.conf

SSCマネージャプログラムディレクトリ\Manager\bin

- manager.ini

2. batファイル

以下のファイルを退避します。ただし、SSCインストール時点から変更していない場合は、退避す

る必要はありません。本バッチの処理に関連するファイルがあれば、一緒に退避してください。

SSCマネージャ環境設定ディレクトリ\Manager\etc\san\engine

- trapop.bat

3. 性能監視情報ファイル

以下のディレクトリ(配下すべて含む)を退避します。ただし、ディレクトリが存在しない場合は、

退避する必要はありません。

SSCマネージャ作業用ディレクトリ\Manager\var\san\engine\perf

4. 障害監視XMLファイル

ユーザ独自でカスタマイズした障害監視XMLファイルが存在する場合は、以下のディレクトリ配下

の該当ファイルを退避します。該当ファイル以外は退避する必要はありません。

SSCマネージャ環境設定ディレクトリ\Manager\etc\san\engine\snmpth

5. 装置ポーリング設定XMLファイル

ユーザ独自でカスタマイズした装置ポーリング設定XMLファイルが存在する場合は、以下のディレ

クトリ配下の該当ファイルを退避します。該当ファイル以外は退避する必要はありません。

SSCマネージャ環境設定ディレクトリ\Manager\etc\san\engine\devicepolling

6. イベントログファイル

以下のファイルを退避します。

SSCマネージャ作業用ディレクトリ\Manager\var\san\engine

- systemevent.csv

Solaris OS版マネージャの場合

下記手順中の"退避場所"に適当な退避先ディレクトリを指定してください。

クラスタ環境の場合は、運用管理サーバ共有データ用共有ディスクをマウントしてください。

1. 設定ファイル

以下のファイルを退避します。ただし、perf.confについては性能監視機能を使用していない場合

は退避する必要はありません。また、それ以外のファイルについては、SSCインストール時点から

変更していない場合は、退避する必要はありません。クラスタ環境の場合、manager.iniは各クラ

スタノード固有の設定ファイルであるため、各クラスタノードでmanager.iniの変更確認および退

避を実施してください。

/etc/opt/FJSVssmgr/

- bcm.conf

- perf.conf

- sanma.conf

- ssmgr.conf

/opt/FJSVssmgr/bin/

- manager.ini

以下のコマンドで退避先にコピーします。

# cp -p 退避ファイル 退避場所

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2. shファイル

以下のファイルを退避します。ただし、SSCインストール時点から変更していない場合は、退避す

る必要はありません。本スクリプトの処理に関連するファイルがあれば、一緒に退避してくださ

い。

/etc/opt/FJSVssmgr/

- trapop.sh

以下のコマンドで退避先にコピーします。

# cp -p /etc/opt/FJSVssmgr/trapop.sh 退避場所

3. 性能監視情報ファイル

以下のディレクトリ(配下すべて含む)を退避します。ただし、ディレクトリが存在しない場合は、

退避する必要はありません。

/var/opt/FJSVssmgr/perf

以下のコマンドで退避先にコピーします。

# cp -Rp /var/opt/FJSVssmgr/perf 退避場所

4. 障害監視XMLファイル

ユーザ独自で定義/カスタマイズした障害監視XMLファイルが存在する場合は、以下のディレクト

リ配下の該当ファイルを退避します。該当ファイル以外は退避する必要はありません。

/etc/opt/FJSVssmgr/snmpth

以下のコマンドで退避先にコピーします。

# cp -p /etc/opt/FJSVssmgr/snmpth/該当ファイル 退避場所

5. 装置ポーリング設定XMLファイル

ユーザ独自で定義/カスタマイズした装置ポーリング設定XMLファイルが存在する場合、以下のデ

ィレクトリ配下の該当ファイルを退避します。該当ファイル以外は退避する必要はありません。

/etc/opt/FJSVssmgr/devicepolling

以下のコマンドで退避先にコピーします。

# cp -p /etc/opt/FJSVssmgr/devicepolling/該当ファイル 退避場所

6. イベントログファイル

以下のファイルを退避します。

/var/opt/FJSVssmgr/

- systemevent.csv

以下のコマンドで退避先にコピーします。

# cp -p /var/opt/FJSVssmgr/systemevent.csv 退避場所

クライアントの場合

以下の説明にあるSSCクライアントプログラムディレクトリのデフォルトのディレクトリは、以下になり

ます。

144

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C:\Program Files\Softek_StorageCruiser

以下のファイルを退避します。ただし、SSCインストール時点から変更していない場合は、退避する必要

はありません。

SSCクライアントプログラムディレクトリ\Client\bin

- client.ini

D.3.6 SSCマネージャのアンインストール

「Softek Storage Cruiser インストールガイド」の「第6章 マネージャのアンインストール」

に従ってSSCマネージャをアンインストールします。

ただし、SSCマネージャがSolaris OS版かつクラスタ環境の場合は、「Softek Storage Cruiser

クラスタ運用手引書」の「第6章 クラスタ環境の削除」 に従ってSSCマネージャをアンインス

トールします。

D.3.7 SSCクライアントのアンインストール

「Softek Storage Cruiser インストールガイド」の「第5章 クライアントのアンインストー

ル」 に従ってSSCクライアントをアンインストールします。

D.3.8 ESCクライアントのインストール

「第5章 クライアントのインストールとセットアップ」に従って、ESCクライアントをインストールおよ

びセットアップします。

D.3.9 ESCマネージャのインストール

「第4章 マネージャのインストールとセットアップ」に従って、ESCマネージャをインストー

ルおよびセットアップします。

ただし、ESCマネージャがSolaris OS版かつクラスタ環境の場合は、「付録A.3 マネージャの

インストール」および「付録A.4 マネージャ業務のセットアップ」 に従ってESCマネージャを

インストールおよびセットアップします。

D.3.10 退避した設定・ログファイルの移行

セットアップの延長で再起動したESCマネージャ・クライアント環境において、退避したファイルを移行

します。

145

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Windows版マネージャの場合

以下の説明にあるESCマネージャプログラムディレクトリ/環境設定ディレクトリ/作業用ディレクトリ

のデフォルトのディレクトリは、以下になります。

C:\Program Files\ETERNUS-SSC

1. ESCマネージャ、クライアントを停止します。

「9.2.1 マネージャの停止」に従って、ESCマネージャを停止してください。ESCクライアントが

起動している場合は終了してください。

2. 「D.3.5 設定・ログファイルの退避」で退避したファイルを以下のとおり移行します。

a) perf.conf, bcm.conf

以下のディレクトリにコピーします。

ESCマネージャ環境設定ディレクトリ\Manager\etc\opt\FJSVssmgr\current

b) sanma.conf

退避したsanma.confのパラメータ設定をESCのsanma.confに反映します。

ESCマネージャ環境設定ディレクトリ\Manager\etc\opt\FJSVssmgr\current\sanma.conf

sanma.confファイルの各パラメータについては「ETERNUS SF Storage Cruiser ユーザーズ

ガイド」の「D.2 sanma.confパラメータ説明」を参照してください。

c) ssmgr.conf

退避したssmgr.confのパラメータ設定をESCのssmgr.confに反映します。

ESCマネージャ環境設定ディレクトリ\Manager\etc\opt\FJSVssmgr\current\ssmgr.conf

ssmgr.confファイルの各パラメータについては「ETERNUS SF Storage Cruiser ユーザーズ

ガイド」の「D.3 ssmgr.confパラメータ説明」を参照してください。

d) manager.ini

退避したmanager.iniのパラメータ設定をESCのmanager.iniに反映します。

ESCマネージャプログラムディレクトリ\Manager\opt\FJSVssmgr\bin

下記のように、デフォルト値から変更していた差分の値を反映します。

変更していた値 - SSCのデフォルト値 = 差分の値

ESCのデフォルト値 + 差分の値 = 反映する値

SSCのデフォルト値は140で、ESCのデフォルト値は512です。

反映例)SSCのmanager.iniの設定値を、300に変更していた場合

変更していた値(300)- SSCのデフォルト値(140)= 差分の値(160)

ESCのデフォルト値(512)+ 差分の値(160)= 反映する値(672)

以上より、下記のように反映します。

MAXMEMORY=672

manager.iniファイルのパラメータについては「ETERNUS SF Storage Cruiser ユーザーズ

ガイド」の「D.5 最大使用メモリの変更」を参照してください。

e) trapop.bat

以下のディレクトリにコピーします。本バッチの処理は必要に応じて修正してください。

例えば、インストールディレクトリを意識した処理がある場合、SSCとESCのインストール

ディレクトリが異なるため、修正が必要です。

ESCマネージャ環境設定ディレクトリ\Manager\etc\opt\FJSVssmgr\current

f) 性能監視情報ファイル

退避したディレクトリ(\perf)を以下のディレクトリにコピーします。ただし、\perf\xml

を除いてコピーしてください(\perf\xmlはコピーしないでください)。

ESCマネージャ作業用ディレクトリ\Manager\var\opt\FJSVssmgr\current

g) 障害監視XMLファイル

退避したXMLファイルと同名のファイルを、デフォルトXML用ディレクトリ(ESCマネージャ

プログラムディレクトリ\Manager\opt\FJSVssmgr\lib\snmpth)からカスタマイズXML用デ

ィレクトリ(ESCマネージャ環境設定ディレクトリ

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\Manager\etc\opt\FJSVssmgr\current\snmpth)にコピーします。

退避したXMLファイルの内容をカスタマイズXML用ディレクトリにコピーした同名ファイル

に反映します。

障害監視XMLファイルについては「ETERNUS SF Storage Cruiser ユーザーズガイド」の「D.6

SNMP Trap XML定義ファイル説明」を参照してください。

h) 装置ポーリング設定XMLファイル

退避したXMLファイルと同名のファイルを、デフォルトXML用ディレクトリ(ESCマネージャ

プログラムディレクトリ\Manager\opt\FJSVssmgr\lib\devicepolling)からカスタマイズ

XML用ディレクトリ(ESCマネージャ環境設定ディレクトリ

\Manager\etc\opt\FJSVssmgr\current\devicepolling)にコピーします。

退避したXMLファイルの内容をカスタマイズXML用ディレクトリにコピーした同名ファイル

に反映します。

障害監視XMLファイルについては「ETERNUS SF Storage Cruiser ユーザーズガイド」の「D.10

装置ポーリング設定ファイル説明」を参照してください。

i) イベントログファイル

退避したsystemevent.csvを以下のディレクトリにコピーします。

ESCマネージャ作業用ディレクトリ\Manager\var\opt\FJSVssmgr\current

Solaris OS版マネージャの場合

1. ESCマネージャ、クライアントを停止します。

「9.1.1 マネージャの停止」に従って、ESCマネージャを停止してください。ESCクライアントが

起動している場合は終了してください。

ただし、クラスタ環境のマネージャの場合は、クラスタシステムの運用管理ビュー(Cluster

Admin)を使用してマネージャ業務のクラスタサービス(クラスタアプリケーション)を停止後、

運用管理サーバ共有データ用共有ディスクをマウントしてください。

2. 「D.3.5 設定・ログファイルの退避」で退避したファイルを以下のとおり移行します。

a) perf.conf, bcm.conf

以下のディレクトリにコピーします。

/etc/opt/FJSVssmgr/current

以下のコマンドで退避先からコピーします。

# cp -p 退避場所/perf.conf /etc/opt/FJSVssmgr/current

b) sanma.conf

退避したsanma.confのパラメータ設定をESCのsanma.confに反映します。

/etc/opt/FJSVssmgr/current/sanma.conf

sanma.confファイルの各パラメータについては「ETERNUS SF Storage Cruiser ユーザーズ

ガイド」の「D.2 sanma.confパラメータ説明」を参照してください。

c) ssmgr.conf

退避したssmgr.confのパラメータ設定をESCのssmgr.confに反映します。

/etc/opt/FJSVssmgr/current/ssmgr.conf

ssmgr.confファイルの各パラメータについては「ETERNUS SF Storage Cruiser ユーザーズ

ガイド」の「D.3 ssmgr.confパラメータ説明」を参照してください。

d) manager.ini

退避したmanager.iniのパラメータ設定をESCのmanager.iniに反映します。クラスタ環境の

場合は、退避したクラスタノードごとに反映します。

/opt/FJSVssmgr/bin

下記のように、デフォルト値から変更していた差分の値を反映します。

変更していた値 - SSCのデフォルト値 = 差分の値

ESCのデフォルト値 + 差分の値 = 反映する値

SSCのデフォルト値は140で、ESCのデフォルト値は512です。

反映例)SSCのmanager.iniの設定値を、300に変更していた場合

変更していた値(300)- SSCのデフォルト値(140)= 差分の値(160)

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ESCのデフォルト値(512)+ 差分の値(160)= 反映する値(672)

以上より、下記のように反映します。

MAXMEMORY=672

manager.iniファイルのパラメータについては「ETERNUS SF Storage Cruiser ユーザーズ

ガイド」の「D.5 最大使用メモリの変更」を参照してください。

e) trapop.sh

以下のディレクトリにコピーします。本スクリプトの処理は必要に応じて修正してくださ

い。

/etc/opt/FJSVssmgr/current

以下のコマンドで退避先からコピーします。

# cp -p 退避場所/trapop.sh /etc/opt/FJSVssmgr/current

f) 性能監視情報ファイル

退避したディレクトリ(perf/)を以下のディレクトリにコピーします。ただし、perf/xml

を除いてコピーしてください(perf/xmlはコピーしないでください)。

/var/opt/FJSVssmgr/current

以下のコマンドで退避先からコピーします。

# rm -rf 退避場所/perf/xml

# cp -Rp 退避場所/perf /var/opt/FJSVssmgr/current

g) 障害監視XMLファイル

退避したXMLファイルと同名のファイルを、デフォルトXML用ディレクトリ

(/opt/FJSVssmgr/lib/snmpth)からカスタマイズXML用ディレクトリ

(/etc/opt/FJSVssmgr/current/snmpth)にコピーします。

# cd /opt/FJSVssmgr/lib/snmpth

# cp -p 該当ファイル /etc/opt/FJSVssmgr/current/snmpth

退避したXMLファイルの内容をカスタマイズXML用ディレクトリにコピーした同名ファイル

に反映します。障害監視XMLファイルについては「ETERNUS SF Storage Cruiser ユーザー

ズガイド」の「D.6 SNMP Trap XML定義ファイル説明」を参照してください。

h) 装置ポーリング設定XMLファイル

退避したXMLファイルと同名のファイルを、デフォルトXML用ディレクトリ

(/opt/FJSVssmgr/lib/devicepolling)からカスタマイズXML用ディレクトリ

(/etc/opt/FJSVssmgr/current/devicepolling)にコピーします。

# cd /opt/FJSVssmgr/lib/devicepolling

# cp -p 該当ファイル /etc/opt/FJSVssmgr/current/devicepolling

退避したXMLファイルの内容をカスタマイズXML用ディレクトリにコピーした同名ファイル

に反映します。障害監視XMLファイルについては「ETERNUS SF Storage Cruiser ユーザー

ズガイド」の「D.10 装置ポーリング設定ファイル説明」を参照してください。

i) イベントログファイル

退避したsystemevent.csvを以下のディレクトリにコピーします。

/var/opt/FJSVssmgr/current

以下のコマンドで退避先からコピーします。

# cp -p 退避場所/systemevent.csv /var/opt/FJSVssmgr/current

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クライアントの場合

以下の説明にあるESCクライアントプログラムディレクトリのデフォルトのディレクトリは、以下になり

ます。

C:\Program Files\ETERNUS-SSC

1. ESCクライアントが起動している場合は終了します。

2. 「D.3.5 設定・ログファイルの退避」でclient.iniを退避している場合は、そのパラメータ設定

をESCのclient.ini(ESCクライアントプログラムディレクトリ\Client\bin\ client.ini)に反映

します。

a) client.ini

下記のように、デフォルト値から変更していた差分の値を反映します。

変更していた値 - SSCのデフォルト値 = 差分の値

ESCのデフォルト値 + 差分の値 = 反映する値

SSCのデフォルト値は192で、ESCのデフォルト値は256です。

反映例)SSCのclient.iniの設定値を、320に変更していた場合

変更していた値(320) - SSCのデフォルト値(192) = 差分の値(128)

ESCのデフォルト値(256) + 差分の値(128) = 反映する値(384)

以上より、下記のように反映します。

MAXMEMORY=384

client.iniファイルのパラメータについては、「ETERNUS SF Storage Cruiser ユーザーズ

ガイド」の「D.5 最大使用メモリの変更」を参照してください。

D.3.11 退避した装置管理情報の移行

退避した装置管理情報をESCマネージャに移行します。

以下の説明では、作業ディレクトリを「D.3.4 装置管理情報の退避」と同一とし、移行ツールが同様に

展開されているとします。

Windows版マネージャの場合

1. コマンドプロンプトを起動し、作業ディレクトリに移動します。

C:\Document and Settings\Administrator> D:

D:\> cd D:\tmp\upgrade

D:\tmp\upgrade>

2. コマンドプロンプトでcimrestore.batを実行します。

D:\tmp\upgrade> cimrestore 退避場所

実行が成功すると、最後に下記のメッセージが表示されます。

INFO: cimrestore has been completed.

Solaris OS版マネージャの場合

1. 作業ディレクトリに移動します。

# cd /tmp/upgrade

2. cimrestore.shを実行します。

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# ./cimrestore.sh 退避場所

実行が成功すると、最後に下記のメッセージが表示されます。

INFO: cimrestore has been completed.

● ESCマネージャのデーモン/サービスを停止しないでcimrestoreコマンドを実行した場合は、以下

のメッセージが出力され、cimrestoreコマンドの実行は打ち切られます。

Solaris

WARNING: Unable to restore, while the FJSVssmgr is running.

Windows

WARNING: Unable to restore, while the ETERNUS SF Storage Cruiser Manager is running.

● cimerstoreコマンドに退避場所のディレクトリを指定しなかった場合は、本コマンドの使用法が

以下のように表示され、cimerstoreコマンドの実行は打ち切られます。

Solaris

Usage: cimerstore.sh save-directory

Windows

Usage: cimrestore.bat save-directory

● 指定したディレクトリにcimbackupコマンドで作成したバックアップが存在しなかった場合は、以

下のメッセージが表示され、cimrestoreコマンドの実行は打ち切られます。

ERROR:The backup files are not found in ディレクトリ名.

● ETERNUS SF Storage Cruiserが未インストールの場合は、以下のメッセージが表示され、

cimrestoreコマンドの実行は打ち切られます。

Solaris

ERROR:Is the FJSVssmgr installed?

Windows

ERROR: Is the ETERNUS SF Storage Cruiser Manager installed?

● cimrestoreコマンドにおいてリポジトリの変換に失敗した場合は、以下のメッセージが表示され、

cimrestoreコマンドの実行は打ち切られます。システムバックアップからの復旧を実施してくだ

さい。

Solaris

ERROR: Unable to convert the Repository <バックアップを作成したディレクトリ>/repository

Windows

ERROR: Unable to convert the Repository.

● cimrestoreコマンドにおいてリポジトリの初期化に失敗した場合は、以下のメッセージが表示さ

れ、cimrestoreコマンドの実行は打ち切られます。システムバックアップからの復旧を実施して

ください。

Solaris

ERROR: Unable to initialize the Repository /vat/opt/FJSVssmgr/current/opencimom/logr

Windows

ERROR: Unable to initialize the Repository.

● cimrestoreコマンドにおいてリポジトリの再構築に失敗した場合は、以下のメッセージが表示さ

れ、cimrestoreコマンドの実行は打ち切られます。システムバックアップからの復旧を実施して

ください。

Solaris

ERROR: Unable to reconstruct the Repository /vat/opt/FJSVssmgr/current/opencimom/logr

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Windows

ERROR: Unable to reconstruct the Repository.

D.3.12 ESCマネージャの起動

Windows版マネージャの場合

1. 以下のサービスを起動します。

- ETERNUS SF Storage Cruiser Manager

- SystemWalker MpWksttr

Systemwalker MpWksttrがすでに起動中の場合は、ETERNUS SF Storage Managerのみ起動します。

Solaris OS版マネージャの場合

1. 以下のコマンドでESCマネージャのデーモンを開始します。

# /opt/FJSVrcxmr/sbin/rcxmgrctl start

ただし、クラスタ環境の場合は、クラスタシステムの運用管理ビュー(Cluster Admin)を使用し

てマネージャ業務のクラスタサービス(クラスタアプリケーション)を起動します。

D.3.13 性能監視の再設定(性能監視機能を使用している場合のみ)

1. ESC移行前に性能監視を実施していた装置の性能監視を再開します。「D.3.2 性能監視設定情報の

記録と停止(性能監視機能を使用している場合のみ)」で性能監視を実施していた装置のアイコン

を選択して、メニューから[装置(D)],[性能管理設定(S)]を選択します。性能監視設定ダイアログ

が表示されます。

2. 性能監視設定ダイアログ中の[最小LUN_V],[最大LUN_V], [性能情報を取得する間隔(秒)]に、記録

した設定値を入力し、「開始」ボタンを押して性能監視を開始します。この際、装置構成情報を再

取得する為、通常の性能監視開始よりも、若干( 10秒程)時間が掛かります。下図に、ESCの性能

監視設定ダイアログの表示例を示します。

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性能監視が正しく開始されると、装置アイコンの左上に「P」マークが表示されます。下図にESC

性能監視設定後の表示例を示します。

3. ESC移行前に性能監視を実施していた全ての装置に対して1.と2.を実施してください。

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D.3.14 閾値監視の再設定(閾値監視機能を使用している場合のみ)

1. ESC移行前に閾値監視を実施していた装置の閾値監視を再開します。ESCクライアントを起動し、

移行対象のESCマネージャに接続します。

2. メインビューのメニューから[ファイル(F)]、[性能管理ウィンドウ(W)]を選択します。性能管理

ウィンドウが別ウィンドウで起動します。

3. 性能管理ウィンドウのツリー画面から、閾値設定情報を記録する装置アイコンをクリックして、

性能管理ウィンドウのメニューから[閾値監視(T)], [閾値有効/無効(E)] を選択し、閾値監視を

有効にします。閾値監視が正しく有効になると、[閾値監視(T)]メニュー内のメニューアイテムが

全て選択可能になります。

4. 性能管理ウィンドウのメニューから[閾値監視(T)], [閾値監視時間設定(I)]を選択します。閾値

監視時間設定ダイアログが起動します。

5. 「D.3.1 閾値監視設定情報の記録と停止(閾値監視機能を使用している場合のみ)」で記録した閾

値時間設定情報を全て入力して[OK]ボタンを選択して下さい。下図にESC閾値監視時間設定ダイア

ログの表示例を示します。

6. 性能管理ウィンドウのメニューから[閾値監視(T)], [閾値設定/監視開始/監視停止(S)]を選択し

ます。閾値設定/監視開始/監視停止ダイアログが起動します。

7. 「D.3.1 閾値監視設定情報の記録と停止(閾値監視機能を使用している場合のみ)」で記録した閾

値設定情報を全て入力して[監視開始]ボタンを押して、閾値監視を開始します。下図に、ESCの閾

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値設定/監視開始/監視停止ダイアログの表示例を示します。

8. ESC移行前に閾値監視を実施していた全ての装置に対して3.から7.を実施してください。

D.3.15 移行後のSystemwalker Centric Manager連携機能の再設定

SSC でSystemwalker Centric Manager連携機能を利用していた場合、ESC移行後にCentric Manger運用管

理クライアントに登録されているノードポップアップメニューのStorage Cruiser起動手段を再設定する

必要があります。

再設定はCentric Managerのmpaplregコマンドを使用して行います。マニュアルの該当章は以下です。

● Softek Storage Cruiser ユーザーズガイド 11.2.4.2章

● ETERNUS SF Storage Cruiser ユーザーズガイド 10.2.4.1章

「Centric Manager運用管理クライアントでの設定」

Systemwalker Centric Manager運用管理クライアントにおいて、以下の手順に従って再設定を実施して

ください。

1. ノードポップアップメニューが登録されているノードを確認します。

コマンドラインより以下のように入力します。(メニュー名が"SSC"の例)

mpaplreg -v -m SSC

出力結果からノード名を退避します。(出力例)

管理ドメイン名:melba

アプリケーション名:SSC

コマンドライン:"C:\Program Files\Softek_StorageCruiser\Client\bin\client.exe"

-sCMGR -c%PAC -a1.2.3.4 -p4916

ノード:tama

2. ノードポップアップメニューからSSC起動手段を削除します。

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コマンドラインより以下のように入力します。(メニュー名が"SSC"の例)

mpaplreg -d -m SSC

3. ノードポップアップメニューにESC起動手段を登録します。

a.で退避した各ノード名について、コマンドラインより以下のように入力します。環境に合せて

適宜変更してください。(メニュー名が"ESC"、ノード名が"tama"、ESCクライアントインストール

先ディレクトリが"C:\Program Files\ETERNUS-SSC"の例)

mpaplreg -a -m ESC -p tama -c "\"C:\Program

Files\ETERNUS-SSC\Client\bin\rcxclient.exe\""

4. ノードのポップアップメニューを確認します。

運用管理クライアントでSystemwalker Centric Managerサービスを再起動して、監視エリア配下

の「ノードの検出」を再度実施してください。ノードのポップアップメニューにESCのアイコンが

表示されます。

ノードのポップアップメニューに本製品のアイコンが表示されない場合は、 以下のコマンドで登

録内容を確認してください。 (メニュー名が"ESC"の例)

mpaplreg -v -m ESC

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