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「EHS-kass」を利用して「活かす改善」を集め「活かした改善」に貢献する

EHS-kass

2018年7月31日（火）

ダイキン工業株式会社

CSR・地球環境センター

中野裕子

EHS-kaizen & activity sharing system


１．ダイキンの紹介とＣＳＲ取り組み２．環境活動とシステム導入３．まとめ

本日の内容


会社概要会社概要

ダイキン工業株式会社資本金 850億円創業 1924年10月25日事業内容空調・冷凍機、化学、油機、特機製品の製造・販売売上高 2.29兆円（海外売上高75%）従業員数 70,263名（海外従業員比率82％）連結子会社 269社（国内29社、海外240社）生産拠点グローバル80ヶ所以上海外展開世界150ヶ国以上


会社概要


会社概要

１．「次の欲しい」を先取りし、新たな価値を創造する

２．世界をリードする技術で、社会に貢献する

３．企業価値を高め、新たな夢を実現する

４．地球規模で考え、行動する

５．柔らかで活力に満ちたグループ ①しなやかなグループハーモニー

②関係企業と刺激し合い、高め合う

６．環境社会をリードする

７．社会との関係を見つめ、行動し、信頼される ①オープンである、フェアである、そして知ってもらう

②地域に対して、私たちにしかできない貢献を

８．働く一人ひとりの誇りと喜びがグループを動かす力 ①一人ひとりの成長の総和がグループの発展の基礎

②誇りとロイヤリティ

③情熱と執念

９．世界に誇る「フラット＆スピード」の人と組織の運営 ①参画し、納得し、実行する

②チャレンジャーこそ多くのチャンスをつかむ

③多彩な人材を糾合し、個人の力をチームの力に

10．自由な雰囲気、野性味、ベストプラクティス・マイウェイ

グループ経営理念（2002年制定）


ダイキングループの戦略経営計画【FUSION】は、技術のオープン化や国内外のグループ企業や他社との連携など、さまざまな局面で既成の枠を超えた「融合戦略」を徹底。真のグローバルエクセレント企業を目指して、主力製品である空調の需要拡大とともにグローバル展開を加速しながら蓄積した技術を駆使して“環境貢献と事業拡大との両立”を推進しています。

環境貢献と事業拡大の両立を推進

事業拡大

OYLグループ買収

米住宅空調ﾒｰｶｰグッドマン社買収

CSR取り組み


DAIKIN Malaysia

DAIKIN Electronic Devices Malaysia

DAIKIN Steel Malaysia

DAIKIN Refrigeration Malaysia

AAF (Malaysia)

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DAIKIN Industries (Thailand)

DAIKIN Air conditioning Thailand DAIKIN Compressor Industries

DAIKIN Air conditioning India

DAIKIN Australia

アジア

●

ｵｰｽﾄﾗﾘｱ

日本

中国欧州

北米

DAIKIN A/C (Shanghai)

DAIKIN A/C (Shanghai) Huizhou

Xi’an DAIKIN DAIKIN Device (Suzhou)

DAIKIN Motor (Suzhou)

DAIKIN Refigeration (Suzhou)

DAIKIN A/C (Suzhou)

Shenzhen McQuay

McQuay A/C & Refrig. (Wuhan)

McQuay A/C & Refrig. (Suzhou)

AAF (Shenzhen)

AAF (Suzhou)

AAF (Wuhan) DAIKIN Fluoro chemicals

DAIKIN Fluoro Coating

Jiangxi Datang Chemicals

DAIKIN Europe

DAIKIN Industries, Czech

DAIKIN Device Czech

ROTEX

DTAS(Airfel)

DAIKIN Applied Europe

J&E Hall (UK)

AAF (UK)

AAF (Slovakia)

AAF (France Ecopark)

DAIKIN Refrigerant Europe DAIKIN Chemical Netherland

DAIKIN Chemical France

インド

DAIKIN Applied America(5工場）

American Air Filter(６工場）

Good man(Houston) DAIKIN America Inc

DAIKIN McQuay Brazil

南米ﾀﾞｲｷﾝ工業堺製作所ﾀﾞｲｷﾝ工業滋賀製作所ﾀﾞｲｷﾝ工業淀川製作所ﾀﾞｲｷﾝ工業鹿島製作所日本無機

地域：日本、中国、アセオセ、欧州、米国黒字：自前の工場青字：買収した工場

CSR取り組み

生産工場５地域（80工場）


ダイキンの環境取り組み CSR取り組み

ステークホルダーエンゲージメントの内容や国際的なガイドライン、投資家等からの要請を踏まえた「ステークホルダーの関心・影響」と経営理念や中期経営戦略などに基づく「ダイキンにとっての重要性」の両面を考慮し、ダイキングループが取り組むべき内容の優先課題を選定

マテリアリティー分析


ダイキンは地球温暖化に影響を与える温室効果ガスの削減に向け、 ①「使用時の抑制」 ②「生産時等での削減」 ③「生物多様性保全による抑制」に取り組んでいます

ダイキンの環境取り組み

地球温暖化抑制に貢献！

2020年までに CO2排出量

6,000万トン抑制

2020年までに 2005年比70%削減 (368万トン削減)

2024年までの10年間で CO2排出量

700万トン抑制

ダイキンの取り組み

インバータや低温暖化冷媒などの普及拡大

工場の温室効果ガス排出削減など

事業所内外での生物多様性保全森林保全活動など

1) 製品(使用時)の取り組み環境調和製品・サービスを世界中で提供します

2) 生産等での取り組み生産活動等での環境負荷を最少化します

3) 生物多様性保全の取り組み世界中で地球を大切に思うグリーンハートの輪を広げます

CSR取り組み


業界に先駆けて APF７．０を達成

お客様の省エネに貢献する商品の提供１．製品（使用時）の取り組み

インバータ

新冷媒 R32


11

お客様の省エネに貢献する商品の提供

新冷媒を世界に普及

冷媒は、オゾン層破壊や温室効果などの環境負荷があり、ダイキンは環境負荷が高い冷媒から低い冷媒へ転換してきました

ダイキンは、世界に先駆けて、R32エアコンを2012年から販売してきました

オゾン層破壊係数ゼロ

R410Aと比べて、温暖化影響が低い（温暖化係数はR410Aの約3分の1）

エネルギー効率が高いので、・空調機の省エネ性向上に貢献・空調機を小型化できる

１台あたりの充填量を削減できる

新冷媒R32の特性

様々な冷凍空調の機種に応じて、最適な冷媒を選択する必要があります。ダイキンは家庭用・業務用ではR32が最適と考えます。

１．製品（使用時）の取り組み


●ダイキンは、生産時の取り組み目標として工場から排出するCO2を2005年度比で「2020年度に70％削減」を目標とし「2025年に75％削減」を目指します ●エネルギー使用によるCO2を削減し環境貢献と事業拡大の両立をめざします

２．生産工程での取り組み

66 69 83 78 81 93 90 74

459

131 95 79 54 57 67 57

105

0

100

200

300

400

500

600

2005 2010 2015 2016 2017 2018 2020 2025 2030

HFC・PFC エネルギー起源CO2 ターゲット

525

175 161

131

万トンCO2

173 157 150

105

＜ダイキングループ生産時の温室効果ガス削減目標＞

70％削減

（京都議定書対象ガス）

75％削減

80％削減

F20に向けて売上増生産量拡大

262

目標目標目標目標


生物多様性保全の取り組み

「“空気をはぐくむ森”プロジェクト」

2014年から10年間、世界７箇所、計約1100万ヘクタールの森林を保全し、 700万トン以上のCO2排出削減に貢献

中国南西部山岳地帯

インド西ガーツ北部

リベリア東ニンバ保護区

ブラジルアマゾン原生自然地域

日本知床

インドネシアｸﾞﾇﾝｸﾞﾃﾞ国立公園カンボジア

中央カルダモン保護林

３．生物多様性の取り組み


環境活動とシステム導入


＜2020年度目指す姿＞

・Fusion20でも環境貢献を経営・成長の軸として積極的に行う。

・引き続き、環境マネジメントシステムの有効性を高め、ガバナンスを強化す

ることで環境リスクの低減を図り、安定操業を確実にする。

・「環境道場」の設置、グリーンハートファクトリー活動を通じて、一人ひと

りの環境意識を更に高めて、環境負荷の低減を継続的に実施する。

・それらの活動を通じて社会とのコミュニケーションを強化し、環境イメージ

の向上並びに外部からの評価を高めることで事業に貢献する。

「環境に貢献する商品は、環境に創意工夫した事業所から生まれる」を引き続き実践する

４つの重点事項に関し目標を設定し、取組みを加速する。１．EMSの高度化・ガバナンスの強化 ⇒ 安定操業を確実２．外部評価・ブランド力の向上 ⇒ 事業に貢献３．環境負荷の低減 ⇒ 持続可能性４．ひとり一人にグリーンハート ⇒ 環境意識の向上

環境取り組み目指す姿


１．ＥＭＳ高度化、ガバナンス強化

環境取り組み目指す姿２．外部評価・ブランド力向上

買収した会社とダイキン直系の会社との間のバラツキをなくす

求心力と遠心力のバランス第３者による検証

環境先進企業（事業活動での環境負荷削減と環境貢献の両立を目指す）を目指す

2017年度評価

ＤＪＳＩ 74点 ※環境80点

ＣＤＰ（気候変動）Ａ-

ＣＤＰ（Water) Ｂ

日経環境経営度調査 25位

外部から認められる →企業イメージ向上→ブランド力向上

グローバル環境会議開催

第3者による検証

ダイキングループの評価


各拠点ごとの得点

３．環境負荷低減

環境取り組み目指す姿４．ひとり一人にグリーンハート

温室効果ガス、廃棄物、水、化学物質の削減

2050年に向けた環境長期ビジョン策定

パリ協定に賛同し2050年に向けてＣＯ２排出ゼロを目指しながら安心で健康な空気空間の提供

環境長期ビジョン

環境シンボルマーク「ひとり一人がグリーンハート」を具現化するための社内基準作成

（グリーン：環境性、ハート：社会との関わり）

工場では１回/２年、オフィス（日本のみ）では１回/年評価を行い、優れた拠点を表彰 →各拠点の活動の平準化、モチベーション向上に繋げる

環境担当役員より表彰


66 69 83 78 81 93 90 74

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131 95 79 54 57 67 57

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300

400

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600

2005 2010 2015 2016 2017 2018 2020 2025 2030

HFC・PFC エネルギー起源CO2 ターゲット

525

175 161

131

万トンCO2

173 157 150

105

＜ダイキングループ生産時の温室効果ガス削減目標＞

（京都議定書対象ガス）

70％削減

75％削減

80％削減

F20に向けて売上増生産量拡大

262

37

目標目標目標目標

システム導入の背景

HFC・PFCは排出削減と適正処理を進めた結果削減は進んでいますが、

エネルギー使用によるCO2排出は増加が続いています


モニター設置。その結果から“ムダ”を見つけて対策現在、各拠点で展開中（環境部隊が実施）

エネルギー対策３本柱見える化・・・モニターを設置しリアルタイムで電力測定⇒分析水平展開・・・他拠点の改善活動を自拠点で展開技術開発・・・最新の技術を用いて省エネ対策

見える化水平展開技術開発

自拠点の改善を他拠点へも展開

例：水素による発電

各拠点内で最新の技術を用いて省エネ対策

（生産技術等が実施）なかなか進ま

ない･･･



★課題★ スムーズに水平展開がすすまない。

例 A工場：優れた改善を継続実施 B工場：やれることは全てやった C工場：自社の改善が一番！（買収した工場）

A工場の事例をB工場やC工場でも展開できるの

になぁ･･･

地域内で共有できる機会を設定（地域会議）

グローバルで共有する機会を設定（グローバル会議）都度、メールで確認



グローバル環境会議

地域環境会議

範囲

頻度 IT

グローバル環境会議、地域環境会議での共有

広範囲でスピーディな共有をしたい

メール

１回/年４地域で開催

１回/２年

*4地域： US, EU, 中国、ｱｼﾞｱｵｾｱﾆｱ地域



メールでの共有

中国地域ｱｼﾞｱｵｾｱﾆｱ地域

統括部門

EU地域 US地域

×言語

？コンタクトパーソン

ﾏﾈｰｼﾞｬｰ：１名ﾃﾞｰﾀ集計(1)、国内(1)、海外(1)

確認

日本

共有

質問

回答



システム導入にあたって

●BizAntenna導入の決め手！

１．カスタマイズがしやすい

２．画面の見やすさ

どこに何があるか一目でわかる

３．検索のしやすさ「タグ検索」で探したい情報を絞り込むことができる

探したい情報の「タグ」を選択することで、どんどんコンテンツを絞り込

むことができる！

私たちの要望が展開できる

楽天やAmazonなど使い慣れた画面に似ている！

４．コストトータルコストで安い

５．それから・・・


種類別（エネルギー、廃棄物等）で検

索したい設備ごとで検索したい環境効果（改善を行うことによるCO2

削減効果）で検索したい投資効果を知りたい自分の投稿した情報がどれだけ展開さ

れたか知りたい担当者と直接、やりとりしたい

問合せ等の中間業務を削減したい各社の取り組み効果を測定したい活動別に効果を測定したい言語対応（日、英、中）が欲しい各社が積極的に改善活動を推進して欲

しい

管理者だけではなく利用者のニーズをヒアリング

ダイキン流システム構築について

実際に利用する人が使いやすいようにするために、担当者のニーズをヒアリングしダイキン流の画面を構築

事務局

これらのアイデアを現場担当者に提案し、更に意見をもらう

現場担当者

沢山のアイデア、意見が出ました・・・


投稿画面


検索画面

ダイキン流にカスタマイズ！



システムのネーミング重要

「EHS-kass」を利用して「活かす改善」を集め「活かした改善」に貢献する

EHS-kass

EHS-kaizen & activity sharing system


オリジナルマニュアル

利用者へシステム導入目的、利用方法について教育

ダイキンオリジナルのマニュアルを作成システムの使い方だけではなく、導入目的も説明海外利用者からも意見を募集

＜タイ＞

＜チェコ＞＜ベルギー＞

＜マレーシア＞



インプット項目が沢山あって大変利用者が積極的にこのシステムを

利用する方法を検討することが重要

自動翻訳機能が欲しい添付資料の自動翻訳機能も欲しいシステムの内容について

使いやすそう良いシステムだと思う他拠点の情報を直ぐに知ること

ができるので自分たちの改善の参考になる

IDを増やしたい

利用者からの感想、意見

各拠点の改善事例を簡単に検索することができるＷＥＢシステム導入することでスピーディーな情報共有を行い改善活動の促進を図る

⇒本社からの“強制”ではなく、各拠点が自主的、積極的に利用すること！

導入目的

中国を除き主な拠点（約１５拠点）にIDを付与４月スタート時：２３ID→現在：４７ID


仕事が増えるイメージを払拭するために、このシステムの導入目的を丁寧に説明しました。


0

20

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160

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導入後の効果

EHS-kassを有効利用して改善事例がグローバルで水平展開

導入後の効果（期待）

現在１．沢山に人が閲覧する

IDを付与し説明会を実施。システム利用状況をチェック

＜閲覧状況＞＜件数＞

閲覧者名

閲覧数を集計しフィードバック ↓

一定期間、利用がない場合はＩＤを没収！


２．各拠点で水平展開を実施

各拠点での水平展開状況を把握

今後

診断チームによる現地・現物での確認

３．沢山の優れた事例（役立つ情報）が投稿される

例（日本）改善事例発表会

１年間の自部門の改善事例を報告し優秀な事例を表彰

毎年、各部門より多数の応募あり！

各部門には新たなアイデアで生み出された優れた改善事例が眠っています！

1次選考を勝ち抜いた部門が担当役員の前で取り組み報告

優秀な事例は担当役員より表彰

会議等での報告時に利用（定期的）積極的に事例を投稿されるような表彰制度等を検討（イベント）

EHS-kassを利用して拠点ごとの水平展開状況を一目で管理。

今後

導入後の効果


沢山の人が「参考」にしている事例「環境活動」に貢献した会社

（例：年間のＣＯ２削減量を集計）等

グローバルで「改善事例発表会」開催検討中

15社に展開された事例

優れた会社を表彰することでモチベーションアップ

＜会社ごとのCO2削減量＞＜展開数＞

導入後の効果


まとめ

閲覧

水平展開投稿

有効的に“EHS-kass”を利用するためには

役立つ事例が沢山掲載


ご清聴ありがとうございました！

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