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電子カルテシステム更新 および 影響部門システムに関する要件定義書 兵庫県立淡路医療センター

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Page 1: 電子カルテシステム更新 および 影響部門システムに関する要件 … · 電子カルテシステムや医事会計システムの登録データ、マスタデータを各部門システムか

電子カルテシステム更新および

影響部門システムに関する要件定義書

兵庫県立淡路医療センター

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1. 基本要件 1 p

2. データ移行要件 9 p

3. ハードウェア要件 15 p

4. ネットワーク要件 20 p

5. 電子カルテ・オーダリングシステム 38 p

6. 医事会計システム 92 p

7. 看護勤務管理システム 168 p

8. 看護個人情報管理システム 173 p

9. 看護支援システム 176 p

10. ナースコールシステム 184 p

11. 院内ポータルシステム 185 p

12. データウェアハウスシステム 190 p

13. 地域連携システム 193 p

14. オンライン診療情報公開システム 198 p

15. 放射線部門システム 205 p

16. 検査部門システム 241 p

17. 薬剤部門システム 280 p

18. 持参薬管理システム 286 p

19. 栄養部門システム 287 p

20. リハビリ部門システム 299 p

21. 手術部門システム 308 p

22. 重症系システム 311 p

23. 生体情報モニタシステム 315 p

24. 血液浄化管理システム 317 p

25. 周産期管理システム 319 p

26. 耳鼻咽喉科カルテシステム 323 p

27. 歯科カルテシステム 324 p

28. 眼科カルテシステム 327 p

29. インシデント管理システム 329 p

30. 退院サマリ診療情報管理システム 331 p

31. 保険診断書作成支援システム 334 p

32. 会計・診療案内表示システム 336 p

33. ME管理システム 338 p

34. 手術映像管理システム 346 p

35. 汎用画像入力システム 347 p

36. 動画像管理ネットワークシステム 349 p

参考. 【別紙①】 周辺機器数量表

目  次

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兵庫県立淡路医療センター 電子カルテシステム更新および影響部門システム更新要件定義書

1.   基本要件 実現性 備考(具体的な実現方法、代替案等)

1.1. システム基本要件 ― ―1.1.1. 全般事項 ― ―1.1.1.1. 電子カルテシステムは、各部署より発生源で入力されたデータをサーバで管理し、一定の

セキュリティの管理下で患者プライバシーを守りつつ、各部署の利用者が診療情報を即時参照できるシステムであること。

1.1.1.2. サーバ・クライアント等の統一的な時刻管理が行えるシステムであること。

1.1.1.3. 利用者側端末にプログラムやマスタファイルが存在する構成を取る場合、それらを管理し、必要時に各利用者側端末に自動配布する機構を有すること。

1.1.1.4. 今回導入するシステムは、利用者側端末であるクライアントとデータ等を集中管理するサーバとの間で必要に応じて処理を分散する方式(クライアントサーバ型等)であること。

1.1.1.5. 電子カルテシステムおよび医事会計システム等のシステム及びデータ領域を自動かつ定期的にバックアップするための専用かつ独立したバックアップサーバを1台以上有すること(以下、「電子カルテシステム等バックアップサーバ」という)。

1.1.1.6. 電子カルテシステム等バックアップサーバに障害が発生し、動作不能となった場合であっても、電子カルテシステム等の業務運用に影響が発生しない様に考慮すること。

1.1.1.7. 将来的なシステム規模の拡張に備え、電子カルテシステム、医事会計システムのライセンスは今回調達するクライアント数量の如何に限らず、最低2,500ライセンスの提供を前提として提案価格に含めること。本稼働以降の端末追加時において、上記ライセンス数を超過するものでない限りは追加ライセンス費用は認めないので充分留意すること。

1.1.1.8. 電子カルテシステム、医事会計システムの各種操作においてログ情報を残すこと。また、当該ログ情報では、操作時間、操作者者、操作端末名、操作内容(機能)の確認が可能なこと。

1.1.1.9. 基幹業務システムについて、本番系とは別にテスト系のシステム環境を用意し、本番系へのマスタメンテナンスや機能追加を行う前に充分な評価が行えるようにすること。

1.1.1.10. 裁判、監査、カルテ開示等に備えカルテデータの出力(印刷)ができること。

1.1.1.11. 上記カルテデータの出力(印刷)については、システム更新に伴い移行を行う現行システムのデータも対象とすること。

1.1.2. レスポンス ― ―1.1.2.1. クライアントのシステム起動はストレスを与えない範囲であること。

1.1.2.2. 全てのクライアントは、機能的に構成された高速ネットワーク(LAN)に接続され、入出力業務の応答速度(患者診療情報を更新するレスポンスや画面展開速度は概ね2秒程度、カルテ呼出は概ね3秒程度)は病院業務を円滑に遂行し、かつその作業効率の向上を実現できる水準を有するものであること。

1.1.2.2.1. 複数年経過し、データ量が増えたときもレスポンスに大差が生じないように考慮すること。

1.1.3. 操作性 ― ―1.1.3.1. 1つの端末において、操作者の認証作業は最初に一度行うだけで、電子カルテシステムに

おいては再認証する必要をなくすことができること。

1.1.3.2. 操作者の認証用のマスタは、電子カルテシステムおよび各部門システム共用とすること。(シングルサインオン)

1.1.4. 部門システムとの連携 ― ―1.1.4.1. 電子カルテシステムは、患者を中心に発生する診療情報を発生源で捉え、部門システムお

よび機器と一元的に連動し、関連部署とシームレスに連携することで、必要な情報を必要なときに活用できるよう紙カルテレス、ペーパレス(結果報告書等)、フィルムレスの運用を前提とした診療支援環境を実現できること。また、部門システムおよび機器(今回更新せずに継続利用するものも含む)とのインタフェース仕様は現行を踏襲すること。やむを得ずインターフェース仕様が変更になる場合は、病院に相談の上、承諾を得ること。その際部門システムおよび機器側に発生する費用も今回の見積もりに全て含むこと。必要に応じてインタフェース(ゲートウェイ)サーバが必要な場合は、今回の見積もりに全て含むこと。また部門システムおよび機器の変更に伴うデータ移行費も今回の見積もりに全て含むこと。

1.1.4.2. 今回の見積には相手側の接続作業費用およびそのシステムに接続予定の医療機器等のインタフェース装置費用も含むこと。

1.1.4.3. 部門システムで作成されたレポートは、通常、電子カルテ端末上ではWEB参照であるが、サマリ作成、診療情報管理、がん登録システム等で利用されるデータに関しては、テキストもしくはコードデータとしても電子カルテシステムに送信し、電子カルテシステムで受信すること。

1.1.4.4. リハ管理システムおよび放射線治療情報システム(治療RIS)で入力及び修正された予約及びオーダ情報は、電子カルテシステムに送信し、電子カルテシステムで受信でき、フローシート上に展開されること。また、他の予約情報と重複チェックが可能であること。

1.1.4.5. 電子カルテシステムや医事会計システムの登録データ、マスタデータを各部門システムからリアルタイムに参照、二次利用できる仕組み(属性参照サーバ等)を提供すること。

1.2. ソフトウェア基本要件 ― ―1.2.1. 全般事項 ― ―1.2.1.1. 医療情報システムとして安定稼働実績のあるOSおよび基本ソフトウェアであること。特

に、機能及び処理性能については十分に満たすこと。

1.2.1.2. 納入時期までに新製品が出荷された場合、発注者と協議の上、原則として新製品を導入する。

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兵庫県立淡路医療センター 電子カルテシステム更新および影響部門システム更新要件定義書

1.   基本要件 実現性 備考(具体的な実現方法、代替案等)

1.2.1.3. 将来におけるシステム化対象業務の増加、診療形態の変更、法令改正等のプログラム変更、パッケージのバージョンアップの際には、原則としてシステムを停止することなく、システムの追加・更新が容易に行えるシステムであること。

1.2.2. サーバソフトウェア要件 ― ―1.2.2.1. 記憶容量の制限を受けない仮想記憶方式を有すること。

1.2.2.2. 各部門システムサーバ及びユーザ端末との通信管理機構を有すること。

1.2.2.3. システム運用管理機能を有し、24時間自動運転及び業務スケジューリングができること。

1.2.2.4. リモート保守ができること。また、指定されたサーバにおいては、パッケージソフトのリモート監視ができること。

1.2.2.5. システムに投入されるジョブの特質や実行条件(優先度、使用装置)を監視し、ジョブの入力、実行、出力の制御ができるスケジューリング機能を有すること。

1.2.2.6. バックアップや、エラーログ印刷等のシステム運用支援機能を有すること。

1.2.2.7. システムのチューニングやパフォーマンスの測定を行えるツールを有すること。

1.2.2.8. ウィルス検索駆除ソフトを有すること。また、ウイルス検索駆除ソフトによりシステムプログラムの動作が妨げられないこと。

1.2.2.9. リモート環境で動作するOAソフト(Microsoft Office Standard Edition 2016 forWindows 日本語版またはこれと同等以上の機能・能力を有する)を導入すること。

1.2.3. クライアントソフトウェア要件 ― ―1.2.3.1. オペレーティングシステムは、Microsoft Windows 10 日本語版またはこれと同等以上の

機能・能力を有すること。

1.2.3.2. 全てのクライアントにOAソフトとして、Microsoft Office Standard Edition 2016 forWindows 日本語版版またはこれと同等以上の機能・能力を有すること。また、885台のクライアント端末へ、Microsoft Office professional Edition 2016 for Windows 日本語版またはこれと同等以上の機能・能力を有するOAソフトが、セットアップされていること。(対象端末の設置場所については、協議の上、決定すること)

1.2.3.3. クライアントの環境をサーバにセーブし、新規端末の導入や、代替え機の設置、故障機の復旧の際に速やかにダウンロードできること。

1.2.3.4. DWHのデータベースにアクセスできるソフトを、全ての電子カルテシステム端末にセットアップされていること。

1.2.3.5. 全ての電子カルテ端末でファイルメーカのソフトを利用できること。

1.2.3.6. 全ての電子カルテ端末でPDFファイルが参照可能であること。

1.2.3.7. ユーザ毎に学習機能がある辞書を持っているATOKが、全てのクライアントにセットアップされていること。

1.2.3.8. ATOKの個人辞書は、電子カルテへのユーザログオン時にログオン端末にて利用できる機能を有すること。

1.2.3.9. ウィルス検索駆除ソフトが搭載されていること。また、ウイルス検索駆除ソフトによりシステムプログラムの動作が妨げられないこと。

1.2.4. マスタ作成要件 ― ―1.2.4.1. マスタ作成は病院と協力してベンダ主導で行い、マスタ作成に要する費用は全て今回調達

額の範囲に含むこと。(特に、テンプレート、シェーマ、医事会計システムとのインタフェースマスタ等やマスタ作成・追加・修正に要する費用は別途発生しないこと。)

1.2.4.2. 部門システムで登録が必要となるマスタについては、統合的に管理でき、かつ、簡便にメンテナンスが実施できるようなマスタ運用管理の提案を行うこと。

1.3. ハードウェア基本要件 ― ―1.3.1. 全般事項 ― ―1.3.1.1. 総合医療情報システムとして安定稼働実績のあるハードウェアであること。特に、サー

バ・クライアント・プリンタともに電子カルテシステムを稼働させるに十分な処理性能を持つこと。また、磁気ディスク等は規定する保存期間のデータ量を十分に満たすこと。

1.3.1.2. 各装置においては、スペックにおいても拡張性のある提案をすること。(拡張性とは、装置を交換することなく、ボード等の増設のみで対応できることである)

1.3.1.3. 納入時期までにコストパフォーマンスの優れた新製品が出荷された場合、協議の上、変更できること。特に、ノートPCと携帯端末(PDA等)に関しては、耐久性に優れた持ち運びが便利な最新装置がある場合は、病院と協議の上変更すること。

1.3.1.4. 1部門システム1台以上のサーバで構成されていること。ただし、サーバ仮想化技術等でシステム構築上の明らかな利点から、複数部門システムを1台のサーバで構成する場合、処理性能(レスポンス及び保存期間に見合うディスク容量等)・障害対策等の各種要件を満たすことを前提に、協議の上、変更できること。

1.3.1.5. 今回導入予定のハードウェアは、要件ごと(サーバ、クライアント、プリンタ、スキャナ・リーダ単位)、できる限り同一のメーカで統一すること。

1.3.1.6. 今回導入するシステムと既存の医療機器を接続する場合、必要に応じて医療機器側に増強する機器・ボード等を提案すること。(今回の見積範囲に含む)また、現存機器もしくはシステムのバージョンアップが必要な場合は提案すること。(今回の見積範囲に含む)さらに、接続作業費用も今回の見積に含めること。

1.3.1.7. 今回更新する全ての現有システム関連機器を撤去すること。それにかかる費用は今回の見積に含むこと。なお、撤去後に物理破壊証明書を提出すること。

1.3.2. サーバハードウェア要件 ― ―

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兵庫県立淡路医療センター 電子カルテシステム更新および影響部門システム更新要件定義書

1.   基本要件 実現性 備考(具体的な実現方法、代替案等)

1.3.2.1. 基本アーキテクチャ等

1.3.2.1.1. OADGテクニカル・リファレンス ハードウェア編に準拠したインタフェースを持つコンピュータ(通常一般的にはIBM-PC互換機、PC/AT互換機ないしはWindows PCと呼ばれるもの)用のオペレーティングシステム(Microsoft Windows Server 2016ファミリ相当等)もしくはLinuxが稼動する機器であること。

1.3.2.1.2. 電子カルテシステムメインサーバ等、一部のサーバを除き、病院情報システムの各システムサーバ機器を仮想統合サーバにて提供できる体制にあること。全提供サーバに対する物理サーバ(非仮想サーバ)の数量は30%以下に止めること。

1.3.2.1.3. 電子カルテシステムを運用する上で必要となる周辺サーバの構成については、ベンダ毎に必要なスペックが異なる為詳細な指定をしないが、以下に記載するサーバ群の役割相当を担える環境を、安定動作を保障できるスペックにて用意すること。

・ドメイン管理サーバ(2台構成により冗長化)・カルテ参照用サーバ(メインサーバ障害時のカルテ参照に利用)

プログラム配信サーバ・バックアップ管理サーバ・インタフェースサーバ(院内全システムとの通信を複数台で制御)・帳票出力制御サーバ・運用管理サーバ(各サーバの運転、監視を制御)

開発/テスト系サーバ操作研修用サーバ

・ウイルスパターンファイル配信サーバタイムサーバファイルサーバ

1.3.2.1.4. 各システムサーバの搭載ディスク容量については、移行を行う過去データ(2013年開院以降~システム更新時までのデータ)に加え、システム更新後7年間の運用で蓄積されるデータを考慮した上で設計、搭載すること。

1.3.2.1.5. サーバ本体については、それぞれを構成するコンポーネント単位に冗長性を確保する手法(例:ハードディスク装置に冗長性のあるRAIDを導入する、電源ユニットを2重化するなど)を取り入れ、ハードウェア障害の発生時においても業務運用に支障が発生しないよう考慮すること。

1.3.2.1.6. 米国電子工業会(EIA)標準に準拠した19インチラックに搭載できること。

1.3.2.1.7. 日本語キーボード及び2ボタン以上のマウスの接続が可能であること。

1.3.2.2. CPU

1.3.2.2.1. Intel社製 IntelXeon プロセッサ Platinum、Gold、Silver、Bronze相当以上の性能をもつCPUであることとし、下記の条件を満たすものであることとする。

1.3.2.2.2. 1つのCPUに複数のCPUコアを内蔵するマルチコア技術を採用し、2個以上のCPUコアを内蔵するCPUであること。

1.3.2.2.3. 内蔵されるCPUコアは全て同一のコアであること。

1.3.2.2.4. 内蔵キャッシュメモリは4MB以上であること。

1.3.2.3. 主記憶装置(以下「メインメモリ」という。)

1.3.2.3.1. 実装中のメインメモリを外すことなく、また、冗長性が低下することもなく、実装済みメモリ容量の2倍以上に増設することが可能な拡張性を有すること。

1.3.2.4. 磁気ディスク型補助記憶装置(以下「ハードディスク装置」という。)

1.3.2.4.1. 最低1台以上のハードディスク装置をサーバ本体に内蔵するかもしくは外付けで接続する(以下「搭載」という。)こと。

1.3.2.4.2. 搭載等されている全ハードディスク装置容量の総合計(以下、「ハードディスク総合計容量」という。)は、本サーバ上で動作するOS、ミドルウェア等を含む電子カルテシステム等の動作及び保管データ量(データベースのデータ、トランザクションログ、アプリケーションのアクセスログ等を含む)に対して十分な容量を有していること。

1.3.2.4.3. また、ユーザ側の任意仕様領域及び今後の拡張領域を確保するため、前項にある十分な容量に対して50%以上さらに容量を追加し、余裕を見ること。

1.3.2.4.4. 全てのハードディスク装置とサーバ機器本体を接続するインタフェースはSAS(SerialAttached SCSI)又はFC(Fiber Channel)相当のインタフェースであること。また、インタフェースのデータ転送速度は1系統あたり2Gbps以上であること。

1.3.2.4.5. 全てのハードディスク装置は、2台以上のハードディスクドライブを論理的結合した、ディスクアレイであること。

1.3.2.4.6. ハードディスク装置を構成するディスクアレイの性能等については次のとおりとする。

1.3.2.4.6.1. 全てのディスクアレイは冗長性のあるRAIDレベル(RAID1、RAID0+1、 RAID5、RAID6等)であることとし、ハードディスク装置を構成するハードディスクドライブの1台以上に障害が発生した場合であっても、業務運用の継続が可能であること。また、障害発生中の業務運用継続時において、業務処理能力の著しい低下が発生しない仕組みとすること。

1.3.2.4.6.2. ディスクアレイを構成する運用中のハードディスクドライブに障害が発生した場合、業務の運用に影響を与えることなく障害が発生したディスクドライブを交換することが可能(通常一般的に「活性交換」や「ホットプラグ」と呼ばれるもの)であること。

1.3.2.4.6.3. 1つのディスクアレイを構成するハードディスクドライブは全て同一容量・同一性能のものであること。

1.3.2.4.7. ハードディスク装置及びディスクアレイを構成するハードディスクドライブの性能は次のとおりとする。

1.3.2.4.7.1. ハードディスクドライブの最大回転速度は10,000rpm以上であることとし、同一サーバ上では全て同一の回転数であること。

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兵庫県立淡路医療センター 電子カルテシステム更新および影響部門システム更新要件定義書

1.   基本要件 実現性 備考(具体的な実現方法、代替案等)

1.3.2.4.7.2. ハードディスクドライブ1台あたり35GB以上の容量を持つこと。

1.3.2.4.7.3. SAS(Serial Attached SCSI)又はFC(Fiber Channel)相当以上の機能と性能をもった、データ転送速度1200MB/秒以上のインタフェースを有していること。またそのインタフェースを用いて、ディスクアレイコントローラと接続されていること。

1.3.2.5. 取り外し式外部補助記憶装置(以下「リムーバブルメディアドライブ」という。)

1.3.2.5.1. サーバのシステム及びデータのバックアップ、ネットワーク接続されていないコンピュータ機器とのデータのやり取り及びシステム構築作業のために、必要に応じて各サーバにはリムーバブルメディアドライブを有すること。

1.3.2.5.2. 磁気テープ式リムーバブルメディアドライブについては次の形式のものとする。

1.3.2.5.2.1. LTO Ultrium 形式とし、規格はLTO6以上とする。

1.3.2.6. ネットワークインタフェース

1.3.2.6.1. IEEE802.3ab(1000BASE-T)及びIEEE 802.3u(100BASE-TX)の両規格に対応するインタフェースを2ポート以上装備していること。

1.3.2.6.2. 上記インタフェースについては、2ポート以上を仮想的に1ポートとする機能(一般的に、リングアグリゲーション(IEEE802.3ad)、チーミング、トランキング等と呼ばれる機能に相当するもの)相当を有するものであること。

1.3.2.7. 電源障害対策

1.3.2.7.1. 電源障害による停電及び瞬電、電源環境変化に伴う電源変動(低電圧、高電圧)が発生した場合も業務運用を継続するために、必要な機器に対して無停電電源装置等の設置を行うこと。

1.3.2.7.2. 無停電電源装置等を用いた業務継続時間は、完全停電時において10分以上とする。

1.3.2.7.3. 無停電電源装置等を用いた業務運用継続の後、無停電電源装置等内部の電気容量が減少し、業務運用の継続が不可能となった場合、自動かつ安全に機器等を停止させることができること。

1.3.2.7.4. 無停電電源装置等は、機器内蔵型か機器外付け型かは問わない。また、機器単位に個別に設置するか、1つの無停電電源装置等を複数機器で共有するかも問わない。電源障害対策が必要な機器の電気容量等を詳細に見積し、対策を行うこと。

1.3.2.7.5. 電源ユニットの障害に対応するため、電源ユニットを複数搭載すること。1つの電源ユニットに障害が発生しても、業務運用に影響が発生しないこと。また、障害が発生した電源ユニットの交換についても、業務運用に影響なく可能であること。

1.3.2.7.6. 無停電電源装置等は、停電、瞬電及び電源環境変化に伴う電源変動(低電圧、高電圧)等を自動的に検出し、それらの事象が発生した場合、接続されている機器に対して必要な電源供給を行えるものであること。

1.3.2.7.7. サーバ機器に接続される、無停電電源装置に関しては管理・制御用のインタフェース(RS-232C、USB、Ethernet)を実装すること。

1.3.2.7.8. それら管理・制御用のインタフェースを利用して、無停電電源装置の状況を管理すると伴に、サーバの電源管理(起動・停止など)もできること。

1.3.2.7.9. サーバ機器及びネットワーク機器接続用の無停電電源装置については、ネットワークに接続して、無停電電源装置管理サーバより集中的に管理できること。

1.3.2.7.10. 無停電電源装置をサーバ単位に設置する場合、接続対象のサーバ機器と同じ「米国電子工業界(EIA)標準に準拠した19インチラック」に搭載できるものであること。

1.3.2.8. 運用管理機能

1.3.2.8.1. IPMI 2.0に対応したリモートマネジメントコントローラを利用するなどし、院内に設置されたサーバ管理用サーバ及び院外のサポートセンタ等からサーバの電源制御及び状態監視等を行う機能を有すること。詳細は次のとおりとする。

1.3.2.8.1.1. 電源制御機能として、自動電源制御機能を有するほか、サーバ本体の状態に依存することなく、サーバ本体の電源/リセット制御が可能あること。

1.3.2.8.1.2. サーバ異常通知機能(サーバハング時にも異常通知可能)を有すること。

1.3.2.8.1.3. サーバ監視機能(サーバハング/温度/電圧の監視)を有すること。

1.3.2.9. その他のインタフェース

1.3.2.9.1. 本項以前に記載のあるインタフェース以外に、本サーバ機器に対して接続を予定している機器に対応するインタフェースを、必要な性能及び本数分装備されていること。

1.3.2.9.1.1. キーボード接続用インタフェース

1.3.2.9.1.2. マウス接続用インタフェース

1.3.2.9.1.3. ディスプレイ接続用インタフェース

1.3.2.9.1.4. 拡張ボード接続用インタフェーススロット

1.3.2.9.2. 前項にある必要と考えられるインタフェースの他に、次に挙げるインタフェースを装備し、今後の拡張性を考慮して空きとすること。

1.3.2.9.2.1. USB Ver2.0対応のUSBポートの空きを2ポート以上。

1.3.2.10. その他の冗長化機構

1.3.2.10.1. 本項以前に記載のあるメインメモリ、ハードディスク装置及び電源ユニット等に対する冗長化の他、次の冗長化機構を有すること。

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兵庫県立淡路医療センター 電子カルテシステム更新および影響部門システム更新要件定義書

1.   基本要件 実現性 備考(具体的な実現方法、代替案等)

1.3.2.10.1.1. 基幹システムにおいては内蔵されている冷却用ファンのうち主要部分の冗長化を行い、それらが故障した場合であっても、業務の運用を継続できるようにすること。また、故障品の交換時についても、業務の運用を行いながら可能とすること。

1.3.2.11. 磁気ディスク(アクティブデータ)保存期間

1.3.2.11.1. 電子カルテシステムが格納しているデータは、オーダ情報以外は6年分は磁気ディスク上にアクティブなデータとして保管すること。さらに、カルテのサマリ等、稼働前のサマリ準備を想定して、サマリデータとして1年分プラスして保管できる容量を提案すること。

1.3.2.11.2. 電子カルテシステムのオーダ情報は、最低13ヶ月分アクティブデータとして保管できる容量を提案すること。

1.3.2.11.3. 医事会計システムにおいて、診療データ以外は全て永久保存データとして管理できる容量を提案する必要がある。(ただし、少なくとも6年分の患者数で増加する可能性も考慮すること)さらに、現存のデータも全て移行するため、そのデータ量も加味したディスク容量を提案すること。

1.3.2.11.4. 医事会計システムの診療データは最低13ヶ月、可能であれば25ヶ月、アクティブデータとして磁気ディスクに保管できる容量を提案すること。

1.3.2.11.5. 画像システム(PACS)は、稼働後発生する6年分の画像データ量を加味したディスク容量を提案すること。それ以外の部門システムも、稼働後発生する6年分のデータ量と現存するデータがある場合全て移行するため、そのデータ量を加味したディスク容量を提案すること。

1.3.2.11.6. さらに、これら全てのデータは長期間の保存を実現するため、RDXまたはLTOにバックアップすること。

1.3.3. クライアントハードウェア要件 ― ―1.3.3.1. OADGテクニカル・リファレンス ハードウェア編に準拠したインタフェースを持つコン

ピュータ用のオペレーティングシステム(Microsoft Windows 10 相当)が稼動する機器であること。

CPUは、Core i5相当以上の性能を有すること。

メモリは、8GB相当以上の性能を有すること。

データ格納容量は、HDDの場合は500GB相当以上の性能を有すること。またSSDの場合は128GB相当以上の性能を有すること。光学ドライブ(DVD-ROMドライブ)を有すること。

1.3.3.2. LAN(100BASE相当以上)等のインタフェースを有すること。

1.3.3.3. 医療用画像を参照する外来部門、病棟部門等の端末では、1端末で画像参照しながら円滑に電子カルテの記載が可能となるよう、デュアルモニタとすること。(デュアルモニタの組み合わせおよび配置場所は端末配置計画を参照のこと)

1.3.3.4. 現状導入されている画像表示モニタは流用すること。

1.3.3.5. 画像表示モニタは21インチTFT/UXGA以上で、ネットワークで一元的に品質管理ができる機能を有し、対応可能なグラフィックカードを装備すること。

1.3.4. プリンタ要件

1.3.4.1. 運用上必要なカセットを提案すること。プログラムコントロール可能であれば、手差しを使用することも可能とする。

1.3.4.2. プリンタは基本的にネットワーク接続とすること。

1.3.5. 現有機器の撤去 ― ―1.3.5.1. 今回更新に際し、現有機器を撤去し、院内の指定箇所に搬送、保管すること。

1.4. 開発・教育・保守体制要件 ― ―1.4.1. 開発体制 ― ―

システムの導入計画に支障のないよう、以下の開発体制を提供すること。

1.4.1.1. 全般事項― ―

1.4.1.1.1. 今回導入範囲のシステムについてはもちろん、範囲外の医療情報システムについても充分な導入・開発経験を持つ人材でチームを編成すること。構成はプロジェクトマネージャ→プロジェクトリーダ→プロジェクトメンバとする。(医療情報システムの導入・開発経験5年以上の者が過半数を占め、プロジェクトマネージャー及びプロジェクトリーダは10年以上であること。)

1.4.1.1.2. プロジェクトマネージャはプロジェクト全体を統括し、進捗会議には営業と共に必ず出席すること。

1.4.1.1.3. プロジェクトリーダはシステム全体を統括しコア会議、WG等に全て参加し、開発段階において、全体を見渡し部門間の整合性を図り、速やかに問題解決すること。さらに、問題があった場合は、速やかに報告書を作成し発注者に報告すること。また、進捗会議には必ず出席すること。

1.4.1.1.4. プロジェクトリーダ及びプロジェクトメンバは、システムが安定稼働するまでの全行程において、極力入れ替えがないよう配慮すること。やむなき理由により、入れ替えが発生する場合は、発注者へ事前報告を行い、充分な引継を行うこと。また、安定稼働後も、発注者からの要請に応じて協力援助ができること。

1.4.1.1.5. 詳細なシステム別開発導入スケジュールを提示し、発注者と協議の上、決定・調整すること。また、経過・進捗状況については、定期的に発注者へ文書にて報告すること。

1.4.1.1.6. システムの動作テスト(接続、機能、プログラム等)は、発注者の立ち会いのもとに行い、その評価(システム検収)を受けること。

1.4.1.1.7. 担当するSE、CEに依存せず、当院の病院データシステムが更新されるまで責任を持って開発、構築が行えるよう、品質管理・保証が徹底されたシステム構築体制を有していること(ISO9001等の第三者機関認証を取得していること)。

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兵庫県立淡路医療センター 電子カルテシステム更新および影響部門システム更新要件定義書

1.   基本要件 実現性 備考(具体的な実現方法、代替案等)

1.4.1.1.8. データセキュリティに関する第三者機関認証(ISO27001、プライバシーマーク等)を取得していること。

1.4.1.1.9. 病院情報システムの開発、導入にあたっては、「医療データシステムの安全管理に関するガイドライン」等の各種法令・ガイドラインの最新版に準拠すること。

1.4.2. 教育体制 ― ―システムの導入計画に支障のないよう、以下の教育体制を提供し、利用職員にシステム操作を習熟させること。

1.4.2.1. 全般事項

1.4.2.1.1. 操作訓練においては詳細なカリキュラム(内容・日程)を提示し、発注者と協議の上、決定・調整すること。回数・期間については、教育及び訓練対象者の習熟度を充分に管理し、随時調整すること。また、経過・進捗状況については、定期的に発注者へ文書にて報告すること。

1.4.2.1.2. 病院の各システムの管理者に対して、システム管理に必要なハードウェア・ソフトウェア(OS含む)・ネットワークに関する基礎知識、操作方法、障害時の一次対応(障害発生時の病院の対処方法(例えば、どういう状況の時伝票に切替えるか等))方法等の充分な教育及び訓練を行うこと。

1.4.2.1.3. システム操作する者全員に対して、システム運用に必要なハードウェア・ソフトウェア(OS含む)・ネットワークに関する基礎知識、操作方法、障害時の一次対応方法等の充分な教育及び訓練を行うこと。

1.4.2.1.4. 教育及び訓練に必要なマニュアル、教材等は、必要部数準備すること。これらは全て日本語で記載されており、改訂された場合は速やかに対応すること。

1.4.2.1.5. システム稼働時に混乱を来さないように、実運用(通常運用及び障害時の運用)に則したシステム全体を通じてのリハーサルを充分に行うこと。

1.4.3. 保守体制 ― ―システムの安定稼働に支障のないよう、以下の保守体制を提供すること。

1.4.3.1. 全般事項

1.4.3.1.1. 年間保守契約とし、次年度以降に関しては請負業者と4月1日付けで契約を締結すること。拘束期間は覚書にて保証すること。

1.4.3.1.2. 保守要員(CE及びSE)によるリモート保守が可能なこと。

1.4.3.1.3. システム全体を通じて、全ての連絡窓口を1本化されていること。また、原則平日平時間帯での保守を基本とするが、緊急時には24時間/365日連絡が取れる体制を用意すること。原因が明確な場合は、直接部門システム業者への連絡も可能なこと。(ただし、窓口の電子カルテシステムベンダには事後報告すること)

1.4.3.1.4. ハードウェア(CE)に関するサポートについて、緊急時には24時間/365日、120分目処で当病院に到着できること。

1.4.3.1.5. ソフトウェア(SE)に関するサポートについて、平日平時間帯には、60分目処でリモートメンテナンスでの対応が可能であること。

1.4.3.1.6. システムに障害が発生した場合、保守要員(CE及びSE)は即座に問題を切り分け、病院における一次対応の指示をした上で、復旧に必要な措置を取ること。また、速やかに原因を究明し、再発防止及び対応策を発注者へ文書にて報告すること。

1.4.3.1.7. 致命的ではない障害履歴に関しても別途管理し、運用状況を定期的に発注者に報告すること。

1.4.3.1.8. 総合医療情報システムを構成するハードウェアの保守に関しては、サーバ及びネットワーク機器一式を対象とすること。それ以外はスポット保守とすること。

1.4.3.1.9. 対象機器のディスク状態の把握と各種ログの管理を行い、適時アドバイスを行うこと。

1.4.3.1.10. さらに、請負業者は、本契約の履行に際して知り得た全ての情報についての守秘義務を負うこと。

1.4.3.1.11. 当該ソフトウェア・ハードウェアを5年以上使用することを前提とし、原則7年間は保証すること。(ハードウェアは保守部品等の調達、ソフトウェアは法令改正等のメンテナンス)

1.4.3.2. ソフトウェア保守内容

1.4.3.2.1. OS等のシステムプログラム(プログラム・プロダクト保守)において重大なバグの修正パッチが出た場合は適用を検討すること。

1.4.3.2.2. システムに関わる法令改正(診療報酬改定、薬価改正を含む)が公示された場合は、速やかに対応し、施行前にシステムの変更を完了し、運用に支障を来さないこと。ただし、日付等を判断し、自動的に作動する状態にあること。また、大幅な法令等の改正によりシステム改修が必要な場合、かかる費用を速やかに提示し、対応を協議すること。

1.4.3.2.3. 定期的なシステム連絡会を開催し、システムの運用状況、問題点及び改善案の報告を行うこと。

1.4.3.2.4. ウィルスチェックのソフト及びウィルス定義ファイルは定期的にすべて更新すること。

1.4.3.2.5. 別途有償を前提に操作教育、機能教育、電子カルテ・オーダGUI作成、インタフェース教育を適時行うこと。

1.4.3.2.6. 薬価収載品目変更、添付文書改訂に伴う医薬品情報データベース更新作業を随時行うこと。(少なくとも年12回、重大な変更がある場合は随時)

1.4.3.2.7. システム運用・開発・管理に関する質問に対して、適切な回答・助言・改善案を提供すること。

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兵庫県立淡路医療センター 電子カルテシステム更新および影響部門システム更新要件定義書

1.   基本要件 実現性 備考(具体的な実現方法、代替案等)

1.4.3.2.8. 迅速な保守サービスの提供のため、リモートメンテナンス環境を整備すること。セキュリティの担保を含め、その実現方式・利用方法等は、当院の承認を事前に得ること。なお、回線費用を含め、請負業者が負担すること。また、本環境は、システム導入のために、先行し、構築することを認めるものとする。

1.4.3.3. ハードウェア保守内容

1.4.3.3.1. 保守と障害復旧を保守要員(CE)が出張して実施すること。

1.4.3.3.2. 機密保護及びコンピュータウイルス感染に対して充分な対策が講じられていること。また、異常が発生した場合は、保守要員(CE及びSE)と連絡を取り、速やかにシステムの復旧に当たれること。(部門システム業者が納入した分も同様とする)

1.4.3.3.3. 不具合が発生した場合は、発注者と協議の上、必要部材・機器の交換・修理を行うこと。また必要に応じて機器の再設定を行うこと。対象機器の復旧の際には、原則として直近のバックアップの状態に復旧すること。

1.4.3.3.4. サーバに関係ない部分のメンテナンス・バージョンアップ等を行う際、全システムを停止しないように行う。

1.4.3.3.5. クライアントに導入されているウィルス対策ソフトの集中管理を行い、結果を文書にて発注者へ報告すること。

1.4.3.3.6. ハードウェアに関する障害において即時の修理ができない場合、予備機の提供等による速やかな障害対策ができること。

1.4.3.3.7. コンピュータ関連の技術、製品等の最新技術情報を定期的に提供すること。

1.4.3.4. その他

1.4.3.4.1. 請負期間について

1.4.3.4.1.1. 初年度の契約については、契約日と同日を着手日とし、次の3月31日を完了日とすること。

1.4.3.4.2. 初年度の契約金額について

1.4.3.4.2.1. 上記に基づいて、年間定額保守料から月割りとすること。

1.4.3.4.3. 入札に係る提出見積書への記載事項について

1.4.3.4.3.1. 以下の項目について年度別に費用を算定し記載すること。

1.4.3.4.3.2. ソフトウェア保守料(本稼働月以降から5年分)

1.4.3.4.3.3. ハードウェア保守料(本稼働月以降から5年分)

1.4.3.4.3.4. ネットワーク保守料(本稼働月以降から5年分)

1.4.3.4.3.5. リモート保守・監視費用(本稼働月以降から5年分)

1.4.3.4.4. 仕様書に記載のない事項については、別途協議の上決定すること。

1.5. 納品物 ― ―1.5.1. 納品ドキュメント ― ―1.5.1.1. ドキュメントに関しては、導入の途中、または、稼働後に遅滞なく提供すること。

最低限提示を求めるドキュメントとしては以下のものを想定するが、最終的な対象ドキュメント、提供時期については当院と協議の上決定すること。

1.5.1.1.1. ・各WG、委員会等における打合せ議事録

1.5.1.1.2. ・当院との協議の結果作成されたシステム機能仕様書(機能要求仕様に対し、WGでの検討結果を踏まえて実際に納入されるシステム機能内容にて再既述したもの)

1.5.1.1.3. ・納入ハードウェア機器明細書

1.5.1.1.4. ・システムサーバラックマウント図

1.5.1.1.5. ・サーバラック配置図

1.5.1.1.6. ・システムサーバ運用手順書

1.5.1.1.7. ・ネットワーク仕様書(機器設置、配線図面(現在と変更がある場合))

1.5.1.1.8. ・各システム、システムサーバ機器の障害時復旧手順書

1.5.1.1.9. ・各導入システムの操作マニュアル(現在と変更がある場合)

1.5.1.1.10. ・システム間通信仕様書及び評価結果報告書

1.5.1.1.11. ・データ移行仕様書及び評価結果報告書

1.5.1.1.12. ・マスタ、コンテンツ移行仕様書及び評価結果報告書

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兵庫県立淡路医療センター 電子カルテシステム更新および影響部門システム更新要件定義書

2.   データ移行要件 実現性 備考(具体的な実現方法、代替案等)

2.1. データ移行要件 ― ―2.1.1. データ移行基本要件 ― ―2.1.1.1. 現有システムおよび現行システムからのデータ、マスタ移行に関しては、以下の要件を満

たすこと。

2.1.1.2. データ移行に当たっては、受注者、本院担当者および既存の各装置設置者と、その内容、方法について協議の上日程を調整し、本院の指示により行うこと。

2.1.1.3. 現行システムベンダ担当者による、立ち合い、データ移行作業は必須とすること。なお、この現行システムベンダ担当者の立ち合い、データ移行作業に関する費用は、全て受注者の負担とすること。

2.1.1.4. データ移行は全て導入業者の責任において作業し、現行システムからのデータ抽出にかかる経費は本調達に含むこと。なお、データ抽出等、現行システムにかかる費用は、現行システムベンダから当院が入手することとし、本院にて各社の見積りに積算する。

2.1.1.5. 契約時においては、現行システムベンダの作業にかかる費用も含めて契約を行うこと。

2.1.1.6. システムの移行は稼働開始予定日以後の外来は、通常業務を行うので、外来稼動及び事前の入院稼動を確実に実現するスケジュールと方法を作成し、応札資料に本院が判断できるよう、具体的に記載すること。

2.1.1.7. 現行システムでオンライン稼働している各データベース及び各マスタは稼働開始予定日から、全ての業務が遅滞なく稼働できるように本システムへ移行すること。

2.1.1.8. 画面移行について、現調達システムのユーザビリティを完全に継承すること。

2.1.1.9. 現在稼動しているシステムにて使用しているセット情報、各種マスタについては受注者が移行すること。

2.1.1.10. 現行システムで保持している、診療情報・医事会計情報等については、運用の継続性を維持することを目的として、受託ベンダが責任をもって次期システムにデータ移行を行うこと。また、現行システムのサポートベンダの技術者も、移行作業に立ち会い、確認を行うこと。

2.1.1.11. データ移行作業は受託ベンダが責任を持って期間内に実施、完了すること。

2.1.1.12. 外来診察室および病棟等、端末設置場所の事情を考慮し、現行システム端末と次期システム端末を併設することなく、現行システムに入力、保存されているデータを移行し、次期システム端末で閲覧および更新できること。

2.1.1.13. 現在稼動している医事システム、電子カルテシステム、オーダリングシステムで入力されたデータ(未来日のデータ、入力途中の未完成のデータ等も含む)は、受注者によって遅滞なく移行すること。なお、移行したデータは本システムで入力したデータと同様に扱われ、修正、削除が同じように行えること。

2.1.2. 電子カルテ移行 ― ―2.1.2.1. プログラムによる移行を行うこと。パンチ入力がある場合は、ベンダにて全件目視確認を

行い、不備がないことを文書で提示すること。

2.1.2.2. 移行データが移行先システムにてカルテ記事として参照できること。

2.1.2.3. 移行データが移行先システムにて修正、流用操作できること。

2.1.2.4. テンプレートによる記事データの移行を行うこと。

2.1.2.5. シェーマの移行を行うこと。

2.1.2.6. 患者様からのカルテ開示要求に対して、移行データ含めた開示対応が1システム内で実施できること。

2.1.2.7. 電子カルテシステムのデータ移行対象範囲は、現行電子カルテシステムに保存されている、電子カルテシステム運用で必要な情報全てとする。電子カルテシステム運用で必要な情報とは、本院で入力した診療情報(実施情報も含む)に加えて、厚生労働省が定めるところの電子カルテの三原則を満たすために必要となる、診療録情報(実施情報も含む)の更新者および記載・更新時間(新規、変更、削除時全ての)、履歴情報等も含めることとする。

2.1.2.8. 現行の電子カルテシステムより移行したデータについては、次期電子カルテシステムでの参照できること。次期電子カルテシステムで参照する形式については、次期電子カルテシステムでの閲覧性を確保する場合は、次期電子カルテシステム側の形式で良いこととするが、移行したデータは診療録として取り扱うこととなるため、厚生労働省の定めるところの、電子カルテの三原則を次期電子カルテシステムを納入するベンダが責任を持って満たすこと。

2.1.2.9. 現行の電子カルテシステムで登録および利用している各種マスタについては、次期電子カルテベンダで移行作業を行うこととする。移行する項目は、コードや名称のみではなく、次期電子カルテシステムで再利用できる情報については、変換する等して全て移行するものとする。ここで言う各種マスタとは、現行の電子カルテシステムを利用して運用しているオーダ用、看護支援用、手術、リハビリ等の部門用の全てのマスタを示す。

2.1.2.10. 現行の電子カルテシステムで登録および利用している利用者マスタの再利用できる項目については全件移行すること。

2.1.2.11. 現行の電子カルテシステムで登録および利用しているパスマスタ情報の再利用できる項目については全件移行すること。システムが更新されることでプログラム等での移行が困難な場合は手入力でも構わないので、本院医師、看護師、職員の負荷軽減を図ること。

2.1.2.12. 現行の電子カルテシステムに保存されている患者基本情報(患者ID、患者氏名、性別、生年月日、住所等)の全件を移行し、次期電子カルテシステムで参照および更新(削除を含む)できること。

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2.   データ移行要件 実現性 備考(具体的な実現方法、代替案等)

2.1.2.13. 現行の電子カルテシステムに保存されている患者個人病名情報の全件を移行し、次期電子カルテシステムで参照および更新(削除を含む)できること。

2.1.2.14. 現行の電子カルテシステムに保存されている患者基本情報(身長、体重、アレルギー情報をはじめとする診療情報)は診療上必要な情報であるため、更新者、更新日時等を含めて全件を移行し、次期電子カルテシステムにて参照および更新できること。

2.1.2.15. 現行の電子カルテシステムに保存されている患者基本情報(身長、体重、アレルギー情報をはじめとする診療情報)の前回更新時の情報は、診療上の確認が必要となる場合があるため、前回更新時の情報がある項目については、更新者、更新日時を含めて全件を移行し、次期電子カルテシステム画面での参照できること。

2.1.2.16. 現行の電子カルテシステムに保存されているカルテ記事情報(シェーマ、テンプレート、取り込み画像情報等を含む)の全件を移行し、次期電子カルテシステムで参照および更新できること。ここで言うカルテ記事情報とは、医師による記録、看護師による記録、検査技師、理学療法士、栄養士をはじめとする全ての病院スタッフによる記録、計画書等とする。

2.1.2.17. 上記のカルテ記事情報について、更新者、更新日時、更新履歴情報(変更前情報)等についても全件を移行し、次期電子カルテシステムで参照できること。

2.1.2.18. 現行の電子カルテシステムに保存されているサマリ情報(退院サマリ、看護サマリ等)を全件を移行し、次期電子カルテシステムで参照および更新できること。

2.1.2.19. 上記のサマリ情報について、更新者、更新日時、更新履歴情報(変更前情報)についても全件を移行し、次期電子カルテシステムで参照できること。

2.1.2.20. 現行の電子カルテシステムに保存されている診断書、診療情報提供書等の文書情報(Wordファイル、Excelファイル)について全件を移行し、次期電子カルテシステムで参照および更新できること。

2.1.2.21. 上記の文書情報について、更新者、更新日時、更新履歴情報(変更前情報)等についても全件を移行し、次期電子カルテシステムで参照できること。

2.1.2.22. 現行の電子カルテシステムに保存されている指導料情報(指導内容を含む)について過去分の全件を移行し、次期電子カルテシステムで参照および更新できること。

2.1.2.23. 上記の指導料情報(指導内容を含む)において、更新者、更新日時、更新履歴情報(変更前情報)等についても全件を移行し、次期電子カルテシステムで参照できること。

2.1.2.24. 移行された指導料情報(指導内容を含む)を用いて、次期電子カルテシステムで複写して指示を発行できること。

2.1.2.25. 現行の電子カルテシステムに保存されている診察予約オーダ情報について過去分、未来分の全件を移行し、次期電子カルテシステムで参照および更新できること。

2.1.2.26. 上記の診察予約オーダ情報において、更新者、更新日時、更新履歴情報(変更前情報)等についても全件を移行し、次期電子カルテシステムで参照できること。

2.1.2.27. 上記の診察予約オーダ情報において、看護師による指示受け、指示確認を行っている指示については、指示受け者、指示受日時、指示確認者、指示確認日時等についても全件を移行し、次期電子カルテシステムで参照できること。

2.1.2.28. 現行の電子カルテシステムの実施情報とリンクして、Web参照で閲覧しているレポート情報および画像情報については、リンク情報を保持したままで全件を移行し、次期電子カルテシステムで参照できること。なお、新しい電子カルテの更新と併せて各部門システムを更新する場合には、リンク情報を変更する必要があることから、変換テーブル等を準備して問題なく参照できること。

2.1.3. オーダリング移行 ― ―2.1.3.1. プログラムによる移行を行うこと。パンチ入力がある場合は、ベンダにて全件目視確認を

行い、不備がないことを文書で提示すること。

2.1.3.2. 移行データは、移行先システムにてDO操作が実施できること。

2.1.3.3. 移行データは、移行先システムにて編集操作が実施できること。

2.1.3.4. セット情報は移行先システムに完全移行を行うこと。

2.1.3.5. セット情報は移行先システムにて編集が可能であること。

2.1.3.6. マスタ情報は移行先システムに完全移行を行うこと。

2.1.3.7. 現行の電子カルテシステムに保存されている処方オーダ情報(薬品、用法、数量等)について過去分、未来分の全件を移行し、次期電子カルテシステムで参照および更新できること。

2.1.3.8. 上記の処方オーダ情報(薬品、用法、数量、単位、コメント等)において、更新者、更新日時、更新履歴情報(変更前情報)等についても全件を移行し、次期電子カルテシステムで参照できること。

2.1.3.9. 上記の処方オーダ情報(薬品、用法、数量、単位、コメント等)において、看護師による指示受け、指示確認を行っている指示については、指示受け者、指示受日時、指示確認者、指示確認日時等についても全件を移行し、次期電子カルテシステムで参照できること。

2.1.3.10. 上記の処方オーダ情報(薬品、用法、数量、単位、コメント等)において、実施入力を行っている指示については、実施したことと実施内容を示す実施情報、実施者、実施日時等についても全件を移行し、次期電子カルテシステムで参照できること。

2.1.3.11. 移行された処方オーダ情報(薬品、用法、数量、単位、コメント等)を用いて、次期電子カルテシステムで複写して指示を発行できること。

2.1.3.12. 現行の電子カルテシステムに保存されている注射オーダ情報(薬品、用法、数量、単位、コメント等)について過去分、未来分の全件を移行し、次期電子カルテシステムで参照および更新できること。

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兵庫県立淡路医療センター 電子カルテシステム更新および影響部門システム更新要件定義書

2.   データ移行要件 実現性 備考(具体的な実現方法、代替案等)

2.1.3.13. 上記の注射オーダ情報(手技、薬品、用法、数量、単位、コメント等)において、更新者、更新日時、更新履歴情報(変更前情報)等についても全件を移行し、次期電子カルテシステムで参照できること。

2.1.3.14. 上記の注射オーダ情報(手技、薬品、用法、数量、単位、コメント等)において、看護師による指示受け、指示確認を行っている指示については、指示受け者、指示受日時、指示確認者、指示確認日時等についても全件を移行し、次期電子カルテシステムで参照できること。

2.1.3.15. 上記の注射オーダ情報(手技、薬品、用法、数量、単位、コメント等)において、実施入力を行っている指示については、実施したことと実施内容を示す実施情報、実施者、実施日時等についても全件を移行し、次期電子カルテシステムで参照できること。

2.1.3.16. 移行された注射オーダ情報(手技、薬品、用法、数量、単位、コメント等)を用いて、次期電子カルテシステムで複写して指示を発行できること。

2.1.3.17. 現行の電子カルテシステムに保存されている処置オーダ情報(行為、使用薬品、使用材料、数量、単位、コメント等)について過去分、未来分の全件を移行し、次期電子カルテシステムで参照および更新できること。

2.1.3.18. 上記の処置オーダ情報(行為、使用薬品、使用材料、数量、単位、コメント等)において、更新者、更新日時、更新履歴情報(変更前情報)等についても全件を移行し、次期電子カルテシステムで参照できること。

2.1.3.19. 上記の処置オーダ情報(行為、使用薬品、使用材料、数量、単位、コメント等)において、看護師による指示受け、指示確認を行っている指示については、指示受け者、指示受日時、指示確認者、指示確認日時等についても全件を移行し、次期電子カルテシステムで参照できること。

2.1.3.20. 上記の処置オーダ情報(行為、使用薬品、使用材料、数量、単位、コメント等)において、実施入力を行っている指示については、実施したことと実施内容を示す実施情報、実施者、実施日時等についても全件を移行し、次期電子カルテシステムで参照できること。

2.1.3.21. 移行された処置オーダ情報(行為、使用薬品、使用材料、数量、単位、コメント等)を用いて、次期電子カルテシステムで複写して指示を発行できること。

2.1.3.22. 現行の電子カルテシステムに保存されている検体検査オーダ情報について過去分、未来分の全件を移行し、次期電子カルテシステムで参照および更新できること。

2.1.3.23. 上記の検体検査オーダ情報において、更新者、更新日時、更新履歴情報(変更前情報)等についても全件を移行し、次期電子カルテシステムで参照できること。

2.1.3.24. 上記の検体検査オーダ情報において、看護師による指示受け、指示確認を行っている指示については、指示受け者、指示受日時、指示確認者、指示確認日時等についても全件を移行し、次期電子カルテシステムで参照できること。

2.1.3.25. 現行の電子カルテシステムに保存されている検体検査結果情報について全件を移行し、次期電子カルテシステムで参照できること。

2.1.3.26. 移行された検体検査オーダ情報に用いて、次期電子カルテシステムで複写して指示を発行できること。

2.1.3.27. 現行の電子カルテシステムに保存されている細菌検査オーダ情報について過去分、未来分の全件を移行し、次期電子カルテシステムで参照および更新できること。

2.1.3.28. 上記の細菌検査オーダ情報において、更新者、更新日時、更新履歴情報(変更前情報)等についても全件を移行し、次期電子カルテシステムで参照できること。

2.1.3.29. 上記の細菌検査オーダ情報において、看護師による指示受け、指示確認を行っている指示については、指示受け者、指示受日時、指示確認者、指示確認日時等についても全件を移行し、次期電子カルテシステムで参照できること。

2.1.3.30. 現行の電子カルテシステムに保存されている細菌検査結果情報について全件を移行し、次期電子カルテシステムで参照できること。

2.1.3.31. 移行された細菌検査オーダ情報を用いて、次期電子カルテシステムで複写して指示を発行できること。

2.1.3.32. 現行の電子カルテシステムに保存されている病理検査オーダ情報について過去分、未来分の全件を移行し、次期電子カルテシステムで参照および更新できること。

2.1.3.33. 上記の病理検査オーダ情報において、更新者、更新日時、更新履歴情報(変更前情報)等についても全件を移行し、次期電子カルテシステムで参照できること。

2.1.3.34. 上記の病理検査オーダ情報において、看護師による指示受け、指示確認を行っている指示については、指示受け者、指示受日時、指示確認者、指示確認日時等についても全件を移行し、次期電子カルテシステムで参照できること。

2.1.3.35. 移行された病理検査オーダ情報を用いて、次期電子カルテシステムで複写して指示を発行できること。

2.1.3.36. 現行の電子カルテシステムに保存されている放射線オーダ情報(検査、部位、撮影方法、コメント等)について過去分、未来分の全件を移行し、次期電子カルテシステムで参照および更新できること。また、予約が必要となる検査については、予約情報も移行すること。

2.1.3.37. 上記の放射線オーダ情報(検査、部位、撮影方法、コメント等)において、更新者、更新日時、更新履歴情報(変更前情報)等についても全件を移行し、次期電子カルテシステムで参照できること。

2.1.3.38. 上記の放射線オーダ情報(検査、部位、撮影方法、コメント等)において、看護師による指示受け、指示確認を行っている指示については、指示受け者、指示受日時、指示確認者、指示確認日時等についても全件を移行し、次期電子カルテシステムで参照できること。

2.1.3.39. 上記の放射線オーダ情報(検査、部位、撮影方法、コメント等)において、検査部門で実施された指示については、実施したことと実施内容を示す実施情報、実施者、実施日時等についても全件を移行し、次期電子カルテシステムで参照できること。

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2.   データ移行要件 実現性 備考(具体的な実現方法、代替案等)

2.1.3.40. 移行された放射線オーダ情報(検査、部位、撮影方法、コメント等)を用いて、次期電子カルテシステムで複写して指示を発行できること。

2.1.3.41. 現行の電子カルテシステムに保存されている生理検査オーダ情報(検査、コメント等)について過去分、未来分の全件を移行し、次期電子カルテシステムで参照および更新できること。また、予約が必要となる検査については、予約情報も移行すること。

2.1.3.42. 上記の生理検査オーダ情報(検査、コメント等)において、更新者、更新日時、更新履歴情報(変更前情報)等についても全件を移行し、次期電子カルテシステムで参照できること。

2.1.3.43. 上記の生理検査オーダ情報(検査、コメント等)において、看護師による指示受け、指示確認を行っている指示については、指示受け者、指示受日時、指示確認者、指示確認日時等についても全件を移行し、次期電子カルテシステムで参照できること。

2.1.3.44. 上記の生理検査オーダ情報(検査、コメント等)において、検査部門で実施された指示については、実施したことと実施内容を示す実施情報、実施者、実施日時等についても全件を移行し、次期電子カルテシステムで参照できること。

2.1.3.45. 移行された生理検査オーダ情報(検査、コメント等)を用いて、次期電子カルテシステムで複写して指示を発行できること。

2.1.3.46. 現行の電子カルテシステムに保存されている内視鏡検査オーダ情報(検査、コメント等)について過去分、未来分の全件を移行し、次期電子カルテシステムで参照および更新できること。また、予約が必要となる検査については、予約情報も移行すること。

2.1.3.47. 現行の電子カルテシステムに保存されている食事オーダ情報について過去分、未来分の全件を移行し、次期電子カルテシステムで参照および更新できること。また、入院申し込み情報についても、全件を移行すること。

2.1.3.48. 上記の食事オーダ情報において、更新者、更新日時、更新履歴情報(変更前情報)等についても全件を移行し、次期電子カルテシステムで参照できること。

2.1.3.49. 上記の食事オーダ情報において、部門で実施された指示については、実施したことと実施内容を示す実施情報、実施者、実施日時等についても全件を移行し、次期電子カルテシステムで参照できること。

2.1.3.50. 移行された食事オーダ情報を用いて、次期電子カルテシステムで継続して食事指示を発行できること。

2.1.3.51. 現行の電子カルテシステムに保存されているリハビリオーダ情報について過去分、未来分の全件を移行し、次期電子カルテシステムで参照および更新できること。また、予約情報も移行すること。

2.1.3.52. 上記のリハビリオーダ情報において、更新者、更新日時、更新履歴情報(変更前情報)等についても全件を移行し、次期電子カルテシステムで参照できること。

2.1.3.53. 上記のリハビリオーダ情報において、看護師による指示受け、指示確認を行っている指示については、指示受け者、指示受日時、指示確認者、指示確認日時等についても全件を移行し、次期電子カルテシステムで参照できること。

2.1.3.54. 上記のリハビリオーダ情報において、部門で実施された指示については、実施したことと実施内容を示す実施情報、実施者、実施日時等についても全件を移行し、次期電子カルテシステムで参照できること。

2.1.3.55. 移行されたリハビリオーダ情報を用いて、次期電子カルテシステムで複写して指示を発行できること。

2.1.3.56. 現行の電子カルテシステムに保存されている栄養指導オーダ情報について過去分、未来分の全件を移行し、次期電子カルテシステムで参照および更新できること。また、予約情報も移行すること。

2.1.3.57. 上記の栄養指導オーダ情報において、更新者、更新日時、更新履歴情報(変更前情報)等についても全件を移行し、次期電子カルテシステムで参照できること。

2.1.3.58. 上記の栄養指導オーダ情報において、看護師による指示受け、指示確認を行っている指示については、指示受け者、指示受日時、指示確認者、指示確認日時等についても全件を移行し、次期電子カルテシステムで参照できること。

2.1.3.59. 上記の栄養指導オーダ情報において、部門で実施された指示については、実施したことと実施内容を示す実施情報、実施者、実施日時等についても全件を移行し、次期電子カルテシステムで参照できること。また、電子カルテシステムに保存されている栄養指導レポートについても全件を移行すること。

2.1.3.60. 移行された栄養指導オーダ情報を用いて、次期電子カルテシステムで複写して指示を発行できること。

2.1.3.61. 現行の電子カルテシステムに保存されている輸血オーダ情報について過去分、未来分の全件を移行し、次期電子カルテシステムで参照および更新できること。

2.1.3.62. 上記の輸血オーダ情報において、更新者、更新日時、更新履歴情報(変更前情報)等についても全件を移行し、次期電子カルテシステムで参照できること。

2.1.3.63. 上記の輸血オーダ情報において、看護師による指示受け、指示確認を行っている指示については、指示受け者、指示受日時、指示確認者、指示確認日時等についても全件を移行し、次期電子カルテシステムで参照できること。

2.1.3.64. 上記の輸血オーダ情報において、実施された指示については、実施したことと実施内容を示す実施情報、実施者、実施日時等についても全件を移行し、次期電子カルテシステムで参照できること。

2.1.3.65. 現行の電子カルテシステムに保存されている手術オーダ情報について過去分、未来分の全件を移行し、次期電子カルテシステムで参照および更新できること。また、予約情報も移行すること。

2.1.3.66. 上記の手術オーダ情報において、更新者、更新日時、更新履歴情報(変更前情報)等についても全件を移行し、次期電子カルテシステムで参照できること。

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2.   データ移行要件 実現性 備考(具体的な実現方法、代替案等)

2.1.3.67. 上記の手術オーダ情報において、看護師による指示受け、指示確認を行っている指示については、指示受け者、指示受日時、指示確認者、指示確認日時等についても全件を移行し、次期電子カルテシステムで参照できること。

2.1.3.68. 上記の手術オーダ情報において、手術部門で実施された指示については、実施したことと実施内容を示す実施情報、実施者、実施日時等についても全件を移行し、次期電子カルテシステムで参照できること。

2.1.4. 看護移行 ― ―2.1.4.1. プログラムによる移行を行うこと。パンチ入力がある場合は、ベンダにて全件目視確認を

行い、不備がないことを文書で提示すること。

2.1.4.2. 看護記録を移行先システムに移行し、その記録を編集可能な状態にすること。

2.1.4.3. ケア項目を移行先システムに移行し、移行先システムで継続利用できること。

2.1.4.4. 患者バイタル情報を移行先システムに移行し、移行先システムで継続利用できること。

2.1.4.5. マスタ情報は移行先システムに完全移行を行うこと。

2.1.4.6. 現行の電子カルテシステムに保存されている患者状態情報の全件を移行し、次期電子カルテシステムにて参照および更新できること。

2.1.4.7. 現行の電子カルテシステムに保存されている看護問題情報の全件を移行し、次期電子カルテシステムにて参照および更新できること。

2.1.4.8. 現行の電子カルテシステムに保存されている看護計画情報の全件を移行し、次期電子カルテシステムにて参照および更新できること。

2.1.4.9. 現行の電子カルテシステムに保存されている経過表情報(バイタル情報、観察項目等全ての項目)について、全件を移行し、次期電子カルテシステムで参照できること。

2.1.4.10. 現行の電子カルテシステムに保存されている各種検査、手術、各種指導等に関わるレポート情報および画像情報について、全件を移行し、次期電子カルテシステムで参照できること。

2.1.4.11. 現行の電子カルテシステムの実施情報とリンクして、Web参照で閲覧しているレポート情報および画像情報については、リンク情報を保持したままで全件を移行し、次期電子カルテシステムで参照できること。

2.1.4.12. 現行の電子カルテシステムに保存されているパス情報(バイタル情報、観察項目等全ての項目)について、全件を移行し、過去に適用したパス情報を次期電子カルテシステムで参照できること。

2.1.4.13. 現行の電子カルテシステムに登録されているセット情報(患者別、医師別、診療科別、病院共通)について、全件を移行し、次期電子カルテシステムで利用できること。システムが更新されることでプログラム等での移行が困難な場合は手入力でも構わないので、本院医師、職員の負荷軽減を図ること。

2.1.5. 医事移行 ― ―2.1.5.1. プログラムによる移行を行うこと。パンチ入力がある場合は、ベンダにて全件目視確認を

行い、不備がないことを文書で提示すること。

2.1.5.2. 移行データを用いて過去分の領収書、レセプト発行が実施できること。

2.1.5.3. 現在病院で使用している会計、統計帳票と同等の帳票を出力できること。

2.1.5.4. マスタ情報は移行先システムに完全移行を行うこと。

2.1.5.5. 現行医事会計システムに登録および保存されている患者情報を全件移行すること。

2.1.5.6. 現行医事会計システムに登録および保存されている保険情報を全件移行すること。

2.1.5.7. 現行医事会計システムに登録および保存されている個人病名情報を全件移行すること。

2.1.5.8. 現行医事会計システムに登録および保存されている受診歴情報を全件移行すること。

2.1.5.9. 現行医事会計システムに登録および保存されている受付情報を全件移行すること。

2.1.5.10. 現行医事会計システムに登録および保存されている会計済情報を全件移行すること。

2.1.5.11. 現行医事会計システムに登録および保存されている算定歴情報を全件移行すること。

2.1.5.12. 現行医事会計システムに登録および保存されている会計カード情報を全件移行すること。

2.1.5.13. 現行医事会計システムに登録および保存されている収納情報を全件移行すること。

2.1.5.14. 現行医事会計システムに登録および保存されている入院情報を全件移行すること。

2.1.5.15. 現行医事会計システムに登録および保存されている移動歴情報を全件移行すること。

2.1.5.16. 現行システムでオンライン稼働している業務用医事データベース(料金情報データ、保険請求データ、診療情報データ、収納関連データ、患者基本情報、外来レセプトデータ、入院レセプトデータ等)は稼働開始予定日から、全ての業務が遅滞なく稼働できるように本システムへ移行すること。

2.1.5.17. 現行のシステムでオンライン稼働している各医事マスタ(点数マスタ、病名マスタ、各種コードマスタ、姓名辞書、ベッドマスタ、住所マスタ、保険種マスタ、保険者マスタ、職員マスタ等)は稼働開始予定日から、全ての業務が遅滞なく稼働できるように本システムへ移行すること。

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2.   データ移行要件 実現性 備考(具体的な実現方法、代替案等)

2.1.5.18. 現行システムでの診療情報データを全て本システムへ移行できる機能を有すること。また、稼動開始予定日までに本システムへ移行すること。

2.1.5.19. 現行システムでの算定履歴データを全て本システムへ移行できる機能を有すること。また、稼動開始予定日までに本システムへ移行すること。

2.1.5.20. 現行システムでの過去のレセプトデータを全て本システムへ移行できる機能を有すること。また、稼動開始予定日までに本システムへ移行すること。

2.1.5.21. 稼動開始予定日の前月分(平成27年1月分)のレセプト請求は本システムにて行えること。

2.1.5.22. 各医事マスタ(点数マスタ、病名マスタ、各種コードマスタ、姓名辞書、ベッドマスタ、住所マスタ、保険種マスタ、保険者マスタ、職員マスタ等)は稼働開始予定日から、全ての業務が遅滞なく稼働できるように本システムへ移行すること。

2.1.5.23. 現行システムから移行したデータと本システムで発生したデータは、差異がなく、横断的に全ての統計業務が行えること。

2.1.5.24. 過去(システム切替前)のレセプトデータが参照、加工出来る形で移行できること(過去6年間データ)

2.1.5.25. 帳票に関しては、原則現行出力帳票を全て次期システムでも出力できること。

2.1.5.26. システム切替初月のレセプトを次期システム側で基金提出に間に合うように出力対応すること。(例)具体的には20◯◯年◯月初旬に作成・提出するレセプトを、次期システムで対応すること。

2.1.5.27. テープ等の媒体に保存している過去統計データ及びレセプトデータについても本システムで扱える形式に移行すること。

2.1.5.28. 現行医事会計システムに登録および利用されている保険マスタ、点数マスタ、算定条件マスタ等について、再利用できるな設定、項目は全て移行すること。システムが更新されることでプログラム等での移行が困難な場合は手入力でも構わないので、本院職員の負荷軽減を図ること。

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3.   ハードウェア要件 実現性 備考(具体的な実現方法、代替案等)

3.1. サーバ要件 ― ―3.1.1. 基本仕様 ― ―3.1.1.1. 本仕様書に記載のシステムの機能が稼働する構成とすること。

3.1.1.2. サーバ間で実稼働率が極端に差が出ないように各サーバの負荷のバランスを考慮したシステム構成とすること。

3.1.1.3. サーバに用いるハードディスクは、RAID構成等により充分な冗長性を確保する他、電子カルテ/医事会計システムについてはサーバをクラスタ化することにより、障害時には自動的にに他のサーバ群がその機能を代替し、シームレスに運用を継続できるシステム構成とすること。

3.1.1.4. 部門システムサーバは、障害時には自動的に他のサーバ群がその機能を代替し、シームレスに運用を継続できるシステム構成とすること。

3.1.1.5. アクセスログの証拠性確保、真正性の確保などのため、本システムの全てのサーバ機器および端末等について、精度の高い時刻で同期を取るしくみを構築すること。

3.1.1.6. 最新の機種で構成することを基本とすること。また、契約時および機器納入前にさらに新しい機種が販売されている場合は、病院側と協議のうえ、要件を満たすことを条件に新機種を納入すること。

3.1.1.7. システムは、常に安定したレスポンスで稼動できるだけのシステム資源・構成であること。

3.1.1.8. 使用するハードウエアのCPU、メモリ、ハードディスク容量は、各システムの処理の規模に応じて用意し、十分にスペックを満たしていること。

3.1.1.9. システム及びデータバックアップのために、バックアップサーバを別途提案すること。

3.1.1.10. 必要に応じて、インタフェース管理サーバ・ドメインサーバ・システム管理サーバ等を提案すること。

3.1.1.11. 自動電源制御機能を有すること。

3.1.1.12. 独立で無停電電源装置を有するか、電算室に設置するサーバ・ネットワークスイッチ等の主要機器を統合バックアップするCVCFを設置すること。独立の場合、停電時に5分以上装置への電源供給を可能とし、統合型の場合は、各社で想定する電算室設置機器の容量を十分満たす能力を有すること。

3.1.1.13. サーバコンソールは、EIA規格に準拠したラック搭載型とし、ディスプレイ装置およびキーボード、マウスをスイッチ等によって複数のサーバ操作が可能な対策を施すこと。なお、管理コンソールはラック数本程度に限定し省スペース化すること。

3.1.1.14. 米国電子工業会(EIA)標準に準拠した19インチラックに搭載すること。

3.1.1.15. 転倒防止対策が施されていること。

3.2. クライアント要件 ― ―3.2.1. デスクトップ端末 ― ―3.2.1.1. CPU性能はIntel Core i5-9500プロセッサ3GHz相当以上であること。

3.2.1.2. 主記憶容量は8GB以上であること。

3.2.1.3. ハードディスクの容量は128GB SSD以上であること。

3.2.1.4. 21.5型ワイドフルHD液晶以上で、表示画素数(1920×1080)以上であること。

3.2.1.5. 高精細モニタを表示させるためのグラフィックボードを有すること。

3.2.2. 画像表示用2Mカラーモニタ① ― ―3.2.2.1. 画像表示用モニタは、21.3型以上のカラー液晶モニタで、解像度は(1200×1600)以上で

あること。3.2.2.2. 画像表示に十分なレスポンスを有すること。

3.2.2.3. カラー液晶パネルはIPS方式であること。

3.2.2.4. 表示色は10bitカラー(DisplayPort):最大10億7374万色、8bitカラー:1,677万色(約680億色中)相当であること。

3.2.2.5. 標準輝度は800cd/㎡以上を有すること。

3.2.2.6. コントラスト比(標準値)は、1400:1以上であること。

3.2.2.7. 応答速度(標準値)は、20ms(黒→白→黒)以上であること。

3.2.2.8. JESRA X-0093(管理グレード1)に対応すること。

3.2.3. 画像表示用2Mカラーモニタ② ― ―3.2.3.1. 画像表示用モニタは、21.3型以上のカラー液晶モニタで、解像度は(1200×1600)以上で

あること。3.2.3.2. 画像表示に十分なレスポンスを有すること。

3.2.3.3. カラー液晶パネルはIPS方式であること。

3.2.3.4. 表示色は10bitカラー(DisplayPort):最大10億7374万色、8bitカラー:1,677万色(約5430億色中)相当であること。

3.2.3.5. 標準輝度は500cd/㎡以上を有すること。

3.2.3.6. コントラスト比(標準値)は、1500:1以上であること。

3.2.3.7. 応答速度(標準値)は、20ms(黒→白→黒)以上であること。

3.2.3.8. JESRA X-0093(管理グレード2)に対応すること。

3.2.4. 画像表示用3Mカラーモニタ ― ―3.2.4.1. 画像表示用モニタは、21.3型以上のカラー液晶モニタで、解像度は(1536×2048)以上で

あること。3.2.4.2. 画像表示に十分なレスポンスを有すること。

3.2.4.3. カラー液晶パネルはIPS方式であること。

3.2.4.4. 表示色は10bitカラー(DisplayPort):最大10億7374万色、8bitカラー:1,677万色(約5430億色中)相当であること。

3.2.4.5. 標準輝度は1100cd/㎡以上を有すること。

3.2.4.6. コントラスト比(標準値)は、1500:1以上であること。

3.2.4.7. 応答速度(標準値)は、12ms(黒→白→黒)以上であること。

3.2.4.8. JESRA X-0093(管理グレード1A)に対応すること。

3.2.5. 画像表示用5Mモノクロモニタ ― ―3.2.5.1. 画像表示用モニタは、21.3型以上のモノクロ液晶モニタで、解像度は(2048×2560)以上

であること。3.2.5.2. 画像表示に十分なレスポンスを有すること。

3.2.5.3. モノクロ液晶パネルはIPS方式であること。

3.2.5.4. アンチグレアパネルを採用すること。

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3.   ハードウェア要件 実現性 備考(具体的な実現方法、代替案等)

3.2.5.5. 標準輝度は2500cd/㎡以上を有すること。

3.2.5.6. コントラスト比(標準値)は、1700:1以上であること。

3.2.5.7. 応答速度(標準値)は、12ms(黒→白→黒)以上であること。

3.2.5.8. JESRA X-0093(管理グレード1A)に対応すること。

3.2.6. 画像表示用モニタの管理要件 ― ―3.2.6.1. 医用画像表示用モノクロおよびカラーモニタの品質管理ができるものを提供すること。

3.2.7. ノート端末 ― ―3.2.7.1. CPU性能はIntel Core i5-8365Uプロセッサー1.60GHz相当以上であること。

3.2.7.2. 主記憶容量8GB以上であること。

3.2.7.3. ハードディスクの容量は128GB SSD以上であること。

3.2.7.4. ディスプレイは15.6型以上のワイドフルHD液晶であること。

3.2.7.5. 周辺装置として、DVD-ROMドライブを装備すること。

3.2.7.6. ネットワークインタフェースとして無線LAN(IEEE802.11ac)およびBluetoothを装備すること。

3.2.7.7. 光センサーマウスを標準装備すること。

3.2.7.8. テンキーを標準装備すること。

3.2.8. 携帯端末(PDA) ― ―3.2.8.1. CPU性能は、Qualcomm Snapdragon 660オクタコア 2.2GHz 相当以上であること。

3.2.8.2. 主記憶容量は、RAM 4GB、ROM 32GB以上であること。

3.2.8.3. ディスプレイは5.0インチ以上であること。解像度は1280×720ドット以上であること。

3.2.8.4. 入力はタッチパネル方式として、静電式タッチパネルを採用すること。医療用手袋をしたままでも、タッチ操作できること。

3.2.8.5. 無線LANは、IEEE802.11 a/b/g/n/ac/d/h/i/k/r/w/vに準拠すること。

3.2.8.6. バーコードスキャニングとして、1次元/2次元バーコードが読み取り可能なリニアイメージャ機能が本体に内蔵されていること。

3.2.8.7. NFC対応通信機能を有すること。

3.2.8.8. カメラ装置として、アウトカメラ13MP、インカメラ5.0MP前面カメラの性能・機能を有すること。

3.2.8.9. 耐環境性として、IP65/IP67以上の性能・機能、耐落下性能として、1.2m以上の耐落下性能を有すること。

3.2.8.10. バッテリー容量として、4150mAh以上容量を有すること。

3.2.8.11. 筐体サイズが、155mm×75.5mm×18.6mm以下で有ること。

3.2.8.12. 筐体質量が、250g以下で有ること。

3.2.8.13. エタノール拭き取りで消毒しても、耐性のある本体であること。

3.2.8.14. 充電装置として、5台以上収納のクレドールを有すること。

3.2.8.15. OSとして、Android 8.1以上の性能・機能を有すること。

3.2.8.16. 業務に必要なアプリのみ利用できること。エンドユーザが自由にアプリケーションをインストールできないこと。

3.3. 周辺機器要件 ― ―3.3.1. モノクロレーザプリンタ(A4対応) ― ―3.3.1.1. 印刷方式はレーザビーム方式(半導体レーザ)相当であること。

3.3.1.2. 解像度は600×600dpi以上であること。

3.3.1.3. 印刷速度は24枚/分(A4)相当以上で、設置場所の業務量に応じた十分な処理速度を有すること。ファーストプリントは7.0秒以下であること。

3.3.1.4. カセット給紙(250枚以上/カセット)ができること。

3.3.1.5. 紙トレーまたは手差しによる給紙ができること。

3.3.1.6. 給紙カセットと給紙トレーにより、異なった用紙を同時に2種類まで連続給排紙ができること。

3.3.1.7. プリント後のセキュリティ機能として地紋(透かし)機能を有すること。

3.3.1.8. 用紙サイズはA4、B5、A5、はがきに対応できること。

3.3.1.9. 必要に応じて、LAN(100BASE)対応が可能で共有プリンタとして使用できること。

3.3.2. モノクロレーザプリンタ(A3対応) ― ―3.3.2.1. 印刷方式はLED乾式電子写真方式、またはレーザビーム方式(半導体レーザ)相当である

こと。3.3.2.2. 解像度は600×600dpi以上であること。

3.3.2.3. 印刷速度は28枚/分(A4)相当以上で、設置場所の業務量に応じた十分な処理速度を有すること。ファーストプリントは6.5秒以下であること。

3.3.2.4. カセット給紙(250枚以上/カセット)ができること。

3.3.2.5. 紙トレーまたは手差しによる給紙ができること。

3.3.2.6. 給紙カセットと給紙トレーにより、異なった用紙を同時に3種類まで連続給排紙ができること。

3.3.2.7. プリント後のセキュリティ機能として地紋(透かし)機能を有すること。

3.3.2.8. 用紙サイズはA3、A4、B5、A5、はがきに対応できること。必要に応じて、B4にも対応できること。

3.3.2.9. 必要に応じて、LAN(100BASE)対応が可能で共有プリンタとして使用できること。

3.3.3. カラーレーザプリンタ①(A3対応) ― ―3.3.3.1. 印刷方式はレーザビーム乾式電子写真方式相当であること。

3.3.3.2. 解像度は1200×1200dpi以上であること。

3.3.3.3. 印刷速度はカラー25枚/分(A4)相当以上で、設置場所の業務量に応じた十分な処理速度を有すること。

3.3.3.4. カセット給紙(560枚以上/カセット)が可能なこと。

3.3.3.5. 紙トレイまたは手差しによる給紙が可能なこと。

3.3.3.6. 用紙サイズはA3、B4、A4、B5、A5、はがきに対応可能なこと。

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兵庫県立淡路医療センター 電子カルテシステム更新および影響部門システム更新要件定義書

3.   ハードウェア要件 実現性 備考(具体的な実現方法、代替案等)

3.3.3.7. 必要に応じて、LAN(100BASE-TX)対応が可能で共有プリンタとして使用できること。

3.3.3.8. 全台に対して増設ホッパー(1台)を装着すること。

3.3.3.9. 全台の内8台はキャスターを装着すること。

3.3.4. レセプト用高速プリンタ ― ―3.3.4.1. 印刷方式はレーザビーム乾式電子写真方式相当であること。

3.3.4.2. 解像度は1200×1200dpi以上であること。

3.3.4.3. 印刷速度及び給紙方式は50枚/分(A4サイズ)相当以上の連続プリントができる処理速度を有すること。

3.3.4.4. 給紙枚数が4000枚以上のトレーを装着すること。

3.3.4.5. 用紙サイズはA3、B4、A4、B5、A5に対応できること。

3.3.4.6. LAN(100BASE)対応が可能で、システム全体を通じて、共有プリンタとして使用できること。

3.3.4.7. フォームオーバレイに対応可能で、カット紙にレセプトが印刷できること。

3.3.4.8. ステーブルフィニッシャーを装備していること。

3.3.5. リストバンド、ラベルプリンタ ― ―3.3.5.1. 印刷方式は熱転写、または感熱方式であること。

3.3.5.2. 印字密度は12ドット/mm(300DPI相当)以上であること。

3.3.5.3. 印刷速度は6インチ/秒以上であること。

3.3.5.4. 印刷文字種はバーコード、2次元バーコード、英数、カナ、記号、漢字等であること。

3.3.5.5. ロール紙に印字できること。

3.3.5.6. ロール紙幅30~100mmであること。

3.3.5.7. 上位システム側で制御し、ラベルに必要な項目を印字できること。

3.3.5.8. USB、またはLANポートを有すること。

3.3.6. 高速イメージスキャナ ― ―3.3.6.1. 走査方式は自動両面原稿送り装置付であること。

3.3.6.2. センサはカラーCCDラインセンサ(R/G/B/モノクロ<4ライン>)を搭載のこと。

3.3.6.3. 光学解像度は600dpi以上であること。

3.3.6.4. モノクロの場合、0.351msec/line(300dpi)相当以上の処理速度を有すること。

3.3.6.5. カラーの場合、0.351msec/line(300dpi)相当以上の処理速度を有すること。

3.3.6.6. 読取階調は各色16bit入力/8bit出力のこと。

3.3.6.7. 最大読取範囲はA3サイズであること。

3.3.6.8. Hi-Speed USB/USBを有すること。

3.3.7. A3イメージスキャナ ― ―3.3.7.1. 走査方式は読み取りヘッド移動による原稿固定読み取り方式であること。

3.3.7.2. センサはカラーCCDラインセンサ(R/G/B/モノクロ<4ライン>)を搭載のこと。

3.3.7.3. 解像度は600dpi以上であること。

3.3.7.4. モノクロの場合、0.351msec/line(300dpi)相当以上の処理速度を有すること。

3.3.7.5. カラーの場合、0.351msec/line(300dpi)相当以上の処理速度を有すること。

3.3.7.6. 読取階調は各色16bit入力/8bit出力のこと。

3.3.7.7. 最大読取範囲はA3サイズであること。

3.3.7.8. Hi-Speed USB/USBを有すること。

3.3.8. A4イメージスキャナ ― ―3.3.8.1. 走査方式は読み取りヘッド移動による原稿固定読み取り方式であること。

3.3.8.2. センサはカラーCCDラインセンサ(R/G/B<4ライン>)を搭載のこと。

3.3.8.3. 光学解像度は6,400dpi以上であること。

3.3.8.4. モノクロの場合、1.8msec/line(600dpi)相当以上の処理速度を有すること。

3.3.8.5. カラーの場合、1.8msec/line(600dpi)相当以上の処理速度を有すること。

3.3.8.6. 読取階調は各色16bit入出力のこと。

3.3.8.7. 最大読取範囲はA4、USレターサイズであること。

3.3.8.8. Hi-Speed USBを有すること。

3.3.9. バーコードスキャナ ― ―3.3.9.1. 読み取り部光源は650nm 可視光レーザーダイオード相当であること。

3.3.9.2. スキャン回数は100スキャン/秒以上であること。

3.3.9.3. 読み取りバーコード種は以下に対応すること。 JAN/EAN-13, JAN/EAN-8, UPC-A, UPC-E, CODE-39, CODE-93, CODE-128, CODABAR(NW-7),GS1-128(EAN-128), Interleaved 2of5, Industrial 2of5, GS1 DataBar(RSS-14Omnidirectional / Stacked Omnidirectional / Stacked / Truncated ), GS1 DataBarLimited(RSS Limited), GS1 DataBar Expanded(RSS Expanded / Stacked Expanded),IATA Code, MSI, Code 32, JAP, Code 11

3.3.9.4. USBを装備していること。

3.3.10. IDカードリーダ ― ―3.3.10.1. 読み取り対象磁気カード種はJISⅡ型であること。

3.3.10.2. 読み取りカード厚は0.68~0.80mmであること。

3.3.10.3. 手動スロット方式であること。

3.3.10.4. USBを装備していること。

3.3.11. ペンタブレット ― ―3.3.11.1. 液晶パネル 表示サイズは23.8型であること。

3.3.11.2. 液晶パネル 最大表示解像度は1920 x 1080(フルHD)であること。

3.3.11.3. タブレット 読取方式は電磁誘導方式であること。

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3.   ハードウェア要件 実現性 備考(具体的な実現方法、代替案等)

3.3.11.4. タブレット 読取可能範囲は527 x 296 mm以上であること。

3.3.11.5. USBを装備していること。

3.3.12. 55型ディスプレイ ― ―3.3.12.1. 表示サイズは55型であること。

3.3.12.2. 液晶パネルはIPS方式液晶であること。

3.3.12.3. 表示画素数は1,920×1,080であること。

3.3.12.4. 視野角は左右178°、上下178°相当以上であること。

3.3.13. POSレジ ― ―3.3.13.1. CPUは64bit CPU 2.2GHz相当以上であること。

3.3.13.2. メインメモリはDDR3×2スロット、2GB/4GB相当以上であること。

3.3.13.3. 高輝度TFT液晶カラーディスプレイであること。

3.3.13.4. POSレジ台数分準備すること。

3.3.14. 自動再来受付機 ― ―3.3.14.1. 医事会計システムもしくは電子カルテシステムとのTCP/IP接続ができること。

3.3.14.2. 患者操作面は、17インチ以上のカラーLCDアナログ投影型静電容量式(マルチタッチ対応)のタッチパネル方式とし、操作日時、病院や患者に応じた内容表示ができること。

3.3.14.3. 保険証確認有無、予約有無、受診歴有無や診療内容(薬のみ等)等、患者の受付条件の制御は、病院に応じた対応できること。

3.3.14.4. 保険証確認等の各種メッセージ表示機能を有すること。

3.3.14.5. 受診案内票(A4サイズ)の出力ができること。

3.3.14.6. A4プリンタ一体型であること。

3.3.14.7. ピーク時を考慮した、十分な処理性能を有すること。

3.3.14.8. 卓上型、自立型のどちらの形式でも設置できること。

3.3.14.9. 自動起動、自動シャットダウン機能を有すること。

3.3.15. 診察券発行機 ― ―3.3.15.1. 医事会計システムもしくは電子カルテシステムとの接続ができていること。

3.3.15.2. 印字方法は熱転写式であること。

3.3.15.3. 数字・英文字・記号・バーコード・漢字を印字できること。

3.3.15.4. バーコードはNW7、ITF、JAN8、JAN13、CODE39、CODE128に対応できること。

3.3.15.5. 漢字コードはJIS2004 第1、2水準準拠、JIS1990 第1、2水準準拠、Windows 第3水準IBM拡張388文字とすること。ただし、JIS規格はいずれか一方を選択すること。

3.3.15.6. 書体・文字サイズについては明朝体・ゴシック・太ゴシック体を搭載していること。1倍角:2.7mm×2.7mm 1.5倍角:4.1mm×4.1mm 2倍角:5.4mm×5.4mm

3.3.15.7. 印字範囲について、54mm×86mm(カード寸法の各辺3mmでレイアウト固定)相当であること。

3.3.15.8. 処理速度は、約9秒/枚以上であること。

3.3.15.9. インタフェースはRS-232C(9ピン)/USB/LANであること。

3.3.16. 会計順、診察順表示システム用モニタ制御装置 ― ―3.3.16.1. モニタ制御用のセットトップボックスを準備し、モニタ背面に設置することで、モニタ制

御用PCを用いない設置環境を実現すること。3.3.16.2. モニタ制御装置は、ファンレス及びハードディスクレスであること。

3.3.16.3. OSは、WindowsOSであること。

3.3.16.4. LAN経由でモニタ制御装置の電源投入/遮断ができること。

3.3.16.5. モニタに映像・音声を出力できるインタフェースを有すること。

3.3.16.6. モニタ背面に取り付けが可能なこと。

3.4. ハードウェア全般に関わる付帯条件 ― ―3.4.1. ハードウェア全般に関わる付帯条件 ― ―3.4.1.1. サーバ等設置に伴い電源工事が必要な場合、2次配線(配電盤からサーバまで)は、ベン

ダ側で負担すること。配電盤からサーバまでの電源だけでなく配電盤工事が必要な場合もありうるが、一次電源の工事については病院側にて対応とする。提案時及び手配構成確定時において、納入機器の諸元情報を提供すること。

3.4.1.2. 現在のサーバ室内の配置サーバ等を整理した上で、新サーバを設置すること。

3.4.1.3. 各システムサーバは可能な限り仮想化するなどサーバ室内の省スペース化を図ること。

3.4.1.4. 新システムの更新までの間は新旧のサーバの並列稼働を想定すること。

3.4.1.5. 新サーバへのデータ完全移行後、旧サーバ、関連機器は解体し、当院指定場所に移設すること。ただし、移行後もシステムの利用が想定されるサーバは残すこと。

3.4.1.6. 新サーバの設置において必要なネットワーク機器(サーバスイッチ)の準備、サーバ室内の配線については導入ベンダ側で準備すること。

3.4.1.7. 新サーバ設置に伴う空調設備、消火設備については既存の設備を継続利用すること。提案時及び手配構成確定時において、納入機器の熱量情報等提供に応じること。

3.4.1.8. 現在利用している端末、モニター、周辺機器について、院内での再利用もしくは他施設での転用を図る可能性がある。提案時はすべて更新対象とした費用を提示することを前提とするが、ベンダ決定後に当院と協議の上、こうした変更等の調整に柔軟に応じること。

3.4.1.9. 提案する機器は初期費用だけでなく消耗品やメンテナンス費用等も考慮し提案すること。

3.4.1.10. 撤去機器の廃棄及びデータ消去については本調達の範囲外とする。但し、当院より依頼があった場合は当該作業の見積、提案に応じること。

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4.   ネットワーク要件 実現性 備考(具体的な実現方法、代替案等)

4.1. 基本仕様 ― ―4.1.1. ネットワーク構築要件 ― ―4.1.1.1. 安定的な稼動が保証できるネットワークシステム、機器であること。

また、入札時点で提供可能かつ販売終了予定のないハードウェア、ソフトウェアを選択すること

4.1.1.2. 納入するハードウェア類はスペックを明らかにし、事前に当院の承諾を得ること

4.1.1.3. 納入するハードウェア及びソフトウェアの不具合の対応について、初期の不具合が発生した場合(当院の責めに帰す場合を除く)、不具合の特定を行い、当院にその詳細な報告及び了解を得た上で、納入検査確認後、無償で必要な措置を行うものとする

4.1.1.4. ネットワーク移行を実施するに当たり、当院の作業が通常業務を行いながらの作業となるため、負担の軽減及び効率的な方法を提案し実施すること

4.1.1.5. 受注者は当院が24時間運用の病院であることを考慮し、業務遂行にあたり稼動システムに影響をあたえない事。影響が予想される場合には当院と協議の上、進めること。

4.1.1.6. ネットワークの停止については最小限の時間となるように計画すること。また停止時間帯については当院の指示に従うこと。

4.1.1.7. システムの運用管理及び各種機器の操作方法等について、当院に説明すること。また、電子カルテシステム、各部門システム等がネットワークを利用する際には十分に調整を行い、齟齬のないように対応すること。

4.1.1.8. 期限内に完了させるために必要な人員(技能、人数、他)を考慮した体制を維持すること

4.1.1.9. 業務管理体制を着手前に事前に報告すること。また、作業にあたって事故が発生した場合、速やかに報告し対応に努めること。また、当院の調査に協力すること。

4.1.1.10. ラック搭載、メモリ増設等内蔵及び外部接続品との接続、ソフトウェアのインストール、現地調整作業等のネットワークシステムを構築するために必要な工事等は全て含むものとする

4.1.1.11. 設置及び設定、各種工事、ネットワーク接続及びソフトウェアのインストール作業を行うこと。作業を実施するに当たっては、当院と事前に調整すること。

4.1.1.12. 現システムで管理している設定情報等が必要となる場合は、現内容を見直した上で必要な情報のみを移行することを原則とし、不明な設定情報等がない状態に整理することで、新システム稼働後の円滑な運用を実現すること。

4.1.1.13. ネットワーク機器を接続するためのケーブル・ケーブルラック・パッチパネルについては本仕様書への記載の有無に関わらず提供すること。ただし、仕様の範囲内で既存の設備の流用が可能と受託者で判断できる場合、当院と協議の上、流用を可とする

4.1.1.14. 無線LANアクセスポイントは、現地調査の上、現在の設置場所を元に設置場所を検討すること。また、設置にあたり当院の承諾を得ること

4.1.1.15. 無線LANアクセスポイント設置後は専用のツールを用い電波状況をサーベイし、書面にてサーベイ状況を報告し当院の承諾を得ること。

4.1.1.16. 更新対象はHIS系ネットワークとInternet系ネットワークの2つのネットワークとする。現在、2つのネットワークは、別々ネットワークであるが、物理的に統合し、論理的に2つのネットワークを分離する構成とする。

4.1.1.17. 本システム移行時に既存ネットワークシステムの設定変更の必要が生じた場合、受注者側の責任において対処すること

4.1.1.18. システムの移行のために追加した設定等で移行完了後に不要となるものは完了後に削除すること

4.2. コアスイッチ ― ―4.2.1.1. コアスイッチとして以下仕様を満たす機器を2式準備すること

4.2.1.2. コアスイッチとサーバスイッチ間は、1Gサーバスイッチ向けには1Gの冗長配線、10Gサーバスイッチ向けには10Gの冗長配線で接続すること

4.2.1.3. コアスイッチとフロアスイッチ間は、フロアスイッチが冗長構成の場合1Gの冗長配線、フロアスイッチが単体構成の場合1Gの単体配線で接続すること

4.2.1.4. 288Gbps以上のスイッチング容量を持つこと

4.2.1.5. 180.0Mpps以上の転送レートを持つこと

4.2.1.6. 48,000以上のMACアドレスを保持できること

4.2.1.7. 32,000以上のIPルート情報を保持できること

4.2.1.8. 7,500以上のARP情報を保持できること

4.2.1.9. 10/100/1000BASE-Tポートを8ポート標準搭載すること

4.2.1.10. SFPスロットを24スロット標準搭載すること

4.2.1.11. SFPスロットは、100BASE-FX、1000BASE-T/SX/LX/ZX/BX SFPトランシーバをサポートすること

4.2.1.12. SFP+スロットを4スロット標準搭載すること

4.2.1.13. SFP+スロットは、1000BASE-T/SX/LX/ZX/BX SFPトランシーバ、10GBASE-SR/LR SFP+トランシーバをサポートすること

4.2.1.14. オプションインタフェースカードの搭載により、10GBase-T 2ポート、もしくはSFP+ 8スロット、もしくはQSFP+ 2スロットを搭載可能であること

4.2.1.15. オプションインタフェースカードのSFP+スロットは、1000BASE-T/SX/LX/ZX/BX SFPトランシーバ、10GBASE-SR/LR/ER/ZR SFP+トランシーバをサポートすること

4.2.1.16. オプションインタフェースカードのQSFP+スロットは、40GBASE-SR4/LR4 QSFP+トランシーバをサポートすること

4.2.1.17. マネージメントポート(運用ネットワークに影響を与えることなく、ファームウェアや設定ファイルを転送したり、SNMPで情報を取得する目的で使用する管理用Ethernetポート)を標準搭載すること

4.2.1.18. 9台までのスタック接続に対応可能であること

4.2.1.19. 10GbE/40GbEの標準規格インタフェース(例えば10GBASE-SRや40GBASE-LR4)にてスタック接続可能であること

4.2.1.20. スタック接続ケーブルに関して近距離はメタルケーブル、長距離は光ケーブルのどちらでも接続可能であること

4.2.1.21. スタック接続ケーブルが完全に切断されてしまう障害が発生した場合に、複数の同一設定装置がネットワーク上に出現することになり、アドレス重複障害や通信障害が発生する。これを防ぐ機能を有すること。

4.2.1.22. スタック接続時にスタックメンバー各装置のソフトウェアバージョンアップを行う際、通信停止時間を最小限に抑えつつ、スタック構成を組んだままバージョンアップできる機能を有すること

4.2.1.23. タグVLAN(IEEE802.1Q)に対応していること

4.2.1.24. プロトコルVLAN、IPサブネットVLANに対応していること

4.2.1.25. 同一VLANであっても特定ポート以外とは通信をさせない機能を持つこと

4.2.1.26. Voice VLANに対応していること

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兵庫県立淡路医療センター 電子カルテシステム更新および影響部門システム更新要件定義書

4.   ネットワーク要件 実現性 備考(具体的な実現方法、代替案等)

4.2.1.27. VLANマッピング、QinQ(802.1Q-in-802.1Q)に対応していること

4.2.1.28. 最大4094のVLANを同時にタグVLANで通信可能なこと

4.2.1.29. 1024VLANインタフェースを設定可能で、それぞれにIPアドレスを1つ付与できること

4.2.1.30. 標準搭載ポートは、Auto Negotiationに対応し、速度、全半二重の固定設定が可能なこと

4.2.1.31. 標準搭載ポートは、Auto MDI・MDIXに対応し、MDIX固定設定が可能なこと

4.2.1.32. フローコントロール(IEEE802.3X)を有すること

4.2.1.33. EAP透過、BPDU透過が可能なこと

4.2.1.34. 同一VLANであっても特定ポート以外とは通信をさせない機能を持つこと

4.2.1.35. 各ポートから流入するBroadcast、Multicast、Unknown Unicastの通信量に一定の閾値を設け、閾値を超過したパケットを破棄する機能を有すること

4.2.1.36. 各ポートから流入するBroadcast、Multicast、Unknown Unicastの通信量が一定の閾値を超えた場合にポートをブロック/シャットダウンしたり、SNMP trapを送信する機能を有すること

4.2.1.37. 最大10000byteのジャンボフレームに対応可能であること

4.2.1.38. ケーブル誤接続等により、誤ってループ状態が構成された場合に自動的にポートをブロックしブロードキャストストームを防止する機能(ループ検出機能)を有すること

4.2.1.39. 片方向リンクの発生(例えば光ファイバペアケーブルの一本が断線等)を検出し、検出ポートを自動的にシャットダウンする機能を有すること

4.2.1.40. Ethernet OAMのリンクOAM(IEEE802.3ah)に対応していること

4.2.1.41. Ethernet OAMのコネクティビティOAM、サービスOAM(IEEE802.1ag)に対応していること

4.2.1.42. 複数の物理リンクを束ねて1つの論理リンクとして扱う技術(リンクアグリゲーション)を有すること。Link Aggregation Control Protocol(IEEE802.3ad)に対応していること

4.2.1.43. スパニングツリー(IEEE802.1d)、ラピッドスパニングツリー(IEEE802.1w)、MSTP(IEEE802.1s)、VLAN毎に動作するスパニングツリー(Per VLAN スパニングツリー)に対応していること

4.2.1.44. リング状にスイッチングハブを接続し、広帯域な冗長化ネットワークを実現するリングプロトコル機能を有すること。 リング接続ケーブル、接続ノード障害時には、数秒で経路切替を行いネットワークの信頼性を確保できること

4.2.1.45. 通信パケットのパケットフィルタ機能を有すること。入出力ポートでのフィルタリングが可能なこと。送信元/宛先MACアドレス、送信元/宛先IPアドレス、プロトコル番号、TCP/UDPの送信元/宛先ポート番号でのフィルタが可能なこと

4.2.1.46. IPv6アドレス付与、IPv6ルーティング機能を有すること

4.2.1.47. 入出力トラフィックの帯域制限が可能なこと

4.2.1.48. 入力トラフィックの分類として、ポートプライオリティの利用、入力パケットのCOS値/DSCP値のtrust/remarkが可能なこと

4.2.1.49. 輻輳制御として、Strict Priority(SP)、Waited Round Robin(WRR)を利用可能なこと。各ポートで8つの出力キューを利用可能であること

4.2.1.50. IEEE802.1X認証/MAC認証/Web認証に対応のこと

4.2.1.51. トリプル認証に対応のこと

4.2.1.52. ダイナミックVLANによるVLAN付与(Port based/MAC based)に対応できること

4.2.1.53. ポートセキュリティ機能に対応のこと

4.2.1.54. ローカルデータベース、外部RADIUSサーバによる認証が可能なこと

4.2.1.55. 最大2,000ユーザの認証セッションを保持できること

4.2.1.56. STATIC/RIP(RIP v1/v2/ng)/OSPF(OSPF v2/v3)/BGP(BGP4/4+)ルーティング機能を有すること

4.2.1.57. ポリシーベースルーティング機能を有すること

4.2.1.58. VRRP機能を有すること

4.2.1.59. BFD機能を有すること

4.2.1.60. VRF-Lite(Virtual Routing and Forwarding)機能を有すること

4.2.1.61. マルチキャストVLAN機能を有すること

4.2.1.62. IGMP v1/v2/v3機能、IGMP v1/v2/v3スヌーピング機能を有すること

4.2.1.63. MLD v1/v2機能、MLD v1/v2スヌーピング機能を有すること

4.2.1.64. マルチキャストルーティングプロトコルPIM-SM、PIM-SSMをサポートすること

4.2.1.65. GREトンネリング、IPv4 over IPv4トンネリング、IPv4 over IPv6トンネリング、IPv6over IPv4トンネリング、IPv6 over IPv6トンネリングをサポートすること

4.2.1.66. EVPN機能を有すること

4.2.1.67. VXLAN機能を有すること

4.2.1.68. コンソールポート(CLI)による設定、状態確認が可能であること

4.2.1.69. Telnet、SSHにより装置へのリモートログインが可能であること

4.2.1.70. FTP/TFTPクライアント、FTPサーバ機能を有すること

4.2.1.71. LLDP機能を有し、隣接するマルチベンダー機器に対して自装置の機器情報をアドバタイズできること

4.2.1.72. DHCPクライアント、DHCPリレー、DHCPサーバ、DHCPスヌーピング機能を有すること

4.2.1.73. NTPクライアント、NTPサーバ機能を有すること

4.2.1.74. Syslogプロトコルにより、Syslogサーバに動作状況のテキストを送付可能であること

4.2.1.75. アクセスログ、システムログ、エラーログ等を定期的に自装置Flashメモリに保存し、装置再起動時にも、そのログを確認できる機能を有すること

4.2.1.76. SNMPエージェント機能を有し、SNMPv1/v2c/v3に対応可能であること

4.2.1.77. RMONv1エージェント機能を有すること

4.2.1.78. sFlowエージェント機能を有すること

4.2.1.79. ポートミラーリング機能(モニタリングデバイスにてパケット解析等を行うために、特定のポートを通過するトラフィックを指定したポートにコピーする機能)を有すること

4.2.1.80. Energy Efficient Ethernet(IEEE802.3az)機能を有すること

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4.   ネットワーク要件 実現性 備考(具体的な実現方法、代替案等)

4.2.1.81. 設定時刻に応じて装置のインタフェースをshutdownさせたり、upさせる機能を有すること(例えば省エネのため、勤務時間である月曜日のAM6:00~金のPM11:00はインタフェースをupし、それ以外の時間はインタフェースをshutdownする)

4.2.1.82. 外形寸法(Width x Depth x Height)が、440 x 361 x 43.6mm以下であること

4.2.1.83. 質量が4.4kg以下であること

4.2.1.84. AC電源搭載時、90~264Vでの動作が可能であること

4.2.1.85. DC電源搭載時、-72~-36Vでの動作が可能であること

4.2.1.86. AC電源、およびDC電源の2重化が可能であること。電源を2重化しても装置が19インチラック1Uに収まること

4.2.1.87. 最大消費電力が、92W以下であること

4.2.1.88. 前面吸気/背面排気のファン、背面吸気/前面排気のファンを選択して搭載できること

4.2.1.89. 温度 0~45℃で動作すること

4.2.1.90. 19インチラック搭載金具が標準添付であること

4.2.1.91. USBメモリにコンフィグやソフトウェアを保存できること

4.2.1.92. VCCIクラスA、RoHS指令に対応していること

4.3. サーバスイッチ ― ―4.3.1. サーバスイッチA(1Gサーバスイッチ) ― ―4.3.1.1. サーバスイッチAとして以下の仕様を満たす機器を2式準備すること

4.3.1.2. サーバスイッチAはスタック接続し論理的に1台として取り扱う

4.3.1.3. 104.0Gbps以上のスイッチング容量を持つこと

4.3.1.4. 77.3Mpps以上の転送レートを持つこと

4.3.1.5. 16,000以上のMACアドレスを保持できること

4.3.1.6. 64以上のIPルート情報を保持できること

4.3.1.7. 256以上のARP情報を保持できること

4.3.1.8. 10/100/1000BASE-Tポートを48ポート標準搭載すること

4.3.1.9. SFPスロットを4スロット標準搭載すること

4.3.1.10. SFPスロットは、1000BASE-T/SX/LX/ZX/BX SFPトランシーバをサポートすること

4.3.1.11. 4台までのスタック接続に対応可能であること

4.3.1.12. スタック接続ケーブルに関してメタルケーブル、光ケーブルのどちらでも接続可能であること

4.3.1.13. スタック接続ケーブルが完全に切断されてしまう障害が発生した場合に、複数の同一設定装置がネットワーク上に出現することになり、アドレス重複障害や通信障害が発生する。これを防ぐ機能を有すること。

4.3.1.14. タグVLAN(IEEE802.1Q)に対応していること

4.3.1.15. プロトコルVLANに対応していること

4.3.1.16. 同一VLANであっても特定ポート以外とは通信をさせない機能を持つこと

4.3.1.17. Voice VLANに対応していること

4.3.1.18. VLANマッピング、QinQ(802.1Q-in-802.1Q)に対応していること

4.3.1.19. 最大4094のVLANを同時にタグVLANで通信可能なこと

4.3.1.20. 8VLANインタフェースを設定可能で、それぞれにIPアドレスを1つ付与できること

4.3.1.21. 標準搭載ポートは、Auto Negotiationに対応し、速度、全半二重の固定設定が可能なこと

4.3.1.22. 標準搭載ポートは、Auto MDI・MDIXに対応し、MDIX固定設定が可能なこと

4.3.1.23. フローコントロール(IEEE802.3X)を有すること

4.3.1.24. EAP透過、BPDU透過が可能なこと

4.3.1.25. 同一VLANであっても特定ポート以外とは通信をさせない機能を持つこと

4.3.1.26. 各ポートから流入するBroadcast、Multicast、Unknown Unicastの通信量に一定の閾値を設け、閾値を超過したパケットを破棄する機能を有すること

4.3.1.27. 各ポートから流入するBroadcast、Multicast、Unicast(Known/Unknown)の通信量が一定の閾値を超えた場合にポートをブロック/シャットダウンしたり、SNMP trapを送信する機能を有すること

4.3.1.28. 最大10,000byteのジャンボフレームに対応可能であること

4.3.1.29. ケーブル誤接続等により、誤ってループ状態が構成された場合に自動的にポートをブロックしブロードキャストストームを防止する機能(ループ検出機能)を有すること

4.3.1.30. 片方向リンクの発生(例えば光ファイバペアケーブルの一本が断線等)を検出し、検出ポートを自動的にシャットダウンする機能を有すること

4.3.1.31. Ethernet OAMのリンクOAM(IEEE802.3ah)に対応していること

4.3.1.32. 複数の物理リンクを束ねて1つの論理リンクとして扱う技術(リンクアグリゲーション)を有すること。Link Aggregation Control Protocol(IEEE802.3ad)に対応していること

4.3.1.33. スパニングツリー(IEEE802.1d)、ラピッドスパニングツリー(IEEE802.1w)、MSTP(IEEE802.1s)、VLAN毎に動作するスパニングツリー(Per VLAN スパニングツリー)に対応していること

4.3.1.34. リング状にスイッチングハブを接続し、広帯域な冗長化ネットワークを実現するリングプロトコル機能を有すること。 リング接続ケーブル、接続ノード障害時には、数秒で経路切替を行いネットワークの信頼性を確保できること

4.3.1.35. 通信パケットのパケットフィルタ機能を有すること。入出力ポートでのフィルタリングが可能なこと。送信元/宛先MACアドレス、送信元/宛先IPアドレス、プロトコル番号、TCP/UDPの送信元/宛先ポート番号でのフィルタが可能なこと

4.3.1.36. IPv6アドレス付与、IPv6ルーティング機能を有すること

4.3.1.37. 入出力トラフィックの帯域制限が可能なこと

4.3.1.38. 入力トラフィックの分類として、ポートプライオリティの利用、入力パケットのCOS値/DSCP値のtrust/remarkが可能なこと

4.3.1.39. 輻輳制御として、Strict Priority Queueing(SP)、Waited Round Robin(WRR)を利用可能なこと。各ポートで8つの出力キューを利用可能であること

4.3.1.40. IEEE802.1X認証/MAC認証/Web認証に対応のこと

4.3.1.41. トリプル認証に対応のこと

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兵庫県立淡路医療センター 電子カルテシステム更新および影響部門システム更新要件定義書

4.   ネットワーク要件 実現性 備考(具体的な実現方法、代替案等)

4.3.1.42. ダイナミックVLANによるVLAN付与(Port based/MAC based)に対応できること

4.3.1.43. ポートセキュリティ機能に対応のこと

4.3.1.44. ローカルデータベース、外部RADIUSサーバによる認証が可能なこと

4.3.1.45. 最大2,000ユーザの認証セッションを保持できること

4.3.1.46. STATICルーティング機能を有すること

4.3.1.47. BFD機能を有すること

4.3.1.48. マルチキャストVLAN機能を有すること

4.3.1.49. IGMP v1/v2/v3スヌーピング機能を有すること

4.3.1.50. MLD v1/v2スヌーピング機能を有すること

4.3.1.51. コンソールポート(CLI)による設定、状態確認が可能であること

4.3.1.52. Telnet、SSHにより装置へのリモートログインが可能であること

4.3.1.53. GUI(Web Console)による設定が可能であること

4.3.1.54. FTP/TFTPクライアント、FTPサーバ機能を有すること

4.3.1.55. LLDP機能を有し、隣接するマルチベンダー機器に対して自装置の機器情報をアドバタイズできること

4.3.1.56. DHCPクライアント、DHCPリレー、DHCPサーバ、DHCPスヌーピング機能を有すること

4.3.1.57. NTPクライアント機能を有すること

4.3.1.58. Syslogプロトコルにより、Syslogサーバに動作状況のテキストを送付可能であること

4.3.1.59. アクセスログ、システムログ、エラーログ等を定期的に自装置Flashメモリに保存し、装置再起動時にも、そのログを確認できる機能を有すること

4.3.1.60. SNMPエージェント機能を有し、SNMPv1/v2c/v3に対応可能であること

4.3.1.61. RMONエージェント機能を有すること

4.3.1.62. sFlowエージェント機能を有すること

4.3.1.63. ポートミラーリング機能(モニタリングデバイスにてパケット解析等を行うために、特定のポートを通過するトラフィックを指定したポートにコピーする機能)を有すること

4.3.1.64. Energy Efficient Ethernet(IEEE802.3az)機能を有すること

4.3.1.65. 設定時刻に応じて装置のインタフェースをshutdownさせたり、upさせる機能を有すること(例えば省エネのため、勤務時間である月曜日のAM6:00~金のPM11:00はインタフェースをupし、それ以外の時間はインタフェースをshutdownする)

4.3.1.66. 外形寸法(Width x Depth x Height)が、440 x 238 x 43.6mm以下であること

4.3.1.67. 質量が3.5kg以下であること

4.3.1.68. AC電源を内蔵し、90~264Vでの動作が可能であること

4.3.1.69. 最大消費電力が、47W以下であること

4.3.1.70. 温度 0~50℃で動作すること

4.3.1.71. 19インチラック搭載金具を標準添付すること

4.3.1.72. VCCIクラスA、RoHS指令に対応していること

4.3.2. サーバスイッチB(10Gサーバスイッチ) ― ―4.3.2.1. サーバスイッチBとして以下の仕様を満たす機器を4式準備すること

4.3.2.2. サーバスイッチBはスタック接続し論理的に1台として取り扱う

4.3.2.3. 320.0Gbps以上のスイッチング容量を持つこと

4.3.2.4. 238.0Mpps以上の転送レートを持つこと

4.3.2.5. 32,000以上のMACアドレスを保持できること

4.3.2.6. 16,000以上のIPルート情報を保持できること

4.3.2.7. 7,500以上のARP情報を保持できること

4.3.2.8. 1/10G BASE-Tポートを14ポート以上標準搭載すること

4.3.2.9. SFP+スロットを2スロット標準搭載すること

4.3.2.10. 9台までのスタック接続に対応可能であること

4.3.2.11. スタック接続ケーブルに関してメタルケーブル、光ケーブルのどちらでも接続可能であること

4.3.2.12. スタック接続ケーブルが完全に切断されてしまう障害が発生した場合に、複数の同一設定装置がネットワーク上に出現することになり、アドレス重複障害や通信障害が発生する。これを防ぐ機能を有すること。

4.3.2.13. タグVLAN(IEEE802.1Q)に対応していること

4.3.2.14. プロトコルVLANに対応していること

4.3.2.15. 同一VLANであっても特定ポート以外とは通信をさせない機能を持つこと

4.3.2.16. Voice VLANに対応していること

4.3.2.17. VLANマッピング、QinQ(802.1Q-in-802.1Q)に対応していること

4.3.2.18. 最大4094のVLANを同時にタグVLANで通信可能なこと

4.3.2.19. 8VLANインタフェースを設定可能で、それぞれにIPアドレスを1つ付与できること

4.3.2.20. 標準搭載ポートは、Auto Negotiationに対応し、速度、全半二重の固定設定が可能なこと

4.3.2.21. 標準搭載ポートは、Auto MDI・MDIXに対応し、MDIX固定設定が可能なこと

4.3.2.22. フローコントロール(IEEE802.3X)を有すること

4.3.2.23. EAP透過、BPDU透過が可能なこと

4.3.2.24. 同一VLANであっても特定ポート以外とは通信をさせない機能を持つこと

4.3.2.25. 各ポートから流入するBroadcast、Multicast、Unknown Unicastの通信量に一定の閾値を設け、閾値を超過したパケットを破棄する機能を有すること

4.3.2.26. 各ポートから流入するBroadcast、Multicast、Unicast(Known/Unknown)の通信量が一定の閾値を超えた場合にポートをブロック/シャットダウンしたり、SNMP trapを送信する機能を有すること

4.3.2.27. 最大10,000byteのジャンボフレームに対応可能であること

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兵庫県立淡路医療センター 電子カルテシステム更新および影響部門システム更新要件定義書

4.   ネットワーク要件 実現性 備考(具体的な実現方法、代替案等)

4.3.2.28. ケーブル誤接続等により、誤ってループ状態が構成された場合に自動的にポートをブロックしブロードキャストストームを防止する機能(ループ検出機能)を有すること

4.3.2.29. 片方向リンクの発生(例えば光ファイバペアケーブルの一本が断線等)を検出し、検出ポートを自動的にシャットダウンする機能を有すること

4.3.2.30. Ethernet OAMのリンクOAM(IEEE802.3ah)に対応していること

4.3.2.31. 複数の物理リンクを束ねて1つの論理リンクとして扱う技術(リンクアグリゲーション)を有すること。Link Aggregation Control Protocol(IEEE802.3ad)に対応していること

4.3.2.32. スパニングツリー(IEEE802.1d)、ラピッドスパニングツリー(IEEE802.1w)、MSTP(IEEE802.1s)、VLAN毎に動作するスパニングツリー(Per VLAN スパニングツリー)に対応していること

4.3.2.33. リング状にスイッチングハブを接続し、広帯域な冗長化ネットワークを実現するリングプロトコル機能を有すること。 リング接続ケーブル、接続ノード障害時には、数秒で経路切替を行いネットワークの信頼性を確保できること

4.3.2.34. 通信パケットのパケットフィルタ機能を有すること。入出力ポートでのフィルタリングが可能なこと。送信元/宛先MACアドレス、送信元/宛先IPアドレス、プロトコル番号、TCP/UDPの送信元/宛先ポート番号でのフィルタが可能なこと

4.3.2.35. IPv6アドレス付与、IPv6ルーティング機能を有すること

4.3.2.36. 入出力トラフィックの帯域制限が可能なこと

4.3.2.37. 入力トラフィックの分類として、ポートプライオリティの利用、入力パケットのCOS値/DSCP値のtrust/remarkが可能なこと

4.3.2.38. 輻輳制御として、Strict Priority Queueing(SP)、Waited Round Robin(WRR)を利用可能なこと。各ポートで8つの出力キューを利用可能であること

4.3.2.39. IEEE802.1X認証/MAC認証/Web認証に対応のこと

4.3.2.40. トリプル認証に対応のこと

4.3.2.41. ダイナミックVLANによるVLAN付与(Port based/MAC based)に対応できること

4.3.2.42. ポートセキュリティ機能に対応のこと

4.3.2.43. ローカルデータベース、外部RADIUSサーバによる認証が可能なこと

4.3.2.44. 最大2,000ユーザの認証セッションを保持できること

4.3.2.45. STATICルーティング機能を有すること

4.3.2.46. BFD機能を有すること

4.3.2.47. マルチキャストVLAN機能を有すること

4.3.2.48. IGMP v1/v2/v3スヌーピング機能を有すること

4.3.2.49. MLD v1/v2スヌーピング機能を有すること

4.3.2.50. コンソールポート(CLI)による設定、状態確認が可能であること

4.3.2.51. Telnet、SSHにより装置へのリモートログインが可能であること

4.3.2.52. GUI(Web Console)による設定が可能であること

4.3.2.53. FTP/TFTPクライアント、FTPサーバ機能を有すること

4.3.2.54. LLDP機能を有し、隣接するマルチベンダー機器に対して自装置の機器情報をアドバタイズできること

4.3.2.55. DHCPクライアント、DHCPリレー、DHCPサーバ、DHCPスヌーピング機能を有すること

4.3.2.56. NTPクライアント機能を有すること

4.3.2.57. Syslogプロトコルにより、Syslogサーバに動作状況のテキストを送付可能であること

4.3.2.58. アクセスログ、システムログ、エラーログ等を定期的に自装置Flashメモリに保存し、装置再起動時にも、そのログを確認できる機能を有すること

4.3.2.59. SNMPエージェント機能を有し、SNMPv1/v2c/v3に対応可能であること

4.3.2.60. RMONエージェント機能を有すること

4.3.2.61. sFlowエージェント機能を有すること

4.3.2.62. ポートミラーリング機能(モニタリングデバイスにてパケット解析等を行うために、特定のポートを通過するトラフィックを指定したポートにコピーする機能)を有すること

4.3.2.63. Energy Efficient Ethernet(IEEE802.3az)機能を有すること

4.3.2.64. 外形寸法(Width x Depth x Height)が、440 x 260 x 43.6mm以下であること

4.3.2.65. 質量が3.7kg以下であること

4.3.2.66. AC電源を内蔵し、90~290Vでの動作が可能であること

4.3.2.67. 最大消費電力が、60W以下であること

4.3.2.68. 温度 0~45℃で動作すること

4.3.2.69. 19インチラック搭載金具により、19インチラックに搭載可能であること

4.3.2.70. VCCIクラスA、RoHS指令に対応していること

4.4. フロアスイッチ ― ―4.4.1. フロアスイッチA(冗長構成) ― ―4.4.1.1. フロアスイッチAとして以下仕様を満たす機器を16式準備すること

4.4.1.2. フロアスイッチAは2台ずつスタック接続し各フロアに1式ずつ設置する

4.4.1.3. 104.0Gbps以上のスイッチング容量を持つこと

4.4.1.4. 77.3Mpps以上の転送レートを持つこと

4.4.1.5. 16,000以上のMACアドレスを保持できること

4.4.1.6. 64以上のIPルート情報を保持できること

4.4.1.7. 256以上のARP情報を保持できること

4.4.1.8. 10/100/1000BASE-Tポートを48ポート標準搭載すること

4.4.1.9. SFPスロットを4スロット標準搭載すること

4.4.1.10. SFPスロットは、1000BASE-T/SX/LX/ZX/BX SFPトランシーバをサポートすること

4.4.1.11. 4台までのスタック接続に対応可能であること

4.4.1.12. スタック接続ケーブルに関してメタルケーブル、光ケーブルのどちらでも接続可能であること

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兵庫県立淡路医療センター 電子カルテシステム更新および影響部門システム更新要件定義書

4.   ネットワーク要件 実現性 備考(具体的な実現方法、代替案等)

4.4.1.13. スタック接続ケーブルが完全に切断されてしまう障害が発生した場合に、複数の同一設定装置がネットワーク上に出現することになり、アドレス重複障害や通信障害が発生する。これを防ぐ機能を有すること。

4.4.1.14. タグVLAN(IEEE802.1Q)に対応していること

4.4.1.15. プロトコルVLANに対応していること

4.4.1.16. 同一VLANであっても特定ポート以外とは通信をさせない機能を持つこと

4.4.1.17. Voice VLANに対応していること

4.4.1.18. VLANマッピング、QinQ(802.1Q-in-802.1Q)に対応していること

4.4.1.19. 最大4094のVLANを同時にタグVLANで通信可能なこと

4.4.1.20. 8VLANインタフェースを設定可能で、それぞれにIPアドレスを1つ付与できること

4.4.1.21. 標準搭載ポートは、Auto Negotiationに対応し、速度、全半二重の固定設定が可能なこと

4.4.1.22. 標準搭載ポートは、Auto MDI・MDIXに対応し、MDIX固定設定が可能なこと

4.4.1.23. フローコントロール(IEEE802.3X)を有すること

4.4.1.24. EAP透過、BPDU透過が可能なこと

4.4.1.25. 同一VLANであっても特定ポート以外とは通信をさせない機能を持つこと

4.4.1.26. 各ポートから流入するBroadcast、Multicast、Unknown Unicastの通信量に一定の閾値を設け、閾値を超過したパケットを破棄する機能を有すること

4.4.1.27. 各ポートから流入するBroadcast、Multicast、Unicast(Known/Unknown)の通信量が一定の閾値を超えた場合にポートをブロック/シャットダウンしたり、SNMP trapを送信する機能を有すること

4.4.1.28. 最大10,000byteのジャンボフレームに対応可能であること

4.4.1.29. ケーブル誤接続等により、誤ってループ状態が構成された場合に自動的にポートをブロックしブロードキャストストームを防止する機能(ループ検出機能)を有すること

4.4.1.30. 片方向リンクの発生(例えば光ファイバペアケーブルの一本が断線等)を検出し、検出ポートを自動的にシャットダウンする機能を有すること

4.4.1.31. Ethernet OAMのリンクOAM(IEEE802.3ah)に対応していること

4.4.1.32. 複数の物理リンクを束ねて1つの論理リンクとして扱う技術(リンクアグリゲーション)を有すること。Link Aggregation Control Protocol(IEEE802.3ad)に対応していること

4.4.1.33. スパニングツリー(IEEE802.1d)、ラピッドスパニングツリー(IEEE802.1w)、MSTP(IEEE802.1s)、VLAN毎に動作するスパニングツリー(Per VLAN スパニングツリー)に対応していること

4.4.1.34. リング状にスイッチングハブを接続し、広帯域な冗長化ネットワークを実現するリングプロトコル機能を有すること。 リング接続ケーブル、接続ノード障害時には、数秒で経路切替を行いネットワークの信頼性を確保できること

4.4.1.35. 通信パケットのパケットフィルタ機能を有すること。入出力ポートでのフィルタリングが可能なこと。送信元/宛先MACアドレス、送信元/宛先IPアドレス、プロトコル番号、TCP/UDPの送信元/宛先ポート番号でのフィルタが可能なこと

4.4.1.36. IPv6アドレス付与、IPv6ルーティング機能を有すること

4.4.1.37. 入出力トラフィックの帯域制限が可能なこと

4.4.1.38. 入力トラフィックの分類として、ポートプライオリティの利用、入力パケットのCOS値/DSCP値のtrust/remarkが可能なこと

4.4.1.39. 輻輳制御として、Strict Priority Queueing(SP)、Waited Round Robin(WRR)を利用可能なこと。各ポートで8つの出力キューを利用可能であること

4.4.1.40. IEEE802.1X認証/MAC認証/Web認証に対応のこと

4.4.1.41. ダイナミックVLANによるVLAN付与(Port based/MAC based)に対応できること

4.4.1.42. ポートセキュリティ機能に対応のこと

4.4.1.43. ローカルデータベース、外部RADIUSサーバによる認証が可能なこと

4.4.1.44. 最大2,000ユーザの認証セッションを保持できること

4.4.1.45. STATICルーティング機能を有すること

4.4.1.46. BFD機能を有すること

4.4.1.47. マルチキャストVLAN機能を有すること

4.4.1.48. IGMP v1/v2/v3スヌーピング機能を有すること

4.4.1.49. MLD v1/v2スヌーピング機能を有すること

4.4.1.50. コンソールポート(CLI)による設定、状態確認が可能であること

4.4.1.51. Telnet、SSHにより装置へのリモートログインが可能であること

4.4.1.52. GUI(Web Console)による設定が可能であること

4.4.1.53. FTP/TFTPクライアント、FTPサーバ機能を有すること

4.4.1.54. LLDP機能を有し、隣接するマルチベンダー機器に対して自装置の機器情報をアドバタイズできること

4.4.1.55. DHCPクライアント、DHCPリレー、DHCPサーバ、DHCPスヌーピング機能を有すること

4.4.1.56. NTPクライアント機能を有すること

4.4.1.57. Syslogプロトコルにより、Syslogサーバに動作状況のテキストを送付可能であること

4.4.1.58. アクセスログ、システムログ、エラーログ等を定期的に自装置Flashメモリに保存し、装置再起動時にも、そのログを確認できる機能を有すること

4.4.1.59. SNMPエージェント機能を有し、SNMPv1/v2c/v3に対応可能であること

4.4.1.60. RMONエージェント機能を有すること

4.4.1.61. sFlowエージェント機能を有すること

4.4.1.62. ポートミラーリング機能(モニタリングデバイスにてパケット解析等を行うために、特定のポートを通過するトラフィックを指定したポートにコピーする機能)を有すること

4.4.1.63. Energy Efficient Ethernet(IEEE802.3az)機能を有すること

4.4.1.64. 設定時刻に応じて装置のインタフェースをshutdownさせたり、upさせる機能を有すること(例えば省エネのため、勤務時間である月曜日のAM6:00~金のPM11:00はインタフェースをupし、それ以外の時間はインタフェースをshutdownする)

4.4.1.65. 外形寸法(Width x Depth x Height)が、440 x 238 x 43.6mm以下であること

4.4.1.66. 質量が3.5kg以下であること

4.4.1.67. AC電源を内蔵し、90~264Vでの動作が可能であること

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兵庫県立淡路医療センター 電子カルテシステム更新および影響部門システム更新要件定義書

4.   ネットワーク要件 実現性 備考(具体的な実現方法、代替案等)

4.4.1.68. 最大消費電力が、47W以下であること

4.4.1.69. 温度 0~50℃で動作すること

4.4.1.70. 19インチラック搭載金具を標準添付すること

4.4.1.71. VCCIクラスA、RoHS指令に対応していること

4.4.2. フロアスイッチB(単体構成) ― ―4.4.2.1. フロアスイッチBとして以下仕様を満たす機器を10式準備すること

4.4.2.2. 56.0Gbps以上のスイッチング容量を持つこと

4.4.2.3. 41.6Mpps以上の転送レートを持つこと

4.4.2.4. 8000以上のMACアドレスを保持できること

4.4.2.5. 10/100/1000BASE-Tポートを24ポート標準搭載すること

4.4.2.6. SFPスロットを4スロット標準搭載すること

4.4.2.7. SFPスロットは、100BASE-FX SFPトランシーバ、1000BASE-T/SX/LX/ZX/BX SFPトランシーバをサポートすること

4.4.2.8. タグVLAN(IEEE802.1Q)に対応していること

4.4.2.9. 最大4094のVLANを同時にタグVLANで通信可能なこと

4.4.2.10. 1VLANインタフェースを設定可能で、IPアドレスを1つ付与できること

4.4.2.11. 標準搭載ポートは、Auto Negotiationに対応し、速度、全半二重の固定設定が可能なこと

4.4.2.12. 標準搭載ポートは、Auto MDI・MDIXに対応し、MDIX固定設定が可能なこと

4.4.2.13. フローコントロール(IEEE802.3X)を有すること

4.4.2.14. EAP透過、BPDU透過が可能なこと

4.4.2.15. 同一VLANであっても特定ポート以外とは通信をさせない機能を持つこと

4.4.2.16. 各ポートから流入するBroadcast、Multicast、Unknown Unicastの通信量に一定の閾値を設け、閾値を超過したパケットを破棄する機能を有すること

4.4.2.17. 最大9,600byteのジャンボフレームに対応可能であること

4.4.2.18. ケーブル誤接続等により、誤ってループ状態が構成された場合に自動的にポートをブロックしブロードキャストストームを防止する機能(ループ検出機能)を有すること

4.4.2.19. 複数の物理リンクを束ねて1つの論理リンクとして扱う技術(リンクアグリゲーション)を有すること。Link Aggregation Control Protocol(IEEE802.3ad)に対応していること

4.4.2.20. 通信パケットのパケットフィルタ機能を有すること。入力ポートでのフィルタリングが可能なこと。送信元/宛先MACアドレス、送信元/宛先IPアドレス、プロトコル番号、TCP/UDPの送信元/宛先ポート番号でのフィルタが可能なこと

4.4.2.21. 入力トラフィックの帯域制限が可能なこと

4.4.2.22. 入力トラフィックの分類として、ポートプライオリティの利用、入力パケットのCOS値/DSCP値のtrust/remarkが可能なこと

4.4.2.23. 輻輳制御として、Strict Priority(SP)、Waited Round Robin(WRR)を利用可能なこと。各ポートで8つの出力キューを利用可能であること

4.4.2.24. IEEE802.1X認証に対応のこと

4.4.2.25. MACアドレス認証に対応のこと

4.4.2.26. ダイナミックVLANによるVLAN付与(Port based)に対応できること

4.4.2.27. ローカルデータベース、外部RADIUSサーバによる認証が可能なこと

4.4.2.28. 最大48ユーザの認証セッションを保持できること

4.4.2.29. IGMPv1/v2/v3スヌーピング機能を有すること

4.4.2.30. コンソールポート(CLI)、WEBコンソール(WEB GUI)による設定、状態確認が可能であること

4.4.2.31. Telnet、SSHにより装置へのリモートログインが可能であること

4.4.2.32. GUI(Web Console)による設定が可能であること

4.4.2.33. FTP/TFTPクライアント、FTPサーバ機能を有すること

4.4.2.34. LLDP機能を有し、隣接するマルチベンダー機器に対して自装置の機器情報をアドバタイズできること

4.4.2.35. DHCPクライアント機能を有すること

4.4.2.36. NTPクライアント機能を有し、NTPサーバから時刻同期可能であること

4.4.2.37. Syslogプロトコルにより、Syslogサーバに動作状況のテキストを送付可能であること

4.4.2.38. SNMPエージェント機能を有し、SNMPv1/v2c/v3に対応可能であること

4.4.2.39. RMONv1エージェント機能を有すること

4.4.2.40. ポートミラーリング機能(モニタリングデバイスにてパケット解析等を行うために、特定のポートを通過するトラフィックを指定したポートにコピーする機能)を有すること

4.4.2.41. Energy Efficient Ethernet(IEEE802.3az)機能を有すること

4.4.2.42. 外形寸法(Width x Depth x Height)が、440 x 169 x 43.6mm以下であること

4.4.2.43. 質量が2.2kg以下であること

4.4.2.44. AC電源を内蔵し、90~264Vでの動作が可能であること

4.4.2.45. 最大消費電力が、28W以下であること

4.4.2.46. ファンレス設計であること

4.4.2.47. 温度 0~50℃で動作すること

4.4.2.48. 固定用マグネットによる設置が可能なこと

4.4.2.49. 19インチラック搭載金具を標準添付すること

4.4.2.50. 壁掛け金具を標準添付すること

4.4.2.51. VCCIクラスA、RoHS指令に対応していること

4.4.2.52. 省エネ法(エネルギーの使用の合理化に関する法律)が定めるエネルギー消費効率の基準値を達成していること

4.5. エッジスイッチ ― ―4.5.1.1. エッジスイッチとして以下仕様を満たす機器を76式準備すること

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兵庫県立淡路医療センター 電子カルテシステム更新および影響部門システム更新要件定義書

4.   ネットワーク要件 実現性 備考(具体的な実現方法、代替案等)

4.5.1.2. エッジスイッチは各フロアスイッチと接続して利用する

4.5.1.3. 56.0Gbps以上のスイッチング容量を持つこと

4.5.1.4. 41.6Mpps以上の転送レートを持つこと

4.5.1.5. 8000以上のMACアドレスを保持できること

4.5.1.6. 10/100/1000BASE-Tポートを24ポート標準搭載すること

4.5.1.7. SFPスロットを4スロット標準搭載すること

4.5.1.8. SFPスロットは、100BASE-FX SFPトランシーバ、1000BASE-T/SX/LX/ZX/BX SFPトランシーバをサポートすること

4.5.1.9. タグVLAN(IEEE802.1Q)に対応していること

4.5.1.10. 最大4094のVLANを同時にタグVLANで通信可能なこと

4.5.1.11. 1VLANインタフェースを設定可能で、IPアドレスを1つ付与できること

4.5.1.12. 標準搭載ポートは、Auto Negotiationに対応し、速度、全半二重の固定設定が可能なこと

4.5.1.13. 標準搭載ポートは、Auto MDI・MDIXに対応し、MDIX固定設定が可能なこと

4.5.1.14. フローコントロール(IEEE802.3X)を有すること

4.5.1.15. EAP透過、BPDU透過が可能なこと

4.5.1.16. 同一VLANであっても特定ポート以外とは通信をさせない機能を持つこと

4.5.1.17. 各ポートから流入するBroadcast、Multicast、Unknown Unicastの通信量に一定の閾値を設け、閾値を超過したパケットを破棄する機能を有すること

4.5.1.18. 最大9,600byteのジャンボフレームに対応可能であること

4.5.1.19. ケーブル誤接続等により、誤ってループ状態が構成された場合に自動的にポートをブロックしブロードキャストストームを防止する機能(ループ検出機能)を有すること

4.5.1.20. 複数の物理リンクを束ねて1つの論理リンクとして扱う技術(リンクアグリゲーション)を有すること。Link Aggregation Control Protocol(IEEE802.3ad)に対応していること

4.5.1.21. 通信パケットのパケットフィルタ機能を有すること。入力ポートでのフィルタリングが可能なこと。送信元/宛先MACアドレス、送信元/宛先IPアドレス、プロトコル番号、TCP/UDPの送信元/宛先ポート番号でのフィルタが可能なこと

4.5.1.22. 入力トラフィックの帯域制限が可能なこと

4.5.1.23. 入力トラフィックの分類として、ポートプライオリティの利用、入力パケットのCOS値/DSCP値のtrust/remarkが可能なこと

4.5.1.24. 輻輳制御として、Strict Priority(SP)、Waited Round Robin(WRR)を利用可能なこと。各ポートで8つの出力キューを利用可能であること

4.5.1.25. IEEE802.1X認証に対応のこと

4.5.1.26. MACアドレス認証に対応のこと

4.5.1.27. ダイナミックVLANによるVLAN付与(Port based)に対応できること

4.5.1.28. ローカルデータベース、外部RADIUSサーバによる認証が可能なこと

4.5.1.29. 最大48ユーザの認証セッションを保持できること

4.5.1.30. IGMPv1/v2/v3スヌーピング機能を有すること

4.5.1.31. コンソールポート(CLI)、WEBコンソール(WEB GUI)による設定、状態確認が可能であること

4.5.1.32. Telnet、SSHにより装置へのリモートログインが可能であること

4.5.1.33. GUI(Web Console)による設定が可能であること

4.5.1.34. FTP/TFTPクライアント、FTPサーバ機能を有すること

4.5.1.35. LLDP機能を有し、隣接するマルチベンダー機器に対して自装置の機器情報をアドバタイズできること

4.5.1.36. DHCPクライアント機能を有すること

4.5.1.37. NTPクライアント機能を有し、NTPサーバから時刻同期可能であること

4.5.1.38. Syslogプロトコルにより、Syslogサーバに動作状況のテキストを送付可能であること

4.5.1.39. SNMPエージェント機能を有し、SNMPv1/v2c/v3に対応可能であること

4.5.1.40. RMONv1エージェント機能を有すること

4.5.1.41. ポートミラーリング機能(モニタリングデバイスにてパケット解析等を行うために、特定のポートを通過するトラフィックを指定したポートにコピーする機能)を有すること

4.5.1.42. Energy Efficient Ethernet(IEEE802.3az)機能を有すること

4.5.1.43. 外形寸法(Width x Depth x Height)が、440 x 169 x 43.6mm以下であること

4.5.1.44. 質量が2.2kg以下であること

4.5.1.45. AC電源を内蔵し、90~264Vでの動作が可能であること

4.5.1.46. 最大消費電力が、28W以下であること

4.5.1.47. ファンレス設計であること

4.5.1.48. 温度 0~50℃で動作すること

4.5.1.49. 固定用マグネットによる設置が可能なこと

4.5.1.50. 19インチラック搭載金具を標準添付すること

4.5.1.51. 壁掛け金具を標準添付すること

4.5.1.52. VCCIクラスA、RoHS指令に対応していること

4.5.1.53. 省エネ法(エネルギーの使用の合理化に関する法律)が定めるエネルギー消費効率の基準値を達成していること

4.6. PoEスイッチ ― ―4.6.1. PoEスイッチA ― ―4.6.1.1. PoEスイッチAとして以下仕様を満たす機器を16式準備すること

4.6.1.2. 56.0Gbps以上のスイッチング容量を持つこと

4.6.1.3. 41.6Mpps以上の転送レートを持つこと

4.6.1.4. 16,000以上のMACアドレスを保持できること

4.6.1.5. 64以上のIPルート情報を保持できること

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兵庫県立淡路医療センター 電子カルテシステム更新および影響部門システム更新要件定義書

4.   ネットワーク要件 実現性 備考(具体的な実現方法、代替案等)

4.6.1.6. 256以上のARP情報を保持できること

4.6.1.7. 10/100/1000BASE-T(PoE Plus給電対応)ポートを24ポート標準搭載すること

4.6.1.8. SFPスロットを4スロット標準搭載すること

4.6.1.9. SFPスロットは、1000BASE-SX/LX/ZX/BX SFPトランシーバをサポートすること

4.6.1.10. PoE Plus(IEEE802.3at)規格に準拠し、1ポートあたり30W給電が可能であること

4.6.1.11. 装置あたりの最大給電可能電力が370.0W以上であること

4.6.1.12. 4台までのスタック接続に対応可能であること

4.6.1.13. スタック接続ケーブルに関してメタルケーブル、光ケーブルのどちらでも接続可能であること

4.6.1.14. スタック接続ケーブルが完全に切断されてしまう障害が発生した場合に、複数の同一設定装置がネットワーク上に出現することになり、アドレス重複障害や通信障害が発生する。これを防ぐ機能を有すること。

4.6.1.15. タグVLAN(IEEE802.1Q)に対応していること

4.6.1.16. プロトコルVLANに対応していること

4.6.1.17. 同一VLANであっても特定ポート以外とは通信をさせない機能を持つこと

4.6.1.18. Voice VLANに対応していること

4.6.1.19. VLANマッピング、QinQ(802.1Q-in-802.1Q)に対応していること

4.6.1.20. 最大4094のVLANを同時にタグVLANで通信可能なこと

4.6.1.21. 8VLANインタフェースを設定可能で、それぞれにIPアドレスを1つ付与できること

4.6.1.22. 標準搭載ポートは、Auto Negotiationに対応し、速度、全半二重の固定設定が可能なこと

4.6.1.23. 標準搭載ポートは、Auto MDI・MDIXに対応し、MDIX固定設定が可能なこと

4.6.1.24. フローコントロール(IEEE802.3X)を有すること

4.6.1.25. EAP透過、BPDU透過が可能なこと

4.6.1.26. 同一VLANであっても特定ポート以外とは通信をさせない機能を持つこと

4.6.1.27. 各ポートから流入するBroadcast、Multicast、Unknown Unicastの通信量に一定の閾値を設け、閾値を超過したパケットを破棄する機能を有すること

4.6.1.28. 各ポートから流入するBroadcast、Multicast、Unicast(Known/Unknown)の通信量が一定の閾値を超えた場合にポートをブロック/シャットダウンしたり、SNMP trapを送信する機能を有すること

4.6.1.29. 最大10,000byteのジャンボフレームに対応可能であること

4.6.1.30. ケーブル誤接続等により、誤ってループ状態が構成された場合に自動的にポートをブロックしブロードキャストストームを防止する機能(ループ検出機能)を有すること

4.6.1.31. 片方向リンクの発生(例えば光ファイバペアケーブルの一本が断線等)を検出し、検出ポートを自動的にシャットダウンする機能を有すること

4.6.1.32. Ethernet OAMのリンクOAM(IEEE802.3ah)に対応していること

4.6.1.33. 複数の物理リンクを束ねて1つの論理リンクとして扱う技術(リンクアグリゲーション)を有すること。Link Aggregation Control Protocol(IEEE802.3ad)に対応していること

4.6.1.34. スパニングツリー(IEEE802.1d)、ラピッドスパニングツリー(IEEE802.1w)、MSTP(IEEE802.1s)、VLAN毎に動作するスパニングツリー(Per VLAN スパニングツリー)に対応していること

4.6.1.35. リング状にスイッチングハブを接続し、広帯域な冗長化ネットワークを実現するリングプロトコル機能を有すること。 リング接続ケーブル、接続ノード障害時には、数秒で経路切替を行いネットワークの信頼性を確保できること

4.6.1.36. 通信パケットのパケットフィルタ機能を有すること。入出力ポートでのフィルタリングが可能なこと。送信元/宛先MACアドレス、送信元/宛先IPアドレス、プロトコル番号、TCP/UDPの送信元/宛先ポート番号でのフィルタが可能なこと

4.6.1.37. IPv6アドレス付与、IPv6ルーティング機能を有すること

4.6.1.38. 入出力トラフィックの帯域制限が可能なこと

4.6.1.39. 入力トラフィックの分類として、ポートプライオリティの利用、入力パケットのCOS値/DSCP値のtrust/remarkが可能なこと

4.6.1.40. 輻輳制御として、Strict Priority Queueing(SP)、Waited Round Robin(WRR)を利用可能なこと。各ポートで8つの出力キューを利用可能であること

4.6.1.41. IEEE802.1X認証/MAC認証/Web認証に対応のこと

4.6.1.42. トリプル認証に対応のこと

4.6.1.43. ダイナミックVLANによるVLAN付与(Port based/MAC based)に対応できること

4.6.1.44. ポートセキュリティ機能に対応のこと

4.6.1.45. ローカルデータベース、外部RADIUSサーバによる認証が可能なこと

4.6.1.46. 最大2,000ユーザの認証セッションを保持できること

4.6.1.47. STATICルーティング機能を有すること

4.6.1.48. BFD機能を有すること

4.6.1.49. マルチキャストVLAN機能を有すること

4.6.1.50. IGMP v1/v2/v3スヌーピング機能を有すること

4.6.1.51. MLD v1/v2スヌーピング機能を有すること

4.6.1.52. コンソールポート(CLI)による設定、状態確認が可能であること

4.6.1.53. Telnet、SSHにより装置へのリモートログインが可能であること

4.6.1.54. GUI(Web Console)による設定が可能であること

4.6.1.55. FTP/TFTPクライアント、FTPサーバ機能を有すること

4.6.1.56. LLDP機能を有し、隣接するマルチベンダー機器に対して自装置の機器情報をアドバタイズできること

4.6.1.57. DHCPクライアント、DHCPリレー、DHCPサーバ、DHCPスヌーピング機能を有すること

4.6.1.58. NTPクライアント機能を有すること

4.6.1.59. Syslogプロトコルにより、Syslogサーバに動作状況のテキストを送付可能であること

4.6.1.60. アクセスログ、システムログ、エラーログ等を定期的に自装置Flashメモリに保存し、装置再起動時にも、そのログを確認できる機能を有すること

4.6.1.61. SNMPエージェント機能を有し、SNMPv1/v2c/v3に対応可能であること

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兵庫県立淡路医療センター 電子カルテシステム更新および影響部門システム更新要件定義書

4.   ネットワーク要件 実現性 備考(具体的な実現方法、代替案等)

4.6.1.62. RMONエージェント機能を有すること

4.6.1.63. sFlowエージェント機能を有すること

4.6.1.64. ポートミラーリング機能(モニタリングデバイスにてパケット解析等を行うために、特定のポートを通過するトラフィックを指定したポートにコピーする機能)を有すること

4.6.1.65. Energy Efficient Ethernet(IEEE802.3az)機能を有すること

4.6.1.66. 設定時刻に応じて装置のインタフェースをshutdownさせたり、upさせる機能を有すること(例えば省エネのため、勤務時間である月曜日のAM6:00~金のPM11:00はインタフェースをupし、それ以外の時間はインタフェースをshutdownする)

4.6.1.67. 外形寸法(Width x Depth x Height)が、440 x 266 x 43.6mm以下であること

4.6.1.68. 質量が4.6kg以下であること

4.6.1.69. AC電源を内蔵し、90~264Vでの動作が可能であること

4.6.1.70. 最大消費電力が、470W以下であること

4.6.1.71. 温度 0~50℃で動作すること

4.6.1.72. 19インチラック搭載金具を標準添付すること

4.6.1.73. VCCIクラスA、RoHS指令に対応していること

4.6.2. PoEスイッチB ― ―4.6.2.1. PoEスイッチBとして以下仕様を満たす機器を2式準備すること

4.6.2.2. 20.0Gbps以上のスイッチング容量を持つこと

4.6.2.3. 14.8Mpps以上の転送レートを持つこと

4.6.2.4. 16,000以上のMACアドレスを保持できること

4.6.2.5. 64以上のIPルート情報を保持できること

4.6.2.6. 256以上のARP情報を保持できること

4.6.2.7. 10/100/1000BASE-T(PoE Plus給電対応)ポートを8ポート標準搭載すること

4.6.2.8. SFPスロットを2スロット標準搭載すること

4.6.2.9. SFPスロットは、1000BASE-T/SX/LX/ZX/BX SFPトランシーバをサポートすること

4.6.2.10. PoE Plus(IEEE802.3at)規格に準拠し、1ポートあたり30W給電が可能であること

4.6.2.11. 装置あたりの最大給電可能電力が125.0W以上であること

4.6.2.12. 4台までのスタック接続に対応可能であること

4.6.2.13. スタック接続ケーブルに関してメタルケーブル、光ケーブルのどちらでも接続可能であること

4.6.2.14. スタック接続ケーブルが完全に切断されてしまう障害が発生した場合に、複数の同一設定装置がネットワーク上に出現することになり、アドレス重複障害や通信障害が発生する。これを防ぐ機能を有すること。

4.6.2.15. タグVLAN(IEEE802.1Q)に対応していること

4.6.2.16. プロトコルVLANに対応していること

4.6.2.17. 同一VLANであっても特定ポート以外とは通信をさせない機能を持つこと

4.6.2.18. Voice VLANに対応していること

4.6.2.19. VLANマッピング、QinQ(802.1Q-in-802.1Q)に対応していること

4.6.2.20. 最大4094のVLANを同時にタグVLANで通信可能なこと

4.6.2.21. 8VLANインタフェースを設定可能で、それぞれにIPアドレスを1つ付与できること

4.6.2.22. 標準搭載ポートは、Auto Negotiationに対応し、速度、全半二重の固定設定が可能なこと

4.6.2.23. 標準搭載ポートは、Auto MDI・MDIXに対応し、MDIX固定設定が可能なこと

4.6.2.24. フローコントロール(IEEE802.3X)を有すること

4.6.2.25. EAP透過、BPDU透過が可能なこと

4.6.2.26. 同一VLANであっても特定ポート以外とは通信をさせない機能を持つこと

4.6.2.27. 各ポートから流入するBroadcast、Multicast、Unknown Unicastの通信量に一定の閾値を設け、閾値を超過したパケットを破棄する機能を有すること

4.6.2.28. 各ポートから流入するBroadcast、Multicast、Unicast(Known/Unknown)の通信量が一定の閾値を超えた場合にポートをブロック/シャットダウンしたり、SNMP trapを送信する機能を有すること

4.6.2.29. 最大10,000byteのジャンボフレームに対応可能であること

4.6.2.30. ケーブル誤接続等により、誤ってループ状態が構成された場合に自動的にポートをブロックしブロードキャストストームを防止する機能(ループ検出機能)を有すること

4.6.2.31. 片方向リンクの発生(例えば光ファイバペアケーブルの一本が断線等)を検出し、検出ポートを自動的にシャットダウンする機能を有すること

4.6.2.32. Ethernet OAMのリンクOAM(IEEE802.3ah)に対応していること

4.6.2.33. 複数の物理リンクを束ねて1つの論理リンクとして扱う技術(リンクアグリゲーション)を有すること。Link Aggregation Control Protocol(IEEE802.3ad)に対応していること

4.6.2.34. スパニングツリー(IEEE802.1d)、ラピッドスパニングツリー(IEEE802.1w)、MSTP(IEEE802.1s)、VLAN毎に動作するスパニングツリー(Per VLAN スパニングツリー)に対応していること

4.6.2.35. リング状にスイッチングハブを接続し、広帯域な冗長化ネットワークを実現するリングプロトコル機能を有すること。 リング接続ケーブル、接続ノード障害時には、数秒で経路切替を行いネットワークの信頼性を確保できること

4.6.2.36. 通信パケットのパケットフィルタ機能を有すること。入出力ポートでのフィルタリングが可能なこと。送信元/宛先MACアドレス、送信元/宛先IPアドレス、プロトコル番号、TCP/UDPの送信元/宛先ポート番号でのフィルタが可能なこと

4.6.2.37. IPv6アドレス付与、IPv6ルーティング機能を有すること

4.6.2.38. 入出力トラフィックの帯域制限が可能なこと

4.6.2.39. 入力トラフィックの分類として、ポートプライオリティの利用、入力パケットのCOS値/DSCP値のtrust/remarkが可能なこと

4.6.2.40. 輻輳制御として、Strict Priority Queueing(SP)、Waited Round Robin(WRR)を利用可能なこと。各ポートで8つの出力キューを利用可能であること

4.6.2.41. IEEE802.1X認証/MAC認証/Web認証に対応のこと

4.6.2.42. トリプル認証に対応のこと

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兵庫県立淡路医療センター 電子カルテシステム更新および影響部門システム更新要件定義書

4.   ネットワーク要件 実現性 備考(具体的な実現方法、代替案等)

4.6.2.43. ダイナミックVLANによるVLAN付与(Port based/MAC based)に対応できること

4.6.2.44. ポートセキュリティ機能に対応のこと

4.6.2.45. ローカルデータベース、外部RADIUSサーバによる認証が可能なこと

4.6.2.46. 最大2,000ユーザの認証セッションを保持できること

4.6.2.47. STATICルーティング機能を有すること

4.6.2.48. BFD機能を有すること

4.6.2.49. マルチキャストVLAN機能を有すること

4.6.2.50. IGMP v1/v2/v3スヌーピング機能を有すること

4.6.2.51. MLD v1/v2スヌーピング機能を有すること

4.6.2.52. コンソールポート(CLI)による設定、状態確認が可能であること

4.6.2.53. Telnet、SSHにより装置へのリモートログインが可能であること

4.6.2.54. GUI(Web Console)による設定が可能であること

4.6.2.55. FTP/TFTPクライアント、FTPサーバ機能を有すること

4.6.2.56. LLDP機能を有し、隣接するマルチベンダー機器に対して自装置の機器情報をアドバタイズできること

4.6.2.57. DHCPクライアント、DHCPリレー、DHCPサーバ、DHCPスヌーピング機能を有すること

4.6.2.58. NTPクライアント機能を有すること

4.6.2.59. Syslogプロトコルにより、Syslogサーバに動作状況のテキストを送付可能であること

4.6.2.60. アクセスログ、システムログ、エラーログ等を定期的に自装置Flashメモリに保存し、装置再起動時にも、そのログを確認できる機能を有すること

4.6.2.61. SNMPエージェント機能を有し、SNMPv1/v2c/v3に対応可能であること

4.6.2.62. RMONエージェント機能を有すること

4.6.2.63. sFlowエージェント機能を有すること

4.6.2.64. ポートミラーリング機能(モニタリングデバイスにてパケット解析等を行うために、特定のポートを通過するトラフィックを指定したポートにコピーする機能)を有すること

4.6.2.65. Energy Efficient Ethernet(IEEE802.3az)機能を有すること

4.6.2.66. 設定時刻に応じて装置のインタフェースをshutdownさせたり、upさせる機能を有すること(例えば省エネのため、勤務時間である月曜日のAM6:00~金のPM11:00はインタフェースをupし、それ以外の時間はインタフェースをshutdownする)

4.6.2.67. 外形寸法(Width x Depth x Height)が、330 x 230 x 43.6mm以下であること

4.6.2.68. 質量が2.8kg以下であること

4.6.2.69. AC電源を内蔵し、90~264Vでの動作が可能であること

4.6.2.70. 最大消費電力が、161W以下であること

4.6.2.71. ファンレス設計であること

4.6.2.72. 温度 0~50℃で動作すること

4.6.2.73. 固定用マグネットが標準添付であること

4.6.2.74. 19インチラック搭載金具により、19インチラックに搭載可能であること

4.6.2.75. 壁掛け金具により、壁掛けが可能であること

4.6.2.76. VCCIクラスA、RoHS指令に対応していること

4.7. L2スイッチ ― ―4.7.1.1. L2スイッチとして以下仕様を満たす機器を100式準備すること

4.7.1.2. L2スイッチは、各部屋に設置し、情報コンセントからの配線を分岐するために利用する

4.7.1.3. 16Gbps以上のスイッチング容量を持つこと

4.7.1.4. 12Mpps以上の転送レートを持つこと

4.7.1.5. 8000個以上のMACアドレスを保持できること。

4.7.1.6. 19インチラック1U(45mm以下)の高さの製品であること

4.7.1.7. 10/100/1000BASE-Tポートを8ポート標準搭載すること

4.7.1.8. AutoMDI/MDI-Xに対応し、MDIX固定設定も可能なこと

4.7.1.9. Auto Speedに対応し、1000M固定設定も可能なこと

4.7.1.10. Flow Control(IEEE802.3x)を有すること。 無効設定も可能なこと。

4.7.1.11. ジャンボフレームに対応可能なこと。(最大10KByte)

4.7.1.12. EAPパケットの透過が可能なこと

4.7.1.13. BPDUパケットの透過が可能なこと

4.7.1.14. ポートアイソレート機能が利用可能なこと

4.7.1.15. マルチポートループ検出機能が利用可能なこと

4.7.1.16. IEEE802.3az(Energy Efficient Ethernet)による省電力機能を有すること

4.7.1.17. 電源入力がAC100V(90~110V)であること

4.7.1.18. 最大消費電力が6W以下であること

4.7.1.19. 外形寸法 (W)×(D)×(H) 210x135x40mm以下であること

4.7.1.20. 質量0.9Kg以下のこと

4.7.1.21. 温度 0~50℃ 湿度 20~85%(ただし結露しないこと)で動作すること

4.7.1.22. マグネットが標準添付されていること

4.7.1.23. 機器搭載架(19インチラック)に搭載可能であること

4.7.1.24. ウォールマウントキットにより、壁面への設置が可能であること

4.7.1.25. 電源ケーブル抜け防止固定バンドを標準で添付していること

4.7.1.26. 静音設計であること。(ファンレス)

4.7.1.27. VCCIクラスA、RoHS指令に対応していること

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4.   ネットワーク要件 実現性 備考(具体的な実現方法、代替案等)

4.7.1.28. 省エネ法(エネルギーの使用の合理化に関する法律)が定めるエネルギー消費効率の基準値を達成していること

4.7.1.29. 低消費電力モードを有すること

4.8. RDP接続用装置 ― ―4.8.1.1. RDP接続用FireWallとして以下仕様を満たす機器を1式準備すること

4.8.1.2. 次世代ファイアウォール装置がどのようにパケット処理をしているのか、入出力のフローに基づいて処理される順番を確認できる資料を提供できること

4.8.1.3. 次世代ファイアウォール装置は、専用のASICとCPUを統合したチップを搭載し、CPUの負荷を軽減して高速処理を実現できるアーキテクチャであること

4.8.1.4. ファームウェアを起動時にUSBメモリから読み込めるよう、USB Aポートを1つ以上保有すること

4.8.1.5. シリアルコンソールポートを有して、CLIコマンドによる設定の確認と変更が可能なこと

4.8.1.6. 専用のHA用インターフェースを1ポート以上有し、将来的にHA構成が必要となった場合に、対応できるようにすること

4.8.1.7. 10/100/1000BASE-Tのポートを12ポート以上有していること

4.8.1.8. ギガビットSFPポートを2ポート以上有していること

4.8.1.9. 平均消費電力18W以下/最大消費電力25W以下の製品であること

4.8.1.10. IPv4ファイアウォールスループットはUDP(64/512/1518byte)で4Gbps以上であること

4.8.1.11. ファイアウォールスループット(パケット/秒)が、6Mpps以上であること

4.8.1.12. ファイアウォールのレイテンシは、64byte UDPで最小3μs以下であること

4.8.1.13. 同時セッションは、TCPで最大1,300,000以上であること

4.8.1.14. 新規セッションは、TCPで毎秒最大30,000であること

4.8.1.15. IPsecVPNの機能があり、スループットはAES256-SHA256を用い、512byte UDPで2.5Gbps以上であること

4.8.1.16. ゲートウェイ間のIPSec VPNトンネルは最大200以上接続できること

4.8.1.17. クライアント-ゲートウェイ間のIPSec VPNトンネルは最大2,500以上であること

4.8.1.18. SSL-VPNスループットは200Mbps以上であること

4.8.1.19. アプリケーション制御の機能があり、スループットはHTTP 64K、ログを有効にした状態で900Mbps以上であること。

4.8.1.20. 仮想UTM機能を標準で10以上構成できること

4.8.1.21. https対応のWebインターフェースを有し、それ以外にSSHやTelnetによる遠隔保守が可能であること

4.8.1.22. GUIは一般的なWebブラウザで利用可能であること

4.8.1.23. IPv6による管理通信に対応していること

4.8.1.24. 次世代ファイアウォール装置(2式)はActive/Passive、Active/Activeの冗長化構成に対応していること

4.8.1.25. ファイアウォールポリシーは、5000以上サポートできること

4.8.1.26. NAT機能を有すること

4.8.1.27. 仮想UTM(VDOM)を利用することにより、次世代ファイアウォール装置内でNAT型と透過型の混在可能なこと

4.8.1.28. IEEE802.1Q VLANトランク機能を有すること

4.8.1.29. ジャンボフレーム (9,216Bytes) をサポートすること

4.8.1.30. インターフェースを指定して、パケットキャプチャできること

4.8.1.31. RIPv2, OSPFv3, BGPのダイナミックルーティングに対応していること

4.8.1.32. IPv4およびIPv6のOSPF Graceful Restartに対応していること

4.8.1.33. スタティック、RIP、OSPF、BGPのルーティング機能を有し、異なるルーティングプロトコルにリディストリビューション可能なこと

4.8.1.34. WANリンクの冗長が可能で、自動的に経路障害の検出が可能なこと

4.8.1.35. IPsecVPNによるサイト間VPNに対応していること

4.8.1.36. WebUIで、CPU使用率、メモリ使用率、セッション数の推移をリアルタイムでモニタリングが可能であること

4.8.1.37. DoS攻撃防御機能を有すること

4.8.1.38. サーバロードバランシング機能を有すること

4.8.1.39. Webプロキシサーバ機能を有すること

4.8.1.40. P2P、ネットワークサービス、ソーシャルメディアなどのアプリケーションを識別し制御が可能なこと

4.8.1.41. ファイアウォール、VPN、アンチウイルス、IPSなどの部門においてICSAラボなどの第三者機関による評価認定を取得していること

4.8.1.42. 各種シグネチャ・エンジンは製品メーカが自社で開発していること

4.8.1.43. アプリケーションをポート番号に関わらず2,500種類以上識別して可視化できること

4.8.1.44. クレジットカード番号,またはカスタマイズした文字列パターンでのデータフィルタが可能であること

4.8.1.45. サーバ証明書のコモンネームを参照して、サーバのFQDNの情報でWebフィルタリングするcertificate inspection機能を有すること

4.8.1.46. Active Directory等と連携し、IPv4及びIPv6環境でIPアドレスとユーザ情報を紐付けて可視化と制御が可能であること

4.8.1.47. WebUIは、日本語、英語を含む複数の言語に対応していること

4.8.1.48. WebUI上でコマンドラインインターフェースを利用可能なこと

4.8.1.49. 複数の異なるバージョンのOSを保存できること

4.8.1.50. ポリシー毎にUTMログにするかすべてのログにするかを選択できること

4.8.1.51. 4台以上の外部Syslogサーバにログ出力可能であること

4.8.1.52. 次世代ファイアウォール装置の通信ログは、許可も拒否もログに残せること

4.8.1.53. 仮想UTM(VDOM)単位で管理者を分割することが可能なこと

4.8.1.54. システム設定のバックアップは、暗号化とパスワードを設定してエクスポート可能であること

4.8.1.55. 仮想UTM(VDOM)ごとに設定のバックアップ・リストアが可能なこと

4.9. リモートメンテナンス用ルータ ― ―

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4.   ネットワーク要件 実現性 備考(具体的な実現方法、代替案等)

4.9.1.1. リモートメンテナンス用ルータとして以下仕様を満たす機器を2式準備すること

4.9.1.2. 1000BASE-Tポートを5ポート搭載していること。

4.9.1.3. コンソールポートを搭載していること。

4.9.1.4. 2GbpsのIPv4転送性能を有すること。

4.9.1.5. 1.2Gbps以上のVPN(IPsec)性能を有すること。

4.9.1.6. IPv4/IPv6インターネット接続機能に対応していること。

4.9.1.7. IPv4 over IPv6インターネット接続機能(MAP-E、DS-Lite)に対応していること。

4.9.1.8. IPv4ルーティングプロトコルとしてRIP・OSPFv2・BGP4に対応していること。

4.9.1.9. IPv6ルーティングプロトコルとしてRIPng・OSPFv3に対応していること。

4.9.1.10. OSPFv2により最大128ネイバとの同時接続が可能なこと。

4.9.1.11. BGP4により最大64ピアとの同時接続が可能なこと。

4.9.1.12. IPv4、IPv6マルチキャストに対応していること。また、ルーティング機能(PIM-SM)、プロキシ機能(IGMPプロキシ、MLDプロキシ)に対応していること。

4.9.1.13. アドレス変換機能(NAPT)を有し、同時10万セッション以上のアドレス変換処理が可能なこと。

4.9.1.14. NAPT変換のログを保存できること。

4.9.1.15. 一般通信とOffice365など指定のパブリッククラウドサービス宛て通信を分類し、経路を振り分ける機能に対応していること。

4.9.1.16. 複数の本装置に対し、オフロード対象となるクラウドサービスのURLリストを一括配信する仕組みを有すること。

4.9.1.17. オフロード機能はプロキシサーバを利用する環境でも利用できること。

4.9.1.18. ブリッジ機能が利用可能なこと。またブルータ機能により、ブリッジとIPルーティングを併用できること。

4.9.1.19. リンクアグリゲーション機能が利用可能なこと。

4.9.1.20. ループ検知機能を有すること。

4.9.1.21. Ethernet over IPトンネリングに対応していること。IKEv1・IKEv2との併用が可能で通信の暗号化が可能なこと。

4.9.1.22. データコネクトを利用した拠点間接続機能に対応しており、同時16対地とのデータコネクト同時接続が可能なこと。

4.9.1.23. データコネクト利用に際し、ホームゲートウェイ配下に接続する構成にも対応していること。

4.9.1.24. データコネクトの接続先との疎通を発呼せずに確認する手段を有すること。

4.9.1.25. データコネクトの同時接続数(接続チャネル数)の上限をルータの設定で任意に指定できること。

4.9.1.26. 鍵交換方式としてIKEv1、IKEv2に対応していること。

4.9.1.27. 事前共有鍵による認証、およびPKI証明書を利用したデジタル証明書認証に対応していること。

4.9.1.28. IPsecトンネルの接続先を128対地登録可能なこと。

4.9.1.29. 暗号アルゴリズムのAES-128、AES-192、AES-256に対応していること。

4.9.1.30. 認証アルゴリズムとしてSHA1、SHA2(SHA-256、SHA-384、SHA-512)に対応していること。

4.9.1.31. ダイナミックVPN機能によりフルメッシュ型のVPNを動的に構成できること。本機能はIPv4網だけでなくIPv6網上でも利用できること。

4.9.1.32. NTT東西が提供するNGN閉域IPv6ネットワーク上でもVPNを構成できること。なお、NGNIPv6網はアドレス半固定のため、NGN対応のダイナミックDNSサービスも併せて提案すること。

4.9.1.33. Windows、Android、iOS搭載のクライアント端末が標準搭載しているVPN機能との接続に対応していること。

4.9.1.34. QoS方式として、送信優先制御(PQ、CBQ、LLQ)、帯域制御(シェーピング)、カラーリング(CoS値、IP Precedence値、DSCP値)に対応していること。

4.9.1.35. 対地ごと(宛先ネットワークアドレスごと、VPNごと、など)に帯域制御、優先制御の設定を行えること。

4.9.1.36. イーサネットのトラフィックシェーピング機能において、送信フレームサイズにフレーム間ギャップ(12byte)とプリアンブル(8byte)を加算した値で送信量の調整を行うことが可能なこと。

4.9.1.37. ダイナミックQoS機能に対応し、大量のトラフィックを送受信している端末の通信量を動的に抑制できること。

4.9.1.38. 装置内蔵HUBポートに優先度を設定し、指定したポートからの受信を優先できること。

4.9.1.39. アンチウィルス機能に対応し、悪質なファイルの無害化が可能なこと。

4.9.1.40. IPS(不正侵入防止)機能に対応し、定期的に配信されるシグネイチャに基づき、最新のネットワーク脅威への対策が可能なこと。

4.9.1.41. URLフィルタリング機能に対応し、通信先のカテゴリによりアクセス制御を適用できること。

4.9.1.42. セキュリティ情報のレポート表示に対応していること。

4.9.1.43. 端末認証(IEEE802.1X、MACアドレス認証、Web認証)に対応していること。

4.9.1.44. ダイナミックVLAN機能に対応していること。

4.9.1.45. 仮想ルータ機能(VRF)に対応し、VRF単位で独立したネットワークの構築(ネットワーク分離)を実現できること。

4.9.1.46. 障害検知機能を有すること。通信経路や通信先ホストの正常性を監視し、障害検知時に通信経路の切替等が行える機能を指す。

4.9.1.47. 装置の冗長化が可能なこと。また上記の障害検知機能と連携して装置の切替が行えること。

4.9.1.48. SNMPv1、SNMPv2cに対応していること。

4.9.1.49. sFlowエージェント機能を有し、トラフィック情報を採取してsFlowコレクタに送信可能であること。

4.9.1.50. 端末の可視化、通信制御が可能であること。

4.9.1.51. 各装置の死活監視に加え、コンフィグデータやファームウェアバージョン等を一元的に管理できるソフトウェアまたはサービスを提案すること。費用が別途掛かる場合にはその見積も併せて提示のこと。

4.9.1.52. ダイナミックDNSサービスを提供可能なこと。

4.9.1.53. Telnet、SSHによるリモート管理が可能なこと。

4.9.1.54. 運用中に本装置の全体を停止することなく、基本設定情報の変更が可能であること。

4.9.1.55. USBメモリからソフトウェアのアップデート、設定の流し込みが可能なこと。

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4.   ネットワーク要件 実現性 備考(具体的な実現方法、代替案等)

4.9.1.56. 停電及び復電時に本装置の操作を必要としないこと。また、復電からの運用状態に自動的に回復する機能を有すること。

4.9.1.57. 装置の再起動要因を、表示コマンドやsyslogで確認可能なこと。

4.9.1.58. TFTP、HTTP、HTTPSによるソフトウェアの更新が可能であること。

4.9.1.59. ソフトウェアは装置内部で二重管理され、立ち上げ時に切り替えが可能であること。

4.9.1.60. 装置内部で予備コンフィグを保存し、主コンフィグ削除時は予備のコンフィグによる起動が可能であること。

4.9.1.61. 装置起動時に自動でソフトウェアのバージョンアップが可能であること。

4.9.1.62. 装置内温度を確認できること。またSNMPで取得できること。

4.9.1.63. 電源電圧を確認できること。またSNMPで取得できること。

4.9.1.64. パケットダンプ機能を有し、ルータ上を流れるトラフィックの情報を時系列にコンソール画面に表示可能であること。

4.9.1.65. SW-HUBポートのミラーリング機能を有し、特定のHUBポートを配送されるトラフィックをモニターすることが可能であること。

4.9.1.66. 未使用ポートをシャットダウン(無効化)する機能を実装し、電力消費量の節約が可能なこと。

4.9.1.67. Wake on LAN機能を実装し、端末の遠隔起動が可能なこと。

4.9.1.68. 消費電力が7W以下であること。

4.9.1.69. 動作保証温度の範囲が 0~50℃ であること。

4.9.1.70. VCCI クラスBを取得していること。

4.9.1.71. ファンレス設計であること。

4.9.1.72. 筐体内部に電源が内蔵されていること(外付けACアダプタは使用しない)。

4.9.1.73. 19インチラック設置が可能なこと。

4.9.1.74. 机上設置では、横置き・縦置きに対応していること。

4.9.1.75. 壁面設置(壁面固定もしくはマグネット固定)に対応していること。

4.9.1.76. 盗難防止用セキュリティワイヤを取り付けるためのスロットを具備していること。

4.9.1.77. 日本語のマニュアル(取扱説明書、コマンドリファレンスマニュアル、設定例集など)が用意されていること。

4.9.1.78. RoHS指令に準拠していること。

4.9.1.79. IPv6アドレス推奨表記(RFC5952)に準拠していること。

4.10. 認証サーバ ― ―4.10.1.1. 認証サーバとして以下仕様を満たす機器を2式準備すること

4.10.1.2. ソフトウェアとハードウェアが一体となったアプライアンス製品であること。

4.10.1.3. Web管理画面で製品を操作できること。その言語は日本語、及び英語から選択でき、Web管理画面へのアクセスは暗号化されていること。

4.10.1.4. 製品の操作マニュアル、リリースノート、その他関連文書は日本語で提供されていること。

4.10.1.5. EIA規格 19インチラックに固定可能であること。ラック占有は1RU以下であること

4.10.1.6. ハードディスクドライブを搭載せず、フラッシュメモリから起動すること。

4.10.1.7. ネットワークインターフェースとして、10BASE-T/100BASE-TX/1000BASE-Tポートを4つ以上有し、サービス提供用インターフェース、管理アクセス用インターフェース、冗長化時のデータ同期用インターフェースに利用用途を区別できること。

4.10.1.8. 機器前面に液晶表示器を有し、ホスト名、IPアドレス、及びシステムの稼働状況が確認できること。

4.10.1.9. RADIUS(Remote Authentication Dial In User Service )機能を有し、ネットワーク機器等と連携し、認証システムを実現できること。

4.10.1.10. 認証方式として、EAP-MD5、EAP-PEAP(MS-CHAPv2、GTC、TLS)、EAP-TTLS(PAP、CHAP、MS-CHAP、MS-CHAPv2、GTC、EAP-MSCHAPv2、EAP-TLS)、EAP-TLS、及びPAP、CHAP、MS-CHAP、MS-CHAPv2に対応すること。

4.10.1.11. 認証に用いるアカウントは2,000以上登録できること。

4.10.1.12. 発行するデジタル証明書の最大数は400以上であること。

4.10.1.13. 連携する認証ネットワーク機器は500以上登録できること。

4.10.1.14. 認証アカウント毎に最終認証成功日時を記録できること。記録した日時の情報は検索条件として利用でき、その結果はCSVファイルとしてエクスポートできること。

4.10.1.15. パスワードの有効期限、およびパスワードの変更禁止期間を設定できること。パスワード有効期限切れが近づいたことを、電子メールにより管理者・利用者に通知できること。

4.10.1.16. 認証連続失敗によりアカウントロックができること。アカウントロックに至る失敗回数、連続失敗カウントのリセットやロックの解除までの秒数は管理者により指定できること。

4.10.1.17. 同一アカウントによる多重ログオンの有無や、曜日と時間帯の組合せ、任意のチェックアイテムにより認証の成否を制御できること。

4.10.1.18. EAP-PEAP認証時においてNAP(Network Access Protection)検疫機能による接続ネットワークの制御が単独でできること。

4.10.1.19. アカウントは機器内のデータベースに登録するほか、外部の認証・データベースサーバーの情報を利用できること。外部データベースとして、LDAP(Lightweight DirectoryAccess Protocol)データベース、及びRADIUS認証サーバーを想定する。

4.10.1.20. ゲストユーザーアカウント登録機能を持つこと。

4.10.1.21. 利用者にゲストユーザーアカウントの登録申請をさせる機能を持つこと。

4.10.1.22. 事前承認用コードを用いて利用者によるゲストユーザー申請を事前に許可する機能を持つこと。事前承認用コードの有効期限を日数および時刻で設定でき、有効期限切れの事前承認用コードを自動的に削除する機能を持つこと。

4.10.1.23. ユーザーによるゲストユーザーアカウントの代理登録が可能であり、代理登録が可能なユーザーは、ゲスト管理権限を持つユーザーまたは正規ユーザーから選択できること。

4.10.1.24. ゲストユーザーアカウント/パスワードは自動生成されること。

4.10.1.25. ゲストユーザーアカウントの有効期限を日数および時刻で設定でき、有効期限切れのゲストユーザーアカウントを自動的に削除する機能を持つこと。

4.10.1.26. ゲストユーザーアカウントは200以上登録できること。

4.10.1.27. ゲストユーザーアカウント登録完了通知を利用者のメールアドレスに送信可能なこと。

4.10.1.28. ゲストユーザー申請時に入力させる利用者情報を管理者が設定できること。

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4.   ネットワーク要件 実現性 備考(具体的な実現方法、代替案等)

4.10.1.29. 認証連続失敗によりゲストユーザーアカウントのロックができること。アカウントロックに至る失敗回数、連続失敗カウントのリセットやロックの解除までの秒数は管理者により指定できること。

4.10.1.30. ゲストユーザーはゲストユーザー用グループに所属することができ、ゲストユーザー用RADIUSアトリビュートを返すことができること。

4.10.1.31. 認証局(CA: Certificate Authority)機能を有し、X.509 version3形式のユーザー証明書、及びサーバー証明書を発行できること。

4.10.1.32. 内部に搭載されているプライベート証明機関は2106/02/07 06:28:15(UTC)までの有効期限が設定できること。

4.10.1.33. CAの有効期限を2106/02/07にした場合、発行するクライアント証明書、CRL等の有効期限も同じにできること。

4.10.1.34. 発行するデジタル証明書の有効期限は有効日数もしくは日付から選択できること。

4.10.1.35. 登録アカウントの管理は個別のほか、CSVファイルからの一括登録・変更・削除ができること。

4.10.1.36. ユーザーサービスページでユーザー自らパスワードの変更ができること。

4.10.1.37. Web管理画面からの平易な操作により設定の保存(バックアップ)と復元(リストア)が可能であること。設定の保存は手動のほか、外部サーバーへの自動保存が指定できること。

4.10.1.38. DHCP(Dynamic Host Configuration Protocol)サーバー機能を有し、複数の異なるネットワークに対してIPアドレスの配付ができること。

4.10.1.39. NTP(Network Time Protocol)クライアント、SNMP(Simple Network Management Protocol)クライアント機能を有すること。

4.10.1.40. システムやRADIUS、CAサービスのログを記録できること。ログの記録先は内部・外部、およびその両方から選択可能で、外部Syslogサーバーへのログ出力はUDP、TCPどちらにも対応すること。

4.10.1.41. Web管理画面からネットワーク通信状況の確認が可能であること。使用するネットワークコマンドとして、ping、traceroute、nslookup、NTPtrace、tcpdumpを想定する。

4.10.1.42. 管理用コンピュータと直接コンソール接続することで、システム情報表示、設定の初期化、システムの停止、アクセス制御の無効化、及び管理者パスワードの初期化ができること。

4.10.1.43. 2台以上の機器による冗長構成に対応すること。

4.10.1.44. ネットワーク認証サーバーへの通信に対し、機器インターフェース、プロトコル、送信先・送信元ネットワーク情報(IPアドレス、サブネットマスク、ポート番号)の組合せにより、許可・拒否などの制御ができること。

4.10.1.45. 無停電電源装置(UPS: Uninterruptible Power Supply)と連携しシャットダウンできること。SSHによるネットワーク経由でのシャットダウンに対応できること。

4.11. 無線LANコントローラ ― ―4.11.1.1. 無線LANコントローラとして以下仕様を満たす機器を2式準備すること

4.11.1.2. 168.4Mbps以上のスイッチング容量を持つこと

4.11.1.3. 0.2Mpps以上の転送レートを持つこと

4.11.1.4. 20,000以上のMACアドレスを保持できること

4.11.1.5. 10/100/1000BASE-Tポートを8ポート標準搭載すること

4.11.1.6. SFPスロットを8スロット標準搭載すること

4.11.1.7. SFPスロットは、100BASE-FX、1000BASE-SX/LX SFPトランシーバをサポートすること

4.11.1.8. SFP+スロットを2スロット標準搭載すること

4.11.1.9. SFP+スロットは、10GBASE-SR/LR SFP+トランシーバをサポートすること

4.11.1.10. コンソールポート(CLI)による設定、状態確認が可能であること

4.11.1.11. マネージメントポート(運用ネットワークに影響を与えることなく、ファームウェアや設定ファイルを転送したり、SNMPで情報を取得する目的で使用する管理用Ethernetポート)を標準搭載すること

4.11.1.12. 標準搭載ポートは、Auto Negotiationに対応し、速度、全半二重の固定設定が可能なこと

4.11.1.13. 標準搭載ポートは、Auto MDI・MDIXに対応し、MDIX固定設定が可能なこと

4.11.1.14. 最大4000byteのジャンボフレームに対応可能であること

4.11.1.15. ケーブル誤接続等により、誤ってループ状態が構成された場合に自動的にポートをブロックしブロードキャストストームを防止する機能(ループ検出機能)を有すること

4.11.1.16. 複数の物理リンクを束ねて1つの論理リンクとして扱う技術(リンクアグリゲーション)を有すること

4.11.1.17. 2台までのスタック接続に対応可能であること

4.11.1.18. 1GbE/10GbEの標準規格インタフェース(例えば10GBASE-SR)にてスタック接続可能であること

4.11.1.19. スタック接続ケーブルに関してメタルケーブル、光ケーブルのどちらでも接続可能であること

4.11.1.20. 最大512台のAPを管理できること

4.11.1.21. 最大10240のクライアントを管理できること

4.11.1.22. 1ラジオあたり最大16のSSIDを設定できること

4.11.1.23. ビーコンフレーム内にSSIDを隠し、ブロードキャストプローブ要求に応答しない技術を有すること

4.11.1.24. MACアドレスに基づいてWhite List/Black Listを設定できること

4.11.1.25. WEP(40,104,128bit)に対応していること

4.11.1.26. WPA/WPA2(Personal/Enterprise)に対応していること

4.11.1.27. TKIP/AESに対応していること

4.11.1.28. アクセスポイント間で再認証なしの高速ローミングに対応していること

4.11.1.29. IEEE802.1X認証/MAC認証に対応のこと

4.11.1.30. ダイナミックVLANによるVLAN付与に対応できること

4.11.1.31. ローカルデータベース、外部RADIUSサーバによる認証が可能なこと

4.11.1.32. WIDS(Wiress Intrusion Detection System)に対応していること

4.11.1.33. DFS(Dynamic Frequency Selection)/TPC(Transmit Power Control)に対応していること

4.11.1.34. WMM標準に基づいたQoS設定が可能なこと

4.11.1.35. 最大4094のVLANを同時にタグVLANで通信可能なこと

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4.   ネットワーク要件 実現性 備考(具体的な実現方法、代替案等)

4.11.1.36. 1024VLANインタフェースを設定可能で、それぞれにIPアドレスを1つ付与できること

4.11.1.37. スパニングツリー(IEEE802.1d)、ラピッドスパニングツリー(IEEE802.1w)、MSTP(IEEE802.1s)、VLAN毎に動作するスパニングツリー(Per VLAN スパニングツリー)に対応していること

4.11.1.38. 通信パケットのパケットフィルタ機能を有すること

4.11.1.39. STATICルーティング機能を有すること

4.11.1.40. IGMP v1/v2/v3スヌーピング機能を有すること

4.11.1.41. Telnet、SSHにより装置へのリモートログインが可能であること

4.11.1.42. GUI(Web Console)による設定が可能であること

4.11.1.43. FTP/TFTPクライアント、FTPサーバ機能を有すること

4.11.1.44. LLDP機能を有し、隣接するマルチベンダー機器に対して自装置の機器情報をアドバタイズできること

4.11.1.45. DHCPクライアント、DHCPリレー、DHCPサーバ、DHCPスヌーピング機能を有すること

4.11.1.46. NTPクライアント機能を有すること

4.11.1.47. Syslogプロトコルにより、Syslogサーバに動作状況のテキストを送付可能であること

4.11.1.48. アクセスログ、システムログ、エラーログ等を定期的に自装置Flashメモリに保存し、装置再起動時にも、そのログを確認できる機能を有すること

4.11.1.49. SNMPエージェント機能を有し、SNMPv1/v2c/v3に対応可能であること

4.11.1.50. RMONエージェント機能を有すること

4.11.1.51. ポートミラーリング機能(モニタリングデバイスにてパケット解析等を行うために、特定のポートを通過するトラフィックを指定したポートにコピーする機能)を有すること

4.11.1.52. 外形寸法(Width x Depth x Height)が、440 x 430 x 43.6mm以下であること

4.11.1.53. 質量が5.8kg以下であること

4.11.1.54. AC電源搭載時、90~264Vでの動作が可能であること

4.11.1.55. DC電源搭載時、-72~-36Vでの動作が可能であること

4.11.1.56. 最大消費電力が、122W以下であること

4.11.1.57. 温度 0~45℃で動作すること

4.11.1.58. 19インチラック搭載金具が標準添付であること

4.11.1.59. VCCIクラスA、RoHS指令に対応していること

4.12. 無線アクセスポイント ― ―4.12.1.1. 10/100/1000BASE-Tポートを1ポート標準搭載すること

4.12.1.2. 10/100/1000BASE-T(PoE受電)ポートを1ポート標準搭載すること

4.12.1.3. コンソールポート(CLI)による設定、状態確認が可能であること

4.12.1.4. 標準搭載ポートは、Auto Negotiationに対応し、速度、全半二重の固定設定が可能なこと

4.12.1.5. 標準搭載ポートは、Auto MDI・MDIXに対応し、MDIX固定設定が可能なこと

4.12.1.6. 最大1600byteのジャンボフレームに対応可能であること

4.12.1.7. ケーブル誤接続等により、誤ってループ状態が構成された場合に自動的にポートをブロックしブロードキャストストームを防止する機能(ループ検出機能)を有すること

4.12.1.8. 複数の物理リンクを束ねて1つの論理リンクとして扱う技術(リンクアグリゲーション)を有すること

4.12.1.9. アクセスポイント単体で動作する独立(FAT)モードとコントローラより制御可能なコントローラ管理(FIT)モードの両方をサポートすること

4.12.1.10. IEEE802.11ac(wave2)に対応していること

4.12.1.11. 2.4GHz帯、5GHz(W56)帯、5GHz(W52/W53)帯の3つの周波数帯を同時利用できること

4.12.1.12. 1ラジオあたりに最大16のSSIDが設定できること

4.12.1.13. ビーコンフレーム内にSSIDを隠し、ブロードキャストプローブ要求に応答しない技術を有すること

4.12.1.14. MACアドレスに基づいてWhite List/Black Listを設定できること

4.12.1.15. WEP(40,104,128bit)に対応していること

4.12.1.16. WPA/WPA2(Personal/Enterprise)に対応していること

4.12.1.17. TKIP/AESに対応していること

4.12.1.18. IEEE802.1X認証/MAC認証に対応のこと

4.12.1.19. ダイナミックVLANによるVLAN付与に対応できること

4.12.1.20. ローカルデータベース、外部RADIUSサーバによる認証が可能なこと

4.12.1.21. WIDS(Wiress Intrusion Detection System)に対応していること

4.12.1.22. DFS(Dynamic Frequency Selection)に対応していること

4.12.1.23. WMM標準に基づいたQoS設定が可能なこと

4.12.1.24. 最大256のVLANを同時にタグVLANで通信可能なこと

4.12.1.25. 128VLANインタフェースを設定可能で、それぞれにIPアドレスを1つ付与できること

4.12.1.26. 通信パケットのパケットフィルタ機能を有すること

4.12.1.27. STATICルーティング機能を有すること

4.12.1.28. Telnet、SSHにより装置へのリモートログインが可能であること

4.12.1.29. GUI(Web Console)による設定が可能であること

4.12.1.30. FTP/TFTPクライアント機能を有すること

4.12.1.31. LLDP機能を有し、隣接するマルチベンダー機器に対して自装置の機器情報をアドバタイズできること

4.12.1.32. DHCPクライアント、DHCPリレー、DHCPサーバ機能を有すること

4.12.1.33. NTPクライアント機能を有すること

4.12.1.34. Syslogプロトコルにより、Syslogサーバに動作状況のテキストを送付可能であること

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4.   ネットワーク要件 実現性 備考(具体的な実現方法、代替案等)

4.12.1.35. SNMPエージェント機能を有し、SNMPv1/v2c/v3に対応可能であること

4.12.1.36. RMONエージェント機能を有すること

4.12.1.37. 外形寸法(Width x Depth x Height)が、215 x 215 x 47.5mm以下であること

4.12.1.38. 質量が0.8kg以下であること

4.12.1.39. ACアダプタ電源入力時、90~264Vでの動作が可能であること

4.12.1.40. 最大消費電力が、15W以下であること

4.12.1.41. ファンレス設計であること

4.12.1.42. 温度 0~45℃で動作すること

4.12.1.43. 壁/天井取り付け用ブラケットが標準添付であること

4.12.1.44. VCCIクラスA、RoHS指令に対応していること

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5.   電子カルテ・オーダリングシステム 実現性 備考(具体的な実現方法、代替案等)

5.1. 共通 ― ―5.1.1. データベース ― ―5.1.1.1. 診療情報は患者単位での管理ができること。

5.1.2. セキュリティ ― ―5.1.2.1. カルテの改ざんを防止するため、追記型データベース(WriteOnce型データベー

ス)を採用していること。

5.1.2.2. カルテを参照および、帳票出力した際に、アクセスログを取得する仕組みがあること。

5.1.2.3. ログイン者氏名、職制、所属科、前回ログイン日時のログイン者情報が表示されること。

5.1.3. カルテデータ ― ―5.1.3.1. 電子カルテデータ(カルテ様式1号、感染情報、アレルギー情報、カルテ2号用紙、現病

歴などの身体記録、退院時サマリ、紹介状、診断書、入院診療計画書、退院療養計画書)が扱えること。

5.1.3.2. 画像システムとの連携により、画像データが扱えること。

5.1.3.3. 稼働開始日以前のデータについても稼働日以後のデータと同様に表示され、また、修正、削除を行うことができること。

5.1.3.4. 稼働開始日以前のテンプレートについても稼働日以後のテンプレートと同様に表示され、修正及び削除を行うことができること。

5.1.3.5. カルテの改ざんを検知するため、ハッシュ関数・デジタル署名を採用していること。

5.1.3.6. 現在稼動しているシステムにて使用しているセット情報,各種マスタを全て移行すること。

5.1.3.7. 現行システムから移行したデータと本システムで発生したデータは、差異がなく横断的に全ての統計業務が行えること。

5.1.3.8. 電子カルテシステムの画面について、既存システムの基本的なユーザビリティを継承すること。具体的には、画面上部に固定表示される基本情報やメニュー表示、画面左部分に固定表示されるアイコンランチャー、検査結果値の表示等、患者情報の把握や操作者が汎用的に使用する部分を指す。

5.1.3.9. 帳票に関しては,原則現行出力帳票を全て本システムで同じフォーム・内容で出力できるようにすること。

5.1.4. アクセス管理 ― ―5.1.4.1. クライアント端末利用時に利用者認証(所属・職種)を行い、システムログイン時に端末

利用者の資格権限のチェックが行えること。

5.1.4.2. 個人、職種、所属科による業務の特異性に応じた初期画面を表示できること。

5.1.4.3. 動作環境を定義することにより、使用者に応じた画面レイアウトを作成できること。

5.1.4.4. 利用者の業務利用範囲を限定する権限設定を行う事が可能なシステムであること。

5.1.4.5. カルテ閲覧・更新可能な操作者を患者毎に設定できること。

5.2. 利用者認証 ― ―5.2.1. 利用者認証 ― ―5.2.1.1. システムを利用する際に、職員コード、パスワードによるログインができること。

5.3. 患者一覧 ― ―5.3.1. 外来患者一覧 ― ―5.3.1.1. 外来患者一覧では、指定日の指定予約項目に予約がある患者が一覧表示されること。

5.3.1.2. 外来患者一覧では、予約患者は予約時間順に、予約外患者は受付時間順に一覧表示できること。また、診察一時終了患者の選択や診察終了患者の再表示にも対応できていること。

5.3.1.3. 外来患者一覧の各々の表示項目について、ワンクリックで患者の並び替え(昇順/降順)が可能なこと。

5.3.1.4. 外来患者一覧に表示される項目の表示順を自由に変更ができること。また、各項目での並べ替えができること。

5.3.1.5. 外来患者一覧では、緊急検査結果到着の旨の自動表示が可能なこと。

5.3.1.6. 外来患者一覧では、当日の他科予約有無の表示が可能なこと。

5.3.1.7. 他科の予約がある場合は、予約内容の詳細が表示されること。

5.3.1.8. 入院中外来の患者のみ表示することができること。

5.3.1.9. 外来患者一覧は、患者の診察状態(未来院、診察待ち、診察一時終了、診察終了、キャンセル)により色分けして表示できること。

5.3.1.10. 外来患者一覧で患者を選択すると、薬剤禁忌、食物禁忌、感染症、障害情報、視覚障害情報、聴覚障害情報の有無がアイコンで表示できること。

5.3.1.11. 外来患者一覧には、患者氏名、患者カナ氏名、患者番号、性別、年齢、予約区分、予約時間、来院時間、診療状態、検査結果、レントゲン、生理、画像レポート結果、初診区分、併科の有無、患者区分、フリーコメント、準備品、入院科、入院病棟、他科紹介区分が表示されること。

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5.   電子カルテ・オーダリングシステム 実現性 備考(具体的な実現方法、代替案等)

5.3.1.12. 患者番号がわからない場合でも、検索画面において姓名検索(カナ・漢字)、性別の絞り込みにより該当患者を一覧表示させ、患者を選択できること。

5.3.1.13. 患者案内表示盤と接続時には、表示盤に案内表示されている患者一覧の表示が可能なこと。

5.3.1.14. 患者案内表示盤と接続時には、手動又は自動で患者案内表示盤へ呼び出し情報を送信可能なこと。

5.3.1.15. 操作者が過去に開いたカルテ閲覧履歴画面を起動できること。このカルテ閲覧履歴から患者選択する患者のカルテを開くことが可能であること。

5.3.2. 入院患者一覧 ― ―5.3.2.1. 入院患者一覧は、入院患者を病棟別や科別に一覧表示できること。

また、全患者/担当患者の表示選択が行えること。

5.3.2.2. 入院予定患者、入院決定患者、入院患者、転入予定患者、退院予定患者、パス適用患者およびチーム別入院患者一覧をそれぞれ一覧で表示できること。それぞれの一覧は、タブで切り替えて表示できること。

5.3.2.3. 入院患者一覧に表示される項目の順序は自由に変更できること。また、各項目の昇順/降順での並び替えができること。

5.3.2.4. 入院患者一覧は、退院予定患者、転棟予定患者および外泊中、外泊予定を色分けして表示できること。

5.3.2.5. 入院患者一覧で患者を選択すると、薬剤禁忌、食物禁忌、感染症、障害情報、視覚障害情報、聴覚障害情報の有無がアイコンで表示できること。

5.3.2.6. 入院患者一覧には、患者氏名、患者カナ氏名、患者番号、科、入院日、病棟、病室、ベッド、特記事項、医師・看護師への指示有無、面会報報が示されること。

5.3.2.7. 入院患者一覧には、パスの登録の有無が表示されること。

5.3.2.8. キーボードまたはIDカードから患者番号を入力し、該当患者を指定できること。

5.3.2.9. 患者番号がわからない場合でも、検索画面において姓名検索(カナ・漢字)、性別の絞り込みにより該当患者を一覧表示させ、患者を選択できること。

5.3.2.10. 医師に対して、患者毎に確認が必要な情報がある場合に、確認事項があることを示すマークが表示されること。

5.3.2.11. 看護師に対して、患者毎に医師からの指示等がある場合は、患者毎に指示事項があることを示すマークが表示されること。

5.3.2.12. 入院患者をチームでグルーピングしたり、徘徊注意などを把握できるようにするため、入院患者一覧からコメントを複数入力できること。

5.3.2.13. 入力されたコメントは入院患者一覧に表示され、並べ替えできること。

5.3.2.14. 操作者が過去に開いたカルテ閲覧履歴画面を起動できること。このカルテ閲覧履歴から患者選択する患者のカルテを開くことが可能であること。

5.4. 受付 ― ―5.4.1. 受付機能 ― ―5.4.1.1. 予約患者の到着確認や予約外患者の医師振り分けなど、ブロックや診療科での受付業務を

支援する機能を有すること。

5.4.1.2. ブロックや診療科に来院予定の患者一覧が受付患者一覧として表示されること。

5.4.1.3. 受付患者一覧の各々の表示項目について、ワンタッチで患者の並び替え(昇順/降順)が可能なこと。また、表示項目自体の選択や並び替えが可能なこと。

5.4.1.4. 受付患者一覧には、外来患者一覧と同様の項目が表示されること。(患者氏名、患者カナ氏名、患者番号、性別、年齢、予約区分、予約時間、来院時間、診療状態、検査結果、レントゲン、生理、画像レポート結果、初診区分、併科の有無、患者区分、フリーコメント、準備品、入院科、入院病棟が表示されること。)

5.4.1.5. 到着確認登録ができること。また到着確認登録時には、診察前検査情報や併科情報などが一画面で参照できること。

5.4.1.6. 予約外患者の到着確認登録時には、診察医師割り振り登録ができること。

5.4.1.7. 診察医師割り振り登録の際に、受付科の予約状況を参照できること。

5.4.1.8. 再来(新来)受付時に、受診案内票の出力ができること。

5.4.1.9. 患者案内表示盤と接続時には到着確認情報を表示盤へ送信できること。

5.4.1.10. 操作者が過去に開いたカルテ閲覧履歴画面を起動できること。このカルテ閲覧履歴から患者選択する患者のカルテを開くことが可能であること。

5.5. アクセスログ ― ―5.5.1. アクセスログ ― ―5.5.1.1. カルテを参照した際に、いつ、誰(ログイン者)が、誰(患者)のデータにアクセスした

かをアクセスログとして取得する仕組みがあること。

5.5.1.2. 日付、端末名、業務AP名称、患者番号、患者氏名、操作者ID、操作者氏名の情報がアクセスログデータとして記録されること。

5.5.1.3. 操作者ID、患者番号、検索期間、業務APの指定で絞り込み検索を実施し、検索結果を一覧表示できること。

5.6. 患者ポータル ― ―5.6.1. 患者ポータル ― ―5.6.1.1. 外来患者の診察概要をいち早く一画面で表示できること。

5.6.1.2. 診療情報は、日別で表示できること。

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5.   電子カルテ・オーダリングシステム 実現性 備考(具体的な実現方法、代替案等)

5.6.1.3. 科別に最終来院履歴(受診科、最終受診日付)を表示できること。

5.6.1.4. 患者基本情報、禁忌、病名、受診履歴、直近の診察記事、オーダ情報が参照できること。

5.6.1.5. 表示レイアウトを変更できる機能を有すること。

5.7. 付箋 ― ―5.7.1. 付箋機能 ― ―5.7.1.1. 患者に関する連絡事項などを、付箋としてカルテに表示できること。

5.7.1.2. 設定した付箋を表示させる期間(日時)を設定できること。

5.7.1.3. 付箋本文は、フォント、文字サイズ、文字色が変更できること。

5.7.1.4. 付箋に重要度が設定できること。

5.7.1.5. 重要度毎に付箋の背景色の設定ができること。

5.7.1.6. 秘匿モードに設定すると、内容が表示されないよう最小化されて表示されること。

5.7.1.7. 付箋の内容編集、削除に関して以下の4通りの権限設定が行なえること。・フリー・本人のみ・同科同職制のみ・同職制のみ

5.7.1.8. 付箋の大きさ、表示位置を設定できること。

5.7.2. 付箋一覧画面 ― ―5.7.2.1. 作成された付箋の内容が一覧画面で確認ができること。

5.7.2.2. 付箋の一覧表示では、期間指定、現在有効なもの、全表示として表示期間を切り替えることができること。

5.7.2.3. 付箋の一覧表示では、全表示と自科のみの表示を切り替えることができること。

5.7.2.4. 付箋の一覧表示から、新規に付箋が登録可能であること。

5.7.2.5. 付箋の一覧表示から、付箋の修正が可能であること。

5.7.2.6. 付箋の一覧表示から、付箋の削除が可能であること。

5.8. コミュニケート・患者フォーラム ― ―5.8.1. コミュニケート・患者フォーラム ― ―5.8.1.1. 宛先指定により、個人から個人への電子メールによる情報発信、および個人からグループ

への情報発信ができること。

5.8.1.2. 電子メール本文の文字フォント、文字サイズが変更できること。

5.8.1.3. メッセージ区分(問い合わせ、注意、お知らせ、フォーラム、協力、保守、区分なし等)の選択ができること。

5.8.1.4. メッセージ区分を選択した場合、受信メッセージ、送信メッセージにメッセージ区分のアイコンが表示されること。

5.8.1.5. 緊急区分(A~G、区分なし)の選択ができること。

5.8.1.6. 緊急区分を選択した場合、受信メッセージ、送信メッセージに緊急区分が表示されること。

5.8.1.7. 緊急メッセージがある場合には、優先的に表示させることができること。

5.8.1.8. 送信先の相手がメッセージを読んだかどうかの既読状況を確認できること。

5.8.1.9. 以下の宛先指定機能を有していること。 ・宛先検索機能 ・職種別、診療科別、部署別宛先選択機能 ・氏名の部分一致検索機能 ・職種、診療科、部署、氏名の部分一致の組み合わせによる複合検索機能 ・宛先グルーピング機能

5.8.1.10. 以下の宛先指定機能を有していること。 ・宛先検索機能 ・職種別、診療科別、部署別宛先選択機能 ・宛先グルーピング機能

5.8.1.11. 患者指定により、該当患者の治療に携わる個人およびグループへの情報発信ができること(患者フォーラム)。

5.8.1.12. 患者の診療データにメッセージを付加し、送信できること。

5.8.1.13. メッセージ対象の患者選択時、自動的に宛先として"主治医"、"担当看護師"、"担当薬剤師"が背低されること。

5.8.1.14. メッセージ対象の患者より、対象患者のカルテが起動できること。

5.8.1.15. 送信メールに各種の資料を添付ファイルとして付加して送信できること。また、画像情報の添付も可能であること。

5.8.1.16. 電子メール未読を知らせるため、アイコンを点滅させることができること。

5.8.1.17. 緊急の未読の電子メールがある場合には、通常のメールとは異なるアイコンの点滅色やスピードで表現ができること。

5.8.1.18. 送信メッセージ一覧、受信メッセージ一覧に表示させる電子メールの期間を設定できること。

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5.   電子カルテ・オーダリングシステム 実現性 備考(具体的な実現方法、代替案等)

5.8.1.19. 表示させる電子メールの期間を複数設定し、タブ表示できること。複数タブを切り替えて表示可能であること。

5.8.1.20. 表示期間毎に未読件数/メッセージ総件数の表示ができること。

5.8.1.21. 最新情報を自動で取得する機能を有すること。

5.8.1.22. 最新情報の自動取得時間間隔を秒単位で設定できること。

5.8.1.23. 送受信したメッセージを印刷できること。

5.9. スキャナ取り込み ― ―5.9.1. 紙文書取り込み ― ―5.9.1.1. 院外から来る紹介状、診断書等の紙文書をスキャナ等で取り込みデジタルデータとして保

存できること。

5.9.1.2. 文書種別(紹介状、同意書など)やコメントの入力ができること。

5.9.1.3. 取り込み情報をカルテに貼り付けができること。

5.9.1.4. フローシート、プログレスノートから、取り込まれたイメージを参照できること。

5.9.1.5. 取り込まれた文書の一覧を患者毎に参照できること。

5.9.1.6. 各文書・画像をブラウザで表示できること。

5.9.1.7. 各文書・画像データをスキャナで読み取る場合、バーコード及びQRコードによる患者属性や等の登録が可能であること。

5.9.1.8. スキャナ取り込みを目的とした任意の文書書式が作成、印刷できること。印刷時に指定された文書種別が自動的に入力されること。

5.9.1.9. スキャナ依頼用紙が出力できること。

5.9.1.10. スキャナ依頼用紙の情報から依頼者・患者情報・文書分類を引き継ぎ、効率的にスキャナ取り込みできること。

5.9.1.11. スキャナ文書の種別を指定し、条件に該当する患者一覧を表示できること。

5.9.1.12. 患者IDおよびスキャナ文書の種別を指定し、条件に該当するスキャナ取り込み文書の一覧を表示できること。

5.9.1.13. スキャナ依頼用紙にQRコードが出力可能なこと。

5.10. ファイルインポート ― ―5.10.1. 画像システム、レポートシステム連携 ― ―5.10.1.1. 画像システムにて保存するWeb参照用画像が、電子カルテ上で表示できること。

5.10.1.2. 放射線レポート作成支援システムで作成されたWeb参照用レポート付画像を、電子カルテ上で表示できること。

5.10.2. 外部ファイル読み込み ― ―5.10.2.1. 診察記事には、画像ファイルなど外部ファイルを読み込み添付できること。

5.11. 提供マスタ ― ―5.11.1. 提供マスタ ― ―5.11.1.1. システム動作時に必要なマスタを提供できること。

5.11.1.2. パソコンに格納されているマスタテーブル類をサーバ側から最新化できること。(オーダリング機能起動時に自動取り込み)

5.12. 履歴 ― ―5.12.1. 履歴マップ ― ―5.12.1.1. 過去に受診した診療科と診療時期を時系列マップに表示できること。表示期間は5年およ

び1年が同時に表示されること。

5.12.1.2. 入院期間を時系列マップ上に表示できること。

5.12.1.3. 診療科は色により時系列マップ上に表現ができること。

5.12.1.4. 履歴マップ特定の時期を指定すると、該当時期のプログレスノートが自動的に表示できること。

5.12.2. 履歴印刷 ― ―5.12.2.1. 出力期間、データ種(記事、オーダ種等)を指定し、該当する患者の記事、オーダの内容

を印刷、表示、保存できること。

5.12.2.2. 印刷タイトル、使用目的を選択及びフリー入力できること。

5.12.2.3. ファイル分割単位を選択できること。

5.12.2.4. 出力プリンタを選択できること。

5.12.2.5. 改竄チェックが行えること。

5.12.2.6. 印刷タイトル、使用目的を印刷、表示できること。

5.12.2.7. 医療機関名、作成者氏名、患者氏名を印刷、表示できること。

5.12.2.8. 記事、オーダの内容や、登録された日時、登録者、データ番号が表示されること。

5.12.2.9. 記事、オーダ情報は、修正データも表示できること。修正されたデータは取り消し線付きで表示できること。関連情報として修正前、後のデータ番号や登録日時を印刷、表示できること。

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兵庫県立淡路医療センター 電子カルテシステム更新および影響部門システム更新要件定義書

5.   電子カルテ・オーダリングシステム 実現性 備考(具体的な実現方法、代替案等)

5.12.2.10. 記事、オーダは、削除されたデータも表示できること。削除されたデータは赤色取り消し線付きで表示し、関連情報として修正前のデータ番号や登録日時を印刷、表示できること。

5.13. 基本 ― ―5.13.1. 初期画面 ― ―5.13.1.1. 初期画面にて、以下の内容を表示すること。

 ・操作者の職種 ・操作者の所属科 ・操作者の氏名 ・前回ログイン日時

5.13.1.2. 電子メール機能で未読メッセージがあることが専用アイコンの点滅によりわかること。

5.13.1.3. 端末設置場所によっては、初期デスクトップ画面に加え、以下の画面を初期表示することも可能なこと。 ・外来・・・外来患者一覧 ・病棟・・・入院患者一覧

5.13.1.4. 掲示板を表示できること。

5.13.2. メニュー画面(ツールメニュー、利用者情報) ― ―5.13.2.1. 利用者情報(利用者氏名、所属)の表示ができること。

5.13.2.2. 利用者情報(パスワード、初期画面など)の変更ができること。

5.13.2.3. 開いているカルテの情報表示(患者氏名、性別、年齢、入外、病棟、科)ができること。

5.13.2.4. カルテ記載、診療に使用する各種機能ツールの呼出ができること。

5.13.2.5. カルテ記載、診療に使用する各種機能ツールは操作者毎に「お気に入り」へ登録ができること。

5.13.2.6. カルテ控えの保存および印刷ができること。

5.13.3. 患者基本情報の表示 ― ―5.13.3.1. 患者の性別、年齢別に応じたアイコンが表示されること。

5.13.3.2. 患者氏名、患者ID、性別、生年月日、年齢、入院日、入院科、入院病棟、病室、適用保険等が表示されること。

5.13.3.3. 患者の薬剤禁忌、食物禁忌、感染症、障害情報、視覚障害情報、聴覚障害情報、アレルギー、体内金属、造影剤禁忌、同意書・許諾書有無がアイコン表示されること。

5.13.3.4. 患者の薬剤禁忌のアイコンは、禁忌情報有り、なし、未確認により各々アイコンの表示が変ること。

5.13.3.5. 患者の食物禁忌のアイコンは、禁忌情報有り、なし、未確認により各々アイコンの表示が変ること。

5.13.3.6. 患者のアレルギーのアイコンは、禁忌情報有り、なし、未確認により各々アイコンの表示が変ること。

5.13.3.7. 患者の体内金属のアイコンは、禁忌情報有り、なし、未確認により各々アイコンの表示が変ること。

5.13.3.8. 患者の造影剤禁忌のアイコンは、禁忌情報有り、なし、未確認により各々アイコンの表示が変ること。

5.13.3.9. 感染症のアイコンは、陽性、陽性(判定期間を過ぎている)、陰性、陰性(判定期間を過ぎている)、未検査なし、未確認によりアイコンの表示が変ること。

5.13.3.10. アイコンにカーソルを合わせることで医療安全確保情報の内容をツールチップで表示することが可能なこと。

5.13.3.11. DPC情報が表示されること。

5.13.3.12. ID誤入力防止として、患者IDボタンをクリックしコピーし貼り付けることができること。

5.13.3.13. 患者注意情報が登録されている場合には、注意情報のアイコンが表示されること。アイコンにカーソルを合わせると、詳細内容をツールチップで表示することが可能なこと。

5.13.4. 患者指定・選択方法 ― ―5.13.4.1. 外来患者一覧より患者を選択できること。

5.13.4.2. 外来患者一覧で患者番号を入力することにより患者を指定できること。

5.13.4.3. 入院患者一覧より患者を選択できること。

5.13.4.4. 入院患者一覧で患者番号を入力することにより患者を指定できること。

5.13.4.5. ベッドマップから患者を選択できること。

5.13.4.6. 患者検索画面より、患者が指定できること。

5.13.5. 患者検索機能 ― ―5.13.5.1. 以下の条件を指定することにより、対象患者の一覧が表示されること。

<検索条件>・患者指名(カナ氏名もしくは漢字氏名のいずれかを選択)・性別(男性のみ、女性のみ、男女両方のいずれかを選択)・住所(現住所もしくは全住所のいずれかを選択)・生年月日(西暦もしくは和暦のいずれかを選択)

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兵庫県立淡路医療センター 電子カルテシステム更新および影響部門システム更新要件定義書

5.   電子カルテ・オーダリングシステム 実現性 備考(具体的な実現方法、代替案等)

5.13.5.2. 検索結果患者一覧には、カナ患者氏名、漢字患者氏名、患者番号、性別、年齢、生年月日、電話番号、郵便番号、住所、最終来院歴、初診算定日が表示されること。

5.13.6. オーダ指示メイン機能(診療オーダ共通機能) ― ―5.13.6.1. 各オーダで使用する保険を一覧から選択できること。

5.13.6.2. 指示医を指示医一覧から指定できること。

5.13.6.3. オーダ履歴画面に表示する内容について、下記の選択が行えること。 ・外来のみ/入院のみ/両方 ・前回から/前々回から/1ヶ月前から/3ヶ月前から/6ヶ月前から/全件 ・自科/全科 ・自科オーダ情報を展開表示

5.13.6.4. オーダ履歴画面、今回診療オーダ画面を有し、同時に表示できること。また、必要に応じて各画面の位置や表示サイズ変更が行えること。

5.13.6.5. オーダ履歴画面は、日付単位またはオーダ種単位にオーダ内容を表示できること。また、オーダごと、グループごとに、概要のみの表示と明細項目までの表示を自由に切り替えられること。

5.13.6.6. 処方オーダ選択時、DO利用、修正、削除、DI表示、処方箋発行およびカルテ控え再発行の各処理が行えること。

5.13.6.7. 検体検査オーダ選択時、DO利用、修正、削除、中止、ラベル発行、ラベル再発行およびカルテ控え再発行、検査結果照会の各処理が行えること。

5.13.6.8. 画像・生理オーダ選択時、DO利用、修正、削除、中止、予約票出力およびカルテ控え再発行の各処理が行えること。

5.13.6.9. 注射オーダ選択時、カレンダー表示、DO利用、修正、削除、実施入力、DI表示、注射箋発行およびカルテ控え再発行の各処理が行えること。

5.13.6.10. 処置オーダ選択時、カレンダー表示、DO利用、修正、削除、実施、修正後実施、中止の各処理が行えること。

5.13.6.11. 指示コメント選択時、DO利用、編集の各処理が行えること。

5.13.6.12. 今回診療オーダ画面では、入力したオーダについて複数日・複数オーダ種をまとめて表示できること。また、オーダごと、グループごとに、概要のみの表示と明細項目までの表示を自由に切り替えられること。

5.13.6.13. オーダ履歴画面からのドラッグ&ドロップにより、グループ選択、オーダ選択を行い、今回診療オーダ画面上にコピーできること(DO入力)。

5.13.6.14. 複数オーダ種の前回コピー入力がワンタッチで行えること。

5.13.6.15. セット入力においても、セットウィンドウからのドラッグ&ドロップにより、セット内容を選択し、今回診療オーダ画面上にコピーできること。

5.13.6.16. 処方オーダ選択時、編集、削除、日数一括変更、日付変更、保険変更、投与日数/回数変更、用法変更、薬剤変更、使用量変更およびコメント修正/削除、カルテ控え指示変更、服薬説明変更、DI表示の各処理が行えること。

5.13.6.17. 検体検査オーダ選択時、編集、詳細表示、削除、日付変更、保険変更、検体変更、コメント追加/修正/削除、至急指示/中止およびラベル発行、カルテ控え指示変更の各処理が行えること。

5.13.6.18. 画像・生理オーダ選択時、編集、削除、日付変更、保険変更およびコメント追加/修正/削除、カルテ控え指示変更の各処理が行えること。

5.13.6.19. 注射オーダ選択時、カレンダー表示、編集、削除、日数一括変更、日付変更、保険変更、ルート・投与方法変更、注射速度変更、薬剤変更、使用量変更、溶解度情報表示およびコメント修正/削除、カルテ控え指示変更、DI表示の各処理が行えること。

5.13.6.20. 処置オーダ選択時、カレンダー表示、編集、削除および保険変更の各処理が行えること。

5.13.6.21. 指示コメント選択時、編集、削除の各処理が行えること。

5.13.6.22. 一度に複数の医師からの指示が入力できるよう、患者カルテを開いた状態でも指示医の変更が行えること。

5.13.6.23. 研修医がカルテを起動する際に指導医選択画面を起動できること。

5.13.6.24. 診察終了時に、受診案内票の出力ができること。当日の診療予定が分かる内容を印刷できること。

5.13.6.25. 複数患者カルテ起動時に、「カルテ切替」から、現在表示中の患者から別患者に切替した際に、自動起動マスタに設定されたEXEが起動できること。

5.13.7. コピー・出力機能 ― ―5.13.7.1. 入力(編集)画面の内容をワンタッチでプリンタに出力できること(オーダ入力内容の出

力)。

5.13.7.2. 入力(編集)画面の内容をクリップボードにコピーできること。

5.14. セット ― ―5.14.1. セット登録および頻用一覧登録 ― ―5.14.1.1. 院内共通、科別、医師別および患者別で頻繁にオーダされる診療内容をグループ化して

セットとし、オーダ登録が簡便に行えること。また、セットの登録については、職種による制限ができること。

5.14.1.2. 病院別、科別および医師別の3種類の区分に分けて、薬剤セット、オーダセット、必要時セットを登録できること。

5.14.1.3. 患者別にオーダセットの登録が可能なこと。

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兵庫県立淡路医療センター 電子カルテシステム更新および影響部門システム更新要件定義書

5.   電子カルテ・オーダリングシステム 実現性 備考(具体的な実現方法、代替案等)

5.14.1.4. セットの登録とその利用はセット機能として共通化し、複数オーダ種の組み合わせが可能なこと。

5.14.1.5. 対象セット項目(オーダ種)として、処方、検体検査、画像・生理、注射および処置、指導が登録可能なこと。

5.14.1.6. セットにおいては、日付を複数組み合わせた時系列セットも登録可能なこと。また、セットは、階層構造での管理も可能なこと。

5.14.1.7. セットとして、処方薬の頻用一覧を登録し、処方オーダにおいて選択利用が行えること。

5.14.1.8. オーダ履歴画面、今回診療オーダ画面から、セットに登録したいオーダをドラッグ&ドロップすることでセット登録可能なこと。

5.14.1.9. セット画面から、流用したいオーダを今回診療オーダ画面へドラッグ&ドロップすることで、オーダ入力が容易に行えること。

5.14.1.10. セット画面から、流用したい頻用薬剤を処方オーダ画面の薬剤入力エリアへ、ドラッグ&ドロップすることで、頻用薬剤の入力が容易に行えること。

5.15. 患者基本オーダ ― ―5.15.1. 患者基本情報入力 ― ―5.15.1.1. 基本情報として、医事システムで登録された患者氏名、性別、住所、保険情報を参照でき

ること。また障害情報、感染情報、薬剤禁忌情報、食物禁忌情報、アレルギー情報、職種別コメント、体内金属情報、造影剤禁忌情報およびフリーコメントを登録できること。

5.15.1.2. 看護区分、患者区分、救護区分、痴呆度および死亡日を登録できること。また、死亡日を登録した際には入力済みの未実施のオーダのすべてを削除できること。

5.15.1.3. 薬剤禁忌情報については、禁忌薬剤を選択することにより禁忌薬剤の登録が可能なこと。

5.15.1.4. 薬剤禁忌情報については、必要に応じて詳細情報として禁忌薬剤を検索し、薬剤の登録が可能なこと。

5.15.1.5. 障害情報・感染情報・薬剤禁忌情報・食物禁忌情報・アレルギー情報、体内金属情報、造影剤禁忌情報については、選択形式及びフリーコメント入力が行えること。

5.15.1.6. 面会情報の登録が可能なこと。

5.15.1.7. 患者情報として、身長、体重、血液型、亜型、かかりつけ病院・診療所名称とコメント、かかりつけ薬局名称とコメントおよび愛玩動物飼育歴を登録できること。

5.15.1.8. 主訴情報として、主訴、病状、フリーコメントが登録できること。

5.15.1.9. 科別の主訴履歴が登録・表示できること

5.15.1.10. 医学的背景情報として既往歴、手術歴、麻酔歴登録できること。また病名表示ができること。

5.15.1.11. また、輸血歴、自己血採決歴、治験歴、被爆歴、骨髄移植歴、月経歴、妊娠/出産歴、放射線治療歴、化学療法歴、海外渡航歴の登録ができること。

5.15.1.12. ワクチン接種履歴の登録ができ各項目にフリーコメントの入力が登録できること。

5.15.1.13. 家族歴・生育歴情報として家族歴・同居者、生活歴・生育歴の登録ができること。

5.15.1.14. 家族歴をもとに家系図が自動で作成できること。

5.15.1.15. 家系図の表示及び印刷が行えること。

5.15.1.16. 生活習慣情報として睡眠、排泄、食事、喫煙、飲酒、宗教、住環境、性格および趣味の登録ができること。

5.15.1.17. 補装具(杖、義歯、補聴器等)および医療機器(胃カテーテル、人工肛門、人口呼吸器等)の使用状況の登録が出来ること。

5.15.1.18. 介護情報として、移動、移動補助、移乗、食事内容、食事補助、食事動作、更衣、入浴、入浴補助、整容、意思疎通、排尿状況、排便状況の登録ができること。

5.15.1.19. 患者に関する人物情報(世話人、キーパーソン等)の登録ができること。

5.15.1.20. 患者の職業歴の登録ができること。

5.15.1.21. 指示情報として処方一包化指示、薬自己管理、院外不可の指示の有無が登録できること。

5.15.1.22. 服薬指導の簡易的な内容の登録ができること。

5.15.1.23. 処方箋に関して薬剤師コメントが登録できること。

5.15.1.24. 入院情報として主治医、オーダ指示歴、予約状況、入院履歴および来院履歴が自科、全科毎に表示できること。

5.15.1.25. 入院日、退院日、初診日、入院形態、転帰の表示ができ、照会元、照会先の登録ができること。

5.15.1.26. 社会保障情報として要介護認定情報、身体障害者手帳、精神障害者手帳、難病認定、年金種類、利用している社会サービスおよび連絡先の登録ができること。

5.15.1.27. 職種により入力可能項目を限定できること。また、データ更新者の表示が可能なこと。

5.15.1.28. 基本情報タブのフリーコメントの入力が146バイトまで入力できること。

5.15.2. 患者基本情報照会 ― ―

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兵庫県立淡路医療センター 電子カルテシステム更新および影響部門システム更新要件定義書

5.   電子カルテ・オーダリングシステム 実現性 備考(具体的な実現方法、代替案等)

5.15.2.1. 患者の氏名、性別、生年月日、住所、電話番号および保険の基本登録情報を、医療事務システムより取得できること。

5.15.2.2. 入院患者に対して、科、病棟、病室およびベッドの入院情報を入院基本オーダより取得できること。

5.15.2.3. 看護区分、患者区分および救護区分の情報は、「看護ケア」の患者状態情報と連動できること。

5.15.2.4. 臨床検査システム側からの検体検査結果受信時に、感染情報、血液型の自動更新(取込)が行えるよう考慮されていること。

5.15.2.5. 感染情報は、検体検査オーダの検体ラベルへのコメント表示、画像・生理オーダの検査申込書へのコメント表示としても利用できること。

5.15.2.6. 薬剤禁忌情報は、処方オーダおよび注射オーダの患者アレルギーチェックとして利用できること。

5.15.2.7. 食物禁忌情報は、食事オーダの禁止事項項目への連動ができること。

5.15.2.8. 職種により表示項目を限定できること。

5.15.2.9. 特定の基本情報は履歴管理されて、更新履歴が参照できること。

5.16. 入院基本オーダ ― ―5.16.1. 入院予定 ― ―5.16.1.1. 入院診療が予定される患者に対して、入院予定内容を登録できること。

なお、現在入院している患者の次回の入院予定も登録できること。

5.16.1.2. 依頼科、依頼医師、入院予定日、入院科、入院目的、入院期間を必須項目として登録が必要なこと。

5.16.2. 入院決定 ― ―5.16.2.1. 入院日が決定した患者に対して、入院予定情報があれば引き継ぎ、なければ新規に入院決

定内容を登録できること。なお、現在入院している患者への登録はできないようにチェックできること。

5.16.2.2. 依頼科、依頼医師、入院科、入院予定日、入院目的、入院期間、主治医、病棟・病室・ベッドを必須項目として登録が必要なこと。

5.16.2.3. 入院決定登録では、入院時の食種を選択入力できること。また、患者の年齢、入院科および病棟から、食種を自動設定できること。

5.16.2.4. 入院決定登録以降に入力されるオーダは、決定日を基準に自動的に入外判定できること。

5.16.3. 入院確認 ― ―5.16.3.1. 患者が実際に入院した場合には、入院確認入力が行えること。

なお、入院決定情報があれば、入院確認情報としてその内容を引き継げること。

5.16.3.2. 依頼科、依頼医師、入院料、入院日、入院時間、主治医、病棟・病室・ベッドを必須項目として登録が必要なこと。

5.16.3.3. 入院決定より引き継いだ入院確認情報のうち、入院日、食事時間、病棟および病室の何れかが変更された場合、食事指示の自動訂正発行(再発行)が可能なこと。

5.16.4. 外出・外泊処理 ― ―5.16.4.1. 外出・外泊が予定されている患者または外出・外泊を行った患者に対して、外出・外泊内

容を登録できること。

5.16.4.2. 開始日時、食事中止、終了日時、食事再開日時、理由を必須項目として登録が必要なこと。

5.16.4.3. 院外滞在の時間が午前0時を越える場合は外泊、同日内に帰院する場合は外出として扱えること。

5.16.4.4. 食事の摂取時間帯を含む外出・外泊を登録した時、食事指示(欠食)を自動発行できること。

5.16.4.5. 外出・外泊の時間とは連動しない食事指示(欠食)もできること。

5.16.5. 転科・転室処理 ― ―5.16.5.1. 転科・転室を行った患者に対して、転科・転室内容を登録できること。

5.16.5.2. 転室日、転室時間が登録できること。転科・転室前の科、病棟、病室、ベッドが表示され、転科・転室後には必須項目として登録が必要なこと。

5.16.5.3. 転科を登録した時、転科前の科で登録している終了日未入力の医師情報は、転科日を終了日に自動セットできること。

5.16.5.4. 転室日以降の食事指示に対して、配膳先を自動変更できること。

5.16.5.5. 転科日以降の未実施の予定オーダや継続オーダに対する扱い(保持/削除)を設定可能なこと。

5.16.6. 転棟予定・転入確認処理 ― ―5.16.6.1. 転棟が予定されている患者に対して、転棟予定内容を登録できること。

5.16.6.2. 転棟予定の登録では、転棟予定日以降の食事指示に対し、配膳先を自動変更できること。

5.16.6.3. 患者が実際に転棟した場合には、転入確認入力が行えること。なお、転入日、転入時刻、科および病棟を転棟予定から引き継げること。

5.16.6.4. 転入確認を行い、科が変更になった場合、転科前の科で登録している終了日未入力の医師情報は、転科日を終了日に自動セットできること。

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兵庫県立淡路医療センター 電子カルテシステム更新および影響部門システム更新要件定義書

5.   電子カルテ・オーダリングシステム 実現性 備考(具体的な実現方法、代替案等)

5.16.6.5. 転入確認では、転棟予定からの内容(病室)に変更があった場合、転入確認日以降の食事指示に対し、配膳先を自動変更できること。

5.16.6.6. 転科を伴わない場合には、転出側の病棟で登録された未実施の予定オーダや継続オーダを、転入側の病棟のオーダに自動変更できること。

5.16.6.7. 転科日以降の未実施の予定オーダや継続オーダに対する扱い(保持/削除/中止)を設定可能なこと。

5.16.7. 医師登録および看護師登録 ― ―5.16.7.1. 新規に医師(主治医、担当医)の登録を行えること。

5.16.7.2. 登録済み医師の修正・削除を行えること。

5.16.7.3. 医師の登録では、開始日・終了日を入院日から退院日までの範囲に設定できること。また、同一診療科で同一期間に複数の主治医を登録しようとした場合、重複チェックが行えること。

5.16.7.4. 新規に看護師の登録を行えること。

5.16.7.5. 登録済み看護師の修正・削除を行えること。

5.16.7.6. 看護師の登録では、開始日・終了日を入院日から退院日までの範囲に設定できること。また、同一期間に同一病棟で複数の看護師を登録しようとした場合、重複チェックが行えること。

5.16.8. 退院予定 ― ―5.16.8.1. 退院が予定されている患者に対して、退院予定の内容を登録できること。

5.16.8.2. 退院予定日時、理由を必須項目として登録が必要なこと。

5.16.8.3. 退院予定の登録では、食事指示(食止め)を自動発行できること。また、退院予定日以降に存在する食事指示をすべて削除できること。

5.16.9. 退院確認 ― ―5.16.9.1. 患者が実際に退院した場合、退院確認入力が行えること。

また、退院予定情報があれば、退院確認情報としてその内容を引き継げること。

5.16.9.2. 終了日未入力の医師情報および看護師情報は、退院日を終了日に自動セットできること。

5.16.9.3. 退院日以降の未実施の予定オーダや継続オーダに対する扱い(保持/削除/中止/入外区分変更)を設定可能なこと。また、未実施オーダが存在する場合には、警告メッセージを表示できること。なお、死亡退院時には、入力済みの未実施オーダのすべてを削除できること。

5.16.10. 入院基本オーダ共通 ― ―5.16.10.1. 入力時に食事締切時間の注意メッセージを表示できること。

5.16.10.2. 患者ごとの入院履歴(入院予定・決定情報)、今回入院情報(移動情報・外出・外泊等)、過去履歴情報を参照可能なこと。

5.16.10.3. 入院決定時または入院確認時に食事指示の自動発行ができること。

5.16.10.4. 転室、転棟予定時または転入確認時、配膳先の自動変更ができること。

5.16.10.5. 外出・外泊時に欠食の自動発行ができること。

5.16.10.6. 退院予定時または退院確認時に、食止めの自動発行ができること。

5.16.10.7. 入院基本オーダで登録された入院予定患者、入院決定患者、転入予定患者、入院患者(転棟予定・退院予定表示含む)、退院予定患者、退院患者およびチーム別患者を病棟別や科別に一覧表示できること。

5.16.10.8. 入力されたデータは、医療事務システムや栄養管理システムに伝達できること。

5.16.10.9. リストバンドが出力出来ること。リストバンドに入院病棟、アレルギー情報を印字できること。

5.16.10.10. 入力されたデータは、畜尿量システムに伝達できること。

5.16.11. ベッドマップ機能 ― ―5.16.11.1. 病棟ごとの入院状況を、ベッドマップイメージで表示できること。

5.16.11.2. 感染症保有患者については、一目で分かるよう色を付けて表示できること。

5.16.11.3. 患者基本オーダで入力した救護区分を患者毎に色分けして表示できること。

5.16.11.4. 移動予定(入院決定、転棟予定、転入予定、外出・外泊および退院予定)が登録済みの患者については、一目で分かるようそれぞれ色を付け、予定日とともに表示できること。

5.16.11.5. 当日が入院決定日・転入予定日・転棟予定日・退院予定日に該当する患者について、確認忘れ防止のため専用マーカを点滅させ注意を促すことができること。

5.16.11.6. ベッド№の選択により、患者の詳細情報(年齢、性別、入院科、入院日、主治医、看護度、救護区分および感染症有無)を表示できること。

5.16.11.7. 病室名の選択により、その病室の患者の詳細情報(年齢、性別、入院科、主治医、看護度、救護区分および感染症有無)を表示できること。

5.16.11.8. 患者の年齢表示ができること。

5.16.11.9. 科別、主治医別に患者表示ができること。

5.16.11.10. 収容人数、空床数、入院予定数等の病室利用状況のサマリ表示が行えること。

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兵庫県立淡路医療センター 電子カルテシステム更新および影響部門システム更新要件定義書

5.   電子カルテ・オーダリングシステム 実現性 備考(具体的な実現方法、代替案等)

5.16.11.11. 入院・退院登録に関わる操作(入院予定、入院決定、入院確認、転科、転棟、退院予定、退院確認の登録、修正および削除等)を行えること。

5.16.11.12. ドラッグ&ドロップ操作により、転科・転室入力が簡便に行えること。

5.16.11.13. 指定した過去日のベットマップを表示できること。

5.16.11.14. 病棟端末の場合、電子カルテ起動直後の初期画面をベッドマップが表示されること。

5.16.12. 一覧表出力機能 ― ―5.16.12.1. 以下に示す、入院基本一覧表を出力できること。

  ・入院予定患者一覧表  ・転棟予定患者一覧表  ・退院確認患者一覧表  ・入院決定患者一覧表  ・転入予定患者一覧表  ・入院中患者一覧表  ・入院確認患者一覧表  ・退院予定患者一覧表  ・主治医別入院患者一覧表

5.16.13. フローシート連携 ― ―5.16.13.1. フローシート画面に入院期間を表示し、入院日数が表示されること。

5.17. 空床照会 ― ―5.17.1. 空床照会 ― ―5.17.1.1. 入院基本オーダで登録された各種情報をもとにして、指定日について病棟別の定床数、入

院数、空床数(男性、女性、混合別の表示を含む)、稼働率、入院予定数、転入予定数、退院予定数および転棟予定数を一覧表示できること。

5.17.1.2. 全空床数、全病床数を集計して表示できること。また、全病棟の病床稼働率も表示できること。

5.17.1.3. 日付を指定することで、当日だけでなく未来日での空床照会も可能なこと。

5.17.1.4. 一覧から病棟を選択することで、該当する病棟の病室別の定床数、収容状況を一覧表示できること。

5.17.1.5. 収容状況には、入院決定、転棟予定、転入予定、退院予定および空床のマークをベッドごとに表示できること。

5.17.1.6. 一覧から病室を選択することで、該当する病室の詳細情報、入院予定情報を表示できること。なお、詳細情報として患者氏名、入院科、入院日・時間、看護度、救護区分、備考を表示できること。

5.18. 食事オーダ ― ―5.18.1. 食事オーダ登録 ― ―5.18.1.1. 全科分の既オーダをカレンダー形式で参照し(食事カレンダー表示)、流用(DO入力)

できること。

5.18.1.2. 食事カレンダーには、入院基本オーダで登録された外出・外泊期間および転棟・転室の時間区分をカレンダー上に色分けして表示できること。

5.18.1.3. 食種の設定は、食種一覧からの選択入力が可能なこと。

5.18.1.4. 選択した食種毎に、開始日、開始時間(朝食から、昼食から、夕食から)、終了日時、終了時間(朝食まで、昼食まで、夕食まで)、病名、コメント、食堂利用の有無の登録ができること。

5.18.1.5. 1日に複数の食種の登録が行えること。

5.18.1.6. 欠食や注入食、検査食、調乳食および混合食の登録ができること。

5.18.1.7. 術後食、潰瘍食などについては、食種の変動(食上がり)パターン入力が行えること。(連続入力)

5.18.1.8. 連続入力では、食上がり間隔の既定値を自動表示できること。

5.18.1.9. 欠食時の欠食指示は、開始日、開始時間(朝食から、昼食から、夕食から)、終了日時、終了時間(朝食まで、昼食まで、夕食まで)、コメント、欠食理由の登録ができること。

5.18.1.10. 欠食時の欠食理由については、項目選択、およびフリー入力が行えること。

5.18.1.11. 注入食は選択した食種毎に、開始日、開始時間(朝食から、昼食から、夕食から)、終了日時、終了時間(朝食まで、昼食まで、夕食まで)、病名、コメント、特食加算の有無の登録ができること。

5.18.1.12. 注入食については、注入タイプ、1mlのエネルギー、一本の必要量、必要量(朝昼夜)を項目選択や数値入力により入力できること。

5.18.1.13. 注入食は注入食のセットを複数作成し、選択することにより登録できること。

5.18.1.14. 食種選択時に、必要に応じて栄養素指示ができること。

5.18.1.15. 栄養素指示は、エネルギー、蛋白、脂肪、塩分、糖分、水分、リンの摂取量、カリウムの摂取制限の有無が登録できること。

5.18.1.16. 食種選択時に、必要に応じて特別指示ができること。

5.18.1.17. 特別指示は、特別指示、禁止事項、塩分指示の各項目内容を選択し、登録できること。

5.18.1.18. 調乳食は選択した食種毎に、開始日、開始時間(朝食から、昼食から、夕食から)、終了日時、終了時間(朝食まで、昼食まで、夕食まで)、病名、コメントの有無の登録ができること。

5.18.1.19. 調乳食については、調乳指示(ミルクのみ、母乳のみ、母乳・ミルク併用、冷凍母乳)、ミルク製品名(ミルク使用時)、調乳濃度(ミルク使用時)、1本の必要量、1日の必要本数を項目選択や数値入力により入力できること。

5.18.1.20. 調乳食は調乳食のセットを複数作成し、選択することにより登録できること。

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兵庫県立淡路医療センター 電子カルテシステム更新および影響部門システム更新要件定義書

5.   電子カルテ・オーダリングシステム 実現性 備考(具体的な実現方法、代替案等)

5.18.1.21. 入力必須項目についてのチェックが行えること。

5.18.1.22. 日付チェックおよび締切時間チェックが行えること。

5.18.1.23. 食堂利用、特食加算を指示できること。

5.18.1.24. 特食加算病名のチェック・登録が行えること。

5.18.1.25. 数値入力チェック(入力数値としての妥当性チェック)が行えること。

5.18.1.26. 食事指示入力時、特別指示、禁止事項、塩分指示、病名およびコメントについては最新の履歴を引き継げること。また、特別指示、禁止事項は、操作者の職制により入力を制限できること。

5.18.1.27. 禁止事項については、患者基本オーダの食物禁忌情報と連携できること。

5.18.1.28. 食品との相互作用のある特定の薬剤がオーダされた場合に食物禁忌情報として自動で登録されること。

5.18.1.29. 登録・変更・取消を栄養管理システムへ伝達できること。

5.18.1.30. 欠食情報、特食加算情報を、医療事務システムへ伝達できること。

5.18.1.31. 選択食の入力が行えること。また、病棟単位に一括登録も行えること。

5.18.2. 食事箋発行および次回食事一覧表出力 ― ―5.18.2.1. 病棟において、次回食事一覧表を出力できること。

5.19. 病名オーダ ― ―5.19.1. 病名照会 ― ―5.19.1.1. 指定患者の全科の登録病名を一覧形式で表示できること。

5.19.1.2. 継続/終了/全件、自科/他科/全科、診断病名/保険病名を選択し、表示内容を変更できること。

5.19.1.3. 病名一覧には、病名名称、科、主病名サイン、病歴、病名コード、入外区分、開始日付、終了日付、転帰区分、歯科区分を表示できること。

5.19.1.4. 病名一覧で、主病名の登録、解除が簡単な操作で行えること。

5.19.1.5. 病名一覧で、「本日で治癒」、「前月末で中止」などの選択で転記区分と日付の登録を行えること。

5.19.2. 病名登録 ― ―5.19.2.1. 病名の新規登録・修正・流用および削除が行えること。

また、複数の病名を選択し一括入力ができること。なお、修正および削除については、病名登録した診療科に所属する操作者のみが可能なようにチェックできること。

5.19.2.2. 病名コード検索、分類検索およびカナ検索により、病名を選択入力できること。また、病名のワープロフリー入力も可能なこと。

5.19.2.3. カナ検索では、検索結果を科毎に利用頻度の高いものから表示できるようにできること。

5.19.2.4. カナ検索では、検索結果を利用者毎に利用頻度の高いものから表示できるようにできること。

5.19.2.5. カナ検索の利用頻度の表示は、科毎または操作者毎の切替を簡単な操作で行えること。

5.19.2.6. 同一診療科で期間の重なる同じ病名を登録しようとした場合、重複チェックが行えること。

5.19.2.7. 基本病名に頭部および尾部を付加し、診断病名として登録できること。

5.19.2.8. 機密保護を指定をした病名登録が可能なこと。(医師や診療科を限定した指定が可能なこと)

5.19.2.9. 自動復帰区分(1ヶ月後・2ヶ月後・3ヶ月後)を持ち、疑い病名の自動復帰が可能なこと。

5.19.2.10. 死亡退院時に有効病名に終了日、転帰を自動登録可能なこと。

5.19.2.11. 病名登録時に主病名としての登録の有無を選択できること。

5.19.2.12. 病名登録時に入院・外来・入外共通の登録ができること。

5.19.2.13. 病名登録時に疑い病名として登録できること。

5.19.2.14. 病名の病歴管理の有無が登録できること。

5.19.2.15. 診療科毎に病名の登録ができること。

5.19.2.16. 医師毎によく利用する病名をDRセットとして登録ができること。また病名入力時にDRセットから病名入力も可能なこと。

5.19.2.17. 病名の終了日、転帰区分の一括修正が可能なこと。

5.19.2.18. ICD-9またはICD-10に対応できること。

5.19.2.19. 適用保険を項目一覧により選択入力できること。

5.19.2.20. 歯式部位の入力が行えること。ブリッジ支台、ポンテック、分割歯、間隙等の詳細な入力も行えること。

5.19.2.21. 入力されたデータは、医療事務システムに伝達できること。

5.19.2.22. 患者の病名一覧を出力できること。

5.19.3. 他オーダとの連動 ― ―5.19.3.1. 入院基本オーダの入院予定および入院決定の入力時、入院病名の登録が病名オーダと連携

して行えること。

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兵庫県立淡路医療センター 電子カルテシステム更新および影響部門システム更新要件定義書

5.   電子カルテ・オーダリングシステム 実現性 備考(具体的な実現方法、代替案等)

5.19.3.2. 画像・生理オーダの依頼情報入力時に病名オーダと連携して病名の登録が行えること。

5.19.3.3. 手術オーダの入力時に病名オーダと連携して手術病名の登録が行えること。

5.19.3.4. リハビリオーダの入力時に病名オーダと連携して病名の登録が行えること。

5.20. 予約オーダ ― ―5.20.1. 予約スケジュール管理 ― ―5.20.1.1. 予約スケジュール管理は、診療科または検査科別、科別、グループ別、予約項目名別に予

約の管理ができること。

5.20.1.2. 予約項目に対して、曜日ごとの予約の時間枠・枠ごとのポイント数・1日合計人数・受付場所・診療場所の内容を入力し、予約の基本スケジュール(1週間単位)を作成できること。

5.20.1.3. 科限定/入外限定情報、当日予約枠、紹介患者予約枠が管理できること。

5.20.1.4. 基本スケジュールを、指定した期間(開始日および終了日)の月例スケジュールとして展開(コピー)できること。

5.20.1.5. 基本スケジュール、月例スケジュールに関する各処理機能およびスケジュール展開(コピー)の機能については、職種によって操作者を限定できること。

5.20.1.6. 予約が既に取得済みの月例スケジュールの削除を行う場合、操作者を限定できること。また、その際、月例スケジュールキャンセルリストを出力できること。

5.20.1.7. 基本スケジュールは、指定期間に対して予約項目毎にスケジュールの展開(コピー)ができること。

5.20.1.8. 予約枠のポイント数を超える場合、予約の超過入力(1日合計人数まで)を可能なように設定できること。なお、超過入力可能な操作者を制限できること。

5.20.2. 予約登録・照会 ― ―5.20.2.1. 該当予約項目について、予約の時間枠ごとの空き状況一覧(スケジュール表示)を表示

し、具体的に時間枠を指定することで予約が登録できること。また、複数日の予約入力が行えること。

5.20.2.2. 予約日と予約時間の表形式の中に空き予約数(表示スケジュール)を表示できること。

5.20.2.3. 表示スケジュールの表示期間を指定できること(表示開始日~表示終了日または表示週数)

5.20.2.4. 当該患者の取得済み予約状況を一覧で表示できること。

5.20.2.5. 予約状況一覧は、予約日、曜日、時間、予約科、予約項目名称、予約区分、フリーコメント、コメント、準備品、依頼科、依頼者が表示されること。

5.20.2.6. 予約状況一覧より該当の予約を選択して、予約(診療)区分、行為および予約時間を変更できること。また、準備品やコメントも変更できること。

5.20.2.7. 予約状況一覧より予約状況を選択して、該当する予約を削除できること。

5.20.2.8. 予約取得時には、予約項目、予約区分、予約行為、準備品、コメント、フリーコメントを選択できること。

5.20.2.9. 予約に空きのある、当日に一番近い日の一番早い時間枠に、予約を自動的に取得できること。(直近予約機能)

5.20.2.10. 1、2、3、4、8、12週間後のいずれかを指定して、指定日の一番早い時間枠に自動的に予約登録が行えること。

5.20.2.11. 年月日を直接指定して、予約入力できること。

5.20.2.12. 複数の予約項目の予約状況を重ねて画面表示し、続けて複数の予約入力が可能なこと。

5.20.2.13. 予約項目ごとに、準備品の既定値を設定できること。

5.20.2.14. 診療や検査の予定時間を、患者ごとまたは内容ごとにポイント数を変えて確保する、ポイント制の予約にも対応できること。

5.20.2.15. 予約登録の際に必要なポイント数が該当時間枠の残存ポイント数では足りない場合でも、該当時間枠の残存ポイント数と次の時間枠のポイント数との合計が予約登録に必要なポイント数を満たしていれば、2つの時間枠をまたがって予約登録できること。

5.20.2.16. 月例スケジュールが展開されていない未来日(6ヶ月先、1年先等)にも、基本スケジュールを参照して長期予約として仮予約を登録できること。なお、その後月例スケジュールが展開された場合には、自動的に通常の予約に置き換えできること。

5.20.2.17. 予約ポイントについて、通常時、予約ポイント残0の時、予約ポイント残マイナスの時に予約セルの予約残表示の他に色を変えて、表現できること。

5.20.2.18. 前処置のように時間指定の必要のない予約項目について、それと関連するもう一つの予約項目を組合わせて、一度の操作で予約取得ができること。

5.20.2.19. 予約入力時に、一日の最大枠超え、時間枠超え、科限定、入外限定、操作者限定および同一時間重複の各種チェックが行えること。

5.20.2.20. 入力された予約情報を、医療事務システムへ伝達できること。

5.20.2.21. 診療予約と検査予約など、予約項目を複数ならべて空き状況が同時にわかること。

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兵庫県立淡路医療センター 電子カルテシステム更新および影響部門システム更新要件定義書

5.   電子カルテ・オーダリングシステム 実現性 備考(具体的な実現方法、代替案等)

5.20.2.22. 予約登録の際、予約オーダ起動時のカレンダー開始日を当日、翌日、明後日、n日後と設定できること。

5.20.3. 予約帳表出力 ― ―5.20.3.1. 医療事務システム側またはオーダリングシステム側で予約票が出力できること。

5.20.3.2. 予約項目一覧表、基本スケジュール一覧表および月例スケジュール一覧表が出力できること。

5.20.3.3. 予約患者一覧表、準備品別一覧表および月例スケジュールキャンセルリストが出力できること。

5.20.4. 予約照会 ― ―5.20.4.1. 患者別予約照会として、患者番号と期間を指定して患者の取得済み予約一覧を表示できる

こと。

5.20.4.2. 患者別予約一覧には、予約日、曜日、予約時間、予約科、予約項目、予約コード、予約区分、フリーコメント、コメント情報、準備品情報、依頼科、依頼者が表示されること。

5.20.4.3. 患者別予約一覧から予約内容の詳細が確認できること。

5.20.4.4. 患者別予約一覧から予約の削除、予約内容の変更が行なえること。

5.20.4.5. 患者別予約一覧から予約票の再発行ができること。

5.20.4.6. 患者別予約一覧で一覧表示の印刷が出来ること。

5.20.4.7. 項目別予約照会として、予約項目と期間を指定して予約済み患者一覧を表示できること。

5.20.4.8. 項目別予約一覧には、予約日、予約時間、患者番号、患者氏名、予約行為、予約区分、性別、年齢、併科情報、入院病棟、連絡先が表示されること。

5.20.4.9. 項目別予約一覧から予約票の発行ができること。

5.20.4.10. 項目別予約一覧から予約の削除、予約内容の変更が行なえること。

5.20.4.11. 月例スケジュール照会として、予約項目と期間を指定して日付別時間帯別の予約取得状況を表示できること。

5.20.4.12. 月例スケジュール照会で検索された一覧表の印刷ができること。

5.20.4.13. 予約更新履歴が表示できること。

5.20.5. フローシート連携 ― ―5.20.5.1. フローシート画面に診療科、予約名称が表示されること。

5.20.5.2. 上記予約名称をクリックすると、対象となる予約の詳細内容を表示できること。

5.20.5.3. 診察予約のセルをクリックすることで、当該予約がある日付のみを絞り込んで予約状況を確認可能なこと。

5.21. 処方オーダ ― ―5.21.1. 処方オーダ登録 ― ―5.21.1.1. 各種セットを利用し、処方指示入力が行えること。

5.21.1.2. セット画面から、流用したいオーダをドラッグ&ドロップすることで、処方オーダ入力が容易に行えること。

5.21.1.3. カナまたは英字、数字3文字以上を検索キーとして、薬剤を選択できること。設定により検索文字数の変更が可能なこと。

5.21.1.4. 薬剤名称1薬剤ごとの検索名称(略称)を30個以上登録できること。

5.21.1.5. 薬効を検索して、薬剤を選択できること。

5.21.1.6. 検索した薬剤について、DI(医薬品情報)を表示できること。

5.21.1.7. 全科分の既オーダを参照し、オーダ単位またはRp単位で流用(DO入力)できること。その際、保険期間切れのチェックが行えること。

5.21.1.8. オーダ履歴画面からのドラッグ&ドロップにより、オーダ単位またはRp単位で流用(DO入力)できること。

5.21.1.9. 処方オーダ時に保険区分の変更ができること

5.21.1.10. 処方指示入力時、Rpの並べ替えが可能なこと。

5.21.1.11. 内用薬は1日量、頓服は1回量および外用薬は総投与量または一回量で使用量を登録できること。また、使用量は成分量での登録も可能なこと。

5.21.1.12. 入力薬剤の種別に対応した用法種を自動的に検索表示領域に表示し、この用法種から用法を選択して登録できること。

5.21.1.13. 頻用処方(患者単位で流用する為に登録しておく処方)を入力できること。

5.21.1.14. 約束処方(院内製剤)の入力が行えること。

5.21.1.15. 必要時指示の入力が行えること。

5.21.1.16. 外来処方の入力時、開始日を当日に設定できること。また、入院定期処方の入力時、入院科および病棟に対応した定期処方日の選択入力が行え、次回までの日数を自動発生できること。

5.21.1.17. 外来の場合には、外来処方と外来先渡し処方の処方区分で表示、選択できること。

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兵庫県立淡路医療センター 電子カルテシステム更新および影響部門システム更新要件定義書

5.   電子カルテ・オーダリングシステム 実現性 備考(具体的な実現方法、代替案等)

5.21.1.18. 時間帯によって院内処方/院外処方のデフォルト設定を自動的に切り替えられること。また、祭日・休日も同様に時間帯により院内処方/院外処方のデフォルト設定を切り替えられること。

5.21.1.19. 入院の場合には、定期、継続、臨時、先渡し、退院、緊急、持参薬の処方区分で表示、選択できること。

5.21.1.20. 処方指示入力時に、薬剤の年齢別の投与量チェック(一日(回)の警告量、制限量チェック)、および服用日数チェックが行えること。また、用法と使用量の適合チェックが行えること。

5.21.1.21. オーダ登録時に薬剤の体重・体表面積別最大投与量チェックが行えること。また、薬剤選択時に体重・身長の更新日が有効期限切れまたは未登録の場合に、患者基本オーダを起動して体重登録を促すこと。

5.21.1.22. 隔日および不均等分割指示などの特殊用法の入力が行えること。

5.21.1.23. 薬剤選択時にあらかじめ薬剤ごとに設定した常用量が自動的に表示できること。

5.21.1.24. 処方指示入力時に、同一薬剤、同効薬剤、同効散剤有無、粉砕不適・不可、分割不可、絶対禁忌、相互作用、同一剤型、院内・院外不可薬、妊産婦禁忌および有効期限のチェックが行えること。(他科服用中薬剤との重複・相互作用チェック含む)

5.21.1.25. 薬ごとに使用可能な科の限定設定ができ、処方指示入力時に、科限定チェックが行えること。

5.21.1.26. 薬ごとに使用可能な医師の限定設定ができ、処方指示入力時に、医師限定チェックが行えること。

5.21.1.27. 薬ごとに使用可能な患者の限定設定ができ、処方指示入力時に、患者限定チェックが行えること。

5.21.1.28. 患者基本オーダとの連動により患者アレルギー、妊産婦禁忌や、院外処方不可などのチェックが行えること。

5.21.1.29. 病名オーダとの連動により、患者保有病名と薬剤との禁忌チェックが行えること。

5.21.1.30. 特定の薬剤に対して食事の禁忌情報が自動的に登録できること。

5.21.1.31. 処方指示入力時に、別薬袋、別包および混合のチェック・指示機能を有していること。

5.21.1.32. 内服薬の逓減チェック(警告)が行えること。

5.21.1.33. 薬剤選択時麻薬、特殊薬剤の名称を色を変えて表示し、他の薬剤と区別ができること。

5.21.1.34. 処方オーダ登録時、注意喚起が必要な薬剤に対して薬剤ごとに表示色の設定が行えること。

5.21.1.35. 麻薬、特殊薬剤を選択した場合に、警告メッセージが表示されること。

5.21.1.36. 薬剤使用量入力時に、体表面積の算出が可能なこと。

5.21.1.37. 患者のアレルギー情報の参照が可能なこと。

5.21.1.38. 注射薬との相互チェックが可能なこと。

5.21.1.39. 絶対禁忌・相互作用チェック時のメッセージには、チェック対象とった薬剤やオーダ医師、オーダ日などの表示されること。

5.21.1.40. 麻薬・特殊薬剤の識別表示(表示色を変える)が行えること。

5.21.1.41. 麻薬を選択した場合、麻薬施用者番号が職員マスタに設定されている医師のみが入力可能なようにチェックできること。

5.21.1.42. コメントとして、薬剤コメント、用法コメント、処方箋選択コメントおよび長期投与コメントの4種類が入力できること。

5.21.1.43. 患者希望により、院内・院外の切り替えが行えること。

5.21.1.44. 処方箋区分に応じて、服用開始区分の既定値を設定できること。また、患者の属性により、一包化指示の既定値を設定できること。

5.21.1.45. 処方指示入力された内容を、自動錠剤・散剤分包機/薬袋印字機/調剤支援システムへ伝達できること。

5.21.1.46. 処方指示の入力途中に、その患者の検体検査結果照会を表示できること。

5.21.1.47. 処方オーダ入力/発行済み処方の修正/会計済み処方の修正などについて、各々職種により操作者(利用者)を限定できること。

5.21.1.48. 入力されたデータは、医療事務システム、服薬指導システム、薬剤管理システムなどに伝達できること。

5.21.1.49. 院外処方で薬局で変更されたジェネリック薬剤の情報を登録、オーダ履歴等で参照できること。最初に院内で指示された薬剤情報も表示あわせて参照できること。

5.21.1.50. 持参薬の登録ができること。

5.21.1.51. 持参薬の登録時、院内非採用薬に対し院内採用薬の情報を登録できること。

5.21.1.52. 持参薬の登録時、持参薬通知書を発行できること。

5.21.1.53. 鑑別報告に対して、中止、鑑別結果承認かの指示が入力できること。

5.21.1.54. 鑑別結果承認時には持参薬指示書を発行できること。

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兵庫県立淡路医療センター 電子カルテシステム更新および影響部門システム更新要件定義書

5.   電子カルテ・オーダリングシステム 実現性 備考(具体的な実現方法、代替案等)

5.21.1.55. 持参薬を流用時、同効院内採用薬がある場合に、院内採用薬への付け替えるかメッセージを表示可能なこと。また、院内採用薬の候補を表示、選択が可能であること。

5.21.1.56. 薬剤名などが変更された場合に、薬剤をDoした際に、新しい名称に変更されること。

5.21.1.57. 一定期間経過した院外処方オーダの修正、削除を不可にできること。

5.21.1.58. 処方指示入力時に、後発品薬剤があれば、置換する機能を有すること。後発品を置換するマスタを登録できること。

5.21.1.59. 麻薬を入力した場合、麻薬注射箋、麻薬注射施用票が出力されること。B1856

5.21.1.60. 薬剤マスタに一般名薬剤コードを追加登録できること。院外処方の場合は、一般名薬剤コードを医療事務システムに伝達できること。

5.21.1.61. 持参薬部門システムにて、持参薬入力された薬剤を受信できること。

5.21.2. 処方箋発行 ― ―5.21.2.1. 外来の処方箋を、患者の診察終了と同時に薬剤部門のプリンタに出力できること。

また、診察中も随時、処方箋の発行が出来ること。

5.21.2.2. 院外処方箋の出力先の設定を選択できること。

5.21.2.3. 入院の処方箋を、処方箋区分(定期・臨時・緊急・先渡・退院)により、異なったタイミング(即時/病棟一括)で薬剤部門のプリンタに出力できること。また、処方箋番号の範囲指定による再発行が可能なこと。

5.21.3. 処方病棟照会(入院患者の予定・実施状況一覧表示) ― ―5.21.3.1. 入院患者のオーダ予定・実施状況のカレンダー表示が患者一覧形式にて確認できること。

5.21.3.2. オーダの予定、実施等の進捗状況がカレンダー上に記号で表示できること。

5.21.3.3. 表示対象患者は、全患者と自担当患者を選択して表示できること。

5.21.3.4. 表示対象患者は、科および病棟を選択して表示できること。

5.21.3.5. カレンダー表示は、2週間分の表示が行えること。

5.21.3.6. 2週間分の対象日は変更ができること。

5.21.3.7. 患者詳細情報として、性別、生年月日、患者番号、科、病棟の表示が可能なこと。

5.21.3.8. 処方オーダ参照時、定期処方のみを表示できること。

5.21.3.9. 対象患者またはオーダ進捗記号をクリックすることにより、オーダの詳細内容が確認できること。

5.21.3.10. オーダ詳細内容からオーダを選択し、発行/再発行/中止取消/削除/未実施指示の処理が行えること。

5.21.3.11. オーダごとに処方箋の個別出力指示ができること。

5.21.4. 処方部門照会 ― ―5.21.4.1. 当日または指定日の処方オーダの発行された患者一覧を表示できること。

なお、外来患者/入院患者の切り替え表示、全件/未実施/実施の進捗状況の切り替え表示、指定科分および指定病棟分の絞り込み表示が可能なこと。

5.21.4.2. 部門照会一覧では、オーダ開始時間の選択(朝、昼、夕、寝)による絞込みができること。

5.21.4.3. 部門照会一覧には、患者番号、患者氏名、性別、処方箋番号、科、部署、病棟、区分、オーダ進捗、会計情報を表示できること。

5.21.4.4. 一覧から患者を指定し、患者番号を入力すると、指定患者のオーダ内容の詳細が表示されること。

5.21.4.5. 一覧からオーダを指定し、患者照会を行うと対象患者の指定日のオーダ詳細がすべて表示されること。

5.21.4.6. 一覧からオーダを指定し、患者全照会を行うと対象患者のオーダ詳細がすべて表示されること。

5.21.4.7. オーダ種、日付、科、部署の選択内容に該当するオーダのオーダ件数が全件および未実施に分けて一括照会できること。

5.21.4.8. 一括照会から指定したオーダに関して、処方箋の発行/再発行ができること。

5.21.5. 処方箋発行 ― ―5.21.5.1. 当日または指定日の外来処方箋の発行状況を一覧表示できること。

5.21.5.2. 病棟別のオーダ発行状況を一覧表示できること。

5.21.5.3. 一覧表示からの選択により、処方指示の詳細内容を表示できること。また、処方箋番号の指定により、処方指示の詳細内容を表示できること。

5.21.5.4. 処方照会から処方箋出力指示や未発行状態への変更および削除が行えること。

5.21.5.5. 処方箋に関して、発行日および処方箋番号を指定することにより、対象の処方箋を再発行できること。

5.21.6. 薬歴照会 ― ―5.21.6.1. 処方オーダおよび注射オーダで登録された薬剤の内容を、カレンダー形式で表示できるこ

と。

5.21.6.2. 表示する期間を個別に変更できること。

5.21.6.3. 処方のみ/注射のみ/処方と注射両方の3種類の表示方法から選択して切り替え表示が可能なこと。

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兵庫県立淡路医療センター 電子カルテシステム更新および影響部門システム更新要件定義書

5.   電子カルテ・オーダリングシステム 実現性 備考(具体的な実現方法、代替案等)

5.21.6.4. 薬歴のまとめ方として、薬剤および用法単位/薬剤単位の2種類から選択が可能なこと。

5.21.6.5. 入院日、退院日、薬剤禁忌情報が表示されること。

5.21.6.6. 薬剤を選択し、DI(医薬品情報)が表示できること。

5.21.6.7. 表示された薬歴情報を、患者ごとの薬歴一覧表として出力できること。

5.21.7. フローシート連携 ― ―5.21.7.1. オーダ発行/実施した日付をフローシートに表示できること。

5.21.7.2. フローシートからオーダの内容を確認できること。

5.21.7.3. 薬剤名のセルをクリックすることで、当該薬剤がオーダされた日付のみを絞り込んで表示することが可能なこと。

5.22. 注射オーダ ― ―5.22.1. 注射オーダ登録 ― ―5.22.1.1. セットを利用し、注射指示入力が行えること。

5.22.1.2. セット画面から、流用したいオーダをドラッグ&ドロップすることで、注射指示入力が容易に行えること。

5.22.1.3. カナまたは英字の3文字以上を検索キーとして、薬剤を選択できること。設定により検索文字数の変更が可能なこと。

5.22.1.4. 薬剤名称1薬剤ごとの検索名称(略称)を30個以上登録できること。

5.22.1.5. 予定入力、事後入力(実施後入力)、IVHオーダの入力が可能なこと。

5.22.1.6. 必要時指示の入力が行えること。

5.22.1.7. 検索した薬剤について、DI(医薬品情報)が表示できること。

5.22.1.8. 全科分の既オーダを参照し、オーダ単位の流用(DO入力)ができること。

5.22.1.9. オーダ履歴画面からのドラッグ&ドロップにより、オーダ単位の流用(DO入力)できること。

5.22.1.10. 1回量での使用量および使用量コメントの入力が行えること。また、使用量は成分量での入力も可能なこと。

5.22.1.11. 用量の単位は複数設定することができること。

5.22.1.12. ルート、ルートコメントおよび投与方法を、一覧から選択入力できること。ルートコメントについては、コメント一覧より複数選択することができること。

5.22.1.13. 1日回数の入力については、開始日、中間日および終了日の回数を個別に入力できること。

5.22.1.14. グループごとにRpコメントおよび注射実施時間を選択入力できること。

5.22.1.15. 注射指示入力時、Rpの並べ替えが可能なこと。

5.22.1.16. 注射の速度指示の入力(数値入力)が行えること。

5.22.1.17. 注射指示入力時に、薬剤の年齢別の投与量チェック(一回、一日の警告量・制限量チェック)が行えること。

5.22.1.18. 注射指示入力時に、同一薬剤、同一成分(同効薬剤)、絶対禁忌、相互作用、混合、剤型、適正規格値、薬剤・手技(ルート)禁忌、妊産婦禁忌、および有効期限のチェックが行えること。(他科との重複・相互作用チェック含む)

5.22.1.19. オーダ登録時に薬剤の体重・体表面積別最大投与量チェック及び速度チェックが行えること。また、薬剤選択時に体重・身長の更新日が有効期限切れまたは未登録の場合に、患者基本オーダを起動して体重登録を促すこと。

5.22.1.20. 注射指示入力時に、科限定、医師限定、患者限定のチェックが行えること。

5.22.1.21. 患者基本オーダとの連動により患者アレルギーのチェックが行えること。

5.22.1.22. 病名オーダとの連動により、患者保有病名と薬剤との禁忌チェックが行えること。

5.22.1.23. 保険適用量の上限チェックが行えること。

5.22.1.24. 補助情報(電解質、カロリー)を算出し表示が行えること。

5.22.1.25. 処方薬との相互チェックが可能なこと。

5.22.1.26. 絶対禁忌・相互作用チェック時のメッセージには、チェック対象とった薬剤やオーダ医師、オーダ日などの表示されること。

5.22.1.27. 麻薬・特殊薬剤の識別表示(表示色を変える)が行えること。

5.22.1.28. 麻薬を選択した場合、麻薬施用者番号が職員マスタに設定されている医師のみが入力可能なようにチェックできること。また、チェックの際にパスワード入力の督促ができること。

5.22.1.29. 患者のアレルギー情報の参照が可能なこと。

5.22.1.30. 注射指示入力された内容を、自動アンプル払出機へ伝達できること。

5.22.1.31. 注射指示の入力途中に、その患者の検体検査結果照会を表示できること。

5.22.1.32. 患者に指示済みの注射オーダの状況を、カレンダー形式で参照し(注射カレンダー表示)、流用(DO入力)できること。

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兵庫県立淡路医療センター 電子カルテシステム更新および影響部門システム更新要件定義書

5.   電子カルテ・オーダリングシステム 実現性 備考(具体的な実現方法、代替案等)

5.22.1.33. オーダの進捗状況(未実施/実施済み/会計済み等)により、識別表示(表示色を変える)ができること。

5.22.1.34. 予定された指示内容に変更があった場合には、実施入力により修正できること。

5.22.1.35. 注射オーダ入力/発行済み注射の修正/会計済み注射の修正について、各々職種により操作者を限定できること。

5.22.1.36. 入力されたデータは、医療事務システム、薬剤管理システムなどに伝達できること。

5.22.1.37. 麻薬を入力した場合、麻薬注射箋、麻薬注射施用票が出力されること。

5.22.1.38. 注射指示入力時に、後発品薬剤があれば、置換する機能を有すること。後発品を置換するマスタを登録できること。

5.22.1.39. 注射オーダ登録時、特定の薬剤(注射)がある場合、予め設定した文書サマリ画面を自動で起動できること。

5.22.2. 注射箋発行 ― ―5.22.2.1. 外来の注射箋を、各科処置室のプリンタに患者ごとに出力できること。

5.22.2.2. 入院の注射箋を、臨時・緊急分/定時分ごとに異なったタイミング(即時/病棟一括等)で、薬剤部門のプリンタに出力できること。また、出力先プリンタの変更も可能なこと。

5.22.2.3. 注射箋一括発行画面(詳細一覧)に、オーダ番号が表示できること。(オーダ番号は「右詰」で「0埋めせず」に表示し、他の表示項目と同様にソートが可能であること。)

5.22.3. 注射薬集計表・ラベル出力 ― ―5.22.3.1. 注射薬剤を準備するための注射薬集計表が、薬剤部門のプリンタに出力できること。

また、ボトルなどに貼付するラベルの出力もできること。

5.22.4. 注射部門照会 ― ―5.22.4.1. 当日または指定日にオーダ発行された患者一覧を表示できること。

なお、全件/未実施/実施の進捗状況の切り替え表示、指定科分および指定病棟分の絞り込み表示が可能なこと。

5.22.4.2. 部門照会一覧には、患者番号、患者氏名、性別、注射箋番号、科、部署、病棟、区分(外来)、オーダ進捗、会計情報を表示できること。

5.22.4.3. 一覧から患者を指定し、患者番号を入力すると、指定患者のオーダ内容の詳細が表示されること。

5.22.4.4. 一覧からオーダを指定し、患者照会を行うと対象患者の指定日のオーダ詳細がすべて表示されること。

5.22.4.5. 一覧からオーダを指定し、患者全照会を行うと対象患者のオーダ詳細がすべて表示されること。

5.22.4.6. オーダ種、日付、科、部署の選択内容に該当するオーダのオーダ件数が全件および未実施に分けて一括照会できること。

5.22.4.7. 一括照会から指定したオーダに関して、注射箋の発行/再発行ができること。

5.22.5. フローシート連携 ― ―5.22.5.1. オーダ発行/実施した日付をフローシートに表示できること。

5.22.5.2. フローシートからオーダの内容を確認できること。

5.22.5.3. 薬剤名のセルをクリックすることで、当該薬剤がオーダされた日付のみを絞り込んで表示することが可能なこと。

5.23. 検体検査オーダ ― ―5.23.1. 検体検査オーダ登録 ― ―5.23.1.1. 生化学、血液、血清、および一般の各検査をオーダ対象とできること。

5.23.1.2. 各種セットを利用し、検査項目の指示入力が行えること。

5.23.1.3. セット画面から、流用したいオーダをドラッグ&ドロップすることで、検査オーダ入力が容易に行えること。

5.23.1.4. 検査室別・機能別の検査項目画面を設定できること。

5.23.1.5. 検査項目画面の初期画面については、科毎に変更が可能なこと。

5.23.1.6. 全科分の既オーダを参照し、オーダ単位またはグループ単位で流用(DO入力)できること。

5.23.1.7. オーダ履歴画面からのドラッグ&ドロップにより、オーダ単位またはグループ単位で流用(DO入力)できること。

5.23.1.8. 期間での曜日指定、日付指定および同一日での時間指定(負荷/日内変動検査の場合)により、連続して検査指示入力が行えること。

5.23.1.9. 採取日を当日に自動設定できること。

5.23.1.10. 採取日が日付未定のままでも指示ができること。

5.23.1.11. コメント入力および検体変更入力が可能なこと。なお、検体変更の可否がマスタ設定によりチェックできること。

5.23.1.12. 検査指示入力時、自動的に付加情報の入力を促すことができること。また、患者基本情報(身長・体重)等の付加情報は、患者基本オーダと連動し表示可能なこと。

5.23.1.13. 予約オーダとの連動により、検査項目の予約取得が可能なこと。

5.23.1.14. 病名オーダとの連動により、患者保有病名と検査項目のチェックが行えること。

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兵庫県立淡路医療センター 電子カルテシステム更新および影響部門システム更新要件定義書

5.   電子カルテ・オーダリングシステム 実現性 備考(具体的な実現方法、代替案等)

5.23.1.15. 同一日・同一検査項目の重複チェックが、自科/他科を問わず行えること。

5.23.1.16. 検査項目の有効期限切れをチェックできること。

5.23.1.17. 検査項目数をチェックし、警告メッセージを表示できること。

5.23.1.18. 休診日や締め切り時間のチェックを行い、オーダ時に警告メッセージを表示できること。

5.23.1.19. 負荷検査については、負荷薬剤および負荷時間の選択が行えること。

5.23.1.20. 日内変動検査については、日内変動時間の選択が行えること。

5.23.1.21. 検査指示入力された内容を、ラベルプリンタ/オートラベラー/臨床検査システムへ伝達できること。

5.23.1.22. MegaOak医学管理サポートとの連携により、会計登録画面で算定可能性のある医学管理料の候補を表示して会計登録画面への展開ができること。

5.23.1.23. 登録した科と同一科でなければ、オーダ削除が行えないこと。

5.23.1.24. 医師はラベル未発行のみ修正可能、検査技師は未発行/発行済みとも修正可能というように、各々職種により操作可能な範囲を限定できること。

5.23.1.25. 入力されたデータは、医療事務システムに伝達できること。

5.23.1.26. 検査項目について、LI(検査情報)が表示できること。

5.23.2. 採取指示票・検体ラベル個別発行 ― ―5.23.2.1. 発行指示を行った近傍のプリンタ(中央採血室や処置室)に採取指示票・検体ラベルを出

力できること。

5.23.2.2. 外来の未実施オーダについては、検体ラベル発行を行った日付に採取日を変更できること。

5.23.3. 病棟採血管確認機能 ― ―5.23.3.1. 病棟単位に当日発行済みの検体一覧を表示可能なこと。

5.23.3.2. 採取指示票・検体ラベルおよび採取一覧表の出力ができること。

5.23.3.3. 採取指示票・検体ラベルを各病棟のプリンタに出力ができること。

5.23.3.4. 指示日の採取一覧表を各病棟のプリンタに出力ができること。

5.23.4. 検体検査病棟照会(入院患者の予定・実施状況一覧表示) ― ―5.23.4.1. 入院患者のオーダ予定・実施状況のカレンダー表示が患者一覧形式にて確認できること。

5.23.4.2. オーダの予定、実施等の進捗状況がカレンダー上に記号で表示できること。

5.23.4.3. 表示対象患者は、全患者と自担当患者を選択して表示できること。

5.23.4.4. 表示対象患者は、科および病棟を選択して表示できること。

5.23.4.5. カレンダー表示は、2週間分の表示が行えること。

5.23.4.6. 2週間分の対象日は変更ができること。

5.23.4.7. 患者詳細情報として、性別、生年月日、患者番号、科、病棟の表示が可能なこと。

5.23.4.8. 対象患者またはオーダ進捗記号をクリックすることにより、オーダの詳細内容が確認できること。

5.23.4.9. オーダ詳細内容からオーダを選択し、発行/再発行/中止取消/削除/未実施指示の処理が行えること。

5.23.4.10. オーダ詳細内容から蓄尿量の登録が行えること。

5.23.4.11. 蓄尿量の入力は、蓄尿量および時間の登録が行えること。

5.23.4.12. 各オーダごとに、採取指示票(ラベル付き)の個別出力指示ができること。 ・処方オーダ: 処方箋 ・検体検査オーダ:採取指示票(ラベル付き)

5.23.5. 部門照会 ― ―5.23.5.1. 当日または指定日にオーダ発行された患者一覧を表示できること。

なお、外来患者/入院患者の切り替え表示、全件/未実施/実施の進捗状況の切り替え表示、指定科分および指定病棟分の絞り込み表示が可能なこと。

5.23.5.2. 部門照会一覧には、患者番号、患者氏名、性別、生年月日、科、部署、病棟、オーダ進捗、会計情報を表示できること。

5.23.5.3. 一覧から患者を指定し、患者番号を入力すると、指定患者のオーダ内容の詳細が表示されること。

5.23.5.4. 一覧からオーダを指定し、患者照会を行うと対象患者の指定日のオーダ詳細がすべて表示されること。

5.23.5.5. 一覧からオーダを指定し、患者全照会を行うと対象患者のオーダ詳細がすべて表示されること。

5.23.5.6. 一覧から指定患者のカルテが開けること。

5.23.5.7. オーダ種、日付、科、部署の選択内容に該当するオーダのオーダ件数が全件および未実施に分けて一括照会できること。

5.23.5.8. 一括照会から指定したオーダに関して、検体ラベルおよび採取予定患者一覧表の発行/再発行ができること。

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兵庫県立淡路医療センター 電子カルテシステム更新および影響部門システム更新要件定義書

5.   電子カルテ・オーダリングシステム 実現性 備考(具体的な実現方法、代替案等)

5.23.5.9. 蓄尿量入力に該当するオーダ一覧を表示できること。

5.23.5.10. 対象のオーダを選択することにより、蓄尿量の入力が行えること。

5.23.5.11. 蓄尿量の入力は、蓄尿量および時間の登録が行えること。

5.23.6. フローシート連携 ― ―5.23.6.1. オーダ発行/実施した日付をフローシートに表示できること。

5.23.6.2. フローシートからオーダの内容を確認できること。

5.24. 検体検査結果照会 ― ―5.24.1. 検体検査結果の取り込み ― ―5.24.1.1. 臨床検査システムから検体検査結果情報の取得ができること。

5.24.1.2. 感染情報を患者基本情報に自動で取り込めるよう考慮されていること。

5.24.1.3. 各科検査の場合には、検体検査結果を手入力できること。

5.24.2. 検体検査結果サマリ照会 ― ―5.24.2.1. 報告書単位の検体検査結果(全科分)の有無を、表形式にてサマリ表示できること。

検査結果データが承認済もしくは、未承認であるか等をマークで識別表示できること。

5.24.2.2. サマリ表での列(検査種)選択により、該当する検査の最新結果の一覧結果照会が行えること。

5.24.2.3. サマリ表での行(採取日)選択により、オーダ単位の一覧結果照会が行えること。

5.24.2.4. サマリ表でのマーク選択により、該当する検査の一覧結果照会が行えること。

5.24.2.5. サマリ表に表示する検査結果の件数および期間を設定できること。

5.24.3. 一覧結果照会 ― ―5.24.3.1. 一般・血液・生化等のサマリ(報告書)単位の検体検査結果を表示できること。

また、対象オーダの依頼元、畜尿量・時間、付加コメント、依頼コメント、検体コメントを表示できること。検体もしくは、報告書区分の指定により、データを絞り込んで表示できること。

5.24.3.2. 検査項目の正常値範囲の数値ガイドと単位を表示できること。

5.24.3.3. 異常値の検査項目については、色(上限値を超える場合には赤、下限値を下まわる場合には青)を変えて表示できること。

5.24.3.4. 検査項目の概要説明文を表示できること。

5.24.3.5. 患者の検体検査結果データを外部記録媒体にCSV形式で抽出できること。

5.24.4. 時系列およびグラフ結果照会 ― ―5.24.4.1. 一覧結果照会にて選択された項目の検査結果を、時系列に表示できること。

5.24.4.2. 検査結果時系列セットからあらかじめセットされた検査結果項目を時系列に表示できること。セット編集は権限設定により操作を限定できること。

5.24.4.3. 検査項目の正常値範囲の数値ガイドと単位を表示できること。

5.24.4.4. 異常値の検査項目については、色(上限値を超える場合には赤、下限値を下まわる場合には青)を変えて表示できること。

5.24.4.5. 検査項目の概要説明文を表示できること。

5.24.4.6. 時系列画面出力指示一覧から、選択したオーダを含む過去数回分の時系列データの出力が行えること。

5.24.4.7. 一覧結果照会にて選択された項目の検査結果を、グラフ(折れ線グラフ)表示できること。

5.24.4.8. 時系列結果照会で選択された項目の検査結果を、グラフ(折れ線グラフ)表示できること。

5.24.4.9. グラフ表示では、検査結果の正常値範囲を色帯で表示できること。

5.24.5. 負荷/日内検査結果照会 ― ―5.24.5.1. 検体検査結果サマリを選択することにより、負荷検査および日内検査の結果を時系列表示

できること。対象オーダの、依頼元、採取日・時間、負荷薬剤・使用量、付加コメント、依頼コメント、検体コメントを表示でること。検体の指定により、データを指定検体に絞り込んで表示できること。

5.24.5.2. 異常値の検査項目については、色(上限値を超える場合には赤、下限値を下まわる場合には青)を変えて表示できること。

5.24.5.3. 検査項目の概要説明文を表示できること。

5.24.5.4. 負荷/日内検査結果照会画面に表示されているオーダ内容を出力できること。

5.24.5.5. 負荷検査および日内検査の結果を、グラフ(折れ線グラフ)表示できること。

5.24.5.6. グラフ表示では、検査ごとの結果の正常値範囲を色帯で表示できること。

5.24.6. 検査結果仮報告書出力 ― ―5.24.6.1. 臨床検査システムからの結果データ取り込み後、検査結果仮報告書を出力できること。

なお、緊急検査の場合には、即時に各依頼元のプリンタに出力できること。

5.24.7. フローシート連携 ― ―

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兵庫県立淡路医療センター 電子カルテシステム更新および影響部門システム更新要件定義書

5.   電子カルテ・オーダリングシステム 実現性 備考(具体的な実現方法、代替案等)

5.24.7.1. フローシートに検査結果を表示できること。

5.24.7.2. フローシートから検査結果照会を起動できること。

5.24.7.3. 各種検査結果項目のセルをクリックすることで、当該検査結果がある日付のみを絞り込んで表示することが可能なこと。

5.25. 画像・生理・内視鏡オーダ登録 ― ―5.25.1. 画像・生理・内視鏡オーダ登録 ― ―5.25.1.1. 単純撮影、断層撮影、MRI検査、CT検査、超音波検査、病棟撮影、消化管造影検査、

血管造影検査、核医学検査、生理検査、内視鏡検査の各検査をオーダ対象とできること。

5.25.1.2. 各種セットを利用し、検査項目の指示入力が行えること。

5.25.1.3. セット画面から、流用したいオーダをドラッグ&ドロップすることで、検査項目の指示入力が容易に行えること。

5.25.1.4. 撮影種別・検査種別の検査項目画面を設定できること。

5.25.1.5. 全科分の既オーダを参照し、流用(DO入力)できること。

5.25.1.6. オーダ履歴画面からのドラッグ&ドロップにより、流用(DO入力)できること。

5.25.1.7. 予約の必要がない検査項目については、期間での曜日指定および日付指定により、連続して検査指示入力が行えること。

5.25.1.8. 検査日が日付未定のままでも指示ができること。

5.25.1.9. セットを利用することにより、前投薬(処方オーダ)、処置(処置オーダ)も合わせて指示できること。

5.25.1.10. オーダごとに緊急度・保険の指示が行えること。

5.25.1.11. 項目選択時に、任意の注意メッセージを表示できること。

5.25.1.12. 同日他科における指示の重複チェックができること。

5.25.1.13. フィルム、薬剤、器材、手技、撮影条件、スライス数、コメントおよびシェーマの詳細情報入力が行えること。また、この入力を省略する場合、既定値を自動的に設定できること。

5.25.1.14. 病名、検査目的、特別指示およびその他詳細の依頼情報入力が行えること。

5.25.1.15. 検査項目選択時、該当患者の基本情報(身長/体重/移動方法/薬アレルギー/感染情報の有無/妊娠否定区分/出産予定日)については、患者基本オーダと連動し表示可能なこと。

5.25.1.16. 患者基本オーダとの連動によりペースメーカなどの体内金属や造影剤禁忌のチェックが行えること。

5.25.1.17. 予約オーダとの連携により、オープン予約検査またはクローズ予約検査を指示入力できること。

5.25.1.18. 撮影項目により、オーダ入力時に直近予約を自動的に取得できること。

5.25.1.19. オーダ中止・削除が行われた場合、予約取りされたオーダに関して、予約の取り消しが自動的に行えること。

5.25.1.20. 予約日と予約時間の表形式の中に空き予約数(表示スケジュール)を表示できること。

5.25.1.21. 予約項目毎に予約時間の空き予約数を表示するか、予約残・済み/定員ポイントの表示とするか設定ができること。

5.25.1.22. 予約ポイントについて、通常時、予約ポイント残0の時、予約ポイント残マイナスの時に予約セルの予約残表示の他に色を変えて、表現できること。

5.25.1.23. 1、2、3、4、8、12週間後のいずれかを指定して、指定日の一番早い時間枠に自動的に予約登録が行えること。

5.25.1.24. 予約項目ごとに、準備品の既定値を設定できること。

5.25.1.25. 前処置のように時間指定の必要のない予約項目について、それと関連するもう一つの予約項目を組合わせて、一度の操作で予約取得ができること。

5.25.1.26. 検査指示入力された内容を、放射線情報システム、動画管理システムへ伝達できること。また、放射線情報システム側で実施入力されたデータを、オーダ側・医療事務側へ反映できること。

5.25.1.27. 実施入力時に実施者を選択可能なこと。

5.25.1.28. 放射線情報システムを導入しない場合でも、放射線部門での患者受付および実施入力(薬剤・器材・ フィルムの登録を含む)が可能なこと。また、画像・生理照会画面において、患者入外区分(入院・外来・全て)、予約日、進捗状況、依頼科、部署、撮影種、撮影室を指定することにより、依頼済みの画像・生理オーダの照会が可能なこと。

5.25.1.29. 検査後に事後(過去日付含む)のオーダ入力ができること。

5.25.1.30. 緊急オーダとして新規オーダを作成した場合には、オープン予約項目、クローズ予約項目にかかわらず当日検査としてオーダ発行できること。また、セットにも緊急区分が引き継がれること。

5.25.1.31. 検査項目毎に欠食の自動発生が可能なこと。また、検査が中止になった場合は、自動的に検査欠食も中止となること。

5.25.1.32. オーダ終了時に予約票、検査案内、同意書などが出力可能であること。

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兵庫県立淡路医療センター 電子カルテシステム更新および影響部門システム更新要件定義書

5.   電子カルテ・オーダリングシステム 実現性 備考(具体的な実現方法、代替案等)

5.25.1.33. 画像依頼情報画面に最新のクレアチニン検査結果値が表示できること。

5.25.2. 画像・生理照会 ― ―5.25.2.1. 画像・生理照会画面は、入外区分、オーダ日、科、病棟、進捗状況、検査種、検査室で絞

込みを行い対象オーダの一覧を表示できること。

5.25.2.2. 画像・生理照会は、患者ID、患者氏名、性別、検査予定日・時間、生年月日、年齢、部位、検査種、科、病棟が一覧で表示されること。

5.25.2.3. オーダ一覧よりオーダを選択することよりオーダの詳細内容が表示できること。

5.25.2.4. オーダ一覧からオーダの中止、オーダ内容の修正ができること。

5.25.2.5. オーダ一覧から個別オーダの削除および複数オーダをまとめて一括削除が行えること。

5.25.2.6. オーダ一覧より個別オーダの実施処理がおこなえること。また、オーダ全てまたはグループ毎の実施処理が行えること。

5.25.2.7. オーダ一覧から撮影項目の予約取得が行えること。

5.25.2.8. オーダ一覧で予約未確定のオーダの予約確定処理が行えること。

5.25.2.9. オーダ一覧で予約確定しているオーダを予約未確定に戻せること。

5.25.2.10. オーダ一覧から予約票再発行、依頼票再発行、一括依頼票仮発行、ラベル再発行、一括ラベル仮発行が行なえること。

5.25.2.11. 放射線情報システムや生理検査システムを導入しない場合、各検査項目ごとに、患者受付と同時に自動的に実施済みとなるように設定できること。

5.25.2.12. 画像照会からその患者の検体検査結果照会を表示できること。

5.25.2.13. オーダ入力/受付済み分の修正/未実施分の修正/実施済み、一部実施済み分の修正/会計済み分の修正について、各々職種によリ操作者を限定できること。

5.25.2.14. 検査項目単位に締め切り時間の設定ができること。

5.25.3. フローシート連携 ― ―5.25.3.1. オーダ発行/実施した日付をフローシートに表示できること。

5.25.3.2. フローシートからオーダの内容を確認できること。

5.25.3.3. フローシートから画像やレポートの参照が可能であること。

5.25.3.4. 検査種・部位のセルをクリックすることで、当該検査結果がある日付のみを絞り込んで表示することが可能なこと。

5.25.4. 画像生理一覧表発行 ― ―5.25.4.1. 帳票一覧画面より発行指示を行った近傍のプリンタに画像生理一覧表を出力できること。

5.26. フローシート ― ―5.26.1. 閲覧機能 ― ―5.26.1.1. 診療行為を時系列表示し、診療を行う際の指標やカルテ記載情報に関するナビゲーション

に役立つ機能であること。具体的な機能については下記の機能を有すること。

5.26.1.2. フローシートの表示方法は、縦軸に診療行為項目、横軸に日付単位のデータセルとし、時系列表示可能なこと。

5.26.1.3. 縦軸の診療行為項目は、ワンクリックで「概要帯のみ表示」、「概要帯-詳細帯の表示」切替が可能なこと。

5.26.1.4. 表示される各情報は、目的応じて最大2階層の表示ができること。

5.26.1.5. 表示期間の設定ができること。

5.26.1.6. シートは1週間分を表示し、ボタン操作によって1週間毎、1日毎に日付を変えることができること。

5.26.1.7. 表示する日付をカレンダー画面から指定ができること

5.26.1.8. 表示される日付は、外来ではイベント(診療、検査結果等)がある日付のみ表示し、入院では全日表示することができること。

5.26.1.9. 表示期間内にはデータがない場合でも、概要帯のみの表示で他の診療データがあることがわかること。

5.26.1.10. 表示文字サイズの変更ができること。

5.26.1.11. シートは当日の日付、土日等の表示は利用者が判別しやすいように他の日付表示方法とは異なること。

5.26.1.12. データ比較を行うため、特定の日付を固定し、固定した指定日間でデータ比較が容易にできること。

5.26.1.13. 特定の項目をワンクリックする事でその項目が表示されている日のみに絞り込んで表示することが可能なこと。

5.26.1.14. 表示されているデータを全科または自科分の内容に容易に絞込みができること。

5.26.1.15. 表示項目は、をあらかじめ設定された項目をセット化した内容(シート単位)で表示できること。

5.26.1.16. あらかじめ設定された項目の表示切り替えは登録されているシート一覧から選択により可能であること。

5.26.1.17. 表示項目(シート)は、診療科、職制毎、患者毎に設定可能であること。

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兵庫県立淡路医療センター 電子カルテシステム更新および影響部門システム更新要件定義書

5.   電子カルテ・オーダリングシステム 実現性 備考(具体的な実現方法、代替案等)

5.26.1.18. 記事入力/看護支援機能で入力した患者情報、問診情報、症状・所見情報、各種オーダ情報、検査結果情報、画像結果情報の情報を表示ができること。

5.26.1.19. 検査結果等の画像データを表示できること。

5.26.1.20. 各種オーダ等の情報表示では各セルをクリックすることで詳細情報が表示されること。

5.26.2. 各閲覧機能 ― ―5.26.2.1. 診療行為項目として、入院期間を表示し、入院日数が表示されること。(入院患者の場

合)

5.26.2.2. 診療行為項目として、診察記事を表示し、診察記事が登録されている日付のセルにマーク(○印等)が表示されること。

5.26.2.3. 上記マークをクリックすることで、対象となる記事が表示されること。

5.26.2.4. 診察記事情報帯では、詳細帯には診察記事タイトルが表示されること。

5.26.2.5. 診察記事タイトル(問題点)のセルをクリックすることで、該当する記事が記載されている日付のみを絞り込んで表示することが可能なこと。

5.26.2.6. 診療行為項目として紹介状、診断書等のイメージスキャナで取込んだ文書のタイトルを表示し、文書が登録されている日付のセルにマーク(○印等)が表示されること。

5.26.2.7. 上記マークをクリックすることで、対象となる文書が表示されること。

5.26.2.8. 文書のタイトルセルをクリックすることで、該当する文書が記載されている日付のみを絞り込んで表示することが可能なこと。

5.26.2.9. 診療行為項目としてサマリ、文書名が表示し、文書が登録されている日付のセルにマーク(○印等)が表示されること。

5.26.2.10. 上記マークをクリックすることで、対象となる文書が表示されること。

5.26.2.11. 文書のタイトルセルをクリックすることで、該当する文書が記載されている日付のみを絞り込んで表示することが可能なこと。

5.26.2.12. 診療行為項目として、PDF等の外部からのデータ(外部メディア)を表示し、有効なデータを取り込んだ日付のセルにマーク(○印等)が表示されること。

5.26.2.13. 外部メディア帯では、詳細帯に各種外部メディア項目が表示されること。

5.26.2.14. 外部メディア帯(各種外部メディア項目)には、該当する日付に各種データ項目の存在が表示されること。

5.26.2.15. 上記外部メディア項目をクリックすることで、マルチメディアビューアが起動し、該当データが表示されること。

5.26.2.16. 同一日に複数データが存在した場合、各データがメニュー(○印等)で表示され、項目をクリックすると対象データが参照できること。

5.26.2.17. 各種外部メディア項目のセルをクリックすることで、当該外部メディア結果がある日付のみを絞り込んで表示することが可能なこと。

5.26.2.18. 診療行為項目として各オーダ情報を表示し、各オーダの進捗状況を概要帯にマーク(依頼は△、実施は○等)が表示できること。

5.26.2.19. 診療行為項目として、処方を表示し、処方オーダが発行/実施されている日付のセルにマーク(○印等)が表示されること。

5.26.2.20. 処方帯では、詳細帯に薬剤名を表示すること。

5.26.2.21. 詳細帯(薬剤名)では、当該薬剤がオーダされた日付に使用量が表示されること。

5.26.2.22. 上記使用量をクリックすることで、対象の処方オーダ内容が表示されること

5.26.2.23. 薬剤名のセルをクリックすることで、当該薬剤がオーダされた日付のみを絞り込んで表示することが可能なこと。

5.26.2.24. 診療行為項目として、注射を表示し、注射オーダが発行/実施されている日付のセルにマーク(○印等)が表示されること。

5.26.2.25. 注射帯では、詳細帯に薬剤名を表示すること。

5.26.2.26. 詳細帯(薬剤名)では、当該薬剤がオーダされた日付に使用量が表示されること。

5.26.2.27. 上記使用量をクリックすることで、対象の注射オーダ内容が表示されること

5.26.2.28. 薬剤名のセルをクリックすることで、当該薬剤がオーダされた日付のみを絞り込んで表示することが可能なこと。

5.26.2.29. 診療行為項目として、検査を表示し、検査オーダが発行/実施されている日付のセルにマーク(○印等)が表示されること。

5.26.2.30. 検査帯では、詳細帯に各種検査結果項目が表示されること。

5.26.2.31. 詳細帯(各種検査結果項目)には、該当する日付に検査結果(数値等)が表示されること。

5.26.2.32. 各種検査結果項目について、基準値を超えた数値の場合、文字の色を変えることで識別が出来ること。

5.26.2.33. 上記検査結果をクリックすることで、検査結果照会画面が表示されること。

5.26.2.34. 各種検査結果項目のセルをクリックすることで、当該検査結果がある日付のみを絞り込んで表示することが可能なこと。

5.26.2.35. 診療行為項目として画像生理を表示し、画像生理オーダが発行/実施されている日付のセルにマーク(○印等)が表示されること。

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兵庫県立淡路医療センター 電子カルテシステム更新および影響部門システム更新要件定義書

5.   電子カルテ・オーダリングシステム 実現性 備考(具体的な実現方法、代替案等)

5.26.2.36. 画像生理帯では、詳細帯に検査種・部位などが表示されること

5.26.2.37. 詳細帯(検査種・部位)について、画像データが登録されている日付のセルに部位等が表示されること。

5.26.2.38. 上記部位をクリックすることで、依頼情報・レポート参照・画像参照等が表示されること。

5.26.2.39. 検査種・部位のセルをクリックすることで、当該検査結果がある日付のみを絞り込んで表示することが可能なこと。

5.26.2.40. 診療行為項目として予約を表示し、予約がある日付のセルにマークが表示されること。

5.26.2.41. 予約帯では、詳細帯に診察予約・検査予約が表示されること

5.26.2.42. 詳細帯(診察予約・検査予約)について、予約が登録されている日付のセルにマークが表示されること。

5.26.2.43. 診察予約・検査予約のセルをクリックすることで、当該予約がある日付のみを絞り込んで表示することが可能なこと。

5.26.2.44. 診療行為項目として、処置を表示し、処置オーダが発行/実施されている日付のセルにマークが表示されること。

5.26.2.45. 処置帯では、詳細帯に各種処置項目が表示されること。

5.26.2.46. 詳細帯(各種処置項目)には、該当する日付に処置行為の処置回数が表示されること。

5.26.2.47. 同一日に複数データが存在した場合、処置回数の総和が表示されること。

5.26.2.48. 各種処置項目のセルをクリックすることで、当該処置がある日付のみを絞り込んで表示することが可能なこと。

5.26.2.49. 診療行為項目として、歯科処置を表示し、歯科処置オーダが発行/実施されている日付のセルにマークが表示されること。

5.26.2.50. 歯科処置帯では、詳細帯に各種歯科処置項目が表示されること。

5.26.2.51. 詳細帯(各種歯科処置項目)には、該当する日付に歯科処置行為の処置回数が表示されること。

5.26.2.52. 同一日に複数データが存在した場合、処置回数の総和が表示されること。

5.26.2.53. 各種歯科処置項目のセルをクリックすることで、当該歯科処置がある日付のみを絞り込んで表示することが可能なこと。

5.26.2.54. 診療行為項目として、輸血を表示し、輸血オーダが発行/実施されている日付のセルにマーク(○印等)が表示されること。

5.26.2.55. 輸血帯では、詳細帯に製剤請求、自己血等が表示されること。

5.26.2.56. 詳細帯(製剤請求、自己血等)には、該当する日付に輸血項目等が表示されること。

5.26.2.57. 上記輸血項目をクリックすることで、対象の輸血項目が表示されること。

5.26.2.58. 各種輸血項目のセルをクリックすることで、当該輸血がある日付のみを絞り込んで表示することが可能なこと。

5.26.2.59. 診療行為項目として、リハビリを表示し、リハビリオーダが実施されている日付のセルにマーク(○印等)が表示されること。

5.26.2.60. リハビリ帯では、詳細帯に各療法区分が表示されること。

5.26.2.61. 詳細帯(各療法区分)には、該当する日付に診療報酬区分が表示されること。

5.26.2.62. 各種診療報酬区分のセルをクリックすることで、当該診療報酬区分がある日付のみを絞り込んで表示することが可能なこと。

5.26.2.63. 診療行為項目として、手術を表示し、手術申込オーダが発行/実施されている日付のセルにマーク(○印等)が表示されること。

5.26.2.64. 上記手術申込項目をクリックすることで、依頼情報が表示されること。

5.26.2.65. 手術帯のセルをクリックすることで、手術がある日付のみを絞り込んで表示することが可能なこと。

5.26.2.66. 診療行為項目として、病理を表示し、病理オーダが発行/実施されている日付のセルにマーク(○印等)が表示されること。

5.26.2.67. 病理帯では、詳細帯に各種病理項目が表示されること。

5.26.2.68. 詳細帯(各種病理項目)には、該当する日付に臓器・材料名が表示されること。

5.26.2.69. 上記病理項目をクリックすることで、依頼情報、病理結果等が表示されること。

5.26.2.70. 各種病理項目のセルをクリックすることで、当該病理結果がある日付のみを絞り込んで表示することが可能なこと。

5.26.2.71. 診療行為項目として栄養指導を表示し、栄養指導オーダが発行/実施されている日付のセルにマーク(○印等)が表示されること。

5.26.2.72. 栄養指導データが登録されている日付のセルに指導食種が表示されること。

5.26.2.73. 栄養指導の詳細帯クリックすることで、当該栄養指導がある日付のみを絞り込んで表示することが可能なこと。

5.26.2.74. 診療行為項目として、指示コメントを表示し、指示コメントオーダがある日付のセルにマーク(○印等)が表示されること。重要度もマークで表示されること。

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5.   電子カルテ・オーダリングシステム 実現性 備考(具体的な実現方法、代替案等)

5.26.2.75. マークをクリックすることで、対象となる指示コメントが表示されること。

5.26.2.76. 指示コメント帯のセルをクリックすることで、指示コメントがある日付のみを絞り込んで表示することが可能なこと。

5.26.2.77. 診療行為項目として、初再診を表示し、データが存在する日付のセルにマーク(○印等)が表示されること。

5.26.2.78. 初再診帯では、詳細帯に初再診が表示されること。

5.26.2.79. 初再診帯には、該当する日付に初診・再診が表示されること。

5.26.2.80. 上記初診・再診をクリックすることで、対象の初再診オーダ内容が表示されること。

5.26.2.81. 初再診のセルをクリックすることで、初再診オーダされた日付のみを絞り込んで表示することが可能なこと。

5.26.2.82. 診療行為項目として、指導を表示し、指導オーダが発行/実施されている日付のセルにマーク(○等)が表示されること。

5.26.2.83. 指導帯では、詳細帯に各種指導項目が表示されること。

5.26.2.84. 詳細帯(各種指導項目)には、該当する日付にマーク(○等)が表示されること。

5.26.2.85. 上記各種指導項目をクリックすることで、対象となる指導オーダの内容が表示されること。

5.26.2.86. 各種指導項目のセルをクリックすることで、当該指導がある日付のみを絞り込んで表示することが可能なこと。

5.26.2.87. 診療行為項目として、透析を表示し、透析オーダが発行/実施されている日付のセルにマーク(○等)が表示されること。

5.26.2.88. 詳細帯には、該当する日付にマーク(○等)や血液浄化方法が表示されること。

5.26.2.89. 上記のマーク(○等)や血液浄化方法をクリックすることで、対象となる透析オーダの内容が表示されること。

5.26.2.90. 詳細帯のセルをクリックすることで、当該透析オーダがある日付のみを絞り込んで表示することが可能なこと。

5.26.2.91. 診療行為項目として看護を表示し、看護指示が実施されている日付のセルにマーク(○印等)が表示されること。

5.26.2.92. 看護帯では、詳細帯に各種看護項目が表示されること

5.26.2.93. 詳細帯(看護項目)について、ケアスケジュール回数、ケアスケジュール・看護実施合成編集、看護実施測定値最終データ、看護実施測定値集計、ケアスケジュール等が表示されること。

5.26.2.94. 上記をクリックすることで、対象となるデータの詳細が表示されること。

5.26.2.95. 各種看護項目のセルをクリックすることで、データがある日付のみを絞り込んで表示することが可能なこと。

5.26.3. オーダ項目検索機能 ― ―5.26.3.1. 薬品名で絞込みを行い対象の処方オーダ一覧を表示できること。

5.26.3.2. 薬品名で絞込みを行い対象の注射オーダ一覧を表示できること。

5.26.3.3. 薬品名で絞込みを行い対象の処方と注射のオーダ一覧を表示できること。

5.26.3.4. 対象となるオーダは日付、開始日、指示医、薬剤名称、使用量、単位、用法種/投与方法、日数/回数の情報が表示されること。

5.26.3.5. 対象となるオーダの情報については全選択、ファイル出力、コピー、クリアのメニューを操作できること。

5.26.3.6. 画像、生理、内視鏡のオーダ一覧を表示できること。

5.26.3.7. 撮影項目の指定により対象の画像、生理、内視鏡オーダ一覧を表示できること。

5.26.3.8. 撮影種の指定により対象の画像、生理、内視鏡オーダ一覧を表示できること。

5.26.3.9. 撮影部位の指定により対象の画像、生理、内視鏡オーダ一覧を表示できること。

5.26.3.10. 対象となるオーダは日付、開始日、指示医、撮影項目、撮影種、撮影部位、入院/外来の情報が表示されること。

5.26.3.11. 対象となるオーダの情報については全選択、ファイル出力、コピー、クリアのメニューを操作できること。

5.26.4. 他機能連携 ― ―5.26.4.1. 処方・検査・画像生理・注射・汎用・栄養指導・リハビリ等のオーダデータに対し、DO

入力が可能であること。

5.26.4.2. 処方・検査・画像生理・注射・汎用・栄養指導・リハビリ等のオーダデータに対し、修正が可能であること。

5.26.4.3. シート表示内容をクリップボードにコピー可能であること

5.26.4.4. シート表示内容をCSV形式で出力が可能であること

5.26.5. シート登録機能 ― ―5.26.5.1. 表示する項目の設定は、診療科単位、患者単位にシートとして登録可能であること。

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5.   電子カルテ・オーダリングシステム 実現性 備考(具体的な実現方法、代替案等)

5.26.5.2. 表示する項目の設定は、各種オーダ単位だけでなく薬剤、検査、看護等の特定項目の設定可も能であること。

5.26.5.3. 表示する項目の並び順の設定が可能であること。

5.26.5.4. 表示する項目のグループ化が可能であること。

5.26.5.5. 既に登録してあるシートを流用して新たなシートとして登録が可能なこと。

5.26.5.6. 表示中のシートを流用して患者単位のシートとして操作者が登録が可能なこと。

5.27. 文書作成支援 ― ―5.27.1. 文書参照 ― ―5.27.1.1. 文書種別、作成日別、作成者別、入院期間別、対象科別があり、分類一覧から該当の分類

方法を選択できること。

5.27.1.2. 分類したものをツリー構造で表示する事ができること。

5.27.1.3. 分類方法から個別の文書を選択できること。選択した文書がプレビューできること。

5.27.1.4. 文書一覧には、作成状況、分類、作成科、作成者、作成日、文書名、対象期間、更新科が表示されること。

5.27.2. フィルタリング ― ―5.27.2.1. フィルタリングでは作成状況、作成科、作成者、対象期間ごとに表示を変更することが可

能であること。

5.27.3. ソート ― ―5.27.3.1. 文書一覧の作成状況、分類、作成科、作成者、作成日、文書名、対象期間、更新科の各項

目毎に昇順、降順のソートが可能であること。

5.27.3.2. 文書一覧の文字サイズの変更ができること。

5.27.3.3. 対象文書の印刷機能を有すること。

5.27.3.4. 管理された文書情報は、フローシート・プログレスノート上から表示できること。

5.27.3.5. 管理された文書情報に対し、一覧表示、分類別・入院期間別などの絞込み機能有すること。

5.27.4. 入力機能 ― ―5.27.4.1. サマリ、紹介状、診断書、証明書、同意書等の文書を作成でき、印刷や発行管理が行える

こと。

5.27.4.2. 患者の入院期間、入院科、コメント、キーワード(診断名、術式、その他)等共通項目の入力ができること。

5.27.4.3. 一般的に普及している文書作成ソフトの操作性でサマリ・レポートを作成できること。

5.27.4.4. ワープロ形式のフリー入力が可能であること。

5.27.4.5. ワープロ入力では、文字入力の他に図や図形の挿入など各種の編集が可能であること。

5.27.4.6. 入力用ツールを使用して、診療情報、病名、看護プロブレム、患者基本、医師名、紹介先施設・医師名の引用を行うことが可能であること。

5.27.4.7. 作成の際には、既に入力された診療情報を容易に流用できること。

5.27.4.8. 入力の際にはテンプレート入力が可能であること。

5.27.4.9. 画像の添付ができること。

5.27.4.10. 検査結果をコピーし貼り付けできること。

5.27.4.11. 院外とのやりとりを行う文書については、登録済みの診療機関情報から引用ができること。

5.27.4.12. 文書の修正、削除が行なえること。

5.27.4.13. 文書を修正した場合、更新情報(区分、更新科、更新者、更新日)を表示できること。

5.27.4.14. 過去に作成した文書を引用して新規に文書の作成が行えること。

5.27.4.15. 文書を科毎にセット化でき、セットから文書を選択できること。

5.27.4.16. 科毎のセットには、入院時用などのように分類分けができるよう階層登録できること。

5.27.4.17. よく利用する文書を操作者毎に「お気に入り」として登録することができること。

5.27.4.18. 作成中、承認待、最終承認待ち、承認済の進捗管理ができること。

5.27.4.19. 文書作成後、次の処理状態(承認待、最終承認待ち)、次の処理者の選択ができること。

5.27.4.20. 文書作成時、後から文書を作成できるように作成予定文書として仮登録ができること。操作者毎に作成予定の文書を一覧で把握できること。

5.27.4.21. サマリ種毎に設定された権限者による承認ができること。また、承認後のサマリは権限者以外修正できないこと。

5.27.4.22. 文書への患者情報、利用者情報の自動記入ができること。患者基本情報を自動引用できること。

5.27.4.23. サマリで作成した一部のデータはサマリデータを外部ファイル出力できること。

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兵庫県立淡路医療センター 電子カルテシステム更新および影響部門システム更新要件定義書

5.   電子カルテ・オーダリングシステム 実現性 備考(具体的な実現方法、代替案等)

5.27.4.24. 作成したサマリの印刷が出来ること。

5.27.4.25. リハビリオーダ登録時、連動して実施計画書などの関連する文書を作成ができること

5.27.4.26. 文書作成・登録時に、医事システムに文書料を発生させることができること。

5.27.4.27. 文書登録時、確認メッセージが文書毎に設定でき表示できること

5.27.4.28. 画像オーダ確定時、連動して同意書などの関連文書を作成・印刷できること

5.27.4.29. 輸血オーダ確定時、連動して同意書などの関連文書を作成・印刷できること

5.27.4.30. 処方オーダ確定時、連動して関連文書を作成・印刷できること

5.27.4.31. 作成した同意書に同意が得られているか判別するために、同意確認の有無が登録できること。

5.27.4.32. 文書にバーコード及びQRコードの印字が可能なこと。

5.27.4.33. スキャナ自動取り込み用のQRコードを印字できること。

5.27.4.34. スキャナで取り込んだ情報を、文書一覧でサムネイル表示することが可能であること。

5.27.5. 文書の承認機能 ― ―5.27.5.1. 研修医、承認が必要な医師が作成した文書を文書毎に内容を確認し、承認または差し戻し

を行う機能があること。

5.27.5.2. 作成した文書を修正した場合に文書の版数管理ができること。

5.27.6. 文書照会 ― ―5.27.6.1. 文書名、作成者、承認者、作成日、診療科、文書の作成進捗、患者IDの条件の指定により

条件に該当する一覧を表示できること。また、文書名はキーワード入力による部分検索可能であること。

5.27.6.2. 文書一覧には、患者ID、患者氏名、文書名、文書作成進捗、作成日、診療科、患者性別、生年月日、年齢を表示できること。

5.27.6.3. 一覧から文書の参照し、印刷が可能なこと。

5.27.6.4. 一覧から文書を引用し、文書を作成が可能なこと。

5.27.6.5. 一覧から文書の修正・削除が可能なこと。

5.27.6.6. 一覧から患者のカルテを参照可能なこと。

5.27.6.7. 一覧をファイル出力ができること。

5.27.7. 文書作成進捗管理 ― ―5.27.7.1. 文書全体の作成状況が「作成中」の文書を一覧表示ができること。

5.27.7.2. 各文書の記載者・承認者を設定し、各担当者の作成状況の確認を行うことができること。

5.27.7.3. 操作者ごと、患者ごとに処理が必要な文書を一覧表示し、文書の記載や承認ができること。

5.27.7.4. 操作者自身が処理する文書がひとめで把握できるよう、自担当文書(My文書)が絞り込まれて初期表示ができること。

5.27.7.5. 文書情報一覧においては、未作成、作成中、作成完了、承認待、差し戻し、最終承認待などによるステータスにて管理ができること。

5.27.7.6. 文書情報一覧においては、作成すべき文書を容易に把握できるように、未作成文書は赤文字、作成済みはグレーなど、文書のステータスにより色分け表示し進捗が管理できること。

5.27.7.7. 文書の記載者・承認者は、あらかじめマスタ設定により、主治医や担当看護師などを既定値として設定することができること。

5.27.7.8. 文書の記載者に対して作成依頼・作成期限を登録することができること。

5.27.7.9. コミュニケート機能と連動し、作成依頼先にメール送信することができること。

5.27.7.10. 文書の編集は、患者のカルテを開いて操作する以外に、文書一覧のマトリックスビュー画面から操作ができること。

5.27.7.11. 操作者ごとメモ登録(備忘録)ができこと。

5.28. 実施入力 ― ―5.28.1. 実施進捗管理 ― ―5.28.1.1. 特定オーダに関しては実施の進捗管理が行えること。

5.28.1.2. 特定オーダに関しては専用入力画面で実施入力が行えること。

5.28.1.3. オーダ依頼情報が分割指示の場合は、1回毎の実施が行えること。

5.28.1.4. 実施した内容を中止できること。

5.28.1.5. 実施入力は、実施日、実施時間、使用量、単位の登録が行えること。

5.28.1.6. 必要に応じて、実施開始時間を入力することが可能なこと。

5.28.1.7. 実施時のコメントが入力できること。

5.29. TODO(指示受け) ― ―5.29.1. TODO(指示受け) ― ―

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兵庫県立淡路医療センター 電子カルテシステム更新および影響部門システム更新要件定義書

5.   電子カルテ・オーダリングシステム 実現性 備考(具体的な実現方法、代替案等)

5.29.1.1. 入院患者に対して医師指示情報、看護情報などの内容を一覧形式で表示が行えること。また、スケジュール調整を行うことができること。

5.29.1.2. 一覧には時間帯、予定時刻、患者氏名、指示内容、実施時刻、進捗、入院病室等が表示されること。

5.29.1.3. 一覧には必要時指示情報が表示されること。

5.29.1.4. 一覧の表示列の並べ替えや、ソート(昇順、降順)が行えること。

5.29.1.5. 病棟単位で表示内容の絞りこみが行えること。

5.29.1.6. 受持患者表の患者表示に絞りこみが行えること。

5.29.1.7. 病棟患者の患者表示に絞りこみが行えること。

5.29.1.8. 部屋順、時間順に表示が行えること。

5.29.1.9. 病棟チーム患者毎の患者表示に絞り込みが行えること。

5.29.1.10. 日付又は勤務帯で表示内容の変更が行えること。

5.29.1.11. オーダ指示内容により表示内容の条件指定が行えること。

5.29.1.12. 一覧に表示されている指示内容の詳細内容が表示されること。

5.29.1.13. 一覧から指示受け対象を選択することにより、指示受けが行えること。また、患者単位でオーダ種毎に一括して指示受けが行えること。

5.29.1.14. 指示受け画面では、変更前と変更後内容が対比して表示されること。

5.29.1.15. 指示内容について問合せの入力、問合せに対する回答表示が可能なこと。

5.29.1.16. リーダ看護師、担当看護師の各々による指示受けが可能なこと。

5.29.1.17. 一覧から実施入力対象を選択することにより、実施入力が行えること。

5.29.1.18. 実施一覧画面では、カレンダー表示が可能なこと。

5.29.1.19. 実施一覧画面では、依頼情報と実施状況、実施回数が表示されること。

5.29.1.20. 実施一覧画面から実施入力詳細画面の表示を行えること。

5.29.1.21. 実施入力詳細では、実施日、実施時間、使用量、単位、入力者の登録が行えること。

5.29.1.22. 実施時のコメントが入力できること。

5.29.1.23. 予定内容を中止できること。

5.29.1.24. 日付未定、時間未定、担当看護師が決まっていない指示のスケジューリングが行えること。

5.29.1.25. 入院患者一覧画面、ベットマップで未確認指示の表示が行えること。また未受け指示の重要度の把握が行えること。

5.29.1.26. 一覧からカルテの起動が可能なこと。

5.29.2. TODO(医師TODO) ― ―5.29.2.1. 入院患者に対してオーダした指示情報の進捗状況の一覧表示が行えること。

5.29.2.2. 一覧には、患者氏名、指示内容、進捗状況が表示されること。

5.29.2.3. 看護師からの問い合わせ内容が確認でき、問合せに対する回答を入力できること。

5.29.2.4. 定期切処方切れの通知が表示されること。

5.29.2.5. 至急または緊急の検査結果が揃った際に結果確認通知が表示されること。

5.29.2.6. 未承認のオーダの表示がされること。

5.29.3. TODO(患者TODO) ― ―5.29.3.1. 患者ごとに対象日の医師指示情報と看護情報を一覧で表示できること。

5.29.3.2. 一覧には、実施予定時間順に表示された指示情報、病名、最新バイタル情報、必要実施時、イベント(移動情報・予約)、診察記事、看護記録が確認できること。また注意事項等メモの入力が可能なと。

5.29.3.3. 指示受けや実施入力が可能なこと。

5.29.3.4. 指示受け、実施状況を表示が可能なこと。

5.30. 承認 ― ―5.30.1. 承認オーダ ― ―5.30.1.1. 研修医または承認が必要な医師、スタッフが登録したオーダ情報・記事を指導医または指

示医により承認することができること。

5.30.1.2. 研修医または承認が必要な医師、スタッフがオーダを登録した場合には、未承認オーダとして登録できること。

5.30.1.3. 承認対象のオーダに対し、オーダ内容・記事の承認もしくは否認できること。

5.30.1.4. 承認または否認を行った場合に、承認または否認コメントが登録できること。

5.30.1.5. オーダ内容により一括で承認もしくは否認登録できること。

5.30.1.6. 研修医または承認が必要な医師、スタッフがオーダ・記事を登録した場合に、承認医師に対し未承認オーダ、記事が存在することを通知する機能を有すること。

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兵庫県立淡路医療センター 電子カルテシステム更新および影響部門システム更新要件定義書

5.   電子カルテ・オーダリングシステム 実現性 備考(具体的な実現方法、代替案等)

5.30.1.7. 承認依頼通知一覧には、患者氏名、承認通知内容、依頼者が表示できること。

5.30.1.8. 承認依頼通知一覧より詳細情報を表示し、承認または否認、承認・否認のコメント登録が可能なこと。

5.30.1.9. 研修医、承認が必要な医師、スタッフの各々が登録したオーダ情報・記事の承認状況を一覧で表示できること。

5.30.1.10. 一覧には患者氏名、患者番号、指示種別、指示内容、承認状況、承認医、承認日時、承認・否認コメント、オーダ日(記載日)が表示できること。

5.30.1.11. 一覧は、未承認情報のみを表示可能であること。

5.30.1.12. 研修医と他職種とで承認情報を絞り込んで表示可能であること。

5.30.1.13. 研修医であっても指示医であれば承認が可能であること。

5.30.1.14. 複数の未承認データを1画面でまとめて内容の確認が可能であり、承認を行うことができること。

5.30.1.15. 研修医記事への指導医のコメントを記事への修正記載ではなく、コメントとして登録が可能であること。

5.30.1.16. 承認対象者が記事登録後、ログオフする事なくプログレスノートビューワから承認者が記事承認操作ができること。

5.31. プログレスノート参照 ― ―5.31.1. 閲覧機能 ― ―5.31.1.1. カルテ2号紙のイメージで診療行為に関する情報を集約して表示できること。表示出来る

情報は、症状・所見等の診察記事、看護記録、オーダ情報、入院情報、レポート、サマリ、紹介状、スキャン依頼情報等であること。

5.31.1.2. 診察記事、看護記録、オーダ情報、レポート・サマリ・紹介状等の文書、入院履歴、診察記事の履歴、主要情報の詳細内容”は表示/非表示の切替が各々の項目について独立に出来ること。

5.31.1.3. コンボボックスより「全科カルテ/自科外来カルテ/全科外来カルテ/入院カルテ」を選択して指定したカルテが表示されること。また、容易に切り替えて表示することが可能なこと。

5.31.1.4. カルテインデックスタブから、日付(診療行為実施日、診療行為記載日)、診療科、操作者、データ種の単位ごとの閲覧が可能であること。

5.31.1.5. タイトル一覧タブからデータ種もしくは記事のタイトルを選択して、目的とするカルテを簡易な操作で閲覧が可能であること。

5.31.1.6. 重要な記事には、タイトル一覧やカルテインデックスタブに目印が表示され、簡易な操作で重要記事の閲覧が可能であること。

5.31.1.7. 重要な記事を容易に把握できるようにするため、記事、問診には、ビューア上のアイコンを記事のタイトル単位に設定することが可能なこと。

5.31.1.8. サマリ情報の概要表示ができること。

5.31.1.9. 記事情報を日付毎および時系列に表示することができ、診療を行う際の指標やカルテ記載のナビゲーションに役立つこと。

5.31.1.10. 診察記事の修正(青字の取り消し線)、削除(赤字の取り消し線)履歴を表示出来ること。

5.31.1.11. 診察記事横のアイコン(丸アイコン)をクリックすることにより診察記事の修正(青)、削除(赤)履歴の表示/非表示の切替が項目毎にできること。

5.31.1.12. 修正・削除した記事に「修正済み」、「削除済み」の文字で表示するか、指定したアイコンファイルで表示するか選択できること

5.31.1.13. 修正をいつ誰が行ったということを画面を開かずとも一目で判断できるように、修正履歴を記事の下部に表示することも可能であること。

5.31.1.14. 依頼・実施・中止などの進捗があるオーダデータを閲覧することが可能であること。

5.31.1.15. オーダデータ(検査・処置・注射など)の詳細の閲覧が可能であること。

5.31.1.16. 各オーダデータの修正・中止・削除が行えること。

5.31.1.17. 各オーダデータの内容をもとにDOが行えること。

5.31.1.18. 検査結果に関しては、結果の有無を表示できること。

5.31.1.19. レポートが有る場合には、記事表示部分からレポート内容の表示ができること。

5.31.1.20. 入力した診察記事、テンプレート、シェーマ、テキストの修正、削除が可能であること。

5.31.1.21. 指定日の診察記事のすべての内容の一括DO入力が可能であること。

5.31.1.22. 診察記事を記載日毎に一覧表示できること。複数記載日を1画面に同時に表示できること。

5.31.1.23. イメージスキャナにて取り込み処理を行った文書を表示できること。

5.31.1.24. 入力された画像データの表示ができること。

5.31.1.25. 入力された画像データやシェーマは縮小、標準の表示に切り替えができること。

5.31.1.26. 表示エリアが2つに分割され、記事の比較等に利用できること。

5.31.1.27. 記載者職種の把握を記事の記載者名の帯の色を職種ごとに設定できること。

5.31.1.28. オーダデータの進捗の色を設定で変更ができること。

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兵庫県立淡路医療センター 電子カルテシステム更新および影響部門システム更新要件定義書

5.   電子カルテ・オーダリングシステム 実現性 備考(具体的な実現方法、代替案等)

5.31.1.29. オーダ・記事の承認状況の表示ができること。

5.31.1.30. オーダ・記事の承認・否認のコメントの参照ができること。

5.31.1.31. オーダ・記事の承認または否認、承認・否認のコメント登録ができること。

5.31.1.32. オーダデータの指示状況をプログレスノート上で確認可能なこと

5.31.2. モード切替 ― ―5.31.2.1. 診療データの表示順を変更できること。

5.31.2.2. 診察記事の操作者名の表示が入力者または指示者に切り替えを行なう事が出来ること。

5.31.2.3. 診察記事の表示順を登録した日時順(入力順)または診察記事を入力(指示)した日時順(発生順)に切り替えを行なう事ができること。

5.31.2.4. 診察記事、オーダ履歴を縦に列挙して表示する縦表示と診察記事を左側に、オーダ履歴を右側に列挙して表示する横表示の切り替えを行なう事ができること。

5.31.2.5. 入院履歴の表示ができること。

5.31.2.6. 外来診療時や入院診療時など参照シーンにより、プログレスノートの表示条件の切替ができること。表示条件は操作者毎に複数登録でき、ワンクリックで表示切替できること。

5.31.2.7. プログレスノートの表示条件の初期表示設定は、操作者毎に設定ができること。

5.31.3. フィルタリング ― ―5.31.3.1. 表示条件を選択し、フィルタリング表示が可能であること。

5.31.3.2. フィルタリング条件は、以下が可能であること。 ・対象文書別(全て、記事のみ、オーダのみ、看護記録のみ、部門記録のみ、文書のみ) ・入外別 ・診療科別 ・医科歯科別 ・保険別 ・記載職種別 ・フラグ別 ・オーダ種別 ・プロブレム別 ・記事タイトル別 ・SOAP別 ・DAR別 ・Free別 ・承認状況別(承認済み/未承認)

5.31.3.3. 秘匿記事のみを表示可能なこと

5.31.3.4. 記録のフィルタを、全科、自科、操作者とワンクリックで切替可能であること。

5.31.4. 検索機能 ― ―5.31.4.1. 表示されている診察記事内の文字を検索することが可能であること。

5.31.5. 出力 ― ―5.31.5.1. 診察記事は、診療科、日付別に印刷することが可能であること。

5.31.6. 時系列ビューア(時系列参照機能) ― ―5.31.6.1. カルテの情報を鳥瞰できるようにするため、1画面に複数日のカルテ内容を並べて表示す

ることが可能であること。

5.31.6.2. 1画面に表示する列数は、病院ごとに設定により変更ができること。

5.31.6.3. 症状・所見等の診察記事、看護記録、オーダ情報、入院情報、レポート、サマリ、紹介状等の必要な情報が表示可能であること。

5.31.6.4. 重要な記事には、目印マークを表示し、重要な記事を容易に把握できること。

5.31.6.5. 診察記事につけられたタイトルを表示できること。

5.31.6.6. 診察記事の修正(青字の取り消し線)、削除(赤字の取り消し線)履歴を表示出来ること。

5.31.6.7. 診察記事横のアイコン(丸アイコン)をクリックすることにより診察記事の修正(青)、削除(赤)履歴の表示/非表示の切替が項目毎にできること。

5.31.6.8. 依頼・実施・中止などの進捗があるオーダデータを閲覧することが可能であること。

5.31.6.9. オーダデータ(検査・処置・注射など)の詳細の閲覧が可能であること。

5.31.6.10. デジカメなどで取り込んだ画像データの表示ができること。

5.31.6.11. 記載者職種の把握を記事の記載者名の帯の色を職種ごとに設定できること。

5.31.6.12. オーダデータの進捗の色を設定で変更ができること。

5.31.6.13. オーダ・記事の承認状況の表示ができること。

5.31.6.14. 診療データの表示順を変更できること。

5.31.6.15. 診察記事の操作者名の表示が入力者または指示者に切り替えを行なう事が出来ること。

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兵庫県立淡路医療センター 電子カルテシステム更新および影響部門システム更新要件定義書

5.   電子カルテ・オーダリングシステム 実現性 備考(具体的な実現方法、代替案等)

5.31.6.16. 診察記事の表示順を登録した日時順(入力順)または診察記事を入力(指示)した日時順(発生順)に切り替えを行なう事ができること。

5.31.6.17. 表示条件を選択し、フィルタリング表示が可能であること。

5.31.6.18. 全診療科表示または、条件指定した診療科のみのデータを表示可能であること。

5.31.6.19. 特定記事を鳥瞰できるように、診察記事につけられたタイトルによる絞込みが可能であること。1画面に複数日のカルテ内容を並べて表示することが可能であること。

5.31.6.20. 重要記事のみのデータを絞込み表示が可能であること。

5.31.6.21. 指定した基準日から、1画面に複数日のカルテ内容を並べて表示することが可能であること。

5.31.6.22. 表示内容の拡大、縮小のサイズを操作者が簡単に変更できること。

5.32. プロブレム ― ―5.32.1. プロブレムの入力 ― ―5.32.1.1. プロブレム、看護プロブレムの閲覧、入力ができること。

5.32.1.2. プロブレムリストには、プロブレム番号、プロブレム名称、開始日付、終了日付、診療科、入外区分、重要度、保険、歯式が表示できること。

5.32.1.3. 登録されたプロブレムは、全て表示またはアクティブプロブレムのみの表示が切り替えられること。

5.32.1.4. 表示するプロブレムを全科、自科で切り替えて表示できること。

5.32.1.5. 過去に開始したプロブレムの表示ができること。

5.32.1.6. 過去に開始したプロブレムの表示は、開始した日付の指定または日付選択で表示することができること。

5.32.1.7. プロブレムの表示方法は通常プロブレム名称での表示、全プロブレムのコード番号表示およびコード番号を設定しているプロブレムのみコード番号の3つの表示方法を切り替えて表示することができること。

5.32.1.8. プロブレムリスト画面の文字サイズが変更できること。

5.32.1.9. 以下の項目で表示されているプロブレムをソートする事ができること。・番号順・名称順・開始日付順・終了日付順・科名順・入外区分順・重要度順・保険順

5.32.1.10. 歯科でログインした場合は、病名リスト画面で歯式の表示ができること。

5.32.1.11. プロブレム、看護プロブレム、病名のリストにおいて、初期表示するリスト及び表示順を変更できること。

5.32.2. プロブレムエディタ ― ―5.32.2.1. 新規プロブレムを作成する場合は、プロブレム名称、プロブレム番号、診療科、開始日

付、終了日付、転帰区分、機密表示の有無、歯式、入外区分、重要度等が登録可能であること。

5.32.2.2. プロブレム名称のフリー入力が可能なこと。

5.32.2.3. 開始日付、終了日付の入力方法はカレンダーからの選択、来院日の選択、入院日の選択が可能であること。

5.32.2.4. 機密保護の入力方法は、機密保護なし、機密保護有り、医師のみ参照可、科で制限が選択可能であること。

5.32.2.5. プロブレムの修正、削除は、プロブレムリストから対象のプロブレム名称を選択することにより行なう事ができること。

5.32.2.6. プロブレムの終了が行なえ、転帰区分が自動的に「中止」となること。

5.32.2.7. プロブレムの終了は、複数プロブレムを一括して行なえること。

5.32.2.8. 既存のプロブレムを継承し、新たにプロブレムを作成することができること。

5.32.2.9. 既存のプロブレムの内容を流用し、新たにプロブレムを作成することができること。

5.32.2.10. プロブレムの承認機能があること。

5.33. 救急部門対応 ― ―5.33.1. 救急患者一覧の表示 ― ―5.33.1.1. 救急で受付を行った患者を救急患者一覧として表示できること。

5.33.1.2. 救急患者一覧に表示させる診療科の条件を設定できること。

5.33.1.3. トリアージ区分の入力が可能なこと。トリアージの区分により表示色を変えて一覧表示できること。

5.33.1.4. トリアージ判別理由、実施者情報の登録ができること。また、救急患者一覧に表示可能なこと。

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兵庫県立淡路医療センター 電子カルテシステム更新および影響部門システム更新要件定義書

5.   電子カルテ・オーダリングシステム 実現性 備考(具体的な実現方法、代替案等)

5.33.1.5. 救急患者の来院方法や原因を登録できること。また、救急患者一覧に表示可能なこと。

5.33.1.6. 初再診区分や簡易処置内容や最終受け入れ診療科の登録ができること。また、救急患者一覧に表示可能なこと。

5.33.1.7. 救急患者一覧には入院した患者の入院科、病棟を表示できること。

5.33.1.8. 救急患者一覧には患者の診察状態を表示できること。

5.33.1.9. 救急患者一覧からカルテを表示できること。

5.33.1.10. 救急患者一覧項目の各々の表示項目について、ワンクリックで患者の並び替え(昇順/降順)が可能なこと。

5.33.1.11. 一覧に表示する日付をカレンダーから指定し参照可能なこと。

5.33.1.12. 救急患者一覧の情報をファイル出力が行えること。

5.33.2. カルテデータ連携 ― ―5.33.2.1. 同一患者に患者番号を重複して採番してしまった場合、関連する患者番号があることを登

録でき、カルテ上に表示できること。

5.33.2.2. その重複した患者番号のカルテを簡易な操作で表示できること。

5.33.2.3. 診察中、家族のカルテが簡易な操作で表示できること。

5.33.2.4. 救急部門で登録されたデータは、全ての科の電子カルテでも参照できること。

5.34. チーム一覧 ― ―5.34.1. チーム一覧 ― ―5.34.1.1. NSTや褥瘡チーム等の院内における様々な医療チームへ患者を登録することにより、管

理対象患者の把握が可能であること。

5.34.1.2. チームに登録されている患者を一覧表示できること。

5.34.1.3. チーム区分、対象期間、部署を指定することにより一覧の絞込が行えること。

5.34.1.4. 一覧表示中の各項目で絞込みが行えること

5.34.1.5. チームに登録されている患者の一覧をCSV出力できること。CSV出力できる職制の指定ができること。

5.34.1.6. 入院患者一覧画面、外来患者一覧画面から選択した患者をチームへ登録できること

5.34.1.7. 退院時に登録されている医療チームの終了日が退院日時で更新されること

5.34.1.8. チーム管理情報はマスタ設定可能なこと。

5.35. 他科紹介 ― ―5.35.1. 他科紹介 ― ―5.35.1.1. 他科に対して診察依頼ができること。

5.35.1.2. 紹介先に対して患者の紹介文や病名を登録できること。

5.35.1.3. 紹介文は、フリー入力や定型文から選択して作成ができること。

5.35.1.4. 病名は、患者に登録されている病名からも選択が可能であること。

5.35.1.5. 診察依頼登録時にシェーマ情報登録が可能であること。

5.35.1.6. 紹介先の診察予約を予約状況を参照しながら取得が可能であること。また、診察予定日を日付未定で依頼登録が可能であること。

5.35.1.7. 診察戻り有無の情報を登録ができること。

5.35.1.8. 登録時に、紹介内容や返書の内容をコミュニケートやTODOに通知できること。

5.35.1.9. 登録時に、紹介状を印刷できること。

5.35.1.10. 診察依頼に対して返信記載ができること。

5.35.1.11. 返信内容をフリー入力や定型文から選択して作成ができること。

5.35.1.12. 返信時にシェーマ情報登録が可能であること。

5.35.1.13. 診察依頼、返信内容の既読状態を管理できること。

5.35.1.14. 外来患者一覧に他科紹介区分を表示できること。

5.35.2. 他科紹介一覧 ― ―5.35.2.1. 他科紹介が登録されている患者を一覧表示し進捗の確認ができること。

5.35.2.2. 一覧表示の内容は、紹介期間や、紹介元、紹介先、患者単位や、診療科などで絞り込みが行えること。

5.35.2.3. 一覧には、紹介元、紹介先の情報や、紹介状既読状況、返信記載・既読の状況が表示できること。

5.35.2.4. 一覧から返信記載画面が起動できること。

5.36. 治験 ― ―5.36.1. 試験患者情報登録 ― ―5.36.1.1. 治験患者に対して、試験患者情報登録ができること。

5.36.1.2. 試験患者情報登録の内容は、患者番号、プロトコール、診療科、同意取得日、開始日、保険開始日、終了日、終了理由、観察あり、観察終了日、試験担当医師、担当CRC、被験者番号、薬剤組番などが登録できること。

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兵庫県立淡路医療センター 電子カルテシステム更新および影響部門システム更新要件定義書

5.   電子カルテ・オーダリングシステム 実現性 備考(具体的な実現方法、代替案等)

5.36.2. アクセス制限マスタ登録 ― ―5.36.2.1. 治験登録が可能な職員情報を登録できること。

5.36.3. 治験患者検索 ― ―5.36.3.1. 試験患者情報登録された治験患者を検索できること。

5.36.3.2. 一覧表示の内容は、患者番号、検索期間や、区分、主導区分、薬/機器、プロトコールや、入外区分などで絞り込みが行えること。

5.36.3.3. 一覧表示の内容は、担当CRC、同意取得日、開始日、終了日、終了理由、観察終了日、契約開始日、エントリ開始日、エントリ終了日、契約終了日などが表示できること。

5.36.4. 治験情報表示 ― ―5.36.4.1. 患者属性部の治験マークをクリックした時、治験情報表示画面が表示できること。

5.36.4.2. 治験情報表示の内容は、コード、区分、プロトコール名称、プロトコール略名称、プロトコール診療科、試験担当医師、対象疾患名、作用機序、契約開始日、契約終了日、エントリー開始日、エントリー終了日、副作用、併用制限薬、併用禁止薬、プロトコールコメントなどが表示できること。

5.37. 重症システム連携 ― ―5.37.1. オーダ送信 ― ―5.37.1.1. 処方オーダ、検体検査オーダ、画像オーダ、処置オーダ、指示コメントオーダの情報を重

症システムへ伝達できること。

5.37.2. 患者入院情報送信 ― ―5.37.2.1. 患者入院情報を重症システムへ伝達できること。

5.37.3. 注射オーダ情報受信 ― ―5.37.3.1. 重症システムで入力された注射オーダ情報(依頼/実施)を、受信できること。

5.37.4. 処置オーダ情報受信 ― ―5.37.4.1. 重症システムで入力された処置実施情報を、受信できること。

5.37.5. バイタル情報受信 ― ―5.37.5.1. 重症システムで入力されたバイタル情報を、受信できること。

5.38. 汎用画像管理システム連携 ― ―5.38.1. 患者情報送信 ― ―5.38.1.1. 医療事務システムで患者属性情報が更新されたタイミングで、患者属性情報を伝達できる

こと。5.38.2. 受付情報送信 ― ―5.38.2.1. 表示版に伝達されたタイミングで、受付情報を伝達できること。

5.38.3. 移動情報送信 ― ―5.38.3.1. 医療事務システムの入院履歴送信時に、移動情報を伝達できること。

5.39. 処置オーダ ― ―5.39.1. 処置オーダ登録 ― ―5.39.1.1. 各種セットを利用し、処置項目の指示入力が行えること。

なお、セット項目には薬剤・材料・コメントも含めることができること。

5.39.1.2. セット画面から、流用したいオーダをドラッグ&ドロップすることで、処置オーダ入力が容易に行えること。

5.39.1.3. 必要時指示の入力が行えること。

5.39.1.4. 科別処置、病棟別処置および一般処置・緊急処置の機能別の処置項目画面を設定できること。

5.39.1.5. 全科分の既オーダを参照し、流用(DO入力)できること。

5.39.1.6. オーダ履歴画面からのドラッグ&ドロップにより、流用(DO入力)できること。

5.39.1.7. 処置行為に付随する詳細情報として、部位・薬剤・材料・コメント・時間が入力できること。

5.39.1.8. 処置行為に伴う部位・材料・薬剤・処置時間の自動督促入力が行えること。

5.39.1.9. 期間での曜日指定および間隔指定により、連続して処置指示入力が行えること。

5.39.1.10. 1日に複数回行う場合、その回数を指定できること。

5.39.1.11. 事後のオーダ発行ができること。

5.39.1.12. 処置指示の入力途中に、その患者の検体検査結果照会を表示できること。

5.39.1.13. 患者に指示済みの処置オーダの状況を、カレンダー形式で表示できること。

5.39.1.14. 進捗状況(実施済み/未実施/中止)を識別表示(表示色を変える)できること。

5.39.1.15. 1日の実施回数は、カレンダー枠内に数字で表示可能なこと。

5.39.1.16. 予定された指示内容に変更があった場合には、実施入力により修正できること。

5.39.1.17. 複数患者の複数の処置オーダを一覧から選択し、一括で実施できること。

5.39.1.18. 処置一括画面では、オーダ日、入外区分、科別、病棟別の絞込みが可能であること。

5.39.1.19. 実施されたデータは、医療事務システムへ伝達できること。

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兵庫県立淡路医療センター 電子カルテシステム更新および影響部門システム更新要件定義書

5.   電子カルテ・オーダリングシステム 実現性 備考(具体的な実現方法、代替案等)

5.39.1.20. 実績入力画面と詳細入力画面に、バーコード読取が可能な薬剤、材料の入力ができること。

5.39.2. 入院患者の予定・実施状況一覧表示(病棟照会) ― ―5.39.2.1. 入院患者のオーダ予定・実施状況のカレンダー表示が患者一覧形式にて確認できること。

5.39.2.2. オーダの予定、実施等の進捗状況がカレンダー上に記号で表示できること。

5.39.2.3. 表示対象患者は、全患者と自担当患者を選択して表示できること。

5.39.2.4. 表示対象患者は、科および病棟を選択して表示できること。

5.39.2.5. カレンダー表示は、2週間分の表示が行えること。

5.39.2.6. 2週間分の対象日は変更ができること。

5.39.2.7. 患者詳細情報として、性別、生年月日、患者番号、科、病棟の表示が可能なこと。

5.39.2.8. 対象患者またはオーダ進捗記号をクリックすることにより、オーダの詳細内容が確認できること。

5.39.3. 部門照会 ― ―5.39.3.1. 当日または指定日にオーダ発行された患者一覧を表示できること。

なお、外来患者/入院患者の切り替え表示、全件/未実施/実施の進捗状況の切り替え表示、指定科分および指定病棟分の絞り込み表示が可能なこと。

5.39.3.2. 部門照会一覧には、患者番号、患者氏名、性別、生年月日、科、部署、病棟、オーダ進捗、会計情報を表示できること。

5.39.3.3. 一覧から患者を指定し、患者番号を入力すると、指定患者のオーダ内容の詳細が表示されること。

5.39.3.4. 一覧からオーダを指定し、患者照会を行うと対象患者の指定日のオーダ詳細がすべて表示されること。

5.39.3.5. 一覧からオーダを指定し、患者全照会を行うと対象患者のオーダ詳細がすべて表示されること。

5.39.4. 処置箋(処置指示票)発行 ― ―5.39.4.1. 外来の処置箋控え(処置指示票)を、各科処置室のプリンタに患者ごとに出力できるこ

と。

5.39.5. フローシート連携 ― ―5.39.5.1. オーダ発行/実施した日付をフローシートに表示できること。

5.39.5.2. フローシートからオーダの内容を確認できること。

5.39.5.3. 各種処置項目のセルをクリックすることで、当該処置がある日付のみを絞り込んで表示することが可能なこと。

5.40. 歯科処置オーダ ― ―5.40.1. 歯科処置オーダ ― ―5.40.1.1. 患者の歯科処置内容が一覧で参照出来ること。

5.40.1.2. 歯科処置オーダは、入外別、期間別、診療科別の表示ができること。

5.40.1.3. 表示するオーダ件数の指定ができること。

5.40.1.4. 処置一覧には、処置年月日、処置部位、病名、処置行為、処置回数、実施者、コメント、詳細項目、点数、保険、進捗、時間が表示されること。

5.40.1.5. 必要に応じて処置一覧の詳細内容を表示できること。

5.40.1.6. 詳細内容として項目名、使用量、単位が表示されること。

5.40.1.7. 処置一覧では、当日オーダ、過去オーダ、自費オーダが色分けして表示できること。

5.40.1.8. 歯科処置オーダが登録できること。

5.40.1.9. 新規オーダ登録時には、病名の登録ができること。

5.40.1.10. 病名の登録は、病名一覧から選択できること。

5.40.1.11. 処置一覧から選択したオーダの病名のみを継承し、新規のオーダとして登録できること。

5.40.1.12. 過去の処置内容に関して事後入力できること。

5.40.1.13. 歯科処置オーダの登録は、既オーダをオーダ単位、グループ単位で流用することにより行なえること。

5.40.1.14. 歯科処置オーダの内容修正、オーダ削除が行なえること。

5.40.1.15. 歯科処置オーダでは、適用保険が一覧から選択することにより登録できること。

5.40.1.16. 歯科処置オーダでは、処置部位を歯式で登録できること。

5.40.1.17. 処置行為の登録は処置行為名、処置回数、適要コメント、項目、時間が登録できること。

5.40.1.18. 名称検索により処置行為の選択ができること。

5.40.1.19. 適要コメント登録時に歯式情報の登録もできること。

5.40.1.20. 必要に応じて薬剤、材料、時間、コメントの入力ができること。

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兵庫県立淡路医療センター 電子カルテシステム更新および影響部門システム更新要件定義書

5.   電子カルテ・オーダリングシステム 実現性 備考(具体的な実現方法、代替案等)

5.40.1.21. 設定により処置行為選択時に以下のチェックもできること。・処置行為間のチェック・病名と処置項目のチェック・処置行為と歯数チェック

5.40.1.22. 次回の診察予約が予約オーダと連携して行えること。

5.40.2. フローシート連携 ― ―5.40.2.1. オーダ発行/実施した日付をフローシートに表示できること。

5.40.2.2. フローシートからオーダの内容を確認できること。

5.40.2.3. 各種歯科処置項目のセルをクリックすることで、当該歯科処置がある日付のみを絞り込んで表示することが可能なこと。

5.40.3. 歯科システム連携 ― ―5.40.3.1. 各オーダ情報を重症システムへ伝達できること。

・入院基本情報・輸血オーダ情報・各オーダ(処方、注射等)情報・病理オーダ情報・入院各オーダ(処方、注射等)情報

5.40.3.2. 歯科システムで入力された歯科処置データを、受信できること。

5.40.3.3. 歯科システムで入力された病名データを、受信できること。また、病名データ受信時、医療事務システムと同期がとれること。

5.40.3.4. 患者カルテを閉じる際に、歯科システムが起動中かチェックできること。(診察終了/診察取消/一時終了ボタンを押下した際に、歯科システムが起動中かチェックし、起動中であればカルテを閉じる処理(終了処理)を停止し、メッセージボックスが表示できること。)

5.41. 輸血オーダ ― ―5.41.1. 輸血オーダ登録 ― ―5.41.1.1. 患者の輸血に関する輸血基本情報として、血液型(ABO型、Rh型)、不規則抗体、輸

血歴、妊娠歴、分娩歴および副作用情報の内容を登録できること。

5.41.1.2. 輸血基本情報の登録履歴を参照できること。

5.41.1.3. 血液型は、患者基本オーダで登録済みの情報を自動取り込みできること。

5.41.1.4. 輸血基本情報のコメントとして、医師コメントおよび輸血部コメントをそれぞれ複数登録できること。

5.41.1.5. 患者基本オーダで登録済みの感染情報を参照できること。

5.41.1.6. 輸血部からのお知らせ情報を参照できること。

5.41.1.7. 検査結果情報の参照ができること。

5.41.1.8. 操作者の職制により、入力の制限が行えること。

5.41.1.9. 輸血緊急度を緊急度1~3で指定し登録できること。

5.41.1.10. 製剤請求情報として、依頼血液型、依頼Rh型、病名、出庫先、使用目的、緊急度(通常/緊急)、手術術式、輸血予定日、製剤名とその数量、特殊処理、特殊処理フリーコメント、輸血同意書の有無および輸注同意書の有無を登録できること。

5.41.1.11. 依頼血液型、依頼Rhは既定値として該当患者の血液型を表示できること。

5.41.1.12. 患者の血液型と異なる製剤の登録を行う際は、確認ウィンドウが表示されること。

5.41.1.13. 病名登録については、病名オーダとの連携が可能なこと。

5.41.1.14. 血液製剤請求履歴画面には、輸血予定日、輸血時間、輸血区分(通常/緊急)、製剤種別、出庫先、オーダ進捗を表示できること。

5.41.1.15. 登録されたデータは、医療事務システムや輸血部門システムに伝達可能なこと。

5.41.1.16. 輸血実施後の感染症防止のため、最終輸血実施日より指定期間内に感染症の検査オーダがない場合、メッセージを表示して検査オーダ画面を起動可能なこと。

5.41.1.17. 製剤請求オーダに必ず必要な輸血関連検査(ABO・RH検査)が一定回数オーダされていない場合、血液製剤請求時に警告メッセージをできること。また警告メッセージ表示後、検査オーダを自動発生できること。また、自動発生する検査オーダの採取日を輸血日当日にできること。

5.41.1.18. 製剤請求画面の依頼血液型の設定数が36個まで表示できること。

5.41.1.19. 輸血出庫情報を手術部門システムへ伝達できること。

5.41.1.20. 輸血出庫情報を重症部門システムへ伝達できること。

5.41.2. 自己血採血情報 ― ―5.41.2.1. 自己血採血依頼情報として病名、術式、手術予定日、予想出血量、採血予約、目標貯血

量、予約情報(表示のみ)、輸血部への連絡事項、身長、体重、循環血液量の登録ができること。

5.41.2.2. 採血予定日については、予約オーダとの連携が可能なこと。

5.41.2.3. 身長・体重については、患者基本オーダで登録済みの情報を取り込みできること。

5.41.2.4. 病名登録については、病名オーダとの連携が可能なこと。

5.41.2.5. 採血日(期間)の指定により患者の自己血貯血照会一覧を表示できること。

5.41.2.6. 自己血採血依頼履歴画面には、手術予定日、術式、予想出血量、目標貯血量、オーダ進捗を表示できること。

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兵庫県立淡路医療センター 電子カルテシステム更新および影響部門システム更新要件定義書

5.   電子カルテ・オーダリングシステム 実現性 備考(具体的な実現方法、代替案等)

5.41.2.7. 採血日ごとの採血量を入力できること。また、製剤種(保存方法)・採血場所・EPO使用の有無・クリオ作製の可否・フリーコメントができること

5.41.2.8. 自己血貯血照会では、採血日、製剤名、有効期限、出庫日、出庫先・実施部門、実施日、実施区分、採血量を表示できること。

5.41.3. 輸血実施入力 ― ―5.41.3.1. 患者に出庫されている製剤の内容を一覧表示できること。

また、製剤の一覧表示の表示条件は変更可能なこと。

5.41.3.2. 一覧表には、製剤種別、有効期限、出庫日、出庫、実施部署、実施日、実施区分、ロットNOが表示されること。

5.41.3.3. 実施日、実施部署、患者番号、実施区分、製剤種別、ロットNO.を入力または選択することにより対象製剤の実施入力ができること。

5.41.3.4. 実施入力時の実施区分として使用、返品、破損、未実施、取消の選択が可能なこと。

5.41.3.5. ハンドスキャナを利用し製剤の実施状況を登録可能なこと。

5.41.3.6. 輸血副作用の一括入力が可能なこと。表示されている全製剤の副作用(5分、15分、終了)を一括で入力が可能なこと。

5.41.3.7. 手術部門システムで入力された輸血実施情報を、受信できること。

5.41.3.8. 手術部門システムで入力された副作用情報(15分、終了)を、受信できること。

5.41.3.9. 重症部門システムで入力された輸血実施情報を、受信できること。

5.41.3.10. 重症部門システムで入力された副作用情報(15分、終了)を、受信できること。

5.41.4. 輸血オーダ照会 ― ―5.41.4.1. 登録日または予定日を指定して、患者に指示された製剤請求情報の状況を一覧形式で表示

できること。

5.41.4.2. 一覧表には、緊急区分、予定日、登録日、患者番号、患者氏名、血液型、Rh型、製剤請求、数量、特殊処理、指示医、進捗、依頼票発行状況、交差試験用採取指示票発行状況、コメント、手術予定日(自己血採血依頼票の場合)、目標貯血量(自己血採血依頼票の場合)、依頼医(自己血採血依頼票の場合)、実施進捗(自己血採血依頼票の場合)が表示されること。

5.41.4.3. 一覧表に表示される対象を登録日または予定日、検索期間、依頼科、病棟、進捗状況、患者、製剤、出庫先で絞込みを行うことができること。

5.41.4.4. 製剤請求一覧より各種帳票を出力できること。  ・血液製剤請求一覧表(出庫先別/製剤別)  ・血液製剤依頼票  ・交差試験用採取指示票  ・自己血採血依頼票

5.41.5. フローシート連携 ― ―5.41.5.1. オーダ発行/実施した日付をフローシートに表示できること。

5.41.5.2. フローシートからオーダの内容を確認できること。

5.41.5.3. 各種輸血項目のセルをクリックすることで、当該輸血がある日付のみを絞り込んで表示することが可能なこと。

5.42. リハビリオーダ ― ―5.42.1. リハビリオーダ登録(依頼箋登録) ― ―5.42.1.1. オーダがあることを示すため、オーダ内容項目欄に記号を表示すること。

5.42.1.2. リハビリの依頼内容として、開始日、依頼元科、診断病名、障害名、治療目標、理学療法、作業療法、言語療法、心理臨床、その他、コメント、入外区分、依頼箋出力、新患の有無を登録できること。

5.42.1.3. 診断病名、障害名、治療目的、コメントは複数の内容を登録できること。

5.42.1.4. 新規登録時、操作者科を依頼元科として初期表示できること。

5.42.1.5. 障害名の登録については、あらかじめ登録された障害名を参照し、その中から選択できること。また、選択方法は、分類分けに従った絞り込みができること。

5.42.1.6. 診断病名の登録については、病名オーダとの連動が可能なこと。

5.42.1.7. 依頼項目として、診療報酬区分、訓練場所、訓練内容、起算日(入院日、発症日、手術日、急性憎悪日、初診日)、頻度、加算条件を登録できること。

5.42.1.8. リハビリ依頼箋が出力できること。

5.42.1.9. 前回のオーダを参照し、流用(DO入力)できること。

5.42.1.10. オーダ履歴画面からのドラッグ&ドロップにより、流用(DO入力)できること。

5.42.2. リハビリオーダ登録(予約登録) ― ―5.42.2.1. 訓練予約患者を一覧表示できること。

5.42.2.2. 一覧には、患者番号、患者氏名、依頼元科、病棟、予約時間、指示内容(PT、OT、ST、心理、その他)および予約状況(記号で表示)を表示できること。

5.42.2.3. オーダがあることを示すため、オーダ内容項目欄に記号を表示すること。

5.42.2.4. リハビリ科予約項目を選択し、患者にリハビリ依頼の予約が登録できること。予約内容として、依頼項目、訓練区分(入院中訓練/外来訓練)および予約日時が入力できること。

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兵庫県立淡路医療センター 電子カルテシステム更新および影響部門システム更新要件定義書

5.   電子カルテ・オーダリングシステム 実現性 備考(具体的な実現方法、代替案等)

5.42.2.5. 予約日時については、日付指定、開始日と終了日で指定した期間の毎日とする連続指定、開始日と終了日で指定した期間の特定曜日とする曜日指定の3種類の方法が利用できること。

5.42.2.6. 予約項目1つに対して、複数依頼項目の予約取得が行えること。

5.42.2.7. 予約オーダとの連携により、訓練予約を取得することができること。

5.42.2.8. 指定された予約項目について、予約状況を予約照会一覧に表示できること。

5.42.3. 実施入力機能 ― ―5.42.3.1. 患者の当日以降分予約データ及び実施済データ(過去6ヶ月分)をサマリ表示できるこ

と。

5.42.3.2. サマリには、診療日、依頼元科、訓練状況、会計状況、オーダ内容(PT、OT、ST、心理、その他)を表示できること。

5.42.3.3. オーダがあることを示すため、オーダ内容項目欄に記号を表示すること。

5.42.3.4. 患者のリハビリ内容を実施入力できること。依頼項目については、内容修正、追加および取り消しが行えること。

5.42.3.5. 実施内容として、診療日、依頼元科、診断病名、障害名、依頼項目およびコメントが登録できること。

5.42.3.6. 起算日から実施日までの月数、予約コードと予約項目の表示ができること。

5.42.3.7. 診断病名、障害名、治療目的、コメントは複数の内容を登録できること。

5.42.3.8. 依頼項目については、依頼箋入力で登録した内容を引き継ぎ、表示すること。また、依頼項目の修正、項目追加ができること。

5.42.3.9. 実施内容として、使用した材料とその数量を登録できること。

5.42.3.10. 実施内容として、実施担当者、実施時間を登録できること。

5.42.3.11. 実施確認画面で、起算日から実施日までの月数を表示できること。

5.42.3.12. 実施されたデータは、医療事務システムへ伝達できること。

5.42.4. 評価検査登録 ― ―5.42.4.1. リハビリ実施の評価検査として、FIM検査値またはBarthel Indexを登録

できること。

5.42.4.2. FIM検査では、検査日毎に各評価項目の検査結果が点数で入力できること。

5.42.4.3. FIM検査では、今回および過去3回分の検査値を参照できること。

5.42.4.4. 今回および過去3回分の検査値について、各分類ごとの合計値を表示できること。また、同一日にBarthel検査が行われている場合には、その合計値も表示されること。

5.42.4.5. 検査値のレベルのガイドを表示できること。

5.42.4.6. 検査結果は、外部媒体への出力が可能であること。

5.42.4.7. Barthel Index入力については、今回および過去3回分の検査値を参照できること。

5.42.4.8. 今回および過去3回分の検査値について、その合計値を表示できること。

5.42.4.9. 検査結果は、外部媒体への出力が可能であること。

5.42.5. リハビリ帳表出力 ― ―5.42.5.1. 以下に示す、帳表/統計表が出力できること。

・リハビリテーション部日報・予約患者一覧表・実施/予約患者数一覧表・リハビリテーション部診療報酬区分別月報・依頼元科別実施患者数月報・初回患者名簿・診療(新患)名簿・疾患別患者数リスト・依頼元科別新患月報

5.42.6. リハビリ部門照会 ― ―5.42.6.1. 当日または指定日のリハビリオーダが発行された患者一覧を表示できること。

なお、外来患者/入院患者の切り替え表示、全件/未実施/実施の進捗状況の切り替え表示、指定科分および指定病棟分の絞り込み表示が可能なこと。

5.42.6.2. 訓練予約については、指定された予約項目による絞込みができること。

5.42.6.3. 依頼の一覧には、患者番号、患者氏名、依頼元科、入院科、病棟、進捗、疾患分類、指示内容(PT、OT、ST、心理、その他)および予約状況(記号で表示)を表示できること。

5.42.6.4. 訓練の一覧には、患者番号、患者氏名、依頼元科、入院科、病棟、進捗、予約時間、疾患分類、指示内容(PT、OT、ST、心理、その他)および予約状況(記号で表示)を表示できること。

5.42.6.5. 一覧から患者を指定し、患者番号を入力すると、指定患者のオーダ内容の詳細が表示されること。

5.42.6.6. 一覧からオーダを指定し、患者照会を行うと対象患者の指定日のオーダ詳細がすべて表示されること。

5.42.6.7. 一覧からオーダを指定し、患者全照会を行うと対象患者のオーダ詳細がすべて表示されること。

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兵庫県立淡路医療センター 電子カルテシステム更新および影響部門システム更新要件定義書

5.   電子カルテ・オーダリングシステム 実現性 備考(具体的な実現方法、代替案等)

5.42.6.8. 一覧から指定患者のカルテが開けること。

5.42.7. フローシート連携 ― ―5.42.7.1. オーダ発行/実施した日付をフローシートに表示できること。

5.42.7.2. フローシートからオーダの内容を確認できること。

5.42.7.3. 各種診療報酬区分のセルをクリックすることで、当該診療報酬区分がある日付のみを絞り込んで表示することが可能なこと。

5.43. 手術申し込みオーダ ― ―5.43.1. 手術予定・依頼登録 ― ―5.43.1.1. 手術進捗、手術要求度、手術日、入室時間(手術開始予定時間)、順番、所要時間(手術

所要予定時間)、術前病名、術式、準備血液、体位、部位、麻酔法、機器、材料、希望手術室、主治医、執刀医、麻酔医、その他医師、感染情報、コメントの登録が行えること。

5.43.1.2. 身長・体重等の患者情報については、患者基本オーダからの取込みが可能で、その値を既定値として画面表示可能なこと。

5.43.1.3. 病名の登録については、病名オーダとの連動が可能なこと。

5.43.1.4. 締切時間チェックを行い、予定/依頼入力可能期間を制限できること。

5.43.1.5. 術式を選択することにより、器機、材料、麻酔法、体位の選択項目が表示できること(セット入力)。

5.43.1.6. 予定/依頼から予定確定までの進捗状況の管理が行えること。

5.43.1.7. 手術枠の設定(自科・全科・空枠)が可能なこと。

5.43.1.8. 手術予定/依頼登録、手術照会および手術帳表出力について、各々職種により操作者を限定できること。

5.43.1.9. 手術予定・手術依頼のセット一覧からセットを選択し、手術の申込が登録できること。

5.43.1.10. 手術予定・手術依頼のセットの一覧では、診療科、術式の指定によりセットを検索できること。

5.43.1.11. 手術申込詳細画面、手術申込サマリ画面に薬剤禁忌情報が表示できること。

5.43.2. 手術決定登録 ― ―5.43.2.1. 要求度、手術日、手術時間(開始時間)、順番、要求時間(所要時間)、手術室、麻酔

法、麻酔種類、麻酔医、直接看護師および間接看護師、リスト出力指示、戻り先、リカバリ情報の手術決定情報の登録が行えること。

5.43.2.2. リスト出力有無の指定により、薬剤/材料払い出し票や手術確認表を出力できること。

5.43.3. 手術実施登録 ― ―5.43.3.1. 入室時間、退出時間、麻酔開始時間、麻酔終了時間、執刀開始時間、執刀終了時間、特記

事項、術後病名、保存血液輸血量、準備自己血液量、出血量および尿量の手術実績情報の登録が行えること。

5.43.3.2. 実施されたデータは、医療事務システムへ伝達できること。

5.43.4. 手術室状況照会 ― ―5.43.4.1. 手術室状況照会では、手術状況の一覧表示と、手術室状況表示が可能なこと。

5.43.4.2. 手術状況一覧は、依頼科/在院科、病棟、対象期間、医師、看護師、手術進捗の指定により一覧表示の絞込みができること。

5.43.4.3. 手術状況一覧表の手術進捗は、予定、依頼、決定、実施、中止のいずれか、またはその組み合わせを選択できること。

5.43.4.4. 手術状況一覧表には、患者氏名、患者番号、性別、年齢、術式、手術日、入室時間、所要時間、手術進捗、手術室、依頼科が表示できること。

5.43.4.5. 手術状況一覧では、締め切り時間後の入力があるオーダ、取り消し操作があるオーダ、取り消し後修正入力があるオーダがわかること。

5.43.4.6. 患者を選択することにより、その患者についての全ての手術サマリを表示できること。

5.43.4.7. 手術室状況表示では、指定期間における各手術室の予約および使用状況を、タイムテーブル形式(縦軸に手術室、横軸に時間)で表示することができること。

5.43.4.8. 対象期間を指定することにより、期間内の各手術室の予約および使用状況を日付・手術室ごとに表示できること。

5.43.4.9. 手術時間帯は、手術開始時間および手術進捗状態に応じて色分けして表示が可能なこと。

5.43.4.10. 同一時間に同一室に予定が重なって取られていた場合は、重複時間が色で識別できること。

5.43.4.11. 日付未定が表示出来るようこと。またオーダ登録日時が表示できること。

5.43.5. 手術帳表出力 ― ―5.43.5.1. 手術予定・決定登録された情報をもとに、以下に示す手術帳表を出力できること。

・手術予定一覧表・手術決定一覧表・手術確認表・薬剤/材料払い出し票・日別手術状況表

5.43.6. フローシート連携 ― ―

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5.   電子カルテ・オーダリングシステム 実現性 備考(具体的な実現方法、代替案等)

5.43.6.1. オーダ発行/実施した日付をフローシートに表示できること。

5.43.6.2. フローシートからオーダの内容を確認できること。

5.43.6.3. 手術帯のセルをクリックすることで、手術がある日付のみを絞り込んで表示することが可能なこと。

5.43.7. 手術部門システム連携 ― ―5.43.7.1. 入力されたデータは、手術部門システムへ伝達できること。

5.43.7.2. 手術部門システムで入力されたデータを、受信できること。

5.44. 病理オーダ ― ―5.44.1. 病理オーダ登録 ― ―5.44.1.1. 病理検査(組織、細胞)依頼情報の入力が行えること。

また、登録方法として、仮登録、確定登録が行えること。

5.44.1.2. 患者の感染情報の照会が可能なこと。

5.44.1.3. 依頼の流用登録が行えること。

5.44.1.4. オーダ履歴画面からのドラッグ&ドロップにより、流用(DO入力)できること。

5.44.1.5. 分類画面からの選択登録が行えること。

5.44.1.6. 組織診では、検査種、検査目的、検体採取日、職業、喫煙歴、飲酒歴、妊娠有無(女性の場合)、最終月経期間(女性の場合)、分娩回数(女性の場合)、流産回数(女性の場合)、授乳中サイン、使用ホルモン剤の種類、ホルモン剤の使用量、ホルモン剤の使用期間、臨床診断、臨床経過・検査結果、局所(手術)所見、臓器、病名、材料数、固定方法、治療方法、放射線照射量、移植の有無の登録が行えること。

5.44.1.7. 検査種は、採取法、検査種、加算の登録ができること。

5.44.1.8. 入力された採取法、検査種、加算等の情報を医療事務システムへ伝達できること。

5.44.1.9. 臨床経過、検査成績等及び局所(手術)所見は、フリー入力形式で内容を入力できること。登録した内容は、医師のセットとしてセット登録できること。

5.44.1.10. 病名については疑い病名とすることができること。また、1臓器に対して複数の病名を登録できること。登録した病名は病名オーダとして登録されること。

5.44.1.11. 材料数を入力でき、ラベル発行時に材料数分のラベルが出力されること。

5.44.1.12. シェーマ登録が行えること。またシェーマ登録の際テンプレートを使用した入力が行えること。

5.44.1.13. 細胞診では、検体採取日、妊娠有無(女性の場合)、最終月経期間(女性の場合)、分娩回数(女性の場合)、流産回数(女性の場合)、授乳中サイン、使用ホルモン剤の種類、ホルモン剤の使用量、ホルモン剤の使用期間、臨床経過、材料・採取法、病名、材料数、左右指定、治療方法、放射線照射量、移植の有無の登録が行えること。

5.44.1.14. 臨床経過は、フリー入力形式で内容を入力できること。登録した内容は、医師のセットとしてセット登録できること。

5.44.1.15. 病名については疑い病名とすることができること。また、1臓器に対して複数の病名を登録できること。登録した病名は病名オーダとして登録されること。

5.44.1.16. 材料数を入力でき、ラベル発行時に材料数分のラベルが出力されること。

5.44.1.17. 病理検査依頼指示箋・採取ラベルを出力できること。

5.44.1.18. 組織診の臓器、及び細胞診の材料を入力時、臓器・材料項目を選択すると同時に材料数の既定値を0(空白)にできること。

※ただし、既定値はINIで設定可能とすること。

5.44.1.19. 病理ラベルが不要な検査項目を登録した時に、ラベル出力をしないようにできること。

5.44.2. 病理オーダ照会 ― ―5.44.2.1. 病理オーダ照会では、組織診/細胞診/両方、依頼日/採取日、診療科、病棟、進捗状

況、患者入外区分により表示するオーダ内容一覧の絞込みができること。

5.44.2.2. オーダ内容一覧は、区分(細胞診/組織診)、入外区分、依頼元科、依頼日、検体採取日、患者番号、患者氏名、採取法、オーダNO.、臓器名称、依頼医、実施進捗、会計進捗、検査日、検査種の表示ができること。

5.44.2.3. オーダ内容一覧より、依頼情報を指定し病理検査依頼指示箋・採取ラベルを出力できること。

5.44.2.4. 選択されたオーダを部門システム側へ依頼情報として伝達可能なこと。

5.44.3. フローシート連携 ― ―5.44.3.1. オーダ発行/実施した日付をフローシートに表示できること。

5.44.3.2. フローシートからオーダの内容を確認できること。

5.44.3.3. フローシートから病理の所見の参照が可能であること。

5.44.3.4. 各種病理項目のセルをクリックすることで、当該病理結果がある日付のみを絞り込んで表示することが可能なこと。

5.45. 細菌検査オーダ ― ―

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5.   電子カルテ・オーダリングシステム 実現性 備考(具体的な実現方法、代替案等)

5.45.1. 細菌検査オーダ登録 ― ―5.45.1.1. 各種セットを利用し、検査項目の指示入力が行えること。

5.45.1.2. 検査室別・機能別の検査項目画面を設定できること。

5.45.1.3. 検査項目画面の初期画面については、科毎に変更が可能なこと。

5.45.1.4. 全科分の既オーダを参照し、オーダ単位またはグループ単位で流用(DO入力)できること。

5.45.1.5. 期間での曜日指定、日付指定により、連続して検査指示入力が行えること。

5.45.1.6. 採取日を当日に自動設定できること。

5.45.1.7. 採取日が日付未定のままでも指示ができること。

5.45.1.8. コメント入力および検体変更入力が可能なこと。なお、検体変更の可否がマスタ設定によりチェックできること。

5.45.1.9. 検査指示入力時、自動的に付加情報の入力を促すことができること。また、患者基本情報(身長・体重)等の付加情報は、患者基本オーダと連動し表示可能なこと。

5.45.1.10. 予約オーダとの連動により、検査項目の予約取得が可能なこと。

5.45.1.11. 病名オーダとの連動により、患者保有病名と検査項目のチェックが行えること。

5.45.1.12. 同一日・同一検査項目の重複チェックが、自科/他科を問わず行えること。

5.45.1.13. 検査項目の有効期限切れをチェックできること。

5.45.1.14. 検査項目数をチェックし、警告メッセージを表示できること。

5.45.1.15. 休診日や締め切り時間のチェックを行い、オーダ時に警告メッセージを表示できること。

5.45.1.16. 検査指示入力された内容を、ラベルプリンタ/オートラベラー/臨床検査システムへ伝達できること。

5.45.1.17. 検査指示の入力途中に、その患者の検体検査結果照会が表示できること。

5.45.1.18. 登録した科と同一科でなければ、オーダ削除が行えないこと。

5.45.1.19. 医師はラベル未発行のみ修正可能、検査技師は未発行/発行済みとも修正可能というように、各々職種により操作可能な範囲を限定できること。

5.45.1.20. 入力されたデータは、医療事務システムに伝達できること。

5.45.1.21. 検査項目について、LI(検査情報)が表示できること。

5.45.2. 採取指示票・検体ラベル個別発行 ― ―5.45.2.1. 発行指示を行った近傍のプリンタ(中央採血室や処置室)に採取指示票・検体ラベルを出

力できること。

5.45.2.2. 外来の未実施オーダについては、検体ラベル発行を行った日付に採取日を変更できること。

5.45.3. 病棟採血管確認機能 ― ―5.45.3.1. 病棟単位に当日発行済みの検体一覧を表示可能なこと。

5.45.3.2. 採取指示票・検体ラベルおよび採取一覧表の出力ができること。

5.45.3.3. 採取指示票・検体ラベルを各病棟のプリンタに出力ができること。

5.45.3.4. 指示日の採取一覧表を各病棟のプリンタに出力ができること。

5.45.4. 検体検査病棟照会(入院患者の予定・実施状況一覧表示) ― ―5.45.4.1. 入院患者のオーダ予定・実施状況のカレンダー表示が患者一覧形式にて確認できること。

5.45.4.2. オーダの予定、実施等の進捗状況がカレンダー上に記号で表示できること。

5.45.4.3. 表示対象患者は、全患者と自担当患者を選択して表示できること。

5.45.4.4. 表示対象患者は、科および病棟を選択して表示できること。

5.45.4.5. カレンダー表示は、2週間分の表示が行えること。

5.45.4.6. 2週間分の対象日は変更ができること。

5.45.4.7. 患者詳細情報として、性別、生年月日、患者番号、科、病棟の表示が可能なこと。

5.45.4.8. 対象患者またはオーダ進捗記号をクリックすることにより、オーダの詳細内容が確認できること。

5.45.4.9. オーダ詳細内容からオーダを選択し、発行/再発行/中止取消/削除/未実施指示の処理が行えること。

5.45.4.10. 各オーダごとに、採取指示票(ラベル付き)の個別出力指示ができること。

5.45.5. 検体検査部門照会 ― ―5.45.5.1. 当日または指定日にオーダ発行された患者一覧を表示できること。

なお、外来患者/入院患者の切り替え表示、全件/未実施/実施の進捗状況の切り替え表示、指定科分および指定病棟分の絞り込み表示が可能なこと。

5.45.5.2. 部門照会一覧には、患者番号、患者氏名、性別、生年月日、科、部署、病棟、オーダ進捗、会計情報を表示できること。

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5.   電子カルテ・オーダリングシステム 実現性 備考(具体的な実現方法、代替案等)

5.45.5.3. 一覧から患者を指定し、患者番号を入力すると、指定患者のオーダ内容の詳細が表示されること。

5.45.5.4. 一覧からオーダを指定し、患者照会を行うと対象患者の指定日のオーダ詳細がすべて表示されること。

5.45.5.5. 一覧からオーダを指定し、患者全照会を行うと対象患者のオーダ詳細がすべて表示されること。

5.45.5.6. オーダ種、日付、科、部署の選択内容に該当するオーダのオーダ件数が全件および未実施に分けて一括照会できること。

5.45.5.7. 一括照会から指定したオーダに関して、検体ラベルおよび採取予定患者一覧表の発行/再発行ができること。

5.45.6. フローシート連携 ― ―5.45.6.1. フローシートに検査結果を表示できること。

5.45.6.2. フローシートから検査結果照会を起動できること。

5.45.6.3. 各種検査結果項目のセルをクリックすることで、当該検査結果がある日付のみを絞り込んで表示することが可能なこと。

5.46. 細菌検査結果照会 ― ―5.46.1. 細菌検査結果照会 ― ―5.46.1.1. 一般検査と細菌検査の結果を同時参照できること。

5.46.1.2. 細菌結果表示にて、一般培養・抗酸菌・抗酸菌PCRの結果が同時に参照できること。

5.46.1.3. 感受性試験結果を表示できること。

5.47. 栄養指導オーダ ― ―5.47.1. 栄養指導オーダ依頼情報登録 ― ―5.47.1.1. 患者の過去の栄養指導依頼情報を参照でき流用(DO入力)できること。

5.47.1.2. オーダ履歴画面からのドラッグ&ドロップにより、流用(DO入力)できること。

5.47.1.3. 操作者の職制により、入力の制限を行えること。

5.47.1.4. 依頼時の入力項目として、依頼情報(依頼日、依頼科、依頼医、病棟、病室、ベッド、相談対象者、継続指導の有無、血圧、初回/継続の設定)を入力できること。

5.47.1.5. 依頼時の入力項目として、患者基本情報(身長・体重、年齢)を患者基本オーダより取り込みが可能なこと。BMI、標準体重、基礎代謝量については、自動計算し表示可能なこと。

5.47.1.6. 予約オーダとの連動により、予約取得が可能なこと。

5.47.1.7. 病名オーダとの連動が可能であり、病名の登録ができること。

5.47.1.8. 算定対象病名が登録可能なこと。

5.47.1.9. 指導食種の入力については、食種一覧から選択入力が可能なこと。

5.47.1.10. 指示栄養量(熱量、蛋白質、脂質、炭水化物、食塩、コレステロール、P/S比、Ca、Fe、Phe、Tyr、Met)を入力できること。またその他栄養素についてはコメント入力可能なこと。

5.47.1.11. 指示栄養素については、指導食を選択することにより自動で各栄養量が表示されること。

5.47.1.12. 特殊検査結果について、コメント入力が可能なこと。

5.47.1.13. 依頼内容の詳細について、コメント入力が可能なこと。

5.47.2. 指導内容登録 ― ―5.47.2.1. 依頼情報から指導内容の登録ができること。

5.47.2.2. 指導内容入力時の入力項目として、実施情報(栄養指導日、担当栄養士、場所、実施時間、算定、会計状況、指導方法、指導内容、コメント)が登録できること。指導履歴がある場合は、修正、削除が可能なこと。

5.47.2.3. 指導に必要な情報(奢好、飲酒、喫煙、運動、職業、労働強度、間食、既往症、自覚症状、家庭での食事療法、1日の食生活)が登録できること。

5.47.2.4. 必要に応じて食品構成表が表示できること。

5.47.2.5. 指導内容入力途中に、その患者の食事オーダの入力画面が表示きること。

5.47.2.6. 指導内容入力途中に、その患者の検体検査結果照会を表示できること。

5.47.2.7. 集団指導患者の一括実施が可能なこと。

5.47.2.8. 栄養指導の実施入力で初回/継続区分を手動選択ができること。

5.47.3. 依頼せん・報告書出力 ― ―5.47.3.1. 指導依頼内容を依頼箋として出力できること。

5.47.3.2. 依頼箋の一括発行ができること。

5.47.3.3. 指導内容を報告書として出力できること。

5.47.4. 栄養指導部門照会 ― ―5.47.4.1. 当日または指定日にオーダ発行された患者一覧を表示できること。

なお、外来患者/入院患者の切り替え表示、全件/未実施/実施の進捗状況の切り替え表示、指定科分、指定病棟分、指定予約項目の絞り込み表示が可能なこと。

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5.   電子カルテ・オーダリングシステム 実現性 備考(具体的な実現方法、代替案等)

5.47.4.2. 一覧には患者番号、患者氏名、性別、生年月日、開始時間、予約項目名、食種、オーダ進捗、会計情報、科、病棟を表示できること。

5.47.4.3. 一覧画面で、患者番号を入力すると、指定患者のオーダ内容の詳細が表示されること。

5.47.4.4. 一覧からオーダを指定し、患者照会を行うと対象患者の指定日のオーダ詳細がすべて表示されること。

5.47.4.5. 一覧からオーダを指定し、患者全照会を行うと対象患者のオーダ詳細がすべて表示されること。

5.47.4.6. 一覧から指定患者のカルテが開けること。

5.47.5. フローシート連携 ― ―5.47.5.1. フローシートに検査結果を表示できること。

5.47.5.2. フローシートから検査結果照会を起動できること。

5.47.5.3. 栄養指導の詳細帯クリックすることで、当該栄養指導がある日付のみを絞り込んで表示することが可能なこと。

5.48. 指示コメント ― ―5.48.1. 指示コメント ― ―5.48.1.1. 指示コメントが定型文から選択、テキスト入力により行えること。

5.48.1.2. 指示定型文は科別(自科、全科)表示が行えること。

5.48.1.3. 指示定型文は種別表示が行えること。

5.48.1.4. 種別は事前にマスタで増減することができること。

5.48.1.5. 指示定型文はマスタ管理ができること。

5.48.1.6. 指示定型文の階層構造をマスタ管理できること。

5.48.1.7. 指示定型文の文字色、背景色をマスタ設定できること。

5.48.1.8. 有効開始日、有効終了日の登録が行えること。また終了日未定の登録も行えること。

5.48.1.9. 重要指示、分類の登録が行えること。

5.48.1.10. 指示宛先職種・指示宛先担当者氏名の登録が行えること。

5.48.1.11. 前回のオーダを参照し、流用(DO入力)できること。

5.48.1.12. オーダ履歴画面からのドラッグ&ドロップにより、流用(DO入力)できること。

5.48.2. フローシート連携 ― ―5.48.2.1. フローシートに検査結果を表示できること。

5.48.2.2. フローシートから検査結果照会を起動できること。

5.48.2.3. 指示コメント帯のセルをクリックすることで、指示コメントがある日付のみを絞り込んで表示することが可能なこと。

5.49. 服薬指導オーダ ― ―5.49.1. 服薬指導オーダ登録 ― ―5.49.1.1. 服薬指導依頼情報の入力ができ、登録済みの服薬指導オーダが一覧表示できること。

5.49.1.2. 服薬指導の指導内容、指導対象者、持参薬の有無、コメントの登録ができること。

5.49.1.3. 入院患者で処方・注射の入力がされた際、服薬指導の依頼も可能なこと。

5.49.1.4. 入院決定・入院確認登録時に服薬指導の依頼も可能なこと。

5.49.1.5. 服薬指導依頼表の出力が行えること。

5.50. レジメンオーダ ― ―5.50.1. レジメンマスタ ― ―5.50.1.1. レジメンの作成が行え、レジメンが複数登録できること。

5.50.1.2. 作成したレジメンを一覧表示できること。

5.50.1.3. レジメンマスタ一覧は、診療科毎に分類を設定し、階層的に登録、表示できること。

5.50.1.4. レジメンマスタ一覧には、レジメンNO.、レジメン名称、休薬期間、最大回数、確認コメント、有効期間、詳細表示が表示できること。

5.50.1.5. あらかじめ登録されたレジメンを流用し、新規のレジメンとして登録できること。

5.50.1.6. レジメンマスタは注射薬・内服薬の入力ができること。

5.50.1.7. 登録されたレジメンは、内容の修正、削除ができること。

5.50.1.8. レジメンマスタの作成では、レジメンNO.、レジメン名称、有効期間、診療科、休薬期間、最大回数、確認コメント、注射オーダ内容、処方オーダ内容が登録できること。

5.50.1.9. 注射オーダの指示内容としては、注射薬剤/手技、投与量、点滴時間・速度、投与日を登録できること。

5.50.1.10. 処方オーダの指示内容としては、処方薬剤、用法、投与量、投与開始日、投与日数を登録できること。

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5.   電子カルテ・オーダリングシステム 実現性 備考(具体的な実現方法、代替案等)

5.50.1.11. レジメン毎に併用可能/不可能を設定することができること

5.50.1.12. 現行の電子カルテシステムに保存されているレジメンオーダ情報について過去分,未来分の全件を移行し,本電子カルテシステムで参照および更新ができること。

5.50.1.13. 移行されたレジメンオーダ情報を用いて,本電子カルテシステムで複写して指示を発行できること。

5.50.2. レジメン登録 ― ―5.50.2.1. レジメン一覧から適用するレジメンを選択し、レジメンの適用ができること。

5.50.2.2. 適用済みレジメンを流用適用できること。

5.50.2.3. レジメン一覧で診療科、分類を指定し、適用可能なレジメンを絞り込むことができること。

5.50.2.4. レジメン適用時に注射薬・内服薬が同時に適用できること。

5.50.2.5. レジメン一覧では、レジメンNO.、レジメン名称、休薬期間、最大回数、確認コメント、有効期間、詳細表示、生涯投与量確認、休薬期間経過日、開始日、投与量確認の各項目が表示されること。

5.50.2.6. レジメン適用時に、以下のパラメータの表示・登録が行えること。・身長/体重・体表面積(自動計算表示)・GFRの算出・AUC

5.50.2.7. GFRについては以下の計算結果から最も近い値を選択できること。・クレアチニンクレアランスの数値入力により体表面積補正・CockCroft-Gault式・Jeiiffe式・実測値

5.50.2.8. GFRについては、医師が任意の投与量を入力可能な場合には、フリー入力ができること。

5.50.2.9. AUCについては、計算式GFR+25のとき入力可能となり、入力内容を基準投与量にできること。

5.50.2.10. 身長については、患者基本オーダがら登録済みである場合には、登録値を既定値表示すること。また、患者基本オーダがら登録済みである場合には、体重も規定値表示し参照することができること。

5.50.2.11. 前回適用したパラメータ表示ができること。表示する前回適用パラメータは以下であること。開始日、身長、体重、体表面積、Ccr、GFR、GFR+25、FREE、AUC

5.50.2.12. パラメータ決定時には、適用薬剤の割合、体表面積最大値、年齢制限(CockCroft-Gault式を選択の場合)のチェックが行えること。

5.50.2.13. 適用薬剤の割合は、基準投与量、結果値(パラメータ)、割合(計算結果値の適用割合)、使用量(基準投与量×結果値×割合の値)、規格使用量、最大投与量の表示が行えること。

5.50.2.14. 適用薬剤の割合、使用量、規格使用量の直接入力が行えること。

5.50.2.15. パラメータの変更が行えること。また、検査結果を引用してGFRを算出できること。但し、GFRの直接入力はできないこと。

5.50.2.16. 適用開始日の入力が行えること。

5.50.2.17. 全適用抗がん剤の割合を一括で変更できること。

5.50.2.18. 割合表示・登録時に抗がん剤のあるRpのみ表示が可能であること。

5.50.2.19. レジメンマスタの併用可否の設定に従い、レジメンの併用適用が行えること。

5.50.2.20. レジメン適用時に、医師から薬剤部へ確定(混注)指示が行えること。

5.50.2.21. 患者に対して適用したレジメンの一覧が表示できること。

5.50.2.22. 適用レジメン一覧では、レジメン名称、適用回数、適用期間、適用医師、適用科、投与量確認一覧、レジメンカレンダーが表示できること。

5.50.2.23. レジメンカレンダーの表示日数を設定できること。表示日数が1画面に収まらない場合はスクロールバーを表示することでスケジュール全体を把握できること。

5.50.2.24. レジメンカレンダーでは、投与薬剤/手技等と投与スケジュールが表示されること。

5.50.2.25. レジメンカレンダーでは、レジメン名称、適用回数、適用期間、適用パラメータ結果、休薬期間、オーダ内容、コメントが表示されること。

5.50.2.26. オーダの修正を行った場合、カレンダー上で変更の有無が確認できること。

5.50.2.27. レジメンカレンダーから指示書の再発行が行えること。

5.50.2.28. レジメンカレンダーで修正を行い、診察終了、または一時終了時に指示書の出力が行えること。

5.50.2.29. レジメンカレンダーから生涯投与量の確認一覧が表示できること。

5.50.2.30. レジメンカレンダーでは、日数追加、日数削除、開始日変更ができること

5.50.2.31. 使用量範囲毎の規格薬剤パターンのマスタ設定に従い、注射薬の規格最適化処理が行われること。

5.50.2.32. レジメンカレンダーから医師から薬剤部へ確定(混注)指示が行えること。

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5.   電子カルテ・オーダリングシステム 実現性 備考(具体的な実現方法、代替案等)

5.50.2.33. 注射箋一括発行画面から、実施待レジメン注射の未実施戻しが行えること

5.50.2.34. レジメン適用画面、レジメンカレンダーからの日数追加、日数削除の操作権限を職員単位で設定ができること。

5.50.2.35. レジメン適用時に、検査結果をチェックする機能を有すること。検査結果値チェックマスタにて、検査結果をチェックする機能を有すること。

5.50.2.36. レジメンオーダでプロトコール適用時に、患者用説明同意文書を文書連動できること。

5.50.3. 抗がん剤確定指示状況一覧 ― ―5.50.3.1. 抗がん剤確定指示状況を一覧で表示できること。

5.50.3.2. 実施日、依頼病棟、科、確定状況を指定し、抗がん剤確定指示状況を一覧の込み表示が可能なこと。

5.50.3.3. 抗がん剤確定指示状況一覧では、指示状況、患者番号、患者氏名、レジメン名称、day、入院病棟、入院科、依頼病棟、指示医、注射箋No、確定日時、確定指示者、確定端末、混注日時、混注指示者、混注端末、更新日時、更新者、更新端末が表示できること

5.50.3.4. 抗がん剤確定指示を1日分を確定、全ての日を確定、1日分を混注、全ての日を混注として登録できること。また確定に戻すことができること。

5.51. 透析オーダ ― ―5.51.1. 透析オーダ依頼箋情報 ― ―5.51.1.1. 透析依頼情報の表示、編集、登録ができること。

5.51.1.2. 透析依頼情報として、依頼日、依頼科、希望日、依頼医師、希望場所、患者移動情報、病名、手術術式、手術予定日、現病歴、血液浄化法、治療目的、コメント、診療予約、診察結果返信が表示、編集、登録ができること。

5.51.1.3. 透析依頼箋の発行ができること

5.51.2. 透析指示情報 ― ―5.51.2.1. 透析指示の表示、編集、登録ができること。

5.51.2.2. 透析基本情報として、透析コース、透析導入日、実施場所、加算の表示、編集、登録ができること。

5.51.2.3. 維持期設定情報として、透析パターンを表示、編集、登録できること。

5.51.2.4. 透析パターンは、曜日と時間の組み合わせをパターン化して登録できること。

5.51.2.5. 導入期/単一オーダ設定情報として、ベッドの予約を行えること。

5.51.2.6. 透析指示情報として、ブラッドアクセス、部位、原疾患、DW、指示コメントの表示、編集、登録ができること。

5.51.2.7. 血液浄化法の選択が行えること。また、詳細情報として、ダイアライザー、透析条件、抗凝固剤、透析液、その他薬剤、材料、加算、コメント、血液浄化コメントを登録できること。

5.51.2.8. 血液浄化法、ダイアライザー名称、使用量、抗凝固剤材料名、使用量、使用条件、透析液名、使用量、その他薬剤名、使用量、血液浄化コメント等の指示情報の詳細が表示されること。

5.51.2.9. 感染症情報が表示できること。

5.51.2.10. 登録されている依頼情報(依頼日、依頼科、依頼医師、希望日、希望場所、手術術式、手術予定日、現病歴、治療目的、コメント、結果返信内容)、病名が依頼情報として表示できること。

5.51.2.11. 透析指示票の出力ができること。

5.51.2.12. 入力されたデータは、透析部門システムへ伝達できること。

5.51.2.13. 透析部門システムで入力された指示詳細データを、受信できること。

5.51.2.14. データを入力時に、検査結果情報を透析部門システムへ伝達できること。

5.51.3. 予約ベッド一覧表示機能 ― ―5.51.3.1. ベッドの予約は、予約枠一覧から選択できること。

5.51.3.2. 予約したベッド情報は、一覧表示されること。

5.51.3.3. ベット予約一覧からも予約の削除が行えること。

5.51.3.4. ベッド番号、ベッドコメント、予約状況(予約中、予約あり(感染症あり)、予約あり(感染症なし)、削除中(ベッド使用不可))が予約ベッド一覧として表示されること。

5.51.3.5. 予約状況は、状況毎に色分けして一覧表に表示されること。

5.51.3.6. ベッド予約一覧は、日毎にベッド予約時間(朝、昼、夜)を一覧で表示されること。

5.51.3.7. ベッド予約一覧では、予約内容の詳細情報が表示されること。

5.51.3.8. 表示オプションとして、休日/日曜、土曜日、患者氏名の表示の有無が各項目毎に選択でき、表示されること。

5.51.4. 実施入力 ― ―5.51.4.1. 患者情報、指示情報(指示時登録情報)が表示できること。

5.51.4.2. 透析実施情報(開始日時、終了日時、実施回数、実施場所、実施者、実施者所属、DW、実施前体重、実施後体重、心胸比、心電図の有無、実施コメント)の登録ができること。

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5.   電子カルテ・オーダリングシステム 実現性 備考(具体的な実現方法、代替案等)

5.51.4.3. 血液浄化法の選択が行えること。また、詳細情報として、ダイアライザー、透析条件、抗凝固剤、透析液、その他薬剤、材料、加算、コメント、血液浄化コメントを実施内容の登録ができること。

5.51.4.4. 登録した内容の詳細情報が表示できること。

5.51.4.5. 実施票の出力ができること。

5.51.4.6. 透析部門システムで入力された実施データを、受信できること。実施データを受信時に、物流システムへ実施情報を伝達できること。

5.51.5. 透析照会 ― ―5.51.5.1. 実施予定日、透析パターン、依頼内容での条件絞込みを行い、透析予定者一覧が表示され

ること。

5.51.5.2. 透析予定者一覧には、進捗、患者氏名、カナ氏名、患者番号、年齢、性別、コース、実施場所、ベッド、透析種別、血液型、感染症、指示コメント、病棟、病室、食事有無が表示されること。

5.51.5.3. 指定した日の実施予定患者一覧表の出力できること。

5.51.5.4. 指定した日の実施予定患者一覧表の再発行が行えること。

5.51.5.5. 患者別に受付済み、実施中止、透析終了済みの透析進捗の変更ができること。

5.51.6. 透析結果照会 ― ―5.51.6.1. 透析実施結果および検査結果を一覧で表示できること。

5.51.6.2. 結果照会では、オーダ入力および指示入力を行った項目で且つ結果が出ている項目についてその結果値の表示を行います。

5.51.6.3. 結果照会では、最大5回分の結果を時系列で表示できること。

5.51.6.4. 透析前後の結果を項目別、日別で並べて比較ができるように表示できること。

5.51.6.5. 結果値が基準値範囲を超えている場合は、赤字で表示できること。

5.51.7. 一覧表出力機能 ― ―5.51.7.1. 以下に示す、帳表が出力できること。

・透析の月間スケジュール表・年間透析件数表

5.51.8. フローシート連携 ― ―5.51.8.1. オーダ発行/実施した日付をフローシートに表示できること。

5.51.8.2. フローシートからオーダの内容を確認できること。

5.51.8.3. 詳細帯のセルをクリックすることで、当該透析オーダがある日付のみを絞り込んで表示することが可能なこと。

5.52. 診察記事入力 ― ―5.52.1. 診察記事入力機能 ― ―5.52.1.1. 新規記事入力は、SOAP形式、DAR形式、フリー形式での入力が可能であること。

5.52.1.2. 新規記事入力は、オブジェクト入力形式(テンプレート、シェーマ、テキスト、図形入力形式)での入力が可能であること。

5.52.1.3. ワープロ形式によるフリー入力ができること。

5.52.1.4. メニューボタンから簡単に入力枠を追加できること。

5.52.1.5. 診察記事にタイトルをつけることができること。タイトルは、定型から選択できること。またフリー入力も可能なこと。

5.52.1.6. 診察記事のタイトルは、プロブレムからの選択およびフリー入力が可能であること。

5.52.1.7. 診察記事入力画面に規定値のタイトルを設定できること。

5.52.1.8. 診察記事のタイトルによるフィルタリングが可能なこと

5.52.1.9. 保険の指定は、一覧から選択できること。

5.52.1.10. 日時の指定も一覧から選択可能であること。未来日時を指定時には警告メッセージが表示されること。

5.52.1.11. テンプレートを使用した診察記事入力が可能であること。また、利用したテンプレートのタイトルを記事のタイトルとして引用可能であること。

5.52.1.12. 定型文を登録することができること。

5.52.1.13. 定型文を使用した診察記事の入力が可能であること。

5.52.1.14. 診察記事にシェーマを挿入することが可能であること。

5.52.1.15. テンプレート、シェーマ、定型文は操作者毎に「お気に入り」への登録ができること。

5.52.1.16. テンプレート、シェーマ、定型文は診療科毎に「お気に入り」への登録ができること。

5.52.1.17. 頻用されるコメント・シェーマ・テンプレートを事前にお気に入りフォルダに登録し、流用することで診察記事の入力ができ、負荷低減に役立てることができること。

5.52.1.18. 診察記事には、画像ファイル、テキストファイルなど外部ファイルを読み込み添付できること。

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5.   電子カルテ・オーダリングシステム 実現性 備考(具体的な実現方法、代替案等)

5.52.1.19. プログレスノートで入力した診察記事がフローシートに反映できること。

5.52.1.20. 診察記事のテキスト編集は、フォント、フォントサイズ、フォントの色の変更や強調文字(太字、斜体、下線)が可能であること。

5.52.1.21. 診察記事の内容が重要な場合に、重要度マークを付加することが可能であること。

5.52.1.22. 今回入力中のオーダ情報、過去の診察記事やオーダ情報を引用して、診察記事の入力が可能であること。

5.52.1.23. 検査結果照会の結果値を引用して記事入力が可能であること。

5.52.1.24. 修正の際はプログレスノートの記載内容から当該テンプレート等を呼び出し、容易に修正が行えること。

5.52.1.25. テンプレートを使用した診察記事を修正する際にテンプレート形式での修正やテキストとしての修正が可能であること。

5.52.1.26. 入力内容を保存する際、保存前に入力内容の概要が確認できること。

5.52.1.27. 記事入力モード(記事の区分、タイトルの区分、タイトルにつけるプロブレムのソート順、全角半角のデフォルト設定など)を操作者ごとに設定できること。

5.52.1.28. 1画面でビューアとエディタの両方表示が可能であること。

5.52.1.29. 記事入力の自動バックアップ機能(UNDO機能)があること

5.52.1.30. 記事入力の記載途中での一時保存機能を有すること

5.52.1.31. 特定診療科の機密性が必要な記事に対して、同一職制であっても参照可、不可を設定することができるようにすること。

5.52.1.32. 修正・削除データの理由登録・表示ができること

5.52.1.33. 遅滞なく診療録の記載をできるようにするため、修正・削除ができる期間を設定により制御することが可能であること。

5.52.1.34. 診察記事を代行入力することが可能であること。

5.52.1.35. 代行入力時に指示医が未選択の場合、指示医選択画面を起動することが可能であること。

5.52.1.36. 登録済みに対する追記できるよう関連記事の記録が可能であること。

5.52.1.37. 関連記事として登録された1連の記事をまとめて参照ができること。

5.52.1.38. 書きかけの記事を登録せずに保存しておくなどを可能とするため、記事の下書きが可能であること。

5.53. シェーマ入力 ― ―5.53.1. シェーマ入力 ― ―5.53.1.1. 共通、診療科、お気に入りに登録済のシェーマをツリーから選択ができること。その際

に、選択されたシェーマがプレビューできること。

5.53.1.2. シェーマは、倍率指定もしくはアイコンクリックによる拡大・縮小が可能であること。

5.53.1.3. シェーマ画像の回転、反転機能を有すること。

5.53.1.4. 画像ファイルの格納場所を指定し、シェーマを取り込むことができること。

5.53.1.5. シェーマの編集は、直線、二重線、矢印付直線、四角形、円、曲線、エアブラシ、テキストボックス、引き出しテキスト、コンボ枠付き引き出しテキスト、スタンプの入力が可能であること。

5.53.1.6. シェーマの編集は、線の色、幅の変更が可能であること。

5.53.1.7. シェーマをカルテに貼り付けられること。

5.53.1.8. スタンプ、描画線などの透過度の操作ができること。

5.53.1.9. デフォルト線色の保存ができること。

5.53.1.10. 元絵無しでの起動ができること。

5.53.1.11. 消しゴム機能を有すること。

5.53.1.12. シェーマのコピーができること。

5.53.1.13. Undo(取消し)機能を有すること。

5.54. ダイナミックテンプレート ― ―5.54.1. ダイナミックテンプレート ― ―5.54.1.1. テンプレートは、複雑なロジックを有する診断ガイドラインや判定基準に対応するため、

入力時に特定項目を選択すると下位層の項目が自動的に表示される階層構造を有すること。

5.54.1.2. 入力選択された項目の複合条件(ANDやORの組み合わせ)や、数字の判別によって、下位層の表示項目を自動的に変更できる機能を有すること。

5.54.1.3. 診察記事、看護記事記載時、文書作成時にテンプレートを利用できること。

5.54.1.4. 共通、診療科、医師毎に登録済のテンプレートをツリーから選択ができること。

5.54.1.5. テンプレートで入力された情報は、自然言語変換した内容でカルテに展開ができ、入力済みデータを修正したい場合には、元のテンプレートが起動する機能を有すること。また、テンプレートで入力されたデータは、ユーザの意思による特定の操作を実施しない限り、フリー入力によって修正できない機能を有すること。

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兵庫県立淡路医療センター 電子カルテシステム更新および影響部門システム更新要件定義書

5.   電子カルテ・オーダリングシステム 実現性 備考(具体的な実現方法、代替案等)

5.54.1.6. テキスト入力や単一選択入力(コンボボックス、リストボックス、ラジオボタン)、複数選択入力(リストボックス、チェックボックス)によって値の入力ができる機能を有し、かつ、日付や時間を時刻情報として入力できるカレンダー機能を有すること。

5.54.1.7. テキスト入力や単一選択入力(コンボボックス、リストボックス、オプションボタン)、複数選択入力(リストボックス、チェックボックス)によって値の入力ができること。

5.54.1.8. 数値データの計算結果の自動入力、値の集計入力ができる機能を有すること。

5.54.1.9. 入力内容を利用して計算を行う設定ができること。この計算は四則演算のみならず、累乗根や対数、三角関数等の計算も設定できる機能を有すること。

5.54.1.10. シェーマによる入力ができること。

5.54.1.11. 項目検索した一覧からの選択入力ができること。

5.54.1.12. テンプレート入力画面に、患者基本・病名・検査結果・入院情報・手術情報の自動引用ができること。

5.54.1.13. 処方、注射、検査、画像、処置、指示コメントなど各種オーダ情報の引用ができること。

5.54.1.14. 転記作業軽減のため必要に応じてダイナミックテンプレートを利用して前回に登録を行った内容を、今回記載のテンプレートに引用ができること。

5.54.1.15. テンプレートに登録される特定の入力項目から汎用オーダを発生させ、医事算定と連動する機能を有すること。

5.54.1.16. テンプレート入力機能で入力した経過記録情報から、電子症例報告書(eCRF)を作成できる機能を有すること。

5.54.1.17. テンプレートにて入力された情報は、データウェアハウスに蓄積され、テンプレート単位で分析できる機能を有すること。

5.54.1.18. 表形式のテンプレート入力が行える機能を有すること。

5.55. フローシート連携 ― ―5.55.1. フローシート連携 ― ―5.55.1.1. 診察記事が登録されている日付をフローシートに表示できること。

5.55.1.2. フローシートから記録の内容を確認できること。

5.55.1.3. 診察記事タイトル(問題点)のセルをクリックすることで、該当する記事が記載されている日付のみを絞り込んで表示することが可能なこと。

5.56. 妊婦健診記録 ― ―5.56.1. 妊婦健診記録 ― ―5.56.1.1. 妊婦健診専用の記録画面があること。

5.56.1.2. 妊婦健診の記録を一覧で時系列に参照できること。

5.56.1.3. 妊婦健診記録の一覧では、縦軸に健診項目、横軸に日付の表示が可能であること。

5.56.1.4. 出産予定日、妊娠回数、出産回数、妊娠、出産歴の登録が可能であること。

5.56.1.5. 妊娠週数の表示が可能であること。

5.56.1.6. 感染症の情報は患者基本に登録されている情報を表示可能であること。

5.56.1.7. 重要情報の登録が可能であること。

5.56.1.8. 妊婦健診記録の一覧から、健診情報登録画面を表示可能であること。

5.56.2. 妊婦健診記録登録画面 ― ―5.56.2.1. 健診情報として、子宮底、腹囲、体重、血圧、胎動感、腹緊感、性器出血、浮腫、尿淡

白、尿糖、胎児推定体重、頸管長、羊水量、胎位、胎児心拍数などの情報が登録可能であること。

5.56.2.2. 内診の情報をもとにビショップスコア集計が可能であること。

5.56.2.3. シェーマによる登録が可能であること。

5.56.2.4. コメント、特記事項をフリー入力可能であること。

5.56.2.5. 保険指導実施の登録が可能であること。

5.57. クリニカルパス ― ―5.57.1. パステンプレート登録機能 ― ―5.57.1.1. パスの作成については、診療科毎に標準的なパターン(パステンプレート)の登録が行え

ること。また、オーダ指示機能、看護ケア機能でパス内のオーダ登録、ケア予定登録が行えること。また、パステンプレートに文書を連動させることができ、ステップ適用することにより未作成文書として取り扱うことができること。

5.57.1.2. パステンプレートには適用時の適応基準、除外基準を登録可能なこと。

5.57.1.3. パステンプレートは、全体を1つまたは複数のステップで構成することができること。

5.57.1.4. 各ステップには、そのステップで使用する治療ユニット(ユニットパス)の候補を複数設定しておくことができること。

5.57.1.5. 患者説明用資料など、WordやExcelで作成された各種資料・文書をパスに関連付けて登録できること。

5.57.1.6. 診療科毎の標準的なパターン(パステンプレート)には、「作成中」「公開中」「試行中」のテンプレート区分およびパスの種別を示す分類が登録ができること。

5.57.1.7. 作成したパステンプレートは、診療科毎に一覧表示できること。また、分類ごとにフィルタリングができること。

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兵庫県立淡路医療センター 電子カルテシステム更新および影響部門システム更新要件定義書

5.   電子カルテ・オーダリングシステム 実現性 備考(具体的な実現方法、代替案等)

5.57.1.8. パス一覧には、パスコード、パス名称、適応基準、除外基準、更新履歴、更新者情報が表示されること。

5.57.1.9. 既存のテンプレートの内容を流用して、新規のテンプレートとして登録できること。

5.57.1.10. 既存のテンプレートの内容修正、削除が行えること。また、改版状況は履歴管理されること。

5.57.1.11. パステンプレートで作成されたユニットパスはパス適用以外の患者にもセットとして利用が可能であること。

5.57.1.12. パステンプレート作成時の負担を軽減できるよう同一パス内のユニットをコピーし、貼り付けることが可能なこと。

5.57.1.13. パステンプレート作成時の負担を軽減できるよう作成済みのユニットを科ユニットとして登録することができること。

5.57.1.14. 科ユニットは診療科ごとに登録するとことができること。

5.57.1.15. 登録済みの科ユニットを引用することができること。

5.57.1.16. 他科の科ユニットも引用することができること。

5.57.1.17. 日本クリニカルパス学会にて提供されているアウトカムマスタ(BOM)への対応が可能なこと。

5.57.2. パス機能 ― ―5.57.2.1. 患者へのパス適用時は、基準日もしくは、イベント日(手術日、入院日など)を選択し展

開可能なこと。

5.57.2.2. パス適用時に選択したパスの確認画面を表示できること。

5.57.2.3. イベント日については、1日を手術前、手術中、手術後のように日付内で複数に分割して表示することが可能なこと。

5.57.2.4. 患者へのパス適用後、パス内容(オーダ指示情報等)の追加・修正・削除が可能なこと。

5.57.2.5. 各指示について、パス上の指示内容と通常の指示内容の区別ができること。

5.57.2.6. 一日あるいは複数日からなるステップ単位にオーダ発行が行えること。

5.57.2.7. 日付け毎の指示コメントを登録できること。

5.57.2.8. クリティカルインディケータの登録ができること。

5.57.2.9. クリティカルインディケータをオーバビュー上で見落とし防止のため、フォントを設定できること。

5.57.2.10. 検査や画像などの予約を伴う指示については、予約オーダと連携し、パス上からの予約取得が可能なこと。

5.57.2.11. パスの表示方法は、縦軸に分類、横軸に日付とし、時系列なカレンダー形式で表示可能なこと。

5.57.2.12. パス表の縦項目は検査、治療、ケア等の項目と、さらにそれらの内部項目が配置できること。

5.57.2.13. パスの横軸には、日付とユニットごとに設定されたイベントを表示可能であること。

5.57.2.14. 入外区分の表示ができること。

5.57.2.15. 入院経過日数を表示ができること。

5.57.2.16. DPC情報として以下の内容をオーバビュー上に表示できること。・DPC内容(診断群分類番号)・DPC入院期間・1日あたりの包括点数・包括総点数

5.57.2.17. パスの有効期間の表示ができること。

5.57.2.18. 患者への適用状態、実施進捗状態については、色で識別可能なこと。

5.57.2.19. 各オーダ種毎、看護、指導がそれぞれ独立に表示/非表示が切り替えられること。

5.57.2.20. 紙パス利用時点の分類と一致できるよう処置や看護情報は表示位置をマスタにより設定できること。

5.57.2.21. オーバビュー上で、オーダ単位でのコピーが可能なこと。

5.57.2.22. 一日コピーの対象として看護データも対象であること。

5.57.2.23. 日単位での日程追加が行なえること。

5.57.2.24. 1日単位切り取り・貼り付けができること。

5.57.2.25. ステップ適用後の1日短縮・1日延長ができること。

5.57.2.26. パスの進行中、ステップ毎に設定された複数のユニットパス候補から、患者状態やアウトカム達成状況等に応じて、適切なものを選択し適用できること。

5.57.2.27. 各ステップで適用中のユニットパスの状況を一覧表示できること。

5.57.2.28. パス上の指示内容を個別に中止できること。

5.57.2.29. アウトカム、バリアンス等の登録が行えること。

5.57.2.30. オーバビュー上で、アウトカム項目にカーソルを合わせることで連携項目(看護ケア項目、検査結果項目)の情報を表示することが可能であること。

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兵庫県立淡路医療センター 電子カルテシステム更新および影響部門システム更新要件定義書

5.   電子カルテ・オーダリングシステム 実現性 備考(具体的な実現方法、代替案等)

5.57.2.31. 一人の患者に対して複数のユニットパスが適用できること。

5.57.2.32. 計画されたクリティカルインディケータ、アウトカム、アセスメントの内容を変更不可とする運用を可能とするため、機能改善を行うステップ適用後のパスに属するクリティカルインディケータ、アウトカム、アセスメントの削除、クリティカルインディケータ、アウトカムの追加を不可とする設定が可能なこと。また、リティカルインディケータ、アウトカムの追加を可能とすることも設定で切り替えられること。

5.57.2.33. 外来診療期間と入院診療期間がまたがったユニットパスが適用できること。

5.57.2.34. 患者毎に有効なパスが複数ある場合に一覧表示されること。また一覧上で複数パスの表示切替が簡単な操作でできること。

5.57.2.35. 医療者用パスシートを出力可能なこと。また患者説明資料の出力が可能なこと。

5.57.2.36. パス進捗により、色別表示が可能なこと。

5.57.2.37. パス中止時に、未来日の未実施オーダを選択して削除できること。

5.57.2.38. オーバビュー上に、オーダの指示受け状態を表示できること。

5.57.2.39. TODOから、ステップ単位での指示受けができること。

5.57.2.40. TODOから、指示受け後の修正はアラート表示ができること。

5.57.2.41. パスに含まれるオーダの修正、ユニットの日付追加・削除などの修正操作が「ステップ適用後指示受け前」に行われた場合、バリアンスが登録され、TODO指示受け画面から確認できること。

5.57.2.42. 入院患者一覧には、パスの適用の有無が記号で表示されること。

5.57.2.43. パスを適用した患者の一覧表示が可能なこと。さらに、パス一覧画面からパス評価、カルテ起動が可能であること。

5.57.2.44. 科、パス名称、期間、患者番号、パス進捗を指定して、登録済みパス情報が一覧表示可能なこと。

5.57.2.45. 登録されたアウトカムやバリアンス内容を参照し、パスの評価が行えること。また、評価者が表示されること。

5.57.2.46. 評価画面では、パス名称、適用期間、適用日数、パス状態、適用期間の変動、登録済みアウトカム、登録済みバリアンスが参照可能なこと。

5.57.2.47. 終了したパスの評価登録が行えること。

5.57.2.48. 終了したパスの内容がパス画面と同じ形式で参照可能なこと。

5.57.2.49. 中止、終了したパスに対して、事後入力ができること。

5.57.2.50. パス適用患者一覧には、患者氏名、パス名、パス開始日、ステップ適用切れまでの日数が表示されること。

5.57.2.51. 退院確認時、終了されていないバスが残っている場合に警告を表示できること。未終了パス一覧画面からそれらのパスを終了させることができること。(複数のパスを選択して同時に終了させることが可能)

5.58. 日めくりパス ― ―5.58.1. 日めくりパスの表示 ― ―5.58.1.1. 簡易な操作で日めくりパス画面が表示できること。

5.58.1.2. 表示対象日(日付け、曜日)、表示時間単位、適用中パス名称が表示されること。

5.58.1.3. 表示対象日の変更が簡易的な操作でできること。

5.58.1.4. 表示対象日に適用中パスが複数ある場合は、適用中のパス名が一覧表示できること。

5.58.1.5. 表示対象パスに対して適用パス欄として以下の情報表示ができること。・適用開始日、適用終了日・適応基準・除外基準・目標

5.58.1.6. 表示対象パスに対して総合評価欄として以下の情報表示ができること。・クリティカルインディケータ・ユニット情報・達成状況・評価者・評価時刻

5.58.1.7. 表示対象パスに対してステップ情報欄として以下の情報表示ができること。・期間・適応基準・除外基準・目標

5.58.1.8. ステップ適用者が表示されること。

5.58.1.9. 表示単位欄、適用パス欄、総合評価欄、ステップ情報欄の表示位置を変更できること。

5.58.1.10. タスク欄、アウトカム欄、バリアンス欄、情報共有欄の表示位置を変更できること。

5.58.2. オーダ情報、看護情報の参照 ― ―5.58.2.1. 各オーダ、看護情報の内容、条件、予定・進捗状況が一覧表示されること。

5.58.2.2. 一覧表示はオーダ種毎、看護項目毎に表示されること。

5.58.2.3. アウトカムから連携した看護の観察項目を表示、非表示の設定ができること。

5.58.2.4. 一覧表から各項目を選択し、オーダの実施入力が行えること。

5.58.2.5. 一覧表から各項目を選択し、看護項目の実施入力ができること。

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5.   電子カルテ・オーダリングシステム 実現性 備考(具体的な実現方法、代替案等)

5.58.2.6. 測定値・IN/OUT項目の実施入力については、キーボードまたは画面表示されるテンキーパッドから入力できること。また、入力値に対して、項目ごとに設定されている桁数・上限値・下限値のチェックが行われること。

5.58.2.7. テンキーパッドには、前回測定値を基準にした近傍の候補値が表示され、選択入力できること。

5.58.2.8. 同一時間帯に複数の実施データが存在する場合は1行で最新値を表示できること。

5.58.2.9. タスクエリアに、オーダの指示受け状態を表示できること。

5.58.2.10. タスクエリアに、ユニット情報を表示できること。

5.58.3. アウトカム ― ―5.58.3.1. 各アウトカムは、あらかじめ登録してあるカテゴリから選択することで登録ができるこ

と。

5.58.3.2. 各アウトカムは、カテゴリ毎、項目毎に達成・未達成の評価が行えること。

5.58.3.3. アウトカムは看護の観察項目と連携が行えること。

5.58.3.4. 評価済みのアウトカムは、評価済みであることが一目でわかるように、アイコンまたは記号等で表示が行えること。

5.58.3.5. 対象パスのアウトカムはカテゴリ毎にまとめて一覧表示できること。

5.58.3.6. アウトカムの一覧表には、アウトカムのカテゴリ、アウトカムの内容、適正範囲、観察項目の予定、実施情報の表示が行えること。

5.58.3.7. 同一時間帯に複数の実施データが存在する場合は1行で最新値を表示できること。

5.58.3.8. 実績値の背景色・文字色により最新値及び過去値が基準値の範囲内か範囲外かを表示できること。

5.58.3.9. アウトカムエリアに、ユニット情報を表示できること。

5.58.4. バリアンス ― ―5.58.4.1. 設定したアウトカムに対してバリアンスの内容が登録・編集・削除できること。

5.58.4.2. アウトカムが適正範囲外の場合にバリアンス入力を促すことができること。

5.58.4.3. オーダデータに対し変更等のバリアンス入力ができること。

5.58.4.4. 登録されたバリアンス内容が一覧表示されること。

5.58.4.5. 一覧表示は、バリアンス発生時刻、バリアンス内容、入力者、種別(正・負)、レベル(パスへの影響度)、対応内容、結果、コメントが表示されること。また、各項目の編集が出来ること。

5.58.4.6. バリアンス入力後、その理由や処置内容について診察記事への記載を容易に行えるようにするため、診察記事画面の起動ができること。バリアンス記入時に登録した診察記事について、バリアンスと関連付け可能とできること。

5.58.4.7. 情報共有が必要な記事情報の判別を容易にするため、バリアンス画面から起動した診察記事画面は、記事情報を情報共有が必要な記録かどうかを設定し登録できること。

5.58.4.8. バリアンスエリアに、ユニット情報を表示できること。

5.58.5. 記事の表示 ― ―5.58.5.1. 対象日の記事、文書の一覧表示が行えること。

5.58.5.2. 一覧表示は、記事登録時刻、記事内容、登録者情報(職種、入力者)等が表示されること。

5.58.5.3. 記事一覧から対象記事を選択して、記事の修正が可能なこと。

5.58.5.4. 記事表示エリアに、ユニット情報を表示できること。

5.58.5.5. 共有が必要な記事とそれ以外をフィルタして表示が可能なこと。

5.59. パス統計 ― ―5.59.1. パス統計機能 ― ―5.59.1.1. 患者、科、パス名称、期間、パス進捗を指定してパス情報を集計することができること。

5.59.1.2. 集計結果をExcelやcsvファイルに出力することができること。

5.59.1.3. Excelのマクロ機能を登録しておくことで、集計結果からグラフ表示ができること。

5.59.1.4. 指定期間のパス毎の適用患者数の集計ができること。

5.59.1.5. 指定期間のパス毎のバリアンス集計ができること。

5.59.1.6. 指定期間のパス毎の適応患者数とバリアンス件数を集計し、一覧で表示できること。

5.59.1.7. 指定期間の適応患者数とバリアンス数を患者毎に集計し、一覧で表示できること。

5.60. パス抽出 ― ―5.60.1. パス抽出機能 ― ―5.60.1.1. パス種別(公開中、セット、作成中)、診療科、有効期限、対象オーダを指定し、条件に

あうパスの抽出を行うことができること。

5.60.1.2. 薬剤名称や検査、画像、病理、リハビリ、食事、栄養指導項目、アウトカム、必要時の条件などの詳細項目を指定して条件にあうパスの抽出を行うことができること。

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5.   電子カルテ・オーダリングシステム 実現性 備考(具体的な実現方法、代替案等)

5.60.1.3. 上記の検索条件は複数項目を指定して検索できること。

5.60.1.4. 検索結果一覧には、種別、科名称、パス名称、パスコード、マスタ名称、アイテム名称、コード、有効期限、ステップ名、ユニット名、日付位置が表示されること。

5.60.1.5. 検索結果をCSVで出力することが可能なこと。

5.60.2. テンプレート薬剤一括変換機能 ― ―5.60.2.1. パスのテンプレートに含まれる指定した薬剤を一括で変換できること。

5.61. モニタリングシート ― ―5.61.1. モニタリングシート ― ―5.61.1.1. 各種患者情報(処方、注射、処置、検査、画像、バイタル等)を俯瞰し、患者状態を容易

に確認する画面を有すること。時系列表示やグラフ表示が可能であり、以下の機能要件を満たすこと。

5.61.2. シート表示形式 ― ―5.61.2.1. 横軸に日付、縦軸に項目を設定してグラフに内容表示できること。

5.61.2.2. 横軸に日付、縦軸に項目を設定してセルに内容表示できること。

5.61.2.3. 表示項目をあらかじめ設定された項目で表示できること。

5.61.2.4. 表示される各情報は、目的に応じて最大3階層の表示ができること。

5.61.3. シート日付列表示 ― ―5.61.3.1. 表示期間の設定ができること。また表示期間は1日、7日、14日を設定できること。

5.61.3.2. 表示される日付は、外来ではイベント(診療、検査結果等)がある日付のみ表示し、入院では全日表示できること。

5.61.3.3. 表示期間内にデータが無い場合であっても、概要帯のみの表示で他の診療データがあることがわかるように表示できること。

5.61.3.4. 日付単位で表示を固定し、固定した指定期間でデータ比較できること。

5.61.3.5. 画面上で日付の移動ができること。移動に際してはスライダーを利用してスピーディーに移動できること。

5.61.3.6. 祝日などは日付の色表示を変更して表示されること。

5.61.4. シート選択・表示 ― ―5.61.4.1. 画面上でシートの選択ができること。

5.61.4.2. シート選択の際、シート内容の表示ができること。

5.61.5. 表示行コンテンツ ― ―5.61.5.1. イベントの項目を表示できること。

5.61.5.2. 栄養指導の項目を表示できること。

5.61.5.3. 看護ケアの項目を表示できること。

5.61.5.4. バイタル情報についてはグラフ表示できること。

5.61.5.5. 薬歴データの項目表示ができること。・薬剤毎にセルに各々の投与量を表示できること。

5.61.5.6. 処置項目を表示できること。

5.61.5.7. 検体検査結果を表示できること。・セルに結果値、High-Low表示、緊急マークを表示できること。

5.61.5.8. 病理検査情報・レポートを表示できること。

5.61.5.9. 生理検査情報・レポートを表示できること。

5.61.5.10. 内視鏡検査情報・レポートを表示できること。

5.61.5.11. 画像検査情報・レポートを表示できること。・セルに部位と検査項目名称を表示できること。・「未実施」「実施済」の進捗が分かるようにマーク等で表示できること。

5.61.5.12. コメントの入力・表示が出来ること。コメントを登録する際に「通常」「重要」の区別も付与できること。通常は黒字、重要は赤字で表示。

5.61.5.13. シート表示内容をクリップボードにコピーできること。

5.61.5.14. シート表示内容をCSV形式で出力できること。

5.61.5.15. 表示された項目をクリックすることにより、その項目を実施した日のみに絞りこんで表示できること。

5.61.6. モニタリング指定 ― ―5.61.6.1. 指定した項目をモニタリングシート画面の上部にまとめて表示できること。

5.61.6.2. 指定した検査結果項目についてグラフ表示ができること。

5.61.7. シートメンテナンス ― ―5.61.7.1. 患者ごとにシート登録が可能であること。

5.61.7.2. シートは、診療科・専門領域での分類ができること。

5.61.7.3. シート作成時に、他のシート項目をコピーできること。

5.61.7.4. 項目を並べ替える際に、複数項目を選択して変更できること。

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6.   医事会計システム 実現性 備考(具体的な実現方法、代替案等)

6.1. 共通 ― ―6.1.1. 各種機能/入力方式 ― ―6.1.1.1. マウスおよびキーボードによる容易な入力方式を採用していること。

通常、キーボード主体でも入力ができること。

6.1.1.2. ヘルプ機能(入力案内ウィンドウ)を装備し、入力形式やコードを覚えなくても容易な入力ができること。また、検索時には項目のスクロール表示(1行単位/ウィンドウ単位)ができること。

6.1.1.3. 全入力業務において、他業務(業務数への制限なし)への自由な画面切り替え、および各種照会業務との連携やウィンドウ表示ができること。なお、このときの患者基本情報は自動的に引き継がれること(会計入力→会計カード→病名登録→会計入力(元の画面に戻る)等)。

6.1.1.4. 主要な患者登録/窓口会計業務では、初期画面表示後も前回処理した患者IDをワンタッチで呼び出せること。

6.1.1.5. 端末/科/利用者/業務単位に外来基本カードや患者請求書の出力先(プリンタ)を設定できること。

6.1.1.6. 業務メニューのタスクバーに病院名または病院コードを表示できること。

6.1.1.7. オープンシステムの事実上の標準であるMicrosoft Windows上で動作するシステムであること。入力端末を利用して各種市販ソフト(MS-ACCESS、MS-EXCEL等)の活用が図れること。

6.1.1.8. 画面の解像度は1280*1024(SXGA)以上とすること。

6.1.1.9. 画面の解像度は1920*1080のフルHD画面にも対応していること。

6.1.1.10. Microsoft Windows Aero機能を有効にしている場合でも問題なく動作すること。

6.1.2. 運用管理 ― ―6.1.2.1. 診療データ保存期間は、標準で61ヵ月であり、最大97ヶ月まで拡大できること。

6.1.2.2. 診療データ保存期間については、会計カードでの修正およびレセプト再出力ができること。

6.1.2.3. 料金データについても、診療データと同期をとり同一期間の保存ができること。

6.1.2.4. 月次のファイル整理(診療データ削除)においては、該当月分のデータ削除と最新月分へのデータ切り替え処理で済ませることができること。

6.1.2.5. その他のファイル整理時には、保存期限日、削除済件数、削除対象件数、処理ゲージ、残り時間を画面表示できること。

6.1.2.6. システムエラー/業務エラー/業務警告メッセージ等に対し、文字色および警告音有無の設定ができること。

6.1.2.7. システムエラー/業務エラー/業務警告メッセージは視覚的にわかり易く工夫されていること(エラー・警告位置にブリンクマークが表示される等)。

6.1.2.8. 入力中のテキストボックスの背景色を選択できること。

6.1.2.9. 和暦/西暦年の選択利用ができること(判定年の設定含む)。

6.1.2.10. 同一端末で複数患者・複数業務を同時に立ち上げて実行できること(A患者の会計入力、B患者の患者登録、空床照会等々の同時立ち上げ)。業務画面はメイン画面から分離の上並べて表示可能であり、複数業務の取り扱いがしやすいこと。

6.1.2.11. 同一端末で同一業務画面を複数起動して利用できること(A患者の会計、B患者の会計等)。業務画面はメイン画面から分離の上並べて表示可能であり、複数業務の取り扱いがしやすいこと。

6.1.2.12. メイン画面から分離した業務画面は、その内容を拡大表示できること。

6.1.2.13. 同一端末で同一業務画面を複数起動する場合、起動できる上限数を設定可能なこと。設定しなければ、制限なく起動して利用できること。

6.1.2.14. 複数端末による同一患者の同時データ更新を防止できること(患者ロック処理)。この時、処理中の端末番号・端末情報や内線番号を表示して、どの端末で処理されているか判断し易くすること。

6.1.2.15. 患者ロック処理時にも、対象患者のデータは参照モードで内容が展開し、業務が遅滞することがないこと。

6.1.2.16. 患者ロックビューア画面では、端末ID、患者ID、利用者で並べ替えができること。

6.1.2.17. 利用者・職制ごとに更新権限、参照権限の区別ができること。

6.1.2.18. 医療事務システムを使用する利用者全体にお知らせする掲示板機能が付加されていること。

6.1.2.19. 掲示板機能をシステム起動時に自動表示できること。

6.1.2.20. ヘルプメニューから、いま操作している業務画面に関連したドキュメント参照画面を起動できること。ドキュメント参照画面のドキュメント一覧から、関連する任意のドキュメントを呼び出し、参照が可能なこと。

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6.   医事会計システム 実現性 備考(具体的な実現方法、代替案等)

6.1.2.21. ドキュメント参照画面では、業務選択のプルダウン表示から参照したい業務を選択できること。いま操作している業務が、業務選択の初期値として表示されること。業務画面を操作していない場合には、全ての業務が対象となること。設定されている業務を、手動で変更もできること。

6.1.2.22. 業務選択に表示する業務リストや一覧表示する資料は、設定により追加・変更が可能なこと。

6.1.2.23. ドクターコードの運用有無の設定ができること。

6.1.2.24. テスト患者IDの範囲設定が行え、実患者との切り分けができること。

6.1.2.25. 安定したレスポンスを保証できること。

6.1.2.26. 複数病院での共同利用ができること。この場合、各種マスタとデータベースの保有(利用)方法を指定することにより、共用や個別利用等、病院コードによる判断ができること。

6.1.2.27. リビジョンアップが正しく行われていないクライアントの起動抑制ができること。

6.1.2.28. リビジョンアップが正しく行われたかどうかをチェックできること。

6.1.2.29. 現行システムでの過去のレセプトデータを全て本システムへ移行すること。また稼動開始予定日までに本システムへ移行完了すること。

6.1.2.30. 稼動開始予定日の前月分のレセプト請求は、本システムにて行うこと。この実現方法について本院が判断できる資料を提示すること。

6.1.2.31. 過去(システム切替前)のレセプトデータが参照、加工出来る形で移行できること。

6.1.2.32. 医事会計システムの画面について、既存システムの基本的なユーザビリティを継承すること。具体的には、画面上部に固定表示される基本情報やメニュー表示、画面左部分に固定表示されるアイコンランチャー、検査結果値の表示等、患者情報の把握や操作者が汎用的に使用する部分を指す。

6.1.2.33. 帳票に関しては,原則現行出力帳票を全て本システムで同じフォーム・内容で出力できるようにすること。

6.1.3. マスタメンテナンス ― ―6.1.3.1. 点数・薬価マスタとも病院向け基本マスタを標準提供できること。

6.1.3.2. 新薬・材料の追加等、病院利用者でのメンテナンスもできること。

6.1.3.3. 薬剤(物品)管理システムと接続し、医薬品マスタ情報連携ができること。

6.1.3.4. 頻繁な医療費改定を考慮し、点数・薬価マスタの世代管理が無制限に行えること。

6.1.3.5. システムで使用するマスタは日付で世代化して改正前後の内容を保持できること。

6.1.3.6. 点数マスタでは、特定器材等の商品名、規格名称を登録するエリアを持っており、レセプト電算記録仕様に対応していること。

6.1.3.7. 点数マスタメンテ画面は、他システム等から呼び出すことが可能で、そのシステムより引き渡されたキー情報(点数マスタコード)に合致するマスタを初期表示できること。

6.1.3.8. 職員マスタの利用者ID(ドクターコード)については、最大10桁までの数字と英字が設定できること。

6.1.4. セキュリティ ― ―6.1.4.1. 業務開始時のパスワード利用を必須にできること。

6.1.4.2. パスワード運用時、利用者名の表示ができること。

6.1.4.3. 端末ごとに利用業務・画面の設定ができること。

6.1.4.4. 利用者ごとに利用業務・画面の設定ができること。

6.1.4.5. パスワードに使用期限設定が可能で、期限切れの場合変更要求がシステムでできること。

6.1.4.6. パスワードを暗号化できること。1.利用者のパスワードをハッシュ(不可逆暗号)2.接続用パスワードの暗号化3.パスワードの定期的変更、英数字・記号混在の8文字以上の検証

6.1.4.7. 以下の操作を実施した際に、アクセスの記録がとれること。1.システム起動2.ログイン3.患者基本情報の検索4.患者基本情報へのアクセス5.患者基本情報の出力6.システムの停止

6.1.4.8. システムへログインしているログインID・利用者漢字氏名が、常に画面上に表示されていること。利用者カナ氏名と職制コードはツールチップにより確認可能なこと。

6.1.4.9. 画面上のログイン情報表示部分は、設定によりフォントをメイリオに変更できること。

6.1.4.10. 患者基本情報をアクセスした履歴が時系列で参照できること。

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6.   医事会計システム 実現性 備考(具体的な実現方法、代替案等)

6.1.4.11. 患者基本情報の最終更新時の処理時間、処理者、処理端末を画面上で確認できること。

6.1.4.12. 住所情報の最終更新時の処理時間、処理者、処理端末を画面上で確認できること。

6.1.4.13. 住所情報については、登録する住所区分ごとに最終更新時の処理時間、処理者、処理端末を画面上で確認できること。

6.1.4.14. 保険情報の最終更新時の処理時間、処理者、処理端末を画面上で確認できること。

6.1.4.15. 保険情報については、登録する保険ごとに最終更新時の処理時間、処理者、処理端末を画面上で確認できること。

6.1.5. 印刷物 ― ―6.1.5.1. 請求書等のオンライン印刷物は、オーバレイ対応(枠線の印字等)していること。

専用紙の発注が不要であること。

6.1.5.2. 請求書等のオンライン印刷物は、印刷用サーバに出力物の履歴を保持すること。

6.1.5.3. 請求書等のオンライン印刷物の出力物の履歴から、再印刷の処理ができること。

6.1.6. 業務サポート画面 ― ―6.1.6.1. 業務画面とは別に、処理中の患者に関する各種情報等を参照可能な、業務サポート画面を

表示できること。

6.1.6.2. フルHD対応ディスプレイ(画面解像度:1920×1080以上)を使用する場合、起動時に業務画面と並べて、常に業務サポート画面を表示できること。また、業務サポート画面の呼び出しボタンを配置し、業務サポート画面の表示・非表示を切り替えできること。

6.1.6.3. フルHD非対応ディスプレイを使用する場合、業務画面に業務サポート画面の呼び出しボタンを配置し、業務中必要な場合に呼び出して表示できること。また、利用が終わった時点で呼び出した画面を非表示に変えられること。

6.1.6.4. 利用者別、端末別に使用患者履歴を表示できること。

6.1.6.5. 使用患者履歴は過去何件まで保持するか設定ができること。

6.1.6.6. 院内周知する為のコメントテロップの表示ができること。

6.1.6.7. 院内周知する為のコメントテロップは、最大全角90文字まで登録できること。

6.1.6.8. 利用者が任意の業務画面を4つまで業務起動ボタンに設定ができること。

6.1.6.9. 使用履歴患者を選択して業務起動ボタンを押下すると、患者IDを引き継いで各業務画面表示ができること。

6.1.6.10. 業務サポート情報として、来院履歴、保有保険情報、患者メモ情報、DPC情報、点数マスタ検索、患者ID検索の機能タブが表示できること。

6.1.6.11. 利用者ごとに既定で表示するタブを設定できること。

6.1.6.12. 既定で表示するタブは、業務画面単位で設定できること。

6.1.6.13. 来院歴画面では、カレンダーに来院日、入院期間、予約日が日付別にアイコンで表示できること。

6.1.6.14. カレンダーは2月表示とし、左側のカレンダーを処理日の前月、右側のカレンダーを処理日の当月とすること(初期表示)。

6.1.6.15. カレンダーの表示月は、自由に切り替えることが可能なこと。

6.1.6.16. 来院歴画面では、次回予約日が表示できること。

6.1.6.17. 外来履歴一覧では、来院日、受診科、初診日、初回算定日、初回区分、DR名称が表示され、各項目で並べ替えができること。

6.1.6.18. 入院履歴一覧では、入院日、退院日、最終科、病棟、転帰、転出区分、DR名称が表示され、各項目で並べ替えができること。

6.1.6.19. 保険詳細画面では、社保/国保、公費、その他に分けて以下の保険情報が表示できること。・保険者番号、保険確認日、記号、番号、保険コメント、食事標準負担、食事減額区分、船員区分、福祉医療一部負担区分、外来月額一部負担金、入院月額一部負担金、委任サイン、低所サイン、外来限定科、入院限定科、レセプト特記欄

6.1.6.20. 処理日時点で有効でない保険の識別ができること。

6.1.6.21. 患者メモ画面では、患者メモ情報、レセプトコメント、自動起動業務区分が表示できること。

6.1.6.22. 患者メモ情報タブを選択しなくても、患者メモ情報またはレセプトコメント情報が登録されている場合には、何らかの情報が登録されていることが認識可能なこと。

6.1.6.23. 患者メモ情報に自動起動業務区分を設定した場合、該当画面(新患登録等)起動時に、業務サポート画面に患者メモが強制的に表示できること。

6.1.6.24. 患者メモ情報を追加したい場合、業務サポート画面より患者メモ画面を呼び出して新規登録が可能なこと。

6.1.6.25. レセプトコメントを表示する際には、以下の条件で設定できること。対象年月・医歯区分・入外区分・診療科・主保険

6.1.6.26. レセプトコメントを追加したい場合、レセプトコメントのメンテナンス画面を呼び出して新規登録が可能なこと。

6.1.6.27. 条件設定は、患者ごとに保持でき、他の患者に切り替えても条件が保持されること。

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6.   医事会計システム 実現性 備考(具体的な実現方法、代替案等)

6.1.6.28. DPC情報画面では、属性、DPC決定内容、入退院情報、病名情報、手術・処置情報が表示できること。

6.1.6.29. DPC情報画面の入院時併存症と入院後発症疾患はそれぞれ40件表示できること。

6.1.6.30. DPC情報画面の内容は、業務画面で選択した患者のIDと自動連携すること。

6.1.6.31. DPC情報画面からコーディング画面や出来高包括比較ツールを起動できること。

6.1.6.32. 業務サポート画面において、点数マスタ検索ができること。

6.1.6.33. 業務サポート画面において、点数マスタ検索条件(診療区分、カナ名称、名称、解釈番号、基金コード、定数(金額)の範囲、検索日)を設定できること。

6.1.6.34. 業務サポート画面の点数マスタ検索において、名称検索は検索方式「部分一致」「前方一致」「後方一致」をその都度、簡易に選択できること。

6.1.6.35. 業務サポート画面の点数マスタ検索において、名称検索の検索方式の既定値を設定できること

6.1.6.36. 業務サポート画面において、検索した点数マスタコードはコピーし、会計入力時のコードとして利用できること。

6.1.6.37. 業務サポート画面において、検索した点数マスタを指定し、点数マスタメンテ画面に連動できること。

6.1.6.38. 業務サポート画面において、患者ID検索ができること。

6.1.6.39. 患者ID検索画面では、検索条件(カナ姓・名・ミドル、漢字姓・名・ミドル、性別、生年月日、第二カナ姓・名・ミドル、第二漢字姓・名・ミドル)を指定できること。

6.1.6.40. 患者ID検索画面では、テスト患者を検索対象に含むか否か、随時指定できること。

6.1.6.41. 患者ID検索画面にて表示された患者IDのうち、選択した患者IDを前回処理患者IDとして保持することができること。

6.2. 患者基本情報 ― ―6.2.1. 患者基本情報共通部分 ― ―6.2.1.1. 患者基本情報共通部分は、患者を個人で取り扱う画面全てにおいて、同一の情報を表示で

きること。

6.2.1.2. 患者基本情報共通部分にて、以下の内容を表示できること。患者ID、患者漢字氏名、患者カナ氏名、性別、生年月日、満年齢月、最終来院日、保有保険、住所、電話番号、年齢範囲・性別対応イラスト(顔アイコン)、VIPサイン、法人区分、未収金ラベル、同姓同名患者アイコン、最終入院日、最終退院日、最終在院病棟/病室/ベッド、最終主治医、患者コメント、他システム連動ボタン、患者電子ファイル・メモ保存機能連動ボタン

6.2.1.3. 患者の年齢帯・性別に応じて、患者基本情報共通部分に適切なイラスト(顔アイコン)を表示できること。

6.2.1.4. 患者の年齢範囲は変更可能なこと。顔アイコンに対応する画像形式は、bmp/jpg/pngのいずれかであること。

6.2.1.5. VIPサインは患者基本情報共通部分にアイコン表示でき、そのアイコンは任意に変更できること。

6.2.1.6. 同姓同名患者がデータベース上に存在するとき、患者基本情報共通部分にアイコンを出力し、以下の状況が把握できること。・当日の外来患者に存在する ・入院中患者に存在する・当日外来患者、入院中患者の両方に存在する・データベース上の登録患者に存在するそれぞれの区分によって、アイコンの背景色を変更し、視覚的に区別ができること。

6.2.1.7. 未収金がある患者には患者基本情報共通部分に(未収有)のラベルが表示できること。ラベルは、(外来未収のみがある場合)(入院未収のみがある場合)(入外両方に未収がある場合)の3つのパターンでラベルの内容を変更できること。

6.2.1.8. 設定によりフォントをメイリオに変更できること。

6.2.2. 患者電子ファイル・メモ保存機能、他システム連動起動機能 ― ―6.2.2.1. 患者基本情報に紐付けて電子ファイルを登録、管理できること。

6.2.2.2. データが格納されている場合は、画面上で起動ボタン色を赤色に変更し、利用者にわかり易くできること。

6.2.2.3. 登録するファイルが無い場合も、タイトル/メモを登録、管理できること。

6.2.2.4. メモは、文字数に制限なく登録が可能なこと。

6.2.2.5. タイトル/メモを付ける際、重要度、有効期限の設定ができること。

6.2.2.6. 重要度に応じて、一覧の背景色を設定することができること。

6.2.2.7. 登録時に、業務指定を行うと、指定された業務を起動した場合に、患者電子ファイル・メモ保存機能が自動起動し、該当の業務が指定されたタイトル/メモ、ファイルがソートされ、表示できること。

6.2.2.8. フォルダ内にある該当患者に紐付けられたタイトル/メモ、ファイルの一覧が表示できること。

6.2.2.9. 一覧には以下の表示ができること。・重要度、タイトル/メモ、種類、サイズ、有効期限、登録日時、更新者、更新日時、編集サイン

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兵庫県立淡路医療センター 電子カルテシステム更新および影響部門システム更新要件定義書

6.   医事会計システム 実現性 備考(具体的な実現方法、代替案等)

6.2.2.10. 患者ごとの合計ファイルサイズの上限でチェックができること。

6.2.2.11. 登録したファイルは画面上でプレビューできること。また、プレビューを行いながら患者登録等の操作ができること。

6.2.2.12. 登録したファイルのプレビュー画面は、任意の位置で固定して表示できること。また、表示位置は任意に変更可能なこと。

6.2.2.13. 登録したファイルを開く際に使用するアプリケーションは、拡張子に対してアプリケーション名を設定できること。

6.2.2.14. 患者IDを連携して、他システムを起動できること。

6.2.3. 新患受付 ― ―6.2.3.1. 患者基本・保険登録画面は、入力優先順位を配慮した画面構成とすること。

[例]会計時に必要最低限の保険情報(保険者、本人/家族、記号、番号、有効期間、給付割合、継続区分、保険確認区分)が先に入力でき、入力頻度が低い情報は保険詳細情報ウィンドウで入力できること。

6.2.3.2. 新規来院患者の患者基本情報(氏名(ミドルネーム、旧姓含む)、性別、生年月日、住所、電話番号、コメント)および患者保有保険情報の登録・修正・削除ができること。

6.2.3.3. 新規来院患者のカナ氏名では英数字の入力も可能で、かつカナ姓・カナ名・カナミドルネームが同一の場合には(同姓同名有り)を警告表示できること。

6.2.3.4. 二重登録チェック(カナ氏名、性別、生年月日が同じ)として、基本・保険登録画面(変更時含む)に(二重登録疑い患者一覧ウィンドウ)を表示できること。この時、設定により第2氏名もチェック対象にできること(患者ID、漢字氏名、電話番号、郵便番号、来院科歴、現住所を表示)。また、登録済み患者の場合は、変更(修正)モードに切り替えできること。

6.2.3.5. 旧姓や支払者等、患者に関連する氏名を第2氏名として登録できること。

6.2.3.6. 新患登録画面以外でも画面上部の患者基本情報表示部分には以下の情報が常に表示できること。・患者ID・漢字氏名・カナ氏名・生年月日・最終来院日・保有保険(当日有効なもの)・現住所・最終入院歴

6.2.3.7. 患者ごとに、初診時特定療養費抑制区分、定期請求停止区分、食事減額区分等が登録できること。

6.2.3.8. 登録された患者基本情報は永久保存情報として常時照会ができること。

6.2.3.9. 患者の年齢について、基本・保険登録画面と他の入力画面上に、何歳何ヶ月までを表示できること。

6.2.3.10. 患者IDについては、自動的に付番できる機能を有すること。自動付番機能については、チェックディジット方式または1312採番方式に対応できること。また、患者IDの手入力にも対応できること。

6.2.3.11. 性別および生年月日の元号については、既定値入力ができること。また、生年月日は西暦年での入力もできること。

6.2.3.12. 氏名の漢字変換は日本語辞書を利用してできること。

6.2.3.13. カナ漢字変換では、漢字氏名、漢字保険記号、漢字保険番号の直接漢字(ワープロ)入力もできること。漢字氏名では姓、名、ミドルネームとも、漢字30文字分までの登録ができること。また、マスタ設定によっては、漢字10文字までの制限もできること。

6.2.3.14. VIPサインの登録・管理ができること。

6.2.3.15. 法人区分の登録・管理ができること。

6.2.3.16. 住民基本台帳コードが登録できること。

6.2.3.17. 患者コメントは漢字90文字分を登録・表示できること。

6.2.3.18. 登録された患者コメントは、該当患者の患者基本情報表示部分に表示され、他の業務画面からも参照できること。また、患者コメントはカルテ1号紙、外来基本カード、患者請求書へも出力できること。

6.2.3.19. 患者コメントとは別画面にて、患者メモ画面に別途情報を登録できること。

6.2.3.20. 患者メモ画面では患者ID検索ウィンドウを呼び出し、対象の患者を検索した上で、患者メモ入力が行えること。

6.2.3.21. 患者メモは全角で480文字まで登録できること。

6.2.3.22. 患者メモの最終更新日が画面上に表示できること。

6.2.3.23. 利用者単位で患者メモのテンプレートを追加、修正、削除が可能な、患者メモマスタ画面を呼び出せること。

6.2.3.24. 患者コメント、患者メモ画面にて入力できない量のコメント、メモについては患者電子ファイル・メモ保存機能を利用し、文字数に制限なく登録できること。

6.2.3.25. 保有保険情報は99保険登録できること(主保険、従保険、自費別の個数制限はなし)。

6.2.3.26. 全保有保険の略称を一覧表示できること。また、略称をマウスで選択することにより、ダイレクトに登録内容を表示し、修正できること。なお、有効期間切れの保険については、略称部分(背景)が色分け表示されていること。

6.2.3.27. 保有保険ごとの最終保険確認日が画面を切り替えずに確認できること。

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6.   医事会計システム 実現性 備考(具体的な実現方法、代替案等)

6.2.3.28. 保有保険ごとの保険確認状態を解除・確認済に切り替えることができること。

6.2.3.29. 保有保険ごとの被保険者・続柄・職種・資格取得日が登録できること。

6.2.3.30. 保険登録の際に、既存の保険情報をコピーして引用できること。

6.2.3.31. 保険情報の詳細を登録する際、保険情報詳細の入力パターンを利用して登録できること。

6.2.3.32. 保険情報を変更した際には、変更前の情報が全てデータベースに残ること。その変更履歴を別画面にて確認できること。

6.2.3.33. 主保険登録時の保険有効期間において、同一期間に別の主保険が登録されている場合はエラー表示できること。

6.2.3.34. 主保険登録時の保険有効期間において、同一期間に別の主保険が登録されている場合にも強制入力する方法があること。

6.2.3.35. 保有している主保険・従保険・諸法の情報に基づき、適用保険の組み合わせパターンを登録する必要がないこと。

6.2.3.36. 患者の保険情報として、適用保険の組み合わせパターンを作成しなくても、会計計算および診療報酬請求業務で最適な適用保険パターンを自動選択が可能なこと。

6.2.3.37. 会計窓口、診療報酬請求業務では、3者併用に対応できること。

6.2.3.38. 会計窓口、診療報酬請求業務では、高齢受給者、未就学児、生保(75歳以上/未満)、マル老(高齢受給者との併用含む)、特別公費(乳幼児、ひとり親、障害者等)への対応ができること。

6.2.3.39. 保険変更後、遡及処理を自動起動し、保険の一括遡り修正ができること。

6.2.3.40. 保険者マスタの活用により、保険記号、番号を自動表示できること。また、新規に登録した内容をそのままマスタ登録できること。

6.2.3.41. 患者ごと(全保有保険)および保険別の保険確認日が管理でき、前回保険確認日を表示できること。

6.2.3.42. 保険確認日の未設定指示ができること。

6.2.3.43. 保険の有効期限の管理ができること。保険開始日については、入力方法によって、当日または当月1日の自動補完ができること。

6.2.3.44. 社保・国保本人、後期高齢者等各種保険と年齢の妥当性チェックができること。各種保険と年齢の妥当性チェックについては、マスタ設定ができること。

6.2.3.45. 社保、国保以外の本人/家族区分については、(本人)を自動設定できること。

6.2.3.46. 後期高齢者保険適用のチェックについては、保険登録時に、誕生日付による判断ができること。

6.2.3.47. 保険詳細情報画面で以下の設定ができること。・継続区分・船員区分・国保特別区分(結予/精神併用区分)・高額療養費委任払いサイン(入外/入院のみ/外来のみ)・低所得者サイン(一般/上位/長期/後期 等)・食事標準負担区分・保険負担区分・レセプト特記欄指定メッセージ4個(主保、公費共指定可)・保険毎コメント情報・入外別の限定科(適用/非適用)各々12科

6.2.3.48. 高額療養費委任払いサイン、低所得者サイン、食事標準負担区分、特記事項欄については、初期画面で内容確認できること。

6.2.3.49. 高額療養費発生が年4回以上に該当するときは、自動的に限度額を変更でき、登録済保険の手修正を要しないこと。

6.2.3.50. 継続区分の活用により、後期高齢者の月途中の保険者変更(市町村変更によるレセプト分割)や難病保険、特定疾患保険の複数登録にも対応できること。

6.2.3.51. 長期療養患者についても、保険の科限定ができると共に、限定科以外と切り分けて保険適用が可能なこと。

6.2.3.52. 給付割合(年齢により区別)のほか、1点単価、食事標準負担区分、保険負担区分、公費一部負担金月額の自動設定と画面からの変更処理ができること。

6.2.3.53. 70歳以上で社保、国保、退職者の場合、高額療養費委任払いサインと低所得者サインを自動設定できること(変更も可)。

6.2.3.54. 食事標準負担区分の自動設定は、減額認定患者の県単公費助成や諸法の全額患者請求にも対応できていること。

6.2.3.55. 公費一部負担金月額の自動設定は保険者マスタからできること。

6.2.3.56. 公費一部負担金月額は画面を切り替えずに確認できること。

6.2.3.57. 患者や職員の減免用の保険(減免保険)を登録できること。

6.2.3.58. 減免保険の減免率や減免金額は減免マスタで設定できること。

6.2.3.59. 減免マスタでは対象の診療区分も設定できること。

6.2.3.60. 被保険者情報として、被保険者名、続柄、職種の登録ができ、カルテ1号紙への出力も可能なこと。

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兵庫県立淡路医療センター 電子カルテシステム更新および影響部門システム更新要件定義書

6.   医事会計システム 実現性 備考(具体的な実現方法、代替案等)

6.2.3.61. 労災固有情報(労働保険番号、年金証書番号、入外療養期間、請求回数(3桁)、傷病年月日、労災事業所名・所在地)の容易な入力ができること。

6.2.3.62. 労災以外の保険においても、事業所名(会社名)・所在地(住所)等の登録と利用ができること(カルテ1号紙へ出力可)。

6.2.3.63. 労災固有情報の請求回数については、自動カウントできること。

6.2.3.64. せき損・けい損区分が登録できること。

6.2.3.65. 保険毎のコメント入力(汎用利用)ができること(漢字20文字)。

6.2.3.66. 同一画面内で保険毎に入力されたコメントを参照して、会計計算が可能なこと。

6.2.3.67. 住所については、町名まで表現可能な住所マスタを有すること。

6.2.3.68. 住所マスタのメンテナンスができること。今後の住所マスタのバージョンアップにも対応できること。

6.2.3.69. 10箇所分の詳細住所(自宅・勤務先・連絡先の番地、マンション名 等)の登録できること。

6.2.3.70. 住所の入力方式として、以下の機能を有すること。

6.2.3.71. ・住所コード入力(英字も利用可)

6.2.3.72. ・カナ検索入力(都道府県による限定が可能)

6.2.3.73. ・郵便番号による検索入力(任意桁での部分検索も可能)

6.2.3.74. ・電話番号からの住所コピー入力

6.2.3.75. ・住所コードの部分検索入力

6.2.3.76. ・市区郡町村名称の部分検索入力

6.2.3.77. ・詳細住所のフリー入力

6.2.3.78. 住所区分を追加して携帯電話区分、国籍区分等の住所区分で住所情報を追加登録できること。

6.2.3.79. 特定の住所区分入力時には、住所コードの省略もできること。

6.2.3.80. 住所区分の重複チェックができること。

6.2.3.81. 連絡先情報として、携帯電話番号、メールアドレスの入力ができること。

6.2.3.82. 住所に含まれる携帯電話番号を電子カルテシステムに伝達できること。

6.2.3.83. ある患者を呼び出し、患者基本情報として患者姓、保険、住所の中から任意のものあるいは全てを別の患者にコピーできること(同一家族へのコピー等)。

6.2.3.84. 患者基本情報の患者基本の新規追加、変更登録に連動し、変更前の情報を退避できること。さらに変更履歴を保存できること。

6.2.3.85. 患者基本情報の保険の新規追加、変更登録に連動し、変更前の情報を退避できること。さらに変更履歴を保存できること。

6.2.3.86. 患者基本情報の住所の新規追加、変更登録に連動し、変更前の情報を退避できること。さらに変更履歴を保存できること。

6.2.3.87. 退避する情報は保険変更歴のみか、患者基本情報変更履歴、住所情報変更履歴も含むか設定ができること。

6.2.3.88. 退避情報の専用画面では一覧での参照、確認が可能であり、処理日時や更新者、保険者番号や住所区分等で並び替えおよび絞込み表示が可能であること。

6.2.3.89. 退避情報の専用画面上で表示されているデータは、変更部分を色分け表示することで、当日、7日以内、30日以内、1年以内、1年以上前のいずれかが把握できること。

6.2.3.90. 患者基本情報は、必要に応じて他部門での共通利用ができること。

6.2.3.91. 臨床検査システム等と接続し、患者基本情報を伝達できること。

6.2.3.92. 新患登録時に受診科を指定することで、受付処理が同時にできること。

6.2.3.93. 新患登録時の受付処理と同時に、外来基本カード(前回処方を含む)の発行、受付票の発行およびカルテ出庫指示ができること。また連動してカルテ1号用紙の発行が可能なこと。

6.2.3.94. 新患登録時の受付処理と同時に、受診案内票(電子カルテ側出力)が発行できること。

6.2.4. 患者ポータル ― ―6.2.4.1. 患者ポータル画面で任意の患者を指定し、その患者の保険情報・病名情報・住所情報を一

元で参照できること。

6.2.4.2. 保険情報・病名情報・住所情報は、各種情報レコードを選択することで新患受付画面や病名登録画面が起動し、選択したレコードの情報にカーソル遷移された状態で表示できること。

6.2.4.3. 保険情報・病名情報・住所情報は、各種情報レコードを選択することで新患受付画面や病名登録画面が起動し、選択したレコードの情報にカーソル遷移された状態で表示できること。

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6.   医事会計システム 実現性 備考(具体的な実現方法、代替案等)

6.2.4.4. 保険情報・病名情報・住所情報の表示は、3情報を均等に表示するか、任意の情報だけを最大化表示するか切り替えられること。最大化表示をする場合には、20件以上の情報表示が可能であること。また、表示の順番を任意で変更することも可能なこと(ヘッダ部をドラッグ&ドロップ)。

6.2.4.5. 患者IDがわからない場合は、患者検索ウィンドウを呼び出し、該当患者を探して表示ができること。

6.2.4.6. 患者選択後、ショートカットキーの操作のみで患者IDを引き継いで、複数の業務画面が起動できること。業務画面は、子画面のイメージで別ウインドウで表示され、複数の画面を並べて表示できること。

6.2.4.7. 患者ポータル画面で起動できる業務画面は、ポータル画面上の起動ボタンから、もしくはショートカットキーで呼び出しできること。呼び出す業務画面は、12画面まで設定できること。

6.2.4.8. 患者ポータル画面も複数起動ができること。

6.2.5. 病名登録 ― ―6.2.5.1. レセプトに出力する病名(歯科の場合、歯式部位まで)の登録・修正・削除ができるこ

と。

6.2.5.2. 病名のコード入力に使用する傷病名マスタは、基金コード、ICD10分類コードが採番されている、レセプト電算傷病名マスタを利用できること。

6.2.5.3. 歯式部位の入力では、レセプト表示に合わせた容易な入力ができること。

6.2.5.4. 医科歯科共用画面と医科専用画面の切り替えが自由にできること。

6.2.5.5. 1患者につき999病名までの登録ができること(科毎の上限がないこと)。

6.2.5.6. 一画面にて複数病名(7病名、スクロールにより999病名)の表示ができること。

6.2.5.7. 病名の登録・修正・削除・照会が同一画面でできること。従って、新規追加および変更時の病名を区別できるよう考慮されていること(色分け等)。

6.2.5.8. 登録された病名のうち、廃止病名が色分け表示され、区別できること。

6.2.5.9. 登録された病名のうち、廃止予定病名が色分け表示され、区別できること。この時、同一画面にて廃止日や移行先の病名を確認できること。

6.2.5.10. 廃止病名あるいは廃止予定病名にも関わらず、終了日が設定されていない病名に対して警告メッセージを表示できること。

6.2.5.11. 病名登録画面上で該当患者の入院・外来履歴(初診日・入院日・退院日)が確認できること。

6.2.5.12. 電子カルテシステム側で登録された傷病名なのか、医療事務システムで登録された傷病名なのかを色分けして区別できること。

6.2.5.13. 登録病名情報(表示内容)については、マウス操作で位置付け後、容易に修正できること。

6.2.5.14. 病名の削除は病名単位/科単位/患者ごとでできること。

6.2.5.15. 病名の照会では、全科または科単位の照会機能および入外別の照会機能を有すること。

6.2.5.16. 診療科による検索(照会)またはレセプト科による検索(照会)の選択ができること。

6.2.5.17. 病名照会の表示順については、レセプトの出力順に合わせた表示や病名開始日降順での表示が選択できること。また、画面上でも変更ができること。

6.2.5.18. 終了・中止病名を表示する/しないの切り替えや表示対象とする病名の期間指定ができること。なお、期間指定については以下の切り替えと初期設定ができること。・全期間表示・前月以降有効分表示・当月以降有効分表示・当月有効分表示また、その時選択(設定)されている病名表示期間を確認できること。

6.2.5.19. 病名(本体部分1個)と修飾語(頭部、補助、尾部等)を計7個分、自由に組み合わせて漢字名称を(順不同で)合成できること。

6.2.5.20. 病名や修飾語の入れ替え・挿入がマウスクリックによりワンクリックでできること。なお、修飾語は1病名につき前3個、後3個までの登録ができること。

6.2.5.21. ワープロ入力を行った病名は、未コード化病名として判別できること。

6.2.5.22. 病名の入力方式として、以下の機能を有すること。

6.2.5.23. ・病名コード入力(ハイフン、アルファベッド、小文字を含む)

6.2.5.24. ・病名検索入力(病名のみ検索/修飾語のみ検索/病名・修飾語の両方を検索 の指示)

6.2.5.25. ・ワープロ修正入力

6.2.5.26. ・登録病名情報のコピー入力

6.2.5.27. 病名検索入力の場合、病名コード入力域に直接カナ漢字入力ができること。また、カナ入力時、入力モードの初期状態を半角英数字か半角カタカナのどちらに設定するかを選択できること。

6.2.5.28. 病名コードおよび修飾語コードの検索は、カナ検索・ICDコード検索・漢字検索ができること。漢字での検索は、部分一致でも可能であること。

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兵庫県立淡路医療センター 電子カルテシステム更新および影響部門システム更新要件定義書

6.   医事会計システム 実現性 備考(具体的な実現方法、代替案等)

6.2.5.29. 病名単位に科の限定および外来/入院/入外共通の限定ができること。

6.2.5.30. 全科適用病名(医科)としての登録もできること。

6.2.5.31. 病名登録時に該当科の初診日、入院日、退院日を表示できること。

6.2.5.32. 病名ごとに、病名コード、基金コード、ICDコード、MEDISコードが表示できること。

6.2.5.33. 病名単位にドクターコードのカナ検索入力ができること。

6.2.5.34. ドクターコードの検索ウィンドウを表示できること。

6.2.5.35. (疑い)病名については、指定月数の入力により、自動的に確定病名に切り替えることができること。

6.2.5.36. (疑い)病名については、レセプト出力時のみ(疑い)表示を出力しない設定も可能なこと。

6.2.5.37. 病名の登録(追加)時、病名一覧上の1つ上の行にある病名の科、入外区分、開始日、ドクターコード、保険を引き継ぐことができ、入力を省略できること。また、開始日については、システム日付を既定値とする設定もできること。

6.2.5.38. 適用保険(2個)の入力時には、有効保険すべての名称(略称)を一覧表示できること。また、マウスによる適用保険の選択入力ができること。

6.2.5.39. 早期区分(治癒月数)のマスタからの自動設定および治癒月数の入力により、病名終了日を自動発生できること。

6.2.5.40. 病名のうち終了日が未設定のものに対し、病名終了日と転帰区分を一括で設定できること。

6.2.5.41. 主病名サイン(レセプト出力時、同一開始日の病名の先頭へ出力)および優先順位の入力により、レセプトへの病名出力順を制御できること。

6.2.5.42. 機密保護サインのマスタからの自動設定および機密保護サインの入力機能を有すること。

6.2.5.43. 管理区分で公害レセプトの認定疾病区分を入力ができること。

6.2.5.44. 統計用区分として、病名ごとに統計サイン(3種類)の入力ができること。また、統計サインについても病名マスタからの自動設定機能を有すること。

6.2.5.45. 各種慢性・特定疾患等サインを病名マスタから自動設定できること。また、当サインの設定により、会計入力時に指導・管理料の督促ができること。各種慢性・特定疾患等サインを設定できるのは任意の医学管理であること。

6.2.5.46. 上記慢性・特定疾患等サインにより、会計入力時に行為適用チェックができること(行為入力時、該当区分の病名未登録の警告)。

6.2.5.47. 特定診療費対象サインにより、介護保険レセプト上で特定診療費に対する病名として取扱いができること。

6.2.5.48. 労災四肢加算対象病名区分のマスタからの自動設定および労災四肢加算対象病名区分の入力により、会計入力時に当該病名保有患者のみに労災四肢加算の自動発生ができること。

6.2.5.49. 医科の補足コメントおよび歯科の補足コメント、コメントコード、歯式の補足コメントの登録・修正・削除ができること。

6.2.6. 患者属性登録 ― ―6.2.6.1. 患者属性情報(識別情報、来院情報、連絡先情報、身体情報、医師情報、感染症情報等)

の登録・修正・削除ができること。

6.2.6.2. 患者識別(目が悪い・耳が悪い等)を区分設定し、登録できること。

6.2.6.3. 患者識別は5区分まで登録できること。

6.2.6.4. 備考情報としてメモが記載できること。

6.2.7. 紹介情報登録 ― ―6.2.7.1. 紹介患者についての諸情報(紹介先情報、紹介元情報、搬入情報、紹介扱い状況等)の登

録・管理ができること。

6.2.8. 生保管理 ― ―6.2.8.1. 保険情報に登録されている生保(法別12)にリンクした形で、毎月変更される受給者番

号や交付番号、一部負担金を管理、修正ができること。

6.2.8.2. 中国残留邦人(法制コード25)についても同一画面で管理ができること。

6.2.8.3. 生保管理画面では、患者ID検索ウィンドウを呼び出し対象の患者を検索した上で、生保情報の管理ができること。

6.2.8.4. 生保情報は同月に入外・医歯組み合わせ別で最大4区分を、それぞれ別番号で管理、修正できること。

6.2.8.5. 負担者番号、入外区分、医科歯科区分、年度を条件に患者一覧を表示し、患者選択により受給者番号や交付番号を画面表示できること。

6.2.8.6. 登録した生保レコード単位に交付番号が3区分まで登録できること。

6.2.8.7. レセプト・会計カードに対して、生保管理画面上で登録した生保受給者番号や交付番号が出力できること。

6.2.8.8. 生保管理画面で生保受給者番号や交付番号、一部負担金情報の登録、更新、世代化を行うのと連動して、患者保険情報を更新する機能を有すること。

6.2.9. 治験概要登録 ― ―6.2.9.1. 治験ID、治験依頼企業、依頼者、実施責任医師等の概要登録ができること。

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6.   医事会計システム 実現性 備考(具体的な実現方法、代替案等)

6.2.9.2. 登録した内容を治験概要書として出力できること。

6.2.9.3. 治験薬別患者一覧を出力できること。

6.2.9.4. 企業コードごとのマスタ作成と管理ができること。

6.2.9.5. 保険請求用と企業請求用のレセプトをそれぞれ作成できること。

6.2.9.6. 治験企業負担分請求書を出力できること。

6.3. 受付/管理業務 ― ―6.3.1. 各種印刷発行 ― ―6.3.1.1. 患者登録情報を元に、患者IDカード、外来基本カード、受付票の発行およびカルテ出庫

指示ができること。この時、受診科として初回登録時に5科までの受付ができること。

6.3.1.2. 患者登録情報を元に、カルテ1号紙の発行(発行画面との連動)ができること。

6.3.1.3. カルテ1号紙発行画面では、患者ID検索ウィンドウを呼び出し対象の患者を検索した上でカルテ1号紙の発行を行うこともできること。

6.3.1.4. 運用によりカルテ1号紙を一括発行できること。(年(度)替わり等)一括発行では、患者ID範囲、来院期間、診療科別および出力順(患者NO./カルテNO./科コード/カナ氏名等)を指定できること。

6.3.1.5. カルテ1号紙と外来基本カードは、基本的に同じ項目が出力できること。病名の出力順として、病名開始日降順/昇順とレセプト表示順の選択ができること。

6.3.1.6. カルテ1号紙発行時、科、カルテNO.、画面指定保険、カルテコメントを指定し出力できること(登録・修正・削除も可)。なお、カルテコメントは漢字20文字を3個まで登録できること。

6.3.1.7. カルテ1号紙発行時、有効保険(最大6個)、最終来院日、最新入院情報(入退院日・科)、診療科別初診日・最終来院日を出力できること。

6.3.1.8. カルテ1号紙には、患者コメント、予約フリーコメント、(同姓同名あり)コメントを出力できること。

6.3.2. 再来受付 ― ―6.3.2.1. 再来患者の受付ができること。

6.3.2.2. 再来患者の受付と同時に、外来基本カード(前回処方を含む)の発行、受付票の発行およびカルテ出庫指示ができること。

6.3.2.3. 患者IDが不明のとき、再来受付画面からカナ氏名(一部も可)、性別、生年月日を検索条件にして、患者ID照会(患者検索)ができること。また、該当患者が存在しない場合は、新患受付画面に自動的に切り替わること。

6.3.2.4. 再来受付画面で処理中の患者の未収金額が表示できること。

6.3.2.5. 再来受付画面で処理中の患者の来院履歴が表示できること。

6.3.2.6. 再来受付画面で処理中の患者の会計済情報が表示できること。

6.3.2.7. 再来受付画面で処理中の患者の有効保険情報が表示できること。

6.3.2.8. 全科分の前回(最終)来院日、患者未収金額および有効保険(法制コード、継続区分、前回保険確認日)を表示できること。

6.3.2.9. 主保険未登録や有効保険なしの警告メッセージを表示できること。

6.3.2.10. 保険証情報や患者基本情報の修正・参照のため、ワンタッチで新患受付画面に切り替わること。

6.3.2.11. 併科受診の受付が1回(一画面)の処理で10科分まで対応できること。

6.3.2.12. 同日同科での複数受付もできること。

6.3.2.13. 受付当日の会計済状況が画面上で確認できること。

6.3.2.14. 受診科(受付科)の取り消しおよび変更を、同じ受付画面から科コードの上書きでできること。

6.3.2.15. 来院区分として薬、検査、注射、リハビリ等の選択入力ができること。

6.3.2.16. 来院区分毎の受付NO.付与もできること。

6.3.2.17. 受付履歴については、予約患者の予約番号、予約時間、予約外患者の受付番号、受付時間を画面で確認できること。

6.3.2.18. 予約患者の受付(到着確認)処理を行う場合、予約科、予約項目、予約番号、予約時間を受付情報として確認できること。

6.3.2.19. 予約患者の受付(到着確認)処理を行う場合、各科の受付情報の到着確認フラグは既定値として(到着)表示できること。

6.3.2.20. 予約患者の受付(到着確認)処理を行う場合、当該科の外来基本カードは出力せずに、受付票のみ出力するといった運用もできること。

6.3.2.21. 予約到着確認時の受付NO.付与もできること。

6.3.2.22. 再来受付画面で予約到着確認を行った時に、帳票(患者IDカード/基本カード/受付票/カルテ出庫指示)のそれぞれについて自動的に発行指示を行うかどうかを選択できること。

6.3.2.23. 受付時の科、ドクター入力後、当日予約画面を表示して、容易に入力できること。

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6.   医事会計システム 実現性 備考(具体的な実現方法、代替案等)

6.3.2.24. 受診科入力時にドクターの選択ができること。また、外来基本カードの保険別発行時には、ドクター選択の替わりに保険指定や保険選択ができること。

6.3.2.25. ドクター選択では、ドクタースケジュールを参照し、診療科別のドクター表示とドクター選択ができること。

6.3.2.26. 来院履歴により、初診/再診等の来院区分の自動表示ができること(会計入力時と同等機能)。

6.3.2.27. 初診/再診等の来院区分の自動表示については、患者の来院履歴および最終退院日(退院後の継続中病名保有チェック含む)により、経過期間の診療科別の設定ができること(小児科1ヶ月、内科3ヶ月 等)。

6.3.2.28. 最終来院日から一定期間以上経過している科の科名称を色分け表示できること。経過期間については、科毎の設定ができること。また、退院日からのチェックもできること。

6.3.2.29. 受付時に時間区分の入力により、当該受付の会計時に時間外、深夜、休日加算の自動発生ができること。

6.3.2.30. 受付時に算定区分の入力により、当該受付の会計時に紹介患者や救急車搬入等の区分が会計に反映できること。

6.3.2.31. 再来受付業務では、保険確認画面との連携処理ができること。

6.3.2.32. 保険確認画面との連携条件は、以下のような選択ができること。・月初に未確認保険がある場合、保険照会表示・前回確認日より30日超え保険がある場合、保険照会表示・毎回、保険照会表示・保険の自動表示は行わない

6.3.2.33. 同一患者の当日受付情報が存在するとき、同一の受付番号が採番できること。

6.3.2.34. 依頼科置換を行っている場合、再来受付画面もしくは、再来受付機から受付票発行時、予約情報を出力できること。

6.3.2.35. 新患受付時と同様、患者IDカードおよびカルテ1号紙の発行ができること(カルテ1号紙の発行は発行画面との連動を行うこと)。

6.3.2.36. 患者IDカード、外来基本カード、受付票の再発行指示およびカルテ出庫の再出庫指示ができること。

6.3.2.37. 外来基本カードは科単位発行か患者ごと発行かの選択ができること。

6.3.2.38. 運用により保険別(前回診療情報)の発行や退院時(入院)処方の発行ができること。

6.3.2.39. 外来基本カードには以下の内容を出力できること。(マスタ設定による出力内容の選択)・患者基本情報・保険情報・受付/予約(当日・未来分10個)情報・入外来院歴情報・算定歴情報(指導・管理料等)・公費一部負担金算定情報(月額、残額/限度額、残額、累積額、回数)・特定疾患一部負担金算定情報(限度額、残額、累積額、回数)・病名情報・前回診療情報(処方内容、用法等)・薬剤逓減サイン・カルテ情報(カルテ番号、コメント)・患者コメント・予約コメント・(同姓同名あり)表示・患者IDと受診科のバーコード・未収情報また、前回処方については、使用量・単位・日数および回数の出力位置の設定までできること。処方内容の最終印字後には(以下余白)と出力できること。

6.3.2.40. 外来基本カード出力時、臨時処方(会計にて指定)については、出力対象外とすること。

6.3.2.41. (悪性腫瘍)等、外来基本カード上への医学管理料の名称表示については、プライバシ-を考慮して別略称等の印字に対応していること。

6.3.2.42. コメントメンテナンスにより、毎回外来基本カードに出力するためのコメント5個を、別途作成できること(コメントコード入力およびコメントフリー入力)。

6.3.2.43. コメントメンテナンス画面では、患者ID検索ウィンドウを呼び出し、対象の患者を検索した上で、コメントコード入力およびコメントフリー入力が行えること。

6.3.2.44. 患者IDカードの診療科別発行を行う運用の場合、発行履歴の照会ができること。

6.3.2.45. 患者IDカード発行履歴画面からの再発行時は、9枚までの範囲で患者IDカード出力枚数を設定できること。

6.3.2.46. 予約日を指定することで、予約患者のうちIDカード発行履歴の無い患者一覧を表示できること。

6.3.2.47. 予約患者のうちIDカード発行履歴の無い患者一覧から、IDカードを一括発行できること。

6.3.2.48. 再来受付処理と同時に、受診案内票(電子カルテ側出力)が発行できること。

6.3.3. 保険確認 ― ―6.3.3.1. 保険確認・照会では、その表示方法について以下のような選択ができること。また、検索

条件(自動表示方法)を自由に変更できること。

6.3.3.2. ・月初に未確認保険がある場合、保険照会表示

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6.   医事会計システム 実現性 備考(具体的な実現方法、代替案等)

6.3.3.3. ・前回確認日より30日超え保険がある場合、保険照会表示

6.3.3.4. ・毎回、保険照会表示

6.3.3.5. ・保険の自動表示は行わない

6.3.3.6. 患者ごと(全保有保険)および 保険別の保険確認日の登録・修正ができること。

6.3.3.7. 保険確認画面では、患者ID検索ウィンドウを呼び出し対象の患者を検索した上で、保険確認情報の管理ができること。

6.3.3.8. 対象の保険を1回のオペレーションで確認済みにできること。

6.3.3.9. 基本・保険登録処理と連携し、保険の修正・追加ができること。

6.3.3.10. 保険確認履歴画面では、過去の確認日を参照できること。

6.3.3.11. 保険確認履歴画面では、過去の保険の修正状況が確認できること。

6.3.3.12. 保険確認履歴画面では、患者ID検索ウィンドウを呼び出し対象の患者を検索した上で、保険確認履歴情報の管理ができること。

6.3.4. 自動再来受付機 ― ―6.3.4.1. 自動再来受付機を利用し、以下の受付処理ができること。また、予約患者の受付もできる

こと。

6.3.4.2. ・患者IDカード受付による受付票の発行

6.3.4.3. ・来院歴チェック、受診科/休診チェック、保険確認チェック(受付拒否、確認促進メッセージ印字等)、予約チェック

6.3.4.4. ・受付可能診療科ボタンは30科まで

6.3.4.5. ・受付可能受診項目(診察/薬/検査等)ボタンは1科あたり9項目まで(受診項目毎の休診設定も可)

6.3.4.6. ・同時受診診療科数は10科まで

6.3.4.7. 予約患者の扱いが(予約のみ受付)の場合には、患者IDカードの挿入により自動的に受付処理と受付票の発行ができること。

6.3.4.8. 診療科別にドクターの選択ができること(1人の場合には自動選択)。また、受診内容が(診察)時のみ選択可能なモードと(全受診内容)において選択可能なモードが選択できること。

6.3.4.9. 受診項目ごとに休診設定ができること。

6.3.4.10. 予約患者専用機として、運用可能なモードが選択できること。

6.3.4.11. 再来受付機処理画面はSXGAサイズ(1280*1024)に対応していること。

6.3.4.12. 再来受付機より出力する受付票に「予約番号」もしくは「受付番号」を印刷する設定ができること。

6.3.4.13. 再来受付機の受付処理と同時に、受診案内票(電子カルテ側出力)が発行できること。

6.3.5. 自動カルテ棚接続 ― ―6.3.5.1. 自動カルテ棚と接続し、再来受付時に受付情報および出庫指示情報を伝達できること。

6.3.6. カルテアリバイ管理機能 ― ―6.3.6.1. カルテアリバイ管理機能が利用できること。運用条件は以下の5項目とする。

・外来カルテは1患者1カルテとする・入院カルテは1入退院1カルテとする・カルテの又貸しはシステム上認めない・科毎のカルテには対応しない・カルテの分冊には対応しない

6.3.6.2. カルテ管理画面では、カルテアリバイ情報(入出庫日、出庫部署、保管区分(アクティブ/インアクティブ))の照会・更新ができること。

6.3.6.3. カルテ入出庫情報の検索・登録・修正・削除ができること。

6.3.6.4. カルテ入出庫情報の一括登録(最大20件)ができること。

6.3.6.5. カルテ棚移動・廃棄情報の一括登録(追出処理)ができること。

6.3.6.6. カルテアリバイ管理関連帳票の出力(5帳票)ができること。

6.3.6.7. 標準受付業務との連動ができること。

6.4. 各種情報照会 ― ―6.4.1. 患者ID照会 ― ―6.4.1.1. 患者の患者ID、漢字氏名、カナ氏名、性別、生年月日、過去の全受診科の受診履歴、V

IP・面会謝絶等の照会ができること。(カナ氏名の50音順に表示)この時、過去の全受診科については、診療科順表示か最終来院日順表示かの選択(設定)ができること。

6.4.1.2. カナ氏名では、(名)の一部(“タロウ”等の“タ”)や(ミドルネーム)の一部からの検索もできること。

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兵庫県立淡路医療センター 電子カルテシステム更新および影響部門システム更新要件定義書

6.   医事会計システム 実現性 備考(具体的な実現方法、代替案等)

6.4.1.3. カナ氏名では、清音の指定で濁音・半濁音の文字を、また濁音・半濁音の指定で清音の文字を検索できること。例: (シ → シ、ジ、ヂを検索)(バ → ハ、バを検索)

6.4.1.4. カナ氏名の入力は必須でなく、漢字氏名での検索が可能なこと。また、漢字氏名の一部からの検索もできること。

6.4.1.5. 検索条件は、漢字氏名(姓・名・ミドルネーム)、性別、生年月日の他に、第2氏名(カナ、漢字)からの検索もできること。

6.4.1.6. 電話番号、住所コード、住民基本台帳コード、来院日(在院日)でも検索できること。

6.4.1.7. 保険の記号・番号での検索ができること。

6.4.1.8. テスト患者を検索対象とするかどうかを選択できること。また、対象とするかどうかの既定値の設定ができること。

6.4.1.9. テスト患者を検索対象とした場合に、実患者ではないことが容易に確認できるような表示ができること。

6.4.1.10. 特定のVIPサイン保有患者については、検索患者一覧に表示せず、対象外とする設定ができること。対象外設定とするVIPサイン区分を最大10個まで設定ができること。

6.4.1.11. 検索結果として、患者ID、患者氏名(姓・名・ミドルネーム)、性別、生年月日、第2氏名(姓・名・ミドルネーム)、最新入院履歴の病棟病室ベッド、受診科、面会情報、死亡転帰をウインドウ表示できること。

6.4.1.12. 死亡患者の判別が可能なこと。

6.4.1.13. 検索結果から選択した患者の詳細情報・来院履歴情報を個別に表示できること。

6.4.1.14. 検索結果から選択した患者の保険情報・住所情報を個別に表示できること。

6.4.1.15. 検索結果から選択した患者の保険情報をウィンドウ表示できること。保険情報は、有効保険のみか全保険を表示するか切り替えができること。

6.4.1.16. 検索結果から選択することにより、患者の最終来院日、最新入院情報(入退院日・科・病棟病室ベッド・ドクター名)、診療科別初診日・最終来院日(降順)、現住所情報(郵便番号・電話番号・住所)をウィンドウ表示できること。

6.4.1.17. 検索結果から選択した患者の外来受診履歴情報を表示できること。この時、受診科、適用保険情報、初回診察か否か、診察有無、検査有無、実費の有無が判別でき、当該科の最終来院日、初診日、主治医情報が確認できること。

6.4.1.18. 検索結果から選択した患者の入院受診履歴情報を表示できること。この時、入院科、入院日、退院日、病棟、転帰、転入日、主治医情報が確認できること。

6.4.1.19. 入外それぞれの来院歴は、一覧(詳細・概要)表示だけでなく、カレンダー形式でも表示できること。

6.4.1.20. 患者照会情報として表示できる項目は、永久保存項目として照会ができること。ただし、診療データに関してはデータ保存範囲内(~97か月)での照会となること。

6.4.1.21. 選択された患者から各業務画面への切替もワンクリックでできること。

6.4.2. 来院履歴照会 ― ―6.4.2.1. 来院履歴照会では、住所、電話番号、初回来院日、最終来院日および 外来履歴情報

(科・来院日・初診日)、入院履歴情報(科・入退院日・病棟病室ベッドNO.・転帰)の時系列照会ができること。

6.4.2.2. 来院履歴照会で、ワンクリックもしくは自動で保有保険情報(法制(保険)コード、継続区分、保険者番号、給付割合、記号・番号、本人家族区分、開始・終了日、限定科)も表示できること。

6.4.2.3. 外来履歴、入院履歴については、担当医が登録されている場合は、その登録マークと担当医表示ができること。

6.4.2.4. 履歴は科毎または日付順での並べ替えおよび入院履歴の詳細表示モード(転科・転室分まで表示)への切り替えができること。

6.4.2.5. 入院概要履歴表示(入退院履歴のみ表示)の場合、入院科と退院科の切り替え表示ができること。

6.4.2.6. 入院履歴情報は99履歴分(1入院あたり、入退院・転科・転室履歴が99履歴まで)を表示できること。

6.4.2.7. 外来履歴情報は科毎(全来院科)の全履歴または1履歴分(最新のみ)を切り替え表示できること。

6.4.2.8. 外来履歴情報については、科毎の初回初診算定日の表示ができること。

6.4.3. 見舞い客案内 ― ―6.4.3.1. 見舞い客案内では、患者氏名(カナ、漢字)(一部も可)、第2氏名(カナ、漢字)(一

部も可)、性別、生年月日、科、入院日範囲、入院時・入院中病棟・病室、退院時病棟・病室、現住所(カナ/コード)および電話番号を検索条件にして、該当患者の見舞い客案内情報の照会ができること。

6.4.3.2. カナ氏名では、(名)の一部や(ミドルネーム)の一部からの検索もできること。

6.4.3.3. 住所カナ検索および都道府県コードによる限定検索ができること。この時、他の検索キーとの組み合わせ入力もできること。

6.4.3.4. 入院中患者のみ表示/退院後1週間の患者まで表示/退院後1ヶ月の患者まで表示/退院後2ヶ月の患者まで表示/退院後3ヶ月の患者まで表示の選択や、入院中の履歴を表示する/しない の選択ができること。

6.4.3.5. 入院時・入院中および退院時の病棟コード、病室コードから検索できること。

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6.   医事会計システム 実現性 備考(具体的な実現方法、代替案等)

6.4.3.6. テスト患者を検索対象とするかどうかを選択できること。また、対象とするかどうかの既定値の設定ができること。

6.4.3.7. テスト患者を検索対象とした場合に、実患者ではないことが容易に確認できるような表示ができること。

6.4.3.8. 特定のVIPサイン保有患者については、検索患者一覧に表示せず、対象外とする設定ができること。対象外設定とするVIPサイン区分を最大10個まで設定ができること。

6.4.3.9. 検索結果として、患者ID、患者氏名(姓・名・ミドルネーム)、性別、生年月日、第2氏名(姓・名・ミドルネーム)、最新入院履歴の病棟病室ベッド、受診科、面会情報、死亡転帰をウインドウ表示できること。

6.4.3.10. 検索結果から選択した患者の詳細情報・来院履歴情報を個別に表示できること。

6.4.3.11. (面会謝絶)(VIPサイン)の表示や現住所の詳細表示もできること。

6.4.3.12. 死亡患者の判別が可能なこと。

6.4.3.13. 検索結果から患者を選択することにより、患者の最終来院日、最新入院情報(入退院日・科・病棟病室ベッド・ドクター名)、診療科別初診日・最終来院日(降順)、現住所情報(郵便番号・電話番号・住所)をウィンドウ表示できること。

6.4.3.14. 検索結果から選択した患者の保険情報をウィンドウ表示できること。保険情報は、有効保険のみか全保険を表示するか切り替えができること。

6.4.3.15. 検索結果から選択した患者の外来受診履歴情報を表示できること。この時、受診科、適用保険情報、初回診察か否か、診察有無、検査有無、実費の有無が判別でき、当該科の最終来院日、初診日、主治医情報が確認できること。

6.4.3.16. 検索結果から選択した患者の入院受診履歴情報を表示できること。この時、入院科、入院日、退院日、病棟、転帰、転入日、主治医情報が確認できること。

6.4.3.17. 入外それぞれの来院歴は、一覧(詳細・概要)表示だけでなく、カレンダー形式でも表示できること。

6.4.3.18. 患者照会情報として表示できる項目は、永久保存項目として照会ができること。ただし、診療データに関してはデータ保存範囲内(61か月~97か月)での照会となること。

6.4.3.19. 検索結果から選択した患者から各業務画面への切替もワンクリックでできること。

6.4.3.20. 入院中患者のみの一覧印刷、退院後1週間の患者までの一覧印刷、退院後1ヶ月の患者までの一覧の印刷ができること。

6.4.4. 空床状況照会 ― ―6.4.4.1. 空床状況照会では、全病棟または指定病棟/指定病室の空床照会および病室入院患者照会

ができること。

6.4.4.2. 特定の部屋区分/看護区分/性別区分での限定検索ができること。

6.4.4.3. 空き病室のみ表示と全件分表示の切り替えができること。

6.4.4.4. 検索(照会)結果については、定員数、使用数、空床数の合計表示ができること。

6.4.4.5. 検索(照会)条件を保持したまま、最新の検索結果の表示ができること。

6.4.5. 受付状況照会 ― ―6.4.5.1. 受付DB(受付・会計業務にて更新)により、受付時間、診療済み時間(分散入力)、会

計済み時間の管理ができること。

6.4.5.2. 受付状況照会では、診療科別受付状況の照会および未会計患者等の照会ができること。

6.4.5.3. 当日以外(過去日)の検索日付も指定できること。

6.4.5.4. 時間軸を横に、受付状況(受付数、未会計数)の推移をグラフ表示できること。

6.4.5.5. 診療科別受付状況照会では、診療科別受付数/未会計数/予約数(予約数は内数も可)の表示ができること。

6.4.5.6. 診療科別受付状況照会では、新患・再来・予約別の受付数・未会計数合計も表示できること。

6.4.5.7. 診療科別受付状況照会からの機能選択により、受付患者一覧、未会計患者一覧、会計済み患者一覧、予約患者一覧を時間順に表示できること。

6.4.5.8. 上記患者一覧表示では、指定科分または全科分の選択表示ができること。また、新患/再来等の受付区分の表示もできること。

6.4.6. 患者情報検索 ― ―6.4.6.1. 医療事務システムからだけでなく、電子カルテシステムやその他の外部システムから起動

可能な患者情報検索画面を有すること。

6.4.6.2. 患者情報検索画面は、ショートカットキーで呼出し可能なこと。

6.4.6.3. 患者情報の検索は、患者のカナ氏名、漢字氏名(姓・名・ミドルネーム)、性別、生年月日(西暦または和暦)を条件に行えること。

6.4.6.4. カナ氏名では、清音の指定で濁音・半濁音の文字を、また濁音・半濁音の指定で清音の文字を検索できること。この検索を行うかどうか、モードの切り替え指示が画面上で可能なこと。例: (シ → シ、ジ、ヂを検索)(バ → ハ、バを検索)

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6.   医事会計システム 実現性 備考(具体的な実現方法、代替案等)

6.4.6.5. 検索条件は、漢字氏名(姓・名・ミドルネーム)、性別、生年月日の他に、第2氏名(カナ、漢字)からの検索もできること。

6.4.6.6. 電話番号、住所コードでも検索できること。

6.4.6.7. テスト患者を検索対象とするかどうかを選択できること。また、対象とするかどうかの既定値の設定ができること。

6.4.6.8. 住所情報を検索条件として、患者情報の検索が行えること。郵便番号または電話番号の前方一致で検索できること。

6.4.6.9. 検索条件を満たす患者が存在する場合、検索結果を一覧で表示できること。検索結果一覧では、患者ID、カナ氏名、漢字氏名、性別、年齢、生年月日、第二氏名区分、第二カナ氏名、第二漢字氏名、電話番号を表示できること。この時、検索結果一覧の患者ID、カナ氏名、漢字氏名、性別、生年月日、第二カナ氏名、第二漢字氏名、電話番号でソートが可能なこと。また、年齢、生年月日や第二氏名区分での絞り込みが可能なこと。

6.4.6.10. 検索結果の一覧から患者を選択(最大2名)し、該当患者の患者基本情報、保険情報、住所情報の変更履歴を照会する患者情報履歴照会画面が起動することで、患者の基本情報を比較できること。

6.4.6.11. 患者IDを指定することで、検索結果一覧に該当する患者の情報が表示できること。

6.5. 会計 ― ―6.5.1. 会計入力 ― ―6.5.1.1. 外来・入院・入院中他科併診で会計入力画面を色分けして表示ができ、対象となる計算の

入外種別が視覚的に判別できること。

6.5.1.2. 外来患者に対する全診療内容をコードまたは略称等で入力し、入力された診療内容と保険情報を基に点数・料金計算を行い、患者に対する外来請求書の発行ができること。

6.5.1.3. 会計入力中に画面を切り替えずに各種情報照会(保険、病名、DO番号・内容、セット番号・内容、各種算定状況、診療履歴・内容等)ができること。

6.5.1.4. 各種情報照会(病名)については、主病名サインと転帰区分が把握できること。

6.5.1.5. 各種情報照会(病名)については、表示する病名の絞込み(入院、外来、医科、歯科別)ができること。

6.5.1.6. 各種情報照会(診療履歴)については、設定にてデータ取得期間、表示件数、ノードの開閉、表示順が変更できること。また、設定した期間内で過去の診療履歴の追加取得ができること。

6.5.1.7. 他業務への切り替えが自由にできること。また、他業務への切り替え後も元の会計入力画面に戻れること。

6.5.1.8. 診療履歴照会では、利用者(担当者)の把握ができること(診療履歴表示・診療内容照会からの修正モード)。

6.5.1.9. 患者、科の入力から患者請求書発行までの処理を、1種類の画面(会計入力画面)にてできること。

6.5.1.10. 設定により最終来院履歴の科コードとドクターコードを自動発生できること。

6.5.1.11. ドクターコードは3個まで入力できること。

6.5.1.12. 同一画面で、同一患者にて、複数科(併科)の入力ができること(最大10科)。

6.5.1.13. 同一画面で、同一患者にて、当日受付科との妥当性チェックができること((受付なし科)、(未会計科)の警告表示および((翌日以降)予約あり)の警告表示)。

6.5.1.14. 会計時に未会計の受付レコードが存在するとき、会計画面にその未会計科コードを自動発生できること。自動発生後、キーを押下し、受付状況確認画面を表示することもできること。

6.5.1.15. 会計時に未会計の受付レコードが複数存在するとき、会計画面に受付状況確認画面を自動表示できること。

6.5.1.16. 受付状況確認画面では、以下の内容が確認できること。受付区分、受診科、来院区分、ドクター名、受付時間、加算区分1~3、未取込オーダ区分、診療時間

6.5.1.17. 受付状況確認画面に表示された受診科の中から、任意の科を選択することで、会計画面の会計科に反映し計算できること。また、受付科全科の計算も指示できること。

6.5.1.18. 併科同時入力では、科全体での外来管理加算のチェックができること。外来管理加算を算定しない場合は、非算定入力(+N)ができること(200床未満)。

6.5.1.19. 診療日に有効な保有保険が表示できること。

6.5.1.20. 事前に適用保険の組み合わせパターンを登録する必要がなく、診療日の有効保険の中から、適用保険の自動選択ができること。

6.5.1.21. 自動選択された適用保険が画面で確認できること。

6.5.1.22. 自動適用される公費保険の優先順を設定できること。

6.5.1.23. 適用保険がない場合に自動発生させたい保険(自費等)の設定ができること。入力時に全額本人請求の指定がされたデータに対して適用させたい保険の設定もできること(点数マスタでの自費扱い指定項目の自費保険設定を含む)。

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6.   医事会計システム 実現性 備考(具体的な実現方法、代替案等)

6.5.1.24. 適用保険がない場合に会計が出来ないようにできること(自費の自動発生を行わない)。

6.5.1.25. エラー/警告メッセージを10個分以上表示できること。

6.5.1.26. 入力行番号とエラー/警告メッセージの対応について、行番号と配色でわかり易く表示できること。

6.5.1.27. 1会計入力において、科コード行を含み最大500行(項目)の診療データ入力ができること。

6.5.1.28. 項目名称、使用量、単位、点数、回数を一度に表示できること。

6.5.1.29. 項目名称表示部へのマウス位置付けにより、項目コード(自動発生項目含む)とその正式名称、ドクター名称(診療行為指定)および適用保険を表示できること。

6.5.1.30. 主行為(手技)、薬剤、材料のグループごとの点数計算と表示ができること。

6.5.1.31. 画面単位 または 科単位(一部項目単位も可)で、請求先区分、保険、時間区分(各種加算)、障害者区分、診療日、ドクターコード、入院中外来、課税/非課税、減免コード、臨時処方区分、前回部署コード(統計への活用)(端末毎に特定の部署コードの自動発生も可能)等の指定ができること(ヘルプ機能を含む)。

6.5.1.32. 複数の保険に対する診療データを同一画面上で同時に入力できること(単独保険・併用保険の同時入力、画面/科/診療グループ単位の保険指定 等)。

6.5.1.33. 複数の保険に対する診療データを同一画面上で同時に入力した場合、全体指定されている保険組み合わせと、科/診療グループ単位で指定されている保険組み合わせが異なる場合、会計コード入力エリアの背景色を色分け表示することで視覚的にわかり易くすること。

6.5.1.34. 入力された各診療について、適用保険毎に行番号または行全体の背景色を変えることができること。

6.5.1.35. 診療データ入力中に点数/金額の強制入力、準ずる区分の入力および強制算定/未算定区分の入力ができること。また、項目コードの重複チェックエラー時にも強制算定入力ができること。

6.5.1.36. 年齢、労災による項目点数の自動置換ができること(入力者は意識せず、同一コードでの入力が可能なこと)。

6.5.1.37. 時間外・年齢加算について、抑制指示入力ができること。

6.5.1.38. 入力時の包括・未算定項目については、0点表示ができること。[例] 薬剤情報提供料の手入力/オーダ取込み時の0点算定のケース・入院中の場合・同日2回目以降の場合・同日に処方箋料を算定している場合・院内処方の薬剤が存在しない場合(在宅に伴う薬剤しか存在しない場合も0点)

6.5.1.39. 任意で設定した点数マスタについては、特定項目組み合わせチェック機能(警告/エラー)として、以下の機能を保有すること。・会計画面内コード項目数超過・同時算定不可項目

6.5.1.40. 社会保険診療報酬支払基金から提供されている、電子点数表のCSVファイルを取込み、マスタとして利用できること。

6.5.1.41. 電子点数表のCSVファイルをベースとした算定項目の背反チェックができること。

6.5.1.42. 算定項目の背反チェックのため、電子点数表に掲載されていないチェックやユーザ個別にチェックしたい内容を設定できること。

6.5.1.43. 患者の来院履歴および最終退院日(退院後の継続中病名保有チェック含む)により、初再診データの自動発生ができること。

6.5.1.44. 初再診データの判断に関して、経過期間については、診療科別の設定ができること(小児科1ヶ月、内科3ヶ月 等)。

6.5.1.45. 初再診入力では紹介患者、緊急、救急車搬入等の区分入力が行え、紹介率統計へ反映できること。さらに、初診履歴なしや、一定期間経過後の来院時に(初診扱い再診)の区分を自動発生できること(レセプトの病名開始日チェックや統計で利用可能)。

6.5.1.46. 初再診入力では、(前日算定)、(前月算定)での実日数未カウント区分のほか、実日数未カウント区分のみの入力もできること。

6.5.1.47. 初再診入力では、小児科外来診療料算定による包括(0点)算定時においても、併科分のレセプトに同日他科受診メッセージを出力できること。

6.5.1.48. 初診入力と同一画面内では外来診療料包括処理を行わないこと。

6.5.1.49. 初診入力と同一画面内では、外来診療料の強制未包括区分の入力もできること。

6.5.1.50. 同一日に2科目の初再診料を算定できる可能性がある場合、自動的に点数マスタコードを発生させることができること。また、設定変更により、点数マスタコードの発生または警告コメントの発生を選択できること。

6.5.1.51. 外来リハビリテーション診療料1、外来リハビリテーション診療料2、外来放射線照射診療料のいずれかを算定した場合、診療報酬算定ルールに従い、外来リハ等を算定した科において、初再診料算定不可期間に初再診料が入力された場合、0点になる請求区分を自動設定できること。

6.5.1.52. 会計時または分散会計時、薬引換券番号は5個まで登録可能で、自動付番もできること。

6.5.1.53. 同一会計入力画面での院内/院外処方の混在入力ができること。また、この時の処方箋料算定により調剤料・処方料・麻毒加算の自動発生を抑制できること。

6.5.1.54. 向精神剤多剤投与のチェックを実施し、自動的に逓減できること。

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6.   医事会計システム 実現性 備考(具体的な実現方法、代替案等)

6.5.1.55. 画像診断の入力では、枚数>方向数の入力にも対応できること。

6.5.1.56. 単純撮影、造影撮影、特殊撮影等について、分画数入力もできること。

6.5.1.57. 入院患者に対する全診療内容(入院基本診療データは入院基本登録を参照)を、コードまたは略称等で入力できること。必要に応じ入院料項目の会計入力もできること。また、その場合特定入院料に包括される入院料項目の入力もできること。

6.5.1.58. 入院中の科コードは入力域に自動表示できること。

6.5.1.59. 入院日および退院日の表示ができること。

6.5.1.60. 現在入院中の科と全科での最終来院日の表示ができること。

6.5.1.61. 診療行為が継続するデータの容易な入力ができること((何日から)、(何日から何日まで))。

6.5.1.62. 継続データ入力では、間欠(何日おき)入力や何日分(何日から)入力もできること。

6.5.1.63. 終了日が未入力の継続データは、退院登録時に終了日を自動設定できること。

6.5.1.64. 退院会計後の追加請求指示入力時には、追加入力のみの患者請求書を発行できること。

6.5.1.65. 労災保険適用時、病衣加算を自動算定できること。

6.5.1.66. 遡及処理により、静脈、皮下筋、点滴および中心静脈注射の1日まとめ処理ができること。また、設定により、点滴薬剤(点滴の加算も含む)の中心静脈注射へのまとめ処理もできること。

6.5.1.67. 入院中外来(他科)の自動判断および入院中外来の指定入力ができること。

6.5.1.68. 入院中外来時の保険の科限定チェックを、入院限定科/外来限定科のどちらで行うかを選択できること。

6.5.1.69. 入退院日に、入院科もしくは他科で、外来扱い(外来指定)のデータ入力ができること。また、入院科の場合、入院データへの変更ができること。

6.5.1.70. 特別な関係にある他病院の入院履歴情報を登録した場合の外来患者としての対応や、入院中患者の労災アフタケアレセプトへの対応のため、入院中にも外来扱い(外来指定)のデータ入力ができること(警告メッセージを表示)。

6.5.1.71. 救急外来等で日付を跨るオーダに対して、複数日付のオーダを選択し、一括して取込みを行い、一日分の会計とできること。

6.5.1.72. 入力されたデータは、運用により入院患者の前回処方(またはDO登録処方)情報の出力処理へ反映できること(一括処理)。

6.5.1.73. 入院期間中の外来オーダを入院診療として取り込めること(同じ科は入院、異なる科は入院中外来データとすること)。

6.5.1.74. 電子カルテシステムと接続し、患者基本情報と受付情報を伝達できること。

6.5.1.75. 電子カルテシステムと接続し、実施済みのオーダ情報をそれぞれ取込めること。

6.5.1.76. 電子カルテシステムと接続し、未実施の検査オーダ、注射オーダ、処方オーダ情報をそれぞれ取込めること。

6.5.1.77. 服薬指導システムと連携して薬剤情報を伝達できること。

6.5.1.78. 取込み処理画面では、会計画面への情報展開前に取込み内容が確認できること。

6.5.1.79. 取込み処理画面では、未実施オーダの取込みデータにはその旨がわかるように(未)マークが表示できること。

6.5.1.80. 取込み処理画面では、複数Rp項目があった場合、Rpを指定して会計に取り込む・取り込まないが選択できること。

6.5.1.81. 取込み処理画面からデータを取り込む際に、他科のオーダを会計科に置換して取り込むことができること。

6.5.1.82. オーダ状況照会画面では、オーダまとめ番号で並べ替えができること。

6.5.1.83. 取込み処理画面からデータを取り込む際に、日付を跨いだ診療(救急診療)の計算等のため、前日もしくは後日のデータを該当日にあわせて取り込むことができること。

6.5.1.84. 全入院患者または任意の入院患者(範囲)を指定して、一括オーダ取込みが可能なこと。この時、一括処理対象となる病棟を指定できること。

6.5.1.85. オーダ状況照会画面では、オーダ種別・患者ID・日付・入外区分・診療科・病棟・退院日を指定して医療事務システム取込み状態の確認、取込み内容の確認ができること。

6.5.1.86. オーダ状況照会画面では、オーダ情報の取込み済みを未取込みへ強制的に変更できること。

6.5.1.87. オーダ状況照会画面の表示データは、MS-EXCELへのコピー、CSVファイルへの出力ができること。

6.5.1.88. オーダ未取込一覧が出力できること。

6.5.1.89. 複数患者に対して単一診療日のオーダデータ(処置、リハビリテーション、精神科専門療法、一般料金及びセット項目)を作成し、該当データを取込むことで診療データ・料金データを一括で作成することができること。

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6.   医事会計システム 実現性 備考(具体的な実現方法、代替案等)

6.5.1.90. 複数患者に対して単一診療日のオーダデータ(処置、リハビリテーション、精神科専門療法、一般料金及びセット項目)を作成し、オーダ取込み処理画面から取込できること。

6.5.1.91. 会計画面からレセプトイメージを表示できること。この時、会計画面で入力途中の内容でレセプトイメージを表示するか、登録済のデータ内容でレセプトイメージを表示するのかを選べること。

6.5.1.92. 会計画面からレセプトイメージを表示する際、レセプトチェックマスタによるレセプトチェック結果を表示し、同一画面で確認できること。

6.5.1.93. 会計画面からレセプトイメージを表示する際、レセプトイメージ画面を複数起動でき、計算途中のレセプトイメージや修正前後のレセプトイメージ等を複数表示しながら業務を行えること。

6.5.1.94. 必要に応じ、以下に示すメッセージボックスを警告表示して、警告メッセージの見落としを防止できること。

6.5.1.95. ・当月調基有り

6.5.1.96. ・当月薬剤指導有り

6.5.1.97. ・当月処方箋料有り

6.5.1.98. ・腫瘍マーカ算定済み

6.5.1.99. ・検体管理加算(Ⅰ)算定済み

6.5.1.100. ・検体管理加算(Ⅱ)算定済み

6.5.1.101. ・退院会計済み

6.5.1.102. ・動脈血酸素飽和度の入力督促(在宅酸素療法指導算定時)

6.5.1.103. 70歳未満の患者の高額療養費の支給基準である21、000円ルールに従った医療費の計算ができること。

6.5.1.104. 高額療養費の年4回以上に該当するケースの場合、マスタ設定により、会計時に限度額を自動的に切り替えできること。

6.5.1.105. 高額療養費の年4回以上に該当するケースの場合、マスタ設定により、会計時に(多数該当)である旨をチェックし、警告出力できること。

6.5.1.106. 月途中に限度額認定証の提示があった場合等に、月初からの再計算を行わなくても、当日の限度額が自動的に算出されること。

6.5.1.107. 患者請求書発行時、運用により薬引換券(情報)や予約券(予約情報10個)の発行およびバーコード情報の出力(POSレジ利用等)に対応できること。

6.5.1.108. 運用選択項目として院内/院外処方情報の出力・再出力機能を有すること。麻薬処方時には、患者住所と施用者(免許証)番号(コメント)の印字ができること。

6.5.1.109. 請求書発行時(修正会計時を含む)、自動もしくは指示により、負担なし/ありでの強制発行/未発行、未処理扱い、差額分発行、新規発行、調定発行(前回分のマイナス請求書発行と今回新規分発行)、料金データ未作成(診療データのみ更新)の選択ができること。

6.5.1.110. 上記同様、自動もしくは指示により、保険組み合わせ別発行/保険まとめ発行、診療科別発行/併科まとめ発行、全額入金扱い/全額未収扱い(過去分含める/含めない)の選択もできること。

6.5.1.111. 患者の求めに応じて明細の分かる領収書を罫線付きで印刷できること。

6.5.1.112. 処方情報を2次元シンボルとして出力できること。

6.5.1.113. 請求書発行日については、システム日付または診療日を設定できること。

6.5.1.114. 請求書発行日については、運用により締め日を設定できること。

6.5.1.115. 外来請求書については、複数の請求書を1枚の請求書として取り扱うことが出来る機能を有すること。また、複数の請求情報をまとめ、1つの請求情報として取り扱うことができる機能を有すること。

6.5.1.116. 請求書発行の際、同一請求書を複数枚発行し、出力先も指定することができること。

6.5.1.117. 請求書に印字する請求書宛名、住所を、該当患者のものから差し替えて印字できること。

6.5.1.118. 請求額合計の中で感染症37条の2/精神32条/難病法/特定疾患適用分の金額を請求書に出力できること。

6.5.1.119. 請求書の未収金額を本日の未収分(当請求書以外)と本日以外の未収分とに分けて出力できること。

6.5.1.120. 請求書情報を未収として登録するときは、未収理由区分の既定値を指定できること。

6.5.1.121. POSレジと接続し、入金処理ができること。

6.5.1.122. 初再診オーダの導入により自動入金機による自動精算対応ができること。

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6.   医事会計システム 実現性 備考(具体的な実現方法、代替案等)

6.5.1.123. 初再診オーダ未導入、もしくは検査の結果のみ来院等で初再診料を算定しない場合も、再診料データを自動発生させ自動入金機による自動精算を可能にできること。

6.5.1.124. 自動入金機と接続し、入金処理を行えること。また、入金機の機能により、デビットカード、クレジットカードなどでの決済ができること。

6.5.1.125. 会計順番号表示システムへデータの伝達ができること。

6.5.1.126. 請求書及び診療費明細書へ会計表示版番号が出力できること。

6.5.2. 各種入力方法 ― ―6.5.2.1. 入力方法は指定モードを利用し、形式をガイダンスしながら入力できること。

6.5.2.2. 入力方法として、項目コード/略称コード/伝票コード入力、前回DO入力、約束入力、セット入力等の機能を有すること。

6.5.2.3. 略称コードについては、覚え易く、かつ剤形・規格等表現できるように、8桁までの設定ができること。

6.5.2.4. 略称コードは、1項目に対し、制限なく設定可能なこと。

6.5.2.5. 伝票コード入力については、伝票NO.3桁+指示NO.2桁での入力方式か、伝票NO.2桁+指示NO.3桁での入力方式かの選択ができること。

6.5.2.6. 検索対象を、項目/略称/伝票/部位/検体コードから選択できること。

6.5.2.7. カナ検索では、カナ名称10桁以内による診療区分限定検索ができること。

6.5.2.8. カナ名称での部分一致検索ができること。

6.5.2.9. 解釈番号での検索もできること。

6.5.2.10. 材料商品名称での検索もできること。

6.5.2.11. 点数マスタの検索は業務サポート画面でもできること。

6.5.2.12. 検索画面を表示しての検索の他に、入力行での直接検索指示もできること。

6.5.2.13. コード検索時には該当項目の点数/金額、単位を表示できること。

6.5.2.14. 検索名称は画面調整により、表示文字数を拡大できること。

6.5.2.15. 科コード入力とドクターコード入力は、設定した既定値が自動的に入力されること。

6.5.2.16. ドクターコードの検索についても科コードライン、各項目コードごとに検索入力ができること。

6.5.2.17. 項目コードおよび項目の区切りや入力終了等の指示が、すべてファクションキーでできること。

6.5.2.18. 行削除や行挿入はファンクションキーでできること。

6.5.2.19. 行削除や行挿入はクリックでもできること。

6.5.2.20. 行削除は複数行をクリックで選択することで、一括削除できること。

6.5.2.21. 会計画面のデータ入力部において、複数の診療行を選択し、選択した行を一括で削除できること。

6.5.2.22. 選択された単一行もしくは複数行を、キー操作もしくはコンテキストメニューよりコピー及び挿入することができること。

6.5.2.23. 使用量や回数が1の場合、使用量/回数入力を省略できること。

6.5.2.24. 使用量、回数(日数)は、行為入力行と同一行に入力できること。

6.5.2.25. 日数入力については、180日投与に対応し、3桁入力できること。

6.5.2.26. 自費項目の回数入力については、990回までの回数に対応し、3桁入力できること。

6.5.2.27. 入力支援機能として、入力データのテキストファイル保存/読み込み機能が利用できること。当機能により、他患者や入外・他科のデータを呼出し、容易に利用できること。

6.5.2.28. 処理時点よりも前に、登録を行った診療データの内容について、診療日・診療科・適用保険ごとにまとめて、診療履歴情報(行為名・数量・回数/日数)を参照できること。

6.5.2.29. セット番号・DO番号や診療履歴情報は、会計画面にドラッグ&ドロップで展開ができること。

6.5.2.30. 電子カルテシステムからの外来データ取込み時、未取込み科表示や全科取込みに対応できること。

6.5.2.31. 電子カルテシステムからの外来データ取込み時、未実施オーダ種がある場合、その内容の確認と警告ができること。

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6.   医事会計システム 実現性 備考(具体的な実現方法、代替案等)

6.5.2.32. 前回DOとして、全診療区分に対し下記のデータが利用できること。なお、DOデータを入力画面上に展開し、自由に追加・修正・削除できること。・登録DOデータ・前回、前々回等の戻り数指定データ(9回前までのデータ)・日付指定データ・上記各々の診療区分限定データ(複数診療区分指定可、(DR)はドクターコードの呼出し)・前回の保険限定データ(診療区分限定も可)・日付指定の保険限定データ( 〃 )上記の戻り数指定DO、日付指定DOおよび診療区分限定DOに対し、入院 または 外来の指定もできること。(入外指定DO)

6.5.2.33. DOデータの画面展開方法についても、会計入力順か診療区分順かの選択ができること。

6.5.2.34. 患者別DOデータの登録は、随時会計入力と同様に診療科別にできること。

6.5.2.35. 患者別DOデータの削除は、会計入力中のDO番号照会から簡単にできること。

6.5.2.36. 該当日の診療データそのものは更新せず、登録DOデータの登録内容のみを更新できること。

6.5.2.37. 登録DOデータを外来基本カード上へ出力できること。

6.5.2.38. 登録DOデータ以外は事前登録の必要がないこと(過去の診療データを自由に展開・利用可)。

6.5.2.39. 科コードの入力により、前回DOデータを自動表示できること。前回DOデータの自動表示についても、診療区分の限定表示として、全て表示または5診療区分までの限定表示ができること。

6.5.2.40. 上記運用時においても、前回DOデータの自動表示を抑制する指示入力ができること。

6.5.2.41. 該当科データのDO表示後、科コードの上書き修正ができること(他科データの容易な利用)。

6.5.2.42. セット入力についても、全診療区分のデータ利用ができること。

6.5.2.43. セット名称には、カナ英数字(3文字まで)と漢字セット名称(10文字まで)を利用できること。

6.5.2.44. セットは999個まで登録できること。

6.5.2.45. 行為入力行に直接セット名称を指定し、セット入力できること。また、セット名称一覧とセット内容の照会を行い、該当セットの選択入力ができること。

6.5.2.46. セットを入力画面上に展開し、自由に追加・修正・削除できること。

6.5.2.47. セットの登録・管理は、随時会計入力と同様にできること。

6.5.2.48. セットの登録・管理については、セット登録時の診療日によりセットの世代管理ができること。

6.5.2.49. 約束の親コード入力により、子の内容を入力画面上に展開し、自由に追加・修正・削除できること。

6.5.2.50. 約束入力時の数量(使用量/回数)の画面展開方法は、マスタ登録数量、入力数量(集計値数量入力)、入力×登録数量(倍数入力)の3通りの設定ができること。

6.5.2.51. 投薬の場合、散剤・液剤の指定がマスタ設定と共に入力画面でも指示できること。

6.5.2.52. 7種逓減算定の際、点数マスタの設定により同一銘柄、同一剤形の場合は1種類としてカウントできること。

6.5.2.53. 院外処方入力でRpの中の一部薬剤のみ後発医薬品変更不可の場合、個々の薬剤に付加できること。

6.5.2.54. 注射の場合、注射薬以外を入力すると警告メッセージを表示できること。

6.5.2.55. 入力単位については、主単位(入力の省略が可)のほか、サブ単位1、2の入力と単位の漢字表示ができること。

6.5.2.56. 注射薬剤入力時、年齢・入院期間・注射量等により点滴手技料を自動発生できること。

6.5.2.57. 検査種の混在入力(グループ入力時)においても、検査種ごとの自動振り分けとその表示ができること(まるめ計算を含む)。また、この時、重複項目の自動削除ができること。

6.5.2.58. グループ入力されていない場合でも、検査をまるめ対象区分毎にまとめた上で登録できること(まるめ計算を含む)

6.5.2.59. レセプトや処方(用法)コメントについては、コード入力、略称入力、コード/略称検索入力および ワープロ修正入力ができること。

6.5.2.60. レセプトの日付コメント入力時、コメント名称内(点数マスタ)に設定してある編集記号により、年月日、年月、日、年月日~年月日 等に入力数字を埋め込んでレセプト出力できること。

6.5.2.61. レセプトの日付コメント入力時、基金コードコメントタイプ 30、40、41に対応し、基金コードのコメントパターンに従って必要なエリアにのみコメント(年月日)の入力を行える画面を表示できること。

6.5.2.62. レセプトの日付コメント入力時、基金コードコメントタイプ 30、40、41に対応し、基金コードの必要なエリアにコメントの穴埋め入力を行った際に、入力数字を埋め込んでレセプト出力ができること。

6.5.2.63. コメントの保険指定入力ができること。

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兵庫県立淡路医療センター 電子カルテシステム更新および影響部門システム更新要件定義書

6.   医事会計システム 実現性 備考(具体的な実現方法、代替案等)

6.5.2.64. 分服数(用法コメント)や実施時間の入力ができること。

6.5.2.65. コメントは有効期間や対象レセプト(医科/歯科、入/外、科、保険)等を指定し、患者ごとにレセプト固定コメントを作成・保存できること。

6.5.2.66. 患者請求書への出力コメントは、定型コメントを5個まで選択入力ができること。また、20文字以上のフリーコメント入力もできること。

6.5.2.67. 患者請求書には、患者コメント、予約コメント、(同姓同名あり)表示および(院外処方あり)表示を出力できること。また、併科情報、処理日時、処理端末、担当者、出力業務(処理種別)を出力できること。

6.5.2.68. 電子カルテシステムからフリーコメントの取込みができること。

6.5.2.69. コメントメンテナンスにより、毎回患者請求書に出力するためのコメント5個を別途作成できること(コメントコード入力およびコメントフリー入力)。また、コメントメンテナンスにおいて、請求書フリーコメントの修正・削除ができること。

6.5.2.70. コメントメンテナンス画面では、患者ID検索ウィンドウを呼び出し、対象の患者を検索した上で、コメントコード入力およびコメントフリー入力が行えること。

6.5.2.71. 診療行為(項目)入力行で指定する各種区分(算定区分、加算区分等)のヘルプ機能を有すること。

6.5.2.72. 加算区分については、該当行で入力可能な加算区分のみを検索表示できること。

6.5.2.73. 初診日の確認ができること。初診日は全科直近初診日の表示ができること。

6.5.2.74. 最終来院日(入力科またはレセプト科と全科での最終来院日)の確認ができること。最終来院日の表示には、最終退院日が考慮されていること。

6.5.2.75. 診療日が退院日の3ヶ月以内の場合、(最終退院日より3ヶ月以内)メッセージと最終退院日を表示できること。

6.5.2.76. 会計入力中の画面に、常時 適用保険(有効保険含む)と給付割合が表示されていること。

6.5.2.77. 常時表示されている適用保険(有効保険含む)とあわせて、保険コメントを確認できること。

6.5.2.78. 保険確認・照会の表示方法(自動表示含む)の選択が、外来会計・入院会計別に設定でき、再来受付業務の保険確認(画面)と同様にできること。

6.5.2.79. 外来会計時、保険確認画面自動表示の場合、(外来全科非適用)として登録されている保険を除外できること。

6.5.2.80. 保険確認画面表示でなく、同条件での警告メッセージ表示のみの選択もできること。

6.5.2.81. 会計入力時に保険確認画面を起動して、保険確認日の更新指示ができること。

6.5.2.82. 有効期間切れや翌月期間切れの保険に対する警告とその内容照会ができること。

6.5.2.83. 会計入力時に、画面を切り替えることなく、患者保有病名の照会ができること。全科病名の表示だけでなく、医科歯科・入外・終了病名の表示有無などでの絞り込みや、診療日・科・入外での並び替えができること。この時、主病名や終了病名の判別ができること。

6.5.2.84. 各種算定状況(算定履歴)の照会では、初診料、調剤技術基本料、各種指導・管理料、一部負担金、検査判断料、逓減計算情報、発症日、同一月/同一日/患者1回/1入院/初回/何月何回/毎回につき等の算定情報の照会ができること。なお、ここで照会できる項目については、基本的には利用者側での設定は不要なこと(発症日以外)。

6.5.2.85. 算定歴の一部負担金算定歴については算定金額を表示できること。

6.5.2.86. 算定情報については、入院算定分および外来算定分の同時表示ができること(入/外で色分け)。

6.5.2.87. 算定情報については、全件分/指定月分/指定日分/初回診療日分の限定照会もできること。

6.5.2.88. 各種算定状況(算定履歴)の照会では、特定の項目に絞った検索ができること。

6.5.2.89. 各種算定状況(算定履歴)の照会では、表示項目の並べ替えができること。

6.5.2.90. 各種算定状況(算定履歴)の照会で、レセプトに初回算定日、前回算定日を自動出力可能な項目であるか確認できること。

6.5.2.91. 各種算定状況(算定履歴)の照会では、算定日を○印で月単位で一覧表示や、カレンダ表示で三か月分一画面に表示できること。

6.5.2.92. 各種算定状況(算定履歴)の照会では、表示可能な件数に制限がないこと。

6.5.2.93. 会計入力時、同月内算定不可項目等をチェックできるよう、任意の診療項目について、算定歴を自動表示できるように設定可能なこと。

6.5.2.94. 会計入力時、任意の診療項目の算定歴を自動表示する際、算定項目の名称による絞り込みができること。

6.5.2.95. 会計入力時、リハビリ(個別療法・集団療法)、消炎鎮痛等処置の算定回数を自動表示できること。

6.5.2.96. 閉鎖循環式全身麻酔の点数を計算できるツールを有すること。状況(低体温・伏臥位等)を選択し、時間を入力すると、該当の点数が算出され、会計入力形式も含めて表示できること。

6.5.2.97. 表示した閉鎖循環式全身麻酔の会計入力形式は、計算ツールより展開ボタンを押下すると会計入力画面に反映できること。

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6.   医事会計システム 実現性 備考(具体的な実現方法、代替案等)

6.5.2.98. 会計登録画面で算定可能性のある医学管理料の候補を表示して会計登録画面への展開ができること。

6.5.2.99. 診療データ入力終了時、自動もしくは指示により、費用照会・確認ウィンドウを表示できること。

6.5.2.100. 費用照会・確認ウィンドウでは12料金明細までの一画面表示ができること。

6.5.2.101. 費用照会の料金明細については、点数表示か患者請求金額表示かの運用選択ができること。

6.5.2.102. 費用照会・確認ウィンドウ上で、患者ごとおよび請求書別(保険別・診療科別)に明細表示の切り替えができること(保険別・診療科別で複数の請求書存在時)。

6.5.2.103. 内容が間違っている場合には、費用照会・確認ウィンドウから再度、手間なく入力画面に戻り、内容の追加、修正、削除が行えること。

6.5.2.104. マスタ設定により、会計計算完了と同時に、費用照会・確認ウィンドウ上から直接、外来請求書発行指示もできること。

6.5.2.105. 会計計算完了と同時に、外来請求書データを作成するが、外来請求書の用紙を発行しないこともできること。

6.5.2.106. 現在会計入力内容をファイルに保存できること。

6.5.2.107. 保存した会計入力内容ファイルデータを会計入力に展開できること。

6.5.3. 分散会計 ― ―6.5.3.1. 診療各科と中央診療部門からの会計入力データ(外来)を集約し、料金計算と患者請求書

の発行ができること。

6.5.3.2. 運用により、全科分の未精算(未集約)データを取込み、会計入力画面上に表示できること。この時、初再診データの自動発生もできること。

6.5.3.3. 複数の保険に対する診療データを同一画面上で同時に入力できること。 (単独保険・併用保険の同時入力、画面/科/診療グループ単位の保険指定 等)

6.5.3.4. 複数の保険に対する診療データを同一画面上で同時に入力した場合、全体指定されている保険組み合わせと、科/診療グループ単位で指定されている保険組み合わせが異なる場合、会計コード入力エリアの背景色を色分け表示することで視覚的にわかり易くすること。

6.5.3.5. 分散データ入力時に同一日・同一科の未精算データを画面表示する/しないの設定ができること。

6.5.3.6. 端末ごとの会計入力・表示機能として、以下の設定ができること。・集中入力/分散入力の選択・未精算データの表示/未表示の選択・科、部署、ドクターコードの自動表示/非表示の選択

6.5.3.7. 指定日の未精算患者一覧を画面表示できること。また、未精算患者一覧表の出力もできること。

6.5.3.8. 70歳未満の患者の高額療養費の支給基準である21、000円ルールに従った医療費の計算ができること。

6.5.3.9. 高額療養費の年4回以上に該当するケースの場合、マスタ設定により、会計時に限度額を自動的に切り替えることができること(精算モードの場合)。

6.5.3.10. 高額療養費の年4回以上に該当するケースの場合、マスタ設定により、会計時に(多数該当)である旨をチェックし、警告が出力できること(精算モードの場合)。

6.5.3.11. 月途中に限度額認定証の提示があった場合等に、月初からの再計算を行わなくても当日の限度額が自動的に算出されること(精算モードの場合)。

6.5.3.12. 会計画面のデータ入力部において、複数の診療行を選択し、選択した行を一括で削除できること。

6.5.3.13. 分散会計画面からレセプトイメージを表示できること。この時、レセプトチェックマスタによるレセプトチェック結果を表示し、同一画面で確認できること。

6.5.3.14. 分散会計画面からレセプトイメージを表示できること。この時、分散会計画面で入力途中の内容でレセプトイメージを表示するか、登録済のデータ内容でレセプトイメージを表示するのかを選べること。

6.5.3.15. 分散会計画面からレセプトイメージを表示する際、レセプトチェックマスタによるレセプトチェック結果を表示し、同一画面で確認できること。

6.5.3.16. 分散会計画面からレセプトイメージを表示する際、レセプトイメージ画面を複数起動でき、計算途中のレセプトイメージや修正前後のレセプトイメージ等を複数表示しながら業務を行えること。

6.5.4. 修正会計 ― ―6.5.4.1. 修正会計画面では患者ID、入外区分、対象年月・日が指定でき、指定された範囲のデー

タが診療サマリ一覧エリアに表示できること。

6.5.4.2. 入外区分、対象年月・日を指定しなかった場合は、システム日付の月のデータが展開されること。

6.5.4.3. 診療サマリ一覧エリアの項目を選択すると、診療内容表示エリアに会計の詳細が表示できること。

6.5.4.4. 診療内容表示エリアでは、診療履歴情報として外来/入院/入外両方(省略値)および対象年月(日)を指定し、患者ごとに科、診療日、処理日、入外、主保険、併用保険、担当者、未精算、処理端末(端末番号)、処理時間等の表示ができること。

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兵庫県立淡路医療センター 電子カルテシステム更新および影響部門システム更新要件定義書

6.   医事会計システム 実現性 備考(具体的な実現方法、代替案等)

6.5.4.5. 診療サマリ一覧エリアの項目を選択し、当該データを一括削除できること。

6.5.4.6. 診療内容表示エリアの診療履歴を選択することにより、診療内容の確認ができること。

6.5.4.7. 診療履歴の選択により、診療データ修正画面(会計入力イメージ表示)へ遷移し、診療内容を自由に追加・修正・削除できること(外来/入院データ入力機能に準じる)。

6.5.4.8. 診療データ修正画面(会計入力イメージ表示)では、背景色を通常の会計画面と変更することで、新規入力と修正入力の画面取り違えを防止できること。

6.5.4.9. 外来・入院・入院中他科併診で診療データ修正画面(会計入力イメージ表示)を色分けして表示ができ、対象となる計算の入外種別が視覚的に判別できること。

6.5.4.10. 会計画面での行削除は複数行を選択し、一括で削除ができること。

6.5.4.11. 会計入力された診療日、科、指定保険および診療データの修正(会計)入力ができること。上記データは、すべて画面展開後、上書きでの修正入力ができること。

6.5.4.12. 複数の保険に対する診療データを同一画面上で同時に入力できること(単独保険・併用保険の同時入力、画面/科/診療グループ単位の保険指定 等)。

6.5.4.13. 複数の保険に対する診療データを同一画面上で同時に入力した場合、全体指定されている保険組み合わせと、科/診療グループ単位で指定されている保険組み合わせが異なる場合、会計コード入力エリアの背景色を色分け表示することで視覚的わかり易くすること。

6.5.4.14. 診療データ保存期間については、データの修正およびレセプトの再出力ができること。

6.5.4.15. データの画面展開方法については、会計入力順か診療区分順かの選択ができること。

6.5.4.16. 修正(会計)入力により、同時に来院履歴・算定履歴も修正されること。

6.5.4.17. 再計算後、修正会計画面から差額分または全額分(新規)の患者請求書の発行ができること(新規調定発行含む)。

6.5.4.18. 新規再計算時には、前回整理番号を患者請求書へ出力できること。

6.5.4.19. 新規再計算時には、入金情報として前回分の入金額の履歴を管理できること。

6.5.4.20. 修正会計では、再計算後の合計点数、今回請求額合計、前回請求額合計、前回入金額合計を画面表示できること。

6.5.4.21. 外来の診療データ入力終了時と同様、費用照会・確認ウィンドウの表示ができること。

6.5.4.22. 修正会計では、レセプト請求データの修正(データ修正)を行うか、もしくはレセプト請求データと患者請求データの両方の修正(精算修正)を行うか修正モードの選択ができること。

6.5.4.23. 修正会計起動時の修正モード(初期値)を設定できること。

6.5.4.24. 修正会計では、診療履歴照会からの修正会計機能と、会計カード画面からの修正会計機能を有すること。

6.5.4.25. 入院、外来とも開始年月を指定し、複数患者の保険の一括修正や入院期間外診療データの削除処理等ができること。また、入院中患者のみの一括遡及処理もできること。

6.5.4.26. 遡及処理実行画面では、遡及処理状況を画面へログ表示できること。

6.5.4.27. 遡及処理の患者指定時に病棟単位の抽出ができること。

6.5.4.28. 遡及処理は手動での実行だけでなく、自動実行にも対応していること。

6.5.4.29. 診療データ登録後に保険期間変更(保険切れ)等があった場合には、警告メッセージの出力ができること。

6.5.4.30. レセプトの日付コメント入力時、基金コードコメントタイプ 30、40、41に対応して基金コードの必要なエリアにコメントの穴埋め入力を行った際に、入力数字を埋め込んで日付コメントの画面表示ができること。

6.5.4.31. 修正会計画面からレセプトイメージを表示できること。この時、修正会計画面で入力途中の内容でレセプトイメージを表示するか、登録済のデータ内容でレセプトイメージを表示するのかを選べること。

6.5.4.32. 修正会計画面からレセプトイメージを表示する際、レセプトチェックマスタによるレセプトチェック結果を表示し、同一画面で確認できること。

6.5.4.33. 修正会計画面からレセプトイメージを表示する際、レセプトイメージ画面を複数起動でき、計算途中のレセプトイメージや修正前後のレセプトイメージ等を複数表示しながら業務を行えること。

6.5.4.34. 70歳未満の患者の高額療養費の支給基準である21,000円ルールに従った医療費の計算ができること。

6.5.4.35. 高額療養費の年4回以上に該当するケースの場合、マスタ設定により、会計時に限度額を自動的に切り替えることができること。

6.5.4.36. 高額療養費の年4回以上に該当するケースの場合、マスタ設定により、会計時に(多数該当)である旨をチェックし、警告が出力できること。

6.5.4.37. 月途中に限度額認定証の提示があった場合等に、月初からの再計算を行わなくても、当日の限度額が自動的に算出されること。

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6.   医事会計システム 実現性 備考(具体的な実現方法、代替案等)

6.5.4.38. 入金のある請求書については、修正会計と連動して削除されないように制御できること。

6.5.4.39. 入金のある請求書については、修正会計時に料金情報が存在する旨のコメントを出力できること。

6.5.4.40. 負担金がある再計算時、負担金額を含め連携して修正できること。

6.5.4.41. 会計順番号表示システムへデータの伝達ができること。

6.5.4.42. 請求書及び診療費明細書へ会計表示版番号が出力できること。

6.5.5. 会計カード ― ―6.5.5.1. 診療内容の右側にカレンダーマップを付加した会計カード画面を表示できること。

6.5.5.2. 会計カード画面では、病名参照が同時にできること。

6.5.5.3. 会計カード画面では、入院日数が表示できること。

6.5.5.4. 会計カード画面では、合計点数が表示できること。

6.5.5.5. 会計カード画面では、指定月内に存在する会計カードの組み合わせパターン(科・入外・保険)を参照・選択し、容易に診療内容のカレンダー表示ができること。

6.5.5.6. 会計カード画面では、診療行為区分、科、入外の指定による限定表示ができること。

6.5.5.7. 会計カード画面では、診療年月入力欄左右のボタンをクリック及びショートカットキーにより、前月、翌月への切替ができること。

6.5.5.8. 入院患者のカレンダー表示時、カレンダー上部の日付エリアにマウスを位置付けることにより、入院起算日からの通算日数を表示できること。

6.5.5.9. 入院患者のカレンダー表示時、適用されている保険の有効期限が処理日より1ヶ月以内の場合、保険の有効期間とともに終了1ヶ月前の保険である旨をメッセージ欄に表示できること。

6.5.5.10. 会計カード画面上には、最大999件の診療データを表示できること。

6.5.5.11. 会計カード画面では、入院料や食事情報等の入院料関連データのカレンダー表示にも対応できること。

6.5.5.12. レセプト別表示、レセプト科まとめ表示や全保険表示への切り替えができること。

6.5.5.13. レセプト別表示では、以下の機能を有すること。外来 : 診療科別・主保険別表示入院 : 主保険別表示(転科前後のデータを同時に表示)

6.5.5.14. レセプト別表示では、主保併用分の項目名称を色分け表示できること。

6.5.5.15. 全保険表示では、以下の機能を有すること。

6.5.5.16. ・医科/歯科・入外別表示

6.5.5.17. ・法制(保険)コード表示

6.5.5.18. ・併用データの項目名称色分け表示

6.5.5.19. ・診療区分・項目コード・保険・レセプト科順に表示

6.5.5.20. 会計カード画面での診療内容の表示順については、診療区分内で項目コード順か日付順かの切り替えができること(項目コード昇順・日付順/日付順・項目コード昇順)。

6.5.5.21. 会計カード画面においては、項目名称表示部をマウス選択し、点数マスタの正式名称、解釈番号、基金コード(レセプト電算コード)を表示できること。

6.5.5.22. 会計カード画面においては、主行為(手技)、薬剤、材料等のグループごとに点数表示ができること。

6.5.5.23. 会計カード画面では、項目ごとにツールチップに以下内容を表示できること。項目名称、解釈番号、基金コード、項目コード、ドクターコード(3つ)

6.5.5.24. レセプトの日付コメント入力時、基金コードコメントタイプ 30、40、41に対応して基金コードの必要なエリアにコメントの穴埋め入力を行った際に、入力数字を埋め込んで日付コメントの画面表示ができること。

6.5.5.25. 呼吸心拍監視等、実施時間の情報を表示できること。

6.5.5.26. 180日投与に対応し、日数について3桁の表示ができること。

6.5.5.27. 自費項目の回数入力について、990回までの回数に対応し3桁の表示ができること。

6.5.5.28. 会計カード画面での診療内容の表示について、処方情報のうち、退院時処方および院外処方の判別ができること。

6.5.5.29. 会計カード画面から、直接 回数/日数の修正と行為の別診療日へのコピ-(回数/日数のみ入力)ができること(ただし、別診療日へのコピーは入院のみ)。

6.5.5.30. 回数/日数の修正とコピーは、マウスで直接カレンダー上に指示(位置付け)できること。

6.5.5.31. 会計カード画面からの修正可/不可データについて、色を分けて表示し判別し易くしていること。

6.5.5.32. カレンダー上の回数/日数を選択し、該当日の診療データ修正画面(会計入力イメージ表示)へ遷移できること。この時、診療データ修正画面上のカーソル位置を、カレンダー上で回数/日数を選択した項目に位置付けできること。

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6.   医事会計システム 実現性 備考(具体的な実現方法、代替案等)

6.5.5.33. 自動発生項目等一部の位置付け不可項目を選択した場合には、その旨の警告メッセ-ジを表示し、カーソルは入力最終行に位置付けできること。

6.5.5.34. カレンダー上の回数/日数 空白欄を選択した場合は、該当日の会計入力画面へ遷移できること。

6.5.5.35. 修正・入力後は、元の会計カード画面に戻れること。

6.5.5.36. カレンダー上の回数/日数を選択し、簡単な操作で該当項目の削除や該当項目の一括削除ができること。画面上の複数項目の1日単位削除および1ヶ月分削除ができること。

6.5.5.37. 会計カード画面からレセプトイメージを表示できること。この時、会計カード画面で入力途中の内容でレセプトイメージを表示するか、登録済のデータ内容でレセプトイメージを表示するのかを選べること。

6.5.5.38. 会計カード画面からレセプトイメージを表示する際、レセプトチェックマスタによるレセプトチェック結果を表示し、同一画面で確認できること。

6.5.5.39. 会計カード画面からレセプトイメージを表示する際、レセプトイメージ画面を複数起動でき、計算途中のレセプトイメージや修正前後のレセプトイメージ等を複数表示しながら業務を行えること。

6.5.5.40. DPC対象患者の診療内容を表示する際、該当の診療年月におけるDPC包括の期間、DPCに包括されている診療内容、出来高で算定している診療内容、DPC適用時、(合計点数)に合算しないデータ、包括点数(差額調整点数を含む)、差額調整点数、出来高点数、出来高換算点数を表示、確認できること。

6.5.5.41. 医療区分・ADL区分を会計カード画面で表示した際、様式「医療区分・ADL区分に係る評価票」に記載された順番と同様に表示できること。

6.5.5.42. 設定により、フォントをメイリオに変更できること。

6.5.6. 自動発生(生成)・包括項目 ― ―6.5.6.1. 会計入力業務においては、以下に示す自動発生(生成)・包括・チェックの機能を有する

こと。

6.5.7. 会計入力時の自動発生(生成)・包括項目凡例 ― ―6.5.7.1. 自動選択保険表示/前回指定保険自動表示

6.5.7.2. 科コード,ドクターコード,部署コードの自動表示(最終来院履歴or設定値)

6.5.7.3. 前回DO自動表示(行為限定可)

6.5.7.4. 初再診,処置,手術等、全体指定での各項目時間外/障害者加算(加算除外項目チェック含む)

6.5.7.5. 受付時の時間区分による、会計の時間外加算自動発生

6.5.7.6. 年齢,労災による項目点数自動置換

6.5.7.7. 各種包括項目/未算定項目の0点置換(各種特定入院包括,ビタミン/サンプル剤,算定回数チェック等) (特入外泊時の特入包括処理対応) (会計入力入院料項目の特定入院料包括処理対応)

6.5.7.8. 特定項目への包括 (同日同時算定不可項目チェック)  (リハビリへの処置,人工呼吸への生体検査・処置,処置同士,傷病名との関連 等、自由に設定可)

6.5.7.9. 初再診料(科毎の経過期間設定および加療中病名チェック) (受付来院区分による自動発生)

6.5.7.10. 同一日2科目の初再診料

6.5.7.11. 明細書発行体制加算・地域医療貢献加算(診療所のみ)

6.5.7.12. 外来診療料(包括処理含む)(外来診療料0点算定時、包括処理行う/行わないの設定も可) (初診入力と同一画面上では包括処理を行わない)(強制未包括区分の入力対応)

6.5.7.13. 初診扱いの再診 (統計やレセプトの病名開始日チェックで利用)

6.5.7.14. 初診時特定療養費(紹介・緊急以外,保険や指示による抑制可)

6.5.7.15. 外来管理加算(処置等での併科分消込み可) (労災アフタケア時の自動発生抑制)

6.5.7.16. 小児科外来診療料包括(項目の0点置換)(自費分も可) (同月の入院検体検査判断料の包括対応)

6.5.7.17. 小児科外来診療料督促メッセージ表示および未入力時の警告/エラーメッセージ表示(3歳未満)

6.5.7.18. 医学管理料督促メッセージ表示(保有病名チェック有)(特定,皮膚科特定,悪性腫瘍,小児科療養,難病外来,てんかん指導)  ((疑い)病名時の督促表示抑制)

6.5.7.19. 小児科外来診療料自動発生

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6.   医事会計システム 実現性 備考(具体的な実現方法、代替案等)

6.5.7.20. 慢性維持透析患者外来医学管理料包括(項目の0点置換)

6.5.7.21. 生活習慣病管理料包括(項目の0点置換)

6.5.7.22. 慢性疼痛疾患管理料算定時のリハビリテーション自動包括

6.5.7.23. 手術後医学管理料包括(項目の0点置換)

6.5.7.24. 手術前医学管理料包括(項目の0点置換)

6.5.7.25. 短期滞在手術等基本料包括(項目の0点置換)

6.5.7.26. 薬剤管理指導料(調基消込み可)

6.5.7.27. 薬剤情報提供料(同月初回)(科別算定も可)

6.5.7.28. 乳幼児育児栄養指導料(年齢、科により自動算定)

6.5.7.29. 特定薬剤治療管理料4月目以降逓減(以内は逓減消込可)

6.5.7.30. 悪性腫瘍特異物質治療管理料精密初回月加算

6.5.7.31. 地域包括診療料包括(項目の0点置換)

6.5.7.32. 認知症地域包括診療料包括(項目の0点置換)

6.5.7.33. 小児かかりつけ診療料包括(項目の0点置換)

6.5.7.34. 在宅患者訪問診療料(もしくは歯科訪問診療料)および皮下筋/静注/点滴/中心静脈注射入力時の(在宅療養あり)警告メッセージ表示(在宅自己注射/在宅中心静脈栄養法/在宅悪性腫瘍患者 指導管理料の同月内算定時・・・手技毎に若干対象が異なる)

6.5.7.35. 調剤料(含、麻毒・向精神薬・覚醒剤原料加算)

6.5.7.36. 処方料(含、麻毒・向精神薬・覚醒剤原料加算)

6.5.7.37. 調剤技術基本料 (入外共未算定時に算定/外来算定済時も入院優先算定)  (遡及処理により外来分削除可)

6.5.7.38. 治験保険適用時、調剤料・処方料・調基の自動発生抑制可

6.5.7.39. 治験保険適用の薬剤とそうでない薬剤の自動振り分け

6.5.7.40. 検査・画像診断項目の治験保険自動適用

6.5.7.41. 処方箋料(同日の調剤料・処方料・麻毒加算の抑制とチェック)(含、一般名処方加算)

6.5.7.42. 外来内服薬多剤投与(処方料,薬剤料,処方箋料) (ビタミン剤/サンプル剤/自費薬剤/臨時処方除外)(院内製剤、散剤・液剤、205円以下薬剤の1種カウント)

6.5.7.43. 容器代督促メッセージ表示(対象薬剤)

6.5.7.44. 特定疾患処方管理加算(保有病名チェック有) ((疑い)病名時の自動発生抑制)

6.5.7.45. 地域包括診療加算入力時、内服薬多剤投与逓減の抑制および自動発生する処方料/処方箋料の制御

6.5.7.46. 向精神薬多剤投与による自動逓減(処方料,薬剤料,処方箋料)

6.5.7.47. 薬引替券番号

6.5.7.48. 院内製剤加算

6.5.7.49. アクア加算(5ml/20ml)(強制未算定入力可)

6.5.7.50. 生物学的製剤加算

6.5.7.51. 麻薬注射加算

6.5.7.52. 使用量切り上げ計算(残余破棄レセプト自動メッセージ)

6.5.7.53. 皮内・皮下筋肉内注射、静脈内注射等の注射手技料

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6.   医事会計システム 実現性 備考(具体的な実現方法、代替案等)

6.5.7.54. 点滴手技料(年齢・入院期間・注射量等による自動判断)

6.5.7.55. 点滴注射(1日につき)薬剤量・年齢による手技料置換

6.5.7.56. 静脈,皮下筋,点滴,中心静脈注射の1日まとめ(遡及処理)(選択設定)

6.5.7.57. 点滴薬剤(点滴の加算含む)の中心静脈注射へのまとめ (遡及処理)(選択設定)

6.5.7.58. 外来化学療法加算

6.5.7.59. 注射グループに注射薬以外入力チェック

6.5.7.60. 使用量/回数省略時の自動発生(省略値:1)

6.5.7.61. 中心静脈注射入力時の(在宅療養あり)警告メッセージ表示(在宅中心静脈栄養法指導管理料の同月内算定時)

6.5.7.62. 処置・手術・リハ等 労災特例加算(1.5倍/2倍) (対象病名チェック可)

6.5.7.63. 処置・手術・麻酔等 新生児/乳児/1~3歳未満/乳幼児加算/6歳未満加算(歯科)

6.5.7.64. 透析液水質確保加算

6.5.7.65. 鼻腔栄養(処置)の入院基本カレンダーからの特食入力対応

6.5.7.66. 手術実施当日の注射手技料自動包括

6.5.7.67. 閉鎖循環式麻酔の時間、種類による点数計算

6.5.7.68. 輸血時の血液交叉試験/間接クームス/不規則抗体検査

6.5.7.69. 血液量による輸血手技料

6.5.7.70. 輸血管理料

6.5.7.71. 外来迅速検体検査加算(検査数カウント)

6.5.7.72. 各種検査判断料 (同月検査包括入院料算定後の検査算定時の抑制)

6.5.7.73. 各種検査まるめ(カウント除外チェック含む)

6.5.7.74. 同日他科算定済みのまるめ対象検査警告表示

6.5.7.75. 検査項目の複数項目1カウント

6.5.7.76. 血液採取料(包括(抑制)項目指定も可)

6.5.7.77. 基本的検体検査実施料/判断料(包括処理含む)

6.5.7.78. 病理診断料(組織診断料・細胞診断料)

6.5.7.79. 生体検査逓減(全て/同一部位のみ)

6.5.7.80. 検体管理加算(入院ⅡorⅢ・外来Ⅰ/入外共Ⅰ/入院のみⅡorⅢ/Ⅳ)

6.5.7.81. 国際標準検査管理加算

6.5.7.82. 血液化学検査入院初回加算

6.5.7.83. 核医学診断科

6.5.7.84. CT/MRIの2回目以降逓減

6.5.7.85. PET検査とCTまたはMRI検査を同月内に行った場合

6.5.7.86. コンピュータ断層診断(算定除外項目チェック含む)

6.5.7.87. 基本的X線診断料(包括処理含む)(包括手技名称等のレセプト出力)

6.5.7.88. 画像診断管理加算1・2(全て/写真/核医学/コンピュータ/写真+核医学/写真+コンピュータ/核医学+コンピュータ)

6.5.7.89. 電子画像管理加算

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6.   医事会計システム 実現性 備考(具体的な実現方法、代替案等)

6.5.7.90. 造影剤使用加算

6.5.7.91. 胸部/腹部単純6歳未満フィルム 1.1倍

6.5.7.92. 放射線治療の施設基準不適合逓減

6.5.7.93. 時間外緊急院内検査/画像診断加算督促メッセージ表示(外来,即入での時間外指定時、且つ対象行為有り)

6.5.7.94. 時間,フィルム,輸血時体重等伴うデータの入力督促メッセージ表示

6.5.7.95. 椎弓切除術,特異的IgE,人口呼吸等の端数(段階的)加算表示および上限チェック表示

6.5.7.96. 障害児(者)リハビリテーション料の年齢による自動置換

6.5.7.97. リハビリテーションに包括される診療内容の自動包括

6.5.7.98. 外来リハビリテーション診療料1、外来リハビリテーション診療料2、外来放射線照射診療料算定時の初再診料非算定

6.5.7.99. 長期療養患者褥瘡等処置料、精神病棟等長期療養患者褥瘡等処置料の入院期間、病棟による自動置換

6.5.7.100. 精神科ショート・ケア、精神科デイ・ケア、精神科ナイト・ケア、精神科デイ・ナイト・ケア、重度認知症患者デイ・ケアの算定時、初回算定日または直近の精神病床の退院日から起算して1年を超えているかのチェック

6.5.7.101. 精神科ショート・ケア、精神科デイ・ケア、精神科ナイト・ケア、精神科デイ・ナイト・ケア、重度認知症患者デイ・ケアの算定時、初回算定日または直近の精神病床の退院日から起算して1年を超えていない場合、精神科専門療法の早期加算を自動発生

6.5.7.102. 療養担当手当

6.5.7.103. 各種一部負担金(公費等)

6.5.7.104. 複数科入力時の一部負担金 端数調整

6.5.7.105. 外泊時の一般料金項目非算定対応(マスタ設定時)

6.5.7.106. 消費税計算(保険マスタ,点数マスタ,料金区分マスタ,入力時指定)

6.5.7.107. 請求書一般料金名称出力

6.5.7.108. 会計警告時の各種メッセージボックス表示(警告メッセージ見落とし防止対策)(当月調基有り,当月薬剤指導有り,当月処方箋料有り,腫瘍マーカ算定済み,検体管理加算Ⅰ算定済み,検体管理加算Ⅱ算定済み)(退院会計済み)(動脈血酸素飽和度の入力督促(在宅酸素療法指導管理料算定時))

6.5.8. 入院料関連自動発生(生成)・包括項目凡例 ― ―6.5.8.1. 入院基本料,入院基本料加算

6.5.8.2. 一般病棟/療養病棟/結核病棟/精神病棟/特定機能病院/専門病院/障害者施設等の各種入院基本料(ベッド(病室)マスタ部屋区分・看護区分の反映)(入院期間に応じた加算)(180日超え選定療養対応)

6.5.8.3. 夜勤時間特別入院基本料(ベッド(病室)マスタ設定)

6.5.8.4. 疾患・状態等の入力による療養病棟入院基本料の自動判定ができること。

6.5.8.5. 療養病棟/特定入院基本料/障害者施設等入院基本料(医療区分2又は1に相当するもの)の検査,投薬,注射,画像診断および処置項目(一部)の包括(注射薬の包括除外項目含む)

6.5.8.6. 特定入院基本料の算定除外時のレセプト(特外)メッセージ

6.5.8.7. 病衣加算(労災保険適用時)

6.5.8.8. 一般病棟看護必要度評価加算について、ベッド(病室)マスタ設定で自動発生するとともに、年齢チェック、一部の患者のみベッド詳細画面での非算定入力が可能なこと。

6.5.8.9. 総合入院体制加算(1日につき)(14日限度)

6.5.8.10. 地域医療支援病院入院診療加算(入院初日)

6.5.8.11. 臨床研修病院入院診療加算(入院初日)

6.5.8.12. 救急医療管理加算(1日につき)

6.5.8.13. 急性期看護補助体制加算(夜間看護体制加算含む)

6.5.8.14. 医師事務作業補助体制加算(入院初日につき)

6.5.8.15. 診療録管理体制加算(入院初日)

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6.   医事会計システム 実現性 備考(具体的な実現方法、代替案等)

6.5.8.16. 感染防止対策加算(入院初日)

6.5.8.17. 患者サポート体制充実加算(入院初日)

6.5.8.18. 乳幼児加算,幼児加算(1日につき)(特別入院基本料を算定/未算定)

6.5.8.19. 看護配置加算(1日につき)(ベッド(病室)マスタ設定)

6.5.8.20. 看護補助加算(1日につき)(ベッド(病室)マスタ設定)(夜間75対1看護補助加算(20日限度)・夜間看護体制加算(入院初日)を含む)

6.5.8.21. 地域加算・離島加算(1日につき)(各種特定入院料算定時含む)

6.5.8.22. 療養環境加算(1日につき)(ベッド(病室)マスタ設定)

6.5.8.23. HIV感染者療養環境特別加算(1日につき)(個室/2人部屋)(ベッド詳細入力時)

6.5.8.24. 重症者等療養環境特別加算(1日につき)(個室/2人部屋)(ベッド(病室)マスタ設定)

6.5.8.25. 療養病棟療養環境加算(1日につき)(ベッド(病室)マスタ設定)

6.5.8.26. 小児療養環境特別加算(1日につき)(入院基本登録のベッド詳細入力時)(外泊日は未算定)(15歳未満チェック)

6.5.8.27. 無菌治療室管理加算(1日につき)(ベッド(病室)マスタ設定)

6.5.8.28. 精神科地域移行実施加算(1日につき)

6.5.8.29. 精神病棟入院時医学管理加算(1日につき)

6.5.8.30. ベッド(病室)マスタで設定する項目を患者単位で非算定にできること。(一般病棟看護必要度評価加算、重傷者等療養環境特別加算、看護必要度加算のみ対応)

6.5.8.31. 重度アルコール依存症入院医療管理加算・摂食障害入院医療管理加算(期間チェック)

6.5.8.32. 後発医薬品使用体制加算

6.5.8.33. 他医療機関で特定入院料算定入院中の外来患者に対して、該当診療の自動包括

6.5.8.34. 介護老人保健施設入所者に対しての一部診療のうち、算定できないものに対する自動包括

6.5.8.35. 看護職員夜間配置加算(1日につき)(14日限度)

6.5.8.36. 栄養管理体制減算(1日につき)

6.5.8.37. 病棟薬剤業務実施加算1(入院日から週1回、曜日選択可)

6.5.8.38. 地域医療支援確付加算(入院初日)

6.5.9. 特定入院料 ― ―6.5.9.1. 救命救急入院料(最新厚労省通知による項目包括)

6.5.9.2. 救命救急入院料の施設基準加算(1日につき)

6.5.9.3. ハイケアユニット入院医療管理料(最新厚労省通知による項目包括)

6.5.9.4. 脳卒中ケアユニット入院医療管理料(最新厚労省通知による項目包括)

6.5.9.5. 特定集中治療室管理料(1日につき)(最新厚労省通知による項目包括)

6.5.9.6. 新生児特定集中治療室管理料(1日につき)(最新厚労省通知による項目包括)

6.5.9.7. 総合周産期特定集中治療室管理料(1日につき)(最新厚労省通知による項目包括)

6.5.9.8. 一類感染症患者入院医療管理料(1日につき)(最新厚労省通知による項目包括)

6.5.9.9. 特殊疾患入院医療管理料(1日につき)(地域加算等一部入院料加算を除く全ての項目の自動包括)(超/準超重症児入院診療料加算は可)

6.5.9.10. 小児入院医療管理料1・2・3・4・5(1日につき)(最新厚労省通知による項目包括)

6.5.9.11. 小児入院医療管理料の施設基準加算(1日につき)(外泊日は未算定)

6.5.9.12. 小児入院医療管理料の重症児受入体制加算(1日につき)(外泊日は未算定)

6.5.9.13. 回復期リハビリテーション病棟入院料(1日につき)(リハビリテーションおよび地域加算を除く全ての項目の自動包括)

6.5.9.14. 休日リハビリテーション提供体制加算・リハビリテーション充実加算・体制強化加算

6.5.9.15. 特殊疾患病棟入院料(1日につき)(一部入院料加算を除く全ての項目の自動包括)

6.5.9.16. 緩和ケア病棟入院料(1日につき)(在宅療養管理指導料、薬剤料、特定保険医療材料料、放射線治療および地域加算等一部の入院料加算を除く全ての項目の自動包括)

6.5.9.17. 精神科救急入院料(1日につき)(精神,手術,麻酔,放射線治療および一部入院料加算を除く全ての項目の自動包括)

6.5.9.18. 精神科急性期治療病棟入院料1・2(1日につき)(同上)

6.5.9.19. 精神科救急・合併症入院料(1日につき)(同上)

6.5.9.20. 精神療養病棟入院料(1日につき)(精神および一部入院料加算を除く全ての項目の自動包括)

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6.   医事会計システム 実現性 備考(具体的な実現方法、代替案等)

6.5.9.21. 認知症治療病棟入院料1・2(1日につき)(入院した日から30日超、60日超の減算対応)(精神および一部入院料加算を除く全ての項目の自動包括)

6.5.9.22. 地域移行機能強化病棟入院料(1日につき)

6.5.9.23. 地域包括ケア病棟入院料(1日につき)

6.5.9.24. 短期滞在手術等基本料(日帰り手術(基本料1)/一泊手術(基本料2)/15歳未満の鼠径ヘルニア手術等(基本料3)の包括処理対応)

6.5.9.25. 病棟薬剤業務実施加算2(1日につき)

6.5.9.26. 社会保険診療報酬支払基金から提供されている、電子点数表のcsvファイル(入院基本料テーブル)を用いた算定チェック(特定入院料算定時の入院基本料等加算のみ)

6.5.9.27. 会計入力時の経過期間・算定限度期間・回数・項目数チェックおよび 行為適用チェック等凡例(点数マスタ情報等)算定限度期間内における限度回数や項目数の設定・チェックができること。(運用による強制算定・未算定入力も可能)

6.5.10. 経過期間チェック ― ―6.5.10.1. 全科最終初診日とのチェック(1月内算定不可/1月超え算定不可/同月内算定不可/同

月内算定可)

6.5.10.2. 科別最終初診日とのチェック(6ヶ月以内算定可/6ヶ月超え算定可)

6.5.10.3. 入院日とのチェック(6ヶ月以内算定可/6ヶ月超え算定可)(期間は医学管理料の算定基準に準拠)

6.5.10.4. 初回算定日とのチェック(6ヶ月以内算定可/6ヶ月超え算定可)

6.5.10.5. 最終退院日とのチェック(1月内算定不可/1月超え算定不可/同月内算定不可/同月内算定可)

6.5.10.6. 発症日とのチェック(7日以内/14日以内/30日以内/90日以内/150日以内/180日以内/3月以内/6月以内/6月超え/6月超え1年以内)

6.5.11. 算定限度期間と限度回数・項目数チェック・・・ 算定限度回数・項目数の設定が可能  ― ―6.5.11.1. 1日につき(検査,点滴,処置,薬剤情報提供料,歯科治療管理料等)

6.5.11.2. 1月につき(指導・管理料等)(薬剤情報提供料は科別の月1回チェックも可)

6.5.11.3. 患者につき( 〃)

6.5.11.4. 1入院につき( 〃)

6.5.11.5. 毎回につき(処方箋料,再診料/外来診療料等)

6.5.11.6. 1月につき(初回月2回)(指導・管理料等)

6.5.11.7. 暦月につき(1月(30日)につき)

6.5.11.8. 1医学管理料引き継ぎ入院につき

6.5.11.9. 3月につき

6.5.11.10. 何月につき何回(骨塩定量検査の4月につき1回等)(自由に設定可能)

6.5.11.11. 長期投与区分と限度日数チェック

6.5.11.12. 算定履歴については会計入力時の参照が可能であること。(算定履歴更新項目の利用者設定も可)

6.5.11.13. 自動縫合器、自動吻合器加算の限度チェック

6.5.12. 項目コード重複チェック ・・・・ 運用により、強制入力も可能  ― ―6.5.12.1. 同一診療/レセプトグループ内の重複チェック(標準機能)(重複検査項目の自動削除も

可能)

6.5.12.2. 同一画面上での重複チェック

6.5.12.3. 外来のみチェック/入外ともチェック の選択が可能

6.5.13. 行為適用チェック ― ―6.5.13.1. 入力行為(項目)と診療区分(点数マスタ設定情報)の妥当性チェック

6.5.13.2. 精密持続点滴注射対象薬剤チェック

6.5.13.3. 医科/歯科(医科のみ/歯科のみ/医科・歯科)

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6.   医事会計システム 実現性 備考(具体的な実現方法、代替案等)

6.5.13.4. 入院/外来(外来のみ/入院のみ/外来・即日入院時/入院日のみ/入外とも)

6.5.13.5. 適用科(5科まで設定可)

6.5.13.6. 適用年齢(範囲指定が可)(各種指導管理料の年齢チェック等)

6.5.13.7. 適用保険(健保/労災/公害/労災以外/労災アフタケア以外)(3種類まで設定可)

6.5.13.8. 自費・結予適用(入力時に保険指定がない場合)

6.5.13.9. 特定疾患区分(患者保有病名の同区分との妥当性チェック)(3種類まで設定可)(病名未登録の警告有)(特定疾患療養管理/皮膚科特定疾患指導管理Ⅰ・Ⅱ/悪性腫瘍特異物質治療管理/小児科療養指導/難病外来指導/てんかん指導/労災四肢加算算定可)

6.5.13.10. 麻酔管理料の対象項目チェック

6.5.14. その他のマスタ設定によるチェック ― ―6.5.14.1. 使用量上限チェック情報,入力単位情報(3単位)

6.5.14.2. 1項目複数略称情報の設定機能(特に制限無)

6.5.14.3. 端数(段階的)加算情報

6.5.14.4. 検査種別の判断料・診断料と外来管理加算の自動算定/未算定情報

6.5.14.5. レセプトの科名/項目名(特薬他)/診療日表示情報(初回算定日,CT・MRI初回実施日,前回算定日含む)

6.5.14.6. 診療Aと診療Bで背反エラーチェック

6.5.14.7. 任意の医事コードが入力された場合、任意のメッセージを表示(もしくはメッセージボックスによる出力)できること。

6.5.15. その他、背反チェック等凡例 ― ―6.5.15.1. 医学管理料・在宅関連背反チェック(チェックと共に0点算定も可)

6.5.15.2. 基本的検体検査実施料/判断料関連背反チェック(入院基本料加算とのチェック含む)

6.5.15.3. 基本的X線診断料と入院基本料加算との背反チェック

6.5.15.4. 調剤技術基本料,処方箋料,(在宅)薬剤管理指導料関連背反チェック

6.5.15.5. 処方箋料と調剤料・処方料・麻毒加算との背反チェック(同日)

6.5.15.6. 薬剤情報提供料と処方箋料との背反チェック(同日)

6.5.15.7. 薬剤情報提供料と院内処方有無チェック(同日)

6.5.15.8. 初診入力時の悪性腫瘍精密初回月加算算定済みチェック

6.5.15.9. 在宅自己注射指導管理料・外来化学療法加算背反チェック

6.5.15.10. 社会保険診療報酬支払基金から提供されている、電子点数表のcsvファイル(背反関連テーブル)を用いた背反チェック

6.5.15.11. 院内で独自に背反チェックを行いたい項目を定めた背反チェック

6.5.16. 歯科矯正診断料・顎口腔機能診断料の入力チェック矯正開始→動的処置開始→マルチブラケット法開始→保定開始 の各段階あり ― ―6.5.16.1. (患者算定済み)チェック(患者につき1回)(0点置換)

6.5.16.2. 歯科矯正診断料と顎口腔機能診断料との背反チェック(同一段階)(0点置換)

6.5.16.3. (6月以内算定不可)チェック(別段階コード)

6.5.16.4. (矯正段階エラー)チェック(段階の順番チェック)

6.5.16.5. (動的処置開始日なし/開始前エラー)チェック

6.5.16.6. (マルチブラケット法開始日なし/開始前エラー)チェック

6.5.17. 歯科矯正管理料の入力チェック  ― ―6.5.17.1. (初診同月内算定不可)チェック(初診入力時には、(同月歯科矯正管理料算定あり)の

警告表示)

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6.   医事会計システム 実現性 備考(具体的な実現方法、代替案等)

6.5.17.2. 矯正管理料加算入力時、動的処置開始日/マルチブラケット法開始日から1年以内かのチェック((開始日より1年超え)の警告表示)

6.5.17.3. 矯正管理料加算入力時、動的処置開始日/マルチブラケット法開始日の(開始日なし/開始前エラー)チェック

6.5.18. 動的処置項目の入力チェック  ― ―6.5.18.1. 動的処置またはマルチブラケット法開始日からの2年以内/2年超え項目チェック(動的

処置・2年以内/動的処置・2年超えの項目コード妥当性チェック)

6.5.18.2. (同月内算定あり/算定なし)チェック (動的処置・月1回目/動的処置・月2回目以降の項目コード妥当性チェック)

6.5.19. マルチブラケット装置項目の入力チェック(項目入力は1回につき1装置)  ― ―6.5.19.1. ステップⅠ~Ⅳ毎に(上顎~装置目迄),(上顎~装置目以降),(下顎~装置目迄),

(下顎~装置目以降)の項目あり

6.5.19.2. 上顎・下顎別のステップ後戻りチェック

6.5.19.3. 各ステップ毎の上顎1装置目加算の入力妥当性チェック((上顎~装置目迄)の項目に対する加算か)(加算単独入力は不可)(同一ステップでの複数回入力は不可)

6.5.20. 会計入力時の経過期間・算定限度期間・回数・項目数チェックおよび 行為適用チェック等凡例(歯科調整指導料対応)― ―6.5.20.1. 新製有床義歯管理料の入力チェック

6.5.20.2. 有床義歯装着後、1月以内かのチェック

6.5.20.3. 同月2回チェック

6.5.21. 有床義歯管理料の入力チェック ― ―6.5.21.1. 有床義歯装着後、1月超えから3月以内であるかのチェック

6.5.21.2. 同月1回のチェック

6.5.22. 有床義歯長期管理料の入力チェック  ― ―6.5.22.1. 有床義歯装着日から3月を超え1年以内かのチェック

6.6. 入院管理 ― ―6.6.1. 入院基本登録 ― ―6.6.1.1. 患者の入退院、転科・転室・転病棟情報およびドクターコードの登録・修正・削除ができ

ること。

6.6.1.2. 患者の入退院、転科・転室・転病棟情報について、各々日付とともに、時間区分(朝食前/昼食前/夕食前/夕食後)の入力ができること。

6.6.1.3. ドクターコードについては、選択入力とカナ氏名での検索入力ができること。

6.6.1.4. 転室時には、転室前のドクターコードを引き継げること。

6.6.1.5. 上記入力データを、全病棟あるいは指定病棟/指定病室単位の空床照会や、指定病室の入院患者照会に即時に反映できること。

6.6.1.6. 入退院および転科・転室・転病棟の入院履歴情報は999履歴分を登録・管理できること。

6.6.1.7. 入院情報のオーダ取込み時、医事の入院情報(存在するとき)を優先する/しないの運用選択(設定)ができること(オーダ取込みしない/修正オーダとして更新するの選択)。

6.6.1.8. 履歴の照会では、転室表示モードと非表示モードの切り替えやドクターコードの登録有無の表示ができること。

6.6.1.9. ドクターコード登録有無マークへのマウス位置付けにより、ドクター名称が表示できること。

6.6.1.10. 入院、退院、転科・転室・転病棟の登録・修正時には、それぞれの処理に応じた入力項目のウィンドウが表示できること。

6.6.1.11. 表示されている入院・退院・転科・転室・転病棟履歴の選択により、簡単な操作で履歴の削除/一括削除や項目の修正ができること。

6.6.1.12. 病棟、病室のほか、ベッドNO.までの入力ができること。

6.6.1.13. 保険情報の表示・チェック機能として以下の機能を有すること。

6.6.1.14. ・全診療データ保有期間内で有効な保険のみ表示。

6.6.1.15. ・入院登録時、入院日より1ヶ月以内に有効期限があれば、法制(保険)コードを色分け表示。

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兵庫県立淡路医療センター 電子カルテシステム更新および影響部門システム更新要件定義書

6.   医事会計システム 実現性 備考(具体的な実現方法、代替案等)

6.6.1.16. ・入院登録時、入院月に保険確認していなければ、法制(保険)コードを色分け表示。また、マウスの位置付けにより、その保険の有効期間を表示できること。

6.6.1.17. 最終退院日から3ヵ月未満の場合、入院登録時に前回までの入院料算定履歴を、履歴NO.の指定なしに自動的に引き継げること。

6.6.1.18. 前回の退院日から3ヶ月以内(月数設定が可)の入院登録時には、入退院履歴上の前回退院日を色分け(警告)表示できること。

6.6.1.19. 差額室料(課税/非課税および外税/内税対応含む)や一般病棟/療養病棟/結核病棟/精神病棟/特定機能病院/専門病院/障害者施設等の各種入院基本料および療養環境加算等々、入院基本料加算等の情報をベッド(病室)マスタから自動設定できること。

6.6.1.20. 特定入院料については、入院オーダ取込み時にベッドに合わせた特定入院料を自動発生させることができること。

6.6.1.21. マスタの設定により自動算定される入院料等項目について、特定の患者のみ非算定の指示ができること。

6.6.1.22. 差額室料や重症者加算区分の修正・取消機能を有すること。

6.6.1.23. ベッド(病室)マスタの世代管理は、無制限であること。

6.6.1.24. 病院運用を考慮し、上記ベッド(病室)マスタ情報や、電気代等の自費項目(一般料金)を画面から入力できること。

6.6.1.25. 入院登録および転科登録時、入院カルテ1号紙/入院台帳の発行ができること。また、共観科5個の登録ができること(統計利用)。

6.6.1.26. 入院登録時、通算対象他病院日数を入力できること。

6.6.1.27. 同一開設者/特別な関係にある他病院からの転院引き継ぎに対応できること。

6.6.1.28. 特定患者(入院90日超)のカウントおよびカウント除外(一般病棟/一般病棟以外)に対応できること。

6.6.1.29. 入院期間に応じた入院料算定(加算)に対応できること(180日超えの選定療養対応を含む)。

6.6.1.30. 入院カレンダー上に180日超え・90日超え期間をわかりやすく色分け表示できること。

6.6.1.31. 180日超え日・90日超え日や通算対象入院料算定日数および入院日数(引継ぎ履歴・最新履歴)を表示できること。

6.6.1.32. 同一日での転科・転室・転病棟が入力でき、かつ優先して算定する入院履歴の自動選択ができること。既定値で今回履歴を優先することも可能なこと。

6.6.1.33. 同一日の医科から歯科(または歯科から医科)への転科を可能とすること。

6.6.1.34. 同一日の医科から歯科(または歯科から医科)への転科時に、医科と歯科の入院料を重複して算定できること。

6.6.1.35. 同一日の医科から歯科(または歯科から医科)への転科時に、医科と歯科の入院料を重複して算定するとき、入院基本登録画面において、入院日ラベルをダブルクリックすることで、算定の指示(重複算定許可)をできること。

6.6.1.36. ベッド(病室)マスタ優先区分(9種類)の設定により、入院料・室料を考慮した履歴選択ができること(入院料・室料の高い方の選択等)。

6.6.1.37. 退院登録時に期間外データの削除ができること

6.6.1.38. 転科時にも遡及処理によるデータ一括修正ができること。

6.6.1.39. 入院基本診療データ(保険、外泊、欠食、特食、長期入院算定除外区分、選択食、特定入院等)の登録・修正・削除が、入退院・転科・転室登録と同一画面で行えること。

6.6.1.40. 入院基本診療データの算定状況を、カレンダー形式にて1ヶ月10日分表示できること。

6.6.1.41. 入院基本診療データの算定状況を、前月、次月の指示により、過去あるいは未来(翌月)のカレンダー表示ができること。

6.6.1.42. カレンダーマップ切替により、一般料金(ベッド(病室)マスタ設定 または 画面入力)の日単位での非算定入力と選定療養の対象/対象外入力ができること。

6.6.1.43. カレンダーマップ切替により、外泊時に非算定にしたい一般料金項目の設定ができること。

6.6.1.44. 入院基本診療データの登録・修正時には、それぞれの処理に応じた入力項目のウィンドウが表示できること。また、簡単な操作で診療の削除や修正ができること。

6.6.1.45. 入院基本診療データの日付入力については、カレンダー日付のマウス選択(単一日) およびドラッグ(連続日)による入力ができること。

6.6.1.46. 入院料保険について、カレンダー上へのマウス位置付けにより、当該日付と指定保険情報(法制コード・継続区分、減免コード、請求区分)を表示できること。

6.6.1.47. 入院料保険について、任意の保険指定時に法制(保険)コードを色分け表示するとともに、利用者で設定したメッセージを警告表示できること。

6.6.1.48. 療養病棟における医療区分、ADL区分の変更に伴う算定変更をマップ形式に入力できること。

6.6.1.49. 医療区分・ADL区分に係る評価票が出力できること。

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6.   医事会計システム 実現性 備考(具体的な実現方法、代替案等)

6.6.1.50. 療養状態の入力については、NO.、期間、区分の手入力もしくはマップ形式の該当項目、該当日をマウスでドラッグして入力できること。

6.6.1.51. 療養状態の入力チェックとして、連続算定可能日数超えのチェックができること。

6.6.1.52. 療養状態の入力チェックとして、特定日からの算定期間超えのチェックができること。

6.6.1.53. 療養状態の入力チェックとして、背反項目チェックができること。

6.6.1.54. 外泊の場合、理由として(精神疾患治療目的)が入力できること。

6.6.1.55. 診療マップの表示のうち、欠食表示を時間区分の表示または欠食数の表示のいずれかを選択できること。

6.6.1.56. 診療マップの表示のうち、特食は1食ずつ特食の区分が表示されること。

6.6.1.57. 特食の場合、特食区分のほかに特食を算定する保険(自費含む)の指定ができること。

6.6.1.58. 特食の場合、1食ずつ特食区分を指定することができること。

6.6.1.59. 鼻腔栄養(処置)については、特食区分(鼻腔栄養食事不可/食事可/特食可)の利用(選択入力)による特食入力ができること。

6.6.1.60. 市販流動食については、特食区分の利用(選択入力)による特食入力ができること。

6.6.1.61. 栄養管理システムと接続し、患者基本情報を伝達できること。

6.6.1.62. 栄養管理システムと接続し、外泊、欠食、特食、選択食等の食事データを取込むことができること。

6.6.1.63. 入院中に他医療機関を受診した場合の入院料減額入力について、入院基本登録画面にて減算指示を登録し、自動算定できること。

6.6.1.64. 入院中に他医療機関を受診した場合の入院料減額入力については、以下の8つに対応すること。・入院基本料減算・入院基本料減算(透析等目的とした他医受診)・療養病棟入院基本料等減算(包括診療行為を算定)・療養病棟入院基本料等減算(包括診療行為を未算定)・特定入院料減算・特定入院料減算(透析等目的とした他医受診・包括診療行為算定)・特定入院料減算(包括診療行為未算定)・認知症治療病棟入院料減算(透析目的とした他医受診・包括未算定)

6.6.2. 入院請求書 ― ―6.6.2.1. 入院患者に対して、入院データ入力と入院基本登録で入力されたデータを基に、診療費の

計算を行い、患者請求書の発行ができること。

6.6.2.2. 請求書発行時、自動もしくは指示により、強制発行/未発行や未処理扱いの選択ができること。

6.6.2.3. 請求書発行時、自動もしくは指示により、保険組み合わせ別発行/保険まとめ発行、未収扱い/入金扱いの選択ができること。・未収発行・入金済み・退院会計は入金済み、定期請求は未収発行

6.6.2.4. 請求済み期間(診療データ保存期間分)の再計算ができること。再計算後の患者請求書は、自動もしくは指示により、差額分発行、新規発行および調定発行かの選択ができること。

6.6.2.5. 即時処理の退院会計、試算会計(未来日までの入院料・入院データ計算を含む)および一括処理の定期請求の機能を有すること。

6.6.2.6. 画面から支払い期日の変更ができること。

6.6.2.7. 定期請求・月1回運用時、入院請求書を(月初~設定日(15日等)までの差額室料のみ)と(前記以外分)とに分けて、差額室料のみの中間(分離)請求に対応できること。

6.6.3. 退院会計 ― ―6.6.3.1. 退院会計では、請求書イメージと過去の未収金合計、入院情報(入院開始日・科・病棟・

病室・ベッドNO.)、前回請求額、前回入金額、今回請求額を表示できること。

6.6.3.2. 請求期間毎の請求履歴と保険を表示し、請求履歴の選択または未請求分の既定値選択により、請求明細表示エリアに請求書イメージを表示できること。

6.6.3.3. 請求期間の設定と表示は翌月末まで対応できること。

6.6.3.4. 請求期間内での請求締め日の入力による会計もできること。

6.6.3.5. 退院会計での請求書イメージ表示については、明細行を10行以上、料金明細内訳項目(欄)を50項目まで設定できること。

6.6.3.6. 退院請求書への出力コメントは、定型コメントを5個まで選択入力ができること。また、20文字以上のフリーコメント入力もできること。

6.6.3.7. 請求書が複数枚になる場合を考慮し、画面への枚数表示(1/2枚等)ができること。

6.6.3.8. 請求期間毎の発行と1枚にまとめて発行(同一月内請求期間併合)の選択および試算書の発行の選択ができること。

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兵庫県立淡路医療センター 電子カルテシステム更新および影響部門システム更新要件定義書

6.   医事会計システム 実現性 備考(具体的な実現方法、代替案等)

6.6.3.9. 退院請求書を発行する際のプリンタを指定できること。

6.6.3.10. 試算請求書発行時に、請求金額の修正ができること。

6.6.3.11. 請求済み期間内の未請求分を次回請求に反映し、同月内での差額計算機能を有すること。この時、同月内での複数入院履歴のまとめ計算もできること。

6.6.3.12. 高額療養費の年4回以上に該当するケースの場合、マスタ設定により、会計時に限度額を自動的に切り替えることができること。

6.6.3.13. 高額療養費の年4回以上に該当するケースの場合、マスタ設定により、会計時に(多数該当)である旨をチェックし、警告が出力できること。

6.6.3.14. 差額室料のみの請求ができること。

6.6.4. 定期請求 ― ―6.6.4.1. 定期請求では、請求期間の選択や請求書コメント5個分の選択入力ができること。

6.6.4.2. 定期請求では、請求書発行日を指定できること。

6.6.4.3. 同月内の全請求期間の料金計算指示および退院登録済み患者の再計算を行うか否かの選択ができること。

6.6.4.4. 患者、科、病棟、病室、保険(減免保険)単位による請求書発行停止および限定発行機能を有すること。何れも複数指定(特に制限なし)ができること。

6.6.4.5. 患者指定で請求書発行停止あるいは限定発行を行う場合、患者IDをテキストファイルから一括して取り込めること。

6.6.4.6. 上記処理では、病棟限定発行時に、特定患者の発行停止を行う等の柔軟な運用もできること。

6.6.4.7. 月に2、3回の定期請求運用時、患者単位で月1回の定期請求を行う運用も可能なこと。

6.6.4.8. 仮実行(料金データ未作成)やリスタート処理(前回中断患者の次患者から再開)の機能を有すること。

6.6.4.9. 定期請求指示画面上に、請求書発行情報(請求書まとめ区分、入金処理区分、発行・未発行区分、再計算時発行区分)を表示できること。

6.6.4.10. 定期請求指示画面上で、請求書発行情報(請求書まとめ区分、入金処理区分、発行・未発行区分、再計算時発行区分)を実行前に変更可能なこと。

6.6.4.11. 定期請求により発行された請求書の、一括取消し機能を有すること。

6.6.4.12. 定期請求の実行中に処理中の状況表示(対象患者数、処理患者数、発行枚数、処理中患者ID・氏名を表示)ができること。

6.6.4.13. 定期請求の実行中、処理のキャンセル(中断)ができること。

6.6.4.14. 処理実行後には、請求一覧表(定期請求プルーフリスト)の画面表示や帳表出力ができること。

6.6.4.15. 請求一覧表(定期請求プルーフリスト)には、患者情報の他に整理番号、今回請求額、前回請求額、入金合計額等を出力すること。

6.6.4.16. 定期請求書の出力順として、以下の選択ができること。・患者ID順・科、病棟、病室、(ベッド)、患者ID順・カナ氏名順・科、病棟、病室、(ベッド)、カナ氏名順・病棟、病室、(ベッド)、患者ID順・病棟、病室、(ベッド)、科、患者ID順

6.6.4.17. 請求済み期間内の未請求分を次回請求に反映し、同月内での差額計算機能を有すること。

6.6.4.18. 高額療養費の年4回以上に該当するケースの場合、マスタ設定により、会計時に限度額を自動的に切り替えることができること。

6.6.4.19. 高額療養費の年4回以上に該当するケースの場合、マスタ設定により、会計時に(多数該当)である旨をチェックし、警告が出力できること。

6.6.5. 退院証明書発行 ― ―6.6.5.1. 退院日(期間)を指定し、該当患者の退院証明書を発行できること。

6.6.5.2. 退院予定日と患者IDを指定し、退院証明書を発行できること。

6.6.5.3. 退院証明書については、CSVファイルやMS-EXCELファイルとして抽出できること。

6.6.5.4. 患者基本情報、入院期間履歴、通算対象入院料算定日数、傷病名等の情報を編集して出力できること。

6.6.6. 選定入力開始対象患者一覧 ― ―6.6.6.1. 選定療養が指定範囲内(日付)から始まる患者の一覧を出力できること。

6.6.6.2. 患者ID指定による出力もできること。

6.6.6.3. 選定入力開始対象患者一覧をMS-EXCELファイルに出力できること。

6.6.7. 入院処方一括出力 ― ―6.6.7.1. 入院前回処方情報の出力処理では、以下の機能を有すること。

6.6.7.2. ・全病棟/病棟指定/患者ID指定の出力選択

6.6.7.3. ・転出転入先分/最新履歴分の出力選択(複数入院履歴保有時)

6.6.7.4. ・処方データの有無による出力/未出力の選択

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6.   医事会計システム 実現性 備考(具体的な実現方法、代替案等)

6.6.7.5. ・テスト患者分の出力/未出力の選択

6.6.7.6. ・処理中の患者表示と件数表示

6.6.7.7. ・処理中断機能

6.6.7.8. 入院前回処方情報は外来基本カードとは別形式にて出力できること。

6.7. 収入金管理 ― ―6.7.1. 料金サマリ ― ―6.7.1.1. 窓口会計業務で算定された患者への請求金額を基に、入金/未収金の管理ができること。

6.7.1.2. 未収情報は永久保存できること。

6.7.1.3. 一部入金の分納履歴は無制限に管理できること。

6.7.1.4. 患者請求書に対する、料金請求履歴(料金サマリ)照会、入金・未収登録(全額/一部)、請求書(料金データ)訂正、再発行、削除、削除取消および請求書作成・発行の機能を有すること。

6.7.1.5. 入金履歴を追加・変更した場合の更新情報(更新日、時間、端末情報、更新者ID、氏名)の表示ができること。

6.7.1.6. サマリ画面に請求書情報の更新情報(更新日、時間、端末情報、更新者ID、氏名)の表示ができること。

6.7.1.7. サマリ画面の表示項目を利用者ごとに並べ替えができること。

6.7.1.8. 入金情報を更新した場合に、請求書情報の更新記録も合わせて更新するかどうかを選択できること。

6.7.1.9. 職制・利用者ごとに入金登録操作可否の制御ができること。

6.7.1.10. 職制・利用者ごとに請求書再発行操作可否の制御ができること。

6.7.1.11. 職制・利用者ごとに領収書再発行操作可否の制御ができること。

6.7.1.12. 職制・利用者ごとに請求コピー操作可否の制御ができること。

6.7.1.13. 職制・利用者ごとに請求書削除・削除解除・未処理解除操作可否の制御ができること。

6.7.1.14. 職制・利用者ごとに請求明細変更操作可否の制御ができること。

6.7.1.15. 請求書・領収書発行回数の記録ができること。また、その回数を請求書・領収書に印刷できること。

6.7.1.16. 料金情報の履歴保存として、(誰が)(いつ)(何処で)料金情報の変更を行ったか、また請求書・領収書の発行を何回行ったかの履歴が参照できること。

6.7.1.17. 発行した請求書・領収書については、それぞれの管理番号で管理できるように対応できていること。

6.7.1.18. 発行した請求書・領収書についての管理番号は、患者ID+請求書通番+枝番+発行回数で請求書管理番号とし、患者ID+請求書通番+入金回数+発行回数にて領収書管理番号とすること。それらは請求書、領収書に印字できること。

6.7.1.19. 入金のある請求書については、修正会計を行うことに連動して削除されないように制御できること。

6.7.1.20. 請求書・診療明細書・領収書について、それぞれ印刷プレビュー表示及び印刷ができること。

6.7.1.21. 請求書再発行の際に、振込用紙も同時に発行できること。

6.7.1.22. 料金サマリ他の画面上で患者住所情報の参照ができること。

6.7.1.23. 入外、科まとめ/診療科別、対象科、抽出対象期間、保険まとめ/保険別 等の抽出条件により、対象患者の請求書を検索できること。

6.7.1.24. 入外、科まとめ/診療科別、対象科、抽出対象期間、保険まとめ/保険別 等の抽出条件により検索した請求書を、合算して出力できること。

6.7.1.25. 請求書の検索は、患者IDの入力またはテキストファイルからの読み込みでも可能であること。

6.7.1.26. 患者IDまたは整理(請求書)番号の入力により、請求書情報を画面表示できること。請求書情報は1履歴(1明細)単位に罫線を引き、見やすく表示できること。また、行単位のスクロール表示においても、上下に1履歴(1明細)単位でシフトできること。

6.7.1.27. 入外、科、発行日(期間)、入金日(期間)、診療日(期間)、保険、入金分/未収分/全件等、請求書内容の指定による限定検索ができること。

6.7.1.28. 一画面にて13枚分の請求書情報を表示できること。また、請求書選択後、前記の各処理(入金・未収登録、請求書訂正、再発行、削除、削除取消)に遷移できること。

6.7.1.29. 請求書情報表示の対象を全期間分/当月分/前月分/前月以前分/前月以降分/期間指定分等、自由に切り替えられること。

6.7.1.30. 請求書情報のうち、未収分のみを表示対象にできること。

6.7.1.31. 請求書情報のうち、満額入金済の分のみを表示対象にできること。

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兵庫県立淡路医療センター 電子カルテシステム更新および影響部門システム更新要件定義書

6.   医事会計システム 実現性 備考(具体的な実現方法、代替案等)

6.7.1.32. 検索された請求書情報の合計情報として、合計点数、合計金額、患者負担額、減免額、消費税額、請求額、食事標準負担額を表示できること。

6.7.1.33. 請求書情報について、発行日/診療日/入金日/未収額順での並べ替えができること。また、各々の表示順について、昇順/降順の切り替えができること。

6.7.1.34. 請求書情報として、整理(請求書)番号、入外、科、発行日、発行状況(通常/未処理/未発行 等)、診療日(期間)、請求額、入金額、未収額、未収理由、削除理由、入金日、入金時間、入金区分、保険、請求書コメント(2個)、請求書フリーコメント、請求先住所、請求先名称を表示できること。

6.7.1.35. 請求書情報について、表示倍率の変更、表示サイズの拡張ができること。また、変更した表示方法を利用者ごとに保存できること。

6.7.1.36. 入外別の支払い期日の設定および請求書単位の支払い期日の入力ができること。

6.7.1.37. 入金登録の際、入金日と受領日、2つの日付を登録できること。これにより、営業日と実際に入金した日とを分けて管理できること。

6.7.1.38. 請求書に対する入金履歴は、画面を切り替えることなく、料金サマリ画面で参照できること。

6.7.1.39. 入金履歴情報として、入金日、受領日、入金額、入金区分、管理区分、入金端末、入金者ID、入金者氏名、更新日、更新時間を表示すること。

6.7.1.40. 分納請求書の場合、入金履歴は直近の入金情報から順にすべての履歴を表示していること。

6.7.1.41. 入金・未収登録では、入金区分(現金、小切手、カード等)、管理区分(市町村振込等)および未収区分(持ち合わせなし、患者不在等) の登録・管理ができること。

6.7.1.42. 入金区分(現金、小切手、カード等)は、病院独自の内容で設定可能なこと。

6.7.1.43. 管理区分(市町村振込等)は、病院独自の内容で設定可能なこと。

6.7.1.44. 未収区分(持ち合わせなし、患者不在等)は、病院独自の内容で設定可能なこと。

6.7.1.45. 入金・未収登録を行わずに、未収区分のみを変更できること。

6.7.1.46. 分納入金時に領収書の発行ができること。この時、領収書番号の自動採番も可能なこと。

6.7.1.47. 未収登録時に、未収となった請求書の発行状況を未処理にするか更新しないかの選択ができること。

6.7.1.48. 期間指定を行い、期間内の未収履歴に対する処理を順次できること。

6.7.1.49. 入金履歴が削除されないよう設定可能なこと。

6.7.1.50. 請求書情報の中から、期間を指定して、複数請求書情報を1枚にまとめて発行できること。

6.7.1.51. 0点0円請求書の出力ができること。

6.7.1.52. 料金明細内訳欄(初再診料、投薬料、注射料・・・・等々)は50個まで設定できること。

6.7.1.53. 請求書イメージ明細行は、保険分/保険外分、非課税分/課税分や減免額等を考慮し、10行分以上保有できること。・保険点数・金額・保険外課税分・減免保険外課税分・内税額・保険外点数・保険適用分・保険外非課税分・減免保険外非課税分・外税額等

6.7.1.54. 請求書のうち、削除請求書は色分けして表示し、判別し易くすること。

6.7.1.55. 削除請求書に対して、削除理由(書損、不能欠損等)を設定できること。

6.7.1.56. 削除理由(書損、不能欠損等)は、病院独自の内容で設定可能なこと。

6.7.1.57. 請求書情報のうち、削除請求書を表示対象外にできること。

6.7.1.58. 既存の請求書をコピーして、別請求書の新規作成・発行ができること(診療行為以外の請求書を含む)。

6.7.1.59. コピーして作成した請求書は、料金サマリ画面で色分けする等して、判別しやすく表示すること。

6.7.1.60. 請求書コメント5個および減免コード(法制コード)の選択入力・修正ができること。また、請求書フリーコメント(20文字以上)の入力・修正ができること。

6.7.1.61. コメントメンテナンスにおいて作成した請求書コメントを出力できること。また、コメントメンテナンスにおいて、請求書フリーコメントの修正・削除ができること。

6.7.1.62. 患者ごとに当日未処理分/全期間未処理分/全期間未収分の請求履歴を表示し、一括もしくは個々の請求履歴に対し、発行入金/未発行入金/発行未収/未発行未収の処理ができること(請求書発行サマリからの入金登録)。

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6.   医事会計システム 実現性 備考(具体的な実現方法、代替案等)

6.7.1.63. 請求書発行サマリで、請求書情報を発行日/診療日/入金日順での並べ替えができること。また、各々の表示順について、昇順/降順の切り替えができること。

6.7.1.64. 請求書発行サマリでは、入外別未収件数・金額および当日の未会計科を表示できること。

6.7.1.65. 預り金の入力により、釣り銭表示ができること。

6.7.1.66. POSレジと接続して入金処理を行った場合、請求書情報としてどのPOSレジから入金されたのか等、リアルタイムに確認できること。

6.7.1.67. 自動入金機と接続して入金処理を行った場合、請求書情報としてどの自動入金機から入金されたのか等、リアルタイムに確認できること。

6.7.1.68. デビットカードによる入金処理機能を有すること(デビットカードの対応は、自動入金機接続時とする)。

6.7.1.69. 設定により、フォントをメイリオに変更できること。

6.7.1.70. 支払証明書発行画面に、明細の必要不必要を判断するチェックボックスにて判断できること。(規定値はチェック有り)チェック有りの場合、外来は請求日及び科名称、領収金額が出力できること。入院の場合は請求期間及び科名称、領収金額、うち食事負担金、うちその他自費分が出力できること。

6.7.1.71. 支払い証明書の発行時に、発行日(領収日)の指定が出来ること。(規定値はシステム日付)

6.7.1.72. 支払い証明書(医療費領収証明書)に院長名が出力できること。

6.7.2. 締め処理 ― ―6.7.2.1. 締め日の設定ができること。この時、締め処理以降の入金を、締め日に行ったことにでき

ること。

6.7.2.2. 締め日を、入金登録時の入金日に反映できること。

6.7.2.3. 当日の外来、入院およびその他の請求書発行枚数、請求額、入金額(当日分・以前分)の最新情報を随時照会できること。なお、当日のみでなく過去日についても照会できること。

6.7.3. 収入金管理帳表 ― ―6.7.3.1. 収入金管理帳表については、すべて画面に出力帳表イメージを表示できること。

また、MS-EXCELに出力して二次加工ができること。

6.7.3.2. 収入金管理(帳表)データの抽出や収入金管理(帳表)データの編集・加工が容易にできること(院内での処理を考慮し、市販ソフト[例]MS-ACCESS、MS-EXCEL等の活用が図れること)。

6.7.3.3. 以下に示す収入金管理帳表の作成ができること。また、帳表作成時、入院分/外来分の限定や対象年月日の範囲指定ができること。

6.7.3.4. ・現金払込書

6.7.3.5. ・項目別集計一覧

6.7.3.6. ・削除請求一覧

6.7.3.7. ・取消し入金一覧表

6.7.3.8. ・書損患者一覧表

6.7.3.9. ・請求患者一覧表

6.7.3.10. ・請求書一覧

6.7.3.11. ・督促郵送リスト

6.7.3.12. ・入金一覧

6.7.3.13. ・入金患者一覧表

6.7.3.14. ・入金明細リスト

6.7.3.15. ・発行請求一覧

6.7.3.16. ・返金一覧

6.7.3.17. ・返金患者一覧表

6.7.3.18. ・未収患者一覧表

6.7.3.19. ・未収金一覧

6.7.3.20. ・未収請求一覧

6.7.3.21. ・未納整理簿

6.7.3.22. ・請求書発行履歴一覧(入外区分の限定は不可)

6.7.3.23. ・領収書発行履歴一覧(入外区分の限定は不可)

6.7.3.24. ・入金履歴一覧   (入外区分の限定は不可)

6.7.3.25. ・未収履歴一覧   (入外区分の限定は不可)

6.7.3.26. ・書損履歴一覧   (入外区分の限定は不可)

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6.   医事会計システム 実現性 備考(具体的な実現方法、代替案等)

6.7.3.27. ・過去日修正履歴一覧(入外区分の限定は不可)

6.7.3.28. 各種帳票については、請求書運用と領収書運用の場合とで、出力仕様の切替ができること。

6.7.3.29. 請求書、領収書のフォーマットを別々に指定できること。

6.7.3.30. 督促状発行機能を有すること。(郵便振込用紙・督促郵送リスト出力)抽出条件として、対象期間、対象外患者、法制(保険)コード、科コード、入外区分、未収金額等を指定できること。

6.7.4. 預かり金管理 ― ―6.7.4.1. 患者からの預かり金の登録、修正等の管理ができること。

6.7.4.2. 何の名目で預かり金を受領したのか、費目を分けて管理できること。

6.7.4.3. 預かり金の費目ごとに、預かり金の既定値を設定できること。

6.7.4.4. 複数回に分けて預かった場合には、合計金額が表示できること。

6.7.4.5. 近傍プリンタから預り証の発行ができること。

6.7.4.6. 発行する前に、預り証を画面上でプレビューできること。

6.7.4.7. 控えとして預り証をあらかじめ指定した枚数(複数枚)発行できること。2枚目以降は、控えであることがわかるように特定の文字を出力できること。

6.7.4.8. 預り証を出力するプリンタを、画面上で設定できること。

6.7.4.9. 証書番号を採番し、管理できること。

6.7.5. 出産育児一時金支援システム ― ―6.7.5.1. 出産育児一時金制度に対応した請求機能を有すること。

6.7.5.2. 出産育児一時金支援システムでは、患者IDを入力し、保険・入院期間を選択し、明細入力ができること。

6.7.5.3. 直接支払制度を利用するかどうかの設定を入力できること。

6.7.5.4. 明細書は患者個人向けに出力できること。

6.7.5.5. 登録した情報はサマリ画面から確認、保留処理等もレコード単位でできること。

6.7.5.6. 登録した情報はサマリ画面から処理を行い、専用請求書を出力できること。

6.7.5.7. 専用請求書は紙、CSVファイルそれぞれでの出力ができること。

6.7.5.8. 退院会計時に患者負担額上限を超えた部分に対して自動で全体減免ができること。

6.8. 外来診療予約 ― ―6.8.1. 予約 ― ―6.8.1.1. 予約の登録・修正・削除・照会ができること。

6.8.1.2. 基本スケジュールと月例スケジュールを登録して管理ができること。

6.8.1.3. 基本スケジュールと月例スケジュールをメンテナンス出来る画面を有しており、時間枠・1日枠など定数を設定できること。

6.8.1.4. 予約スケジュールメンテナンス画面により、スケジュールを指定した期間、一括で展開することができること。

6.8.1.5. カレンダー上に、休日/スケジュール・予約状況/予約枠の満員表示が、わかり易く表示されること。

6.8.1.6. 同一日同一時間の重複チェックを行うこと。

6.8.1.7. 予約枠の重複チェックを行うこと。

6.8.1.8. 予約患者の一覧が、画面で確認できること。

6.8.1.9. オーダリングシステムへの予約情報転送、あるいは、予約オーダからの予約情報受信が可能なこと。

6.8.1.10. 予約分の一括処理として、外来基本カードの一括発行や自動カルテ棚側へ出庫指示情報の伝達ができること。

6.8.1.11. 予約のある患者に対して、来院受付を行うための受付情報を作成できること。

6.8.1.12. 診療予約の場合には、(薬のみ)(検査のみ)等の区分に分けて登録できること。

6.8.1.13. 患者を指定しての予約票発行ができること。

6.8.1.14. 対象日の予約患者一覧表が出力できること。

6.8.1.15. 対象日の予約キャンセル患者一覧表が出力できること。

6.8.1.16. 対象日の医師スケジュール一覧表が出力できること。

6.9. 診療報酬請求業務 ― ―6.9.1. レセプト・会計カード作成 ― ―6.9.1.1. 患者登録業務で登録された基本、保険、病名および入退院・入院基本診療データと窓口会

計業務で入力された診療内容を編集して、診療報酬明細書(レセプト)の作成ができること。また、レセプトの摘要欄の右側にカレンダーマップを付加した会計カードの作成ができること。

6.9.1.2. 支払基金、国保連へのオンライン請求用電子ファイルの作成もできること。

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6.   医事会計システム 実現性 備考(具体的な実現方法、代替案等)

6.9.1.3. レセプト電算用電子ファイルのデータ形式を元にして、医科・歯科レセプトイメージでの内容の確認ができること(患者指定を含む)。

6.9.1.4. レセプト電算処理データの作成状況を、全件表示や患者指定表示により確認できること(提出先別・入外・診療科別件数表示や患者レセプト情報等)。

6.9.1.5. レセプト電算用電子ファイルを直接修正できるパッチツールを提供でき、診療データ保存期間外の保留レセプトに対して、レセプト電算用電子ファイル作成後の修正が可能であること。

6.9.1.6. 院内チェック用の院外処方情報を含んだレセプト電算ファイルを出力できること。

6.9.1.7. 紙提出、電子ファイル提出のレセプトを一覧の中で区別し管理できること。

6.9.1.8. レセプト電算処理では、患者氏名に外字が存在するとき、全てカナ氏名として出力することもできること。

6.9.1.9. レセプト電算処理では、外来基本カードや他業務にて使用している医療機関名称と異なる医療機関名称を出力できること。

6.9.1.10. レセプト電算処理では、病床機能報告制度に対応した病棟コードの出力ができること。

6.9.1.11. 診療科記録の際に、月内最終診療科もしくは最も算定点数の高い診療科かを選択できること。

6.9.1.12. CSVレコード(カルテ番号等)エリアに、設定により患者ID、表記科、診療科、病棟コード、ドクターコードの記録ができること。

6.9.1.13. 一般、労災(アフターケアレセプト含む)、生保、公害、自賠、歯科のレセプトに対応できること(自費レセプトの単独出力を含む)。

6.9.1.14. 自賠責レセプト(健保/労災準拠) については、専用紙出力に対応できること。

6.9.1.15. 自賠責レセプトの出力については、通院月、通院日のまる囲み、通院日数、診療期間、請求金額、請求先名または受領元名、医師名の自動編集機能を有すること。

6.9.1.16. 公害レセプトの疾病名欄の最上段に認定疾病名を出力し、○付けができること。

6.9.1.17. 労災準拠自賠責の全額患者請求および併用自賠責(食事療養費等の患者請求対応含む)への対応ができること(自賠責10割給付/0割給付)。

6.9.1.18. 事前での一括編集処理を必要とせず、作成指示後に即座に出力を開始できること。また、複数端末・複数プリンタでの処理と出力が随時できること(再出力を含む)。

6.9.1.19. レセプトおよび会計カードはページプリンタによるカット紙出力および1号紙・続紙の連続出力ができること。また、枠線等の印刷に関しても白紙への出力ができること。

6.9.1.20. 続紙のみの出力や1号紙のみの出力ができる機能を有すること。

6.9.1.21. DPC請求病院において、コーディングデータの作成のみ行うことも可能なこと。

6.9.1.22. 端末画面での出力条件として、以下の設定と選択できること。また、抽出条件により、当日(期間指定可)処理患者のレセプト処理ができること。

6.9.1.23. ・請求年月 ・医科/歯科・早期(退院日指定)/定期/全件

6.9.1.24. ・レセプト/会計カード/レセプトチェック等・入院/外来 ・患者指定/全体

6.9.1.25. ・申請中の扱い(全て出力/申請中のみ出力/申請中以外出力)

6.9.1.26. レセプトは早期・定期の処理が可能であり、診療科別・科まとめそれぞれで早期・定期の処理ができること。

6.9.1.27. レセプト電算ファイルについても、早期・定期処理にて作成できること。

6.9.1.28. 診療報酬保存月内の指定患者(複数可)のレセプトおよび会計カードを出力できること。

6.9.1.29. 患者指定レセプト出力機能として、テキストファイルから10,000件以上の複数患者を指定し、レセプトの一括発行ができること。また、患者IDの手入力でも同様に10,000件以上の複数患者を一括処理できること。

6.9.1.30. テキストファイルから複数患者を指定し、レセプトの一括保留ができること。

6.9.1.31. 一括保留された過去分レセプトを、当月分レセプトと同時に発行することもできること。

6.9.1.32. 指定した日付(期間)に診療が存在するレセプトの抽出ができること。

6.9.1.33. 事前に用紙別・診療科別/病棟別(入院)の対象レセプト件数を表示できること。

6.9.1.34. 出力選択機能として、以下の3パターンを指定できること。

6.9.1.35. ・用紙 ----複数/全件可

6.9.1.36. ・レセプト科(入院時は病棟) ----複数/全件可

6.9.1.37. ・用紙、レセプト科(入院時は病棟)----複数/全件可

6.9.1.38. 出力選択機能として、入院レセプトについても科毎での出力指定ができること。

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兵庫県立淡路医療センター 電子カルテシステム更新および影響部門システム更新要件定義書

6.   医事会計システム 実現性 備考(具体的な実現方法、代替案等)

6.9.1.39. 端末画面に出力処理中患者一覧と処理中件数を表示できること。

6.9.1.40. 入院患者のレセプト処理の場合も、科名称(最終診療科)を表示できること。

6.9.1.41. 出力処理中患者一覧では、処理状態、患者ID、患者氏名、主保点数、科名称、レセプト様式番号および エラー情報を表示できること。

6.9.1.42. 処理中件数表示では、用紙名称、レセプト科名称、病棟名称、対象件数、処理件数、エラー件数および ワーニング件数を表示できること。

6.9.1.43. レセプトおよび会計カードの出力順として、入外別に以下の項目を自由に組み合わせることができ、医保編綴順に準じた出力や国保編綴順の個別条件設定にも柔軟に対応できること。可)・レセプト様式((医保・本人・単独)等)・患者ID・病棟・カナ氏名・科・ドクターコード・主保険・年齢ソートフラグ・保険者番号・その他(個別カスタマイズ条件設定:個別対応)

6.9.1.44. 年齢ソートフラグの指定により、後期高齢者・高齢受給者(それぞれ8割、7割毎)・未就学児毎にまとめたソート処理に対応できること。全体で最大20項目のキー指定を最大10パターンまで登録できること。

6.9.1.45. レセプト処理前後に、対象月、入外、様式別・科/病棟別合計件数の出力有無およびソート順(患者ID順/様式別出力順/レセプト出力順)を指定し、レセプト対象患者一覧を作成できること(様式別出力順:様式、保険者番号、患者ID順)。

6.9.1.46. レセプト対象患者一覧では、点数(何万点以上(レセプト処理後))、まる長、主保険(10個まで)等を指定し、対象患者を限定して出力できること。

6.9.1.47. レセプト対象患者一覧には、様式、患者ID、患者氏名、科名、保険情報、日数情報、合計点数情報、高額療養費情報、一部負担金情報等を出力・表示できること。

6.9.1.48. レセプト作成後に、レセプト作成リストやエラーリストの出力と画面表示ができること。

6.9.1.49. レセプト作成/エラーリストには、レセプト様式((医保単独・本人・外来)等)、患者ID、患者氏名、主保険点数、科名、実日数、エラ-情報等を出力できること。入院の場合、科名には最終診療科を出力できること。また、定期レセプト作成時には、早期レセプト分に対する差し替え情報(差し替えサインと前回NO.)を出力できること。

6.9.1.50. 必要に応じ、用紙切り替えのためのテスト印刷メッセージを表示できること。

6.9.1.51. レセプト欄外情報として、様式内連番とは別に診療科別連番・全体ページ数の出力ができること。

6.9.1.52. レセプト欄外情報に、科名称、病棟、ドクターおよび患者基本情報のVIPサインと法人区分を出力できること。

6.9.1.53. 以下に示すレセプトメッセージの出力ができること。・算定科/算定日(初診等)・初回算定日・診療日・前回算定日(前回がない場合、(初回)表示)・一部負担金他科徴収済み(算定科表示可)・同日受診・他保険受診/保険切り替え・退院時投与(日数表示)(重複投与期間考慮)・端数切り上げ時の残余破棄メッセージ・(判断料は別にて算定)メッセージ(入外/他科/他保険)・処方料、処方箋料と実日数比較メッセージ・処方箋料への(後発医薬品含む)/(外来内服薬逓減)メッセージ・特定入院基本料算定除外コメント((特外)メッセージ)・選定療養算定/算定除外コメント((選)/(選外)メッセージ)・6歳未満自己血輸血の体重コメント出力・レセプト主病名への(主)表示・(15歳未満)等々、各種年齢区分表示・リハビリの単位数、実日数表示・(70/100)等々、各種逓減表示・緊入コメント

6.9.1.54. 紙レセプト内訳欄(摘要欄)に出力するカナ文字は、半角か、全角かの選択が可能なこと。摘要欄の点数×回数および摘要欄にあふれた病名の番号・( )・開始日は半角出力とすること。

6.9.1.55. 紙レセプトの摘要欄に、外来管理加算の労災特例算定時、「特」の字を○で囲んだ文字の出力ができること。

6.9.1.56. チェック用として院外処方内容の出力ができること。院外処方内容の出力方法として以下の機能を有すること。・院外処方薬合計点数が指定点数以上のレセプトのみ出力対象とするか否かの選択機能・0点表示/点数表示の選択機能・通常出力/続紙へ出力の選択機能

6.9.1.57. レセプトイメージをファイルに保存、出力(表示)することができること。

6.9.1.58. 会計カードでは、チェック用として院外処方だけでなく、0点項目の出力機能や入院主治医・診療科情報のマップ表示機能を有すること。

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6.   医事会計システム 実現性 備考(具体的な実現方法、代替案等)

6.9.1.59. 入院会計カードでは、入院診療と入院中外来診療の別、かつ科別に分けた状態で出力し、なおかつ、入院診療分のみ、入院中外来診療分のみでの出力ができること。

6.9.1.60. 医保(社保)系および国保系(退職者含む)レセプトのOCRエリアへの出力に対応していること。

6.9.1.61. 早期レセプト作成後、病名情報を更新した場合(病名オーダ含む)には、その病名に該当する定期レセプトのみの出力ができること。

6.9.1.62. 病名の補足コメントがレセプトへの出力およびレセプト電算への記録ができること。

6.9.1.63. レセプトの病名開始日(保険開始日より古い場合)を保険開始日に置換えて出力できること。

6.9.1.64. 労災レセプトにおいても、保険詳細情報の傷病年月日が未登録の場合、病名開始日を労災保険開始日に置換えて出力できること。

6.9.1.65. 病名が登録されていないレセプトのみの出力が可能であること。

6.9.1.66. 生保単独、感予+生保、精神+生保レセプトの集約処理(保険まとめ処理:単独のみ集約/単独・併用それぞれ集約/全て集約 等)ができること。

6.9.1.67. 生保(法別番号:12)あるいは中国残留邦人等(法別番号:25)と以下の保険が適用となっている患者のレセプトを1枚にまとめられること。※生保(法別番号:12)については、下記保険の他、マスタ設定にて対象の保険を追加することが可能。 ◇更生医療(法別番号:15) ◇育成医療(法別番号:16) ◇精神通院医療(法別番号:21) ◇小児特定疾患治療研究事業(法別番号:52) ◇難病医療(法別番号:54)

6.9.1.68. 運用選択(設定)により、同月内に複数の入院履歴があり、それらが引継がない関係の場合、レセプト定形欄の入院年月日に古い入院履歴の入院日を出力するか、最新の入院年月日を出力するかを選択できること。

6.9.1.69. 精神病床への入院年月日のレセプトへの出力およびレセプト電算への記録ができること。

6.9.1.70. DPC対象患者について、DPC包括レセプトと出来高イメージレセプトいずれかを指示してレセプト出力およびレセプトイメージの画面表示が可能なこと。

6.9.1.71. マップ形式で入力した患者の疾患、状態等(療養病棟)を日付順にコメント出力(記録)ができること。

6.9.1.72. 一括で診療データ、一部負担金データを再計算後、引き続きレセプトデータの作成ができること。

6.9.1.73. レセプト編集の中間データを、画面上から参照および修正が可能であること。

6.9.1.74. 指定した点数以上のレセプトについて、症状詳記レコードの作成ができること。

6.9.1.75. 症状詳記の内容を登録およびレセプト電算請求に含めて提出できること。

6.9.1.76. 症状詳記の登録時に入力を容易にするため、テンプレート、定型文の登録、過去履歴からの引用ができること。

6.9.1.77. 症状詳記は、会計登録を行っていない場面(診察中・オーダ中等会計取込み前)にも登録できること。

6.9.1.78. 症状詳記は、電子カルテからもデータ登録が可能なこと。

6.9.1.79. カルテ裏書きイメージとして、カルテ3号紙の内容を画面で参照できること。・日付・診療科・入外・保険情報・種別項目・点数・負担金徴収額・食事療養算定額/標準負担額

6.9.1.80. カルテ3号紙(カルテ裏書きイメージ:診療日単位に診療区分別の点数・金額情報を表示)の発行ができること。

6.9.1.81. 高額レセプト用の薬剤日計表の出力ができること。対象月、入外、指定点数以上および患者・保険の一括指定機能を有すること。

6.9.2. レセリンク ― ―6.9.2.1. レセプト編集情報をもとに、医科歯科の医保・国保・公費・DPC等、労災・自賠責を含

む全様式レセプトについて、画面上へのレセプトイメージ表示が可能なこと。

6.9.2.2. レセプトイメージ表示にて、1患者で複数枚にわたるレセプトの場合は、1号紙から続紙に順々に切り替えて内容を表示でき、また、任意に戻ることも可能なこと。

6.9.2.3. レセプトイメージ表示では、複数患者を指定し、複数様式分を順次画面表示できること。

6.9.2.4. レセプトイメージ表示画面から、修正画面(基本・保険登録、病名登録、入院基本登録、会計カード、症状詳記)との連携処理ができること。

6.9.2.5. レセプトイメージ表示と合わせて、レセプトチェック結果の表示ができること。

6.9.2.6. レセプトチェックに使用する標準的なマスタを提供できること。また、マスタ項目については、利用者で独自に変更、追加が容易にできること。

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兵庫県立淡路医療センター 電子カルテシステム更新および影響部門システム更新要件定義書

6.   医事会計システム 実現性 備考(具体的な実現方法、代替案等)

6.9.2.7. 基金コードを元にしたマスタにより、診療データ、病名データの入力誤りや入力漏れによるレセプト記載内容の誤りを事前にチェックし、警告・エラーリストの出力と画面表示ができること。

6.9.2.8. 医事課から医師への点検依頼を登録して、依頼内容をメモとして画面上登録できること。

6.9.2.9. 依頼内容のメモについては、テンプレートを登録し、引用できること。

6.9.2.10. レセプト単位の点検ステータスの登録が可能で、進捗の管理ができること。

6.9.2.11. 未点検のレセプト、依頼したレセプト一覧等の条件による絞込み表示が容易にできること。

6.9.3. オンライン請求管理 ― ―6.9.3.1. 医科・歯科・DPCレセプトに関する増減点連絡書の取込みをできること。

6.9.3.2. 増減点連絡書情報はデータベースに加工して取り込むことができること。

6.9.3.3. 加工する際、増減点連絡書情報に基金コードが設定されること。

6.9.3.4. 増減点連絡書CSVファイルの一括取込みは最大12ファイルできること。

6.9.3.5. 増減点連絡書情報は専用画面で確認可能で、査定項目順・査定点数順・査定回数順に並べ替えて確認できること。

6.9.3.6. 加工された増減点連絡書情報はMS-EXCELに抽出可能で、データの2次活用ができること。

6.9.3.7. オンライン請求において、増減点連絡書情報から査定項目一覧作成や査定率計算を行い、以下の帳票が出力できること。

6.9.3.8. ・診療科別査定率帳票

6.9.3.9. ・診療科別査定点数比較(円グラフ)

6.9.3.10. ・診療科別査定点数比較(棒/折れ線グラフ)

6.9.3.11. ・項目別査定点一覧(入院、外来、共通)

6.9.3.12. ・査定明細一覧

6.9.3.13. 医科、DPC分に関して、増減点連絡書情報(査定情報)とレセプトイメージを突合し、あわせて確認できること。

6.9.3.14. 査定情報を選択すると、レセプトイメージのどの部分であるか背景色が変更し判る様になっていること。

6.9.3.15. 歯科分に関して、増減点連絡書情報(査定情報)とレセプトイメージを突合し、あわせて確認できること。

6.9.3.16. 電子ファイルで返戻されたレセプト情報を電子ファイルで修正して再請求できること。

6.9.4. 総括表作成 ― ―6.9.4.1. レセプト作成データを基に、以下に示す総括表と診療報酬請求書(汎用紙)の作成ができ

ること。また、画面に出力帳表イメージを表示できること。

6.9.4.2. ・医保診療報酬請求書

6.9.4.3. ・国保総括表

6.9.4.4. ・医療費助成制度請求書

6.9.4.5. ・国保診療報酬請求書

6.9.4.6. ・諸法請求書

6.9.4.7. ・高額医療対象患者リスト

6.9.4.8. 医保請求書では、別掲させたい法制コードの指定ができること。

6.9.4.9. 国保請求書では、診療科別で出力したい保険者番号の指定ができること。

6.9.4.10. 入外別や社保・国保別のデータ取込みもできること(ひと月に複数回の実施が可能)。

6.9.4.11. レセプト作成データから総括表データに変換処理している割合をゲージ表示できること。

6.9.4.12. 総括表データへの変換処理を、レセプト業務同様、複数端末でできること。

6.9.4.13. 提出用の総括表・診療報酬請求書(専用様式)の作成できること。

6.9.4.14. 保険請求債権管理システムを導入するとき、レセプト(総括表)処理から直接債権DBへの登録ができること。また、請求年月・医科/歯科・入外別に債権DBの削除ができること。

6.9.4.15. 保険請求債権管理システムを導入するとき、債権レコード(債権DB)作成時に、申請中公費については、保留登録を自動でできること。

6.9.4.16. レセプトの請求、保留、査定、返戻、過誤、調整、再請求のデータ管理と、それらを反映させた各種債権管理帳表(各種整理簿・台帳)の作成ができること。

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6.   医事会計システム 実現性 備考(具体的な実現方法、代替案等)

6.9.4.17. 患者ごとに対象年月、入外による債権レコード(サマリ)の限定表示ができること。

6.9.4.18. 患者ごとの債権レコード(サマリ)の表示順を変更できること。

6.9.4.19. 保留・返戻されたデータ等について、債権レコード毎に理由の詳細情報をコメント登録できること(500文字まで)。

6.9.4.20. 診療実日数、点数、一部負担金、高額療養費、請求金額、食事日数、食事療養費、薬剤/食事負担金のほか、請求内訳情報として診療区分単位(基本診療、投薬、注射、処置……等々)までのデータ管理ができること。

6.9.4.21. DPC対象病院については、出来高入院料と診断群分類点数表に基づく点数の明細を分けて表示できること。

6.9.4.22. テキストファイルを読み込むことにより、債権保留患者の一括登録ができること。

6.9.4.23. 債権DB確定処理において、請求年月(請求書提出月)として、診療月の翌月/診療月/診療月の翌々月 の選択(設定)ができること。

6.9.4.24. 債権確定後、債権確定前の状態へ戻すことができること。

6.9.4.25. 提出用の総括表・診療報酬請求書(専用様式)の作成ができること。

6.9.4.26. 医保/国保診療報酬請求書(専用様式)の出力については、MS-EXCELシートからの出力機能を有すること(医療費助成制度請求書、諸法請求書、高額医療対象患者リストを含む)。

6.9.4.27. 以下に示す各種債権管理帳表については、すべて画面に出力帳表イメージを表示できること。

6.9.4.28. ・請求済みデータプルーフリスト

6.9.4.29. ・保留額内訳書

6.9.4.30. ・請求データプルーフリスト

6.9.4.31. ・保留、過誤、返戻レセプト一覧

6.9.4.32. ・保険請求額、再請求額内訳書

6.9.4.33. 以下に示す債権管理帳表が出力できること。

6.9.4.34. ・債権管理簿

6.9.4.35. ・未請求整理簿

6.9.4.36. ・返戻整理簿

6.9.4.37. ・過誤返戻整理簿

6.9.4.38. ・審査増減整理簿

6.9.4.39. ・過誤増減整理簿

6.9.4.40. ・自己負担金徴収依頼書

6.9.4.41. ・保険請求一覧

6.9.4.42. ・保険請求集計表

6.9.4.43. ・債権プループリスト

6.9.4.44. レセプト電算処理から債権データを作成し、総括表の出力ができること。(保留対応も可)総括表の出力では、当月診療分(月遅れ請求分含む)と返戻再請求分に分けて出力できること。

6.10. 統計 ― ―6.10.1. 標準統計帳票 ― ―6.10.1.1. リレーショナルデータベースの採用により、統計データの抽出や統計データの編集・加工

が容易なこと(標準統計帳表のMS-ACCESS、MS-EXCEL形式ファイル出力機能の提供)。

6.10.1.2. 統計データだけでなく、患者基本や病名、診療データ等のオンラインデータを、随時検索できること。

6.10.1.3. 点数マスタ上に設定してある統計区分を、病院毎に設定し活用できること。

6.10.1.4. 診療情報統計処理(各種患者一覧表の作成も可)のためのデータ抽出ツールを提供できること。

6.10.1.5. 現行システムから移行したデータと本システムで発生したデータは、差異がなく横断的に全ての統計業務が行えること。

6.10.1.6. 以下に示す集計処理ができること。

6.10.1.7. ■日次での集計(年月日指定)        ・・・・  日報

6.10.1.8. ■同月内での期間指定(1010→1020等)・・・・  期間報(複数日)

6.10.1.9. ■月次での集計(年月指定)         ・・・・  月報

6.10.1.10. ■年次での集計(0304→0309 等)  ・・・・  年報/期間報(複数月)

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6.   医事会計システム 実現性 備考(具体的な実現方法、代替案等)

6.10.1.11. 月次集計については、日次抽出ファイルの集計を実施する か、または指定月内のデータすべての再抽出・集計を実施する かの選択ができること。

6.10.1.12. 年次集計については、上記2通りの月次抽出・集計ファイルのどちらから集計を実施するかの選択ができること。

6.10.1.13. ひと月分カレンダー上への日次抽出分の確認等、統計DBの抽出状況の確認ができること。

6.10.1.14. 統計DBについて、抽出済みDBのデータ削除も容易にできること。

6.10.1.15. 医事統計帳表一覧に示す、医事統計帳表の作成ができること。

6.10.1.16. 医事統計帳表は、画面に出力帳表イメージを表示、およびCSVデータとしてMS-EXCEL出力ができること。

6.10.1.17. 病棟別入院患者数統計および病棟別診療科別入院患者数統計では、(転棟・転室 等)の患者数の計上方法をマスタ設定により容易に変更できること。(詳細は別途)

6.10.1.18. 地域別患者数統計および診療科別地域別患者数統計では、全県対象(県別集計) かまたは 県コード指定(地域別集計) かの選択ができること。

6.10.1.19. 入院の患者数統計と稼働額統計において、会計や入退院登録で入力されたドクターに振り分けるか、主治医オーダで入力されたドクターに振り分ける かの運用選択(設定)ができること。

6.10.1.20. 薬剤使用量統計では、院内処方データと院外処方データを分けて出力できること。

6.10.1.21. 医事コード別統計では、下記に示す集計項目の選択および対象とする医事コードの全件指定/範囲指定/個別指定(複数)の選択ができること。・外来集計/入院集計/外来・入院・合計集計  の選択・全科集計/診療科別集計/指定科分集計 の選択

6.10.1.22. その他抽出・集計条件として、全患者対象かまたは患者(範囲)指定かの選択できること。

6.10.1.23. 入院中他科併診のデータを、外来として扱うか、入院として扱うのか、設定できること。

6.10.1.24. 住所区分のうち、現住所を対象とするか、勤務先を対象とするか、その他のものを対象にするか、設定できること。

6.10.1.25. 診療データで(請求なし)として登録されているものを、カウントするか、カウントの対象としないのか、設定できること。

6.10.1.26. (初診扱いの再診)として登録されている再診情報を、初診としてカウントするか、再診としてカウントするのか設定できること。

6.10.1.27. テスト患者を処理対象に含めるのか、対象外とするのか、設定できること。

6.10.1.28. 年齢算定基準日を、月初とするか、月末とするかについて、設定できること。

6.10.1.29. 以下に示す医事統計帳票(患者数統計)のグラフ表示が、指示できること。

6.10.1.30. ・診療科別外来患者数

6.10.1.31. ・診療科別入院患者数

6.10.1.32. ・病棟別入院患者数

6.10.1.33. ・保険別外来患者数

6.10.1.34. ・保険別入院患者数

6.10.1.35. ・年齢別性別患者数

6.10.1.36. ・地域別患者数

6.10.1.37. ・病棟別診療科別入院患者数

6.10.1.38. ・病棟別年齢別患者数

6.10.1.39. ・診療科別地域別患者数

6.10.1.40. ・ドクター別患者数

6.10.1.41. ・病棟別病床利用状況

6.10.1.42. ・病室別病床利用状況

6.10.1.43. 以下に示す医事統計帳票(診療行為件数/使用量統計)のグラフ表示が、指示できること。

6.10.1.44. ・検査業務内訳表

6.10.1.45. ・放射線業務内訳表

6.10.1.46. ・フィルム使用量統計

6.10.1.47. ・薬剤使用量統計(金額順)

6.10.1.48. ・薬剤使用量統計(名称順)

6.10.1.49. ・文書料等内訳表

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6.   医事会計システム 実現性 備考(具体的な実現方法、代替案等)

6.10.1.50. ・医学管理件数統計

6.10.1.51. ・医事コード別統計

6.10.1.52. ・材料使用量統計

6.10.1.53. 以下に示す医事統計帳票(診療費統計)のグラフ表示が、指示できること。

6.10.1.54. ・負担別診療稼働額統計

6.10.1.55. ・診療科別診療稼働額統計

6.10.1.56. ・診療区分別診療稼働額統計

6.10.1.57. ・ドクター別診療稼働額統計

6.10.1.58. ・病棟別診療稼働額統計

6.10.1.59. ・病棟別診療科別診療稼働額統計

6.10.1.60. ・ドクター別稼働額一覧

6.10.1.61. 以下に示す医事統計帳票(その他一覧表)のグラフ表示が、指示できること。

6.10.1.62. ・診療・病名データ検索リスト

6.10.1.63. 診療・病名データ検索リストでは、対象年月、診療日(期間)、入外区分、診療科、適用保険、診療コード(複数)および病名コード(複数)を検索条件にして、指定診療データ・病名保有患者一覧を表示できること。検索条件は診療データ検索時に使用し、病名については漢字名称からの検索機能を有すること(文字列検索:“心不全”を“不全”で検索 等)。

6.10.1.64. 診療・病名データ検索リストでは、患者IDおよび生年月日の範囲指定や、診療データのみ検索/病名のみ検索/診療データ・病名とも検索 かの選択ができること。(MS-EXCEL出力可能)

6.10.1.65. 400床以上の医療機関における診療報酬上の紹介率および逆紹介率(留意事項通知にて示達)の算出ができること。

6.10.1.66. その他、以下に示す平均在院日数統計帳表の作成ができること。また、画面に出力帳表イメージを表示できること。

6.10.1.67. ・病棟別入院患者情報

6.10.1.68. ・病棟別患者一覧

6.10.1.69. ・平均在院日数調(年次)

6.10.1.70. ・病院全体の平均在院日数調

6.10.1.71. ・入院患者入退棟状況調査表

6.10.1.72. 以下の外来患者一覧帳表が出力できること。

6.10.1.73.  ・受付患者一覧(診療科別・医師別)(受付順・患者ID順)

6.10.1.74.  ・未会計患者一覧(診療科別)(受付順・患者ID順)

6.10.1.75.  ・予約患者一覧(診療科別・医師別)

6.10.1.76. 以下の入院患者一覧帳表が出力できること。

6.10.1.77.  ・入退院患者一覧

6.10.1.78.  ・再入院患者一覧

6.10.1.79.  ・平均在院日数除外患者一覧

6.10.1.80.  ・継続入院患者一覧

6.10.1.81.  ・入院日数別(日数指定可)入院患者一覧

6.10.1.82.  ・入院患者一覧(主治医別)〈随時〉

6.10.1.83. 以下の診療費関係帳表を出力できること。

6.10.1.84. ・入院診療点数(疾病分類別)(基本ABCD分類)

6.10.1.85. ・入院診療点数(病床種別・診療科別)(基本ABCD分類)

6.10.1.86. ・入院診療点数(病棟)(基本ABCD分類)

6.10.1.87. ・診療点数(入外別・診療科別)(基本ABCD分類)

6.10.1.88. ・診療点数(保険別)

6.10.1.89. ・社保・国保等保険診療の診療点数と診療金額、実績金額、食事療養費、消費税

6.10.1.90.  ・自費診療の負担割合別診療点数と診療金額、実績金額、食事療養費、消費税

6.10.1.91.  ・労災保険の診療点数と診療金額、実績金額、食事療養費、消費税

6.10.1.92. ・入院実績(医師別・疾病分類別)

6.10.1.93. ・外来実績(医師別)

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6.   医事会計システム 実現性 備考(具体的な実現方法、代替案等)

6.10.1.94.  ・診療費集計表(全体稼働額)

6.10.1.95.  ・診療費点数比較(統計⇔レセ⇔窓口)

6.10.1.96.  ・診療費金額比較(統計⇔レセ⇔窓口)

6.10.1.97.  ・病棟別行為別入院診療費

6.10.1.98.  ・医師別行為別外来診療額、医師別行為別入院診療費

6.10.1.99.  ・診療科別行為別外来診療額、診療科別行為別入院診療額

6.10.1.100.  ・保険別行為別外来診療費、保険別行為別入院診療費

6.10.1.101. 以下の診療行為件数・点数帳表を出力できること。

6.10.1.102.  ・診療区分別一覧表

6.10.1.103.  ・診療科別医師別投薬料逓減患者リスト(正規点数・逓減後点数)

6.10.1.104. 以下の患者数統計帳表が出力できること。(日報、月報、年報)

6.10.1.105. ・入院患者数(診療科別・病棟別)

6.10.1.106. ・入院患者数(医師別・病棟別)

6.10.1.107. ・入院患者数(地域別・年齢別)

6.10.1.108. ・入院患者数(保険公費別・病棟別)

6.10.1.109. ・入院患者数(疾病分類別・病棟別)

6.10.1.110. ・入院患者数(病棟別・地域別・年齢別)

6.10.1.111. ・入院患者数(診療科別・地域別・年齢別)

6.10.1.112. ・外来患者数(診療科別・地域別・年齢別)

6.10.1.113. ・新患・初診・再診患者数(診療科別・医師別・疾病分類別)

6.10.1.114. ・医師別紹介患者数、医師別逆紹介患者数

6.10.1.115.  ・診療科別外来患者数

6.10.1.116.  ・診療科別入院患者数

6.10.1.117.  ・患者日報

6.10.1.118.  ・入院患者数(疾病分類別、病棟別)

6.10.1.119. 以下の患者一覧帳表が出力できること。

6.10.1.120. ・新患登録患者一覧(患者ID順・氏名順・地域順)<随時>

6.10.1.121. ・最終来院日患者一覧(患者ID順)<随時>

6.10.1.122. ・保険公費有効期限切れ患者一覧(患者ID順)<随時>

6.10.1.123. ・保険公費有効期限切れ入院患者一覧(病棟順)<随時>

6.10.1.124. ・厚生労働省第二共済組合診療部該当患者一覧表<随時>

6.10.1.125. ・指定診療行為使用患者一覧<随時>

6.10.1.126. ・指定保険公費使用患者一覧<随時>

6.10.1.127. ・指定病名患者一覧<随時>

6.10.1.128. ・月間に2保険以上使用した患者の一覧<随時>

6.10.1.129. ・コメント欄に指定した文字列を含む患者一覧く随時〉

6.10.1.130. ・難病患者一覧(入外別)

6.10.1.131. ・後期高齢者特定入院基本料対象患者一覧

6.10.1.132. ・選定療養対象患者一覧

6.10.1.133. 以下の薬品消費統計帳表が出力できること。

6.10.1.134.  ・使用高一覧(月報・年報)

6.10.1.135.  ・有料個室使用状況、有料個室使用患者一覧

6.10.1.136.  ・重症者室使用状況、重症者室使用患者一覧

6.10.1.137. 以下の収入金日報が出力できること。

6.10.1.138.  ・担当者別収入金日計表

6.10.1.139.  ・担当者別日計表入金リスト

6.10.1.140.  ・保険別収入金日計表

6.10.1.141.  ・保険別日計表入金リスト

6.10.1.142. 療養等包括病棟について、以下に示す包括項目の出来高シミュレーション機能の提供ができること。(通常どおりの点数計算との対比)

6.10.1.143.  ・療養病棟稼働額:シミュレーション前

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兵庫県立淡路医療センター 電子カルテシステム更新および影響部門システム更新要件定義書

6.   医事会計システム 実現性 備考(具体的な実現方法、代替案等)

6.10.1.144.  ・一般病棟稼働額:シミュレーション後

6.10.1.145. 療養病棟日数種別(A~I)を集計し、CSVファイルに出力できること。

6.10.1.146. 対象期間、医歯区分、診療科、ドクターコード、入力コード等指定した条件に該当する診療情報を検索し、その結果をCSVファイルに出力できること。

6.10.2. 患者コメント入力 ― ―6.10.2.1. 患者コメントの入力・登録・修正ができること。

医事システムと連携し、患者のコメント表示ができること。医事画面にて患者番号を入力し、基本情報を展開しコメント画面を開くと、現在表示中の患者に対するコメント画面を右下等にポップアップまたは埋め込みで表示できること。患者コメント入力画面では、以下の画面が表示できること。・コメント一覧表示画面・コメント詳細表示画面・コメント登録画面

6.10.3. 保険者番号検索ツール ― ―6.10.3.1. 法制コードや保険者番号を指定して、該当患者の一覧を出力できること。

・指定した期間に、指定保険を保有している患者の一覧が出力できること。・指定した期間に、指定保険が有効期限切れとなる患者の一覧が出力できること。出力される内容は以下の内容であること。・患者番号・患者氏名(漢字氏名)・性別・生年月日・保険者コード(法制コード-保険者番号)・本人家族区分・保険者記号・番号・保険有効開始日・保険有効終了日・資格取得年月日・保険給付割合(外来)・保険給付割合(入院)・委任払いサイン・低所得者サイン・レセプト特記事項・入院公費一部負担金・外来公費一部負担金

6.10.4. 財務会計システム連携 ― ―6.10.4.1. 財務会計システムへ連携する調定・収入情報をExcelファイルに出力できること。

・調定補助簿(日報、月報)・入金一覧

6.10.5. 薬剤(物品)管理システム連携 ― ―6.10.5.1. 薬剤(物品)管理システムと接続し、医薬品マスタ情報の伝達ができること。

6.10.6. 兵庫県版未収金管理システム連携 ― ―6.10.6.1. 医事会計システムは、導入済みの未収金管理システム(富士通製)との連携が可能である

こと。

6.10.6.2. システム連携作業にあたっては、未収金管理システム導入業者と協調し、円滑に調整を行うこと。

6.10.6.3. 未収金管理システムとのデータ通信にあたっては、病院情報システム用LANを使用するため、今回調達するLANに未収金管理システム用のLANポート(サーバ、クライアントとも)整備も考慮すること。

6.10.6.4. 未収金管理システム用サーバの設置場所は、サーバ室内を予定しているため、今回調達する19インチラック内にその相当分の空きスペースを配慮して準備すること。

6.10.6.5. 連携仕様等は、以下に準拠すること。

6.10.6.6. 調定データ連携

6.10.6.7. 指示画面から指定した日付の期間中に更新された調定データの抽出、即時出力が可能であること。

6.10.6.8. 一意に管理されたキー項目(調定番号)の最新データを出力すること。

6.10.6.9. タイムスタンプ項目の年月日時分秒まで出力が可能であること。

6.10.6.10. 通常請求分と高額分を一つの調定で管理している場合、調定データの分割出力が可能であること。

6.10.6.11. 以下の指定フォーマットの必須項目出力が可能であること。

6.10.6.12. ・調定番号

6.10.6.13. ・管理番号

6.10.6.14. ・調定日

6.10.6.15. ・発行日

6.10.6.16. ・期間初日

6.10.6.17. ・期間末日

6.10.6.18. ・入外区分

6.10.6.19. ・請求区分

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6.   医事会計システム 実現性 備考(具体的な実現方法、代替案等)

6.10.6.20. ・伝票区分

6.10.6.21. ・医歯区分

6.10.6.22. ・未収原因コード

6.10.6.23. ・診療科コード

6.10.6.24. ・主保険

6.10.6.25. ・保険1

6.10.6.26. ・保険2

6.10.6.27. ・病棟

6.10.6.28. ・部屋番号

6.10.6.29. ・患者ID

6.10.6.30. ・患者氏名

6.10.6.31. ・患者氏名カナ

6.10.6.32. ・合計調定額

6.10.6.33. ・診療収益_非課税

6.10.6.34. ・診療収益_課税

6.10.6.35. ・医業収益1~9

6.10.6.36. ・その他医業収益1~5

6.10.6.37. ・診療収益内数1~3

6.10.6.38. ・医業外収益1~2

6.10.6.39. ・書損日

6.10.6.40. ・処理日

6.10.6.41. 入金データ連携

6.10.6.42. 指示画面から指定した日付の期間中に更新された調定データの抽出、即時出力が可能であること。

6.10.6.43. 一意に管理されたキー項目(調定番号、入金連番)の最新データのみ出力すること。

6.10.6.44. 締め処理後の入金データの場合、入金日を翌営業日に設定して出力すること。

6.10.6.45. 分納の場合、入金日順に採番された連番を付与し、別個の入金データとして出力すること。

6.10.6.46. 紐づく調定データが書損になったとき、マイナス金額の返金データを作成すること。

6.10.6.47. タイムスタンプ項目の年月日時分秒まで出力が可能であること。

6.10.6.48. 以下の指定フォーマットの必須項目出力が可能であること。

6.10.6.49. ・調定番号

6.10.6.50. ・入金連番

6.10.6.51. ・管理番号

6.10.6.52. ・入金日

6.10.6.53. ・入金種別

6.10.6.54. ・即納書フラグ

6.10.6.55. ・診療収益_非課税

6.10.6.56. ・診療収益_課税

6.10.6.57. ・医業収益1~9

6.10.6.58. ・その他医業収益1~5

6.10.6.59. ・医業外収益1~2

6.10.6.60. ・合計入金額

6.10.6.61. ・処理日

6.10.6.62. 患者データ連携

6.10.6.63. 指示画面から指定した日付の期間中に更新された患者データの抽出、即時出力が可能であること。

6.10.6.64. 一意に管理されたキー項目(患者ID)の最新データのみ出力すること。

6.10.6.65. 以下の指定フォーマットの必須項目出力が可能であること。

6.10.6.66. ・患者ID

6.10.6.67. ・患者氏名

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6.   医事会計システム 実現性 備考(具体的な実現方法、代替案等)

6.10.6.68. ・患者氏名カナ

6.10.6.69. ・性別

6.10.6.70. ・生年月日

6.10.6.71. ・郵便番号

6.10.6.72. ・都道府県

6.10.6.73. ・住所1

6.10.6.74. ・住所2

6.10.6.75. ・電話番号

6.10.6.76. ・連絡先電話番号

6.10.6.77. ・送付先郵便番号

6.10.6.78. ・送付先都道府県

6.10.6.79. ・送付先住所1

6.10.6.80. ・送付先住所2

6.10.6.81. ・送付先氏名

6.10.6.82. ・送付先続柄

6.10.6.83. ・特記事項_医事1

6.10.6.84. ・特記事項_医事2

6.10.6.85. ・催告情報コード

6.10.6.86. ・送付先種別

6.10.6.87. ・送付禁止フラグ

6.11. 構造設備・人員配置等に関する項目 ― ―6.11.1. 新規入棟患者数、在棟患者延べ数、退棟患者数等 ― ―6.11.1.1. 「病棟票」シート

 「6.入院患者数の状況」(1年間)「7.入棟前の場所・退棟先の場所別の入院患者数の状況」(1か月間)に関する情報を出力するツールを有していること。

6.12. 具体的な医療の内容に関する項目 ― ―6.12.1. 一般病床・療養病床における各診療報酬の項目の実施状況 ― ―6.12.1.1. 各診療報酬の項目の実施状況について、病床機能報告制度の報告の単位で集計した情報を

出力するツールを有していること。

6.13. 歯科レセプト作成 ― ―6.13.1. 歯科病名登録 ― ―6.13.1.1. 歯式部位の入力では、レセプト表示に合わせた容易な入力ができること。また、医科歯科

共用画面と医科専用画面の切り替えが自由にできること。

6.13.1.2. 歯科レセプト出力 ― ―6.13.1.3. 歯式病名をレセプト表示する際に病名欄に2段で表示できること。

6.13.1.4. 歯科レセプト出力の際に、算定項目のみ単位点数表示が可能であること。

6.13.1.5. 運用選択(設定)により、歯科レセプトの診療開始日には、レセプト対象病名中の最も古い病名開始日を出力するか、レセプト対象年月以前で、最も新しい初診日を出力するか選択できること。

6.13.1.6. 歯科のレセプト・会計カードについては、入外とも歯科病名・歯式を出力できること。また、入院レセプト・会計カードの病名出力時には、病名毎に歯式と開始日を出力できること。

6.13.1.7. レセリンクで歯科レセプトのイメージ表示ができること。

6.13.1.8. レセリンクで歯科会計カードのイメージ表示ができること。

6.14. 歯科レセプト電算 ― ―6.14.1. 歯科病名登録 ― ―6.14.1.1. 歯式の「部」や病態移行「→」を入力し、紙レセプト、レセ電算ともに正しく出力、記録

ができること。

6.14.2. 歯科レセプト出力 ― ―6.14.2.1. 歯科矯正診断料の前回算定日をコメント記録できること。

6.14.2.2. 歯科矯正管理料の算定年月日および動的処置又はマルチブラケット法の開始年月日を自動で記録できること。

6.14.2.3. 歯科レセプト電算CSVファイルについても、医科と同様に、詳細確認画面での表示とデータ修正ができること。

6.15. DPC ― ―6.15.1. 運用管理 ― ―6.15.1.1. 和暦/西暦年の選択利用ができること。(判定年の設定含む。)

6.15.1.2. ログインするID・パスワードは、医療事務システム・電子カルテシステムに登録されているID・パスワードを使用し、DPCコーディングシステムで別に登録する必要がないこと。

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6.   医事会計システム 実現性 備考(具体的な実現方法、代替案等)

6.15.1.3. 職員マスタは医療事務システム、電子カルテシステムシステムいずれを使用するか選択できること。

6.15.1.4. 複数端末による同一患者の同時データ更新を防止できること(患者ロック処理)。

6.15.1.5. 職制ごとの登録状況に関する進捗管理設定ができること。(この患者は医事課まで登録済or医師まで登録済等が把握可能。)また、各画面毎に進捗登録可能な職制を設定できること。

6.15.1.6. 診療報酬改定時は、改定前の情報を改定施行後であっても参照/登録ができること。

6.15.1.7. 安全管理ガイドラインに基づいた機能と有していること。

6.15.1.8. 各種帳票の出力先を各々設定できること。

6.15.1.9. SXGA以下のディスプレイにも対応していること。

6.15.1.10. DPC準備病院向けに、様式1のみ入力することができること。

6.15.1.11. 職制によって、(MegaOakDPC)の使用可否を設定できること。

6.15.1.12. ログインパスワードの有効期間チェックを行い、有効期間切れの職員について、(MegaOakDPC)の使用可否を設定できること。

6.15.1.13. クライアント環境とサーバ環境のバージョンが異なる場合、起動しないこと。

6.15.1.14. 管理者権限を職員IDまたは職制単位に設定できること。

6.15.1.15. メンテナンスのみを行う職制が設定できること。

6.15.1.16. 様式1出力時の患者番号の匿名化条件を設定できること。

6.15.1.17. 画面からドキュメントを起動できること。

6.15.2. 入院患者一覧 ― ―6.15.2.1. ログインID及び端末により、一覧表示の条件既定値を設定できること。

6.15.2.2. 指定した対象年月に医療事務システムで入院登録されている患者の一覧を表示できること。

6.15.2.3. DPC/様式1の入力有無、DPC/様式1の承認有無等で患者を限定して一覧表示できること。

6.15.2.4. 一覧表示した患者件数を表示できること。

6.15.2.5. 直近の更新患者を色を分けて表示できること。○日以内で更新した患者を表示するとき、遡り日数をマスタ設定できること。

6.15.2.6. 複数入院がある患者に対し、入院歴ごとに表示または患者ごとに表示を選択できること。

6.15.2.7. 患者一覧に表示しない科、病棟を設定できること。

6.15.2.8. 対象年月に(入院開始患者)(退院患者)(入院中患者)(包括開始患者)(2SD超患者)(DPC)(DPC対象外)の絞込みができること。

6.15.2.9. 入院患者一覧で様式1の(入院時ADL)(退院時ADL)の入力状況で絞込み表示が行えること(例:退院時ADLが未入力の患者のみ表示 等)。

6.15.2.10. 主治医・決定責任者・科・病棟指定により対象患者の抽出ができること。

6.15.2.11. 一覧画面で転科、転棟、医師変更があった患者が区別できること。また、転科、転棟、医師変更の詳細な履歴が確認できること。

6.15.2.12. DPC/様式1(子様式、A様式1も含む)登録の進捗状況を把握できること。(未登録・入力中・承認済)

6.15.2.13. B様式1登録の進捗状況を把握できること。(未登録・入力中・承認済)

6.15.2.14. 入院患者一覧で様式1の(入院時ADL)の入力状況が表示できること。

6.15.2.15. 入院患者一覧で親様式1と子様式1がある場合、様式1の(入院時ADL)はどちらも入力済み/未入力、片方のみ入力済みが確認できること。

6.15.2.16. 入院患者一覧で様式1の(退院時ADL)の入力状況が表示できること。

6.15.2.17. 入院患者一覧で親様式1と子様式1がある場合、様式1の(退院時ADL)はどちらも入力済み/未入力、片方のみ入力済みが確認できること。

6.15.2.18. 入院患者一覧で該当月に提出が必要な親様式1、子様式1、A様式1が一目で判別できること。

6.15.2.19. 入院患者一覧で該当月に提出が必要なB様式1が一目で判別できること。

6.15.2.20. 入院患者一覧に表示した患者のDPC/様式1確認票を一括出力できること。

6.15.2.21. 患者ごとに登録されているコメントの有無で一覧表示できること。またコメント内容が確認できること。

6.15.2.22. 電子カルテシステムシステムに登録されている医師の担当科で絞込み表示ができること。医師の担当科は電子カルテシステムシステムを参照して別途登録する必要がないこと。

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6.   医事会計システム 実現性 備考(具体的な実現方法、代替案等)

6.15.2.23. 入院患者一覧で医師が所属する医師グループを表示できること。医師グループは電子カルテシステムシステムより取得すること。

6.15.2.24. 出来高の診断群分類の場合、その診断群分類番号を表示することができること。

6.15.2.25. 入院患者一覧で、項目ごとに並べ替えができること。また、複数の並び替え条件が指定可能なこと。また、初回表示時の並び順の既定値が設定できること。

6.15.2.26. 入院患者一覧で表示している内容(抽出条件、抽出結果)をテキスト出力できること。

6.15.2.27. 入院患者一覧に表示されている患者データを(診断群分類検証機能)連携用のテキストファイルに一括出力が行えること。

6.15.2.28. 入院患者一覧で様式1の(転科)(転棟)のが存在する患者の絞込ができること。

6.15.2.29. 包括患者の場合、その診断群分類番号を表示することができること。

6.15.2.30. 包括患者/出来高患者共に、DPC決定傷病名とICD10コードを表示することができること。

6.15.2.31. 入院患者一覧画面より、DPC情報登録画面に遷移できること。

6.15.2.32. 入院患者一覧画面で複数患者を選択し、DPC入院履歴画面で連続してその患者を処理できること。

6.15.2.33. 入院患者一覧で表示している内容(抽出条件、抽出結果)をExcel出力できること。

6.15.2.34. ボタンの表示名称を任意に変更できること。

6.15.2.35. 職制によって、ボタンの表示可否を設定できること。

6.15.2.36. 各種確認メッセージの表示可否を設定できること。

6.15.2.37. 任意の日付時点で2SDを超えている患者の一覧が表示できること。

6.15.2.38. 予定DPC/様式1の有無で一覧表示できること。また予定の有無が確認できること。

6.15.3. DPC入院履歴 ― ―6.15.3.1. DPC/様式1の入力有無及び承認有無を把握できること。

6.15.3.2. DPC入院履歴で様式1の(入院時ADL)の入力状況が表示できること。

6.15.3.3. DPC入院履歴で親様式1・子様式1・A様式1がある場合、それぞれ(入院時ADL)の入力済み/未入力が確認できること。

6.15.3.4. DPC入院履歴で様式1の(退院時ADL)の入力状況が表示できること。

6.15.3.5. DPC入院履歴で親様式1・子様式1・A様式1がある場合、それぞれ(退院時ADL)の入力済み/未入力が確認できること。

6.15.3.6. DPC/様式1の新規/修正登録及び削除を実行できること。ただし、承認済みのDPC/様式1については新規登録及び削除のいずれも実行できず、修正を行う場合には翌月分データとして新規にDPC情報を作成すること。

6.15.3.7. 選択した患者のDPCの過去情報を参照できること。また、それを流用して、DPC情報/様式1情報を登録できること。(DO機能)

6.15.3.8. DPC/様式1の入院履歴が、医療事務システムの入院履歴と異なる場合、リアルタイムに警告表示ができること。

6.15.3.9. 指定日以降の入院履歴に対してのみDPC・様式1登録が行える、(入力期間制限設定)が可能であること。

6.15.3.10. 入院予定段階でのDPC登録が可能であること。

6.15.3.11. 患者ごとにDPC/様式1の登録情報を確認票出力ができること。

6.15.3.12. DPC入院履歴から(診断群分類検証機能)を起動できること。

6.15.3.13. DPC入院履歴で、該当患者が他の端末で使用されている場合、参照機能のみ有効とする設定ができること。

6.15.3.14. DPC入院履歴から、(DPCEYES) (DPCオンライン分析ツール)を起動できること。

6.15.3.15. 職制によって、機能メニューの表示可否を設定できること。

6.15.3.16. ボタンの表示名称を任意に変更できること。

6.15.3.17. 職制によって、ボタンの表示可否を設定できること。

6.15.3.18. 他病院の入院履歴が判別できること。

6.15.3.19. 各種確認メッセージの表示可否を設定できること。

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兵庫県立淡路医療センター 電子カルテシステム更新および影響部門システム更新要件定義書

6.   医事会計システム 実現性 備考(具体的な実現方法、代替案等)

6.15.3.20. 直近の任意の件数の入院履歴のみ表示できること。

6.15.3.21. 過去承認済のDPCを遡って削除/承認解除ができること。

6.15.3.22. 過去承認済みDPCの内容を変更できること。(DPCコード分岐に影響のが無いデータのみ)

6.15.3.23. 医療事務システムへコメントを送信することができること。

6.15.4. DPC情報登録 ― ―6.15.4.1. 診断郡分類番号を決定するために必要な情報を登録できること。

6.15.4.2. DPC登録画面上では、前回入院歴と前回DPC情報歴の確認ができること。

6.15.4.3. 電子カルテシステムシステム・医療事務システムのどちらからでも、登録されている手術、処置情報、傷病名情報をコーディング時に実績情報として自動取込みできること。

6.15.4.4. 病名は、医療事務システム、病名オーダに登録されている内容をリアルタイムに表示し、その中から選択してDPC病名として登録ができること。また、表示される病名は入退院オーダで指定された入院決定病名または入院契機病名を識別できること。さらに入院決定病名のみ表示可能なこと。

6.15.4.5. DPC病名登録は、医療事務システム、病名オーダに登録されている病名のみを使用して決定できること。この場合、DPCシステムの病名マスタ検索機能は使用できないようにできること。

6.15.4.6. 手術・処置・傷病名それぞれの最終更新者を表示できること。

6.15.4.7. 傷病名の開始日、終了日、転帰を医療事務システム、電子カルテシステムのどちらからでも取得できること。

6.15.4.8. 決定傷病名の選択により、樹形図で定義されている手術・処置情報を一覧表示して予定入力ができること。

6.15.4.9. 診断群分類候補一覧の表示順は、概算点数順、樹形図優先順のいずれかを切り替え表示することができること。

6.15.4.10. 登録された診断群分類情報は、リアルタイムに医療事務システムへ登録されること。

6.15.4.11. 病名検索では、漢字名称、カナ名称、ICDコード、MDC+分類コードでの検索が可能であること。また、前方一致、後方一致のワイルドカード検索ができること。検索した病名に尾部、頭部を付けて登録できること。

6.15.4.12. 病名検索画面において様式調査における留意すべきICDと指定されている病名は背景色を変えて表示できること。

6.15.4.13. 病名検索画面より病名オーダを起動できること。また、病名オーダで登録された病名は直ちに病名検索画面に表示されること。

6.15.4.14. 病名オーダに登録されている病名を利用するとき、医療事務システムに登録されている病名の表示/非表示を設定可能とすること。

6.15.4.15. 患者病名の一覧表示の際は、入外区分、主病サイン、科コード、開始日、終了日、病名をソートキーとして設定できること。

6.15.4.16. 病名マスタには、検索文字列を任意に設定することができること。

6.15.4.17. 手術検索、手術処置検索では、漢字名称、カナ名称、Kコードでの検索が可能であること。

6.15.4.18. 患者ごとに過去の入院期間のDPC情報が参照、流用できること。

6.15.4.19. 手術・処置・病名・診療実績・診療予定の入力により、樹形図の形態でDPCの候補一覧を表示できること。

6.15.4.20. 患者病名については、外来病名を含むor含まないを選択表示できること。

6.15.4.21. 出来高手術として指定されているものを入力した場合に、アラームメッセージ表示と共に出来高区分を自動設定できること。

6.15.4.22. 条件付きで出来高手術として指定されているものを入力した場合に、サブウィンドウに条件を表示し、DPC包括とするか出来高患者とするかを選択できること。

6.15.4.23. 決定傷病名を選択した時点で、選択可能な手術、処置、副傷病名が明確に分かるように表示できること。

6.15.4.24. 手術が複数入力されている場合、表示順を以下の様にすることが可能であること。 ①診断群分類点数表の対応コード(01→02→…→未設定→99) ②手術実施日(昇順) ③Kコード(昇順) ④医事コード(昇順)

6.15.4.25. 処置1が複数入力されている場合、表示順を以下の様に設定することが可能であること。 ①樹形図の優先度が高い順(2→1→0) ②手術実施日(昇順) ③Kコード(昇順) ④医事コード(昇順)

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6.   医事会計システム 実現性 備考(具体的な実現方法、代替案等)

6.15.4.26. 処置2が複数入力されている場合、表示順を以下の様に設定することが可能であること。 ①樹形図の優先度が高い順(7→…→2→1→0) ②手術実施日(昇順) ③Kコード(昇順) ④医事コード(昇順)

6.15.4.27. 処置1、処置2を医療事務システムから取込みむ場合、診療データに登録されている処置を全て取込みむ設定ができること。(例)算定日:2012/1/1、KJコード:J0271、医事コード:499999、名称:処置A算定日:2012/1/2、KJコード:J0271、医事コード:499999、名称:処置A算定日:2012/1/3、KJコード:J0271、医事コード:488888、名称:処置B算定日:2012/1/4、KJコード:J0271、医事コード:488888、名称:処置B

6.15.4.28. 処置1、処置2を医療事務システムから取込む場合、診療データに登録されている処置を同一Kコードは最古の診療日のデータのみ取込む設定ができること。(例)算定日:2012/1/1、KJコード:J0271、医事コード:499999、名称:処置A算定日:2012/1/2、KJコード:J0271、医事コード:499999、名称:処置A算定日:2012/1/3、KJコード:J0271、医事コード:488888、名称:処置B算定日:2012/1/4、KJコード:J0271、医事コード:488888、名称:処置B上記例の場合、①のみが取り込まれる。

6.15.4.29. 処置1、処置2を医療事務システムから取込む場合、診療データに登録されている処置を同一Kコード及び同一医事コードでまとめて、最古の診療日のデータのみ取込む設定ができること。(例)算定日:2012/1/1、KJコード:J0271、医事コード:499999、名称:処置A算定日:2012/1/2、KJコード:J0271、医事コード:499999、名称:処置A算定日:2012/1/3、KJコード:J0271、医事コード:488888、名称:処置B算定日:2012/1/4、KJコード:J0271、医事コード:488888、名称:処置B上記例の場合、①③が取り込まれる。

6.15.4.30. 候補となる診断群分類番号について、試算日(退院予定日)までの概算点数を表示できること。

6.15.4.31. 候補となる診断群分類番号において、入院期間の残日数(入院期間Ⅰの残日数、Ⅱの残日数)と当日の入院期間区分、起算日からの入院日数が確認できること。

6.15.4.32. シミュレーションで得られた候補一覧を保存できること。更に継続して別の条件でシミュレーションを行い候補の抽出ができること。

6.15.4.33. 診断群分類の候補表示を行い保存することができること。また、保存された内容は一画面で比較して表示することができること。

6.15.4.34. 診断群分類候補の詳細内容をテキストにコピーして他業務への貼り付け等ができること。

6.15.4.35. DPC決定傷病名、副傷病名、手術、手術処置は、承認内容を元に使用頻度の高い最新の20項目が、医師、病棟、科ごとに表示され、それぞれ流用できること。

6.15.4.36. DPC登録時に(不適当なICD)(使用不可ICD)(桁不足ICD)に該当する傷病名が登録されていれば、マスタ設定により警告、アラームいずれかのチェック設定ができること。

6.15.4.37. アラームチェックのICDコード設定時は、ワイルドカード設定も可能であること。

6.15.4.38. マスタ設定により入院目的の既定値設定が可能なこと。

6.15.4.39. DPC情報登録画面起動時に医療事務システムに登録されている診療情報よりリハビリの有無を自動判別できること。

6.15.4.40. 診断群分類番号によって、必須項目(JCS、BurnIndex、リハビリ等)がある場合、アラームメッセージにて未入力を知らせること。

6.15.4.41. 7日以内再入院の場合、前回入院時のDPC情報を引き継ぐことができること。また、引き継ぎ解除、解除後の引き継ぎもスムーズに対応できること。

6.15.4.42. 入院期間中に包括から出来高になる場合、また出来高から包括になる場合も、日付設定を行うことでデータ作成ができること。

6.15.4.43. 副傷病名の検索時に、手術の有無で異なる病名が区別されて表示されること。また、(手術あり)(手術なし)(共通)それぞれで病名検索ができること。

6.15.4.44. 副傷病名を検索するときに、DPC決定傷病名のMDC+分類コードに対して評価される副傷病一覧(ICD10、名称)を表示できること。また、この場合に表示された一覧から病名を選択することはできないようにすること。

6.15.4.45. 副傷病名は、(疑い)病名が登録できないこと。

6.15.4.46. 手術の(回数)(麻酔)をマスタ設定により必須項目にできること。

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6.   医事会計システム 実現性 備考(具体的な実現方法、代替案等)

6.15.4.47. 手術が複数入力されている場合、KKK0(手術なし)は最終行に表示することができること。

6.15.4.48. 輸血等の側数・眼数・体数が必要のないKコードをマスタ設定できること。

6.15.4.49. 輸血等の側数・眼数・体数が必要のないKコードをマスタ設定している場合は、そのKコードを入力時に側数・眼数・体数が必要な診断群分類番号であっても側数・眼数・体数の入力を省略できること。

6.15.4.50. 他のシステム(電子カルテシステム等)から直接、DPC登録画面を起動することができること。

6.15.4.51. 他のシステム(電子カルテシステム等)から直接、予定DPC登録画面を起動することができること。

6.15.4.52. 病名に対する診断群分類樹形図を表示できること。

6.15.4.53. 病名に対する診断群分類点数表を表示できること。

6.15.4.54. 職制によって、決定傷病名のみ入力することができること。

6.15.4.55. 医療事務システムの診療情報より、手術の(麻酔)が自動設定できること。

6.15.4.56. (眼数)が(片眼)の同一手術が複数存在するとき、自動的に(両眼)の同一手術が表示されること。

6.15.4.57. KJコード(0063(電気生理学的検査))を決定条件として使用するときに、『特定保健医療材料の(114体外式ペースメーカー用カテーテル電極(2)心臓電気生理学的検査機能付加型)の本数』の確認を促すメッセージを表示することができること。

6.15.4.58. (入院履歴)ボタン選択時の画面遷移先を職制毎に設定できること。(DPC入院履歴、入院患者一覧)

6.15.4.59. 職制によって、手術処置の自動取込みの可否を設定できること。

6.15.4.60. 職制によって、各種確認メッセージの表示可否を設定できること。

6.15.4.61. 決定傷病名の表示順を設定することができること。

6.15.4.62. 画面起動時に、自動的にオーダ病名を展開することができること。また、展開と同時に決定傷病名として決定できること。

6.15.4.63. 登録と同時に前回からの変更内容を帳票(連絡票)で出力できること。

6.15.4.64. 入院中の場合、予定在院日数が表示できること。

6.15.4.65. DPC情報が退院済みで、様式1情報が入院中の場合、登録のタイミングで様式1が退院済みとなること。

6.15.4.66. 病名検索画面において、職制によって、病名の検索を不可とできること。

6.15.4.67. ボタンの表示名称を任意に変更できること。

6.15.4.68. 職制によって、ボタンの表示可否を設定できること。

6.15.4.69. 登録を行わずに画面遷移しようとした場合に、登録を促すメッセージが表示されること。

6.15.4.70. 病名検索画面において、(不適当なICD)(使用不可ICD)(桁不足ICD)に該当する傷病名に対して、背景色を変更できること。

6.15.4.71. 診断群分類番号が未決定の場合に、決定を促す警告メッセージが表示できること。

6.15.4.72. (BurnIndex)が計算できること。

6.15.4.73. 表示病名において、ICDコードを全桁修正もしくは4,5桁目のみ修正を選択できること。

6.15.4.74. 表示病名において、名称変更ができること。

6.15.4.75. 決定傷病名欄と定義副傷病名欄で病名の入れ替えができること。

6.15.4.76. 診断群分類の候補表示を行い保存することができること。また、保存された内容はグラフ形式で比較して表示することができること。

6.15.4.77. 病名検索画面において、性別でICD10コードが異なる病名の場合、患者基本情報より性別を判断し、妥当な病名が選択できること。

6.15.4.78. 手術処置の自動取り込みの際、診断群分類番号の決定に使用可能な手術のみ取り込まれること。

6.15.4.79. 決定傷病名が決定されている場合、手術/処置1/処置2の樹形図番号が画面に表示されること。

6.15.4.80. 組み合わせ手術を決定する際、片方しか手術がない場合は、不足している手術が表示され、検索後に決定できること。

6.15.4.81. 各種確認メッセージの表示可否を設定できること。

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兵庫県立淡路医療センター 電子カルテシステム更新および影響部門システム更新要件定義書

6.   医事会計システム 実現性 備考(具体的な実現方法、代替案等)

6.15.4.82. 画面入力されている情報で決定できる診断群分類番号をすべて保存できること。また、その際決定傷病名単位で樹形図の一覧下の診断群分類番号のみ保存できるような設定ができること。

6.15.4.83. 医事システムからの手術/処置の自動取り込みを行った状態で、データの参照のみできること。

6.15.4.84. 病名検索結果を「ICD10」「病名」で並び替えできること。

6.15.4.85. 手術検索結果を「コード」「手術処置名」で並び替えできること。

6.15.4.86. 登録時に、樹形図上優先度が高い診断群分類番号が決定可能な場合は警告が表示できること。

6.15.4.87. 手術に伴うデータ(回数、体数、眼数、側数、麻酔、実施日)の必須入力可否が設定できること

6.15.4.88. 画面起動時に、自動的に医事病名を展開することができること。また、展開と同時に決定傷病名として決定できること。

6.15.4.89. (留意すべきICD10)(不適当なICD)(使用不可ICD)(桁不足ICD)に該当する傷病名が登録されていればマスタ設定により、アラームチェックを表示できること。(留意すべきICD10)(不適当なICD)(使用不可ICD)(桁不足ICD)はそれぞれエラー/警告を設定できること。

6.15.4.90. 最も医療資源を投入した病名、入院契機病名、主病名、医療資源を2番目に投入した病名、入院時併存病名、入院後発症病名が登録することができること。

6.15.4.91. 持参薬となる薬剤を取り込まないようにできること

6.15.4.92. A-DROPスコアを算出可能な画面を起動できること。また、その算出結果をDPCコードの分岐条件に使用できること

6.15.4.93. 定義副傷病名を樹形図の優先度順にソートすることができること。

6.15.4.94. MDC分類決定時に、必須となる入力項目が一目で判断できること。

6.15.5. 承認機能 ― ―6.15.5.1. DPCデータ登録後の承認機能を有すること。承認機能については、承認解除を行うまで

はデータの更新ができないようにすること。承認、解除機能については、職制により使用限定ができること。

6.15.5.2. 当月末承認のデータで、且つDPCの変更がない場合一括して承認できる機能を有すること。

6.15.5.3. 承認画面で必須項目については、各項目の色指定を行い、色分けして表示し明確に区別ができること。

6.15.5.4. 2SD期間を超えて入院している患者(2SD超えて退院患者含む)は、出来高用DPCレコードを自動作成できること。その際の退院時転帰は、包括レコードには(9:その他)を、出来高レコードには退院時転帰を自動設定できること。

6.15.5.5. DPC画面で最も医療資源を投入した病名、入院契機病名、主病名、医療資源を2番目に投入した病名、入院時併存病名、入院後発症病名に対して、病名オーダより病名開始日・病名終了日・転帰を取得して登録することができること。また、登録された内容はDPC情報と同様に電子カルテシステムシステムへ送信することができること。

6.15.5.6. 入力項目(一般病棟以外からの移動、一般病棟以外へのの移動、予定・緊急入院区分、入院目的 等)に対して診療科別に既定値設定が行えること。

6.15.5.7. DPC承認画面上で前回入院歴と前回DPC情報歴の確認ができること。

6.15.5.8. 診断群分類情報をテキスト情報として任意のタイミングで他システム(電子カルテシステム等)へ送信することができること。

6.15.5.9. 承認登録後、様式1入力へ画面遷移し、一連の動作でDPC情報、様式1情報の登録ができること。

6.15.5.10. 必須入力が未入力の場合、承認が行えないこと。必須項目未入力の場合でも、登録までは可能なこと。

6.15.5.11. レセプトに必要な病名を追加登録可能なこと。(主病)(入院契機)(医療資源2番目)(入院時併存)(入院時発症)それぞれの規定個数以上は入力が行えないこと。また、病名の組合せ登録は、マスタ設定により可能なこと。

6.15.5.12. フリーコメントが入力できること。

6.15.5.13. 各病名の開始日・終了日・転帰が登録できること。

6.15.5.14. 承認と同時に確認票が出力できること。

6.15.5.15. 登録/承認と同時に前回からの変更内容を帳票で出力できること。

6.15.5.16. 医療事務システムの算定情報より、(救急搬送)が自動設定できること。

6.15.5.17. 医療事務システムの算定情報より、(他院からの紹介の有無)が自動設定できること。

6.15.5.18. 登録/承認と同時に前回からの変更内容を帳票(連絡票)で出力できること。

6.15.5.19. 医療事務システムの来院履歴情報より、(自院からの外来入院の有無)が自動設定できること。

6.15.5.20. 転科情報より、(院内出生)が自動設定できること。((産婦人科)に転科している場合は、(あり))

6.15.5.21. 入院中の場合、予定在院日数が表示できること。

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6.   医事会計システム 実現性 備考(具体的な実現方法、代替案等)

6.15.5.22. 医療事務システムの退院情報より、(退院時転帰区分)が自動設定できること。

6.15.5.23. DPC情報が退院済みで、様式1情報が入院中の場合、登録/承認のタイミングで様式1が退院済みとなること。

6.15.5.24. 追加した病名を決定病名としたシミュレーションを表示できること。

6.15.5.25. ボタンの表示名称を任意に変更できること。

6.15.5.26. 職制によって、ボタンの表示可否を設定できること。

6.15.5.27. 登録を行わずに画面遷移しようとした場合に、登録を促すメッセージが表示されること。

6.15.5.28. (留意すべきICD10)(不適当なICD)(使用不可ICD)(桁不足ICD)に該当する傷病名が登録されていればマスタ設定により、アラームチェックを表示できること。(留意すべきICD10)(不適当なICD)(使用不可ICD)(桁不足ICD)はそれぞれエラー/警告を設定できること。

6.15.5.29. 各種確認メッセージの表示可否を設定できること。

6.15.5.30. 末承認のデータを一括して承認できる機能を有すること。

6.15.5.31. DPC承認画面での「登録」「承認」「当月承認」「退院登録」ボタンクリック毎にチェックする項目を変更できること

6.15.5.32. 病名情報を並び替えできること。

6.15.6. 様式1情報登録 ― ―6.15.6.1. 医療事務システムに登録された診療情報を様式1入力画面に展開し、医師の入力作業を軽

減できること。

6.15.6.2. 親様式1、子様式1、A様式1、B様式1が作成可能であること。

6.15.6.3. 1入院期間中の子様式1は999個まで可能なこと。

6.15.6.4. 様式1登録時のステータスとして、登録、承認、確定の区別ができること。

6.15.6.5. 様式1情報の各項目はガイド表示が出て何を入力するかを選択入力できること。また、項目が変更となった場合は速やかに対応できること。

6.15.6.6. 化学療法についても、医事情報の項目コードとの紐付けにより実績情報の取込みを行うことができること。

6.15.6.7. 手術情報を取り込む際は、点数が表示され、点数順で表示されること。また、(取込みを行わない手術)(対象外として取込みむ手術)の設定が可能であること。

6.15.6.8. 対象外手術については対象外、削除操作ができること。

6.15.6.9. 手術を検索するとき、(検索対象日)を指定することができること。

6.15.6.10. 前回退院日を自動設定するときは、対象外病棟を指定することができること。

6.15.6.11. 様式1作成時の既定値をマスタにより診療科別に設定できること。(24時間以内死亡・予定緊急区分・救急搬送・入院経路・一般病棟への入院の有無・精神病棟への入院の有無・その他病棟への入院の有無・現在の妊娠の有無・入院JCS・退院時JCS、喫煙指数、認知症高齢者の日常生活自立度判定基準)

6.15.6.12. (前回退院年月日)は、医療事務システムに登録されている情報からリアルタイムに取得して自動設定できること。また、手入力された値とシステムで判別した値が異なる場合は警告表示できること。

6.15.6.13. (前回同一疾病で自院入院の有無)は、過去に登録されている様式1情報より自動設定できること。また、手入力された値とシステムで判別した値が異なる場合は警告表示できること。

6.15.6.14. (患者住所地域の郵便番号)は、手入力及び医療事務システムに登録されている情報よりリアルタイムに取得して自動設定できること。また、手入力された値とシステムで判別した値が異なる場合は警告表示できること。

6.15.6.15. 手入力及び電子カルテシステムシステムに登録されている情報からリアルタイムに取り込むことができること。また、手入力された値と電子カルテシステムシステムに登録されている値が異なる場合は、警告表示ができること。(身長、体重、妊娠の有無、出生時体重、出生時妊娠週数、喫煙指数、入院時JCS、退院時JCS、入院時ADL、退院時ADL、入院時GAF、入院時妊娠週数、入院周辺の分娩有無、分娩時出血量、退院先)

6.15.6.16. 身長・体重の入力有効範囲を診療科別に設定できること。また、有効範囲外の値が入力された場合は警告表示ができること。

6.15.6.17. がんのSTAGE分類ごとにUICC(TNM)の組合せをマスタ登録できること。入力画面でがんのSTAGE分類を選択した時点で、マスタ登録したUICC(TNM)の内容を展開できること。

6.15.6.18. 医療事務システムに登録されている救急医療管理加算をリアルタイムに取得して、予定・救急医療入院区分に(2:救急医療)を自動設定できること。

6.15.6.19. 2日以上入院の場合、24時間以内の死亡に(なし)を自動設定することができること。また、自動設定された後に手動での修正も行えること。

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6.   医事会計システム 実現性 備考(具体的な実現方法、代替案等)

6.15.6.20. 様式1病名をDPC病名から取込みを行う場合、入力されている情報と取り込まれる情報を比較できること。

6.15.6.21. DPC情報と共通する項目については、DPC登録情報を流用し医師の入力作業を軽減できること。

6.15.6.22. 様式1情報登録時に、警告リスト画面でエラーとなっている項目名が職制別色分け表示/マーク表示ができること。明示された項目を選択することで該当項目の入力画面へ切替、該当項目部分の表示が可能であること。

6.15.6.23. 様式1登録時に(留意すべきICD10)(不適当なICD)(使用不可ICD)(桁不足ICD)に該当する傷病名が登録されていればマスタ設定により、アラームチェックを表示できること。(留意すべきICD10)(不適当なICD)(使用不可ICD)(桁不足ICD)はそれぞれエラー/警告を設定できること。

6.15.6.24. マスタ設定により、様式1で登録された病名(ICD10)と様式1の各項目との関連チェックが可能なこと。また(最も資源を投入した病名)のみ、(最も資源を投入した病名)と(2番目に資源を投入した病名)、(全ての病名)でチェックするのかを設定できること。

6.15.6.25. 様式1登録時の傷病名については、ICDコードを全桁修正もしくは4,5桁目のみ修正を選択できること。

6.15.6.26. ICD10コードの変更が可能な職制/職員を設定できること。

6.15.6.27. 様式1入力項目を職制単位に表示・非表示が可能であると共に、項目の色分け表示も可能であること。

6.15.6.28. 職制単位で入力画面に表示される項目をマスタ設定することができること。(例:看護師でログインした場合、入院時ADLのみ画面表示する。医師でログインした場合、入院時ADL以外を画面表示する。)

6.15.6.29. マスタ設定することで、職制単位に入力項目を自由に画面配置することができること。(例:入院時ADLは、看護師でログインした場合は画面の一番上に表示し、医師でログインした場合は画面の一番下に表示し、栄養士でログインした場合は表示しない。)

6.15.6.30. 様式調査で廃止となった項目の入力・参照が可能であること。また、入力画面で廃止項目の表示/非表示の切り替えが行えること。

6.15.6.31. 厚生労働省指定のフォーマットで様式1ファイルの作成ができること。

6.15.6.32. フリーコメントが入力できること。

6.15.6.33. 労災患者等様式1の対象外である場合は、(対象外)の設定が可能なこと。また、入院患者一覧画面で確認ができること。

6.15.6.34. 患者ごとに未来日で様式1(以下、(予定様式1)と記述)の登録が行なえること。

6.15.6.35. 患者が入院してきた場合、予定様式1情報を流用して様式1が容易に作成できること。

6.15.6.36. 他のシステム(電子カルテシステム等)から直接様式1登録画面を起動することができること。また、画面起動時に特定の入力項目を初期表示できること。

6.15.6.37. 平成26年度以降の様式1データを、平成25年度以前の提出データ形式にて出力ができること。

6.15.6.38. 様式1ファイルの出力先を任意に指定できること。

6.15.6.39. 様式1ファイル名を任意に指定できること。

6.15.6.40. 各入力項目に対する(DPC導入の影響評価に係る調査 実施説明資料)の該当頁が表示できること。

6.15.6.41. 登録/承認/確定と同時に前回からの変更内容を帳票(連絡票)で出力できること。

6.15.6.42. 入院目的を自動設定するときに、取得先を(入院期間内の最初のDPC)(入院期間内の最後のDPC)から選択できること。

6.15.6.43. (死亡)の判断を、(医療事務システムの入院基本登録の転帰区分)(様式1承認の退院時転帰)から選択できること。

6.15.6.44. 期間内に特定の保険(労災等)が使用されていた場合、自動的に出力対象外とできること。また、自動設定された後、手動にて出力対象へ変更も行えること。

6.15.6.45. 医療事務システムに登録されている任意コメントから、予定・救急医療入院区分に(2:救急医療)を自動設定できること。また、自動設定された後に手動での修正も行えること。

6.15.6.46. (現在の妊娠の有無)は、入院期間内の(産科)の有無を元に自動設定できること。また、自動設定された後に手動での修正も行えること。

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兵庫県立淡路医療センター 電子カルテシステム更新および影響部門システム更新要件定義書

6.   医事会計システム 実現性 備考(具体的な実現方法、代替案等)

6.15.6.47. 入院中の場合、予定在院日数が表示できること。

6.15.6.48. 様式1作成時の既定値をマスタにより設定できること。(一般病棟への入院の有無、精神病棟への入院の有無、その他病棟への入院の有無、治験実施の有無、入院経路、入院から24時間以内の死亡、現在の妊娠の有無、入院時JCS、退院時JCS、喫煙指数、入院時の褥瘡の有無、退院時の褥瘡の有無、持参薬の使用の有無、入院前の在宅医療の有無、退院後の在宅医療の有無)

6.15.6.49. (BurnIndex)が計算できること。

6.15.6.50. 様式1ファイルをExcel出力できること。

6.15.6.51. DPC未登録でも、様式1が入力できること。

6.15.6.52. 様式1のデータ識別番号を、任意の形式で暗号化できること。

6.15.6.53. 用途別の確認票が出力できること。 ・確認票(通常版)・・・全ての項目をカテゴリ別に5ページで出力。 ・確認票(容易版)・・・全ての項目を1ページに収めて出力。

6.15.6.54. ボタンの表示名称を任意に変更できること。

6.15.6.55. 職制によって、ボタンの表示可否を設定できること。

6.15.6.56. 登録を行わずに画面遷移しようとした場合に、登録を促すメッセージが表示されること。

6.15.6.57. 様式1期間内の任意のDPC情報に画面遷移できること。

6.15.6.58. 予定様式1情報を流用して様式1を作成後、自動的に予定様式1が削除されること

6.15.6.59. 子様式1の登録時に、入院基本料/特定入院基本料の算定状況と一致していない場合は、警告メッセージを表示できること。

6.15.6.60. 入院期間内の入院基本料/特定入院基本料の算定状況が確認できること。また、入院基本料/特定入院基本料の算定期間単位での子様式1が作成できること。

6.15.6.61. 修正起動時に、自動的に最新情報が取り込まれること。

6.15.6.62. 各種確認メッセージの表示可否を設定できること。

6.15.6.63. (入院経路)の入力に関わらず、(入院前の在宅医療の有無)が入力可能であること。

6.15.6.64. (退院(転科)先)の入力に関わらず、(退院後の在宅医療の有無)が入力可能であること。

6.15.6.65. 死亡時に、(退院後の在宅医療の有無)を死亡に自動設定できること

6.15.6.66. 警告リストに自職制に関連するもののみ表示することができること

6.15.6.67. 様式1の各入力項目に対して、入力補助のガイドが表示できること。また、その内容は任意に変更可能であること。

6.15.6.68. 病院独自項目が入力できること。また、その入力内容が様式1と同時に出力可能であること。

6.15.6.69. 子様式1へ入力した内容を親様式1へ引き継ぐことができること。

6.15.6.70. タスクとして様式1出力を自動実行できること。

6.15.6.71. 子様式1の病棟区分を入院料から自動設定できること。

6.15.7. 修正履歴参照 ― ―6.15.7.1. 患者ごと・項目単位に修正された内容が履歴表示できること。

6.15.7.2. 修正履歴は、ある項目の値をA⇒Bに変更した等の具体的な内容も把握できること。

6.15.7.3. DPC・様式1の修正を行った場合、修正前の画面全体イメージを過去履歴画面を用いて参照できること。

6.15.8. DPCの代行入力・承認機能 ― ―6.15.8.1. 医療クラーク等がDPC登録・承認の代行入力を行い、医師が複数の患者分を一括で承認

することができる機能を備えていること。(代行入力・承認機能)

6.15.8.2. 医師が、代行入力されたものを承認するとき、承認した内容が診療記録に反映されること。

6.15.8.3. 医師が、代行入力されたものを承認するとき、対象の患者を一覧で確認できること。また、一覧は診療科・入外・状態等で絞込みが行えること。

6.15.8.4. 医師が、代行入力されたものを承認するとき、否認することができること。また否認理由の登録が行えること。

6.15.8.5. 医師が、代行入力されたものを承認するとき、保留することができること。

6.15.8.6. 医師が、代行入力されたものを承認するとき、電子カルテシステム記載イメージで複数人分を同時に内容確認することができること。

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兵庫県立淡路医療センター 電子カルテシステム更新および影響部門システム更新要件定義書

6.   医事会計システム 実現性 備考(具体的な実現方法、代替案等)

6.15.8.7. 医師が電子カルテシステムにログインした場合、承認依頼がある時のみ代行入力・承認画面が自動的に表示されること。

6.15.8.8. 医療クラーク等がDPC承認の代行入力を行う場合は指示医の指定が行えること。

6.15.8.9. 医療クラーク等がDPC承認の代行入力を行う場合は、承認されるまで診療記録に反映されないこと。

6.15.8.10. 医療クラークが電子カルテシステムにログインした場合、未承認あるいは否認されたものがある時のみ、代行入力・承認画面が自動的に表示されること。

6.15.8.11. 医療クラークが否認されたものを患者一覧形式で確認できること。

6.15.8.12. 医療クラークが否認されたものを参照するとき、電子カルテシステム記載イメージで複数人分を同時に内容確認することができること。

6.15.8.13. 医療クラークが否認されたものを参照するとき、代行入力を行った画面イメージで内容確認することができること。

6.15.8.14. 代行入力・承認画面は、電子カルテシステムから任意のタイミングで起動することができること。

6.15.8.15. 医療クラーク等がDPC登録・承認の代行入力を行う際、医師への承認依頼を行うかどうかを任意に選択できること。

6.15.9. 業務サポート画面 ― ―6.15.9.1. 業務画面とは別に、処理中の患者に関する各種情報等を参照可能な、業務サポート画面を

表示できること。

6.15.9.2. フルHD対応ディスプレイ(画面解像度:1920×1080以上)を使用する場合、起動時に業務画面と並べて、業務サポート画面を自動的に表示できること。また、業務サポート画面のアイコンをタスクトレイに表示し、業務サポート画面の表示・非表示を変更できること。

6.15.9.3. フルHD非対応ディスプレイを使用する場合、起動時に業務画面に重なった形で、業務サポート画面を自動的に表示できること。また、業務サポート画面のアイコンをタスクトレイに表示し、業務サポート画面の表示・非表示を変更できること。

6.15.9.4. 業務サポート画面を参照することで、任意の患者のDPC情報/様式1情報が参照できること

6.15.9.5. 業務サポート画面で表示中のDPC情報/様式1情報を、入力中ののDPC情報/様式1情報に展開できること。

6.15.9.6. DPC情報/様式1情報の入力と平行して、病名の検索が行えること。

6.15.9.7. DPC情報/様式1情報の入力と平行して、入力チェックの結果が参照できること。

6.15.9.8. 事前にDPC情報/様式1情報が入力されたテンプレート患者を呼び出すことができること。

6.15.10. DPC請求情報 ― ―6.15.10.1. DPC請求情報が保険請求/患者請求毎に参照できること。

6.15.10.2. DPC請求情報を削除できること。

6.15.11. 包括評価算定(DPC)業務 ― ―6.15.11.1. 包括評価算定(Diagnosis Procedure Combination)に対

応した患者請求・レセプト請求が可能であること。

6.15.11.2. 会計カード画面では、包括項目・出来高項目を色分け表示することができること。

6.15.11.3. 請求書明細を作成の際、包括評価分の点数が分かるような表示が可能なこと。

6.15.11.4. 請求期間に包括終了日を含んでDPC確認が必要な場合には、退院会計時(DPC情報を確認して下さい。)旨のメッセージが表示されること。

6.15.11.5. レセプト情報作成に際しては医療事務システムで登録した傷病名、手術、処置情報を流用して利用できること。(重複入力が発生しないこと)

6.15.11.6. DPC患者、DPC情報が未登録患者、当月2SD超患者をそれぞれ一覧で出力できること。

6.15.11.7. レセプト請求に際しては、DPCレセプトオンライン請求に対応したシステムであること。

6.15.11.8. 診断群分類単位に出来高点数と包括点数の比較が可能な帳票が出力できること。

6.15.11.9. 厚生労働省への提出資料となる、D、E,Fファイル及び様式4形式のデータ作成が可能であること。

6.16. 医学管理料算定支援 ― ―6.16.1. 運用管理 ― ―6.16.1.1. ログインするID・パスワードは、医事システム・電子カルテに登録されているID・パ

スワードを使用し、医学管理料算定支援システムで個別に登録・管理する必要がないこと。

6.16.1.2. 利用者マスタは医事システム、電子カルテシステムどちらを使用するかを選択できること。

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6.   医事会計システム 実現性 備考(具体的な実現方法、代替案等)

6.16.1.3. 電子カルテシステムと連携する際、シングルサインオン(一度の利用者認証で複数のシステムを利用できること)ができること。

6.16.1.4. 複数端末による同一患者の同時データ更新を防止できること。(患者ロック機能)

6.16.1.5. フルHD画面に対応していること。

6.16.1.6. 仮想環境における、マルチユーザ環境で動作できること。

6.16.1.7. 各画面にヘルプ機能を有すること。

6.16.2. 算定シミュレーション機能 ― ―6.16.2.1. 指定した対象年月に医事会計システムで診療情報(算定済み医学管理料、病名、検査、投

薬、材料等)が登録されている患者の医学管理料について算定可能と推測されるもののシミュレーションを行い抽出できること。

6.16.2.2. 歯科の医学管理料にも対応していること。

6.16.2.3. 以下の条件で算定可能と推測される医学管理料を選出すること。    ・科チェック    ・病名チェック    ・薬剤・材料チェック    ・診療行為チェック    ・入外チェック    ・年齢チェック    ・性別チェック    ・初診日チェック    ・退院日チェック    ・限度回数チェック    ・背反チェック    ・過去算定履歴チェック    ・保険チェック    ・体重チェック    ・職種チェック

6.16.2.4. チェックマスタの設定にて、病名のみでチェックして算定候補として挙げている医学管理料をチェック対象から外すことができること。

6.16.2.5. 過去算定履歴のある医学管理料のみを算定候補と出来るチェックができること。

6.16.2.6. 過去算定履歴のある医学管理料のみを算定候補とするチェックができ、かつ、病名・薬剤・材料・診療行為・保険・体重・職種のチェックを合わせて行なえること。

6.16.2.7. チェック対象外とする診療データの算定区分を指定できること。

6.16.2.8. チェック対象外とする診療データの請求区分を指定できること。

6.16.2.9. 科チェックにおいて、診療科/レセ科 いずれを対象にするか設定できること。

6.16.2.10. 病名チェックにおいて疑い病名を含む/含まない/疑い病名のみ を医学管理料単位に設定できること。

6.16.2.11. 病名チェックにおいて主病名のみチェック対象/主病名以外もチェック対象 を医学管理料単位に設定できること。

6.16.2.12. 病名チェックにおいて、任意の疾患グループを設定し、そのグループの中から○個以上病名がある患者をチェック対象とすることができること。

6.16.2.13. 病名チェックにおいて、接頭語・接尾語に対してもチェックすることができること。

6.16.2.14. 病名チェックにおいて、病名開始日から対象日までの期間チェックができること。

6.16.2.15. 病名チェックにおいて、算定可能と判断した理由に表示する病名数を設定可能であること。

6.16.2.16. 保険チェックにおいて、保険・継続区分・低所得者サインでのチェックができること。

6.16.2.17. 体重チェックにおいて、出生時体重・現在体重でのチェックができること。

6.16.2.18. 職種チェックにおいて、職種コードでのチェックができること。

6.16.2.19. 病名チェック、薬剤・材料チェック、診療行為チェック、保険チェックにおいて、指定した項目を含まない場合に算定可 とする条件をチェックできること。

6.16.2.20. 以下の条件で算定不可と判断された医学管理料は、算定不可の理由が表示されること。    ・初診日チェック    ・退院日チェック    ・限度回数チェック    ・背反チェック

6.16.2.21. 入院/外来、患者ID、医科/歯科、出力帳票、対象年月日を限定して実行指示できること。

6.16.2.22. テスト患者を含むか含まないかを任意に変更できること。

6.16.2.23. シミュレーション処理の進捗状況・所要時間について、適宜、実行画面での視認ができること。

6.16.2.24. シミュレーションした結果は、シミュレーションリストとしてEXCELに出力されること。

6.16.2.25. シミュレーションリストは、以下の単位で集計ができること。    ・患者別    ・診療科別    ・医師別    ・病棟別

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6.   医事会計システム 実現性 備考(具体的な実現方法、代替案等)

6.16.2.26. 医学管理料の算定状況について実績と理論値との差異分析ができること。

6.16.2.27. 医学管理料を算定可能であろうと判断する根拠を明示すること。

6.16.2.28. シミュレーション抽出処理を自動実行できること。

6.16.2.29. 悪性腫瘍特異物質治療管理料は、腫瘍マーカー検査や尿中BTA検査の実施日・実施項目数により判断して、より妥当な方の医学管理料を導出すること。

6.16.2.30. 心臓ペースメーカー指導管理料は、『遠隔モニタリング』、『着用型自動除細動器』、『ロ』と『イ又はロ以外』の算定実績に基づき、より妥当な医学管理料を導出すること。

6.16.2.31. シミュレーション結果データはEXCELもしくはCSV形式で出力するものとし、データの二次利用ができること。

6.16.2.32. シミュレーションを行う医学管理料を設定ファイルにて指定可能であること。

6.16.2.33. シミュレーション結果の点数比較をWebにて参照可能であること。

6.16.2.34. シミュレーション結果の科別件数比較をWebにて参照可能であること。

6.16.2.35. シミュレーション結果の実績点数推移比較をWebにて参照可能であること。

6.16.3. 医学管理料オーダ機能 ― ―6.16.3.1. オーダリングシステムと連携し、選択した患者に対する医学管理料オーダの機能を有する

こと。

6.16.3.2. 選択した患者に、当日算定可能な医学管理料が存在する場合に、医学管理料オーダ画面を自動起動できること。

6.16.3.3. 選択した患者に、当日算定可能な医学管理料が存在しない場合に、医学管理料オーダ画面を起動するかどうかの確認メッセージを表示するか、もしくは算定候補がなくても必ず起動するかを選択できること。

6.16.3.4. オーダ画面では算定候補の医学管理料を表示し、医師の指示が行えるようにすること。(自動選択は行わないこと。)

6.16.3.5. オーダ画面で医師の指示した医学管理料のみ医事会計システムへ伝達されること。(自動算定は行わないこと。)

6.16.3.6. 当日、医事会計システムで受付処理を行っていない外来患者について、医学管理料オーダ画面を自動起動しない設定ができること。

6.16.3.7. 特定の診療科について、医学管理料オーダ画面を自動起動しない設定ができること。また、特定の診療科は入院/外来とそれぞれで設定できること。

6.16.3.8. 職制によって、医学管理料オーダ画面を自動起動しない設定ができること。

6.16.3.9. 外来のみ医学管理料オーダ画面を自動起動する設定ができること。

6.16.3.10. 入院のみ医学管理料オーダ画面を自動起動する設定ができること。

6.16.3.11. 外来及び入院中他科受診(入院中外来)のみ医学管理料オーダ画面を自動起動する設定ができること。

6.16.3.12. 入院及び入院中他科受診(入院中外来)のみ医学管理料オーダ画面を自動起動する設定ができること。

6.16.3.13. 職制によって参照のみとする設定ができること。

6.16.3.14. 過去日オーダまたは当日オーダの場合は、入院・外来の選択が自動的に決定されること。

6.16.3.15. 選択した患者の外来受診履歴(全科/受診科の最終来院日、受診科、主治医)、初診/再診区分、入院履歴(移動日、入院科、病棟/病室/ベッド)および病名情報を参照できること。

6.16.3.16. 選択した患者の医学管理料オーダ履歴を表示できること。診察日、診療科、入外区別、指示医、医事算定状況およびカルテ記載状況が確認できること。

6.16.3.17. オーダ履歴内のカルテ進捗状況に関して、マスタによる設定した日付より以前のデータには、(-(ハイフォン))と表示されること。

6.16.3.18. 選択した患者の医学管理料オーダ履歴として、中止オーダも表示するかどうか、切り替えできること。

6.16.3.19. 任意の医学管理料算定履歴を右クリックすることで、オーダのDO入力、中止指示、カルテ記載内容の修正指示をできること。

6.16.3.20. 選択した患者の医学管理料算定履歴、診療履歴、病名をもとに、算定可能な医学管理料の候補を選出すること。その際、以下の条件で医学管理料の候補を選出すること。    ・科チェック    ・病名チェック    ・薬剤・材料チェック    ・診療行為チェック    ・入外チェック    ・年齢チェック    ・性別チェック    ・初診日チェック    ・退院日チェック    ・限度回数チェック    ・背反チェック    ・過去算定履歴チェック    ・保険チェック    ・体重チェック    ・職種チェック

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6.   医事会計システム 実現性 備考(具体的な実現方法、代替案等)

6.16.3.21. チェックマスタの設定にて、病名のみでチェックして算定候補として挙げている医学管理料をチェック対象から外すことができること。

6.16.3.22. 過去算定履歴のある医学管理料のみを算定候補と出来るチェックができること。

6.16.3.23. 過去算定履歴のある医学管理料のみを算定候補とするチェックができ、かつ、病名・薬剤・材料・診療行為・保険・体重・職種のチェックを合わせて行なえること。

6.16.3.24. チェック対象外とする診療データの算定区分を指定できること。

6.16.3.25. チェック対象外とする診療データの請求区分を指定できること。

6.16.3.26. 科チェックにおいて、診療科/レセ科 いずれを対象にするか設定できること。

6.16.3.27. 病名チェックにおいて疑い病名を含む/含まない/疑い病名のみ を医学管理料単位に設定できること。

6.16.3.28. 病名チェックにおいて主病名のみチェック対象/主病名以外もチェック対象 を医学管理料単位に設定できること。

6.16.3.29. 病名チェックにおいて、任意の疾患グループを設定し、そのグループの中から○個以上病名がある患者をチェック対象とすることができること。

6.16.3.30. 病名チェックにおいて、接頭語・接尾語に対してもチェックすることができること。

6.16.3.31. 病名チェックにおいて、病名開始日から対象日までの期間チェックができること。

6.16.3.32. 病名チェックにおいて、算定可能と判断した理由に表示する病名数を設定可能であること。

6.16.3.33. 保険チェックにおいて、保険・継続区分・低所得者サインでのチェックができること。

6.16.3.34. 体重チェックにおいて、出生時体重・現在体重でのチェックができること。

6.16.3.35. 職種チェックにおいて、職種コードでのチェックができること。

6.16.3.36. 病名チェック、薬剤・材料チェック、診療行為チェック、保険チェックにおいて、指定した項目を含まない場合に算定可 とする条件をチェックできること。

6.16.3.37. 以下の条件で算定不可と判断された医学管理料は、算定不可の理由が表示されること。    ・初診日チェック    ・退院日チェック    ・限度回数チェック    ・背反チェック

6.16.3.38. 選択した患者の算定可能もしくは算定不可な医学管理料の候補およびその概要・算定根拠を一覧表示し、その中から(実施)あるいは(未実施)のオーダ指示ができること。

6.16.3.39. 医学管理料の候補を一覧表示する際、所定点数および加算点数も表示すること。

6.16.3.40. 診療記録の記載内容として、加算指示内容も登録可能であること。

6.16.3.41. 常に算定する加算を選択状態で起動するようにできること。

6.16.3.42. 加算の表示・非表示を設定できること。

6.16.3.43. 表示する加算の表示順を設定できること。

6.16.3.44. 加算の回数を選択できること。

6.16.3.45. 選択した医学管理料をオーダ登録することで、実施情報が医事システムへ伝達されること。

6.16.3.46. 職制によって、医学管理料オーダの登録可否が設定できること。

6.16.3.47. 加算分を追加した点数の降順で医事会計側へ伝達され、最も点数の高い医学管理料以外は非算定設定が付加されること。

6.16.3.48. 加算同士の背反チェックが設定できること。

6.16.3.49. 診療区分16(在宅)の医学管理料を複数オーダする場合、加算分を除いた点数の降順で医事会計側へ伝達されること。(非算定設定は付加しないが、医事システムへ取り込むタイミングで自動判別をできること。)

6.16.3.50. 算定不可と判断される医学管理料を、オーダ候補として表示するかしないかを選択できること。

6.16.3.51. 算定不可の医学管理料をオーダ候補として一覧表示する場合に、オーダ指示を許すか許さないかを選択できること。

6.16.3.52. 背反エラーと判断される医学管理料を、オーダ候補として一覧表示する場合、警告とするかエラーとするかを選択できること。

6.16.3.53. 背反エラーの医学管理料をオーダした場合、非算定設定(+SNO)が付加されること。

6.16.3.54. 医学管理料のオーダ候補一覧において、設定によって(実施)のみを指示できること。((未実施)は表示せず、また指示も不要であること。)

6.16.3.55. 医学管理料の検索機能を有すること。

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6.   医事会計システム 実現性 備考(具体的な実現方法、代替案等)

6.16.3.56. 医学管理料の検索方法として、以下の方法ができること。    ・入力病名による検索    ・診療科セットによる検索    ・医師セットによる検索    ・特定診療科の頻用医学管理料による検索    ・特定医師の頻用医学管理料による検索

6.16.3.57. 検索画面から、セットマスタをメンテナンスできること。

6.16.3.58. 診療科単位や医師単位で医学管理料のセット登録ができること。

6.16.3.59. 診療科単位や医師単位での医学管理料のセット登録は、既に登録されているセットを流用して新たなセットを作成できること。

6.16.3.60. 診療科単位や医師単位で医学管理料の頻出情報が自動更新されデータ引用できること。

6.16.3.61. 同一日に既に算定済みの医学管理料をオーダしようとする(DO)と、算定済みであることをメッセージ表示できること。

6.16.3.62. 選択された医学管理料を(実施)指示する際に、その内容に見合ったカルテ記載内容のテンプレートが自動表示され、診療記録の記載漏れを防止するような仕組みを有すること。

6.16.3.63. 診療記録の記載が不要な医学管理料については、記事入力を省略できること。

6.16.3.64. 診療記録の入力必須項目は省略して登録できないこと。省略された場合、診療記録記載情報が一時保存状態となること。

6.16.3.65. オーダ履歴のDO入力を行う際に、カルテ記載内容のDO入力もできること。また、設定により、カルテ記載内容をDOしない、あるいはDOする/しないの確認メッセージを表示できること。

6.16.3.66. カルテ記載内容の前回DO入力時、全科の診療記録を前回DOの対象とするか、指定した診療科の診療記録を対象とするか、医学管理料単位で設定ができること。

6.16.3.67. カルテ記載が完了しなくても、(一時保存)状態でオーダ登録ができること。あるいは、記事記載が完了しなければ、オーダ登録が出来ないようにも動作選択ができること。

6.16.3.68. 登録したカルテ記載内容は、電子カルテへ診察記事として伝達できること。

6.16.3.69. 登録したカルテ記載内容は、患者説明書として印刷できること。

6.16.3.70. 患者説明書使用有無を医学管理料ごとに設定可能であること。

6.16.3.71. 患者説明書の原紙は、医学管理料ごとに設定可能であること。

6.16.3.72. 患者説明書に印字する項目は、テンプレートごとに設定可能であること。

6.16.3.73. 患者説明書を印刷するプリンタは、端末ごとに指定可能であること。

6.16.3.74. 患者説明書は電子カルテへ反映可能であること。

6.16.3.75. 医学管理料オーダ画面から、病名オーダ画面を呼び出すことができること。

6.16.3.76. 該当患者の処方オーダ、注射オーダ、検体検査オーダの内容をもとに、算定可能な医学管理料の候補を選出できること。

6.16.3.77. 特定の医学管理料(例:糖尿病透析予防指導管理料など)に関して、選択した患者の検査結果(オーダリングシステム)の内容をもとに、算定可能な医学管理料の候補を選出できること。この時、検査結果値に対するチェックができること(閾値の設定ができること)。

6.16.3.78. 特定の医学管理料(例:悪性腫瘍特異物質治療管理料など)に関して、選択した患者の検査結果(オーダリングシステム)の内容を表示できること。表示内容は以下の内容を網羅していること。    ・検査項目名称    ・検査結果値    ・基準値外マーク    ・参考基準値    ・単位名称    ・検査実施日    ・検査結果日    ・検査オーダ日    ・検査結果コード    ・依頼元科名称

6.16.3.79. 選択した患者の検査結果(オーダリングシステム)の内容を、診療記録に連携できること。

6.16.3.80. オーダ画面に患者病名を表示する場合、(病名オーダの病名)と(医事システムの病名)が参照できること。また、(医事システムの病名)のみ表示を行う設定ができること。

6.16.3.81. 特定の医学管理料(例:悪性腫瘍特異物質治療管理料など)に関して、選択した患者の検査結果(オーダリングシステム)の内容を医事システム(レセプト記載用コメント)に伝達できること。

6.16.3.82. 直近の初診日以降の算定済み医学管理料で判断ができること。

6.16.3.83. 直近の初診日以降の算定済み医学管理料で判断を行う場合、初診日が不明の時は最古の来院日を直近の初診日とみなす設定ができること。

6.16.3.84. 医事システムで算定済みの医学管理料だけではなく、(オーダ済み・医事未取り込み)の医学管理料も背反チェックの対象にできること。

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6.   医事会計システム 実現性 備考(具体的な実現方法、代替案等)

6.16.3.85. オーダ画面に表示される医事算定済みの医学管理料を表示する場合、オーダ導入日前に医事算定された医学管理料を識別できること。

6.16.3.86. 画面表示する医学管理料の名称は、医学管理料単位に(医事システム点数マスタの名称)を表示するか、あるいは(任意設定した名称)を表示するかを設定できること。

6.16.3.87. 候補として表示される医学管理料の表示順を(点数降順)と設定できること

6.16.3.88. 候補として表示される医学管理料の表示順を(診療科セット順)と設定できること

6.16.3.89. 候補として表示される医学管理料の表示順を(医師セット順)と設定できること

6.16.3.90. 複数の算定候補が表示され、その内1つを(算定する)とした場合、他の候補の中で背反となるものは背景色が変わり一目で識別(算定不可)できること。

6.16.3.91. オーダ画面で診療日の指定を生年月日以前とした場合はエラーメッセージが表示できること。

6.16.3.92. カルテ記載画面は、前回入力した診療記録内容を引継ぐことができること。

6.16.3.93. オーダ画面でDOを行い、カルテ記載画面を表示する場合、今回のカルテテンプレートとDO元のテンプレートの世代が異なる場合はその旨を警告メッセージにて表示し、その記載内容はクリアした状態で表示できること。

6.16.3.94. 医事会計システムに伝達するコードは、(医事システムの医事コード)あるいは(医事システム側のセットコード)を設定できること。

6.16.3.95. 特定の医学管理料については、医事会計システムに伝達しない設定もできること。

6.16.3.96. 同月内に点数の低い医学管理料を算定しており、後から点数の高い医学管理料が算定可能と判断された場合、算定可と判断し、その旨をコメントで医事会計システムへ伝達できること。

6.16.3.97. 同月内に点数の高い指導料(在宅以外)を算定しており、後から点数の低い指導料(在宅)が算定可と判断された場合、その旨をコメントで医事会計システムへ伝達できること。

6.16.3.98. 算定不可項目をオーダ登録時、窓口会計とするか自動会計とするかを医事会計システムへ伝達できること。また、以下の機能を有すること。①窓口会計とした場合、オーダ端末の通常使うプリンタに会計票(会計は窓口へ案内する帳票)を出力できること。②同日・他科で在宅の背反項目をオーダ時は、窓口会計とできること。

6.16.3.99. 同月内に悪性腫瘍特異物質治療管理料(その他・1項目)を算定済で、もう1項目検査を行い、悪性腫瘍特異物質治療(2項目以上)が算定可能と判断された場合、医事会計システムへ(当月内の1項目の算定を削除してください)のコメントを伝達できること。

6.16.3.100. 在宅で複数月分の加算コード(例:血糖自己測定器加算(月20回以上)1型糖尿病の患者を除く)を今月算定する場合、算定する加算の数(2~12個)を指定できること。

6.16.3.101. オーダ画面の患者情報を非表示とする設定ができること。(オーダ候補画面を大きく表示)

6.16.3.102. オーダ画面の病名情報を非表示とする設定ができること。(オーダ候補画面を大きく表示)

6.16.3.103. フルHD画面の場合、オーダ画面の右側にヘルパー機能(患者情報・指導料コメント・算定不可一覧・検索履歴・プログレスノート)を閲覧できること。

6.16.3.104. フルHD画面でない場合、オーダ画面の右下のボタンクリックにより、ヘルパー機能(患者情報・指導料コメント・算定不可一覧・検索履歴・プログレスノート)を閲覧できること。

6.16.3.105. オーダ画面から病名オーダ画面(電子カルテ)の起動ができること。

6.16.3.106. 電子カルテから医学管理料オーダ画面を起動する場合、電子カルテに特定の医師コードでログインしている場合のみ医学管理料オーダ画面が自動起動する設定が可能であること。

6.16.3.107. 患者単位・医学管理料単位に候補として表示しない指定ができること。

6.16.3.108. 患者単位・医学管理料単位に候補として表示しない期間指定ができること。(例:患者Aについて、平成25年6月30日までは特定薬剤治療管理料をオーダ画面に候補として表示しない)

6.16.3.109. 退院予定日をオーダリングシステムより取得して、退院日として退院時チェックをできること。

6.16.3.110. 検査チェックを行う場合、複数の検査を1項目としてカウントするグループ設定ができること。

6.16.3.111. 初回算定から○年以上経過している場合は算定不可とするチェックができること。

6.16.3.112. オーダ履歴の表示で、会計済みでかつ加算内容がオーダと医事会計システムとで異なる場合、カルテ記載の進捗を○ではなく?にできること。(識別が行えれば表示方法は問わない)

6.16.3.113. 診療記録記載画面は(一時保存)と(登録)が行なえること。

6.16.3.114. 診療記録記載画面は(一時保存)を使用しない設定ができること。

6.16.3.115. 自動的に候補として選出された場合のみ算定可として扱える医学管理料を設定できること。(例:悪性腫瘍特異物質治療管理料は自動的に候補として選出された場合のみ算定可とし、候補として選出されない場合は算定不可(手動による指定も不可)とする。)

6.16.3.116. 医師単位に候補表示する医学管理料を設定できること。(研修を受けた医師のみ算定可となる医学管理料を設定できること)

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6.   医事会計システム 実現性 備考(具体的な実現方法、代替案等)

6.16.3.117. 電子カルテと連携し、カルテ画面を開いた際に算定可能な医学管理料の候補がある患者に対しては、その旨をお知らせする機能を有すること。

6.16.3.118. カルテ記載/加算選択画面にて、カルテ記載時に関連する加算が自動選択され、オーダ登録時に医学管理料とともに加算も医事会計システムに連携されること。

6.16.3.119. カルテ記載/加算選択画面にて、カルテ記載内容に対して算定可能な加算が選択されていない場合に警告メッセージが表示されること。

6.16.3.120. カルテ記載/加算選択画面にて、加算選択時に必要なカルテ記載が行われていない場合に警告メッセージが表示されること。

6.16.3.121. カルテ記載/加算選択画面にて、記録日時の指定が可能であること。

6.16.3.122. 指定された日数を超えたカルテ記載修正/削除が不可であること。

6.16.3.123. iS連携にて、患者カルテ起動時に入院の患者についてはMegaOak医学管理サポートを起動させない設定が可能であること。

6.16.3.124. カルテ記載/加算選択画面にて、ダイナミックテンプレートの使用が可能であること。

6.16.4. 電子診療記録の代行入力・承認機能 ― ―6.16.4.1. 電子カルテの承認機能と連携して、オーダ内容およびカルテ記載内容の承認が電子カルテ

上で可能であること。

6.16.4.2. 医療クラーク等が診療記録の代行入力を行い、医師が複数の患者分を一括で承認することができる機能を備えていること。(代行入力・承認画面)

6.16.4.3. 医師が代行入力されたものを承認する場合、承認した内容が電子診療記録に反映されること。

6.16.4.4. 医師が代行入力されたものを承認する場合、対象の患者を一覧で確認できること。また、一覧は診療科・入外・状態等で絞込みができること。

6.16.4.5. 医師が代行入力されたものを承認する場合、否認できること。また否認理由の登録ができること。

6.16.4.6. 医師が代行入力されたものを承認する場合、保留できること。

6.16.4.7. 医師が代行入力されたものを承認する場合、電子カルテ記載イメージで複数人分を同時に内容確認できること。

6.16.4.8. 医師が代行入力されたものを承認する場合、代行入力を行った画面イメージで内容確認できること。

6.16.4.9. 医師が代行入力されたものを承認する場合、代行入力された内容の変更ができること。

6.16.4.10. 医師が電子カルテにログインした場合、承認依頼がある時のみ代行入力・承認画面が自動的に表示されること。

6.16.4.11. 研修医が診療記録の代行入力を行う場合は指示医の指定ができること。

6.16.4.12. 医療クラーク等が診療記録の代行入力を行う場合は指示医の指定ができること。

6.16.4.13. 医療クラーク等が診療記録の代行入力を行った場合は、指示医の承認を得るまで電子診療記録に反映されないこと。

6.16.4.14. 医療クラークが電子カルテにログインした場合、未承認あるいは否認されたものがある時のみ代行入力・承認画面が自動的に表示されること。

6.16.4.15. 医療クラークが否認されたものを患者一覧形式で確認できること。

6.16.4.16. 医療クラークが否認されたものを参照する場合、電子カルテ記載イメージで複数人分を同時に内容確認できること。

6.16.4.17. 医療クラークが否認されたものを参照する場合、代行入力を行った画面イメージで内容確認できること。

6.16.4.18. 代行入力・承認画面は、電子カルテから任意のタイミングで起動できること。

6.16.4.19. 予約オーダ情報をもとに、受診予定患者を一覧画面で把握可能し、該当患者が算定可能な医学管理料の候補を表示できること。

6.16.4.20. 受診予定の任意の患者を指定し、算定可能な医学管理料の候補を表示できること。

6.16.4.21. 医療クラーク等が算定可能な医学管理料あるいは算定不可な医学管理料を指定し、その算定可能/不可と判断した根拠と共に、診療記録の代行入力をできること。

6.16.4.22. 事前登録を行った内容を、担当医に伝達できること。

6.16.4.23. 医学管理料オーダの事前登録は、任意の患者を指定することでも実施できること。

6.16.4.24. 医学管理料オーダの事前登録を行う前に、対象患者の医学管理料算定候補の有無をチェックできること。

6.16.4.25. 医学管理料オーダ画面を医師が開いた際に、医療クラーク等が事前登録した医学管理料の内容および診察記事の内容が反映されていること。医師は代行者の登録した判断根拠を確認の上、診察記事を承認しオーダ登録ができること。

6.16.4.26. 事前登録した医学管理料情報について、医師がオーダしたかどうか、診察記事に反映されているかどうかの状況を確認できること。

6.16.5. 会計入力画面 ― ―6.16.5.1. 医事会計画面において、医学管理料オーダと同等の候補表示ができること。

6.16.5.2. 医事会計画面にて、候補の医学管理料を選択し、画面に展開できること。

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6.   医事会計システム 実現性 備考(具体的な実現方法、代替案等)

6.16.5.3. 過去の医学管理料の算定履歴を表示し、過去の医学管理料を会計画面に展開できること。

6.16.5.4. 以下の条件で算定可能と推測される医学管理料を選出すること。    ・科チェック    ・病名チェック    ・薬剤・材料チェック    ・診療行為チェック    ・入外チェック    ・年齢チェック    ・性別チェック    ・初診日チェック    ・退院日チェック    ・限度回数チェック    ・背反チェック    ・過去算定履歴チェック

6.16.5.5. チェックマスタの設定にて、病名のみでチェックして算定候補として挙げている医学管理料をチェック対象から外すことができること。

6.16.5.6. 過去算定履歴のある医学管理料のみを算定候補と出来るチェックができること。

6.16.5.7. 過去算定履歴のある医学管理料のみを算定候補とするチェックができ、かつ、病名・薬剤・材料・診療行為・保険・体重・職種のチェックを合わせて行なえること。

6.16.5.8. チェック対象外とする診療データの算定区分を指定できること。

6.16.5.9. チェック対象外とする診療データの請求区分を指定できること。

6.16.5.10. 科チェックにおいて、診療科/レセ科 いずれを対象にするか設定できること。

6.16.5.11. 病名チェックにおいて疑い病名を含む/含まない/疑い病名のみ を医学管理料単位に設定できること。

6.16.5.12. 病名チェックにおいて主病名のみチェック対象/主病名以外もチェック対象 を医学管理料単位に設定できること。

6.16.5.13. 病名チェックにおいて、任意の疾患グループを設定し、そのグループの中から○個以上病名がある患者をチェック対象とすることができること。

6.16.5.14. 病名チェックにおいて、接頭語・接尾語に対してもチェックすることができること。

6.16.5.15. 病名チェックにおいて、病名開始日から対象日までの期間チェックができること。

6.16.5.16. 病名チェックにおいて、算定可能と判断した理由に表示する病名数を設定可能であること。

6.16.5.17. 保険チェックにおいて、保険・継続区分・低所得者サインでのチェックができること。

6.16.5.18. 体重チェックにおいて、出生時体重・現在体重でのチェックができること。

6.16.5.19. 病名チェック、薬剤・材料チェック、診療行為チェック、保険チェックにおいて、指定した項目を含まない場合に算定可 とする条件をチェックできること。

6.16.5.20. 以下の条件で算定不可と判断された医学管理料は、算定不可の理由が表示されること。    ・初診日チェック    ・退院日チェック    ・限度回数チェック    ・背反チェック

6.16.6. 医学管理料指示票発行機能 (再来受付時に基本カードと連動して発行) ― ―6.16.6.1. 再来受付時に基本カード発行と連動し、医学管理料指示票の発行が可能であること。

6.16.6.2. 今回算定可能と推測される医学管理料は、以下の内容も印字可能であること。 ・医学管理料の概要 ・今回算定可能と判断した理由

6.16.6.3. 患者ID、診療科、入外を指定することで、医学管理料指示票が発行できること。

6.16.6.4. 患者の診療内容、傷病名などをもとに、今回算定可能と推測される医学管理料名称を印字すること。

6.16.6.5. 印字される医学管理料の名称を任意に変更できること。

6.16.6.6. 以下の条件で算定可能と推測される医学管理料を選出すること。    ・科チェック    ・病名チェック    ・薬剤・材料チェック    ・診療行為チェック    ・入外チェック    ・年齢チェック    ・性別チェック    ・初診日チェック    ・退院日チェック    ・限度回数チェック    ・背反チェック    ・過去算定履歴チェック

6.16.6.7. チェックマスタの設定にて、病名のみでチェックして算定候補として挙げている医学管理料をチェック対象から外すことができること。

6.16.6.8. 過去算定履歴のある医学管理料のみを算定候補と出来るチェックができること。

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6.   医事会計システム 実現性 備考(具体的な実現方法、代替案等)

6.16.6.9. 過去算定履歴のある医学管理料のみを算定候補とするチェックができ、かつ、病名・薬剤・材料・診療行為・保険・体重・職種のチェックを合わせて行なえること。

6.16.6.10. チェック対象外とする診療データの算定区分を指定できること。

6.16.6.11. チェック対象外とする診療データの請求区分を指定できること。

6.16.6.12. 科チェックにおいて、診療科/レセ科 いずれを対象にするか設定できること。

6.16.6.13. 病名チェックにおいて疑い病名を含む/含まない/疑い病名のみ を医学管理料単位に設定できること。

6.16.6.14. 病名チェックにおいて主病名のみチェック対象/主病名以外もチェック対象 を医学管理料単位に設定できること。

6.16.6.15. 病名チェックにおいて、任意の疾患グループを設定し、そのグループの中から○個以上病名がある患者をチェック対象とすることができること。

6.16.6.16. 病名チェックにおいて、接頭語・接尾語に対してもチェックすることができること。

6.16.6.17. 病名チェックにおいて、病名開始日から対象日までの期間チェックができること。

6.16.6.18. 病名チェックにおいて、算定可能と判断した理由に表示する病名数を設定可能であること。

6.16.6.19. 保険チェックにおいて、保険・継続区分・低所得者サインでのチェックができること。

6.16.6.20. 体重チェックにおいて、出生時体重・現在体重でのチェックができること。

6.16.6.21. 病名チェック、薬剤・材料チェック、診療行為チェック、保険チェックにおいて、指定した項目を含まない場合に算定可 とする条件をチェックできること。

6.16.6.22. 以下の条件で算定不可と判断された医学管理料は、算定不可の理由が表示されること。   ・初診日チェック   ・退院日チェック   ・限度回数チェック   ・背反チェック

6.16.7. ― ―6.16.7.1. 再来受付時以外でも随時医学管理指示票の個別発行が可能であること。

6.16.7.2. 今回算定可能と推測される医学管理料は、以下の内容も印字可能であること。 ・医学管理料の概要 ・今回算定可能と判断した理由 ・カルテ記載内容のテンプレート

6.16.7.3. 患者ID、診療科、入外を指定することで、医学管理料指示票が発行できること。

6.16.7.4. 患者の医事データをもとに、今回算定可能と推測される医学管理料名称を印字すること。

6.16.7.5. 印字される医学管理料の名称を任意に変更できること。

6.16.7.6. 以下の条件で算定可能と推測される医学管理料を選出すること。    ・科チェック    ・病名チェック    ・薬剤・材料チェック    ・診療行為チェック    ・入外チェック    ・年齢チェック    ・性別チェック    ・初診日チェック    ・退院日チェック    ・限度回数チェック    ・背反チェック    ・過去算定履歴チェック

6.16.7.7. チェックマスタの設定にて、病名のみでチェックして算定候補として挙げている医学管理料をチェック対象から外すことができること。

6.16.7.8. 過去算定履歴のある医学管理料のみを算定候補と出来るチェックができること。

6.16.7.9. 過去算定履歴のある医学管理料のみを算定候補とするチェックができ、かつ、病名・薬剤・材料・診療行為・保険・体重・職種のチェックを合わせて行なえること。

6.16.7.10. チェック対象外とする診療データの算定区分を指定できること。

6.16.7.11. チェック対象外とする診療データの請求区分を指定できること。

6.16.7.12. 科チェックにおいて、診療科/レセ科 いずれを対象にするか設定できること。

6.16.7.13. 病名チェックにおいて疑い病名を含む/含まない/疑い病名のみ を医学管理料単位に設定できること。

6.16.7.14. 病名チェックにおいて主病名のみチェック対象/主病名以外もチェック対象 を医学管理料単位に設定できること。

6.16.7.15. 病名チェックにおいて、任意の疾患グループを設定し、そのグループの中から○個以上病名がある患者をチェック対象とすることができること。

6.16.7.16. 病名チェックにおいて、接頭語・接尾語に対してもチェックすることができること。

6.16.7.17. 病名チェックにおいて、病名開始日から対象日までの期間チェックができること。

医学管理料指示票 (随時発行機能)

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6.   医事会計システム 実現性 備考(具体的な実現方法、代替案等)

6.16.7.18. 病名チェックにおいて、算定可能と判断した理由に表示する病名数を設定可能であること。

6.16.7.19. 保険チェックにおいて、保険・継続区分・低所得者サインでのチェックができること。

6.16.7.20. 体重チェックにおいて、出生時体重・現在体重でのチェックができること。

6.16.7.21. 病名チェック、薬剤・材料チェック、診療行為チェック、保険チェックにおいて、指定した項目を含まない場合に算定可 とする条件をチェックできること。

6.16.7.22. 以下の条件で算定不可と判断された医学管理料は、算定不可の理由が表示されること。    ・初診日チェック    ・退院日チェック    ・限度回数チェック    ・背反チェック

6.16.7.23. 画面表示する医学管理料の名称は、医学管理料単位に(点数マスタの名称)を表示するか、あるいは(任意設定した名称)を表示するかを設定できること。

6.16.8. カルテ記載進捗管理機能 ― ―6.16.8.1. カルテ記載状況を登録・修正ができること。

6.16.8.2. 医学管理料オーダ画面でのオーダ情報および医事会計システムでの診療情報(算定済み医学管理料)より、以下の条件を指定して医学管理料の算定履歴を抽出できること。    ・算定日    ・患者ID    ・医科/歯科    ・入院/外来    ・診療科    ・病棟    ・主治医

6.16.8.3. 医学管理料算定履歴の抽出時、医学管理料(入力コード・カナ名称・漢字名称)またはコメント(入力コード・漢字名称)で絞込みができること。

6.16.8.4. 医学管理料算定履歴の抽出時、診療記録記載進捗状況または診療記録記載チェック状況で絞込みができること。

6.16.8.5. 医学管理料の算定履歴抽出結果を画面に一覧表示できること。    ・患者基本情報(患者ID、患者氏名)    ・入外区分    ・診療科    ・病棟    ・算定日    ・医学管理料名称    ・主治医    ・オーダ取込状況    ・医事算定状況

6.16.8.6. 一覧表示された算定履歴に対してコメント登録ができること。

6.16.8.7. カルテへの記事記載進捗状況(○・△・×・-)の登録ができること。

6.16.8.8. カルテへの記事記載状況一括チェック(○・△・×・-)登録ができること。

6.16.8.9. 医学管理料算定履歴の抽出時、カルテ記載進捗状況(○・△・×・-)による絞込みができること。

6.16.8.10. 医学管理料の算定履歴より、カルテ記載漏れ一覧帳票を出力できること。    ・患者基本情報(患者ID、患者氏名)    ・入外区分    ・診療科    ・病棟    ・算定日    ・算定済み医学管理料    ・主治医    ・オーダ取込状況    ・医事算定状況    ・カルテ記載有無    ・カルテ記載チェック状況    ・コメント    ・処理者    ・備考

6.16.8.11. カルテ記載漏れ一覧はEXCELもしくはCSV形式で出力するものとし、データの二次利用ができること。

6.16.8.12. カルテ記載漏れ一覧帳票は、以下の条件で改ページできること。    ・主治医別    ・診療科別    ・入外別    ・病棟別

6.16.8.13. 他のシステムからシングルサインオン(一度の利用者認証で複数のシステムを利用できること)ができること。

6.16.8.14. 他のシステムから医師コードを指定してシングルサインオン(一度の利用者認証で複数のシステムを利用できること)した場合、画面の主治医欄に医師コードがセットされること。また、その主治医欄の医師コードで絞込みして表示ができること。

6.16.8.15. 表示される医事算定済みの医学管理料を表示する場合、オーダ導入日前に医事算定された医学管理料を判別できること。

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6.   医事会計システム 実現性 備考(具体的な実現方法、代替案等)

6.16.8.16. 画面表示する医学管理料の名称は、医学管理料単位に(点数マスタの名称)を表示するか、あるいは(任意設定した名称)を表示するかを設定できること。

6.16.8.17. カルテ記載進捗管理からカルテ記載内容の変更画面を起動できること。

6.16.8.18. カルテ記載進捗管理からカルテ記載内容の変更画面を起動した場合、医師以外は一時保存機能のみ使用する設定ができること。

6.16.8.19. カルテ記載進捗管理からカルテ記載内容の変更画面を起動した場合、医師は一時保存機能、登録機能を使用できること。

6.16.8.20. 任意の医学管理料算定履歴について、診療科別の算定状況(算定件数・合計点数)を集計できること。

6.16.8.21. 任意の医学管理料算定履歴について、診療科別算定状況を集計した結果の一覧をEXCEL形式で出力できること。

6.16.8.22. 該当患者の記事画面が起動可能であること。

6.16.8.23. カルテ記載漏れランキングをWebにて参照可能であること。

6.16.8.24. カルテ記載漏れ推移比較をWebにて参照可能であること。

6.16.9. 医学管理料チェックマスタ ― ―6.16.9.1. 診療内容(薬剤、検査等)、傷病名、算定履歴などと紐付けをした医学管理料チェックマ

スタが提供可能であること。改正時の変更対応もできること。

6.16.9.2. 標準的に設定された内容は、病院側でも適宜修正が可能であること。

6.16.10. カルテ記載用テンプレート ― ―6.16.10.1. 医学管理料単位に、カルテ記載用テンプレートのサンプル提供が可能であること。(歯科

は除く)

6.16.10.2. 改正時に変更・追加がある場合、サンプル提供が可能であること。

6.16.10.3. 病院オリジナルのカルテ記載用テンプレートを、チェックボックス・ラジオボタン・テキストボックスを使用して新規作成できること。

6.16.10.4. 特定のテンプレートの内容を電子カルテに反映しない設定ができること。

6.16.10.5. 特定のテンプレートの内容をDOで引き継がない設定ができること。

6.16.10.6. 提供されたカルテ記載用テンプレートを流用して病院オリジナルのカルテ記載用テンプレートが作成できること。

6.16.10.7. 医学管理料単位に、医師別・診療科別のテンプレートを設定できること。

6.16.10.8. 専用のテンプレートを登録していない医学管理料であっても、記事入力を行えるように汎用的なテンプレートが自動表示できること。

6.16.10.9. テンプレートを作成する場合、オーダ画面で入力用のテキストボックスは(半角のみ入力可)あるいは(全角のみ入力可)の指定ができること。

6.16.10.10. テンプレートを作成する場合、コンボボックスの指定ができること。

6.16.10.11. テンプレートを作成する場合、全ての条件にチェックが行われた場合のみ(オーダ画面の登録ボタン)を表示する設定ができること。 (例)下記、条件A~Cに全てチェックした場合のみ(登録ボタン)を表示する。   □条件A   □条件B   □条件C

6.16.10.12. フリー入力が行えるテキストボックスを用意する場合、全角2000文字以上の文字ができること。

6.16.10.13. フリー入力が行えるテキストボックスを用意する場合、カルテ記載画面に表示する行数を指定できること。

6.16.10.14. テンプレートごとに、内部コメントの設定が可能であること。

6.16.10.15. テンプレートのエクスポート及びインポートが可能であること。

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7.   看護勤務管理システム 実現性 備考(具体的な実現方法、代替案等)

7.1. 看護職員管理機能 ― ―7.1.1. 職員情報の設定 ― ―7.1.1.1. 職員の基本情報として、職員番号、性別、氏名、カナ氏名(フリガナ)、既婚/未婚の別、

旧姓、旧姓カナ氏名(フリガナ)、改姓年月日、旧姓使用の別、戸籍名、本籍、生年月日、看護保険加入の有無、看護保険番号、E-Mail、携帯電話番号、PHS番号、現住所(郵便番号、都道府県、寮利用の有/無、寮部屋No、住所、電話番号)、連絡先(郵便番号、都道府県、住所、連絡者氏名、続柄、電話番号)、採用履歴(採用年月日、採用条件、転退年月日、転退理由、転退時職員番号、経験年数)、前職歴年数、病院用個人番号、顔写真を管理することができること。

7.1.1.2. 職員の採用は採用年月日、採用理由を指定して登録することができること。また、再雇用時は従前の職員情報を引き継ぎ採用履歴として管理することができること。

7.1.1.3. 職員の異動情報は、配属部署、勤務部署、職種、役職、兼務部署、再掲部署について、それぞれの異動年月日を管理することができること。また、配属部署に関しては、使用の要否を設定することができること。

7.1.1.4. 職員のスキル情報として、免許(免許番号、取得年月日、備考)、資格(資格取得年月日日、有効期間開始年月日、有効期間終了日、備考)、委員会(委員会名、任期の開始年月日、任期の終了年月日、備考)、職歴(勤務地、勤務機関、職務の開始年月日、職務の終了年月日、経験診療科、備考)を管理することができること。

7.1.1.5. 職員の学歴情報として、一般学歴(区分、地域、卒業年月日、最終学歴区分、学校名、修了課程)、専門学歴(区分、地域、卒業年月日、最終学歴区分、学校名、修了課程)を管理することができること。

7.1.1.6. 職員の研修履歴情報として、年度、研修コース、区分(院内、院外...)、種類(学会、研究会...)、主催、費用、参加形態(聴講、発表...)、テーマ、日程、開始時刻、終了時刻、受講報告を管理することができること。

7.1.1.7. 職員の休暇情報として、長期休暇理由(開始年月日、終了年月日、備考)、産休・育児休暇(出産予定年月日、予定/実績それぞれの夜勤免除開始年月日、夜勤免除終了年月日、産前休暇開始年月日、産前休暇終了年月日、産後休暇開始年月日、産後休暇終了年月日、育児休暇開始年月日、育児休暇終了年月日)の情報を管理することができること。※産休・育児休暇に関する休暇開始・終了年月日については、出産予定日より貴院条件を元に自動計算することができること。

7.1.1.8. 職員の通勤情報として、通勤方法、距離、時間、最寄り駅を管理することができること。

7.1.1.9. 職員の家族情報として、氏名、生年月日、続柄、同居/別居の別、扶養者/非扶養者/被扶養者、生存区分を管理することができること。

7.1.1.10. 職員の看護協会情報として、協会、協会番号、入会年月日、退会年月日を管理することができること。

7.1.1.11. 職員の業績情報として、業績種類、開始年月日、終了年月日、発表場所、演題、備考を管理することができること。

7.1.1.12. 登録した職員情報は配属部署、勤務部署、職種、役職毎に一覧で表示することができること。また、配属部署は配置表形式で出力することができること。

7.1.2. 研修管理機能 ― ―7.1.2.1. 研修機能では、研修計画として、年間計画及び病棟計画の別、研修コース、区分、種類、

主催、参加形態、費用、テーマ、講師、日程、開始時刻、終了時刻、会場・場所、参加条件等、定員・参加人数、連絡事項等、申込受付期間開始年月日・終了年月日を登録することができること。

7.1.2.2. 各職員は、立案された研修計画に対して受講申請をすることができること。また、各師長は、自部署職員の代理申請が行うことが出来る。

7.1.2.3. 看護部では、受講申請に対して確定、受講、取消の状況を登録することができること。また、登録された内容は各職員の研修履歴情報に反映することができること。

7.1.2.4. 登録管理された研修申込情報は、帳票「研修別受講者一覧」「個人別研修別受講一覧」「年度別研修一覧」で確認することができること。

7.1.2.5. 登録された研修情報より、入院基本料算定に係る届出添付書類に計上する勤務時間数から控除するための控除時間を一括登録することができること。

7.1.3. ラダー管理 ― ―7.1.3.1. 職員のラダー履歴情報としてラダーレベル、認定年月日、コメントの情報を管理すること

ができること。7.1.3.2. 部署別ラダーレベル分布一覧を印刷出力することができること。

7.1.4. マスタ管理 ― ―7.1.4.1. 個人情報を入力する時に参照する各種情報(例:部署名、職種名など)をマスタとして一

元管理することができること。7.1.5. 職員検索 ― ―7.1.5.1. 登録された職員情報から指定した条件に該当する職員を検索することができること。

7.1.5.2. 検索の対象として在職職員又は退職職員を指定できること。検索範囲として全体・検索結果より選択することができる(絞込み機能)

7.1.5.3. 検索の条件として職員基本情報、採用、退職、研修、長休、資格、協会、通勤、職種、役職、産休、委員、免許、専門学歴、一般学歴、配属部署、勤務部署、ラダー、夜勤専従者、短時間制度取得者に対して条件を設定することができること。

7.1.5.4. 検索の条件として基準年月日を指定することができること。

7.1.5.5. 異動情報の検索条件として異動日検索することができること。

7.1.5.6. 検索結果をCSV形式ファイルで出力することができること。

7.1.6. 職員データクロス集計 ― ―7.1.6.1. 登録された職員情報を元に、勤務部署、職種、役職、学歴区分(専門学歴の最終)、採用

条件、年齢、経験年数、在職年数、子ども年齢(0~12歳まで)、既婚/未婚別の人数をクロス集計し、EXCELファイルに出力することができること。

7.1.7. 印刷 ― ―7.1.7.1. 個人カードを印刷出力することができること。

7.1.7.2. 看護職員配置表を印刷出力することができること。

7.1.7.3. 看護職員配置数一覧表を印刷出力することができること。

7.1.7.4. 看護職員在職年数構成表を印刷出力することができること。

7.1.7.5. 看護職員経験年数構成表を印刷出力することができること。

7.1.7.6. 看護職員年齢構成表を印刷出力することができること。

7.1.7.7. 産前・産後・育児休暇者一覧表を印刷することができること。

7.1.7.8. 役職・職種別経験年数構成一覧を印刷することができること。

7.1.7.9. 役職・職種別年齢構成一覧を印刷することができること。

7.1.7.10. 退職状況人数データ一覧を印刷することができること。

7.1.7.11. 在職職員の学校など統計表を印刷することができること。

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兵庫県立淡路医療センター 電子カルテシステム更新および影響部門システム更新要件定義書

7.   看護勤務管理システム 実現性 備考(具体的な実現方法、代替案等)

7.1.7.12. 研修別受講者一覧を印刷出力することができること。

7.1.7.13. 個人別研修別受講一覧を印刷出力することができること。

7.1.7.14. 年度別研修一覧を印刷出力することができること。

7.1.7.15. 部署別ラダーレベル分布一覧を印刷出力することができること。

7.1.7.16. 出力帳票はすべて、Excel形式で保存することができること。

7.1.8. 機密保護 ― ―7.1.8.1. セキュリティ管理としてシステムの利用者及び利用者が属するグループを設定できるこ

と。又、グループに対して各機能の利用可否とその範囲を指定することができること。

7.1.8.2. システムログイン時、ユーザーID、パスワードを入力することによりシステムの起動可否、機能制限を制御することができること。又、ユーザーがパスワードを変更することができること。

7.1.9. 職員情報一括登録機能 ― ―7.1.9.1. 職員情報一括取り込み機能では、定型データシート(EXCEL形式)に入力された職員情報

(基本情報・部署、職種、役職など) を読み込み、更新を行うことができること。

7.1.9.2. 委員会登録では採用年度、採用条件、部署、職種、役職を条件として職員を検索し、選択した複数の職員を特定の委員会に一括登録することができること。

7.1.9.3. 免許登録では採用年度、採用条件、部署、職種、役職を条件として職員を検索し、選択した複数の職員を特定の免許保持者としに一括登録することができること。登録する際、免許取得日、免許番号は個別に入力することができること。

7.1.9.4. 専門学歴登録では採用年度、採用条件、部署、職種、役職を条件として職員を検索し、選択した複数の職員を特定の専門学歴保持者として一括登録することができること。

7.1.10. 行事予定登録 ― ―7.1.10.1. 委員会、会議などの行事について開催日、時間、場所、備考および参加者を登録すること

ができること。7.1.10.2. 委員会、会議など定例行事を新規登録する際、週、曜日、時間帯、場所、備考および参加

者を登録することができること。7.1.10.3. 登録された行事の開催日程及び参加者情報より、入院基本料上への控除時間を一括登録す

ることができること。7.1.11. その他 ― ―7.1.11.1. データ復旧が必要となる場合を考慮し、日次処理としてデータをバックアップすることが

できること。又、自動でバックアップすることができること。

7.2. 勤務表作成支援機能 ― ―7.2.1. マスタ管理 ― ―7.2.1.1. 勤務計画立案時にすべての勤務部署で使用する病院基本情報(病院名、勤務表作成期

間、休日回数基準期間(1ヶ月・4週/8休)、システム開始日)、勤務部署情報(勤務部署名称、略称、表示順、定員数、部門区分、有効終了年月日)、 カレンダー情報(日付、名称、休日・祝日・振替の別)、職種(名称、略称、表示順、有効終了年月日)、役職(名称、略称、表示順、有効終了年月日)、採用理由(名称、略称、表示順、有効終了年月日)を登録、削除、変更することができること。

7.2.1.2. 勤務記号は勤務名称マスタで管理され、勤務名称、勤務記号、勤務説明、表示順、自動割当対象可否、半日勤務(午前勤務・午後勤務)、時間年休入力可否、曜日制限を登録、削除、変更することができること。

7.2.1.3. 勤務時間帯は勤務部署別・採用条件別に勤務時間を設定することができること。正規勤務の開始・終了時間・勤務時間数(前半・後半別)と休憩時間帯1~3、実勤務時間数、時間外勤務の入力可否設定、時間外の勤務前、勤務中、勤務後の制限設定、時間外の開始時刻、正規勤務で発生する夜間時間を当日・翌日分で設定、休日の正規勤務で発生する休日時間を当日・翌日分で設定、勤務回数により手当が支給される業務に対しての単価、入院基本料の施設基準等に係る届出書類に計上する日勤時間、夜勤時間、翌夜勤時間、申し送り時間帯1~2を設定することができること。

7.2.1.4. 勤務計画・実績入力の締切日を設定し、入力制限を設けることができること。

7.2.2. 勤務部署毎の設定 ― ―7.2.2.1. 勤務部署毎に曜日・勤務別に必要人数を設定することができること。

7.2.2.2. 勤務部署を複数に分割して勤務表を作成する必要がある場合、そのチーム数を設定することができること。また、チーム毎に曜日・勤務別に人数を設定することができること。

7.2.2.3. 経験区分(リーダー、サブリーダー、スタッフ、新人)の組み合わせを計画立案の際に考慮するか否かを指定することができること。

7.2.2.4. 勤務部署で必要な勤務記号をマスタから選択し、表示順を設定することができること。

7.2.2.5. 勤務部署で10日連続までの連続勤務をセットとして登録することができること。

7.2.2.6. 勤務部署毎に勤務表作成条件(優先勤務、不可能勤務、計画期間内の上限勤務回数、勤務間隔、上限休み回数、休み間隔、経験区分の組み合わせ、職員同士の禁止組み合せ)をルールとして登録、削除、変更することができること。

7.2.2.7. 優先勤務パターンとして5日間までの連続勤務を20種類まで登録することができること。

7.2.2.8. 不可能勤務パターンとして5日間までの連続勤務を20種類まで登録することができること。

7.2.2.9. 経験区分の組み合わせとして、各勤務帯(深夜、準夜など)に勤務不可能な人数の組み合わせを設定することができること。

7.2.2.10. 登録した内容は画面で参照することができること。

7.2.3. 職員情報の設定 ― ―7.2.3.1. 勤務部署内で、職員の所属するチーム、経験区分、勤務条件を設定することができるこ

と。7.2.3.2. 職員毎の勤務条件として、不可能勤務、上限回数、勤務不可能な曜日を設定することがで

きること。7.2.3.3. 勤務部署毎に勤務表の表示順を2通り設定することができること。

7.2.4. 夜勤専従者の設定 ― ―7.2.4.1. 夜勤専従者を一覧で確認することができること。また、職員を指定して、その期間を登録

することができる7.2.5. 短時間制度取得者の設定 ― ―7.2.5.1. 育児短時間制度を取得している職員を一覧で確認することができること。取得理由、期間

を登録することができること。7.2.6. 勤務予定作成 ― ―7.2.6.1. 勤務部署毎に対象期間を指定して、所属されている職員の勤務予定を登録、削除、変更す

ることができること。

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兵庫県立淡路医療センター 電子カルテシステム更新および影響部門システム更新要件定義書

7.   看護勤務管理システム 実現性 備考(具体的な実現方法、代替案等)

7.2.6.2. 予定入力はあらかじめ登録された勤務記号を一覧から選択して貼り付けることができること。又、個人を指定して1ヶ月の勤務を連続して入力することができること。

7.2.6.3. 編集機能として、コピー、切り取り、貼り付け、置換、検索、消去、全消去ができること。又、職員の属性による並び替えやチーム毎の表示切替、チーム毎の勤務人数集計を参照することができること。

7.2.6.4. クロスポインタの表示により、職員と日をクロス表示することができること。

7.2.6.5. 集計機能として、期間内の職員毎の勤務回数・時間、休日回数・時間が任意の項目で集計し、画面表示することができること。又、日別の勤務人数集計も同様に画面表示することができること。

7.2.6.6. 予定作成画面では1ヶ月の勤務予定が一覧で参照でき、スクロールにより前月実績を参照することができること。又、各職員はあらかじめ設定された経験区分により色分けし、一覧表示することができること。

7.2.6.7. 勤務入力は、通常・要請・希望・応援の分類を指定して入力することができ、画面上色分けして表示することができること。

7.2.6.8. エラーチェックは設定条件を元に、必要人数、勤務回数、勤務間隔、休み回数、休み間隔、禁止勤務、否定勤務に対しエラーリストを表示し、画面上で確認することができること。エラーリストを選択すると、該当箇所にカーソルを移動させることができること。

7.2.6.9. 勤務予定は、あらかじめ設定されたルールに従ってテンプレートの自動作成ができること。自動作成は、開始年月日、割当対象勤務を選択し実行することができること。又、作成した勤務予定はテキストファイル形式で保存・読み込みすることができること。但し、最終的に保存されるデータは一つとする。

7.2.6.10. 作成した勤務予定は作成状況の進捗に関わらず勤務予定として保存することができること。又、作成終了時は操作者の指示により計画を確定することができること。

7.2.6.11. 確定を行った場合は仮実績が自動的に作成される。

7.2.6.12. 月途中の異動により職員の増減を伴う計画の再作成をすることができること。又、再作成時にすでに実績となった部分を考慮することができること。

7.2.6.13. 日当直管理として、あらかじめ登録した職員に対して管理当直、外来当直等の勤務表を作成することができること。

7.2.6.14. 応援機能を使用して勤務を貼り付けると、応援先の勤務表にも該当の職員を表示することができること。また、勤務時間は入院基本料の施設基準等に係る届出書添付書類(様式9)に反映することができること。

7.2.6.15. 入院基本料の総夜勤時間数、平均夜勤時間数を画面上確認することができること。

7.2.6.16. 休日に出勤した日と代休を取得した日を関連付けて管理することができること。

7.2.6.17. スタッフ本人の希望を本人のみが入力できるようセキュリティ管理することができること。

7.2.6.18. 勤務表作成時に画面でパートや短時間正職員などの採用条件、夜勤専従者、育児短時間制度取得者を確認することができること。

7.2.6.19. 勤務表作成時に画面で行事予定、行事の参加予定者を参照しながら勤務表を作成することができること。

7.2.7. 勤務実績登録 ― ―7.2.7.1. 勤務部署毎に対象期間を指定して、所属されている職員の勤務実績を登録、削除、変更す

ることができること。7.2.7.2. 実績入力はあらかじめ登録された勤務記号を一覧から選択して貼り付けることができるこ

と。又、個人を指定して1ヶ月の勤務を連続して入力することができること。

7.2.7.3. 編集機能として選択した勤務実績のコピー、貼り付け、検索ができること。又、職員の属性による並び替えやチーム毎の表示切替、チーム毎の勤務人数集計を参照することができること。

7.2.7.4. クロスポインタの表示により、職員と日をクロス表示することができること。

7.2.7.5. 集計機能として、期間内の職員毎の勤務回数・時間、休日回数・時間が任意の項目で集計し、画面表示することができること。又、日別の勤務人数集計も同様に画面表示することができること。

7.2.7.6. 実績作成画面では1ヶ月の勤務実績が一覧で参照できること。又、各職員はあらかじめ設定された経験区分により色分けし、一覧表示できること。また、表示切替機能により、予定と実績を2段表示することができること。

7.2.7.7. 勤務の入力は通常・応援の分類を指定して入力することができ画面上色分けして表示することができること。

7.2.7.8. 時間年休を登録することができること。

7.2.7.9. 変更後の勤務を赤色表示し、予定と区別することができること。

7.2.7.10. 変更前の勤務と変更後の勤務を2段表示で確認することができること。

7.2.7.11. 応援機能を使用して勤務を貼り付けると、応援先の勤務表にも該当の職員を表示することができること。

7.2.7.12. 入院基本料の総夜勤時間数、平均夜勤時間数を画面上確認することができること。

7.2.7.13. 休日に出勤した日と代休を取得した日を関連付けて管理することができること。

7.2.7.14. 会議、委員会、研修など入院基本料算定に含まれない勤務時間を登録することができること。また、登録した勤務時間は入院基本料算定に係る届出添付書類に自動的に反映することができること。

7.2.7.15. 勤務実績変更画面でパートや短時間正職員などの採用条件、夜勤専従者、育児短時間制度取得者を確認することができること。

7.2.7.16. 画面で行事予定、行事の参加予定者を参照することができること。

7.2.8. 統計 ― ―7.2.8.1. 登録された勤務実績をもとに指定期間内の夜勤回数、休み回数が集計され勤務実績統計表

として印刷出力することができること。7.2.9. 印刷 ― ―7.2.9.1. 勤務計画表を印刷出力することができること。

7.2.9.2. 個人別勤務予定表を印刷出力することができること。

7.2.9.3. 勤務実績表を印刷出力することができること。

7.2.9.4. 勤務変更届を印刷出力することができること。

7.2.9.5. 勤務実績統計表を印刷出力することができること。

7.2.9.6. 業務分担表を印刷出力することができること。

7.2.9.7. 師長当直表を印刷出力することができること。

7.2.9.8. 入院基本料の施設基準等に係る届出書添付書類(様式9)を印刷出力することができること。

7.2.9.9. 各病棟ごとに入院基本料の施設基準を満たしているかを一覧で確認することができること。

7.2.9.10. 応援勤務、委員会、会議、研修など入院基本料算定に含まれない勤務時間を一覧で印刷出力することができること。

7.2.9.11. 年間個人別年休取得状況一覧を印刷出力することができること。

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兵庫県立淡路医療センター 電子カルテシステム更新および影響部門システム更新要件定義書

7.   看護勤務管理システム 実現性 備考(具体的な実現方法、代替案等)

7.2.9.12. 年間勤務部署別年休取得状況一覧を印刷出力することができること。

7.2.9.13. 代休取得状況一覧を印刷出力することができること。

7.2.9.14. 出力帳票はすべて、プレビューができ、印刷イメージをExcel形式で保存することができること。

7.2.10. 機密保護 ― ―7.2.10.1. セキュリティ管理としてシステムの利用者及び利用者が属するグループを設定することが

できること。又、グループに対して各機能の利用可否を指定することができること。

7.2.10.2. システムログイン時、ユーザーID、パスワードを入力することによりシステムの起動可否、機能制限を制御することができること。又、ユーザーがパスワードを変更することができること。

7.3. 超過勤務時間管理機能 ― ―7.3.1. マスタ管理 ― ―7.3.1.1. 勤務実績を基にスタッフ毎の時間外勤務を登録することができること。

7.3.1.2. 時間外勤務時間を入力するために使用する勤務時間(勤務の開始終了や時間外入力の可否)、時間外勤務理由、特別勤務、勤務オプション(時間外勤務入力時のチェック方法など)、時間管理員の情報を登録、削除、変更することができること。

7.3.1.3. 時間外勤務理由マスタでは、時間外勤務が発生した理由を設定することができること。

7.3.1.4. 勤務部署で必要な時間外勤務理由をマスタから選択し、表示順を設定することができること。

7.3.1.5. 時間外勤務の項目設定において、単価、時間外入力単位、日付判定方法、週休、自動休日出勤化、時間外最大入力件数、入力単位(1分/10分/15分/30分)、入力制限(システム日時以降の入力不可/入力制限なし)、入力チェック、入力制限違反の警告エラー設定、表示範囲の終了日設定(月末/最終日指定)を設定することができること。

7.3.1.6. 時間管理員マスタは超過勤務命令簿に出力する時間管理員を設定することができること。

7.3.2. 時間外勤務時間の申請 ― ―7.3.2.1. ログイン情報より管理者(師長)かスタッフかを認識し、管理者である場合、承認登録を

行うことができること。7.3.2.2. 個人別時間外入力画面では時間外勤務の開始時刻、終了時刻、発生理由を最大5件まで登

録することができること。7.3.2.3. 管理者は、日別画面、個人別画面、未承認一覧画面からスタッフが登録した時間外勤務を

確認/承認することができること。また、必要があれば時間外勤務を変更することができること。

7.3.2.4. 管理者はスタッフが登録した時間外勤務を日別入力画面で確認/承認することができること。また、必要があれば時間外勤務を変更することができること。

7.3.2.5. 管理者は時間外勤務を確認/承認した後は日付を指定してスタッフの入力を制限(ロック)することができること。スタッフは制限された日の時間外勤務を登録することはできない。また、管理者は必要があれば制限を解除することができること。

7.3.2.6. 超過勤務状況照会画面では部署、年月を指定して職員の超過勤務時間月間合計を照会することができること。

7.3.3. 印刷 ― ―7.3.3.1. 登録された超過勤務情報から病院指定フォーマットで超過勤務時間命令簿を印刷出力する

ことができること。7.3.3.2. 登録された超過勤務情報から給与システムへ連携するデータを作成することができるこ

と。連携するデータのフォーマットはマスタ設定で変更することができること。

7.3.3.3. 期間、部署を指定して職員毎の割増率毎(125/100~160/100)、超過勤務理由毎の超過勤務時間集計をCSV形式で出力することができること。また、設定により月間60時間を超える超過勤務について150/100, 175/100の割増率も出力することができる

7.3.3.4. 期間指定して部署毎の割増率毎(125/100~160/100)、超過勤務理由毎の超過勤務時間集計をCSV形式で出力することができること。 また、設定により月間60時間を超える超過勤務について150/100, 175/100の割増率も出力することができる

7.3.3.5. 月間60時間を超えて超過勤務を行っている職員を一覧で印刷出力することができる

7.3.3.6. 病院指定フォーマットで超過勤務命令補助簿を印刷出力することができること。

7.3.4. 機密保護 ― ―7.3.4.1. セキュリティ管理としてシステムの利用者及び利用者が属するグループを設定することが

できること。又、グループに対して各機能の利用可否を指定することができること。

7.3.4.2. システムログイン時、ユーザーID、パスワードを入力することによりシステムの起動可否、機能制限を制御することができること。又、ユーザーがパスワードを変更することができること。

7.4. 他システムインターフェース(情報連携) ― ―7.4.1. 電子カルテ・オーダリングシステムインターフェース ― ―7.4.1.1. 勤務実績の作成及び変更時に、勤務実績(年月日、職員番号、勤務形態)及び、職員情報

(職員番号、氏名、職種、役職、経験区分、表示順、採用・配属・転退年月日)を、マスタ変更時に、勤務名称(コード、名称、記号)、勤務部署(コード、名称)をオーダリングシステムにリアルタイムに送信することができること。

7.4.2. ポータル・統合メニュー連携(シングルサインオン) ― ―7.4.2.1. ポータルサイト、統合メニューと連携して、シングルサインオンに対応できること。ま

た、利用者情報(ID、パスワード)の取り込み(連携)することができること。

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兵庫県立淡路医療センター 電子カルテシステム更新および影響部門システム更新要件定義書

8.   看護個人情報管理システム 実現性 備考(具体的な実現方法、代替案等)

8.1. 看護個人情報管理機能 ― ―8.1.1. マスタ管理 ― ―8.1.1.1. 個人情報を入力する時に参照する各種情報(例:部署名)などをマスタとして一元管理を

行うことができること。8.2. プロファイルの設定 ― ―8.2.1.1. 職員の基本情報として、職員番号、性別、氏名、カナ氏名(フリガナ)、既婚/未婚の別、

旧姓、旧姓カナ氏名(フリガナ)、改姓年月日、本籍、生年月日、E-Mail、携帯電話番号、PHS番号、本籍、現住所(郵便番号、都道府県、寮利用の有/無、寮部屋No、住所、電話番号)、連絡先(郵便番号、都道府県、住所、連絡者、続柄、電話番号)、採用履歴(採用年月日、採用条件、転退年月日、転退理由、転退時職員番号、経験年数)、病院用個人番号、顔写真が管理できること。

8.2.1.2. 職員の採用は採用年月日、採用理由を指定して登録することができること。また、再雇用時は従前の職員情報を引き継ぎ採用履歴として管理することができること。

8.2.1.3. 職員の異動情報として配属部署、勤務地、職種、役職、兼務部署、再掲部署を管理でき、それぞれの異動年月日が管理できること。

8.2.1.4. 職員の免許情報として、免許(免許番号、取得日、備考)、資格(資格取得日、有効期間開始日、有効期間終了日、備考)、委員会(委員会名、任期の開始日、任期の終了日、備考)、職歴(勤務地、勤務機関、職務の開始日、職務の終了日、備考)が管理できること。

8.2.1.5. 職員の資格情報として、資格(資格取得日、有効期間開始日、有効期間終了日、備考)、委員会(委員会名、任期の開始日、任期の終了日、備考)、職歴(勤務地、勤務機関、職務の開始日、職務の終了日、備考)が管理できること。

8.2.1.6. 職員の委員会情報として、委員会(委員会名、任期の開始日、任期の終了日、備考)、職歴(勤務地、勤務機関、職務の開始日、職務の終了日、備考)が管理できること。

8.2.1.7. 職員の学歴情報として、一般学歴(区分、卒年年月日、最終学歴区分、学校名、修了課程)、専門学歴(区分、都道府県、卒年年月日、最終学歴区分、学校名、修了課程)が管理できること。

8.2.1.8. 職員の業績情報として、業績、期間、発表場所、演題、備考)が管理できること。

8.2.1.9. 職員の院内研修情報として、年度、研修コース名、日程、種類(学会、研究会...)、主催、テーマ、講師、会場、参加条件、参加人数、参加形態(聴講、発表...)、自費/公費の別、受講状況(受講、未受講)、受講報告が登録できること。

8.2.1.10. 職員の院外研修情報として、年度、研修コース名、日程、種類(学会、研究会...)、主催、テーマ、講師、会場、参加条件、参加人数、参加形態(聴講、発表...)、自費/公費の別、受講状況(受講、未受講)、受講報告が登録できること。

8.2.1.11. 職員の休暇情報として、長期休暇理由(開始日、終了日、備考)、産休・育児休暇(出産予定日、予定/実績それぞれの夜勤免除開始日、夜勤免除終了日、産前休暇開始日、産前休暇終了日、産後休暇開始日、産後休暇終了日、育児休暇開始日、育児休暇終了日)の情報が管理できること。※産休・育児休暇に関する情報は出産予定日より貴院条件を元に自動計算が可能。

8.2.1.12. 職員の特技が管理できること。

8.2.1.13. 職員の所属団体情報として看護協会、看護連盟、その他所属団体の別、協会番号、入会日が管理できること。

8.2.1.14. 職員の異動希望として希望する勤務部署、希望理由、備考が登録できること。異動希望は複数登録することができ、優先度を登録できること。

8.2.1.15. 災害派遣として国内/国外の別、派遣先、機関、備考を登録することができること。また、災害派遣の希望/実績の別を登録することができること。

8.2.1.16. 職員の長期キャリア計画として認定看護師、専門看護師などのキャリア計画と期間、達成度が登録できること。

8.2.1.17. 登録した職員は勤務部署毎に一覧で表示することができること。また、一覧から職員を選択してプロファイルが参照できること。

8.3. 人材検索 ― ―8.3.1.1. 登録された職員情報から指定した条件に該当する職員を検索することができること。

8.3.1.2. 検索の対象として在職職員、退職職員の別、基準日を指定できること。検索範囲として全体・検索結果より選択することができる(絞込み機能)

8.3.1.3. 検索の条件として職員基本情報、採用、退職、研修、長休、資格、協会、通勤、職種、役職、産休、委員、免許、専門学歴、一般学歴、部署、勤務地に対して条件設定することができること。

8.3.1.4. 検索の条件として基準年月日を指定することができること。

8.3.1.5. 検索結果をCSV形式ファイルで出力することができること。

8.4. 配置表 ― ―8.4.1.1. 登録した職員情報を配置表のイメージで参照できること。

8.4.1.2. 配置表には職員の属性として職位が表示できること。また、各勤務部署毎の看護師数、看護助手数、職員数合計が表示できること。

8.4.1.3. 配置表から職員を選択してプロファイルが参照できること。

8.5. 休暇者一覧 ― ―8.5.1.1. 基準日を指定してプロファイルに登録された産前産後休暇、育児休暇、病気休暇などの各

休暇取得者を一覧で参照できること。8.5.1.2. 各休暇の種別毎に人数が表示できること。

8.6. キャリアレベル、評価シート ― ―8.6.1.1. 看護婦師のキャリアレベルを任意の段階に設定することができること。

8.6.1.2. キャリアレベル毎、評価期間毎に評価シートを作成できること。作成は予め登録した評価項目を選択することで作成できること。また、評価項目は追加、削除、変更ができること。

8.6.1.3. EXCEL形式で作成した評価シートを取り込むことができること。

8.6.1.4. 各評価項目毎に評価値(ポイント)を登録することができること。

8.7. キャリアレベル評価 ― ―8.7.1.1. 作成した評価シートに対して評価結果を登録できること。評価は自己評価・他己評価な

ど、最大5段階の評価を行うことができること。また、評価者は任意に選択できること。

8.7.1.2. 評価結果は看護実践能力、マネジメント能力など任意のカテゴリでレーダーチャート形式で確認できること。また、平均値や理想値との比較ができること。

8.7.1.3. 最終評価者はキャリアレベルを確定(認定)できること。

8.7.1.4. 評価結果の履歴は個人情報として管理することができること。

8.7.1.5. 評価に際しては、職種、職位に応じたアクセス管理機能を有すること。

8.7.1.6. 各部署の配置人数をキャリアレベル毎に画面、帳票で把握できること。

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兵庫県立淡路医療センター 電子カルテシステム更新および影響部門システム更新要件定義書

8.   看護個人情報管理システム 実現性 備考(具体的な実現方法、代替案等)

8.7.1.7. キャリアラダー評価分布表(帳票)として、各評価項目毎に評価対象者数、評価値毎の人数と比率が出力できること。」

8.7.1.8. キャリアラダー評価データとして氏名、所属部署、各評価項目に対する評価値をCSV形式で出力できること。

8.7.1.9. キャリアラダーと同様にマネージメントラダーの評価ができること。

8.8. 技術チェック ― ―8.8.1.1. 技術チェックは厚生労働省の新人看護職員研修ガイドラインに基づいた研修内容と到達目

標がチェックできること。8.8.1.2. 評価期間毎にスキルチェックシートを作成できること。作成は予め登録した評価項目を選

択することで作成できること。また、評価項目は追加、削除、変更ができること。

8.8.1.3. 評価は入職時、3ヵ月後、6ヵ月後、1年後など、複数回実施できること。

8.8.1.4. 作成したスキルチェックシートに対して評価結果を登録できること。評価は自己評価・他己評価の評価を行うことができること。

8.8.1.5. EXCEL形式で作成したスキルチェックシートを取り込むことができること。

8.8.1.6. 評価結果は各評価項目毎に評価対象者数、入力者数、進捗率、平均点、評価値毎の人数、回答比率を帳票で把握できること。

8.8.1.7. 複数回の評価を実施した場合、個人別に評価結果の推移が帳票で確認できること。

8.8.1.8. スキルチェック評価データとして氏名、所属部署、各チェック項目に対する評価値をCSV形式で出力できること。

8.9. キャリアレベルマップ ― ―8.9.1.1. 勤務部署毎に各キャリアレベル毎の配置人数を確認することができること。

8.10. 目標管理 ― ―8.10.1.1. 期間を指定して看護部、勤務部署、個人、委員会の目標設定が登録できること。また、部

署毎の目標は看護部目標と関連付けができ、個人毎の目標は部署目標と関連付けができること。

8.10.1.2. 目標設定として対象期間、目標、実行計画、中間評価(自己、他者)、最終評価(自己、他者)の登録ができること。また、ワードプロセッサー、表計算ソフトで作成したドキュメントを添付できること。

8.10.1.3. 目標管理シート(帳票)が作成できること。

8.11. 研修計画の立案 ― ―8.11.1.1. 看護管理部門による研修計画の立案ができること。

8.11.1.2. 研修情報として、年度、研修コース名、日程、種類(学会、研究会...)、主催、テーマ、講師、会場、参加条件、参加人数、参加形態(聴講、発表...)、自費/公費の別、ポイント、院内の場合は病棟主催の別が登録できること。

8.11.1.3. 登録した研修計画は年度を指定して一覧で表示できること。

8.12. 研修参加申し込み・承認 ― ―8.12.1.1. 看護管理部門が立案した研修計画に参加者の募集(申し込み)ができること。

8.12.1.2. 研修一覧から該当する研修を選択して研修参加の申し込みができること。また、研修一覧は院内/院外の別、キャリアレベル、研修名で検索できること。

8.12.1.3. 管理者は研修参加の申し込みを承認または否認ができること。

8.12.1.4. 管理者は参加者(申し込み者)の一覧が参照できること。また、参加者の一覧から職員を指定して個人の研修履歴を参照できること。

8.12.1.5. 管理者は申し込みの有無にかかわらず任意に参加者が登録できること。

8.12.1.6. 管理者は参加者の確定手続きができること。

8.12.1.7. 参加者による参加済み登録(実績登録)ができる機能を有すること。

8.12.1.8. 参加者による受講報告ができる機能を有すること。

8.12.1.9. 研修情報は個人履歴として管理できること。

8.13. キャリアモデル ― ―8.13.1.1. キャリアモデルとして氏名、写真、勤務部署、経験年数、職種、その他の経歴など、職員

のキャリア形成の参考となるモデル情報を登録すすことができること。8.14. お知らせ登録 ― ―8.14.1.1. 看護管理部門からの伝達事項が登録できること。また、システムの利用者はシステムへの

ログイン後に伝達事項を確認できること。8.14.1.2. 伝達事項としてカテゴリ、タイトル、内容、重要度、表示期間、発信元、発信先が登録で

きること。また、ワードプロセッサー、表計算ソフトで作成したドキュメントが登録できること。

8.15. 職員満足度調査・アンケート機能 ― ―8.15.1.1. 職員満足度調査・アンケートの作成ができること。設問毎に選択式(択一)、選択式(複

数)、記述式の中から回答方法を選択することができること。また、回答期間、対象者を設定できること。

8.15.1.2. 定型シート(EXCEL形式)に記入した職員満足度調査・アンケート内容を取り込むことができること。

8.15.1.3. 作成した職員満足度調査・アンケートを回答期間、対象者を指定して公開することができること。

8.15.1.4. 職員満足度調査・アンケートは回答期間中、対象となる職員に公開され、職員は一覧から該当するアンケートを選択し回答することができること。

8.15.1.5. 公開した職員満足度調査・アンケートの回答状況は集計結果を画面で確認することができること。また、集計結果はグラフ形式でファイルに出力することができること。記述式の回答はリスト形式で出力することができること。

8.16. 機密保護 ― ―8.16.1.1. セキュリティ管理としてシステムの利用者及び利用者が属するグループを設定できるこ

と。又、グループに対して各機能の利用可否が指定できること。8.16.1.2. システムログイン時、ユーザーID、パスワードを入力することによりシステムの起動可

否、機能制限が制御できること。又、ユーザーによるパスワード変更が可能である。

8.17. 職員情報一括登録機能 ― ―8.17.1.1. 職員情報一括取り込み機能では、定型データシート(EXCEL形式)に入力された職員情報

(基本情報・異動歴・各種履歴) を読み込み、更新を行うことができること。

8.18. その他 ― ―8.18.1.1. 保存年数を指定してシステムに情報登録することができ、保存期間外のデータは削除でき

ること。8.18.1.2. データ復旧が必要となる場合を考慮し、日次処理としてデータのバックアップが可能なこ

と。又、バックアップは自動運転が可能である。

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9.   看護支援システム 実現性 備考(具体的な実現方法、代替案等)

9.1. 看護ケア ― ―9.1.1. 患者状態登録 ― ―9.1.1.1. 患者状態について、看護度、救護区分、患者移動区分、ADL等の登録が行なえること。

9.1.1.2. 患者状態の項目内容に応じた詳細項目が選択できること。

9.1.1.3. 患者状態項目の選択画面は階層構造で表示できること。

9.1.1.4. 看護項目は名称による検索が行えること。

9.1.1.5. 看護項目は一度に複数選択できること。

9.1.1.6. 患者状態の項目に応じて、開始日・終了日・コメント・患者状態詳細項目等の各種情報が登録できること。

9.1.1.7. 患者ごとの登録済み状態項目内容(指示項目、指示内容、更新日時、最終更新者等)を一覧で参照できること。

9.1.1.8. 同一期間に同一患者の状態項目が重複しないように開始日・終了日が自動調整されること。

9.1.1.9. 患者状態の情報は、履歴保存でき、参照できること。

9.1.1.10. 登録されている患者状態をまとめて終了することができること。

9.1.1.11. 登録した患者状態情報は、「看護管理日誌」、「ワークシート帳表」に反映できること。

9.1.1.12. 登録した患者状態情報は、「カーデックス」、「ワークシート」画面で参照でき、この画面からも患者状態の追加、変更ができること。

9.1.2. ケア予定登録 ― ―9.1.2.1. 看護項目について、ケア項目、バイタル等の測定・実施項目、観察項目等の登録が行なえ

ること。

9.1.2.2. 各看護項目について、属性(ケア・測定・観察・IN/OUT)・入力形式(数値・文字・選択肢)・制限値または制限文字数が設定できること。

9.1.2.3. 患者ごとに必要な看護項目を選択して、スケジュールが作成できること。

9.1.2.4. 看護項目の選択画面は階層構造で表示できること。

9.1.2.5. 看護項目は名称による検索が行えること。

9.1.2.6. 看護項目は一度に複数選択できること。

9.1.2.7. 看護項目ごとに、開始日、終了日、曜日または日間隔、実施予定回数、実施予定時刻の登録ができること。

9.1.2.8. 複数回の実施予定時刻をスケジュールとして登録できること。

9.1.2.9. 看護項目のスケジュールごとに、コメントが登録できること。

9.1.2.10. 患者ごとの登録済み看護項目内容(曜日、回数/実施時刻、最終更新者)を一覧で参照できること。

9.1.2.11. 複数の看護項目について、同じスケジュールを一度に作成、登録できること。

9.1.2.12. 同一期間に同一看護項目の実施予定が重複しないように開始日・終了日が自動調整されること。

9.1.2.13. 「看護問題」との連動により、選択した看護介入の項目と関連づけされているケア項目が表示でき、選択して登録できること。

9.1.2.14. 登録したケア予定は、ワークシート帳表に反映できること。

9.1.2.15. 登録したケア予定は「カーデックス」、「ワークシート」画面で参照でき、この画面からもケア予定の追加、変更ができること。

9.1.3. 看護セット入力 ― ―9.1.3.1. セットは、各項目について基準日からの日数と期間を設定でき、時系列に組み合わせて作

成できること。

9.1.3.2. 登録されているセットを利用して患者状態、看護項目の登録が行えること。

9.1.3.3. セットの適用時に基準日が指定でき、セットに登録されている看護項目の予定および患者状態情報が時系列に表示できること。

9.1.4. ケア実施入力 ― ―9.1.4.1. 指定日に予定されている看護項目が表示され、実施・中止の進捗や測定値・観察内容等の

値の入力が行なえること。

9.1.4.2. 各実施情報には、実施時刻が登録できること。

9.1.4.3. 実施予定時刻がスケジュールされている項目は、予定時刻が表示されること。また、スケジュールされている予定以外の時刻でも予定外の実施入力が行なえること。

9.1.4.4. 観察項目については定型文から選択入力またはフリー入力できること。

9.1.4.5. 測定値・IN/OUT項目については、キーボードまたは画面表示されるテンキーパッドから入力できること。また、入力値に対して、項目ごとに設定されている桁数・上限値・下限値のチェックが行われること。

9.1.4.6. テンキーパッドには、前回測定値を基準にした近傍の候補値が表示され、選択入力できること。

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兵庫県立淡路医療センター 電子カルテシステム更新および影響部門システム更新要件定義書

9.   看護支援システム 実現性 備考(具体的な実現方法、代替案等)

9.1.4.7. 実施入力された項目は、実施した事を示すため、チェックボックスにチェックが入ること。

9.1.4.8. 実施済みの内容を修正できること。また、実施済みの進捗を未実施に戻すことができること。

9.1.4.9. 予定されている処置内容、予定回数も同時に表示され、実施入力が可能なこと。

9.1.5. 患者状態一括入力 ― ―9.1.5.1. 複数患者について、指定日時の複数患者の状態項目が参照でき、一度に患者状態の入力が

できること。

9.1.5.2. 対象となる患者状態項目の組み合わせは、自由に設定できること。また、項目の組合せはシートとして登録できること。

9.1.5.3. 項目の組み合わせは、複数設定し、登録できること。

9.1.5.4. 対象患者は、病棟全患者または患者一覧からの個別選択ができること。

9.1.6. フローシート連携 ― ―9.1.6.1. 実施した日付をフローシートに表示できること。

9.1.6.2. フローシートからオーダの内容を確認できること。

9.1.6.3. 各種看護項目のセルをクリックすることで、データがある日付のみを絞り込んで表示することが可能なこと。

9.2. カーデックス ― ―9.2.1. カーデックス ― ―9.2.1.1. 患者ごとに対象日の医師指示情報と看護情報を一覧で表示できること。

9.2.1.2. 患者氏名、生年月日、性別、血液型、薬剤アレルギー、食物アレルギー、感染症、障害情報、入院病棟、入院病室、入院科の患者基本情報が表示できること。

9.2.1.3. アクティブな看護問題が表示され、看護問題の開始日、項目、次回評価予定日等が参照できること。

9.2.1.4. 患者状態(安静度、看護度、救護区分、患者移動区分、付き添い者、食事介助等)の表示ができること。

9.2.1.5. 食事情報が表示できること。

9.2.1.6. 各オーダ情報、指示情報(処方、注射、処置、手術、栄養指導、画像・検査、移動情報、必要時指示など)が表示できること。

9.2.1.7. バイタル等の看護ケア予定情報が表示されること。

9.2.1.8. バイタル等の看護実施情報が表示されること。

9.2.1.9. 医師指示情報の進捗が確認できること。

9.2.1.10. 測定・観察・ケア等の看護項目の実施入力や、ケア予定・患者状態・看護計画の入力ができること。

9.2.1.11. 測定値・IN/OUT項目の実施入力については、キーボードまたは画面表示されるテンキーパッドから入力できること。また、入力値に対して、項目ごとに設定されている桁数・上限値・下限値のチェックが行われること。

9.2.1.12. テンキーパッドには、前回測定値を基準にした近傍の候補値が表示され、選択入力できること。

9.2.1.13. 処方、注射、処置のオーダに対する実施入力ができること。また、医事会計への連動が可能なこと。

9.2.1.14. ケア予定や各種オーダ情報の表示順は、変更できること。

9.2.1.15. 画面表示された内容が出力できること。

9.2.1.16. 画面表示された内容が外部保存できること。

9.2.1.17. [ケア予定入力] 、[セット入力] 、[状態入力] 、[実施入力] 、[看護問題選択] 、[プロブレムエディタ] 、[看護問題(候補)] 、[経過表] の参照または入力用画面へ容易に遷移できること。

9.3. 経過表 ― ―9.3.1. 経過表 ― ―9.3.1.1. 経過表は患者毎に、日付・グラフ・測定値・IN/OUT・各種オーダ情報が表示でき、

表示対象と並び順・表示/非表示の初期値を職種ごとに設定できること。

9.3.1.2. 経過表のグラフは、体温・脈拍・呼吸数・血圧等のバイタルデータ、および検査結果データを折れ線グラフで表示できること。

9.3.1.3. 経過表のグラフは、対象項目・スケール・グラフ線の色・マークの組み合わせを設定することができ、随時表示切り替えできること。

9.3.1.4. 経過表のグラフは、マークを選択することにより、項目・実施時間・測定値・実施入力者をガイド表示できること。

9.3.1.5. 経過表のグラフは、切り替えにより、指定した項目のグラフのみの表示も行えること。

9.3.1.6. 経過表のグラフ部に付箋(メモ入力)を貼り付けられること。付箋の種類は、経過表の日時に合わせて移動する時系列タイプと、常に表示される固定タイプの2種が対応可能なこと。

9.3.1.7. 経過表のグラフは、表示/非表示が切り替えられること。

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兵庫県立淡路医療センター 電子カルテシステム更新および影響部門システム更新要件定義書

9.   看護支援システム 実現性 備考(具体的な実現方法、代替案等)

9.3.1.8. 経過表の表示形式は、1列あたりの時間数と表示列数の組合せ(1列1日×7列=1週間表示、1列1時間×24列=1日表示等)を登録でき、随時表示切り替えできること。

9.3.1.9. 経過表の日付部には、入院・転棟・外泊・外出・退院等の移動情報が表示できること。

9.3.1.10. 経過表の日付部には、病日・術後日数の表示ができること。

9.3.1.11. 経過表の日付部には、患者ごと検査等のイベント日を登録することができ、イベント日からの経過日数を表示できること。

9.3.1.12. 経過表には、食事オーダで登録された食種情報を表示できること。また、食事摂取量の情報を表示できること。

9.3.1.13. 経過表から患者状態、看護項目の実施入力ができること。

9.3.1.14. 測定値・IN/OUT項目の実施入力については、キーボードまたは画面表示されるテンキーパッドから入力できること。また、入力値に対して、項目ごとに設定されている桁数・上限値・下限値のチェックが行われること。

9.3.1.15. テンキーパッドには、前回測定値を基準にした近傍の候補値が表示され、選択入力できること。

9.3.1.16. 経過表には、ケア実施で入力された測定値・観察結果を表示できること。セル内の表示は、設定により表示パターン(最終値/全データ並べて表示)の指定ができること。

9.3.1.17. 経過表には、IN/OUT項目は項目ごとの集計値と、INトータル・OUTトータルおよびバランスが自動集計され、表示可能なこと。

9.3.1.18. 経過表には、各種オーダ情報が表示できること。また、詳細情報の表示も可能なこと。

9.3.1.19. 各種オーダ情報、バイタル情報、観察項目等は、各々独立で表示、非表示の切り替えができること。

9.3.1.20. 経過表から検査結果が表示できること。

9.3.1.21. [ケア予定入力] 、[セット入力] 、[状態入力] 、[実施入力] 、[看護問題選択] 、[プロブレムエディタ] 、[看護問題(候補)] 、[カーデックス] の参照または入力用画面へ容易に遷移できること。

9.3.1.22. 経過表には、記事表示ができること。

9.3.1.23. 経過表から、記事入力を行うことができること。

9.4. 看護患者一覧 ― ―9.4.1. 看護患者一覧 ― ―9.4.1.1. 患者一覧とカーデックスまたは経過表を左右に組合わせて表示できること。

9.4.1.2. 患者一覧に表示される患者は、病棟または受持ち患者を選択して切り替えて表示することができること。

9.4.1.3. 患者一覧から患者を選択して、カーデックスまたは経過表を選択患者の内容に切替えることができること。

9.4.1.4. 選択されている患者について、測定・観察・ケア等の看護項目の実施入力や、ケア予定・患者状態・看護計画の入力ができること。

9.4.1.5. 測定値・IN/OUT項目の実施入力については、キーボードまたは画面表示されるテンキーパッドから入力できること。また、入力値に対して、項目ごとに設定されている桁数・上限値・下限値のチェックが行われること。

9.4.1.6. テンキーパッドには、前回測定値を基準にした近傍の候補値が表示され、選択入力できること。

9.5. 看護計画/問題 ― ―9.5.1. 看護問題選択 ― ―9.5.1.1. 看護問題リストの中から看護問題を選択し、看護計画の立案ができること。

9.5.1.2. 看護問題リストの分類、表示順は自由に設定できること。

9.5.1.3. 看護問題リストから患者に適した看護問題を複数選択できること。

9.5.2. 看護計画作成 ― ―9.5.2.1. 患者別、日別に看護問題の全件表示とアクティブな看護問題のみの表示が切り替えできる

こと。

9.5.2.2. 看護問題の表示順は、発生順および優先順位順に並び替えができること。

9.5.2.3. 各看護問題について看護計画の立案ができること。

9.5.2.4. 看護問題の開始日を登録できること。

9.5.2.5. 看護問題に~のハイリスク状態、~の疑い等の語尾を付加できること。

9.5.2.6. 看護問題のコメントを登録できること。

9.5.2.7. 看護問題の評価予定日を登録できること。評価予定日には、開始日または前回評価日からの規定日数後の日付が初期セットされ変更ができること。

9.5.2.8. 看護問題を選択することにより、その内容に応じた関連因子、診断指標、患者目標および看護介入の一覧を表示し、その中から患者に該当する項目を選択できること。

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兵庫県立淡路医療センター 電子カルテシステム更新および影響部門システム更新要件定義書

9.   看護支援システム 実現性 備考(具体的な実現方法、代替案等)

9.5.2.9. 関連因子、診断指標、患者目標および看護介入は親子関係を設定でき階層化表示できること。

9.5.2.10. 関連因子、診断指標、患者目標および看護介入について、ワープロフリー入力も可能なこと。

9.5.2.11. 関連因子、診断指標、患者目標および看護介入の各項目について、コメントが入力できること。

9.5.2.12. 関連因子、診断指標、患者目標および看護介入の各項目について、到達目標が設定できること。

9.5.2.13. 看護問題について、評価日、評価内容および評価コメントが入力できること。また、その評価の履歴を参照できること。

9.5.2.14. 関連因子、診断指標、患者目標および看護介入の各評価項目について、評価日、評価内容および評価コメントが入力できること。また、その評価の履歴を参照できること。

9.5.2.15. 看護介入に関連する測定・観察・ケア等の看護項目を一覧表示でき、項目選択して詳細予定をスケジューリングできること。

9.5.2.16. 看護問題リストと各看護問題ごとの看護計画シートが印刷できること。

9.6. 看護ワークシート ― ―9.6.1. 看護ワークシート ― ―9.6.1.1. 複数患者の医師指示情報と看護情報を一覧の表形式で画面表示できること。

9.6.1.2. 看護ワークシート画面の表形式は、患者軸と時間軸またはデータ種軸の組み合わせなど、複数設定できること。また、表示対象データは表ごとに設定可能なこと。

9.6.1.3. 看護ワークシート画面に表示される看護情報のうち時刻指定されている項目は、勤務帯ごとに背景色を色分けできること。また、実施状況を任意のマークで区別して表示可能なこと。

9.6.1.4. 看護ワークシート画面から、測定・観察・ケア等の看護項目の実施入力ができること。

9.6.1.5. 測定値・IN/OUT項目の実施入力については、キーボードまたは画面表示されるテンキーパッドから入力できること。また、入力値に対して、項目ごとに設定されている桁数・上限値・下限値のチェックが行われること。

9.6.1.6. テンキーパッドには、前回測定値を基準にした近傍の候補値が表示され、選択入力できること。

9.6.1.7. 看護ワークシート画面から、処方、注射、処置等のオーダに対する実施入力ができること。また、医事会計への連動が可能なこと。

9.6.1.8. 各看護ワークシートは、表示期間の変更ができること。

9.6.1.9. 各看護ワークシート間の切り替えが容易にできること。

9.6.1.10. 各看護ワークシートから患者を選択することでカルテ画面を表示できること。

9.6.1.11. 看護ワークシートの表示項目から詳細内容の表示ができること。

9.6.1.12. ワークシート上の患者を選択すると、シート上部に患者基本情報(患者氏名、患者番号、性別、生年月日、入院日、病棟、入院科、薬剤禁忌情報、感染症情報、食物禁忌情報、障害情報)が表示されること。

9.6.1.13. 画面表示された各ワークシートイメージが出力できること。

9.7. 看護ワークシート帳表 ― ―9.7.1. ワークシート帳表 ― ―9.7.1.1. 各種ワークシート帳表の出力ができること。

9.7.1.2. ワークシート帳表の出力前にプレビューで出力内容が確認できること。

9.7.1.3. ワークシート帳表は外部保存できること。

9.7.1.4. 帳表の出力対象患者は、病棟全患者/チーム/部屋/患者別の選択方式があり、選択患者について一括で帳表出力指示ができること。

9.7.1.5. 出力対象のワークシート帳表は、下記の帳票が出力できること。・個人別ワークシート・検温表(週間/日別)・週間予定・病棟ワークシート・出棟一覧・フリーシート・ケアプランシート・ケアスケジュール・看護問題(一覧/詳細)

9.8. 看護記録 ― ―9.8.1. 看護記録 ― ―9.8.1.1. 経過記録の形式は、SOAP,フリー入力から選択できること。

9.8.1.2. SOAP形式の場合、プロブレムを患者に登録済みの看護問題一覧から選択することができること。

9.8.1.3. プロブレムで看護記録の絞込み表示ができること。

9.8.1.4. 記事タイトルには、立案されたアウトカム内容からの選択が可能であること。

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兵庫県立淡路医療センター 電子カルテシステム更新および影響部門システム更新要件定義書

9.   看護支援システム 実現性 備考(具体的な実現方法、代替案等)

9.9. 看護データベース ― ―9.9.1. 看護データベース ― ―9.9.1.1. 登録項目を自由に設定でき、成人用,小児用等の複数の文書フォーマットを設定できるこ

と。

9.9.1.2. 各項目の入力は、テンプレートやフリー入力が使用できること。

9.9.1.3. 看護データベース機能で登録されたアセスメント情報をもとに、看護問題の候補を一覧表示でき、看護計画登録に連携できること。

9.9.1.4. 看護データベースの印刷ができること。

9.10. 看護サマリ ― ―9.10.1. 看護サマリ ― ―9.10.1.1. 登録項目を自由に設定でき、退院サマリ、中間サマリ等の複数の文書フォーマットを設定

できること。

9.10.1.2. 各項目の入力は、テンプレートやフリー入力が使用できること。

9.10.1.3. 患者基本情報の自動取込ができること。

9.10.1.4. 病名の引用ができること。

9.10.1.5. 看護問題および看護計画内容の引用ができること。

9.10.1.6. 看護記録のコピー&ペーストでサマリに引用できること。

9.10.1.7. 看護サマリの印刷ができること。

9.11. 看護管理帳表 ― ―9.11.1. 管理日誌 ― ―9.11.1.1. 指定日・指定病棟の患者数・移動状況・患者状況・勤務状況をまとめ、病棟管理日誌とし

て出力できること。帳表はプレビュー・ファイル出力・印刷ができること。

9.11.1.2. 指定日の患者数・移動状況・患者状況・勤務状況を病棟ごとに集計し、看護管理日誌として出力できること。帳表はプレビュー・ファイル出力・印刷ができること。

9.11.1.3. 指定日の、外来患者数・入院中外来患者数等を科別に集計し、外来管理日誌として出力できること。帳表はプレビュー・ファイル出力・印刷ができること。

9.11.1.4. 指定日の依頼科別、病棟別の手術件数を集計し、手術管理日誌とし出力できること。帳表はプレビュー・ファイル出力・印刷ができること。

9.11.1.5. 指定日の日直別、宿直別の患者数・移動状況・患者状況・勤務状況を病棟ごとに集計し、当直管理日誌として出力できること。帳表はプレビュー・ファイル出力・印刷ができること。

9.11.1.6. 指定日の、救急外来患者数等を科別に集計し、救急外来管理日誌として出力できること。帳表はプレビュー・ファイル出力・印刷ができること。

9.12. 受け持ち患者割り振り表 ― ―9.12.1. 業務割り振り ― ―9.12.1.1. 病棟・勤務日・勤務帯・業務割りを設定し、看護師の勤務帯ごとの業務割り振りを行なう

事ができること。

9.12.2. 受け持ち割り振り ― ―9.12.2.1. 看護師の業務割り振り、受け持ち割り振りを行なうことができること。

9.12.2.2. 担当別、患者別の受け持ち患者の割り振りを行なうことができること。

9.12.2.3. 業務割り振り・受け持ち患者割り振りの内容が印刷できること。

9.13. 看護必要度 ― ―9.13.1. 看護必要度 ― ―9.13.1.1. 看護必要度の入力・表示ができること。

9.13.1.2. 病棟毎の複数患者について、指定日の看護必要度が参照でき、一度に入力・集計できること。

9.13.1.3. 看護必要度について、下記の帳票が出力できること。・看護必要度患者分類別構成(日報・月報)・看護必要度評価票

9.14. 褥瘡管理 ― ―9.14.1. 入院時アセスメント一覧 ― ―9.14.1.1. 入院時アセスメント登録された患者を検索できること。

9.14.1.2. 一覧表示の内容は、入院日(期間指定)、検索期間や、病棟、科、患者番号などで絞り込みが行えること。

9.14.1.3. 一覧表示の内容は、病棟、科、患者番号、患者氏名、性別、入院日、褥瘡因子評価、栄養アセスメント、転倒転落アセスメント、退院支援アセスメントなどが表示できること。

9.14.2. 入院時アセスメント ― ―9.14.2.1. 入院時アセスメントの入力が出来ること。

9.14.3. 褥瘡管理一覧 ― ―

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9.   看護支援システム 実現性 備考(具体的な実現方法、代替案等)

9.14.3.1. 褥瘡計画登録された患者を検索できること。

9.14.3.2. 一覧表示の内容は、病棟、入院日、登録日(期間指定)、区分、状況、患者番号や、科などで絞り込みが行えること。

9.14.3.3. 一覧表示の内容は、No、病棟、科、患者番号、患者氏名、入院日、登録日、終了日、自立度、区分、褥瘡、計画書、加算、ハイリスク、状況、評価内容などが表示できること。

9.14.4. 褥瘡計画画面 ― ―9.14.4.1. 褥瘡管理の入力が出来ること。

入力できる内容は、以下の通りであること。・褥瘡管理に係る判定・褥瘡危険因子評価・褥瘡ハイリスク項目・看護計画・計画書有無・ハイリスク有無・リンクナースチェック・専任看護師チェック・褥瘡担当医師チェック・終了日・褥瘡ケアの転帰

9.14.4.2. 褥瘡管理者が褥瘡発生報告画面で、褥瘡・褥瘡(機器)・創・失禁の判断を行い主治医へ報告が必要と判断した場合のみ、指示コメントオーダーを発生することができる。また、診療計画書に見出し追加できること。

9.14.5. 転倒転落アセスメント一覧 ― ―9.14.5.1. 転倒転落の入力ができること。

9.14.5.2. 転倒転落アセスメントで登録されたデータを表示できること。

9.14.5.3. 一覧表示の内容は、病棟、患者番号、削除も表示などで絞り込みが行えること。

9.14.5.4. 一覧表示の内容は、病棟、病室、患者番号、患者氏名、性別、入院日、作成日、Ver、危険度、点数、更新者、更新日時、削除などが表示できること。

9.14.5.5. 一覧より右クリックで、参照、流用、修正、削除などができること。

9.14.6. 転倒転落アセスメント詳細 ― ―9.14.6.1. 転倒転落アセスメントの入力ができること。

入力できる内容は、以下の通りであること。・年齢・既往歴・症状・活動領域・薬剤・患者特徴・機能障害・認識力・排泄

9.14.7. 栄養管理一覧 ― ―9.14.7.1. 栄養管理計画、再評価、NST依頼で登録されたデータを表示できること。

9.14.7.2. 一覧表示の内容は、病棟、科、患者番号、NST介入のみ表示、担当患者のみ表示、未完成限定などで絞り込みが行えること。

9.14.7.3. 一覧表示の内容は、病棟、科、患者番号、患者氏名、年齢、性別、入院日時、管理栄養士欄(更新日時、状況、管理栄養士介入必要)、医師記入欄(更新日時、状況)、栄養管理再評価 看護師記入欄(更新日時、状況)、NST依頼などが表示できること。

9.14.7.4. 一覧より右クリックで、栄養管理計画登録、栄養管理計画修正、再評価登録、再評価修正、NST依頼登録、NST修正登録、回診予約などができること。

9.14.8. 栄養管理計画 ― ―9.14.8.1. 栄養管理計画の入力ができること。

入力できる内容は、以下の通りであること。・看護師記入欄 (栄養摂取方法、体重の変化、経口摂取の変動、消化器症状、活動性、皮下脂肪など)・管理栄養士記入欄 (管理栄養士の介入の必要性、栄養指導オーダ有無、治療食への変更有無、再評価日、管理栄養士コメントなど)・医師記入欄 (栄養管理計画書確認、医師コメントなど)

9.14.9. 再評価入力 ― ―9.14.9.1. 再評価入力ができること。

入力できる内容は、以下の通りであること。・看護師記入欄 (ADL、栄養状態に関する事項、栄養状態、リハビリなど)

9.14.10. NST依頼 ― ―9.14.10.1. NST依頼の入力ができること。

入力できる内容は、以下の通りであること。・NST依頼医師入力用 (依頼目的、栄養治療の目標、スクリーニング項目、特記事項など)

9.15. 病棟看護 ― ―9.15.1. ユーザ認証 ― ―9.15.1.1. 機密保護のため、職員コード、パスワードの入力を行わない場合には、携帯端末の業務を

開始できないように制限できること。

9.15.1.2. 職員証のバーコードを読み取るだけでも、業務を開始できること。

9.15.2. 業務展開 ― ―9.15.2.1. ログイン後、業務ボタンを常時表示し、業務、患者選択、別日付情報などにワンクリック

で切り換えられること。また、リストバンドのバーコード読み取りで、別患者に切り替えられること。

9.15.3. 患者一覧 ― ―

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9.   看護支援システム 実現性 備考(具体的な実現方法、代替案等)

9.15.3.1. 病棟の患者一覧を表示し、対象患者を選択できること。一覧は、看護チーム/受持ちと病室の条件で対象患者を絞込みでき、他の業務画面の患者選択時にも引き継げること。

9.15.4. バイタル、観察、測定、看護処置 ― ―9.15.4.1. バイタル,尿便,測定項目および食事摂取量の各データを携帯端末で登録できること。

9.15.4.2. バイタル等の数値項目は、前回値を基準にした前後の候補値を表示し、これらからも選択入力できること。PDAのテンキーからも入力できること。

9.15.4.3. 便性状、観察測定項目の選択項目は、文字記号候補から選択入力できること。

9.15.4.4. 過去履歴を表示し、修正、中止入力、削除もできること。

9.15.4.5. 臨時のバイタル、測定、観察の際、携帯端末から項目を追加して、観察測定値を入力できること。

9.15.4.6. 一画面で複数患者、複数項目を並べて測定値入力できる画面も用意すること。患者一覧は、看護チーム/受持ちと病室の条件で絞込みできること。

9.15.4.7. 看護ケアのスケジュールを参照できること。また、実施、中止の実施管理情報を実施者、実施時間とともに入力できること。修正入力もできること。

9.15.4.8. 登録データは、電子カルテシステムの看護支援システムで、参照でき、経過表などで確認できること。

9.15.4.9. 薬品、物品を使用するケア項目については、看護支援機能で実施入力をすることで、医事会計、物流消費にリアルタイムで、連携情報として活用できること。また、実施の際、使用した薬品、物品を追加登録できること。

9.15.5. バイタルグラフ ― ―9.15.5.1. バイタルグラフを3日および24時間のスケールで表示できること。

9.15.5.2. グラフの記号を押すことで、その測定時刻と測定値を表示できること。

9.15.5.3. 日付を切替え、1週間分の経過を参照できること。

9.15.6. オーダ参照 ― ―9.15.6.1. 感染症、禁忌などの患者基本情報を参照できること。

9.15.6.2. 最新の各種医師オーダ情報のスケジュールを参照できること。各オーダ種毎に画面切り替えした時点で、最新のオーダを数秒で取得できること。

9.15.6.3. 日付を切替え、7日分のスケジュールを参照できること。

9.15.6.4. 勤務帯、および実施区分で表示を絞れること。画面を開いたときは、現在時刻の勤務帯のオーダ表示されること。

9.15.6.5. 指示受け状態を確認できること。各オーダを実施するときにに指示未受けのチェックができること。

9.15.7. 患者認証、オーダ認証、オーダ実施入力 ― ―9.15.7.1. 患者認証、オーダ情報認証のためのバーコードを読み取ることで、下記のオーダ情報につ

いて、対象患者のオーダ情報を確認できること。

9.15.7.2. 読み取り情報を活用し、オーダ実施情報として操作者、患者、実施オーダ情報を登録できること。

9.15.7.3. バーコードを読み取った際、対象患者が異なった場合、対象オーダが既に変更、中止になっていた場合は、エラーメッセージを表示すること。

9.15.7.4. バーコードを読み取った際に、指示受け状態を確認できること。各オーダを実施するときに指示未受けのチェックができること。

9.15.8. 注射オーダ ― ―9.15.8.1. 注射オーダについて、注射バーコードを読み取るだけで、混注時に最新オーダ情報が確認

できること。

9.15.8.2. 注射実施時に、患者認証とオーダ確認ができること。確認後、注射オーダの実施情報を登録できること。

9.15.8.3. 予定日と異なる場合は、実施日に対し、警告期間とエラーの期間を別に設定して、チェックできること。警告期間のときは、確認後、登録できること。

9.15.9. 輸血オーダ ― ―9.15.9.1. 輸血オーダについて、製剤の製剤種、ロットNo.のバーコード読み取ることで、製剤の

受取り確認の登録ができること。

9.15.9.2. 輸血実施時に患者認証とオーダ確認ができること。確認後、輸血オーダの実施情報を登録できること。

9.15.9.3. 輸血実施後の副作用観察結果を、輸血オーダに登録できること。副作用があった場合は、発熱などの副作用項目から複数選択して登録できること。

9.15.10. 検体検査オーダ ― ―9.15.10.1. 検体検査オーダについて、採血管バーコードを読み取ることで、検体毎に採血時に患者認

証と検体確認ができること。

9.15.10.2. 採血できなかった検体は、採血保留の入力ができること。

9.15.11. 出棟、到着確認 ― ―9.15.11.1. 病棟から出棟を伴うような予約、画像生理検査、手術、リハビリのオーダに関して、患者

認証で予定確認ができ、出棟確認者を登録できること。また、受け入れ部署では、到着確認者を登録できること。

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9.   看護支援システム 実現性 備考(具体的な実現方法、代替案等)

9.15.11.2. 上記の対象とするオーダ、および入力の区分として、出棟、到着、退室、帰室を設定で選択できること。

9.15.12. 認証エラーの記録 ― ―9.15.12.1. 操作ログを保存できること。バーコードの読み取り情報を保存できること。

9.15.12.2. 患者違いなどのエラー、警告の際は、ログ情報として保存できること。

9.15.13. 処置オーダ実施 ― ―9.15.13.1. 処置オーダについて、スケジュールを参照でき、薬剤、物品の使用量に変更があった場合

は、その変更量とともに処置オーダの実施情報を登録できること。

9.15.13.2. 処置実施の際、追加で使用した薬品、物品を追加登録できること。

9.15.14. 必要時指示実施 ― ―9.15.14.1. 必要時指示について、指示の一覧、指示の詳細情報を参照でき、該当する指示のみ選択し

て実施入力できること。9.15.14.2. 実施入力する際、指示医の選択、実施時刻の入力ができること。

9.15.15. データ通信 ― ―9.15.15.1. 無線LAN機能により、認証時、実施入力時、リアルタイムに電子カルテシステムと通信

できること。

9.15.15.2. 無線LANが途切れた場合も、再登録する機能があること。

9.15.15.3. 業務開始時に、事前に患者データのダウンロードをする必要がなく、業務が開始できること。

9.15.15.4. セキュリティの観点から、携帯端末に患者データを保存しないこと。Webキャッシュも残さないこと。

9.15.15.5. ノートパソコンを無線LAN運用で持ち運ぶ場合は、PDAと同様の機能が利用できること。

9.15.16. データ連携 ― ―9.15.16.1. オーダ実施情報は、カルテ記事、経過表、医事会計、物流消費にリアルタイムで、連携情

報として活用できること。

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兵庫県立淡路医療センター 電子カルテシステム更新および影響部門システム更新要件定義書

10.   ナースコールシステム 実現性 備考(具体的な実現方法、代替案等)

10.1. ナースコールシステム ― ―10.1.1. 基本項目 ― ―10.1.1.1. ナースコールシステムは既存システムの継続利用を想定する。

但し、保守期限の観点からクライアント端末については後述するスペックの機器にて更新を行う。また、ナースコールサーバおよびゲートウェイサーバについても、現在の物理サーバより新たに構築する仮想統合サーバ上へ移植することとする。これらにかかる機器及び既存ナースコールシステムベンダ(ケアコム)にて発生する一切の対応費用を見積に含めて提案すること。

10.1.2. 端末仕様 ― ―10.1.2.1. 端末を新規に10式用意すること。

10.1.2.2. 用意する端末は以下の仕様とすること。CPU:Core i3-8100 (3.60 GHz)以上インストールOS:OS Windows 10 Pro 64ビットディスプレイ:なしメモリ:4GB(DDR4-SDRAM、PC4-21300、4096MB DIMM×1)以上ハードディスク:500GB以上CD-ROM系:DVDスーパーマルチドライブLAN:1000BASE-T/100BASE-TX/10BASE-Tグラフィックアクセラレータ:CPU内蔵グラフィックアクセラレータ機能使用キーボード:USB 109キーボードマウス:USBマウス(レーザー式、チルトホイール付き)インストールアプリケーション:なし添付品セット:標準添付品セット再セットアップ媒体特記事項:Displayport-DVI変換アダプタ×1添付

10.1.3. UPS仕様 ― ―10.1.3.1. 端末に付帯させるUPSを新規に10式用意すること。

10.1.3.2. 用意するUPSは以下の仕様とすること。容量:750VA / 525W 以上入力電圧:100Vac入力周波数:47Hz – 63Hzバッテリ出力電圧:100Vac +/-5%転送時間:10ms以下サージ保護付バックアップコンセント:6コンセント以上 750VA / 525Wコンセント電流の最大負荷:10Aバッテリの出力波形:正弦波使用環境温度:0℃ - 40℃使用環境相対湿度:0 - 95%(無結露)バッテリタイプ:長寿命タイプであることバッテリ充電時間:クイックチャージ3時間以内バッテリ寿命:使用環境25℃時:5 年/30℃時:3 年※(使用環境 使用方法により異なる場合があります)

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兵庫県立淡路医療センター 電子カルテシステム更新および影響部門システム更新要件定義書

11.   院内ポータルシステム 実現性 備考(具体的な実現方法、代替案等)

11.1. 統合認証 ― ―11.1.1. 統合認証機能 ― ―11.1.1.1. 医療情報システムへアクセスする際の統括ログイン画面となる機能を有すること。

11.1.1.2. 電源起動時に院内ポータルのログイン画面が自動的に起動する設定ができること。

11.1.1.3. ログイン方法はIDやパスワードでのログインの他、指紋認証等の生体認証や各種カードに対応する機能を有すること。

11.1.1.4. 生体認証や各種カードでログインする場合、障害等の回避策としてIDやパスワードでログインできること。

11.1.1.5. パスワードの管理については管理者でも利用者のパスワードが確認できないこと。

11.1.1.6. ログインを行う前にメッセージを通知する機能を有すること。

11.1.1.7. パスワード変更に関して利用者に督促できること。また、その日数等はシステムで設定変更ができること。

11.1.1.8. パスワード変更していないユーザにはその旨を通知し、強制的に変更させることができること。

11.1.1.9. ユーザがパスワードを変更した場合、即時に各業務アプリケーションにシングルサインオンでログインできること。

11.1.1.10. パスワードについては禁則設定ができること。(特定文字を3文字以上利用したらログインさせない等)

11.1.1.11. パスワードは複数の禁則設定ができること。

11.1.1.12. パスワードについてある一定期間(過去数回)入力したパスワードを認めない設定ができること。

11.1.1.13. 院内ポータルへログインするパスワードはシングルサインオン対象システムのパスワード文字数制限に依存せず、自由に設定ができること。

11.1.1.14. 起動者、起動した端末、起動したシングルサインオン対象システム、日時などの情報をログ出力できること。

11.1.1.15. 各種ユーザをグループごとに分けて管理できること。

11.1.2. シングルサインオン機能 ― ―11.1.2.1. 院内ポータルから医療情報システムを起動できること。

11.1.2.2. 業務アプリケーションにシングルサインオンでログインできること。(ID・パスワードは医療情報システムと同一とする)

11.1.2.3. IDやパスワードの引渡し方法については複数の方法で行うことができること。(Post等)

11.1.2.4. 職種ごとにシングルサインオンする対象システムの表示、非表示を設定ができること。

11.1.2.5. 端末ごとにシングルサインボタンに表示するシステムを制限できること。

11.1.2.6. 医療情報システム以外のOAツールなどを起動できること。

11.2. 職員マスタ連携 ― ―11.2.1. 職員マスタ連携機能 ― ―11.2.1.1. 統合認証からグループウェアへ職員マスタ連携ができること。

11.2.1.2. 統合認証から医療情報システム(電子カルテシステムなど)へ職員マスタ連携ができること。

11.2.1.3. 職員情報は世代管理ができること。

11.2.1.4. 職員情報は有効期限の設定ができること。

11.2.1.5. 職員情報の入力項目は30以上あり、麻薬施用者、免許、資格番号などを管理者側で項目を自由に設定できること。

11.2.1.6. 連携するシステムごとに連携項目の範囲を設定できること。

11.2.1.7. 上位システムなどから職員情報を取り込む機能を有すること。

11.3. セキュリティ ― ―11.3.1. セキュリティ機能 ― ―11.3.1.1. 対象としたシステム(医療情報システムなど)を操作せずに一定時間経過時に、自動的に

ログオフもしくはシャットダウンする機能を有すること。

11.3.1.2. ログオフまでの時間はユーザー側で導入時に決めることができること。

11.3.1.3. セキュリティ機能を利用するかどうかは端末ごとに決めることができること。

11.3.1.4. セキュリティ要件は複数の方式から導入時に選択ができること。

11.3.1.5. 離席ボタンを押すことで画面ロックができること。

11.3.1.6. 画面ロック時に最終操作者もしくは離席モードにした操作者の名前などを画面上に表示できること。

11.4. 障害対策 ― ―11.4.1. 障害対策機能 ― ―11.4.1.1. アプリケーション及びデータベースは冗長構成ができること。

11.4.1.2. データベースはプライマリ側とスタンバイ側で同期ができること。

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兵庫県立淡路医療センター 電子カルテシステム更新および影響部門システム更新要件定義書

11.   院内ポータルシステム 実現性 備考(具体的な実現方法、代替案等)

11.4.1.3. アプリケーション及びデータベースに障害が発生した場合、自動的にスタンバイ系に切り替わること。

11.4.1.4. アプリケーションに障害が発生した場合、瞬時に視覚的に管理者へ障害発生状態を通知できること。

11.5. ポータル ― ―11.5.1. ポータル機能 ― ―11.5.1.1. お知らせ情報、ナレッジポートレット、本日のトピックス情報、特定のフォルダ上に格納

されているhtmlコンテンツの内容をポータル上のポートレットに表示できること。お知らせポートレットには、タイトルだけでなく本文情報の一部も登録し表示できること。また、ポートレット上のクリップアイコンをクリックすることでダウンロートファイルを表示、保存できること。

11.5.1.2. ユーザ検索、ナレッジ検索のポートレットが表示できること。特定のナレッジフォルダを表示できるポートレットの表示ができること。その際3階層まで表示できること。

11.5.1.3. スケジュール、行き先掲示板、ToDoリストの指定した内容をポートレットとして表示できること。

11.5.1.4. 個人単位にお気に入りURLを登録でき、シングルサインオン用のID情報を登録できること。

11.5.1.5. 特定サイトで公開されているRSS情報を読み込み、最新記事を表示できること。

11.5.1.6. 最新情報ポートレットにより、お知らせ、ナレッジ、院内メール、新着スケジュールの各機能をまとめて1つのポートレットで確認することができること。

11.5.1.7. 全文検索ポートレットにより、ナレッジ(お知らせ)本文及びMSWord、Excel、PowerPoint、PDF、テキスト形式の添付ファイルの内容に対して検索ができること。また、院内メール本文の検索も可能なこと。

11.5.1.8. ユーザ検索、ユーザ・部署情報管理画面で連絡先(内線、外線、携帯電話)による検索ができること。

11.5.1.9. テキスト入力、範囲選択時に右クリック機能が利用できること。

11.6. スケジュール管理 ― ―11.6.1. スケジュール管理機能 ― ―11.6.1.1. 個人単位、グループ単位にスケジュールが表示できること。月、週、日単位で表示できる

こと。

11.6.1.2. グループは、部署一覧、グループのリストの中から個人選択し表示できること。

11.6.1.3. スケジュールの登録は、日単位、時間単位で入力できること。入力した内容は、自分以外は詳細が見えないように非公開にできること。

11.6.1.4. 繰り返し行われる定期的な予定を毎日、毎週、毎月単位で入力できること。

11.6.1.5. 登録したスケジュールは所在と連動するかを選択できること。

11.6.1.6. スケジュール登録と同時に複数の施設・備品の予約ができること。予約の際は、各施設・備品の空き状況を○×で確認できること。

11.6.1.7. スケジュール登録と同時に他のメンバのスケジュール登録ができること。登録の際は、部署、グループ、ユーザ名により検索したメンバを、空き状況で○×で確認できること。また、登録者にスケジュール登録した旨を通知できること。

11.6.1.8. 登録したスケジュールの既定時間前にはE-MALL(外部メール)で確認通知できること。

11.6.1.9. 時間の指定はドラッグ&ドロップに対応できること。

11.6.1.10. スケジュールはCSV出力できること。

11.6.1.11. ポータル画面にスケジュール専用のポートレットに新着情報を表示できること。当日以外に指定日より1週間分のスケジュールを状態とともに表示できること。

11.6.1.12. 他メンバからの登録は仮登録とし、登録したメンバにコメントを返信できること。

11.6.1.13. スケジュール週間スケジュール画面、スケジュール1日スケジュール画面から印刷専用画面を起動し、印刷ができること。

11.6.1.14. 自分以外のユーザによるスケジュール変更・削除をできないように設定できること。

11.6.1.15. 一括登録したスケジュールに対して、登録したスケジュールを一括更新・削除、または、個別更新・削除可能なこと。

11.7. 座席表・行き先掲示板・ユーザ検索 ― ―11.7.1. 座席表機能 ― ―11.7.1.1. 座席は、在席、休暇、外出、空席など色分け表示できること。所在名は管理者が事前に設

定できること。

11.7.1.2. ドラッグ&ドロップで空席に移動することにより簡単に座席の移動ができること。

11.7.1.3. 各座席には、スケジュール、所在変更、伝言送信、ユーザ詳細情報のアイコンが配置され各機能と連携がとれること。

11.7.1.4. 座席の配置については、通路、固定机など表形式画面で設定でき、複雑な座席レイアウトでも管理者が容易に作成・変更できること。

11.7.1.5. 座席表画面から印刷専用画面を起動し、印刷ができること。

11.7.2. 行き先掲示板機能 ― ―11.7.2.1. 行き先掲示板には所属する部署やグループメンバの在席状況や外出先などを表形式で一覧

表示できること。表示内容として氏名、所在、行き先、戻り、件名、連絡先、部署、役職が表示できること。

11.7.2.2. 行き先掲示板には、スケジュール、座席表、所在変更、伝言送信、ユーザ詳細情報のアイコンが配置でき、各機能と連携がとれること。

11.7.2.3. 行き先掲示板の所在に表示する項目は、個人ごとに設定できること。

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兵庫県立淡路医療センター 電子カルテシステム更新および影響部門システム更新要件定義書

11.   院内ポータルシステム 実現性 備考(具体的な実現方法、代替案等)

11.7.3. ユーザ検索機能 ― ―11.7.1.1. 部署、役職、氏名、ふり仮名からユーザの検索ができること。氏名、ふり仮名の一部で検

索ができること。

11.8. 伝言 ― ―11.8.1. 伝言機能 ― ―11.8.1.1. 伝言メッセージが存在すると、アイコンで通知できること。

11.8.1.2. 伝言は、受信メッセージと送信メッセージが表示できること。

11.8.1.3. 受信メッセージは、送信者の氏名、年月日、時間が付与できること。

11.8.1.4. 受信したメッセージを削除することで、送信者の送信メッセージが削除され、既読の確認ができること。受診メッセージに返信ができること。

11.8.1.5. 伝言メッセージを送信する際は、定型文を利用できること。

11.8.1.6. 伝言は、E-MAIL(外部メール) として転送でき、外出先への連絡も可能であること。

11.9. ToDo ― ―11.9.1. ToDo機能 ― ―11.9.1.1. 状況、締切日によりToDoリストの検索ができること。

11.9.1.2. 他のメンバへのToDoへの登録、進捗状況の確認ができること。

11.9.1.3. 作業項目ごとに優先度、進捗状況、進捗率、開始日、締切日を入力できること。

11.9.1.4. ToDoリスト内は、優先、締切日超過、ログイン者以外による登録がアイコンで表示され視覚的に分類しやすいこと。

11.9.1.5. 進捗状況名は管理者が自由に設定できること。

11.10. 予約 ― ―11.10.1. 施設・備品・公用車予約 ― ―11.10.1.1. 日、月、週単位で施設の状況を表示できること。

11.10.1.2. よく利用する施設はグループ化できること。

11.10.1.3. 繰り返し行われる定期的な予約を毎日、毎週、毎月単位で入力できること。

11.10.1.4. 施設の予約と同時に他のメンバのスケジュール登録ができること。登録の際は、メンバを部署、グループ、ユーザ名により検索し、空き状況を○×で確認できること。

11.10.1.5. 時間の指定はマウスのドラッグ&ドロップに対応できること。

11.10.1.6. 複数の施設を1回の操作で一括予約できること。

11.10.1.7. 施設予約は施設利用者を設定することにより 予約者以外のユーザが予約者の代わりに予約変更することができること。

11.10.1.8. 予約可能最大日数を設定することにより指定期間以降の予約を抑止できること。

11.10.1.9. 施設予約時にメッセージが表示できます。メッセージを利用してシステムで施設予約をする際のルールなどを表示することができること。(システムで1 つの設定となること)

11.10.1.10. 施設予約されている施設に対して更新権限のある施設とない施設を色を変更して表示するよう設定できること。

11.10.1.11. 予約済みの施設について、更新権限が無い場合も予約されている施設の詳細な内容を参照することができるよう設定できること。

11.11. 院内メール ― ―11.11.1. 院内メール機能 ― ―11.11.1.1. 院内メール発信ができること。

11.11.1.2. 開封の確認ができること。また院内メールの開封時間を表示することができること。

11.11.1.3. 新着の院内メールが到着した場合には、ユーザーに周知させるためTOP画面に表示させる機能を有すること。

11.11.1.4. 院内メール本文の文字を装飾可能なこと。

11.11.1.5. 受信した院内メールのTO、CC に表示される宛先登録リンクを利用することでMy グループ登録画面を起動し、よく利用するグループなどを作成することができること。

11.11.1.6. ユーザ検索、行き先掲示版、行き先掲示板ポートレットの院内メールアイコンから院内メール登録画面の起動を起動することができること。

11.11.1.7. メールポートレットから新規院内メール登録がでること。

11.11.1.8. 院内メール参照画面から印刷専用画面を起動し、印刷ができること。

11.11.1.9. メールボックス容量警告率の設定が行えること。またメールボックス容量警告メッセージを表示できるよう指定することができること。

11.11.1.10. 院内メール送信エラーの上限値チェックの方法として2 種類の方法から選択ができること。・院内メール送信時に上限を超えてしまった場合は院内メールが送信できない。・院内メール送信時に上限を超えてしまった場合でも院内メールが送信できる。

11.11.1.11. 院内メール本文のテキストボックス内で選択した文字列に対して、右クリックにてコピー、ペーストが可能なこと。

11.12. ナレッジ ― ―11.12.1. ナレッジ機能 ― ―11.12.1.1. 組織に蓄積された情報を共有し、知識として活用できること。

11.12.1.2. ナレッジを誰が見たかの確認できること。(メールの開封確認と同程度の機能を有すること)

11.12.1.3. 文書はフォルダで管理できること。フォルダ、文書には組織、個人、Myグループ(任意に作成したグループ)単位でアクセス権の設定ができること。

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兵庫県立淡路医療センター 電子カルテシステム更新および影響部門システム更新要件定義書

11.   院内ポータルシステム 実現性 備考(具体的な実現方法、代替案等)

11.12.1.4. 文書のフォルダ移動は、マウスを利用したドラッグ&ドロップで容易に操作できること。

11.12.1.5. 目的の文書は、フリーワード、更新日、種別などにより検索できること。フォルダ内の文書は、掲載者、更新日、閲覧数によりソートができること。

11.12.1.6. 文書は非公開の設定ができ、権限の設定によらず登録者のみ表示できること。

11.12.1.7. 登録した文書には10個までファイルを添付できること。また1ファイルは最大20MBの容量が添付できること。

11.12.1.8. 文書には、関連URLを指定できること。

11.12.1.9. 文書の公開開始期間、保管期間を日時と期間で指定できること。

11.12.1.10. ナレッジを掲載時に、ワークフローによる承認、承認不要の設定ができること。ワークフローは管理者が自由に定義できること。

11.12.1.11. ナレッジの本文には、通常入力とリッチテキストが選択できること。リッチテキスト入力を選択すると、文字、画像、表、リンクの設定ができること。

11.12.1.12. ナレッジの登録の際、編集権限を持ったユーザは、その文書の閲覧状況を表示でき、その一覧をCSVファイルで出力できること。

11.12.1.13. ナレッジ(お知らせ)記事を一時保存ができること。

11.12.1.14. ナレッジ(お知らせ)記事をリンクができること。

11.12.1.15. ナレッジ(お知らせ)記事にコメントを登録することができること。

11.12.1.16. ナレッジ一覧・お知らせ一覧の検索結果について記事件名によるソートができること。

11.12.1.17. ナレッジ(お知らせ)記事参照画面から印刷専用画面を起動し、印刷ができること。

11.12.1.18. ナレッジに対する評価が行え、画面上にて評価状況(評価件数と内訳)が確認できること。また評価状況を含めた一覧情報をCSV出力可能なこと。評価の種類については、6段階まで可能なこと。

11.13. 管理 ― ―11.13.1. 管理機能 ― ―11.13.1.1. 各操作(登録、更新、参照)に対して期間指定し、操作履歴を採取できること。履歴に対

してはCSV形式で出力し、データの二次利用ができること。(参照機能はナレッジのみ)

11.13.1.2. 認証ログの成功、失敗の履歴を採取できること。履歴は期間指定により採取できること。

11.13.1.3. My グループをフォルダ管理することができること。また、My グループを作成する際に、別のMy グループから選択し新たなグループを作成することができること。

11.13.1.4. ユーザ・部署情報管理画面でユーザの検索ができること。

11.14. ファイル管理 ― ―11.14.1. ファイル管理機能 ― ―11.14.1.1. ポータルシステムと連携し、ポータルシステムにボタンを配置して呼び出すことができる

こと。

11.14.1.2. ポータルシステムログイン者の職員情報をもとに、閲覧制限など権限が付与できること。

11.14.1.3. ポータルシステムログイン者の職員情報をもとに、個人フォルダが自動的に作成されること。

11.14.1.4. 閲覧制限はポータルシステムのマスタから変更できること。また、個人ごとに設定ができること。

11.14.1.5. ポータルシステムのマスタで自由にフォルダが作成できること。

11.14.1.6. ログイン者が閲覧可能なフォルダ以外は表示されないこと。

11.14.1.7. 作成したフォルダに対し、個人ごとに「読み込み」「読み書き」が設定できること。

11.14.1.8. ファイル登録は、ダウンロード・アップロードが不要であること。

11.14.1.9. 登録されたファイルはそのまま編集できること。

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兵庫県立淡路医療センター 電子カルテシステム更新および影響部門システム更新要件定義書

12.   データウェアハウスシステム 実現性 備考(具体的な実現方法、代替案等)

12.1. 情報蓄積 ― ―12.1.1. 電子カルテ蓄積機能 ― ―12.1.1.1. 電子カルテシステムで登録した各種オーダ情報が蓄積できること。

12.1.1.2. 電子カルテに部門システムからの実施情報が反映されている場合、その情報も蓄積できること。

12.1.1.3. 電子カルテシステムで登録した看護情報(看護ケア、看護実施)が蓄積できること。

12.1.1.4. 電子カルテシステムで登録した診療記事が蓄積できること。

12.1.1.5. 電子カルテシステムで登録した文書情報が蓄積できること。

12.1.1.6. 電子カルテシステムで登録した退院サマリ情報が蓄積できること。

12.1.1.7. 電子カルテシステムに検査部門システムから伝達された検査結果情報が蓄積できること。

12.1.2. 医事統計蓄積機能 ― ―12.1.2.1. 医事統計情報を月ごとに一括して取り込みできること。

12.1.2.2. DPC関連情報を月ごとに一括して取り込みできること。

12.1.3. DTマート機能(ダイナミックテンプレートで入力されたデータのマート化機能) ― ―12.1.3.1. 電子カルテにおいて、記載した内容によって項目が変化するテンプレート(以下、ダイナ

ミックテンプレート)を使用して入力された診察記事および文書の情報を分析するために、利用目的別のデータ(以下、データマート)を定義・作成できること。

12.1.3.2. データマートの項目は、ダイナミックテンプレートのすべての項目について定義・作成できること。

12.1.3.3. データマートの名称は、ダイナミックテンプレート名から自動設定できること。

12.1.3.4. データマートの名称は、手動で任意に変更できること。

12.1.3.5. データマートの項目名称は、ダイナミックテンプレートの定義に従って自動で初期設定されること。

12.1.3.6. データマートの項目名称は、手動で任意に変更できること。

12.1.3.7. 蓄積対象となっているデータマートに対し、データを蓄積できること。

12.1.3.8. 蓄積する周期(毎日、一回だけ)を設定できること。

12.2. データ検索機能 ― ―12.2.1. 検索機能全般 ― ―12.2.1.1. 各端末に特別なソフトウェアをインストールすることなく、Webブラウザのみで情報の

検索・データ利用ができること。12.2.1.2. DWHに蓄積しているデータを複雑な操作をすることなく利用でき、情報収集に活用でき

ること。12.2.1.3. 診療支援システムデータベース以外に蓄積しているデータに対しても本機能にて参照する

ことができる設定を行うことができること。12.2.1.4. DWHを必要に応じて利用することにより、院内各部門の業務統計の作成支援または、業

務統計基礎データを提供することができること。12.2.1.5. DWHのデータはODBC(データベースへの接続方式)等を経由し、直接参照が可能で

あること。12.2.2. 認証機能 ― ―12.2.2.1. 利用者IDとパスワードによる認証によりシステムを利用することができること。

12.2.2.2. 他システムからのシングルサインオンによる認証(別システムにてログイン認証がされていれば本DWHシステムでの認証不要となる仕組み)によりシステムを利用することができること。

12.2.2.3. 利用者IDは電子カルテシステムの利用者マスタを利用すること。

12.2.2.4. ログインし直さずに電子カルテ画面から検索ツールが使用できること。

12.2.2.5. 前回ログイン時刻が表示されること。

12.2.3. メニュー/テンプレート設定機能 ― ―12.2.3.1. DWHに蓄積しているデータに対して、抽出項目と抽出条件がセット化された検索条件

(以下、検索テンプレート)を作成することができること。12.2.3.2. DWH以外に蓄積しているデータに対して、検索テンプレートを作成することができるこ

と。12.2.3.3. 検索テンプレートは階層構造メニュー形式で表示され、簡単に利用したい検索テンプレー

トを選択できること。なお、階層構造は、複数階層の定義が可能であること。

12.2.3.4. 利用者ごとにお気に入りメニューの作成ができること。

12.2.3.5. メニュー構成項目として、検索テンプレート以外にクライアントモジュールおよび、Webアプリケーションの起動ができること。起動の際は、利用者ID、パスワード、職種の指定ができること。

12.2.3.6. データベースを操作するための言語(以下、SQL)を直接入力して検索テンプレートを作成できること。

12.2.3.7. 検索テンプレート同士を結合させた、新たな検索テンプレートの作成ができること。

12.2.3.8. 検索テンプレートは「ユーザ」「診療科」「職種」の単位で公開範囲を設定できること。

12.2.3.9. 作成した検索テンプレートは、ユーザ単位(指定した任意の利用者)に公開できること。

12.2.3.10. 作成した検索テンプレートは、診療科単位(指定した任意の診療科に所属する利用者)に公開できること。

12.2.3.11. 作成した検索テンプレートは、職種単位(指定した任意の職種に所属する利用者)に公開できること。

12.2.3.12. 「ユーザ」「診療科」「職種」の公開範囲を設定する利用権限を、利用者別、職種別に付与できること。

12.2.3.13. 検索テンプレートの表示順の並び替えができること。

12.2.3.14. 検索テンプレートを保存する場合は、任意に名前が付与できるること。

12.2.4. 検索指示/表示機能 ― ―12.2.4.1. 検索条件の値は等しい、等しくない 、未満 、より大きい、以下、以上 、含む、含まな

い、前方一致、後方一致、範囲、値あり、値なしから指定できること。12.2.4.2. AND、ORなどを組み合わせて詳細の検索条件定義ができること。

12.2.4.3. 検索条件のAND、OR指定は、優先順位の指定ができること。(例えば、(A or B) and ((C or D) and E) など)

12.2.4.4. 検索条件の値は範囲指定できること。

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兵庫県立淡路医療センター 電子カルテシステム更新および影響部門システム更新要件定義書

12.   データウェアハウスシステム 実現性 備考(具体的な実現方法、代替案等)

12.2.4.5. 検索条件の値として、マスタ項目が存在する場合は、マスタから値を選択できること。

12.2.4.6. 検索テンプレートの説明文を表示できること。

12.2.4.7. 検索指示を行う際に、検索条件項目のガイド機能を有すること。

ガイド機能とは、検索指示を行う際に、検索値がコードなどの定数値で登録されている項目に対して、検索値入力エリアにてツールチップにより定義したコメント内容を表示する機能です。(例えば、「性別」という検索条件項目があり、格納値としては、"M"が男性、"F"が女性で登録されている場合、ツールチップにて「M:男性 F:女性」というコメントを表示する。など)

12.2.4.8. 検索項目として必須入力項目の設定ができること。

12.2.4.9. 検索条件の値として、IS NULL(空白)、IS NOT NULL(空白でない)指定ができること。

12.2.4.10. 検索条件は複数指定できること。

12.2.4.11. 日付項目に対しては日付直接入力、カレンダーによる入力以外に以下の指定ができること。「今日」「昨日」「明日」「今週」「先週」「来週」「今月」「先月」「来月」

12.2.4.12. 日付項目に対しては期間による条件指定ができること。

12.2.4.13. 検索指示を行う前に、発行されるSQLの参照及び、検証ができること。

12.2.4.14. ドラック&ドロップによる検索結果表示項目の選択ができること。

12.2.4.15. 検索指示を行う際に結果表示項目ごとに、並べ替え指定ができること。

12.2.4.16. 検索結果として表示された患者データを元にして、更に検索テンプレートの検索条件に従った検索による絞込み検索ができること。

12.2.4.17. 相対日付による検索ができること。(例えば、手術日前1週間以内に実施した注射情報を検索させる。)

12.2.4.18. 検索結果の表示形式として、一覧形式の指定ができること。

12.2.4.19. 検索結果の表示形式として、二つの項目に着目してデータを集計する形式(以下、クロス集計)の指定ができること。

12.2.4.20. 検索結果の表示形式として、グラフ表示形式の指定ができること。

12.2.4.21. 検索結果を一覧形式で表示する際は、結果表示項目単位に集計(合計、最大、最小、平均、件数)結果を表示できること。

12.2.4.22. クロス集計指示時は、集計対象となる値の指定(合計、最大、最小、平均、件数)を行うことができること。

12.2.4.23. クロス集計及び、一覧形式による集計結果を表示した際は、集計値の要素データを別画面で参照できること。

12.2.4.24. グラフ描画する項目とグラフタイプの指定を行い、グラフ作成が行えること。

12.2.4.25. 以下のグラフ作成ができること。棒グラフ、折れ線グラフ、円グラフ、ドットグラフ、バブルチャート、レーダチャート

12.2.4.26. 検索結果に一覧表示された任意の明細情報の項目を引数として、他システム(他のWebシステム、クライアントモジュール)を起動できること。

12.2.4.27. 起動する他システムは複数システム起動する設定ができること。

12.2.4.28. 検索テンプレートに設定されている他システム起動のための引数情報を表示できること。

12.2.4.29. ベン図を用いた患者集合検索ができること。

12.2.4.30. 患者集合検索は、クリックによりベン図上の範囲を選択でき、視覚的に対象となる集合の絞込みができること。

12.2.4.31. 検索テンプレートごとに検索結果として表示させる最大件数及び1ページあたりの件数の指定ができること。なお、最大件数指定は、画面表示検索時と外部出力検索(即時)時での指定が別管理できていること。

12.2.4.32. 検索結果一覧に表示された情報は、再検索を行うことなく、任意の項目でフィルタリングができること。

12.2.4.33. 検索結果一覧画面から、任意の項目による並べ替えができること。

12.2.5. 外部出力機能 ― ―12.2.5.1. 外部出力する際は、「即時」若しくは、「バッチ(即時性を求めず、検索指示後に外部出

力したデータを確認する際に用いる操作手法)」指示ができること。12.2.5.2. 外部出力指示の際、必要な項目のみの選択ができること。

12.2.5.3. 外部出力にて「バッチ」指示により作成された情報は、利用者が指示した処理結果を一覧で確認できること。なお、特別な権限を付与した利用者に対しては、全利用者の処理結果が一覧で確認できること。

12.2.5.4. 利用者が簡単な操作により、必要なデータを検索し、端末側に外部出力ができること。

12.2.5.5. 検索テンプレートごとに外部出力可否設定ができること。

12.2.5.6. 検索結果は、CSV形式、Microsoft Excel2007形式、XML形式のファイルで保存できること。

12.2.5.7. 検索結果のCSV形式、Microsoft Excel2007形式、XML形式には任意で名前を付与できること。

12.2.6. 再利用/情報譲渡機能 ― ―12.2.6.1. 検索条件を利用者ごとに保存し、再利用ができること。

12.2.6.2. 利用者ごとに保存された検索条件は、譲渡指示により、任意の利用者での利用ができること。

12.2.6.3. 利用者ごとに保存された検索条件は、権限設定により、全ての利用者が利用できる共通の検索条件として扱うことができること。

12.2.6.4. 利用者が作成した検索テンプレートは、譲渡指示により、他の利用者が利用できること。

12.2.6.5. 「バッチ」出力指示した検索結果データは、操作者以外の利用者に譲渡することができること。

12.2.7. 利用権限付与機能 ― ―12.2.7.1. 検索ツールの利用権限を職種別、ユーザ別に付与できること。

12.2.7.2. 職種或いは利用者ごとに以下の権限設定ができること。外部出力権限、テンプレート追加・修正・削除権限、バッチ出力権限、保存条件譲渡権限、テンプレート譲渡権限、SQL直接入力によるテンプレート作成権限、全利用者のバッチ検索結果参照権限、各種マスタ機能操作権限

12.2.8. セキュリティ機能 ― ―12.2.8.1. 検索ツールでログイン、検索指示、検索結果を外部出力したとき、アクセスログとして

サーバ登録日付、アクセス日時、操作者ID、アクセス端末名、IPアドレス、アクセス対象(検索SQL文など)が記録できること。

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兵庫県立淡路医療センター 電子カルテシステム更新および影響部門システム更新要件定義書

12.   データウェアハウスシステム 実現性 備考(具体的な実現方法、代替案等)

12.2.8.2. アクセス期間でアクセスログの絞込みができること。

12.2.8.3. 端末ごとにデータ検索機能利用制御ができること。

12.2.8.4. 端末ごとに検索結果の外部出力可否制御ができること。

12.2.8.5. 検索結果項目に対して、秘匿化の指定を予め設定することができること。なお、秘匿化指定された項目でも利用者へのシステム権限設定により、秘匿化解除された状態で参照できること。

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兵庫県立淡路医療センター 電子カルテシステム更新および影響部門システム更新要件定義書

13.   地域連携システム 実現性 備考(具体的な実現方法、代替案等)

13.1. 地域連携室業務 ― ―13.1.1. 診療予約 ― ―13.1.1.1. 電子カルテシステムの予約オーダと連動し、通常枠、紹介枠、予約科、予約項目、表示日

による予約枠の表示ができること。

13.1.1.2. 画面表示された予約枠を選択し、予約枠を確定することができること。

13.1.1.3. 予約登録の一連の操作で電子カルテシステム、地域連携システム双方の予約情報が登録できること。

13.1.1.4. 予約登録時、紹介患者の紹介元施設を指定できること。

13.1.1.5. 予約登録時、紹介患者の紹介元施設名を電子カルテシステムの予約オーダ・フリーコメントとして自動登録できること。

13.1.1.6. 取得した予約情報の修正、取消しが可能であること。

13.1.1.7. 地域連携システムで受信したFAXを電子データに変換し、任意のFAXデータを電子カルテに送信できること。

13.1.1.8. 予約確定時、予約票の印刷やFAX送信ができること。

13.1.1.9. 予約票は予約項目毎に異なるフォーマットで印刷できること。

13.1.1.10. 期日や患者IDを指定し、予約一覧が表示できること。また、この画面から該当項目を選択し、予約票の印刷やFAX送信ができること。

13.1.1.11. 地域連携室または予約センターで予約取得業務が実施できること。

13.1.1.12. 予約票のフォーマットは随時編集・変更できること。

13.1.1.13. 予約取得時に予約行為を選択できること。予約行為とは、1回に取得するポイント数1人分、2人分、3人分等の選択ができることを指す。

13.1.1.14. 予約取得時に画面から入力した 予約票コメント を予約票に印字できること。

13.1.1.15. 予約取得時に電子カルテシステムで取得した同一患者の予約と重複をチェックできること。

13.1.1.16. 紹介元施設の診療科や医師がマスタにないときにフリー入力できること。

13.1.2. 検査予約 ― ―13.1.2.1. 電子カルテシステムの予約オーダと連動し、予約オーダで取得済みの検査予約と紹介予約

情報を紐付けることができること。

13.1.2.2. 検査予約紐付け登録時、紹介患者の紹介元施設を指定できること。

13.1.2.3. 紐付けした予約情報の修正、取消しができること。

13.1.2.4. 予約確定時、予約票の印刷やFAX送信ができること。

13.1.2.5. 検査予約票は予約項目毎に異なるフォーマットで印刷できること。

13.1.2.6. 検査予約票に検査の注意書きを印字できること。

13.1.2.7. 期日や患者IDを指定し、予約一覧が表示できること。また、この画面から該当項目を選択し、予約票の印刷やFAX送信ができること。

13.1.2.8. 地域連携室または予約センターで予約取得業務が実施できること。

13.1.2.9. 予約票のフォーマットは随時編集・変更できること。

13.1.2.10. 紹介元施設の診療科や医師がマスタにないときにフリーで入力できること。

13.1.3. 紹介受付 ― ―13.1.3.1. 紹介予約患者来院時、予約一覧から紹介受付登録ができること。

13.1.3.2. 予約のない患者は予約一覧から追加で紹介受付登録できること。

13.1.3.3. 紹介受付登録時、以下の項目で紹介情報を検索できること。期間、予約日、来院日、登録日、受付状態、受診科、紹介元施設、患者ID

13.1.3.4. 来院一覧には、紹介情報として、以下の項目が表示されること。受付状態、予約日時、来院日時、患者ID、患者氏名、受診科、当院医師名、紹介元施設名、紹介元診療科、紹介元医師名、紹介状種別、紹介コメント

13.1.3.5. 紹介受付登録時に、以下の項目が登録できること。来院日、来院時間、受診科、医師、紹介目的、紹介状種別、紹介元施設

13.1.3.6. 紹介受付登録時、礼書(来院報告書)、初回報告書の自動発生有無を指定できること。

13.1.3.7. 紹介受付登録時、電子カルテシステムに紹介患者情報(患者ID、患者名、紹介元施設情報)を登録できること。

13.1.3.8. 予約のない患者の登録時、医事会計システムの受診科を引き継ぎ登録できること。併科の場合、どちらか選択できること。

13.1.3.9. 来院一覧より、表示された内容を印刷できること。

13.1.3.10. 来院一覧より、表示された内容をCSV出力できること。

13.1.3.11. 予約患者が持参した紹介状に添付された文書(フィルム、検査結果等)の管理ができること。管理内容として、種別、返却の要否、返却状況の登録、添付文書コメントが登録できること。

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兵庫県立淡路医療センター 電子カルテシステム更新および影響部門システム更新要件定義書

13.   地域連携システム 実現性 備考(具体的な実現方法、代替案等)

13.1.3.12. 予約紹介患者が来院しなかったとき、来院一覧から未来院理由を指定し未来院扱いにできること。

13.1.3.13. 紹介受付登録時に紹介元診療科、紹介医師名をフリー入力できること。

13.1.3.14. 医事会計システムや電子カルテシステムの画面から地域連携システムの受付画面を 患者情報、診療科情報 を引き継いで起動できること。

13.1.3.15. 紹介時の病名を登録できること。このとき,登録する病名は電子カルテシステムの診断病名から検索、指定できること。

13.1.3.16. 受付情報に診察時の診断病名を登録できること。

13.1.3.17. 紹介受付登録は一括処理ができること。

13.1.3.18. 紹介受付登録時に担当医が未定のとき、初回報告書作成医師を担当医(医師未定)に設定できること。

13.1.4. 報告文書進捗管理 ― ―13.1.4.1. 報告文書進捗状況を一覧表示できること。

13.1.4.2. 報告文書状況一覧は、以下の項目で検索できること。日付(作成日、報告予定日)、文書状態(未作成、未発行、発行済)、紹介元施設、診療科、医師、文書種別、患者ID

13.1.4.3. 報告文書状況一覧は、以下の項目が表示できること。文書状況、印刷有無、送付方法、確定時指示、送付方法コメント、報告予定日、交付予定日、算定指示日、文書種別、診療科、文書作成医師、患者ID、送付先施設名、送付先診療科、送付先医師、連携室コメント、医師コメント

13.1.4.4. 報告文書状況一覧の項目表題を選択するとで一覧を並べ替えることができること。

13.1.4.5. 報告文書状況一覧を印刷およびCSVデータ出力できること。

13.1.4.6. 報告文書状況から文書を選択して文書の内容表示できること。

13.1.4.7. 報告文書状況から文書に対して連携室コメントが登録できること。

13.1.4.8. 文書の送付方法は送付先施設の既定送付方法が表示され、送付方法を指定してFAX送付または印刷できること。

13.1.4.9. 文書一覧画面から未作成文書の診療科、担当医師を変更することができること。

13.1.4.10. 文書一覧画面から控え用文書を印刷できること。

13.1.4.11. 文書一覧画面から文書を削除できること。

13.1.4.12. 一覧から文書を選択して文書の操作履歴を確認できること。

13.1.5. 礼書管理 ― ―13.1.5.1. 紹介受付を実施することで、礼書(来院報告書)が自動作成されること。

13.1.5.2. 電子カルテシステムの入院・退院情報と連動し、紹介患者の入院・退院の報告書(事務連絡用)が自動作成されること。

13.1.5.3. 礼書状況一覧は、受付日付、登録日、文書状態(未発行、発行済)、診療科、文書種別で検索して一覧表示できること。

13.1.5.4. 礼書はFAX送付または印刷できること。また、紹介元施設及びその診療科ごとにFAX送付または印刷を規定値で設定できること。

13.1.5.5. FAX送付済みまたは印刷済みの文書を再発行できること。

13.1.5.6. 不要な礼書は削除できること。

13.1.5.7. 礼書フォーマットは随時編集・変更できること。

13.1.5.8. 礼書の自動生成有無を紹介元施設ごとに設定できること。

13.1.5.9. 自動作成された礼書に手入力でコメントを入力・印刷できること。

13.1.5.10. 礼書一覧を印刷できること。

13.1.5.11. 礼書は印刷イメージをプレビュー表示できること。

13.1.6. 連携施設管理 ― ―13.1.6.1. 以下の連携施設情報を登録できること。

基本情報(法人名、施設名称、施設カナ名称、代表電話番号、連絡先電話番号、郵便番号、住所、地区、施設種別、経営主体、施設長、医師会、医療圏、コメント)、診療科、医師、病床数、診療時間(診療科別、医師別)、病院関連施設、機能、機器、転院許可条件、交通機関、検索用キーワード

13.1.6.2. 以下の検索条件で連携施設を検索できること。基本情報(施設名、住所、電話番号、FAX番号、地区)、診療科、機能、機器、転院許可条件、検索キーワード、施設種別、医師会、医療圏、登録医有無

13.1.6.3. 施設名の検索はひらがな、カタカナ、又は漢字で検索できること。

13.1.6.4. 施設の診療科は診療科グループと診療科名称が登録できること。

13.1.6.5. 施設のFAX番号は地域連携室および診療科ごとに登録できること。

13.1.6.6. 施設の交通機関は地図情報としてJpeg画像を張り付けられること。また、登録された情報から施設案内票が印刷できること。

13.1.6.7. 登録する施設ごと診療科ごとに予約票、礼書、報告文書の送付方法(印刷、FAX、郵送)の設定ができること。

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兵庫県立淡路医療センター 電子カルテシステム更新および影響部門システム更新要件定義書

13.   地域連携システム 実現性 備考(具体的な実現方法、代替案等)

13.1.6.8. 検索結果の施設一覧はCSV出力できること。

13.1.6.9. 任意の2施設を選択し、関連する紹介情報や文書情報も含めて1施設に統合する機能を有すること。

13.1.6.10. Microsoft Wordファイルを関連付けし、施設管理画面から該当の文書を開けること。

13.1.6.11. 検索結果の一覧が印刷できること。

13.1.6.12. 検索結果の施設一覧の施設情報から宛名ラベル印刷ができること。

13.1.6.13. 施設案内票を登録、印刷できること。

13.1.6.14. 新規施設登録時、施設長を医師情報として自動登録できること。

13.1.6.15. 紹介予約登録、紹介受付登録時に最初に表示される既定医師を設定できること。

13.1.6.16. 閉院した施設を非表示にすることができること。

13.1.7. 統計 ― ―13.1.7.1. 以下の統計、一覧を抽出条件を指定し、Microsoft Excelデータとして抽出できること。

紹介患者一覧、文書一覧、診療科別紹介患者数、診療科別逆紹介患者数、地区別紹介患者数、地区別逆紹介患者数、医療機関別紹介患者数、医療機関別逆紹介患者数、診療科別医師別紹介患者数、診療科別医師別逆紹介患者数

13.1.7.2. 紹介受付情報、報告文書情報を期間指定でCSV出力できること。

13.2. 医師業務(返書・紹介状作成) ― ―13.2.1. 返書作成 ― ―13.2.1.1. 電子カルテ画面から利用者ID、患者IDを引き継ぎ、患者紹介・逆紹介履歴一覧画面(時系列

文書一覧)が表示できること。

13.2.1.2. 以下の条件で文書が検索できること。患者ID、作成済文書(利用者の所属診療科内の作成文書または利用者の作成文書)、未作成文書(利用者の所属診療科内の未作成文書または利用者の未作成文書)

13.2.1.3. 患者紹介・逆紹介履歴一覧画面(時系列文書一覧)には紹介診療期間、紹介元施設名、紹介元医師名、診察状況(終了、継続等)、紹介と逆紹介の区別、診療科、文書件数が表示されること。

13.2.1.4. 紹介元施設別に作成文書の一覧が表示できること。

13.2.1.5. 文書一覧から、不要な文書について、削除理由を選択したうえで、削除できること。

13.2.1.6. 文書一覧から文書を複製(流用)ができること。

13.2.1.7. 紹介受付した患者の初回報告文書(雛形)が自動作成されること。自動作成される初回報告文書(雛形)の診療科及び作成担当者は受付時の診療科・医師が自動設定されること。

13.2.1.8. 電子カルテシステムの入退院登録と連動し、入院報告書(雛形)・退院報告書(雛形)が自動作成されること。

13.2.1.9. 自動作成された報告文書のは診療科・担当医師を変更できること。

13.2.1.10. 最終報告書作成時、未作成状態の初回報告書を自動削除する等、不要となった未作成文書の自動削除の設定ができること。

13.2.1.11. 報告文書の施設情報や患者情報は自動設定されること。

13.2.1.12. 対象患者に実施されたオーダ(検査結果、処方、注射、輸血)を一覧表示し、文書に取り込む項目を選択できること。

13.2.1.13. 取り込みした検査結果は報告文書とは別紙の時系列検査結果報告書として添付できること。また、検査結果をグラフ化して別紙として添付できること。

13.2.1.14. 対象患者の電子カルテに登録された病名を一覧表示し、文書に取り込む傷病名を選択できること。取り込みした病名はドラッグ&ドロップで印字順を変更できること。また、フリー入力記載もできること。

13.2.1.15. 所見のフリー入力ができること。また、記載内容のコピー&ペーストができること。

13.2.1.16. フリー入力時、登録済み定型句一覧からドラッグ&ドロップ操作で入力欄に貼り付けできること。

13.2.1.17. 定型句は操作者専用のマイフォルダと診療科毎の診療科フォルダ、施設全体に共通で使用可能な共通フォルダが使用できること。

13.2.1.18. 文書に対する医師の参照・更新権限を設定できること。

13.2.1.19. 作成済みまたは作成途中文書の複製(流用)ができること。

13.2.1.20. JPEGファイルを最大4つまで添付、印刷ができること。このとき1ページに1画像を印刷すること。

13.2.1.21. 編集中の文書は他の端末で更新されない様、文書にロックをかける機能を有すること。

13.2.1.22. 文書を印刷イメージでプレビュー表示できること。

13.2.1.23. 文書は作成途中で一時保存できること。また、一度確定登録した文書は作成者もしくは文書更新権限のある利用者が再度編集できること。

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兵庫県立淡路医療センター 電子カルテシステム更新および影響部門システム更新要件定義書

13.   地域連携システム 実現性 備考(具体的な実現方法、代替案等)

13.2.1.24. メディカルクラークなどが文書を作成し、保留状態にできること。また、保留した文書を医師が最終確定できること。

13.2.1.25. 文書確定登録時に文書の以下の送付方法を選択できること。FAX、印刷、保留、連携室扱い

13.2.1.26. 文書印刷時、文面に印刷される交付予定日の指定と印刷部数指定ができること。

13.2.1.27. 文書確定登録時にFAXを選択したとき自動送付されること。

13.2.1.28. 文書確定登録時に保留を選択したとき送付・印刷されず保留状態になること。

13.2.1.29. 文書の更新履歴(確定、一時保存、印刷、文書更新、送信)を表示できること。

13.2.1.30. 文書確定登録時に送付方法にかかわらず控え用の文書を印刷できること。

13.2.1.31. 確定した文書は電子カルテシステムにPDFイメージで自動送信できること。

13.2.1.32. 未作成の文書を手動で作成できること。

13.2.2. 返書フォーマット ― ―13.2.2.1. 報告文書のフォーマットや入力項目の属性、文字数、必須有無の自由な設定ができるこ

と。

13.2.2.2. 以下の部品が使用できること。固定ラベル、入力テキスト、チェックボックス、コンボボックス、ラジオボタン、画像イメージ、罫線、枠線、日付入力

13.2.2.3. 以下の患者情報引用部品が使用できること。患者ID、患者カナ氏名、患者漢字氏名、性別、生年月日、年齢、住所、電話番号

13.2.2.4. 以下の文書情報引用部品が使用できること。文書種別名、交付予定日、作成日、オーダ情報取得

13.2.2.5. 以下の当院施設情報引用部品が使用できること。施設漢字名、施設法人名、住所、電話番号、FAX番号、診療科名、医師名

13.2.2.6. 以下の紹介施設情報引用部品が使用できること。施設漢字名、施設法人名、住所、電話番号、FAX番号、診療科名、医師名

13.2.2.7. 複数の返書フォーマットを作成できること。

13.2.2.8. 文書のフォーマットは運用途中で変更できること。また、既に作成した文書にフォーマットの変更は反映されないこと。

13.2.3. 紹介状作成 ― ―13.2.3.1. 電子カルテシステム画面から利用者ID、患者IDを引き継ぎ患者紹介・逆紹介履歴一覧

画面が表示できること。

13.2.3.2. 以下の条件で文書が検索できること。患者ID、作成済文書(利用者の所属診療科内の作成文書または利用者の作成文書)、未作成文書(利用者の所属診療科内の未作成文書または利用者の未作成文書)

13.2.3.3. 紹介元施設別に作成文書の一覧が表示できること。

13.2.3.4. 文書一覧から、不要な文書について、削除理由を選択したうえで、削除できること。

13.2.3.5. 文書一覧から文書を複製(流用)ができること。

13.2.3.6. 逆紹介状作成時は、画面表示のタイミングで自動的に施設情報、患者情報が表示できること。

13.2.3.7. 対象患者に実施されたオーダ(検査結果、処方、病名、注射、輸血)を一覧表示し、文書に取り込む項目を選択できること。取込んだ検査結果は報告文書とは別紙の時系列検査結果報告書として添付できること。

13.2.3.8. 取り込みした検査結果は報告文書とは別紙の時系列検査結果報告書として添付できること。また、検査結果をグラフ化して別紙として添付できること。

13.2.3.9. 対象患者の電子カルテシステムに登録された病名を一覧表示し、文書に取り込む病名を選択できること。取り込んだ病名はドラッグ&ドロップで印字順序を変更できること。また、フリー入力記載もできること。

13.2.3.10. 所見のフリー入力ができること。また、記載内容のコピー&ペーストができること。

13.2.3.11. フリー入力時、登録済み定型句一覧からドラッグ&ドロップ操作で入力欄に貼り付けできること。

13.2.3.12. 定型句は操作者専用のマイフォルダと診療科毎の診療科フォルダ、施設全体に共通で使用可能な共通フォルダが使用できること。

13.2.3.13. 逆紹介状に対する医師の参照・更新権限を設定できること。

13.2.3.14. 作成済みまたは作成中文書の複製(流用)ができること。

13.2.3.15. JPEGファイルを最大4つまで添付、印刷ができること。このとき1ページに1画像を印刷すること。

13.2.3.16. 文書を印刷イメージでプレビュー表示できること。

13.2.3.17. 文書は作成途中で一時保存できること。また、一度確定登録した文書は作成者もしくは文書更新権限のある利用者が再度編集できること。

13.2.3.18. 文書確定登録時に文書の以下の送付方法を選択できること。FAX、印刷、保留、連携室扱い

13.2.3.19. 文書印刷時、文面に印刷される交付予定日の指定と印刷部数指定ができること。

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兵庫県立淡路医療センター 電子カルテシステム更新および影響部門システム更新要件定義書

13.   地域連携システム 実現性 備考(具体的な実現方法、代替案等)

13.2.3.20. 文書確定登録時にFAXを選択したとき自動送付されること。

13.2.3.21. 文書確定登録時に保留を選択したとき送付、印刷されず保留状態になること。

13.2.3.22. 文書確定登録時に送付方法にかかわらず控え用の文書を印刷できること。

13.2.3.23. 医師の確定登録後に医事システムへ診療情報提供料の加算項目を自動送信できること。また、加算や算定項目を選択変更・削除できること。

13.2.3.24. 医師の確定登録後に医事システムへ診療情報提供料の加算項目を自動送信するとき、施設名をコメントとして送信できること。

13.2.3.25. 同月内同一施設2回目以降や関連施設の場合は、医事会計システムへ診療情報提供料の加算項目を送信しないよう自動制御できること。

13.2.3.26. 診療情報提供料と共に紹介先施設名称を医事会計システムへ送信できること。

13.2.3.27. 確定した文書は電子カルテシステムにPDFイメージで自動送信できること。

13.2.4. 紹介状フォーマット ― ―13.2.4.1. 報告文書のフォーマットや入力項目の属性、文字数、必須有無の自由な設定ができるこ

と。

13.2.4.2. 以下の部品が使用できること。固定ラベル、入力テキスト、チェックボックス、コンボボックス、ラジオボタン、画像イメージ、罫線、枠線、日付入力

13.2.4.3. 以下の患者情報引用部品が使用できること。患者ID、患者カナ氏名、患者漢字氏名、性別、生年月日、年齢、住所、電話番号

13.2.4.4. 以下の文書情報引用部品が使用できること。文書種別名、交付予定日、作成日、オーダ情報取得

13.2.4.5. 以下の当院施設情報引用部品が使用できること。施設漢字名、施設法人名、住所、電話番号、FAX番号、診療科名、医師名

13.2.4.6. 以下の紹介施設情報引用部品が使用できること。施設漢字名、施設法人名、住所、電話番号、FAX番号、診療科名、医師名

13.2.4.7. 複数の返書フォーマットを作成できること。

13.2.4.8. 文書のフォーマットは運用途中で変更できること。また、既に作成した文書にフォーマットの変更は反映されないこと。

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兵庫県立淡路医療センター 電子カルテシステム更新および影響部門システム更新要件定義書

14.   オンライン診療情報公開システム 実現性 備考(具体的な実現方法、代替案等)

14.1. 基本要件 ― ―14.1.1. 基本要件 ― ―14.1.1.1. ISO9001(品質マネジメントシステム)を取得していること。

14.1.1.2. プライバシーマークを取得していること

14.1.2. ネットワーク要件(開示側医療機関) ― ―14.1.2.1. ネットワークセキュリティは医療情報システムの安全管理ガイドライン第5.0版に規定さ

れている内容を満たしていること。

14.1.2.2. VPNの方式としては、IP-VPNあるいは常時接続型のIPSecVPN+IKEを用いること。

14.1.2.3. 情報提供医療機関に設置される連携ゲートウェイ機能を提供するサーバと院内LANの間にファイヤーウォールもしくは同等機能を設置し、連携ゲートウェイサーバからは必要最低限のサーバ及びポート以外は遮断すること。

14.1.2.4. 情報提供病院の電子カルテ端末からは、ゲートウェイサーバを経由することで院外のネットワークに接続せずに利用できること。

14.1.2.5. 電子カルテのベンターに依存せず、電子カルテから1クリックで起動出来る仕組みを提供すること。

14.1.2.6. 電子カルテのログインユーザー情報、選択中患者情報を引き継ぎ起動出来ること。

14.1.3. ネットワーク要件(閲覧側医療機関) ― ―14.1.3.1. ネットワークセキュリティは医療情報システムの安全管理ガイドライン第5.0版に規定さ

れている内容を満たしていること。

14.1.3.2. VPNの方式としては上記ガイドライン推奨のIPSecVPN+IKEを用いること。

14.1.3.3. 情報参照医療機関に対してインターネットに接続できる環境があれば無償で接続できる仕組みを有すること。

14.1.3.4. SSL/TLSクライアント証明書を発行し、サービス利用時には認証を行うこと。SSL/TLSクライアント証明は、利用可能なプロトコルのバージョンをTLS1.2に限定すること。VPNもしくはSSLクライアント証明書を保有しない端末からの接続要求は許容しないこと。

14.1.3.5. SSL/TLSクライアント証明書による接続においては、センター側にてポート443以外を遮断すること。

14.1.4. ソフトウェア要件 ― ―14.1.4.1. 患者毎、利用者毎に診療情報の表示履歴を生成し、保存管理すること。このアクセスログ

は公開情報として、利用端末から表示要求があった場合は、表示を行えること。

14.1.4.2. 外部LANとのデータ連携機能に関して,ゲートウエイサーバーと外部のLANとの通信は,暗号化による機密の保持ができること。その際,外部のパソコンに暗号化・複合化のソフトウェアが必要な方式の場合,そのソフトウェアを配布可能とすること。

14.1.4.3. データセンターとの接続の際、情報公開施設の場合は、VPN(IPSecVPN)で行うこと。同じく情報参照施設の場合は、オンデマンドVPNおよびSSL/TLSクライアント証明書による接続が可能なこと。

14.1.4.4. 利用者端末の参照機能は、業務ソフトウェアではなく、以下のインターネットブラウザ等を通じてサービス提供されること。InternetExplorer11,MicrosoftEdge(Windows10)InternetExplorer11(Windows8.1)※Microsoft社がサポートしている全てのOS並びにInternetExplorerのバージョンFireFox(Windows)FireFox(Mac)FireFoxPortable(Windows)Safari(MacOS10.7以降)Safari(ios7以降)

14.1.4.5. Adobe Acrobat Reader 以外の、Plug-in ソフトウエア(Adobe Flash等)を使用しないこと。

14.1.4.6. 診療情報共有機能に関して,外部の利用者は,自施設から紹介した患者以外の診療情報にはアクセスできないこと。

14.1.5. ゲートウェイサーバ ― ―14.1.5.1. 電子カルテ、オーダーエントリシステムから、開示用ゲートウエイサーバーに自動で事前

に設定された処方データを取り込むことが出来ること。

14.1.5.2. 電子カルテ、オーダーエントリシステムから、開示用ゲートウエイサーバーに自動で事前に設定された注射データを取り込むことが出来ること。

14.1.5.3. 電子カルテ、オーダーエントリシステムから、開示用ゲートウエイサーバーに自動で事前に設定された検体検査結果を取り込むことが出来ること。

14.1.5.4. 電子カルテ、オーダーエントリシステムから、開示用ゲートウエイサーバーに自動で事前に設定された細菌検査結果を取り込むことが出来ること。

14.1.5.5. 電子カルテ、オーダーエントリシステムから、開示用ゲートウエイサーバーに自動で事前に設定された撮影指示データを取り込むことが出来ること。

14.1.5.6. 電子カルテ、オーダーエントリシステムから、入院期間データを取り込むことが出来ること。

14.1.5.7. 他社、読影レポートから、データを取り込むことが出来ること。

14.1.5.8. 電子カルテ、オーダーエントリシステムから、文書データを取り込むことが出来ること。

14.1.5.9. PACSとDICOM通信により、医療画像を取り込むことが出来ること。

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兵庫県立淡路医療センター 電子カルテシステム更新および影響部門システム更新要件定義書

14.   オンライン診療情報公開システム 実現性 備考(具体的な実現方法、代替案等)

14.1.5.10. 医療画像を取り込む際に、DICOMタグから、個人情報を削除すること。

14.1.5.11. 外部LANとのデータ連携機能に関して,ゲートウエイサーバーは,病院情報LANからファイアウォールを隔てた外部に設置され,病院情報LANからは透過的にデータの書き込み,参照ができること。

14.1.5.12. 外部LANとのデータ連携機能に関して,ゲートウエイサーバーの管理は,病院情報システム内又は外の許可された端末パソコンから行えること。

14.1.5.13. サービスセンターから情報公開要求があった場合、公開用ゲートウェイサーバ内に格納された該当患者の診療情報を指定先の表示端末へ送出すること。

14.1.5.14. 診療情報共有機能に関して,指定された参照データは,患者ID情報,紹介医情報と連動して利用できるように地域連携サーバに送信・登録できること。

14.1.5.15. サービスセンターから公開情報の更新要求があった場合、当該医療施設の病院情報システムから最新の診療情報を取得し、公開用ゲートウェイサーバに格納すること。

14.1.5.16. サービスセンターからの情報登録要求に基づき、病院情報システムを保有しない医療施設からのテキスト情報、ファイル等のアップロードを許容し、指定された患者に関する情報として格納すること。

14.1.5.17. ゲートウェイサーバへ格納可能な情報量を超えた場合は、アクセス履歴の古い情報から順に自動的に削除を行うこと。

14.1.5.18. 外部LANとのデータ連携機能に関して,認証された外部の利用者は,ゲートウエイサーバーの許可されたディレクトリに対し書き込み・参照ができること。

14.1.5.19. 外部LANとのデータ連携機能に関して,診療情報交換機能は,XMLに対応したWEBシステムとして構築されていること。

14.1.5.20. クライアントOS「Windows」及び「MacOS,iOS」を搭載した端末を利用して、外部からゲートウェアサーバ内に格納された診療情報を参照できること。

14.1.5.21. JAPIC等と連携して、薬品添付情報を容易に参照できること。

14.1.5.22. カレンダ形式で情報表示を行え、年・月・週・日単位でスケール切り替えが行えること。

14.1.5.23. 10社以上の電子カルテシステムとの接続実績があること。

14.1.5.24. 10社以上のクリニック向け電子カルテと接続実績があること

14.1.5.25. クリニック向け電子カルテとの接続に特別な機器やソフトウエアを必要としないこと。

14.1.5.26. クリニック向け電子カルテとの接続に特別なソフトウエアが有る場合、それを無償提供すること。

14.1.5.27. クリニック向け電子カルテと連動し、アップロードされた処方情報を受信・表示出来ること。

14.1.5.28. クリニック向け電子カルテと連動し、アップロードされた注射情報を受信・表示出来ること。

14.1.5.29. クリニック向け電子カルテと連動し、アップロードされた検体検査情報を受信・表示出来ること。

14.1.5.30. クリニック向け電子カルテと連動し、アップロードされ診療情報所提供書を受信・表示出来ること。

14.1.5.31. クリニック向け電子カルテと連動し、アップロードされた診察記事(カルテ2号紙情報)を受信・表示出来ること。

14.2. 診療情報共有 ― ―14.2.1. 診療情報参照 ― ―14.2.1.1. 診療情報の表示について、登録された医療従事者から表示要求があり、表示可能な場合

は、患者のレジストリ情報に基づき、登録先に複数のゲートウェイサーバから診療情報を取得・集約して表示する機能を有すること。

14.2.1.2. 取得、集約した情報はまず情報種別毎にアイコン化して、情報種別と日付のマトリクス上にプロットすること。

14.2.1.3. 情報参照する医療従事者が、最新の情報を取得しようとするとき、患者毎に最新情報取得が出来る機能を有すること。

14.2.1.4. カレンダー上にプロットされたアイコンをクリックした際に、詳細な診療情報を表示すること。

14.2.1.5. 日付の欄をクリックすることで、その日の診療情報をまとめて表示できること。

14.2.1.6. 年月週日のスケールで診療情報をまとめて表示できること

14.2.1.7. 情報種別の欄をクリックすることで、その情報種別を日付を横断してまとめて表示できること。

14.2.1.8. 表示する情報がどの情報提供病院から公開されたものか判断できるよう病院名を表示すること。

14.2.1.9. 各情報提供病院が何を公開設定しているか判別可能であること。

14.2.1.10. 職制別に表示させる情報種別を制御する機能を有すること。

14.2.1.11. 登録された利用者からテキストベースでの書き込み及びファイル添付ができる機能を有すること。登録した内容はマトリクスにアイコンとして表示されること。

14.2.1.12. 添付したファイルはウィルスチェックされ、ウィルスが検知された場合は削除すること。

14.2.2. 表示内容 ― ―

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兵庫県立淡路医療センター 電子カルテシステム更新および影響部門システム更新要件定義書

14.   オンライン診療情報公開システム 実現性 備考(具体的な実現方法、代替案等)

14.2.2.1. 処方内容が表示可能であること。

14.2.2.2. 注射内容が表示可能であること。

14.2.2.3. 各情報提供病院で開示した検体検査の結果を表示する機能を有すること。

14.2.2.4. カレンダーから選択された検査結果を表示する機能を有すること。

14.2.2.5. 検査結果について基準値を超えた値については、色を変えて表示すること。

14.2.2.6. 各情報提供病院で開示した病名情報を参照する機能を有すること。

14.2.2.7. 削除病名について表示の対象外とする機能を有すること。

14.2.2.8. 患者毎に診断結果について、医療従事者が自由に記入できる機能を有すること

14.2.2.9. バイタル情報(体温、血圧、脈拍、呼吸)のデータをグラフ表示する機能を有すること。

14.2.2.10. 各情報提供病院で撮影されたDICOM画像情報※を表示する機能を有すること。※CR,DR,CT,MRI,DR,PET,RI,ES,US,OT(デジタイザ等のDICOM)の画像

14.2.2.11. 画像情報はどの施設で記録されたものか判断できる機能を有すること。

14.2.2.12. 画像情報において、モニタの解像度に依存しない画面レイアウトとし、解像度に応じてウィンドウのサイズを自動変更する機能を有すること。

14.2.2.13. 画像情報は施設毎にデータを表示する際、どの施設のデータか判別できる機能を有すること。

14.2.2.14. 画像・レポートをまとめた一覧および、イベントビューのアイコンからのどちらからも画像が呼び出せること。

14.2.2.15. DicomMultiframeに対応している動画をビューアで参照できること。

14.2.2.16. MFERによる心電図波形を参照できること。

14.2.3. DICOMビューワ ― ―14.2.3.1. シネ表示機能を有すること。

14.2.3.2. 階調調整機能を有すること。

14.2.3.3. 拡大・縮小機能を有すること。

14.2.3.4. 直線距離計測機能を有すること。

14.2.3.5. 画像回転機能を有すること。

14.2.3.6. 画像反転機能を有すること。

14.2.3.7. ネガポジ反転機能を有すること。

14.2.4. レポート表示 ― ―14.2.4.1. テキスト形式をサポートすること。

14.2.4.2. PDF形式をサポートすること。

14.2.4.3. HTML形式をサポートすること。

14.2.4.4. HL7CDA Release2.0形式をサポートすること。

14.2.5. 患者一覧 ― ―14.2.5.1. ログインした利用者が閲覧可能な患者を一覧表示できること。

14.2.5.2. 患者一覧は、公開元医療機関、施設患者ID、カナ氏名、生年月日、参照期限等で検索できること。

14.2.5.3. 患者一覧は、公開元医療機関、患者氏名、生年月日、性別、年齢、カナ氏名、住所、自施設の患者ID、参照可能期間、公開日時、更新日時が表示可能なこと。

14.3. 診療情報公開 ― ―14.3.1. 条件設定 ― ―14.3.1.1. 情報提供病院が他の医療機関に情報を開示する際は、情報の公開範囲(病名、カルテ記

載、処方、注射、検歴、サマリ、画像、レポート等)を選択、設定する機能を有すること。

14.3.1.2. 情報提供病院が他の医療機関に情報を開示する際は、対象となる診療情報の診療科、期間を設定する機能を有すること。例えば精神科のカルテを除外するなどの対応が可能なこと。

14.3.1.3. 同一医療機関でも例えば職種毎に別々の設定が行えること。例えば、調剤薬局の薬剤師に対しては画像は公開しないといった設定ができること。

14.3.1.4. 連携先の施設間で定めたルールに基づき、画面や実行処理ごとに役割(操作者、作成者)、施設単位、個人単位で特定の画面や実行処理に制限をかけることのできる機能を有していること。

14.3.1.5. 連携先の施設間で定めたルールに基づき、ビューアで参照する画像をDICOM形式でダウンロードすることの可否を設定できる機能を有していること。

14.3.2. 期間設定 ― ―14.3.2.1. 他の医療機関に情報を開示する際には、開示する期間を指定する機能を有すること。

14.3.2.2. 開示する期間については、情報提供元毎にデフォルトの期間を設定できること。

14.3.2.3. 開示期間の終了が近づいてきた際に開示先の医療従事者がその患者の診療情報を閲覧することで、期間を自動延長する機能を有すること。

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兵庫県立淡路医療センター 電子カルテシステム更新および影響部門システム更新要件定義書

14.   オンライン診療情報公開システム 実現性 備考(具体的な実現方法、代替案等)

14.3.3. 緊急対応機能 ― ―14.3.3.1. 緊急時に同意がない患者の情報を閲覧可能にする機能を有すること。

(運用で事後の同意取得を実施することを想定している)

14.3.4. その他機能 ― ―14.3.4.1. 複数の公開施設の診療情報を共有できること。

14.3.4.2. 処方・注射情報、検査結果情報、病名情報について、各々の施設で使用してる施設ローカルコードと標準コード(HOT9、JLAC10、ICD10)を紐付ける機能を有すること。

14.3.4.3. 複数施設の処方情報、検査結果情報を標準コード利用して横並び表示できる機能を有し、検査結果情報をチャート表示する機能を有すること。

14.3.4.4. 医療介護連携において、患者の状態を把握するためのミニマム情報を集約するようなインターフェイスを有すること。

14.3.4.5. 医療従事者が記入した自由記入欄(診断メモ/ノート)について、予め登録されている医療従事者と共有するための通知機能を有すること。

14.3.5. 患者ID管理 ― ―14.3.5.1. 複数の医療機関の異なる患者IDを地域で統合するために、地域の患者IDを各医療機関の患

者IDを管理するために以下の機能を有すること。

14.3.5.2. 全国で1患者1IDを実現できること。

14.3.5.3. 患者IDのメンテナンス画面を用意し、誤って紐付けを行った場合に情報提供病院のIDの変更、削除、他の地域患者IDへの付け替え等の作業が行えること。

14.3.5.4. 将来的に国民番号が導入された場合には、それをもとに各地域にある地域医療ネットワークシステムと連携し、全国1患者1カルテが実現できる設計となっていること。

14.3.5.5. 連携対象施設への患者IDの登録を行う際に、連携対象施設先の患者ID有無をチェックできる機能を有していること。

14.3.5.6. 連携対象施設への患者IDの登録を行う際に、連携対象施設先の患者IDの桁数に補正する機能を有していること。

14.4. 運用管理 ― ―14.4.1. マスタメンテナンス ― ―14.4.1.1. 新たな情報提供病院の追加等を行うために医療機関マスタをメンテナンスする機能を有す

ること。

14.4.1.2. 診療科マスタ(参照医療機関分)をメンテナンスする機能を有すること。

14.4.1.3. 利用者マスタ(診療所等)をメンテナンスする機能を有すること。

14.4.1.4. 各利用者が任意のタイミングで自分のパスワードを変更する機能を有すること。

14.4.1.5. 職種マスタ(診療所等)をメンテナンスする機能を有すること。

14.4.1.6. 職種ごとに各機能の利用可否を設定する権限設定機能を有すること。

14.4.2. 監査 ― ―14.4.2.1. カルテ参照やデータ抽出のログを書き出したアクセスログを検索する機能を有すること。

14.4.2.2. アクセスログをCSVファイルへ出力する機能を有すること。

14.4.2.3. ログイン回数(日別、月別、ログイン時間別、医療機関別、診療科別、利用者別)についてアクセス分析機能を有すること。

14.4.2.4. カルテ参照回数(日別、月別、医療機関別、診療科別、利用者別、患者別)についてアクセス分析機能を有すること。

14.4.2.5. 診療報酬改定の算定対象とする自施設職員が参照したコンテントのログ、自施設のコンテントが参照されたログの以下の項目をユーザでも抽出できるインターフェイスを有していること。

14.4.2.6. ログ出力日時、参照ユーザ施設名、参照ユーザ名、開示施設名、患者名、開示施設での患者ID、コンテントタイプ、コンテント種別、コンテント年月日、ログメッセージを有していること。

14.4.2.7. メールや特設のWebページにて『[様式14の2]検査・画像情報提供加算及び電子的診療情報評価料の施設基準に係る届出書添付書類』の記載方法の案内をしていること。

14.5. 操作制御 ― ―14.5.1. 機能制限 ― ―14.5.1.1. 機能制限にて定める制御について役割(利用者・管理者)毎に設定が可能なこと。

14.5.1.2. 機能制限にて定める制御について施設毎に設定が可能なこと。

14.5.1.3. 機能制限にて定める制御について個人毎に設定が可能なこと。

14.5.1.4. 個人情報の新規作成・修正可否を制御できること。

14.5.1.5. 患者IDの登録・修正・削除可否を制御できること。

14.5.1.6. 職員IDの登録・修正・削除可否を制御できること。

14.5.1.7. 職員I情報の検索可否を制御できること。

14.5.1.8. パスワード変更可否を制御できること。

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兵庫県立淡路医療センター 電子カルテシステム更新および影響部門システム更新要件定義書

14.   オンライン診療情報公開システム 実現性 備考(具体的な実現方法、代替案等)

14.5.1.9. アクセス権の登録・削除可否を制御できること。

14.5.1.10. 参加登録画面の表示可否を制御できること。

14.5.1.11. 参加登録の実行可否を制御できること。

14.5.1.12. テキスト情報による記録の登録・削除可否を制御できること。

14.5.1.13. 文書の登録・削除可否を制御できること。

14.5.1.14. ファイルの登録・削除可否を制御できること。

14.5.1.15. ファイルのダウンロード可否を制御できること。

14.5.1.16. 基幹情報の登録・削除可否を制御できること。

14.5.1.17. 施設情報の登録・修正・削除可否を制御できること。

14.5.1.18. 連携施設情報の登録・修正・削除可否を制御できること。

14.5.2. 資格制限 ― ―14.5.2.1. カレンダー画面に表示される項目を資格毎に制御できること。

14.5.3. 制御管理 ― ―14.5.3.1. 協議体や地域単位、施設毎など利用形態に応じて、複数の施設に同一の操作制御を設定す

ることができること。

14.5.3.2. 異なる操作制御の統合ができること。

14.5.3.3. 操作制御の統合は追加費用なしで通常の月額利用料のサービスの範囲にて提供されること。

14.5.3.4. 利用施設が複数の地域医療連携ネットーワークに参加する場合、参加するそれぞれの地域医療連携ネットワーク毎に操作制御が設定されている場合がある。その際、当該利用施設に対して優先となる地域医療連携ネットワークの操作制御を選択することができること。

14.5.3.5. アクセス権の有効期限を任意で設定可能なこと。

14.5.3.6. 機能制限、資格制限を設定可能なこと。

14.5.3.7. 緊急対応機能の使用する/しないを設定可能なこと。

14.5.3.8. 緊急対応機能使用時のデータ公開期間が設定可能なこと。

14.5.3.9. 緊急対応機能使用時の画像ダウンロード可否が設定可能なこと。

14.5.3.10. 緊急対応機能の使用する/しないを役割毎、資格毎に設定することが可能なこと。

14.5.3.11. パスワードの有効期限を設定することが可能なこと。

14.5.3.12. パスワード変更の督促開始日を設定することが可能なこと。

14.5.3.13. パスワードの文字数を設定することが可能なこと。

14.5.3.14. 一定時間操作がない場合の自動タイムアウト時間を設定することが可能なこと。

14.6. インタフェース ― ―14.6.1. 共通 ― ―14.6.1.1. 各情報提供病院の病院情報システムとの連携については、各病院の病院情報システムの更

新、将来的に新たな地域医療連携システムへの切り替え等が速やかに行われるよう標準化技術(SS-MIX,DICOM)を用いて連携するものとする。

14.6.2. 電子カルテインタフェース ― ―14.6.2.1. SS-MIX標準化ストレージに格納された患者情報(HL7V2.5)と連携するインターフェースを

有すること。

14.6.2.2. SS-MIX標準化ストレージに格納された処方情報(HL7V2.5)と連携するインターフェースを有すること。

14.6.2.3. SS-MIX標準化ストレージに格納された注射情報(HL7V2.5)と連携するインターフェースを有すること。

14.6.2.4. SS-MIX標準化ストレージに格納された検体検査結果情報(HL7V2.5)と連携するインターフェースを有すること。

14.6.2.5. SS-MIX標準化ストレージに格納された病名情報(HL7V2.5)と連携するインターフェースを有すること。

14.6.2.6. SS-MIX標準化ストレージに格納された診療情報提供書情報(HL7CDA Release2.0)と連携するインターフェースを有すること。

14.6.2.7. SS-MIX標準化ストレージ拡張領域に格納された診療記録情報と連携するインターフェースを有すること。

14.6.2.8. SS-MIX標準化ストレージ拡張領域に格納された2号用紙と連携するインターフェースを有すること。

14.6.2.9. SS-MIX標準化ストレージ拡張領域に格納されたサマリと連携するインターフェースを有すること。

14.6.2.10. SS-MIX標準化ストレージ拡張領域に格納された看護記録と連携するインターフェースを有すること。

14.6.2.11. SS-MIX標準化ストレージ拡張領域と各種オーダ情報を連携する機能を有すること。

14.6.3. 画像インタフェース ― ―14.6.3.1. PACSとDICOM Q/Rに対応した連携ができ、DICOM画像を受信する機能を有すること。

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兵庫県立淡路医療センター 電子カルテシステム更新および影響部門システム更新要件定義書

14.   オンライン診療情報公開システム 実現性 備考(具体的な実現方法、代替案等)

14.6.3.2. 医用波形標準化記述規約(MFER)に対応していること。

14.6.4. レポートインタフェース ― ―14.6.4.1. SS-MIX拡張ストレージに格納されたレポート情報と連携するインターフェースを有するこ

と。

14.6.4.2. SS-MIX拡張ストレージに格納されるレポートの形式についてはテキスト形式をサポートすること。

14.6.4.3. SS-MIX拡張ストレージに格納されるレポートの形式についてはPDF形式をサポートすること。

14.6.4.4. SS-MIX拡張ストレージに格納されるレポートの形式についてはHTML形式をサポートすること。

14.6.4.5. SS-MIX拡張ストレージに格納されるレポートの形式についてはHL7CDA Release2.0形式をサポートすること。

14.6.5. その他連携 ― ―14.6.6.1. 病院情報システムから抽出されたCSV形式の利用者情報を取り込み、自動利用者登録がで

きる機能を有すること。

14.6.6.2. 病院情報システムからURLにてパラメータを指定して地域医療ネットワークシステムを呼び出す機能を有すること。

14.7. 運用要件 ― ―14.7.1. 開発・導入体制 ― ―14.7.1.1. 本プロジェクトにて導入される製品は100以上の稼動実績があるものであること。

14.7.1.2. 導入に際しては、本プロジェクト担当者が現地にて打ち合わせに参画し運用設計等が行える体制でのぞむこと。

14.7.2. 情報提供体制 ― ―14.7.2.1. 利用者に常に有益な情報を提供できる為に、メールやWEBサイト、システム内で情報を更

新し提供できるような体制があること。

14.7.2.2. 機能リリースの際には、利用者全体への通知の為、システムのログインページでの通知や場合によっては、メーリングリストへの登録に同意をしている施設を対象にメールでの一斉通知や対象ユーザへの連絡等、何等かの形で通知を行っていること。

14.7.2.3. メールや特設のWebページにて『[様式14の2]検査・画像情報提供加算及び電子的診療情報評価料の施設基準に係る届出書添付書類』の記載方法の案内をしていること。

14.7.2.4. 診療報酬改定の算定対象とする自施設職員が参照したコンテントのログ、自施設のコンテントが参照されたログの以下の項目をユーザでも抽出できるインターフェイスを有していること。

14.7.2.5. ログ出力日時、参照ユーザ施設名、参照ユーザ名、開示施設名、患者名、開示施設での患者ID、コンテントタイプ、コンテント種別、コンテント年月日、ログメッセージを有していること。

14.7.3. サービス体制 ― ―14.7.3.1. 障害発生時の連絡先を明確にし、速やかに対応されること。

14.7.3.2. VPNが切断された場合、センター側にて通知が受け取れること。

14.7.3.3. ゲートウェイサーバに障害が発生した場合、センター側にて通知が受け取れること。

14.7.3.4. システム利用中に情報取り込み等のエラーが発生した場合、センター側にて通知が受け取れ原因調査を行えること。

14.7.3.5. センターで問い合わせ窓口(ヘルプデスク)を有していること。

14.7.3.6. 課題が発生し打合せが必要な場合、要請に応じて本プロジェクト担当者が現地にて対応すること。

14.7.3.7. 地域医療ネットワークシステムは定期的なレベルアップがあり、サービスの範囲内で適用されること。

14.7.3.8. 個人情報の登録、最新の診療情報の取得が不完全である場合にその旨を画面上に通知することでユーザにも把握できる機能を有していること。

14.7.4. コミュニティ活動 ― ―14.7.4.1. 各地域の地域医療ネットワーク担当者が集まり、運用等の情報共有、機能改善の意見交換

等が行える場を提供すること。14.7.4.2. 上記情報共有の場で議論された内容の資料やビデオについて、会員サイトからダウンロー

ド可能なこと。

14.8. 連携構築要件 ― ―14.8.1. システム連携構築 ― ―14.8.1.1. 地域医療連携システムと C@RNA Connect 間の既存連携内容を引き継ぐこと。

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兵庫県立淡路医療センター 電子カルテシステム更新および影響部門システム更新要件定義書

15.   放射線部門システム 実現性 備考(具体的な実現方法、代替案等)

15.1. 放射線情報システム ― ―15.1.1. 放射線情報システム 全般は以下の要件を満たすこと。 ― ―15.1.1.1. セキュリティは以下の要件を満たすこと。 ― ―15.1.1.1.1. パスワードは画面上ではアスタリスク等の代替文字で表示されていること。

15.1.1.1.2. ロックされた画面ではパスワードの再入力によるロックの解除、あるいは強制終了の選択ができること。

15.1.1.1.3. 使用可能な機能はログインユーザの権限に応じて制御されること。

15.1.1.2. アカウント管理機能は以下の要件を満たすこと。 ― ―15.1.1.2.1. IDとパスワードによりユーザ認証が行われること。

15.1.1.2.2. ログインユーザの権限により使用できる機能が制限されること。

15.1.1.2.3. 電子カルテシステムからIDとパスワードを引き継いで起動できること。(シングルサインオン)

15.1.1.3. 監査証跡機能は以下の要件を満たすこと。 ― ―15.1.1.3.1. ユーザー操作の履歴を操作ログとして保存できること。

15.1.1.3.2. 権限をもつユーザのみが操作ログを参照できること。

15.1.1.4. 操作機能は以下の要件を満たすこと。 ― ―15.1.1.4.1. 各画面にてキーボードショートカットをサポートできること。

15.1.1.5. 他システム連携機能は以下の要件を満たすこと。

15.1.1.5.1. 診断画像を参照するため、PACSの画像ビューアを起動することができること。

15.1.1.5.2. 自社レポートを参照できること。

15.1.1.6. 検索条件リスト機能は以下の要件を満たすこと。 ― ―15.1.1.6.1. 用途に応じた検索条件や表示項目がタブとして管理され、複数のタブを一つの画面に表示

できること。タブの表示順序は変更できること。15.1.1.6.2. 検索条件、表示リストの項目は端末毎、タブ毎に初期値の設定ができること。

15.1.1.6.3. 指定された検索条件の中で、一時的に変更したい条件はフィルタ条件としてタブに表示させることができ、画面を閉じること無く初期値に戻すことができること。

15.1.1.6.4. 検索条件は一時的に変更を行うことが多い条件は常に表示し、頻度の少ない条件は非表示とすることができること。非表示の検索条件も簡単な操作で表示することができること。

15.1.1.6.5. リスト項目は名前やアイコンを付加することができ、ユーザ毎、ユーザーグループ毎に管理することができ、検索条件の初期値やリスト表示項目等の編集が指定ができること。

15.1.1.6.6. 検索条件は連動絞込ができること。検査種で選択すると、検査室や検査項目が当該検査種のもののみに絞り込まれること。

15.1.1.6.7. 画面起動時には、初期表示タブの指定ができること。

15.1.1.6.8. タブの指定は権限を持つユーザであれば他の端末についても一括で設定できること。

15.1.1.6.9. リスト表示項目の詳細では以下を指定できること。 ・リスト出力項目 ・タイトル ・順序 ・日付、時刻フォーマット ・配置方向 ・幅 ・フォント名、サイズ

15.1.1.6.10. リスト表示に於ける詳細設定では以下を指定できること。 ・タブ切り替え時の検索実行の有無 ・自動更新ボタン表示有無と初期有効可否と更新間隔 ・固定列有無と列数 ・最終検索時刻の表示有無 ・検索結果件数表示有無 ・行罫線と列罫線の表示有無 ・行番号表示有無 ・行背景色(単色、ストライプ、ステータス依存) ・ソート順

15.1.1.7. コメント入力機能は以下の要件を満たすこと。 ― ―15.1.1.7.1. コメントはフリー入力に加えてコメントパターンからの入力ができること。

15.1.1.7.2. コメントパターンの編集は、コメント入力が可能なユーザであればコメント入力欄から容易にコメントパターン編集画面を呼び出しできること。

15.1.1.7.3. コメントパターンはフォルダでの分類管理ができること。

15.1.1.8. その他は以下の要件を満たすこと。 ― ―15.1.1.8.1. 現在運用中の放射線情報システムのデータを移行すること。

また移行元の移行費用も含めること。15.1.1.8.2. レポートシステムと同一データベースで動作すること。

15.1.1.8.3. 日本国内において250施設以上の導入実績があること。また、500床以上の施設への導入実績が30施設以上あること。

15.1.1.8.4. 兵庫県内に1次サポート拠点があり、当院へサービス技術員を派遣できる体制を確保していること。

15.1.2. RIS患者情報管理は以下の要件を満たすこと。 ― ―15.1.2.1. 患者情報管理機能は以下の要件を満たすこと。 ― ―15.1.2.1.1. 専用の画面にて患者ID、患者氏名などの患者基本情報の新規登録および変更ができるこ

と。15.1.2.1.2. 患者プロファイル情報として、以下のような項目を管理できること。また患者プロファイ

ルとして管理できる項目は追加や変更ができること。  看護区分、患者区分、救護区分、障害情報、感染情報、禁忌情報、  妊娠状態、死亡退院、体内金属、クレアチニン値等の血液データ、eGFR など

15.1.2.1.3. 患者プロファイル情報についてはHISから取得するものとRISで登録するものなどの管理ができること。またその更新日時を保持できること。

15.1.2.1.4. 患者プロファイル情報のうち、RISで変更可能なものは各画面から更新することができること。

15.1.2.1.5. 患者に付随するコメントの入力ができること。コメントは種別毎に管理ができ、患者に永続的に付随するもの、現在日のみに付随するものの入力、管理ができること。

15.1.2.1.6. コメントはフリー入力に加えて定型コメントからの入力ができること。

15.1.2.1.7. 定型コメントの編集は、コメント入力が可能なユーザであれば定型コメント選択欄から容易にできること。

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兵庫県立淡路医療センター 電子カルテシステム更新および影響部門システム更新要件定義書

15.   放射線部門システム 実現性 備考(具体的な実現方法、代替案等)

15.1.2.1.8. 上記の患者に関する情報を各画面で表示できること。

15.1.2.1.9. 患者は、患者カナ名、病棟、診療科等の条件により検索できること。

15.1.2.2. 入外情報管理機能は以下の要件を満たすこと。 ― ―15.1.2.2.1. 患者の病棟名、室名、ベッド番号を入外情報として登録および参照ができること。

15.1.2.2.2. 入外情報は、現時点の最新の情報、検査予定時点の予定情報、検査実施時の情報をそれぞれ管理できること。

15.1.2.3. 造影剤副作用機能は以下の要件を満たすこと。 ― ―15.1.2.3.1. 造影剤の副作用について、造影剤名、副作用の症状やコメントなどを登録できること。

15.1.2.4. 個人情報保護機能は以下の要件を満たすこと。 ― ―15.1.2.4.1. 氏名をコールしてはならない患者であることが登録できること。この場合、呼び出し用の

氏名を登録することができること。15.1.3. RISオーダ情報管理は以下の要件を満たすこと。 ― ―15.1.3.1. 個人情報保護機能は以下の要件を満たすこと。 ― ―15.1.3.1.1. 専用の画面によりオーダ情報の登録ができること。

15.1.3.1.2. RISにて登録したオーダ情報の変更、削除ができること。

15.1.4. RIS受付業務は以下の要件を満たすこと。 ― ―15.1.4.1. 受付機能は以下の要件を満たすこと。 ― ―15.1.4.1.1. 検査を検索してリスト表示を行い、検査の受付を行う専用の画面を有すること。

15.1.4.1.2. 上記、大項目「全般」の小項目「検索条件リスト」に対応していること。

15.1.4.1.3. 検索条件としては、検査依頼状況、患者番号、患者カナ名、検査予定日、検査種、依頼科、入外区分、病棟等が使用できること。

15.1.4.1.4. 当直時間帯での検索ができること。

15.1.4.1.5. 検査日未定として登録されたオーダについて、その表示可否を指定できること。

15.1.4.1.6. 受付リストには以下の項目が表示できること。検査依頼状況、患者番号、患者名、性別、検査時年齢、患者プロファイル情報、その他の患者付随情報、呼び出し状況、呼び出し日時、受付日時、検査予定日時、検査日時、検査種、検査項目、検査室、依頼科、依頼医、その他の検査付随情報(カルテや造影剤等の検査に必要なものの事前チェック等の使用を想定)、患者コメント、当日コメント、緊急区分、救急区分、読影区分

15.1.4.1.7. 受付画面では検索とリスト部分以外に、以下の情報が同一画面にまとまって表示され、リストの行を選択するだけでその情報を参照できること。・受け付けた検査の検査順(患者ナビ)・当該患者の当日の他の検査の一覧

15.1.4.1.8. さらに、以下の情報も同一画面にまとまって表示され、リストの行を選択するだけでその情報を参照できること。ただし、これらの情報は端末毎またはユーザー毎の権限により使い勝手が良いように自由に位置や表示・非表示を切り替えることができること。・当該検査の患者情報・当該検査のオーダ詳細・レポート参照・検索条件範囲外の該当患者のオーダ情報(検査歴/予定)・検査担当者への連絡のために当日のみ有効な患者コメント(当日コメント)

15.1.4.1.9. 患者番号が不明な場合、患者を検索する機能を呼び出すことができること。

15.1.4.1.10. 入院患者について、検査のための出診依頼の連絡を行ったかどうかの呼出状況をリスト上にて入力できること。この時、呼出時間も記録されること。

15.1.4.1.11. 受付時、受付番号を発番すること。受付番号は、部門全体で日毎の連番、あるいは日毎かつ検査種毎の連番を設定にて指定できること。

15.1.4.1.12. 受付処理は、単一患者を選択しての受付、あるいは複数の患者を一括で受付できること。

15.1.4.1.13. 受付時、検査項目毎に検査室が割り振られること。割り振られる検査室は年齢区分により異なる検査室を設定できること。

15.1.4.1.14. 複数の検査を同時に受け付けた場合、検査室に対して自動で順序付けを行うことができること。順序付けを行うか否かは設定により指定できること。

15.1.4.1.15. 受付時、設定により受付票、依頼票、フィルム袋ラベルが自動で出力できること。出力するか否かは設定により変更できること。また、これらの帳票は手動にて再出力することができること。

15.1.4.1.16. 検査日未定として登録されたオーダを受付ける場合には、現在日時を検査日時として確定できること。

15.1.4.1.17. 割り振られた検査室、検査順は手動にて変更することができること。

15.1.4.1.18. 受付済の検査の受付取消を行うことができること。この時、同時に受け付けた複数のオーダにて、一部のオーダが一時保存、実施済であっても未実施のオーダの受付取消ができること。

15.1.4.1.19. 患者番号は、磁気カードやバーコードでの読み取り、または、手入力により指定できること。

15.1.4.1.20. 患者IDの入力から検査の検索はバーコードで行うことができ、受付までの一連の操作もバーコードのみで実施できること。

15.1.4.1.21. 受付処理を行う際に、警告メッセージとして以下のような状況の場合に、多彩な文字表現で注意を促す画面を表示できること。・当日他検査ある場合・体内金属がある場合・既知の強い造影剤副作用がある場合・患者プロファイルに基づく感染症がある場合や重篤な腎機能障害等がある場合

15.1.4.1.22. 患者の呼び出し状況を一括で変更できること。

15.1.5. RIS受付業務は以下の要件を満たすこと。 ― ―15.1.5.1. 検査ワークリスト機能は以下の要件を満たすこと。 ― ―15.1.5.1.1. 専用の画面により検査対象のワークリストを表示できること。

15.1.5.1.2. 上記、大項目「全般」の小項目「検索条件リスト」に対応していること。

15.1.5.1.3. 検索条件としては、検査状況、患者番号、検査日(日未定含むか否か、当直時間帯か否かの指定も含む)、検査種、依頼科、入外区分、病棟、その他の検査付随情報、検査項目、検査室、オーダ発行日、呼び出し状況を指定できること。

15.1.5.1.4. 患者カナ名、病棟、診療科等で患者を検索して特定できること。

15.1.5.1.5. リストには、患者情報、その他の患者付随情報、検査依頼情報、検査実施情報、その他の検査付随情報、各種コメント類(検査指示事項などを含む)、レポート状況、会計状況、受付してからの待ち時間、呼び出し状況、呼出時間などの表示ができること。

15.1.5.1.6. 検査の順序付けを行っている場合、検査前後の情報が視覚的にわかること。

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兵庫県立淡路医療センター 電子カルテシステム更新および影響部門システム更新要件定義書

15.   放射線部門システム 実現性 備考(具体的な実現方法、代替案等)

15.1.5.1.7. 選択中のオーダに対して、対象患者を検査室に呼び込む際に検査室確定の操作を行うことにより、当該検査室で検査を開始することを明示的に確認することができること。また、他の検査室で検査を開始する際にはワーニングが表示できること。

15.1.5.1.8. 入院患者について、検査のための出診依頼の連絡を行ったかどうかの呼出状況をリスト上にて入力できること。この時、呼出時間も記録されること。

15.1.5.1.9. 検査ワークリスト画面では検索とリスト部分以外に、以下の情報が同一画面にまとまって表示され、リストの行を選択するだけでその情報を参照できること。ただし、これらの情報は端末毎またはユーザー毎の権限により使い勝手が良いように自由に位置や表示・非表示を切り替えることができること。・当該検査の患者情報・当該検査のオーダ詳細・レポート参照・当該検査の同じ日の他の検査の一覧(当日他検査)・検査担当者への連絡のために当日のみ有効な患者コメント(当日コメント)・RISオーダコメント(検査時コメント、読影医へのコメント、依頼医へのコメント)・会計情報(物品手技加算情報)

15.1.5.1.10. 選択行のオーダに対して、検査実施画面に遷移できること。

15.1.5.1.11. 設定により、未受付の検査を選択して検査実施画面へ遷移できること。

15.1.5.1.12. 検査実施画面への展開時、同じ受付番号をもつオーダを同時に展開する場合と、個々に展開する場合とを切り替えることができること。

15.1.5.1.13. バーコード入力により入力された患者番号をもとに検索を行い、オーダが存在した場合、自動的に検査実施画面に遷移すること。この場合、検索結果が複数オーダの場合でも遷移すること。

15.1.5.1.14. 検査実施画面へ遷移する際に、設定により、検査実施画面に遷移する前に検査実施者の認証チェックを行い、権限のないユーザの場合、検査実施画面に遷移することができないこと。

15.1.5.1.15. 検査実施画面から戻った際に、検索条件に患者番号が含まれている場合は患者番号をクリアして再検索できること。

15.1.5.1.16. 他端末にて同一検査の検査実施の画面が開かれている場合、エラーが表示されて開くことができないように制御できること。

15.1.5.1.17. 選択行のオーダに対して、オーダの内容修正ができること。このとき、上位システムで発行したオーダは変更できないように制限をかけることもできること。

15.1.5.1.18. 選択行のオーダに対して、検査室の変更ができること。

15.1.5.1.19. 選択用のオーダに対して、受付処理、一括受付処理、受付取り消し処理、一括受付取り消し処理が別画面に遷移することなく実行できること。

15.1.5.1.20. 選択行のオーダに対して画像システムを呼び出しできること。

15.1.5.1.21. 選択行のオーダのレポート作成を開始できること。

15.1.5.1.22. 選択行のオーダに対して、モダリティにMWMにて情報送信できること。

15.1.5.1.23. 選択行のオーダに対して、実施前であっても会計情報(物品手技加算情報)の登録できること。

15.1.5.1.24. 選択行のオーダの患者の検査歴/検査予定のリストを参照できること。

15.1.5.1.25. 受付処理を行う際に、警告メッセージとして以下のような状況の場合に、多彩な文字表現で注意を促す画面を表示すること。・当日他検査ある場合・体内金属がある場合・既知の強い造影剤副作用がある場合・患者プロファイルに基づく感染症がある場合や重篤な腎機能障害等がある場合

15.1.5.1.26. 検査実施画面へ遷移する際に、警告メッセージとして以下のような状況の場合に、多彩な文字表現で注意を促す画面を表示すること。・検査ワークリスト内に同姓同名もしくは同姓患者が存在する場合・当日他検査ある場合・体内金属がある場合・既知の強い造影剤副作用がある場合・患者プロファイルに基づく感染症がある場合や重篤な腎機能障害等がある場合・受付から設定した時間以上待たせてる場合

15.1.5.1.27. 受付時、自動で受付票、依頼票、フィルム袋ラベルの出力ができること。出力するか否かは設定により変更できること。

15.1.5.1.28. 受付票、依頼票、フィルム袋ラベル、会計伝票を手動で再出力できること。

15.1.5.1.29. ユーザーが作成した検査項目に紐づくマニュアル参照ができること。

15.1.5.1.30. 検査ワークリストと検査実施画面を同時に表示でき、次患者の検査情報が参照できること。

15.1.5.1.31. オーダの新規登録ができること。

15.1.5.1.32. 患者の呼び出し状況を一括で変更できること。

15.1.5.2. 検査実施機能は以下の要件を満たすこと。 ― ―15.1.5.2.1. 検査の実施における情報参照、入力用の専用の画面を有すること。

15.1.5.2.2. 検査実施画面では、以下の情報の入力・保存ができること。検査実施日時、検査装置、検査室、実施者(技師・施行医・看護師)、読影要否、会計モード(会計情報送付有無の指定)、紹介病院、紹介者、実施時間帯区分、検査内容詳細(検査項目、検査詳細項目、検査条件・検査プロトコルなど)、RISオーダコメント(検査時コメント、読影医へのコメント、依頼医へのコメント)、会計情報(使用薬剤、フィルム、手技、加算等)

15.1.5.2.3. 検査実施画面では以下の情報が同一画面にまとまって表示され、これらの情報は端末毎またはユーザー毎の権限で自由に表示位置や表示・非表示を切り替えることができること。・当該検査の患者情報・当該検査の同じ日の他の検査の一覧(当日他検査)・検査担当者への連絡のために当日のみ有効な患者コメント(当日コメント)・受け付けた検査の検査順(患者ナビ)・当該検査のオーダ詳細・レポート参照・RISオーダコメント(検査時コメント、読影医へのコメント、依頼医へのコメント)・会計情報(物品手技加算情報)・該当患者の全オーダ情報(検査歴/予定)・実施記録(実施者や検査室)・検査内容詳細(検査種、検査項目、部位、検査詳細、検査詳細条件などのリスト)

15.1.5.2.4. 実施時間帯区分が検査実施画面表示時にセットできること。また、時間帯区分は祝祭日や曜日ごとの診療時間の違いが考慮されていること。

15.1.5.2.5. 実施者・施行医・看護師は設定で入力可能な人数の指定が行え、また、直前の検査での入力内容をデフォルト値とするか否かを設定にて指定できること。

15.1.5.2.6. 検査室は、受付時に決定した検査室、端末ごとのデフォルト検査室、直前の検査室のいずれかの指定を設定にて指定できること。

15.1.5.2.7. 検査項目には部位の判別を容易にするため、部位のイメージ画像を表示できること。

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兵庫県立淡路医療センター 電子カルテシステム更新および影響部門システム更新要件定義書

15.   放射線部門システム 実現性 備考(具体的な実現方法、代替案等)

15.1.5.2.8. 検査項目の中止ができること。

15.1.5.2.9. 検査項目の変更および追加ができること。

15.1.5.2.10. 未検査の検査項目に対してデフォルトとして設定されている検査条件、会計情報(物品、手技、加算等)が初期値として表示できること。

15.1.5.2.11. デフォルト検査詳細、会計情報は検査室、検査項目、年齢、性別ごとに設定できること。

15.1.5.2.12. デフォルトの使用物品のセットを作成でき、実施時にセットを選択することにより会計情報(物品手技加算情報)の一括入力ができること。このセットは検査種毎あるいは共通のものに分類することができること。

15.1.5.2.13. 検査実施画面から、デフォルト会計情報(物品手技加算情報)マスタメンテ機能を呼び出すことができ、値を登録できること。

15.1.5.2.14. 検査実施画面から、会計情報(物品手技加算情報)セットマスタ編集を呼び出すことができ、値を登録できること。

15.1.5.2.15. 検査実施画面から、デフォルト検査詳細条件メンテ機能を呼び出すことができ、値を登録できること。

15.1.5.2.16. 検査条件・検査プロトコルの入力は別ウィンドウを表示することなく、表示されているエリアに直接入力できること。

15.1.5.2.17. 検査条件・検査プロトコルの入力は一連の入力操作をキーボードのみで行うことができること。

15.1.5.2.18. 会計情報の入力は一覧から自由に選択でき、一覧として表示される順番は初期値を設定・変更ができること。

15.1.5.2.19. 会計情報の数量の入力はインライン入力ができること。

15.1.5.2.20. 会計情報の項目は、フィルム・薬剤・造影剤・手技・材料・放射性医薬品といった分類から選択可能で、名称による絞り込みができること。

15.1.5.2.21. 会計情報のバーコード入力ができること。また、GS1-128形式のバーコードにも対応し、ロット番号と有効期限を取り込みできること。

15.1.5.2.22. 写損が発生した場合、写損回数および写損理由を入力できること。写損理由に関しては選択入力できること。

15.1.5.2.23. 入力中のオーダの過去の検査情報(検査情報、検査詳細条件、各種コメント、読影レポート)の参照ができること。

15.1.5.2.24. 過去の検査から管電流などの検査詳細条件のコピーができること。

15.1.5.2.25. 入力中のオーダの患者の過去の検査画像やレポートを参照できること。

15.1.5.2.26. 入力中の会計情報(物品手技加算情報)は当該画面で入力されている全てが一覧で表示できること。

15.1.5.2.27. 検査実施完了時に未実施の検査が存在する場合、自動的に実施済で保存される動作と、検査完了ボタンが押せないような制御行う動作を設定にて切替できること。

15.1.5.2.28. 造影検査かどうかに応じて、造影検査で造影剤が使用されていない際や、単純検査で造影剤が使用されている際にワーニングが表示されること。

15.1.5.2.29. RI検査の場合、1件の撮像オーダにて複数回の撮像を行う場合の運用にも対応できること。

15.1.5.2.30. 入力した内容を一時的に保存し、検査実施画面を閉じる機能を有すること。

15.1.5.2.31. 入力中のオーダに対して他システムを呼び出すことができること。

15.1.5.2.32. ユーザーが作成した検査項目に紐づくマニュアルの参照ができること。

15.1.5.2.33. 検査詳細条件は検査種毎に項目を管理することができること。

15.1.5.2.34. 検査実施完了後、自動でフィルム袋ラベル、会計伝票の出力ができること。出力するか否かは設定により変更できること。

15.1.5.3. 核医学検査実施機能は以下の要件を満たすこと。 ― ―15.1.5.3.1. RI検査では、使用した放射性医薬品を選択し、会計のための請求量、記録簿用途の使用

量、残量、投与日付、投与時刻の入力ができること。15.1.5.3.2. 検査実施時に選択できる放射性医薬品やデフォルト値は、次の運用パターンを想定したも

のであること。1)他の物品等と同様にマスタに登録されている放射性医薬品全てが指定可能で、デフォルト薬品やその値も他の物品等と同様に定義したものが表示できること。2)薬品管理画面で受入した放射性医薬品のみが指定可能で、使用量の初期値は検定量が表示できること。3)薬品管理画面であらかじめ各オーダに割り当てた薬品が表示される。割当時に指定した使用量や請求量が表示できること。

15.1.5.4. 検査実施(修正)機能は以下の要件を満たすこと。 ― ―15.1.5.4.1. 実施済の検査の実施情報を修正することができること。

15.1.5.4.2. 修正した実施情報を外部システムに送信を行うか否かを画面上で選択できること。

15.1.5.5. 富士フイルム社コンソール連携は以下の要件を満たすこと。 ― ―15.1.5.5.1. 富士フイルムコンソールと同一筐体でシームレスに検査業務を行うことができること。

検査開始時にはコンソールに対して患者属性および検査情報を送信することができ、検査後はコンソールより実施条件、ショット数、を取得し画面に反映することができること。

15.1.5.5.2. 患者の年齢の分類によって富士フイルムコンソールとの連携用コードを切り替えることができること。

15.1.5.5.3. 検査業務はPCクライアントと同等の機能を有し、タッチパネルでの操作ができること。

15.1.6. 検査照会業務は以下の要件を満たすこと。 ― ―15.1.6.1. 検査照会機能は以下の要件を満たすこと。 ― ―15.1.6.1.1. 専用の画面により検索条件を指定して用途に応じた検査の検索ができること。

15.1.6.1.2. 上記、大項目「全般」の小項目「検索条件リスト」に対応していること。

15.1.6.1.3. 検索条件としては、検査依頼状況、患者番号、検査種、依頼科、入外区分、病棟、検査項目、検査室、オーダ発行日、呼び出し状況、検査予定日、検査日(日未定含むか否か、当直時間帯か否かの指定も含む)、実施者、施行医、看護師、その他の検査付随情報を指定できること。

15.1.6.1.4. 患者カナ名、病棟、診療科等で患者を検索して特定できること。

15.1.6.1.5. リストには、患者情報、その他の患者付随情報、検査依頼情報、検査実施情報、その他の検査付随情報、各種コメント類、レポート状況、会計状況などの表示ができること。

15.1.6.1.6. 検査照会画面では検索とリスト部分以外に、以下の情報も同一画面にまとまって表示され、リストの行を選択するだけでその情報を参照であること。ただし、これらの情報は端末毎またはユーザー毎の権限により使い勝手が良いように自由に位置や表示・非表示を切り替えることができること。・当該検査の患者情報・当該検査のオーダ詳細・レポート参照・RISオーダコメント(検査時コメント、読影医へのコメント、依頼医へのコメント)・検査担当者への連絡のために当日のみ有効な患者コメント(当日コメント)

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兵庫県立淡路医療センター 電子カルテシステム更新および影響部門システム更新要件定義書

15.   放射線部門システム 実現性 備考(具体的な実現方法、代替案等)

15.1.6.1.7. 検査実施情報の修正機能を呼び出しできること。

15.1.6.1.8. 選択行のオーダに対して画像システムを呼び出しできること。

15.1.6.1.9. 選択行のオーダに対して、患者コメント、当日コメント、RISオーダコメント(検査時コメント、読影医へのコメント、依頼医へのコメント)の表示、入力ができること。

15.1.6.1.10. 選択行のオーダに対して、フィルム袋ラベル、会計伝票の出力ができること。

15.1.6.1.11. 選択行のオーダの患者の検査歴/検査予定を参照できること。

15.1.7. 検査指示業務は以下の要件を満たすこと。 ― ―15.1.7.1. 検査指示機能は以下の要件を満たすこと。 ― ―15.1.7.1.1. 検索条件に従って検査の一覧を表示し、指定した検査に対しての検査詳細指示を入力する

専用の画面を有すること。15.1.7.1.2. 検査指示の内容としては、テキストとシェーマ画像が使用できること。

15.1.7.1.3. 上記、大項目「全般」の小項目「検索条件リスト」に対応していること。

15.1.7.1.4. 検査指示画面では検索とリスト部分以外に、検査指示テキスト入力が同一画面にまとまって表示され、リストの行を選択するだけでその情報を参照することができること。

15.1.7.1.5. さらに、以下の情報も同一画面にまとまって表示され、リストの行を選択するだけでその情報を参照できること。ただし、これらの情報は端末毎またはユーザー毎の権限により使い勝手が良いように自由に位置や表示・非表示を切り替えることができること。・当該検査の患者情報・当該検査のオーダ詳細・レポート参照・検索条件範囲外の該当患者のオーダ情報(検査歴/予定)・シェーマ画像入力

15.1.7.1.6. テキスト情報は、フリー入力に加えて、定型テキスト(共通、検査種別)の使用や検査履歴からのコピーができること。

15.1.7.1.7. シェーマ画像については以下の機能が使用できること。

15.1.7.1.8. キー画像にはオブジェクト(アノテーション)を付加することができること。

15.1.7.1.9. オブジェクトとしては、直線、始点矢印/終点矢印、フリーハンドライン、矩形/塗りつぶし矩形、円/塗りつぶし円、フリーフォーム、イメージスタンプ、テキスト、始点矢印/終点矢印+連番、始点矢印/終点矢印+テキストが使用できること。

15.1.7.1.10. オブジェクトには任意の色を使用できること。

15.1.7.1.11. テキストでは、フォントやサイズを指定できること。

15.1.7.1.12. テキストでは、テキストパターンからの選択ができること。

15.1.7.1.13. 線は任意の幅を使用できること。

15.1.7.1.14. イメージスタンプは、ユーザが定義したイメージを使用することができること。

15.1.7.1.15. 塗りつぶしでは、様々なパターンを使用できること。

15.1.7.1.16. オブジェクトは透過率を指定することができること。

15.1.7.1.17. オブジェクトは入力後に色、形・サイズの変更が行えること。

15.1.7.1.18. オブジェクトはコピー&ペースト操作に対応していること。

15.1.7.1.19. オブジェクトの色、フォント、線幅の初期値はユーザ毎にユーザ自身で設定することができること。

15.1.7.1.20. キー画像は、90度回転、左右反転、上下反転、拡大/縮小、パニング、階調調整、トリミング(指定範囲の画像切り取り)の各操作ができること。

15.1.7.1.21. キー画像に対する操作は、元に戻す、やり直すことができること。

15.1.7.1.22. キー画像にはコメントを付加することができること。コメントはフリーあるいはコメントパターンでの入力ができること。

15.1.7.1.23. 検査指示の入力日時、入力者が保存できること。

15.1.7.1.24. 指示内容の更新は上書き更新ではなく版の更新として過去版の参照もできること。

15.1.8. 核医学関連業務は以下の要件を満たすこと。 ― ―15.1.8.1. 放射性医薬品管理機能は以下の要件を満たすこと。 ― ―15.1.8.1.1. 登録された放射性医薬品の一覧を表示できること。

15.1.8.1.2. 上記、大項目「全般」の小項目「検索条件リスト」に対応していること。

15.1.8.1.3. 放射性医薬品の新規登録、編集、削除ができること。

15.1.8.1.4. 放射性医薬品の返品処理、廃棄処理、一括受入機能の呼び出しができること。

15.1.8.1.5. 一括受入機能では、発注済の放射性医薬品の一覧に対して受入状態として登録すること。登録時には、自動発番された製造番号または手入力による製造番号が保存できること。

15.1.8.2. 放射性医薬品帳票機能は以下の要件を満たすこと。 ― ―15.1.8.2.1. 核種別、日別に使用量を集計し、一日最大使用量との比較可能な「放射性医薬品使用統計

(日別)」、3月間最大使用量・年間最大使用量との比較可能な「放射性医薬品使用統計(月別)」を出力できること。

15.1.8.3.2. 日本アイソトープ協会推奨 様式(1)A 「VIVO記録簿」に準じた「放射性医薬品使用記録簿(ミルキング)」、および、様式(1)B 「VIVO記録簿(2製品)」に準じた「放射性医薬品使用記録簿」を出力できること。

15.1.8.3.3. 放射性医薬品使用記録簿は放射性医薬品の受入登録を行わない場合でも、実施情報の内容をもとに出力することができること。

15.1.9. RIS帳票出力は以下の要件を満たすこと。 ― ―15.1.9.1. 帳票共通機能能は以下の要件を満たすこと。 ― ―15.1.9.1.1. 専用の画面により帳票種類、出力条件を指定して帳票を出力(印刷、プレビュー)できる

こと。15.1.9.2. 検査予定表出力機能は以下の要件を満たすこと。 ― ―15.1.9.2.1. 検査日、検査種または検査室、入外区分、病棟を指定して検査予定表を印刷できること。

15.1.9.3. 照射録出力機能は以下の要件を満たすこと。 ― ―15.1.9.3.1. 検査日、検査種を指定して照射録を印刷できること。

15.1.9.3.2. 照射録は複数の検査を一覧で出力するサマリ形式での出力ができること。

15.1.9.3.3. 検査実施日時、依頼医での出力順を指定できること。

15.1.9.4. 当直簿出力機能は以下の要件を満たすこと。 ― ―15.1.9.4.1. 検査日、検査時間帯、検査種、時間外を含む含まないを指定して当直簿を印刷できるこ

と。

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兵庫県立淡路医療センター 電子カルテシステム更新および影響部門システム更新要件定義書

15.   放射線部門システム 実現性 備考(具体的な実現方法、代替案等)

15.1.9.4.2. 印刷の際に画面上で当直者、特記事項の指定を可能で印刷物に反映できること。

15.1.10. 機器点検管理は以下の要件を満たすこと。 ― ―15.1.10.1. 機器点検機能は以下の要件を満たすこと。 ― ―15.1.10.1.1. JIRAなどで提案されている「放射線関連装置の始業終業点検表」、マンモグラフィー独自

の点検項目(「NPO法人マンモグラフィ精度管理中央委員会」の評価基準のテスト項目)のチェックおよび点検表の出力ができること。

15.1.10.1.2. 機器点検項目および機器点検項目の集まりを機器点検表として登録できること。これらはユーザにて作成できること。

15.1.10.1.3. 機器点検表は、検査室あるいは装置毎に作成することができ、起動時に端末毎に決められた検査室の点検一覧が表示できること。

15.1.10.1.4. 点検対象の装置あるいは検査室毎の点検状況を1月単位でマトリックス表示し、点検対象の装置あるいは検査室に対して点検表をリンクさせ、装置あるいは検査室を選択することにより、点検項目のリストが表示されること。

15.1.10.2. 機器品質管理帳票出力機能は以下の要件を満たすこと。 ― ―15.1.10.2.1. 「医療機器等始業・終業点検実施記録」が標準機能として出力できること。

15.1.10.2.2. 「マンモグラフィ品質管理(CR・日常)」が標準機能として出力できること。

15.1.11. 検査統計管理は以下の要件を満たすこと。 ― ―15.1.11.1. データ抽出機能は以下の要件を満たすこと。 ― ―15.1.11.1.1. 専用の分析画面によりシステムで扱うデータを自由に組み合わせてデータの集計ができる

こと。15.1.11.1.2. 出力する項目はユーザにて画面上で指定できること。

15.1.11.1.3. 対象の期間(FromとTo)やその他の条件、分析項目(ディメンジョン)、分析値(メジャー)の組み合わせを自由に選択できること。

15.1.11.1.4. 出力する項目や検索条件は保存して再利用できること。

15.1.11.1.5. 検査業務分析が可能であり、標準的なテンプレート(次項記載のデータ抽出テンプレート機能)が存在すること。

15.1.11.1.6. 分析結果はExcel型式の数値データ、グラフ(棒グラフ)でのファイル出力できること。

15.1.11.1.7. 検査項目を分析用に分類分けすることができ、各統計にて分析用分類毎の集計値が出力できること。分類は複数パターン使用できること。

15.1.11.1.8. 未加工のデータ取り出しもできること。

15.1.12. 他システム連携は以下の要件を満たすこと。 ― ―15.1.12.1. システム連携機能は以下の要件を満たすこと。 ― ―15.1.12.1.1. 上位システムより患者情報、オーダ情報を受信できること。また、これらのシステムに対

して受付情報、検査実施情報を送信できること。15.1.12.1.2. 最新の入外情報を受信した際には、患者の最新の情報および、未実施検査の入外情報の更

新を行い、検査時に適切な情報を参照できること。15.1.12.1.3. 画像管理システムに対して患者情報、オーダ情報、検査実施情報を送信することができる

こと。15.1.12.1.4. 3D画像VIEWERの参照ができること。

15.1.13. モダリティ接続は以下の要件を満たすこと。 ― ―15.1.13.1. モダリティ接続機能は以下の要件を満たすこと。 ― ―15.1.13.1.1. 現行と同じDICOM MWM/MPPSによる撮影装置との接続ができること。

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兵庫県立淡路医療センター 電子カルテシステム更新および影響部門システム更新要件定義書

15.   放射線部門システム 実現性 備考(具体的な実現方法、代替案等)

15.2. 放射線Reportシステム ― ―15.2.1. 放射線レポートシステム 全般は以下の要件を満たすこと。 ― ―15.2.1.1. セキュリティは以下の要件を満たすこと。 ― ―15.2.1.1.1. パスワードは画面上ではアスタリスク等の代替文字で表示されていること。

15.2.1.1.2. ロックされた画面ではパスワードの再入力によるロックの解除、あるいは強制終了の選択ができること。

15.2.1.1.3. 使用可能な機能はログインユーザの権限に応じて制御されること。

15.2.1.2. アカウント管理機能は以下の要件を満たすこと。 ― ―15.2.1.2.1. IDとパスワードによりユーザ認証が行われること。

15.2.1.2.2. ログインユーザの権限により使用できる機能が制限されること。

15.2.1.2.3. 電子カルテシステムからIDとパスワードを引き継いで起動できること。(シングルサインオン)

15.2.1.3. 監査証跡機能は以下の要件を満たすこと。 ― ―15.2.1.3.1. ユーザー操作の履歴を操作ログとして保存できること。

15.2.1.3.2. 権限をもつユーザのみが操作ログを参照できること。

15.2.1.4. 操作機能は以下の要件を満たすこと。 ― ―15.2.1.4.1. 各画面にてキーボードショートカットをサポートできること。

15.2.1.5. 他システム連携機能は以下の要件を満たすこと。 ― ―15.2.1.5.1. 診断画像を参照するため、PACSの画像ビューアを起動することができること。

15.2.1.6. 検索条件リスト機能は以下の要件を満たすこと。 ― ―15.2.1.6.1. 用途に応じた検索条件や表示項目がタブとして管理され、複数のタブを一つの画面に表示

できること。タブの表示順序は変更できること。15.2.1.6.2. 検索条件、表示リストの項目は端末毎、タブ毎に初期値の設定ができること。

15.2.1.6.3. 指定された検索条件の中で、一時的に変更したい条件はフィルタ条件としてタブに表示させることができ、画面を閉じること無く初期値に戻すことができること。

15.2.1.6.4. 検索条件は一時的に変更を行うことが多い条件は常に表示し、頻度の少ない条件は非表示とすることができること。非表示の検索条件も簡単な操作で表示することができること。

15.2.1.6.5. リスト項目は名前やアイコンを付加することができ、ユーザ毎、ユーザーグループ毎に管理することができ、検索条件の初期値やリスト表示項目等の編集が指定ができること。

15.2.1.6.6. 同一検索条件を複数指定する場合、AND/ORの指定ができること。

15.2.1.6.7. 検索条件は連動絞込ができること。検査種で選択すると、検査室や検査項目が当該検査種のもののみに絞り込まれること。

15.2.1.6.8. 画面起動時には、初期表示タブの指定ができること。

15.2.1.6.9. タブの指定は権限を持つユーザであれば他の端末についても一括で設定できること。

15.2.1.6.10. リスト表示項目の詳細では以下を指定できること。 ・リスト出力項目 ・タイトル ・順序 ・日付、時刻フォーマット ・配置方向 ・幅 ・フォント名、サイズ

15.2.1.6.11. リスト表示に於ける詳細設定では以下を指定できること。 ・タブ切り替え時の検索実行の有無 ・自動更新ボタン表示有無と初期有効可否と更新間隔 ・固定列有無と列数 ・最終検索時刻の表示有無 ・検索結果件数表示有無 ・行罫線と列罫線の表示有無 ・行番号表示有無 ・行背景色(単色、ストライプ、ステータス依存) ・ソート順

15.2.1.7. コメント入力機能は以下の要件を満たすこと。 ― ―15.2.1.7.1. コメントはフリー入力に加えてコメントパターンからの入力ができること。

15.2.1.7.2. コメントパターンの編集は、コメント入力が可能なユーザであればコメント入力欄から容易にコメントパターン編集画面を呼び出しできること。

15.2.1.7.3. コメントパターンはフォルダでの分類管理ができること。

15.2.1.8. その他は以下の要件を満たすこと。 ― ―15.2.1.8.1. 現在運用中の放射線レポートシステムのデータを移行すること。

また移行元の移行費用も含めること。15.2.1.8.2. RISシステムと同一データベースで動作すること。

15.2.1.8.3. 医師自宅にてReport端末を設置できること。

15.2.2. Report患者情報管理は以下の要件を満たすこと。 ― ―15.2.2.1. 患者情報管理機能は以下の要件を満たすこと。 ― ―15.2.2.1.1. 専用の画面にて患者ID、患者氏名などの患者基本情報の新規登録および変更ができるこ

と。15.2.2.1.2. 患者プロファイル情報として、以下のような項目を管理できること。また患者プロファイ

ルとして管理できる項目は追加や変更ができること。  看護区分、患者区分、救護区分、障害情報、感染情報、禁忌情報、  妊娠状態、死亡退院、体内金属、クレアチニン値等の血液データ、eGFR など

15.2.2.1.3. 患者プロファイル情報についてはHISから取得するものとRISで登録するものなどの管理ができること。またその更新日時を保持できること。

15.2.2.1.4. 患者プロファイル情報のうち、RISで変更可能なものは各画面から更新することができること。

15.2.2.1.5. 患者に付随するコメントの入力ができること。コメントは種別毎に管理ができ、患者に永続的に付随するもの、現在日のみに付随するものの入力、管理ができること。

15.2.2.1.6. コメントはフリー入力に加えて定型コメントからの入力ができること。

15.2.2.1.7. 定型コメントの編集は、コメント入力が可能なユーザであれば定型コメント選択欄から容易にできること。

15.2.2.1.8. 上記の患者に関する情報を各画面で表示できること。

15.2.2.1.9. 患者は、患者カナ名、病棟、診療科等の条件により検索できること。

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兵庫県立淡路医療センター 電子カルテシステム更新および影響部門システム更新要件定義書

15.   放射線部門システム 実現性 備考(具体的な実現方法、代替案等)

15.2.2.2. 入外情報管理機能は以下の要件を満たすこと。 ― ―15.2.2.2.1. 患者の病棟名、室名、ベッド番号を入外情報として登録および参照ができること。

15.2.2.2.2. 入外情報は、現時点の最新の情報、検査予定時点の予定情報、検査実施時の情報をそれぞれ管理できること。

15.2.2.3. 造影剤副作用機能は以下の要件を満たすこと。 ― ―15.2.2.3.1. 造影剤の副作用について、造影剤名、副作用の症状やコメントなどを登録できること。

15.2.3. レポート業務は以下の要件を満たすこと。 ― ―15.2.3.1. レポート共通機能は以下の要件を満たすこと。 ― ―15.2.3.1.1. セキュリティ機能を有し、利用者により1次読影者、2次読影者としての管理ができるこ

と。15.2.3.1.2. ユーザグループにより記入、あるいは参照できる権限を制御できること。

15.2.3.1.3. レポートの記入状況(未読影、読影中、保留(一時保存)、一次確定/二次確定等の途中段階の状況、確定、差戻し、読影不要など)を管理できること。

15.2.3.1.4. レポートの記入状況は施設の読影フローに合わせて変更ができること。

15.2.3.1.5. レポートの記入状況としてトランスクライバの進捗も管理できること。

15.2.3.1.6. 確定済のレポートの確定解除ができること。また、確定解除が行われた場合も確定時の履歴は保存できること。

15.2.3.1.7. 確定保存されたレポートは必要に応じて更新することができることとするが、改ざん防止のため改版履歴を有すること。

15.2.3.1.8. レポートの確定には承認を経るこをと必須とすることができること。

15.2.3.1.9. レポートには次のレポート記入担当者を指定して申し送りコメントの入力ができること。

15.2.3.1.10. レポートの差し戻し時には差戻しコメントの入力ができること。

15.2.3.1.11. 確定したレポートの修正は、設定により確定権限をもったユーザまたは確定者のいずれかのみが確定解除できること。

15.2.3.1.12. レポートには検索可能なタグを複数付加することができること。また、タグはレポートを特定できるあらゆる画面から付加することができること。

15.2.3.2. レポート作成枠作成機能は以下の要件を満たすこと。 ― ―15.2.3.2.1. 記入枠作成機能により外部システムから検査情報を取得できない場合でも、レポートシス

テムのみで検査情報の登録および変更できること。15.2.4. レポート作成は以下の要件を満たすこと。 ― ―15.2.4.1. レポートワークリスト機能は以下の要件を満たすこと。 ― ―15.2.4.1.1. レポート作成対象の検査を検索、リスト表示できること。

15.2.4.1.2. 上記、大項目「全般」の小項目「検索条件リスト」に対応していること。

15.2.4.1.3. 検索条件としては、以下を指定できること。患者番号、性別、検査日、検査曜日、検査時間帯、検査種、検査項目、レポート記入状況、検査依頼状況、要読影区分、依頼付随情報、依頼科、依頼医、施行医、確定日、確定医、承認者、読影担当医、照会元施設、レポートタグ、レポート分類、更新中ユーザー

15.2.4.1.4. リスト表示項目としては、以下が表示できること。レポート表示状況、検査依頼状況、読影区分、患者情報(患者番号、氏名、カナ名、性別、検査時年齢、プロファイル情報、付随情報)、入外区分、病棟、依頼科、依頼医、検査日時、検査種、検査部位、検査項目、検査室、検査依頼付随情報、コメント類(患者コメント、オーダコメント)、紹介元施設、紹介者、実施者、施行医、各ステップ保存者、確定日時、確定医、初回確定日時、初回確定医、承認者、読影担当医、ICD、IRD、レポート本文テキスト、レポート版数、レポート参照状況、レポートタグ、更新中ユーザー

15.2.4.1.5. レポート作成対象の検査を選択し、レポート作成画面に展開できること。

15.2.4.1.6. レポート作成要不要の指定ができること。

15.2.4.1.7. レポートの担当者の振り分けができること。

15.2.4.1.8. 読影レポートの印刷ができること。また、PDFファイルとしての出力もできること。

15.2.4.1.9. レポート分類登録ができること。

15.2.4.1.10. レポートタグの指定登録ができること。

15.2.4.1.11. 患者コメントの登録ができること。

15.2.4.1.12. レポートコメントの登録ができること。

15.2.4.1.13. 画像参照ができること。

15.2.4.2. レポート作成機能は以下の要件を満たすこと。 ― ―15.2.4.2.1. 専用のレポート作成画面により検査結果に対して読影レポートを付加できること。

15.2.4.2.2. レポート作成画面では以下の情報がウィンドウ毎にまとまって表示され、ウィンドウの配置および表示・非表示を検査種毎、ユーザ毎で設定できること。患者情報、読影リスト、オーダ詳細・レポート参照、レポート分類、タイムライン、レポート作成(テンプレート、キー画像)、ファイル添付、診断コード登録、レポートタグ登録、レポートコメント、検査歴・症例検索、キー画像編集、テキストパターン、レポートテンプレートテキスト変換

15.2.4.2.3. 担当医指定されたユーザーでないユーザーが記入しようとした場合、警告メッセージが表示されるが入力可能である場合と入力ができない場合は設定により指定できること。

15.2.4.2.4. サーバのデータベースへのレポートの保存にてエラーが発生した場合やアプリケーションエラーが発生した場合などに備え、記入内容を一時的に暗号化してローカルに保存することができること。また、そのレポートを開いた場合にはローカルのファイルから内容を適用できること。

15.2.4.2.5. レポートは、一次確定、二次確定などの段階的な運用が可能であり、権限や現時点のレポート状況により次に遷移できるレポート状況が制御できること。

15.2.4.2.6. レポート確定解除時に取消をHISに送信できること。

15.2.4.2.7. レポート記入画面にて紹介元施設、科、医師情報を登録できること。

15.2.4.2.8. 保存操作を行ったユーザーの情報を記録できること。

15.2.4.2.9. 保存時の内容は全て履歴として保存されていること。更新履歴は簡単に参照することができ、任意の版との差分表示ができること。

15.2.4.3. レポート作成(キー画像)は以下の要件を満たすこと。 ― ―15.2.4.3.1. レポートにはキー画像を付加することができること。

15.2.4.3.2. キー画像は連携する画像ビューワ上の画像を簡単な操作にて入力、外部ファイル(ファイル指定、ドラッグ&ドロップ)からの入力、クリップボードからの入力、シェーマのリストからの入力ができること。

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兵庫県立淡路医療センター 電子カルテシステム更新および影響部門システム更新要件定義書

15.   放射線部門システム 実現性 備考(具体的な実現方法、代替案等)

15.2.4.3.3. 入力されたキー画像に対して、公開/非公開の指定ができること。非公開と指定されたキー画像は印刷されたレポートやWEB参照画面には出力されないこと。

15.2.4.3.4. キー画像はサムネイルで一覧表示することができること。

15.2.4.3.5. キー画像のサムネイル一覧にて、ドラッグ&ドロップでのキー画像の並び替え、キー画像の削除、公開/非公開の指定ができること。

15.2.4.4. キー画像編集機能は以下の要件を満たすこと。 ― ―15.2.4.4.1. キー画像にはオブジェクト(アノテーション)を付加することができること。

15.2.4.4.2. オブジェクトとしては、直線、始点矢印/終点矢印、フリーハンドライン、矩形/塗りつぶし矩形、円/塗りつぶし円、フリーフォーム、イメージスタンプ、テキスト、始点矢印/終点矢印+連番、始点矢印/終点矢印+テキストが使用できること。

15.2.4.4.3. オブジェクトには任意の色を使用できること。

15.2.4.4.4. テキストでは、フォントやサイズを指定できること。

15.2.4.4.5. テキストでは、テキストパターンからの選択ができること。

15.2.4.4.6. 線は任意の幅を使用できること。

15.2.4.4.7. イメージスタンプは、ユーザが定義したイメージを使用することができること。

15.2.4.4.8. 塗りつぶしでは、様々なパターンを使用できること。

15.2.4.4.9. オブジェクトは透過率を指定することができること。

15.2.4.4.10. オブジェクトは入力後に色、形・サイズの変更ができること。

15.2.4.4.11. オブジェクトはコピー&ペースト操作ができること。

15.2.4.4.12. オブジェクトの色、フォント、線幅の初期値はユーザ毎にユーザ自身で設定することができること。

15.2.4.4.13. キー画像は、90度回転、左右反転、上下反転、拡大/縮小、パニング、階調調整、トリミング(指定範囲の画像切り取り)の各操作ができること。

15.2.4.4.14. キー画像に対する操作は、元に戻す、やり直すことができること。

15.2.4.4.15. キー画像にはコメントを付加することができること。コメントはフリーあるいはコメントパターンでの入力ができること。

15.2.4.5. 読影リスト機能能は以下の要件を満たすこと。 ― ―15.2.4.5.1. レポート作成画面内に記入対象の検査の一覧を表示し、レポート作成画面内のみでレポー

トの記入→次の検査の選択→レポートの記入、という操作ができること。15.2.4.5.2. レポートの保存は1クリックで保存と次のレポートの表示ができること。

15.2.4.6. 検査歴・症例検索機能は以下の要件を満たすこと。 ― ―15.2.4.6.1. レポート記入時に、該当患者の過去レポートを時系列的に参照する機能を有し、必要に応

じてコピー&ペーストができること。15.2.4.6.2. 以下のような定型項目を検索条件として指定できること。

レポート記入状況、患者番号、検査日、検査時間帯、検査種、性別、検査時年齢、検査項目、検査項目名称、緊急・至急・至急現像・要読影などの検査の情報、依頼科、依頼医、施行医、レポート状況毎の保存者、確定日、確定医、承認者、紹介元施設、レポートタグ、レポート分類、レポートエレメント選択、キー画像公開有無など

15.2.4.6.3. 以下のような部分一致文字列を検索条件として指定できること。検査項目名称、検査依頼コメント、レポートテキスト、キー画像コメント、ICD/IRD、レポートコメント、レポート分類コメントなど

15.2.4.6.4. 部分一致文字列検索では、AND/OR指定の検索、NOT検索、数値の範囲検索、空白を含む文字列の検索、ワイルドカードを指定した文字列検索ができること。

15.2.4.6.5. 過去レポートの検索条件はユーザ単位にユーザ自身で設定できること。

15.2.4.6.6. 過去レポートをコピーする場合に日付+検査種名称+特定文言「9999/99/99 CT と比較しました」といった特殊コピーができること。 日付レイアウト及び特定文言はユーザにより設定できること。

15.2.4.6.7. 過去レポートからコピーする際、所見コピー、診断コピー機能がそれぞれ個別に使用することができること。

15.2.4.7. テキストパターン機能は以下の要件を満たすこと。 ― ―15.2.4.7.1. よく使用する文章をテキストパターンとして登録し、レポート作成時に以下の簡単な操作

で流用することができること。15.2.4.7.2. 文章一覧からパターン名の選択

15.2.4.7.3. ショートカットキー

15.2.4.7.4. ボタンによるショートカット入力

15.2.4.7.5. マウスの右クリックメニュー

15.2.4.7.6. テキストパターンはテキスト入力エリア毎に登録することができ、個別あるいは複数の入力エリアの内容をまとめて流用することもできること。

15.2.4.7.7. テキストパターンはユーザが所属するグループ共通で使用するもの、ユーザ個人でのみ使用するものと分けて登録することできること。

15.2.4.7.8. テキストパターンは検査種に関係なく共通で使用するもの、特定の検査種のみで使用するもの、さらに特定の検査部位のみで使用するものと分けて登録することができること。

15.2.4.7.9. レポート記入中にテキストパター登録・編集ができること。

15.2.4.7.10. メンテナンス時には既に登録済のテキストパターンを流用することができること。

15.2.4.8. 診断コード登録機能は以下の要件を満たすこと。 ― ―15.2.4.8.1. ICD10、ACR(IRD)のマスタにより診断コード、診断名の入力ができること。

15.2.4.9. レポートコメント機能は以下の要件を満たすこと。 ― ―15.2.4.9.1. レポートに個人あるいはグループのコメントテキストを付加できること。個人コメントは

そのユーザーのみ、グループコメントはそのグループのメンバーのみが参照できること。

15.2.4.10. ファイル添付機能は以下の要件を満たすこと。 ― ―15.2.4.10.1. レポートに任意のファイル(PDF、Word、Excelなど)を複数添付することができること。

15.2.4.11. レポート印刷機能は以下の要件を満たすこと。 ― ―15.2.4.11.1. 印刷時には印刷確認画面が表示され、印刷プレビューを行うことができ、出力プリンタ、

出力フォーマット、部数の指定ができること。15.2.4.11.2. レポート状況が確定以外のレポートを印刷した場合、印刷されたレポートにレポート状況

が印字できること。15.2.4.11.3. 紙媒体への印刷以外にPDF等のファイルに出力することができること。

15.2.4.12. 画像呼出機能は以下の要件を満たすこと。 ― ―15.2.4.12.1. 画像ビューワ連携(共通機能)にて該当オーダの画像を呼び出しできること。

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兵庫県立淡路医療センター 電子カルテシステム更新および影響部門システム更新要件定義書

15.   放射線部門システム 実現性 備考(具体的な実現方法、代替案等)

15.2.4.12.2. 画像の呼出は設定により、レポート記入画面表示と同時に画像表示できること。

15.2.4.12.3. 呼び出した画像ビューワより画像をレポートのキー画像として取り込み、保存できること。

15.2.5. 症例データ管理は以下の要件を満たすこと。 ― ―15.2.5.1. 症例データ管理共通機能は以下の要件を満たすこと。 ― ―15.2.5.1.1. 症例検索・管理機能により、レポート作成時の過去症例の参照、学会発表用症例や研究用

症例の収集、ティーチングファイル(学習用)、カンファレンス用、個人でのデータ収集などの用途に使用できること。

15.2.5.1.2. リスト表示されたレポートはボタンクリックなどの操作にて、患者コメント、レポートコメント、タグ登録、分類指定、オーダ/レポート詳細情報、検査歴、画像の参照、印刷などの操作ができること。

15.2.5.1.3. 検索結果や分類内容の一覧は個別にタブとして表示し、切り替えて参照することができること。

15.2.5.1.4. 上記、大項目「全般」の小項目「検索条件リスト」に対応していること。

15.2.5.1.5. リスト表示項目としては、以下が表示できること。レポート表示状況、検査依頼状況、読影区分、患者情報(患者番号、氏名、カナ名、性別、検査時年齢、プロファイル情報、付随情報)、入外区分、病棟、依頼科、依頼医、検査日時、検査種、検査部位、検査項目、検査室、検査依頼付随情報、コメント類(患者コメント、オーダコメント)、紹介元施設、紹介者、実施者、施行医、各ステップ保存者、確定日時、確定医、初回確定日時、初回確定医、承認者、読影担当医、ICD、IRD、レポート本文テキスト、レポート版数、レポート参照状況、レポートタグ、更新中ユーザー

15.2.5.1.6. リスト表示以外に、当該検査のレポートキー画像が表示できること。

15.2.5.1.7. キー画像表示では、以下が表示できること。キー画像、患者名、患者カナ名、性別、検査時年齢、検査日、検査種、検査項目、キー画像コメント

15.2.5.2. 症例レポート検索機能は以下の要件を満たすこと。 ― ―15.2.5.2.1. 以下のような定型項目を検索条件として指定できること。

レポート記入状況、患者番号、検査日、検査時間帯、検査種、性別、検査時年齢、検査項目、検査項目名称、緊急・至急・至急現像・要読影などの検査の情報、依頼科、依頼医、施行医、レポート状況毎の保存者、確定日、確定医、承認者、紹介元施設、レポートタグ、レポート分類、レポートエレメント選択、キー画像公開有無など

15.2.5.2.2. 以下のような部分一致文字列を検索条件として指定できること。検査項目名称、検査依頼コメント、レポートテキスト、キー画像コメント、ICD/IRD、レポートコメント、レポート分類コメントなど

15.2.5.2.3. 部分一致文字列検索では、AND/OR指定の検索、NOT検索、数値の範囲検索、空白を含む文字列の検索、ワイルドカードを指定した文字列検索ができること。

15.2.5.2.4. 検索結果に対してさらに条件を指定し、検索結果の絞込みができること。

15.2.5.3. 症例レポート分類管理機能は以下の要件を満たすこと。 ― ―15.2.5.3.1. 検索したレポートは、フォルダイメージで分類保存することができること。

15.2.5.3.2. 分類の名前変更、表示順指定、新規分類作成、削除ができること。

15.2.5.3.3. ユーザ、ユーザーグループ、共通単位での分類管理ができること。

15.2.5.3.4. 分類単位での移動、並び替えができること。

15.2.5.3.5. レポート作成中に分類編集ができること。

15.2.5.3.6. ひとつのレポートを複数の分類に分けることができること。

15.2.6. レポートWEB参照は以下の要件を満たすこと。 ― ―15.2.6.1. WEB参照機能は以下の要件を満たすこと。 ― ―15.2.6.1.1. 参照元(外部システムなど)からの呼び出し条件により、検索条件指定可能なレポートリ

ストを表示することができること。15.2.6.1.2. 検査実施情報の参照もできること。

15.2.6.1.3. 表示したレポートは検査報告書の体裁で印刷ができること。

15.2.6.1.4. 表示したレポートは内容をPDF形式にて出力ができること。

15.2.6.1.5. 表示したレポートからは当該患者の過去の確定レポートへリンクし、参照できること。

15.2.6.1.6. 表示したレポートからはPACSのViewerとの連携ができ、当該患者の検査画像の呼出ができること。

15.2.7. 他システム連携は以下の要件を満たすこと。 ― ―15.2.7.1. システム連携機能は以下の要件を満たすこと。 ― ―15.2.7.1.1. 上位システムより患者情報、オーダ情報を受信できること。また、これらのシステムに対

して受付情報、検査実施情報を送信できること。15.2.7.1.2. 画像管理システムに対して患者情報、オーダ情報、を送信することができること。

15.2.8. OS構成は以下の要件を満たすこと。 ― ―15.2.8.1. クライアントOS構成は以下の要件を満たすこと。 ― ―15.2.8.1.1. OSはWindows 7,8.1,10で動作すること。FCR/DRコンソール一体化機能に関してはOSは

Windows 7,10で動作すること。15.2.8.1.2. CPUはIntel Core i5-4570S(2.90GHz)相当以上であること。

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兵庫県立淡路医療センター 電子カルテシステム更新および影響部門システム更新要件定義書

15.   放射線部門システム 実現性 備考(具体的な実現方法、代替案等)

15.3. 放射線治療情報システム ― ―15.3.1. 放射線治療管理システム 全般は以下の要件を満たすこと。 ― ―15.3.1.1. セキュリティは以下の要件を満たすこと。 ― ―15.3.1.1.1. パスワードは画面上ではアスタリスク等の代替文字で表示されていること。

15.3.1.1.2. ロックされた画面ではパスワードの再入力によるロックの解除、あるいは強制終了の選択ができること。

15.3.1.1.3. 使用可能な機能はログインユーザの権限に応じて制御されること。

15.3.1.2. アカウント管理機能は以下の要件を満たすこと。 ― ―15.3.1.2.1. IDとパスワードによりユーザ認証が行われること。

15.3.1.2.2. ログインユーザの権限により使用できる機能が制限されること。

15.3.1.2.3. 電子カルテシステムからIDとパスワードを引き継いで起動できること。(シングルサインオン)

15.3.1.3. 監査証跡機能は以下の要件を満たすこと。 ― ―15.3.1.3.1. ユーザー操作の履歴を操作ログとして保存できること。

15.3.1.3.2. 権限をもつユーザのみが操作ログを参照できること。

15.3.1.4. 操作機能は以下の要件を満たすこと。 ― ―15.3.1.4.1. 各画面にてキーボードショートカットをサポートできること。

15.3.1.5. 他システム連携機能は以下の要件を満たすこと。 ― ―15.3.1.5.1. 診断画像を参照するため、PACSの画像ビューアを起動することができること。

15.3.1.6. 検索条件リスト機能は以下の要件を満たすこと。 ― ―15.3.1.6.1. 用途に応じた検索条件や表示項目がタブとして管理され、複数のタブを一つの画面に表示

できること。タブの表示順序は変更できること。15.3.1.6.2. 検索条件、表示リストの項目は端末毎、タブ毎に初期値の設定ができること。

15.3.1.6.3. 指定された検索条件の中で、一時的に変更したい条件はフィルタ条件としてタブに表示させることができ、画面を閉じること無く初期値に戻すことができること。

15.3.1.6.4. 検索条件は一時的に変更を行うことが多い条件は常に表示し、頻度の少ない条件は非表示とすることができること。非表示の検索条件も簡単な操作で表示することができること。

15.3.1.6.5. 画面起動時には、予め指定したタブの表示の指定できること。

15.3.1.6.6. タブの指定は複数端末、または、複数ユーザものが一括で設定できること。

15.3.1.6.7. リスト表示項目の詳細では以下を指定できること。リスト出力項目、タイトル、順序、フォーマット、配置方向、幅、フォント名とサイズ

15.3.1.6.8. リスト表示に於ける詳細では以下を指定できること。タブ切り替え時の検索実行の有無、自動更新ボタン表示有無と初期有効可否と更新間隔、固定列有無と列数、最終検索時刻の表示有無、検索結果件数表示有無、行罫線と列罫線の表示有無、行番号表示有無、行背景色(単色、ストライプ、ステータス依存)、ソート順

15.3.1.7. コメント入力機能は以下の要件を満たすこと。 ― ―15.3.1.7.1. コメントはフリー入力に加えてコメントパターンからの入力ができること。

15.3.1.7.2. コメントパターンの編集は、コメント入力が可能なユーザであればコメント入力欄から容易にコメントパターン編集画面を呼び出しできること。

15.3.1.8. その他は以下の要件を満たすこと。 ― ―15.3.1.8.1. 放射線情報システムと同一データベースで動作すること。

15.3.2. 患者情報管理は以下の要件を満たすこと。 ― ―15.3.2.1. 患者情報管理機能は以下の要件を満たすこと。 ― ―15.3.2.1.1. 患者ID、患者氏名などの患者基本情報の新規登録および変更が可能な専用の画面を有する

こと。15.3.2.1.2. 患者の病棟名、室名、ベッド番号を入外情報として登録および参照できること。

15.3.2.1.3. 患者プロファイル情報として、以下のような項目を管理できること。また患者プロファイルとして管理できる項目は追加や変更できること。  看護区分、患者区分、救護区分、障害情報、感染情報、禁忌情報、  妊娠状態、死亡退院、体内金属、クレアチニン値等の血液データ、eGFR など

15.3.2.1.4. 患者プロファイル情報についてはHISから取得するものとRISで登録するものなどの管理ができること。またその更新日時を保持すること。

15.3.2.1.5. 患者プロファイル情報のうち、RISで変更可能なものは各画面から更新できること。

15.3.2.1.6. 患者に付随するコメントの入力ができること。コメントは種別毎に管理が可能で、患者に永続的に付随するもの、現在日のみに付随するものの入力、管理ができること。

15.3.2.1.7. 患者に付随するシークレットコメントの入力、管理ができること。

15.3.2.1.8. コメントはフリー入力に加えて定型コメントからの入力ができること。

15.3.2.1.9. 定型コメントの編集は、コメント入力が可能なユーザであれば定型コメント選択欄から容易に編集できること。

15.3.2.1.10. 上記の患者に関する情報を各画面で表示できること。

15.3.2.1.11. 患者は、患者カナ名、病棟、診療科等の条件により検索できること。

15.3.2.1.12. デジタルカメラにて撮影した患者の顔画像を登録することができ、各画面に顔画像を表示できること。

15.3.2.1.13. 患者の顔画像の取り込み時にトリミングを行えること。

15.3.2.1.14. 患者情報を治療装置にオンライン通信で送信できること。

15.3.3. 治療関連オーダ管理は以下の要件を満たすこと。 ― ―15.3.3.1. 治療関連オーダ管理機能は以下の要件を満たすこと。 ― ―15.3.3.1.1. 電子カルテ・オーダリングシステムより放射線治療依頼、CTシミュレータ、X線シミュ

レータ、リニアックグラフィ等の治療関連オーダを受信できること。15.3.3.1.2. 電子カルテ・オーダリングシステムより受信した治療関連オーダを治療情報に紐付け、治

療情報と一元管理できること。15.3.3.1.3. 治療照射オーダを電子カルテ・オーダリングシステムへ送信できること。

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15.   放射線部門システム 実現性 備考(具体的な実現方法、代替案等)

15.3.4. 治療情報管理は以下の要件を満たすこと。 ― ―15.3.4.1. 治療情報管理機能は以下の要件を満たすこと。 ― ―15.3.4.1.1. 治療情報管理は以下のような階層構造をもった情報として管理されること。

1階層目 治療管理情報:疾患に関する情報、治療方針、治療後の経過観察時の記録など         例. 治療依頼科/依頼医、治療担当医、治療方針、臨床診断名、原発部位、組織診断、       TNM分類、開始時PS、放射線治療完遂度、治療効果 など 2階層目以降 治療計画情報:治療計画に関する情報、門情報、セットアップ情報、会計予定情報など  例. 治療方法、計画医、照射方法、照射部位、1回線量、計画総線量、照射回数、 1日の照射回数、治療曜日、開始日、終了日、治療装置、エネルギー、  門情報(門毎の線質、 ガントリー角度、コリメータ角度、MUなど)           セットアップ情報(固定具情報、セットアップ画像、セットアップコメント)           会計予定情報など

15.3.4.1.2. 治療情報管理を簡易ツリー形式で表示され、ツリー上の項目を選択することにより、その情報の詳細情報が表示されること。

15.3.4.1.3. 簡易ツリー上に進捗状況の表示ができること。進捗状況の内容は施設の運用に合わせて変更できること。

15.3.4.1.4. 治療情報管理の項目は施設で必要な項目の追加もできること。

15.3.4.1.5. 治療情報管理の項目はデータの種類に合わせたデータタイプ(テキスト形式、数値形式、日付形式、選択形式)の指定ができること。

15.3.4.1.6. 治療情報管理の項目は入力方法(直接入力、リストからの選択、日付入力、チェックボックス形式、オプションボタン形式)、必須指定、デフォルト値の指定ができること。

15.3.4.1.7. 治療情報管理の入力画面のレイアウトも設定により変更できること。

15.3.4.1.8. 治療情報管理の新規作成時はウィザード形式を使用し入力できること。

15.3.4.1.9. 治療情報管理の新規ウィザード、画面項目は入力値を引き継ぎ、デフォルト値を設定することができること。

15.3.4.1.10. 電子カルテにて入力される治療依頼情報を表示できること。

15.3.4.2. 治療管理情報機能は以下の要件を満たすこと。 ― ―15.3.4.2.1. 原発部位情報の登録はICD-Oコードマスタを使用して入力できること。

これら原発部位情報は疾患マスタ情報により絞り込まれ登録できること。15.3.4.2.2. 治療効果として放射線治療完遂度、一次効果、コメント、および有害事象などの登録でき

ること。15.3.4.2.3. キー画像の登録ができること。

キー画像に関しては、JPEG・PNG形式以外に、ファイルなど添付できること。15.3.4.2.4. 治療報告書の種類は、治療開始報告書・治療変更報告書・治療終了報告書・治療予後報告

の選択ができること。15.3.4.2.5. 治療報告書はキー画像・照射情報を付けて登録できること。

15.3.4.2.6. 治療報告書の印刷ができること。

15.3.4.2.7. 作成された報告書は電子カルテからWebブラウザを用いて参照、印刷できること。

15.3.4.3. 治療計画情報機能は以下の要件を満たすこと。 ― ―15.3.4.3.1. 治療種類として外部照射、小線源の治療の管理ができること。

15.3.4.3.2. 治療計画情報を表示し、新規計画作成、計画変更(分割計画変更)が可能なこと。

15.3.4.3.3. 治療計画状況は、作成中・計画承認済・実施中・完了・休止・中止の管理が可能なこと。

15.3.4.3.4. 治療計画状況が全ての照射オーダ完了時に自動的に完了になること。

15.3.4.3.5. 照射部位情報の登録はICD-Oコードマスタを使用して入力できること。原発部位情報と照射部位情報が同じ場合入力値を引継ぎできること。

15.3.4.3.6. 治療計画情報として、1回線量、予定総線量、照射回数、照射曜日の有無、1日2回照射、累積線量管理、線種、装置の設定できること。

15.3.4.3.7. 治療計画情報の1回線量と予定総線量をもとに照射回数が自動で算出又は、治療計画情報の1回線量と照射回数をもとに予定総線量が自動で算出できること。

15.3.4.3.8. 治療計画システムよりDRR画像や線量分布図などのキー画像と登録できること。

15.3.4.3.9. 門情報は治療計画システムよりDICOM-RT Planの規格にて取り込むことができること。

15.3.4.3.10. セットアップ情報(固定具情報、セットアップ画像、セットアップコメント)の登録ができること。

15.3.4.3.11. セットアップ情報は事前登録が可能で、計画に紐づけできること。

15.3.4.3.12. セットアップ情報のコメントはリッチテキストにて入力できること。

15.3.4.3.13. セットアップ情報の固定具情報は、バーコード認証できること。

15.3.4.3.14. 会計予定情報が登録できること。

15.3.4.3.15. 会計予定情報作成時、治療計画の照射技法にて管理料・治療料・固定具加算・専任加算・安全管理料などの候補の絞込みが可能であること

15.3.4.3.16. 会計予定情報は、請求単位(1管理、1計画、1照射、1日)に登録できること。

15.3.4.4. 治療オーダの登録機能は以下の要件を満たすこと。 ― ―15.3.4.4.1. 治療計画情報にて指定された治療開始日、治療曜日、照射回数、1日の照射回数、治療機

(複数対応)をもとに治療スケジュールを決定し、スケジュールに応じた一連の治療照射オーダが自動で作成可能なこと。

15.3.4.4.2. 治療休日マスタをもち、治療を行わない日はスケジュール対象外となること。

15.3.4.4.3. 治療照射オーダの時間帯や曜日に、予約数の調節や予約禁止枠の指定等ができること。

15.3.4.4.4. 治療照射オーダの予約時間帯で予約を超過した場合、予約不可とする、あるいは警告表示を行うが予約は可能とするか、チェックなしかを設定にて指定可能なこと。

15.3.4.4.5. 治療関連オーダを登録する場合、診察開始~照射までの一連の放射線治療のフローにおいて必要となる情報(診察フラグ、照合撮影フラグ、照合撮影オーダ)を一括で登録できること。

15.3.4.4.6. 治療照射予約の最小時間枠は10分単位に調整でき、運用に合わせて装置毎に調整ができること。

15.3.4.5. 承認機能は以下の要件を満たすこと。 ― ―15.3.4.5.1. 治療計画情報の承認ができること。

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15.   放射線部門システム 実現性 備考(具体的な実現方法、代替案等)

15.3.4.5.2. 治療計画承認は権限をもつユーザのみができること。

15.3.4.5.3. 1照射毎に確認のうえ照射許可を行う照射承認ができること。

15.3.4.5.4. 照射承認は治療オーダの一覧を表示して行えること。照射承認は複数の治療オーダを選択して一括で行うこともできること。

15.3.4.5.5. 照射承認は権限をもつユーザのみができること。

15.3.4.6. 承積算情報の表示機能は以下の要件を満たすこと。 ― ―15.3.4.6.1. 治療情報管理の治療管理、治療計画情報が選択されている場合、積算情報が表示されるこ

と。15.3.4.6.2. 積算情報は治療オーダ毎の回数、総日数、日付、予定線量、実績線量、積算線量の一覧が

表示されること。15.3.4.6.3. 一覧は治療管理毎、治療計画毎に表示されるが、親計画と子計画といった関連が視覚的に

把握できる表示となっていること。15.3.4.6.4. 引継元の治療計画の指定を行うことができ、親計画と子計画といった関連付けを行えるこ

と。15.3.4.7. 照射情報の表示機能は以下の要件を満たすこと。 ― ―15.3.4.7.1. 患者単位に治療カレンダーで3ヶ月間の治療予定、診察フラグ情報、照合撮影フラグ情報

の表示ができること。15.3.4.7.2. 治療カレンダー上で診察フラグ情報、照合撮影フラグ情報の変更ができること。

15.3.5. 治療受付業務は以下の要件を満たすこと。 ― ―15.3.5.1. 治療受付業務機能は以下の要件を満たすこと。 ― ―15.3.5.1.1. 治療オーダもしくは放射線治療依頼、CTシミュレータ、X線シミュレータ、リニアックグ

ラフィ等の治療関連オーダの受付を行う専用の画面を有すること。15.3.5.1.2. 上記、全般の「検索条件リスト」に対応していること。

15.3.5.1.3. 検索条件としては、治療/検査依頼状況、患者番号、患者カナ名、治療/検査予定日、検査種、依頼科、入外区分、病棟等が使用できること。

15.3.5.1.4. 受付リストには以下の項目が表示されること。治療/検査依頼状況、患者番号、患者名、性別、検査時年齢、患者プロファイル情報、その他の患者付随情報、呼び出し状況、呼び出し日時、受付日時、治療/検査予定日時、治療/検査日時、検査種、治療/検査項目、検査室、依頼科、依頼医、その他の検査付随情報、患者コメント、当日コメント

15.3.5.1.5. 受付リストは最大3つまでソート条件を指定できること。

15.3.5.1.6. 受付画面では検索とリスト部分以外に、以下の情報が同一画面にまとまって表示され、リストの行を選択するだけでその情報を参照することができること。 ・受け付けた検査の検査順(患者ナビ) ・当該患者の当日の他の検査の一覧

15.3.5.1.7. さらに、以下の情報も同一画面にまとまって表示され、リストの行を選択するだけでその情報を参照できること。ただし、これらの情報は端末毎またはユーザ毎の権限により使い勝手が良いように自由に位置や表示・非表示を切り替えることができること。 ・当該検査の患者情報(顔写真付) ・当該検査のオーダ詳細 ・検索条件範囲外の該当患者のオーダ情報(治療/検査歴/予定) ・治療/検査担当者への連絡のために当日のみ有効な患者コメント(当日コメント) ・治療依頼/管理情報

15.3.5.1.8. 患者番号が不明な場合、患者を検索する機能を呼び出しできること。

15.3.5.1.9. 入院患者について、治療/検査のための呼出し依頼の連絡を行ったかどうかの呼出状況をリスト上にて入力できること。この時、呼出時間も記録されること。

15.3.5.1.10. 患者の呼び出し状況を一括で変更できること。

15.3.5.1.11. 受付時、受付番号を発番すること。受付番号は、部門全体で日毎の連番、あるいは日毎かつ検査種毎の連番を設定にて指定できること。

15.3.5.1.12. 受付処理は、単一患者を選択しての受付、あるいは複数の患者を一括で受付できること。

15.3.5.1.13. 受付時、治療/検査項目毎に照射/検査室が割り振られること。

15.3.5.1.14. 複数の検査を同時に受け付けた場合、検査室に対して自動で順序付けを行うことができること。順序付けを行うか否かは設定により指定できること。

15.3.5.1.15. 受付時、設定により受付票が自動で出力できること。出力するか否かは設定により変更できること。また、これらの帳票は手動にて再出力することできること。

15.3.5.1.16. 割り振られた照射/検査室、治療/検査順は手動にて変更できること。

15.3.5.1.17. 受付済の治療/検査の受付取消を行うことができること。この時、同時に受け付けた複数のオーダにて、一部のオーダが一時保存、実施済であっても未実施のオーダの受付取消ができること。

15.3.5.1.18. 患者番号は、磁気カードやバーコードでの読み取り、または、手入力により指定できること。

15.3.5.1.19. 患者IDの入力から治療/検査の検索はバーコードで行うことが可能であり、受付までの一連の操作もバーコードのみで実施すできること。

15.3.5.1.20. 受付処理を行う際に、警告メッセージとして以下のような状況の場合に、多彩な文字表現で注意を促す画面を表示すること。 ・当日他検査ある場合 ・体内金属がある場合 ・既知の強い造影剤副作用がある場合 ・患者プロファイルに基づく感染症がある場合や重篤な腎機能障害等がある場合

15.3.5.1.21. 受付リスト表示の際に、照射オーダの時は下記のような制御が設定できること。 ・1日2部位照射の場合、すべての照射オーダに受付対象チェックを表示 ・1日2回照射の場合、予定時間の早い方のみに受付対象チェックを表示

15.3.6. 治療業務は以下の要件を満たすこと。 ― ―15.3.6.1. 治療業務機能は以下の要件を満たすこと。 ― ―15.3.6.1.1. 放射線治療依頼情報、治療管理情報、治療計画情報が対象で表示される専用の治療ワーク

リストを有すること。15.3.6.1.2. 放射線照射情報が対象で表示される専用の照射ワークリストを有すること。

15.3.6.1.3. 上記、全般の「検索条件リスト」に対応していること。

15.3.6.1.4. ワークリストに表示する項目はエクスポートできること。  リスト出力項目、出力項目タイトル、出力項目表示順序、プレビュー、ファイル出力、印刷

15.3.6.2. 治療ワークリスト機能は以下の要件を満たすこと。 ― ―15.3.6.2.1. 検索条件としては、患者番号、患者カナ、性別、入外、病棟、依頼日、依頼科、依頼医、

予約種別、治療状況、治療計画状況、依頼回答作成有無、治療計画承認有無、門有無、スケジュール登録有無、会計予定入力有無、治療開始報告書作成有無、治療終了報告書作成有無、治療評価有無、放治初診日、治療開始予定日、治療終了予定日、原発部位大分類名、原発部位名、新患/再診、治療装置、治療方法、治療担当医を指定できること。

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兵庫県立淡路医療センター 電子カルテシステム更新および影響部門システム更新要件定義書

15.   放射線部門システム 実現性 備考(具体的な実現方法、代替案等)

15.3.6.2.2. リストには、患者番号、患者氏名、患者カナ名、性別、入外、病棟、死亡、依頼科、依頼医、治療管理名、治療管理状況、治療番号、担当医、放治初診日、疾患名、原発部位大分類名、原発部位名、原発部位側性名、病理組織名、治療開始日、治療終了日、TNMG/Stage、今回の治療、PS、照射開始時年齢、新患/再患、依頼回答作成有無、疾患登録有無、計画撮影オーダ発行有無、治療計画承認有無、門有無、スケジュール登録有無、会計予定入力有無、治療開始有無、管理料請求有無、治療開始報告書作成有無、治療終了報告書作成有無、治療評価有無などの表示ができること。

15.3.6.2.3. 治療ワークリスト画面では検索とリスト部分以外に、以下の情報が同一画面にまとまって表示され、リストの行を選択するだけでその情報を参照できること。ただし、これらの情報は端末毎またはユーザ毎の権限により使い勝手が良いように自由に位置や表示・非表示を切り替えることができること。 ・当該治療の患者情報(顔写真付) ・当該治療の治療依頼/管理情報 ・当該治療の治療一覧

15.3.6.2.4. 選択行の情報に対して、治療情報管理画面に遷移できること。

15.3.6.2.5. バーコード入力により入力された患者番号をもとに検索を行い、情報が存在した場合、該当の患者情報のみのリストに絞り込まれること。

15.3.6.2.6. 他端末にて治療情報管理画面が開かれている治療依頼を開こうとした場合、参照モードで開くことができること。

15.3.6.2.7. 選択行の情報に対して、患者コメント入力、新規治療依頼登録、照射予約、治療撮影予約登録ができること。

15.3.6.2.8. 選択行の情報に対して画像システムを呼び出すことができること。

15.3.6.2.9. 選択行の情報に対して他システムを呼び出すことができること。

15.3.6.2.10. 治療回答、計画撮影登録、疾患登録、治療計画登録、治療計画承認、治療評価、報告書作成等の進捗確認ができること。

15.3.6.1.15.3.6.2.11.検査ワークリスト/検査実施機能は以下の要件を満たすこと。 ― ―15.3.6.2.12. 治療依頼、治療計画撮影、照合撮影の実施管理ができること。

15.3.6.2.13. 治療計画撮影後に、事前セットアップ情報の登録が可能なこと。

15.3.6.2.14. 実施者・施行医・看護師は設定で入力可能な人数の指定が行え、また、直前の検査での入力内容をデフォルト値とするか否かを設定にて指定できること。

15.3.6.2.15. 未検査の検査項目に対してデフォルトとして設定されている検査条件、会計情報(物品、手技、加算等)が初期値として表示できること。

15.3.6.2.16. デフォルトの使用物品のセットを作成でき、実施時にセットを選択することにより会計情報(物品手技加算情報)の一括入力ができること。このセットは検査種毎あるいは共通のものに分類できること。

15.3.6.2.17. 会計情報のバーコード入力ができること。また、GS1-128形式のバーコードにも対応し、ロット番号と有効期限を取り込むことができること。

15.3.6.2.18. 検査実施完了時に未実施の検査が存在する場合、自動的に実施済で保存される動作と、検査完了ボタンが押せないような制御行う動作を設定にて切替できること。

15.3.6.2.19. 実施済の検査の実施情報を修正することができること。

15.3.6.2.20. 入力した内容を一時的に保存し、検査実施画面を閉じる機能を有すること。

15.3.6.2.21. 修正した実施情報を電子カルテ・オーダリングシステムに送信を行うか否かを画面上で選択できること。

15.3.6.2.22. 上記以外は、放射線情報システム標準要求仕様書の検査業務に対応していること。

15.3.6.2.23. 選択行の情報に対して画像システムを呼び出すことができること。

15.3.6.2.24. 選択行の情報に対して他システムを呼び出すことができること。

15.3.6.2.25. 照射実施画面へ遷移する際に、警告か確認メッセージとして以下のような状況の場合に、多彩な文字表現で注意を促す画面を表示すること。 ・同日に複数照射オーダがある場合 ・治療計画未承認である場合 ・照射オーダ未承認である場合 ・計画実績積算線量が計画予定線量を超過した場合 ・初回照射日以降に計画情報が変更した場合 ・開始時アラート、予約コメントの登録がある場合 ・照射予約日と操作日が異なる場合 ・同姓チェック、同姓同名チェックがある場合

15.3.6.2.26. 受付時、自動で受付票の出力ができること。出力するか否かは設定により変更できること。

15.3.6.2.27. 受付票を手動で再出力できること。

15.3.6.2.28. 照射ワークリストと照射実施画面を同時に表示でき、次の患者の治療情報の参照などができること。

15.3.6.2.29. 治療計画情報取得、セットアップ情報登録、会計予定登録等の進捗確認ができること。

15.3.6.2.30. 治療中診察有無の確認ができること。

15.3.6.2.31. 照合撮影有無の確認ができること。

15.3.6.2.32. 治療担当医が照合撮影の承認ができること。承認時はコメント、キー画像の登録もできること。

15.3.6.2.33. 治療担当医が照合撮影の再撮影指示ができること。

15.3.6.3. 照射ワークリスト機能は以下の要件を満たすこと。 ― ―15.3.6.3.1. 検索条件としては、患者ID、性別、入外、病棟、予定日、依頼科、依頼医、入外区分、検

査室、照射状況、治療予約種別、治療装置、照合撮影承認状況、診察、照合、検査種、検査項目、呼出を指定できること。

15.3.6.3.2. リストには、患者ID、患者氏名、年齢、病棟、検査時病棟、呼出、呼出日時、呼出者、搬送状態、検査時搬送状態、治療管理状況、計画名、計画ID、計画状況、計画医、担当指導医、計画承認状況、計画承認医、計画コメント、照射部位大分類、照射部位、照射方法、特殊照射、分割照射、計画開始日、計画終了日、回数/総回数、実施線量/累積総線量、変更計画有無、治療装置、受付日時、受付経過時間、受付番号、照射状況、照射承認状況、照射承認医、検査種、治療項目、検査日時、オーダコメント、同日他検査、診察フラグ、照合フラグ、照合撮影承認状況、照合承認者、照合承認日時、照合撮影承認・再撮コメント、セットアップ登録、会計予定、管理料請求済み、門情報取得などの表示ができること。

15.3.6.3.3. 入院患者について、治療のための呼出し依頼の連絡を行ったかどうかの呼出状況をリスト上にて入力可能なこと。この時、呼出時間も記録されること。

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兵庫県立淡路医療センター 電子カルテシステム更新および影響部門システム更新要件定義書

15.   放射線部門システム 実現性 備考(具体的な実現方法、代替案等)

15.3.6.3.4. 照射ワークリスト画面では検索とリスト部分以外に、以下の情報が同一画面にまとまって表示され、リストの行を選択するだけでその情報を参照できること。ただし、これらの情報は端末毎またはユーザ毎の権限により使い勝手が良いように自由に位置や表示・非表示を切り替えることができること。 ・当該治療の患者情報(顔写真付) ・当該治療の治療依頼/管理情報 ・当該治療の照射リスト ・当該治療のセットアップ情報 ・当該治療の治療タイムライン ・治療担当者への連絡のために当日のみ有効な患者コメント(本日コメント) ・当該治療の同じ日の他の検査の一覧(当日他検査) ・オーダコメント(治療時コメントなど) ・当該治療の会計歴 ・当該治療の照射時位置合せ情報一覧

15.3.6.3.5. 選択行の情報に対して、照射実施画面に遷移できること。

15.3.6.3.6. 設定により、未受付の治療を選択して照射実施画面へ遷移することができること。

15.3.6.3.7. バーコード入力により入力された患者番号をもとに検索を行い、情報が存在した場合、該当の患者情報のみのリストに絞り込まれること。

15.3.6.3.8. 他端末にて照射実施画面が開かれている治療を開こうとした場合、警告が表示されて開くことができない制御が行われていること。

15.3.6.3.9. 選択行の情報に対して、患者/当日/オーダコメント入力、治療情報管理画面起動、治療スケジュール画面起動、治療/検査歴画面起動、治療撮影予約登録ができること。

15.3.6.3.10. 選択用の情報に対して、受付処理、一括受付処理、受付取り消し処理、一括受付取り消し処理が別画面に遷移することなく実行できること。

15.3.6.3.11. 受付処理を行う際に、警告メッセージとして以下のような状況の場合に、多彩な文字表現で注意を促す画面を表示すること。 ・当日他検査ある場合 ・体内金属がある場合 ・既知の強い造影剤副作用がある場合 ・患者プロファイルに基づく感染症がある場合や重篤な腎機能障害等がある場合

15.3.6.4. 治療実施機能は以下の要件を満たすこと。 ― ―15.3.6.4.1. 治療実施に最適化された、放射線治療専用の実施画面を有すること。

15.3.6.4.2. 治療実施画面では以下の情報がウィンドウ毎にまとまって表示され、ウィンドウの配置および表示・非表示をクライアント毎で設定できること。 ・当該治療の患者情報(顔写真付) ・当該治療の計画一覧 ・当該治療のセットアップ情報(編集可) ・当該治療の門実績情報(編集可) ・当該治療の小線源情報(編集可) ・当該治療の照射時位置合せ情報一覧(編集可) ・当該治療の同じ日の他の検査の一覧(当日他検査) ・オーダコメント(治療時コメントなど) ・当該治療の会計情報(編集可) ・当該治療の実施記録(実施日時、治療装置、治療室、実施者など)

15.3.6.4.3. 治療装置との接続を行い、治療装置へ治療開始の通知ができること。

15.3.6.4.4. 治療装置との接続を行い、治療装置より照射結果情報を受け取ることができること。

15.3.6.4.5. 複数の治療計画の同時実施ができること。

15.3.6.4.6. 開始した治療実施を受付済みに戻すことができること。

15.3.6.4.7. 治療実施内容を一時的に保存できること。

15.3.6.4.8. 実施済の治療実施の実施情報を修正できること。

15.3.6.4.9. 治療担当医が照合撮影の承認ができること。承認時はコメント、キー画像の登録もできること。

15.3.6.4.10. 治療担当医が照合撮影の再撮影指示ができること。

15.3.6.4.11. 治療実施時の実施者(技師、施行医、看護師)の登録が複数登録できること。登録人数は設定で変更できること。

15.3.6.4.12. 治療実施時の実施者を下記のパターンで設定できること。 ・前回値を使用 ・前回値を使用するが、日が変わるとリセット ・システムログイン者を使用

15.3.6.4.13. 会計情報作成時に下記のパターンで設定ができること。 ・治療計画時に作成した会計予定を使用 ・前回の治療実施にて登録した情報をデフォルト値として表示 ・照射項目で会計情報のデフォルト値を設定

15.3.6.4.14. 一連の治療実施で既に会計済の手技加算情報を一覧で表示できること。

15.3.6.4.15. 治療実施を中止することができること。中止時には、コメント登録、照射オーダ調整(後続計画も含む)も同時にできること。

15.3.6.4.16. 治療実施完了時、同時に複数の計画を実施している場合は完了確認ができること。

15.3.6.4.17. 治療実施完了時、会計項目の上限、下限チェックができること。

15.3.6.4.18. 治療実施完了時、照射実績の未登録チェックができること。

15.3.6.4.19. 治療完了している情報は、実績の修正ができること。

15.3.6.4.20. 照射時位置合せ情報一覧(IGRTの時)の登録管理ができること。 ・実施者、施行医、日時の登録が可能 ・照合方法、パラメータは施設に合わせて設定が可能 ・パラメータ登録と同時にキー画像登録も可能 ・登録した結果で平均値/グラフ表示が可能 ・登録した結果をCSV出力可能

15.3.6.5. 治療患者認証機能は以下の要件を満たすこと。 ― ―15.3.6.5.1. 治療室内の治療RISクライアントにて治療を行う患者のリストバンドなどから患者番号を

バーコードで読み込み、操作室にて選択されている患者との認証を行い、患者誤認を防ぐ機能を有していること。

15.3.6.5.2. 認証の結果は治療室内の治療RISクライアントに分かりやすく表示できること。

15.3.6.6. 照射室セットアップ機能は以下の要件を満たすこと。 ― ―15.3.6.6.1. 操作室での患者選択に連動し、治療室内の治療RISに選択した患者の照射室セットアップ

情報を自動で表示できること。15.3.6.6.2. 照射室セットアップ画面には治療室内での作業に必要なセットアップ情報などを見やすい

レイアウトにて表示ができること。15.3.6.6.3. 治療室内で使用するセットアップ情報の固定具をバーコード認証で確認ができること。

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兵庫県立淡路医療センター 電子カルテシステム更新および影響部門システム更新要件定義書

15.   放射線部門システム 実現性 備考(具体的な実現方法、代替案等)

15.3.7. 治療タイムラインは以下の要件を満たすこと。 ― ―15.3.7.1. 治療タイムライン機能は以下の要件を満たすこと。 ― ―15.3.7.1.1. 治療患者の治療スケジュールおよび進捗状況がタイムライン形式で表示できること。

15.3.7.1.2. 治療タイムラインには治療計画毎の照射回数(完了/予定)、治療終了日、実績線量、積算線量が表示できること。

15.3.7.1.3. 治療タイムラインは縦軸に治療ダイアリー、治療診察、撮影オーダ、治療計画、横軸に日付が展開され、日毎の予定および実施状況がアイコンで表示できること。

15.3.7.1.4. 治療タイムライン機能は共通機能として各画面にて表示できること。

15.3.8. 治療スケジュールは以下の要件を満たすこと。 ― ―15.3.8.1. 治療スケジュール機能は以下の要件を満たすこと。 ― ―15.3.8.1.1. 治療室毎に治療スケジュールの管理ができること。

15.3.8.1.2. 治療スケジュール枠の時間単位は設定できること。

15.3.8.1.3. 治療スケジュール画面では治療室毎のスケジュールを1~3週単位、日単位で表示でき、治療計画開始、治療計画終了、特殊照射の情報を付加して患者一覧表示ができること。また、ツールチップで詳細情報の確認ができること。

15.3.8.1.4. 特殊照射の表示対象は、設定にて変更できること。

15.3.8.1.5. 患者の治療進捗状況によりスケジュール内の一覧の背景色の色が変化し、視覚的に患者毎の治療進捗状況が把握できること。

15.3.8.1.6. 予定の切り取り、貼り付け、ドラック&ドロップができること。

15.3.8.1.7. 治療撮影予約の変更ができること。

15.3.8.1.8. 治療照射の一括変更ができること。

15.3.8.1.9. 治療照射の中止、一括部屋中止ができること。

15.3.8.1.10. 治療照射の削除、一括削除ができること。

15.3.8.1.11. 治療照射の予約コメントの登録、編集ができること。

15.3.8.1.12. 治療スケジュールの稼働/非稼働の設定ができること。

15.3.9. 治療Web表示は以下の要件を満たすこと。 ― ―15.3.9.1. 治療Web表示能能は以下の要件を満たすこと。 ― ―15.3.9.1.1. 治療情報の詳細を院内の他部門に公開するための専用の画面を有すること。

15.3.9.1.2. WEBブラウザで動作し、URL連携にて電子カルテ/オーダリングシステムから呼び出しができること。

15.3.9.1.3. 治療管理情報、治療画像情報、治療スケジュール、治療報告書の参照ができること。

15.3.9.1.4. 治療情報の最新の進捗状況の参照ができること。

15.3.10. 帳票出力は以下の要件を満たすこと。 ― ―15.3.10.1. 帳票出力機能は以下の要件を満たすこと。 ― ―15.3.10.1.1. 患者スケジュール票・治療記録カード(患者様用)の出力ができること。

15.3.10.1.2. 該当患者での体外照射録の出力ができること。

15.3.10.1.3. 該当患者での腔内照射録の出力ができること。

15.3.10.1.4. 治療日次・週次スケジュール票の出力ができること。

15.3.10.1.5. 放射線治療照射録の出力ができること。

15.3.10.1.6. 放射線発生装置使用記録簿(体外用・方向利用率)が日単位、週単位、月単位、四半期単位に出力ができること。

15.3.10.1.7. 放射線発生装置使用記録簿(腔内用)が日単位、週単位、月単位、四半期単位に出力ができること。

15.3.10.1.8. 放射線治療報告書がの出力ができること。種類は以下の種類ができること。 ・放射線治療開始説明書 ・放射線治療変更説明書 ・放射線治療終了説明書 ・放射線治療予後説明書

15.3.10.1.9. JASRTO構造調査の出力ができること。

15.3.10.1.10. 放射線治療症例全国登録の出力ができること。

15.3.10.1.11. がん診療拠点病院集計の出力ができること。

15.3.10.1.12. 日本医学放射線学会認定 研修施設申請書の出力ができること。

15.3.11. データ抽出は以下の要件を満たすこと。 ― ―15.3.11.1. データ抽出機能は以下の要件を満たすこと。 ― ―15.3.11.1.1. システムで扱うデータを自由に組み合わせてデータの集計が行える専用の分析画面を有す

ること。15.3.11.1.2. 出力する項目はユーザにて画面上で指定できること。

15.3.11.1.3. 条件は、「と同じ」「を含む/含まない」「で始まる/終わる」「より大きい/より小さい」などの検索ができること。

15.3.11.1.4. 検索項目、出力結果項目は治療情報管理の各情報が設定できること。

15.3.11.1.5. 対象の期間(FromとTo)やその他の条件、分析項目(ディメンジョン)、分析値(メジャー)の組み合わせが自由に行えること。

15.3.11.1.6. 出力する項目や検索条件は保存して再利用することができること。

15.3.11.1.7. 項目を分析用に分類分けすることができ、各統計にて分析用分類毎の集計値が出力できること。分類は複数パターン使用できること。

15.3.11.1.8. 未加工のデータ取り出しもできること。

15.3.12. 外部システム連携は以下の要件を満たすこと。 ― ―15.3.12.1. 外部システム連携機能は以下の要件を満たすこと。 ― ―15.3.12.1.1. 電子カルテ・オーダリングシステムより患者情報、オーダ情報を受信できること。また、

これらのシステムに対して受付情報、治療実施情報、検査実施情報を送信することができること。

15.3.12.1.2. 最新の入外情報を受信した際には、患者の最新の情報、および、未実施検査の入外情報の更新を行い、検査時に適切な情報を参照することができること。

15.3.12.1.3. オーダ情報を治療RIS側で発生させる運用の場合、治療RISで登録したオーダ情報を電子カルテ・オーダリングシステムに送信できること。

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兵庫県立淡路医療センター 電子カルテシステム更新および影響部門システム更新要件定義書

15.   放射線部門システム 実現性 備考(具体的な実現方法、代替案等)

15.3.13. モダリティ接続は以下の要件を満たすこと。 ― ―15.3.13.1. モダリティ接続機能は以下の要件を満たすこと。 ― ―15.3.13.1.1. 現行と同じDICOM MWM/MPPSによる撮影装置との接続ができること。

15.4. 医用画像管理システム ― ―15.4.1. PACS機能は以下の要件を満たすこと。  ― ―15.4.1.1. PACS機能は以下基本的要件を満たすこと。  ― ―15.4.1.1.1. 電子保存の三原則における「真正性」に基づき、診断に用いた確定画像が改ざんされるこ

となく診断当時と同様に画像表示をすること。15.4.1.1.2. 電子保存の三原則における「保存性」に基づき、DICOM(ver.3.0)オリジナル画像にて5年

間安定的に保存すること。15.4.1.1.3. 電子保存の三原則における「見読性」に基づき、標準規格DICOM(ver.3.0)に対応したさま

ざまな画像表示装置にて、画像保存装置内の画像表示をすること。15.4.1.1.4. CR、CT、MR、US、US Multi Frame、NM、XA、XA Multi Frame、RT、RF、PET、SCの各サー

ビスクラスSOPを有すること。15.4.1.1.5. Storageサービスクラス(SCU/SCP)を有すること。

15.4.1.1.6. Query/Retrieveサービスクラス(SCU/SCP)を有すること。

15.4.1.1.7. Study Root Query/Retrieve Information Model Findを有すること。

15.4.1.1.8. Study Root Query/Retrieve Information Model Moveを有すること。

15.4.1.1.9. Verificationサービスクラス(SCU/SCP)を有すること。

15.4.1.1.10. システム更新時に既設データの利用、データ移行をスムーズに行えるよう標準規格DICOM(ver.3.0)にてデータを保存すること。

15.4.1.1.11. 受信したDICOM画像はDICOMオリジナル画像(可逆圧縮)にて画像保存ストレージに保存できる機能を有すること。

15.4.1.1.12. 画像データに付属する情報の修正時には修正記録が取れる機能を有すること。

15.4.1.1.13. 本システム導入後発生した画像はHISと連携をとり、患者IDをキーにした画像連携ならびにアクセッションナンバーをキーにしたWeb参照連携が可能であること。

15.4.1.1.14. 1日24時間、365日安定稼働するシステム構成であること。また、万一障害が発生した場合であっても、リモートメンテナンス等により障害による影響を最小限にくい止めることができる機器構成であること。

15.4.1.1.15. 国内400床以上の病院にて、完全フィルムレス運用実績(院内全体対象)が50施設以上有り、確固たるノウハウを有したベンダーであること。

15.4.1.1.16. PACSシステムは、数年後のシステム更新時には、ハードウェアのみの更新で継続稼動ができること。導入時購入したソフト(サーバソフト,各ライセンス)は継承可能であること。

15.4.1.1.17. 当院で接続されている各放射線科画像診断装置については継続して新規PACSにて接続を実施すること。さらに生理検査画像も継続して接続を実施すること。

15.4.1.1.18. 当院既存PACSシステム(富士フイルムメディカル:SYNAPSE)の全てのデータ移行を行い、今回導入の新システム上で安定稼動すること。また。稼動日までにデータ移行を完了させること。(移行方法に関しては、当院と協議の上、実施すること又かかる費用は、落札者が負担すること。)

15.4.1.1.19. 現在使用している地域連携システムを継続利用が可能であること。地域の医療機関で登録をして頂いている内容を新しいシステムでも継承することができること。

15.4.1.1.20. 画像格納容量は80TB以上を準備すること。

15.4.1.1.21. データの修正及び削除が行える管理者用端末を2台用意すること。

15.4.1.1.22. サポートの電話対応は、24時間常時受付対応すること。

15.4.1.1.23. サポートの電話対応は、留守番電話でないこと。

15.4.1.1.24. サポートの電話対応は、土日祝日も対応すること。

15.4.1.1.25. サポート拠点は近畿地域とし、一次サポートが2時間以内に提供できる体制を確保できること。

15.4.1.1.26. リモートアクセスによる一次サポートを行うこと。リモートアクセスは、社内の入退室が厳重に管理された部屋でかつ、権限の与えられた特定の職員のみのアクセスであること。また、データを直接書き換えたり持出したりしないこと。

15.4.1.2. 障害支援体制については以下の要件を満たすこと。

15.4.1.2.1. 年間を通じて24時間体制のコールセンターを設置していること。

15.4.1.2.2. 障害発生時の一時対処のため、リモートメンテナンスを行うこと。

15.4.1.2.3. 障害発生時においては通報を受けてから4時間以内に現場対応ができる体制であること。ただし、リモートメンテナンスでは即刻対応できる体制であること。

15.4.1.2.4. リモートメンテナンスに関しては、別途本院と守秘義務契約を締結すること。

15.4.1.2.5. 障害発生時の対応マニュアルを作成し、本院担当者に提出すること。

15.4.1.2.6. 神戸市内に障害時対応が可能なサービスセンターを持っていること。及び、当センターにネットワークシステムの専任技術者を常駐させていること。

15.4.1.3. 保守体制については以下の要件を満たすこと。

15.4.1.3.1. システムの安定稼働のために技術的サポート体制が整備されていること。

15.4.1.3.2. リモートメンテナンスにて毎週1回必ず予兆監視をすること。

15.4.1.3.3. 予兆監視後には、必ずレポートを提出すること。

15.4.1.3.4. 毎月のサーバ使用状況報告を行うこと。

15.4.1.3.5. 各モダリティ―コード別のデータ保管状況を年間2回提出すること。

15.4.2. PACS機能(ハードウェア)は以下の要件を満たすこと。  ― ―15.4.2.1. DB Serverは以下基本的要件を満たすこと。  ― ―15.4.2.1.1. CPUはXeon E-2144G 3.6GHz 8M キャッシュ 4C/8T,ターボ(71W)以上の機能を有するこ

と。15.4.2.1.2. メモリは(8GB 2666MT/s DDR4 ECC UDIMM)×1以上の機能を有すること。

15.4.2.1.3. RAIDはRAID5+HS以上の機能を有すること。

15.4.2.1.4. HDD構成は(600GB 10K RPM SAS 12Gbps 512n 2.5インチ ホット-プラグ ハードドライブ)x7以上の機能を有すること。

15.4.2.1.5. OSはWindowsServer2016 StandardEdition以上の機能を有すること。

15.4.2.1.6. NICはオンボードで1000Base-T x2[Broadcom BCM5720[DP] x1]以上の機能を有すること。

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兵庫県立淡路医療センター 電子カルテシステム更新および影響部門システム更新要件定義書

15.   放射線部門システム 実現性 備考(具体的な実現方法、代替案等)

15.4.2.1.7. 電源ユニットは350W x2以上の機能を有すること。

15.4.2.1.8. バックアップは10GBase-T(IntelX550デュアルポート)×1以上の機能を有すること。

15.4.2.1.9. 停電や瞬停、電圧低下などの電源異常が発生した場合は、無停電電源装置により5分以上電源供給が可能であること。また、本無停電電源装置は停電を通知するアラーム機能を有し、かつ停電した旨をサーバに通知し、安全にオートシャットダウンすることが可能であること。

15.4.2.2. DICOM Serverは以下基本的要件を満たすこと。  ― ―15.4.2.2.1. CPUはXeon E-2144G 3.6GHz 8M キャッシュ 4C/8T,ターボ(71W)以上の機能を有するこ

と。15.4.2.2.2. メモリは(8GB 2666MT/s DDR4 ECC UDIMM)×1以上の機能を有すること。

15.4.2.2.3. RAIDはRAID5+HS以上の機能を有すること。

15.4.2.2.4. HDD構成は(600GB 10K RPM SAS 12Gbps 512n 2.5インチ ホット-プラグ ハードドライブ)x4以上の機能を有すること。

15.4.2.2.5. OSはWindowsServer2016 StandardEdition以上の機能を有すること。

15.4.2.2.6. NICはオンボード:1000Base-T x2[Broadcom BCM5720[DP] x1]以上の機能を有すること。

15.4.2.2.7. 電源ユニットは350W x2以上の機能を有すること。

15.4.2.2.8. 停電や瞬停、電圧低下などの電源異常が発生した場合は、無停電電源装置により5分以上電源供給が可能であること。また、本無停電電源装置は停電を通知するアラーム機能を有し、かつ停電した旨をサーバに通知し、安全にオートシャットダウンすることが可能であること。

15.4.2.3. Storage Serverは以下基本的要件を満たすこと。  ― ―15.4.2.3.1. CPUはXeon Silver 4110 [2.1GHz/8Core/85W] x1以上の機能を有すること。

15.4.2.3.2. メモリは8GB (8GBx1) [DDR4/2666Mhz]×1以上の機能を有すること。

15.4.2.3.3. RAIDはRAID6 + HS以上の機能を有すること。

15.4.2.3.4. HDD構成は3.5型 NLSAS(7.2krpm/12gbps)10TB x12以上の機能を有すること。

15.4.2.3.5. OSはWindowsServer2016 StandardEdition以上の機能を有すること。

15.4.2.3.6. NICはオンボード:1000Base-T(Broadcom 5720) x4以上の機能を有すること。

15.4.2.3.7. 電源ユニットは750W (230/115V) プラチナ・ホットスワップ・パワー・サプライ x2以上の機能を有すること。

15.4.2.3.8. 停電や瞬停、電圧低下などの電源異常が発生した場合は、無停電電源装置により5分以上電源供給が可能であること。また、本無停電電源装置は停電を通知するアラーム機能を有し、かつ停電した旨をサーバに通知し、安全にオートシャットダウンすることが可能であること。

15.4.2.4. Viewer Service Serverは以下基本的要件を満たすこと。  ― ―15.4.2.4.1. CPUはXeon Silver 4110 [2.1GHz/8Core/85W] x2以上の機能を有すること。

15.4.2.4.2. メモリは64GB (32GBx2) [DDR4/2666Mhz]×1以上の機能を有すること。

15.4.2.4.3. RAIDはRAID5 + HS以上の機能を有すること。

15.4.2.4.4. HDD構成は3.5型 SAS(10krpm/12gbps)600GB x4以上の機能を有すること。

15.4.2.4.5. OSはWindowsServer2016 StandardEdition以上の機能を有すること。

15.4.2.4.6. NICはオンボード:1000Base-T(Broadcom 5720) x4以上の機能を有すること。

15.4.2.4.7. 電源ユニットは750W (230/115V) プラチナ・ホットスワップ・パワー・サプライ x2以上の機能を有すること。

15.4.2.4.8. 停電や瞬停、電圧低下などの電源異常が発生した場合は、無停電電源装置により5分以上電源供給が可能であること。また、本無停電電源装置は停電を通知するアラーム機能を有し、かつ停電した旨をサーバに通知し、安全にオートシャットダウンすることが可能であること。

15.4.2.5. BK Serverは以下基本的要件を満たすこと。  ― ―15.4.2.5.1. CPUはXeon E-2144G 3.6GHz 8M キャッシュ 4C/8T,ターボ(71W)以上の機能を有するこ

と。15.4.2.5.2. メモリは(8GB 2666MT/s DDR4 ECC UDIMM)×1以上の機能を有すること。

15.4.2.5.3. RAIDはRAID5+HS以上の機能を有すること。

15.4.2.5.4. HDD構成は(1TB 7.2K RPM NLSAS 12Gbps 512n 2.5インチ ホット-プラグ ハードドライブ)x4以上の機能を有すること。

15.4.2.5.5. OSはWindowsServer2016 StandardEdition以上の機能を有すること。

15.4.2.5.6. NICはオンボード:1000Base-T x2[Broadcom BCM5720[DP] x1]以上の機能を有すること。

15.4.2.5.7. 電源ユニットは350W x2以上の機能を有すること。

15.4.2.5.8. バックアップはTandbergData RDX QuikStaiton8(iSCSI)以上の機能を有すること。

15.4.2.5.9. 停電や瞬停、電圧低下などの電源異常が発生した場合は、無停電電源装置により5分以上電源供給が可能であること。また、本無停電電源装置は停電を通知するアラーム機能を有し、かつ停電した旨をサーバに通知し、安全にオートシャットダウンすることが可能であること。

15.4.2.5.10. 各診断装置から受信した画像を速やかにRDX又はLTO6テープライブラリー装置に保存する機能を有すること。

15.4.2.6. 確定通知連携 Serverは以下基本的要件を満たすこと。  ― ―15.4.2.6.1. CPUはXeon E-2144G 3.6GHz 8M キャッシュ 4C/8T,ターボ(71W)以上の機能を有するこ

と。15.4.2.6.2. メモリは(8GB 2666MT/s DDR4 ECC UDIMM)×1以上の機能を有すること。

15.4.2.6.3. RAIDはRAID5+HS以上の機能を有すること。

15.4.2.6.4. HDD構成は(1TB 7.2K RPM NLSAS 12Gbps 512n 2.5インチ ホット-プラグ ハードドライブ)x4以上の機能を有すること。

15.4.2.6.5. OSはWindowsServer2016 StandardEdition以上の機能を有すること。

15.4.2.6.6. NICはオンボード:1000Base-T x2[Broadcom BCM5720[DP] x1]以上の機能を有すること。

15.4.2.6.7. 電源ユニットは350W x2以上の機能を有すること。

15.4.2.6.8. 停電や瞬停、電圧低下などの電源異常が発生した場合は、無停電電源装置により5分以上電源供給が可能であること。また、本無停電電源装置は停電を通知するアラーム機能を有し、かつ停電した旨をサーバに通知し、安全にオートシャットダウンすることが可能であること。

15.4.2.7. 地域連携 Serverは以下基本的要件を満たすこと。  ― ―

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兵庫県立淡路医療センター 電子カルテシステム更新および影響部門システム更新要件定義書

15.   放射線部門システム 実現性 備考(具体的な実現方法、代替案等)

15.4.2.7.1. CPUはXeon E-2144G 3.6GHz 8M キャッシュ 4C/8T,ターボ(71W)以上の機能を有すること。

15.4.2.7.2. メモリは(8GB 2666MT/s DDR4 ECC UDIMM)×1以上の機能を有すること。

15.4.2.7.3. RAIDはRAID5+HS以上の機能を有すること。

15.4.2.7.4. HDD構成は(1TB 7.2K RPM NLSAS 12Gbps 512n 2.5インチ ホット-プラグ ハードドライブ)x4以上の機能を有すること。

15.4.2.7.5. OSはWindowsServer2016 StandardEdition以上の機能を有すること。

15.4.2.7.6. NICはオンボード:1000Base-T x2[Broadcom BCM5720[DP] x1]以上の機能を有すること。

15.4.2.7.7. 電源ユニットは350W x2以上の機能を有すること。

15.4.2.7.8. 停電や瞬停、電圧低下などの電源異常が発生した場合は、無停電電源装置により5分以上電源供給が可能であること。また、本無停電電源装置は停電を通知するアラーム機能を有し、かつ停電した旨をサーバに通知し、安全にオートシャットダウンすることが可能であること。

15.4.2.8. RIS/RT-RIS/Report Serverは以下基本的要件を満たすこと。  ― ―15.4.2.8.1. CPUはXeon Silver 4110 [2.1GHz/8Core/85W] x2以上の機能を有すること。

15.4.2.8.2. メモリは16GB (8GBx2) [DDR4/2666Mhz]×1以上の機能を有すること。

15.4.2.8.3. RAIDはRAID5 + HS以上の機能を有すること。

15.4.2.8.4. HDD構成は3.5型 SAS(10krpm/12gbps)1.2GB x6以上の機能を有すること。

15.4.2.8.5. OSはWindowsServer2016 StandardEdition以上の機能を有すること。

15.4.2.8.6. NICはオンボード:1000Base-T(Broadcom 5720) x4以上の機能を有すること。

15.4.2.8.7. 電源ユニットは550Wx2以上の機能を有すること。

15.4.2.8.8. 停電や瞬停、電圧低下などの電源異常が発生した場合は、無停電電源装置により5分以上電源供給が可能であること。また、本無停電電源装置は停電を通知するアラーム機能を有し、かつ停電した旨をサーバに通知し、安全にオートシャットダウンすることが可能であること。

15.4.2.9. Serverラックは以下基本的要件を満たすこと。  ― ―15.4.2.9.1. 各ユニットが「19インチ」相当のラックに格納されており、ラック本体にも耐震対策を行

うこと。15.4.2.9.2. 本サーバを格納するラック内には、全体制御用の液晶モニタを1基以上有すること。

15.4.2.9.3. サーバーラックは42Uラックを準備すること。

15.4.2.9.4. Server管理用の端末を2台準備すること。

15.4.2.10. バックアップ構成は以下基本的要件を満たすこと。  ― ―15.4.2.10.1. 物理サーバについては、OS標準機能の「Windowsバックアップ」にて、日単位でバック

アップを取得し、かつRDX又はメディア(LOT)に取得すること。15.4.2.10.2. 画像データは日々RDX又はメディア(LTO)にバックアップを取得すること。

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兵庫県立淡路医療センター 電子カルテシステム更新および影響部門システム更新要件定義書

15.   放射線部門システム 実現性 備考(具体的な実現方法、代替案等)

15.5. 院内配信用Viewer ― ―15.5.1. PACSビューワ機能は以下の要件を満たすこと。  ― ―15.5.1.1. PACSビューワ機能は以下基本的要件を満たすこと。  ― ―15.5.1.1.1. 電子保存の三原則における「真正性」に基づき、診断に用いた確定画像が改ざんされるこ

となく診断当時と同様に画像表示をすること。15.5.1.1.2. 電子保存の三原則における「保存性」に基づき、DICOM(ver.3.0)オリジナル画像にて5年

間安定的に保存すること。15.5.1.1.3. 電子保存の三原則における「見読性」に基づき、標準規格DICOM(ver.3.0)に対応したさま

ざまな画像表示装置にて、画像保存装置内の画像表示をすること。15.5.1.1.4. CR、CT、MR、US、US Multi Frame、NM、XA、XA Multi Frame、RT、RF、PET、SCの各サー

ビスクラスSOPを有すること。15.5.1.1.5. Storageサービスクラス(SCU/SCP)を有すること。

15.5.1.1.6. Query/Retrieveサービスクラス(SCU/SCP)を有すること。

15.5.1.1.7. Study Root Query/Retrieve Information Model Findを有すること。

15.5.1.1.8. Study Root Query/Retrieve Information Model Moveを有すること。

15.5.1.1.9. Verificationサービスクラス(SCU/SCP)を有すること。

15.5.1.1.10. システム更新時に既設データの利用、データ移行をスムーズに行えるよう標準規格DICOM(ver.3.0)にてデータを保存すること。

15.5.1.1.11. 受信したDICOM画像はDICOMオリジナル画像(可逆圧縮)にて画像保存ストレージに保存できる機能を有すること。

15.5.1.1.12. 画像データに付属する情報の修正時には修正記録が取れる機能を有すること。

15.5.1.1.13. 本システム導入後発生した画像はHISと連携をとり、患者IDをキーにした画像連携ならびにアクセッションナンバーをキーにしたWeb参照連携が可能であること。

15.5.1.1.14. 1日24時間、365日安定稼働するシステム構成であること。また、万一障害が発生した場合であっても、リモートメンテナンス等により障害による影響を最小限にくい止めることができる機器構成であること。

15.5.1.1.15. 国内500床以上の病院にて、完全フィルムレス運用実績(院内全体対象)が50施設以上有り、確固たるノウハウを有したベンダーであること。

15.5.1.1.16. PACSシステムは、数年後のシステム更新時には、ハードウェアのみの更新で継続稼動ができること。導入時購入したソフト(サーバソフト,各ライセンス)は継承可能であること。

15.5.2. PACSビューワ機能(ハードウエア)は以下の要件を満たすこと。 また各サーバに関しては、仮想構成にて構築すること。― ―15.5.2.1. Databaseサーバ機能(ハードウエア)は以下の要件を満たすこと。 ― ―15.5.2.1.1. CPUはvirtual 4core相当以上であること。

15.5.2.1.2. OSはMicrosoft WindowsServer2016 Standard Edition の機能相当以上であること。

15.5.2.1.3. 主記憶容量が16GB以上であること。

15.5.2.2. DICOMサーバ機能(ハードウエア)は以下の要件を満たすこと。 ― ―15.5.2.2.1. CPUはvirtual 4core相当以上であること。

15.5.2.2.2. OSはMicrosoft WindowsServer2016 Standard Edition の機能相当以上であること。

15.5.2.2.3. 主記憶容量が8GB以上であること。

15.5.2.3. Storageサーバ機能(ハードウエア)は以下の要件を満たすこと。 ― ―15.5.2.3.1. CPUはvirtual 4core相当以上であること。

15.5.2.3.2. OSはMicrosoft WindowsServer2016 Standard Edition の機能相当以上であること。

15.5.2.3.3. 主記憶容量が8GB以上であること。

15.5.2.3.4. Storageサーバ領域は80TBであること。

15.5.3. PACSビューア機能(ソフトウェア)は以下の要件を満たすこと。 ― ―15.5.3.1. リスト表示機能は以下の要件を満たすこと。 ― ―15.5.3.1.1. PACSサーバ内に保存されているデータを以下のフォルダに自動的に分類することが可能で

あること。(1)本日の検査 (2)本日の検査:モダリティ別(3)最近1週間の検査(4)最近1週間の検査:モダリティ別 (5)全検査(6)全患者

15.5.3.1.2. 検査リストを任意の条件で絞り込むための検索プリセット(ワークリスト)を作成できること。

15.5.3.1.3. 任意の検査を集約させるための分類フォルダ(コレクション)を作成できること。

15.5.3.1.4. 作成された任意の検索プリセットや分類フォルダをお気に入りフォルダに登録できること

15.5.3.1.5. 患者リストには「患者ID」「患者氏名」「性別」「生年月日」を表示できること。

15.5.3.1.6. 検査リストには「患者ID」「患者氏名」「オーダー番号」「モダリティ」「検査項目」「検査日時」「画像枚数」「検査ステータス(予約、到着、レポートあり)」を表示できること。

15.5.3.1.7. リストに表示された検査を各項目でフィルタリング(検索)できること。

15.5.3.1.8. リストに表示された検査を各項目でソート(並べ替え)できること。またソートは第3ソートまで可能なこと。

15.5.3.1.9. WEBブラウザ(URL指定)を利用して検査リストを表示できること。

15.5.3.1.10. フォルダごとにアクセス権を設定できること。

15.5.3.1.11. 設定したフォルダに新しい検査が追加されたときに通知できること。

15.5.3.1.12. 読影予約することにより検査をロックできること。

15.5.3.1.13. 複数のPACS(SYNAPSE)サーバー上の検査をリスト上に表示できること。

15.5.3.1.14. リスト上に検査のサムネイル画像を表示できること。

15.5.3.1.15. リストで選択した検査画像を他のPACSサーバーに転送できること。

15.5.3.1.16. リストで選択した検査画像をCDなどに出力できること。

15.5.3.1.17. ユーザが直近で表示した検査画像の履歴リストから画像を表示できること。

15.5.3.2. 検査画像表示、電子カルテ連携機能は以下の要件を満たすこと。 ― ―15.5.3.2.1. リストで選択した検査画像を表示できること。

15.5.3.2.2. 検査画像を開く際、モダリティなどの条件により、過去検査画像を同時に表示するかどうかを選択できること。

15.5.3.2.3. WEBブラウザ(URL指定)を利用して指定された検査画像を表示できること。

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兵庫県立淡路医療センター 電子カルテシステム更新および影響部門システム更新要件定義書

15.   放射線部門システム 実現性 備考(具体的な実現方法、代替案等)

15.5.3.2.4. WEBブラウザ(URL指定)を利用して指定された検査画像を表示する際、ユーザ情報(ユーザID)を引き継いでビューアを起動できること。

15.5.3.3. 患者および検査に関する機能は以下の要件を満たすこと。 ― ―15.5.3.3.1. 患者に対するテキストメモを保存/表示できること。またメモを作成する際はユーザごと

の定型文を利用できること。15.5.3.3.2. 患者に対するドキュメントを保存/表示できること。

15.5.3.3.3. 患者に対するスキャンドキュメントを取込/表示できること。

15.5.3.3.4. 過去検査リストから検査情報を表示できること。

15.5.3.3.5. 過去検査リストからオーダ情報を表示できること。

15.5.3.3.6. 過去検査リストから検査レポートを表示できること。

15.5.3.4. 読影プロトコル機能は以下の要件を満たすこと。 ― ―15.5.3.4.1. ユーザおよびモダリティごとにあらかじめ設定された表示フォーマット(以下、読影プロ

トコル)に従いシリーズ画像をスタック/タイル表示できること。

15.5.3.4.2. 読影プロトコルではシリーズ表示順、シリーズ表示レイアウト、イメージ表示レイアウト、過去検査(最大6検査)、過去シリーズ画像を指定できること。

15.5.3.4.3. 読影プロトコルは複数登録でき、検査画像表示後にユーザが切り替えできること。

15.5.3.4.4. 読影プロトコル適用後に表示される画面(以下、プロトコルステップ)が複数にわたる場合、前後および任意のプロトコルステップに切り替えできること。

15.5.3.5. 過去検査リスト、画像サムネイル機能は以下の要件を満たすこと。 ― ―15.5.3.5.1. 検査画像表示時に同一患者の過去検査リストを表示できること。

15.5.3.5.2. 過去検査リスト項目には「検査日」「モダリティ」「検査項目群」「レポート、メモのあり/なし」を表示できること。

15.5.3.5.3. 過去検査リストを各項目でソートできること。

15.5.3.5.4. 過去検査リストで選択されている検査を現在表示されている検査に追加して比較表示(最大6検査)できること。

15.5.3.5.5. 過去検査を現在表示されている検査に追加して比較表示する際、現在検査に施した処理(W/L値、拡縮、パンなど)が初期化されないこと。

15.5.3.5.6. 検査画像表示時にシリーズ画像のサムネイルバーを表示できること。

15.5.3.5.7. サムネイルバーには過去検査リストで選択されているすべての検査のサムネイルが表示できること。

15.5.3.5.8. サムネイルバーにてシリーズ番号、シリーズ情報、画像枚数を表示できること。

15.5.3.5.9. サムネイルバーにて表示中/表示済/未表示のシリーズ画像を識別できること。

15.5.3.5.10. 過去検査リストおよびサムネイルバーを非表示にできること。

15.5.3.6. シリーズレイアウト操作機能は以下の要件を満たすこと。 ― ―15.5.3.6.1. サムネイルバーからシリーズ画像のサムネイルをドラッグ&ドロップしてシリーズを上書

き/挿入表示できること。15.5.3.6.2. シリーズ画像の操作によりシリーズをコピー/移動/入れ替えして表示できること。

15.5.3.6.3. マス目を塗りつぶす形式にてシリーズの表示レイアウトを変更できること。

15.5.3.6.4. 検査に含まれるすべての画像を1シリーズ(全画像シリーズ)として表示できること。

15.5.3.6.5. シリーズ画像内で「前シリーズ」「次シリーズ」「シリーズ一覧」を指定してシリーズを切り替えできること。

15.5.3.6.6. シリーズ内に複数のサブシリーズが含まれる場合、画像向き・間隔および任意のタグ値を利用して、シリーズを分割して表示できること。

15.5.3.7. 画像操作機能は以下の要件を満たすこと。 ― ―15.5.3.7.1. シリーズ画像に対して、以下の画像操作ができること。

 階調変更、拡大・縮小、移動、ページング、部分拡大(虫めがね) 左右反転、上下反転、左右90度回転、180度回転 画像フィット表示、ピクセル等倍表示

15.5.3.7.2. CTやMRのシリーズ画像に対して任意角度の左右回転ができること。

15.5.3.7.3. シリーズ画像に対して、以下の画像処理操作ができること。 階調プリセット処理、白黒反転処理、シャープネス/肺強調処理、ぼかし処理、FCR画像パラメータ処理

15.5.3.7.4. W/L値の数値入力によりシリーズ画像の階調を変更できること。

15.5.3.7.5. 階調プリセットはユーザおよびモダリティごとに最大9個までユーザが設定できること。

15.5.3.7.6. マウス操作による階調変更時のW/L値増減方向および変化速度をユーザごとに設定できること。

15.5.3.7.7. モノクロ8bit画像に対して階調を変更できること。

15.5.3.7.8. RGB画像に対して明るさ/コントラストを変更できること。

15.5.3.7.9. 拡大・縮小率の数値入力によりシリーズ画像を拡大・縮小表示できること。

15.5.3.7.10. 拡大・縮小率プリセットを利用してシリーズ画像を拡大・縮小表示できること。

15.5.3.7.11. マウス操作によるシリーズ画像の拡大・縮小の中心を、ビューの中心もしくはマウスポイントの中心のいずれかをユーザごとに設定できること。

15.5.3.7.12. マウスホイールを利用してシリーズ画像を拡大・縮小表示できること。

15.5.3.7.13. シリーズ画像をページングするためのスライダーバー機能を利用できること。

15.5.3.7.14. シリーズの最初および最後の画像へワンアクションで移動できること。

15.5.3.7.15. シリーズ画像をシネ表示(昇順/逆順表示、開始、停止、速度調整)できること。

15.5.3.7.16. シリーズ画像をシネ表示する際、シネ操作パネル(ボタンアイコンなど)を使用せずにマウス操作のみで昇順/逆順表示、開始、停止、速度調整ができること。

15.5.3.7.17. DICOMフレームレートを考慮して動画像をシネ表示できること。

15.5.3.7.18. マウスホイールを利用してイメージ表示レイアウト(タイル表示のレイアウト)を変更できること。

15.5.3.7.19. シリーズ画像をダブルクリックすることで1モニタに対してシリーズ表示レイアウトを1×1表示でき、再度ダブルクリックすることにより1×1表示を解除できること。

15.5.3.7.20. 画像上でマウスポイントを移動することで、FORが同一で別シリーズの画像上の同一位置に自動的にポインタが表示され3次元動作できること。

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兵庫県立淡路医療センター 電子カルテシステム更新および影響部門システム更新要件定義書

15.   放射線部門システム 実現性 備考(具体的な実現方法、代替案等)

15.5.3.7.21. 画像にブックマークを設定しブックマーク画像のみを表示できること。

15.5.3.7.22. 画像のDICOMヘッダ情報を一覧で表示できること。

15.5.3.8. アノテーション、計測、オーバレイ機能は以下の要件を満たすこと。 ― ―15.5.3.8.1. 画像上で以下のアノテーションを付加・計測できること。

 画素値、距離、角度、テキスト、矢印、矢印+テキスト、楕円、楕円ROI、矩形ROI、多角形ROI、フリーハンドROI

15.5.3.8.2. 領域の自動認識によりアノテーション(多角形ROI)を付加・計測できること。

15.5.3.8.3. 領域の自動認識によりアノテーション(多角形ROI)を修正できること。

15.5.3.8.4. 交わらない2直線の角度を計測できること。

15.5.3.8.5. 4点および6点計測法を用いて、2つの線分の長さおよび比率を計測できること。

15.5.3.8.6. 計測途中においても計測値が表示されること。

15.5.3.8.7. 画像のPixel Spacingを補正して計測できること。

15.5.3.8.8. Pixel Spacingを含まない画像に対して値を設定して計測できること。

15.5.3.8.9. PET画像のSUV値を計測できること。

15.5.3.8.10. アノテーションの計測結果を文字列としてクリップボードにコピーできること。

15.5.3.8.11. ROIアノテーションにおいて「面積」「外周」「長径」「短径」「平均」「標準偏差」「最大値」「最小値」を表示できること。

15.5.3.8.12. シリーズ画像に対して、番号ラベルのアノテーションを付加できること。

15.5.3.8.13. シリーズ画像に対して、Spinラベルのアノテーションを付加できること。

15.5.3.8.14. アノテーションを表示/非表示できること。

15.5.3.8.15. アノテーションの色およびフォントサイズをユーザごとに設定できること。

15.5.3.8.16. 保存されたアノテーションの位置をスライダーバー上にマーカー表示し、マーカーをクリックすることでその画像に飛べること。

15.5.3.8.17. 保存されたアノテーション、拡大、W/L変更を全端末で復元できること。

15.5.3.8.18. DICOMヘッダ情報を画像上にオーバレイ情報として表示/非表示できること。

15.5.3.8.19. オーバレイ情報として表示する項目をユーザ、モダリティおよびAEタイトル(+SOPクラス)ごとに任意に指定できること。

15.5.3.8.20. オーバレイ情報を匿名化して表示できること。

15.5.3.8.21. 画像の表示枠に応じてオーバレイ情報のフォントサイズが変化すること。

15.5.3.8.22. オーバレイ情報の色およびフォントサイズを設定できること。

15.5.3.8.23. DICOM6000番台のオーバレイ情報を表示できること。

15.5.3.8.24. 表示中の画像のリファレンス線を表示/非表示できること。

15.5.3.8.25. リファレンス線に画像番号が表示されること。

15.5.3.8.26. リファレンス線を表示する際に「最初と最後とアクティブ」「アクティブのみ」を選択できること。

15.5.3.8.27. 任意のシリーズ画像をフュージョン表示できること。

15.5.3.9. 画質、画像の見え方に関する機能は以下の要件を満たすこと。 ― ―15.5.3.9.1. 画像にモダリティLUTを適用できること。

15.5.3.9.2. 画像にVOILUT(Sigmoid含む)を適用できること。

15.5.3.9.3. 画像を拡大・縮小表示する際の画素補間方法を指定できること。

15.5.3.9.4. 画像上に矩形を指定してシャッター表示できること。

15.5.3.9.5. DICOMシャッター情報を表示できること。

15.5.3.9.6. 画像のPixelPaddingValueを標記できること。

15.5.3.10. 画像操作モードに関する機能は以下の要件を満たすこと。 ― ―15.5.3.10.1. マウスの右、左、中、左右(両押し)ボタンのそれぞれに画像操作機能を割り当てること

ができること。左ドラッグはユーザ設定でスクロールに割り当て可能、右ドラッグはデフォルトで階調変更ができること。

15.5.3.10.2. 画像操作モードの切り替えおよび画像操作をキーボードショートカット、アクティブオーバレイ、右クリックメニューにて実施できること。

15.5.3.10.3. アイコンメニューはユーザ毎の設定で複数メニューをモダリティごとに切り替えできること。

15.5.3.10.4. 画像操作モードの切り替えおよび画像操作をボタンメニュー(ツールボックス)にて実施できること。

15.5.3.11. 画像出力機能は以下の要件を満たすこと。 ― ―15.5.3.11.1. 画像の全体もしくは選択した領域をBitmap形式にてクリップボードにコピーもしくはファ

イルに出力できること。15.5.3.11.2. 選択したシリーズ画像をJpeg/Bitmap形式にてファイルに出力できること。

15.5.3.11.3. シネ表示された画像をAVIファイルに出力できること。

15.5.3.11.4. 表示中の検査をDICOM画像としてCD/DVD/ローカルディスクなどに出力できること。また出力時に患者情報を匿名化できること。

15.5.3.11.5. 表示中の画像をPDFファイル経由にてWindowsプリントできること。

15.5.3.11.6. 表示中の画像をPDFファイル経由にてDICOMプリントできること。

15.5.3.11.7. 再構成画像を別シリーズとしてPACS上に保存できること。

15.5.3.12. シリーズ連携機能は以下の要件を満たすこと。 ― ―15.5.3.12.1. 以下のシリーズ画像操作に対してシリーズ間の連携ができること。

 ページング、拡大・移動、階調・画像処理、虫めがね、回転・反転、領域選択、タンブリング(回転)、レンダリング

15.5.3.12.2. 拡大・移動連携時に基準位置をずらして移動操作できること。

15.5.3.12.3. シリーズ間の各連携設定をユーザごとにON/OFFできること。

15.5.3.12.4. 連携するシリーズを任意に選択できること。

15.5.3.12.5. 連携するシリーズを同一検査、同一方向の条件にて自動で選択できること。

15.5.3.12.6. ページング連携時にDICOMタグ情報のスライス位置にて自動で同期表示できること。

15.5.3.12.7. ページング連携時に形状認識(部位認識)を利用もしくは位置合わせ情報を計算して自動でスライス位置合わせできること。

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兵庫県立淡路医療センター 電子カルテシステム更新および影響部門システム更新要件定義書

15.   放射線部門システム 実現性 備考(具体的な実現方法、代替案等)

15.5.3.12.8. ページング連携時にスライス方向、スライス位置に関係なく画像を1枚ずつ同期表示できること。

15.5.3.12.9. スライス厚が異なるシリーズをページング連携する際、一番近いスライス位置の画像を表示できること。

15.5.3.12.10. ページング連携時に手動でスライス位置を合わせて同期できること。

15.5.3.12.11. ページング連携時にキーボードショートカットのキーダウンで同期を解除し、手動でスライス位置を合わせた後、キーアップで同期を再開できること。

15.5.3.12.12. ページング連携はシネ再生時にも動作すること。

15.5.3.12.13. DICOMタグ情報のスライス位置を利用して、複数シリーズ間で三次元的に同じ位置のイメージおよびポインタを表示(インテリリンク)できること。

15.5.3.13. 3D機能は以下の要件を満たすこと。 ― ―15.5.3.13.1. シリーズ画像のスラブ厚変更表示できること。

15.5.3.13.2. シリーズ画像をMPR、MIP、MinIP、AveIP(Raysam)表示できること。

15.5.3.13.3. MPR、MIP、MinIP、AveIP画像の直行3断面をワンアクションで切り替え表示できること。

15.5.3.13.4. MPR、MIP、MinIP、AveIP画像のオブリーク断面を表示できること。

15.5.3.13.5. MPR、MIP、MinIP、AveIP画像のダブルオブリーク断面を表示できること。

15.5.3.13.6. MPR、MIP、MinIP、AveIP(Raysam)表示時に、オブリーク断面+直行3断面の4分割表示に切り替えできること。

15.5.3.13.7. MIP、MinIP、AveIP画像のスラブ厚をショートカットおよびマウスホイールにて変更できること。

15.5.3.13.8. MIP、MinIP、AveIP画像のスラブ厚を数値入力して変更できること。

15.5.3.13.9. 任意断面画像をタンブリング(回転)させる際、回転中心を指定できること。

15.5.3.14. 操作補助に関する機能は以下の要件を満たすこと。 ― ―15.5.3.14.1. ユーザがある端末で行ったビューアの設定を、ユーザ自身で別の端末にも反映できるこ

と。15.5.3.14.2. 表示中の検査の表示状態(以下、スナップショット)を一時的に保存し、再復帰できるこ

と。15.5.3.14.3. 検査を閉じる際にスナップショットを自動で保存するかどうかを指定できること。

15.5.3.14.4. スナップショットを保存する際にタイトルを指定できること。また、再復帰時に保存されたタイトルを指定して表示できること。

15.5.3.14.5. ユーザがある端末で保存したスナップショットをサーバにアップロードし、別の端末にて再復帰できること。

15.5.3.14.6. 過去検査リスト、サムネイルバー、シリーズ画像上で検査日が異なる検査を識別できること。

15.5.3.14.7. Basic SR、Dose SR(被曝線量レポート)、PDFなどのDICOM形式のレポートを表示できること。

15.5.3.14.8. ビューアを通じてユーザ間でチャット機能を利用できること。さらに、チャット機能利用時に送信側でスナップショットを添付し、受信側で画像表示状態を再現できること。

15.5.3.14.9. ビューアからオンラインヘルプが利用できること。

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兵庫県立淡路医療センター 電子カルテシステム更新および影響部門システム更新要件定義書

15.   放射線部門システム 実現性 備考(具体的な実現方法、代替案等)

15.6. 読影医用Viewer ― ―15.6.1. PACSビューワ機能は以下の要件を満たすこと。  ― ―15.6.1.1. PACSビューワ機能は以下基本的要件を満たすこと。  ― ―15.6.1.1.1. 電子保存の三原則における「真正性」に基づき、診断に用いた確定画像が改ざんされるこ

となく診断当時と同様に画像表示をすること。15.6.1.1.2. 電子保存の三原則における「保存性」に基づき、DICOM(ver.3.0)オリジナル画像にて5年

間安定的に保存すること。15.6.1.1.3. 電子保存の三原則における「見読性」に基づき、標準規格DICOM(ver.3.0)に対応したさま

ざまな画像表示装置にて、画像保存装置内の画像表示をすること。15.6.1.1.4. CR、CT、MR、US、US Multi Frame、NM、XA、XA Multi Frame、RT、RF、PET、SCの各サー

ビスクラスSOPを有すること。15.6.1.1.5. Storageサービスクラス(SCU/SCP)を有すること。

15.6.1.1.6. Query/Retrieveサービスクラス(SCU/SCP)を有すること。

15.6.1.1.7. Study Root Query/Retrieve Information Model Findを有すること。

15.6.1.1.8. Study Root Query/Retrieve Information Model Moveを有すること。

15.6.1.1.9. Verificationサービスクラス(SCU/SCP)を有すること。

15.6.1.1.10. システム更新時に既設データの利用、データ移行をスムーズに行えるよう標準規格DICOM(ver.3.0)にてデータを保存すること。

15.6.1.1.11. 受信したDICOM画像はDICOMオリジナル画像(可逆圧縮)にて画像保存ストレージに保存できる機能を有すること。

15.6.1.1.12. 画像データに付属する情報の修正時には修正記録が取れる機能を有すること。

15.6.1.1.13. 本システム導入後発生した画像はHISと連携をとり、患者IDをキーにした画像連携ならびにアクセッションナンバーをキーにしたWeb参照連携が可能であること。

15.6.1.1.14. 1日24時間、365日安定稼働するシステム構成であること。また、万一障害が発生した場合であっても、リモートメンテナンス等により障害による影響を最小限にくい止めることができる機器構成であること。

15.6.1.1.15. 国内400床以上の病院にて、完全フィルムレス運用実績(院内全体対象)が50施設以上有り、確固たるノウハウを有したベンダーであること。

15.6.1.1.16. PACSシステムは、数年後のシステム更新時には、ハードウェアのみの更新で継続稼動ができること。導入時購入したソフト(サーバソフト,各ライセンス)は継承可能であること。

15.6.2. PACSビューア機能(ソフトウェア)は以下の要件を満たすこと。 ― ―15.6.2.1. リスト表示機能は以下の要件を満たすこと。 ― ―15.6.2.1.1. PACSサーバ内に保存されているデータを以下のフォルダに自動的に分類することが可能で

あること。(1)本日の検査 (2)本日の検査:モダリティ別 (3)最近1週間の検査(4)最近1週間の検査:モダリティ別 (5)全検査 (6)全患者

15.6.2.1.2. 患者リストには「患者ID」「患者氏名」「性別」「生年月日」を表示できること。

15.6.2.1.3. 検査リストには「患者ID」「患者氏名」「オーダー番号」「モダリティ」「検査項目」「検査日時」「画像枚数」「検査ステータス(予約、到着、レポートあり)」を表示できること。

15.6.2.1.4. リストに表示された検査を各項目でフィルタリング(検索)できること。

15.6.2.1.5. リストに表示された検査を各項目でソート(並べ替え)できること。またソートは第3ソートまで可能なこと。

15.6.2.1.6. フィルタリングしたリストのショートカットを作成できること。

15.6.2.1.7. リストの内容をXML形式やCSV形式で出力できること。

15.6.2.1.8. WEBブラウザ(URL指定)を利用して検査リストを表示できること。

15.6.2.1.9. フォルダごとにアクセス権を設定できること。

15.6.2.1.10. 設定したフォルダに新しい検査が追加されたときに通知できること。

15.6.2.1.11. 読影予約することにより検査をロックできること。

15.6.2.1.12. リスト上に検査のサムネイル画像を表示できること。

15.6.2.1.13. リストで選択した検査画像を他のPACSサーバーに転送できること。

15.6.2.1.14. リストで選択した検査画像をCDなどに出力できること。

15.6.2.2. 検査画像表示、電子カルテ連携機能は以下の要件を満たすこと。 ― ―15.6.2.2.1. リストで選択した検査画像を表示できること。

15.6.2.2.2. 検査画像を開く際、モダリティなどの条件により、過去検査画像を同時に表示するかどうかを選択できること。

15.6.2.2.3. WEBブラウザ(URL指定)を利用して指定された検査画像を表示できること。

15.6.2.2.4. WEBブラウザ(URL指定)を利用して指定された検査画像を表示する際、ユーザ情報(ユーザID)を引き継いでビューアを起動できること。

15.6.2.2.5. PACS上でエクスポートした検査画像をオフライン状態でPACSビューア同等機能のビューアにて参照できること。

15.6.2.3. 患者および検査に関する機能は以下の要件を満たすこと。 ― ―15.6.2.3.1. 患者に対するテキストメモを保存/表示できること。またメモを作成する際はユーザごと

の定型文を利用できること。15.6.2.3.2. 患者に対する音声メモを録音/再生できること。

15.6.2.3.3. 患者に対するドキュメントを保存/表示できること。

15.6.2.3.4. 患者に対するスキャンドキュメントを取込/表示できること。

15.6.2.3.5. 過去検査リストから検査情報を表示できること。

15.6.2.3.6. 過去検査リストからオーダ情報を表示できること。

15.6.2.3.7. 過去検査リストから検査レポートを表示できること。

15.6.2.4. 読影プロトコル機能は以下の要件を満たすこと。 ― ―15.6.2.4.1. ユーザおよびモダリティごとにあらかじめ設定された表示フォーマット(以下、読影プロ

トコル)に従いシリーズ画像をスタック/タイル表示できること。

15.6.2.4.2. 読影プロトコルではシリーズ表示順、シリーズ表示レイアウト、イメージ表示レイアウト、過去検査(最大6検査)、過去シリーズ画像を指定できること。

15.6.2.4.3. 読影プロトコルでシリーズ表示レイアウトを指定する際、検査内のシリーズ数に応じて最適にレイアウトを変更する自動レイアウト機能を選択できること。

15.6.2.4.4. 読影プロトコルは複数登録でき、検査画像表示後にユーザが切り替えできること。

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15.   放射線部門システム 実現性 備考(具体的な実現方法、代替案等)

15.6.2.4.5. 読影プロトコル適用後に表示される画面(以下、プロトコルステップ)が複数にわたる場合、前後および任意のプロトコルステップに切り替えできること。

15.6.2.4.6. 読影プロトコルをユーザがモダリティごとに設定できること。

15.6.2.5. 過去検査リスト、画像サムネイル機能は以下の要件を満たすこと。 ― ―15.6.2.5.1. 検査画像表示時に患者情報パネル(患者番号、患者名、性別、検査時年齢、検査日、検査

項目群、オーダ番号)を表示できること。15.6.2.5.2. 検査画像表示時に同一患者の過去検査リストを表示できること。

15.6.2.5.3. 過去検査リスト内に複数のPACS(SYNAPSE)サーバの検査を表示できること。

15.6.2.5.4. 過去検査リスト項目には「検査日」「モダリティ」「検査項目群」「レポート、メモのあり/なし」を表示できること。

15.6.2.5.5. 過去検査リストを各項目でソートできること。

15.6.2.5.6. 過去検査リストをモダリティで絞り込みできること。その際、複数のモダリティを指定できること。

15.6.2.5.7. 過去検査リストで選択されている検査を現在表示されている検査に追加して比較表示(最大6検査)できること。

15.6.2.5.8. 過去検査リスト内の検査数が多い場合、リストをスクロールするのではなくリストを拡張表示して検査を選択できること。

15.6.2.5.9. 過去検査を現在表示されている検査に追加して比較表示する際、現在検査に施した処理(W/L値、拡縮、パンなど)が初期化されないこと。

15.6.2.5.10. 検査画像表示時にシリーズ画像のサムネイルバーを表示できること。

15.6.2.5.11. サムネイルバーには過去検査リストで選択されているすべての検査のサムネイルが表示できること。

15.6.2.5.12. サムネイルバーのサムネイル上でシリーズ画像をスタック表示できること。

15.6.2.5.13. サムネイルバーにてシリーズ番号、シリーズ情報、画像枚数を表示できること。

15.6.2.5.14. サムネイルバーにて表示中/表示済/未表示のシリーズ画像を識別できること。

15.6.2.5.15. サムネイルバーを画像表示モニタごとに表示し、それぞれのモニタ内で選択した検査画像のサムネイルを表示できること。

15.6.2.5.16. 過去検査リストおよびサムネイルバーを非表示にできること。

15.6.2.6. シリーズレイアウト操作機能は以下の要件を満たすこと。 ― ―15.6.2.6.1. サムネイルバーからシリーズ画像のサムネイルをドラッグ&ドロップしてシリーズを上書

き/挿入表示できること。15.6.2.6.2. シリーズ画像のサムネイルをドラッグ&ドロップしてシリーズを上書き/挿入する際、複

数のシリーズを指定できること。15.6.2.6.3. シリーズ画像のサムネイルをドラッグ&ドロップしてシリーズを上書き/挿入する際、同

一検査および同一方向のシリーズに対して、スライスおよびFOV位置を自動的に合わせることができること。また異なる検査および同一方向のシリーズをD&Dする際は、FOV位置を自動的に合わせることができること。

15.6.2.6.4. シリーズ画像の操作によりシリーズをコピー/移動/入れ替え/削除して表示できること。

15.6.2.6.5. マス目を塗りつぶす形式にてシリーズの表示レイアウトを変更できること。

15.6.2.6.6. 検査に含まれるすべての画像を1シリーズ(全画像シリーズ)として表示できること。

15.6.2.6.7. シリーズ画像内で「前シリーズ」「次シリーズ」「シリーズ一覧」を指定してシリーズを切り替えできること。

15.6.2.6.8. 選択したシリーズのみをワンアクションで適切なレイアウトにて表示し、さらにワンアクションで元のレイアウトに戻せること。

15.6.2.6.9. シリーズ内に複数のサブシリーズが含まれる場合、画像向き・間隔および任意のタグ値を利用して、シリーズを分割して表示できること。

15.6.2.6.10. 検査内の複数のシリーズを結合して1つのシリーズとしてビューア上に表示できること。

15.6.2.7. 画像操作機能は以下の要件を満たすこと。 ― ―15.6.2.7.1. シリーズ画像に対して、以下の画像操作ができること。

 階調変更、拡大・縮小、移動、ページング、部分拡大(虫めがね) 左右反転、上下反転、左右90度回転、180度回転 画像フィット表示、ピクセル等倍表示、被写体フィット表示

15.6.2.7.2. CTやMRのシリーズ画像に対して任意角度の左右回転ができること。

15.6.2.7.3. シリーズ画像に対して、以下の画像処理操作ができること。 階調プリセット処理、白黒反転処理、シャープネス/肺強調処理、ぼかし処理、FCR画像パラメータ処理

15.6.2.7.4. W/L値の数値入力によりシリーズ画像の階調を変更できること。

15.6.2.7.5. 画像上で任意に領域を指定後、領域内で最適なW/L値を計算して画像全体にそのW/L値を適用できること。

15.6.2.7.6. 階調プリセットはユーザおよびモダリティごとに最大9個までユーザが設定できること。

15.6.2.7.7. マウス操作による階調変更時のW/L値増減方向および変化速度をユーザごとに設定できること。

15.6.2.7.8. モノクロ8bit画像に対して階調を変更できること。

15.6.2.7.9. RGB画像に対して明るさ/コントラストを変更できること。

15.6.2.7.10. 拡大・縮小率の数値入力によりシリーズ画像を拡大・縮小表示できること。

15.6.2.7.11. 拡大・縮小率プリセットを利用してシリーズ画像を拡大・縮小表示できること。

15.6.2.7.12. マウス操作によるシリーズ画像の拡大・縮小時の上下方向および変化速度をユーザが設定できること。

15.6.2.7.13. マウス操作によるシリーズ画像の拡大・縮小の中心を、ビューの中心もしくはマウスポイントの中心のいずれかをユーザごとに設定できること。

15.6.2.7.14. マウスホイールを利用してシリーズ画像を拡大・縮小表示できること。

15.6.2.7.15. シリーズ画像をページングするためのスライダーバー機能を利用できること。

15.6.2.7.16. マウス操作によるシリーズ画像ページング時の画像読み飛ばしON/OFFおよび変化速度をユーザごとに設定できること。

15.6.2.7.17. シリーズの最初および最後の画像へワンアクションで移動できること。

15.6.2.7.18. シリーズ画像をシネ表示(昇順/逆順表示、開始、停止、速度調整)できること。

15.6.2.7.19. シリーズ画像をシネ表示する際、シネ操作パネル(ボタンアイコンなど)を使用せずにマウス操作のみで昇順/逆順表示、開始、停止、速度調整ができること。

15.6.2.7.20. DICOMフレームレートを考慮して動画像をシネ表示できること。

15.6.2.7.21. DICOMフレームレートを考慮して動画像をシネ表示する際、表示速度を優先(画像描画が追いつかない場合、画像を飛ばす)させて再生できること。

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15.   放射線部門システム 実現性 備考(具体的な実現方法、代替案等)

15.6.2.7.22. 複数の動画像シリーズを同時にシネ表示できること。また、シネ表示をストップさせずに階調変更、拡大・縮小、移動の画像操作ができること。

15.6.2.7.23. シリーズ画像を逆順にソートできること。

15.6.2.7.24. シリーズ画像を任意のDICOMタグを利用してソートできること。

15.6.2.7.25. マウスホイールを利用してイメージ表示レイアウト(タイル表示のレイアウト)を変更できること。

15.6.2.7.26. シリーズ画像をダブルクリックすることで1モニタに対してシリーズ表示レイアウトを1×1表示でき、再度ダブルクリックすることにより1×1表示を解除できること。

15.6.2.7.27. 画像上でマウスポイントを移動することで、FORが同一で別シリーズの画像上の同一位置に自動的にポインタが表示され3次元動作できること。

15.6.2.7.28. 画像のDICOMヘッダ情報を一覧で表示できること。

15.6.2.7.29. 現在および過去のFCR画像もしくは処理済CRを利用して経時差分画像をビューア上で生成し表示できること。

15.6.2.7.30. 形状認識(部位認識)を利用して、脊椎および肋骨の骨ラベリングが行えること。

15.6.2.8. アノテーション、計測、オーバレイ機能は以下の要件を満たすこと。 ― ―15.6.2.8.1. 画像上で以下のアノテーションを付加・計測できること。

 画素値、距離、角度、テキスト、矢印、矢印+テキスト、フリーハンド、楕円、楕円ROI、正円ROI、矩形ROI、多角形ROI、フリーハンドROI

15.6.2.8.2. 任意の行×列の画素値マップを表示できること。

15.6.2.8.3. 領域の自動認識により距離計測を自動補正できること。

15.6.2.8.4. 領域の自動認識によりアノテーション(多角形ROI)を付加・計測できること。

15.6.2.8.5. 領域の自動認識によりアノテーション(多角形ROI)を修正できること。

15.6.2.8.6. 異なる画像間において角度を計測できること。

15.6.2.8.7. 交わらない2直線の角度を計測できること。

15.6.2.8.8. 4点および6点計測法を用いて、2つの線分の長さおよび比率を計測できること。

15.6.2.8.9. 画像のPixel Spacingを補正して計測できること。

15.6.2.8.10. Pixel Spacingを含まない画像に対して値を設定して計測できること。

15.6.2.8.11. PET画像のSUV値を計測できること。

15.6.2.8.12. シリーズ画像に付加したアノテーションを別のシリーズにコピーできること。

15.6.2.8.13. シリーズ画像に付加したアノテーションを同一シリーズ内の全ての画像にワンアクションでコピーできること。

15.6.2.8.14. アノテーションの計測結果を文字列としてクリップボードにコピーできること。

15.6.2.8.15. ROIアノテーションにおいて「面積」「外周」「長径」「平均」「標準偏差」「最大値」「最小値」を表示できること。

15.6.2.8.16. ROIアノテーションで表示する項目をユーザごとに設定できること。

15.6.2.8.17. シリーズ画像に対して、番号ラベルのアノテーションを付加できること。

15.6.2.8.18. アノテーションを表示/非表示できること。

15.6.2.8.19. アノテーションの色およびフォントサイズをユーザごとに設定できること。

15.6.2.8.20. 画像に適用した回転・反転、画像表示領域、アノテーション、W/L値(VOI LUT、白黒反転、画像処理プリセット)をキー画像(GSPS)として別シリーズにてPACS上に保存できること。

15.6.2.8.21. DICOMヘッダ情報を画像上にオーバレイ情報として表示/非表示できること。

15.6.2.8.22. オーバレイ情報として表示する項目をユーザ、モダリティおよびAEタイトル(+SOPクラス)ごとに任意に指定できること。

15.6.2.8.23. オーバレイ情報を匿名化して表示できること。

15.6.2.8.24. 画像の表示枠に応じてオーバレイ情報のフォントサイズが変化すること。

15.6.2.8.25. オーバレイ情報の色およびフォントサイズを設定できること。

15.6.2.8.26. DICOM6000番台のオーバレイ情報を表示できること。

15.6.2.8.27. 表示中の画像のリファレンス線を表示/非表示できること。

15.6.2.8.28. リファレンス線を表示する際に「最初と最後とアクティブ」「アクティブのみ」を選択できること。

15.6.2.8.29. シリーズの異なる複数の画像のROI計測値(Time Intencity Curve含む)、画素値、面積、長さをグラフ表示できること。

15.6.2.8.30. 任意のシリーズ画像をフュージョン表示できること。

15.6.2.8.31. フュージョン表示時に上画像のみを移動およびページングできること。

15.6.2.9. 画質、画像の見え方に関する機能は以下の要件を満たすこと。 ― ―15.6.2.9.1. 画像にモダリティLUTを適用できること。

15.6.2.9.2. 画像にVOILUT(Sigmoid含む)を適用できること。

15.6.2.9.3. 画像を拡大・縮小表示する際の画素補間方法を指定できること。

15.6.2.9.4. 画像上に矩形を指定してシャッター表示できること。

15.6.2.9.5. DICOMシャッター情報を表示できること。

15.6.2.9.6. 画像のPixelPaddingValueを標記できること。

15.6.2.9.7. 端末のモニタ種別に応じてLUTが設定できること。

15.6.2.10. 画像操作モードに関する機能は以下の要件を満たすこと。 ― ―15.6.2.10.1. マウスの右、左、中、左右(両押し)ボタンのそれぞれに画像操作機能を割り当てること

ができること。15.6.2.10.2. 画像操作モードの切り替えおよび画像操作をキーボードショートカット、コントロール

バー(アイコンバー)、右クリックメニューにて実施できること。

15.6.2.10.3. キーボードショートカット、コントロールバー(アイコンバー)、右クリックメニューはユーザごとに設定できること。

15.6.2.10.4. 画像操作モードの切り替えおよび画像操作をボタンメニュー(ツールボックス)にて実施できること。

15.6.2.10.5. 画像を表示した際の画像操作モードを「前回値」もしくは「初期値」に設定できること。

15.6.2.10.6. 画像操作中に画像操作モードをワンアクションで「前回値」もしくは「初期値」に戻せること。

15.6.2.10.7. 1回の操作で複数の操作を行うプリセット(複合コマンド)を作成し、それをメニューやショートカットキーから実行できること。

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兵庫県立淡路医療センター 電子カルテシステム更新および影響部門システム更新要件定義書

15.   放射線部門システム 実現性 備考(具体的な実現方法、代替案等)

15.6.2.11. 画像出力機能は以下の要件を満たすこと。 ― ―15.6.2.11.1. 画像の全体もしくは選択した領域をBitmap形式にてクリップボードにコピーもしくはファ

イルに出力できること。15.6.2.11.2. 選択したシリーズ画像をJpeg/Bitmap形式にてファイルに出力できること。また、出力時

に複数の画像を1枚の画像として出力できること。15.6.2.11.3. 選択したシリーズ画像をPPT形式にてファイルに出力できること。

15.6.2.11.4. 表示中の検査をDICOM画像としてCD/DVD/ローカルディスクなどに出力できること。また出力時に患者情報を匿名化できること。

15.6.2.11.5. 表示中の画像をDICOMプリントできること。

15.6.2.11.6. フュージョン画像、再構成画像を別シリーズとしてPACS上に保存できること。

15.6.2.12. シリーズ連携機能は以下の要件を満たすこと。 ― ―15.6.2.12.1. 以下のシリーズ画像操作に対してシリーズ間の連携ができること。

 ページング、拡大・移動、階調・画像処理、虫めがね、回転・反転、アノテーション、領域選択、タンブリング(回転)、レンダリング

15.6.2.12.2. 拡大・移動連携時に基準位置をずらして移動操作できること。

15.6.2.12.3. シリーズ間の各連携設定をユーザごとにON/OFFできること。

15.6.2.12.4. 連携するシリーズを任意に選択できること。

15.6.2.12.5. 連携するシリーズを同一検査、同一方向の条件にて自動で選択できること。

15.6.2.12.6. 連携するシリーズを複数グルーピング(最大10)できること。

15.6.2.12.7. ページング連携時にDICOMタグ情報のスライス位置にて自動で同期表示できること。

15.6.2.12.8. ページング連携時に形状認識(部位認識)を利用もしくは位置合わせ情報を計算して自動でスライス位置合わせできること。

15.6.2.12.9. ページング連携時にスライス方向、スライス位置に関係なく画像を1枚ずつ同期表示できること。

15.6.2.12.10. スライス厚が異なるシリーズをページング連携する際、一番近いスライス位置の画像を表示できること。

15.6.2.12.11. ページング連携時に手動でスライス位置を合わせて同期できること。

15.6.2.12.12. ページング連携時にキーボードショートカットのキーダウンで同期を解除し、手動でスライス位置を合わせた後、キーアップで同期を再開できること。

15.6.2.12.13. ページング連携はシネ再生時にも動作すること。

15.6.2.12.14. 選択されているシリーズのFOV位置をワンアクションで合わせることができること。

15.6.2.12.15. 選択されているシリーズの階調・画像処理をワンアクションで合わせることができること。

15.6.2.12.16. DICOMタグ情報のスライス位置を利用して、複数シリーズ間で三次元的に同じ位置のイメージおよびポインタを表示(インテリリンク)できること。

15.6.2.12.17. 形状認識(部位認識)を利用して、複数シリーズ間で三次元的に同じ位置のイメージおよびポインタを表示できること。

15.6.2.13. 3D機能は以下の要件を満たすこと。 ― ―15.6.2.13.1. シリーズ画像をMPR、MIP、MinIP、AveIP(Raysam)表示できること。

15.6.2.13.2. MPR、MIP、MinIP、AveIP画像の直行3断面をワンアクションで切り替え表示できること。

15.6.2.13.3. MPR、MIP、MinIP、AveIP画像のオブリーク断面を表示できること。

15.6.2.13.4. MPR、MIP、MinIP、AveIP画像のダブルオブリーク断面を表示できること。

15.6.2.13.5. MPR、MIP、MinIP、AveIP(Raysam)表示時に、オブリーク断面+直行3断面の4分割表示に切り替えできること。

15.6.2.13.6. MIP、MinIP、AveIP画像のスラブ厚をショートカットおよびマウスホイールにて変更できること。

15.6.2.13.7. MIP、MinIP、AveIP画像のスラブ厚を数値入力して変更できること。

15.6.2.13.8. MIP、MinIP、AveIP画像のスライス間隔を変更できること。

15.6.2.13.9. レンダリング条件(例:MIP-サジタル-5mm など)のプリセットを利用できること。

15.6.2.13.10. 任意断面画像をタンブリング(回転)させる際、回転中心を指定できること。

15.6.2.14. 操作補助に関する機能は以下の要件を満たすこと。

15.6.2.14.1. ユーザがある端末で行ったビューアの設定を、ユーザ自身で別の端末にも反映できること。

15.6.2.14.2. 画像に対して行った操作を「元に戻す」「やり直す」「すべて元に戻す」「すべてやり直す」ことができること。

15.6.2.14.3. 表示中の検査の表示状態(以下、スナップショット)を一時的に保存し、再復帰できること。

15.6.2.14.4. 検査を閉じる際にスナップショットを自動で保存するかどうかを指定できること。

15.6.2.14.5. スナップショットを保存する際にタイトルを指定できること。また、再復帰時に保存されたタイトルを指定して表示できること。

15.6.2.14.6. ユーザがある端末で保存したスナップショットをサーバにアップロードし、別の端末にて再復帰できること。

15.6.2.14.7. 過去検査リスト、サムネイルバー、シリーズ画像上で検査日が異なる検査を識別できること。

15.6.2.14.8. ビューアからオンラインヘルプが利用できること。

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兵庫県立淡路医療センター 電子カルテシステム更新および影響部門システム更新要件定義書

15.   放射線部門システム 実現性 備考(具体的な実現方法、代替案等)

15.7. 統合検査画像Viewer ― ―15.7.1. 統合検査管理システム機能(ソフトウェア)は以下の要件を満たすこと。 ― ―15.7.1.1. 検査統合リスト機能は以下の要件を満たすこと。 ― ―15.7.1.1.1. PACSやその他連携システムから検査情報を取得し、患者毎のリストに表示できること。

15.7.1.1.2. リストの縦軸は検査種、横軸は日付もしくは検査回数とし、両社が交わる箇所に該当する検査が表示できること。

15.7.1.1.3. 同じ日付、検査種に複数の検査が存在する場合には、検査日の枠が複数列に拡張され、全ての検査がリスト上に表示されること。

15.7.1.1.4. リストが1ページで収まらなかった場合は、以下のページ送り操作によりページを切り替えることができること。・1ページずつの送り/戻り・最新/最過去のページへ移動・ページ数を指定してそのページへ移動・ページのリストから、該当するページを選択して移動

15.7.1.1.5. 以下の2つのリスト表示モードを持つこと。・時系列モード(横軸が日付) リストが時間順に表示される表示モード。検査間の前後関係を容易に把握できる。・検査履歴モード(横軸が回数) リストが回数(最新、1回前、2回前・・・)で表示される表示モード。検査種毎にリストに詰められて表示されるため、特定の検査種内で検査履歴を追うことが容易になる。

15.7.1.1.6. 該当検査に対して画像が存在すれば画像、レポートが存在すればレポートのアイコンが表示されるなど、状態に応じてアイコン表示できること。

15.7.1.1.7. 時系列の異なる検査種をグループ分けして表示できること。

15.7.1.1.8. グループ毎に折り畳みや展開表示ができること。

15.7.1.1.9. 時系列モードの場合、任意の場所でリストを分割して表示できること。

15.7.1.1.10. リスト分割した場合、片方のページのみをページ送りできること。

15.7.1.1.11. ユーザー毎に特定の検査種の表示/非表示や並び順を変更できること。

15.7.1.1.12. 選択した検査の詳細情報(シリーズ一覧、検査情報など)を表示でいること。

15.7.1.2. システム連携機能は以下の要件を満たすこと。 ― ―15.7.1.2.1. リストに表示されているアイコンから以下の起動方法でPACSやその他連携システムを起動

できること。・IEを使用してのWebQuery起動・EXE起動

15.7.1.2.2. 患者IDをキーに連携システムを起動できること。

15.7.1.2.3. 連携システムがIEの場合、ウィンドウスタイル、位置、サイズ等を指定して起動できること。また、ユーザーが前回そのシステムを終了させた時のウィンドウの位置、サイズを記憶し、次回起動時にその位置、サイズでウィンドウ表示できること。

15.7.1.2.4. 検査画像がPACSに格納されている場合、複数の検査を選択して比較表示できること。

15.7.1.2.5. 検査画像がPACSに格納されている場合、該当検査を選択するとサムネイル表示できること。

15.7.1.2.6. 連携システム起動時に複数起動する/しないが設定により変更できること。

15.7.1.3. 電子カルテ連携機能は以下の要件を満たすこと。 ― ―15.7.1.3.1. IEを使用してWebQuery起動できること。

15.7.1.3.2. 以下の引数で起動できること。・患者ID・UserID

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兵庫県立淡路医療センター 電子カルテシステム更新および影響部門システム更新要件定義書

15.   放射線部門システム 実現性 備考(具体的な実現方法、代替案等)

15.8. DICOM画像検像システム ― ―15.8.1. DICOM画像検像システム(ソフトウェア)は以下の要件を満たすこと。 ― ―15.8.1.1. DICOM通信機能は以下の要件を満たすこと。 ― ―15.8.1.1.1. DICOM Storage SCPを使用した画像受信機能を有すること

15.8.1.1.2. DICOM Storage SCUを使用した画像送信機能を有すること

15.8.1.1.3. DICOM MWM SCUを使用した患者/検査情報取得機能を有すること

15.8.1.1.4. DICOM Q/R SCUを使用した画像検索および取得機能を有すること

15.8.1.1.5. DICOM Basic Grayscale Print Management (META) SCUを使用した画像印刷機能を有すること

15.8.1.2. 検査表示機能は以下の要件を満たすこと。 ― ―15.8.1.2.1. 受信した検査画像を検査/シリーズ単位で表示する機能を有すること

15.8.1.2.2. 検査単位で患者情報、検査情報、滞留時間を表示する機能を有すること

15.8.1.2.3. シリーズ単位で送受信情報(受信成功、受信失敗、送信成功、送信失敗、送信待ち)、滞留時間、画像サムネイル、シリーズ情報、画像枚数、検査装置名、送受信時刻を表示する機能を有すること

15.8.1.2.4. 検査リストを検索条件(患者ID、AccessionNo、検査日付、検査装置名など)に基づいてフィルタリングする機能を有すること

15.8.1.2.5. 頻繁に使用する検査リストの検索条件を、簡易検索としてプリセットする機能を有すること

15.8.1.2.6. 検査表示順を検査受信時刻でソートする機能を有すること

15.8.1.2.7. シリーズ表示順をシリーズNo.、モダリティ、部位、シリーズ受信/送信時刻でソートする機能を有すること

15.8.1.3. 検像端末台数は以下の要件を満たすこと。 ― ―15.8.1.3.1. 検像端末を1セット用意し、モダリティと接続すること。

15.8.1.3.2. 病院指定の場所に設置すること。

15.8.1.4. 画像修正機能は以下の要件を満たすこと。 ― ―15.8.1.4.1. 同一検査内のシリーズを並び替える機能を有すること

15.8.1.4.2. 同一検査内の2つ以上のシリーズを結合する機能を有すること

15.8.1.4.3. 同一患者内の検査を跨いでシリーズを移動する機能を有すること

15.8.1.4.4. 任意のシリーズを別検査として新規に作成する機能を有すること

15.8.1.4.5. シリーズ内の画像を2つ以上のシリーズに分割する機能を有すること

15.8.1.4.6. 任意の画像を別シリーズとして新規に作成する機能を有すること

15.8.1.4.7. シリーズ番号/イメージ番号を再発番する機能を有すること

15.8.1.4.8. Study Instance UID/Series Instance UID/SOP Instance UIDを再発番する機能を有すること

15.8.1.4.9. 画像の並び順を自動/手動で修正する機能を有すること

15.8.1.4.10. 患者IDに対して施設IDを自動で付与する機能を有すること

15.8.1.4.11. 任意DICOMタグを自動/手動で修正する機能を有すること

15.8.1.4.12. 画像を上下・左右反転して保存する機能(CR/MG/SCのみ)を有すること

15.8.1.4.13. 画像を回転して保存する機能(CR/MG/SCのみ)を有すること

15.8.1.4.14. 画像へアノテーションを挿入して保存する機能(CR/MG/SCのみ)を有すること

15.8.1.4.15. 画像を矩形やフリーハンドで塗りつぶして保存する機能(CR/MG/SCのみ)を有すること

15.8.1.4.16. 画像を白黒反転して保存する機能を有すること

15.8.1.4.17. FCR画像処理パラメータを手動で修正する機能を有すること

15.8.1.4.18. シリーズ内の画像を削除する機能を有すること

15.8.1.4.19. 画像修正理由を入力する機能を有すること

15.8.1.5. 画像表示機能は以下の要件を満たすこと。 ― ―15.8.1.5.1. シリーズ単位で画像を表示する機能を有すること

15.8.1.5.2. 検査単位で画像を表示する機能を有すること

15.8.1.5.3. FPD・FCR規格化済み画像を表示する機能を有すること

15.8.1.5.4. 画像表示分割数を変更する機能を有すること

15.8.1.5.5. 画像のW/L値を変更する機能を有すること

15.8.1.5.6. 画像のW/L値を変更する際に、プリセットを利用する機能を有すること

15.8.1.5.7. 画像を拡大/縮小する機能を有すること

15.8.1.5.8. 画像をページングする機能を有すること

15.8.1.5.9. 画像サムネイルを利用して画像並び順を変更する機能を有すること

15.8.1.5.10. 任意DICOMタグを利用して画像並び順を変更する機能を有すること

15.8.1.5.11. 画像表示画面内で前後の検査および前後のシリーズを表示する機能を有すること

15.8.1.6. 画像印刷機能は以下の要件を満たすこと。 ― ―15.8.1.6.1. DICOMプリンタから画像を印刷する機能を有すること

15.8.1.6.2. ネットワークプリンターから画像をWindows印刷する機能を有すること

15.8.1.6.3. 印刷レイアウト(印刷方向、向き、縦横コマ数)を設定する機能を有すること

15.8.1.6.4. 参照ライン(先頭、先頭と最後、すべて、n枚間隔)を印刷する機能を有すること

15.8.1.6.5. 印刷文字情報を設定する機能を有すること

15.8.1.6.6. 画像サムネイルを利用して並び順を変更する機能を有すること

15.8.1.6.7. 空欄コマを挿入する機能を有すること

15.8.1.6.8. コマを削除する機能を有すること

15.8.1.7. MWM機能は以下の要件を満たすこと。 ― ―15.8.1.7.1. 患者IDなどをキーにしてMWMサーバーから患者/検査情報を取得する機能を有すること

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兵庫県立淡路医療センター 電子カルテシステム更新および影響部門システム更新要件定義書

15.   放射線部門システム 実現性 備考(具体的な実現方法、代替案等)

15.8.1.7.2. MWMサーバーから取得した患者/検査情報を受信した画像に反映・保存する機能を有すること

15.8.1.7.3. 汎用画像取り込み時にMWMサーバーからの検索結果を反映・保存する機能を有すること

15.8.1.8. 表示モニターは以下の要件を満たすこと。 ― ―15.8.1.8.1. 汎用モニター(SXGA以上)のモニターと画像確認用の2Mカラーの2面構成であること。

15.8.1.8.2. 確認モニターはDICOMタグ情報を表示するモニターと画像を確認するモニターで構成されていること。

15.8.1.8.3. 2MモニターはEIZO社MX215以上の能力を備えること。

15.8.1.9. 画像送信機能は以下の要件を満たすこと。 ― ―15.8.1.9.1. 転送先サーバーを指定して自動/手動で画像を送信する機能(複数サーバーも可能)を有

すること15.8.1.9.2. 検査装置ごとに転送先サーバーを指定する機能を有すること

15.8.1.9.3. 自動画像送信時に滞留時間を指定する機能を有すること

15.8.1.9.4. 画像送信時に、新規検査/シリーズ/画像(Study/Series/SOP Instance UIDを再発番)として送信する機能を有すること

15.8.1.9.5. 送信時刻を指定する機能を有すること

15.8.1.9.6. 送信失敗時に自動で再送する回数を設定する機能を有すること

15.8.1.9.7. 検査装置のAE名を使用して画像を送信する機能を有すること

15.8.1.9.8. FCR画像をStandard CRに変換して送信する機能を有すること

15.8.1.10. 画像取込機能は以下の要件を満たすこと。 ― ―15.8.1.10.1. 患者IDなどをキーにしてDICOMサーバーを検索し、画像を取得する機能を有すること

15.8.1.10.2. 画像を受信した際に、指定したDICOMサーバーから過去画像を自動で取得する機能を有すること

15.8.1.10.3. 検査情報が指定されたXMLファイルを読み込み、DICOMサーバーから自動で画像を取得する機能を有すること

15.8.1.10.4. DVD/CDなどのメディアからDICOM画像を取り込む機能を有すること

15.8.1.10.5. DVD/CDなどのメディアからDICOM画像を取り込む際に、患者IDに対して施設IDを付与する機能を有すること

15.8.1.10.6. DVD/CDなどのメディアからDICOM画像を取り込む際に、CSVファイルを指定して任意DICOMタグを修正する機能を有すること

15.8.1.10.7. DVD/CDなどのメディアから汎用画像を取り込む機能を有すること

15.8.1.11. 画像出力機能は以下の要件を満たすこと。 ― ―15.8.1.11.1. DICOM画像をDICOM DIR形式にて出力する機能を有すること

15.8.1.11.2. DICOM画像をDICOM DIR形式にて出力する際に、簡易ビューアを添付する/しないを選択する機能を有すること

15.8.1.11.3. DICOM画像を汎用画像に変換して出力する機能を有すること

15.8.1.12. 画像削除機能は以下の要件を満たすこと。 ― ―15.8.1.12.1. 画像を検査/シリーズ単位に手動で削除する機能を有すること

15.8.1.12.2. 送信が成功した画像を自動で削除する機能を有すること

15.8.1.12.3. 自動削除される画像を保護する機能を有すること

15.8.1.13. セキュリティ管理機能は以下の要件を満たすこと。 ― ―15.8.1.13.1. ユーザー情報やユーザー権限を管理する機能を有すること

15.8.1.13.2. マルチユーザーにて使用する機能(同じ画像を操作できないよう、ユーザーごとにキューを設定)を有すること

15.8.1.13.3. 画像受信/送信ログを保存する機能を有すること

15.8.1.13.4. 操作ログ(受信、送信、インポート、削除、データ変更、印刷)を保存、検索、エクスポートする機能を有すること

15.9. DICOMデータ入出力システム ― ―15.9.1. Temporary DICOM Serverのサーバーソフトウェア要件として以下の機能を有する ― ―15.9.1.1. 画像受信機能 ― ―15.9.1.1.1. DICOM Storage Service ClassのSCP機能を有し、DICOM画像発生装置から出力される画像

を保存・管理する機能を有する15.9.1.1.2. 複数の画像発生装置から同時に画像を受信することができる

15.9.1.1.3. 画像保存容量としては、顧客の要望に応じスケーラブルに対応する構成をとることができる

15.9.1.1.4. 自動画像取得は、複数時刻に対応が可能であり、設定時刻を変更する機能を有する

15.9.1.2. 属性編集機能 ― ―15.9.1.2.1. DICOM Modality Worklist ManagementのSCU機能を有し、MWMサーバからaccession number

や患者名を取得し、属性を上書きすることができる15.9.1.3. データ保管機能

15.9.1.3.1. データをユーザーが指定した期間保持し、その後データを自動的に削除する機能を有する

15.9.1.3.2. 削除対象から外すことができるフラグ機能を有する

15.9.1.4. 画像を転送する機能として以下の機能を有する ― ―15.9.1.4.1. DICOM Storage SCU機能を有し、サーバーから画像を他サーバーに対して画像を送信する

ことができる15.9.1.4.2. DICOM Storage SCU機能を有し、クライアントから要求があった際にサーバーから画像を

他サーバーに対して画像を送信することができる15.9.1.4.3. 複数の送信先に画像を送信する機能を有する

15.9.1.4.4. マルチフレーム画像を自動的に送信対象外とする機能を有する

15.9.1.4.5. thin slice画像を自動的に送信対象外とする機能を有する。Thin sliceの定義は施設ごとに変更可能

15.9.1.4.6. DICOM Q/R SCP機能を有し、クライアントからの画像取得要求に対応できる

15.9.1.5. ユーザー管理機能 ― ―15.9.1.5.1. 画像を閲覧する際のユーザー管理機能を有する

15.9.1.5.2. ユーザー情報については他システムとの連携を行うことができる

15.9.1.6. 画像を閲覧する際にCSVにより他システムとの連携を行うことができる ― ―

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兵庫県立淡路医療センター 電子カルテシステム更新および影響部門システム更新要件定義書

15.   放射線部門システム 実現性 備考(具体的な実現方法、代替案等)

15.9.1.6.1. URL連携により、他システムより画像Viewerの起動連携を行う機能を有する

15.9.1.7. 画像閲覧及び画像管理についてログを保管する機能を有する ― ―15.9.1.7.1. 画像管理上必要と思われるログを保存する機能を有する

15.9.1.8. 画像サーバー管理機能 ― ―15.9.1.8.1. 画像サーバーの管理ツールを有し、以下の設定を行うことができる

15.9.1.8.2. ユーザー管理

15.9.1.8.3. IPアドレス管理

15.9.1.8.4. 画像削除

15.9.1.8.5. 容量表示

15.9.1.8.6. ログビューワ

15.9.1.8.7. 画像受信先の登録

15.9.1.8.8. 画像送信先の登録

15.9.1.8.9. 他システムとの連携についての設定

15.9.2. Temporary DICOM Serverのクライアントソフトウェア要件として以下の機能を有する ― ―15.9.2.1. サポートするクライアントソフトとして以下のソフトウェアをサポートする ― ―15.9.2.1.1. 専用のWeb Viewerより画像閲覧を行えること。

15.9.2.1.2. 専用のWeb Viewerのソフトウェアライセンス数は当院既設数を継承すること

15.9.2.1.3. オペレーティング・システムは、Microsoft Windows 7, 8.1, 10に対応する

15.9.2.1.4. 専用のWeb Viewerは、サーバーにアクセスすることにより自動的にオペレーティング・システムにインストールする機能を有する

15.9.2.2. 専用のWeb Viewer用リストについて以下の機能をサポートする ― ―15.9.2.2.1. 患者ID、取り込み日付、検査日付、名前、生年月日にて、画像データ及び汎用ファイルを

検索する画面を有する15.9.2.2.2. 検索結果をサムネイルで表示することができる

15.9.2.2.3. サムネイル表示より、取り込み依頼機能を有し、選択された画像をサーバーに転送する機能を有する

15.9.2.3. 専用のWeb Viewerにおいて下記機能をサポートする ― ―15.9.2.3.1. 検査単位、シリーズ単位(複数選択可)にて画像を表示する機能を有すること。

15.9.2.3.2. 検査内のすべての画像を並べて表示する機能を有する

15.9.2.3.3. モダリティ単位にてプリセットされた順番で画像を表示する機能を有する

15.9.2.3.4. モダリティ単位にてプリセットされたレイアウトで画像を表示する機能を有する

15.9.2.3.5. マウスやキーボードを利用して画像をスタックする機能を有する

15.9.2.3.6. W/L値を変更して画像を表示する機能を有する。さらにその際に、全イメージに反映、操作中のイメージにのみ反映、操作中のイメージ以降に反映、プリセットの利用、手動にて値を設定、のいずれかが選択可能な機能を有する

15.9.2.3.7. 画像をパンニングする機能を有する

15.9.2.3.8. 画像を拡大・縮小して表示する機能を有する。さらにその際にピクセルを補完して画像を表示する

15.9.2.3.9. 画像全体を拡大して表示する機能を有する

15.9.2.3.10. 画像表示時のデフォルトの画像操作モードを選択する機能を有する

15.9.2.3.11. 画像を回転・反転(上下・左右)させて表示させる機能を有する

15.9.2.3.12. 縦1画像×横1画像から縦8画像×横8画像まで、画像表示レイアウトを変更する機能を有する

15.9.2.3.13. マス目の塗りつぶしにより画像表示レイアウトを変更する機能を有する

15.9.2.3.14. マウスダブルクリックにより画像表示レイアウトを縦1画像×横1画像に変更する機能を有する

15.9.2.3.15. 画像をライフサイズにて表示する機能を有する

15.9.2.3.16. シリーズおよび画像のページ送り機能を有する

15.9.2.3.17. 画像に対して行った処理を1回の操作でリセットできる機能を有するこ

15.9.2.3.18. ショートカットキーを利用して各画像操作を行う機能を有する

15.9.2.3.19. マルチフレーム画像を閲覧する機能を有する

15.9.2.3.20. デンタル画像の表示に対応する

15.9.3. Temporary DICOM Server サーバーハードウェア要件仕様 ― ―15.9.3.1. Temporary DICOM Serverのハードウェア要件として以下の機能を満たすこと ― ―15.9.3.1.1. OS:Microsoft Windows Server 2012 R2 StdもしくはWindows Server 2016 Std

15.9.3.1.2. CPU:プロセッサはXeon E-2126Gと同等以上の性能・機能を有すると判断されるもの

15.9.3.1.3. メモリ:16GByte以上

15.9.3.1.4. ストレージ:実効容量は2TB以上、RAID5以上を構成

15.9.4. Temporary DICOM Server クライアントハードウェア要件仕様 ― ―15.9.4.1. Temporary DICOM Serverのクライアントハードウェア要件として以下の機能を満たすこと ― ―15.9.4.1.1. OS:Microsoft Windows7 ProもしくはMicrosoft Windows10 Pro(いずれも64bit推奨)

15.9.4.1.2. 対応Webブラウザー:Windows Internet Explorer 8-11(32-bit版のみ対応)

15.9.5. 画像入出力要件 ― ―15.9.5.1. 画像読込みは以下の機能を有すること。 ― ―15.9.5.1.1. CDまたはDVDに格納されているDICOMファイルは専用画面から読込みを行う機能を有するこ

と。15.9.5.1.2. CDまたはDVDに格納されているTIFF、JPEG、JPEG2000、ROWデータを自動でDICOM変換する

機能を有すること。15.9.5.1.3. 画像は、DICOM DIRの有無にかかわらず読込みができる機能を有すること。

15.9.5.1.4. PDI形式メディアからの画像読込みは、画像を読込み中でも属性編集ができる機能を有すること。

15.9.5.1.5. 読込んだ画像は画像サーバーに転送する機能を有すること。

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兵庫県立淡路医療センター 電子カルテシステム更新および影響部門システム更新要件定義書

15.   放射線部門システム 実現性 備考(具体的な実現方法、代替案等)

15.9.5.1.6. 読込んだ画像を確認するためのビューワ機能を有すること。

15.9.5.1.7. 画像サーバーへの再送信機能を有すること。

15.9.5.1.8. 画像サーバーへの再送信機能を複数有し、ユーザーが簡単に選択できる機能を有すること。

15.9.5.1.9. 予め設定した1検査あたりの容量、画像枚数についてアラートにて知らせる機能を有すること。

15.9.5.1.10. アラートで知らせる1検査あたりの容量、枚数はユーザーで簡単に設定する機能を有すること。

15.9.5.1.11. 二重取込みを防止する機能有すること。

15.9.5.1.12. 二重取込みを防止する機能は画像サーバーと連携できる機能を有すること。

15.9.5.1.13. 読込んだ画像のシリーズ及び検査を分割または結合をビューワで行える機能を有すること。

15.9.5.1.14. 読込んだ画像は、ワークリストの機能により患者情報を付加する機能を有すること。

15.9.5.1.15. 画像がDICOM規約に準拠しているかチェックする機能を有すること。

15.9.5.1.16. プライベートタグとグループレングスを自動で削除して再送信する機能を有すること。

15.9.5.1.17. サムネイルのサイズを変更できる機能を有すること。

15.9.5.1.18. 他院持込み画像一時保存用テンポラリサーバーは既存機能を有したものであり、WindowsServer2016に対応できるようにバージョンアップを行うこと。

15.9.5.1.19. テンポラリサーバーは、電子カルテと連携しビューワが展開できる機能を有すること。

15.9.5.2. 画像書出しは以下の機能を有すること。 ― ―15.9.5.2.1. 設定により目的を選択する機能を有すること。

15.9.5.2.2. 匿名化メディアを作成する機能を有すること。

15.9.5.2.3. 暗号化してメディア作成する機能を有すること。

15.9.5.2.4. 作成失敗メディアを識別する機能を有すること。

15.9.5.2.5. 書出す容量により、CDまたはDVDを自動で選択する機能を有すること。

15.9.5.2.6. 書込み画像は、画像単位及びシリーズ単位で2枚目メディアへの書込み指示ができる機能を有すること。

15.9.5.2.7. 目的によりラベルデザインを変更する機能を有すること。

15.9.5.2.8. ラベルデザインは、ユーザーが簡単に設定するための機能を有すること。

15.9.5.2.9. ラベルには、患者氏名、患者ID、性別、年齢、検査日、モダリティ、画像枚数を表示する機能を有すること。

15.9.5.2.10. ラベルは複数種類の設定ができる機能を有すること。

15.9.5.3. パブリッシャー本体は以下の機能を有すること。 ― ―15.9.5.3.1. メディア作成用パブリッシャーは1台を更新、もう1台は既存の物を使用し、既存運用が継

続できる機能を有すること。なお既存パブリッシャーは、メーカー修理対応期間が経過したのち障害が発生したときには更新等の検討を行うこと。

15.9.5.3.2. パブリッシャーは2トレイ以上を装填できる機能を有すること。

15.9.5.3.3. パブリッシャーは予備メディアを100枚保有する機能を有すること。

15.9.5.3.4. パブリッシャーは、インクジェット方式で6色でメディア作成する機能を有すること。

15.9.5.3.5. パブリッシャーは、USB3.0で接続を行えるためのインターフェースを有していること。

15.9.5.3.6. パブリッシャー本体のCDドライブをユーザーで交換できること。

15.9.5.3.7. 交換用インクは販売元より直接購入できること。

15.9.5.3.8. メディアの種類は指定されないこと。

15.9.5.3.9. パブリッシャーを制御する端末は更新し、アプリケーションは既存と同等以上の機能を有すること。

15.9.5.3.10. 制御端末は既設台数を継承すること。

15.9.5.3.11. 制御端末は内蔵マルチドライブを有し、パブリッシャー本体故障時にバックアップとしての切り替えをユーザーで簡単に行える機能を有すること。

15.9.5.3.12. 制御端末のCPUはIntel Xeon E3-1225v5プロセッサー以上を有すること。

15.9.5.3.13. 制御端末は、8GB以上の記憶容量を有すること。

15.9.5.3.14. 制御端末は、SSD250GB以上の容量を有すること。

15.9.5.3.15. 院内の他端末からIEを利用してメディア作成指示ができること。

15.9.5.3.16. ラベル作成を行った際、メディアラベルにはユニークなIDが印刷され、識別ができる機能を有すること。

15.9.5.3.17. メディア作成時に、受渡伝票を出力する機能を有すること。

15.9.5.3.18. 受渡伝票には、メディアに書込む患者氏名のほか、検査日、モダリティ等の検査情報を印字する機能を有すること。

15.9.5.3.19. 院内の他端末からIEを利用してメディア作成指示ができること。

15.9.5.3.20. ラベル作成を行った際、メディアラベルにはユニークなIDが印刷され、識別ができる機能を有すること。

15.9.5.3.21. メディア作成時に、受渡伝票を出力する機能を有すること。

15.9.5.3.22. 受渡伝票には、メディアに書込む患者氏名のほか、検査日、モダリティ等の検査情報を印字する機能を有すること。

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兵庫県立淡路医療センター 電子カルテシステム更新および影響部門システム更新要件定義書

16.   検査部門システム 実現性 備考(具体的な実現方法、代替案等)

16.1. 生理検査部門システム ― ―16.1.1. 生理検査システムとして以下の機能を有すること ― ―16.1.1.1. 基本要件 ― ―16.1.1.1.1 病院情報システムと通信を行う機能を有すること。

16.1.1.1.2 病院情報システムから、オーダ番号により各種レポートを直接参照可能な機能を有すること。

16.1.1.1.3 病院情報システムから、患者ID連携により該当患者の検査履歴を検索表示する機能を有すること。

16.1.1.1.4 病院情報システムから生理機能検査依頼訂正情報を受信し、該当検査内容を更新する機能を有すること。

16.1.1.1.5 病院情報システムシステムから生理機能検査キャンセル情報を受信し、該当検査を削除する機能を有すること。

16.1.1.1.6 病院情報システムから現行のインターフェース仕様に基づき、生理機能検査依頼情報を受信する機能を有すること

16.1.1.1.7 当院にてAdobeFlashを担保することにより、レポートをWeb上で作成する機能を有すること。

16.1.1.1.8 生理機能検査報告書内容をWebサーバから病院情報システムにてWeb参照する機能を有すること。

16.1.1.1.9 既存生理検査システムのデータを移行すること。

16.1.1.2. ME機器接続 ― ―16.1.1.2.1 既設の接続されている心電図ファイリングシステムと連携し、オーダ連携・検査結果連携

を行うこと。16.1.1.2.2 既設の接続されている超音波ファイリングシステムと連携し、オーダ連携を行うこと

16.1.1.2.3 既設の接続されているFMD検査装置と連携し、オーダ連携・検査結果連携を行うこと。

16.1.1.2.4 既設の接続されている血圧脈波検査装置と連携し、オーダ連携・検査結果連携を行うこと。

16.1.1.2.5 既設の接続されている筋電図検査装置と連携し、オーダ連携・検査結果連携を行うこと。

16.1.1.2.6 既設の接続されている呼吸機能検査装置と連携し、オーダ連携・検査結果連携を行うこと。

16.1.1.3. 受付機能・ワークリスト機能 ― ―16.1.1.3.1 生理検査クライアントソフトは電子カルテ端末と相乗りが可能なこと。

16.1.1.3.2 生理オーダの検査状態として、依頼中・受付済・検査中・実施済・技師報告済・医師承認済・中止を管理する機能を有すること。

16.1.1.3.3 生理オーダ状況一覧は、検査種別・患者ID・カナ氏名・性別・生年月日・入外区分・診療科・病棟・検査日(日付範囲)・検査状態を検索条件としてその検索結果を一覧表示する機能を有すること。

16.1.1.3.4 検索条件は各検査室端末別に初期状態を設定する機能を有すること。

16.1.1.3.5 検索結果の生理オーダ状況一覧は、検査日・検査時間・検査種別・検査項目・患者ID・カナ氏名・漢字氏名・性別・生年月日・年齢・体重・身長・診療科・病棟・検査状態・依頼医・検査コメントを表示する機能を有すること。

16.1.1.3.6 生理オーダ状況一覧は、表示順を各項目別に並び替える機能を有すること。

16.1.1.3.7 生理オーダ状況一覧に表示する項目の表示有無や表示順を各端末別に任意に設定する機能を有すること。

16.1.1.3.8 生理オーダ状況一覧は、検査状態別に色分けして表示する機能を有すること。

16.1.1.3.9 生理オーダ状況一覧の各検査状態別合計件数を表示する機能を有すること。

16.1.1.3.10 生理オーダ状況一覧の内容を一定時間毎に自動的に更新する機能を有すること。

16.1.1.3.11 患者ID入力もしくはバーコード等により、該当患者の当日の検査一覧を表示する機能を有すること。

16.1.1.3.12 受付操作により検査状態を依頼中から受付済に変更する機能を有すること。

16.1.1.3.13 検査受付時、受付情報を病院情報システムに通知する機能を有すること。

16.1.1.3.14 複数の検査を選択し一度に受付操作を行う機能を有すること。

16.1.1.3.15 生理オーダ状況一覧から、選択した該当患者の当日における他の生理オーダ一覧を表示する機能を有すること。

16.1.1.3.16 検査受付時、オーダ確認操作により病院情報システムで依頼されたオーダ詳細情報(至急検査依頼、出張検査依頼等)を参照する機能を有すること。

16.1.1.3.17 各生理機能検査室端末において、当該検査室における該当生理機能検査の受付済検査オーダ一覧を表示する機能を有すること。

16.1.1.3.18 受付済検査オーダ一覧から、検査オーダを選択し検査開始操作により検査状態を受付済から検査中に変更する機能を有すること。

16.1.1.3.19 各検査装置または各検査ファイリングシステムから検査開始情報を取得し、自動的に検査状態を受付済から検査中に変更する機能を有すること。

16.1.1.3.20 検査開始時、病院情報システムで依頼されたオーダ詳細情報を参照する機能を有すること。

16.1.1.3.21 各生理機能検査室端末において検査終了時、検査実施操作により検査状態を検査中から実施済に変更する機能を有すること。

16.1.1.3.22 既設接続されている各検査機器または各検査ファイリングシステムから検査終了情報を取得し、自動的に検査状態を検査中から実施済に変更する機能を有すること。

16.1.1.3.23 検査実施操作時、検査内容の変更・追加薬剤情報・追加加算情報・検査者を入力し、医事情報として病院情報システムに通知する機能を有すること。

16.1.1.3.24 一度入力した検査実施内容を変更し、医事情報として病院情報システムに通知する機能を有すること。

16.1.1.3.25 検査実施情報は検査種別毎に初期表示項目を設定する機能を有すること。

16.1.1.1.16.1.1.3.26 検査レポート機能 ― ―16.1.1.3.27 各生理機能検査室端末において報告書作成時、検査報告操作により検査状態を実施済から

報告済に変更する機能を有すること。16.1.1.3.28 各検査機器または各検査ファイリングシステムから検査報告情報を取得し、自動的に検査

状態を実施済から報告済に変更する機能を有すること。16.1.1.3.29 報告書参照操作により、各検査機器または各検査ファイリングシステムから取り込んだ任

意の報告書を参照する機能を有すること。16.1.1.3.30 各検査装置から取得した数値情報を報告書に自動的に転記できること。

16.1.1.3.31 専用報告書入力画面を作成することが可能なこと。

16.1.1.3.32 事前に登録した定型文を呼び出し所見・コメント等をレポートに入力する機能を有すること。

16.1.1.3.33 所見・コメント内容はユーザが自由に追加・修正・削除出来る機能を有すること。

16.1.1.3.34 リストボックス、チェックボックスからの選択により、容易にレポートを作成する機能を有すること。

16.1.1.3.35 事前に登録したテンプレートシェーマを呼び出す機能を有すること。

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兵庫県立淡路医療センター 電子カルテシステム更新および影響部門システム更新要件定義書

16.   検査部門システム 実現性 備考(具体的な実現方法、代替案等)

16.1.1.3.36 画像をクリップボードからレポートに貼り付ける機能を有すること。

16.1.1.3.37 画像やPDFをファイルからレポートに貼り付ける機能を有すること。

16.1.1.3.38 スキャナーと連動し、読み取った画像を直接レポートに貼り付ける機能を有すること。

16.1.1.3.39 レポートに貼り付けた画像に画像タイトルを入力する機能を有すること。

16.1.1.3.40 シェーマ・画像の描画・編集・コメント入力機能を有すること。

16.1.1.3.41 一度作成したレポートを修正する機能を有すること。

16.1.1.3.42 作成したレポートを印刷する機能を有すること。

16.1.1.3.43 作成したレポートをWeb参照できる形式で保存する機能を有すること。

16.1.1.3.44 病院情報システムから、オーダ番号により該当レポートを直接参照可能な機能を有すること。

16.1.1.3.45 各生理機能検査室端末において、誤操作等による検査状態を以前の状態に戻す機能を有すること。

16.1.1.3.46 検査受付時または任意の時点で、検査ラベルを既存の書式により印刷する機能を有すること。

16.1.1.3.47 検査受付時または任意の時点で、検査指示書を既存の書式により印刷する機能を有すること。

16.1.1.3.48 生理オーダ状況一覧の内容を検査ワークシートとして印刷する機能を有すること。

16.1.1.4. 保守・実績 ― ―16.1.1.4.1 生理検査領域における、大学病院への導入が5施設以上あるメーカーであること

16.1.1.4.2 生理検査専用の運用システムとして50施設以上の実績があるメーカーであること

16.1.1.4.3 導入後、無償期間を1年とすること。

16.1.1.4.4 迅速なサポート体制を実現するため、神戸市内、大阪市内にサービスステーションを有していること。

16.1.2. 生理検査波形ファイリングシステム ハードウェアは以下の条件を満たしていること。 ― ―16.1.2.1. データサーバ装置ハードウェアとして以下の条件を満たした仮想環境でシステム構築できること。 ― ―16.1.2.1.1 CPUはインテルXeonプロセッサー E-2124(3.3GHz)相当以上であること。

16.1.2.1.2 主記憶装置の容量は8GB以上であること。

16.1.2.1.3 ハードディスク容量は計3000GB以上であること。

16.1.2.1.4 データ保存部のハードディスクはRAID5以上の構成で、単一故障でもデータの損失に陥らないこと。

16.1.2.1.5 1000Mbps以上のLANインターフェイスカードを2基装備すること。通信プロトコルはTCP/IPに対応していること。

16.1.2.1.6 キーボード、マウスを装備すること。

16.1.2.1.7 無停電電源装置を有すること。一定条件を超える停電時、本システムを自動シャットダウンする機能を有するとともに、復旧後自動的に本システムが起動する機能を装備していること。

16.1.2.1.8 OSはMicrosoft Windows Server 2016 standard相当以上であること。

16.1.2.2. サブユニット端末ハードウェアは以下の条件を満たすこと。 ― ―16.1.2.2.1 CPUはインテル i5-9400 プロセッサー(3.40GHz)相当以上であること。

16.1.2.2.2 主記憶装置の容量は4GB以上であること。

16.1.2.2.3 ハードディスク容量は計500GB以上であること。

16.1.2.2.4 液晶ディスプレイ装置の表示サイズは対角17インチ以上であること。

16.1.2.2.5 キーボード、マウスを装備すること。

16.1.2.2.6 1000Mbps以上のLANインターフェイスカードを1基装備すること。通信プロトコルはTCP/IPに対応していること。

16.1.2.2.7 DVD-ROMまたはDVDSuperMULTIドライブ装置を装備していること。

16.1.2.2.8 OSはMicrosoft Windows 10 professional相当以上であること。

16.1.2.3. スキャナー装置は以下の条件を満たすこと。 ― ―16.1.2.3.1 600dpi以上の光学解像度を有すること。

16.1.2.3.2 スキャナー取込の原稿サイズはA4サイズに対応していること。

16.1.2.3.3 PC本体とは、USB規格で接続できること。

16.1.3. 生理検査データ管理システム ソフトウェアは以下の条件を満たしていること。 ― ―16.1.3.1. データサーバ装置ソフトウェアは以下の条件を満たすこと。 ― ―16.1.3.1.1 データベースは仮想環境に適したOracleまたはSymfowareであること。

16.1.3.1.2 データ修正を行った履歴を管理できる機能を有すること。

16.1.3.1.3 既存接続心電計装置とオンライン接続が可能であること。

16.1.3.1.4 指定心電計端末の接続により、最大10分間の12誘導もしくは15誘導生波形データの収録が可能であること。

16.1.3.1.5 オーダー情報を指定心電計端末に受け渡すことができ、検査機器側にて表示する機能を有すること。

16.1.3.1.6 オーダー情報の詳細情報(診療科、病棟、コメント等)を指定心電計端末に受け渡すことができ、検査機器側にて表示する機能を有すること。

16.1.3.1.7 指定心電計端末の端末番号を指定してオーダー情報を振り分ける機能を有すること。

16.1.3.1.8 既存長時間心電図解析装置と直接波形データのオンライン接続が可能であること。

16.1.3.1.9 オーダ情報を指定長時間心電図解析装置に受け渡すことができ、検査機器側にて表示する機能を有すること。

16.1.3.1.10 既存運動負荷心電図検査装置と直接波形データのオンライン接続が可能であること。

16.1.3.1.11 オーダ情報を指定運動負荷心電図検査装置に受け渡すことができ、検査機器側にて表示する機能を有すること。

16.1.3.1.12 既存心肺運動負荷試験装置と直接データのオンライン接続が可能であること。

16.1.3.1.13 所見の各種定義テーブルを編集する機能を有すること。

16.1.3.1.14 操作者のレベル設定により、処理可能な制限を行えること。

16.1.3.1.15 過去に収録した心電図データについて、指定心電計端末においてサーバーに収録されたデータを読み出すことが可能であること。

16.1.3.1.16 過去に収録した長時間心電図データについて、指定長時間心電図解析装置においてサーバーに収録されたデータを読み出すことが可能であること。

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兵庫県立淡路医療センター 電子カルテシステム更新および影響部門システム更新要件定義書

16.   検査部門システム 実現性 備考(具体的な実現方法、代替案等)

16.1.3.1.17 既存の生理検査波形形ファイリングシステムに保存されている過去データの移行が可能であること。

16.1.3.1.18 過去データについては、心電図や長時間心電図の全波形データや運動負荷心電図全波形データも含め、波形データとして完全移行することが可能であること。

16.1.3.2. サブユニット端末ソフトウェアは以下の条件を満たすこと。 ― ―16.1.3.2.1 オーダーワークリスト表示を搭載しており、常に検査の進捗情報を表示していること。検

索条件や表示項目を設定にて変更することが可能であること。16.1.3.2.2 オーダー情報が無い場合でも検査を開始することができ、オーダが無い検査をリスト化で

きること。16.1.3.2.3 オーダー情報が無い検査データについて、オーダー発生後にオーダーとデータの紐付け処

理を容易に行うことが可能であること。16.1.3.2.4 検査データのリスト表示を有しており、自動もしくは手動でのリスト更新が可能であるこ

と。検索条件や表示項目を設定にて変更することが可能であること。16.1.3.2.5 データの検索条件として、日付・ID番号・氏名・年齢・生年月日・性別・コメント・依頼

部門コード・検査項目名・担当医師名・担当技師名・グレード・所見・ミネソタコード・検査種別・OR、修正等の処理済み情報・削除データ、オーダ番号を指定する機能を有すること。

16.1.3.2.6 データの検索において検索条件を複数登録しておくことが可能であること。また、使用ユーザー毎に検索条件の登録が可能であること。

16.1.3.2.7 検索されたデータを、データ番号、日付、時刻、ID番号、患者氏名等の各属性情報よりソート可能であること。

16.1.3.2.8 患者属性編集画面より属性取得することで、オーダ情報で予め登録した被検者の情報を自動入力できること。

16.1.3.2.9 心電図のオーバーリード機能を有すること。

16.1.3.2.10 所見の変更が無くてもOR済みとさせることが可能であること。

16.1.3.2.11 確定データであることを指定できる機能を有すること。また、確定したデータは編集が行えない機能を有すること。

16.1.3.2.12 心電図を時系列比較表示されたイメージで、印刷可能であること。

16.1.3.2.13 指定した心電図データを、LANにより接続された指定心電計端末に送信し、サーマルレコーダにて印字可能であること。

16.1.3.2.14 波形レポートの印字が可能であること。設定により、波形感度、波形位置、グリッドON/OFF、波形ライン幅、用紙方向(縦/横)の指定が可能であること。

16.1.3.2.15 指定により解析情報、被検者情報を項目別に印字させないことが可能であること。

16.1.3.2.16 設定によりデータ登録と同時に自動印刷が可能であること。

16.1.3.2.17 データ表示時の画面をJPEG画像としてクリップボードに貼り付けもしくは画像ファイルに出力可能であること。

16.1.3.2.18 心電図データの入力形態は、LANによるオンラインと、PCカード、CFカード、USBによるオフラインが可能であること。

16.1.3.2.19 PC・CFカード、USBに収録された心電図データを画面上でリスト表示でき、その全て、又は選択した心電図データを本体に登録可能であること。

16.1.3.2.20 PC・CFカード、USB内の心電図データを登録する際に、オーダー情報を自動的に入力可能であること。

16.1.3.2.21 波形表示は、自動感度の変更や搬送速度の変更が可能でありセンタリングの自動/固定の指定が可能であること。また、標準12誘導及び15誘導心電図データを、代表波形形式(ドミナント、アベレージ)、フルリード3ch・6ch・12ch、四肢、胸部のフォーマットから選択し表示可能であること。

16.1.3.2.22 心電図検査12誘導もしくは15誘導データについて、最大10分間の生波形データを表示する機能を有すること。また、波形拡大・計測が可能であること。

16.1.3.2.23 波形計測機能を有すること。拡大波形表示時での手動計測、デバイダを用いた計測が可能であること。また、通常波形表示時にもデバイダを用いた計測が可能であること。

16.1.3.2.24 心電図R-R検査生波形データの全ての波形及びR-Rトレンドグラフ・ヒストグラムのグラフ表示が行える機能を有すること。

16.1.3.2.25 同一被検者の波形を比較表示可能であること。また、設定により、12誘導2件の比較、4件の比較、あるいは10件の同時比較が可能であること。4件の同時比較については心電図データの誘導別、検査データ別、重ね合わせ表示が可能であること。10件の同時比較については、四肢誘導、胸部誘導の誘導別比較が可能であること。また、任意に表示データの変更、並べ替えができること。

16.1.3.2.26 データ表示画面から同一被検者のデータ履歴をリスト表示させ、リストより選択した過去データを表示させることが可能であること。

16.1.3.2.27 心電図検査12誘導及び15誘導長時間生波形データの全ての波形を画面表示し波形拡大・計測機能を有すること。

16.1.3.2.28 心電図12誘導検査結果についてはバゼット式とフリデリシア式で算出されたQTcが両方同時に表示可能であること。

16.1.3.2.29 基本計測値、所見表示部、ミネソタコード表示部、被検者情報部、コメント部の各項目の内容を編集可能であること。

16.1.3.2.30 基本機能として微小心電図の波形データを参照することが可能であること。

16.1.3.2.31 長時間心電図検査のサマリーデータ(患者情報・心拍情報・ST情報・不整脈情報・不整脈発生表・解析内容)、トレンドグラフ(心拍数・不整脈イベント)、登録波形データ、結果レポートを参照する機能を有すること。

16.1.3.2.32 長時間心電図検査の圧縮波形の保存対応が可能で、圧縮波形のみもしくは圧縮波形+トレンド表示が可能であること。

16.1.3.2.33 長時間心電図検査の登録波形データの計測処理を有していること。

16.1.3.2.34 長時間心電図+血圧波形データの参照ができること。

16.1.3.2.35 長時間心電図+SpO2+呼吸波形データの参照ができること。

16.1.3.2.36 運動負荷心電図データのファイナルレポート、トレンドグラフ、アベレージ波形データ、登録波形等の結果を参照する機能を有すること。

16.1.3.2.37 運動負荷心電図データの全波形の保存対応により全波形データの参照が可能であること。また、イベントリストより該当波形データの参照が可能であること。

16.1.3.2.38 心肺運動負荷試験データの参照ができること。

16.1.3.2.39 画像登録機画面より、スキャナーによるレポートの取込や出力された画像の取込が可能であること。

16.1.3.2.40 スキャナーを接続し、画像登録機能画面よりスキャナと連動して画像取込を行うことが可能であること。

16.1.3.2.41 オーダー一覧画面からオーダーを選択後、画像登録機能画面に移行することが可能であること。

16.1.3.3. 波形参照用ビュアーソフトウェアは以下の条件を満たすこと。 ― ―16.1.3.3.1 院内端末にインストールし動作することが可能であること。また、結果参照時に波形ビュ

アーソフトの起動により、波形データとして参照することが可能であること。

16.1.3.3.2 心電図について、パスワードによるユーザ認証で所見変更やコメント入力を可能とする判読処理機能を有すること。

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兵庫県立淡路医療センター 電子カルテシステム更新および影響部門システム更新要件定義書

16.   検査部門システム 実現性 備考(具体的な実現方法、代替案等)

16.1.3.3.3 表示された心電図データについて、感度の変更や搬送速度の変更が可能であること。また、センタリングの自動/固定の指定が可能であること。また、標準12誘導及び15誘導心電図データを、代表波形形式(ドミナント、アベレージ)、フルリード3ch・6ch・12ch、四肢、胸部のフォーマットから選択し表示可能であること。

16.1.3.3.4 心電図検査12誘導もしくは15誘導データについて、最大10分間の生波形データを表示する機能を有すること。また、波形拡大・計測が可能であること。

16.1.3.3.5 波形計測機能を有すること。拡大波形表示時での手動計測、デバイダを用いた計測が可能であること。また、通常波形表示時にもデバイダを用いた計測が可能であること。

16.1.3.3.6 心電図R-R検査生波形データの全ての波形及びR-Rトレンドグラフ・ヒストグラムのグラフ表示が行える機能を有すること。

16.1.3.3.7 同一被検者の波形を比較表示可能であること。また、設定により、12誘導2件の比較、4件の比較、あるいは10件の同時比較が可能であること。4件の同時比較については心電図データの誘導別、検査データ別、重ね合わせ表示が可能であること。10件の同時比較については、四肢誘導、胸部誘導の誘導別比較が可能であること。また、任意に表示データの変更、並べ替えができること。

16.1.3.3.8 データ表示画面から同一被検者のデータ履歴をリスト表示させ、リストより選択した過去データを表示させることが可能であること。

16.1.3.3.9 心電図検査12誘導及び15誘導長時間生波形データの全ての波形を画面表示し波形拡大・計測機能を有すること。

16.1.3.3.10 心電図12誘導検査結果についてはバゼット式とフリデリシア式で算出されたQTcが両方同時に表示可能であること。

16.1.3.3.11 微小心電図の波形データを参照することが可能であること。

16.1.3.3.12 長時間心電図検査のサマリーデータ(患者情報・心拍情報・ST情報・不整脈情報・不整脈発生表・解析内容)、トレンドグラフ(心拍数・不整脈イベント)、登録波形データ、結果レポートを参照する機能を有すること。

16.1.3.3.13 長時間心電図検査の圧縮波形の保存対応が可能で、圧縮波形のみもしくは圧縮波形+トレンド表示が可能であること。

16.1.3.3.14 長時間心電図検査の登録波形データの計測処理を有していること。

16.1.3.3.15 長時間心電図+血圧波形データの参照ができること。

16.1.3.3.16 長時間心電図+SpO2+呼吸波形データの参照ができること。

16.1.3.3.17 運動負荷心電図データのファイナルレポート、トレンドグラフ、アベレージ波形データ、登録波形等の結果を参照する機能を有すること。

16.1.3.3.18 運動負荷心電図データの全波形の保存対応が可能で、全波形データの参照が可能であること。また、イベントリストより該当波形データの参照が可能であること。

16.1.3.3.19 心肺運動負荷試験データの参照機能を有すること。

16.1.3.3.20 院内基幹システムのレーザープリンタに検査レポートを印刷できる機能を有すること。

16.1.3.4. 障害支援体制等は以下の条件を満たすこと。 ― ―16.1.3.4.1 本システムに障害が発生した場合、復旧のため迅速な対応が行えること。

16.1.3.5. その他 ― ―16.1.3.5.1 日本語操作マニュアルを提供すること。

16.1.3.5.2 本システムの管理者、運用者に取り扱い説明を行うこと。

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兵庫県立淡路医療センター 電子カルテシステム更新および影響部門システム更新要件定義書

16.   検査部門システム 実現性 備考(具体的な実現方法、代替案等)

16.2. 検体検査部門システム ― ―16.2.1. 検体検査システムとして以下の機能を有すること ― ―16.2.1.1. システム基本仕様 ― ―16.2.1.1.1 システムの基本形態はクライアント/サーバシステムであること。

16.2.1.1.2 リレーショナルデータベースを採用し、オープン仕様SQL、ODBCに対応している。

16.2.1.1.3 マルチアクセス機能を有すること。ネットワーク上の複数のサーバで管理している各データベースを任意のクライアントからアクセスできること。

16.2.1.1.4 排他制御ができること。

16.2.1.1.5 各サーバはメンテナンス時を除き365日24時間連続稼動できること。

16.2.1.1.6 メインサーバダウン時に代替運用が可能であること。そのために他サーバに常にデータをバックアップしている。

16.2.1.1.7 日替処理は自動で行われ、業務の停止がない条件下で処理できること。

16.2.1.1.8 光またはADSLにてVPN接続で遠隔メンテナンスできること。

16.2.1.1.9 ファイヤーウォール等セキュリティーに充分配慮されていること。

16.2.1.2. ソフトウェア基本性能 ― ―16.2.1.2.1 1日の最大依頼受付数は999999受付が可能であること。

16.2.1.2.2 検査項目マスターは999999項目の登録が可能であること。

16.2.1.2.3 1検査項目あたり999材料の検査材料を登録できること。

16.2.1.2.4 1検査依頼あたりに登録できる検査項目数に制限はないこと。

16.2.1.2.5 容器マスターに登録できる検査項目数に制限はないこと。(各項目に対して容器を割り当てているため、無制限)

16.2.1.2.6 1ワークシートマスターに登録できる検査項目数に制限はないこと。

16.2.1.2.7 セット項目マスターの登録数に制限はないこと。

16.2.1.2.8 1検査依頼あたりに登録できるセット項目数に制限はないこと。

16.2.1.2.9 1セット項目あたりに登録できる項目数に制限はないこと。

16.2.1.2.10 1検査依頼に999種類検査容器が登録できること。

16.2.1.2.11 ワークシートマスターは999種類の登録が可能であること。

16.2.1.2.12 1ワークシートあたりの検査容器を999種類以上の登録が可能であること。

16.2.1.2.13 精度管理試料は999種類の登録が可能であること。

16.2.1.2.14 検査材料は999種類の登録が可能であること。

16.2.1.2.15 依頼科・病棟は9999種類の登録が可能であること。コードに数字・アルファベットを使用できること。

16.2.1.2.16 検査結果報告書は999種類の登録が可能であること。

16.2.1.2.17 基準値は男女あわせて年齢256段階の設定が可能であること。

16.2.1.2.18 患者ID桁数は14桁までの登録が可能であること。

16.2.1.2.19 患者ID表示フォーマットがマスターで設定できること。

16.2.1.2.20 患者カナ氏名は半角128桁の登録が可能であること。

16.2.1.2.21 患者漢字氏名は全角64文字(半角128桁)の登録が可能であること。

16.2.1.2.22 職員ID桁数を16桁までの登録が可能であること。

16.2.1.2.23 職員漢字氏名は全角16文字(半角32桁)の登録が可能であること。

16.2.1.2.24 計算する必要がある項目は自動的に計算できること。また、計算式・要素がマスターで設定できること。

16.2.1.2.25 計算項目計算式の要素数は25要素まで登録できること。

16.2.1.2.26 時系列結果検索時の同時表示項目数に制限はないこと。

16.2.1.2.27 データ抽出時の抽出可能項目数に制限はないこと。

16.2.1.2.28 フリーコメントは3070文字まで入力可能であること。

16.2.1.2.29 検査結果文字数は512文字まで入力可能であること。

16.2.1.2.30 検査結果に付加するコメントとして1項目につき2種類のコメントコード入力が可能であること。

16.2.1.2.31 検査結果に付加するコメントとして1項目につき2種類のコメントフリー入力が可能であること。

16.2.2. 検査依頼 ― ―16.2.2.1. 検査依頼入力 ― ―16.2.2.1.1 検査依頼を新規登録できること。

16.2.2.1.2 検査依頼項目を修正、削除、追加できること。

16.2.2.1.3 検査依頼属性を入力できること。

16.2.2.1.4 検査属性を修正できること。

16.2.2.1.5 検査依頼を削除できること。

16.2.2.1.6 削除された検査依頼を復活できること。

16.2.2.1.7 検査材料を材料単位で一括変更できること。

16.2.2.1.8 検査材料を項目単位で変更できること。

16.2.2.1.9 コメントの入力ができること。

16.2.2.1.10 検査依頼時に新規患者を登録できること。

16.2.2.1.11 検査依頼時に患者属性を修正できること。

16.2.2.1.12 検査運用番号(以下受付番号)は目的に応じて番号帯を分けて設定できること。

16.2.2.1.13 受付番号を任意に指定して検査依頼を登録できること。

16.2.2.1.14 検査室内検査依頼として、上位システムからの検査依頼に影響しない任意の上位キー(オーダ番号)が設定できること。上位キー発番に関しては、HISとの調整で決定する。

16.2.2.1.15 当日・過去・未来と入外区分別に、依頼登録時に自動到着する設定ができること。

16.2.2.1.16 起動時の依頼モード(緊急・至急・ルーチン)を設定できること。

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兵庫県立淡路医療センター 電子カルテシステム更新および影響部門システム更新要件定義書

16.   検査部門システム 実現性 備考(具体的な実現方法、代替案等)

16.2.2.1.17 検査依頼時に採取ラベルを同時出力するかしないかを設定できること。また、1次分注ラベル、2次分注ラベル、3次分注ラベルの同時出力も設定できること。

16.2.2.1.18 検査依頼時に同時出力ラベルの出力先を選択できること。

16.2.2.1.19 ログオンする担当者の権限により属性表示のマスクができること。

16.2.2.1.20 指定した日の検査依頼情報一覧を確認できること。

16.2.2.1.21 上位システムから依頼された検査依頼項目を修正できること。

16.2.2.1.22 よく依頼する検査項目を、複数TABに分けて表示設定でき、設定内容を依頼画面に反映できること。ここで設定された一覧から依頼項目をマウス選択することで検査依頼を行える。

16.2.2.1.23 依頼項目指定時に材料を指定できること。

16.2.2.1.24 依頼項目の測定モード(緊急、至急、ルーチン)をマウスで選択し、一括または部門ごとに修正できること。

16.2.2.1.25 依頼項目として単項目、ファミリー、セット項目の依頼ができること。

16.2.2.1.26 依頼の新規入力時、参照時のそれぞれで、子項目やセット項目の内容を展開しないようにできること。

16.2.2.1.27 項目名称、外注種別、部門、容器、規定項目グループのいずれかで検査項目を検索し依頼できること。

16.2.2.1.28 患者IDが未発番の場合は、ダミー患者IDを自動作成し、検査依頼をできること。

16.2.2.1.29 ダミー患者IDを指定し、一覧形式で正式患者IDに修正できること。

16.2.2.1.30 病院情報システムとの通信により、検査依頼項目と患者属性情報を受信できること。

16.2.2.1.31 検査部内依頼を病院情報システムの仕様に準拠して結果送信できること。

16.2.2.1.32 検査依頼情報の変更として依頼項目の削除をした場合、削除した項目を画面上で確認できること。

16.2.2.1.33 追加項目マスターにて、任意の結果条件、項目条件、属性条件の組み合わせを設定することにより、自動で追加項目依頼を発生できること。

16.2.2.1.34 依頼内容登録後、全ラベルまたは追加ラベル、1次分注、2次分注、3次分注ラベルを出力できること。

16.2.2.1.35 新規依頼作成にて患者ID入力時、同一受付日で同一患者IDの既存の検査依頼が存在していた時には、その旨を示すメッセージ表示ができること。既存検査依頼の受付番号、受付項目が全て表示できること。

16.2.2.1.36 新規依頼作成にて患者ID入力時、同一受付日かつ同一科病棟の同一患者IDの既存の検査依頼が存在していた時には、その旨を示すメッセージ表示ができること。既存検査依頼の受付番号、依頼項目が全て表示できること。

16.2.2.1.37 依頼項目TABに表示する項目を設定する画面を呼び出すことができること。

16.2.2.1.38 患者指定時に、患者情報のカナ名検索できること。

16.2.2.1.39 追加報告先を複数選択できること。

16.2.2.1.40 患者IDを指定し、過去の検査履歴を表示できること。

16.2.2.2. 一括検査依頼入力 ― ―16.2.2.2.1 検査依頼件数、科病棟、依頼項目を指定し、一括で検査依頼ができること。

16.2.2.2.2 指定のレイアウトで作成されたテキストファイルを読み込み、一括で団体検査依頼ができること。

16.2.2.2.3 項目追加マスターにて、任意の結果条件、項目条件、属性条件の組み合わせを設定することにより、自動で追加項目依頼を発生させることができること。

16.2.2.2.4 患者指定時に、患者情報のカナ名検索ができること。

16.2.2.2.5 受付日、受付番号範囲を指定し、一括で検査依頼を削除できること。

16.2.2.2.6 受付日、受付番号範囲を指定し、一括で削除された検査依頼を復活できること。

16.2.2.2.7 受付日、受付番号範囲を指定し、一括で任意の検査項目を追加依頼できること。

16.2.2.3. 依頼属性一括修正 ― ―16.2.2.3.1 受付日範囲、科病棟などを指定して、目的の依頼情報を絞り込み、患者情報、科病棟、医

師などを一覧形式で修正できること。16.2.2.3.2 変更前、変更後を比較しながら、修正できること。

16.2.3. 検査準備 ― ―16.2.3.1. ラベル出力 ― ―16.2.3.1.1 作成済みワークシート順に、検体ラベルを出力できること。

16.2.3.1.2 受付日、受付番号の範囲指定にて一括で指定容器の検査ラベル(採取・1次分注・2次分注ラベル・3次分注ラベル)を出力できること。

16.2.3.1.3 受付日、受付番号の個別指定にて指定容器の検査ラベル(採取・1次分注・2次分注ラベル・3次分注ラベル)を出力できること。

16.2.3.1.4 分注種別、分注日、分注番号範囲指定にて、分注ラベルを出力できること。

16.2.3.1.5 バーコード番号、属性(最大10種類)指定にて、任意のバーコードラベルを出力できること。

16.2.3.1.6 患者ID指定にて(ただし、検査システム内に患者情報が存在すること)、患者IDをバーコードとした属性記載ラベルを出力できること。記載する患者属性は施設、患者区分、患者ID、カナ、氏名、性別、生年月日、血液型、Rh、カルテ番号から選択でき、選択した上記属性が10種類以下の場合にはフリー属性が印字できること。

16.2.3.1.7 分析装置、精度管理種別指定にて、精度管理試料用バーコードラベルを出力できること。

16.2.3.1.8 受付日、受付番号、容器コード、検査依頼内容器番号、固定数字などから任意に選択して、バーコード情報とでき、NW7、CODE39、ITF2of5などの形式で印刷できること。ただし、形式はシステム内で統一する。

16.2.3.1.9 システム内で規定された情報を採取ラベル内に印刷できること。

16.2.3.1.10 発行済みの検体ラベルをバーコードリーダーで読み、同一ラベルが発行できること。

16.2.3.1.11 外注業者、受付番号の範囲、容器などを指定し、ラベル発行ができること。

16.2.3.2. 検体受取業務 ― ―16.2.3.2.1 検体を到着確認する前に、検体搬送者と受取確認者・受取時間を表示また管理できるこ

と。16.2.3.2.2 検体の検体受取処理を行った際に検体受取リストを出力できること。

16.2.3.2.3 検体受取と同時に到着確認処理も行えるようにできること。

16.2.3.2.4 ラベル出力ができること。

16.2.3.3. 到着確認 ― ―

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16.   検査部門システム 実現性 備考(具体的な実現方法、代替案等)

16.2.3.3.1 手入力、バーコードリーダーにより、検体到着確認ができること。

16.2.3.3.2 検体到着確認を許可する過去日数または未来日数を設定できること。指定日数範囲外の検体到着確認処理はエラーにできること。

16.2.3.3.3 受付日受付番号を指定し、検査依頼の採取容器の一覧を確認できること。

16.2.3.3.4 オーダー番号より、検査依頼の採取容器の一覧を確認できること。

16.2.3.3.5 特定の採取容器の場合、到着確認時に設定した音を鳴らすことができること。また、システム固定の注意を促すメッセージを表示できること。

16.2.3.3.6 指定項目の場合、到着確認時に設定した音を鳴らすことができること。また、結果値が設定した結果値内容に該当した場合のみ、音を鳴らすことができること。

16.2.3.3.7 検査注意マークが指定コメントの場合、到着確認時に設定した音を鳴らすことができること。また、システム固定の注意を促すメッセージを表示できること。

16.2.3.3.8 感染症マークが指定コメントの場合、到着確認時に設定した音を鳴らすことができること。また、結果値が設定した結果値内容に該当した場合のみ、音を鳴らすことできること。

16.2.3.3.9 コメントが指定コメントの場合、到着確認時に設定した音を鳴らすことができること。また、コメント結果値が設定したコメント内容に該当した場合のみ、音を鳴らすことができること。

16.2.3.3.10 検体の到着確認時に自動でワークシートを作成できること。

16.2.3.3.11 特定端末での検体到着時のみ作成するワークシートを設定できること。

16.2.3.3.12 当日以外の依頼検体の到着確認時にはメッセージを表示できること。

16.2.3.3.13 設定により、容器単位に容器部門番号を発番できること。

16.2.3.3.14 検体到着確認と同時に、採取・1次分注・2次分注・3次分注ラベルを出力できること。

16.2.3.3.15 コメントの表示・入力・修正ができること。

16.2.3.3.16 尿量、身長、体重、負荷薬剤情報などの入力画面をポップアップで表示し、入力ができること。

16.2.3.3.17 当日の到着確認済み検体一覧を確認できること。絞り込みは、端末又はログオン者で行える。

16.2.3.3.18 表示中の検査依頼内容器情報選択により、容器に該当する依頼項目を確認できること。

16.2.3.3.19 同一バーコードの2度読みをエラーとできること。

16.2.3.3.20 検査依頼参照中に、その検査依頼の基本属性を参照できること。

16.2.3.3.21 ラベル出力を行う場合、出力先のバーコードプリンターを選択できること。

16.2.3.3.22 バーコード読み取り時、同一受付日で同一患者IDの既存の検査依頼が存在していた時には、その旨を示すメッセージ表示ができること。また、既存検査依頼の受付番号、依頼項目が全て表示できること。

16.2.3.3.23 バーコード読み取り時、同一受付日かつ同一科病棟の同一患者IDの既存の検査依頼が存在していた時には、その旨を示すメッセージ表示ができること。また、既存検査依頼の受付番号、依頼項目が全て表示できること。

16.2.3.3.24 受付日、受付番号を指定後、容器を選択して到着確認できること。

16.2.3.4. 検体状況確認 ― ―16.2.3.4.1 受付日番号範囲、対象容器、ラベル発行有無、到着状況などを指定し、依頼単位に検体状

況を一覧で確認できること。また、検索時に一部到着など、到着の状態により絞込みができること。

16.2.3.4.2 一定期間未採取の未到着容器に手動で「取り消し」などの結果を一括入力できること。

16.2.3.4.3 抽出した検体情報に「再採血」や「取り消し」等のコメントを入力できること。

16.2.3.5. 検体キャンセル ― ―16.2.3.5.1 受付日・受付番号、バーコード番号、オーダー番号のいずれかを指定し、その容器内に

「取り消し」などのコメントを一括入力できること。16.2.3.5.2 受付日・受付番号、バーコード番号、オーダー番号のいずれかを指定し、その容器内の項

目を削除できること。16.2.3.6. ワークシート ― ―16.2.3.6.1 ワークシートマスターの設定により、ワークシートを自動(検体到着時、分注情報受信

時、分析装置からの問い合わせ情報受信時、分析装置からの結果情報受信時)に作成できること。

16.2.3.6.2 ワークシートは検査依頼単位又は容器単位で作成できること。

16.2.3.6.3 手動でワークシートを作成できること。その際、ワークシートコード、作成条件(到着済みの検体から、検査状態:未検査、未検査を含む全項目、異常値、異常値を含む全項目、全検体/緊急区分:ルーチン、緊急、至急/勤務帯区分:日勤、当直、日直)、検索範囲を指定できること。

16.2.3.6.4 手動でのワークシート発行は、同時に10種類以上のワークシートを作成できること。

16.2.3.6.5 ワークシート作成と同時に、ワークシートリストの印刷ができること。

16.2.3.6.6 印刷レイアウトを帳票設定にて設定できること。

16.2.3.6.7 印刷レイアウト種別をワークシートマスターにて設定できること。

16.2.3.6.8 リストに印刷する前回値回数をワークシートマスターにて設定できること。

16.2.3.6.9 並びを任意に決定するワークシートを作成する場合、ワークシートコードを指定しバーコードを読み取り、1件ずつワークシートを作成できること。

16.2.3.6.10 作成済みのワークシートは、ワークシートコード、印刷範囲、緊急区分、到着日時、検査状態、再検有無、異常値、結果チェック、レイアウトを指定してワークシート印刷ができること。

16.2.3.6.11 ワークシートには検査結果や前回値も同時に印刷できること。

16.2.3.6.12 印刷先プリンターを任意に選択できること。

16.2.3.6.13 作成済みワークシートを指定し、並びを修正またはシーケンスの削除ができること。

16.2.3.6.14 ワークシートのシーケンスをワークシート種別ごとに、日通番、月通番、年通番、完全通番(無制限)のいずれかで発番できること。

16.2.3.6.15 印刷したワークシートリストの出力管理ができること。

16.2.4. 分析装置オンライン接続 ― ―16.2.4.1. オンライン処理 ― ―

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16.   検査部門システム 実現性 備考(具体的な実現方法、代替案等)

16.2.4.1.1 以下の分析装置とオンライン接続ができること。CLINILOG V4BM6070×2式G1200×2式ケンタウルスXP×2式ADVIA×2式CP2000×2式モニターJ×1式OM6040×1式NX10N×1式フローサイトメーター×1式G9×1式XT4000i×1式血液ガス集中管理システムRADIANCE×1式AX4030×1式UF1000i×1式AE4020×1式輸血管理システムBTD×1式

16.2.4.1.2 測定時に発生した分析装置からのエラーコードを取り込むことができ、表示できること。

16.2.4.1.3 測定時に発生した分析装置からのエラーコードにより、結果の変換および再検判定ができること。

16.2.4.1.4 分析装置からのエラーコードにより結果の変換ができること。

16.2.4.1.5 オンライン結果の照合キーはシーケンス、患者ID、ワークシートシーケンス、バーコード番号、受付日受付番号の選択が可能であること。

16.2.4.1.6 再検値管理は、検体単位または項目単位で行うことができること。

16.2.4.1.7 自動登録条件は検体検査結果、精度管理試料別に設定できること。

16.2.4.1.8 患者検体の自動登録条件として、測定単位、項目単位、ワークシート内の項目グループ単位のいずれかで登録する設定ができること。

16.2.4.1.9 患者検体の自動登録時に、結果異常値があった場合、検体単位または項目単位に自動登録を止めることができること。

16.2.4.1.10 精度管理試料の測定結果が設定範囲を超えた場合、検体単位または項目単位に自動登録を止めることができること。

16.2.4.1.11 精度管理試料の測定結果に関して日差計算を自動で行うかどうか設定できること。

16.2.4.1.12 バーコードエラー情報を検査結果確認画面に反映させることができること。

16.2.4.1.13 検査依頼情報を設定により事前に分析装置に送信できること。

16.2.4.1.14 分析装置からの問い合わせにより、検査依頼情報を送信できること。

16.2.4.1.15 分析装置から受信した検査結果をシステムに取り込むことができること。

16.2.4.1.16 波形データの数字結果を取り込み、波形画像に変換表示できること。

16.2.4.1.17 分析装置より、画像結果を取り込み、表示できること。

16.2.4.1.18 分析装置から出力されたバーコード情報により、到着確認業務を自動で行うことができること。

16.2.4.1.19 マスター設定により、分析装置毎に測定項目の追加・削除が容易にできること。

16.2.4.1.20 希釈指示が可能な分析装置に対して、条件を設定して希釈指示ができること。

16.2.4.1.21 尿定性分析装置、尿沈渣分析装置の結果でクロスチェックを行い、尿沈渣鏡検項目の追加ができること。

16.2.4.1.22 血球分析装置の結果により、血液像鏡検項目の追加ができること。

16.2.4.2. オンライン起動/停止 ― ―16.2.4.2.1 操作端末にて、起動しているすべてのオンラインの開始・停止がリモートで切り替えでき

ること。16.2.4.2.2 操作端末にて、オンラインしているすべての分析装置への依頼送信がリモートで行える。

16.2.4.2.3 操作端末にて、オンラインしているすべての分析装置との通信履歴を閲覧できること。

16.2.4.2.4 操作端末にて、オンラインしているすべての分析装置との通信ログを閲覧できること。

16.2.5. 検査結果入力 ― ―16.2.5.1. オンライン受信データ確認(オンラインモニター) ― ―16.2.5.1.1 ワークシートコード、日付を指定し、ワークシート上の検体を一覧表示できること。

16.2.5.1.2 ワークシートはマスターで設定した期間内の過去のワークシートも選択できること。

16.2.5.1.3 複数のワークシートをグループ化して表示できる、マルチワークシートを作成できること。

16.2.5.1.4 一覧は、マルチワークシートまたは単独ワークシートの形式で表示できること。

16.2.5.1.5 一覧に表示する属性情報は、ワークシート毎に選択できること。

16.2.5.1.6 一覧は進捗マークや文字色により、検査状態(再検指示待ち、再検測定済み、再検指示済み、初検測定済み、再検測定中、測定中、保留、暫定登録、未検査、確定、承認)を把握できること。

16.2.5.1.7 ワークシートごとに各検査状態の優先順位を設定することができること。

16.2.5.1.8 一覧表示に、再検回数を表示できること。

16.2.5.1.9 一覧に検査の測定完了予測時刻を表示できること。

16.2.5.1.10 一覧に検査結果、付加コメント、フリー入力の付加コメントを表示できること。

16.2.5.1.11 一覧にコメントを表示できること。またコメントを入力し登録が可能であること。

16.2.5.1.12 一覧表示の絞込み条件は、対象検体(患者、QC検体)、入外区分、受付情報(緊急区分、受付番号範囲)、依頼科・病棟、依頼医師、進捗状況(未検査、再検中、測定中、登録済み)の組み合わせで、設定できること。

16.2.5.1.13 一覧表示の絞り込み条件は、ワークシート単位に設定できること。

16.2.5.1.14 一覧表示の絞込み条件は、ひとつのワークシートに対して、複数種類設定できること。

16.2.5.1.15 一覧に表示されている各フィールドのタイトルをクリックすることで、進捗情報のソートが可能であること。

16.2.5.1.16 単独ワークシートの場合、一覧表示画面にてワークシート作成指示ができること。

16.2.5.1.17 一覧に表示されている進捗情報は、自動で更新される。

16.2.5.1.18 結果取り込みにより自動で画面が更新される。

16.2.5.1.19 マルチワークシートで一覧を表示した状態から、単独ワークシートに表示切替できること。

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兵庫県立淡路医療センター 電子カルテシステム更新および影響部門システム更新要件定義書

16.   検査部門システム 実現性 備考(具体的な実現方法、代替案等)

16.2.5.1.20 マルチワークシートで一覧を表示した場合、該当する単独ワークシートと、その検査進捗状態を一覧で確認できること。

16.2.5.1.21 マルチワークシートで一覧を表示した場合、該当検体行の該当する単独ワークシートのセルをクリックすることにより、該当ワークシートの個別結果確認画面を表示できること。

16.2.5.1.22 一覧表示状態で、ワークシートのシーケンス範囲を指定して一括で暫定登録、通常登録、強制登録、承認、否認ができること。

16.2.5.1.23 検査対象者の一覧表示状態で、患者ID、日付・番号、バーコード、ラック、オーダー番号のいずれかを指定して対象患者データを検索できること。

16.2.5.1.24 一覧表示状態で、指定の開始時刻から一定時刻を超過した場合、注意表記とアラート通知が可能であること。

16.2.5.1.25 測定エラーが発生した場合、画面でアラート通知が可能であること。

16.2.5.1.26 測定エラー情報の履歴表示が可能であること。

16.2.5.1.27 測定エラー情報の確認管理が可能であること。

16.2.5.1.28 マルチルールチェックエラーが発生した場合、画面でアラート通知が可能であること。

16.2.5.1.29 マルチルールチェックエラーが発生した場合、エラー解除するまで、以後の患者検体の自動登録を停止できること。

16.2.5.1.30 マルチルールチェックエラーに該当した履歴を表示できること。

16.2.5.1.31 マルチルール情報の確認管理ができること。

16.2.5.1.32 個別結果確認画面(以下、結果画面)で、検査結果・付加コメント・検査コメントを登録・修正・削除できること。

16.2.5.1.33 結果画面で、結果コメントまたは付加コメントの入力候補をウィンドウから選択できること。

16.2.5.1.34 結果コメントまたは付加コメントの入力候補ウィンドウ表示時、結果グループが設定されている項目の場合、結果グループの内容を優先で表示できること。

16.2.5.1.35 結果画面で、検査結果・付加コメントの入力支援として、ショートカットキー入力機能がある。

16.2.5.1.36 結果画面で、検査結果・付加コメントの入力支援として、ファンクションボタンに入力内容を割当し入力できる機能がある。

16.2.5.1.37 結果画面で、1検体に対し結果または付加コメントの一括入力処理ができること。

16.2.5.1.38 結果画面で、検査結果の編集可・不可を切り替えできること。

16.2.5.1.39 結果画面で、確定登録、承認登録、暫定登録ができること。

16.2.5.1.40 結果画面で、特定項目グループ単位の登録が可能であること。

16.2.5.1.41 結果画面に、項目グループ単位で任意の項目群を一括追加できるファンクションボタンを設定できること。

16.2.5.1.42 結果画面に、項目グループ単位で任意の結果値を一括入力できるファンクションボタンを設定できること。

16.2.5.1.43 結果画面に、項目グループ単位で結果値をクリアできるファンクションボタンを設定できること。

16.2.5.1.44 結果画面に、項目グループ単位で付加コメントを一括入力できるファンクションボタンを設定できること。

16.2.5.1.45 結果画面に、項目グループ単位で付加コメントをクリアできるファンクションボタンを設定できること。

16.2.5.1.46 結果画面で、設定した結果チェックに該当した場合、登録時に警告画面を表示できること。

16.2.5.1.47 結果画面で、時系列画面を表示し、患者情報を反映した時系列情報を参照できること。

16.2.5.1.48 結果画面で、一度に検査結果・付加コメント・前回値・再検値を表示できること。

16.2.5.1.49 結果画面で、前回値は常に画面を開いたときの最新の情報を反映できること。

16.2.5.1.50 結果画面で、コメントの前回値を表示できること。

16.2.5.1.51 結果画面で、再検値を照合する場合は、項目単位に選択された情報(結果、付加コメント)を照合できること。

16.2.5.1.52 結果画面で、照合する再検値の選択・解除は、再検回数単位に一括で操作できること。

16.2.5.1.53 結果画面で、検査依頼内全結果を参照できること。また、同一日別検査依頼内全結果を参照できること。

16.2.5.1.54 結果画面で、ワークシート毎の設定により項目の画像を表示できること。

16.2.5.1.55 結果画面で、画像はクリックにより拡大画像として表示できること。

16.2.5.1.56 結果画面で、検体の分析機通過情報を表示できること。

16.2.5.1.57 結果画面で、分注情報を表示できること。

16.2.5.1.58 結果画面で、報告書出力指示ができること。

16.2.5.1.59 結果画面で、1画面に結果が表示しきれない時は、画面のスクロールが可能で、結果を確認することができること。

16.2.5.1.60 結果画面で、分析装置のエラー情報を項目毎に表示できること。

16.2.5.1.61 ワークシートマスターにて参照項目(編集、登録不可)を設定できること。

16.2.5.1.62 複数のワークシートを同一端末で、表示できること。

16.2.5.1.63 受付別結果入力で入力した結果は、オンラインモニターに反映できること。

16.2.5.1.64 再検のデータについて、データを上書きせずに取り込むことができること。

16.2.5.1.65 報告異常値があった場合、マーク表示およびアラート音にて対処を促すことが可能であること。

16.2.5.1.66 結果値を判断する補助として、結果値と基準値範囲を視覚的に表示できること。

16.2.5.1.67 検査項目を指定し、TATグラフを表示できること。

16.2.5.1.68 検査項目グループを指定し、検査結果を表示できること。

16.2.5.1.69 結果画面で、今回値を2~3列に折り返しての表示ができること。

16.2.5.1.70 結果値を手入力する際には入力値のダブルチェックができること。

16.2.5.1.71 一覧画面で、バーコード読み込みによるワークシート作成ができること。

16.2.5.1.72 結果画面で、精度管理検体は日差グラフを表示できること。

16.2.5.2. ワークシート別結果入力 ― ―16.2.5.2.1 ワークシートと検査日を指定し、縦型、横型、縦型(用手法)、横型(用手法)単位のい

ずれかで表示することができ、一覧形式で検査結果と付加コメントの編集・登録・削除ができること。

16.2.5.2.2 ワークシートのシーケンス範囲にて一括登録ができること。

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16.   検査部門システム 実現性 備考(具体的な実現方法、代替案等)

16.2.5.2.3 ワークシートのシーケンス範囲にて一括で特定の結果または付加コメント入力ができること。

16.2.5.2.4 検査結果の確認時に前回値・再検値を表示できること。

16.2.5.2.5 結果コメント、付加コメントは入力候補ウィンドウから選択できること。

16.2.5.2.6 結果コメントまたは付加コメントの入力候補ウィンドウ表示時、結果グループが設定されている項目の場合、結果グループの内容を優先で表示できること。

16.2.5.2.7 表示しているワークシート別結果入力から、時系列画面を表示し、患者情報を反映した時系列情報を参照できること。

16.2.5.2.8 検査依頼内全結果を参照できること。

16.2.5.2.9 検査コメントを表示、入力できること。

16.2.5.2.10 報告書出力指示ができること。

16.2.5.2.11 確定登録、承認登録、暫定登録ができること。

16.2.5.2.12 結果値の一括補正ができること。

16.2.5.3. 受付別結果入力 ― ―16.2.5.3.1 受付日受付番号を指定し、検査依頼単位の結果情報を呼び出し編集できること。

16.2.5.3.2 容器部門番号を使用する場合、容器部門、日付、番号を指定し、検査依頼情報を呼び出し編集できること。

16.2.5.3.3 検体バーコード番号を指定し、検査依頼単位の結果情報を呼び出し編集できること。

16.2.5.3.4 HISオーダ番号を指定し、検査依頼単位の結果情報を呼び出し編集できること。

16.2.5.3.5 患者カナ名を指定し、検査依頼単位の結果情報を呼び出し編集できること。

16.2.5.3.6 検査結果、付加コメント、検査コメントの入力、修正、削除ができること。

16.2.5.3.7 患者コメント(身長、体重、注意情報など)と感染情報の修正ができること。

16.2.5.3.8 該当検査依頼に関係する全画像情報を表示できること。

16.2.5.3.9 該当検査依頼の時系列検査結果照会画面を呼び出すことができること。

16.2.5.3.10 該当検査依頼の全ての結果を印刷できること。

16.2.5.3.11 該当検査依頼の報告書を印刷指示できること。

16.2.5.3.12 該当検査依頼の登録、HIS再送信指示、報告書発行ができること。

16.2.5.3.13 該当検査依頼の削除項目を再表示できること。

16.2.5.3.14 患者の感染情報を表示、入力できること。

16.2.5.3.15 指定日付、入外区分、依頼元、医師を検索条件として検査依頼一覧を表示し、選択することにより検査依頼情報を呼び出すことができること。

16.2.5.3.16 検査依頼一覧は患者検体、QC検体で絞り込める。

16.2.5.3.17 依頼情報読み込み時、結果変更不可状態にできること。

16.2.5.3.18 検査値、付加コメントに対して、一括入力で入力が可能であること。

16.2.5.3.19 一括入力の条件として、未検査、未登録、登録済みの検査項目条件を指定できること。

16.2.5.4. 末梢血液像カウンター ― ―16.2.5.4.1 受付日・受付番号、またはワークシートシーケンスを指定して検査依頼を呼び出し、カウ

ンター業務ができること。16.2.5.4.2 バーコード番号を指定して検査依頼を呼び出し、カウンター業務ができること。

16.2.5.4.3 オーダー番号を指定して検査依頼を呼び出し、カウンター業務ができること。

16.2.5.4.4 カウンター該当受付を一覧表示し、一覧から検査依頼を選択してカウンター業務ができること。

16.2.5.4.5 カウンター検査を行った検査者を保存できること。

16.2.5.4.6 キーボードに項目を割り当ててカウントできること。

16.2.5.4.7 依頼のない項目キーを選択したら項目を追加できること。

16.2.5.4.8 カウントのインクリメント、デクリメントを指定できること。

16.2.5.4.9 キーに対して、それぞれインクメント音、デクリメント音を設定できること。

16.2.5.4.10 100%に含まない項目を設定できること。

16.2.5.4.11 カウント時に画像を表示できること。

16.2.5.4.12 画像は分析装置画像、撮影画像と分けて参照できること。

16.2.5.4.13 画像の並びを項目単位で設定できること。

16.2.5.4.14 カウント時に元の白血球分画の値を参照できること。

16.2.5.4.15 未入力の項目に設定した結果を入力できること。

16.2.5.4.16 カウント開始時、確定時、登録時、未カウント登録時、それぞれの処理時において、任意の項目の結果や付加コメントを削除することができること。

16.2.5.4.17 カウント開始時、確定時、登録時、未カウント登録時、それぞれの処理時において、任意の項目に設定した結果や付加コメントを入力できること。

16.2.5.4.18 100%にならない場合、最大の項目で100%補正を行う設定ができること。

16.2.5.4.19 EBL、MGK補正(白血球補正)ができること。

16.2.5.4.20 設定されたコメントの結果を長文で入力できること。また、入力はコメントに設定されたマスターを参照して簡便に入力できること。

16.2.5.4.21 再検値を表示できること。

16.2.5.4.22 前回値を表示できること。

16.2.5.4.23 検査依頼内全結果を表示できること。また、同一日別検査依頼内全結果を参照できること。

16.2.5.4.24 設定された時系列セットの時系列結果参照画面を呼び出すことができること。

16.2.5.4.25 血液像の項目を追加してカウントできること。

16.2.5.4.26 カウント後、所見項目の入力ができること。

16.2.5.4.27 カウント値を保存できること。

16.2.5.4.28 保存したカウント値とコメント、検査者を呼び出して、継続カウントまたは採用できること。

16.2.5.4.29 保存したカウント値とコメント、検査者を削除できること。

16.2.5.4.30 保存したカウント値の平均または合計値をカウント値として呼び出すことができること。

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兵庫県立淡路医療センター 電子カルテシステム更新および影響部門システム更新要件定義書

16.   検査部門システム 実現性 備考(具体的な実現方法、代替案等)

16.2.5.4.31 規定のカウント数以外でカウント値を確定できること。

16.2.5.4.32 規定のカウント数に満たない場合は実数報告できること。

16.2.5.4.33 撮影画面(別プログラム)から撮影画像を取り込むことができること。

16.2.5.4.34 画像取り込み時に画像コメントを入力し保存できること。

16.2.5.4.35 報告書の出力画面を呼び出すことができること。

16.2.5.4.36 検査依頼を指定しないでカウントのみ行うことができる(登録不可)。

16.2.5.4.37 参照項目(結果変更不可)を設定できること。

16.2.5.4.38 血液像目視依頼を材料や染色別に一覧表示し、検査状況の確認ができること。また、一覧画面からカウンター画面に遷移できること。

16.2.5.5. 骨髄像カウンター ― ―16.2.5.5.1 受付日・受付番号、またはワークシートシーケンスを指定して検査依頼を呼び出し、カウ

ンター業務ができること。16.2.5.5.2 バーコード番号を指定して検査依頼を呼び出し、カウンター業務ができること。

16.2.5.5.3 オーダー番号を指定して検査依頼を呼び出し、カウンター業務ができること。

16.2.5.5.4 カウンター該当検査依頼を一覧表示し、一覧から検査依頼を選択してカウンター業務ができること。

16.2.5.5.5 カウンター検査を行った検査者を保存できること。

16.2.5.5.6 キーボードに項目を割り当てて処理できること。

16.2.5.5.7 依頼のない項目キーを選択したら項目を追加できること。

16.2.5.5.8 カウントのインクリメント、デクリメントを指定できること。

16.2.5.5.9 キーに対して、それぞれインクメント音、デクリメント音を設定できること。

16.2.5.5.10 100%に含まない項目を設定できること。

16.2.5.5.11 カウント時に画像を表示できること。

16.2.5.5.12 画像は分析装置画像、撮影画像と分けて参照できること。

16.2.5.5.13 画像の並びを項目単位で設定できること。

16.2.5.5.14 未入力の項目に設定した結果を入力できること。

16.2.5.5.15 カウント開始時、確定時、登録時、未カウント登録時、それぞれの処理時において、任意の項目の結果や付加コメントを削除することができること。

16.2.5.5.16 カウント開始時、確定時、登録時、未カウント登録時、それぞれの処理時において、任意の項目に設定した結果や付加コメントを入力できること。

16.2.5.5.17 100%にならない場合、最大の項目で100%補正ができること。

16.2.5.5.18 カウントをストップするカウント数を設定できること。

16.2.5.5.19 カウンターの設定でM/E比を計算できること。

16.2.5.5.20 設定されたコメントの結果を長文で入力できること。また、入力はコメントに設定されたマスターを参照して簡便に入力できること。

16.2.5.5.21 再検値を表示できること。

16.2.5.5.22 前回値を表示できること。

16.2.5.5.23 検査依頼内全結果を表示できること。また、同一日別検査依頼内全結果を参照できること。

16.2.5.5.24 設定された時系列セットの時系列結果参照画面を呼び出すことができること。

16.2.5.5.25 骨髄像の項目を追加してカウントできること。

16.2.5.5.26 カウント後、所見項目の入力ができること。

16.2.5.5.27 カウント値を保存できること。

16.2.5.5.28 保存したカウント値とコメント、検査者を呼び出して、継続カウントまたは採用できること。

16.2.5.5.29 保存したカウント値とコメント、検査者を削除できること。

16.2.5.5.30 保存したカウント値の平均または合計値をカウント値として呼び出すことができること。

16.2.5.5.31 規定のカウント数以外でカウント値を確定できること。

16.2.5.5.32 規定のカウント数に満たない場合は実数報告できること。

16.2.5.5.33 撮影画面(別プログラム)から撮影画像を取り込むことができること。

16.2.5.5.34 画像取り込み時に画像コメントを入力し保存できること。

16.2.5.5.35 報告書の出力画面を呼び出すことができること。

16.2.5.5.36 検査依頼を指定しないでカウントのみ行うことができる(登録不可)。

16.2.5.5.37 参照項目(結果変更不可)を設定できること。

16.2.5.5.38 骨髄像目視依頼を染色別に一覧表示し、検査状況の確認ができること。また、一覧画面からカウンター画面に遷移できること。

16.2.5.6. 沈渣カウンター ― ―16.2.5.6.1 受付日・受付番号、またはワークシートシーケンスを指定して検査依頼を呼び出し、カウ

ンター業務ができること。16.2.5.6.2 バーコード番号を指定して検査依頼を呼び出し、カウンター業務ができること。

16.2.5.6.3 オーダー番号を指定して検査依頼を呼び出し、カウンター業務ができること。

16.2.5.6.4 カウンター該当検査依頼を一覧表示し、一覧から検査依頼を選択してカウンター業務ができること。

16.2.5.6.5 カウンター検査を行った検査者を保存できること。

16.2.5.6.6 キーボードに項目を割り当ててカウントできること。

16.2.5.6.7 依頼のない項目キーを選択したら項目を追加できること。

16.2.5.6.8 一覧から項目(上皮・円柱・結晶)の追加ができること。

16.2.5.6.9 カウントのインクリメント、デクリメントを指定できること。

16.2.5.6.10 キーに対して、それぞれインクメント音、デクリメント音を設定できること。

16.2.5.6.11 100%に含まない項目を設定できること。

16.2.5.6.12 カウント時に設定された画像を参照できること。

16.2.5.6.13 画像は分析装置画像、撮影画像と分けて参照できること。

16.2.5.6.14 画像の並びを項目単位で設定できること。

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兵庫県立淡路医療センター 電子カルテシステム更新および影響部門システム更新要件定義書

16.   検査部門システム 実現性 備考(具体的な実現方法、代替案等)

16.2.5.6.15 カウント時に元の尿沈渣の結果値を参照できること。

16.2.5.6.16 未入力の項目に設定した結果を入力できること。

16.2.5.6.17 カウント開始時、確定時、登録時、未カウント登録時、それぞれの処理時において、任意の項目の結果や付加コメントを削除することができること。

16.2.5.6.18 カウント開始時、確定時、登録時、未カウント登録時、それぞれの処理時において、任意の項目に設定した結果や付加コメントを入力できること。

16.2.5.6.19 100%にならない場合、最大の項目で100%補正を行う設定ができること。

16.2.5.6.20 設定されたコメントの結果を長文で入力できること。入力はコメントに設定されたマスターを参照して簡便に入力できること。

16.2.5.6.21 再検値を表示できること。

16.2.5.6.22 前回値を表示できること。

16.2.5.6.23 検査依頼内全結果を表示できること。また、同一日別検査依頼内全結果を参照できること。

16.2.5.6.24 設定された時系列セットの時系列結果参照画面を呼び出すことができること。

16.2.5.6.25 カウント項目は任意に設定できること。

16.2.5.6.26 カウント後、所見項目の入力ができること。

16.2.5.6.27 カウント値を保存できること。

16.2.5.6.28 保存したカウント値とコメント、検査者を呼び出して、継続カウントまたは採用できること。

16.2.5.6.29 保存したカウント値とコメント、検査者を削除できること。

16.2.5.6.30 保存したカウント値の平均または合計値をカウント値として呼び出すことができること。

16.2.5.6.31 規定のカウント数以外でカウント値を確定できること。

16.2.5.6.32 規定のカウント数に満たない場合は実数報告できること。

16.2.5.6.33 画像保存時に同時に画像コメント入力が行える。

16.2.5.6.34 報告書の出力画面を呼び出すことができること。

16.2.5.6.35 検査依頼を指定しないでカウントのみ行うことができる(登録不可)。

16.2.5.6.36 必須入力項目の設定ができること。

16.2.5.6.37 参照項目(結果変更不可)を設定できること。

16.2.5.6.38 尿沈渣目視依頼を材料別に一覧表示し、検査状況の確認ができること。また、一覧画面からカウンター画面に遷移できること。

16.2.5.7. 汎用カウンター ― ―16.2.5.7.1 上記以外のカウンター画面(穿刺液など)を作成できること。

16.2.5.8. 画像結果入力 ― ―16.2.5.8.1 外部メディアに保存された画像情報の取込みができ、指定した検査依頼に紐付けして保存

できること。16.2.5.8.2 画像項目を選択して、任意の画像を結果として取り込むことができること。

16.2.5.8.3 取り込んだ画像を削除できること。

16.2.5.8.4 画像単位にコメントを最大6種類まで入力できること。

16.2.5.8.5 取り込んだ画像の編集(文字・矢印・手書き・切り抜き)ができること。

16.2.5.8.6 画像を編集後、上書き・追加保存を選択できること。

16.2.5.9. 結果値・付加コメントの制限 ― ―16.2.5.9.1 検査結果を最大512文字まで入力できること。

16.2.5.9.2 1つの項目結果に対し、最大2つまで結果コメントコードを付随できること。

16.2.5.9.3 1つの項目結果に対し、最大2つまで結果フリーコメントを付随できること。

16.2.5.9.4 数字結果の小数点桁数をマスターで規定できること。

16.2.5.9.5 特定の項目に対し、入力結果を制限できること。

16.2.5.9.6 数字結果入力時にマスター条件により自動で付加コメントを付随できること。

16.2.5.10. 計算項目 ― ―16.2.5.10.1 計算項目の要素に結果入力されると速やかに計算処理が行われ、計算項目に計算値が入力

される。16.2.5.10.2 計算項目の要素の依頼が不足している場合は、計算項目を検査済みまたは未検査として処

理できること。16.2.5.10.3 計算項目の要素に計算不能な結果が入力された場合は、任意に設定した結果が計算結果に

入力される。16.2.5.10.4 計算項目の要素が不足している場合は、設定した結果コメントを入力することができるこ

と。16.2.5.10.5 計算項目の要素の条件で、計算結果に任意の結果を入れることができること。

16.2.5.10.6 計算項目の要素を未検査に戻した場合、計算項目の結果は未検査に戻される。

16.2.5.10.7 計算項目に直接結果を入れた場合、結果はそのまま反映される。

16.2.5.10.8 計算項目の要素が結果無し(カンマ)の場合、結果を0または1に置き換えて計算できること。

16.2.5.10.9 通常登録は結果修正が行われた項目に対してのみ処理できること。

16.2.6. 検査データチェック設定 ― ―16.2.6.1. 検査結果精度管理 ― ―16.2.6.1.1 基準値(HL)チェックができること。

16.2.6.1.2 基準値チェックは、年齢、性別、透析フラグ、手術フラグ、依頼元を判定条件に設定できること。

16.2.6.1.3 警告値チェックができる(警告値は、基準値とパニック値の中間的な値)。

16.2.6.1.4 パニック値チェックができること。

16.2.6.1.5 前回値チェックができること。

16.2.6.1.6 前回値チェックは、年齢、性別、透析フラグ、手術フラグ、依頼元を判定条件に設定できること。

16.2.6.1.7 前回値エラー条件は差と比の設定が可能で、両方または片方のエラーによってエラーと判定できること。

16.2.6.1.8 定性値は定性値として、基準値、警告値、パニック値、前回値エラーが設定できること。

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兵庫県立淡路医療センター 電子カルテシステム更新および影響部門システム更新要件定義書

16.   検査部門システム 実現性 備考(具体的な実現方法、代替案等)

16.2.6.1.9 項目間チェックができること。

16.2.6.1.10 項目間チェックは年齢、性別、透析フラグ、手術フラグ、依頼元を判定条件に設定できること。

16.2.6.1.11 項目間チェックは、対象項目同士の計算値、または対象項目同士の定性値比較を設定できること。

16.2.6.1.12 項目間チェックを定性値比較で行う場合、それぞれの項目の定性値を20種類まで判定比較できること。

16.2.6.1.13 項目間チェックにてエラー判定の場合、入力項目のみをエラーとするか、対象項目すべてをエラーとするかを選択できること。

16.2.6.1.14 異常値を基準値チェック、警告値チェック、パニック値チェック、前回値チェック、項目間チェックの任意の組み合わせで、項目ごとに設定できること。

16.2.6.2. 管理検体精度管理 ― ―16.2.6.2.1 データ入力時に、マルチルールに基づいたチェックができること。

16.2.6.2.2 QC検体でのデータ異常が発生した場合、以後の測定データをエラーにできること。

16.2.6.2.3 QC検体でのデータ異常が発生した場合、患者検体の自動登録を止めることができること。

16.2.6.2.4 画面上でQC検体での異常状況を識別できること。

16.2.6.3. 検査異常値 ― ―16.2.6.3.1 精度管理の結果により、結果を異常値とする条件が設定できること。

16.2.6.3.2 異常値と判定された結果はワークシート毎に、自動で付加コメント(再検指示など)をつけることができること。

16.2.7. 外注検査 ― ―16.2.7.1. 外注依頼作成 ― ―16.2.7.1.1 外注業者毎に設定された条件で検査依頼情報(到着済み・未検査分)をMEDISフォー

マットに準拠した形式で、指定された媒体、ファイルに出力できること。16.2.7.1.2 ファイルに出力した情報を設定された印字形式で印刷できること。

16.2.7.1.3 ファイル出力順は、受付番号順、到着順、分注順から選択できること。

16.2.7.1.4 過去に作成した依頼情報を参照し、外注依頼情報を再作成・再印字できること。

16.2.7.1.5 依頼ファイルを分注順に作成する場合は、分注された項目を対象に依頼情報を作成できること。

16.2.7.1.6 項目コード変換形式を外注業者毎に設定できること。

16.2.7.1.7 指定範囲内の該当項目情報を出力できること。

16.2.7.1.8 依頼ファイルと依頼リストの出力管理ができること。

16.2.7.1.9 ファイル出力しない形で一覧・リスト出力できること。

16.2.7.1.10 出力対象外の依頼元を選択できること。

16.2.7.2. 外注結果取込業務 ― ―16.2.7.2.1 外注業者毎に設定された条件でMEDISフォーマットに準拠した形式の結果ファイルを

読み込み、外注検査結果をシステムに取り込むことができること。16.2.7.2.2 取り込み時に取り込み結果を印刷できること。

16.2.7.2.3 取り込み時にエラーとなった内容を印刷できること。

16.2.7.2.4 既に登録済みの結果に対して、上書きする/しないを設定できること。

16.2.7.2.5 外注業者からの画像ファイルを取り込むことができること。

16.2.7.2.6 任意のフォルダーを監視し、リアルタイムで結果ファイルを取り込める。

16.2.7.3. 外注検査状況確認 ― ―16.2.7.3.1 外注業者、受付日範囲を指定し、外注検査項目の未到着/到着済み、外注未依頼/依頼済

みの情報を検査依頼属性情報と容器情報毎に一覧表示できること。16.2.7.3.2 各検査依頼内の容器を選択すると、その容器に該当する外注項目を表示できること。

16.2.7.3.3 検査依頼情報は、受付日受付番号順、患者カナ名順、患者ID順、到着順で並び順を指定できること。

16.2.7.4. 台帳 ― ―16.2.7.4.1 部門、依頼科、病棟、対象容器、対象項目種別(緊急区分、入外区分、院内外)を指定

し、以下の帳票を出力できること。また項目に関しては子項目を出力しない指定ができること。

16.2.7.4.2 ・依頼リスト

16.2.7.4.3 ・結果リスト

16.2.7.4.4 ・未検査リスト

16.2.7.4.5 ・未到着リスト

16.2.7.4.6 ・未受付リスト

16.2.7.4.7 ・未到着/未検査リスト

16.2.7.4.8 ・未到着/検査なしリスト

16.2.7.4.9 ・ワークシート依頼リスト

16.2.7.4.10 ・コメントリスト

16.2.7.4.11 ・未承認リスト

16.2.7.4.12 ・一部未承認リスト

16.2.7.4.13 ・受取済み/未到着リスト

16.2.7.4.14 ・一部受取済みリスト

16.2.7.4.15 ・予約リスト

16.2.7.4.16 ・ラベル発行済み未到着リスト

16.2.7.4.17 ・特定項目リスト(この場合特定結果の指定が必要)

16.2.7.4.18 ・採取指示リスト

16.2.7.4.19 ・送信台帳

16.2.7.4.20 ・外注報告期限切れリスト

16.2.7.4.21 ・異常値リスト

16.2.7.4.22 ・報告異常値リスト

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兵庫県立淡路医療センター 電子カルテシステム更新および影響部門システム更新要件定義書

16.   検査部門システム 実現性 備考(具体的な実現方法、代替案等)

16.2.7.4.23 ・パニック値リスト

16.2.7.4.24 依頼科に報告義務のある異常値に該当した検査結果をリスト印刷できること。

16.2.7.4.25 各種リストは、条件に該当した検査依頼一覧が画面に表示され、必要に応じて印刷できること。

16.2.7.4.26 帳票のレイアウトは帳票設定にて設定が可能であり、イメージ確認できること。

16.2.7.4.27 未到着リストの検索範囲は、時間範囲でも指定できること。

16.2.7.4.28 出力帳票種類を設定できること。

16.2.8. 検査報告 ― ―16.2.8.1. 報告書一括作成 ― ―16.2.8.1.1 報告書、対象科病棟などを選択し(複数可能)、報告書を印刷できること。

16.2.8.1.2 報告書出力範囲条件は受付日番号範囲または結果更新時間範囲にて指定できること。

16.2.8.1.3 報告書、患者IDを指定し、報告書を印刷できること。

16.2.8.1.4 報告書は履歴情報より再印刷できること。

16.2.8.1.5 報告書に印字する情報やレイアウトは帳票設定にて設定が可能であり、イメージ確認できること。

16.2.8.1.6 追加報告先に報告書を印刷できること。

16.2.8.2. 画像報告書作成 ― ―16.2.8.2.1 画像の選択ができること。

16.2.8.2.2 画像の編集(文字・矢印・手書き・切り抜き)ができること。

16.2.8.2.3 画像を編集後、上書き・追加保存を選択できること。

16.2.8.2.4 画像報告用の所見が入力できること。

16.2.8.2.5 コメントの入力ができること。

16.2.8.2.6 報告書のレイアウトをテンプレートとし、画像報告書作成ができること。

16.2.8.2.7 報告書のレイアウトのテンプレートには、実際の検査依頼の属性情報を表示できること。

16.2.8.2.8 検査依頼の全項目結果を参照できること。

16.2.8.2.9 過去に入力したコメントを参照し、同一コメント情報を入力できること。

16.2.8.2.10 画像報告書の印刷ができること。

16.2.8.3. 帳票設定 ― ―16.2.8.3.1 帳票の基本設定ができる(用紙サイズ、余白など)。

16.2.8.3.2 任意の文字を印字座標、文字フォントなど指定し、印刷設定できること。

16.2.8.3.3 項目を印刷する条件設定ができること。

16.2.8.3.4 任意の報告書項目グループを定義し、依頼があったものだけ印刷する設定ができること。

16.2.8.3.5 参照項目(報告書に印刷するが、それだけでは出力対象としない)の設定ができること。

16.2.8.3.6 項目名、結果、HLマーク、付加コメントなどの印刷位置設定ができること。

16.2.8.3.7 患者属性、検査属性の印刷位置設定ができること。

16.2.9. 検査結果照会 ― ―16.2.9.1. 検査結果照会 ― ―16.2.9.1.1 患者ID指定により、検索期間範囲の検査依頼一覧を表示できること。

16.2.9.1.2 患者IDを受付日・受付番号から特定し検索できること。

16.2.9.1.3 患者IDをバーコード番号から特定し、検索できること。

16.2.9.1.4 患者IDをオーダ番号(HIS番号)から特定し検索できること。

16.2.9.1.5 患者IDをカナ名から候補一覧を表示し、その一覧から患者を特定し検索できること。

16.2.9.1.6 検索結果の検査依頼一覧モニターより検査依頼を選択し、患者の検査情報を参照できること。

16.2.9.1.7 検査依頼一覧の並びは、検査開始時刻順、受付日受付番号順のいずれかを選択できること。

16.2.9.1.8 検査結果を参照できること。

16.2.9.1.9 表示項目を任意に選択し、絞り込むことができること。

16.2.9.1.10 検査属性を参照できること。

16.2.9.1.11 採取容器情報、分注容器情報を参照できること。

16.2.9.1.12 検査コメント情報を参照できること。

16.2.9.1.13 検査画像を参照できること。

16.2.9.1.14 報告書またはFAXを選択し出力できること。

16.2.9.1.15 全項目結果リストを出力できること。

16.2.9.1.16 検査項目を指定し、TATグラフを表示できること。

16.2.9.1.17 検査項目グループを指定し、検査結果を表示できること。

16.2.9.2. 時系列結果照会 ― ―16.2.9.2.1 患者ID指定により、患者の検査依頼・結果一覧を検索できること。

16.2.9.2.2 患者IDを受付日・受付番号から特定し検索できること。

16.2.9.2.3 患者IDをバーコード番号から特定し、検索できること。

16.2.9.2.4 患者IDをオーダ番号(HIS番号)から特定し検索できること。

16.2.9.2.5 患者IDをカナ名から候補一覧を表示し、その一覧から患者を特定し検索できること。

16.2.9.2.6 マスターで設定された項目グループを指定して時系列の結果を参照できること。また、個別項目選択により表示項目の追加ができること。

16.2.9.2.7 時系列結果参照は選択項目、透析情報、手術情報で絞って表示できること。

16.2.9.2.8 時系列検索によって表示される内容(結果、付加コメントなど)は設定により選択できること。

16.2.9.2.9 検査属性、コメント、画像、詳細属性を参照できること。

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兵庫県立淡路医療センター 電子カルテシステム更新および影響部門システム更新要件定義書

16.   検査部門システム 実現性 備考(具体的な実現方法、代替案等)

16.2.9.2.10 検索結果をエクセル形式のファイルに保存できること。

16.2.9.2.11 検索結果をグラフ表示できること。

16.2.9.2.12 検索結果をレーダーチャート表示できること。

16.2.9.2.13 対象項目が複数世代存在する場合、世代管理ができること。

16.2.9.3. 問い合わせ照会 ― ―16.2.9.3.1 指定した日から最大7日間まで、入外・科病棟・医師により検査依頼一覧を絞り込み、選

択した検査依頼の検査情報を照会できること。16.2.9.3.2 患者ID指定により、検索対象検査依頼を絞り込み、検査情報を照会できること。

16.2.9.3.3 検査結果の結果リストを印刷できること。

16.2.9.3.4 問い合わせ照会画面から各報告書の印刷ができること。

16.2.10. 統計業務・抽出 ― ―16.2.10.1. 検査集計 ― ―16.2.10.1.1 条件(検索範囲、部門、医師、入外区分、依頼元)を指定する事により、保険点数包括集

計ができること。16.2.10.1.2 条件(検索範囲、部門、医師、入外区分、依頼元)を指定する事により、月別保険点数包

括集計ができること。16.2.10.1.3 条件(検索範囲、部門、医師、入外区分、依頼元)を指定する事により、日別項目件数集

計ができること。16.2.10.1.4 条件(検索範囲、部門、医師、入外区分、依頼元)を指定する事により、月別項目件数集

計ができること。16.2.10.1.5 条件(検索範囲、部門、医師、入外区分、依頼元)を指定する事により、依頼元別項目件

数集計ができること。16.2.10.1.6 条件(検索範囲、部門、医師、入外区分、依頼元)を指定する事により、医師別項目件数

集計ができること。16.2.10.1.7 条件(検索範囲、部門、医師、入外区分、依頼元)を指定する事により、日別部門別オー

ダー件数集計ができること。16.2.10.1.8 条件(検索範囲、部門、医師、入外区分、依頼元)を指定する事により、月別部門別オー

ダー件数集計ができること。16.2.10.1.9 条件(検索範囲、部門、医師、入外区分、依頼元)を指定する事により、日別依頼元別

オーダー件数集計ができること。16.2.10.1.10 条件(検索範囲、部門、医師、入外区分、依頼元)を指定する事により、月別依頼元別

オーダー件数集計ができること。16.2.10.1.11 条件(検索範囲、部門、医師、入外区分、依頼元)を指定する事により、日別集計部門別

オーダー件数集計ができること。16.2.10.1.12 条件(検索範囲、部門、医師、入外区分、依頼元)を指定する事により、月別集計部門別

オーダー件数集計ができること。16.2.10.1.13 条件(検索範囲、部門、医師、入外区分、依頼元)を指定する事により、依頼元別集計部

門別オーダー件数集計ができること。16.2.10.1.14 集計結果はエクセル形式のファイルとして保存できること。

16.2.10.1.15 出力するファイルレイアウトを自由に設定できること。

16.2.10.1.16 集計結果を印刷できること。

16.2.10.2. 容器件数集計 ― ―16.2.10.2.1 条件(検索範囲、緊急区分、容器、医師、入外区分、依頼元)を指定する事により、日別

容器件数集計ができること。16.2.10.2.2 条件(検索範囲、緊急区分、容器、医師、入外区分、依頼元)を指定する事により、月別

容器件数集計ができること。16.2.10.2.3 条件(検索範囲、緊急区分、容器、医師、入外区分、依頼元)を指定する事により、依頼

元別容器件数集計ができること。16.2.10.2.4 条件(検索範囲、緊急区分、容器、医師、入外区分、依頼元)を指定する事により、日別

容器グループ件数集計ができること。16.2.10.2.5 条件(検索範囲、緊急区分、容器、医師、入外区分、依頼元)を指定する事により、月別

容器グループ件数集計ができること。16.2.10.2.6 条件(検索範囲、緊急区分、容器、医師、入外区分、依頼元)を指定する事により、依頼

元別容器グループ件数集計ができること。16.2.10.2.7 集計結果はエクセル形式のファイルとして保存できること。

16.2.10.2.8 出力するファイルレイアウトを自由に設定できること。

16.2.10.2.9 集計結果を印刷できること。

16.2.10.3. 時間帯別件数集計 ― ―16.2.10.3.1 条件(検索期間、集計時刻、集計対象時刻ポイント、緊急区分、部門、医師、入外区分、

依頼元)を指定する事により、時間帯別依頼元別のオーダー件数集計ができること。

16.2.10.3.2 条件(検索期間、集計時刻、集計対象時刻ポイント、緊急区分、部門、医師、入外区分、依頼元)を指定する事により、時間帯別部門別のオーダー件数集計ができること。

16.2.10.3.3 条件(検索期間、集計時刻、集計対象時刻ポイント、緊急区分、部門、医師、入外区分、依頼元)を指定する事により、時間帯別集計部門別のオーダー件数集計ができること。

16.2.10.3.4 条件(検索期間、集計時刻、集計対象時刻ポイント、緊急区分、部門、医師、入外区分、依頼元)を指定する事により、時間帯別の容器件数集計ができること。

16.2.10.3.5 条件(検索期間、集計時刻、集計対象時刻ポイント、緊急区分、部門、医師、入外区分、依頼元)を指定する事により、時間帯別の容器グループ件数集計ができること。

16.2.10.3.6 集計結果はエクセル形式のファイルとして保存できること。

16.2.10.3.7 出力するファイルレイアウトを自由に設定できること。

16.2.10.3.8 集計結果を印刷できること。

16.2.10.4. 分析装置別件数集計 ― ―16.2.10.4.1 条件(検索範囲、測定時刻範囲、緊急区分、再検状況、分析装置、入外区分、依頼元)を

指定する事により、分析装置毎に項目件数集計ができること。16.2.10.4.2 条件(検索範囲、測定時刻範囲、緊急区分、再検状況、分析装置、入外区分、依頼元)を

指定する事により、分析装置毎に容器件数集計ができること。16.2.10.4.3 集計結果はエクセル形式のファイルとして保存できること。

16.2.10.4.4 出力するファイルレイアウトを自由に設定できること。

16.2.10.4.5 集計結果を印刷できること。

16.2.10.5. データ抽出 ― ―16.2.10.5.1 検索条件(検索範囲、対象項目、対象属性、依頼元、項目結果条件など)を指定し、条件

に合致した検査データを抽出しCSVファイル、エクセルファイルに出力できること。

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兵庫県立淡路医療センター 電子カルテシステム更新および影響部門システム更新要件定義書

16.   検査部門システム 実現性 備考(具体的な実現方法、代替案等)

16.2.10.5.2 検索条件をログオンユーザーごと、または全ユーザー共通で保存することができ、保存した条件を読み込める。

16.2.10.5.3 データ抽出対象項目はマスターからグループコード指定で選択するか、または個別項目選択により追加できること。

16.2.10.5.4 属性(性別、血液型など)だけの指定でも抽出できること。

16.2.10.5.5 QC結果も抽出できること。

16.2.10.5.6 画像ファイルも抽出できること。

16.2.10.5.7 検査コメントも抽出できること。

16.2.10.5.8 感染症情報も抽出できること。

16.2.10.5.9 結果コメントや結果判定の条件を指定して抽出できること。

16.2.10.5.10 抽出する項目に対して任意の結果値のみ抽出する条件を設定できること。

16.2.10.5.11 複数項目の結果値条件を組み合わせて抽出できること。

16.2.10.6. 当直日誌 ― ―16.2.10.6.1 検査の当直時間帯を設定し、その時間内の検査内容をファイルに出力できること。

16.2.10.6.2 集計対象とする検査項目は、マスターで設定できること。

16.2.10.6.3 集計条件として、特定の端末で到着確認した検査依頼のみ抽出対象にできること。

16.2.11. 精度管理 ― ―16.2.11.1. リアルタイム精度管理 ― ―16.2.11.1.1 リアルタイムで精度管理検体データを一覧表示・監視を行い、警告発生時にエラー表示お

よび音を鳴らすことができること。16.2.11.1.2 精度管理検体データから、精度管理グラフを表示できること。

16.2.11.1.3 同一項目で複数濃度のコントロール結果の場合、2濃度間における分布表示ができること。

16.2.11.1.4 精度管理グラフの一覧表示・監視ができること。

16.2.11.1.5 マルチルールチェックエラーに該当した精度管理検体を絞り込んで表示できること。

16.2.11.2. X-R管理 ― ―16.2.11.2.1 指定期間、指定コントロール検体の管理血清の測定一覧を表示できること。

16.2.11.2.2 指定期間、指定コントロール検体の項目を複数選択しX-R,X-Rs、X-S、X-Rs-R、日内変動の何れかのグラフを一覧表示できること。

16.2.11.2.3 一覧から選択してグラフ、データの印刷、データの出力(CSV、エクセル)ができること。

16.2.11.2.4 一覧から選択したグラフを重ねて表示し、グラフ、データの印刷、データの出力(CSV、エクセル)ができること。

16.2.11.2.5 上記は日内データ、日差データ、日差データ+日内データを対象として表示できること。

16.2.11.2.6 精度管理報告を分析装置毎に一覧表で出力できる(平均値、SD、CV、R)。

16.2.11.2.7 画面に表示するグラフを5段階表示で拡大、縮小できること。

16.2.11.2.8 表示する分析装置、コントロールを予め定義・登録し、呼び出せる。

16.2.11.2.9 項目単位、またはコントロール単位にコメントを登録することができること。

16.2.11.2.10 任意のコントロールを選択し、コントロールの情報を引き継いでツインプロット参照画面に遷移できること。

16.2.11.3. ツインプロット ― ―16.2.11.3.1 指定期間、指定コントロール検体、項目をX軸Y軸に選択し、日内、日差データをツイン

プロット表示できること。16.2.11.3.2 最大4種類のグラフを表示できること。

16.2.11.3.3 表示するコントロールを予め定義・登録し、呼び出せる。

16.2.11.4. 精度管理マスター ― ―16.2.11.4.1 精度管理マスターは管理物質のロット番号で管理でき、管理物質毎に値(平均値)などを

入力できること。16.2.11.4.2 世代管理機能を持ち、使用前に管理物質の値を入力できること。

16.2.11.4.3 検査システムに登録されている管理物質の測定結果から、精度管理基準値の設定できること。

16.2.11.4.4 CSVファイルの管理物質の測定結果を取り込んで、精度管理基準値を設定できること。

16.2.11.5. 精度管理データ出力 ― ―16.2.11.5.1 データの集計期間、抽出日数、分析装置、コントロールを条件とし、内部精度管理データ

を出力できること。16.2.11.5.2 出力した内部精度管理データをもとに、コントロールごとに不確かさを算出し(日本臨床

検査標準協議会(JCCLS)提供の出力形式を参考とする)、また装置ごとに不確かさの推定一覧を作成できること。

16.2.12. 検査工程管理 ― ―16.2.12.1. 検査状況モニター ― ―16.2.12.1.1 検査の進捗状況を一画面で表示できること。

16.2.12.1.2 画面への表示情報は、任意に設定できること。

16.2.12.1.3 表示内容を絞り込む条件を任意に設定できること。

16.2.12.1.4 表示条件として、受付日、検査グループ、並び順が指定できること。

16.2.12.1.5 表示内容は列名でソートできること。

16.2.12.1.6 表示内容の開始条件(依頼済み、出力済み、受取済み、到着済み)を時間帯別、入外区分別に任意に設定できること。

16.2.12.1.7 表示内容の終了条件(すべて確定済み、すべて送信済み、すべて印刷済み)を任意に設定できること。

16.2.12.1.8 表示されている情報について、患者ID、受付番号を条件に検索できること。

16.2.12.1.9 警告開始条件から、一定期間を超えた場合、「警告」、「限界」のアイコンで知らせることができること。

16.2.12.1.10 「警告」、「限界」の時刻設定は、入外区分別、依頼状態別(ルーチン・緊急・至急・時間外)に設定できること。

16.2.12.1.11 表示される検査依頼をクリックすると、検査依頼内項目一覧を表示することができること。

16.2.12.2. 検査統合モニター ― ―16.2.12.2.1 項目グループごとの検査の進捗状況を一画面で表示できること。

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兵庫県立淡路医療センター 電子カルテシステム更新および影響部門システム更新要件定義書

16.   検査部門システム 実現性 備考(具体的な実現方法、代替案等)

16.2.12.2.2 画面への表示情報は、任意に設定できること。

16.2.12.2.3 表示内容を絞り込む条件を任意に設定できること。

16.2.12.2.4 表示条件として、受付日、検査グループ、並び順が指定できること。

16.2.12.2.5 表示内容は列名でソートできること。

16.2.12.2.6 表示内容の開始条件(依頼済み、出力済み、受取済み、到着済み)を時間帯別、入外区分別に任意に設定できること。

16.2.12.2.7 表示内容の終了条件(すべて確定済み、すべて送信済み、すべて印刷済み)を任意に設定できること。

16.2.12.2.8 表示されている情報について、患者ID、受付番号を条件に検索できること。

16.2.12.2.9 警告開始条件から、一定期間を超えた場合、「警告」、「限界」のアイコンで知らせることができること。

16.2.12.2.10 「警告」、「限界」の時刻設定は、入外区分別、依頼状態別(ルーチン・緊急・至急・時間外)に設定できること。

16.2.12.2.11 表示される検査依頼をクリックすると、検査依頼内項目一覧を表示することができること。

16.2.12.2.12 表示する進捗状況として、以下の情報が選択できること。(検体検査情報/細菌検査情報)

16.2.12.3. ターンアラウンドタイム(TAT) ― ―16.2.12.3.1 TAT集計ができること。

16.2.12.3.2 結果をファイル出力できること。

16.2.12.3.3 計測業務ポイントは10ポイント以上ある。

16.2.12.3.4 抽出条件をログオンユーザーごと、または全ユーザー共通で保存することができ、保存した条件を読み込める。

16.2.13. マスター ― ―16.2.13.1. 患者情報入力 ― ―16.2.13.1.1 患者属性情報の入力、訂正、削除が可能であること。また、登録済みの属性情報について

は、ID入力時に自動的に該当する属性が表示される。16.2.13.1.2 検査結果と連動し、患者の感染症情報を更新できること。

16.2.13.1.3 患者の感染症情報は、履歴表示できること。

16.2.13.1.4 血液型検査結果と連動し、患者の血液型情報を更新できること。

16.2.13.1.5 患者の付帯情報は、履歴表示できること。

16.2.13.2. 業務遷移メニュー ― ―16.2.13.2.1 各アプリケーションから他のアプリケーションに遷移できるボタンをアプリケーション単

位で設定できること。16.2.13.2.2 他のアプリケーションに遷移する際は元アプリケーションにて参照していた検査依頼情報

を引き継いで遷移できること。16.2.13.3. アプリケーション画面構成設定 ― ―16.2.13.3.1 各アプリケーションのカラムの表示内容や並び順を容易に変更できること。

16.2.13.4. マスターメンテナンス ― ―16.2.13.4.1 権限のあるユーザーのみメンテナンスできること。

16.2.13.4.2 項目情報・容器情報・精度管理検体情報に関してはマスターの世代管理ができること。

16.2.13.4.3 マスターの内容に関して十分に教育する。

16.2.13.4.4 マスターの更新管理として、更新コメントを残せる。

16.2.13.4.5 マスターの更新管理として、「いつ」、「だれが」更新したかを残せる。

16.2.13.4.6 更新管理の情報を条件指定(「期間」「マスター」「更新端末」「更新者」)し、抽出できること。

16.2.13.4.7 マスター整合性チェックが、手動・自動(定時起動)で行える。

16.2.13.4.8 マスターに不整合があった場合、メッセージ表示で通知できる機能がある。

16.2.13.4.9 マスターの設定時にナビゲーションが表示される。

16.2.13.4.10 複数項目のマスター内容を一括で設定できること。

16.2.13.5. 患者情報カレンダー表示 ― ―16.2.13.5.1 患者IDの指定により、患者のイベントをカレンダー形式で表示できること。

16.2.13.5.2 表示されているイベントから、検査結果照会画面に遷移できること。

16.2.13.5.3 表示内容として、以下の情報が選択できること。(検体検査実施情報/細菌検査情報/移動情報/投薬歴/手術歴/処置歴)

16.2.13.5.4 日内の一覧をリストで表示できること。またリスト表示範囲は表示/非表示が切り替えられる。

16.2.13.6. システム利用者間コミュニケーション機能 ― ―16.2.13.6.1 メニューウインドウで、メッセージの有無を確認できること。

16.2.13.6.2 メッセージの受信ボックスで、既読/未読、分類、受信日時、送信者、メッセージ内容を確認できること。

16.2.13.6.3 利用者単位、または利用者区分、または全利用者に対して、メッセージの分類を指定して、メッセージを送信できること。

16.2.13.6.4 メッセージ送信では、選択した任意の端末に対して送信できること。

16.2.13.6.5 利用者に送信したメッセージの既読確認ができること。

16.2.14. 院内システム連携関連 ― ―16.2.14.1. 病院情報システム(HIS)連携 ― ―16.2.14.1.1 電子カルテシステムとの接続実績が豊富であること。(年20施設程度を目安とする)

16.2.14.1.2 病院情報システムとの接続は、TCP/IPプロトコルによるソケット通信でのデータ連携ができること。

16.2.14.1.3 依頼情報の受信ができること。

16.2.14.1.4 検査結果の送信ができること。

16.2.14.1.5 最新の臨床検査データ交換標準化協議会(MEDIS)・(JAHIS)の標準仕様やHL7に対応している。

16.2.14.2. 他社システム連携 ― ―16.2.14.2.1 他システムとの接続実績が豊富であること。

16.2.14.3. セキュリティ、ダウン対策 ― ―

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兵庫県立淡路医療センター 電子カルテシステム更新および影響部門システム更新要件定義書

16.   検査部門システム 実現性 備考(具体的な実現方法、代替案等)

16.2.14.3.1 端末起動時だけでなく、検査システムメニューの起動時にも認証ID(ログオンID・パスワード)を入力する機能を有している。

16.2.14.3.2 各検査技師別に認証ID(ログオンID・パスワード)を設定できること。

16.2.14.3.3 ログオン時に、FeliCaカードなどのRFIDを使用してログオン、ログオフができること。

16.2.14.3.4 パスワードの長さ・複雑さを設定できること。

16.2.14.3.5 パスワードエラー回数を設定できること。

16.2.14.3.6 個人認証ID別に実行できる業務の権限(アクセス権限)を設定できること。

16.2.14.3.7 操作者の権限レベルに応じたメニュー表示する機能を有すること。

16.2.14.3.8 各検査技師が操作した履歴を保存し、表示できる(データ入出力のすべての履歴管理[技師名・時間・項目名・変更前データ・変更後データなど])。

16.2.14.3.9 設定により患者氏名を非表示にする機能を有すること。

16.2.14.3.10 バックアップサーバへの切替操作が容易であること。

16.2.14.3.11 マスターやデータの登録・変更時の情報(「いつ」「誰が」「どこで」「何を」「どのように」といった要素)を保存し、参照できること。

16.2.14.3.12 特定患者を参照した情報(「いつ」「誰が」「どこで」「だれを」といった要素)を保存し、参照できること。

16.2.14.3.13 入出力ファイル(外注依頼、外注結果、CSVファイルなど)の情報を保存し、参照できること。

16.2.14.3.14 ログファイルを暗号化できること。

16.2.14.4. その他 ― ―16.2.14.4.1 システム操作方法ツールとしてのヘルプメニューを有すること。

16.2.14.4.2 日本語版の操作マニュアルを提供できること。

16.2.14.4.3 画面表示、説明マニュアルは可能な限り日本語表示されていること。

16.2.14.4.4 各種マスターの設定は、ユーザーが設定できること。

16.2.14.4.5 新規項目の追加が容易に行え、使用開始日を指定できること。

16.2.14.4.6 検査稼動中でもEXCEL、WORDなどのソフトが無理なく使用できること。

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兵庫県立淡路医療センター 電子カルテシステム更新および影響部門システム更新要件定義書

16.   検査部門システム 実現性 備考(具体的な実現方法、代替案等)

16.3. 病理検査部門システム ― ―16.3.1. ソフトウェア要件 ― ―16.3.1.1. 病理検査の基本機能は以下の要件を満たすこと。 ― ―16.3.1.1.1 基本となるデータベースソフトウェアは、Oracleであること。

16.3.1.1.2 全病理データを病理サーバで一元管理し、有効利用できること。

16.3.1.1.3 サーバのハードディスク内へ20年間以上の病理データを保存できること。

16.3.1.1.4 サーバのデータを定期的に自動バックアップができること。

16.3.1.1.5 選択入力項目は、マウスによるプルダウンメニューからの選択のほか、コード入力ができること。

16.3.1.1.6 受付入力中もしくは診断入力中に検索画面を起動するなど、複数の機能を同時に起動できること。

16.3.1.1.7 病院情報システムから患者属性情報を取得する機能を有し、依頼書のみの運用にも対応できること。

16.3.1.1.8 電子カルテシステムと接続し、病理オーダ受信ができること。

16.3.1.1.9 電子カルテシステムと接続し、シェーマデータを取り込みできること。

16.3.1.1.10 電子カルテシステムと接続し、到着確認情報を送信できること。

16.3.1.1.11 電子カルテシステムと接続し、会計情報の用紙を発行できること。

16.3.1.1.12 電子カルテシステムと接続し、診断結果情報を送信できること。

16.3.1.1.13 電子カルテと通信を行うプログラムはサーバ上で動作できること。

16.3.1.1.14 電子カルテからの電子的な依頼と、紙の依頼書併用の運用にも対応できること。

16.3.1.1.15 電子カルテシステムがダウンしても、病理の運用が停止しないシステムであること。キーボード入力等による病理部門内番号の受付ができること。電子カルテシステム復旧後に受信したオーダを受付済みデータと関連付けできること。

16.3.1.1.16 病院情報システムから感染症の結果を取得できること。

16.3.1.1.17 ログインユーザが自身のパスワードを変更できること。

16.3.1.1.18 キーボードを用い、ショートカットを利用した操作ができること。

16.3.1.1.19 2次元バーコード、マイクロQRまたはDataMatrixに対応できること。

16.3.1.1.20 ユーザ毎に、業務画面の起動業務、位置、サイズ、を記憶管理できること。

16.3.1.1.21 現行システムからのデータ移行については、過去n年分の移行ができること。 ・移行対象は、マスタ及び検査データ

16.3.1.1.22 病院より提供するウイルス対策を実施すること。

16.3.1.1.23 ウイルスソフトは施設から提供する。

16.3.1.2. 組織診業務-依頼一覧(到着確認)は以下の要件を満たすこと。 ― ―16.3.1.2.1 システム権限設定により、システムの利用範囲を設定できること。

16.3.1.2.2 到着確認作業者のログが保存できること。

16.3.1.2.3 電子カルテから病理オーダ情報を受信できること。

16.3.1.2.4 電子カルテからシェーマ図情報を受信できること。

16.3.1.2.5 受信した病理オーダ情報を一覧表示する機能を有すること。  必要に応じてオーダ詳細を表示できること。

16.3.1.2.6 複数の端末で同時に到着確認を行った場合においても、番号が重複せず正しく受付できること。

16.3.1.2.7 依頼書もしくは検体に貼付されたオーダ番号のバーコードを読み取り、到着確認処理ができること。

16.3.1.2.8 同一採取日に同一患者IDのオーダーが存在する場合、画面上に注意を促すラベルを表示できること。(処理を続行する場合、内容を確認した上、到着確認を行う)

16.3.1.2.9 以下の情報により、各行の背景色を変更できること。 ・至急      ・迅速

16.3.1.2.10 部門側のマスタによって算出した臓器数と、電子カルテシステムから届いた臓器数に違いがある場合、自動的に部門側のマスタによって算出した臓器数に変更できること。

16.3.1.3. 組織診業務-受付は以下の要件を満たすこと。 ― ―16.3.1.3.1 システム権限設定により、システムの利用範囲を設定できること。

16.3.1.3.2 受付作業者のログが保存できること。

16.3.1.3.3 患者IDを入力した際に、患者の属性情報を自動的に表示できること。

16.3.1.3.4 容器数が登録できること。

16.3.1.3.5 感染症情報を表示できること。

16.3.1.3.6 病理受付時には、最終番号+1の標本番号を自動付番できること。

16.3.1.3.7 標本番号を入力する事により検索・表示ができること。

16.3.1.3.8 受信した検体情報の修正・追加入力ができること。

16.3.1.3.9 検体情報の入力により、臓器数に対応する請求項目(臓器数)が自動的に入力できること。

16.3.1.3.10 追加会計情報の入力ができること。入力項目は、必要に応じてマスタで容易に変更できること。

16.3.1.3.11 受付確定と同時にシステム管理番号のバーコード付きの受付ラベルが自動発行できること。受付ラベルに印字する項目および発行枚数は打ち合せにより決定できること。

16.3.1.3.12 臨床診断の登録ができること。臨床診断に関しては、マスタによる入力支援ができること。

16.3.1.3.13 臨床所見の登録ができること。臨床所見に関しては、マスタによる入力支援ができること。

16.3.1.3.14 部内コメント(受付コメント)を登録できること。部内コメントに関しては、マスタによる入力支援ができること。

16.3.1.3.15 受付データの削除を行わず、欠番処理にて論理的削除処理ができること。

16.3.1.3.16 システム権限設定により、システムの利用範囲を設定できること。

16.3.1.3.17 排他処理は現行仕様に踏襲すること。

16.3.1.3.18 欠番処理を行ったデータは集計対象から除外できること。

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兵庫県立淡路医療センター 電子カルテシステム更新および影響部門システム更新要件定義書

16.   検査部門システム 実現性 備考(具体的な実現方法、代替案等)

16.3.1.3.19 複数の端末で同時に受付を行っても標本番号が重複せず正しく受付できること。

16.3.1.3.20 生年月日表示は現行仕様を踏襲すること。

16.3.1.3.21 年齢は、採取日と生年月日から自動的計算できること。

16.3.1.3.22 排他処理は現行仕様を踏襲すること。

16.3.1.4. 組織診業務-受付一覧は以下の要件を満たすこと。 ― ―16.3.1.4.1 受付日もしくは標本番号を指定して受付した情報の一覧を表示できること。

(※表示する項目は、打合せの上で決定できること。)16.3.1.4.2 迅速、至急情報が色分け表示できること。

16.3.1.4.3 表示した一覧を印刷出力できること。

16.3.1.4.4 一覧からデータを選択して、受付画面を起動できること。

16.3.1.4.5 診療科、病棟、依頼医、入・外、受付日の範囲指定、標本番号の範囲指定で検索できること。

16.3.1.5. 組織診業務-文書/イメージ取込は以下の要件を満たすこと。 ― ―16.3.1.5.1 イメージスキャナで取り込んだイメージに含まれたバーコード(1次元)を認識し、自動

的に標本番号と関連付けして保存できること。16.3.1.5.2 1標本番号あたり複数のイメージを関連付けできること。

また、取り込んだ文書イメージの種類(依頼書や外注結果・・・etc)を選択できること。(対応する画像形式:jpgの拡張子とする。)

16.3.1.5.3 関連付けの際、報告書に添付するかどうかをチェックボックスへのクリックで選択できること。

16.3.1.6. 組織診業務-切出・染色入力は以下の要件を満たすこと。 ― ―16.3.1.6.1 作業者のログが保存できること。

16.3.1.6.2 標本毎にブロック数を入力できること。標本番号の指定は、標本番号の手入力もしくは、病理番号のバーコードの読み取りで可能であること。

16.3.1.6.3 ブロック入力の際、入力日当日が切出日としてログインユーザが切出者として自動入力できること。切出日と切出者は必要に応じて変更可能であること。

16.3.1.6.4 医師権限のユーザがログインした場合、切出者として自動入力できること。

16.3.1.6.5 技師権限のユーザがログインした場合、介助者として自動入力できること。

16.3.1.6.6 切出し残臓器の有無が入力できること。

16.3.1.6.7 ブロック毎にブロックコメント(枝番)を入力できること。

16.3.1.6.8 臓器別の所属リンパ節番号の入力支援ができること。

16.3.1.6.9 臓器毎の、入力可能な最大のブロック数は999個であること。

16.3.1.6.10 受付臓器毎の枝番管理と、通し番号(共通臓器)毎の管理を選択できること。どちらの方式を採用するかは打ち合わせにて選択できること。

16.3.1.6.11 カセットプリンタ装置を用いてカセットへ印字できること。

16.3.1.6.12 カセットに印字する項目は、打合せの上決定できること。

16.3.1.6.13 システム病理番号のバーコード(二次元:QRコード、DataMatrix)を印字できること。

16.3.1.6.14 カセット印字の際、ブロック毎にマガジンを指定して印字できること。

16.3.1.6.15 ブロックを指定して特殊染色、免疫染色のオーダができること。

16.3.1.6.16 ブロック毎に染色名、染色枚数の入力ができること。複数ブロック選択による一括染色入力ができること。

16.3.1.6.17 ブロック毎に臓器名の入力ができること。複数ブロック選択による一括臓器名入力ができること。

16.3.1.6.18 染色依頼日と染色依頼医を入力できること。染色依頼日は入力日当日、染色依頼医はログインユーザが自動入力され修正もできること。

16.3.1.6.19 算定情報の送信は現行仕を踏襲すること。

16.3.1.6.20 受付臓器が1臓器の場合には自動割り当てができること。(受付臓器が複数材料の場合、自動割り当てが行われないこと。)

16.3.1.7. 組織診業務-スライドガラス印字・標本ラベル印刷は以下の要件を満たすこと。 ― ―16.3.1.7.1 印字対象のデータは、未印字・印字済み、染色別(HEのみ、特染のみなど)、標本番

号、受付日、染色依頼日の範囲指定で抽出ができること。16.3.1.7.2 スライドプリンタ装置を用いてスライドガラスに印字する機能を有すること。

16.3.1.7.3 スライドガラスに印字する項目は、打合せの上決定できること。標本番号のバーコード(二次元:QRコード、DataMatrix)を印字できること。

16.3.1.7.4 染色により、供給マガジンを自動的に選択できること。

16.3.1.7.5 ラベル印字対象の情報を一覧表示できること。 ・受付日もしくは標本番号、未出力・出力の条件を指定して一覧を表示できること。

16.3.1.7.6 印字対象のラベル情報をA4のワークシートとして印字できること。・印刷するプリンタを選択できること。

16.3.1.7.7 検体の取り違え防止のため、カセットのバーコード読み取りにより、対象のスライドガラスへ印字できること。

16.3.1.7.8 一覧から任意に複数データを選択して、スライドガラスに印字できること。

16.3.1.7.9 染色毎にスライド印字、標本ラベル印字のどちらを選択し印字できること。

16.3.1.7.10 紙ラベル印字時には、X行Y列の指定で印字ができること。X行Y列は、アルファベット入力もしくは、数値入力どちらでも入力できること。

16.3.1.8. 組織診業務-画像取込は以下の要件を満たすこと。 ― ―16.3.1.8.1 指定する標本番号に撮影した画像データ(jpgの拡張子)の関連付けができること。

16.3.1.8.2 標本番号の指定は、標本番号の手入力若しくは、システム病理番号のバーコード読み取りでできること。

16.3.1.8.3 取込時の画像区分として、ミクロ、マクロ、切出の指定ができること。

16.3.1.8.4 取込前に、不要な画像を削除できること。

16.3.1.8.5 取込時に、画像に対する検索可能なフリーコメントを入力できること。

16.3.1.8.6 取込時に、報告書に添付対象となる画像を選択できること。

16.3.1.9. 組織診業務-画像描画は以下の要件を満たすこと。 ― ―16.3.1.9.1 関連付けした画像に対して、トリミング、塗りつぶし、連続文字描画、連続数字描画を入

力できること。

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兵庫県立淡路医療センター 電子カルテシステム更新および影響部門システム更新要件定義書

16.   検査部門システム 実現性 備考(具体的な実現方法、代替案等)

16.3.1.9.2 描画機能は現行仕様を踏襲すること。

16.3.1.9.3 関連付けした画像に対して、格子状の描画ができること。

16.3.1.9.4 描画オブジェクトの色、太さを変更できること。

16.3.1.9.5 描画オブジェクトを回転できること。

16.3.1.9.6 連続数字描画は、画像描画画面にて指定されたブロック数からクリックする度に+1できること。

16.3.1.9.7 確定後も線やコメントの位置を変更するなど、描画内容を編集できること。

16.3.1.9.8 関連付けした画像に対して、検索可能なフリーコメントを入力できること。

16.3.1.9.9 報告書に添付する画像を選択できること。

16.3.1.9.10 報告書に添付する順番を指定できること。

16.3.1.9.11 画像一覧において取り込んだ画像のサムネイルを表示できること。

16.3.1.9.12 任意の画像を選択してコピーする機能を有すること。

16.3.1.9.13 任意の画像を選択してエクスポートする機能を有すること。

16.3.1.9.14 一度書いた短冊線を動かすことが可能なこと。

16.3.1.9.15 選択した画像が印刷ができること。

16.3.1.9.16 複数の画像を同時に画面表示できること。

16.3.1.9.17 電子カルテに送信済み(検査情報webシステムにて公開済み)の画像に対して編集を行った場合には編集後の内容が即自に反映できること。

16.3.10.1. 組織診業務-進捗入力は以下の要件を満たすこと。 ― ―16.3.1.10.1 標本番号毎に進捗の入力ができること。

16.3.1.10.2 受付確定で「受付済み」、ブロック数入力で「切出済み」、スライドガラス印字で「薄切済み」に自動的に進捗が更新できること。

16.3.1.10.3 複数の標本番号を指定して、進捗を一括で変更する機能を有すること。

16.3.1.10.4 診療科、病棟、進捗状況、提出先、生検/術材区分、請求、患者ID、患者カナ氏名、付帯コメントでの検索ができること。

16.3.1.11. 組織診業務-診断は以下の要件を満たすこと。 ― ―16.3.1.11.1 システム権限設定により、システムの利用範囲を設定できること。

16.3.1.11.2 作業者のログが保存できること。

16.3.1.11.3 標本番号若しくはシステム病理番号を入力する事により検索・表示ができること。

16.3.1.11.4 標本番号の手入力もしくはシステム病理番号のバーコードを読み取ることにより検索・表示ができること。

16.3.1.11.5 手入力での標本番号入力の際、入力支援機能があること。

16.3.1.11.6 診断対象標本番号に関連した受付(病理オーダ)情報、依頼書イメージ、画像情報を表示する機能を有すること。画像情報表示後、描画機能を起動できること。

16.3.1.11.7 患者IDを元に既往歴有無を表示する機能を有すること。組織診および細胞診の既往歴一覧を自動表示し、必要に応じて一覧から任意のデータを選択して詳細情報を表示できること。

16.3.1.11.8 診断医名の入力者数は現行仕様を踏襲すること。診断医名はログインユーザが自動入力され、修正不可であること。

16.3.1.11.9 診断および所見の入力ができること。

16.3.1.11.10 入力文字数は現行仕様に準じること。

16.3.1.11.11 診断及び所見入力においては、定型文入力支援機能を有すること。マスタは、ユーザ毎もしくは、全ユーザ対象に追加、修正登録ができること。

16.3.1.11.12 診断確定により、診断日が自動入力され、電子カルテ若しくはオーダに結果送信できること。(診断日は、システム日付が自動入力され、修正不可であること。)

16.3.1.11.13 ログインユーザの権限が「研修医」の場合は、下書きとして本診断とは区別して保存され、診断確定されないこと。

16.3.1.11.14 診断確定後は、診断医名、診断日、診断、所見の修正はできないこと。

16.3.1.11.15 診断確定ごとの修正履歴(版数)が全て記録できること。

16.3.1.11.16 診断の種類(報告書タイトル)を選択入力できること。(選択入力した際に、マスタ設定されている診断と所見の文章が自動的に入力されること。)

16.3.1.11.17 診断種類を指定することにより、報告書タイトルに付属情報として表示できること。

16.3.1.11.18 中間報告ができること。

16.3.1.11.19 診断の保存ができること。

16.3.1.11.20 必要に応じて、追加診断入力ができること。追加時には直前の診断と所見をコピーするか、白紙にするかを選択できること。(追加診断の回数は最大999回であること。)

16.3.1.11.21 診断確定後、報告書の出力ができること。 ・標本番号を指定して、一括出力できること。 ・通常は未出力分のみを出力対象とするが、必要に応じて出力済みのデータも出力するできること。 ・診断および所見の内容により、必要に応じて自動的に改ページできること。 ・報告書に出力する項目は、打合せの上、決定できること。診断確定後、電カル/WEBへの報告書送信機能を有すること

16.3.1.11.22 報告書レイアウトは現行仕様を踏襲すること。

16.3.1.11.23 マクロ・ミクロ画像のカラー画像を組み込んだ組織画像報告書の印刷ができること。

16.3.1.11.24 ワンクリックで切出・染色入力画面を起動して特殊染色や免疫染色のオーダ入力ができること。

16.3.1.11.25 組織診断/所見欄に入力された英文のスペルチェックができること。

16.3.1.11.26 電子カルテシステム側から組織診断結果を参照できること。 (検査情報Webシステム参照機能による)

16.3.1.11.27 排他処理は現行仕様を踏襲すること。

16.3.1.11.28 依頼書、ミクロ、マクロ、その他画像、バーチャルスライド画像の取り込み枚数が確認できること。

16.3.1.11.29 関連付けしたバーチャルスライド画像は、専用ビューアを使用し参照できること。

16.3.1.11.30 切出し残臓器の表示ができること。

16.3.1.11.31 報告書印刷のプレビューを表示する事ができること。

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兵庫県立淡路医療センター 電子カルテシステム更新および影響部門システム更新要件定義書

16.   検査部門システム 実現性 備考(具体的な実現方法、代替案等)

16.3.1.11.32 報告書印刷プレビューからの印刷ができること。 ・プレビューから印字した際には透かし(設定値:この報告書はプレビューです。)が印字されること。

16.3.1.11.33 診断日の修正ができないこと。

16.3.1.11.34 診断、所見で入力した内容を容易に定型文マスタに登録できること。

16.3.1.11.35 報告書レイアウトは現行仕様を踏襲すること。

16.3.1.12. 組織診業務-報告書印刷は以下の要件を満たすこと。 ― ―16.3.1.12.1 抽出条件は現行仕様を踏襲すること。

16.3.1.12.3 印字枚数の変更ができること。

16.3.1.12.4 報告書に印字される順番は、現行仕様を踏襲すること。

16.3.13.1. 組織診業務-既往歴一覧は以下の要件を満たすこと。 ― ―16.3.1.13.1 細胞診、組織診の過去歴を表示する機能を有すること。

16.3.1.13.2 既往歴一覧に表示された一覧情報から詳細情報を表示する画面が展開できること。

16.3.1.14. 組織診業務-検索は以下の要件を満たすこと。 ― ―16.3.1.14.1 複数の検索条件を指定して検索する機能を有すること。

16.3.1.14.2 問い合わせに対応できるよう、簡便な入力で高速に必要なデータが表示できること。

16.3.1.14.3 検索条件は現行仕様を踏襲すること。

16.3.1.14.4 検索ヒット数を表示し、一覧表示するか否かを選択できること。

16.3.1.14.5 検索条件をユーザ毎に、任意の名前を付けて保存する機能を有すること。

16.3.1.14.6 最終診断のみを検索対象とする設定だけでなく、過去版を含むすべての診断を対象とした検索ができること。

16.3.1.14.7 デフォルトで最終診断のみを検索対象とし、必要に応じてすべての診断を対象とした検索ができること。

16.3.1.15. 組織診業務-検索結果一覧は以下の要件を満たすこと。 ― ―16.3.1.15.1 複数の検索条件を指定して検索する機能を有すること。

16.3.1.15.2 検索結果の表示項目をログインユーザ毎に設定できること。

16.3.1.15.3 検索結果一覧に表示する項目を設定可能であり、また設定内容を任意の名前を付けて保存する機能を有すること。

16.3.1.15.4 検索結果一覧から任意のデータを選択して、診断画面を表示できること。

16.3.1.15.5 検索結果一覧を印刷する機能を有すること。

16.3.1.15.6 検索結果一覧をCSV出力する機能を有すること。(出力項目は、表示項目とする。)

16.3.1.16. 組織診業務-画像検索結果一覧は以下の要件を満たすこと。 ― ―16.3.1.16.1 検索対象の標本番号に紐付いた画像の一覧表示ができること。

16.3.1.16.2 画像一覧から画像をダブルクリックし、拡大表示することができること。

16.3.1.16.3 画像一覧から任意の画像を選択して、印刷、削除、ファイル出力ができること。

16.3.1.16.4 画像印刷時の出力枚数の指定について、1枚毎、2枚毎、4枚毎、6枚毎、8枚毎を指定する事ができること。

16.3.1.17. 組織診業務-状況表示 ― ―16.3.1.17.1 未診断、保存、中間報告済み、結果送信済み、結果未送信の各一覧を表示する機能を有す

ること。受付日もしくは標本番号を指定して一覧を表示できること。

16.3.1.17.2 一覧から任意のデータを選択して、診断画面を起動できること。

16.3.1.17.3 検索の範囲指定は現行仕様を踏襲すること。

16.3.2. 細胞診業務 (組織診との差分) ― ―16.3.2.1. 細胞診業務-到着確認は以下の要件を満たすこと。 ― ―16.3.2.1.1 依頼書もしくは検体に貼付されたバーコードを読み取り、到着確認ができること。

16.3.2.2. 細胞診業務-受付は以下の要件を満たすこと。 ― ―16.3.2.2.1 材料別染色紐付マスタにより、設定した染色セットが自動的に入力されること。

染色セットは、必要に応じて追加、修正登録ができること。16.3.2.2.2 受付確定と同時にシステム病理番号のバーコード付きの受付ラベルと必要に応じてスライ

ドガラスが自動発行できること。受付ラベルに印字する項目および発行枚数は、打ち合せにより決定できること。

16.3.2.2.3 スライドガラス、または標本ラベルを発行を指定できること。

16.3.2.2.4 一標本番号あたり複数材料を登録できること。

16.3.2.3. 細胞診業務-診断は以下の要件を満たすこと。 ― ―16.3.2.3.1 検査士名および診断医名はログインユーザが自動入力され、修正不可であること。

16.3.2.3.2 標本適否、不適理由を入力できること。

16.3.2.3.3 受付された材料毎に設定された判定グループ毎の判定が表示できること。

16.3.2.3.4 受付された材料毎に設定された細胞成分グループ毎の細胞成分が表示できること。

16.3.2.3.5 入力者毎に判定を入力できること。

16.3.2.3.6 入力者毎に分類を入力できること。

16.3.2.3.7 入力者毎にベセスダ分類を入力できること。

16.3.2.3.8 入力者毎に推定病変、所見を入力できること。

16.3.2.3.9 推定病変及び所見入力においては、常套語入力支援機能を有すること。マスタは、ユーザ毎もしくは、全ユーザ対象に追加、修正登録の管理ができること。

16.3.2.3.10 診断確定により、診断日が自動入力され、電子カルテシステムに結果送信できること。診断日はシステム日付が自動入力され、修正不可であること。

16.3.2.3.11 ログインユーザの権限が「検査士」で判定が疑陽性以上の場合は、診断確定不可であること。

16.3.2.3.12 診断確定後は、検査士名、診断医名、診断日、標本適否、不適理由、判定、推定病変、所見の修正は不可であること。

16.3.2.3.13 同じ権限のユーザがログインした場合、推定病変、判定、所見を自動的にコピーする設定ができること。

16.3.2.4. 細胞診業務-検索は以下の要件を満たすこと。 ― ―

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兵庫県立淡路医療センター 電子カルテシステム更新および影響部門システム更新要件定義書

16.   検査部門システム 実現性 備考(具体的な実現方法、代替案等)

16.3.2.4.1 検索条件は現行の仕様を踏襲すること。

16.3.2.4.2 報告されている判定を検索する事ができること。

16.3.2.4.3 判定者と入力判定の組み合わせにて検索ができること。

16.3.3. 剖検業務 (組織診との差分) ― ―16.3.3.1. 剖検業務-受付は以下の要件を満たすこと。 ― ―16.3.3.1.1 死亡日時を入力できること。

16.3.3.1.2 剖検日時を入力できること。

16.3.3.1.3 身長、体重を入力できること。

16.3.3.1.4 病悩期間を入力できること。

16.3.3.1.5 新生児の情報(新生児、未熟児、早産児、死産児)、体重を入力できること。

16.3.3.1.6 解剖部位の登録ができること。

16.3.3.1.7 治療情報の登録ができること。

16.3.3.1.8 執刀医名、介助者を入力できること。

16.3.3.1.9 臓器ごとに重量や長さ等の計測値を入力できること。

16.3.3.1.10 臓器ごとの肉眼所見入力ができること。

16.3.3.1.11 剖検輯報システムに必要な項目を入力できること。

16.3.3.1.12 剖検の進捗情報の登録ができること。(切り出し済み、標本完成、CPC準備完了、CPC実施)

16.3.3.1.13 剖検、ネクロプシーの区分を登録できること。

16.3.3.1.14 同意書の有無を登録できること。

16.3.3.1.15 死亡日時と剖検日時から死亡経過時間が自動的に計算されること

16.3.3.2. 剖検業務-診断は以下の要件を満たすこと。 ― ―16.3.3.2.1 診断医名の入力者数は現行仕様を踏襲すること。

診断医名はログインユーザが自動入力され、修正不可であること。16.3.3.2.2 主病変、副病変、随伴病変、直接死因、考察の入力ができること。

16.3.3.2.3 主病変、副病変、随伴病変、直接死因、考察の入力可能文字数が半角10,000文字以上であること。

16.3.3.2.4 主病変、副病変、随伴病変、直接死因、考察入力においては、常套語入力支援機能を有すること。マスタは、ユーザ毎もしくは、全ユーザ対象に追加、修正登録管理ができること。

16.3.3.2.5 解剖部位が表示できること。

16.3.3.2.6 剖検受付画面にて治療情報が表示できること。

16.3.3.2.7 剖検受付画面にて執刀医情報が表示できること。

16.3.3.3. 剖検業務-検索は以下の要件を満たすこと。 ― ―16.3.3.3.1 主病変、副病変、随伴病変、直接死因、考察の検索ができること。

16.3.3.3.2 切り出し済み、標本完成、CPC準備完了、CPC実施それぞれにおいて、未実施もしくは実施日範囲指定での検索ができること。

16.3.3.4. 標本貸し出し業務は以下の要件を満たすこと。 ― ―16.3.3.4.1 標本貸出の情報を入力する機能を有すること。

標本番号入力により、登録情報を表示できること。16.3.3.4.2 貸出日を指定して受け付けた貸出情報の一覧を表示できること。

一覧表示の条件として、未返却のみ・返却済みを含む全件のいずれかを選択できること。一覧表示において、標本番号、所属、借用者で検索する機能を有すること。

16.3.3.4.3 譲渡、紛失の登録ができること。

16.3.3.4.4 細胞、組織などの受付の無い標本番号でも登録ができること。

16.3.3.4.5 借用者に渡す貸出票を印字できること。

16.3.3.4.6 借用者に対する督促状を印字できること。

16.3.3.4.7 貸出中、譲渡、紛失のスライドについては追加で貸し出し処理ができないこと。

16.3.4. 集計業務 ― ―16.3.4.1. 集計業務は以下の要件を満たすこと。 ― ―16.3.4.1.1 年別、年度別の出力を選択できること。

16.3.4.1.2 任意の集計期間を指定して、業務報告用集計を出力できること。

16.3.4.1.3 任意の集計期間を指定して、科別・材料別集計がえきること。

16.3.4.1.4 任意の集計期間を指定して、認定施設用(細胞診学会)提出用集計を出力できること。

16.3.4.2. バーチャルスライド装置連携は以下の要件を満たすこと。 ― ―16.3.4.2.1 バーチャルスライド装置で取得した画像を簡便な操作で標本番号と関連付けできること。

16.3.4.2.2 間違って取り込んだ場合を想定し、後から関連付けの解除ができること。

16.3.4.3. スライドプリンタ装置連携は以下の要件を満たすこと。 ― ―16.3.4.3.1 スライドプリンタ装置を利用しての印刷ができること。

16.3.4.4. カセットプリンタ装置連携は以下の要件を満たすこと。 ― ―16.3.4.4.1 カセットプリンタ装置を利用しての印刷ができること。

16.3.4.5. 免疫染色装置連携は以下の要件を満たすこと。 ― ―16.3.4.5.1 免疫染色装置との連携ができること。

16.3.4.6. 自動薄切装置連携は以下の要件を満たすこと。 ― ―16.3.4.6.1 自動薄切装置との連携ができること。

16.3.4.7. マスタ管理は以下の要件を満たすこと。 ― ―16.3.4.7.1 メニューマスタ、ユーザマスタ、医師マスタ、材料・臓器マスタ、採取法、診療科、病

棟、患者、染色マスタ、染色セットマスタ、材料染色セットマスタ、追加会計項目マスタ、細胞判定マスタ、臓器別の所属リンパ節マスタ、職業マスタ、委託先マスタ、受託検査依頼元マスタ、名称マスタ 等各マスタメンテは、簡便な操作でメンテナンスができること。

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兵庫県立淡路医療センター 電子カルテシステム更新および影響部門システム更新要件定義書

16.   検査部門システム 実現性 備考(具体的な実現方法、代替案等)

16.3.4.7.2 常套語マスタ、定型文マスタ、推定病変マスタは、診断入力中に簡便な操作で追加・修正することができること。

16.3.4.7.3 ユーザマスタにて、ログインユーザの管理ができること。ユーザ毎に権限および起動可能なメニューの設定ができること。

16.3.4.8. 検査結果情報WEBシステムの機能は以下の要件を満たすこと。 ― ―16.3.4.8.1 以下全ての機能項目は現行の仕様を踏襲すること。

16.3.4.8.2 患者の属性情報として、患者ID/依頼元/患者氏名/生年月日/担当医/年齢/性別/採取日/オーダー番号 を表示できること。

16.3.4.8.3 病理結果明細にて同一患者の検査履歴を細胞診と組織診毎で受付日/依頼元/材料/報告日/説明日時/説明状況 を一覧表示できること。

16.3.4.8.4 受付日のリンクをクリックすることで標本番号単位での病理報告書画面に遷移できること。

16.3.4.8.5 病理報告書画面で版数毎の報告書の表示ができること。

16.3.4.8.6 標本番号-版数単位での説明済状態への更新ができること。 また、説明解除もできること。

16.3.4.8.7 画像(pdf、jpg)がリンクしている結果について、画像ファイルのサムネイルを表示することができること。

16.3.4.8.8 サムネイル表示されている画像を拡大表示することができること。

16.3.4.8.9 報告書の印刷ができること。

16.3.4.8.10 画像の印刷ができること。

16.3.4.8.11 病理報告書画面より病理結果明細画面に遷移できること。

16.3.5. ハードウェア要件 ― ―16.3.5.1. サーバスペックは以下の要件を満たすこと。 ― ―16.3.5.1.1 サーバOSはWindows2012R2(64Bit)以上であること。

16.3.5.1.2 液晶ディスプレイ装置1台を含むこと。また解像度は1280 X 1024以上であること。

16.3.5.1.3 無停電電源装置1台を含むこと。

16.3.5.1.4 CPUは、インテルXeon Xシリーズプロセッサーの1.8GHzのデュアルコアと同等以上であり、64ビットサーバ対応が出来ること。

16.3.5.1.5 メモリは、16GB以上であること

16.3.5.1.6 ハードディスクの容量は、本仕様書記載要件を満たすこと。

16.3.5.1.7 基本となるデータベースソフトウェアは、Oracleであること。

16.3.5.1.8 サーバについては365日24時間オンコール5年保守契約ができること。

16.3.5.2. 非機能要件 ― ―16.3.5.2.1 大容量バックアップ装置に自動的にデータバックアップを行うこと。

16.3.5.2.2 ディスクミラーリングにより、万一のディスク障害に対応すること。

16.3.5.2.3 リモートメンテナンスにより、障害時の迅速な復旧対応が可能なこと。

16.3.5.3. クライアントソフトウェアについて ― ―16.3.5.3.1 OSは電子カルテシステム導入端末に準じて動作すること。

16.3.5.3.2 AdobeAcrobatReaderは電子カルテシステム導入端末に準じて動作すること。

16.3.5.3.3 .NET Frameworkは電子カルテシステム導入端末に準じて動作すること。

16.3.5.3.4 Microsoft Excelは電子カルテシステム導入端末に準じて動作すること。

16.3.5.4. クライアントスペックは以下の要件を満たすこと。 ― ―16.3.5.4.1 液晶ディスプレイ装置1台を含むこと。また解像度は1280 X 1024以上であること。

16.3.5.4.2 画像処理用端末のCPUは、インテルCorei5プロセッサーの2.5GHzと同等以上であること。

16.3.5.4.3 通常端末のCPUは、インテルCorei3プロセッサーの2.5GHzと同等以上であること。

16.3.5.4.4 メモリは、4GB以上であること。

16.3.5.4.5 クライアントPCについては、SENDバック方式で修理できること。

16.3.5.5. 周辺機器及び台数は以下の要件を満たすこと。 ― ―16.3.5.5.1 クライアント端末は電子カルテシステム導入端末への相乗りが出来ること。

16.3.5.5.2 クライアント端末は22台であること。

16.3.5.5.3 スライドプリンタ(ガラス印刷)5台であること。

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兵庫県立淡路医療センター 電子カルテシステム更新および影響部門システム更新要件定義書

16.   検査部門システム 実現性 備考(具体的な実現方法、代替案等)

16.4. 細菌検査部門システム ― ―16.4.1. 機能仕様 ― ―16.4.1.1. 検査依頼受付(一般細菌、抗酸菌) ― ―16.4.1.1.1 病院情報システムにより登録された細菌検査依頼情報を随時オーダー単位で受信し、依頼

作成する機能を有する。16.4.1.1.2 病院情報システムから細菌依頼情報として、受付日、検体採取日、オーダー番号、患者I

D、検査依頼項目コード、検査材料コード、検体コメント、オーダーコメント、医師コード、診療科・病棟コード、採取部位、フリーコメントなどを受信できる。

16.4.1.1.3 病院情報システムから依頼情報に付随する患者情報を受信できる(患者ID、氏名、生年月日、男女区分、入院日(もしくは入院日数)、投与薬剤、体温、渡航歴、目的菌など)。

16.4.1.1.4 キーボードによるマニュアル受付(用手受付)が可能である。また、ID入力による氏名などの属性参照が可能である。

16.4.1.1.5 バーコードリーダーで検体バーコードを読み取ることで検体受付が可能である。

16.4.1.1.6 受付後、患者基礎情報以外は修正ができる。また、その履歴を残すことができる。

16.4.1.1.7 受付後、受付削除ができる。また、その履歴を残すことができる。

16.4.1.1.8 受付後、依頼項目の追加、削除ができる。

16.4.1.1.9 細菌検査検体に検査内シーケンス番号を発番できる。

16.4.1.1.10 検体番号は、一般細菌検査と抗酸菌検査でそれぞれ年通し番号とし、自動発番できる。検診用に一般検体とは別の年通し番号を自動発番できる。

16.4.1.1.11 受付では同一画面で一般細菌、抗酸菌を識別して受付処理できる。

16.4.1.1.12 病院情報システム一件の依頼から一般細菌と抗酸菌の検体番号を別々に発番できる。

16.4.1.1.13 受付状況、未到着状況の一覧表示ができる。

16.4.1.1.14 病院情報システムから取得した任意の患者情報を画面表示できる。

16.4.1.1.15 受付、到着、ラベル発行、データ登録等の日時を確認できる。

16.4.1.1.16 到着済み検体の受付削除処理の操作を容易に行うことができる。

16.4.1.2. 到着確認 ― ―16.4.1.2.1 検体到着確認処理時に病院情報システムへ到着情報を送信できる。

16.4.1.2.2 バーコードリーダーにて検体到着処理を行い、年通しの検体番号を付番できる。

16.4.1.2.3 検体の到着、未到着を一覧で確認でき、また、時間管理できる。

16.4.1.3. ラベル発行 ― ―16.4.1.3.1 培地ラベル、保存菌ラベルを発行できる。

16.4.1.3.2 検体ラベルには受付日、受付番号、患者ID、患者名、材料名、項目情報、バーコードを印刷できる。

16.4.1.3.3 培地ラベルにはラベル発行日、受付番号、患者ID、患者名、材料名、培地名、バーコードを印刷できる。

16.4.1.3.4 菌株ラベルには受付番号、患者ID、患者名、材料名、菌名、(菌株コメント)、保存コメント(保存番号など)、バーコードを印刷できる。

16.4.1.3.5 ラベル発行条件は受付日範囲、受付番号範囲、任意受付番号から選択でき、一般細菌・抗酸菌、材料種別、担当者、出力状態を指定できる。

16.4.1.3.6 ラベルは再発行できる。

16.4.1.3.7 削除された検査項目のラベルは出力しない。

16.4.1.3.8 ラベルに印刷する項目を設定した中から任意に選択できる。(菌株ラベルに患者ID、氏名を印刷しない設定ができる。)

16.4.1.4. ワークシート ― ―16.4.1.4.1 ワークシート機能を有する。またワークシートレス運用にも対応できる。

16.4.1.4.2 各種条件(受付日範囲、受付番号範囲、材料グループ、担当者)により作成、発行、表示、印刷ができる。

16.4.1.4.3 結果一括入力機能を有する。

16.4.1.4.4 ワークシートの一覧表示では、既に依頼がキャンセルされているものは表示しない。

16.4.1.5. 結果入力、病院情報システムへの送信 ― ―16.4.1.5.1 コード入力+キーフリー入力ができる。

16.4.1.5.2 担当者を設定できる。

16.4.1.5.3 受付番号別、塗抹結果一括、(抗酸菌検査項目一括)で結果入力ができる。

16.4.1.5.4 結果入力時に、検体情報、材料種別毎の過去データと、検体系データ(白血球数、CRP、迅速検査など)を参照できる。

16.4.1.5.5 コメント入力が可能で病院情報システムに送信するか選択できる。

16.4.1.5.6 結果の修正、削除ができる。

16.4.1.5.7 登録時に、病院情報システムへの送信の有無、報告書発行の有無、中間・最終、担当者を選択できる。中間報告は何度でも送信できる。また報告履歴管理ができる。

16.4.1.5.8 病院情報システムへの送信で、中間、最終のフラグが送信できる。

16.4.1.5.9 病院情報システムに送信した履歴の確認は、受付別結果入力画面からボタンを押下し、送信状況リストの画面に遷移できる。

16.4.1.5.10 病院情報システムへ送信済みか未送信か確認できる機能を有する。

16.4.1.5.11 検査進捗状況を確認できる。同時に検査内作業コメントも確認できる。

16.4.1.5.12 個別入力画面において入力(培地名やコロニー所見を含む)は直接一画面で入力でき、他の結果確認画面に展開できる。

16.4.1.5.13 個別入力画面で画像のボタンを押下し、顕微鏡画像を見ることができる。

16.4.1.5.14 薬剤感受性検査の異常結果チェック機能を有し、画面表示できる。

16.4.1.5.15 直近に登録した結果まで前回値を確認できる。

16.4.1.5.16 前回値は材料または材料グループでの絞り込み表示が可能である。項目追加ができる。

16.4.1.5.17 抗酸菌は固形培地、液状培地の培養結果を入力できる。

16.4.1.5.18 固形培地の観察結果は12週まで入力することができ、過去の観察履歴を閲覧できる。

16.4.1.5.19 菌株保存台帳登録、菌株ラベル発行ができる。

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兵庫県立淡路医療センター 電子カルテシステム更新および影響部門システム更新要件定義書

16.   検査部門システム 実現性 備考(具体的な実現方法、代替案等)

16.4.1.5.20 一括入力画面において印刷、一括登録、個別登録ができる。病院情報システムへの送信の有無の選択ができる。

16.4.1.6. 分析装置オンライン ― ―16.4.1.6.1 下記のオンライン可能な機器と接続できる。

接続対象機器WalkawayBACTEC

16.4.1.6.2 同定及び感受性の依頼は、予測菌名の入力により使用機器やプレートを自動選択し、オンライン機器に依頼データを転送することが可能である。

16.4.1.6.3 オンライン分析装置と依頼項目、測定結果をリアルタイムに送受信できる。

16.4.1.6.4 同定菌及び感受性結果を受信すると、マスター上に設定されている条件に従い、菌名の自動更新処理、感受性の再判定、菌コメントの自動挿入等の処理を行うことができる。

16.4.1.6.5 使用試薬(薬剤パネルなど)の変更は、マスター入力等により柔軟に対応できる。

16.4.1.6.6 同一菌、同一薬剤で異なる検査方法で感受性検査を実施した場合、結果を報告する/しないの選択ができる。

16.4.1.6.7 検査するが報告しない特定の薬剤について、非報告対象に設定できる。

16.4.1.6.8 精度管理株のデータを取り込み、csvなどのファイル形式で出力できる。

16.4.1.7. 細菌顕微鏡画像のファイリング ― ―16.4.1.7.1 画像取込みができる。

16.4.1.7.2 画像登録されている対象を一覧で参照できる。

16.4.1.8. 検査報告書作成 ― ―16.4.1.8.1 報告書出力は受付日、受付番号で、任意および範囲指定で一覧表示できる。

16.4.1.8.2 一覧表示で出力する番号を選択し出力できる。

16.4.1.8.3 発行済みか未発行か確認できる。

16.4.1.8.4 報告書の再出力ができる。

16.4.1.9. 成績照会 ― ―16.4.1.9.1 成績照会、履歴一覧を下記の条件で検索でき、一覧ならびに個別に表示・印刷ができる。

16.4.1.9.2 ・時系列

16.4.1.9.3 ・検査結果(検出菌グループ)

16.4.1.9.4 ・患者別(IDおよび検体番号)

16.4.1.9.5 一覧から個別結果入力画面へ展開できる。

16.4.1.9.6 検査結果の問合せは、受付日、検体番号、患者ID、依頼番号、カナ氏名、材料、材料グループ、病棟、診療科などを条件に検索可能である。

16.4.1.10. 統計処理、各種リスト作成 ― ―16.4.1.10.1 統計処理データはEXCEL形式で出力できる。

16.4.1.10.2 院内感染情報としてデータを集計できる。

16.4.1.10.3 日報、月報の業務集計ができる。

16.4.1.10.4 集計は同一患者で同一菌の選択(重複チェック)、設定ができる。

16.4.1.10.5 期日範囲指定、検出菌別、患者別、外来病棟別、材料別、薬剤感受性結果、感受性率など任意の組み合わせで、統計処理ができる。

16.4.1.10.6 医事会計リストが出力できる。(一般細菌・抗酸菌の薬剤感受性検査実施、追加項目、削除項目、遺伝子検査など)

16.4.1.10.7 検出菌リスト、抗酸菌陽性者リスト等、各種条件でリスト出力(表示、ファイル出力、印刷)ができる。JANIS(厚生労働省院内感染対策サーベイランス事業)への検出菌データ送信のためのリストを出力できる。

16.4.1.10.8 蓄積された感染関連情報から任意の複数条件で自由に抽出でき、表示方法も任意設定し、これらが保存できる機能をもった汎用疫学統計ツールを有する。

16.4.1.11. 菌株管理 ― ―16.4.1.11.1 菌株ラベル発行時、菌株保存台帳に自動登録できる。

16.4.1.11.2 菌株保存台帳の管理ができる。また、検体種別で複数、自動管理、発番ができる。

16.4.1.11.3 検体種別、受付日別、検出菌別によるリスト作成、ファイル出力ができる。

16.4.1.12. 外部委託検査 ― ―16.4.1.12.1 依頼ファイルの作成、確認、印刷、保存ができる。

16.4.1.12.2 ファイルによる結果入力の取り込みができる。

16.4.1.12.3 外部メモリで情報のやり取りができる。

16.4.1.13. マスター管理 ― ―16.4.1.13.1 病院情報システムから患者属性、医師情報を自動で取得・更新できる。

16.4.1.13.2 検査項目を追加するなど、マスター管理をユーザーが任意に行うことができる。

16.4.1.14. その他 ― ―16.4.1.14.1 受付に対する作業内容(電話対応など)の記録を登録し、管理できる。

16.4.1.14.2 患者単位のメモを記録し、管理できる。

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兵庫県立淡路医療センター 電子カルテシステム更新および影響部門システム更新要件定義書

16.   検査部門システム 実現性 備考(具体的な実現方法、代替案等)

16.5. 採血管準備システム ― ―16.5.1. 機能仕様 ― ―16.5.1.1. 外来用・病棟用自動採血管準備装置制御PCについては、以下の要件を満たすこと。 ― ―16.5.1.1.1 既存の外来用および病棟用自動採血管準備装置を制御できること。

16.5.1.1.2 エラー発生時には、トラブル箇所を表示できること。

16.5.1.1.3

16.5.1.2. 採血管準備装置管理PCについては、以下の要件を満たすこと。 ― ―16.5.1.2.1 既存の自動採血管準備装置、搬送採血台、車椅子用採血台、採血採尿受付機、受付コント

ローラー、整理番号表示システムを管理できること。16.5.1.2.2 CPUはPentium Gold G5400(3.7GHz / 2コア / 4MB)以上であること。

16.5.1.2.3 HDDに1TB以上の容量があること。

16.5.1.2.4 統計機能を内蔵しており、患者数や採血管数を、時間帯別、曜日別、依頼科別等で統計を出すことができ、外部にCSVファイルでの出力可能な機能を有すること。

16.5.1.2.5 過去に登録した採血時の注意コメント情報のデータを移行すること。

16.5.1.3. 搬送式採血台制御PCについては、以下の要件を満たすこと。 ― ―16.5.1.3.1 既存の搬送式採血台を制御できること。

16.5.1.3.2 患者の整理番号呼出、採血情報の表示、電子患者照合ができること。

16.5.1.4. 車椅子用採血台については、以下の要件を満たすこと。 ― ―16.5.1.4.1 既存の車椅子用採血台を制御できること。

16.5.1.4.2 患者の整理番号呼出、採血情報の表示、電子患者照合ができること。

16.5.1.5. 採血採尿受付機制御PCについては、以下の要件を満たすこと。 ― ―16.5.1.5.1 既存の採血採尿受付機を制御できること。

16.5.1.6. 受付コントローラーについては、以下の要件を満たすこと。 ― ―16.5.1.6.1 採血進捗状況を確認できること。

16.5.1.6.2 その他の接続機器の動作状況を確認できること。

16.5.1.6.3 受付けた患者の採血内容、採血コメントが確認できること。

16.5.1.6.4 採血担当者に伝えたい情報(車椅子等)を選択することにより、採血管準備装置よりコメントラベルが発行できること。

16.5.1.7. 整理番号表示システム制御PC ― ―16.5.1.7.1 既存の整理番号表示システムを制御できること。

16.5.1.7.2 採血待ち時間を自動で計算して表示できること。

16.5.1.8. 救急外来用採血管準備装置については、以下の要件を満たすこと。 ― ―16.5.1.8.1 既存の救急外来用採血管準備装置を制御できること。

16.5.1.8.2 エラー発生時には、トラブル箇所を表示できること。

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兵庫県立淡路医療センター 電子カルテシステム更新および影響部門システム更新要件定義書

16.   検査部門システム 実現性 備考(具体的な実現方法、代替案等)

16.6. 感染症管理システム ― ―16.6.1. 機能仕様 ― ―16.6.1.1. 院内システムとの連携 ― ―16.6.1.1.1 病院情報システムと連携する事により、以下の情報を取得できる。

 患者情報・患者移動情報・投薬情報・バイタル情報・デバイス情報・手術情報・病歴情報・職員情報

16.6.1.1.2 検体検査システムと連携し、必要な検査結果情報を取得できる。

16.6.1.1.3 細菌検査システムと連携し、必要な検査結果情報およびコメント情報を取得できる。

16.6.1.1.4 細菌検査システムからの検査結果情報の取得は、中間・最終報告と同じタイミングで取得できる。

16.6.1.1.5 病院情報システムの患者の検査結果参照画面に「感染症Webシステム」へのリンクボタンを設定することにより、参照中の患者の細菌検査結果一覧が表示され、検査結果を参照する機能を有する。この時、ログインパスワードや患者検索などの重複入力は不要である。

16.6.1.2. 感染管理情報 ― ―16.6.1.2.1 感染管理支援システムから細菌検査結果の閲覧ができる。

16.6.1.2.2 患者の検査結果一覧画面では迅速検査、塗抹検査結果、同定菌、感受性などの報告状況を表示する機能を有する。

16.6.1.2.3 細菌検査結果は検索期間を指定し、患者ID、患者名、カナ氏名、病棟、診療科、医師の条件により検索できる機能を有する。

16.6.1.2.4 検査結果は患者情報、迅速検査、塗抹検査結果、同定菌、感受性、コメントが閲覧できる機能を有する。また表示する順番を変更できる機能を有する。

16.6.1.2.5 細菌検査システムから取得した塗抹顕微鏡画像を表示する機能を有する。

16.6.1.2.6 塗抹検査結果の参照時、院内の分離菌頻度表を集計し、その結果を表示する機能を有する。

16.6.1.2.7 培養同定結果の菌種名をクリックすることにより、菌の詳細情報が閲覧できる機能を有する。

16.6.1.2.8 検出された同定菌に対しては、SIRの感受性グラフ、MIC値の累積百分率を統計表示する機能を有する。

16.6.1.2.9 感受性結果の薬剤名をクリックすることにより、薬剤の詳細情報を閲覧する機能を有する。

16.6.1.2.10 患者の同定菌結果確認時に、同定菌種を時系列表示する機能を有する。

16.6.1.2.11 菌情報の閲覧が可能である。内容は菌名、科名、属名、形態分類、培養分類、属説明、菌略名、危険度、菌名(和名)、類似名、旧菌名、関連する感染症名、及び菌の説明を閲覧する機能を有する。

16.6.1.2.12 毎日の検出菌情報をもとにアウトブレイク監視機能を有する。またアラート機能を有する。

16.6.1.2.13 入院患者から体温、WBC、CRP、デバイス使用の有無、手術前後、抗菌薬使用有無の条件検索によりハイリスクな患者一覧を表示する機能を有する。

16.6.1.2.14 長期間抗菌薬を使用した患者の一覧を表示する機能を有する。検索条件として抗菌薬の連続投与日数を指定でき、投与間隔の日数も指定できる。

16.6.1.2.15 患者経過モニタリング表示ができる。機能としては、バイタル、CRP、WBCのグラフ表示、同定菌種、カテーテル、手術情報、投薬情報、移動情報を表示し、7日間・14日間・30日間で切り替え表示する機能を有する。

16.6.1.3. 病棟マップ ― ―16.6.1.3.1 病院情報システムより患者移動情報を受信し、細菌検査結果情報と合わせて病棟マップを

表示できる。病棟マップ表示には細菌だけでなくウイルスにも対応できる機能を有する。

16.6.1.3.2 病棟マップは全病棟表示し、指定菌またウイルスの検出情報をマークで色分け表示できる。マークに1文字表示し、視覚的に検出内容を判断できる機能を有する。

16.6.1.3.3 病棟マップ表示のフロアマップでは、ベット番号によりベッド配置も表示される機能を有する。

16.6.1.3.4 病棟マップ表示のフロアマップでは、病室内の患者名、菌検出日が表示される機能を有する。

16.6.1.3.5 病棟マップ表示のフロアマップでは、病室ごとに登録した病室情報を表示する機能を有する。

16.6.1.3.6 病棟マップでは、同一画面に当該患者の検出菌、検出日のリストを表示する機能を有する。

16.6.1.3.7 病棟マップ上で、アウトブレイク発生部署を赤枠で表示する機能を有する。

16.6.1.3.8 病棟マップは、マスターメンテナンスにて、菌指定だけでなくベッド配置の設定を行う機能を有する。

16.6.1.3.9 病棟マップは、マスターメンテナンスにて、菌種の新規、継続マーク表示期間をそれぞれ設定できる機能を有する。

16.6.1.3.10 入院患者間および職員の接触履歴を表示する機能を有する。また接触履歴は病棟マップの病室からも、患者指定し履歴確認できる。

16.6.1.4. デバイスサーベイランス ― ―16.6.1.4.1 中心静脈カテーテル感染(BSI)、尿路カテーテル感染(UTI)などデバイス情報を

病院情報システムより取得し、デバイスのサーベイランスに対応できる機能を有する。

16.6.1.4.2 患者ごとにデバイス使用の情報を入力できる。

16.6.1.4.3 デバイスを使用している患者を検索表示し、デバイス情報の挿入・抜去の確認及び追加修正入力、観察記録の確認及び追加修正入力ができる。

16.6.1.4.4 感染疑いの患者一覧を表示できる機能を有する。

16.6.1.4.5 デバイスを使用している患者を検索表示し、感染の有無を登録できる。

16.6.1.4.6 デバイス毎の延べ使用日数、デバイス毎の感染率を集計し、一覧表示およびグラフ表示できる。

16.6.1.5. 手術部位感染サーベイランス ― ―16.6.1.5.1 病院情報システムより手術情報を取得し、サーベイランス該当患者のSSI情報入力管理

ができ、SSI各種集計ができる。16.6.1.5.2 手術部位感染情報の入力を元に、厚生労働省JANIS用データおよびJHAIS用

データの作成ができる。16.6.1.6. 統計情報について ― ―16.6.1.6.1 共通機能として、各集計画面で検索した条件を保持でき、次回選択した集計画面において

前回の検索条件が表示できる機能を有する。16.6.1.6.2 指定感染菌または感染菌グループに対する感染患者を一覧表示する機能を有する。

検索条件として、指定菌、集計期間、病棟、診療科、医師、重複データの扱い方を設定できる機能を有する。

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16.   検査部門システム 実現性 備考(具体的な実現方法、代替案等)

16.6.1.6.3 患者一覧に表示する項目の並び順と表示設定ができる機能を有する。

16.6.1.6.4 指定感染菌に対して、病棟毎もしくは診療科毎に検体総数、検出数、検出数/検体総数を表示し、グラフ表示もできる。検索条件として、菌名、集計期間、入外区分、材料グループ、重複データの扱い方を設定できる機能を有する。

16.6.1.6.5 指定感染菌に対して、菌分離状況を円グラフで表示できる。検索条件として、集計期間、入外区分、病棟、診療科、材料グループ、形態分類、重複データの扱い方を設定できる機能を有する。

16.6.1.6.6 指定感染菌に対して、SIRまたはMICの集計をグラフ表示できる。検索条件として、指定菌、集計期間、入外区分、病棟、診療科、材料グループ、重複データの扱い方を設定できる機能を有する。

16.6.1.6.7 指定感染菌に対して、耐性菌動向を月別に表示でき、前年との比較表示できる。検索条件として、菌名、入外区分、材料グループ、重複データの扱い方を設定できる機能を有する。

16.6.1.6.8 血液培養陽性の患者一覧を表示できる。検索条件として、期間・入外区分・病棟・診療科・材料グループを設定できる機能を有する。

16.6.1.6.9 アンチバイオグラムの集計ができる。検索条件として、期間・入外区分・病棟・診療科・材料グループ・重複データの扱い方を設定できる機能を有する。

16.6.1.6.10 アンチバイオグラムの集計結果において、感受性率の範囲で指定した色で表示できる。

16.6.1.7. 職員管理情報について ― ―16.6.1.7.1 職員の抗体価・ワクチン接種の管理機能を有する。

16.6.1.7.2 職員を指定して、ワクチン接種情報の入力、抗体価の入力ができる。

16.6.1.7.3 職員の抗体価情報を規定のフォーマットより取得できる。

16.6.1.7.4 職員のワクチン接種情報を既定のフォーマットより取得できる。

16.6.1.8. 共通項目について ― ―16.6.1.8.1 感染管理支援システムはWebシステムである。

16.6.1.8.2 院内ネットワークに接続されている端末から感染管理支援システムを起動できる。

16.6.1.8.3 各業務で作成したデータをEXCELに出力する機能を有する。

16.6.1.8.4 EXCEL出力ファイルに患者名をマスクする機能を有する。

16.6.1.8.5 菌情報は菌種で1500以上、真菌200以上の菌種情報データベースを提供できる。

16.6.1.8.6 マスターにて利用者および利用者グループを登録でき、それぞれが利用できる機能をマスターで設定できる機能を有する。

16.6.1.8.7 文書ファイルを公開情報として閲覧できる機能を有する。

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16.   検査部門システム 実現性 備考(具体的な実現方法、代替案等)

16.7. 血液ガス管理システム ― ―16.7.1. 血液ガス管理システムに関しては、以下の要件を満たしていること ― ―16.7.1.1. 基本性能は以下の要件を満たしていること。 ― ―16.7.1.1.1 オペレーティングシステムにWindows Server 2016を使用していること

16.7.1.1.2 同一ネットワーク内にある複数の端末からアクセスが可能であること

16.7.1.1.3 複数のユーザーアカウントを作成でき、各個人のIDでアクセスできること

16.7.1.1.4 血液ガス分析装置の他に、全自動免疫分析装置や血糖測定装置に対する接続性を有すること

16.7.1.1.5 HL7 2.5、ASTMを介してデータ送信が可能であること

16.7.1.1.6 eラーニングをサポートする機構をオプションで選択可能であること

16.7.1.2. 装置管理に関しては、以下の要件を満たしていること ― ―16.7.1.2.1 2台以上の装置を接続可能であること

16.7.1.2.2 能動的にシステムを開かなくても、接続された装置の状態を通知するための機構を有していること

16.7.1.2.3 キャリブレーションおよび精度管理の状態を遠隔で把握できること

16.7.1.2.4 装置と同じ画面での遠隔操作が可能であること

16.7.1.2.5 消耗品の残量を遠隔で確認できること

16.7.1.2.6 メンテナンスのスケジュールが遠隔で確認できること

16.7.1.2.7 外付けの信号灯による装置ステータス変化を知らせる機構を有すること

16.7.1.3. データ管理に関しては、以下の要件を満たしていること ― ―16.7.1.3.1 測定データを遠隔で確認できること

16.7.1.3.2 患者IDと検体の照合補助機能を有していること

16.7.1.3.3 血液ガス分析におけるTAT(Turn Around Time)を管理する機構を有すること

16.7.1.3.4 精度管理結果の統計レポートを作成する機能を有すること

16.7.1.3.5 SQL serverを使用して、各種データのレポートを任意の形式で作成できる機構を有すること

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16.   検査部門システム 実現性 備考(具体的な実現方法、代替案等)

16.8. 脳波診断管理システム ― ―16.8.1. 脳波診断管理システムサーバ ― ―16.8.1.1. 脳波診断管理システムサーバは以下の性能を有していること。 ― ―16.8.1.1.1 本体のCPUの演算性能はIntel Xeon 3GHz相当以上であること。

16.8.1.1.2 本体の主記憶装置の容量は12GB以上であること。

16.8.1.1.3 本体のハードディスクの物理容量は450GB以上であること。

16.8.1.1.4 本体のOSはWindows Server 2016 Standard日本語版相当であること。

16.8.1.1.5 バックアップ機能を有していること。

16.8.1.2. 基本データ管理機能は以下の機能を有すること。 ― ―16.8.1.2.1 本システムで管理保存するデータは、心電図、脳波(患者映像)ともに単一のデータベース

で管理されること。16.8.1.2.2 DBMS(Data Base Management System)はOracle12C相当であること。

16.8.1.2.3 端末からのログイン時に利用者の識別認証をおこなうこと。

16.8.1.2.4 アクセス権限の管理機能(参照、レポート仮確定、確定、マスタ設定など)を有すること。

16.8.1.2.5 アクセス各権限の組み合わせは個人単位で自由に設定する機能を有すること。

16.8.1.2.6 正当な利用者であっても、当人が関与していないあるいは必要としていないデータ、レポートへの参照を抑制する手段を有すること。

16.8.1.2.7 保存されているデータへのアクセスに対し、その処理内容をログ出力し、誰がどのような情報への入力、更新を行ったか識別する機能を有すること。

16.8.1.2.8 レポート確定操作を行った情報の保存と共に、その日時並びに利用者識別情報などの情報が、確定操作の対象となる情報単位に関連づけて記録する機能を有すること。

16.8.1.2.9 保存されたデータの更新に際しては、更新前の情報と更新後の情報が関連づけられ、それらの関連が相互に識別出来るように保存する機能を有すること。

16.8.1.2.10 生理検査システム端末から取り込まれたオフライン登録データをデータベース管理する機能を有すること。

16.8.1.2.11 生理検査システム端末で作成されたレポートを管理保存する機能を有すること。

16.8.1.2.12 生理検査システム端末からの検索要求に応える機能を有すること。

16.8.1.2.13 生理検査システム端末のアプリケーションで障害内容の詳細が確認できること。

16.8.1.2.14 サーバプログラムが異常終了した場合でも、該当プログラムを自動起動する設定機能を有すること。

16.8.1.3. 心電図データ管理機能は以下の機能を有すること。 ― ―16.8.1.3.1 指定の心電計から送出される心電図検査データを、有線・無LANによるオンラインで

データベース管理する機能を有すること。16.8.1.3.2 心電計から送出されたデータは12誘導最大5分間のデータを、原波形の状態で保存するこ

と。16.8.1.3.3 指定の運動負荷試験装置から送出される運動負荷試験検査データをデータベース管理する

機能を有すること。16.8.1.3.4 指定の長時間心電図解析装置から送出されるデータをデータベース管理する機能を有する

こと。16.8.1.3.5 長時間心電図解析装置から送出されたデータは、現波形の状態で保持できる機能を有する

こと。16.8.1.3.6 長時間心電図解析装置結果のレポート画面とデータが連動して表示できる機能を有するこ

と。16.8.1.4. 脳神経データ管理機能は以下の性能を有すること。 ― ―16.8.1.4.1 指定の脳波計から送出される脳波検査データをデータベース管理する機能を有すること。

16.8.1.4.2 脳波計から送出された検査データは、原波形の状態で保存すること。

16.8.1.4.3 脳波再生時に切出し保存された検査データを保存すること。

16.8.1.5. 院内情報システム(以降HISとする)との接続は以下の性能を有すること。 ― ―16.8.1.5.1 HISからのオーダ情報(患者基本情報、検査種別、検査予約日時、依頼科名)を受信する機

能を有すること。16.8.1.5.2 オーダ情報の受信タイミングは患者受付時であること。

16.8.1.5.3 本システムに接続された検査装置の要求に対し、受信したオーダ情報を送信する機能を有すること。

16.8.1.6. Web機能は以下の性能を有すること。 ― ―16.8.1.6.1 HIS端末の要求に応え、管理しているデータをWebブラウザで表示が可能であり、心電図

(運動負荷とホルターを含む)、脳神経について、統合された1つのWebサーバで構築できること。

16.8.1.6.2 HIS端末でのデータ参照に際して患者ID、氏名、検査日、検査種別、オーダ番号を引数として利用し、検索条件として使用できること。

16.8.1.6.3 Web参照時に指定の端末で、所見入力、レポート作成をおこなう機能を有すること。

16.8.1.6.4 検査オーダ情報と連携していなくても、検査データはHIS端末からWeb参照できること

16.8.1.6.5 検査オーダ情報の実施処理(終了通知を含む)を済ませていなくても、検査データはHIS端末からWeb参照できること

16.8.1.6.6 12誘導心電図データは検査機器から取得したオリジナルデータのままで参照する機能を有すること。

16.8.1.6.7 12誘導心電図データの参照に関する機能は、生理検査システム端末と同じであること。

16.8.1.6.8 心電図原波形データを参照するために、プログラム(exeやbat)形式の専用ビューワをインストールする必要がないこと。Webプラグインによる表示とし、ブラウザのウィンドウ内で動作すること。

16.8.1.6.9 長時間心電図データは検査機器から取得したオリジナルデータのまま参照する機能を有すること

16.8.1.6.10 脳波データは検査機器から取得した原波形データのままで参照でき、周波数解析された結果のDSAを表示する機能を有すること。

16.8.1.6.11 脳波原波形と映像データを参照するために、プログラム(exeやbat)形式の専用ビューワをインストールする必要がないこと。Webプラグインなどによる表示とし、ブラウザのウィンドウ内で動作すること。

16.8.2. 生理検査システム端末 ― ―16.8.2.1. 生理検査システム端末は以下の性能を有していること。 ― ―16.8.2.1.1 本体のCPUの演算性能はIntel Corei5-4570S以上であること。

16.8.2.1.2 本体の主記憶装置の容量は4GB以上であること。

16.8.2.1.3 本体のハードディスクの物理容量は128GB以上であること。

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兵庫県立淡路医療センター 電子カルテシステム更新および影響部門システム更新要件定義書

16.   検査部門システム 実現性 備考(具体的な実現方法、代替案等)

16.8.2.1.4 本体のOSはWindows 10 IoT Enterprise 2016 (64bit)日本語版以上であること。

16.8.2.1.5 本体には日本語キーボード、マウスが装備されていること。

16.8.2.1.6 本体には100BASE-TX、1000BASE-Tに対応しているネットワークインタフェースカードを内蔵すること。

16.8.2.1.7 本体には24倍速以上のDVD-ROMドライブ装置を内蔵すること。

16.8.2.1.8 ディスプレイ装置は1920×1080ドット以上の解像度を有していること。

16.8.2.1.9 ディスプレイ装置は対角23インチ以上の表示領域を有すること。

16.8.2.1.10 ディスプレイ装置はTFT液晶ディスプレイであること。

16.8.2.1.11 ディスプレイ装置の表示色はフルカラーに対応していること。

16.8.2.1.12 ペンタブレットディスプレイ装置に対応していること。

16.8.2.2. 生理検査システム端末は以下の機能を有していること。 ― ―16.8.2.2.1 端末へのログインに際してはユーザ名、パスワードなどによる認証をおこなうこと。

16.8.2.2.2 端末アプリケーションの画面内には検査業務の流れに合わせワンクリックで次の作業に進めるナビゲーションボタンが表示されていること

16.8.2.2.3 アクセス権限の設定により、使用しないボタン(アイコン)は表示あるいは動作しないようにする機能を有すること。

16.8.2.2.4 ログインした際に表示される画面、内容、操作権限、動作ボタン、情報については、ユーザアカウント毎で個別に設定できる機能を有すること。

16.8.2.2.5 各種の検索条件はユーザアカウント毎に設定する機能を有すること。

16.8.2.2.6 作業内容を保持したまま離席をするための画面ロック機能を有すること。

16.8.2.2.7 生理検査システムサーバからの障害通知を内容と共に表示する機能を有すること。

16.8.2.2.8 基本検索条件は以下のとおりであること。 患者ID、氏名、検査ID(任意の範囲指定)、年齢(任意の範囲指定)、性別(男・女・不明)、検査日(任意の範囲指定)

16.8.2.2.9 レポートへの検索条件は以下のとおりであること。 確定、承認待ち、未保存などレポートの作成ステータスによる検索 レポートに入力したフリーコメント レポートに入力した数値情報 心電図基本計測値(HR、PR間隔、QRS幅、QT間隔、QTc間隔、P軸、QRS軸、T軸、RV5、SV1)

16.8.2.3. リスト表示機能は以下の機能を有すること ― ―16.8.2.3.1 表示項目は以下のとおりであること

 患者ID、氏名、年齢、入外区分、病棟名、依頼科名、検査種別、検査(予定)日時、検査データ登録数(画像枚数)、レポート版数

16.8.2.3.2 表示項目は設定により、並び順を変更する機能を有すること。

16.8.2.3.3 表示項目のグリット検索する機能を有すること。

16.8.2.3.4 リストの表示は最新の状態を表示するために、自動更新する機能を有すること。

16.8.2.3.5 表示されたリストはレーザプリンタに印字する機能を有すること。

16.8.2.3.6 表示されたリストはCSV出力する機能を有すること。

16.8.2.3.7 表示されたリストからワンクリックで該当患者の前回検査データを表示する機能を有すること。

16.8.2.3.8 リスト画面で検査オーダ情報とは別に、患者固有のコメントを入力でき、そのコメントの有無をリストで確認できること。また、当日以外の検査時においても、その情報を引継ぎ、参照できること。

16.8.2.3.9 リスト画面において、同姓同名の患者が存在する場合は注意を喚起するため、他の患者とは別の色で表示をおこなうこと。

16.8.2.4. オーダ連携時は以下の表示機能を有すること ― ―16.8.2.4.1 表示リストは検査状態(ステータス)毎に識別しやすいように色分け表示をおこなうこと。

16.8.2.4.2 検査状態(ステータス)が変更された場合は、接続された各端末にその都度自動的に反映をおこなうこと。

16.8.2.4.3 表示されたリストからワンクリックで依頼された詳細情報を確認する機能を有すること。

16.8.2.4.4 表示されたリストからワンクリックで該当患者に関する当日以降の予約情報を表示する機能を有すること。

16.8.2.4.5 院内でオンライン接続されている心電計からファイリングした場合、検査オーダ情報と連携していなくても、どこの心電計で検査をおこなったか生理検査システム端末の一覧画面で表示できること

16.8.2.5. オンラインのモダリティに以下の表示機能を有していること。 ― ―16.8.2.5.1 検査オーダ情報の依頼科、依頼医、入外区分、入院病棟、臨床診断、検査目的、検査依頼

コメント、検査日以降の生理検査の予約(日時、検査種別)など、10種類の任意の項目が表示できること。

16.8.2.6. オフライン登録機能は以下の機能を有すること。 ― ―16.8.2.6.1 登録可能なファイル形式はDICOM、JPEG、PNG、PDFであること。

16.8.2.6.2 オーダ情報をリスト表示し、オーダ情報にくくりつけてデータを登録する機能を有すること。

16.8.2.6.3 登録前にデータを事前確認するため、プレビュー機能を有すること。

16.8.2.7. 集計機能は以下の機能を有すること。 ― ―16.8.2.7.1 日報、月報の作成機能を有すること

16.8.2.7.2 作成された日報、月報はレーザプリンタに印字する機能を有すること。

16.8.2.7.3 受付、検査開始、検査終了、レポート仮確定、レポート確定はじめ、ステータス変遷した全ての時刻を有していること。

16.8.2.7.4 全てのステータス間の時間について、最短、平均、最長が抽出でき、入外でも区分分けができること。

16.8.2.7.5 同時に5つのステータス間の時間が集計できること。

16.8.2.8. 心電図検査データ参照機能は以下の機能を有すること。 ― ―16.8.2.8.1 安静心電図データの表示機能は以下の機能を有すること。

 導出18誘導心電図、15誘導心電図の同時表示、カブレラ誘導表示 6ch、3ch連続および同期表示 詳細計測値表示 時系列比較機能(過去9件+重ね合わせ機能 もしくは過去10件の比較) 感度設定、掃引速度(25or50mm/sec)、ハイカットフィルタの変更表示機能

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兵庫県立淡路医療センター 電子カルテシステム更新および影響部門システム更新要件定義書

16.   検査部門システム 実現性 備考(具体的な実現方法、代替案等)

16.8.2.8.2 マスタステップ心電図データの表示機能は以下の機能を有すること。 マスタステップファイナルレポートデータ(安静時・最大ST下降時の代表拍波形比較表示、心拍数トレンド、STトレンド) 6ch、3ch連続および同期表示 詳細計測値表示 時系列比較機能(過去9件+重ね合わせ機能 もしくは過去10件の比較) 感度設定、掃引速度(25or50mm/sec)、ハイカットフィルタの変更表示機能

16.8.2.8.3 安静時心電図、マスタステップ心電図に対して以下の編集機能を有すること。 所見のテキスト入力機能として全角120文字以上の入力 所見の定形文登録機能、入力機能 ミネソタコードの編集 所見コードの編集 基本計測値(HR,PR間隔、QRS幅、QT間隔)の編集 編集者、編集日時の確認入力

16.8.2.8.4 リズム心電図の表示機能は以下のとおりであること。 最大5分記録されたリズム記録の12誘導心電図 感度設定、掃引速度(25or50mm/sec)、ハイカットフィルタの変更表示機能 所見のテキスト入力機能として全角120文字以上の入力 所見の定形文登録機能、入力機能

16.8.2.8.5 R-R間隔解析結果の表示機能は以下のとおりであること。 R-R間隔解析に使用した連続波形 感度設定、掃引速度(25or50mm/sec)、ハイカットフィルタの変更表示機能 R-R間隔(平均/最大/最小) R-RヒストグラムおよびR-Rトレンドグラフ 標準偏差およびCV値 所見のテキスト入力機能として全角120文字以上の入力 所見の定形文登録機能、入力機能

16.8.2.8.6 エクストラ誘導機能について以下の機能を有すること。 右側胸部誘導などEXTRA誘導波形の表示 掃引速度(25もしくは50mm/sec) 所見のテキスト入力機能として全角120文字以上の入力 フリーテキストおよび定型コメントによる所見入力

16.8.2.8.7 運動負荷心電図(トレッドミル・エルゴメータ)の表示用にAdobe杜アクロバットリーダを使用し、以下のサマリ情報を表示すること。 サマリデータ(プロトコル名、負荷時間、終了条件) トレンドグラフ(ST-L、ST Slope、ST-HRループ) アベレージ波形(サマリ、各分毎) 数値データ(心拍数、血圧値、VE数、DP、METs) ドミナント波形記録 各分毎の12誘導定時記録 各分毎のリズム記録

16.8.2.8.8 "運動負荷心電図(トレッドミル・エルゴメータ)の波形表示機能は以下のとおりであること。<トレッド/エルゴファイル> サマリデータ(プロトコル名、負荷時間、終了条件) トレンドグラフ(ST-L、ST Slope、ST-HRループ) アベレージ波形"<安静時拡張リズムファイル> ドミナント登録時リズム波形<負荷中FD、負荷後FDファイル> 負荷中、負荷後の12誘導心電図波形

16.8.2.8.9 長時間心電図(ホルター)の表示用にAdobe杜アクロバットリーダを使用し、以下のサマリ情報を表示すること。 サマリデータ(記録開始・終了日時、記録時間、総心拍数、期外収縮数、ST計測値) 期外収縮数(心室性・上室性別、時間別) トレンドグラフ(不整脈、STレベル、STスロ-プ) ヒストグラム(R-R間隔、R-R間隔比) パターン波形

16.8.2.8.10 長時間心電図(ホルター)の波形表示機能は以下のとおりであること。 圧縮波形データの参照 イベント波形データの参照

16.8.2.8.11 解析された不整脈データをクリックすることで、当該の圧縮波形に切り替わる機能を有すること

16.8.2.8.12 登録されたイベント波形をクリックすることで、当該の圧縮波形に切り替わる機能を有すること

16.8.2.8.13 解析されたヒストグラムをクリックすることで、当該の圧縮波形に切り替わる機能を有すること

16.8.2.9. 心電図データレポート作成機能は以下の機能を有すること ― ―16.8.2.9.1 検査報告書は検査種別ごとにテンプレートを登録できること。

16.8.2.9.2 定型文をテンプレート上に貼り付ける機能を有すること。

16.8.2.9.3 定型文は任意に作成した文章を登録する機能を有すること。

16.8.2.9.4 定型文はカテゴリ別に登録する機能を有すること。

16.8.2.9.5 作成したレポートは一時保存、承認依頼、仮確定、確定の四段階に分けて登録する機能を有すること。

16.8.2.9.6 レポートを複数回作成する場合は、上書せず全て保存すること。

16.8.2.9.7 過去の検査レポートが登録されている場合には、一画面内で同時参照する機能を有すること。

16.8.2.9.8 レポート作成画面でオーダ情報(依頼情報)を一画面内で同時参照する機能を有すること。

16.8.2.9.9 レポート作成画面において、障害時など運用上、サーバに送信・登録されなかった情報は、端末に一時的に保存するとともに、必要になった時点でサーバに送信・登録する機能を有すること。

16.8.2.9.10 結果参照画面において、その画面を開いた状態から、検査結果一覧に戻ることなく、当該患者の全ての検査結果を参照できること。

16.8.2.9.11 結果参照画面において、同一ウィンドウを左右に分割し、片方に心電図データ、もう片方に画像データなど、異なる検査種別・項目が表示できること。

16.8.2.10. 脳神経データ参照機能は以下の機能を有すること。 ― ―16.8.2.10.1 脳波データ参照機能は以下の機能を有すること。

16.8.2.10.2 脳波データ表示に際して専用ビューワで波形再生ができ、周波数解析された結果のDSAが表示可能な機能を有すること。

16.8.2.10.3 再生時にイベントログの編集ができること。

16.8.2.10.4 必要な波形をレポート添付用として切り取りできること。

16.8.2.10.5 脳波データをリモンタージュ及びリフィルタリングして再生する機能を有すること。

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兵庫県立淡路医療センター 電子カルテシステム更新および影響部門システム更新要件定義書

16.   検査部門システム 実現性 備考(具体的な実現方法、代替案等)

16.8.2.10.6 脳波波形表示を、順方向・逆方向とも高速に連続再生する高速再生機能を有すること。

16.8.2.10.7 脳波波形表示時にモンタージュ名やチャネルコメントのON/OFFが可能であること。

16.8.2.10.8 脳波波形表示時にイベント名の表示が可能であること。

16.8.2.10.9 脳波波形表示時に、イベントジャンプバーを使って、脳波記録上の任意の位置への移動ができること。

16.8.2.10.10 64チャンネル以上の脳波波形の表示が可能であること。

16.8.2.10.11 選定したチャンネルのみの表示・チャンネルごとの色分け表示の設定が可能であること。

16.8.2.10.12 脳波の周波数変化を長時間トレンドとしてDSA表示する機能を有すること。

16.8.2.10.13 脳波波形表示時に、DSAジャンプバーを使って、脳波記録上の任意の位置への移動ができること。

16.8.2.10.14 波形描画方法が、高精細、ピークボトム、ペン、高速の4種類から任意に選択ができること。

16.8.2.10.15 脳波波形の選択した部分を拡大して表示することができ、拡大した波形で、振幅、周波数を自動的に計測できること。

16.8.2.10.16 脳波再生画面上にスケール(脳波用定規)を表示し、画面上で直接波形計測することが可能であること。

16.8.2.10.17 指定した位置の脳波電位マップを、3次元頭部モデル画面に表示できること。

16.8.2.10.18 脳波波形の周波数解析、周波数マップ表示機能を有すること。

16.8.2.10.19 脳波に混入した心電図を、全チャネル同時に除去するために、ECGフィルタ機能を有すること。

16.8.2.10.20 広域周波数帯域脳波解析機能を有すること。

16.8.2.10.21 必要部分の選択範囲を指定した波形データを印刷またはPDFファイルで保存可能なこと。

16.8.2.10.22 脳神経データ参照は指定した端末で参照可能であること。

16.8.2.11. 脳神経レポート作成機能は以下の機能を有すること ― ―16.8.2.11.1 脳波レポート作成機能は以下の機能を有すること

16.8.2.11.2 検査報告書は検査種別ごとにテンプレートを登録できること。

16.8.2.11.3 レポート添付用として一時保存したデータをレポートに添付する機能を有すること。

16.8.2.11.4 定型文は任意に作成した文章を登録する機能を有すること。

16.8.2.11.5 定型文はカテゴリ別に登録する機能を有すること。

16.8.2.11.6 レポート作成後に一時保存、承認依頼、仮確定、確定の四段階に分けて登録する機能を有すること。

16.8.2.11.7 過去の検査レポートが登録されている場合には、一画面内で同時参照する機能を有すること。

16.8.2.11.8 レポート作成画面でオーダ情報(依頼情報)を一画面内で同時参照する機能を有すること。

16.8.2.11.9 脳神経レポート作成は指定した端末で作成可能であること。

16.8.3. システム全般 ― ―16.8.3.1.1 システムの操作性や機能美が評価され、日本デザイン振興会より、グッドデザイン賞を受

賞していること。16.8.3.1.2 安全・優良なソフトウェアとして、ヘルスソフトウェア推進協議会より、GHS開発ガイド

ライン適合ソフトウェアとして登録が完了していること。16.8.3.1.3 医療情報の標準化に対応するため、IHE-Japan 2015コネクタソンにおいて、以下の[部門]

【統合プロファイル】アクタの全てに対応を終えていること。[循環器分野]【ECG】Display、Information Source【ECHO】Image Manager/Archive、Image Display、Order Filler【IVI】Order Filler、Image Manager/Archive、Image Display[内視鏡検査]【EWF】Order Filler+Performed Procedure Reporter[ITインフラストラクチャ]【CT】Time Client【PAM】Patient Encounter Consumer、Patient Demographics Consumer

16.8.4. 保守体制 ― ―16.8.4.1.1 納入されたシステムの定期点検、オンコールサービスをおこなうための保守契約を別途締

結すること。16.8.4.1.2 保守契約の中には障害発生時の対応をおこなうためにデータコネクト回線によるリモート

メンテナンスの体制を整えていること。16.8.4.1.3 リモートメンテナンス拠点は、天災時を考慮し、2拠点以上の体制を備えていること。

16.8.4.1.4 保守を実施するための体制として、医療機器修理業の認可を受けたものであること。

16.8.4.1.5 本社機構に24時間365日対応可能なコールセンタを設置していること。

16.8.4.1.6 リモートメンテナンス拠点、ならびにコールセンタはISMS(情報セキュリティマネジメントシステム)「JIS Q 27001(ISO/IEC 27001)」の認証を取得していること。

16.9. 輸血管理システム ― ―16.9.1. 共通機能として以下の機能を有すること。 ― ―16.9.1.1. 患者属性情報メンテナンスとして以下の機能を有すること。 ― ―16.9.1.1.1 輸血管理システムの患者属性情報に対して、登録・更新・削除処理ができること。

16.9.1.1.2 血液型・保有抗体情報の詳細情報も対象であること。

16.9.1.2. 患者カナ氏名照会機能として以下の機能を有すること。 ― ―16.9.1.2.1 患者カナ氏名での輸血管理システムに登録されている患者基本情報の検索を行い、一覧形

式で表示できること。16.9.1.2.2 この患者一覧画面から、指定した患者基本情報詳細が確認できること。

16.9.1.3. 患者属性情報受信機能として以下の機能を有すること。 ― ―16.9.1.3.1 検体検査システム(LIS)との接続がある場合、輸血管理システムから検体検査システム

(LIS)へ患者 IDで問い合わせを行い、検体検査システム(LIS)より患者属性情報を受信し、輸血管理システムの患者基本情報を登録・更新できること。

16.9.1.4. 輸血関連検査履歴照会機能として以下の機能を有すること。 ― ―16.9.1.4.1 指定した患者に対して輸血関連検査履歴を一覧形式で表示し、検査結果等の内容照会がで

きること。

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16.   検査部門システム 実現性 備考(具体的な実現方法、代替案等)

16.9.1.5. 出庫中/使用製剤の照会機能として以下の機能を有すること。 ― ―16.9.1.5.1 指定した患者に対して出庫中製剤を一覧形式で表示し、出庫製剤の内容を照会できるこ

と。16.9.1.5.2 指定した患者に対して使用製剤を一覧形式で表示し、輸血日時や出庫日時などの内容を照

会できること。16.9.1.6. 採血済自己血製剤の照会機能として以下の機能を有すること。 ― ―16.9.1.6.1 指定した患者に対して採血済の自己血製剤を一覧形式で表示し、自己血製剤の内容を照会

できること。16.9.1.7. 生化学・血液、および感染症検査結果の照会機能として以下の機能を有すること。 ― ―16.9.1.7.1 指定した患者に対して生化学・血液、および感染症検査結果の内容を照会できること。

16.9.1.8. マスター登録機能として以下の機能を有すること。 ― ―16.9.1.8.1 診療科、病棟、副作用、検査結果コメント、製剤廃棄理由、輸血実施場所、輸血使用目

的、出庫時製剤受領者、担当者名、医師名等の各種マスターが設定できること。

16.9.1.8.2 輸血管理システムで取り扱う製剤について、名称・単位数・日赤コード等の各情報を設定できること。

16.9.1.9. システムログインと権限機能として以下の機能を有すること。 ― ―16.9.1.9.1 輸血管理システムを起動時、担当者やパスワードを入力してログインができること。

16.9.1.9.2 担当者単位でシステム設定やデータ修正に関するアクセス権限を設定できること。

16.9.2. 輸血検査管理として以下の機能を有すること。 ― ―16.9.2.1. 検体到着確認処理機能として以下の機能を有すること。 ― ―16.9.2.1.1 検体検査システム(LIS)との接続がある場合、検体の採取番号をバーコードスキャナで読

み取ることで検体検査システム(LIS)から患者の検査オーダーを取得し、検査依頼受付ができること。

16.9.2.1.2 検査依頼内容・依頼医師・依頼コメント等が確認できること。

16.9.2.2. 検査依頼修正・削除機能として以下の機能を有すること。 ― ―16.9.2.2.1 検査オーダー取得後、依頼内容の修正が任意に行えること。

16.9.2.2.2 検査オーダー取得後、検査オーダーの削除が任意に行えること。

16.9.2.3. 検査受付内容照会機能として以下の機能を有すること。 ― ―16.9.2.3.1 日付を指定することで、指定日で受付けされた検体の内容を一覧形式で表示し、依頼内容

の詳細を確認できること。16.9.2.4. 検査ワークシート出力機能として以下の機能を有すること。 ― ―16.9.2.4.1 輸血関連検査を実施するに当たり、検体別の検査依頼内容・検査結果記入欄を一覧形式で

印字出力できること。16.9.2.4.2 検査施行後の患者別検査結果の転記・チェック用のワークシートとして使用できること。

16.9.2.5. 検査結果個別入力・訂正機能として以下の機能を有すること。 ― ―16.9.2.5.1 受付した検体毎に結果値を登録できること。

16.9.2.5.2 システムマスタの設定により、結果入力時の結果値チェック等ができること。

16.9.2.5.3 血液型、不規則抗体検査、直接クームス、Rh 表現型、抗体名の結果入力時は、輸血管理システムに登録された患者基本情報の結果値と照合して、患者基本情報の結果値と異なる結果値入力が行われた場合は、警告表示できること。

16.9.2.6. 検査結果一括入力、訂正機能として以下の機能を有すること。 ― ―16.9.2.6.1 複数検体に対して、検査結果値を連続して登録できること。

16.9.2.6.2 入力時の結果値チェックは、個別入力時と同様に行えること。

16.9.2.7. 検査結果報告書出力機能として以下の機能を有すること。 ― ―16.9.2.7.1 結果値入力済の受付検体に対して輸血検査報告書を出力できること。

16.9.2.8. 検査結果送信機能として以下の機能を有すること。 ― ―16.9.2.8.1 検体検査システム(LIS)と接続がある場合、輸血管理システムで入力した検体検査結果内

容を、検体検査システム(LIS)へ送信する。16.9.2.8.2 検体検査システム(LIS)に検査結果の再送信ができること。

16.9.3. 製剤管理として以下の機能を有すること。 ― ―16.9.3.1. 入庫処理機能として以下の機能を有すること。 ― ―16.9.3.1.1 製剤の入庫処理ができること。

16.9.3.1.2 製剤バックに貼付けされているバーコード情報より、連続して複数製剤の入力を行い、一括入庫登録ができること。

16.9.3.1.3 入力時には、ロット単位に製剤因子情報や照射製剤における放射線照射日等の設定ができること。

16.9.3.2. 血液製剤情報検索・製剤情報の変更機能として以下の機能を有すること。 ― ―16.9.3.2.1 輸血管理システムに登録されている製剤データを検索し、製剤データを参照できること。

16.9.3.2.2 任意の製剤を選択することで、製剤情報の返品・廃棄等の状態変更も含めた変更処理ができること。

16.9.3.3. 在庫照会機能として以下の機能を有すること。 ― ―16.9.3.3.1 入庫済み製剤の在庫照会を行えること。

16.9.3.3.2 在庫照会画面では有効期限が切迫している製剤を抽出し、フリー在庫のみ表示するといった参照ができること。

16.9.3.4. 製剤廃棄・日赤返品・放射線照射・製剤分割処理機能として以下の機能を有すること。 ― ―16.9.3.4.1 製剤の廃棄処理を行うことができ、理由の入力ができること。

16.9.3.4.2 製剤の日赤返品処理を行うことができ、理由の入力ができること。

16.9.3.4.3 未照射製剤に対して放射線照射処理ができること。

16.9.3.4.4 製剤の分割処理ができること。

16.9.3.4.5 分割した製剤に対して製剤血液型、製剤名、製剤番号の各種バーコードが印字されたラベルを印刷できること。

16.9.3.4.6 分割元製剤も分割した製剤と同じレイアウトでラベルを印刷できること。

16.9.3.5. 製剤オーダー入力・訂正機能として以下の機能を有すること。 ― ―16.9.3.5.1 輸血管理システムで製剤オーダーの登録・訂正ができること。

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兵庫県立淡路医療センター 電子カルテシステム更新および影響部門システム更新要件定義書

16.   検査部門システム 実現性 備考(具体的な実現方法、代替案等)

16.9.3.5.2 入力は使用予定単位の依頼製剤別に行い、依頼単位数、T&S依頼単位数、輸血予定日、使用予定日、輸血実施場所、術式、病名、コメントなどの項目が入力できること。

16.9.3.5.3 オーダーリングシステム(電子カルテシステム)と接続している場合、オーダーリングシステム(電子カルテシステム)で発行された製剤オーダー情報が輸血管理システムで受信できること。

16.9.3.6. 製剤オーダー情報の表示機能として以下の機能を有すること。 ― ―16.9.3.6.1 製剤オーダー情報を一覧画面で表示できること。

16.9.3.6.2 製剤オーダーの状態別あるいは製剤タイプ別に表示するなど、必要に応じて表示条件を設定できること。

16.9.3.6.3 製剤オーダーの並び順を変更できること。

16.9.3.6.4 製剤オーダーを一覧表示する画面から製剤オーダーを選択してオーダーの詳細画面を展開できること。

16.9.3.6.5 製剤オーダーを選択せずに、オーダー受信票などに印字されたオーダー番号バーコードを読込むことでオーダーの詳細画面を展開できること。

16.9.3.6.6 製剤オーダーの詳細画面では患者情報も表示され、患者情報の1つとして総赤血球輸血量が表示されていること。

16.9.3.7. 予約製剤発注書出力機能として以下の機能を有すること。 ― ―16.9.3.7.1 血小板製剤など、日本赤十字血液センターに対して予約が必要な血液製剤を対象に、使用

予定日単位の製剤オーダー別に日本赤十字血液センター向けの製剤発注書が印刷できること。

16.9.3.7.2 予約製剤であるかどうかの識別は、製剤マスターで設定できること。

16.9.3.8. 製剤割当処理、交叉適合試験の項目として以下の機能を有すること。 ― ―16.9.3.8.1 製剤オーダー内容に従って、患者別に割当を行う入庫済製剤ロットの登録処理ができるこ

と。16.9.3.8.2 製剤割当を行う画面から製剤の入庫処理を行い、そのまま割当処理を行えること。機能を

有している。16.9.3.8.3 割当処理時には、患者血液型、有効期限、患者血液型検査回数、製剤型確認、不規則抗体

に対する抗原陰性、製剤タイプの不一致のチェックができること。16.9.3.8.4 自動輸血検査装置と接続している場合、自動輸血検査装置に対して交叉適合試験のオー

ダー送信が行え、自動輸血検査装置からの検査結果が反映される。16.9.3.8.5 自動輸血検査装置と接続している場合、交叉適合試験のオーダー送信時に交差用検体で行

う血液型検査や不規則抗体検査の依頼を付与することができること。16.9.3.8.6 必要に応じて、ドナー製剤の製剤番号バーコードを印刷できること。

16.9.3.8.7 交叉適合試験の結果入力が必要な製剤に対して適合、不適合の結果入力が行えること。

16.9.3.8.8 複数の割当済済製剤に対して一括で適合の結果入力を行えること。

16.9.3.8.9 予め交叉適合試験を実施後に割当を行う場合は、割当処理と同時に適合の結果入力がされている。

16.9.3.8.10 条件が整っていれば、必要に応じてコンピュータクロスマッチ適合の結果入力が行えること。

16.9.3.8.11 割当処理完了後、交叉適合試験ワークシートの印刷ができること。

16.9.3.8.12 交叉適合試験を必要としない製剤に対して割当ラベルの印刷ができること。

16.9.3.8.13 交叉適合試験適合の製剤に対して適合ラベルの印刷ができること。

16.9.3.8.14 血液製剤に貼り付けた適合ラベルに貼り間違いがないかどうかを確認する機能を有していること。

16.9.3.9. 製剤出庫処理として以下の機能を有すること。 ― ―16.9.3.9.1 製剤オーダー内容に従って、患者別に出庫(払出し)を行う入庫済製剤ロットの登録処理が

できること。16.9.3.9.2 製剤出庫処理時に製剤受取り者の情報を登録できること。

16.9.3.9.3 製剤出庫を行う画面から製剤の入庫処理を行い、そのまま出庫処理を行えること。機能を有している。

16.9.3.9.4 出庫処理時には、患者血液型、有効期限、交差適合、患者血液型検査回数、製剤型確認、不規則抗体に対する抗原陰性、製剤タイプの不一致のチェックができること。

16.9.3.9.5 システム設定の変更を行うことで上記チェックを行わない強制出庫指示もできることこと(患者血液型とのメジャーミスマッチは除く)。また、出庫患者の保有抗体情報等の参照が同時にできること。

16.9.3.9.6 製剤オーダーに対して割当を行った製剤のうち、一部の製剤を出庫後、残りの製剤を追加出庫する操作が可能である。

16.9.3.9.7 出庫処理完了後、出庫伝票リストなど任意の帳票を印刷できること。

16.9.3.9.8 出庫中の製剤に対して後追いで交叉適合試験を行った場合でも、交差適合の結果入力が行えること。

16.9.3.10. 輸血実施、返品、副作用登録として以下の機能を有すること。 ― ―16.9.3.10.1 出庫中の製剤を一覧で表示することができ、一覧からオーダーの詳細画面を展開できるこ

と。16.9.3.10.2 出庫中製剤に対して輸血実施処理を行い、副作用情報の登録が行えること。

16.9.3.10.3 オーダーリングシステム(電子カルテシステム)と接続している場合、オーダーリングシステム(電子カルテシステム)からの実施情報を受信し、出庫中製剤の状態を一覧で確認できること。

16.9.3.10.4 オーダーリングシステム(電子カルテシステム)と接続している場合、オーダーリングシステム(電子カルテシステム)で登録した副作用情報を取り込むことができること。

16.9.3.10.5 輸血現場から返却された出庫製剤に対して返品処理ができること。

16.9.3.10.6 返品処理後の製剤は再度出庫を行う、あるいは他の患者への割当および出庫ができること。

16.9.3.10.7 遅発性副作用が報告され、どの製剤に対して副作用登録を行うべきか判断ができない場合は輸血歴に対して遅発性副作用の登録が行えること。

16.9.3.11. 血漿分画製剤・細胞性医薬品・移植用細胞の管理として以下の機能を有すること。 ― ―16.9.3.11.1 血漿分画製剤、及び細胞性医薬品(テムセル)のロット管理を行うことができ、血液製剤と

同様に製剤オーダーに対して割当・出庫・輸血実施の処理が行えること。16.9.3.11.2 血漿分画製剤の定数配置管理が行えること。

16.9.3.11.3 移植用細胞(末梢血幹細胞など)の LOT 管理を行うことができ、血液製剤と同様に製剤オーダーに対して割当、出庫、輸血実施の入力処理が行えること。

16.9.3.11.4 移植用細胞(末梢血幹細胞など)の種別毎に記録項目(採取量、パック容量、採取後細胞数、保管場所など)を任意に作成でき、作成した記録項目の入力が行えること。

16.9.3.11.5 入力した記録項目は、移植用細胞ラベルなどの帳票に印字できること。

16.9.4. 自己血管理として以下の機能を有すること。 ― ―16.9.4.1. 自己血採血業務として以下の機能を有すること。 ― ―

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兵庫県立淡路医療センター 電子カルテシステム更新および影響部門システム更新要件定義書

16.   検査部門システム 実現性 備考(具体的な実現方法、代替案等)

16.9.4.1.1 患者単位で自己血採血予定のオーダーを登録できること。

16.9.4.1.2 オーダーリングシステム(電子カルテシステム)と接続している場合、オーダーリングシステム(電子カルテシステム)で発行された自己血採血オーダー情報を輸血管理システムで受信できること。

16.9.4.1.3 自己血採血オーダーの一覧は製剤オーダーの一覧とは別に表示できること。

16.9.4.1.4 自己血採血オーダーの情報は月間予定表で参照し、月間予定表から患者単位で採血予定画面を展開できること。

16.9.4.1.5 採血対象となる自己血製剤の自己血ラベルを印刷できること。

16.9.4.1.6 採取済の自己血バッグに貼られた自己血ラベルに印字されている製剤番号バーコードを読込み、入庫処理を行えること。こと。

16.9.4.1.7 オーダーリングシステム(電子カルテシステム)と接続している場合、入庫した自己血製剤の情報をオーダーリングシステム(電子カルテシステム)へ送信できること。

16.9.4.2. 全自動輸血検査装置との連携として以下の機能を有すること。 ― ―16.9.4.2.1 血液型、不規則抗体検査、直接クームス試験、間接クームス検査、Rh(その他の因子)血液

型、血液製剤型確認、交叉適合試験の依頼、結果の受信ができること。16.9.4.2.2 不規則抗体検査結果が陽性の場合、同定検査の依頼ができ不規則抗体同定支援プログラム

で結果の受信ができること。16.9.4.2.3 全自動輸血検査装置の精度管理データの受信ができ、データの印刷及び管理ができるこ

と。16.9.4.2.4 全自動輸血検査装置の精度管理データはグラフによる画面表示や印刷が可能であること。

16.9.4.3. 集計、その他として以下の機能を有すること ― ―16.9.4.3.1 診療科別の検査件数、および交差試験件数を抽出できること。

16.9.4.3.2 月単位で繰り入れ在庫数、入庫数、使用数、廃棄数、日赤返品数、繰越在庫数の抽出ができること。

16.9.4.3.3 製剤別の購入金額を抽出できること。

16.9.4.3.4 診療科、病棟、医師別に製剤の使用数/廃棄数/日赤返品数の抽出ができること。

16.9.4.3.5 副作用項目ごとの件数を製剤別に抽出できること。

16.9.4.3.6 赤血球製剤使用量に対する FFP 使用量の比率を算出できること。

16.9.4.3.7 赤血球製剤使用量に対するアルブミン製剤使用量の比率を算出できること。

16.9.4.3.8 科別 CT 比・MSBOS を出力できること。

16.9.4.3.9 年代別及び男女別輸血状況を出力できること。

16.9.4.3.10 診療科別自己血使用統計を出力できること。

16.9.4.3.11 患者別で輸血効果の分析を行えること。

16.9.4.3.12 輸血後感染症検査対象者の抽出が行えること。

16.9.4.3.13 総赤血球輸血量を指定し、該当する患者の抽出ができること。

16.9.4.3.14 血液製剤使用実態調査アンケートの集計に対応した集計プログラムを実装していること。

16.9.4.3.15 使用製剤記録データを抽出し、Excel ファイル、あるいは CSV ファイル形式で出力できること。

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兵庫県立淡路医療センター 電子カルテシステム更新および影響部門システム更新要件定義書

17.   薬剤部門システム 実現性 備考(具体的な実現方法、代替案等)

17.1. 薬剤メインシステムについて ― ―17.1.1. システム更新 ― ―17.1.1.1. 既存の調剤機器(自動散薬分包機、自動錠剤分包機、注射薬払出装置)とシステム連動可

能であること。17.1.1.2. 既存システムのプログラム、データ、環境、設定等をすべて移行し、流用出来ること。

17.1.2. データ受信システム ― ―17.1.2.1. 本院の電子カルテシステムとの接続が可能で、通信端末を介し必要は情報を全て受信でき

ること。17.1.2.2. 新規採用薬品データを受信した際に、調剤システムマスタに自動登録されること。

17.1.2.3. 台数は内服・外用と検査結果、患者基本情報用と注射用のPC3台構成とすること。

17.1.2.4. PCはCPUがインテル Celeron G3930(2.90GHz)相当以上、主記憶装置の容量は2GB以上を備えていること。

17.1.2.5. PCは500GB以上の物理容量を持つ磁気ディスク装置を内蔵すること。

17.1.2.6. 19インチ以上、解像度1280×1024以上の液晶カラーディスプレイ、日本語キー入力付きキーボードおよびマウスを有していること。

17.1.2.7. オペレーティングシステムに関してはWindows10 Professional 日本語版 相当以上、あるいはWindows7 Professional 日本語版 相当以上であること。

17.1.2.8. PCは1000Base-T以上のインターフェースを1個有し、通信プロトコルはTCP/IPであること。

17.1.2.9. 内服・外用と検査結果、患者基本情報用と注射用受信システムはそれぞれ無停電電源装置(UPS)を有すること。

17.2. 調剤支援システム ― ―17.2.1. 処方解析システム ― ―17.2.1.1. 本院の電子カルテシステムより受信した情報を既存の薬局部門用データに変換できるこ

と。17.2.1.2. 既存の処方解析システムを流用し、現在運用している帳票物発行、サブシステム連動、機

器連動などが行えること。17.2.1.3. 台数は処方解析システム用PCが2台とすること。

17.2.1.4. PCはCPUがインテル Celeron G3930(2.90GHz)相当以上、主記憶装置の容量は2GB以上を備えていること。

17.2.1.5. PCは500GB以上の物理容量を持つ磁気ディスク装置を内蔵すること。

17.2.1.6. 19インチ以上、解像度1280×1024以上の液晶カラーディスプレイ、日本語キー入力付きキーボードおよびマウスを有していること。

17.2.1.7. オペレーティングシステムに関してはWindows10 Professional 日本語版 相当以上、あるいはWindows7 Professional 日本語版 相当以上であること。

17.2.1.8. PCは1000Base-T以上のインターフェースを1個有し、通信プロトコルはTCP/IPであること。

17.2.1.9. 本システムは無停電電源装置(UPS)を有すること。

17.2.2. 注射解析システム ― ―17.2.2.1. 本院の電子カルテシステムより受信した情報を既存の薬局部門用データに変換できるこ

と。17.2.2.2. 既存の注射解析システムを流用し、現在運用している帳票発行、サブシステム連動、機器

連動などが行えること。17.2.2.3. 台数は注射解析システム用PCが2台とカラーレーザープリンタが2台とすること。17.2.2.4. 注射解析システム用PCはCPUがインテル Celeron G3930(2.90GHz)相当以上、主記憶装置

の容量は2GB以上を備えていること。17.2.2.5. 注射解析システム用PCは500GB以上の物理容量を持つ磁気ディスク装置を内蔵するこ

と。17.2.2.6. 19インチ以上、解像度1280×1024以上の液晶カラーディスプレイ、日本語キー入力付き

キーボードおよびマウスを有していること。17.2.2.7. オペレーティングシステムに関してはWindows10 Professional 日本語版 相当以上、ある

いはWindows7 Professional 日本語版 相当以上であること。17.2.2.8. 注射解析システム用PCは1000Base-T以上のインターフェースを1個有し、通信プロトコ

ルはTCP/IPであること。17.2.2.9. カラーレーザプリンタはエンジン解像度600dpi以上であること。

17.2.2.10. カラーレーザプリンタは用紙出力サイズは、A4判以上であること。

17.2.2.11. カラーレーザプリンタは印字速度は24枚/分以上であること。

17.2.2.12. 本システムは無停電電源装置(UPS)を有すること。

17.2.3. 注射薬監査システム ― ―17.2.3.1. 既存の注射薬監査システムを使用すること。

17.2.3.2. 修正データが受信された際にも監査システムを使用することが出来ること。

17.2.3.3. 台数は、PC1台、バーコードリーダー1台とすること。

17.2.3.4. PCはCPUがインテル Celeron G3930(2.90GHz)相当以上、主記憶装置の容量は2GB以上を備えていること。

17.2.3.5. PCは500GB以上の物理容量を持つ磁気ディスク装置を内蔵すること。

17.2.3.6. ディスプレイのサイズは15インチ以上であり、解像度は1024×768以上であること。

17.2.3.7. ディスプレイは、アナログ抵抗膜方式タッチパネルであること。

17.2.3.8. ディスプレイは、カラー液晶モニターであること。

17.2.3.9. オペレーティングシステムに関してはWindows10 Professional 日本語版 相当以上、あるいはWindows7 Professional 日本語版 相当以上であること。

17.2.3.10. PCは1000Base-T以上のインターフェースを1個有し、通信プロトコルはTCP/IPであること。

17.2.3.11. バーコードリーダーは設置タイプのもので、USB接続でき、各種バーコードに対応(1次元コード/2次元コード)できること。

17.2.4. 薬袋印字システム・ラベルプリンタ ― ―17.2.4.1. 既存の薬袋印字システムを使用し、現在運用している薬袋、処方箋等の帳票発行を行える

こと。17.2.4.2. 既存システムのデータを移行でき、環境設定をとどこおりなく行えること。

17.2.4.3. 19インチ以上、解像度1280×1024以上の液晶カラーディスプレイ、日本語キー入力付きキーボードおよびマウスを有していること。

17.2.4.4. オペレーティングシステムに関してはWindows10 Professional 日本語版 相当以上、あるいはWindows7 Professional 日本語版 相当以上であること。

17.2.4.5. PCは1000Base-T以上のインターフェースを1個有し、通信プロトコルはTCP/IPであること。

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17.   薬剤部門システム 実現性 備考(具体的な実現方法、代替案等)

17.2.4.6. 台数は制御用PC1台、薬袋印字装置3台とすること。薬袋印字装置3台の内、一台はバックアップ機とすること。

17.2.4.7. 薬袋プリンタは薬袋や用紙を最大6種類セットできること。

17.2.4.8. 薬袋プリンタは、標準排紙トレイ1箇所に加え4ビンプリントポストを搭載することで薬袋や用紙を計5箇所の排紙トレイへ分けられること。

17.2.4.9. 薬袋プリンタの印字方式は半導体レーザー+乾式2成分電子写真方式であること。

17.2.4.10. 薬袋プリンタの最速印字スピードは32枚/分以上であること。

17.2.4.11. 薬袋プリンタにセットできる紙は平紙薬袋や横マチ付ガゼット薬袋および普通用紙であること。

17.2.4.12. 薬袋プリンタのサイズは手差しトレイを広げた状態でW1020mm×D820mm×H1360mm以内であること。

17.2.4.13. 薬袋プリンタは薬袋が1カセットに200枚以上、手差しに30枚以上ストックできること。

17.2.4.14. 本システムは無停電電源装置(UPS)を有すること。

17.2.5. 散薬監査システム ― ―17.2.5.1. 既存の散薬監査システムを使用し、既存の散薬分包機と連携できること。

17.2.5.2. 既存システムのデータを移行でき、環境設定をとどこおりなく行えること。

17.2.5.3. 台数は制御用PC1台、電子天秤1台、バーコードスキャナー1台、サーマルプリンタ1台構成とすること。

17.2.5.4. 電子天秤の測定範囲は0.001~400gであり、0.1g/0.01g/0.001gで測定レンジを切り替えられること。

17.2.5.5. 電子天秤は、設置場所の風や振動などの使用環境に対応させるため、ワンキー操作で応答特性を自動調整できること。

17.2.5.6. バーコードスキャナーは高性能レーザータイプバーコードスキャナーであること。

17.2.5.7. サーマルプリンタは用紙幅80mm以上で、印字ができ、オートカット機能を有すること。

17.2.5.8. サーマルプリンタは散薬台の引出し部へ内蔵可能であること。

17.2.5.9. 各パーツ部分がユニット化されているのでトラブル時はユニット交換による素早いリカバリーが可能であること。

17.2.5.10. 制御用PC端末は10.1型液晶一体型 タッチパネル仕様であること。

17.2.6. 水薬監査システム ― ―17.2.6.1. 既存の水薬監査システムを使用すること。

17.2.6.2. 既存システムのデータを移行でき、環境設定をとどこおりなく行えること。

17.2.6.3. 台数は制御用PC1台、電子天秤1台、バーコードスキャナー1台、サーマルプリンタ1台構成とすること。

17.2.6.4. バーコードスキャナーは高性能レーザータイプバーコードスキャナーであること。

17.2.6.5. サーマルプリンタは用紙幅80mm以上で、印字ができ、オートカット機能を有すること。

17.2.6.6. サーマルプリンタは水剤台の引出し部へ内蔵可能であること。

17.2.6.7. 制御用PC端末は10.1型液晶一体型 タッチパネル仕様であること。

17.2.7. 全自動散薬分包システム ― ―17.2.7.1. 既存の全自動散薬分包機を使用すること。

17.2.7.2. 既存システムのデータを移行でき、環境設定をとどこおりなく行えること。

17.2.7.3. 制御用PCはCPUがAtom E3845 4-Core (1.91GHz)相当以上、主記憶装置の容量は4GB以上を備えていること。

17.2.7.4. 制御用PCは32GB以上の物理容量を持つ磁気ディスク装置を内蔵すること。

17.2.7.5. 10.1インチ以上、解像度1280×768以上の液晶カラーディスプレイ、日本語キー入力付きキーボードを有していること。

17.2.7.6. オペレーティングシステムに関してはWindows7 Professional Embedded 日本語版 相当以上であること。

17.2.7.7. 制御用PCは1000Base-T以上のインターフェースを1個有し、通信プロトコルはTCP/IPであること。

17.2.7.8. 台数は既存の全自動散薬分包機2台と制御用PC2台とすること。

17.2.8. 全自動錠剤分包システム ― ―17.2.8.1. 既存の全自動錠剤分包機を使用しすること。

17.2.8.2. 既存システムのデータを移行でき、環境設定をとどこおりなく行えること。

17.2.8.3. 制御用PCはCPUがインテル Celeron G3930(2.90GHz)相当以上、主記憶装置の容量は2GB以上を備えていること。

17.2.8.4. 制御用PCは500GB以上の物理容量を持つ磁気ディスク装置を内蔵すること。

17.2.8.5. 19インチ以上、解像度1280×1024以上の液晶カラーディスプレイ、日本語キー入力付きキーボードおよびマウスを有していること。

17.2.8.6. オペレーティングシステムに関してはWindows10 Professional 日本語版 相当以上、あるいはWindows7 Professional 日本語版 相当以上であること。

17.2.8.7. PCは1000Base-T以上のインターフェースを1個有し、通信プロトコルはTCP/IPであること。

17.2.8.8. 台数は制御用PC1台、全自動錠剤分包機1台を設置すること。

17.2.9. 統計システム ― ―17.2.9.1. 既存の統計システムを使用すること。

17.2.9.2. 既存システムのデータを移行でき、環境設定をとどこおりなく行えること。

17.2.9.3. 台数は統計システムPC1台とすること。

17.2.9.4. PCはCPUがインテル Celeron G3930(2.90GHz)相当以上、主記憶装置の容量は2GB以上を備えていること。

17.2.9.5. PCは500GB以上の物理容量を持つ磁気ディスク装置を内蔵すること。

17.2.9.6. 19インチ以上、解像度1280×1024以上の液晶カラーディスプレイ、日本語キー入力付きキーボードおよびマウスを有していること。

17.2.9.7. 21.5インチワイド以上、解像度1920×1080以上の液晶カラーディスプレイ、日本語キー入力付きキーボードおよびマウスを有していること。

17.2.9.8. オペレーティングシステムに関してはWindows10 Professional 日本語版 相当以上、あるいはWindows7 Professional 日本語版 相当以上であること。

17.2.9.9. PCは1000Base-T以上のインターフェースを1個有し、通信プロトコルはTCP/IPであること。

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兵庫県立淡路医療センター 電子カルテシステム更新および影響部門システム更新要件定義書

17.   薬剤部門システム 実現性 備考(具体的な実現方法、代替案等)

17.2.10. レジメン管理システム ― ―17.2.10.1. 既存のレジメン管理システムを使用すること。

17.2.10.2. 既存システムのデータを移行でき、環境設定をとどこおりなく行えること。

17.2.10.3. 電子カルテシステムとのレジメン情報連携を行えること。

17.2.10.4. 台数はレジメン管理システムPC1台とすること。

17.2.10.5. PCはCPUがインテル Celeron G3930(2.90GHz)相当以上、主記憶装置の容量は2GB以上を備えていること。

17.2.10.6. PCは500GB以上の物理容量を持つ磁気ディスク装置を内蔵すること。

17.2.10.7. 19インチ以上、解像度1280×1024以上の液晶カラーディスプレイ、日本語キー入力付きキーボードおよびマウスを有していること。

17.2.10.8. 21.5インチワイド以上、解像度1920×1080以上の液晶カラーディスプレイ、日本語キー入力付きキーボードおよびマウスを有していること。

17.2.10.9. オペレーティングシステムに関してはWindows10 Professional 日本語版 相当以上、あるいはWindows7 Professional 日本語版 相当以上であること。

17.2.10.10. PCは1000Base-T以上のインターフェースを1個有し、通信プロトコルはTCP/IPであること。

17.2.11. 注射薬自動払出システム ― ―17.2.11.1. 既存の注射薬自動払出装置を使用すること。

17.2.11.2. 既存システムのデータを移行でき、環境設定をとどこおりなく行えること。

17.2.11.3. 制御用PCはCPUがインテル Celeron G3930(2.90GHz)相当以上、主記憶装置の容量は2GB以上を備えていること。

17.2.11.4. 制御用PCは500GB以上の物理容量を持つ磁気ディスク装置を内蔵すること。

17.2.11.5. 19インチ以上、解像度1280×1024以上の液晶カラーディスプレイ、日本語キー入力付きキーボードおよびマウスを有していること。

17.2.11.6. オペレーティングシステムに関してはWindows10 Professional 日本語版 相当以上、あるいはWindows7 Professional 日本語版 相当以上であること。

17.2.11.7. PCは1000Base-T以上のインターフェースを1個有し、通信プロトコルはTCP/IPであること。

17.2.11.8. 台数は制御用PC1台、注射薬自動払出装置1台を設置すること。

17.2.12. 注射薬取り揃え支援システム ― ―17.2.12.1. 既存の注射薬取り揃え支援システムを使用すること。

17.2.12.2. 既存システムのデータを移行でき、環境設定をとどこおりなく行えること。

17.2.12.3. 台数は、サーバとして計数調剤監査システムと共有したPC1台、携帯端末1台、無線LANアクセスポイント1台とし、データ転送速度が450Mbps以上であること。

17.2.12.4. 目視では間違えやすい規格違いや類似名薬品による調剤過誤を防止できること。

17.2.12.5. 視認性・拡張性・操作性・コンパクトであることを考慮し、ポータブル端末を使用すること。

17.2.12.6. ポータブル端末は、バーコードを読み取るための機能をそなえていること。

17.2.12.7. 複数端末の導入を行うことから、本システムはWebServer型アプリケーションであり、マスタの一元化できること。

17.2.12.8. 注射解析システムと薬品マスタの一元化ができること。

17.2.12.9. GS1データバーを読み取れること。

17.2.12.10. バーコード印字面が透明で読み取りにくい薬品も読み取れること。

17.2.12.11. 薬品バーコードを利用し、薬品の取り揃えチェックができること。

17.2.12.12. 携帯端末で取得した注射薬の取り揃えデータを画面にリスト表示できること。

17.2.12.13. 注射薬の取り揃えリストは端末画面に病棟単位で表示できること。

17.2.12.14. ポータブル端末には取り揃える数量も表示すること。

17.2.12.15. 薬品マスタに登録された薬品データとGS1データバーが同一であるかチェックできること。

17.2.12.16. 取り間違えた薬品を読み取った場合はエラーとし警告音を鳴らすこと。

17.2.12.17. ログインをすることにより作業者を記録できること。

17.2.12.18. 作業者ごとに取り揃え結果の集計ができること。

17.2.13. 計数調剤監査システム ― ―17.2.13.1. 既存の係数調剤監査システムを使用すること。

17.2.13.2. 既存システムのデータを移行でき、環境設定をとどこおりなく行えること。

17.2.13.3. 台数は、サーバとして注射薬取り揃え監査システムと共有したPC1台、携帯端末3台、無線LANアクセスポイント1台とし、データ転送速度が450Mbps以上であること。

17.2.13.4. PCはCPUがインテル CPU変更Core i3-7100(3.90GHz)相当以上、主記憶装置の容量は4GB以上を備えていること。

17.2.13.5. PCは500GB以上の物理容量を持つ磁気ディスク装置を内蔵すること。

17.2.13.6. DVD-ROMドライブを内蔵し40倍速以上の性能であること。

17.2.13.7. 19インチ以上、解像度1280×1024以上の液晶カラーディスプレイ、日本語キー入力付きキーボードおよびマウスを有していること。

17.2.13.8. オペレーティングシステムに関してはWindows10 Professional 日本語版 相当以上、あるいはWindows7 Professional 日本語版 相当以上であること。

17.2.13.9. PCは1000Base-T以上のインターフェースを1個有し、通信プロトコルはTCP/IPであること。

17.2.13.10. 携帯端末は、視認性・拡張性・操作性・コンパクト設計であることを考慮し、iPod touch端末を使用すること。

17.2.13.11. iPod touchには、バーコードを読み取るため、ScanJacketを装着すること。

17.2.13.12. 携帯端末は、CPUがApple A4プロセッサー800MHz相当以上、主記憶装置の容量は256MB以上を備えていること。

17.2.13.13. 携帯端末は、オべレーティングシステムは、apple社製 iOS 6.1相当以上の性能を有すること。

17.2.13.14. 携帯端末は、表示部が3.5インチ型マルチタッチ液晶 Retinaディスプレイで、鮮明であること。

17.2.13.15. 携帯端末は、入力部としてマルチタッチ液晶、スキャナトリガ等を備えていること。

17.2.13.16. 携帯端末は、スキャナを内蔵し、EAN(JAN)/UPC、EAN(JAN)/UPCwithアドオン、CODE39、CODE93、CODE128、EAN128、ITF、NW-7(CODABAR)、NSI、Discrete2of5、GS1-RSSのバーコードが読み取れること。

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兵庫県立淡路医療センター 電子カルテシステム更新および影響部門システム更新要件定義書

17.   薬剤部門システム 実現性 備考(具体的な実現方法、代替案等)

17.2.13.17. 携帯端末は、無線LAN(IEEE 802.11b/g/n ※2.4GHz帯のみ)または(IEEE802.11a/b/g/n ※2.4GHz、5.0GHz)に対応できること。

17.3. サブシステム ― ―17.3.1. 服薬指導支援システム ― ―17.3.1.1. 既存の服薬指導支援システムを使用すること。

17.3.1.2. 既存システムのデータを移行でき、環境設定をとどこおりなく行えること。

17.3.1.3. 指導患者一覧から算定がとれる患者一覧を表示し、閲覧することが出来ること。

17.3.1.4. 台数は服薬指導支援端末13台、カラーレーザプリンタ5台とすること。17.3.1.5. 服薬指導支援端末は電子カルテ相乗りとし、電子カルテ導入端末上で動作を行うこと。

17.3.1.10. カラーレーザープリンタは以下の条件を満たすこと。

17.3.1.11. カラーレーザプリンタはエンジン解像度600dpi以上であること。

17.3.1.12. カラーレーザプリンタは用紙出力サイズは、A4判以上であること。

17.3.1.13. カラーレーザプリンタは印字速度は24枚/分以上であること。

17.3.1.14. 本装置は無停電電源装置(UPS)を有すること。

17.3.2. 医薬品情報検索システム、チェックシステム ― ―17.3.2.1. 既存の医薬品情報検索システムを使用すること。

17.3.2.2. 既存のチェックシステムを使用し、用量、相互作用、重複、アレルギーなどの必要なチェックが行えること。

17.3.2.3. アレルギーチェックは、患者情報のアレルギー薬剤に対して、同一の商品名(薬剤コード)または同一の一般名を含むチェックが可能なこと。また、電子カルテシステム、調剤部門システム双方でチェックできること。

17.3.2.4. 既存システムのデータを移行でき、環境設定をとどこおりなく行えること。

17.3.2.5. 台数はメンテナンス用端末1台と帳票発行用プリンタ1台とすること。

17.3.2.6. メンテナンス用端末はCPUがインテル Celeron G3930(2.90GHz)相当以上、主記憶装置の容量は2GB以上を備えていること。

17.3.2.7. メンテナンス用端末は500GB以上の物理容量を持つ磁気ディスク装置を内蔵すること。

17.3.2.8. メンテナンス用端末は19インチ以上、解像度1280×1024以上の液晶カラーディスプレイ、日本語キー入力付きキーボードおよびマウスを有していること。

17.3.2.9. メンテナンス用端末のオペレーティングシステムに関してはWindows10 Professional 日本語版 相当以上、あるいはWindows7 Professional 日本語版 相当以上であること。

17.3.2.10. メンテナンス用端末は1000Base-T以上のインターフェースを1個有し、通信プロトコルはTCP/IPであること。

17.3.2.11. 帳票発行用プリンタはエンジン解像度600dpi以上であること。

17.3.2.12. 帳票発行用プリンタは用紙出力サイズは、A4判以上であること。

17.3.2.13. 帳票発行用プリンタは印字速度は24枚/分以上であること。

17.3.3. 投薬表示システム ― ―17.3.3.1. 既存の投薬表示システムを使用すること。

17.3.3.2. 既存システムのデータを移行でき、環境設定をとどこおりなく行えること。

17.3.3.3. 制御用PCはCPUがインテル Celeron G3930(2.90GHz)相当以上、主記憶装置の容量は2GB以上を備えていること。

17.3.3.4. 制御用PCは500GB以上の物理容量を持つ磁気ディスク装置を内蔵すること。

17.3.3.5. ディスプレイのサイズは15インチ以上であり、解像度は1024×768以上であること。

17.3.3.6. ディスプレイは、アナログ抵抗膜方式タッチパネルであること。

17.3.3.7. ディスプレイは、カラー液晶モニターであること。

17.3.3.8. オペレーティングシステムに関してはWindows10 Professional 日本語版 相当以上、あるいはWindows7 Professional 日本語版 相当以上であること。

17.3.3.9. PCは1000Base-T以上のインターフェースを1個有し、通信プロトコルはTCP/IPであること。

17.3.3.10. 既存の表示用モニターを使用し、システム連携できること。

17.3.3.11. 台数は制御用PC1台、投薬表示用モニター1台を設置すること。

17.3.4. 麻薬管理システム ― ―17.3.4.1. 既存の麻薬管理システムを使用すること。

17.3.4.2. 既存システムのデータを移行でき、環境設定をとどこおりなく行えること。

17.3.4.3. 医薬品ロット番号情報の二次元バーコードを読み取ることで、医薬品のロット番号をシステム入力することが可能であること。

17.3.4.4. 台数は麻薬管理システム端末1台、インクジェットプリンタ1台とすること。17.3.4.5. PCはCPUがインテル Celeron G3930(2.90GHz)相当以上、主記憶装置の容量は2GB以上を備

えていること。

17.3.4.6. PCは500GB以上の物理容量を持つ磁気ディスク装置を内蔵すること。

17.3.4.7. 19インチ以上、解像度1280×1024以上の液晶カラーディスプレイ、日本語キー入力付きキーボードおよびマウスを有していること。

17.3.4.8. オペレーティングシステムに関してはWindows10 Professional 日本語版 相当以上、あるいはWindows7 Professional 日本語版 相当以上であること。

17.3.4.9. PCは1000Base-T以上のインターフェースを1個有し、通信プロトコルはTCP/IPであること。

17.3.4.10. インクジェットプリンタは最高エンジン解像度3,600×1,200相当であること。

17.3.4.11. インクジェットプリンタは用紙出力サイズは、A4判以上であること。

17.3.4.12. インクジェットプリンタは印刷速度は15枚/分以上であること。

17.4. リアルタイム薬品管理装置 ― ―17.4.1. リアルタイム薬品管理装置の要件 ― ―17.4.1.1. 既存のリアルタイム薬品装置を使用すること。

17.4.1.2. 既存システムのデータを移行でき、環境設定をとどこおりなく行えること。

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兵庫県立淡路医療センター 電子カルテシステム更新および影響部門システム更新要件定義書

17.   薬剤部門システム 実現性 備考(具体的な実現方法、代替案等)

17.4.1.3. リアルタイム薬品管理システムの実行ハードウェア環境ついて上位システム連携端末が1台、薬品管理装置制御端末が1台、集計端末が2台、集計帳票発行プリンタが1台とする。

17.4.1.4. 上位システム連携PCはCPUがインテル Celeron G3930(2.90GHz)相当以上、主記憶装置の容量は2GB以上を備えていること。

17.4.1.5. 上位システム連携は500GB以上の物理容量を持つ磁気ディスク装置を内蔵すること。

17.4.1.6. 19インチ以上、解像度1280×1024以上の液晶カラーディスプレイ、日本語キー入力付きキーボードおよびマウスを有していること。

17.4.1.7. オペレーティングシステムに関してはWindows10 Professional 日本語版 相当以上、あるいはWindows7 Professional 日本語版 相当以上であること。

17.4.1.8. 上位システム連携は1000Base-T以上のインターフェースを1個有し、通信プロトコルはTCP/IPであること。

17.4.1.9. 薬品管理装置制御PCはCPUがインテル Celeron G3930(2.90GHz)相当以上、主記憶装置の容量は2GB以上を備えていること。

17.4.1.10. 薬品管理装置制御PCは500GB以上の物理容量を持つ磁気ディスク装置を内蔵すること。

17.4.1.11. ディスプレイのサイズは15インチ以上であり、解像度は1024×768以上であること。

17.4.1.12. ディスプレイは、アナログ抵抗膜方式タッチパネルであること。

17.4.1.13. ディスプレイは、カラー液晶モニターであること。

17.4.1.14. オペレーティングシステムに関してはWindows10 Professional 日本語版 相当以上、あるいはWindows7 Professional 日本語版 相当以上であること。

17.4.1.15. 薬品管理装置制御PCは1000Base-T以上のインターフェースを1個有し、通信プロトコルはTCP/IPであること。

17.4.1.16. 集計PCはCPUがインテル Celeron G3930(2.90GHz)相当以上、主記憶装置の容量は2GB以上を備えていること。

17.4.1.17. 集計PCは500GB以上の物理容量を持つ磁気ディスク装置を内蔵すること。

17.4.1.18. 19インチ以上、解像度1280×1024以上の液晶カラーディスプレイ、日本語キー入力付きキーボードおよびマウスを有していること。

17.4.1.19. オペレーティングシステムに関してはWindows10 Professional 日本語版 相当以上、あるいはWindows7 Professional 日本語版 相当以上であること。

17.4.1.20. 集計PCは1000Base-T以上のインターフェースを1個有し、通信プロトコルはTCP/IPであること。

17.4.1.21. 集計帳票発行プリンタはエンジン解像度600dpi以上であること。

17.4.1.22. 集計帳票発行プリンタは用紙出力サイズは、A4判以上であること。

17.4.1.23. 集計帳票発行プリンタは印字速度は24枚/分以上であること。

17.4.1.24. 本システムは無停電電源装置(UPS)を有すること。

17.4.2. 在庫管理システム ― ―17.4.2.1. 既存の在庫管理システムを使用すること。

17.4.2.2. 既存システムのデータを移行でき、環境設定をとどこおりなく行えること。

17.4.2.3. 台数は在庫管理システム発注用PC2台、ハンディターミナル2台、帳票発行プリンタ2台を設置すること。

17.4.2.4. 在庫管理システム発注用PCはCPUがインテル Celeron G3930(2.90GHz)相当以上、主記憶装置の容量は4GB以上を備えていること。

17.4.2.5. 在庫管理システム発注用PCは500GB以上の物理容量を持つ磁気ディスク装置を内蔵すること。

17.4.2.6. 19インチ以上、解像度1280×1024以上の液晶カラーディスプレイ、日本語キー入力付きキーボードおよびマウスを有していること。

17.4.2.7. オペレーティングシステムに関してはWindows10 Professional 日本語版 相当以上、あるいはWindows7 Professional 日本語版 相当以上であること。

17.4.2.8. 在庫管理システム発注用PCは1000Base-T以上のインターフェースを1個有し、通信プロトコルはTCP/IPであること。

17.4.2.9. ウィルス対策ソフトをインストールしておくこと。

17.4.2.10. ハンディターミナルは、視認性・操作性・コンパクト設計であることを考慮し、BT-1550端末を使用すること。

17.4.2.11. ハンディターミナルは、CPUが32bit RISC CPU相当以上、RAM容量は64MB以上を備えていること。

17.4.2.12. ハンディターミナルは、表示部が2.2型ディスプレイで、鮮明であること。

17.4.2.13. ハンディターミナルは、スキャナを内蔵し、JAN/EAN/UPC (アドオンコード対応),CODE128, GS1-128, CODE39, NW-7, CODE93, ITF, インダストリアル2of5, COOP2of5, QRコード, マイクロQR, DataMatrix (ECC200), PDF417, GS1-DataBar (RSS-14, RSS-14Trancated, RSS-14 Stacked (Omnidirectional), RSS Limited, RSS Expanded, RSSExpanded Stacked), 合成シンボルのバーコードが読み取れること。

17.4.2.14. ハンディターミナルは、無線LAN対応できること。

17.4.2.15. 帳票発行プリンタはエンジン解像度600dpi以上であること。

17.4.2.16. 帳票発行プリンタは用紙出力サイズは、A4判以上であること。

17.4.2.17. 帳票発行プリンタは印字速度は24枚/分以上であること。

17.4.2.18. 医薬品卸への発注はオンライン発注が行えること。また回線はインターネットで行うことができること。

17.5. 性能、機能以外に関する要件 ― ―17.5.1. 搬入及び据え付け及び調整等 ― ―17.5.1.1. 調達物品の搬入及び据え付け、稼動のための調整を行なうこと。

17.5.1.2. 装置の納入場所については、当院と協議すること。

17.5.2. 障害支援体制 ― ―17.5.2.1. メンテナンスサービスの拠点が県内にあること。

17.5.2.2. 障害時は、早急な復旧を可能にするサービス体制を有することを証明すること。

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兵庫県立淡路医療センター 電子カルテシステム更新および影響部門システム更新要件定義書

18.   持参薬管理システム 実現性 備考(具体的な実現方法、代替案等)

18.1. 持参薬鑑別システム ― ―18.1.1. 全体 ― ―18.1.1.1. 持参薬鑑別システムは令和元年12月1日時点の機能を全て有する事。

18.1.1.2. 持参薬報告書作成機能は電子カルテ端末であればどこからでも入力、連携ができること。

18.1.1.3. 報告書の作成・修正は薬剤師以外でも利用できること。

18.1.1.4. 鑑別担当者ID・氏名が登録できること。

18.1.1.5. 鑑別担当者ID・氏名は、ログイン者の利用者ID・氏名が自動表示されること。

18.1.2. 鑑別報告書作成機能 ― ―18.1.2.1. 薬品選択は、薬品名の頭文字(英数字、カナ、アルファベットなど)で3文字以上の検索が

できること。18.1.2.2. 薬剤入力支援機能として、鑑別検索(色、識別コード)が可能なこと。

18.1.2.3. 薬品登録時に同種/同効薬入力支援機能があること。

18.1.2.4. 薬品登録時に識別を容易にするための画像を参照できること。

18.1.2.5. 後発薬品を入力する場合は先発薬品を参照し、情報の流用ができること

18.1.2.6. 同一患者での持参薬報告書作成時は、自院での外来処方データも含めて過去の記録を参照、流用できること。

18.1.2.7. 持参薬の選択は、採用薬・非採用薬を問わず検索・入力ができること。

18.1.2.8. 用法及び1日量又は1回量確定時、総用量より日数又は回数を自動計算し表示できること。

18.1.2.9. 薬剤毎及び全体でのフリーコメントの入力ができること。

18.1.2.10. 持参薬の処方病院名と調剤薬局名を別管理し、マスタ設定による登録又はコメント入力ができること。

18.1.2.11. お薬手帳の[有・無]登録ができること。

18.1.2.12. 報告書作成時は、他施設からの情報やお薬手帳記載内容を参考にして入力できること。

18.1.2.13. 持参薬の選択時に自動的に当院採用の有無を判定する事ができる事

18.1.2.14. 持参薬報告書には薬剤名、薬効、規格、用法・用量、当院採用の有無、院内採用薬品でない場合は連絡事項などが記載できること。

18.1.2.15. 報告書作成時に、手術や外科的処置のために使用を中止する術前中止薬剤(例:ワーファリン錠やプラビックス錠(抗血小板薬)など)が含まれる場合は警告表示ができること。またその情報が記載できること。

18.1.2.16. 持参薬鑑別報告書は印刷できると共に電子カルテ上での参照が可能なこと。

18.1.2.17. 持参薬鑑別報告書は利用部署によってレイアウトを変えて出力できる事

18.1.2.18. DICSと連携し、持参薬の添付文書情報が参照できること。

18.1.3. 帳票・統計 ― ―18.1.3.1. 各種帳票・統計表の出力が可能であること。

18.1.3.2.  ・持参薬鑑別報告書

18.1.3.3.  ・与薬チェックシート

18.1.3.4. 期間指定で、病棟別、診療科別、薬剤師別に報告件数、薬剤数の統計作成ができること。(月報・年報)

18.1.3.5. 期間・担当薬剤師を指定し、担当者が入力を行った患者一覧を表示・印刷・ファイル出力ができること。

18.1.4. マスタ管理 ― ―18.1.4.1. 持参薬のマスタは、処方マスタと一元管理ができること。

18.1.4.2. 利用者マスタや用法マスタなど、オーダと同じマスタを使用し、薬剤部での個別メンテナンスが軽減されていること

18.1.4.3. 持参薬テーブルには、以下の項目が設定されていること。

(識別コード、持参薬薬品名、持参薬規格、薬効等)18.1.4.4. 術前中止薬は、警告や終了期間をマスタ設定できること。

18.1.4.5. 持参薬マスタはシステム提供業者より一括して提供され、定期的にデータ更新がされること。

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兵庫県立淡路医療センター 電子カルテシステム更新および影響部門システム更新要件定義書

19.   栄養部門システム 実現性 備考(具体的な実現方法、代替案等)

19.1. 栄養管理システム ― ―19.1.1. 共通機能 ― ―19.1.1.1. 全般 ― ―19.1.1.1.1. パスワード、ユーザIDにより職種権限を管理し、すべての業務に対し職種制限により、利

用制限ができること。19.1.1.1.2. 日付は元号改正に適応していること。

19.1.1.1.3. 日付は和暦、西暦のどちらにも対応していること

19.1.1.1.4. 食品成分表や食事摂取基準は、最新版に対応していること

19.1.1.1.5. 各入力項目は、検索機能(カナ検索、一覧検索等)を持つこと。

19.1.1.1.6. 食事区分は朝・昼・夕及び間食(3食)の6区分で、食数、献立関連の入力及び変更に対応でき、システム全般に反映すること。

19.1.1.1.7. すべての帳表に対し、プレビュー機能があること。

19.1.1.1.8. マウス操作の軽減のため、ファンクションキーでの操作ができること。

19.1.1.1.9. システムは複数施設管理(患者、老健、デイケア、デイサービス等最大99×10区分)が可能であり、各々の区分は名簿管理又は食数入力のいづれかを設定できること。

19.1.1.1.10. 祝日の設定機能があること。

19.1.1.1.11. 栄養報告書、材料関連等システム全般に渡り、食種毎(又は成分管理毎)の献立及び患者毎の主食量が反映すること。

19.1.1.1.12. 過去の月報及び年報の再出力及び患者情報の参照が可能なこと。(過去は稼働後全て保有する事、未来に対しては、6ヵ月程度の情報表示が可能なこと)

19.1.1.1.13. 軽減税率に対応していること。

19.1.1.1.14. 画面の起動、ボタンクリック等の操作がログとして各端末に出力されること。

19.1.2. 連携 ― ―19.1.2.1. 電子カルテシステムとの連携 ― ―19.1.2.1.1. 電子カルテシステムとの接続の場合、リアルタイムまたはバッチ的に運用にそって自動的

に食事箋データの取り込みができること。19.1.2.1.2. 電子カルテシステムと連携し、病棟から送られてくる食事オーダの内容、患者移動情報を

自動で取込み、患者個人ごとの食事箋情報を履歴形式で管理することが可能なこと。

19.1.3. 食数管理 ― ―19.1.3.1. 食数管理機能 ― ―19.1.3.1.1. 患者コード及び患者属性の変更ができること。

19.1.3.1.2. 食事区分は朝・昼・夕・間食(3食)の6区分で入院、退院、変更ができること。

19.1.3.1.3. 入院、退院、変更は一画面で修正できること。

19.1.3.1.4. 食事箋画面では、食種・特別食・主食・病棟・病室・コメント・経腸栄養・調乳・メモの管理ができること。

19.1.3.1.5. 食種による加算/非加算及び患者毎に個別に算定できること。

19.1.3.1.6. 患者毎に主食の選択ができ、主食数の集計、食品量の集計及び栄養報告書等に反映すること。

19.1.3.1.7. 外来透析やデイケア等の外来の患者を曜日別パターンを選択することで登録できること。

19.1.3.1.8. 術後食のパターン登録ができ、患者毎にその内容を変更できること。

19.1.3.1.9. 術後食のパターンは、流動食3食・三分粥食3食・五分粥食3食・全粥食3食・常食のように設定でき、マスタで追加できること。

19.1.3.1.10. 食事箋画面上で、カレンダ方式による食種、主食、病棟の変化を表示、照会が可能なこと。

19.1.3.1.11. 併せて摂取献立の内容を表示、照会可能なこと。また、最終入力状況が把握できること。

19.1.3.1.12. 患者毎に日々、コメント数毎食単位それぞれ15ヶ(計45ヶ)と30文字以上のメモ機能を持つこと。

19.1.3.1.13. 朝のみ・昼のみ・夕のみのコメント及びメモの登録・管理ができること。

19.1.3.1.14. オーダに影響されない栄養科のみで使用できるメモ枠があること。

19.1.3.1.15. 栄養科だけで管理するコメントを設けることもでき、オーダに影響されないこと。

19.1.3.1.16. 栄養科だけで管理するコメントは、変更・追加等の履歴が管理できること。

19.1.3.1.17. コメントは、食種や主食などの組み合わせにより、自動で付加や変換することができること。

19.1.3.1.18. 患者毎のコメント情報(禁止項目の肉禁、魚禁等)に対し、現場指示表、発注表材料関係等に自動的に反映すること。

19.1.3.1.19. 指定した患者のすべての食事履歴照会及び管理が可能であること。また、患者の食事履歴は入退院を繰り返した場合も一連の履歴として照会できること。

19.1.3.1.20. 食事履歴照会画面にて、入院・退院・変更の内容を確認することができること。

19.1.3.1.21. また、栄養科で変更・追加したコメントの履歴照会及び管理ができること。

19.1.3.1.22. 食事箋確認画面にて、選択した日付の食事情報(食種・主食・コメント等)とその日の献立を一画面で確認できること。

19.1.3.1.23. 調乳の管理ができること。(製品名・容量・濃度・本数)

19.1.3.1.24. 上記調乳の管理に伴い、必要帳票の出力が可能なこと。(調乳集計表・調乳患者一覧)

19.1.3.1.25. 濃厚流動食(補助食品)の管理ができること。(製品名・回数・一回量)

19.1.3.1.26. 上記濃厚流動食の管理に伴い、必要帳票の出力が可能なこと。(濃厚流動食集計表・濃厚流動食患者一覧・食札)

19.1.3.1.27. 食事箋画面にて登録した、身長・体重・検査項目の履歴管理が可能で、尚且つ入院期間に対する時系列の表示ができること。

19.1.3.1.28. 身長・体重・検査項目含め、マスタにて15項目まで自由に設定可能なこと。

19.1.3.1.29. 上記登録に伴い、時系列での表示及び、グラフ表示が可能なこと。

19.1.3.1.30. グラフ表示は、同時に4項目軸を設定し比較可能なこと。

19.1.3.1.31. 患者食事箋情報を検索する機能があること。

19.1.3.1.32. 病棟、食種、主食、コメント、フリーコメント、性別、生年月日、誕生日、年齢、加算/非加算、入院日及び退院日の幅指定等の組合せによる患者検索表示及び印刷が可能なこと。

19.1.3.1.33. コメントは、「or」「and」「~」を使用することで、複数の組み合わせで検索できること。

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兵庫県立淡路医療センター 電子カルテシステム更新および影響部門システム更新要件定義書

19.   栄養部門システム 実現性 備考(具体的な実現方法、代替案等)

19.1.3.1.34. 患者検索結果を出力する際は、用紙サイズ、ソート順1~3、ソート順1での改頁、文字の大きさ、出力項目(コード・氏名・生年月日・年齢・性別・食種・主食・病棟・コメント・メモ等)の設定ができること。

19.1.3.1.35. 指定した条件と表示項目をプレビューでき、Excelに保存できること。

19.1.3.1.36. 検索条件は99パターンまで保存できること。また、印刷設定もパターン毎に設定が可能なこと。

19.1.3.1.37. 選択食の入力ができること。

19.1.3.1.38. 選択食の入力は、個人別と一括の入力方法があること。

19.1.3.1.39. 職員食などの食数の入力ができ、入力した食数が発注や現場指示書に反映されること。

19.1.3.1.40. 透析やデイケアのパタンの登録ができ、そのパタンに該当する患者を表示できること。

19.1.3.1.41. パタンで抽出した患者一覧から食事有無が入力でき、入力した情報が食事箋に反映されること。

19.1.3.1.42. 予定食数(食種、主食、コメント、病棟毎等)の表示及び印刷ができること。

19.1.3.1.43. 食事変更患者(食種、主食、コメント、経腸、調乳、病棟、病室、入院、退院等)の表示及び印刷ができること。

19.1.3.1.44. また、変更前の食事情報と変更後の食事情報が表示され、どの点が変更となったか判別できること。

19.1.3.1.45. 配膳一覧表は、用紙サイズ、ソート順1~3、ソート順1での改頁、文字の大きさ、出力項目(コード・氏名・生年月日・年齢・性別・食種・主食・病棟・コメント・メモ等)の設定ができること。

19.1.3.1.46. 禁止コメントの患者リストが表示及び印刷できること。

19.1.3.1.47. アレルギー対象患者のリストが表示および印刷でき、かつ代替料理の確認が同時に行え、個人献立作成が可能なこと。

19.1.3.1.48. 帳票出力パタンの登録ができ、パタン登録された複数の帳票を一括で出力できること。

19.1.3.1.49. 食札は入力時刻の範囲指定、食種範囲指定、病棟範囲指定、患者個人指定、食事変更患者で印刷が可能なこと。

19.1.3.1.50. また、変更があった患者のみの出力もできること。

19.1.3.1.51. 食札の用紙サイズ・レイアウト・文字サイズ・色・網掛け等は病院の指定フォーマットで出力できること。

19.1.3.1.52. 食札には、献立表示・栄養価表示もできること。

19.1.3.1.53. システム稼働後も病院にて食札のレイアウトを変更できること。

19.1.3.1.54. 食札の食種、食種下線、主食、病棟、コメントの文字色・網掛けは簡単に変更できること。

19.1.3.1.55. 帳票は自動出力できること。

19.1.3.1.56. 自動出力設定画面で、任意の時間を複数設定(最大10区分)でき、1区分につき最大20種類の帳票を任意の組合わせで印刷できること。

19.1.3.1.57. 運用変更に伴い自動出力帳票の追加/削除などの修正が発生した場合、病院の設定で対応できること。

19.1.4. 献立管理 ― ―19.1.4.1. 献立管理機能 ― ―19.1.4.1.1. 食品マスタを9999個及び各食品規格別の管理が可能なこと。

19.1.4.1.2. 食品マスタは通常使用するもの/しないものの区分分けができ、検索画面などに表示する/しないの登録ができること。

19.1.4.1.3. 食品マスタの食品名は全角15文字まで登録でき、各種帳票へ反映すること。また、食品の追加や変更ができること。

19.1.4.1.4. 食品毎に適応されるコメントを1食品あたり9999個登録でき、アレルギー対応機能に連動すること。

19.1.4.1.5. 食品マスタの単位はg以外に個数などの登録もできること。

19.1.4.1.6. 調理単位/発注単位の2つが登録でき、用途に応じて使い分けができること。

19.1.4.1.7. 加工食品や冷凍食品など、既成の食品の内容及び栄養価を食品マスタに登録できること。

19.1.4.1.8. 料理マスタを99999個まで登録できること。

19.1.4.1.9. また、料理マスタ毎にコメント代替料理の登録ができること。

19.1.4.1.10. 献立は予定、実施献立両方を管理でき、サイクルメニューに対応していること。

19.1.4.1.11. 献立作成状況を一覧表示でき、献立未入力食種の把握が簡単にできること。

19.1.4.1.12. 献立作成時、栄養価、糖尿単位、腎臓単位、予定材料費を見ながら(各数値を表示する時、料理、食品の表示が消えてはならない)料理及び食品の入力・変更等ができること。

19.1.4.1.13. 栄養価は朝・昼・夕・間食・1日計・目標・料理・食品のそれぞれの表示が同時にできること。

19.1.4.1.14. 献立作成時、1日の栄養価は総括成分表、アミノ酸組成、脂肪酸組成のすべての栄養価が計算できること。

19.1.4.1.15. 1日の献立に登録できる料理の上限数がマスタで自由に設定できること。

19.1.4.1.16. 献立作成時、基準となる食種の献立を同時に対比表示(他食種の献立内容及び他日付の献立内容)でき、自由にコピー編集ができること。

19.1.4.1.17. 献立作成時、栄養素は献立種別(食種)に任意に21種類まで、食品成分表より自由に選択し表示順を設定することができること。

19.1.4.1.18. 献立作成中、新規の料理マスタの作成が可能であり、料理変更をしたい時、形態別(煮物、焼物等)の料理参照ができること。

19.1.4.1.19. 献立作成画面にて、料理名の変更ができること。

19.1.4.1.20. 献立作成時、使用した食品に対し、りんご1個、みかん1/2個等の入力ができ現場用の献立表に反映できること。

19.1.4.1.21. 献立作成時、食品検索はカナ、名前、食品群別にでき、料理検索はカナ、名前、分類(煮物、焼物、汁物等)別にできること。

19.1.4.1.22. また、検索画面を開かなくても略称検索ができ、料理の略称検索の場合は食品3つまで食品名と可食量が表示されること。

19.1.4.1.23. 料理検索は、成分量(○以上、○未満、○前後)での検索ができること。(例:エネルギーが200kcal前後の料理)

19.1.4.1.24. 指定した食品での料理検索ができること。

19.1.4.1.25. 料理マスタおよび食品マスタの検索では、空番の検索も行えること。

19.1.4.1.26. 献立作成画面上でコメント代替対応(カリウム制限、肉禁等)の設定ができること。

19.1.4.1.27. 代替対応する料理に対して、コメントと紐付することで他の料理に変更できること。

19.1.4.1.28. 代替対応は、料理マスタにて設定をすることもできること。

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兵庫県立淡路医療センター 電子カルテシステム更新および影響部門システム更新要件定義書

19.   栄養部門システム 実現性 備考(具体的な実現方法、代替案等)

19.1.4.1.29. 別献立呼出機能にて、他の食種や他の患者の献立を確認しながら献立コピーができること。

19.1.4.1.30. コピーは朝・昼・夕・一日でのコピーができること。

19.1.4.1.31. 単一日付・単一献立管理の献立入力画面では、Undo機能にて3回まで変更内容を戻せること。

19.1.4.1.32. 献立は一画面7食種ずつの入力、修正及び登録ができること。

19.1.4.1.33. 表示する7食種の並びは設定できること。

19.1.4.1.34. 7食種は同一日表示することも、それぞれの食種で日付変更することも可能であること。

19.1.4.1.35. 7食種を並べて一食コピー、一日コピー、一料理コピーができること。

19.1.4.1.36. 一料理コピーの場合は、可食量の調整が可能なこと。

19.1.4.1.37. 献立作成画面にて、表示している7食種の栄養価を確認することができること。

19.1.4.1.38. 献立一覧入力画面ではドラッグ&ドロップにて料理単位でのコピーと、移動が可能なこと。

19.1.4.1.39. 献立は一画面で1食種7日間の入力、修正及び登録ができること。

19.1.4.1.40. 7日間は連続した7日間と指定した7日間のどちらでも表示可能なこと。

19.1.4.1.41. 7日間を並べて一食コピー、一日コピー、一料理コピーができること。

19.1.4.1.42. 選択した1日の栄養価、7日間の栄養価及び平均が表示できること。

19.1.4.1.43. 7日間の料理分類、料理、食品群、食品の重複チェックができ、重複する箇所が色でわかること。

19.1.4.1.44. 間食は食種毎、朝(10時頃)、昼(15時頃)、夕(18時頃)自由に設定できること。

19.1.4.1.45. 献立は一画面で3食種を表示し、料理・食品の修正及び登録ができること。

19.1.4.1.46. 食品の表示・非表示ができること。

19.1.4.1.47. 7種類の栄養価が表示されること。

19.1.4.1.48. 献立作成時、患者IDを献立管理コードとして個人献立を入力できること。

19.1.4.1.49. 個人献立作成時、基準となる患者の献立を同時に対比表示でき、自由にコピー編集ができること。

19.1.4.1.50. 個人献立を1患者7日間の入力、修正及び登録ができること。

19.1.4.1.51. 7日間は連続した7日間と指定した7日間のどちらでも表示可能なこと。

19.1.4.1.52. 7日間の栄養価が表示され、7日間の栄養価の平均も表示されること。

19.1.4.1.53. 個人献立を作成した患者の献立表の出力ができること。

19.1.4.1.54. 献立内使用食品チェックにて、指定した期間で、指定した食品が使用されている食種・日付・食区分・料理・可食量が表示されること。

19.1.4.1.55. 献立内使用料理チェックにて、指定した期間で、指定した料理が使用されている食種・日付・食区分・料理・可食量が表示されること。

19.1.4.1.56. 簡易クックチル機能として、料理マスタで調理日の設定ができること。

19.1.4.1.57. 調理日の設定は献立作成画面でも変更できること。

19.1.4.1.58. 現場指示書は「使用日」「調理日」どちらでも指定でき、調理日の場合は、設定した調理日に料理が表示されること。

19.1.4.1.59. 調理日設定した料理は、発注表に喫食日ではなく調理日に反映されること。

19.1.4.1.60. 予定献立は本体内に全食種2年以上のデータを管理できること。

19.1.4.1.61. 献立入力軽減の為、下記編集機能を持つこと。 ・1食毎、1日毎、日付幅指定により、ある食種から指定範囲食種へのコピー ・食品/料理の指定範囲食種及び日付における一括変更、挿入及び差替え ・日付毎の交換 ・料理単位指定によりコピー(例:糖尿食のみそ汁は常食からコピー、焼魚は高血圧食からコピー等) ・コピー時に可食量の調整が可能な事(例:可食量を1/2にしてコピー等)

19.1.4.1.62. 1ページに複数の食種の献立表は1ページに2~8食種指示した食種順に並べることができ、下記の設定で出力できること。また、間食のある食種は間食の印刷ができること。 ・栄養価出力    有/無 ・主食出力     する/しない ・人数       食事箋人数/発注人数 ・印鑑欄の出力   する/しない ・文字サイズ    食品、料理の文字サイズ9ポイント~18ポイントの設定 ・文字体      明朝体/ゴシック体 ・改頁       食区分毎に改頁

19.1.4.1.63. 献立変換機能にて、献立変更する食種としない食種を選択して変更できること。

19.1.4.1.64. 変更前の料理と変更後の料理で栄養価がどのように変わるか、食種毎に確認でき、変更する・しないと選択できること。

19.1.4.1.65. アレルギー、合併症等の患者は患者個人の献立が作成でき、現場指示書、発注書等へ自動的に反映すること。

19.1.4.1.66. アレルギーのチェック機能を有すること。(使用している食品に対してアレルギーコメントのチェックができること)

19.1.4.1.67. アレルギーの食品が使用されている患者一覧が表示でき、印刷・Excel保存もできること。

19.1.4.1.68. アレルギー食品が赤色で表示され、その食品が該当するか一目でわかること。

19.1.4.1.69. アレルギーチェックに該当する患者は、その画面から食品や料理の変更できること。

19.1.4.1.70. すでに発注済の料理かどうか料理に印が付いて判別できること。

19.1.4.1.71. アレルギーチェック画面から、選択した患者の個人献立画面への移行ができること。

19.1.4.1.72. アレルギー該当食品を変更すると、その患者が一覧に表示されないこと。

19.1.4.1.73. 同じアレルギーを持った患者が複数存在する場合は、アレルギー対応をしている別献立に一括で変更できること。

19.1.4.1.74. アレルギー以外の通常コメントを保持している患者の抽出もできること。(「自助食器使用」などの特別指示コメントがある患者の抽出ができること)

19.1.4.1.75. 選択メニューに対応していること。

19.1.4.1.76. 選択メニューの献立表や記入表を出力できること。

19.1.4.1.77. 選択メニュー表は料理写真を出力できること。

19.1.4.1.78. 病棟掲示のメニュー表はイラスト又は写真の出力ができること。イラスト又は写真はシステムに600程度内蔵していること。

19.1.4.1.79. メニュー表にはメッセージの出力ができること。

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19.1.4.1.80. イラストとメッセージは簡単に追加や修正ができること。

19.1.4.1.81. 病棟掲示のメニュー表は、5日・7日・10日・2週間・半月・月間で印刷できること。また以下の条件で印刷が可能なこと。 ・栄養価出力   あり/なし ・文字サイズ   10ポイント~18ポイント ・文字体     明朝体/ゴシック体 ・用紙サイズ   B5~A3 ・間食      あり/なし

19.1.4.1.82. 調理指示書は各食毎に料理名、食品名、1人分量、食種別に出力できること。

19.1.4.1.83. 現場指示関連表の料理、食品は設定により出力有・無が可能であること。

19.1.4.1.84. 食品仕分カードの出力ができること。

19.1.4.1.85. 登録された献立データより加熱加工記録簿(指定フォーマット)の作成ができること。

19.1.4.1.86. 検食簿、給食日誌に献立が反映でき、指定フォーマットで出力できること。

19.1.4.1.87. 個人毎の摂取状況管理ができること。

19.1.4.1.88. 摂取状況は個人指定、期間幅指定の栄養価を表示及び印刷できること。

19.1.4.1.89. 食品成分表改定時(栄養素の追加、栄養価の変更)は、マスタ設定、またはCD媒体の更新等の対応が可能であること。

19.1.5. 材料管理 ― ―19.1.5.1. 材料管理機能 ― ―19.1.5.1.1. 食品は即日、準貯蔵(数日の冷蔵品等)、貯蔵の3区分で管理できること。

19.1.5.1.2. 貯蔵食品は先入れ先出し法とし、旧単価分が終わり次第、自動的に新単価に更新できること。

19.1.5.1.3. 貯蔵食品は廃棄処理(油、缶詰類等)ができ廃棄分は食材費に反映すること。但し栄養価へは反映させないこと。

19.1.5.1.4. 在庫食品自動引き落とし処理により作成された入出庫データは、食品毎に月末時又は随時、現在庫量をもとに一括修正できること。

19.1.5.1.5. 棚卸処理は随時できること。その時の単位は調理単位、発注単位のどちらでも可能であること。

19.1.5.1.6. 仕入先のマスタ登録ができること。

19.1.5.1.7. 見積処理ができること。

19.1.5.1.8. 見積は1食品に対し10業者の単価比較ができること。

19.1.5.1.9. 見積入力は食品一覧に対し、10業者の単価を一括入力できる機能を持つこと。

19.1.5.1.10. 見積依頼書は食品毎の見積期間別(15日・1ヶ月・3ヶ月・6ヶ月)に自動的に出力できること。

19.1.5.1.11. 発注は見積処理の仕入業者及び単価が自動的に反映すること。

19.1.5.1.12. 発注集計は何度でもやり直しができ、同一食品を同一期間内で複数業者に発注できること。

19.1.5.1.13. 発注集計や発注用食数処理は、集計期間と実行日時の履歴を参照できること。

19.1.5.1.14. 指定日の発注を一括で違う仕入先に変更できること。

19.1.5.1.15. 納品日を一括で変更できること

19.1.5.1.16. 発注時の単位(1g、10g、100g、箱、袋等)は食品毎に設定できること。

19.1.5.1.17. 発注は常食、軟食、特食の区分、あるいは患者合計のみの区分どちらでも出力ができること。

19.1.5.1.18. 発注量と最終予定必要量の比較が一覧(当日発注チェック表)で随時表示、印刷ができ、食材の無駄を極力無くす仕組みがあること

19.1.5.1.19. 発注表の出力ができること。

19.1.5.1.20. 発注表は9パタンまで登録でき、業者によって使い分けることができること。

19.1.5.1.21. 発注表のレイアウトは設定画面で、使用日・納品日・食品名・食区分名称・発注単位・発注量合計・発注量(朝)・発注量(昼)・発注量(夕)等の項目を選択でき、列幅・フォントサイズ・タイトルの変更ができること。

19.1.5.1.22. また、発注表に検収簿を表示することができること。

19.1.5.1.23. 発注量と最終予定必要量の比較が一覧(当日発注チェック表)で随時表示、印刷ができ、食材の無駄を極力無くす仕組みがあること。

19.1.5.1.24. 食品は全食品に対して曜日により納品日及び朝・昼・夕の指定ができること。(朝・昼使用食品は月~金曜日分は前日の昼まで、土、日曜日は前々日の夕まで等)

19.1.5.1.25. コメント指示の内容(肉禁、魚禁、牛乳禁等)により、材料の発注を自動的に調整できること。

19.1.5.1.26. 発注用食数は現時点の入院患者データをもとに集計し、この食数を修正、変更することにより確定できること。

19.1.5.1.27. 発注食数は日別/食種別/朝・昼・夕別の予定人数の修正ができること。

19.1.5.1.28. 自動で予定人数に指定した食数を追加する機能があること。(食種により、食数を2足したり5足したり指定でき、指定した食数が自動で追加される)

19.1.5.1.29. 発注用食数は過去の指定した日付からコピーが可能なこと。

19.1.5.1.30. 購入処理中は常に仕入先の合計金額を表示できること。

19.1.5.1.31. 食品の検収時に、検収簿の作成ができ、温度、鮮度等の管理ができること。

19.1.5.1.32. 発注データの修正は単品・業者一括のどちらでも可能なこと。

19.1.5.1.33. 納品処理は単品・業者一括のどちらでも可能なこと。

19.1.5.1.34. 業者毎の合計購入金額を表示した日別の購入チェック表が出力できること。

19.1.5.1.35. 業者毎の購入食品・数量・単価・金額を表示した日別の詳細購入チェック表が出力できること。

19.1.5.1.36. 業者別購入金額日計表が出力できること。

19.1.5.1.37. 消費税は内税、非課税、税率設定ができ、かつ各々仕入毎に登録できること。

19.1.5.1.38. 見積・契約・発注において見積及び発注は包装・調理単位で行い、契約はKg単位で処理ができること。(例:魚の切身60g/枚、80g/枚を10枚等発注し、契約単価はKg単位で行う)

19.1.5.1.39. 購入伺書(発注書)は1ヶ月分を15日と残り日幅で出力できること。

19.1.5.1.40. 食材費は食種毎に朝・昼・夕で印刷できること。

19.1.5.1.41. 支払負担行為額(業者別、1旬、1ヶ月)、食糧費経理状況等が出力できること。

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19.   栄養部門システム 実現性 備考(具体的な実現方法、代替案等)

19.1.5.1.42. 購入、在庫管理の事務処理において購入伺(発注書)、供用簿等が指定様式で出力できること。

19.1.6. 帳票出力 ― ―19.1.6.1. 食数表 ― ―19.1.6.1.1. 次の食数表関係のプレビュー及び印刷ができること。

 ・食札 ・食数集計表(食、日区分) ・主食集計表(食、日区分) ・食種・主食別集計表 ・コメント集計表(食区分) ・コメント集計表(食種・コメント) ・コメント集計表(コメント・食種) ・コメント該当者一覧表 ・食事箋変更者一覧表 ・配膳一覧表 ・調乳集計表 ・調乳患者一覧 ・濃厚流動食集計表 ・濃厚流動患者一覧 ・時間外変更者リスト

19.1.6.2. 献立表 ― ―19.1.6.2.1. 次の献立表関係のプレビュー及び印刷ができること。

 ・メニュー表(7日、10日、14日、1ヶ月) ・献立表(食種・日別) ・献立表(日・食種別) ・複数食種献立表(2食種~8食種並び/1P) ・献立表(糖尿単位) ・献立表(腎臓単位) ・選択食メニュー一覧表 ・選択食用献立表(配布用) ・食品量検討表 ・栄養試算表 ・食種別食品量日計表

19.1.6.3. 現場指示書 ― ―19.1.6.3.1. 次の現場指示表関係のプレビュー及び印刷ができること。

 ・料理一覧表 ・料理作成指示書 ・食品別料理仕訳表 ・食品仕訳表 ・調理指示書 ・食品仕訳カード ・加熱加工記録簿

19.1.6.4. 見積・発注・購入・在庫表 ― ―19.1.6.4.1. 次の見積・発注・購入・在庫表関係のプレビュー及び印刷ができること。

 ・見積依頼書 ・見積比較表 ・同値一覧表 ・予定価格調書 ・契約品目内訳書 ・購入伺書 ・発注チェック表 ・当日発注チェック表 ・発注表 ・発注人数表 ・未納品リスト ・購入チェック表 ・在庫食品使用予定表 ・在庫一覧表 ・食品検収簿 ・食品単価変動表

19.1.6.5. 食品構成・摂取状況 ― ―19.1.6.5.1. 次の食品構成・摂取状況関係のプレビュー及び印刷ができること。

 ・食品構成表 ・食品群別荷重平均成分表 ・食品群別荷重平均成分集計表 ・摂取状況表 ・摂取状況一覧表

19.1.7. 統計管理(日・月・年報) ― ―19.1.7.1. 全般 ― ―19.1.7.1.1. 栄養報告書(月報)の食種範囲及び栄養素(21栄養素内)は、自由の設定の上、印刷でき

ること。19.1.7.1.2. 月報はいつでも再出力可能とすること。

19.1.7.1.3. 日・月・年報の帳表タイトル名称は自由に変更ができること。

19.1.7.1.4. 栄養報告書(月報)及び特定給食施設栄養報告書は1ヶ月間の食品使用合計量(購入量又は実施使用量)により計算されていること。

19.1.7.1.5. 施設独自の荷重平均値の算出ができること。

19.1.7.1.6. 加重平均値は予定献立又は実績栄養報告からの使用食品の栄養価により算出ができ、独自の荷重平均値を食品構成表に反映できること。

19.1.7.2. 日報 ― ―19.1.7.2.1. 次の日報のプレビュー及び印刷ができること。

 ・栄養日報 ・実施献立表 ・食品消費一覧表 ・群別消費金額一覧表 ・実施給食集計表(病棟別) ・実施給食集計表(合計) ・実施給食集計表(病棟別・食種グループ分類) ・実施給食集計表(合計・食種グループ分類) ・入退院一覧表 ・選択食数表 ・仕入一覧表 ・仕入明細表 ・検食簿 ・給食日誌

19.1.7.3. 月報 ― ―19.1.7.3.1. 次の月報のプレビュー及び印刷ができること。

 ・栄養月報 ・給食食品量表 ・食品量日計表 ・食品消費一覧表 ・群別消費金額一覧表 ・実施給食集計表(病棟別) ・実施給食集計表(合計) ・実施給食集計表(病棟別・食種グループ分類) ・実施給食集計表(合計・食種グループ分類) ・患者年齢構成加重平均所要量表 ・食数日計表 ・人数日計表 ・患者食歴表 ・食事箋履歴一覧表 ・仕入明細表 ・仕入一覧表 ・仕入先別購入金額日計表 ・受払一覧表 ・在庫一覧表 ・棚卸一覧表 ・在庫残高記入表 ・特定給食施設栄養報告書(指定様式) ・食種別栄養価一覧表 ・食種別単価一覧表

19.1.7.4. 年報 ― ―19.1.7.4.1. 次の年報のプレビュー及び印刷ができること。

 ・栄養年報 ・群別給食集計表(病棟別) ・実施給食集計表(合計) ・実施給食集計表(病棟別、食種グループ分類) ・実施給食集計表(合計、食種グループ分類)

19.1.8. その他 ― ―19.1.8.1. その他 ― ―19.1.8.1.1. 既存システムのマスタ等を移行すること。その際の費用は導入時の費用に含めること。

19.1.8.1.2. 操作説明及び導入作業は6回以上の訪問による対応とすること。

19.1.8.1.3. 365日7時から19時の保守体制を整えていること。

19.1.8.1.4. インターネット及び電話回線を使用したリモートメンテナンスでの遠隔保守ができること。

19.1.8.1.5. 上記時間帯は保守人員が社内に常駐しており、電話対応・リモート対応がすぐにできること。

19.1.8.1.6. 問い合わせ対応専用の応対者(コールセンター)が10名以上在籍していること。

19.1.8.1.7. コールセンターの応対者は原則的にSEやPGが在籍し、運用面以外の技術的対応が可能なこと。

19.1.8.1.8. 問い合わせは専用のナビダイヤルもしくはフリーダイヤル等を設け、ボタン操作で直接、コールセンターへ連絡が取れること。

19.1.8.1.9. 食品成分表、食事摂取基準の改定対応は保守内で対応すること。

19.1.8.1.10. 全国に600以上の施設に導入していること。

19.1.8.1.11. 病床数400床以上の病院に80箇所以上導入していること。

19.2. 栄養指導システム ― ―

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兵庫県立淡路医療センター 電子カルテシステム更新および影響部門システム更新要件定義書

19.   栄養部門システム 実現性 備考(具体的な実現方法、代替案等)

19.2.1. 共通機能 ― ―19.2.1.1. 全般 ― ―19.2.1.1.1. パスワード、ユーザIDにより職種権限を管理し、すべての業務に対し職種制限により、利

用制限ができること。19.2.1.1.2. 栄養管理システムと連携して、患者基本属性データ及び入院患者食事量の取込ができるこ

と。19.2.2. 連携 ― ―19.2.2.1. 電子カルテシステムとの連携 ― ―19.2.2.1.1. 電子カルテシステムと連携し、栄養指導箋情報(患者属性、栄養指示量等)が取込めるこ

と。19.2.2.1.2. 「栄養指導記録表」を作成できること。また、「栄養指導記録表」等の帳票はPDFファイ

ル等で、電子カルテシステムへ送信できること。19.2.2.1.3. 電子カルテシステムと連携し、検査データが取込めること。

19.2.3. 栄養指導 ― ―19.2.3.1. 栄養指導機能 ― ―19.2.3.1.1. 入院、外来の個別、集団の栄養指導ができること。

19.2.3.1.2. 栄養指導依頼入力の修正、変更が可能であること。

19.2.3.1.3. 栄養指導歴照会が可能なこと。

19.2.3.1.4. 導入時に写真付料理マスターは800以上内蔵していること。

19.2.3.1.5. 摂取献立を把握する方法として、画像を見ながらの入力、問診表からの概算、料理や食品のコード・カナからの入力ができること。

19.2.3.1.6. 献立入力画面にて栄養価の確認ができ、栄養バランス結果も確認できること。また、過去のデータと比較できること。

19.2.3.1.7. 問診表(摂取状況)形式での聞き取りは、使用側で独自設定ができること。

19.2.3.1.8. 問診表はマウスで選択だけでなく「Enter」キーでも選択できること。

19.2.3.1.9. 各種の情報を数値のみではなく、棒グラフ・折れ線グラフ・レーダーチャートを用いて表示し、視覚的に表示できること。

19.2.3.1.10. 栄養バランスチャートは個人毎に自由に栄養素を設定選択できること。

19.2.3.1.11. 個人毎に栄養価目標、糖尿目標、腎臓目標、食品群目標が設定できること。

19.2.3.1.12. 栄養バランス、栄養比率、PFCバランス、糖尿病交換表、腎臓交換表 チャート及び群別摂取割合の分析ができ、指定した日付の出力をすることが可能であること。

19.2.3.1.13. 患者へのアドバイスは、栄養結果を基にマスタから自動で呼び出すことができること。

19.2.3.1.14. 患者へのコメントは、タイトルを選択することでマスタからコメントが選べること。

19.2.3.1.15. 大勢の数日間の診断結果が連続して入出力できること。

19.2.3.1.16. 外来患者の体調等の聞き取り管理ができること。

19.2.3.1.17. 生活記録の管理ができること。

19.2.3.1.18. 検査結果の管理ができること。

19.2.3.1.19. 栄養指導の件数の統計(病態別、加算・非加算、栄養士、個人別)処理ができること。

19.2.3.1.20. カレンダ表示形式で予約管理ができること。

19.2.3.1.21. 下記の栄養結果統計処理が行えること。・ 患者属性及び全ての栄養結果、結果%の統計処理・ 様々な抽出条件(病名、年齢、性別、臨床、身体状況、栄養結果等)で統計処理が行えること。また、CSV出力が可能であること。

19.2.3.1.22. 身長、体重、年齢、性別からBEE、BMI、IBW、必要水分量、必要蛋白質量、補正BEEが自動計算され表示できること。

19.2.3.1.23. 身長不明で測定不能の場合、膝高計測器の値が入力でき、自動計算され、推定身長、推定体重が表示されること。

19.2.3.1.24. 食品と服用薬剤の副作用チェックの表示及び印刷が可能であること。

19.2.3.1.25. 病態別栄養指導方法の表示及び印刷が可能であること。

19.2.3.1.26. 病名に応じたモデル献立を作成し、出力できること。

19.2.3.1.27. モデル献立表は、栄養価や料理画像を表示させて出力できること。

19.2.3.1.28. モデル献立表は、作り方を表示できること。(表示するかしないか選択できること)

19.2.3.1.29. 指定した期間のメニュー表を出力できること。

19.2.3.1.30. 輸液、経管栄養、補食等の入力も可能であること。

19.2.3.1.31. 問題リスト、初期計画、経過記録はSOAP形式での登録及び履歴管理ができること

19.2.3.1.32. 問題リスト、初期計画、経過記録を入力する際に、身体歴、検査結果、栄養結果、栄養価期間平均を表示させ、確認しながら入力ができること。

19.2.3.1.33. 集団栄養指導は対象者に対し、一括で受け付け及び実施入力ができること

19.2.3.1.34. デジタルカメラ・スキャナ等で料理画像を取込むことができること

19.2.3.2. 統計 ― ―

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兵庫県立淡路医療センター 電子カルテシステム更新および影響部門システム更新要件定義書

19.   栄養部門システム 実現性 備考(具体的な実現方法、代替案等)

19.2.3.2.1. 次の資料を作成できること  ・患者基礎情報  ・栄養指導記録表(入院)  ・栄養指導記録表(入院初期調査)  ・外来栄養指導記録表  ・栄養診断結果表  ・集団栄養指導記録表  ・食生活調査票  ・栄養指導表  ・食事状況調査票  ・摂取状況調査結果表  ・献立表  ・献立表(糖尿単位)  ・献立表(腎臓単位)  ・消費エネルギー一覧表  ・検査歴一覧表  ・問題リスト  ・初期計画  ・経過記録  ・退院時要約用紙  ・生活記録  ・各種統計表

19.2.3.3. ダッシュボード ― ―19.2.3.3.1. 統計情報を表示できるダッシュボード機能を有していること。

19.2.3.3.2. ダッシュボード機能は、円グラフ、棒グラフ、折れ線グラフ等で一目で分析ができる画面であること。

19.2.3.3.3. ダッシュボード画面は、各スタッフ毎に設定ができること。

19.2.3.3.4. ダッシュボード画面は、テンプレートを用いて作成できること。

19.2.3.3.5. ダッシュボード画面設定は、ドラッグ&ドロップにて容易に設定できること。

19.2.3.3.6. ダッシュボード画面は、最大6つの項目を1画面に表示できること。

19.2.3.3.7. 見易さのため、1つの項目を大きく表示したりすることができること。

19.2.3.3.8. ダッシュボード画面から詳細データ画面へ遷移できること。

19.2.3.3.9. 権限により、選択できるダッシュボードが制限できること。

19.3. NST支援システム ― ―19.3.1. 共通機能 ― ―19.3.1.1. 全般 ― ―19.3.1.1.1. アプリケーションを集中管理し、施設の管理コスト削減の為Web型であること。

19.3.1.1.2. 電子カルテからアドレス指定でリンクできること。

19.3.1.1.3. ライセンスフリーで電子カルテ端末のどこからでも使用できること。

19.3.1.1.4. 多施設管理が可能で、地域連携で利用できること。

19.3.1.1.5. チームメンバーや職種別、指定した利用者へメッセージ送信できること。

19.3.1.1.6. 掲示板でシステム利用者全員へ通知が行えること。

19.3.1.1.7. 各帳票のレイアウトが運用に合わせ、変更できること。

19.3.1.1.8. 入力画面及び一覧系画面共に病院と協議の上、運用にあった画面構築を行うこと

19.3.1.1.9. 各画面で入力されたデータは、CSV出力できること。

19.3.1.1.10. 各帳票はEXCEL(xlsx)形式で出力できること。

19.3.1.1.11. 入力されたデータは日付毎に管理できること。

19.3.1.1.12. また、最終更新者・日時の確認ができること。

19.3.1.1.13. データの入力履歴をPDF保存し、確認できること。

19.3.1.1.14. 日付は、カレンダーを使用して入力できること。

19.3.1.1.15. 各画面(同一画面を含む)を複数ウィンドウで起動でき、過去分や別画面を並べて比較、入力ができること。

19.3.2. マスタ設定 ― ―19.3.2.1. 共通 ― ―19.3.2.1.1. 画面名称を自由に設定できること。

19.3.2.1.2. メニューは職種毎に設定できること。

19.3.2.1.3. また、メニューはチーム毎にグループ化できること。

19.3.2.1.4. 項目毎に入力可・入力不可を設定できること。

19.3.2.1.5. 各項目のタイトル名称は自由に設定できること。

19.3.2.1.6. 項目毎にデータの表示日数が設定できること。(例:体重90日以内,Alb30日以内など)

19.3.2.1.7. また、入院期間中のデータを取得するか設定できること。

19.3.2.1.8. 数値入力項目については、単位の設定が自由に行えること。

19.3.2.1.9. また、小数点以下表示桁数の設定が行えること。

19.3.2.1.10. また、入力範囲の設定による入力制限が可能なこと。

19.3.2.1.11. 項目毎に表示位置を設定できること。

19.3.2.1.12. また、表示幅を設定できること。

19.3.2.1.13. また、表示高さを設定できること。

19.3.2.2. 計算式 ― ―19.3.2.2.1. 項目別にマスタ設定が可能であること。

19.3.2.2.2. 計算式は、和算・減算・乗算・除算を自由に設定できること。

19.3.2.2.3. JARD2001を使用して計算式を設定できること。

19.3.2.2.4. 個人の年齢を用いて計算式を設定できること。

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19.   栄養部門システム 実現性 備考(具体的な実現方法、代替案等)

19.3.2.2.5. 個人の年齢を計算式の条件として設定できること。

19.3.2.2.6. 個人の性別を計算式の条件として設定できること。

19.3.2.2.7. また、性別と年齢の条件を組み合わせて設定できること。

19.3.2.2.8. 入力された数値データを元に計算が可能であること。

19.3.2.2.9. 選択入力された結果を計算式の条件として設定できること。

19.3.2.2.10. 日付入力項目においても日数の和算・減算が可能であること。

19.3.2.3. 判定 ― ―19.3.2.3.1. 数値入力において、範囲を条件に点数を設定できること。

(例:BMI 15未満:2点,18未満:1点,18以上:0点など)19.3.2.3.2. 選択入力において、選択した内容を条件に点数を設定できること。

19.3.2.3.3. 点数は、個別表示・合計表示ともに可能であること。

19.3.2.3.4. 点数の範囲を条件に判定が行えること。(例:0~1点:軽度栄養不良,2~3点:中等度栄養不良,4点以上:高度栄養不良など)

19.3.2.3.5. 入力画面においては、判定結果の文字色を設定できること。

19.3.2.3.6. 一覧画面においては、判定結果の文字色を設定できること。

19.3.2.3.7. 入力画面においては、個人の情報を元に判定結果を変更できること。

19.3.2.4. 患者属性 ― ―19.3.2.4.1. 選択された個人の情報を表示できること。

19.3.2.4.2. 基本情報(ID,氏名,カナ名,生年月日,年齢,性別)の中から表示する項目を設定できること。

19.3.2.4.3. 入院情報(入院日,主治医,病棟,病室,診療科)の中から表示する項目を設定できること。

19.3.2.4.4. 病名情報(主病名,直近病名,入院時主病名)の中から表示する項目を設定できること。

19.3.2.4.5. 入力データの中から表示する項目を設定できること。

19.3.2.5. 入力画面 ― ―19.3.2.5.1. 枠毎の背景色が設定できること。

19.3.2.5.2. タブをマスタ設定にて作成でき、枠毎にどのタブ内に表示するか自由に設定できること。

19.3.2.5.3. 項目毎に日付期間で使用期間が設定できること。

19.3.2.5.4. 各タイトルの色・強調表示の設定ができること。

19.3.2.5.5. 入力項目は、数値入力、選択入力(単一選択・複数選択・リスト)、フリー入力、日付入力の中から運用に合ったものを設定できること。

19.3.2.5.6. 選択入力においては、選択する内容を自由に設定できること。

19.3.2.5.7. 項目毎に規定値を登録でき、新規作成時自動的に表示するデータを設定できること。

19.3.2.5.8. 数値・フリー入力の際、テンプレートより選択入力できること。

19.3.2.5.9. 記録されたデータが履歴で確認でき、検索されたデータより選択入力できること。(例:過去の体重、病名検索など)

19.3.2.5.10. 身体計測マスタ(身長、体重、BMI、膝高など)の入力項目を表示設定できること。

19.3.2.5.11. 検査マスタ(Alb、Hb、TP、TTRなど)の入力項目を表示設定できること。

19.3.2.5.12. 検査マスタの基準値を設定し、検査結果異常値の場合「H」「L」表記と文字色設定ができること。

19.3.2.5.13. 他画面で入力されたデータを使用し、入力が行えること。

19.3.2.5.14. 食事内容を食種・主食を食区分別に表示設定できること。

19.3.2.5.15. 付加食の内容を食区分別に表示設定できること。

19.3.2.5.16. 経腸栄養剤の内容を表示設定できること。

19.3.2.5.17. 静脈栄養の投与状況を表示設定できること。

19.3.2.5.18. 喫食率の入力項目を表示設定できること。

19.3.2.5.19. 給与栄養量(経口・経腸・静脈栄養)を個別に計算し、表示設定できること。

19.3.2.5.20. 給与栄養量(経口・経腸・静脈栄養)の合計を計算し、表示設定できること。

19.3.2.5.21. 目標栄養量を表示設定できること。

19.3.2.5.22. 充足率を表示設定できること。

19.3.2.5.23. 入力必須項目の設定ができること。

19.3.2.5.24. 選択項目による入力制限が行えること。

19.3.2.5.25. 画像を保存及び表示できること。

19.3.2.5.26. 入力支援として、入力画面上で参考文献などをHTML,PDF参照できること。

19.3.2.5.27. サイン欄や依頼、確認、承認者名の入力箇所において、ログイン者の名前をワンクリックで登録できること。

19.3.2.5.28. 選択項目(ラジオボタン)のチェック箇所に応じて、入力内容を切り替える事ができること。また、帳票においてもチェックした内容に応じて、切替が可能なこと。

19.3.2.6. 経過画面 ― ―19.3.2.6.1. 項目毎に職種別の権限(入力可・参照のみ・参照不可)の設定ができること。

19.3.2.6.2. 表示項目は、マスタ設定できること。

19.3.2.6.3. 項目毎に使用期間が設定できること。

19.3.2.6.4. 経過表の中に直接フリー入力が可能な項目を作成できること。

19.3.2.6.5. 経過記録の表示日数は、1~10日の間で設定ができること。

19.3.2.6.6. 表示方法については、「全表示項目内よりデータ存在日より」「登録日より」「日別」の設定ができること。

19.3.2.6.7. また、「登録日より」の場合、どの画面が登録された場合に経過記録へ展開するか設定できること。

19.3.2.6.8. ヘッダー行、データ行単位で背景色を自由に設定できること。

19.3.2.7. 一覧入力 ― ―19.3.2.7.1. 入院患者の一覧を表示できること。

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19.   栄養部門システム 実現性 備考(具体的な実現方法、代替案等)

19.3.2.7.2. 表示項目はマスタ設定できること。

19.3.2.7.3. データの表示位置(左寄せ・中央・右寄せ)を設定できること。

19.3.2.7.4. 任意のタイトル列を固定表示できること。

19.3.2.7.5. 個人の基本情報(ID,氏名,カナ名,生年月日,年齢,性別)を設定できること。

19.3.2.7.6. 入院情報(入院日,主治医,病棟,病室,診療科)を設定できること。

19.3.2.7.7. 食事内容を食種・主食を区分別に表示設定できること。

19.3.2.7.8. 付加食の内容を区分別に表示設定できること。

19.3.2.7.9. 経腸栄養剤の内容を表示設定できること。

19.3.2.7.10. 静脈栄養の投与状況を表示設定できること。

19.3.2.7.11. 喫食率の入力項目を表示設定できること。

19.3.2.7.12. 給与栄養量(経口・経腸・静脈栄養)を個別に計算し、表示設定できること。

19.3.2.7.13. 給与栄養量(経口・経腸・静脈栄養)の合計を計算し、表示設定できること。

19.3.2.7.14. 患者基本情報を元に抽出できること。(例:病棟、診療科、性別、年齢)

19.3.2.7.15. 個人の基本情報(ID,氏名,カナ名,生年月日,年齢,性別)の設定で抽出できること。

19.3.2.7.16. 入院情報(入院日,主治医,病棟,病室,診療科)の設定で抽出できること。

19.3.2.7.17. 数値項目においては、「等しい」「以上」「以下」「未満」「より大きい」「範囲」の設定で抽出できること。

19.3.2.7.18. 選択項目においては、選択された結果を元に抽出できること。

19.3.2.7.19. 日付項目においては、「等しい」「以上」「以下」「未満」「より大きい」「範囲」の設定で抽出できること。

19.3.2.7.20. フリー入力においては、先頭文字列より検索設定で抽出できること。

19.3.2.7.21. 表示された列より並び替えの設定ができること。

19.3.2.7.22. 一覧画面より入力画面・経過画面へリンクできること。

19.3.2.7.23. 抽出された条件は、利用者別に保存され次回画面表示時に前回の抽出条件が反映されること。

19.3.2.7.24. 数値入力においては、一覧画面上で入力ができること。

19.3.2.7.25. また、チェック項目についても同様に入力ができること。

19.3.2.7.26. 各列の背景色を自由に設定できること。

19.3.2.7.27. マスタ設定にて各画面の最終登録日を表示でき、ワンクリックで該当実施日の画面を起動し、参照・追記できること。

19.3.2.8. 帳票 ― ―19.3.2.8.1. 出力する帳票の用紙サイズを設定できること。

19.3.2.8.2. 出力する帳票の表示倍率を設定できること。

19.3.2.8.3. 入力画面から帳票出力できるよう設定できること。

19.3.2.8.4. 一覧画面から帳票出力できるよう設定できること。

19.3.2.8.5. 経過記録画面から帳票出力できるよう設定できること。

19.3.2.8.6. 入力画面で登録されたデータを出力できること。

19.3.2.8.7. また、他画面で登録されたデータも出力できること。

19.3.2.8.8. 基本情報(ID,氏名,カナ名,生年月日,年齢,性別)の中から表示する項目を設定できること。

19.3.2.8.9. 入院情報(入院日,主治医,病棟,病室,診療科)の中から表示する項目を設定できること。

19.3.2.8.10. 病名情報(主病名,直近病名,入院時主病名)の中から表示する項目を設定できること。

19.3.2.8.11. 登録された画像データのサイズを帳票のレイアウトに合わせて設定できること。

19.3.2.8.12. 入力画面の登録日を設定できること。

19.3.2.8.13. 一覧形式の帳票を出力する場合、改ページポイントを設定できること。

19.3.2.9. 統計 ― ―19.3.2.9.1. 統計処理において、日付範囲指定を行えること。

19.3.2.9.2. 登録されたデータは、画面毎にCSV出力できること。

19.3.2.9.3. 登録された画面毎の件数を出力できること。

19.3.2.9.4. 数値データについては、合計・平均・件数から出力する結果として設定できること。

19.3.2.9.5. 選択項目については、選択された項目毎の件数を結果として設定できること。

19.3.2.9.6. フリー入力においては、入力された結果別に件数を出力できること。

19.3.2.9.7. 患者属性(性別、年齢など)について、集計結果を出力できること。

19.3.3. NST機能 ― ―19.3.3.1. スクリーニング ― ―19.3.3.1.1. スクリーニングの作成ができること。

19.3.3.1.2. 病院独自のレイアウトで作成できること。

19.3.3.1.3. 職種毎に制限の設定が可能であり、必須入力制限が行えること。

19.3.3.1.4. 表示させたい身体計測データについては、病院独自で設定できること。

19.3.3.1.5. 上記身体計測データについては、過去何日以内のデータを表示するか設定できること。

19.3.3.1.6. いつの検査データか日付が表示されること。

19.3.3.1.7. 入力するスクリーニング項目をマスタで設定できること。

19.3.3.1.8. 設定された項目で点数計算および自動判定が行えること。

19.3.3.1.9. 各項目はプルダウン式・チェック式・マスタ検索などの設定ができること。

19.3.3.1.10. スクリーニング完了した患者を一覧で確認できること。

19.3.3.2. 栄養管理計画書 ― ―

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兵庫県立淡路医療センター 電子カルテシステム更新および影響部門システム更新要件定義書

19.   栄養部門システム 実現性 備考(具体的な実現方法、代替案等)

19.3.3.2.1. 栄養管理計画書について、複数の書式が作成できること。(例:小児用の栄養管理計画書、退院時の栄養管理計画書、栄養管理に関する情報提供書等)

19.3.3.2.2. 病院独自のレイアウトで作成できること。

19.3.3.2.3. 職種毎に制限の設定が可能であり、必須入力制限が行えること。

19.3.3.2.4. 職種毎の入力箇所別に背景色を設定できること。

19.3.3.2.5. 職種毎にデータ登録者を自動入力設定できること。

19.3.3.2.6. 一度登録されたデータの実施日を初期表示できること。

19.3.3.2.7. スクリーニングで入力されたデータを参照できること。

19.3.3.2.8. 表示させたい身体計測データについては、病院独自で設定できること。

19.3.3.2.9. 上記身体計測データについては、過去何日以内のデータを表示するか設定できること。

19.3.3.2.10. いつの身体計測データか日付が表示されること。

19.3.3.2.11. 表示させたい検査項目については、病院独自で設定できること。

19.3.3.2.12. 上記検査データについては、過去何日以内のデータを表示するか設定できること。

19.3.3.2.13. いつの検査データか日付が表示されること。

19.3.3.2.14. 検査項目毎に基準値(○以上、○以下)を設け、基準値を外れる場合は、印が付くこと。

19.3.3.2.15. 活動係数やストレス係数などは、病院独自のマスタから選択入力できること。

19.3.3.2.16. 目標栄養量は、計算式の設定を使用し算出できること。

19.3.3.2.17. 食事内容を画面上に表示設定できること。

19.3.3.2.18. 経腸栄養の投与状況を画面上に表示できること。

19.3.3.2.19. 静脈栄養の投与状況を画面上に表示できること。

19.3.3.2.20. 給与栄養量(経口・経腸・静脈栄養)を個別に計算し、画面上に表示できること。

19.3.3.2.21. 給与栄養量(経口・経腸・静脈栄養)の合計を計算し、画面上に表示できること。

19.3.3.2.22. 給与栄養量と目標栄養量を元に充足率を計算できること。

19.3.3.2.23. 栄養プランニング機能を有すること。(現在の摂取栄養量とプランニングされた情報で比較できること)

19.3.3.2.24. 再評価予定日の入力が行えること。

19.3.3.2.25. 再評価日は「1週間後」「2週間後」などの設定ができ、選択すると日付が自動で表示されること。

19.3.3.2.26. また、栄養状態に合わせて日数設定ができること。

19.3.3.2.27. 各項目はプルダウン式・チェック式・マスタ検索などの設定ができること。

19.3.3.2.28. 栄養管理計画書を作成した一覧が参照できること。

19.3.3.2.29. 上記の一覧については、職種毎に作成したか否かの表示が行えること。

19.3.3.2.30. また、再評価予定日の期間で患者を抽出できること。

19.3.3.2.31. また、そこから作成画面にリンクできること。

19.3.3.2.32. 作成した算定情報を医事会計システムへ送信できるか、または、医事部門に栄養管理実施加算対象者を連絡するための一覧表が出力できること。

19.3.3.2.33. 作成した栄養管理計画書を電子カルテより参照できること。

19.3.3.3. 栄養プランニング ― ―19.3.3.3.1. 患者の現在の食事や投与情報に影響を与えず、栄養計画ができること。

19.3.3.3.2. 現在の摂取栄養量と、プランニングされた情報で比較ができること。

19.3.3.3.3. 画面上で現在の食事情報を表示し、プランニング内容との比較ができること。

19.3.3.3.4. 摂取栄養量とプランニング内容をグラフ表示にて比較できること。

19.3.3.3.5. 食事情報や投与情報を入力/修正する度に、栄養量及びグラフが変化すること。

19.3.3.4. ラウンド/カンファレンス ― ―19.3.3.4.1. 主治医や病棟看護師などがNSTメンバーへNST介入依頼できること。

19.3.3.4.2. 一覧画面にて、NST依頼がある患者の抽出できること。

19.3.3.4.3. また、栄養状態や検査値範囲などで抽出できること。

19.3.3.4.4. 抽出した一覧より、要ラウンド対象患者の登録が行えること。

19.3.3.4.5. ラウンド対象患者は、病棟毎に抽出でき、印刷ができること。

19.3.3.4.6. また、一覧画面よりラウンド/カンファレンス記録画面へリンクすること。

19.3.3.4.7. ラウンド/カンファレンス記録を記載できること。

19.3.3.4.8. 記録を記載されるときには、同時に経過記録が展開できること。

19.3.3.4.9. NST介入終了ができること。

19.3.3.4.10. また、介入終了した場合は一覧画面から除外できること。

19.3.3.4.11. また、介入終了時の転記内容を記載できること。

19.3.3.5. 栄養治療実施計画書兼報告書 ― ―19.3.3.5.1. 栄養治療実施計画書兼報告書の作成ができること。

19.3.3.5.2. 病院独自のレイアウトで作成できること。

19.3.3.5.3. 栄養治療実施計画書兼報告書は病院用、患者用の作成できること。

19.3.3.5.4. NST専従者、チーム内のメンバーは初期表示、マスタより検索できること。

19.3.3.5.5. 検査データについては、過去何日以内等の設定ができること。

19.3.3.5.6. いつの検査データか日付が表示されること。

19.3.3.5.7. 各項目はプルダウン式・チェック式・マスタ検索などの設定ができること。

19.3.3.5.8. 食事内容を画面上に表示設定できること。

19.3.3.5.9. 経腸栄養の投与状況を画面上に表示できること。

19.3.3.5.10. 静脈栄養の投与状況を画面上に表示できること。

19.3.3.5.11. 必要栄養量は、計算式の設定を使用し算出できること。

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兵庫県立淡路医療センター 電子カルテシステム更新および影響部門システム更新要件定義書

19.   栄養部門システム 実現性 備考(具体的な実現方法、代替案等)

19.3.3.5.12. 給与栄養量(経口・経腸・静脈栄養)の合計を計算し、画面上に表示できること。

19.3.3.5.13. 投与バランスは必要栄養量と給与必要量の計算にて、算出できること。

19.3.3.5.14. 前回投与プランは前回作成された栄養治療実施計画書兼報告書の値を表示できること。

19.3.3.5.15. 項目毎に前回作成されたデータを引き継ぐか設定が可能なこと。

19.3.3.5.16. 作成した栄養治療実施計画書兼報告書を電子カルテより参照できること。

19.3.3.5.17. 作成した算定情報を医事会計システムへ送信できる。または、医事部門に栄養サポートチーム加算対象者を連絡するための一覧表が出力できること。

19.3.3.5.18. 作成した栄養治療実施計画書兼報告書を電子カルテより参照できること。

19.3.3.6. その他画面及び帳票 ― ―19.3.3.6.1. その他の画面を作り込みができること。

19.3.3.6.2. 画面構成は病院の要望するレイアウトで作成できること。

19.3.3.6.3. 出力する帳票は病院の要望するレイアウトで出力できること。

19.3.3.7. 統計 ― ―19.3.3.7.1. 下記統計処理が行えること。

19.3.3.7.2. NST栄養評価実施集計表

19.3.3.7.3. 診療科別栄養評価実績(月報年報)

19.3.3.7.4. 病棟別栄養評価実績(月報年報)

19.3.3.7.5. 経腸栄養件数(月報年報)

19.3.3.7.6. 月別平均在院日数の推移

19.3.3.7.7. ラウンド一覧表

19.3.3.7.8. ラウンド件数

19.3.3.7.9. 栄養治療実施計画書兼報告書に伴う統計(栄養投与法の推移、評価)

19.3.3.7.10. NST活動状況(回診件数、人数、回診日、算定件数、人数)

19.3.3.7.11. その他、病院側が求める統計

19.3.4. グラフ統計 ― ―19.3.4.1. ダッシュボード機能 ― ―19.3.4.1.1. 統計結果をグラフや表で1画面上に6個まで配置できること。

19.3.4.1.2. 配置、タイトル、グラフ/表の内容は職員様毎に設定できること。

19.3.4.1.3. 各画面の登録件数を集計する事ができ、集計対象の画面はマスタより自由に選択できること。

19.3.4.1.4. 判定結果(例:主観的栄養評価など)にて集計する事ができ、集計項目は判定マスタより自由に選択できること。

19.3.4.1.5. 再評価用の画面(例:再評価シートなど)と日付項目(例:再評価日など)を選択し、再評価の実施状況を集計できること。

19.3.4.1.6. 各画面の入力項目(例:投与ルートの選択項目など)にて集計することができ、自由に集計対象項目を設定できること。

19.3.4.1.7. 各画面の登録回数別(例:栄養治療実施計画兼報告書)に、選択した入力項目(例:栄養評価)の結果を集計できること。

19.3.4.1.8. 上記集計時に、画面上のチェックボックスやラジオボタンの選択状況を条件として、集計対象外の設定が可能なこと。

19.3.4.1.9. 集計列として、「指定なし」「病棟」「診療科」「性別」「年代」「年」「月」「日」「登録回数」より選択が可能なこと。

19.3.4.1.10. 集計期間として、「現時点」「当月」「過去3ヶ月」「過去4か月」「過去6か月」「本年」より選択が可能なこと。

19.3.4.1.11. 表示するグラフの種別を選択可能なこと。

19.3.4.1.12. 栄養サポートチーム加算、歯科医師連携加算の算定状況をグラフ化できること。

19.3.4.1.13. 介入患者、依頼数、介入件数、終了数の推移をグラフ化できること。

19.3.4.1.14. 入院期間別に喫食率や絶食患者数などの栄養状態に関する推移をグラフ化できること。

19.3.4.1.15. 栄養管理計画書の作成状況として、スクリーニング件数を母数として、グラフ化できること。

19.3.4.1.16. ダッシュボードはパターンを複数作成でき、パターン数に制限されないこと。

19.3.4.1.17. レポート機能として、グラフや表を選択し、内訳データの確認ができること。

19.3.4.1.18. レポート画面より作成対象画面を選択し、入力内容を確認できること。

19.3.4.1.19. レポート画面より患者様を選択し、患者レポート画面を表示できること。

19.3.4.1.20. 患者レポート画面では、ToDo機能を有すること。

19.3.4.1.21. ToDo入力した結果は、完了するまで患者選択時の各画面に表示されること。

19.3.4.1.22. 患者レポート画面では、診療情報として記録されないコメントの入力ができること。

19.3.4.1.23. 患者レポート画面では、各画面の項目や登録日を自由に組み合わせ、経過画面を作成できること。

19.3.5. 連携 ― ―19.3.5.1. 他システムとの連携 ― ―19.3.5.1.1. 他システムより下記のデータが受信可能であること。

19.3.5.1.2. 患者基本情報

19.3.5.1.3. 入退院情報

19.3.5.1.4. 移動情報

19.3.5.1.5. 病歴

19.3.5.1.6. 身体計測データ

19.3.5.1.7. 検査データ

19.3.5.1.8. 処方オーダ

19.3.5.1.9. 注射オーダ

19.3.5.1.10. 食事オーダ

19.3.5.1.11. 喫食率

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兵庫県立淡路医療センター 電子カルテシステム更新および影響部門システム更新要件定義書

19.   栄養部門システム 実現性 備考(具体的な実現方法、代替案等)

19.3.5.1.12. 利用者情報

19.3.5.1.13. 他システムに下記のデータが送信可能であること。

19.3.5.1.14. 栄養管理計画書作成情報(レポート)

19.3.5.1.15. 栄養治療実施計画書兼報告書(レポート)

19.3.5.1.16. NST加算

19.3.6. その他 ― ―19.3.6.1. その他 ― ―19.3.6.1.1. 365日7時から19時の保守体制を整えていること。

19.3.6.1.2. インターネット及び電話回線を使用したリモートメンテナンスでの遠隔保守ができること。

19.3.6.1.3. 上記時間帯は保守人員が社内に常駐しており、電話対応・リモート対応がすぐにできること。

19.3.6.1.4. 問い合わせ対応専用の応対者(コールセンター)が10名以上在籍していること。

19.3.6.1.5. コールセンターの応対者は原則的にSEやPGが在籍し、運用面以外の技術的対応が可能なこと。

19.3.6.1.6. 問い合わせは専用のナビダイヤルもしくはフリーダイヤル等を設け、ボタン操作で直接、コールセンターへ連絡が取れること。

19.3.6.1.7. 全国に70以上の病院に導入していること。

19.3.6.1.8. 病床数1,000床以上の病院に導入していること。

19.3.6.1.9. 病床数400床以上の病院に30箇所以上導入していること。

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兵庫県立淡路医療センター 電子カルテシステム更新および影響部門システム更新要件定義書

20.   リハビリ部門システム 実現性 備考(具体的な実現方法、代替案等)

20.1. 共通機能 ― ―20.1.1. 全般 ― ―20.1.1.1. リハビリ業務の診療行為、単位数の管理ができること。

20.1.1.2. リハビリ対象患者の情報管理ができること。

20.1.1.3. セキュリティ面に配慮したシステムであり、部外者が安易にシステムを起動できないこと。

20.1.1.4. 入院及び外来患者への対応ができること。

20.1.1.5. 各入力項目で検索機能をもつこと。

20.1.1.6. 全ての印刷帳票にプレビュー機能があること。

20.1.1.7. 元号改正時、マスタにて対応できること。

20.1.1.8. システムの表示・入力を、西暦、和暦にて切り替える事ができること。

20.1.1.9. 医療改定の際に保守内で対応できるシステムであること。

20.1.1.10. 点数改定、項目追加等はマスタ(算定マスタ、行為マスタ)の設定変更のみで行えること。

20.1.1.11. リモートメンテナンスにてトラブル対応が可能なシステムであること。

20.1.1.12. 365日7時から19時の保守体制を取り、トラブル時に迅速な対応ができること。

20.1.1.13. 複数台数でのデータ連携、管理ができること。

20.1.1.14. クライアント端末100台以上での稼動実績があること。

20.1.1.15. レスポンスを重視する為、メインのシステムはクライアントサーバタイプで構築されること。

20.1.1.16. 各クライアント端末には全てPT/OT/STが使用するシステムが入っていること。

20.1.1.18. クライアント・ライセンスは17以上とすること。

20.2. 利用者認証及びログイン ― ―20.2.1. 利用者ID認証及び使用制限 ― ―20.2.1.1. 利用者毎にID、パスワードが設定できログインチェックがかかること。

20.2.1.2. ユーザー自身によるパスワードの設定が常時可能であること。

20.2.1.3. パスワードポリシー設定により、文字数上限、下限や有効日数、必須文字設定や禁止文字などで制限できること。

20.2.1.4. ログインの際の起動プログラム(画面)が選択できること。

20.2.1.5. 設定により使用プログラム、作業の制限ができること。

20.2.1.6. 制限ユーザ、標準ユーザ、システム管理者の3区分の設定ができること。

20.2.1.7. マスタ内でプログラム使用権限およびその他の制限事項のチェックができること。

20.2.1.8. シングルサインオンに対応できること。

20.2.2. メッセージ機能(コミュニケーションツール) ― ―20.2.2.1. 画面上部にメッセージ送信機能を有し他のスタッフへメッセージ送信できること。

20.2.2.2. メッセージを受信した際には赤く点滅しメッセージの受信を知らせること。

20.2.2.3. 上記メッセージについては、未読メッセージの件数まで表示すること。

20.2.2.4. メッセージ送信の際には宛先及びスタッフを選択できること。

20.2.2.5. 送信一覧を有し、”宛先””メッセージ””送信日””送信時間”を表示すること。

20.2.2.6. メッセージ既読のチェックボックスを有しチェックの付外しが行えること。

20.3. 患者情報 ― ―20.3.1. 患者マスタ ― ―20.3.1.1. 患者に関する郵便番号及び住所、電話番号の入力ができること。

また、予備の住所、電話番号欄が存在し、管理できること。20.3.1.2. マスタ内で全患者一覧が参照できること。

20.3.1.3. ダブルクリックにて、ID、カナ、氏名、入院/外来、病棟で検索ができること。

20.3.1.4. 担当患者から選択できること。

20.3.1.5. 全患者一覧のID、氏名、カナ、性別、生年月日、年齢の項目でソートが可能なこと。

20.3.2. 入退院 ― ―20.3.2.1. 入院、外来、訪問を履歴で管理できること。

20.3.2.2. 病棟、病室を履歴管理できること。

20.3.2.3. 回復期病棟の管理(開始日、区分)ができること。

20.3.2.4. 地域包括病棟・病床の管理ができること。

20.3.2.5. 診療科の管理ができること。

20.3.2.6. 転棟、転室、転科ができること。

20.3.3. 担当者 ― ―20.3.3.1. 担当者が履歴で管理できること。

20.3.3.2. 担当者を日付管理できること。

20.3.3.3. 担当者の変更ができること。

20.3.4. プロファイル管理 ― ―20.3.4.1. 患者のプロファイル情報を管理できること。

20.3.4.2. プロファイル項目は、マスタ管理されていること。

20.3.4.3. プロファイル項目は、一覧からの選択、ワープロ入力、カレンダーからの日付入力ができること。

20.3.4.4. プロファイル情報参照時、更新日、更新時間、更新者が表示されること。

20.4. 職員情報 ― ―20.4.1. スタッフマスタ ― ―20.4.1.1. スタッフマスタについて随時入力、変更が可能なこと。

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兵庫県立淡路医療センター 電子カルテシステム更新および影響部門システム更新要件定義書

20.   リハビリ部門システム 実現性 備考(具体的な実現方法、代替案等)

20.4.1.2. 勤務の開始日、終了日が入力でき、スケジュールや実施画面上に反映できること。

20.4.1.3. 所属病棟の入力ができること。

20.4.1.4. グループ(回復期、一般、外来等)の設定が行えること。

20.4.1.5. 実施登録画面、スケジュール画面での表示順番が随時変更できること。

20.4.1.6. スタッフ毎に処方箋入力が可能か不可能かの選択制限が可能なこと。

20.4.1.7.

20.4.1.8. スタッフの出勤表が存在し随時入力、変更できること。

20.4.1.9. 当月以前、当月以降の出勤表の作成が、繰越処理を行わずにできること。

20.4.1.10. 当日の合計(日勤何名、午前出勤何名等)が表示されること。

20.4.1.11. 指定月1ヶ月のスタッフ毎の出勤状況の区分合計(日勤、午前出勤等)が表示されること。

20.4.1.12. 午前出勤、午後出勤等の区分で選択入力でき、スケジュール及び実施画面などに勤務時間の反映が可能なこと。

20.4.1.13. スケジュール及び実施画面にて当日のスタッフの出勤状況が表示されること。

20.4.1.14. スタッフ出勤表の入力に関しては、カレンダー表示の部分をドラッグする事により一括入力可能なこと。

20.4.1.15. 業務日誌にスタッフの出勤状況が反映されること。

20.4.1.16. 勤務予定表作成の条件は、1日に必要な出勤人数の下限や連続勤務の禁止パターン等を条件設定することができ、条件考慮する形で勤務予定表を自動作成できること。

20.5. リハビリ処方箋 ― ―20.5.1. 処方内容 ― ―20.5.1.1. 新規、修正、削除があり、発行履歴が管理できること。

20.5.1.2. 登録権限をスタッフ毎に設定できること。

20.5.1.3. 診察日、診察者の選択入力ができること。

20.5.1.4. 処方項目(障害名、治療目標、禁忌等)をマスタにて管理できること。

20.5.1.5. 指示区分(理学療法、作業療法、言語療法等)を複数同時に登録できること。

20.5.1.6. 指示区分(理学療法、作業療法、言語療法等)毎に、開始日、担当スタッフの入力ができること。

20.5.1.7. 指示区分(理学療法、作業療法、言語療法等)毎に、備考欄の入力(訓練場所など)ができること。

20.5.1.8. 指示区分(理学療法、作業療法、言語療法等)別に指示項目(訓練プログラム等)を選択できること。

20.5.1.9. 指示項目(訓練プログラム)毎にコメントの入力ができること。

20.5.1.10. 発行回数が常時参照できること。

20.5.1.11. 回数及び発行日が一覧表示でき、新規発行分から順に表示できること。

20.5.1.12. 印刷が可能なこと。

20.5.1.13. ADL(BI、FIM)の評価結果履歴を同一画面で確認できること。

20.5.2. 病名情報 ― ―20.5.2.1. 病名を履歴で管理できること。

20.5.2.2. 診察日、診察医が登録できること。

20.5.2.3. 病名は、コード、カナ、名称、ICD10で検索でき、かつ手入力も可能なこと。

20.5.2.4. 1病名に対して、疾患区分(脳血管、運動器、呼吸器、心大血管等)が選択できること。

20.5.2.5. 1病名に対して、対象区分(理学療法、作業療法、言語療法)の選択ができること。

20.5.2.6. 1病名に対して、1つ以上の手術名が入力できること。

20.5.2.7. 手術名は、コード、カナ、名称で検索でき、かつ手入力も可能なこと。

20.5.2.8. 1病名に対して、発症日、手術日、治療開始日、急性増悪日、初診日、起算日及び加算起算日の管理が行えること。

20.5.2.9. 疾患区分と起算日から算定上限日が自動計算されること。

20.5.2.10. 疾患区分と起算日の理由(発症日、手術日等)から、加算起算日が自動計算されること。

20.5.2.11. 算定上限を超えた場合でも、病名毎に13単位の制限を外すこと。ができること。

20.5.2.12. 病名毎に、加算算定期限内でも自動発生させない設定ができること。

20.5.2.13. 1病名に対して、急性発症した脳血管疾患かどうかの判別ができること。

20.5.2.14. 既往歴のフリー入力ができること。

20.6. スケジュール ― ―20.6.1. 全般 ― ―20.6.1.1. 1分単位でのスケジュールが作成可能なこと。

20.6.1.2. 枠(20分等)単位での入力ができること。

20.6.1.3. 枠設定は、マスタにて変更が可能なこと。

20.6.1.4. 予定場所の入力がマスタから選択入力できること。

20.6.1.5. 予定行為が選択できること。

20.6.1.6. 予定単位が入力できること。

20.6.1.7. 予定時間が単位数と連動していること。

20.6.1.8. 予定時間が他スタッフと重複した場合、警告が表示されること。

20.6.1.9. スタッフ、患者、病棟などのタイムスケジュールが1画面で視覚的に分かりやすく確認できること。

20.6.2. スタッフスケジュール ― ―20.6.2.1. 担当患者から、患者を選択できること。

20.6.2.2. 入力した患者スケジュールを「ドラッグアンドドロップ」や「カットアンドペースト」で編集可能なこと。

20.6.2.3. スタッフ毎の入院/外来の予定合計単位数が確認できること。

20.6.2.4. スタッフ毎の入院/外来の予定合計人数が確認できること。

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兵庫県立淡路医療センター 電子カルテシステム更新および影響部門システム更新要件定義書

20.   リハビリ部門システム 実現性 備考(具体的な実現方法、代替案等)

20.6.2.5. スタッフの月間予定を確認できる画面があり、表示する曜日を選択できること。

20.6.2.6. スタッフ月間予定画面からでも予約登録ができること。

20.6.2.7. 担当以外の患者の入力が可能なこと。

20.6.2.8. 担当患者以外の場合、視覚的に判別できること。(色分け等)

20.6.2.9. 担当患者を入院、外来、訪問の区分でソートが可能なこと。

20.6.2.10. リハビリ以外の予定(カンファ、会議等)の入力が行えること。

20.6.2.11. スタッフ毎に複数の日付へ予定をコピーができること。

20.6.2.12. 患者、開始時間、間隔を指定することで予約の自動振り分けが可能であること。

20.6.3. 職種・グループ別スケジュール ― ―20.6.3.1. 指定日の職種の動きが1画面でわかること。

20.6.3.2. 指定日のグループ(回復期、一般、外来等)の動きが1画面でわかること。

20.6.3.3. グループの中で、単位調整(予定者、予定場所)等の変更が可能なこと。

20.6.3.4. 「ドラッグアンドドロップ」や「カットアンドペースト」で時間、予定者調整が可能なこと。

20.6.3.5. 担当患者以外の場合、視覚的に判別できること。(色分け等)

20.6.4. 患者スケジュール ― ―20.6.4.1. カレンダー画面等にて患者の予定が一目でわかること。

20.6.4.2. 担当スタッフ、病棟にて患者のフィルターができること。

20.6.4.3. 指定日のスタッフと選択した患者のリハビリ予定が時系列で表示されること。

20.6.4.4. 「ドラッグアンドドロップ」や「カットアンドペースト」で時間調整が可能なこと。

20.6.4.5. スケジュールを立てる際に算定上限日が表示されること。

20.6.4.6. スケジュール画面上で選択患者の情報が参照できること。

20.6.4.7. 選択患者の診察科、入院日、病棟、病室、診断名(疾患名)、術式、手術日が同時に表示できること。

20.6.4.8. 曜日と期間を指定して、一括登録ができること。

20.6.4.9. カレンダーから複数日を選択し、一括登録ができること。

20.6.4.10. スケジュール画面に担当スタッフの変更ができること。

20.6.4.11. 指定日の病棟毎、スタッフ毎、職種毎のスケジュールを印刷できること。

20.6.4.12. 期間指定の患者毎、スタッフ毎のスケジュールを印刷できること。

20.6.4.13. スケジュール印刷画面では出力項目(職種名、スタッフ名、行為名称等)の設定ができること。

20.6.4.14. 予約表のプレビュー、印刷ができること。

20.6.4.15. PT,OT,STで予約が重なった場合エラー表示されること。

20.6.4.16. コメント項目も予定に印刷されること。

20.6.5. 病棟スケジュール ― ―20.6.5.1. 病棟の患者一覧から予定を入力できること。

20.6.5.2. 予定スタッフを選択した際、予定日のスタッフの予定表が表示されること。

20.6.5.3. 入力したスケジュールを「カットアンドペースト」で編集可能なこと。

20.7. リハビリ受付 ― ―20.7.1. リハビリ管理 ― ―20.7.1.1. リハビリの受付が管理できること。

20.7.1.2. 予約の一覧から、受付処理ができること。

20.7.1.3. 予約をしていなくても追加で受付をすること。ができること。

20.7.1.4. 受付処理の時間を管理できること。

20.7.1.5. 受付を行わなくても実施ができること。

20.7.1.6. 受付の取消ができること。

20.7.1.7. ダブルクリックにて、受付登録・受付取消ができること。

20.7.1.8. 予定、受付済、実施済の状態の表示がされること。

20.7.1.9. 受付画面にて所在情報、予定情報、病名情報、処方情報が表示されること。

20.7.1.10. 受付の一覧を、全て、予定、受付済にてフィルタできること。

20.7.1.11. 受付の一覧を、入院・外来、病棟、診療科にてフィルタできること。

20.7.1.12. 受付の一覧の表示順を、予約時間、受付時間、カナから選択できること。

20.7.1.13. 受付の一覧をプレビュー、印刷ができること。

20.7.1.14. 受付時に会計データ(実施登録)を作成し、会計データを医事会計システムに送信ができること。

20.8. リハビリ実施 ― ―20.8.1. 実施管理 ― ―20.8.1.1. スタッフ毎、職種(理学、作業、言語)全体の実施状況が、視覚的に一目で確認できる

(タイムスケジュール)画面であり、画面を切り替えずに入力ができること。20.8.1.2. 1分単位での実施登録ができること。

20.8.1.3. 枠(20分等)単位での入力ができること。

20.8.1.4. 枠設定は、マスタにて変更が可能なこと。

20.8.1.5. 実施場所の入力がマスタから選択入力できること。

20.8.1.6. 実施行為が選択できること。

20.8.1.7. 実施単位が入力できること。

20.8.1.8. 実施時間が単位数と連動していること。

20.8.1.9. 実施時間が他スタッフと重複した場合、誰の何時と重複しているのか警告が表示されること。

20.8.1.10. 1スタッフ1日24単位を超える場合に、警告が表示されること。

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兵庫県立淡路医療センター 電子カルテシステム更新および影響部門システム更新要件定義書

20.   リハビリ部門システム 実現性 備考(具体的な実現方法、代替案等)

20.8.1.11. 1スタッフ1週間108単位を超える場合に、警告が表示されること。

20.8.1.12. 現在の単位数(日間、週間)が表示されていること。

20.8.1.13. 予定で立てた件数とそれを実施に反映した件数が表示されること。

20.8.1.14. 実施画面上にて画面を遷移すること。なく実施登録後に”入院””外来”区分別の疾患リハの単位数がリアルタイムに表示されること。

20.8.1.15. また、上記の順番については並べ替えが可能なこと。

20.8.1.16. 疾患別(心大血管、脳血管、運動器、呼吸器、廃用症候群)の管理ができること。

20.8.1.17. 難病リハ、がん患者、摂食機能療法、集団コミュニケーション、訪問リハビリ(医療保険)の管理ができること。

20.8.1.18. 集団(心大血管、集団コミュニケーション)の管理ができること。

20.8.1.19. 算定しない項目(基本診療のみ等)の管理ができること。

20.8.1.20. 早期リハビリテーション加算の管理ができること。

20.8.1.21. 起算日から30日以内の場合は、早期リハビリテーション加算が自動発生できること。

20.8.1.22. 初期加算の管理ができること。

20.8.1.23. 起算日から14日以内の場合は、初期加算が自動発生できること。

20.8.1.24. 急性発症した脳血管疾患等の場合は、発症から60日間1日9単位登録できること。

20.8.1.25. 回復期在籍中は、1日9単位登録できること。

20.8.1.26. 算定日数上限を超えた場合(13単位制限)の管理ができること。

20.8.1.27. 算定日数上限を超えた患者が色分けなどで一目でわかること。

20.8.1.28. 訓練種目をマスタからチェック等にて容易に登録できること。

20.8.1.29. 訓練種目毎に、コメント(荷重や部位、詳細内容など)が記載できること。

20.8.1.30. 初回以降は、前回の訓練内容の継続ができること。

20.8.1.31. 実施時間毎に、実施コメントが入力できること。

20.8.1.32. 実施コメントは、3000文字(全角1500文字)まで入力ができること。

20.8.1.33. 実施コメント記載時、残りの入力可能文字数が表示され、確認しながら入力ができること。

20.8.1.34. 実施コメントは、過去のコメントを同画面で参照しながら入力ができること。

20.8.1.35. 過去のコメント参照は、期間、療法種類及び療法士を指定し抽出できること。

20.8.1.36. 実施コメントは、各スタッフ毎の定型分から引用登録できること。

20.8.1.37. 定型文は、他スタッフの定型文からも引用できること。

20.8.1.38. 定型文は、入力した実施コメントから引用して追加できること。

20.8.1.39. 入力した実施コメントをマスタ登録ボタンを押すだけでマスタに追加できること。

20.8.1.40. 実施コメントは、テンプレートからの引用ができること。

20.8.1.41. テンプレートは、疾患区分別に管理できること。

20.8.1.42. テンプレート引用については、現在の内容への上書き、先頭に挿入、末尾に挿入がシステムにて設定できること。

20.8.1.43. 実施コメントは、評価画面にて登録したデータを、テキスト形式で引用できること。

20.8.1.44. 評価データからの引用は、過去登録履歴から選択し、引用できること。

20.8.1.45. 評価データからの引用時は、評価結果の一部を選択し、選択した部分のみ引用できること。

20.8.1.46. リハビリテーション記録には、シェーマ機能があり、図、写真を貼りつけできること。

20.8.1.47. 実施内容及びリハビリテーション記録(シェーマ含む)をWebブラウザで閲覧、印刷できること。

20.8.1.48. リハビリテーション記録は版数管理ができ、修正履歴を表示できること。

20.8.1.49. 登録済みのデータから次回のリハビリテーション予約登録ができること。

20.8.1.50. 予定から一括実施ができること。

20.8.1.51. 予定から1件毎の実施登録ができること。

20.8.1.52. 予定時間を変更して実施登録ができること。

20.8.1.53. 予定外からの実施登録ができること。

20.8.1.54. 担当者患者一覧から実施登録ができること。

20.8.1.55. 担当者患者一覧は入院・外来・全ての3パターンでフィルタできること。

20.8.1.56. 他スタッフが予定している患者の実施ができること。

20.8.1.57. 他スタッフが担当している患者の実施ができること。

20.8.1.58. 予定外にて実施する際、前回までの実施時間、場所等が同画面で表示され、参考にして登録ができること。

20.8.1.59. 実施する際、登録患者の同日の実施状況を確認しながら時間の登録ができること。

20.8.1.60. 時間、実施スタッフの変更はドラッグ&ドロップ、カット&ペーストにて容易に移動できること。

20.8.1.61. スタッフ毎に別の日付から実施時間をコピーができること。

20.8.1.62. 疾患区分、入院/外来、実施コメント入力済、会計データ送信済の情報が、視覚的に判別できること。(色分け等)

20.8.1.63. 実施登録した実施情報は患者の登録データにマウスをあてるだけで表示されること。

20.8.1.64. 実施登録したカルテ情報は患者の登録データにマウスをあてるだけで表示されること。

20.8.1.65. マウスの右クリックから登録したものを修正、削除、切り取り、貼り付け、取消ができること。

20.8.1.66. 他スタッフ担当患者の登録は、スタッフ毎に権限設定できること。

20.8.1.67. 入力済チェックボックスを設け、チェックを入れること。により会計未送信のアラート表示を行うこと。

20.8.1.68. 実施一覧表をプレビュー、印刷ができること。

20.8.2. 経過記録 ― ―20.8.2.1. 実施画面にて選択した患者の経過記録画面を有すること。

20.8.2.2. 期間指定が任意で行えること。

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兵庫県立淡路医療センター 電子カルテシステム更新および影響部門システム更新要件定義書

20.   リハビリ部門システム 実現性 備考(具体的な実現方法、代替案等)

20.8.2.3. 横に時系列で表示し、実施がある際には○表示で視覚的に判断できること。

20.8.2.4. 実施及び予定は別列で表示され、比較が容易にできること。

20.8.2.5. 計画書の算定についても表示され、クリックにより詳細が確認できること。

20.9. 処置 ― ―20.9.1. 消炎鎮痛処置(物理療法) ― ―20.9.1.1. 消炎鎮痛処置、牽引等の管理、登録が行えること。

20.9.1.2. 対象患者(物理療法の指示)一覧が表示され、一覧から登録できること。

20.9.1.3. 複数の患者を同時に登録できること。

20.9.1.4. 処置内容(ホットパック、低周波など)の登録ができること。

20.9.1.5. 処置内容は前回施行時内容が自動で反映されること。

20.9.1.6. 処置内容とは別に、フリーコメントを登録できること。

20.9.1.7. 処置実施場所の登録ができること。

20.9.1.8. 処置実施時間の登録ができること。ただし、時間なしでも登録できること。

20.9.1.9. 処置実施者の登録ができること。ただし、実施者なしでも登録できること。

20.10. 書類 ― ―20.10.1. 実施計画書 ― ―20.10.1.1. 総合実施計画書及び実施計画書の作成ができ、書式23-1,23-2,23-3に対応できること。

20.10.1.2. 履歴管理されており、過去データの参照がいつでも行えること。

20.10.1.3. 作成状況を担当スタッフ別、病棟別にて一覧表示できること。

20.10.1.4. 職種(医師、理学療法士・作業療法士・言語聴覚療法士、看護師、医療福祉士)別に進捗が管理できること。

20.10.1.5. 同入院回数内の前回コピーができること。

20.10.1.6. ワープロ入力欄に関してはマスタにて定型文が作成可能なこと。

20.10.1.7. 計画書の作成を行わなくても、リハビリテーション総合計画評価料の算定ができること。

20.10.1.8. 入力する職種(医師、看護師、理学療法士、作業療法士、言語聴覚士、社会福祉士)毎に、入力済の進捗確認が入力でき、一覧で作成、完成の進捗を把握できること。

20.10.1.9. 一覧はスタッフ、病棟、外来でフィルタできること。

20.10.1.10. 一覧画面から未入力のものをダブルクリックすること。により、入力画面へリンクできること。

20.10.1.11. プレビュー、印刷、エクセルへの出力ができること。

20.10.1.12. Webシステム等により、リハビリシステムがインストールされていない端末からも入力、印刷が可能であること。

20.10.2. 評価表 ― ―20.10.2.1. 履歴管理されており、過去データの参照がいつでも行えること。

20.10.2.2. 前回入力分のコピーができること。

20.10.2.3. 全ての評価表においてプレビュー、印刷、エクセル出力ができること。

20.10.2.4. 以下の評価表が用意されていること。・BARTHEL INDEX・FIM・反射・IADL・WAB失語症・SLTA・麻痺・不随意・知覚障害・関節可動域・基本動作・歩行能力・精神・心理面・ST基本情報・コミュニケーションADL・構音器官検査・構音症状

20.10.2.5. ADL(・BARTHEL INDEX・FIM)に関しては、前回評価との比較をグラフ表示できること。

20.10.2.6. 各評価毎に、指定された期間での評価データをExcelへ出力できること。

20.10.2.7. 評価画面をマスタ管理できること。

20.10.2.8. 評価画面の項目もマスタ管理でき、追加、修正できること。

20.10.2.9. マスタにて追加した評価項目も、Excelへ出力できること。

20.10.2.10. 評価項目の記載内容を、実施コメントへ展開できること。

20.10.3. 文書管理 ― ―20.10.3.1. ユーザがテンプレート(エクセル)を作成し、作成したテンプレートを用いてデータの入

力・管理が行えること。20.10.3.2. 履歴管理されており、過去データの参照がいつでも行えること。

20.10.3.3. 作成した評価表はプレビュー、印刷、エクセル出力ができること。

20.10.3.4. テンプレートはユーザが容易に内容変更可能なこと。

20.10.3.5. 新たに作成したテンプレートはユーザが容易に追加可能なこと。

20.10.3.6. 入力時、属性データのリンクが設定できること。(患者ID、氏名、性別、生年月日、年齢、入/外来区分、入院日、病棟、病室、診療科、日付、疾患名、医師、担当PT/OT/ST、記載者、郵便番号、TEL、FAX、住所、紹介先)

20.10.3.7. 画像データもテンプレートに挿入できること。

20.10.3.8. 諸記録は版数管理ができ、修正履歴を表示できること。

20.10.3.9. 諸記録には、PDFファイルなど、Word、Excel以外の文書も保存できること。

20.10.4. 廃用症候群に関する評価 ― ―20.10.4.1. ”廃用症候群の評価表”のテンプレートが標準機能で準備されていること。また印刷がで

きること。20.10.4.2. 廃用症候群の該当患者を抽出する一覧があること。また、印刷が可能であること。

20.10.4.3. 抽出条件については、疾患名に”廃用症候群”が含まれる場合での抽出、もしくは疾患名に含まれない場合でも処方箋の廃用症候群にチェックが入っている場合のいずれかにて抽出できること。

20.10.4.4. 一覧表については、発症日、担当医、担当PT、担当OT、担当STの表示が行えること。

20.10.4.5. 一覧表については、期間を指定しての絞込みが可能であること。

20.10.4.6. 一覧表については、入院・外来・全てのいずれかと、入院の場合は病棟を指定し抽出できること。

20.10.4.7. 一覧表には、作成日が表示できること。また、登録者のみの抽出もおこなえること。

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兵庫県立淡路医療センター 電子カルテシステム更新および影響部門システム更新要件定義書

20.   リハビリ部門システム 実現性 備考(具体的な実現方法、代替案等)

20.10.4.8. 一覧表からダブルクリックすることにより”廃用症候群の評価表”の入力画面へリンクできること。

20.10.4.9. 「廃用を生じる契機となった疾患等」の疾病コードについては、コードの一覧表から選択することができること。

20.10.4.10. 治療開始時のADL(BI、FIM)、過去6か月間のADL(BI、FIM)については、評価結果から引用し2重入力を行わず作成できること。

20.10.4.11. 一月当たりのリハビリテーション実施日数と単位数を自動計算できること。

20.10.4.12. 評価表作成後、リハビリテーション実施日数と単位数のみの自動計算の再計算ができること。

20.10.4.13. 別紙様式22が作成、印刷できること。

20.10.4.14. 履歴管理されており、過去データの参照がいつでも行えること。

20.10.4.15. 作成した評価表はプレビュー、印刷、エクセル出力ができること。

20.10.4.16. 作成した評価表の内容は、テキスト形式にして保存できること。

20.10.4.17. 作成、保存について、行なったかどうかの管理が行えること。

20.10.4.18. Webシステム等により、リハビリシステムがインストールされていない端末からも入力、印刷が可能であること。

20.10.5. 目標設定等支援・管理シート ― ―20.10.5.1. 要介護被保険者において、減算対象となる患者の一覧管理が行えること。

20.10.5.2. 目標設定等支援・管理料の計算において、目標設定等支援・管理料の初回 or 2回目以降の算定料の算定日を基準とするか、目標設定等支援・管理料を作成した日を基準とするか、選択できること。

20.10.5.3. 一覧上で、減算開始予定日、残日数が表示されること。

20.10.5.4. 残日数が14以下、7以下の場合には、緑字、赤字で表示され、視覚的にわかりやすいこと。

20.10.5.5. 目標設定支援管理シートの作成状況を一覧表示でき、進捗管理できること。

20.10.5.6. 一覧上から目標設定等支援・管理シートの入力画面へ遷移できること。

20.10.5.7. 一覧画面上以外からも、目標設定等支援・管理シートの入力画面へ遷移できること。

20.10.5.8. 目標設定等支援・管理シートの入力時、発症からの経緯欄は、現在の疾患及び発症日を初期表示できること。

20.10.5.9. 目標設定等支援・管理シートの入力時、開始時BI、現在のBIの値を、評価データから引用し、初期表示できること。

20.10.5.10. 目標設定等支援・管理シートの入力時、開始時BI、現在のBIを手修正できること。

20.10.5.11. 目標設定等支援・管理シートの入力時、開始時FIM、現在のFIMの値を、評価データから引用し、初期表示初期表示できること。

20.10.5.12. 目標設定等支援・管理シートの入力時、開始時FIM、現在のFIMを手修正できること。

20.10.5.13. 別紙様式23の5が作成、印刷できること。

20.10.5.14. Webシステム等により、リハビリシステムがインストールされていない端末からも入力、印刷が可能であること。

20.11. 一覧表 ― ―20.11.1. 各種一覧表 ― ―20.11.1.1. 以下の該当患者を一覧表示できること。

・処方箋一覧・担当患者一覧・急性発症した脳血管疾患等患者一覧・除外患者一覧・来院者一覧・退院者一覧・在院者一覧・予定者一覧・算定期間終了者一覧・実施者一覧・病棟一覧 ・保険情報一覧 ・未実施病名一覧

20.11.1.2. 一覧に表示する項目、条件、表示順をある程度(下記条件など)任意に設定できること。(年齢や性別等の基本情報、保険種別や入院日、退院日等の移動情報、疾患区分や発症日等の依頼情報、実施項目や初回実施日、BI、FIMの初回と最終の点数等)

20.11.1.3. 検索条件については、よく使用する検索条件を、マスタ登録することができ、抽出が容易に行えること。

20.11.2. 病名一覧表 ― ―20.11.2.1. 指定日時点での現在有効な病名を、疾患区分、病名、主治医などでフィルタし一覧表示で

きること。20.11.2.2. 病名はあいまい検索(【骨折】を含むなど)ができること。

20.11.2.3. 組み合わせ検索(右と骨折を両方含む等)の検索ができること。

20.11.2.4. 診察日を基準に、期間を指定して、指定期間に登録された病名での検索ができること。

20.11.2.5. 来院区分(入院・外来)、病棟、担当者でもフィルタができること。

20.11.2.6. 一覧表からダブルクリックすることにより基本情報画面へリンクできること。

20.11.2.7. プレビュー、印刷、エクセルへの出力ができること。

20.12. 帳票 ― ―20.12.1. 日報 ― ―20.12.1.1. 日報に関しては、以下の帳票が出力できること。また、職種毎に出力可能なこと。

・(報酬別)業務日誌・病院日誌・スタッフ/行為別・病棟/行為別・病棟/患者別一覧・保険/患者別一覧・行為/患者別一覧・スタッフ/患者別一覧・スタッフ/患者別一覧(時間順)

20.12.1.2. 印刷日を出力するかどうか設定できること。

20.12.1.3. プレビュー、印刷ができること。

20.12.1.4. フォルダ、ファイル名を指定して、エクセル形式での保存ができること。

20.12.1.5. 業務日誌において、印鑑欄を最大3つまで設定できること。

20.12.1.6. 出力する項目の印刷順をマスタ設定にて変更できること。

20.12.1.7. データがない項目を出力するかしないかを選択できること。

20.12.2. 月報 ― ―20.12.2.1. 月報に関しては、以下の帳票が出力できること。また、職種毎に出力可能なこと。

・リハビリテーション月報・(診療報酬別)月報・入院前統計表・退院先統計表・病棟別稼働率・スタッフ/行為別・病棟/行為別・診療科/行為別・平均単位表

20.12.2.2. 印刷日を出力するかどうか設定できること。

20.12.2.3. グループ単位での集計が可能であること。

20.12.2.4. 入力項目毎に、表示、非表示が設定できること。

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兵庫県立淡路医療センター 電子カルテシステム更新および影響部門システム更新要件定義書

20.   リハビリ部門システム 実現性 備考(具体的な実現方法、代替案等)

20.12.2.5. 入力項目毎に、合計へ集計するかどうか設定ができること。

20.12.2.6. 人数出力項目は、延べ人数か実人数かの選択ができること。

20.12.2.7. 出力する項目の印刷順をマスタ設定にて変更できること。

20.12.2.8. データがない項目を出力するかしないかを選択できること。

20.12.2.9. プレビュー、印刷ができること。

20.12.2.10. フォルダ、ファイル名を指定して、エクセル形式での保存ができること。

20.12.3. 年報 ― ―20.12.3.1. 年報に関しては、以下の帳票が出力できること。また、職種毎に出力可能なこと。

・リハビリテーション月報・(診療報酬別)月報・入院前統計表・退院先統計表・病棟別稼働率・スタッフ/行為別・病棟/行為別・診療科/行為別

20.12.3.2. 印刷日を出力するかどうか設定できること。

20.12.3.3. 入力項目毎に、表示、非表示が設定できること。

20.12.3.4. 入力項目毎に、合計へ集計するかどうか設定ができること。

20.12.3.5. 人数出力項目は、延べ人数か実人数かの選択ができること。

20.12.3.6. 出力する項目の印刷順をマスタ設定にて変更できること。

20.12.3.7. データがない項目を出力するかしないかを選択できること。

20.12.3.8. プレビュー、印刷ができること。

20.12.3.9. フォルダ、ファイル名を指定して、エクセル形式での保存ができること。

20.12.4. 実施表 ― ―20.12.4.1. 指定された患者の1ヶ月間の単位数が、カレンダ形式で印刷できること。

20.12.4.2. 単位数は、理学療法、作業療法、言語療法別に印刷され、必要に応じて合計単位数も表示されること。

20.12.4.3. 対象の疾患名、発症日、手術日、急性増悪日、治療開始日、初診日、起算日、加算起算日が出力できること。

20.12.4.4. 実施した訓練項目の出力有無を選択できること。

20.12.4.5. 訓練時間の開始、終了の出力有無を選択できること。

20.12.4.6. スタッフを指定し、担当患者を一括印刷できること。

20.12.4.7. 患者指定以外でも、月と病棟を指定して、在籍病棟での患者、単位一覧が表示されること。

20.12.5. 廃用症候群に係わる実績報告書 ― ―20.12.5.1. 指定した期間の廃用症候群に係わる実績報告書が作成できること。

20.12.5.2. 患者数、割合、単位数、要因は自動で表示されること。

20.12.6. 月別人数表 ― ―20.12.6.1. 疾患分類毎に、1ヶ月間のリハビリ実施人数表が作成できること。

20.12.6.2. 週別、曜日別の平均の確認ができること。

20.12.6.3. 入院/外来別に印刷することができること。

20.12.6.4. 職種別にフィルターできること。

20.12.6.5. Excelファイルへ保存できること。

20.12.6.6. スタッフを指定し、担当患者を一括印刷できること。

20.12.7. 疾患別集計表 ― ―20.12.7.1. 指定した期間の疾患別集計表が作成できること。(CVA、頸部骨折、廃用症候群等)

20.12.7.2. マスタにて設定した病名分類毎に日数、単位数、点数が表示されること。

20.12.8. 回復期リハビリテーション料届出書類 ― ―20.12.8.1. 回復期リハビリテーション料届出書類の作成ができ、様式49,49-2,49-4,49-5,49-6に対応

できること。20.12.8.2. 患者数は自動で表示されること。

20.12.9. ADLグラフ表 ― ―20.12.9.1. 指定した患者のBI/FIMの推移評価結果をグラフ表示できること。

20.12.9.2. 患者、評価日の選択をし、評価結果を棒グラフで比較できること。

20.12.10. 地域包括届出書類 ― ―20.12.10.1. 地域包括病棟(病床)の集計にあたり、様式50の3が出力できること。

20.12.11. 回復期アウトカム評価 ― ―20.12.11.1. 回復期病棟における、入棟時、退棟時のFIM利得が一覧表示できること、また、在籍日数

と上限日数も一覧表示されること。20.12.11.2. 期間と入院or退院を選択することで、回復期病棟の入院 or 退棟の一覧が表示されるこ

と。20.12.11.3. 一覧表上に、年齢、回復期の分類、単位数、平均単数、FIM運動項目、FIM認知項目利得が

一覧表示されること。20.12.11.4. 一覧表より、高次脳機能に該当するデータを自動選択できること。

20.12.11.5. 一覧表より、年齢が80歳以上のデータを自動選択できること。

20.12.11.6. 一覧表より、入棟時のFIMの運動合計が20以下のデータを自動選択できること。

20.12.11.7. 一覧表より、入棟時のFIMの運動合計が76以上のデータを自動選択できること。

20.12.11.8. 一覧表より、入棟時のFIMの認知合計が25未満のデータを自動選択できること。

20.12.11.9. 除外割合が自動計算されること。

20.12.11.10. 実績指数が自動計算されること。

20.13. その他 ― ―20.13.1. ダッシュボード機能 ― ―20.13.1.1. 統計情報を表示できるダッシュボード機能を有していること。

20.13.1.2. ダッシュボード機能は、円グラフ、棒グラフ、折れ線グラフ等で一目で分析ができる画面であること。

20.13.1.3. ダッシュボード画面は、各スタッフ毎に設定ができること。

20.13.1.4. ダッシュボード画面は、テンプレートを用いて作成できること。

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兵庫県立淡路医療センター 電子カルテシステム更新および影響部門システム更新要件定義書

20.   リハビリ部門システム 実現性 備考(具体的な実現方法、代替案等)

20.13.1.5. ダッシュボード画面は、40種類以上の項目から選択ができること。

20.13.1.6. ダッシュボード画面設定は、ドラッグ&ドロップにて容易に設定できること。

20.13.1.7. ダッシュボード画面は、最大9つの項目を1画面に表示できること。

20.13.1.8. 見易さのため、1つの項目を大きく表示したりすることができること。

20.13.1.9. ダッシュボード画面から詳細データ画面へ遷移できること。

20.13.1.10. 権限により、選択できるダッシュボードが制限できること。

20.13.2. データ出力 ― ―20.13.2.1. 期間指定し、以下の実施データを情報をエクセルに出力できること。

・患者ID・氏名・実施日・区分・病棟区分・病棟名称・診療科・実施スタッフ・実施場所・職種・区分・実施行為 ・算定内容・単位数・点数・住所

20.13.2.2. 期間指定し、以下の予定データを情報をエクセルに出力できること。・患者ID・氏名・予定日・予定開始時間・予定終了時間・予定スタッフ・予定行為・予定単位数・予定場所

20.13.2.3. 期間指定し、指定期間の評価データを、エクセル出力できること。

20.13.3. 他システム連携 ― ―20.13.3.1. 電子カルテシステム、医事システムとの接続が行えるシステムであること。

20.13.3.2. オーダ情報(処方、指示)の取り込みができるシステムであること。

20.13.3.3. オーダ患者の一覧表示ができること。

20.13.3.4. 一覧から、担当者決定、受理などの処理ができること。

20.13.3.5. 未確認のオーダに対して、PopUpにて警告表示ができること。

20.13.3.6. 電子カルテシステムにリハビリ実施内容を送信できるシステムであること。

20.13.3.7. 電子カルテシステムまたは医事システムに会計情報を送信できるシステムであること。

20.13.3.8. 会計情報の送信漏れがないようチェック機能があること。

20.13.3.9. 入院患者の会計情報が一括送信ができること。

20.13.3.10. 医事システムより患者属性の取り込みができるシステムであること。

20.13.3.11. リハビリ実施記録、リハビリ会計情報を別々に進捗(送信)管理できること。

20.13.3.12. リハビリ予約情報の送信が行えること。

20.13.3.13. リハビリ以外の予約情報の受信が行えること。

20.13.3.14. 電子カルテシステムから利用者情報(職員ID、職員名、職種等)の取り込みができるシステムであること。

20.13.4. Web ― ―20.13.4.1. Webブラウザ(Internet Explorer)にてリハビリシステムがインストールされていない端

末からでもリハビリ情報参照すること。ができること。20.13.4.2. 選択した患者の週間の予定・実施・実施内容をカレンダーにて参照できること。

20.13.4.3. 週間カレンダーの予定・実施・実施内容の表示は選択できること。

20.13.4.4. 選択した患者の1ヶ月間の実施内容を時系列に参照できること。時間、行為、スタッフ、単位数、実施場所、訓練内容、実施コメントが表示されること。

20.13.4.5. 選択した患者の1ヶ月間の予定を時系列に参照できること。時間、行為、スタッフ、単位数、実施場所が表示されること。

20.13.4.6. 病棟別スケジュールでは、日付、病棟を指定し、予定患者の予定時間、予定場所、予定スタッフが時系列に表示、印刷できること。

20.13.4.7. 評価及び文書管理にて作成した文書等を、印刷イメージで参照できること。

20.13.4.8. 帳票名称、評価日から参照したい文書を選択できること。

20.13.4.9. 総合実施計画書は、医師や看護師等と共同作成ができること。

20.13.4.10. 職種毎に入力箇所を色分けし、どこを入力すべきか視覚的に判別できること。

20.13.4.11. 履歴管理されており、過去データの参照がいつでも行えること。

20.13.4.12. カンファレンスの入力、参照ができること。

20.13.4.13. カンファレンスは、病棟、診療科、依頼医師にて一覧表示し、記載済の判別ができること。

20.13.4.14. 病棟一覧では、日付、病棟を指定し、患者の疾患名、起算日、入院日、入院時のBI/FIM、現時点のBI/FIMが参照できること。

20.13.4.15. BI、FIMは入力、プレビュー、印刷ができること。

20.13.4.16. 予約の登録ができること。

20.13.4.17. 日付、患者を選択し、時間、行為、単位、場所を入力し予約登録ができること。

20.13.4.18. 予約からの実施登録、予約外からの実施登録ができること。

20.13.4.19. 日付、患者を選択し、時間、行為、単位、場所、訓練項目を入力し実施登録ができること。

20.13.4.20. 実施コメントの記入も行えること。

20.13.4.21. 廃用症候群に係る評価表を入力・印刷できること。

20.13.4.22. 目標設定等支援・管理シートの入力・印刷ができること。

20.13.4.23. Webシステムを起動する際、どの画面を初期表示にするか、設定できること。

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兵庫県立淡路医療センター 電子カルテシステム更新および影響部門システム更新要件定義書

21.   手術部門システム 実現性 備考(具体的な実現方法、代替案等)

21.1. 手術部支援システムサーバ ― ―21.1.1. システムの基本構成 ― ―21.1.1.1. システムはクライアント/サーバ方式で構築されていること。

21.1.1.2. システムは電子カルテシステムが調達する仮想化サーバ上に下記機能を構築すること。データベースサーバ、病院情報システムゲートウェイサーバ、WEBサーバ 、波形保存サーバ 、NASサーバ。

21.2. 手術部支援システムクライアント ― ―21.2.1.1. 電子カルテシステムが調達するサーバ管理用クライアント、血ガス接続用クライアント、

センタークライアント、麻酔記録用クライアント、看護用クライアント、ステータスモニタ制御用クライアント、人工心肺クライアントに相乗りをすること。またクライアント用ディスプレイ(ノンタッチ・タッチ・ステータス)、プリンタ、バーコードリーダ、絶縁トランスも電子カルテシステムが調達する機器を使用すること。

21.3. 手術部支援アプリケーション ― ―21.3.1. 手術・麻酔管理システム ― ―21.3.1.1. 手術申込み表示機能は、以下の要件を満たすこと。

(病院情報システムとの連携により申込み情報を入力する必要が無い場合でも、緊急手術等に備えて機能を有すること。)

21.3.1.2. 手術申込み情報として診療科名、手術予定日、患者ID番号、患者氏名、生年月日、年齢、性別、身長、体重、病棟、希望麻酔方法、手術開始時刻、手術予定時間、感染症の有無、術者名、病名、術式名、体位、術中使用の特殊装置、コメントを表示する機能を有すること。

21.3.2. 術前回診機能 ― ―21.3.2.1. 麻酔の承諾、輸血の説明、ICU入室予定、挿管困難度の予測についてのチェック項目を入

力する機能を有すること。21.3.2.2. 麻酔方法は、導入方法、維持方法、特殊麻酔方法別にリスト選択方式で入力する機能を有

すること。21.3.2.3. 既往症、使用薬、術前偶発症をリスト選択方式で入力する機能を有すること。

21.3.2.4. 手術部看護師に対する麻酔用器材、薬剤の指示内容を入力する機能を有すること。

21.3.2.5. 術前検体検査データを表示する機能を有すること。

21.3.2.6. 上記術前診察内容は病棟に設置されている病院情報システムの任意の端末のWEBブラウザー上から入力、保存できること。

21.3.3. 麻酔記録機能 ― ―21.3.3.1. 麻酔記録画面は、トレンド画面、イベント画面、リマークス画面、体位/ライン画面、サ

ブトレンド画面、薬剤画面、IN/OUT画面、術中血液分析検査データ画面、リマークス画面から構成され、トレンド画面、イベント画面、リマークス画面、体位/ライン画面は常に表示される機能を有すること。

21.3.3.2. サブトレンド画面、薬剤画面、IN/OUT画面、術中検査データ画面、リマークス画面は、画面切り替えをすることなく、スクロールすることですべて参照できること。

21.3.3.3. サブトレンド画面、薬剤画面、IN/OUT画面、術中検査データ画面、リマークス画面の表示順序はカスタマイズできること。

21.3.3.4. 1画面に表示する時間幅は、1時間、2時間、3時間、6時間及び12時間の時間幅から選択する機能を有すること。

21.3.3.5. どの表示時間幅の場合でも、トレンド情報、イベント情報、リマークス情報、薬剤投与情報、体位/ライン情報は各情報の記録時間をもとに時系列が把握できる表示が可能であること。

21.3.3.6. トレンド表示のトレンドデータの種類、表示色、スケールは術中においても任意に選択する機能を有すること。

21.3.3.7. 術前サマリ画面、IN/OUTバランス画面、退室時サマリ画面、実施情報確認画面を有し、アイコンボタンを押すことにより参照できること。

21.3.3.8. イベント入力画面、硬膜外情報入力画面、脊椎麻酔入力画面、局所麻酔入力画面、挿管/抜管画面、薬剤入力画面、IN/OUT入力画面、術中検査データ入力画面、体位/ライン情報入力画面、リマークス入力画面、退室時サマリ画面はそれぞれ入力必要事項をまとめた専用画面を有すること。

21.3.3.9. 硬膜外情報入力画面、脊椎麻酔入力画面、局所麻酔入力画面、挿管/抜管画面、退室時サマリ画面は導入時の打ち合わせによりカスタマイズできること。

21.3.4. 入力/表示/保存仕様 ― ―21.3.4.1. 基本操作としてタッチ画面を活用することができ、マウスの右クリック操作を用いること

なくすべての入力ができる仕組みであること。21.3.4.2. イベント、リマークスの入力は処置中での入力を考慮し、ペン等のツールを用いる事無

く、タッチディスプレイに対しての手入力が可能なインターフェースであること。

21.3.4.3. 患者入室/退出時刻、麻酔開始/終了時刻、手術開始/終了時刻、挿管/抜管情報をイベント情報として記録し、画面上にイベントマークで表示する機能を有すること。

21.3.4.4. 記録されたイベント情報から手術時間、麻酔時間を自動的に計算する機能を有すること。

21.3.4.5. 入力したリマークス、体位・ライン情報はアイコンもしくは番号で表示され、入力した時間の時間軸にあわせて表示する機能を有すること。また、入力した内容は、別画面を開くことなく内容を確認できること。

21.3.4.6. 体位を入力した場合、麻酔記録画面には体位の絵を用いたアイコンが表示されること。

21.3.4.7. 各種専用入力画面を開いた場合でも、時間軸を指定するカーソルは背景にある麻酔記録画面上で有効であり、時刻の決定に利用できること。

21.3.4.8. 輸液、輸血/出血、尿のイン/アウトデータは増分入力、全量(積算)入力の2つのどちらのモードでも入力でき、実施情報をIN/OUT画面に表示する機能を有すること。

21.3.4.9. 薬剤名リストは麻酔薬、外用薬、などの分類ごとに分けられ、選択した種類に応じた薬剤名が表示される機能を有すること。

21.3.4.10. 薬剤名リストの表示画面で、薬剤の検索が可能であること。

21.3.4.11. 1つの薬剤名称に対して、複数の薬剤を混ぜ合わせたセットを登録できること。この場合、混ぜ合わせる割合はセットから選択時に変更できること。

21.3.4.12. 薬剤の分類に応じて麻酔記録での薬剤表示色を設定できること。

21.3.4.13. 新規薬剤選択時に、投与種別(ボーラス/持続)、経路情報を同一画面で決定できること。

21.3.4.14. 薬剤選択時には、すでに入力済みのライン情報が優先的に表示され、経路情報として利用できること。

21.3.4.15. 脊椎麻酔イベント画面、局所麻酔イベント画面で入力した薬剤は、自動的にIN画面に薬剤名称、投与量が表示されること。

21.3.4.16. 持続薬剤に対して加薬の入力を行った場合、IN項目は持続薬剤の下の行に加薬を示すマークと共に加薬薬剤を表示できること。

21.3.4.17. 輸液の停止と共に次の新規輸液を選択する行為を一連の操作でできること。

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兵庫県立淡路医療センター 電子カルテシステム更新および影響部門システム更新要件定義書

21.   手術部門システム 実現性 備考(具体的な実現方法、代替案等)

21.3.4.18. PCAポンプ使用時に使用する複数の薬剤をIN項目の一行にまとめて表示でき、ボーラス量、ロックアウトタイムを含めた投与入力ができること。

21.3.4.19. 輸血情報入力時に、U(ユニット)、mlのどちらの単位でも入力できること。また、U入力時には自動的に合計量はmlへ変換されること。

21.3.4.20. IN/OUTバランス表は、入力されたIN/OUT情報から、晶質液、膠質液、血液製剤、尿量、濃厚赤血球等に自動的に分類、計算されること。

21.3.4.21. リマークス(定型文入力)内容は、麻酔管理、手術操作、合併症等の分類に分けて設定することができ、リストから選択ことで入力できること。また、選択後に任意の文言に修正できること。

21.3.4.22. 入力されたリマークス情報を時系列で表示するリマークス画面を持ち、麻酔記録画面上で表示のON/OFFができること。

21.3.4.23. リマークス画面では、イベント、薬剤、体位、リマークスの分類で表示の絞込みができること。

21.3.5. データ取り込み仕様 ― ―21.3.5.1. 生体モニタで出力可能なパラメータをトレンド画面もしくはサブトレンド画面に表示、保

存する機能を有すること。21.3.5.2. トレンドデータは1分間隔での取り込み、麻酔記録への表示が可能であること。

21.3.6. 看護機能 ― ―21.3.6.1. 術前訪問、術後訪問記録を作成できること。

21.3.6.2. 術中看護記録機能は、以下の要件を満たすこと。

21.3.6.3. 麻酔記録クライアントで入力されたデータ及び手術室生体情報モニタからのトレンドデータを表示し、看護記録のデータ、各種イベントを入力することが可能であること。

21.3.6.4. 看護記録表として構成される画面には、術中体位、術中バイタルトレンド、看護記録、観察データ、薬剤、看護イベントが表示されること。

21.3.6.5. 術中バイタルトレンドは表示のOn/Offができること。

21.3.6.6. 術中に使用した薬剤のデータを入力する機能を有すること。

21.3.6.7. シェーマーを用いた記録が行なえること。

21.3.6.8. パスを用いたチェック式画面を有すること。

21.3.6.9. 看護計画による入力が可能であること。

21.3.7. 検査機器リンク機能 ― ―21.3.7.1. 手術室の血液ガス分析装置がデータを出力できる場合は、血液ガス測定結果をオンライン

で取り込む機能を有すること。21.3.7.2. 血液ガス分析装置クライアントには、手術室リストが表示され、表示されている手術室を

選択することにより、検査結果の送信先を指定する機能を有すこと。21.3.7.3. 血液ガス分析装置クライアントに表示される手術室リストは現在患者が入室している手術

室が色分けされていること。21.3.7.4. 血液ガス分析装置クライアントには、検査機から受信した最新の検査結果を表示する機能

を有すること。21.3.8. ステータスモニタ表示機能 ― ―21.3.8.1. 手術情報は、手術室・手術開始予定時間順に表示する機能を有すること。

21.3.8.2. 手術予定、麻酔記録とリンクし、各手術室のイベント状況を表示して、自動的にアップデートされる機能を有すること。

21.3.8.3. 一画面に表示できない件数になった場合は、定期的に画面切り替えを行う時間を設定できること。

21.3.9. 術後参照・編集機能 ― ―21.3.9.1. 術後患者を選択し、その患者の麻酔記録を参照、編集する機能を有すること。

21.3.10. 術後回診機能 ― ―21.3.10.1. 術後患者の診察内容、術後偶発症情報、ペインスコアを入力、保存する機能を有するこ

と。21.3.10.2. 術後回診内容は病棟の病院情報システムの端末でWEBブラウザー上から入力できること。

21.3.11. 検索機能 ― ―21.3.11.1. 以下の検索条件を複数設定し、該当する記録を一覧表示する機能を有すること。

患者ID、性別、年齢、血液型、身長、体重、手術実施日、診療科、感染症、麻酔科医、術者、手術部位、実施術式、確定診断名、麻酔方法、手術時間、麻酔時間、出血量合計、使用薬剤、偶発症、体位

21.3.11.2. 検索結果の一覧表から検索結果患者毎に術前診察情報、術中麻酔記録、術後診察画面を参照できること。

21.3.12. 統計管理機能 ― ―21.3.12.1. 以下の集計を行い、集計毎に指定されたフォーマットで印刷する機能を有すること。

手術室毎の月間・年間利用状況、科別毎手術予定時間と実際の手術時間差の月間・年間の集計、麻酔科医別・麻酔方法の月間・年間の集計、麻酔科医別・麻酔時間の月間、年間の集計

21.4. 手術部支援データーベース ― ―21.4.1. データベース ― ―21.4.1.1. データベースは、このシステムで入力された5年間分以上のデータを保存できる容量であ

ること。21.4.1.2. 保存されている患者データを後から呼び出して参照する機能を有すること。

21.4.1.3. 保存されているデータを定期的にバックアップする機能を有すること。

21.4.2. WEB機能 ― ―21.4.2.1. 特別なアプリケーションをインストールすることなく、病院情報管理システムのWEBブラ

ウザを使って麻酔記録、看護記録の参照、および術前回診、術後回診、術前訪問、術後訪問が入力できるWEB機能を有すること。

21.4.2.2. 麻酔記録、看護記録は一画面に表示する時間幅をWEB画面で変更できること。

21.4.2.3. 麻酔記録、看護記録は参照した時点の最新の情報が表示され、術中でも病棟から確認できること。

21.4.2.4. 患者IDを含めたURLでの連携ができること。

21.4.3. 手術・麻酔管理システムと病院情報管理システム(HIS)との連携 ― ―21.4.3.1. HISの利用者マスタ、薬剤マスタ、等のマスタを受信できること。

21.4.3.2. HISから、以下の手術・麻酔申し込み情報、もしくは確定手術スケジュールを受信する機能を有すること。HISとのインタフェース仕様については、既存手術部門システムインタフェース仕様書に準じること。

21.4.3.3. HISから中央検体検査結果内容を受信する機能を有すること。HISとのインタフェース仕様については、既存手術部門システムインタフェース仕様書に準じること。

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兵庫県立淡路医療センター 電子カルテシステム更新および影響部門システム更新要件定義書

21.   手術部門システム 実現性 備考(具体的な実現方法、代替案等)

21.4.3.4. HISへ麻酔/手術時間、確定術式コード、使用薬剤、スタッフの情報を送信する機能を有すること。HISとのインタフェース仕様については、既存手術部門システムインタフェース仕様書に準じること。

21.4.3.5. HISでオーダした輸血製剤の番号を本システム上で確認する機能を有すること。

21.4.3.6. HISにて管理する時刻情報と同期できる機能を有すること。ただしHIS上の時間と同期できない場合は、本システム上に電波時計を装備し日本標準時刻にてデータ管理が行えること。

21.4.4. 日本麻酔学会提出レポート(JSA麻酔台帳)との連携 ― ―21.4.4.1. 本システムで有するデータで、JSA麻酔台帳に必要なデータを出力する機能を有するこ

と。

21.5. ネットワーク、その他 ― ―21.5.1. ネットワークシステム ― ―21.5.1.1. 手術部門に整備されている既存ネットワークもしくは電子カルテシステムが調達するネッ

トワークを使用し構築すること。

21.6. 既存システム更新 ― ―21.6.1. 既存システム更新 ― ―21.6.1.1. 既存システムは、上記調達するサーバーへ移行し動作すること。

21.6.1.2. 既存システムで使用している手術申込み参照/手術スケジュール作成機能、センター機能、術前回診機能、麻酔記録機能、看護術前・術後訪問機能、術中看護記録機能、人工心肺記録、ステータスモニタ表示機能、検索・統計機能は継続して参照、入力、修正が可能であること。

21.6.1.3. 既存システムの麻酔記録、看護記録、人工心肺記録のデータは、電子カルテシステムから参照可能であること。

21.6.1.4. 既存システムの麻酔記録(術前回診、術後回診記録含む)、看護記録(術前訪問、術後訪問記録含む)、人工心肺記録のデータは、検索機能の検索対象になるよう新サーバーへ移行すること。また、検索結果でリストに絞り込まれた患者一覧から、麻酔記録、看護記録、術前回診記録、術後回診記録、術前訪問記録、術後訪問記録の呼び出しに対応できること。

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兵庫県立淡路医療センター 電子カルテシステム更新および影響部門システム更新要件定義書

22.   重症系システム 実現性 備考(具体的な実現方法、代替案等)

22.1. 重症部門システムサーバ ― ―22.1.1. システムの基本仕様 ― ―22.1.1.1. システムはクライアント/サーバ方式で構築すること。

22.1.1.2. システムは電子カルテシステムが調達する仮想化サーバ上に下記機能を構築すること。データベースサーバ、病院情報システムゲートウェイサーバ、WEBサーバ 、NASサーバ。

22.1.1.3. ICU/救急病棟/救急初療室/HCU/NICU/GCUの各病棟の重症システムに対応できる機能を有すること。

22.2. 重症部門システムクライアント ― ―22.2.1.1. 電子カルテシステムが調達するサーバ管理用クライアント、血ガス接続用クライアント、

センタークライアント(デスクトップ/ノート)、ベッドサイド用クライアント(デスクトップ/ノート)に相乗りをすること。またクライアント用ディスプレイ(ノンタッチ・タッチ)、プリンタ、バーコードリーダも電子カルテシステムが調達する機器を使用すること。

22.3. 重症部門システムアプリケーション ― ―22.3.1. 基本性能 ― ―22.3.1.1. 1台のクライアント端末においてデータを編集することにより、全てのクライアント端末

上のデータも自動更新すること。22.3.1.2. データの入力や各画面での操作はWindows準拠の操作性であること。

22.3.1.3. 日本標準時刻への同期や電子カルテとの時刻同期により時刻情報の真正性や修正履歴管理による真正性、生体情報、特に実波形保存による患者生体情報の保存性等を必須とし、システム全体で電子カルテ三要件に準拠した性能・機能を有すること。

22.3.2. 患者基本情報機能 ― ―22.3.2.1. 患者氏名、ID、生年月日、性別、血液型(Rh式、ABO式)、感染症、病名を入力する機

能を有すること。22.3.2.2. 入室前、入床時、退室時の患者情報を記録する機能を有すること。

22.3.3. 患者入退床管理機能 ― ―22.3.3.1. 患者入床、退床操作を行う機能を有すること。

22.3.3.2. 患者入床、空床状況を示す患者一覧を表示する機能を有すること。

22.3.3.3. 患者一覧には、入室予定日、診療科、患者氏名、病名を一覧で表示できる機能を有すること。

22.3.4. 画面表示 ― ―22.3.4.1. ベッドマップ画面、患者情報画面、経過表画面、指示簿画面、週間経過表画面、水分出納

画面、体外循環画面、フリートレンド、患者一覧画面、過去患者検索画面から構成され、アイコンによる画面切り替えを行う機能を有すること。

22.3.4.2. ベッドマップ画面では、各患者の感染症の有無をアイコンで確認できる機能を有すること。

22.3.5. 経過表 ― ―22.3.5.1. 経過表画面は、バイタルサイングラフ、モニタ数値、IN/OUT、呼吸器指示、人工呼吸器実

測値、観察、定期処置、処置、特殊治療、生化学・血液ガス、デイリー、緊急モードの項目から構成され、それぞれの項目は表示/非表示の選択ができる機能を有すること。

22.3.5.2. バイタルサイングラフは5つ以上パラメータのグラフを表示でき、各グラフは表示/非表示の切り替えを行う機能を有すること。

22.3.5.3. 経過表のモニタ数値、観察、定期処置、処置、特殊治療はセット機能により設定されたセット名を選択することにより、表示項目を任意のタイミングで変更できる機能を有すること。

22.3.5.4. 経過表全体の時間幅を15分、1時間、2時間、4時間、8時間、12時間、24時間に変更する機能を有すること。

22.3.5.5. ベッドサイドモニタから出力されたバイタルトレンドデータの自動記録に加え、確認したデータ、及び手入力されたデータをバイタルサイングラフに追加する機能を有すること。

22.3.5.6. バイタルサイングラフの表示形式は、モニタデータ、確認データ、モニタデータ+確認データのいずれかを選択する機能を有すること。

22.3.5.7. バイタルサイングラフ上にイベントを記入・表示する機能を有すること。

22.3.5.8. イベントの内容を一覧で表示する機能を有すること。

22.3.5.9. INの処方、注射項目に対する時間指定指示の場合は該当する時間のセル内に指示名称を表示する機能を有すること。

22.3.5.10. INの処方、注射項目に対する時間指定指示の場合はセル内に表示される指示名称をダブルクリックし薬剤の投与量を入力することでINの累計計算を自動的に行う機能を有すること。

22.3.5.11. 処方、注射の適宜指示の場合は経過表上の処方(注射)適宜欄をダブルクリックすることにより、該当する指示が表示され実施入力を行う機能を有すること。

22.3.5.12. INの持続、輸血項目はは指示受けを行うと指示名称と指示速度が経過表のIN項目に自動表示される機能を有すること。

22.3.5.13. INの持続、輸血項目の指示を開始・交換・終了する機能を有すること。

22.3.5.14. INの持続、輸血項目の指示に対して投与量を入力する機能を有すること。

22.3.5.15. INの持続、輸血項目の表示順を変更する機能を有すること。

22.3.5.16. INの持続、輸血項目の投与量の表示を時間量、累計、時間量/累計を選択して表示する機能を有すること。

22.3.5.17. InTotalに表示されたINの〆時間を2時間、3時間、4時間、6時間、8時間、12時間、24時間に変更する機能を有すること。

22.3.5.18. OUTの項目に尿量、出血等を入力する機能を有すること。

22.3.5.19. OUTの項目の項目選択はセットを用いて項目を表示する機能を有すること。

22.3.5.20. 多ルーメン中心静脈カテーテルのマスタを持ち,ルートの色を表示する機能を有すること。(例 シャーウッドトリプル 白,青,緑)

22.3.5.21. 輸液,持続投与薬の投与ルートを表示し,投与ルートごとに任意の順序で並び替える機能を有すること。

22.3.5.22. 呼吸器指示項目に指示簿で指示受けした呼吸器情報を表示する機能を有すること。

22.3.5.23. 呼吸器の指示が変更された場合は、経過表の呼吸器指示項目に変更のあった時間帯に指示を表示する機能を有すること。

22.3.5.24. 人工呼吸器実測値項目は機種、状態、流量、吸気圧、換気モード、濃度数等を入力する機能を有すること。

22.3.5.25. 人工呼吸器実測値項目はセットを用いて項目を表示する機能を有すること。

22.3.5.26. 人工呼吸器実測値項目で入力したデータを一覧表示する機能を有すること。

22.3.5.27. 観察項目は、意識評価、対光反射等に対する内容を入力する機能を有すること。

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兵庫県立淡路医療センター 電子カルテシステム更新および影響部門システム更新要件定義書

22.   重症系システム 実現性 備考(具体的な実現方法、代替案等)

22.3.5.28. 観察項目は、セットを用いて項目を表示する機能を有すること。

22.3.5.29. 観察項目で入力したデータを一覧表示する機能を有すること。

22.3.5.30. 定期処置項目は、体位変換、清拭等に対する内容を入力する機能を有すること。

22.3.5.31. 定期処置項目は、セットを用いて項目を表示する機能を有すること。

22.3.5.32. 定期処置項目で入力したデータを一覧表示する機能を有すること。

22.3.5.33. 観察、定期処置項目はリストから選択する機能を有すること。

22.3.5.34. 観察、定期処置項目は患者状態の変化に応じて、任意のタイミングで表示・非表示の機能を有し、かつ重要度に合わせ任意に項目表示の順番を並び替えを行う機能を有すること。

22.3.5.35. 観察、処置項目で入力した内容は、経過表を15分表示(表示間隔1分)にした場合でも、該当する時間軸の部分に表示される機能を有すること。

22.3.5.36. 前回の入力と同じ場合は、カテゴリー単位(例えば観察項目)でコピーして、そのデータを利用できる機能を有すること。

22.3.5.37. 処置項目(Vライン挿入等)を入力する機能を有すること。

22.3.5.38. 処置項目で入力したデータを一覧表示する機能を有すること。

22.3.5.39. 特殊治療項目はCHDF、IABPに対する内容を入力する機能を有すること。

22.3.5.40. 特殊治療項目で入力したデータを一覧表示する機能を有すること。

22.3.5.41. 生化学、血液ガス検査結果を数値表形式で記録する機能を有すること。また、検査結果は該当する時間軸上のセルに数値表形式で表示される機能を有すること。

22.3.5.42. 生化学、血液ガス検査結果を一覧表示する機能を有すること。

22.3.5.43. デイリーデータ(身長、体重、挿管チューブ等)を入力する機能を有すること。

22.3.5.44. デイリーデータは当日の最新データを常に表示する機能を有すること。

22.3.5.45. デイリーデータで入力したデータを一覧表示する機能を有すること。

22.3.5.46. イベント、処置を簡易入力を行う緊急モード機能を有すること。

22.3.5.47. 緊急入力モードを終了することにより、その内容を経過表のイベント欄、処置欄に分類し表示できる機能を有すること。

22.3.5.48. 緊急入力モードを終了することにより、その内容を指示簿上に展開し、医師の追認サインを受ける機能を有すること。

22.3.6. 週間経過表 ― ―22.3.6.1. 1週間、4日間を1画面とした参照用の経過表を表示する機能を有すること。

22.3.7. 水分出納 ― ―22.3.7.1. 時間当たりのIN・OUTを棒グラフで表示を行い、水分出納を参照する機能を有すること。

22.3.7.2. 任意の時間を基点としたバランスを計算できる機能を有すること。

22.3.8. 体外循環 ― ―22.3.8.1. 経過表の体外循環で入力したIN、OUT、IN TOTAL、OUT TOTAL、INOUTバランスの情報を表

示する機能を有すること。22.3.8.2. 経過表のINOUTバランスを表示し、体外循環のINOUTバランスと計算したTOTALバランスを

表示する機能を有すること。22.3.9. フリートレンド ― ―22.3.9.1. 任意にモニタデータを最大8パラメータを表示する機能を有すること。

22.3.9.2. モニタデータだけでなく、呼吸器設定値、検査結果も含めたグラフ表示ができる機能を有すること。

22.3.10. 経時記録機能 ― ―22.3.10.1. 経過表の経時記録ボタンを押すことにより経時記録欄を表示する機能を有すること。

22.3.10.2. 経時記録は選択+文字の入力が可能な機能を有すること。

22.3.11. 医師指示簿 ― ―22.3.11.1. 患者毎、指定された日付け毎に当該患者の指示一覧を表示する機能を有すること。

22.3.11.2. 輸液、注射、輸血、処方、栄養、緊急、呼吸器、特殊治療、その他指示に関する指示機能を有すること。

22.3.11.3. 指示簿画面は、状態、指示名称、指示時刻、指示内容、コメント、指示者、指示受け者が各指示毎に表示される機能を有すること。

22.3.11.4. 指示変更の内容がすぐに判断できるように、薬剤の加薬、呼吸器設定の変更などがあった場合は、変更点に★マークなどで変更部分が認識できる表示機能を有すること。

22.3.11.5. 中止された指示は、中止を表す表示色で表示される機能を有すること。

22.3.11.6. 指示の内容は、中止の指示をしない限り、次の日の指示簿に自動的に継続される機能を有すること。

22.3.11.7. 輸液、注射の指示として、ルート、基本薬(名称、数量)、加薬(名称、数量)、投与速度、指示コメントが入力できる機能を有すること。

22.3.11.8. 新規指示、指示更新を通知するメッセージを指示簿画面、経過表画面に表示する機能を有すること。

22.3.11.9. 指示受けされた輸液の名称は、経過表のIN部分に自動的に表示される機能を有すること。

22.3.11.10. 輸液指示で投与時間を入力すると合計水分量から投与速度を自動計算する機能を有すること。

22.3.11.11. 2段階の希釈指示に対応できる機能を有すること。

22.3.11.12. 指示の際にルート禁忌を判別し、警告メッセージを表示できる機能を有すること。

22.3.11.13. 投与量に応じて、電解質・ブドウ糖およびカロリー量が確認できる機能を有すること。

22.3.11.14. 投与速度の入力からγ値を自動計算でき、またその逆もできる機能を有すること。

22.3.12. 承認実施機能 ― ―22.3.12.1. 看護師の権限で経過表上から指示を作成する機能を有すること。

22.3.12.2. 承認実施を行うと経過表上で実施された旨を通知するメッセージを表示する機能を有すること。

22.3.12.3. 承認実施を行うと指示簿上では入力した看護師が指示受け欄に登録され、指示者の欄が空白で表示され、指示追認されていない旨がわかるように表示される機能を有すること。

22.3.12.4. 指示者が追認する機能を有すること。

22.3.13. セット機能 ― ―

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兵庫県立淡路医療センター 電子カルテシステム更新および影響部門システム更新要件定義書

22.   重症系システム 実現性 備考(具体的な実現方法、代替案等)

22.3.13.1. 経過表画面のモニタ数値、IN・OUT、観察項目の内容は、それぞれ任意の名称でセット化する機能を有すること。またセットを組み合わせ、経過表全体に対してのセットを任意の名称で設定する機能を有すること。

22.3.13.2. 輸液、注射、輸血、処方、呼吸器、特殊治療、その他指示の指示を任意の名称でセット化する機能を有すること。

22.3.14. 人体図表示機能 ― ―22.3.14.1. 経過表上に人体図を表示し、現在のルート情報を表示できる機能を有すること。

22.3.14.2. 指示簿で指示の際にルート選択を行う場合、人体図を用いてルートを指定できる機能を有すること。

22.3.14.3. 指示受けを行うと、自動的に人体図上に指示ルートが薬剤名とともに表示される機能を有すること。

22.3.14.4. 過去時間を指定することで、指定した時間の人体図を表示できる機能を有すること。

22.3.14.5. 表示されている人体図を画像として抽出し、画像編集や、コメントの追加を行い保存ができる機能を有すること。

22.3.15. 辞書機能 ― ―22.3.15.1. イベント、体位、意識、観察、呼吸、OUT、処置に関して、実施入力の際に表示される選

択項目の内容をシステムを止めずに設定できる機能を有すること。22.3.15.2. レポート作成機能に関して以下の要件を満たすこと。

22.3.15.3. 経過表、医師指示簿及び使用配置薬剤リストを印刷する機能を有すること。

22.3.15.4. レポートサイズはレポートの種類に応じA4又はA3サイズ印刷する機能を有すること。

22.3.15.5. 経過表、医師指示簿に関しては印刷前にプレビュー画面で印刷内容の項目を選択できる機能(経過表の印刷時に数値トレンドは含めない、観察項目は含めるなどの選択ができる機能)を有すること。

22.3.16. 統計検索機能 ― ―22.3.16.1. 複数年の範囲で患者ID、患者氏名、生年月日、性別、血液型、年齢、診療科、入室日

時、主治医による検索する機能を有すること。22.3.16.2. 検索結果は氏名、患者ID、生年月日、性別、血液型、診療科、主治医を含んだ一覧表形

式で表示され、一覧表から選んだ患者の過去データ(経過表、指示簿、患者情報)が参照する機能を有すること。

22.3.16.3. 検索結果を台帳として印刷する機能を有すること。

22.3.17. NICU/GCU機能 ― ―22.3.17.1. 調乳指示が入力でき、入力内容はHISに送信されること。

22.3.17.2. NICU/GCU情報入力用の専用画面、専用マスタを有し、apnea、ミルク胃内残量、ミルクベース温、機内酸素濃度、光線等の入力を経時的に記録できる機能を有すること。

22.3.17.3. 生体モニタとの接続に関して以下の要件を満たすこと。

22.3.17.4. 既存生体モニタからの数値データを1分間隔で取込みできる機能を有すること。

22.3.17.5. 既存生体モニタでアラームが発生した場合、その際の波形情報を画像情報として自動的に経過表に取り込み、経過表画面上でアラーム発生タイミングが把握できる機能を有すること。

22.3.17.6. 経過表画面上から、参照中の患者の波形データをWEBブラウザーを用いて呼び出して、圧縮波形、アラーム波形一覧が参照できる機能を有すること。

22.3.18. 病院情報システム(以下「HIS」という。)及び関連システムとのリンク機能 ― ―22.3.18.1. HISから重症部門への移動オーダを受信し、患者予定一覧に表示する機能を有すること。

22.3.18.2. HISから患者基本情報(プロファイル情報)を受信し、患者属性情報として利用する機能を有すること。HISとのインタフェース仕様については、既存重症部門システムインタフェース仕様書に準じること。

22.3.18.3. HISから中央検査室での検体検査結果を受信し、経過表データに反映する機能を有すること。HISとのインタフェース仕様については、既存重症部門システムインタフェース仕様書に準じること。

22.3.18.4. HISから処方オーダを受信し、指示簿データとして展開できる機能を有すること。HISとのインタフェース仕様については、既存重症部門システムインタフェース仕様書に準じること。

22.3.18.5. 注射・輸液薬剤の実施情報をHISに送信する機能を有すること。HISとのインタフェース仕様については、既存重症部門システムインタフェース仕様書に準じること。また、注射オーダ情報は、電子カルテシステムにインタフェースし、薬剤部門における配置薬の在庫管理ならびに薬剤の出庫指示情報として利用できること。

22.3.18.6. 利用者マスタ、薬剤マスタをHISと連携する機能を有すること。

22.3.18.7. HISからの患者IDを引数にしたWEB呼び出しに対応できる機能を有すること。

22.3.19. WEB配信機能 ― ―22.3.19.1. 特別なアプリケーションを用いずに、HISのWEBブラウザから本システムの経過表、指示

簿、週間経過表を参照できる機能を有すること。22.3.19.2. 表示される内容は参照した時点の情報であること。

22.3.19.3. WEB経過表の一画面に表示する時間幅は参照者がWEB画面で選択できる機能を有すること。

22.4. ネットワーク、その他 ― ―22.4.1. ネットワークシステム ― ―22.4.1.1. 重症部門に整備されている既存ネットワークもしくは電子カルテシステムが調達するネッ

トワークを使用し構築すること。

22.5. 既存システム更新 ― ―22.5.1. 既存システム更新 ― ―22.5.1.1. 既存システムは、上記調達するサーバーへ移行し動作すること。

22.5.1.2. 過去患者検索画面では、更新前の患者データについても患者基本情報等で検索することが可能であること。また検索結果より該当患者の経過表の画面を表示することができること。

22.5.1.3. 過去患者検索画面では、更新前の患者バイタルデータについても検索することが可能であること。

22.5.1.4. 既存システムの患者一覧、経過表、指示簿のデータは、電子カルテシステムから参照可能であること。

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兵庫県立淡路医療センター 電子カルテシステム更新および影響部門システム更新要件定義書

23.   生体情報モニタシステム 実現性 備考(具体的な実現方法、代替案等)

23.1. 機能要件 ― ―23.1.1. ハードウェア機能(サーバー) ― ―23.1.1.1. CPUはインテルXeon E5-2403v2 1.80GHz相当以上の性能、機能を有すること。

23.1.1.2. OSはRed Hat Enterprise Linux7準拠の性能、機能を有すること。

23.1.1.3. ハードディスクの物理容量は300GB×3(RAID5構成)、HotSpare x1以上であること。

23.1.1.4. メモリは8GB以上であること。

23.1.1.5. ネットワークは2ポート、100Mbps以上であること

23.1.1.6. 無停電電源装置のバッテリーが少なくなった際には、各サーバを安全にシャットダウンさせる機能を有すること

23.1.2. 基本機能 ― ―23.1.2.1. セントラルモニタと接続し、システムが提供する機能を使用することができること。

23.1.2.2. 1床につきデータの切れ目なく連続14日間分以上の波形データを記録する機能を有すること。

23.1.2.3. 保存されたデータは14日間データの削除が行われず保存され続ける機能を有すること。

23.1.2.4. 波形データのサンプリング間隔は8mmsec以下であること

23.1.2.5. 計測値データのサンプリング間隔は1sec以下であること

23.1.2.6. 画面表示として、患者選択画面、長時間波形画面、拡大波形表示画面、イベントリコール画面、グラフトレンド画面、リストトレンド画面を有すること

23.1.2.7. テレメータでデータ取得していた患者が急変し、ベッドサイドモニタを追加でモニタリングを増やした場合に、テレメータ・ベッドサイドモニタの両データが同一患者のデータとしてデータ保存が出来、データの取り落としがないこと

23.1.2.8. 患者情報がない状態で保存されたデータも、後からシステム側に患者情報を付加させることができること

23.1.3. 長時間波形画面 ― ―23.1.3.1. 任意の時間に画面をスクロール又はジャンプさせる機能を有すること

23.1.3.2. 波形の任意の場所を指定して、その時点での拡大波形画面を表示できること

23.1.3.3. 波形の感度を変更できる機能を有すること

23.1.3.4. 表示する波形を選択できる機能を有すること

23.1.3.5. 5種類のマーカーにユーザイベントなどを任意に指定し、表示することができること

23.1.3.6. 波形のクリップ機能をON、OFFすることができること

23.1.3.7. 患者ID、患者名、性別、年齢等、患者属性情報を表示できること

23.1.3.8. モニタのアラームレベルに応じて、背景色を3段階まで変更、表示できること。

23.1.4. 拡大波形画面 ― ―23.1.4.1. 長時間波形画面、イベントリコール画面、グラフトレンド画面、リストトレンド画面で選

択した時刻の波形を拡大表示できること23.1.4.2. 拡大波形は1画面につき最大5波形表示できること。

23.1.4.3. 表示する波形・計測値を選択できる機能を有すること

23.1.4.4. モニタによる不整脈判定、アラーム情報を表示できること

23.1.4.5. アラーム対象となる数値項目は色が赤く反転して表示されること

23.1.4.6. 拡大波形の感度をパラメータ毎に変更できる機能を有すること

23.1.4.7. 患者ID、患者名、性別、年齢等、患者属性情報を表示できること

23.1.5. イベントリコール画面 ― ―23.1.5.1. 保存期間内全てのリコール波形の参照機能を有すること

23.1.5.2. リスト表示機能を有し、表示項目として発生日時、イベント種類の表示機能を有すること、また圧縮波形も同画面にて参照できること。

23.1.5.3. リスト表示から選択したリコール波形を拡大表示する機能を有すること

23.1.5.4. AsystoleやVFなど、イベントの種類による表示フィルタリング機能を有すること

23.1.5.5. 患者ID、患者名、性別、年齢等、患者属性情報を表示できること

23.1.6. グラフトレンド画面 ― ―23.1.6.1. 計測値についてトレンドグラフ表示する機能を有すること

23.1.6.2. 表示時間幅は1時間、4時間、8時間、12時間、24時間から選択できる機能を有すること

23.1.6.3. 計測値について最大3項目同時に表示する機能を有すること

23.1.6.4. 表示するパラメータを選択できる機能を有すること

23.1.6.5. 表示するパラメータの組み合わせを予め4パターン以上登録できる機能を有する場合は、加点として評価する。

23.1.6.6. 表示するパラメータのスケールを変更できる機能を有すること

23.1.6.7. 患者ID、患者名、性別、年齢等、患者属性情報を表示できること

23.1.6.8. 一画面で指定時間の前後30分以上のトレンドグラフを表示する機能を有すること

23.1.6.9. 任意の時間に画面をスクロール又はジャンプさせる機能を有すること

23.1.7. リストトレンド画面 ― ―23.1.7.1. 1画面で最大10項目の計測値を参照できる機能を有すること

23.1.7.2. 表示間隔は1分から1時間の間で変更できる機能を有すること

23.1.7.3. 表示するパラメータを選択できる機能を有すること

23.1.7.4. リスト表示時刻の拡大波形を参照できるボタンを有すること

23.1.7.5. 患者ID、患者名、性別、年齢等、患者属性情報を表示できること

23.1.7.6. 任意の時間に画面をスクロール又はジャンプさせる機能を有すること

23.1.8. NIBPリスト画面 ― ―23.1.8.1. 1画面でNIBPを含め、最大10項目の計測値を参照できる機能を有すること

23.1.8.2. リストは計測が完了した時間が表示されること

23.1.8.3. NIBP以外に表示するパラメータを選択できる機能を有すること

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兵庫県立淡路医療センター 電子カルテシステム更新および影響部門システム更新要件定義書

23.   生体情報モニタシステム 実現性 備考(具体的な実現方法、代替案等)

23.1.8.4. 患者ID、患者名、性別、年齢等、患者属性情報を表示できること

23.1.8.5. NIBP測定時の拡大波形を参照することができること

23.1.8.6. NIBPの拡張、収縮、平均値について、数値による絞込み検索機能を有すること

23.1.9. セキュリティ機能 ― ―23.1.9.1. データの参照や入力、保存を行うとき、ユーザIDとパスワードの要求を行い、データの

改竄の防止を行えること。ただし、電子カルテシステムにログインしたユーザが、電子カルテシステムの一機能としてアクセスする場合は、既に認証されているものとして扱われること

23.1.9.2. ユーザ毎に参照ユーザ・フルアクセスユーザ・管理者ユーザの権限を設定できる機能を有すること

23.1.9.3. アカウントの編集は管理者のみが可能であり、又各人が任意にパスワードを変更できる機能を有すること

23.1.9.4. 一定時間を経過した場合は、自動的にデータ参照権を放棄できること

23.1.9.5. データの参照やコメント入力した際の日時を記録したログを一定期間保持すること

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兵庫県立淡路医療センター 電子カルテシステム更新および影響部門システム更新要件定義書

24.   血液浄化管理システム 実現性 備考(具体的な実現方法、代替案等)

24.1. 基本事項 ― ―24.1.1. 利用環境 ― ―24.1.1.1. 透析通信システムは、Webシステムであること。また、端末最大30台(要ライセンス)

まで同時使用できること。24.1.1.2. スタッフごとにシステムへのログイン環境(アクセス制限により更新や参照を制御する)

の設定が可能なこと。24.1.1.3. ログインスタッフがシステムで行った編集履歴が残ること。

24.1.1.4. システムへのログインは、スタッフ毎にICカードでのログインが可能なこと。(専用端末のみ)

24.1.2. 透析指示機能 ― ―24.1.2.1. 指示出し指示受け機能を有すること。(Drからの指示を確認でき、その指示に対して

「確認」した旨の入力が出来ること。指示者及び確認者の履歴が残ること)24.1.2.2. スタッフ間の申し送り事項等が記載・確認できる掲示板機能があること。

24.1.2.3. 透析条件項目として、透析時間、透析膜、DW、抗凝固剤、注射薬などが設定でき、容易に確認が出来ること。

24.1.2.4. 患者毎の透析スケジュールは、カレンダー形式で予定状況の把握ができること。

24.1.2.5. 設定した項目(スケジュールや透析条件等)に変更があった場合は、クライアント端末から変更が可能であること。

24.1.2.6. 曜日毎の処方(注射薬剤)登録が出来ること。

24.1.2.7. 毎月1回(指定した週の指定した曜日)の定期的な繰り返し処方(注射薬剤)の登録が出来ること。

24.1.2.8. 2週間に1回もしくは3週間に1回、4週間に1回(それぞれ指定した週の指定した曜日)の定期的な繰り返し処方(注射薬剤)の登録が出来ること。

24.1.3. 患者情報登録機能 ― ―24.1.3.1. 患者毎の禁忌薬入力チェック機能を有すること。

24.1.3.2. 観察記録を、SOAP形式、フリー形式で登録できること。

24.1.3.3. 血液検査結果(数値)の手入力・管理ができること。

24.1.3.4. 体重データ・検査データ・投与薬剤・ダイアライザーの使用履歴は複合的にグラフにて表現できること。過去のデータ推移は1画面で経時的に捉える事ができること。 また、そのグラフに表示するデータの組合せは任意に複数設定が出来、スタッフにより切り替えて表示が出来ること。

24.1.3.5. シャント等の画像データを保存できること。

24.1.4. 透析装置との連携機能 ― ―24.1.4.1. 透析患者の透析前体重を入力することで、予め定められたドライウエイト・補正値より除

水量を計算して、透析装置に送信が可能であること。また、送信され設定された条件は透析装置側で随時変更が可能であること。透析治療中は透析装置での操作が実施できること。

24.1.4.2. 治療を受ける患者ごとの静脈圧警報点、TMP警報点、透析液圧警報点の送信ができる機能を有すること。

24.1.4.3. 治療を受ける患者の血流量、注入ポンプ、透析液温度、除水速度の操作可能な設定範囲を透析装置に送信できる機能を有すること。操作範囲を超えた治療は出来ないこと。(ただし透析装置側で操作範囲を解除すれば可能)

24.1.4.4. 透析治療中の透析装置をモニタリングできること。透析治療中の状態(血圧・脈拍・体温・静脈圧・TMP)の情報をクライアント端末にて監視が可能であること。

24.1.4.5. 患者ごとに透析記録用紙の印刷ができること。自動血圧計から得られたバイタル情報、透析患者の訴え、処置した記録、装置の運転記録を透析記録用紙に記載できる機能を有していること。透析終了後に透析記録用紙に自動で印刷する機能を有すること。血圧・脈拍は、自動血圧計による連動取り込みの他に、装置液晶画面端末からも手入力する機能を有すること。また、体温データを透析装置の装置液晶画面端末から手入力できる機能を有していること。

24.1.4.6. 透析装置から得られたバイタル情報や患者の訴えや処置した記録、または装置の運転記録を登録して血液浄化記録表を出力できる機能を有していること。バイタル情報、運転記録等は自動で登録できること。

24.1.4.7. 各透析装置が実施した自己診断のデータを蓄積しモニタできる機能を有していること。異常データが発生した場合は、色別表示等により視認できること。

24.1.4.8. 透析装置の液晶画面にて、血液検査結果(数値、文字)の閲覧ができる機能を有していること。

24.1.4.9. 透析装置の液晶画面にて、透析中の透析レポートを参照出来る機能を有していること。また、過去の透析レポートを参照する機能を有していること。

24.1.4.10. 透析装置の液晶画面にて、システムにて管理しているシャント等画像を閲覧できる機能を有していること。

24.1.4.11. 透析装置の液晶画面にて、当該装置で次のクールに治療を行う患者情報及び仕様器材情報が表示できること。

24.1.4.12. 透析中の患者の愁訴、処置、処置者を装置液晶画面端末から入力できる機能を有していること。

24.1.4.13. 予定薬剤および抗凝固剤の指示事項を装置液晶画面端末にて確認できる機能を有していること。予定薬剤については装置液晶画面端末にて実施入力が可能であり、実施の有無確認をする機能を有していること。

24.1.4.14. 実施入力をせずとも、治療開始と共に実施済として記録する機能を有していること。

24.1.4.15. 穿刺者、回収者が装置液晶画面端末入力ができる機能を有していること。

24.1.4.16. 医材確認、透析中の回路確認、装置のモード確認、運転状況確認の、ベッドサイド確認事項等をチェックリストとして、装置液晶画面端末に表示できる機能を有していること。また、チェックの実施確認をする機能を有すること。

24.1.4.17. 透析装置の液晶画面にて透析通信システムの機能を利用する際も、クライアント端末及び回診用タブレットを同時に利用出来ることとする。それぞれの機能は排他とせず、どこからでも入力や参照が可能とする。

24.1.4.18. 透析治療中の透析装置をモニターできること。透析治療中の状態(血圧・脈拍・体温・静脈圧・TMPなど)の情報をクライアント端末にて監視ができること。異常がある場合はエラーを表示すること。

24.1.4.19. 透析装置の除水残り時間情報を所得し、返血順を確認することができること。

24.1.5. 体重測定機能 ― ―24.1.5.1. 体重表示器は、患者名表示/体重値印刷/ICカードリーダライタの機能が一体型であること。

また、分離型も可能であること。24.1.5.2. 体重計と接続し、自動的に体重値をシステムに取り込み表示およびデータ利用できる機能

を有すること。24.1.5.3. 車椅子を利用されている患者にも自動的に車椅子重量を減算するなど機能を有すること。

24.1.5.4. 体重値が異常値を示す場合はエラーを表示すること。

24.1.5.5. スケールベッドと連携する機能を有すること。(A&D社:WAK-810)

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兵庫県立淡路医療センター 電子カルテシステム更新および影響部門システム更新要件定義書

24.   血液浄化管理システム 実現性 備考(具体的な実現方法、代替案等)

24.1.5.6. 手入力による体重値の登録もできること。

24.1.5.7. 体重表示器が体重計もしくはシステムのサーバと接続されていない場合は、エラーを表示すること。

24.1.6. 帳票機能 ― ―24.1.6.1. 帳票を作成するツールが装備され、透析通信システムにてその帳票を用いて印刷が出来る

こと。24.1.6.2. 薬剤準備リストや医療材料準備リストが作成できること。

24.1.6.3. 紹介状が発行できること。紹介状は透析通信システムに保存されている諸条件が自動的に展開されるが、紹介状そのものに新たに文字情報を付け加えることができ保存ができること。また、紹介先施設も管理が可能なこと。

24.1.7. その他 ― ―24.1.7.1. 透析学会用より配布される統計調査用エクセルシートに、透析システムで管理している

データの転記ができること。(要保守契約)24.1.7.2. 各装置の日常点検、定期点検および水質管理をサポートする機能を有すること。

24.1.7.3. 緊急の透析を行う場合も治療開始時から自動的にデータを収集し、治療開始後に患者の割付を行うことで治療記録を作成することが可能であること。

24.1.7.4. kt/v、PCR、CreatinineIndex、BUN除去率、Cr除去率、BMI、GNRI、TSATの計算機能を有していること。

24.1.7.5. カルシウムとリンの治療管理法をベースとした9分割図を表示できること。

24.2. オプション機能 ― ―24.2.1. 特殊血液浄化対応 ― ―24.2.1.1. 1名の患者にて同日同時刻の透析治療と特殊浄化治療を同時に管理できること。

24.2.1.2. 特殊血液浄化装置との連携機能を有すること。(旭化成メディカル:ACH-Σ,PLASAUTO iQ21 / 川澄科学工業:KM-8900,KM-9000)

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兵庫県立淡路医療センター 電子カルテシステム更新および影響部門システム更新要件定義書

25.   周産期管理システム 実現性 備考(具体的な実現方法、代替案等)

25.1. 患者管理 ― ―25.1.1. 患者検索機能 ― ―25.1.1.1. 検索条件を入力し、条件に該当する患者の一覧表示が行えること。

25.1.1.2. 一覧表示されている患者を選択し、患者情報の参照/記録、健診情報の参照/記録、病棟情報の参照/記録、助産録情報の参照/記録が行えること。

25.1.1.3. 検索は、患者番号(部分一致)、患者氏名(カナ)(部分一致)、分娩予定日、分娩日の何れかを指定して行えること。

25.1.1.4. 一覧表示の並び順は患者氏名、生年月日、分娩予定日、分娩日、妊娠週数の何れかを指定し、かつ昇順降順を指定出来ること。

25.1.1.5. 検索結果の一覧を印刷出来ること。

25.1.2. 分娩台帳機能 ― ―25.1.2.1. 検索条件を入力し、条件に該当する患者の一覧表示が行えること。

25.1.2.2. 一覧表示されている患者を選択し、健診情報の参照/記録、病棟情報の参照/記録、助産録情報の参照/記録が行えること。

25.1.2.3. 検索は、患者番号(部分一致)、患者氏名(カナ)(部分一致)、分娩予定日、分娩日の何れかを指定して行えること。

25.1.2.4. 新生児の奇形の有無を指定して絞り込み検索が行えること。

25.1.2.5. 検索結果の一覧を印刷出来ること。

25.1.3. 母親学級 ― ―25.1.3.1. 母親学級の対象者の検索ができること

25.1.4. 患者基本情報 ― ―25.1.4.1. 患者の基本情報を参照/記録が行えること。

25.1.4.2. 以下のデータについて電子カルテと連携すること。項目によっては直接入力も可能にすること。 患者番号、患者氏名、患者カナ氏名、住所(郵便番号、住所、電話番号)、アレルギー(薬剤)、アレルギー(食物)、宗教、喫煙・飲酒など嗜好情報、その他の患者基本情報

25.1.4.3. 紹介状況は[ 搬送あり(緊急)、搬送あり(非緊急)、病診連携(セミオープン)、紹介( 医学的、社会的 )、帰省、母体搬送、産褥搬送、未受診 ] の中から複数選択して登録出来ること。

25.1.4.4. 不妊治療は[ タイミング法、排卵誘発剤 AIH、体外受精( 胚移植、顕微授精、不明 )、その他 ] の中から複数選択して登録出来ること。

25.1.4.5. アレルギーは電子カルテシステムから連携し、食物、薬剤、その他の内容を表示すること。また、電子カルテシステム側にラテックス、花粉、アトピー、喘息の内容がある場合はそれも連携表示すること。

25.1.4.6. 家族構成を電子カルテより連携できること。

25.1.5. 共有事項 ― ―25.1.5.1. 担当者間での共有事項(備考)を参照/登録出来ること。

25.1.5.2. 一覧表示された定型文の選択により、編集を行うことが出来ること。

25.1.5.3. 文字修飾の設定や編集機能があること

25.2. 健診管理機能 ― ―25.2.1. 健診一覧機能 ― ―25.2.1.1. 患者の基本情報を表示する機能を有すること

25.2.1.2. 患者の検査/健診情報をカルテ単位で参照/記録が行えること。

25.2.1.3. 健診情報、検査結果は時系列に表示すること

25.2.1.4. アレルギー(薬剤)、アレルギー(食物)、検査値などを電子カルテと連携すること。

25.2.1.5. 母体基礎疾患、既往歴に関する情報を表示する機能を有すること

25.2.1.6. カルテの切替えをし、過去の健診情報を参照/記録することが行えること。

25.2.1.7. 別の患者の健診情報を参照/記録する場合、患者検索画面に遷移し患者を再度選択が行えること。

25.2.1.8. 紹介状に添付する健診結果の印刷は本画面より行えること。

25.2.1.9. 健診一覧を開いたまま、母体健診入力・胎児健診入力が行えること。

25.2.1.10. 検査一覧項目、健診一覧項目の表示・非表示設定が行えること。

25.2.1.11. 検査結果、健診結果は時系列で一覧表示されること。

25.2.2. 検査 ― ―25.2.2.1. 検査の情報を参照/記録が行えること。

25.2.2.2. 一部の情報は電子カルテと連携、自動取込が行えること。HIV抗原・抗体の項目を含む

25.2.2.3. 過去の検査を選択し、検査情報を参照/記録が行えること。

25.2.2.4. 週数に応じて必要な検査がされているかチェックする機能を有していること

25.2.3. 母体健診 ― ―25.2.3.1. 母体健診の情報の参照/記録が行えること。

25.2.3.2. 母体健診の情報は日単位で保存が行えること。

25.2.3.3. 過去の健診を選択し、母体健診情報の参照が行えること。

25.2.3.4. 健診日時、妊娠週数、子宮底長、腹囲、血圧、脈拍、浮腫、尿蛋白、尿糖、尿ケトン、体重、BMI、35歳以上羊水穿刺説明のチェック、ハイリスク妊婦のチェック、健診備考欄、頸管長、頸管所見、エラスターゼ、Fibronectin、膣分泌物、Bishop score を記録する機能を有すること。

25.2.3.5. 健診日時点での妊娠週数は自動的に計算し、表示する機能を有すること。

25.2.3.6. BMIを自動計算し、表示する機能を有すること

25.2.3.7. 健診備考欄は一覧表示された定型文を選択し、テキスト欄に自動入力できる機能を有すること。また、健診一覧画面に表示すること。

25.2.4. 胎児健診 ― ―25.2.4.1. 胎児健診の情報を参照/記録が行えること。

25.2.4.2. 四胎まで記録する機能を有すること

25.2.4.3. CRL、BPD、FTA、FL、EFBW、AFIなどを記録する機能を有すこと。

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25.   周産期管理システム 実現性 備考(具体的な実現方法、代替案等)

25.2.4.4. 過去の健診を選択し、胎児健診情報を参照が行えること。

25.2.4.5. 双胎の場合は、データ登録時直前の胎児健診の双胎種別「DD」「MD」「MM」「不明」「その他」を引き継ぐこと。

25.2.4.6. 双胎の場合は、データ登録時直前の胎児健診の胎児異常の内容をを引き継ぐこと。

25.2.4.7. 胎盤は [ 前壁、後壁、右側壁、左側壁、底部、全前置胎盤、部分前置胎盤、辺縁前置胎盤、低置胎盤 ] の中から複数選択して登録出来ること。

25.2.4.8. BPD、FTA、FL、EFBWの各SD値は40週までを計算表示すること。

25.2.4.9. 胎児スクリーニング、精密超音波検査の情報を参照/記録が行えること。

25.2.4.10. CRLの相当週数を自動的に計算し表示する機能を有すること

25.2.4.11. 血流計測の結果を記録する機能を有すること

25.2.4.12. 基線心拍、周期性変化、心拍レベルを記録する機能を有すること

25.2.4.13. 精密超音波診断を記録する機能を有すること

25.2.4.14. 精密超音波診断の診断、コメントをフリーコメントとして記録する機能を有すること

25.2.5. 保健指導 ― ―25.2.5.1. 保健指導の情報を参照/記録が行えること。

25.2.5.2. 初期、中期、後期のタイミングで保健指導情報の記録が行えること。

25.2.5.3. 初期、中期、後期の各期ごとに日付と担当者を選択記録が行えること。

25.2.5.4. 母親学級の対象者の検索ができること対象者をチェックできること。

25.2.6. 乳房・授乳カルテ ― ―25.2.6.1. 妊娠中、産後、退院後の記録ができること。

25.2.6.2. 妊娠中、産後、退院後の入力項目はそれぞれで必要な項目が準備されていること。

25.2.7. 授乳フローシート ― ―25.2.7.1. 授乳について体重、直母回数、直母量、授乳、ミルク、哺乳力、嘔吐、便、肛門刺激、

尿、コメント等の記録ができること。体重は連携できること。25.2.7.2. 入力した情報は一覧表示で日付ごとに一覧表示される機能を有すること

25.2.8. グラフ ― ―25.2.8.1. 推定体重、BPD、FL、FTA、体重、血圧、子宮底長、Uma RI、MCA RIのグラフ表示が行える

こと。25.2.9. バースプラン ― ―25.2.9.1. バースプランの記録が行えること

25.2.10. 産後健診 ― ―25.2.10.1. 産後健診の記録を入力する機能を有すること

25.2.10.2. 分娩サマリーを同一画面上に表示が行えること。

25.2.10.3. 産後健診備考欄にフリーテキストで入力できること。

25.2.10.4. エジンバラ産後うつ病質問票の点数を入力できること。

25.2.10.5. 「質問10」の選択の有無を表示できること。

25.3. 病棟管理 ― ―25.3.1. 病棟管理(分娩経過) ― ―25.3.1.1. 入院から退院までを1回の入院とし、患者の入院情報を入院単位で参照/記録が行えるこ

と。25.3.1.2. 入院中の母体の状態推移、看護・処置・処方の結果を表で表示が行えること。(パルトグ

ラム)25.3.1.3. 入院情報の切り替えをし、過去の入院情報を参照/記録が行えること。

25.3.1.4. 別の患者の病棟情報を参照/記録する場合、患者検索画面に遷移し患者を再度選択が行えること。

25.3.1.5. 多胎の場合、画面内で胎児情報を切り替えて表示する機能を有すること

25.3.2. 分娩処置 ― ―25.3.2.1. 分娩処置を入力する機能を有すること

25.3.3. 1日目診察 ― ―25.3.3.1. 「1日目診察」の入力機能を有すること。

25.3.3.2. 1日目診察の入力内容を電子カルテと連携できること。

25.3.4. 入院情報 ― ―25.3.4.1. 入院情報の履歴の一覧表示が行えること。

25.3.4.2. 入院情報、退院情報を記録する機能を有すること。

25.3.5. 内診 ― ―25.3.5.1. 内診の情報を参照/記録が行えること。

25.3.5.2. 陣痛・児心拍の情報を参照/記録が行えること。

25.3.5.3. 矢状縫合の入力で小泉門と大泉門の方向は個別で選択することができること。

25.3.5.4. CTGの着脱が記録できること、リアルタイムの波形、記録された波形が参照できること。

25.3.5.5. 病棟画面の下部に時系列で表示が行えること。

25.3.6. 看護記録 ― ―25.3.6.1. 看護記録を参照/記録が行えること。

25.3.6.2. 病棟画面の下部に時系列で表示が行えること。

25.3.7. 点滴・注射 ― ―25.3.7.1. 点滴・注射の実施情報を参照/記録が行えること。

25.3.7.2. 点滴・注射の実施情報、投与速度等の記録が行えること。

25.3.7.3. 病棟画面の下部に時系列で表示が行えること。

25.3.8. 分娩結果 ― ―25.3.8.1. 分娩時の情報の参照/記録が行えること。

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25.   周産期管理システム 実現性 備考(具体的な実現方法、代替案等)

25.3.8.2. 分娩結果の入力は医師と助産師で別画面で行えること

25.3.8.3. 分娩結果は新生児ごとに記録が行えること。

25.3.8.4. 分娩サマリーの表示は本画面より行えること。

25.3.8.5. 分娩時胎位の記録が行えること。

25.3.8.6. 総出血量は分娩時、1時間後、2時間後の各入力値から自動計算して表示登録すること。

25.3.8.7. 経膣分娩の詳細として [ 自然、吸引、鉗子、クリステレル ] の中から複数選択して登録出来ること。

25.3.8.8. 分娩場所、分娩期情報、分娩様式、心拍レベル分類、心拍異常、児診断、臍帯情報、分娩所要時間、出血量、分娩時体重、分娩要約、新生児情報、新生児チェックリスト、立会い分娩情報、臍帯異常、Apgar scoreを記録できる機能を有すること

25.3.8.9. 分娩所要時間、出血量合計、Apgar score の合計を自動計算し表示する機能を有すること。

25.3.9. 胎盤所見 ― ―25.3.9.1. 胎盤所見情報、卵膜情報、臍帯所見情報を記録する機能を有すること。

25.3.10. 退院診察 ― ―25.3.10.1. 退院時診察の情報を参照/記録が行えること。

25.3.10.2. 退院診察の備考としてフリーテキストの入力ができること。

25.3.10.3. 分娩サマリーを同一画面上に表示が行えること。

25.3.10.4. 統計情報登録のため、母親が転科/死亡した場合も退院診察の記録が行えること。

25.3.10.5. 尿糖、尿蛋白、Hbは電子カルテより連携して表示すること。

25.3.10.6. 双胎以上の場合は切り替えて入力できること。

25.3.11. 助産録 ― ―25.3.11.1. 記録された患者情報、健診情報及び分娩情報~助産録の情報を取得し、表示する機能を有

すること。

25.4. 統計管理 ― ―25.4.1. 統計管理 ― ―25.4.1.1. 項目、条件を設定することにより、月毎の分娩母体数、出産胎児数などを集計表示する機

能を有すること。25.4.1.2. 集計結果をCSV出力する機能を有すること。

25.4.2. 年度別統計 ― ―25.4.2.1. 年度毎の分娩母体数、出産時数などを集計表示する機能を有すること。

25.4.2.2. 集計結果をCSV出力する機能を有すること。

25.4.3. 月別統計 ― ―25.4.3.1. 月毎の分娩母体数、出生時数などを集計表示する機能を有すること。

25.4.3.2. 集計結果をCSV出力する機能を有すること。

25.4.4. 助産師統計 ― ―25.4.4.1. 月毎の分娩母体数、出生時数などを集計表示する機能を有すること。

25.4.4.2. 集計結果をCSV出力する機能を有すること。

25.5. ファイル出力管理 ― ―25.5.1. CSV出力 ― ―25.5.1.1. 分娩期間、出力項目を指定し、CSVの作成が行えること。

25.6. オプション ― ―25.6.1. ユーザーリスト ― ―25.6.1.1. 電子カルテに登録されているユーザーを一覧で表示が行えること。

25.6.1.2. 本システム内の各画面の「診察医師」「診察助産師」「登録担当者」等のリストに表示するユーザーの設定が行える機能を有すること。

25.6.2. 定型文編集 ― ―25.6.2.1. 共有事項などで参照する定型文を登録、編集する機能を有すること。

25.6.3. 点滴薬剤マスタ ― ―25.6.3.1. 点滴・注射で参照する薬剤名などを登録する機能を有すること。

25.6.4. 出力ファイル ― ―25.6.4.1. 単年、単年度間の統計情報、年度別、月別、助産師統計の統計情報をCSVで形式で出力で

きる機能を有すること。25.6.4.2. 指定した期間内に分娩した患者の情報を条件に合わせてCSV出力できる機能を有するこ

と。

25.7. システム連携 ― ―25.7.1. 連携一覧 ― ―25.7.1.1. 基幹電子カルテから患者属性、検査結果、病理検査結果情報の連携が行えること。

25.7.1.2. 患者のアレルギー情報、宗教、家族構成、身長が連携できること。

25.7.1.3. 分娩監視システムと連携しCTG測定情報の参照ができること。

25.7.1.4. 超音波診断装置で計測された数値を取得し、表示する機能を有していること。

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兵庫県立淡路医療センター 電子カルテシステム更新および影響部門システム更新要件定義書

26.   耳鼻咽喉科カルテシステム 実現性 備考(具体的な実現方法、代替案等)

26.1. 耳鼻科検査管理機能 ― ―26.1.1. 基本機能 ― ―26.1.1.1. 既存の標準純音聴力検査装置からの数値データを取得し、自動的にオージオグラムを作成

して表示できること。26.1.1.2. 標準純音聴力検査に準じたテンプレートを有し、検査結果の入力が行えること。

26.1.1.3. 標準耳鳴検査法に準じたテンプレートを有し、検査結果の入力が行えること。

26.1.1.4. 平衡機能検査において、足踏み検査、頭位変換眼振、偏倚テスト、温度刺激検査(カロリック)のテンプレートを有し、検査結果の入力が行えること。

26.1.1.5. 顔面神経検査において、表情筋スコア、電気味覚検査、涙液検査、神経興奮性検査のテンプレートを有し、検査結果の入力が行えること。

26.1.1.6. 発声機能検査のテンプレートを有し、検査結果の入力が行えること。

26.1.1.7. 嚥下内視鏡検査、嚥下透視検査のテンプレートを有し、検査結果の入力が行えること。

26.1.1.8. テンプレートの入力動作は記号入力も含め、マウス・その他ポインティングデバイス・タッチパネル液晶モニタ等で、クリックやタッチで簡単に入力できる仕組みを持つこと。

26.1.1.9. 各種検査結果は検査日・検査者の別を持って検査サマリ画面で全て管理可能なこと。

26.1.1.10. 検査サマリ画面から当該の検査をクリックすることで当該の画像や数値が表示されること。

26.1.1.11. 標準純音検査は指定する2つの日の検査結果をグラフ表示比較可能なこと。

26.1.1.12. 画像検査、数値検査を含めて、当日の全ての検査結果を日別検査一覧として表示管理する機能を有すること。

26.1.1.13. 日別検査一覧から任意の検査をクリックすることで、当該検査データが表示されること。

26.1.1.14. 検査結果ビューア機能を有し、結果データの表示だけでなく、別レイヤ上に手書き加筆・テキスト追加ができること。

26.1.1.15. 耳鼻科検査管理機能が持つ検査結果データを、クリップボード経由で電子カルテシステムに連携できること。

26.1.1.16. 耳鼻科検査機器からの画像を取り込んで格納した時点で、自動的に電子カルテシステム経由で、医事会計システムに会計情報を連携できること。

26.1.1.17. 耳鼻科経過記録を既存の紙カルテのフォーマットで記載するカルテ入力支援機能を有すること。

26.1.1.18. 経過記録の指定の位置に耳鼻科検査管理機能から検査データを自動的に貼り付ける機能を有すること。また手動で貼り付ける際は極めて簡易な操作で貼り付けが可能なこと。

26.1.1.19. 経過記録の指定の位置に検査画像を自動的に貼り付ける機能を有すること。また手動で貼り付ける際は極めて簡易な操作で貼り付けが可能なこと。

26.1.1.20. 経過記録のフォーマット、シェーマ、テキストテンプレートの作成登録機能、カルテDo機能等の入力補助機能を有し、カルテの記載を簡易かつ高速に行えること。

26.1.1.21. 作成中の経過記録の記述順や配置を自由に調整できること。

26.1.1.22. 作成した経過記録を電子カルテに登録できること。

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兵庫県立淡路医療センター 電子カルテシステム更新および影響部門システム更新要件定義書

27.   歯科カルテシステム 実現性 備考(具体的な実現方法、代替案等)

27.1. 基本事項 ― ―27.1.1. 現行法令に基づいた1号用紙、2号用紙形式の画面に対して診療内容入力ができること。 ― ―27.1.2. 1号用紙の病名欄には診療病名の記述ができ、保険病名、自費病名を分けて出力が可能な

こと。27.1.3. 保険点数及び算定料金は診療行為毎に自動計算されて表示されること。

27.1.4. 総括表は医科、歯科共に共通して医事会計システムで出力可能であること。

27.1.5. 医科、歯科共通のオーダリングシステムおよび、電子カルテシステムを利用すること。

27.2. 歯式登録 ― ―27.2.1. 入力された歯の部位は、システム内で常に病名とセットで扱われること。

27.2.2. 連続した複数歯を簡単に選択できること。

27.2.3. 任意の部位の過剰歯が表現でき、選択できること。

27.2.4. 分画単位の選択ができること。

27.2.5. 分画の種類は1口腔、1顎、3分の1顎が可能なこと。

27.2.6. 分画の選択時には喪失歯を自動的に非選択となること。

27.2.7. へミセクションの表示、選択が出来ること。

27.2.8. 選択対象歯は、歯の位置を表す数字と上下左右を区別するための記号を組み合わせた表示ができること。

27.2.9. 便宜抜髄が必要な支台歯が表現でき(支台歯は2重まるで囲まれる)、指定できること。

27.2.10. 複根歯の分割を表現でき、分割歯の一部のみを選択できること。

27.2.11. ブリッジの支台歯を表現でき(支台歯は数字を「○」でかこむ)、指定できること。

27.2.12. 隙が表現でき(隙は歯の数字の間に「△」で示す)、指定できること。

27.2.13. 参照画面での表示は連続した歯(3つ以上の場合)の省略を表現するために、省略部を「-」で表現できること。

27.2.14. 病名により喪失歯の自動決定の登録ができること。

27.2.15. 選択された歯を、歯の位置を表す数字と上下左右を区別するための水平線及び垂直線とを組み合わせた表示が3行でできること。

27.2.16. 上顎歯列か下顎歯列かを区別するための水平線が表現できること。さらに分割歯も表示できること。

27.2.17. 右側の歯列か左側の歯列かを区別するための垂直線が表現できること。

27.2.18. 喪失歯の入力は乳歯列、混合歯列、永久歯列の入力画面の切り替え無しで入力できること。

27.2.19. 現在歯と喪失歯の区別は、初診時の口腔審査状況、過去の病名、処置内容により自動管理ができること。

27.2.20. 現在歯と喪失歯を管理するためのテーブルを患者毎に持つこと。

27.2.21. 喪失歯登録された歯は歯式入力画面では現存歯と識別して表示できること。

27.2.22. 上顎、下顎、上顎洞、顎関節など歯列以外の身体部位を選択メニューから選択できること。

27.2.23. 歯科医師の判断により変更編集も可能なこと。

27.3. 口腔内管理ツール ― ―27.3.1. 視覚的に分かりやすい口腔内情報管理ツールを有すること。

27.3.2. 初診時の口腔内状態を1歯または複数歯選択し、歯牙の状態アイコンから選択・登録する機能を有すること。

27.3.3. 歯牙の状態で歯面の状態を記録するため、窩洞面を選択・登録する機能を有すること。

27.3.4. 保存された口腔内状態の歯式図を各種患者提供文書の文中に挿入できる機能を有すること。

27.3.5. 口腔内状態を歯式面上にフリーハンドで記載する機能を有すること。

27.3.6. 初診日の状態と現在の状態を比較し、確認する機能を有すること。

27.3.7. 口腔内状態の編集画面から、印刷を開始する機能を有すること。

27.3.8. 1受診ごとの口腔内状態を保存できること。かつ、受診暦を切り替えることにより、状態を表示できること。

27.3.9. 口腔内状態の入力では窩洞面の入力が可能なこと。窩洞面の歯牙状態の修正は開咬図から簡単に修正できること。

27.3.10. 口腔内情報管理ツールにおいては、カルテ入力時にリアルタイムで診療に応じて歯牙情報が更新されること。歯番を選択することで歯牙毎の過去の診療暦が参照可能で病名単位での履歴閲覧も可能なこと。

27.3.11. 口腔内情報管理ツールは対象部位を指定することにより、補管算定日や義歯装着日とそれぞれの経過月数が瞬時に確認できる機能を有すること。

27.4. 病名登録 ― ―27.4.1. 病名は、保険や自費などの治療で使用する保険の登録ができること。

27.4.2. 病名枠ごとに「入院」「入・外」「外来」の設定ができること。

27.4.3. 病名枠ごとに開始日と終了日の登録ができること。

27.4.4. 病名枠ごとに転記登録できること。かつ、登録できる情報は治療中、治癒、死亡、中止、転医、軽快、その他であること。

27.4.5. 病名枠ごとに主病名の情報が登録できること。選択内容は「主病名」「通常病名」がが選べること。

27.4.6. 病名枠ごとに秘守病名の情報が登録できること。選択内容は「一般病名」「守秘」病名が選べること。

27.4.7. 病名枠ごとに慢性区分の情報が登録できること。選択内容は「一般病名」「慢性病名」がが選べること。

27.4.8. 病名により、喪失歯の自動の登録ができること。かつ、残根がある場合の情報も病名から部位を選択して登録できること。

27.4.9. 病名は、部位、接頭辞、根幹病名、接尾辞を組合せて構成できること。

27.4.10. 病名一覧画面ではカルテ病名が表示されること。

27.4.11. 患者に登録した病名の履歴内容が照会できること。

27.4.12. 病名の登録は規定でメジャー病名(歯科医師毎に使用頻度の高いもの)や病名分類別検索や処置名称や点数を用いて病名マスターから検索して登録する方式であるが、ワープロ入力による登録も可能であること。

27.4.13. ブリッジ病名選択時はブリッジ判定条件によりブリッジ可否のチェックができること。さらに保険の条件変更時に対応すること。

27.4.14. 新規登録時は歯式入力画面表示後、病名入力画面に遷移できること。

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兵庫県立淡路医療センター 電子カルテシステム更新および影響部門システム更新要件定義書

27.   歯科カルテシステム 実現性 備考(具体的な実現方法、代替案等)

27.4.15. 再初診算定時に自動で病名の転帰登録ができること。

27.4.16. 登録済みのP病名の対象部位を抜歯等の処置を行った場合、自動的にP部位を変更できること。

27.5. 処置登録 ― ―27.5.1. SOAP記載が可能なこと。

27.5.2. 患者の最終来院日から一定期間経過した場合にアラートを表示し、医師の判断で初診料または再診料の算定ができること。

27.5.3. 診療部位及び、保険傷病名が選択されている状態で入力された算定項目が「歯科点数表の解釈」の算定法に則しているかをリアルタイムでチェックし、結果が表示できること。

27.5.4. 算定項目には自費の項目も別途マスタ構築により可能とすること。

27.5.5. 算定可能な指導料、管理料、加算等を表示できること。

27.5.6. 診療行為毎に計算できる機能を有すること。

27.5.7. 保険の種類に基づく適正な点数配分、診療点数の計算を行い、登録できる機能を有すること。

27.5.8. 都道府県単独事業における公費一部負担金を発生させることができること。

27.5.9. 診療会計業務に必要な項目の追加・修正・削除機能を有し、再計算できる機能を有すること。

27.5.10. 病名で登録された保険または自費の情報により、保険入力セットと自費入力セットの表示を制限する機能を有すること。

27.5.11. セット入力する機能を有すること。

27.5.12. 保険セット項目は、部位毎に前回処置内容から類推してセット項目を表示する機能を有すること。

27.5.13. 診療行為毎に適用保険を選択できる機能を有すること。

27.5.14. 処置入力時に算定チェック機能(保険、年齢、病名、算定回数、算定期間、特定処置必要)を有すること。

27.5.15. 同日に「同一手術野又は同一病巣」の入力が2つ以上ある場合、点数の逓減処理が行えること。部位が違う、「同一手術野又は同一病巣」ではないなどの状況に応じて、システム判断による逓減点数(初期表示結果)を医師の判断により、主たる手術または、従たる手術の変更ができること。

27.5.16. フリーコメント及び、摘要フリーコメントの入力ができること。摘要フリーコメントは医事システムに送信できること。

27.5.17. 歯牙状態や処置内容により自動で発生する摘要コメントがある場合は、そのコメントは医事システムに送信できること。

27.5.18. 処置入力時に補綴物の装着日の管理ができること。また、義歯の装着日と当月と翌月のレセプトに表示できること。これら装着後の期間チェックができること。

27.5.19. 当日のカルテ入力画面から過去のカルテ修正も可能なこと。かつ、カルテ修正により、修正内容と修正を行った職員名が修正履歴として残ること。

27.5.20. 処置入力後はレセプト用紙イメージのビューワーで閲覧できること。

27.5.21. 歯科衛生士実地指導料、クラウン・ブリッジ維持管理料、新製有床義歯管理料、周術期口腔機能管理計画書、周術期口腔機能管理報告書など指導料算定時に必要な文書の作成支援機能があること。

27.5.22. 指導料算定時に必要な提供文書は、入力テンプレートが自動で展開すること。かつ、診療報酬改定時に新たな文書が必要となった場合も、バージョンアップにより対応すること。

27.5.23. 欠損部位に対して、抜歯処置が入力できないチェックがあること。ただし、強制解除による入力もできること。

27.5.24. 2号用紙上に表示されるすべての内容について、登録日時及び登録者氏名・診療科が記載されること。

27.6. シェーマ ― ―27.6.1. テンプレートを基準とし、フリーハンドによる2号紙への所見記入が可能であること。白

紙に対するフリーハンドリング描画も可能であること。27.6.2. 2号紙の使用行数4行、6行、8行に対するサイズの描画を可能とすること。

27.7. 歯周病サマリ ― ―27.7.1. 患者基本情報で登録された患者氏名、生年月日、年齢、性別が自動的に登録されること。

27.7.2. 歯周病検査結果入力は医科電子カルテシステムに衛生士の職員IDでログインした場合に起動できること。

27.7.3. 歯周病検査結果入力では、初診日、診療科、担当医師、担当衛生士の登録が可能なこと。

27.7.4. 歯周検査表詳細に関しては、基本検査表(1点法)、精密検査表(4点法、6点法)が可能で、プラークスコアの自動計算、別紙印刷を可能としていること。

27.7.5. ポケット値など、検査項目毎に予め設定されたテンプレートを利用し、テンプレート入力によりレポートの作成が可能なこと。

27.7.6. プラークスコア入力では連続して複数歯に同じ結果をコピーする機能を有すること。

27.7.7. ポケット入力順は職員毎に基本検査で3パターン、精密検査で3パターンから検査ルートの登録が可能なこと。

27.7.8. 出血部位BOPはポケット数値入力後、BOPボタンをクリックすることで、ポケット数値を○で囲むこと。

27.7.9. 俳膿部位はポケット数値入力後、俳膿ボタンをクリックし、俳膿ポケットを指定することで、検査数値入力枠を黄色の背景色とすること。

27.7.10. 検査対象外部位の任意指定が可能なこと。

27.7.11. プラークスコア検査の入力対象部位であっても、任意でプラークスコアの対象部位から除外する指定ができること。

27.7.12. 二回目以降の歯周病検査結果入力では、前回の検査結果が表示されること。かつ、任意で検査結果をクリアでき、初期入力状態からも入力できること。

27.7.13. 歯周検査表の平滑度、動揺度、CT、ポケットのタイトルをクリックすることで値の一括入力する機能を有すること。

27.7.14. 歯周病サマリから、指導料の算定有無、業務記録の作成有無が確認できること。

27.8. 歯科実地指導説明書(歯科衛生士業務記録) ― ―27.8.1. ワークシート作成日が自動的に入力されること。

27.8.2. 患者基本情報で登録された患者氏名、生年月日、年齢、性別が自動的に登録されること。

27.8.3. 指導項目毎に、実施日、指導の行為、内容の登録がテンプレート形式で入力できること。

27.8.4. 歯科実地指導説明書は、歯周検査で登録したプラークチャートを開口イメージで挿入可能なこと。

27.8.5. 歯科衛生士業務記録のみを入力することにより、歯科実地指導説明書に共通事項が自動で反映され、文書が自動作成されること。且つ、電子カルテシステムに自動的に登録され、一元管理されること。

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27.   歯科カルテシステム 実現性 備考(具体的な実現方法、代替案等)

27.9. システム連携 ― ―27.9.1. 患者基本情報、患者保険情報を医科電子カルテシステムから取り込むことができ、歯科電

子カルテシステム側において二重入力を行う必要がないこと。27.9.2. 医事会計システムで患者基本情報および、患者保険情報が更新された場合、歯科システム

起動時にチェックをおこない、変更があった場合に自動で取得する機能を有すること。

27.9.3. 医科電子カルテに入力した入退院情報を自動で取得し、歯科電子カルテ入力時に「外来入力モード」、「入院入力モード」を自動で切り替える機能を有すること。

27.9.4. 歯科電子カルテシステムを起動せずに全ての医科電子カルテシステム端末から歯科の診療情報を参照できる機能を有すること。

27.9.5. 歯科電子カルテシステムで算定した処置オーダは医科電子カルテシステムへ送信され、部位・病名・処置コメント・点数・回数が実地情報として医科電子カルテシステムで確認できること。

27.9.6. 医科電子カルテ画面から該当患者のIDを連携し、歯科カルテシステムを起動できること。

27.9.7. 歯科カルテシステムで登録した部位・病名は自動で電子カルテシステムにも登録できること。

27.9.8. 歯科レセプト作成時に、歯科カルテシステムで登録した部位及び病名情報は医事会計システムと連携できること。かつ、その操作は医事会計システムで行なえること。

27.9.9. 登録した摘要コメントや、自動発生分の摘要コメントを医事会計システムと連携できること。

27.9.10. 2号用紙上に記載されたコメントの内、レセプトに必要となる内容については、医事会計システムに伝達できること。

27.9.11. 歯科レセプト病名は当月必要病名を医事会計システムと連携し、レセプト電算化に対応すること。

27.9.12. 歯科システムで発行した文書や、検査結果を電子カルテシステムと連携して一元管理すること。

27.10. ソフトウェア ― ―27.10.1. 文部省学術用語集歯学編と同等の語彙を有する歯学辞書を有すること。

27.11. その他 ― ―27.11.1. 歯科用クライアントソフトは当院が指定する電子カルテ端末と相乗りで利用でき、最大10

台まで利用可能なこと。27.11.2. 診療報酬改定や金パラ価格改定など、マスタ更新作業は保守契約の費用内で行うこと。

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28.   眼科カルテシステムシステム 実現性 備考(具体的な実現方法、代替案等)

28.1. 眼科カルテシステム ― ―28.1.1. 眼科検査管理機能 ― ―28.1.1.1. 画像検査機器についてそれぞれ専用の連携プログラムにより自動的に画像や左右眼の情報

を取り込みできること。

28.1.1.2. 数値を出力する検査機器と直接連携して数値検査データを取得できること。

28.1.1.3. ノンコン・レフケラ・レンズメータ・視野計等のシリアルポート経由・ファイル共有の数値検査結果を各機器・メーカ毎に解析し、有効に取り込みが行えること。

28.1.1.4. スペキュラー解析結果の画像管理が行えること。

28.1.1.5. OCT解析結果の画像管理が行えること。

28.1.1.6. 下記の検査入力テンプレートが全て利用できること。

28.1.1.7. 自覚視力の専用テンプレートがあり、自覚視力のテンプレートには、複数の自覚視力が出来るテンプレートや、手術用の自覚視力テンプレートが利用できること。

28.1.1.8. コンタクト入力の専用テンプレートを有していること。

28.1.1.9. コンタクト入力の専用テンプレートでは、コンタクト処方箋を出力できること。また、角膜距離から度数の補正機能を有していること。

28.1.1.10. 眼圧は、機器から直接データとして取り込むことが出来、また、専用テンプレートを用い手入力できること。

28.1.1.11. AC/A比の専用テンプレートを有し、簡単に入力を行うことができること。

28.1.1.12. CFFの専用テンプレートを有し、簡単に入力を行うことができること。

28.1.1.13. ステレオテストの専用テンプレートを有し、簡単に入力を行うことができること。(専用テンプレート:TNO・Titums・Lang・ニューステレオ・Frisby・Butterfly・Randot・Randomdot)

28.1.1.14. Maddo×正切尺の専用テンプレートを有し、簡単に入力を行うことができること。検査距離なども自由に設定出来ること。

28.1.1.15. 眼球突出度の専用テンプレートを有し、簡単に入力を行うことができること。左右の入力だけではなく、Orbita緑間の入力も出来ること。

28.1.1.16. 眼軸長の専用テンプレートを有し、簡単に入力を行うことができること。

28.1.1.17. 検影法の専用テンプレートを有し、簡単に入力を行うことができること。

28.1.1.18. 残像検査の専用テンプレートを有し、簡単に入力を行うことができること。

28.1.1.19. 涙液検査の専用テンプレートを有し、簡単に入力を行うことができること。

28.1.1.20. プリズム遮閉・プリズムアダプテーション検査の専用テンプレートを有し、簡単に入力を行うことができること。

28.1.1.21. BETの専用テンプレートを有し、眼位、同時視、融像、立体視などの入力を行うことができること。

28.1.1.22. 色覚検査の専用テンプレートを各種有し、簡単に入力を行うことができること。(石原式38・総合・12、石原式Ⅱ38・24・14、東京医大表、SPP1・2、パネルD15、15Hue、アノマロスコープ、100Hue、ランタンテスト、大熊式、カラービジョンテスト、幼児色覚)

28.1.1.23. 角膜情報を入力するための専用テンプレートがあり、オーブスキャン、パキメータなどの測定機器を指定して入力を行うことができること。

28.1.1.24. 瞳孔径の専用テンプレートを有し、簡単に入力を行うことができること。暗視、明視の切り替えでの入力を行うことができること。

28.1.1.25. スペキュラーの専用テンプレートを有し、簡単に入力を行うことができること。解析結果の画像や測定値を管理することができること。

28.1.1.26. 斜視の専用テンプレートを有し、簡単に入力を行うことができること。CUT,APCT、Synoptophore、TST、Convergence/eye movementの専用入力テンプレートでの入力を行うことができること。

28.1.1.27. 眼位の専用テンプレートを有し、簡単に入力を行うことができること。(Krimsky・Hirschberg・9方向眼位・4方向眼位)

28.1.1.28. 眼球突出度、拳筋機能、シルマー、涙洗、鼻内視鏡などの専用テンプレートを有し、簡単に入力を行うことができること。

28.1.1.29. 中心窩網膜厚の専用テンプレートを有し、簡単に入力を行うことができること。

28.1.1.30. ETDRSの専用テンプレートを有し、簡単に入力を行うことができること。

28.1.1.31. 眼球運動の専用テンプレートを有し、簡単に入力を行うことができること。

28.1.1.32. 眼振の専用テンプレートを有し、簡単に入力を行うことができること。

28.1.1.33. Aniseikoniaの専用テンプレートを有し、簡単に入力を行うことができること。

28.1.1.34. 回旋偏位の専用テンプレートを有し、簡単に入力を行うことができること。

28.1.1.35. 瞼裂幅の専用テンプレートを有し、簡単に入力を行うことができること。

28.1.1.36. その他固視、バゴリーニ、Worth4灯法、深視力、近点計、Mチャート、4baseoutなどの専用テンプレートを有し、簡単に入力を行うことができること。

28.1.1.37. 眼鏡処方箋・コンタクトレンズ処方箋などの書類発行機能を有すること。

28.1.1.38. 各種検査結果は検査日・検査者の別を持って検査サマリー画面で管理可能であること。

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28.   眼科カルテシステムシステム 実現性 備考(具体的な実現方法、代替案等)

28.1.1.39. 検査サマリー画面から当該の検査をクリックで当該の画像や数値が表示されること。

28.1.1.40. 数値検査結果は端末毎に指定する項目順に表示が可能であること。

28.1.1.41. 視力と眼圧の検査をグラフ表示可能であること。

28.1.1.42. 画像検査・数値検査を含めて、当日の全ての検査結果を日別検査一覧として表示管理する機能を有すること。

28.1.1.43. 日別検査一覧から任意の検査をクリックする事で、当該検査データが表示されること。

28.1.1.44. 眼科経過記録を既存の紙カルテのフォーマットで記載するカルテ入力支援機能を有すること。

28.1.1.45. 経過記録上に眼科検査管理機能から任意に選択した検査データを貼り付ける機能を有すること。

28.1.1.46. 経過記録の任意の位置に検査画像をドラッグ&ドロップ操作にて貼り付ける機能を有すること。また、貼り付けた後も任意の大きさに拡大・縮小可能であること。

28.1.1.47. 貼り付けられた検査画像において、動画の場合はダブルクリックにより関連付いた動画が再生されること。

28.1.1.48. 経過記録のフォーマット、シェーマ、テキストテンプレートの作成登録機能、所見テキストDo機能等の入力補助機能を有し、記載を簡易かつ高速に行えること。

28.1.1.49. 記載済みのシェーマからのDo機能を有し、当日分として編集・登録が行えること。また、シェーマ記載においてはペンタブレット等の使用を考慮し、筆圧感知機能・消しゴム機能を有すること。

28.1.1.50. 作成中の経過記録の記述順や配置を自由に調整できること。

28.1.1.51. 経過記録の登録と共に、記載内容を電子カルテに画像として送信し、登録できること。

28.1.1.52. 手術の履歴管理機能を有すること。また手術履歴管理機能から、術式、執刀医、手術からの経過日数を経過記録に記事として入力できる機能を有すること。

28.1.1.53. 記載した経過記録を、任意に呼び出しが出来るよう登録する機能を有すること。また、登録された経過記録は、アカウント毎、診療科共通の区別で登録できること。

28.1.1.54. 記載した経過記録から文字の全文検索が行えること。また、所定のオブジェクトを事前に設定する事で、オブジェクトに対する条件検索が行えること。

28.1.1.55. 静的自動視野解析装置の解析ソフトと専用ビューアソフトを有すること。

28.1.1.56. 静的自動視野解析装置を両眼、左右で分析表示しますができる機能を有すること。

28.1.1.57. 静的自動視野解析装置へ、OCT、眼底カメラの画像等を取り込む機能を有し、多角的解析ができること。

28.1.1.58. 静的自動視野解析装置へIOL、ノンコン等の検査データを自動取り込みする機能を有し、多角的解析ができること。

28.1.1.59. 静的自動視野解析装置の解析ビューアでは、日別の個別表示、一覧表示、マップ表示、比較表示、チャート表示、イメージ表示、AGIS表示、CLGTS表示など、眼科専門の表示で表現できること。

28.1.1.60. 静的自動視野解析装置のグラフ表示は、手術や投薬などのイベントを表示させ、患者の状態変化を表すことができること。MD、PSD、IOP、ノンコン等の比較表示を行うことができること。

28.1.1.61. 静的自動視野解析装置の解析データへ手書きでの書き込みを行うことができ、画像サマリやファイリングで保管記録しますができること。

28.1.1.62. 静的自動視野解析装置での正確な数値を計測させるために、ゲイズの表示を標準機能として備えていること。

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29.   インシデント管理システム 実現性 備考(具体的な実現方法、代替案等)

29.1. システム全般 ― ―29.1.1. システム使用の際には、ID、パスワードによる利用者の認証を行うことができる。

29.1.2. 利用者自身がパスワードを変更できる。パスワードは半角の英数字32文字以内で設定できる。

29.2. レポート入力 ― ―29.2.1. ヒヤリハット報告 ― ―29.2.1.1. レポートの入力項目における基本情報として、報告部門、当事者の経験年数、発生日、発

生時間帯、発生場所、当事者の勤務状況、当事者の所属の登録ができる。29.2.1.2. 出来事の領域分類として、各部門ごとに詳細情報を登録できる。

29.2.1.3. 患者情報として、患者氏名、患者年齢、患者性別、患者病名、入院日数、眠剤服用の有無、認知症の有無、抑制の有無、転倒・転落(危険度)の登録ができる。

29.2.1.4. ヒヤリ八ッとの内容として、発生状況と原因、主治医(当直医)への報告と指示の有無、家族への連絡の有無、患者の変化、安全管理のためのルール遵守、事故を起こさないための防止策が登録できる。

29.2.1.5. 事例・事故の内容に関する必要な情報として、事例の内容、当事者の行動に関わる要因、背景・システム・環境要因(ヒューマンファクター)、背景・システム・環境要因(環境・設備機器)、背景・システム・環境要因(その他)、事例の背景要因の概要、改善策が登録できる。

29.2.1.6. リスクマネージャ記入欄として、リスクレベル、リスクの予想、業務改善の必要性、教育研修への活用、その他のコメントが登録できる。

29.2.2. 医療事故報告 ― ―29.2.2.1. 報告者情報として職種、所属の登録ができる。

29.2.2.2. 患者情報として、氏名、生年月日、保護者氏名、診療科、担当医師、病名・病状が登録ができる。

29.2.2.3. 事故の状況として、事故発生場所、事故発生日時、記載日次、速報・最終、発生時の状況、処置・経過、事故原因、その他が登録ができる。

29.2.2.4. 医療事故防止対策委員会記入欄として、リスクレベル、処理方針、備考が登録できる。

29.2.3. 暴力被害報告書 ― ―29.2.3.1. 報告者情報として報告者氏名、職種、年齢・性別、経験年数の登録ができる。

29.2.3.2. 暴力行為者情報として、区分、病名・症状、年齢・性別が登録ができる。

29.2.3.3. 被害者が受けた暴力の内容として、暴力の内容、暴力レベルが登録ができる。

29.2.3.4. 問題発生日時・場所として、日時、場所が登録できる。

29.2.3.5. 発生時の状況と対応処置および経過が登録できる。

29.2.3.6. 発生原因が登録できる。

29.2.3.7. 所属長意見が登録できる。

29.2.4. 報告書 ― ―29.2.4.1. 報告種別が登録できる。

29.2.4.2. 報告者情報として職種、報告者氏名、所属部署の登録ができる。

29.2.4.3. 患者情報として、主治医、患者氏名、患者ID、年齢が登録ができる。

29.2.4.4. 事例の状況として、発生日時、場所、区分、病名・症状治療経過、発生時の状況、対応処置および経過、発生原因、患者家族への説明、備考、転記 退院・死亡が登録できる。

29.2.4.5. 入力中のレポートは一時保存ができる。

29.2.4.6. 病院独自の報告項目をマスタ上で追加し登録・管理ができる。

29.2.4.7. ヒヤリハット報告、医療事故報告、暴力被害報告書、報告書の他に、病院独自のレポートや事故内容をマスタ上で追加し登録・管理ができる。

29.3. レポートの承認・差し戻し ― ―29.3.1. レポートは責任者(所属長、リスクマネージャー等)による承認、差し戻しができる。

29.3.2. レポートの状態(一次保存、承認待ち、差し戻し、承認済み)は一覧で確認することができ、レポートの内容を確認して承認・差し戻しができ、差し戻し後のレポートの修正、再報告ができる。

29.3.3. 承認・差し戻しルートは各レポート毎に設定できる。

29.4. レポート照会 ― ―29.4.1. レポートの種類、最新の登録日時、記入されたレポートの状態別件数(一次保存、承認待

ち、差し戻し、承認済み)が一覧で確認できる。29.4.2. レポートの概要・再掲、概要の詳細、発生年月日、発生場所、公開の有無、登録日時、登

録者、状態が一覧で確認できる。29.4.3. 一覧からレポートを選択し内容を確認、修正できる。

29.4.4. 特定のレポートに対し、公開/非公開の別を設定できる。公開されたレポートは権限に関係なく閲覧することができる、

29.5. 検索 ― ―29.5.1. 検索条件として登録期間、状態、対象所属、公開の有無等を指定してレポートを検索し、

一覧に表示できる。29.5.2. 検索条件とする項目、検索結果の一覧に表示する項目はレポート毎に自由に設定できる。

29.6. 集計 ― ―29.6.1. 条件を指定し、データの集計ができる。また、集計項目は任意に設定できる。

29.6.2. 集計結果は表形式、グラフ形式で参照でき、CSV形式で出力できる。

29.6.3. 表形式は行項目と列項目を指定することでクロス集計できる。

29.7. 印刷・データ出力 ― ―29.7.1. データはレポート形式でプレビュー及び印刷出力できる。

29.7.2. データは任意のレイアウトを作成してCSV形式で出力することができる。

29.8. 外部接続データ作成(事例報告) ― ―29.8.1. データは公益財団法人日本医療機能評価機構指定のフォーマット(XML形式)で出力する

ことができる。

29.9. マスタメンテナンス ― ―29.9.1. レポートの入力フォーム ― ―29.9.1.1. レポートの入力フォームを自由に作成することができる。

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兵庫県立淡路医療センター 電子カルテシステム更新および影響部門システム更新要件定義書

29.   インシデント管理システム 実現性 備考(具体的な実現方法、代替案等)

29.9.1.2. レポートに必要な入力項目を自由に作成することができる。

29.9.1.3. 入力項目は項目名、入力形式(単一選択、複数選択、テキスト入力、日付、時間)、必須/任意の別を設定することができる。

29.9.1.4. 承認ルートはレポート毎に設定できる。

29.9.1.5. 作成したレポートのフォームを変更、削除することができる。

29.9.2. 利用者情報 ― ―29.9.2.1. システムの利用者を管理するマスタ(利用者マスタ)を有しており、ID、パスワード、

利用者名、所属、権限グループをシステム上でメンテナンスできる。29.9.3. 所属情報 ― ―29.9.3.1. 職員の所属を管理するマスタ(所属マスタ)を有しており、ID、名称、略称、フリガナ

をシステム上でメンテナンスできる。

29.10. 外部接続フォーマット作成 ― ―29.10.1. 公益財団法人日本医療機能評価機構 医療事故・ヒヤリ・ハット事例収集システム等の外

部システムへ接続するためのXMLフォーマットを自由に作成することができる。

29.10.2. 作成したXMLフォーマットは変更、削除することができる。

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兵庫県立淡路医療センター 電子カルテシステム更新および影響部門システム更新要件定義書

30.   退院サマリ/診療情報管理システム 実現性 備考(具体的な実現方法、代替案等)

30.1. 退院サマリ/診療情報管理機能 ― ―30.1.1. システムの起動と利用権 ― ―30.1.1.1. システムは職種により利用できるメニューが制限可能なこと。

30.1.2. 基本機能 ― ―30.1.2.1. 患者基本情報、入退院情報、病名情報、DPC情報、手術情報、処方情報、処置・検査情

報、感染症情報、産科情報が登録を行えること。30.1.2.2. 退院日、診療科、主治医等から対象患者を簡単に検索を行えること。

30.1.2.3. 管理項目、選択リストは必要に応じて追加、変更を行えること。

30.1.2.4. 未記入、記入済み、確定済みのステータスで管理を行えること。

30.1.2.5. 職種により、登録権限を制限できること。

30.1.2.6. 職種により、利用できるメニューが制限可能なこと。

30.1.2.7. 病歴情報へのアクセス履歴(保存、登録等)の管理を行えること。

30.1.2.8. オーダリングシステムに接続し、必要情報の取得を行えること。

30.1.2.9. 職員マスタはオーダリングシステムと同期をとって自動的に更新すること。

30.1.2.10. 作成された退院サマリは電子カルテにPDF形式で送信を行えること。

30.1.3. 患者基本情報 ― ―30.1.3.1. 患者ID、患者氏名、性別、住所、生年月日、血液型は自動作成すること

30.1.4. 入退院情報 ― ―30.1.4.1. 入退院歴として入院日、退院日、診療科、主治医、病棟を管理すること。これらは自動作

成すること。30.1.4.2. 入退院歴が作成できること。

30.1.4.3. 入退院歴は転科単位に作成すること。

30.1.4.4. 入退院歴は1入院単位、転科単位での管理を行えること

30.1.4.5. 紹介元、紹介先医療機関の登録を行えること。医療機関はマスタからの選択を行えること。

30.1.5. 病名情報 ― ―30.1.5.1. MEDIS標準病名マスタを採用しており、最新マスタバージョンの管理を行えること。

30.1.5.2. オーダリングシステム、もしくは退院サマリに登録されている病名の取り込みを行えること。

30.1.5.3. 病名マスタからの選択ができること。選択に際しては、文字検索、コード検索、頻用病名からの選択を行えること。

30.1.5.4. 各診断名に主疾患、合併症等の区分の付与を行えること。

30.1.5.5. 各診断名に転帰の付与を行えること。

30.1.5.6. 病名コードの修正を行えること。修正可能者は職種等での限定を行えること。

30.1.5.7. 当該患者に過去付けられた病名から選択して登録を行えること。

30.1.5.8. 二重分類用の病名コードの登録を行えること。

30.1.6. 手術情報 ― ―30.1.6.1. 手術に関する情報(実施日、術式、執刀医、手術時間、麻酔、麻酔時間等)は手術オー

ダ、もしくは退院サマリから取得を行えること。30.1.6.2. 手術コードはICD9CM、医事コード又は点数コードで管理を行えること。

30.1.6.3. 手術コードの修正を行えること。修正可能者は職種等で限定を行えること。

30.1.6.4. 手術に関する備考の登録を行えること。

30.1.6.5. 各手術に主手術、従手術等の区分の付与を行えること。

30.1.6.6. 手術マスタからの選択ができること。選択に際しては、文字検索、コード検索、事前に登録された内容からの選択を行えること。

30.1.7. 処方・注射情報 ― ―30.1.7.1. オーダリングに登録されている処方・注射に関する情報(診療科、処方日、薬剤名、用

法、用量等)が処方オーダから取得を行えること。30.1.8. 処置・検査情報 ― ―30.1.8.1. ICD9CM又は医事コードでの管理を行えること。

30.1.8.2. コードの修正を行えること。修正可能者は職種等で限定を行えること。

30.1.8.3. マスタからの選択を行えること。選択に際しては、文字検索、コード検索、事前に登録された内容からの選択を行えること。

30.1.8.4. 処置・検査に関する備考の登録を行えること。

30.1.9. 産科情報 ― ―30.1.9.1. 母親の情報登録を行えること。

30.1.9.2. 新生児の情報登録を行えること。

30.1.9.3. 新生児と母親の関連付けを行えること。

30.1.10. 病理診断情報 ― ―30.1.10.1. 病理診断名の管理を行えること。

30.1.11. 入院後経過(退院サマリ) ― ―30.1.11.1. 主訴、入院後経過等のフリー入力を行えること。

30.1.11.2. 現病歴、入院後経過、考察等に分けて入力を行えること。

30.1.11.3. 入力にあたっては、雛型文書の流用を行えること。雛型文書は診療科、疾患等での分類を行えること。

30.1.11.4. 雛型文書は、登録画面から直接登録を行えること。

30.1.11.5. 過去に入力した文書の流用を行えること。

30.1.11.6. 退院サマリとして印刷を行えること。

30.1.12. 情報検索機能 ― ―30.1.12.1. すべての管理項目(入院経過等フリーコメントも含む)を検索条件に指定して検索を行え

ること。30.1.12.2. 検索条件はAND、ORを任意に組み合わせて指定を行えること。

30.1.12.3. 検索結果の出力項目を指定を行えること。

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兵庫県立淡路医療センター 電子カルテシステム更新および影響部門システム更新要件定義書

30.   退院サマリ/診療情報管理システム 実現性 備考(具体的な実現方法、代替案等)

30.1.12.4. 検索結果は、市販のOAソフトで加工できる形式でファイル出力を行えること。

30.1.12.5. 検索条件、もしくは検索項目は雛型として保存を行えること。

30.1.13. 統計帳票 ― ―30.1.13.1. 日本病院会指定帳票の出力を行えること。

30.1.13.2. 疾病、手術、死亡統計等の出力を行えること。

30.1.13.3. 帳票は、市販のOAソフトで加工できる形式でファイル出力を行えること。

30.1.14. その他 ― ―30.1.14.1. 登録されたデータは本システムのがん登録機能との連携を行えること。

30.1.14.2. 病歴登録画面からがん登録画面への展開を行えること。

30.2. カルテアリバイ管理機能 ― ―30.2.1. システムの起動と利用権 ― ―30.2.1.1. システムは職種により利用できるメニューが制限可能なこと。

30.2.2. 基本機能 ― ―30.2.2.1. 入院診療録の整理状況、貸出し管理ができること。

30.2.2.2. 病歴管理画面から簡単な操作で画面遷移できること。

30.2.2.3. オーダリングシステムに接続し、患者基本情報・入退院移動情報と連携できること。

30.2.2.4. 職員マスタはオーダリングシステムと同期をとって自動的に更新すること。

30.2.2.5. 職種により、登録権限を制限できること。

30.2.3. 返納処理 ― ―30.2.3.1. 入院オーダと連携して、入院中は「入院中」・退院後は「未返納」と自動でスタータスが

変更されること。30.2.3.2. 返納登録時に、受領日・整理状況・整理日・診療録所在・担当職員・コメントを入力可能

なこと。30.2.3.3. 各項目に初期値を設定可能なこと。

30.2.4. 診療録点検(量的点検) ― ―30.2.4.1. 整理状況に紐付いて、点検状況が管理できること。

30.2.4.2. 点検はあらかじめ設定した診療録一覧から不備があった箇所をチェックすることで点検が可能なこと。

30.2.4.3. 点検者、点検日・点検コメント・診療科が管理可能なこと。

30.2.4.4. 点検は履歴で管理可能なこと。

30.2.5. 貸出処理 ― ―30.2.5.1. 返納状況が「返納済」の診療録のみ貸出処理が可能なこと。

30.2.5.2. 借用者・借用者診療科を職員マスターより登録が可能なこと。

30.2.5.3. 帯出者・帯出者診療科を職員マスターより登録が可能なこと。

30.2.5.4. 貸出目的があらかじめ設定した一覧より登録可能なこと。

30.2.5.5. 貸出目的に任意の期間を設定して返却予定日を自動で登録可能なこと。

30.2.5.6. 貸出時に任意のコメントを入力可能なこと。

30.2.5.7. 貸出処理時に自動もしくは任意のタイミングで貸出カード(診療録用・診療情報管理室用)が出力可能なこと。

30.2.5.8. 貸出履歴を管理可能なこと。

30.2.6. 返却処理 ― ―30.2.6.1. 返却日を入力することで、返却処理が可能なこと。

30.2.7. 一括処理 ― ―30.2.7.1. 個別貸出画面とは別に一括処理用の画面が提供されていること。

30.2.7.2. 退院後の一括返納処理が可能なこと。

30.2.7.3. 一括返納処理の際、返納状況・整理状況・受領日・整理日・担当者・診療録所在を一括で入力可能なこと。

30.2.7.4. 貸出者・帯出者・貸出日・貸出目的等で検索した結果を一括で貸出・返却処理が可能なこと。

30.2.8. 統計帳票 ― ―30.2.8.1. 貸出日付を指定して貸出診療録一覧が出力可能なこと。また一覧のヘッダー部に任意の督

促文をテンプレートから入力可能なこと。30.2.8.2. 退院日・病棟を指定して未返納診療録一覧が出力可能なこと。また一覧のヘッダー部に任

意の督促文をテンプレートから入力可能なこと。30.2.8.3. 貸出先・借用者・貸出日・返却予定日・貸出目的を指定して未返却診療録一覧が出力可能

なこと。また一覧のヘッダー部に任意の督促文をテンプレートから入力可能なこと。

30.2.8.4. 退院日・診療科を指定して未整理診療録一覧が出力可能なこと。また一覧のヘッダー部に任意の督促文をテンプレートから入力可能なこと。

30.2.8.5. 退院日・診療科を指定して未承認サマリ一覧が出力可能なこと。また一覧のヘッダー部に任意の督促文をテンプレートから入力可能なこと。

30.2.8.6. 退院日・診療科を指定して点検時に不備にチェックした不備診療録覧が出力可能なこと。また一覧のヘッダー部に任意の督促文をテンプレートから入力可能なこと。

30.2.9. 情報検索機能 ― ―30.2.9.1. すべての管理項目を検索条件に指定して検索を行えること。

30.2.9.2. 検索条件はAND、ORを任意に組み合わせて指定を行えること。

30.2.9.3. 検索結果の出力項目を指定を行えること。

30.2.9.4. 検索結果は患者単位、入院単位、診療科単位への集約を可能とし、利用しやすい形式で出力を行えること。

30.2.9.5. 検索結果は、市販のOAソフトで加工できる形式でファイル出力を行えること。

30.2.9.6. 検索条件、もしくは検索項目は雛型として保存を行えること。

30.3. がん登録機能 ― ―30.3.1. システムの起動と利用権 ― ―30.3.1.1. システムは職種により利用できるメニューが制限可能なこと。

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兵庫県立淡路医療センター 電子カルテシステム更新および影響部門システム更新要件定義書

30.   退院サマリ/診療情報管理システム 実現性 備考(具体的な実現方法、代替案等)

30.3.2. 基本機能 ― ―30.3.2.1. 全国がん登録の登録規約に準じて、業務運用が行えること。

30.3.2.2. オーダリングシステムと情報連携を行えること。

30.3.2.3. 病歴システムと情報連携を行えること。

30.3.2.4. 登録された情報はHos-Can NEXTが取り込み可能なファイル形式で出力を行えること。

30.3.3. 登録機能 ― ―30.3.3.1. 患者基本情報、診断情報、腫瘍情報、実施検査情報、初回治療情報、予後情報、管理用項

目、その他病院独自項目の登録を行えること。30.3.3.2. がん情報は、入院・外来を問わず1腫瘍1登録形式での情報登録が行えること。

30.3.3.3. 病歴システムに登録された病名からICDO-3の局所コードが自動で登録を行えること。

30.4.1. 情報検索機能 ― ―30.4.1.1. すべての管理項目(入院経過等フリーコメントも含む)を検索条件に指定して検索できる

こと。30.4.1.2. 検索条件はAND、ORを任意に組み合わせて指定できること。

30.4.1.3. 検索結果の出力項目を指定できること。

30.4.1.4. 検索結果は、市販のOAソフトで加工できる形式でファイル出力を行えること。

30.4.1.5. 検索条件は雛型として保存を行えること。

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兵庫県立淡路医療センター 電子カルテシステム更新および影響部門システム更新要件定義書

31.   保険診断書作成支援システム 実現性 備考(具体的な実現方法、代替案等)

31.1. 基本機能 ― ―31.1.1. 基本要件 ― ―31.1.1.1. 上位システムから、患者属性情報を取得できること。

31.1.1.2. 院内のネットワークに接続している端末から、本システムを利用できること。

31.2. 導入目的 ― ―31.2.1. 基本要件 ― ―31.2.1.1. 診断書の作成支援を行い、医師の作成負荷を軽減できること。

31.2.1.2. 基本的にパッケージをベースとしたシステムであること。

31.2.1.3. 1度入力した情報やあらかじめ用意したテンプレート等の入力を支援する機能を利用できること。

31.2.1.4. 全国自治体の公費申請等に係る書式及び生命保険会社の診断書等の書式は、最新の書式を別途費用の負担なく、保守費用の範囲で提供すること。

31.3. 作成支援機能 ― ―31.3.1. 基本要件 ― ―31.3.1.1. 生命保険会社、損保会社、共済のほとんど全ての診断書(760種類程度)をシステムで作

成・印刷できること。31.3.1.2. 「小児慢性特定疾患(1456様式)」「指定難病 臨床調査個人票(432様式)」「身体障害者

診断書・意見書(15様式)」「介護主治医意見書(1様式)」「出生証明書・死亡診断書(死体検案書)(各1様式)」等の発行頻度の高い診断書をシステムで作成・印刷できること。その他、各都道府県別の様式で提出が求められる、身体障害者診断書・意見書や障害者総合支援法意見書や障害年金診断書や精神保健及び精神障害者福祉診断書等の場合は、全国の各都道府県別様式についてシステムで作成・印刷できること。

31.3.1.3. 当院所在の市町村、近隣の市町村の要否意見書をシステムで作成・印刷できること。

31.3.1.4. 様式が改訂された場合は、保守費用の範囲内で改訂様式の診断書をシステムで作成・印刷できること。

31.3.1.5. 他システムと接続し、患者属性情報を作成診断書に引用できること。

31.3.1.6. 過去に作成した診断書の文書を新しく作成する作成診断書に引用できること。

31.3.1.7. 診断書にメモを付加できること。

31.3.1.8. 作成済診断書から新しい診断書を作成する際に、異なる様式であっても項目ごとのコピー&ペースト作業を医師に強いることなく、容易な操作で引用できること。

31.3.1.9. 利用者が定型的な診断書内容をテンプレートとして登録できること。また、登録したテンプレートを診療科共通、病院共通のものとして共有できること。

31.3.1.10. 必須の入力項目に漏れがあった場合は、印刷する前に作成者に対して入力を促す機能を有すること。

31.3.1.11. 経過診断書の場合、作成時に過去の文書が存在することを画面で通知し、それを選択するだけで作成する文書にすべて引用できること。

31.3.1.12. 一人の患者の複数の診断書を作成するとき、作成した文書の存在を画面通知し、それを選択するだけで作成する文書の共通項目はすべて引用できること。

31.3.1.13. 以下の診断書を作成できること。 ― ―31.3.1.13.1  ◦ 病院所定診断書

31.3.1.13.2  ◦ 出生証明書、死亡診断書(死体検案書)

31.3.1.13.3  ◦ 自賠責診断書

31.3.1.13.4  ◦ 生保・共済・損保診断書

31.3.1.13.5  ◦ 傷病手当金

31.3.1.13.6  ◦ 介護主治医意見書

31.3.1.13.7  ◦ 小児慢性特定疾患

31.3.1.13.8  ◦ 指定難病 臨床調査個人票

31.3.1.13.9  ◦ 身体障害者診断書・意見書

31.3.1.13.10  ◦ 障害者総合支援法 医師意見書

31.3.1.13.11  ◦ 医療要否意見書

31.3.1.13.12  ◦ 母子保健法に基づく養育医療の給付書類

31.3.1.13.13  ◦ 肝炎治療受給者証の交付申請に係る診断書

31.3.1.13.14  ◦ 労働者災害補償保険における診断書

31.3.1.13.15  ◦ 障害者年金における診断書

31.3.1.14. 以下の病院所定診断書を作成できること。 ― ―31.3.1.14.1  ◦ 診断書

31.3.1.14.2  ◦ 証明書

31.3.1.14.3  ◦ 警察用診断書

31.3.1.14.4  ◦ 健康診断書

31.3.1.14.5  ◦ 装具用診断書

31.3.1.14.6  ◦ 死亡診断書(死体検案書)〔自治体提出用A3サイズ様式の右側部分〕

31.3.1.15. その他、以下の書類を作成できること。 ― ―31.3.1.15.1  ◦ 訪問看護指示書、在宅患者訪問点滴注射指示書

31.3.1.15.2  ◦ 特別訪問看護指示書、在宅患者訪問点滴注射指示書

31.3.1.15.3  ◦ 精神科訪問看護指示書

31.3.1.15.4  ◦ 精神科特別訪問看護指示書、在宅患者訪問点滴注射指示書

31.3.1.15.5  ◦ おむつ使用証明書

31.3.1.15.6  ◦ 入院診療計画書

31.3.1.15.7  ◦ 退院療養計画書

31.3.1.15.8  ◦ 退院証明書

31.3.1.15.9  ◦ 接種痕意見書

31.3.1.15.10  ◦ B型肝炎ウイルス持続感染者の病態に係る診断書

31.3.1.15.11  ◦ 介護職員等喀痰吸引等指示書

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兵庫県立淡路医療センター 電子カルテシステム更新および影響部門システム更新要件定義書

31.   保険診断書作成支援システム 実現性 備考(具体的な実現方法、代替案等)

31.3.1.15.12  ◦ 日本スポーツ振興センター災害共済給付書類

31.3.1.15.13  ◦ 成長科学協会診断書

31.4. 管理支援機能 ― ―31.4.1. 基本要件 ― ―31.4.1.1. 診断書の作成依頼者の情報を登録できること。また、診断書作成依頼を診療科の単位でも

行えること。31.4.1.2. 作成期限日厳守の診断書は、別途管理できること。

31.4.1.3. 診断書の作成依頼者に対して書類預り書を発行できること。

31.4.1.4. 事務部門で診断書の下書きができること。

31.4.1.5. 診断書の作成状況の管理・照会を診断書の分類指定で行えること。

31.4.1.6. 患者からの診断書への照会に対して答えられるように、患者ID又は患者名に基づき、処理履歴を閲覧できること。

31.4.1.7. 作成者・作成期限日等に基づき、作成状況の一覧を表示・印刷できること。

31.4.1.8. 作成した文書の枚数を統計帳票として出力できること。

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兵庫県立淡路医療センター 電子カルテシステム更新および影響部門システム更新要件定義書

32.   会計・診療案内表示システム 実現性 備考(具体的な実現方法、代替案等)

32.1. システム全般 ― ―32.1.1. 診察待ち表示システム ― ―32.1.1.1. 病院情報システムと連携して、表示ディスプレイへ受付番号表示を行えること。

32.1.1.2. 病院システムと連携し、患者の来院受付時に発行された受付番号を、対応する大型液晶ディスプレイに表示する機能を有すること。また、病院情報システムと連携し、予約診察時間帯の表示ができる機能を有すること。

32.1.1.3. 各ディスプレイには、中待合室への誘導する患者の番号が表示でき、その他に診察室ごとの情報(診察中番号、予約時間枠、診療科名称、診察室名称、担当医師名、診察室の状況等)を表示する機能を有すること。また、中待合室を使用していない場合は、診察待ち患者番号を表示する機能を有すること。

32.1.1.4. 中待合室を使用していない診療科では、オーダリングシステムの操作により、診察室への呼込みが可能なこと。呼込み時は、任意で音や長さを変更できるチャイム音とポップアップで番号を分かりやすく表示すること。また、ポップアップ表示時間が設定で変更可能なこと。

32.1.1.5. オーダリングシステムから診察終了情報を受信することにより、ディスプレイから受信番号を消去する機能を有すること。

32.1.1.6. 全端末の電源ON/OFFの集中管理サーバが出来ること。

32.1.1.7. 各科の診療待ち表示を考慮し、各ディスプレイの表示を曜日設定を個別に設定できること。また各ディスプレイの表示設定は、導入後でも設定用端末の操作により、利用者側で任意に設定・変更が可能であること。

32.1.1.8. 設定用端末から、手動により全端末一斉、もしくは個別に電源ON/OFF が出来る機能を有すること。

32.1.1.9. カレンダー機能を有し、外来休診日は起動しないような機能を有すること。また、当院が指定する日を自由に休日とする機能を有すること。

32.1.1.10. 各ディスプレイに、稼働日・非稼働日を設定できること。また導入後でも、利用者側で任意に設定・変更可能であること。

32.1.1.11. 各ディスプレイの表示開始時間を個別に設定可能であること。また導入後でも、利用者側で任意に設定・変更可能であること。

32.1.1.12. 診療科毎に、予約時間の何分前から番号表示を行うか設定可能なこと。また導入後でも、利用者側で任意に設定・変更可能なこと。

32.1.1.13. 各表示画面(診療待ち表示画面、インフォメーション画面、お知らせ画面など)の表示スケジュールは各ディスプレイ、且つ曜日毎に設定可能なこと。また導入後でも、利用者側で任意に設定・変更可能であること。

32.1.1.14. 診療科毎に番号表示、予約時間枠表示どちらを表示するか設定が可能であること。また、利用者側で任意に設定・変更可能であること。

32.1.1.15. 番号の更新時には、呼び込み番号のポップアップ画面、チャイム音を使用し注意を促し誘導することが可能であること。また設置個所、待合い状況等を考慮し、ポップアップ画面を表示/非表示、チャイム音の有/無を全ディスプレイ個別に設定可能なこと。設定は導入後でも、利用者側で任意に設定・変更可能であること。

32.1.1.16. 呼び込み画面のポップアップ時間、点数同数共にディスプレイ毎に設定可能であること。また導入後でも利用者側で任意に設定・変更できること。

32.1.1.17. 呼び込みのポップアップ画面は、ディスプレイ毎に表示/非表示を、利用者側で任意に設定・変更可能であること。チャイム音は複数用意し、診療科毎にチャイム音を設定できる機能を有すること。また導入後でも、利用者側で任意に設定・変更可能であること。

32.1.1.18. 1枚のディスプレイに複数診療科表示が出来る機能を有すること。また表示する診療科は利用者側で任意に設定・変更可能であること。

32.1.1.19. 画面右上に現在時刻を表示する機能を有すること。また、表示/非表示については、利用者側で任意に設定・変更可能であること。

32.1.1.20. 病院情報システムとの連動無しに、表示システム側で表示状態変更(番号削除、診察一時終了など)が可能であること。

32.1.2. 会計待ち表示システム ― ―32.1.2.1. 病院情報システムと連携して、表示ディスプレイへ受付番号表示を行えること。

32.1.2.2. 病院システムと連携し、病院での会計における会計受付時に発行された受付番号を、対応する大型・小型液晶ディスプレイに表示する機能を有すること。また、任意により2画面構成で表示できる機能を有すること。

32.1.2.3. 各ディスプレイには、番号表示で、1番から9999番までの番号が表示できる機能を有すること。

32.1.2.4. 1画面内に9窓又は16窓又は30窓の番号の表示できる機能を有すること。また、表示窓に関しては表示窓数(9,16,30窓)・番号表示の窓色が 任意により設定変更可能なこと。

32.1.2.5. 会計番号を点灯時に番号が点滅・チャイム音を鳴らすことが行えること。

32.1.2.6. 会計番号は番号順にソートして表示が行えること。

32.1.2.7. 2画面構成時は、ディスプレイに同じ内容を表示が行えること。また、2画面構成時は、一定時間経過した番号のみを1画面目から2画面目へ自動的に移動することが行えること。

32.1.2.8. 一定時間経過した番号の表示を消すことが可能なこと。

32.1.2.9. 2画面構成時は、表示装置が故障などで使用できない場合に縮退して1台で表示が行えること。

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兵庫県立淡路医療センター 電子カルテシステム更新および影響部門システム更新要件定義書

32.   会計・診療案内表示システム 実現性 備考(具体的な実現方法、代替案等)

32.1.2.10. テロップの表示ができる機能を有すること。テロップ表示は、スケジュール(曜日、日時指定)管理が行え、999文字までのテロップメッセージが行えること。

32.1.2.11. 会計番号点灯時の点滅動作時間やチャイム音源の動作設定が行えること。

32.1.2.12. 病院情報システムとの情報連携及び、手動操作への切替が行えること。

32.2. モニタ ― ―32.2.1. 会計順、診察順表示システム 大画面モニタ ― ―32.2.1.1. 既存モニタを流用すること。

32.2.2. 診察順表示システム 中待ち用モニタ ― ―32.2.2.1. 既存モニタを流用すること。

32.2.3. 会計順、診察順表示システム用モニタ制御装置 ― ―32.2.3.1. モニタ制御用のセットトップボックスを準備し、モニタ背面に設置することで、モニタ制

御用PCを用いない設置環境を実現すること。

32.2.3.2. モニタ制御装置は、ファンレス及びハードディスクレスであること。

32.2.3.3. OSは、WindowsOSであること。

32.2.3.4. LAN経由でモニタ制御装置の電源投入/遮断ができること。

32.2.3.5. モニタに映像・音声を出力できるインタフェースを有すること。

32.2.3.6. モニタ背面に取り付けが可能なこと。

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兵庫県立淡路医療センター 電子カルテシステム更新および影響部門システム更新要件定義書

33.   ME管理システム 実現性 備考(具体的な実現方法、代替案等)

33.1. 基本機能 ― ―33.1.1. 利用者認証 ― ―33.1.1.1. ログイン画面 ― ―33.1.1.1.1. 利用者ID、パスワードを利用して利用者の認証が出来る事。

33.1.2. ログ ― ―33.1.2.1. ログ機能 ― ―33.1.2.1.1. シングルサインオンに対応している事。

33.1.2.1.2. 操作者が編集出来ない形で、機器基本情報、点検、修理、貸出の各操作ログを記録する事。

33.2. 操作性 ― ―33.2.1. 各機能の操作 ― ―33.2.1.1. メインメニュー ― ―33.2.1.1.1. トップ画面でメインメニューを表示し、点検・修理・貸出返却・検索・分析(集計)・ス

ケジュール管理・機器研修管理・マスター設定の操作が出来る事。

33.3. 情報確認 ― ―33.3.1. 機器の状況確認 ― ―33.3.1.1. 貸出可能機器 ― ―33.3.1.1.1. トップ画面で貸出可能機器の一覧を表示出来る事。

33.3.1.1.2. 一覧をCSV及びExcel形式で出力出来る事。

33.3.1.1.3. 一覧を各列で並び替えが出来る事。

33.3.1.1.4. 一覧を機器管理区分で抽出出来る事。

33.3.1.2. 点検未実施機器 ― ―33.3.1.2.1. トップ画面で点検未実施機器の一覧を表示出来る事。

33.3.1.2.2. 一覧から機器を選択して、点検処理を実施出来る事。

33.3.1.2.3. 一覧をCSV及びExcel形式で出力出来る事。

33.3.1.2.4. 一覧を各列で並び替えが出来る事。

33.3.1.2.5. 一覧は機器管理区分で抽出出来る事。

33.3.1.3. 貸出中機器 ― ―33.3.1.3.1. トップ画面で管理区分毎の貸出中機器の一覧を表示出来る事。

33.3.1.3.2. 一覧から機器を選択して、返却処理を実施出来る事。

33.3.1.3.3. 一覧をCSV及びExcel形式で出力出来る事。

33.3.1.3.4. 一覧を各列で並び替えが出来る事。

33.3.1.3.5. 一覧を機器管理区分で抽出出来る事。

33.3.1.3.6. トップ画面で部署毎の貸出中機器の一覧を表示出来る事。

33.3.1.3.7. 一覧をCSV及びExcel形式で出力出来る事。

33.3.1.3.8. 一覧を各列で並び替えが出来る事。

33.3.1.3.9. 一覧を機器管理区分で抽出出来る事。

33.3.1.4. 本日の予定 ― ―33.3.1.4.1. トップ画面で本日の予定を確認出来る事。

33.3.1.5. 当日点検予定機器 ― ―33.3.1.5.1. トップ画面で当日点検予定機器の一覧を表示出来る事。

33.3.1.5.2. 一覧から機器を選択して、点検処理を実施出来る事。

33.3.1.5.3. 一覧をCSV及びExcel形式で出力出来る事。

33.3.1.5.4. 一覧を各列で並び替えが出来る事。

33.3.1.6. 月間点検予定機器 ― ―33.3.1.6.1. トップ画面で当月点検予定機器の一覧を表示出来る事。

33.3.1.6.2. 一覧から機器を選択して、点検処理を実施出来る事。

33.3.1.6.3. 一覧をCSV及びExcel形式で出力出来る事。

33.3.1.6.4. 一覧を各列で並び替えが出来る事。

33.3.1.7. 点検予定超過機器 ― ―33.3.1.7.1. トップ画面で点検予定超過機器の一覧を表示出来る事。

33.3.1.7.2. 一覧から機器を選択して、点検処理を実施出来る事。

33.3.1.7.3. 一覧をCSV及びExcel形式で出力出来る事。

33.3.1.7.4. 一覧を各列で並び替えが出来る事。

33.3.1.8. 有効期限切れ部品 ― ―33.3.1.8.1. トップ画面で有効期限切れ部品の一覧を表示出来る事。

33.3.1.8.2. 一覧から部品を選択して、当該部品を使用している機器の基本情報を確認出来る事。

33.3.1.8.3. 一覧を「機器ID」「機器グループ」「機器名称」「機器形式」「部品マスタ」「部品型番」「部品名」「バッテリー」「部品製造番号」で検索・抽出が出来る事。

33.3.1.8.4. 一覧を前回交換履歴と交換履歴で表示切替出来る事。

33.3.1.8.5. 一覧をCSV及びExcel形式で出力出来る事。

33.3.1.8.6. 一覧を各列で並び替えが出来る事。

33.3.1.9. 点検中機器 ― ―33.3.1.9.1. トップ画面で点検中機器の一覧を表示出来る事。

33.3.1.9.2. 一覧から機器を選択して、点検処理を実施出来る事。

33.3.1.10. 修理中機器 ― ―33.3.1.10.1. トップ画面で修理中機器の一覧を表示出来る事。

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兵庫県立淡路医療センター 電子カルテシステム更新および影響部門システム更新要件定義書

33.   ME管理システム 実現性 備考(具体的な実現方法、代替案等)

33.3.1.10.2. 一覧から機器を選択して、修理処理を実施出来る事。

33.3.1.11. 依頼事項(業務メモ) ― ―33.3.1.11.1. トップ画面から依頼事項(業務メモ)の一覧を表示出来る事。

33.3.1.11.2. 一覧から選択して、依頼事項(業務メモ)業務メモの登録処理を実施出来る事。

33.4. 点検処理 ― ―33.4.1. 点検機能 ― ―33.4.1.1. 点検受付 ― ―33.4.1.1.1. 複数台の点検対象機器を点検受付状態にし、一覧表示する事。

33.4.1.1.2. 機器の点検受付処理時に機器の状態(貸出状態・点検状態・修理状態)を判定し、適切なメッセージを表示する事。

33.4.1.1.3. 機器の点検受付処理時に機器の点検予定日をチェックし、点検予定日超過の場合はそれに対応した点検へ点検種別が変更可能な事。

33.4.1.1.4. 一覧から機器を選択して、点検登録への画面遷移、点検結果一括登録が出来る事。

33.4.1.1.5. 一覧から機器を選択して、点検種別の変更が可能である事。

33.4.1.2. 点検登録 ― ―33.4.1.2.1. 対象機器の機器基本情報を表示出来る事。

33.4.1.2.2. 点検の形式(メーカー点検・院内点検など)が選択出来る事。

33.4.1.2.3. 点検の種別(定期点検、使用後点検など)を選択出来る事。点検受付から遷移した場合は、点検種別を引き継ぐ事。

33.4.1.2.4. 開始日付、終了日付を入力出来る事。

33.4.1.2.5. 点検担当者を入力出来る事。

33.4.1.2.6. 備考を入力出来る事。備考は機器基本情報へ転記出来る事。

33.4.1.2.7. 点検結果を入力出来る事。

33.4.1.2.8. 点検表を入力出来る事。

33.4.1.2.9. 点検表の入力支援機能がある事。

33.4.1.2.10. 前回の点検表を点検表上で比較出来る事。

33.4.1.2.11. 過去の点検結果、点検表を参照出来る事。

33.4.1.2.12. 点検に関連する添付ファイルを登録出来る事。

33.4.1.2.13. 機器の付属品(電源ケーブル、ACアダプターなど)を登録出来る事。

33.4.1.2.14. 交換部品を入力出来る事。交換部品はマスタから参照して、入力出来る事。

33.4.1.2.15. 点検にかかった費用を表示出来る事。

33.4.1.2.16. 点検登録確定時に機器の状況を編集出来る事。

33.4.1.2.17. 点検登録確定時に機器の次回点検予定日を確認出来る事。

33.4.1.2.18. 点検表を印刷出来る事。

33.4.1.2.19. 点検結果のラベルシールを発行出来る事。

33.5. 修理処理 ― ―33.5.1. 修理機能 ― ―33.5.1.1. 修理受付 ― ―33.5.1.1.1. 対象機器の機器基本情報を表示出来る事。

33.5.1.1.2. 依頼部署を入力出来る事。

33.5.1.1.3. 受付担当者を入力出来る事。

33.5.1.1.4. 修理の種別(点検時修理、臨時修理など)を選択出来る事。

33.5.1.1.5. 修理の形式(院内修理、メーカー修理など)を選択出来る事。

33.5.1.1.6. 修理の区分(経年劣化、操作ミス、消耗品、落下破損など)を選択出来る事。

33.5.1.1.7. 故障の状況を入力出来る事。

33.5.1.1.8. 修理受付すると機器の状態が「修理中」になる事。

33.5.1.2. 修理登録 ― ―33.5.1.2.1. 対象機器の機器基本情報を表示出来る事。

33.5.1.2.2. 依頼部署を入力出来る事。

33.5.1.2.3. 受付担当者を入力出来る事。

33.5.1.2.4. 修理の種別(点検時修理、臨時修理など)を選択出来る事。

33.5.1.2.5. 修理の形式(院内修理、メーカー修理など)を選択出来る事。

33.5.1.2.6. 修理の区分(経年劣化、操作ミス、消耗品、落下破損など)を選択出来る事。

33.5.1.2.7. 開始日付、終了日付を入力出来る事。

33.5.1.2.8. 発注業者を入力出来る事。

33.5.1.2.9. 前回の点検日を表示出来る事。

33.5.1.2.10. 故障の状況を入力出来る事。

33.5.1.2.11. 対応内容を入力出来る事。

33.5.1.2.12. 備考を入力出来る事。備考は機器基本情報へ転記出来る事。

33.5.1.2.13. 修理に関連する添付ファイルを登録出来る事。

33.5.1.2.14. 修理の状況履歴を入力出来る事。(日付、状況:見積中など、内容など)

33.5.1.2.15. 機器の付属品(電源ケーブル、ACアダプターなど)を登録出来る事。

33.5.1.2.16. 交換部品を入力出来る事。交換部品はマスタから参照して、入力出来る事。

33.5.1.2.17. 修理にかかった費用を表示出来る事。

33.5.1.2.18. 修理登録確定時に機器の状況を編集出来る事。

33.5.1.2.19. 修理報告書を印刷出来る事。

33.5.1.2.20. 修理報告書のフォーマットを変更出来る事。

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兵庫県立淡路医療センター 電子カルテシステム更新および影響部門システム更新要件定義書

33.   ME管理システム 実現性 備考(具体的な実現方法、代替案等)

33.6. 貸出機能 ― ―33.6.1. 貸出管理 ― ―33.6.1.1. 貸出管理 ― ―33.6.1.1.1. 過去の貸出履歴の編集が出来る事。

33.6.1.1.2. 貸出元場所を複数選択出来る事。

33.6.1.1.3. 機器名称毎に貸出可能機器、返却機器の一覧を表示出来る事。

33.6.1.1.4. 部署毎に貸出台数の一覧を表示出来る事。

33.6.1.1.5. 機器の貸出登録が出来事

33.6.1.1.6. 機器の部署間移動登録が出来る事。

33.6.2. 貸出状況 ― ―33.6.2.1. 貸出状況 ― ―33.6.2.1.1. 部署ごとの貸出中の機器台数を表示出来る事。

33.6.2.1.2. 機器グループ、機器名称、機器形式で機器台数を抽出出来る事。

33.6.2.1.3. 部署のレイアウトを編集出来る事。

33.6.2.1.4. 貸出中機器の一覧を表示出来る事。

33.6.2.2. 貸出中機器一覧 ― ―33.6.2.2.1. 「機器ID」「機器サブID」「部署」「管理区分」「機器グループ」「機器名称」「機器形

式」で機器台数を抽出出来る事。33.6.2.2.2. 一覧から機器を選択して、点検処理出来る事。

33.6.2.2.3. 一覧から機器を選択して、部署間移動登録が出来る事。

33.6.2.2.4. 一覧から機器を選択して、貸出時メモを編集出来る事。

33.6.2.2.5. 一覧から機器を選択して、返却が出来る事。

33.6.2.2.6. 一覧をCSV及びExcel形式で出力出来る事。

33.6.2.2.7. 一覧を各列で並び替えが出来る事。

33.6.3. 貸出返却 ― ―33.6.3.1. 貸出返却専用画面 ― ―33.6.3.1.1. 貸出、返却処理が簡易に出来る事。

33.6.3.1.2. タッチパネルに対応したボタン配置である事。

33.6.3.1.3. 貸出対象部署の表示・非表示が選択出来る事。

33.6.3.1.4. 貸出可能機器台数を表示出来る事。貸出可能台数を表示する機器名称を選択出来る事。

33.6.3.1.5. 貸出、返却機器を複数台一括登録出来る事。

33.6.3.1.6. 貸出、返却機器を複数台一括登録する際、台数を表示する事。

33.6.3.1.7. 貸出専用処理モードがる事。

33.6.3.1.8. 返却専用処理モードがある事。

33.6.3.1.9. 貸出専用画面のみ独立で起動出来る事。その際、ログインあり・なしを選択出来る事。

33.6.3.1.10. 貸出時メモを登録出来る事。

33.6.3.1.11. 貸出時メモを登録する機器を選択出来る事。

33.6.3.1.12. 機器の移設登録が出来る事

33.6.3.1.13. 機器の部署間が出来る事。

33.7. 検索処理 ― ―33.7.1. 検索機能 ― ―33.7.1.1. 各種検索 ― ―33.7.1.1.1. 点検履歴、修理履歴、貸出履歴を複数条件で検索し一覧表示出来る事。また、複数条件は

「かつ」「または」「含まない」を組み合わせる事が出来る事。33.7.1.1.2. 検索条件を保存出来る事。

33.7.1.1.3. 点検履歴の一覧から機器を選択して、点検処理出来る事。

33.7.1.1.4. 修理履歴の一覧から機器を選択して、点検処理出来る事。

33.7.1.1.5. 貸出履歴の一覧から機器を選択して、貸出履歴の編集が出来る事。

33.7.1.1.6. 機器情報の一覧から機器を選択して、機器基本情報を表示出来る事

33.7.1.1.7. 一覧をCSV及びExcel形式で出力出来る事。

33.7.1.1.8. 一覧を各列で並び替えが出来る事。

33.7.1.2. 機器基本情報 ― ―33.7.1.2.1. 機器の基本情報を機器台帳として管理出来る事。

33.7.1.2.2. 機器情報として、「機器ID」「機器グループ」「機器名称」「メーカー名」「機器形式」「製造番号」「固定資産番号」「機器サブID」「GS1-128」を登録出来る事。

33.7.1.2.3. 購入情報として、「購入日」「購入金額」「定価」「購入業者」「購入分類(新規・更新など)」「要求科」「コメント」を登録出来る事。

33.7.1.2.4. 管理情報として、「管理区分」「管理部署」「設置部署」「設置部屋」を登録出来る事。

33.7.1.2.5. 機器の状態として「機器状況」「現在部署」「最終貸出部署」を登録出来る事。「最終点検状況」「最終修理状況」を表示出来る事。使用停止・廃棄の操作を出来る事。

33.7.1.2.6. 運用状態として「内部電源」「前回バッテリー交換日」「前回点検日」を表示できる事。「使用後点検」の有無を選択出来る事。

33.7.1.2.7. 「備考」を登録出来る事。

33.7.1.2.8. 「特記事項」を登録出来る事。

33.7.1.2.9. 「廃棄備考」を登録出来る事。

33.7.1.2.10. 機器画像を表示出来る事。

33.7.1.2.11. 機器の規格(一般的名称、JMDNコード、JANコード、電源保護の形式)を表示出来る事。

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兵庫県立淡路医療センター 電子カルテシステム更新および影響部門システム更新要件定義書

33.   ME管理システム 実現性 備考(具体的な実現方法、代替案等)

33.7.1.2.12. 資産データとして「使用年月法定耐用年数」「修理金額合計」「参考現在価値」「貸出データ」「点検データ」「修理データ」「平均故障間隔」「平均修理時間」「稼働率」を表示出来る事。

33.7.1.2.13. 「点検履歴」「修理履歴」「貸出履歴」「部品交換履歴」「付属品」を一覧表示出来る事。

33.7.1.2.14. 点検履歴の一覧から機器を選択して、点検処理出来る事。

33.7.1.2.15. 修理履歴の一覧から機器を選択して、点検処理出来る事。

33.7.1.2.16. 貸出履歴の一覧から機器を選択して、貸出履歴の編集が出来る事。

33.7.1.2.17. 機器に関連付けてファイルを登録出来る事。

33.7.1.2.18. 機器を台帳から抹消出来る事。

33.7.1.2.19. 機器IDを修正出来る事。

33.7.1.2.20. 機器IDのラベルシールを発行出来る事。

33.7.1.2.21. 機器IDのラベルシールは1次元バーコード幅24mm、18mm、9mm及びQRコードに対応している事。

33.7.1.2.22. 登録済票、廃棄済票、点検済票を印刷出来る事。

33.7.1.2.23. 機器形式に関連したファイルを登録出来る事。

33.7.1.2.24. 機器形式に関連して登録したファイルを開く事が出来る事。

33.7.1.3. 部品交換履歴 ― ―33.7.1.3.1. 部品交換履歴を「機器ID」「機器グループ」「機器名称」「機器形式」「部品マスタ」

「部品型番」「部品名」「バッテリー」「部品製造番号」で検索し一覧出来る事。

33.7.1.3.2. 一覧から部品を選択して、当該部品を使用している機器の基本情報を確認出来る事。

33.7.1.3.3. 一覧を前回交換履歴と交換履歴で表示切替出来る事。

33.7.1.3.4. 一覧をCSV及びExcel形式で出力出来る事。

33.7.1.3.5. 一覧を各列で並び替えが出来る事。

33.7.1.4. 付属機器検索 ― ―33.7.1.4.1. 付属機器を「名称」「メーカー」「形式」「製造番号」で検索し一覧出来る事。

33.7.1.4.2. 一覧から部品を選択して、当該部品を使用している機器の基本情報を確認出来る事。

33.7.1.4.3. 一覧をCSV及びExcel形式で出力出来る事。

33.7.1.4.4. 一覧を各列で並び替えが出来る事。

33.8. 集計処理 ― ―33.8.1. 分析・集計機能 ― ―33.8.1.1. 機器集計 ― ―33.8.1.1.1. 貸出回数、貸出時間、点検回数、点検時間、点検費用、修理回数、修理時間、修理費用を

機器グループ毎、機器名称毎、機器形式毎、機器ID毎で集計出来る事。33.8.1.1.2. 「集計期間」「機器グループ」「機器名称」「機器形式」「メーカー名」「機器ID」「購

入日付」で集計を抽出し、一覧表示出来る事。33.8.1.1.3. 一覧の出力する列を選択出来る事。

33.8.1.1.4. 一覧をCSV及びExcel形式で出力出来る事。

33.8.1.1.5. 一覧を各列で並び替えが出来る事。

33.8.1.2. 年/月次集計 ― ―33.8.1.2.1. 貸出回数、貸出時間、点検回数、点検時間、点検費用、修理回数、修理時間、修理費用を

年毎、月毎、日毎で集計出来る事。33.8.1.2.2. 「機器グループ」「機器名称」「機器形式」「メーカー名」「機器ID」「購入日付」で集

計を抽出し、一覧表示出来る事。33.8.1.2.3. 一覧の出力する列を選択出来る事。

33.8.1.2.4. 一覧をCSV及びExcel形式で出力出来る事。

33.8.1.2.5. 一覧を各列で並び替えが出来る事。

33.8.1.3. 台数集計 ― ―33.8.1.3.1. 機器の登録台数、点検未実施台数、貸出可能台数、貸出中台数、点検中台数、修理中台

数、使用停止台数、廃棄台数を集計出来る事。33.8.1.3.2. 「機器グループ」「機器名称」「機器形式」「メーカー名」「機器ID」「購入日付」で集

計を抽出し、一覧表示出来る事。33.8.1.3.3. 一覧の出力する列を選択出来る事。

33.8.1.3.4. 一覧をCSV及びExcel形式で出力出来る事。

33.8.1.3.5. 一覧を各列で並び替えが出来る事。

33.8.1.4. 修理集計 ― ―33.8.1.4.1. 機器グループ毎、機器名称毎、機器形式毎、機器ID毎の修理回数、修理金額、修理形式、

修理種別、修理区分を集計出来る事。33.8.1.4.2. 「集計期間」「機器グループ」「機器名称」「機器形式」「メーカー名」「機器ID」「購

入日付」で集計を抽出し、一覧表示出来る事。33.8.1.4.3. 一覧の出力する列を選択出来る事。

33.8.1.4.4. 一覧をCSV及びExcel形式で出力出来る事。

33.8.1.4.5. 一覧を各列で並び替えが出来る事。

33.8.1.5. 部署集計 ― ―33.8.1.5.1. 貸出返却履歴を元に部署毎の機器貸出中件数を集計出来る事。

33.8.1.5.2. 「機器グループ」「機器名称」「機器形式」「メーカー名」「部署」で集計を抽出し、一覧表示出来る事。

33.8.1.5.3. 一覧をCSV及びExcel形式で出力出来る事。

33.8.1.5.4. 一覧を各列で並び替えが出来る事。

33.8.1.6. 購入集計 ― ―33.8.1.6.1. 年ごとの購入台数を機器名称毎、機器形式毎で集計出来る事。

33.8.1.6.2. 「機器グループ」「機器名称」「機器形式」「購入分類」「管理区分」「設置部署」で集計を抽出し、一覧表示出来る事。

33.8.1.6.3. 一覧をCSV及びExcel形式で出力出来る事。

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兵庫県立淡路医療センター 電子カルテシステム更新および影響部門システム更新要件定義書

33.   ME管理システム 実現性 備考(具体的な実現方法、代替案等)

33.8.1.6.4. 一覧を各列で並び替えが出来る事。

33.8.1.7. 購入機器詳細集計 ― ―33.8.1.7.1. 特定の年の購入機器の購入台数、使用年数、修理回数、修理時間を機器名称毎、機器形式

毎で集計出来る事。33.8.1.7.2. 「機器グループ」「機器名称」「機器形式」「購入分類」で集計を抽出し、一覧表示出来

る事。33.8.1.7.3. 一覧をCSV及びExcel形式で出力出来る事。

33.8.1.7.4. 一覧を各列で並び替えが出来る事。

33.8.1.8. 点検実績集計 ― ―33.8.1.8.1. 点検履歴を元に点検予定件数、点検回数を機器名称毎、機器形式毎、機器ID毎で集計出来

る事。33.8.1.8.2. 「集計期間」「機器グループ」「機器名称」「機器形式」「メーカー名」「点検種別」で

集計を抽出し、一覧表示出来る事。33.8.1.8.3. 一覧をCSV及びExcel形式で出力出来る事。

33.8.1.8.4. 一覧を各列で並び替えが出来る事。

33.9. 台帳処理 ― ―33.9.1. 台帳機能 ― ―33.9.1.1. 新規登録 ― ―33.9.1.1.1. 新規機器登録が出来る事。

33.9.1.1.2. 機器IDを自動発行出来る事。

33.9.1.1.3. 機器IDのフォーマットを変更出来る事。

33.9.1.1.4. 既に台帳登録されている機器の情報を利用する入力支援機能がある事。

33.9.1.1.5. 登録済票を印刷出来る事。

33.9.1.1.6. 機器IDのラベルシールを発行出来る事。

33.9.1.1.7. ラベルシールは1次元バーコード幅24mm、18mm、9mm及びQRコードに対応している事。

33.9.1.1.8. 「機器名称」「機器形式」「メーカー名」はマスタから選択する事。マスタに未登録の場合はマスタメンテナンス画面に遷移出来る事。

33.9.1.2. 機器関連付け ― ―33.9.1.2.1. セットで管理する機器の関連付けが出来る事。

33.9.1.2.2. 関連付けした機器の解除が出来る事。

33.10. スケジュール処理 ― ―33.10.1. 月間スケジュール ― ―33.10.1.1. スケジュール入力 ― ―33.10.1.1.1. 月間スケジュールを登録出来る事。

33.10.1.1.2. スケジュールは所属ごとにフィルターをかけられる事。

33.10.1.1.3. 月間スケジュールの一覧を表示出来る事。

33.10.1.1.4. 一覧をCSV及びExcel形式で出力出来る事。

33.10.1.1.5. 一覧を各列で並び替えが出来る事。

33.10.1.2. 点検スケジュール ― ―33.10.1.2.1. 点検スケジュールの表示、登録が出来る事。

33.10.1.2.2. 「集計期間」「機器グループ」「機器名称」「機器形式」「メーカー名」「点検種別」で集計を抽出し、一覧表示出来る事。

33.10.1.2.3. 機器名称毎、機器形式毎、機器ID毎に一覧表示を切り替えられる事。

33.10.1.2.4. 月毎、日毎に一覧表示を切り替えられる事。

33.10.1.2.5. 「○」での表示、数値での表示に切り替えられる事。

33.10.1.2.6. 点検予定機器の一覧を表示出来る事。

33.10.1.2.7. 点検予定を個別登録出来る事。

33.10.1.2.8. 点検予定を一括登録出来る事。

33.11. 機器研修処理 ― ―33.11.1. 機器研修管理機能 ― ―33.11.1.1. 機器研修登録 ― ―33.11.1.1.1. 「研修名」「研修事項」「開催日時」「開催場所」「研修項目」「依頼者」「報告者」

「所属」「研修機器」「講師」「参加者」「資料」を登録出来る事。33.11.1.1.2. 研修事項は「有効性・安全性」「使用方法」「保守点検」「不具合時の対応」「法令上の

遵守」「その他」から選択出来る事。33.11.1.1.3. 参加者の入力支援機能として、職員IDからの参加者氏名、所属の自動入力機能がある事。

33.11.1.1.4. 参加者の入力支援機能として、参加者を記載したファイルからのインポート機能がある事。

33.11.1.2. 機器研修履歴 ― ―33.11.1.2.1. 機器研修履歴を「研修名」「研修事項」「開催日時」「開催場所」「研修項目」「依頼

者」「報告者」「職員ID」で検索し、一覧表示出来る事。33.11.1.2.2. 一覧をCSV及びExcel形式で出力出来る事。

33.11.1.2.3. 一覧を各列で並び替えが出来る事。

33.12. マスタ設定 ― ―33.12.1. 一般マスタ機能 ― ―33.12.1.1. 機器グループマスタ ― ―33.12.1.1.1. 機器名称を分類するグループを設定し、一覧表示出来る事。

33.12.1.1.2. マスタの表示順の並び替えが出来る事。

33.12.1.1.3. 一覧をCSV及びExcel形式で出力出来る事。

33.12.1.1.4. 一覧を各列で並び替えが出来る事。

33.12.1.2. 機器名称マスタ ― ―33.12.1.2.1. 機機器名称を設定し、一覧表示出来る事。

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兵庫県立淡路医療センター 電子カルテシステム更新および影響部門システム更新要件定義書

33.   ME管理システム 実現性 備考(具体的な実現方法、代替案等)

33.12.1.2.2. マスタの表示順の並び替えが出来る事。

33.12.1.2.3. 一覧をCSV及びExcel形式で出力出来る事。

33.12.1.2.4. 一覧を各列で並び替えが出来る事。

33.12.1.3. 業者マスタ ― ―33.12.1.3.1. メーカー・業者を設定し、一覧表示出来る事。

33.12.1.3.2. メーカー・業者の区分を設定出来る事。

33.12.1.3.3. マスタの表示順の並び替えが出来る事。

33.12.1.3.4. 一覧をCSV及びExcel形式で出力出来る事。

33.12.1.3.5. 一覧を各列で並び替えが出来る事。

33.12.1.4. 機器形式マスタ ― ―33.12.1.4.1. 機器形式を設定し、一覧表示出来る事。

33.12.1.4.2. 機器画像を登録出来る事。

33.12.1.4.3. マスタの表示順の並び替えが出来る事。

33.12.1.4.4. 一覧をCSV及びExcel形式で出力出来る事。

33.12.1.4.5. 一覧を各列で並び替えが出来る事。

33.12.2. 所属・部署マスタ機能 ― ―33.12.2.1. 所属マスタ ― ―33.12.2.1.1. 所属を設定し、一覧表示出来る事。

33.12.2.1.2. 所属毎に機器形式を関連付けられること。ログインに関連付けた所属に関連付けられた機器のみを操作対象とするモードを備えている事。

33.12.2.1.3. マスタの表示順の並び替えが出来る事。

33.12.2.1.4. 一覧をCSV及びExcel形式で出力出来る事。

33.12.2.1.5. 一覧を各列で並び替えが出来る事。

33.12.2.2. 部署マスタ ― ―33.12.2.2.1. 部署を設定し、一覧表示出来る事。

33.12.2.2.2. 貸出返却専用画面に表示の有無を設定出来る事。

33.12.2.2.3. マスタの表示順の並び替えが出来る事。

33.12.2.2.4. 一覧をCSV及びExcel形式で出力出来る事。

33.12.2.2.5. 一覧を各列で並び替えが出来る事。

33.12.2.3. 部屋マスタ ― ―33.12.2.3.1. 部屋を設定し、一覧表示出来る事。。

33.12.2.3.2. マスタの表示順の並び替えが出来る事。

33.12.2.3.3. 一覧をCSV及びExcel形式で出力出来る事。

33.12.2.3.4. 一覧を各列で並び替えが出来る事。

33.12.3. 点検設定マスタ機能 ― ―33.12.3.1. 点検設定マスタ ― ―33.12.3.1.1. 機器形式毎、点検種別ごとに点検を設定し、一覧表示出来る事。

33.12.3.1.2. メーカー点検、院内点検、点検不要の設定を出来る事。

33.12.3.1.3. スポット的点検、定期的点検の設置を出来る事。

33.12.3.1.4. 点検予定の自動作成の有無を設定出来る事。

33.12.3.1.5. 点検予定の間隔を設定出来る事。

33.12.3.1.6. 点検予定日の超過警告の範囲を設定出来る事。

33.12.3.1.7. 点検正常終了時の機器状況を設定出来る事。

33.12.3.1.8. 点検表の雛形を設定出来る事。

33.12.3.1.9. 定期的点検の包括関係を設定出来る事。

33.12.3.1.10. 点検表を設定出来る事。

33.12.3.1.11. 点検表の作成支援機能として、既存の点検表からのコピー機能がある事。

33.12.3.1.12. 点検表の作成支援機能として、雛形ファイルからのインポート機能がある事。

33.12.3.1.13. 点検表の一覧を表示出来る事

33.12.3.1.14. 一覧をCSV及びExcel形式で出力出来る事。

33.12.3.1.15. 一覧を各列で並び替えが出来る事。

33.12.4. 交換明細マスタ機能 ― ―33.12.4.1. 交換部品マスタ ― ―33.12.4.1.1. 交換部品を設定し、一覧表示出来る事。

33.12.4.1.2. 「機器名称」「機器形式」「メーカー名」「部品名」「部品型番」「JANコード」「メーカー管理番号」で集計を抽出し、一覧表示出来る事。

33.12.4.1.3. GS1-128からJANコードを抽出して登録出来る事。

33.12.4.1.4. 交換部品の画像を登録出来る事。

33.12.4.1.5. 標準価格、価格を登録出来る事。

33.12.4.1.6. 交換部品を使用する機器との関連付けが出来る事。

33.12.4.1.7. 一覧をCSV及びExcel形式で出力出来る事。

33.12.4.2. 明細マスタ ― ―33.12.4.2.1. 明細を設定し、一覧表示出来る事。

33.12.4.2.2. 「メーカー名」「項目名」で集計を抽出し、一覧表示出来る事。

33.12.4.2.3. 標準価格、価格を登録出来る事。

33.12.4.2.4. 一覧をCSV及びExcel形式で出力出来る事。

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兵庫県立淡路医療センター 電子カルテシステム更新および影響部門システム更新要件定義書

33.   ME管理システム 実現性 備考(具体的な実現方法、代替案等)

33.12.5. マニュアルマスタ機能 ― ―33.12.5.1. マニュアルマスタ ― ―33.12.5.1.1. 機器形式毎のマニュアル、添付文書、サービスマニュアル、その他の文書を設定し、一覧

表示出来る事。33.12.5.1.2. 「機器グループ」「機器名称」「機器形式」「メーカー名」で集計を抽出し、一覧表示出

来る事。33.12.6. システムマスタ機能 ― ―33.12.6.1. システムマスタ ― ―33.12.6.1.1. 全体設定として、「病院ID」「病院名」「使用者名」「医療機器安全管理責任者」「中央

管理部署」「インストールパス」「新年度月」「点検時返却登録」「点検受付チェック」「ログイン機能の有無」「専有機器貸出制限」を設定出来る事。

33.12.6.1.2. 端末個別設定として、「端末名」「PC使用モード」「貸出処理選択」「貸出画面エラー表示」「登録書発行」「登録時バーコード発行」「PC設置場所」を設定出来る事。

33.12.6.2. 名称マスタ ― ―33.12.6.2.1. 各名称を設定し、一覧表示出来る事。

33.12.6.3. ユーザーマスタ ― ―33.12.6.3.1. 利用者IDを設定し、一覧表示出来る事。

33.12.6.3.2. 利用者IDを所属に関連付けられる事。

33.12.6.3.3. 利用者IDの権限を設定出来る事。

33.13. Webアプリケーション ― ―33.13.1. 基本機能 ― ―

33.13.1.1.1. 貸出台数・機器基本情報・マニュアル・機器研修記録がWebブラウザで閲覧出来る事。

33.13.2. 利用者認証 ― ―33.13.2.1. ログイン画面 ― ―33.13.2.1.1. 利用者ID、パスワードを利用して利用者の認証が出来る事。

33.13.2.1.2. シングルサインオンに対応している事。

33.13.3. 貸出台数表示機能 ― ―33.13.3.1. 貸出可能台数 ― ―33.13.3.1.1. 管理部署にある機器の貸出可能台数が機器名称毎に一覧表示出来る事。

33.13.3.1.2. 一覧から機器名称を選択して、機器の一覧を表示出来る事。

33.13.3.1.3. 機器の一覧から選択して、機器基本情報を確認出来る事。

33.13.3.1.4. 貸出可能台数の機器名称を任意の数、設定出来る事。

33.13.3.1.5. 貸出可能台数の表示を最新にする操作を出来る事。

33.13.4. 貸出中機器表示機能 ― ―33.13.4.1. 部署別貸出台数 ― ―33.13.4.1.1. 部署別の貸出中機器の一覧を表示出来る事。

33.13.4.1.2. 機器の一覧から選択して、機器基本情報を確認出来る事。

33.13.4.1.3. 一覧の表示を最新にする操作を出来る事。

33.13.4.2. 機器名称別貸出中機器台数 ― ―33.13.4.2.1. 機器名称別の貸出中機器の一覧を表示出来る事。

33.13.4.2.2. 機器の一覧から選択して、機器基本情報を確認出来る事。

33.13.4.2.3. 一覧の表示を最新にする操作を出来る事。

33.13.5. 機器基本情報表示機能 ― ―33.13.5.1. 機器基本情報 ― ―33.13.5.1.1. 「機器ID」「固定資産番号 」「機器サブID」「機器名称」「メーカー」「機器形式」

「製造番号 」「機器状況」「最終修理状況」「最終点検状況」「最終貸出部署」「現在部署」「設置部署」「管理部署」「設置部屋名」「購入分類」「要求科」「購入業者」「管理区分」「特記事項 」「廃棄備考 」「備考 」で検索し、機器情報を一覧表示出来る事。

33.13.5.1.2. 機器の一覧から選択して、機器基本情報を確認出来る事。

33.13.6. 機器マニュアル表示機能 ― ―33.13.6.1. 機器マニュアル表示 ― ―33.13.6.1.1. 「機器名称」「メーカー」「機器形式」で検索し、機器マニュアルの登録状況を一覧表示

出来る事。33.13.6.1.2. 一覧から選択し、機器マニュアルを表示出来る事。

33.13.7. 点検入力機能 ― ―33.13.7.1. 点検入力 ― ―33.13.7.1.1. 「機器ID」を入力し、点検入力画面を表示出来る事。

33.13.7.1.2. 選択する点検種別を設定出来る事。

33.13.7.1.3. 点検表はクリック操作で結果入力が可能である事。

33.13.8. 機器研修記録表示機能 ― ―33.13.8.1. 機器研修記録検索 ― ―33.13.8.1.1. 「研修No」「研修名」「開催日時」「開催場所」「依頼者」「報告者」「参加者・職員

ID」「研修項目」で検索し、機器研修履歴を一覧表示出来る事。33.13.8.1.2. 一覧から選択し、機器研修記録を表示出来る事。

33.13.8.2. 機器研修記録 ― ―33.13.8.2.1. 機器研修記録の参加者を登録出来る事。

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兵庫県立淡路医療センター 電子カルテシステム更新および影響部門システム更新要件定義書

34.   手術映像管理システム 実現性 備考(具体的な実現方法、代替案等)

34.1. 医用画像記録装置 ― ―34.1.1. タッチパネルモニター ― ―34.1.1.1. 各手術室内AVカートに設置できること。

34.1.1.2. 画面のサイズは対角15インチ以上であること。

34.1.1.3. 解像度は1920x1080ドット以上であること。

34.1.1.4. タッチパネル通信接続方式はUSBであること。

34.1.1.5. 映像入力ポートはMiniVGA,HDMIを1ポート以上備えていること。

34.1.1.6. タッチ操作により、デジタルマトリックススイッチャの各種映像ソースを選択、手術映像の録画に際した患者情報の入力、録画開始・停止、静止画の抽出が可能であること。

34.1.2. レコーダ ― ―34.1.2.1. 各手術室内AVカートに設置すること。

34.1.2.2. レコーダ本体の外形寸法は225(W)×85(H)×300(D) mm以内で電源アダプタが本体に内蔵されていること。

34.1.2.3. レコーダ本体には1000BASE-T対応のイーサネットを2ポート以上装備していること。

34.1.2.4. 本システムの操作はタッチパネルモニターで全て行うことができること。

34.1.2.5. レコーダ本体にはUSB3.0ポートを6ポート以上装備していること。

34.1.2.6. 1台の外付けハードディスクに80時間以上の動画が記録できること。

34.1.2.7. 記録形式はH.264で行うこと。

34.1.2.8. 映像の記録ビットレートは可変であること。

34.1.2.9. フルスペックハイビジョンで記録できること。

34.1.2.10. OSにはLinuxを使用していること。

34.1.2.11. 内蔵HDD故障時には本体カバーを開けることなく交換ができること。

34.1.2.12. 動画の中から必要な部分だけを切り出す簡易編集機能を有すること。

34.1.2.13. 録画中及び録画した動画の再生中に必要な静止画を抽出できること。

34.1.2.14. 静止画は時間情報を保持し、頭出し再生を行う際のインデックスとして使用できること。

34.1.2.15. 静止画は外付けハードディスクだけでなくUSBメモリにも保存可能であること。

34.1.2.16. 録画した動画の再生時に高速再生、高速逆再生が可能であること。また、1/8倍速までのスロー再生、スロー逆再生が可能であること。

34.1.2.17. 動画は1フレーム単位での前後移動が可能であること。

34.1.2.18. 患者属性情報を登録することにより、手術映像の録画の開始が行えること。

34.1.2.19. USB経由でソフトウェアのアップデートができる仕組みを有すること。

34.1.2.20. NTPを使用した時刻調整が可能であること。

34.1.2.21. 動画サーバーに対し、データをリアルタイムに送信できること。

34.1.2.22. 動画サーバーに対し、手術終了後でも転送を行えること。

34.2. 動画サーバー ― ―34.2.1. 術中動画像記録配信サーバー ― ―34.2.1.1. 術野映像を1カ月間保存できる容量を有すること。

34.2.1.2. 無停電電源装置を有すること。

34.2.1.3. 動画サーバーへのアクセスはWebブラウザを使用してアクセスできること。

34.2.1.4. Web画面上で、動画の中から任意の場面を静止画として抽出可能であること。

34.2.1.5. 蓄積された映像を院内端末にダウンロードする際は、ネットワークの負荷を考慮し、全ての術野映像記録をダウンロードせず、Web画面上で必要な箇所をマーキングして必要な箇所のみダウンロードできる機能を有すること。

34.2.1.6. 必要な箇所のみをダウンロードする際、指定した形式に変換してダウンロードできること。

34.2.1.7. アカウント毎に対し、閲覧や編集の制限を設定できること。  (アクセス権限の設定)

34.2.1.8. アクセス元PCのIPアドレス毎に閲覧やダウンロードの制限を設定できること。

34.2.1.9. OSにはLinuxを使用していること。

34.2.1.10. 既存サーバからのデータを移行できること。

34.2.1.11. サーバへアクセス可能な端末台数は無制限であり、フリーライセンスであること。

34.2.1.12. 各ユーザに対し、IDとパスワードを発行すること。

34.2.1.13. 管理者権限のあるユーザが、システムの状態や配信のログを確認できるとともに、ログのダウンロードが可能であること。

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兵庫県立淡路医療センター 電子カルテシステム更新および影響部門システム更新要件定義書

35.   汎用画像入力システム 実現性 備考(具体的な実現方法、代替案等)

35.1. 汎用画像システム ― ―35.1.1. システム基本機能 ― ―35.1.1.1. 院内における汎用画像の管理を統合すること。

35.1.1.2. 当院の電子カルテシステムと連携し、各種検査結果を患者単位で有効に取得・管理・保存する機能を有すること。

35.1.1.3. 一般機能として、診療科の種別に関わらず一般的なフォーマットの静止画、動画の出力を行う検査機器の結果を汎用画像として管理できること。

35.1.1.4. 部門システム機能として、診療科による特殊な形式の検査結果を出力する機器(自科検査機器)の結果管理ができること。

35.1.1.5. 部門システム機能として、検査者が判断するスコアーの管理を簡単に入力し、時系列・グラフ化等をもって有効に管理する機能を有すること。

35.1.1.6. 汎用画像に対して加筆修正が可能であること。

35.1.1.7. また、この加筆修正の仕組みが患者に対してインフォームドコンセントに有効に利用できる仕組みとして実装されていること。

35.1.1.8. クライアント・サーバシステムで動作し、800台以上のクライアントでの運用が可能であること。

35.1.1.9. また、サーバのDBアクセスはワークフローコントローラなどのミドルウェアで有効にトランザクション管理されていること。

35.1.1.10. 5年間の運用で想定できる汎用画像データ量が蓄積された場合でも同時利用台数やネットワークの仕組みに変化がない場合は、システムの動作速度に大きな低下を起こさない仕組みを実装していること。

35.1.1.11. 医師の加筆する部分については、当院の運用管理規程に基づき保存されたデータが改ざんされることなく保存当時と同様に読み出せること。

35.1.2. 電子カルテシステム連携機能 ― ―35.1.2.1. 電子カルテシステム本体部分であるオーダリング機能、所見記載機能と独立して動作し、

万一の本体の動作不良時においてもその影響を受けることなく各種検査結果の取り込みが行えること。

35.1.2.2. 独立して動作しつつ電子カルテシステムと患者属性連携し、新規患者の登録と既存患者の修正が行なわれること。

35.1.2.3. 独立して動作しつつ電子カルテシステムと職員情報連携し、新規職員の登録と既存職員の修正・削除が行なわれること。

35.1.2.4. 電子カルテシステムのクライアント機能と汎用画像(自科検査)管理システムのクライアント機能が同一のクライアントで利用でき、お互いに干渉することなく動作すること。

35.1.2.5. 電子カルテシステム本体部分から引数付きで起動でき、電子カルテシステムで診察中の患者の汎用画像群を表示させることができること。

35.1.2.6. 汎用画像・汎用画像付加情報を当該患者の電子カルテシステムに指定フォーマット・電文にて渡すことができること。

35.1.2.7. 電子カルテシステムに対して汎用画像付加情報として、以下の項目を渡すことができること。 登録日時 登録職員情報(職員ID) 登録科(部署) 文書種別(画像種別) 画像日付(登録日を既定値とする) 検索用キーワード 患者情報(患者ID、氏名、性別、生年月日)

35.1.2.8. 電子カルテシステムに登録した汎用画像が、汎用画像管理システム上で簡単に識別できる機能を有すること。

35.1.2.9. 電子カルテシステムに登録済みの汎用画像が二重に登録されない仕組みを有すること。

35.1.2.10. 電子カルテシステムに登録済みの汎用画像を汎用画像(自科検査)管理システム上で加筆修正・削除した場合、電子カルテシステムに対して更新・削除が連動して行われること。

35.1.2.11. 電子カルテシステムに登録済みの汎用画像を電子カルテシステムから指定して起動連携し、汎用画像(自科検査)管理システムで表示できること。

35.1.3. インタフェース及びクライアント機能 ― ―35.1.3.1. サムネイル表示・サムネイルリストから、汎用画像の検索が可能であること。

35.1.3.2. サムネイル上に検査日・加筆状態・画像種別等の情報を表示できること。

35.1.3.3. 撮影日・画像種別・診療科・各フラグ情報等でサムネイルを絞り込んで表示する機能を有すること。

35.1.3.4. 汎用画像を表示するエリアは、全画面表示・2分割表示・4分割表示可能で、表示する汎用画像をサムネイルから指定できること。

35.1.3.5. 患者説明時に説明内容を判り易くするために、汎用画像に対して加筆修正が可能であること。

35.1.4. ソフトウェア基本機能 ― ―35.1.4.1. 加筆修正時に、キーボード・マウスの他にペンタブレットデバイスからの入力を有効に利

用可能な仕組みを持つこと。(筆圧感知・スムーズなペンの軌跡を再現できること。)

35.1.4.2. 加筆修正時に、患者説明に使う文言が文字テンプレートとして登録でき、簡単な操作でその文言を利用できること。

35.1.4.3. 加筆修正時に、矩形・円の描画、自由線・直線の描画、テキスト入力ができること。

35.1.4.4. 加筆修正した内容は、オリジナルの汎用画像とは別に管理し、オリジナルと加筆修正後の汎用画像が切り替え表示できること。

35.1.4.5. 加筆修正の履歴が、全て更新履歴として保存されていること。

35.1.4.6. シェーマを登録することができ、登録されたシェーマを呼び出し加筆した結果を汎用画像として登録できること。

35.1.4.7. 汎用画像として取り込まれた動画の再生機能を有すること。

35.1.4.8. 再生機能は、停止・再生・繰り返し再生の指定が可能であること。

35.1.4.9. 動画を再生中に取り込み指示を行い、静止画の汎用画像として新たに登録できること。

35.1.4.10. 動画が再生中の場合は、取り込み指示が行われた時点で表示されているフレームが取り込まれること。

35.1.4.11. 現在表示している汎用画像をクライアントに接続されたプリンタにプリントアウトできること。

35.1.4.12. 登録済みの汎用画像を指定のフォルダにJPEG画像としてエクスポートできること。

35.1.4.13. 汎用画像単位に、画像種別・撮影日・撮影者(検査者)・病名・追加テキスト情報・5種類以上の任意のフラグ情報を汎用画像付加情報として登録できること。

35.1.5. 基本的検査画像取り込み機能 ― ―35.1.5.1. 以下に挙げる一般的な外部インタフェースを有する検査機器と接続・連携して検査画像を

取得し、取り込み端末の画面上で実際の映像を確認しながら、静止画・動画を汎用画像として登録する機能を有すること。

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兵庫県立淡路医療センター 電子カルテシステム更新および影響部門システム更新要件定義書

35.   汎用画像入力システム 実現性 備考(具体的な実現方法、代替案等)

35.1.5.2. S-VIDEO信号又はコンポジット信号で信号出力する検査機器(超音波装置等)から、静止画・動画が取り込めること。

35.1.5.3. IEEE1394経由でデータ連携するデジタルCCD接続機器(自科にある内視鏡装置等)から、静止画・動画が取り込めること。

35.1.5.4. USB経由でデータ連携するデジタルカメラ接続機器から、静止画が取り込めること。

35.1.5.5. 静止画・動画の取り込みが、キーボード・マウス・フットスイッチ・手元スイッチ等で行えること。

35.1.5.6. 動画の取り込み時間を指定できる録画タイマ機能を有し、指定時間経過後、録画が自動的に停止すること。

35.1.5.7. 録画タイマは、通常使用する指定時間を解除して一時的に任意の時間を指定できること。

35.1.5.8. 取り込んだ静止画・動画に関連付けて、画像種別・取込み実施者・日時等の汎用画像付加情報を自動的に付与する機能を有すること。

35.1.5.9. イメージスキャナから汎用画像の取り込みが可能で、取り込んだ汎用画像に種別フラグを設定できる機能を有すること。

35.1.5.10. BMP・JPEG・PNGの画像を、ドラッグ・アンド・ドロップで汎用画像として登録できること。

35.1.5.11. 検査機器が患者ID入力デバイスを持ち、PDF若しくはJPEGファイルとして出力された検査画像に対し、患者IDをファイル名として付与後出力可能な場合は、自動的に検査実施患者の検査画像を汎用画像として取り込むことができること。

35.1.5.12. 検査機器(自科の超音波、内視鏡、血ガス等)からの画像を取り込んで格納した時点で、自動的に電子カルテシステム経由で、医事会計システムに会計情報を連携できること。

35.1.5.13. 汎用画像(自科検査)管理システム・サーバと接続されていない状態(オフライン)でも、検査画像の取り込みが可能であること。

35.1.5.14. オフライン時に取り込んだ汎用画像を、オンライン状態になったときに指定の患者データとして汎用画像(自科検査)管理システム・サーバに登録する機能を有すること。

35.1.6. 診療科別機能と各種データ管理 ― ―35.1.6.1. 診療科毎に管理者権限ユーザを登録できること。

35.1.6.2. 以下の情報について管理者権限ユーザが診療科別にメンテナンスできること。画像種別画像に持たせる任意のフラグ情報画像に持たせるコメント(病名等)文字テンプレートインタフェース及びクライアント機能の汎用画像をエクスポートできる利用者権限ユーザ

35.1.6.3. 登録済みの汎用画像に対して削除ができること。

35.1.6.4. 汎用画像削除時、汎用画像及び汎用画像付加情報は物理的に削除されず論理削除を行うのみとし、必要に応じて内容を参照できること。

35.1.6.5. クライアントに対して自動的にバージョンアップを行える「自動配信機能」、又は「自動アップデート用のサーバ機能」を有すること。

35.1.6.6. 汎用画像を機器から取り込んだユーザを特定できる機能を有すること。

35.1.6.7. 汎用画像の修正を行ったユーザを特定できる機能を有すること。

35.1.6.8. 汎用画像付加情報に対して条件検索ができること。

35.1.6.9. また、追加テキスト情報に対して全文検索を行うことができること。

35.1.7. 汎用レポートシステム ― ―35.1.7.1. 汎用画像(自科検査)管理システムに登録されている汎用画像を利用して、レポートや紹介

状等の汎用レポートを作成する機能を有すること。35.1.7.2. 汎用レポートは、画像所見・シェーマ・診療画像・画像診断名・診断医のコメントから構

成されること。35.1.7.3. 画像所見・画像診断名・診断医のコメントの入力は、テンプレート入力とフリー入力の併

用が可能であること。35.1.7.4. 汎用レポートのテンプレートの項目レイアウト・文言は、診療科単位でメンテナンスが可

能であること。35.1.7.5. シェーマ・診療画像は、該当患者の汎用画像の他に、事前に登録されているシェーマを使

用することができること。35.1.7.6. 作成中の汎用レポート上に、加筆修正ができること。

35.1.7.7. 加筆修正時に、矩形・円の描画、自由線・直線の描画、テキスト入力ができること。

35.1.7.8. 汎用レポートは、データベースに登録されると同時に、印刷イメージが汎用画像として登録されること。

35.1.7.9. 登録済みのレポートに対して、編集・加筆が可能であること。

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兵庫県立淡路医療センター 電子カルテシステム更新および影響部門システム更新要件定義書

36.   動画像管理ネットワークシステム 実現性 備考(具体的な実現方法、代替案等)

36.1. 動画像管理ネットワークシステム ― ―36.1.1. 基本要件 ― ―36.1.1.1. 主に血管撮影装置撮影したDICOM動画像とレポートを長期保存できること。

36.1.1.2. 現行のシステムから画像、レポートデータ移行を完全に行い、継続運用が可能なシステムであること。またその費用も見積りに含めること。

36.1.1.3. 既存データを移行の上で各種画像データを5年以上保存できる容量を有すること。

36.1.1.4. HIS端末より、Web機能にて、画像、レポートが閲覧、参照できること。

36.1.1.5. 本システムが正常に動作するように、納入後1年間は無償で定期的に点検、調整し、障害防止を行うこと。

36.1.1.6. 電子カルテシステムの各種オーダの情報を受信することができること。

36.1.2. 画像管理機能 ― ―36.1.2.1. 医用画像共通通信規格DICOM3.0で定義された画像(1024×1024×12bit以下)に対応し、

運用するシステムであること。36.1.2.2. DICOM3.0で定義される通信規格に対応し出力機能を有している各装置(血管撮影装置、

IVUS)と接続すること。その接続費用も含むこと。36.1.2.3. DICOM規格に準拠したID(例:Patient UID等)、患者名、患者IDなど任意のインデックス

を使用した画像ファイリング機能を有すること。36.1.2.4. 画面を1分割、2分割、4分割でき、同一患者の異なる検査種別の画像を並べて表示、再

生することができること。36.1.2.5. 再生・停止・コマ送り・距離計測・拡大/縮小を可能とし、画面上にそれらのボタンを有

すること。36.1.2.6. 同一画面上にて、過去に行われた検査画像を比較参照できること。

36.1.2.7. 認証ユーザーにより行われた作業をログとして保存する機能を有し、設定したユーザーに対して操作可能な機能を制限する機能を有すること。

36.1.2.8. mpeg4、avi等の汎用ファイルに変換可能であること。

36.1.2.9. ベットを動かして下肢を撮影した画像を結合し1枚の静止画に変換可能であること。

36.1.3. 心機能解析 ― ―36.1.3.1. 当院で使用している心機能解析ソフトが継続して使用が可能であること。

36.1.4. レポート機能 ― ―36.1.4.1 CAG/LVG、PCI、EVT、EPS、ABL、Ablation、ペースメーカ、解析、各種診断等の当院が必

要とするレポートのテンプレートを準備すること。36.1.4.2 循環器内科等のレポートは、ファイルメーカーにて作成され、過去レポートが参照できる

こと。またレポートのカスタマイズを可能であること。36.1.4.3 他システムから、検体検査結果等のデータを自動的に取得でき、レポートに反映できるこ

と。36.1.4.4 件数数値データ集計機能を有すること。

36.1.4.5 J-PCIレジストリの項目に対応していること。又アップロード用にファイル出力が可能であること。

36.1.5. Web機能 ― ―36.1.5.1 全ての電子カルテから画像及びPDFレポートが参照可能であること。

36.1.5.2 Web画像はDICOM画像で配信可能であること。

36.1.5.3 任意のショットに対してサブトラクション処理および再生が可能であること。

36.1.5.4 画面分割表示は、1分割、2分割、4分割表示を可能とし、同一画面上にて、過去に行われた検査画像を比較参照できること。

36.1.6. その他の機能 ― ―36.1.6.1 既存システムの機能を踏襲すること。

36.1.6.2 リモートメンテナンス機能を有すること。

36.1.6.3 サーバでエラーが発生した場合、サービスにオンラインで連絡が行くアラートシステムを搭載していること。

36.1.6.4 電子カルテとのWeb連携に係る必要な付帯工事、電子カルテ側の設定について、事前に協議の上実施すること。

36.1.6.5 サーバの設置箇所及び端末の設置箇所については、基本的に既存の場所に設置するが、変更がある際は協議した上で指定の場所へ設置すること。

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■ハードウェア数量一覧

項目名 数量サーバサーバについては提案するシステムにより必要な数量が異なると思われる為詳細な数量は指定しない。仕様書本紙記載のサーバ要件を満たす上で必要と考えられる数量、構成を提案ベンダにて判断し、提案すること。

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クライアントデスクトップ端末 530画像表示用2Mカラーモニタ①(高輝度タイプ400 cd/m2 相当) 86画像表示用2Mカラーモニタ②(通常輝度タイプ270 cd/m2 相当) 85画像表示用3Mカラーモニタ 22画像表示用5Mカラーモニタ 4ノート端末 355携帯端末(PDA) 50端末搭載ライセンスOffice 2019 Standard 785Office Professional Plus 2019 100ATOK Medical 2 for Windows 885医学辞書2020 for ATOK 885医学辞書2020 for ATOK vol.2 1ATOK Pro 3/R.3 for Windows 1ウイルスチェックソフト 885周辺機器モノクロレーザプリンタ(A4対応、本体標準+増設ホッパ(トレイモジュール)) 127モノクロレーザプリンタ(A3対応、本体標準+増設ホッパ(トレイモジュール)) 9カラーレーザプリンタ(A3対応本体標準+増設ホッパ(トレイモジュール))※うち8台はキャスタ付き

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レセプト用高速プリンタ(大容量トレイモジュール、フィニッシャ付き) 2リストバンドプリンタ 3ラベルプリンタ 84高速イメージスキャナ 6A3イメージスキャナ 9A4イメージスキャナ 32バーコードスキャナ 284IDカードリーダ 75ペンタブレット 655型ディスプレイ 2POSレジ 4自動再来受付機 3診察券発行機 3会計順、診療順表示システム用モニタ制御装置 57ネットワーク関連機器(HIS用)コアスイッチ(冗長構成) 2サーバスイッチ(冗長構成) 6フロアスイッチ(冗長構成) 16エッジスイッチ 66PoEスイッチ 12ノンインテリスイッチ 100ネットワーク関連機器(インターネット用)

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項目名 数量フロアスイッチ(非冗長構成で可) 10エッジスイッチ 10PoEスイッチ 2ネットワーク関連機器(無線LAN)無線LAN管理コントローラ 2無線LANアクセスポイント 103ネットワーク関連機器(その他)リモートデスクトップ接続用ファイアウォール 1RADIUS(認証)サーバ 2リモートメンテナンス用ルータ 2※本別紙に記載が無い場合でも、仕様書本紙上の要件より必要と認められるハードウェアがある場合はあわせて見積、提案すること。

※提案するシステムの特性等により、当院の要求に関わらず必要なハードウェアがある場合はあわせて見積、提案すること