主な性能の比較 - bestact0.5 a 0.3 a(l/r=40ms) dc 110v (l/r=40ms)0.3a...

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Page 1: 主な性能の比較 - BESTACT0.5 A 0.3 A(L/R=40ms) DC 110V (L/R=40ms)0.3A にて30万回 6 R15形の場合, DC110V, 0.5A(L/R=100ms)までは直接開閉できます。
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● 主な性能の比較

適用回路電圧

最大通電電流

最大投入電流

最大遮断電流

初期接触抵抗

接点間耐電圧

一般のリードスイッチ ベスタクト(R15形) ベスタクト(R25形)

AC 100V まで DC 50V まで

0.5 A

AC 100V 1A 以下

AC 100V 0.2A (接点保護回路必要)

100mΩ

DC 500V

AC 220V まで DC 220V まで

5 A

AC 220V 30A (cosφ=0.3~0.4) AC 220V 30A    (cosφ=0.3~0.4) DC 110V 0.6A    (τ=L/R=100ms)

500mΩ以下

AC 800V

AC 220V まで DC 110V まで

3 A

AC 220V 15A (cosφ=0.3~0.4) AC 220V 15A    (cosφ=0.3~0.4) DC 110V 0.5A    (τ=L/R=40ms)

500mΩ以下

AC 500V

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  いいえ, まったく違います。

 基本の動作原理は同じですが, 構造的にはまったく異なっています。一般

のリードスイッチは電流を開閉する接点部と磁気回路を構成するマグネット

接極部とが共通になっています。

 ベスタクトはこの電流回路を構成する部分と磁気回路を構成する部分とを

別個にした二重接点構造になっています。この構造上の差が, そのまま性能

面, 特性面で, ベスタクトの特長となってあらわれており, 従来のリードス

イッチと大きく異なる理由です。

● ベスタクトの構造

固定リード ガラス管

端子

端子

固定接点(接触ばね) マグネット接極部

固定接点(接触ばね) マグネット接極部

不活性ガス

もどしばね

可動リード

バックストップ機構

可動接点

固定リード ガラス管

不活性ガス もどしばね

可動リード

バックストップ機構

可動接点

マグネット接極部兼接点部

可動リード

固定リード

● 一般のリードスイッチの磁気, 電気回路

● ベスタクトの磁気, 電気回路

● 一般のリードスイッチの構造

磁気回路

電気回路

● 大容量形

● 中容量形

一般のリードスイッチと同じ構造ですか?

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● 接触抵抗が低く, 安定しています。 ● 開閉サージを抑制します。

● 接点保護回路なしでもスティック(接点の粘着)は起きにくい。

● DC遮断容量が大きくとれます。

● 耐振動, 耐衝撃にすぐれています。

<接点溶融ブリッジ>  電流遮断時のアーク熱により, 接点

メッキなどがはげ, 開路しているにもか

かわらず, 接点間がこの破片(ヒゲのよ

うなもの:溶融ブリッジ)で導通状態に

なることを言います。普通肉眼では見え

ないことが多い。

  一言でいうと許容開閉容量が非常に大きいからです。

 一般のリードスイッチは, 大きなものでも許容開閉容量が50VA程度しか

なく, 操作ケーブルの静電容量やマグネットスイッチ, ランプなどの投入電

流で接点溶着を起こしたり, 回路時に十分な反発力が得られないため, 溶着

やスティックを起こす場合がよくあることはご存じのことと思います。

 このため, 一般的には接点保護回路を使用し, トラブルの防止に苦心され

ているようです。

 このベスタクトは, もどしばねの蓄積エネルギとハンマリング効果により

大きな引き離し力と速いスピードで接点を開路でき, さらにまた, 耐熱接点

材料の採用により, 接点保護回路なしでも, 溶着やスティックを起こしにく

く, 普通の接点同様に使用することができます。

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● ベスタクト開路時の等価回路

● ベスタクト開路時の接点間電圧

400V以上に なると放電する

ベスタクト接点

電圧

接点開 時間

サージ電圧

サージ電圧

シャワリングアーク

グロー電圧

(a) ベスタクトのDC遮断特性

(b) 一般パワーリレーのDC遮断特性

電圧 0

電流 0

電流 0

電圧 0

  必要ありません。接点保護回路は主に, 誘導負荷の開路時における接点

溶着の防止と, サージ電圧を抑制する目的で設けられますが, ベスタクトの

場合は JEM-1230制御用電磁継電器の規格を基準に設計されています。した

がって, 誘導負荷でも十分遮断できますし, またベスタクト自身にサージ電

圧の発生を抑制する機能をもっているため, 定格電流の範囲内であれば, 接

点保護回路は, 不要です。

● ベスタクトのDC遮断性能は大形リレー以上です

定格通電電流

定格使用電流 AC 220 V

(cosφ=0.3~0.4) DC 110 V (L/R=100ms)

電 気 的 寿 命

RAP - 6 G(当社製品) ベスタクト(R15形) ベスタクト(R25形)

8 A 3 A

0.2 A

DC 100V     (L/R=100ms)0.2A にて20万回    

5 A 1 A

0.5 A

DC 110V     (L/R=100ms)0.5A にて30万回    

3 A

0.5 A

0.3 A(L/R=40ms)

DC 110V     (L/R=40ms)0.3A にて30万回    

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  R15形の場合, DC110V, 0.5A(L/R=100ms)までは直接開閉できます。

バルブ開閉用には最適です。

  DC24V 1mA程度の回路からAC 220V 1A(誘導負荷)までは使用できま

すので, 一般制御機器の出力接点としてたいへん便利です。負荷の電圧, 電流

レベルを気にすることなく使用できます。      

接触圧力

接点接触圧力

アンペアターン 感動アンペアターン

アンペアターン 感動アンペアターン

● 一般のリードスイッチの場合

● ベスタクトの場合

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ばね力

釈放アンペアターンにおける 吸引力カーブ

ばね負荷および吸引力 「

動作時」

「復帰時」

釈放アンペアターン

感動アンペアターン

ON(接点部)接点ストローク

④ ③ ② ① OPEN

感動アンペアターンにおける 吸引力カーブ

● ベスタクトの動作特性

● ベスタクトの接点部の動き

① 感動アンペアターンで磁気吸引力が可動リードのもどしばね力にうちかったとき, 可動リードが動きだす。

② 可動リードが吸引されると, 可動接点と固定接点部がまず接触する。

③ さらに吸引力は強まるので可動リードは固定接点のばね力にうちかって, さらに固定リードまで吸引される。

④ 固定リードと可動リードが接触する。このとき接点接触圧力は固定接点のばね圧ともどしばねのばね圧の差で決まり, マグネットの磁力には関係しない。

 磁気吸引力が可動リードの反発にうちかったとき, 可動リードが動きだす。

(接点部とマグネット接極部が共通のため, この部分の動作はなし)

 固定リードと可動リードが接触して, 接点閉路となる。このときの接点接触圧力は磁力の大きさによって異なる。

ベ ス タ ク ト 一般のリードスイッチ ベスタクトの特長

動作時

復帰時

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・ワイピング効果がある。  (しゅう動接点)

・接点接触圧が一定で, 接触

抵抗が安定している。

④ 釈放アンペアターンでマグネット接極部がはなれだす。

③ 吸引力はどんどん減少するので, 固定接点ばね圧ともどしばね圧とにより, 可動リードは急激にもどっていく。しかし, 接点部はある値の接触圧をもって閉路したままである。

② 固定接点が定位置にもどったとき, 接点部ははなれるが, このとき固定接点ばね圧(ハンマリングエネルギ)により, 可動リードは はじき飛ばされる。

① はじき飛ばされた可動リードは, バックストップ機構によりガラス管の内面で固定し定位置にもどる。

 釈放アンペアターンでマグネット接極部ははなれだすが, このとき, 同時に接点もはなれることになるので, 接触圧 0 でゆっくりはなれだす結果となる。  このため, 接点が溶着しやすい。

 可動リードは定位置にもどるが, ストップ機構がないため, 振動しながら停止する。そのため再発弧を起こしやすい(スティックの原因となる)。

ベ ス タ ク ト 一般のリードスイッチ ベスタクトの特長

・ハンマリング効果 ・接点溶融ブリッジの破断 ・遮断にすぐれている。

・振動, 衝撃に強い

  一般のリードスイッチと比較しながら, ポイントを次に

示します。

ベスタクトの動作機構を詳しく説明して ください

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CH-C542-7D〈1〉 2016 年12月 作成 86-8 0.3 WA

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