技術・家庭学習ノート 技術とものづくり ·...
TRANSCRIPT
目 次
技術とわたしたちの生活 1
木材を利用した簡単な製品をつくってみよう 2
製品の設計1.製品の設計 5
2.じょうぶで使いやすい製品にしよう 6
3.材料の使われ方と特徴 7
4.つくりたい製品を決めよう 8
105.構想をまとめ製品を図にあらわしてみよう
構想図113 製品の製作図をかこう(キャビネット図
124 製品の製作図をかこう(等角図)
131.製作の準備をしよう
製品の製作131 部品表
143 製作工程表
152.けがき
183.切断
224.部品加工
275.組み立て
306.塗装と仕上げ
32学習を振り返って
- 1 -
《 》技術とわたしたちの生活 月 日
1.次の各項目について、教科書を読んでまとめよう。(1)生活の中での技術の役割
(2)技術の発達
(3)エネルギーと技術
【課題】Ⅰ・技術の発達とわたしたちの生活の変化 Ⅱ・産業と技術の発達 Ⅲ・リサイクル、新素材、新エネルギーに関する技術について。Ⅰ~Ⅲのいずれかを中心にして調べてみよう。
【調べ方の手順】・交通の発達と生活の変化 ・図書館で本を調べる
①調べる事項 例 ・電話の今と昔 ②調べ方を 例 ・インターネットで検索する(テーマ)を ・電気製品の変化 工夫する ・資料館、博物館で調べる
東京書籍技術・家庭科教科書より決める
私のテーマ
3.フローチャートについてフローチャート(流れ図)は、プログラムの流れ 学習の確認 学習の振り返り
をわかりやすく表示するときに使います。使われA B Cる部品は、形により意味がわかるようになってい 本時の目標(流れを記入) 以下の質問に ・ ・
ます。授業の内容(流れ)について、フローチャ 本時の目標 のいずれかで答えてートを使って、毎回確認しましょう。 例 ください[技術と生活について
よくできた調べる] A:満足①端子 ③判断 B:努力が必要テーマを決めて調べ方 C:
(やり直し) ①課題にあったテーを考える
マ設定ができたA ・ B ・ C授業の開始や終了 テーマについて
②テーマについてき調べまとめる② 処理 (進む) ちんと調べまとめ
ることができたA ・ B ・ C指定された条件の判断
(ひとこと)調べてまとめることができたか
授業での課題など
まとめ
《先生から》
- 2 -
《 》木材を利用した簡単な製品をつくってみよう 月 日
小学校の時や家庭で のこぎりや玄翁 かなづち を使って作業をしたことがある人もいると思います 技、 ( ) 。「げんのう
術とものづくり」の授業では、これ以外の工具なども使用して自分が考えた製品をつくっていきます。その前に、ここでは簡単な木材を主とした製品をつくり、加工に対する基礎的な技術を身につけましょう。
1 製作の手順
練習題材か題材集から制作したい作品を選ぶ
構想図を参考にして、製品を等角図で書き表す
教科書や学習ノートなどを参考にして調べよう
安全に注意して作業を進め、作品を完成させよう
2 製作 「題材:机の上を整理し、飾るものをつくろう」 【写真立ての製作】
木材とアクリル板を使った簡単な「写真立て」を製作し、製作の手順や工具の使い方、加工に対する基本的な技術を身につけよう。
1 練習題材の構想図を参考にして 製品の構想図を書こう 縮尺は書ける大きさでよい できあがり寸法を( )【 、 。 、記入する】
①アクリル板を折り曲げ加工したもの。
②アクリル板は写真の大きさに切り、上下にあて板を接着したもの。
つくりたい製品を決めよう
製品を図に表してみよう
加工に使用する工具などについて調べよう
製 作
- 3 -
【 】構想図
(注意)
アクリル板を折り曲げ加工しない場合は、写真立ての板材の大きさをあて板の幅の分(上、下)加えて切断すること。
3 作業の手順
作 業 内 容順番
1 けがき
2 切 断 学習の確認と振り返り
本時の目標(流れを記入)【アクリル板の切断】
アクリル板を切断するときは保護紙に書いた寸法線に沿って定規をあて、定規を案内にして、プラスチックカッ
ターで材料の厚さの
位みぞをつけ、机の角などにあて折るようにして切断する。
折り曲げ加工する場合3 折り曲げ アクリルヒーターを使
い、アクリル板を折り曲げる。最初に15㎜幅で片側を折り曲げ成形したあと、反対側を
以下の質問に ・ ・ のい加熱して板にかぶせて A B Cずれかで答えてください。成形する。
よくできたA:満足B:努力が必要C:
4 部品加工 アクリル折り曲げの加工をしない場合。アクリル板を挟む ①加工の手順をきちんとように上下に薄い板を張りその間にアクリル板をはめ込む 理解し、まとめることようにする。 ができた
A ・ B ・ C(注)薄い板の加工は難しいので教師が準備する②製品をきちんとつくることができたA ・ B ・ C
(ひとこと)
5 組み立て 《先生から》
12
- 4 -
《 月 日》【課題 「導入題材の製作」を振り返ってみよう。】
年 組 番
氏 名
項 目 評 価
1.構想のまとめについて
①課題に対して、きちんと構想をまとめることができたか。 A ・ B ・ C②構想図をきちんと書き表すことができたか。 A ・ B ・ C
〔構想のまとめについての反省点〕
2.けがきについて
①基準面に対して、正確に線を引くことができたか。 A ・ B ・ C②寸法通りの線を引くことができたか。 A ・ B ・ C
〔けがきについての反省点〕
3.切断について
(1)のこぎりびきについて①材料をしっかりと固定して切断できたか。 A ・ B ・ C②切り始めは、きちんと切ることができたか。 A ・ B ・ C③切り終わりは、材料が割れないように注意できたか。 A ・ B ・ C④けがき線通りに切断することができたか。 A ・ B ・ C⑤切断線をきちんと真上からみて切断できたか。 A ・ B ・ C
(2)その他の材料の切断について材料名【アクリル板】①材料をしっかりと固定して切断できたか。 A ・ B ・ C②けがき線通りに切断することができたか。 A ・ B ・ C
〔切断についての反省点〕
4.部品加工について
①仕上がり寸法通りに削ることができたか。 A ・ B ・ C〔部品加工についての反省点〕
5.組み立てについて
①下穴を正しい位置にあけることができたか。 A ・ B ・ C②きりを揺らさずに、正しく穴あけすることができたか。 A ・ B ・ C③げんのうの使い分けはきちんとできたか。 A ・ B ・ C
〔組み立てについての反省点〕
次の学習に向けて(努力したいこと・目標・作品づくりへの構想など)
- 5 -
《 》1 製品の設計. 月 日1 身の回りで「生活に役立つ製品」を考えよう
家庭生活の中で自分の身の回りを整理・整頓するための「自分がつくりたい製品」を考えてみよう。
【設計の手順】機 能 構 造
つくりたい製品を考える 構想を具体化させる 製作に必要な図をかく(使用目的・使用条件を書 (簡単な図に表し、 (寸法・構造などがわき出しはっきりさせる) 検討・修正する) かるように図に表す)
材 料 加工法
①考えてみよう(生活に役立つ製品づくり)家庭生活をふり返り、身の回りで整理したい場所や整理したいものを考えて次の表に書いてみよう。【整理整頓をしたい場所】 (例:自分の部屋・居間・洗面所など)
【整理したい品物】1. 2.
3. 4.
2 製品の使用目的と使用条件をまとめてみよう
【使用目的…どんなことに利用するか】 【使用条件…どのような場所で、どのように使うか】
3 つくりたい製品のアイディアスケッチを書いてみよう自分の考え(アイディア)をフリーハンドで簡単に図に表してみよう。①丈夫で使いやすい形になっているか②主な材料は何を使うか 学 習 の 確 認 学習の振り返り③加工の仕方はどうするか
A B C本時の目標(流れを記入) 以下の質問に ・ ・【アイディアスケッチ】 のいずれかで答えて
くださいよくできたA:満足B:努力が必要C:
①使用目的や使用条件に基づき、製品を考えることができた
A ・ B ・ C②アイディアスケッチをかくことができた
A ・ B ・ C(ひとこと)
《先生から》
- 6 -
《 》2 じょうぶで使いやすい製品にしよう. 月 日
1 機能の検討ものをつくるときはその製品の使用目的から、どのようなはたらき(機能)が必要かを考えます。機能
から全体の形や大きさ、使いやすさなどの工夫をします。
製品名 使用目的
①整理したいものの大きさをはかろう
②整理したいものを使う場所を考えよう
③使いやすくするための工夫をしよう
④製品の形や大きさを考えよう
2 構造の検討材料を組み合わせて接合するときに、組み合わせ方や変形しにくい形を工夫することによって、より
じょうぶな構造にすることができます。空き箱や厚紙などの身近な材料を用意して、次のような実験をしてみよう。
(準備するもの)空き箱や段ボール箱などいらない厚紙・セロテープ
力 力
(変形する)
(1)前後が空いている四角形 水平方向に 2 ななめに支えの板を入れると 変形。 ( ) 、(四角形の構造) (三角形の構造)変形しやすい しにくくなる。 。
【調べる】じょうぶにするための工夫は他にどんなものがありますか、教科書や身の回りを調べてまとめましょう。 学 習 の 確 認 学習の振り返り
A B C使われている 具体的なじょうぶにする 本時の目標(流れを記入) 以下の質問に ・ ・製品(部分) 工夫(方法)※図示してもよい のいずれかで答えて
くださいよくできたA:満足B:努力が必要C:
、①機能の検討を行い形・大きさ・工夫などの検討ができた
A ・ B ・ C、②構造について知り
身の回りのじょうぶにする工夫を見つけられた。
A ・ B ・ C(ひとこと)
《先生から》
- 7 -
《 》3 材料の使われ方と特徴. 月 日1 材料の選択
使用目的や使用条件にあった製品をつくるには、材料の種類や性質をよく知り、その特徴にあった使い方をする必要があります。
1)製品に適した材料を選ぼうものはいろいろな材料でできています ものづくり をするときに使える材料にはどんなものがあるで、「 」
しょうか。
2)材料を選ぶときのポイントは何でしょうか。
3 【木材・金属・プラスチックそれぞれの特徴を調べ、次の表にまとめて比べてみよう】)
外観・質感 熱に対して 水分に対して 腐食による変化 加工について そ の 他
木
材
金
属
プラスチック
ノート 学 習 の 確 認 学習の振り返り
A B C本時の目標(流れを記入) 以下の質問に ・ ・のいずれかで答えてください
よくできたA:満足B:努力が必要C:
①材料を選ぶポイントををまとめることができた
A ・ B ・ C②それぞれの材料の特徴についてまとめることができたA ・ B ・ C
(ひとこと)
《先生から》
- 8 -
4.つくりたい製品を決めよう年 組 番
【記入例】テーマ 牛乳パックの再利用の方法氏 名
1.N2法による考えのまとめ方
①「テーマ (考えようとする事柄)を中央の六角形に記入します。」②「テーマ」を構成する「サブテーマ (大きな要素)をその周りの6つの六角形に記入します。」
、 、「 」 。③さらにその周りに サブテーマを中心にして サブテーマ を構成する要素を6つの六角形に記入します④外側に広げていくことにより、要素(アイディア)はどんどん広げることができます。⑤順番は考えず、思いついたことを記入していくことがアイディアを広げるこつです、思いついたことを記入
して下さい。その後【記入例】のように整理すると見やすくなります。
1-1
1-6 1-2洗剤入れ(粉石けん)
醤油のペットボトル入れ1
容器として6-1 1-5 1-3 2-1
トイレット 生ゴミの 天ぷら油の セロリなどを6-6 ペーパーの 処理容器 1-4 容器入れ 2-6 立てて保存 2-26-2
原料使用済みの 余ったカレー
6 天ぷら油入れ 2 入れ
燃料や再資 食材入れ6-5 源化 6-3 1 2-5 2-3
半分に切り容器として 蒸しパンの 製氷ケース
6 2 容器にする 2-46-4
つけものの燃料や再資 容器にする
源化 テーマ 食材入れ牛乳パック
5 の再利用 3 3-15-1 オモチャ 加工して 開いて魚用
半分に切って にして 4 3-6 のまな板 3-25-6 5-2ぶらぶら 工作材料 開いて表と船
人形 として 3 裏に分け油5切り加工して
オモチャににして 3-5 3-35-5 5-3 4-1
製氷ケース鉛筆立て3-45-4 4-6 4-2
サンドイッチアクセサリー を入れてラン
4 ケース チボックス工作材料
4-5 4-3として
調味料ラック4-4
引き出し式小物入れ
- 9 -
【 】 、 《 》課題 記入例を参考にして テーマに基づきつくりたい製品を考えてみよう 月 日
年 組 番テーマ
氏 名
1の関連① ④
② ⑤
6の関連 ③ ⑥ 2の関連① ④ ① ④
1-1② ⑤ ② ⑤
③ ⑥ ③ ⑥1-6 1-2
1
6-1 2-11-5 1-3
6-6 6-2 1-4 2-6 2-2
6 2
6-5 6-3 2-5 2-31
2-46 26-4
テーマ
3-15-1 5 3
3-6 3-245-6 5-2
5 3
5-5 5-3 4-1 3-5 3-3
5-4 4-6 4-2 3-4
4
4-5 4-3
5の関連 3の関連4-4① ④ ① ④
② ⑤ ② ⑤
③ ⑥ ③ ⑥4の関連① ④
② ⑤
③ ⑥
- 1 0 -
《 》5 構想をまとめ製品を図にあらわしてみよう. 月 日
材料についての学習をふまえて、自分がつくりたいと製 品 名 思う製品を構想図に表してみよう。
1.構想をまとめるために、次の各項目について簡単にまとめてみよう
使用目的 使用するおよび 材料
使用条件
形・デザイン 主な材料のなど使いや 接合方法やすさの工夫 仕上げ方
じょうぶにするための工夫
2.製品をスケッチしよう(縮尺は書ける大きさでよい、できあがり寸法を記入)
学習の確認と振り返り
本時の目標(流れを記入)
以下の質問に ・ ・ のいA B Cずれかで答えてください。
よくできたA:満足B:努力が必要C:
①構想をきちんとまとめノート ることができた。
A ・ B ・ C②構想図をきちんと書く
ことができたA ・ B ・ C
(ひとこと)
《先生から》
- 1 3 -
【製品を製作しよう】
《 》1 製作の準備をしよう. 月 日
1. … どの材料からどの部品をとるか決め、各部品を部品表にまとめよう。部 品 表
(例)調味料整理棚 部品番号 部品名 材 質 仕上がり寸法 数量① 側 板 アガチス材 × × 215 200 250
① ② 底 板 アガチス材 × × 115 200 270③ 【省略】④ ↓
②接合の方法や部品の組み合わせ方により、必要な部品の大きさが異なります。接合の方法や接合用材料
についても考えておきましょう。
部品番号 部 品 名 材 質 仕上がり寸法 数 量(厚さ×幅×長さ)㎜
①
②
③
④
⑤
⑥
その他の部品【接合用材料や仕上げ用の紙ヤスリ、塗料なども考えよう】
品 名 規 格 (寸法など) 数量 品 名 規 格 (寸法など) 数量
自分で用意するもの
2.材料からどの部品をとるか、表にまとめてみよう
材料寸法 部品番号 仕上がり寸法と数量
【 】 ( ) 、 。注意 もとになる材料から材料 部品 取りをしますが 切りしろやけずりしろ繊維方向を考えておきます
- 1 4 -
3. … 作業の進め方・内容・使用する工具を検討し、製作工程表を完成させよう製作工程表
製品名 2年 組 番 氏名
工程 作 業 内 容 使用する工具や機器 作業内容と注意事項 作業月日
木材 さしがね 切断線のけがき、加工に /必要な線や印をつける
①けがき材 /料取り /
②切 断/
①けずる /部品 ②その他の加 部品加工 /工
③修正 /
①仮組み立て /組み ②下穴開け立 接着剤 /て 釘打ち
③点検と調整 /
仕上 /げ
【注】 製作工程は流れ図の形で考えるとわかりやすい学 習 の 確 認 学習の振り返り
A B C① 側板 ② 底板 本時の目標(流れを記入) 以下の質問に ・ ・のいずれかで答えて
け が き け が き くださいよくできた材料 A:満足取り B:努力が必要切 断 切 断 C:
①必要な部品の見積もりができた
部品 修 正 修 正 (部品表ができた)A ・ B ・ C加工
、②作業の流れを考え工程表を考えることができた
A ・ B ・ C組み(ひとこと)立て 組み立て
仕上げ仕 上 げ
完 成
《先生から》
- 1 5 -
《 》2 けがき. 月 日
けがき…
けがきの作業は材料毎に使用する工具やけがき方が異なります、つぎの表にまとめてみましょう。
木 材 金 属 プラスチックなど
工具・道具など けがき方 工具・道具など けがき方 工具・道具など けがき方
その他(工夫した点など) その他(工夫した点など) その他(工夫した点など)
(
参考)
金属のけが
学 習 の 確 認 学習の振り返りき
A B C① 金属のけがきでは、鋼尺 ②穴あけ部分の中心には 本時の目標(流れを記入) 以下の質問に ・ ・あるいは直定規を使い、 十字の印をつけ、セン のいずれかで答えてけがき針を密着させ、進 タポンチを打つ。 ください
よくできた行方向に少し傾けて引く。 A:満足B:努力が必要【ノート】 C:
①けがき用工具の使い方が理解できたか
A ・ B ・ C②けがき線はきちんと引けたか
A ・ B ・ C③安全に気をつけて作業できたか
A ・ B ・ C(ひとこと)
《先生から》
- 1 6 -
けがき 加工(切断・切削) 組み立て 点検調整 塗装工具名 さしがね
さしがねは、普通ステンレスでできている。L字型の工具で、直角と寸法が測定できる。角目、丸目のよ
。うな特殊な寸法が測定できる
しくみ 特徴など
〔さしがね〕 さしがねの長い方を長手(ながて 、短さしがね )い方を妻手(つまて)という。
〔直角定規〕 金属製のものと木製(きがね)のもの長手がある。
基準面
【さしがねの使い方】長手の内側を基準面に当て、妻手側に線を引直角定規いてけがく。
〔裏目の寸法〕
角目(長手側)実際の寸法を√ 倍してある2→ 丸材の直径を計れば、そこから
とれる角材の一辺がわかる。丸目(妻手側)
実際の寸法をπ 倍してある/2→ 丸材の直径を計れば、円周がわ
【注意】 通常目盛り(㎜単位)と角目・丸目を間違えない かる。ようにする
【その他のけがき用工具】すじけびき
けびきは、定規板・さお・固定用のねじまたはくさび・けびき刃から構成されている。
すじけびきは、基準面に定規板を密着させて、基準面に対して平行線を引くのに用いる。
使い方のワンポイント
【木材へのけがきの注意点】①のこぎりの切りしろと、かんなの削りしろを見込んでけがく。②材料の割れやきずはさけ、節は釘打ちや穴あけ位置からはずすよう
ふし
にする。【製品の直角の検査の仕方】
直角を調べる。仮組立や組立の時に、底板と側板などに当て
【参考…さしがねの直角度の検査】○定規が1個の場合は、左右振り換えて引いた線の重なり程度から判
断する。○2個の場合は、定盤上で合せて、すき間の程度を見る。○さしがねの直角度の狂いの調整 → わずかであれば、直角部分の
隅をたたく ( )。 注:やらないこと
丸目
角 目
通常目盛
- 1 7 -
けがき 加工(切断・切削) 組み立て 点検調整 塗装工具名 けがき針けがき針は、金属などに傷をつけ、寸法の印を付けるための工具である。先端部に焼き入れがしてあり、鋭くと
がっている。
しくみ 特徴など
左から右にひくようにけがく。○引く方向にいくらか倒すと針先が引っかからな○い。
※ けがき針は、一度で引くことがのぞましい。引き重ねると狂いが生じやすい。
ワンポイントチェック
取り扱い方の注意
目の高さより下で取り扱う。○刃物の受け渡しに注意する。○
その他
○ けがくときの倒す角度を調整すると、浅くけがいたり、深くけがいたりすることができる。
けがき針の研磨
針先が円錐状になるように研磨する。○針先のに鈍ったものは、850℃ぐらいに加熱して、焼き入れる。○
けがき用コンパス
。距離や円弧のをけがく
寸法を移したり長さを
分割したりできる。
センタポンチ
穴や円弧の中心の位
置を決める
けがき針
- 1 8 -
《 月 日》3.切 断自分が使用した材料に切断の作業をしたとき、使った工具・道具や使い方の注意などをまとめましょう。
木 材 金 属 プラスティックなど
使用する工具・道具機器など
材料の固定の仕方
材料の切断の仕方
安全な作業の進め方
(
参考)
プラスチック
①プラスチックカッタを使用し ②工作台などの端にあてて ③プラスチックカッタののけがき線にそって、材料の厚 平行に力を入れ割る 背を利用し面取りする切さの 位みぞをつける、材料断 “が厚い場合は裏からもみぞをつける
学 習 の 確 認 学習の振り返り(参考)
A B C本時の目標(流れを記入) 以下の質問に ・ ・のいずれかで答えてください
よくできたA:満足B:努力が必要C:
①工具や機器を正しく使用できたか
A ・ B ・ C②けがき線にそって正しく切断できたか
A ・ B ・ C③安全に気をつけて作業できたか
A ・ B ・ C
【使用上の注意】(ひとこと)①弓のこの刃は押すときに切れるように取りつける
②体全体を使い、まっすぐに押しながら切る③材料の形状により切断順序を考えながら切る
《先生から》
- 1 9 -
〔のこびきの仕方〕
工作イス等を用いて材料をしっかり固定す
る。けがき線の延長上に体の中心をおき、
左足を前、右足を後ろにし、やや開く。の
こ操作のできる程度下がって位置とする。
右目でのこ身の右側、左目でのこ身の左側
を見るようにすると、顔が中心にある。頭
を動かさないようにし、まっすぐのこぎり
を引くようにする。
けがき 加工(切断・切削) 組み立て 点検調整 塗装工具名 両刃のこぎり
のこぎりはかんなと並ぶ主要な工具であり、種類も多い。両刃のこぎりはのこ身の両側に縦びきの歯と横引きの歯をつけたのこぎりであり、わが国特有ののこぎりである。
しくみ 特徴など
〔横びきの歯〕繊維を切断するための刃。刃は小刀が左右2列に並んでいるしくみ。
〔縦びきの歯〕繊維と平行に切るための刃。刃は細かいのみが縦に並んでいるしくみ。
あさり(目振り)のこ身厚の ~ 倍で、のこ身の1.3 1.5摩擦を少なくする、のこ身のひきこみ方向を一定に保つ、鋸屑の排除を助ける
使い方など
切り始め 途中 切り終わり
ワンポイントアドバイス
指の関節をあてたり、あて
木を使い、刃のもとの部分
で正確に切り込む
刃わたり全体を使い、のこ
身の重さを利用して、手前に
引くときに少し力を入れて切
断する。
材料が欠けるのを防ぐた
、 。め 切り落とす材料を支える
材料の割れに注意して、切り
落とす。(のこ身を水平にす
ると割れが起こりにくい)
切断ガイド(ジグ)
切断ガイド(ジグ)を利用す
ると切断が簡単にできる。写
真のようなガイドも市販され
ている。
ひきこみ角度
やわらかい板材やうすい板材
の場合 °~ °15 30
ひきこみ角度
かたい板材や厚い板材の場合
°~ °30 45
- 2 0 -
切 断 ・切 削 組 み 立 て 点 検 調 整 塗 装工 具 名 胴 付 き の こ ぎ り け が き 加 工 ( )
(パ ネ ル ソ ー )ほ ぞ 組 み や 組み 手 な ど の 精 密 加 工 用 で 、 の こ 身 の 厚 さ が 薄 い( 背 金 で 補 強 し て あ る 。)あ さ り が 少 な い の で 切 断 面 が き れ い で あ る 。
使 い 方 な ど
パ ネ ル ソ ーは 、 分 類 か ら は 、 特 殊 の こ ぎり に な り ま す。 パ ネ ル ソ ー は い ろ い ろ な 大き さ の も が 販売 さ れ て い ま す 。 刃 が 交 換 でき 、 い ろ い ろ な 用 途 に 活 用 で き ま す 。
ワ ン ポ イ ン ト チ ェ ッ ク
の こ ぎ り の 手入 れ と 保 管 に つ い て
の こ ぎ り を い つ も 使 い や す い 状 態 に し て おく た め に 、 使 用 後 や 保 管 に は ち ょ っ と 気 を付 け る と よ い。
使 用 後 は 、 歯に 油を 付 け 錆 を 防ぐ 。
〔 簡 単 油 壺 〕缶 詰 の 空 き 缶に 、キ ッ チ ン ペ ー パ ーを 入 れ 、 ミシン 油を し み こ ま せ れ ばで き あ が り 。
東京書籍技術 ・ 家庭科教科書より
〔 保 管 〕の こ 身 を 、 水平 に 置 く と 、 曲 が り ぐ せ が つ い て し ま う 。 そこで 、 の こ 身 を 立 て て 、 保 管す る 必 要 がある 。 ま た は 、 上 か ら つ る し て 、 保 管 す る 。の こ 身 に 錆 が出 た ら 、 サ ン ド ペ ー パ ー を 縦 方 向 に 使 用 す る 。ま た は 、 ナ イ ロ ン タ ワ シ にみ が き 粉 を 付け て 錆 を 落 と す 。
1.こば、こぐちの両
方が見えるよう
に、材をななめに
して切る。
2.材を裏返して、な
なめにして切る。
3.部材を垂直にして
けがき線いっぱ
いまで切る。
4.あて定規を使って
胴つきのこぎり
で水平に横引き
をする。
3.ほぞ先の面取りを
してほぞ穴にさ
しこみやすくす
る。
- 2 1 -
けがき 加工(切断・切削) 組み立て 点検調整 塗装工具名 弓のこ
弓のこは、金属を切断する工具の一つである。
しくみ 特徴など
弓のこ刃は、炭素工具鋼や高速度鋼を熱処理してつくる。のこ刃の長さは、ふつう ㎜が多く使われる。250刃の幅は ㎜、厚さは ㎜である。13 0.65
ワンポイントチェック
軟鋼や硬鋼を切断する場合は切削油等を使用する。○棒材を切断するときは、切りはじめに、軽く持ち数回動かして、案内溝をつけてから切断していく。○角材を切断するときは、角度をあまり大きくしすぎない。○歯数は、 ㎜の間の歯の数で表される。ふつうは、 程度である。○ 25.4 18
○歯をバーナー等で少し加熱すると、柔らかくなり、折れにくくなる。
材料との摩擦抵抗を減らすた
め、切りくずを排出しやすく
するために「あさり」がつけ
てある。
刃の取り付けは、押したときに切
れるように取り付ける。
○ フレームの前の部分と柄をしっかりと持ち、体
全体で押しながら切る。
○ 左右にふれないようにまっすぐに切る。
○ 弓のこの角度をつけると切りやすい。
- 2 2 -
《 月 日》4.部品加工けずる1.
、 。自分が使用した材料にけずる加工をしたとき 使った工具・道具及び使い方の注意などをまとめましょう
木 材 金 属 プラスチック
使用する工具・道具機器など
材料の固定の仕方
材料のけずり方
安全な作業の進め方
穴をあける2.
、 。自分が使用した材料に穴あけの加工をしたとき 使った工具・道具及び使い方の注意などをまとめましょう
木 材 その他の材料学 習 の 確 認 学習の振り返り( )
A B C使用する 本時の目標(流れを記入) 以下の質問に ・ ・工具・道具 のいずれかで答えて機器など ください
よくできたA:満足B:努力が必要C:
材料の固定 ①工具や機器を正しく使用できたか
A ・ B ・ Cの仕方②けずる、穴をあけるなどの作業が正しくできたか
A ・ B ・ C③安全に気をつけて
材料の穴の 作業できたかA ・ B ・ C
(ひとこと)開け方
安全な作業の進め方
《先生から》
- 2 3 -
けがき 加工(切断・切削) 組み立て 点検調整 塗装工具名かんな
かんなは、歴史的には平面切削工具として出現したが、加工法の技術的精巧
さが求められるに従って、分
化し、その種類は、用途・形状などによって多種ある。二枚刃のかんなが使用されるようになったのは江戸
時代に入ってからである。
しくみ 特徴など
使い方など
使用中のかんなは、写真のように側面を下にして置く。下端や上端を下にすると、刃先が欠けたり、刃の調整が狂ったり、危険である。
かんなで削った削りかすワンポイントチェック
ならい目けずり【注意】 かんなけずりをするときは、木材の繊維方向に注意してになるようにする。
けずる方向こば
かんな身をはずすときの注意
かんな身が飛び出さないよう
に指で押さえながら、かんな
身を抜くときは台がしらのか
どを交互にたたく
かんなの刃はかんな身のかしらをた
たいて出す。
かんなの刃の調整は台じりから下端
をみて刃先が ~ ㎜出てい0.05 0.2
る状態に調整する (実際には刃先。
がはっきり見えたら出過ぎである)
裏金は、逆目ぼれ防止用の
補助刃である。
裏金の調整は、裏金とかん
な身の刃先の差は ~0.1
㎜くらいに調整する。0.2
木口台を削るときのかんなの持ち方
かんな身を包むようにもち、手首
も使ってかんなを固定し、削る。
位で裏返して、削る。2/3
擦り台を使うときのかんなの持ち方
かんなの真ん中あたりを持ち、工
作台の上を滑らせながら、削る。
- 2 4 -
けがき 加工(切断・切削) 組み立て 点検調整 塗装サンドペーパーサンドペーパーは塗装する上で、とても重要な用具である。表面を研磨することで平らにし、製作の過程で
できた傷、手あか、接着剤等をとるときに使用する。一般的に紙のものと布でできたものがある。
しくみ 特徴など
サンドペーパーは、紙や布の上に、研磨剤が接着剤で接着してある。木工用と金工用を比べると、木工用の方が多く研磨剤が露出している。
サンドペーパーの始まりは 世紀頃で、歴史: 12
乾燥した鮫皮を使っていたようである。その後貝
殻が使われていたが、次第に人工研磨剤が多く使
われるようになってきた。接着剤はゴム質樹液か
らニカワ、レジンに変わってきている。
ワンポイントチェック
100番 320番150番
サンドペーパーのかけ方
木片に巻き付け、木目にそって研磨します。 角や面にもしっかりとかけます
紙ヤスリの断
面をみると、
鉱物の粒がみ
られます。
サンドペーパーの裏面をみると左のように記号
が表記されています。これは、研磨剤が何であ
るかを示しています。
ガーネットG:
アルミニュームオキサイド(溶融アルミナ)AA:
木工に使うときの目安としては、おもに80~
400番を使用します。
最近では、 が施されている目詰り防止加工製品が多くなってきている。
- 2 5 -
けがき 加工(切断・切削) 組み立て 点検調整 塗装工具名 鉄工ヤスリヤスリは矢の先をこすり尖らせる道具であったという説もあります。金属類の表面を仕上げるのに欠かせない
道具です。
しくみ 特徴など
鉄工やすりの断面、目の細かさで分類できます。形により平・角・三角・丸・半丸などがあり、目の形により単目・複目・三段目などがあります。材料は硬鋼や工具鋼(焼入れ硬化できる炭素量の多い鋼)を使用します。
荒 目 中 目 細 目 油 目※ 25 36 56 86
※やすり目数:やすり寸法200㎜で25㎜あたりの上目数( 規格より)JIS
ワンポイントチェック
新しいやすりは、切り粉がつまりやすいので、柔らかい材料に使用する。○
押すときに力を入れ、引くときは力を入れない。○
☆ やすりがけのポイント ☆
水平に削ることは、非常に難しく、訓練が必要である。綾がけをすることで 「だれ」が早く発見できる。、また、右の図のようにやすりを動かすと水平に削れやすい。
斜進法で綾がけをする
と 「だれ」がよくわ、
かる。
「中高」や「だれ」が
起こりやすい。
断面の形状
- 2 6 -
加工穴の比較的小さい(直径 ㎜以下)穴の加工に用いる。機械名 卓上ボール盤 13
使い方など所定の寸法のドリルをチャックにチャックハンドル で○
しっかり取り付ける。スイッチを入れ回転ぶれが ないか確認する。
( ) 、○材料は穴の中心にドリルのセンター 中心 を合わ せ機械万力やクランプ等でテーブルに固定する。
電源スイッチのON、OFFは作業者が必ず行う。○
ハンドルを回し回転しているドリル下げ、穴あけを 行○う。金属の鉄等の硬い材料に穴あけするときは切 削油をさしながら行うとドリルの刃先の磨耗が少な い。
○貫通直前は大きな負荷がかかるので材料の固定を確 実にする。
貫通穴は必ずバリが発生するので加工後はヤスリ等 で○落とす。
ベルトを掛け替えてドリルの回転速度の調節をする。○硬い材料、穴径が大きい時は遅くする。
硬い材料はセンターポンチで下穴をあける。○
使い方など
注意事項
服装(袖口、靴)の徹底をする。軍手は使わない。防護めがねを使うとよい。・回転しているドリルを手で触らない。・顔を機械に近づけすぎないようにする。・切り屑はスイッチを切ってから取り除く、口で吹き飛ばさない。・機械の切削能力以上の負荷(削る量、材質の硬軟)をかけると故障の原因やドリルの破損になる。・
ドリルの刃は、チ
ャックまわしを使
って、複数箇所締
めるようにする。
おくり目盛りを使
うと、穴の深さが
わかる。
テーブルの高さと
合わせて使うと、
効果的である。
〔ちょっとした工夫〕
材料の下に当て材を敷いて穴あけをするとバリの発生が抑え
られる。
二度目からは当て板の位置を移動させる。
機械万力などを使うと、材料が簡単に固定できる。
- 2 7 -
5.組み立て1.接合の仕方
材料の接合方法(くぎ打ち・ねじ止めなど)や使用する工具、接合に使う材料についてまとめましょう。
木 材 金 属 プラスティック
接合の方法工具・道具
接合の材料
2.組み立ての手順【工程】(1)組み立ての手順をまとめよう(自分の作業内容に応じて工程は考えること)
①仮 組 立
各部品を配置し
てみて、正しく
組み立てられる
か確認する
(2)組み立て手順【内容 【自分の製品の組立について、記入例を参考にまとめる】】【記入例】本立ての組立
組立手順(内容) 材 料 使用する工具 備 考 学 習 の 確 認 学習の振り返り
A B C①底板と側板を 木材、く 四つ目きり、 下穴をきち 本時の目標(流れを記入) 以下の質問に ・ ・くぎで接合する ぎ、木工 げんのう んと開ける のいずれかで答えて
用ボンド くださいよくできたA:満足B:努力が必要組立手順(内容) 材 料 使用する工具 備 考 C:
①工具や接合用材料を正しく使用できたか
A ・ B ・ C②きちんと組み立てられたか
A ・ B ・ C③安全に気をつけて作業できたか
A ・ B ・ C(ひとこと)
《先生から》
- 2 8 -
けがき 加工(切断・切削) 組み立て 点検調整 塗装工具名 げんのう(玄能)
くぎ打ちやのみの打ち込みなど、使用範囲の広いつちである。
しくみ 特徴など
打撃面は、片方が平らで、片方は中高になっている。くぎ打ちでは、最後の一撃は、中高の面を使用し、材に玄能による傷を残さないようにする。
その他のつち類
ワンポイントチェック
金づち
頭部の片方が平面で他方は
すい形に尖っている。
木づち
カシで作られている。あた
りが柔らかいため、相手を傷
つけない。
プラスチックハンマ
頭部がプラスチック製であ
る。木づちと同じような用途
に用いる。
釘うちのポイント
げんのうの柄じりをしっかりと持ち、手首を使
って、弧を描くように打撃する。
また、打撃したときに、釘に垂直に当たるよう
にする。
曲がったときは、無理しないですぐ直す。
- 2 9 -
けがき 加工(切断・切削) 組み立て 点検調整 塗装工具名 きり
きりは、手もみぎりと器械ぎりの2種類に分類できる。
使い方など
手もみぎりは、手のひらで柄を直接回転させ、もみ込みます。
使い方など
ワンポイントチェック
(1)くぎの下穴あけについて
①くぎの下穴あけの位置にけがきをする。②きりを立て板面に対し垂直にあける、下穴の深さはくぎの長さの ~ までにする。
③きりを抜くときは、回転させながら上に持ち上げる。
(2)器械ぎりの種類
他に手ぎりがある。
くりこぎり 自動ぎり
つぼぎり
他のきりと違って中心
がない。円の外形を決
めてもみ込むため、要
領がいる。
三つ目ぎり
釘、木ねじの予備
穴をあけるのに適
している。
四つ目ぎり
小穴をあけるのに
適している。
ねずみ歯ぎり
硬材や竹材の穴あ
けに適している。
23
12
- 3 0 -
6.塗装と仕上げ1 塗装をすることによってどのような効果がありますか、下にまとめてみよう。
2 塗装について次の表をまとめましょう。【作業の手順や使用する工具・材料について、木材や金属など材質毎にまとめましょう】
木 材 金 属 プラスティック
作業の手順 工具や材料 作業の手順 工具や材料 ※基本的には切断素 面のみみがく。地みがき
(
下 目地 止づ めくり)
作業の手順 工具や材料 作業の手順 工具や材料
塗
装
その他
3 塗料の種類や特徴について、自分が使用するものを調べてまとめよう。
塗料の種類 用 途 特 徴
- 3 1 -
塗装について塗装をすることで、製品の表面を保護し、きずや汚れ、腐食などから守ります。塗装や表面処理の方法は、様々で製品の材質と使用目的により異なります。
作業の順序(ニス塗りの場合)
ニス塗り(下塗り+上塗り)
〔はけぬり〕
はけの幅で1 サンドペーパー列ずつぬる。 で出た削りかす
をきれいにとり、上塗りを行
塗り重ねは5 う。㎜程度とする。 ※ はけの動か十分乾いた す速さがはやいら、 番の と、気泡ができ400サンドペーパ たり、むらになーで軽くみが りやすいのでゆく。 っくりと動かす
※ → 塗装するときは、十分換気を行う。※ → 日の当たる場所で、塗装を行うと、塗装した面に気泡が発生し、泡立つので日陰で行う。
素 地 み が き ( サ ン ド ペ ー パ ー が け )
ペーパーを木に巻き付け、木目に沿ってペーパーをかける
目止め剤塗り(との粉ぬり)
。繊維の筋目や小穴をうめて平らにするために行うはけやへら、布などを使ってすりこむ。乾いたらとの粉を拭き取る。
乾いたら、軽くサンドペーパーをかける
- 3 2 -
けがき 加工(切断・切削) 組み立て 点検調整 塗装工具名 タップ&ダイスタップは穴にねじを切る道具、ダイスは棒にねじを切る用具です。普通セットで使用します。
しくみ 特徴など
M3 2.57 M4 3.39 M5 4.31 M6 5.13 M8 6.92 M10 8.70※ 下穴の径 → → → → → →ワンポイントチェック
※ 棒材の端面に面取りをすると、ダイスがくい込みやすくなります。※ 必要に応じて、潤滑油をさします。
手回しタップ
には、先タッ
プ・中タップ
・仕上げタッ
プがある。通
常3本1組で
使用する。左から先、中、上げ
最も容易におねじを
加工するための工具
です。刃が固定なの
で加工後逆回転させ
て取出します。刃物
の再研磨は通常不可
能です。
くいつき部の長さによ
左のようにタップのり
先端の形(先タップは
ねじ山が先にあまりな
い)をみればよくわか
ります。
ダイス、タップと
もハンドルを水平
、 。にして 回します
最初の回し方でき
れいに加工できる
かが決まるので細
心の注意を払う必
要があります。1
回半回したら半分
戻す要領で加工し
ます。
ねじの加工は、左の図のような原
理である。
めねじの加工のときには、ねじの
径に応じた下穴をあけ、タップで
加工する。
めねじの加工 おねじの加工
- 3 3 -
《 月 日》【課題 「技術とものづくり」を振り返ってみよう。】
年 組 番
氏 名「技術とものづくり」の学習を振り返ってみよう
項 目 評 価
1.構想のまとめについて
①課題に対して、自分なりに問題を意識して構想を A ・ B ・ Cまとめることができたか。 A ・ B ・ C
②構想図をきちんと書き表すことができたか。〔構想のまとめについての反省点〕
2.けがきについて
①基準面に対して、正確に線を引くことができたか。 A ・ B ・ C②設計した寸法通りの線を引くことができたか。 A ・ B ・ C
〔けがきについての反省点〕
3.切断について
(1)のこぎりびきについて①材料をしっかりと固定して切断できたか。 A ・ B ・ C
A ・ B ・ C②切り始めは、きちんと切ることができたか。 A ・ B ・ C③切り終わりは、材料が割れないように注意できたか。 A ・ B ・ C④けがき線通りに切断することができたか。 A ・ B ・ C⑤切断線をきちんと真上からみて切断できたか。
(2)その他の材料の切断について材料名【 】 A ・ B ・ C①材料をしっかりと固定して切断できたか。 A ・ B ・ C②けがき線通りに切断することができたか。
〔切断についての反省点〕
4.部品加工について
①仕上がり寸法通りに削ることができたか。 A ・ B ・ C②卓上ボール盤の穴あけについて、正しい位置に穴あけができたか。 A ・ B ・ C
〔部品加工についての反省点〕
5.組み立てについて
①下穴を正しい位置にあけることができたか。 A ・ B ・ C②きりを揺らさずに、正しく穴あけすることができたか。 A ・ B ・ C③げんのうの使い分けはきちんとできたか。 A ・ B ・ C
〔組み立てについての反省点〕
学習を振り返って これからの学習に向けて(努力したいことや目標など)