【自動車メーカーから報告のあった事故・車両火...

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【自動車メーカーから報告のあった事故・車両火災(平成 21 年度)】国土交通省 国土交通省は自動車メーカーから平成21年中に報告のあった事故・火災情報について、事故別、装置別及び原因別などの統計的なと りまとめを行い、下記のとおり公表しております。 また、平成21年中に報告のあった事故・火災情報の中から、ユーザーへの注喚起等が必要と考えられるフロアマットの使用方法に起 因する事故及びエンジンーム内に置き忘れた可燃物等による火災について、技術的な調査(委託先:(独交通安全環境研究所)を行い、 これらの調査結果を踏まえて(社)日本自動車工業会等の関係団体に対して、ユーザーへの注意喚起に関する協力依頼、ブレーキ・オー バーライド・システム導入及び市販フロアマットの改善検討を要望するとともに、同省ウェブサイトにおいても、ユーザーへの意喚起情 報を掲載しております。http://www.mlit.go.jp/jidosha/carinf/rcl/carsafety.html)。 ●事故・火災情報のとりまとめ概要 [1] 事故・火災情報の件数は、1,138 件であり、その内訳は、事故 154 件(13.5%)、火災 984 件(86.5%)となっている。 [2] 車種(用途)別の事故・火災情報の上位は、乗用車 401 件(35.2%)、貨物車 355 件(31.2%)、軽乗用車 168 件(14.8%)の順となって いる。 [3] 装置別の事故・火災情報の上位は、不明 342 件(30.1%)、原動機 191 件(16.8%)、制動装置 72 件(6.3%)の順となっている。 [4] 原因別の事故・火災情報の上位は、点検・整備起因 321 件(28.2%)、原因特定できず 273 件(24.0%)、現車確認できず 157 件(13.8%) の順となっている。 ●フロアマットの使用方法に関する調査結果概要 事故・火災情報の中で、フロアマットにアクセルペダルが引っかかるなど、フロアマットの不適切な使用方法による事故が 13 件発生してい る。このため、この事故の分析、市販されているフロアマットの調査、フロアマットとアクセルペダルの引っかかりに関する再現試験(ブレ ーキ・オーバーライド・システムの効果を含む。)、フロアマットの運転時等の視認性などの調査を行い、ユーザーへの注意事項をとりまと めた。 <結果概要> [1] 事故 13 件を分析した結果、走行状態、車種別による発生頻度に顕著な傾向は見られない。また、使用状態別では、社外品フロアマット の二重敷き 11 件、未固定 2 件であり、いずれもフロアマットを不適切に使用していた。 [2] 社外品フロアマットの滑りやすさは、フロアマット毎でバラツキがみられた。これは、裏面の形状にスパイク等の滑り止めがされている もの、されていないものが存在しており、このスパイクが密なほどフロアマットは滑りにくい結果となった。 [3] 二重敷き及び未固定のフロアマットは、乗降時及び運転時等において前方にずれ、アクセルペダルを踏み込んだときに、ずれたフロアマ ットにアクセルペダルが引っかかり、運転者の意図せぬ加速が生じる可能性がある。 [4] 負圧で機能しているブレーキの倍力装置は、アクセル開放時には機能しにくくなるため、制動停止距離が伸び、最悪の場合は停止できな いことがある。 [5] ブレーキ・オーバーライド・システムは、[3][4]の場合においても停止することが可能である。 [6] 運転席等から見たフロアマットの視認性は、フロアマットのずれを運転中に確認することは困難である。 <ユーザーへの注意事項> フロアマットをしっかりと固定して使用すること。 フロアマットの重ね敷きは行わないこと。 運転前にフロアマットが正しく固定されているか確認すること。 フロアマットとアクセルペダルが干渉して加速した場合にブレーキ操作を繰り返し行うと、ブレーキ倍力装置の機能が大幅に低下するた め、ブレーキ操作に大きな踏力(強く踏む力)が必要となり注意すること。 エンジンルーム内の可燃物置き忘れなどに関する調査結果概要 事故・火災情報の中で、エンジンルーム内の可燃物置き忘れなどが原因となった火災が 72 件発生している。 このため、この火災の分析、可燃物の発火温度、実車によるエンジンルーム内の部位別温度測定及び発火試験などについて調査を行い、 ユーザーへの注意事項をとりまとめた。 <結果概要> [1] 火災 72 件を分析した結果、車種別では、乗用車 32 件、軽乗用車 19 件であり、乗用車が全体の約 7 割を占めている。また、原因別では、 可燃物(ウエス等)の置き忘れ 56 件、枯れ草 7 件、小動物が持ち込んだ可燃物 4 件、鳥類が持ち込んだ可燃物 4 件であり、可燃物(ウエ ス等)の置き忘れが全体の約 8 割となっている。 [2] エンジンオイル等が付着しているウエス等の可燃物の最低発火温度は 300350℃であった。 [3] 一般市街地走行でもエンジン高温部は 300350℃に達することがあり、特に高速道路等の登坂路走行直後サービスエリアで停車するよ うな排気系温度が高いままで維持される条件では、300350℃に容易に達し、発火する可能性がある。 [4] 発火前に焦げた臭いなどの異臭が室内で感じられ、この臭気は最低発火温度前後から始まり、発火後2~3分が著しい。 <ユーザーへの注意事項> ●運行前に、エンジンルーム内に可燃物の置き忘れがないことを確認すること。 ●車両を長期間使用しなかった場合は、小動物や鳥類に持ち込まれた小枝等がないことを確認すること。 ●走行中、焦げた臭いを感じたときは、走行を継続しないこと。 ●関係団体への協力依頼・要望。 <ユーザーへの注意喚起の協力依頼> (社)日本自動車工業会、(社)自動車用品小売業協会等の自動車関係団体に対し、フロアマットの使用方法及びエンジンルーム内の可燃 物置き忘れなどに関し、ユーザーに注意喚起するよう協力依頼を行った。なお、フロアマットの適切な使用に関しては、(社)日本自動車 工業会及び(社)自動車用品小売業協会において、昨年12月から国土交通省の依頼により、注意喚起を行っているため、継続的な注意喚 起の協力依頼を行った。 <ブレーキオーバーライドシステム導入の要望> (社)日本自動車工業会等に対し、ブレーキ・オーバーライド・システムの導入を検討するよう要望した。 <市販されているフロアマットに関する改善を要望> (社)自動車用品小売業協会等に対し、フロアマットの使用方法に関する表示、 形状等の改善を検討するよう要望した。

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【自動車メーカーから報告のあった事故・車両火災(平成 21 年度)】国土交通省

国土交通省は自動車メーカーから平成21年中に報告のあった事故・火災情報について、事故別、装置別及び原因別などの統計的なと

りまとめを行い、下記のとおり公表しております。

また、平成21年中に報告のあった事故・火災情報の中から、ユーザーへの注喚起等が必要と考えられるフロアマットの使用方法に起

因する事故及びエンジンーム内に置き忘れた可燃物等による火災について、技術的な調査(委託先:(独交通安全環境研究所)を行い、

これらの調査結果を踏まえて(社)日本自動車工業会等の関係団体に対して、ユーザーへの注意喚起に関する協力依頼、ブレーキ・オー

バーライド・システム導入及び市販フロアマットの改善検討を要望するとともに、同省ウェブサイトにおいても、ユーザーへの意喚起情

報を掲載しております。(http://www.mlit.go.jp/jidosha/carinf/rcl/carsafety.html)。

●事故・火災情報のとりまとめ概要

[1] 事故・火災情報の件数は、1,138 件であり、その内訳は、事故 154 件(13.5%)、火災 984 件(86.5%)となっている。

[2] 車種(用途)別の事故・火災情報の上位は、乗用車 401 件(35.2%)、貨物車 355 件(31.2%)、軽乗用車 168 件(14.8%)の順となって

いる。

[3] 装置別の事故・火災情報の上位は、不明 342 件(30.1%)、原動機 191 件(16.8%)、制動装置 72 件(6.3%)の順となっている。

[4] 原因別の事故・火災情報の上位は、点検・整備起因 321 件(28.2%)、原因特定できず 273 件(24.0%)、現車確認できず 157 件(13.8%)

の順となっている。

●フロアマットの使用方法に関する調査結果概要

事故・火災情報の中で、フロアマットにアクセルペダルが引っかかるなど、フロアマットの不適切な使用方法による事故が 13件発生してい

る。このため、この事故の分析、市販されているフロアマットの調査、フロアマットとアクセルペダルの引っかかりに関する再現試験(ブレ

ーキ・オーバーライド・システムの効果を含む。)、フロアマットの運転時等の視認性などの調査を行い、ユーザーへの注意事項をとりまと

めた。

<結果概要> [1] 事故 13 件を分析した結果、走行状態、車種別による発生頻度に顕著な傾向は見られない。また、使用状態別では、社外品フロアマット

の二重敷き 11 件、未固定 2 件であり、いずれもフロアマットを不適切に使用していた。

[2] 社外品フロアマットの滑りやすさは、フロアマット毎でバラツキがみられた。これは、裏面の形状にスパイク等の滑り止めがされている

もの、されていないものが存在しており、このスパイクが密なほどフロアマットは滑りにくい結果となった。

[3] 二重敷き及び未固定のフロアマットは、乗降時及び運転時等において前方にずれ、アクセルペダルを踏み込んだときに、ずれたフロアマ

ットにアクセルペダルが引っかかり、運転者の意図せぬ加速が生じる可能性がある。

[4] 負圧で機能しているブレーキの倍力装置は、アクセル開放時には機能しにくくなるため、制動停止距離が伸び、最悪の場合は停止できな

いことがある。

[5] ブレーキ・オーバーライド・システムは、[3]・[4]の場合においても停止することが可能である。

[6] 運転席等から見たフロアマットの視認性は、フロアマットのずれを運転中に確認することは困難である。

<ユーザーへの注意事項>

● フロアマットをしっかりと固定して使用すること。

● フロアマットの重ね敷きは行わないこと。

● 運転前にフロアマットが正しく固定されているか確認すること。

● フロアマットとアクセルペダルが干渉して加速した場合にブレーキ操作を繰り返し行うと、ブレーキ倍力装置の機能が大幅に低下するた

め、ブレーキ操作に大きな踏力(強く踏む力)が必要となり注意すること。

● エンジンルーム内の可燃物置き忘れなどに関する調査結果概要

事故・火災情報の中で、エンジンルーム内の可燃物置き忘れなどが原因となった火災が 72 件発生している。

このため、この火災の分析、可燃物の発火温度、実車によるエンジンルーム内の部位別温度測定及び発火試験などについて調査を行い、

ユーザーへの注意事項をとりまとめた。

<結果概要>

[1] 火災 72 件を分析した結果、車種別では、乗用車 32 件、軽乗用車 19 件であり、乗用車が全体の約 7 割を占めている。また、原因別では、

可燃物(ウエス等)の置き忘れ 56 件、枯れ草 7 件、小動物が持ち込んだ可燃物 4 件、鳥類が持ち込んだ可燃物 4 件であり、可燃物(ウエ

ス等)の置き忘れが全体の約 8 割となっている。

[2] エンジンオイル等が付着しているウエス等の可燃物の最低発火温度は 300~350℃であった。

[3] 一般市街地走行でもエンジン高温部は 300~350℃に達することがあり、特に高速道路等の登坂路走行直後サービスエリアで停車するよ

うな排気系温度が高いままで維持される条件では、300~350℃に容易に達し、発火する可能性がある。

[4] 発火前に焦げた臭いなどの異臭が室内で感じられ、この臭気は最低発火温度前後から始まり、発火後2~3分が著しい。

<ユーザーへの注意事項> ●運行前に、エンジンルーム内に可燃物の置き忘れがないことを確認すること。

●車両を長期間使用しなかった場合は、小動物や鳥類に持ち込まれた小枝等がないことを確認すること。

●走行中、焦げた臭いを感じたときは、走行を継続しないこと。

●関係団体への協力依頼・要望。

<ユーザーへの注意喚起の協力依頼>

(社)日本自動車工業会、(社)自動車用品小売業協会等の自動車関係団体に対し、フロアマットの使用方法及びエンジンルーム内の可燃

物置き忘れなどに関し、ユーザーに注意喚起するよう協力依頼を行った。なお、フロアマットの適切な使用に関しては、(社)日本自動車

工業会及び(社)自動車用品小売業協会において、昨年12月から国土交通省の依頼により、注意喚起を行っているため、継続的な注意喚

起の協力依頼を行った。

<ブレーキオーバーライドシステム導入の要望>

(社)日本自動車工業会等に対し、ブレーキ・オーバーライド・システムの導入を検討するよう要望した。

<市販されているフロアマットに関する改善を要望>

(社)自動車用品小売業協会等に対し、フロアマットの使用方法に関する表示、 形状等の改善を検討するよう要望した。

自動車の不具合による事故・火災情報(H21 年度 857 件)

№ 発生日 種 類 車 名

通称名

型 式

原動機型式

初 度

登録年

走 行

距 離 装置名

事 故 の 内 容

【 被 害 状 況 】 発 生 原 因 備 考

1 H22.3.15 軽貨物

自動車

ダイハツ

ミラ

L500V

EF 1995/8

196,355

km

その他

の装置

飲酒して帰宅後、駐車場の自

家用車内で仮眠した。朝、家

族が確認すると意識がなかっ

たため救急へ通報したが、そ

の後、一酸化炭素中毒による

死亡が確認された。発見時、

エンジンがかかっていた。

【死亡:1名】

調査の結果、整備不良により、一

酸化炭素濃度の基準値を大幅に

オーバーした排出ガスが亀裂した

排気管から漏れていたこと、ユー

ザーがエンジンがかかった状態で

仮眠していたことが複合し、排気

管から漏れた排気ガスが車室内に

侵入し、一酸化炭素中毒事故に至

ったものと推定。なお、エンジンが

かかった状態で仮眠を行うと、事

故・火災・一酸化炭素中毒をおこ

す恐れがあるとオーナーズマニュ

アル等でユーザーへの注意喚起

を行っているところ。

2 H22.2.23 〃 三菱

ミニキャブ

U61V

3G83 2004/9

99,415

km 〃

介護者が被介護者を乗せた

車椅子を車内へ移動させるた

め、リフトに乗せ上昇ボタンを

押したところ、車両床面まで

上昇すると自動停止する機能

が機能しなかったため、収納

動作に移行し、リフトが傾き、

被介護者は車椅子ごと車内

へ倒れ込み、怪我をしたも

の。

【重傷:1名】

調査の結果、車両床面位置検知

用スイッチの防塵性が不十分なた

め、マイクロスイッチのプランジャ

部隙間に異物が噛み込んだことに

より誤作動が発生したものと推

定。「■」

2010 年 5

月 20 日、

リ コ ー ル

届出 ( 国

-2534)

3 H22.1.1 軽二輪

自動車

ホンダ

VTR

MC33

MC15E 2008/3

31,887

km

動力伝

達装置

一般道を走行中、ギアを変速

しクラッチを繋いだところ後輪

が滑り転倒した。

【重傷:1名】

調査の結果、ドライブチェーンの整

備不良により、チェーンを過度に張

りすぎた状態で悪路を走行したこ

とから、変速した際に、後輪に過大

な抵抗がかかり急激に減速したた

め後輪が滑り、体勢を立て直すこ

とができず転倒したものと推定。

4 H21.12.30 乗 用

自動車

クライスラー

PT クルーザー

GH-PT24T

2007/2

52,673

km

ブレーキ

全般

車庫から車両を出すため発

進したところ、ブレーキが効か

ずにペダルが奥へ入ってしま

い、ポールにぶつかった。

【物損事故(人的被害なし)】

調査中

5 H21.12.29 〃 トヨタ

エスティマ

MCR30W-MRSSK

1MZ-FE 2000/4

(不明)

km 原動機

山道を走行中、エンジンルー

ムより発煙し、車両が全焼し

た。

【火災(人的被害なし)】

調査の結果、エンジンの排気系部

品付近から焼損している状況であ

り、排気系部品へエンジンオイル

が付着した形跡とシリンダヘッドの

ひずみが確認できたことから、冷

却水が不足した状態でオーバーヒ

ートし、漏れたエンジンオイルが排

気系部品に付着したことによるも

のと推定。

6 H21.12.27 〃

フォルクス

ワーゲン

ポロ 1.4プ

ラス

GF-6NAHW

AHW

2001/12 (不明)

km 〃

走行中、異音が発生したため

車両を停止した。その後、エ

ンジンルームより煙が発生

し、出火した。

【火災(人的被害なし)】

調査の結果、エンジンオイル内に

多量のスラッジを確認した。オイル

潤滑不良によりピストンがロック

し、コネクティングロッドがシリンダ

ーブロック側壁を破損したため、エ

ンジンオイルが噴出したため、エン

ジンオイルが排気管に降りかか

り、火災の発生に至ったものと推

測。オイルのメンテナンス不良に

起因するものと推定。

7 H21.12.25 貨 物

自動車

いすゞ

ギガ

CYJ51W6

6WF1 2005/10

502,723

km

走 行

装 置

高速道路を走行中、左後〄

輪のハブベアリングが焼き付

き、外れたタイヤが後続の車

両に接触した。

【物損事故(人的被害なし)】

調査の結果、整備時のハブ締付

不良による脱輪と推定。

8 H21.12.25 乗 用

自動車

ホンダ

オデッセイ

RA3

F23A 1999/4

129,902

km

その他

の装置

リモコンエンジンスタータで始

動して 20 分後、テールゲート

付近より出火していた。

【火災(人的被害なし)】

調査の結果、テールゲートは改造

品に交換されており、室内左側を

焼損していた。リヤ熱線の配線に

は芯線を捻ってつなげた痕跡およ

び配線の硬化が確認され、焼損部

位とも一致した。不適切な結線作

業により、配線の結線部抵抗が増

大し、発熱したことによるものと判

断。

№ 発 生 日 種 類 車 名

通称名

型 式

原動機型式

初 度

登録年

走 行

距 離 装置名

事 故 の 内 容

【 被 害 状 況 】 発 生 原 因 備 考

9 H21.12.24 貨 物

自動車

いすゞ

ギ ガ

CYJ51W5

6WF1 2004/12

299,405

km

その他

の装置

エアクリーナー付近から出火し

た。

【火災(人的被害なし)】

調査中

10 H21.12.23 特種用途

自動車

三菱

(ふそう)

ふそう

FU510TZ1

6D40 1999/8

111,5274

km 原動機

高速道路を走行中、エンジンか

ら異音が発生し、右ミラーで確

認したところ、マフラー排気口よ

り白煙が出ていた。さらに、左側

からは火が出ていた。

【火災(人的被害なし)】

調査中

11 H21.12.22 貨 物

自動車

いすゞ

フォワード

FRR35K4

6HL1 2002/2

554,352

km

制 動

装 置

走行中、後輪付近から発煙し

た。

【火災(人的被害なし)】

調査中

12 H21.12.22 軽貨物

自動車

スズキ

キャリィ

DA63T

K6A 2002/12

60,000

km

動力伝

達装置

高速道路を走行中、タイヤがロ

ックして 50m ほど惰行後、車両

下部より出火し、車両が全焼し

た。

【火災(人的被害なし)】

プロペラシャフトが変形したため

オイルシールが破損し、破損部

から飛散したトランスファオイル

が排気系の高温部に付着し、発

火した後、漏れたガソリンに引

火したことによるものと推定。

13 H21.12.22 軽乗用

自動車

スズキ

ワゴンR

MC21S

K6A 2000/3

29,142

km 原動機

30~40㎞/hで走行中、エンジ

ンがうなりをあげて暴走し、ブレ

ーキを踏んだがスピンして電柱

のワイヤーに衝突した。

【物損事故(人的被害なし)】

調査中

14 H21.12.22 〃

ダイハツ

アトレー

ワゴン

S220G

EF 2004/2

38,427

km 〃

エンジン回転が下がらず、ブレ

ーキも効かず、車両が大破し

た。クラッチを切ったり、エンジン

停めたりする間もなく、激突し

た。

【物損事故(人的被害なし)】

純正マットの上に形状が合って

いないゴムマットを重ねて使用さ

れており、ゴムマットにアクセル

ペダルが引っ掛かったものと判

断。

15 H21.12.21 貨 物

自動車

ニッサン

アトラス

F23

NA20 S 1995/9

(不明)

km

その他

の装置

信号待ちをしていると、後ろから

何か燃えているのに気づき、目

前の駐車場へと移動、避難し

た。

【火災(人的被害なし)】

調査の結果、アンダーカバー上

の残存物より、可燃物がエキゾ

ーストチューブ部に落下して接

触し、発火、延焼に至ったものと

推定。

16 H21.12.21 〃 ニッサン

キャラバン

E25

ZD30DD 2002/8

116,524

km 〃

高速道路を走行中、焦げ臭くな

り、加速が 2回悪くなった後にパ

ンと異音が発生したので路肩に

停車したら、フロント車両下より

出火した。

【火災(人的被害なし)】

調査の結果、4WD のまま高速

走行したことにより、フロントデフ

ァレンシャル内部が異常発熱し

てドライブピニオンが破損し、噴

出したオイルがアンダーカバー

に飛散し、出火したものと推定。

17 H21.12.20 軽乗用

自動車

スズキ

ワゴンR

MH21S

K6A 2005/2

45,200

km 〃

駐車中、車両が燃えた。

【火災(人的被害なし)】

車両側の部品に火災につなが

る異常は認められなかった。出

火元であるエンジンルーム内の

左側付近に後付の電圧安定装

置が取り付けられており、その

本体の焼損が激しいことから、

当該後付部品より出火したもの

と判断。

18 H21.12.20 軽貨物

自動車

スバル

サンバー

V-KV4

EN07 1995/6

181,500

km 〃

カーブの途中でエンストし、再始

動できたので移動したが、チェッ

クランプが点灯し、エンジン不調

気味のまま走行し、停車した。

車外に出たところ、運転手が煙

を発見した。

【火災(人的被害なし)】

調査の結果、バッテリーの上面

が発火し、周囲に延焼したもの

と判断。バッテリーのプラス側ケ

ーブルのターミナルに固定金具

が融着していた。バッテリーを交

換した際に固定金具の組み付

けが不完全だったため、車両使

用時に緩みが生じ、バッテリー

のプラス側ケーブルのターミナ

ルに接触し、ショートして発熱し

たものと判断。

19 H21.12.20 〃 ダイハツ

ハイゼット

S210P

EF 2006/1

(不明)

km 〃

走行中、煙が発生し、停車する

と火が出て全焼した。

【火災(人的被害なし)】

調査の結果、当該車両はダンプ

仕様であり、荷台とエンジンの

間に炭化した枯葉が多く堆積し

ていた。炭化した枯葉を除去せ

ず、そのまま使い続けたため、

走行中の熱でくすぶって、発火

したものと推定。枯葉はダンプを

上げた状態での駐車による堆積

あるいは動物が持ち込んだもの

と推定。

20 H21.12.20 乗 用

自動車

ニッサン

エクストレイル

T30

QR20DE 2000/11

163,308

km 〃

走行中、ベンチレーター付近か

ら煙が出たため、車外に出た

後、出火し全焼した。

【火災(人的被害なし)】

調査の結果、エアコン噴出口の

下部に後付けされたオーディオ

ハーネスがショートし、出火、延

焼した可能性が考えられるが、

焼損が激しく、原因の特定には

至らなかった。

№ 発 生 日 種 類 車 名

通称名

型 式

原動機型式

初 度

登録年

走 行

距 離 装置名

事 故 の 内 容

【 被 害 状 況 】 発 生 原 因 備考

21 H21.12.20 乗 用

自動車

ニッサン

フェアレディZ

130

L28 1982/7

84,886

km

その他

の装置

車両が燃えていると伝え

られた。

【火災(人的被害なし)】

調査の結果、アフターマーケット品のハイテ

ンションコードセンターケーブルとイグニショ

ンコイルとの嵌め合わせの不良により、火花

がリークし、ゴムキャップ部から発火、延焼し

たものと推定。

22 H21.12.20 軽貨物

自動車

ホンダ

アクティ

HA7

E07Z 2003/12

(不明)

km 〃

駐車場でワイパーを作

動させながら暖機運転し

ていたところ、ワイパー

スイッチの周辺から発煙

し、その後、発火した。

【火災(人的被害なし)】

調査中

23 H21.12.19 乗 用

自動車

フォルクス

ワーゲン

ゴルフ

GH-1JBFQ

BFQ 2004/8

46,057

km 原動機

走行中に異音が発生し、

車両を停車したところ、

エンジンルームより出火

を確認した。

【火災(人的被害なし)】

調査の結果、車両損傷が激しく、出火原因

の特定には至らなかった。

24 H21.12.19 貨 物

自動車

日 野

プロフィア

FR1EZW

E13C 2005/6

930,000

km

走 行

装 置

高速道路を走行中、焦

げ臭いにおいがしたた

め、停車し確認したとこ

ろ、前軸右タイヤから煙

が出ていた。その後、

自走にて移動中、同タ

イヤから出火した。

【火災(人的被害なし)】

調査の結果、ハブベアリングのプリロード不

良またはグリス不足等の潤滑不良に関する

整備問題によるものと推定。

25 H21.12.18 乗 用

自動車

三 菱

パジェロ

V26WG

4M40 1995/2

(不明)

km

その他

の装置

車両左側前後輪ともに

道路脇の脇溝に脱輪し

た車両が全焼した。な

お、降雪により見通しが

悪く、また積雪により道

路脇が雪で吹き溜まり、

道路の区別がつかない

状態の農道であった。

【火災(死亡:1名)】

調査の結果、A/Tケースが内部加熱により

溶損していること、フロントデフ内部ギヤ等に

駆動による過熱の痕跡があること及びA/T

フルードは全く残っていなかったことから、当

該車両が側溝に脱輪し、脱出しようとリバー

スにシフト後、エンジン過回転での運転を継

続したことにより、A/Tフルードの異常加熱

が発生し、ブリーザから噴出した A/T フル

ードが排気管等の熱で出火したものと推定。

なお、A/Tフルードの異常加熱時は警告灯

が点灯する構造となっている。

26 H21.12.18 乗 用

自動車

トヨタ

コロナ

ST190-AEPMK

4S-FE 1993/7

(不明)

km 原動機

走行中、エンジンルーム

より発煙し、エンジンル

ームを焼損した。

【火災(人的被害なし)】

調査の結果、エンジンの排気系部品付近か

ら焼損している状況であり、エンジン破損に

よる排気系部品へのエンジンオイルの付着

が認められた。エンジン部品には液圧縮の

痕跡が認められた。水没等によりエンジン部

品が変形したまま使用され続けたため、エン

ジンが破損し、漏れたオイルが排気系に付

着したことによるものと推定。

27 H21.12.17 軽貨物

自動車

スバル

プレオ

LE-RV1

EN07 2008/2

23,949

km 〃

エンジンから異音が発生

していたものの、高速道

路を走行中、車の前方

から煙が出たので、停車

した。

【火災(人的被害なし)】

調査の結果、コンロッドが折損し、シリンダー

ブロックを突き破り、噴出したエンジンオイル

が排気管の高温部にかかり、発火、周辺に

延焼したものと判断。コンロッドの折損につ

いては、動弁系やオイルパン内のスラッジの

堆積状況、オイルストレーナの網が凹んでい

る状況等から、オイルメンテナンス不良に起

因して発生した可能性が高いものと推定。

28 H21.12.17 〃 ダイハツ

ハイゼット

S100V

EF 1997/7

151,982

km

その他

の装置

駐車場に止めておいた

車両のステアリング付近

から火が出ていた。

【火災(人的被害なし)】

調査の結果、ライトスイッチ付近を火元と判

断。当該車両はライトスイッチのリコール対

象車であるが、改善措置作業が未実施であ

った。「■」

29 H21.12.17 乗 用

自動車

三 菱

シャリオ

グランディス

N84W

4G64 1999/9

108,957

km 原動機

走行中、カタカタ音がし

てアクセル踏んでもエン

ジンが吹けず、路肩に止

めてエンジンを停止し

た。その後、もう一度キ

ーを回したが再始動せ

ず、エンジンルームより

発煙し、出火した。

【火災(人的被害なし)】

調査の結果、エンジンオイル不足から潤滑

不良となり、コンロッドが破損し、シリンダブ

ロックに穴明きが発生したものと推定する

が、破損部位周辺はエンジンオイルが広範

囲に飛散した痕跡は見当たらず、また、エキ

ゾーストマニホールドなど高温部へのオイル

付着具合と、焼損の激しかったバッテリ周辺

とは隔たりがあり、発火原因は特定できなか

ったが、オイルメンテ不良によりエンジン損

傷に至ったものと判断する。

30 H21.12.17 貨 物

自動車

三菱(ふそう)

ふそうファ

イター

FK71HG2E

6M61 2000/10

(不明)

km 〃

エンジン力不足を感じな

がら高速道路を走行中、

キャブ下より煙を確認し

たため、車両を路肩に止

めた。車両火災が発生

し、全焼した。

【火災(人的被害なし)】

調査中

№ 発 生 日 種 類 車 名

通称名

型 式

原動機型式

初 度

登録年

走 行

距 離 装置名

事 故 の 内 容

【 被 害 状 況 】 発 生 原 因 備考

31 H21.12.16 二 輪

自動車

BMW

K1200LT

K1200LT

124EB 1999/7

77,668

km

その他

の装置

エンジン始動から 2~3

分後、エンジン左側より

黒い煙が噴出し、サイド

カウル内に炎が見えた

ため、エンジンを止め

た。

【火災(人的被害なし)】

調査の結果、整備不良により微量な燃料が

漏れ、何らかの引火により火災に至ったもの

と推測されるが、出火原因の特定には至ら

なかった。

32 H21.12.16 乗 用

自動車

アウディ

A6

ABA-4FBDXS

BDX 2007/9

17,554

km 〃

エンジンが不調になり、

回転数が急に上がり急

発進したため、リアバン

パーをぶつけた。

【物損事故(人的被害な

し)】

調査中

33 H21.12.16 貨 物

自動車

いすゞ

エルフ

NKR81E

4HL1 2002/12

(不明)

km 〃

走行中、エンジンルーム

から出火した。

【火災(人的被害なし)】

調査中

34 H21.12.16 乗 用

自動車

トヨタ

カローラ

AE100-AEPEK

5A-FE 1995/2

157,180

km 原動機

走行中、エンジンルーム

より発煙し、エンジンル

ームを焼損した。

【火災(人的被害なし)】

調査の結果、エンジンの排気系部品付近か

ら焼損している状況であり、エンジン破損に

よる排気系部品へのエンジンオイルの付着

が認められたことから、エンジン破損により

漏れたオイルが排気系に付着したことによる

ものと判断。エンジンが破損した原因の特定

には至らなかった。

35 H21.12.16 〃

ニッサン

ブルーバード

シルフィ

G11

MR20DE 2007/8

(不明)

km

その他

の装置

駐車して 10 分経過した

後、ボンと音が鳴り、外

を見たら車が燃えてい

た。

【火災(人的被害なし)】

調査の結果、エンジン上部に置き忘れたウ

エス等が高温のエキゾーストマニホールドや

キャタライザ付近に付着し、出火、延焼した

ものと推定。

36 H21.12.16 〃 ニッサン

マーチ

K11

CG10DE 1992/3

22,800

km 〃

エンジンをかけようとした

際、ボンネット内から煙

が上がり、燃え出した。

【火災(人的被害なし)】

調査の結果、漏れた燃料への引火と推定さ

れるが、焼損が激しく、原因の特定には至ら

なかった。

37 H21.12.16 貨 物

自動車 フルハーフ

DFVFA241A

改 2006/9

(不明)

km 〃

走行中、後方より白煙発

生、停車確認中に後後

軸右側および左側のイ

ンナータイヤが順次バー

スト、ABS ケーブルが発

火した。

【火災(人的被害なし)】

調査の結果、リレーバルブ内ピストン上部に

多量の凝縮水が確認された。当日は外気温

が-8℃程度であったことから、凝縮水により

リレーバルブ゛内が凍結し、ブレーキの戻り

が不良となり、ブレーキ過熱、タイヤのバー

ストおよび ABS ケーブルの発火に至ったも

のと推察。

38 H21.12.16 乗 用

自動車

マツダ

RX-7

FD3S

13B 1992/4

79,904

km

燃 料

装 置

エンジン暖気中にボンネ

ット内部より煙が出てき

た。ボンネットを開けると

エキゾーストマニホール

ド付近より炎が見えた。

【火災(人的被害なし)】

調査の結果、燃料ホースを固定するクリップ

が正規位置に組み付けられていなかった。

過去のエンジン整備において、当該ホース

を脱着した履歴が確認されたことから、燃料

ホースの固定クリップが正規位置に組み付

けられていなかったため、燃料が漏れ出し、

高温の排気系部品に飛散して火災に至った

ものと推定。整備不良に起因するものと判

断。

39 H21.12.15 軽乗用

自動車

三 菱

トッポ BJ

H47A

3G83 1998/12

(不明)

km

その他

の装置

走行中、車両の左側をガ

ードレールに接触させ、

その後火災が発生した。

【火災(人的被害なし)】

調査の結果、クラッチディスクのフェーシング

材が全て焼失しており、クラッチが磨耗もしく

は半クラッチで滑った状態のままで運転し続

けたため、クラッチの異常昇温により火災が

発生したものと推定。取扱不良と判断。

40 H21.12.13 乗 用

自動車

ニッサン

キャラバン

エルグランド

E50

QD32 ETI 1999/2

176,440

km

制動装

置(主

ブレー

キ)

駐車場に車両を止めて、

キーを抜き、パーキング

ブレーキをかけて車両を

離れたら、車両が動き出

して他の車両に接触し

た。

【物損事故(人的被害な

し)】

調査中

41 H21.12.13 軽乗用

自動車

ホンダ

ライフ

JB5

P07A 2006/3

46,511

km

その他

の装置

エンジンを掛けたままニ

ュートラルレンジでパー

キングブレーキを使用し

登り坂に駐車中、車外か

ら鍵を抜いた途端、車両

が後退し、溝に落ちて停

止した。

【物損事故(人的被害な

し)】

調査中

№ 発 生 日 種 類 車 名

通称名

型 式

原動機型式

初 度

登録年

走 行

距 離 装置名

事 故 の 内 容

【 被 害 状 況 】 発 生 原 因 備考

42 H21.12.16 乗 合

自動車

日 野

セレガ

RU1FTA

F17D 1993/7

1,820,181

km

制 動

装 置

走行中、後続車両のドラ

イバーが煙を出して走行

しているのに気づき、前

に出て合図をしようとし

たところ、タイヤ破裂のよ

うな音がし、バックミラー

で煙に気づいた。その

後、停車したところ、右後

輪から発煙、発火した。

【火災(人的被害なし)】

調査の結果、後軸右側のブレーキ引き摺り

によるものと判断。ブレーキブースタ等を回

収して調査した結果、出火輪である後軸右

側用のブレーキブースタの内部機能部品が

欠品しており、正常に機能していなかったた

め、残圧過大となり、ブレーキ引き摺りに至

ったものと判断。ブレーキブースタは、ユー

ザー手配で修理を実施したもの。整備にま

つわる問題と判断。

43 H21.12.12 軽乗用

自動車

スズキ

ワゴンR

MC21S

K6A 1999/2

64,486

km

その他

の装置

走行中、エンジンルーム

から煙が出た。

【火災(人的被害なし)】

調査の結果、車両側に火災につながる異常

は認められなかった。出火元のエンジンル

ーム中央前部付近に焼損した繊維物があっ

たことから、排気系の高温部に繊維物が付

着し、火災に至ったものと判断。

44 H21.12.12 乗 用

自動車

トヨタ

アルファード

MNH10W-PRPSK

1MZ-FE 2004/12

(不明)

km

その他

の装置

走行中、エンジンルーム

より発煙し、車両が全焼

した。

【火災(人的被害なし)】

調査中

45 H21.12.12 貨 物

自動車

ニッサン

アトラス

F24

ZD30DDTI 2007/9

46,982

km

操縦装

置(か

じ取り

装置)

悪路を走行中、突然ハン

ドル効かなくなり、右前

輪が側溝に落ちた。

【物損事故(人的被害な

し)】

調査中

46 H21.12.12 貨 物

自動車

ニッサン

バネット

SK82VN

F8 2004/5

(不明)

km 原動機

高速道路を走行中、異

音がしたため路肩に停

車させたところ、左側の

前輪部付近より煙が出

てきて出火した。

【火災(人的被害なし)】

整備不良により、調査の結果、第2気筒のコ

ンロッドメタルが焼き付き、コンロッドが折損

してシリンダーブロックを破壊して穴が開い

ていた。エンジン内部には多量のオイルスラ

ッジが堆積していた。エンジンオイルのメン

テナンス不良のために堆積した多量のオイ

ルスラッジにより、エンジン内部の潤滑が損

なわれ、第 2 気筒のコンロッドメタルが焼き

付き、コンロッドが折損してシリンダーブロッ

クが破壊され、その部位からエンジンオイル

が漏れ出し、高温の排気系部品に飛散して

火災に至ったものと推定。

47 H21.12.12 乗 用

自動車

ホンダ

エリシオン

RR1

K24A 2004/12

12,903

km

その他

の装置

走行中、対向車にクラク

ションを鳴らされて異常

に気づき、オーバーヒー

トと思い停車させたとこ

ろ、車両前方から出火し

た。

【火災(人的被害なし)】

調査の結果、オイルフィルタパッキンが二重

に組み付けられていた。整備でオイルフィル

タを交換した際の取付ミスにより、オイルフィ

ルタパッキンのシール性が低下し、漏れたオ

イルが高温になった排気系部品に付着し、

発火、事象に至ったものと判断。

48 H21.12.12 乗 用

自動車

マツダ

MPV

LW3W

L3 2002/8

58,954

km 〃

走行中に左側フォグラン

プ付近から煙が上がり、

停車させたところ出火し

た。

【火災(人的被害なし)】

調査の結果、左側フォグランプのバルブを交

換した際、ソケットホルダーとフォグランプ本

体を固定するスプリングを組み付け忘れた

ため、フォグランプバルブの点灯・消灯によ

りランプ本体とソケットホルダー固定部分が

膨張・収縮を繰り返したことで、ソケットホル

ダーがバルブとともにランプ本体から脱落

し、脱落したバルブがフロントバンパー等の

樹脂部品に接触し、火災に至ったものと判

断。整備不良に起因するものと判断。

49 H21.12.11 軽乗用

自動車

スズキ

アルトラパン

HE21S

K6A 2002/6

24,111

km 〃

走行中、異臭が発生し、

助手席のパワーウィンド

ウスイッチ付近より煙が

出た。

【軽傷:1名】

ユーザの不適切な取り扱いにより、スイッチ

内部にイオン濃度の高い液体(スポーツ飲

料等)が浸入したことにより、内部の回路間

で絶縁劣化が起き、発熱・発火に至ったもの

と判断。

50 H21.12.11 貨 物

自動車

日野

プロフィア

FW1EXW

E13C 2005/12

688,116

km

走 行

装 置

高速道路を走行中、足

回りより異音が発生した

が、そのまま走行を続け

たところ、水蒸気のよう

なものがフロント 2 軸目

右タイヤ付近より出てい

たため、サービスエリア

に停車した。

【火災(人的被害なし)】

調査の結果、フロント 2 軸目右タイヤ裏側よ

りハブグリスが溶けて流れ出ており、ベアリ

ングにガタが発生していた。他の車輪を外し

て確認すると、ハブグリスが劣化並びに不足

しており、ハブキャップ内に水が浸入した形

跡も見られ。整備にまつわる問題と判断。

51 H21.12.10 軽乗用

自動車

ダイハツ

テリオスキッド

J131G

EF 2002/1

(不明)

km

その他

の装置

車両火災が発生し、車両

はほぼ全焼した。

【火災(人的被害なし)】

調査の結果、バッテリー、オルタネータ周辺

が焼損していたが、出火原因の特定には至

らなかった。

№ 発 生 日 種 類 車 名

通称名

型 式

原動機型式

初 度

登録年

走 行

距 離 装置名

事 故 の 内 容

【 被 害 状 況 】 発 生 原 因 備考

52 H21.12.10 原動機付

自転車

ヤマハ

チャンプ

CX50

A-3FC

3FC /(不明) 4,734km

原動機

(エン

ジン)

約 10 分走行し、停車 2

~3 分後に車両のシート

下部より発火した。

【火災(人的被害なし)】

調査の結果、車両に起因する不具合は確認

されなかった。長期間使用されていた車両で

あり、点検や洗車などもなされていなかっ

た。工場内の路面に付着しているコークスが

排気パイプなどに付着したことにより過熱

し、エアシュラウドなど周辺の樹脂部品に着

火し、延焼したものと推定。

53 H21.12.10 貨 物

自動車

三菱(ふそう)

ふそう

ファイター

FK71HDZ3

6M61 2001/6

169,000

km

その他

の装置

停車後エンジンをオフに

しサイドブレーキをかけ

ていた。エンジンキーは

挿した状態で 10 分程度

経過した後、突然ホーン

が鳴ったためドアを開け

たところ、ヒューズボック

ス上部より火が出てい

た。ハザードランプとヘッ

ドランプが点灯し、エンジ

ンが勝手に始動した。

【火災(人的被害なし)】

調査中

54 H21.12.9 乗 用

自動車

三 菱

シャリオグ

ランディス

N84W

4G64 1998/7

130,000

km 〃

走行中エンジンの調子

が悪くなったがそのまま

走行した後に停車したと

ころ、異臭が発生し、エ

ンジンルームより発煙し

た。

【火災(人的被害なし)】

調査の結果、電気系にショート痕など異常な

痕跡は認められなかった。焼損の激しいブロ

アファンモータ、レジスタにも、異常高温とな

る要因は認められず、出火につながる要因

は認められず、原因の特定には至らなかっ

た。

55 H21.12.9 乗 用

自動車

三 菱

シャリオグ

ランディス

N86W

6G72 1999/11

115,987

km

動力伝

達装置

駐車場で、ドライブレンジ

で左にハンドルを切りな

がら停止しようとした時

に、エンジンの回転が上

昇し、ブレーキを踏んだ

が止まらず、車の右角が

ブロック塀に衝突した。

【物損事故(人的被害な

し)】

調査の結果、不具合発生につながる要因は

なく、純正マットの上に市販品マットが装着さ

れていたため、ペダルが引っ掛かったものと

推測。取扱不良に起因したものと判断。

56 H21.12.9 貨 物

自動車

三菱(ふそう)

ふそう

FS419TZ

8DC11 1996/3

775,354

km

その他

の装置

走行中、火災が発生し

た。

【火災(人的被害なし)】

テールパイプに整備不良に起因した腐食に

よる穴開きがあり、その穴から排気ガスが噴

出し、近くの FRP 製道具箱が排気熱により

着火し、出火したものと推定。排気系統の

DPF(ディーゼルエンジン用排気フィルター)

は社外製のものが装着されており、テール

パイプも改造されていて、架装不備により道

具箱とテールパイプ間のクリアランスも不足

していた状況であった。

57 H21.12.8 乗 用

自動車

フォルクスワーゲン

ニュービートル

GH-9CAWU

AWU 2005/3

90,000

km 原動機

高速道路を走行中、警

告灯が点灯した。車両を

路肩に停車したところ、

煙が発生し、その後、出

火した。

【火災(人的被害なし)】

調査の結果、ABS ユニット付近の損傷が激

しいが、原因の特定には至らなかった。

58 H21.12.8 乗 用

自動車

メルセデス・

ベンツ

CL500

GF-215375

113 2001/2

(不明)

km 〃

エンジンをかけたまま暖

房を作動させて運転席

のシートを倒し仮眠をと

っていたところ、2時間半

後に火災が発生した。

【火災(人的被害なし)】

調査の結果、運転者が車内で仮眠を取って

いたことから、仮眠中にアクセルペダルに足

が乗り、エンジン回転が上がったことにより、

触媒の温度が異常に上昇し、周辺部品が熱

害により損傷し、漏れ出したオイルがエキゾ

ーストにかかり、発火、火災に至ったものと

判断。

59 H21.12.7 軽乗用

自動車

スズキ

エブリイ

DE51V

F6A 992/12

86,231

km

その他

の装置

走行中に発煙し、停車

後、車体後部より出火し

た。

【火災(人的被害なし)】

調査の結果、電気系の異常、燃料漏れ、排

気漏れは認められなかった。エンジンのシリ

ンダヘッドカバーからエンジンオイルが漏れ

た痕跡があったことから、漏れたオイルが排

気系の高温部に付着し、発火、車両に延焼

したものと判断。オイルが漏れた原因につい

ては、初度登録から 17年経過した車両であ

り、点検整備に起因して発生したものと推

定。

60 H21.12.7 貨 物

自動車

トヨタ

ダイナ・ト

ヨエース

BU306V

4B 1999/7

200,000

km 〃

高速道路を走行中、イン

ストルメントパネルより発

煙し、停車した。その後、

火が出てきて、車両が全

焼した。

【火災(人的被害なし)】

運転席左足元付近からインパネ中央にかけ

てが出火元と推定するが、付近の電気配線

にはショート痕等車両側の異常は見られず、

焼損状況も激しく、原因の特定には至らなか

った。

№ 発 生 日 種 類 車 名

通称名

型 式

原動機型式

初 度

登録年

走 行

距 離 装置名

事 故 の 内 容

【 被 害 状 況 】 発 生 原 因 備考

61 H21.12.7 貨 物

自動車

三菱(ふそう)

ふそう

ファイター

FQ61FS2

6M60 2002/9

240,638

km

その他

の装置

暖機のためエンジン始動

後降車していたところ、車

両からボン音が発生した。

同時にキャブ内の助手席

側から発煙した。

【火災(人的被害なし)】

調査中

62 H21.12.6

特種用

途自動

三菱(ふそう)

ふそう

ファイター

FK61FMZ2E

6M60 2001/6

860,000

km 原動機

走行中、エンジンの吹け

が悪くなり停車しようとした

際、異音が発生し、路肩に

停車した。停車する前にバ

ックミラーで後方を確認す

ると、火の粉が見えた。停

車後に出火し、その後、キ

ャブが炎に包まれた。

【火災(人的被害なし)】

調査中

63 H21.12.5 貨 物

自動車

いすゞ

ギ ガ

CYJ51W5

6WF1 2004/9

508,753

km

走 行

装 置

高速道路を走行中、左前

軸のハブが焼き付き、出

火した。

【火災(人的被害なし)】

調査中

64 H21.12.5 乗 用

自動車

トヨタ

エスティマ

ハイブリッド

AHR10W-MFEGB

2AZ-FXE 2003/3

(不明)

km 原動機

高速道路を走行中、登り

坂でスピードが出なくなり

路肩に停車したところ、エ

ンジンルームから発煙して

いた。

【火災(人的被害なし)】

調査の結果、エンジンの排気系部品を中

心に焼損している状況であり、エンジン破

損による排気系部品へのエンジンオイル

の付着が認められた。エンジン内部にはオ

イルメンテナンス不良によるオイルスラッジ

や軸受部の焼付が確認された。エンジンオ

イルのメンテナンス不良により、エンジンが

破損し、漏れたオイルが排気系に付着した

ことによるものと判断。

65 H21.12.5 乗 用

自動車

三 菱

デリカ

スペースギア

PE8W

4M40 1994/9

158,731

km 〃

乗車しセルモーターを回し

たがエンジンがかからな

かった。3 回目に回した

時、室内が焦げ臭くなった

ので外に出て確認したとこ

ろ、エンジンル-ムより煙が

出た。

【火災(人的被害なし)】

調査の結果、セルモーター本体に入ってい

るプラス配線取付部付近が異常に焼けて

いること、および、配線取付ナットが緩かっ

たことから、ナット締付不良により接触不良

を起こし、発熱、発火したもので、整備不良

に起因したものと判断。

66 H21.12.4 乗 用

自動車

フォルクス

ワーゲン

ルポ1.4

GH-6XBBY

BBY 2002/12

60,000

km 〃

エンジン始動後、エンジン

ルームより火災が発生し

た。

【火災(人的被害なし)】

調査の結果、スターター付近の焼損が著し

いが、車両の損傷が激しく、原因の特定に

は至らなかった。

67 H21.12.4 二 輪

自動車

ホンダ

スティード

NC26

NC25E /(不明)

(不明)

km

燃 料

装 置

走行中、シート下より発煙

したので停車したところ出

火し、車両後部を焼損し

た。

【火災(人的被害なし)】

調査の結果、燃料ポンプ付近に燃料漏れ

があり、修理依頼中でガソリン臭を認知し

ていながら走行していた。取扱不備によ

り、漏れた燃料がエンジン熱等で気化し、

燃料ポンプ接点火花で発火したものと推

定。

68 H21.12.4 軽乗用

自動車

三 菱

タウンボックス

U64W

4A30 2001/1

82,877

km 原動機

走行中、エンジンルームか

らボンッと音がして、エンジ

ンが吹けない状態になっ

た。エンジンルームを見る

とオイルが噴いていた。そ

のまま走行してから駐車し

たところ、助手席下部辺り

から出火していることに気

づき、エンジンを停止し

た。

【火災(人的被害なし)】

調査の結果、エキゾーストロッカアームが

脱落してロッカカバーを突き破り、オイル漏

れを起こし、漏れたオイルがエキゾースト

マニホールドの熱により発火に至ったもの

と推測。エンジンオイルの著しい汚損か

ら、メンテナンス不良によりエキゾーストバ

ルブのステム部にスラッジが堆積してバル

ブの動きが渋り、バルブ先端部がロッカア

ームの打力により磨耗し、バルブクリアラ

ンスが大きくなり、ロッカーアームが脱落し

たものと判断。

69 H21.12.4 〃 三 菱

トッポ BJ

H42A

3G83 2001/3

(不明)

km

その他

の装置

走行中、水温計が上昇し

たため停車し、ラジエータ

内へ水を補給した。その

後、走行中に助手席側の

フード後方より発煙した。

停車しフードを開けたとこ

ろ、発火、炎上した。

【火災(人的被害なし)】

調査の結果、車両側には火災に至る要因

は認められず、発火原因の特定には至ら

なかった。

70 H21.12.4 貨 物

自動車

三菱(ふそう)

ふそうファイター

FQ61FU2

6M60 2001/12

(不明)

km

その他

の装置

高速道路を走行中、車両

下部で爆発音が発生し、

室内に煙が入ってきたた

め路肩に停車した。キャブ

後部より出火し、火の勢い

が強くキャブが全焼した。

【火災(人的被害なし)】

調査中

№ 発 生 日 種 類 車 名

通称名

型 式

原動機型式

初 度

登録年

走 行

距 離 装置名

事 故 の 内 容

【 被 害 状 況 】 発 生 原 因 備考

71 H21.12.3 貨 物

自動車

いすゞ

フォワード

FRR32DB

6HE1 1993/6

140,000

km

その他

の装置

バッテリー付近の架装用

後付配線から出火した。

【火災(人的被害なし)】

調査中

72 H21.12.3 軽貨物

自動車

ダイハツ

ハイゼット

S210P

EF 2001/12

127,691

km 〃

整備中にエンジンから火

災が発生し、バッテリーの

マイナス端子を外すと鎮

火した。以前から焦げた匂

いがすると指摘を受けて

いた。

【火災(人的被害なし)】

調査の結果、オルタネータが焼損してい

た。何らかの原因でオルタネータ内部でシ

ョートし、樹脂部分が焼損したものと推定

するが、ショートに至った原因の特定には

至らなかった。

73 H21.12.3 乗 用

自動車

ニッサン

キューブ

Z11

HR15DE 2005/12

47,708

km 〃

走行中にノッキングが酷く

なり、道路の脇へ寄せて

停車後、エンジンを再始動

したところ、エンジンルー

ムより煙が発生し、火災と

なった。

【火災(人的被害なし)】

バッテリー交換時に固定ブラケットを緩ん

だまま取り付けたため、バッテリープラス端

子とショートし、発熱、出火、延焼に至った

ものと推定。

74 H21.12.3 軽乗用

自動車

ホンダ

トゥディ

JA4

E07A 1998/6

107,858

km 〃

リモコンエンジンスタータで

始動して 5 分後、車内が

真っ黒になっていることに

気づき、確認したところ鎮

火状態となっていた。

【火災(人的被害なし)】

焼損状況からグローブボックス付近が火元

と推定され、周辺電装部品および配線類

等を中心に調査したが、車両側に発火の

痕跡および異常は認められず、原因の特

定には至らなかった。

75 H21.12.3 貨 物

自動車

三菱(ふそう)

ふそうファイター

FQ61FN2

6M60 2003/9

30,4127

km 〃

キースイッチを回しても反

応なく、数回繰り返すとエ

ンジンが始動した。そのま

ま走行し続けた後にエンジ

ンを切ろうとしたところ、エ

ンジンが止まらない症状

が発生した。オーバーラン

を懸念し、バッテリー端子

の取り外しを行っていたと

ころ、異音が発生し、発火

した。

【火災(人的被害なし)】

調査中

76 H21.12.3 〃 日 野

レンジャー

FD2JGB

J08C 1995/7 (不明)km 〃

走行中、ハンドル下部付

近より出火した。

【火災(人的被害なし)】

調査の結果、車両右側のタイヤ照射ランプ

の配線にショートした痕跡が認められ、こ

の配線が過電流で発熱し、運転席付近で

発火に至った可能性が高いものと推定。サ

イドガード取付部分が折損した際、修理の

際に添え木として使用した鉄筋とサイドガ

ードのパイプ間にタイヤ灯配線を挟んでし

まったことが、配線ショートの原因と判断。

77 H21.12.3 〃 〃 FD1JLD

J08C 1999/6

812,027

km

制 動

装 置

走行中、臭いがしてポーン

と破裂音が発生した。車両

を停止し点検したところ、

フロント左タイヤが燃えて

いた。

【火災(人的被害なし)】

調査の結果、ブレーキペタル部のピンシャ

フトの錆付により、ブレーキドラムとブレー

キライニングが常に接触していたため、ブ

レーキが発熱し、フロント左側輪のタイヤ

がバーストし、火災に至ったものと推定。点

検・整備にまつわる問題と判断。

78 H21.12.2 軽乗用

自動車

スズキ

パレット

MK21S

K6A 2009/1

16,000

km

その他

の装置

走行中、ダッシュボードの

中央付近より煙が上がり、

焦げた様な臭いが出た。

【火災(人的被害なし)】

車両側に火災につながる異常は認められ

なかった。出火元と推定するインストルメン

トパネル付近の焼損が激しく、原因の特定

には至らなかった。

79 H21.12.2 貨 物

自動車

三菱(ふそう)

ふそう

FV50JHR7K

6M70 2007/6

67,000

km 原動機

走行中、下り坂でアクセル

を踏んでいないにもかか

わらず、急にエンジンが吹

け上がった。フットブレー

キで緊急停車し、エンジン

キーをオフにしたが、エン

ジンが吹け上がったままで

あった。数分後にエンジン

より白煙が上がり出火し、

キャブが全焼した。

【火災(人的被害なし)】

調査中

80 H21.12.1 貨 物

自動車

いすゞ

ギガ

CYM51V3

6WF1 2001/3

475,000

km

制 動

装 置

坂路に駐車中、無人の車

両が動き出し、河原に転

落した。

【物損事故(人的被害な

し)】

調査中

№ 発 生 日 種 類 車 名

通称名

型 式

原動機型式

初 度

登録年

走 行

距 離 装置名

事 故 の 内 容

【 被 害 状 況 】 発 生 原 因 備考

81 H21.12.1 貨 物

自動車

いすゞ

フォワード

FRR35E4S

6HL1 2003/6

144,754

km

その他

の装置

走行中、エンジン下部から

出火した。

【火災(人的被害なし)】

調査中

82 H21.12.1 貨 物

自動車

いすゞ

フォワード

FRD90L3S

4HK1 2005/10

314,012

km

動力伝

達装置

高速道路を走行中、トラン

スミッション後部から出火

した。

【火災(人的被害なし)】

調査中

83 H21.12.1 乗 用

自動車

トヨタ

アルファード

GGH20W-PFTSK

2GR-FE 2009/10 858km

その他

の装置

駐車場に停車したところ、

エンジンルームから発煙し

てきた。

【火災(人的被害なし)】

調査の結果、エンジンの排気系部品を中

心に焼損している状況であり、排気系部品

に繊維状の可燃物の付着が認められたこ

とから、エンジンルームに置き忘れた可燃

物が、排気系に付着したことによるものと

判断。

84 H21.12.1 乗 用

自動車

ボルボ

ボルボ・740

E-7B230

B230 1992/4

100,000

km 〃

駐車 3 日後、駐車中の当

該車両のインストルメント

パネル付近が焼損してい

ることを確認した。

【火災(人的被害なし)】

調査の結果、ラジオ用アンプリファイヤー

内部からの発火の可能性が高いものと推

測。

85 H21.11.30 乗 用

自動車

トヨタ

ヴォクシー

ZRR70W-BRXTK

3ZR-FE 2008/6

(不明)

km 〃

信号待ち時、エンジンルー

ムより発煙し、エンジンル

ーム全焼およびインストル

メントパネルを類焼した。

【火災(人的被害なし)】

調査の結果、エンジンの排気系部品付近

から焼損している状況であり、排気系部品

に可燃物の付着痕跡が認められた。発生

前にビニール状のゴミの上を通ったとのこ

とであった。排気系に可燃物が付着したこ

とによるものと判断。

86 H21.11.30 貨 物

自動車

ニッサン

アトラス

F23

TD27 1997/7

88,481

km

走 行

装 置

高速道路を走行中、右フ

ロントタイヤが外れて、前

の部分が損傷した。

【物損事故(人的被害な

し)】

調査の結果、右フロントハブベアリングの

グリースが劣化し、潤滑不良が発生して折

損に至ったものと推定。点検時にグリスが

交換されなかったことが原因と推定。

87 H21.11.29 乗 用

自動車

スバル

インプレッサ

GF-GF1

EJ15 2000/3

102,730

km

その他

の装置

リヤゲートを開けたところ、

右側のゲートステーが外

れたため、ゲートが急に下

がってきて頭部に当たり怪

我をした。

【物損事故(人的被害な

し)】

調査の結果、ナット溶接部は母材破壊され

ており、ネジ部の締結痕は浅いことを確

認。リヤゲートステーについては再使用さ

れたため返却されず、現品確認できず。リ

ヤゲートスタッドボルト締結時の軸力が低

かったため、リヤゲート開閉を長期間繰り

返す中で緩みが発生し、溶接ナットの破損

に至った可能性が考えられるが、原因の

特定には至らなかった。

88 H21.11.29 貨 物

自動車

トヨタ

ハイエース

バン4WD

LH119V-RBPBS

3L 1997/12

340,000

km 〃

走行中、エンジンルームか

ら異音がしたため停車す

ると、エンジンルームから

発煙した。

【火災(人的被害なし)】

調査の結果、バッテリー付近の配線を中心

に焼損しており、前輪用プロペラシャフトの

デフ側ユニバーサルジョイント部が破損、

スタータ配線が断線しプロペラシャフトにシ

ョート痕が認められた。ユニバーサルジョイ

ントが大きく摩耗し錆びていた。ジョイント

にガタがある整備不良の状態で使用され

続けたことにより、ジョイントが破損し、プロ

ペラシャフトが振れ廻った際にスタータ配

線を切断したため、ショートし発煙したもの

と判断。

89 H21.11.29 軽貨物

自動車

三 菱

ミニキャブ

U61V

3G83 2002/10

(不明)

km 〃

駐車 5分後にダッシュボー

ド中央部付近より出火し

た。

【火災(人的被害なし)】

調査の結果、焼損が激しいヒータユニット

前方周辺が出火元と推定するが、車両に

出火に至るような異常は認められず、原因

の特定には至らなかった。

90 H21.11.29 乗 合

自動車

三菱(ふそう)

ふそう

エアロバス

MS725NH

8DC9 1989/5

1,240,000

km

制 動

装 置

高速道路を走行中、登板

時に出力不足を感じ、そ

の後 3 回目の上り走行

中、ドンという音とともに振

動を 2 回確認したため停

車した。リヤ左タイヤを確

認したところ、奥から火玉

がしたたるのを確認した。

【火災(人的被害なし)】

調査中

91 H21.11.28 貨 物

自動車

いすゞ

ギガ

EXD52E3

6WG1 2000/11

990,000

km

その他

の装置

洗車中、フロントオープン

リッド内の後付ハーネスか

ら出火した。

【火災(人的被害なし)】

調査の結果、取付不良により後付けした社

外品のデイライトコネクタ部から出火したも

のと推定。

92 H21.11.28 軽二輪

自動車

ホンダ

CBR25

MC19

MC14E 1990/5

23,354

km

燃 料

装 置

走行中、燃料タンク下より

出火したため道路脇に停

車した。燃料タンク下付近

を焼損した。

【火災(人的被害なし)】

調査の結果、購入以来定期点検整備が未

実施であったこと、および、ガソリン臭を認

知していながら走行を継続していたことか

ら、整備不良と取扱不備により、漏れた燃

料が燃料ポンプの接点火花等で着火し、

火災に至ったものと推定。