edupub ims aqti インフォザイン 松田氏
TRANSCRIPT
aQTI:a+QTI
aの意味?・Advanced:アドバンスト・Accessibility:アクセシビリティ・Assistive:アシスティブ・Adaptive:アダプティブ・Agile:アジャイル
・Arnhem:アーネム(最初に会議が開催されたオランダの都市名)
aQTIの前に、まずQTIについて
Question & Test Interoperability対象・テスト手順ワークフロー・テストの問題(アイテム)とテスト(アイテム集合)のフォーマット・テスト結果のフォーマット
当初コンセプト・教育理論からは独立・簡単なQ&Aパターンから複雑なQ&Aパターンまで対応・簡単なことから始めて複雑なことは将来に・Summativeテスト(評価)とFormativeテスト(モニタリング)対応・全てXMLで・拡張&カスタマイズ可能
QTIのユースケース
<アクター>問題作成者問題バンク管理者テスト作成者試験管理者採点者チューター受験者
<外部インタフェース>結果データ外部問題バンクIRTエンジン
<他のIMS規格との連携:aQTI>Edupub連携:Edupubの中からアセスメントを行うCaliper連携:テスト受験の際のアクティビティログ取得 → テスト時のアクティビティと成績との相関OneRoster連携:受験者情報マネジメント
1.テスト作成
2.テスト管理
3.テスト実施
4.テスト結果
QTIのQ&Aパターン
associateInteraction:関連付けchoiceInteraction:選択式customInteraction:カスタマイズ拡張drawingInteraction:図形描画endAttemptInteraction:エンドアテンプトextendedTextInteraction:拡張テキストgapMatchInteraction:ギャップマッチgraphicAssociateInteraction:画像関連付けgraphicGapMatchInteraction:画像ギャップマッチgraphicOrderInteraction:画像並べ替えhotspotInteraction:ホットポイントhotTextInteraction:ホットテキストinlineChoiceInteraction:インライン選択matchInteraction:マッチヒントorderInteraction:並べ替えpositionObjectInteraction:オブジェクト位置付けselectionPointInteraction:場所選択sliderInteraction:スライダーtextEntryInteraction:テキスト入力uploadInteraction:ファイルアップロード
QTIのバージョン
バージョンヒストリー・Version 1.0(2000/06)・Version 1.1(2001/03)・Version 1.2 Lite(2002/02/11)・Version 1.2(2002/02/11)・Version 2.1 Final(2012/08/31)・Version 2.2 Final(2015/09/01) → QTIの最終版?/仕様膨大
詳細情報https://www.imsglobal.org/question/index.html
QTIのメリット
資産の再利用標準規格であるQTIに対応した「テスト」は、QTIに対応したテストシステムであれば何でも利用可能。問題作成の投資が無駄にならない。
ビジネスエコシステムZIPで配布可能。テストや問題が「プロダクト」に。
ePubと同じ
海外ではスタンダード
Canvas最近普及しているRoRのオープンソースLMS
ILIASドイツ発の全部入りオープンソースLMS
TAOルクセンブルグOAT社のCBTシステム
FLEXITE!EXAMノルウェーのクラウド型CBTサービス
欧米(特にヨーロッパ)の背景進度別学習 → 習得知識のアセスメントにCBTは必須、とのこと。
<適合レベル>・Basic・Intermediate・Advanced
日本では:普及していない
状況・仕様が膨大 →学習コストと開発コストの増大・標準に準拠するメリットがない →エコシステムがないから
結果・CBTは独自仕様で開発されることが多い・LMS製品内のテスト機能も独自で
日本事例(株)イースト様Classmate Study:QTI一部対応
個人的感想・ビジネス観点:世界標準に準拠しないわけにはいかない。・車輪の再発明は無駄:QTIと同様の仕様を考えるだけでも大変。・NIH症候群脱却:海外製品をエンジンとして利用すべし。
aQTI
守備範囲を広げたQTI・各種規格(LTI/Caliper/OneRoster)との連携・アクセシビリティ対応:問題制作、配信、レポーティングの場面で・コンテンツ変換最小限:エキスポート/変換/インポートではなく
ルクセンブルグOAT社CEO Marc Ozwald氏 NWEA Rob Howard氏
aQTIの目的
・QTIにAPIP(Accessible Portable Item Protocol)を反映させる・作成から配信までを広くカバーする・プラットホーム毎のレンダリングの差をなくす:プレゼンテーション情報組込・相互互換性をさらに改善しIMS(Caliper/LTI2.0/OneRoster)やIMS以外の各種規格と連携・各製品の適合度テスト用ツール提供
aQTIの機能要件
・国際化:縦書きや右書きレンダリング・ユーザエクスペリエンス互換性・アクセシビリティとそのサポート技術の組込み・メタデータ対応(各オブジェクトに必要なプロパティを設定可能)・成績データ:Caliper経由でLRSに蓄積・テスト時アクティビティデータ利用:Caliper経由でLRSに蓄積・コンテクスト情報反映:同じ問題でもコンテクストで点数を変える・アダプティブテストとシークエンス変更対応・パッケージング規格:テストコンテンツの流通・セキュリティ確保・モバイルデバイス対応
aQTIの非機能要件
・シンプリシティ確保(命名規約/わかりやすいシンタックス)・既存規格との整合性・QTI2.xを包含・非QTIコンテンツの移行
予定・2016/11:ドラフト・2017 :デモ実装・2017/05:ドラフト最終・2018/02:最終ドキュメント・2018/05:パブリックリリース
TAO
インフォザインで取扱開始(2016/05〜)/ローカライズ作業中松田まで [email protected]
実績:OECD PISA(OECD加盟国学習到達度調査)、ETS(TOEIC)CommonCore PARCC(米学力テスト)、ACT(米高校卒業認定テスト)