金沢市の発電事業...295,000 原子力 1% 8,272,000 28% 石油火力 886,000 3%...

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金沢市の発電事業 金沢市企業局

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Page 1: 金沢市の発電事業...295,000 原子力 1% 8,272,000 28% 石油火力 886,000 3% 北陸電力 管内 上寺津発電所 74,179 新辰巳発電所 28,226 新寺津発電所

金沢市の発電事業金沢市企業局

Page 2: 金沢市の発電事業...295,000 原子力 1% 8,272,000 28% 石油火力 886,000 3% 北陸電力 管内 上寺津発電所 74,179 新辰巳発電所 28,226 新寺津発電所

はじめに

水力発電のしくみ

発電所の運用

上寺津発電所

新辰巳発電所

新寺津発電所

新内川発電所

新内川第二発電所

発電管理センター

発電設備一覧

市民の皆様との“ふれあい”

データで見る発電事業の概要

4

5

6

7

8

9

10

11

12

13 内川ダム

犀川ダム

1 金沢市の発電事業1

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はじめに

金沢市の発電事業は、大正10年に金沢電気瓦斯(株)より電気事業の経営を引き継いで以来、90余年にわたる永い歴史が刻まれています。この間、昭和17年に戦時下の電力を管理下に置くため、配電統制令により解散を余儀なくされましたが、金沢の母なる川「犀川」に、再び金沢市による発電所をとの声が高まり、犀川総合開発事業によって上寺津発電所を建設して、昭和41年に市営の発電が開始されました。現在は5カ所の水力発電所を設けて、一般家庭約40,000戸分、金沢市内の約20%の家庭で使用する電力量に相当する発電をしています。また金沢市は、全国の公営電気事業者の中で唯一の市営電気事業者です。発電所で発電した電気は、電力会社を通じて工場や家庭に供給されています。今後とも、限りある資源を有効に活用するため、自然環境

に十分注意を払いながら、このクリーンで安全な水力発電を進めていきます。

企業局広岡庁舎

2金沢市の発電事業 2

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水力発電のしくみ金沢は美しい海と山に恵まれた土地です。この山々にある水の流れを巧みに利用したのが水力発電です。自然の地形を利用するために、水力発電施設は山間部に設置されており、金沢市では現在、4つのダムと5つの発電所を使い水力発電を行っています。

ダム(調整池)

発電機導水管

水車

▼犀川の清流

▼水車とエネルギー

▼水力発電の基本

再生可能なクリーンエネルギー

伝統の水車

水力発電の基本

地球温暖化防止と、化石燃料など有限エネルギーへの依存度を減らすため、今、再生可能エネルギーが注目されています。水力発電は、自然の水の力を有効活用して発電する、再生可能な国産エネルギーであり、CO2を排出しないクリーンな発電方式です。

日本ではだんだん見かけなくなってきましたが、その昔、川の水の流れを利用した水車が日本各地で利用されていました。水車は、水を高いところから低いところに落とすことによ

り、物を動かすことができます。この「物を動かす」エネルギーを使って、石臼で蕎麦を挽いたり、脱穀をしたり、人々はさまざまな装置で水の力を利用してきました。このしくみを発電に応用したものが、水力発電といえます。水車が回転すれば何かの目的(仕事)に使うことができます。水車をタービンに置き換え、脱穀するしくみを発電機に置き換えたものが、水力発電所です。

水力発電所の基本は、右図のようになります。図の左上にあるダム(調整池)から流れ落ちてきた水が、水力発電所内のタービン(図中では水車)を回転させ、その上にある発電機を駆動して電気を起こします。

3 金沢市の発電事業

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降雨・雪

犀川ダム

内川ダム

水電気

降雨・雪

7.29m³/秒

0.58m³/秒

0.01m³/秒

※上水道およびかんがい補給の状況 上水道用水 末 浄 水 場:最大1.27m³/s(日給水量105,000m³) 犀川浄水場:最大1.16m³/s(日給水量100,000m³) 主なかんがい用水 寺 津 用 水:0.10~0.99m³/s 辰 巳 用 水:0.30~0.69m³/s 長 坂 用 水:0.10~0.64m³/s 鞍 月 用 水:0.38~1.35m³/s 大野庄用水:0.30~2.95m³/s

洪水調節河川機能維持

3.66m³/秒発電所を経由して下流に放流

犀川ダム集水域 57.8km²(金沢市面積467.77km²の12.4%)

水力7,090,000

[金沢市営5発電所]

水力7,090,00024%

水力は1/4

石炭火力13,000,000

44%

風力・太陽295,0001%原子力

8,272,00028%

石油火力886,0003% 北陸電力

管内

上寺津発電所74,179

新辰巳発電所28,226新寺津発電所1,959新内川発電所28,379新内川第二発電所9,512

水力発電のうち市営は2%

グラフ:北陸電力管内送電電力量から見た    金沢市営発電所の位置付け   (数値の単位:[千kWh])

内川ダム集水域 34.45km²(金沢市面積467.77km²の7.4%)

(年間ダム20杯分相当) (年間ダム15杯分相当)

かんがい補給、上水道原水など5.99m³/秒 上水道原水など

3.65m³/秒

北陸電力管内の水力発電所からの送電電力量の約2%は金沢市が発電しています。

上水道用水は犀川ダムから上寺津発電所経由で末浄水場へ、内川ダムから新内川発電所経由で犀川浄水場へ、それぞれトンネル導水路で供給しています。かんがい用水は必要補給分を上辰巳町の新辰巳発電所からの放流により、犀川に流しています。

北陸電力管内の合計送電電力量の24%が水力発電所での発電となっています。

水運用のしくみダムに入ってくる水は洪水調整、河川機能維持流量を除き発電所を通過させ、その後、上水道やかんがい補給に利用しています。また、発生した電気はすべて北陸電力(株)に送電しています。

発電所の運用発電所では、上流の犀川ダム、内川ダムの水を利用し、上水道、かんがい補給など下流利水必要量に応じた運用が必要です。金沢市企業局では、発電管理センターにおいて、毎日発電所の運転計画を検討し、大雨などの状況により計画を変更するなど、細かな運用を行っています。

(数値は平成22年度実績、※1㎥/秒:1秒間にドラム缶5杯分の量)

▲辰巳用水の流れ

4金沢市の発電事業

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発電所のおいたち犀川ダム(二又貯水池)からの落差を利用したダム水路式の発電所として建設され、昭和38年9月に着工し、昭和41年1月に運転を開始しました。

上寺津発電所

▼上寺津発電所

▼犀川ダム

犀川ダム二又貯水池

犀川ダム

水路標準

取水口

サージタンク

上寺津発電所

水圧鉄管延長 ℓ=249.446m

導水路

NWL 345.0m

NWL 345.0m 頂長160m

LWL 318.5m

LWL 318.5m

26.5m

63m

ダム高 72m

18.5m14.8m 180.055m

63m

EL170.6m

上寺津ダム放水位WL172.5m

ℓ=4,162.604m

3,100~4,000

300~750

D=2,500

D=2,500

発電施設の概要

5 金沢市の発電事業

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上寺津ダム(逆調整池)からの落差を利用した水路式の発電所として建設され、昭和44年4月に着工し、昭和46年3月に運転を開始しました。

発電所のおいたち

新辰巳発電所

▼上寺津ダム  ▼新辰巳発電所

上寺津ダム

水路標準

取水口 ヘッドタンク

新辰巳発電所

水圧鉄管延長 ℓ=309.835m

導水路

HWL 174.5m

頂長69m

EL 165m

EL 175.0m

ダム高 19.5m

23.5m

EL91.2m

270.141m52m19.6m

2,230

放水位WL89.8m

ℓ=5,296.769m

3,100~3,400

250~400

上寺津ダム(逆調整池)

HWL 174.5m

WL 166.34m

R=2,600

R=2,600

R=2,600

R=2,600

R=1,500

R=1,500

発電施設の概要

6金沢市の発電事業

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新寺津発電所

発電所のおいたち犀川ダムと上寺津発電所の建設によって昭和40年10月

に廃止された元北陸電力(株)犀川発電所と同位置に建設したもので、この地点では集水面積が小さく、流量変動が大きいので、低流量で効率のよいクロスフロー型水車を採用して建設され、昭和56年3月に着工し、昭和56年12月に運転を開始しました。

▼新寺津発電所

▼水車・発電機

取水堰

水路標準

ヘッドタンク

水圧鉄管延長 ℓ=110.631m

導水路

HWL 235.768m

EL 179.505m

頂長33.54m

WL 235.768m

4.29m

2,727

3,030

R=3,788

R=2,803

R=1,231 R=9

85

1,818

1,818

606

660

1,916

1,805771

2,576

2,576

2,576

2,121 1818303 303

18.422 m1,798.805m

10.46m

放水位WL178.199m

新寺津発電所

放水路27.063m

303

303

606

606

152

152

取水堰WL 233.818m

堰高3.866m

303

発電施設の概要

7 金沢市の発電事業

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新内川発電所

犀川総合開発事業として昭和50年3月に竣工した治水と上水道の多目的ダムである内川ダムの遊休落差と不要放水量を有効に利用し、かつ河川維持流量を確保するため、ダム水路式の発電所及び新内川ダムが建設され、昭和57年6月に着工し、昭和59年12月に運転を開始しました。

発電所のおいたち

▼内川ダム

◀新内川発電所

▼新内川ダム

内川ダム

内川ダム内川貯水池

新内川ダム

水路標準

取水口

サージタンク

新内川発電所新内川ダム放水位WL103.7m

導水路

NWL 229.0m

LWL 200.3m

NWL 229.0m

LWL 200.3m

頂長172m

頂長62.9m

178.940m

HWL107.4m

LWL102.2m

14.669m

EL102.3m

9,273m

28.7m

ダム高

81m

ダム高

18.9m

5.2m

水圧鉄管延長 ℓ=205.482m

水圧鉄管延長 ℓ=205.482mℓ=1,852.107m

76.73m

2,700~2,800

2,700~2,900

250~350

D=2,200

D=2,200

発電施設の概要

8金沢市の発電事業

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新内川第二発電所

発電所のおいたち内川ダムの上流に、通商産業省資源エネルギー庁(当時)の実施する「中小水力システム技術信頼性実証試験」のうち余水路省略・水槽小規模化、流体輸送式トンネル掘削機(TBM)、強化プラスチック複合管(FRP管)の新技術実証試験地点として建設され、昭和62年1月に着工し、昭和63年12月に運転を開始しました。

▼新内川第二発電所

▼水車・発電機

取水堰

取水堰

水路標準

取水口

水圧鉄管延長 ℓ=191.712m(内FRP114m)

導水路

深礎杭

コンクリート吹付

渓流

沈砂池

WL 334.00m

EL 231.1mWL 228.800m

新内川第二発電所放水位

堰高5.5m

7.327m

20.350m

11.050m

ℓ=3,505.480m

2,300

0~153

WL 334.00m

14.085m

28.735m

頂長17.0m

D=2,300~

1,994

D=2,300~

1,994

ヘッドタンクヘッドタンク

発電施設の概要

9 金沢市の発電事業

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発電管理センター

発電管理センターは、犀川水系(犀川と内川)の総合的な運用を行うことを目的に、昭和59年12月に犀川水系発電管理所として建設され、平成13年度に現名称に改称されました。4ダム、5発電所の運転状況等を監視し、各種操作等の制御を行なっています。

発電管理センターでの監視

▼管理室(手動操作卓)

▼管理室(オペレーションコンソール監視)

▼発電管理センター

▼オペレーションコンソール監視操作画面

10金沢市の発電事業

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発電設備一覧

名称 上寺津 新辰巳 新寺津 新内川 新内川第二

位 置 寺津町丙23 上辰巳町6の205 寺津町丙24の5 小原町チ25の4 堂町ツ35の1

最 大 出 力( k W ) 16,200 6,000 430 7,400 3,000

最大使用水量(㎥/s) 12.00 10.00 1.10 8.00 3.70

有 効 落 差( m ) 161.30 73.00 52.70 113.50 100.60

発 電 型 式 ダム水路 水路 水路 ダム水路 水路

主要電気工作物

取 水 ダ ム 犀川ダム 上寺津ダム 内川ダム

導水路(m) 4,163 5,297 1,799 1,852 3,505

水圧管路(m) 249 310 111 205 192

水 車 立軸フランシス8,500kW×2

横軸フランシス6,680kW×1

クロスフロー465kW×1

立軸フランシス7,700kW×1

横軸フランシス3,200kW×1

発 電 機 三相交流同期9,000kVA×2

三相交流同期6,700kVA×1

三相交流誘導442kW×1

三相交流同期8,200kVA×1

三相交流同期3,200kVA×1

主 変 圧 器 屋外油入自冷18,000kVA×1

屋外油入自冷6,700kVA×1

屋外油入自冷8,200kVA×1

屋外油入自冷3,200kVA×1

流 域 面 積( k ㎡ ) 57.8 71.0 63.45 34.45 22.0

発 電 開 始 年 月 日 昭和41.1.29 昭和46.3.30 昭和56.12.28 昭和59.12.26 昭和63.12.23

共同事業負担率(%) 犀川ダム4.3

上水道50.0

内川ダム 新内川ダム0.3   82.0

供給電力量(千kWh) 約70,000/年 約28,000/年 約1,800/年 約27,000/年 約11,000/年

供 給 の 相 手 方 北陸電力(株)

発電設備一覧

11 金沢市の発電事業

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市民の皆様との“ふれあい”金沢市の発電事業は、豊かな自然の恩恵によって成り立っています。自然への感謝の念を忘れないために、また、市民の皆様との“ふれあい”を大切にするために、金沢市企業局では「あゆ」放流などの地域貢献を行っています。

▼「あゆ」放流の様子

▼園児の皆さんとの“ふれあい”

▼説明を受ける園児の皆さん

▼放流される「あゆ」の稚魚

「あゆ」放流金沢市企業局では、自然の恵みに感謝を込めて、犀川・内川

に毎年約3万尾の「あゆ」を放流しています。この「あゆ」の放流は、金沢市の発電事業が昭和59年12月に4箇所目となる新内川発電所の完成により、発電所の合計出力が3万kW(一般家庭の約40,000世帯分)を達成した記念として、昭和60年から継続して行っているものです。また、共に健康ですくすくと成長されることを念じて、近隣の保育園園児の皆さんにも「あゆ」の放流体験(金沢市山川町)をしていただいています。

12金沢市の発電事業

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データで見る発電事業の概要

導水路

西

長坂用水

職員 13名監視 随時監視勤務 宿直体制

発電管理センター

型式 水路最大出力 430kW使用水量 1.1m3/s有効落差 52.7m運転開始 S56年12月

新寺津発電所

型式 水路最大出力 3,000kW使用水量 3.7m3/s有効落差 100.6m運転開始 S63年12月

新内川第二発電所

型式 ダム水路最大出力 16,200kW使用水量 12.0m3/s有効落差 161.3m運転開始 S41年1月

上寺津発電所

堤高 19.5m堤長 69m有効容量 77千m3

上寺津ダム

堤高 72m堤長 160m

有効容量 10,700千m3

犀川ダム

多目的治水、灌漑、上水、発電、河川維持

型式 ダム水路最大出力 7,400kW使用水量 8.0m3/s有効落差 113.5m運転開始 S59年12月

新内川発電所

型式 水路最大出力 6,000kW使用水量 10.0m3/s有効落差 73m運転開始 S46年3月

新辰巳発電所

堤高 81m堤長 172m有効容量 8,100千m3

内川ダム

多目的治水、上水、発電、河川維持

堤高 18.9m堤長 62.9m

有効容量 57千m3

新内川ダム

国土地理院 数値地図25000 (H14.4.1 発行)使用

富山県

石川県

福井県

金沢市

▼金沢市営発電所施設位置図

13 金沢市の発電事業

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▼金沢市における発電事業の歴史

0

5,000

10,000

15,000

20,000

25,000 平成22年度平成23年度

電力量

1月 2月 3月 4月 5月 6月 7月 8月 9月 10月11月12月

平成22年平成23年

1月7,9474,6737月

12,5158,417

2月14,2175,3988月4,9729,603

3月22,59914,6839月

12,59311,010

4月21,61821,38710月7,4334,596

5月18,40622,36511月13,81511,582

6月10,40011,97712月15,75112,506

千kWh

平成22年平成23年

305.0

335.0

325.0

315.0

345.0

355.0

1月 2月 3月 4月 5月 6月 7月 8月 9月 10月 11月 12月

[EL.m] 平成22年度平成23年度

1月 2月 3月 4月 5月 6月 7月 8月 9月 10月 11月 12月190.0

220.0

210.0

200.0

230.0

240.0[EL.m]

平成22年度平成23年度

▼月別受給電力量実績

▼ダム水位運用 犀川ダム

▼ダム水位運用 内川ダム

年代 発電事業の歴史 明治22年 金沢市において電気事業計画を開始 〔森下八左衛門氏(森八の元経営者)〕明治26年 金沢電灯会社設立許可(設立には至らず)明治29年 市営水力発電事業の設置許可明治30年 市は水力発電事業権を金沢電気株式会社 (発起人森下氏等)に譲渡明治33年 犀川上流で辰巳発電所完成(出力240kW) 金沢電気株式会社が発送電を開始明治41年 金沢電気株式会社はガス事業経営のため金沢電気瓦

斯株式会社と改称大正9年 市が電気ガス事業の市営化のため金沢電気瓦斯株式

会社と買収交渉を行い合意大正10年 市議会が電気ガス事業市営化案を可決 市営電気ガス事業開始(金沢市電気局設置)昭和5年 金沢市水道局開設 手取川上流で吉野谷発電所が完工(出力1,000kW)昭和7年 水道局と合併し、金沢市電気水道局と改称昭和17年 配電統制令により金沢市電気水道局解散、 電気部門は北陸配電株式会社石川支店となる昭和32年 市議会で犀川多目的ダム建設調査費を議決昭和36年 上寺津発電所が第31回電源開発調整審議会で新規

着手地点として決定昭和37年 犀川ダム起工式昭和38年 犀川ダム定礎式 上寺津発電所着工昭和39年 上寺津発電所定礎式昭和40年 犀川ダム満水式(満水貯水量1,430万㎥)昭和41年 上寺津発電所営業運転を開始(最大出力16,200kW) 犀川総合開発事業完成式昭和42年 金沢市企業局と改称昭和43年 新辰巳発電所が第48回電源開発調整審議会で新規

着手地点として決定昭和44年 新辰巳発電所着工昭和46年 新辰巳発電所営業運転を開始(最大出力6,000kW)昭和55年 新寺津発電所が第81回電源開発調整審議会で新規

着手地点として決定 新内川発電所が第83回電源開発調整審議会で新規

着手地点として決定昭和56年 新寺津発電所着工 新寺津発電所営業運転を開始(最大出力430kW)昭和57年 新内川発電所、新内川ダム着工昭和58年 新内川発電所、新内川ダム定礎式昭和59年 犀川水系発電管理所設置 新内川発電所営業運転を開始(最大出力7,400kW)昭和60年 新内川発電所、新内川ダム竣工式 新内川第二発電所が第100回電源開発調整審議会で

新規着手地点として決定昭和61年 企業局新庁舎完成昭和62年 新内川第二発電所着工昭和63年 新内川第二発電所定礎式 新内川第二発電所使用前検査仮合格(1,500kW)、 営業運転を開始平成元年 新内川第二発電所使用前検査合格(3,000kW)平成12年 犀川水系発電管理所から発電管理センターに名称変更平成22年 発電管理センター増築

電気のない時代

民間経営の時代

市営発電事業の時代

14金沢市の発電事業

Page 16: 金沢市の発電事業...295,000 原子力 1% 8,272,000 28% 石油火力 886,000 3% 北陸電力 管内 上寺津発電所 74,179 新辰巳発電所 28,226 新寺津発電所

金沢城・石川門

〒920-0031 金沢市広岡3丁目3番30号TEL076-220-2611 FAX076-220-2679http://www2.city.kanazawa.ishikawa.jp/

パワー君