認知症を学び 地域で支えましょう · 2013-01-08 · 認知症の経過と専門家...
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認知症を学び 地域で支えましょう
DVD鑑賞
「認知症を学び 地域で支えよう」
学習の目的
認知症を病気として正しく理解する
認知症高齢者にも
心の葛藤が有ることを理解する
まず、認知症を知る事から
適切な対応を学ぶ
1 認知症とはどういうもの?
変性疾患:脳の神経細胞がゆっくり死んでゆく病気
脳血管性認知症:脳梗塞・脳出血・脳動脈硬化
2 認知症の症状
3 中核症状(1)記憶障害
(2)見当識障害
•見当識障害は、
時間→場所→人物の順に進む。
①時間や季節感の感覚
②場所の見当識
③人間関係の見当識
(3)理解・判断力の障害
① 考えるスピードが遅くなる
② 二つ以上のことを同時並行で処理できない
③ 些細な変化で混乱を起こしやすい
④ 観念的な事柄と、現実的
具体的な事柄が
結びつかない
(4)実行機能障害
• 計画を立て按配する
ことができない
• 保たれている能力を
活用する支援
(5)感情表現の変化
認知症になるとその場の状況が
読めない
4 周辺症状とは?
• 中核症状に本人の性格や環境・人間関係など様々な要因が絡み合って、うつ状態や幻覚・妄想のような精神症状や、徘徊・興奮・暴力などの行動上の問題が起こる場合がある。
元気がなくなり引っ込み思案
自信を失い、すべてが面倒
将来の望みを失ってうつ状態
4.周辺症状とその支援
身の回りのことに支障が起こる
トイレの場所が分からなくなる
衣類の着脱に手間取って汚してしまう
切迫するまで尿意・便意を感じなくなる
尿意・便意を全く感じなくなる
周囲の人が疲弊する精神状態
しまい忘れから、もの盗られ妄想
もの盗られ妄想から、より複雑な妄想へ
周辺症状(2)~ もの盗られ妄想
中核症状: 記憶障害 大事な物をいつもと違う場所に しまい、その場所を忘れる
もの盗られ妄想:「息子が通帳を盗った」 「妻が印鑑を隠した」
自立心が強い性格(自分が忘れるわけはない)
行動障害への理解徘徊
• 行動障害への理解として、「徘徊」の例を考えてみましょう
5 認知症の診断・治療
• 早期発見・早期治療が
大事なわけ
① 治る病気や一時的な症
状の場合がある
② 早い時期に受診するメリット
③ 進行を遅らせる、止めること
ができる場合がある
認知症の治療
アルツハイマー型は薬で進行を遅らせられる
脳血管性認知症は進行を止められる
精神症状には原因や状況に応じた療法を
認知症の経過と専門家
認知症の経過
軽症のうちから専門家との信頼関係を築く
家族へのアドバイス
1.認知症と分かっても騒がない
2.自分の言葉で、日常の変わった事をメモする
3.専門家との相談
専門医・ソーシャルワーカー・ケアマネ
認知症の予防
• 発症のリスクを少なくする
① 発病を予防する
② 進行を予防する
・ 脳の活性化を図る
7 認知症の人と接する時の 心構え①
「本人には自覚が
ない」は大きな間
違 い
「私は忘れて
いない」に隠された悲しみ
7 認知症の人と接する時の 心構え②
心のバリアフリー
かかわる人の心がまえ
介護している家族の気持ちを理解
介護している家族の気持ちを理解
認知症介護とは・・・
認知症を理解します。
1人で介護をがんばらない。つらい時は誰かに相談をしましょう。
みんなで支える介護を!
認知症学習会 修了