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1 NO.111/ 2010.4 月号 カトリック厚木教会 〒243-0014 神奈川県厚木市 旭町 2-7-11 TEL.046-228-4164 FAX.046-228-4150 主のご復活を迎えました ご復活おめでとうございます。復活徹夜祭は暗 闇の中ブランチ神父様の火の祝別、復活のローソ クの祝別(毎年全世界のカトリック教会でキリス トの5つの傷をローソクに打ち込みます。)と点 火。その復活のローソクから火が会衆の持つロー ソクに移され、しだいに明るくなった中で始まり ました。神父様は「主は小さな人々、苦労してい る人々の為に今も受難を続けておられる。」と話 されました。 厚木教会共同体はこの夜6名の方々を新しく お迎えいたしました。受洗された方々に心からお 祝いを申し上げます。 神父様はじめ代父母の皆様のお祈り、お導きに支 えられて、この喜びの時を迎えられた事と思いま す。これからは同じ信仰を持った兄弟、姉妹とし て歩んでまいりましょう。ブランチ神父様の「罪 を退けますか?」の問いかけに私たち会衆も力強 く「はい」と答え、復活されたキリストに従う決 心を宣言いたしました。 翌日の復活祭は天候にも恵まれ約350名の 方々がミサに与かりました。神父様は前夜と同様 に普段教会にいらっしゃれない方達に対して「良 く来て下さいました」と、声を掛けられ、また、 英語を話す方たちに対して、英語でご挨拶をされ ました。「ハッピー イースター!」ミサ後は中 庭で2、3グループの方々、そしてサポートをし て下さる有志の方々の心づくしのお食事を頂き ました。国際部のシチュ-もあり、和やかに歓談 する輪があちらこちらで見られました。復活の卵 は800個用意され、それらは全て皆さんに配ら れました。 復活徹夜祭で受洗される (広報部 竹内) 本来なら、主任司祭 のメッセージが掲載さ れるところですが、諸 事情により原稿を頂け なかったので、急遽復 活祭の記事を掲載しま した。ご容赦下さい。 喜びの受洗者と代父母 (広報部)

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NO.111/ 2010.4 月号

カトリック厚木教会

〒243-0014 神奈川県厚木市 旭町 2-7-11 TEL.046-228-4164 FAX.046-228-4150

主のご復活を迎えました

ご復活おめでとうございます。復活徹夜祭は暗

闇の中ブランチ神父様の火の祝別、復活のローソ

クの祝別(毎年全世界のカトリック教会でキリス

トの5つの傷をローソクに打ち込みます。)と点

火。その復活のローソクから火が会衆の持つロー

ソクに移され、しだいに明るくなった中で始まり

ました。神父様は「主は小さな人々、苦労してい

る人々の為に今も受難を続けておられる。」と話

されました。 厚木教会共同体はこの夜6名の方々を新しく

お迎えいたしました。受洗された方々に心からお

祝いを申し上げます。

神父様はじめ代父母の皆様のお祈り、お導きに支

えられて、この喜びの時を迎えられた事と思いま

す。これからは同じ信仰を持った兄弟、姉妹とし

て歩んでまいりましょう。ブランチ神父様の「罪

を退けますか?」の問いかけに私たち会衆も力強

く「はい」と答え、復活されたキリストに従う決

心を宣言いたしました。 翌日の復活祭は天候にも恵まれ約350名の

方々がミサに与かりました。神父様は前夜と同様

に普段教会にいらっしゃれない方達に対して「良

く来て下さいました」と、声を掛けられ、また、

英語を話す方たちに対して、英語でご挨拶をされ

ました。「ハッピー イースター!」ミサ後は中

庭で2、3グループの方々、そしてサポートをし

て下さる有志の方々の心づくしのお食事を頂き

ました。国際部のシチュ-もあり、和やかに歓談

する輪があちらこちらで見られました。復活の卵

は800個用意され、それらは全て皆さんに配ら

れました。 復活徹夜祭で受洗される (広報部 竹内)

本来なら、主任司祭

のメッセージが掲載さ

れるところですが、諸

事情により原稿を頂け

なかったので、急遽復

活祭の記事を掲載しま

した。ご容赦下さい。 喜びの受洗者と代父母 (広報部)

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2010 年度信徒総会の報告

3月から厚木教会では新年度になりましたが、2

月21日(日)第二ミサ後に2010年度信徒総会が聖

堂にて行われました。総会の概要を以下に報告し

ます。

司会は前半を橋口委員長、後半を成田新委員長

により行われた。

2009年度の活動報告は橋口委員長より総会資

料に従って行われ、次のような重点活動について

報告された。 ①2回の車座会議を開催し信徒間

のつながりを深め、教会への帰属意識を深めた。

②8月9日に行われた横浜教区の平和旬間のつ

どいを第七地区担当で、9つの部会、国際ミサを

企画実行し、司教様からも「内容が良かったので、

もっと沢山の信徒が集まれるようにすべき良い

集会でした」とのお言葉を頂いた。

③11月15日司教様が信徒との

交流の為、厚木教会を来訪され、

七五三の祝福を頂いたあと、司教

様をお迎えしたパーティを開催し、

多くの信者との交わりができた。

④神父様を中心に在籍信徒数の調

査を行い、126名の不明者数が判明

した。

財務委員より2009年度の会計報告がされ、主な

点として、献金収入が減少傾向、支出は従来支出

していなかったものを購入(6ヶ国語ミサ冊子や

聖体奉仕者の式服)。しかし大きな維持管理出費

がなくて黒字になったことが報告された。

次に各部長より部会報告がされ、活動に関わる

要望、反省、感謝、次年度への申し送り事項など

が報告された。この中で特に国際部長が、「教会

は建物だけではなく、人々の集まりであり、生活

を通して愛の実践をしたい。一緒に教会の仕事を

しましょう。」と呼びかけたときに会場から拍手

が起きた。

退任委員の紹介と挨拶があり、前半の部は終わ

り、後半の部の議事に進んだ。

新任役員の紹介に続いて、成田新委員長より

2010年度の主たる活動方針として、①大祝日の前

の黙想会以外に「信徒の養成」のための黙想会、

②第七地区4教会合同で国際ミサと親睦を兼ね

た交わりのイベント、 ③「キリストの愛を実社

会で実践」の体験の分かち合い、 ④教会の諸活

動活発化に向けて一人一役などの方針が示され

た(総会資料一9/11一参照)。そして次のような抱

負が語られた。

“教会のあるべき姿とはなにか。「初代教会の

信徒たちは、他の周りの人たちがうらやむほどに

明るく、希望に燃え、闊達で互いに思いやりのあ

る人たちの共同体でした。」につきるのではない

か。横浜教区司教教書の、①祈る力 ②信仰を伝

える力 ③神の愛を証しする力を育てていきた

い。お客様でなく教会の一員としての自覚をもち、

一人一役を強調したい。そして、

一年間でどのくらい奉仕の時間

が使えるか。共同体の為に使え

る時間を積み立てて行こうでは

ないか。”

2010 年度の予算が財務委員よ

り説明された後、

意見交換が行われ、主な意見は

以下の通り。

①司教教書のなかにある立派な三つの課題を嬉

しく思う。先ほど国際部長がおっしゃったように

教会は建物だけでなく愛を伝えるところ。司祭の

説教とともに、その実践として、家のない人、職

のない人、困っている人達が教会に来て、心をひ

とつにしてイエスを迎えるために「宣教する力」

をつけてほしい。(Yさん)

②広報部の活動について、ことに今年の1月号「あ

つぎ」はたいへんよかった。怪我で入院し、改め

てゆっくり読んで、神父様のお話等たいへん感銘

深かった。一人一役ということで自分に出来るこ

とを考えた。一つは歌うこと。もう一つは広報の

記事を書く手伝いがしたい。そして皆の声をもっ

と広報活動に反映させていきたい。(Kさん)

③新副委員長の抱負として、「今、私はまったく

『からっぽ』の状態です。神様から力をいただき

ながら皆さんとやっていきたいと思います。よろ

しくお願いします。教会とは一生のお付き合いで

す。」(田中さん)

最後にブランチ神父様の挨拶

2年前にこの教会にやってきました。そのとき

から橋口さんには大変苦労をさせました。意見の

ズレがあったこともありますが一生懸命やって

くれてありがとう。ほんとうに感謝します。他の

退任役員の方々にも深く感謝いたします。

典礼や子供達の世話をやって下さった方も大変

でした。なかでも広報部がやっているホームペー

ジ(HP)は役に立っています。この教会のHPを見

て、はじめて教会を訪ねてくれる人もいます。大

事なことは、それを続けることです。

それから財務の東山さん、いつも2階の部屋で

仕事をしていて、たまにしか会いませんでしたが、

隠れた存在として働いて下さってありがとう。他

の皆さんもこれからもよろしくお願いします。

なお、126名の不明者については、名簿の整理、

一人ひとりのデータが記された個人カード、それ

らとファイルトレイとの照合などによって明ら

かになりました。個人カードがあってもすでにこ

の教会にいない場合もありました。

カードー枚一枚は単なるカードではなく、心

のある人間として私に責任があります。不明に

なっているのは淋しい。コミュニティが生きて

いればこのようなことも防げると思います。教

会で見かけなくなった人を訪ねたり、日頃から

連絡し合うことなどが大切です。また、共同体

に新しく入ってきた人を受け入れるためにも、

もっとコミュニティを活かしてほしい。押し付

けではなく、人間同士もっと関わりあいましょ

う。 また、くるま座会議については、昨年の総会で

提案され、はじめて実施されたのが11月になりま

したが、成果あり、と思います。今年1月には第

2回くるま座会議が開かれて活発な意見が出さ

れました。共同体への帰属意識を高め、祈りあう

こと、青少年の育成のために活動しましょう。今

年1月号の「福音宣教」に、「教会が消滅の危機

に直面している」という記事が載っています。筆

者のイエズス会司祭があちこちの教会で黙想会

をしても、年配の信者ばかりで若者がいない、こ

のままでは教会は消滅してしまう、と、将来を心

配しています。しかし私は、教会には若い人達は

いると思います。子供たちまた若い人たちの勉強

会を開いたりして大切に育てたい。

最後に、この教会ではスペイン語、ポルトガル

語、英語のミサがあります。時々は日本人の信者

の皆さんも参加して下さるとよいと思います。き

ょうも午後、英語のミサでは4人の子供の洗礼式

があります。お互い手を組んでやっていきましょ

う。1年間ありがとうございました。

(教会委員会)

3

4

教会委員長 退任に当たり

3 月より教会は 2010 年度に入り、役員、CM 世

話人の交代がありました。 何かお困りのこと、お気づきのことがございま

したら、お気軽にお声掛け下さい。 今年も、ブランチ神父様、役員、コミュニティ

世話人、そして信徒の皆様で手を携え、実りある

一年にしていきたいと思います。 どうぞ宜しく

お願いいたします。

2010 年度役員 (敬称略) 委員長 成田 正一 典礼部長 三上 隆達

副委員長 田中 節子 宣教部長 松永 容明

佐々木紀子 教育部長 熊坂 直美 委員(庶務)

杉崎誠一郎 営繕部長 石川 尚志

委員(コミュニティ) 田中 節子 福祉部長 西山 賢

委員(国際) オバラ・イダ 広報部長 竹内 恵子

委員(財務) 篠塚 脩平

(教会役員会)

2010 年度教会役員会より

2 月 21 日の信徒総会で、2010 年度委員長の成

田さんに引き継ぐことが出来ました。2 年間委員

会活動にご満足できない部分もあったかと思い

ますが、大過なく務めさせて頂いたことにつきま

して、まずは皆様のご理解とご協力にお礼を申し

上げます。 委員長としての活動の内容は、信徒総会で報告

した通りですので、今日は「何故委員長を引き受

けたか」ということをお話したいと思います。 教

会役員を引き受けるのは、誰もが“できれば避け

たい” ことでしょう。 じゃあ何故?という理由

を 2つだけ紹介します。

1 つは、1987 年ころのマネルバ神父様の「財

産に預かった 3人の僕」の説教の影響です。マネ

ルバ神父様は、『このタラントの教えは、土に財

産を埋めた3番目の僕を裁く神様の厳しい面を説

明するのは難しいのです。でも先日絵の展示会に

行った時にこの意味が理解できたように思いま

した。この絵の展示会出品者は、手の不自由な方

でした。絵を描きたいという思いを実現するため

に絵筆を口にくわえて描いた絵だ

ったのです。不自由な身体のハン

ディを越え、人に感動を与えてい

る。これが、神様に与えられた健

常者より少ないタラントを増やし

ていることだと感じたのです。』と

いうものでした。 私は、多くのタ

ラントを持っているわけではあり

ませんが、それでも“hide one's

talents in a napkin” は、良く

ないことだと考えるようになりま

した。

2つ目は、以前厚木教会の信者の

方と話していた時、「何故か仕事や生活の中で“で

きれば避けたいこと”が振りかかる事が多い」と

話したらその方曰く、「それはあなたがキリスト

者だから。イエスの弟子としていろいろなことが

任されていくのですよ。神様がお使いになってい

るのですからもっと忙しくなりますよ。きっと。」

でした。“できれば避けたいこと”は、偶然起こ

っているのではないと思うようになったのが2つ

目の理由です。

5

教会委員長 就任に当たり -いつも仕える者になりたい-

2 年間委員長を任させて頂き、苦労は無かった

とは言いませんが、それ以上に予想通りたくさん

得るものがあったことは事実です。 皆様も、次

回“できれば避けたいこと”に出会ったら、大事

にしてください。

(2009 年度委員長 橋口正人)

厚木教会の信徒の 1215 名の一人ひとりが「あ

るべき姿をめざして活動する」が活動方針になっ

ています。

さて、皆さんはどのように思われますか?“こ

んなことは夢物語”と思いますでしょう。誰がこ

んなこと出来ると思うでしょうか。

先ず「あるべき姿とは」どのようになることなの

でしょうか?

これは、教会の中だけでのことでなく、それぞ

れ個人が生活しているあらゆる場での「あるべき

姿」の追求と実現ではないでしょうか?

信徒会の委員長の役目は何なのでしょう?

個々の信者さんのあらゆる場での「あるべき

姿」の実現に、教会が奉仕する。「祈る力を育て

る」「信仰を伝える力を育てる」「神の愛を証する

力を育てる」を教会の中で具体化して、信徒の養

成の場を提供する。

信徒の司牧責任者であられる主任司祭に仕え、

協力し、信徒の皆さんの声に耳を傾けて、この役

目を果たすことなのではないでしょうか?

教会で行われる、あらゆる活動は神の御旨であ

り、聖霊の導きなくして、成り立たないものです。

厚木教会の 1215 名の信徒が“皆が一つになる”

のキリストの遺言を実現して「あるべき姿」は夢

物語ではなくなる。と信じて“いつも仕える者”

であるように、努めてゆきたいです。

(2010 年度委員長 成田正一)

新成人のお祝い

暖かい晴天に恵まれた“主の洗礼”の祝日、2010

年 1 月 10 日第二ミサ中で朝山神父様の司式で成

人式が行われました。

厚木教会で本年度新成人を迎える方は17名、

そのうち4名(男子3名、女子1名)の方が出席

されました。

神父様は、「“主の洗礼”である水は生命の源で

すが、また“死”をもたらす要因でもあることに

も留意しなければならない。責任ある行動をとら

なければならない。それには神の祝福が肝要であ

る。」ことを強調され、また「両親への感謝、小

教区の支えがなければなりません 」と祝福の言

葉を述べられました。

一方新成人は、責任をもって行動すること、神

を愛する心、そして人を愛する心がもてるような

人になること、教会および社会に対し貢献できる

ような人になるよう励むことを誓いのことばと

して述べられました。

ミサ後、信徒館にて温かいお汁粉が振舞われ、

喜びを分かち合いました。

(広報部 植木)

6

第2回 くるま座会議 参加者からの意見

去る 1 月 31 日(日)第 2 回くるま座会議が

開かれました。参加者は約 60 名。 先ずブランチ神父様から、くるま座会議の目的

のお話(お互いが知り合うことで共同体意識をも

ち、そこから自分の使命に気づくことができる)

があり、次に広報部、財務部の紹介、その後約 10人ずつのグループでの話し合いが行われました。

役員の方々が一人ずつ進行役に入り、自由な課題

で約 1 時間。 話し合いで出た意見や疑問を進行役の方々か

ら伺い、箇条書きにまとめてみましたのでご紹介

します。 〇教会の一員であるとの意識 ・寂しい、よそよそしいと感じることがある。 ・挨拶を習慣化させたい。 ・転入された方の紹介をする場が必要 ・ミサ後、座ってゆっくり話ができる場が欲しい。 〇献金 ・クリスマスやイースター献金の使い道につい

て説明が欲しい。 〇黙想会 ・誰がどのように決めているのか。 ・信者からの要望は出せるのか。 〇コミュニティの電話連絡 ・未信者の家族をもつ家にとっては、電話連絡

が頻繁にあるのは考えもの。 〇祈りの言葉 ・時とともに変化していくことにショック。 ・教会は旅をしている。だから時代に合った

ものをみんなで考えていく必要がある。 〇若い人たち ・日本の若者たちの活動に元気がない。 ・フィリピンの若者たちの元気がいい理由は、

何か。信仰の基盤の違いか。

〇教会活動への参加(委員になることも含めて) ・組織の中に入ることに抵抗がある。 ・参加の仕方がよくわからない。 ・仕事内容等もっとアピールが必要。 ・後任者を育てたり体制作りのためにも、どの

委員も任期を設けるべき。 ・完璧主義な人が多く、無理しがちになる。 ・日曜は家族のために家にいたい(特に未信者

の家族を持つ方)と思う。 ・年齢的なことを考えると積極的になれない。 ・委員をしても、心もとない言葉にめげてしま

い、やらない方がいいと考えてしまう。 ・役員などの選出委員会を作るのはどうか。 〇コミュニティの役割 ・もっとコミュティが主となり活動すべき。 ・葬儀の時、冠婚葬祭係の人たちがあくまでも

補助的役割である方が望ましい。 ・もっと仲間意識をもち葬儀に参加して欲しい。

(神父様から「葬儀参加の際、お香典を持参す

る必要はありません」とのことでした。) 〇憲法 9 条を守る その他多くのご意見、広報経験者の話、未信者

の方の参加などもありました。今後これらが、教

会運営や私たちをより良い方向へと導く礎とな

ることを希望します。みなさんも、次回のくるま

座会議で、もっと多くの方々と分かち合いません

か? (広報部 松本)

7

家庭集会 報告

31 コミュニティ (海老名地区)

2 月 28 日 守田さん宅 参加者 14 人 8畳の和室に神父様を囲み、皆さんと肩を寄せ

合いお集まり頂いたことに感謝申し上げます。 貴重な 2 時間をどう進めるか、準備もしないま

ま成り行きに任せ自己紹介、神父様の包容あるお

話、集まった皆様からの日常なにげなく気になっ

ていることが、Q&A 方式で話し合われました。 ちなみに「人が復活したらどんな姿で現れるの

か?」の皆さんの答えがおもしろかった。 殿方からは「おやじの会」が幅広い活動で親睦

をはかれたら楽しい付き合いができるのではない

か等。 31 コミュニティは、高齢の方も多く、身体の不

自由な方、入院療養中の方、介護にあたっている

方もおいでで、絵手紙などを通して親睦をはかる

事もよいのではないかとのことでした。 参加下さった皆さん、ありがとうございました。 (新世話人 守田文子) 42,50 コミュニティ (相模原、綾瀬地区)

3 月 7 日 蜅沢さん宅 参加者 13 人 1、くるま座会議においてブランチ神父様の考え

ておられる事、教会への認識を深めるために

・神父は、神に仕えるために派遣された。 ・信徒も神父も平等、中心はイエズス様。 ・神父と信徒が協力し合い、温かい雰囲気の うちに、神様との共同体作りをしたい。 2、活気ある共同体を目指しての話し合い ・ミサ後、誰ともお話をしないで帰宅することが 多い。 ・教会に活気が無くなったように感じる。 ・子供たち、学生、青年たちが集まらない。 ・今、若者たちが何かを求めていると思う。 教会で何かできることはないか?

・いろいろな分野で能力のある人たちを中心に サークル活動ができないか。 ・広報は、諸事情で教会に来られない人たちの 大切な情報源。定期的に送ってあげたい。 ・コーヒーサービスコーナーは、ミサ後ちょっと

足を止め、かたわらの人、外国人、誰とでもお

話のはずむ楽しい場。 (旧世話人 鈴木早智子)

*教会に来られる方の人数が少ないため、二つ

のコミュニティ合同で家庭集会をしました。 71 コミュ二ティ (伊勢原東地区)

3 月 14 日 藤田さん宅 参加者6人 当日は黙想会があり、お忙しい中、神父様は時 間をつくってくださいました。 ルカによる福音 15 章、放蕩息子のたとえ話に ついて、皆で分かち合いました。 「兄の気持ちは理解できるけれど、私たちは皆

弟」 「私たちは神様の前で『ゆるし』がないといけな

い」 「許すのは難しい」などの感想が述べられました。 介護したり、介護される中で、お互いをわかり

合えた体験をされたお二人のお話は、とても感動

的でした。 高齢や病気のために教会へ来られない方にも、

お会いすることができました。 出席された方々が

「今日はとてもいい時間を過ごせてよかった。」 と言ってくださいました。 場所を提供してくださった藤田さん、出席して

くださった皆様、車で送迎をしてくださった竹内

さんに、感謝の気持ちでいっぱいでした。 (旧世話人 野崎良子) <二人でも三人でも、私の名において集まる所に

は、わたしもその中にいる(マタイ 18 章)> 家庭集会の意義をあらためて感じました。

(広報部 松本)

四旬節の黙想会が行われました

3 月 14 日(日)第 2ミサ後にカレン神父様によ

る黙想会の講話が行われました。

カレン神父様は、講話の最初に「皆さんに気付

いていただきたいことがあるが、しかし、これを

簡単には理解いただけないかもしれない」と言わ

れました。確かに意味深い講話でした。

また当日のミサの福音書で朗読された放蕩息子

に関わり、父親が息子である放蕩息子の兄に言っ

た「子よ、お前はいつもわたしと一緒にいる。私

のものは全部お前のものだ。だが、お前のあの弟

は死んでいたのに生き返った。いなくなっていた

のに見つかったのだ。祝宴を開いて楽しみ喜ぶの

は当たり前ではないか。」(ルカ 15・31-32)に関

係付けて話しをされました。

以下に講話の概要を記します。

私の青年時代にアイルランドではヒッチハイ

クする習慣があり、道に立って行きたい方向を指

で示して車に同乗させてもらった。賢い人は行き

先を紙に書いて運転手が見えるようにして先に

乗って行った。私の友人がある日運転していたと

き、道に 10 人ぐらい並んでいた。皆行き先を紙

に書いていたが、その中に読めないものがあった。

友人はスピードを緩めて見たら、“ここ以外なら

どこでもいい”と書いてあった。私たちはいつも

無意識の内に“ここ以外ならどこでもいい”と心

の中で思っている。

以前、30 日間の黙想会に参加した。最後の 1週

間(4月末から 5月のはじめ) に近くの公園を散

歩していたら、草がはえていて、花も沢山咲いて

いた。私はいつの間にか新芽や花を踏まないよう

に変な歩き方をしていた。そのとき、私は新芽、

花々、空気などすべてが私のために以前から用意

されていたものだと強く感じた。だから、感謝し

て歩きなさいと思った矢先に、もう一つの風景が

浮かんできた。それは自分が死んだときの風景。

どういう訳か分かりませんが、死んで神様のとこ

ろに行った。そして、神様が出てきて私の手を取

って中に案内して下さった。神様は大きな倉庫の

前まで行って、扉を開けて中のものを指して、天

井までいろんなものが積んであるのを見せてく

れた。

神様は悲しげに私に言うのです。「私があなた

のために用意したものを渡そうとすると、いつも

お前はいなかったので、渡すことができなかっ

た。」

10 年後にインドのアシュラに行ったとき、そ

の意味が分かったのです。神様が用意して下さっ

たものは、今日渡さなければならないのです。明

日までもたないのです。神様が下さるものは、そ

ういうものなのです。私はぼやっとしていたので、

神様が与えようとしても、それを受け取ることを

しなかったのです。今という中に立っていなけれ

ば、神様が与えようとするものを受け取ることが

できない。今を生きることが大切なのです。

例え話:7年間ある駅の前で木箱に 座って通り

がかりの人に「お恵みを下さい」と言っていた乞

食がいた。ある日、ある男が彼の前に来た。乞食

は何かもらえると上を見上げた。その男は「私は

あなたにあげるものは何もありません。ところで、

あなたが座っている箱には何が入っているので

すか?」と訊ねた。ふたを開けたら、宝石や現金

が一杯入っていた。

即ち、乞食は宝物を持っていることを知らなか

った。木箱のふたを開けないでいたから、それに

気付かずに過ごしていた。私たちも宝物を持って

いる。でもふたを開けていないから気付いていな

い。その宝箱を開けたら中には神様が入っている。

8

9

今日の福音書で述べていたように「お前はいつ

も私と一緒にいる。私のものは全部お前のもの

だ。」 残念ながら、神様はそれを私たちに向か

って言っているのではないでしょうか?

「お前はいつも私と一緒にいる」と言える人は幸

せです。

今の世の中を見ると皆必死になって持ってい

ないものを求めて、人を踏み台にしてでも、それ

を手に入れようとする。そういう競争ばかりの世

の中です。皆、今持っているものだけでは満足し

ない。持っていないものを手に入れることができ

たら幸せになると思っている。それを意識してい

ただけたらすべての問題は解決する。

今私の妹の一人が肺がんで重い状態になって

いる。神様、健康に戻してくださいと祈りたい反

面、いずれ死を迎えなければならない。私も年の

せいか、死を常に意識するようになった。死とい

うものを拒絶したい。いつまでも健康で生きたい。

しかし、実際はそうもいかない。その事実を受け

入れるのに私たちは今いただいていることをお

恵みとしていただければ、恵まれていることを意

識するようになる。そうすれば何を与えられても

お恵みとして受け取ることができる。

つらいと思っていたことでも、それを神様から

恵まれていることとして、神様は無条件に私を受

け入れている。神様は一生、私を愛して下さって

いるのだと意識していれば、例え、どんなにつら

いことを宣告されても、それを受け入れることが

できる。でも、そのつらいことを宣告されたとき

だけでなく、毎日の生活の中で起こっていること

について、恵まれていることを意識しなければな

らない。

放蕩息子のように自分のいるところから、離れ

れば幸せになれると思ったが、実際には幸せにな

れなかった。惨めになるだけであった。外に幸せ

を求めれば求めるほど惨めな思いをするだけで

す。我に返って幸せは自分の中にあるのだと気付

いていただきたい。

私たちは今を生きていないことに気付くこと

だ。例えば、ある人がバスに乗ろうとした瞬間に、

手すりをつかんで、そして踏み台を踏んだときに、

私には手がある、足があると感動したということ

です。私たちはそういうことに気付かないが、そ

ういうことに気付くようになることは素晴らし

いことです。私たちは、いつも先へ先へと進もう

とするが、先に進まないと分かると過去を振り返

って、昔の方が良かったと思い返したりする。

少なくとも今日のことを思いだしたときに、「私

は今どこにいるか、何を意識しているか」を自分

に問いかけてください。

皆さんは、岩、木、山、雲、水、石などから何

か教えてもらったことありますか?もし、無いな

らそれだけでも今を生きていない証拠です。私は

インドのアシュラで歩きながら瞑想 を行ったこ

とがある。ある日そのことを行っていたとき、石

畳のところで、ある石を踏んだとき「じっとして

いてもいいんだ。私は何百年も前からじっとして

いる。こうして神を拝んでいる。神を褒め称えて

いる。存在するだけでいいんだ」と石から教えて

もらう自分がいた。何のためにこれらのものがあ

るのでしょうか?これらはすべて神を知らせる

ためにあるのです。

“Earth is crammed with heaven,

and every common bush is on fire with God;

but only he who sees takes off his shoes;

the rest sit around it and pluck

blackberries.”

地上は天のものに満ち溢れている。どんなにつ

まらない柴(しば)でも神に燃えている。それを

見分ける目を持った人しか靴を脱がない。ほかの

者たちはただそのへんに座ってブラックベリを

摘んでいるだけ。

関連

「出エジプト 3:2 そのとき、柴(しば)の間に燃

え上がっている炎の中に主の御使いが現れた。彼

が見ると、見よ、柴は火に燃えているのに、柴は

燃え尽きない。

3:3 モーセは言った。「道をそれて、この不思議

な光景を見届けよう。どうしてあの柴は燃え尽き

ないのだろう。」

3:4 主は、モーセが道をそれて見に来るのを御覧

になった。神は柴の間から声をかけられ、「モー

セよ、モーセよ」と言われた。彼が、「はい」と

答えると、

3:5 神が言われた。「ここに近づいてはならない。

足から履物を脱ぎなさい。あなたの立っている場

所は聖なる土地だから。」

遠いところに 旅立ち幸せを求めたりしないで、

今いるところに「お前はいつも私と一緒にいる。

私のものはすべてあなたのものだ。」そういうと

ころに いましょう。

(HP 委員会 山内)

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1 月 24 日 避難訓練実施

実は避難訓練は法令で年 2 回実施することが定

められています。ところが、2008 年度から日程

が確定せず 2 年が経過してしまいました。ある意

味サボっていたわけですが、防火管理者である私

の都合がつかなかったのが一番の原因です。そん

な懸案だった避難訓練を 2年ぶりに実施しました。 今回訓練を実施した日は「阪神淡路大震災の日

(1 月 17 日)」から一週間後になります。今回は

ミサの参加者 175 名、訓練への参加者 75 名でし

た。 訓練の目的は「ミサの最中に災害が発生した場

合、円滑に聖堂外へ避難・誘導が出来ること」に

なります。実施の詳細は省略しますが、訓練は皆

協力的で混乱もなく終了することができました。

前回の訓練の際、問題として提起された、障害

者・高齢者への対応について、今回このように定

義しました。 「避難する際、周囲にも配慮して、高齢者や障害

者がいた場合、手を差し伸べてサポートをする。」 学校や会社と違い、誘導やフォローできる固定さ

れたメンバーを用意できないのが教会の現状で

す。 有事の際は全員が無事避難出来るよう各々が

周囲に配慮しフォローして頂けますよう、よろし

くお願いいたします。 (防火管理者 石川)

<寄稿> 復活祭に思う

春嵐(はるあらし)神の怒りか 我が身悔ゆ 聖金曜 十字架我も 背負いゆく 復活祭 灯のそれぞれに アレルヤ 足の痛みを杖にたすけられ、聖金曜日、聖土曜

日のミサは祈りが届き、夜の外出を心配する主人

に送られて参加する幸せをいただく。 聖木曜日の春嵐には驚かされる。神の怒りを感

じさせられる。猛ける風に木曜のミサを断念。窓

辺の桜花も、ベランダの丹精の草花も揺れに揺れ

る。家で祈りに祈る。 聖金曜日、主の受難を偲び、朝早く起床、祈り

の日中を過ごし夜のミサに参加。 「わたしの神 わたしの神 どうしてわたしを

見捨てられるのか」 イエスの心の叫びか、その苦しみ、悲しみが胸

に迫る。現在の幸せを思うにつけ只々 感謝と共に、残された人生を主の愛にどう応えて

生きてゆくべきか考えさせられる。 聖土曜日の復活徹夜祭も杖を頼りに6人の受

洗者の喜びのミサに与かる事が出来、洗礼名ルチ

アを頂いた1999年4月4日の胸躍る復活祭

がよみがえる。 ブランチ神父様の深い祈りの内に、一人ひとり

の額に聖水が注がれる場面は印象的で11年前

のあの感動を思いおこした。 兄弟、姉妹となられた6人のご活躍とその成長

を心より祈った。 翌日の復活祭は天候に恵まれ、たくさんの人々

がミサに参列し、皆さんの晴れやかな「おめでと

う」の声がそこここで、交わされおごそかな深い

祈りの中、喜びに満ちあふれた歌声も高らかに、

大勢の陰の力によるパーティも和やかに復活祭

の刻が流れてゆく。 来年の復活祭にも健康で参加出来ることを

日々の祈りの中で願っている。 ( 30CM 柏木喜美恵)

カトリック信者は、多くないのですが、この話

を旧世話人の野崎さんにお話しましたら、「妹が

シスターで毎週長崎のコンベンツァールにオル

ガンの奉仕に行っているので、話しておきます。」

との事でした。

11

2007年8月にブランチ神父様から洗礼を

受けられたインヌマニエル・マリア・ラファエル

岩田愛さん(平塚教会)が3月25日に東京の男

子コンベンツアール修道会に志願者(3ヶ月)と

して入会された事についてご紹介します。 平塚教会に修道志願者がいると言う事を聞き、

彼が作った「祈りの会」に参加しお話を伺いまし

た。岩田さんは40歳。ご両親は仏教徒。幼稚園

から高校までミッションスクールに通っていま

したが、受洗はお父様に反対されて受けていなか

ったそうです。10数年前に、急に教会に行きた

いと言う衝動に駆られ、平塚の南口で自転車に乗

っている人に教会の場所を聞いたところ、なんと

偶然にもその方は平塚教会の信者だったのです。 しばらく、教会に通う内に受洗のチャンスがや

ってきました。一昨年会社からリストラされ、自

分の生きる道を模索している間に、修道生活への

招きを感じ始めたそうです。2009年6月大分

のトラピストへ行きましたが、「ここではない。」

と思ったそうです。 折角大分まで来たのだからと帰りに、聖母の騎

士社に行こうと長崎に寄った時にコンベンツァ

ールのルルドの洞窟で祈っていたら良い臭いが

したので、目を開けると蛇がいたそうです。さら

に、ここまで来たのだからと五島に行き2日間レ

ンタカーで教会巡りをした時にどこの教会かは

覚えていないけれど、マリアがイエスを差し出し

ている聖母子像を見て、はっきりと志願者になる

決心がついたそうです。 2009年8月にコンベンツァールの水浦神

父様が平塚教会にご自分のご家族の追悼ミサに

いらした時に、決心をお話して、紹介状を頂き9

月から12月まで長崎のコンベンツァールの老

人ホームにお手伝いに行きました。 私がお話を伺ったのは、修道会から入会の許可

が届き、準備の最中でした。

ある修道志願者

厚木教会の共同体からも昨年 川島寿人さん

が、函館トラピスト修道会へ入会されました。 (広報部 竹内)

厚木教会ホームページ/ パスワード付ページのお知らせ

以前にも、厚木教会ホームページのパスワード

付ページについて掲載しましたが再度お知らせ

します。このページは、パスワードを入力しない

とアクセスできない仕組みになっています。この

ページには厚木教会に所属する信者向け情報として

コミュニティ世話人名、信徒情報(転入者、転出者、

帰天者)、歴代教会委員長を掲載していますが、今

後、ご要望に応じて他の情報も増やしていく予定

です。どうぞご参照ください。 受洗おめでとうございます

アクセス手順は、先ず厚木教会ホームページの

トップページを表示し、 (URL:

http://www7a.biglobe.ne.jp/~atsugi-ch/) 次の手順でアクセスください。 1.「信徒の方へ」をクリック 2.「信徒の方へ」のメニュー画面の表示後、 「(5)厚木教会資料室(パスワード付)」を

12

クリック 異動情報

3.画面の左上にパスワード入力画面が表示され

るので、所定のパスワードを入力し、OK ボタ

ンをクリック

(2010.1.1~2010.2.28) 敬称略

編集後記

なお、時にはこの画面がホームページ画面の裏

に隠れて表示されることもあるのでご留意下

さい。 4.「厚木教会資料室」のメニュー画面が表示され

る。

5.見たい項目をクリックすると、該当ページ

(PDF 形式)が表示される。なお、PDF 形式の

ファイルを表示するには、事前に「Adobe Reader」がインストールされていることが必要です。 パスワードを忘れた場合、教会事務受付に問い

合わせください。 (HP 委員会 山内)

復活徹夜祭(4 月 3 日)で受洗された方々、

個人情報のため削除

教会事務へのお届出時に掲載を希望されない

方の情報は割愛しています。 個人情報のため削除

111 号をお届けいたします。今号から山内さん

の引退に伴い新しいメンバーで編集作業にあた

りましたと書きたいところですが、結局、山内さ

んに全てを助けて頂きました。

2月5日(金)に「ルドビコ様は12歳」の歌

が厚木教会で初めてミサの中で歌われたそうで

す。初めてと言えば、2月6日(土)には琴、三

味線、フルートのコンサートが聖堂で行われまし

た。今回ご寄稿頂きました全ての皆様と総会、役

員会の議事録を提供してくださいました方に感

謝いたします。 (広報部:竹内、松本、植木)