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写真で伝える「活動の魅力」 北秋田市の朗読ボランティア「あかねグループ」は、目の不 自由な方へ「声の新聞」を25年間にわたり届けています。(平 成24年10月31日現在604号)その功績がたたえられ、今 年度、ボランティア功労者に対する厚生労働大臣表彰を贈呈 されました。地方新聞(3紙)より地域の話題を抜粋した「声の 新聞」は、県内では例のない取り組みということです。 活動のスタートは昭和62年、目の不自由な方へ地域の話 題を提供しようと、地元の主婦4人が自宅で録音をはじめまし た。現在では会員17人となり、地域福祉センターの録音室で 活動しています。作業は大きく分けて2種類あり、朗読して声 を吹き込む録音作業は、毎月15日と月末の2回4人で実施。 吹き込みは4人が1人15分ずつ朗読して60分テープに録音 します。もうひとつは編集作業で、地方新聞(3紙)のニュース 15日分から、地域性や分野といった記事のバランス、同一紙 に片寄りがないか、記事の分量に配慮しながら選び出しま 2012 ボランティア・NPO 活動ニュース 県北版【11月号】 す。録音作業の数日前に2人で行い、“録音”担当者の4人に 割り当てます。担当者は割り当てられた記事を、事前に目を通 し、読み方(特に地域名や人名)などの確認を行います。朗読 の順番によっても役割があるため、作業がすべての会員に役 割が回るように予定表を作成し、輪番で行っています。そのほ か、100号ごとに特集号(各紙の社説やコラム)を録音してい ます。また、年1回は北秋盲人協会のみなさんと交流し、感想 や意見を聞きながらより良いテープ作りを心がけています。 長年にわたり活動を続けられている秘訣について、代表の 伊藤倫子さんは、録音前の緊張感と録音後の満足感・達成 感、テープを心待ちにしている方々の励ましの声、会員同士 が責任を持ちながら楽しく活動していることと話します。 北秋田市の朗読ボランティア 「あかねグループ」(代表/伊藤倫子) 人のつながりが、団体をつなぎ、地域をつなぐ 「白神山地・男鹿半島・湘南藤沢協働チーム」の取り組み 運営のヒント「労務管理」 会計ミニ知識「収益事業について」 「のしろ市民活動まつり」開催 CB・CSR いろは塾「ホルモンで地域をつなぐ」 あなたが主役!地域の協働

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写真で伝える「活動の魅力」

北秋田市の朗読ボランティア「あかねグループ」は、目の不

自由な方へ「声の新聞」を25年間にわたり届けています。(平

成24年10月31日現在604号)その功績がたたえられ、今

年度、ボランティア功労者に対する厚生労働大臣表彰を贈呈

されました。地方新聞(3紙)より地域の話題を抜粋した「声の

新聞」は、県内では例のない取り組みということです。

活動のスタートは昭和62年、目の不自由な方へ地域の話

題を提供しようと、地元の主婦4人が自宅で録音をはじめまし

た。現在では会員17人となり、地域福祉センターの録音室で

活動しています。作業は大きく分けて2種類あり、朗読して声

を吹き込む録音作業は、毎月15日と月末の2回4人で実施。

吹き込みは4人が1人15分ずつ朗読して60分テープに録音

します。もうひとつは編集作業で、地方新聞(3紙)のニュース

15日分から、地域性や分野といった記事のバランス、同一紙

に片寄りがないか、記事の分量に配慮しながら選び出しま

2012 ボランティア・NPO 活動ニュース

県北版【11月号】

す。録音作業の数日前に2人で行い、“録音”担当者の4人に

割り当てます。担当者は割り当てられた記事を、事前に目を通

し、読み方(特に地域名や人名)などの確認を行います。朗読

の順番によっても役割があるため、作業がすべての会員に役

割が回るように予定表を作成し、輪番で行っています。そのほ

か、100号ごとに特集号(各紙の社説やコラム)を録音してい

ます。また、年1回は北秋盲人協会のみなさんと交流し、感想

や意見を聞きながらより良いテープ作りを心がけています。

長年にわたり活動を続けられている秘訣について、代表の

伊藤倫子さんは、録音前の緊張感と録音後の満足感・達成

感、テープを心待ちにしている方々の励ましの声、会員同士

が責任を持ちながら楽しく活動していることと話します。

北秋田市の朗読ボランティア

「あかねグループ」(代表/伊藤倫子)

○人のつながりが、団体をつなぎ、地域をつなぐ

「白神山地・男鹿半島・湘南藤沢協働チーム」の取り組み

○運営のヒント「労務管理」

会計ミニ知識「収益事業について」

○「のしろ市民活動まつり」開催

○CB・CSRいろは塾「ホルモンで地域をつなぐ」

○あなたが主役!地域の協働

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2012 ボランティア・NPO 活動ニュース県北版 んだすな【11月号】2

地域の魅力と課題 世界自然遺産の白神山地の麓にある藤里町は、渓流と里山

が続き、貴重な棚田が残る自然豊かな地域で、山の幸にも恵

まれています。また、国定公園男鹿半島は日本百景選定、日本

ジオパーク認定と風光明美明媚な土地で、海の幸が豊富なほ

か、「なまはげ」は全国に知られています。課題として、藤里町

は高齢化率約40%、男鹿市は藤里町ほどではないものの高

齢化率約34%と、共に世帯規模が小さくなり、高齢化の深まり

のなかで、農村高齢者が多数を占める社会となり、地域経済は

縮小してきています。一方、藤沢市はパナソニックのスマートタ

ウン構想で国内初の環境配慮都市のビジネスモデルと位置づ

けられ、経済的には更に発展する可能性を秘めているものの、

伝統的な商店街や住宅街は元気がなくなってきています。

プロジェクト関連組織 中心となる組織/NPO法人ふじさと元気塾:藤里町を拠点

に、農山村に暮らす住民のニーズ発掘、高齢者が集えるサロン

形成、地域を元気にするための各種フォーラム開催、地域資源

を活用した木工細工の商品化、人口減少・少子高齢化対策とし

て婚活・移住定住事業などに取り組んでいます。

男鹿の焼きそばを広める会:ご当地グルメ「男鹿しょっつる

焼きそば」を通じた「男鹿」のPRを目的とした街おこし団体。

地域を元気にするために活動しています。

関連組織/心といのちを考える会:自殺率の高い秋田県の自

殺予防に、10年以上にわたり取り組んでいます。

秋田白神ガイド協会:白神山地の貴重な自然を守りながら、観

光の案内をしています。

トヨタ財団の2011年度地域社会プログラム助成は「継(つ)ぐ、つくる、つながる―共に拓く地域の未来」をテー

マとして、地域の特性を踏まえつつ、人びとの主体性とつながりを育み、地域の課題の解決に取り組むプロジェクト

を募集したところ、364件の応募があり、15件が採択されました。今回は採択プロジェクト「白神山地・男鹿半島・湘

南藤沢協働チーム」の取り組み(助成期間/2012・13年の2年間 助成総額/400万円)をご紹介します。

白神山地・男鹿半島・湘南藤沢協働チーム <概要>藤沢市から白神山地と男鹿半島にUターンし、地域を元気にする情熱とパワーを持った2人が、世

界自然遺産白神山地と世界ジオパークをめざす男鹿半島の恵み、文化、郷土芸能などを含めて湘南の藤沢

市民に紹介します。山の幸、海の幸ばかりでなく心を豊かにするためにたくさんの人たちと交流をして、心と

いのちを大切にするためにお手伝いをして絆を深めます。お互いに元気になったら、さらに戦略を持って

人々の心をつなぎ、地方と首都圏との連携を深める協働を継続して広めていこうとする取り組みです。

白神山地・男鹿半島・湘南藤沢協働チーム<事業概要とネットワーク>

神奈川県藤沢市

秋田県藤里町・男鹿市

男鹿の焼きそばを広める会

NPO法人ふじさと元気塾

【事務局】 鵠沼海岸商店街振興組合

心といのちを考える会

(心の問題、サロン形成)

秋田白神ガイド協会

(自然環境学習)

農業生産者(農産物)

水産業者(海産物)

保存会等(郷土芸能)

職人(木工品等)

地元企業(特産品等)

住民(マンパワー)

都市商店街支援隊

イベント開催

情報提供

イベント参加

物品購入

ツアー参加、特産品等購入

藤沢市情報発信拠点整備

地域間交流ツアー 都市農村交流サロン

藤里・男鹿のアンテナショップ

人のつながり・絆

地域PR

販路創出

賑わい創出

自治体 自治体

藤沢市住民 地域の魅力(自然・食・文化・人)

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2012 ボランティア・NPO 活動ニュース県北版 んだすな【11月号】3

第4弾「出張アメッコ市、もちっこ市」予定 【日時】2013年1月27日【会場】鵠沼商店街イベントハウス

【内容】物販(あめっこ、バター餅ほか)

2年目の活動予定 1年目を踏まえて、商店街振興組合

との協議を重ね、旬で魅力的な美味しい食材などの委託販売

システムを構築。同時に、商店街のスペースを利用し都市農村

交流サロンを形成します。また、自然の魅力を体感できる“白神

山地と男鹿半島をめぐるモニターツアー”を藤沢市民に提供し

ます。ツアーでは、ブナ林・渓流の散策、釣り、パラグライダー、

磯遊び、素朴な農村風景などを堪能できます。さらに、両地域

の高齢者が交流できる機会をつくり、絆を深めます。

将来の活動予定 3地域の連携関係が構築され、藤沢市

の商店街には藤里・男鹿のアンテナショップを確保し、藤里・男

鹿には藤沢市の情報スペースを整備し、互いに交流関係を継

続していきます。白神山地と男鹿半島をめぐるモニターツアー

を契機とし、藤里・男鹿の近隣市町村と連携したツアープランの

企画ができる協議会を立ち上げて交流を深めます。

プロジェクト実施の手ごたえと今後の抱負 プロジェクトリーダー 藤原弘章氏より

2012年6月から10月までに3回のイベントを行いました

が、今まで白神山地、男鹿半島は知っていても藤里町を知らな

かった人たちに対して認知度が高まったことが大きいでしょう。

藤里町と男鹿市の特産品などを中心に販売していますが、豆

腐、味噌、山菜、ワサビ、クルミ、昔ながらの漬物、男鹿産の

梨、ギバサ(海藻)など素朴なものが消費者の心を捉えている

ことも驚きです。イベント会場で食べることができる、男鹿しょっ

つる焼きそば、きりたんぽ、味噌たんぽ、山菜汁、きのこ汁など

は訪れてくれた人に喜んでもらい、予想以上の手応えです。

男鹿市、藤里町以外にも三種町のジュンサイ、能代市の能代

西高校のネギドレッシング、横手市山内のいぶりがっこ、田沢

湖ビール、秋田県内の地酒なども紹介していますが、評判がい

いです。

特産物の販売だけでなく、もう一つのプロジェクトの柱である

人との交流ですが、第1回目から順調に進んで交流が深まり、

第3弾のイベントの際にはNPO法人ふじさと元気塾と鵠沼海岸

商店街振興組合が災害時の協力に関する協定を結びました。

10月上旬に4組8人が藤里町に3泊4日滞在するツアーが行

われましたが、2013年は藤沢市民を白神山地と男鹿半島に

招くモニターツアーを企画する予定です。秋田県側からも湘南

藤沢市を訪れる人が増えるようにPRして、双方向の交流が深

まるように戦略を練っていきたいです。お互いに Win になること

ができなければ継続できないので、アイデアを出して継続でき

るようにしていきたいと思います。

プロジェクトにより期待される作用・効果 藤里町・男鹿市/農産物や海産物などの新たな流通ルートが

確立し、地域の生産者に働く意欲、生きがいづくりの促進を図

れます。また、地域の郷土芸能や職人技術の魅力を他地域に

広め、地域への誇りを自覚化できます。さらに、都市と農村の

住民相互の暮らしを相対化することができ、悩みを共有できま

す。

藤沢市/衰退化する商店街に、秋田からの新たな地域資源と

人材の投入を図ることができ、街の賑わいづくりに大きな効果

をもたらします。

プロジェクト実施内容 1年目の活動 藤沢市の商店街の再生に向けて、商店

街組合との協議を踏まえて事業を実施しています。藤里・男鹿

の旬の食材等を提供し、賑わいづくりに寄与するものです。ま

た、藤里・男鹿において都市商店街支援隊を組織し、年3回程

度藤沢市に派遣。郷土芸能の披露などのイベントを実施し定着

させていきます。

第1弾「白神山地・男鹿半島の物産フェア」 【日時】2012年6月22日~24日【会場】鵠沼商店街イベントハ

ウス【内容】物販(男鹿しょっつる焼きそば、ワサビ、山菜、豆

腐、味噌、フォゲット燻製、ブラックベリージャムとピューレ、ギ

バサ(海藻)、山菜と豚肉の鍋物、白神山水のかき氷など)

第2弾「夏祭り・夜祭り」 【日時】2012年8月16・17日【会場】鵠沼市民センター駐車場

内【内容】なまはげ登場。物販(男鹿しょっつる焼きそば、味噌焼き

たんぽ、ブラックベリーアイス、ところてん、白神山水、おやきなど)

第3弾「秋穫祭」 【日時】2012年10月27・28日【会場】鵠沼商店街イベントハ

ウス【内容】物販(収穫したばかりの新米のあきたこまち、新米

のきりたんぽ鍋、天然鮎の塩焼き、天然きのこ汁、男鹿しょっつ

る焼きそば、男鹿特産の梨、秋田県産ホップ使用の地ビール、

秋田県の地酒、秋田県横手市山内特産の無添加いぶりがっ

こ、能代西高の生徒主体のNPO法人が創り上げた能代市特産

ネギ使用のネギドレッシング、白神山地の恵みの栗、味噌、山

菜の缶詰など)

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2012 ボランティア・NPO 活動ニュース県北版 んだすな【11月号】4

労労務務管管理理ににつついいてて

人を雇った場合の労働保険・社会保険の加入義務

保険法律名称 NPO法人が加入を義務付けられる場合 問い合わせ・手続機関

労災保険

(労働者災害補償保険)

原則としてアルバイト・パート・正社員問わず

労働者一人から加入が義務付けられています 労働基準監督署

雇用保険 原則として一週間に所定労働時間が20時間以上の

労働者がいる場合は加入義務があります 公共職業安定所

健康保険 労働者一人からNPO法人は強制的に適用されます

(加入が義務付けられます) 社会保険事務所

厚生年金保険 労働者一人からNPO法人は強制的に適用されます

(加入が義務付けられます) 社会保険事務所

務所等の開設届」を提出しなければなりません。

NPO・ボランティアの地域活動の核にあるものは、「ヒト」

です。一番大事な資源である、という認識を持たなければな

りません。NPO・ボランティア活動にかかわる人たちが、共

有する目的に向けて、ともに働く時に、はじめて、大きな成

果が得られるのです。

企業はお金の価値を軸にして動きますが、NPOは社会

的使命(ミッション)を軸にして動きます。無償あるいは有償

ボランティアのように、ミッションに共感した人々の協力を得

ることができるのは大きな強みです。しかし、ミッションを軸

に集まっているため、雇用関係が曖昧で、労務については

ほとんど考えたことがないというケースがよくあります。

スタッフの働き方の問題や雇用のルールを明確にするこ

とは、ミッション達成のために、継続して活動していくこと

や、優秀な人材を確保し、定着させていくための不可欠な要

素です。

労務管理とは、経営者などが、その従業員に対して行う管

理で、労働条件一般・福利厚生・労使関係などを含みます。

労働条件は、賃金や労働時間など雇用に関する条件で、労

働基準法でその最低基準が定められています。福利厚生

は、主として従業員の生活向上を支援することが目的の施

策や制度です。法律で義務づけられた法定福利(社会保険

料の事業主負担など)と企業等が任意で実施する法定外福

利(交通費、社宅、健康診断、育児支援、保養施設など)が

あります。

NPO法人であっても、人を雇ったことによって発生する義務に基本的な違いはありません。 NPO法人を立ち上げて有給の職員を雇用する場合には、

労働保険(労働者災害補償保険と雇用保険)・社会保険(健康

保険と厚生年金保険)に加入する義務が生じます。労働者を

常時10人以上雇用する場合就業規則を作成し、労働基準

監督署に届け出なければなりません。また、新たに有給職

員を置くことになった場合は、所轄の税務署へ「給与支払事

「収益事業」 「特定非営利活動に係る事業」であっても、法人税の課税対象となることがあります。 「特定非営利活動に係る事

業」「その他の事業」という区分は、NPO法に基づく区分であって、法人税法に基づく「収益事業」「非収益事業」という区分とは異なりま

す。したがって、NPO法上は「特定非営利活動に係る事業」であっても、法人税法上は「収益事業」として課税されることがあります。

法人税法上の収益事業とは、次の34種類の事業

を、継続して事業場を設けて営むことをいいます。

この事業には、その収益事業の事業活動の一環と

して、あるいは関連して付随的に行われる行為も

含まれます。

(1)物品販売業 (2)不動産販売業 (3)金銭貸付業 (4)物品貸付業 (5)不動産貸付業 (6)製造業 (7)通信業 (8)運送業 (9)倉庫業 (10)請負

業 (11)印刷業 (12)出版業 (13)写真業 (14)席貸業 (15)旅館業 (16)料理飲食業 (17)周旋業 (18)代理業 (19)仲立業 (20)問屋業

(21)鉱業 (22)土石採取業 (23)浴場業 (24)理容業 (25)美容業 (26)興行業 (27)遊技所業 (28)遊覧所業 (29)医療保健業 (30)技芸・

学力教授業 (31)駐車場業 (32)信用保証業 (33)無体財産権の提供業 (34)労働者派遣業

法人税法上の

収益事業 非収益事業

NPO法上の

特定非営利活動に

係る事業 課税 非課税

その他の事業 課税 非課税

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2012 ボランティア・NPO 活動ニュース県北版 んだすな【11月号】5

のしろ市民活動まつりは、10月6日、7日の2日間、

能代市勤労青少年ホームで開催されました。能代市市

民活動支援センターの登録団体で構成する実行委員会

(大谷美帆子実行委員長)の主催によるもので、今年で

2回目の開催となります。

子どもからお年寄りまで、より多くの市民に活動への

理解を深めていただくために、「樽子山(能代市の文化

施設が建ち並ぶ高台)で文化の秋を楽しみませんか?」

を合言葉に能代市公民館祭、働く婦人の家まつりと同時

開催となっています。

初日のオープニングセレモニーでは大谷実行委員長

が「市民活動というものは、実はたいそうなことではあり

ません。簡単にできることもいっぱいあります。賛同は

できるが、実際に活動するのは難しい場合って、ありま

せんか。そういうときはぜひ、活動内容をまわりに伝え

る拡声器になってください。そして、わかりやすい言葉

に翻訳をしてまわりに伝えてください」とあいさつ。

今年はより臨場感を味わっていただくために、普段

の活動の雰囲気をそのまま会場で体験していただきま

した。

秋晴れの下、多くのご参加をいただきましたが、まつ

りのテーマ「過去を活かし、現在を考え、未来を想い、

行動する。」にあるとおり、地域の歴史的資産を継承し、

次世代の人々に想いを馳せ、いま自分たちにできるこ

とをともに考え、そしてともに汗を流そうという意識を持

つきっかけになれば、このまつりが本当の意味での成

功を収めた、と言えるのではないでしょうか。

■展示部門参加団体=カラーの会、おらほの産科小児

科を守る会、ぐるーぷあばんしぇ、心のキャッチボール

の会、子どもの芸術体験広場実行委員会、吹奏楽団

FUNNY CREW、能代おやこ劇場、のしろ日本語学習

会、母乳育児サークルMilky Hug、NPO法人留守家庭

児童会のしろっこくらぶ

あきたスギッチファンド

東日本大震災避難者応

援ファンド助成事業「わ

いわいひろば秋さがし」

秋田県少子化対策応援フ

ァンド事業「はじめてのお

産べんきょう会デジカメ教

室」

「出張例会~ビデオ鑑

賞・脳トレーニング~」 「蓄音機で昭和の歌を」

「味見してみませんか?

中国・韓国・フィリピンの

料理」

「段ボール箱を活用した堆

肥づくり」

「ほんわかコンサート inファイブラウンジ」

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2012 ボランティア・NPO 活動ニュース県北版 んだすな【11月号】6

が facebook上でやり取りされ、常にリアルタイムな進捗を皆

が共有することで課題の早期発見やそれに対するアイデアの

発想に繋がったようです。

今回は鹿角市の体育の日イベントも同競技場内で開催さ

れており、同じ会場内であることから市の職員とホルモンサミ

ットスタッフが連携・協力し、正に協働の実践となりました。

当日は、想定を遥かに超えた来場者で賑わい、約20の

出店ブースはどこも大盛況。

お昼を待たずして完売となったブースも多数ありました。

会場では長さ10m の「ホルモン1本焼き」やホルモン重さ当

てクイズ、大食い選手権等、多彩な催し物を皆が楽しんでい

ました。

焼きあがった全長10m のホルモンは、鹿角市長も加わって

のテープカットならぬ「ホルモンカット」で盛り上がりました。

「今回の成功と反省を大事にし

て、今後も鹿角市の良さを多くの人に

伝えていきたい」金澤さんの前進はこ

れからもまだまだ続きます。

市民・行政・市内外の企業が一体と

なって地域の未来を見つめ、皆で取り

組むことで大きな目標が達成出来る

ことを広くアピールした一日でした。

10月8日、それまで続いた雨が見事に晴れ渡り、「雲一つ

ない空」という言葉がこの日の為にあるかのような素晴らしい

秋晴れの下、鹿角市総合運動公園で、ホルモンで鹿角市を元

気にするイベント「ホルモンサミット2012」が開催されまし

た。(このイベントは鹿角元気力アップ事業補助金を受けてい

ます。)

鹿角市の若者有志「GET UP PROJECT」の金澤大輔さん

(本業は美容師さんで家庭でも「育メン」真っ最中!)が中心と

なり、鹿角市の魅力を発信する為のイベント開催となりまし

た。

このイベントのメインは、「鹿角市の名物であるホルモン」。

鹿角市にはジンギスカン鍋で焼く独特の食べ方もあり、知る

人ぞ知るホルモンが美味しい地域なのです。

このホルモンの美味しさを広くPRし、鹿角市の観光産業の

一助としようというこのアイデアに加え、秋田県出身のアマチ

ュアバンドによるライブも同時開催となりました。

しかし“GET UP PROJECT”のスタッフではとても人手が足

りません。

そこで金澤さんは facebook で広く呼びかけ、実働スタッフと

応援者併せて168名という強力な布陣となりました。

開催に至るまでの企画打ち合わせや意見交換等その殆ど

県北地区CB・CSR

担当/浅利博樹

「ホルモンで 地域をつなぐ」

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2012 ボランティア・NPO 活動ニュース県北版 んだすな【11月号】7

第8回あきたスギッチファンド助成団体募集 【本ファンド】10万円コース:7団体※書類審査のみ、30万円コース:6団体、50万円コース:1団体※30万円・50

万円コースは書類審査後に審査会(平成25年1月20日)にてプレゼンテーションを実施。

【冠ファンド】東日本大震災「三国こども支援ファンド」10万円コース:3団体、30万円コース:2団体、50万円コース:

1団体 【応募締切】平成24年12月8日(土)

第3回東日本大震災避難者支援応援ファンド 助成団体決定 平成24年10月21日(日)、第3回東日本大震災避難者支援応援ファンド(上限30万円コース)の)審査会が行

われて助成団体が決まりました。(団体名:NPO法人角館総合型地域スポーツクラブ 事業名:東日本大震災

仙北市在住者に交流の場を提供する事業)

【問い合わせ先】NPO法人あきたスギッチファンド TEL.018-839-8941 http://www.akita-kenmin.jp/akita-npo-fund/

・・イイベベンントト情情報報・・

大館ウィンドアンサンブル 第13回定期演奏会 【日時】平成24年11月18日(日)

開演13:30

【会場】大館市民文化会館(大館市桜町)

【内容】1部:クラシック&オリジナルステージ

2部:ポップステージ

【入場料】一般500円(当日600円)小学生

以下 無料

【問い合わせ先】TEL.090-7062-5573(若松)

http://www26.tok2.com/home/owe/owe-top.

html

平成 24 年度秋田県北部男女共同参画センター事業 子どもの生きる力を 引き出すために ~CAP おとなワークショップ 【日時】平成24年12月7日(金)10:00~

12:00、13:30~15:30(午前、午後の内

容は同じです)

【会場】秋田県北部男女共同参画センター

(大館市字馬喰町)

【内容】CAPとは、子どもがあらゆる暴力(虐

待・いじめ・誘拐・性被害)から自分の大切な

こころや体を守るために何ができるかを考え

る、暴力防止プログラム。今回は正しい知識

を持ってもらうための大人向けです。

【参加費】無料(託児あり※事前に申込必要。

無料)

【問い合わせ先】TEL.0186-49-8552

そのほか、写真コンテスト実施、メッセージ

プレート・ご協賛募集中。

【問い合わせ先】大館シャイニングストリー

ト実行委員会(主催)TEL.090-3368-2085

http://oodate.net/syaining/sining-201

2.html

元気な大館・北秋田地域づくり活動顕彰事業 地域活動を実践している団体・個人を募集しています! 【募集対象】大館市・北秋田市・上小阿仁村

の団体(町内会、学校、企業、その他任意

グループなど)又は個人で、地域内で自主

的・主体的な地域活動に継続的に取り組ん

でいること。(平成24年3月31日以前から

活動を開始し、応募日までに複数回行って

いること)例えば、防犯、集落活性化、除雪

ボランティア、賑わいづくり、交通安全など。

【応募締切】平成24年11月16日(金)

※応募方法等は県HP「美の国あきた」内、北

秋田地域振興局のページをご覧ください。

【応募先・問い合わせ】北秋田地域振興局

総務企画部 TEL.0186-62-1251

・・おお知知ららせせ・・

「内閣府NPO法人ポータルサイト」で全国のNPO法人の事業報告書等が閲覧できます! 「内閣府NPO法人ポータルサイト」では、

全国のNPO法人に係る基本的な情報を一

元的に管理し、インターネットにより一般の

方に情報提供しています。(内閣府が各所

轄庁の協力を得て実施しています。)

https://www.npo-homepage.go.jp/sear

ch/index.html

・・募募集集情情報報・・

傾聴ボランティア講座 相手に寄り添い話に共感し、コミュニケー

ション力を身につける講座です。

【日時】平成24年11月17日(土)、12月1

日(土)、8日(土)、15日(土)の全4回

10:00~11:30

【会場】北部男女共同参画センター(大館市

字馬喰町)

【定員】50名(定員になり次第締切)

【主催】大館市

【申込・問い合わせ】秋田県北NPO支援セ

ンター TEL.0186-49-3480

市民公開講座「大館の人」 先人を顕彰する会 創立15周年記念事業「狩野亨吉―人と業績」 【日時】平成24年11月20日(火)

開演14:00

【会場】大館市中央公民館(大館市桜町)

【内容】講師/大館市文化財保護協会 事

務局長 清野宏隆氏

【参加費】無料

【問い合わせ先】TEL.0186-43-0492(先人

を顕彰する会 事務局/伊多波)

第6回シャイニングストリートプロジェクト 【日時】平成24年12月1日(土)~平成25

年1月14日(月)

点灯16:30~25:00(1月は17:00~)

【区間】大館市立総合病院~秋田看護福祉

大学

【内容】地域活性化のため、イルミネーショ

ンを点灯。「グランドフィナーレ冬花火」は1

月14日(月)20:30から田町球場で開催。

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2012 ボランティア・NPO 活動ニュース県北版 んだすな【11月号】8

『んだすな』には、人と人が願いを共感し、協力し

合えたらという想いが込められています。

<編集後記>

どんなことでも継続するって大変なことだな

と感じている矢先、「あかねグループ」の伊

藤さんに出会い、お話しして、25年間続け

られている理由が伝わってきました。

平成24 年11月10 日発行

発行:秋田県企画振興部地域活力創造課

〒010-8570 秋田市山王四丁目1-1

TEL.018-860-1245 FAX.018-860-3873

編集:北部市民活動サポートセンター

〒017-0842 秋田県大館市字馬喰町48-1

TEL.0186-49-8553 FAX.0186-49-8589

http://www.akita-kenmin.jp/north-support-center/

E-mail [email protected]

○北部市民活動サポートセンターは秋田県から委託を受けて特定非営

利活動法人秋田県北NPO支援センターが運営しています。

あなたが主役!地域の協働 ~協働コーディネーター育成事業・県及び市町村職員協働研修事業開催~

秋田県では、人口減少や少子高齢化が進む中で、人々のニ

ーズは、急速に多様化、複雑化、個別化しています。こうした

中、行政サービスだけでは解決できない問題に対して「地域の

課題は,地域の住民自らが決定し,解決する」という意識を高め

ることにより,住民自治活動が活発化するほか,NPO・ボランテ

ィア団体などが担う公益活動が広がってきています。また、企

業・大学による地域貢献活動なども活発化してきています。

このような動きを促進し、社会全体で課題解決に取り組む「協

働社会」の構築に向け、研修が行われました。

研修には、NPO支援組織として人材育成や組織運営強化に

ついて先進的な取組を行っている特定非営利活動法人NPOサ

ポートセンターの吉川理恵子氏、田邊健史氏を迎え、「今、なぜ

協働が求められているか」をテーマに行政職員、NPO関係者を

対象に行われました。

協働は、行政だけでは、対応できない細かな地域ニーズを、

行政に文句を言うのではなく、一緒に考え、共に汗をかき、連

携して解決していくと説明し、行政とNPOの協働について、協

働ステーション中央で行っている行政とNPOのコーディネート

の事例を挙げて協働の手法や形態にについて説明しました。

協働ステーション中央※は、協働をスムーズに進めるため

に、NPOからの事業構築の相談から提案に向けた総合的なサ

ポートを行い、事業提案からNPOと中央区との事業構築のコ

ーディネートを行うことが特徴です。

※協働ステーション中央は、NPOサポートセンターが中央区の委託に

より運営しています。

「NPOと行政の立場を理解する」ワークショップ

NPOと行政の立場を理解し、行政・NPOと協働する上

で、自分達が地域で何ができるのか、そのために必要な視

点を身につけ、研修終了後から行動に活かしてもらおうと自

由にワークショップが行われました。

ワークは、それぞれの立場で、協働する上で気をつけて

いること、こんな役割だったら担う事ができると思う事を挙

げ、NPOと行政がお互いにどのようにしたら、解決できるか

共有し、今後、自分達ができることを持ち帰りました。

1.目的の共有 全ての関係者が何の課題を解決しようと集っているのか、

最初に確認のプロセスを入れる。実施段階中も確認し合う

企画を設定する。

2.顔の見える関係を築く 打合せ、電話対応等、窓口担当を置く

3.こまめな話し合いを持つ 進捗確認、役割分担の再確認

4.お互いの立場を尊重する 価値観の違う者同士が協働するため、主従関係でない。

5.コーディネーターを入れる 当事者同士で合意が難しい場合は、利害関係のない第三

者も交えて設定する事も検討する。

(1)地域性重視

(2)事業目的の共有化

(3)立場の対等性

(4)相互理解・自主性の尊重

(5)公開性・公平性・透明性の確保

中央区の 協働のルール

協働を成功させるために必要な視点