水澤英洋 · 2020. 6. 23. · a100_1.pdf) 1)ギャバロン髄注...
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GB1P00702-0SG2020年3月改訂
監修:国立研究開発法人国立精神・神経医療研究センター 理事長・総長水澤 英洋 先生
食事、入浴は特に制限なく、これまで通り行うことができます。
術後しばらくの間、体を大きくねじる動作を控えれば、適度なリハビリ・運動を継続することができ、日常生活動作がより楽になることが期待できます。
MRI検査はできますが、撮影後の注意が必要なので、事前に担当の先生にご相談ください。
日常使う家電製品は、ポンプに影響を与えることはありません。空港、図書館、デパートなどに設置された盗難防止装置や金属探知機に近付くと、それらの装置が反応してしまうことがあるので、体内にポンプがあることを示す「患者手帳」や「緊急連絡カード」を携帯するようにしてください。
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脳卒中/脳性麻痺/痙性対麻痺/脊髄小脳変性症/脊髄損傷/脳損傷/低酸素脳症/急性脳症/多発性硬化症/脊髄血管障害/脊椎症 等
体にしめつけ感や痛みがある。注:この治療は痙縮以外の原因による痛みには、作用しません。
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脳卒中/脳性麻痺/痙性対麻痺/脊髄小脳変性症/脊髄損傷/脳損傷/低酸素脳症/急性脳症/多発性硬化症/脊髄血管障害/脊椎症 等
体にしめつけ感や痛みがある。注:この治療は痙縮以外の原因による痛みには、作用しません。
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症状がでている部位を動かす神経にボツリヌス毒素というお薬を注射して、その神経の働きを抑えて、周辺の筋肉をやわらかくする治療法です。
固くなっている筋肉をやわらかくするお薬を飲む治療法です。症状が強い場合には、十分な効果が得られないことがあります。
バクロフェン髄注療法は、『ポンプ』をお腹に入れ、『カテーテル』を介してバクロフェンというお薬を常に脊髄の近くのスペースに入れることで、
痙縮の症状をやわらげる治療法です。痙縮をやわらげる治療法には、下記のようなものがあります。
痙縮の症状と関係する神経の一部を切ったり、症状がでている筋肉や腱を切ったり伸ばしたりすることで、ほどよい強さに調整する治療法です。
バクロフェンというお薬を、お薬が働く脊髄の近くのスペースに直接入れて、筋肉をやわらかくする治療法です。症状に応じてお薬の量を調節することで、強い痙縮でもコントロールすることが出来ます。
ボツリヌス療法
バクロフェン髄注療法は、2005年に厚生労働省の承認を受け、現在までに2,400名以上の患者さんに用いられています。2018年には、有効性・安全性が再確認されました1)。
(http://www.pmda.go.jp/drugs_reexam/2018/P20180406001/430574000_21700AMY00174_A100_1.pdf)
1)ギャバロン髄注 0.005%他_第一三共株式会社_再 審査報告書 平成30年2月8日
筋肉
筋肉に収縮を伝える神経
筋肉がやわらかくなります。
皮膚や筋肉からの情報を伝える神経
カテーテルポンプから脊髄の近くのスペースにお薬を入れます。
ポンプ少しずつ、継続的にお薬を出します。
脊髄
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症状がでている部位を動かす神経にボツリヌス毒素というお薬を注射して、その神経の働きを抑えて、周辺の筋肉をやわらかくする治療法です。
固くなっている筋肉をやわらかくするお薬を飲む治療法です。症状が強い場合には、十分な効果が得られないことがあります。
バクロフェン髄注療法は、『ポンプ』をお腹に入れ、『カテーテル』を介してバクロフェンというお薬を常に脊髄の近くのスペースに入れることで、
痙縮の症状をやわらげる治療法です。痙縮をやわらげる治療法には、下記のようなものがあります。
痙縮の症状と関係する神経の一部を切ったり、症状がでている筋肉や腱を切ったり伸ばしたりすることで、ほどよい強さに調整する治療法です。
バクロフェンというお薬を、お薬が働く脊髄の近くのスペースに直接入れて、筋肉をやわらかくする治療法です。症状に応じてお薬の量を調節することで、強い痙縮でもコントロールすることが出来ます。
ボツリヌス療法
バクロフェン髄注療法は、2005年に厚生労働省の承認を受け、現在までに2,400名以上の患者さんに用いられています。2018年には、有効性・安全性が再確認されました1)。
(http://www.pmda.go.jp/drugs_reexam/2018/P20180406001/430574000_21700AMY00174_A100_1.pdf)
1)ギャバロン髄注 0.005%他_第一三共株式会社_再 審査報告書 平成30年2月8日
筋肉
筋肉に収縮を伝える神経
筋肉がやわらかくなります。
皮膚や筋肉からの情報を伝える神経
カテーテルポンプから脊髄の近くのスペースにお薬を入れます。
ポンプ少しずつ、継続的にお薬を出します。
脊髄
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入院期間は1~2週間です。
※1~ 2日間入院して行います。
約5~7年に1回はポンプを交換します。約5~7年でポンプを動かす電池がきれます。電池が切れそうな時期になりましたら、手術により新しいポンプと交換します。
ポンプをお腹の皮膚の下に入れます。ポンプからカテーテルを皮膚の下を通して、背中の脊髄の近くまで届けます。
腰からバクロフェンを脊髄の近くのスペースに注射します。
注射後およそ24時間の間に、症状が改善されるかどうかを確認します。
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入院期間は1~2週間です。
※1~ 2日間入院して行います。
約5~7年に1回はポンプを交換します。約5~7年でポンプを動かす電池がきれます。電池が切れそうな時期になりましたら、手術により新しいポンプと交換します。
ポンプをお腹の皮膚の下に入れます。ポンプからカテーテルを皮膚の下を通して、背中の脊髄の近くまで届けます。
腰からバクロフェンを脊髄の近くのスペースに注射します。
注射後およそ24時間の間に、症状が改善されるかどうかを確認します。
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GB1P00702-0SG2020年3月改訂
監修:国立研究開発法人国立精神・神経医療研究センター 理事長・総長水澤 英洋 先生
食事、入浴は特に制限なく、これまで通り行うことができます。
術後しばらくの間、体を大きくねじる動作を控えれば、適度なリハビリ・運動を継続することができ、日常生活動作がより楽になることが期待できます。
MRI検査はできますが、撮影後の注意が必要なので、事前に担当の先生にご相談ください。
日常使う家電製品は、ポンプに影響を与えることはありません。空港、図書館、デパートなどに設置された盗難防止装置や金属探知機に近付くと、それらの装置が反応してしまうことがあるので、体内にポンプがあることを示す「患者手帳」や「緊急連絡カード」を携帯するようにしてください。
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