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ラウンド・ロビン・プロセス
特徴
プロセス内で行われる個々のタスク(作業)が
順不同で行われたり、スキップする、
あるいは任意回数繰り返す
ようなケースを表現する為の、
プロセス属性です。
一般的なプロセス構造
TASK-1 TASK-3 TASK-2 TASK-4
始点タスク
• プロセス内のタスクには必ず「始点タスク」が存在します。
• 各タスクは次タスクへ連結されています。
• 全てのタスクが終了した時点でプロセスが終了します。
プロセス-A
ランダムな工程を表現すると ...
TASK-1 TASK-3 TASK-2 TASK-4
始点タスク
プロセス-A
• 作業の発生する可能性のある全てのパターンを定義する必要があります。
• タスクの連結情報が複雑となります
• 作業者画面での作業進捗操作が複雑になります。
ラウンド・ロビン・プロセスの構造
• タスク間の連結がありません。
• 終了タスクが存在します(必要です)。
• 始点タスクは無くても構いません。
• 着手したい作業をタスク・リストから選択します。
• 終了タスクが選択されるまで、何度でも作業を実施できます。
プロセス-A
段取り
加工
保守-1
保守-2
終了タスク
ラウンド・ロビン・プロセスの適用 トップ・レベルのプロセス
生産管理タスク 検査タスク 製造タスク 納品タスク
始点タスク
製造プロセス
段取り
加工
保守-1
保守-2
終了タスク
ドリル・ダウンの実施
担当チーム
担当チーム
担当チーム
担当チーム
担当チーム
プロセスの設定 ラウンド・ロビン・プロセス
プロセスを作成する
• 既存のプロセス内の任意のタスクを「ドリル・ダウン」し、その子プロセスを「ラウンド・ロビンプロセスとする」。
• 新たに作成するプロセスを「ラウンド・ロビン・プロセス」とする。
プロセスの作成
「YES」を選択(作成後でも変更可能)
発生する作業名を記述 ラウンド・ロビン・プロセスの作成は、新規プロセスの作成とタスクのドリル・ダウン時に行えます。
また既存のプロセスの設定画面で、「ラウンド・ロビン」を「YES」とすることで、ラウンド・ロビン・プロセス化することが出来ます。
ラウンド・ロビン・プロセスの設定
• 担当チーム設定が必要です。
• 始点タスクが不要であれば、始点タスクの設定を解除して下さい。
• 次に、ターミネーター・タスクの設定を行います。
ターミネーター・タスクの設定
「編集」画面で選択したタスクの 「ターミネーター」属性を「YES」とする
• ラウンド・ロビン。プロセスには必ず「ターミネーター・タスク」が必要です(プロセスを終了することが出来なくなります)。
• プロセスに関連した作業が全て終了した時点で、ターミネーター・タスクを選択することで、プロセスを完了することが出来ます。
ラウンド・ロビン・プロセスの完成
ターミネーター・タスク
担当チーム設定
ドリル・ダウン以外の ラウンド・ロビン・プロセスでは、 連結オーダーが必要です。
担当者端末での表示 ラウンド・ロビン・プロセス
マイ・タスク画面
担当タスクの一覧
「段取り」を開始
タスクを開始
プロセス内の他のタスクを起動
担当者であれば、ラウンド・ロビン・プロセス内のタスクを何度でも、また同時に複数のタスクに着手することが可能です。
ラウンド・ロビン・プロセスの終了
「ターミネーター・タスク」の 「完了」ボタンを押す
着手中のタスクがないことを確認
• ターミネーター・タスクを選択することで、プロセスが完了します。
• プロセス内で現在着手中のタスクが無いことを確認した上で、ターミネーター・タスクを選択すると安全です。
• もし仮にアクティブなタスクが存在していても、ターミネーター・タスクを選択することで、プロセスは完了します。
ラウンド・ロビン・プロセス