Transcript
Page 1: 令和 年度 小 中学校における国際理解・外国語教育について€¦ · 国際理解教育の全体構想=全教育活動を通じての国際理解教育 指

令和2年度 小,中学校における国際理解・外国語教育について

中頭教育事務所

小・中学校においては,小学校段階からの国際理解教育の充実を図り,コミュニケーションの手段としての外国語(英語)に慣れ親しませ,外国語(英語)を用いて,コミュニケーションを図る楽しさを体験させるなど,中学校外国語(英語)教育との円滑な接続と学びの連続性を踏まえたコミュニケーションを図る資質・能力を育成していく。【改訂版 学校教育における指導の努力点より】

国・県の動向等

☆第15期中教審答申

「21世紀を展望したわが国

の教育のあり方について~

国際化対応教育留意点~」

☆「英語が使える日本人」育成

のための行動計画

☆国際共通語としての英語力向

上のための5つの提言と具体

的施策

☆「英語立県沖縄」による小中

高連携した英語教育の推進

☆グローバル化に対応した英語

教育改革実施計画(国)

☆学力向上推進プロジェクトⅡ

最多・最大の最高を追求する中頭教育の創造

現 状

○英検3級以上の英語力を有す

る生徒の割合 中学3年生=30%(目標50%) ○生徒の英語による言語活動時

間(実施率50%以上)

中1=75%,中2=74%

中3=68% ○英語教員の授業内での英語使

用状況(使用率50%以上)

中1=62%,中2=56%

中3=66% ○管内日本語通級教室数 小学校=12校,中学校=1校

【 重 点 事 項 】 「わったーわらびの学力保障と成長保障」

取 組 事 項

(1)学校の教育活動全体を通じての国際理解教育の推進

(2)小学校における外国語活動と外国語科の充実

(3)中学校の外国語(英語)教育の充実

(4)帰国・外国人児童生徒教育の充実

国際社会に対応できるコミュニケーションを図る資質・能力の育成

国際理解教育の全体構想=全教育活動を通じての国際理解教育

指 導 の 視 点

平 和 人 権 異文化理解 自国文化理解 表 現 力 仲よくなれる

広い心を持ち平和的に問題を

解決しようとする

他人を思いやる

他人の痛みがわかり

気持ちが理解できる

違いがわかる

自国と諸外国の違いに気

づき尊重できる

自国がわかる

自国文化や伝統などに理解

を深め誇りに思える

コミュニケーション

外国語を手段として自

己表現ができる

努 力 事 項

(1)教育活動全体を通じた 国際理解教育の推進

(2)小学校における 外国語活動と外国語科の充実

(3)中学校における 外国語教育の充実

(4)帰国・外国人 児童生徒教育の充実

①異なる考えや意見を受け入れ たり相手を思いやる心の育成 ②各教科等の目標や内容との関 連を踏まえた全体計画の作成 と見直し ③特別活動や総合的な学習の時 間において、地域の外国人と の活用及び米人学校、JICA沖 縄国際センターによる国際理 解事業等の活用や交流を通し て自国や外国の文化に対する 理解を深め、異なる文化を持 つ人々と協調して生きていく 態度を育成 ④地域の特性を生かした体験的 な活動を伴う学習活動の工夫 ⑤教科・領域におけるALT等の効果的な活用

①学習指導要領や地域、学校、児童の実態を踏まえた授業の実践

②小学校段階にふさわしい音声中心の体験的な活動の充実

③担任中心の指導ができるように指導方法の研究や教材作成等に係る校内研修の充実

④ICTを活用した小学校外国語活動講座による授業力の向上

⑤「めあて」と正対した「まとめ振り返り」の充実

⑥スキルアップ研修を通した英語指

導力の向上

⑦FTの活用と授業づくりの共有化

⑧新教科書の活用による指導の充実

⑨教科化への円滑な実施

①小学校外国語活動との接続とい

う観点からの指導の見直し

②ALT活用による音声を重視し

た指導方法の工夫・改善による

コミュニケーション能力の育成 ③検定試験などの目標設定による

学習意欲向上の工夫(英検3級

取得率の向上) ④Can-Doリストの活用 ⑤教科としての共通実践

(「Today’s1文」の実践等) ⑥教師の英語による発話の充実

⑦英語教員の英語力向上 (TOEIC講習) ⑧授業改善リーダーによる授業作り

の共有化 ⑨授業力アップ研究会を通した英

語指導力の向上

⑩即興で話せる力の育成

①帰国・外国人児童生徒一人一 人の実態の的確な把握

②帰国・外国人児童生徒が自信 や誇りを持ち学校生活におい て自己実現が図れるための、 組織的な支援・相談体制の整 備

③個々の帰国・外国人児童生徒 が特性を生かし、相互に啓発 し合う環境をつくる

④発達段階や生活背景などの実 態に応じた効果的な日本語指 導の工夫

⑤帰国・外国人児童生徒の生活 背景、発達段階に応じた効果 的な日本語指導や教科指導に 関するカリキュラム編成

◇◇◇小学校外国語活動・外国語科・中学校外国語科育の目標と留意点◇◇◇

小学校3・4学年 小学校5・6学年 中学校1・2・3学年 ◇コミュニケーションを図る素地

となる資質・能力を育成する。

◇コミュニケーションを図る基礎

となる資質・能力を育成する。

◇簡単な情報や考えなどを理解したり表現したり伝え合ったりするコミュニケーションを図る資質・能力を育成する。

◎相手に配慮しながら主体的に外国語を用いてコ

ミュニケーションを図ろうとする態度を養う。

◎他者に配慮しながら主体的に外国語を用いてコ

ミュニケーションを図ろうとする態度を養う。

◎聞き手, 読み手, 話し手, 書き手に配慮しながら主体的に外国

語を用いてコミュニケーションを図ろうとする態度を養う。

英語に慣れ親しむ 英語を使う 基本的な技能を身に付

ける 実際のコミュニケーションにおいて活用できる技能を

身に付ける

自校のめざす子ども像 意 図 的

◇明確な目的・目標を持つ

◇教師の共通理解

◇子ども像への思い

計 画 的

◇子ども理解

◇見通しを持った子ども

像へのアプローチ

保護者の願い

目標と取組事項

◇国際理解教育の全体構想計画

◇目標達成の取組事項の共有化

教科との関連

◇他教科・領域との関連

◇関連項目の重点化と焦点化

・観点 ・場面 ・学習活動

教師の願い 子どもの実態 地域の実態

環境

【 重 点 目 標 】

Top Related