Download - 2 n2 06:ロボット介護機器のための本質安全設計支援ツールの開発 本間敬子(産総研)
ロボット介護機器のためのロボット介護機器のための本質安全設計支援 開発本質安全設計支援 開発本質安全設計支援ツールの開発本質安全設計支援ツールの開発
産業技術総合研究所産業技術総合研究所本間本間 敬子敬子松本松本 治治松本松本 治治
11
研究の背景研究の背景
22
ロボット介護機器開発のロボット介護機器開発のVV字モデル字モデルロボット介護機器開発のロボット介護機器開発のVV字モデル字モデル
33
ボ 介護機器 安全( )ボ 介護機器 安全( )ロボット介護機器の安全(1)ロボット介護機器の安全(1)
機械安全、電気安全、機能安全、臨床安全機械安全、電気安全、機能安全、臨床安全等を実現するように設計・製造する必要があ等を実現するように設計・製造する必要があるるるる
開発プロセスの中で、これらの観点から評開発プロセスの中で、これらの観点から評価 検証を行っていく必要がある価 検証を行っていく必要がある価・検証を行っていく必要がある価・検証を行っていく必要がある
機械安全は基盤的な安全のひとつ機械安全は基盤的な安全のひとつ
44ISO 12100:2010
ボ 介護機器 安全( )ボ 介護機器 安全( )ロボット介護機器の安全(2)ロボット介護機器の安全(2)
機械安全機械安全
リスクアセスメントリスクアセスメント 機械類の制限の決定機械類の制限の決定
危険源の同定危険源の同定 危険源の同定危険源の同定
リスク見積もりリスク見積もり
リスク評価リスク評価 リスク評価リスク評価
反復的反復的33ステップ法によステップ法によるリスク低減るリスク低減 本質安全設計本質安全設計
安全防護安全防護
情情 使用上の情報使用上の情報
55
リスク低減プロセス(ISO 12100:2010)
本質安全設計支援ツール本質安全設計支援ツールプ ププ ププロトタイプの紹介プロトタイプの紹介
66
本質安全設計支援ツール開発の本質安全設計支援ツール開発の本質安全設計支援ツ ル開発の本質安全設計支援ツ ル開発の目的目的
市販の支援ツール(市販の支援ツール(ddesignsafeesignsafe, Safe expert, Safe expertなど)など)
リスクアセスメント、文書化などの作業が対象リスクアセスメント、文書化などの作業が対象リスクアセスメント、文書化などの作業が対象リスクアセスメント、文書化などの作業が対象
有償有償
特にロボ ト介護機器の開発を対象として特にロボ ト介護機器の開発を対象として 特にロボット介護機器の開発を対象として、特にロボット介護機器の開発を対象として、本質安全設計の助けになるツールの開発を本質安全設計の助けになるツールの開発を目的とする目的とする
今回はプロトタイプを作成今回はプロトタイプを作成 今回はプロトタイプを作成今回はプロトタイプを作成
77
ロボット介護機器と一般的な機械ロボット介護機器と一般的な機械
機械安全実現の手順は同じ機械安全実現の手順は同じ
リスクアセスメントにおいて考慮すべき事項があリスクアセスメントにおいて考慮すべき事項があ リスクアセスメントにおいて考慮すべき事項があリスクアセスメントにおいて考慮すべき事項があるる
ユーザは機器に習熟しているわけではないユーザは機器に習熟しているわけではないユ ザは機器に習熟しているわけではないユ ザは機器に習熟しているわけではない
ユーザは若年健常者に限定されないユーザは若年健常者に限定されない 操作者としての特性操作者としての特性 操作者としての特性操作者としての特性
危害のひどさ、回避可能性など危害のひどさ、回避可能性など
88
本質安全設計支援ツールプロトタイプ本質安全設計支援ツールプロトタイプ本質安全設計支援ツ ルプロトタイプ本質安全設計支援ツ ルプロトタイプの概要(1)の概要(1)
対象対象
平成平成2424年度に制定された「ロボット技術の介護利年度に制定された「ロボット技術の介護利用における重点分野」に特定されている用における重点分野」に特定されている55分野分野
99
重点分野(重点分野( 年度制定)年度制定)重点分野(重点分野(H24H24年度制定)年度制定)
移乗支援(装着型)移乗支援(装着型)
ロボット技術を用いて介ロボット技術を用いて介助者のパワーアシストを助者のパワーアシストを行う装着型の機器行う装着型の機器行う装着型の機器行う装着型の機器
移乗支援(非装着型)移乗支援(非装着型)
ボ 技術を 介ボ 技術を 介 ロボット技術を用いて介ロボット技術を用いて介助者による抱え上げ動助者による抱え上げ動作のパワーアシストを行作のパワーアシストを行作のパワーアシストを行作のパワーアシストを行う非装着型の機器う非装着型の機器
1010
重点分野(重点分野( 年度制定)年度制定)重点分野(重点分野(H24H24年度制定)年度制定)
屋外移動支援屋外移動支援
高齢者等の外出をサ高齢者等の外出をサポートし、荷物等を安全ポートし、荷物等を安全に運搬できるロボット技に運搬できるロボット技に運搬できるロボット技に運搬できるロボット技術を用いた歩行支援機術を用いた歩行支援機器器器器
排泄支援排泄支援
排泄物の処理にロボット排泄物の処理にロボット 排泄物の処理にロボット排泄物の処理にロボット技術を用いた設置位置技術を用いた設置位置の調整可能なトイレの調整可能なトイレ調 能調 能
1111
重点分野(重点分野( 年度制定)年度制定)重点分野(重点分野(H24H24年度制定)年度制定)
介護施設見守り介護施設見守り
介護施設において使用介護施設において使用する、センサーや外部する、センサーや外部通信機能を備えたロ通信機能を備えたロ通信機能を備えたロ通信機能を備えたロボット技術を用いた機器ボット技術を用いた機器のプラットフォームのプラットフォームのプラットフォ ムのプラットフォ ム
1212
本質安全設計支援ツールプロトタ本質安全設計支援ツールプロトタ本質安全設計支援ツ ルプロトタ本質安全設計支援ツ ルプロトタイプの概要(2)イプの概要(2)
各重点分野における機器に関するデータ各重点分野における機器に関するデータ
20142014年年11月時点で介護ロボットポータルサイトに月時点で介護ロボットポータルサイトに掲載されていた、開発補助事業者公開情報に基掲載されていた、開発補助事業者公開情報に基載載づくづく
1313
介護ロボットポータルサイトhttp://robotcare.jp/
本質安全設計支援ツールプロトタイプ本質安全設計支援ツールプロトタイプ本質安全設計支援ツ ルプロトタイプ本質安全設計支援ツ ルプロトタイプの概要(3)の概要(3)
危険源の種類危険源の種類
JIS B 9702:2000JIS B 9702:2000附属書附属書AAに示されている項目に示されている項目
機械的危険源 放射から生じる危険源機械的危険源 放射から生じる危険源
電気的危険源 材料及び物質から起こる危険源
熱的危険源 人間工学原則の無視から起こる危険源
騒音から起こる危険源 危険源の組み合わせ
注)注)JIS B 9702:2000JIS B 9702:2000ははJIS B 9700:2013JIS B 9700:2013の制定に伴の制定に伴
騒音から起 る危険源 危険源の組み合わせ
振動から起こる危険源 ・・・
い廃止い廃止
1414
本質安全設計支援ツールプロトタ本質安全設計支援ツールプロトタ本質安全設計支援ツ ルプロトタ本質安全設計支援ツ ルプロトタイプの概要(4)イプの概要(4)
ツールの構成ツールの構成(Excel(Excel VBAVBAで記述)で記述)
ツール本体ツール本体 危険源の選択・記録危険源の選択・記録
本質安全設計方策の選択 記録本質安全設計方策の選択 記録 本質安全設計方策の選択・記録本質安全設計方策の選択・記録
データ部データ部 項目の選択肢データ項目の選択肢データ 項目の選択肢データ項目の選択肢データ
危険源の分類/種類データ(危険源の分類/種類データ(JIS B 9702:2000JIS B 9702:2000に基づく)に基づく)
選択された項目と本質安全設計方策との紐付け選択された項目と本質安全設計方策との紐付け
採用した方策の記録採用した方策の記録
ツールを用いて実施した操作の記録ツールを用いて実施した操作の記録
1515
本質安全設計支援ツールプロトタ本質安全設計支援ツールプロトタ本質安全設計支援ツ ルプロトタ本質安全設計支援ツ ルプロトタイプの概要(5)イプの概要(5)
選択項目選択項目
重点分野重点分野
人人 人人
状況状況
部位部位 部位部位
危険源危険源
本質安全設計方策本質安全設計方策
1616
本質安全設計支援ツールプロトタ本質安全設計支援ツールプロトタ本質安全設計支援ツ ルプロトタ本質安全設計支援ツ ルプロトタイプの動作イプの動作
1717
本質安全設計支援ツールプロトタ本質安全設計支援ツールプロトタ本質安全設計支援ツ ルプロトタ本質安全設計支援ツ ルプロトタイプの動作イプの動作
初期画面
1818
本質安全設計支援ツールプロトタ本質安全設計支援ツールプロトタ本質安全設計支援ツ ルプロトタ本質安全設計支援ツ ルプロトタイプの動作イプの動作
重点分野の特定
1919
本質安全設計支援ツールプロトタ本質安全設計支援ツールプロトタ本質安全設計支援ツ ルプロトタ本質安全設計支援ツ ルプロトタイプの動作イプの動作
2020
本質安全設計支援ツールプロトタ本質安全設計支援ツールプロトタ本質安全設計支援ツ ルプロトタ本質安全設計支援ツ ルプロトタイプの動作イプの動作
人の特定
2121
本質安全設計支援ツールプロトタ本質安全設計支援ツールプロトタ本質安全設計支援ツ ルプロトタ本質安全設計支援ツ ルプロトタイプの動作イプの動作
場面の特定
2222
本質安全設計支援ツールプロトタ本質安全設計支援ツールプロトタ本質安全設計支援ツ ルプロトタ本質安全設計支援ツ ルプロトタイプの動作イプの動作
機器の部位の特定
2323
本質安全設計支援ツールプロトタ本質安全設計支援ツールプロトタ本質安全設計支援ツ ルプロトタ本質安全設計支援ツ ルプロトタイプの動作イプの動作
危険源の分類の選択
2424
本質安全設計支援ツールプロトタ本質安全設計支援ツールプロトタ本質安全設計支援ツ ルプロトタ本質安全設計支援ツ ルプロトタイプの動作イプの動作
危険源の種類の選択
2525
本質安全設計支援ツールプロトタ本質安全設計支援ツールプロトタ本質安全設計支援ツ ルプロトタ本質安全設計支援ツ ルプロトタイプの動作イプの動作
危険源の特定
2626
本質安全設計支援ツールプロトタ本質安全設計支援ツールプロトタ本質安全設計支援ツ ルプロトタ本質安全設計支援ツ ルプロトタイプの動作イプの動作
本質安全設計方策の選択
2727
本質安全設計支援ツールプロトタ本質安全設計支援ツールプロトタ本質安全設計支援ツ ルプロトタ本質安全設計支援ツ ルプロトタイプの動作イプの動作
記録者の入力
2828
本質安全設計支援ツールプロトタ本質安全設計支援ツールプロトタ本質安全設計支援ツ ルプロトタ本質安全設計支援ツ ルプロトタイプの動作イプの動作
記録内容の入力
2929
本質安全設計支援ツールプロトタ本質安全設計支援ツールプロトタ本質安全設計支援ツ ルプロトタ本質安全設計支援ツ ルプロトタイプの動作イプの動作
登録
3030
本質安全設計支援ツールプロトタ本質安全設計支援ツールプロトタ本質安全設計支援ツ ルプロトタ本質安全設計支援ツ ルプロトタイプの動作イプの動作
3131
まとめまとめ
3232
まとめまとめまとめまとめ
ロボット介護機器の本質安全設計を支援するロボット介護機器の本質安全設計を支援するツールのプロトタイプを作成したツールのプロトタイプを作成したツ ルのプロトタイプを作成した。ツ ルのプロトタイプを作成した。
今後引き続きツールの改良、データの更新、今後引き続きツールの改良、データの更新、新規重点分野への対応等を行って新規重点分野への対応等を行っていく。いく。
3333