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D-Bass Amplifier DB-500 取扱説明書 このたびは、ローランド・ベース・アンプ DB-500 をお買いあげいただき、まことにあ りがとうございます。 この機器を正しくお使いいただくために、ご使用前に「安全上のご注意」(P.2~ 3)と 「使用上のご注意」(P.4)をよくお読みください。また、この機器の優れた機能を十分ご 理解いただくためにも、取扱説明書をよくお読みください。取扱説明書は 必要なときに すぐに見ることができるよう、手元に置いてください。 目次 安全上のご注意 .................................................... 2 使用上のご注意 .................................................... 4 はじめに............................................................... 5 主な特長.................................................................................................. 5 お使いになる前に ................................................................................. 5 各部の名称と働き ................................................ 6 フロント・パネル ................................................................................. 6 リア・パネル ......................................................................................... 7 接続のしかた........................................................ 9 電源を入れる/切る ............................................................................. 9 メモリー機能について ....................................... 10 メモリーを呼び出す .......................................................................... 10 メモリーの設定を変更する(エディット) ................................... 10 つまみの設定をメモリーに記憶する(ライト) .......................... 10 資料 .................................................................... 11 ブロック図........................................................................................... 11 工場出荷時の設定 .............................................................................. 11 工場出荷時の設定に戻す.................................................................. 11 セッティング例 .................................................................................. 12 主な仕様............................................................................................... 14 ● 取扱説明書の英語版(有料)をご希望の方は、販売店にお問い合わせください。 If you should require an English Owner’s Manual (at a modest fee), please contact an authorized Roland distributor. © 1999 ローランド  本書の一部、もしくは全部を無断で複写・転載することを禁じます。

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Page 1: DB-500 j - Roland Corporationlib.roland.co.jp/support/jp/manuals/res/1810637/DB-500_j...D-Bass Amplifier DB-500 取扱説明書 このたびは、ローランド・ベース・アンプDB-500をお買いあげいただき、まことにあ

D-Bass Amplifier

DB-500取扱説明書

このたびは、ローランド・ベース・アンプ DB-500 をお買いあげいただき、まことにあ

りがとうございます。

この機器を正しくお使いいただくために、ご使用前に「安全上のご注意」(P.2~ 3)と

「使用上のご注意」(P.4)をよくお読みください。また、この機器の優れた機能を十分ご

理解いただくためにも、取扱説明書をよくお読みください。取扱説明書は必要なときに

すぐに見ることができるよう、手元に置いてください。

目次

安全上のご注意....................................................2

使用上のご注意....................................................4

はじめに............................................................... 5主な特長..................................................................................................5お使いになる前に.................................................................................5

各部の名称と働き ................................................6フロント・パネル.................................................................................6リア・パネル .........................................................................................7

接続のしかた........................................................9電源を入れる/切る.............................................................................9

メモリー機能について ....................................... 10メモリーを呼び出す.......................................................................... 10メモリーの設定を変更する(エディット)................................... 10つまみの設定をメモリーに記憶する(ライト).......................... 10

資料.................................................................... 11ブロック図........................................................................................... 11工場出荷時の設定.............................................................................. 11工場出荷時の設定に戻す.................................................................. 11セッティング例 .................................................................................. 12主な仕様............................................................................................... 14

● 取扱説明書の英語版(有料)をご希望の方は、販売店にお問い合わせください。 If you should require an English Owner’s Manual (at a modest fee), please contact anauthorized Roland distributor.

© 1999 ローランド 本書の一部、もしくは全部を無断で複写・転載することを禁じます。

DB-500.j.book 1ページ 2004年9月3日 金曜日 午後3時9分

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安全上のご注意

DB-500.j.book 2ページ 2004年9月3日 金曜日 午後3時9分

● この機器を使用する前に、以下の指示と取扱説明書をよく読んでください。

..............................................................................................................● この機器を分解したり、改造したりしないでください。

..............................................................................................................● 修理/部品の交換などで、取扱説明書に書かれていないことは、絶対にしないでください。必ずお買い上げ店またはローランド・サービスに相談してください。

..............................................................................................................● 次のような場所での使用や保存はしないでください。

○ 温度が極端に高い場所(直射日光の当たる場所、暖房機器の近く、発熱する機器の上など)

○ 水気の近く(風呂場、洗面台、濡れた床など)や湿度の高い場所

○ 雨に濡れる場所○ ホコリの多い場所○ 振動の多い場所

..............................................................................................................● この機器を、ぐらついた台の上や傾いた場所に設置しないでください。必ず安定した水平な場所に設置してください。

安全上のご注意

火災・感電・傷害を防止するには

このマークは、注意喚起シンボルです。取扱説明書などに、一般的な注意、警告、危険の説明が記載されていることを表わしています。

このマークは、機器の内部に絶縁されていない「危険な電圧」が存在し、感電の危険があることを警告しています。

マークについて この機器に表示されているマークには、次のような意味があります。

注意: 感電防止のため、パネルやカバーを外さないでください。この機器の内部には、お客様が修理/交換できる部品はありません。 修理は、お買い上げ店またはローランド・サービスに依頼してください。

注意 感電の恐れあり

キャビネットをあけるな

以下の指示を必ず守ってください

図記号の例

取扱いを誤った場合に、使用者が傷害を負う危険が想定される場合および物的損害のみの発生が想定される内容を表わしています。 ※物的損害とは、家屋・家財および家畜・ペットにかかわる拡大損害を表わしています。

取扱いを誤った場合に、使用者が死亡または重傷を負う可能性が想定される内容を表わしています。

● は、強制(必ずすること)を表わしています。 具体的な強制内容は、● の中に描かれています。 左図の場合は、「電源プラグをコンセントから抜くこと」を表わしています。

警告

注意

注意の意味について 警告と

  は、注意(危険、警告を含む)を表わしています。 具体的な注意内容は、  の中に描かれています。 左図の場合は、「一般的な注意、警告、危険」を表わしています。

  は、禁止(してはいけないこと)を表わしています。 具体的な禁止内容は、  の中に描かれています。 左図の場合は、「分解禁止」を表わしています。

警告

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安全上のご注意

DB-500.j.book 3ページ 2004年9月3日 金曜日 午後3時9分

..............................................................................................................● 電源プラグは、必ずAC100V の電源コンセントに差し込んでください。

..............................................................................................................● 電源コードを無理に曲げたり、電源コードの上に重いものを載せたりしないでください。電源コードに傷がつきます。

..............................................................................................................● この機器を単独で、あるいはヘッドホン、アンプ、スピーカーと組み合わせて使用した場合、設定によっては永久的な難聴になる程度の音量になります。大音量で、長時間使用しないでください。万一、聴力低下や耳鳴りを感じたら、直ちに使用をやめて専門の医師に相談してください。

..............................................................................................................● この機器に、異物(燃えやすいもの、硬貨、針金など)や液体(水、ジュースなど)を絶対に入れないでください。

..............................................................................................................● 次のような場合は、直ちに電源を切って電源コードをコンセントから外し、お買い上げ店またはローランド・サービスに修理を依頼してください。

○ 電源コードやプラグが破損したとき○ 異物が内部に入ったり、液体がこぼれたりしたとき

○ 機器が(雨などで)濡れたとき○ 機器に異常や故障が生じたとき

..............................................................................................................● お子様のいるご家庭で使用する場合、お子様の取り扱いやいたずらに注意してください。必ず大人のかたが、監視/指導してあげてください。

..............................................................................................................● この機器を落としたり、この機器に強い衝撃を与えないでください。

..............................................................................................................● 電源は、タコ足配線などの無理な配線をしないでください。特に、電源タップを使用している場合、電源タップの容量(ワット/アンペア)を超えると発熱し、コードの被覆が溶けることがあります。

..............................................................................................................

● 外国で使用する場合は、お買い上げ店またはローランド・サービスに相談してください。

● この機器は、風通しのよい、正常な通気が保たれている場所に設置して、使用してください。

..............................................................................................................● 電源コードをコンセントに抜き差しするときは、必ず電源プラグを持ってください。

..............................................................................................................● 長時間使用しないときは、電源プラグをコンセントから外してください。

..............................................................................................................● 接続したコードやケーブル類は、繁雑にならないように配慮してください。特に、コードやケーブル類は、お子様の手が届かないように配慮してください。

..............................................................................................................● この機器の上に乗ったり、機器の上に重いものを置かないでください。

..............................................................................................................● 濡れた手で電源コードのプラグを持って、コンセントに抜き差ししないでください。

..............................................................................................................● この機器を移動するときは、電源プラグをコンセントから外し、外部機器との接続を外してください。

..............................................................................................................● お手入れをするときには、電源を切って電源プラグをコンセントから外してください。

..............................................................................................................● 落雷の恐れがあるときは、早めに電源プラグをコンセントから外してください。

注意

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DB-500.j.book 4ページ 2004年9月3日 金曜日 午後3時9分

使用上のご注意

291a2~ 3ページに記載されている「安全上のご注意」以外に、次のことに注意してください。

電源について301● 雑音を発生する装置(モーター、調光器など)や消費電力の大きな機器とは、別のコンセントを使用してください。

307● 接続するときは、誤動作やスピーカーなどの破損を防ぐため、必ずすべての機器の電源を切ってください。

設置について351● この機器の近くにパワー・アンプなどの大型トランスを持つ機器があると、ハム(うなり)を誘導することがあります。この場合は、この機器との間隔や方向を変えてください。

352● テレビやラジオの近くでこの機器を動作させると、テレビ画面に色ムラが出たり、ラジオから雑音が出ることがあります。この場合は、この機器を遠ざけて使用してください。

354a● 直射日光の当たる場所や、発熱する機器の近く、閉め切った車内などに放置しないでください。変形、変色することがあります。

355● 故障の原因になりますので、雨や水に濡れる場所で使用しないでください。

356● 本機の上にゴム製品やビニール製品などを長時間放置しないでください。変形、変色することがあります。

357● 本機の上に水の入った容器(花びんなど)、殺虫剤、香水、アルコール類、マニキュア、スプレー缶などを置かないでください。また、表面に付着した液体は、すみやかに乾いた柔らかい布で拭き取ってください。

お手入れについて401a● 通常のお手入れは、柔らかい布で乾拭きするか、堅く絞った布で汚れを拭き取ってください。汚れが激しいときは、中性洗剤を含んだ布で汚れを拭き取ってから、柔らかい布で乾拭きしてください。

402● 変色や変形の原因となるベンジン、シンナーおよびアルコール類は、使用しないでください。

● カーペット部の通常のお手入れは、毛の固いブラシをお使いください。

修理について451a(国内のみ)● お客様がこの機器を分解、改造された場合、以後の性能について保証できなくなります。また、修理をお断りする場合もあります。

453● 当社では、この製品の補修用性能部品(製品の機能を維持するために必要な部品)を、製造打切後 6 年間保有しています。この部品保有期間を修理可能の期間とさせていただきます。なお、保有期間が経過した後も、故障箇所によっては修理可能の場合がありますので、お買い上げ店、または最寄りのローランド・サービスにご相談ください。

その他の注意について553● 故障の原因になりますので、ボタン、つまみ、入出力端子などに過度の力を加えないでください。

556● ケーブルの抜き差しは、ショートや断線を防ぐため、プラグを持ってください。

557● この機器は多少発熱することがありますが、故障ではありません。

558a● 音楽をお楽しみになる場合、隣近所に迷惑がかからないように、特に夜間は、音量に十分注意してください。ヘッドホンを使用すれば、気がねなくお楽しみいただけます。

559● 輸送や引っ越しをするときは、この機器が入っていたダンボール箱と緩衝材、または同等品で梱包してください。

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DB-500.j.book 5ページ 2004年9月3日 金曜日 午後3時9分

はじめに

主な特長

• 新開発のFFP技術による高性能な小型、軽量、ハイパワー

のDSP(デジタル・シグナル・プロセッサー)ベース・ア

ンプです。

• FFP技術の効果

1. 160W 出力でありながら、スペックを超えたダイナ

ミックなハイ・パワー・サウンドを得ることができま

す。効果は、パワー・インジェクション・インジケー

ターによって確認することができます。

2. 小型キャビネットでありながら、サイズを超えた重低

音再生を可能にします。

3. レスポンスの良いクリアーなサウンドを得ることがで

きます。

• つまみの設定をメモリーAまたはBに記録しておくことが

できます(メモリー機能)。メモリーの呼び出しは、フッ

ト・スイッチによっても可能です。これにより、ライブ演

奏などでアンプの設定をすばやく切り替えることもでき

ます。

• COSM技術によるアンプリファイアー部は、アンプ方式や

回路構成の違いによるサウンド・キャラクターをモデリン

グによって再現することで、ハイ・レスポンスなワイド・

レンジ・サウンドからオーバードライブ・サウンドまで得

ることができます。コンプレッション機能においては、ア

ンプ独特のコンプレッション感までもモデリングにより

再現しています。

• イコライザーは、操作性の良い3バンド・タイプを装備し、

中音域の周波数が変えられるので、幅広い音作りができま

す。さらにシェイプ・スイッチとの組み合わせによって、

バリエーション豊かなサウンドを得ることができます。

• ベース用に最適にチューニングした新開発の D- コ-ラス

を装備しています。入力信号に応じたダイナミックな帯域

分割処理によって、スラップ奏法やハーモニクス奏法においても低音域のレスポンスを損なわない心地よいコーラ

ス効果を奏でることができます。

• 入出力端子は、最適な音質補正を施したヘッドホン・

ジャックを始め、XLRタイプの高性能なDI 端子、XLRタ

イプとバランス対応標準ジャックの2種類を装備したライ

ン・アウト端子、外部エフェクター等の接続に便利なイン

サート端子を装備し、さまざまなアプリケーションに対応

できます。

メモ

FFP(Feed Forward Processing) 技術とは

ベース・アンプ・システムを構成するアンプ部、キャビネッ

ト部、スピーカー部、それぞれの入力信号に応じた最適な動

作のさせかたを予測し、これに基づいた信号処理を行うこと

によって、各部の性能を最大限に発揮させるローランド独自

の技術です。

メモ

COSM(Composite Object Sound Modeling) 技術とは

現実に実在する物体の構造、素材などを別の手段で仮想的に

再構築する技術をモデリング技術と呼びます。その数あるサ

ウンド・モデリング技術を組み合わせて、さらに新しいサウ

ンドを創り出すローランド独自の技術です。

お使いになる前に従来のアナログ・アンプと同様の使いかたをするときや新た

につまみの設定をするときなど、現在のつまみの設定で音を

鳴らしたいときは MANUAL ボタンを押して、インジケー

ターを点灯させてください。

メモリーAとB には、工場出荷時のつまみの設定が記録され

ています(P.11)。お買いあげ後にはじめて電源を入れると、

現在のつまみの設定に関わらず、メモリーAの設定で音が鳴

ります。

次回以降電源を入れたときは、電源を切ったとき

の設定で音が鳴ります。例えば、メモリーA の

設定で電源を切ると、次回に電源を入れたときは

メモリーAの設定で音が鳴ります。

ご注意

5

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DB-500.j.book 6ページ 2004年9月3日 金曜日 午後3時9分

各部の名称と働き

フロント・パネルfig.1(コントロール・パネル)

2 3 4 5 6 7

1メモリーに記憶できるつまみ

1.コントロール・ボタンつまみの設定をメモリーAまたはBに記録することができま

す。詳しくは「メモリー機能について」(P.10)を参照して

ください。

MANUALボタンつまみの設定をそのまま反映させて音を鳴らすときは、この

ボタンを押してインジケーターを点灯させます(マニュアル

機能)。

フット・スイッチでマニュアル機能をオン/オフ

することができます。

MEMORY Aボタン/ MEMORY BボタンメモリーAとB からつまみの設定を呼び出したり、メモリー

AとBへつまみの設定を記憶したりするときに使うボタンで

す。つまみの設定を呼び出すときは、ボタンを押してインジ

ケーターを点灯させます。

フット・スイッチでメモリーAと B を切り替え

ることができます。

WRITEボタンつまみの設定を記憶するときに押します。

2.インプット・ジャックHIGHジャックLOWジャックベース・ギターの出力レベルに応じて、どちらかに接続します。

3.アンプリファイアーCOSM 技術によるモデリング機能により、さまざまなアン

プ・サウンドを設定することができます。

TYPEスイッチソリッド・ステート、チューブ、チューブ・ドライブの3種

類のアンプ・タイプを選択します。

GAINつまみアンプの入力ゲインを調節します。クリーンなサウンドから

オーバードライブ・サウンドまで幅広く設定することができ

ます。

VOLUME つまみ音量を調節します。メモリー AとB を切り替えて使うとき、

2つの間で音量を調節するにはVOLUMEつまみを使うと便

利です。

COMPRESSIONつまみコンプレッション効果を調節します。

4.シェイプSHAPEスイッチこのスイッチをオンにすると、中高音域特性が特徴的な 15

インチ(38cm)スピーカー・タイプの音質になります。

5.イコライザー3 バンドのイコライザーを装備しています。中音域では周波

数を変えることができるので、多彩な音作りが可能です。

BASSつまみ低音域の音質を調節します。

MIDDLE LEVELつまみ中音域の音質を調節します。

MIDDLE FREQUENCYつまみ中音域の周波数を調節します。

TREBLE つまみ高音域の音質を調節します。

6. D- コーラス入力信号に応じたダイナミックな帯域分割処理によって、低

音域のレスポンスを損なわないコーラス効果を奏でることが

ヒント

ヒント

6

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各部の名称と働き

DB-500.j.book 7ページ 2004年9月3日 金曜日 午後3時9分

できます。

INTENSITYつまみコーラスのかかり具合を調節します。コーラス効果を使わないと

きは「OFF」にします(インジケーター消灯)。よりプリ・ディレイの長い効果を得たいときは、値を 7 以上にします。

フット・スイッチでコーラス効果をオン/オフす

ることができます。ただし、INTENSITY つま

みが「OFF」に設定されているときはできません。

7.マスターPOWER INJECTIONインジケーター(スピーカー出力のみ対応)

DSP 処理によるパワー増強効果を示すインジケーターです。

効果に応じて、インジケーターは緑色から橙色に変わります。

MASTERつまみ本体スピーカーの音量または、ヘッドホンの音量を調節します。

MASTER つまみの設定は、メモリー A、B に

記録されません。

PHONES ジャックヘッドホンを接続します。ヘッドホンのサウンドは、最適な

音質補正を施しています。

ヘッドホンを接続すると、本体スピーカーから音

を出力しません。

ヘッドホンからの出力はモノラルです。

ヘッドホンを接続するときや抜くときは、必ず

MASTERつまみを0にしてください。

POWERスイッチ電源をオン/オフします。電源をオンにするとインジケー

ターが点灯します。

電源スイッチをオン/オフするときは、必ず

MASTERつまみを0にしてください。

ヒント

ご注意

ご注意

ご注意

ご注意

ご注意

7

リア・パネルfig.2(リア・パネル)

891011

8. バランスDIBALANCED DIコネクターベース・ギターのダイレクト音を出力する XLRタイプの高音

質バランスDI 端子です。

GND LIFTスイッチバランス DI コネクターとXLR タイプのライン・アウトをグ

ランド接続する/しないを切り替えます。

ハムがのった場合はスイッチを切り替えます。

9. インサート外部エフェクターなどを接続する端子です。

SENDジャック外部エフェクターのインプットに接続する出力端子です。

RETURN ジャック外部エフェクターからの戻り音(リターン)を入力する端子

です。

10. ライン・アウトD- コーラスを含むプリ・アンプの音を出力します。

XLRタイプとバランス対応のTRS標準ジャックがあります。

接続する機器に合わせてお使いください。

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各部の名称と働き

DB-500.j.book 8ページ 2004年9月3日 金曜日 午後3時9分

11. フット・スイッチ別売のフット・スイッチ(FS-5L など)を接続することで、

さまざまな機能を足元でコントロールすることができます。

TIP :A/B /RING:MANUALジャックフット・スイッチでメモリーAと Bを切り替えたり、マニュ

アル機能をオン/オフすることができます。

fig.3(説明図)

TIP :メモリーAとB を切り替えます。

RING :マニュアル機能をオン/オフします。オフにすると、

直前に選んでいたメモリーの設定になります。

(FS-5Lをお使いのとき)

マニュアル機能をオン/オフするための FS-5L

は、ポラリティー・スイッチを上図のように設定

してください。こうしておくと、マニュアル機能

がオンのときに FS-5L のインジケーターが点灯

します。

ステレオ接続コードを使用しているときは、必ず

2台のフット・スイッチを接続してください。片

方のプラグが空いている状態では、動作が不安定

になります。

フット・スイッチを1台でお使いになるときは、

モノラルの接続コードをお使いください。このと

き、フット・スイッチではメモリーの Aと B を

切り 替 える こ と しか で きま せ ん。また、

MANUALボタンも動作しません。

このジャックにフット・スイッチを接続したとき

は、MANUALボタン/ MEMORY A ボタン

/MEMORY Bボタンは動作しません。

CHORUSジャックコーラス効果をオン/オフすることができます。

(FS-5L をお使いのとき)

ポラリティー・スイッチを下図のように設定して

ください。こうしておくと、コーラス効果がオン

のときにFS-5Lのインジケーターが点灯します。

fig.4(説明図

D- コーラスの INTENSITYつまみが「OFF」に

設定/記憶されているとき、フット・スイッチで

コーラス効果をオン/オフすることはできませ

ん。

D-コーラスの INTENSITYつまみによってコー

ラス効果をオンにしているとき、フット・スイッ

チでコーラス効果をオフにすると、D-CHORUS

のインジケーターは点滅します。

A/BTIP :MANUALRING:

接続コード: PCS-31(別売)

メモリーA/Bの切り替え

マニュアル機能 オン/オフ

ポラリティー ・スイッチ

ヒント

ご注意 ご注意

ご注意 ご注意

ご注意

ヒント

CHORUS

ポラリティー ・スイッチ

ご注意

ご注意

8

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DB-500.j.book 9ページ 2004年9月3日 金曜日 午後3時9分

接続のしかた

以下の図を参考にDB-500 とその他の機器を接続します。fig.5(外部機器との接続)

INPUTOUTPUT

ミキサー

エフェクター

パワー・アンプ

フット・スイッチ

または

9

※ 他の機器と接続するときは、誤動作やスピーカーなどの破

損を防ぐため、必ずすべての機器の音量を絞った状態で電

源を切ってください。

※ XLRタイプ・コネクターのピン配置は次のようになってい

ます。接続するときは、接続機器のピン配置を確認のうえ、

接続してください。

fig.6(XLR 端子の極性図)

電源を入れる/切る正しく接続したら、必ず次の手順で電源を投入してください。

手順を間違えると、誤動作をしたりスピーカーなどが破損す

る恐れがあります。

• エフェクター→DB-500→その他の出力機器

※ この機器の動作中は、背面にある放熱フィンが高温になり

ますので、直接手で触れないでください。

※ この機器は回路保護のため、電源をオンにしてからしばら

くは動作しません。

※ 音量を絞ってから電源を入れる/切るようにしてくださ

い。音量を絞っても、電源を入れる/切るときに音がする

ことがありますが、故障ではありません。

1:GND(アース) 2:HOT(ホット) 3:COLD(コールド)

1 2

3

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DB-500.j.book 10ページ 2004年9月3日 金曜日 午後3時9分

メモリー機能について

メモリーを呼び出す

1. MEMORY Aボタン/MEMORY Bボタンを押して、

呼び出すメモリーを選びます。

工場出荷時のメモリーA,B の設定は「工場出荷時

の設定」(P.11)をご覧ください。

フット・スイッチでメモリーを選ぶこともでき

ます。このとき、MEMORY Aボタン/

MEMORY Bボタンは動作しませんのでご注意

ください。

メモリーの設定を変更する(エディット)

1. MEMORY Aボタン/MEMORY Bボタンを押して、

設定を変更するメモリーを選びます。

フット・スイッチでメモリーを選ぶこともでき

ます。このとき、MEMORY Aボタン/

MEMORY Bボタンは動作しませんのでご注意

ください。

2. つまみを操作します。

つまみの設定を変更するとMEMORY Aボタン/

MEMORY Bボタンのインジケーターが点滅します。

つまみを操作するとき、メモリーに記憶されてい

る位置になってからエディットが始まります。

いったん大きく回してから設定をし直すとよい

でしょう。

ライトをする前にMANUALボタン/

MEMORY Aボタン/MEMORY Bボタンを

押したり、電源を切ったりすると、変更した設

定はすべて消えてしまいます。大切な設定を

行ったら、ライトを必ず行なってください。

つまみの設定をメモリーに記憶する(ライト)

MASTER つまみを除く、すべてのつまみの設定をメモリー

AとB に記憶することができます。

1. つまみの設定が終わったら、WRITEボタンを押します。

2. MEMORY Aボタン/MEMORY Bボタンを押して、

メモリー Aまたはメモリー Bを選びます。

フット・スイッチでメモリーを選ぶこともできま

す。

このときMANUALボタンを押すと、ライト操

作が中止されてマニュアル設定になります。

3. WRITEボタンを押して、ライトを実行します。

ライト中はインジケーターが点滅し、ライトが終了するとイ

ンジケーターが点灯します。

メモリーA と B の間で音量バランス調整が必要

なときは、アンプリファイアー部の VOLUME

つまみを調節してから設定の記憶を行なってく

ださい。

ヒント

ご注意

ご注意

ご注意

ご注意

ヒント

ご注意

ヒント

10

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DB-500.j.book 11ページ 2004年9月3日 金曜日 午後3時9分

資料

ブロック図fig.7(ブロックジャック位置)

工場出荷時の設定

メモリーA:スラップ・サウンドニューヨーク・スタジオ系の粘りのあるドンシャリ・サウンドです。好みに応じて COMPRESSIONつまみを調節するとよい

でしょう。fig.8(セッティング 1)

メモリーB:クランチ・サウンドリア・ピックアップでの指弾きにマッチする軽く歪んだサウンドです。GAIN つまみで真空管アンプ独特のコンプレッション感

や太さを調節できます。fig.9(セッティング 2)

工場出荷時の設定に戻すメモリーAとB を工場出荷時の設定に戻すにはMANUALボタンを押しながら、POWERスイッチをオンにします。

V

V VV

V

BALANCED DI

INPUT

INSERT

SEND RETURN

DSP AMP

LINE OUT

(OFF)

(ON)

11

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セッティング例工場出荷時の設定以外に、以下の演奏に適したセッティング例が記憶されています。

セッティング例を呼び出すと、事前に記憶していたメモリーAとB の設定は消えてしまいます。

<例 1>MEMORY Aボタンを押しながらPOWERスイッチをオンにします。その後 MEMORY AボタンまたはMEMORY Bボタ

ンのどちらかを選びます。

メモリーA:コーラス・サウンド 1ハーモニクス奏法を演出する深いコーラス・サウンドです。コンプレッションを強めにかけるのがポイントです。fig.10(セッティング3)

メモリーB:オーバードライブ・サウンド 1ピック弾きにマッチする60 ~70 年代風のワイルドに歪んだサウンドです。TREBLEつまみでエッジ感を調節してください。fig.11(セッティング4)

ご注意

(ON)

(ON)

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<例 2>MEMORY Bボタンを押しながらPOWERスイッチをオンにします。その後MEMORY AボタンまたはMEMORY Bボタ

ンのどちらかを選びます。

メモリーA:コーラス・サウンド 2スラップやピック弾きに合う、クリアーなコーラス・サウンドです。D-CHORUSの INTENSITYつまみで変調感を調節できます。fig.12(セッティング5)

メモリーB:オーバードライブ・サウンド 2ヘビーなロックサウンドです。GAINつまみで歪みの量を調節してください。

fig.13(セッティング6)

(OFF)

(OFF)

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主な仕様定格出力160 W/8 ohms

規定入力レベル (@1kHz)インプット・ハイ -30 dBm/1M ohms

インプット・ロー -20 dBm/300k ohms

(アンプ・タイプ:SOLID STATE)

インサート・リターン +4 dBm

規定出力レベルバランスDI +4 dBm

インサート・センド +4 dBm

ライン・アウトXLR +4 dBm

ライン・アウト・フォーン +4 dBm

※ 0 dBm=0.775 Vrms

スピーカー30 cm× 1

ホーン・ドライバー×1

メモリーA, B(2種類)

コントロールアンプリファイアー

• タイプ・スイッチ(3タイプ)

• ゲインつまみ

• ボリュームつまみ

• コンプレッションつまみ

シェイプ・スイッチ

イコライザー

•ベースつまみ

•ミドル・レベルつまみ

•ミドル・フリケンシーつまみ

•トレブルつまみ

D- コーラス

• インテンシティつまみ (スイッチ付き)

マスターつまみ

プログラム

•マニュアル・ボタン

•A ボタン

•B ボタン

•ライト・ボタン

電源スイッチ

グランド・リフト・スイッチ

インジケーターパワー・インジェクション(2色)

D -コーラス

パワー

接続端子インプット・ジャック (ハイ、ロー)

ヘッドホン・ジャック

バランス DIコネクター

インサート・ジャック (センド、リターン)

ライン・アウト・ジャック (XLR バランス、TRS 標準バラ

ンス)

フット・スイッチ・ジャック (TIP:A/B RING:MANUAL、

CHORUS)

電源AC100 V (50 Hz/60 Hz)

消費電力130 W

外形寸法515(幅)X335(奥行)X485(高さ)mm

重量23.5kg

付属品取扱説明書

保証書

別売品フット・スイッチ FS-5L (BOSS)

※ 製品の仕様および外観は、改良のため予告なく変更することがあります。

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 修理に関するお問い合わせは

お問い合わせの窓口

・・・商品をお求めの販売店か、保証書に同封されている「サービスの窓口」に 記載の営業所、サービス・ステーション、またはサービス・スポットまでご相談ください。 

'99 1. 20 現在 

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お客様相談センター 受付時間:午前10時~午後5時(土、日曜、祝日および弊社規定の休日を除く) <電話番号> ■大阪    TEL (06) 6345-9500 <住所>  〒530-0004 大阪市北区堂島浜1-4-16 大和堂島ビル7F

お客様相談センターまでご相談ください。

※上記窓口の名称、所在地、電話番号等は、予告なく変更することがありますのでご了承ください。

尚、お問い合わせの際には取扱説明書を ご用意ください。

■東京  TEL (03) 3251-6150

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