customer community environment ·...
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ENVIRONMENT
EMPLOYEEBUSINESS PARTNER
OMNI CHANNEL
COMMUNITY
CUSTOMER
GOVERNANCE
夢を包み、心を結ぶ。
代表取締役社長
下島 和光
シモジマは持続可能な発展に貢献するとともに、地域社会の課題解決や、環境負荷軽減に取り組み、2030年をターゲットイヤーとする国連サミットで採択されたSDGsの目標達成にも取組んでいきます。
社長メッセージ
社会貢献と環境配慮活動の
新しいステージへ。
編集方針
社長メッセージ/経営理念
会社概要
組織体制
お客様とともに
[インタビュー]㈱ヤクルト本社 様
お取引先様とともに
[インタビュー]エリエール ビジネス サポート ㈱ 様
従業員とともに
地 域とともに
環 境とともに
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シモジマのCSRレポートは、今年で発行10年目となります。本レポートでは、シモジマのCSR活動をステークホルダーの皆様にご報告するとともに、広くご意見をいただき、皆様との絆を深めるコミュニケーションツールとして機能させることをめざしています。本年度もスローガンを「社会から信頼され、社会に新たな価値を提案する」とし、お取引先様よりご意見をいただき、シモジマが取り組むべき価値について客観的に捉えることをめざしました。
[ 報告対象期間 ]原則として2018年3月期(2017年4月1日~2018年3月31日)の実績を記載しておりますが、活動内容は一部2018年4月以降のものを含んでおります。
[ 報告対象組織 ]㈱シモジマ単独を中心に、グループ会社を含みます。「当社」と記載している場合は単独を指し、「シモジマグループ」と記載している場合はグループ全体を指します。
[ 発行 ] 2018年9月
編 集 方 針目 次
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すべてを包み込みながら拡大し続ける宇宙をモチーフとしており、社員や地域社会を含めた一体感や企業の発展性を象徴しています。
社 章 「三意精神」 誠意 ・ 熱意 ・ 創意社 是
経営理念 1 包装用品とこれに関連する事業を通じ快適な社会づくりに貢献する2 常に顧客ニーズに応え創意工夫による市場拡大に努める3 たえず経営の合理化と積極販売に努力し企業の発展をはかる4 社員の楽しく健康的な生活を確保する
当社は、2009年より毎年CSR報告書を発行しており、この号で10号目となります。この10年間で世の中の企業に対する関心は大きく変化しました。社会問題を引き起こす可能性のある企業の排除から、環境問題とその他の社会的な問題への取組み、そして誠実な企業統治の積極的評価へと。投資の世界では、社会責任投資(SRI)から環境・社会・ガバナンス(ESG)投資へと移り変わってきていると感じております。 企業はこれから “持続可能な未来を社会と共にどう築いていくか”を強く意識してCSRを推進していかなければなりません。 シモジマグループは会社創立時(大正9年・1920年)から、「お客様ニーズにお応えする」ことを経営理念に掲げ、包装用品とこれに関連する事業を核として企業活動を展開してまいりました。 シモジマのお客様は、品質のよい商品の提供のみならず、私共が「ラッピング文化の創造と発展」の担い手であることも期待していると感じます。そのニーズにお応えしていくためには、物流・商流の発展に貢献するだけでなく、「おもてなし」を追求していきたいと思います。そして包装がもつ機能を文化にまで高め、お客様の “潤いある生活”の実現に貢献し、それによって社会が豊かになり、持続可能性を高めることに寄与できると考えております。
CSRに関連して、「持続可能な開発目標(SDGs)」への企業の取り組みが毎日のように経済新聞の一面を飾っています。国連が提唱していることも影響して、SDGsは急速に日本社会にも根づいてきているようです。 当社は、SDGsについて昨年より経営目標への組み込みを議論しはじめました。2年目の今年はCSR報告書の作成に際して、SDGsの視点から自社の活動を分析しています。加えて、ステークホルダーとはSDGsの目標達成に向けての相乗効果を得るため情報交換をはじめました。 SDGsのゴールイヤーである2030年まで残すところ12年。当社は、その中程にある2020年-創業100年を節目
に、オムニチャネルによるサービスの向上、新たな事業価値と社会的価値の創造と共有、ESG・SDGsを視野に入れたCSR目標の達成と見える化などに、一歩一歩努力していきたいと考えております。 その一環として、SDGsと方向性を共有する活動をさらに力強く浸透させ、進めていきたいと思います。 一例ですが、SDGsの目標12は、「つくる責任、つかう責任」です。このキャッチフレーズは持続可能な生産と消費に焦点をあてています。当社では、ISO14001に基づく環境マネジメント活動において、環境負荷の小さい「環境配慮型商品」の開発と販売促進を重点項目として推し進めてきました。この活動は、直接的に目標12の実現に貢献できるものと考えております。 また、目標11の「住み続けられるまちづくりを」に対しては、ラッピングセミナーなどで「ラッピング文化」を発信することが私共にできることだと考えています。目標11は安全で災害に強い居住環境をつくることに焦点をあてていると思いますが「包むことによるおもてなし」という日本ならではの文化は、人々の暮らしを豊かにし、人々が「住み続けられる」ことに貢献すると確信しております。
徹底した現場主義こそがシモジマグループの活力の源泉です。経営陣は、その考えに基づいて全社員と意識の共有を図っています。自己申告制度や専門部署とのヒアリングやサポートのほか、本報告書で紹介されている「ウォント・スリップ」もそのための制度のひとつです。不良品に関しても情報共有を進め、品質向上を図っています。 これらの活動は、同時に様々な特性をもつ従業員一人ひとりがそれぞれの能力を引き出す機会となっています。今後もコミュニケーションを継続発展させてまいります。 今年度、当社はすべての販売機会を増強するオムニチャネル化を推進し、そのセッティングを完了しました。これに伴い、ブランディングの刷新にもチャレンジし、統合を図りました。 今後も、シモジマグループは“ESG”と“SDGs”を常に念頭に置いて、事業活動におけるCSRのための尽力を続けてまいります。※ SDGs:国連が2015年9月に採択した持続可能な開発目標
国連目標「SDGS」※を経営に実装する社会貢献企業へ
グループ力と現場力によるシモジマ式イノベーション&ブランディングの推進
持続可能な未来を社会とともに築いてゆく
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紙袋
紙器
店舗用品
包装紙
ポリ袋
テープ・紐・リボン
食品包装資材
○canaelle(キャナエル):様々な場面の“ワタシらしさ”をかなえる雑貨店○シモジマオンラインショップ:包装用品・店舗用品の通販サイト
直営店商店営業に必要な包装用品、店舗用品、事務用文具等を販売
「包装用品をベースとしたコンビニエンス」がコンセプト
「ラッピング&D.I.Y.“自分で創ろう工作女子”」がコンセプト
花用ラッピング用品・梱包資材・花器・造花などの専門店
WRAPPLE (ラップル)パッケージプラザ east side tokyo
売上高
50,000
40,000
20,000
30,000
10,000
0(年度)
(百万円)
'14 '15 '16 '17 '18
総資産・純資産・純資産比率
(年度)
■ 総資産 ■ 純資産 ■ 純資産比率
82.0
84.0
83.0
81.0
80.0
79.0
78.0
40,000
60,000
50,000
30,000
20,000
10,000
0
(%)(百万円)
'18'17'14 '15 '16
多彩な包装用品の品揃えで夢を包み心を結ぶ。
□ 創 業 1920年(大正9年)□ 設 立 1962年(昭和37年4月26日)□ 資 本 金 1,405百万円□ 本 社 東京都台東区浅草橋五丁目29番8号□ 従業員数 846名(連結) ※平成30年3月31日現在 (就業人員数を記載しております)□ 営 業 所 東京、大阪、札幌、盛岡、仙台、新潟、金沢、前橋、宇都宮、 埼玉、千葉、横浜、静岡、名古屋、京都、広島、高松、福岡□ グループ会社 国内9社、海外2社(非連結)
子会社非連結子会社
ヘイコーパック㈱
㈲彩光社
㈱エスティシー ユーザー
サンワ㈱(アパレル業界向け販売)
㈱リード商事(花材・園芸業界向け販売)
シモジマ加工紙㈱(物流業務委託)
㈱エスパック(パッケージプラザ管理)
㈱我満商店(紙製品・化成品等販売)
下島(上海)商貿有限公司(中国独資販売会社)
商い支援㈱(インターネット販売業務委託)
台湾下島包装股份有限公司(台湾独資販売会社)
(商品仕入) (商品販売) ディーラー(二次卸)
(株)シモジマ
一般仕入先
8.00
4.00
6.00
2.00
0.00
(%)
経常利益・経常利益率
(年度)
■ 経常利益 ■ 経常利益率
4,000
2,000
3,000
1,000
0
(百万円)
'14 '15 '16 '18'17
会 社 概 要
シモジマグループ 系統図 取扱い商品
経営指標 (連結)
店舗形態
4
選任・解任
諮問
答申選任・解任
選任・解任
指示・監督
相互連携
監査
相談
会計監査
通報
執行 報告
指示
監督
協議
報告
報告
監査
選任・解任
執行役員会(執行役員)
取締役会 指名報酬委員会 監査役会
代表取締役社長
内部統制委員会
環境プロジェクト
コンプライアンス委員会
品質管理委員会
監査室
会計監査人
株 主 総 会
顧問弁護士
各部門
関係会社
の高い経営によってステークホルダーの要請に応える。
コーポレート・ガバナンス
当社は、社是である「誠意」「熱意」「創意」を実現するために、企業経営の透明性の確保とその機能の向上、及び経営環境の変化への迅速な対応を最重要課題とし、コーポレート・ガバナンスの強化に取り組んでいます。
事業継続計画(BCP) 帰宅困難者・物流対策
2014年3月に策定された事業継続計画(BCP)に則り、事業継続のための体制整備と運用を行っています。事業継続のためには、災害時の対応も重要な課題と考え、災害ベンダー自動販売機※を設置、営業車への緊急脱出器具の設置などを行っています。 また、2014年8月には大阪南港物流センターを設置。これにより、迅速な納品が可能になるとともに、東日本地区の物
流障害のリスクも分散されています。 2017年から2018年にかけても、関西地区の地震、中国地方における豪雨など大規模災害が頻発していますが、いずれにおいても甚大な被害は回避することができました。 今後も、BCPを適切に機能させるための事業継続マネジメント(BCM)の確立を目指し、BCP自体の継続的改善を図ってまいります。
コンプライアンス
当社は、社長直轄組織であるコンプライアンス委員会にて、基本方針や施策の審議・意思決定を行っています。今年度は、主に右記のような内容を検討しました。
⇨ 臨時従業員規程を契約社員就業規則に改定⇨ 個人情報保護規程、組織規程、業務分掌規程、職務権限規程、 経理規程、内部監査規程、旅費規程、寮管理規程、 退職金規程の改訂
⇨ 企業経営の透明性の確保 2015年6月24日開催の定時株主総会において、社外取締役を2人体制としました。社外監査役2名と併せて、企業経営の透明性を高め客観的で公正な助言を受けられる体制を取っています。また、招集通知の発送をさらに早期化。コーポレートガバナンス・コードに対応し、記載の充実を図りました。本年度は、社長及び社外役員からなる指名報酬委員会を新たに設置し、コーポレート・ガバナンスに関する議論を実施しています。
⇨ 企業経営の機能の向上 経営体制の充実により、企業経営の機能向上を図るべく、業務執行取締役6名体制とし、経営体制を強化しました。本年度は新たにグループ管理室を設け、グループの内部統制とシナジー効果の向上を図っています。
⇨ 経営環境の変化への迅速な対応 経営環境の変化に迅速に対応するために、委任型の執行役員制を導入。執行と監督の役割分担を明確化。執行役員は業務執行取締役5名を含めた11名(2018年9月現在)で構成。2017年度は、電子商取引とオムニチャネルの発展を図るべく、新たにマーケティング部を設置したほか、MC・販売促進・商品企画の各機能を統合して商品開発部を設け、一貫したインパクトのある価値創造を可能にしています。
GOVERNANCE
組織体制
※災害ベンダー自動販売機:災害等により停電になっても、管理者が操作すれば非常用電源により中の商品を供給出来る自動販売機。
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従業員 ・ FC加盟店のレベルアップ
直営店舗では「基本の徹底」という方針を掲げ、特に接客力の向上に向けた教育に力を入れています。新入社員に対しては商品・接客・リスク管理の基本を研修するほか、新任店長に対しては、労務管理・実績管理も含めた内容を研修しステップアップを図っています。そのほか、OJTとして本社で商品に関するフォローアップ教育や、e-ラーニングでの情報セキュリティ教育を充実させるなど、従業員の能力向上のための取り組みを継続しています。 さらに、フランチャイズを含めた一体的なサービスへ向けて、パッケージプラザの現場教育も年2回実施しているほか、スーパーバイザーのアドバイスを受けてサービスの改善と標準化を図っています。
新商品紹介 可変式段ボール
段ボールは、通信販売ばかりでなく、CtoC※の物販においても重要な包装資材となっています。当社では、側面に折り目のついた段ボールを新たに開発しました。縁に同じ長さの切り込みを入れると、様々な大きさの段ボールを簡単につくることができ、発送費も節約できます。
お客様の声を起点とした取り組み 「Want Slip 改善活動」
当社は、「常に顧客のニーズに応え創意工夫による市場拡大に努める」ことを経営理念としております。「顧客のニーズ」を把握し「創意工夫」を実践するツールとして、当社が従来から重視しているのが“Want Slip”活動です。 具体的には、従業員は、直営店にて承ったお客様のご要望や、日々のお客様応対を通じて気づいた改善提案を“Want Slip”に記録して提案しており、販売本部はそれを一元的に収集・分析し、関連部門にフィードバックすることで、商品開発や従業員の教育マニュアルの改善にもつなげております。 従来は、部署間で提出の頻度にむらがありましたが、今年度は“Want Slip”の提出枚数を部署ごとに集計し、提出のインセンティブを高めることに成功しました。 ご要望メモ Want Slip
後列左から広島営業所 係長 吉水 宏允、所長 姫野 幸成、課長 多田 稔、係長 小副川 義一前列左から眞藤 ひとみ、パッケージプラザ広島西店 店長 安田 哲弘、竹坂 夕佳
店舗と営業所のコラボレーション
店舗と営業所については、従来よりそれぞれ独自の運営を行っていますが、昨今では共同でお客様に対応し、お客様にとっ
て最も利便性の高いサービスを提供するよう努めています。 広島地区では、以前より広島営業所が営業活動を展開してきましたが、2018年4月、新たにオープンしたパッケージプラザ広島西店と統合しました。今後、営業・販売の連携により、スピーディなサービスの向上を図ってまいります。
商品改善提起
サービス改善提起
□ 商品企画課□ 商品本部□ 各店舗
販売本部(収集・分析)
Want Slip 改善活動
店舗指導・従業員指導
スーパーバイザー(販売本部)
社長お客様
従業員
ご要望メモWant Slip
・各営業所・各店舗 お客様からのご意見・ご要望、
従業員からの改善提案
お客様とともに
ぴったりのサイズで緩衝材や配送コストを削減!
※CtoC:一般消費者間の商取引。ITの普及に伴い、注目が高まっている。
CSTOMER
お客様とのコミュニケーションが
の原点です。
6
2018年6月に、ネット店舗「シモジマオンラインショップ」を新たにオープンしました。以前はEC※・実店舗・営業で分立していた顧客情報を統合し、ECサイトにご訪問いただいたお客様を実店舗でもお迎えし、ご愛顧をいただきましたお客様には営業でカスタマイズされた対応を図ることにより、シームレスなサービスの提供を目指しております。 また以前より、実店舗として「シモジマ」「プロパック」「パッケージプラザ」を展開し、ネットでは事業者向けには、「商い支援」を開業しておりましたが、ブランドが並立し相互関係がわかりにくい面がありました。そこで、「シモジマオンラインショップ」オープンに伴い、ブランドの見直しを行い、食品包材をメインとした
「プロパック」をメインブランドの「シモジマ」に移行したほか、ネットでの基幹店舗の「商い支援」を閉鎖して、同じく「シモジマオンラインショップ」へ移行することにより、お客様にとって分かりやすいブランド展開を図りました。 ブランド・システム・データの統合に伴い、パッケージプラザを含めた一体感のあるサービスを目指してまいります。この秋には、これらに加えてスマートフォン等の携帯情報端末向けのアプリケーションも開発し、さらに利便性を高める予定です。
オムニチャネルの整備シモジマトピックス
➡︎ シモジマオンラインショップhttps://shimojima.jp/shop/default.aspx
シモジマオンラインショップOPENのお知らせ
※EC:電子商取引
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インバウンド対応新商品「Dカップホルダー」
心斎橋店は、大阪という立地から、インバウンドのお客様が多数ご来店になります。この度、浅草橋本店と心斎橋店に限り、銀聯カードに加えて新たにWeChatPayを導入し、海外からのお客様の利便性を高めています。また、以前よりインバウンド向けの包装用品を開発してまいりましたが、これに加えて、当社名入れの免税袋を新たに作成し、ご愛用いただいております。
以前より食品業界向けのカップホルダーを販売してまいりましたが、カップが1つの場合、重心が不安定となる欠点がありました。この度開発した「Dカップホルダー」は、中央部分の溝を使用して、カップ1個の場合にも安定した袋詰めが可能なほか、マドラー・ストローを刺す穴もあり、利便性が高くなりました。当社従業員の発案によるデザインは、その新規性・
創作性を認められ、特許庁より意匠登録を認められました。消費者の利便性の追求が商品に結実した成功例になっています。
新業態店「WRAPPLE wrapping and D.I.Y. +cafe」
2017年7月、ラッピ ングと食 を融 合させた 新 業 態 店「WRAPPLE wrapping and D.I.Y. +cafe」を東京渋谷にオープンさせました。白を基調とした同店舗は、「カフェ+物販+カルチャー」をテーマとしております。主力商品のひとつであるマスキングテープのほか、かき氷やアイスキャンディーの販売など、新たな試みも行っています。今後も新たな価値創造へ向けてチャレンジを続けていきたいと考えています。
店舗ファサード
店内風景
淹れ立てのコーヒー
SNSを通じた情報発信お客様専用 BtoB受注システム「i-Order」
当社は、消費者を含むお客様のサービス向上のため、SNSを通じた情報発信を継続しています。最近では、Googleマイビジネスにページを開設。地図を簡単に検索できるほか、混雑状況も確認でき、利便性の高いメディアとして好評です。またInstagramには直営店全店のほか、パッケージプラザの一部店舗もページを開設し、各種の情報提供とコミュニケーションを積極的に行っています。
当社では、お客様の備品・資材発注を効率化するための、ITの活用にも積極的に取り組んでいます。その一環として2001年にスタートしたインターネット受注システム「i-Order」を、昨年度リニューアルしました。 これにより、お客様への個別対応が可能となったほか、BtoBtoB※という新しい機能を装備。卸のお客様は、本システムの利用で、他のお客様と電子取引を行うことが可能になりました。
Google My Businessの画面
i-Orderの画面
Dカップホルダー
心斎橋店でのインバウンド対応
お客様とともにCSTOMER
お客様とのコミュニケーションが
の原点です。
※BtoBtoB:仕入先企業が得意先企業に対して行う販売活動を支援する機能。
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シモジマ浅草橋本店につば九郎がやってきました!
株式会社ヤクルト本社様
東京ヤクルトスワローズの選手だった私が、入社して初めての仕事がパチンコ店に納入するレジ袋を作ること。今から6年ほど前のことです。シモジマ様を含めた数社で見積もりを取らせていただいたところ、結果はシモジマ様一択。レジ袋の質もご提案いただいた内容もずば抜けていたからです。 自社のロゴの規定も把握していない新米だったため、社内校閲でNGが出て作り直さなければならず、ご迷惑をおかけすることもありました。打ち合わせにも根気良くお
付き合いいだき二人三脚で作り上げたレジ袋は、今では年間200万枚を超える発注となっています。 弊社は「人も地球も健康に」というコーポレートスローガンを掲げており、CSR的な観点からご一緒させていただいている取引もあります。シモジマ様に環境に優しいレジ袋を導入するご相談をしたときは、迷ってしまうほどの種類をご紹介いただきました。このときには米ぬかを使用し土に早く還るという斬新なレジ袋が採用となりました。今は、明治神宮野球場の物販用紙袋の相談をしておりますが、紙袋を切り抜くと応援グッズになり再利用できるという、球団にも環境にも優しい、楽しいアイデアをいただいております。今年からは明治神宮野球場センターバックスクリーンに看
板広告を出広していただき、単なるお取引先様以上のお付き合いとなっております。 常に先の先まで見据えた圧倒的なご提案力や取引のスムーズさなど、このお付き合いには価格だけでははかれない魅力があります。10年に満たないお付き合いではありますが、いつしか弊社の資材がすべてシモジマ様のものになるのがベストだと思うようになりました。シモジマ様から環境に優しい資材を導入し、弊社の資材がすべて環境に優しいものになるよう、これからは社内で動いていきたいですね。
シモジマ様の提案力で地球に優しい資材を広めたい
株式会社ヤクルト本社直販営業部組織販売課 係長 中尾 敏浩 様
(右)株式会社シモジマ第四営業部 課長小田島 英二
当社は、東京ヤクルトスワローズ様のオフィシャルスポンサーとなっております。そのご縁もあって、同チームの人気キャラクター、つば九郎が2018年7月、当社浅草橋本店に登場、写真撮影やサインの進呈、コラボのペンの贈呈などが行われ、大盛況の参加型イベントとなりました。
シモジマのお客様に、当社に期待することについてご意見を
いただきました。貴重なご意見を今後の活動に活かしていきたいと思います。
明治神宮球場センターバックスクリーンの看板広告
東京ヤクルトスワローズキャラクター「つば九郎」が当社浅草橋本店を訪問(2018年7月)
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お客様のためのよりよい価値を
し改善する。
お取引先様に対する基本姿勢
シモジマの事業運営は2,000社にのぼるお取引先様との関係に支えられています。「仕入管理規程」を定め、これに基づき健全なパートナーシップを築くことを目指しています。また、主要アイテムのお取引先様とは年度目標を設定するなど、良好な関係づくりにも努めています。
よりよい別注品の受注 ・ 製造13カ国80の海外サプライヤー
別注品を確実に製造するためには、デザインに関するお客様のニーズをいかに的確に形にするかが重要となります。当社では商品部に、別注品対応のための特別部署(第4商品部)を設置し、サービスの向上を図ってまいりました。さらにデザインニーズを明確にとらえるため同部署にデザイナーを2名増員しました。これにより、お客様とのコミュニケーションを通じて抽象的なお客様のニーズをビジュアルに具体化し、よりよい別注品の受注と製造を行うことを目指しています。
今や海外サプライヤーの数は13カ国80に及び、その関係を大切に考えています。取引のきっかけは、商社からの紹介、展示会での商談、現地での訪問等様々。対象商品は、主力の包装用品のほか、イベント用品、文具など多岐にわたり、ドイツなどの欧州諸国のほか、発展著しい中国・東南アジアなど幅広い範囲に及んでいます。海外業者からの商品は、コストメリットの大きいもの、デザイン性の高いもの、日本にはないオリジナルなものなど様々で、当社の豊富な品揃えを支えています。商品部・営業部による訪問時の丁寧な交渉で、その関係をより一層強化しています。
下請法への対応 当社では、サプライヤーの皆様との協力関係を維持するため、下請法の順守を重視しています。具体的には対等・公正な取引関係を維持するために、下請取引対応マニュアルをもとに、新入社員をはじめ仕入担当社員へ研修し、禁止事項の確認や違反行為の事例などを学んでいるほか、問題集活用などにより理解を深めています。
品質の維持 ・ 向上のために
商品の品揃えの充実だけでなく、品質の維持・向上にも積極的に取り組んでいます。当社の品質管理は、多段階の構成となっています。まず商品部の各バイヤーが、日々の研鑽により商品のエキスパートとなるべく努力し、品質チェックを行います。次に品質管理室が、専門部署として全般的な指導を実施するほか、専用のシステムを通じて事故の要因検証やデータ解析を行います。その結果は品質管理委員会にて報告され、複数部署にて共有されます。また、加工を依頼する取引先に関しては、商品部の管理者が必ず事前に実地審査を行っています。
品質管理委員会
配送センター
不良品検証データ分析品質教育
品質管理室
不良原因検証仕入先指導
商品部
従業員指導顧客対応
・営業・店舗・通販
品質管理活動
お客様
従業員
クレーム情報システム
仕入先
海外サプライヤーの製造現場
左から第4商品部課長 山崎 洋平、同部員 村田 愛莉、 岡野 乃里子、㈱ママス・アンド・パパス代表取締役 松田 百加 様
お取引先様とともにBUSINESS PARTNER
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「シモジマから商品を購入したい。」飲食店から届いたそんな声に応えて、2007年にシモジマ様と取引がスタートしました。弊社は、2004年に設立された大王製紙グループの業務用製品販売会社です。創立当初の目標は「まずはペーパータオルで業界シェアナンバー・ワンを目指す」というもの。目標に到達すべくさまざまなアプローチをかけていると、シモジマ様の評判を多方面から聞くようになりました。そんななかで、とある飲食店から前述の要望をいただいたのです。 取引が始まった初年度は、毎月の売上げはわずかでしたが、毎年順調にお取引金額は伸びております。弊社の目標とシモジマ様の販売網の多彩さがマッチしたため、弊社のなかでも主要なお取引先となり、おかげさまで良い関係が築けていると感じております。 シモジマ様を担当していると、営業担当、店舗のスタッフ、セールのチラシ作成担当など、さまざまな部署の方とお話する機会があり、その折々で、どのエリアではどのような商品を導入すべきかなどの情報をいただいております。たとえば、パッケージプラザ柏店での顧客には幼稚園・保育園の先生が多いと教えていただき、子どもが使いやすいミニサイズのペーパータオルを導入したこともありました。 一方で、こちらから情報提供することもあります。昨年は、ユーザーの衛生意識の高まりに応えるため、シモジマ様の社内でペーパータオルの勉強会を開催していただきました。アイテムの使用シーンを営業の皆様にお話させていただいたところ、「知らなかった」という声があがり、こちらから情報提供ができたという手応えを感じました。今年の1月には、愛媛県にある大王製紙三島工場へ視察に来ていただきました。工場視察では、熱心に弊社の取り組みを見学され、特に、商品ロスを極力ゼロにする取り組みや、工場に船が直接着岸できるように港を併設し運送効率を上げている点などに興味を持っていただきました。案内をする身としても意義深い機会でしたね。
シモジマ様は、全国に営業所や店舗をお持ちです。弊社も全国に支社があるのですが、場所によりまだまだ売上げが少ないところがあります。弱いエリアの情報交換をし、さらに売上げを強化していきたいですね。また、大王製紙グループでは、環境に配慮したものづくりを進めています。シモジマ様のご協力のもと、そのような商品を世に広めていき、課題を共有することで、より強固な関係を築いていけるのではないかと考えています。
シモジマのお取引先様に、当社に期待することについて
ご意見をいただきました。貴重なご意見を今後の活動に活かして
いきたいと思います。
エリエール ビジネス サポート株式会社様
エリエール ビジネスサポート株式会社東日本営業第一部東京営業第一課 課長吉村 真 様
エリエール ビジネスサポート株式会社東日本営業第一部
東京営業第一課 日下石 絵梨 様
情報
を共有・交換し互いに発展ある関係を築きたい
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EMPLOYEE
一人ひとりが能力を発揮し、
をもてる職場づくり。
就労能力 ・ 意欲の向上支援
従業員の能力向上のため、OJTのほか、様々な研修制度を整備しています。新入社員は商品・接客の基礎知識やリスク管理の基礎について説明を受け、現場での販売業務も実際に履修します。新任の管理者・店長に対しても、実績管理・労務管理等の実践的な研修が行われます。また情報セキュリティに関してはe-ラーニングを活用し、全社的に教育を行っています。 また年1回、仕事の状況や配属の希望を確認する自己申告制度と個人面談により、目標を管理することでキャリア形成の支援を実施しています。本年度は新しく、全国から営業職の社員を集め、商品調達部門や情報システム部門との意見交換を行い、コミュニケーションを密にするとともに、「業務会議」を実施して業務効率の向上を図っています。
仕事に通勤、様々な緊張感の中、社会人生活が始まりました。 そんな生活をしている時に、シモジマのテニス部の先輩から声をかけて頂き、テニス部の一員として団体戦に出場させて頂く機会を得ました。大学の部活を引退後、社会人になってから初めての試合ということもあり、不安もありましたが、先輩から「思いっきりやってこい!」と背中を押され、思い切って試合に臨むことが出来ました。初出場の団体戦で3位になったことから、1部に昇格することが出来ました。試合後は優勝できなかった悔しさもあり、毎週休日には朝4時半に起きて練習に励むことが日課となりました。プライベートを充実させることで仕事をより頑張ろうと思えます!テニスを頑張れる環境があり、試合を応援してくださる先輩や同期がいてくれる職場に感謝し、仕事もテニスも全力で精進していこうと思います!
様々な人が活きる職場へ
当社は外国人の方も積極的に採用しており、多くの方々が海外からの輸出入の実務や営業、店舗での接客などで活躍しています。 本年度は女性1名が部長に昇進したほか、女性3名が新しく店長に就任しました。販売、商品企画、営業、経理事務等、様々な職種で女性が能力を発揮しています。また女性従業員が相談しやすい環境を整備するため、新たに社内相談窓口として女性が担当者に選任されています。 障がい者雇用も進めており、店舗部門・管理部門等で様々な仕事に従事しています。
ワークライフバランスへの取り組み
「社員の楽しく健康的な生活を確保する」ことを経営理念とし、ワークライフバランスを重視しています。 中でも、残業時間を毎月モニタリングするほか、大規模事業場においては衛生委員会でも対策について議論を重ねています。営業部でのタブレット端末の導入、経理部での業務の共有やマニュアル整備、経費処理プロセスの電子化などで、勤務時間短縮を図っています。 育児休暇に関しても、取得者数は増加しており、取得後の復帰の比率も高まっています。産前産後の休暇や、育児休暇取得を妨げないよう、就業規則でも明記しています。
浅草橋本店 安藤 伸
プライベートの充実が仕事のモチベーションに!ウイーアーシモジマ
入社 1年目です!
福利厚生の充実
本年度は従業員の福利厚生の充実を図るべく、(株)リロクラブが運営する「福利厚生倶楽部」の会員となりました。同サービスにより当社の従業員は、全国の外食施設、宿泊施設、レジャー施設、エンターテイメント等、様々なサービスを割引価格で利用することが可能になりました。
従業員とともに
日々感謝の気持ちでいっぱいです。産休から復帰された方々も多く、大変心強いうえ、時短勤務、子供の急病時など、上司をはじめ、周りのご理解とご協力を頂いており、とても恵まれた職場環境です。 商品部 小池 喜代美
研修風景
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COMMUNITY
地域の皆様を包みこみ
する存在でありたい。
包装用品は、商品等を保護し、その管理を効率化するという経済的な機能をもっていますが、それだけではなくデザインを社会に伝えるという、社会的・文化的側面もあります。 当社の創業は大正9年に遡り、2020年には創業100周年を迎えます。その歴史の中で、提供してきた商品構成・デザインは様々に変遷しました。 2020年には東京オリンピックが開催されますが、1964年の前回東京オリンピック当時のオリンピック関連デザイン商品(紙袋)の一部がその社会的・文化的価値を認められ、2017年の秩父宮記念スポーツ博物館の巡回展にて展示されました。 また2018年、新たに紙のマニアをターゲットとする「紙博」にてレトロデザインの紙製品を展示し、好評を博しました。 昨今では、食品用、農材用、通販用など様々な機能の商品を開発していますが、包装用品に備わる無形の価値を大切にし、時代の息吹を感じられるデザインをお届けしていきたいと考えています。
メセナ活動 ・ 近隣活動
当社はメセナ活動にも積極的に参加、様々な支援活動を行なっております。社会福祉法人嬉泉祭りバザー(障がい者支援施設)の参加者に文具、雑貨などの商品提供、カンボジア交流協会への寄付、NPO法人こどもアート企画の協賛などを行ないました。こどもアート企画では各地で工作ワークショップを開催した際に当社より包装紙、紙袋、リボン、紙コップ、紙皿などを提供して小学校2年生までのお子様が多くの作品を楽しそうに作っていました。今後もこのような活動を積極的に支援してまいります。
店舗内安全対策
当社は2017年9月上野労働監督署、上野労働基準協会支部主催による安全衛生管理セミナーにおいて「店舗内のお客様、従業員の安全対策について」の講演を行ないました。 内容としましては事故防止対策のための規程マニュアルや安全衛生管理体制の整備、リスク管理委員会の開催や事故発生後における対策、従業員への注意喚起など実例を交え発表いたしました。今後も継続的改善をはかってまいります。また、2018年1月安全衛生活動が評価され、上野労働基準協会支部長表彰を受賞しました。
時代の息吹を伝えるデザイン。シモジマトピックス
巡回展に展示しました!
秩父宮記念スポーツ博物館 巡回展における展示 2018年「紙博」における展示
地域とともに
工作ワークショップの作品
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のために全社を挙げて取り組んでいます。
環境目的 目標/活動計画 (2017年度) 実績/進捗状況 (2017年度) 評価■ 環境配慮型商品の企画・開発 年間70点開発 年間75点開発 ○
■ 環境配慮型商品の拡販 2016年度比102%以上販売額増 2016年度比103.0% ○
■ 環境配慮型商品の拡販ツール作成 毎月1点以上 年間12点作成 ○
■ 商品の不良品重量の低減 過去3年間重量平均比3%削減 年間を通して目標達成 ○
■ 業務の効率化・標準化・平準化の推進業務マニュアル化の推進 業務マニュアル化推進のための仕組み構築 ○
業務体制の標準化・平準化の推進 経理業務の見直し・再配置・検証 ○
■ 文書電子化の研究と実施受領文書および国税帳簿の電子化の研究と実施
国税承認に基づき新システムでの運用まで含めた文書電子化の検討と実施 ○
自社発行文書の電子化の研究と実施 新システムの利用による文書電子化の検討と実施 ○
■ メセナ活動の実施 四半期に1回以上、年間10件以上 年間で12件の実施 ○
■ 近隣の清掃活動の実施 週1回駐車場と近隣の清掃活動 原則毎週実施とし、年間48日実施、延べ274名の参加 ○
2017年度環境実行計画と実績
本社の環境マネジメントは国際規格ISO14001に則り(2000年11月に本社で認証を取得しております。)2017年度(2018年3月期)の環境実行計画及びその結果は下記に示すとおりです。
電力使用量 ・ CO2排出量削減への取組み
当社では、引き続き電力使用量の削減に取り組んでおります。2018年3月期のグループにおける電気使用量は、8,055千Kwhとなり、前期比で2.8%増となりました。当社では新店舗増などが影響し、4,660千kWhと微増で推移しましたが、子会社では物流業務が拡大したため、全体では若干増加しました。 このような状況を反映して、「使用面積あたりの消費電力量」(原単位)は、本社で0.3%減、子会社で4.4%増となっております。 当社のCO2排出量については、2,239tと、前期比5.3%減(調整後排出係数換算)となりました。これは主に電力会社における係数の低下によるものです。
持続可能な社会に向けて 自然環境の悪化の予防は、いまや世界の喫緊の課題になってきています。当社も、「包装用品と関連事業を通じて快適な社会づくりに貢献する」ことを経営理念に掲げており、「包装用品と関連事業を通じて環境に寄与する」べく、尽力いたしております。具体的には、環境マネジメントシステムを運用し、環境配慮型商品の開発・販売を継続しているほか、グループを挙げて省エネルギー、省資源、CO2削減、リサイクルに取り組んでおります。
■ 調整後排出係数換算:環境省・経済産業省の省令に基づき 算出された係数で換算しています。
■ 2017/3期の増加は生産子会社における 品質管理活動などによるものです。■ 2018/3期の増加は物流活動の繁忙化や店舗増によるものです。
10,000
8,000
6,000
4,000
2,000
0
7,756 7,837 101.29104.99 101.63
2,239
2,624
42.5239.69 40.74
3,129 3,212
4,626 4,625
8,055
3,394
4,660
(年度)
(千kWh)
使用面積あたり消費電力量の推移(グループ)電力使用量の推移(グループ) CO2排出量の推移(当社)
120
80
40
100
60
20
0(年度)
(kwh/㎡)■ 当社 ■ 子会社 ■ 当社 ■ 子会社
2,000
1,500
1,000
500
0
2,500
2016 2017 2018 2016 2017 2018 2016 2017 2018 (年度)
(t-CO2)3,000
2,364
環境とともにENVIRONMENT
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容器リサイクル法への対応
当社は、容器包装リサイクル法上の特定事業者に指定されております。その関係で、従前より、再商品化委託料金を公益財団法人容器包装リサイクル協会にお支払いしているほか、排出抑制措置として、店舗における紙袋・レジ袋の使用重量を減少すべく努力をしています。 本年度は、プラスチックの容器包装の利用・製造量が15,036トン、紙の容器包装の利用・製造量が7,330トンとなり、ともに微減となりました。 当社では、容器包装の環境負荷低減とお客様の利便性を両立するため、適正サイズの紙袋の開発、レジ袋の薄肉化などの努力を継続しているほか、微量ではありますが、一部店舗にて当社ロゴ入り紙袋の回収を開始・継続しております。 また、発生した不良品については、可能な限り再生品としてリサイクルされるよう尽力しております。 今後も、容器包装の社会的な効用を高めるべく、その環境負荷を低減するため努力を継続してまいります。
環境保全に関する重点項目 (環境方針より抜粋)
① 環境負荷の低減をめざした自社ブランド商品(環境配慮型商品)の企画・開発と品質管理② 省エネルギー・省資源の推進とCO2削減③ 当社が排出する廃棄物の削減とリサイクルの徹底推進
※環境方針の全文はウェブサイトを参照ください。 https://www.shimojima.co.jp/
csr/environment/environmental_policy.html
従来、ブロッコリーやアスパラガスなどの青果物は、発泡スチロールを使用しての流通が主流ですが、積載体積が大きく効率が悪いため、ごみがかさばる等の弱点があります。 当社では、このような不都合を解消すべく、鮮度保持効果に優れた大型袋を使用することを推奨しております。機能性につきましては、明治大学農学部野菜園芸学研究室の元木 悟准教授と研究・検証しております。鮮度がより長く保たれるだけでなく、発泡スチロールが不要となり、大幅にごみの軽減が期待出来、環境保全にも繋がっていきます。
容器包装リサイクル法対応による取り扱い容器包装資材の量の推移
■ プラスチック■ 紙類
■ 提出の計算時期の関係で、前年の会計年度の計算値を掲載しています。
シモジマトピックス
鮮度保持&ゴミの総量減!
鮮度保持袋の共同研究
鮮度保持袋を用いた実験の様子
左から第二営業部 課長 塩崎 敬文
(現 札幌営業所所長)部員 石井 葉菜子
栽培の様子 実験結果の検証
(トン)
(年度)
15,036
7,330
2015 2016 2017
20,000
15,000
10,000
5,000
0
14,210
7,451
15,109
7,414
15
株式会社シモジマ(本社)は環境マネジメントシステムの国際規格[ISO14001]の認証を平成12年11月10日付で取得しております。(登録証番号:JQA-EM1092)当社はこれからも環境保全を重視した活動を積極的に行ってまいります。
印刷工程では、生分解性があり、VOC(揮発性有機化合物)排出量も少なく、CO2を吸収する植物から作られた植物油インキを使用しています。
ユニバーサルデザイン(UD)の考え方に基づき、より多くの人に見やすく読みまちがえにくいデザインの文字を採用しています。
この製品は、FSC®認証材および管理原材料から作られています。
株式会社 シモジマ〒111-0053 東京都台東区浅草橋 5-29-8お問い合わせ先:管理本部総務部Tel 03 ( 3864 ) 0061(代表)Fax 03 ( 3865 ) 4470https://www.shimojima.co.jp/