クリエイターがぶつかる著作権の壁とcreative commons
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クリエイターがぶつかる著作権の壁とCreative Commons
株式会社ロフトワーク取締役 林 千晶
ロフトワークは日本最大(6000名)のオンラインクリエイターネットワークサイトです。
・Webデザイナー・グラフィックデザイナー・イラストレーター・ライター・FLASHクリエイター・インテリアデザイナー等
http://www.loftwork.com
ブログ機能100MBストレージポートフォリオ機能
イベントお仕事紹介
オープンネットワーク型の新しい形の制作代理店
クリエータポータルサイト(www.loftwork.com)を通じて蓄積されたダイナミックなクリエータ・データベースと独自のディレクションシステムによって、あらゆる制作物を高いコストパフォーマンスで提供するクリエイティブソリューション企業です。
2 ロフトワークのプロデュース
高い企画力とディレクションシステム
3成果をもたらすデザイン・ソリューションロフトワークは、クライアントにとって信頼できるパートナーでありたいと考えます。プロフェッショナルとしてクリエイティブ業務を企画・実行し、クライアントに確実な成果をもたらすことを目指します。
ブランド育成のための企業サイト制作からコーポレート・アイデンティティ開発、広告制作まで。ロフトワークは幅広い領域でクリエイティブ・ソリューションを提供しています。クライアントが抱える様々なクリエイティブニーズを一括して請け負う効率的なクリエイティブマネージメントで、高い満足をお約束します。
1 クリエータ・データベース登録クリエータから生まれる無限のクリエイティビティ登録クリエータの一人一人がクリエイティブ発想の源であり、実際の制作作業の担い手でもあります。全国に広がるクリエータ・ネットワークが、幅広いサービス領域と豊富なデザインテイストを可能にします。
クライアントの満足6000名の
登録クリエイター
印刷物 ロゴ 4キャラクター開発 大量コンテンツ開発
映像制作
サイト制作
CMSによる大規模サイト開発自治体向けCMS導入サービス
SNS開発
ECサイト、アフィリエイトサイト開発
×
6
Mission
★審査や固定的なランク付けの撤廃★大切なのはニーズ・マッチングを生むための機能性
★作品の価値はユーザ(市場)が評価★自己増殖する巨大データベース
自由登録 オープン性★エージェント化や囲い込みの排除★競合も含めてあらゆる人が利用できるクリエイターデータベース
★多くの人に利用されることでより大きな新しい価値が生まれる
クリエイティブをダイナミックに流通させるためのインフラを目指して
7
企業法務部門との圧倒的なノウハウの差現状はほぼNo Rights Reserved
クリエイターが抱える著作権の壁
Creative Commonsの対応領域
アマチュア プロクリエイターのランク
著作権管理
No rights reserved
All rights reserved
契約書のサンプル (著作権)✓クリエイターが本業務に関して作成した一切の成果物に関して新たに発生した特許権、実用新案権、意匠権、商標権、著作権(著作権法第27条および第28条に定める権利を含む)、その他知的財産権は、すべてクライアントに帰属します。
✓クリエイターは、クライアントに対し、本業務に関して作成した一切の創作物等に関して、著作者人格権を行使しません。
と、特集のところにも書かれてあったけど、どこかで割り切らないといけないところはあるよね。
著作は放棄していないけど、自分の作品で楽しんでもらえたらなっと。 そう言った考えで流通させる時、クリエイトコモンズライセンスは良いよね。 著作権ってのを、だれにでも分かりやすく示せるしね。
もっとこのライセンスが普及すればよいのにな。
まーそれとともに著作権の正しい認識と使い方をちゃんと教育をしないとな。 (J2)
著作権とクリエイトコモンズ・・・。
『「自分の作品を世の中に流通させたい」のと 「自分の作品の著作権を守る」ということが相反して難しい』
Creators Voice 1
著作権問題がクリアにならず、オシゴトを断念した事があります。 お互いにいいものをつくりたいという気持ちは同じなのに、複雑な心境になってしまい、しばらく凹んでしまいました。
ただ、どうしても、安易に決めてゆくことができない事柄が多すぎて・・継続的な仕事になるならなおさらの事でした。下書きもなしでパソコンでぺぺっと描いた程度の絵ならいいんです。 でも、自分の作品としてのタッチは曖昧にはできない。
色々と先輩方にメールしたり、電話したりで、大変だったけど本当に勉強になりました。
わたしのような「感覚で描くタイプの絵」はとくに、きちんとしておかないといけないなと。
結局、自分がしっかり勉強するほか、ないんですよね。 (ともいゆみ)
Creators Voice 2
いつかどこかで私のイラストを使って大当たりして巨万の富を築いたヤツが発覚したら、その時はきっちり請求しようと楽しみにしています。 (mojuni)
随分昔のことですが、イラスト担当で出版した著作物をコピーライト・ヘイブンみたいな例の国に、見事に海賊版作られた経験があります。本物は墨一 色なのにカラー印刷にまでなって、著者名は見ず知らずの外国人になって。
あまりの見事さに感心さえして、あまり腹は立ちませんでした。それより海賊版が結構売れているということを聞き、ある意味嬉しかったりして。
バカかしら、私。
「罪と罰」じゃないけど、みたいなもののような気が。 Creators Voice 3
結局何の抗議もしていません。費用と効果を考えると、しても無駄だし。
これといって対策は考えてないなあ。 というよりかは副産物として作ってるような気がする。
『無断使用』した本人が利益を得てしまう事って、個人的には断然ありのような気がする。
そりゃあもうくやしいに決まってる訳だけど、 むしろオリジナルなんてありえるなんて怪しいところだし。ああ、そこまでいったらあかんのか。
ドンドン使ったらええんですよ。 そして使われたらええのです。 それが本当に面白ければね。
言い方の問題。 リスペクトか盗作か。 参考かコピーか。
という訳で、 宣言はしていますが著作権の管理なんて全然してません。それに対して保証なんて本当に難しいところだし、なんかね閉鎖的でイヤですね。 著作権を意識すればする程に、 盗作は生まれてくるのだと思います。
Creators Voice 4
質問1 Creative Commonsを知っていますか?
はい 23人 (23%) いいえ 77人
質問2 Creative Commonsライセンスを使ったことありますか?
はい 8人 (8%) いいえ 92人
77%
23%
知らない
92%
8%
使ったことがない
クリエイター100人に聞きました!
?
Creative Commonsへの期待値はとても高い自分の作品というクレジット(アトリビュート)が残るなら多くの人に自由に使ってもらいたい、楽しんでもらいたい。
”some rights reserved”のコンセプト
新たなクリエイティブ表現の創出にもつながる。煩雑な手続き不要で、著作権管理の第一歩につながる
具体的にどう利用したいいのかわからないどのライセンスを使えばいいのかわからない
企業との取引でも「簡易契約書」として使えるのか?
Creative Commons の可能性
Step 1 伝える著作権とは? Creative Commonsのライセンス形態は?デザインに携わるクリエイターにとってオススメのライセンスは?といった基本知識を提供する
ロフトワーク CCへの取り組み
Step 2 体感させるまずは使ってみることが重要。「最初の一歩」を踏み出させるために、ロフトワークにアップするコンテンツはすべてCCライセンスに
(2006年末までに対応)
Step 3 活用させる企業との取引に使える「契約書としてのCC」の追求CCコンテンツを使ったコラボレーションの実施大量のCCライセンス済みコンテンツを流通させるインフラへ
February 20, 2006
Thank you!株式会社ロフトワーク取締役 林 千晶