comb meet up_@kuwaccho0711_20140810

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2014/08/10 Comb meet up 資料

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社畜犬の異常な愛情または私は如何にして心配するのを止めて

SIとレガシーシステムを愛するようになったか

くわっちょ@社畜犬 (@kuwaccho0711)2014.8.10 comb meet up!

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このスライドは私個人の意見・見解であり、所属団体などを代表するものではありません。

おことわり

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くわっちょ

地元の大学の教育学部卒業後、新卒で SI の世界に入って現在 SE7 年目

渋谷の某グループにある SIer で Web システム開発や運用保守やってます。

使用言語等: PHP, Java, Javascript, VB.Net Ruby

MySQL, PostgreSQL, SQL Server

Apache, Tomcat, CentOS, RHEL

Twitter : @kuwaccho0711

アイコンは右下の犬。 Twiiter 上でほねっこあげると喜びます。わん。

社畜ネタ多いけど実際はそんなに激務じゃないし真面目でもない。  

あんた誰?

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教師には元々なる気はなく普通に就職活動  ↓ 教育関係とか受けるけど全滅 ↓ 気が付いたら周りのみんなはどんどん内定決まっていく ↓ 改めて自分のやれることなんだろうと考えてパソコン触る仕事につこうと

思った。 ↓ 東京の中小 S I er 内定決まったよ! ↓ いろいろあって落ち込んだりもしたけれど私は元気です。 ↓ わん

YOU はどうしてこの業界に?

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入社してからはどんな流れだった?

Java の研修を受け、最初の配属先は VB.Net の現場といきなり研修の意味なし。

しかもエビデンスはパワポだった。未だに謎。

その次の現場ではインフルエンザで倒れ約三か月間使い物にならず。

二年目は初の徹夜もしたけれど平和裏に流れていった。

三年目で自分のキャリアの転機になる現場 ( 後述 ) に配属され、今へと続く。

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ちなみに

パワポのエビデンス、こんな感じ

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テストケース 1-1( ボタン押下前 )

・名前を入力する・メールアドレスを入力し、確認を入力しない

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テストケース 1-1( ボタン押下後 )

・名前欄にエラーメッセージが表示されていない・メールアドレス欄にエラーメッセージが表示されている

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パワポエビデンス

これを 1 枚 1 枚丁寧に作っていきました。

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パワポエビデンス

未だになぜパワポだったのか、謎。

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本社に戻って三か月間自社案件  ↓ 「テスターだけど次の現場決まったよ」と話が。 ↓ 休日出勤当たり前だったけどなんとか耐え抜く ↓ なんだかんだあって本番リリース! ↓ 働きが派遣先に認められ保守・運用フェイズも任されることに。

三年目の転機

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運用を託されたのは

某アパレル EC サイト当時約 10万人の会員、何億もの売上あり

24時間 365 日動いて当たり前止まることは許されない

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運用を託されたのは

そんなシステムの運用保守を任されたのは

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運用を託されたのは

(*´∀` *)<プログラミング、わかりません♡

な三年目の女の子と

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運用を託されたのは

(` ・ω ・ ´)<ここが初の現場です!な新人さんと

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運用を託されたのは

それまで一部機能くらいしか担当してこなかった

右下の犬 ( 当時三年目 )

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運用を託されたのは

しかも全員 PHP ほぼ未経験

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運用を託されたのは

どーしろと?

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とりあえず以下をひたすら勉強した

PHP / PostgreSQL / Apache / Solr / JP1 といった使われている技術 サーバ運用管理法 ITIL プロジェクト運用方法 / PMBOK ネットワークあれこれ 顧客対応について 人の書いたコードを素早く読み解く方法 スマートフォンサイトのデザイン方法 etc…

任されたからにはやるしかない!!

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結果

二年間頑張った結果サイトの会員数、売り上げともに倍以上に。

少しは社会貢献できました。

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とりあえず以下のような状態になった。

PHP / PostgreSQL 大好き人間になった。 サーバやネットワークなどの知識も身についた トラブル発生時にテンション、能力ともに跳ね上がる人間になった システムは作って終わりではなく、成長していくものだと実感できた 深夜勤務、徹夜勤務にも耐えられる精神力が身についた 緊急時にどのようにして会社まで行くか考えられるようになった 自分で 1 からコーディングする機会は大幅に減った 新しい技術でシステムを作る機会も減った 人の書いたコードを読み解きコピペするのはすごく速くなった。 有給?なにそれおいしいの? お盆?正月?なにそれおいしいの?

結果

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何もないところから積み上げた事で見えてきたもの

1. SIer とはどういう存在か?2. SI の世界で生き残るには?

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SI ってなーに?

改めて調べてみた

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SI ってなーに?

日本の情報システムにおけるシステムインテグレーターとは、情報システムの開発において、コンサルティングから設計、開発、運用・保守・管理までを一括請負する情報通信企業である。

日本におけるシステムインテグレーターはアウトソーシングの一環として流行った業態である。システム開発を、システムのオーナーとなる会社(クライアント)から一括請負して、完成までの責任を負う主契約の相手(プライム)になる。プライムは個々の作業を副契約の会社(サブコントラクター、サブコン)に発注する [3] 。

日本において、システムインテグレーターはパッケージソフトウェアや SaaS の販売、アプリケーションサービスプロバイダなどを行う場合もあるが、カスタムメイドの受託開発が圧倒的に多い。つまり下請け(協力会社)を組み合わせて 1 から作るのが、日本のシステムインテグレーターである。あえて説明すれば垂直統合的である。

出展: Wikipedia

http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%B7%E3%82%B9%E3%83%86%E3%83%A0%E3%82%A4%E3%83%B3%E3%83%86%E3%82%B0%E3%83%AC

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SI ってなーに?

わかりにくい

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SI ってなーに?

要はこうだ

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SI ってなーに?

プログラミングなどという「魔法のようなこと」をやる人たちがその「魔法」を用いて、なんかすごいことをやって、お客様を「安心」させるお仕事をする人たちである。

お客様にとって、 Web やパソコンというのは「身近だけどよくわからないもの」

だからそれを動かすことには「常に不安がある」 その不安を取り除き、「安心」を「どのような形でもいいので」お届けすること

がエンジニアには求められているのです。 「安心」させるための一つの手段として「エビデンス」があったりします 「設計書」は引き継いだ人間が引き続き「安心」を提供できるようにするための

もの 逆に言えば、お客様を安心させられれば「 Excel スクショ」は必ずしも必要

じゃない

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これから SI の世界に入る者たちが生き残っていくために

次の 4 つが必要

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これから SI の世界に入る者たちが生き残っていくために

SQL, DB の知識 , VBA

相手がどうすれば「安心」できるのか、わかるようになる人間力

自分の意見を言える力と、相手の意見をちゃんと聞ける傾聴力

自分のやりたい事、やれる事、やるべき事をちゃんと定義できる客観力

※ もちろん言語の知識といったそういう基礎的な力は身についている前提です

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SQL, DB, VBA

「データ」がない現場はまずほとんどない

保守案件多いのは 「重い処理の改善」「メモリを消費する原因の調査」といったもの

だいたいは無駄な SQL が処理を遅くしたり、容量を食ったりしている SQL の構文や DB 自体の知識を身に着けておくとその辺の改善を素早くできて

お客様にもほめられます。 また、 Excel のない現場もほぼないので「単純化できる作業」はマクロにさせ

ましょう。 マクロを活用することで、まる一日かかる作業も 10 分くらいまで早く終わらせ

られる ある現場ではテストエビデンスツールをマクロ化したことでチーム全員定時で帰れる

  くらいまで作業効率改善させた事例も。 空いた時間を他の提案活動や改善活動に注力できるので会社の利益に貢献できる 無駄な残業を減らすことにもつながるので自己研鑽に充てることもできる。

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人間力

結局仕事をしているのは自分もまわりも皆「人間」だ

人間である以上、常に仕事には「不安」や「心配」がつきもの その「不安」や「心配」のもととなるのはなんなのか、正しく判断しないといけ

ない 業務を改善したいけど、どういう風にすればいいかわからない → プロトタイプを作る、参考サイトを見せながら話をすすめる、などなど 相手の「不安」「心配」に先手を打てるようになっておく ただし、自己犠牲を伴ってはいけない。自己犠牲を伴うと、自分が持たないから結果的に皆損をする。

※ もちろんこれが求められることもあるけど、「常に」求められる状態は異常です。 「不安」を取り除ける手段というのを、人間や技術を幅広く学んで身につけてい

こう 決して「一つの手段」に凝り固まってはいけません。

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傾聴力

人間と話さない現場もまずほとんどない

顧客、上司、同僚、後輩、パートナーさん…一人で仕事をすることはまず稀

ちゃんと相手の話を聞ける力を持つ事 ラダーアップ、ラダーダウンを使いこなす。 表面的な言葉だけで動かない。 自分の意見がどうすれば相手に伝わるか、相手が大事にしているポイ

ントを意識しよう。 必ずしもうまい話ができることが重要というわけではない。口下手で

も相手に伝わればそれは成功。

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やりたい事とやれる事、やるべき事

自分が進んでいく方向、目標は明確にしよう。

やりたい事とやれる事とがうまくマッチングしていると幸せになれる 会社に入る前は、上記二つの領域を大きくしていき、マッチしている領域を増やすこと。

どうすれば増やせるか、具体的な手段に落とし込んでいこう 会社選びは上記二つとうまくマッチングしているかは面接の時にちゃ

んと確認しよう。 会社に入るとこれに「やるべき事」が加わります。上二つと「やるべ

き事」をちゃんとマッチングさせていこう。 まずは自分から歩み寄る。会社でも顧客でも、自分から歩み寄る姿勢

は大事。

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小中高校生のみんなに

学生でいられる時間は限られます。「何もしない」という事だけはしないように

技術を純粋に勉強できる時間は今のうち やりたい事を時間的な制約がない状態でやれるのも今のうち 勉強も大事だけど、仲間と一緒に遊ぶ時間も大事です。 学生のうちの人間関係は社会人になってからあなたの支えになります。 まわりの友達を大事にしよう。

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ご清聴、ありがとうございました