県中教研 vol.39 (平成 研究活動の概要...2016/02/19  · 新潟地区 新潟市 33-36...

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県中教研 Vol.39 (平成 27 年度) 研究活動の概要 地区中教研の研究活動の概要 郡市中教研の研究活動の概要 全県部⻑ 振り返りアンケート 全県副部⻑ 振り返りアンケート 新潟県中学校教育研究会 上越地区 上越市 9-10 柏崎市 11-12 ⽷⿂川市 13-14 妙⾼市 15-16 中越地区 ⻑岡市・三島郡 17-18 三条市 19-20 ⼩千⾕市 21-22 加茂市・南蒲原郡 23-24 ⼗⽇町・中⿂沼郡 25-26 ⾒附市 27-28 ⿂沼市 29-30 南⿂沼市・南⿂沼郡 31-32 新潟地区 新潟市 33-36 燕市・⻄蒲原郡 37-38 佐渡市 39-40 下越地区 新発⽥市 41-42 村上市・岩船郡 43-44 五泉市・東蒲原郡 45-46 阿賀野市・胎内市・ 47-48 北蒲原郡 1全県部会 49-52 Class 53-56 3具現化 56-59 4 意⾒要望 60-61 (記述) 指定研究1年⽬ 63-69 指定研究2年⽬ 70-78 (数値) 指定研究1・2年⽬ 79-80 上越地区 1-2 中越地区 3-4 新潟地区 5-6 下越地区 7-8 2016/2/19

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県中教研 Vol.39 (平成 27 年度)

研究活動の概要 1 地区中教研の研究活動の概要

2 郡市中教研の研究活動の概要

3 全県部⻑ 振り返りアンケート

4 全県副部⻑ 振り返りアンケート

新潟県中学校教育研究会

上越地区 上越市 9-10 柏崎市 11-12 ⽷⿂川市 13-14 妙⾼市 15-16 中越地区 ⻑岡市・三島郡 17-18 三条市 19-20 ⼩千⾕市 21-22 加茂市・南蒲原郡 23-24 ⼗⽇町・中⿂沼郡 25-26 ⾒附市 27-28 ⿂沼市 29-30 南⿂沼市・南⿂沼郡 31-32

新潟地区 新潟市 33-36 燕市・⻄蒲原郡 37-38 佐渡市 39-40 下越地区 新発⽥市 41-42 村上市・岩船郡 43-44 五泉市・東蒲原郡 45-46 阿賀野市・胎内市・ 47-48 北蒲原郡

1全県部会 49-52 2Class 53-56

3具現化 56-59 4 意⾒要望 60-61

(記述) 指定研究1年⽬ 63-69 指定研究2年⽬ 70-78

(数値) 指定研究1・2年⽬ 79-80

上越地区 1-2 中越地区 3-4

新潟地区 5-6 下越地区 7-8

2016/2/19

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上越地区中学校教育研究会 研究活動の概要

上越地区中学校教育研究会 会⻑ 曽我 茂樹

1 地区中教研の活動 (1) 第1回上越地区郡市会長会 4 月 28 日(火) 会場:直江津東中学校

① 上越地区中教研組織作り(正副会長,事務局等)

② 平成 27 年度事業計画,指定研究の運営,今後の見通しについて

(2) 平成 27 年度上越地区運営推進委員会 12 月 8 日(火) 会場:高陽荘

協議題「研究1年次,研究2年次指定の研究推進や運営に関わる成果と課題」

平成 26・27 年度指定(会場校)

国語(刈羽中),数学(三和中),技術・家庭(城北中),道徳(妙高中),特活(名立中)

平成 27・28 年度指定(会場校)

社会(城東中),理科(大潟町中),英語(能生中),保体(潮陵中),進路(柏崎第五中)

地区運営推進委員会 FT の様子 検討の記録 FG

(3) 第2回上越地区郡市会長会 12 月 8 日(火) 会場:高陽荘

① 各郡市事業等についての中間報告

② 事業推進上の課題等についての検討

③ 平成 28 年度の指定研究の会場と研究の進め方についての確認

2 県中教研指定研究等事業による研究会

教科領域 研 究 主 題 期 日 会場校(参加人数)

国 語 「論理的思考力を育むための指導の工夫」 ~思考ツールの活用と,学び合いの活動を取り入れた実践を通して~

11月18日 (水)

刈羽村立刈羽中学校(68名)

数 学 「学ぶ意欲を高め,数学的な思考力や表現力を伸ばす指導」

~学び合う授業を通して~

11月 11日 (水)

上越市立三和中学校(66名)

技・家 「自己の考えをもち,他者とともに考えを発展させていく 活動の工夫」

11月 11日 (水)

上越市立城北中学校(61名)

道 徳 「豊かな関わりを通して,自己を見つめ,よりよく生きる生

徒の育成」 ~思いや考えを伝え合う活動の工夫~ 10月28日 (水)

妙高市立妙高中学校(62名)

特 活 「自分で考え,まわりとかかわりながら,より良い活動を 目指す生徒の育成」

11月27日 (金)

上越市立名立中学校(57名)

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<成果と課題>

研究推進委員会の活動が組織的に進められ,各教科領域において「学び合い」を取り入れた授業研

究が着実に進められた。また,協議会にファシリテーション(FT)を取り入れることにより教師の

学び合いが活性化し,FT への理解も一段と深まった。

課題としては,指定研究の成果を地区内でさらに有効に共有するために,研究発表会へのより多く

の会員の参加をどう図るか,研究の成果を次年度に生かすための取組をどう進めるか,などが挙げら

れる。

3 地区中教研の成果と課題,次年度の取組(⽅向性) <成果>

地区運営推進協議会を開き,研究1年次と2年次の担当者が情報交換をする機会をもった。これに

より,研究と運営,両面での成果の引き継ぎができた。特に,2年次から1年次への運営面での情報

提供が研究を円滑に進める上で重要である。

地区内各郡市において,郡市単位,学校単位,研究推進組織単位など様々な場で学び合いや FT に

ついての研修が開催され,学び合いの浸透を図る機会が増えている。

<課題>

2年間の指定研究終了時に研究推進に関わる記録や資料が会場校に留まり,次の指定研究に十分に

生かされていない実態がある。研究終了時に一括して郡市事務局や地区事務局に集約するなど,次に

繋ぎやすい方策を考える必要がある。

<次年度の取組(方向性)>

12月に開催した地区運営推進協議会は,研究の成果を次年度に繋げる意味で効果が大きい。この

会議を来年度も継続して開催するとともに,内容をさらに工夫していきたい。

「学び合う授業」に関する様々な取組が各教科領域において進められている。今年度から発刊され

た「Class」を活用するなどして成果を共有し,相互に学び合っていきたい。

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中越地区中学校教育研究会 研究活動の概要

中越地区中学校教育研究会 会⻑ ⼤⽮ 慎⼀

1 地区中教研の活動 (1) 第1回郡市会長会 4月 22 日(水) アトリウム長岡 ① 平成 27 年度中越地区中学校教育研究会 正・副会長の選出について ② 平成 27 年度研究指定について(会場校・開催期日・会のもち方の確認) ③ 平成 28 年以降の研究指定について(指定郡市・会場校の確認) ④ 情報交換(平成 27 年度郡市中教研活動について,地区運営推進委員会のもち方等) (2) 第2回郡市会長会 12 月8日(火) アトリウム長岡 ① 平成 27,28 年度 指定研究の成果と課題について ② 平成 29 年度以降の研究指定について ③ 情報交換(平成 27 年度の郡市中教研活動状況等) (3) 平成 27 年度中越地区運営推進委員会 12 月8日(火) アトリウム長岡 ① 平成 27 年度発表校の成果と課題について ② 平成 28 年度発表校の進捗状況と課題について

③ 「学習効果を高めるファシリテーションを活用した授業づくり」「研究会を実施するにあたって運営面での成果と課題」

【H27 研究指定の成果発表、及び H28 研究指定の経過発表】

【4グループに分かれて、協議題についてファシリテーションを行い、話し合ったことを全体で共有した。】

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2 県中教研指定研究等事業による研究会

教科/領域 期 日 学 校 名 参加者人数

国語

10月29日(木)

長岡市立太田中学校

88

数学

11月13日(金)

湯沢町立湯沢中学校

73

道徳

11月17日(火)

三条市立大島中学校

74

技術家庭

11月19日(木)

長岡市立越路中学校

96

特別活動

11月10日(火)

魚沼市立湯之谷中学校

109

440名

3 地区中教研の成果と課題,次年度の取組(⽅向性) <成果>

・研究発表では,学び合いの手段として,生徒自身がファシリテーションを実施する学習が定番となっている。

・ファシリテーションもマトリックスを活用したり,ワールドカフェを行うなど,その効果の特性を理解し,意見の拡散や収束を意識した実践が見られた。

・授業検討会では,すべての発表会でファシリテーションやワールドカフェを実施し,時間が足りないほど,活発な話し合いが行われた。

・他地区の発表会に参加して,ファシリテーションの道具や話合いの方法など,新しい情報が得られ,大変有意義であった。

<課題> ・複数教室で公開授業を行った場合,全体会の協議や御指導等で,見ていない授業の内容にな

ると分からなくなる。工夫が必要である。 ・研究会後,授業者と一問一答のように質問をする時間がほしかったと言う意見があり,いま

だに,ファシリテーションの良さが浸透し切れていない。 <次年度の取組(方向性)>

・複数教室公開授業研究発表会の全体会の持ち方。 ・「学び合いの授業」推進のために,ファシリテーションの意義や良さの啓発。

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新潟地区中学校教育研究会 研究活動の概要

新潟地区中学校教育研究会 会⻑ 澁⾕ 雅秀

1 地区中教研の活動 (1)第 1 回地区校長会 1 月 14 日(木) 関屋中学校

①県・地区及び郡市の研究活動の成果と課題 ②指定研究の運営上の課題の検討

(2)新潟地区指定研究推進会議 1 月 14 日(木) 関屋中学校 ①本年度(H27)研究発表教科・領域部長から成果と課題 ②次年度(H28)指定教科・領域の研究の方向性についての協議 ③研究推進・運営推進等の質疑・検討 ※ ①〜③について,ファシリテーションにより検討した。

2 県中教研指定研究等事業による研究会

<成果>

「かかわり」に関して,昨年度に引き続き,さらに意識的な取り組みが行われた。新潟地区中教研

として,県中教研から示された「学び合い 10」と「FT」を活用して研修を重ねてきた。 佐渡市中教研では,「学び合い 10」の視点から佐渡市の生徒の実態を分析した。生徒の問題発見能

力や論理的思考能力の不足を,主体的学習の阻害要因と捉え,主体的な学習活動を促すべく,ワール

ドカフェ方式によるグループ学習を活用し,その取り組みを蓄積してきた。その後,話し合い活動が

活発に行われるようになったという。 西蒲・燕市中教研では,「学び合い」を深めることや,定着を図るために,議論の切り返しや,思

考やアイディアを収束させる技能を,より高めることを意識して取り組んできた。結果,グループ学

習の質の高さが成果となって現れてきている。 新潟市中教研においては,「学び合い 10」を活用した授業の取り組みを行ってきた。また,各研修

教科・領域 地 区 期 日 会場校 授業学級数 参加人数

国語 新 潟 11 月5日(木) 東石山中学校 2クラス 119 数学 西蒲・燕 10 月 27 日(火) 燕中学校 1クラス 91

技術・家庭 新 潟 11 月5日(木) 寄居中学校 2 クラス 80 道徳 新 潟 11 月 30 日(月) 赤塚中学校 3クラス 88

学級活動 新 潟 11 月 12 日(木) 黒埼中学校 3クラス 98

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において,FTを導入し,密度の濃い議論を行っている。FTを取り入れることによって,各教科・

領域の人数が多いというデメリットを克服している。

<課題>

FTの手法は,今後も教育現場に浸透していくと思われるが,まだ敷居が高いと感じている教

員も少なくない。司会のマニュアルや傾聴の技法,思考ツールの開発など,教師が学ばねばなら

ないことは多いが,得られる情報量や効率の面でも組織や集団で研修することのメリットは大き

い。新潟地区中教研の活動として,FTがより身近な手法になるよう研修を推進していく必要が

ある。

3 地区中教研の成果と課題,次年度の取組(⽅向性) <成果>

新潟地区は,新潟市,佐渡市,西蒲・燕市の3地区の郡市で構成されている。新潟市のように,

会員数の多いところでは,切磋琢磨できる協議会を設定したり,1 教科を2~4のブロックに分け

て研修を行ったりして,より深い研修ができるよう工夫をしている。佐渡市,西蒲・燕市では,会

員数の少ない点をプラスに考え,緊密な情報交換がとれるよう組織運営に工夫を行ってきた。

<課題>

郡市間連携については,さらに深い連携がとれるよう,他郡市の研究会への参加要請や情報交換

を進めていきたい。

<次年度の取組(方向性)>

他郡市の取組についての連携や情報交換の機会をより増やすことで,互いに刺激しあい,研修を

深めていきたい。

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下越地区中学校教育研究会 研究活動の概要

下越地区中学校教育研究会 会⻑ 阿部 雅俊

1 地区中教研の活動 (1) 第1回郡市会長会 7月14日(火) 猿橋中学校

① 平成 27 年度下越地区中教研の組織の確認 正・副会長等

② 平成 27・28 年度県中教研指定研究の日時・会場の確認及び県中教研理事会・評議員会の報告

③ 協議「学び合う授業を推進していく上での課題及び対策について」

(2) 第 2 回郡市会長会 12月7日(月) 猿橋中学校

① 平成 28・29 年度研究指定校の確認

② 各郡市の秋の一斉研修会の日時の確認

③ 平成 27 年度指定研究に係る申し合わせ事項の確認

(3) 指定研究報告会 12月7日(月) 猿橋中学校

① これまでの県中教研の取組についての確認

② ファシリテーション

「県中教研指定研究の成果と課題~「学び合う授業」の質的向上を目指して~」

③ 平成 28・29 年度の指定研究の日時の調整

【12月7日(月)指定研究報告会の様子から】

※ 参加人数は来賓,指導者,一般参加者の合計人数。会場校の職員数は除いた人数。合計人数が3

14名で昨年度と比べて,約100名増えた。特に道徳の参加人数が増えたことがその要因である。

教科領域 期 日 会場校 参加人数

国  語 11月13日(金) 新発田市立猿橋中学校 49名

数  学 11月14日(水) 聖籠町立聖籠中学校 43名

技術・家庭 11月14日(水) 五泉市立五泉中学校 43名

道  徳 11月10日(火) 五泉市立川東中学校 130名

特別活動 10月28日(水) 胎内市立中条中学校 49名

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3 地区中教研の成果と課題,次年度の取組(⽅向性)

<成果>

各郡市とも指定研究会を中心に,県中教研の目指すべき方向を踏まえた取組が推進できた。職員

は協議会や検討会でファシリテーション(以下 FT と表記)を取り入れることで,FT が話し合い

の手段として定着し,成果や課題を明確にするために大変有効であるということを認識できた。生

徒も FT を通して,「コミュニケーション能力」,「対人スキル」そして「論理的批判的能力」などの

向上が見られた。

<課題>

FT を効果的に進めていくためには人間関係づくりや役割分担が基盤となる。そのために全教育

活動を通して学び合う集団づくりを形成していく必要がある。また,FT をより効果的に進めるた

めに有効に働く単元や場面を考えることやファシリテーターの育成を図っていく必要がある。FT

はあくまでもねらい達成のための手段であり,FT がねらいになってはいけないことを再認識し,

FT を通した学びの向上が学力向上につながるように考えていく必要がある。

<次年度の取組(方向性)>

多くの教科や授業で FT を行い,ファシリテーターを育成するなど,FT の取組をより全校体制

で推していく認識をもつ必要がある。

また,組織的な取組を推進するため,地区の研究体制づくりを早めに行い(5月くらいに推進委

員を選出する),ねらいや考え方のすりあわせを十分に行うとともに,内容によっては2年間連続

で授業を行ったり,モデル授業を見て実践したりする実践を進めていく。各学校では全校体制で推

進していくための職員研修の充実を図っていく。

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上越市中学校教育研究会 研究活動の概要

「学び合う授業」と「教師の学び合い」の推進

上越市中学校教育研究会 会 ⻑ 曽我 茂樹

同 副会⻑ 陸川 晃

1 今年度の課題と取組 <今年度の課題>

(1) 各教科領域における「学び合う授業」の推進

(2) 各学校における「学び合う授業」「教師の学び合い」の推進

<取組>

(1) 指定研究の推進

(2) 5教科(国社数理英)の研究推進

(3) 各校研究主任等を対象とした「学び合い」研修会の開催

2 研究活動の概要 (1) 指定研究の推進

指定研究2年次・・・数学,技術・家庭,特別活動

指定研究1年次・・・社会,理科,保健体育

①「数学」研究発表

ア 会場・期日・参加者数 上越市立三和中学校 平成 27 年 11 月 11 日(水) 66名

イ 指導者 上越市立板倉中学校長 渡辺 隆 様

ウ 研究主題「学ぶ意欲を高め,数学的な思考力や表現力を伸ばす指導」~学び合う授業を通して~

エ 授業公開 2年「確立」 授業者 櫻井 直人 教諭

②「技術・家庭」研究発表

ア 会場・期日・参加者数 上越市立城北中学校 平成 27 年 11 月 11 日(水) 61名

イ 指導者 技術分野 上越教育大学 准教授 東原 貴志 様

家庭分野 上越教育大学 准教授 佐藤ゆかり 様

ウ 研究主題 「自己の考えをもち,他者とともに考えを発展させていく活動の工夫」

エ 授業公開 技術: 1年「技術と私たちの生活との関わりについて考えよう~ガイダンス~」

授業者 松井 明 教諭

家庭: 2年「栄養素の可視化実験からこれからの食生活を考えよう」

授業者 齊藤 直美 教諭

③「特別活動」研究発表

ア 会場・期日・参加者数 上越市立名立中学校 平成 27 年 11 月 27 日(金) 57名

イ 指導者 上越教育大学教職大学院 特任教授 佐藤 賢治 様

上越市教育委員会学校教育課 指導主事 岩片 嘉和 様

ウ 研究主題 「自分で考え,まわりとかかわりながら,よりよい活動を目指す生徒の育成」

エ 授業公開 全校「学校行事で地域とつながろう」 授業者 二上 裕子 教諭 他8名

(2) 5教科(国社数理英)の研究推進

・第1回5教科部長会 平成 27 年5月 21 日(木) 会場 上越市文化会館大会議室

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上越市内中学校5教科の研究推進組織づくり,今年度の研究計画の確認 など

・第2回5教科部長会 平成 27 年 10 月5日(月) 会場 直江津東中学校

各教科一斉研修のもちかたついて など

・第3回5教科部長会 平成 28 年 2 月 9 日(火) 会場 直江津東中学校

今年度の取組のまとめ,来年度の計画の検討

(3) 各校研究主任等を対象とした「学び合い研修会」の開催

・第1回学び合い研修会 平成 27 年5月 21 日(木) 会場 上越市文化会館 参加者 30 名

講師 県中教研事務局長 山内 伸二 様

研修テーマ 「『教師の学び合い』と『学び合う授業』で 21 世紀型能力をつける」

・第2回学び合い研修会 平成 28 年 1 月 13 日(水) 会場 上越市教育プラザ 参加者 24 名

講師 県中教研事務局長 山内 伸二 様

研修テーマ 「まずは FT で教師が学び合う,そして,FT で”学び合う授業”を創ろう」

第2回学び合い研修会の様子 ホワイトボードを用いた FT の記録

3 成果と課題,次年度の取組(⽅向性) <成果>

・指定研究発表会を通して,各教科領域における「学び合う授業」についての理解が一層深まるとと

もに,今後取り組む方向について共有することができた。

・市中教研5教科の研究組織について,市教育研究会との関わりなどの観点で見直すことにより,中

教研の取組をより進めやすい組織へと改善することができた。

・市内各中学校研究主任を対象とした研修会を開催したことにより,各校への「学び合い」や FT ス

キルの浸透へと結びつけることができた。

<課題>

・研究指定が終了した次年度以降も各教科領域の取組が継続され,さらに深められるようにするため

のシステムづくり。

・「学び合う授業」と「教師の学び合い」の会員への一層の浸透

<次年度の取組(方向性)>

・指定研究への取組をさらに充実させる。

・今年度見直しを行った5教科の研究推進組織をより確かなものとし,「学び合う授業」への取組を

継続して進められるようにする。

・5教科の一斉研修日を設定し,より多くの会員への研究の浸透を図る。それを通して「学び合う授

業」のさらなる推進へと繋げる。

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柏崎市刈⽻郡中学校教育研究会 研究活動の概要

⼦どもの学び合いを⾼める取組

柏崎市刈⽻郡中学校教育研究会 会 ⻑ 佐藤 幸治

同 副会⻑ 近藤 喜祐

1 今年度の課題と取組 〈今年度の課題〉 学び合う授業づくりの取組において,まだ学校間格差がある。

〈取 組〉 各研究部で,学び合いの授業づくりの研修を充実させることで,学び合う授

業への改善の徹底を図る。

2 研究活動の概要 (1) 教育文化講演会

ア 会場・期日・参加者数 柏崎市文化会館「アルフォーレ」8月19日(水) 約 650 人

イ 講 師 FR教育臨床研究所 所長 花輪 敏男 様

ウ 演 題 「不登校の理解と具体的支援~特別支援教育の視点を持ちながら~」

エ 内 容 不登校の子どもやその保護者への対応について,実践に基づいた具体的な例

をあげながら講演をしていただいた。学校復帰に向けたチャートは,①認識の

段階 ②援助・指導の段階 ③チェックの段階 ④積極技法の段階 ⑤再登校

の段階 ⑥フォローの段階 の6段階であると力説された。

(2) 国語研究発表会

ア 会場・期日・参加者数 刈羽村立刈羽中学校 11月18日(水) 64人

イ 指 導 者 上越教育事務所 指導主事 藤田 由江 様

ウ 研 究 主 題 「論理的思考力を育むための指導の工夫 ~思考ツールの活用と,学び合い の活動を取り入れた実践を通して~ 」

エ 授 業 公 開 第3学年 国語「新たな知識を創造しよう!」授業者 教諭 田原 成久

オ 研 究 協 議 2つのものを比較し,類似点や相違点を見つけるための比較ばっちりベン図

と意見や主張を順序立てるステップチャートという思考ツールを活用して,

グループ内で活発に意見を出し合い,学習が進められた。話し合い活動にお

けるファシリテーションは有効であった。また,思考ツールの活用で自分の

意見の根拠が明確になり,話し合いによる学習活動が深まった。

(3) 市立教育センターとの合同研修講座 国語 師範授業研修 7 月 16 日 福島大学 准教授 佐藤佐敏 様 社会 指導方法研修 1 月 19 日 上越教育大学 特任准教授 倉澤秀典 様 音楽 狂言を題材とした授業の提案 7 月 30 日 万作の会(和泉流)高野和憲 様 総合 小中一貫の視点で総合をどう推進したらよいか 7 月 7 日

上越教育大学 准教授 松井千鶴子 様 道徳 授業づくり講座 7 月 9 日・11 月 27 日 上越教育大学 副学長 林 泰成 様 特活 新たな不登校をうまない学級づくり 7 月 8 日 上越教育大学 准教授 赤坂真二 様

学校 保健

学校課程地域が協働して健康な児童生徒を育むために 9 月 15 日 上越教育大学 准教授 留目宏美 様

(4) 研究成果の刊行 「柏崎刈羽の学校教育」第 11 集 A4判 50 ページ 800 部

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3 成果と課題,次年度の取組 〈成 果〉

(1) 5月の柏刈中学校長会において,今年度の県中教研運営方針について説明し,その趣旨理解と徹

底を図った後,ファシリテーションの演習を行い,学び合いの重要性を共通理解した。

(2) 11 月の刈羽中学校での国語教育指定研究発表では,「学び合い」の授業とワークショップ型

の協議会が行われ,県中教研の運営方針を具現化する授業や協議会が試みられた。 〈課 題〉

学び合う授業づくりの学校間の格差

〈次年度の取組(方向性)〉

授業スタンダード10,学び合い10の有効性を,研究主任・教務主任研修などで十分に理解さ

せ,各学校で徹底して取り組むことで,学校間格差を小さくしていく。

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⽷⿂川市中学校教育研究会 研究活動の概要

⽣徒の主体性を伸ばし,⽣き⽣きと学ぶ学習指導を求めて

⽷⿂川市中学校教育研究会 会 ⻑ 佐藤 弘

1 今年度の課題と取組 <今年度の課題>

糸魚川市中教研は,4中学校 88 名の教職員で組織している。当研究会の活動は,糸魚川市教育研

究会の活動と合わせて行うことにより,より小学校との連携を深め,広い視野で研修を進めていく必

要がある。

<取組>

授業研究等を通して,小中学校の連携を深め,教師の指導力の向上に取り組んでいる。

2 研究活動の概要 (1)各教科部の研究主題と実践項目等

5月 21 日に部長・副部長を開催し,研究の方向と事業計画を立案した。部会ごとの研修の他に 11

月 11 日には,市内各学校を会場にして,部会ごとの一斉研修会を半日日程で開催した。

教科 研究及び研修課題等 実践項目

国語 自分の思いや考えを相手に分かりやすく伝える子の育成 授業実践・協議

社会 実感に支えられ,自ら学ぶ社会科教育 授業実践・協議

数学 数学的な思考力・表現力を育て,学ぶ意欲を高める授業づくり 授業実践・協議

理科 問題解決をめざす理科学習 授業実践・協議

音楽 楽しい音楽の授業づくり 協議

美術 かかわり,つくりだす力を培う図画工作科の授業の創造 授業実践・協議

保体 互いに協力し,楽しんで行うボール運動の学習過程の工夫 授業実践・協議

技家 家庭科学習の小・中の系統性や指導のあり方 授業実践・協議

英語 主体的なひとり学びを基盤とした学び合いの工夫 授業実践・協議

(2)各領域・部等の研修テーマ等

領域 研修テーマ等 領域 研修テーマ等

道徳 道徳の教科化に向けた道徳の時間

の授業実践と評価について

特別支援教育 交流及び共同学習についての実

践発表

キャリア教

キャリア教育の理論を具体的な実

践から学ぶ

総合的な学習 豊かにかかわり,自分を見つめ,

よりよく生きる子どもの育成

学校図書館

全国子ども読書推進フェスティバ

ル研修会への参加

保健 児童生徒の「生きる力」を育む

学校保健活動の充実をめざして

生徒指導 児童生徒を取り巻くネット環境の

現状と課題について

学校における

食育

道徳の授業における食を通した

感謝の気持ちの育成

事務 防災危機管理について

研究集録の発行 「各教科等の研究の概要 No35」A4版 22 ページ

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3 成果と課題,次年度の取組(⽅向性) <成果>

○糸魚川市の「子ども一貫教育方針」のもと,0歳から 18 歳までの期間を見通した教育活動が展

開できるように,小・中学校間の連携を密にした学習指導を図ることができた。

<課題>

○県中教研の授業改善ナビゲーション(授業スタンダード 10,学び合い 10)を活用した授業改善

をする。

○新潟県中学校教育研究会授業情報誌「Class」を参考に,学び合う授業をより浸透させる。

<次年度の取組(方向性)>

○中学校同士の横のつながりをより重視した研修を実施し,指導力の向上を図る。

○生徒に学習意欲をもたせ,学び合いにより,生徒が学習課題の解決に主体的に取り組めるように

する。

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妙⾼市中学校教育研究会 研究活動の概要

道徳の時間における「学び合う授業」の提案

妙⾼市中学校教育研究会 会 ⻑ 橋⽴ 英基

1 研究活動の概要 (1) 中教研指定研究 「道徳」2年次研究発表

①� 期日・会場 平成 27 年 10 月 27 日(水)・妙高市立妙高中学校

② 参加者 62 名

③ 指導者 妙高市立新井中学校校長 川上 晃 様

④ 研究主題 豊かなかかわりを通して,自己を見つめ,よりよく生きる生徒の育成

~思いや考えを伝え合う活動の工夫を通して~

⑤ 公開授業 2年A組 資料名:「この子のために」 主題名:命ときまり

授業者:教諭 丸山信昭

3年A組 資料名:「風に立つライオン」 主題名:自分らしい生き方を求めて

授業者:教諭 帆苅 摩耶

⑥ 研究の概要 5月 1年次の研究推進の反省と2年次の研究の方向の検討

7月 資料の選定,指導案の検討,当日の運営計画の立案

8月 指導案の検討,当日の運営計画の検討

9月 プレ授業公開と協議会の開催

(妙高高原中学校2年 陸川善太教諭 3年 佐藤正実教諭)

10 月 プレ授業公開と協議会の開催

(新井中学校2年 佐藤晴香教諭 3年 小笠原洋一教諭)

前日準備,全体会・協議会リハーサル,打ち合わせ

研究会の反省

12 月 研究のまとめ,課題と成果の確認

(2) 妙高市教育研究会の取組

4月 春の一斉研修 専門部会,教科・領域部会(事業計画の検討)

8月 夏の一斉研修 全体研修,各部会毎の研修

11 月 秋の一斉研修 各部会毎の研修(授業研究等,各部の計画による研修)

3月 「妙高の教育」№10 の発行(予定)

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2 成果と課題,次年度の取組(⽅向性) 道徳の時間における「学び合う授業」の提案に向け,研究推進委員会を中心に妙高市3中学校が連

携し,会場校以外の2校でも授業公開を行い,推進委員会で授業検討を実施した。また,妙高市学校

教育研究会や妙高市教育委員会とも連携し,指定研究の成果を市内中学校はもとより,小学校とも共

有することができた。

明確な学び合いのゴールや指導観をもって授業に臨む必要性,生徒の意欲を引き出す発問や学習指

導過程の一層の工夫など,今年度の研究で得られた知見を来年度からの国語の指定研究に引き継ぎ,

確かな学力を育む「学び合う授業」の創造に努めたい。

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⻑岡市三島郡中学校教育研究会 研究活動の概要

⽣き⽣きと学習する⽣徒の育成

⻑岡市三島郡中学校教育研究会 会 ⻑ ⼤⽮ 慎⼀

1 研究活動の概要 長岡市・三島郡では小・中学校が合同で郡市教研を組織している。小学校と交流しながら,同一歩

調で研究を進めている。活動は 13 の単位研究会と7つの各種協議会があり,それぞれに事務局を組

織し,連絡を密にしながら,授業研究を主とし,講演会や実技研修など部会ごとに工夫している。

教科・領域 研 究 主 題 ( 主 な 活 動 内 容 ) 国 語

言語感覚を豊かにし,読みを深める授業 (研究授業:10 月 太田中学校)

社 会

自ら考え,意欲的に追究する子供を育てる社会科授業のあり方 (講演会:11 月 市教育センター 授業研究:11 月 黒条小学校 岡南中学校)

数 学

思考力・表現力をはぐくむ算数的活動・数学的活動の工夫 ~学び合い活動を通して~ (授業研究:9月 東北中学校 12 月 四郎丸小学校)

理 科

小・中を通して理科に親しむ子どもの育成 (授業研究:10 月 上組小学校 11 月 豊田小学校 旭岡中学校)

音 楽

思いをもって表現する子ども (親善音楽会:11 月 授業研究:6月 旭岡中学校 12 月 柿小学校)

美 術

思いを実現しようとする子どもの育成 (小・中学生美術展:7月 長岡市美術センター 授業研究:9月 宮内中学校 美術鑑賞研修:12 月 県立近代美術館)

保健体育

子どもが運動の楽しさを味わうことができる教師の支援のあり方 (授業研究会 体操・ボール:6月,11 月 実技研修会 陸上競技:9月 ボール運動:10 月 表現・ダンス:10 月)

技術・家庭

よりよい生活を創り出す児童・生徒の育成 (授業研究 <技術>11 月 越路中学校

<家庭>10 月 新組小学校 11 月 越路中学校) 英 語

学び合う授業の創造 ~学ぶ意欲を高め,確かな学力を身に付ける生徒の育成を目指して~ (授業研究:9月 日吉小学校 大学教員師範授業:10 月 栖吉中学校)

道 徳

道徳的実践力を高める教育活動の創造 (講演会・研修会:8月 アトリウム長岡 授業研究:10 月 堤岡中学校 11 月 上川西小学校)

特別活動

望ましい人間関係を形成し, よりよい生活を築こうとする自主的・実践的な態度を育てる特別活動の工夫 (全体研修:6月 東中学校 授業研究:7月 11 月 希望が丘小学校)

進路指導

自らの生き方を切り拓いていく生徒・児童の育成を目指して (進路講演会:7月 馬髙縄文館)

学校保健

児童生徒の「生きる力」を育む学校保健活動の充実を目指して ~小・中連携をさらに深めて<2年研修の1年次>~ (研修会:10 月・2月 市教育センター)

総 合

探求的な学習をうながす指導の工夫 (授業研修・講演会:11 月 脇野町小学校)

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2 成果と今後の課題,次年度の取組(⽅向性)

<成果>

本年度は,国語部会と技術・家庭科部会が県中教研指定(2年目)の研究発表を行った。ファシリ

テーションを行うための道具やグラフィックの用紙などに様々な工夫を加え,大きな成果を得ること

ができた。また,理科部会と保健体育部会が研究指定(1年目)を受け,第1回目の推進委員会から

ファシリテーションを導入し,意欲的に模擬授業を実施している。教師の学び合いが定着してきてい

る。

<課題>

研究推進委員のみならず,多くの学校で模擬授業を行うことで,全ての教員を巻き込んだ研究体制を構

築し,成果を共有していく必要がある。

<次年度の取組(方向性)>

郡市全体に学び合いの授業を定着させるために,全校の研究主任を集めた研修会を実施していく。

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三条市中学校教育研究協議会 研究活動の概要

⼩中⼀貫教育で求められる教育活動の推進

三条市中学校教育研究協議会 会 ⻑ 前澤 正⼈

同 副会⻑ ⻘⽊ 孝史

1 今年度の課題と取組 <今年度の課題>

三条市が推進する小中一貫教育を主体的にとらえ,9年間を見通した指導や小中連携等,新し

い教育の動向をしっかりとふまえて積極的に共同研修を推進する。

<取組>

小中一貫教育推進全国連絡協議会(全国サミット)の開催を契機に,9年間を見通した各教科・

道徳・特別活動及び総合的な学習の時間等の自校プランを相互に情報交換し合い,自校プランの

改善充実を進める。

また,新学習指導要領の各教科,各領域の目的を理解し,県中教研が導入している授業改善ナ

ビゲーションを活用しつつ,授業の質的改善を積極的に進める。

2 研究活動の概要

(1) 部会の研究主題

国語:確かな言語能力を育てる指導

~小中連携の視点から~

社会:生徒が自ら考え,主体的に追究するための

魅力ある教材開発や指導方法の工夫

数学:知識・技能を活用する力を伸ばす指導方法

の工夫

理科:生徒が目的意識をもって,観察・実験に取

り組むことのできる指導の工夫

音楽:生徒の学習意欲が向上する指導法の工夫

美術:学習指導要領に則った地域素材の研修

保体:かかわり合って学ぶ体育授業

技家:生活をより良くするために課題を解決する

力を身につけさせる授業の工夫

英語:生徒の学習意欲を育む授業

道徳:人とよりよく関わる力の育成~体験と関連

した道徳授業の工夫

学級活動:学級における人間関係づくり

~学級経営におけるハイパーQUの活用~

生 徒 会:生徒一人一人が意欲的に参加する生徒会活動

はどうあるべきか

生徒指導:生徒理解を深める指導法の工夫

進路指導:自らの生き方を主体的に考え,明確な目的

意識を高める進路指導の工夫

学校保健:養護教諭がかかわる保健学習

総合的な学習の時間:学校・地域に根ざした「総合的な学習の

時間」の推進

学校経営:地域と連携した小中一貫教育の推進

特別支援教育:一人一人の教育的ニーズに応じた特別支援

教育の充実のために

(2) 研修

①5月 19 日 総会,役員選出,教科部会,教科外部会(主題,年間活動計画等作成)

②10 月 22・23 日 教科部会一斉研修(小中一貫教育全国サミット公開授業,運営,参観)

③11月 教科外部会毎に研修(公開授業,協議会,実技研修,講演会を実施)

(3) 研究成果の刊行 「三条市中教研会報」 A4判,250部

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3 成果と今後の課題,次年度の⽅向性 <成果> 小中一貫教育全国サミットの開催を契機に,各中学校区で小中一貫教育の取組の改善を進

め,その良さを生かした学力向上,個性を生かした教育,指導と評価の一体化等,着実な成

果を納めた。

<課題と次年度の方向性>

小中一貫教育の継続的な推進と,とりわけ学力向上について,教科部会における授業検討

会で授業改善ナビゲーションを活用することにより,授業改善の視点を明確にした具体的な

授業検討の充実・活性化を図りたい。

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⼩千⾕市中学校教育研究会 研究活動の概要

「⼼豊かにたくましく⽣きる⼩千⾕の⼦ども」の育成

⼩千⾕市中学校教育研究会 会 ⻑ 菅原 誠廣

同 副会⻑ 太平 敏夫

1 今年度の課題と取組 当市中教研は,中学校5校 84 名の会員をもって組織し,小学校8校・総合支援学校1校の教職員と

共に小千谷市教育研究会を構成し,互いに連携を図りながら研修を推進している。生徒の学力向上を課

題ととらえ,その実現のための授業改善を取組として,昨年度に引き続き「学び合い」をキーワードに研

究活動を実践した。

2 研究活動の概要 (1) 市小学校教育研究会・市教育委員会との連携による研究推進・運営

①各研修委員会の代表を,小教研・中教研・市教委の三者で構成し,研究内容を企画・立案・運営

している。

②実務研修として,保健・事務・栄養の各部会を,各学校の養護教諭・事務職員・学校栄養職員(栄養

教諭)及び市教委担当者をもって構成し,実務的な研修を推進している。

③各学校の主任等で事業委員会を構成し,市教育センター等と連携しながら教育活動支援事業を

企画・立案・運営している。

(2) 夏季研修会の開催

①日時 平成 27 年8月 20 日(木) 13:00~16:30

②会場 小千谷市民会館

③内容 ○全体会 会長あいさつ,教職員研修委員長からの趣旨説明

○講演会 「語り継ぐことの大切さ~新潟県中越大震災の記憶~」

講師 おぢや震災ミュージアムそなえ館次長 松本 勝男 様

そなえ館での防災学習体験プログラムの内容をお聞きし,災害体験の伝承と防災

学習の必要性を改めて実感できた講演会であった。

○部会研修 小・中学校教科別に分かれ,各教科のテーマに基づいた協議会・講演会・

地域巡検・講習会を実践した。

(3) 部会研修の内容

①国語部会:協議会 NRT の分析から得た「聞く・話す」の指導について,各校の取組を情報交換した。

②社会部会:地域巡検 伝統ある小千谷縮の歴史を聞き,小千谷織物づくりを実際に体験した。

③数学部会:講演会 地域の和算家やアクテイブラーニングの話を聞き,授業改善の方向性を確認した。

④理科部会:地域巡検 地域で見られる地層の露頭に出掛け,実際に授業での教材化を試みた。

⑤英語部会:協議会 NRT や定期テストの分析から得た学力実態を踏まえた指導について,各校の取

組を情報交換した。また後日,公開授業を行い,指導法の改善について話し合った。

⑥音楽部会:協議会 中越音楽教育研究大会に向けた授業案をもとに,課題提示や旋律づくりな

ど,授業改善のヒントを出し合った。

⑦美術部会:協議会 授業での実践例を紹介し合い,題材のつながりを検討した。

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⑧保健体育部会:講習会 けがを予防するトレーニング方法を接骨院医師から聞き,その大切さを確認し

た。

⑨特別支援教育部会:協議会 ユニバーサルデザインを取り入れた授業の話をもとに,各校の取組を情報交

換した。

(4) 県中教研指定研究社会

①日時 27・28 年度県中教研指定研究 社会授業公開:11 月 19 日(木)

②会場 小千谷市立千田中学校

③研究主題:学び合いを通して,主体的に課題を追究する生徒の育成

④指導者:長岡市立青葉台中学校 校長 松井 淳 様

小千谷市教育委員会学校教育課 管理指導主事 小池 尚志 様

⑤授業者:小千谷市立千田中学校 教諭 大井 和人

⑥研究内容:公民的分野 3年 地方自治と住民の参加

生徒に身に付けさせたい力を,自ら考える力・情報を発信する力・問題を解決する力とし,「課

題設定の工夫」と「意見交換の工夫」の2点から,指導する具体的な手だてを検討した。

3 成果と課題,次年度の取組(⽅向性) 成果として,当市中教研は,市教研及び市教委と密接な連携を図りながら,市の「おぢやっ子教育

プラン」の実現に向けて研修を推進することができた。次年度も,市内 14 校の小・中・総合支援学校が

連携し,日々の教育活動に生きる実践的な研修を続けていく。また,各学校の教育活動を広く市民に

周知するため,「小千谷の教育」(実践編と研究編)を刊行し,分かりやすく参考となる実践集となるよ

うに工夫していく。課題として,部会研修の回数や時間が限られており,継続的に研修を推進し,更

に充実させていくためには,各部ごとの研修を設定することも必要となってくる。

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加茂市南蒲原郡中学校教育研究会 研究活動の概要

学び合う授業づくり

加茂市南蒲原郡中学校教育研究会 会 ⻑ ⻘柳 良隆

同 副会⻑ 横堀 正満

1 今年度の課題と取組

<今年度の課題>

研究指定がない年にもなるため,各校における研修の充実に向けた取り組みを充実させ活性化を

図り「学び合う授業」の実現を目指すことが課題である。その際に市教研や町教研という研修の基

盤を生かしながら,さらには中教研としての研修体制の改善を図りながら研修の実をあげる。

<取組>

① 市教研,町教研(小中合同)という研修の場を生かして各校の研修を充実させ推進する。

② 中教研組織としての中学校間のつながりを充実させて情報交換や研修の交流を活性化させる。

2 研究活動の概要

(1)市教研・町教研との連携による活動

小中合同の市教研・町教研と連携して研修を進めている。加茂市では教科・領域 20 部会に分か

れて講演会,実技研修,授業研究に取り組んだ。田上町では教科・領域7部会を中心に幼・小・中

の連携を柱に活動した。

(2)特別研修会の実施

平成 28 年 1 月 19 日にファシリテーションの基本と学び合う授業のつくり方について,郡市内の

中学校の研究主任等を対象に下記の研修会を行った。

① 演題 「21 世紀型能力」をつける授業改革は ~ FT の基本と学び合う授業のつくり方 ~

② 講師 新潟市立白新中学校 教諭 山内 伸二 様(県中学校教育研究会事務局長)

③ 概要 21 世紀型能力,アクティブラーニングについての講義,模擬授業,フレームワーク

KPT を使った各校の実践の成果と課題の洗い出し等の実習。

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3 成果と課題,次年度の取組(⽅向性)

<成果>

① 市教研や町教研において中連携の視点から授業づくりについての研修を行うことができた。

② 学び合う授業についての具体的なイメージを共有するために各校の研究主任等を集めて研修会

を開催できた。次年度の各校の研修計画の作成にあたり大きな示唆に富む研修となった。

<課題>

それぞれの研修母体のよさを生かした活動が進められた。ただ,郡市内の中学校間をつなぐ研修

や情報交換(中教研としての関係性)に弱さがあるため,中学校間をよりよくつなぐ工夫が必要で

ある。

<次年度の取組(方向性)>

・これまでの研修の基盤である市教研や町教研との連携をさらに活性化させていく。

・中学校相互の研修の交流や情報交換を柔軟にし,その場を広げていく。

この成果と課題を受けて次年度,上記の内容に取り組んで,研修の活性化と成果につなげていき

たい。

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十日町市中⿂沼郡中学校教育研究会 研究活動の概要

「学び合う授業の創造」

⼗⽇町市中⿂沼郡中学校教育研究会 会 ⻑ 滝澤 貞夫

同 副会⻑ ⼭⽥ 正司

1 今年度の課題と取組 当郡市中学校教育研究会は,十日町市内 10校,津南町1校,津南中等教育学校の計 12校,167名の会員

で組織している。郡市内全小・中・特別支援学校で構成する郡市教育振興会及び,郡市内5つの高等学

校と連携を図りながら中学校独自の活動を推進している。

さらに,今年度は,平成 28 年度当郡市中教研が進路指導の研究指定発表を控え,12 月に金沢工業大学

教職課程教授白木みどり様を迎え,「キャリア教育」講演会を開催した。

このように,郡市中学校教育研究会として組織的に研究活動を推進する体制を強化している。

2 研究活動の概要 (1) 教育課程伝達講習会・・・・・ 8月 21 日(金) 13:30~ 市中央公民館,情報館 他

① 各校の取組の紹介 ② 情報交換及び指導 ○ 参加者 全会員

(2) 授業力向上研修会

① 県中教研指定研究(1年次)

進路指導(下条中学校)・・・・ 11 月 27 日(金) 発表者:教諭 八重沢みづ穂

○ キャリア教育研修・・・・研究テーマの提案,質疑

指導者 県立教育センター 指導主事 神子 尚彦 様 本間 康夫 様

○ 参加者 21 名

② 郡市中教研主催指定発表会

保健体育(水沢中)・・・・・・ 11 月 18 日 (水) 2年 授業者:教諭 鬼嶋 一成

○ 単元 器械運動「跳び箱」 ○ 参加者 22 名

技術家庭(十日町中)・・・・・ 11 月 18 日(水) 1 年 授業者:教諭 井口 暁子

○ 題材名「バランスの取れた食生活を考えよう」

○ 参加者 5 名

社 会(松代中)・・・・・・・ 12 月8日(火) 3年 授業者:教諭 西川 哲平

○ 単元名「消費生活と市場経済」 ○ 参加者 22 名

③ 中高連携事業による指定発表

数 学(中里中)・・・・・ 9月 17 日(木) 2年 授業者:教諭 中町 毅

○ 単元名「1次関数のグラフ」 ○ 参加者 17 名

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3 成果と今後の課題

上記研修会等をとおして各校での実践による,成果と課題が共有され,各校で研究の内容をより具

体的にすることができた。

平成 28 年度,当郡市中教研が進路指導の研究指定発表を控え,12 月に金沢工業大学教職課程教授

白木みどり様を迎え,「キャリア教育」講演会を開催した。今後の研究に向けての方向性を見出すこ

とができた。

後に,これまで以上に郡市教育振興会や郡市中学校長会組織,郡市高等学校長会組織と連携を図

り,会員のニーズに合った事業を推進していく。そして,それらの計画的な執行をとおして,より一

層,教師の資質・指導力の向上を図っていく。

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見附市中学校教育研究会 研究活動の概要

確かな学⼒の向上を⽬指して

⾒附市中学校教育研究会 会 ⻑ ⼋幡 雅絵

1 今年度の課題と取組 <今年度の課題>

「生徒が学び合う授業」,「教職員が学び合う研究・研修」の取組

<取組>

今年度の課題について,各校の実態と特色を生かしながら取り組んだものを,見附市学校教育研究協

議会(市教協)の各部会で報告,協議を行った。

2 研究活動の概要 (1) 市教協との連携

ア 教科(第1部会)・領域(第2部会)

・第1回: 5月 8日(金) 総会及び統一研修会(第1部会,第2部会)

・第2回: 8月20日(水) 統一研修会(第1部会)午前に開催,午後は夏季研修講座

・第3回: 9月30日(水) 統一研修会(第2部会)

第1部会 国語 社会 算数・数学 理科 音楽 図工・美術 保体 家庭 技術 英

語・外国語 養教 事務 栄養

第2部会 道徳 特活 図書館 情報 キャリア教育 生徒指導 総合

*部会毎に講師を招いての講演会を行ったり,実技講習会や学力向上に向けての取組

についての協議を行ったりした。

イ 夏季研修講座(講演会) 8月20日(木) 午後

・演題「子どものやる気を引き出すテクニックで指導力アップを」

・講師 交流分析トレーナー 米国 NLP 協会認定 NLP トレーナー

加藤 史子 様

ウ 研究成果の刊行

市教協が編集する研究紀要「2015見附の学校教育55号」に集約

エ 各行事への運営・補助

・市児童生徒作品展 9月12日(土)~14日(月)

・市科学研究発表会 10月 2日(金)

・市小学校音楽祭 11月 5日(木)

・市内小中学校特別支援学級・学校児童生徒作品展示 12月8日(土)~10日(月)

・市内学童美術展 12月 8日(土)~10日(月)

(2) 学力向上への取組

小中学校が合同で活動する市教協の各部の取組と市教委からの指導や支援を受けての「師が

く」や教育センター事業の「4時から夢塾」を活用して,各中学校独自の学力向上に向けての取

組を行い,成果をあげている。

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3 成果と課題,次年度の取組(⽅向性) <成果>

・小中合同での取組なので,小学校との連携がどの中学校区でも当たり前になされている。

<課題>

・中教研としての取組の場の設定ができていない。

・市内中学校4校の取組を共有する場をつくる必要がある。

<次年度の取組(方向性)>

・平成28年度29年度に数学の研究指定を受け,今町中学校が会場校となることが決まっている。

市内4中学校で連携を密にし,見附市中教研として組織的に取り組んでいく。

・4校の取組を共有する場として,市教委の指導と支援を受け,数学主任会と理科主任会の定期的な

開催を計画している。

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魚沼市中学校教育研究会 研究活動の概要

温かい学級を基盤とした学⼒向上の取組

⿂沼市中学校教育研究会 会 ⻑ ⼩⼭ 正男

同 副会⻑ 丸⼭ ⾠志

1 今年度の課題と取組 <今年度の課題>

○生徒一人一人が思いや考えを伝え合い,理解し合い,根拠に基づいて議論する「話合い活動」を

推進することにより,固定化された人間関係や友人評価から脱し,自信を持ち,安心して発言で

きる生徒を増やす。=学力向上と不登校減少。

<取組>

○特別活動研究推進委員会が核となり,市の温かい学級づくり推進事業(平成26年度~28年度)

とも連動させながら,「集団の合意形成を図る話合い活動」について研究する。

○生徒に効果的な話合いを行わせるための手立てやスキルについて,各教科・領域で共通実践を積

み上げる。=ファシリテーションの活用。

2 研究活動の概要 (1) 指定研究(特別活動)2年目の取組

①会場・期日・参加数 魚沼市立湯之谷中学校 11月10日(火) 109名

②指導者 魚沼市教育委員会統括指導主事 伊佐貢一 様

③研究主題 望ましい人間関係につなぐ学級活動

~多様な意見を重ね合い高め合う話合い活動を通して~

④公開授業 1年A組 「かっこいい先輩」になるための取組を考えよう 授業者 教諭 葛原康弘

2年B組 修学旅行班の編制方法を決めよう 授業者 教諭 山崎潤司

3年B組 卒業までの取組を考えよう 授業者 教諭 熊木大輔

⑤研究に関わる公開授業(「集団決定を図る学級会」をテーマにすべての学校で実施)

H26. 9.19 小出中学校1年C組 授業者 教諭 金子美幸

体育祭の成果を確認して学校生活に活かそう

H26.10. 7 広神中学校2年1組 授業者 教諭 佐藤 毅

心を一つにした合唱をつくるための取組を決めよう

H26.12.17 堀之内中学校2年1組 授業者 教諭 山本直恵

生徒会事務局員と専門委員長の決め方を新三役に提案しよう

H27. 6.16 守門中学校3年 授業者 教諭 友野敦子

アサーションを生かしたより良い対応の仕方を下級生に提案しよう

H27. 7. 7 入広瀬中学校2年 授業者 教諭 高橋耕平

ケンカのないクラスにするために

※上記以外に会場校における授業研究会を2年間で10回実施し,研究推進委員は5回参加

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(2) 研究に関わる研修会(講義及び演習)

H27.4.16 市教委主催 「温かい学級づくり支援事業1年目の成果と今後の取組」

講師 早稲田大学教育総合科学学術院教授 河村茂雄 様

H27.4.24 市教委主催 「学級経営に生かすSSTの理論と実際」

講師 都留文科大学COC推進機構特任教授 品田笑子 様

H27.5.18 研究推進委員会主催 「子どもたちが納得のある合意を目指す指導法」

講師 日本特別活動学会 橋本定男 様

H27.8. 7 市教委主催 「プロジェクトを成功させる次の一手 見えてきた課題と今後の取組」

講師 早稲田大学教育総合科学学術院教授 河村茂雄 様

H27.8.17 研究推進委員会主催 「ファシリテーションによる個の活用と集団の意志決定」

講師 県中教研事務局長 山内伸二 様

(3) 重点教科等の主な活動

①国語 全員が公開授業を1回行う。部員は授業公開に2回以上参加

②数学 各校で公開授業を1回行い,部員は同じブロック内の公開授業に悉皆で参加

※国語・数学以外は授業研究会を含めた研修会を年2回程度実施

3 成果と課題,次年度の取組(⽅向性) <成果>

○生徒一人一人の発言を可視化し,話合いを活性化した授業実践が増えた。

○ファシリテーションを意識した協議・検討会が増えた。

○互いの発言を受け入れる雰囲気がつくられ,安心して意見を言う生徒が増えた。

<課題>

○話合いをまとめるための手立てが十分とは言えない。

○もっと根拠や理由をもとにした話合いができるようにしていく。

○生徒自身が問題意識をもった話合いになるように議題づくりをシステム化し,定着させる。

<次年度の取組(方向性)>

○効果的な話合いを行わせるための手立てやスキルを広め,実践を積み重ねる。

○ファシリテーションへの理解を一層深めて,実践を積み重ねる。

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南魚沼郡市中学校教育研究会 研究活動の概要

「未来を切り拓く⼼豊かでたくましい⽣徒の育成」

南⿂沼郡市中学校教育研究会 会 ⻑ ⽥村 豊

同 副会⻑ 庭野 和也

1 今年度の課題と取組 <今年度の課題> 

学力向上を目指し,基礎基本の定着とともに県中教研が取組方針に掲げている「学び合い」と

「ユニバーサルデザイン」を具現化する。それにより,生徒が学びやすい環境で互いにかかわり

ながら思考を深める過程を通して,標記テーマにつながる課題解決力を育てる。

<取組> 

標記テーマに基づき,郡市小学校教育研究会と密接な連携を図り,郡市教育振興会として共同

で研究を推進する。教科・領域ごとに上記の課題を踏まえて年度初めに研究テーマを設定し,年

間3~4回の部会及び授業研究を行う。国語,数学,英語については,南魚沼市学習指導センタ

ーと連携しながら,中身の濃い授業研究を進める。また,夏季休業中に各教科・領域一斉部会を

開催し,それぞれの研究主題に迫るための教材や指導方法について研究協議を行い,指導力の向

上を図る。 

 

2 研究活動の概要 (1) 総会,教科・領域部会 5月 1日(金) 会場:六日町中学校(小・中全会員参加)

(2) 夏季一斉教科・領域部会 8月 20 日(木) 会場:郡市内中学校ほか

(3) 各教科・領域の研究主題

部会名 研 究 主 題国語 意欲的に文章に向き合い、内容を的確かつ豊かに読み取る生徒の育成社会 地域素材をはじめ様々な資料を活用し、生徒の学ぶ意欲を高める社会科授業のあり方数学 意欲的に学びを深めようとする生徒の育成~効果的な関わりを図る授業構成の工夫~理科 理科授業を通した、思考力・判断力・表現力の育成音楽 思いや意図をもって音楽表現する子どもの育成図工美術 児童・生徒がいきいきと表現したり、鑑賞したりする活動を引き出す工夫保健体育 確かな体力向上を図る保健体育授業の工夫 ~1学校1取組の実践を通して~

学習したことを生かし、よりよい家庭生活、社会を目指す生徒の育成~実践的・体験的な学習活動の工夫を通して~

家庭 家庭科のよりよい授業を目指し、実習を伴う研修により視野を広め指導力の向上を図る英語 学力向上に向けた指導法の改善道徳 考えを深め合う道徳授業 ~考えを深め合う話し合い活動の工夫~

より良い集団をつくるためのリーダー育成~他校との交流の中で、リーダーとしての意識向上を目指す~

生徒指導 保護者・地域との連携を図る生徒指導の在り方進路指導 生徒一人一人の適性を生かした進路指導のあり方学校保健 児童生徒の「生きる力」を育む学校保健活動を目指して総合学習 総合的な学習の時間におけるキャリア教育の推進特別支援 豊かな活動を通して、人とのかかわりを広げよう教育 ~コミュニケーション能力を高めるために~栄養職員 他の教職員と連携した効果的な食育の在り方について

技術

特別活動

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3 成果と今後の課題 <成果> 

① 学習意欲の向上 

・ 学び合いのスタイルに基づき,生徒が自然にかかわりながら思考を深めることで思考,追求,

表現の意欲が高まった。 

・ 生徒が安心して発言できる環境と相互理解が進んだことにより集団で学習する基盤が整い,意

欲的に学習に取り組む姿勢が高まった。 

② 学びの方法と思考の深化 

・ 共同で思考を深める過程を通して,他者の考えを取り入れたり比較したりする学習方法が身に

付いた。 

・ 課題の追求や解決の場面で他者と直接かかわることで,思考の幅と深まりがみられるようにな

った。 

③ 指導方法の改善 

・ 学び合いのスタイルを取り入れた授業が増え,実践を重ねることで生徒の理解や意欲を高め,

良好な人間関係づくりに効果があることの共通理解が進んだ。 

・ シートやボード,タイマー等の機器を用いることで可視化が進み,グループ編制,目標,課題,

まとめの明確化により見通しが効く授業構成がみられるようになった(ユニバーサルデザイン)。 

<課題> 

① 学び合いの質的向上 

・ 学び合い場面での発言のルールが曖昧であり,発言の量や時間について個人差が大きい傾向に

ある。 

・ 個人の学力差に応じた学び合いの有効性を検証することについては,やや不十分である。その

ため,一人一人の生徒に学び合いが成立するための補充学習を充実させる。 

② 指導方法の改善 

・ 学び合いを1つの手段として捉え,単元ごとにその場面を有効に取り入れながら,授業進度に

大きな支障が生じないようにカリキュラムを見直す。 

・ 生徒が自ら思考の幅を広げ深めるよう興味関心の視点から指導方法,教材や教具を一層工夫し,

学校間で共有する。 

・ 生徒の学びが円滑に行われる環境や指導法のアイディアを出し合い,ユニバーサルデザインの

更なる工夫を進める。 

<次年度の取組(方向性)> 

・ 自校のほか,部会を中心として学校間で情報を交換しながら,上記課題の解決に向けた「学び合

い」と「ユニバーサルデザイン」の有効性を確認し,質的向上とともに活用する機会を拡充する。 

・ 上記の方策と方向を基に,学校間の一層の連携を図り主体性を発揮しながら「学力向上」を進め

る。「防災教育」についても同様に学校間の情報交換を行い,課題を明らかにしながらその解決

に努め,確かな知識と実践力を身に付けさせる。 

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新潟市中学校教育研究会 研究活動の概要

「⾃分の⼒に⾃信をもち,⼼豊かな⼦供を育てる中学校教育」

新潟市中学校教育研究会 会 ⻑ 澁⾕ 雅秀

同 副会⻑ ⽟⽊ 浩

同 副会⻑ ⼤場 雅夫

1 研究活動の推進 (1) 「新潟市教育ビジョン後期実施計画」の理念のもと「新潟市の学校教育の重点」を実践の柱に,事業

を推進する。

(2) 新潟市教育委員会,新潟市中学校校長会から指導助言を受け,県中学校教育研究会(以下,県中教研)

と連携を図り事業を推進する。

(3) 会員一人ひとりの研修意欲を高め,各学校の研究活動の充実を図るために,共同研究を実施し,その

成果や先進的な取組等の情報を共有し集積,活用する。

2 研究活動の概要 (1)第1回部長会 4月 16 日(木)県中指定研の推進・運営・発表の確認及び意見交換,各組織の運営方

針の確認

(2)第1回評議員会 5月 7日(木)運営方針・事業大綱・前年度決算等の承認

(3)各教科・領域研修会 5月 7日(木)各教科・領域の組織編成と事業計画作成

(4)各部の活動

①一部(教科等)発表会(全員参加の研修会 11 月5日(木)

教科等 研 究 主 題 会 場 指導者・講演者

国 語

学び合いの中で文章を評価する「批評」の

力を育てる

東石山中学校

新潟大学教授

小久保美子 様

新潟市教育委員会学校支援課

総括指導主事 保科賢一郎 様

指導主事 渋谷 徹 様

総合教育センター

指導主事 藤井正人 様

社 会

社会認識を高め,確かな学力を育てる授業

はどうあるべきか

東地区

亀田中学校

西地区

内野中学校

東:新潟市立東石山中学校

校長 高口 和治 様

新潟市立総合教育センター

指導主事 兵藤 清一 様

西:新潟市立松浜中学校

校長 岡田 聡 様

新潟市教育委員会学校支援課

課長補佐 津野庄一郎 様

数 学

数学的に表現する能力を高めるため

の授業の工夫

~「関数領域」を中心として(第2年次)~

A:光晴中学校

B:上山中学校

C:小新中学校

A:新潟市教育委員会学校支援課

指導主事 皆川 宏志 様

B:市総合教育センター 指

導主事 内山 一敏 様

C:市総合教育センター 指

導主事 小畑 裕 様

理 科

学び合いを通して,科学的な思考力・

表現力を高める理科指導の工夫

主幹校

亀田中学校

協力校

両川中学校

亀田西中学校

東区教育支援センター

所長 木澤 英二 様

新潟市立木戸中学校

校長 松木 俊二 様

新潟市教育委員会学校支援課

指導主事 永井 一哉 様

新潟市立味方中学校

校長 後藤 恒 様

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教科等 研 究 主 題 会 場 指導者・講演者

新潟市立総合教育センター

指導主事 大橋 英喜 様

音 楽 心を育てる音楽教育をめざして

~仲間とともに音楽とかかわり続け

る生徒~

東新潟中学校

新潟市立山の下中学校

校長 大場 雅夫 様

美 術

豊かな感性を養い,主体的に創造活動

を楽しむ生徒の育成

下山中学校

新潟市こども創造センター

館長 浅井 俊一 様

新潟市立光晴中学校

校長 田村 祐一 様

新潟市立横越中学校

校長 佐藤 裕 様

保 健

体 育

運動に親しみ,自ら学ぶ生徒の育成

~わかってできる保健体育授業を目

指して~

万代シルバーホ

テル

新潟県中学校教育研究会

事務局長 山内 伸二 様

新潟市教育委員会学校支援課

指導主事 和泉 修一 様

新潟市立総合教育センター

指導主事 阿部 潤 様

新潟市立葛塚中学校

校長 古川 淳 様

新潟市立臼井中学校

校長 梁川 一十男 様

技 術

家 庭

生活に関わる技術を適切に評価する

力を育む指導方法の工夫

寄居中学校 技術:新潟市立濁川中学校

校長 小川 裕一 様

家庭:新潟市立中野小屋中学校

校長 佐藤 靖子 様

英 語

「学び合う授業」の創造

~見通しをもって学ぶ生徒の育成~

東地区

早通中学校

西地区

五十嵐中学校

東:新潟市教育委員会学校支援課

指導主事 小林 恵子 様

西:新潟市立総合教育センター

指導主事 内藤 浩悟 様

あすな

ろ教育

共生と自立

~自信をもって社会参加のできる基礎学

力・生活スキルの定着をめざして~

Aブロック

石山中学校

Bブロック

赤塚中学校

Cブロック

新津第五中学校

Dブロック

岩室中学校

A:新潟市総合教育センター

指導主事 西村 圭子 様

B:新潟市立坂井輪中学校

校長 小島 成生 様

C:新潟市立新津第五中学校

校長 渡辺 義光 様

D:新潟市立月潟中学校

校長 会田 政弘 様

養 護

主体的に健康な生活を実践する生徒

の育成

~実践化を意識した保健指導と生徒

の変容を見取る手立ての工夫~

デンカビッグス

ワンスタジアム

新潟市教育委員会保健給食課

学校支援課

指導主事 大森 悦子 様

学 校

事 務

事務処理体制の充実と事務機能の強

化をめざす

県スポーツ医科

学センター

新潟市立新津第一中学校

校長 青山 隆一 様

新潟市立白新中学校

校長 濱中 力也 様

新潟市立石山中学校

校長 田中 哲夫 様

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②二部(領域)発表会(10領域 原則として隔年で発表会を実施)

部 会 研 究 主 題 会 場 指導者・講演者

道 徳

11月30日

豊かなかかわりを通して,よりよく生きようとす

る生徒の育成

~道徳的判断力を高める学び合いのある授業の工

夫~

赤塚中学校

新潟市総合教育センター

指導主事 藤井正人 様

総合学習

11月26日

生きる力の育成を目指し,問題の解決や探究活動

に,主体的,創造的,協同的に取り組ませる活動

の工夫

亀田中学校

県中教研事務局長

山内 伸二 様

生徒会活動 自発的,自治的な生徒会活動の展開及び

リーダーの育成 (紙上発表)

学級経営

11月20日

「主体的・創造的な活動を促し,よりよい人間関

係を育む学級経営」

黒埼中学校 新潟市立赤塚中学校

校長 土屋 浩 様

新潟市立大江山中学校

校長 佐藤 宏欣 様

新潟市教育委員会学校支援課

指導主事 坂 哲也 様

生徒指導

1 月 15 日

「子ども一人一人の成長を促すための生徒

指導」

~自律性,社会性を育成するための取組~

市総合教育

センター

聖籠町生徒指導アドバイザー

石川 志郎 様

進路指導

11月27日

将来への夢や希望をもち,生き方を考えるキャリ

ア教育の推進,主体的に進路を選択できる生徒を

育てる指導~異学年交流を通して自己有用感を高

める生徒の育成~

潟東中学校 市教育委員会 指導主事

田代 孝 様

新潟青陵大学教授

岩﨑 保之 様

図 書 館

10月17日

「生徒の主体的な学習活動を支援する図書館の在

り方」

江南区文化

会館

鳥屋野中学校

司書 小竹 祐子 様

情報教育

12 月 3 日

情報活用能力を高めるための支援のあり方 市総合教育

センター

市総合教育センター指導主事

内山一敏 様

学校保健

11月26日

学校保健に関する組織活動を通じた生徒の望ま

しい生活習慣の形成 デンカビッ

グスワンス

タジアム

なし

教育課程

11月26日

学校課題を解決する全員参加による教育課程

編成・実施

~「新潟市の学校教育」を見据えた,チーム

学校づくり~

新潟市立藤

見中学校

学校支援課 総括指導主事

保科賢一郎 様

(2)第2回部長会 1月 14 日(木) 今年度の成果と今後の課題検討

(3)第2回評議員会 1月 14 日(木) 事業報告・新年度の大綱案の審議

(4)研究成果の刊行 「実践報告書」(A4 版 400 部 各学校 4 部配付)

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3 成果と課題,次年度の取組(⽅向性)

<成果>

本年度は,新学習指導要領全面実施 4 年目に入り,「かかわり」をキーワードとした授業研究が引き

続き行われた。研究主題は昨年度に引き継いだものであるが,「UDL」「学び合い 10」の理念がさらに

重視されるとともに,アクティブ・ラーニングの必要性が認識され,「FT」の積極的活用が多くみられ

た。

授業研究を中心としながら,会員一人一人の「授業力向上」を目指した取り組みが積み重ねられた。

授業研究発表校のみが研修に取り組むのではなく,全会員が同じ視線で取り組むことができるように,

多くの教科・領域で工夫を凝らしながら研修を進めてきた。具体的には,市内の中学校を近隣の学校ご

とにブロックに分けたり,専門分野に分けたりして,適正な会員数による研修を進め,各会員の双方向

性のかかわりを伴った研究活動が定着してきた。地域や近隣の大学とも連携し,学校外とのかかわりを

もって行われた先進的な研究もあった。各教科・領域の研修会では,これまでの報告と質疑といった会

議形式に代わり,ファシリテーション等による意見交換や意思決定の手法が一般化してきた。

<課題>

「新潟市教育ビジョン第3期実施計画」の基本施策を踏まえ,平成 27・28 年度「新潟市の学校教育」

の中で,「組織的な取組による授業力の向上」「自立性と社会性を育む生徒指導の推進」「自立と社会

参加の力を育む特別支援教育の推進」の3つが重点として明示されている。さらに「新潟市の授業づく

り」「子ども一人一人の成長を促すために」や「誰もが安心して過ごすことのできる学校づくりを目指

して」等のリーフレットで強調されている内容を踏まえ,県中教研の研究主題を受け,さらによりよい

活動が展開されるよう工夫と改善を重ねながら研修をすすめてきたい。

<次年度の取組(方向性)>

市の方針を着実に踏まえ,市民の付託に応えるため,平成 28 年度も市の教育施策と,県中教研の研究

との整合性を確保しつつ,指導要領の趣旨が,一人一人の生徒に届くように,全ての教師が教科に対す

る広く深い知識と見識をもち,生徒を育む力の獲得に向けた研修をすすめていきたい。

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燕市西蒲原郡中学校教育研究会 研究活動の概要

「⽣きる⼒」をはぐくむ教育の創造

〜「学び合う授業」による授業改⾰を中⼼にして〜 燕市⻄蒲原郡中学校教育研究会 会 ⻑ 堀 隆⾏

同 副会⻑ ⼩野塚正史

1 今年度の課題と取組 <今年度の課題> 

・教科 … 言語活動の充実や分かる授業との関連を図った研究を進めること。 

・領域 … より良い学校生活を築くための関わり合いについての研究を進めること。 

<取組> 

教科の役割は,「人間としてどう生きるかの自覚を深める」ために,意欲や知識,技能,判断力

等の向上を目指し,計画的・発展的な指導に取り組むことである。領域の役割は,「社会生活での自

立を促す」ために,社会生活で必要な能力や態度を育てるための場や体験活動等を意識的に設定・指

導することと考える。これらの考え方に基づき,各教科・領域でテーマを設定し,実践する。 

 

2 研究活動の概要     (1) 評議員会 4月8日      (2) 総会・研究部会 5月 14日 (3) 前期部長会 5月 26日 

    (4) 一斉研修会 11月5日   (5) 後期部長会 11月 26日 

 

<各教科・領域の研究主題> 

部 会 会 場 研 究 主 題 ・ 内 容

国 語

社 会

数 学

理 科

音 楽

美 術

保 体

技 家

英 語

道 徳

特 活

進 路

特 支

学 保

事 務

弥彦

吉田

分水

燕北

小池

分水

燕北

小池

分水

分水

弥彦

吉田北小

燕市役所

自分の考えや思いを進んで表現し,人との関わりを通して学び合う授業の工夫

基礎・基本を生かし,その学習を日々の生活や学習に

意欲的に生かすための活用力を高める課題の工夫と話し合いの場面の工夫

主体的に学習課題に取り組む生徒の育成 ~かかわり合う活動を通して~

科学的な思考力・判断力・表現力を養う授業の工夫 ~仮説を検証する実験方法の工夫~

人とのかかわりを大切にして高め合う生徒の育成

学び合いを大切にし,表現力を高める授業の工夫

互いに考えを表現し合いながら,見通しをもって学び続ける生徒の育成

人と関わり合いながら学び,高め合う生徒の育成

基礎基本の定着を確実にし,「わかる」「できる」を実感する生徒の育成

全職員が協同して取り組める道徳推進体制

~各教科等における道徳教育に関わる指導の内容及び時期を整理した全体計画の「別様」の作成~

自主的・実践的に活動する生徒の育成

系統立てた進路指導のあり方 キャリア教育の一環として

個々の生徒の実態に応じた自立に向けた支援の工夫 ~進んで他と交流する力を育てるために~

自主的に健康管理できる生徒の育成

管理事務部の効率的な運営

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3 成果と今後の課題 <成果>

・部長会でファシリテーションの技法について学び,それを活用した研究が各教科・領域で進める

ことができた。

<課題>

・「生きる力」の育成につなげた研究が弱かった。

<次年度の取組(方向性)>

・各教科・領域において,21世紀型能力(基礎力,表現力,実践力)の育成に向け,焦点づけて取

り組む。

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佐渡市中学校教育研究会 研究活動の概要

「『学ぶ楽しさ』『分かる喜び』の実現を⽬指した授業改善」

〜「学び合う授業」を軸とした授業⼒の向上を図る実践研究〜

佐渡市中学校教育研究会 会 ⻑ 渡部 泰治

同 副会⻑ 吹屋 昇

同 副会⻑ 宇治 正明

1 今年度の課題と取組 〈今年度の課題〉 (1) 「学ぶ楽しさ」や「分かる喜び」を実感できる授業の実現に向けた,授業力向上に資する研究並

びに実践。 (2) 佐渡市学校教育基本構想の実現に向けた研究推進の継続。 〈取組〉 (1)-① 各教科部で生徒が相互にかかわり合い学び合う授業に関する指導方法や評価の改善について

研究授業を実施する。その際は,ファシリテーションを取り入れる。指導案検討や授業検討会も,ホワイトボードミーティング等で行い,教師も技法に習熟する。

② 各学校で「授業スタンダード 10」と「学び合い 10」を活用して個々の教師の指導力を向上させるとともに,学校全体の学習指導の方向性を定めて学力向上に努める。

(2)-① 「生きる力」の育成と関連させながら,佐渡市学校教育基本構想の目指す教育(「意欲をもち,確かな学力を付ける教育の充実」「郷土を愛し,夢と誇りをもつ教育の充実」「生きがいを見つけ,自立を目指す教育の充実」)の実現に努める。

② 学校や地域の特性を生かし,様々な人々とのかかわりをとおして豊かな心を育み,自立を目指す生徒を育成する。

2 研究活動の概要 (1) 総集会,教科・領域部会(組織編成と事業計画)5月 1日(金)佐渡市立新穂中学校 (2) 一斉研修(午前:領域部会,午後:教科部会) 8月 21 日(金)領域・教科別に会場を設定 (3) 各部の活動(全員参加の研修) 部会名 期日 会場 研修テーマ 授業者/指導者・講演者

〈佐渡市中教研会員の敬称は省略〉 国 語

7/ 3 11/ 4

南佐渡中学校 金井中学校

主体的に学び,確かな言語能力を育成する指導の工夫

佐渡市立南佐渡中学校教諭 佐渡市立金井中学校教諭

佐渡市立赤泊中学校校長

鼻崎 悟 大塚 悠史 渡部 泰治

社 会 11/18 南佐渡中学校 学ぶ意欲を高め,確かな学力を育てる社会科指導の在り方

~「学ぶ楽しさ」「分かる喜び」の実現を目指す指導の工夫~

佐渡市立南佐渡中学校教諭 佐渡市立新穂中学校校長

齋藤 芳和 大谷 直治

数 学 12/ 3 金井中学校 学ぶ意欲を高め,分かる喜びを実感できる指導の工夫 佐渡市立金井中学校教諭 下越教育事務所学校支援

第 2課 指 導 主 事

佐渡市立佐和田中学校校長

阿部 早和 加藤雄一郎 様

山本 博明 理 科 11/13 南佐渡中学校 〈県中教研指定研究事業1年目〉

学び合いを通して,科学的な思考の高まりを実感できる学

習指導の工夫 佐渡市立南佐渡中学校教諭 燕市立松長小学校校長 佐渡市立松ヶ崎中学校校長

石塚 麻理 鈴木華奈子 様

渡邊 誠 音 楽 11/17 畑野中学校 音楽のよさを感じ,伝え,関わりあいながら学び,考える生

徒の育成 佐渡市立畑野中学校教諭 新潟大学教育学部教授 佐渡市立真野中学校校長

岩﨑かおり 伊野 義博 様

池 典比古 美 術 11/11 松ヶ崎中学校 生徒が感性や想像力を働かせて,主体的に表現する授業

の工夫 佐渡市立松ヶ崎中学校教諭 佐渡市立南佐渡中学校校長

横山めぐみ 吹屋 昇

保健 体育

11/16 金井中学校 学ぶ意欲を高め,できる喜びを感じさせる授業の工夫 佐渡市立金井中学校教諭

佐渡市立金井中学校校長 山田茉希子 金子 春人

技術

・家庭 5/28 両津中学校犠

牲 「発問」,「指示」,「説明」の明確な授業 佐渡市立両津中学校教諭

佐渡市立両津中学校教諭 佐渡市立相川中学校教頭 佐渡市立南佐渡中学校教諭

霍間 厚浩 片岡 桂子 小沼 泰高 川上 英子

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部会名 期日 会場 研修テーマ 授業者/指導者・講演者 〈佐渡市中教研会員の敬称は省略〉

佐渡市立両津中学校校長 和田 大二 英 語 11/19 佐和田中学校 互いに関わり合って学びながら表現力を高める生徒の育成

~「分かる喜び」を味わわせる授業実践を通して~ 佐渡市立佐和田中学校教諭 佐渡市立内海府中学校校長

平丸 貴子 宇治 正明

道 徳 11/18 両津中学校 豊かな心をはぐくみ,生きる力を培う道徳教育の推進 ~「私たちの道徳」の活用~

佐渡市立両津中学校教諭 佐渡市立松ヶ崎中学校校長

金子由紀子

渡邊 誠 特 活 11/19 新穂中学校 より良い人間関係を築き,自治的能力を高める特別活動

の推進 佐渡市立新穂中学校教諭 佐渡市立前浜中学校校長

和田 慧一 渡辺 安治

生徒 指導

8/21 畑野農村環境 改善センター

高等学校と生徒指導部の連携強化を図る 佐渡市子ども若者相談

センター長

佐渡市立畑野中学校校長

児玉 惠子 様

山岸 善晴 進路 指導

8/20 島内事業所訪

問 地域の特性をふまえ,志を持ち,自分の進路選択に向か

って努力し続ける生徒の育成 佐渡市立両津中学校校長 和田 大二

教育 課程

8/21 トキのむら元気

館 「佐渡学」や「キャリア教育」を進める上での教育課程の工夫 佐渡市立相川中学校校長 長尾 謙治

学校 保健

8/ 2 金井コミュニテ ィーセンター

生きる力をはぐくむ健康教育の推進

ヒューマンアカデミー高等学校 佐渡学習センター長 佐渡市立高千中学校校長

髙柳 一巳 様

新井田義一 事 務 5/13

9/ 9

2/ 3

佐渡中央会館 金井コミュニテ ィーセンター

学校事務の研究を深め,研修を通して会員の資質の向上

を図り,学校教育の充実発展に寄与する 佐渡市立両津小学校校長 佐渡市教育委員会指導主事 佐渡市立赤泊中学校校長

新発田 靖 様

平野 徹 様

渡部 泰治 (4)研究成果の刊行 「佐渡の中学校~研究集録(平成 27 年度)~」 A4版 64 ページ 250 部発行

3 成果と課題,次年度の取組(⽅向性) 「授業スタンダード 10」「学び合い 10」の活用が各学校で軌道に乗り,発問や指示の明確化,板書

の工夫,振り返り場面の設定等が日常的に行われるようになった。また,UDLを意識した教室環境の整備や掲示の工夫も行われた。佐渡市中教研の研究推進に関しては,ファシリテーションを取り入れた学び合う授業の重要性が会員に周知され,実施・改善の取組が盛んに行われた。これにより,また一歩,授業改革の実現に近付くことができた。なお,会員間で情報交換や資料提供が行われ,佐渡市中教研全体で「学ぶ楽しさ」「分かる喜び」の実現に向けて取り組むことができた。

佐渡市学校教育基本構想の実現に向けた取組としては,より良い人間関係づくりや,キャリア教育を進める上での教育課程の工夫といった,学校全体で行う取組の見直しと改善が進んだ。特にキャリア教育は佐渡市も力を入れており,職場訪問や職場体験に関して連携しながら活動した。

平成 28 年度の方向性として,領域部会については「教え合い」「交流」「検討」の学び合う授業の

一層の充実が望まれる。そのためには,ファシリテーションを取り入れた授業の充実が欠かせない。しかし,佐渡市中教研では,学び合う授業やファシリテーションが,学力向上に結び付いたことを裏付ける実践例やデータは多くない。この点の改善・充実が必要である。対策としては,学び合う授業に関する研修の充実と,教科指導に関する日常的な学校間の情報交換などが考えられる。また,会員がファシリテーションに習熟するための研修を,職員会議や職員研修に積極的に導入することも必要である。

領域部会については,平成 27 年 11 月に策定された佐渡市教育大綱や,佐渡市学校教育基本構想に基づいて,「生きる力」の育成を中心とする教育活動の推進を継続したい。特にキャリア教育は佐渡市や佐渡市教育委員会の協力・助言を仰いで充実を図りたい。

なお,教科部会,領域部会とも平成 27 年度は積極的に外部指導者を招聘する動きが見られた。今後も一層の向上を期して,積極的に外部指導者から指導を仰ぐ機会を設けるよう努めたい。

以上のことを,平成 27 年度の成果を生かしつつ,学び合う授業,21 世紀型能力,アクティブ・ラーニング,ファシリテーションなどをキーワードにして,研究主題の実現に努める。

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新発田市中学校教育研究会 研究活動の概要

確かな学⼒,豊かな⼼,健やかな体をはぐくむ⽣徒の育成

新発⽥市中学校教育研究会 会 ⻑ 阿部 雅俊

同 副会⻑ 船⼭ 誠

同 副会⻑ ⽯坂 均

1 今年度の課題と取組 <今年度の課題>

昨年度まで,市中教研として学び合いや人とのかかわりに重点をおく取組が弱くかったことから,

今年度から研究主題を新発田市の教育の指針に合わせるとともに,県中教研が示す「授業スタンダ

ード10」や「学び合い10」を積極的に取り入れ,それぞれの教科において学び合いや人とのか

かわりを通した学習方法の確立を目指して研修を進めることとした。

<取組>

研究推進の重点に「授業スタンダード10」や「学び合い10」を活用して研究会,研修会を進める

ことを方針として,それぞれの教科における研究主題をこの重点に整合性をもたせるようにした。また,

研究会,研修会においては,ファシリテーションによって進めるように提示した。

2 研究活動の概要 (1) 第1回一斉部会: 4月22日(水) 会場…新発田市立猿橋中学校

内容…各部の主な事業計画案作成

(2) 第2回一斉部会:11月12日(木) 会場…各学校

内容…研究主題に基づいた事業の実施,教科は授業研究

(3) 各部の研究主題及び主な活動

研究部 研 究 主 題 月・日 会 場 主 な 研 修 内 容

国 語 確かな読みの力を身に付ける生徒の

育成

11.13

計5回

猿橋中

佐々木中他

○公開授業「2年:走れメロス」(県指定研究会)

○県指定研究会に向けての授業研究,準備,まとめ

社 会 学び合いを通して,自分の考えを深

める授業

11.12

計4回

加治川中

豊浦中

○公開授業 「2年:身近な地域を調べよう」

○県指定研究会に向けての授業研究,準備

数 学 基礎的・基本的な知識・技能習得を目

指した学習指導の工夫

10.15

11.12

加治川中

加治川中

○教科部会(公開授業の検討)

○公開授業 「2年:図形の性質の調べ方」

理 科 他者とのかかわりや問題解決的な活動を通して

科学的な見方・考え方を育てる授業の在り方

10.16

11.12

紫雲寺中

紫雲寺中

○教科部会(公開授業の検討)

○公開授業「2年:動物の世界」

音 楽 豊かな表現力を高める指導の工夫

(学び合いを通して)

11.12

豊浦中

○公開授業「1年:日本の民謡」

美 術 人とのかかわりを通して考えを深め

させる指導の工夫

11.12 豊浦中 ○公開授業「1年:デザイン~紙テープでできること~」

保健体育 課題をもち,主体的に学び合う生徒の育成

~わかる・できる授業を目指して~

11.12

計5回

佐々木中

豊浦中

○公開授業「1年:剣道」

○県指定研究会に向けての授業研究,準備

技 術 学び合う活動を通して,生活実践力

を高める授業の工夫

8. 2

11.12

本丸中

紫雲寺中

○制御教材の研修会

○公開授業「1年:木材加工」

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研究部 研 究 主 題 月・日 会 場 主 な 研 修 内 容

家 庭 学び合いを通して,実践力を高める指導の工夫 11.12 猿橋中 ○公開授業「2年:食生活と自立」

英 語 表現力を高める指導方法の工夫 11.12 佐々木中 ○公開授業「2年:Lesson5 Career Experience」

道 徳 「道徳」の教科化等の道徳教育の動

11.24

七葉中

○講演「『道徳の教科化』等の道徳教育の動向」

(講師:下越教育事務所 若林靖人 様)

特別活動 生徒の主体的な活動を促すための工夫 12. 3 豊浦中 ○各校の実践報告及び情報交換

生徒指導

規範意識を高める生徒指導のあり方

8.21

毎月

五十公野

コミセン

各会場

○講演「相談支援の実態から見える課題と対応」 (講師:市教委

学校教育課SSW 江端三知子 様)

○各校の情報交換

進路指導 個に応じた進路指導のための工夫 8. 4

8.31

豊浦中

豊浦中

○「進路のてびき」作成・配付

○各校の進路指導に関わる情報交換

総合的な学

習の時間

地域と学び,社会と関わり,自立す

る力を育む指導

11.27

豊浦中

○各校の実践報告・協議会

特別支援

教育

個の特性を生かした進路の実現に向

けて

10.14

11.19

紫雲寺記念公園

豊浦中

○交歓会

○講演「新発田南高校豊浦分校 学校説明等」

(講師:新発田南高校豊浦分校 教頭 渡邉幸晴 様)

養 護 生きる力を育む健康相談活動の充実

8.28

11.12

豊浦中

豊浦中

○講演「中学生の心の発達や問題行動について」

(講師:学校生活協同組合 常務理事 工藤ひとし 様)

○事例検討会・協議会,情報交換

事 務 組織マネージメントと新発田市学校

事務委員会の在り方

7. 3

11. 5

豊浦庁舎

豊浦地区公

民館

○講演「保護者預かり金についての村上市での取組」

(講師:七葉中学校 佐藤史子 様)

○講演「新年金制度について」

(講師:社会保険労務士 豊岡千恵子 様)

学校経営 ライフスキル教育を基盤とした学校

経営

4. 9

11.19

猿橋コミセン

北辰館

○第1回部会

○講演「ライフスキル教育を基盤とした学校経営」

(講師:元本丸中学校長 工藤ひとし 様)

(4) 研究成果の刊行 平成 27 年度「新発田市中学校教育研究会 研究紀要」A4版 41 ページ 280 部

3 成果と課題,次年度の取組 <成果>

各教科においては,それぞれ学び合いや人とのかかわりを研究主題にして,授業の中で生徒同士

のかかわりを取り入れた指導の実践が行われた。協議会では,ファシリテーションを活用し有意義

な話し合いができた。領域においては,今年度も各校の実践を持ち寄り,今後の実践に生かせる情

報交換を行うことができた。

<課題>

研修を進める過程で,研究主題が学び合いや人とのかかわりに関係していない学校があり,戸惑

いが見られたという感想があげられた。

また,協議会ではファシリテーションが有効にはたらいているが,授業の中で活用するまでに,

研修が進んでいない状況である。

<次年度の取組>

今年度同様に,学び合いや人とのかかわりをテーマに実践に基づく研修を行い,一層の定着を図

るとともに,学力の向上につなげたい。また,授業の中でファシリテーションを活用できるように,

それぞれの教科の研修を進めていきたい。

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村上市岩船郡中学校教育研究会 研究活動の概要

「⽣徒の主体性を伸ばし,学び合う教育の在り⽅」

村上市岩船郡中学校教育研究会 会 ⻑ 嶋貫 研⼀

同 副会⻑ 中束 正志

1 今年度の課題と取組 〈今年度の課題〉

⽣徒が主体性を発揮し,学び合う授業」の視点で研究を推進する。

〈取組〉

(1) 「学び合う授業」による授業改革により,生徒に 21 世紀型学力をつけるための実践研究を行う。

(2) 「授業スタンダード 10」と「学び合い 10」を,授業を観る観点として活用する。

2 研究活動の概要 (1) 一斉部会 4月 28 日(火)

(2) 主な研修会 ① 教科部 11 月5日(木) ② 教科外(領域)10 月~12 月 部 会 名 会 場 研 究 主 題 等 指 導 者 授 業 者 等

国 語 関 川 中

生徒の主体性を伸ばし,学び合う国語教育

の在り方 村上市立平林中学校 校 長 小 田 智 美 様

五十嵐美穂子

社 会

村上第一中

事象を多面的・多角的に考察し,表現する

力の育成 ~ 自 分 の 考 え と 比 較 し な が ら 聞 き ,

関 連 付 け て 書 く 活 動 を 通 し て ~

村上市立山北中学校 校 長 坂 爪 淳 様

平山広行

数 学

村上第一中

生徒の主体性を伸ばし,学び合う教育の在

り方

県立教育センター 指 導 主 事 西 村 健 一 様 下 越 教 育 事 務 所 指 導 主 事 野 澤 一 吉 様 村 上 市 教 育 委 員 会 指 導 主 事 小 田 聡 様 指 導 主 事 小 川 誠 様 関 川 村 立 関 川 中 学 校 校 長 山 﨑 明 様

野上浩樹

理 科

岩船中

生徒の主体性を伸ばし,学び合う教育の在

り方 ~ 理 科 の 授 業 に お け る 学 び 合 い に つ い て ~

村上市立村上東中学校 教 頭 木 ノ 瀬 隆 幸 様

中村寿利

音 楽

村上市民ふれあ

い セ ン タ ー 意欲的に歌唱表現する生徒の育成

俵山英男

美 術

村上東中

生徒が主体性を発揮し,学び合う授業 村上市立荒川中学校 教 頭 高 橋 学 様

番場 斎

保 健 体 育

山 北 中

生徒の主体性を伸ばし,学び合う保健体育

授業の在り方 村上市立村上東中学校 校 長 中 束 正 志 様

小倉 宏

技 術 ・ 家 庭

関 川 中

学び合う授業の創造を目指して ~ 授 業 ス タ ン ダ ー ド 1 0 の 視 点 か ら ~

村上市立岩船中学校 校 長 長 谷 川 秀 夫 様

山本 亘

英 語

関 川 中

生徒の主体性を伸ばし,学び合う教育の在り方

~ 生 徒 が 主 体 的 に 参 加 で き る 学

び 合 い の 工 夫 ~

下越教育事務所 指 導 主 事 辻 川 英 夫 様

佐藤祐子

道 徳

平 林 中

他 者 と の 関 わ り の 中 で , 自 己 有

用 感 を は ぐ く む 道 徳 教 育 ~ 考 え や 思 い を 伝 え 合 い , 高

め 合 う 活 動 を 通 し て ~

村上市立神納中学校 教 頭 石 崎 晃 一 様

岸芙由子

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部 会 名 会 場 研 究 主 題 等 指 導 者 授 業 者 等

生 徒 指 導

生 涯 学 習 推

進 セ ン タ ー 学 校 に 対 す る ク レ ー ム に ど の よ

う に 対 応 す る か 村 上 市 立 平 林 中 学 校 教 頭 村 山 敬 介 様

特 別 活 動

農 村 環 境 改

善 セ ン タ ー よ り 良 い 学 校 生 活 を 築 こ う と す

る 自 主 的 , 実 践 的 な 態 度 の 育 成

生 徒 会 交

歓 会

進 路 指 導

神 納 中

平 成 2 7・2 8 年 度 県 中 教 研 指 定 研

究 進 路 指 導 下 越 に 向 け た 取 組 今 年 度 の 入 試 内 容 等 の 理 解 , 学

校 独 自 検 査 へ の 対 策

関川村立関川中学校 教 頭 今 井 学 様

白澤直子

図 書

館 村 上 東 中 郡 市 読 書 感 想 文 合 評 会 ( 下 越 地

区 出 品 作 品 選 考 ) 相 互 研 修

教 育 課 程 神 納 中 地 域 と と も に 歩 む 学 校 づ く り の

た め の 教 育 課 程 の 工 夫 相 互 研 修

特 別 支 援

県 立 村 上 特

別 支 援 学 校 将 来 を 見 据 え た 進 路 指 導 や 就 労

支 援 の 在 り 方

県 立 村 上 特 別 支 援 学 校 教 頭 岡 田 義 則 様

学 校 保 健

生 涯 学 習 推

進 セ ン タ ー 校 内 ・ 校 外 を 意 識 し た 健 康 相 談

~ 身 近 な リ ソ ー ス を 有 効 活 用 し

た 支 援 の 実 際 ~

村上総合病院 小 児 科 発 達 外 来 非 常 勤 医 師

和 田 有 子 様

渡辺純代

事 務 職 員

情 報 セ ン タ

ー 事 務 職 員 の 脂 質 向 上 と 中 学 校 独

自 の 事 務 処 理 方 法 の 明 確 化 村 上 市 立 村 上 第 一 中 学 校 教 頭 長 谷 川 裕 高 様

学 力 向 上

朝 日 中

効果的な家庭学習の在り方と家庭学習集

習慣の取組の改善 村上市立朝日中学校 校 長 嶋 貫 研 一 様

(3) 各種研修会への取組

① 県中教研指定を受けて研究を推進した。

【英 語】 11 月5日(木)関川村立関川中学校

【進路指導】 10 月 27 日(火)村上市立神納中学校

② 村上市教職員人権教育,同和教育推進研修会(村上市教育研究会主催)へ協力・参加をした。

8月 21 日(金)村上市総合文化会館

(4) その他の取組

① 図書館部が「読書感想発表会」,音楽部が「音楽総合発表会」を実施した。

② 各部の研究成果の発表「研究活動の概要」を発刊した。(A4版 42 ページ 250 部作成)

3 成果と課題,次年度の取組(⽅向性) 〈成果〉

(1) 「学び合う授業」の実現のために,授業研修の充実を図った。

(2) 「授業スタンダード 10」と「学び合い 10」を活用し指導方法の改善に努めた。

(3) 「学力向上部」を中心として,家庭学習の習慣化を目指した取組を進めた。

〈課題と次年度の取組(方向性)〉

(1) 県中教研指定(英語,進路指導)に向けた取組を推進する。

(2) 「学び合う授業」の実現のために,各学校の校内研修や個々の授業に生かせるように,授業研修

の一層の充実を図る。

(3) 各部会費の一層の有効活用のために,優れた講師の招聘などの様々な活用事例を提示・紹介し,

部会の活動の一層の充実に努める必要がある。

(4) 「学力向上部会」を中心として,各校の実態に即した指導方法の工夫・改善を推進し,一層の学

力向上への取組を進める必要がある。

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五泉市東蒲原郡中学校教育研究会 研究活動の概要

学び合いを通して,課題解決を図る⽣徒の育成

〜「学び合い 10」のさらなる活⽤を通して〜

五泉市東蒲原郡中学校教育研究会 会 ⻑ 上村 茂

同 副会⻑ ⻑⾕川 春義

同 副会⻑ 古⽥ 修

1 研究活動の推進 研究主題に迫るために,各教科,領域等で次の視点をもとに研究を推進した。

① 生徒の意欲を換気する課題や事象の設定や提示の仕方

② ねらいと実態に応じた効果的な学習形態の工夫

③ 発表会で終わらず,練り合い,深め合うための工夫

④ 言語活動の充実を図る工夫

⑤ 話し合いの目的やルール,方法の在り方・提示の方法

2 研究活動の概要 (1)一斉研修会等の開催〔11月5日〕

会場 教科 授業者 指導者

五泉中学校 国 語 囲 由香 五泉市教育委員会 指導主事 島津 秀人 様

五泉北中学校 社 会 泉 智循 聖籠町立聖籠中学校 校長 槙田 博之 様

川東中学校 保 体 五十嵐良亨 県教育委員会保健体育課 指導主事 北山 智博 様

山王中学校 理 科 荻野 伸也 国立上越教育大学 教授 桐生 徹 様

愛宕中学校 美 術 宮本絵理子 新潟大学附属新潟中学校 教諭 田代 豪 様

阿賀津川中学校 数 学 土田美恵子 阿賀町教育委員会 指導主事 中原 広司 様

三川中学校 英 語 井口 尊紀 県立教育センター 指導主事 神子 尚彦 様

※ 上記以外の教科部会は実践を持ち寄る等の研修会を実施し研究主題に迫った。

(2)県中教研下越地区指定研

① 道 徳〔11月10日(火)/川東中学校〕

授業者:佐藤 裕子,鈴木 隆士・藤澤 詠子・佐久間禎訓

指導者:上越教育大学 教授 林 泰成 様

② 技術・家庭〔10月14日(水)/五泉中学校〕

授業者:佐藤 康

指導者:上越教育大学 准教授 東原 貴志 様

県立教育センター 指導主事 本間 康夫 様

(3)全体研修会の開催

《4月30日(水)》 演題「ファシリテーションで授業づくり」

講師 新潟市立白新中学校 教諭 長嶋 茂 様

《7月30日(木)》 演題「特別支援教育の視点を活かす

-『特別な支援を要する子ども』から 『すべての子ども』へ-」

講師 五泉特別支援学校 教諭 廣川 豊士 様

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(4)研究成果の刊行

五泉市・東蒲原郡「中教研研究紀要第7集」 A4判 66頁 180部発行

3 成果と今後の課題 <成 果>

一斉研修並びに部会毎の指導案検討会において,各教科とも「生徒の意欲を喚起する課題や事

象の設定や提示の仕方」「ねらいと実態に応じた効果的な学習形態の工夫」が実践され,有効な

提案がなされた。

以下に示す方法により,「すべての子どもが主体的に授業に参加できる工夫」を共有し,推進

できた。

・ 県中教研の掲げる「学び合い」に関わる授業研究をすべての教科で推進できた。

・ ファシリテーションの授業での活用を学び,学び合いに活かすことができた。

・ 特別支援教育の視点をもつことを学び,個々の特性にあった配慮の必要性を確認できた。

・ ブレーンストーミングの手法を取り入れるなど学び合いの活発化に向けた教科毎の工夫が

見られた。

<課 題>

ファシリテーションの活用が一部の教科に留まっていた。県中教研として取り組んでいたが,

各教科に十分に伝わらずにいた。要因として,県中教研の伝達事項を会員に伝える機会がないこ

とが一因としてあげられる。

全体研修は有意義であったが,夏季研修会は指導案を検討するには時期的に早く,時間をもて

あましたという反省が多い。2回目以降の部会を持つ時期を検討する必要がある。

<次年度の取組(方向性)>

学び合いをより有効に活用するためにも,ファシリテーションの活用を図る。その具体的な手

立てを全体研修や部会毎に模索すると同時に,年間計画を見直し,各部会の実施時期を再考する。

具体的には以下の通りとする。

・ 部長会は県中教研評議員会後に開催し,県中教研の動向を確実に伝達する。

・ 夏季研修会は実施せず,部長会での確認事項を確実に伝達するなど,2学期の部会の充実を

図ることとする。

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47

阿賀野市胎内市北蒲原郡中学校教育研究会 研究活動の概要

「学び合いを通して,互いを⾼め合う⽣徒の育成」

阿賀野市胎内市北蒲原郡中学校教育研究会 会 ⻑ ⼩林 富ニ夫

同 副会⻑ 齋藤 重雄

同 副会⻑ ⼤久保 元

1 今年度の課題と取組 当研究会は,昨年度,中教研の方針を踏まえ「学び合い」による授業改革を推進し,それなりの成

果を上げてきた。今年度は,さらに研究が充実したものとなるように,「学び合い」を一層強調する

ために研究主題を「学び合いを通して,互いに高め合う生徒の育成」とした。昨年度,会員から「学

び合いをやって学力の向上につながるのか」また,「学び合いに時間が費やされ, 後のまとめの時

間を確保することが難しかった」などの声が聞かれた。

「学び合い」は確かな学力を身に付けさせるための手段であって目的ではない。「学び合い」を通

して,より良い人間関係を構築し,その結果を学力向上に繫げることが重要である。学び合いの質の

向上を目指し,生徒が互いに学び合うことでより学習が深まることをねらいに取組を進めた。

4月16日(木)

4月23日(木)

8月17日(月)

組織及び事業計画等の審議

各部会のテーマ及び事業計画の決定

指導案検討会及び情報交換

2 研究活動の概要

(1)第1回理事会・評議員会

(2)一斉部会・部長会

(3)第1回一斉教科部会・領域部会

(4)第2回一斉教科部会・領域部会

11月12日(木)※部会により別日開催 下表参照

部会名 研 究 副 題 会 場 主 な 研 修 内 容

国 語 自分の考えをもち,他との関わりを通して良い

表現をしようとする生徒の育成

中条中 授業研究「大人になれなかった弟たち

に・・(1年)」

社 会 学ぶ喜びを共有し合う活力ある集団の育成

~学び合い活動を取り入れた指導の工夫~

笹神中 授業研究「近畿地方(2年)」

数 学 思考力・表現力を高める授業の工夫~効果的な

学び合い活動を図る授業構成の工夫~

聖籠中 授業研究「関数y=ax2(3年)」

理 科 科学的に探究する力を身につける指導の工夫

~意欲的に学び合う授業実践を通して~

水原中 授業研究「電流とそのはたらき(2年)」

音 楽 関わり合いを通して,表現力を育てる指導法の

工夫

中条中 授業研究「アンサンブル Let i

t go(2年)」

美 術 学び合いを通し,自分の思いや考えを表現する

力を育てる授業の工夫

京ヶ瀬中

授業研究「鑑賞 風神雷神図屏風(1

年)」

保健体育 学び合う喜びを共有しあう活力ある集団の育

聖籠中 授業研究「武道 柔道(1年)」

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48

技術・

家庭

意欲的に他者と学び合おうとする生徒の育成 水原中 授業研究「家庭分野 食事の計画(1

年)」

英 語 コミュニケーション活動を通した基礎学力の

向上

築地中 授業研究「Chapter2 Project ○○さん

を紹介しよう(1年)]

道 徳 互いに学び合い,道徳的実践力を高める授業の

工夫

笹神中 「私たちの道徳」の活用方法について

の情報交換

特別活動

他者とのかかわりの中で,よりよい人間関係を

築くことができる生徒の育成~話し合い活動

による望ましい学級集団づくりを通して~

中条中 授業研究「中学校を紹介しよう(1年)

上級生として私たちの公約を立てよう(2年)卒

業に向けて私たちのできること(3年)」

学校保健 生きる力をはぐくむ健康教育の推進 聖籠中 健康教育推進に関する実践発表,講演

生徒指導 特別な支援を要する生徒への対応について 京ヶ瀬中

各校の生徒指導の対応,共通のきまり

ごとについての情報交換

特別支援

教育

よりよく関わり合う生徒の育成 聖籠中

講演会,特別支援学級交流会

進路指導 望ましい進路選択のあり方について 聖籠中 情報交換,平成 28 年度高校入試案内及

び「進路のてびき」の作成

総合的な

学習

学び合おうとする学習を意識した年間計画づ

くり

安田中 年間指導計画,職場体験活動について

の情報交換

(5)第2回理事会・評議員会 2月25日(木) 事業の報告及び次年度の課題等

(6)研究成果の刊行 平成27年度「実践記録」A4判 39ページ 240部

3 成果と今後の課題

今年度は昨年度より焦点化した研究主題を設定することにより,各教科・領域とも研究の方向性が

明確となり,「学び合いを取り入れた授業」の質的向上が図られた。

今後は各部の成果と課題を検証しながら,「学び合い」を授業の中核に据え,より一層学力向上に

結び付いた研修を継続していく。

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全県部⻑アンケート 1 全県部会の持ち⽅について 国語

<成果 Keep>

メンバー構成や協議内容、ともに適切であり効果的な協議がなされた。

各地区の悩みを共有できたことも大きい。

<課題 Problem>

第 1 回 6 月第 1 週の金曜日は、上越の国語教育の理事会があり、部長

は午後欠席になる。

<Try>

社会

<成果 Keep>

・前年度の副部長から研究の成果と課題の継承がなされた。前年度の

研究成果・課題を踏まえた研究推進ができた。

・各地区とも計画的な研究推進体制が確立している。会場校だけでな

く、指定を受けた市町村単位の動きがよく、各市町村の共同研究と

して動いている。

<課題 Problem>

・公開時の1時間の授業をどうするかということから、共同体制で単

元全体を見通した授業構想を検討する必要がある。

・ 初から「ファシリテーションによる学び合いありき」でスタート

していては課題が形骸化し、主体的学びにはならない。

<Try>

・(「授業構想シート」から)「単元構想シート」

の作成。

・上記のことは、換言すれば単元全体を見通し

た中で生徒の問題意識がどのように動き、結

果としてどのような学習課題へと発展して

いくのかを語り合う必要がある。

数学

<成果 Keep>

・第 1 回の全体プレゼンやFTによって、「学び合う授業」「教師の学

び合い」についての、イメージの確立ができた。

・指定研究2年目の部会の8月に行われた部会では、Class の紙面の

検討という共通な論点があり協議が深まった。

<課題 Problem>

・1年目の立ち上げ時と1年目から2年目に異動等で委員の交代があ

り引継が困難であった。

<Try>

・教科領域の全県部長か各地区の郡市会長が

が、1年目の4地域の研究推進委員会へ参加

(夏あたり)して、県中教研の指定研究の意義

について直接、情報提供してはどうか。

理科

<成果 Keep>

○FTの体験ができ何となくではあるが、イメージをもつことができた。

<課題 Problem>

○私も含め、はじめてのメンバーでの部会だったため、戸惑いが感じ

られた。

○FTの研修は今後も繰り返し行う必要がある。

<Try>

○指定を受ける前の年度に、次年度からの心づ

もりや組織を地区の一斉部会で周知してお

くことが必要。

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50

英語

<成果 Keep>

全県部会において研究推進者が一貫して FT により協議を進めてきて

いることにより、郡市においても FT が有効に活用されている。

<課題 Problem>

英語科においては21世紀型能力の基礎力の向上が避けては通れない

課題であるので、その点を踏まえて21世紀型能力の育成にどのよう

に迫るか。

<Try>

21世紀型能力に生徒の実態を照らして、研究

主題のポイントを明確にしていく。

その際に、学習者の主体的・創造的・能動的な

学習に焦点を当てることが望ましい。

保健体育

<成果 Keep>

① 県中教研保健体育部の研究の方向性と研究内容について共通理

解を図ることができた。

② 組織体制が確立できた。今後この組織を通して研究の趣旨や方

法、内容及び研究の成果を広めたい。

<課題 Problem>

① FTをツールとした学び合う授業を保健体育の中でどのように

具現化していくのか。

② どのようにモデル授業を構築し、県内の中学校に広めるか。

<Try>

保健体育における学び合う授業のモデルの構

技術・家庭

<成果 Keep>

・6月 発表への準備日程、内容に関して各地区間の共通理解が促進

され、研修を強化しようという意思統一も図られた。

・8月 CLASS の紙面検討で各地区の研修テーマ、内容を具体的に

相互理解できた。

<課題 Problem>

<Try>

道徳

<成果 Keep>

○昨年度(1年目)から、研究の構想や推進、研究会の運営等、各副部

長・会場責任者で情報交換・意見交換ができ、不安感を小さくする

ことができた。

○各地区の研究推進委員会が回数も多く、充実していた。

<課題 Problem>

○予算の関係で仕方ないことであろうが、白新中学校で2回会議をも

ったが迷惑を掛けていると感じる。

<Try>

○まだ先行研究(研究の内容・手法等)を生か

し切れていないところも感じられるので、そ

の継続の具体策を考えられるとよい。

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51

1 全県部会の持ち⽅について 特別活動

<成果 Keep>

・年3回の会議は有効であった。時期の設定も適切であり、担当者同

士共通理解を図れたことで、授業公開までの見通しが明確になり、

各地区計画的に準備や運営を進めることができた。

<課題 Problem>

・会議を白新中学校で行った結果、上越地区の方に、毎回ご無理をか

けた。お互いもう少し、近くの場所で会議を行えないものか。

<Try>

・会議の会場を中越地区の長岡南中学校も候補

として考えられないか。なおその時、中教研

事務局長からも参加いただきたい。特に1年

目は不安であるため、示唆や指導をもらいな

がら進めることで、その不安が払拭できるの

で。

進路指導

<成果 Keep>

・第2,3回全県部会では,進捗状況報告とFTをとおして,4地区

の実践に活かせるような意見交換,協議が行えた。

・学び合う授業と教師の学び合いのイメージの共有化を図ることがで

きた。

<課題 Problem>

・進路指導の研究領域は,教育活動すべてに関わり,研究テーマの視

点,方向性が多岐にわたっている。指定研究では会場校の実践が中

心になることが多く,県として継続した研究が行われていない。

・地区によっては進路指導担当が1年ごとに持ち回りのため,継続し

た実践を行うことが難しい。

<Try>

・来年度の第1回全県部会で,4地区の共通し

た実践を焦点化し,継続して取り組むテー

マ,視点を検討する。

・郡市中教研での進路指導の位置づけを調査

し,指定研究実践内容化の情報の共有化が図

れる手立てを講じる。

総合的な学習の時間

<成果 Keep>

総合「学び合い10」を作成できた

<課題 Problem>

探求型の総合を想定して「学び合い 10」を作成しているが、各校の実

態に合致するものであるかどうか。

<Try>

県研究指定 1 年次が来年度からスタートする

にあたって、「学び合い10」の内容を、その

実践を通して再検討していく。

学校保健

<成果 Keep>

○ 運営面での課題に対する解決策が実施されたことにより、課題で

あった具体的なイメージの提示や研究推進の温度差などの改善につ

ながったのではないか。

○ 今年度は指定研究にあたっておらず、実施した全県学校保健部会

について記載します。

期日 7 月 28 日(火)

講師 県中学校教育研究会事務局長 山内 伸二 様

内容 ①学び合う授業 ②教師の学び合い ③郡市各校への「学び

合う授業」の推進について 3 つの視点でプレゼンテーショ

ンとFT実習を行った。

<Try>

○会員がFTの理解やFTを取り入れた授業

について研修する機会をもつ。

・研修では、部員(養護教諭)が行う、具体的

な授業例の研修があるとよい。(講師は授業

を行った担任や養護教諭など)

昨年度、研究発表した成果の共有。

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52

*参加者(郡市部長)への実施後のアンケートから

プレゼンテーションやFT実習を体験することで、授業改革の考え

方、学び合う授業の具体的なイメージをもつことができた。また、F

Tを取り入れた授業や保健指導を考えたり、実際に授業や組織活動、

研修会で行ったりするなど、実践への意欲が高まった。郡市各校への

「学び合う授業」の推進につながっていくものと思う。

・プレゼン、FT実習を受け、21世紀型能力、学びあう授業を具体

的に学ぶことができ、イメージをつかむことができた。

・FT実習を通して、各郡市の学校保健の学び合う授業の推進につい

て確認することができた。

・プレゼンテーションをもとに行ったFT学習は実践的で自己の実践

に取り入れてみようという意欲が高まった。

・FT の演習は、学ぶ楽しさを実感し、保健学習にも使うことができる

ことを知る良い機会となった。全員が参加できる手法を教えてもら

い、活用できそうだ。

・学び合う授業の実践例として紹介された理科の授業がわかりやすく

楽しかった。保健分野の授業実践もいろいろ聞いてみたいと思った。

・FTは実践的で自己の実践に取り入れてみようという意欲が高まっ

た。また、授業の場面でなくても、養護教諭がFTを使える場面(養

護教諭同士の研修や保健委員会等)があると気付くことができた。

・実際にオープンクエスチョンを用いて「傾聴」することで、対人ス

キルの重要性について経験することができた。

・郡市の研修会において、グループ研修にFTを用いた。

・「生きる力を育む」指導と、育むための有効な指導手法について、実

習を通して学ぶことができ、貴重な機会となった。

<課題 Problem>

○ 郡市への普及や会員の理解が十分でなく、広げていく場や方法に

検討が必要である。

・FTやFTを取り入れた授業について,まだまだ学ぶことが多い。

実践には全会員の理解を深めていくために研修の機会が必要であ

る。

・郡市の中で、どのような場で、あるいは限られた機会にどのように

広げていくかが課題である。

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2 授業情報誌 Class について 国語

<成果 Keep>

Class を創刊し、学び合いとファシリテーションで、全中学校の全教

科をつなぐことができたことは、画期的なことである。

<課題 Problem>

各地区での活用が望まれる。上越市学校教育研究会中学校国語部会で

も一部増し刷りして活用した。

<Try>

とにかく宣伝し、活用を促していく。

社会

<成果 Keep>

・各地区の研究推進においては、手法としてのファシリテーションが

定着した。教師の学び合いが定着してきた。

<課題 Problem>

・ファシリテーションによる話し合いや意見の可視化はなされるが、

生徒のダイナミックな思考の深まりを捉えきれない。捉えられない。

<Try>

・具体的にどのような姿をもって、学び合いが

成立し、思考の深まりがあったといえるのか

具体的な姿や様相を事前に示す。

数学

<成果 Keep>

・平成 25 年度発刊の「創設 50 周年記念誌」に続く、理論的体系を全

会員に周知する機会となった。

・研究会のガイドブックとして、研究会参加者を中心に活用された。

<課題 Problem>

・平成 24 年度の「数学授業ナビ」から、スタートした「学び合う授

業」の集大成であったが、今後、「情報」誌なのか、「研究」誌なのか

の性格付けが必要で、編集方針と編集組織の確立が重要である。

・第 2 号での第 3 章(指定1年目の記事)は、創刊号との差別化が難

しいのではないか。

<Try>

理科

<成果 Keep>

○見やすい冊子ができ、研究発表会前に中教研の取組の様子を以前よ

り周知することができた。

○執筆者の写真があり、職場で話題になり、みんなが見るきっかけと

なった。

○「学び合う授業の考え方」P7~P13 が県中教研の考え方を理解する

うえで参考になった。

<課題 Problem>

<Try>

○各地区の集まりで、今年の Class を活用して

ほしい。

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英語

<成果 Keep>

県中教研の取組や目指している方向が、分かり易く示された。

2年次の原稿作成を予告することで、2年次のポイントを明確にしな

ければいけないという意識が高まる。

<課題 Problem>

総論(①学び合う授業の考え方)と各論(各教科)をどのように結び

付けていくか。

<Try>

年度ごとの研究の成果と課題を、確実に引き継

いでいく。

音楽

<成果 Keep>学び合う授業の内容や教師の学び合いの具体的なイメ

ージを簡潔で見やすい構成で分かりやすく伝えてあり、校内研修や研

究資料として活用できる仕上がりとなっている。

<課題 Problem>今後、積み上げられる各教科・領域の「授業改革の

ポイント」などをデータベース化するなど、常に生かせる手立てを構

築する必要がある。

<Try>

美術

<成果 Keep>

忙しかったと思いましたが 内容は充実していました。

<課題 Problem>

<Try>

保健体育

<成果 Keep>

堅苦しくなく、雑誌のように読みやすい情報誌です。

原稿作成を通して、取組内容と方向性が焦点化された

<課題 Problem>

学び合う教師集団の構築

いわゆるベテランといわれる教員が変わらない

若手への浸透

<Try>

ある程度納得できるモデル授業を構築し、具体

的イメージと会員に伝える。

技術・家庭

<成果 Keep>

・全県へのアピールということで、制作を通じて、研修内容のより明

確化、焦点化がなされていったように感じる。

・全県の会員へ研修内容を周知するにはちょうどいい分量だった。

<課題 Problem>

<Try>

来年度も継続するとよい。指定研究が2年間な

くなるが、関ブロ研究が全県規模で2年間続く

のでその進捗状況を掲載できないだろうか。

道徳

<成果 Keep>

○class を手元に置いて、「学び合う授業」と「教師の学び合い」につ

いて確認できることは素晴らしい。

<課題 Problem>

○研究会前に class を見て参加する人もいたようであるが、まだ少な

い感じがする。現場で一声掛けることが必要と思われる。

<Try>

○研究推進委員会の中で、class の原稿内容や

体裁等も考え作成できると、より当事者意識

も高くなるのではないか。

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2 授業情報誌 Class について 特別活動

<成果 Keep>

・Classの編集や検討を通して、4地区の授業実践の見える化が

でき、提案性のある授業公開を行うことができた。

・事前に配布されたことで、授業参観者は具体的なイメージをもって

授業を見ることができた。

<課題 Problem>

・年度途中からの依頼であり、〆切が近いこともあり、作成担当者の

負担が大きすぎた。

<Try>

・年度当初から計画に入れ、発行に当たり意思

疎通を図ってほしい。本年度は年度途中から

の計画になったため、作成担当者にとって厳

しい状況であったから。

生徒指導

<成果 Keep>

・「学び合う授業」につて、全教職員が共通のイメージをもつなど意識

を高めるための情報誌としての位置づけができた。(具体的な取組が

紹介されていてイメージができた)

<課題 Problem>

・指定研究推進情報や各地区の授業実践を参考にし、各教師がどれだ

け意識して自らが実践に踏み出せるかが大事である。どのようにそ

の後押しができるかの検討が必要である。

<Try>

進路指導

<成果 Keep>

・指定研究の方向性,授業実践例など,情報量が豊富で各校での授業

づくり,授業改革に役立つ内容である。

・すべての教科,領域の授業ナビゲーションを掲載できたことは,成

果の一つである。

<課題 Problem>

・初回ということもあり掲載の割り振り等の打合せが主になり,内容

の検討を十分に行えなかった。

<Try>

・県として継続して取り組むテーマ,キャッチ

フレーズを明確に示し,各地区での共通実践

の成果を掲載する。

学校保健

<成果 Keep>

・全会員に配布されたことで、学び合う授業と教師の学び合いの具体

的なイメージを広く伝えることができた。

・学び合う授業について、写真や図もあり、見やすくわかりやすい。

全会員に具体的なイメージが伝わりやすい。

全県学校保健部会で学んだ内容を再確認することができた。

・各教科、領域、各校での具体的な実践方法を知ることができ、FT

の活用事例が豊富で参考になった。

・Class は学び合う授業と教師の学び合いの具体的なイメージを伝え

るのに有効なものであると感じた。

<Try>

・代表者が地域の中学校へ伝達する際にCla

ssを活用していく。

・全会員がきちんと読み、学びの機会となるよ

うに工夫する。(感想を募る、疑問点を挙げ

てもらいそれに答えるなど)

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・学び合う授業についてわかりやすい表などがあり、理解の進む内容

だった。

<課題 Problem>

・配布だけだと、読まない人もいるように思われ、十分な成果が期待

できない。「授業情報誌 Class」を活用しての校内研修や部内研修の

機会を持つことが必要ではないか?

・学校保健の掲載がなかったので、あると参考になったと思う。

3 「学び合う授業」「教師の学び合い」の具現化 国語

<成果 Keep>

会場校と推進委員の学校では、確実に成果を挙げてきた。研究会をと

おして、地域の各学校に、学び合いのイメージやファシリテーション

の手法を伝えることができた。

<課題 Problem>

全中学校の全教科、領域に広めていかなければならない。

<Try>

さらに、各学校で実践を積み重ねていくことが

望まれる。

社会

<成果 Keep>

・授業構想段階で構想シートにより意見交換ができた。

・FT による事前検討が定着。

<課題 Problem>

・FT が活動主義に陥ってないか。主体的な学び合いになっているか。

<Try>

・主体的・能動的な学び合い向けて、単元全体

を見通した構想の検討を行う。

数学

<成果 Keep>

・「学び合う授業」「ファシリテーション」の価値や効果の理解が浸透

しつつある

・授業検討会などでは、ファシリテーションが当たり前になってきた。

<課題 Problem>

・「学び合う授業」は一斉授業を否定するものではないが、「一斉」の

中には存在しないことを共通な認識としたい。

・困難度の高い「どう教えるか」に力を入れるあまり、「何を教えるか」

という教材研究や時間配分に手が回らなかった面が見えた。

・指定研究が終わった後、市教研レベルで、「学び合う授業」が継続さ

れるか心配。

<Try>

・各教科領域で、 低限でも年間指導計画の中

の「こことここ」に学び合う授業をやりましょ

うといった提案はできないか。

・今年度多く実施された事務局を講師とした各

地域の研修会が、今後少人数・専門化してくる

と予想されることから、事務局が講師を紹介し

内容を提案した研修会に変容する必要がある。

県中教研の方向性を支持する講師の情報提供

やデータベース化が求められる。

・旅費や移動の負担軽減のために ICT の活用

を進めたい。非公開の SNS やテレビ会議シス

テムの活用などの積極的な推進をお願いした

い。

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57

3 「学び合う授業」「教師の学び合い」の具現化 理科

<成果 Keep>

○各地区の部長(全県副部長)が中心になって、研究を進めることが

できた。

<課題 Problem>

○モデルが地区に「広がり」「定着」したかは不明である。

○具体的な授業のイメージがもてない人がまだ多いのではないか。

○「4ステップ1ポイント」が Class には載っていたが、第3回全県

部会で唐突にピックアップされた印象がある。

<Try>

○実際の授業の様子を見る機会や、授業の動画

配信等があると良い。

英語

<成果 Keep>

「教師の学び合い」に関しては、十分ではないにしても、4ステップ

1ポイントに近い(意識した?)取組がなされている。

<課題 Problem>

「学び合う授業」については、英語科授業における FT の位置づけや

効果的な活用について、引き続き検討が求められる。

<Try>

英語科授業において、FT の良さを活かす活用

方法を試行する。

音楽

<成果 Keep>県中教研と県中校長会とが連携し推進できたことは画

期的。参観した授業や協議会では、学び合いのある授業、ファシリテ

ーションを取り入れた協議会が展開されていた。

<課題 Problem>

<Try>各教科・領域の特性を生かした多様な

モデルを示し蓄積していくことが今後求めら

れる。

美術

<成果 Keep>

美術では、一昨年の研究から教科の特性を生かしながら授業を変え

ようとする取組がみられた。市町村単位の中教研で浸透してきたと捉

えている。

<課題 Problem>

伝わらないところには伝わらない 市町村単位、教科簿と二指導の

機会を設定し研修を行う。

<Try>

他教科 他校の研究会への積極的な参加

アクティブラーニングの授業への手法を広

げての研究をする。

保健体育

<成果 Keep>

① 教師の学び合いにFTは有効である。

② 教師の学び合いをとおして同僚性、協働性が育まれた。

<課題 Problem>

授業モデルを示すための課題

① 収束方法に課題あり。どのように収束を向かえるかがキー

② 単元構成内で検討する。1時間内の収束が難しい場合もある

<Try>

① とにかくFTを活用した協議会をより多

く実施し、ファシリテータ役ができる教員

の育成を図る

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技術・家庭

<成果 Keep>

・研究推進委員、授業公開地区では“学び合い10”や授業モデルに

関する理解が深まっている。

・教師の学び合いの重要性は理解されつつある。実際に各郡市の一斉

研では“学び合う授業”とともに、協議会では“教師の学び合い“が

様々な形で試行された。

<課題 Problem>

・免許所有者が少なく、教師が学び合う機会が少ない。

・実質上2年間のブランクがあるシステムはよくないと思います。研

修成果の継続、広がりが弱くなると思います。

<Try>

道徳

<成果 Keep>

○ねらい達成に向け、学び合い、話し合うツールとして、大小ホワイ

トボードや「えんたくん」の活用が会場校では日常的に行われてい

る。

○研究推進委員で模擬授業や公開授業が計画的に行われ、授業の発問

作り等を組織的に検討できた。

○FTの手法で「学び合う授業」「教師の学び合い」も推進されている。

<課題 Problem>

○研究推進委員などとの情報交換等々、もっとやりたいと思うが時間

確保が難しい。

<Try>

○今年度は、拡散だけでなく収束し個に返すプ

ロセスも見られるが、FTの研修は今後も計

画的に行う必要があると思われる。

特別活動

<成果 Keep>

・ファシリテーションを取り入れたことで、話し合いが活発になった。

・地域の人との多様な関わりを通して、生徒のコミュニケーション能

力の育成が図られた。

・話し合いのテーマを生徒の日常生活から設定したことで、問題設定

能力を育むことができた。

・研究指定校の「生徒の学び合い」は、何回も授業を繰り返したこと

で、校内で定着した。また、研究推進委員も授業に参加したり、自

校で実践したりしたことで、郡市内の「生徒の学び合い」は広がっ

た。

・同じく「教師の学び合い」のスキルも定着した。また、他教科でも

ファシリテーションの手法による授業が行われており、「学び合う授

業」は、確実に広がり、定着してきている。

・研究会の資料の問い合わせがあり、普及していることを感じている。

<課題 Problem>

・ファシリテーションにおける収束のための教師の支援の在り方。

<Try>

・すでに行っているとは思いますが、本年度か

ら実施した1年目の8月に同時に行う全県

部会で、「ファシリテーションにおける収束

の在り方」と「望ましい教師の支援の在り方」

の研修会を行ってはどうでしょうか…。(次

年度のテーマや研究方法が同一であるなら

ば)

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3 「学び合う授業」「教師の学び合い」の具現化 進路指導

<成果 Keep>

・進路指導学習の中で,話し合いやFTをとおして学び合う授業づく

りが定着してきている。

・4地区の研究推進委員会,指定研究校を中心に,教師の学び合う研

修会等が増えてきている。

<課題 Problem>

・FTを活用した授業は多くなってきているが,収束できないで終わ

るなど形だけになっている実態も見られる。

・教科,領域で21世紀型能力をどの場面で身につけさせるかなど,

各校,中教研等での研修が必要である。

<Try>

・進路指導でのFTのモデリングを示しなが

ら,各地区の授業実践を行う。

・進路指導のどの学習活動での21世紀型能力

を身につけさせるかについて,全県部会で協

議する。

学校保健

<成果 Keep>

○ 会員各自が「学び合う授業」や「教師の学び合い」のイメージを

つかみ、各校においても校内研修における保健の授業で、「学び合い」

の視点を取り入れた授業を実践している。

・郡市学校研の事業において、「養護教諭のための授業づくり講座」を

開催し、養護教諭の専門性を生かしながら、21 世紀型能力を高める

ための授業づくりを進めた。指導案検討では、授業のモデルとして

発展させるような学び合いができたと思う。また、授業公開後の協

議会でも、単なる感想発表に終わることなく、考えの深まりや気付

きにつながった。

<課題 Problem>

・学び合う授業のとらえや教師の学び合いの視点について適切な実施

までにはいかなかったとする会員もいる。

・市の指導主事からファシリテーターとしての役割を担っていただい

たが、養護教諭自らがファシリテーターとして、学び合いを推進で

きるように力量を高めていく必要がある。

・前年度に研究発表された成果を他地区にも広げ、部員で共有してい

くことが必要である。

<Try>

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4 県中教研事業や運営への意⾒・要望等 国語

・中教研の活動と合わせて、Web 配信の応用問題づくり年 2 回、学習ブック(サマーチャレンジ)の編集作業は、出張

や仕事が多くなりすぎて、校内の仕事に支障を来します。

・今年度は、Web 配信の応用問題づくり 1 年目だったので組織づくりが困難だったと思いますが、28 年度以降は別組織

でお願いします。

社会 ・社会科の場合、県中教研の部長が全国中学校社会科研究会(略称:全中社)の新潟県の理事となり、研究動向の報告

をしています。年会費(15,000 円)を過去に一度も納めてないため、年会費請求の催促の回数も増えてきました。全

国組織の年会費を中教研から出していただくことはできないのでしょうか。 数学

・今後の学習指導要領の改訂の進行に合わせて、「どのように学ぶか」にシフトしていた「学び合う授業」を教科特有の

「何を学ぶか」と連動させ、「何ができるようになるか」という評価のレベルまで進展させなければならない。そのた

めには、「授業ナビ」だけでなく、「15部会の重点方針」を再考し、学習評価やカリキュラム・マネジメントの充実を

図る必要がある。

・Web 配信問題の作成を請け負うより、「授業ナビ」の KPT や授業事例の収集・分析等に注力してほしい。 理科

・今年度、勤務校に私(全県部長)、社会科副部長、保体副部長の1年目指定教科関係者が3人いたため、情報を共有し

たり、疑問を解決したりしやすかった。教科内でも部長・副部長でメーリングリストをつくり、横の情報共有を図っ

たが、あまり活用することができず、単なる連絡手段で終わった。来年度は授業担当者も含め、横の情報共有がしっ

かりできるようにしたいと考えている。

英語

・県中校長会との連携(FT 研修など)や新たな取組(Class 発行など)が推進されることにより、県中教研の取組と成

果が、県内に着実に浸透している。

・郡市校長会や郡市教研における FT 研修は、効果が大きい。

保健体育

・山内事務局長さん、大変お疲れ様です。大変なご苦労をおかけしていますが、着実に歩んでいると思います。

・今後、より多くの会員からこの取組のへの理解と納得が得られ、教科領域を超えて学校の教育活動全体の中で、学び合

いが育まれていくことを願っています。

技術・家庭

・H29年度に技家の関ブロ研究大会が新潟市4分科会、長岡市2分科会、上越市2分科会開催される。2年前に当時の

川端会長、津野理事長から「技家の指定研究発表年度を H29 に変更することはできないが、中教研としては“できるだ

けの協力をする“との話があった。具体的には、中教研に準ずる研究会とする(出張として認める)とか、中教研の

名前を使用して研修や会議を招集してよいとか、等が考えられるが、その時から役員も替わっているので実際に可能

なことは何か?早めに協議、回答をお願いしたい。

道徳 ・特に意見・要望等はありませんが、次代の要請を先取りし確実に前進している中教研の研究・活動を今後も期待しま

す。

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4 県中教研事業や運営への意⾒・要望等 特別活動

・山内事務局長様、本当にありがとうございました。この2年間、自分自身とても勉強になりました。スタート段階では

どうなることか不安ばかりでした。しかし、会議を重ねるごとに方向性が見え、担当者の意欲や意識が高まっていきま

した。みんなで苦労しながら一緒に創り上げていけたことを、うれしく思います。その結果4地区とも、充実した有意

義な授業公開、協議会となりました。これもすべて、山内先生のおかげです。本当に感謝しております。今後もご指導、

よろしくお願いいたします。

進路指導

・総合,進路指導は,教科,領域の中に位置づけられていない郡市がある。その郡市に対しての支援体制を検討いただき

たい。(たとえば,各地区の担当校長をもうけ,全県部長との連絡,情報交換で行えるようにするなど・・・)

総合的な学習の時間

・研究責任者と会場校責任者という研究推進体制の理解浸透が、郡市中教研レベルで十分になされる必要を感じた。

学校保健

・指定研究にあたっていない今年度のように、年1回の部会ではなかなか実践や会員への伝達までは難しいと感じる。

部としても上、中、下越の各地域で研修の場をもち、多くの会員が参加しやすい形で実施してほしい。(郡市部長から)

・今年度のように研究指定がなくとも全県部会を実施し、中教研の事業や部会の研究活動について共有される場があると

よい。

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全県副部⻑アンケート(記述) 指定1年⽬の副部⻑ 1 第1回研推委への前副部⻑の参加は有効だったか? 21 上越,社会 委員の中に、一昨年度の妙高市の副部長がいたため、参加をお願いしませんでした。

22 上越,理科 ○研究の推進における「方法」については大変参考となった。

△旅費については,事務局から直接支払っていただけるとありがたい。

23 上越,英語 有効だと思う。

24 上越,保健体育

H26 は FT について行っておらず、「学び合い10」作成の活動を行った。また、H26

では H27 の活動が把握できていなかったので正直驚いた。次年度は FT の取組を妙高

市、糸魚川市、柏崎市にも広げたい。

25 上越,進路指導

毎年グループの教科ではおそらく有効であろうと考えるが、2年休みグループでは

ブランクがあるため分からない。

事務局へ前任者がどなたか問い合わせればよかったと思うが、今回は依頼をしな

かった。もし自分が次の副部長に参加を要請されても、有効なアドバイスができる

かは不安である。

26 中越,社会 大変有効でした。

27 中越,理科 前回までの課題や中教研の取組が分かり有効であった。中教研の取組を資料をしっ

かり用意しておくと良かった。

33 新潟,英語

前年度までの取組の成果と課題を引き継ぐことは大変有効だったと思いますが,

前年度のうちに(先日関屋中で行われた部長会などで)次の部長も交えて情報を共

有できていたらもっと良かったと思います。年度が動き出す前にイメージする時間

が欲しかったのが正直なところです。

35 新潟,進路指導 どのような取り組みをしてきたのかという流れを伝えていくことはとても必要であ

り、研究の継続という視点からみても機会を設定したことはとてもよい。

36 下越,社会 日程が合わず前副部長に参加していただくことは出来なかったが、試みとしては

賛成である。地区(下越)としての取組が継続するのでよい。

37 下越,理科 前副部長から H26 の実践,取組,留意点等は大変参考になりました。可能であれば

第 1回研推委の前に前副部長から現副部長への引継の機会があればよかった。

38 下越,英語 有効だった。

40 下越,進路指導

まず、前回の部長が転勤していた。資料は保存されていないものもあったが、ある

ものはすべて送ってもらい、参考にすることができた。副部長が転勤しても資料が

授業校にすべて残っているようにしておくことが必要。

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2 合同全県部会で授業・単元構想検討の研修会を実施したことは? 21 上越,社会 有効だった

22 上越,理科 各地区の進捗状況について意見交換できたことは有効であった。構想模擬検討の方

法については,生かされなかったのが反省点である。

23 上越,英語 指導案のモデルはぜひ全県で統一して実施したほうがよい。とても書きやすい。

24 上越,保健体育

ワールドカフェなど新しい手法を学習できた。しかし、KPT も含め、新しいことを取

り入れていくのはいいが、1回の研修では身につかず、実際の授業で使ったり、まし

てや部員に指導することが難しい。

25 上越,進路指導 この時点では、研究の方向性がしっかりとまとまっておらず、授業構想のイメージ

を研修してもすぐに活用できる状態ではなかった。教科では有効であった。

26 中越,社会 大変有効でした。

27 中越,理科 有効であった。構想シートはもう少し早くもらって使いたかった。

29 中越,保健体育 地区の授業構想検討の際に活用でき、大変有効だった。また、来年度へ向けては、

研推委員だけではなく、各郡市の会員へ早い段階で発信するべきである思った。

30 中越,進路指導 個人のスキルアップになった。

32 新潟,理科 FTについての認識が深まり、自分達の授業構想を検討する際、研修会の内容がた

いへん有効に機能しました。

33 新潟,英語 第 2回の研修はとても有効だったと思います。むしろ第 1回の研修をもっと早い時

期に開いてもらえると,1年次の動き出しがもっと早くできたかと思います。

36 下越,社会 参加者としては勉強になった。

37 下越,理科 有効だった。その後の研推委や指導案の検討会でも研修会で研修した方法を取り入

れた。

38 下越,英語 有効だった。

39 下越,保健体育 構想シートの使い方もっと広めていきたい。

40 下越,進路指導 ワールドカフェを初めて行った。とても有効だった。

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指定1年⽬の副部⻑ 3 授業情報誌 Class は有効だったか? 21 上越,社会 有効だった

22 上越,理科 2年目は,全体論と各論の語句の整理(統一)が必要だと思います。

24 上越,保健体育 全県の部員に周知するのには有効だが、作成する研究推進の我々には、校務以外の

大きな負担であることを考えてほしい。

25 上越,進路指導

指定研究 2年目の授業改革のポイントは、具体的な内容が多く、有効であった。1

年目の方は、自分がまとめた内容は特に抽象的で、十分な内容とは言えない。第 1

回全県会議の 6月から、提出期限の 8月までに、読み手に伝わる内容を研推でまと

めることは、非常に難しい。

27 中越,理科 有効であった。ページ数が半分程度だとカジュアルに見ることができると思います。

29 中越,保健体育 新潟県の各地区、各学校においてかなり、意識の差があるように感じた。学校単位

で全職員にしっかりと働きかけができるような体制になってほしいと望む。

30 中越,進路指導 郡市内でも他教科で、FTでの検討が行われていましたが、「FT とはなに?」と学校

で質問されたので、Class を使って説明しました。

33 新潟,英語

読みやすく分かりやすい冊子を作っていただいてよかったと思います。私たちは執

筆した側なのでよく目を通しましたが,そのほかの先生方がどれだけ目を通してく

れたか,検証が必要なのだろうと思います。

34 新潟,保健体育 授業情報誌 Class を創刊は、とても有意義であった。県中教研の研究の方向性を確

認するのに有用だった。

35 新潟,進路指導

授業情報誌は、他教科、他領域の取り組みを知る上で有効であった。

「学びあい」をさらに推進していくために「教師の学びあい」を活性化し、可視化

していく必要がある。

36 下越,社会 学び合う授業のイメージ伝達には有効であった。

37 下越,理科

提案性のあるものが多く,方法についても具体的に示してあるものも多いので参考

になりました。実践にもつながりやすいと思います。

次年度も写真や図,イラスト等を使って見やすく分かりやすいものにしてほしい。

38 下越,英語 有効だった。

39 下越,保健体育 有効だったが、自分たちが鋭角的で提案性のある研究ができるかどうか心配だ。各

教科のClass編集の仕方を工夫する必要がある。

40 下越,進路指導 図や写真があり、分かりやすくまとめてあってとても有効だと思った。

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4 「学び合う授業」の具現化はどうだったか?

21 上越,社会 各種研修会の開催により、スタートはキレたと思うが、まだ深まりが足りない。さ

らなる研修が必要。

22 上越,理科 目標とすべく授業の姿が分かりやすく示され,研究の方向が具体化されました。

23 上越,英語

生徒の学び合いに関して,他とコミュニケーションをとり,課題に取り組むことが

必要となる。そのためには全校体制で集団づくりに取り組む必要があり,研究推進

部との連携が必要不可欠である。一教科担当という意識だけでなく,全校に働きか

けなければいけないという意識をもつ必要がある。

24 上越,保健体育

生徒が学び合う前に、教師が学び合い、目の前にいる子供たちにどのように教えて

いくか、考えていく良い機会になっていると思う。ただ、これを中学校からやるの

ではなく、小学校にも普及し、連携してく必要がある。

25 上越,進路指導

当校が来年度から 2年間、総合的な学習の時間での指定研究を受けることもあり、

現在の副部長の立場と会場校の立場の両方で、興味深く取り組んだ。研推会議での

実践は十分とは言えなかったが、会場校では意図的に具現化の取組を進めている。

30 中越,進路指導 FT をするための授業にならないように。

31 新潟,社会 知識構成型ジグソー法と FT の手法を取り入れて授業を3回実践した。

33 新潟,英語

学び合う場面を指導のどの場面で設定すると効果的なのかについては,明確にでき

た。あとは思考の深まりと英語使用量という 2つの課題をどうバランスを取ってい

くかが課題です。

35 新潟,進路指導 「学びあう授業」の姿を明確にし、うまくいった点や課題を FT を通して共有化して

いく必要がある。

36 下越,社会 前半はFTに執着しすぎ、

37 下越,理科

21 世紀型能力について理解の不十分さがそれぞれの教師の取組の差につながってい

るように感じます。見直し,「改革」の視点をさらに明確にしていく必要があると

考えます。

38 下越,英語

研究推進委員が英語の「学び合い」をなかなかイメージができず、FTを取り入れ

ることだけを考えてしまい、次年度に向けてどのように研究推進していくかあまり

り明確にできなかった。

39 下越,保健体育 ファシリテーションのみに振り回されていたように思う。「学び合う授業」のあり

ようを研推でもう少し考える必要があるように思う。

40 下越,進路指導 「21 世紀型能力」と進路指導の「基礎的・汎用的能力」との違いが気になったが、

具現化したモデル授業をすることができた。

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指定1年⽬の副部⻑ 5 「教師の学び合い」4STEP1POINT の具現化はどうだったか?

23 上越,英語 研究推進責任者がFTの知識を持ち合わせている場合はよいが,そうでないと会議

をFTを主体として進めるのは難しいと思う。

24 上越,保健体育

「教師の学び合い」を 4ステップ 1ポイントは理解できていないが、研推の中では

実践できた。学校研の部員にも学び合いの場を設定できた。しかし、「学び合い1

0」をせっかく作成したが、どのように扱われているか不満である。

25 上越,進路指導 教科では明確な指標が出たと考えるが、領域では十分に活用できるか、分からない。

特に、「みんなで授業を見せ合う」ことが、当研推ではできなかった。

30 中越,進路指導 今年度は、各学校のキャリア教育の現状把握と、来年度の見通しの検討を行った。

31 新潟,社会 学習課題に対して強い問題意識を持って取り組む必要があった。

33 新潟,英語

委員が授業を公開し合って成果と課題をつないでいくスタイルは,多くの収穫が

あることを今年も実感できました。運営面についてはまだまだ課題が残されていま

すが,大きな方向性としては間違っていないと思います。

35 新潟,進路指導 「教師の学びあい」を具現化したことは評価できるが、職員間での意識に大きな差

があることをどううめていくかが次年度の課題である。

36 下越,社会

結果としては4ステップ1ポイントで進めていたが、この「4ステップ1ポイン

ト」という用語は情報誌Classで知った程度であった。この用語に示されたと

おり研修を進める意識はなかった。8月8日に説明があったのでしょうか?当方の

認識不足でしょうか?

37 下越,理科 職員研修会での FT はかなり定着して,様々な発言が若い教師からも多く出るように

なってきた。さらにファシリテーター役の技量アップも必要だと思います。

38 下越,英語 話し合いの視点を明確にすることが必要である。

39 下越,保健体育 結果として4ステップ1ポイントを実践していたが私自身が意識していなかったこ

とに問題があった。

40 下越,進路指導 生徒にやらせる前に教師自身の学び合いの重要性を再確認できた。

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6 「学び合う授業」「教師の学び合い」の郡市各校への普及定着は?

21 上越,社会 確実に広まっている。

より多くの教師に経験してもらえる研修会

22 上越,理科 今年度のような一斉研修の機会が大変よかったと思います。さらに,計画的・継続

的に開催することで普及・定着が期待されます。

23 上越,英語 郡市全学校から研究推進委員会に参加してもらうことで,各校での普及につながる

と思う。

24 上越,保健体育

上越では上越市の中学校部員には授業参観後学び合い研修会を行った。来年度は上

越地区他郡市と連携を図り、また上越市内の学校研小学校部員にも参観と学び合い

研修会を行っていきたい。

25 上越,進路指導

他地区の報告を見ると、全学校で研推を編成していると情報が共有できているよ

うだ。しかし、当地区のように少数の学校だけで編成していると、十分な普及・定

着をしたとは言い難い。

26 中越,社会 日程の関係上、授業をお互いに見せ合うことがなかなかできませんでした。

29 中越,保健体育 各郡市、各学校によって温度差を感じる。来年度へ向けては、研推委員だけではな

く、各郡市の会員へ早い段階で発信するべきである思った。

30 中越,進路指導 来年度は、郡市内の全教員を対象とした FT の研修会を中教研主催で行う予定です。

(今年度も開催予定だったが、実施できなかった)

31 新潟,社会 新潟市は多くの中学校があるので会員に上記の手法を浸透させるのはなかなか難し

い。

33 新潟,英語

新潟市中教研の取組とリンクさせて,市内の全学校の取組を改善していくことを

ねらいとしているので,教師の学び合いによる研究推進体制の広がりは少しずつで

すが進んでいると思います。

34 新潟,保健体育 各校への普及・定着に向けて課題は多いです。顧問校長先生方の強力なリーダーシ

ップが必要に思われます。

35 新潟,進路指導 県内のすべての学校において「21世紀型能力」、「教師の学びあい」について研

修を深めるとともに取り組みの状況が可視化できる仕組みを構築する。

36 下越,社会 市内10校全てから推進委員を選出したので推進委員への普及は出来た。教科部

員全員に普及するため10校を3グループに分け推進する予定である。

37 下越,理科 学校によって,また同じ学校内においてもそれぞれの教師によって取組の“温度差”

が小さくないように感じます。全校体制をつくっていくことが大切だと考えます。

38 下越,英語 今年度行った授業の中でのFTでは、日本語での話し合いになってしまうのでFT

のやり方についても工夫して取り組む必要がある。

39 下越,保健体育 まだまだだが、ファシリテーションへの取組は着実に進んでいる。

40 下越,進路指導

郡市内の3年生に同一の指導案で授業を行った。郡市の各校でアンケートをとって

実態を把握したり、キャリア教育に関する教育計画を持ち寄ったりして普及・定着

に努めた。

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指定1年⽬の副部⻑ 6 県中教研の事業や運営への意⾒・要望は?

21 上越,社会 大変熱心に研修していただき、感謝しております。自分自身も力を高めることがで

きたと思います。

22 上越,理科

様々な研修(目的・方法・組織)が,中教研を柱にして一体化できてきたように感

じます。来年度も,さらに推進していただきたいと思います。事務局の皆様のご尽

力に感謝申し上げます。

23 上越,英語

郡市で指定研究を受けているということを市教研なのか,上位団体なのかよくわか

らないが,意識を共有する必要がある(公開授業を行う学校だけの問題ではないと

いうこと)。今年度組織づくりが非常に大変だった。

24 上越,保健体育

上越市から参加だと、1日時間が消費されてしまう。本来の校務が滞る。部活動への

指導も中断を迫られ生徒に申し訳ない。また、時間短縮のために高速道路の利用を

行うと、旅費の倍以上の支出を個人が持つことになって大変である。

35 新潟,進路指導 研修における運営や研修のまとめなど、きめ細かく事務局に動いていただきました。

おかげで運営がやりやすかったです。ありがとうございました。

37 下越,理科 いつもありがとうございます。さらに,ホームページを見やすくしていただけると

よいと思います。

39 下越,保健体育 事務局の考え方をしっかり理解できないまま推し進めてしまった面がある。骨子を

しっかり理解させ 低限何をどのように実践すればいいのか示してほしい。

40 下越,進路指導 6月の初めに、何をすれば良いのかが分かるのでは遅いと思う。もっと早い時期に、

初の集まりを設定したほうが良いと思う。

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70

指定2年⽬の副部⻑ 1 授業情報誌 Class は有効だったか?

1 上越,国語

すべての指定研究について知ることができたので参考になりました。原稿の締め

切りがあることで、早め早めに研究を進めることができた反面、その後変更しなけ

ればならない点も多く、当日はClassに載せた計画通りの公開授業にはなりま

せんでした。Classに掲載するものがあくまで方向性を示すもの、というとら

えなら今年のような形でよいと思います。

2 上越,数学 有効であった。学び合いについての考え方が分かりやすく書かれており、教科ごと

の具体的な取組もあるので、とても有効であったと考えます。

3 上越,技術・家庭

どんな授業をしたいのか、研究推進で取り組んでいることを多くの人に伝えるため

には、とても有効だったと思う。また、自分の写真を載せるのも、恥ずかしいなぁ

…と思いながらも、情報誌を見たと声をかけてもらうことが多く、宣伝効果、興味

関心の向上を図ることができたと思う。

4 上越,道徳 各研推委の努力やがんばりが観た人に伝わる冊子だったと思います。各所に写真が

ちりばめられていたことも効果的だったと思います。

5 上越,特別活動 研究指定校としては、授業情報誌の作成は「学び合う授業の創造」のねらいに近づ

くために、有効であった。

6 中越,国語

①視覚に訴える紙面が、読む人にイメージを伝えるのに有効だった。

②紙面作りのために研推委で話し合うことで、ねらいや手立てをより明確にするこ

とができた。

※情報誌を手にとっても、中までしっかりと読む人は少なかった。継続するなら「読

みたくなる」コピーを工夫するなどの対策を講じるとよいのではないか。

7 中越,数学 図や写真が入った具体的な実践例が載っていて、分かりやすいだけでなく、啓発的

にも有効だったと思う。

8 中越,技術・家庭

大変素晴らしい内容で,有効な出版物であったと考えられるが,先生方が目を通し

ている人が果たして多かったかどうか疑問 また,運営する側は,Class の原稿を

作ることによって,授業構想を再確認することができて,大変良かった。

9 中越,道徳 ○提案性があり有効だったと感じていますが、創刊の時期がもう少し早いとよかっ

たです。

11 新潟,国語

授業情報誌として,従来の授業公開案内とは比べて格段に分かりやすく,魅力的に

なっていると思います。大変有効だったと思います。来年以降もこの形でやってほ

しいと思います。2年毎に発行する形ですね。

12 新潟,数学

作る側は、作ることによって構想をまとめることに役立つ。

全県か言いに伝えることに有効だったかどうかは、作った側ではなく、受ける側に

聞いてみないと分からないと思います。

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71

指定2年⽬の副部⻑ 1 授業情報誌 Class は有効だったか?

13 新潟,技術・家庭

全県、全教員に配布いただいたため、共通認識を持って検討会に臨める場面が多く

あり、有効性を感じた。

また、様々な手法を紹介する冊子としても資料価値が高い。

詳細な指導案よりも、概要が簡潔に掲載されている今回のような冊子は専門外の教

科でもわかりやすいので、2年次研究の教科に関して継続して発行する価値がある

と感じます。

14 新潟,道徳

1 部有効なものもありました。しかし、「学び合う授業」とは何か、また、それを

具現するために有効な手立てやツール、教師の働き掛けは何か。については、理解

が不十分なせいか、学び合う授業への提案性というよりは、ただの実践報告集にな

っていたように思います。

15 新潟,特別活動

伝える手段としては有効であると思う。が、読む側の人がどの程度読んだり、活用

したかはこちら側ではよく分からないので効果は?

ただ、他に有効な方法が内ので情報誌は継続していくべきだと思う。

16 下越,国語

まとめることで、研究の方向性が明らかになりました。また、他の地区、教科の取

組を知ることができ、とても良かったです。Class を読み、他の地区の研究会を見

に行った先生方が多かったように感じました。

18 下越,技術・家庭

①に関しては、研究推進委員でなければ見る機会がない資料なので、全県会員が共

通認識を持つためには非常に有効であった。

②に関しても、教科を超えて取り組み状況を全会員が知る機会となったので、有効

であった。

今年度は、せっかくの良い資料の発行が遅かったと感じる。無理かもしれないが2

次案内の出るタイミングを考えると夏休み中には、手元に届くと良いと思う。

20 下越,特別活動 授業のポイントがわかるので有効だった。

活用しているかを調査してみてはどうか。

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72

2 「学び合う授業」の具現化はどうだったか?

2 上越,数学

課題設定を工夫し、教材を製作し、生徒が意欲的に学習に取り組むことができた。

自分たちの考えを交流し合い、樹系図にあらわそうと意欲的に取り組むことができ

た。今後も授業実践を深める必要がある。

3 上越,技術・家庭

学び合う授業を創造することで、授業の幅が広がり、有意義な取組であった。しか

し、学び合いが優先されてしまい、教科の特性を見失わないようにしなければなら

ないとも思った。

4 上越,道徳

会場校と推進委員は常に意識して取り組むことができたと思います。しかし、21

世紀型能力や学び合いのパターンについては、全県に周知されていないと思います。

期間が終わった後も継続していることが重要だと思います。

5 上越,特別活動 学び合い 10 を作成し、それを視点を活用したことで、「学び合う授業」について研

究を推進することができた。

6 中越,国語

「学び合う授業」を具現化するための一つの形は提案できた。今後、「子ども自身

の必要感に裏打ちされた学び合い」をどう具現するか研究を深める必要があると感

じる。

8 中越,技術・家庭

研究テーマをどう成果として評価するかについての知見が不足していたので,その

辺りも全体で共通理解を図ったり,研修していけると深まったのではないかと思わ

れます。

9 中越,道徳

○学び合う授業を具現化し、研究発表会で提案できました。

○各学校の生徒の実態を踏まえ「学び合う授業」について共通理解を図る職員研修

が必要であると感じます。

11 新潟,国語

「学び合い」のための手法としてのファシリテーションの手法を用いた提案授業が

今回全県に意識されたのはよかったと思います。今年度の課題が来年の取組に生き

てくると思います。

12 新潟,数学

「学び合う授業」を進めることはできたと思う。

「21世紀型能力」のあり方について、もう少し検討があってもよいのではないか

と思う。

13 新潟,技術・家庭

具現化は達成できたと考える。

しかし、ワークショップ的な活動を組み込むと時間的負担が大きい。また、知識が

身についていないと活動の効果が上がりづらい一面もある。

知識習得と深化のバランスの取り方に戸惑い、実践に至れない場合が予想される。

14 新潟,道徳

各教科・領域における「学び合い10」を廃止し、「学び合う授業になるための1

0の手立て」としてはどうでしょうか。ほとんどの指定研究で、「学び合い10」

を重視せず、ただかかわり合わせるだけの授業が見受けられました。教科・領域に

とらわれず、21 世紀型能力を育くめる汎用的な手立てとして「(例)10の手立て」

を策定し、各教科でそれらを工夫して取り入れた授業づくりを推進すべきだと思い

ます。

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指定2年⽬の副部⻑ 2 「学び合う授業」の具現化はどうだったか?

15 新潟,特別活動 一つの方向性として「学び合う授業」が定着しつつあると思う。早急に変えずにも

う何年か継続していくべきだと思う。

17 下越,数学 全県でアクティブラーニングの本旨がまだ十分に浸透していないのでは、その効果

をどんどんアピールする活動が必要だ。

18 下越,技術・家庭

学び合いの実践はかなり増えてきたと感じる。しかし、学力に結びついているのか

どうかは、半信半疑である会員が多い。学力へと繋げていくいくために、数値的な

評価から手立てを講じていく必要性を感じている。

20 下越,特別活動

学び合いの一つの形として FT を取り入れたことは、意見を否定しないので言いやす

くよりよい人間関係を築くことには効果的であった。FT をいろいろな場面で取り入

れることを推進していくとよい。各学校で研修してもらうとよい。

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3 「教師の学び合い」4STEP1POINT の具現化はどうだったか? 2 上越,数学 教師の学び合いもファシリテーションを行い、意見交換をすることができた。

3 上越,技術・家庭 少人数の教科なので、普段、あまり交流できない分、大変、有意義であった。また、

2年目は、互いの理解が深まっている分、活発な討論をすることができた。

4 上越,道徳

指定された市全体や会場校全体が共通理解の下で足並みをそろえてできたので、良

かったと思います。広い地域や大きな学校は難しいと思いますが、会場校の負担感

は軽減されると思います。

5 上越,特別活動 「教師の学び合い→生徒の学び合い」の有効性を実感できた。

6 中越,国語

研究会の協議会をFTで行ったのはとてもよかった。特に「拡散」と「収束」を意

識した流れで行えたので、参会者にも好評だった。研推委での話し合いは必ずFT

で、とのことだったが、内容によってはFTが適さないと感じるものもあった。目

的に応じて手法を活用することが大切だと感じる。

8 中越,技術・家庭 良かった。FT や FG などに付いての知見も研修でできるとよいと思います。

9 中越,道徳 ○わかりやすくてよかったです。

○各校でFTの研修があると良いです。

10 中越,特別活動 ・FT形式で話合いを実施したときは、教員のしたい的な参加姿勢が顕著であるの

で、取り組みは有効であると感じました。

11 新潟,国語

「教師の学び合い」の具現化はとてもよいと思います。ただ,徹底には至らなかっ

たと思います。

今後努力していきたいと思います。

13 新潟,技術・家庭

新潟市の技術・家庭部会では、長く一斉研後の協議会をワークショップ形式で行っ

てきた。それが昨年度からの指定研究の土台となった。教師自身が経験することは

効果が大きい。

多様な手法を紹介したり経験する場を提供することが有効と考える。

14 新潟,道徳

研修の形が明確に示されていてとてもよかったと思います。ただ、ステップ3では

構想シートではなく、指導案検討という形をとりました。構想シートでの検討も有

意義ですが、指導案検討をせずに授業を公開することが不安なため、ステップ3は

構想シート、指導案の 2段階にせず、指導案検討のみとしました。(多忙解消)

18 下越,技術・家庭

論点が明確であり、協議会の生産性が向上した。

FGを協議会でしっかりと行うには時間が必要であり、授業に関する説明の時間が

従来より確保できなかった。資料を事前に配布するなど、配慮が必要である。

20 下越,特別活動 推進委員会や公開授業で教師の学び合いはできた。各学校で研修してもらうとよい。

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指定2年⽬の副部⻑ 4 「学び合う授業」「教師の学び合い」の郡市各校への普及定着は?

1 上越,国語

推進委員の学校では普及が進んだと思いますが、郡市すべてにというわけにはい

きませんでした。推進委員の人数が少なかったという気がしますし、もっと市国研

と連携して公開授業などを実施すべきだったとも思います。

2 上越,数学

上越市では、5教科の部長が集まって、ファシリテーションについて学習した。各

教科でも市学校研でも行い、各学校でも校内研修テーマに取り上げ、積極的に取り

組んでいる。

3 上越,技術・家庭 推進委員以外の先生方も意識が高く、研修会などで、進捗状況を報告する場を与え

て頂き、協力を得ることができた。情報交換の大切さを改めて感じる。

4 上越,道徳

市内3中学校だったということもあり、各学校の道徳担当(推進委員)が協力し合

い、各学校の授業者の協力もあり、大変実りある2年間だっと思います。特別の教

科への移行期間として大変有意義でした。

5 上越,特別活動 研究発表会において、小中連携を進めることでより有効な各校への普及・定着を図

ることが出来ると感じた。

6 中越,国語

長岡市三島郡国語教育研究会と共催の形で研究会をのしたことが、小学校も含めた

郡市の各校への普及に効果的に働いた。定着の状況については見とれていない。研

究会当日だけでなく、プレ授業も近隣の学校に案内すれば、さらに普及定着するの

ではないか。

7 中越,数学 1 年目から、郡市の教員全員を巻き込んだ取り組みを行っていくために、計画をたて

ていくとよいと思う。

8 中越,技術・家庭

研推のメンバーになった人しか定着していないと思われるので,Class のような立派

な冊子は不要なので,お便りのような薄さの普及のための冊子を作ればよいと思い

ます。

9 中越,道徳

○普及・定着は、指定研究を受けた市内にとどまっているのが現状です。

○研究発表会には必ず全ての学校から 1名は参加できると校内で伝達ができると思

います。

○普及・定着には管理職や研究主任の働きかけが重要に感じます。

10 中越,特別活動 ・研究の内容に関して、中学校区の小中連携事業の中で紹介したり、研究会にも参

加してもらうとよいと思いました。

11 新潟,国語

考え方ややり方は群市の授業公開学校に普及してきたと思います。今後は授業公開

校から各学校にどう普及・定着を図る手だてをするかだと思います。「学び合い」

のためのリーフレットなどよいのではないでしょうか。

12 新潟,数学 この2年間で燕市の数学部内における普及・定着は進んだ。これを次の郡市へ確実

に引き継ぐようにしたい。

13 新潟,技術・家庭

前述の通り、教員側への認識の普及・定着は進んでいるが、授業での実践について

は途上である。

低限、県指定研究が全教科・領域を一巡するまで継続することが必要。

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76

4 「学び合う授業」「教師の学び合い」の郡市各校への普及定着は?

14 新潟,道徳 平成 31 年度の教科化を見据えた提案につき、次年度以降も本年度の反省を受けてブ

ラッシュアップしながら継続的に進めていきたいと思います。

15 新潟,特別活動

特活については学校課題や生徒の実態に根ざすものがあり、必ずしも同じやり方が

他の学校で有効かどうかがわからない。そういった意味で普及・定着が難しいと思

う。

16 下越,国語 市内各校で研究推進委員の取組を中心に、授業改革が進んだと実感しています。

各校内や、郡市でこれらの取組を知り、共有できると良いと思います。

17 下越,数学 普及・定着のために、各校で率先して進めていく人を養成していくことが大切では。

18 下越,技術・家庭

運営側になることで普及・定着することができた。研究会への参加など、一部の会

員だけでなく、より多くの会員が参画できる機会を設けることで一層の発展が期待

できる。自分自身がそうであったが、傍観者には普及しないと感じた。

20 下越,特別活動

授業校には普及したし、定着した。委員の人はいろいろと参加するので研修の機会

はあるが、報告書にも書いたが他の学校に普及するのにはまだ時間がかかるので、

引き続き推進していく。

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77

指定2年⽬の副部⻑ 5 県中教研の事業や運営への意⾒・要望は?

1 上越,国語

郡市や会場校の状況に大きな違いがあるので、負担が偏らないよう、当日に近づ

いて準備が滞らないために、はじめから役割分担を具体的にしておく必要性を感じ

ました。

2 上越,数学

上越市の数学部会は、2年目に推進委員が2名抜けましたが、熱意ある先生方、指

導者のおかげで無事に研究会が実施できました。しかし、異動によってメンバーが

変わるのは大変なことだと思いました。

4 上越,道徳

3つあります。

一つは、郡市全体でやることの難しさです。学校数が多ければ多いほど普及や理解

をしてもらう工夫が必要です。二つ目は、次年度への引き継ぎがあった方がよいと

いうことです。0からのスタートは不安いっぱいです。三つ目は、市教委の方の活

用方法についてです。郡市で行っているという割には市教委にその旨が伝わってな

いことやどのような立場で関わっていただくかを明示していただいた方が動きやす

いと思います。

5 上越,特別活動

推進員として全県部会等で、様々なご指導をいただき(FT を含めて)ました。その

おかげで目指す方向性やその手立てについて具体的にイメージでき、研究推進を進

めることができました。ありがとうございました。

6 中越,国語 丁寧に進めていただき、わかりやすくやりやすかったです。ありがとうございました。

7 中越,数学 昨年よりも、丁寧なご指導をいただいたおかげで、よりよい研修を積むことができ

た。大変なこともあたっが、その分授業力向上につながった。

8 中越,技術・家庭 技術と家庭科は別々の部会にして欲しい。

9 中越,道徳

○1年目の指定研究を受けている副部長や会場校責任者に運営上での成果や反省点

の引継ぎ会がある良いと思います。

○全県副部長、会場校責任者の会では情報を共有し合い大変有意義な時間を過ごせ

ました。ありがとうございました。

11 新潟,国語

授業情報誌を始め,様々な場所や機会で「21世紀型学力を身に付けさせるための

学び合い」による授業づくりの提案,大変よかったと思います。今後もよろしくお

願いします。

12 新潟,数学

指定の2年間で勉強になったとは思います。一方、こちらの事情もありますが、「新

しいこと」が多くて、こなし切れないところがいくつかあり、事務局の方にご迷惑

をおかけし申し訳ありません。

13 新潟,技術・家庭 山内先生自身が精力的に講師として尽力されていた功績も大きいと感じています。

14 新潟,道徳 学び合い10の件、ご検討ください。

15 新潟,特別活動 研究推進委員の方々の負担が大きいのでは?

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78

5 県中教研の事業や運営への意⾒・要望は?

18 下越,技術・家庭

今年度の情報誌のように、一般会員にも見える取り組みをお願いいたします。

研究会の参加に関して、少数で運営している郡市もあるため、ある程度の人数が確

保できるよう派遣申請を出すなどのご配慮をお願いいたします。

2年間お世話になりました。充実した2年間でした。

19 下越,道徳

会場校において、県の指定研究発表と文科省支援事業の発表が重なり、それぞれ

の会の持ち方や発表の主旨が異なっており、郡市中教研やその他道徳部として支援

できる範囲が限られてしまい、計画や運営方法などの共通理解が得られず、運営そ

のものが大変厳しかった。意見ではありませんが、あえて書かせていただきました。

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79

全県副部⻑アンケート(数値)

①研推委の実施数は?

②委員の数は?

③指導者の参加回数は?

④行政の指導者の参加は?

⑤前副部長の参加は?

No 選択肢 数値 数値 数値ア含んだイ含まなかった

ア参加したイ必要なかったウ昨年指定対象外エ都合が合わないオ呼ばなかった

21 上越,社会 6 5 1 ア オ22 上越,理科 7 6 6 ア ア23 上越,英語 9 6.2 9 ア エ24 上越,保健体育 5 7 5 ア イ25 上越,進路指導 5 7 4 イ ウ26 中越,社会 6 9 6 ア ア27 中越,理科 7 8 7 イ ア28 中越,英語 4 4 1 ア エ29 中越,保健体育 4 8 4 イ オ30 中越,進路指導 5 11 1 イ ウ31 新潟,社会 7 10 7 ア イ32 新潟,理科 9 10 3 イ ア33 新潟,英語 14 8 13 ア イ34 新潟,保健体育 5 13.8 5 ア イ35 新潟,進路指導 7 6 4 イ イ36 下越,社会 6 10 1 ア エ37 下越,理科 8 5.8 7 ア ア38 下越,英語 8 8 6 ア ア39 下越,保健体育 6 10 2 ア ウ40 下越,進路指導 8 7 1 ア オ

①研推委の実施数は?

②委員の数は?

③指導者の参加回数は?

④行政の指導者の参加は?

No 選択肢 数値 数値 数値ア含んだイ含まなかった

1 上越,国語 8 5 1 イ2 上越,数学 7 6 6 イ3 上越,技術・家庭 10 12 4 イ4 上越,道徳 8 8 5 ア5 上越,特別活動 10 10 9 ア6 中越,国語 6 7 6 ア7 中越,数学 5 12 5 ア8 中越,技術・家庭 10 11 2 イ9 中越,道徳 8 12 2 ア10 中越,特別活動 10 10 6 ア11 新潟,国語 3 10 2 ア12 新潟,数学 5 6 5 イ13 新潟,技術・家庭 9 15 7 イ14 新潟,道徳 12 10 5 ア15 新潟,特別活動 3 10 3 ア16 下越,国語 6 11 5 イ17 下越,数学 6 9 1 イ18 下越,技術・家庭 6 5 2 ア19 下越,道徳 8 13 2 ア20 下越,特別活動 7 8 1 ア

指定研究1年目

指定研究2年目

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80

⑥S1目指す姿

のFTは?

⑦S2手立ての

FTは?

⑧S3構想検討

のFTは?

⑨S4検討会の

FTは?

⑩P1授業予定

者の授業公開は?

⑪1委員

の授業公開は?

No 選択肢アFT形式で実施イ通常の会議形式ウ実施せず

アFT形式で実施イ通常の会議形式ウ実施せず

アFT形式で実施イ通常の会議形式ウ実施せず

アFT形式で実施イ通常の会議形式ウ実施せず

ア実施したイ実施しなかった

数値

21 上越,社会 ア ア イ ア イ 222 上越,理科 ア イ イ ア ア 223 上越,英語 ア ア ア ア ア 324 上越,保健体育 ア ア ア ア ア 125 上越,進路指導 ア イ ウ ウ イ 026 中越,社会 ア ア ア ア ア 027 中越,理科 ア イ イ ア ア 228 中越,英語 イ ア ウ ウ イ 129 中越,保健体育 ア ア ア ウ ア 030 中越,進路指導 ア ア ウ ウ イ 031 新潟,社会 ア ア ア ア ア 232 新潟,理科 ア ア ア ア イ 133 新潟,英語 ア ア ア ア イ 1134 新潟,保健体育 ア ア ア ア ア 035 新潟,進路指導 ア ア ウ ウ イ 036 下越,社会 ア ア イ ア ア 137 下越,理科 ア ア ア ア ア 138 下越,英語 ア ア ア ア イ 339 下越,保健体育 ア ア ア ア イ 140 下越,進路指導 ア ア ア ア イ 0

⑤S1目指す姿

のFTは?

⑥S2手立ての

FTは?

⑦S3構想検討

のFTは?

⑧S4検討会の

FTは?

⑨P1授業予定

者の授業公開は?

⑩1委員

の授業公開は?

No 選択肢アFT形式で実施イ通常の会議形式ウ実施せず

アFT形式で実施イ通常の会議形式ウ実施せず

アFT形式で実施イ通常の会議形式ウ実施せず

アFT形式で実施イ通常の会議形式ウ実施せず

ア実施したイ実施しなかった

数値

1 上越,国語 イ イ イ ア ア 22 上越,数学 ア ア イ ア イ 33 上越,技術・家庭 イ イ ア ア ア 34 上越,道徳 ア イ イ ア ア 45 上越,特別活動 ア ア ア ア ア 16 中越,国語 ア ア ア ア ア 27 中越,数学 ア ア ア ア ア 68 中越,技術・家庭 ア ア ア ア ア 59 中越,道徳 イ イ ア ア ア 110 中越,特別活動 イ ア イ ア イ 111 新潟,国語 イ イ イ ア ア 112 新潟,数学 イ ア ア ア ア 613 新潟,技術・家庭 ア ア ア ア ア 314 新潟,道徳 ア ア ア ア ア 615 新潟,特別活動 イ イ ア ア ア 116 下越,国語 ア ア ア ア ア 217 下越,数学 ア イ ア ア ア 018 下越,技術・家庭 ア ア ア ア ア 219 下越,道徳 イ ウ ア イ イ 020 下越,特別活動 イ イ ア ア イ 3

指定研究1年目

指定研究2年目