畜産物について - maff.go.jp · 2019-04-13 ·...
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畜産物につ い て
平成19年5月
畜産部
資料4
目 次
1.我が国における畜産物消費の推移・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・1
2.我が国農業における畜産の地位・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・2
3.畜産の都道府県別産出額・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・3
4.家畜・家きんの種類・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・4
5.畜産物の需給構造等・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・8
6.飼料自給率について・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・15
7.畜産環境・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・16
1.我が国における畜産物消費の推移
-1-
・ 畜産物は良質な動物性タンパクの供給源。・ 我が国の畜産物消費については、食生活の高度化と多様化を背景として、安定的に増加、近年は横ばい。
資料:「食料需給表」
肉類の消費量の推移
0.0
2.0
4.0
6.0
8.0
10.0
12.0
14.0
昭35
40
45
50
55
60
平2
7 12
13
14
15
16
17
kg
牛肉 豚肉 鶏肉
注:国民1人・1年当たり供給純食料
牛乳、卵の消費量の推移
0
5
10
15
20
25
30
35
40
45
昭3 5
40
4 5
50
55
60
平2
7 1 2
13
14
15
1 6
1 7
牛乳:リットル
卵:kg
卵 牛乳
2.我が国農業における畜産の地位
-2-
・ 平成17年の農業産出額は8兆4,887億円。うち畜産は、2兆5,548億円となっており、産出額の30%を占める。・ 畜産の産出額のうち、生乳が26%、肉用牛が18%、豚が21%、鶏が28%となっている。
米23%
野菜24%
果樹8%
その他15%
畜産30%
農業産出額
8兆4,887億円
肉用牛18%
豚21%
鶏28%
その他7%
生乳26%
6,757億円
畜産の産出額
2兆5,548億円
4,697億円
5,245億円
7,127億円
1,722億円
資料:農林水産省「平成17年農業産出額(概算)」
注:都道府県別の数値は県間移動したものが二重に計上されているため、
前ページの数値とは一致しない。
3.畜産の都道府県別産出額
-3-
・ 産出額を都道府県別に見ると、1,000億円以上が6道県となっており、この6道県で全国の5割弱を占める。
資料:農林水産省
「平成17年農業産出額」
計 12,629億円÷27,023億円(全国)≒47%
2386億円1823億円1024億円1082億円1296億円5018億円
鹿児島県宮崎県千葉県茨城県岩手県北海道
~100億円
100~ 500億円
500~1,000億円
1,000億円~
4.家畜・家きんの種類
-4-
・ 雌牛から、飲用牛乳やバター、チーズ、ヨーグルトなどの乳製品を生産するための「生乳(せいにゅう)」を搾乳(さくにゅう)。・ 経産牛(けいさんぎゅう:子供を産んだことがある牛)1頭あたり年間約7700kg(S40年約4300kg)の生乳を生産。平均搾乳期間は360日程度。注:生産物である生乳は、リットルなどではなくキログラムやトンで数えます。
ホルスタイン種 ジャージー種
「種雄牛(しゅゆうぎゅう)」と言い、雌に種付け(たねつけ)す
るための精液を採取するための雄牛。精
液販売の専門業者など、限られたところでしか飼養されてい
ないため、めったに見る機会はない。
典型的な乳用牛であり、我が国で飼養されている乳用牛の99%以上がホルスタイン種。もちろん人間同様、子供を産まないと乳は出ない。
我が国ではホルスタイン種の次に頭
数が多いが、その数は1万頭弱。ホルスタイン種に比べ、乳量は少ない
が、乳脂肪分が高いという特徴がある。主に岡山県の蒜山高原などで飼養されている。
① 乳用牛
雄牛
雌牛
写真提供:(社)中央畜産会
写真提供:(社)全国肉用牛振興基金協会
○黒毛和種
我が国和牛の主要品種。肉質、特に脂肪交雑(いわゆる
「サシ」)の点で非常に優れており、「霜降り高級牛肉」を生産する。肉専用種の飼養頭数のうち、約95%がこの品種。
○褐毛和種
肉質の点では黒毛和種に次ぐ。耐暑性に優れ、粗飼料利用性が高い。熊本県が主産県。
○日本短角種
脂肪交雑はやや劣るが、体格が良く、放牧適性が高く粗飼料で効率的に赤身肉
を生産。岩手県が主産県。
和牛(4品種)
この他「無角和種」も
この他、外国種(アンガス、ヘレフォードなど)も
○ホルスタイン種
(♂)酪農経営の副産
物である雄牛を去勢(きょせい)し、肥育(ひいく)する。
肉質の点で輸入牛肉と競合。 この他「ジャージー種」なども
○黒毛和種(♂)×ホルスタイン種(♀)乳用種の
雌牛に肉専用種の雄牛を交配し、肉
質の向上を図ったもの。
※「乳用種」「交雑種」の初生牛(ヌレ子:子供の牛)は酪農経営で生産される。
② 肉用牛
-5-
・ 肉用牛には3種の区分があり、それぞれ「肉専用種(和牛)」「乳用種(国産若牛)」「交雑種(F1)」と呼ばれている。・ 「肉専用種」はそもそも牛肉を生産する目的で飼養されているもの。「乳用種」は酪農経営の副産物である雄牛を肉向けに肥育したもの。「交雑種」は乳用牛の雌に肉専用種の雄を掛け合わせ、肉質の向上を図ったもの。
肉専用種(和牛) 乳用種(国産若牛)
交雑種(F1)
写真提供:(社)全国肉用牛振興基金協会
乳用種は(社)中央畜産会
-6-
・ 養豚は主として、異なる品種を掛け合わせることによってそれぞれの両親や祖父母が持つ特徴を活かして肉質、発育性、多産性などを向上させることによって、経済効率を高めながら豚肉生産が行われている(三元交配(さんげんこうはい)など)。
・ また、純粋種としても生産され、我が国では「黒豚(バークシャー種)」が有名。
③ 豚
デュロック種
写真提供:(社)日本養豚協会
英国原産。発育性(増体)は劣るが、肉質(きめ細かさ・柔らかさ)が良いのが特徴で、「黒豚」と呼ばれている。鹿児島が主産県。
ランドレース種
英国原産。赤肉率が高く、加工品の原料として高い評価を得ている。
デンマーク原産。背脂肪が薄く赤肉率も高く、発育も極めて早いのが特徴。
バークシャー種大ヨークシャー種 米国原産。顔は長めで、顔面はわずかにしゃくれ、色は褐色。主要な雄系品種として飼養頭数も多い。
-7-
・ 鶏には主として、卵を生産する「卵用種」と、ブロイラーなど肉用として飼養される「肉用種」がある。
※「卵肉兼用種」もあります。
④ 鶏
卵用種 肉用種
○白色レグホン代表的な卵用
種。産卵数は供用初年度で250~290と多産。
○白色プリマスロック
これの雌に「白色コーニッシュ」という品種の雄を掛け合わせたものが、ブロイラーの主流。
○比内地鶏写真は比内鶏。天然記念物です。これを雄に「ロードアイランドレッド」という品種の雌を掛け合わせて「比内地鶏」という銘柄で食用に供されている。
1人・1年当たり鶏卵消費量S35年 121個
↓
H16年 318個
写真提供:(社)中央畜産会
①生乳の需給構造(平成17年度)
総供給量 1,213万トン(生乳換算)
飲用牛乳等向け
482万トン飲用牛乳:100円程度ヨーグルト:80円程度
脱脂粉乳・バターへの加工向け
218万トン(60円程度)
その他(生クリーム、チーズ等)
129万トン
生クリーム:70円程度
チーズ:40円程度
輸入乳製品
384万トン
うち、チーズ260万トン
国内の生乳生産 829万トン
・加工原料乳は価格が低いため、別途、国が補給金(10円/kg程度)を交付して再生産を確保。・補給金の単価(19年度:10.55円/kg)と限度数量(19年度:205万トン)は、毎年度決定。
約8割が北海道産
注:( )内は生乳1kg当たりの取引価格
約8割が都府県産
輸入量の6割以上がチーズ。国内で消費されるチーズの9割が輸入品。
5.畜産物の需給構造等
-8-
生
乳
クリーム
バター
牛乳
加工乳・乳飲料
生クリーム
脱脂粉乳
チーズ
脱脂乳
酵素を加えて凝固したものを分離
空気・水分を抜きながら練る
加熱殺菌
濃縮して乾燥
固体
乳脂肪分
液体
その他粉状
指定乳製品829万トン
474万トン
314万トン
33万トン
遠心分離機により乳脂肪分を分離
資料:農林水産省『牛乳乳製品統計』、『チーズ需給表』、(社)中央酪農会議『用途別販売実績』注:数値は17年度概算値。:生乳処理量は上記用途のほか、自家用消費等8万トンあり。
19万トン
9万トン
9万トン
4万トン
547万トン
(熟成)
② 牛乳乳製品の製造工程
ホエイパウダー
カード
ホエイ (乾燥)
液体
凝固
2万トン
-9-
-10-
③ 牛乳・乳製品の流通
販売
製品納入
販売
製品納入
(処理・殺菌)牛乳、はっ酵乳等
(加工)バター、脱脂粉乳等
酪農家
卸・小売乳業メーカー 消費者
実需者
販売
販売
パン工場飲料メーカー等相対交渉
<加工原料乳価>
加工原料乳用生乳
〔ブロックごとの農協法人〕
指定生乳生産者団体
委託販売
相対交渉
<飲用乳価>
飲用牛乳等用生乳
<国からの補給金>(加工原料乳地域の生乳の再生産を確保することを旨として定められる)
④肉用牛生産の概況
肥育経営
酪農経営
子牛の取引
黒毛和種:49万頭 51.7万円/頭褐毛和種: 1万頭 39.1万円/頭乳 用 種:32万頭 12.0万円/頭交 雑 種:28万頭 25.5万円/頭 乳用種・交雑種
育成・肥育経営
取引
取引
と畜
と畜
13,200戸72万頭出荷月齢:29か月(肥育期間:20か月)
26,600戸164万頭
7,910戸105万頭出荷月齢:22~27か月(肥育期間:15~19か月)
肉専用種繁殖経営
73,400戸62万頭(9か月育成)
26万頭 (12万t)平均60万円/頭
乳用種
交雑種
交雑種
乳用種
(ヌレ子は10日程度で出荷)
国産牛肉の枝肉生産量は49万t(乳廃牛を含む)で、自給率は43%
25万頭 (11万t)平均38万円/頭
45万頭 (19万t)平均97万円/頭
写真:農林水産省
写真:農林水産省
写真提供:(社)全国肉用牛振興基金協会
図下に記載のない写真は(社)中央畜産会提供-11-
【消費地近郊に立地】○ 消費地における集分荷・物流機能(豊富な品揃え、迅速・確実な集分荷、決裁)○ 多数の購買者が価格をセリ合い一番高い価格をつけた者が買い受ける「セリ売」により枝肉卸売価格を形成(→建値形成の機能)
⑤ 食肉(牛肉・豚肉)の流通
-12-
生体 枝肉 部分肉 精肉
食肉卸売市場
食肉センター
その他と畜場
卸売業者
食肉加工業者
外食店
量販店
小売店
輸入食肉
生産農家
【産地近郊に立地】○ と畜・解体から部分肉処理を行い、合理的な物流を実現する供給基地の役割○ 卸売市場の価格を参考にした取引(建値取引)
豚肉 約60kg約80kg約70% 約70% 約90%約110kg
牛肉
(肉専用種)約320kg約450kg 約71% 約90%約710kg 約290kg
約50kg
【参考:食肉(牛肉・豚肉)の歩留まり】
約63%
-13-
⑦ 鶏卵の流通
販売
養鶏農家
消費者鶏卵問屋農
協等
卸・小売
加工業者
GPセンター:鶏卵の格付(選別)包装施設
⑥ 鶏肉の流通
GPセンター養鶏農家
食鳥処理場卸・小売
加工業者
消費者
農協等
食鳥処理場:と殺・解体・部分肉処理を行う
集出荷団体
販売
⑧最近の牛肉及び食肉全体の供給量(18年)
【牛肉】 【食肉全体】米国産牛肉の輸入停止以降(15年12月以降)、豪州産等牛肉の輸入が増加
資料:農林水産省「畜産物流通統計」、財務省「貿易統計」。数量は部分肉ベースであり、調整品は含まれない。
豚肉の代替需要が一巡する一方で、牛肉や鶏肉の供
給量が回復傾向
生産量,359
生産量,347
生産量,350
生産量, 348
輸入量,433
輸入量,576
輸入量,461
輸入量,461
生産量,891
生産量,882 生産量,
871生産量,873
輸入量,863
輸入量,752 輸入量,
873 輸入量,725
生産量,879
生産量,880
生産量,904 生産量,
949
輸入量,340
輸入量,255
輸入量,304 輸入量,
269
0
500
1,000
1,500
2,000
2,500
3,000
3,500
4,000
15年(1~12月)
16年(1~12月)
17年(1~12月)
18年(1~12月)
計 3 ,778 計 3 ,680 計 3,763
計 3,624(対17年比:96%)(対16年比:98%)(対15年比:96%)
鶏肉1, 218
( 101%)
豚肉1, 597
(9 2%)
牛肉
809(100 %)
(千トン)
豚肉1 ,634
鶏肉
1,22 0
牛肉
92 4
鶏肉
1, 208
豚肉
1, 744
牛肉811
鶏肉
1,1 34
豚肉
1, 754
牛肉
793347 359 350 348
284
395 412 406
267
34
17
38 38
0
200
400
600
800
1000
15年(1~12月)
16年(1~12月)
17年(1~12月)
18年(1~12月)
その他
NZ産
豪州産
米国産
国 産
豪州産99%
(千トン)
NZ産100%
国産100%
計 924千トン(輸入計 576千トン)
計 793千トン(輸入計 433千トン)
計 811千トン(輸入計 461千トン)
計 809千トン(輸入計 461千トン)
(対17年比)牛肉計100%輸入計100% (対16年比)牛肉計102%輸入計107%(対15年比)牛肉計88%輸入計80%
-14-
(平成17年度)
輸入90%
○乾草○サイレージ(発酵させた粗飼料)
牧草青刈りとうもろこし稲発酵粗飼料
○稲わら
○穀類とうもろこし
こうりゃん、 大麦
○糠類フスマ、米ヌカ
○粕類
大豆油粕ビートパルプビール・豆腐粕
○動物質飼料魚粉等
牛・羊等の草食性家畜
飼料の種類
粗飼料
濃厚飼料
豚・鶏(粗飼料は消化不可)
平成15年度 平成27年度
輸入24%
国産76%
①国産稲わらの飼料利用の促進
②耕畜連携による稲発酵粗飼料の作付拡大
④中山間地等における放牧の推進
・エコフィード利用畜産物のPR・エコフィード認証制度の創設
・リサイクル飼料工場等のネットワークの構築・技術者・専門家の連携体制整備・新たな食品リサイクル制度の活用
国産
10%
耕作放棄地38万㌶未利用の野草地・林地39万㌶
国産
100%
・国内総産出量は929万トンで、うち821万㌧はすき込み、焼却等。
国産14%
輸入86%
⑤食品残さの飼料化(エコフィード)の推進
乾草稲わら稲WCS
食品残さ等未利用資源糠類・粕類
24% 35%(飼料全体)
利用家畜 自給率の現状と目標 国内生産拡大の可能性
国 産108万トン
・水田放牧の推進(耕作放棄地の解消、獣害対策等)
・集約放牧の推進(北海道等)
6.飼料自給率について
・稲WCS作付面積4,594㌶(平成17年)
輸入1万トン
-15-
③青刈トウモロコシの作付拡大
・地域に適した高収量品種の普及
・作業労力の低減が可能な機械「細断型ロールベーラ」の普及
1.全国で1年間に発生する家畜排せつ物の量は約9千万㌧(推計)。
2. このうち、野積み、素掘りといった不適切な処理方法が、悪臭問題の他河川への流出や地下水への浸透を通じ、閉鎖性水域の富栄養化、硝酸性窒素等による水質汚染の一因となるおそれ。
3.このため、畜産環境問題の解決と畜産業の健全な発展を目的として「家畜排せつ物の管理の適正化及び利用の促進に関する法律(「家畜排せつ物法」が制定され、平成11年11月1日に施行。
4.家畜排せつ物法本格施行後の対応状況(18年12月1日時点)については、管理基準対象農家の99.9%が管理基準に適合しているとの結果。
5.今後、管理基準不適合農家については、管理基準に適合させるよう、引き続き都道府県による指導等を行うことが必要。
7.畜産環境(家畜排せつ物処理施設の処理・利用)
-16-
① 畜産環境問題の現状
管理基準対象農家
(60,033戸)
47.2%
管理基準対象外農家
(67,028戸)
52.8%
畜産農家
(127,061戸)
管理基準対象農家
(60,033戸)
簡易対応
(5,978戸)
10.0%
その他の方法※
(2,314戸)
3.9%
管理基準適合農家(59,982戸)
99.9%
管理基準不適合農家(51戸)
0.1%
※「その他の方法」には、畜舎からほ場への直接散布、周年放牧、廃棄物処理としての委託処分、下水道利用等が含まれる。
施設整備
(51,690戸)
86.2%
管理基準対象農家
(60,033戸)
47.2%
管理基準対象外農家
(67,028戸)
52.8%
畜産農家
(127,061戸)
管理基準対象農家
(60,033戸)
簡易対応
(5,978戸)
10.0%
その他の方法※
(2,314戸)
3.9%
管理基準適合農家(59,982戸)
99.9%
管理基準不適合農家(51戸)
0.1%
※「その他の方法」には、畜舎からほ場への直接散布、周年放牧、廃棄物処理としての委託処分、下水道利用等が含まれる。
施設整備
(51,690戸)
86.2%
○法施行状況調査(18年12月1日時点)結果の概要
51.6 49.546.2
41.1
0
20
40
60(%)
化学肥料の使用量の節減が期待で
きる
たい肥の利用によって循環型の農
業が可能になる
作物の品質向上が期待できる
作物生産の安定性の向上が期待で
きる
38.343.0
48.852.7
0
20
40
60(%)
成分量が安
定したたい肥
顆粒やペレ
ットなど散布しやすい
たい肥
価格が安い
たい肥
成分量が明
確なたい肥
34.043.5
52.457.7
0
20
40
60
80(%)
たい肥の施
用効果を実
証し普及す
る取組
たい肥の散
布を省力化
する取組
たい肥の利
用による化
学肥料の使
用量を減ら
す取組
たい肥の需要
と供給に関す
る情報提供や
販売・購入先
の仲介など、
作物生産農家
と畜産農家の
連携を図る取
組
・ 家畜排せつ物については、たい肥化処理を基本とし、可能な限り肥料や土壌改良資材としての有効利用を推進していくことが重要。家畜排せつ物に含まれる窒素の流れをみると、平成16年の時点で、概ね3分の1が大気中へ揮散し、3分の2が農地において還元利用されていると推定。・ 全国的な収支でみた場合、たい肥等の農地還元は可能との見方もあるが、南九州など一部の畜産地帯では過剰問題が顕在化していることから、たい肥の需要拡大とともに、農地還元以外の高度利用の推進が課題。
家畜排せつ物堆肥利用に関する意識・意向調査結果
(17年1月)堆肥を利用したい理由
望ましい地域の取組
堆肥に望むもの
② 堆肥等の農地への還元利用
-17-