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Cisco Small Business WAP4410N PoE 対応ワイヤレス N アクセス ポイント アドミニストレーション ガイド

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Cisco Small Business

WAP4410N PoE 対応ワイヤレス N アクセス ポイント

アドミニストレーション ガイド

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WAP4410N PoE 対応ワイヤレス N アクセス ポイント iii

目 次

このマニュアルについて vi

対象読者 vi

マニュアルの構成 vi

PDF ファイルによる情報の検索 vii

1 つの PDF 内でのテキスト検索 vii

複数の PDF ファイル内でのテキスト検索 viii

第 1 章 : はじめに 1

第 2 章 : ワイヤレス ネットワークの計画 3

ネットワーク トポロジ 3

ローミング 3

ネットワークのレイアウト 4

単純なワイヤレス ネットワークの例 5

第 3 章 : ワイヤレス N アクセス ポイントについて 6

前面パネル 6

背面パネル 7

アンテナおよび設置 8

第 4 章 : WAP4410N アクセス ポイントの接続 9

設置オプション 9

デスクトップへの設置 9

壁面への設置 9

スタンドでの設置 10

WAP4410N アクセス ポイントのネットワークへの接続 11

PoE スイッチを使用して WAP4410N アクセス ポイントをネットワークに接続する 12

標準のスイッチを使用して WAP4410N アクセス ポイントをネットワークに接続する 13

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WAP4410N PoE 対応ワイヤレス N アクセス ポイント iv

目 次

第 5 章 : WAP4410N ワイヤレス N アクセス ポイントの設定 14

Web ベースの設定ユーティリティの起動 14

ユーティリティの構成について 15

[設定 ] 15

[ワイヤレス ] 15

[APモード ] 16

[各種管理 ] 16

[ステータス ] 16

第 6 章 : WAP4410N ワイヤレス N アクセス ポイントの構成 18

アクセス ポイントの設定 18

基本設定の構成 19

時間設定の構成 22

詳細設定の構成 23

ワイヤレス 24

基本設定の構成 25

セキュリティの構成 27

接続制御の構成 40

Wi-Fi Protected Setup の構成 44

VLAN および QoS の構成 45

詳細設定の構成 47

AP モードの構成 50

各種管理 52

各種管理設定の構成 53

管理ログの構成 55

アクセス ポイントの問題の診断 57

工場出荷時設定の復元 58

ファームウェアのアップグレード 59

アクセス ポイントのリブート 60

アクセス ポイントのコンフィギュレーションの管理 61

アクセス ポイントのステータスの確認 62

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WAP4410N PoE 対応ワイヤレス N アクセス ポイント v

目 次

ローカル ネットワーク ステータスの確認 62

ワイヤレス ステータスの確認 64

システム パフォーマンスの確認 65

付録 A: トラブルシューティングおよびヘルプ 67

FAQ 67

Windows ヘルプ 73

TCP/IP 73

共有リソース 73

ネットワーク コンピュータ /マイ ネットワーク 74

付録 B: ワイヤレス セキュリティ 75

セキュリティ対策 75

ネットワークの保護 76

付録 C: ファームウェアのアップグレード 78

付録 D: 仕様 80

付録 E: 関連情報 83

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はじめに

WAP4410N PoE 対応ワイヤレス N アクセス ポイント vi

このマニュアルについて

このガイドでは、WAP4410N アクセス ポイントを設置、構成、および管理するために必要な概念とタスクについて説明します。

対象読者このマニュアルの対象読者には、ワイヤレス ネットワーク ユーザ、管理者、およびマネージャが含まれます。

マニュアルの構成下の表は、このマニュアルの各章の内容をまとめたものです。

章 タイトル 説明

第 1 章 はじめに アクセス ポイントとその機能について紹介します。

第 2 章 ワイヤレス ネットワークの計画

アクセス ポイントをネットワークに接続する方法を説明します。

第 3 章 ワイヤレス N アクセス ポイントについて

アクセス ポイントの外見的特長を説明します。

第 4 章 WAP4410N アクセス ポイントの接続

アクセス ポイントの設置方法と接続方法について説明します。

第 5 章 WAP4410N ワイヤレス N アクセス ポイントの設定

Web ベースのユーティリティを使用して、Web ブラウザからアクセス ポイントの基本設定を構成する方法について説明します。

第 6 章 WAP4410N ワイヤレス N アクセス ポイントの構成

WAP4410 アクセス ポイントを構成および管理する方法について説明します。

付録 A トラブルシューティングおよびヘルプ

アクセス ポイントの設置や操作で発生する可能性がある問題の解決方法について説明します。

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はじめに

WAP4410N PoE 対応ワイヤレス N アクセス ポイント vii

PDF ファイルによる情報の検索WAP4410N アクセス ポイントのマニュアルは、PDF ファイルで発行されています。PDF

の検索ツールを利用して必要な情報をオンラインで迅速に検索できます。次のタスクを実行できます。

• PDF ファイルを個別に検索する

• 複数の PDF ファイルを一度に検索する(特定のフォルダ内またはディスク ドライブ内のすべての PDF を検索する場合など)

• 詳細検索を実行する

1 つの PDF 内でのテキスト検索次の手順に従って、PDF ファイル中のテキストを検索します。

ステップ 1 ツールバーの検索ボックスに、検索文字列を入力します。

(注) 検索ツールはデフォルトで、Acrobat ツールバーの右端に表示されます。検索ツールが表示されない場合は、[編集 ] > [簡易検索 ] の順に選択します。

ステップ 2 必要に応じて、検索テキスト ボックスの横にある矢印をクリックして、[完全に一致する語のみ ] などの特別なオプションを選択して検索条件を絞り込むことができます。

付録 B ワイヤレス セキュリティ ワイヤレス ネットワークを使用する際のセキュリティ上の考慮事項について説明します。

付録 C ファームウェアのアップグレード

アクセス ポイントのファームウェアのアップグレード手順について説明します。

付録 D 仕様 アクセス ポイントの正式な仕様を一覧表示します。

付録 E 関連情報 関連する情報ソースへのリンクを示します。

章 タイトル 説明

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はじめに

WAP4410N PoE 対応ワイヤレス N アクセス ポイント viii

ステップ 3 Enter キーを押します。

ステップ 4 Acrobat では、検索文字列に一致する最初の文字列が表示されます。

ステップ 5 もう一度 Enter キーを押すと、検索文字列に一致する次の文字列に移動します。

複数の PDF ファイル内でのテキスト検索[検索 ] ウィンドウを使用して、コンピュータ、またはローカル ネットワークに存在する複数の PDF ファイルを対象にしてテキストを検索できます。対象となる PDF ファイルを開く必要はありません。

ステップ 1 Acrobat Professional または Adobe Reader を起動します。

ステップ 2 [編集 ] > [検索 ] を選択するか、検索ボックスの横にある矢印をクリックし、[Reader の検索パネルを開く ]([Acrobat の検索パネルを開く ])を選択します。

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はじめに

WAP4410N PoE 対応ワイヤレス N アクセス ポイント ix

ステップ 3 [検索 ] ウィンドウで次の操作を実行します。

a. 検索するテキストを入力します。

b. [以下の場所にあるすべての PDF 文書 ] を選択します。

ドロップ ダウン ボックスで、[参照 ] を選択します。コンピュータまたはローカル ネットワーク上の場所を選択し、[OK] をクリックします。

c. 検索条件を追加する場合は、[高度な検索オプションを使用 ] をクリックし、オプションを選択します。

d. [検索 ] をクリックします。

ステップ 4 結果が表示されたら、+ 記号をクリックしてフォルダを開き、いずれかのリンクをクリックして、検索語が存在するファイルを開きます。

検索機能の詳細については、Adobe Acrobat のオンライン ヘルプを参照してください。

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1

WAP4410N PoE 対応ワイヤレス N アクセス ポイント 1

はじめに

この度は、Cisco WAP4410N PoE 対応ワイヤレス N アクセス ポイントをお買い上げいただき、誠にありがとうございます。

このアクセス ポイントでは、これまで以上に快適なワイヤレス ネットワークを実現できます。アクセス ポイントを使用すると、ワイヤレス ネットワークの範囲が広がり、モビリティが強化されるだけでなく、ワイヤレス ネットワークを有線環境に接続することもできます。

Wi-Fi Protected Setup(WPS)機能もサポートされるため、ワイヤレス ネットワークのセキュリティを簡単に設定および構成できます。

Cisco WAP4410N PoE 対応ワイヤレス N アクセス ポイントでは、通常の 12 VDC 電源アダプタに加えて Power over Ethernet(PoE)機能も提供されるため、単一のイーサネットネットワーク ケーブルでデータと電力の供給を受けることができます。

WAP4410N アクセス ポイントは、IEEE が規定する 802.11n Draft 2.0 の仕様をサポートしています。また、混合環境における 802.11g クライアントと 802.11b クライアントもサポートします。このアクセス ポイントは、以前の 802.11b/g 技術より高速な 802.11n 接続をサポートできます。さらに、さまざまな方向からのデータ ストリームを送受信するための複数のアンテナを使用することで、より広いカバレッジを提供します。

ネットワークは、コンピュータ リソースを共有するための便利なツールです。各コンピュータから 1 つのプリンタにアクセスしたり、別のコンピュータのハード ドライブに置かれているデータにアクセスしたりできます。また、マルチプレーヤー ビデオ ゲームの実行にも、ネットワークが使用されます。このように、ネットワークは自宅やオフィスで使用されるだけでなく、趣味や娯楽にも活用されます。

有線ネットワークに接続されたコンピュータによって、Local Area Network(LAN; ローカル エリア ネットワーク)が構築されます。これらのコンピュータはイーサネット ケーブルで接続されるため、「有線」ネットワークと呼ばれます。

ワイヤレス クライアント カードまたはアダプタが搭載されたコンピュータの場合は、面倒なケーブル接続をせずに通信できます。転送範囲内で同じワイヤレス設定を共有することによって、ワイヤレス ネットワークが構築されます。

これは、Wireless Local Area Network(WAN; ワイヤレス ローカルエリア ネットワーク)とも呼ばれます。アクセス ポイントは、802.11n、802.11g、および 802.11b 規格のワイヤレス ネットワークと有線ネットワークをブリッジします。

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はじめに

WAP4410N PoE 対応ワイヤレス N アクセス ポイント 2

1

このガイドの説明に従って、アクセス ポイントの接続と設定を行い、さまざまなネットワークをブリッジするように構成してください。ここに記載されている説明に従うだけで、アクセス ポイントを最大限に活用できます。

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WAP4410N PoE 対応ワイヤレス N アクセス ポイント 3

ワイヤレス ネットワークの計画

ネットワーク トポロジ

ワイヤレス ネットワークは、1 つ以上のワイヤレス アダプタを搭載したコンピュータ グループで構築されます。ワイヤレス ネットワーク内のコンピュータは、互いに通信するために、同じ無線チャネルを共有するように構成される必要があります。ワイヤレス カードまたはアダプタを搭載した複数のコンピュータが互いに通信して、アクセス ポイントを使用せずにアドホック ネットワークを構築することができます。

シスコでも、ワイヤレス アダプタがワイヤレス アクセス ポイントなどのブリッジやワイヤレス ルータを介して有線ネットワークにアクセスできる製品を提供しています。ワイヤレスと有線が統合されたネットワークを、インフラストラクチャ ネットワークと呼びます。インフラストラクチャ ネットワーク内の各ワイヤレス コンピュータは、アクセス ポイントまたはワイヤレス ルータを介して、有線ネットワークまたはワイヤレス ネットワーク内のコンピュータと通信できます。

インフラストラクチャ コンフィギュレーションによって、ワイヤレス コンピュータから有線ネットワークへのアクセスが強化されるだけでなく、2 台のワイヤレス アダプタ コンピュータの有効なワイヤレス転送範囲が 2 倍になる可能性もあります。アクセス ポイントはネットワーク内でデータを転送できるため、インフラストラクチャ ネットワーク内の有効な転送範囲が 2 倍以上になる可能性があります。これは、アクセス ポイントが高電力で信号をワイヤレス空間に転送できるためです。

ローミング

インフラストラクチャ モードでは、モバイル ユーザ向けにローミング機能もサポートされます。ローミングとは、ネットワーク内でワイヤレス コンピュータを移動しても、アクセス ポイントがそのワイヤレス コンピュータの信号をキャッチすることを意味します。ただし、コンピュータとアクセス ポイントの両方が同じワイヤレス ネットワーク(SSID)およびワイヤレス セキュリティ設定を共有する必要があります。

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ワイヤレス ネットワークの計画ネットワークのレイアウト

WAP4410N PoE 対応ワイヤレス N アクセス ポイント 4

2

ローミング機能を採用する前に、使用可能な無線チャネルと、アクセス ポイントの最適な位置を選択してください。アクセス ポイントを適切な場所に設置し、無線信号を明確にすることによって、パフォーマンスが大幅に強化されます。

ネットワークのレイアウト

ワイヤレス N アクセス ポイントは、802.11n、802.11g、および 802.11b の製品で使用するように設計されています。このアクセス ポイントには、ラップトップ コンピュータ用のノートブック アダプタ、デスクトップ コンピュータ用の PCI アダプタ、すべてのコンピュータ用の USB アダプタなど、802.11n、802.11g、および 802.11b アダプタとの互換性があり、ワイヤレス接続を利用できます。これらのワイヤレス製品は、802.11n、802.11g、または 802.11b のワイヤレス プリント サーバ(使用できる場合)とも通信できます。

有線ネットワークをワイヤレス ネットワークとリンクさせるには、アクセス ポイントのイーサネット ネットワーク ポートを、Power over Ethernet(PoE)または PoE インジェクタ(シスコの WAPPOE や WAPPOE12 など)を使用してスイッチまたはルータに接続します。WAPPOE12 の 12 VDC は、スプリッタ出力用です。

これらのインジェクタやその他多くのシスコ製品を使用することで、ネットワーク オプションが無限に広がります。シスコが提供するワイヤレス製品の詳細については、シスコの Webサイト(www.cisco.com)をご覧ください。

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ワイヤレス ネットワークの計画単純なワイヤレス ネットワークの例

WAP4410N PoE 対応ワイヤレス N アクセス ポイント 5

2

単純なワイヤレス ネットワークの例

次の図は、典型的なインフラストラクチャ ワイヤレス ネットワークの設定を示しています。

ワイヤレス アクセス ポイントは、アクセス ポイントに電力を供給するシスコのスイッチに接続されています。それぞれのアクセス ポイントが、複数のワイヤレス デバイスをネットワークに接続できます。

このネットワークでは、スイッチに有線接続されたワイヤレス ネットワーク デバイスとコンピュータ間での接続が可能です。

スイッチは、インターネットに接続するルータに接続されています。

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3

WAP4410N PoE 対応ワイヤレス N アクセス ポイント 6

ワイヤレス N アクセス ポイントについて

この章では、WAP4410N アクセス ポイントの外見的特長について説明します。

前面パネル

アクセス ポイントの前面パネルの LED には、ネットワーク アクティビティに関する情報が表示されます。

[POWER] LED:(グリーン)デバイスの電源が投入されると点灯し、電源がオンになっている間は点灯し続けます。

[PoE] LED:(グリーン)イーサネット ケーブルを介してアクセス ポイントの電源が投入されると、点灯します。

[WIRELESS] LED:(グリーン)アクセス ポイントで、ワイヤレス モジュールがアクティブになると点灯します。アクセス ポイントがワイヤレス デバイスとの間でアクティブにデータを送受信しているときは、LED が点滅します。

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ワイヤレス N アクセス ポイントについて背面パネル

WAP4410N PoE 対応ワイヤレス N アクセス ポイント 7

3

[ETHERNET] LED:(グリーン)アクセス ポイントがイーサネット ネットワーク ポートを介してデバイスに接続されると点灯します。アクセス ポイントがいずれかのデバイスとの間でイーサネット ネットワーク ポートを介してアクティブにデータを送受信しているときは、LED が点滅します。

背面パネル

アクセス ポイントのポートは、スイッチの背面パネルに配置されています。

[RESET] ボタン:アクセス ポイントを工場出荷時設定にリセットする方法は 2 つあります。1 つは [RESET] ボタンを約 10 秒間押す方法、もう 1 つはアクセス ポイントの Web ベース ユーティリティを使用して工場出荷時設定を復元する方法です。

[ETHERNET] ポート:スイッチやルータ(PoE 対応または非対応)などの、イーサネットネットワーク デバイスに接続します。

[POWER] ポート:付属の 12 VDC 電源アダプタを使用して、アクセス ポイントを電源に接続します。

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ワイヤレス N アクセス ポイントについてアンテナおよび設置

WAP4410N PoE 対応ワイヤレス N アクセス ポイント 8

3

アンテナおよび設置

WAP4410N アクセス ポイントは、3 本の取り外し可能な 2dBi 全方向性アンテナを備えています。これらのアンテナは、デバイスの背面に配置されています。

3 本のアンテナには、直立時に 90 度回転可能なベースが備わっています。これらの 3 本のアンテナは、ワイヤレス N モードで 3 × 3 MIMO(multiple in, multiple out)ダイバーシティをサポートしています。

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4

WAP4410N PoE 対応ワイヤレス N アクセス ポイント 9

WAP4410N アクセス ポイントの接続

この章では、WAP4410N アクセス ポイントをネットワークに配置および接続する方法について説明します。

使用方法に応じて、デバイスを設定してから設置することもできます。

設置オプション

WAP4410N アクセス ポイントは、ゴム足を使用した横置き設置、スタンドへの縦置き設置、壁面への取り付けが可能です。

デスクトップへの設置

デスクトップに設置する場合は、アクセス ポイントを平面に水平に置き、4 本のゴム足で支えるようにします。

壁面への設置

WAP4410N アクセス ポイントを壁面に設置するには、次の手順に従います。

ステップ 1 WAP4410N アクセス ポイントを設置する位置を決め、ネジ 2 本(付属していません)を約 7.46 cm(2 15/16 インチ)間隔で取り付けます。

ステップ 2 背面パネルを上に向け(縦置き設置の場合)、アクセス ポイントの底面にある十字形の壁面マウント スロットが 2 本のネジと揃うように WAP4410N アクセス ポイントの位置を合わせます。

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WAP4410N アクセス ポイントの接続設置オプション

WAP4410N PoE 対応ワイヤレス N アクセス ポイント 10

4

ステップ 3 WAP4410N アクセス ポイントの壁面マウント スロットをネジの上に配置し、ネジが壁面マウント スロットにぴったりと合うまでスライドさせます。

スタンドでの設置

アクセス ポイントをスタンドに縦置きで設置するには、次の手順に従います。

ステップ 1 WAP4410N アクセス ポイントの左側のパネルを確認します。

ステップ 2 片方のスタンドの 2 つの大きな突起部を外側に向け、短い突起部を WAP4410N アクセス

ポイントにある小さなスロットへ差し込み、カチッとはまるまでスタンドを押し込みます。

もう一方のスタンドでもこの手順を繰り返します。

2515

80

壁面マウントスロット

(2 15/16 インチ)

235601

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WAP4410N アクセス ポイントの接続WAP4410N アクセス ポイントのネットワークへの接続

WAP4410N PoE 対応ワイヤレス N アクセス ポイント 11

4

WAP4410N アクセス ポイントのネットワークへの接続

WAP4410N アクセス ポイントは、次のいずれかの方法でネットワークに接続できます。

• PoE スイッチを使用する

• 標準のスイッチを使用する

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WAP4410N アクセス ポイントの接続WAP4410N アクセス ポイントのネットワークへの接続

WAP4410N PoE 対応ワイヤレス N アクセス ポイント 12

4

PoE スイッチを使用して WAP4410N アクセス ポイントをネットワークに接続する

PoE スイッチを使用して WAP4410N アクセス ポイントをネットワークに接続するには、単にアクセス ポイントのイーサネット ポートを PoE スイッチの PoE ポートに接続します。

WAP4410N アクセス ポイントの電源が投入されると、前面パネルにある LED が点灯します。

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WAP4410N アクセス ポイントの接続WAP4410N アクセス ポイントのネットワークへの接続

WAP4410N PoE 対応ワイヤレス N アクセス ポイント 13

4

標準のスイッチを使用して WAP4410N アクセス ポイントをネットワークに接続する

標準のスイッチを使用して WAP4410N アクセス ポイントをネットワークに接続するには、次の手順に従います。

ステップ 1 付属のイーサネット ケーブルを使用して、アクセス ポイントのイーサネット ポートを、スイッチのイーサネット ポートに接続します。

ステップ 2 同梱の電源アダプタを、WAP4410N アクセス ポイントの電源ポートに接続します。

ステップ 3 電源アダプタをコンセントにつなぎます。

WAP4410N アクセス ポイントの電源が投入されると、前面パネルにある LED が点灯します。

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5

WAP4410N PoE 対応ワイヤレス N アクセス ポイント 14

WAP4410N ワイヤレス N アクセス ポイントの設定

WAP4410N アクセス ポイントは、出荷時の設定でそのままご利用いただけます。Web ベースの設定ユーティリティを使用してアクセス ポイントにアクセスすることによって、これらの設定をお客様のニーズに合わせて変更することもできます。

Web ベースの設定ユーティリティの起動

WAP4410N アクセス ポイントを設定するには、次の手順に従って、コンピュータからWAP4410N Web ベース設定ユーティリティにアクセスします。

ステップ 1 WAP4410N アクセス ポイントが接続されているネットワークにお使いのコンピュータを接続します。

ステップ 2 アクセス ポイントと同じサブネットになるようにコンピュータを設定します(例:192.168.1.199)。

デフォルトでは、WAP4410N アクセス ポイントの IP アドレスは 192.168.1.245 で、デフォルト マスクは 255.255.255.0 です。

ステップ 3 Internet Explorer や Mozilla Firefox といった Web ブラウザを起動します。

ステップ 4 アドレス フィールドに 192.168.1.245 と入力し、Enter キーを押します。

ステップ 5 [ユーザ名 ] フィールドと [パスワード ] フィールドに、admin と入力します。

デフォルトのユーザ名とパスワードは admin です。

(注): 先に進む前に、使用するコンピュータで

TCP/IP が有効になっていることを確認してください。コンピュータはこのプロトコルを使用して、ネットワーク経由で通信します。

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WAP4410N ワイヤレス N アクセス ポイントの設定ユーティリティの構成について

WAP4410N PoE 対応ワイヤレス N アクセス ポイント 15

5

ステップ 6 [ログイン ] をクリックします。

ユーティリティの構成について

Web ベースのユーティリティは、次のメイン画面で構成されています。

• [設定 ]

• [ワイヤレス ]

• [APモード ]

• [各種管理 ]

• [ステータス ]

[設定 ]

この画面では、ホスト名と IP アドレスの設定を構成し、時間を設定できます。このメイン画面は、次の画面で構成されています。

• [基本設定 ]:このアクセス ポイント用に、ホスト名および IP アドレスの設定を構成します。

• [時間 ]:このアクセス ポイントの時間を設定します。

• [詳細設定 ]:このアクセス ポイント用に、HTTP リダイレクトおよび 802.1x サプリカントの設定をします。

[ワイヤレス ]

この画面では、アクセス ポイント用のさまざまなワイヤレス設定を入力できます。

• [基本設定 ]:ワイヤレス ネットワーク モード(11b/g/n など)、SSID、および無線チャネルを構成します。

• [セキュリティ ]:アクセス ポイントのセキュリティ設定を構成します。

• [接続制御 ]:クライアント デバイスからこのアクセス ポイントへのワイヤレス接続を制御します。

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WAP4410N ワイヤレス N アクセス ポイントの設定ユーティリティの構成について

WAP4410N PoE 対応ワイヤレス N アクセス ポイント 16

5

• [Wi-Fi Protected Setup]:ワイヤレス ネットワークのセキュリティの設定およびコンフィギュレーションを簡略化します。

• [VLANおよびQoS]:802.1Q VLAN および Quality of Service(QoS)設定を構成します。

• [詳細設定 ]:アクセス ポイントのより詳細なワイヤレス設定(ロード バランシング、チャネル帯域幅など)を構成します。

[APモード ]

この画面では、アクセス ポイントの動作モードを選択できます。デフォルトのモードはアクセス ポイントです。

[各種管理 ]

この画面では、アクセス ポイントを管理できます。

• [管理 ]:パスワードと Simple Network Management Protocol(SNMP)設定を構成します。

• [ログ ]:ログ設定を構成します。

• [診断 ]:ネットワークの問題の解決に役立つ診断アクティビティを実行できます。

• [工場出荷時設定 ]:アクセス ポイントを工場出荷時設定にリセットします。

• [ファームウェアのアップグレード ]:アクセス ポイントのファームウェアをアップグレードします。

• [リブート ]:アクセス ポイントをリブートします。

• [コンフィギュレーション管理 ]:アクセス ポイントのコンフィギュレーションを保存および復元します。

[ステータス ]

この画面では、ローカル ネットワーク、ワイヤレス ネットワーク、およびネットワーク パフォーマンスのステータス情報を表示できます。

• [ローカルネットワーク ]:アクセス ポイントの LAN 側のソフトウェアとハードウェアのバージョン、MAC アドレス、IP アドレスなどのシステム情報を表示します。

• [ワイヤレス ]:SSID、ネットワーク モード、プライオリティ設定、VLAN トランク、ワイヤレス チャネルなどのワイヤレス ネットワーク設定を表示します。

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WAP4410N ワイヤレス N アクセス ポイントの設定ユーティリティの構成について

WAP4410N PoE 対応ワイヤレス N アクセス ポイント 17

5

• [システムパフォーマンス ]:ワイヤレス ポートと LAN ポートの両方について、このアクセス ポイントの現在のトラフィック統計情報を表示します。

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WAP4410N PoE 対応ワイヤレス N アクセス ポイント 18

WAP4410N ワイヤレス N アクセス ポイントの構成

この章では、Web ベースの設定ユーティリティを使用して WAP4410N アクセス ポイントを構成する方法について説明します。

アクセス ポイントの設定

ここでは、アクセス ポイントの一般的な設定を構成する方法について説明します。

• 「基本設定の構成」(P.19)

• 「時間設定の構成」(P.22)

• 「詳細設定の構成」(P.23)

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WAP4410N ワイヤレス N アクセス ポイントの構成アクセス ポイントの設定

WAP4410N PoE 対応ワイヤレス N アクセス ポイント 19

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基本設定の構成

[設定 ] > [基本設定 ] ページには、アクセス ポイントの一般的な設定が表示されます。

次の基本設定を構成できます。

• 「デバイス設定の構成」(P.20)

• 「ネットワーク設定の構成」(P.20)

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WAP4410N ワイヤレス N アクセス ポイントの構成アクセス ポイントの設定

WAP4410N PoE 対応ワイヤレス N アクセス ポイント 20

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デバイス設定の構成

アクセス ポイントのデバイス設定を構成するには、次の手順に従います。

ステップ 1 [設定 ] > [基本設定 ] をクリックします。

ステップ 2 [デバイス設定 ] セクションで、次の情報を入力します。

• [ホスト名 ]:アクセス ポイントのホスト名を入力します。

ホスト名を使用すると、ホスト名のレコードが DNS サーバに存在する場合に、ネットワーク経由で Web ベースの設定ユーティリティにアクセスできます。

DHCP サーバから IP アドレスを取得するようにアクセス ポイントを構成した場合は、アクセス ポイントによってホスト名が DNS サーバにパブリッシュされます。

この名前を割り当てるときは、組織のポリシーに従ってください。

デフォルトの名前は Cisco です。

• [デバイス名 ]:アクセス ポイントのデバイス名を入力します。

この名前は、識別目的でのみ使用されます。同じネットワーク上で複数のアクセス ポイントを導入している場合は特に、一意の、覚えやすい名前を付けると便利です。この名前は、ログイン後にアクセス ポイントを識別するために役立ちます。

デフォルトの名前は WAP4410N です。

ステップ 3 [保存 ] をクリックします。

ネットワーク設定の構成

アクセス ポイントのネットワーク設定を構成するには、次の手順に従います。

ステップ 1 [設定 ] > [基本設定 ] をクリックします。

ステップ 2 [IP設定 ] ドロップダウン メニューで、次のいずれかのオプションを選択します。

• [スタティック IPアドレス ]:アクセス ポイントにスタティック IP アドレスを割り当てるには、このオプションを選択します。

• [自動コンフィギュレーション ]:ネットワーク上の DHCP サーバを使用して、アクセス ポイントの IPv4 ネットワーク設定を自動的に構成するには、このオプションを選択します。さらに、ネットワークで有効な IPv6 RADVD デバイスを使用して、アクセス ポイントの IPv6 ネットワーク設定を自動的に構成する場合も、このオプションを選択します。

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WAP4410N ワイヤレス N アクセス ポイントの構成アクセス ポイントの設定

WAP4410N PoE 対応ワイヤレス N アクセス ポイント 21

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ステップ 3 [IP設定 ] ドロップダウン メニューから [スタティック IPアドレス ] を選択した場合は、画面の [IPv4] セクションに次の情報を入力します。

• [ローカル IPアドレス ]:アクセス ポイントの一意の IP アドレスを入力します。デフォルトの IP アドレスは 192.168.1.245 です。

• [サブネットマスク ]:ネットワークで使用されているのと同じサブネット マスクを入力します。デフォルトでは 255.255.255.0 になります。

• [デフォルトゲートウェイ ]:ゲートウェイまたはルータの IP アドレスを入力します。LAN 上の他のデバイスで使用されている値を入力してください。

• [プライマリDNS]:プライマリ DNS サーバの IP アドレスを入力します。

• [セカンダリDNS]:セカンダリ DNS サーバの IP アドレスを入力します。

ステップ 4 アクセス ポイントの IPv6 設定を構成するには、次の手順に従います。

• [IPv6]:アクセス ポイントで IPv6 を有効にするには、[有効 ] を選択します。

• [ローカル IPアドレス ]:アクセス ポイントの一意の IP アドレスを入力します。

• [デフォルトゲートウェイ ]:ゲートウェイまたはルータの IP アドレスを入力します。このアドレスは、ネットワーク上の他のデバイスで使用されます。

• [プライマリDNS]:プライマリ DNS サーバの IP アドレスを入力します。

• [セカンダリDNS]:セカンダリ DNS サーバの IP アドレスを入力します。

ステップ 5 [保存 ] をクリックします。

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WAP4410N ワイヤレス N アクセス ポイントの構成アクセス ポイントの設定

WAP4410N PoE 対応ワイヤレス N アクセス ポイント 22

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時間設定の構成

[時間 ] 画面には、アクセス ポイントの時間設定が表示されます。正確な時間を設定すると、ネットワーク管理者がシステム ログを検索して問題を識別しやすくなります。

アクセス ポイントの時間設定を構成するには、次の手順に従います。

ステップ 1 [設定 ] > [時間 ] をクリックします。

ステップ 2 時間設定を手動で構成するには、次の手順に従います。

a. [手動 ] を選択します。

b. [日付 ] フィールドに、日付を入力します。

c. [時刻 ] フィールドに、時刻を入力します。

ステップ 3 時間設定を自動的に構成して、ネットワークまたはインターネット上のタイム サーバから時間を取得するには、次の手順に従います。

a. [自動 ] を選択します。

b. [時間帯 ] ドロップダウン メニューで、時間帯を選択します。

c. 該当する場合は、[夏時間への変更に合わせて時計を自動的に調整する ] チェックボックスをオンにします。

d. ローカル NTP サーバから時間を取得するには、[ユーザ定義のNTPサーバ ] フィールドで、[有効 ] をクリックします。

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WAP4410N ワイヤレス N アクセス ポイントの構成アクセス ポイントの設定

WAP4410N PoE 対応ワイヤレス N アクセス ポイント 23

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e. [NTPサーバ IP] フィールドに、NTP サーバの IP アドレスを入力します。

• [ユーザ定義のNTPサーバ ]:ローカル NTP サーバを設定した場合は、このオプションを有効にします。デフォルトでは [無効 ] になります。

• [NTPサーバ IP]:ユーザ定義の NTP サーバの IP アドレスを入力します。

ステップ 4 [保存 ] をクリックします。

詳細設定の構成

[設定 ] > [詳細設定 ] ページには、詳細設定が表示されます。

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WAP4410N ワイヤレス N アクセス ポイントの構成ワイヤレス

WAP4410N PoE 対応ワイヤレス N アクセス ポイント 24

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アクセス ポイントの詳細設定を構成するには、次の手順に従います。

ステップ 1 [設定 ] > [詳細設定 ] をクリックします。

ステップ 2 LAN ポート速度を 100M に強制するには、[有効 ] をクリックします。

ステップ 3 Bonjour を有効にするには、[有効 ] をクリックします。

ステップ 4 HTTP リダイレクト設定を有効にするには、次の手順に従います。

a. [HTTPリダイレクト設定 ] フィールドで、[有効 ] をクリックします。

b. [URL] フィールドに、HTTP 設定をリダイレクトする URL を入力します。

ステップ 5 802.1X サプリカント設定を有効にするには、次の手順に従います。

a. [802.1Xサプリカント ] フィールドで、[有効 ] をクリックします。

b. 認証に MAC アドレスを使用するには、[MACアドレスによる認証 ] をクリックします。

c. 認証にユーザ名とパスワードを使用するには、[名前とパスワードによる認証 ] をクリックし、対応するフィールドに名前とパスワードを入力します。

ステップ 6 [保存 ] をクリックします。

ワイヤレス

ここでは、アクセス ポイントのワイヤレス設定を構成する方法について説明します。

• 「基本設定の構成」(P.25)

• 「セキュリティの構成」(P.27)

• 「接続制御の構成」(P.40)

• 「Wi-Fi Protected Setup の構成」(P.44)

• 「VLAN および QoS の構成」(P.45)

• 「詳細設定の構成」(P.47)

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WAP4410N ワイヤレス N アクセス ポイントの構成ワイヤレス

WAP4410N PoE 対応ワイヤレス N アクセス ポイント 25

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基本設定の構成

[ワイヤレス ] > [基本設定 ] ページには、基本的なワイヤレス ネットワーク設定が表示されます。

このアクセス ポイントの基本的な属性を構成するには、次の手順に従います。

ステップ 1 [ワイヤレス ] > [基本設定 ] をクリックします。

ステップ 2 [ワイヤレスネットワークモード ] フィールドで、次のいずれかのモードを選択します。

• [無効 ]:ワイヤレス接続を完全に無効にします。システムのメンテナンスを行う際には、このオプションが役立ちます。

• [11bのみ ]:すべてのワイヤレス クライアント デバイスを、最高速度 11 Mbps のワイヤレス B データ レートでアクセス ポイントに接続します。

• [11gのみ ]:ワイヤレス N とワイヤレス G の両方のクライアント デバイスを、最高速度 54 Mbps のワイヤレス G データ レートで接続します。このモードでは、ワイヤレス B クライアントは接続できません。

• [11nのみ ]:ワイヤレス N クライアント デバイスだけを、最高速度 300 Mbps のワイヤレス N データ レートで接続します。

• [11b/g]:ワイヤレス B とワイヤレス G の両方のクライアント デバイスを、それぞれのデータ レートで接続します。ワイヤレス N デバイスは、ワイヤレス G データ レートで接続できます。

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WAP4410N ワイヤレス N アクセス ポイントの構成ワイヤレス

WAP4410N PoE 対応ワイヤレス N アクセス ポイント 26

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• [11b/g/n]:(デフォルト)この混合モードでは、すべてのワイヤレス クライアントを、それぞれのデータ レートで接続します。

ステップ 3 [ワイヤレスチャネル ] ドロップダウン メニューで、アクセス ポイントとクライアント デバイスの間で使用するのに適したチャネルを選択します。

デフォルトではチャネル 6 になります。

[ワイヤレスチャネル ] ドロップダウン メニューで [自動 ] を選択して、システムの電源が投入されたときに、ワイヤレス干渉が最小限のチャネルをアクセス ポイントが選択するようにすることもできます。

自動チャネル選択は、[保存 ] をクリックすると開始されます。すべてのチャネルをスキャンして、最適なチャネルを確認するのに数秒かかります。

ワイヤレス N 40 MHz チャネル オプション([ワイヤレス ] > [詳細設定 ] 画面を参照)の場合、アクセス ポイントは自動的に隣接する 20 MHz チャネルを選択して、より広いチャネルに組み合わせます。

ステップ 4 [SSID名 ] フィールドと [SSIDブロードキャスト ] フィールドに、アクセス ポイントがブロードキャストする SSID を入力します。

• [SSID名 ]:このフィールドでは、ワイヤレスネットワーク内のすべてのデバイス間で共有される一意の SSID を指定します。この名前は、大文字と小文字を区別した、32 文字以内の英数字で指定する必要があります。また、任意のキーボード文字を使用できます。ワイヤレス ネットワーク内のすべてのデバイスで、同じ名前が使用されるようにしてください。デフォルトの SSID 名は ciscosb です。

• [SSIDブロードキャスト ]:SSID がネットワーク上でブロードキャストされます。ネットワークの構成中はこの機能を有効にできますが、構成が完了したら必ず無効にしてください。このオプションが有効になっていると、サイト調査ソフトウェアや

Windows XP を使用して他の人が簡単にこの SSID を入手し、許可を得ずにネットワークにアクセスできるようになります。SSID を範囲内のすべてのワイヤレス デバイスにブロードキャストするには、[有効 ] を選択します。ネットワークのセキュリティを強化し、ネットワーク接続された PC で SSID を見ることができないようにするには、[無効 ] を選択します。ユーザが使用前にネットワークを簡単に構成できるように、デフォルトでは [有効 ] になります。

ステップ 5 [保存 ] をクリックします。

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WAP4410N ワイヤレス N アクセス ポイントの構成ワイヤレス

WAP4410N PoE 対応ワイヤレス N アクセス ポイント 27

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セキュリティの構成

[ワイヤレス ] > [セキュリティ ] ページには、アクセス ポイントのワイヤレス セキュリティ設定が表示されます。

アクセス ポイントのワイヤレス セキュリティ設定を構成するには、次の手順に従います。

ステップ 1 [ワイヤレス ] > [セキュリティ ] をクリックします。

ステップ 2 SSID 間でのワイヤレスの分離を構成するには、次の手順に従います。

a. [SSIDを選択 ] ドロップダウン メニューで、SSID を選択します。

b. ワイヤレス クライアントを互いに分離するには、[有効 ] をクリックします。それ以外の場合は、[無効 ] をクリックします。

ステップ 3 ワイヤレス セキュリティを完全に無効にするには、[セキュリティモード ] ドロップダウン メニューで [無効 ] を選択します。

これはデフォルト設定です。

ステップ 4 ワイヤレス セキュリティを有効にするには、[セキュリティモード ] ドロップダウン メニューで次のいずれかのセキュリティ モードを選択し、後述する説明に従って必要な情報を入力します。

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WAP4410N ワイヤレス N アクセス ポイントの構成ワイヤレス

WAP4410N PoE 対応ワイヤレス N アクセス ポイント 28

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• [WPA-Personal]

• [WPA2-Personal]

• [WPA2-Personal Mixed]

• [WPA-Enterprise]

• [WPA2-Enterprise]

• [WPA2-Enterprise Mixed]

• [RADIUS]

• [WEP]

ステップ 5 同じ SSID に関連付けられたワイヤレス コンピュータが、互いにファイルを参照および転送できないようにするには、[ワイヤレスの分離 :(SSID内 )] フィールドで [有効 ] をクリックします。

ワイヤレス ホットスポットを設定する際には、この機能が役立ちます。デフォルトでは [無効 ]になります。

ステップ 6 [保存 ] をクリックします。

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WAP4410N ワイヤレス N アクセス ポイントの構成ワイヤレス

WAP4410N PoE 対応ワイヤレス N アクセス ポイント 29

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WPA-Personal セキュリティの構成

Wi-Fi Protected Access(WPA)Personal(WPA-Personal)は、WEP 暗号化よりも強力なセキュリティ規格で、IEEE 802.11e との上位互換性を持ちます。WPA-Personal はWPA-PSK とも呼ばれます。

WPA-Personal のワイヤレス セキュリティを有効にするには、次の手順に従います。

ステップ 1 [ワイヤレス ] > [セキュリティ ] をクリックします。

ステップ 2 [セキュリティモード ] ドロップダウン メニューで、[WPA-Personal] を選択します。

ステップ 3 SSID 内でワイヤレスの分離を有効にするには、[有効 ] をクリックします。

ステップ 4 次の情報を入力します。

• [WPAアルゴリズム ]:WPA では、2 つの暗号化方法 TKIP および AES でデータを暗号化できます。使用するアルゴリズムとして、TKIP または AES を選択します。デフォルトでは TKIP になります。

• [事前共有キー ]:8 ~ 63 文字で WPA の共有キーを入力します。

• [キーの更新 ]:キー更新のタイムアウト期間を入力します。アクセス ポイントは、この値によって、暗号化キーの変更頻度を判断します。デフォルトでは 3600 秒になります。

ステップ 5 [保存 ] をクリックします。

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WAP4410N ワイヤレス N アクセス ポイントの構成ワイヤレス

WAP4410N PoE 対応ワイヤレス N アクセス ポイント 30

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WPA2-Personal セキュリティの構成

このセキュリティ モードでは、WPA2-Personal プロトコルがサポートされます。

WPA2-Personal のワイヤレス セキュリティを有効にするには、次の手順に従います。

ステップ 1 [ワイヤレス ] > [セキュリティ ] をクリックします。

ステップ 2 [セキュリティモード ] ドロップダウン メニューで、[WPA2-Personal] を選択します。

ステップ 3 SSID 内でワイヤレスの分離を有効にするには、[有効 ] をクリックします。

ステップ 4 次の情報を入力します。

• [WPAアルゴリズム ]:(読み取り専用)WPA2-Personal では、データ暗号化として

AES が自動的に選択されます。

• [事前共有キー ]:8 ~ 63 文字で WPA の共有キーを入力します。

• [キーの更新 ]:キー更新のタイムアウト期間を入力します。アクセス ポイントは、この値によって、暗号化キーの変更頻度を判断します。デフォルトでは 3600 秒になります。

ステップ 5 [保存 ] をクリックします。

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WAP4410N ワイヤレス N アクセス ポイントの構成ワイヤレス

WAP4410N PoE 対応ワイヤレス N アクセス ポイント 31

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WPA2-Personal Mixed セキュリティの構成

このセキュリティ モードは、WPA-Personal から WPA2-Personal への移行をサポートします。WPA-Personal と WPA2-Personal のどちらのモードを使用するクライアント デバイスでも使用できます。アクセス ポイントは、それぞれのクライアント デバイスで使用する暗号化アルゴリズムを自動的に選択します。

WPA2-Personal Mixed のワイヤレス セキュリティを有効にするには、次の手順に従います。

ステップ 1 [ワイヤレス ] > [セキュリティ ] をクリックします。

ステップ 2 [セキュリティモード ] ドロップダウン メニューで、[WPA2-Personal Mixed] を選択します。

ステップ 3 SSID 内でワイヤレスの分離を有効にするには、[有効 ] をクリックします。

ステップ 4 次の情報を入力します。

• [WPAアルゴリズム ]:(読み取り専用)WPA2-Personal Mixed セキュリティ モードでは、データ暗号化として TKIP または AES が自動的に選択されます。

• [事前共有キー ]:8 ~ 63 文字で WPA の共有キーを入力します。

• [キーの更新 ]:キー更新のタイムアウト期間を入力します。アクセス ポイントは、この値によって、暗号化キーの変更頻度を判断します。デフォルトでは 3600 秒になります。

ステップ 5 [保存 ] をクリックします。

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WAP4410N ワイヤレス N アクセス ポイントの構成ワイヤレス

WAP4410N PoE 対応ワイヤレス N アクセス ポイント 32

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WPA-Enterprise セキュリティの構成

WPA-Enterprise モードでは、WPA を Remote Authorization Dial-In User Service(RADIUS; リモート認証ダイヤルイン ユーザ サービス)サーバと連携させてクライアント認証を行います。

!注意 このモードは、RADIUS サーバがアクセス ポイントに接続されているときにだけ使用して

ください。

WPA-Enterprise のワイヤレス セキュリティを有効にするには、次の手順に従います。

ステップ 1 [ワイヤレス ] > [セキュリティ ] をクリックします。

ステップ 2 [セキュリティモード ] ドロップダウン メニューで、[WPA-Enterprise] を選択します。

ステップ 3 SSID 内でワイヤレスの分離を有効にするには、[有効 ] をクリックします。

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WAP4410N ワイヤレス N アクセス ポイントの構成ワイヤレス

WAP4410N PoE 対応ワイヤレス N アクセス ポイント 33

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ステップ 4 次の情報を入力します。

• [プライマリRADIUSサーバ ]/[バックアップRADIUSサーバ ]:RADIUS サーバの

IP アドレスを入力します。バックアップ RADIUS サーバは、プライマリ サーバを使用できない場合にだけ使用されます。

• [プライマリRADIUSサーバポート ]/[バックアップRADIUSサーバポート ]:RADIUS サーバが使用するポート番号を入力します。デフォルトでは 1812 になります。バックアップ RADIUS サーバは、プライマリ サーバを使用できない場合にだけ使用されます。

• [プライマリ共有暗号キー ]/[バックアップ共有暗号キー ]:アクセス ポイントと

RADIUS サーバが使用する共有暗号キーを入力します。バックアップ RADIUS

サーバは、プライマリ サーバを使用できない場合にだけ使用されます。

• [WPAアルゴリズム ]:WPA では、2 つの暗号化方法 TKIP および AES でデータを暗号化できます。ドロップダウン メニューで、これらのアルゴリズムのいずれかを選択します。デフォルトでは TKIP になります。

• [キー更新のタイムアウト ]:キー更新のタイムアウト期間を入力します。アクセス ポイントは、この値によって、暗号化キーの変更頻度を判断します。デフォルトでは

3600 秒になります。

ステップ 5 [保存 ] をクリックします。

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WAP4410N ワイヤレス N アクセス ポイントの構成ワイヤレス

WAP4410N PoE 対応ワイヤレス N アクセス ポイント 34

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WPA2-Enterprise セキュリティの構成

WPA2-Enterprise モードでは、WPA2 を RADIUS サーバと連携させてクライアント認証を行います。

!注意 このモードは、RADIUS サーバがアクセス ポイントに接続されているときにだけ使用して

ください。

WPA2-Enterprise のワイヤレス セキュリティを有効にするには、次の手順に従います。

ステップ 1 [ワイヤレス ] > [セキュリティ ] をクリックします。

ステップ 2 [セキュリティモード ] ドロップダウン メニューで、[WPA2-Enterprise] を選択します。

ステップ 3 SSID 内でワイヤレスの分離を有効にするには、[有効 ] をクリックします。

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WAP4410N ワイヤレス N アクセス ポイントの構成ワイヤレス

WAP4410N PoE 対応ワイヤレス N アクセス ポイント 35

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ステップ 4 次の情報を入力します。

• [プライマリRADIUSサーバ ]/[バックアップRADIUSサーバ ]:RADIUS サーバの

IP アドレスを入力します。バックアップ RADIUS サーバは、プライマリ サーバを使用できない場合にだけ使用されます。

• [プライマリRADIUSサーバポート ]/[バックアップRADIUSサーバポート ]:RADIUS サーバが使用するポート番号を入力します。デフォルトでは 1812 になります。バックアップ RADIUS サーバは、プライマリ サーバを使用できない場合にだけ使用されます。

• [プライマリ共有暗号キー ]/[バックアップ共有暗号キー ]:アクセス ポイントと

RADIUS サーバが使用する共有暗号キーを入力します。バックアップ RADIUS

サーバは、プライマリ サーバを使用できない場合にだけ使用されます。

• [WPAアルゴリズム ]:WPA2 ではデータ暗号化に必ず AES を使用します。

• [キー更新のタイムアウト ]:キー更新のタイムアウト期間を入力します。アクセス ポイントは、この値によって、暗号化キーの変更頻度を判断します。デフォルトでは

3600 秒になります。

ステップ 5 [保存 ] をクリックします。

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WAP4410N ワイヤレス N アクセス ポイントの構成ワイヤレス

WAP4410N PoE 対応ワイヤレス N アクセス ポイント 36

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WPA2-Enterprise Mixed セキュリティの構成

このセキュリティ モードは、WPA-Enterprise から WPA2-Enterprise への移行をサポートします。WPA-Enterprise と WPA2-Enterprise のどちらのモードを使用するクライアント デバイスでも使用できます。アクセス ポイントは、それぞれのクライアント デバイスで使用する暗号化アルゴリズムを自動的に選択します。

!注意 このモードは、RADIUS サーバがアクセス ポイントに接続されているときにだけ使用して

ください。

WPA2-Enterprise Mixed のワイヤレス セキュリティを有効にするには、次の手順に従います。

ステップ 1 [ワイヤレス ] > [セキュリティ ] をクリックします。

ステップ 2 [セキュリティモード ] ドロップダウン メニューで、[WPA2-Enterprise Mixed] を選択します。

ステップ 3 SSID 内でワイヤレスの分離を有効にするには、[有効 ] をクリックします。

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WAP4410N ワイヤレス N アクセス ポイントの構成ワイヤレス

WAP4410N PoE 対応ワイヤレス N アクセス ポイント 37

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ステップ 4 次の情報を入力します。

• [プライマリRADIUSサーバ ]/[バックアップRADIUSサーバ ]:RADIUS サーバの

IP アドレスを入力します。バックアップ RADIUS サーバは、プライマリ サーバを使用できない場合にだけ使用されます。

• [プライマリRADIUSサーバポート ]/[バックアップRADIUSサーバポート ]:RADIUS サーバが使用するポート番号を入力します。デフォルトでは 1812 になります。バックアップ RADIUS サーバは、プライマリ サーバを使用できない場合にだけ使用されます。

• [プライマリ共有暗号キー ]/[バックアップ共有暗号キー ]:アクセス ポイントと

RADIUS サーバが使用する共有暗号キーを入力します。バックアップ RADIUS

サーバは、プライマリ サーバを使用できない場合にだけ使用されます。

• [WPAアルゴリズム ]:WPA2-Enterprise Mixed セキュリティ モードでは、データ暗号化として TKIP または AES をサポートしています。

• [キー更新のタイムアウト ]:キー更新のタイムアウト期間を入力します。アクセス

ポイントは、この値によって、暗号化キーの変更頻度を判断します。デフォルトでは

3600 秒になります。

ステップ 5 [保存 ] をクリックします。

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WAP4410N ワイヤレス N アクセス ポイントの構成ワイヤレス

WAP4410N PoE 対応ワイヤレス N アクセス ポイント 38

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RADIUS セキュリティの構成

このオプションでは、RADIUS サーバを使用してクライアントを認証します。

!注意 このモードは、RADIUS サーバがアクセス ポイントに接続されているときにだけ使用して

ください。

RADIUS のワイヤレス セキュリティを有効にするには、次の手順に従います。

ステップ 1 [ワイヤレス ] > [セキュリティ ] をクリックします。

ステップ 2 [セキュリティモード ] ドロップダウン メニューで、[RADIUS] を選択します。

ステップ 3 SSID 内でワイヤレスの分離を有効にするには、[有効 ] をクリックします。

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WAP4410N ワイヤレス N アクセス ポイントの構成ワイヤレス

WAP4410N PoE 対応ワイヤレス N アクセス ポイント 39

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ステップ 4 次の情報を入力します。

• [プライマリRADIUSサーバ ]/[バックアップRADIUSサーバ ]:RADIUS サーバの

IP アドレスを入力します。バックアップ RADIUS サーバは、プライマリ サーバを使用できない場合にだけ使用されます。

• [プライマリRADIUSサーバポート ]/[バックアップRADIUSサーバポート ]:RADIUS サーバが使用するポート番号を入力します。デフォルトでは 1812 になります。バックアップ RADIUS サーバは、プライマリ サーバを使用できない場合にだけ使用されます。

• [プライマリ共有暗号キー ]/[バックアップ共有暗号キー ]:アクセス ポイントと

RADIUS サーバが使用する共有暗号キーを入力します。バックアップ RADIUS

サーバは、プライマリ サーバを使用できない場合にだけ使用されます。

ステップ 5 [保存 ] をクリックします。

WEP セキュリティの構成

このセキュリティ モードは、オリジナルの IEEE 802.11 で定義されています。このモードはセキュリティ保護が十分でないため、現在では使用をお勧めしません。セキュリティを向上させるには、WPA または WPA2 に移行してください。

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WAP4410N ワイヤレス N アクセス ポイントの構成ワイヤレス

WAP4410N PoE 対応ワイヤレス N アクセス ポイント 40

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Wired Equivalent Privacy(WEP; 有線と同等のプライバシー)のワイヤレス セキュリティを有効にするには、次の手順に従います。

ステップ 1 [ワイヤレス ] > [セキュリティ ] をクリックします。

ステップ 2 [セキュリティモード ] ドロップダウン メニューで、[WEP] を選択します。

ステップ 3 SSID 内でワイヤレスの分離を有効にするには、[有効 ] をクリックします。

ステップ 4 次の情報を入力します。

• [認証タイプ ]:802.11 認証の種類として、[オープンシステム ] または [共有キー ] を選択します。デフォルトでは [オープンシステム ] になります。

• [デフォルトの送信キー ]:データ暗号化に使用するキーを選択します。

• [WEP暗号化 ]:WEP 暗号化のレベルとして、[64ビット (10桁の16進数 )] または

[128ビット (26桁の16進数 )] を選択します。

• [パスフレーズ ]:パスフレーズを使用して WEP キーを生成する場合は、[パスフレーズ ] フィールドにそのパスフレーズを入力し、[生成 ] ボタンをクリックします。自動生成されたキーは、手動で設定する WEP キーほど強力ではありません。

• [キー 1] ~ [キー 4]:手動で WEP キーを作成するには、それらのキーを [キー 1]、[キー 2]、[キー 3]、[キー 4] の各フィールドに入力します。各 WEP キーは、「A」~「F」までの文字と、「0」~「9」までの数値で構成できます。キーは、64 ビット暗号化の場合は 10 文字、128 ビット暗号化の場合は 26 文字の長さにする必要があります。

ステップ 5 [保存 ] をクリックします。

接続制御の構成

[ワイヤレス ] > [接続制御 ] ページには、ワイヤレス接続設定が表示されます。

• 「接続制御の無効化」(P.41)

• 「ローカル接続制御の有効化」(P.42)

• 「RADIUS 接続制御の有効化」(P.43)

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WAP4410N ワイヤレス N アクセス ポイントの構成ワイヤレス

WAP4410N PoE 対応ワイヤレス N アクセス ポイント 41

6

接続制御の無効化

[ワイヤレス ] > [接続制御 ] ページを使用すると、接続制御を無効にできます。

アクセス ポイントのワイヤレス接続制御を無効にするには、次の手順に従います。

ステップ 1 [ワイヤレス ] > [接続制御 ] をクリックします。

ステップ 2 [無効 ] をクリックします。

ステップ 3 [保存 ] をクリックします。

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WAP4410N ワイヤレス N アクセス ポイントの構成ワイヤレス

WAP4410N PoE 対応ワイヤレス N アクセス ポイント 42

6

ローカル接続制御の有効化

アクセス ポイントのローカル接続制御を有効にするには、次の手順に従います。

ステップ 1 [ワイヤレス ] > [接続制御 ] をクリックします。

ステップ 2 [ローカル ] をクリックします。

ワイヤレス クライアント デバイスの接続(関連付け)は、2 つの方法で制御できます。特定デバイスからのアクセス ポイントへの接続を禁止するか、特定クライアント デバイスだけにアクセス ポイントへの接続を許可することができます。

クライアント デバイスは、その MAC アドレスで指定します。デフォルトでは、特定のクライアント デバイスだけが接続を許可されます。

ステップ 3 MAC アドレスを接続制御リストに追加するには、[ワイヤレスクライアントリスト ] をクリックします。

表示されたウィンドウで、MAC アドレスを選択して接続制御リストに追加します。

[MAC 01] ~ [MAC 20] の各フィールドにアドレスを入力することで、MAC アドレスを手動で接続制御リストに追加することもできます。

ステップ 4 [保存 ] をクリックします。

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WAP4410N ワイヤレス N アクセス ポイントの構成ワイヤレス

WAP4410N PoE 対応ワイヤレス N アクセス ポイント 43

6

RADIUS 接続制御の有効化

アクセス ポイントの RADIUS 接続制御を有効にするには、次の手順に従います。

ステップ 1 [ワイヤレス ] > [接続制御 ] をクリックします。

ステップ 2 [RADIUS] をクリックします。

ステップ 3 次の情報を入力します。

• [プライマリRADIUSサーバ ]/[バックアップRADIUSサーバ ]:RADIUS サーバの

IP アドレスを入力します。バックアップ RADIUS サーバは、プライマリ サーバを使用できない場合にだけ使用されます。

• [プライマリRADIUSサーバポート ]/[バックアップRADIUSサーバポート ]:RADIUS サーバが使用するポート番号を入力します。デフォルトでは 1812 になります。バックアップ RADIUS サーバは、プライマリ サーバを使用できない場合にだけ使用されます。

• [プライマリ共有暗号キー ]/[バックアップ共有暗号キー ]:アクセス ポイントと

RADIUS サーバが使用する共有暗号キーを入力します。バックアップ RADIUS サーバは、プライマリ サーバを使用できない場合にだけ使用されます。

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WAP4410N ワイヤレス N アクセス ポイントの構成ワイヤレス

WAP4410N PoE 対応ワイヤレス N アクセス ポイント 44

6

ステップ 4 [保存 ] をクリックします。

Wi-Fi Protected Setup の構成

[ワイヤレス ] > [Wi-Fi Protected Setup] ページでは、アクセス ポイントの Wi-Fi Protected

Setup(WPS)設定を構成できます。WPS は、PIN(数値コード)を入力するかボタンを押す(Push-Button Configuration(PBC))ことで、ワイヤレス ネットワークのセキュリティを設定および構成する方法を、標準化および簡略化するように設計されました。

アクセス ポイントのワイヤレス WPS 設定を構成するには、次の手順に従います。

ステップ 1 [ワイヤレス ] > [Wi-Fi Protected Setup] をクリックします。

ステップ 2 次のいずれかの操作を行って、ワイヤレス Wi-Fi 設定を構成します。

• オプション 1:この方法は、クライアント デバイスに WPS プッシュ ボタンがある場合にだけ使用します。クライアント デバイスの WPS ボタンを押してから、右側のボタンをクリックします。

• オプション 2:クライアント デバイスの PIN 番号を入力します。この番号は、デバイスのユーティリティで参照できます。番号を入力し、[登録 ] をクリックします。

• オプション 3:アクセス ポイント底面のラベルに記載されている PIN 番号を、クライアント デバイスのユーティリティに入力します。

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WAP4410N ワイヤレス N アクセス ポイントの構成ワイヤレス

WAP4410N PoE 対応ワイヤレス N アクセス ポイント 45

6

ステップ 3 [保存 ] をクリックします。

VLAN および QoS の構成

[ワイヤレス ] > [VLANおよびQoS] ページでは、アクセス ポイントの QoS および VLAN設定を構成できます。

Quality of Service(QoS)機能は、トラフィックにさまざまな種類のプライオリティを指定できるようにします。

プライオリティが高いトラフィックのスループットを向上させたり、遅延を短縮させたりするために、プライオリティが低いトラフィックの速度は低下させられます。802.1Q VLAN機能では、それぞれ異なるソースから送られるトラフィックをセグメント化できます。複数SSID 機能と組み合わせることで、ネットワークへのアクセスを制御する強力な手段になります。

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WAP4410N ワイヤレス N アクセス ポイントの構成ワイヤレス

WAP4410N PoE 対応ワイヤレス N アクセス ポイント 46

6

アクセス ポイントのワイヤレス VLAN および QoS 設定を構成するには、次の手順に従います。

ステップ 1 [ワイヤレス ] > [VLANおよびQoS] をクリックします。

ステップ 2 VLAN 設定を構成するには、次の手順に従います。

(注) この機能を有効にできるのは、ネットワーク上のハブやスイッチが VLAN 標準をサポートする場合だけです。

a. VLAN を有効にするには、[有効 ] をクリックします。

b. 次の情報を入力します。

• [デフォルトVLAN ID]:デフォルトの VLAN ID を入力します。

• [VLANタグ]:VLAN タグから関連付けられている VLAN を判断するには、[タグ付き ]

を選択します。デフォルトでは [タグなし ] になります。

• [AP管理VLAN]:管理に使用する VLAN ID を定義します。

• [WDSによるVLANタグ ]:必要に応じて、[有効 ] または [無効 ] を選択します。

ステップ 3 QoS 設定を構成するには、次の情報を入力します。

• [VLAN ID]:VLAN に割り当てる ID を入力します。

• [プライオリティ ]:リストからプライオリティを選択します。

• [WMM]:WMM を有効にするには、対応するチェックボックスをオンにします。

Wi-Fi Multimedia は、IEEE 802.11e が完成する前に Wi-Fi Alliance によって定義された QoS 機能です。現在では IEEE 802.11e の一部になっています。この機能を有効にすると、異なる種類のトラフィック用に、4 つのプライオリティ キューが提供されます。QoS 設定(IPまたはレイヤ 2 ヘッダー)に基づいて、受信パケットを適切なキューに自動的にマップします。WMM は、環境内のトラフィックにプライオリティを設定する機能を提供します。デフォルトでは有効になります。

ステップ 4 [保存 ] をクリックします。

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WAP4410N ワイヤレス N アクセス ポイントの構成ワイヤレス

WAP4410N PoE 対応ワイヤレス N アクセス ポイント 47

6

詳細設定の構成

[ワイヤレス ] > [詳細設定 ] ページでは、アクセス ポイントの詳細設定とロード バランシング設定を構成できます。

ワイヤレス N では、チャネル帯域幅を調整するためのいくつかの新しいパラメータと、データ レートを動的に調整するためのガード間隔を採用しています。

シスコでは、アクセス ポイントが自動的にパラメータを調整して最大限のデータのスループットを保つようにすることを推奨しています。

アクセス ポイントのワイヤレス詳細設定を構成するには、次の手順に従います。

ステップ 1 [ワイヤレス ] > [詳細設定 ] をクリックします。

ステップ 2 [オプション ] セクションで、このアクセス ポイントの次の詳細設定パラメータ(一部のパラメータはワイヤレス N 専用)を構成します。

• [国 /地域 ]:ドロップダウン リストから国または地域を選択します。

• [ワールドワイドモード (802.11d)]:このモードを有効にするには、[有効 ] をクリックします。この設定が機能するには、ワイヤレス ステーションでこのモードがサポートされている必要があります。

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WAP4410N ワイヤレス N アクセス ポイントの構成ワイヤレス

WAP4410N PoE 対応ワイヤレス N アクセス ポイント 48

6

• [チャネル帯域幅 ]:ワイヤレス N 接続用にチャネルの帯域幅を選択します。[20MHz] を選択した場合は、20 MHz のチャネルだけが使用されます。[40MHz] を選択した場合、ワイヤレス N 接続では 40 MHz チャネルが使用されますが、ワイヤレス B やワイヤレス G では引き続き 20 MHz チャネルが使用されます。デフォルトでは [20MHz] になります。

• [ガード間隔 ]:ワイヤレス N 接続用に、ガード間隔を選択します。[自動 ]、[ショート(400ns)]、および [ロング (800ns)] の 3 つのオプションがあります。デフォルトでは [自動 ] になります。

• [CTS保護モード ]:デフォルトの [自動 ] を維持して、負荷の高い 802.11b トラフィック環境でワイヤレス N または G 製品がアクセス ポイントに送信できない場合に、必要に応じてアクセス ポイントがこの機能を使用できるようにします。この機能を完全に無効にする場合は、[無効 ] を選択します。

このモードでは、アクセス ポイントがすべてのワイヤレス送信をキャッチする機能が強化されますが、パフォーマンスが大幅に低下します。

• [ビーコン間隔 ]:ビーコンの周波数の間隔を入力します(20 ~ 1000)。

ビーコンとは、ネットワークの同期を維持するためにアクセス ポイントがブロードキャストするパケットです。ビーコンには、ワイヤレス ネットワーク サービスの領域、アクセス ポイントのアドレス、ブロードキャスト先のアドレス、タイム スタンプ、Delivery Traffic Indicator Map、および Traffic Indicator Message(TIM)が含まれています。

デフォルトでは 100 ms になります。

• [DTIM間隔 ]:Delivery Traffic Indication Message(DTIM)の間隔を入力します(1 ~ 255)。

この値は、アクセス ポイントが DTIM を送信する頻度を示します。低い値に設定すると、ネットワークの効率性が強化されますが、コンピュータが省電力スリープ モードに切り替わりません。

高い値に設定すると、コンピュータがスリープ モードに切り替わることができ、電力消費が抑えられますが、ワイヤレス通信に干渉します。

デフォルトでは 1 ms になります。

• [RTSのしきい値 ]:RTS のしきい値を入力します(1 ~ 2347)。

この設定によって、パケットがどのサイズになったら、効率的な通信を維持するためにアクセス ポイントが転送と受信を調整するかが決まります。この値は、デフォルト設定の 2347 のままにする必要があります。データ フローの調和が損なわれた場合は、ごくわずかの変更を行うことをお勧めします。

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WAP4410N ワイヤレス N アクセス ポイントの構成ワイヤレス

WAP4410N PoE 対応ワイヤレス N アクセス ポイント 49

6

• [フラグメンテーションのしきい値 ]:256 ~ 2346 の範囲で設定します。通常は、デフォルト値 2346 のままにします。

ステップ 3 [ロードバランシング ] セクションで、このアクセス ポイントの次の詳細設定パラメータを構成します。

• [ロードバランシング ]:この機能を有効にすると、リソースの利用率、スループット、または応答時間を最適にするため、2 つ以上のデバイス間に作業が分散されます。

• [使用率のしきい値 ]:SSID の使用率の値を入力します。

• [現在の使用率 ]:現在の使用率の値が表示されます。

ステップ 4 [保存 ] をクリックします。

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WAP4410N ワイヤレス N アクセス ポイントの構成AP モードの構成

WAP4410N PoE 対応ワイヤレス N アクセス ポイント 50

6

AP モードの構成

[APモード ] > [APモード ] ページには、アクセス ポイントの AP モードの設定が表示されます。

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WAP4410N ワイヤレス N アクセス ポイントの構成AP モードの構成

WAP4410N PoE 対応ワイヤレス N アクセス ポイント 51

6

アクセス ポイントの AP モードを構成するには、次の手順に従います。

ステップ 1 [AP モード ] > [AP モード ] をクリックします。

ステップ 2 AP モード設定を構成します。

• [アクセスポイント ]:デバイスが通常のアクセス ポイントとして機能するようにするには、このオプションを選択します。

- [リピータによるワイヤレス信号の繰り返しを許可する ]:このオプションを選択すると、デバイスは別のアクセス ポイントのリピータとして機能します。別のアクセス ポイントの MAC アドレスをフィールドに入力します。

• [ワイヤレスWDSリピータ ]:アクセス ポイントがワイヤレス リピータとして機能するようにして、関連するリモート アクセス ポイントの無線範囲を広げて無線通信を妨げる障害物を回避するには、このオプションを選択します。

- [リモートアクセスポイントのMACアドレス ]:リモート アクセス ポイントの

MAC アドレスを直接入力するか、[サイト調査 ] ボタンをクリックして、使用可能なアクセス ポイントのリストから選択します。

• [ワイヤレスWDSブリッジ ]:アクセス ポイントがワイヤレス ブリッジとして機能するようにして、他の関連するワイヤレス ブリッジと透過的なブリッジを実行し、すべてのワイヤレス クライアントまたはステーションがそれらのワイヤレス ブリッジにアクセスできないようにするには、このオプションを選択します。

- [リモートワイヤレスブリッジのMACアドレス]:他のアクセス ポイントの MAC アドレスをフィールドに入力します。

• [ワイヤレスクライアント /リピータ ]:ワイヤレス アクセス ポイントがクライアントまたはリピータ アクセス ポイントとして機能し、受信したすべてのトラフィックを別のアクセス ポイントに送るには、このオプションを選択します。

- [ワイヤレスステーションの関連付けを許可する ]:この設定を有効または無効にします。

- [リモートアクセスポイント ]:対象となるアクセス ポイントの MAC アドレスおよび SSID を入力するか、[サイト調査 ] ボタンをクリックして使用可能なネットワークからアクセス ポイントを選択します。

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WAP4410N ワイヤレス N アクセス ポイントの構成各種管理

WAP4410N PoE 対応ワイヤレス N アクセス ポイント 52

6

• [ワイヤレスモニタ ]:アクセス ポイントが、ネットワーク上で不正なアクセス ポイントを検出できるようにします。

- [セキュリティなし ]:不正なアクセス ポイントとして、セキュリティが無効な状態で動作しているアクセス ポイントを識別するには、このチェックボックスをオンにします。

- [正当なAPリストに含まれない ]:不正なアクセス ポイントとして、正当な AP

リストに載っていないアクセス ポイントにフラグを付けるには、このチェックボックスをオンにします。このチェックボックスをオンにした場合は、[正当なAPリスト ] を維持する必要があります。

- [正当なAPの定義 ]:このボタンをクリックしてサブスクリーンを開き、[正当なAPリスト ] を修正することができます。このリストには、既知のアクセス ポイントがすべて含まれている必要があります。このリストは必ず最新の状態に維持してください。

ステップ 3 [保存 ] をクリックします。

各種管理

ここでは、アクセス ポイントの各種管理設定を構成する方法について説明します。

• 「各種管理設定の構成」(P.53)

• 「管理ログの構成」(P.55)

• 「アクセス ポイントの問題の診断」(P.57)

• 「工場出荷時設定の復元」(P.58)

• 「ファームウェアのアップグレード」(P.59)

• 「アクセス ポイントのリブート」(P.60)

• 「ファームウェアのアップグレード」(P.59)

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WAP4410N ワイヤレス N アクセス ポイントの構成各種管理

WAP4410N PoE 対応ワイヤレス N アクセス ポイント 53

6

各種管理設定の構成

[各種管理 ] > [管理 ] ページでは、パスワード、Web アクセス、および SNMP 設定を構成できます。アクセス ポイントの Web ベース ユーティリティへのアクセスを制御するユーザ名とパスワードを変更して、不正なアクセスを防ぐ必要があります。

アクセス ポイントの管理設定を構成するには、次の手順に従います。

ステップ 1 [各種管理 ] > [管理 ] をクリックします。

ステップ 2 管理設定を構成します。

• [ローカルAPパスワード ]

- [ユーザ名 ]:管理者のユーザ名を変更します。デフォルトでは admin になります。

- [APパスワード ]:アクセス ポイントの Web ベース ユーティリティの管理者パスワードを変更します。デフォルトでは admin になります。

- [パスワードの再入力 ]:新しいパスワードを確認するため、このフィールドにもう一度入力します。

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WAP4410N ワイヤレス N アクセス ポイントの構成各種管理

WAP4410N PoE 対応ワイヤレス N アクセス ポイント 54

6

• [Webアクセス ]:HTTPS を有効にして、Web ベース ユーティリティへのアクセスのセキュリティを強化します。有効にした場合、ユーザは https:// を使用して Web

ベースのユーティリティにアクセスする必要があります。

- [Web HTTPSアクセス ]:必要な場合は、HTTPS を有効にします。デフォルトでは [無効 ] になります。

- [ワイヤレスWebアクセス ]:ワイヤレス クライアントから Web ベースのユーティリティへのアクセスを許可または拒否します。デフォルトでは [有効 ] になります。

• [リモートコンソール ]:Secure Shell(SSH)を有効にして、2 台のコンピュータ間でセキュア チャネル経由のデータ交換を行います。

- [セキュアシェル (SSH)]:必要な場合は、SSH を有効にします。デフォルトでは [無効 ] になります。

• [SNMP]:Simple Network Management Protocol(SNMP; 簡易ネットワーク管理プロトコル)は、ネットワークの監視および管理用に広く使用されているプロトコルです。このプロトコルを使用すると、ネットワーク管理者がアクセス ポイントのステータスを監視し、アクセス ポイントで重大な問題が発生した場合に通知を受け取ることができます。

SNMP サポート機能を有効にするには、[有効 ] を選択します。それ以外の場合は、[無効 ] をクリックします。デフォルトでは [無効 ] になります。

- [コンタクト先 ]:ネットワーク管理者など、アクセス ポイントの連絡先になる人の名前を入力します。

- [デバイス名 ]:アクセス ポイントに割り当てる名前を入力します。

- [ロケーション ]:アクセス ポイントのロケーションを入力します。

• [Getコミュニティ ]:アクセス ポイントの SNMP 情報への読み取り専用アクセスを許可するためのパスワードを入力します。デフォルトでは public になります。

• [Setコミュニティ ]:アクセス ポイントの SNMP 情報への読み取り /書き込みアクセスを許可するためのパスワードを入力します。デフォルトでは private になります。

• [SNMPトラップコミュニティ ]:アクセス ポイントが送信するトラップ メッセージまたは通知を受け取るリモート ホスト コンピュータが必要とするパスワードを入力します。

• [SNMPトラステッドホスト ]:IP アドレスを指定して、アクセス ポイントの

SNMP 情報へのアクセスを制限できます。IP アドレスをフィールドに入力します。このフィールドが空の場合、どの IP からのアクセスでも許可されます。

• [SNMPトラップ宛先 ]:トラップ メッセージを受け取るリモート ホスト コンピュータの IP アドレスを入力します。

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WAP4410N ワイヤレス N アクセス ポイントの構成各種管理

WAP4410N PoE 対応ワイヤレス N アクセス ポイント 55

6

ステップ 3 [保存 ] をクリックします。

管理ログの構成

[各種管理] > [ログ] ページでは、ログ設定を構成し、特定のイベントでアラートを送信します。

アクセス ポイントのログ設定を構成するには、次の手順に従います。

ステップ 1 [各種管理 ] > [ログ ] をクリックします。

ステップ 2 ログ設定を構成します。

• [ログ ]:アクセス ポイントのアクティビティを追跡するログを記録できます。

• [Eメールアラート ]

- [Eメールアラート ]:特定の攻撃を受けたときにアクセス ポイントからアラートを送信するようにする場合は、[有効 ] を選択します。デフォルトでは [無効 ] になります。

- [SMTPサーバ ]:Simple Mail Transfer Protocol(SMTP; 簡易メール転送プロトコル)サーバ(着信メール サーバ)のアドレスまたは IP アドレスを入力します。

- [ログ用のEメールアドレス ]:ログを受信する E メール アドレスを入力します。

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WAP4410N ワイヤレス N アクセス ポイントの構成各種管理

WAP4410N PoE 対応ワイヤレス N アクセス ポイント 56

6

- [ログキューの長さ ]:E メールで受け取るログの長さを入力します。デフォルトでは 20 エントリになります。

- [ログ時間のしきい値 ]:ログを E メールで送信する頻度を入力します。デフォルトでは 600 秒(10 分)になります。

• [Syslog通知 ]:Syslog は、ネットワーク アクティビティに関する情報をキャプチャするのに使用される、標準のプロトコルです。アクセス ポイントはこのプロトコルをサポートしており、アクティビティ ログを外部サーバに送信します。Syslog を有効にするには、[有効 ] をクリックします。デフォルトでは [無効 ] になります。

- [Syslogサーバの IPアドレス ]:Syslog サーバの IP アドレスを入力します。標準のイベント ログに加え、アクセス ポイントは詳細なログを外部 Syslog

サーバに送信できます。アクセス ポイントの Syslog はすべてのログ アクティビティをキャプチャし、すべてのデータ転送に関する情報(すべての接続のソース IP アドレスと宛先 IP アドレス、IP サーバ、および転送されたバイト数)を含めます。

• [ログ ]:アクセス ポイントがログを保持するようにするイベントを選択します。

- [無許可のログイン試行 ]:不正なログインの試みに関するアラート ログを受け取るには、このチェックボックスをオンにします。

- [認可されたログイン ]:承認されているログインのログを記録するには、このチェックボックスをオンにします。

- [システムエラーメッセージ ]:システム エラー メッセージのログを記録するには、このチェックボックスをオンにします。

- [コンフィギュレーションの変更 ]:すべてのコンフィギュレーション変更のログを記録するには、このチェックボックスをオンにします。

- [ログの表示 ]:ログを表示するには、このボタンをクリックします。

ステップ 3 [保存 ] をクリックします。

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WAP4410N ワイヤレス N アクセス ポイントの構成各種管理

WAP4410N PoE 対応ワイヤレス N アクセス ポイント 57

6

アクセス ポイントの問題の診断

[各種管理 ] > [診断 ] ページでは、アクセス ポイントを使用して Ping を実行できます。これは、ネットワークの問題を解決するのに役立ちます。

Ping テストを実行してアクセス ポイントの問題を診断できるようにするには、次の手順に従います。

ステップ 1 [各種管理 ] > [診断 ] をクリックします。

ステップ 2 Ping テストを設定します。

• [IPまたはURLアドレス ]:Ping する IP アドレスを入力します。ネットワークまたはインターネット上の IP アドレスを入力できます。

(注) 現在接続が行われていない場合にインターネット上のアドレスを入力すると、タイムアウト エラーになります。その場合は、数秒待ってからもう一度試してください。

• [パケットサイズ ]:パケットのサイズを入力します。

• [Ping回数 ]:リストから Ping する回数を選択します。

• [Ping開始 ]:このボタンをクリックして Ping の実行を開始します。

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WAP4410N ワイヤレス N アクセス ポイントの構成各種管理

WAP4410N PoE 対応ワイヤレス N アクセス ポイント 58

6

工場出荷時設定の復元

[各種管理 ] > [工場出荷時設定 ] ページでは、アクセス ポイントの工場出荷時設定を復元できます。

アクセス ポイントの工場出荷時設定を復元するには、次の手順に従います。

ステップ 1 [工場出荷時設定 ] ページを開きます([各種管理 ] > [工場出荷時設定 ])。

ステップ 2 工場出荷時設定を復元します。

工場出荷時設定の復元

工場出荷時設定に戻す前のカスタム設定を記録しておいてください。アクセス ポイントがリセットされたら、すべてのコンフィギュレーション設定を再入力する必要があります。

• [工場出荷時設定の復元 ]:アクセス ポイントを工場出荷時設定に戻すには、[はい ]

オプション ボタンをクリックします。次に、[保存 ] をクリックします。アクセス ポイントがリブートされ、数秒のうちに工場出荷時設定で起動します。

[保存 ] をクリックして変更を適用するか、[キャンセル ] をクリックして変更を取り消します。画面の右側にヘルプ情報が表示されます。

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WAP4410N ワイヤレス N アクセス ポイントの構成各種管理

WAP4410N PoE 対応ワイヤレス N アクセス ポイント 59

6

ファームウェアのアップグレード

[各種管理 ] > [ファームウェアのアップグレード ] ページでは、アクセス ポイントのファームウェアをアップグレードできます。

!注意 アクセス ポイントに問題が発生しているか、新しいファームウェアの機能を使用する必要が

ある場合を除いて、ファームウェアはアップグレードしないでください。

!注意 ファームウェアをアップグレードすると、すべてのカスタム設定が削除されます。

アクセス ポイントのファームウェアをアップグレードするには、次の手順に従います。

ステップ 1 アクセス ポイントのコンフィギュレーション設定をバックアップします(「アクセス ポイントのコンフィギュレーションの管理」(P.61)を参照)。

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WAP4410N ワイヤレス N アクセス ポイントの構成各種管理

WAP4410N PoE 対応ワイヤレス N アクセス ポイント 60

6

ステップ 2 アクセス ポイントのファームウェアをアップグレードします。

a. ファームウェアのアップグレード ファイルを次のサイトからダウンロードします。

www.cisco.com/jp/go/sb

b. ファームウェア アップグレード ファイルを展開します。

c. [各種管理 ] > [ファームウェアのアップグレード ] をクリックします。

d. [ファイル ] フィールドで、ファームウェア アップグレード ファイルの場所を入力するか、[参照 ] ボタンをクリックしてファイルを検索します。

e. [アップグレード ] をクリックし、画面に表示される指示に従います。

ステップ 3 すべてのカスタム コンフィギュレーション設定を再入力します。

アクセス ポイントのリブート

[各種管理 ] > [リブート ] ページでは、アクセス ポイントをリブートできます。

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WAP4410N ワイヤレス N アクセス ポイントの構成各種管理

WAP4410N PoE 対応ワイヤレス N アクセス ポイント 61

6

アクセス ポイントをリブートするには、次の手順に従います。

ステップ 1 [各種管理 ] > [リブート ] をクリックします。

ステップ 2 [デバイスのリブート ] フィールドで、[はい ] をクリックします。

ステップ 3 [保存 ] をクリックします。

アクセス ポイントのコンフィギュレーションの管理

[各種管理 ] > [コンフィギュレーション管理 ] ページでは、コンフィギュレーション ファイルのバックアップを作成したり、コンフィギュレーション ファイルをアクセス ポイントにアップロードしたりできます。

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WAP4410N ワイヤレス N アクセス ポイントの構成アクセス ポイントのステータスの確認

WAP4410N PoE 対応ワイヤレス N アクセス ポイント 62

6

アクセス ポイントのコンフィギュレーションを管理するには、次の手順に従います。

ステップ 1 [各種管理 ] > [コンフィギュレーション管理 ] をクリックします。

ステップ 2 コンフィギュレーション ファイルのバックアップを作成するには、[ファイルに保存 ] をクリックし、画面に表示される指示に従います。

ステップ 3 アクセス ポイントのコンフィギュレーションを復元するには、次の手順に従います。

a. アクセス ポイントのコンフィギュレーション ファイルがコンピュータ内に存在することを確認します。

b. [コンフィギュレーションの復元 ] フィールドに、コンフィギュレーション ファイルの場所を入力するか、[参照 ] をクリックしてコンフィギュレーション ファイルを見つけます。

c. [ロード ] をクリックします。

アクセス ポイントのステータスの確認

ここでは、アクセス ポイントのステータス設定を変更する方法について説明します。

• 「ローカル ネットワーク ステータスの確認」(P.62)

• 「ワイヤレス ステータスの確認」(P.64)

• 「システム パフォーマンスの確認」(P.65)

ローカル ネットワーク ステータスの確認

[ステータス ] > [ローカルネットワーク ] ページには、アクセス ポイントのローカル ネットワーク用の現在のステータス情報が表示されます。

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WAP4410N ワイヤレス N アクセス ポイントの構成アクセス ポイントのステータスの確認

WAP4410N PoE 対応ワイヤレス N アクセス ポイント 63

6

ローカル ネットワークのステータスを確認するには、次の手順に従います。

ステップ 1 [ステータス ] > [ローカルネットワーク ] をクリックします。

このページには、アクセス ポイントのステータス情報が表示されます。

• [情報 ]

- [PID VID]:アクセス ポイントの現在のハードウェアのバージョンです。

- [ソフトウェアバージョン ]:アクセス ポイントの現在のソフトウェアのバージョンです。

- [ローカルMACアドレス ]:アクセス ポイントのローカル ネットワーク インターフェイスの MAC アドレスです。

- [システムアップタイム ]:アクセス ポイントが実行されている時間の長さです。

• [ローカルネットワーク ]

- [IPアドレス ]:ローカル ネットワークに表示される、アクセス ポイントの IP アドレスです。

- [サブネットマスク ]:アクセス ポイントのサブネット マスクです。

- [デフォルトゲートウェイ ]:アクセス ポイントのデフォルト ゲートウェイです。

- [プライマリDNS]:アクセス ポイントのプライマリ DNS です。

- [セカンダリDNS]:アクセス ポイントのセカンダリ DNS です。

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WAP4410N ワイヤレス N アクセス ポイントの構成アクセス ポイントのステータスの確認

WAP4410N PoE 対応ワイヤレス N アクセス ポイント 64

6

ステップ 2 ステータス情報を更新するには、[更新 ] をクリックします。

ワイヤレス ステータスの確認

[ステータス ] > [ワイヤレス ] ページには、アクセス ポイントのワイヤレス ネットワーク用の現在のステータス情報が表示されます。

アクセス ポイントのワイヤレス ネットワークのステータスを確認するには、次の手順に従います。

ステップ 1 [ステータス ] > [ワイヤレス ] をクリックします。

このページには、ワイヤレス ネットワークのステータスが表示されます。

• [モード ]:アクセス ポイントのワイヤレス ネットワーク モードが表示されます。

• [チャネル ]:アクセス ポイントのチャネル設定が表示されます。

• [SSID 1 MACアドレス ] ~ [SSID 4 MACアドレス ]:アクセス ポイントのワイヤレス インターフェイスの MAC アドレスが表示されます。

• [SSID 1] ~ [SSID 4]:アクセス ポイントの SSID が表示されます。

• [VLANトランク ]:アクセス ポイントの VLAN トランク ステータスが表示されます。

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WAP4410N ワイヤレス N アクセス ポイントの構成アクセス ポイントのステータスの確認

WAP4410N PoE 対応ワイヤレス N アクセス ポイント 65

6

• [プライオリティ設定 ]:現在のプライオリティ設定が表示されます。

• [SSID 1 セキュリティモード ] ~ [SSID 4 セキュリティモード ]:SSID のセキュリティ モードが表示されます。

• [SSID 1 プライオリティ ] ~ [SSID 4 プライオリティ ]:SSID のプライオリティ ステータスが表示されます。

ステップ 2 ワイヤレスのステータス情報を更新するには、[更新 ] をクリックします。

システム パフォーマンスの確認

[ステータス ] > [システムパフォーマンス ] ページには、アクセス ポイントの現在の設定およびデータ転送のステータス情報が表示されます。

アクセス ポイントのシステム パフォーマンスを確認するには、次の手順に従います。

ステップ 1 [ステータス ] > [システムパフォーマンス ] をクリックします。

このページには、アクセス ポイントのシステム パフォーマンスの値が表示されます。

• [有線 ]:有線ネットワークの統計情報が表示されます。

- [IPアドレス ]:アクセス ポイントのローカル IP アドレスが表示されます。

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WAP4410N ワイヤレス N アクセス ポイントの構成アクセス ポイントのステータスの確認

WAP4410N PoE 対応ワイヤレス N アクセス ポイント 66

6

- [MACアドレス ]:アクセス ポイントの有線インターフェイスの MAC アドレスが表示されます。

- [接続]:有線ネットワーク用のアクセス ポイントの接続ステータスが表示されます。

- [受信済みパケット ]:受信したパケット数が表示されます。

- [送信済みパケット ]:送信したパケット数が表示されます。

- [受信済みバイト ]:受信したバイト数が表示されます。

- [送信済みバイト ]:送信したバイト数が表示されます。

- [受信済みエラーパケット ]:受信したエラー パケット数が表示されます。

- [ドロップした受信パケット]:受信後にドロップされたパケット数が表示されます。

• [ワイヤレス ]:ワイヤレス ネットワークの統計情報が表示されます。

- [名前 ]:統計情報の対象となるワイヤレス ネットワーク /SSID が表示されます。

- [IPアドレス ]:アクセス ポイントのローカル IP アドレスが表示されます。

- [MACアドレス ]:アクセス ポイントのワイヤレス インターフェイスの MAC アドレスが表示されます。

- [接続 ]:アクセス ポイントのワイヤレス ネットワークのステータスが表示されます。

- [受信済みパケット ]:各ワイヤレス ネットワークについて、受信したパケット数が表示されます。

- [送信済みパケット ]:各ワイヤレス ネットワークについて、送信したパケット数が表示されます。

- [受信済みバイト ]:各ワイヤレス ネットワークについて、受信したバイト数が表示されます。

- [送信済みバイト ]:各ワイヤレス ネットワークについて、送信したバイト数が表示されます。

- [受信済みエラーパケット ]:各ワイヤレス ネットワークについて、受信したエラー パケット数が表示されます。

- [ドロップした受信パケット]:受信後にドロップされたパケット数が表示されます。

ステップ 2 システム パフォーマンスのステータス情報を更新するには、[更新 ] をクリックします。

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A

WAP4410N PoE 対応ワイヤレス N アクセス ポイント 67

トラブルシューティングおよびヘルプ

ここでは、WAP4410N アクセス ポイントの設置および操作で発生する可能性がある問題の解決方法について説明します。

ここに記載されている説明を参照して、問題の解決に役立ててください。ここで解決方法が見つからなかった場合は、Cisco.com の Web サイト(www.cisco.com/jp/go/sb)を参照してください。

FAQ

Q. アクセス ポイントを DHCP サーバとして使用できますか。

いいえ。アクセス ポイントはワイヤレス ハブとしてのみ機能するものであり、DHCP 機能を処理するように構成することはできません。

Q. ワイヤレス ネットワーク経由でリモート コンピュータからアプリケーションを実行できますか。

そのアプリケーションがネットワーク経由で使用できるように設計されているかどうかによって異なります。アプリケーションのマニュアルを調べて、ネットワーク経由の操作をサポートしているかどうかを確認してください。

Q. ワイヤレス ネットワークの他のユーザとマルチプレーヤー ゲームを実行できますか。

ゲームが Local Area Network(LAN; ローカル エリア ネットワーク)上の複数のプレーヤーに対応している場合は実行できます。詳細については、ゲームのマニュアルを参照してください。

Q. アクセス ポイントは Centrino クライアントに対応していますか。

はい。ただし、Centrino クライアントは 20 MHz チャネルのみサポートしているため、そのクライアントとの最大スループットは 130 Mbps になります。WPC300N の使用をお勧めします。

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トラブルシューティングおよびヘルプ

WAP4410N PoE 対応ワイヤレス N アクセス ポイント 68

A

Q. IEEE 802.11b 規格とは何ですか。

ワイヤレス ネットワークを対象とした IEEE 規格の 1 つです。802.11b 規格では、この規格に準拠していれば、製造元が異なるワイヤレス ネットワーク ハードウェアでも通信できます。802.11b 規格で定める最高データ転送レートは 11 Mbps で、動作周波数は 2.4 GHz です。

Q. IEEE 802.11g 規格とは何ですか。

ワイヤレス ネットワークを対象とした IEEE 規格の 1 つです。802.11g 規格では、この規格に準拠していれば、製造元が異なるワイヤレス ネットワーク ハードウェアでも通信できます。802.11g 規格で定める最高データ転送レートは 54 Mbps で、動作周波数は 2.4 GHz です。

Q. IEEE 802.11n ドラフト規格とは何ですか。

ワイヤレス ネットワークを対象とした IEEE 規格の 1 つで、完成版が作成されています。802.11n 規格では、この規格に準拠していれば、製造元が異なるワイヤレス ネットワークハードウェアでも通信できます。802.11n 規格で定める最高データ転送レートは 600 Mbpsで、動作周波数は 2.4 GHz または 5 GHz です。

Q. サポートされる IEEE 802.11b 機能は何ですか。

WAP4410N アクセス ポイントは、次の IEEE 802.11 機能をサポートしています。

• CSMA/CA および Acknowledge プロトコル

• マルチチャネル ローミング

• 自動レート選択

• RTS/CTS 機能

• フラグメンテーション

• 電源管理

Q. サポートされる IEEE 802.11g 機能は何ですか。

WAP4410N アクセス ポイントは、次の IEEE 802.11g 機能をサポートしています。

• CSMA/CA および Acknowledge プロトコル

• OFDM プロトコル

• マルチチャネル ローミング

• 自動レート選択

• RTS/CTS 機能

• フラグメンテーション

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トラブルシューティングおよびヘルプ

WAP4410N PoE 対応ワイヤレス N アクセス ポイント 69

A

• 電源管理

Q. サポートされる IPv6 機能は何ですか。

WAP4410N アクセス ポイントは、次の IPv6 機能をサポートしています。

• パス MTU 検出(RFC1981)

• インターネット プロトコル v6(IPv6)(RFC2460)

• IPv6 ネイバー検出(ND)(RFC2461)

• IPv6 ステートレス アドレス自動コンフィギュレーション(RFC2462)

• ICMPv6:インターネット制御メッセージ プロトコル v6(ICMPv6)(RFC2643)

• IPv6 アドレス アーキテクチャ(RFC3513)

• デフォルト アドレス選択(RFC3484)

• イーサネット ネットワークを介した IPv6 パケットの転送(RFC2464)

• IPv6 ノード(RFC4294)

• IPv4/IPv6 デュアル スタック:IPv4 および IPv6 クライアントからの同時アクセス

WAP4410N アクセス ポイントは、次の IPv6 アプリケーションをサポートしています。

• WEB/SSL

• SNTP

• PING6

• TRACE Route

Q. アドホックとは何ですか。

アドホック ワイヤレス LAN とは、それぞれ WLAN アダプタを備え、独立したワイヤレスLAN として接続されているコンピュータのグループです。アドホック ワイヤレス LAN は、支店や SOHO 環境の部門規模で使用します。

Q. インフラストラクチャとは何ですか。

ワイヤレスと有線が統合されている LAN を、インフラストラクチャ コンフィギュレーションと呼びます。インフラストラクチャは、企業規模で中央データベースへのワイヤレス アクセスに使用するか、またはモバイル ワーカー向けのワイヤレス接続に使用します。

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トラブルシューティングおよびヘルプ

WAP4410N PoE 対応ワイヤレス N アクセス ポイント 70

A

Q. ローミングとは何ですか。

ローミングとは、ポータブル コンピュータのユーザが、単一のアクセス ポイントでカバーされる範囲を超える場所で自由に移動しながら通信を維持できる機能です。

ローミングを使用する前に、専用にカバーされる領域のアクセス ポイントと同じチャネル番号がワークステーションで設定されていることを確認する必要があります。

真にシームレスな接続を実現するには、ワイヤレス LAN にいくつかの機能を組み込む必要があります。たとえば、各ノードおよびアクセス ポイントが、常に各メッセージの受信を確認する必要があります。各ノードが、データを実際に送信していないときでも、ワイヤレス ネットワークとの接続を維持する必要があります。

これらの機能を同時に実現するには、アクセス ポイントと各ノードをリンクする、動的な RF

ネットワーク テクノロジーが必要です。このようなシステムでは、ユーザのエンド ノードが、システムへの最適なアクセス方法を探します。最初に、信号の強さや質などの要素を評価すると共に、各アクセス ポイントが現在処理しているメッセージ負荷と、各アクセス ポイントから有線バックボーンへの距離を確認します。次に、これらの情報に基づいて、適切なアクセス ポイントを選択してそのアドレスを登録します。

それにより、エンド ノードとホスト コンピュータと間の通信が、バックボーンを介して送信されます。

ユーザが移動すると、エンド ノードの RF トランスミッタがシステムを定期的にチェックして、元のアクセス ポイントと接続しているか、別のアクセス ポイントを探す必要があるかを判断します。元のアクセス ポイントからの受信確認を受け取らなくなった場合、ノードは新しいアクセス ポイントを探します。新しいアクセス ポイントが見つかるとそれを再登録して、通信処理が続行されます。

Q. ISM 帯域とは何ですか。

FCC、および米国外で FCC に該当するもので、 Industrial, Scientific and Medical(ISM;産業、科学、医療用)に割り当てられた、ライセンスなしで使用する帯域幅です。

周波数帯は 2.4 GHz 近辺で、世界中で使用可能になっています。これにより、世界各地のユーザが、便利な高速ワイヤレス機能を利用できるようになります。

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トラブルシューティングおよびヘルプ

WAP4410N PoE 対応ワイヤレス N アクセス ポイント 71

A

Q. スペクトラム拡散とは何ですか。

スペクトラム拡散テクノロジーは、信頼性が高く安全な、極めて重要な通信システムで使用するために軍が開発した、広帯域無線周波数技術です。このテクノロジーでは、帯域効率を犠牲にして、信頼性、整合性、およびセキュリティを強化します。

つまり、狭帯域送信の場合よりも帯域幅を消費しますが、結果的に信号が大きくなり、レシーバがブロードキャストされているスペクトラム拡散信号のパラメータを知っていれば、検出しやすくなります。レシーバ側が正しい周波数に調整されていない場合、スペクトラム拡散信号はバックグラウンド ノイズのようになります。

Direct Sequence Spread Spectrum(DSSS; 直接拡散方式)と Frequency Hopping

Spread Spectrum(FHSS; 周波数ホッピング方式)という、2 つの主要な代替手段があります。

Q. DSSS とは何ですか。FHSS とは何ですか。それらの違いは何ですか。

Frequency Hopping Spread Spectrum(FHSS; 周波数ホッピング方式)では、トランスミッタとレシーバの両方が認識するパターンで周波数を変更する、狭帯域搬送波を使用します。

適切に同期された場合には、単一の論理チャネルが維持されるという効果があります。意図しないレシーバにとって、FHSS は短期的なインパルス ノイズになります。Direct

Sequence Spread Spectrum(DSSS; 直接拡散方式)では、送信する各ビットについて冗長ビット パターンが生成されます。このビット パターンをチップ(チッピング コード)と呼びます。

チップが長いほど、元のデータを回復できる可能性が高まります。送信中にチップ内の 1 つ以上のビットが破損した場合でも、無線に埋め込まれた統計的な手法により、再送信せずに元のデータを回復できます。

意図しないレシーバにとって、DSSS は低出力の広帯域ノイズとなり、大部分の狭帯域レシーバでは拒否(無視)されます。

Q. オンエアで転送中の情報は傍受されますか。

WLAN では 2 重の保護でセキュリティが強化されます。ハードウェア側には、直接拡散方式のテクノロジーと同様に、スクランブリングというセキュリティ機能が備わっています。ソフトウェア側では、WLAN シリーズで提供されるさまざまなワイヤレス セキュリティ手段によって、セキュリティとアクセス コントロールが強化されます。ユーザは、ニーズに応じて設定できます。

Q. シスコのワイヤレス製品はファイルとプリンタの共有をサポートしますか。

シスコのワイヤレス製品は、LAN 製品と同じ機能を実行します。そのため、シスコのワイヤレス製品は、NetWare、Windows NT/2000、またはその他の LAN オペレーティング システムと連携して、プリンタやファイルの共有をサポートできます。

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トラブルシューティングおよびヘルプ

WAP4410N PoE 対応ワイヤレス N アクセス ポイント 72

A

Q. WEP とは何ですか。

WEP は Wired Equivalent Privacy(有線と同等のプライバシー)の略称で、IEEE 802.11

規格で定められているように、40 ビットの共有キー アルゴリズムに基づく、データ プライバシー メカニズムです。

Q. MAC アドレスとは何ですか。

Media Access Control(MAC; 媒体アクセス制御)アドレスは、製造元がネットワーク アダプタなどのイーサネット ネットワーク デバイスに割り当てる一意の番号です。ネットワークでは、この番号を使用して、ハードウェア レベルでそのデバイスを識別します。この番号は通常、永続的です。コンピュータがネットワークにログオンするたびに変わる IP アドレスとは異なり、デバイスの MAC アドレスは変わらないため、ネットワーク上での貴重な識別子となります。

Q. 干渉を防ぐにはどうしたらよいですか。

複数のアクセス ポイントを、同じチャネルで、互いに近接させて使用すると、干渉が生じます。複数のアクセス ポイントを使用する場合は、それぞれ異なるチャネル(周波数)で使用するようにしてください。

Q. アクセス ポイントのリセット方法を教えてください。

アクセス ポイントの背面にある [RESET] ボタンを 10 秒程度押します。これにより、デフォルト設定にリセットされます。

Q. 信号損失の問題は、どのように解決できますか。

テストしない限り、ワイヤレス ネットワークの正確な範囲を知ることはできません。アクセス ポイントとワイヤレス コンピュータの間に置かれた障害物によって、信号損失が生じます。鉛枠ガラス、金属、コンクリートの床、水、壁などによって、信号が妨げられ、ワイヤレス ネットワークの範囲が狭まります。まず、アクセス ポイントとワイヤレス コンピュータを同じ部屋の中に置き、少しずつ離しながら、カバーされる最大範囲を確認してください。

異なるチャネルを使用することで、1 つのチャネルだけに影響する干渉を排除できることもあります。また、アクセス ポイントの Web ベースのユーティリティを開き、[ワイヤレス ] >

[詳細設定 ] をクリックして、出力が 100% に設定されていることを確認してください。

Q. アクセス ポイントはファイアウォールとして機能しますか。

いいえ。アクセス ポイントは、有線イーサネットからワイヤレス クライアントへのブリッジに過ぎません。

Q. 信号強度は十分ですが、ネットワークを認識できません。

WEP や WPA などのワイヤレス セキュリティが、アクセス ポイントでは有効になっているが、ワイヤレス アダプタでは有効になっていない可能性があります。また、その逆である可能性もあります。ワイヤレス ネットワーク内のすべてのデバイスが同じワイヤレス セキュリティ設定を使用しているかどうかを確認してください。

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トラブルシューティングおよびヘルプ

WAP4410N PoE 対応ワイヤレス N アクセス ポイント 73

A

Q. アクセス ポイントは最大で何人のユーザに対応できますか。

最大で 63 人のユーザに対応できますが、データの量によって異なります。多くのユーザが大量のネットワーク トラフィックを送受信する場合は、対応できる人数が減ることもあります。

Q. 複数の WAP4410N アクセス ポイントを同じ構成にするにはどうしたらよいですか。

ステップ 1 1 つのアクセス ポイントを構成してから、そのコンフィギュレーション ファイルを Web ページを使用して保存します。

ステップ 2 テキスト エディタを使用して、コンフィギュレーション ファイル内のコマンド「secret_shown=1」を「secret_shown=0」に変更し、そのファイルを保存します。

ステップ 3 このファイルを、アクセス ポイントの Web ページを使用してアクセス ポイントに復元し、そのコンフィギュレーションを AP_Config.cfg という名前で保存します。

この時点で、すべてのキーとパスワードがクリア テキストで表示されます。

ステップ 4 他のアクセス ポイントの Web ページを使用して、それらのアクセス ポイントで AP_config.cfg ファイルを復元します。

Windows ヘルプ

ほぼすべてのワイヤレス製品で、Microsoft Windows が必要です。Windows は世界で最も使用されているオペレーティング システムであり、ネットワーク設定を容易にする多くの機能が備わっています。それらの機能には Windows ヘルプを利用してアクセスでき、この付録でも説明しています。

TCP/IP

コンピュータがアクセス ポイントと通信できるようにするには、TCP/IP を有効にする必要があります。TCP/IP は、ネットワーク経由の通信を可能にするためにすべてのコンピュータが従う必要がある、一連の指示(プロトコル)です。これは、ワイヤレス ネットワークでも同様です。TCP/IP を有効にしないと、コンピュータでワイヤレス ネットワークを使用できません。Windows ヘルプには、TCP/IP を有効にする手順が記載されています。

共有リソース

ネットワークを介してプリンタ、フォルダ、またはファイルを共有する場合は、共有リソースを使用する手順が Windows ヘルプに記載されています。

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トラブルシューティングおよびヘルプ

WAP4410N PoE 対応ワイヤレス N アクセス ポイント 74

A

ネットワーク コンピュータ /マイ ネットワーク

ネットワーク上の他のコンピュータは、[ネットワーク コンピュータ ] または [マイ ネットワーク ] に表示されます(どちらに表示されるかは、使用している Windows のバージョンによります)。Windows ヘルプには、ネットワークにコンピュータを追加する手順が記載されています。

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B

WAP4410N PoE 対応ワイヤレス N アクセス ポイント 75

ワイヤレス セキュリティ

ここでは、ワイヤレス ネットワークの設定または使用時に注意する必要がある安全上の対策について示します。

セキュリティ対策

ユーザは、ワイヤレス ネットワークを保護するために次のセキュリティ対策をとる必要があります。

• デフォルトの SSID を変更する。

• SSID ブロードキャストを無効にする。

• 管理者アカウントのデフォルトのパスワードを変更する。

• SSID を定期的に変更する。

• できるだけ強力な暗号化アルゴリズムを使用する。

可能な場合は WPA を使用してください。

(注) できるだけ強力な暗号化アルゴリズムを使用すると、ネットワークのパフォーマンスが低下することがあります。

• WEP 暗号化キーを定期的に変更する。

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ワイヤレス セキュリティ

WAP4410N PoE 対応ワイヤレス N アクセス ポイント 76

B

ネットワークの保護

ワイヤレス ネットワークは簡単に検出されてしまいます。ハッカーは、ワイヤレス ネットワーク製品がワイヤレス ネットワークに参加する際にまず「ビーコン メッセージ」をリッスンするということを理解しています。これらのメッセージには、ネットワークの Service Set

Identifier(SSID)など、ネットワーク情報の多くが含まれていますが、簡単に復号化されてしまいます。

次に、ネットワークを保護するための対策措置について説明します。

• 管理者のパスワードを定期的に変更する。

すべてのワイヤレス ネットワーク デバイスは、ネットワーク設定(SSID、WEP キーなど)をそのファームウェアに保存します。

ネットワーク設定を変更できるのは、ネットワーク管理者だけです。ハッカーが管理者のパスワードを入手した場合、そのハッカーもネットワーク設定を変更できてしまいます。これを防ぐため、ハッカーが情報を入手しにくくする必要があります。管理者のパスワードを定期的に変更してください。

• SSID を保護する。

次の手順に従って SSID を保護します。

- SSID ブロードキャストを無効にする。

大部分のワイヤレス ネットワーク デバイスには、SSID をブロードキャストするオプションがあります。このオプションを使用すると便利な場合もありますが、有効にすると、誰でもそのワイヤレス ネットワークにログインできます。ハッカーも例外ではありません。これを防ぐため、SSID はブロードキャストしないでください。

- SSID を一意にする。

ワイヤレス ネットワーク製品には、工場出荷時に設定されたデフォルトの SSIDがあります。ハッカーはこれらのデフォルト設定を知っており、これでネットワークをチェックできます。これを防ぐため、SSID を、自分の会社や使用するネットワーク製品に関連していない、一意の名前に変更してください。

- SSID を頻繁に変更する。

SSID を定期的に変更すると、ワイヤレス ネットワークへのアクセス手段を入手したハッカーが、その手段を使用できずに侵入を一からやり直さなくてはならなくなります。

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ワイヤレス セキュリティ

WAP4410N PoE 対応ワイヤレス N アクセス ポイント 77

B

• MAC アドレス。

MAC アドレスのフィルタリングを有効にします。MAC アドレスのフィルタリングを有効にすると、特定の MAC アドレスを持つワイヤレス ノードだけがアクセスできるようになります。それにより、ハッカーがランダムな MAC アドレスを使用してネットワークにアクセスすることが難しくなります。

• WEP 暗号化。

WEP は、ワイヤレス セキュリティの問題を解決する万能策と考えられがちですが、これは WEP の能力を過大評価するものです。WEP もまた、ハッカーの作業をより困難にするためのセキュリティ手段に過ぎません。

WEP の能力を最大限に活用する、いくつかの方法があります。

- 可能な限り強力な暗号化を使用する。

- 「共有キー」認証を使用する。

- WEP キーを定期的に変更する。

• WPA/WPA2 Personal。

WPA-Personal および WPA2-Personal では、動的暗号キーを使用した、TKIP とAES という 2 つの暗号化方法が提供されます。

• WPA /WPA2 Enterprise。

WPA-Enterprise および WPA2-Enterprise オプションを使用するには、認証のための RADIUS サーバがネットワークに置かれている必要があります。

WPA/WPA2 で暗号化されたネットワークは、WEP で暗号化されたネットワークよりもセキュリティが強化されます。これは、WPA/WPA2 では動的なキーの暗号化が使用されるためです。電波で伝送される情報を保護するには、最高レベルの保護セキュリティを有効にする必要があります。

暗号化を実装するとネットワークのパフォーマンスが低下する可能性がありますが、ネットワークを介して機密データを転送する場合は、暗号化を使用する必要があります。

!注意: ワイヤレス ネットワークのすべてのデバイスが必ず同じ暗号化方法と暗号化キーを使用するようにしてください。同じ暗号化方法と暗号化キーを使用しないと、ワイヤレス ネットワークが適切に機能しません。

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C

WAP4410N PoE 対応ワイヤレス N アクセス ポイント 78

ファームウェアのアップグレード

[各種管理 ] > [ファームウェアのアップグレード ] ページでは、アクセス ポイントのファームウェアをアップグレードできます。

!注意 アクセス ポイントに問題が発生しているか、新しいファームウェアの機能を使用する必要が

ある場合を除いて、ファームウェアはアップグレードしないでください。

!注意 ファームウェアをアップグレードすると、すべてのカスタム設定が削除されます。

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ファームウェアのアップグレード

WAP4410N PoE 対応ワイヤレス N アクセス ポイント 79

C

アクセス ポイントのファームウェアをアップグレードするには、次の手順に従います。

ステップ 1 アクセス ポイントのコンフィギュレーション設定をバックアップします(「アクセス ポイントのコンフィギュレーションの管理」(P.61)を参照)。

ステップ 2 アクセス ポイントのファームウェアをアップグレードします。

a. ファームウェアのアップグレード ファイルを次のサイトからダウンロードします。

www.cisco.com/jp/go/sb

b. ファームウェア アップグレード ファイルを展開します。

c. [各種管理 ] > [ファームウェアのアップグレード ] をクリックします。

d. [ファイル ] フィールドで、ファームウェア アップグレード ファイルの場所を入力するか、[参照 ] ボタンをクリックしてファイルを検索します。

e. [アップグレード ] をクリックし、画面に表示される指示に従います。

ステップ 3 すべてのカスタム コンフィギュレーション設定を再入力します。

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D

WAP4410N PoE 対応ワイヤレス N アクセス ポイント 80

仕様

ここでは、Cisco WAP4410N PoE 対応ワイヤレス N アクセス ポイントの詳細な仕様を示します。

WAP4410N の仕様

モデル WAP4410N

標準規格 ドラフト IEEE802.11n、IEEE802.11g、IEEE802.11b、IEEE802.3、IEEE802.3u、IEEE802.3af(Power Over Ethernet)、802.1x(セキュリティ認証)、802.11i Security WPA/WPA2、WMM

ポート イーサネット、電源

ボタン [RESET]

ケーブル タイプ UTP Cat 5e 以上LED [POWER]、[ETHERNET]、[WIRELESS]、[PoE]

オペレーティング システム Linux

Web UI ブラウザを使用したコンフィギュレーション用の、組み込みの Web UI(HTTP/HTTPS)

SNMP のバージョン バージョン 1 および 2c

イベント ログ E メールのログ、リモート Syslog

F/W の Web アップグレード Web ブラウザを使用してファームウェアをアップグレード可能

診断および Flash Flash、RAM、LAN、WLAN

DHCP DHCP クライアント

HTTP リダイレクト 最初のユーザ アクセスを外部 Web サーバにリダイレクトして、会社のロゴ、またはネットワーク使用ポリシーを表示

IPv6 ホスト IPv6 を介したアクセス ポイントの管理と制御をサポート。RFC2460 (IPv6 プロトコル)および RFC4294 (IPv6 ノード要件)をサポート

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仕様

WAP4410N PoE 対応ワイヤレス N アクセス ポイント 81

D

マルチ BSSID 最大で 4 つの BSSID をサポートし、複数の仮想アクセス ポイントの作成が可能

VLAN 802.1q をサポート(最大で 4 つの VLAN)

SSID から VLAN へのマッピング

SSID から VLAN へのマッピングをサポートして、ワイヤレス ドメインと有線ドメインでワークグループを安全に分離

802.1x サプリカント イーサネット ポートで 802.1x サプリカントをサポートするため、AP がネットワークに対して AP 自体を認証可能

スパニング ツリー 分散システムで冗長リンクとして WDS リンクを使用する際にループを防ぐため、802.1d スパニング ツリー プロトコルをサポート

動作モード アクセス ポイント モード、ポイントツーポイントのブリッジ モード、ポイントツーマルチポイントのブリッジ モード、リピータ モード、ワイヤレス クライアント モード

ロード バランシング ユーザ定義の CPU 使用率で帯域幅を制御可能

自動チャネル選択 ブート時に、最も輻輳の少ないチャネルを AP が選択802.11d 802.11d 規制ドメインのサポートにより、クライアントが

規制ドメインを移動する際に、クライアント アクセスが容易になるように AP がクライアント デバイスの無線チャネルを設定

WEP/WPA/WPA2 WEP 64 ビット /128 ビット、WPA-TKIP、WPA2-AES、WPA-Enterprise、および WPA2-Enterprise

アクセス コントロール ワイヤレス接続制御:MAC ベース

SSID ブロードキャスト SSID ブロードキャストの有効化 /無効化

クライアントの分離 SSID 間でのワイヤレス クライアントの分離をサポート802.1x ワイヤレス クライアントを IEEE 802.1x で認証可能

802.1x サプリカント イーサネット ポートで 802.1x サプリカントをサポートするため、AP がネットワークに対して AP 自体を認証可能

Radius サーバ 冗長化のため、最大で 2 台の Radius サーバを構成可能WPS ワイヤレス ネットワークを簡単かつ安全に設定するための

Wi-Fi Alliance 規格、Wi-Fi Protected Setup(WPS)をサポート

不正 AP の検出 既知のアクセス ポイントとして分類されていない新しいアクセス ポイントを検出し、不正アクセス ポイントとしてログに記録。これにより、管理者はネットワーク内で未許可のデバイスを制御可能

WAP4410N の仕様 (続き)

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仕様

WAP4410N PoE 対応ワイヤレス N アクセス ポイント 82

D

QoS 4 キュー、802.1p VLAN プライオリティ、WMM Wireless プライオリティ、802.1p プライオリティの WMM プライオリティへのマッピングにより、エンドツーエンドの QoS を維持

スペクトル /変調 無線および変調の種類:802.11b/DSSS、11g/OFDM、11n/MIMO-OFDM

チャネル 動作チャネル:北米 11、大部分のヨーロッパ諸国(ETSI および日本) 13

内部アンテナ なし

外部アンテナ 3 本(全方向性)

送信電力 FCC の場合の通常温度範囲での送信電力:

11b:16 dBm@1 TX、19 dBm@2 TX、20.5 dbm@3 TX

11g:13 dBm@1 TX、16 dBm@2 TX、19 dbm@3 TX

11n:20 dBm@MCSO~4/8~12、18 dBm@MCS5/13、14 dBm@MCS6/14、12 dBm@MCS7/15

ETSI の場合の通常温度範囲での送信電力:

11b/g/n:18.5 dBm

アンテナ ゲイン(dBi) 2

レシーバ感度 11.n:300 Mbps@ -69 dBm、11.g:54 Mbps@ -73 dBm、11.b:11 Mbps@ -88 dBm

デバイスの寸法 170x170x40.7 mm(6.69x6.69x1.60 インチ)

0.39 Kg (0.86 lbs)

電源 12 V 1 A DC 入力、および IEEE802.3af 準拠の PoE。最大消費電力は 10.1 ワット

適合認定 CC、CE、IC

動作温度 0 ~ 40℃(32 ~ 104° F)

保管温度 -20 ~ 70℃(-4 ~ 158° F)

動作湿度 10 ~ 85%、結露なきこと

保管湿度 5 ~ 90%、結露なきこと

WAP4410N の仕様 (続き)

Page 92: Cisco Small Business WAP4410N PoE N...WAP4410N PoE 対応ワイヤレス N アクセス ポイント iii 目 次 このマニュアルについて vi 対象読者 vi マニュアルの構成

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WAP4410N PoE 対応ワイヤレス N アクセス ポイント 83

関連情報

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接続ケーブル、電源コード、ACアダプタなどの部品は、必ず添付品または指定品をご使用ください。添付品・指定品以外の部品をご使用になると故障や動作不良、火災の原因になります。また、電気用品安全法により、当該法の認定(PSEとコードに表記)ではなくUL認定(ULまたはCSAマークがコードに表記)の電源ケーブルは弊社が指定する製品以外の電気機器には使用できないためご注意ください。

 この装置は、クラスB情報技術装置です。この装置は、家庭環境で使用することを目的としていますが、この装置がラジオやテレビジョン受像機に近接して使用されると、受信障害を引き起こすことがあります。 取扱説明書に従って正しい取り扱いをして下さい。 VCCI-B

この機器の使用周波数帯では、電子レンジ等の産業・科学・医療用機器のほか工場の製造ライン等で使用されている移動体識別用の構内無線局(免許を要する無線局)及び特定小電力無線局(免許を要しない無線局)並びにアマチュア無線局(免許を要する無線局)が運用されています。1 この機器を使用する前に、近くで移動体識別用の構内無線局及び特定小電力無線局並びにアマチュア無線局が運用されていないことを確認してください。2 万一、この機器から移動体識別用の構内無線局に対して有害な電波干渉の事例が発生した場合には、速やかに使用周波数を変更するか又は電波の発射を停止した上、下記連絡先にご連絡頂き、混信回避のための処置等(例えば、パーティションの設置など)について相談してください。3 その他、この機器から移動体識別用の特定小電力無線局あるいはアマチュア無線局に対して有害な電波干渉の事例が発生した場合など何かお困りのことが起きたときは、次のURLにあります弊社連絡先までお問い合わせください。

弊社ホームページURL: http://www.cisco.com/jp/