無酸素的過程（１）

∴ ATPATPATPATPに比べると、筋内にはPCrPCrPCrPCrは比較的多く貯蔵されているが（ATPの４倍程度）、それでもこのエネルギー系では全力運動で約10秒間程度のエネルギー供給に過ぎない。

ATP ⇄ ADP ++++ Pi + energy → 筋収縮PCr → Pi ++++ Cr ++++ energy → ATP再合成　　　（Lohmann Reaction)

ATP-PCr 系（非乳酸性機構）

無酸素的過程（２）

∴この過程では、ATP再合成とともに中間代謝産物である乳酸（筋疲労の原因?）を生成してしまうので、このエネルギー系では筋収縮が長く持続できない（約1 分程度）。

Glycogen (Glucose) Glycogen (Glucose) Glycogen (Glucose) Glycogen (Glucose) →→→→ Lactic Acid ( Lactic Acid ( Lactic Acid ( Lactic Acid (乳酸乳酸乳酸乳酸))))↓

ADP + Pi ADP + Pi ADP + Pi ADP + Pi →→→→ ATP ATP ATP ATP →→→→ ADP + Pi + energy ADP + Pi + energy ADP + Pi + energy ADP + Pi + energy↓

筋収縮　　　　　　(Glycolysis or Anaerobic Gycolysis）

乳酸系（乳酸性機構）

Oxygen Debt

『運動中に生成された乳酸を酸化するために、回復期にそのための酸素を消費し、その総量を酸素負債（酸素負債（酸素負債（酸素負債（

Hill A.V. (1924)

））））と名付けた』

Oxygen Debt

『回復期に消費された酸素は乳酸の酸化の成分だけではない』

乳酸性負債乳酸性負債乳酸性負債乳酸性負債　乳酸の酸化とグリコーゲンの再合成

非乳酸性負債非乳酸性負債非乳酸性負債非乳酸性負債　消費した

Margaria R.

とPCr の再補償（償還）O2 store

有酸素的過程

炭水化物 + 脂肪+ O2 → TCATCATCATCA 回路回路回路回路 → 呼吸鎖呼吸鎖呼吸鎖呼吸鎖 → H2O + CO2

↓ ADP + Pi ADP + Pi ADP + Pi ADP + Pi →→→→ ATP ATP ATP ATP →→→→ ADP + Pi + energy ADP + Pi + energy ADP + Pi + energy ADP + Pi + energy

↓筋収縮

∴この系によるエネルギー発動には多少時間を要するが、筋への酸素供給がある限り、エネルギーを供給することが可能である。

有酸素系

エネルギー発生機構の特徴

(Schantz

ミオシン

, 1988)

染色ATP-ase

筋線維分類

筋線維の収縮・代謝特性の比較

筋線維動員パターンの模式図

(Wilmore & Costill, 1994)