chef を使用した azure の構成管理...vm拡張機能による展開...

Microsoft Azure自習書シリーズ

Chef を使用した Azure の構成管理

この自習書では、オープンソースの構成管理ツール Chefを使用し、Azure仮想マシンの構成の自動化

と Azure管理の自動化をおこなう手順をハンズオン形式で学習体験します。

発行日 : 2016年 1月 15日

Microsoft Azure 自習書シリーズ ― Chef を使用した Azure の構成管理

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更新履歴

版数発行日更新履歴

第 1版 2016年 1月 15日初版発行


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目次

1. はじめに ....................................................................................................................................................................................... 4

2. 概要 ................................................................................................................................................................................................. 5

3. 実習環境の準備 ........................................................................................................................................................................ 11

4. ホステッド Chefサーバーのサインアップ ................................................................................................................... 13

5. Chefワークステーションの作成 ....................................................................................................................................... 17

6. （オプション）Git for Windowsによる Chefのバージョン管理 ....................................................................... 25

7. Cookbookの作成 ..................................................................................................................................................................... 30

8. Chefによる Azure仮想マシンの構成の自動化 ........................................................................................................... 35

9. VM拡張機能による Chef クライアントのインストール ......................................................................................... 45

10. Knife Azureによる Azureの管理の自動化 .................................................................................................................. 50

11. リソースグループの削除 ................................................................................................................................................... 58

12. Microsoft Azureに関する情報の入手元 ....................................................................................................................... 60

13. Microsoft Azureのお問合せ .............................................................................................................................................. 62


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1. はじめに

本自習書をご利用いただきありがとうございます。この自習書では、オープンソースの構成管理ツ

ール Chefを使用し、Azure仮想マシンの構成の自動化と Azure管理の自動化をおこなう手順をハンズ

オン形式で学習体験します。

自習書において、あなたは Adventure Works Cycles社（AW社）に勤めている IT管理者です。AW

社は、架空の大規模な多国籍製造企業です。この企業は、北米、ヨーロッパ、およびアジアのマーケ

ットを対象に、金属製自転車やカーボン製自転車の製造および販売を行っています。従業員 290 人の

米国ワシントン州ボセルの拠点に加え、自社のマーケット基盤全体にわたって複数の地域販売チーム

を配置しています。

あなたのミッションは、Azure仮想マシンの作成と構成を自動化することです。複数の Azure仮想マ

シンに IISをインストールし、Webコンテンツを展開する必要があります。今回は、オープンソースの

構成管理ツール Chefを使用し、適切な自動化方法を調査します。


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2. 概要

Chef（シェフ）は、Chef Software Inc（旧 Opscode）が開発し、オープンソースとして公開している

構成管理ツールです。Chefを利用することで、複数の PCの展開や構成を自動化することができ、コス

トを抑えつつ、インフラストラクチャの構築や拡張を実現できます。

ワンポイント

Chefの詳細については、Chef Software IncのWebサイト（https://www.chef.io/）をご確認くださ

い。

Chefは、Chefサーバー、Chefクライアント、Chefワークステーションの 3つのコンポーネントか

ら構成されたクライアント・サーバー型シテスムです。

●Chef サーバー


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Chefサーバーは Chefの管理サーバーです。Cookbookなどの構成情報を集中管理します。また、

Webベースの管理ツールや Chefを操作するための REST APIを提供します。

●Chef ワークステーション

Chef DK（Chef開発キット）をインストールした管理用の PCです。管理には、コマンドラインツー

ルの knifeを使用します。

●Chef クライアント

Chefの管理対象の PCに常駐するエージェントです。Chefクライアントは、定期的に Chefサーバー

へポーリングして、最新の Recipeを問い合わせます。

Chefでは「料理」をイメージさせる独特の用語を使用します。ここでは、本自習書を学習する上で

必要な基本キーワードを紹介します。

●Recipe（レシピ）

Chefクライアントを構成するためのスクリプト（拡張子 .rb）です。スクリプトは独自言語ではな

く、Rubyで記述します。

●Cookbook（クックブック）

複数の Recipeを Cookbookにまとめることができます。また、Recipe以外にも、Cookbookには変

数の定義である Attribute（アトリビュート）や具体的な操作（命令）である Resource（リソース）な

どを含めることができます。

ワンポイント

Chef Supermarket（https://supermarket.chef.io/）では、コミュニティによるMicrosoft Azureに対

応した Cookbookが多く共有されています。

●Repository（リポジトリ）


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Chefワークステーションで Cookbookなどを格納するディレクトリのことで、「Kitchen（キッチ

ン）」とも呼ばれます。一般的にリポジトリは、Gitを利用し、バージョン管理をおこないます。

●Knife（ナイフ）

Recipeの作成や Chefを管理するためのコマンドラインツールです。Chefワークステーションから

操作します。

Chefサーバーは Chefの管理サーバーです。Cookbookなどの構成情報を集中管理します。また、

Webベースの管理コンソールや Chefを操作するための REST APIを提供します。Chefサーバーの導入

形態には、次のオンプレミス型とクラウド型があります。

●オンプレミス型

社内に Chefサーバーを構築します。Chefサーバーは、Red Hat Enterprise Linux または Ubuntu

Serverにインストール可能です。

ワンポイント

Chefサーバーを Azure仮想マシンで構築することもできます。Microsoft AzureのMarketplaceに

は、Chef Software Inc が提供する Chefサーバーの OSメイージが用意されています。

●クラウド型

Chef Software Incが提供するクラウド型の Chefサーバーで、「ホステッド Chefサーバー」と呼ばれ

ます。ホステッド Chefサーバーは、最大 5ノードまで無償で利用することができます。


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Chefワークステーションは、Webサイト（http://downloads.chef.io/chef-dk/）よりダウンロードした

Chef DK（Chef開発キット）をインストールした PCです。Chefワークステーションでは、Knifeを使用

し、Recipeの開発やインフラストラクチャの管理をおこないます。

ワンポイント

Chefワークステーションを Azure仮想マシンで構築することもできます。

Chefの管理対象の PCに常駐するエージェントです。Chefクライアントがインストールされた PC

は「Chefノード」と呼ばれます。Chefクライアントは、定期的に Chefサーバーへポーリングして、

最新の Recipeを問い合わせます。Chefクライアントは、物理マシンおよび仮想マシンに対応していま

す。Azure仮想マシンに Chefクライアントをインストールする場合、次の 3つの方法があります。

●Bootstrap による展開

Chefの Bootstrap機能により、Azure仮想マシンに Chefクライアントをリモートインストールでき

ます。既存の Azure仮想マシンには、この方法で Chefクライアントを展開します。

http://downloads.chef.io/chef-dk/


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●VM拡張機能による展開

Azureの仮想マシンの VM拡張機能として、Chefクライアントが用意されています。Azure仮想マシ

ン（クラシック）の新規作成時は、Azure管理ポータルより容易に追加可能です。Azure仮想マシン

（リソースマネージャー）の新規作成時は、ARMテンプレートを使用することで追加可能です。

●Knife Azure による展開

Knifeのプラグインである Knife Azureを使用することで、Azure仮想マシンを新規作成し、同時に

Chefクライアントをインストールすることができます。

Knifeは、Chefを管理するためのコマンドラインツールです。Knifeは特徴として各種のプラグイン

を追加することで、さまざまな製品やサービスを操作することができます。

Knifeプラグインの 1つである Knife Azureを使用すれば、Azure仮想マシンの作成や開始やシャット

ダウン、削除までの一連の操作を自動化することができます。Knife Azureを使用するには、Chefワー

クステーションで次の手順を実行します。

（ 1）「gem install knife-azure」を実行し、Knife Azureをインストールします。

ワンポイント

Windowsを操作する Knifeプラグインをインストールするには、「gem install knife-windows」を

実行します。

（ 2）Azureサブスクリプションファイルを準備します。一般的な方法としては、Azure PowerShellを

インストールして、「Get-AzurePublishingFile」を実行し、Azureサブスクリプションファイルをダウ

ンロードします。

（ 3）knife.rbに「knife[:azure_publish_settings_file] = ‘<Azureサブスクリプションファイルパス>’」

を追記します。


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ワンポイント

Knife Azureの詳細については、GitHubの Knife Azureページ（https://github.com/chef/knife-

azure）を参照してください。


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3. 実習環境の準備

この自習書の手順は、次の実習環境を準備することで、実際に試すことができ、理解を深めることが

できます。

●実習用 PC

Windows 10などの自由に操作可能なWindowsコンピューター（物理コンピューター）が 1台必要で

す。主にWebブラウザーの Internet Explorerを使用します。

●インターネット接続

実習用 PC は、インターネットに接続されている必要があります。企業内で実習をおこなう場合は特

に注意が必要です。多くの企業のインターネット接続では、ファイアウォールが介在します。その場合

は実習で必要なリモートデスクトップ接続のプロトコルがブロックされていないことを確認する必要

があります。

●Microsoft Azure サブスクリプション

Microsoft Azureサブスクリプションは、Microsoft Azureを使用するための権利です。すでにMicrosoft

Azure サブスクリプションをお持ちの場合は、そのサブスクリプションを利用することができます。ま

だ、 Microsoft Azure サブスクリプションをお持ちでない場合は、実習用に

https://azure.microsoft.com/ja-jp/pricing/free-trial/ より、1 か月間の無料評価版をサインアップし、使

用することができます。

ワンポイント

Microsoft Azureの 1か月間の無料評価版のサインアップには、本人確認のため、電話番号（固定電

話または携帯電話）およびクレジットカードの情報が必要です。なお、無料評価版の利用は 1 回ま

でとなっており、過去すでに利用された方は無料評価版にサインアップいただけません。有償のサブ

スクリプションに切り替えていただきますようお願いいたします。

https://azure.microsoft.com/ja-jp/pricing/free-trial/


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●Microsoft アカウント

Microsoft アカウントは、マイクロソフトが提供するクラウドサービスを利用するための ID です。

Microsoft Azure サブスクリプションの利用権は Microsoft アカウントに割り当てます。Microsoft アカ

ウントは http://www.microsoft.com/ja-jp/msaccount/default.aspx より、無償で登録できます。また、新

しく、Microsoft Azure の 1 か月間の無料評価版のサブスクリプションをサインアップする場合、同時

にMicrosoftアカウントを登録することもできます。

●ホステッド Chefサーバー

Chef Software Inc が提供するクラウド型の Chef サーバーの評価版を使用します。サインアップの方

法は、次の手順で紹介します。

http://www.microsoft.com/ja-jp/msaccount/default.aspx


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4. ホステッド Chef サーバーのサインアップ

次の手順では、ホステッド Chef サーバーのサインアップをおこないます。サインアップ後、

Organization（組織）を作成し、Starter Kit（スターターキット）をダウンロードします。

1. ここからの操作は実習用 PCでおこないます。

2. Internet Explorer で「https:/manage.chef.io/signup/」にアクセスします。

3. ［Stay your free trial of Hosted Chef］が表示されます。次のパラメーターを指定し、［Get Started］

をクリックします。

パラメーター今回の設定

Full Name <あなたの名前（フルネーム）>

Company <あなたの会社名>

Email <あなたの電子メールアドレス>

Username 任意の<Chefユーザー名>

I agree to the Terms of Service and the Master

License and Services Agreement チェック

ワンポイント

［Username］は、Chefで一意な<Chefユーザー名>にする必要があります。もしも、<Chefユーザ

ー名>が使用中の場合は、別の名前を指定してください。

4. ［Thanks for signing up!］が表示されます。

https://manage.chef.io/signup/


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5. <あなたの電子メールアドレス>のメールボックスにアクセスして、メールを受信します。メール

の［Validate your Hosted Chef email address］を開き、本文中のリンクをクリックします。

6. Internet Explorer の［Email Verification Successful］が表示されます。［Password］に任意の<Chef

パスワード>を入力し、［Create User］をクリックします。

7. ［Thank you for using Chef!］が表示されます。［Create New Organization］をクリックします。


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8. ［Create Organization］が表示されます。［Full Name］に「Adventure Works Cycles」、［Short

Name］に任意の<Chef 組織名>を入力し、［Create Organization］をクリックします。

ワンポイント

［Short Name］は、ホステッド Chefで一意な<Chef 組織名>にする必要があります。もしも、<Chef

組織名>が使用中の場合は、別の名前を指定してください。

9. ［Chef Manage］の［Administration］が表示されます。［Download Starter Kit］をクリックしま

す。

10. ［Are you certain?］が表示されます。［Proceed］をクリックします。


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11. <ダウンロード>フォルダーに<chef-starter.zip>を保存します。このファイルが「Chef Starter

Kit」です。

12. 手順で指定した<Chefユーザー名>、<Chefパスワード>、<Chef組織名>をメモします。

Chefユーザー名 :

Chefパスワード :

Chef組織名:


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5. Chef ワークステーションの作成

次の手順では、Azure仮想マシンを作成し、Chefワークステーションとして構成します。Chefワー

クステーションには、Chef DKをインストールし、レポジトリとして Chef Starter Kitをコピーしま

す。


2. Internet Explorer で「https://downloads.chef.io/chef-dk/」にアクセスします。

3. ［Chef Development Kit］が表示されます。画面左の［Windows］をクリックします。

4. 画面右の［Download］をクリックします。

5. <ダウンロード>フォルダーに<chefdk-<バージョン>.msi>を保存します。このファイルが「Chef

Development Kitインストーラー」です。

6. Internet Explorer で「https://portal.azure.com/」にアクセスします。

7. サインイン画面が表示された場合、事前に準備した<Microsoftアカウント>でサインインします。

8. Azure管理ポータルが表示されます。画面左上の［新規］をクリックし、［管理］→［リソースグ

ループ］をクリックします。

https://downloads.chef.io/chef-dk/

https://portal.azure.com/


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9. ［リソースグループ］が表示されます。次のパラメーターを指定し、［作成］をクリックします。

パラメーター説明今回の設定

リソースグループ名リソースグループに付ける任意の名前です。 AW-RG

サブスクリプション使用するサブスクリプションです。 <既定値>

リソースグループの場所リソースグループを作成する場所（データセ

ンターの場所）を選択します。西日本

ダッシュボードにピン留

めする

ダッシュボードにリソースをピン留めしま

す。チェック

10. リソースグループ「AW-RG」が作成されます。画面左上の［新規］をクリックし、［Compute］→

［Windows Server 2012 R2 Datacenter］をクリックします。

11. ［Windows Server 2012 R2 Datacenter］が表示されます。［デプロイモデルの選択］より、［クラ


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シック］を選択し、［作成］をクリックします。

12. ［VMの作成］が表示されます。次のパラメーターを指定し、［作成］をクリックします。


ホスト名仮想マシンに付ける任意の名前です。 ChefWS

ユーザー名管理者のユーザー名です。 awuser

パスワード管理者のパスワードです。 awP@ssw0rd

価格レベル仮想マシンのパフォーマンスを決定します。 Standard_DS1

オプションの構成ネットワーク、ストレージ、診断などのオプ

ションを構成します。 <既定値>

リソースグループ

仮想マシンを格納するリソースグループを選

択します。新規または既存のリソースグルー

プが選択できます。

AW-RG


場所仮想マシンを作成する場所を選択します。西日本


めする


す。チェック

ワンポイント

一連の Microsoft Azure 自習書シリーズでは、管理者のユーザー名は「awadmin」、パスワードは


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「awPa$$w0rd」で統一されていますが、Chefの制約により、「admin」および「$$」の文字が利用で

きないため、本自習書のみ、管理者のユーザー名は「awuser」、パスワードは「awP@ssw0rd」に変更

しています。

13. 仮想マシン「ChefWS」が作成されます。作成には、約 10分かかります。［ChefWS］と［設定］

が表示されるまで待機し、コマンドの［接続］をクリックします。

14. 画面下に［ChefWS.rdpを開くか、または保存しますか？］が表示されます。［ファイルを開く］を

クリックします。

15. ［リモートデスクトップ接続］が表示されます。［接続］をクリックします。

16. ［Windowsセキュリティ］が表示されます。［ユーザー名］に「awuser」、［パスワード］に

「awP@ssw0rd」と指定し、［OK］をクリックします。

17. ［リモートデスクトップ接続］が表示されます。［はい］をクリックします。


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18. ここからの操作は仮想マシン「ChefWS」でおこないます。

19. 画面右に［Networks］が表示されます。［No］をクリックします。

ワンポイント

［Networks］で［Yes］をクリックしたり、デスクトップ画面をクリックして、［Networks］の表示

そのものが消えてしまった場合でも、今回の実習に影響はありません。

20. Windows Server 2012 R2のデスクトップ画面（英語）が表示され［Server Manager］が起動しま

す。

21. タスクバーの［File Explorer］（）をクリックします。

22. File Explorerが起動します。［View］をクリックし、［File name extensions］をチェックします。


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23. 実習用 PCの<ダウンロード>フォルダーの<chef-starter.zip>と<chefdk-<バージョン>.msi>を仮想

マシン「ChefWS」のデスクトップ画面にコピーします。

ワンポイント

物理 PCと Azure 仮想マシン間のファイルのコピーは、ファイルの［コピー］と［貼り付け］メニ

ューで簡単におこなうことができます。

24. デスクトップ画面の<chefdk-<バージョン>.msi>をダブルクリックします。

25. ［Chef Development Kit Setup］の［Welcome to the Chef Development Kit Setup Wizard］が表示

されます。［Next］をクリックします。

26. ［End-User License Agreement］が表示されます。［I accept the terms in the License Agreement］

をチェックし、［Next］をクリックします。


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27. ［Custom Setup］が表示されます。［Next］をクリックします。

28. ［Ready to install Chef Development Kit］が表示されます。［Install］をクリックします。

29. Chef Development Kitがインストールされます。インストールが完了すると［Completed the Chef

Development Kit Setup Wizard］が表示されます。［Finish］をクリックします。

30. デスクトップ画面の<chef-starter.zip>をダブルクリックします。

31. <chef-starter.zip>フォルダーが表示されます。フォルダー内の<chef-repo>フォルダーを<C:¥>に

コピーします。


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6. （オプション）Git for Windows による Chef のバージョン管理

次の手順では、Chefワークステーションに Git for Windowsをインストールし、レポジトリである

<C:¥chef-repo>フォルダーを Gitでバージョン管理します。なお、この手順はオプションです。

1. ここからの手順は、実習用 PCでおこないます。

2. Internet Explorer で「https://git-for-windows.github.io/」にアクセスします。

3. ［git for windows］が表示されます。画面右の［Download］をクリックします。

4. <ダウンロード>フォルダーに<Git-<バージョン>.exe>を保存します。このファイルが「Git for

Windowsインストーラー」です。


6. 実習用 PCの<ダウンロード>フォルダーの<Git-<バージョン>.exe>を仮想マシン「ChefWS」のデ

スクトップ画面にコピーします。

7. デスクトップ画面の<Git-<バージョン>.exe>をダブルクリックします。

8. ［Git Setup］の［Welcome to the Git Setup Wizard］が表示されます。［Next］をクリックしま

す。

https://git-for-windows.github.io/


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9. ［Information］が表示されます。［Next］をクリックします。

10. ［Select Destination Location］が表示されます。［Next］をクリックします。

11. ［Select Components］が表示されます。［Next］をクリックします。

12. ［Select Start Menu Folder］が表示されます。［Next］をクリックします。


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13. ［Adjusting your PATH environment］が表示されます。［Use Git from the Windows Command

Prompt］を選択し、［Next］をクリックします。

14. ［Configuring the line ending conversions］が表示されます。［Next］をクリックします。

15. ［Configuring the terminal emulator to use with Git Bash］が表示されます。［Use

Windows‘ default console window］を選択し、［Next］をクリックします。


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16. ［Configuring experimental performance tweaks］が表示されます。［Next］をクリックします。

17. Git for Windowsがインストールされます。インストールが完了すると［Completing the Git Setup

Wizard］が表示されます。［View ReleaseNotes.html］のチェックを外し、［Finish］をクリックし

ます。

18. デスクトップ画面の［Chef Development Kit］をダブルクリックします。

19. ［Chef Development Kit］プロンプトが表示されます。次のコマンドを実行し、<C:¥chef-repo>フ

ォルダーを Gitで管理します。

cd C:¥chef-repo

git config --global user.email “<あなたのメールアドレス>”

git config --global user.name “<あなたの名前>”

git init

git add *


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git commit –m “default chef”

ワンポイント

自習書の文章ファイルのコマンドをコピーし、実機のコマンドプロンプトに貼り付けて実行する

と、Unicode文字列が含まれるため、正しく動作しないことがあります。コマンドは手入力してくだ

さい。


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7. Cookbook の作成

次の手順では、Chefの Cookbook「iis-install」を作成し、Cookbook内に Recipeを追加します。

Recipeでは、IISのインストールをおこない、カスタムの「hello.htm」をコピーします。


2. ［Server Manager］の画面左の［Local Server］をクリックし、画面右の［IE Enhanced Security

Configuration］の［On］をクリックします。

3. ［Internet Explorer Enhanced Security Configuration］が表示されます。［Administrators］の

［Off］を選択し、［OK］をクリックします。

4. <C:¥chef-repo¥.chef¥knife.rb>で右クリックし、［Open with］をクリックします。


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5. ［Windows can’t open this type of file(.rd.)］が表示されます。［Try an app on this PC］をクリック

します。

6. ［How do you want to open this file?］が表示されます。［Internet Explorer］をクリックします。

7. Internet Explorer が起動し、［Set up Internet Explorer 11］が表示されます。［Use recommended

security and compatibility settings］を選択し、［OK］をクリックします。

8. ［c:¥chef-repo¥.chef¥knife.rb］が表示されます。画面右上の［Tools］（）をクリックし、

［File］→［Save as］をクリックします。


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9. ［Save Webpage］が表示されます。［Save as type］から［Text File(*.txt)］を選択し、デスクトッ

プ画面に<knife.rb.txt>として保存します。

ワンポイント

Startner Kitに含まれる<knife.rb>の改行コードは Linux標準の LFのため、そのままWindowsのメ

モ帳で開くと見づらくなります。いったん、Internet Explorer で<knife.rb>を開き、保存し直すこと

で、Windows 標準の CRLF に変換します。なお、Chef は、どちらの改行コードでも正しく動作しま

す。

10. Internet Explorer を閉じます。

11. デスクトップ画面の<knife.rb.txt>の名前を<knife.rb>に変更し、<C:¥chef-repo¥.chef>フォルダー

の同名のファイルを上書きします。

12. ［Chef Development Kit］プロンプトでカレントディレクトリが「C:¥chef-repo」であることを確

認し、次のコマンドを実行して Cookbook「iis-install」を作成します。

knife cookbook create iis-install


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ワンポイント

Knifeコマンドを正しく動作させるには、カレントディレクトリが重要です。カレントディレクト

リが、別のパスの場合、先に「cd C:¥chef-repo」を実行し、カレントディレクトリを「C:¥chef-

repo」に変更してください。

13. メモ帳で<C:¥chef-repo¥cookbooks¥iis-install¥recipes¥default.rb>を開き、次のように編集して保

存します。

powershell_script 'Install IIS' do

action :run

code 'add-windowsfeature Web-Server'

end

service 'w3svc' do

action [ :enable, :start ]

end

cookbook_file 'c:¥inetpub¥wwwroot¥hello.htm' do

source 'hello.htm'

rights :read, 'Everyone'

end

14. メモ帳で<C:¥chef-repo¥cookbooks¥iis-install¥files¥default¥hello.htm>を新規作成し、次のように

編集して保存します。


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<html>

<body>

<h1>Hello Chef!</h1>

</body>

</html>

ワンポイント

<hello.htm>は<hello.htm.txt>にならないように注意してください。

15. ［Chef Development Kit］プロンプトで、カレントディレクトリが「C:¥chef-repo」であることを

確認し、次のコマンドを実行して、Cookbook「iis-install」を Chefサーバーへアップロードしま

す。

knife cookbook upload iis-install


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8. Chef による Azure仮想マシンの構成の自動化

次の手順では、Azure仮想マシン「Web01」に Chefの Bootstrap機能を利用して、Chefクライアン

トをリモートインストールします。また、Recipeを割り当てて、自動的に IISをインストールします。


2. Azure管理ポータルの画面左上の［新規］をクリックし、［Compute］→［Windows Server 2012

R2 Datacenter］をクリックします。



4. ［VMの作成］が表示されます。次のパラメーターを指定し、［作成］をクリックします。


ホスト名仮想マシンに付ける任意の名前です。 Web01





ションを構成します。 <既定値>

リソースグループ仮想マシンを格納するリソースグループを選 AW-RG


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めする


す。チェック

5. 仮想マシン「Web01」が作成されます。作成には、約 10分かかります。［Web01］と［設定］が

表示されるまで待機し、［Web01］の［DNS名］を<Web01の DNS名>としてメモします。

Web01の DNS名 :

6. ［設定］の［エンドポイント］をクリックします。


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7. ［エンドポイント］が表示されます。コマンドの［追加］をクリックします。

8. ［エンドポイントの追加］が表示されます。次のパラメーターを指定し、［OK］をクリックしま

す。


名前エンドポイントに付ける任意の名前です。 WinRM for Chef

プロトコル TCPまたは UDPのプロトコルを選択します。 TCP

パブリックポートインターネット側のポートを指定します。 5985

プライベートポート仮想マシン側のポートを指定します。 5985

Floating IPアドレス

素早くサーバーを切り替えるため、本番サー

バーと予備サーバーで IPアドレスを仮想化し

ます。SQL Server AlwaysOn 可用性グループ

で利用します。

無効

アクセス制御リストエンドポイントへアクセス可能なリモートホ

ストを制限します。 <なし>


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9. しばらく待って、エンドポイント「WinRM for Chef」が追加されたことを確認します。エンドポ

イントの追加を確認後、もう一度、コマンドの［追加］をクリックします。

10. ［エンドポイントの追加］が表示されます。次のパラメーターを指定し、［OK］をクリックしま

す。


名前エンドポイントに付ける任意の名前です。 HTTP

プロトコル TCPまたは UDPのプロトコルを選択します。 TCP

パブリックポートインターネット側のポートを指定します。 80

プライベートポート仮想マシン側のポートを指定します。 80

Floating IPアドレス

素早くサーバーを切り替えるため、本番サー

バーと予備サーバーで IPアドレスを仮想化し

ます。SQL Server AlwaysOn 可用性グループ

で利用します。

無効

アクセス制御リストエンドポイントへアクセス可能なリモートホ

ストを制限します。 <なし>


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11. エンドポイント「HTTP」が追加されます。［エンドポイント］と［設定］を閉じます。

12. ［Web01］のコマンドの［接続］をクリックします。

13. 画面下に［Web01.rdpを開くか、または保存しますか？］が表示されます。［ファイルを開く］をク

リックします。

14. ［リモートデスクトップ接続］が表示されます。［接続］をクリックします。

15. ［Windowsセキュリティ］が表示されます。ユーザー名「awuser」、パスワード「awP@ssw0rd」

を指定し、［OK］をクリックします。

16. ［リモートデスクトップ接続］が表示されます。［はい］をクリックします。

17. ここからの操作は仮想マシン「Web01」でおこないます。

18. 画面右に［Networks］が表示されます。［No］をクリックします。

19. Windows Server 2012 R2のデスクトップ画面（英語）が表示され［Server Manager］が起動しま

す。

20. タスクバーの［Windows PowerShell］（）をクリックします。

21. ［Windows PowerShell］が起動します。次のコマンドを実行します。

winrm quickconfig –q


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22. ［Windows PowerShell］で次のコマンドを実行します。

winrm set winrm/config ‘@{MaxTimeoutms="1800000"}’

winrm set winrm/config/service ‘@{AllowUnencrypted="true"}’

winrm set winrm/config/service/auth ‘@{Basic="true"}’

23. ［Windows PowerShell］を閉じます。

24. ［Server Manager］の画面左の［Local Server］をクリックし、画面右の［Windows Firewall］の

［Public : On］をクリックします。

25. ［Windows Firewall］が表示されます。［Advanced settings］をクリックします。


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26. ［Windows Firewall with Advanced Security］が起動します。画面左の［Inbound Rules］をクリッ

クし、画面右の一覧から［Profile］が［Public］の［Windows Remote Management (HTTP-In)］を

ダブルクリックします。

ワンポイント

［Windows Remote Management (HTTPS-In)］ではなく、［Windows Remote Management (HTTP-

In)］をダブルクリックします。よく似ているので注意してください。

27. ［Windows Remote Management (HTTP-In) Properties］の［General］タブが表示されます。

［Scope］タブをクリックします。

28. ［Scope］タブが表示されます。［Remote IP address］から［Any IP address］を選択し、［OK］を

クリックします。


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29. ［Windows Firewall with Advanced Security］と［Windows Firewall］を閉じます。



確認し、次のコマンドを実行して仮想マシン「Web01」に Chefクライアントをインストールしま

す。

knife bootstrap windows winrm <Web01 の DNS 名> --run-list 'recipe[iis-install]' –x awuser –P

‘awP@ssw0rd’ –p 5985

※1行で入力します。

32. Chefクライアントがリモートインストールされます。完了には約 5分かかります。プロンプトが

戻ってくるまで待機します。


34. Internet Explorer で［Ctrl］キーと［t］キーを同時打鍵し、新しいタブを追加します。


- 43 -

35. 新しいタブで［https://manage.chef.io/login］にアクセスします。

36. Chef管理ポータルが表示されます。［Username or Email Address］に「<Chef ユーザー名>」を入

力し、［Password］に「<Chefパスワード>」を入力して、［Sign In］をクリックします。

37. ［Nodes］タブが表示されます。一覧に［Web01］があることを確認します。［Reports］タブをク

リックします。

38. ［Reports］タブの［Dashboard］が表示されます。画面左の［Run History］をクリックします。

https://manage.chef.io/login


- 44 -

39. ［Run History］が表示されます。一覧の［Web01］の［Status］が［success］になっていること

を確認します。

40. Internet Explorer で［Ctrl］キーと［t］キーを同時打鍵し、新しいタブを追加して

［http://<Web01の DNS名>/hello.htm］にアクセスし、Webサイトにアクセスできることを確認

します。

41. ［Hello Chef!］のタブを閉じます。


- 45 -

9. VM拡張機能による Chef クライアントのインストール

次の手順では、Azure仮想マシン「Web02」を新規に作成する際、VM拡張機能を利用して、Chef

クライアントも同時にインストールします。また、Recipeを割り当てて、自動的に IISもインストール

します。


2. 仮想マシン「ChefWS」の<C:¥chef-repo¥.chef>フォルダーの<knife.rb>と< <Chef組織名>-

validator.pem>を実習用 PCのデスクトップ画面にコピーします。

3. メモ帳で、デスクトップ画面の<knife.rb>を開き、［nodename=<Chefユーザー名>］を

［nodename=Web02］に書き換えて保存します。

4. デスクトップ画面の<knife.rb>の名前を「Web02.rb」に変更します。

5. Azure管理ポータルの画面左上の［新規］をクリックし、［Compute］→［Windows Server 2012

R2 Datacenter］をクリックします。




- 46 -

7. ［VMの作成］が表示されます。次のパラメーターを指定し、［オプションの構成］をクリックし

ます。


ホスト名仮想マシンに付ける任意の名前です。 Web02





ションを構成します。 <次の手順>

リソースグループ

仮想マシンを格納するリソースグループを選



AW-RG




めする


す。チェック

8. ［オプションの構成］が表示されます。［拡張機能］をクリックします。


- 47 -

9. ［拡張機能］が表示されます。［+ 拡張機能の追加］をクリックします。

10. ［新しいリソース］が表示されます。一覧から［Chef Client］をクリックします。

11. ［Chef Client］が表示されます。［作成］をクリックします。


- 48 -

12. ［拡張機能の追加］が表示されます。［Validation Key］の右側の［フォルダー］アイコン（）

をクリックします。

13. ［アップロードするファイルの選択］が表示されます。<デスクトップ>の［<Chef組織名>-

validator.pem］ファイルを選択し、［開く］をクリックします。

14. ［Client RB］の右側の［フォルダー］アイコンをクリックします。

15. ［アップロードするファイルの選択］が表示されます。<デスクトップ>の［Web02.rb］ファイル

を選択し、［開く］をクリックします。

16. ［Run List］で次のように入力し、［OK］をクリックします。

recipe[‘iis-install’]

17. ［拡張機能］の［OK］をクリックします。

18. ［オプションの構成］の［エンドポイント］をクリックします。

19. ［エンドポイントの構成］が表示されます。次のパラメーターを指定し、［OK］をクリックしま

す。

名前プライベートポートプロトコルパブリックポート

HTTP 80 TCP 80

20. ［オプションの構成］の［OK］をクリックします。

21. ［VMの作成］の［作成］をクリックします。


- 49 -

22. 仮想マシン「Web02」が作成されます。作成には、約 10分かかります。［Web02］と［設定］が

表示されるまで待機し、［Web02］の［DNS名］を<Web02の DNS名>としてメモします。

Web02の DNS名 :

23. Internet Explorer で［Ctrl］キーと［t］キーを同時打鍵し、新しいタブを追加して、


します。



- 50 -

10. Knife Azure による Azure の管理の自動化

次の手順では、Knifeの Azureプラグインを利用し、Azure仮想マシン「Web03」を新規作成しま

す。同時に Chefクライアントのインストールと IISのインストールもおこないます。


2. Internet Explorer で「http://aka.ms/webpi-azps」にアクセスし、<ダウンロード>フォルダーに

<WindowsAzurePowershellGet.3f.3f.3fnew.exe>をダウンロードします。このファイルが「Azure

PowerShellインストーラー」です。

ワンポイント

Azure PowerShellインストーラーのファイル名は、2015年 12月時点のものです。ファイル名は

変更される可能性があります。


4. 実習用 PCの<ダウンロード>フォルダーの<WindowsAzurePowershellGet.3f.3f.3fnew.exe>を仮想

マシン「ChefWS」のデスクトップ画面にコピーします。

5. デスクトップ画面の<WindowsAzurePowershellGet.3f.3f.3fnew.exe>をダブルクリックします。

6. ［Web Platform Installer］の［Microsoft Azure PowerShell］が表示されます。［Install］をクリッ

クします。

7. ［PREREQUISITES］が表示されます。［I Accept］をクリックします。

8. Azure PowerShellがインストールされます。［FINISH］が表示されるまで待機し、［Finish］をクリ

ックします。

http://aka.ms/webpi-azps


- 51 -

9. ［Web Platform Installer］の［Exit］をクリックします。

10. 画面左下の［Windows］メニューをクリックします。

11. ［Start］が表示されます。［↓］をクリックします。

12. ［Apps］が表示されます。一覧から［Microsoft Azure PowerShell］をクリックします。


- 52 -

13. ［Microsoft Azure PowerShell］が起動します。次のコマンドを実行します

Get-AzurePublishSettingsFile

ワンポイント

［Azure PowerShell］で最初のコマンドを実行した時のみ、［Select Y to enable data

collection[Y/N]］が表示されます。これは、Microsoftによる Azure PowerShellの使用情報に関する

データ収集の同意についての質問です。今回は［n］を押してください。

14. Internet Explorer が起動し、サインイン画面が表示されます。事前に準備した<Microsoftアカウン

ト>でサインインします。


- 53 -

15. ［Your subscription file is being generated, and the download will begin shortly］が表示されま

す。画面下の［Do you want to open or save <サブスクリプション名>_<日付>-

credentials.publishsettings］の［Save］をクリックします。

16. <ダウンロード>フォルダーに<<サブスクリプション名>_<日付>-credentials.publishsettings>が

ダウンロードされます。このファイルが「Azureサブスクリプションファイル」です。

17. Internet Explorer と［Microsoft Azure PowerShell］を閉じます。

18. <ダウンロード>フォルダーの<<サブスクリプション名>_<日付>-credentials.publishsettings>の

名前を<azure.publishsettings>に変更し、ファイルを<C:¥>へ移動します。

19. メモ帳で<C:¥chef-repo¥.chef¥knife.rb>を開き、次の内容を最後に追加して保存します。

knife[:azure_publish_settings_file]=’c:¥azure.publishsettings’


- 54 -


確認し、次のコマンドを実行して、Knifeの Azureプラグインをインストールします。

gem install knife-azure


確認し、次のコマンドを実行して、Azure仮想マシンの一覧が取得できることを確認します。

knife azure server list


確認し、次のコマンドを実行して、Azure仮想イメージの一覧が取得できることを確認します。ま

た、一覧から利用可能な<Windows Server 2012 R2のイメージ名>をメモします。

knife azure image list


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Windows Server 2012 R2のイメージ名 :

ワンポイント

2016年 1月現在、最新のWindows Server 2012 R2のイメージ名は

「a699494373c04fc0bc8f2bb1389d6106__Windows-Server-2012-R2-20151120-en.us-127GB.vhd」で

す。

23. 次のコマンドを実行し、Azure仮想マシンを新規作成します。

knife azure server create --azure-dns-name <Web03のホスト名> --azure-service-location 'Japan

West' --azure-source-image <Windows Server 2012 R2のイメージ名> --winrm-user awuser --winrm-

password 'awP@ssw0rd' --tcp-endpoints 80:80 --run-list 'recipe[iis-install]'

※1行で入力します。

ワンポイント

<Web03のホスト名>は cloudapp.netドメイン内で一意である必要があります。

24. 仮想マシン「<Web03のホスト名>」の作成が開始されます。作成には約 10分かかります。プロ


- 56 -

ンプトが戻ってくるまで待機します。

25. Azure管理ポータルの画面左の［仮想マシン（クラシック）］をクリックし、［仮想マシン（クラシ

ック）］に［<Web03のホスト名>］があることを確認し、［<Web03のホスト名>］をクリックし

ます。

26. ［Web03のホスト名］と［設定］が表示されます。［DNS名］を<Web03の DNS名>としてメモ

します。

Web03の DNS名 :

25. Internet Explorer で［Ctrl］キーと［t］キーを同時打鍵し、新しいタブを追加して、


します。


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- 58 -

11. リソースグループの削除

最後の手順では、Azure の実習環境を削除します。これらの環境を削除することで、不要な課金を抑

えることができます。なお、まだ検証を続けたい場合は、検証の完了後に削除をおこなってください。

1. Azure管理ポータルの画面左の［リソースグループ］をクリックします。

2. ［リソースグループ］が表示されます。一覧から［AW-RG］をクリックします。

3. ［AW-RG］と［設定］が表示されます。コマンドから［削除］をクリックします。

4. ［”AW-RG”を削除しますか？］が表示されます。［リソースグループ名を入力してください］に

「AW-RG」と入力し、［削除］をクリックします。

5. リソースグループとその中のすべてのリソースが削除されます。画面右上の［通知］をクリック

し、リソースグループが削除するまで待機します。リソースグループが削除されるまで約 10分か


- 59 -

かります。

6. 画面左の［リソースグループ］をクリックします。

7. ［リソースグループ］が表示されます。一覧にリソースグループ「AW-RG」がないことを確認し

ます。

8. 手順を繰り返し、リソースグループの「<Web03のホスト名>」と「Default-Storage-JapanWest」

を削除します。

ワンポイント

リソースグループ「Default-Storage-JapanWest」は別の用途で使用している場合があります。その

場合は削除しないでください。


- 60 -

12. Microsoft Azure に関する情報の入手元

Microsoft Azure に関する最新の情報は、次のWebサイトから入手できます。

●Azure の公式ページ（各国共通）

製品情報、価格、技術情報など、Azureに関するすべての情報への入口です。Azureをお使いのお客

様は、右上の「ポータル」をクリックすると Azureのポータルにログインすることができます。ポー

タルでは、Azure上で構築したアプリケーションの管理、課金状況の確認などができます。

http://azure.microsoft.com/ja-jp/

●日本のお客様向けのサイト

上記サイトの内容に加え、日本のお客様用に作成されたコンテンツが満載です。

http://www.microsoft.com/ja-jp/server-cloud/azure/Explore.aspx

●サポートエンジニアによるブログサイト

よくお問い合わせをいただく技術・課金・サポートに関する内容をまとめたものです。サポートに

問い合わせる前に、まずはここをご参照ください。

http://blogs.msdn.com/b/dsazurejp/

http://blogs.msdn.com/b/jpsql/ （SQL データベース / SQL Server）

●MSDN フォーラムの Azure フォーラム

Azure に関する技術的な質問に対して、これまでの投稿から情報を入手するのみならず、自分の質

問を投稿し、他のユーザーやMVP (Most Valuable Professional) からの回答を得られることが期待でき

ます。開発者（DEVELOPER）サポート / 標準（STANDARD）サポート契約ではカバーしていない

http://azure.microsoft.com/ja-jp/

http://www.microsoft.com/ja-jp/server-cloud/azure/Explore.aspx

http://blogs.msdn.com/b/dsazurejp/

http://blogs.msdn.com/b/jpsql/


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“How To” や “仕様” に関する質問も、このフォーラムをご活用ください。

https://social.msdn.microsoft.com/Forums/ja-JP/home?category=azure

https://social.msdn.microsoft.com/Forums/ja-JP/home?category=azure


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13. Microsoft Azure のお問合せ

Microsoft Azureでは、お問い合わせ内容に応じて窓口を用意しております。お問い合わせの内容に

応じて各窓口をご利用ください。なお、Premierのお客様は、Premier窓口をご利用いただけます。

お問合せ内容料金窓口名連絡方法お問い合わせ方法

製品や機能の概要、価格、

ライセンスなどの情報の

収集や購入前相談

無償 Cloud Direct 電話、メール

「Cloud Direct」で

検索してくださ

い。

課金、サブスクリプショ

ンに関するお問い合わ

せ、請求書払いへの変更、

クォータ増加の依頼

無償 Microsoft Azure 新ポータ

ル Azure 新ポー

タル※1 ※3

技術的なお問い合わせ有償 Microsoft Azure 新ポータ

ル※2

※1 : 電話窓口はありません。

※2 : 有償のサポートプランが必要です。

※3 : お問い合わせ方法につきましては、次の Blogをご参照ください。

サポートにお問い合わせする方法について

http://blogs.msdn.com/b/dsazurejp/archive/2013/10/31/10462044.aspx

なお、ポータルサイトにアクセスできない場合は、次のどちらかの方法でお問い合わせください。

窓口名 / 連絡方法お問い合わせ方法

カスタマーインフォメーションセンター

電話番号：0120-41-6755

営業時間：平日 9:00 – 17:30

窓口担当者に、「Azure について問い合わせがし

たい」とお伝えください。Azure 担当者より折

り返しご連絡いたします。

Webフォーム

http://azure.microsoft.com/ja-jp/support/options/

「アカウントのサインインまたはサインアップ

で問題が発生する場合」からお問い合わせを発

行してください。

http://blogs.msdn.com/b/dsazurejp/archive/2013/10/31/10462044.aspx

http://azure.microsoft.com/ja-jp/support/options/

chef を使用した azure の構成管理...vm拡張機能による展開...

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