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110 CHAPTER 01 CHAPTER 02 CHAPTER 03 111 SECTION 01 離れた場所をロールオーバーさせるフォトナビゲーションメニュー CHAPTER 01 CHAPTER 02 CHAPTER 03 制作・文:福島英児 リストとしてマークアップしたナビゲーショ ンメニューに、大きめの画像を使って目を引 くフォトナビゲーションメニューに仕上げま す。テキストリンクにマウスオーバーした際 に対応する画像が変化、逆に画像にマウスオー バーした際にはテキストリンクが変化するイ ンタラクティブな要素を盛り込みます。 制作のポイント ・シンプルなul要素でマークアップする ・positionプロパティによる位置決めを行う ・span要素を使うことでIE6にも対応する 使用するおもなコードプロパティ background float position :hover 疑似クラス CSSオフの環境ではシンプルなリ ストとして表示され、問題なくリ ンクメニューとして動作します。 最新のモダンブラウザと同様に、I E 6でも問題なく動作します。 画像へマウスオーバーした際には、離れた場所のテキストリン クがロールオーバーします。 離れた場所をロールオーバーさせる フォトナビゲーションメニュー 01 6 7 8 2 2 CSS オフの環境ではリストメニュー TECHNIC 1 2 個所同時にロールオーバー TECHNIC 2 無視できない IE6 でも動作 TECHNIC 3 ロールオーバーさせる画像を用意する ナビゲーションの画像とテキス トリンクの背景画像を用意しま す。作成するフォトナビゲーションは、 縦200px、横900pxの大きさで、各パ ーツは 1-1 のようなサイズで構成されま す。それぞれのサイズに合わせて画像を 作成し、C S S を記述しましょう。 01 1-1 50px 185px 160px 200px 900px C S S のみでロールオーバー効果を出す場 合には、JavaScriptなどのように画像 をプリロード(先読み)しておくことが できません。そのため、通常時と変化時 を別々の画像にしてしまうと、ブラウザ はマウスオーバー時にはじめて変化した ときの画像を読み込みにいくため、表示 されるまでにタイムラグが発生します。 このようにあらかじめ1つの画像として まとめておくとよいでしょう。 左側のテキストリンク部分の背 景画像を作成します。通常状態 と変化状態の2つを1つの画像としてお くことで、ロールオーバー時の画像読み 込みのタイムラグを防ぐ効果があります 2-1 。 サ イ ズ は 縦1 0 0 p x( 通 常 時 50px、変化時50px)、横20pxとし ました。CSSで背景に指定する際には x軸(横)にリピートして配置するので、 横幅のサイズは小さくても構いません。 02 2-1 フォトメニューのメインとなる 画像もテキストリンクの背景画 像と同じように、通常時と変化時を1つ の画像としてまとめておきます 3-1 。通 常時のモノクロ画像は、フォトショップ の[色相・彩度]を使い彩度を落とすこ とで簡単に実現できます 3-2 03 3-1 3-2 CHAPTER 02 ナビゲーション

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SECTION 01 離れた場所をロールオーバーさせるフォトナビゲーションメニュー

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01

CH

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CH

AP

TER

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制作・文:福島英児

リストとしてマークアップしたナビゲーションメニューに、大きめの画像を使って目を引くフォトナビゲーションメニューに仕上げます。テキストリンクにマウスオーバーした際に対応する画像が変化、逆に画像にマウスオーバーした際にはテキストリンクが変化するインタラクティブな要素を盛り込みます。

制作のポイント

・シンプルなul要素でマークアップする

・positionプロパティによる位置決めを行う

・span要素を使うことでIE6にも対応する

使用するおもなコード/プロパティ

background

float

position

:hover疑似クラス

CSSオフの環境ではシンプルなリストとして表示され、問題なくリンクメニューとして動作します。

最新のモダンブラウザと同様に、IE6でも問題なく動作します。

画像へマウスオーバーした際には、離れた場所のテキストリンクがロールオーバーします。

離れた場所をロールオーバーさせるフォトナビゲーションメニュー

01 6 7 8

2 2

CSSオフの環境ではリストメニューTECHNIC 1 2個所同時にロールオーバーTECHNIC 2

無視できないIE6でも動作TECHNIC 3

ロールオーバーさせる画像を用意する

ナビゲーションの画像とテキストリンクの背景画像を用意しま

す。作成するフォトナビゲーションは、

縦200px、横900pxの大きさで、各パーツは 1-1 のようなサイズで構成されます。それぞれのサイズに合わせて画像を

作成し、CSSを記述しましょう。01

1-1

50px

185px160px

200px

900px

CSSのみでロールオーバー効果を出す場合には、JavaScr ip tなどのように画像をプリロード(先読み)しておくことができません。そのため、通常時と変化時を別々の画像にしてしまうと、ブラウザはマウスオーバー時にはじめて変化したときの画像を読み込みにいくため、表示されるまでにタイムラグが発生します。このようにあらかじめ1つの画像としてまとめておくとよいでしょう。

左側のテキストリンク部分の背景画像を作成します。通常状態

と変化状態の2つを1つの画像としておくことで、ロールオーバー時の画像読み込みのタイムラグを防ぐ効果があります2-1 。サイズは縦100px(通常時50px、変化時50px)、横20pxとしました。CSSで背景に指定する際にはx軸(横)にリピートして配置するので、横幅のサイズは小さくても構いません。

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フォトメニューのメインとなる画像もテキストリンクの背景画

像と同じように、通常時と変化時を1つの画像としてまとめておきます 3-1 。通常時のモノクロ画像は、フォトショップの[色相・彩度]を使い彩度を落とすことで簡単に実現できます 3-2 。

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CHAPTER 02 ナビゲーション