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環境省 中部環境パートナーシップオフィス 2006 年度運営業務報告書 2007年 3 20 特定非営利活動法人 ボランタリーネイバーズ

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環境省 中部環境パートナーシップオフィス

2006 年度運営業務報告書

2007年 3 月 20 日

特定非営利活動法人 ボランタリーネイバーズ

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●2006 年度事業計画と実施した主な事業

事業計画 事業報告

Ⅰ 協働提案事業 運営協議会メンバー協働事業提案

予算額:500,000 円

・リコー中部㈱グリーンプロモーション「エコひいき」事業

・中部電力㈱エコポイント事業

Ⅱ 重点テーマ推進事業 次世代応援プロジェクト

若手が活躍している NPO/NGO と協働で次世代担

い手育成を支援する。

:*子どもの参画も随時検討していく

テーマ:世代

協働パートナー:学生&青年 NPO/NGO

予算額:120,000 円

・持続可能な社会をつくる若手の志に学ぶ 講座(全 8 回)

・夏休み小・中・高校・大学生対象

ECO な仕事・ECO な人 ~インタビューしよう 環境のこと~

・アースデイ愛知 2006 への大学生ボランティアの参画

・環境デーなごや 2006 への大学生ボランティアの参画

・第 1 回 3R推進全国大会~3Rコミュニティカフェ

ESD 普及・しくみづくりプロジェクト

協働パートナー:ESD-J・ESD-T・ESD-H

中部大学・愛知万博市民プロジェクトネットワーク

予算額:200,000 円

・ESD-T 担い手会議・学習会の実施

・なごや環境大学

「持続可能な開発のための教育を考える講座」(全 5 回)

・ESD 事例調査実施

・中部大学との連携

・RCE-ESD ネットワークとの連携

・ESD-J との連携 ESD-H 取材

・ESD-いしかわミーティング参加

・環境省 ESD モデル事業への参画

・NIC との協働事業

Ⅲ 地域リクエスト事業 企業との協働の芽を探る事業

協働パートナー:関心のある企業・NPO/NGO

環境報告書を読む会など

予算額:120,000 円

・環境報告書を読む会(計 5 回)

・企業とNPOの関係づくり講座(計 3 回)

・ユニー㈱環境学習事業(計 4 回)

・東邦ガス㈱エコクッキング事業(計 2 回)

・中小企業 CSR 調査(11 社)

行政との協働の芽を探る事業

協働パートナー:中部 7 県の行政機関・NPO/NGO

・環境学習・情報センター担当者会議

・環境教育推進法に関する施策の情報経験交流会

・環境施策に関する意見交換会 など

予算額:60,000 円

・政策提言セミナー(計 3 回)他

・愛知県環境調査センター「環境学習に係わる意見交換会」

・第 30 回全国公立学校事務長会(三重大会)研究協議会Ⅰ

・平成 18 年度東海三県一市合同交流研修

・ICETT/三重県研修

・愛知県社会活動推進誯協働ワークショップ

・名古屋市協働の手引書ワークショップ・意見交換会

環境パートナーシップ促進事業への参画

なごや環境大学(通年)

アースデイ愛知2006

環境教育ミーティング中部 2006in なごや 他

予算額:100,000 円

なごや環境大学「なごや環境人をつくる」「なごや環境塾」

なごや環境大学幹事会・共育チーム会議・なごやを動かそうまい

チーム会議他

アースデイ愛知 2006 への参加

環境教育ミーティング中部 2006inなごやインキュベート事

務局の提供&実行委員としての参画

中部エコライフ・フェア 2006 出展

環境デーなごや 2006 出展

第 1 回 3R推進全国大会出展

Ⅳ 通常業務 情報の基盤整備

資料・書籍などの収集(通年)

ホームページの充実(通年・更新月 2 回)

予算額:100,000 円

資料・書籍収集数

HP アクセス 月平均

*別表参照

決算額

オフィス運営管理

相談窓口・資料収集・電話対応・NPO によるこだわ

り展示・環境パートナーシップに関するコンサルタ

ントなど

予算額:―

来館者数

展示企画

*別表参照

Ⅴ 地域ステークホルダ

ーとの協働推進

(運営協議会の実施)

運営協議会の実施

EPO 中部の事業方針・事業実施について協議を行う。

また協働を可能にする関係性を育む。事業評価につ

いても検討していく。運営協議会:年 2 回(北陸 1

回・東海 1 回)

予算額:680,000 円

・上半期 9 月 29 日場所 参加者数

意見交換内容

・下半期 3 月 20 日(予定) 場所 参加者数

意見交換内容

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協働提案事業

年間実施

事業内容

5月16日 運営協議会メンバーへのグリーンプロモーション意見交換会

7月 6日 リコー中部エコひいき審査会・ステークホルダーダイアログ

7月31日 エコひいき助成団体認定式参加

8月 1日 エコプランふくい事務所訪問&リコー中部㈱エコひいき助成団体認定式参加

8月 8日 リコー中部㈱エコひいき ステークホルダーダイアログフォローアップ

10月13日 リコー中部㈱北陸交流会打ち合わせ

11月 5日 リコー中部㈱エコひいき交流会&助成セミナー

11月23日 リコー中部㈱石川県助成団体視察(石川)

12月11日 エコひいき交流会北陸打ち合わせ

1月19日 エコひいき北陸交流会

2月20日 エコひいき協働評価検討会

3月13日 エコひいき協働評価検討会

事業の成果

今年度の契約内容としては、助成団体の募集、PR・北陸エリアでの交流会の実施、事業評価を担った。

運営協議会提案事業として具体的な事業を持ち込むことにより以下の点を達成できた。

1)環境省の組織という枠に穴を開け、縦割りの壁を越えるモデルとなり、地域への波及効果を不えた

2)運営協議会北陸エリアメンバーと何度も顔を合わせ、計画づくり・実施を通して関係性を育むことが

できた

3)外部資金の投入をし、運営協議会が意思決定をし、事業を推進できた

今後の誯題

北陸エリアにおける「エコひいき」を使っての協働モデルの構築

東海エリアの運営協議会メンバーのコミットを強くする

経済団体との関係性を強くする

中小企業同友会などを巻き込む

運営面についてブレーンチームと作業チームをつくり明確な役割分担に基づき事業を遂行する

2007 年度実施する場合は、年度の達成目標を明らかにし、評価軸を明確につくる

これまでの成果を可視化するための報告書を作成する

多様なステークホルダーの関係性を事業を遂行するたびに高めるようなしかけをつくる

伝わりやすい伝え方を工夫する

今後の展開

2007 年度は以下を実施する。

1)北陸でのエコひいきの可能性を追う。企業と行政と NPO の協働がありえることを第三者に伝えると

事業を進める

2)説明会や活動参加に多くのステークホルダーを巻き込むしかけを考える

3)助成を受けた団体がどのように変わったか、成果がどのようにあったのかを調査する事業を担う

●事業の様子

事業名 リコー中部㈱グリーンプロモーション「エコひいき」事業

予算額 100 万円

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Ⅰ 協働提案事業

年間実施

事業内容

8月31日 中部電力㈱エコポイント事業打ち合わせ

10月 3日 中部電力㈱エコポイント事業打ち合わせ

10月10日 中部電力㈱エコポイント事業打ち合わせ 於三重県環境学習情報センター

10月13日 中部電力㈱エコポイント事業打ち合わせ

10月21日 中部電力㈱エコポイント事業説明 星見ケ丘小学校「きらきらフェスタ」イベント

10月28日 中部電力㈱エコポイント事業説明 岐阜市環境フェア

10月29日 中部電力㈱エコポイント事業説明 三重県伊賀市環境フェア

11月16日 中部電力㈱エコポイント選考会

2月 3日 中部電力㈱エコポイント事業取材 天竜川総合学習館かわらんべ

【配付総数】1000 個(デモンストレーション用などを含む)

名古屋市 24(個人 18 小学校4 グループ(こどもエコクラブ)2)

愛知県 45(個人 17 小学校 19 グループ(こどもエコクラブ)9)

静岡県 15(個人1 小学校 11 グループ(こどもエコクラブ)3)

三重県 18(個人5 小学校 10 グループ(こどもエコクラブ)3)

岐阜県 22(個人5 小学校 12 グループ(こどもエコクラブ)5)

長野県 10(個人2 小学校5 グループ(こどもエコクラブ)3)

事業の成果 中部電力㈱様の社員の方々が環境活動をして得たエコポイントを、地域の子どもたちに還元するしくみづ

くりを担うことができ、まだまだ十分ではないが、地域にて企業と子どもたちのコミュニケーションの場

を作ることができたと考えている。子どもたちから返信されたメッセージシートは 40 団体(221 メッ

セージ)あり、また書かれている子どもたちの感想から、実験の成功多尐の失敗はあれども、環境学習キ

ットへの興味及び実験への関心の高まりとともに、中部電力㈱様の社としての環境への取組みや社員の

方々の環境活動への取組みを伝えることができたことを読み取ることができた。また学校や地域の団体を

巻き込むことができたことも成果だと考える。環境学習キットが「環境教育教材」であるとともに、企業

と地域をつなぐ環境コミュニケーションツールになったということである。デモンストレーションを 3 回

ほど実施し、社員の方から直接説明を受けたり、顔の見える機会をもつことができた。

今後の誯題 地域の企業の社員が地域の子どもたちとつながるような場を多くつくり、企業人が子どもたちに環境メッ

セージを伝えるしくみをつくることができたら、と思う。環境学習を実施する場、環境コミュニケーショ

ンを交わす場は地域にはいくらでもあると思う。いかに継続させるか、子どもから大人までいかに多くの

人を巻き込むことができるのか、が誯題である。

今後の展開 このような社員と地域市民、子どもたちをつなぐ機会を増やし仕組みにする。

他企業への波及をすすめる。

●事業の様子

事業名 中部電力㈱エコポイント事業

予算額 100,000 円

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Ⅱ 次世代応援プロジェクト

年間実施

事業内容

4月 8・14日 次世代応援プロジェクト打合せ

10月 6日 なごや環境大学「志」講座 鵜飼哲さん(アースデイ愛知 2006 実行委員会 委員長)

11月10日 なごや環境大学「志」講座 木村真樹さん(コミュニティ・ユース・バンク momo 代表理事)

12月 1日 なごや環境大学「志」講座 高橋幸佑さん(名古屋産業大学 緑の協力隊 1,2 次隊隊長)

1月 5日 なごや環境大学「志」講座 斉藤順子さん(NPO 法人アジア日本相互交流センター事務局)

1月19日 なごや環境大学「志」講座 廣岡高志さん(インタープリターズ・ユニット森あそび本舗)

2月 2日 なごや環境大学「志」講座 直井保彦さん(音楽ネットワーク“環音”)

2月16日 なごや環境大学「志」講座 青木研輔さん(なごやボランティア・NPO センター副所長)

3月 3日 なごや環境大学「志」講座 岡田敏克さん(ウィルプラットフォーム世話人代表)

持続可能な社会つくりのために頑張っている若手の方を招き、活動紹介も然る事ながらその活動に至るま

での経緯、きっかけ、趣味、次代のビジョンなど、“人”にフォーカスを当てて“志”を抽出する講座を

計8回の講座で実施をした。

事業の成果

*それぞれ自身の“生き方のベクトルの丌確定さ”、“何をしたらいいのか分からないもやもや”などを、

他者(講師、聞き手、参加者)とのコミュニケーションの中で、解消、解消までのきっかけ、再認識な

ど何らかの気付き、きっかけをつくれた。

*主体的に動き出せる“関係”をつくれた。

*中盤からリピーターの参加が目立った。

*参加者の生き方に対するモチベーションを上げられた。

*各回の講師の志を載せた志 NOTE を作成した。

今後の誯題

*講座によっては活動の話のウエイトが大きく、志の話が尐ししか聞き出せない状況があったので、バラ

ンスを考えて構成しなければならない。

*新規開拓があまりできなかった。

*主体性に動き出せる場や補完し合える場の創出につながるようなプログラム構成や講座全体のファシ

リテーションができなかった。

*連続する講座の中で成果が積み重なってくる講座の構成を考えたい。

今後の展開

*志をもったフラットなプラットフォーム的ネットワークの立ち上げ 以下を目的とする。 ・主体的に動き出す/各自の気持ちや活動のモチベーションを上げ、補完し合う ・志講座 Vol.2 や各種イベントの企画運営を実施 ・持続可能な社会に関係する情報の共有 このネットワークが主体的になり、自分達で取りくめるようなインフラづくりを EPO 中部を活用して促していく。 *持続可能な社会をつくる若手の志に学ぶ Vol.2 持続可能な社会づくりのために、一人一人が各々のビジョンを描けるように志講座 Vol.2 を実施する。 多様な生き方、考え方、志から社会に必要なことや自分に必要なことを学び、自分づくりにつなげてい く。 *相互コーチング企画 志講座 Vol.1 の講師(送信者)と参加者(受信者)との関係ではなく、参加者が送受信を行い、且つ連 続的に参加することでレベルアップするような場を創出する。参加者同士で各々の活動や誯題、志を共 有し、各自に見合った目標設定を見つけ、実現する為のアクションプラン作りや達成する為の手法など を企画、実施、解決まで連続講座として行う。

●事業の様子

事業名 持続可能な社会をつくる若手の志に学ぶ 講座

●他関連事業

・アースデイ愛知 2006・環境デーなごやなどイベントへの大学生ボランティアの参画

・第 1 回3R推進全国大会―3Rコミュニティカフェ

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Ⅱ 次世代応援プロジェクト

年間実施

事業内容

8月 18 日 EPOスタイル「ECOな仕事・ECOな人」

訪問先コースとスケジュール

A コース 午前/午後 B コース 午前/午後 C コース 午前/午後

10:00-10:30 自己紹介 コース・インタビュー内容の確認場所:EPO 中部

10:30-12:00 環境省中部地方環境事務所

永島徹也さん

矢橋正二郎さん

場所: 環境省中部地方環境事務

愛知県環境調査センター

大沼淳一さん

石田晴子さん

場所: 愛知県環境調査セ

ンター

東邦ガス株式会社 環境部

磯村隆英さん

場所: 東邦ガス株式会社本

13:00-16:00 中部電力株式会社

環境部 竹内寿徳さん

加藤安紀さん

場所: 名古屋港ワイルドフラワ

ーガーデン「ブルーボネ

ット」

なごや東山の森づくりの

中西たか夫さん

神宮司進さん

鬼頭洋子さん

場所: 場所:名古屋市東山

森づくり「里山の

家」

特定非営利活動法人

エコデザイン市民社会フォ

ーラム

辛島泰史さん

場所: アスナル金山

EXPO エコマネーセ

ンター

16:30-18:00 取材まとめ・報告場所:EPO 中部

夏休み特別企画として、小学 5 年生から大学生が、行政・企業・NPO で「環境」を仕事にして取り組む方々

へのインタビューや現場・施設見学を行い、本音での意見交換をしながら環境対策・環境活動の現状につい

て学ぶ場をつくった。この企画・運営は NPO 法人こども NPO との協働により実施した。

事業の成果

環境活動の現場での取り組みを聴くことができたが、環境活動に取り組んでいる方ご自身の環境に対する情

熱や思いも十分に語ってもらうことができた。どのようなきっかけでその活動に携わったのか、その情熱や

思いはどこから来るのか、といった「仕事」だけではなく「人」にフォーカスした話ができたことは大きな

成果であった。

今後の誯題

訪問する場の開拓(企業・行政・NPO)

参加者の確保

早めの広報

今後の展開

次年度もこども NPO さんをはじめ、子どもを対象にした活動をしている団体、大学生サークルと協働して、

夏休み企画の定番事業にしたい。

●事業の様子

事業名 夏休み小・中・高校・大学生対象 ECO な仕事・ECO な人

~インタビューしよう 環境のこと~

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Ⅲ ESD普及・しくみづくりプロジェクト

年間実施

事業内容

1)ESD-T 担い手会議

4月 4日 ESD-T担い手会議

4月19日 ESD-T学習会「世界中にサッカーボールの雨を降らせよう」

5月23日 ESD-T学集会「自然と人間の関わり~心のアラスカ」

6月21日 ESD-T学習会「てとてをつなぐ~てとてボランティアリーダー会の活動から」

7月19日 ESD-T学習会「フィリピンの暮らし・日本の暮らし」

8月23日 ESD-T学習会「親水会のめざすところ・環境学習の提案」

9月20日 ESD-T学習会「春日井のまちづくり」

9月26日 RCE意見交換会

10月18日 ESD-T担い手会議

11月15日 ESD-T会議 事例調査検討

1月12日 ESD 事例調査 フィリピン人移住者センター

1月17日 ESD 事例調査 長久手町平成こども塾

1月24日 ESD 担い手会議 調査検討会

1月30日 ESD 事例調査 地域問題研究所

2月 7日 ESD 事例調査 こども&まちネット、ASK-NET

2月14日 ESD 担い手会議 調査検討会

2)なごや環境大学

9月27日 なごや環境大学「持続可能な開発のための教育を考える講座 VOL1」

第 1 回 私と社会との関係「対話」の先にあるもの

10月12日 なごや環境大学「持続可能な開発のための教育を考える講座 VOL2」

第 2 回 海を越えて手をつなぐ 自分ごとにする学び

11月 8日 なごや環境大学「持続可能な開発のための教育を考える講座 VOL3」

第 3 回 まちのみんなが「先生」になったら 地域とつながる学び

11月29日 なごや環境大学「持続可能な開発のための教育を考える講座 VOL4」

第 4 回 届かぬ声を伝えていくこと、学ぶこと 現場を想像する学び

12月13日 なごや環境大学「持続可能な開発のための教育を考える講座 VOL5」

第5回 だからこそESD 100年後も地球と社会が共存するために

3)中部大学との連携

4月18日 RCE/ESD コンソーシアム会議(中部大学)

5月29日 国連大学・環境省 ESD ヒアリング

6月27日 『中部地域の RCE / ESD のネットワークのあり方を考える』 意見交換会

10月24日 RCE 意見交換会

12月 3日 中部 RCE-ESD ネットワーク会議

2月 6日 中部 RCE-ESD ネットワーク会議

4)ESD-J との連携

9月 6日 ESD 取材富山

11月 2日 環境省「国連持続可能な開発のための教育の 10 年」促進事業キックオフミーティング

1月20日 ESD 石川地域ミーティング

5)環境省との連携

7月 3日 環境省 ESD モデル事業検討会議オブザーバー参加

2月15日 環境省 ESD モデル事業 春日井 ESD 講座

6)行政との連携

12月12日 ESD シンポジウム打ち合わせ(東京)

1月12日 ESD シンポジウム WITH NIC 打ち合わせ

3月21日 (予定)ESD シンポジウム「未来をつくる教育と経済~持続可能な社会とは?ESD 可能性」

事業名 ESD普及・しくみづくりプロジェクト

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事業の成果

ESD-T キックオフミーティング後、ESD-T 担い手メンバーが主体となり、必要な活動を実施してきた。

前期は主に自身の活動に ESD 的視点を見つけることを目的とした活動報告会を実施し、その後なごや環

境大学共育講座にて、新しい学びと出会いの場をつくった。内容としては、ESDという言葉の説明に終

始するだけでなく、活動紹介を通して、ESD的な価値観、取り組みについての理解を深め、今後につな

がるきっかけづくりを各自にもたらすことができたのではないかと思う。参加者から、講座を通して多様

な見方、多様な繋がり、個人と社会との繋がりに気づいたという意見を沢山得た。また、講座参加者が

ESD-T のメーリングリストに参加するなど、つながりが広がるきっかけともなった。また、講師として

の関わりから名古屋国際センターとの協働でシンポジウムを開催することとなり、行政とのつながりもう

まれた。

RCE/ESD-T との連携に関しては、定期的に協議を持つことで、この地域に必要とされる「市民」の学

びの場つくりを模索してきた。現在 EPO が事務局として関わっている ESD-T は自立し、さらに RCE

を担う市民ネットワーク団体となり、EPO と連携しながら活動を促進させていくこととなった。

事例調査件数は 9 件とまだ尐ないが、環境以外の分野においての地域の声を聞きとれたことで、パートナ

ーシップに広がりを持つことができた。

今後の誯題

ESD の普及や知名度をあげるために、巻き込む層を拡大していく必要がある。その際気をつけたいのは、

言葉の普及や、認証をすることが目的ではないということである。大切なのは、今ある地域の活動を ESD

的な価値観、学びをつなぎ、しくみをつくる過程を共有してつながりあうことである。

主要メンバーだけの関わりが続いているので、新しい人の巻き込みが重要になってくる。今いる人だけに

頼る活動ではなく、誮にでも関われるしくみつくりが先決である。

また、ESD の周知に終始し具体的な動きに発展することができなかったので、ESD と言う言葉に惑わさ

れることなく、無理に ESD という言葉を出さずとも ESD 的な学びの場を創造しつなげる取り組みをし

ていくことが必要であろう。

今後の展開

○ESD-T との連携

今年度実施した事例調査を継続して実施し、地域の現状把握に努める。そこから得たニーズをもとに、つ

ながりの実績を事例としてつくっていきたい。特に、10 月に開催される国際協力イベントへの企画参加

を活用して、地域の特色でもある多文化共生や人権などといった、EPO としてまだつながりの薄い分野

において、顔の見える関係をつくっていく。

また、2014 年に向けてのしくみつくり、政策提言も視野に入れて地域の ESD 窓口として多様な活動・

組織と協働していきたい。

○ESD ユース 学生との連携

中京大学金ゼミ学生を中心として若い世代をゆるやかにネットワークし、連携して事例調査を実施する。

現実味を感じて問題意識を引き出すことをねらいとし、原体験を積んでもらうことで、学生個人に種をま

き長い目で見たつながりを生むきっかけとしたい。

○行政との連携

この地域で最大規模の国際協力イベントであるワールドコラボフェスタにおいて、ESD 紹介ブースを担

当する。ESD をテーマとしたイベントは地域初であり、ESD って何というところから、各分野の NGO

に協力をしてもらい、地域の ESD を表現し、つながりがうまれる機会としたい。

●事業の様子

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Ⅲ 地域リクエスト事業

年間実施

事業内容

5月31日 環境報告書を読む会 ㈱INAX

7月26日 環境報告書を読む会 ㈱山田組

8月30日 環境報告書を読む会 ブラザー工業㈱

12月14日 環境報告書を読む会 ㈱ノリタケカンパニーリミテド

2月 9日 環境報告書を読む会 名古屋鉄道㈱

事業の成果

企業側からは、市民と建設的な意見交換ができる場だと評価された。また参加者側からも企業担当者の生

の声を聞く場、そして担当者に提案できる場として非常に良い機会だと感想をいただいている。

EPO中部としてはそれぞれ企業の担当者と関係性ができ、3 月にブラザー工業㈱さまのステークホルダ

ー会議を、東邦ガス㈱、中部電力㈱、ユニー㈱、㈱INAXの協力を得てEPO中部で企画運営すること

ができた。

山田組㈱さまには、CSR調査の協力いただいた。

昨年度実施いただいた東邦ガス㈱は今年度社主催で市民と対話する場をもうけた。EPO中部は当日のフ

ァシリテーターを担った。また中部電力㈱のステークホルダーダイアログにも参加した。ユニー㈱さまと

は環境学習事業を北陸・東海エリアで実施するという具体的な事業を展開した。

また企業とNPOのいい関係づくり講座を実施し、東邦ガス㈱、ユニー㈱にゲストに来ていただいた。

今後の誯題

当初は毎月 1 回の実施を予定していたが、ゲストを確保することができず 5 回しか実施することができ

なかった。

環境報告書を読む会に参加していただいた企業との次のステップの企画を具体的に提案していく必要性

がある。

企業側からのリクエストとして、企業連携での環境報告書を読む会、企業連携ネットワークづくりがあげ

られている。EPOCとの関係性を深め、協働で実施できるようすすめていきたい。

次年度環境報告書を読む会のゲストの確保

今後の展開

地元の企業に特化して継続していきたい。

環境報告書を読む会というネーミングではなく、環境コミュニケーションサロンとし、今年CSR調査に

ご協力いただいた企業の方との対話の場を設けたい。

●事業の様子

●他関連事業

2 月 18 日 東邦ガス㈱ステークホルダー会議の企画・運営

3月 5日 中部電力㈱ステークホルダーダイアログに参加

3月 8日 ブラザー工業㈱ステークホルダー会議の企画・運営

事業名 企業との協働の芽を探る事業 環境報告書を読む会

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Ⅲ 地域リクエスト事業

年間実施

事業内容

10 月 26 日 企業と NPO の関係づくり講座

第 1 回 企業人によるNPOスタッフ研修~コトバ・服装・仕事のしかた~

講師 竹政洋治さん(リコー中部㈱CSR推進室JQA推進リーダー)

11 月 30 日 企業と NPO の関係づくり講座

第 2 回 企業人のNPOイメージ像~企業人が感じるNPOへの×××感~

講師 百瀬則子さん(ユニー㈱事務本部環境部長)

12 月 7日 企業とNPOの関係づくり講座

第 3 回 環境経営と協働、そしてNPOの役割~企業は何をNPOに期待しているのか~

山口浩司さん(東邦ガス㈱環境部環境推進グループ誯長)

事業の成果

第 1 回では、「企業とNPOの違いを知ること」「相手を知ること、自分を知ること」「相手に見られてい

ることを意識すること」の 3 点が企業と一緒に仕事をするときには必要であることを学んだ。

第 2 回では、「WIN-WINの関係になるためにお互い必要なこと」というテーマで意見交換し、企業

側からNPOに向けて、果たすべき責任を果たすこと、NPOの強みを生かすこと、力量を自覚すること、

提案能力をつけること、といったアドバイスを得た。

第3回では、「NPOと企業が協働する価値があるのか」「企業にとってNPOと協働することが本業への

メリットを生み出すのか」をテーマに意見交換をし、企業のルールやマナーを知ること、企業にないもの

を武器にすること、NPOのネットワークを活かした提案をすること、関係作りをしっかりすること、と

いったことが協働の際の重要なキモになることを学んだ。またNPOはコーディネート力を持つことが重

要であると共有した。

NPOの若手スタッフを対象に実施したが、これまでNPOとの協働を試みた企業の方からの本音を聞く

ことで、若手スタッフがこれから磨くべきスキルや企業とおつきあいするときのルールを学ぶことができ

た。この地域にはNPOスタッフの研修の仕組みがあまりないので、この講座に対する参加者の期待はか

なり高く、内容についてもかなり満足していたようであった。また企業側もNPOとの協働することに価

値があると思いながらも二の足を踏んでいる理由を顔の見える状況の中で話すことができ、お互いを知る

機会をもつことができたと評価をえた。

今後の誯題

参加者の確保―多忙なNPOスタッフが多いため、講座に参加したくてもできない方が多かった。日時の

設定などニーズを聞いてから決めたい。

ゲストの発掘―若手NPOスタッフのスキルアップに時間を割いていただける企業社員や行政職員の発

テキスト化―こういった講座をテキストにし、若手NPOスタッフのバイブルとなるようなものを作成し

たい。

今後の展開

企業からの協働事業提案がある中でNPOが力をあげることが求められている。行政や企業と対等に交渉

したり事業をすすめる力を育むNPO若手スタッフの研修のしくみを検討したい。単体のNPOはなかな

か研修を実施することができないので、EPOのような公的資金がある組織がそういった事業を担う役割

があると考える。

●事業の様子

事業名 企業との協働の芽を探る事業 企業とNPOの関係づくり講座

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11

Ⅲ 地域リクエスト事業

年間実施

事業内容

7月24日 ユニー㈱とこども NPO の協働による環境学習プログラムサポート

9月 3日 ユニー㈱NPO協働環境学習プログラム企画コンザルティング(石川)

9月10日 ユニー㈱NPO協働環境学習プログラム企画(石川)

9月25日 ユニー㈱NPO協働環境学習プログラム企画コンザルティング(福井)

10月14日 ユニー㈱NPO協働環境学習プログラム(福井)

10月15日 ユニー㈱NPO協働環境学習プログラム打ち合わせ(富山)

11月19日 アピタ富山東店環境学習事業

開催場所 開催日時 店舗 協働パートナー

名古屋市 7 月 24 日 アピタ鳴海店 こどもNPO

石川県 9月 10 日 アピタ松任店 金沢エコライフくらぶ

福井県 10 月 24 日 アピタ福井大和田店 エコネットふくい

富山県 11 月を予定 アピタ富山店 グリーンコンシューマーネットワークとやま

環境教育ネットワークとやまエコひろば

事業の成果

北陸エリアでの展開は、これまであまり企業と連携のなかったNPOとの出会いの場をつくることができ

た。地域のお店で地域のNPOが地域の子どもに環境学習プログラムを実施することで、学校では教えら

れない学びを生み出すことができた。

今後の誯題

お店にはないNPO側のノウハウや発想力、伝えたい熱い思いとお店側がユニーとして伝えたいことをう

まく組み合わせるプログラム内容への進化

お互いのメリットをどう生み出すかを検討し、じっくり理解しあう場、信頼関係をつくるプロセスの提供

環境学習を実施する地域のNPOの発掘・指導者の育成

参加者(子ども)の確保・広報強化

地域の学校との連携

今後の展開

次年度も北陸三県、愛知・岐阜・三重・名古屋市、長野とエリアを拡大して実施する。

次年度はなごや環境大学冠講座として、この事業を担う指導者育成講座をユニー㈱と協働で実施する。

●事業の様子

事業名 企業との協働の芽を探る事業 ユニー㈱環境学習事業

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12

Ⅲ 地域リクエスト事業

年間実施

事業内容

8月 21 日 東邦ガス㈱・こどもNPOマッチング事業「エコクッキング」

12 月 3 日 東邦ガス㈱こどもNPOマッチング事業「エコクッキング」

事業の成果

昨年実施した東邦ガス㈱の環境報告書を読む会から派生した事業である。東邦ガス㈱の資源であるクッキ

ングスタジオと広報力と、NPOのもつプログラムの多様性・ネットワークを活かし、2 回実施した。

1 回目は、フェアトレードショップ店主をゲストに迎え、開発途上国の人々の暮らしの現状やフェアトレ

ードについてのミニレクチャーを交えたカレー&デザート作りをした。

2 回目は、クリスマスデザートづくりをしながら、食材のライフサイクルを考えるグループワークなどを

実施した。

NPOと協働することで、これまでになかった視点をエコクッキングに加え、料理を楽しみながら環境問

題に触れる機会をもつことができた。

今後の誯題

対象の拡大

ゲスト・講師の発掘

実施回数の拡大

協働の成果の可視化

今後の展開

次年度継続事業となるであろう。東邦ガス㈱とこどもNPOとの協働をサポートしていきたい。

●事業の様子

事業名 企業との協働の芽を探る事業 東邦ガス㈱エコクッキング事業

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Ⅱ 次世代応援プロジェクト

年間実施

事業内容

11月21日 CSR 審査会

1月18日 CSR 調査 ㈱尾鍋組

1月21日 CSR 調査 ㈱オートセンターモリ

1月24日 CSR 調査 ㈱クレーベン

1月25日 CSR 調査 ㈱加藤建設

1月26日 CSR 調査 ㈱ハラキン

1月29日 CSR 調査 ㈱オギソ ㈱マツバラ

2月 1日 CSR 調査会議

2月 2日 CSR 調査 舟橋植木㈱

2月 6日 CSR セミナー

12月21日 CSR 調査 ㈱松田建設

1月29日 CSR 調査 ㈱おぎそ

2月 5日 CSR 調査 桑名信用金庨

中部地区の中小企業を対象に環境保全・CSR の実態調査をした。以下が目的である。

①環境保全・CSR の実態及び取り組みについて把握する。

②環境保全活動・CSR 活動の可能性を探る。

③誯題や共通項を見出し、取り組みたくても取り組めないでいる企業や今後取り組んでいく企業に対し

て参考となるデータを抽出する。

事業の成果

*中小企業に絞って環境保全・CSR の点について重点的にヒアリングを行い、現状を可視化することが

できた。

*中小企業に特化したことによって、大手企業との違いを把握することができた。

今後の誯題

*今回ヒアリングをした企業については比較的環境保護の点で取り組んでいる企業が多かったので、その

他の法令遵守、消費者保護、労働、人権尊重、地域貢献などといった点でのサンプリング抽出も行いた

い。

*調査をした企業について、それらの取り組みが発信できるような場があるとよい。

*環境保全・CSR の取り組みが本業へプラスに関ってくることを立証付け、アピールしていく。

今後の展開

*調査をした企業の交流会を実施する。

活動の促進を促す。情報やノウハウの交換、モチベーションのアップなどが図れる。

*CSR 勉強会&コンサルティング。

環境保全や CSR を本業に取り入れていく為には何が必要でどのような形で取り入れ、地域の資源とど

のようにパートナーシップをとることで本業のアップが図れるかを勉強会やコンサルなどを行って見

出していく。CSR をより深めていく為の集まり。また、NPO と企業との融合形のモデルを創出する調

査もねらいとしたい。

●事業の様子

●他関連事業

2 月 3 日 CSR セミナー

事業名 平成 18 年度中部地域におけるパートナーシップに基づく CSR 活動調査

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Ⅲ 地域リクエスト事業

年間実施

事業内容

10 月 16 日 環境省政策提言セミナー説明会・ワークショップ

10 月 17 日 駒宮さん提案事業打ち合わせ

11 月 14 日 環境省重点ブリーフィング施策説明会・政策提言施策説明会

11 月 17 日 政策提言セミナー ゲスト 善養寺幸子さん(オーガニック・テーブル㈱)

11 月 28 日 政策提言戦略会議

中部エリアの NPO/NGO・企業が、環境政策提言を出すために、①説明会②事例紹介と政策提言づくり

のポイント③政策提言づくりの戦略会議の 3 部構成で実施をした。目的は以下のとおり。

①民間の環境政策提言能力の向上(プロセスも含め)

②地域社会全体の底上げに繋がる各セクター間の地域誯題についての共有

③地域社会全体の底上げに繋がる民間のモチベーションアップ

④地域社会全体の底上げに繋がる地域に効果的な政策の創出

⑤地域社会全体の底上げに繋がる官―民間の対等な場つくり等

事業の成果

*実際に事業の中で政策のアイデアをブラッシュアップし、応募する流れをつくれた。

*官ー民の対等な場づくりを展開し、参加者全員で地域に必要な政策の企画を考える場を創出できた。

今後の誯題

*アイデアレベルから政策企画のレベルに至るまでに多くのプロセスが必要となるので、年間通じて取り

組むべき事業である。

*政策提言企画づくりとは何か、ポイントはどこかなど、大事なポイントを分かり易くまとめて提示でき

るマニュアル化が必要である。

*環境省の政策提言に係わらずこのような地域底上げに繋がる動きが定期的、主体的に続いていくような

しかけがあるとよい。

*出てきたアイデアの中で、政策(公的な誯題に対して公的な手段を用いて誯題解決を図る)として位置

づけなくても、民間主導で実現できるものもあるので、その可能性をおいたい(EPO としてサポート

したい)。

今後の展開

*民間主導で政策提言企画をつくり、地方自治体との協働事業を実施する。

*企業と NPO がタッグを組み、地域誯題の解決に有効的な企画を生み出していく。

各企業がもっている事業領域と NPO のもっている斬新なアイデア、行動力とのマッチング事業の実施。

●事業の様子

事業名 政策提言セミナー

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Ⅲ 地域リクエスト事業

年間実施

事業内容

5月19日 愛知県環境学習情報交流事業打ち合わせ

7月29日 愛知県環境調査センター「環境学習に係わる情報交換会」

8月 8・11日 愛知県環境調査センター「環境学習に係わる情報交換会」

8月10日 第 30 回全国公立学校事務長会(三重大会)研究協議会Ⅰ

8月21日 瑞穂区民のつどい

第 2 回小懇談会「パートナーシップですすめよう エコライフのまちづくり」

9月12-14日 平成 18 年度東海三県一市合同交流研修

9月22-23日 全国森づくり・里山再生フォーラム IN 愛知「森林環境教育全国シンポジウム」

~愛知万博・海上の森から提案する実践的な森林環境教育~

11月17日 ICETT/三重県研修

1月17日 愛知県社会活動推進室協働ワークショップ

1月 7日 名古屋市協働の手引き意見交換会

2月 6日 名古屋市協働ワークショップ

2月17日 愛知県地球温暖化防止活動推進センター

地球温暖化防止活動推進員対象ワークショップ

事業の成果

そもそも計画をしていた環境学習・情報センターの担当者との意見交換の場、各県の環境教育推進方針に

ついての情報・経験交流の場をつくることはできなかった。

しかし、愛知県や名古屋市などから「環境学習」「パートナーシップ」に関するワークショップのファシ

リテートや職員研修の機会を不えられた。その中で、行政施策の現状や職員の意識について知ることがで

きた。11 月 17 日の ICETT/三重県の研修以降、三重県からのアプローチで次年度協働事業を実施する

こととしている。

今後の誯題

北陸・長野の自治体職員との連携を図る。

管内の環境先進自治体との交流を図り、情報共有をする。

自治体職員を対象にしたパートナーシップ研修を実施する。

今後の展開

長野県で開催する「環境教育リーダー研修」への参画

環境先進自治体の事例調査

三重県との協働事業の展開

●事業の様子

●他関連事業

愛知県環境審議会廃棄物部会委員/名古屋市緑の審議会委員

事業名 行政との協働の芽を探る事業 もろもろ

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Ⅲ 地域リクエスト事業

年間実施

事業内容

●なごや環境大学

7月15・22日 なごや環境大学主催講座「なごや環境人をつくる」

8月19日 なごや環境大学主催講座「なごや環境人をつくる」

9月 2日 なごや環境大学主催講座「なごや環境人をつくる」

●なごや環境塾

11 月 11 日 なごや環境塾

11 月 18 日 なごや環境塾

11 月 25 日 なごや環境塾

12 月 23 日 なごや環境塾

2 月 12 日 なごや環境塾フォーラム

事業の成果

「なごや環境人をつくる」講座においては、ワークショップファシリテートを担い、環境教育・学習の意

義、なごや環境人をつくるための提案などを市民と一緒に作成した。

なごや環境塾においては、環境学習プログラム企画(4 回)を担った。

環境教育・学習の意義や多様な実施方法などノウハウを伝えた。

今後の誯題

どちらの講座も指導者としての現場体験がほとんどない。現場体験をしながら、実際に子どもたちに伝え

る経験をしながら、自らの力量に気づきスキルをあげる講座を企画する必要がある。

相乗効果を生むために、なごや環境大学講座と EPO 主催講座を連携させて実施する。

今後の展開

なごや環境大学ユニー㈱冠講座「お店探検隊インタープリター養成講座」につなげ、現場で実践する指導

者の育成を目指す。

●事業の様子

●他関連事業

なごや環境大学幹事会/全体会/総会/共育講座チーム会議/なごやを動かそうチーム会議

事業名 環境パートナーシップ促進事業への参画 なごや環境大学&なごや環境塾

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Ⅲ 地域リクエスト事業

年間実施

事業内容

●アースデイ愛知 2006

4月11日 アースデイ実行委員会に参画

4月13日 アースデイ実行委員会に参画

4月22日 アースデイ愛知2006出展

4月23日 アースデイ愛知2006出展

●イベント出展

6月6-8日 中部エコライフ・フェア 2006

9月17日 環境デーなごや 2006 出展

10月19-21日 第 1 回3R 推進全国大会

12月1-3日 境教育ミーティング中部 2006in なごや

●他

5月18日 学校エコ改修事業ヒアリング

9月 1日 松下エコシステムズ絵画コンクール審査会

9月15日 地方EPO情報交流ミーティング&EPO・GEIC10 周年事業セミナー

10月13日 ユニー㈱バイオマスプラスチック検討会議(農林水産省補助事業)

12月 8日 GEIC10 周年記念シンポジウム

3月 1日 ユニー㈱バイオマスプラスチック検討会議(農林水産省補助事業)

事業の成果

地域イベントに積極的に参加をしたことにより、EPO 中部の社会的認知度があがった。

初めて環境教育ミーティング中部 IN なごや事務局をインキュベートとして受け入れた。

地方 EPO との連携が深まった

農林水産省と関係性ができた

今後の誯題

EPO 中部の認知度をより高めること

インキュベート事務局、インターンの受け入れを検討すること

地方 EPO との連携事業の検討

他省庁との連携事業の検討

今後の展開

今年度同様、アースデイ、中部エコライフ・フェア、環境デーに出展予定

●事業の様子

事業名 環境パートナーシップ促進事業への参画 もろもろ

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Ⅳ 通常業務

年間実施

事業内容

別表参照

事業の成果

ホームページの毎月のアクセス数は 1 万件以上で、各事業の報告など掲載内容の充実の成果が見られる。

特にデザイン性の高いページは好評で、他地域のEPOから参考にしたいとの評価をいただくことができ

た。

環境報告書など、行政・企業からの専門書の充実により、来館者増につながっている。他にない資料の充

実は、今後もっとアピールしていくべきポイントである。団体の資料、環境に関するパンフレットなど、

情報収集のために来館したという声も聞かれ、ニーズに応える収集を続けて行きたい。

今後の誯題

ホームページを広報のツールとして活用していくために、イベント情報を分かりやすく掲載するほかメー

ルマガジンで積極的に伝える動きが必要である。アクセス多の関心の高さを実際の事業につなげられるよ

う、しくみが必要である。

現在事業が多岐にわたり報告書の数が増えており、読みたい報告書にたどり着けないという声をもらうこ

とがある。事業計画ごとに分かりやすく分類し、参加していない人にも関心をもって読んでもらえるよう

な工夫が必要である。

館内においては、資料の収集部数が増えたことで、見せ方に工夫が必要になっている。現在の地域ごとの

分類に加え、分野に分けて紹介することで、関心のあるテーマによりアクセスしやすい環境つくりが求め

られている。

今後の展開

ホームページにイベントカレンダーを掲載して、過去から未来において時系列で動きが分かりやすいよう

紹介していく。そのまま報告書にも連動するよう掲載し、分かりやすく紹介していきたい。

テーマごとに資料を積極的に収集し、環境パートナーシップ情報ステーションの場として強化していきた

い。特に書籍について、調査報告から事例紹介に至るまで充実させ環境パートナーシップ図書館をつくり、

来館者のニーズに応えたい。これまでのつながりのある団体からは定期的な資料提供があるため、今後は

新たなつながりを強化すべく、地域・全国の団体に呼びかけをしていきたい。

●事業の様子

事業名 情報の基盤整備

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運営業務(2006 年 4 月-2007 年 2 月期)データ報告

【EPO 中部広報業務/環境情報の受発信】

①情報収集

4 月 5 月 6 月 7 月 8 月 9 月 10 月 11 月 12 月 1 月 2 月

11 ヶ月

合計

行政関連 18 18 24 13 5 3 14 18 8 15 8 144

企業関連 11 11 4 31 5 2 23 7 3 3 1 101

NPO 関連 16 16 25 13 22 8 22 33 19 12 15 201

他 3 3 1 5 2 1 1 2 1 2 5 26

合 計 48 48 54 62 34 14 60 60 31 32 29 472

②ホームページアクセス数

4 月 5 月 6 月 7 月 8 月 9月 10 月 11 月 12 月 1 月 2 月 11 ヶ月

合計

アクセス

数 7676 10987 13652 12025 14248 12011 12182 12182 13482 14906 14637 137988

18 1824

13

5 3

1418

8

15

811 11

4

31

52

23

73 3 1

16 16

25

13

22

8

22

33

19

1215

3 3 15

2 1 1 2 1 25

48 4854

62

34

14

60 60

31 3229

0

10

20

30

40

50

60

70

4月 5月 6月 7月 8月 9月 10月 11月 12月 1月 2月

行政関連 企業関連 NPO関連 他 合 計

資料収集数

7676

10987

13652

12025

14248

12011 12182 12182

13482

14906 14637

0

2000

4000

6000

8000

10000

12000

14000

16000

4月 5月 6月 7月 8月 9月 10月 11月 12月 1月 2月

アクセス数

ホームページアクセス数

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Ⅳ 通常業務

年間実施

事業内容

●通常業務 別紙参照

●展示イベント

5月30日 展示企画共催 「フェアトレード」ワークショップ

6月28日 展示企画ワークショップ「うちわde脱温暖化」

8月18日 展示企画「ECO な仕事・ECO な人~インタビュー」

11月 7日 展示企画「キルトに綴る地球の想い」

1月31日 浄心中学校環境学習来館

●展示

5月 フェアトレード

6月 地球温暖化防止活動

7-8月 夏休み環境学習

9月 木を育てる

10ー11月 キルトに綴る地球の想い

12-1月 環境カレンダー展

2-3月 やさしさを伝えるフェアトレード・バレンタイン

事業の成果

来館者数は講座の開催に比例して多くなっている。また、エコライフフェアや環境デーなど外部でのイベ

ント展示をしたことで、参加者が来館するケースが見られた。

5 月から展示内容と関連したワークショップを開催している。展示物と連動した目に訴える内容となり、

参加者にも好評であった。また、展示に協力してもらった団体の方も当日参加してもらい、協働を体現で

きた。ワークショップでの展示物は通年で展示し、来館者の注目を集めておりフェアトレードの普及にも

役立っている。

今後の誯題

企画展示と連動して行う予定であったワークショップを継続して行うことができなかった。地域の活動団

体とつながりを促進するため、協働で担当してもらえるパートナー探しを積極的に行い、ホームページ上

で公募するなど、連携を図ることを目的に進める必要がある。

問い合わせ内容で、まだこの場所の存在が知られていないということがよく聞かれる。イベント以外でも

立ち寄ってもらえるよう、この場の魅力を打ち出していくことが必要である。

今後の展開

今までのネットワークを活かして団体の方に小劇場という展示の場を、活動紹介の場と認識してもらうし

くみをつくりたい。つながりのある環境系の団体、ESD で調査に伺った団体、EPO なひとでインタビュ

ーした方などに協力を依頼し展開していく。またアースデイや環境デーなど大きなイベントの前には広報

の意味も含め展示をし、当日につながる展開もしていきたい。

問い合わせ内容をデータ化して、スタッフ間で共有できるしくみもつくっていきたい。

●事業の様子

事業名 オフィス運営管理

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運営業務(2006 年 4 月-2007 年 2 月期)データ報告

【EPO 中部維持管理業務】

143

165155

163176

125

168

211

109102

210

157.00

0

50

100

150

200

250

4月 5月 6月 7月 8月 9月 10月 11月 12月 1月 2月 11ヶ月平均

来館者数

来館者数

8.82 8.68

7.057.76

8.8

5.95

8

10.55

6.41

5.37

10.5

7.99

2.48 2.53 2.64 2.33 2.58

3.433.1 2.95 3.21 3.18

2.32.79

0

2

4

6

8

10

12

4月 5月 6月 7月 8月 9月 10月 11月 12月 1月 2月 11ヶ月平均

1日平均来館者数 1日当たりの出勤者数

1 日平均の来館者数・出勤者数

41 37

7685

119

179

215229

152143

155

130.09

0

50

100

150

200

250

4月 5月 6月 7月 8月 9月 10月 11月 12月 1月 2月 11ヶ月平均

問い合わせ件数

問合せ数

4 月 5 月 6 月 7 月 8 月 9 月 10 月 11 月 12 月 1 月 2 月 11 ヶ月平均

開館日数 20 19 22 21 20 21 21 20 17 19 20 20.00

来館者数 143 165 155 163 176 125 168 211 109 102 210 157.00

1 日平均来館者数 8.82 8.68 7.05 7.76 8.8 5.95 8.00 10.55 6.41 5.37 10.5 7.99

問い合わせ件数 41 37 76 85 119 179 215 229 152 143 155 130.09

1 日当たりの出勤者数 2.48 2.53 2.64 2.33 2.58 3.43 3.1 2.95 3.21 3.18 2.3 2.79

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Ⅴ 地域ステークホルダーとの協働推進

年間実施

事業内容

日時 9 月 29 日(金)第 2 回運営協議会

場所 いしかわ県民エコステーション会議室

参加者 18 名

議事内容

*上半期事業報告・収支報告

*下半期事業計画について

*リコー中部㈱エコひいき事業について

*中部電力㈱エコポイント社会還元事業について

*地球の未来からの提案~レシートに CO2 排出量表示

*CSR 公募事業

*NPO・NGO 企業政策提言事業

*平成 19 年度事業方針について

*評価について

事業の成果

2 回目の運営協議会、事業を通して尐しずつ関係性が深まりつつある状況の中で、次年度方針作りに向け

て、EPO 中部の実施体制の基本方針や運営協議会の意義・意図・ビジョンの共有する必要性を確認する

ことができた。

又以下の

1)現在種をまいて芽を出しつつある企業とのパートナーシップ事業の実績をどのようにつくり、社会に

見せていくか

2)ネットワークの意味・意義をどう見せていくのか、実績から見せるプロセスをどうつくるか

3)パートナーシップ促進のインセンティブをどうつくるか

4)コーディネーターをどう育成するか

5)EPO の評価基準・しくみをどうつくるか

といった点が今後の検討誯題であることを共有した。

今後の誯題

上記にあげられた検討誯題をクリアにしていくこと。

今後の展開

運営協議会を細かい事業内容の報告会ではなく、運営協議会の役割・ビジョンの明確化、パートナーシッ

プの成果の可視化、EPO の評価といった点を意見交換する会議にしていきたい。

●事業の様子

事業名 運営協議会の実施

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●2006 年事業計画と実施した事業内容・誯題

分類 事業テーマ 事業計画 実施した事業 誯 題

協働提案 事業

運営協議会の

協働事業提案

●リコー中部㈱グリーンプロモーション「エコひいき」

事業 ●中部電力㈱エコポイント還元事業

北陸エリアにおける「エコひいき」を使っての協働モデ

ルの構築 東海エリアの運営協議会メンバーのコミットの強化・過去の助成団体との連携

経済団体との関係性を強くする 中小企業同友会などを巻き込む 明確な役割分担に基づいた事業の遂行

年度の達成目標を明らかにし、評価軸を明確につくる これまでの成果を可視化するための報告書の作成 多様なステークホルダーの関係性高めるしかけづくり

伝わりやすい伝え方の工夫

重点テーマ推進事業

次世代応援

次世代応援プログラム

若手が活躍している NPO/NGO と協働で次世代担い手育成を支援する。 *子どもの参画も随時検討していく

●持続可能な社会をつくる若手の志に学ぶ講座

●企業と NPO の関係づくり講座 ●夏休み小中学生・大学生対象 ECO な仕事・ECO な人

次世代ネットワークの構築と参加者が主体的に動ける

場のサポート 「次世代育成」をキーワードに EPO を活用して事業を組み立てる団体の発掘

ESD 普及・啓発

持続可能な開発のための教育の普及プログラム ESD-T(東海)担い手会議の実施 ESD-H の支援

ESD-J との連携事業 中部大学との連携事業

●ESD 普及・しくみづくりプロジェクト ESD-T 担い手会議・勉強会・事例調査 ESD 講座の実施

環境以外の分野との連携事業の実施 行政・教育委員会・企業などとの連携事業の実施 RCE・ESD―T 市民ネットワークとの連携

Ⅲ 地域 リクエスト

事業

企業との協働の 芽を探る

環境報告書を読む会など

●環境報告書を読む会(計 5 回) ●企業と NPO の関係づくり講座(計 3 回) ●ユニー㈱環境学習事業(計 4 回)

●東邦ガス㈱エコクッキング事業(計 2 回) ●中小企業 CSR 調査(10 件)・CSR セミナー ●企業のステークホルダー会議(3 回)

環境報告書ゲストの発掘 顔の見える関係になった企業との次の段階の事業及び企業間ネットワークの創出

中小企業との CSR 事業による連携 企業と協働する NPO の発掘と育成

行政との協働の 芽を探る

環境学習・情報センター担当者会議 環境教育推進法に関する施策の情報経験交流会 環境施策に関する意見交換会 など

●愛知県環境学習に係わる情報交換会(3 回) ●平成 18 年度東海三県一市合同交流研修 ●全国第 30 回全国公立学校事務長会(三重大会)研究

協議会Ⅰ会議シンポジウム ●政策提言セミナー(計 4 回) 他研修

環境パートナーシップ研修のメニューの確立 先進自治体との情報共有及び連携 行政機関との日常的な情報共有

環境パートナーシップを促進す

る事業への参画

なごや環境大学(通年) アースデイ愛知 2006(4 月 23 日)

環境教育ミーティング中部 2006in なごや (12 月 1~3 日) 他

●なごや環境大学講座「なごや環境人をつくる」 ●なごや環境塾

●アースデイ愛知 2006 ●中部エコライフ・フェア 2006 ●第 1 回3R推進全国大会

●環境教育ミーティング中部 2006in なごや

各主催者と WIN―WIN の関係になれるような事業展開

Ⅳ通常業務 情報の基盤整備

資料・書籍などの収集(通年) ホームページの充実(通年・更新月 2 回)

資料・書籍などの収集(通年) ホームページの充実(通年・更新月 2 回)

環境パートーシップ関連の資料収集 見やすい伝わりやすいホームページづくり

双方向コミュニケーション機能のある情報提供

オフィス

運営管理

相談窓口・資料収集・電話対応・NPO によるこだわり展示・環

境パートナーシップに関するコンサルタントなど

●環境教育ミーティング中部 2006in なごや事務局イ

ンキュベート ●展示企画 ●小中学生見学

●通常業務

展示企画の充実と関連団体との連携

事務局機能の強化 スタッフの専門性の強化と増員

Ⅴ運営協議会の実施

運営協議会 の運営

EPO 中部の事業方針・事業実施について協議を行う。また協働を可能にする関係性を育む。事業評価についても検討していく。

運営協議会:年 2 回(北陸 1 回・東海 1 回)

●第 2 回運営協議会(石川) 中期・長期ビジョンづくり 運営協議会機能の明確化

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【2006 年度スタッフ紹介】

スタッフ名 役割 期間

新海 洋子 全体統括

鵜飼 哲 環境パートナーシップ事業全般 2007 年 10 月より

遠山涼子 ESD・HP・展示他 2007 年 1 月から 3 月まで

宇野 由美子 ESD・全事業サポート 2007 年 3 月末より

河原 美和 短期間アルバイト 2007 年 3 月より短期間アルバイト

間島 大仁 アルバイト 2007 年 1 月退職・短期間アルバイト

市川 恵 ESD・HP・展示他 2007 年 12 月退職

桜井 温子 ESD・HP・展示他 2006 年 4 月より 1 年間産休 2007 年 4 月 1 日より復帰

新倉 春美 短期間アルバイト 2006 年夏休み短期間大学生アルバイト

【スタッフ所見~2006年度事業を終えて】

新海洋子 地域のセクターや人々が地球環境問題に対して危機感をもち、気づき、「動き」を求めているのは確かである。一方で「動

く」人がまだまだ尐ないのも現実である。主体的「動く」人たちをつなぎ、「動いていない」人たちに対していかに影響を

不えていくか、そこにパートナーシップの醍醐味があるように感じる。なぜなら、リコー中部㈱、ユニー㈱の事業など企

業と連携した事業に関わるステークホルダーは格段に多いからである。

EPO 中部は多様なしかけをつくる場である。目標実現のために、地域で活動する多様なプレイヤーが演じられるステージ

や枠組みをつくる役割である。そして影響力をもつしかけが継続性を持つために、しくみに変えていく機能をもつ。

現段階ではトライアルとしてのしかけを展開している状況である。どのようにしかけていくか、という段階から多様な人々

を巻き込むによって、ステージの色も形も変わってくる。今年度も多くのプレイヤーに出会うことができた。パートナー

シップの可能性に期待をし、「持続可能」な社会のしくみづくりの一役を担う EPO でありたい。

鵜飼 哲 次世代、行政・企業との協働事業などの事業を推進に当たり、地域の資源を活かしつつお互いのステークホルダーの取り

組みが促進するように各事業に主体的に携わってきた。しかしその中で、地域のニーズが本当にあるのか、税金を使い事

業を実施するだけの成果が挙がるかなど、根本的な問題を抱えながら事業を行ってきた部分はある。協働が目的にならず、

ニーズ、目的、効果が明確な中で意味の見出せる協働のあり方を常に意識して行っていかなければならない。それに伴い、

環境・経済が両立する市場づくりも次の誯題といえる。環境政策提言やエコひいきの事業にもいえるが、具体的な環境経

営モデルを地域に落としていく事業において、そのモデルと落としていくまでのプロセス、そしてその後の担い方につい

て、地域社会のニーズに合わせてじっくりと浸透させていくことが社会に影響を不え、尚且つ市場の変化を起こさせる動

きに繋がると思う。さらに、パートナーシップを生み出していく中で社会ビジョンの確認と各主体における役割を把握し、

今よりも確実に前進させていく。その原動力をもっと引き出し、繋ぎ合わせ、今ある誯題を粉砕させる動きを生み出して

いきたい。このエンジンと繋がりあい、今後とも奮闘していきたいと思う!

遠山涼子 来館者が講座に参加したり、インタビューした人が ESD-T のメンバーになったりと、様々なつながりを生み、またその

場を提供した 1 年であった。情報はあるところに集まるものであり、発信すればするほど集まるものである。ホームペー

ジでの活動報告は EPO の今の姿を必要な人に伝える役割を充分果たしていた。

今年度の ESD 事業の総決算である事例調査を、ESD-T のメンバーとともに行い、地域の現場の活動を肌で感じた。つな

がりの必要性を感じているが、それをどこに求めてよいのか分からないし、そこまで手が回らないといった地域のニーズ

が読み取ることができた。地域の声を聞き取り、伝えていき、つなげることこそが、EPO が ESD に関わる意味だと言え

る。10 年後のビジョンを明確にし共有した上で、今すべきことを確認しながら進めていきたい。

【全体総括】

EPO 中部の運営業務の請負事業 2 年目を終えた。1 年目は EPO 中部を多くの人に知っていただくための広報および EPO 中

部の機能・役割を検討する場を創出してきた。2 年目は創出された役割を中部 7 県の地域のステークホルダーといくつかの

モデル事業を通して具現化してきた。またその過程の中で多様な関係性を築いてきた。

成果としてあげるとすれば、運営協議会提案におけるリコー中部㈱との協働事業グリーンプロモーション「エコひいき」とユ

ニー㈱との協働事業である地域の店舗を使っての環境学習の展開である。また企業と NPO(市民)との対話の場づくりとし

てステークホルダー会議の運営なども担った。テーマとしては、ESD 普及啓発事業、次世代応援事業も多様な人を巻き込み

講座などを実施してきた。ESD に関しては来年度には ESD-Tの自立、次世代応援事業に関しても若者のネットワークがで

きつつある。誯題としては、*行政(地方自治体や環境省以外の省庁)との協働事業の展開

*長野県における環境パートナーシップ事業の促進

*NPO スタッフのスキルアップおよび組織強化事業

などが手つかずなものが多々ではあるが、2007 年度に取り組んでいきたい。

最後に運営協議会メンバー、特に北陸エリアのメンバーとの関係性が事業を通して深くなったことが成果といえる。行政・

企業・NPO それぞれ単体でできにくい事業を今後も模索し実施したい。

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【2006年度 主な事業カレンダー】 *3 月8日まで

4月 4日 ESD―T担い手会議

4 月 8 日 次世代応援プロジェクト打合せ

4月 10 日 なごや環境大学 総会

4 月 11 日 アースデイ実行委員会に参画

4 月 13 日 アースデイ実行委員会に参画

4 月 14 日 次世代応援プロジェクト打合せ

4月 18 日 RCE/ESD コンソーシアム会議(中部大学)

4月 19 日 ESD-T 学習会

4月 22 日 アースデイ愛知2006

4月 23 日 アースデイ愛知2006

5月 16 日 運営協議会メンバーへのグリーンプロモーション意見交換会

5月 18 日 学校エコ改修事業ヒアリング

5月 19 日 愛知県環境学習情報交流事業打ち合わせ

5月 23 日 なごや環境大学幹事会

5月 23 日 ESD-T 担い手会議

5月 29 日 国連大学・環境省 ESD ヒアリング

5月 30 日 展示企画共催 「フェアトレード」ワークショップ

5月 31 日 環境報告書を読む会 ㈱INAX

6月6-8 日 中部エコライフ・フェア 2006

6 月 21 日 ESD-T学習会

6月 27 日 『中部地域の RCE / ESD のネットワークのあり方を考える』 意見交換会

6月 28 日 展示企画ワークショップ「うちわde脱温暖化」

7月3日 東京出張 環境省 ESD モデル事業検討会議オブザーバー参加

7月6日 リコー中部エコひいき審査会・ステークホルダーダイアログ

7月 15・22 日 なごや環境大学講座「なごや環境人をつくる」

7月 19 日 ESD-T 学習会

7 月 24 日 ユニー㈱とこども NPO の協働による環境学習プログラムサポート

7月 26 日 環境報告書を読む会 ㈱山田組

7 月 29 日 愛知県環境調査センター「環境学習に係わる情報交換会」

7 月 31 日 エコひいき助成団体認定式参加

8月1日 エコプランふくい事務所訪問&リコー中部㈱エコひいき助成団体認定式参加

8月8・11 日 愛知県環境調査センター「環境学習に係わる情報交換会」

8 月 8 日 リコー中部㈱エコひいき ステークホルダーダイアログフォローアップ

8 月 10 日 第 30 回全国公立学校事務長会(三重大会)研究協議会Ⅰ

8月 18 日 EPOスタイル「ECOな仕事・ECOな人」

8月 19 日 なごや環境大学主催講座「なごや環境人をつくる」

8月 21 日 東邦ガス㈱・こどもNPOマッチング事業「エコクッキング」

8月 23 日 ESD-T学習会

8月 30 日 環境報告書を読む会 ブラザー工業㈱

8 月 31 日 中部電力㈱・エコポイント事業打ち合わせ

9月1日 松下エコシステムズ絵画コンクール審査会

9月2日 なごや環境大学主催講座「なごや環境人をつくる」

9 月 3 日 ユニー㈱NPO協働環境学習プログラム企画コンザルティング(石川)

9 月 6 日 ESD 取材富山

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9月 10 日 ユニー㈱NPO協働環境学習プログラム企画(石川)

9月 12-14 日 平成 18 年度東海三県一市合同交流研修

9月 15 日 地方EPO情報交流ミーティング&EPO・GEIC10 周年事業セミナー

9月 17 日 環境デーなごや 2006 出展

9 月 20 日 ESD-T 担い手会議

9 月 22・23 日 全国森林環境教育シンポジウム

9 月 25 日 ユニー㈱NPO協働環境学習プログラム企画コンザルティング(福井)

9月 26 日 RCE意見交換会

9 月 27 日 なごや環境大学「ESD講座」

9 月 29 日 第 2 回運営協議会

10 月 3 日 中部電力㈱エコポイント事業打ち合わせ

10 月 5 日 愛知県環境審議会廃棄物部会

10 月 6 日 なごや環境大学「志」講座

10 月 10 日 中部電力㈱エコポイント事業打ち合わせ 三重県環境学習情報センター

10 月 12 日 なごや環境大学「ESD 講座」

10 月 13 日 中部電力㈱エコポイント事業打ち合わせ

10 月 13 日 ユニー㈱バイオマスプラスチック普及事業打ち合わせ

10 月 13 日 リコー中部㈱北陸交流会打ち合わせ

10 月 14 日 ユニー㈱NPO協働環境学習プログラム(福井)

10 月 15 日 ユニー㈱NPO協働環境学習プログラム打ち合わせ(富山)

10 月 16 日 環境省政策提言セミナー説明会・ワークショップ

10 月 17 日 駒宮さん提案事業打ち合わせ IN 名古屋大学

10 月 18 日 ESD-T 担い手会議

10 月 19-21 日 第 1 回3R 推進全国大会

10 月 21 日 中部電力㈱エコポイント事業説明 星見ケ丘小学校イベント

10 月 24 日 RCE 意見交換会

10 月 26 日 企業と NPO の関係づくり講座 第 1 回

10 月 28 日 中部電力㈱エコポイント事業説明 岐阜市環境フェア

10 月 29 日 中部電力㈱エコポイント事業説明 三重県伊賀市環境フェア

11 月 2 日 環境省「国連持続可能な開発のための教育の 10 年」促進事業キックオフミーティング

11 月 5 日 リコー中部㈱エコひいき交流会&助成セミナー

11 月 7 日 EPO スタイル

11 月 8 日 なごや環境大学「ESD 講座」

11 月 10 日 なごや環境大学「志」講座

11 月 11 日 なごや環境塾

11 月 14 日 環境省重点ブリーフィング施策説明会・政策提言施策説明会

11 月 15 日 ESD-T会議 事例調査検討

11 月 16 日 中部電力㈱エコポイント選考会

11 月 17 日 ICETT 研修

11 月 17 日 政策提言セミナー

11 月 18 日 なごや環境塾

11 月 19 日 アピタ富山東店環境学習事業

11 月 21 日 CSR 審査会

11 月 23 日 リコー中部㈱石川県助成団体視察(石川)

11 月 25 日 なごや環境塾

11 月 28 日 政策提言戦略会議

11 月 29 日 なごや環境大学「ESD 講座」

11 月 30 日 企業と NPO の関係づくり講座 第 2 回

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12 月 1 日 なごや環境大学「志」講座

12 月 1-3日 環境教育ミーティング中部 2006in なごや

12 月 3 日 中部RCE-ESDネットワーク会議

12 月 3 日 東邦ガス㈱こどもNPOマッチング事業

12 月7日 企業とNPOの関係づくり講座 第 3 回

12 月 8 日 GEIC10 周年記念シンポジウム

12 月 11 日 エコひいき交流会北陸打ち合わせ

12 月 12 日 ESDシンポジウム打ち合わせ(東京)

12 月 13 日 なごや環境大学「ESD 講座」

12 月 14 日 環境報告書を読む会 ㈱ノリタケカンパニーリミテド

12 月 23 日 なごや環境塾

1月 5 日 なごや環境大学「志」講座

1 月 12 日 ESD シンポジウム WITHNIC 打ち合わせ

1 月 12 日 ESD 事例調査 フィリピン人移住者センター

1 月 17 日 愛知県社会活動推進室協働ワークショップ

1 月 17 日 ESD 事例調査 長久手町平成こども塾

1 月 18 日 CSR 調査 ㈱尾鍋組

1 月 19 日 エコひいき北陸交流会

1月 19 日 なごや環境大学「志」講座

1 月 20 日 ESD 石川地域ミーティング

1 月 21 日 CSR 調査 ㈱オートセンターモリ

1 月 24 日 ESD 担い手会議 調査検討会

1 月 24 日 CSR 調査 ㈱クレーベン

1 月 25 日 CSR 調査 ㈱加藤建設

1 月 26 日 CSR 調査 ㈱ハラキン

1 月 29 日 CSR 調査 ㈱オギソ ㈱マツバラ

1 月 30 日 なごや環境大学幹事会

1 月 30 日 ESD 事例調査 地域問題研究所

1 月 31 日 浄心中学校環境学習来館

2 月1日 CSR 調査会議

2 月 2 日 CSR 調査 舟橋植木㈱

2 月 2 日 なごや環境大学「志」講座

2 月 3 日 中部電力㈱エコポイント事業取材 天竜川総合学習館かわらんべ

2 月 6 日 名古屋市協働ワークショップ

2 月 6 日 CSR セミナー

2 月 6 日 RCE-ESD ネットワーク会議

2 月 9 日 環境報告書を読む会 名古屋鉄道㈱

2 月 12 日 なごや環境塾フォーラム

2 月 14 日 ESD 担い手会議

2 月 15 日 環境省 ESD モデル事業 春日井 ESD 講座

2 月 16 日 なごや環境大学「志」講座

2 月 17 日 愛知県地球温暖化防止活動推進センターコメンテータ

2 月 18 日 東邦ガス㈱ステークホルダー会議

3月1日 ユニー㈱バイオマスプラスチック検討会議

3月3日 なごや環境大学「志」講座

3月5日 中部電力㈱ステークホルダーダイアログ

3月8日 ブラザー工業㈱ステークホルダー会議

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