決算説明資料 · 2020-07-28 ·...
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決算説明資料(2020年3月期決算)
1 . 経営環境
日本経済
世界経済
米国
欧州
中国
雇用環境の堅調な推移、設備投資の増加や企業収益の改善により、
景気は緩やかに回復
第4四半期以降、新型コロナウイルスの世界的な感染拡大により、経済活動が大きく制限され、景気の悪化が顕著に
米中貿易摩擦の影響による設備投資の鈍化、
輸出の減少により、強い減速感
雇用環境の改善や個人消費の順調な拡大により
景気は堅調に推移
英国のEU離脱問題による不透明感はあるものの
景気は緩やかに回復
2. 売上高および損益要因
売上高 26,166 百万円 前期比 3.5%減
営業利益 2,291 百万円 前期比 17.8%減
売上高営業利益率 8.8 % 前期実績 10.3%
ROE 7.5 % 前期実績 9.3%
配当 75 円(予定) 前期実績 75円
•米中貿易摩擦の長期化、新型コロナウイルスの感染拡大等の影響により、減収減益
•サーミスタ素子生産能力増強のための工場増設などにより、減価償却費が増加
•自動車用センサが好調
3. 損益計算書[要約]
2019年3月期 2020年3月期
金額 構成比 金額 構成比 前期比
売上高 27,121 100.0 26,166 100.0 △955
売上原価 20,897 77.0 20,440 78.1 △456
売上総利益 6,224 23.0 5,725 21.9 △498
販売管理費 3,437 12.7 3,433 13.1 △3
営業利益 2,787 10.3 2,291 8.8 △495
営業外収益 114 0.4 114 0.4 0
営業外費用 38 0.1 14 0.1 △24
経常利益 2,863 10.6 2,392 9.1 △471
特別利益 0 0.0 194 0.7 194
特別損失 56 0.2 194 0.7 137
法人税等 746 2.8 641 2.5 △105
親会社株主に帰属する当期純利益
2,055 7.6 1,747 6.7 △307
ROE(%) 9.3 ― 7.5 ― ―
(単位 金額:百万円・%)
4. 営業利益増減分析
(単位:百万円)
2019年3月期営業利益
2,787 2020年3月期営業利益
2,291
売上高減少
▲500
製造減価償却費増加
▲292
製造人件費減少
+237
その他製造経費減少
+105
生産効率悪化
▲46
営業利益 -495百万円
5. 業績の推移
14,546
13,099
16,548 17,086 16,143
18,757
20,113
21,261
22,071
25,289 27,121 26,166
1,214
869
2,055
1,778
849
1,366
1,889
1,663
2,394
3,045
2,787
2,291
0
2,500
5,000
0
15,000
30,000
09年
3月期
10年
3月期
11年
3月期
12年
3月期
13年
3月期
14年
3月期
15年
3月期
16年
3月期
17年
3月期
18年
3月期
19年
3月期
20年
3月期
売上高 営業利益
(百万円) (百万円)
6. 貸借対照表[要約]
2019年3月末
2020年3月末
増減額
流動負債 9,024 7,228 △1,795
買入債務 4,276 4,008 △267
短期借入金 1,124 959 △165
その他 3,623 2,260 △1,362
固定負債 2,973 2,245 △727
長期借入金 2,596 1,856 △739
その他 377 389 11
負債合計 11,997 9,474 △2,523
純資産合計 22,678 24,101 1,422
負債・純資産合計 34,676 33,575 △1,100
(単位:百万円)
2019年3月末
2020年3月末
増減額
流動資産 22,512 21,740 △772
現預金 7,480 7,151 △328
売上債権 7,377 7,043 △334
棚卸資産 6,614 6,578 △35
その他 1,040 966 △74
固定資産 12,163 11,835 △327
有形固定資産 10,895 10,486 △408
無形固定資産 125 150 25
投資その他 1,142 1,198 55
資産合計 34,676 33,575 △1,100
(単位:百万円)
資産の部 負債・資本の部
18,441
19,343
21,468
22,678
24,101
70.6 70.9 69.7
65.3
71.6
-10
0
10
20
30
40
50
60
70
80
5,000
15,000
25,000
2016年
3月末
2017年
3月末
2018年
3月末
2019年
3月末
2020年
3月末
7. 貸借対照表 主要項目推移
(百万円)
総資産
25,987 27,113
30,732
34,676 33,575
2016年
3月末
2017年
3月末
2018年
3月末
2019年
3月末
2020年
3月末
4,799
5,091
5,699
6,614 6,578
2016年
3月末
2017年
3月末
2018年
3月末
2019年
3月末
2020年
3月期
棚卸資産 純資産・自己資本比率
(百万円) (百万円)
8. キャッシュ・フローの推移
(百万円)
財務キャッシュフロー
-1,544 -1,224
-1,931
-4,241
-2,162
2,108 2,514
2,701
3,521 3,323
564
1,290
770
-720
1,161
-4,500
-3,500
-2,500
-1,500
-500
500
1,500
2,500
3,500
4,500
2016年
3月期
2017年
3月期
2018年
3月期
2019年
3月期
2020年
3月期
(百万円)
投資・営業・フリー キャッシュフロー
-1,068 -1,235
-4
1,144
-1,468 -1,600
-600
400
2016年
3月期
2017年
3月期
2018年
3月期
2019年
3月期
2020年
3月期
1,392
1,282
1,369
1,685
1,967
2016年
3月期
2017年
3月期
2018年
3月期
2019年
3月期
2020年
3月期
1,562
1,214
1,941
4,198
2,321
2016年
3月期
2017年
3月期
2018年
3月期
2019年
3月期
2020年
3月期
9. 設備投資等の推移
(百万円)
設備投資 減価償却費
(百万円) (百万円)
研究開発費
435 438
724
386 367
2016年
3月期
2017年
3月期
2018年
3月期
2019年
3月期
2020年
3月期
2021年3月期の予想につきましては、合理的な予想値が算出可能になり次第、
ホームページにて開示いたします。
10. 用途別売上比較 | 売上実績
7,099 7,355
7,289
5,053
6,023
5,748
3,771 3,950
3,472
2,612
3,075 3,371
2,355
2,329
2,243 2,061 2,070
1,998
1,525 1,682
1,288
811 633
754
18年
3月期
19年
3月期
20年
3月期
18年
3月期
19年
3月期
20年
3月期
18年
3月期
19年
3月期
20年
3月期
18年
3月期
19年
3月期
20年
3月期
18年
3月期
19年
3月期
20年
3月期
18年
3月期
19年
3月期
20年
3月期
18年
3月期
19年
3月期
20年
3月期
18年
3月期
19年
3月期
20年
3月期
素子 空調機器 家電 自動車 住設機器 OA 産業機器 計測器 他
(単位 金額:百万円)
11. 用途別売上比較 | 用途別 構成比
自動車
空調家電
住設
OA
産機その他
2019年3月期
29.6%
22.8%16.9%
10.3%
7.8%
7.0%
自動車
空調
家電
住設
OA
産機その他
2020年3月期10.3%
7.8%
5.5% 31.9%
22.8%15.6%
12. 今後の見通し
世界経済は、新型コロナウイルスの世界的な感染拡大により、今後の先行きへの懸念が非常に高まっています。
当社グループの温度センサ、サーミスタの供給先は、日本国内、欧米、中国、東南アジアを中心に世界中にあり、お客様の業種も多岐にわたっているため、新型コロナウイルスの感染拡大による需要減少は予断を許さない状況となっております。
こうした状況により、2021年3月期の連結業績予想は、現段階で合理的な算定が難しいと判断し、未定とさせていただきました。今後、業績への影響を慎重に見極め、合理的に算出が可能となった時点で速やかに開示をいたします。
本資料に記載されている業績予想等につきましては、現時点で入手可能な情報に基づいて作成したものであり、実際の業績は今後さまざまな要因により変動する
可能性があることをご承知置き下さい。
ご参考資料
社 名 株式会社芝浦電子
創 業 1953年3月3日
本 社 埼玉県さいたま市中央区上落合
代 表 者 代表取締役社長 葛西 晃
事 業 内 容
サーミスタ素子、並びにサーミスタ素子を応用した各種
製品(温度センサ、湿度センサ、湿度計、温度制御器、
風速計 等)
資 本 金 2,144百万円(2019年3月31日現在)
売 上 高 261億円(2020年3月期 / 連結)
経 常 利 益 23億円(2020年3月期 / 連結)
製 造 拠 点 国内5拠点、海外3拠点(タイ、中国)
従 業 員 約4,250人(2020年3月末現在 / 連結)
上 場 証 券
取 引 所
東京証券取引所ジャスダックスタンダード市場
(証券コード:6957)
単元株式数 100株
芝浦電子本社
[ご参考]会社概要
• 芝 浦 電 子
• 福島芝浦電子
マザーファクトリー
• 東北芝浦電子
• 岩手芝浦電子
• 角館芝浦電子
• 青森芝浦電子
海外製造拠点
• タイシバウラデンシ
カンパニーリミテッド
• 上海芝浦電子有限公司
• 東莞芝浦電子有限公司
試験センター
• 東北試験センター
• 福島試験センター
• 岩手試験センター
素子研究
基礎研究
製品技術の開発
新製品や付加価値品生産
海外生産拠点の指導育成
大量生産品質保証試験
設計確認試験
研究・開発・設計
[ご参考]生産体制
[ご参考]芝浦電子をご理解いただくための用語
サーミスタ
温度変化に対して電気抵抗がきわめて大きく変化する半導体。
安価で安定的に温度をコントロールすることができるため、
幅広い用途に使用されている。
芝浦電子で製造しているのは、温度が上がると抵抗値が下がるタイプのNTCサーミスタのみ。温度検出用センサに使用される。サーミスタの種類はほかに、PTCサーミスタ、CTRサーミスタがある。
PSBサーミスタ素子
芝浦電子が独自に開発したサーミスタチップをガラスで封止した素子。
ガラスで封止することで、耐熱性、機械的強度、安定性を備えた芝浦電子の主力製品。
過去には、世界主要8カ国(日、米、英、西独、仏、加、伊、スイス)で特許を取得した
実績を持っていた。
[ご参考]製品別サーミスタ搭載本数 例 <1製品あたり>
住設機器ソーラーシステム 洗浄便座 給湯機器 エコ給湯システム
〔 1~3 〕 〔 2~3 〕 〔 2~5 〕 〔 10~20 〕
空調機器ファンヒーター ルームエアコン 業務用エアコン
〔 2~3 〕 〔 2~5 〕 〔 5~15 〕
家 電電子レンジ 炊飯器 冷蔵庫 IH調理器
〔 2~3 〕 〔 2~3 〕 〔 2~8 〕 〔 5~15 〕
情報機器プリンター 複写機 複合機
〔 2 〕 〔 2~3 〕 〔 3~5 〕
産業機器防災機器 機械・ロボット 冷凍ショーケース 冷凍コンテナ
〔 2 〕 〔 1~2 〕 〔 2~5 〕 〔 5~10 〕
自 動 車カーエアコン 吸排気温・水温・燃温・油温用 ハイブリッドシステム用
〔 4~5 〕 〔 8~10 〕 〔 8~10 〕
〔 〕: 1製品あたりのサーミスタ搭載数
[ご参考] 温度別用途
-50℃から1,000℃まで。高付加価値を生むサーミスタ技術。
従来品(ガラスコートサーミスタ)
高付加価値品(高温用ガラスコートサーミスタ)
●低温倉庫(マグロ冷凍)
●冷蔵庫
●エアコン
●エコキュート
●給湯器
●自動車(水温)
●食器洗い乾燥機
●炊飯器
●電子レンジ
●自動車(HV
/ EV
モータ)
●複写機
●IH
クッキングヒータ
●ファンヒーター
●車(E
GR
温度制御)
●オーブン
●住設機器(ガス炎制御)
●車(D
PF
温度制御)
-50℃ 0℃ 50℃ 100℃ 300℃ 500℃ 1,000℃
芝浦電子の独自技術
用 途