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当社の経営の現状と課題当社の経営の現状と課題当社の経営の現状と課題

20052005年年55月月1616日日

Ⅰ．Ｈ１７年度の経営計画の基本的考え方

Ⅱ．事業部門別の重点施策と課題

　１）国内空調事業

　２）欧州空調事業

　３）中国空調事業

　４）化学事業

Ⅲ．次期戦略経営計画策定にむけて

Ⅰ．Ｈ１７年度の経営計画の基本的考え方

１

売上・利益の推移（連結）売上・利益の推移（連結）

（億円）

（年度）

２

～１2期連続増益、６期連続最高益更新に挑戦中～（億円）

4,2474,527 4,625 4,643 4,631

5,319 5,3885,724

6,257

7,289

8,150

0

1,000

2,000

3,000

4,000

5,000

6,000

7,000

8,000

9,000

1995 1996 1997 1998 1999 2000 2001 2002 2003 2004 20050

100

200

300

400

500

600

700

800

160

199 203230

259

398 420448

480

609

700

計画

売上高 営業利益

平成平成1177年度年度の基本の基本方針方針

・空調、化学を中心に事業規模の拡大と　収益体質の一層の強化を図る。

・次年度以降の持続的な成長・発展に向けた　基盤作りにグループを挙げて取り組む。

基本方針基本方針

「基盤作りと成長」、「種まきと刈り取り」を同時並行で推進

３

平成平成1177年度年度のの事業環境事業環境

・海外の空調需要は今期も成長が続く

・フッ素化学需要も緩やかな回復基調が続く

・一方で素材価格の高騰

・RoHS規制など世界的に環境規制が強化される。

４

平成平成1177年度年度のの事業環境事業環境

世界の環境規制の状況

５

中国 欧州 アジア・オセアニア 北米 日本

省エネ規制

ＥＥＲ規制（ﾉﾝｲﾝﾊﾞｰﾀｰ）

・ＩＮＶはＡＰＦ規制の動き

・マルチも評価基準検討中。

→ｴﾈﾙｷﾞｰを浪費している設備や製品を「強制淘汰する」方針。（全人代）

省エネラベル規制（ＥＥＲ）

・摘要拡大（冷房能力12ｋＷ以下の枠撤廃）の動き

省エネラベル規制（ＥＥＲ）

・ﾀｲ：５スター

・ｼﾝｶﾞ：ｸﾞﾘｰﾝﾗﾍﾞﾙ

・豪州：ＭＥＰＳ

ＳＥＥＲ規制

・7.5馬力以下はSEER13義務化

（2006年）

冷暖平均ＣＯＰ規制

→次期省エネ法検討開始。

・加重調和平均方式から全製品達成方式へ。

・業界はＡＰＦ評価導入の動き。

有害物質

中国版RｏHS（ＣＣＣ規格）

・ＥＵ　ＲｏＨＳ指令をベースに検討を開始した段階。

→07～08年施行

ＲｏＨＳ指令

（有害物質使用制限）

（06年7月）

日本版ＲｏＨＳ（ＪＩＳ規格）

・ＲｏＨＳ指令と同じ規制６物質の含有規制ではなく表示義務の方向。

→06年7月施行の動き

リサイクル

廃家電回収処理管理条例策定に向け意見公募。

（国家発展改革委員会）

→原案では

回収率：90％

再成利用率：85％

ＷＥＥＥ指令

（廃電気電子機器リサイクル）

空調機は75％（熱回収を含めて80％）

家電リサイクル法

（01年4月）

空調機は60％（熱回収はカウントしない）

冷媒規制

・ＨＦＣ規制強化の動き

・国家環境保護総局がＯＤＳ（オゾン層破壊物質）代替品推奨リストを発表。

2016年より凍結、2040年全廃（ﾓﾝﾄﾘｵｰﾙ議定書の途上国規制そのもの）

新冷媒に一気に移行

・直膨機器は冷媒洩れ検査を義務化（10馬力以上）

（一方、新興ＥＵ参入国には2009年末までＲ２２使用製品の輸入を容認）

（豪州：２００８年以降ＨＦＣ使用禁止）

現行冷媒

（Ｒ２２/１２３Ａ）は２０１０年までの生産

新冷媒に段階移行

（主力商品は移行済み）

一部の州で欧州のＷＥＥＥ＆ＲｏＨＳ指令に準ずる法案を審議中。

Ⅱ．事業部門別の重点施策と課題

　　

１）国内空調事業

６

素材市況高騰の中で国内空調の圧倒的ＮＯ．１の地位を維持しながら収益性重視の施策展開の実行

国内空調事業の国内空調事業の重点重点取組み課題取組み課題

１．市況アップに伴うコストアップを吸収する売価施策

２．PAシェア維持、RAのシェアアップ

３．高付加価値商品のウェイトアップ

４．ソリューション事業の加速

　　　 ・住宅設備商品

　　　 ・店舗システム

５．市況アップを吸収するコストダウンの強化

７

0

250

500

750

1999 2000 2001 2002 200320%

30%

40%

50%（単位：1.000）

国内業務用エアコンのシェア推移国内業務用エアコンのシェア推移国内業務用エアコンのシェア推移

35.8%

39.8% 42.0% 41.4%

43.１%

■　業界販売台数

●　当社シェア

計画2005

43.8%

　国内ダントツNo.1のシェア確保

8

2004

43.6%

国内住宅用エアコンのシェア推移国内住宅用エアコンのシェア推移国内住宅用エアコンのシェア推移

2,000

4,000

6,000

8,000

0%

5%

10%

15%

20%

（単位：1.000）

20032002200120001999

10.8% 11.8%

14.8%

17.0%

12.8%

■　業界販売台数

●　当社シェア

計画2005

19%超

　　03年に国内トップシェアを獲得

9

18.0%

2004

空調イノベーション事業の推進空調イノベーション事業の推進

イノベーション事業

グループ全体の事業構造の転換を推進する事業

店舗システム事業コンビニエンスストア向け空調・冷凍・冷蔵一体型システム「コンビニパック」

平成15年度省エネ大賞

経済産業大臣賞受賞

給湯機事業　自然冷媒CO2給湯機「エコキュート」

空気事業住宅用空気清浄機「光クリエール」

10

国内空調事業の住宅設備商品の拡販国内空調事業の住宅設備商品の拡販

省エネヒートポンプ給湯機 電気ヒートポンプ式温水床暖房

全館空調換気・冷暖房システムハウジングエアコン

11

Ⅱ．事業部門別の重点施策と課題

　　　　　　　　　　　　

　　　　　　２　　　　　　２）海外空調事業）海外空調事業

12

海外空調事業の海外空調事業の重点重点取組み課題取組み課題

　１．昨年立ち上げた新生産拠点のスムーズな立ち上げ　 　 （ 欧州 ） ダイキンインダストリーズチェコ　　 （ 中国 ） 大金総合空調（上海）、大金中央空調（上海）　　　　　 　 大金機電設備（蘇州）、大金電器機械（蘇州）　

　２．中期的な大飛躍を目指しての体制固め　　　① チェコ　コンプレッサー工場の立ち上げ

　　　② さらなる販売網整備　　　　 ロシア事務所は４月に開設、　　　　 オランダの販社買収、アイルランド事務所の設立を検討

　　　③ グローバルSCMの確立　　　 　（最寄化によるフレキシブルな生産供給体制作り）

市場の拡大が続く中、従来より展開してきた販売網の整備、

新生産拠点の立ち上げ、増産投資をリターンに結び付け、

市場を上回る拡販を実行する。

13

空調ヨーロッパ事業の拡充空調ヨーロッパ事業の拡充

1973 ダイキン　ヨーロッパ欧州の統括拠点

ポルトガル（2004年）

スペイン（2000年） イタリア

（2002年） ギリシャ（2003年）

ＵＫ（2003年） ドイツ

（1998年）ﾎﾟｰﾗﾝﾄﾞ（2001年）

14

チェコ

ダイキンインダストリーズチェコ住宅用空調機の製造

2003

ダイキンデバイスチェコ空調機用圧縮機の製造

2005

新生産拠点設立新生産拠点設立

空調ヨーロッパ事業の拡充空調ヨーロッパ事業の拡充

15

新生産拠点設立新生産拠点設立

販売網の拡充販売網の拡充

物流拠点の整備物流拠点の整備

ロシア

ギリシア（2003年）ポルトガル

（2004年）

チェコ

ｱｲﾙﾗﾝﾄﾞ

ｽｶﾝｼﾞﾅﾋﾞｱ

ｵﾗﾝﾀﾞ

空調ヨーロッパ事業の拡充空調ヨーロッパ事業の拡充

16

100

300

500

700

900

1100

1300

1500

1998 1999 2000 2001 2002 2003 2005

1,607億円

計画

1,910億円

欧州での空調戦略欧州での空調戦略

売上高推移と０４年目標（億円）

2004

1700

1900

1ﾕｰﾛ＝ 121円 133円 135円 135円17

西安

上海

恵州

常熟

上海大金空調有限公司

西安大金慶安有限公司

恵州大金有限公司

大金フッ素化学（中国） 常熟工場

　大金化学国際貿易　上海事務所

大金フッ素塗料上海工場

香港

99 生産拠点生産拠点

3232 販売拠点販売拠点

33 サービス拠点サービス拠点

大金（中国）投資有限公司

大金空調技術（北京）

大金空調技術（上海）

大金空調技術（広州）

＜新拠点＞

大金総合空調（上海）

大金中央空調（上海）

大金機電設備（蘇州）

大金電器機械（蘇州）

上海営業本部、北京営業部、広州分公司大連営業所　青島営業所　南京営業所

武漢営業所　西安営業所　蘇州営業所杭州営業所　福州営業所　無錫営業所寧波営業所　深圳営業所　成都営業所重慶営業所　天津営業所　合肥営業所温州営業所　済南営業所など28拠点 北京

中国空調事業拠点中国空調事業拠点

空調製造拠点 空調販売拠点

空調サービス拠点

18

フッ素化学製造拠点

フッ素化学販売拠点

油機販売拠点

精華大学研究開発

中国市場の特徴中国市場の特徴

１．中国市場はグローバル市場が凝縮された市場

　 ◇ 業務用ダクトレス ＝ 日系メーカー大型アプライド ＝ 米系メーカー など島割りが明確小型ＲＡ ＝ 韓国、中国メーカー

◇ 気候　 北京 ＝寒冷地（ＮＹ・北欧に相当）、

　　　　　　 広州 ＝亜熱帯（タイ、シンガポールに相当）

　　　　　　 上海 ＝日本に相当

２．中国市場は、世界最大の市場を持つ、世界最大の生産国

　 ◇ 輸出が中国内需要を上回る

19

2003

1998

大中国戦略の加速大中国戦略の加速

1995

2001

2004

20

大金電器機械（蘇州）空調機用モーターの製造

恵州大金空調

大金空調技術（北京・上海・広州）空調保守・サービス

大金総合空調（上海）中・大型業務用空調機の製造

大金中央空調（上海）大型空調機（セントラル）の製造

上海大金空調

西安大金慶安圧縮機

大金（中国）投資（北京）中国の統括拠点

大金機電設備（蘇州）空調機用圧縮機の製造

1997

業務用空調

サービスと連携したソリューション事業

大型空調事業（セントラル空調）

拡販によるさらなるシェア拡大

大中国戦略の加速大中国戦略の加速

21

　街売り販売　強化策　

■ PRO SHOPPRO SHOP 店網づくり

　街売り物件（一般店舗、新築住宅・マンション）を攻略する新たな販売網～

制御・監視診断

大中国戦略の加速大中国戦略の加速

ソリューションプラザ戦略■上海ソリューションプラザ（05年4月開設）

■北京ソリューションプラザ（04年10月開設）

22

（億円）

2000 2001 2002 2003 2005目標

0

300

600

900

625億円

中国での空調事業拡大中国での空調事業拡大

ＰＡ(業務用空調機）主体に成長。さらに大型アプライド空調含め、　生産･販売･サービスを連携させた総合展開による拡販展開

2004

1元＝ 15.2円 14.0円 13.0円 12.3円

502億円

・中国国外への輸出を除く

・05年は為替レート12.3円で換算

23

Ⅱ．事業部門別の重点施策と課題

３）化学事業

24

化学事業の基本戦略と課題化学事業の基本戦略と課題

１．鹿島工場の復旧、常熟工場の本格稼動を受けた　大拡販の実現

・樹脂のシェア奪回・中国での需要創造による売上の拡大・米国No.2戦略の早期確立

２．用途開発の取り組み・複合化事業、川下事業化による拡大

　　 ・エンドユーザーマーケティング強化による既存事業での　　　 用途開発加速

３．安全操業の徹底的確立

25

常熟プラント稼動と連動した売上規模の拡大常熟プラント稼動と連動した売上規模の拡大

化学事業の重点戦略と課題　－①中国－化学事業の重点戦略と課題　－①中国－

　１．日、米で既にある既存用途のヨコ展開による中国用途開発

　　 ・ シール材として使われるPTFE樹脂、半導体関連のフッ素樹脂、　　 自動車メーカー向けのフッ素ゴム、LANケーブル用のFEP樹脂　　　 など

＜FEP-LANケーブルの市場創造＞　1 ）難燃規制･規格化に向けた取組み（目標05年初頭規制化）　2 ）現地電線メーカーと共同でのFEP-LANの需要立上促進

　２．川下･成型事業への進出による事業領域の拡大

　　　　１）急拡大する中国エアコン向け新冷媒事業拡大　　　　２）建築用フッ素塗料事業展開　　　　　３）日、米、欧の加工業者との協業や、さらには　　　　　　M&Aによる当社自身による成型・加工事業の展開

26

アメリカアメリカNO.2NO.2の早期確立の早期確立

化学事業の重点戦略と課題　－②米国－化学事業の重点戦略と課題　－②米国－

　　＜発展の方向性＞　　　１．FEP、撥剤に続く「事業の柱」創出（事業構造の多様化）　　　　　・ゴム：ｺﾝﾊﾟｳﾝﾀﾞｰ買収による短期でのｼｪｱｱｯﾌﾟ実現

→他社との共同用途開発

　　　　　・EFEP：加工ﾒｰｶｰ巻き込んだ自動車ﾒｰｶｰへのｽﾍﾟｯｸｲﾝ

　　　２．既存事業の拡大　　　　　・撥剤：生産力と緻密なTS力による、ｼｪｱNO.1の獲得

　　　３．米国発の用途開発推進

　　　４．現地開発機能の強化･充実

　　　５．需要地生産（最寄化）を前提とした生産体制の検討

27

化学事業の重点戦略と課題－③用途開発の更なる推進－化学事業の重点戦略と課題－③用途開発の更なる推進－

外壁塗装

（ゼッフル）自動車用配管材（接着性フッ素樹脂ＥＦＥＰ）

用途開発の推進事例

光ファイバー用光学接着剤

石材防汚保護剤（エフトーン）

複合新素材の開発

フルオロシリコーン化学の開発　　（フッ素＋シリコン）

米ダウ コーニング社との協業

28

Ⅲ．次期戦略計画（FUSION 10）策定にむけて

29

世界の空調・冷凍市場規模世界の空調・冷凍市場規模

サービス・メンテ

冷蔵冷凍機器

計装エンジ周辺市場 約4兆円

周辺事業に視野を広げると周辺事業に視野を広げると世界の世界の空調・冷凍市場空調・冷凍市場は約８兆円は約８兆円

空調機器市場約4兆円

30

世界の空調文化世界の空調文化

・ 世界の主要都市は暖房文化を基本にした地域が多い。

　 アメリカの大半は暖房文化。

・ 世界NO．1の実現には、セントラル空調の拡大が必要不可欠。

冷専市場冷専市場

暖房文化圏暖房文化圏

暖房文化圏暖房文化圏

ヒートポンプ市場ヒートポンプ市場

31

将来予測について

本資料には、将来の予測等に関する情報を含んでおります。これらの情報は、現在入手している情報に基づいた当社の予測であり、その時々の状況により変更を余儀なくされることがあります。また、情報の提供を目的としたものであり、証券投資の勧誘を目的としたものではありません。最終的な投資決定は、皆様ご自身の判断でなされますようお願い申し上げます。

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