総合的な学習の時間の取組について -...
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定時制における 総合的な学習の時間の取組について定時制における 総合的な学習の時間の取組について
山口県立下関工業高等学校
定時制
山口県立下関工業高等学校
定時制
発表内容 発表内容
なぜ、先行実施なのか
新学習指導要領
タイムスケジュール
実施までの検討過程
実施方法
各テーマの学習内容等
・環境と統計
・福祉と工業
・資格取得
実施報告会
評価方法
実施上の問題点
総合的な学習の名称
成果と今後の課題
なぜ、先行実施なのかなぜ、先行実施なのか
新学習指導要領で導入される総合的な学習の時間の問題点を洗い出し、円滑な導入が可能となるよう準備しておく。
定時制であるが故の生徒の仕事、特技等が生かせるような学習活動を展開することで学校の活性化を図る。
・学年を縦断したグループでの実験、体験、ディベート などを通して勉強意欲の醸成。
・工業科と普通科教員によるティームティーチングによ る課題解決学習の実践。
新学習指導要領タイムスケジュール新学習指導要領タイムスケジュール
平成 8年 8月27日 教育課程審議会 諮問
平成10年 7月29日 教育課程審議会 答申
平成11年 3月29日 新学習指導要領 告示
平成12年度 ~ 第一次 移行措置の実施
総合的な学習の時間を先行実施可能
平成14年度 ~ 第二次移行措置の実施
完全学校週5日制実施
平成15年度 ~ 新学習指導要領 学年進行で実施
実施までの検討過程
ああああああああH11.2月 総合的な学習の時間の実施提案
H11.4月 総合的な学習の時間の実施概要
H11.5月 テーマ決定, 教員配置・生徒グループ分け
H11.6月 実施方法等最終決定
総合的な学習の時間・実施方法 総合的な学習の時間・実施方法
教員配置
課題研究なので工業課題研究なので工業課題研究なので工業課題研究なので工業の教員を必ず各グルーの教員を必ず各グルーの教員を必ず各グルーの教員を必ず各グループに配置する。プに配置する。プに配置する。プに配置する。
実施形態
工業の科目「課題研究」工業の科目「課題研究」工業の科目「課題研究」工業の科目「課題研究」
((((1111単位)とし選択授業と単位)とし選択授業と単位)とし選択授業と単位)とし選択授業とする。テーマを選択し、する。テーマを選択し、する。テーマを選択し、する。テーマを選択し、学年を縦断したグループ学年を縦断したグループ学年を縦断したグループ学年を縦断したグループ学習学習学習学習とする。とする。とする。とする。
実施時期
1,1,1,1,2学期にそれぞれ2学期にそれぞれ2学期にそれぞれ2学期にそれぞれ集集集集
中中中中してしてしてして7777日間×日間×日間×日間×2222時間。時間。時間。時間。さらにさらにさらにさらに2222学期の最後に発学期の最後に発学期の最後に発学期の最後に発表会として表会として表会として表会として2222日間とる。日間とる。日間とる。日間とる。
生徒グループ分け
アンケートをとり、第アンケートをとり、第アンケートをとり、第アンケートをとり、第 一一一一
希望を優先。ただし偏ら希望を優先。ただし偏ら希望を優先。ただし偏ら希望を優先。ただし偏らないようグループ分け。ないようグループ分け。ないようグループ分け。ないようグループ分け。
テーマ一覧と教員配置・生徒数テーマ一覧と教員配置・生徒数
11 6 5 3工業
(3人)
・危険物の
学習
(丙種・乙6)
資格
取得
4 2 3 1国語・工業
(2人)
・点字学習
・点字積木
の作製
福祉と
工業
4 1 0 6
保体・公民
工業 (3人)
・環境測定
・問題調査環境と
統計
生徒数1111年 2222年 3333年 4444年
教員配置 概要テーマ
「環境と統計」グループ・学習内容「環境と統計」グループ・学習内容
生徒を3グループに分け、各教員のテーマをローテーション学習し、最後に全員で環境について討論会。
教員:保体,公民,工業
①大気中の大気中の大気中の大気中のガス濃度ガス濃度ガス濃度ガス濃度を測定を測定を測定を測定 し、環境と健康について し、環境と健康について し、環境と健康について し、環境と健康について 考える。 考える。 考える。 考える。
②酸性雨酸性雨酸性雨酸性雨、水質の調査を通、水質の調査を通、水質の調査を通、水質の調査を通 して環境を学ぶ。 して環境を学ぶ。 して環境を学ぶ。 して環境を学ぶ。
③環境全般について新聞、環境全般について新聞、環境全般について新聞、環境全般について新聞、 専門書、 専門書、 専門書、 専門書、インターネットインターネットインターネットインターネット等等等等 で調べて環境について考 で調べて環境について考 で調べて環境について考 で調べて環境について考 える。 える。 える。 える。
「福祉と工業」グループ・学習内容【1111】「福祉と工業」グループ・学習内容【1111】
盲学校を訪問し、点字の学習を通して福祉の現状を知り、問題点を発見する。
点字関係の道具の問題点を調べ改善する方法を検討する。
教員:国語,工業
「福祉と工業」グループ・学習内容【2】【2】【2】【2】「福祉と工業」グループ・学習内容【2】【2】【2】【2】
「資格取得」グループ・学習内容「資格取得」グループ・学習内容
2グループに分かれて、それぞれの資格取得の勉強をする。
教員:工業
●Aグループ ●Bグループ
危険物丙種 危険物乙6類
総合的な学習の時間の実施報告会【1】 総合的な学習の時間の実施報告会【1】 総合的な学習の時間の実施報告会【1】 総合的な学習の時間の実施報告会【1】 総合的な学習の時間の実施報告会【1】 総合的な学習の時間の実施報告会【1】 総合的な学習の時間の実施報告会【1】 総合的な学習の時間の実施報告会【1】
■環境グループ
4年生2人でOHPを使って測定結果や環境に関する調査結果を発表。
■福祉グループ
3年生を中心に大判用紙と配布資料による点字の説明や作製した点字積木を紹介。
■資格グループ
全員が交代で資格試験の説明や試験結果、また生徒のアンケート調査などを大判用紙で、発表。
総合的な学習の時間の実施報告会【総合的な学習の時間の実施報告会【総合的な学習の時間の実施報告会【総合的な学習の時間の実施報告会【2222】】】】総合的な学習の時間の実施報告会【総合的な学習の時間の実施報告会【総合的な学習の時間の実施報告会【総合的な学習の時間の実施報告会【2222】】】】
総合的な学習の時間の評価総合的な学習の時間の評価
到達基準
自分で学習する課題を発見し、その課題を検討し、見通しを立てて課題を解決することができる。
評 価
A: 到達基準に照らし高い程度に達成しているもの
B: 到達基準に照らしおおむね達成しているもの
C: 到達基準に照らし達成が不十分なもの。(所見要)
D: 到達基準に照らし達成が著しく不十分なもの。
(履修と見なせない理由の所見要)
総合的な学習の時間 実施上の問題点総合的な学習の時間 実施上の問題点
生徒の要望に全ては応えられない。
測定などの活動が、夕方から夜なので実施上の制約を受ける。
予算の問題
生徒のグループ分け --> 偏りがち
教員側の十分な指導体制
総合的な学習の時間の名称総合的な学習の時間の名称
教育課程上の具体的な名称は各学校で定めるこ教育課程上の具体的な名称は各学校で定めるこ教育課程上の具体的な名称は各学校で定めるこ教育課程上の具体的な名称は各学校で定めるこ
ができる。例えば本校では下記のような案が出さができる。例えば本校では下記のような案が出さができる。例えば本校では下記のような案が出さができる。例えば本校では下記のような案が出さ
れて、最終的には「れて、最終的には「れて、最終的には「れて、最終的には「工業技術実践工業技術実践工業技術実践工業技術実践」に決定した。」に決定した。」に決定した。」に決定した。
工業総合
実践工業技術
工業技術実践
ヒューマンテクノロジー
フリーテクノロジー
トータルアクティビティ
C&Aライフ
成果と今後の課題成果と今後の課題
学年を縦断したグループ学習の有効性を確認。
テーマの内容によっては好反応。テーマの選定には、生徒の興味・要望を充分に考慮する必要あり。
校外学習における事故等が起こった時の適切な措置が取れる組織的な体制の確立。
地域・保護者への総合学習に対する十分な説明。
学年を縦断したグループ学習の有効性を確認。
テーマの内容によっては好反応。テーマの選定には、生徒の興味・要望を充分に考慮する必要あり。
校外学習における事故等が起こった時の適切な措置が取れる組織的な体制の確立。
地域・保護者への総合学習に対する十分な説明。