理工学研究科 - 明治大学...uia 基準による国際建築家資格取得カリキュラム...

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理工学研究科では、自然の法則と数理の構造を理解 し、その知見を応用して人類の継続的な発展と幸福に 貢献する、人間性豊かな研究者と高度専門職業人の養 成を目標としています。各専攻に設置された科目を通 して専門的な学力の修得を図ると共に、全専攻に共通 する広域的なテーマや学際領域に関わる授業科目を バランスよく配置し、理工学の専門的な知識のみなら ず、科学技術を社会との関わりの中で捉える広い視野 と、境界領域や新しい分野をも開拓しうる柔軟性を育 成します。 また、連携大学院制度の導入、他大学との単位互換 協定への参画など、実社会や他大学院学生との交流も 積極的に行っています。国内外の学会参加の費用補助 やRA・TA、助手への採用の制度、その他奨学金制度な ど経済的支援も整っており、積極的に研究を行おうと 考える大学院学生にとって、充実した研究生活を送る ことが出来る環境が用意されています。意欲ある多く の皆さんが理工学研究科に入学されることを期待し ています。 国際建築都市デザイン系 国際建築都市デザイン系では、国際的環境で通用する 建築・都市デザインのプロフェッショナル、特に国際的な 環境において建築・都市の創造・再生を実践的に担えるプ ランナーやデザイナーを育成する。 博士前期課程では、国際的な環境における建築デザイン・ 都市デザインの実践に必要な知識、語学力及び技能を有す る研究者又は高度専門職業人を育成する。博士後期課程で は、博士前期課程で培った専門性を一層高め、国際社会で の先導的役割を担う研究者・教育者・実務家を育成する。 総合芸術系 総合芸術系では、芸術文化の歴史と現在に対する洞察 と、自然と社会の環境への適切な配慮を、創造的な研究 へとつなげていくことのできる人材を育成する。博士前 期課程では、特定の芸術分野における深い知識と、分野 を横断する広い知識を併せ持つ研究者・教育者・作家を育 成する。 博士後期課程では、博士前期課程で培った研究の専門 性を一層高め、各芸術分野においてより先導的役割を担 う人材を育成する。 1. 日本から世界へ・世界から日本へ[グローバルに活躍出来る人材]の育成 サステイナブルな低炭素社会の実現に向けた学際的視野の獲得 世界的都市問題と地域固有の問題に対応した多角的な視野の育成 マーケットのグローバル化に対応した東アジア・環太平洋地域との連携 2. 建築・都市デザイン分野における日本で初めての完全英語教育と学際的教育の実施 ワークショップ・ディスカッション重視の欧米スタジオ形式のインタラクティブ指導の実践 欧米・アジアの建築・都市デザイン分野の大学との連携による多様な学習スタイルの提供 JABEE およびUNESCO/UIA 認定プログラムによる国際的通用性のある建築教育プログラムの提供 3. 知的プラットフォームの構築による国内外での多様な就業・実務機会の提供 海外建築・都市デザイン事務所との連携による就業支援プログラムの提供 海外大学との連携による留学機会の提供 グローバルなネットワークの構築とコミュニケーション能力のスキルアップによる多様な就業・実務機会の創出 建築・都市学専攻の人材育成その他教育研究上の目的 建築・都市デザイン教育で世界をつなぐ 建築・都市学専攻 3つの特色 プログラム(博士前期課程2年間) UIA 基準による国際建築家資格取得カリキュラム 入学者受入方針(Admission Policy)、学位授与方針(Diploma Policy)、教育課程編成・実施方針(Curriculum Policy)、 理工学研究科の人材養成その他教育研究上の目的については、      を参照してください。 高いデザイン能力を有する高度専門技術者の育成 Graduate School of Science and Technology 事務取扱時間 (低層棟3F平 日9 00 11 30 12 30 18 00 土曜日8 30 12 00 電 話044-934-7562 Eメール理工学研究科 Web ページ 明治大学大学院 理工学研究科 sst@ mics.meiji.ac.jp 検索 国際的視野に立ち、総合的かつ実践 的に課題に対処出来るプロフェッショ ナルの育成を目指し、ワークショップ・ ディスカッション重視の指導による、 国際的通用性のある高度専門教育を行 います。 学位:工学修士号、建築学修士号、学術修士号 UIA建築教育憲章に準拠した教育プログラムとして日本での認定機関であるJABEEより認定を得ることにより、 国際的通用性の担保された建築教育を提供します。 都市建築 デザイン スタジオ1 都市建築 デザイン スタジオ2 都市建築 デザイン スタジオ3 修士設計 [第1セメスター] [第2セメスター] [第3セメスター] [第4セメスター] 講義 ワークショップ インターンシップ 講義 ワークショップ インターンシップ RATA制度、助手制度については P.191 P.096-099 を参照してください。 174 Meiji University Graduate School

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Page 1: 理工学研究科 - 明治大学...UIA 基準による国際建築家資格取得カリキュラム 入学者受入方針(Admission Policy)、学位授与方針(Diploma Policy)、教育課程編成・実施方針(Curriculum

理工学研究科では、自然の法則と数理の構造を理解

し、その知見を応用して人類の継続的な発展と幸福に

貢献する、人間性豊かな研究者と高度専門職業人の養

成を目標としています。各専攻に設置された科目を通

して専門的な学力の修得を図ると共に、全専攻に共通

する広域的なテーマや学際領域に関わる授業科目を

バランスよく配置し、理工学の専門的な知識のみなら

ず、科学技術を社会との関わりの中で捉える広い視野

と、境界領域や新しい分野をも開拓しうる柔軟性を育

成します。

また、連携大学院制度の導入、他大学との単位互換

協定への参画など、実社会や他大学院学生との交流も

積極的に行っています。国内外の学会参加の費用補助

やRA・TA、助手への採用の制度、その他奨学金制度な

ど経済的支援も整っており、積極的に研究を行おうと

考える大学院学生にとって、充実した研究生活を送る

ことが出来る環境が用意されています。意欲ある多く

の皆さんが理工学研究科に入学されることを期待し

ています。

【 国際建築都市デザイン系 】

国際建築都市デザイン系では、国際的環境で通用する建築・都市デザインのプロフェッショナル、特に国際的な環境において建築・都市の創造・再生を実践的に担えるプランナーやデザイナーを育成する。博士前期課程では、国際的な環境における建築デザイン・都市デザインの実践に必要な知識、語学力及び技能を有する研究者又は高度専門職業人を育成する。博士後期課程では、博士前期課程で培った専門性を一層高め、国際社会での先導的役割を担う研究者・教育者・実務家を育成する。

【 総合芸術系 】

総合芸術系では、芸術文化の歴史と現在に対する洞察と、自然と社会の環境への適切な配慮を、創造的な研究へとつなげていくことのできる人材を育成する。博士前期課程では、特定の芸術分野における深い知識と、分野を横断する広い知識を併せ持つ研究者・教育者・作家を育成する。博士後期課程では、博士前期課程で培った研究の専門性を一層高め、各芸術分野においてより先導的役割を担う人材を育成する。

1. 日本から世界へ・世界から日本へ[グローバルに活躍出来る人材]の育成 ● サステイナブルな低炭素社会の実現に向けた学際的視野の獲得 ● 世界的都市問題と地域固有の問題に対応した多角的な視野の育成 ● マーケットのグローバル化に対応した東アジア・環太平洋地域との連携

2. 建築・都市デザイン分野における日本で初めての完全英語教育と学際的教育の実施 ● ワークショップ・ディスカッション重視の欧米スタジオ形式のインタラクティブ指導の実践 ● 欧米・アジアの建築・都市デザイン分野の大学との連携による多様な学習スタイルの提供 ● JABEE およびUNESCO/UIA 認定プログラムによる国際的通用性のある建築教育プログラムの提供

3. 知的プラットフォームの構築による国内外での多様な就業・実務機会の提供 ● 海外建築・都市デザイン事務所との連携による就業支援プログラムの提供 ● 海外大学との連携による留学機会の提供 ● グローバルなネットワークの構築とコミュニケーション能力のスキルアップによる多様な就業・実務機会の創出

建築・都市学専攻の人材育成その他教育研究上の目的

建築・都市デザイン教育で世界をつなぐ 建築・都市学専攻 3つの特色

プログラム(博士前期課程2年間)

UIA 基準による国際建築家資格取得カリキュラム

入学者受入方針(Admission Policy)、学位授与方針(Diploma Policy)、教育課程編成・実施方針(Curriculum Policy)、理工学研究科の人材養成その他教育研究上の目的については、      を参照してください。

高いデザイン能力を有する高度専門技術者の育成理工学研究科

Graduate School of Science and Technology

事務取扱時間

(低層棟3F)

平 日▶ 9:00 ~ 11:30

12:30 ~ 18:00

土曜日▶ 8:30 ~ 12:00

電 話▶ 044-934-7562

Eメール▶

理工学研究科Webページ

明治大学大学院 理工学研究科

[email protected]

検索

国際的視野に立ち、総合的かつ実践的に課題に対処出来るプロフェッショナルの育成を目指し、ワークショップ・ディスカッション重視の指導による、国際的通用性のある高度専門教育を行います。

学位:工学修士号、建築学修士号、学術修士号◎ UIA建築教育憲章に準拠した教育プログラムとして日本での認定機関であるJABEEより認定を得ることにより、  国際的通用性の担保された建築教育を提供します。

都市建築デザインスタジオ1

都市建築デザインスタジオ2

都市建築デザインスタジオ3

修士設計

[第1セメスター] [第2セメスター] [第3セメスター] [第4セメスター]

講義ワークショップインターンシップ

講義

ワークショップインターンシップ

※RA・TA制度、助手制度については P.191

P.096-099

を参照してください。

174 Meiji University Graduate School

Page 2: 理工学研究科 - 明治大学...UIA 基準による国際建築家資格取得カリキュラム 入学者受入方針(Admission Policy)、学位授与方針(Diploma Policy)、教育課程編成・実施方針(Curriculum

理工学研究科では、自然の法則と数理の構造を理解

し、その知見を応用して人類の継続的な発展と幸福に

貢献する、人間性豊かな研究者と高度専門職業人の養

成を目標としています。各専攻に設置された科目を通

して専門的な学力の修得を図ると共に、全専攻に共通

する広域的なテーマや学際領域に関わる授業科目を

バランスよく配置し、理工学の専門的な知識のみなら

ず、科学技術を社会との関わりの中で捉える広い視野

と、境界領域や新しい分野をも開拓しうる柔軟性を育

成します。

また、連携大学院制度の導入、他大学との単位互換

協定への参画など、実社会や他大学院学生との交流も

積極的に行っています。国内外の学会参加の費用補助

やRA・TA、助手への採用の制度、その他奨学金制度な

ど経済的支援も整っており、積極的に研究を行おうと

考える大学院学生にとって、充実した研究生活を送る

ことが出来る環境が用意されています。意欲ある多く

の皆さんが理工学研究科に入学されることを期待し

ています。

【 国際建築都市デザイン系 】

国際建築都市デザイン系では、国際的環境で通用する建築・都市デザインのプロフェッショナル、特に国際的な環境において建築・都市の創造・再生を実践的に担えるプランナーやデザイナーを育成する。博士前期課程では、国際的な環境における建築デザイン・都市デザインの実践に必要な知識、語学力及び技能を有する研究者又は高度専門職業人を育成する。博士後期課程では、博士前期課程で培った専門性を一層高め、国際社会での先導的役割を担う研究者・教育者・実務家を育成する。

【 総合芸術系 】

総合芸術系では、芸術文化の歴史と現在に対する洞察と、自然と社会の環境への適切な配慮を、創造的な研究へとつなげていくことのできる人材を育成する。博士前期課程では、特定の芸術分野における深い知識と、分野を横断する広い知識を併せ持つ研究者・教育者・作家を育成する。博士後期課程では、博士前期課程で培った研究の専門性を一層高め、各芸術分野においてより先導的役割を担う人材を育成する。

1. 日本から世界へ・世界から日本へ[グローバルに活躍出来る人材]の育成 ● サステイナブルな低炭素社会の実現に向けた学際的視野の獲得 ● 世界的都市問題と地域固有の問題に対応した多角的な視野の育成 ● マーケットのグローバル化に対応した東アジア・環太平洋地域との連携

2. 建築・都市デザイン分野における日本で初めての完全英語教育と学際的教育の実施 ● ワークショップ・ディスカッション重視の欧米スタジオ形式のインタラクティブ指導の実践 ● 欧米・アジアの建築・都市デザイン分野の大学との連携による多様な学習スタイルの提供 ● JABEE およびUNESCO/UIA 認定プログラムによる国際的通用性のある建築教育プログラムの提供

3. 知的プラットフォームの構築による国内外での多様な就業・実務機会の提供 ● 海外建築・都市デザイン事務所との連携による就業支援プログラムの提供 ● 海外大学との連携による留学機会の提供 ● グローバルなネットワークの構築とコミュニケーション能力のスキルアップによる多様な就業・実務機会の創出

建築・都市学専攻の人材育成その他教育研究上の目的

建築・都市デザイン教育で世界をつなぐ 建築・都市学専攻 3つの特色

プログラム(博士前期課程2年間)

UIA 基準による国際建築家資格取得カリキュラム

入学者受入方針(Admission Policy)、学位授与方針(Diploma Policy)、教育課程編成・実施方針(Curriculum Policy)、理工学研究科の人材養成その他教育研究上の目的については、      を参照してください。

高いデザイン能力を有する高度専門技術者の育成理工学研究科

Graduate School of Science and Technology

事務取扱時間

(低層棟3F)

平 日▶ 9:00 ~ 11:30

12:30 ~ 18:00

土曜日▶ 8:30 ~ 12:00

電 話▶ 044-934-7562

Eメール▶

理工学研究科Webページ

明治大学大学院 理工学研究科

[email protected]

検索

国際的視野に立ち、総合的かつ実践的に課題に対処出来るプロフェッショナルの育成を目指し、ワークショップ・ディスカッション重視の指導による、国際的通用性のある高度専門教育を行います。

学位:工学修士号、建築学修士号、学術修士号◎ UIA建築教育憲章に準拠した教育プログラムとして日本での認定機関であるJABEEより認定を得ることにより、  国際的通用性の担保された建築教育を提供します。

都市建築デザインスタジオ1

都市建築デザインスタジオ2

都市建築デザインスタジオ3

修士設計

[第1セメスター] [第2セメスター] [第3セメスター] [第4セメスター]

講義ワークショップインターンシップ

講義

ワークショップインターンシップ

※RA・TA制度、助手制度については P.191

P.096-099

を参照してください。

Meiji University Graduate School 175

Meiji U

niversity Graduate School

Graduate School of Science and Technology

理工学研究科

※2018年4月1日時点のものです。今後変更や見直しを行う場合があります。

Architecture and Urban Design Studies 小林 正美Architecture and Urban Design Studies 佐々木 宏幸Architecture and Urban Design Studies ブンタム ダヴィシ

Advanced Design Studio 小林 正美、佐々木 宏幸 ブンタム ダヴィシAdvanced Architectural Design 小林 正美Advanced Urban Design 佐々木 宏幸Independent Study ブンタム ダヴィシUrban and Architectural History 青井 哲人Advanced Project Management 杉山 久哉

特修科目

専修科目

小林 正美 教授

教員情報 P.177

小菅 歩KOSUGE Ayumu

建築・都市学専攻国際建築都市デザイン系博士前期課程 2年

師事している教員は?

私の所属する都市建築デザイン研究室では、「建築空間デザインと社会的デザインの理論と実践」を経験を通して習得します。東京のいくつかの都市では人々に意見を聞き、実際に街づくりの提案を行う活動や、発展途上であるアジアの都市におけるアーバンデザインに関する理論の研究を行っています。

博士前期課程 Master’s Program

※2016年度に在籍した建築学専攻国際プロフェッショナルコースのものです。

■ カリキュラム一覧

■ 院生からのメッセージ

I-AUD で世界と建築を学ぶ

建築・都市学専攻 国際建築都市デザイン系

都市や建築分野における教育・研究・実務の領域では、国を超えた共通の課題や地域に根ざした固有の問題などを解決するために、国際的視野に立った高度専門家の育成が緊急の課題となっています。一方、近年、グローバルな経済変動の中で国内建築業界は長期停滞傾向にさらされ、今後ますます海外進出を視野に入れた建築技術者の養成が求められています。

建築・都市学専攻 国際建築都市デザイン系

建築・都市学専攻国際建築都市デザイン系(I-AUD)では、国際経験豊かな先生や外国人の先生のもとで、都市レベルのスケールから建築単体のスケールまでを多様な視点から学びます。海外からの正規留学生、交換留学生が数多く在籍

するため、英語を日常的に使う環境に身を置くことができるので、日本にいるだけでは得ることができない刺激的な生活を送れます。さらに海外の大学と連携して、一年間で数多くの

国際ワークショップを行うため、忙しいですが充実した日々の中、日本人と違う価値観を持つ人々と、都市・建築を共に学ぶ素晴らしい経験をできます。このような機会に恵まれているのは、現在の日本の大学院では I-AUDだけではないでしょうか。

海外で働きたいと考えている方や、自らを成長させたいと考えている方にとって I-AUDがみなさんの将来、そして世界の入り口となることを信じています。

■ 2017年度 修士論文テーマ

Architectural design to heal inspired by Geoffrey Bawa▲

The modern types of second houses in study from Henry.D.Thoreau▲

Design Method of Parasitic Construction of Barracks▲

A Research of Maggie's Center - How to Make a Counseling Center for Post-cancer Patients -▲

The Study of Urban Design Related to LRT▲

Study on the Integration of Waterfront and Downtown Districts: Through Case Studies of Waterfront District in San Francisco and Seattle▲

Study on the 60's Situationist Movement and "Détournement" as an Architectural Praxis▲

Table to Architecture ~Architectural practice through the study on food processing situations in New York City~▲

Architectural Relief In Disaster Situations - Adaptable structural design applicable before, during, and after a natural disaster strikes -

Architecture to Change Behaviour -Using Techniques Derived from Japanese Attitudes to Impermanence to Change Construction Approaches and Solve Issues Faced by Caribbean Architecture-▲

Study on the Conservation of Tideland -The creation of Ecotourism destination through the regeneration of mangrove forest in Thailand- ▲

Possibility of Integrated Resort▲

Heterogeneous perceptions of colors in architecture - Through the research of color arrangements by Le Corbusier - ▲

The Application of Urban Acupuncture on the Urban Poor in SongYang▲

Architectural Design to Passively Improve Physical Fitness▲

Sand architecture and urban planning for refugee camp

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176 Meiji University Graduate School

理工学研究科

総合芸術研究 アート造形学 アーカイブ・コンテンツ特論 倉石 信乃総合芸術研究 映画と都市 文学と都市 清岡 智比古総合芸術研究 映像文化特論 コンテンツ批評特論 管 啓次郎総合芸術研究 文芸コンテンツ特論 プレゼンテーション法 波戸岡 景太総合芸術研究 環境と人文学 環境とデザイン 鞍田 崇

主要科目 特修科目 担当教員

※2018年4月1日時点のものです。今後変更や見直しを行う場合があります。

管 啓次郎 教授

教員情報 P.177

谷口 岳TANIGUCHI Gaku

建築・都市学専攻総合芸術系博士前期課程 2年

師事している教員は?

私の所属する管研究室では、美術や音楽など各人がそれぞれの研究を深めています。ゼミでは、今年はドゥルーズの哲学を中心に、様々なものに触れています。その中から浮かび上がるあたらしい考え方が、各人の研究にむけてもさざ波を返していくようにして、研究活動が行われています。

私は、建築・都市学専攻 総合芸術系、管啓次郎教授の研究室に所属しています。大学を卒業し、長くデザインの仕事をしてきた中でふと、もう一度勉強をしてみたいと思うようになりました。社会問題や芸術に関心を持ち、ひとり本を読み、さまざまな思いをめぐらせることを重ねていましたが、それだけでは物足りなくなって来ていたのです。そこで、かねてより著書に強い印象を持っていた管先生にお会いし、話を伺い大学院で学ぶことになりました。総合芸術系の各先生の授業は、哲学、文学、美術、映画など多岐にわたります。そして、どの授業においても、いま世界で起こっている様々なニュースが、芸術の背景にあることが語られています。世界で起こっていることが、いま芸術をつくっています。社会と芸術のつなが

りを学ぶことは、あたらしい生き方の模索とも重なっている、そんなことを日々考えながら、研究活動をしています。

※2016年度に在籍した新領域創造専攻安全学系およびディジタルコンテンツ系のものです。

博士前期課程 Master’s Program

■ カリキュラム一覧

■ 2017年度 修士論文テーマ安全学系

機械安全における許容リスクと支配する停止カテゴリーについて

認証保育園の特性と課題に関する研究 ―ビル内保育所等狭小保育所を中心として―

公共施設マネジメントの計画策定段階におけるワークショップの位置付けと手法

東京都区部における自転車ナビラインの安全・安心面に関する研究

湘南海岸における海水浴場の利用特性から見た管理運営方法に関する考察

歴史的建造物の活用に係る法的枠組みの研究 ―建築基準法第3条第1項第3号その他条例に着目して―

住民主体による地区防災計画立案の連鎖的展開に関する研究 ―秩父市における地区防災計画立案プロセスの特徴と課題―

近年の神保町古書店街の変容と将来に関する意向

東京都区部における交番建築の立地特性と併設型の建築特性

中高層集合住宅の建築防火設計法に関する日中比較研究 ―アクセス形式と防火区画・避難規定に着目して―

墨東地域におけるコミュニティカフェの開設・運営に関するアート系ネットワークの役割と課題

歴史的街並みの観光地化による店舗の変容に関する研究 ―台東区谷中初音の道を中心として―

ディジタルコンテンツ系▲

3Dプリンタにおける制作支援と物品推薦・提供システム

<論文>「女の子写真」ブームとその後 ―長島有里枝、蜷川実花、川内倫子― <制作>えみ日記

アクチュエータを用いた糸の制御によるインタラクション手法

<論文>高梨豊論 ―都市写真の方法と眼差し― <制作>ライフライン ―都市の遠近―

<論文>主題としてのソーシャル・ミスフィット ―大森立嗣の映画― <制作>映画『窪み』

視聴覚フィードバックを用いた歩行への介入

視覚芸術と身体性

建築・都市学専攻 総合芸術系

総合芸術系では、芸術文化の歴史と現在に対する洞察と、自然と社会の環境への適切な配慮を、創造的な研究へとつなげていくことの出来る人材育成を目的とします。修了後の進路としては、高等教育機関教員、アーティスト、キュレー

ター、批評家、ジャーナリスト、自治体・企業等における文化支援部門の専門職などが挙げられます。

建築・都市学専攻 総合芸術系

■ 院生からのメッセージ

研究はいつも社会とつながっている

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Meiji University Graduate School 177

Graduate School of Science and Technology

Meiji U

niversity Graduate School

Graduate School of Science and Technology

理工学研究科

小林 正美KOBAYASHI Masami

工学博士教授

研究分野 建築設計および都市デザイン論

【最終学歴】東京大学大学院 【担当授業科目】Architecture and Urban Design Studies 【研究テーマ】「シャレットワークショップ」の実践と評価/視覚的シークエンスの研究/ユビキタス技術による都市回遊性の研究 【主な著書・論文】「ボストン建築探訪」(丸善)/「東京再生」(学芸出版社)/市民が関わるパブリックスペースのデザイン(エクスナレジ社)

清岡 智比古KIYOOKA Tomohiko

教授 研究分野 映画論/詩論/都市論

【最終学歴】上智大学大学院 【担当授業科目】映画と都市/文学と都市 【研究テーマ】都市論と映画論を組み合わせ、現代のディアスポラの様相を探る/日本近現詩論 【主な著書・論文】『東京詩』/『エキゾチック・パリ案内』/『パリ移民映画』/『混成世界のポルトラーノ』(共著)

倉石 信乃KURAISHI Shino

教授 研究分野 近現代美術史・写真史・美術館学

【最終学歴】多摩美術大学 【担当授業科目】総合芸術研究/アート造形学/アーカイブ・コンテンツ特論 【研究テーマ】複製技術時代以降の視覚芸術の可能性を、具体的な作品・資料に拠って考察する 【主な著書・論文】『スナップショット─写真の輝き』(大修館書店・2010年)/『反写真論』(オシリス発行・河出書房新社・1999年)/『失楽園:風景表現の近代1870-1945』(共著・大修館書店・2004年)

管 啓次郎SUGA Keijiro

教授 研究分野 比較詩学/批評理論

【最終学歴】ワシントン大学(シアトル) 博士論文提出資格取得 【担当授業科目】総合芸術研究/映像文化特論 【研究テーマ】現代地球社会における文化創造の分析 【主な著書・論文】『コロンブスの犬』/『狼が連れだって走る月』/『斜線の旅』(読売文学賞)/『時制論』(詩集)/『ストレンジオグラフィー』

鞍田 崇KURATA Takashi

博士(人間・環境学)准教授

研究分野 哲学/デザイン/環境人文学

【最終学歴】京都大学大学院 【担当授業科目】環境と人文学/環境とデザイン 【研究テーマ】地球規模の環境・社会変化を克服する人文的アプローチの確立 【主な著書・論文】『フードスケープ』(共著・アノニマスタジオ・2016年)/『民藝のインティマシー―「いとおしさ」をデザインする』(単著・明治大学出版会・2015年)/『「生活工芸」の時代』(共著・新潮社・2014年)/『人間科学としての地球環境学』(共著・京都通信社・2013年)/『〈民藝〉のレッスン─つたなさの技法』(編著・フィルムアート社・2012年)

波戸岡 景太HATOOKA Keita

博士(文学)教授

研究分野

現代文学およびポップカルチャーを中心とした表象文化論

【最終学歴】慶應義塾大学大学院 【担当授業科目】総合芸術研究/文芸コンテンツ特論 【研究テーマ】ピンチョン文学にあらわれた近現代史観を基礎とする、コンテンツ批評の実践 【主な著書・論文】『オープンスペース・アメリカ―荒野から始まる環境表象文化論』(2009年)/『ピンチョンの動物園』(2011年)/『ラノベのなかの現代日本―ポップ/ぼっち/ノスタルジア』(2013年)/『ロケットの正午を待っている』(2016年)/『映画原作派のためのアダプテーション入門』(2017年)

佐々木 宏幸SASAKI Hiroyuki

博士(芸術工学)准教授

研究分野 アーバンデザイン/都市・地域計画

【最終学歴】カリフォルニア大学バークレー校大学院 【担当授業科目】Architecture and Urban Design Studies 【研究テーマ】戦略的アーバンデザインの実践手法/フォーム・ベースド・コード/ニューアーバニズム/公共空間のデザイン 【主な著書・論文】「ニューアーバニズム理論の実践手法としての統合型フォーム・ベースド・コードの可能性と課題に関する研究」/「歩行者利用可能な路上駐車帯「フレキシブル・ゾーン」を有する街路に関する研究」/「Urban Design Education in Japan:Current Issues and Future Prospects」

ブンタム ダヴィシBOONTHARM Davisi

建築都市デザイン博士特任准教授

研究分野

Urban and Environmental Studies, Sustainable City, Architecture and Urban Design, Commercial Space and urban development, Urban Morphology and Typology in Asian Cities

■ 建築・都市学専攻 教員一覧

国際建築都市デザイン系 総合芸術系

※2018年4月1日時点のものです。今後変更や見直しを行う場合があります。

【最終学歴】PhD in Architecture and Urban Design, University of Paris 8 Vincennes-Saint-Denis 【担当授業科目】Architecture and Urban Design Studies 【研究テーマ】Environmental and Cultural Sustainability, Urban Regeneration and Creative Milieu in Asian Cities, Art and Requalification, Southeast Asian modern vernacular (shophouse) 【主な著書・論文】‘Creative Milieu of Fashion and Reuse in Tokyo, Bangkok and Singapore’ / Tokyo | Bangkok | Singapore : Intensities, Reuse and Creative Milieu / --, RADOVIC D., (eds.), small Tokyo /Bangkok: Forme du commerce et évolution urbaine.