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第2部 科目の授業計画(シラバス)

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Page 1: 第2部 科目の授業計画(シラバス) · 91 平成19年度 近畿大学産業理工学部建築・デザイン学科 学習の手引 建築・デザイン学科の学生に対して開講されているすべての授業科目について科目コードと科目名を人間形成科

第2部科目の授業計画(シラバス)

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[Ⅰ]開 講 科 目 一 覧

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平成 19 年度 近畿大学産業理工学部建築・デザイン学科 学習の手引

建築・デザイン学科の学生に対して開講されているすべての授業科目について科目コードと科目名を人間形成科目、 リテラシー科目、 専門科目、 教職科目の順に次の表に示します。 さらに、その後のページから順次この表の並びの順に各授業科目の授業計画(シラバス)を掲載しています。 科目コードは、各授業科目毎に付けられた識別のための4桁の番号ですが、同一科目名の授業でもクラス分けなどして授業内容や担当者が異なる場合は、5桁目に区別を示す数値を付けて表しています。科目コードはホームページなどで検索するときに使うと便利です。なお、科目コードは時間割表に記載されている時間割コードとは別のものですから、混同しないように注意とてください。履修届出表(OCR 用紙)に記入するのは時間割コードの方です。

表 開講科目の科目コードと開講科目名一覧

〔人間形成科目〕科目 授業科目名 備考コード9001 ライフデザイン9002 産業技術と倫理9003 建学のこころ9004 スポーツ科学Ⅰ9005 スポーツ科学Ⅱ9006 ジャーナリズム概論9007 生涯スポーツⅠ9008 生涯スポーツⅡ9009 就職計画Ⅰ9010 就職計画Ⅱ90111 環境学入門 環境学入門①

9012 情報学入門9013 経済学の基礎9014 日本経済を読む90151 数理科学Ⅰ90152 数理科学Ⅰ (アドヴァンストクラス)

90161 数理科学Ⅱ90162 数理科学Ⅱ (アドヴァンストクラス)

90172 環境と化学 環境と化学②

90182 環境と生物 環境と生物②

90192 初等物理学Ⅰ 初等物理学Ⅰ②

科目 授業科目名 備考コード90202 初等物理学Ⅱ 初等物理学Ⅱ②

9021 教養ドイツ語Ⅰ9022 教養ドイツ語Ⅱ9023 教養中国語Ⅰ9024 教養中国語Ⅱ9025 社会奉仕実習9026 インターンシップⅠ9027 インターンシップⅡ9028 哲学9029 倫理学9030 人間のこころ9031 歴史を学ぶ9032 日本文学の世界9033 法を学ぶ9034 日本国憲法9035 健康科学9036 知的財産法概論90371 教養知識Ⅰ 教養知識Ⅰ(SPI 対策)

90372 教養知識Ⅰ 教養知識Ⅰ(公務員試験対策)

90381 教養知識Ⅱ 教養知識Ⅱ(SPI 対策)

90382 教養知識Ⅱ 教養知識Ⅱ(公務員試験対策)

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平成 19 年度 近畿大学産業理工学部建築・デザイン学科 学習の手引

〔リテラシー科目〕科目 授業科目名 備考コード91011 英語Ⅰ 英語Ⅰ(上級)

91012 英語Ⅰ 英語Ⅰ(中級)

91013 英語Ⅰ 英語Ⅰ(初級)

91021 英語Ⅱ 英語Ⅱ(上級)

91022 英語Ⅱ 英語Ⅱ(中級)

91023 英語Ⅱ 英語Ⅱ(初級)

91031 英語Ⅲ 英語Ⅲ①

91032 英語Ⅲ 英語Ⅲ②

91035 英語Ⅲ 英語Ⅲ⑤

91041 英語Ⅳ 英語Ⅳ①

91042 英語Ⅳ 英語Ⅳ②

91045 英語Ⅳ 英語Ⅳ⑤

91051 英語Ⅴ 英語Ⅴ①

91054 英語Ⅴ 英語Ⅴ④

91056 英語Ⅴ 英語Ⅴ⑥

91061 英語Ⅵ 英語Ⅵ①

91064 英語Ⅵ 英語Ⅵ④

91066 英語Ⅵ 英語Ⅵ⑥

91071 英語Ⅶ 英語Ⅶ①

91081 英語Ⅷ 英語Ⅷ①

91091 英会話Ⅰ 英会話Ⅰ①

91092 英会話Ⅰ 英会話Ⅰ②

91093 英会話Ⅰ 英会話Ⅰ③

91101 英会話Ⅱ 英会話Ⅱ①

91102 英会話Ⅱ 英会話Ⅱ②

91103 英会話Ⅱ 英会話Ⅱ③

9111 外書講読Ⅰ9112 外書講読Ⅱ

科目 授業科目名 備考コード91131 情報処理Ⅰ 情報処理Ⅰ一般クラス

91132 情報処理Ⅰ 情報処理Ⅰ上級クラス

91141 情報処理Ⅱ 情報処理Ⅱ一般クラス

91142 情報処理Ⅱ 情報処理Ⅱ上級クラス

9116 日本語表現法基礎Ⅰ9117 日本語表現法基礎Ⅱ9118 日本語表現法応用Ⅰ9119 日本語表現法応用Ⅱ9120 日本語Ⅰ9121 日本語Ⅱ9122 日本語Ⅲ9123 日本語Ⅳ

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平成 19 年度 近畿大学産業理工学部建築・デザイン学科 学習の手引

〔専門科目〕科目 授業科目名 備考コード31011 数学Ⅰ 数学Ⅰ(A クラス)

31012 数学Ⅰ 数学Ⅰ(B クラス)

31013 数学Ⅰ 数学Ⅰ(C クラス)

31031 数学Ⅱ 数学Ⅱ(A クラス)

31032 数学Ⅱ 数学Ⅱ(B クラス)

31033 数学Ⅱ 数学Ⅱ(C クラス)

31051 数学Ⅰ演習 数学Ⅰ演習(A クラス)

31052 数学Ⅰ演習 数学Ⅰ演習(B クラス)

31053 数学Ⅰ演習 数学Ⅰ演習(C クラス)

31071 数学Ⅱ演習 数学Ⅱ演習(A クラス)

31072 数学Ⅱ演習 数学Ⅱ演習(B クラス)

31073 数学Ⅱ演習 数学Ⅱ演習(C クラス)

3109 物理学Ⅰ3111 物理学Ⅱ3201 造形と力及び演習Ⅰ3203 造形と力及び演習Ⅱ3205 構造力学Ⅰ3207 構造力学Ⅱ3209 構造力学Ⅲ3211 鉄筋コンクリート構造3213 鋼構造3215 構造設計及び演習Ⅰ3217 構造設計及び演習Ⅱ33011 材料演習 材料演習その 1

33012 材料演習 材料演習その 2

3303 建築材料Ⅰ3305 建築材料Ⅱ3307 施工法Ⅰ3309 施工法Ⅱ3311 施工管理及び演習3401 環境概論3403 建築と環境3405 都市と環境3407 環境演習3409 建築設備Ⅰ3411 建築設備Ⅱ3413 設備設計演習3501 環境とデザイン3503 住まいの計画

科目 授業科目名 備考コード3505 建築計画3507 都市計画3509 建築デザイン論Ⅰ3511 建築デザイン論Ⅱ3513 建築デザイン史3515 建築文化論3517 空間造形3519 空間とデザイン3521 インテリア計画論Ⅰ3523 インテリア計画論Ⅱ3601 マルチメディアデザイン3603 画像設計演習Ⅰ3605 画像設計演習Ⅱ3607 CG 論Ⅰ3609 CG 論Ⅱ3611 メディアとデザイン3613 広告企画3615 視覚表現論3617 モノとコトのデザインⅠ3619 モノとコトのデザインⅡ3621 モダンデザインの歴史3623 アートと生活3625 人間工学3701 建築・デザイン演習Ⅰ3703 建築・デザイン演習Ⅱ3705 建築・デザイン演習Ⅲ3707 建築設計Ⅰ3709 建築設計Ⅱ3711 建築設計Ⅲ3713 デザイン演習Ⅰ3715 デザイン演習Ⅱ3717 デザイン演習Ⅲ3719 ビジュアル・プレゼンテーション演習3721 CAD トレーニング3901 建築・デザイン導入セミナーⅠ3903 建築・デザイン導入セミナーⅡ3905 建築法規3907 特別講義3909 建築プレセミナー3999 卒業研究

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平成 19 年度 近畿大学産業理工学部建築・デザイン学科 学習の手引

〔教職科目〕科目 授業科目名 備考コード8001 教職論8002 特別活動の研究8003 教育心理学8004 教育学概論8005 教育行政学8006 工業科教育法Ⅰ8007 工業科教育法Ⅱ8014 進路指導論8015 教育相談80161 教職総合演習 教職総合演習①

8017 教育実践の研究8018 教育実習8019 比較教育学8020 職業指導

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[Ⅱ]シ ラ バ ス

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平成 19 年度 近畿大学産業理工学部建築・デザイン学科 学習の手引

 シラバスSyllabusとは授業計画のことで、開講されている授業科目について、その概要をまとめたものです。 概要には、「科目名(英語表記)」「科目区分(人間形成科目、リテラシー科目、学科専門科目、教職科目)」「科目コード」「単位数」「開講時期」「必修・選択の別(学科・コース別)」という基本的な属性と共に、学習の参考となる貴重な情報が盛り込まれています。 「授業の概要及び位置づけ」において、授業科目の内容が簡潔にまとめられています。さらに、一言で表現したものとして、「キーワード」がその後に英文と共に記載されています。キーワードは記憶を助けるだけでなく、コンピュータ端末などで検索を行うときなどにも有効なものです。 次の「授業の到達目標」は箇条書きで、大変重要なことを記しています。この授業科目が一体何を目標としているのか、言い換えれば、受講した学生が最終的に、何が具体的にできるようになるのか、その達成課題を明示したものです。学生諸君はこの目標が達成できるように、授業に真摯な態度で臨み、普段の勉学を怠ることなく、努力をしなければなりません。授業担当の教員もすべての受講学生がこの目標を達成できるように日々努める義務があります。いわゆる教員と学生との間に交わされる教育的な契約書の内容と言っても過言ではありません。 また、この到達目標は、「4.建築・デザイン学科の3 コースと学習・教育目標」で解説しましたように、学習・教育目標A~Lと密接に結びついています。一部の科目を除いて、箇条書きの到達目標の末尾に、(A)~(L)の記号を記しています。これは、建築工学コースの学習・教育目標A~Lを示しています。複数の記号があるものは、複数の学習・教育目標を達成するために位置づけられている授業科目です。 「教員からの一言」「備考」は、授業を受講するに当たっての注意事項や心構え、ルールなどをまとめています。 「関連科目」は、この授業科目と深く関連している代表的な授業科目を記しています。詳しい関連は、「5.2 各コースの学習・教育目標と授業科目の流れ」を見直してください。授業科目の多くは階梯性を持っています。つまり、基礎から応用と順を追って学ぶように組まれているということです。必修科目の多くはこの基礎にあたる系統上重要な科目と位置づけられています。この必修科目を習得できないとその後の応用科目の理解が難しくなりますので、くれぐれも未習得という事態にならないように気をつけてください。

 「教材」には「教科書」と「参考書」が記されています。「教科書」に指定がある授業科目は、年度の初めに遅くとも授業開始までには、必ず指定された教科書を購入して授業に臨まなければなりません。教員は受講生全員が教科書を持っていることを前提に授業を進めますので、万が一持っていなかったり、忘れてきたりした場合は、授業内容が理解できなくなる、あるいは演習や宿題ができないなどの事態に陥り、最終的には到達目標を達成できず、単位修得が不可能になります。 「参考書」は授業プリントや教科書では不足する内容を補足するために紹介しているものです。必ず購入しなければならないというものではありません。が、一度目を通すぐらいの積極的な勉学の習慣はつけてください。ほとんどの参考書は図書館に整備されています。 「授業計画」がシラバスの中核をなす部分です。ほとんどすべての授業科目は特別な事情がない限り、全部で 15 回の授業で構成されています。その毎回の授業内容の概略とその順序を簡潔に示したものです。これを読んで予め授業内容の概略をつかんでおくと、毎回の授業内容が理解しやすくなります。特に予習・復習や、欠席した時などに大いに助かるものですので、手帳やケータイに書き写しておくぐらいの取り組みを是非やってみてください。 最後の「成績評価基準」は、授業科目の到達目標を達成できたかどうかを測る成績評価の方法と基準を簡潔にまとめたものです。方法は定期試験が一般的ですが、中には課題提出で評価したり、小テストや宿題の評価を加えたりと、授業科目によって様々な方法と基準が採られています。半期の授業の中で、学生諸君は、いつ、どういうかたちで、何を求められるのか、このことをはっきりと自覚して、授業に臨んでください。単位修得に結びつく大事な情報です。 なお、この授業計画(シラバス)は、卒業までの 4年間に開講される予定の全科目について掲載されていますが、あくまで発行時の計画のものです。手引の扉で説明しましたように、授業内容は半期ごとに点検して改善することになっていますので、2 年次以降の開講科目は若干の変更(改善)が実施されるのが普通です。この場合は、授業科目ごとに第 1 回目の開講日に改めて授業計画(シラバス)を配付するようになっていますので、注意してください。

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1. 人間形成科目

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平成 19 年度 近畿大学産業理工学部建築・デザイン学科 学習の手引

科目名subject ライフデザイン LifeDesign科目区分 人間形成科目 科目コード 9001 単位数 2 単位 開講時期 1 年次後期必修・選択の別 必修科目(建築工学コース)/必修科目(建築コース)/必修科目(デザインコース)担当者 氏名name:後藤 淳 JunGOTO

連絡先(学内担当):4 号館 4 階 青井研究室 [email protected]授業の概要及び位置付け 生き抜く力と方法について考えるための端緒として、自分自身に関する直視と解析から始める。他人や社会に対する漠然とした不安や怖れを直視するために、心理学や倫理学における人間観を援用する。就職を通して将来設計を行うための前提として、対人・対社会関係を構築する自己基盤を創造する。

キーワードkeywords

自己分析、自己表現、幸福、責任、労働self-analysis,self-expression,happiness,responsibility,labor

授業の到達目標・現在の自分を分析した結果を表現すると共に、一層の変革可能性を探る姿勢をとることができる。(A)・対人関係や社会関係における自分の位置付けを理解できる。(A)・現在の「私」に立って、自分の生涯に関するラフプランを描くことができる。(A)

教員からの一言・自分の中にあるさまざまな「私」を見つめてほしい。・卒業時の自分をイメージして、大学生活を展望してほしい。

関連科目 人間のこころ教 材 教科書 講義内で配布する資料を使用する。

参考書授業計画第 1 回:導入講義:授業の進め方と概要の説明、成績評価法など  注:第 1 回授業の中で、成績評価を含めた科目全体の重要情報を伝えるので必ず出席しなさい。第 2 回:自分を知る 1(主観的自己と客観的自己)第 3 回:自分を知る 2(心理学的機制)第 4 回:自分を表現する(三種類の人間関係の中でのコミュニケーションとマナー)第 5 回:自分を隠す(長所と短所) *レポート:「私が見る私」第 6 回:幸福(幸福になると幸福である、自己満足と自己充足)第 7 回:中間試験第 8 回:責任 1(積極的責任と消極的責任)第 9 回:責任 2(法的責任と倫理的責任)第 10 回:「シーシュポスの神話」1(労働は不条理であるのか)第 11 回:「シーシュポスの神話」2(労働は不条理であるのか) *レポート:「働くということ」第 12 回:人生を描く 1(やりたいこととできること)第 13 回:人生を描く 2(可能性と限界)第 14 回:まとめ(自己外化としての労働について考える)第 15 回:定期試験

成績評価基準 1st レポート(10%)、2nd レポート(10%)、中間試験(26%)、定期試験(28%)、講義内演習(26%)備 考

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平成 19 年度 近畿大学産業理工学部建築・デザイン学科 学習の手引

科目名subject 産業技術と倫理 EthicsofIndustrialEngineers科目区分 人間形成科目 科目コード 9002 単位数 2 単位 開講時期 1 年次後期必修・選択の別 必修科目(建築工学コース)/選択科目(建築コース)/選択科目(デザインコース)担当者 氏名names: 西田 治男HaruoNISHIDA

連絡先(学内担当):4 号館 4 階 青井研究室 [email protected]授業の概要及び位置付け 技術者は、その専門的知識をもとに様々な社会ニーズに応える仕事している。専門的な知識・技術であるがため、その利用の是非は技術者本人の判断に委ねられている。そのため技術者はその知識・技術の利用・判断に責任を持つ必要があり、ここに技術者の倫理が問われる根拠がある。本科目では、産業技術者のおかれた立場・環境の変遷と現状の理解を通して、これからの技術者としての倫理的な判断と行動についての一般的概念を修得する。

キーワードkeywords

産業技術、技術者倫理、企業の社会的責任、PL 法、リスク、知的財産、著作権、環境倫理industrial technologies, engineering ethics, corporate social responsibility, product liability, risk,intellectualproperty,copyright,environmentalethics

授業の到達目標・共同体の一員であるということの認識と自己の行為の倫理性が共同体に与える影響を考えられる。(A、E)・技術者の本質であるものづくりに倫理が強く結びついていることを認識できる。(E)・企業倫理に根ざした新しい経営論理を把握できる。(E)・知的財産や営業秘密の意味を理解し、それらの権利問題について解釈できる。(E)・製造物責任や環境影響について理解し、技術者の考え方の中に社会や環境への配慮が必要であることを認識できる。 (A、E)教員からの一言・新聞、書籍などから科学技術が関係した過去から現在までの事件、事故、ニュースなどをピックアップし、それに対す る感想や自分なりの判断を加えて欲しい(演習の中で一部活用する)。関連科目 ライフデザイン、キャリアデザイン、インターンシップ I、II教 材 教科書 プリント

参考書 大貫、坂下、瀬口編、「工学倫理の条件」晃洋書房; 米国 NSPE 倫理審査委員会編、「科学技術者倫理の事例と考察」丸善; 工学院大学教育委員会 「技術者の倫理」(2004) 他

授業計画第 1 回:導入講義:授業の進め方と概要の説明、成績評価法、産業技術と倫理とは何か  注:第 1 回授業の中で、成績評価を含めた科目全体の重要情報を伝えるので必ず出席しなさい。第 2 回:倫理とは何か 共同体に成立する倫理体系の理解(演習)第 3 回:技術者にとっての倫理 ものづくりの倫理の理解(演習)第 4 回:技術者とは何か 歴史の中の技術者 専門職としての技術者(演習)第 5 回:技術者倫理と企業倫理 経営の倫理と企業・技術者の倫理的責任の理解(演習)第 6 回:内部告発の倫理 内部告発を巡る社会と企業の変化の理解(演習)第 7 回:製造物責任法(PL 法)を理解する (演習)第 8 回:安全性とリスク リスクコミュニケーションの理解(臨時試験)  注:臨時試験の欠席者で理由書を届出た者には別途再臨時試験を実施する。第 9 回:知的財産と営業秘密 特許法の概要と職務発明、守秘義務の理解(演習)第 10 回:環境・資源の倫理 1 環境問題と産業技術についての概要(演習)第 11 回:環境・資源の倫理 2 循環型社会の構築の理解(演習)第 12 回:研究の倫理 発見と発明、先取権の尊重原則などの理解(演習)第 13 回:国際化と異文化摩擦および科学技術と公共性についての理解(演習)第 14 回:定期試験に向けた総合演習(60 分)と解説(30 分)  注:この総合演習は成績に反映しないが、重要であるため特に出席を求める。第 15 回:定期試験(60 分)  注:試験範囲は第 1 回から前回までの授業総てとする。

成績評価基準 定期試験(60%)、臨時試験(20%)と授業中の演習(20%)の成績を総計して評価点とする。備 考

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平成 19 年度 近畿大学産業理工学部建築・デザイン学科 学習の手引

科目名subject 建学のこころ EstablishmentMindofOurSchool科目区分 人間形成科目 科目コード 9003 単位数 1 単位 開講時期 1 年次前期必修・選択の別 選択科目担当者 氏名name:河済 博文HirofumiKAWAZUMI

連絡先(代表者):5 号館 G1 階河済研究室 [email protected]授業の概要及び位置付け 近畿大学の建学の精神は、世耕弘一初代総長の言葉による「人に愛される人、信頼される人、尊敬される人」の育成です。そのために産業理工学部でも、人格形成を目指す教養教育を重視し、そして、高い教養、未来志向の広い視野、健全な批判精神を身につけさせつつ、即戦力となる専門教育を行っています。学生として、その教育目的を自らのものとして理解し、将来設計に向けた動機付けができることを目指します。

キーワードkeywords

創立者、歴史と伝統、教育理念、ライフデザイン、同窓会founderoftheschool,historyandtradition,educationphilosophy,lifedesign,alumniassociation

授業の到達目標・自分が学ぶ大学の建学の精神が説明できる。・自分が学ぶ大学の教育理念が説明できる。・自分が学ぶ大学の歴史と伝統を知り、その一員としての自覚と誇りを持つことができる。・上記のことから、自らのライフデザインに積極的に取り組めるようになる。

教員からの一言・この講義を通して、目的意識を持って勉学に取り組むことの大切さを、自らじっくりと考えてください。

関連科目 ライフデザイン,就職計画I,II教 材 教科書 講義毎に適時、資料を配付します。

参考書 近畿大学建学者世耕弘一「学ぶこころ」近畿大学日本図書センタ-授業計画第 1 回:導入講義:授業の進め方と概要の説明、成績評価法  注:第 2 回以降、毎回、講義の終わりにリフレクションペーパで講義内容を整理してもらいます。第 2 回:近畿大学学園および産業理工学部の歴史と教育の理念・目的・目標。第 3 回:近畿大学の建学の精神I(創立者の生涯とその教育理念)。第 4 回:近畿大学の建学の精神II(近畿大学の発展と近大気質)。第 5 回:活躍する卒業生I(大学生活を振り返って)第 6 回:活躍する卒業生II(近畿大学のネットワーク)第 7 回:地域社会における産業理工学部の役割第 8 回:建学のこころとライフデザイン    これまでの講義内容を元に自らのライフデザインを行ってみます。

成績評価基準 毎回のリフレクションペーパ(50%)と最終回のライフデザインシート(50%)により評価します。備 考 この科目を修得していないと、学業成績優秀者奨励金の選抜対象になることができません。

学業特待生と部活動特待生は、この科目を修得しないと資格が継続できません。

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平成 19 年度 近畿大学産業理工学部建築・デザイン学科 学習の手引

科目名subject スポーツ科学I SportsScienceI科目区分 人間形成科目 科目コード 9004 単位数 1 単位 開講時期 1 年次前期必修・選択の別 自由科目(建築工学コース)/選択科目(建築コース)/選択科目(デザインコース)担当者 氏名name:橋本 浩 HiroshiHASHIMOTO

連絡先(代表者):3 号館 4 階橋本研究室 [email protected]授業の概要及び位置付け スポーツ科学Ⅰでは、高等学校まで学習したスポーツ教材を中心にして、Sportsforall(誰でもスポーツを・誰とでもスポーツ・どこででもスポーツ)をねらいとし日常生活にスポーツを取り入れて、体を動かす喜びや楽しさの再体験を目標とした授業です。

キーワードkeywords

個人種目、対人individualgames,inter-personal

授業の到達目標・基本技術の修得

教員からの一言・個一技の修得

関連科目 生涯スポーツ I・II、健康科学教 材 教科書 なし

参考書 荻村伊智朗著「実践卓球」(基礎技術編) 大修館書店授業計画第 1 回:導入講義:授業概要の説明第 2 回:身体能力テストⅠ:柔軟性、筋力第 3 回:身体能力テストⅡ:持久力、平衡性第 4 回:基本練習Ⅰ:フォーハンドストローク第 5 回:基本練習Ⅱ:サーブ、スマッシュ第 6 回:応用練習:ゲーム形式による攻防第 7 回:視聴覚授業:卓球実技ビデオ第 8 回:審判法:シングルス、ダブルスゲームの進め方第 9 回:練習試合及び組み合わせⅠ:シングルス戦第 10 回:練習試合及び組み合わせⅡ:ダブルス戦第 11 回:シングルスゲームⅠ:リーグ戦第 12 回:シングルスゲームⅡ:トーナメント戦第 13 回:ダブルスゲームⅠ:リーグ戦第 14 回:ダブルスゲームⅡ:トーナメント戦第 15 回:技術能力テスト

成績評価基準 試合成績を評価点とする。備 考 下級履修は可

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平成 19 年度 近畿大学産業理工学部建築・デザイン学科 学習の手引

科目名subject スポーツ科学II SportsScienceII科目区分 人間形成科目 科目コード 9005 単位数 1 単位 開講時期 1 年次後期必修・選択の別 自由科目(建築工学コース)/選択科目(建築コース)/選択科目(デザインコース)担当者 氏名name:橋本 浩 HiroshiHASHIMOTO

連絡先(代表者):3 号館 4 階橋本研究室 [email protected]授業の概要及び位置付け スポーツ科学Ⅱでは、スポーツ科学Ⅰをベースに技術面やゲームメークをより専門的に学習し、トレーニングで個人のレベルアップをねらいゲームメークでは、作戦、システムについて学習します。

キーワードkeywords

球技、団体種目ballgames,groupgames

授業の到達目標・ゲーム展開の修得

教員からの一言・身体操作の工夫

関連科目 生涯スポーツI・II、健康科学教 材 教科書 なし

参考書 稲垣安二著「バスケットボール」 泰流社授業計画第 1 回:導入講義:授業概要の説明第 2 回:基本的な技術練習Ⅰ:ハンドリング、ドリブル第 3 回:基本的な技術練習Ⅱ:セットショット、ジャンプショット、パス&ショット第 4 回:基本的な技術練習Ⅲ:ドリブル、ショット、パス第 5 回:基本的な技術練習Ⅳ:ピボットプレイ、フットワーク第 6 回:基礎技術ゲーム:シューティングゲーム、ハンドリングショット第 7 回:応用的な技術:ディフェンス法、アウトナンバー攻撃第 8 回:基本的な戦術Ⅰ:パス&ラン(2 対 2、3 対 3)第 9 回:基本的な戦術Ⅱ:スクリーンプレイ(2 対 2、3 対 3)第 10 回:基本的な戦術・ゲーム:技術・戦術を実戦へ応用する第 11 回:班別対抗戦Ⅰ:ゲームの運営方法第 12 回:班別対抗戦Ⅱ:ルールの理解第 13 回:班別対抗戦Ⅲ:リーグ戦・3on3 ゲーム第 14 回:班別対抗戦Ⅳ:トーナメント戦第 15 回:技術能力テスト:レイアップショット

成績評価基準 試合成績を評価点とする。備 考 下級履修は可

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平成 19 年度 近畿大学産業理工学部建築・デザイン学科 学習の手引

科目名subject ジャーナリズム概論 JournalismIntroduction科目区分 人間形成科目 科目コード 9006 単位数 2 単位 開講時期 1 年次後期必修・選択の別 自由科目(建築工学コース)/選択科目(建築コース)/選択科目(デザインコース)担当者 氏名name:久門 守 MamoruHISAKADO

連絡先(代表者):[email protected]   (学内担当):4 号館 4 階 青井研究室 [email protected]

授業の概要及び位置付け 多メディア時代だが、ジャーナリズム活動の枢軸を担っているのは新聞である。他のメディアの動向もにらみながら、この印刷メディアについて理解を深め、ニュース原稿や紙面の制作過程まで立ち入って、広く情報を読み解く力を養う。また、簡単な記事作成に挑戦する。 取材や執筆には守らなければならない職業倫理がある。だが、近年は取材前線、 編集現場で深刻な倫理上の問題が発生している。インターネットの急速な発達と普及で、だれもがジャーナリストになることが可能な時代を迎えているだけに、マスコミ倫理と誤報の背景についてはやや立ち入って考察する。キーワードkeywords

だれが、なにを、いつ、どこで、なぜ、どのようにwho,what,when,where,why,how

授業の到達目標・5W1H を理解する。・「書く立場」と「書かれる立場」への認識を深める。・人権感覚をみがく。・記事(ニュース原稿)の問題点に気付く力を養う。・読者・視聴者が関心を持つニュースへの感性を豊かにする。教員からの一言・授業ではかなりの分量の新聞記事や資料(いずれも複写)を配ります。素早く目を通して、概要をつかんでください。 いろいろな場面で辞書類が役立ちます。関連科目 マスコミ史教 材 教科書 なし

参考書 そのつど紹介授業計画第 1 回:導入講義:新聞記事の読み方、授業の進め方と概要の説明、成績評価法など  注:第 1 回授業の中で、成績評価を含めた科目全体の重要情報を伝えますので、必ず出席してください。    欠席をすると不利益が生じるかもしれません。第 2 回:メディアのかたち――新聞もいろいろ。テレビもいろいろ。第 3 回:紙面が出来るまで――印刷メディアも情報は第一段階ですべてデジタル化。第 4 回:ニュースとは――N・E・W・Sそのままに「東西南北」。要素があり、それによって価値が決まる。第 5 回:記事の種類――かつて記者の多くが口にした「数え歌」にも記事の種類が織り込まれている。第 6 回:取材のイロハ――その瞬間に立ち会うことはほとんどない。取材はひたすら聞き、尋ね、調べる行為。第 7 回:人の死と報道――記事作成(300 ~ 400 字で予定稿「あなたの死亡記事」を書いてみよう)。    注・記事は採点します。第 8 回:取材最前線――外国人記者が「障壁」だとして廃止を求める記者クラブ制度とは。第 9 回:マスコミ倫理――取材活動や執筆には、厳しく守らなければならない約束ごとがある。第 10 回:誤報 ・ 虚報――がんばって取材をしても誤ることがある。ニュースを捏造すれば首が飛ぶ。第 11 回:差別語・不快語――表現は必ずしも自由ではない。人権侵害は許されない。第 12 回:ジェンダーの視点――女性の進出で変わってきた紙面・編集局の空気。第 13 回:ジャーナリストって――ネットで急増している新たな「書き手」もジャーナリストだ。第 14 回:まとめ――福澤諭吉のことば「読む者」と「読まるゝ者」とは。第 15 回:定期試験(60 分)  注:デスクになったつもりで 3 本の新聞記事を点検し、誤りや問題点を記述式で指摘します。

成績評価基準 記事作成(30%)と定期試験(70%)の成績を総計して評価点とする。備 考

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平成 19 年度 近畿大学産業理工学部建築・デザイン学科 学習の手引

科目名subject 生涯スポーツI SportsLifeI科目区分 人間形成科目 科目コード 9007 単位数 1 単位 開講時期 2 年次前期必修・選択の別 自由科目(建築工学コース)/選択科目(建築コース)/選択科目(デザインコース)担当者 氏名name:橋本 浩 HiroshiHASHIMOTO

連絡先(代表者):3 号館 4 階橋本研究室 [email protected]授業の概要及び位置付け 健康・体力づくりの必要性とその方法について理解し運動実践を行い生涯に向けての身体活動や身体運動への積極的な姿勢や態度を育成する。

キーワードkeywords

球技、団体種目ballgames,groupgames

授業の到達目標・応用技術の修得・仲間とのチームワークづくり

教員からの一言・運動技術の達成

関連科目 スポーツ科学I・II、健康科学教 材 教科書 なし

参考書 吉村正著「ソフトボール教室」 大修館書店授業計画第 1 回:導入講義:授業概要の説明第 2 回:体力測定Ⅰ:形態第 3 回:体力測定Ⅱ:機能第 4 回:基本練習Ⅰ:キャッチボール第 5 回:基本練習Ⅱ:トスバッティング第 6 回:基本練習Ⅲ:フリーバッティング第 7 回:応用練習Ⅰ:シートノック第 8 回:応用練習Ⅱ:内野と外野の連携プレー第 9 回:視聴覚授業:ソフトボール実技ビデオ第 10 回:ゲームⅠ:チーム編成、審判法第 11 回:ゲームⅡ:5 回戦でのリーグ戦第 12 回:ゲームⅢ:5 回戦でのリーグ戦第 13 回:ゲームⅣ:7 回戦でのトーナメント戦第 14 回:ゲームⅤ:7 回戦でのトーナメント戦第 15 回:技術能力テスト

成績評価基準 試合成績を評価点とする。備 考 下級履修は可

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平成 19 年度 近畿大学産業理工学部建築・デザイン学科 学習の手引

科目名subject 生涯スポーツII SportsLifeII科目区分 人間形成科目 科目コード 9008 単位数 1 単位 開講時期 2 年次後期必修・選択の別 自由科目(建築工学コース)/選択科目(建築コース)/選択科目(デザインコース)担当者 氏名name:橋本 浩 HiroshiHASHIMOTO

連絡先(代表者):3 号館 4 階橋本研究室 [email protected]授業の概要及び位置付け 仲間づくりの喜びと共に、人と協力しながら目標をクリヤーしていく達成感とスポーツへの参加・健康の維持・自己体力把握の基礎知識などを高める。

キーワードkeywords

仲間づくり、戦術friendship,tactics

授業の到達目標・ゲームを通しての仲間との交流

教員からの一言・運動技術の習熟

関連科目 スポーツ科学I・II、健康科学教 材 教科書 なし

参考書 豊田博著「バレーボール」 ベースボール・マガジン社授業計画第 1 回:導入講義:授業概要の説明第 2 回:基本練習Ⅰ:対人パス・トス第 3 回:基本練習Ⅱ:スパイク・サーブ第 4 回:基本練習Ⅲ:ブロック第 5 回:応用練習Ⅰ:サーブレシーブ第 6 回:応用練習Ⅱ:円陣パス第 7 回:応用練習Ⅲ:移動パス第 8 回:視聴覚授業:バレーボール実技ビデオ第 9 回:ゲーム形式練習Ⅰ:チーム編成第 10 回:ゲーム形式練習Ⅱ:サーブ・レシーブ・スパイク中心第 11 回:ゲームⅠ:リーグ戦、審判法第 12 回:ゲームⅡ:リーグ戦第 13 回:ゲームⅢ:トーナメント戦第 14 回:ゲームⅣ:トーナメント戦第 15 回:技術能力テスト

成績評価基準 試合成績を評価点とする。備 考 下級履修は可

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平成 19 年度 近畿大学産業理工学部建築・デザイン学科 学習の手引

科目名subject 就職計画I PlanningyourfutureI科目区分 人間形成科目 科目コード 9009 単位数 2 単位 開講時期 2 年次前期必修・選択の別 自由科目(建築工学コース)/選択科目(建築コース)/選択科目(デザインコース)担当者 氏名name:石川 義二YoshijiISHIKAWA

連絡先(代表者):有限会社戦略人事室 [email protected]   (学内担当):4 号館 4 階 青井研究室 [email protected]

授業の概要及び位置付け 仕事を取り巻く環境が大きく変わる中、これからの日本人が取りうる選択肢やスタンスを考えていく。仕事を通じてどのような豊かさを創造していくのか(キャリアデザイン)、その方法について事例を研究し、学生自身の未来そして現在を様々な角度から考えていく。

キーワードkeywords

キャリア、大学生活と仕事、ワークスタイルの研究、目標設定career,universitylifeandwork,studyofwork-style,objectiveplanning

授業の到達目標・キャリアデザインの意味と必要性を理解できる・働く意味を理解し、世の中にあるワークスタイルに目を向けることができる・キャリア目標の設定と行動計画を策定できる

教員からの一言・集中講義形式なので体力的には大変かもしれないが、ワークが中心の授業です。・キャリアデザイン力は企業が求める自立型人材になるために必要なスキルです。

関連科目 就職計画II教 材 教科書 CAREERDESIGNNOTEI

参考書 日本経済新聞、テレビおよび日経ビジネス等の雑誌からの情報授業計画第 1 回:(導入講義)キャリアデザインとは  注:第 1 回授業の中で、成績評価を含めた科目全体の重要情報を伝えるので必ず出席しなさい。    欠席すると大きな不利益が生じます。第 2 回:あなたは仕事派?それとも会社派?第 3 回:大学生活の充実と将来の仕事の関連性第 4 回:大学生活を充実させよう第 5 回:「大学生活充実計画」を企画しよう第 6 回:大学生の就職事情~正社員とフリーター第 7 回:ワークスタイルの研究 1 ~企業で働く~第 8 回:ワークスタイルの研究 2 ~公的機関で働く~第 9 回:ワークスタイルの研究 3 ~海外で働く~第 10 回:ワークスタイルの研究 4 ~独立して働く~第 11 回:将来の活躍をイメージしよう第 12 回:社会と大学のつながり第 13 回:社会で必要となる力って何だろう第 14 回:目標設定と行動計画第 15 回:キャリアデザインの本質を再認識する

成績評価基準 最終レポート(100%)備 考 上級および下級履修可

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平成 19 年度 近畿大学産業理工学部建築・デザイン学科 学習の手引

科目名subject 就職計画II PlanningyourfutureII科目区分 人間形成科目 科目コード 9010 単位数 2 単位 開講時期 2 年次後期必修・選択の別 自由科目(建築工学コース)/選択科目(建築コース)/選択科目(デザインコース)担当者 氏名name:石川 義二YoshijiISHIKAWA

連絡先(代表者):有限会社戦略人事室 [email protected]   (学内担当):4 号館 4 階 青井研究室 [email protected]

授業の概要及び位置付け 企業が求める人材像を明らかにした上で現在の自分との比較をおこない、足りない点を自覚する。ワークを通して企画力、表現力を身に付ける。

キーワードkeywords

キャリア、企業が求める能力、自己分析、表現力、企画力career,abilityrequiredbyenterprise,self-analysis,presentationability,planningability

授業の到達目標・企業の求める人材像を理解し、それに近づくための能力を磨く・口頭表現力、文章表現力のコツをつかむ・体験を通して「企画をすること」の意味を理解する

教員からの一言・集中講義形式なので体力的には大変かもしれないが、ワークおよびプレゼンが中心の授業です。・ワークを通して企業が求める能力を磨きます。

関連科目 就職計画II教 材 教科書

参考書 日本経済新聞、テレビおよび日経ビジネス等の雑誌からの情報授業計画第 1 回:(導入講義)授業の進め方と概要の説明、成績評価法  注:第 1 回授業の中で、成績評価を含めた科目全体の重要情報を伝えるので必ず出席しなさい。    欠席すると大きな不利益が生じます。第 2 回:現代の大学生の就職事情~企業の求める人材~第 3 回:チームで実現可能な企画を立てよう第 4 回:企画の立て方、まとめ方第 5 回:プレゼンテーション 1第 6 回:プレゼンテーション 2第 7 回:プレゼンテーション 3第 8 回:プレゼンテーション 4第 9 回:プレゼンテーション 5第 10 回:自己資源を知る~知識・能力・価値観・興味第 11 回:自分について文章で表現する 1第 12 回:自分について文章で表現する 2第 13 回:自分について文章で表現する 3第 14 回:聞いたことを自分の言葉でまとめる第 15 回:まとめ~授業のまとめと 3 年次冬までの行動計画

成績評価基準 中間発表(50%)、最終レポート(50%)備 考 上級および下級履修可

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平成 19 年度 近畿大学産業理工学部建築・デザイン学科 学習の手引

科目名subject 環境学入門 環境学入門① IntroductionofEnvironmentology科目区分 人間形成科目 科目コード 90111 単位数 2 単位 開講時期 2 年次前期必修・選択の別 必修科目(建築工学コース)/選択科目(建築コース)/選択科目(デザインコース)担当者 氏 名:菊川 清 KiyoshiKIKUKAWA

連絡先(代表者):2 号館 1 階菊川研究室 [email protected]授業の概要及び位置付け・身近な環境汚染から地球規模の環境問題までの現状を概観する。・環境問題の原因としての 20 世紀を特徴づける大量生産、大量消費、大量廃棄の社会経済システムを概観する。・環境問題の本質的な解決には、人間と社会、環境の調和を実現する必要があることを理解し、そのために社会の持続可 能な発展を保障する循環型社会経済システムをどう構築するのか、考察する。キーワードkeywords

地球環境問題、社会経済システム、持続可能な社会、地球生態系、環境倫理学、環境経済学globalenvironmentalproblem,socioeconomicssystem,durablesociety,globalecosystem,environmentalethics,environmenteconomics

授業の到達目標  本講で学ぶ内容を習得すると以下のことができるようになります。・身近な環境汚染と地球温暖化を中心とする地球環境問題の現状を理解する。(B)・40 億年を超える地球環境の歴史を学ぶことで、地球環境を決定する要因と環境改善の考え方を理解する。(B)・身近な問題から地球規模まで、全ての環境問題が現在の消費型社会経済システムと深く結びついていることを理解する。(B)・消費型から循環型へ社会経済システムの転換に必要な考え方を、環境倫理学や環境経済学の視点から考察できる。(B)・地球の一市民として、次の世代に良好な環境を残すために行動するための基礎知識がある。(B)教員からの一言・環境問題に関する情報は、身の回りに溢れています。情報に能動的にアクセスし、考える習慣を身につけましょう。・環境問題を解決するためには、理系、文系に拘らない幅広い視野が求められます。・環境問題解決に「正解」はありません。いろいろな考え方があります。疑問に思ったら、すぐに質問しよう。関連科目 環境と化学、環境と生物、産業技術と倫理教  材 教科書 日経文庫ベーシック 環境問題入門 小林辰男・青木慎一著(日本経済新聞社)

参考書 浦野紘平著“みんなの地球”オーム社 瀬戸昌之他著“文科系のための環境論・入門”有斐閣アルマ

授業内容第 1 回:導入講義-講義全体の概要説明:環境学とは何か?本科目の目指す目標を示します。講義の進め方、評価の仕    方を説明します。第 2 回:環境とは何か?地球の地殻圏、水圏および大気圏に生物圏関る地球システムであることを、地球誕生からの地    球の環境変動を生物圏の進化と絶滅をキーワードに学びます。第 3 回:環境問題とは何か?加害者・被害者が明確だった公害から温暖化や大気汚染など地球規模の被害へ第 4 回:地球温暖化(1)地球の気候を決める要因を地球のエネルギーバランスの問題として学び、南極やグリーンラン    ド氷床に閉じ込められた古代大気組成から古気候を再現できることを学びます。第 5 回:地球温暖化(2)人間活動によって現在進行している大気組成の変動が地球環境に与える影響について考える。第 6 回:地球温暖化(3)地球のエネルギーバランスと物質循環について、地球生態系という概念から学ぶとともに、地    球温暖化が、大きくなりすぎた人間社会の問題として捉えられることを学びます。第 7 回:地球温暖化(4)地球温暖化防止と経済的手段について、環境経済学の概念を学びます。第 8 回:地球環境で主要な課題となるエネルギー問題について学びます。第 9 回:大きくなりすぎた人間社会の問題を、物質循環の概念から学びます。特に、大量生産、大量消費、大量廃棄の    社会経済システムがもたらした、廃棄物汚染の問題について学びます。第 10 回:使い捨て社会から循環型社会への移行への必然性と課題について学びます。第 11 回:リサイクル法制度について、ここの具体的な事例に基づいて学びます。第 12 回:持続可能な社会へ企業と消費者の対応と役割について学びます。第 13 回:持続可能な社会へ人間の生き方の基本を問い直す環境倫理学の視点について学びます。第 14 回:環境問題全体について総括的に整理して学びます。第 15 回:定期試験。

成績評価基準 定期試験の成績(60%)と授業中に随時行うミニテスト(30%)およびレポート(10%)により評価します。備 考

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平成 19 年度 近畿大学産業理工学部建築・デザイン学科 学習の手引

科目名subject 情報学入門 IntroductiontoInformationandComputerSciences科目区分 人間形成科目 科目コード 9012 単位数 2 単位 開講時期 2 年次前期必修・選択の別 自由科目(建築工学コース)/選択科目(建築コース)/選択科目(デザインコース)担当者 氏名name:情報学科全教員

連絡先(代表者):長田研究室 5 号館 2 階 [email protected]授業の概要及び位置付け 情報学入門は、情報学がどのようなものであるか、情報学にはどのような専門分野があるのかなど、文字通り、情報学へ案内するための授業である。そのために情報学科の全教員がそれぞれの専門分野において情報学と関連した話題を取り上げてミニ講義を行う。それと同時に講義内容の要点を記録したノートを取り、与えられた設問に対してレポートを作成することを通じて、コミュニケーションの基本である『相手の話を聞き取る能力』を養うことも目標としている。

キーワードkeywords

情報学、ノートの取り方、聞き取り能力、レポート作成Informationandcomputersciences,notetaking,listeningskill,reportwriting

授業の到達目標・板書、OHP、パワーポイントなどの講義手段にかかわらず、講義内容の要点を記録したノートを取ることができる。・情報学において、どのような専門分野があるかを知っている。・情報学のいくつかの最新のトピックスを知っている。・情報学に関連した専門分野を知っている。

教員からの一言・必ずノートを用意しましょう。・講義内容に基づいた設問についてレポートを作成し、 期日までに担当教員に提出して下さい。

関連科目教 材 教科書 特に指定しない。

参考書授業計画第 1 回:導入講義:授業の進め方と概要の説明、成績評価法について説明します。第 2 回:ミニ講義 1『情報学とは何か』(大木担当)、講義終了後、設問について期日までにレポートを提出する。(以下    のミニ講義においても、 講義終了後、設問について、 期日までに、レポートの提出を必ず行います。)第 3 回:ミニ講義 2『簡単なアルゴリズムについて』(景川担当)第 4 回:ミニ講義 3『3 次元地理情報システム』(森担当)第 5 回:ミニ講義 4『インターネットとセキュリティ』(山崎担当)第 6 回:ミニ講義 5『情報と数学』(藤原担当)第 7 回:ミニ講義 6『情報編集と論文作成』(金光担当)第 8 回:ミニ講義 7『情報と論理』(塚田担当)第 9 回:ミニ講義 8『言語処理入門』(長田担当)第 10 回:ミニ講義 9『プログラム作りを楽しもう』(高橋担当)第 11 回:ミニ講義 10『携帯電話、PHS,IP 電話 ,CD,MD,MP3 ~音をデジタル化する』(勝瀬担当)第 12 回:ミニ講義 11『CG とアニメーション』(馬場担当)第 13 回:ミニ講義 12『情報通信と符号理論』(戒田担当)第 14 回:ミニ講義 13『ユビキタス社会における情報システムの役割』(大木担当)第 15 回:終了講義 情報学入門のまとめを行う。

成績評価基準 レポートで評価する。備 考

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平成 19 年度 近畿大学産業理工学部建築・デザイン学科 学習の手引

科目名subject 経済学の基礎 BasicofEconomics科目区分 人間形成科目 科目コード 9013 単位数 2 単位 開講時期 2 年次前期必修・選択の別 選択必修科目(建築工学コース)/選択科目(建築コース)/選択科目(デザインコース)担当者 氏名name:永原 丞 SusumuNAGAHARA

連絡先(代表者):3 号館 4 階 永原研究室 [email protected]授業の概要及び位置付け基礎理論Ⅰでは、産業資本の蓄積は如何にして実現できるか、さらに資本主義が発展するにつれて資本の有機的構成は何故に高度化せざるを得ないのかを理解させ、産業の設備投資拡大と賃金労働者の相対的貧困化との関係について講義する。基礎理論Ⅱでは、資本主義社会で発生する失業の原因・形態を理解させる。具体的には、J.M. ケインズの有効需要理論・乗数理論・流動性選好理論を講義の柱に据え、景気の浮揚策と政府が果たす役割について講義する。          キーワードkeywords

労働の二重性、労働力価値、相対的過剰人口、有効需要の原理、乗数効果two-foldcharacteroflabor,valueoflaborpower,relativesurplus-population,theoryofeffectivedemand,multipliereffect

授業の到達目標・貧困の発生原因を科学的に分析・思考する能力を身に付ける。(A)・資本主義社会における労・使の対立が発生する根本的な原因を科学的に分析・思考する能力を身に付ける。(A)・資本主義経済の運動法則が理解でき、経済を見る目、考える力を身に付ける。(A)・基礎理論Ⅰ・Ⅱを学ぶことによって経済的社会観が形成できる。(A)                       教員からの一言・社会科学系の科目は全てに共通することであるが、授業をよく聞きノートをとり、自分で得心がいかないとか、理解で きないときは質問することです。さらに図書館などの文献を活用しながら、考え、説明、論述できるようになってほしい。

関連科目 社会科学系科目と関連づけて学ぶと楽しい教 材 教科書 講義中に随時資料を配付する

参考書 斉藤道愛 他共著「経済学の基礎」学文社授業計画第 1 回:導入講義(講義の目的、講義方法、成績判定など)第 2 回:経済学の基礎理論Ⅰ ①労働過程第 3 回:          ②価値増殖過程第 4 回:          ③剰余価値率と労働日第 5 回:          ④絶対的剰余価値生産と相対的剰余価値生産について第 6 回:          ⑤資本主義的生産様式の生成と展開(機械と大工業)第 7 回:経済学の基礎理論Ⅱ ①「一般理論」誕生の背景第 8 回:          ②有効需要の原理第 9 回:          ③乗数理論の展開第 10 回:          ④利子率の決定第 11 回:          ⑤流動性選好説第 12 回:          ⑥ケインズ革命と現代インフレーション第 13 回:          ⑦日本資本主義の形成と展開、発展第 14 回:前期のまとめ第 15 回:前期定期試験

成績評価基準 定期試験(70%)と小テスト(30%)の成績で評価備 考 他学科履修可、上級履修不可

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平成 19 年度 近畿大学産業理工学部建築・デザイン学科 学習の手引

科目名subject 日本経済を読む ReadingsfromJapaneseEconomy科目区分 人間形成科目 科目コード 9014 単位数 2 単位 開講時期 2 年次後期必修・選択の別 選択必修科目(建築工学コース)/選択科目(建築コース)/選択科目(デザインコース)担当者 氏名name:永原 丞 SusumuNAGAHARA

連絡先(代表者):3 号館 4 階 永原研究室 [email protected]授業の概要及び位置付け 第二次世界大戦後の復興から今日の平成不況に至るまでの日本経済の変遷を、経済史・経済理論・経済政策を通して国際協調の必要性を理解する。資本主義国家は資本・労働・技術なくして存立し得ない。これを前提として本講義は構成されており、授業計画に基づいて受講することによって、戦後日本経済(成長・発展・衰退の原因など)について受講者各々がプレゼンテーションできるような教育、講義を行う。

キーワードkeywords

インフレーション、経済成長、有効需要、景気循環、マネーサプライ、外国為替相場inflation,economicgrowth,effectivedemand,businesscycles,moneysupply,eateofforeignexchange

授業の到達目標・日本経済の実態を読み解く力を身に付ける。(A)・個々の企業や産業の収益と景気変動との連関について読み取れるようになる。(A)・外国為替相場の変動要因を理解することによって、短期的な産業(企業)の生産および販売戦略を立案できる能力を身 に付ける。(A)・理論や政策がどのように過去には生かされ使用されているのか、実際の問題を考える際にそれをどのように生かし使用 してゆけばよいのか、このような視点に立って今日の経済諸問題を解決できる能力を身に付ける。(A)

教員からの一言・社会科学系の科目は全てに共通することであるが、授業をよく聞きノートをとり、自分で得心がいかないとか、理解で きないときは質問することです。さらに図書館などの文献を活用しながら、考え、説明、論述できるようになってほしい。

関連科目 社会科学系科目と関連づけて学ぶと楽しい教 材 教科書 講義中に随時資料を配付する

参考書 金森久雄 他編著「日本経済読本」東洋経済新報社授業計画第   1  回:導入講義(講義の目的、講義方法、成績判定など)第 2、3 回:戦後日本経済の歩み       戦後の復興から経済成長、平成不況に至るまでの日本経済社会の変遷を掴む。第 4、5 回:景気変動はなぜ生じるのか       景気循環と経済成長とのメカニズムを理解する。第 6、7 回:産業構造と技術革新       高度経済成長期以降の技術革新の流れと産業構造の変化を学ぶ。第 8、9 回:為替レートの決定       急激な外国為替相場の変動に対し、国際協調は何故に必要性なのかを理解する。第 10、11 回:国際収支と外国為替       国際間のモノの流れと金の流れを学び、国際的に調和のとれた経済構造への転換を理解する。第 12、13 回:バブル経済とその崩壊       バブル経済の発生と崩壊がもたらした負の遺産とは何かを学ぶ。第 14 回:後期のまとめ第 15 回:後期定期試験

成績評価基準 定期試験(70%)と小テスト(30%)の成績で評価備 考 他学科履修可、上級履修不可

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平成 19 年度 近畿大学産業理工学部建築・デザイン学科 学習の手引

科目名subject 数理科学 I (MathematicalSciences Ⅰ)科目区分 人間形成科目 科目コード 90151 単位数 2 単位 開講時期 2 年次前期必修・選択の別 自由科目(建築工学コース)/選択科目(建築コース)/選択科目(デザインコース)担当者 氏名name:金光 滋 ShigeruKanemitsu

連絡先(代表者):[email protected]授業の概要及び位置付け 近年のインターネットの普及に伴い、通信の安全性と信頼性を確保するための暗号技術が重要視されている。そして、現在一般的に使用されている暗号には、古典的な整数論の結果が用いられている。本講義では、合同式を中心に初等整数論の基礎について学び、公開鍵暗号の一つである RSA 暗号の仕組みを理解することを目標とする。この科目は、数学が現実世界へ応用されていることを学ぶだけでなく、情報通信に関する科目へと繋がる。

キーワードkeywords

整数論、合同式、セキュリティ、RSA 暗号、インターネットNumbertheory,congruence,security,RSAcryptography,Internet

授業の到達目標・合同式の性質を理解し、計算ができる。・フェルマーの小定理とその拡張であるオイラーの定理が理解できる。・拡張ユークリッドの互除法が理解でき、計算ができる。・RSA 暗号の仕組みが理解でき、具体例を計算できる。・巨大な数の素因数分解の困難性について理解でき、それが RSA 暗号の安全性を保証していることを理解できる。

教員からの一言・予習や復習を含めて授業時間外での積極的な自学自習がなによりも大切です。授業を聞いてノートを取るだけでは授業 内容は身に付きません。解らないことはそのままにしないで質問しましょう。・1 年次の選択科目「数学 I・数学Ⅰ演習」と「数学Ⅱ・数学Ⅱ演習」を履修しておくことが望ましい。

関連科目 数学Ⅰ、数学Ⅱ、数理科学Ⅱ教 材 教科書 楫元「工科系のための初等整数論入門」培風館

参考書 戸川美郎「ゼロからわかる数学―数論とその応用」朝倉書店授業計画第 1 回:導入講義-講義全体の概要説明。本科目の目指す目標を示す。講義の進め方、評価の仕方の説明。インターネ    ットと情報セキュリティの重要性について考察する。第 2 回:整数の基本性質-整数の加減乗除及び最大公約数や最小公倍数に関する基本性質について復習する。第 3 回:ユークリッドの互除法- GCD を求めるアルゴリズムであるユークリッドの互除法について解説する。第 4 回:拡張ユークリッド互除法-一次不定方程式を求める拡張ユークリッド互除法について解説する。第 5 回:素数と素因数分解-素数に関する性質と素因数分解を行う方法について解説する。第 6 回:素数に関するアルゴリズム-様々な素数を探索するアルゴリズムと素因数分解アルゴリズムについて解説する。第 7 回:合同式の基本性質-合同式の基本性質について解説する。第 8 回:合同式の計算-合同式の加減乗に関する性質について解説し、その応用について説明する。第 9 回:中国式剰余定理-中国式剰余定理について解説し、その応用について説明する。第 10 回:計算演習-これまでに解説した理論を使った計算演習を行う。第 11 回:フェルマーの小定理-フェルマーの小定理について解説し、その応用について説明する。第 12 回:オイラーの定理-オイラーの定理について解説し、その応用について説明する。第 13 回:RSA 公開鍵暗号-これまでに解説した理論を用いて RSA 暗号の仕組みについて解説する。第 14 回:定期試験に向けた総合演習(60 分)と解説(30 分)第 15 回:定期試験(60 分)  注:試験範囲は第 1 回から前回までの授業総てとする。

成績評価基準 定期試験(70%)と授業中の演習(30%)の成績を総計して評価点とする。備 考

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平成 19 年度 近畿大学産業理工学部建築・デザイン学科 学習の手引

科目名subject 数理科学 I アドヴァンストクラス (MathematicalSciencesI(HonorsClass))科目区分 人間形成科目 科目コード 90152 単位数 2 単位 開講時期 1 年次前期必修・選択の別 自由科目(建築工学コース)/選択科目(建築コース)/選択科目(デザインコース)担当者 氏名name:金光 滋(カネミツ シゲル)   

連絡先(代表者):2 号館 3 階金光研究室 授業の概要及び位置付けThisisasupplementarycoursetoMath.anditsRecitation.Onlythosestudentswhoareadmittedcanenrollinit.ThelectureswillbegiveninEnglish.Butfearnot.ThetopicsarethoseyoulearninMath.anditsRecitationClassesandshouldbeinteligibletoyou.Wedonotpresupposeanyknowledgemorethanwhatyoulearninjuniorhighschools,butyouaresupposedtomasterwhatyoulearnduringtheclass,whichwillbesupposedtobeknownthenceforth.

キーワードkeywords

Differentiation, exponential function,Eiuler’s formula, anti-derivative, integrals, partial fractionexpansion,Differentialoperators,Laplaceoperators,matirices,vectors,determinanats,regularmatrices

授業の到達目標・Tomasterdifferentialandintegraloperationsofonevariable・Tobeabletousecomplexnumbersandcomplexfunctions・Tomasterthedefinitionofcomplexfunctionsgivenbyinfiniteseries・Tobeabletodecomposearationalfunctionintopartialfractionsusingresiduecalculus・ToperceiveinfinitesimalmanipulationsasoperatorsandextendthatunderstandingtotheLaplaceandFourier transf.教員からの一言・Noclaimsaboutthecontentsorthespeedoftheclasseswillnotbeaccepted.・「数学Ⅰ」「数学演習 I」を必ず同時に受講すること。期末試験は、この 2 科目の授業内容も含めて出題する.

関連科目 数学Ⅱ、数学演習Ⅱ、数理科学Ⅱ教 材 教科書 twobooks (onlythosewhoareadimittedareentitledtopurchasethem)

参考書 金光滋著「現代解析学 I」,「線形代数学」牧野書店授業計画第 1 回:導入講義 IntroductionandNotation 第 2 回:Operationsinnumbersystems第 3 回:Differentiationandthecomplexnumbersystem第 4 回:Compositefunctions第 5 回:Inversetrigonometricfunctions,limits,andinfinitesums第 6 回:Exponentialandtrigonometricfunctions第 7 回:Exponentiallawanddifferentiation第 8 回:Theinversetangentfunction第 9 回:Newton-Leibnizruleandindefiniteintegrals第 10 回:Findinganti-derivativesI第 11 回:Findinganti-derivativesII第 12 回:Partialfractionexpansion第 13 回:Introd.tolinearalgebraI第 14 回:Introd.tolinearalgebraII第 15 回:定期試験(90 分)

成績評価基準 期末試験の成績(80%)と授業中に随時行うレポート(20%)により評価する。備 考 下級履修不可

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平成 19 年度 近畿大学産業理工学部建築・デザイン学科 学習の手引

科目名subject 数理科学Ⅱ (MathematicalSciences Ⅱ)科目区分 人間形成科目 科目コード 90161 単位数 2 単位 開講時期 2 年次後期必修・選択の別 自由科目(建築工学コース)/選択科目(建築コース)/選択科目(デザインコース)担当者 氏名name:金光 滋 ShigeruKanemitsu

連絡先(代表者):[email protected]授業の概要及び位置付け 数学の一分野である「幾何学」とは、図形の性質について研究する分野である。本講義では、この中でも直感的に捉えることのできるテーマに焦点を絞り、図形を数学を用いて扱うことについて学ぶ。扱うテーマは「複素数と平面幾何」、「1次元と 2 次元のトポロジー」、「正多面体」などである。この科目は、図形をコンピュータで処理するための導入になるだけでなく、情報科学で用いられるグラフ理論へと繋がる。

キーワードkeywords

複素数、平面幾何、トポロジー、多面体、グラフ理論Complexnumber,Euclideangeometry,Topology,Polyhedron,Graphtheory

授業の到達目標・複素数を用いて、三角関数の公式を導くことができる。・いくつかの平面幾何の問題を複素数を用いた問題として捉えることができる。・数学の問題には、解の存在判定とその解を実際に構成することの両面について考える必要があることが理解できる。・幾何の問題は視点を変えたモデル化が有効な場合があることを理解できる。・幾何の問題からアルゴリズムを見出すことができる。教員からの一言・予習や復習を含めて授業時間外での積極的な自学自習がなによりも大切です。授業を聞いてノートを取るだけでは授業 内容は身に付きません。解らないことはそのままにしないで質問しましょう。・1 年次の選択科目「数学 I・数学Ⅰ演習」と「数学Ⅱ・数学Ⅱ演習」を履修しておくことが望ましい。関連科目 数学Ⅰ、数学Ⅱ、数理科学Ⅰ教 材 教科書 西山享「よくわかる幾何学」丸善

参考書 鈴木晋一「幾何の世界」朝倉書店授業計画第 1 回:導入講義-講義全体の概要説明。本科目の目指す目標を示す。講義の進め方、評価の仕方の説明。幾何学の歴    史とコンピュータによる図形処理について解説する。第 2 回:複素数の基本性質-複素数の基本的な性質について解説する。第 3 回:複素数の極表示-複素数の極表示とオイラーの公式について解説する。第 4 回:複素数の演算と複素数平面-複素数の四則演算が複素数平面上でどのように現れるか解説する。第 5 回:正三角形とナポレオンの定理-ナポレオンの定理を紹介し、その複素数を用いた証明について解説する。第 6 回:三角形の面積と複素数-三角形の面積と複素数の関係について解説する。第 7 回:多角形の面積-前回の結果を応用して、多角形の面積を複素数を用いて計算する方法について解説する。第 8 回:一筆書き問題-一筆書き可能なグラフと不可能なグラフの違いについて解説する。第 9 回:一筆書き定理とアルゴリズム-一筆書き可能かどうかを判定する方法と、一筆書き問題の解答を生成するアル    ゴリズムについて解説する。第 10 回:メビウスの帯-メビウスの帯の切断について、正方形モデルを用いて解説する。第 11 回:閉曲面-トーラスなどの閉曲面の構成方法について解説する。第 12 回:三角形分割とオイラー数-三角形分割とオイラー数について解説し、閉曲面のオイラー数を計算する。第 13 回:正多面体-正多面体が 5 種類しかないことの証明を示し、正多面体の双対性や包含関係、そして、ハミルトン    閉路について解説する。第 14 回:定期試験に向けた総合演習(60 分)と解説(30 分)第 15 回:定期試験(60 分)  注:試験範囲は第 1 回から前回までの授業総てとする。

成績評価基準 定期試験(70%)と授業中の演習(30%)の成績を総計して評価点とする。備 考

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平成 19 年度 近畿大学産業理工学部建築・デザイン学科 学習の手引

科目名subject 数理科学Ⅱ アドヴァンストクラス MathematicalSciencesⅡ科目区分 人間形成科目 科目コード 90162 単位数 2 単位 開講時期 1 年次後期必修・選択の別 自由科目(建築工学コース)/選択科目(建築コース)/選択科目(デザインコース)担当者 氏名name:金光 滋 ShigeruKanemitsu

連絡先(代表者):[email protected]授業の概要及び位置付け 「数学Ⅱ」、A クラスの授業を補完するものとして、微分方程式、多変数関数の解析学、より進んでベクトル値関数の解析学および線形代数学における基本的な問題である行列の対角化について学ぶ。これらの内容は理工系の学部における基礎科目としての数学において標準的なものである。先々での専門科目の学習において必要とされる数学の応用力を養う。

キーワードkeywords

微分方程式、ベクトル値関数、多変数関数の微分、ニ重積分、関数行列式、固有値、行列の対角化differentialequation,vector-valued function,differentiationof functionsof severalvariables,doubleintegral,Jacobian,eigenvalue,diagonalizationofmatrice

授業の到達目標・簡単な微分方程式が解ける。・多変数関数の微分・積分を理解する。・二重積分を累次積分として計算できる。・行列の対角化を理解し、主として 3 次正方行列に対して実行できる。

教員からの一言・アドヴァンストクラスの意義を理解して、意欲的に取り組んでほしい。・「数学Ⅱ、「数学Ⅱ演習」と同時に履修してください。・講義を聞くだけでは決して実力は身に付かない。必ず教材の問題を数多く自分で解いて、解らない所は理解できるまで 質問することが大切です。関連科目 数理科学Ⅰ、数学Ⅱ、数学Ⅱ演習教 材 教科書 金光 滋 「微分積分学Ⅰ」、「演習線形代数」

参考書 金光 滋 「現代解析学Ⅰ」、「線形代数学」 牧野書店授業計画第 1 回:導入講義:授業の位置付け、目標、進め方および使用する記号や約束事の説明第 2 回:微分方程式Ⅰ:易しい微分方程式を解く第 3 回:微分方程式Ⅱ:線形微分方程式を解く第 4 回:ベクトル値関数:ベクトル値関数の考え方を理解する第 5 回:多変数関数の微分:偏微分の連鎖律を理解する第 6 回:重積分:重積分を累次積分で計算する第 7 回:重積分における変数変換:関数行列式の意味を理解し、具体例を計算する第 8 回:重積分の応用:3 次元立体の体積を計算する第 9 回:固有値:固有値の意義を理解する第 10 回:固有空間:固有値の重複度と固有空間の次元について考察する第 11 回:行列の三角化:行列の三角化とその応用を考察する第 12 回:行列の対角化Ⅰ:行列の対角化可能性について論じる第 13 回:行列の対角化Ⅱ:行列の対角化をまとめ、具体例を計算する第 14 回:まとめ第 15 回:定期試験

成績評価基準 定期試験の成績(80%)、レポート(20%)により評価する。備 考

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平成 19 年度 近畿大学産業理工学部建築・デザイン学科 学習の手引

科目名subject 環境と化学 環境と化学② (EnvironmentandChemistry)科目区分 人間形成科目 科目コード 90172 単位数 2 単位 開講時期 2 年次後期必修・選択の別 選択必修科目(建築工学コース)/選択科目(建築コース)/選択科目(デザインコース)担当者 氏 名:菊川 清(キクカワ キヨシ)

連絡先(代表者):2 号館 1 階菊川研究室 [email protected]授業の概要及び位置付け 人工化学物質が溢れる今、化学の基礎知識無しに快適で安全な生活を送ることはできません。一方、私たちの足元から地球規模まで、あらゆる場面で顕在化しつつある環境問題の理解と解決のためにも化学の知識は不可欠です。本講では、物質の構造、性質、変化を研究する学問としての化学の基礎知識を 「環境問題の理解と解決」 という視点から学びます。さらにエネルギー資源とエネルギーの流れ、および元素サイクルという概念についても学びます。キーワードkeywords

原子、分子、イオン、化学反応式、エネルギー資源、大気汚染、水質汚濁、土壌汚染、元素サイクルatom,molecule,ion,chemicalreactionformula,energyresource,airpollution,soilpollution,elementcycle

授業の到達目標・物質の構造、性質、変化について語る化学の言葉である「化学式」や「化学反応式」の基本的な考え方を理解します。(B)・環境汚染の現状を理解し、環境改善するための基礎知識を得ます。(B)・日々の生活に必要なモノ(商品)の購入、使用、廃棄、およびエネルギー使用に際し、環境に優しい市民生活をおくる ための基礎知識、特に、商品につけられる 「説明書」 の意味を理解することは最低限の目標です。また、市民として環 境汚染に対して疑問を提起することができ、環境改善への取組に参加することができる基礎的な知識を養います。(B)教員からの一言・環境問題に関する情報は、身の回りに溢れています。情報に能動的にアクセスし、考える習慣を身につけましょう。・複雑に見える物質の変化も、化学反応式で見ればイメージ豊かで納得!目からウロコとはこのことです。・高等学校の 「化学」 を受講している必要はありません。2 年次前期の「環境学入門」の受講を勧めます。関連科目 環境学入門、環境と生物、(生物環境化学科の学生は環境化学 I、II)教  材 教科書 浅野努他共著「第 3 版化学-物質・エネルギー・環境」学術図書出版社

参考書 環境省 「環境白書」 日本化学会編「本音で話そう地球温暖化」丸善㈱授業内容第 1 回:導入講義-講義全体の概要説明。本科目の目指す目標を示します。講義の進め方、評価の仕方の説明。化学を    学ぶ上で必要な基礎的な単語 [ 単体、化合物、元素、分子、イオン、モルなど ] と国際標準単位を学びます。第 2 回:原子の構造と元素の周期律-原子から化合物を形作る化学結合の基礎となる原子の構造について学ぶとともに、    物質の性質と変化が、構成する原子の構造の特徴によって理解できることを学びます。第 3 回:原子の結合-物質の構造-さまざまな化学結合と、それにより生まれる物質の構造と性質の特徴を学びます。第 4 回:物質の状態(1)-状態図とともに、金属結晶やイオン結晶、半導体など固体の特徴について学びます。第 5 回:物質の状態(2)-液体と気体の特徴とともに、溶液や混合気体の濃度の表し方を学びます。第 6 回:エネルギーとエントロピー(1)-エネルギーの種類、熱力学第 1 法則と第 2 法則について学びます。第 7 回:エネルギーとエントロピー(2)-環境問題におけるエントロピー概念の重要性について考察します。第 8 回:化学変化の速度と平衡-反応式の見方と酸と塩基について学びます。第 9 回:エネルギー資源(1)-各種のエネルギー資源の利用状況と化石燃料、燃料電池おおび原子力エネルギーの特徴    について、地球温暖化を中心とした環境問題と関連させながら学びます。第 10 回:エネルギー資源(2)-自然エネルギー資源などの新しいエネルギー資源について学ぶとともに、生物圏におけ    る物質とエネルギーの流れから、元素サイクルの概念を学びます。第 11 回:地球と環境(1)-土壌と水の汚染、特に水俣病などの原因となった重金属汚染について学びます。第 12 回:地球と環境(2)-大気汚染。地球環境問題の一つである酸性雨およびフロンガス汚染(オゾンホール)につい    て学びます。第 13 回:地球と環境(3)-環境ホルモン(内分泌撹乱物質)やダイオキシンによる汚染の特徴について学びます。    人工化学物質が極微量で予期せぬ結果をもたらすことがあることを理解します。また、ゴミを燃やすという非    常に単純な行為が、史上最強の毒物であるダイオキシンを発生させていることを学びます。第 14 回:環境と化学に関する問題について、総括的に整理して学びます。第 15 回:定期試験

成績評価基準 定期試験の成績(60%)と授業中に随時行うミニテスト(30%)およびレポート(10%)により評価します。備 考

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平成 19 年度 近畿大学産業理工学部建築・デザイン学科 学習の手引

科目名subject 環境と生物 環境と生物② EnvironmentandBiology科目区分 人間形成科目 科目コード 90182 単位数 2 単位 開講時期 2 年次後期必修・選択の別 選択必修科目(建築工学コース)/選択科目(建築コース)/選択科目(デザインコース)担当者 氏名name:飯山 悟 SatoruIIYAMA

連絡先:5 号館 G1 階 飯山研究室 [email protected]授業の概要及び位置付け 生物学は生命を理解するうえで欠くことのできない科目である。本講では生物学の広い分野について平易にまとめるつもりであるが、要は「生物は形態的に多種多様であるが、生化学的には一様である」ことを学びとってほしい。そしてこの講義が生物に関心をもち、多くの生物に接する端緒となっていただければ幸いである。できれば環境によって生物や文明がどのように影響を受けるかも考えていく予定である。

キーワードkeywords

生命の起源、進化論、酵素、バイオリズム、セントラルドグマ、遺伝子発現、遺伝子と病気、環境originoflife,theoryofevolution,enzyme,biorhythm,centraldogma,geneexpression,geneanddisease,environment

授業の到達目標・ダーウィン進化論における「突然変異」と「自然淘汰」の関係を理解する。(B)・食べ物は生体内でどのように変化し、我々の体に役立っているのかを知る。(B)・酵素は常温常圧でもなぜ反応を触媒できるのかを理解する。(B)・セントラルドグマの個々の段階を把握し、遺伝情報の流れを描ける。(B)・環境によってそこに住む人の生活や文明がいかに影響を受けるかを知る。(B)

教員からの一言・下等生物から高等生物までに共通する現象を学びとっていただきたい。・生物になじむには、身近な植物、花、そして動物の名前を覚えるのが近道である。

関連科目 環境と化学教 材 教科書 特になし(ノート講義)

参考書 中村運著「一般教養生物学の基礎」培風館、F. ヘプナー著「ゆかいな生物学」朝倉書店授業計画第 1 回:導入講義:授業の進め方と概要の説明、ノートのとり方、成績評価法など。  注:第 1 回授業の中で、成績評価を含めた科目全体の重要情報を伝えるので必ず出席してほしい。第 2 回:生命の起源と化学進化、この地球上にいかにして無生物から生物ができたのか。第 3 回:進化論、ダーウィンの提唱した「突然変異」と「自然淘汰」による進化のアイディア。第 4 回:ダーウィン以外の進化論、さまざまな進化論を紹介し、どれがより優れているかを考えていただく。第 5 回:食物と栄養、食べ物は体内でどのように作用し、エネルギーを生成して、生命を維持していくのか。第 6 回:酵素、生体触媒とされる酵素なくしては生物が存在しえない理由を学んでほしい。第 7 回:外部刺激への応答、下等生物から高等生物まで外部刺激への応答機構はよく似ている。第 8 回:バイオリズム、細菌からヒトまで、体内の時間的調節を行う生物時計とはなにか。(臨時試験)第 9 回:セントラルドグマ、核酸と遺伝の研究がいかに融合し、セントラルドグマに至ったのか。第 10 回:遺伝子の発現、遺伝情報の発現機構はヒトもバクテリアもほぼ同じ。第 11 回:遺伝子と病気、遺伝子上の突然変異がどのように病気に関係するのかの理解。第 12 回:行動学、動物行動の観察がひいては人間理解につながることを悟らせる。第 13 回:生物資源、魚種交替を例にとり、生物資源の大切さを考えさせる。第 14 回:環境と生物、生物の種や成長に対する環境の圧力を知っていただく。第 15 回:定期試験(60 分)

成績評価基準 定期試験(80%)と臨時試験(20%)の成績を総計して評価点とする。備 考

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平成 19 年度 近畿大学産業理工学部建築・デザイン学科 学習の手引

科目名subject 初等物理学 I 初等物理学 I ② IntroductiontoPhysicsI科目区分 人間形成科目 科目コード 90192 単位数 2 単位 開講時期 2 年次前期必修・選択の別 自由科目(建築工学コース)/選択科目(建築コース)/選択科目(デザインコース)担当者 氏名name:角藤亮AkiraKAKUTO(建築・デザイン学科、情報学科)

連絡先(代表者):2 号館 3 階角藤研究室 [email protected]授業の概要及び位置付け 人類は昔から自然現象のしくみを理解しようと努力してきた。自然を知ることは私たちが自然とどのように関わるべきかを知ることにもなる。この講義では物理学 I を履修しない学生を対象として、最も基礎的な自然法則である力学を、きわめてゆっくりした進度で修得してゆく。

キーワードkeywords

単位、質量、速度、加速度、運動方程式、振動unit,mass,velocity,acceleration,equationofmotion,oscillation

授業の到達目標・ベクトルの内積を計算する。・軌道の方程式から速度、加速度を計算する。・一次元の運動方程式を解く。・調和振動子の運動を解く。

教員からの一言・どちらかというと、文系志向で物理の苦手な学生を対象としている。・必要な数学の復習に関しても適宜ふれる。・対象学科は、時間割編成の都合で変更されることがある。

関連科目 初等物理学 II教 材 教科書 指定せずにプリントを配布する

参考書授業計画第 1 回:導入講義:授業の進め方と概要の説明、成績評価法、物理量の単位と次元第 2 回:ベクトル I第 3 回:ベクトル II第 4 回:物理量の変化と微分 I第 5 回:物理量の変化と微分 II第 6 回:速度と加速度第 7 回:質点の運動法則第 8 回:一次元の運動第 9 回:二次元の運動第 10 回:運動方程式第 11 回:束縛力第 12 回:バネとフックの法則第 13 回:固有振動第 14 回:強制振動第 15 回:定期試験(60 分)

成績評価基準 定期試験(100%)の成績で評価点とする。備 考

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平成 19 年度 近畿大学産業理工学部建築・デザイン学科 学習の手引

科目名subject 初等物理学Ⅱ 初等物理学Ⅱ② IntroductiontoPhysicsⅡ科目区分 人間形成科目 科目コード 90202 単位数 2 単位 開講時期 2 年次後期必修・選択の別 自由科目(建築工学コース)/選択科目(建築コース)/選択科目(デザインコース)担当者 氏名name:角藤亮AkiraKAKUTO

連絡先(代表者):2 号館 3 階角藤研究室 [email protected]授業の概要及び位置付け 人類は昔から自然現象のしくみを理解しようと努力してきた。自然を知ることは私たちが自然とどのように関わるべきかを知ることにもなる。この講義では物理学 I を履修しない学生を対象として、初等物理学 I に続いて最も基礎的な自然法則である力学を、きわめてゆっくりした進度で修得してゆく。

キーワードkeywords

仕事、エネルギー、保存場、ポテンシャル、重力work,energy,conservedfield,potential,gravity

授業の到達目標・ベクトル解析の初歩を知る・エネルギー保存則を利用して問題を解く。・ポテンシャルから力を求める。・保存場のポテンシャルを計算する。

教員からの一言・どちらかというと、文系志向で物理の苦手な学生を対象としている。・必要な数学の復習に関しても適宜ふれる。・対象学科は、時間割編成の都合で変更されることがある。

関連科目 初等物理学 II教 材 教科書 指定せずにプリントを配布する

参考書授業計画第 1 回:導入講義:授業の進め方と概要の説明、成績評価法、仕事の定義第 2 回:仕事と運動エネルギー第 3 回:保存場とベクトル解析 I第 4 回:保存場とベクトル解析 II第 5 回:力とポテンシャル I第 6 回:力とポテンシャル II第 7 回:力とポテンシャル演習 I第 8 回:力とポテンシャル演習 II第 9 回:力とポテンシャル演習 III第 10 回:力とポテンシャル演習 IV第 11 回:惑星の運動 I第 12 回:惑星の運動 II第 13 回:惑星の運動 III第 14 回:いくつかの例第 15 回:定期試験(60 分)

成績評価基準 定期試験(100%)の成績で評価点とする。備 考

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平成 19 年度 近畿大学産業理工学部建築・デザイン学科 学習の手引

科目名subject 教養ドイツ語Ⅰ MyGermanI科目区分 人間形成科目 科目コード 9021 単位数 2 単位 開講時期 2 年次前期必修・選択の別 自由科目(建築工学コース)/選択科目(建築コース)/選択科目(デザインコース)担当者 氏名name:松鵜 功記 KokiMATSUU

連絡先(学内担当):4 号館 4 階 青井研究室 [email protected]授業の概要及び位置付け ヨーロッパという多文化世界をより深く理解するためには、英語以外に新たにもうひとつ、ヨーロッパ文化に根ざした言語を学ぶことが重要である。さらに経済大国であるドイツは欧州連合(EU)においても少なからぬ影響力を保持している。授業では、初歩の文法を解説しながら、音声教材なども使って、ドイツ語の「話す」「聞く」「読む」「書く」をバランスよくトレーニングする。またドイツ語圏の歴史や文化、さらに EU などの現代ヨーロッパ事情についても適宜紹介していく。

キーワードkeywords

ドイツ語、EU およびドイツ語圏(ドイツ、オーストリア、スイス等)の文化、歴史German,cultureofEUandGermancategory(Germany,Austria,Switzerland),history

授業の到達目標・ドイツ語検定 4 級程度の文法を理解する。・比較的簡単な文章をきちんと音読し、意味を把握できるようになる。・ドイツ語圏およびヨーロッパの文化、事情について理解を深める。

教員からの一言・受講に際しては毎回必ず辞書を持参すること。・授業全体の 3 分の 2 以上出席すること。・ほぼ毎回小テストを実施する。語学は学習の積み重ねが重要である。この小テストにもしっかりと取り組んでほしい。

関連科目 ヨーロッパ社会文化研究教 材 教科書 ドイチュ ブラウ ォ゙! 小野 寿美子・西川 明博・西巻 丈児 著 (朝日出版社)

参考書 クラウン独和辞典 三省堂授業計画 第 1 回:導入講義:授業の進め方と概要の説明、成績評価法、ドイツ語とドイツおよびその周辺について第 2 回:アルファベット、発音第 3 回:1 課 人称代名詞と動詞の現在人称変化(規則変化)第 4 回:1 課 練習問題第 5 回:2 課 名詞の性・数・格第 6 回:2 課 練習問題第 7 回:3 課 不規則動詞の現在人称変化第 8 回:3 課 練習問題第 9 回:4 課 名詞の複数形/定冠詞類/不定冠詞類第 10 回:5 課 前置詞第 11 回:5 課 練習問題第 12 回:6 課 話法の助動詞第 13 回:6 課 練習問題第 14 回:授業のまとめ第 15 回:定期試験

成績評価基準 定期試験(6 割)、小テストと課題(4 割)で成績を評価する。備 考

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平成 19 年度 近畿大学産業理工学部建築・デザイン学科 学習の手引

科目名subject 教養ドイツ語II MyGermanII科目区分 人間形成科目 科目コード 9022 単位数 2 単位 開講時期 2 年次後期必修・選択の別 自由科目(建築工学コース)/選択科目(建築コース)/選択科目(デザインコース)担当者 氏名name:未定

連絡先(代表者):授業の概要及び位置付け ヨーロッパという多文化世界をより深く理解するためには、英語以外に新たにもうひとつ、ヨーロッパ文化に根ざした言語を学ぶことが重要である。さらに経済大国であるドイツは欧州連合(EU)においても少なからぬ影響力を保持している。授業は教養ドイツ語 I の続編として、過去形や完了形、受身形などでのドイツ語の表現を、「話す」「聞く」「読む」「書く」、とバランスよくトレーニングしていく。またドイツ語圏の歴史や文化、EU などの現代ヨーロッパ事情についても適宜紹介していく。

キーワードkeywords

ドイツ語、EU およびドイツ語圏(ドイツ、オーストリア、スイス等)の文化、歴史German,cultureofEUandGermancategory(Germany,Austria,Switzerland),history

授業の到達目標・辞書を用いて簡単なドイツ語のテキストがひととおり読めるようになること。・正確な発音と旅行の際に必要な程度のドイツ語会話ができるようになること。・ドイツ語圏およびヨーロッパの文化、事情について理解を深めること。

教員からの一言・受講に際しては毎回必ず辞書を持参すること。・授業全体の 3 分の 2 以上出席すること。・原則として「教養ドイツ語 I」を履修した者を対象とする。

関連科目 教養ドイツ語I教 材 教科書 ElisabethSchmidt、須澤 通、浜 泰子 『始めようドイツ語 UnterwegsmitTobi』 郁文堂

参考書 クラウン独和辞典 三省堂授業計画第 1 回:導入講義:授業の進め方と概要の説明、成績評価法、教養ドイツ語Ⅰの復習第 2 回:Lektion6Erzählen旅行の思い出第 3 回:Lektion6Erzählen旅行の思い出第 4 回:Lektion6Erzählen旅行の思い出第 5 回:Lektion7Einkaufen買い物第 6 回:Lektion7Einkaufen買い物第 7 回:Lektion7Einkaufen買い物第 8 回:Lektion8Einladen招待第 9 回:Lektion8Einladen招待第 10 回:Lektion8Einladen招待第 11 回:Lektion9Abfliegen出発第 12 回:Lektion9Abfliegen出発第 13 回:Lektion9Abfliegen出発第 14 回:授業のまとめ第 15 回:定期試験

成績評価基準 定期試験、小テスト、授業への参加状況を総合的に見て評価する。備 考

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平成 19 年度 近畿大学産業理工学部建築・デザイン学科 学習の手引

科目名subject 教養中国語Ⅰ MyChinese Ⅰ科目区分 人間形成科目 科目コード 9023 単位数 2 単位 開講時期 2 年次前期必修・選択の別 自由科目(建築工学コース)/選択科目(建築コース)/選択科目(デザインコース)担当者 氏名name:海 沢洲  TakushuKAI

連絡先(代表者):3 号館 4 階海研究室 [email protected]授業の概要及び位置付け 中国語学習初心者を対象として、現代中国の言語および文化的背景の理解をも含めて授業を行う。

キーワードkeywords

中国語、中国Chinese,China

授業の到達目標・中国における方言の分布とその背景にある地方文化、更に(普通話)標準語成立までを理解する。・現代の中国におけるラテン文字の音読。中国で使用されている漢字の修得。・動詞を伴う文章の作成。・形容詞を伴う文章の作成。・中国語検定準四級合格を目指す。

教員からの一言・中国に個人旅行を計画している人、中国で働きたい人、中国に興味かある人の受講を歓迎いたします。

関連科目 教養中国語Ⅱ  中国語中級Ⅰ 中国語中級Ⅱ アジア社会文化研究 比較経営論教 材 教科書 海 沢洲「中文倶楽部Ⅰ」白帝社

参考書授業計画第 1 回:導入講義:授業の進め方と概要の説明、成績評価法、中国語概論第 2 回:単母音と四声(中国語のアクセント)第 3 回:重母音第 4 回:子音Ⅰ第 5 回:子音Ⅱ第 6 回:単音節語第 7 回:複音節後第 8 回:(臨時試験)  注:第 1 回から前回までの講義を対象とする。第 9 回:動詞述語文Ⅰ第 10 回:動詞述語文第 11 回:体言述語文Ⅰ第 12 回:体言述語文Ⅱ第 13 回:形容詞述語文Ⅰ第 14 回:形容詞述語文Ⅱ第 15 回:定期試験(60 分)  注:第 1 回から前回までの講義のすべてを対象とする。

成績評価基準 定期試験(60%)、臨時試験(20%)と授業中の演習(20%)の成績を総計して評価点とする。備 考

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平成 19 年度 近畿大学産業理工学部建築・デザイン学科 学習の手引

科目名subject 教養中国語Ⅱ  MyChinese Ⅱ科目区分 人間形成科目 科目コード 9024 単位数 2 単位 開講時期 2 年次後期必修・選択の別 自由科目(建築工学コース)/選択科目(建築コース)/選択科目(デザインコース)担当者 氏名name:海 沢洲 TakushuKAI

連絡先(代表者):3 号館 4 階海研究室 [email protected]授業の概要及び位置付け 教養中国語Ⅱは、教養中国語Ⅰですでに学習した発音および簡単な文章作成を基礎として、中国において買い物、食事等の日常生活ができることを目標としてとして授業を進める。

キーワードkeywords

中国語、中国Chinese,China

授業の到達目標・価格の受け答えができる。・所有存在を表現できる。・お互いの願望、可能性を表現できる。・自己紹介ができる。・中国語検定四級合格を目指す。

教員からの一言・教養中国語Ⅰをあらかじめ修得してください。

関連科目 教養中国語Ⅰ 中国語中級Ⅰ 中国語中級Ⅱ アジア社会文化研究 比較経営論教 材 教科書 海 沢洲「中文倶楽部Ⅰ」白帝社

参考書授業計画第 1 回:導入講義:授業の進め方と概要の説明、成績評価法第 2 回:特殊な体言述語文Ⅰ第 3 回:特殊な体言述語文Ⅱ第 4 回:特殊な体言述語文Ⅲ第 5 回:特殊な体言述語文Ⅳ第 6 回:所有の表現第 7 回:存在の表現第 8 回:(臨時試験)  注:第 1 回から前回までの講義を対象とする。第 9 回:完了の表現Ⅰ第 10 回:完了の表現Ⅱ第 11 回:完了表現第 12 回:能願動詞第 13 回:能願動詞第 14 回:自己紹介第 15 回:定期試験(60 分)  注:第 1 回から前回までの講義のすべてを対象とする。

成績評価基準 定期試験(60%)、臨時試験(20%)と授業中の演習(20%)の成績を総計して評価点とする。備 考

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科目名subject 社会奉仕実習VolunteerWork科目区分 人間形成科目 科目コード 9025 単位数 2 単位 開講時期 2,3 年次後期必修・選択の別 自由科目(建築工学コース)/選択科目(建築コース)/選択科目(デザインコース)担当者 氏名name:槇塚 忠穂TadaoMAKIZUKA

連絡先(代表者):3 館 3 階槇塚研究室 [email protected]授業の概要及び位置付け 社会奉仕活動を通して企業の社会貢献や個人における社会奉仕の意義と重要性を理解する。実習に先立ち数週にわたり外部講師による社会奉仕活動についての講義を聴講する(講師の都合により日程が変更される場合がある)。 奉仕活動には、ただ、参加するだけではなく、組織や運営の仕方あるいは運営上の問題点などについても理解を深めるように努力する。

キーワードkeywords

ボランティア、NGO、NPOvolunteer,NGO,NPO

授業の到達目標・倫理観や社会貢献の精神、公共性や社会性の意識が見についている。・外部講師による社会奉仕活動の導入講義を聴講している。・社会奉仕活動を体験している。・実習報告している。

教員からの一言・社会奉仕活動の意義についてしっかりと考えてください。

関連科目 人間形成科目分野教 材 教科書 「社会奉仕実習簿」産業理工学部発行

参考書 特に指定しない授業計画第 1 回:導入講義:実習の進め方と概要および成績評価法の説明  注:第 1 回授業では成績評価を含めた全体の情報を伝えるので必ず出席すること。  注:第 1 回授業を欠席した場合は、直ちに担当者まで申し出て、その後の指示を受けること。第 2 回:外部講師による社会奉仕活動についての講義(第 1 回)を聴講する。第 3 回:外部講師による社会奉仕活動についての講義(第 2 回)を聴講する。第 4 回:外部講師による社会奉仕活動についての講義(第 3 回)を聴講する。第 5 回:社会奉仕実習先で決められたスケジュールに従い実習を行う。第 6 回:社会奉仕実習先で決められたスケジュールに従い実習を行う。第 7 回:社会奉仕実習先で決められたスケジュールに従い実習を行う。第 8 回:社会奉仕実習先で決められたスケジュールに従い実習を行う。第 9 回:社会奉仕実習先で決められたスケジュールに従い実習を行う。第 10 回:社会奉仕実習先で決められたスケジュールに従い実習を行う。第 11 回:社会奉仕実習先で決められたスケジュールに従い実習を行う。第 12 回:社会奉仕実習先で決められたスケジュールに従い実習を行う。第 13 回:社会奉仕実習先で決められたスケジュールに従い実習を行う。第 14 回:報告書の作成とプレゼンテーションに関する説明を受ける。第 15 回:定期試験(プレゼンテーション時間は前回に指定する)  注:実習は導入講義を含めて 30 時間以上とする。実施に当たっては授業に支障をきたさないよう配慮する。  注:スケジュールに関しては社会奉仕実習先と相談し、不明な点は、必ず、担当者に確認すること。

成績評価基準 外部講師の講義聴講および社会奉仕実習報告書の提出後に実習報告(プレゼンテーション)の内容によって評価する。備 考

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科目名subject インターンシップI InternshipI科目区分 専門科目 科目コード 9026 単位数 2 単位 開講時期 2 年次後期必修・選択の別 自由科目(建築工学コース)/選択科目(建築コース)/選択科目(デザインコース)担当者 氏名name:中牟田 智朗 TomoakiNAKAMUTA

連絡先(代表者):3 号館 4 階 中牟田研究室 [email protected]授業の概要及び位置付け インターンシップとは、在学中に一定期間、自分の専攻や将来のキャリアに関連した企業に出向いて実際業務に携わる実験方の体験型の職業研修である。企業体験を通じて専攻した分野と将来の職業に対する興味が高まるだけでなく、職業人としての自覚がもてる。また、4 年次での職業選択や就職活動にも大いに役立つものである。キーワードkeywords

人生、経験、技術life,experience,techinicalskill

授業の到達目標 導入講義および事前研修を通じて、実社会の活動状況を明確に理解させ、コミュニケーション能力や協調性のレベルアップをはかり、実地研修においてこれら能力を実践することを目標としている。しかし、知と行は努力と経験に裏打ちされるものであるため、報告会においてこれらを反省材料とすつとともに、学生一人一人に内在する個性発見をも目標とする。教員からの一言 インターンシップは、大学と様々な分野の企業が連帯して実施されるが、学生を受け入れる企業にとっては大きな負担となるため、学部全体での事前学習を受講し、各学科で選抜された学生のみが、企業での実地研修を受けることができる。選抜は、教科の成績だけでなく、コミュニケーション能力や主体性、誠実さ、協調性、責任感などの人格面や実技能力も重視される。関連科目 ライフデザイン  キャリアデザイン教 材 教科書

参考書授業計画第 1 回:導入講義 インターンシップの概要と説明 仮履修登録第 2 回:事前研修 第 3 回:事前研修 第 4 回:事前研修 第 5 回:事前研修 第 6 回:事前研修 第 7 回:事前研修 第 8 回:事前研修 第 9 回:事前研修 第 10 回:実地研修 第 11 回:実地研修第 12 回:実地研修第 13 回:報告会第 14 回:報告会  第 15 回:履修指導 正式な履修登録指導

成績評価基準 授業中のレポート及び受け入れ企業の評価値を総計して評価点とする。備 考  上記の授業計画における事前研修とは、一般常識講座、企業研究講座、企業と学生とのマッチング、受け入

れ企業と学生の契約書締結、保険の加入等を総括したものである。 研修要領の説明や相談に関しては、主として就職課(インターンシップオフィス)が行う。受け入れ企業の紹介と学生のマッチングは、主として福岡県インターンシップ推進協議会の紹介に基づきインターンシップ担当教員と就職課が行う。 このプログラムの参加に当たっては保険加入が必須条件であり、条件を満たさなければ許可しない。 また、このプログラムは大学教育の一環であり、当然実地研修に伴う労働報酬は支払われない。

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科目名subject インターンシップⅡ Internship Ⅱ科目区分 専門科目 科目コード 9027 単位数 2 単位 開講時期 3 年次後期必修・選択の別 自由科目(建築工学コース)/選択科目(建築コース)/選択科目(デザインコース)担当者 氏名name:中牟田 智朗 TomoakiNAKAMUTA

連絡先(代表者):3 号館 4 階 中牟田研究室 [email protected]授業の概要及び位置付け インターンシップとは、在学中に一定期間、自分の専攻や将来のキャリアに関連した企業に出向いて実際業務に携わる実験方の体験型の職業研修である。企業体験を通じて専攻した分野と将来の職業に対する興味が高まるだけでなく、職業人としての自覚がもてる。また、4 年次での職業選択や就職活動にも大いに役立つものである。

キーワードkeywords

人生、経験、技術life,experience,techinicalskill

授業の到達目標 導入講義および事前研修を通じて、実社会の活動状況を明確に理解させ、コミュニケーション能力や協調性のレベルアップをはかり、実地研修においてこれら能力を実践することを目標としている。しかし、知と行は努力と経験に裏打ちされるものであるため、報告会においてこれらを反省材料とすつとともに、学生一人一人に内在する個性発見をも目標とする。教員からの一言 インターンシップは、大学と様々な分野の企業が連帯して実施されるが、学生を受け入れる企業にとっては大きな負担となるため、学部全体での事前学習を受講し、各学科で選抜された学生のみが、企業での実地研修を受けることができる。 選抜は、教科の成績だけでなく、コミュニケーション能力や主体性、誠実さ、協調性、責任感などの人格面や実技能力も重視される。関連科目 ライフデザイン  キャリアデザイン教 材 教科書

参考書授業計画第 1 回:導入講義 インターンシップの概要と説明 仮履修登録第 2 回:事前研修 第 3 回:事前研修第 4 回:事前研修第 5 回:事前研修第 6 回:事前研修 第 7 回:事前研修 第 8 回:事前研修 第 9 回:事前研修 第 10 回:実地研修 第 11 回:実地研修第 12 回:実地研修第 13 回:報告会第 14 回:報告会

成績評価基準 授業中のレポート及び受け入れ企業の評価値を総計して評価点とする。備 考  上記の授業計画における事前研修とは、一般常識講座、企業研究講座、企業と学生とのマッチング、受け入

れ企業と学生の契約書締結、保険の加入等を総括したものである。 研修要領の説明や相談に関しては、主として就職課(インターンシップオフィス)が行う。受け入れ企業の紹介と学生のマッチングは、主として福岡県インターンシップ推進協議会の紹介に基づきインターンシップ担当教員と就職課が行う。 このプログラムの参加に当たっては保険加入が必須条件であり、条件を満たさなければ許可しない。 また、このプログラムは大学教育の一環であり、当然実地研修に伴う労働報酬は支払われない。

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科目名subject 哲学Philosophy科目区分 人間形成科目 科目コード 9028 単位数 2 単位 開講時期 3 年次前期必修・選択の別 自由科目(建築工学コース)/選択科目(建築コース)/選択科目(デザインコース)担当者 氏名name:安居 誠 MakotoYASUI

連絡先(学内担当):4 号館 4 階 青井研究室 [email protected]授業の概要及び位置付け 「哲学」がギリシャ語のphilosaphia「知を愛すること」に由来することはよく知られている。それは法廷弁論や政治論争など実利を伴う議論を離れて純粋に理論的な探求を指すために選ばれた、ソクラテスによる戦略的造語である。実際、近代に至るまで、この語は今日の「科学」や「学問」とほぼ同じ意味で使われてきた。ニュートンの主著のタイトルは『自然哲学の数学的原理』であり、アダム・スミスのグラスゴー大学における地位は道徳哲学の教授だった。諸科学が独立し高度化した今日、哲学に残された仕事は理論的探求一般の構造と射程を明らかにすることでしかない。経験の一般化や知の体系化にとって、それ自身の批判的吟味の作業が不可欠であるとすれば、いかなる哲学も抜きにした知的達成というものは不可能である。本講では論理学、科学哲学、知識社会学などの領域から話題を選び、現代において哲学することの意義を問う。知的好奇心を持つすべての学生の参加を期待する。

キーワードkeywords

方法論、批判主義methodology,criticism

授業の到達目標・思想や方法をその歴史的文脈に置き戻して理解する態度を身につける。・《合理的》という言葉を無批判に使わず、「何にとって合理的か」をつねに問う習慣を養う。・「目的そのものの合理性」を問題とする、自分自身の《価値観》に対して自覚的になる。

教員からの一言・独立の教科として完結しているが、後期の倫理学も履修することが望ましい。・小テストは学習の要所で行うので必ず受けること。

関連科目 倫理学教 材 教科書 使用しない。

参考書 講義中に適宜紹介する。授業計画第 1 回:導入講義──理論と説明第 2 回:「自然法則」という思想第 3 回:合理主義と対称性第 4 回:帰納法の謎第 5 回:時間の矢第 6 回:世界の構成の仕方第 7 回:反復可能性と永劫回帰第 8 回:アルゴリズムによる圧縮第 9 回:時間旅行第 10 回:自由意志の問題第 11 回:テクノロジーの進歩はいつでも望ましいか第 12 回:宇宙は経済的にひきあうか第 13 回:不可能の起源第 14 回:整合性と完全性第 15 回:定期試験(60 分)   注:試験範囲は第 1 回から前回までの授業総てとする。

成績評価基準 定期試験(80%)と適宜授業中に実施する小テスト(20%)で評価する。備 考 他学科履修、上級履修などすべて可。

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平成 19 年度 近畿大学産業理工学部建築・デザイン学科 学習の手引

科目名subject 倫理学 Ethics科目区分 人間形成科目 科目コード 9029 単位数 2 単位 開講時期 3 年次後期必修・選択の別 自由科目(建築工学コース)/選択科目(建築コース)/選択科目(デザインコース)担当者 氏名name:安居 誠 MakotoYASUI

連絡先(学内担当):4 号館 4 階 青井研究室 [email protected]授業の概要及び位置付け あなたが自分の利益にしか興味のない筋金入りのエゴイストだとしよう。しかし「人間は社会的動物」(アリストテレス)である以上、自己の利益を実現するためには他者のそれにも配慮せざるをえない。そこであなたは「自分のため」という本音を隠して「全体のため」という建前を主張することになる。けれども、これは二度手間というものではないだろうか。 最初からあなたが全体の利益を考えて行動していれば、それは自己利益の実現という観点からもより効果的に働いていたかもしれない。「自分が自分であること」に必要以上に固執すれば結局当の自分をそこなう。本講では、多様な思考実験を重ねながら「非人格性の倫理」への入門を試みる。 キーワードkeywords

人格の同一性personalidentity

授業の到達目標・法的責任の主体として近代になって確立された人格の概念が、道徳や倫理の場面では必ずしも有効でないことを構造的 に理解する。・人格の同一性についての多様な基準を系統的に習得する。・個人の倫理観と社会的公正さとの関係を具体的にイメージできる。

教員からの一言・独立の教科として理解できるが、前期の哲学から履修できればより望ましい。・小テストは学習の要所で行うので必ず受けること。

関連科目 哲学教 材 教科書 使用しない。

参考書 D .パーフィット、『理由と人格』(勁草書房)他。授業計画第 1 回:導入講義:ことわざ談義──利己主義と利他主義第 2 回:ニューカムの問題第 3 回:ゲーム理論入門第 4 回:囚人のジレンマ第 5 回:人格の同一性第 6 回:分割された心第 7 回:自我からの解放第 8 回:自律とパターナリズム第 9 回:シンパシーとコミットメント第 10 回:未来の世代第 11 回:平等原理のパラドックス第 12 回:無知のヴェール第 13 回:ごまかしのない世界第 14 回:ネーゲルの脳第 15 回:定期試験(60 分)   注:試験範囲は第 1 回から前回までの授業総てとする。

成績評価基準 定期試験(80%)と適宜授業中に実施する小テスト(20%)で評価する。備 考 他学科履修、上級履修などすべて可。

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平成 19 年度 近畿大学産業理工学部建築・デザイン学科 学習の手引

科目名subject 人間のこころ Human Mind科目区分 人間形成科目 科目コード 9030 単位数 2 単位 開講時期 3 年次前期・後期必修・選択の別 自由科目(建築工学コース)/選択科目(建築コース)/選択科目(デザインコース)担当者 氏名name:佐藤 基治Motoharu SATOU

連絡先(代表者):[email protected] (学内担当):4 号館 4 階 青井研究室 [email protected]授業の概要及び位置付け 「人間のこころ」では心理学全般にわたって広く学習する。現代人として生きて行く上で不可欠な知識である心理学の諸分野を体系的に学習することで、学生諸君の専門分野において看過することのできない人間要因に関する知識の基礎を形成することが本講義の目的である。

キーワードkeywords

心理学、感覚、知覚、学習、記憶、意識、思考、動機づけ、情動、発達、性格、対人関係psychology,sense,perception,learning,memory,consciousness,thinking,motivation,emotion,development,personality,personalrelations

授業の到達目標・人間の行動の基本的な仕組みを理解する。・人間の行動の特性を理解する。・集団の中での人間の行動を理解する。・心理学の専門用語を適切な文脈で使用できる。・著名な心理学者の業績を説明できる。・授業で得た知識を日常生活で活用することができる。・授業で得た知識を専攻する領域に利用することができる。

教員からの一言・教科書の該当する箇所は予め読んでいるものとして授業は進める。・受動的な受講態度からの脱却を希望する。

関連科目教 材 教科書 下野孝一「『こころ』の解体新書」ナカニシヤ出版

参考書 アトキンソン 他「ヒルガードの心理学」ブレーン出版授業計画第 1 回:導入講義第 2 回:無意識第 3 回:心のコントロール第 4 回:集団の圧力第 5 回:攻撃行動第 6 回:児童虐待第 7 回:異常第 8 回:中間試験第 9 回:ストレス第 10 回:ストレスへの対処第 11 回:心理学の諸分野(1)第 12 回:心理学の諸分野(2)第 13 回:心理学の方法第 14 回:まとめ第 15 回:定期試験

成績評価基準 定期試験 60% 中間試験 40%備 考

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平成 19 年度 近畿大学産業理工学部建築・デザイン学科 学習の手引

科目名subject 歴史を学ぶHistory科目区分 人間形成科目 科目コード 9031 単位数 2 単位 開講時期 3 年次前期必修・選択の別 自由科目(建築工学コース)/選択科目(建築コース)/選択科目(デザインコース)担当者 氏名name:川上秀人HidetoKAWAKAMI

連絡先(代表者):3 号館 2 階川上研究室 [email protected]授業の概要及び位置付け 「歴史」というものを「時間の経過によってモノやコトが変化していく過程」と仮に定義してみましょうか。そのとき、私たちはどういう視点で何を見なければならないのでしょうか。時間の経過に伴ってモノやコトの中に存在する種々の「要素」が取捨選択されながら変質していく姿を見たことがあるでしょう。 私たちの日常生活の中に「時間の流れ」を意識してみると、そこにはきっと新しい発見があると思います。それはおそらく人生を考えることに連なっていることでしょう。

キーワードkeywords

歴史、時間、要素、自分、選択history,time,element,myself,choice

授業の到達目標・時間が流れていることを認識する。・種々のできごとは多くの要素で構成されていることを知る。・要素の軽重によって取捨選択していることを認識する。・自分の中の歴史に気づく。

教員からの一言・自分自身の中に流れている時間を顧みることによって、自分の将来や人生について考えて欲しい。

関連科目 建築文化論、建築デザイン史、モダンデザインの歴史教 材 教科書 特に定めない。適宜資料を配付する。

参考書授業計画第 1 回:導入講義:授業の進め方と概要の説明、成績評価法。  注:第 1 回授業の中で、成績評価を含めた科目全体の重要情報を伝えるので必ず出席して下さい。第 2 回:歴史について考える(講義)第 3 回:時間が流れる(講義)第 4 回:モノやコトが変化する(講義)第 5 回:第 6 回:モノやコトに潜む要素(講義)第 7 回:第 8 回:取捨選択(講義)第 9 回:第 10 回:過去・現在・未来(講義)第 11 回:第 12 回:自己分析(講義)第 13 回:第 14 回:まとめ(講義)第 15 回:定期試験(60 分)  注:試験範囲は第 1 回から第 14 回までの授業総てとする。

成績評価基準 定期試験(70%)と授業中のレポート(30%)の成績を総計して評価点とする。備 考

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平成 19 年度 近畿大学産業理工学部建築・デザイン学科 学習の手引

科目名subject 日本文学の世界 Japanese Literature科目区分 人間形成科目 科目コード 9032 単位数 2 単位 開講時期 3 年次前期必修・選択の別 自由科目(建築工学コース)/選択科目(建築コース)/選択科目(デザインコース)担当者 氏名name:未定

連絡先(代表者):授業の概要及び位置付け 上代(大和 ・ 奈良)から中古(平安)・中世(鎌倉、室町、安土桃山)・近世(江戸)までの、各時代の作家・作品を網羅するだけでなく、各時代の歴史的背景や環境などとの相関を理解し、時代とともに流動する文学の歴史的意義をも学習する。このことによって、わが国の源流をなしている文化や価値観などを修得し、よりよい人間形成の一助になることを目標とする。

キーワードkeywords

歴史的特徴、地理的特徴、短歌・和歌、小説、俳諧historical,geographical,tankapoetry,novel・story,haiku

授業の到達目標・上代の文学作品を通じて、中国との文化交流など理解する。・中古・中世の文学作品の新分野である「日記」「随筆」などの成立過程や、その内容を理解する。・近世文学の特徴である町人の文学活動や、「俳諧」「川柳」などを理解する。・上代から近世までの主な文学作品を通じて、その根底をなしている「文学理念」を理解し、わが国の文化や価値観を修 得する。

教員からの一言・一般常識的なことをも学習し多面的に役立つ教科目なので、履修したら真面目に出席してほしい。 

関連科目 人文・社会系教 材 教科書 配布資料・板書(下記・参考書を基本)

参考書 「新日本文学史要説・古典」高木 博・他著 双文社授業計画第 1 回:導入講義:授業の進め方と概要の説明、成績評価法    上代(大和・奈良)の概説(歴史的・地理的環境)をする 1  注:第 1 回授業の中で、成績評価を含めた科目全体の重要情報を伝えるので必ず出席しなさい。    欠席すると大きな不利益があることを承知しなさい。第 2 回:上代(大和・奈良)の概説(歴史的・地理的環境)をする 2第 3 回:古事記・日本書紀・万葉集についての概説をする第 4 回:万葉集の秀歌を取り上げて解釈する第 5 回:中古の概説(歴史的・地理的環境)をする 第 6 回:主な物語・説話・日記・随筆についての概説をする第 7 回:歌謡・古今和歌集の秀歌を取り上げて解釈する第 8 回:中世の概説(歴史的・地理的環境)をする第 9 回:主な物語・説話・日記・法語・随筆についての概説をする第 10 回:新古今和歌集の秀歌を取り上げて解釈する第 11 回:近世の概説(歴史的・地理的環境)をする第 12 回:俳諧(文)・川柳についての概説と解釈第 13 回:主な物語・小説の概説をする第 14 回:主な浄瑠璃・歌舞伎の概説をする第 15 回:定期試験(60 分)  注:試験範囲は第 1 回から前回までの授業総てとする。

成績評価基準 定期試験(70%)、と授業への参加度、課題(30%)などの成績を総計して評価点とする。備 考

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平成 19 年度 近畿大学産業理工学部建築・デザイン学科 学習の手引

科目名subject 法を学ぶ Jurisprudence科目区分 人間形成科目 科目コード 9033 単位数 2 単位 開講時期 3 年次前期必修・選択の別 選択必修科目(建築工学コース)/選択科目(建築コース)/選択科目(デザインコース)担当者 氏名name:森川展男NobuoMORIKAWA

連絡先(代表者):4 号館 4 階森川研究室 [email protected]授業の概要及び位置付け 近年、若年層による犯罪が増加してきているのは一般に法意識が希薄となってきていることが原因の一つでもあろう。それは、中等教育の現場で法教育が適格に行なわれていないためであろう。講義にあたって人間がなぜ法を必要とするかについて、十分な考えを踏まえながら生活の中で法の果たす役割とは何かを論じていく。情報化社会の到来と共に、個人情報がたやすく流出する危険をはらむこととなった。本講義では、法の基本的な精神、法の適正な運用、現代社会での基本的人権のあり方について、毎回の講義で判例を挙げながら考えていく。キーワードkeywords

法、ルール、道徳、権利、義務、基本的人権、社会規範、情報化社会law,rules,moral,rights,obligations,fundamentalhumanright,socialstandard,informationsociety

授業の到達目標・どうして社会に法が必要であるかを考える。(A)・情報化社会での法の運用、特に基本的人権の保護について理解する。(A)・事例研究を通して、法解釈の多様性について検証する。(A)・法のない社会を理想社会と位置付けることが果たして可能かどうについて考える。(A)・初等・中等教育で法教育の必要性について問題を提議していくこと。(A)教員からの一言・法を身近な問題をとり上げて考えていくから、気楽に授業にのぞんで欲しい。・一事案に幾通りもの法解釈があることをつかんで欲しい。

関連科目 日本国憲法教 材 教科書 「新版 法学入門」 末川 博編 有斐閣

参考書 「ポケット六法」 加藤一郎代表編 有斐閣授業計画第 1 回:導入講義:授業の進め方と概要の説明、成績評価法、法とは何か、人権とは何かについて考える。  注:第 1 回授業の中で、成績評価を含めた科目全体の重要情報を伝えるので必ず出席しなさい。    欠席すると大きな不利益があることを承知しなさい。第 2 回:法と社会―国家と法、社会と法、法の目的(法的安定性)第 3 回:法と民主主義(1)―法と道徳との差異(Ver1)、民主主義と幸福追求権第 4 回:法と民主主義(2)―戸別訪問の禁止について、公務員個人の政治活動の禁止について第 5 回:法とルール(1)―権利規範としての法、ルールの意義と条件、ルールをめぐる闘争第 6 回:法とルール(2)―弱者不利な契約、日本社会の契約認識と甘さ、マニフェストにみる契約の拘束力第 7 回:法と道徳―社会規範とサンクション、法と道徳の差異(Ver2)第 8 回:中間試験―第一回から第七回までを範囲とする論述試験。第 9 回:法手続きについて(1)―再審事件(白鳥事件、財田川事件、免田事件、島田事件など)第 10 回:法手続きについて(2)―冤罪の原因と温床、推定無罪原則、適正手続原則第 11 回:臓器移植と法―脳死について第 12 回:安楽死と法―名古屋高裁尊属殺人被告事件、東海大学安楽死事件、カレン裁判第 13 回:権利の濫用と表現の自由―権利濫用の法理、シネーカの法理、懲罰的損害賠償事件第 14 回:定期試験に向けた総合演習(60 分)と解説(30 分)  注:この総合演習は成績に反映しないが、重要であるため特に出席を求める。第 15 回:定期試験(60 分)  注:試験範囲は第 9 回から前回までの授業総てとする。

成績評価基準 中間試験(50%)、定期試験(50%)を総計して評価点とする。備 考 他学科履修可、上級履修可、下級履修可

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平成 19 年度 近畿大学産業理工学部建築・デザイン学科 学習の手引

科目名subject 日本国憲法 JapaneseConstitution科目区分 人間形成科目 科目コード 9034 単位数 2 単位 開講時期 3 年次後期必修・選択の別 自由科目(建築工学コース)/選択科目(建築コース)/選択科目(デザインコース)担当者 氏名name:森川展男NobuoMORIKAWA

連絡先(代表者):4 号館 4 階森川研究室 [email protected]授業の概要及び位置付け 憲法は国と国民との契約を定めた法である。従って、憲法の学習は国民一人一人が法(日本国憲法)が定める権利と義務を享受するために不可欠なことである。日本国憲法の精神は、基本的人権の保障、国民主権、三権分立、平和主義である。 本講義では、過去の事例を挙げながら、それぞれの考え方を講義していく。また、本講義の最終目標は法学検定である。

キーワードkeywords

権利、義務、適正手続、humanrights,obligation,dueprocess

授業の到達目標・日本国憲法の「精神」である国民主権、平和主義、基本的人権を学ぶ・事件判例から「人間」についての理解を深める。・英米法との比較から法手続の違いを学習する。

教員からの一言・憲法を通して基本的人権、平和主義を自分で考えるようにしてください。・六法全書の使い方を学ぶ。

関連科目 法を学ぶ教 材 教科書 「いちばんやさしい 憲法入門」初宿正典他著、有斐閣アルマ

参考書 六法全書(ポケット六法で可)授業計画第 1 回:導入講義:授業の進め方と概要の説明、成績評価法、日本国憲法とは何か、人権とは何か  注:第 1 回授業の中で、成績評価を含めた科目全体の重要情報を伝えるので必ず出席しなさい。    欠席すると大きな不利益があることを承知しなさい。第 2 回:憲法改正論議の是非第 3 回:法の形式第 4 回:最高判(第一小法廷)1996 平成 8 年 7 月 18 日「パーマ禁止校則事件」第 5 回:大阪高判 1996 平成 8 年 5 月 14 日「釜ヶ崎監視カメラ訴訟」第 6 回:広島高判 1991 平成 3 年 11 月 28 日「再婚禁止期間違憲訴訟」第 7 回:最高判(第一小法廷)1995 平成 7 年 4 月 13 日「ポルノ個人輸入事件」第 8 回:中間試験(第 1 回―第 7 回)第 9 回:最高判(大法廷)昭和 32 年 3 月 13 日「チャタレー事件」第 10 回:猥褻をめぐる議論―猥褻の合理性第 11 回:東京高判昭和 61 年 8 月 25 日「外国人の指紋押捺強制事件」第 12 回:東京高判昭和 61 年 3 月 26 日「外国人の指紋押捺拒否と再入国事件」第 13 回:大阪地判 1994 平成 6 年 12 月 20 日「高槻内申書事件」-個人情報保護条例と個人情報保護法について第 14 回:定期試験に向けた総合演習(60 分)と解説(30 分)第 15 回:期末試験(60 分)  注:試験範囲は第 9 回から前回までの授業すべてとする。

成績評価基準 中間試験(30%)、期末試験(50%)、毎回授業の復習(15%)、レポート(5%)の成績を総計して評価点とする。備 考 他学科履修可、上級履修可、下級履修可

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平成 19 年度 近畿大学産業理工学部建築・デザイン学科 学習の手引

科目名subject 健康科学 ScienceofHealth科目区分 人間形成科目 科目コード 9035 単位数 2 単位 開講時期 3 年次前期必修・選択の別 自由科目(建築工学コース)/選択科目(建築コース)/選択科目(デザインコース)担当者 氏名name:橋本 浩 Hiroshihashimoto

連絡先(代表者):3 号館 4 階橋本研究室 [email protected]授業の概要及び位置付け 現代社会における健康問題、ストレスの増大、肥満者の増加など、生活習慣病の起因する因子が多くみられ半健康人を多く生み出す結果となっている。生涯体育の観点から一生をとうして、いかに健康を維持し、運動を実践するのか、生きるための正しい知識をみにつけ、健康とはなにかを考えていく必要がある。

キーワードkeywords

運動不足、生活環境insufficientexercise,environment

授業の到達目標・運動の基礎的理論の修得と理解

教員からの一言・健康に関する正しい知識を身につける。

関連科目 スポーツ科学、生涯スポーツ、教 材 教科書 特になし

参考書 大学生の健康・スポーツ科学 スポーツ科学研究会編 道和書院授業計画第 1 回:導入講義:授業概要の説明第 2 回:日常生活と健康Ⅰ:健康の基本的概念第 3 回:日常生活と健康Ⅱ:生活様式の変化第 4 回:日常生活と疾病Ⅰ:運動不足と健康第 5 回:日常生活と疾病Ⅱ:生活習慣病第 6 回:小テスト:2 回目~ 5 回目の講義について第 7 回:視聴覚授業Ⅰ:筋肉、神経第 8 回:視聴覚授業Ⅱ:呼吸、循環第 9 回:視聴覚授業Ⅲ:血液、ホルモン第 10 回:現代社会のストレス:メカニズムと生体反応第 11 回:食生活と健康Ⅰ:栄養摂取と食生活第 12 回:食生活と健康Ⅱ:エネルギー摂取と消費第 13 回:運動と健康Ⅰ:運動の必要性第 14 回:運動と健康Ⅱ:運動の実践第 15 回:定期試験(60 分)

成績評価基準 定期試験(70%)、小テスト(30%)定期試験と小テストの成績を総計して評価点とする。備 考 上級履修は不可

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平成 19 年度 近畿大学産業理工学部建築・デザイン学科 学習の手引

科目名subject 知的財産法概論 IntellectualPropertyLaw科目区分 人間形成科目 科目コード 9036 単位数 2 単位 開講時期 4 年次前期必修・選択の別 選択必修コース(建築工学コース)/選択科目(建築コース)/選択科目(デザインコース)担当者 氏名name:木村 友久TomohisaKimura

連絡先(代表者):[email protected] (学内担当):4 号館 4 階 青井研究室 [email protected]授業の概要及び位置付け この科目では、知的財産の全体像を扱い、その中でも「製品等の開発製造過程で創作される知的財産」に比重を置いている。特に、発明の同一性判断を起点とする特許法分野の知識修得と実践的態度の形成に重点を置き、実際の開発製造現場で技術情報等の取得から戦略的判断に至るまでの、系統的な知的財産対応能力の形成を目指している。

キーワードkeywords

特許、実用新案、意匠、商標、特許請求の範囲patent,utilitymodel,industrialdesign,trademark,claims

授業の到達目標・研究開発や商品製造部門で、知的財産の全体像から業務上直接的に関係する事項を選択し、当該事項を業務に適用して 初動段階で適切な知的財産対応を行うことができる。(A)・所属部門の業務に合わせて、特許等の知的財産権情報検索を適切に行い基本的なパテントマップを作成することができ る。(A)・特許発明の技術的範囲について、技術者の立場から自立的に適切な解釈を行うことができる。(A)・パテントマップや特許発明技術的範囲同一性判断を通して、研究開発の方向付けや将来的な技術開発動向を示唆するこ とができる。(A)・特許侵害訴訟における基本的な法律上の論点を理解する。(A)・所属部門の業務に合わせた、ソフトウェア、デザイン、ノウハウを含めた知的財産管理を適切に行うことができる。(A)教員からの一言・ネットワークから知的財産判例情報や特許情報を取得して、実際の事件に即した授業を行う。ネット上の情報取得リテ ラシーについて、予め修得していてほしい。関連科目教 材 教科書 特許庁編「産業財産権標準テキスト」発明協会

参考書 竹田和彦「特許の知識」ダイヤモンド社授業計画第 1 回:導入講義:授業の進め方と概要の説明、成績評価法、知的財産法の全体像と基本理念~無形の知的財産保護法    制の全体概要説明、情報通信技術の進展と知的財産権制度第 2 回:特許情報と製品開発~製品開発過程に関連する工業所有権法の全体像、特許管理概論第 3 回:特許要件-実体的要件Ⅰ~発明概念、新規性、新規性喪失の例外第 4 回:特許要件-実体的要件Ⅱ~進歩性、先願、先願範囲の拡大規定、消極的特許要件第 5 回:特許要件-手続的要件~特許出願実務、拒絶査定不服審判及び無効審判、審決取消訴訟第 6 回:先行技術調査~特許等データベースの全体像把握、パトリス、特許電子図書館(演習)第 7 回:特許侵害訴訟Ⅰ~直接侵害、損害額の算定(臨時試験)第 8 回:特許侵害訴訟Ⅱ~間接侵害-みなし侵害第 9 回:特許侵害訴訟Ⅲ~国内用尽、真正商品の並行輸入第 10 回:特許侵害訴訟Ⅳ~特許発明の技術的範囲同一性判断と均等論第 11 回:特許侵害訴訟Ⅴ~特許権の制約、法定通常実施権、利用抵触関係第 12 回:ソフトウェア特許~明細書の解釈およびソフトウェアの特許表現の実際第 13 回:技術移転の実務~技術移転と技術ライセンス契約、技術上のノウハウの保護を含む第 14 回:意匠法~意匠登録要件、侵害訴訟の基本、意匠権、意匠の類否判断、ライセンス契約第 15 回:定期試験(60 分)  注:試験範囲は第 1 回から前回までの授業総てとする。

成績評価基準 定期試験(55%)、臨時試験(25%)と授業中の演習(20%)の成績を総計して評価点とする。備 考

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平成 19 年度 近畿大学産業理工学部建築・デザイン学科 学習の手引

科目名subject 教養知識I(SPI 対策) CommonKnowledgeI科目区分 人間形成科目 科目コード 90371 単位数 1 単位 開講時期 3 年次前期必修・選択の別 自由科目(建築工学コース)/選択科目(建築コース)/選択科目(デザインコース)担当者 氏名name:シグマライセンススクール (連絡先)飯塚市新飯塚 4 - 18 - 2 F TEL0948-29-5348

(学内担当):4 号館 4 階森川研究室 [email protected]授業の概要及び位置付け 多くの企業が採用する SPI(SyntheticPersonalityInventory)を中心に、就職試験の内容を理解し、得点に必要な知識を学習する。さらに社会人に求められる一般的な教養を幅広く身につけ、広い視野と合理的な思考力を養う。

キーワードkeywords

SPI、就職試験、一般教養、言語能力、非言語能力syntheticpersonality inventory,employment test,globalknowledge, japaneseusageandgrammar,mathematicsandscience

授業の到達目標・就職試験の出題傾向など概要を理解する。・漢字・熟語などの国語力、文章読解力を身につける。・基礎的な計算力および、図形、図表、グラフを通して思考力を身につける。・基礎的な政治・経済のしくみについて理解する。・主要な国の地誌や貿易・農業・産業等の統計を把握する。・基礎的な歴史の流れを把握する。

教員からの一言・社会人として必要な教養や、思考の柔軟性を身につけ、就職戦線を有利に戦いましょう。

関連科目 日本語表現法基礎Ⅰ・Ⅱ、日本語表現法応用Ⅰ・Ⅱ、就職計画Ⅰ・Ⅱ教 材 教科書 別途指定

参考書 随時、紹介する授業計画第 1 回:「政治・経済 1」憲法の基礎、国会・内閣・裁判所第 2 回:「政治・経済 2」地方自治、選挙制度第 3 回:「歴史 1」日本の政治・経済・外交の歴史第 4 回:「歴史 2」日本の法令・文化の歴史第 5 回:「地理 1」気候、民族、宗教第 6 回:「地理 2」農業、工業、貿易第 7 回:「言語能力 1」同意語、反意語第 8 回:「言語能力 2」ことわざ、慣用句第 9 回:「言語能力 3」言葉の意味、敬語の用法第 10 回:「言語能力 4」2 語の関係第 11 回:「非言語能力 1」割合、平均の計算第 12 回:「非言語能力 2」仕事算、虫食い算第 13 回:「非言語能力 3」濃度、速度の計算第 14 回:「非言語能力 4」場合の数、確率の計算第 15 回:「非言語能力 5」n進法、まとめ

成績評価基準 出席状況、授業中の課題、レポートで総合的に評価する。備 考

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平成 19 年度 近畿大学産業理工学部建築・デザイン学科 学習の手引

科目名subject 教養知識I(公務員試験対策) CommonKnowledgeI科目区分 人間形成科目 科目コード 90372 単位数 1 単位 開講時期 3 年次前期必修・選択の別 自由科目(建築工学コース)/選択科目(建築コース)/選択科目(デザインコース)担当者 氏名name:シグマライセンススクール (連絡先)飯塚市新飯塚 4 - 18 - 2 F TEL0948-29-5348

(学内担当):4 号館 4 階森川研究室 [email protected]授業の概要及び位置付け 公務員の仕事や採用試験の内容を理解し、得点に必要な知識を学習する。さらに社会人に求められる一般的な教養を幅広く身につけ、広い視野と合理的な思考力を養う。

キーワードkeywords

公務員試験、就職試験、一般教養、数的処理、判断推理publicserviceemploymenttest,employmenttest,globalknowledge,mathematics,judgmentandreasoning

授業の到達目標・公務員試験の出題傾向など概要を理解する。・基礎的な政治・経済のしくみについて理解する。・漢字・熟語などの国語力、文章読解力を身につける。・基礎的な計算力、条件からの推論、図形の把握を通して思考力を身につける。・主要な国の地誌や貿易・農業・産業等の統計を把握する。・基礎的な歴史の流れを把握する。

教員からの一言・社会人として必要な教養や、思考の柔軟性を身につけ、就職戦線を有利に戦いましょう。

関連科目 日本語表現法基礎Ⅰ・Ⅱ、日本語表現法応用Ⅰ・Ⅱ、就職計画Ⅰ・Ⅱ教 材 教科書 別途指定

参考書 随時、紹介する授業計画第 1 回:「政治・経済 1」憲法の基礎、国会・内閣・裁判所第 2 回:「政治・経済 2」地方自治第 3 回:「政治・経済 3」選挙制度第 4 回:「歴史 1」日本の政治・経済・外交の歴史第 5 回:「歴史 2」日本の法令・文化の歴史 第 6 回:「地理 1」気候、民族、宗教第 7 回:「地理 2」農業、工業、貿易第 8 回:「国語 1」ことわざ、四字熟語第 9 回:「国語 2」敬語の用法第 10 回:「数的処理 1」割合・平均の計算第 11 回:「数的処理 2」仕事算、虫食い算第 12 回:「判断推理 1」対応関係からの推論第 13 回:「判断推理 2」位置・方位からの推論第 14 回:「空間把握 1」軌跡第 15 回:「空間把握 2」立体の展開図

成績評価基準 出席状況、授業中の課題、レポートで総合的に評価する。備 考

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平成 19 年度 近畿大学産業理工学部建築・デザイン学科 学習の手引

科目名subject 教養知識II(SPI 対策) CommonKnowledgeII科目区分 人間形成科目 科目コード 90381 単位数 1 単位 開講時期 3 年次後期必修・選択の別 自由科目(建築工学コース)/選択科目(建築コース)/選択科目(デザインコース)担当者 氏名name:シグマライセンススクール (連絡先)飯塚市新飯塚 4 - 18 - 2 F TEL0948-29-5348

(学内担当):4 号館 4 階森川研究室 [email protected]授業の概要及び位置付け 教養知識Ⅰ(SPI 対策)に引き続き、多くの企業が採用する SPI(SyntheticPersonalityInventory)を中心に、就職試験の内容を理解し、得点に必要な知識を学習する。さらに社会人に求められる一般的な教養を幅広く身につけ、広い視野と合理的な思考力を養う。

キーワードkeywords

SPI、就職試験、一般教養、言語能力、非言語能力SPI,employmenttest,globalknowledge,japaneseusageandgrammar,mathematicsandscience

授業の到達目標・就職試験の出題傾向など概要を理解する。・漢字・熟語などの国語力、文章読解力を身につける。・基礎的な計算力および、図形、図表、グラフを通して思考力を身につける。・基礎的な政治・経済のしくみについて理解する。・主要な国の地誌や貿易・農業・産業等の統計を把握する。・基礎的な歴史の流れを把握する。

教員からの一言・社会人として必要な教養や、思考の柔軟性を身につけ、就職戦線を有利に戦いましょう。

関連科目 日本語表現法基礎Ⅰ・Ⅱ、日本語表現法応用Ⅰ・Ⅱ、就職計画Ⅰ・Ⅱ教 材 教科書 別途指定

参考書 随時、紹介する授業計画第 1 回:「政治・経済 3」経済のしくみ第 2 回:「政治・経済 4」日本の金融・財政第 3 回:「歴史 3」世界の政治・経済・外交の歴史第 4 回:「歴史 4」世界の法令・文化の歴史第 5 回:「言語能力 5」文章読解 1 要旨把握第 6 回:「言語能力 6」文章読解 2 空欄補充第 7 回:「言語能力 7」文章読解 3 文章整序第 8 回:「言語能力 8」まとめ第 9 回:「非言語能力 6」グラフと領域第 10 回:「非言語能力 7」図形の移動、軌跡第 11 回:「非言語能力 8」展開図、面積、体積第 12 回:「非言語能力 9」てこ、滑車、化学反応式の係数第 13 回:「非言語能力 10」経路、ブラックボックス第 14 回:「非言語能力 11」アルゴリズム、PERT 手法第 15 回:「非言語能力 12」命題、推理、集合

成績評価基準 出席状況、授業中の課題、レポートで総合的に評価する。備 考

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平成 19 年度 近畿大学産業理工学部建築・デザイン学科 学習の手引

科目名subject 教養知識II(公務員試験対策) CommonKnowledgeII科目区分 人間形成科目 科目コード 90382 単位数 1 単位 開講時期 3 年次後期必修・選択の別 自由科目(建築工学コース)/選択科目(建築コース)/選択科目(デザインコース)担当者 氏名name:シグマライセンススクール (連絡先)飯塚市新飯塚 4 - 18 - 2 F TEL0948-29-5348

(学内担当):4 号館 4 階森川研究室 [email protected]授業の概要及び位置付け 教養知識Ⅰ(公務員試験対策)に引き続き、公務員試験の内容を理解し、得点に必要な知識を学習する。さらに社会人に求められる一般的な教養を幅広く身につけ、広い視野と合理的な思考力を養う。

キーワードkeywords

公務員試験、就職試験、一般教養、数的処理、判断推理publicserviceemploymenttest,employmenttest,globalknowledge,mathematics,judgmentandreasoning

授業の到達目標・公務員試験の出題傾向など概要を理解する。・基礎的な政治・経済のしくみについて理解する。・漢字・熟語などの国語力、文章読解力を身につける。・基礎的な計算力、条件からの推論、図形の把握を通して思考力を身につける。・主要な国の地誌や貿易・農業・産業等の統計を把握する。・基礎的な歴史の流れを把握する。

教員からの一言・社会人として必要な教養や、思考の柔軟性を身につけ、就職戦線を有利に戦いましょう。

関連科目 日本語表現法基礎Ⅰ・Ⅱ、日本語表現法応用Ⅰ・Ⅱ、就職計画Ⅰ・Ⅱ教 材 教科書 別途指定

参考書 随時、紹介する授業計画第 1 回:「政治・経済 4」経済のしくみ第 2 回:「政治・経済 5」日本の金融・財政第 3 回:「歴史 3」世界の政治・経済・外交の歴史第 4 回:「歴史 4」世界の法令・文化の歴史第 5 回:「国語 3」文章読解 1、要旨把握第 6 回:「国語 4」文章読解 2、空欄補充第 7 回:「数的処理 3」濃度、速度の計算第 8 回:「数的処理 4」順列、確率の計算第 9 回:「数的処理 5」n進法、まとめ第 10 回:「判断推理 3」リーグ戦、トーナメント戦第 11 回:「判断推理 4」比較・順位からの推論第 12 回:「判断推理 5」まとめ第 13 回:「空間把握 3」平面図形、折り返し第 14 回:「空間把握 4」正多面体、一筆書き第 15 回:「空間把握 5」投影図、まとめ

成績評価基準 出席状況、授業中の課題、レポートで総合的に評価する。備 考

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2. リテラシー科目

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平成 19 年度 近畿大学産業理工学部建築・デザイン学科 学習の手引

科目名subject 英語I(上級)  EnglishI科目区分 リテラシー科目 科目コード 91011 単位数 1 単位 開講時期 1 年次前期必修・選択の別 選択必修科目(建築工学コース)/選択必修科目(建築コース)/選択必修科目(デザインコース)担当者 氏名name:アウトソーシング

連絡先(代表者):4 号館 4 階 青井研究室 [email protected]授業の概要及び位置付け 英語 I、II は TOEIC を使って通常会話で最低限のコミュニケーションができるようにする英語分野である。英語 I においては、リスニングのコツ、基本的な文法、語彙の習得に重点を置く。

キーワードkeywords

リスニング(写真描写問題・応答問題・会話問題・説明文問題)リーディング(短文穴埋め問題・長文穴埋め問題・読解問題)listening,reading

授業の到達目標・簡単な会話が理解でき、身近な話題であれば応答も可能である。(C)・基本的な文法、構文、語彙を備えている。(C)・日常的に触れる文章やビジネス文章の内容がだいたい理解できる。(C)・短い文章なら多少文法上の誤りがあっても英訳することができる。(C)・自己紹介など、平易な英語でもかまわないが自分自身を表現することができる。(C)・日本文化と外国文化の違いが、多少理解できる。(C)

教員からの一言・授業には、辞書(電子辞書でも構わない)携帯のこと。 ・毎回の英単語テストの勉強以外、授業の予習、復習は必ずすること。

関連科目 英語科目一般教 材 教科書 LinLougheed 著「Barron'sTOEICTest4thEdition」Barrons、西川恒志他著「TOEIC テスト

ぶんせき英単語」スリーエーネットワーク、安河内哲也他著「新 TOEIC テスト 英文法をはじめからていねいに」東進ブックス

参考書授業計画第 1 回:導入講義:TOEIC 試験概要説明、社会のニーズとの関わり、ミニ模試第 2 回:英単語   文法復習   ModelTest1(リスニング、リーディング)第 3 回:英単語   文法復習   ModelTest1(リスニング、リーディング)第 4 回:英単語   文法復習   ModelTest1(リスニング、リーディング)第 5 回:英単語   文法復習   ModelTest1(リスニング、リーディング)第 6 回:英単語   文法復習   ModelTest2(リスニング、リーディング)第 7 回:英単語   文法復習   ModelTest2(リスニング、リーディング)第 8 回:英単語   文法復習   ModelTest2(リスニング、リーディング)第 9 回:英単語   文法復習   ModelTest2(リスニング、リーディング)第 10 回:英単語   文法復習   ModelTest3(リスニング、リーディング)第 11 回:英単語   文法復習   ModelTest3(リスニング、リーディング)第 12 回:英単語   文法復習   ModelTest3(リスニング、リーディング)第 13 回:英単語   文法復習   ModelTest3(リスニング、リーディング)第 14 回:前期テスト第 15 回:TOEICIP テスト

成績評価基準 TOEICIP(20%)、定期テスト(40%)、授業中の演習(40%)備 考

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平成 19 年度 近畿大学産業理工学部建築・デザイン学科 学習の手引

科目名subject 英語I(中級) EnglishI科目区分 リテラシー科目 科目コード 91012 単位数 1 単位 開講時期 1 年次前期必修・選択の別 選択必修科目(建築工学コース)/選択必修科目(建築コース)/選択必修科目(デザインコース)担当者 氏名name:アウトソーシング

連絡先(代表者):4 号館 4 階 青井研究室 [email protected]授業の概要及び位置付け 現在あらゆる場面でのグローバル化が進み、英語でのコミュニケーションをとることも珍しくなくなってきた。特に、社会では企業の海外進出や海外企業の取引によって、英語もビジネスツールの一つとなっている。 この講義では、基本レベルの英語力をつけるため、文法の復習、ボキャブラリーの補強を図る。また、英語のスピードや単語と単語のつながり(リエゾン)に慣れるものとする。

キーワードkeywords

コミュニケーション力、ボキャブラリー、文法、リスニング力、リーディング力communication,vocabulary,grammar,listening,reading

授業の到達目標・リスニング、リーディングへ取り組む力をつける(C)・基本的な文法問題が解ける(C)・単語を増やす(1000 語程度)(C)・ゆっくりとした簡単な会話の理解・応答ができるようにする(C)・抵抗無く英語に触れていけるようにする(C)

教員からの一言・英語のスピードに慣れるのは大変だが、授業を通して、色々な場面の英語に触れて欲しい。ただ、ボキャブラリーは自 分で増やすしかないので、単語テストを活用してボキャブラリーの増強に努めて下さい。1 日 10 分の予習・復習をして 下さい。関連科目 英語科目一般教 材 教科書 秋好礼子他著「SeizethemainpointsoftheTOEICTest」金星堂、中澤智恵著「新 TOEIC テスト

ここで差がつく英単語」成美堂参考書

授業計画第 1 回:導入講義第 2 回:初級英語復習 (1)、TOEIC リスニング・リーディング問題実践 (1)第 3 回:初級英語復習 (2)、TOEIC リスニング・リーディング問題実践 (2)第 4 回:初級英語復習 (3)、TOEIC リスニング・リーディング問題実践 (3)第 5 回:初級英語復習 (4)、TOEIC リスニング・リーディング問題実践 (4)第 6 回:初級英語復習 (5)、TOEIC リスニング・リーディング問題実践 (5)第 7 回:初級英語復習 (6)、TOEIC リスニング・リーディング問題実践 (6)第 8 回:まとめテスト第 9 回:初級英語復習 (7)、TOEIC リスニング・リーディング問題実践 (7)第 10 回:初級英語復習 (8)、TOEIC リスニング・リーディング問題実践 (8)第 11 回:初級英語復習 (9)、TOEIC リスニング・リーディング問題実践 (9)第 12 回:初級英語復習(10)、TOEIC リスニング・リーディング問題実践(10)第 13 回:初級英語復習(11)、TOEIC リスニング・リーディング問題実践(11)第 14 回:初級英語復習(12)、TOEIC リスニング・リーディング問題実践(12)第 15 回: 定期試験

成績評価基準 TOEICTEST(20%)、まとめ・定期テスト(40%)、授業中の演習(40%)備 考

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平成 19 年度 近畿大学産業理工学部建築・デザイン学科 学習の手引

科目名subject 英語I(初級) EnglishI科目区分 リテラシー科目 科目コード 91013 単位数 1 単位 開講時期 1 年次前期必修・選択の別 選択必修科目担当者 氏名name:アウトソーシング

連絡先(代表者):4 号館 4 階 青井研究室 [email protected]授業の概要及び位置付け 本コースは、英語のコミュニケーションに必要なリスニング、ライティング、リーディングの基礎力を TOEIC 受験準備の一環として定着させるものである。TOEIC は非英語話者の日常英語能力をはかるテストであり、各国企業の世界進出および外資導入が盛んとなった今日の国際社会における英語能力テストとして最も普及している。本コース F・G クラスでは、大学 4 年卒業時までに TOEIC スコア 600 に到達できるよう、テストの内容を把握し、リスニング、リーディングの訓練により得た知識を応用することでスピーキング、ライティングの基礎力をも養うものとする。キーワードkeywords

発音、単語、単語のつながり、文構造phonics,vocabulary,collocation,sentencestructure

授業の到達目標・授業で学んだ新出単語を正しく読み書きすることができ、かつその意味を理解できる。・動詞と副詞的不変化詞および前置詞の結合語が表す句の意味を理解でき、かつ応用することができる。・文の構造を理解し、長文の読解ができる。・phonics、vocabulary、collocation、sentencestructure の知識を応用し、簡単な英会話ができる。・phonics、vocabulary、collocation、sentencestructure の知識を応用し、簡単な英作文ができる。教員からの一言・初級クラスに配属されたことを自分の英語力の低さに帰し、やる気を喪失することなく、基礎力を定着させる機会を存 分に利用し、個々人がそれぞれの目的をもって授業に臨んでほしい。・授業で学んだことをその日のうちに復習し、授業中に指示される次回の授業内容を予習する習慣をつけてほしい。・授業の予習・復習時には辞書を引く習慣をつけてほしい。関連科目 英語科目一般教 材 教科書 TOEIC 運営委員会「TOEICBridge公式問題集」国際ビジネスコミュニケーション協会、「TOEIC

TEST対策 中学英文法総仕上げ」アスク、西川恒志他著「TOEICテストぶんせき英単語」スリーエーネットワーク

参考書 講師が用意し適宜配布する。授業計画第 1 回:導入講義 TOEIC の紹介第 2 回:TOEIC の問題形式の確認 Listening,Reading第 3 回:TOEIC解法と実践 ListeningPartⅠ/文法/単語1-30第 4 回:TOEIC解法と実践 ListeningPartⅡ/文法/単語31-60第 5 回:TOEIC解法と実践 ListeningPartⅢ/文法/単語61-90第 6 回:中間テスト第 7 回:中間テストの解答・解説/単語91-120第 8 回:TOEIC解法と実践 ListeningPartⅠ/文法/単語121-150第 9 回:TOEIC解法と実践 ListeningPartⅡ/文法/単語151-180第 10 回:TOEIC解法と実践 ListeningPartⅢ/ReadingPartⅤ/単語181-210第 11 回:TOEIC解法と実践 ListeningPart Ⅳ/ReadingPartⅥ/単語211-240第 12 回:TOEIC解法と実践 Listening練習テスト(PartⅠ・Ⅱ)/ReadingPartⅦ/単語241-270第 13 回:TOEIC解法と実践 Listening練習テスト(PartⅢ・Ⅳ)/ReadingPartⅦ/単語271-300    練習テストの解答と解説第 14 回:定期試験/単語301-330第 15 回:TOEICIPテスト

成績評価基準 定期試験(60%)、課題(20%)、授業中の発表(20%)備 考

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平成 19 年度 近畿大学産業理工学部建築・デザイン学科 学習の手引

科目名subject 英語Ⅱ(上級) EnglishⅡ科目区分 リテラシー科目 科目コード 91021 単位数 1 単位 開講時期 1 年次後期必修・選択の別 選択必修科目(建築工学コース)/選択必修科目(建築コース)/選択必修科目(デザインコース)担当者 氏名name:アウトソーシング

連絡先(代表者):4 号館 4 階 青井研究室 [email protected]授業の概要及び位置付け 英語 I、II は TOEIC を使って通常会話で最低限のコミュニケーションができるようにする英語分野である。英語Ⅱにおいては英語Ⅰで学んだことを応用して、問題演習に重点を置き、英語の基本的学力を身につける。

キーワードkeywords

リスニング(写真描写問題・応答問題・会話問題・説明文問題)リーディング(短文穴埋め問題・長文穴埋め問題・読解問題)listening,reading

授業の到達目標・簡単な会話が理解でき、身近な話題であれば応答も可能である。(C)・基本的な文法、構文、語彙を備えている。(C)・日常的に触れる文章やビジネス文章の内容がだいたい理解できる。(C)・短い文章なら多少文法上の誤りがあっても英訳することができる。(C)・自己紹介など、平易な英語でもかまわないが自分自身を表現することができる。(C)・日本文化と外国文化の違いが、多少理解できる。(C)

教員からの一言・授業には、辞書(電子辞書でも構わない)携帯のこと。 ・毎回の英単語テストの勉強以外、授業の予習、復習は必ずすること。特にリスニングに関してはCDが付いているので 自宅学習として活用のこと。

関連科目 英語科目一般教 材 教科書 TOEIC 運営委員会「TOEIC テスト新公式問題集」国際ビジネスコミュニケーション協会、西川恒

志他著「TOEIC テスト ぶんせき英単語」スリーエーネットワーク、安河内哲也他著「新 TOEICテスト 英文法をはじめからていねいに」東進ブックス

参考書授業計画第 1 回:英単語   文法復習   ModelTest4(リスニング、リーディング) 第 2 回:英単語   文法復習   ModelTest4(リスニング、リーディング)第 3 回:英単語   文法復習   ModelTest4(リスニング、リーディング)第 4 回:英単語   文法復習   ModelTest4(リスニング、リーディング)第 5 回:英単語   文法復習   練習テスト 1(リスニング、リーディング)第 6 回:英単語   文法復習   練習テスト 1(リスニング、リーディング)第 7 回:英単語   文法復習   練習テスト 1(リスニング、リーディング)第 8 回:英単語   文法復習   練習テスト 1(リスニング、リーディング)第 9 回:英単語   文法復習   練習テスト 2(リスニング、リーディング)第 10 回:英単語   文法復習   練習テスト 2(リスニング、リーディング)第 11 回:英単語   文法復習   練習テスト 2(リスニング、リーディング)第 12 回:英単語   文法復習   練習テスト 2(リスニング、リーディング)第 13 回:英単語   文法復習   まとめ第 14 回:後期テスト第 15 回:TOEICIP テスト

成績評価基準 TOEICIP(20%)、定期テスト(40%)、授業中の演習(40%)備 考

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平成 19 年度 近畿大学産業理工学部建築・デザイン学科 学習の手引

科目名subject 英語Ⅱ(中級) EnglishⅡ科目区分 リテラシー科目 科目コード 91022 単位数 1 単位 開講時期 1 年次後期必修・選択の別 選択必修科目(建築工学コース)/選択必修科目(建築コース)/選択必修科目(デザインコース)担当者 氏名name:アウトソーシング

連絡先(代表者):4 号館 4 階 青井研究室 [email protected]授業の概要及び位置付け 現在あらゆる場面でのグローバル化が進み、英語でのコミュニケーションを取ることも珍しくなくなってきた。特に、社会では企業の海外進出や海外企業の取引によって、英語もビジネスツールの一つとなっている。 この講義では、基礎固めとして前期の講義の復習から始まり、基本レベルの英語力・文法の復習・ボキャブラリーの補強を図りつつ、TOEIC テストのスコアアップを目指す。また、英語のスピードや単語と単語のつながり(リエゾン)に慣れるものとする。キーワードkeywords

コミュニケーション力、ボキャブラリー、文法、リスニング力、リーディング力communication,vocabulary,grammar,listening,reading

授業の到達目標・リスニング、リーディングへ取り組む力をつける(C)・基本的な文法問題が解ける(C)・単語を増やす(1000 語程度)(C)・ゆっくりとした簡単な会話の理解・応答ができるようにする(C)・抵抗無く英語に触れていけるようにする(C)

教員からの一言 英語のスピードに慣れるのは大変だが、授業を通して、色々な場面の英語に触れ、TOEICスコアアップを狙ってください。ただ、ボキャブラリーは自分で増やすしかないので、単語テストを活用してボキャブラリーの増強に努めて下さい。予習よりも、1 日 10 分の復習をして下さい。

関連科目 英語科目一般教 材 教科書 秋好礼子他著「SeizethemainpointsoftheTOEICTest」金星堂、中澤智恵著「新 TOEIC テスト

ここで差がつく英単語」成美堂参考書

授業計画第 1 回:導入講義第 2 回:初級英語復習 (1)、TOEIC リスニング・リーディング問題実践 (1)    ※前期講義の内容を復習しながら、より多く TOEIC の問題にあたる。第 3 回:初級英語復習 (2)、TOEIC リスニング・リーディング問題実践 (2)第 4 回:初級英語復習 (3)、TOEIC リスニング・リーディング問題実践 (3)第 5 回:初級英語復習 (4)、TOEIC リスニング・リーディング問題実践 (4)第 6 回:初級英語復習 (5)、TOEIC リスニング・リーディング問題実践 (5)第 7 回:初級英語復習 (6)、TOEIC リスニング・リーディング問題実践 (6)第 8 回:まとめテスト第 9 回:初級英語復習 (7)、TOEIC リスニング・リーディング問題実践 (7)第 10 回:初級英語復習 (8)、TOEIC リスニング・リーディング問題実践 (8)第 11 回:初級英語復習 (9)、TOEIC リスニング・リーディング問題実践 (9)第 12 回:初級英語復習(10)、TOEIC リスニング・リーディング問題実践(10)第 13 回:初級英語復習(11)、TOEIC リスニング・リーディング問題実践(11)第 14 回:初級英語復習(12)、TOEIC リスニング・リーディング問題実践(12)第 15 回:定期試験

成績評価基準 TOEICTEST(20%)、定期・まとめテスト(40%)、授業中の演習(40%)備 考

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平成 19 年度 近畿大学産業理工学部建築・デザイン学科 学習の手引

科目名subject 英語II(初級) EnglishII科目区分 リテラシー科目 科目コード 91023 単位数 1 単位 開講時期 1 年次後期必修・選択の別 選択必修科目担当者 氏名name:アウトソーシング

連絡先(代表者):4 号館 4 階 青井研究室 [email protected]授業の概要及び位置付け TOEIC とは、‘TestofEnglishforInternationalCommunication’の略称である。ここから分かるとおり、英語は「国際交流のための道具」と考えられている。この試験で問われるのは、日常生活のさまざまな場面で使用される英語をスピーディに理解する能力である。従って、TOEIC の勉強をすることは、そのまま英語での情報処理能力を向上させることにつながる。この授業では TOEIC 試験の受験勉強を通して、英語のリーディング・リスニング能力を高める練習をする。キーワードkeywords

コミュニケーション能力、リスニング能力、リーディング能力、単語力強化、文法communication,listening,reading,vocabulary,grammar

授業の到達目標・マークシート方式の TOEIC 試験の受験方法に適応できる。・各パート(リスニング 4 パート、リーディング 3 パート)の趣旨が理解できる。・ゆっくり読まれている英語を理解できる。・基本的な文法の知識がある。・1000 語程度の単語力がある。・日常生活の色々な場面で使われている英語を知っている。教員からの一言・クラスでの作業ばかりではなく、自分で単語を覚える、分からない英文は書き写して訳してみるなどの自助努力を推奨 する。語学の習得はそうした学習時間の積み重ねによるものであることを理解してほしい。・成績評価は授業への積極性、課題の提出回数、IP テストの成績に基づいて行われる。関連科目 英語科目一般教 材 教科書 TOEIC 運営委員会「TOEIC テスト新公式問題集」国際ビジネスコミュニケーション協会、

西川恒志他著「TOEICテストぶんせき英単語」スリーエーネットワーク参考書 講師が用意し適宜配布する。

授業計画第 1 回:導入講義 TOEIC の紹介第 2 回:TOEIC の問題形式の確認     ListeningPart Ⅰ /ReadingPart Ⅴ /単語331-360第 3 回:TOEIC演習 ListeningPart Ⅱ /ReadingPart Ⅵ /単語361-390第 4 回:TOEIC演習 ListeningPart Ⅲ /ReadingPart Ⅶ /単語391-420第 5 回:TOEIC演習 ListeningPart Ⅳ /ReadingPart Ⅶ /単語421-450第 6 回:中間テスト第 7 回:中間テストの解答・解説第 8 回:TOEIC演習 ListeningPart Ⅰ /ReadingPart Ⅴ /単語451-480第 9 回:TOEIC演習 ListeningPart Ⅱ /ReadingPart Ⅵ /単語481-510第 10 回:TOEIC演習 ListeningPart Ⅲ /ReadingPart Ⅶ /単語511-540第 11 回:TOEIC演習 ListeningPart Ⅳ /ReadingPart Ⅶ /単語541-570第 12 回:練習テスト ListeningPart Ⅰ,Ⅱ,Ⅲ /ReadingPartⅤ,Ⅵ /単語571-600第 13 回:練習テスト ListeningPartⅣ /ReadingPartⅦ /単語601-630     練習テストの解答と解説第 14 回:定期試験/単語631-660第 15 回:TOEICIPテスト

成績評価基準 定期試験(60%)、課題(20%)、授業中の演習(20%)備 考

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平成 19 年度 近畿大学産業理工学部建築・デザイン学科 学習の手引

科目名subject 英語Ⅲ 英語Ⅲ① English Ⅲ科目区分 リテラシー科目 科目コード 91031 単位数 1 単位 開講時期 1 年次前期必修・選択の別 選択必修科目(建築工学コース)/選択必修科目(建築コース)/選択必修科目(デザインコース)担当者 氏名name:青井 格 ItaruAOI

連絡先(代表者):4 号館 4 階 青井研究室 [email protected]授業の概要及び位置付け 本講は英作文を中心とする。ただし、出来合いの和文英訳ではなく、自分の言いたいことを、現在の自分の英語能力の範囲で言えるもしくは書けるようになるにはどうすればいいかを考えていく。そのために英文の基本構造や、利用できるさまざまな表現、文章の作り方などを演習していく。

キーワードkeywords

英作文、主語 - 述語、表現、使用法composition,subject-verb,expression,usage

授業の到達目標・きちんとした構造をもつ英語の文が書ける。(C)・前後とつながりのある英文が書ける。(C)・30 語程度の英語の文章を書けるようになる。(C)

教員からの一言・英文の基本構造は「主語 - 述語」です。まずそれを作るところから英作文をスタートさせてください。・自分の言いたいことを表すベストの表現が思いつかない場合は、どうすればそれとほぼ同じことが言えるか、代案を考 えるようにしてください。

関連科目 英語科目一般教 材 教科書 大矢復著「発信する英語ライティング入門」金星堂

参考書授業計画第 1 回:導入講義:授業の進め方と概要の説明、成績評価法の説明第 2 回:分詞を使いこなす・SVC を使いこなす第 3 回:基本時制を使いこなす・現在完了形を使いこなす第 4 回:使役動詞・知覚動詞・経験被害動詞・tell+O+todo 型動詞第 5 回:OC が受身の関係にある第 5 文型・that 節とそのほかの名詞節第 6 回:that 節と不定詞を使い分ける・同等比較第 7 回:比較級・最上級第 8 回:中間試験第 9 回:目的を表す表現・原因を表現する第 10 回:譲歩を表現する・仮定法第 11 回:OneParagraphEssay を書く(1)第 12 回:OneParagraphEssay を書く(2)第 13 回:いろいろなことを英語で表現する第 14 回:MultiParagraphEssay を書く第 15 回:期末試験

成績評価基準 中間試験(40%)と期末試験(40%)、および授業での課題(20%)の成績を総計して評価点とする。備 考

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平成 19 年度 近畿大学産業理工学部建築・デザイン学科 学習の手引

科目名subject 英語Ⅲ 英語Ⅲ② English Ⅲ科目区分 リテラシー科目 科目コード 91032 単位数 1 単位 開講時期 1 年次前期必修・選択の別 選択必修科目(建築工学コース)/選択必修科目(建築コース)/選択必修科目(デザインコース)担当者 氏名name:ペロウウイリアム WilliamPELLOWE

連絡先(代表者):4 号館 4 階ペロウ研究室(4411-1) [email protected]授業の概要及び位置付け 英語の基礎的なコミュニケーション。

キーワードkeywords

英語、英会話、コミュニケーションEnglishlanguage,Englishconversation,communication

授業の到達目標・学生は英語の質問を理解します。(C)・英語で問いを掛けることができます。(C)・自分の嗜好と趣味を言い表することができます。(C)

教員からの一言・レッスンに活動的に参加してください。・英語は英語の使用により学習されます。・注意を払って、クラスで聞いてください。

関連科目 英語科目一般教 材 教科書 Stempleski,Susan「WorldLinkVideoCourseINTRO」Heinle/Thompsonトムソン ELT

参考書 日英辞書、英日辞書(電子辞書 OK)授業計画第 1 回:導入講義:授業の進め方と概要の説明、成績評価法。第 2 回:Chapter1第 3 回:Chapter1第 4 回:Chapter2第 5 回:Chapter2第 6 回:Chapter3第 7 回:Chapter3第 8 回:Chapter4第 9 回:Chapter4第 10 回:Chapter5第 11 回:Chapter5第 12 回:Chapter6第 13 回:Chapter6第 14 回:ReviewChapters1-6第 15 回:定期試験(60 分)  注:試験範囲は第 1 回から前回までの授業総てとする。

成績評価基準 授業参加の成績 40%、定期試験60%備 考 教科書は義務的です。

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平成 19 年度 近畿大学産業理工学部建築・デザイン学科 学習の手引

科目名subject 英語Ⅲ 英語Ⅲ⑤ English Ⅲ科目区分 リテラシー科目 科目コード 91035 単位数 1 単位 開講時期 1 年次前期必修・選択の別 選択必修科目(建築工学コース)/選択必修科目(建築コース)/選択必修科目(デザインコース)担当者 氏名name:力丸 悦郎 EtusroRIKIMARU

連絡先(代表者):4 号館 4 階 青井研究室 [email protected]授業の概要および位置づけ・資料 アメリカ教養書及び専門的大学出版書、及びイギリス大学出版書(カリフォルニア大学、ブリガムヤング大学、 オクスフォード大学他)・原書の入手困難な資料の教室用コピーを使用する。(外用禁止)・原書の読解力を養う。分野の日本語対応の英語語彙を蓄積する。

キーワードkeywords

地球の科学 physicalgeologythemostrecentapproachtophysicalgeologyandotherearth’sscience

授業の到達目標・アメリカ(イギリス)の大学及び、一般大卒者レベルの科学英語の読解力、教養語彙にふれる。(C)・学術的かつ、実践的英文にふれて、地球の科学の知識を同じレベルで読む力を養う。(C)・現代の環境理解の基礎になる学びをする。(C)

教員からの一言・教室での読解、解説(イラスト、板書)を忠実に筆記し、読解の参考にすること。復習に訳と単語リスト作成を実行す ること。

関連科目 英語科目一般教 材 教科書 プリント

参考書 チャート、図解資料(力丸悦郎作図)授業計画第 1 回:導入講義 IHemisphere     1.Stratification第 2 回:                2.Meteorology第 3 回:                3.Hydrocycle第 4 回:                4.Carbondioxidecycle第 5 回:     IITerrestialscene    5.Terrain第 6 回:                6.SoliGroups第 7 回:                7.Volcanism第 8 回:                8.Grids第 9 回:    IIIEarth’sGlobe   9.Interior第 10 回:                10.Tectonics第 11 回:                11.Cratons第 12 回:    IVRocksandMinerals 12.VoluableRocks第 13 回:                13.GroundResources第 14 回:                14.GeologicTime第 15 回:期末試験

成績評価基準 レポート 3 件(60%)、期末試験(30%)、ノート(10%)備 考

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平成 19 年度 近畿大学産業理工学部建築・デザイン学科 学習の手引

科目名subject 英語Ⅳ 英語Ⅳ① English Ⅳ科目区分 リテラシー科目 科目コード 91041 単位数 1 単位 開講時期 1 年次後期必修・選択の別 選択必修科目(建築工学コース)/選択必修科目(建築コース)/選択必修科目(デザインコース)担当者 氏名name:青井 格 ItaruAOI

連絡先(代表者):4 号館 4 階 青井研究室 [email protected]授業の概要及び位置付け 本講は英作文を中心とする。ただし、出来合いの和文英訳ではなく、自分の言いたいことを、現在の自分の英語能力の範囲で言えるもしくは書けるようになるにはどうすればいいかを考えていく。そのために英文の基本構造や、利用できるさまざまな表現、文章の作り方などを演習していく。

キーワードkeywords

英作文、主語 - 述語、表現、使用法composition,subject-verb,expression,usage

授業の到達目標・きちんとした構造をもつ英語の文が書ける。(C)・前後とつながりのある英文が書ける。(C)・30 語程度の英語の文章を書けるようになる。(C)

教員からの一言・英文の基本構造は「主語 - 述語」です。まずそれを作るところから英作文をスタートさせてください。・自分の言いたいことを表すベストの表現が思いつかない場合は、どうすればそれとほぼ同じことが言えるか、代案を考 えるようにしてください。

関連科目 英語科目一般教 材 教科書 黒川裕一著「大学生の E メール英作文」南雲堂

参考書授業計画第 1 回:導入講義:授業の進め方と概要の説明、成績評価法の説明第 2 回:Unit1 はじめまして第 3 回:Unit2 ありがとうございます・どういたしまして第 4 回:Unit3 おめでとうございます第 5 回:Unit4 大丈夫ですか ?第 6 回:Unit5 お気の毒です第 7 回:Unit6 久しぶりです・お元気でしたか ?第 8 回:中間試験第 9 回:Unit7 遊びに来ませんか・行きませんか第 10 回:Unit8 予定を変更します第 11 回:Unit9 通知を受け取りました・確認しました第 12 回:Unit10 楽しかったですね第 13 回:Unit11 頭に来た !第 14 回:Unit12 ごめんなさい・誤解です第 15 回:期末試験

成績評価基準 中間試験(40%)と期末試験(40%)、および授業での課題(20%)の成績を総計して評価点とする。備 考

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平成 19 年度 近畿大学産業理工学部建築・デザイン学科 学習の手引

科目名subject 英語Ⅳ 英語Ⅳ② English Ⅳ科目区分 リテラシー科目 科目コード 91042 単位数 1 単位 開講時期 1 年次後期必修・選択の別 選択必修科目(建築工学コース)/選択必修科目(建築コース)/選択必修科目(デザインコース)担当者 氏名name:ペロウウイリアム WilliamPELLOWE

連絡先(代表者):4 号館 4 階ペロウ研究室(4411-1) [email protected]授業の概要及び位置付け 英語の基礎的なコミュニケーション。

キーワードkeywords

英語、英会話、コミュニケーションEnglishlanguage,Englishconversation,communication

授業の到達目標・英語で自分の見解と意見を言い表すことができます。(C)

教員からの一言・レッスンに活動的に参加してください。・英語は英語の使用により学習されます。・注意を払って、クラスで聞いてください。

関連科目 英語科目一般教 材 教科書 Stempleski,Susan「WorldLinkVideoCourseINTRO」Heinle/Thompsonトムソン ELT

参考書 日英辞書、英日辞書(電子辞書 OK)授業計画第 1 回:導入講義:授業の進め方と概要の説明、成績評価法。第 2 回:Chapter7第 3 回:Chapter7第 4 回:Chapter8第 5 回:Chapter8第 6 回:Chapter9第 7 回:Chapter9第 8 回:Chapter10第 9 回:Chapter10第 10 回:Chapter11第 11 回:Chapter11第 12 回:Chapter12第 13 回:Chapter12第 14 回:ReviewChapters7-12第 15 回:定期試験(60 分)  注:試験範囲は第 1 回から前回までの授業総てとする。

成績評価基準 授業参加の成績 40%、定期試験60%備 考 教科書は義務的です。

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平成 19 年度 近畿大学産業理工学部建築・デザイン学科 学習の手引

科目名subject 英語Ⅳ 英語Ⅳ⑤ English Ⅳ科目区分 リテラシー科目 科目コード 91045 単位数 1 単位 開講時期 1 年次後期必修・選択の別 選択必修科目(建築工学コース)/選択必修科目(建築コース)/選択必修科目(デザインコース)担当者 氏名name:力丸 悦郎 EtusroRIKIMARU

連絡先(代表者):4 号館 4 階 青井研究室 [email protected]授業の概要及び位置づけ・資料 アメリカ一流科学出版誌による最新のテクノロジー解説書。・原書の入手困難な資料の教室用コピーを使用する。(外用禁止)・原書の読解力を養う。分野の日本語対応の英語語彙を蓄積する。

キーワードkeywords

最新技術の解説mostrecenttechnologies

授業の到達目標・14 種の最新技術の概要解説を読解し、語彙を蓄積することにより、将来取り組む分野の英語資料に慣れ親しむ準備を する。(C)

教員からの一言・教室での読解、解説(イラスト、板書)を忠実に筆記し、読解の参考にすること。復習に訳と単語リスト作成を実行す ること。

関連科目 英語科目一般教 材 教科書 プリント

参考書 テクノロジー図説(平成 18・2007 年度版)授業計画第 1 回:導入講義 FUNDAMENTALS第 2 回:Tunnels(ChannelTunnel)第 3 回:TheWaterSystem第 4 回:FridgesandFreezers第 5 回:Cabletechnology第 6 回:Computermemory第 7 回:Soundreproduction第 8 回:Cameras(0ne-lensCamera)第 9 回:Thefutureoftelevision(HDTV)第 10 回:Navigation第 11 回:Person-recognitionsystem第 12 回:NuclearPower第 13 回:UltraSound第 14 回:Endoscopicsurgery第 15 回:期末試験

 資料HOWTHINGSWORKTODAY(SCIENTIFICAMERICAN,2000)

成績評価基準 レポート 4 種(70%)、期末試験(30%)備 考

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平成 19 年度 近畿大学産業理工学部建築・デザイン学科 学習の手引

科目名subject 英語Ⅴ 英語Ⅴ① English Ⅴ科目区分 リテラシー科目 科目コード 91051 単位数 1 単位 開講時期 2 年次前期必修・選択の別 選択必修科目(建築工学コース)/選択必修科目(建築コース)/選択必修科目(デザインコース)担当者 氏名name:青井 格 ItaruAOI

連絡先(代表者):4 号館 4 階 青井研究室 [email protected]授業の概要及び位置付け 本講は英作文を中心とする。ただし、出来合いの和文英訳ではなく、自分の言いたいことを、現在の自分の英語能力の範囲で言えるもしくは書けるようになるにはどうすればいいかを考えていく。そのために英文の基本構造や、利用できるさまざまな表現、文章の作り方などを演習していく。

キーワードkeywords

英作文、主語 - 述語、表現、使用法composition,subject-verb,expression,usage

授業の到達目標・きちんとした構造をもつ英語の文が書ける。・前後とつながりのある英文が書ける。・30 語程度の英語の文章を書けるようになる。

・英文の基本構造は「主語 - 述語」です。まずそれを作るところから英作文をスタートさせてください。・自分の言いたいことを表すベストの表現が思いつかない場合は、どうすればそれとほぼ同じことが言えるか、代案を考 えるようにしてください。

関連科目 英語科目一般教 材 教科書 大矢復著「発信する英語ライティング入門」金星堂

参考書授業計画第 1 回:導入講義:授業の進め方と概要の説明、成績評価法の説明第 2 回:分詞を使いこなす・SVC を使いこなす第 3 回:基本時制を使いこなす・現在完了形を使いこなす第 4 回:使役動詞・知覚動詞・経験被害動詞・tell+O+todo 型動詞第 5 回:OC が受身の関係にある第 5 文型・that 節とそのほかの名詞節第 6 回:that 節と不定詞を使い分ける・同等比較第 7 回:比較級・最上級第 8 回:中間試験第 9 回:目的を表す表現・原因を表現する第 10 回:譲歩を表現する・仮定法第 11 回:OneParagraphEssay を書く(1)第 12 回:OneParagraphEssay を書く(2)第 13 回:いろいろなことを英語で表現する第 14 回:MultiParagraphEssay を書く第 15 回:期末試験

成績評価基準 中間試験(40%)と期末試験(40%)、および授業での課題(20%)の成績を総計して評価点とする。備 考

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平成 19 年度 近畿大学産業理工学部建築・デザイン学科 学習の手引

科目名subject 英語Ⅴ 英語Ⅴ④ English Ⅴ科目区分 リテラシー科目 科目コード 91054 単位数 1 単位 開講時期 2 年次前期必修・選択の別 選択必修科目(建築工学コース)/選択必修科目(建築コース)/選択必修科目(デザインコース)担当者 氏名name:力丸 悦郎 EtusroRIKIMARU

連絡先(代表者):4 号館 4 階 青井研究室 [email protected]授業の概要および位置づけ・資料 アメリカ教養書及び専門的大学出版書、及びイギリス大学出版書(カリフォルニア大学、ブリガムヤング大学、 オクスフォード大学他)・原書の入手困難な資料の教室用コピーを使用する。(外用禁止)・原書の読解力を養う。分野の日本語対応の英語語彙を蓄積する。

キーワードkeywords

地球の科学 physicalgeologythemostrecentapproachtophysicalgeologyandotherearth’sscience

授業の到達目標・アメリカ(イギリス)の大学及び、一般大卒者レベルの科学英語の読解力、教養語彙にふれる。・学術的かつ、実践的英文にふれて、地球の科学の知識を同じレベルで読む力を養う。・現代の環境理解の基礎になる学びをする。

教員からの一言・教室での読解、解説(イラスト、板書)を忠実に筆記し、読解の参考にすること。復習に訳と単語リスト作成を実行す ること。

関連科目 英語科目一般教 材 教科書 プリント

参考書 チャート、図解資料(力丸悦郎作図)授業計画第 1 回:導入講義 I Hemisphere    1.Stratification第 2 回:                2.Meteorology第 3 回:                3.Hydrocycle第 4 回:                4.Carbondioxidecycle第 5 回:     IITerrestialscene   5.Terrain第 6 回:                6.SoliGroups第 7 回:                7.Volcanism第 8 回:                8.Grids第 9 回:     IIIEarth’sGlobe   9.Interior第 10 回:                10.Tectonics第 11 回:                11.Cratons第 12 回:     IVRocksandMinerals12.VoluableRocks第 13 回:                13.GroundResources第 14 回:                14.GeologicTime第 15 回:期末試験

成績評価基準 レポート 3 件(60%)、期末試験(30%)、ノート(10%)備 考

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平成 19 年度 近畿大学産業理工学部建築・デザイン学科 学習の手引

科目名subject 英語Ⅴ 英語Ⅴ⑥ English Ⅴ科目区分 リテラシー科目 科目コード 91056 単位数 1 単位 開講時期 2 年次前期必修・選択の別 選択必修科目(建築工学コース)/選択必修科目(建築コース)/選択必修科目(デザインコース)担当者 氏名name:肥川 絹代 KinuyoKOIKAWA

連絡先(代表者):4 号館 4 階 青井研究室 [email protected]授業の概要及び位置付け 本講義では、海外(ビジネス・プライベート)旅行英語を主とする。このテキスト 1 冊をマスターすれば、明日からでも海外へ旅立てるようになることを狙っている。具体的に旅に必要な英語が旅行の順番どおりに提供される。入国手続きやタクシーの乗り方、レストランの予約の仕方等必要な英語が身につくようプラクティスも取り入れている。また、国内外のホテルや空港等で働くことに興味を持っている人にも大いに役に立つ情報が得られるようになっています。勿論旅先で知り合った人との簡単な会話のマスターも狙っている。具体的にはライティング・スピーキング・リーディング、リスニングの演習により、4 技能の向上が自然に高められる。同時にアメリカの社会問題をDVDを利用しながら、ディスカッションをし、考える授業を展開する。キーワードkeywords

旅行英語、文法、文化、風俗、ライティング、リーディング、リスニング、柔軟な批判的思考、ディスカッション travelEnglish,grammar,culture,manner,wirting,reading,listening,currentEnglish,criticalthinking,discussion

授業の到達目標・旅行英語のマスター。・上記を達成するために、それに関したライティング、リーディングの力が向上する。・ロールプレーなどにより、スピーキング力の向につながる。・オーディオ教材を通して、生きた英語を聞き取る(リスニング)力を向上させることができる。・DVDを通してアメリカ社会に巣くう問題を考え、自分なりの意見を持てるようになる。教員からの一言・英語の重要性・必要性を感じていない者は受講を見合わせてもらいたい。自主的かつ積極的に授業へ参加・貢献しよう という受講生を歓迎する(予習・復習を丁寧にすること)・毎回英和および和英辞典を持参すること・ノートは必須・携帯の電源は切って鞄の中にしまっておくこと関連科目 英語科目一般教 材 教科書 MichaelP.Critchley「EncountersAbroad」南雲堂

参考書 辞書も含めて適宜授業の中で紹介する授業計画第 1 回:導入講義 授業の進め方、到達目標、成績評価法などを含めて科目全体について詳細に説明する。受講予定者    は必ず出席すること。予習復習については毎回授業の最後に具体的に指示を出すので、休まずに出席すること。第 2 回:Unit1Whereareyouheading?(ModelConversation/Languageforcus)第 3 回:Unit1Whereareyouheading?(Communicationforcus/Roleplay)第 4 回:Unit2MayIseeyourpassport? (ModelConversation/Languageforcus)第 5 回:Unit2MayIseeyourpassport?(Communicationforcus/Roleplay)第 6 回:Unit3Whereto?(ModelConversation/Languageforcus)第 7 回:Unit3Whereto?(Communicationforcus/Roleplay)第 8 回:中間試験(60 分)第 9 回:Unit4Iaskedforadouble.(ModelConversation/Languageforcus)第 10 回:Unit4Iaskedforadouble.(Communicationforcus/Roleplay)第 11 回:Unit5Whatwouldyousuggest?(ModelConversation/Languageforcus)第 12 回:Unit5Whatwouldyousuggest?(Communicationforcus/Roleplay)第 13 回:UnitReview–1(SimulationasightseeingtriptoLosAngeles)第 14 回:UnitReview-2(grammer 等を含んだ復習)第 15 回:最終試験(60 分)

成績評価基準 定期試験(40%)、中間試験(40%)、授業態度および貢献度(20%)備 考

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平成 19 年度 近畿大学産業理工学部建築・デザイン学科 学習の手引

科目名subject 英語Ⅵ 英語Ⅵ① English Ⅵ科目区分 リテラシー科目 科目コード 91061 単位数 1 単位 開講時期 2 年次後期必修・選択の別 選択必修科目(建築工学コース)/選択必修科目(建築コース)/選択必修科目(デザインコース)担当者 氏名name:青井 格 ItaruAOI

連絡先(代表者):4 号館 4 階 青井研究室 [email protected]授業の概要及び位置付け 本講は英作文を中心とする。ただし、出来合いの和文英訳ではなく、自分の言いたいことを、現在の自分の英語能力の範囲で言えるもしくは書けるようになるにはどうすればいいかを考えていく。そのために英文の基本構造や、利用できるさまざまな表現、文章の作り方などを演習していく。

キーワードkeywords

英作文、主語 - 述語、表現、使用法composition,subject-verb,expression,usage

授業の到達目標・きちんとした構造をもつ英語の文が書ける。・前後とつながりのある英文が書ける。・30 語程度の英語の文章を書けるようになる。

教員からの一言・英文の基本構造は「主語 - 述語」です。まずそれを作るところから英作文をスタートさせてください。・自分の言いたいことを表すベストの表現が思いつかない場合は、どうすればそれとほぼ同じことが言えるか、代案を考 えるようにしてください。

関連科目 英語科目一般教 材 教科書 黒川裕一著「大学生の E メール英作文」南雲堂

参考書授業計画第 1 回:導入講義:授業の進め方と概要の説明、成績評価法の説明第 2 回:Unit1 はじめまして第 3 回:Unit2 ありがとうございます・どういたしまして第 4 回:Unit3 おめでとうございます第 5 回:Unit4 大丈夫ですか ?第 6 回:Unit5 お気の毒です第 7 回:Unit6 久しぶりです・お元気でしたか ?第 8 回:中間試験第 9 回:Unit7 遊びに来ませんか・行きませんか第 10 回:Unit8 予定を変更します第 11 回:Unit9 通知を受け取りました・確認しました第 12 回:Unit10 楽しかったですね第 13 回:Unit11 頭に来た !第 14 回:Unit12 ごめんなさい・誤解です第 15 回:期末試験

成績評価基準 中間試験(40%)と期末試験(40%)、および授業での課題(20%)の成績を総計して評価点とする。備 考

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平成 19 年度 近畿大学産業理工学部建築・デザイン学科 学習の手引

科目名subject 英語Ⅵ 英語Ⅵ④ English Ⅵ科目区分 リテラシー科目 科目コード 91064 単位数 1 単位 開講時期 2 年次後期必修・選択の別 選択必修科目(建築工学コース)/選択必修科目(建築コース)/選択必修科目(デザインコース)担当者 氏名name:力丸 悦郎 EtusroRIKIMARU

連絡先(代表者):4 号館 4 階 青井研究室 [email protected]授業の概要及び位置づけ・資料 アメリカ一流科学出版誌による最新のテクノロジー解説書。・原書の入手困難な資料の教室用コピーを使用する。(外用禁止)・原書の読解力を養う。分野の日本語対応の英語語彙を蓄積する。

キーワードkeywords

最新技術の解説mostrecenttechnologies

授業の到達目標・14 種の最新技術の概要解説を読解し、語彙を蓄積することにより、将来取り組む分野の英語資料に慣れ親しむ準備をする。

教員からの一言・教室での読解、解説(イラスト、板書)を忠実に筆記し、読解の参考にすること。復習に訳と単語リスト作成を実行す ること。

関連科目 英語科目一般教 材 教科書 プリント

参考書 テクノロジー図説(平成 18・2007 年度版)授業計画第 1 回:導入講義 FUNDAMENTALS第 2 回:Tunnels(ChannelTunnel)第 3 回:TheWaterSystem第 4 回:FridgesandFreezers第 5 回:Cabletechnology第 6 回:Computermemory第 7 回:Soundreproduction第 8 回:Cameras(0ne-lensCamera)第 9 回:Thefutureoftelevision(HDTV)第 10 回:Navigation第 11 回:Person-recognitionsystem第 12 回:NuclearPower第 13 回:UltraSound第 14 回:Endoscopicsurgery第 15 回:期末試験

 資料HOWTHINGSWORKTODAY(SCIENTIFICAMERICAN,2000)

成績評価基準 レポート 4 種(70%)、期末試験(30%)備 考

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平成 19 年度 近畿大学産業理工学部建築・デザイン学科 学習の手引

科目名subject 英語Ⅵ 英語Ⅵ⑥ English Ⅵ科目区分 リテラシー科目 科目コード 91066 単位数 1 単位 開講時期 2 年次後期必修・選択の別 選択必修科目(建築工学コース)/選択必修科目(建築コース)/選択必修科目(デザインコース)担当者 氏名name:肥川 絹代 KinuyoKOIKAWA

連絡先(代表者):4 号館 4 階 青井研究室 [email protected]授業の概要及び位置付け 本講義では、前期に引き続き海外(ビジネス・プライベート)旅行英語を主とする。後期は海外で車をレンタルするために必要な書類に記入する方法やレストランでの注文の仕方などの練習をし、役に立つ英語の習得を目指す。具体的にはライティング・スピーキング・リーディング、リスニングの演習により、これら 4 技能の向上が自然に高められる。また前期同様、アメリカの社会問題をDVDを利用しながら、ディスカッションをし、考える授業を展開する。

キーワードkeywords

旅行英語、文法、文化、風俗、ライティング、リーディング、リスニング、柔軟な批判的思考、ディスカッション travelEnglish,grammar,culture,manner,wirting,reading,listening,currentEnglish,criticalthinking,discussion

授業の到達目標・旅行英語のマスター。(C)・上記を達成するために、それに関したライティング、リーディングの力が向上する。(C)・ロールプレーなどにより、スピーキング力の向につながる。(C)・オーディオ教材を通して、生きた英語を聞き取る(リスニング)力を向上させることができる。(C)・DVDを通してアメリカ社会に巣くう問題を考え、自分なりの意見を持てるようになる。(C)教員からの一言・英語の重要性・必要性を感じていない者は受講を見合わせてもらいたい。自主的かつ積極的に授業へ参加・貢献しよう という受講生を歓迎する(予習・復習を丁寧にすること)・毎回英和および和英辞典を持参すること・ノートは必須・携帯の電源は切って鞄の中にしまっておくこと関連科目 英語科目一般教 材 教科書 MichaelP.Critchley「EncountersAbroad」南雲堂

参考書 辞書も含めて適宜授業の中で紹介する授業計画第 1 回:導入講義 授業の進め方、到達目標、成績評価法などを含めて科目全体について詳細に説明する。受講予定者    は必ず出席すること。予習復習については毎回授業の最後に具体的に指示を出すので、休まずに出席すること。第 2 回:Unit6Hereareyourkeys?(ModelConversation/Languageforcus)第 3 回:Unit6Hereareyourkeys?(Communicationforcus/Roleplay)第 4 回:Unit7Turnleftatthelight(ModelConversation/Languageforcus)第 5 回:Unit7Turnleftatthelight(Communicationforcus/Roleplay)第 6 回:Unit8Howmuchisthis?(ModelConversation/Languageforcus)第 7 回:Unit8Howmuchisthis?(Communicationforcus/Roleplay)第 8 回:中間試験(60 分)第 9 回:Unit9Areyoufreetomorrow?(ModelConversation/Languageforcus)第 10 回:Unit9Areyoufreetomorrow?(Communicationforcus/Roleplay)第 11 回:Unit10I’llhavethesteak.(ModelConversation/Languageforcus)第 12 回:Unit10I’llhavethesteak.(Communicationforcus/Roleplay)第 13 回:UnitReview2–1(Simulateaside-triptoSanFrancisco)第 14 回:UnitReview2–2(Grammar 及び 4 技能を含んだ復習)第 15 回:最終試験(60 分)

成績評価基準 定期試験(40%)、中間試験(40%)、授業態度および貢献度(20%)備 考

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平成 19 年度 近畿大学産業理工学部建築・デザイン学科 学習の手引

科目名subject 英語Ⅶ 英語Ⅶ① EnglishⅦ科目区分 リテラシー科目 科目コード 91071 単位数 1 単位 開講時期 2 年次前期必修・選択の別 選択必修科目(建築工学コース)/選択科目(建築コース)/選択科目(デザインコース)担当者 氏名name:森川展男NobuoMORIKAWA

連絡先(代表者):4 号館 4 階森川研究室 [email protected]授業の概要及び位置付け 他の英語リテラシー科目よりも、構造的にも内容的にもより高度な英語運用能力の育成を目指す。少人数ゼミ形式で英文を輪読し、内容について討論も行なっていく。英作文指導も適宜行なう予定である。

キーワードkeywords

時事英語、時事情勢、国際関係、異文化理解、思想、哲学、人生currentEnglish,currentworldaffairs,internationalrelationships,multi-culturalunderstandingthought,philosophy,life

授業の到達目標・様々なジャンルの英文を読み、「Reading」力を伸ばす。(C)・ジャンルには時事問題、社会問題、科学英語等の含み、文系、理系を問わず、グローバルな視野から世界を捉える。(C)・英語をコミュニケーションの道具として最大限の武器と捉えた鍛錬を行なう。(C)・自己表現の道具としてのみならず、教養のみならず、高度事英語習得を可能にする。(C)

教員からの一言・理系・文系にこだわらず、さまざまな内容の英語を扱いますので、関心を広く持ってください。・英語を通して自分の世界観を広めようという姿勢が大切です。・高度な英文を読み読解力のみならず、内容について考える機会を提供できる。開講時に英文プリントと予定表を配布します。関連科目 英語科目一般教 材 教科書 適宜プリントを配布。

参考書授業計画第 1 回:導入講義:授業の進め方と概要の説明、成績評価法、後期の目標について。目標達成のシラバス説明。  注:第 1 回授業の中で、成績評価を含めた科目全体の重要情報を伝えるので必ず出席しなさい。    欠席すると大きな不利益があることを承知しなさい。第 2 回~第 7 回:プリント第 8 回:IntermediateExam 中間試験.(第 1 回-第 7 回)第 9 回~第 14 回:プリント第 15 回:FinalEzam. 期末試験(第 8 回-第 14 回)(60 分)

成績評価基準 中間試験(50%)、期末試験(50%)の成績を総計して評価点とする。備 考 他学科履修可、上級履修可、下級履修不可

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平成 19 年度 近畿大学産業理工学部建築・デザイン学科 学習の手引

科目名subject 英語Ⅷ 英語Ⅷ① English Ⅷ科目区分 リテラシー科目 科目コード 91081 単位数 1 単位 開講時期 2 年次後期必修・選択の別 選択必修科目(建築工学コース)/選択科目(建築コース)/選択科目(デザインコース)担当者 氏名name:森川展男NobuoMORIKAWA

連絡先(代表者):4 号館 4 階森川研究室 [email protected]授業の概要及び位置付け 他の英語リテラシー科目よりも、構造的にも内容的にもより高度な英語運用能力の育成を目指す。少人数ゼミ形式で英文を輪読し、内容について討論も行なっていく。英作文指導も適宜行なう予定である。

キーワードkeywords

時事英語、時事情勢、国際関係、異文化理解、思想、哲学、人生currentEnglish,currentworldaffairs,internationalrelationships,multi-culturalunderstandingthought,philosophy,life

授業の到達目標・様々なジャンルの英文を読み、「Reading」力を伸ばす。(C)・ジャンルには時事問題、社会問題、科学英語等の含み、文系、理系を問わず、グローバルな視野から世界を捉える。(C)・英語をコミュニケーションの道具として最大限の武器と捉えた鍛錬を行なう。(C)・自己表現の道具としてのみならず、教養のみならず、高度事英語習得を可能にする。(C)・後期 TOEIC 到達目標は500 点以上を目標とする。(C)

教員からの一言・理系の人でも、文系的な文献を、文系の人も、理系的な内容を読むことに関心があることが履修の条件です。・自分の世界観を広めたいと希望することも大切な履修の条件です。・理系・文系にこだわらず、さまざまな内容の英語を扱いますので、関心を広く持ってください。・英語を通して自分の世界観を広めようという姿勢が大切です。・高度な英文を読み読解力のみならず、内容について考える機会を提供できる。・開講時に英文プリントと予定表を配布します。

関連科目 英語科目一般、現代文化論教 材 教科書 適宜プリントを配布

参考書 池上 彰著「わからなくなった世界情勢の読み方」講談社授業計画第 1 回:導入講義:授業の進め方と概要の説明、成績評価法、後期の目標について。目標達成のシラバス説明。  注:第 1 回授業の中で、成績評価を含めた科目全体の重要情報を伝えるので必ず出席しなさい。    欠席すると大きな不利益があることを承知しなさい。第 2 回~第 7 回:プリント第 8 回:IntermediateExam 中間試験.(第 1 回-第 7 回)第 9 回~第 14 回:プリント第 15 回:FinalEzam. 期末試験(第 8 回-第 14 回)(60 分)

成績評価基準 中間試験(50%)、期末試験(50%)の成績を総計して評価点とする。備 考 他学科履修可、上級履修可、下級履修不可

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平成 19 年度 近畿大学産業理工学部建築・デザイン学科 学習の手引

科目名subject 英会話I 英会話I ① EnglishConversationI科目区分 リテラシー科目 科目コード 91091 単位数 1 単位 開講時期 2 年次前期必修・選択の別 必修科目(建築工学コース)/選択必修科目(建築コース)/選択必修科目(デザインコース)担当者 氏名name:ペロウウイリアム WilliamPELLOWE

連絡先(代表者):4 号館 4 階ペロウ研究室(4411-1) [email protected]授業の概要及び位置付け 英語の基礎的なコミュニケーション。

キーワードkeywords

英語、英会話、コミュニケーションEnglishlanguage,Englishconversation,communication

授業の到達目標・学生は英語の質問を理解します。(C)・英語で問いを掛けることができます。(C)・自分の嗜好と趣味を言い表することができます。(C)

教員からの一言・レッスンに活動的に参加してください。・英語は英語の使用により学習されます。・注意を払って、クラスで聞いてください。

関連科目 英語科目一般教 材 教科書 Stempleski,Susan「WorldLinkVideoCourseLevel1」Heinle/Thompsonトムソン ELT

参考書 日英辞書、英日辞書(電子辞書 OK)授業計画第 1 回:導入講義:授業の進め方と概要の説明、成績評価法。第 2 回:Chapter1第 3 回:Chapter1第 4 回:Chapter2第 5 回:Chapter2第 6 回:Chapter3第 7 回:Chapter3第 8 回:Chapter4第 9 回:Chapter4第 10 回:Chapter5第 11 回:Chapter5第 12 回:Chapter6第 13 回:Chapter6第 14 回:ReviewChapters1-6第 15 回:定期試験(60 分)  注:試験範囲は第 1 回から前回までの授業総てとする。

成績評価基準 授業参加の成績 40%、定期試験60%備 考 教科書は義務的です。

Page 80: 第2部 科目の授業計画(シラバス) · 91 平成19年度 近畿大学産業理工学部建築・デザイン学科 学習の手引 建築・デザイン学科の学生に対して開講されているすべての授業科目について科目コードと科目名を人間形成科

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平成 19 年度 近畿大学産業理工学部建築・デザイン学科 学習の手引

科目名subject 英会話I 英会話I ② EnglishConversationI科目区分 リテラシー科目 科目コード 91092 単位数 1 単位 開講時期 2 年次前期必修・選択の別 必修科目(建築工学コース)/選択必修科目(建築コース)/選択必修科目(デザインコース)担当者 氏名name:マリータ カマダ MaritaKAMADA

連絡先(代表者):4 号館 4 階 青井研究室 [email protected]授業の概要及び位置付けThis class is abeginningclass in spokenEnglish. Studentswill learn typical conversations and reviewbasicgrammaticalpatterns.Studentswillspendalotoftheclasstimepracticingwithapartner.

キーワードkeywords

英語、英会話、コミュニケーションEnglishlanguage,Englishconversation,communication

授業の到達目標・TheaimoftheclassistoimproveEnglishcommunicationskills.(C)

教員からの一言・Haveapositiveattitude.Havegoodattendance,beontime,andbringthetextbook.

関連科目 英語科目一般教 材 教科書 DaleFuller 他著「NewCrossroads」MacmillanLanguagehouse

参考書授業計画第 1 回:IntroductiontotheCourse第 2 回:ClassroomLanguage第 3 回:Greetings/GettingtoKnowYou第 4 回:MyLife第 5 回:MyLikes第 6 回:Friends第 7 回:Experiences第 8 回:Music第 9 回:FamousPeople第 10 回:Dating第 11 回:Invitations第 12 回:TalkingabouttheWeekend第 13 回:Activities第 14 回:Review第 15 回:Test

成績評価基準 Finalexam50% ,Classparticipation,Speeches,Quizzes,50%備 考

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平成 19 年度 近畿大学産業理工学部建築・デザイン学科 学習の手引

科目名subject 英会話I 英会話I ③ EnglishConversationI科目区分 リテラシー科目 科目コード 91093 単位数 1 単位 開講時期 2 年次前期必修・選択の別 必修科目(建築工学コース)/選択必修科目(建築コース)/選択必修科目(デザインコース)担当者 氏名name:チョウドリ マハブブル アロム MahbubulAlamCHOWDHURY

連絡先(代表者):4 号館 4 階 青井研究室 [email protected]授業の概要及び位置付けDeveloping fluency in speakingand listeningcomprehension sufficient to carryconversationanddiscussion inEnglish.Learningeffectivestrategies forconversationmanagement, includingclarifying,correctionandkeepingtheconversationgoingsmoothly.Emphasisonexplaining,evaluating,andsolicitingandexpressingopinionsabouttopicsofinteresttostudents.

キーワードkeywords

英語コミュニケーション、リスニング、スピーキングEnglishcommunication,listening,speaking

授業の到達目標・Thecourseprovidesawiderangeofactivitiesforpracticeofspeaking,andlistening.Thecoursewillbesupplemented bytextbookandvideomaterialforfurtherpractice.(C)・Iexpectstudentsattendalllessonsandparticipateintheactivities.Mostlessonswillhavepronunciationexercises andvocabularyactivities.Iwillfrequentlygivelectureandpractice,listeningandvocabularyquizzes(C)

教員からの一言・Ifyoumissmorethanfiveclassesforanyreason,youcannotreceiveagrade.・Excusedabsencesarepermitted,butIneedtheproperdocumentsfromtheadministrationoffice.・Donotbelateforclass・Putyourcellularphoneawayorswitchoffyourcellularphone・Treatyourclassmateswithrespect.Everyonemakesmistakes.Nobodyisperfect.

関連科目 英語科目一般教 材 教科書 WarrenWilson 他著「Fifty - FiftyIntro」Longman

参考書 英字新聞、雑誌、ビデオなど。必要に応じてプリントを配る。授業計画第 1 回:GettingStarted第 2 回:HowDoYouSpellThat第 3 回:HowDoYouSpellThat第 4 回:CrossingBorders第 5 回:CrossingBorders第 6 回:LookingForIt第 7 回:LookingForIt第 8 回:DoingThings第 9 回:DoingThings第 10 回:SayThatAgain第 11 回:SayThatAgain第 12 回:MakingALiving第 13 回:MakingALiving第 14 回:SpendingTheDay第 15 回:期末テスト

成績評価基準 Gradeswillbebaseduponattendance20% ,classparticipation10% ,andexamination70%備 考

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平成 19 年度 近畿大学産業理工学部建築・デザイン学科 学習の手引

科目名subject 英会話Ⅱ 英会話Ⅱ① EnglishConversation Ⅱ科目区分 リテラシー科目 科目コード 91101 単位数 1 単位 開講時期 2 年次後期必修・選択の別 選択必修科目(建築工学コース)/選択必修科目(建築コース)/選択必修科目(デザインコース)担当者 氏名name:ペロウウイリアム WilliamPELLOWE

連絡先(代表者):4 号館 4 階ペロウ研究室(4411-1) [email protected]授業の概要及び位置付け 英語の基礎的なコミュニケーション。

キーワードkeywords

英語、英会話、コミュニケーションEnglishlanguage,Englishconversation,communication

授業の到達目標・英語で自分の見解と意見を言い表することができます。

教員からの一言・レッスンに活動的に参加してください。・英語は英語の使用により学習されます。・注意を払って、クラスで聞いてください。

関連科目 英語科目一般教 材 教科書 Stempleski,Susan「WorldLinkVideoCourseLevel1」Heinle/Thompsonトムソン ELT

参考書 日英辞書、英日辞書(電子辞書 OK)授業計画第 1 回:導入講義:授業の進め方と概要の説明、成績評価法。第 2 回:Chapter7第 3 回:Chapter7第 4 回:Chapter8第 5 回:Chapter8第 6 回:Chapter9第 7 回:Chapter9第 8 回:Chapter10第 9 回:Chapter10第 10 回:Chapter11第 11 回:Chapter11第 12 回:Chapter12第 13 回:Chapter12第 14 回:ReviewChapters7-12第 15 回:定期試験(60 分)   注:試験範囲は第 1 回から前回までの授業総てとする。

成績評価基準 授業参加の成績 40%、定期試験60%備 考 教科書は義務的です。

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平成 19 年度 近畿大学産業理工学部建築・デザイン学科 学習の手引

科目名subject 英会話Ⅱ 英会話Ⅱ② EnglishConversation Ⅱ科目区分 リテラシー科目 科目コード 91102 単位数 1 単位 開講時期 2 年次後期必修・選択の別 選択必修科目(建築工学コース)/選択必修科目(建築コース)/選択必修科目(デザインコース)担当者 氏名name:マリータ カマダ MaritaKAMADA

連絡先(代表者):4 号館 4 階 青井研究室 [email protected]授業の概要及び位置付けThis class is abeginningclass in spokenEnglish. Studentswill learn typical conversations and reviewbasicgrammaticalpatterns.Studentswillspendalotoftheclasstimepracticingwithapartner.

キーワードkeywords

英語、英会話、コミュニケーションEnglishlanguage,Englishconversation,communication

授業の到達目標・TheaimoftheclassistoimproveEnglishcommunicationskills.

教員からの一言・Haveapositiveattitude.Havegoodattendance,beontime,andbringthetextbook.

関連科目 英語科目一般教 材 教科書 DaleFuller 他著「NewCrossroads」MacmillanLanguagehouse

参考書授業計画第 1 回:IntroductiontotheCourse第 2 回:Shopping第 3 回:Numbers/Prices第 4 回:EatinginaRestaurant第 5 回:Sports第 6 回:Work第 7 回:InterviewforaJob第 8 回:PersonalityTraits第 9 回:Family第 10 回:Travel第 11 回:Holidays第 12 回:Opinions第 13 回:LifeafterCollege第 14 回:Review第 15 回:Test

成績評価基準 Finalexam50% ,Classparticipation,Speeches,Quizzes,50%備 考

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平成 19 年度 近畿大学産業理工学部建築・デザイン学科 学習の手引

科目名subject 英会話Ⅱ 英会話Ⅱ③ EnglishConversation Ⅱ科目区分 リテラシー科目 科目コード 91103 単位数 1 単位 開講時期 2 年次後期必修・選択の別 選択必修科目(建築工学コース)/選択必修科目(建築コース)/選択必修科目(デザインコース)担当者 氏名name:チョウドリ マハブブル アロム MahbubulAlamCHOWDHURY

連絡先(代表者):4 号館 4 階 青井研究室 [email protected]授業の概要及び位置付けDeveloping fluency in speakingand listeningcomprehension sufficient to carryconversationanddiscussion inEnglish.Learningeffectivestrategies forconversationmanagement, includingclarifying,correctionandkeepingtheconversationgoingsmoothly.Emphasisonexplaining,evaluating,andsolicitingandexpressingopinionsabouttopicsofinteresttostudents.

キーワードkeywords

英語コミュニケーション、リスニング、スピーキングEnglishcommunication,listening,speaking

授業の到達目標・Thecourseprovidesawiderangeofactivitiesforpracticeofspeaking,andlistening.Thecoursewillbesupplemented bytextbookandvideomaterialforfurtherpractice.・Iexpectstudentsattendalllessonsandparticipateintheactivities.Mostlessonswillhavepronunciationexercises andvocabularyactivities.Iwillfrequentlygivelectureandpractice,listeningandvocabularyquizzes

教員からの一言・Ifyoumissmorethanfiveclassesforanyreason,youcannotreceiveagrade.・Excusedabsencesarepermitted,butIneedtheproperdocumentsfromtheadministrationoffice.・Donotbelateforclass・Putyourcellularphoneawayorswitchoffyourcellularphone・Treatyourclassmateswithrespect.Everyonemakesmistakes.Nobodyisperfect.

関連科目 英語科目一般教 材 教科書 WarrenWilson 他著「Fifty - FiftyIntro」Longman

参考書 英字新聞、雑誌、ビデオなど。必要に応じてプリントを配る。授業計画第 1 回:GettingStarted第 2 回:DoYouHaveAny第 3 回:DoYouHaveAny第 4 回:GoingShopping第 5 回:GoingShopping第 6 回:SayThatAgain第 7 回:SayThatAgain第 8 回:Wherewereyou?第 9 回:Wherewereyou?第 10 回:JustRelaxing第 11 回:JustRelaxing第 12 回:LookingAhead第 13 回:LookingAhead第 14 回:ICallYou第 15 回:期末テスト

成績評価基準 Gradeswillbebaseduponattendance20% ,classparticipation10% ,andexamination70%備 考

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平成 19 年度 近畿大学産業理工学部建築・デザイン学科 学習の手引

科目名subject 外書講読ⅠReadingofEnglishWriting Ⅰ科目区分 リテラシー科目 科目コード 9111 単位数 1 単位 開講時期 2 年次前期必修・選択の別 選択必修科目(建築工学コース)/選択必修科目(建築コース)/選択必修科目(デザインコース)担当者 氏名name:建築・デザイン学科担当教員(代表者:鶴野 幸子)SachikoTSURUNO

連絡先(代表者):3 号館 2 階鶴野研究室 [email protected]授業の概要及び位置付け リテラシー(語学)教育の展開のひとつに、外国語による専門書の講読があげられる。 建築・デザイン学科においては、建築学およびデザイン学の専門書・文献を少人数のセミナー形式によって購読し、リテラシー能力の向上と共に、専門教育の導入を意図している。

キーワードkeywords

建築構造、建築生産、建築環境、建築計画、環境デザイン、プロダクトデザイン、情報デザインstructuralengineering,constructionengineering,environmentalengineering,architecutureandplanning,environmentaldesign,productdesign,mediadesign

授業の到達目標・英文を読んで、適切な日本語に翻訳できる。(C)・建築学・デザイン学の専門用語および文章を英語で理解できる。(C)・英語から日本語への翻訳を、適切な文章として表現できる。(C)教員からの一言・ガイダンス時の履修登録で仮登録した、建築工学・建築・デザインの 3 コースに分かれて開講するが、建築工学コース と建築コースは合同クラスで開講する。・それぞれのコースで授業の実施要領は異なるので、第 1 回目の導入講義において、「実施要領」を配付し、テキストや 授業の進め方の詳しい解説を行う。・英和辞典は必ず毎回持参すること。関連科目 外書講読Ⅱ、リテラシー科目の英語科目、建築・デザイン学科専門科目教 材 教科書 特に指定しない。担当教員各々で、セミナーの進展に合わせて、紹介する。

参考書 特に指定しない。担当教員各々で、セミナーの進展に合わせて、紹介する。授業計画第 1 回:導入講義:授業の進め方と概要の説明、成績評価の方法  注:第 1 回授業において、「実施要領」を配付し、詳しい解説を行う。第 2 回~第 13 回:第 2 回目から第 13 回までは、以下の建築・デザイン学科の専門分野のセミナーにクラス分けして授         業を進める。

【建築工学コース】および【建築コース】 建築構造分野 建築生産分野 建築環境分野 建築計画分野

【デザインコース】環境デザイン分野プロダクトデザイン分野情報デザイン分野

第 14 回:定期試験に向けた総合演習(60 分)と解説(30 分)  注:この総合演習は成績に反映しないが、重要であるため特に出席を求める。第 15 回:定期試験  注:試験範囲は第 1 回から第 14 回までの授業すべてとする。

成績評価基準 出席点は与えないが、7 割(出席数 10 回)以上の出席のある学生を成績評価の対象とする。 定期試験(70%)、授業中の演習(30%)の成績を総計して評価点とする。備 考 他学科履修、上級履修は認めない。

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平成 19 年度 近畿大学産業理工学部建築・デザイン学科 学習の手引

科目名subject 外書講読ⅡReadingofEnglishWriting Ⅱ科目区分 リテラシー科目 科目コード 9112 単位数 1 単位 開講時期 2 年次後期必修・選択の別 選択必修科目(建築工学コース)/選択必修科目(建築コース)/選択必修科目(デザインコース)担当者 氏名name:建築・デザイン学科担当教員(代表者:齋藤 健二)KenjiSAITO

連絡先(代表者):2 号館 3 階齋藤研究室 [email protected]授業の概要及び位置付け リテラシー(語学)教育の展開のひとつに、外国語による専門書の講読があげられる。 「外書講読Ⅰ」に引き続き、建築・デザイン学科においては、建築学およびデザイン学の専門書・文献を少人数のセミナー形式によって購読し、リテラシー能力の向上と共に、専門教育の導入を意図している。キーワードkeywords

建築構造、建築生産、建築環境、建築計画、環境デザイン、プロダクトデザイン、情報デザインstructuralengineering,constructionengineering,environmentalengineering,architecutureandplanning,environmentaldesign,productdesign,mediadesign

授業の到達目標・英文を読んで、適切な日本語に翻訳できる。(C)・建築学・デザイン学の専門用語および文章を英語で理解できる。(C)・英語から日本語への翻訳を、適切な文章として表現できる。(C)教員からの一言・(後期の履修登録の変更手続きで)正式登録した、建築工学・建築・デザインの 3 コースに分かれて開講するが、建築 工学コースと建築コースは合同クラスで開講する。・それぞれのコースで授業の実施要領は異なるので、第 1 回目の導入講義において、「実施要領」を配付し、テキストや 授業の進め方の詳しい解説を行う。・英和辞典は必ず毎回持参すること。関連科目 外書講読Ⅰ、リテラシー科目の英語科目、建築・デザイン学科専門科目教 材 教科書 特に指定しない。担当教員各々で、セミナーの進展に合わせて紹介する。

参考書 特に指定しない。担当教員各々で、セミナーの進展に合わせて紹介する。授業計画第 1 回:導入講義:授業の進め方と概要の説明、成績評価の方法  注:第 1 回授業において、「実施要領」を配付し、詳しい解説を行う。第 2 回~第 13 回:第 2 回目から第 13 回までは、以下の建築・デザイン学科の専門分野のセミナーにクラス分けして授         業を進める。

【建築工学コース】および【建築コース】 建築構造分野 建築生産分野 建築環境分野 建築計画分野

【デザインコース】環境デザイン分野プロダクトデザイン分野情報デザイン分野

第 14 回:定期試験に向けた総合演習(60 分)と解説(30 分)  注:この総合演習は成績に反映しないが、重要であるため特に出席を求める。第 15 回:定期試験  注:試験範囲は第 1 回から第 14 回までの授業すべてとする。

成績評価基準 出席点は与えないが、7 割(出席数 10 回)以上の出席のある学生を成績評価の対象とする。 定期試験(70%)、授業中の演習(30%)の成績を総計して評価点とする。備 考 他学科履修、上級履修は認めない。

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平成 19 年度 近畿大学産業理工学部建築・デザイン学科 学習の手引

科目名subject 情報処理Ⅰ 一般クラス ComputerLiteracy Ⅰ standardclass科目区分 リテラシー科目 科目コード 91131 単位数 3 単位 開講時期 1 年次前期必修・選択の別 必修科目(建築工学コース)/必修科目(建築コース)/必修科目(デザインコース)担当者 氏名name:アウトソーシング(学内担当:長田 一興)

連絡先(代表者):5 号館 2 階長田研究室 osada @ fuk.kindai.ac.jp授業の概要及び位置付け 今日の情報社会において必須とされるコンピュータリテラシーを身につけることを目的とし、計算機の仕組み、Windows の基本、MSWord による文書作成の基本操作を習得する。授業は、毎回講義と実習により進める。第 1 回目の授業で簡単なテストを実施し、クラス分けをする。キーワードkeywords

コンピュータリテラシー、電子メール、インターネット、ネチケット、ワープロ、ワード、マイクロソフトオフィススペシャリストcomputerliteracy,E-mail,internet,netiquette,wordprocessor,MS-Word,MicrosoftOfficeSpecialist 

授業の到達目標・パソコンの基本操作を習得する。(D)・インターネット、電子メールを利用する際の基礎知識とマナーを理解する。(D)・レポート作成などに必要な MicrosoftWord の利用技術を習得する。(D)・現在企業等において推奨されている IT 系資格である MicrosoftOfficeSpecialist のうち、MicrosoftWord(スペシャリ ストレベル)を取得可能な技術レベルを習得する。(D)教員からの一言・1 年次の内に資格を取得できるように自発的に学ぶことを望みます。・まじめに受講し、課題をこなすことが肝心です。関連科目 情報処理Ⅱ教 材 教科書 FOM 出版よくわかるマスター Word2003 MOS 問題集

参考書 FOM 出版よくわかる Word2003 基礎授業計画第 1 回:導入講義:講義内容、成績評価などの解説と、クラス分けのための実力チェックテストの実施  注:第 1 回授業の中で、成績評価を含めた科目全体の重要情報を伝え、次回以降のクラス分けを実施するので必ず    出席しなさい。 欠席すると大きな不利益があることを承知しなさい。第 2 回:パソコンの基本的な操作、Word の基礎知識を学習する。第 3 回:インターネットや電子メールを利用する際の基礎知識を学習し、マナーを理解する。第 4 回:Word を用いた基本的な文書作成を学習する。第 5 回:作成した文書の編集方法を学習する。第 6 回:文書内での表の作成と編集方法を学習する。第 7 回:作成した文書の出力方法を学習する。第 8 回:ここまでの復習。第 9 回:効率的な文書の作成と編集方法を学習する。第 10 回:文書内での画像の編集方法を学習する。第 11 回:文書の効果的な表現方法を学習する。第 12 回:グループ作業での効率的な方法を学習する。第 13 回:総合的な復習を行う。第 14 回:定期試験、資格試験に向けた総合演習と解説を行う。  注:この総合演習は成績に反映しないが、重要であるため特に出席を求める。第 15 回:最終的な総合演習と、定期試験を行う。  注:試験範囲は第 1 回から前回までの授業総てとする。成績評価基準 定期試験(60%)と授業中の演習(40%)の成績を総計して評価点とする。ただし、MicrosoftOfficeSpecialistWordの資格を取得した場合は、定期試験と授業中の演習の評点の各 40%に 60 点を加えたものを評価点とする。MicrosoftOfficeExpertWord の資格を取得した場合は、定期試験と授業中の演習の評点の各 20%に 80 点を加えたものを評価点とする。また、MicrosoftOfficeSpecialistWord の合格水準に達していると判定された場合は、定期試験と授業中の演習の評点の各 70%に 30 点を加えたものを評価点とする。備 考 MOS 資格試験を受験するものは、講師の事前チェックで合格水準に達していると判定されなければならない。

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平成 19 年度 近畿大学産業理工学部建築・デザイン学科 学習の手引

科目名subject 情報処理Ⅰ 上級クラス ComputerLiteracy Ⅰ advancedclass科目区分 リテラシー科目 科目コード 91132 単位数 3 単位 開講時期 1 年次前期必修・選択の別 必修科目(建築工学コース)/必修科目(建築コース)/必修科目(デザインコース)担当者 氏名name:アウトソーシング(学内担当:長田 一興)

連絡先(代表者):5 号館 2 階長田研究室 osada @ fuk.kindai.ac.jp授業の概要及び位置付け 今日の情報社会において必須とされるコンピュータリテラシーを身につけることを目的とし、計算機の仕組み、Windows の基本、MSWord による文書作成の基本操作を習得する。授業は、毎回講義と実習により進める。第 1 回目の授業で簡単なテストを実施し、クラス分けをする。キーワードkeywords

コンピュータリテラシー、電子メール、インターネット、ネチケット、ワープロ、ワード、マイクロソフトオフィススペシャリストcomputerliteracy,E-mail,internet,netiquette,wordprocessor,MS-Word,MicrosoftOfficeSpecialist 

授業の到達目標・パソコンの基本操作を習得する。(D)・インターネット、電子メールを利用する際の基礎知識とマナーを理解する。(D)・レポート作成などに必要な MicrosoftWord の利用技術を習得する。(D)・現在企業等において推奨されている IT 系資格である MicrosoftOfficeSpecialist のうち、MicrosoftWord(スペシャリ ストレベル)を取得可能な技術レベルを習得する。(D)教員からの一言・1 年次の内に資格を取得できるように自発的に学ぶことを望みます。・まじめに受講し、課題をこなすことが肝心です。関連科目 情報処理Ⅱ教 材 教科書 FOM 出版よくわかるマスター Word2003 MOS 問題集

参考書 FOM 出版よくわかる Word2003 基礎授業計画第 1 回:導入講義:講義内容、成績評価などの解説と、クラス分けのための実力チェックテストの実施   注:第 1 回授業の中で、成績評価を含めた科目全体の重要情報を伝え、次回以降のクラス分けを実施するので必ず    出席しなさい。 欠席すると大きな不利益があることを承知しなさい。第 2 回:パソコンの基本的な操作、Word の基礎知識を学習する。第 3 回:インターネットや電子メールを利用する際の基礎知識を学習し、マナーを理解する。第 4 回:Word を用いた基本的な文書作成を学習する。第 5 回:作成した文書の編集方法を学習する。第 6 回:文書内での表の作成と編集方法を学習する。第 7 回:作成した文書の出力方法を学習する。第 8 回:ここまでの復習。第 9 回:効率的な文書の作成と編集方法を学習する。第 10 回:文書内での画像の編集方法を学習する。第 11 回:文書の効果的な表現方法を学習する。第 12 回:グループ作業での効率的な方法を学習する。第 13 回:実践的な文書作成方法を学習する、総合的な復習を行う。第 14 回:定期試験、資格試験に向けた総合演習と解説を行う。  注:この総合演習は成績に反映しないが、重要であるため特に出席を求める。第 15 回:最終的な総合演習と、定期試験を行う。  注:試験範囲は第 1 回から前回までの授業総てとする。

成績評価基準 定期試験(60%)と授業中の演習(40%)の成績を総計して評価点とする。ただし、MicrosoftOfficeSpecialistWordの資格を取得した場合は、定期試験と授業中の演習の評点の各 40%に 60 点を加えたものを評価点とする。MicrosoftOfficeExpertWord の資格を取得した場合は、定期試験と授業中の演習の評点の各 20%に 80 点を加えたものを評価点とする。また、MicrosoftOfficeSpecialistWord の合格水準に達していると判定された場合は、定期試験と授業中の演習の評点の各 70%に 30 点を加えたものを評価点とする。備 考 MOS 資格試験を受験するものは、講師の事前チェックで合格水準に達していると判定されなければならない。

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平成 19 年度 近畿大学産業理工学部建築・デザイン学科 学習の手引

科目名subject 情報処理Ⅱ 一般クラス ComputerLiteracy Ⅱ standardclass科目区分 リテラシー科目 科目コード 91141 単位数 3 単位 開講時期 1 年次後期必修・選択の別 必修科目(建築工学コース)/必修科目(建築コース)/必修科目(デザインコース)担当者 氏名name:アウトソーシング(学内担当:長田 一興)

連絡先(代表者):5 号館 2 階長田研究室 osada @ fuk.kindai.ac.jp授業の概要及び位置付け 今日の情報社会ではほとんどの企業でコンピュータリテラシーを身につけることが要求されている。ここでは情報処理Ⅰを更に発展させ、数値データ処理に欠かせない表計算ソフトの利用技術を習得する。さらに、多くの企業で要求されるMicrosoftOfficeSpecialist(旧 MOUS)の資格のうち Excel に関する資格を取得可能な技術レベルを習得することを目標とする。第 1 回目の授業で簡単なテストを実施し、クラス分けをする。授業は、毎回講義と実習により進める。キーワードkeywords

コンピュータリテラシー、表計算ソフト、エクセル、マイクロソフトオフィススペシャリストcomputerliteracy,spreadsheetprogram,MS-Excel,MicrosoftOfficeSpecialist

授業の到達目標・数値データを処理し、表やグラフで表現できる。(D)・データ処理に必要な計算式を立て適切な関数を利用できる。(D)・現在企業等において推奨されている IT 系資格である MicrosoftOfficeSpecialist のうち、MicrosoftWord(スペシャリ ストレベル)を取得可能な技術レベルを習得する。(D)教員からの一言・1 年次の内に資格を取得できるように自発的に学ぶことを望みます。・まじめに受講し、課題をこなすことが肝心です。関連科目 情報処理Ⅰ教 材 教科書 FOM 出版よくわかるマスター Excel2003 MOS 問題集

参考書 FOM 出版よくわかる Excel2003 基礎授業計画第 1 回:導入講義:講義内容、成績評価などの解説と、クラス分けのための実力チェックテストの実施  注:第 1 回授業の中で、成績評価を含めた科目全体の重要情報を伝え、次回以降のクラス分けを実施するので必ず    出席しなさい。 欠席すると大きな不利益があることを承知しなさい。第 2 回:Excel の基本操作、表の作成方法を学習する。第 3 回:作成した表の編集方法、数式作成の基礎を学習する。第 4 回:実用的な数式の作成方法を学習する。第 5 回:グラフの作成と編集方法を学習する。第 6 回:作成した表やグラフの出力方法を学習する。第 7 回:ここまでの復習。第 8 回:効率的な表の作成と編集方法を学習する。第 9 回:関数の基礎を学習する。第 10 回:Excel のデータベース機能を学習する。第 11 回:画像を使って表やグラフを効果的に表現する方法を学習する。第 12 回:ファイルの保存方法、実践的な関数を学習する。第 13 回:総合復習を行う。第 14 回:定期試験、資格試験に向けた総合演習と解説を行う。  注:この総合演習は成績に反映しないが、重要であるため特に出席を求める。第 15 回:定期試験:最終的な総合演習と、定期試験を行う。  注:試験範囲は第 1 回から前回までの授業総てとする。

成績評価基準 定期試験(60%)と授業中の演習(40%)の成績を総計して評価点とする。ただし、MicrosoftOfficeSpecialistExcelの資格を取得した場合は、定期試験と授業中の演習の評点の各 40%に 60 点を加えたものを評価点とする。MicrosoftOfficeExpertExcel の資格を取得した場合は、定期試験と授業中の演習の評点の各 20%に 80 点を加えたものを評価点とする。また、MicrosoftOfficeSpecialistExcel の合格水準に達していると判定された場合は、定期試験と授業中の演習の評点の各 70%に 30 点を加えたものを評価点とする。備 考 MOS 資格試験を受験するものは、講師の事前チェックで合格水準に達していると判定されなければならない。

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平成 19 年度 近畿大学産業理工学部建築・デザイン学科 学習の手引

科目名subject 情報処理Ⅱ 上級クラス ComputerLiteracy Ⅱ advancedclass科目区分 リテラシー科目 科目コード 91142 単位数 3 単位 開講時期 1 年次後期必修・選択の別 必修科目(建築工学コース)/必修科目(建築コース)/必修科目(デザインコース)担当者 氏名name:アウトソーシング(学内担当:長田 一興)

連絡先(代表者):5 号館 2 階長田研究室 osada @ fuk.kindai.ac.jp授業の概要及び位置付け 今日の情報社会ではほとんどの企業でコンピュータリテラシーを身につけることが要求されている。ここでは情報処理Ⅰを更に発展させ、数値データ処理に欠かせない表計算ソフトの利用技術を習得する。 さらに、多くの企業で要求される MicrosoftOfficeSpecialist(旧 MOUS)の資格のうち Excel に関する資格を取得可能な技術レベルの習得を目標とする。 第 1 回目の授業で簡単なテストを実施し、クラス分けをする。授業は、毎回講義と実習により進める。キーワードkeywords

コンピュータリテラシー、表計算ソフト、エクセル、マイクロソフトオフィススペシャリストcomputerliteracy,spreadsheetprogram,MS-Excel,MicrosoftOfficeSpecialist

授業の到達目標・表計算ソフトである MicrosoftExcel の利用技術を習得する。(D)・現在企業等において推奨されている IT 系資格である MicrosoftOfficeSpecialist のうち、MicrosoftWord(スペシャリ ストレベル)を取得可能な技術レベルを習得する。(D)教員からの一言・1 年次の内に資格を取得できるように自発的に学ぶことを望みます。・まじめに受講し、課題をこなすことが肝心です。関連科目 情報処理Ⅰ教 材 教科書 FOM 出版よくわかるマスター Excel2003 MOS 問題集

参考書 FOM 出版よくわかる Excel2003 基礎授業計画第 1 回:導入講義:講義内容、成績評価などの解説と、クラス分けのための実力チェックテストの実施  注:第 1 回授業の中で、成績評価を含めた科目全体の重要情報を伝え、次回以降のクラス分けを実施するので必ず    出席しなさい。 欠席すると大きな不利益があることを承知しなさい。第 2 回:Excel の基本操作、表の作成方法を学習する。第 3 回:作成した表の編集方法、数式作成の基礎を学習する。第 4 回:実用的な数式の作成方法を学習する。第 5 回:グラフの作成と編集方法を学習する。第 6 回:作成した表やグラフの出力方法を学習する。第 7 回:ここまでの復習。第 8 回:効率的な表の作成と編集方法を学習する。第 9 回:関数の基礎を学習する。第 10 回:Excel のデータベース機能を学習する。第 11 回:画像を使って表やグラフを効果的に表現する方法を学習する。第 12 回:ファイルの保存方法、実践的な関数を学習する。第 13 回:総合復習を行う。第 14 回:定期試験、資格試験に向けた総合演習と解説を行う。  注:この総合演習は成績に反映しないが、重要であるため特に出席を求める。第 15 回:定期試験:最終的な総合演習と、定期試験を行う。  注:試験範囲は第 1 回から前回までの授業総てとする。

成績評価基準 定期試験(60%)と授業中の演習(40%)の成績を総計して評価点とする。ただし、MicrosoftOfficeSpecialistExcelの資格を取得した場合は、定期試験と授業中の演習の評点の各 40%に 60 点を加えたものを評価点とする。MicrosoftOfficeExpertExcel の資格を取得した場合は、定期試験と授業中の演習の評点の各 20%に 80 点を加えたものを評価点とする。また、MicrosoftOfficeSpecialistExcel の合格水準に達していると判定された場合は、定期試験と授業中の演習の評点の各 70%に 30 点を加えたものを評価点とする。備 考 MOS 資格試験を受験するものは、講師の事前チェックで合格水準に達していると判定されなければならない。

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平成 19 年度 近畿大学産業理工学部建築・デザイン学科 学習の手引

科目名subject 日本語表現法基礎ⅠBasicJapaneseLanguageI科目区分 リテラシー科目 科目コード 9116 単位数 1 単位 開講時期 1 年次前期必修・選択の別 必修科目(建築工学コース)/必修科目(建築コース)/必修科目(デザインコース)担当者 氏名name:皆川 晶 AkiMINAGAWA

連絡先(代表者):4 号館 4 階 森川研究室 [email protected]授業の概要及び位置付け 日本語による表現には、種々様々な場面や目的や分野・領域に応じ、外国語とは異なる日本語独特の表現法を持っている。 そこで、日本語に関する基礎知識と、論理的で明快な文章表現を学習し、文章表現力を高めるための演習問題などを取り入れながら、より正確で効果的な日本語表現力の基礎を身につけることを目標とする。 この「基礎」を応用して、「日本語表現法応用」では、より高度な日本語の表現力をみにつけることを目標とする。

キーワードkeywords

文 ・ 文章、文書、句読点、原稿・草稿、手紙、敬語sentence,document,punctuationmark,manuscript,letter,honorific(word)

授業の到達目標・文章を書く手順・構成などの要点を正しく理解する。(C)・句読点、原稿用紙、符号などの使い方の基礎を学習し、正しい表現ができる。(C)・作文、論文、手紙文などを正しく表現できる。(C)・上記のような主項目を学習し、日本語表現法の総合的な基礎を修得する。(C)

教員からの一言・演習問題を多用するので、当然のことながら遅刻、欠席をしないよう心掛けてほしい。     

関連科目 日本語表現法基礎Ⅱ、日本語表現法応用Ⅰ・Ⅱ教 材 教科書 皆川 晶 編「日本語表現法基礎」啓隆社㈱

参考書 随時、紹介する授業計画第 1 回:導入講義:授業の進め方と概要の説明、成績評価法    1「表現」とは  注:第 1 回授業の中で、成績評価を含めた科目全体の重要情報を伝えるので必ず出席しなさい。    欠席すると大きな不利益があることを承知しなさい。 第 2 回:2文章とは何か 文と文章のちがい 3(イ)表現の目的 (ロ)表現の基本(演習)第 3 回:4原稿用紙・句読点・重点 ・ 符号の使い方第 4 回:5 作文を書く(800 字以内)・(演習)「自己紹介」について第 5 回:6文章に慣れよう (演習 1)新聞のコラムの書写と要旨をまとめさせる第 6 回:   〃     (演習 2)童話に題名をつけて感想文も書かせる第 7 回:7文章を書く手順・要点(演習 1)基本構文の問題第 8 回:     〃     (演習 2)手順にそって作文を書く 第 9 回:     〃     (演習 3)「日本の四季」について作文を書く第 10 回:     〃     (演習 4)「ボランティア活動」か「現代の若者のファッション」について作文を書く第 11 回:     〃     (演習 5)「最近の自分の気持ちや考えていること」について作文を書く第 12 回:8 敬語 (演習 1)文中の語句を適切な敬語に直す第 13 回: 〃(演習 2)      〃第 14 回: 〃(演習 3)      〃第 15 回:定期試験(60 分)  注:試験範囲は第 1 回から前回までの授業総てとする。

成績評価基準 定期試験(50%)、と授業中の演習(50%)の成績を総計して評価点とする。備 考

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平成 19 年度 近畿大学産業理工学部建築・デザイン学科 学習の手引

科目名subject 日本語表現法基礎Ⅱ BasicJapaneseLanguageⅡ科目区分 リテラシー科目 科目コード 9117 単位数 1 単位 開講時期 1 年次後期必修・選択の別 必修科目(建築工学コース)/必修科目(建築コース)/必修科目(デザインコース)担当者 氏名name:皆川 晶 AkiMINAGAWA

連絡先(代表者):4 号館 4 階 森川研究室 [email protected]授業の概要及び位置付け 日本語による表現には、種々様々な場面や目的や分野・領域に応じ、外国語とは異なる日本語独特の表現法を持っている。 そこで、日本語に関する基礎知識と、論理的で明快な文章表現を学習し、文章表現力を高めるための演習問題などを取り入れながら、より正確で効果的な日本語表現力を身につけることを目標とする。 また、この「基礎」を応用して「日本語表現法応用」では、より高度な日本語の表現力を身につけることを目標とする。

キーワードkeywords

文、文章、文書、句読点、原稿、草稿、手紙、敬語、スピーチsentence,document,punctuationmark,manuscript,letter,honorific(word),speech

授業の到達目標・文書(縦書きと横書き、社内と社外など)の正しい書き方ができる。(C)・敬語と言葉の正しい使い方ができる。(C)・卒業論文発表の基本や、自己紹介などのスピーチが正しく発表できる。(C)・上記のような主項目と、「日本語表現法基礎Ⅰ」で学習したことをも含め、日本語表現法の総合的な基礎を修得する。(C)

教員からの一言・「基礎Ⅰ」と同じく演習問題を多用するので、当然のことながら遅刻、欠席をしないように心掛けてください。

関連科目 日本語表現法基礎Ⅰ、日本語表現法応用Ⅰ・Ⅱ教 材 教科書 皆川 晶 編 「日本語表現法 基礎」 啓隆社㈱

参考書 随時、紹介する授業計画第 1 回:導入講義:授業の進め方と概要の説明、成績評価法    9手紙はがきの書き方  注:第 1 回授業の中で、成績評価を含めた科目全体の重要情報を伝えるので必ず出席しなさい。    欠席すると大きな不利益があることを承知しなさい。第 2 回:10手紙・はがきの書き方―(演習 1)お礼の手紙を書く第 3 回:      〃     (演習 2)お詫びの手紙、返事の手紙文を書く第 4 回:11 文書の書き方(演習 1)社内文書第 5 回:   〃    (演習 2)社外文書      第 6 回:12数字。漢字の誤読。言葉の誤用第 7 回:13読む、聞く、話す(演習 1)―文学作品の音読と感想文を書く第 8 回:    〃    (演習 2)―映像から伝達行動について考える第 9 回:14スピーチ(演習 1)スピーチの原稿をつくる第 10 回: 〃 (演習 2)「ふるさと」について壇上で話す第 11 回: 〃 (演習 3)       〃第 12 回: 〃 (演習 4)       〃 第 13 回:15作文を書く―(演習 1)「水」か「思い出の味」について書く第 14 回:   〃   (演習 2)「今、いちおしの音楽」か「私のストレス解消法」について書く第 15 回:定期試験(60 分)  注:試験範囲は第 1 回から前回までの授業総てとする。

成績評価基準 定期試験(50%)、と授業中の演習(50%)の成績を総計して評価点とする。備 考

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平成 19 年度 近畿大学産業理工学部建築・デザイン学科 学習の手引

科目名subject 日本語表現法応用I AppliedJapaneseLanguageI科目区分 リテラシー科目 科目コード 9118 単位数 1 単位 開講時期 2 年次前期必修・選択の別 必修科目(建築工学コース)/必修科目(建築コース)/必修科目(デザインコース)担当者 氏名names:皆川 晶・有松 しずよ AkiMINAGAWA・SizuyoARIMATSU

連絡先(代表者):4 号館 4 階 森川研究室 [email protected]授業の概要及び位置付け 作文を書くことを通して、日本語の表現方法を学ぶ。「自分にしか書けないことを書く」ことが、読み手の心を動かす。 それには、「人の言葉ではなく、自分の言葉で書く」ことである。書くことに対して誠実になり、自分は何を書こうとしているのかを明らかにすれば、わかりやすい文章が書けるようになる。 そこで、作文のテーマを文明・社会・家族などの領域に分けて、さまざまな分野の文章が書けるようにし、「自分の言葉」で表現できるようになることを目標とする。キーワードkeywords

言葉、読む、考える、発想、表現、日本語language,read,think,idea,expression,Japaneselanguage

授業の到達目標・自分の気持ちを自分の言葉で表現できる。(C)・読み手や聞き手の立場に立って表現できる。(C)・書く内容に関する材料探しの方法、主題を明確にするための方法を身につける。(C)・絵といった視覚的イメージの中にとけこんだ言語表現の効果を考える。(C)・イメージを単語にして構成を作ることができる。(C)

教員からの一言・この授業を通して、言葉が表現のための道具であることを実感し、字のうまい下手に関係なく、それを使って人に伝え ることができるということに、楽しさを感じてほしい。

関連科目 日本語表現法基礎I・II教 材 教科書 皆川 晶編「日本語表現法応用」啓隆社

参考書 随時、紹介する授業計画第 1 回:導入講義。授業の進め方と概要の説明。成績評価法。日本語表現とは何か。第 2 回:文章を上達するには。書写(懐かしい風景について)第 3 回:文章を上達するには。聞きとり。第 4 回:文章を上達するには。要約(日本人の好きな言葉について)第 5 回:意見文を書く。占い。引きこもりについて。第 6 回:説明文を書く。日本文化について。第 7 回:説明文を書く。現在、興味を抱いていることについて。第 8 回:絵を言葉にする。第 9 回:言葉を絵で表す。第 10 回:作文を書く。クローン技術の応用について。第 11 回:  〃  。児童虐待がおこる社会背景と、防止のための対策について。第 12 回:  〃  。環境問題、自然保護問題について。第 13 回:  〃  。高齢化社会におけるものつくりやサービスについて。第 14 回:  〃  。情報化社会の弊害について。第 15 回:定期試験

成績評価基準 定期試験(50%)、授業中の課題(50%)の成績を総計して評価点とする。備 考

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平成 19 年度 近畿大学産業理工学部建築・デザイン学科 学習の手引

科目名subject 日本語表現法応用II AppliedJapaneseLanguageII科目区分 リテラシー科目 科目コード 9119 単位数 1 単位 開講時期 2 年次後期必修・選択の別 必修科目(建築工学コース)/必修科目(建築コース)/必修科目(デザインコース)担当者 氏名names:皆川 晶・有松 しずよ AkiMINAGAWA・SizuyoARIMATSU

連絡先(代表者):4 号館 4 階 森川研究室 [email protected]授業の概要及び位置付け 「応用Ⅰ」において、自分の言葉で作文を書くことを通して日本語の表現法を学んだ。そこで、「応用Ⅰ」をより高度なものにするため、さまざまな分野の文章を通して、日本語による多様な表現方法を学んでほしい。 また、各自のこれまで(幼年期から大学)の体験から自分を振り返り、自己分析をすることによって「自分らしさ・自己表現」について、日本語における自己表現法を修得することを目標とする。

キーワードkeywords

言葉、読む、考える、発想、表現、日本語language,read,think,idea,expression,Japaneselanguage

授業の到達目標・言葉に隠されている性質をみつける。(C)・文章に隠されたおもしろさの工夫をみつける。(C)・書くおもしろさを味わう。(C)・自分を振り返り、自己分析ができる。(C)・上記のような主項目と、「日本語表現法基礎Ⅰ・Ⅱ」「日本語表現法応用Ⅰ」で学習したことを含め、日本語表現法の総 合的な知識を修得することを目標とする。(C)

教員からの一言・さまざまな分野の文章に触れることによって表現の多様性に気付き、自分なりの表現法ができるようになってほしい。

関連科目 日本語表現法基礎I・II教 材 教科書 皆川 晶編「日本語表現法応用」啓隆社

参考書 随時、紹介する授業計画第 1 回:導入講義。授業の進め方と概要の説明。成績評価法。文章を読むとは。第 2 回:やすらぎ、自意識について考える。(芥川龍之介『鼻』)第 3 回:「夢」について考える。(夏目漱石『夢十夜』)第 4 回:作文を書く。私流 夢○夜について第 5 回:罪の意識、人間の非情について考える。(宮沢賢治『なめとこ山の熊』)第 6 回:日常生活でよく使う擬声語、擬態語について。(    〃    )第 7 回:作文を書く。将来、地域・日本、あるいは世界でどのような貢献をしたいかについて。労働について。第 8 回:  〃  。ロボットを開発するとしたら、どんなロボットかについて。第 9 回:  〃  。食の安全性について。第 10 回:  〃  。生活の中でのマナーについて。コミュニケーションについて。第 11 回:自己を見つめる。自己推薦状を書く。第 12 回:自己を振り返る。(キーワードを考える)第 13 回:作文を書く。私の思い出について。第 14 回:自己のキャッチフレーズをつくる。第 15 回:定期試験。

成績評価基準 定期試験(50%)、授業中の課題(50%)の成績を総計して評価点とする。備 考

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平成 19 年度 近畿大学産業理工学部建築・デザイン学科 学習の手引

科目名 subject 日本語I JapaneseI科目区分 リテラシー科目 科目コード 9120 単位数 1 単位 開講時期 1 年次前期必修・選択の別 選択必修科目(建築工学コース)/選択必修科目(建築コース)/選択必修科目(デザインコース)担当者 氏名name:森川展男 NobuoMORIKAWA

連絡先(代表者):4 号館 4 階森川研究室[email protected]授業の概要及び位置付け 専攻分野に関連した文章を教材に読む、書く、まとめる、発表するといった手順で日本語を学ぶ。

キーワードkeywords

日本語、読む、考える、発想、表現Japanese,read,think,idea,expression

授業の到達目標・文章を正確に読む。(C)・文章の要旨をまとめる。(C)・文章のレジュメを書く。(C)・作成したレジュメを発表する。(C)

教員からの一言・専攻分野の本が正確に読めるように短い文章を読む。要旨をまとめる。そのレジュメを書くといった大学での授業に必 要な基礎文章力習得を目標とする。

関連科目 日本語II教 材 教科書 専攻分野に関連したテキストを配布

参考書 随時、紹介する授業計画第 1 回:導入講義。授業の進め方と概要の説明。成績評価法。第 2 回:専門分野に関連したテキストを読む 2,400 字程度第 3 回:テキストの要旨をまとめる。第 4 回:テキストのレジュメを書く。第 5 回:専門分野に関連したテキストを読む 3,600 字程度第 6 回:テキストの要旨をまとめる。第 7 回:テキストのレジュメを書く。第 8 回:専門分野に関連したテキストを読む 3,600 字程度第 9 回:テキストの要旨をまとめる。第 10 回:テキストのレジュメを書く。第 11 回:専門分野に関連したテキストを読む 4,800 字程度第 12 回:テキストの要旨をまとめる。第 13 回:テキストのレジュメを書く。第 14 回:作成したレジュメを発表する。第 15 回:定期試験

成績評価基準 定期試験(30%)、授業中課題(70%)により評価する。備 考 外国人留学生のみ受講可能。

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平成 19 年度 近畿大学産業理工学部建築・デザイン学科 学習の手引

科目名 subject 日本語Ⅱ JapaneseⅡ科目区分 リテラシー科目 科目コード 9121 単位数 1 単位 開講時期 1 年次後期必修・選択の別 選択必修科目(建築工学コース)/選択必修科目(建築コース)/選択必修科目(デザインコース)担当者 氏名name:森川展男 NobuoMORIKAWA

連絡先(代表者):4 号館 4 階森川研究室[email protected]授業の概要及び位置付け 専攻分野に関連した文章を教材に読む、書く、まとめる、発表するといった手順で日本語を学び、最後は読解した文章に関連するレポートを書く。

キーワードkeywords

日本語、読む、考える、発想、表現Japanese,read,think,idea,expression

授業の到達目標・文章を正確に読む。(C)・文章の要旨をまとめる。(C)・文章のレジュメを書く。(C)・作成したレジュメを発表する。(C)・読解した文章に関連するレポートを書く。(C)

教員からの一言・日本語Iよりも読解文章のワードを増やし、専攻分野の文書を理解することを目標とする。

関連科目 日本語Ⅰ教 材 教科書 専攻分野に関連したテキストを配布

参考書 随時、紹介する授業計画第 1 回:導入講義。授業の進め方と概要の説明。成績評価法。第 2 回:専門分野に関連したテキストを読む 4,800 字程度第 3 回:テキストの要旨をまとめる。第 4 回:テキストのレジュメを書く。第 5 回:専門分野に関連したテキストを読む 4,800 字程度第 6 回:テキストの要旨をまとめる。第 7 回:テキストのレジュメを書く。第 8 回:専門分野に関連したテキストを読む 4,800 字程度第 9 回:テキストの要旨をまとめる。第 10 回:テキストのレジュメを書く。第 11 回:専門分野に関連したテキストを読む 6,000 字程度第 12 回:テキストの要旨をまとめる。第 13 回:テキストのレジュメを書く。第 14 回:作成したレジュメを発表する。第 15 回:定期試験

成績評価基準 定期試験(30%)、授業中課題(70%)により評価する。備 考 外国人留学生のみ受講可能。

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平成 19 年度 近畿大学産業理工学部建築・デザイン学科 学習の手引

科目名 subject 日本語Ⅲ JapaneseⅢ科目区分 リテラシー科目 科目コード 9122 単位数 1 単位 開講時期 2 年次前期必修・選択の別 選択必修科目(建築工学コース)/選択必修科目(建築コース)/選択必修科目(デザインコース)担当者 氏名name:森川展男 NobuoMORIKAWA

連絡先(代表者):4 号館 4 階森川研究室[email protected]授業の概要及び位置付け 専攻分野に関連した文章を教材に読む、書く、まとめる、発表するといった手順で日本語を学ぶ。さらには読解した文章に対する批評および自己の論を中程度の長さの文章にまとめる。

キーワードkeywords

日本語、読む、考える、発想、表現Japanese,read,think,idea,expression

授業の到達目標・文章を正確に読む。(C)・文章の要旨をまとめる。(C)・文章のレジュメを書く。(C)・作成したレジュメを発表する。(C)・読解した文章の批評および自己の論を文章にまとめる。(C)

教員からの一言・読解した文章の批評および自己の論を文章にするという目標のために専攻分野の文章を読む。

関連科目 日本語IV教 材 教科書 専攻分野に関連したテキストを配布

参考書 随時、紹介する授業計画第 1 回:導入講義。授業の進め方と概要の説明。成績評価法。第 2 回:専門分野に関連したテキストを読む 6,000 字程度第 3 回:テキストの要旨をまとめる。第 4 回:テキストのレジュメを書く。第 5 回:テキストに対しての批評をまとめる。第 6 回:テキストに対しての批評と自己論をまとめて文章にする。2,400 字程度第 7 回:まとめた文章を校正する。第 8 回:専門分野に関連したテキストを読む 7,2000 字程度第 9 回:テキストの要旨をまとめる。第 10 回:テキストのレジュメを書く。第 11 回:テキストに対しての批評をまとめる。第 12 回:テキストに対しての批評と自己論をまとめて文章にする。2,400 字程度第 13 回:まとめた文章を校正する。第 14 回:授業で作成した 2 本の文章を比較・講評する。第 15 回:定期試験

成績評価基準 定期試験(30%)、授業中課題(70%)により評価する。備 考 外国人留学生のみ受講可能。

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平成 19 年度 近畿大学産業理工学部建築・デザイン学科 学習の手引

科目名 subject 日本語Ⅳ JapaneseⅣ科目区分 リテラシー科目 科目コード 9123 単位数 1 単位 開講時期 2 年次後期必修・選択の別 選択必修科目(建築工学コース)/選択必修科目(建築コース)/選択必修科目(デザインコース)担当者 氏名name:森川展男 NobuoMORIKAWA

連絡先(代表者):4 号館 4 階森川研究室[email protected]授業の概要及び位置付け 専攻分野に関連した文章を教材に読む、書く、まとめる、批評、自己論をまとめるといった手順で日本語を学ぶ。長い論文(例として卒業論文)を目指した文章が構成・記述できるように目標を持ち日本語を学ぶ

キーワードkeywords

日本語、読む、考える、発想、表現Japanese,read,think,idea,expression

授業の到達目標・文章を正確に読む。(C)・文章の要旨をまとめる。(C)・文章のレジュメを書く。(C)・作成したレジュメを発表する。(C)・読解した文章の批評および自己の論を文章にまとめる。(C)・専門分野に関する長い論文(例として卒業論文)を構成、記述することを目標とする。(C)

教員からの一言・専攻専門分野に関する長い論文(例として卒業論文)を構成、記述することができるように目標を持ち日本語を学ぶ。

関連科目 日本語Ⅲ教 材 教科書 専攻分野に関連したテキストを配布

参考書 随時、紹介する授業計画第 1 回:導入講義。授業の進め方と概要の説明。成績評価法。第 2 回:専攻専門分野に関連する自己関心分野のテキストを選択する。2 本。第 3 回:テキストの要旨をまとめる。1 本。第 4 回:テキストの要旨をまとめる。2 本目。第 5 回:テキストに対しての批評をまとめる。1 本目。第 6 回:テキストに対しての批評をまとめる。2 本目。第 7 回:まとめた 2 本の文章を比較、講評する。第 8 回:まとめた 2 本の文章をてがかりとして自己理論を構成する。第 8 回:自己理論の要旨を構成する。第 9 回:自己理論の要旨を骨子に論文としての文章を構成する。第 10 回:自己理論の要旨を骨子に論文としての文章を構成、訂正する。第 11 回:構成した、訂正した自己理論を文章に作成する。第 13 回:作成文章を訂正する。1 段階。第 12 回:作成文章の訂正をする。2 段階。第 14 回:作成文章の仕上げをする。第 15 回:作成文章の講評をする。

成績評価基準 授業中課題(100%)により評価する。備 考 外国人留学生のみ受講可能。

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3. 専 門 科 目

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平成 19 年度 近畿大学産業理工学部建築・デザイン学科 学習の手引

科目名subject 数学Ⅰ Mathematics Ⅰ(A クラス)科目区分 専門科目 科目コード 31011 単位数 2 単位 開講時期 1 年次前期必修・選択の別 必修科目(建築工学コース)/選択科目(建築コース)/選択科目(デザインコース)担当者 氏名name:金光 滋 ShigeruKANEMITSU

連絡先(代表者):2 号館 3 階金光研究室 [email protected]授業の概要及び位置付け 本講では、数学を応用する際のもっとも基礎である微分積分学の内、主に 1 変数関数の場合を講じる。応用方面で出て来る関数は、すべて、基本的な幾つかの(初等)関数の合成関数であるから、合成関数の微積分に習熟すれば、将来の応用に不安はない。しかし、初等関数のきちんとした定義は大変に難しく、実数の連続性等に触れずには済ませることはできない。この困難な部分を、本講では、「数=直線」テーゼで済ませ、複素数関数として扱うことにより、将来の複素関数論、ラプラス変換までを視野に入れた、画期的かつ far-reaching なものであることを目指す。キーワードkeywords

等比数列、2 項定理、微分、導関数、指数関数、オイラーの等式、逆微分、積分、部分分数分解geometricprogressions,binomialtheorem,Differentiation,exponentialfunction,Euler’sformula,anti-derivative,integrals,partialfractionexpansion

授業の到達目標・1 変数関数の(=複素関数の)微積分に習熟し、応用問題が解答できる。(B)・実数 2 個のペアとしての複素数を、線形代数との関連で体得し、幾何学的に表現できる。(B)・複素関数の合成関数の微積分を理解して、対数微分法、逆三角関数の積分等が再製できる。(B)・代数閉体である複素数体で、(留数計算によって)有理関数を部分分数に分解でき、ラプラス変換に応用できる。(B)・微分・積分を作用素として捉え、ラプラス・フーリエ変換等も類似物として捉えることができる。(B)教員からの一言・Noclaimsaboutthecontentsorthespeedoftheclasseswillbeaccepted.・クラス決定のための試験を行う。また、「数理科学Ⅰ」を必ず同時に受講すること。期末試験は、数理科学の授業内容 も含めて出題する。関連科目 数学Ⅰ演習、数学Ⅱ、数学Ⅱ演習、数理科学Ⅰ、数理科学Ⅱ教 材 教科書 金光 滋「微分積分学 I」、「演習線形代数」

参考書 金光 滋「現代解析学 I」、「線形代数学」牧野書店授業計画第 1 回:導入講義─等比数列の和の公式と 2 項定理-高校で学ぶ基礎知識の内、今後もっとも煩雑に利用する、この 2    つの公式を復習する。第 2 回:数系と複素数-実数は直線の目盛りであるというテーゼの下で、すべてを複素変数関数の範囲で考える。その    ために、2 次元ベクトルとしての複素数の扱いに習熟する。2 次の行列の理論も学ぶ。第 3 回:多項式の微分(第 1 週の結果を用いる)第 4 回:合成関数-様々な写像の合成を行ない、線形代数の置換の概念、離散力学系等の例まで学ぶ。第 5 回:逆関数-古代中国の陰陽原理である、ものには必ず、陰と陽があり、続けて行なうと、中庸に戻るという原理    を関数の場合に練習する。逆に「解く」という考え方が大事である。第 6 回:(無限次の多項式としての)初等函数-初等関数を無限級数として導入する。第 7 回:微分の公式(とくに連鎖律─合成関数の微分法)第 8 回:複素指数関数としての三角関数(オイラーの等式とその応用─三角関数は、実は指数関数である)。第 9 回:逆関数の微分(対数関数、逆三角関数の導関数を)を学ぶ。第 10 回:導関数の性質と極値問題を学ぶ。第 11 回:不定積分 I(逆微分・連鎖律の逆・対数微分の逆)を学ぶ。第 12 回:不定積分 II(置換積分・部分積分・有理関数の積分)を学ぶ。第 13 回:有理関数の部分分数分解の応用(不定積分の計算、ラプラス変換、方程式の行列による解法)をおこなう。第 14 回:定積分 I(積分したものを微分すれば元に戻るという微分積分学の基本定理を含む)を学ぶ。第 15 回:定期試験(90 分)

成績評価基準 期末試験の成績(80%)と授業中に随時行うレポート(20%)により評価する。備 考 下級履修不可

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平成 19 年度 近畿大学産業理工学部建築・デザイン学科 学習の手引

科目名subject 数学Ⅰ Mathematics Ⅰ(Bクラス)科目区分 専門科目 科目コード 31012 単位数 2 単位 開講時期 1 年次前期必修・選択の別 必修科目(建築工学コース)/選択科目(建築コース)/選択科目(デザインコース)担当者 氏名name:石橋 睦 MakotoISHIBASHI

連絡先(代表者):2 号館 3 階塚田研究室 [email protected]授業の概要及び位置付け 数学は理工系の基礎として必ずマスターしなければならない土台の部分である。しかし、本学部の目指す「文理融合」の理念からは、高校で数学が余り身に付いていない場合でも、1 年間で国内水準の基礎を学べる程度にまで到達できるよう配慮すべきである。そこで、数学教室では進度別クラス編成を行ない、A クラス(Advancedclass=globalstandard)、B クラス(国内水準クラス)、C クラス(将来の飛躍を目指して準備するクラス)の 3 クラス制を設けて、1 年生で脱落しないように周到な配慮をしている。志のある諸君は、すべからく、上級クラスで頑張ることを勧める。クラスによって、最高評価点が 100、85、70 点の 3 段階になっている。以下に示すのはBクラスのシラバスで、微分積分学と線形代数の初歩を学ぶことが目標である。キーワード

keywords

行列式、ベクトル、行列、等比級数、指数関数、対数関数、導関数、原始関数、積分、微分積分学の基本定理、複素数、三角関数、オイラーの等式determinant, vector,matrix, geometric progression, exponential function, logarithmic function,derivative,anti-derivative,integral,thefundamentaltheoremofcalculus,complexnumber,trigonometricfunction,Euler’sidentity

授業の到達目標・行列式、ベクトル、行列の概念を理解し、それらを利用して連立 1 次方程式が解ける。(B)・指数関数・対数関数・三角関数を含んだ計算ができる。(B)・微分積分学の初歩を理解し、易しい関数の導関数や積分の計算ができる。(B)・指数関数、三角関数、複素数の概念が集約されたといえるオイラーの等式を理解する。(B)

教員からの一言・積極的に上のクラスを希望して、意欲的に取り組んでほしい。・「数学Ⅰ演習」と同時に履修してください。・講義内容に関する演習を「数学Ⅰ演習」で行う。講義を聞くだけでは決して実力は身に付かない。必ず教材の問題を数 多く自分で解いて、解らない所は理解できるまで質問することが大切です。関連科目 数学Ⅰ演習、数学Ⅱ、数学Ⅱ演習教 材 教科書 教材「基礎数学」を用いる

参考書授業計画第 1 回:導入講義:授業の位置付け、目標、進め方および使用する記号や約束事の説明第 2 回:連立 1 次方程式と行列式:連立 1 次方程式を行列式を用いて解く第 3 回:ベクトル:実数の組としてのベクトルの概念と図形的意味を理解する第 4 回:行列:実数を縦横に並べた対象である行列とその演算を学び、具体例を計算する第 5 回:等比数列と指数関数:基本的な数列である等比数列を学び、その拡張としての指数関数を理解する第 6 回:対数関数:指数関数の逆関数として対数関数を把握する第 7 回:微分係数と導関数:微分係数および導関数の定義の理解と具体例の計算第 8 回:原始関数と積分:微分の逆演算としての原始関数と符号付きの面積としての積分の概念を把握する第 9 回:微分積分学の基本定理:原始関数と積分の間の関係を理解する第 10 回:複素数:2 次元ベクトルとして複素数を導入し、虚数単位を用いて数の形に書く第 11 回:三角比:正弦、余弦等を図形的に把握する第 12 回:三角関数:正弦、余弦等を一般の角について身に付け、三角関数が満たす諸公式に慣れる第 13 回:オイラーの等式:三角関数と指数関数を結び付けるオイラーの等式を理解する第 14 回:まとめ第 15 回:定期試験

成績評価基準 期末試験の成績(80%)、レポート(20%)により評価する。(最高評価点を 85 点とする。)備 考

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平成 19 年度 近畿大学産業理工学部建築・デザイン学科 学習の手引

科目名subject 数学Ⅰ Mathematics Ⅰ(C クラス)科目区分 専門科目 科目コード 31013 単位数 2 単位 開講時期 1 年次前期必修・選択の別 必修科目(建築工学コース)/選択科目(建築コース)/選択科目(デザインコース)担当者 氏名names:藤原 英徳 HidenoriFUJIWARA、塚田 春雄 HaruoTSUKADA

連絡先(代表者):2 号館 3 階塚田研究室 [email protected]授業の概要及び位置付け 数学は理工系の基礎として必ずマスターしなければならない土台の部分である。しかし、本学部の目指す「文理融合」の理念からは、高校で数学が余り身に付いていない場合でも、1 年間で国内水準の基礎を学べる程度にまで到達できるよう配慮すべきである。そこで、数学教室では進度別クラス編成を行ない、A クラス(Advancedclass=globalstandard)、B クラス(国内水準クラス)、C クラス(将来の飛躍を目指して準備するクラス)の 3 クラス制を設けて、1 年生で脱落しないように周到な配慮をしている。志のある諸君は、すべからく、上級クラスで頑張ることを勧める。クラスによって、最高評価点が 100、85、70 点の 3 段階になっている。以下に示すのは、C クラスのシラバスで、「数学 II」、「数学Ⅱ演習」において微分積分学を学ぶ準備と線形代数の初歩を学ぶことが目標である.

キ ー ワ ー ドkeywords

行列式、ベクトル、行列、等比級数、指数関数、対数関数、複素数、三角関数determinant,vector,matrix,geometricprogression,exponentialfunction,logarithmicfunction,complexnumber,trigonometricfunction

授業の到達目標・行列式、ベクトル、行列の概念を理解し、それらを利用して連立 1 次方程式が解ける。(B)・指数関数・対数関数・三角関数を含んだ計算ができる。(B)・複素数の計算ができる。(B)

教員からの一言・積極的に上のクラスを希望して、意欲的に取り組んでほしい。・「数学Ⅰ演習」と同時に履修してください。・講義内容に関する演習を「数学Ⅰ演習」で行う。講義を聞くだけでは決して実力は身に付かない。必ず教材の問題を数 多く自分で解いて、解らない所は理解できるまで質問することが大切です。

関連科目 数学Ⅰ演習、数学Ⅱ、数学Ⅱ演習教 材 教科書 教材「基礎数学」を用いる

参考書授業計画第 1 回:導入講義:授業の位置付け、目標、進め方第 2 回:連立 1 次方程式と行列式:連立 1 次方程式を行列式を用いて解く第 3 回:ベクトル:実数の組としてのベクトルの概念と図形的意味を理解する第 4 回:行列:実数を縦横に並べた対象である行列とその演算を学び、簡単な例を計算する第 5 回:整式の計算:多項式の加減乗除(ユークリッド除法)を学び、簡単な例を計算する第 6 回:等比数列と指数関数:基本的な数列である等比数列を学び、その拡張としての指数関数を理解する第 7 回:対数関数:指数関数の逆関数としての対数関数を把握する第 8 回:代数方程式:低次の代数方程式、とくに 2 次方程式の根を求める第 9 回:複素数:2 次元ベクトルとして複素数を導入し、虚数単位を用いて数の形に書く第 10 回:三角比:正弦、余弦等を図形的に把握する第 11 回:三角関数:正弦、余弦等を一般の角について身に付ける第 12 回:三角関数の公式:三角関数が満たす諸公式に慣れる第 13 回:三角関数の公式:三角関数が満たす諸公式に慣れる第 14 回:まとめ第 15 回:定期試験(教材「基礎数学」の持ち込みを許可する)

成績評価基準 期末試験の成績(80%)、レポート(20%)により評価する。(最高評価点を 70 点とする。)備 考

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平成 19 年度 近畿大学産業理工学部建築・デザイン学科 学習の手引

科目名subject 数学Ⅱ Mathematics Ⅱ(A クラス)科目区分 専門科目 科目コード 31031 単位数 2 単位 開講時期 1 年次後期必修・選択の別 必修科目(建築工学コース)/選択科目(建築コース)/選択科目(デザインコース)担当者 氏名name:金光 滋 ShigeruKANEMITSU

連絡先(代表者):2 号館 3 階金光研究室 [email protected]授業の概要及び位置付け 本講では、数学Ⅰおよび数学Ⅰ演習で修得した、1 変数関数の微積分を多変数関数の場合に拡張し、線形代数と多変数微積分を同時に学ぶことが目標である。多数のデータを変数とする多変数関数の合成関数を 1 変数の場合と同じように、自由に使うことができるためには、変数・値を共にベクトルとみなして扱う、ベクトル値関数という観点から考察できるように、研鑽を積み、練習をしなければならない。

キーワードkeywords

微分方程式、多変数関数、偏・全微分、ヘス行列、ベクトル値関数、ヤコビ行列、多次元積分、逐次積分DE, functionsof severalvariables, partial and totaldifferentiation,Hessianmatrix,vector-valuedfunctions,Jacobian,multi-dimensionalintegrals,repeatedintegrals

授業の到達目標・定数係数連立微分方程式のラプラス変換および線形代数による解法を理解して計算できる。(B)・多変数関数を変数別の 1 変数関数、またベクトル変数とみた場合の両方の見方ができる。(B)・多変数関数の極値問題を、2 次微分の式のアナロジーと捉え、行列の対角化・定値性と結び付けて解ける。(B)・多次元積分を、縦線集合に分割して、多重積分の形に直して計算できる。(B)・多次元積分の変数変換公式を 1 次元のアナロジーと捉えて、線形代数の理論-ヤコビアンを使って計算できる。(B)

教員からの一言・「数学Ⅰ」、「数学Ⅰ演習」の内容を理解していることが望ましい。・「数学Ⅱ演習」、「数理科学Ⅱ」と同時に受講してください。・講義内容に関する演習を「数学Ⅱ演習」で行う。講義を聞くだけでは決して実力は身に付かない。必ず教科書の問題を 数多く自分で解いて、解らない所は理解できるまで質問することが大切です。関連科目 数学Ⅰ、数学Ⅰ演習、数学Ⅱ演習、数理科学Ⅰ、数理科学Ⅱ教 材 教科書 金光 滋「微分積分学 I」、「演習線形代数」

参考書 金光 滋「現代解析学 I」、「線形代数学」牧野書店授業計画第 1 回:導入講義 微分方程式 I: 指数現象 微分方程式の最も簡単な例である、指数現象、1 次反応を扱う。第 2 回:微分方程式 II: 成長曲線 需要予測、ケイオス等に煩雑に現れる、ロジスティック方程式を、変数分離型の例    の一つとして考察する。第 3 回:微分方程式 III: 定数係数連立微分方程式のラプラス変換による解法を学ぶ。 第 4 回:定積分 II 変数変換(置換積分)の公式を多次元に拡張できる形に直す等を学ぶ。 第 5 回:多変数関数の例と偏微分 個々の変数の関数とみなした場合の普通の微分である、偏微分に触れる。第 6 回:全微分 多変数関数をベクトル変数の関数とみなした場合の全微分(グラディエント)、さらに、ベクトル値関    数の全微分であるヤコビ行列、ヤコビアンを勉強する。第 7 回:連鎖律-合成関数の微分法 ベクトル値関数の連鎖律、図形的に連鎖律が書きだせる練習をする。第 8 回:極値問題Ⅰ 多変数関数の場合の停留点は、グラディエント =0 に対応することと極値の判定を学ぶ。第 9 回:極値問題Ⅱ 行列の対角化、ヘス行列の定値性等を学ぶ。第 10 回:多重積分Ⅰ 2 次元積分の定義と縦線集合への分割を学ぶ。第 11 回:多重積分Ⅱ 2 次元積分の逐次積分への変換を学ぶ。第 12 回:多重積分Ⅲ 2 次元積分の変数変換を学ぶ。第 13 回:多重積分Ⅳ 高次元積分の定義と計算法、立体の体積等を計算する。第 14 回:微分方程式Ⅳ 行列を用いた線形微分方程式の解法を学ぶ。第 15 回:定期試験(90 分)

成績評価基準 期末試験の成績(80%)と授業中に随時行うレポート(20%)により評価する。備 考 下級履修不可

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平成 19 年度 近畿大学産業理工学部建築・デザイン学科 学習の手引

科目名subject 数学Ⅱ Mathematics Ⅱ(Bクラス)科目区分 専門科目 科目コード 31032 単位数 2 単位 開講時期 1 年次後期必修・選択の別 必修科目(建築工学コース)/選択科目(建築コース)/選択科目(デザインコース)担当者 氏名name:藤原 英徳 HidenoriFUJIWARA

連絡先(代表者):2 号館 3 階藤原研究室 [email protected]授業の概要及び位置付け 基本的には前期科目「数学Ⅰ」の進度別クラス編成を維持するが、前期のクラス選択に無理があったと思われる場合は、後期にクラスの変更を行うことがある。A クラス(Advancedclass = globalstandard)、B クラス(国内水準クラス)、Cクラス(将来の飛躍を目指して準備するクラス)の 3 クラス制を設けて、1 年生で脱落しないように周到な配慮をしている。クラスによって、最高評価点が 100、85、70 点の 3 段階になっている。以下に示すのはBクラスのシラバスで、1 変数・2変数の微分積分学と線形代数の一部を学ぶことが目標である。

キーワードkeywords

微分積分学、導関数、積分、原始関数、置換積分、部分積分、偏導関数、重積分、固有値calculus,derivative,integral,antiderivative,changeofvariable,integrationbyparts,partialderivative,multipleintegral,eigenvalue

授業の到達目標・微分法の主要な応用である極大極小判定ができる。(B)・積分法については、さまざまな積分の計算ができる。(B)・行列の固有値と固有ベクトルの概念を理解して、簡単な場合にその計算ができる。(B)

教員からの一言・「数学Ⅰ」、「数学Ⅰ演習」(Bクラス)の内容を理解していることが望ましい。・「数学Ⅱ演習」と同時に履修してください。・講義内容に関する演習を「数学Ⅱ演習」で行う。講義を聞くだけでは決して実力は身に付かない。必ず教科書の問題を 数多く自分で解いて、解らない所は理解できるまで質問することが大切です。

関連科目 数学Ⅰ、数学Ⅰ演習、数学Ⅱ演習教 材 教科書 坂田定久・他「微分積分」学術図書出版

参考書 齋藤正彦「微分積分教科書」東京図書薩摩順吉「微分積分」岩波書店

授業計画第 1 回:導入講義:授業の位置付け、目標、進め方第 2 回:微分法の公式:基本的な微分の公式を理解する第 3 回:初等関数の微分:指数関数・対数関数・三角関数の微分計算第 4 回:逆三角関数の微分:逆三角関数の微分の公式を理解する第 5 回:接線の方程式:接線の方程式を理解し、具体例を計算する第 6 回:増減表と極大極小問題:増減表の作り方、2 次微分判定法による極値の判定第 7 回:置換積分法:変数変換による原始関数と積分の求め方第 8 回:部分積分法:部分積分法による原始関数と積分の求め方第 9 回:積分の応用:面積、長さ等の計算第 10 回:偏微分係数と偏導関数:偏微分係数および偏導関数を理解する第 11 回:重積分:重積分の求め方、具体例の計算第 12 回:線形写像としての行列:線形写像としての行列の意味を理解する第 13 回:固有値と固有ベクトル:行列の固有値と固有ベクトルの求め方第 14 回:まとめ第 15 回:定期試験

成績評価基準 期末試験の成績(80%)、レポート(20%)により評価する。(最高評価点を 85 点とする。)備 考

Page 106: 第2部 科目の授業計画(シラバス) · 91 平成19年度 近畿大学産業理工学部建築・デザイン学科 学習の手引 建築・デザイン学科の学生に対して開講されているすべての授業科目について科目コードと科目名を人間形成科

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平成 19 年度 近畿大学産業理工学部建築・デザイン学科 学習の手引

科目名subject 数学Ⅱ Mathematics Ⅱ(Cクラス)科目区分 専門科目 科目コード 31033 単位数 2 単位 開講時期 1 年次後期必修・選択の別 必修科目(建築工学コース)/選択科目(建築コース)/選択科目(デザインコース)担当者 氏名names:石橋 睦 MakotoISHIBASHI、塚田 春雄 HaruoTSUKADA

連絡先(代表者):2 号館 3 階塚田研究室 [email protected]授業の概要及び位置付け 基本的には前期科目「数学Ⅰ」の進度別クラス編成を維持するが、前期のクラス選択に無理があったと思われる場合は、後期にクラスの変更を行うことがある。A クラス(Advancedclass = globalstandard)、B クラス(国内水準クラス)、Cクラス(将来の飛躍を目指して準備するクラス)の 3 クラス制を設けて、1 年生で脱落しないように周到な配慮をしている。 クラスによって、最高評価点が 100、85、70 点の 3 段階になっている。以下に示すのは、C クラスのシラバスで、1 変数の微分積分学と線形代数の一部を学ぶことが目標である。

キーワードkeywords

微分積分学、微分係数、導関数、積分、原始関数、微分積分学の基本定理、線形代数calculus,differentialcoefficient,derivative,integral,anti-derivative,thefundamentaltheoremofcalculus,linearalgebra

授業の到達目標・微分の計算ができ、増減表が作れる。(B)・原始関数を求めて、積分の計算ができる。(B)・行列と線形写像の関係を理解する。(B)

教員からの一言・「数学Ⅰ」「数学Ⅰ演習」(Cクラス)の内容を理解していることが望ましい。・「数学Ⅱ演習」と同時に履修してください。・講義内容に関する演習を「数学Ⅱ演習」で行う。講義を聞くだけでは決して実力は身に付かない。必ず教材の問題を数 多く自分で解いて、解らない所は理解できるまで質問することが大切です。

関連科目 数学Ⅰ、数学Ⅰ演習、数学Ⅱ演習教 材 教科書 教材「基礎数学」を用いる

参考書授業計画第 1 回:導入講義:授業の位置付け、目標、進め方第 2 回:微分係数と導関数:微分係数および導関数の定義の理解と具体例の計算第 3 回:微分法の公式:基本的な微分の公式を理解する第 4 回:微分法の公式:基本的な微分の公式を理解する第 5 回:初等関数の微分:指数関数・対数関数・三角関数の微分計算第 6 回:接線の方程式:接線の方程式を理解し、具体例を計算する第 7 回:増減表:増減表の作り方第 8 回:原始関数と積分:微分の逆演算としての原始関数と符号付きの面積としての積分の概念を把握する第 9 回:微分積分学の基本定理:原始関数と積分の間の関係を理解する第 10 回:原始関数:原始関数の公式を理解する第 11 回:積分の応用:面積、長さ等の計算第 12 回:線形写像としての行列:線形写像としての行列の意味を理解する第 13 回:線形写像としての行列:線形写像としての行列の意味を理解する第 14 回:まとめ第 15 回:定期試験(教材「基礎数学」の持ち込みを許可する)

成績評価基準 期末試験の成績(80%)、レポート(20%)により評価する。(最高評価点を 70 点とする。)備 考

Page 107: 第2部 科目の授業計画(シラバス) · 91 平成19年度 近畿大学産業理工学部建築・デザイン学科 学習の手引 建築・デザイン学科の学生に対して開講されているすべての授業科目について科目コードと科目名を人間形成科

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平成 19 年度 近畿大学産業理工学部建築・デザイン学科 学習の手引

科目名subject 数学Ⅰ演習 RecitationsinMathematics Ⅰ(A クラス)科目区分 専門科目 科目コード 31051 単位数 2 単位 開講時期 1 年次前期必修・選択の別 必修科目(建築工学コース)/選択科目(建築コース)/選択科目(デザインコース)担当者 氏名name:金光 滋 ShigeruKANEMITSU

連絡先(代表者):2 号館 3 階金光研究室 [email protected]授業の概要及び位置付け 数学 I で学ぶ微分積分学の内、主に 1 変数関数の場合の演習を行なう。通奏低音としては、合成関数の微積分に習熟し、複素数関数として扱う訓練を行なうことがある。とくに、複素係数で部分分数に分解するという、画期的な手法に通暁するよう訓練を重ねる。この計算を反復練習することによって、1 年生の間に、複素関数論における留数計算、ラプラス変換の基本公式が、表を見なくてもたちどころに計算できるまでに習熟することを目標とする。

キーワードkeywords

等比数列、2 項定理、微分、導関数、指数関数、オイラーの等式、逆微分、積分、部分分数分解geometricprogression,binomialtheorem,Differentiation,exponentialfunction,Euler’sformula、anti-derivative,integrals,partialfractionexpansion

授業の到達目標・1 変数関数の(=複素関数の)合成関数の微積分が計算できる。(B)・複素数と 2 次のベクトルとの関連等を、行列による変換を通して幾何的に解釈し、表現できる。(B)・複素関数の微積分-とくにオイラーの等式-を用いて、対数関数、逆三角関数の積分を求めることができる。(B)・(本質的には留数計算によって)有理関数を部分分数に分解でき、ラプラス変換に応用できる。(B)・ラプラス・フーリエ変換等を用いて、線形の定数係数微分方程式が解ける。(B)

教員からの一言・Noclaimsaboutthecontentsorthespeedoftheclasseswillbeaccepted.・クラス決定のための試験を行ないます。また、「数理科学Ⅰ」を必ず同時に受講すること。 期末試験は、数理科学Ⅰの 授業内容も含めて出題する。

関連科目 数学Ⅰ、数学Ⅱ、数学Ⅱ演習、数理科学Ⅰ、数理科学Ⅱ教 材 教科書 金光 滋「微分積分学 I」、「演習線形代数」

参考書 金光 滋「現代解析学 I」、「線形代数学」牧野書店授業計画第 1 回:導入講義-等比数列の和の公式と 2 項定理-高校で学ぶ基礎知識の内、今後もっとも煩雑に利用する、この 2    つの公式の応用を練習する。第 2 回:数系と複素数- 2 次元ベクトルとしての複素数の扱いに習熟し、2 次の行列の演算の練習を行なう。。第 3 回:多項式の微分の練習を行なう。第 4 回:合成関数-様々な写像の合成を行ない、線形代数の置換の概念、離散力学系等の例まで学ぶ。第 5 回:逆関数-逆に「解く」という考え方に基づいて、種々の初等関数の逆関数を求める。第 6 回:初等函数-初等関数を無限級数として導入し、係数を計算する。第 7 回:微分の公式(とくに連鎖律─合成関数の微分法)の練習を行なう。第 8 回:複素指数関数としての三角関数およびオイラーの等式とその応用を考究する。第 9 回:逆関数の微分(対数関数、逆三角関数の導関数)の練習を行なう。第 10 回:増減表および 2 次微分によって極値問題を解く練習をする。第 11 回:不定積分 I(逆微分・連鎖律の逆・対数微分の逆)を求める練習を行なう。第 12 回:不定積分 II(置換積分・部分積分・有理関数の積分)を求める練習を行なう。第 13 回:有理関数の部分分数分解を不定積分の計算、ラプラス変換による微分方程式の解法に応用する。第 14 回:定積分 I(微分積分学の基本定理を含む)の計算練習を行なう。第 15 回:定期試験(90 分)

成績評価基準 期末試験の成績(60%)と授業中に随時行うレポート(40%)により評価する。備 考 下級履修不可

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平成 19 年度 近畿大学産業理工学部建築・デザイン学科 学習の手引

科目名subject 数学Ⅰ演習 RecitationsinMathematics Ⅰ(Bクラス)科目区分 専門科目 科目コード 31052 単位数 2 単位 開講時期 1 年次前期必修・選択の別 必修科目(建築工学コース)/選択科目(建築コース)/選択科目(デザインコース)担当者 氏名name:石橋 睦 MakotoISHIBASHI

連絡先(代表者):2 号館 3 階塚田研究室 [email protected]授業の概要及び位置付け 「数学Ⅰ」と同じ趣旨により進度別クラス編成を行ない、A クラス(Advancedclass=globalstandard)、B クラス(国内水準クラス)、C クラス(将来の飛躍を目指して準備するクラス)の 3 クラス制を設けて、1 年生で脱落しないように周到な配慮をしている。クラスによって、最高評価点が 100、85、70 点の 3 段階になっている。ここでは「数学Ⅰ」の内容の演習を行うため、クラス分けは「数学Ⅰ」と同じものである。志のある諸君は、すべからく、上級クラスで頑張ることを勧める。高校で学んだ内容をより高度の見地から眺め、さらに、微積分と線形代数の初歩的な多くの問題をこなすことが目標である。自分で問題を解く練習を積むことにより、「数学Ⅰ」の講義内容を身に付けることが目標である。キーワード

keywords

行列式、ベクトル、行列、等比級数、指数関数、対数関数、導関数、原始関数、積分、微分積分学の基本定理、複素数、三角関数、オイラーの等式determinant, vector,matrix, geometric progression, exponential function, logarithmic function,derivative,antiderivative,integral,thefundamentaltheoremofcalculus,complexnumber,trigonometricfunction,Euler’sidentity

授業の到達目標・行列式、ベクトル、行列の概念を理解し、それらを利用して連立 1 次方程式が解ける。これらの計算力を身に付ける。(B)・指数関数・対数関数・三角関数を含んだ計算ができる。(B)・微分積分学の初歩を理解し、易しい関数の導関数や積分の計算ができる。(B)・指数関数、三角関数、複素数の概念が集約されたといえるオイラーの等式を、演習を通して理解する。(B)教員からの一言・積極的に上のクラスを希望して、意欲的に取り組んでほしい。・「数学Ⅰ」と同時に履修してください。・「数学Ⅰ」の講義内容に関する演習を行う。数学系のどんな講義も聞くだけでは決して実力は身に付かない。必ず数多く の問題を自分で解いて、解らない所は理解できるまで質問することが大切です。関連科目 数学Ⅰ、数学Ⅱ、数学Ⅱ演習教 材 教科書 教材「基礎数学」を用いる

参考書授業計画第 1 回:導入講義:授業の位置付け、目標、進め方および使用する記号や約束事の説明第 2 回:連立 1 次方程式と行列式:連立 1 次方程式を行列式を用いて解く演習を行う第 3 回:ベクトル:実数の組としてのベクトルの概念と図形的意味を、演習を通して理解する第 4 回:行列:実数を縦横に並べた対象である行列とその演算を学び、具体例を計算する第 5 回:等比数列と指数関数:基本的な数列である等比数列、その拡張としての指数関数の演習を行う第 6 回:対数関数:対数関数を指数関数の逆関数として把握する練習を行う第 7 回:微分係数と導関数:微分係数および導関数の定義の理解と具体例の計算第 8 回:原始関数と積分:微分の逆演算としての原始関数と符号付きの面積としての積分の概念を、計算演習を通して    把握する第 9 回:微分積分学の基本定理:原始関数と積分の間の関係を理解するための問題演習を行う第 10 回:複素数:2 次元ベクトルとして複素数を導入し、虚数単位を用いて数の形に書く練習第 11 回:三角比:問題練習を通して正弦、余弦等を図形的に把握する第 12 回:三角関数:正弦、余弦等を一般の角について練習し、三角関数が満たす諸公式に慣れる第 13 回:オイラーの等式:三角関数と指数関数を結び付けるオイラーの等式を練習・理解する第 14 回:まとめ第 15 回:定期試験

成績評価基準 期末試験の成績(80%)、レポート(20%)により評価する。(最高評価点を 85 点とする。)備 考

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平成 19 年度 近畿大学産業理工学部建築・デザイン学科 学習の手引

科目名subject 数学Ⅰ演習 RecitationsinMathematics Ⅰ(Cクラス)科目区分 専門科目 科目コード 31053 単位数 2 単位 開講時期 1 年次前期必修・選択の別 必修科目(建築工学コース)/選択科目(建築コース)/選択科目(デザインコース)担当者 氏名names:藤原 英徳 HidenoriFUJIWARA、塚田 春雄 HaruoTSUKADA

連絡先(代表者):2 号館 3 階塚田研究室 [email protected]授業の概要及び位置付け 「数学Ⅰ」と同じ趣旨により進度別クラス編成を行ない、A クラス(Advancedclass=globalstandard)、B クラス(国内水準クラス)、C クラス(将来の飛躍を目指して準備するクラス)の 3 クラス制を設けて、1 年生で脱落しないように周到な配慮をしている。クラスによって、最高評価点が 100、85、70 点の 3 段階になっている。ここでは「数学Ⅰ」の内容の演習を行うため、クラス分けは「数学Ⅰ」と同じものである。志のある諸君は、すべからく、上級クラスで頑張ることを勧める。高校で学んだ内容をより高度の見地から眺め、さらに、微積分と線形代数の初歩的な多くの問題をこなすことが目標である。自分で問題を解く練習を積むことにより、「数学Ⅰ」の講義内容を身に付けることが目標である。

キ ー ワ ー ド   keywords

行列式、ベクトル、行列、等比級数、指数関数、対数関数、複素数、三角関数determinant,vector,matrix,geometricprogression,exponentialfunction,logarithmicfunction,complexnumber,trigonometricfunction

授業の到達目標・行列式、ベクトル、行列の概念を理解し、それらを利用して連立 1 次方程式が解ける。これらの計算力を身に付ける。(B)・指数関数・対数関数・三角関数を含んだ計算ができる。(B)・複素数の計算ができる。(B)

教員からの一言・積極的に上のクラスを希望して、意欲的に取り組んでほしい。・「数学Ⅰ」と同時に履修してください。・「数学Ⅰ」の講義内容に関する演習を行う。数学系のどんな講義も聞くだけでは決して実力は身に付かない。必ず数多く の問題を自分で解いて、解らない所は理解できるまで質問することが大切です。

関連科目 数学Ⅰ、数学Ⅱ、数学Ⅱ演習教 材 教科書 教材「基礎数学」を用いる

参考書授業計画第 1 回:導入講義:授業の位置付け、目標、進め方第 2 回:連立 1 次方程式と行列式:連立 1 次方程式を行列式を用いて解く演習を行う第 3 回:ベクトル:実数の組としてのベクトルの概念と図形的意味を、演習を通して理解する第 4 回:行列:実数を縦横に並べた対象である行列とその演算を学び、簡単な例を計算する第 5 回:整式の計算:多項式の加減乗除(ユークリッド除法)を学び、簡単な例を計算する第 6 回:等比数列と指数関数:基本的な数列である等比数列を学び、その拡張としての指数関数の演習を行う第 7 回:対数関数:対数関数を指数関数の逆関数として把握する練習を行う第 8 回:代数方程式:低次の代数方程式、とくに 2 次方程式の根を求める計算練習第 9 回:複素数:2 次元ベクトルとして複素数を導入し、虚数単位を用いて数の形に書く練習第 10 回:三角比:問題練習を通して正弦、余弦等を図形的に把握する第 11 回:三角関数:正弦、余弦等を一般の角について練習する第 12 回:三角関数の公式:演習を通して三角関数が満たす諸公式に慣れる第 13 回:三角関数の公式:演習を通して三角関数が満たす諸公式に慣れる第 14 回:まとめ第 15 回:定期試験(教材「基礎数学」の持ち込みを許可する)

成績評価基準 期末試験の成績(80%)、レポート(20%)により評価する。(最高評価点を 70 点とする。)備 考

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平成 19 年度 近畿大学産業理工学部建築・デザイン学科 学習の手引

科目名subject 数学Ⅱ演習 RecitationinMathematics Ⅱ(A クラス)科目区分 専門科目 科目コード 31071 単位数 2 単位 開講時期 1 年次後期必修・選択の別 必修科目(建築工学コース)/選択科目(建築コース)/選択科目(デザインコース)担当者 氏名name:金光 滋 ShigeruKANEMITSU

連絡先(代表者):2 号館 3 階金光研究室 [email protected]授業の概要及び位置付け 数学Ⅱで学ぶ各項目の演習をおこなう。1 変数関数の微積分を多変数関数の場合に拡張する方法に習熟するよう、線形代数と絡んだ数多くの演習問題を解く。とくに、ベクトル値関数という観点からものごとを考えることができるように研鑽を積み、多くの計算練習をおこなう。また、2 重積分を縦線集合とみなして、逐次積分に直す方法、変数変換の方法を用いる問題が自由に解けるようになることを目標とする。同時に中程度の微分方程式の解法をマスターする。

キーワードkeywords

微分方程式、多変数関数、偏・全微分、ヘス行列、ベクトル値関数、ヤコビ行列、多次元積分、逐次積分DE, functionsof severalvariables, partial and totaldifferentiation,Hessianmatrix,vector-valuedfunctions,Jacobian,multi-dimensionalintegrals,repeatedintegrals

授業の到達目標・線形の定数係数連立微分方程式の線形代数による解法ができ、それによって、高次の場合の微分方程式が解ける。(B)・多変数関数の編微分、全微分、グラディエント等の計算ができる。(B)・多変数関数の極値問題を、行列の対角化を通して、行列の定値性と結び付けて解ける。(B)・2、3 次元積分を、縦・横両方の縦線集合に分割して計算でき、図示できる。(B)・2、3 次元積分の変数変換公式を、極形式等のヤコビアンを使って計算できる。(B)

教員からの一言・「数学Ⅰ」、「数学Ⅰ演習」の内容を理解していることが望ましい。・「数学Ⅱ」、「数理科学Ⅱ」と同時に受講してください。・必ず教科書の問題を数多く自分で解いて、解らない所は理解できるまで質問することが大切です。

関連科目 数学Ⅰ、数学Ⅰ演習、数学Ⅱ、数理科学Ⅰ、数理科学Ⅱ教 材 教科書 金光 滋「微分積分学 I」、「演習線形代数」

参考書 金光 滋「現代解析学 I」、「線形代数学」牧野書店授業計画第 1 回:導入講義-微分方程式 I 指数現象 微分方程式の最も簡単な例である、指数現象、1 次反応を扱う。第 2 回:微分方程式 II 成長曲線 需要予測、ケイオス等に煩雑に現れる、ロジスティック方程式を、変数分離型の例    の一つとして練習する。第 3 回:微分方程式Ⅲ 定数係数連立微分方程式のラプラス変換による解法を学ぶ。第 4 回:定積分 II 変数変換(置換積分)の公式の計算練習を行なう。 第 5 回:多変数関数の例と偏微分 個々の変数の関数とみなした場合の普通の微分である、偏微分に触れる。第 6 回:全微分 多変数関数をベクトル変数の関数とみなした場合の全微分(グラディエント)、さらに、ベクトル値関    数の全微分であるヤコビ行列、ヤコビアンを練習する。第 7 回:連鎖律-合成関数の微分法 ベクトル値関数の連鎖律、図形的に連鎖律が書きだせる練習をする。第 8 回:極値問題 I 多変数関数の場合の停留点は、グラディエント =0 に対応することと極値の判定練習第 9 回:極値問題 II ヘス行列の定値性、ラグランジュの方法等の計算練習を行なう。第 10 回:多重積分 I 2 次元積分の定義と縦線集合への分割の計算練習を行なう。第 11 回:多重積分 II 2 次元積分の逐次積分への変換の計算練習を行なう。第 12 回:多重積分Ⅲ 2 次元積分の変数変換の計算練習を行なう。第 13 回:多重積分 IV 高次元積分の定義と計算法の計算練習を行なう。第 14 回:微分方程式 IV: 行列を用いた線形微分方程式の解法を練習する。第 15 回:定期試験(90 分)

成績評価基準 期末試験の成績(60%)と授業中に随時行うレポート(40%)により評価する。備 考 下級履修不可

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平成 19 年度 近畿大学産業理工学部建築・デザイン学科 学習の手引

科目名subject 数学Ⅱ演習 RecitationsinMathematics Ⅱ(Bクラス)科目区分 専門科目 科目コード 31072 単位数 2 単位 開講時期 1 年次後期必修・選択の別 必修科目(建築工学コース)/選択科目(建築コース)/選択科目(デザインコース)担当者 氏名name:藤原 英徳 HidenoriFUJIWARA

連絡先(代表者):2 号館 3 階藤原研究室 [email protected]授業の概要及び位置付け 基本的には前期科目「数学Ⅰ」の進度別クラス編成を維持するが、前期のクラス選択に無理があったと思われる場合は、後期にクラスの変更を行うことがある。A クラス(Advancedclass = globalstandard)、B クラス(国内水準クラス)、Cクラス(将来の飛躍を目指して準備するクラス)の 3 クラス制を設けて、1 年生で脱落しないように周到な配慮をしている。クラスによって、最高評価点が 100、85、70 点の 3 段階になっている。ここでは「数学Ⅱ」の内容の演習を行うため

「数学Ⅱ」と同じクラス分けを行う。1 変数・2 変数の微分積分学と線形代数の一部を、演習問題を自分で解くことにより、身に付けることが目標である。

キーワードkeywords

微分積分学、導関数、積分、原始関数、置換積分、部分積分、偏導関数、重積分、固有値calculus,derivative,integral,antiderivative,changeofvariable,integrationbyparts,partialderivative,multipleintegral,eigenvalue

授業の到達目標・極大極小判定を行う方法を身につけて、演習問題が解ける。(B)・さまざまな積分の計算ができる。(B)・行列の固有値と固有ベクトルの概念を理解して、簡単な場合の計算ができる。(B)

教員からの一言・「数学Ⅰ」、「数学Ⅰ演習」(Bクラス)の内容を理解していることが望ましい。・「数学Ⅱ」と同時に履修してください。・「数学Ⅱ」の講義内容に関する演習を行う。数学系のどんな講義も聞くだけでは決して実力は身に付かない。必ず数多 くの問題を自分で解いて、解らない所は理解できるまで質問することが大切です。

関連科目 数学Ⅰ、数学Ⅰ演習、数学Ⅱ教 材 教科書 坂田定久・他「微分積分」学術図書出版

参考書 齋藤正彦「微分積分教科書」東京図書薩摩順吉「微分積分」岩波書店

授業計画第 1 回:導入講義:授業の位置付け、目標、進め方第 2 回:微分法の公式:計算練習を通して、基本的な微分の公式を理解する第 3 回:初等関数の微分:指数関数・対数関数・三角関数の微分計算の練習第 4 回:逆三角関数の微分:逆三角関数の微分の公式を理解するための演習第 5 回:接線の方程式:接線の方程式を理解し、具体例を計算する第 6 回:増減表と極大極小問題:増減表を作り、2 次微分判定法による極値の判定を行う第 7 回:置換積分法:変数変換により原始関数と積分を求める第 8 回:部分積分法:部分積分法により原始関数と積分を求める第 9 回:積分の応用:面積、長さ等の計算練習第 10 回:偏微分係数と偏導関数:練習問題の計算を通して、偏微分係数および偏導関数を理解する第 11 回:重積分:重積分の求め方、具体例の計算練習第 12 回:線形写像としての行列:問題練習により、線形写像としての行列の意味を理解する第 13 回:固有値と固有ベクトル:行列の固有値と固有ベクトルの計算練習第 14 回:まとめ第 15 回:定期試験

成績評価基準 期末試験の成績(80%)、レポート(20%)により評価する。(最高評価点を 85 点とする。)備 考

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平成 19 年度 近畿大学産業理工学部建築・デザイン学科 学習の手引

科目名subject 数学Ⅱ演習 RecitationsinMathematics Ⅱ(Cクラス)科目区分 専門科目 科目コード 31073 単位数 2 単位 開講時期 1 年次後期必修・選択の別 必修科目(建築工学コース)/選択科目(建築コース)/選択科目(デザインコース)担当者 氏名names:石橋 睦 MakotoISHIBASHI、塚田 春雄 HaruoTSUKADA

連絡先(代表者):2 号館 3 階塚田研究室 [email protected]授業の概要及び位置付け 基本的には前期科目「数学Ⅰ」の進度別クラス編成を維持するが、前期のクラス選択に無理があったと思われる場合は、後期にクラスの変更を行うことがある。A クラス(Advancedclass = globalstandard)、B クラス(国内水準クラス)、Cクラス(将来の飛躍を目指して準備するクラス)の 3 クラス制を設けて、1 年生で脱落しないように周到な配慮をしている。 クラスによって、最高評価点が 100、85、70 点の 3 段階になっている。ここでは「数学Ⅱ」の内容の演習を行うため「数学Ⅱ」と同じクラス分けを行う。1 変数の微分積分学と線形代数の一部を、演習問題を自分で解くことにより、身に付けることが目標である。

キーワードkeywords

微分積分学、微分係数、導関数、積分、原始関数、微分積分学の基本定理、線形代数calculus,differentialcoefficient,derivative,integral,anti-derivative,thefundamentaltheoremofcalculus,linearalgebra

授業の到達目標・微分の計算ができ、増減表を作れる。(B)・原始関数を求めて、積分の計算ができる。(B)・行列と線形写像の関係を理解して、簡単な場合の計算ができる。(B)

教員からの一言・「数学Ⅰ」「数学Ⅰ演習」(Cクラス)の内容を理解していることが望ましい。・「数学Ⅱ」と同時に履修してください。・「数学Ⅱ」の講義内容に関する演習を行う。数学系のどんな講義も聞くだけでは決して実力は身に付かない。必ず数多く の問題を自分で解いて、解らない所は理解できるまで質問することが大切です。

関連科目 数学Ⅰ、数学Ⅰ演習、数学Ⅱ教 材 教科書 教材「基礎数学」を用いる。

参考書授業計画第 1 回:導入講義:授業の位置付け、目標、進め方第 2 回:微分係数と導関数:具体例の計算練習により、微分係数および導関数の定義を理解する第 3 回:微分法の公式:計算練習を通して、基本的な微分の公式を理解する第 4 回:微分法の公式:計算練習を通して、基本的な微分の公式を理解する第 5 回:初等関数の微分:指数関数・対数関数・三角関数の微分計算の練習第 6 回:接線の方程式:接線の方程式を理解し、具体例を計算する第 7 回:増減表:増減表を作る第 8 回:原始関数と積分:微分の逆演算としての原始関数と符号付きの面積としての積分の概念を、計算演習を通して    把握する第 9 回:微分積分学の基本定理:原始関数と積分の間の関係を理解するための問題演習を行う第 10 回:原始関数:原始関数の計算の練習第 11 回:積分の応用:面積、長さ等の計算練習第 12 回:線形写像としての行列:問題練習により、線形写像としての行列の意味を理解する第 13 回:線形写像としての行列:問題練習により、線形写像としての行列の意味を理解する第 14 回:まとめ第 15 回:定期試験(教材「基礎数学」の持ち込みを許可する)

成績評価基準 期末試験の成績(80%)、レポート(20%)により評価する。(最高評価点を 70 点とする。)備 考

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平成 19 年度 近畿大学産業理工学部建築・デザイン学科 学習の手引

科目名subject 物理学 IFundamentalPhysicsI科目区分 専門科目 科目コード 3109 単位数 2 単位 開講時期 1 年次前期必修・選択の別 必修科目(建築工学コース)/選択科目(建築コース)/選択科目(デザインコース)担当者 氏名name:古川 昌司 ShojiFURUKAWA

連絡先(代表者):[email protected] (学内):[email protected]授業の概要及び位置付け 自然界の現象は多種多様であるが、基本的には数少ない幾つかの法則により支配されている。工科系の各学科においては、これらの自然科学をベースとし、人類に役立つ応用などを勉強する。従って、物理学は最も重要な学問の一つである。 一般に物理学が難しいと言われるのは、基本法則を十分理解しないまま、各種の応用問題に取り掛かるためである。それゆえ、物理学Iでは力学を中心にその基礎を学ぶ。

キーワードkeywords

速度、加速度、単振動、運動エネルギー、ポテンシャル・エネルギー、万有引力、重心、慣性モーメントvelocity,acceleration,simpleharmonicoscillation,kineticenergy,potentialenergy,gravitation,gravitycenter,inertiamoment

授業の到達目標・速度及び加速度の定義をしっかり理解し、実際の生活の中で遭遇する現象と関連付けて説明することができる。(B)・重力により物体が落下する場合の加速度等について理解して、数式やことばで説明できる。(B)・単振動及び単振り子についての運動方程式をたて、それを解くことができる。(B)・保存力とポテンシャルについて理解して、数式やことばで説明できる。(B)・万有引力と惑星の運動について理解して、数式やことばで説明できる。(B)・慣性モーメントの定義を正確に理解し、その物理的な意味を数式やことばで説明できる。(B)

教員からの一言・座標系やベクトルの基礎を予め修得しておいて欲しい。・法則、定義、及び定理などの相違をしっかり理解して欲しい。

関連科目 物理学Ⅱ、数学Ⅰ、電磁気学Ⅰ教 材 教科書 小出昭一郎「物理学(三訂版)」裳華房

参考書 山内恭彦、小谷正雄、高橋秀俊「物理学選書」裳華房戸田盛和、中島貞雄「物理入門コース」岩波書店

授業計画第 1 回:導入講義 :授業の進め方と概要の説明、成績評価法、物理学とは何か第 2 回:自然界の物理現象について学ぶ第 3 回:力学の基本(長さと時間、質点、ベクトル、変位と速度)について理解する第 4 回:加速度の定義を理解し、実際の生活の中で遭遇する現象と関連付けて理解する第 5 回:ニュートンの運動の法則を理解する第 6 回:落体と放物運動について基礎方程式をたて、それを解く第 7 回:単振動と単振り子について基礎方程式をたて、それを解く第 8 回:仕事と運動エネルギーについて理解する第 9 回:保存力とポテンシャル、位置のエネルギーについて理解する第 10 回:万有引力と惑星の運動について理解する第 11 回:剛体とは何か理解する第 12 回:重心とその運動について理解する第 13 回:重心運動と相対運動について理解する第 14 回:慣性モーメントの定義を理解し、その物理的な意味を理解する第 15 回:定期試験  注:試験範囲は第 1 回から前回までの授業総てとする。

成績評価基準 定期試験(60%)と授業中の演習等(40%)の成績を総計して評価点とする。備 考

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平成 19 年度 近畿大学産業理工学部建築・デザイン学科 学習の手引

科目名subject 物理学ⅡFundamentalPhysicsⅡ科目区分 専門科目 科目コード 3111 単位数 2 単位 開講時期 1 年次後期必修・選択の別 必修科目(建築工学コース)/選択科目(建築コース)/選択科目(デザインコース)担当者 氏名name:古川 昌司ShojiFURUKAWA

連絡先(代表者):[email protected] (学内):[email protected]授業の概要及び位置付け 自然界の現象は多種多様であるが、基本的には数少ない幾つかの法則により支配されている。工科系の各学科においては、これらの自然科学をベースとし、人類に役立つ応用などを勉強する。従って、物理学は最も重要な学問の一つである。 一般に物理学が難しいと言われるのは、基本法則を十分理解しないまま、各種の応用問題に取り掛かるためである。それゆえ、物理学IIでは電磁気学を中心にその基礎を学ぶ。

キーワードkeywords

クーロンの法則、ガウスの法則、電位、キャパシター、オームの法則Coulomb’slaw,Gauss’slaw,electricpotential,capacitor,Ohm’slaw

授業の到達目標・クーロンの法則を正確に理解して、数式やことばで説明できる。(B)・ガウスの法則を理解して、具体的な問題に適用できる。(B)・電位について理解して、電界を積分することにより電位を求めることができる。(B)・静電容量について理解して、 キャパシティを直列及び並列に接続した場合の容量を基本にもどって求めることができる。(B)・オームの法則を正確に理解して、数式やことばで説明できる。(B)・キルヒホフの法則を正確に理解して、数式やことばで説明できる。(B)

教員からの一言・座標系やベクトルの基礎を予め修得しておいて欲しい。・法則、定義、及び定理などの相違をしっかり理解して欲しい。

関連科目 物理学Ⅰ、数学Ⅰ、電磁気学Ⅰ、電磁気学Ⅰ演習、電磁気学Ⅱ、電磁気学Ⅲ、電気回路Ⅱ教 材 教科書 小出昭一郎「物理学(三訂版)」裳華房

参考書 山内恭彦、小谷正雄、高橋秀俊「物理学選書」裳華房戸田盛和、中島貞雄「物理入門コース」岩波書店

授業計画第 1 回:導入講義 :授業の進め方と概要の説明、成績評価法、電磁気学とは何か第 2 回:自然界の電磁気学的現象について学ぶ第 3 回:クーロンの法則を理解する第 4 回:ガウスの法則を理解する第 5 回:ガウスの法則を用いて電場を求める第 6 回:電位について理解する第 7 回:電場が求められている場合、それを積分して電位を求める第 8 回:静電容量とは何か、キャパシターについて理解する第 9 回:キャパシターを直列及び並列に接続した場合の容量を基本にもどって求める第 10 回:オームの法則を理解する第 11 回:キルヒホフの法則をしっかり理解する第 12 回:キルヒホフの法則を用いて具体的な問題を解く第 13 回:磁石と磁場について理解する第 14 回:アンペールの法則をしっかり理解して、アンペールの法則を用いて具体的な問題を解く第 15 回:定期試験注 :試験範囲は第 1 回から前回までの授業総てとする。

成績評価基準 定期試験(60%)と授業中の演習等(40%)の成績を総計して評価点とする。備 考

Page 115: 第2部 科目の授業計画(シラバス) · 91 平成19年度 近畿大学産業理工学部建築・デザイン学科 学習の手引 建築・デザイン学科の学生に対して開講されているすべての授業科目について科目コードと科目名を人間形成科

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平成 19 年度 近畿大学産業理工学部建築・デザイン学科 学習の手引

科目名subject 造形と力及び演習Ⅰ FormsandForceswithExercises Ⅰ科目区分 専門科目 科目コード 3201 単位数 4 単位 開講時期 1 年次前期必修・選択の別 必修科目(建築工学コース)/必修科目(建築コース)/必修科目(デザインコース)担当者 氏名names:平松 晃 AkiraHIRAMATSU、金子 哲大TetsuoKANEKO 

松尾 譲 YuzuruMATSUO、平嶋 守 MamoruHIRASIMA

連絡先(代表者):2 号館 3 階平松研究室 [email protected]授業の概要及び位置付け 建築物、椅子、机、家具、などの造形は、棒材と面材の構造要素を組み合わせることによって立体的に構成され、さまざまな力を受けて変形する。その変形が大き過ぎると原型を保持できずに壊れることになる。したがって、デザイナーを志す人には、美的センスとともに力学の基礎の理解と造形と力に対するセンスが要求される。 この授業では数値計算だけでなく、実際の建築物と力学との関わりを理解したり、受講者自身の制作による模型を通して力の表現、力の釣り合い、反力の意味について学習する。キーワードkeywords

力、モーメント、バリニオンの定理、隅力、示力図、合力、分力force,moment,Varignon’stheorem,coupleofforces,forcepolygon,resultant,component

授業の到達目標・合力や分力を数式解法および図解法で求めることができる。(B、F、G)・単純ばりの反力を数式解法および図解法で算定することができる。(B、F、G)・片持ち梁の反力を数式解法で算定することができる。(B、F、G)・自らがデザインした構造物を制作することをとおして、問題を発見し評価する能力を身につける。(B、F、G)教員からの一言・力学的な内容を扱う場面が多い授業であるが、高校で物理学を履修してこなかった受講生でも理解できることを目指し ている。ただし、未知数が 2,3 個の連立 1 次方程式を解く計算力が必要である。この計算に不安をもつ学生には、連立 1 次方程式について復習しておくことを望む。関連科目 造形と力及び演習Ⅱ、構造力学Ⅰ、構造力学Ⅱ、構造力学Ⅲ教 材 教科書 「ちからとかたち」日本建築学会

槙谷栄次、永坂具也共著「図解建築構造力学の学び方」オーム社参考書 望月 洵「力学と構造フォルム」建築技術社

望月 重「ビルはなぜ建っているかなぜ壊れるか」文芸春秋社授業計画第 1 回:導入講義:授業の進め方と概要の説明、成績評価法、モノの形と力学的特性の関係を理解する。第 2 回:力の三要素(力の表現)、力のモーメント、隅力及び合力 ・ 分力について学び、演習問題を解く。第 3 回:力の合成と分解の数式解法と図解法による演習問題を解く。第 4 回:力の釣り合いとは何かを学び、その数式条件と図解条件を理解し、演習問題を解く。第 5 回:構造物と荷重のモデル化と表示方法を学び、支点の種類と反力数を学んで演習問題を解く。第 6 回:片持ちばり、単純ばりの反力を数式解法を用いて求める演習問題を解く。第 7 回:単純ばりの反力を図解法を用いて求める演習問題を解く。第 8 回:間試験(60 分) 注:試験範囲は第 1 回から第 7 回までの授業すべてとする。第 9 回:課題 「空へ」 1/5 スケールのケーススタディ 1(スケッチ)第 10 回:課題 「空へ」 1/5 スケールのケーススタディ 2(モデル)第 11 回:課題 「空へ」 1/5 スケール破壊実験第 12 回:課題 「空へ」 原寸大モデル制作 1第 13 回:課題 「空へ」 原寸大モデル制作 2第 14 回:課題 「空へ」 原寸大モデル完成・提出と強度確認第 15 回:課題 「空へ」 評価レポート作成・提出成績評価基準 出席点は与えないが、出席数 10 回(7 割)以上の出席のある学生を成績評価対象とする。 後半の課題 「空へ」 では、課題作品の提出で試験に代える。 前半の演習問題(20%)と中間試験(30%)、後半の演習(15%)と課題作品(35%)の成績を総計して評価点とする。

備 考

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平成 19 年度 近畿大学産業理工学部建築・デザイン学科 学習の手引

科目名subject 造形と力及び演習Ⅱ FormsandForceswithExercises Ⅱ科目区分 専門科目 科目コード 3203 単位数 4 単位 開講時期 1 年次後期必修・選択の別 必修科目(建築工学コース)/必修科目(建築コース)/必修科目(デザインコース)担当者 氏名names:平松 晃 AkiraHIRAMATSU、楠林 拓 HirakuKUSUBAYASI

松尾 譲 YuzuruMATSUO、平嶋 守 MamoruHIRASIMA

連絡先(代表者):2 号館 3 階平松研究室 [email protected]授業の概要及び位置付け 造形と力及び演習Ⅰで扱った「力」や「力の釣合い」についてしっかりと理解していることが必要である。この授業では、モノが備えるべき力学的な性質とモノの形との関係を意識しながら、モノを構成している部材に注目して、その応力分布について学習する。すなわち、応力分布は、荷重の加わり方だけでなく部材の組み立て方によっても大きく変わることを数値計算や構造模型を通して、あるいは実際の建築物における構造骨組みを観察しながら体験的に学習する。 まず静定トラスの軸方向力を取り上げ、次いで型持ちばりと単純ばりの曲げモーメントとせん断力に着目し、応力分布の特徴や応力を算定する手段として「数式解法」や「図解法」があることを学ぶ。また、各種荷重が作用した場合の応力算定と応力図についての演習を多数行う。さらに、布と棒状弾性素材を利用した膜構造体によるシェルターを個々の学生が自ら設計・製作することを通して、材料の組合せ、強度、変形を自ら確かめる体験学習もおこなう。キーワードkeywords

応力、トラス、片持ち梁、単純ばり、曲げモーメント図stress,determinatetruss,cantilever,simplebeam,bendingmomentdaiagram

授業の到達目標・静定トラスの応力を数式解法および図式解法で算定することができる。(B、F、G)・単純梁や片持ち梁の応力を数式解法で算定することができ、応力図を描くことができる。(B、F、G)・実際の構造物(シェルター)を制作し、 その強度を確認し変形状況を観察しながら問題を発見する能力を身につける。(B、F、G)教員からの一言・力学や数値計算が苦手な学生でも十分に理解できる授業を目指している。授業内容が理解できないと感じたときは、い つでも、その場で担当教員に声を掛け、質問すること。遠慮や周囲への気兼ねをする必要は無い。関連科目 造形と力及び演習Ⅰ、構造力学Ⅰ、構造力学Ⅱ、構造力学Ⅲ、建築デザイン演習Ⅰ、建築デザイン演習Ⅱ教 材 教科書 「ちからとかたち」日本建築学会

槙谷栄次、永坂具也共著「図解建築構造力学の学び方」オーム社参考書 望月 洵「力学と構造フォルム」建築技術社

望月 重「ビルはなぜ建っているかなぜ壊れるか」文芸春秋社「膜構造デザインの系譜」新建築社、石井 一夫「世界の膜構造デザイン」新建築社

授業計画第 1 回:導入講義:授業の進め方と概要の説明、成績評価法、荷重と応力との関係、応力とモノの形の関係を理解する。第 2 回:軸方向応力(断面力)の意味を理解し、静定トラスの応力算定方法(節点法と切断法)を学び、演習問題を解く。第 3 回:静定トラスの応力方法(切断法)を学び、演習問題を解く。第 4 回:静定トラスに関する図解法を用いた応力算定の演習問題を解く。第 5 回:応力(せん断力、曲げモーメント)の意味を理解し、片持ち梁に関する応力算定の演習問題を解く。第 6 回:単純梁に関する応力算定の考え方を理解し、演習問題を解く。第 7 回:単純梁を例として区間に分けて応力を求める方法を学び、演習問題を解く。第 8 回:中間試験(60 分) 注:試験範囲は第 1 回から第 7 回までの授業すべてとする。第 9 回:シェルターの製作 -1 目標の確認、グループ分け、膜構造の導入第 10 回:シェルターの製作 -2 ジョイントの説明、ジョイントの制作と試作模型第 11 回:シェルターの製作 -3 コンセプト、縮小模型制作、プレゼンテーション第 12 回:シェルターの製作 -4 縮小模型制作、プレゼンテーション第 13 回:シェルターの製作 -5 組図、部品図、アッセンブリー、役割分担第 14 回:シェルターの製作 -6 作品制作第 15 回:シェルターの製作 -7 強度確認、評価、講評

成績評価基準 出席点は与えないが、出席数 10 回(7 割)以上の出席のある学生を成績評価対象とする。 後半のシェルターの製作では、課題作品の提出で試験に代える。グループワークの場合、グループ内での貢献度を課題作品点に係数として乗じる。例:80%の貢献で、作品点 35 点の場合は個人の点数は 28 点。(100 点を通常の貢献とする) 前半の演習問題(20%)と中間試験(30%)、後半の演習(15%)と課題作品(35%)の成績を総計して評価点とする。備 考

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平成 19 年度 近畿大学産業理工学部建築・デザイン学科 学習の手引

科目名subject 構造力学Ⅰ StructuralAnalysis Ⅰ科目区分 専門科目 科目コード 3205 単位数 2 単位 開講時期 2 年次前期必修・選択の別 必修科目(建築工学コース)/必修科目(建築コース)/―(デザインコース)担当者 氏名name:平松 晃 AkiraHIRAMATSU

連絡先(代表者):2 号館 3 階平松研究室 [email protected]授業の概要及び位置付け 建築構造物の力学的特長を自然科学の方法を通して理解し、自然災害に対して安全な構造物とするための基本を身に付けることがこの講義の目指すところである。この講義は、そのための第一歩に位置付けられる。まず、静定構造物の応力分布に着目して、まず、応力算定における基本的な考え方や応力分布における特徴を理解する。 ついで、多くの計算例をみて応力算定の具体的な手順を修得する。その後、材軸に垂直な断面の応力度と断面力との関係を把握し、さらに方向によって応力度の変化する様子がモールの応力円によって表現できることを理解する。最後に、断面のもつ様々な力学特性を知って、これらを数値として表す方法を学ぶ。 この授業の全体を通して一貫している考え方は「力の釣り合い」であり、どのような構造物でも、また構造物内のどの 部分についても、常に力の釣り合いが成立していることを学ぶことがこの授業の目標である。キーワードkeywords

ラーメン、曲げモーメント、せん断力、主応力度、モールの応力円、断面二次モーメントrahmen,bendingmoment,shearforce,principalstress,Mohr’sstresscircle,secondmomentofarea

授業の到達目標・静定ばりと静定ラーメン構造の力学的特徴を把握し、その基本が「力の釣り合い」であることを理解する。(B、G)・静定構造物の反力算定方法と応力算定方法を身に付け、応力図を描くことができる。(B、G)・応力度の算定方法を身に付け、組み合わせ応力の算出ができる。(B、G)・モールの応力円を描くことができ、主応力度の値と主応力方向が算出できる。(B、G)・各種の断面定数のもつ意味を理解し、断面定数の計算ができる。(B、G)

教員からの一言・力学的な特徴を頭で理解するだけでなく、体で覚えることを目指してほしい。そのためには、演習問題をたくさん解く ことが必要である。・原則として毎回小試験を実施する。また、毎回、宿題としての計算問題を出題する。

関連科目 造形と力及び演習Ⅰ、造形と力及び演習Ⅱ、構造力学Ⅱ、構造力学Ⅲ教 材 教科書 槙谷栄次、永坂具也共著「図解建築構造力学の学び方」オーム社

参考書 造力学や構造力学演習に関する市販の本の中から受講生各自が選んで参考書とする。授業計画第 1 回:導入講義:授業の進め方と概要の説明、成績評価法、構造力学とは何かを理解する。第 2 回:応力算定 -1:片もちばり型ラーメンを例として曲げモーメンとせん断力の関係を理解する。第 3 回:応力算定 -2:単純ばり型のラーメンを例として区間を分ける応力算定法を修得する。第 4 回:応力算定 -3:左右対称の三ヒンヂラーメンを例として左右対称の応力分布とその特徴を学ぶ。第 5 回:応力算定 -4:斜めばりを例として応力と反力の関係を理解する。第 6 回:応力度分布 -1:垂直応力度とせん断応力度の特徴を理解し、算定方法を修得する。第 7 回:応力度分布 -2:曲げ応力度と縁応力度の特徴を理解し、算定方法を修得する。第 8 回:応力度分布 -3:重ね合せの原理を用いて組み合わせ応力度と断面の核の特徴を理解し、算定方法を修得する。第 9 回:方向によって異なる応力度 -1:主応力方向と主応力度の特徴を理解し、算定方法を修得する。第 10 回:方向によって異なる応力度 -2:モールの応力円の特徴を理解し、描き方を修得する。第 11 回:方向によって異なる応力度 -3:主応力方向と主応力度の算定方法を修得する。第 12 回:断面定数 -1:図芯と断面一次モーメントの関係を理解し、図芯の算定方法を修得する。第 13 回:断面定数 -2:断面二次モーメントと平行軸の定理の関係を理解し、二次モーメントの算定方法を修得する。第 14 回:断面定数 -3:主軸と断面主二次モーメント関係を理解する。第 15 回:定期試験(60 分) 注:試験範囲は第 1 回から第 14 回までの授業すべてとする。

成績評価基準 定期試験(70%)、小試験(10%)と宿題としての演習課題(20%)の成績を総計して評価点とする。備 考

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平成 19 年度 近畿大学産業理工学部建築・デザイン学科 学習の手引

科目名subject 構造力学Ⅱ StructuralAnalysisⅡ科目区分 専門科目 科目コード 3207 単位数 2 単位 開講時期 2 年次後期必修・選択の別 必修科目(建築工学コース)/選択科目(建築コース)/―(デザインコース)担当者 氏名name:平松 晃 AkiraHIRAMATSU

連絡先(代表者):2 号館 3 階平松研究室 [email protected]授業の概要及び位置付け 構造力学Ⅰに引き続いてこの講義でも建築構造物を力学の観点からとらえ、静的に作用する外力に対して示す建築物の応答性状を理解することを目標とする。まず、応力度と歪度との関係が鋼材やコンクリートなど材料の種類によって異なることや構造物のもつ硬さ(剛性)や粘り(靭性)が力学的に重要な意味をもつことを学ぶ。その後、建築構造物の基本部材である 「はり」 と 「柱」、そしてラーメン架構に順次着目し、それぞれのもつ代表的な問題を取り上げてその基本的な考え方を修得する。 この授業では、構造物が示す力学特性には、構成部材それぞれの変形に対する性質が大きく影響することを受講生が十分に納得できるように多くの計算例を示すことを目指している。キーワードkeywords

弾性、塑性、弾性係数、座屈、細長比、たわみ角法elasticity,plasticity,modulusofelasticity,buckling,slendernessratio,slope-deflectionmethod

授業の到達目標・構造部材が示す弾性的ふるまいと塑性的ふるまいを理解する。(B、G)・さまざまな変形算定方法を用いて、構造部材や簡単な構造物に生ずるたわみの算出ができる。(B、G)・座屈現象の基本を理解し、弾性座屈荷重を算出することができる。(B、G)・「たわみ角法」を用いて簡単な不静定ラーメンの応力算定ができる。(B、G)・ラーメン架構の応力分布にみられる特徴を理解する。(B、G)教員からの一言・授業内容を頭で理解するだけでなく、体で覚えることを目指してほしい。そのためには、似たような演習問題を繰り返 し解くことが必要である。・授業の一部で 1 変数の簡単な微分演算と積分演算を利用するが、極初歩の微積分であり、必要に応じて微積分の簡単な 解説をおこなうので、数学が苦手な学生も臆することなく受講できる。・原則として毎回小試験を実施する。また、毎回、宿題としての計算問題を出題する。関連科目 造形と力及び演習Ⅰ、造形と力及び演習Ⅱ、構造力学Ⅰ、構造力学Ⅲ教 材 教科書 槙谷栄次、永坂具也共著「図解建築構造力学の学び方」オーム社

参考書 造力学や構造力学演習に関する市販の本の中から受講生各自が選んで参考書とする。授業計画第 1 回:導入講義:授業の進め方と概要の説明、成績評価法、静定構造物と不静定構造物の相違点を理解する。第 2 回:応力と変形 -1 応力度と歪度との関係、弾性と塑性の違い、弾性係数(ヤング率)、許容応力度などを学ぶ。第 3 回:応力と変形 -2 応力と変形の関係や硬さ(剛性)と粘り(靭性)の重要性を理解する。第 4 回:応力と変形 -3 構造部材の変形性状にみられる様々な特徴を理解し、単一材の変形算定方法を学ぶ。第 5 回:応力と変形 -4 「オイラーの弾性曲線式」と境界条件を組み合わせた方法によるたわみ算定方法を修得する。第 6 回:応力と変形 -5 「モールの定理」によるはりのたわみ算定方法を修得する。第 7 回:長柱の座屈 -1 座屈現象や「オイラーの座屈理論」の特徴を理解する。第 8 回:長柱の座屈 -2 座屈モードと細長比の関係を学び、弾性座屈荷重の算定方法を修得する。第 9 回:長柱の座屈 -3 弾性座屈荷重についての代表的な算定例をいくつか概観し、その特徴をとらえる。第 10 回:不静定ラーメンの応力算定法 -1 剛比の意味を学び、「たわみ角法」の基本公式が示すことを理解する。第 11 回:不静定ラーメンの応力算定法 -2 荷重項、節点方程式と層方程式の算定方法を修得する。第 12 回:不静定ラーメンの応力算定法 -3 計算例を通して鉛直荷重を受けるラーメン架構の応力算定方法を学ぶ。第 13 回:不静定ラーメンの応力算定法 -4 計算例を通して水平荷重を受けるラーメン架構の応力算定方法を学ぶ。第 14 回:不静定ラーメンの応力算定法 -5 ラーメン架構の応力分布にみられるさまざまな特徴を理解する。第 15 回:定期試験(60 分) 注:試験範囲は第 1 回から第 14 回までの授業すべてとする。

成績評価基準 定期試験(70%)、小試験(10%)と宿題としての演習課題(20%)の成績を総計して評価点とする。備 考

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平成 19 年度 近畿大学産業理工学部建築・デザイン学科 学習の手引

科目名subject 構造力学Ⅲ StructuralAnalysis Ⅲ科目区分 専門科目 科目コード 3209 単位数 2 単位 開講時期 3 年次前期必修・選択の別 選択科目(建築工学コース)/選択科目(建築コース)/―(デザインコース)担当者 氏名name:平松 晃 AkiraHIRAMATSU

連絡先(代表者):2 号館 3 階平松研究室 [email protected]授業の概要及び位置付け 建築物は、自重や雪の重さに対してだけでなく地震や台風などによる大きな荷重にも耐えなければならない。自然災害に対して安全な建築物を建設するためには、建築構造物の示す力学的挙動を十分に理解して設計することが重要である。 この授業では、これまで学んできた構造力学のまとめとして、コンピュータで構造解析をする際に用いられる「剛性マトリックス法」を取り上げ、その考え方の基本を学び、簡単な例題に取り組む。次いで、「力のなす仕事」に着目して、弾性仕事や歪エネルギーを理解し、構造物全体を支配しているエネルギー原理の概要を考える。その後、「仮想仕事法」によるたわみ算定手順や「応力法」による不静定構造物の解法を修得し、数値計算例に取り組む。 この授業では、安全性の高い構造物を造るためにさらに進んだ力学を学ぶための出発点になることを大きな目標としている。キーワードkeywords

剛性マトリックス、歪エネルギー、仮想仕事、カスチリアーノの第 2 定理stiffnessmatrix,strainenergy,virtualwork,Castigliano’ssecondtheorem

授業の到達目標・簡単な不静定構造物の剛性マトリックスを組み立てることができる。(B、G)・単純な構造物について弾性仕事や歪エネルギーを算出することができる。(B、G)・仮想仕事法を用いて構造物の変形を算出することができる。(B、G)・「応力法」を用いて簡単な不静定構造物の応力算定ができる。(B、G)

教員からの一言・授業内容をしっかりと理解するためには基本的な演習問題を多数繰り返して解くことが役にたつ。そのため授業では毎 回、宿題としての計算問題を出題する。・簡単なマトリックス演算をするが、必要に応じて簡単な解説をおこなうので、数学が苦手な学生も臆することなく受講 できる。・原則として毎回、前回の授業内容に関する小試験を実施する。関連科目 造形と力及び演習Ⅰ、造形と力及び演習Ⅱ、構造力学Ⅰ、構造力学Ⅱ教 材 教科書 槙谷栄次、永坂具也共著「図解建築構造力学の学び方」オーム社

参考書 造力学や構造力学演習に関する市販の本の中から受講生各自が選んで参考書とする。授業計画第 1 回:導入講義:授業の進め方と概要の説明、成績評価法、高次不静定構造物の特徴を理解する。第 2 回:剛性マトリックス法 -1 部材剛性マトリックスの組み立て、部材座標系と全体座標系について学ぶ。第 3 回:剛性マトリックス法 -2 節点変位と材端変位の適合や節点方程式の考え方を理解する。第 4 回:剛性マトリックス法 -3 全体剛性マトリックスの組み立て手順を学ぶ。第 5 回:剛性マトリックス法 -4 例題を通して全体剛性マトリックスの組み立て手順を修得する。第 6 回:力学的仕事と歪エネルギー 弾性仕事、弾性エネルギーや仮想仕事について学ぶ。第 7 回:仮想仕事 -1 仮想仕事の原理を学び、相反作用の定理の意味することを理解する。第 8 回:仮想仕事 -2 仮想仕事法によるたわみ計算方法や静定トラスのたわみ計算方法を修得する。第 9 回:仮想仕事 -3 算定例を通して仮想仕事法による静定はりのたわみ計算方法を修得する。第 10 回:仮想仕事 -4 算定例を通して仮想仕事法による静定ラーメンのたわみ計算方法を修得する。第 11 回:応力法 -1 仮想仕事法によるたわみ計算を利用して 1 次不静定ばりの応力を算定する方法を学ぶ。第 12 回:応力法 -2 算定例を通して 1 次不静定ラーメンの応力算定手順を修得する。第 13 回:応力法 -3 算定例を通して 2 次不静定ラーメンの応力算定方法を修得する。第 14 回:応力法 -4 カスチリアーノの第 2 定理を学び、この定理に基づく 1 次不静定構造物の解法手順を修得する。第 15 回:定期試験(60 分) 注:試験範囲は第 1 回から第 14 回までの授業すべてとする。

成績評価基準 定期試験(70%)、小試験(10%)と宿題としての演習課題(20%)の成績を総計して評価点とする。備 考

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平成 19 年度 近畿大学産業理工学部建築・デザイン学科 学習の手引

科目名subject 鉄筋コンクリート構造 ReinforcedConcreteStructures科目区分 専門科目 科目コード 3211 単位数 2 単位 開講時期 2 年次前期必修・選択の別 必修科目(建築工学コース)/必修科目(建築コース)/―(デザインコース)担当者 氏名name:阿部 浩一KoichiABE

連絡先(代表者):2 号館 3 階阿部研究室 [email protected]授業の概要及び位置付け 鉄筋コンクリート造は自由な形状の線材要素や面材要素からなり、土木・建築物に多く用いられる構造体である。コンクリートを鉄筋で補強する複合構造物であり、それぞれの材料の特質と相互作用を修得し、それを生かした構造設計の基本から、力学の知識を生かし構造設計の手法や技法を、構造全体の概要から個別の構造構成要素の例を挙げて演習を織り交ぜ設計技術を修得する。近年高強度のコンクリートと高強度の太い鉄筋を用いて高層の鉄筋コンクリート建築物も多く見られるようになったが、耐震設計に充分配慮する。 続く構造設計及び演習Ⅰ、構造設計及び演習Ⅱで建築構造の一連の設計行為が連続して扱われる。

キーワードkeywords

コンクリート、鉄筋、応力度、許容応力度、耐震設計concrete,reinforcement,stress,allowablestress,seismicdesign

授業の到達目標・コンクリートおよび鉄筋の応力度-ひずみ度関係を通じて、許容応力度設計の基本を理解する。(B、G)・想定すべき荷重を理解し、その確率の高さによる設計方針や安全性を評価できる。(B、H)・震災などによる構造物の被害例に対して、的確な判断能力を養う。(H)・部材の設計手法を理解し、個別の設計ができる。(B、G)・必要に応じて、強度だけでなく靭性を確保するための設計ができる。(G、L)

教員からの一言・講義内容の理解を確認するために、随時小課題を課し翌週の解答例配布と簡単な解説をするので確認してほしい。・随所に力学の知識を利用するので、並行して開講する力学を充分理解してほしい。

関連科目 構造力学Ⅰ、構造力学Ⅱ、構造力学Ⅲ、鋼構造、構造設計及び演習Ⅰ、構造設計及び演習Ⅱ教 材 教科書 林静雄他/著 「鉄筋コンクリート構造」 森北出版

参考書 日本建築学会/編 「鉄筋コンクリート構造計算規準・同解説」 日本建築学会授業計画第 1 回:導入講義:授業の進め方と概要の説明、成績評価法、鋼構造や木構造と比較した鉄筋コンクリート構造の特徴第 2 回:構造材料としてのコンクリートと鉄筋の力学的性質、機械的性質の理解、許容応力度の定義第 3 回:固定荷重、積載荷重、積雪荷重、風荷重の評価法と計算例第 4 回:地はり・柱の断面や配筋方法や用語の理解第 5 回:応力度-ひずみ度関係、はりのヤング係数比・等価断面積や等価断面 2 次モーメント第 6 回:断面の応力度分布の理解、ひび割れモーメントの評価第 7 回:はりの応力分布、中立軸位置と許容曲げ応力の計算第 8 回:同上演習第 9 回:柱はりのせん断強度、許容せん断強度、設計用せん断力の理解第 10 回:同上第 11 回:同上演習第 12 回:柱のひび割れモーメント、最大曲げモーメントの計算第 13 回:柱の実用的設計法の理解第 14 回:同上演習第 15 回:定期試験(60 分)  注:試験範囲は第 1 回から前回までの授業総てとする。

成績評価基準 定期試験(70%)と授業中の演習(30%)の成績を総計して評価点とする。備 考

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平成 19 年度 近畿大学産業理工学部建築・デザイン学科 学習の手引

科目名subject 鋼構造 SteelStructures科目区分 専門科目 科目コード 3213 単位数 2 単位 開講時期 2 年次後期必修・選択の別 必修科目(建築工学コース)/必修科目(建築コース)/―(デザインコース)担当者 氏名name:阿部 浩一KoichiABE

連絡先(代表者):2 号館 3 階阿部研究室 [email protected]授業の概要及び位置付け 鋼構造は鉄筋コンクリート造に並ぶ主要な建築構造形態である。建築物の利用サイクルが短くなるとともに、廃棄物が少なくリサイクル利用が可能な鋼構造は、環境にやさしく今後益々重要度が増すと考えられる。建築材料としての鋼の性質を生かした構造設計の基本から、力学の知識を生かし構造設計の手法や技法を、構造全体の概要から個別の構造構成要素の例を挙げて演習を織り交ぜ設計技術を修得する。 続く構造設計及び演習Ⅰ、構造設計及び演習Ⅱで建築構造の一連の設計行為が連続して扱われる。

キーワードkeywords

鋼、座屈、応力度、許容応力度、接合部、耐震設計、耐風設計steel,buckling,stress,allowablestress,joint,seismicdesign,windresistantdesign

授業の到達目標・鋼の応力度-ひずみ度関係を通じて、鋼の降伏や強度を理解し、許容応力度設計の基本を理解する。(B、G)・想定すべき荷重を理解し、その確率の高さによる設計方針や安全性を評価できる。(B、H)・座屈現象の概念を理解し、基本的な圧縮材の座屈荷重の計算ができる。(B、G)・接合部や部材の設計手法を理解し、個別の設計ができる。(B、G)・必要に応じて、強度だけでなく靭性を確保するための設計ができる。(G、L)

教員からの一言・講義内容の理解を確認するために、随時小課題を課し翌週の解答例配布と簡単な解説をするので確認してほしい。・随所に力学の知識を利用するので、並行して開講する力学を充分理解してほしい。

関連科目 構造力学Ⅰ、構造力学Ⅱ、構造力学Ⅲ、鉄筋コンクリート構造、構造設計及び演習Ⅰ、構造設計及び演習Ⅱ教 材 教科書 嶋津孝之/編 福原安洋他/著 「鋼構造 [ 第 2 版 ]」 森北出版

参考書 日本鉄鋼連盟/編 「鋼構造設計演習(第 4 版)」 技報堂出版授業計画第 1 回:導入講義:授業の進め方と概要の説明、成績評価法、鉄筋コンクリート構造や木構造と比較した鋼構造の特徴第 2 回:構造材料としての鋼の力学的性質、機械的性質の理解、許容応力度の定義第 3 回:固定荷重と積載荷重の評価法と計算例(演習)第 4 回:積雪荷重、風荷重の評価法と計算例(演習)第 5 回:地震荷重の評価法と耐震設計法の基本の理解(演習)第 6 回:部材接合の手法と基本的な設計手法の理解(演習)第 7 回:接合部を含む引張材の設計手法と設計例(演習)第 8 回:座屈現象の理解と、圧縮材の座屈荷重の理論値の計算第 9 回:圧縮材の設計手法と設計例(演習)第 10 回:曲げ座屈現象の理解と、許容曲げ応力度の評価法(演習)第 11 回:曲げ材の設計手法と設計例第 12 回:曲げ材の設計演習第 13 回:曲げ+軸力材の設計手法第 14 回:曲げ+軸力材の設計演習第 15 回:定期試験(60 分)  注:試験範囲は第 1 回から前回までの授業総てとする。

成績評価基準 定期試験(70%)と授業中の演習(30%)の成績を総計して評価点とする。備 考

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平成 19 年度 近畿大学産業理工学部建築・デザイン学科 学習の手引

科目名subject 構造設計及び演習Ⅰ StructuralDesignandExercises Ⅰ科目区分 専門科目 科目コード 3215 単位数 4 単位 開講時期 3 年次前期必修・選択の別 必修科目(建築工学コース)/選択科目(建築コース)/―(デザインコース)担当者 氏名name:阿部 浩一KoichiABE

連絡先(代表者):2 号館 3 階阿部研究室 [email protected]授業の概要及び位置付け 構造設計及び演習Ⅰ・同Ⅱは、構造力学、鉄筋コンクリート、鋼構造など構造系のカリキュラムの集大成である。構造設計及び演習Ⅰは構造設計行為に必要な知識の集約や工学的判断のほか、施工上の問題を取り入れながら構造設計への道筋を修得する。そのために、構造設計の基本方針の具体例、想定すべき荷重の評価と計算例、応力計算手法の評価と計算例、構造図の見方と表現法など、演習を主体とした内容で知識と技術を身に付ける。演習では応力解析にコンピュータソフトを使用せず、図面作成にコンピュータを使用せず、それぞれ内容を考えながら取組み理解して構造感覚を養う。 続く構造設計及び演習Ⅱで一連の建築構造設計行為が連続して扱われる。

キーワードkeywords

構造設計基準、設計荷重、応力解析、構造図structuraldesignstandard,designload,structureanalysis,structuraldrawing

授業の到達目標・構造設計方針の基本を理解し、設計者としての社会的倫理観を涵養する。(E)・想定すべき荷重や構造材料の特性を理解し、その評価や計算ができる。(E、H)・構造設計において必要な工学的判断が的確にできる。(G)・構造設計において必要な手順とチェック事項が理解できる。(F、L)・構造設計と構造図の関連を理解し、構造図の情報が読め、構造図が描ける。(F、K、L)

教員からの一言・講義と演習がセットになった長時間の科目であるので、欠席の補いが困難です。・長い演習時間に個別の質問に充分応じられるので、積極的に取り組んでほしい。・随所に経験に基づく工学的判断が必要であるので、講義を理解しないと演習課題は取り組めないと思ってほしい。

関連科目 鉄筋コンクリート構造、鋼構造、構造設計及び演習Ⅱ教 材 教科書 建築のテキスト編集委員会/編「はじめての建築構造設計」学芸出版

参考書 嶋津/編「鋼構造 [ 第 2 版 ]」森北出版、福島/著「鉄筋コンクリート構造(第 6 版)」森北出版授業計画第 1 回:導入講義:授業の進め方と概要の説明、成績評価法、構造設計の事例説明第 2 回:長期荷重(固定荷重・積載荷重)の評価と計算例第 3 回:積雪荷重、風荷重の評価法と計算例第 4 回:地震荷重の評価法と耐震設計法の基本の理解第 5 回:応力計算(固定法)の理論と技術第 6 回:応力計算(D 値法)の理論と技術第 7 回:鉄筋コンクリート造はりの設計手法と設計例第 8 回:鉄筋コンクリート造柱の設計手法と設計例第 9 回:鉄筋コンクリート造スラブ設計手法および基礎の設計手法と各設計例第 10 回:鉄筋コンクリート造構造図の見方と表現法第 11 回:鋼構造はりの設計手法と計算例第 12 回:鋼構造柱の設計手法と計算例第 13 回:部材接合部(継手・仕口)の設計手法と設計例第 14 回:鋼構造柱脚の設計手法およびブレースの設計手法と各設計例第 15 回:鋼構造構造図の見方と表現法

成績評価基準 毎週の演習課題を評価集計する。備 考

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平成 19 年度 近畿大学産業理工学部建築・デザイン学科 学習の手引

科目名subject 構造設計及び演習Ⅱ StructuralDesignandExercises Ⅱ科目区分 専門科目 科目コード 3217 単位数 4 単位 開講時期 3 年次後期必修・選択の別 選択科目(建築工学コース)/選択科目(建築コース)/―(デザインコース)担当者 氏名name:阿部 浩一KoichiABE

連絡先(代表者):2 号館 3 階阿部研究室 [email protected]授業の概要及び位置付け 構造設計及び演習Ⅱは同Ⅰで修得した構造設計の予備知識や技術に基づき、一連の構造設計行為を通じて構造系カリキュラムの最終段階の集大成である。課題は大きく 2 つに分かれ、鉄筋コンクリート造建築物の構造設計課題と鋼構造建築物の構造設計課題に取り組む。標準的な小規模事務所建築を鉄筋コンクリート造で構造設計した場合と鋼構造の場合と比較しながら、それぞれの特徴を理解する。演習が主体であるが、毎回それに入る前に関連の講義を配置し演習の意味付けを明確にする。安易でブラックボックスになりがちなコンピューは演習では使用せず、手作りの構造計算書や手作りの図面作成作業を通じて、各段階の内容や意味を考えながら演習に取組み構造感覚を養う。

キーワードkeywords

構造設計基準、設計荷重、応力解析、構造図structuraldesignstandard,designload,structureanalysis,structuraldrawing

授業の到達目標・建築図面から構造部分の抽出作業ができる。(G、L)・建築図面から必要な構造スケールが読み取れる。(G、L)・適正な応力計算ができ、構造材料の特性を反映した部材設計の適否を判断できる。(F、G、H)・社会倫理観に基づいた構造体の安全性と経済性のバランスについて考える能力を養う。(E)・構造計算の結果を得て構造図面が作成できる。(K、L)

教員からの一言・大きな課題に取り組む講義と演習がセットになった長時間の科目であるので、欠席の補いが困難です。・長い演習時間に個別の質問に充分応じられるので、積極的に取り組んでほしい。・随所に経験に基づく工学的判断が必要であるので、講義を理解しないと演習課題は取り組めないと思ってほしい。

関連科目 鉄筋コンクリート構造、鋼構造、構造設計及び演習Ⅰ教 材 教科書 建築のテキスト編集委員会/編「はじめての建築構造設計」学芸出版

参考書 上野/著「構造計算書で学ぶ鉄骨構造」学芸出版授業計画第 1 回:導入講義:授業の進め方と概要の説明、成績評価法、鉄筋コンクリート造構造設計課題の説明と設計概要の作    成(演習)、一般事項と荷重計算第 2 回:準備計算、鉛直荷重時応力計算と図表示第 3 回:水平荷重時応力計算と図表示第 4 回:はりの断面計算第 5 回:柱の断面設計第 6 回:構造図(伏図、柱・はり断面リスト)の作成第 7 回:構造図(架構配筋図)の作成第 8 回:鋼構造構造設計課題の説明と設計概要の作成第 9 回:準備計算、荷重計算第 10 回:長期荷重の計算と長期荷重時応力分布の計算と図表示第 11 回:地震荷重の計算と水平荷重時応力計算と図表示第 12 回:はり・柱の断面設計第 13 回:接合部(継手・仕口)の設計、小ばり・ブレースの設計第 14 回:剛接ラーメン架構図の作成第 15 回:ブレース架構図の作成

成績評価基準 計算書および作成図面の内容を総合的に評価する。備 考

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平成 19 年度 近畿大学産業理工学部建築・デザイン学科 学習の手引

科目名subject 材料演習その 1 ExercisesonMaterials#1科目区分 専門科目 科目コード 33011 単位数 4 単位 開講時期 2 年次後期必修・選択の別 必修科目(建築工学コース)/必修科目(建築コース)/-(デザインコース)担当者 氏名name:河上 嘉人YoshihitoKAWAKAMI

連絡先(代表者):2 号館 3 階河上研究室 [email protected]授業の概要及び位置付け 建築材料に関する各種試験方法およびデータの整理方法などを習得する。実験内容は、セメント強度試験、骨材の物理試験、コンクリートの調合設計・供試体の作成・各種強度試験、鉄筋の強度試験、鉄筋コンクリートはりの載荷試験などである。 建築材料Ⅰで学ぶ構造材料に実際に接してその性質を体感する.また、鉄筋コンクリートはりの理論と実際との整合性あるいは相違を実感する.

キーワードkeywords

セメント、コンクリート、鉄筋、鉄筋コンクリートはり、木材、コンクリートブロック、非破壊試験cement, concrete, reinforcingbar, reinforcedconcretebeam,wood, concreteblock,nondestructiveinspection

授業の到達目標・構造材料の試験法を習得する。(B、H)・構造材料の性質を理解する.(B、G、H)・データの整理法を習得する.(B)・レポートの書き方を習得する.(B)

教員からの一言・材料に直接触れる数少ない機会の一つです。積極的に実験に参加して初めて知識として吸収することができます。・実験室では、常に細心の注意をして安全に気を配ること。

関連科目 建築材料Ⅰ、建築材料Ⅱ、鉄筋コンクリート構造教 材 教科書 「建築材料実験用教材」 日本建築学会(丸善)

参考書授業計画第 1 回:導入講義:授業の進め方と概要、成績評価法などの説明。実験に当たっての注意第 2 回:セメント強度試験用供試体作製第 3 回:RC はり供試体の作製第 4 回:骨材試験 1(比重・吸水)第 5 回:骨材試験 2(単位容積質量、篩分け)第 6 回:セメント強度試験第 7 回:RC はり曲げ試験、鉄筋の引張試験第 8 回:RC はり曲げ試験のデータ整理および演習、実験データのまとめ方、レポートの書き方第 9 回:調合設計演習、第 4 回から第 8 回までのレポート提出第 10 回:コンクリート供試体作成第 11 回:木材試験(年輪幅、含水率、圧縮強度)第 12 回:コンクリートブロック試験(比重、圧縮強度)第 13 回:非破壊試験(シュミッドハンマー、音速法)第 14 回:コンクリート強度試験 第 15 回:第 9 回から第 14 回までのレポート提出

成績評価基準 受講態度(30%)、演習(10%)、レポート(60%)の成績を総計して評価点とする。備 考

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平成 19 年度 近畿大学産業理工学部建築・デザイン学科 学習の手引

科目名subject 材料演習その 2 ExercisesonMaterials#2科目区分 専門科目 科目コード 33012 単位数 4 単位 開講時期 2 年次後期必修・選択の別 -(建築工学コース)/-(建築コース)/必修科目(デザインコース)担当者 氏名name:楠林 拓 HirakuKUSUBAYASHI 塚本洋守HiroshiTSUKAMOTO

連絡先(代表者):3 号館 2 階楠林研究室 [email protected]授業の概要及び位置付け マウスを題材に、大量生産技術の前提である「型でものをつくる」ことの基本を学ぶ。油土で造形を行い、石膏で雌型をとり、雄型を流し込んで型抜きしアクリルラッカー塗装を行う。雌型を残している場合は、雌型から再び雄型をとり、雄型をもとに透明 PVC を真空整形してブリスターパッケージを作成するところまでを行う。

キーワードkeywords

大量生産、型、石膏、アンダーカット、真空成型massproduction,mold,plaster,undercut,vacuumform

授業の到達目標・型で生産する際のデザイン条件を理解する-型の数を把握できる。・アンダーカット、抜き勾配の意味を理解し、デザインに応用できる。・粘土、石膏、塗装の工程を体験し、材料の扱いに慣れ模型が制作できる。

教員からの一言・材料に直接触れる数少ない機会の一つです。積極的に演習に参加して初めて知識として吸収することができます。・実験・実習室では、常に細心の注意をして安全に気を配ること。

関連科目 建築・デザイン演習Ⅰ、デザイン演習Ⅰ・Ⅱ・Ⅲ教 材 教科書 特に指定しない

参考書 清水吉治「モデリングテクニック」グラフィック社、「デザイン材料」東京電機大学出版局授業計画第 1 回:授業の進め方と概要、成績評価法などの説明。調査計画第 2 回:調査資料の整理、マップ作成、コンセプト創出第 3 回:アイディア展開、抜き勾配の説明第 4 回:スケッチ、油土作成、造形物のスケッチ第 5 回:雄型作成、製図、油土作成第 6 回:油土から雌型を作成第 7 回:雌型に石膏を流し込む第 8 回:整形と塗装の下準備、塗装の説明、下塗り第 9 回:仕上げ塗り第 10 回:マウスのプレゼンテーション第 11 回:パッケージデザイン第 12 回:パッケージの雄型作成第 13 回:パッケージ作成第 14 回:プレゼンテーション準備第 15 回:プレゼンテーション講評・採点

成績評価基準 プレゼンテーションパネル(65%)、作品(35%)の成績を総計して評価点とする。備 考

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平成 19 年度 近畿大学産業理工学部建築・デザイン学科 学習の手引

科目名subject 建築材料 I  BuildingMaterialsI科目区分 専門科目 科目コード 3303 単位数 2 単位 開講時期 2 年次前期必修・選択の別 必修科目(建築工学コース)/必修科目(建築コース)/-(デザインコース)担当者 氏名name:河上 嘉人 YoshihitoKAWAKAMI

連絡先(代表者):2 号館 3 階河上研究室 [email protected]授業の概要及び位置付け 建築材料は、建築物の使用目的や使用箇所によって要求される性能も多種多様である。建築材料Iでは鉄筋コンクリート構造および鋼構造を対象として材料の基本的性質と共に、構法や工法に関する講義を行う。木構造および仕上げ材料を対象とする建築材料Ⅱとあわせて、建築材料全般の知識を習得することを目標とする。

キーワードkeywords

構造材料、性能、鉄筋、型枠、コンクリート、鋼材structuralmaterials,property,reinforcement,form,concrete,steel

授業の到達目標・建築材料の基本的な性能である物理的・化学的・力学的性質を習得する。(B、G、H)・材料の性能評価法を習得する。(B、H)・材料の生産過程、使用実例を習得する。(H)・鉄筋、型枠、コンクリートおよび鋼材の施工上の留意点を習得する。(H)

教員からの一言・建築材料Ⅰの授業は建築士の学科試験(構造、施工)を念頭において進めていきます。そのため、内容を理解すること はもちろん大事ですが、細かな数字をたくさん覚えることも要求されます。通り一遍では知識として身につきませんの で、繰り返し自習するように希望します。

関連科目 建築材料演習、施工法I、施工管理及び演習、鋼構造、鉄筋コンクリート教 材 教科書 鯉田和夫 「最新建築施工」 技報堂出版

参考書 田中享二 他 4 名「新・建築材料Ⅱ」数理工学社、嶋津孝之 他 5 名「建築材料」森北出版(株)授業計画第 1 回:授業の概要、成績評価法の説明第 2 回:6 章 鉄筋工事 /鉄筋の種類や力学的性質、加工法などに関する知識を習得する。(小テスト)第 3 回:6 章 鉄筋工事 /継手 ・ 定着、かぶり厚さなどに関する知識を習得する。(小テスト)第 4 回:7 章 型枠工事 /型枠の材料 ・ 種類に関する知識を習得する。(小テスト)第 5 回:7 章 型枠工事 /コンクリートの側圧、型枠の存置期間などに関する知識を習得する。(小テスト)第 6 回:8 章 コンクリート工事 /セメント ・ 骨材の品質および試験法などに関する知識を習得する。(小テスト) 第 7 回:8 章 コンクリート工事 /コンクリートの調合設計のプロセスを理解する。(小テスト)第 8 回:8 章 コンクリート工事 /生コンの種類、品質 ・ 検査に関する知識を習得する。(小テスト)第 9 回:8 章 コンクリート工事 /ポンプ圧送、品質管理 ・ 検査に関する知識を習得する。(小テスト)第 10 回:8 章 コンクリート工事 /各種コンクリートの特徴、調合上の留意点に関する知識を習得する。(小テスト)第 11 回:9 章 鉄骨工事 /鋼材の種類及び性質に関する知識を習得する。(小テスト)第 12 回:9 章 鉄骨工事 /ボルトの種類 ・ 締付け法に関する知識を習得する。(小テスト)第 13 回:9 章 鉄骨工事 /アーク溶接に関する知識を習得する。(小テスト)第 14 回:9 章 鉄骨工事 /建方機械や建方、耐火被覆に関する知識を習得する。(小テスト)第 15 回:定期試験(60 分)  注:試験範囲は第 1 回から第 14 回までの授業総てとする。

成績評価基準 定期試験(60%)、小テスト(40%)の成績を総計して評価点とする。備 考

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平成 19 年度 近畿大学産業理工学部建築・デザイン学科 学習の手引

科目名subject 建築材料 II  BuildingMaterialsII科目区分 専門科目 科目コード 3305 単位数 2 単位 開講時期 3 年次後期必修・選択の別 選択科目(建築工学コース)/選択科目(建築コース)/-(デザインコース)担当者 氏名name:河上 嘉人 YoshihitoKAWAKAMI

連絡先(代表者):2 号館 3 階河上研究室 [email protected]授業の概要及び位置付け この授業では、「木工事」および「仕上材料」について講義を行う。「木工事」に関する講義により、建築材料Ⅰの RC工事および鉄骨工事とあわせて主な躯体工事を網羅することになる。また、「仕上材料」に関する講義は施工法Ⅱの仕上工事で使用される材料の仕様や性能に関して補足を行うものである。

キーワードkeywords

材料、性能、木工事、非鉄金属、セラミック、プラスティック、ガラス、塗料、接着剤materials,capacity,carpenter'swork,nonferrousmetal,ceramic,plastic,glass,paint,adhesive

授業の到達目標・木材 ・ 木製品および木工事に関する知識を習得する。(B、H)・材料の性能評価法を習得する。(B、H)・非鉄金属の種類、性能および用途に関する知識を習得する。(B、H)・石材、ガラス、セラミックの種類、性能および用途に関する知識を習得する。(B、H)・プラスティック、塗料、接着剤の種類、性能および用途に関する知識を習得する。(B、H)

教員からの一言・建築材料Ⅱの授業は建築士の学科試験(構造、施工)を念頭において進めていきます。そのため、内容を理解すること はもちろん大事ですが、細かな数字をたくさん覚えることも要求されます。通り一遍では知識として身につきませんの で、繰り返し自習するように希望します。

関連科目 建築材料 I・材料演習、施工法 I、施工法Ⅱ、施工管理及び演習教 材 教科書 鯉田和夫 「最新建築施工」 技報堂出版

参考書 松藤泰典 「建築材料・材料設計」朝倉書店授業計画第 1 回:授業の概要、成績評価法の説明第 2 回:16 章 木工事 /製材、木材製品に関する知識を習得する。(小テスト)第 3 回:16 章 木工事 /防腐 ・ 坊蟻、変形、強度に関する知識を習得する。(小テスト)第 4 回:16 章 木工事 /継手・仕口・接合金物/種類及び用途に関する知識を習得する。(小テスト)第 5 回:16 章 木工事 /木構造の基礎 ・ 耐力壁に関する知識を習得する。(小テスト)第 6 回:非鉄金属材料 /銅、アルミニウムおよびその合金の種類及び性質に関する知識を習得する。(小テスト)第 7 回:石材 /石材の種類及び加工法に関する知識を習得する(小テスト)。第 8 回:セラミックス /陶磁器、瓦、タイルの種類及び品質に関する知識を習得する。(小テスト)第 9 回:ガラス /ガラスの製法、種類及び性能に関する知識を習得する。(小テスト)第 10 回:左官材料 /土壁、漆喰、石膏に関する知識を習得する。(小テスト)第 11 回:ボード類 /繊維板、石膏系ボード、セメント系ボードの種類及び用途に関する知識を習得する。(小テスト)第 12 回:プラスティック /プラスティックの種類及び性能に関する知識を習得する。(小テスト)第 13 回:塗料 /塗料の種類及び用途に関する知識を習得する。(小テスト)第 14 回:接着剤 /接着剤の種類及び用途に関する知識を習得する。(小テスト)第 15 回:定期試験(60 分)  注:試験範囲は第 1 回から第 14 回までの授業総てとする。

成績評価基準 定期試験(60%)と小テスト(40%)の成績を総計して評価点とする。備 考

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平成 19 年度 近畿大学産業理工学部建築・デザイン学科 学習の手引

科目名subject 施工法ⅠConstructionMethodI科目区分 専門科目 科目コード 3307 単位数 2 単位 開講時期 2 年次後期必修・選択の別 必修科目(建築工学コース)/必修科目(建築コース)/-(デザインコース)担当者 氏名name:河上 嘉人YoshihitoKAWAKAMI

連絡先(代表者):2 号館 3 階河上研究室 [email protected]授業の概要及び位置付け 建築工事が企画・発注されると、特定の施工業者と請負契約が結ばれる。施工業者は、建築物を完成後引渡すことによって業務が完了する。この間の施工業者の業務内容は、土工事から仕上げ工事まで多岐にわたっており、さらに工程管理や、品質管理、安全管理などマネージメント業務も重要な業務である。施工法Ⅰでは、請負契約から基礎工事までの施工業者の業務内容について習得する。 建築材料Ⅰで RC 工事、鉄骨工事、建築材料Ⅱで木工事、施工法Ⅱで各種工事および仕上工事全般を、施工管理及び演習で建築の実務を学ぶことで、一連の施工業務内容について理解する。

キーワードkeywords

請負、施工管理、地盤調査、土工事、鉄筋コンクリート工事contract,constrauctionmanagement,soilsurveyingofsite,earthwork,reinforcedconcreteconstruction

授業の到達目標・請負方式・請負契約に関する知識を習得する。(E、H)・工程管理、品質管理、安全管理などのマネージメント業務に関する知識を習得する。(E、H)・法的規制に関する知識を習得する。(H)・地盤調査から基礎工事が完了するまでの施工業者の業務内容に関する知識を習得する。(G、H)

教員からの一言・この教科は、就職先でコミュニケーションが成り立つための基本的な用語を習得することも目標にしている。将来、糧 を得るために必要不可欠だという認識で授業に取り組むことが必要である。・建築施工は、他の学問(材料、構造、力学、法規など)との関連が深く、その集大成ともいえる。それだけに、学ぶ内 容も多く、限られた授業の中だけでは十分カバーすることはできない。是非、自ら学ぶ姿勢を身に着けて欲しい。

関連科目 建築材料Ⅰ、建築材料Ⅱ、施工法Ⅱ、施工管理及び演習教 材 教科書 鯉田 和夫「最新建築施工」技報堂出版

参考書 杉浦 光義「絵とき建築施工」オーム社授業計画第 1 回:授業の進め方と概要、成績評価法などの説明。1 編 請負制度及び請負契約について第 2 回:1 編 請負契約・請負制度/請負契約約款について理解する(小テスト)第 3 回:2 編 1 章 施工計画/ネットワーク工程管理を理解する(小テスト)第 4 回:2 編 1 章 施工計画/法的規制について理解する(小テスト)第 5 回:2 編 2 章 地盤調査/地盤調査の種類と特長について理解する(小テスト)第 6 回:2 編 2 章 地盤調査/土質試験法および土の性質について理解する(小テスト)第 7 回:2 編 3 章 仮設工事/共通仮設工事一般について理解する(小テスト)第 8 回:2 編 3 章 仮設工事/足場の安全管理について理解する(小テスト)第 9 回:2 編 4 章 土・山止め工事/山止めの種類と性質について理解する(小テスト)第 10 回:2 編 4 章 土・山止め工事/山止めの種類と性質について理解する(小テスト)第 11 回:2 編 5 章 地業・基礎工事/既成杭の種類および設置法について理解する(小テスト)第 12 回:2 編 5 章 地業・基礎工事/場所打ちコンクリート杭の工法、地盤改良法について理解する(小テスト)第 13 回:2 編25 章 測量(小テスト)第 14 回:2 編26 章 積算、27 章 仕様/積算および仕様について理解する(小テスト)第 15 回:定期試験(60 分)  注:試験範囲は第 1 回から前回までの授業総てとする。

成績評価基準 定期試験(60%)、小テスト(40%)の成績を総計して評価点とする。備 考

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平成 19 年度 近畿大学産業理工学部建築・デザイン学科 学習の手引

科目名subject 施工法ⅡConstructionMethodⅡ科目区分 専門科目 科目コード 3309 単位数 2 単位 開講時期 3 年次前期必修・選択の別 必修科目(建築工学コース)/選択科目(建築コース)/―(デザインコース)担当者 氏名name:河上 嘉人YoshihitoKAWAKAMI

連絡先(代表者):2 号館 3 階河上研究室 [email protected]授業の概要及び位置付け 各部工事及び仕上工事は、建築費の内訳の約 3 分の 1 を占める重要な工事である。また、建築士の建築施工の問題では、やはり 3 分の 1 がこの分野から出題されており、躯体工事と共に学ぶべきことが多い。この授業では、仕上材料の性能に関する知識を習得するとともに、各部工事および仕上工事に関する知識を習得する。 施工法Ⅰの管理業務、建築材料Ⅰおよび建築材料Ⅱの躯体工事、次の施工管理及び演習で建築の実務を学ぶことで、一連の施工業務内容について理解する。

キーワードkeywords

タイル工事、屋根工事、建具工事、防水工事、左官工事、塗装工事、内装工事tilework、roofingwork、joiner’swork、warterproofingwork、plastering、coatingwork、interiorfinishwork

授業の到達目標・コンクリートブロック工事、タイル工事などの各種工事に関する知識を習得する。(H)・屋根工事および防水工事に関する知識を習得する。(H)・各種仕上工事に関する知識を習得する。(H)・材料の品質管理についての知識を習得する。(H)・安全・衛生に配慮した材料の選定・工法について理解する。(E、H、I)

教員からの一言・この教科は、就職後先でコミュニケーションが成り立つための基本的な用語を習得することも目標にしている。将来、 糧を得るために必要不可欠だという認識で授業に取り組むことが必要である。・日頃から身近な仕上材料の種類や工法について興味や疑問を持つという習慣を身に付けることが大切である。関連科目 建築材料Ⅰ、建築材料Ⅱ、施工法Ⅰ、施工管理及び演習教 材 教科書 鯉田 和夫「最新建築施工」技報堂出版

参考書 友野 理平 編「現代造形材料学」オーム社授業計画第 1 回:授業の進め方と概要、成績評価法などの説明.2 編 10 章 壁式 PC 工事第 2 回:2 編 11 章 コンクリートブロック工事、12 章 れんが工事/補強コンクリートブロック工事について理解す    る(小テスト)第 3 回:2 編 13 章 ALC パネル工事/ ALC パネルおよび構法を理解する(小テスト)第 4 回:2 編 14 章 石工事、15 章 タイル工事/タイルの種類及びタイルの貼り方を理解する(小テスト)第 5 回:2 編 17 章 屋根工事/屋根下地・下葺きについて理解する(小テスト)第 6 回:2 編 17 章 屋根工事/屋根葺材の種類及び葺き方について理解する(小テスト)第 7 回:2 編 18 章 建具工事/建具用材料の性質、保管法、取り付け法について理解する(小テスト)第 8 回:2 編 19 章 防水工事/アスファルト防水について理解する(小テスト)第 9 回:2 編 19 章 防水工事/その他の防水工事、シーリング工事について理解する(小テスト)第 10 回:2 編 20 章 左官工事、21 章 吹付工事/セメントモルタル塗りについて理解する(小テスト)第 11 回:2 編 22 章 塗装工事/塗装下地および塗装材料と下地の相性について理解する(小テスト)第 12 回:2 編 23 章 断熱工事/断熱材料 ・ 工法について理解する(小テスト)第 13 回:2 編 24 章 内装工事/内装材料 ・ 工法について理解する(小テスト)第 14 回:安全・衛生に配慮した材料の選定・工法について理解する(レポート)  第 15 回:定期試験(60 分)  注:試験範囲は第 1 回から前回までの授業総てとする。

成績評価基準 定期試験(60%)、小テスト(35%)、レポート(5%)の成績を総計して評価点とする。備 考

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平成 19 年度 近畿大学産業理工学部建築・デザイン学科 学習の手引

科目名subject 施工管理及び演習ConstructionManagementandExercises科目区分 専門科目 科目コード 3311 単位数 2 単位 開講時期 3 年次後期必修・選択の別 必修科目(建築工学コース)/選択科目(建築コース)/―(デザインコース)担当者 氏名name:安松 孝夫 TakaoYASUMATSU

連絡先(代理人):2 号館 3 階河上研究室 [email protected]授業の概要及び位置付け 建築現場に於ける「着工から竣工」までの仕事の流れを理解する。建築技師として果たす役割と義務および誇りを習得する。                 施工法Ⅰ、施工法Ⅱ、建築材料Ⅰおよび建築材料Ⅱでそれぞれ躯体工事および仕上工事の基礎を学んだ後に、この施工管理及び演習でさらに建築の実務を学ぶことで、一連の施工業務内容について理解する。

キーワードkeywords

施工管理、基礎工事、鉄骨工事、鉄筋コンクリート工事、仕上げ工事、躯体図、割付図constructionmanagrment,foundationwork,steelwork,reinforcedconcretework,finishwork,skeletonplan,distributionmap

授業の到達目標・施工管理の業務内容を理解する。(H)・躯体工事に関する知識を習得する。(H)・躯体見上げ図が描ける。(H、K、L)・タイル割付図が描ける。(H、K、L)・建築技術者としての義務及び誇りを身に付ける。(E、H)

教員からの一言・この科目は「学問」としてよりも、実社会における「使い方」として捉えて欲しい。

関連科目 建築材料Ⅰ、建築材料Ⅱ、施工法Ⅰ、施工法Ⅱ、構造力学、建築設計教 材 教科書 松藤泰典「建築施工 ・ マネジメント」朝倉書店

参考書 建築のテキスト編集委員会「初めての建築施工」学芸出版社授業計画第 1 回:授業の進め方、成績評価法、卒業後の進路、ゼネコンの実態、建築工事の分類と施工手順第 2 回:施工の位置付け、準備工事、仮設工事第 3 回:地下工事第 4 回:土工事、躯体工事(型枠工事、鉄筋工事)第 5 回:躯体工事(コンクリート工事、鉄骨工事)、仕上げ工事第 6 回:仕上げ工事第 7 回:施工図(生産設計図)作成基準の種類、生産設計図作成基準について。杭伏せ図作成演習第 8 回:現場見学第 9 回:施工図作成演習(基準階見上図)第 10 回:施工図作成演習(実例の基礎伏せ図を描く)第 11 回:タイル割り付け図作成演習 外壁のタイル割を描く第 12 回:工程管理、原価管理、安全管理、環境などについて第 13 回:現場管理上最低限必要な構造力学演習第 14 回:予備日  第 15 回:定期試験(60 分) 注 1:試験範囲は第 1 回から第 14 回までの授業総てとする。 注 2:第 8 回に予定している現場見学は、工事の進捗状況に応じて変更する場合がある。

成績評価基準 定期試験(60%)、演習(20%)、課題図(20%)の成績を総計して評価点とする。備 考

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平成 19 年度 近畿大学産業理工学部建築・デザイン学科 学習の手引

科目名subject 環境概論(IntroductiontoEnvironmentalEngineering)科目区分 専門科目 科目コード 3401 単位数 2 単位 開講時期 1 年次後期必修・選択の別 必修科目(建築工学コース)/必修科目(建築コース)/必修科目(デザインコース)担当者 氏名names:依田 浩敏HirotoshiYODA

連絡先(代表者):2 号館 3 階依田研究室 [email protected]授業の概要及び位置付け 環境工学とは、人間の周囲を取り巻く自然環境を利用・制御して、安全で快適な生活を確保する技術を学ぶ学問である。 「環境概論」では、室内環境の快適な状態を追求する建築計画の方法論に関して学び、その本質的な計画原理を学習することを目的とする。

キーワードkeywords

室内環境、光環境、熱環境、音環境、空気環境、快適性indoorenvironment, lightingenvironment,thermalenvironment,soundenvironment,airenvironment,confortability

授業の到達目標・建築分野における環境工学とはどういうことかを理解する。(B、I)・建築技術者として、環境問題に対してどのように関わるべきかを理解する。(E、I)・建築室内環境に関する基本的知識を理解する。(B、I)・建築室内環境の快適性を図るための技術的方法を理解する。(B、I)

教員からの一言・授業中の迷惑行為を禁ずる。

関連科目 建築と環境、都市と環境、環境演習、建築設備Ⅰ、建築設備Ⅱ、設備設計演習教 材 教科書 特に指定しない。毎回プリントを配布する。

参考書 日本建築学会編「建築設計資料集 1〈環境〉」丸善その他、「建築環境工学」「建築計画原論」といった書名の本が多く出版されている。

授業計画第 1 回:導入講義:授業の進め方と概要の説明、成績評価法  注:第 1 回授業の中で、成績評価を含めた科目全体の重要情報を伝えるので必ず出席すること。第 2 回:気象・気候第 3 回:採光(光の単位、採光調整、均斉度)第 4 回:採光計画第 5 回:照明(照明の条件、照明器具、照明方式)第 6 回:色彩(表色系、マンセル表色系、色彩と心理、色彩調節)第 7 回:日射(日射、日射量、建築物が受ける日射、日照調整)第 8 回:自然エネルギー利用(太陽光利用、太陽熱利用、パッシブな手法)第 9 回:換気(換気の目的、自然換気、機械換気、必要換気量、換気回数)第 10 回:音響(音の性質、音の単位、デシベル表示値の和と差)第 11 回:騒音(許容騒音レベル、騒音の評価、遮音、吸音、騒音防止策、固体伝搬音の防止)第 12 回:環境心理第 13 回:環境に配慮した建物の事例第 14 回:定期試験に向けた総合演習(60 分)と解説(30 分)  注:この総合演習は成績に反映しないが、重要であるため特に出席を求める。第 15 回:定期試験(60 分)  注:試験範囲は第 1 回から第 14 回までの授業総てとする。

成績評価基準 定期試験(60%)、提出レポート(20%)と授業中の演習(20%)の成績を総計して評価点とする。備 考

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平成 19 年度 近畿大学産業理工学部建築・デザイン学科 学習の手引

科目名subject 建築と環境(BuildingandEnvironment)科目区分 専門科目 科目コード 3403 単位数 2 単位 開講時期 2 年次前期必修・選択の別 必修科目(建築工学コース)/必修科目(建築コース)/選択必修科目(デザインコース)担当者 氏名names:依田 浩敏HirotoshiYODA

連絡先(代表者):2 号館 3 階依田研究室 [email protected]授業の概要及び位置付け 「環境概論」 に引き続き、室内環境の快適な状態を追求する建築計画の方法論に関して学び、その本質的な計画原理を学習することを目的とする。 環境工学分野の具体的な建築環境設計に関わる演習を行い、建築環境に対する理解をより深めるとともに、応用能力を養う。

キーワードkeywords

室内環境、光環境、熱環境、音環境、空気環境、快適性indoorenvironment, lightingenvironment,thermalenvironment,soundenvironment,airenvironment,confortability

授業の到達目標・建築室内環境に関する基本的知識を理解する。(B、I、J)・建築室内環境の快適性を図るための技術的方法を理解する。(B、I)・建築環境設計に関わる演習を行い、建築環境に対する理解をより深めるとともに、応用能力を養う。(B、I、J)

教員からの一言・授業中の迷惑行為を禁ずる。・「環境概論」の内容を復習しておくこと。・建築士等の資格取得を目指す者は、本科目を取得することが望ましい。

関連科目 環境概論、都市と環境、環境演習、建築設備Ⅰ、建築設備Ⅱ、設備設計演習教 材 教科書 特に指定しない。毎回プリントを配布する。

参考書 日本建築学会編「建築設計資料集 1〈環境〉」丸善その他、「建築環境工学」「建築計画原論」といった書名の本が多く出版されている。

授業計画第 1 回:導入講義:授業の進め方と概要の説明、成績評価法  注:第 1 回授業の中で、成績評価を含めた科目全体の重要情報を伝えるので必ず出席すること。第 2 回:伝熱(熱の伝わり方、断熱、断熱と熱容量)第 3 回:室内環境の快適性(室内環境の構成要素、温度感覚、温度指標、快適範囲)第 4 回:日照・日影(太陽位置、日照率、日影曲線、日影と建物の配置)第 5 回:採光(昼光、採光設計、窓の位置と形)第 6 回:照明(照明の基本計画、所要照度)第 7 回:結露(結露現象、壁体各部の温度、結露防止)第 8 回:空気(空気質、シックハウス対策)第 9 回:音響(残響時間と明瞭度、音響計画上の悪条件とその対策)第 10 回:防寒・防暑(エネルギー消費量、省エネルギー対策、エネルギーの有効利用)第 11 回:過去の建築士試験問題の演習(60 分)と解説(30 分)第 12 回:最近の環境工学分野におけるトピックス〈その 1〉第 13 回:最近の環境工学分野におけるトピックス〈その 2〉第 14 回:定期試験に向けた総合演習(60 分)と解説(30 分)  注:この総合演習は成績に反映しないが、重要であるため特に出席を求める。第 15 回:定期試験(60 分)  注:試験範囲は第 1 回から第 14 回までの授業総てとする。

成績評価基準 定期試験(60%)、提出レポート(20%)と授業中の演習(20%)の成績を総計して評価点とする。備 考

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平成 19 年度 近畿大学産業理工学部建築・デザイン学科 学習の手引

科目名subject 都市と環境(CityandEnvironment)科目区分 専門科目 科目コード 3405 単位数 2 単位 開講時期 3 年次前期必修・選択の別 選択科目(建築工学コース)/選択科目(建築コース)/―(デザインコース)担当者 氏名names:依田 浩敏HirotoshiYODA

連絡先(代表者):2 号館 3 階依田研究室 [email protected]授業の概要及び位置付け 建築自体を取り巻く事物・状態・事情としての都市環境を扱い、都市環境設計を志す者として要求される最小限の基本的事項を学習することを目的とする。現在の環境問題に対して、建築に関わる者として、いかに取り組んでいくべきかを考えていく。 授業の進め方は、毎回プリントを配布し、事例を示しながらすすめる。事前に課題を提示し、各自がそれに対して文献調査を行い、基礎知識を得た上で授業に望んでもらうこととする。

キーワードkeywords

都市環境、環境政策、都市熱環境、都市インフラ、都市エネルギー、都市居住urbanenvironment,environmentalpolitics,urbanthermalenvironment,urbanenergy,urbanhabitation

授業の到達目標・都市環境、地域環境とはどういうことかを理解する。(I、J)・現在の都市(地球)環境問題を理解する。(I、J)・環境問題に対して、建築技術者として如何に取り組むべきか思考し、問題解決策を提案する。(F、I、J)・都市と環境関連の事項について文献調査を行うことにより、自己学習能力を形成する。(F、I)

教員からの一言・授業中の迷惑行為を禁ずる。・卒業研究を依田により指導を受けたい者は、本科目を受講すること。

関連科目 環境概論、建築と環境、環境演習、建築設備Ⅰ、建築設備Ⅱ、設備設計演習教 材 教科書 都市環境学教材編集委員会編「都市環境学」森北出版

参考書 日本建築学会編著「都市環境のクリマアトラス」ぎょうせい「新建築学大系 9〈都市環境〉」彰国社

授業計画第 1 回:導入講義:授業の進め方と概要の説明、成績評価法。都市環境とは(都市化の進展、自然の喪失)  注:第 1 回授業の中で、成績評価を含めた科目全体の重要情報を伝えるので必ず出席すること。第 2 回:環境政策(海外・国内の環境政策、環境経済)第 3 回:環境計測・環境予測(地理情報システム、リモートセンシング、環境アセスメント)第 4 回:都市の熱環境、大気環境(ヒートアイランド、大気汚染、現状と対策)第 5 回:都市防災(防災計画、ライフライン)第 6 回:都市のインフラ整備(エネルギー需要、給排水システム、廃棄物処理、情報インフラ)第 7 回:都市のエネルギー供給システム(新エネルギー、未利用エネルギー、地域冷暖房)第 8 回:都市居住(都心居住、環境共生建築、都市分散)第 9 回:都市環境とまちづくり①(環境管理計画、環境教育・環境学習)第 10 回:都市環境とまちづくり②(都市開発、都市再開発)第 11 回:都市環境とまちづくり③(臨海部の開発と環境、河川環境)第 12 回:都市環境とまちづくり④(海外の事例)第 13 回:地球環境負荷の低減(地球温暖化対策、LCA、地球環境・建築憲章)第 14 回:環境に配慮したまちを創造するために第 15 回:定期試験(60 分)  注:試験範囲は第 1 回から第 14 回までの授業総てとする。

成績評価基準 定期試験(60%)と提出レポート(40%)の成績を総計して評価点とする。備 考

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平成 19 年度 近畿大学産業理工学部建築・デザイン学科 学習の手引

科目名subject 環境演習(ExperimentonEnvironmentalEngineering)科目区分 専門科目 科目コード 3407 単位数 2 単位 開講時期 2 年次後期必修・選択の別 必修科目(建築工学コース)/選択科目(建築コース)/―(デザインコース)担当者 氏名names:依田 浩敏HirotoshiYODA、齊藤 健二KenjiSAITO

連絡先(代表者):2 号館 3 階依田研究室 [email protected]授業の概要及び位置付け 音、熱、光、空気が建築環境に与える影響について、測定機器を使って測定・分析する。また、環境計画の基礎的なものについての演習も併せて行い、環境工学、建築計画、建築設備のより深い理解と一般に用いられている測定機器の扱いに習熟する。

キーワードkeywords

光環境、熱環境、音環境、空気環境、快適性、計測lighting environment, thermal environment, sound environment, air environment, confortability,measurement

授業の到達目標・熱環境、光環境、空気環境、音環境を測定する測定機器の扱いに習熟する。(B、I)・環境に関する物理的要素の測定結果を分析し、適切に評価することができる。(B、I)・工学的な実験レポートを自らまとめることができる。(I、K)

教員からの一言・測定機器の取り扱いには十分注意すること。・積極的に測定・分析に参加すること。

関連科目 環境概論、建築と環境、都市と環境、建築設備Ⅰ、建築設備Ⅱ、設備設計演習教 材 教科書 特に指定しない。毎回プリントを配布する。

参考書 日本建築学会編「建築環境工学実験用教材Ⅰ〈環境測定演習編〉」丸善日本建築学会編「建築環境工学用教材〈環境編〉」丸善日本建築学会編「建築設計資料集 1〈環境〉」丸善

授業計画第 1 回:導入講義:授業の進め方と概要の説明、成績評価法。  注:第 1 回授業の中で、成績評価を含めた科目全体の重要情報を伝えるので必ず出席すること。    クラス分け、クラスごとの各回の内容を説明する。第 2 回:測定場所の実測第 3 回:室内気候の測定   (1)温度湿度 (2)気流速度 (3)放射熱の測定第 4 回:室内気候の測定   (4)温熱環境要素の計算第 5 回:光環境の測定    (1)照度第 6 回:光環境の測定    (2)昼光率の計算第 7 回:空気環境の測定   (1)粉塵 (2)CO (3)CO2 (4)化学汚染物質第 8 回:空気環境の測定   (5)電磁波 (6)放射能 (7)臭い第 9 回:音環境の測定    (1)道路交通騒音第 10 回:音環境の測定    (2)遮音性能第 11 回:外界気象要素の測定 (1)風向・風速第 12 回:外界気象要素の測定 (2)日射量第 13 回:放射カメラによる表面放射温度の測定第 14 回:水質測定第 15 回:課題返却・講評

成績評価基準 提出レポート(100%)の成績を総計して評価点とする。備 考 学籍番号により、AクラスとBクラスに分割して授業を行う。

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平成 19 年度 近畿大学産業理工学部建築・デザイン学科 学習の手引

科目名subject 建築設備Ⅰ BuildingEquipmentⅠ科目区分 専門科目 科目コード 3409 単位数 2 単位 開講時期 2 年次前期必修・選択の別 必修科目(建築工学コース)/必修科目(建築コース)/選択必修科目(デザインコース)担当者 氏名name:齋藤 健二KenjiSaito

連絡先(代表者):2 号館 3 階齋藤研究室 [email protected]授業の概要及び位置付け 建築設備の概要を把握し、建築環境に対する計画原理の理解を深めるとともに、簡単な設計演習を行って、建築計画の応用能力を養う。

キーワードkeywords

ベルヌーイの定理、ムーディー線図、給水設備、給湯設備、排水設備、空気線図、負荷計算Bernouilli’sLaw、Moodychart、plumbing,hotwatersupply、drainage,psychrometricchart, loadestimation

授業の到達目標・建築技術者として地球環境保護の必要性とそのための役割について理解し、説明できる。(I、E)・建築設備工学の全体像と役割、基本的知識を理解し、説明できる。(I)・建物の快適室内環境を実現するための基礎的な技術手法を理解し、説明できる。(I、L)・基礎的な設備設計の計算ができる。(I、B)

教員からの一言・建築設備はいろんな学問が関連している学際的な分野です。どのようにして快適環境が維持されているか、その仕組み を学びましょう。

関連科目 環境概論、建築と環境、都市と環境、環境演習、建築設備Ⅱ、設備設計演習教 材 教科書 田中俊六 他 「最新 建築設備工学」

参考書 小原淳平編 「100 万人の空気調和」授業計画第 1 回:導入講義:授業の進め方と概要の説明、成績評価法、地球環境保護について第 2 回:設備工学の全体像を理解する。熱の流れ、流体の性質と流れ、ベルヌーイの定理、圧力と摩擦損失第 3 回:給水設備の概要、給水量と給水圧力、給水負荷単位、各種給水方式の種類と特徴第 4 回:受水槽容量、高置水槽容量の算定、給水管径の算定第 5 回:給湯設備の概要、給湯温度と給湯量、給湯配管第 6 回:給湯機器と加熱能力、温水循環ポンプ第 7 回:排水通気設備の概要、排水の種類と排水方式第 8 回:排水トラップ、排水配管方式、通気配管方式、配管材料第 9 回:空気調和の概要、原理、基本事項第 10 回:各種空気調和方式と特徴第 11 回:湿り空気線図の基礎と使い方、第 12 回:湿り空気線図と空調プロセス第 13 回:冷暖房負荷計算の概要、負荷の種類、設計外気条件、設計室内条件第 14 回:冷暖房負荷計算の演習第 15 回:定期試験(60 分)  注:試験範囲は第 1 回から前回までの授業総てとする。

成績評価基準 定期試験(60%)と授業中の演習(40%)の成績を総計して評価点とする。備 考

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平成 19 年度 近畿大学産業理工学部建築・デザイン学科 学習の手引

科目名subject 建築設備Ⅱ BuildingEquipmentⅡ科目区分 専門科目 科目コード 3411 単位数 2 単位 開講時期 3 年次前期必修・選択の別 選択科目(建築工学コース)/選択科目(建築コース)/―(デザインコース)担当者 氏名name:齋藤 健二KenjiSaito

連絡先(代表者):2 号館 3 階齋藤研究室 [email protected]

授業の概要及び位置付け 建築設備Ⅰでの学習をベースに、建築計画に必要な、より広範囲の建築設備に対する理解を深め、建築計画の応用能力を養う。

キーワードkeywords

衛生器具、ガス設備、消火設備、熱源、配管設備、ダクト設備、換気設備、蓄熱sanitaryfixture,gaspiping,firehydrant,heatsource,piping,airduct,ventilationheatstorage

授業の到達目標・建築設備工学の基礎的応用知識を理解し、説明できる。(I)・建物の快適室内環境を実現するための基礎的応用技術を理解し、説明できる。(I、L)・建築設備の計画手法と設計手法を理解し、説明できる。(I、L)

教員からの一言・建築設備Ⅰは最低限の知識として習得すべき内容のものです。建築設備Ⅱでさらに知識の肉付けをします。

関連科目 環境概論、建築と環境、都市と環境 環境演習 建築設備Ⅰ 設備設計演習教 材 教科書 田中俊六 他 「最新 建築設備工学」 井上書院

参考書 「給排水・衛生設備計画設計の実務の知識」オーム社「空気調和設備計画設計の実務の知識」オーム社

授業計画第 1 回:導入講義:授業の進め方と概要の説明、成績評価法、第 2 回:衛生器具設備の概要、衛生器具の種類と材質第 3 回:ガス設備の概要、配管サイズ、プロパンガス第 4 回:消火設備の概要、屋内消火栓設備、スプリンクラー消火設備第 5 回:空気調和設備の計画第 6 回:空気線図と空気調和プロセス第 7 回:冷温熱源機器、冷凍機、ヒートポンプ、ボイラー第 8 回:熱搬送機器、ポンプ、送風機、第 9 回:配管設備の概要、配管の計画と設計第 10 回:配管の抵抗、ポンプの揚程第 11 回:ダクト設備の概要、ダクトの計画と設計第 12 回:ダクトの抵抗、送風機の静圧第 13 回:換気、排煙設備第 14 回:蓄熱空調設備、特殊空調設備第 15 回:定期試験(60 分)  注:試験範囲は第 1 回から前回までの授業総てとする。

成績評価基準 定期試験(60%)と授業中の演習(40%)の成績を総計して評価点とする。備 考

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平成 19 年度 近畿大学産業理工学部建築・デザイン学科 学習の手引

科目名subject 設備設計演習 EquipmentPracticalDesign科目区分 専門科目 科目コード 3413 単位数 2 単位 開講時期 3 年次後期必修・選択の別 必修科目(建築工学コース)/選択科目(建築コース)/―(デザインコース)担当者 氏名name:齋藤 健二KenjiSaito

連絡先(代表者):2 号館 3 階齋藤研究室 [email protected]授業の概要及び位置付け 中規模建物を対象とした給排水・衛生設備および空調・換気設備の設計計算と図面作成を行うことにより、建築設備の実践的な理解を深める。

キーワードkeywords

設計、製図design,drawing

授業の到達目標・建築設備設計図の基本的事項を理解し、説明できる。(I、L)・建築設備と建築躯体との関連、納まりについて理解し、説明できる。(I、L)・機器容量、設備容量の計算ができる。(I、L)・設備設計図を作成することにより、意図している建築設備内容を表現することができる。(I、K、L)

教員からの一言・建築設備ⅠおよびⅡで学んだことを応用し、実際に図面で表現する科目です。これが正解という答えはありません。自 分の考え、知識、力量が発揮できる科目です。

関連科目 環境概論、建築と環境、都市と環境 環境演習 建築設備Ⅰ 建築設備Ⅱ教 材 教科書 適宜、教材と資料を配布する。

参考書 「空調・衛生設備図面の見方・かき方」オーム社授業計画第 1 回:導入講義:授業の進め方と概要の説明、成績評価法、第 2 回:建築設備図作成の基礎、建築躯体図の裏トレース第 3 回:建築躯体図の裏トレース第 4 回:給水配管図、排水配管図の作成第 5 回:便所詳細図の作成第 6 回:配管サイズの決定、機器、器具表の作成第 7 回:空調負荷計算書の作成第 8 回:空調負荷計算書の作成第 9 回:空調機器の選定第 10 回:機器配置図、配管図の作成第 11 回:換気ダクト図の作成第 12 回:配管サイズ、ダクトサイズの決定第 13 回:系統図の作成第 14 回:機器表の作成第 15 回:まとめ

成績評価基準 計算書(40%)および作成図面(60%)の内容を総合的に評価する。備 考

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平成 19 年度 近畿大学産業理工学部建築・デザイン学科 学習の手引

科目名subject 環境とデザイン TheoryofEnvironmentalDesign科目区分 専門科目 科目コード 3501 単位数 2 単位 開講時期 1 年次前期必修・選択の別 必修科目(建築工学コース)/必修科目(建築コース)/必修科目(デザインコース)担当者 氏名name:工藤 卓 TakashiKUDO

連絡先(代表者):3 号館 4 階工藤研究室 [email protected]授業の概要及び位置付け 環境デザインは人間の生活をとりまく環境を快適で美しく整えるための新しいデザインです。たとえば、景観の美を創造することは、建築や町並み、水辺や街路の環境デザインであり、また高齢者や障害者も含めた日常の生活環境を美しく快適に整えるためのバリアフリーやユニバーサルデザインの創造も環境デザインの領域です。他にも、国や地域の気候風土と向き合いその地で調達される素材を用いた独特な構造と意匠で造られている世界の民家を、地球環境が持続的に発展できる視点で考えていくことも環境デザインが取り扱う領域といっていいでしょう。キーワードkeywords

環境デザインenvironmentaldesign

授業の到達目標・世界のヴァナキュラーな住居建築を探り、国や地域社会の独特な構造と意匠を理解できる。(F、J)・環境・建築・空間・道具が相互に関係しあって創り出してきた人間中心の環境デザインを理解できる。(J、L)・バリアフリーとユニバーサルデザインの思想を理解できる。(E、J)・景観デザインの保全と再生のデザインを理解できる。(E、J)教員からの一言・この講義は、環境とデザインの関わりを学ぶための入門となる内容で構成されています。環境デザインは自然と人間が 共存する美しい環境の創造を目標としています。みなさんもインターネットや文献で資料を収集して、環境とデザイン の関係を積極的に考えてみてください。受験勉強のように正解を求める学習ではなく、講義の内容から自らを触発し環 境デザインの楽しさを発見してください。毎回の授業の終りに、授業の理解度を把握するためのリポートを作成しても らいます。この作業は学んだことを直後に短時間で文章にまとめるという訓練も兼ねています。なお、授業開始から 30 分以降の教室への出入りは禁じます。関連科目 建築・デザイン演習Ⅱ、建築・デザイン演習Ⅲ教 材 教科書 特に指定しない。毎週レジュメのプリントを配布する。

参考書 三輪正弘「環境デザインの思想」、B・ルドルフスキー「建築家なしの建築」、共に鹿島出版会授業計画第 1 回:導入講義:授業の進め方と概要の説明、成績評価法、環境デザインとは何か/環境デザイン学入門  注:第 1 回授業では、科目全体の重要情報を伝えるので必ず出席すること。第 2 回:風土と建築 1 /アフリカ・ヨーロッパ・中南米のヴァナキュラー建築第 3 回:風土と建築 2 /アジア・日本のヴァナキュラー建築第 4 回:日本の都市空間を読む 1 /都市構成の原理第 5 回:日本の都市空間を読む 2 /要素のデザイン第 6 回:日本の都市空間を読む 3 /集落のデザイン第 7 回:場所のデザイン/軸線上の景観第 8 回:庭園のデザイン/庭園の見方、楽しみ方第 9 回:橋の景観デザイン/原風景となる技術第 10 回:水辺の環境デザイン/ウオーターフロントと水辺の景観第 11 回:景観の保全と再生/環境デザインとまちづくり第 12 回:都市の照明デザイン/建築の照明、都市の照明第 13 回:ユニバーサルデザインの実践/バリアフリーとユニバーサルデザイン第 14 回:授業のまとめ、リポート返却、定期試験に向けた総合解説  注:この授業は成績に反映しないが、重要であるため特に出席を求めます。第 15 回:定期試験(60 分) 注:試験範囲は第 1 回から前回までの授業総てとする。

成績評価基準 出席点は与えないが、7 割(出席数 10 回)以上の出席のある学生を成績評価の対象とする。 定期試験(60%)、レポート(40%)の成績を総計して評価点とする。備 考

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平成 19 年度 近畿大学産業理工学部建築・デザイン学科 学習の手引

科目名subject 住まいの計画HousingPlanning科目区分 専門科目 科目コード 3503 単位数 2 単位 開講時期 1 年次後期必修・選択の別 必修科目(建築工学コース)/必修科目(建築コース)/必修科目(デザインコース)担当者 氏名name:益田 信也ShinyaMASUDA

連絡先(代表者):2 号館 3 階益田研究室 [email protected]授業の概要及び位置付け 住まいは人間生活の中心であり、生活の展開の中で、その存在のかたちは生活文化として結実し継承されていく。また、人間生活が家族や地域の社会生活の中で初めて成立するように、住まいは集合して住環境を形成する。 集まって住むことの充実と向上を意図して、住まいの基本的な機能と構成を中心に、住宅および集合住宅の計画の基礎を講述する。建築計画の導入と共に、建築設計の具体的な基礎知識を与える。キーワードkeywords

住宅、住居、家族、世帯、生活様式、ライフステージ、地域社会、住環境、集合住宅house,dwelling,family,households,lifestyle,lifestage,community,dwellingenvironment,apartment,

授業の到達目標・様々な住宅タイプを学んで、住まいのあり方は多様であることを理解する(E、 F、 J)・住宅タイプそれぞれの成立背景を知ることで、広い視野で住まいを観る力を養う(E、 F、 J)・同時に、今後の住まいのあるべき姿を考え、構想する力と問題意識を身につける(E、 J、 L)・以上を、ことばや文章・図で表現して他人に伝えることができる。また逆に、他人の表現を理解できる(J、 L)

教員からの一言・授業時間中の教科書・プリント・参考書では情報不足であることは仕方がない。授業時間外に図書館等で図書・雑誌を ひもとく、積極的な自学自習が求められる。・そこで、予習・復習を支援し促進する宿題プリントを毎授業時に課し、このプリントの提出・発表を通じて、出欠状況 と理解度の確認を図る。・プリントは翌週には返却するので、このプリント交換によって、授業に関する質疑を行って欲しい。双方向的な授業展 開の道具としたい。関連科目 環境とデザイン、建築計画、都市計画、建築・デザイン演習Ⅲ、建築設計Ⅰ教 材 教科書 鈴木成文編「住まいを読む」建築資料研究社

参考書 岡田光正・藤本尚久・曽根陽子「住宅の計画学」鹿島出版会日本建築学会編「第 3 版コンパクト建築設計資料集成」丸善

授業計画第 1 回:導入講義:授業の進め方と概要の説明、成績評価の方法。/住まいと計画、住まいの背景、歴史、地域、階層第 2 回:農村住宅:住まいと集落景観、屋敷の構成と機能、住宅と生産活動、住宅の社会性第 3 回:漁村住宅:高密度居住とその指標、路地空間、間取りと型の継承と変容、近隣とムラづくりのシステム第 4 回:町家:集まって住むかたち、高密度居住のしくみ、生業と家族生活、町なみの形成と変容、町なみの保存第 5 回:長屋・アパート:密集する下町の住まい、路地と表出、住まいの開放性、同居・近居・隣居、定住と流動第 6 回:中廊下型住宅:伝統的な住様式、家族本位の近代化と封建制、住宅改良運動、個人の場と住まいの柔軟性第 7 回:都市型住宅:商品化住宅、伝統の継承とモダンリビング、公私室型住宅とLDK構成、閉鎖性と画一化第 8 回:地方の住まい:地方の戸建住宅、都市型住宅との類似・相違、続き間座敷の機能と意味第 9 回:作家住宅:建築家と住宅設計、新しい生活像の提案、作品例の分析・考察第 10 回:集合住宅(1):戦前・戦後の集合住宅の系譜、住様式の近代化、型系列と定型化、多様化・変化への対応第 11 回:集合住宅(2):定型化した団地の風景と設計基準、高密化と住戸の閉鎖化、生活領域とコモンスペース第 12 回:コーポラティブ住宅:居住者参加の集合住宅、管理と住まいの持続性第 13 回:これからの都市居住:多様な家族像と居住サービス、高齢者住宅、コレクティブハウジング、街なか居住第 14 回:これまでの授業の総括。定期試験に向けた総合演習と解説。試験解答について。第 15 回:定期試験  注:試験範囲は第 1 回から第 14 回までの授業すべてとする。

成績評価基準 出席点は与えないが、7 割(出席数 10 回)以上の出席のある学生を成績評価の対象とする。 定期試験(70%)と宿題・レポート(30%)の成績を総計して評価点とする。備 考

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平成 19 年度 近畿大学産業理工学部建築・デザイン学科 学習の手引

科目名subject 建築計画ArchitecturalPlanning科目区分 専門科目 科目コード 3505 単位数 2 単位 開講時期 2 年次前期必修・選択の別 選択科目(建築工学コース)/選択科目(建築コース)/-(デザインコース)担当者 氏名name:益田 信也ShinyaMASUDA

連絡先(代表者):2 号館 3 階益田研究室 [email protected]授業の概要及び位置付け 建築計画には、建築設計の前段階として、人間生活上の要求を社会・経済・技術・芸術など様々な条件と共に的確に把握し、建築空間として具体化するための指針となる概念化・モデル化が期待されている。 ここでは、身近なビルディング・タイプである事務所建築、集会施設、社会教育施設、社会福祉施設、教育施設を対象として、設計に結びつく実践的な知識の体系と共に、人間生活を建築計画的な視点から捉える方法について考えてみたい。キーワードkeywords

ビルディングタイプ、交流施設、劇場・ホール、博物館、事務所、福祉施設、教育施設BuildingType,FacilitiesforIntercommunication,TheaterandHall,Museum,Officebuilding,Facilitiesforwelfare,EducationalFacilities

授業の到達目標・建築計画の方法とプロセス、およびその対象と各種施設タイプを理解する(F、 J、 L)・各種施設タイプにおける独自および共通の計画理念と計画手法を理解する(E、 F、 J、 L)・生活・社会・経済・技術・芸術など様々な条件と建築計画の関係を理解する(E、 F、 J、 L)・建築空間の具体化の指針となる概念(モデル)について理解する(F、 J、 L)・以上を、ことばや文章・図で表現して他人に伝えることができる。また逆に、他人の表現を理解できる(J、 L)教員からの一言・授業時間中の教科書・プリント・参考書では情報不足であることは仕方がない。授業時間外に図書館等で図書・雑誌を ひもとく、積極的な自学自習が求められる。・そこで、予習・復習を支援し促進する宿題プリントを毎授業時に課し、このプリントの提出・発表を通じて、出欠状況 と理解度の確認を図る。・プリントは翌週には返却するので、このプリント交換によって、授業に関する質疑を行って欲しい。双方向的な授業展開の道具としたい。関連科目 環境とデザイン、住まいの計画、都市計画、建築設計Ⅰ~Ⅲ教 材 教科書 日本建築学会編「第 3 版コンパクト建築設計資料集成」丸善

参考書 鈴木成文・ほか「建築計画」実教出版、ほか各種建築雑誌授業計画第 1 回:導入講義:授業の進め方と概要の説明、成績評価の方法/建築、計画、建築計画について第 2 回:施設タイプ、交流施設の類型と機能構成、コミュニティセンター・公民館第 3 回:劇場・ホール(1):分類とステージ形式、部門構成、全体計画、舞台の計画(プロセニアムステージ)第 4 回:劇場・ホール(2):客席の計画、オープンステージ、舞台裏の計画、複合化第 5 回:博物館・美術館:施設概要、部門構成と全体計画、展示空間と収蔵空間の計画、その他の部門計画第 6 回:事務所(1):事務所建築の種類、空間構成(レンタブル比、コアタイプ)、変遷と最近の動向第 7 回:事務所(2):全体構成、基準階の計画(平面、断面、コア、外壁、構造、設備、動線、防災、管理)第 8 回:事務所(3):基準階の計画(オフィスレイアウト)、特殊階の計画第 9 回:福祉施設(1):社会福祉の動向、福祉サービスと施設体系、高齢者施設の計画概要第 10 回:福祉施設(2):障害者施設の計画概要、ユニットケア、グループ居住、ユニバーサルデザイン第 11 回:福祉施設(3):乳幼児施設の計画概要、保育所、ほか/教育施設(1):幼稚園の計画概要第 12 回:教育施設(2):学校建築の計画と課題、変遷とオープンスペースの計画第 13 回:教育施設(3):教育課程、運営方式、教室の計画、管理諸室・運動場の計画第 14 回:これまでの授業の総括。定期試験に向けた総合演習と解説。試験解答について。第 15 回:定期試験  注:試験範囲は第 1 回から第 14 回までの授業すべてとする。

成績評価基準 出席点は与えないが、7 割(出席数 10 回)以上の出席のある学生を成績評価の対象とする。 定期試験(70%)と宿題・レポート(30%)の成績を総計して評価点とする。備 考 上級履修は認めない。

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平成 19 年度 近畿大学産業理工学部建築・デザイン学科 学習の手引

科目名subject 都市計画 CityPlanning科目区分 専門科目 科目コード 3507 単位数 2 単位 開講時期 2 年次後期必修・選択の別 必修科目(建築工学コース)/選択科目(建築コース)/選択必修科目(デザインコース)担当者 氏名name:横屋 克昌KatumasaYOKOYA

連絡先:2 号館 3 階横屋研究室 [email protected]授業の概要及び位置付け 建築の集合体である都市には、多様で深刻な問題が山積みしている。この都市問題を科学的に解決するため、都市計画法規のあり方や計画的なまちづくりの手法が世界的規模で模索されている。それらを歴史的経験や外国の事例に学ぶとともに、日本における都市の健全な発展と秩序ある整備を図るための土地利用、交通、防災、景観などの各種計画手法を学習する。特に、飯塚市内の中心市街地、街区公園、住宅団地の Walking と Watching の学外演習は体験的学習として重視している。

キーワードkeywords

理想都市、土地利用、用途地域制、都市計画法、都市交通、緑地・公園計画、コミュニティ計画idealcity,landuse,zoning,cityplanninglaw,urbantraffic,greenandparksystem,communityplanning

授業の到達目標・近代的都市計画の発生が市民生活の安全・安心の確保を第一の目的としたことを理解する。(E、J)・都市は通常何百年という歴史を刻んだ場として存在していること、計画もまた歴史であることを理解する。(J)・都市計画の前提にある都市調査を行い、問題発見と地図の上にその調査結果が表現できる能力を身につける。(F、J)・都市を形成・維持していく上で近隣、地区、都市のそれぞれのレベルでの約束(法)や事業の意義を理解する。(E、J)・新しい都市空間(本科目では街区公園)を設計・提案する能力を身につける。(J)教員からの一言・街中を 1 時間歩き詰めといった学外授業を重要な時間と位置づけている。だらだらの行動は謹んでほしい。・毎週 5 枚程度のプリントにより授業を行う。欠席の場合はその日のプリントを取りに来て必ず復習をしておくこと。

関連科目 建築計画、建築法規、都市と環境教 材 教科書 特に定めない。随時プリント等を配布する。

参考書 日笠 端・日笠康雄著「都市計画第 3 版」授業計画第 1 回:導入講義:授業の進め方と成績評価の方法。授業概要の説明と都市計画を学ぶ意義  注:第 1 回授業の中で、成績評価を含めた科目全体の重要情報を伝えるので必ず出席すること。    欠席すると大きな不利益が生じることがある。第 2 回:都市とはなにか。飯塚市の中心市街地を歩いて、まちの歴史と問題点を知る(演習・レポート①)。第 3 回:都市計画の思想と歴史。理想都市と都市計画法の歴史から安全・快適な空間・環境づくりのルールを理解。第 4 回:都市問題解決の手段としての都市計画。高齢社会、防災、景観・環境問題と都市計画の関連を理解する。第 5 回:都市マスタープランと法定都市計画。世界の都市計画法の中で日本の都市計画法の特徴を理解する。第 6 回:都市調査、計画立案プロセス、住民参加。簡便な道路交通調査を一事例として行い調査を体験する。第 7 回:土地利用計画。特別な商品としての土地を理解し、その利用の日本的特殊性をも理解を波及させる。第 8 回:都市交通計画。大量輸送交通機関とマイカー・モータリゼーション。将来のコンパクトシティへの展望。第 9 回:公園・緑地計画。街区公園の調査を行い、市民に親しみやすい公園の提案をする(演習・レポート②)。第 10 回:地区計画 1:飯塚市内の建設時期の異なる住宅地を見学、比較して違いを理解する(演習・レポート③)。第 11 回:地区計画 2:商業地、工業地計画。中心市街地の意味、最近の工業地のアジアへの展開傾向を知る。第 12 回:都市計画事業:土地区画整理と都市再開発。「都市計画の母」と言われることの仕組みを理解する。第 13 回:土地利用規制と地域地区制。都市計画の中心的課題は合理的土地利用の実現にあることを理解する。第 14 回:定期試験に向けた総復習(60 分)と過去の試験問題の解説(30 分)。  注:過去問を解くことにより授業で特に大事な点を再確認する訳だから必ず出席すること。第 15 回:定期試験(60 分)  注:試験範囲は第 1 回から第 14 回までの授業とする。

成績評価基準 定期試験(70%)、授業中に 3 回行う演習・レポート(30%)の成績を総計して評価点とし、60 点以上を合格とする。備 考

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平成 19 年度 近畿大学産業理工学部建築・デザイン学科 学習の手引

科目名subject 建築デザイン論Ⅰ TheoryofarchitectureDesign Ⅰ科目区分 専門科目 科目コード 3509 単位数 2 単位 開講時期 3 年次前期必修・選択の別 選択科目(建築工学コース)/選択科目(建築コース)/―(デザインコース)担当者 氏名name:岡田威海TakemiOKADA

連絡先(代表者):2 号館 3 階岡田研究室 [email protected]授業の概要及び位置付け 建築デザインの基礎事項を講述する。建築デザインを物体と空間の相互作用として捉え、双方の、意味論的な統合を図る視点をとる。また、建築デザインにおける、全体と細部の構成の基本的な考え方について、物体と空間の両側面から、具体的な建築作品をとり上げながら考察する。また、建築を環境の一部としてデザインする環境構成の考え方にも触れる。 なお、必要に応じて、建築計画一般や、防災安全計画の知見を参照する。

キーワードkeywords

構成、物体と空間、行動と視覚、全体と細部design,objectandspace,behaviourandsight,wholeanddetail

授業の到達目標(建築デザインに関する基本的な構成的知識を習得する。)・建築デザインの基本的な構成要素を理解する。(J、L)・建築デザインにおける全体と部分の構成を理解する。(L)・建築のデザインボキャブラリーをいくつか習得する。(J、L)・建築デザインの構成分析を経験し、問題発見能力を身に付ける。(F)・防災安全計画、構造設備技術等と建築デザインの関係を理解する。(E、J)教員からの一言・建築・デザイン演習Ⅲ、建築設計Ⅲと一体の科目である。これら演習・設計の科目と関連づけて理解してほしい。・物体と空間の相互規定関係に基づく構成原理を、行動と視覚の両面から理解し修得していってほしい。

関連科目 建築デザイン論Ⅱ、建築設計Ⅲ、建築・デザイン演習Ⅲ教 材 教科書 特に定めないが、随時プリントを配布する。

参考書 香山壽夫「建築形態の構造」東京大学出版会。フランシス D.K. チン、大田邦夫訳「建築のかたちと空間をデザインする」彰国社。

授業計画第 1 回:導入講義:授業の進め方と概要の説明、成績評価法、建築デザインとは何か。環境構成との関係。  注:第 1 回授業の中で、成績評価を含めた科目全体の重要情報を伝えるので必ず出席すること。    欠席すると大きな不利益があるので注意のこと。第 2 回:建築デザインの構成要素の理解①(物体と空間)(演習)第 3 回:建築デザインの構成要素の理解②(行動と視覚)(演習)第 4 回:建築デザインにおける全体構成についての理解(演習)第 5 回:建築デザインにおける細部の構成についての理解(演習)第 6 回:デザインボキャブラリーの習得①(空間構成)(演習)第 7 回:デザインボキャブラリーの習得②(物体構成)(演習)第 8 回:建築デザインの構成分析①(演習)第 9 回:建築デザインの構成分析②(演習)第 10 回:臨時試験(60 分)  注:臨時試験の欠席者で理由書を届出た者は定期試験の評価割合を 80%とする。第 11 回:建築デザインの思潮についての理解(演習)第 12 回:技術と建築デザインの関係の理解(演習)第 13 回:安全と建築デザインの関係の理解(演習)第 14 回:心理と建築デザインの関係の理解(演習)第 15 回:定期試験(60 分)  注:試験範囲は第 1 回から前回までの授業総てとする。

成績評価基準 定期試験(60%)、臨時試験(20%)と授業中の演習(20%)の成績を総計して評価点とする。備 考 他学科履修は認めない。上級履修及び下級履修の場合は許可を得ること。

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平成 19 年度 近畿大学産業理工学部建築・デザイン学科 学習の手引

科目名subject 建築デザイン論Ⅱ TheoryofArchitectureDesign Ⅱ科目区分 専門科目 科目コード 3511 単位数 2 単位 開講時期 3 年次後期必修・選択の別 選択科目(建築工学コース)/選択科目(建築コース)/―(デザインコース)担当者 氏名name:岡田威海 TakemiOKADA

連絡先(代表者):2 号館 3 階岡田研究室 [email protected]授業の概要及び位置付け 建築デザインの応用的な側面を講述する。建築デザインの、既往の理念と方法について、造形文化の視点から、建築家と建築作品に即して考察する。また、建築デザインの最近の諸傾向について、素材や表層、環境との文脈、あるいは複雑系といった現代的な項目をとり上げ、それらが建築デザインにもたらす効果について議論する。これらの項目については、建築計画一般からの知見も参照する。以上の様な諸点にもとづいて、建築デザインの方法論の理解を深める。

キーワードkeywords

構成、プロセス、理念、方法、design,process,concept,method

授業の到達目標(建築デザインに関する応用的な構成的知識を習得する。)・建築デザインの代表的な既往の理念と方法を理解する。(J、L)・最近の建築デザインの傾向について、特徴と背景を理解し、また、建築デザインの使命感についても考察する。(E、F、L)・デザインコンセプトの立案に関する基礎的知識を理解し、実際に立案してみる。(F、J、L)・建築デザインの方法について考察する能力を養う。(J、L)

教員からの一言・建築・デザイン演習Ⅲ、建築設計Ⅲと一体の科目である。これら演習・設計の科目と関連づけて理解してほしい。・より多くの建築作品と建築家の考え方に接することにより、建築デザインの理念と方法を理解修得し、さらに、建築計 画や建築意匠などの専門分野の知見を参照して、それらの理念と方法を検証していってほしい。関連科目 建築デザイン論Ⅰ、建築設計Ⅲ、建築・デザイン演習Ⅲ教 材 教科書 特に定めないが、随時プリントを配布する。

参考書 香山壽夫「建築意匠講義」東京大学出版会。服部岑生他「建築デザイン計画」朝倉書店。授業計画第 1 回:導入講義:授業の進め方と概要の説明、成績評価法、建築デザインの理念と方法について。  注:第 1 回授業の中で、成績評価を含めた科目全体の重要情報を伝えるので必ず出席すること。    欠席すると大きな不利益があるので注意のこと。第 2 回:建築デザインのプロセスについての理解(演習)第 3 回:建築デザインの理念と方法の必要性についての理解(演習)第 4 回:建築デザインにおける思考の役割についての理解(演習)第 5 回:建築デザインにおける感性の役割についての理解(演習)第 6 回:建築のデザインコンセプトとは何かの理解(演習)第 7 回:デザインコンセプト立案の要件の理解(演習)第 8 回:技術(ビルディングコンストラクション)と建築デザインの関係の理解(演習)第 9 回:臨時試験(60 分)  注:臨時試験の欠席者で理由書を届出た者は定期試験の評価割合を 80%とする。第 10 回:建築デザインの最近の傾向についての理解①(演習)第 11 回:建築デザインの最近の傾向についての理解②(演習)第 12 回:建築家の作品と方法についての理解①(演習)第 13 回:建築家の作品と方法についての理解②(演習)第 14 回:建築デザインの方法(議論)(演習)第 15 回:定期試験(60 分)  注:試験範囲は第 1 回から前回までの授業総てとする。

成績評価基準 定期試験(60%)、臨時試験(20%)と授業中の演習(20%)の成績を総計して評価点とする。備 考 他学科履修は認めない。上級履修及び下級履修の場合は許可を得ること。

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平成 19 年度 近畿大学産業理工学部建築・デザイン学科 学習の手引

科目名subject 建築デザイン史HistoryofArchitecture科目区分 専門科目 科目コード 3513 単位数 2 単位 開講時期 2 年次前期必修・選択の別 必修科目(建築工学コース)/選択科目(建築コース)/必修科目(デザインコース)担当者 氏名name:川上秀人HidetoKAWAKAMI

連絡先(代表者):3 号館 2 階川上研究室 [email protected]授業の概要及び位置付け 人間の創造的行為の中でも特に密接に人間や生活に関わっているのは建築であろう。ここでは日本と西洋の建築の中から重要な造形的要素を採り上げ、その歴史的変遷の過程を講述することによって、その時代の造形に対する考え方の特質やそれらを生み出した社会的背景との関係についても理解を深める。

キーワードkeywords

寺院建築、神社建築、ギリシア・ローマ建築、教会堂建築temple,shrine,GreekandRomanarchitecture,church

授業の到達目標・古代から近世までの寺院建築の流れと社会的背景を知る。(A、J)・古代から中世までの神社建築の流れを知る。(A、J)・古代ギリシアとローマの建築の特徴と社会的背景を知る。(A、J)・西洋中世の教会堂建築の歴史を知る。(A、J)

教員からの一言・寺院建築や神社建築に代表される日本建築の歴史に興味をもって欲しい。・西洋の建築文化の根幹をなすギリシア・ローマの建築や中世の教会堂建築の造形に興味をもって欲しい。

関連科目 建築文化論、モダンデザインの歴史教 材 教科書 必要に応じて資料を配付する

参考書 「日本建築様式史」・「西洋建築様式史」・「世界デザイン史」美術出版社授業計画第 1 回:導入講義:授業の進め方と概要の説明、成績評価法。  注:第 1 回授業の中で、成績評価を含めた科目全体の重要情報を伝えるので必ず出席して下さい。第 2 回:古代の寺院建築(講義)第 3 回:第 4 回:中世の寺院建築(講義)第 5 回:第 6 回:近世の寺院建築(講義)第 7 回:古代と中世の神社建築(講義)第 8 回:第 9 回:古代ギリシアとローマの建築(講義)第 10 回:第 11 回:西洋中世の教会堂建築(講義)第 12 回:第 13 回:第 14 回:第 15 回:定期試験(60 分)  注:試験範囲は第 1 回から第 14 回までの授業総てとする。

成績評価基準 定期試験(70%)、授業中のレポート(30%)の成績を総計して評価点とする。備 考

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平成 19 年度 近畿大学産業理工学部建築・デザイン学科 学習の手引

科目名subject 建築文化論 ArchitectureandCulture科目区分 専門科目 科目コード 3515 単位数 2 単位 開講時期 3 年次前期必修・選択の別 選択科目(建築工学コース)/選択科目(建築コース)/選択必修科目(デザインコース)担当者 氏名name:川上秀人HidetoKAWAKAMI

連絡先(代表者):3 号館 2 階川上研究室 [email protected]授業の概要及び位置付け 建築は文化であり、それは地域的あるいは歴史的特性等に深く関係している。ここではかつて日本の窓口の一つであった近代の九州に焦点を当て、西洋の建築や家具の導入の過程、および西洋文化の移入に対する日本側の姿勢等を中心に講述することによって、九州という地域的特性や広く建築文化に関する理解を深める。

キーワードkeywords

近代建築、教会堂建築、洋風家具、生活様式、九州modernarchitecture,church,westernstylefurniture,livingstyle,Kyushu

授業の到達目標・気候風土が建築文化の形成に与えた影響を知る。(A、J)・西洋文化の移入の過程を知る。(A、J)・生活文化を通して日本と西洋の違いを認識する。(A、J)・九州という地域的特性を理解する。(A、J)

教員からの一言・歴史の重要性を認識して欲しい。・日本と西洋、中央と地方の違いについて考えて欲しい。

関連科目 建築デザイン史、モダンデザインの歴史教 材 教科書 必要に応じて資料を配付する

参考書 太田博太郎「日本建築史序説」彰国社授業計画第 1 回:導入講義:授業の進め方と概要の説明、成績評価法。  注:第 1 回目の授業で、授業の概要や成績の評価方法について説明をするので、必ず出席しなさい。第 2 回:日本の気候風土(講義)第 3 回:生活の様式(講義)第 4 回:和風と洋風(講義)第 5 回:第 6 回:外国文化との接触(講義)第 7 回:日本人の建築観(講義)第 8 回:洋風建築の導入(講義)第 9 回:長崎の洋風建築(講義)第 10 回:第 11 回:教会堂建築(講義)第 12 回:第 13 回:北部九州の近代建築(講義)第 14 回:指定文化財の保存と意義(講義)第 15 回:定期試験(60 分)  注:試験範囲は第 1 回から第 14 回までの授業総てとする。

成績評価基準 定期試験(70%)、授業中のレポート(30%)の成績を総計して評価点とする。備 考

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平成 19 年度 近畿大学産業理工学部建築・デザイン学科 学習の手引

科目名subject 空間造形 ModelingofSpace科目区分 専門科目 科目コード 3517 単位数 2 単位 開講時期 2 年次前期必修・選択の別 選択必修科目(デザインコース)/—(建築コース)/—(建築工学コース)担当者 氏名names:金子哲大 TetsuoKANEKO

連絡先(代表者):3 号館 2 階金子研究室 [email protected]授業の概要及び位置付け 空間を造形することは、何らかの意図を持って境界を設定することである。石を置いて場を規定する、綱を張って領域を主張する、壁を立てて空間を区画するなど空間をつくる行為には様々な水準が存在する。デザイナーは空間に 1 本の線を引くことでさえ、そこに様々な意味が発生することを意識しなければならない。 本講では、こうした空間造形における多種多様なアプローチを紹介するとともに、そこに内在する意味を考える。

キーワードkeywords

空間、造形、システム、記述、境界space,modeling,system,description,boundary

授業の到達目標・空間を造形するための基本的な知識を習得する。(A)・他領域の出来事と空間デザインを関係づけるスタンスを理解する。(A)・空間デザインがつくり出す意味について考えられる視点を獲得する。(A)

教員からの一言・デザインすることは、様々な領域の出来事をつなぎ、重ね合わせることだとも言えます。自分のデザイン領域に閉じず、 他領域での面白いコトと関係づける視点を持つように努力してください。

関連科目 デザイン演習Ⅰ・デザイン演習Ⅲ教 材 教科書 プリントを適宜配布する。

参考書 八束はじめ「希望の空間-ロシア・アヴァンギャルドの都市と住宅」住まいの図書館出版局、など。様々なデザインに関する書籍に興味を持ってください。

授業計画第 1 回:導入講義:授業の進め方と概要の説明、成績評価法、境界とは何か。第 2 回:絵画等における空間のコンポジション第 3 回:モダニズムの空間第 4 回:ポストモダニズムの空間第 5 回:ポストモダニズム以降の空間第 6 回:形態と機能の関係第 7 回:一般的なシステムについて(階層構造)第 8 回:都市と建築 1(都市とはなにか)第 9 回:都市と建築 2(建築とはなにか)第 10 回:様々な建築的なもの 1(スポーツ / ルールとプレイ)第 11 回:様々な建築的なもの 2(映像・音楽等)第 12 回:空間を認識すること第 13 回:空間を記述すること第 14 回:まとめ(空間をデザインすること)第 15 回:定期試験(60 分)  注:試験範囲は第 1 回から前回までの授業総てとする。

成績評価基準 出席点は与えないが、7 割(出席数 10 回)以上の出席のある学生を成績評価の対象とする。 定期試験(70%)、授業中のレポート(30%)の成績を総計して評価点とする。備 考

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平成 19 年度 近畿大学産業理工学部建築・デザイン学科 学習の手引

科目名subject 空間とデザイン TheoryofSpacePlanning科目区分 専門科目 科目コード 3519 単位数 2 単位 開講時期 2 年次後期必修・選択の別 必修科目(デザインコース)/―(建築コース)/―(建築工学コース)担当者 氏名name:工藤 卓  TakashiKUDO

連絡先(代表者):3 号館 4 階工藤研究室 [email protected]授業の概要及び位置付け 住居を主とした空間の構成と創造について、建築文化と生活文化の狭間を通して見ていきます。長く生き続けてきた住居の建築的特徴は何か、美しい空間の構成や細部の意匠はどのように造られたのか、どの空間でどのような生活が展開されてきたのか、家具や道具はどのようにデザインされ使われてきたのか等を国内外の事例を図版やスライドで詳しく紹介していきます。

キーワードkeywords

空間、建築デザイン、インテリアデザインspace,architecturaldesign,interiordesign

授業の到達目標・住空間のデザインと生活文化のつながりを理解できる。(F、J、L)・伝統的な建築文化を現代の生活環境につなげるデザインをイメージできる。(F、J、L)・建築や環境の保存と再生について、そのデザイン思想と技術を理解できる。(F、J、L)・光と照明のデザインについて、そのデザイン思想と技術を理解できる。(F、L)

教員からの一言・空間とデザインの講義は、空間を学ぶための入門となる内容で構成されています。講義内容に加えて、自らも資料を収 集して幅広い専門知識を身に付けるとともに、デザインの楽しさを発見してみてください。その中から各自の本当の興 味の対象を探り出し、時間をかけて将来の専門を深めていってください。毎回の授業の終りに、講義で取り上げたデザ インをどのように把握し自らの知見を楽しんだのかをリポートしてもらいます。この作業は学んだことを直後に短時間 で文章にまとめるという訓練も兼ねています。なお、授業開始から 30 分以降の教室への出入りは禁じます。関連科目 建築・デザイン演習Ⅱ、建築・デザイン演習Ⅲ教 材 教科書 特に指定しない。毎週レジュメのプリントを配布する。

参考書 「インテリアデザイン教科書」彰国社授業計画第 1 回:導入講義:授業の進め方と概要の説明、成績評価法、空間のデザインとは何か/人間中心のデザイン。  注:第 1 回授業では、科目全体の重要情報を伝えるので必ず出席すること。第 2 回:人間・寸法・モジュール・モジュロール第 3 回:内部空間と外部空間/中間領域のデザイン第 4 回:西洋のインテリアと家具 1 /様式のデザイン第 5 回:西洋のインテリアと家具 2 /近代の空間と家具第 6 回:西洋のインテリアと家具 3 /現代の空間と家具第 7 回:日本のインテリアと室内装置 1 /室礼第 8 回:日本のインテリアと室内装置 2 /仕切り第 9 回:日本のインテリアと室内装置 3 /間第 10 回:日本のユカ座とイス座第 11 回:光のデザイン/採光と空間デザイン第 12 回:照明のデザイン 1 /あかりのデザイン第 13 回:保存と再生のデザイン 1 /カルロ・スカルパのレスタウロ第 14 回:保存と再生のデザイン 2 /事例紹介/リポート返却、定期試験に向けた総合解説  注:この授業は成績に反映しないが、重要であるため特に出席を求めます。第 15 回:定期試験(60 分) 注:試験範囲は第 1 回から前回までの授業総てとする。

成績評価基準 出席点は与えないが、7 割(出席数 10 回)以上の出席のある学生を成績評価の対象とする。 定期試験(60%)、レポート(40%)の成績を総計して評価点とする。備 考

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平成 19 年度 近畿大学産業理工学部建築・デザイン学科 学習の手引

科目名subject インテリア計画論ⅠTheoryofInteriorPlanningI科目区分 専門科目 科目コード 3521 単位数 2 単位 開講時期 3 年次前期必修・選択の別 選択必修科目(デザインコース)/―(建築コース)/―(建築工学コース)担当者 氏名name:松本 誠一SeiichiMATSUMOTO

連絡先(代表者):3 号館 2 階松本研究室 [email protected]授業の概要及び位置付け 本講はインテリア計画の入門と位置付け、家具類を対象にした基礎知識の習得し、デザインや設計で実践できることを目標としている。授業はイスのモダンデザインの歴史を概説するところから始まる。続いて、学科が所蔵するイスのグッドデザインコレクション(モダンデザイン 15 点)に触れる・座るなどしてその歴史を体感するとともに、それらの機能・形態・材料・生産技術の特徴を理解する。順次、以下の内容を理解して習得する。1インテリアや家具類の設計に要する人間工学の基礎知識2標準化の目的と家具類の日本工業標準3人間の動作・行動の特性と設計上の留意点。内容によっては調査を行うとともに、得られた基礎知識をデザインや設計で実践し、理解を深める。調査及びデザインや設計の実践についてはレポートにまとめて報告することを義務づける。キーワードkeywords

家具類、椅子のモダンデザイン、人間工学、標準化、人間の動作・行動の特性furniture,moderndesignofchair,basicergonomics,standadization,characteristicsofhumanbehavior

授業の到達目標・家具類を対象とした基礎知識を習得する。(A)・家具類を対象とした設計・デザインに関する要件を理解する。(A)・世界各国の椅子のグッドデザインコレクションの調査から、デザインが文化や技術と関わりながら歴史的にどのように 発展してきたのかについて理解する。(A)・標準化の意味と社会的意義を理解する。(A)教員からの一言・講義内容の多くは自宅の家具類で確かめるなど、身の回りで検証できる。検証によって理解はさらに深まるので、必ず 検証を行うこと。・適宜小テストを実施する。これは授業の内容を小テストの形で短時間に記述することによって、授業の内容を確実に習 得することを目的としている。小テストは確実に受験すること。レポートは必ず提出すること。関連科目 インテリア計画論Ⅱ 教 材 教科書 なし。適宜プリントを配布する。

参考書 小原二郎他 「インテリアの計画と設計」彰国社授業計画第 1 回:導入講義:授業の概要と到達目標、進め方、成績評価法などの説明。  注:第 1 回授業の中で、成績評価を含めた科目全体の重要情報を伝えるので必ず出席しなさい。    欠席すると大きな不利益があることを承知しなさい。第 2 回:椅子のモダンデザイン 1 / 20 世紀にはいってからの椅子のモダンデザインの流れ(講義)第 3 回:椅子のモダンデザイン 2 /学科所蔵の椅子のグッドデザインコレクションの調査(演習)第 4 回:椅子のモダンデザイン 3 /第 3 回の継続(演習)第 5 回:椅子のモダンデザイン 4 /グッドデザインコレクションの調査のまとめと発表(演習・レポート)第 6 回:インテリアと人間工学 1 /静的な人体寸法と動的な人体寸法、動作空間(講義・レポート)第 7 回:インテリアと人間工学 2 /人間工学の家具類への応用 1 -椅子とベッド(人体系家具)(講義)第 8 回:インテリアと人間工学 3 /人間工学の家具類への応用 2 -机(準人体系家具)と棚等(建物系家具)(講義・レ    ポート) 第 9 回:標準化 1 /標準化の目的と寸法と性能の標準化(講義)第 10 回:標準化 2 /家具類の日本工業標準(講義)第 11 回:標準化 3 /学内の家具類の寸法調査(日本工業標準に合致した家具類の抽出)(演習)第 12 回:標準化 4 /第 11 回に実施した調査のまとめと発表(演習・レポート)第 13 回:人間の動作・行動の特性 1 /ポピュレーションステレオタイプと設計上の留意点(講義)第 14 回:人間の動作・行動の特性 2 /人間集合の特性と設計上の留意点(講義)第 15 回:定期試験(60 分)  注:試験範囲は第 1 回から前回までの授業総てとする。成績評価基準 出席点は与えないが、7 割(出席数 10 回)以上の出席のある学生を成績評価の対象とする。 定期試験(70%)、レポート及び小テスト(30%)の成績を総計して評価点とする。備 考

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平成 19 年度 近畿大学産業理工学部建築・デザイン学科 学習の手引

科目名subject インテリア計画論ⅡTheoryofInteriorPlanningⅡ科目区分 専門科目 科目コード 3523 単位数 2 単位 開講時期 3 年次後期必修・選択の別 選択必修科目(デザインコース)/―(建築コース)/―(建築工学コース)担当者 氏名name:松本 誠一SeiichiMATSUMOTO

連絡先(代表者):3 号館 2 階松本研究室 [email protected]授業の概要及び位置付け 本講はインテリアエレメント(家具類)の中の椅子とテーブルを主たる対象にして、設計・デザインに直接結びつく以下の知識や製作技術の内容を習得し、デザインや設計で実践できることを目標としている。1椅子の構造とデザインの特性、2椅子のプロトタイプと寸法・機能の特性、3テーブルの構造とデザインの特性、4木材の特性とそれに対応する製作技術、5木材の種類(針葉樹と広葉樹、無垢材と突板)と製作技術、6プラスチックの成形方法と成形物の特徴、7家具類の図面の特徴。内容によっては調査を行うとともに、得られた知識や製作技術をデザインや設計で実践し、理解を深める。調査についてはレポートにまとめて発表することを義務づける。キーワードkeywords

構造とデザイン、機能と寸法、椅子のプロトタイプ、木材の特性と製作技術、木材の種類、プラスチックの成形方法、家具類の図面sutructureanddesign, functionandmeasurment,prototypeofchair,characteristicofwood,kindofwood,woodenproductiontechnique,plasticproductiontechnique,drawingoffurniture

授業の到達目標・家具類の設計・デザインに要する知識や製作技術の内容を習得する。(A)・世界各国の椅子のグッドデザインコレクションの実測調査によって、構造・機能・寸法などを具体的に検証するとともに、 各国の風土とデザインの結びつきについて理解する。(A)・素材の特性とデザイン及び製作技術の結びつきを理解し、デザインの内容によって最適な素材・デザイン・製作技術の 選択ができること。(A)・家具類の図面の特徴を理解する。(A)教員からの一言・受講生はインテリア計画論Ⅰを受講していることが望ましい。・適宜小テストを実施する。これは授業の内容を小テストの形で短時間に記述することによって、授業の内容を確実に習 得することを目的としている。小テストは確実に受験すること。レポートは必ず提出すること。関連科目 インテリア計画論Ⅰ 教 材 教科書 なし。適宜プリントを配布する。

参考書 小原二郎他 「インテリアの計画と設計」彰国社授業計画第 1 回:導入講義:授業の概要と到達目標、進め方、成績評価法などの説明。  注:第 1 回授業の中で、成績評価を含めた科目全体の重要情報を伝えるので必ず出席しなさい。    欠席すると大きな不利益があることを承知しなさい。第 2 回:椅子の構造とデザインの特性(講義)第 3 回:椅子のグッドデザインコレクションの実測 1 / 3 点抽出して実測し、プロトタイプを明らかにする。(演習)第 4 回:椅子のグッドデザインコレクションの実測 2 /第 3 回の継続(演習)第 5 回:椅子のグッドデザインコレクションの実測 3 /第 3・4 回の継続(演習)第 6 回:実測調査のまとめと発表(演習・レポート)第 7 回:テーブルの構造とデザインの特性(講義)第 8 回:木材の特性と製作技術 1 /無垢材と反り止め、吸い付き桟(講義)第 9 回:木材の特性と製作技術 2 /無垢材と駒止め、框組(講義)第 10 回:木材の種類/針葉樹と広葉樹、無垢板と突板(講義・レポート)第 11 回:家具類の図面 1 /木製家具(椅子・テーブル)の図面(講義・演習・レポート)第 12 回:家具類の図面 2 /木製家具(棚)の図面(講義・演習・レポート)第 13 回:プラスチックの成形方法と製品の特徴/射出成形、真空成形、マッチドダイ成形、ブロー成形(講義)第 14 回:プラスチックの成形方法とセラミックスラス成形方法/類似点と相違点第 15 回:定期試験(60 分)  注:試験範囲は第 1 回から前回までの授業総てとする。成績評価基準 出席点は与えないが、7 割(出席数 10 回)以上の出席のある学生を成績評価の対象とする。 定期試験(70%)、レポート及び小テスト(30%)の成績を総計して評価点とする。備 考

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平成 19 年度 近畿大学産業理工学部建築・デザイン学科 学習の手引

科目名subject マルチメディアデザイン MultimediaDesign科目区分 専門科目 科目コード 3601 単位数 2 単位 開講時期 2 年次前期必修・選択の別 選択科目(建築工学コース)/選択科目(建築コース)/ 選択必修科目(デザインコース)担当者 氏名name:鶴野幸子 SachikoTSURUNO, 藤木 淳JunFUJIKI

連絡先(代表者):3 号館 2 階鶴野研究室 [email protected]授業の概要及び位置付け マルチメディアとは、映像、画像、音声などを含めたの多様な形式の情報を取り扱うことをという。本授業は 1 年生前期の開講ということで、マルチメディアの中でもベクタグラフィックソフトウェアの使い方を中心に、入門的な内容の演習を行う。

キーワードkeywords

ベクタグラフィックス、レンダリング、モデリング、ベジエ曲線、シェーディング、シャドウイングvectorgraphics,rendering,modeling,Béziercurve,shading, shadowing

授業の到達目標・ベクタグラフィックス系ソフトウェアの基本を理解し、自由に使用することができる。(D、K)・最適な手法を試行錯誤し、自ら見つけ出すことができる。(D、K)・目的にあった作品を制作できる。(D、K)

教員からの一言・単に操作の手順を覚えるのではなく、何のために、何を行っているのかを把握し、自分で試行錯誤してみましょう。・自分で考えたアイディアを表現できるようになりましょう。

関連科目 画像設計演習 1、CG 論 1教 材 教科書 特になし 適宜プリントを配布する

参考書 でった「Shade でつくろう!はじめての 3DCG」ビー・エヌ・エヌ新社他授業計画第 1 回:導入講義:授業の進め方と概要の説明、成績評価法他第 2 回:最新の有名作品の紹介第 3 回:2 次元図形描画の基本第 4 回:平面から立体に第 5 回:課題 1 の制作第 6 回:課題 1 の制作第 7 回:講評第 8 回:3 次元のプリミティプ形状を使って第 9 回:レンダリングについて第 10 回:アフィン変換第 11 回:材質の設定第 12 回:掃引体や回転体第 13 回:課題 2 の制作第 14 回:課題 2 の制作第 15 回:講評

成績評価基準 課題 1:35%、課題 2:35%、その他の提出物:30%で評価する備 考

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平成 19 年度 近畿大学産業理工学部建築・デザイン学科 学習の手引

科目名subject 画像設計演習ⅠImageDesignExercises Ⅰ科目区分 専門科目 科目コード 3603 単位数 4 単位 開講時期 2 年次後期必修・選択の別 選択必修科目(デザインコース)/―(建築コース)/―(建築工学コース)担当者 氏名name:鶴野幸子SachikoTSURUNO、中西崇之 TakashiNAKANISHI

連絡先(代表者):3 号館 2 階鶴野研究室 [email protected]授業の概要及び位置付け コンピュータを使用した 2 次元の画像設計の演習である.パターン表現、色彩効果、画像効果、フレーミングなどについて学びながら、各種 2 次元のソフトウェアの操作方法及び簡単なプログラミングを習得する。最終的にはポスター、パンフレット、フライヤー、Web サイトデザインなどの平面作品へと展開する。作品の制作意図、構成、工夫点などを適切に他の人に伝えることができるように、プレゼンテーションの練習を行う.

キーワードkeywords

レイアウト、タイポグラフィ、写真、フォント、動画、インタラクティブtypography,photography,picture,font,animation,interactive

授業の到達目標・コンピュータ上の図形、画像に関する基本事項を学び、処理方法を習得する。(D、K)・作品の制作意図、構成、工夫点などを適切に他の人に伝えることができるようになる。(D、K)

教員からの一言・単に操作方法を憶えるのではなく、ソフトウェアの構造を理解し、自分で応用できるようになってほしい。

関連科目 マルチメディアデザイン、CG 論Ⅰ教 材 教科書 特になし 適宜プリントを配布する

参考書 北川貴清「Flash8デザインスクールforWin&Mac」エムディエヌコーポレーション 他授業内容第 1 回:導入講義:授業の進め方と概要の説明、成績評価法。第 2 回:課題Ⅰ―モノヘドラルタイリング第 3 回: ↓第 4 回: ↓第 5 回:プレゼンテーション及び講評第 6 回:基本的な FLASH の使い方-練習 1第 7 回:基本的な FLASH の使い方-練習 2第 8 回:課題Ⅱ―動く平面制作第 9 回: ↓第 10 回: ↓第 11 回:プレゼンテーション及び講評第 12 回:課題Ⅲ―インタラクティブ作品制作第 13 回:課題Ⅲの制作第 14 回: ↓第 15 回:プレゼンテーション及び講評

成績評価基準 課題Ⅰ 25%、課題Ⅱ 25%、課題Ⅲ 25%、その他の提出物 25%で評価する備 考

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平成 19 年度 近畿大学産業理工学部建築・デザイン学科 学習の手引

科目名subject 画像設計演習Ⅱ ImageDesignExercises Ⅱ科目区分 専門科目 科目コード 3605 単位数 4 単位 開講時期 3 年次前期必修・選択の別 選択科目(デザインコース)/―(建築コース)/―(建築工学コース)担当者 氏名name:鶴野 幸子 SachikoTSURUNO

連絡先(代表者):3 号館 2 階鶴野研究室 [email protected]授業の概要及び位置付け 3D のコンピュータ・グラフィックスの演習である。形状表現はプリミティプによる基本的なものから自由曲面による複雑な形状へ徐々にレベルアップする.質感表現も単色の拡散反射から金属表現、透過、屈折、テクスチャマッピング、バンプマッピング、ソリッドテクスチャリングへと受講生のそれぞれの進行状況に応じて段階的に学ぶ。

キーワードkeywords

モデリング、レンダリング、パラメトリック曲線、反射光、屈折光、ブーリアン演算、マッピングmodeling,rendering,parametriccurve,reflection,refraction,Booleanoperations,mapping

授業の到達目標・硬質なものから軟質なものまで、合理的に形状モデリングを行うことができる。(D、K)・パラメータの意味を正しく理解し、イメージどおりの質感を出すことができる。(D、K)・あらゆる条件を総合して考え、最適化されたモデリング、レンダリングを実行することができる。(D、K)・作品の制作意図、構成、工夫点などを適切に他の人に伝えることができる。(D、K)

教員からの一言・実世界をよく観察するところからはじめましょう。

関連科目 マルチメディアデザイン、画像設計演習Ⅰ、CG論Ⅰ教 材 教科書 特になし 適宜プリントを配布する

参考書 画像情報教育振興協会編「ビジュアル情報表現」画像情報教育振興協会授業計画第 1 回:導入講義:授業の進め方と概要の説明、成績評価法、3DCG の活用事例第 2 回:プリミティブの作成と基本レンダリングの設定第 3 回:ベジエ曲線、回転スイープ、平行移動スイープによる形状モデリング第 4 回:課題 1 の制作第 5 回:質感設定(拡散反射、鏡面反射、環境光、透明度、屈折率、ハイライト、ライティングなど)第 6 回:課題 2 の制作第 7 回:課題 2 の制作第 8 回:マッピング(テクスチャマッピング、バンプマッピング、ソリッドテクスチャリングなど)第 9 回:自由曲線を使ったやわらかい形状表現第 10 回:課題 3 の制作第 11 回:課題 3 の制作第 12 回:動画(カメラワーク、タイムライン)第 13 回:課題 4 の制作第 14 回:課題 4 の制作第 15 回:プレゼンテーション、講評

成績評価基準 課題 1 が 20%、課題 2 が 20%、課題 3 が 20%、課題 4 が 20%、日常の提出物 20%の成績を総計して評価点とする。備 考

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平成 19 年度 近畿大学産業理工学部建築・デザイン学科 学習の手引

科目名subject CG 論Ⅰ TheoryofComputerGraphics Ⅰ科目区分 専門科目 科目コード 3607 単位数 2 単位 開講時期 3 年次前期必修・選択の別 選択科目(デザインコース)/―(建築コース)/―(建築工学コース)担当者 氏名name:矢内 宏 HiroshiYANAI

連絡先(代表者):(代理連絡先)3 号館 2 階鶴野研究室 [email protected]授業の概要及び位置付け CM 制作における CG に関する内容である。企画・設計から具体的制作手法までを、実際の制作現場の実情や映像や具体的な事例を交えながら論ずる .

キーワードkeywords

CM、タイムライン、カメラワーク、トランジション、クロマキー、NTSC、PALCM,timeline,camerawork,transition,chromeframe,NTSC,PAL

授業の到達目標・映像制作に関する用語を正しく理解する。(D、K)・実際の設計方法や制作手法について把握する。(D、K)・実社会における映像制作のあり方や現実問題を理解する。(D、K)

教員からの一言

関連科目 マルチメディアデザイン、画像処理演習Ⅰ、画像処理演習Ⅱ、CG 論Ⅱ教 材 教科書 随時プリントを配布する .

参考書 株式会社ワークスコーポレーション編「CG &映像しくみ辞典」株式会社ワークスコーポレーション授業計画第 1 回:導入講義:授業の進め方と概要の説明、成績評価法、その他第 2 回:CM 制作の流れ 1第 3 回:CM 制作の流れ 2第 4 回:CM 制作の流れ(撮影技術)3第 5 回:CM 制作の流れ(ポスプロ)4第 6 回:CM 制作の流れ(ポスプロ)5第 7 回:CM 業界における CG について 1第 8 回:CM 業界における CG について 2第 9 回:CG 制作の現場 1第 10 回:CG 制作の現場 2第 11 回:CG製作、CG技術の将来について第 12 回:効果的作品制作に関して 1第 13 回:効果的作品制作に関して 2第 14 回:全体のまとめ、復習第 15 回:最終レポート提出

成績評価基準 最終レポート 50%、その他の提出物 50%で評価する .備 考

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目名subject CG 論Ⅱ TheoryofComputerGraphics Ⅱ科目区分 専門科目 科目コード 3609 単位数 2 単位 開講時期 3 年次後期必修・選択の別 選択科目(デザインコース)/―(建築コース)/―(建築工学コース)担当者 氏名name:鶴野 幸子 SachikoTSURUNO

連絡先(代表者):3 号館 2 階鶴野研究室 [email protected]授業の概要及び位置付け 主にコンピュータによる 3D のモデリング、レンダリング、アニメーション、ステレオグラフィックスの基本原理、応用事例に関する知識を身につける。画像処理演習Ⅱで行った実技の理論的解説ともなっている。文部科学省認定の CG 検定にも対応した科目である。

キーワードkeywords

モデリング、フラクタル、隠面処理、シェーディング、マッピング、ステレオグラフィックスmodeling,fractal,hiddensurfaceremoval,shadingmapping,stereographics

授業の到達目標・形状モデリングの原理、種類、特徴を理解し、正しく使えるようになる。(D、K)・フラクタル図形に関する基本を理解する。(D、K)・レンダリング(隠面処理、シャドウイング、シェーディング)について理解を深め、正しく使えるようになる。(D、K)・アニメーションの基本を理解する。(D、K)・ステレオグラフィックスの原理を理解する。(D、K)

教員からの一言・一度基本的な原理を理解すれば、応用して考えることができるようになります。

関連科目 マルチメディアデザイン、画像処理演習Ⅰ、CG 論Ⅰ教 材 教科書 特になし 適宜プリントを配布する

参考書 画像情報教育振興協会編「ディジタル映像表現」画像情報教育振興協会授業計画第 1 回:導入講義:授業の進め方と概要の説明、成績評価法、3DCG の活用事例第 2 回:形状モデリング 1(B-rep,CSG,Boolean 演算、ボクセル、四分木、八文木、スイープ、メタボール など)第 3 回:形状モデリング 2(パーティクルシステム、2 次曲線、エルミート曲線、ベジエ曲線、有利ベジエ曲線など)第 4 回:形状モデリング 3(B- スプライン曲線、非一様 B スプライン曲線、細分割面、それぞれの使用作品例 など)第 5 回:フラクタル 1(コッホ曲線、シェルピンスキーのガスケット、中点変位法、マンデルブロー集合 など)第 6 回:フラクタル 2(フラクタル次元、フラクタル生成文法、フラクタル的現象・物体の事例紹介 など)第 7 回:隠面処理(スキャンライン法、Z バッファ法、奥行きソート法 など)第 8 回:シャドウイング(光源による影の違い) シェーディング 1(鏡面反射光、拡散反射光、環境光など)第 9 回:シェーディング 2(透過光 , 屈折光 , スネルの法則 , フレネルの法則、 スムースシェーディング など)第 10 回:シェーディング 3(テクスチャ・マッピング、バンプ・マッピング、ソリッド・テクスチャリングなど)第 11 回:シェーディング 4(レイトレーシング、ボリュームレンダリング、ラジオシティ、フォトンマッピングなど)第 12 回:アニメーション(構図、カメラワーク、キーフレーム、ウォークスルー、スケルトン、キネマティクスなど)第 13 回:ステレオグラフィックス(両眼視差、アナグリフ、偏光、時分割、減光、ステレオペア、パララックスなど)第 14 回:全体のまとめ、復習第 15 回:定期試験

成績評価基準 定期試験(60%)、提出物(40%)の成績を総計して評価点とする。備 考

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平成 19 年度 近畿大学産業理工学部建築・デザイン学科 学習の手引

科目名subject メディアとデザイン MediaandDesign科目区分 専門科目 科目コード 3611 単位数 2 単位 開講時期 2 年次前期必修・選択の別 選択科目(デザインコース)/—(建築コース)/—(建築工学コース)担当者 氏名names:本郷文夫FumioHONGO

連絡先(代表者):3 号館 2 階本郷研究室 [email protected]授業の概要及び位置付け 日常のなかで活用する多くのメディアを分類し、それぞれのメディア特性をとらえる。公共のもの/企業のもの/私的なものから見たメディア特性を把握し、社会で運用できるデザインとメディアの関係性を考察する。さらにペーパーメディアにおける写真の取り扱い、書体、文字サイズ等の選択のありかたを通して、メディア特性とコミュニケーションの関係性を考察する。また電子メディアの周辺を同様に考察する。

キーワードkeywords

メディア、レイアウト、タイポグラフィ、写真media,layout,typography,photography

授業の到達目標・メディア分類を通して個々のメディア特性を記述できる.(K)・情報伝達にともなう公共のメディアに注目し、「分りやすい」とはどういうことか、レイアウト/フォント/配色から の理解し、説明ができる。(K)・伝える内容によるメディア選択し説明ができる。(K)・文字内容が同じであっても、レイアウト、写真の配置で「分りやすさ」が異なってくることを理解し、説明ができる。(K)

教員からの一言・情報を日常的に受け取る/あるいは発信するというどちらかの側に私達はいる。コミュニケーションの媒体ツールとし てのメディア特性におおいなる興味を持ってほしい。

関連科目 画像設計演習 II、広告企画、視覚表現論マルチメディアデザイン教 材 教科書 プリントを適宜配布する。

参考書 情報デザインアソシエイツ(編集)「情報デザイン-分かりやすさの設計」グラフィック社授業計画第 1 回:導入講義:授業の進め方と概要の説明、成績評価法。メディアに関する基礎知識。  注:第 1 回授業の中で、成績評価を含めた科目全体の重要情報を伝えるので必ず出席すること。第 2 回:メディア分類-メディアに関する基礎事項の理解第 3 回:メディア特性-メディア特性の基本事項の理解第 4 回:ペーパーメディアに関する基本事項の理解第 5 回:ペーパーメディア --フォントサイズとメッセージ内容の関係性、書体のイメージの理解第 6 回:ペーパーメディア—レイアウトの基本事項第 7 回:ペーパーメディア—スイスグラフィクスの周辺 グリッドについて第 8 回:公共のメディア – サインシステムの現状第 9 回:公共のメディア – サインシステムの構築とデザイン第 10 回:公共のメディア – サイン計画のあり方第 11 回:公共のメディア – サイン計画における色彩の問題第 12 回:公共のメディア – 電子メディアの現状第 13 回:Web サイトデザインについて第 14 回:メディアと映像・広告第 15 回:定期試験(60 分)  注:試験範囲は第 1 回から前回までの授業総てとする。

成績評価基準 出席点は与えないが、7 割(出席数 10 回)以上の出席のある学生を成績評価の対象とする。 定期試験(70%)、授業中のレポート(30%)の成績を総計して評価点とする。備 考

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平成 19 年度 近畿大学産業理工学部建築・デザイン学科 学習の手引

科目名subject 広告企画 Planningofadvertisement科目区分 専門科目 科目コード 3613 単位数 2 単位 開講時期 3 年次前期必修・選択の別 選択科目(デザインコース)/—(建築コース)/—(建築工学コース)担当者 氏名names:本郷文夫FumioHONGO

連絡先(代表者):3 号館 2 階本郷研究室 [email protected]授業の概要及び位置付け ペーパーメディアによる広告/新聞広告、雑誌広告、車内広告、ポスター、リーフレット、フライヤー、ダイレクトメール等の広告分析。商品イメージを適格に生活者に伝える広告技法ならびに広告論を考察する。また都市の外壁広告、屋外広告物等の公共空間における広告の分析をとおして、現代における広告の意義と役割を理解する。これらを通して広告コンセプトの立て方、企画書の書き方を考察する。

キーワードkeywords

広告、レイアウト、タイポグラフィ、写真advertisement,layout,typography,photography

授業の到達目標・さまざまなメディアを使った広告のあり方を考察し、良き広告とはなにかを説明でき、記述できる.(K)・TVCM の作品の制作コンセプトを考え、自分なりの視点で作品批評が記述できる。(K)・広告は 1 つにその国の文化の映しでもあるので、その文化背景を理解し記述できる。(K)・広告コンセプトの立て方、企画書を記述できる。(K)

教員からの一言・日常的に流されている広告を、1 度じっくりと考えて観て下さい。その舞台裏に現代文化が見え隠れしています。

関連科目 画像設計演習 II、メディアとデザイン、視覚表現論教 材 教科書 プリントを適宜配布する。

参考書 デザイナー・作家全作品集 completeworks など授業計画第 1 回:導入講義:授業の進め方と概要の説明、成績評価法。広告に関する基礎知識。  注:第 1 回授業の中で、成績評価を含めた科目全体の重要情報を伝えるので必ず出席すること。第 2 回:広告分類-さまざまなメディアに関する広告分類の理解第 3 回:企画書の背景-時代を読むことの理解第 4 回:企画のさまざまな視点に関する基本事項の理解第 5 回:公共広告の周辺-環境問題/都市と地方/社会の動きの理解第 6 回:企画書の書き方 コンセプト立案について第 7 回:商品の差異と広告の差異について第 8 回:写真の周辺 切り取りの問題 第 9 回:映像(動画)の周辺-TVCM の現在第 10 回:メッセージの周辺 映像の修辞学第 11 回:文化を知る-国内での文化の差異、国による文化の差異の理解第 12 回:広告における色彩 色覚偏移の問題も含めた配色の問題の理解第 13 回:Web 広告デザインについて第 14 回:各国の TVCM を読み解く第 15 回:定期試験(60 分)  注:試験範囲は第 1 回から前回までの授業総てとする。

成績評価基準 出席点は与えないが、7 割(出席数 10 回)以上の出席のある学生を成績評価の対象とする。 定期試験(70%)、授業中のレポート(30%)の成績を総計して評価点とする。備 考

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平成 19 年度 近畿大学産業理工学部建築・デザイン学科 学習の手引

科目名subject 視覚表現論 Theoryofvisuarucommunicatoindesign科目区分 専門科目 科目コード 3615 単位数 2 単位 開講時期 3 年次後期必修・選択の別 選択科目(デザインコース)/—(建築コース)/—(建築工学コース)担当者 氏名names:本郷文夫FumioHONGO

連絡先(代表者):3 号館 2 階本郷研究室 [email protected]授業の概要及び位置付け 平面のデザインを中心に広告/新聞広告、雑誌広告、車内広告、ポスター、リーフレット、フライヤー、ダイレクトメール等の表現のあり方を考察する。また商品ラベル/パッケージデザインの適切な表現を考察する。また、特に人間の健康/生命に関わる医薬品のパッケージを取り上げ「安全のデザイン」を考える。さらに写真/デジタル画像における平面表現のメッセージ性を、さまざまな視点から解説する。

キーワードkeywords

映像、メッセージ、レイアウト、タイポグラフィ、写真image,message,layout,typography,photography

授業の到達目標・さまざまなメディアを使った平面デザインのあり方を考察し、「表現されるもの」「伝えるべきこと」を説明できる.(K)・TVCM の作品に見られる映像表現に注目し、現代文化と映像の関係性を記述できる。(K)・映像表現と言葉による(あるいは文字による)表現の関係性を理解し説明出来る。(K)・手描き表現からデジタル手法の表現の周辺を理解し、メッセージの適格なあり方を説明できる。(K)

教員からの一言・かつてバウハウスでの実験的視覚表現などから、表現の歴史を再度見直してほしい。

関連科目 画像設計演習 II、メディアとデザイン、広告企画教 材 教科書 プリントを適宜配布する。

参考書 HighQualityHeidelberg など授業計画第 1 回:導入講義:授業の進め方と概要の説明、成績評価法。視覚表現に関する基礎知識。  注:第 1 回授業の中で、成績評価を含めた科目全体の重要情報を伝えるので必ず出席すること。第 2 回:バウハウスにおける視覚表現-モホリナジを中心として第 3 回:表現を生み出す文化は背景について-時代を読むことの理解第 4 回:さまざまな視点からのメッセージに対応する表現のあり方の理解第 5 回:環境問題/都市と地方/社会の動きの理解をとおしてメッセージの抽出第 6 回:文字/色彩についての基礎知識第 7 回:冊子デザインにおける表現の問題第 8 回:写真表現を考える フレームの問題 メッセージとしての写真表現 第 9 回:映像(動画)表現を考える – TVCM を例に作品の記号学的分析第 10 回:視覚障害者の色彩認識を中心に、公共の平面表現を考察する第 11 回:視覚表現と視覚文化の関係性を考察する – 国内国外雑誌を中心に考察第 12 回:平面における線/面のサイズ・色彩とメッセージ内容との関係性を考察する第 13 回:ピクトグラムの周辺 その展開第 14 回:グラフィックデザインとアートの境界線について第 15 回:定期試験(60 分)  注:試験範囲は第 1 回から前回までの授業総てとする。

成績評価基準 出席点は与えないが、7 割(出席数 10 回)以上の出席のある学生を成績評価の対象とする。 定期試験(70%)、授業中のレポート(30%)の成績を総計して評価点とする。備 考

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平成 19 年度 近畿大学産業理工学部建築・デザイン学科 学習の手引

科目名subject モノとコトのデザインⅠTheoryofPlanningProductsandServicesI科目区分 専門科目 科目コード 3617 単位数 2 単位 開講時期 3 年次前期必修・選択の別 選択必修科目(デザインコース)/―(建築コース)/―(建築工学コース)担当人 氏名name:楠林拓 HirakuKUSUBAYASHI

連絡先(代表人):3 号館 2 階楠林研究室 [email protected]授業の概要及び位置付け 近年、デザインが直面している問題には、大きく 1.環境問題、2.ユニバーサルデザイン、3.インターフェイス、4.生産者責任、5.サービスのデザインの 5 つがある。いずれも旧来の「モノつくり」のアプローチでは解決が難しい。この授業では製品デザインにとどまらず、生産、流通、販売、宣伝広告、使用、廃棄、解体、リサイクル、再資源化、またモノの所有形態や管理運用方法を含めた包括的な「デザイン思考」と「企画・表現力」を身につけることを目標にする。キーワードkeywords

製品、サービス、マーケティング、企画、発想product,service,marketing,planing,ideadevelopment

授業の到達目標・生産者中心のモノつくりから、ユーザー中心のモノつくりへの思考転換を理解する(K)・企業における製品開発の組織と流れを理解する(K)・マーケティングの考え方、特にセグメンテーションの考え方を理解する(K)・ライフスタイル別セグメンテーションに合わせた製品とサービスを発想できる(K)・製品・商品企画書が作成できる(K)教員からの一言・日頃目にしている携帯電話やオーディオ機器などの製品、10 年以上も続いているロングライフ商品、宅急便やコンビニ などのサービスなど、様々なモノ・コトを観察しましょう。この授業を通して「ユーザー」としての立場から、「作り手」 の立場へと視点を移してみてください。「このデザインを自分に依頼されたらどうするだろう?」という問いを常に持 ち続けることが重要です。関連科目 デザイン演習Ⅰ、Ⅱ、Ⅲ教 材 教科書 なし 適宜プリントを配布

参考書 「工業デザイン全集 2 製品計画」日本出版サービス、森典彦「左脳デザイニング」海文堂、川喜田二郎「発想法」中央公論新社、沼上幹著「わかりやすいマーケティング戦略」、村田昭治・吉田正昭・井関利明編著「ライフスタイル発想法」、秋山兼夫著「機能分析」、朝野熙彦編「魅力工学の実践」

授業計画第 1 回:導入講義:授業の進め方と概要の説明、成績評価法、製品を計画するとは何か、製品と商品の違い、モノとコ    トの違い、製品とサービスの違い  注:第 1 回授業の中で、成績評価を含めた科目全体の重要情報を伝えるので必ず出席してください。第 2 回:産業の歴史とデザインの発生第 3 回:モノづくりの流れ第 4 回:製品開発の組織、機能分析第 5 回:製品開発の実際(育児用品の例)第 6 回:製品開発の実際(玩具の例)第 7 回:マーケティング導入 歴史、定義、用語第 8 回:マーケティング 2 基本的な考え方第 9 回:マーケティング 3 市場分類(理解度テスト)第 10 回:マーケティング 4 セグメンテーション、クラスター、ライフスタイル第 11 回:製品の位置づけ - 開度、モノ的発想とコト的発想第 12 回:市場シェアと製品開発第 13 回:プロダクトライフサイクル、製品企画書導入第 14 回:製品企画書第 15 回:定期試験(60 分)  注:試験範囲は第 1 回から 14 回までの授業総てです。

成績評価基準 定期試験(50%)、臨時の理解度小テスト(20%)とレポート(30%)の成績を総計して評価点とします。出席点はありませんが、出席 10 回未満の人は定期試験を受けられないものとします。備 考

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平成 19 年度 近畿大学産業理工学部建築・デザイン学科 学習の手引

科目名subject モノとコトのデザインⅡTheoryofPlanningProductsandServicesⅡ科目区分 専門科目 科目コード 3619 単位数 2 単位 開講時期 3 年次後期必修・選択の別 選択科目(デザインコース)/―(建築コース)/―(建築工学コース)担当者 氏名name:楠林拓 HirakuKusubayashi

連絡先(代表者):3 号館 2 階楠林研究室 [email protected]授業の概要及び位置付け 近年、デザインが直面している問題には、大きく 1.環境問題、2.ユニバーサルデザイン、3.インターフェイス、4.生産者責任、5.サービスのデザインの 5 つがある。いずれも旧来の「モノつくり」のアプローチでは解決が難しい。この授業では製品デザインにとどまらず、生産、流通、販売、宣伝広告、使用、廃棄、解体、リサイクル、再資源化、またモノの所有形態や管理運用方法を含めた包括的な「デザイン思考」と「企画・表現力」を身につけることを目標にする。キーワードkeywords

製品、サービス、マーケティング、企画、発想product,service,marketing,planing,ideadevelopment

授業の到達目標・モノとサービスの違いを理解する(K)・バリアフリー、ユニバーサルデザイン、ノーマライゼーション、共用品などの考え方を理解する(K)・所有と利用という二面性を考慮した製品・サービスの発想を理解する(K)・人の生活を短、中、長期的なスパンの時間軸で考慮できる(K)・サービスの企画書が作成できる(K)教員からの一言・我々の生活は、たくさんの製品で支えられていますが、実は企業 - 消費者という二元論的な枠組みだけでは捉えられな いことも数多く存在します。グローバリズム全盛の中、再び地域に目を向け、生活の質的向上を目的にしたサービス・ 生き方にも着目してみましょう。関連科目 デザイン演習Ⅰ、Ⅱ、Ⅲ教 材 教科書 なし 適宜プリントを配布

参考書 近藤隆雄著「サービスマーケティング」生産性出版、D.A. ノーマン著「誰のためのデザイン?」新曜社認知科学選書、朝野熙彦編「魅力工学の実践」海文堂、エルンスト・U・フォン・ワイツゼッカー著「ファクター 4」(財)省エネルギーセンター、村岡好隆・工藤莞司著「特許・実用新案・意匠・商標法入門」(社)発明協会

授業計画第 1 回:導入講義:授業の進め方と概要の説明、成績評価法、サービスとプロダクトの位置付け  注:第 1 回授業の中で、成績評価を含めた科目全体の重要情報を伝えるので必ず出席してください。    欠席すると大きな不利益があることを認識してください。第 2 回:人の生活をどう理解するか(生活、ニーズ、モノの体系)第 3 回:価格分析の方法、PSM 分析第 4 回:サービスのデザイン第 5 回:サービスのマーケティング第 6 回:インターフェイスのデザイン第 7 回:バリアフリーとユニバーサルデザイン第 8 回:インクルーシブデザイン、ノーマライゼーション、共用品について第 9 回:地域社会とサービスのデザイン(理解度テスト)第 10 回:モノの所有と利用の仕方(シェアリング)第 11 回:リサイクル法第 12 回:製造物責任(PL 法)第 13 回:環境問題と製品・サービスの計画第 14 回:特許法、知的所有権、産業財産権第 15 回:定期試験(60 分)  注:試験範囲は第 1 回から第 14 回までの授業総てとする。

成績評価基準 定期試験(50%)、臨時の理解度小テスト(30%)と授業中の演習(20%)の成績を総計して評価点とする。備 考

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科目名subject モダンデザインの歴史HistoryofModernDesign科目区分 専門科目 科目コード 3621 単位数 2 単位 開講時期 1 年次前期必修・選択の別 選択科目(建築工学コース)/選択科目(建築コース)/選択必修科目(デザインコース)担当者 氏名name:橋冨 博喜HirokiHASHITOMI

連絡先(代表者):3 号館 2 階橋冨研究室 [email protected]授業の概要及び位置付け 今日わたくしたちのまわりにはさまざまなデザインがあふれている。こうしたデザインのひとつひとつにはそれが生まれ出てくる必然性と必要性があった。この講義は、19 世紀半ば以降、すなわち産業革命以降のモダンデザインの流れを歴史的な視点から概観し、そのデザインの必然性と必要性について文化的、社会的立場から講述するものである。「なぜこの時期にこのデザインが?」という問いかけが出発点となる。

キーワードkeywords

ウィリアム・モリス、アール・ヌーヴォー、バウハウス、デ・スティル、インダストリアル・デザインWilliamMoris,ArtNouveau,Bauhaus,DeStijl,IndustrialDesign

授業の到達目標・近代デザインの大きな流れを理解し、説明することができる。(A)・それぞれの時代の芸術的思潮とデザインの関係を理解する。(A)・そのデザインがつくられた時代の文化的・社会的状況を説明することができる。(A)・著名なデザイン作品について、作者、制作年、特徴、影響関係を理解し、説明することができる。(A)

教員からの一言・日常生活のなかで、身の回りにあるデザインに関心をもってほしい。・歴史的・文化史な視点が重要となるので、19 世紀以降の世界および日本の歴史・文化を自ら学んでほしい。

関連科目 アートと生活、建築デザイン史、建築文化論、メディアとデザイン教 材 教科書 阿部公正監修「世界デザイン史」美術出版社

参考書 竹原あきこ、森山明子監修「日本デザイン史」美術出版社授業計画第 1 回:導入講義:授業の進め方と概要の説明、成績評価法、デザインとはなにか。  注:第 1 回授業の中で、成績評価を含めた科目全体の概要を説明するので必ず出席すること。第 2 回:近代デザインの鼓動―ジョン・ラスキンとウィリアム・モリス 第 3 回:アール・ヌーヴォーの世界第 4 回:ウィーンの風土第 5 回:市民社会のグラフィック・デザイン第 6 回:デザインの実験と総合―芸術と産業第 7 回:バウハウス①―芸術と技術の統一第 8 回:バウハウス②―新たな試み    理解度確認テスト 注 成績評価に反映するので必ず出席し、試験を受けること第 9 回:都市感覚とデザイン第 10 回:オランダのデザイン運動第 11 回:ロシアのユートピア第 12 回:アメリカのインダストリアル・デザイン第 13 回:現代のデザイン第 14 回:日本のデザイン第 15 回:定期試験(60 分)  注:試験範囲は第 1 回から第 14 回までの授業総てとする。

成績評価基準 定期試験(60%)、臨時試験(40%)を総計して評価点とする。備 考

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平成 19 年度 近畿大学産業理工学部建築・デザイン学科 学習の手引

科目名subject アートと生活FineArtsinHumanLife科目区分 専門科目 科目コード 3623 単位数 2 単位 開講時期 2 年次後期必修・選択の別 選択必修科目(デザインコース)/―(建築コース)/―(建築工学コース)担当者 氏名name:橋冨 博喜HirokiHASHITOMI

連絡先(代表者):3 号館 2 階橋冨研究室 [email protected]授業の概要及び位置付け 芸術作品はそれを制作した人の個人的な産物であるとともに、鑑賞という形でわたくしたちが共有することができる文化的資産でもある。作品を知ることは、その作品を理解する一歩になり得るし、デザイン制作の場において有効に作用するものとかんがえる。ここでは東西の 19 世紀以降の近代美術を題材に、その制作事情や構成要素(構図、色彩、線など)を論じていく。

キーワードkeywords

美術、ジャポニスム、印象派、浪漫主義、前衛芸術、工芸finearts,japonism,impressionism,romanticism,avantgarde,crafts

授業の到達目標・近代美術史の大きな流れを理解し、説明することができる。(A)・それぞれの時代の芸術的思潮を理解する。(A)・それぞれの美術作品がつくられた時代の文化的・社会的状況を説明することができる。(A)・著名な美術作品について、作者、制作年、特徴、影響関係を理解する。(A)・西欧近代美術と近代日本美術との関係を理解し、説明することができる。(A)

教員からの一言・日常生活のなかで、積極的に美術作品と接してほしい。・そのためには展覧会等に出かけること、古社寺をたずねることが必要。・歴史的・文化史な視点が重要となるので、19 世紀以降の世界および日本の歴史・文化を自ら学んでほしい。関連科目 モダンデザインの歴史、建築デザイン史、建築文化論教 材 教科書 辻 惟雄監修「日本美術史」美術出版社

参考書 高階 秀爾監修「西洋美術史」美術出版社授業計画第 1 回:導入講義:授業の進め方と概要の説明、成績評価法、美術史とはなにか。  注:第 1 回授業の中で、成績評価を含めた科目全体の概要を説明するので必ず出席すること。第 2 回:西洋の美術①(ルネサンスから 18 世紀まで) 第 3 回:西洋の美術②(19 世紀から 20 世紀まで)第 4 回:印象派の時代第 5 回:ジャポニスムとは?第 6 回:洋画のはじめ―明治の美術①第 7 回:洋画の展開―明治の美術②第 8 回:明治浪漫主義―明治の美術③    理解度確認テスト 注 成績評価に反映するので必ず出席し、試験を受けること第 9 回:大正時代の個性的表現第 10 回:大正時代の前衛美術第 11 回:昭和時代の各美術団体第 12 回:工芸の近代(明治時代)第 13 回:工芸の近代(大正・昭和時代)第 14 回:近代彫刻と日本画第 15 回:定期試験(60 分)  注:試験範囲は第 1 回から第 14 回までの授業総てとする。

成績評価基準 定期試験(60%)、臨時試験(40%)を総計して評価点とする。備 考

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平成 19 年度 近畿大学産業理工学部建築・デザイン学科 学習の手引

科目名subject 人間工学 Ergonomics科目区分 専門科目 科目コード 3625 単位数 2 単位 開講時期 2 年次前期必修・選択の別 選択必修科目(デザインコース)/―(建築コース)/―(建築工学コース)担当者 氏名name:大箸 純也 Jun-yaOHASHI

連絡先(代表者):3 号館 2 階大箸研究室 [email protected]授業の概要及び位置付け もの、住環境を人間にとって望ましいものにするためにはどのようにしたら良いか?そのためには人間の特性を知っておく必要がある。その人間の特性の最も身近なものとしては、身長や身体各部の大きさである形態的特性がある。これらは、製品の大きさを決定するための基礎的な資料である。その他に心拍数や筋の活動の様に身体器官の活動を示す生理的特性を扱う。また安全な設計・環境のために考えるべきことについても扱う。簡単ではあるが、高齢者への対応に必要な運動機能にも触れる。これらの基礎的な事項を理解することによって、人と環境との間の問題点を人の側から見つけて、その原因と対策を考え、資料を適切に利用できるようにする。キーワードkeywords

ヒト、環境、形態的特性、生理的特性、成長、老化、安全、ノーマライゼーションhuman,environment,morphologicalcharacteristic,physiologicalcharacteristic,growth,aging,safety,normalization

授業の到達目標・ヒトの形態的特性の設計への適用のための基礎知識を習得する。(A)・ヒトの行動や生活における負担を知るための基礎となる生体負担指標を理解する。(A)・姿勢における生体負担を理解する。(A)・設計における安全性の確保のための原則を理解する。(A)・様々な人を対象とするための基本的な考え方を理解する。(A)教員からの一言・使いやすいものを設計することは社会的な責務です。そしてその設計のために多くの資料があります。しかし資料があ るだけで使いやすいものにはなるわけではありません。使いやすいものの設計には、人間と対象との関係のどんな点に 注目して考慮をするかが大きく影響します。授業では上記のようにいくつかの事項についての理解を求めますが、設計 のための具体的な数値が出てくるわけではありません。皆さんが人間への影響、負担というものに考慮することを、社 会的な責任として自覚して、自ら注目して考えてもらうための理解です。また、授業で扱う項目は基本的項目ですが、 特に相互に関係が強いものでもありません。全体を通して理解するということでなくて、断片的にでもヒトに対しての 興味を持ってもらえば嬉しいです。関連科目 建築と環境(分野として関連するという意味であって、内容が直接関係しているのではない)教 材 教科書 無し。適宜プリントを配布する。

参考書 佐藤方彦「人間工学概論」光生館、横溝・小松原「エンジニアのための人間工学」日本出版サービス授業計画第 1 回:授業の進め方の概説。成績評価法。人間工学とは何か?歴史およびデザインとの関係第 2 回:人間工学が求められる領域と適用例。調査のための方法。人間工学を利用するための注意。第 3 回:人体計測の基本的事項(測定法、名称)および人体寸法へ影響する要因(成長、人種など)第 4 回:人体計測値の設計への適用のためのデータの統計的扱い方法(パーセンタイル、標準偏差)および第 5 回:人体計測値である長さ以外の形態を表す指標(体型・面積など)および動的人体法の概要第 6 回:身体的負担の評価のための生理的指標としての酸素摂取量と心拍数の特徴第 7 回:身体的負担の評価のための生理的指標としての表面筋電図の特徴。授業の最後 30 分間は試験①の前半第 8 回:立位姿勢での血液循環系における負担と中腰姿勢における腰部の負担第 9 回:座位姿勢での生体負担と設計のための基本的な注意第 10 回:インターフェース:操作方法を間違えない、容易に理解するための基本的方法(ポピュレーションステレオタ    イプ、コーディング、メンタルモデル)第 11 回:身体的な障害と社会との関係、その考え方および、現在の対応方法、法律第 12 回:社会的責任として求められる安全性および安全性の確保のための基本的考え方第 13 回:ヒトの老化に伴う運動機能の変化とその対応方法。授業の最後 30 分間は試験①の後半第 14 回:試験①の解説(30 分)と試験②(60 分)第 15 回:試験②の解説(30 分)と試験③(60 分)成績評価基準 毎回の講義後に小リポートを提出してもらいます。小リポートが 30 点、試験を 70 点とします。試験は、授業の全範囲を対象としたものとして 3 回分(試験①②③)行ないます。それらの内の最高得点を用います。備 考

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平成 19 年度 近畿大学産業理工学部建築・デザイン学科 学習の手引

科目名subject 建築・デザイン演習ⅠArchitecture&DesignWorkshopⅠ科目区分 専門科目 科目コード 3701 単位数 4 単位 開講時期 1 年次前期必修・選択の別 必修科目(建築工学コース)/必修科目(建築コース)/必修科目(デザインコース)担当者 氏名name:松本誠一SeiichiMATSUMOTO、益田信也ShinyaMASUDA、岩田綾彬AyaakiIWATA、

飯田一博KazuhiroIIDA

連絡先(代表者):3 号館 2 階松本研究室 [email protected]授業の概要及び位置付け 本演習は、建築・デザイン演習Ⅱ・Ⅲ及び上級学年の演習の基礎として位置付け、設計やデザインの基礎的な知識や技法の習得を目指している。具体的には、「座具」を対象にして、与えられた制約下で合理的な解決案を導き出すような課題を実施する。受講生は自らが立案したコンセプトに基づく独自のアイデアを展開してまとめ上げなければならない。そのために、課題遂行の各過程において設計やデザインの基礎的な知識や技法(スケッチ・模型・図面など)を習得し実践する。キーワードkeywords

建築、デザイン、デザイン技法(スケッチ・模型・図面)、製作技術、基礎造形architecture,design, techniqueofdesign(sketch・modelmaking・drawing),prodactiontechnique,practicalstudyofbasicdesign

授業の到達目標・座具についての基本的性能と共にその歴史的・社会的背景を理解して、デザインコンセプトを立案できる。(F、K)・設計・デザインの基礎的な知識および技法を習得して、自らのイメージをスケッチ・模型・図面で具体的に表現できる。 (F、K)・機能、サイズ、材料、等、与えられた制約条件を理解して、その下での合理的な解決案を導き出すことができる。(F、K)・コンセプトを明快に表現できるプレゼンテーション能力として、スケッチや図面・模型製作の能力と共に、口頭発表と 質疑への回答というコミュニケーション能力を身につけて、他人にわかりやすく説明できる。(K)・企画・製作のプロセスを理解して、到達目標を指定されたスケジュールで達成でき、またスケジューリングができる。(K)・製図・製作に使用する用具・道具・機械類の特性を理解して、実際に使いこなすことができる。(K)教員からの一言・授業時間外での自学自習が大切である。特に、スケッチなどは何回も繰り返し描くこと。・受講生のスタートラインは同じだが、取り組む態度と費やす時間量によって、年度の終了時にはデザイン力に大きな差 が現われる。関連科目 建築・デザイン演習Ⅱ・Ⅲ教 材 教科書 特に指定しない。適宜プリントを配布する。OHP 等使用。

参考書 (財)日本工業規格「JISB0001-機械製図」日本規格協会武者英二・永瀬克己「建築設計演習基礎編 建築デザインの製図法から簡単な設計まで」彰国社日本建築学会編「コンパクト建築設計資料集成第 3 版」丸善

授業計画第 1 回:導入講義:授業の概要と到達目標、進め方、成績評価法などの説明。課題提示。    /製図・製作道具・用紙の説明(描く、測る、作る)    /アイデア展開 1(キーワード、スケッチで考える)第 2 回:デザインコンセプトについて:日本・西洋の起居様式、材料・構造強度、人体寸法と製品の性能    アイデア展開 2(スケッチで考える)     /図学 1(線の種類と投影法)第 3 回:模型製作 1(模型で考える)         /図学 2(第三角法)第 4 回:模型製作 2(模型で考える)。色彩について /図学 3(第三角法と立体スケッチ)第 5 回:模型製作 3(1 / 3 スケール模型・着色)  /図学 4(三面図と板取図)第 6 回:作品発表 (1 / 3 スケール模型)・講評会  /図学 5(三面図と板取図     ポートフォリオについて第 7 回:数グループに分かれて順次、工作工房安全講習、原寸大模型製作(木材部品加工、組み立て、着色)第 8 回:1 / 3 スケール模型の写真撮影       /図学 6(三面図)第 9 回:ポートフォリオの企画          /図学 7(アイソメ)第 10 回:1 / 3 スケール模型スケッチ。着色    /図学 8(断面図)第 11 回:ポートフォリオの製作          /図学 9(寸法の表記法)第 12 回:ポートフォリオの製作          /図学 10(三面図)第 13 回:原寸大模型製作(組み立て、着色)最終調整第 14 回:原寸大模型の写真撮影。ポートフォリオの製作第 15 回:作品発表および提出・講評会成績評価基準 出席点は与えないが、7 割(出席数 10 回)以上の出席のある学生を成績評価の対象とする。 提出された課題作品の評価(60%)、課題作品の発表等(20%)、授業中の演習(20%)の成績を総計して評価点とする。 ただし、すべての課題の提出を必須条件とする。備 考

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平成 19 年度 近畿大学産業理工学部建築・デザイン学科 学習の手引

科目名subject 建築・デザイン演習Ⅱ Architecture&DesignWorkshopⅡ科目区分 専門科目 科目コード 3703 単位数 4 単位 開講時期 1 年次後期必修・選択の別 必修科目(建築工学コース)/必修科目(建築コース)/必修科目(デザインコース)担当者 氏名name:工藤 卓 TakashiKUDO、横屋 克昌 KatsumasaYOKOYA、東 徹太郎 Tetsutaro

HIGASHI 佐野 正樹 MasakiSANO

連絡先(代表者):3 号館 4 階工藤研究室 [email protected]授業の概要及び位置付け デザイナーは、アイディアを構想したり他者に伝えたりするために、様々な場面で多種多様なプレゼンテーションを行う。それはデザインの最終アウトプットとして最も大切にされる。ここでは、これまで各自が抱いている建築やデザインについての固定的な観念やイメージを解体し、自由な発想が可能となるようなトレーニングを行うとともに、デザインを進めるためのコンセプトのまとめ方、スケッチの描き方、立体モデルの制作、口頭発表などのプレゼンテーションの方法を学ぶ。キーワードkeywords

建築、空間、環境、デザインarchitecture,space,environment,design

授業の到達目標・デザインの学修と成果を的確に表現するプレゼンテーション能力を身に付ける。(K)・構想から設計までに必要とする問題発見、スケッチ、模型など、建築・デザインの基礎的表現法を身に付ける。(K、L)・各課題に対応して、自らが課題の意図を理解し、新しいデザインの展開に結び付けていく学修法を身に付ける。(K、F)

教員からの一言・建築・デザイン演習の必須条件となるプレゼンテーションを身に付けるために、優れたデザインの情報を常日頃から鑑 賞し記憶して下さい。課題の取り組みについては、自らのデザイン目標を高く設定し、必ずプレゼンテーション・発表 のゴールを通過してください。課題に積極的に取り組み作品を発表する事を何よりも重視します。注:第 1 回授業では、 科目全体の重要情報を伝えるので必ず出席すること。なお、授業開始から 30 分以降の出席は禁じます。関連科目 建築・デザイン演習Ⅰ、建築・デザイン演習Ⅲ教 材 教科書 特には指定しない。演習内容にあわせて、その都度に提示する。

参考書 日本建築学会編「コンパクト建築設計資料集成第 3 版」丸善、ほか。演習内容にあわせて、その都度に提示する。

授業計画第 1 回:導入講義:授業の進め方と成績評価法の説明、プレゼンテーションの方法の説明    課題 1:建築・デザインのための基礎表現法:スケッチ(持参:製図用具一式)第 2 回:課題 1:デザイン図面の作成第 3 回:課題 1:デザイン模型の制作第 4 回:課題 1:プレゼンテーションボードチェック[コンセプトを伝達するためのプレゼンテーション技術を習得] 第 5 回:課題 1:プレゼンテーション/課題 1 の発表・講評・採点第 6 回:課題 2:最小限スペースの構想[エスキス:設計のコンセプト作成とラフスケッチ/問題発見]第 7 回:課題 2:エスキスチェック 1[模型で考える]第 8 回:課題 2:エスキスチェック 2[模型の最終チェック]第 9 回:課題 2:プレゼンテーションボードチェック[コンセプトを伝達するためのプレゼンテーション技術を習得]第 10 回:課題 2:プレゼンテーション/課題 2 の発表・講評・採点第 11 回:課題 3:都市に住むためのデザイン[エスキス:スケッチを描き、設計コンセプトを考える/問題発見]第 12 回:課題 3:エスキスチェック 1[模型の表現と制作技術の習得]第 13 回:課題 3:エスキスチェック 2[模型の最終チェック]第 14 回:課題 3:プレゼンテーションボードチェック[コンセプトを伝達するためのプレゼンテーション技術を習得]第 15 回:課題 3:プレゼンテーション/課題 3 の発表・講評・採点

成績評価基準 出席点は与えないが、7 割(出席数 10 回)以上の出席のある学生を成績評価の対象とする。成績評価は、提出された課題作品の達成度(60 点満点)、合評会でのプレゼンテーション(30 点満点)、授業中のレポート(10 点満点)の結果にもとづき、全評価点の総合平均が 60 点以上の学生を合格とする。ただし、すべての課題の提出を必須条件とする。備 考 他学科履修、上級履修は認めない。

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平成 19 年度 近畿大学産業理工学部建築・デザイン学科 学習の手引

科目名subject 建築・デザイン演習Ⅲ Architecture&DesignWorkshopⅢ科目区分 専門科目 科目コード 3705 単位数 4 単位 開講時期 2 年次前期必修・選択の別 必修科目(建築工学コース)/必修科目(建築コース)/必修科目(デザインコース)担当者 氏名name:工藤 卓TakashiKUDO、岡田 威海TakemiOKADA、末廣 宣子NorikoSUEHIRO

大石 和彦KazuhikoOISHI、松野尾 仁美YoshimiMATSUNOO、家原 英生HideoIEHARA

連絡先(代表者):3 号館 4 階工藤研究室 [email protected]授業の概要及び位置付け 近未来の新しいライフスタイルを展開する住環境について、構想からプレゼンテーションまでの一貫したデザインを学修する。住環境のデザインとは何か、生活とは何か、人間とは、家族とは、等々について考え、固定的な観念から脱却してその内容をデザインしていく。授業の前半では、住むことの意味について考え、後半は、過去や現在の住環境の有り様を越えて、新しい未来のライフスタイルを構想してみる。具体的には、過去や現在の優れた作品や事例をドローイングと模型で再現してみる事からプレゼンテーションの方法を学び、次に、各自が課題に則した内容で住環境をデザインすることを構想していく。キーワードkeywords

建築、空間、環境、デザインarchitecture,space,environment,design

授業の到達目標・スケッチ、パース、図面、模型など、基礎的な表現技術を身に付け、独自の作品にまとめてプレゼンテーションを行う 能力を身に付ける。(F、K、L)・設計・デザインの目的を理解し、デザインプロセスを一貫して展開する能力を身に付ける。(F、L)・社会の要求するデザインに関する知識および生活での使用シーンをイメージできる能力を身に付ける。(F、L)教員からの一言・住環境のデザインを考えることは建築・デザインを学ぶ学生のデザイン入門課程です。地球、環境、住居、家具、道具 を、固定的な観念から脱却して多様にデザイン提案してください。われわれの未来のライフスタイルが展開される住環 境を美しくプレゼンテーションしてみてください。自らの目標を高く設定してこの演習にチャレンジすることを期待し ます。 注:第 1 回授業では、科目全体の重要情報を伝えるので必ず出席すること。関連科目 建築・デザイン演習Ⅰ、建築・デザイン演習Ⅱ教 材 教科書 特には指定しない。演習内容にあわせて、その都度に提示する。

参考書 日本建築学会編「コンパクト建築設計資料集成第 3 版」丸善、ほか。演習内容にあわせて、その都度に提示する。

授業計画第 1 回:導入講義:授業の進め方と成績評価法の説明、第 1 課題の説明とミニレクチュア第 2 回:課題 1:エスキス 1 /コンセプト + スケッチ第 3 回:課題 1:エスキス 2 /スケッチ + モデル第 4 回:課題 1:中間プレゼンテーション第 5 回:課題 1:エスキス 3 /コンセプト + スケッチ + モデル第 6 回:課題 1:エスキス 4 /プレゼンテーションパネル最終チェック第 7 回:課題 1 の発表・講評・採点/プレゼンテーションと作品提出第 8 回:第 2 課題の説明とミニレクチュア第 9 回:課題 2:エスキス 1 /コンセプト + スケッチ第 10 回:課題 2:エスキス 2 /スケッチ + モデル第 11 回:課題 2:エスキス 3 /図面 + モデル第 12 回:課題 2:中間プレゼンテーション第 13 回:課題 2:エスキス 4 /コンセプト + スケッチ + モデル第 14 回:課題 2:エスキス 5 /プレゼンテーションパネル最終チェック第 15 回:課題 2 の発表・講評・採点/プレゼンテーションと作品提出

成績評価基準 出席点は与えないが、7 割(出席数 10 回)以上の出席のある学生を成績評価の対象とする。成績評価は、提出された課題作品の達成度(60 点満点)、合評会でのプレゼンテーション(30 点満点)、授業中のレポート(10 点満点)の結果にもとづき、全評価点の総合平均が 60 点以上の学生を合格とする。ただし、すべての課題の提出を必須条件とする。備 考 他学科履修、上級履修は認めない。

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平成 19 年度 近畿大学産業理工学部建築・デザイン学科 学習の手引

科目名subject 建築設計ⅠArchitecturalDesign Ⅰ科目区分 専門科目 科目コード 3707 単位数 4 単位 開講時期 2 年次後期必修・選択の別 必修科目(建築工学コース)/必修科目(建築コース)/-(デザインコース)担当者 氏名name:益田 信也ShinyaMASUDA、都留 勲IsaoTSURU、石坂 洋一YoichiISHIZAKA、石田 

聖一SeiichiISHIDA(TA:未定)

連絡先(代表者):2 号館 3 階益田研究室 [email protected]授業の概要及び位置付け 建築は生活空間とその構築体の不可分の統一体である。したがって、人間活動の様々な要求が機能として反映されると同時に、物理的な存在として構造的にも成立しなければならない。設計者には、これを合理的にまとめるだけでなく、環境として、風景として、美しく、快適なものとして構想することが求められている。 これにあたっては、様々な視点から対象を分析すると同時に、異なる多様な機能と性格を持つ空間の間に明快な関係性を与えなければならない。本演習では、比較的小規模かつ単純な機能の建築タイプとしての対象(例:低層集合住宅、幼稚園等)の設計を通して、空間構成力および論理的な設計法を養うことを目的とする。キーワードkeywords

設計プロセス、機能図、計画課題、設計条件、コンセプト、製図法、設計図書、プレゼンテーションDesignProcess,Diagram,Program,Designcnditions,Concept,Drawingmethod,DesignDrawings,Presentation

授業の到達目標・対象となる建築物の設計に関する情報を可能な限り収集して計画課題を設定し、分析力と総合的な判断力を養う(F、 L)・試行錯誤を繰り返しながら設計案の作成を展開し、コンセプトをまとめ、三次元的な空間の構成力を養う(F、 L)・様々な条件を整理・調整し技能を駆使して、設計案をまとめ、的確な製図法で図面として表現する技術を養う(F、 K、 L)・コンセプトを明快に表現できるプレゼンテーション能力として、図面・模型製作の能力と共に、口頭発表と質疑への回 答というコミュニケーション能力を養う(K、 L) 以上を、設計図書や文章・図(レポート)で表現して他人に伝えることができる。逆に、他人の表現を理解できる(K)教員からの一言・第 1 回目の導入講義において、「実施要領」を配付し、授業の進め方の詳しい解説を行う。・毎週の到達度を重視し、これをチェックする。・課題提出の締切日を厳守する。遅れ提出は、原則として認めない。・課題未提出者他受講態度に問題がある学生は、「ペナルティ課題」の提出を義務づける。関連科目 住まいの計画、建築計画、建築・デザイン演習Ⅲ、建築設計Ⅱ・Ⅲ教 材 教科書 日本建築学会編「コンパクト建築設計資料集成第 3 版」丸善。ほかにプリントを適宜配布する。

参考書 建築思潮研究社「建築設計資料 10・51・91」建築資料研究社、ほか各種建築設計資料授業計画第 1 回:導入講義:授業の進め方と概要の説明、成績評価の方法/課題 1.2 -説明/製図法の解説と製図(1)第 2 回:課題 1 -集合住宅の製図(模写):製図法の解説と製図(2)第 3 回:課題 1 -集合住宅の製図(模写):製図法の解説と製図(3)第 4 回:課題 1 -集合住宅の製図(模写):課題提出・講評/課題 2 -補足説明・類例調査第 5 回:課題 2 -低層集合住宅の設計製図:コンセプトの立案、諸室構成と規模計画第 6 回:課題 2 -低層集合住宅の設計製図:エスキスとスタディ模型の製作、講評第 7 回:課題 2 -低層集合住宅の設計製図:設計製図の講評第 8 回:課題 2 -低層集合住宅の設計製図:課題提出第 9 回:課題 2 -低層集合住宅の設計製図:プレゼンテーションと講評会/課題 3 -説明第 10 回:課題 3 -幼稚園の設計製図:類例調査のまとめ、コンセプトの立案、諸室構成と規模計画第 11 回:課題 3 -幼稚園の設計製図:エスキスとスタディ模型の製作、講評第 12 回:課題 3 -幼稚園の設計製図:エスキスとスタディ模型の制作、講評第 13 回:課題 4 -幼稚園の模型製作:課題提出・講評/課題 4.説明/完成模型の製作第 14 回:課題 4 -幼稚園の模型製作:課題提出(完成模型・模型写真)第 15 回:課題 4 -幼稚園の模型製作:図面および模型によるプレゼンテーションと講評会成績評価基準 出席点は与えないが、7 割(出席数 10 回)以上の出席のある学生を成績評価の対象とする。 提出された課題作品の評価(60%)、講評会での評価(20%)、授業中の演習(20%)の成績を総計して評価点とする。 ただし、すべての課題の提出を必須条件とする。備 考 他学科・他コース履修、上級履修は認めない。

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平成 19 年度 近畿大学産業理工学部建築・デザイン学科 学習の手引

科目名subject 建築設計Ⅱ ArchitectualDesignⅡ科目区分 専門科目 科目コード 3709 単位数 4 単位 開講時期 3 年次前期必修・選択の別 必修科目(建築工学コース)/必修科目(建築コース)/-(デザインコース)担当者 氏名name:横屋 克昌KatumasaYOKOYA、石坂 洋一Y oichiISISAKA、

      相良 直視 NaomiSAGARA、 谷口 遵  JyunTANIGUCHI

連絡先:2 号館 3 階横屋研究室 [email protected]授業の概要及び位置付け 建築を使用する人々は多種多様であり、建築はそれらに対して開かれた存在で無ければならない。従って、建築設計という営為は柔軟な姿勢で周辺環境の文脈や使用者特性を読み取る能力に裏づけられていなければならない。建築設計Ⅱの課題では、建築設計Ⅰの小規模建築を引き継いで中規模建築(コミュニティセンター及び美術館)を課題とし、建築設計Ⅲの橋渡しとするが、これら建築物を設計することにより上述の能力を養うことを目的としている。キーワードkeywords

創造、企画、論理、表現creation、plan,logical,presentation

授業の到達目標・敷地状況、周辺環境の読み取り、過去の参考作品情報の収集、整理ができる。(F、L)・課題の社会性および、基本的空間構成を理解し、建築学的に構成可能な形態に創造できる。(L)・具体化された建物を、緻密な作業の継続により、他者に伝達する図面作成技術を修得する。(F、K、L)・作成図面の整合性を自己照合でき、人前で個性的な提案表現ができる能力を身につける。(F、K、L)・グループワークによる創造行為において、他者と協調できる能力を習得する。(K、L)教員からの一言・授業開始時にテーマを講義するため、作業時間が減少し自宅作業となる。疑問点は授業中に解決するようにする。・提出期限(実務では納品日)。納品日の不履行は契約違反で賠償を伴う厳格なもの。よって提出期限は厳守する。・教員分担:05173001 ~ 05173030:担当石坂(副担横屋)、05173031 ~ 05173060:担当相良(副担石坂)、      05173061 ~ 05173090:担当谷口(副担相良)、05173091 以降、再履修生:担当横屋(副担谷口)関連科目 建築設計Ⅰ、建築設計Ⅲ、建築計画、都市計画教 材 教科書 随時、プリントを配布。 建築学会編「コンパクト建築設計資料集成 第 2 版(丸善) 

参考書 建築図集:地域の小美術館、コミュニティセンター(彰国社)。その他授業計画第 1 回:導入講義:授業の進め方と注意、および成績評価法について説明するので、欠席すると不利益が生じる。    課題 1:「屋外展示場を持つ地方都市の小美術館」の説明。美術館資料収集と美術館見学について。第 2 回:条件整理、敷地条件の読み取りとアプローチ計画、ラーメン構造による基本モジュールとグリットの決定。第 3 回:基本スパンと柱・梁の仮定断面、地耐力と独立基礎構造について。第 1 回エスキスレポート提出。第 4 回:縦断面(高さ)計画と設備(給排水、 電気、 空調)計画の関係、 階段、 EV、 便所などについて。 エスキスチェック。第 5 回:要求図面と作図、縮尺の違いによる表現と図面精度。独自性ある図面レアウト、プレゼンテーションについて。第 6 回:完成した各図面の整合性を照合し提出。第 7 回:課題 2:小グループによる共同設計トレーニング「階段」。授業の進め方と注意。実測作業。第 8 回:図面作成および提出。第 9 回:課題 3:「多目的会議室を持つ地域コミュニティセンター」授業の進め方と注意。    課題説明、コミュニティセンターの概要、資料収集、見学とフィルド・サーベィについて。第 10 回:条件整理、敷地条件の読み取りとアプローチ計画、ラーメン構造による基本モジュールとグリットの決定。第 11 回:基本スパンと柱、梁の仮定断面、支持地盤と杭基礎構造について。第 2 回エスキスレポート提出。第 12 回:縦断面(高さ)計画と設備(給排水、 電気、 空調)計画の関係、 階段、 EV、 便所などの説明。エスキスチェック。第 13 回:要求図面と作図、縮尺の違いによる表現と図面精度。独自性ある図面レアウト、プレゼンテーションについて。第 14 回:完成した各図面の整合性を照合し提出。第 15 回:3 課題全体にわたるプレゼンテーションと合評会。訂正や加筆の指示、再提出の指示を受けた図面の提出。   ※毎回のテーマ講述後は、演習作業となるのでノート、製図用具は必ず持参すること。 

成績評価基準 出席点は与えないが、7 割(出席数 10 回)以上の出席のある学生を成績評価の対象とする。 成績評価は、エスキスレポート(第 1 回 10 点、第 2 回 10 点)、作品評価(課題 1:35 点、課題 2:10 点、課題 3:35 点)の結果にもとづき、総計が 60 点以上の学生を合格とする。備 考 他学科・他コース履修、上級履修は認めない。

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平成 19 年度 近畿大学産業理工学部建築・デザイン学科 学習の手引

科目名subject 建築設計Ⅲ ArchitecutureDesign Ⅲ科目区分 専門科目 科目コード 3711 単位数 2 単位 開講時期 3 年次後期必修・選択の別 必修科目(建築工学コース)/必修科目(建築コース)/-(デザインコース)担当者 氏名name:岡田威海TakemiOKADA、松野尾仁美 HitomiMATUNOO、大坪克也 KatuyaOOTUBO、

      井上 聡 SatoruINOUE

連絡先(代表者):2 号館 3 階岡田研究室 [email protected]授業の概要及び位置付け 比較的、大規模で、複雑な建築の設計課題に取り組む。設計のコンセプトを立案し、それにもとづいて、デザインし、表現する訓練をおこなう。その際、建築の技術を基礎とし、また、敷地条件や地域の条件を十分考慮して設計を進める。また、図面作成に止まらず、図面表現や、プレゼンテーションの仕方を学ぶ。また、エスキス模型で案の検討を行う体験をする。各自の製図板を固定する。

キーワードkeywords

複合建築、自然の導入、コンセプト、プレゼンテーションcomplexarchitecture,nature,concept,presentation

授業の到達目標・比較的規模の大きな複合用途の建築の構成能力を養う。(F、L)・建築の機能的技術的な条件と敷地の環境条件を的確に把握する。(F、L)・コンセプトの立案能力を養う。(F、K、L)・建築形態の全体と細部のデザイン能力を養う。(F、K、L)・図面等の作成能力だけでなく、プレゼンテーション力(表現力や説明力)を養う。(K、L)教員からの一言・コンセプト立案力とプレゼンテーション力を重視して成績を評価する。・設計の前提としての機能的な理解力や建築技術の応用力は 3 年前期までに関連科目で習得していてほしい。

関連科目 建築設計Ⅰ、建築設計Ⅱ、建築・デザイン演習Ⅲ、建築デザイン論Ⅰ、建築デザイン論Ⅱ教 材 教科書 課題ごとにプリントで資料を配布する。スライド等を使って課題の主旨を説明する。

参考書 日本建築学会編「コンパクト建築設計資料集成第 3 版」丸善参考になる建築家の作品集や建築雑誌を紹介する。

授業計画第 1 回:導入講義:授業の進め方と概要の説明、成績評価法、複合建築とは何か、規模の大きな建築設計の留意点。  注:第 1 回授業の中で、成績評価を含めた科目全体の重要情報を伝えるので必ず出席すること。    欠席すると大きな不利益があるので注意のこと。第 2 回:課題- 1「複合建築A(宿泊施設)」 課題の理解。資料配布・スライド・ビデオ(演習)第 3 回:エスキスチェック-敷地条件の理解・コンセプト立案①(演習)第 4 回:エスキスチェック-機能条件の理解・コンセプト立案②(演習)第 5 回:図面チェック-断面系図面の作成・プレゼンテーション立案①(演習)第 6 回:図面チェック-表面系図面の作成・プレゼンテーション立案②(演習)第 7 回:図面提出・講評(臨時試験相当)第 8 回:課題- 2「複合建築B(文化施設)」 課題の理解。資料配布・スライド・ビデオ(演習)第 9 回:エスキスチェック-敷地条件の理解・コンセプト立案①(演習)第 10 回:エスキスチェック-機能条件の理解・コンセプト立案②(演習)第 11 回:エスキスチェック-エスキス模型の作成(演習)第 12 回:エスキス模型提出。コンセプトのプレゼンテーション化計画(演習)第 13 回:図面チェック-断面系図面の作成・プレゼンテーション立案①第 14 回:図面チェック-表面系図面の作成・プレゼンテーション立案②(演習)第 15 回:図面提出・講評(定期試験相当)

成績評価基準 課題の作品(80%)と授業中の演習(20%)の成績を総計して評価点とする。備 考 他学科・他コース履修は認めない。上級履修及び下級履修の場合は許可を得ること。

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科目名subject デザイン演習Ⅰ (DesignPractice Ⅰ)科目区分 専門科目 科目コード 3713 単位数 4 単位 開講時期 2 年次後期必修・選択の別 必修科目(デザインコース)/—(建築コース)/—(建築工学コース)担当者 氏名names:松本誠一 SeiichiMATSUMOTO 金子哲大 TetsuoKANEKO

連絡先(代表者):3 号館 2 階松本研究室 [email protected]授業の概要及び位置付け 様々な機能をもつ複数の空間を合理的に美しくデザインするためには、複数の視点から対象を分析すると同時に異なる機能を持つ空間のあいだに明快な関係性を与えなければならない。本演習では、単一機能の集合体としての対象、異なった機能の複合体をデザインすることを通して、空間構成力及び論理的な思考展開力を養う。また演習を通して、コンピュータをツールとして使いこなすスキルを身につけることを目的とする。

キーワードkeywords

デザイン、情報、画像、マルチメディア、立体、空間design,information,fraphics,multimedia,product,space

授業の到達目標・コンピュータを思考・表現のツールとして使うことができる。(K)・単一機能の集合体を群としてデザインできる。(K)・異なった機能の複合体に明快な関係性を与えるデザインができる。(K)

教員からの一言・デザインには様々な専門分野があります。自分の好みなどに縛られずに幅広く興味を持つように心がけてください。・実際にデザインする演習は学生自ら目的意識を持って取り組まなければ実力はつきません。高いモチベーションを持っ て教員に積極的にアプローチしてきてください。

関連科目 デザイン演習Ⅱ、デザイン演習Ⅲ、卒業研究教 材 教科書 特に指定しない。担当教員各々で、授業の進展に合わせて、紹介する。

参考書 特に指定しない。担当教員各々で、授業の進展に合わせて、紹介する。授業計画・第 1 課題 / 学生寮  第 2 課題 / 学生食堂第 1 回:導入講義:授業の進め方と概要の説明、成績評価法、第一課題説明第 2 回:第 1 課題 エスキス 1/ コンセプト第 3 回:第 1 課題 エスキス 2/ スケッチ + コンセプトモデル第 4 回:第 1 課題 中間プレゼンテーション第 5 回:第 1 課題 エスキス 3/ ドローイング + モデル第 6 回:第 1 課題 エスキス 4/ ドローイング + モデル第 7 回:第 1 課題 プレゼンテーション(提出)第 8 回:第 2 課題 課題説明第 9 回:第 2 課題 エスキス 1/ コンセプト第 10 回:第 2 課題 エスキス 2/ スケッチ + コンセプトモデル第 11 回:第 2 課題 中間プレゼンテーション第 12 回:第 2 課題 エスキス 3/ ドローイング + モデル第 13 回:第 2 課題 エスキス 4/ ドローイング + モデル第 14 回:第 2 課題 エスキス 5/ 最終チェック / プレゼンテーションシート第 15 回:第 2 課題 プレゼンテーション(提出)  注:演習の過程において随時コンピュータの演習課題を行う。

成績評価基準 出席点は与えないが、7 割(出席数 10 回)以上の出席のある学生を成績評価の対象とする。 課題作品のプレゼンテーションおよび提出で試験に替える。 課題(70%)、演習(30%)の成績を総計して評価点とする備 考 他学科・他コース履修、上級履修は認めない。

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平成 19 年度 近畿大学産業理工学部建築・デザイン学科 学習の手引

科目名subject デザイン演習Ⅱ DesignPractice Ⅱ科目区分 専門科目 科目コード 3715 単位数 4 単位 開講時期 3 年次前期必修・選択の別 必修科目(デザインコース)/-(建築コース)/-(建築工学コース)担当者 氏名name:鶴野幸子 SachikoTSURUNO、楠林 拓 HirakuKUSUBAYASHI

連絡先(代表者):3 号館 2 階プロダクトデザイン研究室(楠林 拓)[email protected]授業の概要及び位置付け 建築、プロダクト、WEB デザインを含むグラフィックにはそれぞれの職能がありスキルがある。しかし、近年我々が直面している問題には、これら旧来の分野分けにとらわれない新しい枠組みを持った視点で解決に望むことが要求されている。分野を問わず、「ユニバーサルデザイン」や「環境問題」はモノつくりに携わる際の基本事項となっている。 この演習では、施設・製品・情報が利用者とどのような関係におかれるのか、という“人を中心”とした視点とともに周辺環境を含む“コンテクスト(文脈)を考慮したデザイン”、また人々の行為、生活、成長などを“時間軸で捉える”考え方などを様々な形式で計画・表現できることを目指す。デザイン基礎と卒業研究の橋渡しという重要な位置づけの授業の一つである。

キーワードkeywords

デザイン、情報、画像、マルチメディア、立体、空間design,information,graphics,multimedia,product,space

授業の到達目標・ユニバーサルデザインの概念を理解し、デザインに応用できる(K)・様々な与件、周辺環境の文脈を読みとってデザインに反映できる(K)

教員からの一言・この演習は卒業研究における専門分野の選択につながります。常に自分と向き合いながら課題にチャレンジしてください。・実際にデザインする演習は学生自ら目的意識を持って取り組まなければ実力はつきません。高いモチベーションを持っ て教員に積極的にアプローチしてください。

関連科目 デザイン演習Ⅰ、デザイン演習Ⅲ教 材 教科書 特に指定しない。担当教員で、授業の進展に合わせてプリント配布・文献紹介を行う。

参考書 特に指定しない。担当教員で、授業の進展に合わせてプリント配布・文献紹介を行う。授業計画共通課題:「○○という状況をデザインする」第 1 回:導入講義 授業の進め方と概要、成績評価法の説明、第 1 課題の提示と説明第 2 回:第 1 課題 調査、調査のまとめ第 3 回:第 1 課題 コンセプト、スケッチ、デザイン条件確認第 4 回:第 1 課題 コンセプト発表第 5 回:第 1 課題 模型、デザイン第 6 回:第 1 課題 パネルレイアウト等第 7 回:第 1 課題 プレゼンテーション(提出)第 8 回:第 2 課題 第 2 課題説明第 9 回:第 2 課題 調査、調査のまとめ第 10 回:第 2 課題 コンセプト、ラフスケッチ、デザイン条件確認第 11 回:第 2 課題 コンセプト発表第 12 回:第 2 課題 模型、デザイン第 13 回:第 2 課題 レイアウト検討第 14 回:第 2 課題 グラフィック第 15 回:第 2 課題 プレゼンテーション(提出)

成績評価基準 出席点は与えないが、7 割(出席数 10 回)以上の出席がある学生を評価の対象とする。 課題作品のプレゼンテーションおよび提出で試験に替える。課題(70%)、演習(30%)の成績を総計して評価する。備 考 他学科・他コース履修は原則として不可とする。

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科目名subject デザイン演習Ⅲ DesignPractice Ⅲ科目区分 専門科目 科目コード 3717 単位数 4 単位 開講時期 3 年次後期必修・選択の別 必修科目(デザインコース)/—(建築コース)/—(建築工学コース)担当者 氏名name:工藤卓TakashiKUDO 川上秀人HidetoKAWAKAMI 本郷文夫FumioHONGO

      松本誠一SeiichiMATSUMOTO 鶴野幸子SachikoTSURUNO      楠林拓HirakuKUSUBAYASHI 金子哲大TetsuoKANEKO

連絡先(代表者):3 号館 2 階楠林研究室 [email protected]授業の概要及び位置付け 本演習は、卒業研究の準備段階として、少人数の演習を通して卒業研究へのテーマの探索、問題意識の掘り下げ、資料収集、企画・コンセプトの創出、解決案の具体化・視覚化などの一連のデザインプロセスを実践し、4 年間の学習の集大成となる卒業研究への準備段階として位置づけられます。また、この時期の課題は就職活動においても大変大きな意味を持っています。 形式としては、各教員の研究室に分かれて少人数のゼミの形をとります。学生は教員の個別指導を受けながら総合的なデザイン力を養うことを目標にします。ゼミの所属は、前期の終わりに希望調査を実施して行います。キーワードkeywords

デザイン、情報、画像、マルチメディア、立体、空間design,information,graphics,multimedia,product,space

授業の到達目標・企画からデザインまで一貫しておこなうことができる。(K)・プログラムデザインをおこなうことができる。(K)教員からの一言・建築・デザイン学科のデザイン系専門分野のセミナーにクラス分けを行います。この所属は、4 年次の卒業研究着手時 において、原則的に卒業研究の所属となります。・ただし、希望者に対しては、学期の途中で所属する研究室を変更するチャンスを設けます。これにより、複数の異なる 研究内容・研究方法を体験することができるので、4 年次の卒業研究のテーマ設定に役立てることができます。・実際にデザインする演習は学生自ら目的意識を持って取り組まなければ実力はつきません。高いモチベーションを持っ て教員に積極的にアプローチしてきてください。関連科目 デザイン演習Ⅰ、デザイン演習Ⅱ、卒業研究教 材 教科書 特に指定しない。担当教員各々で、授業の進展に合わせて、紹介する。

参考書 特に指定しない。担当教員各々で、授業の進展に合わせて、紹介する。授業計画・課題 セミナーごとの具体的な課題や進め方は導入講義時に各教員が説明します。ここでは標準的なプロセスを記す    にとどめます。第 1 回:導入講義:授業の進め方と概要の説明、成績評価法、課題説明、調査計画第 2 回:フィールドワーク、調査第 3 回:調査のまとめ、コンセプト創出第 4 回:デザイン条件の設定第 5 回:レイアウトデザイン第 6 回:リヴィジョン第 7 回:具体的解決案の展開第 8 回:具体的解決案の評価第 9 回:リヴィジョン第 10 回:解決案修正第 11 回:具体的設計・デザイン第 12 回:具体的設計・デザイン第 13 回:視覚化第 14 回:プレゼンテーション準備第 15 回:デザインコース合同のプレゼンテーションと講評成績評価基準 出席点は与えないが、7 割(出席数 10 回)以上の出席のある学生を成績評価の対象とする。 課題作品のプレゼンテーションおよび提出で試験に替える。 課題作品(70%)、プレゼンテーション(30%)の成績を総計して評価点とする。備 考 他学科・他コース履修は原則として不可とする。

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科目名subject ビジュアル・プレゼンテーション演習 (PracticeofVisualPresentation)科目区分 専門科目 科目コード 3719 単位数 4 単位 開講時期 2 年次前期必修・選択の別 選択科目(建築工学コース)/選択科目(建築コース)/必修科目(デザインコース)担当者 氏名names:本郷 文夫 FumioHONGO 金子哲大 TetsuoKANEKO

連絡先(代表者):3 号館 2 階本郷研究室 [email protected]授業の概要及び位置付け 色彩、記号、形態、距離・・・、私たちの生活環境は様々な情報で溢れ刻々とその姿を変化させている。デザイナーはそうした状況を的確に理解し、自らの提案を行わなければならない。 本演習ではまず身近な都市空間をサーヴェイしマップを作成する。その過程で 3 次元空間を 2 次元平面上で表現するための基礎的な力を養うと同時に、段階的な発表を行うことでプレゼンテーションのトレーニングをする。 設計課題としては、都市にナニカを仕掛けること、自ら作成したマップに基づき、都市をリデザインしてもらいたい。

キーワードkeywords

コミュニケーション、プレゼンテーション、都市、歴史、文化、色彩communication,presentation,city,history,culture,color

授業の到達目標・空間情報を的確に視覚化し伝達できる能力を習得する。(K)・グループワークによる創造行為において他者と協調できる能力を習得する。(C)・現実の都市空間を理解するための様々な視点を獲得する。(J)

教員からの一言・効率よくグループワークを行うためには、メンバー相互のコミュニケーションを密にし、今なにを決定するのかという デザインレベルを共有しなければなりません。

関連科目 建築設計Ⅰ、建築設計Ⅱ、建築設計Ⅲ、デザイン演習Ⅰ、デザイン演習Ⅱ、デザイン演習Ⅲ教 材 教科書 プリントを適宜配布する。

参考書 磯崎新「建築の解体-一九六八年の建築状況」鹿島出版会授業計画・第 1 課題 / マップ  第 2 課題 / 都市のリデザイン第 1 回:導入講義:授業の進め方と概要の説明、成績評価法第 2 回:第 1 課題 色彩演習および第 1 課題説明第 3 回:第 1 課題 サーヴェイ 1第 4 回:第 1 課題 サーヴェイ 2第 5 回:第 1 課題 中間プレゼンテーション第 6 回:第 1 課題 エスキス第 7 回:第 1 課題 プレゼンテーション(提出)第 8 回:第 2 課題 課題説明第 9 回:第 2 課題 エスキス 1/ コンセプト・スケッチ第 10 回:第 2 課題 エスキス 2/ モデル第 11 回:第 2 課題 中間プレゼンテーション第 12 回:第 2 課題 エスキス 3/ コンセプト + スケッチ第 13 回:第 2 課題 エスキス 4/ モデル第 14 回:第 2 課題 エスキス 5/ 最終チェック第 15 回:第 2 課題 プレゼンテーション(提出)  注:サーヴェイを中心に演習を行うため、天候によってスケジュールを変更する場合がある。

成績評価基準 出席点は与えないが、7 割(出席数 10 回)以上の出席のある学生を成績評価の対象とする。 課題作品のプレゼンテーションおよび提出で試験に替える。 課題(70%)、演習(30%)の成績を総計して評価点とする備 考

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科目名subject CAD トレーニング CADTraining科目区分 専門科目 科目コード 3721 単位数 2 単位 開講時期 1 年次後期必修・選択の別 選択科目(建築工学コース)/選択科目(建築コース)/選択必修科目(デザインコース)担当者 氏名names:諫見 泰彦YasuhikoISAMI 嶋崎 浩樹HirokiSHIMASAKI

連絡先(代表者):3 号館 4 階工藤研究室 [email protected]授業の概要及び位置付け 基本操作ではCADの基本的な機能と操作方法について学ぶ。その後 2 つの課題(課題 1:規定課題、課題 2:自由課題)を提示し、建築の配置図、平面図、立面図、断面図、パース、アクソメの作図技術を学習する。各課題の最後に、完成したCAD図面にコラージュ技法(印刷物や写真の切り抜きをはりつけて構成する表現方法)を織り交ぜ、今後の作品制作でも活用しうる魅力的なプレゼンテーション表現を試みる。

キーワードkeywords

キャド、コラージュ、プレゼンテーションCAD、Collage、Presentation

授業の到達目標・JW-CAD を活用する能力を習得する。(D)・図面、パース、など基礎的な表現技術を身に付け、プレゼンテーション能力を高めることを習得する。(D)・設計・デザインの目的を理解し、デザインプロセスを一貫して展開する能力を習得する。(D)

教員からの一言・CAD 図面にコラージュ技法を織り交ぜたプレゼンテーションを体験してもらおうと考えています。表現技術は持ち合 わせていなくても、センスや思いつきだけでも力強い表現ができ、楽しみながら、より魅力的な「見せるプレゼンテー ション(雰囲気やイメージを伝えるためのコミュニケーション技法)」の練習になると思います。

関連科目 建築・デザイン学科の演習科目全般教 材 教科書 プリントを適宜配布する。

参考書 ObraClub「やさしく学ぶ Jw_cad5」エクスナレッジ、ほか市販の JW-CAD のマニュアル等。授業の進展に合わせて紹介する。

授業計画第 1 回:基本操作 1:導入講義/授業の進め方と概要の説明、成績評価法、コンピュータの基本的な操作第 2 回:基本操作 2:レイヤ、線属性の説明第 3 回:基本操作 3:レイヤの使い分け、属性取得・属性変更、線・矩形・円弧の練習、編集操作 1第 4 回:基本操作 4:矩形・円弧・文字の練習、編集操作 2、編集操作 3第 5 回:基本操作 5:基本操作のまとめ第 6 回:課題 1-1:配置図、平面図の作成第 7 回:課題 1-2:立面図、断面図の作成第 8 回:課題 1-3:パースの作成第 9 回:課題 1-4:アクソメの作成第 10 回:課題 1-5:プレゼンテーション(コラージュ技法)第 11 回:課題 2-1:配置図、平面図の作成第 12 回:課題 2-2:立面図、断面図の作成第 13 回:課題 2-3:パースの作成第 14 回:課題 2-4:アクソメの作成第 15 回:課題 2-5:プレゼンテーション(コラージュ技法)

成績評価基準 出席点は与えないが、7 割(出席数 10 回)以上の出席のある学生を成績評価の対象とする。 課題作品の提出で試験に替える。課題(80%)、演習(20%)の成績を総計して評価する。備 考 他学科履修は原則として不可とする。

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科目名subject 建築・デザイン導入セミナーⅠIntroductionSeminarforArchitectureandDesign Ⅰ科目区分 専門科目 科目コード 3901 単位数 2 単位 開講時期 1 年次前期必修・選択の別 必修科目(建築工学コース)/必修科目(建築コース)/必修科目(デザインコース)担当者 氏名name:建築・デザイン学科担当教員(代表者:阿部 浩一)KoichiABE

連絡先(代表者):2 号館 3 階阿部研究室 [email protected]授業の概要及び位置付け 入学直後の大学生活の定着と建築・デザインへの動機づけを意図して、建築・デザイン学のカリキュラム体系、個々の講義・演習等の専門科目を概説し、さらには、大学生活でわきまえておくべき心構えまでを、学生間および学生・教員間の親密なコミュニケーションを図りながら修得することを目的とする。

キーワードkeywords

建築構造、建築生産、建築環境、建築計画、環境デザイン、プロダクトデザイン、情報デザインStruc tu ra l Eng inee r i ng , Cons t ruc t i on Eng inee r i ng , Env i r onmen ta l Eng inee r i ng ,ArchitecutureandPlanning,EnvironmentalDesign,ProductDesign,MediaDesign

授業の到達目標・建築・デザインの多様な展開・広がりを理解する。(F)・コミュニケーションとプレゼンテーションの大切さを理解する。(F)・建築・デザイン学のカリキュラム体系、および建築工学・建築・デザインの 3 コースの特徴を理解する。(F)・問題意識として、将来の技術者像・建築家像・デザイナー像を考える。(F)・以上を、小論としてまとめることができる(書き表せる)。

教員からの一言・建築・デザイン学科専任教員のセミナーにクラス分けして授業を行う。建築・デザインの多様な分野を経験してほしい。・それぞれのセミナーで授業の実施要領は異なる。第 1 回目の導入講義において、「実施要領」を配付し、テキストや授 業の進め方の詳しい解説を行う。

関連科目 建築・デザイン導入セミナーⅡ、建築・デザイン学科全専門科目教 材 教科書 特に指定しない。担当教員各々で、セミナーの進展に合わせて紹介する。

参考書 特に指定しない。担当教員各々で、セミナーの進展に合わせて紹介する。授業計画第 1 回:導入講義(1):授業の進め方と概要の説明、成績評価の方法  注:第 1 回授業において、「実施要領」を配付し、詳しい解説を行う。第 2 回:導入講義(2):履修計画と登録、キャンパス空間について、その他教務・学生厚生関係の注意事項第 3 回~第 13 回:第 3 回目から第 14 回までは、以下の建築・デザイン学科の専門分野のセミナーにクラス分けして授         業を進める。

 建築構造分野 建築生産分野 建築環境分野 建築計画分野環境デザイン分野プロダクトデザイン分野情報デザイン分野

第 15 回:定期試験  注:試験範囲は第 1 回から第 14 回までの授業すべてとする。

成績評価基準 出席点は与えないが、7 割(出席数 10 回)以上の出席のある学生を成績評価の対象とする。 定期試験(70%)、授業中の演習(30%)の成績を総計して評価点とする。備 考 他学科履修は認めない。

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科目名subject 建築・デザイン導入セミナーⅡIntroductionSeminarforArchitectureandDesign Ⅱ科目区分 専門科目 科目コード 3903 単位数 2 単位 開講時期 1 年次後期必修・選択の別 必修科目(建築工学コース)/必修科目(建築コース)/必修科目(デザインコース)担当者 氏名name:建築・デザイン学科担当教員(世話役:横屋 克昌)KatumasaYOKOYA

連絡先(世話役):2 号館 3 階横屋研究室 [email protected]授業の概要及び位置付け 1 週ごとに担当教員が入れ替わる輪講形式で行う。担当の教員はそれぞれの専門分野の話を受講生全員に行い、受講生は週ごとに異なった視点の幅広い分野の話を聞くことで、各自の視野を広げることを目的とする。また、2 年次でのコース選択が円滑に行えるように、コースおよび専門分野の関連を理解し、技術者や建築家、デザイナーとしての使命感と倫理観を身につける。

キーワードkeywords

建築構造、建築生産、建築環境、建築計画、環境デザイン、プロダクトデザイン、情報デザインStruc tu ra l Eng inee r i ng , Cons t ruc t i on Eng inee r i ng , Env i r onmen ta l Eng inee r i ng ,ArchitecutureandPlanning,EnvironmentalDesign,ProductDesign,MediaDesign

授業の到達目標・建築・デザインの多様な展開・広がりを体験する。(F)・コミュニケーションとプレゼンテーションの大切さを理解する。(F)・2 年次でのコース選択が円滑に行えるように、建築工学・建築・デザインコースの相違・共通点を理解する。(F)・将来の就職や資格取得を念頭に、コースおよび専門分野の関連を理解する。(F)・技術者や建築家、デザイナーとしての使命感と倫理観を体感する。(E)

教員からの一言・1 週ごとに担当教員が入れ替わる輪講形式で行うので、建築・デザインの多様な分野を経験してほしい。・第 1 回目の導入講義において、「実施要領」を配付し、テキストや授業の進め方の詳しい解説を行う。

関連科目 建築・デザイン学科全専門科目教 材 教科書 担当教員各々で、セミナーの進展に合わせて、紹介する。

参考書 日本建築学会「建築倫理用教材」日本建築学会授業計画第 1 回:導入講義:授業の進め方と概要の説明、成績評価の方法  注:第 1 回授業において、「実施要領」を配付し、詳しい解説を行う。

第 2 回~第 14 回:第 2 回目から第 14 回までは、担当教員が 1 回ごとに入れ替わり、それぞれの専門分野や技術者倫理         に関する講義を行う。

【建築工学コース】および【建築コース】 建築構造分野 建築生産分野 建築環境分野 建築計画分野

【デザインコース】環境デザイン分野プロダクトデザイン分野情報デザイン分野

第 15 回:定期試験  注:試験範囲は第 1 回から第 14 回までの授業すべてとする。

成績評価基準 出席点は与えないが、7 割(出席数 10 回)以上の出席のある学生を成績評価の対象とする。 定期試験(100%)の成績を評価点とする。備 考 他学科履修は認めない。

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科目名subject 建築法規BuildingCode科目区分 専門科目 科目コード 3905 単位数 2 単位 開講時期 2 年次後期必修・選択の別 必修科目(建築工学コース)/選択科目(建築コース)/選択必修科目(デザインコース)担当者 氏名name:都留 勲IsaoTSURU

連絡先(代理人):2 号館 3 階益田研究室 [email protected]授業の概要及び位置付け 建築関連の法規に関する知識は、計画、環境、構造、生産のすべての建築分野の教科を通して学ぶものであり、また、基本設計はもとより実施設計においては欠くことのできないものである。 実務的な建築技術の内容に即して建築法規を理解すると共に、実際に法令集の引用に慣れ親しみながら、建築法規の

「人々の生命と財産を守る」という基本精神を汲み取ることが大切である。 授業では、独自に作成したテキストプリントで建築法規の解説を行い、法令集を活用して例題を解くことで演習を行う。キーワードkeywords

建築基準法、建築士法TheBuildingStandardLaw(Japanesebuildingcode),TheKenchikushiLawforArchitects&BuildingEngineers

授業の到達目標・建築法規体系の概略およびその理念を理解して、建築士(建築技術士)としての使命感と倫理観を養う(E、J)・実例(建築技術の実務内容)を通じて、建築の単体規定と集団規定(都市計画的なもの)を理解する(E、J)・例題を解きながら、建築学・建築技術の問題や課題を発見し、予習・復習の学習態度を身につける(E、F、J)・具体的に法令集を検索して、法文の読み方を学び、法規に慣れ親しむことから理解を深める(F、J)・以上を通じて、建築関係法令集を検索・引用でき、また、基本的な建築士資格試験の問題を解けるようになる(J)教員からの一言・法規は建築における用語の理解から始まる。部材の名称などの図解された専門書を、各自で予習・復習して準備の上、 建築法規の授業に臨むこと。・法規は計画から構造、都市に至る広い範囲を対象とする。他の専門科目の授業を大切にしたい。・授業と併せて日常、実際の建物に注目しながら、授業内容と照合していくと理解が容易である。関連科目 建築・デザイン学科全専門科目教 材 教科書 建築法規編集会議編・総合資格発行「建築関係法令集」、技法堂出版

この他、独自のプリントを毎授業時に配付する。参考書 授業の進展に合わせて紹介する。

授業計画第 1 回:導入講義:授業の進め方と概要の説明、成績評価の方法/法の構成:総則、除外と適用第 2 回:用語の定義(1):建築関連法規の用語、建築物の定義、主要構造部第 3 回:用語の定義(2):面積・高さ、延焼のおそれ、敷地・建築面積、床・延べ面積、高さ、階数第 4 回:一般構造:採光・換気、採光計算、階段、廊下第 5 回:構造強度:鉄骨造、RC造、組積造、構造計算第 6 回:木構造:木造、軸組計算、中間まとめ第 7 回:耐火構造:耐火構造・防災構造、準耐火・防災・不燃、特建の防火、防火・準防火地域第 8 回:内装制限:大規模木造・界壁、面積・高層区画、竪穴・用途区画、内装制限第 9 回:避難規定:避難・排煙施設、避難出入口等、歩行距離と避難、避難階段、排煙設備、非常用進入口第 10 回:道路と建築制限:道路の定義、道路と敷地、中間まとめ第 11 回:用途地域、建蔽率・容積率:用途地域、建蔽率、容積率、緩和規定第 12 回:高さの制限:3 つの高さ、道路斜線、隣地北側斜線、緩和措置第 13 回:その他の法:都市計画法、建築士法、建設業法、ハートビル法、ほか関係法、各種法の手続き、総まとめ第 14 回:模擬試験:第 1 ~ 13 回までのまとめ、模擬試験と解説第 15 回:定期試験   注:試験範囲は第 1 回から第 14 回までの授業すべてとする。

成績評価基準 定期試験(60 点満点)、臨時試験(14 点満点)、授業中の演習(26 点満点)の結果にもとづき、合計が 60 点以上の学生を合格とする。備 考 他学科履修、上級履修は認めない。

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科目名subject 特別講義 SpecialTopicsonArchitectureandDesign科目区分 専門科目 科目コード 3907 単位数 2 単位 開講時期 3 年次前期必修・選択の別 選択科目(建築工学コース)/選択科目(建築コース)/選択科目(デザインコース)担当者 氏名name:青木 茂(客員教授)ShigeruAOKI、横屋 克昌(サポーター) KatumasaYOKOYA

連絡先:2 号館 3 階横屋研究室 [email protected]授業の概要及び位置付け 平成 18 年 4 月より本学部の客員教授となられた著名な建築家・青木茂氏による 1 日 5 時間、3 日連続(日程は後日連絡)の短期集中の特別講義である。授業のテーマが建築のリファイン(Refine Architecture)となっているため、デザインコースの学生にはやや関心の薄い授業内容となるかもしれない。しかし、第 6 回以降の授業では現在自分の住んでいる身近な部屋が教材となるため、デザインコースの学生にも興味や関心が湧くものと位置づけてこの講義を開講している。建築工学コース、建築コースの学生は勿論のこと、デザインコースの学生も積極的に受講して欲しい。横屋記。以下同。キーワードkeywords

リファイン建築、社会活動、人生設計、職業、実務経験refinearchitecture,socialactivity,lifedesign,occupation,businessexperience

授業の到達目標・社会での建築家・デザイナーの役割とその実状の認識を深める。(A)・今後の 21 世紀建築のあり方とリファイン建築の現在を関連付け、建築に対する一層の理解を深める。(A、F)・スケッチ、図面、模型などで空間表現が美しく正確に行える能力を身につける。(A)・課題発見とその解決のために必要となる空間構想力を養う。(A、F)

教員からの一言・建築工学・建築・デザインの 3 コースの合同クラスで開講する。・社会の第一線で活躍されている著名な建築家・青木茂氏の貴重な講義である。平常の授業以上に真剣に聴講して欲しい。・また、これを機に今後の各自の進路や人生についても考えて欲しい。

関連科目 建築・デザイン学科全専門科目教 材 教科書 特に指定しない。随時プリントを配布する。

参考書 青木茂「リファイン建築へ」建築資料研究社青木茂「建物のリサイクル」リファイン建築研究会

授業計画第 1 回:導入講義:授業の進め方と成績評価の方法。授業概要の説明。  注:第 1 回授業の中で、成績評価を含めた科目全体の重要情報を伝えるので必ず出席すること。    欠席すると大きな不利益が生じることがある。第 2 回:リファイン建築とはなにか。第 3 回:リファイン建築の設計事例。第 4 回:これからのリファイン建築。第 5 回:リファイン建築・まとめ。第 6 回:課題:自分の住んでいる部屋をリファインしよう。第 7 回:部屋のスケッチをしよう①。平面図。第 8 回:部屋のスケッチをしよう②。展開図。第 9 回:部屋のスケッチをしよう③。アクソメ図。第 10 回:リファインした部屋を図面化しよう①。平面図。第 11 回:リファインした部屋を図面化しよう②。展開図。第 12 回:リファインした部屋を図面化しよう③。アクソメ図。第 13 回:リファインした部屋の模型制作にとりかかる。第 14 回:リファインした部屋の模型を完成させる。第 15 回:スケッチ、図面、模型によってプレゼンテーションを行う。

成績評価基準 スケッチや図面・模型を総合的に評価の対象とし、60 点以上を合格とする。備 考

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平成 19 年度 近畿大学産業理工学部建築・デザイン学科 学習の手引

科目名subject 建築プレセミナー (Pre-SeminarforBuildingengineeringandArchitectureCourse)科目区分 専門科目 科目コード 3909 単位数 2 単位 開講時期 3 年次後期必修・選択の別 必修科目(建築工学コース)/必修科目(建築コース)/―(デザインコース)担当者 氏名names:建築・デザイン学科担当教員(代表者:依田 浩敏)HirotoshiYODA

連絡先(代表者):2 号館 3 階依田研究室 [email protected]授業の概要及び位置付け 専任教員の各研究室で進めている建築に関する研究の基礎を学ぶものであり、建築工学コースおよび建築コースの 3 学年次の学生を対象に開講する授業科目である。また、卒業後の進路を検討する際の基本的な考え方、具体的な取り組み方などの進路指導もこのセミナーでおこなう。 受講生はそれぞれの研究室に所属し、少人数のゼミ形式で研究の内容や研究を進める方法を修得する。具体的な研究テーマは研究室ごとに異なるが、この授業を卒業研究の前段階として位置付けているため、4 年次の卒業研究と関連するテーマを取り上げることが多い。研究室ごとに随時小課題を出題する。キーワードkeywords

建築構造、建築生産、建築環境、建築計画、環境デザイン、プロダクトデザイン、情報デザインStructuralEngineering,ConstructionEngineering,EnvironmentalEngineering,ArchitecutureandPlanning,EnvironmentalDesign,ProductDesign,MediaDesign

授業の到達目標・指定されたテーマについて、自主的に調査、整理、考察をして、その結果を文章、あるいは図面や作品などの形にまと めることができる。(F)・テーマに関して討論し、他人と意見交換をすることができる。(C、F)・テーマに関する自分独自の意見を、文章や図、模型などを活用して、わかりやすく他人に説明することができる。(C、F)教員からの一言・建築・デザイン学科の建築系専門分野のセミナーにクラス分けして授業を行う。プレセミナーの所属は、4 年次の卒業 研究着手時において、原則的に卒業研究の所属となる。・ただし、希望者に対しては、学期の途中で所属する研究室を変更する機会を設ける。これにより、複数の異なる研究内 容・研究方法を体験することができるので、4 年次の卒業研究のテーマ設定に役立てることができる。・それぞれのセミナーで授業の実施要領は異なる。第 1 回目の導入講義において、「実施要領」を配付し、テキストや授 業の進め方の詳しい解説を行う。関連科目 卒業研究、ほか建築工学コースおよび建築コースの関連専門科目教 材 教科書 特に指定しない。セミナーごとに授業の進展に合わせて紹介する。

参考書 特に指定しない。セミナーごとに授業の進展に合わせて紹介する。授業計画 ゼミの内容や進め方は、学生の自主性を尊重して、学生と指導教員との話し合いで決定する。 3 年次前期中に所属研究室を内定する。後期の授業開始後は、所属する研究室の教員の指導に従ってゼミを進める。 建築・デザイン学科の建築系専門分野のセミナーは、以下のとおりである。

  [建築構造分野]          [建築計画分野]阿部研究室:構造計画       岡田研究室:建築デザイン平松研究室:地震工学       横屋研究室:都市計画  [建築生産分野]        益田研究室:建築計画河上研究室:建築施工        [環境デザイン分野]  [建築環境分野]        工藤研究室:環境デザイン依田研究室:建築都市環境工学   川上研究室:造形史齋藤研究室:建築設備       金子研究室:空間デザイン

注)[環境デザイン分野]に関しては、デザインコースも卒業研究で配属されるので、受講人数の制限がある場合もある。

成績評価基準 出席点は与えないが、7 割(出席数 10 回)以上の出席のある学生を成績評価の対象とする。 レポート(70%)、授業中の演習(30%)の成績を総計して評価点とする。備 考 他コース履修、他学科履修、上級履修は認めない。

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平成 19 年度 近畿大学産業理工学部建築・デザイン学科 学習の手引

科目名subject 卒業研究 ResearchforBachelorThesis科目区分 専門科目 科目コード 3999 単位数 6 単位 開講時期 4 年次通年必修・選択の別 必修科目(建築工学コース)/必修科目(建築コース)/必修科目(デザインコース)担当者 氏名name:建築・デザイン学科全専任教員(代表者:平松 晃)AkiraHIRAMATSU

連絡先(代表者):2 号館 3 階平松研究室 [email protected]授業の概要及び位置付け 卒業研究は、所属ゼミ担当教員の指導のもとで、卒業論文、卒業設計あるいは卒業制作のうちから一つを選択する。3学年次までに建築やデザインについて学んできたことの総仕上げとなるこの科目では、自分の夢や興味を一層深く展開させることを目標に、現地調査の実施、参考文献の引用、計測機器やコンピュータの操作、製作材料の選択や加工といった多岐にわたる体験を通して、最終的には作品ないし論文を完成させなければならない。 テーマを定めたら、そのテーマが社会とどのように関わりをもつのか、あるいは社会的な意義をしっかりと認識しなければならない。また、関連する文献や資料の収集や整理も自主的に、積極的に取り組むことが必要である。 研究、設計、製作の成果は 1 月下旬~ 2 月上旬に実施される卒業研究発表会において審査する。なお、中間発表会を開催して卒業研究の進捗状況のチェックを行なう。2月には大学内外の展示会場において卒業研究展示会を開催する。さらに、卒業研究の成果は、その概要を梗概集に掲載して卒業時に本学科卒業生には全員に配布する。 キーワードkeywords

建築構造、建築生産、建築環境、建築計画、環境デザイン、プロダクトデザイン、情報デザインStructuralEngineering,ConstructionEngineering,EnvironmentalEngineering,ArchitecutureandPlanning,EnvironmentalDesign,ProductDesign,MediaDesign

授業の到達目標・テーマの概要を把握することはもちろんのこと、その特徴や独創的な点を認識し、簡潔に表現できる。(F、K、L)・テーマと社会との関わりを考察し、独自の見解としてまとめ、その結果を説明できる。(C、E、F、K、L)・最初から最終までの段取りを自主的に計画し、実行することができる。(F、L)・研究の成果や作品意図について、説得力をもって主張することができる。(C、K)・関連する資料や文献の調査・収集および整理と分析を自主的に行うことができる。(F、L)・以上を、論文や作品、授業中のレポート・演習を通して表現でき、また、口頭発表や質疑への応答ができる。(C、K)教員からの一言・卒業研究の所属は、原則として、3 年次の建築プレセミナー(建築工学コース、建築コース)、デザイン演習Ⅲ(デザインコース)の所属となる。・研究室によっては 3 年次までに履修しておくべき授業科目を指定するなど、配属に条件を設けている場合があるので、履修登録の際には「学修の手引(シラバス)」に注意して履修届をすること。関連科目 建築プレセミナー、デザイン演習Ⅲ、ほか建築・デザイン学科の関連専門科目教 材 教科書 セミナーごとに授業の進展に合わせて紹介する。

参考書 セミナーごとに授業の進展に合わせて紹介する。授業計画建築・デザイン学科の専門分野のセミナーは、以下のとおりである。

阿部研究室:構造計画        工藤研究室:環境デザイン平松研究室:地震工学        川上研究室:造形史河上研究室:建築施工        金子研究室:空間デザイン依田研究室:建築都市環境工学    松本研究室:家具デザイン齋藤研究室:建築設備        楠林研究室:プロダクトデザイン岡田研究室:建築デザイン      本郷研究室:視覚伝達デザイン横屋研究室:都市計画        鶴野研究室:コンピュータ・グラフィックス益田研究室:建築計画

成績評価基準 卒業論文、卒業設計あるいは卒業制作の提出と発表会における成果発表・審査をもって試験に代える。研究に取り組む態度と成果の発表内容について、学科全専任教員の協議によって総合評価し成績を判定する。 途中の各段階でのまとめ(20%)、最終段階に提出された論文や作品の内容(60%)、発表・表現(20%)の成績を総計して評価点とする。

備 考

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4. 教 職 科 目

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平成 19 年度 近畿大学産業理工学部建築・デザイン学科 学習の手引

科目名subject 教職論 SchoolTeachingTheory科目区分 教職科目 科目コード 8001 単位数 2 単位 開講時期 1 年次前期必修・選択の別 選択科目(教職必修科目)担当者 氏名name:綾部眞道 MasamichiAYABE

連絡先(代表者):3 号館 4 階綾部研究室 [email protected]授業の概要及び位置付け 生涯学習、個性重視の教育を推進し、変化の激しい時代に「生きる力」を育む学校教育において、その中核となる教師に焦点をあて、教職の意義、教師の職務について理解を深め、教師の養成、採用、研修について学ぶ。さらに、今後求められる教師の資質、能力について探求する。

キーワードkeywords

教職の意義、教師の使命、校務分掌、教員の資質・能力、教育改革、生涯学習社会teachingprofession,missionof teacher,dutiesamongastaffofschool,aptitude&abilityof teacher,educationalreform,life-longlearningsociety

授業の到達目標・教職の意義、役割、使命について理解し述べることができる。・学校の組織、運営及び教師の職務内容について記述することができる。・教師の服務についての知識を身に付け述べることができる。・教育改革の動向と教師の課題について考察できる。

教員からの一言・社会の変化の激しい時代を迎え教育改革が急速に進展している今日、教員の資質・能力の向上が一層求められています。 崇高な志をもって、将来の教員を目指して真摯に励みましょう。

関連科目 教職専門科目教 材 教科書 大庭茂美編著 「学校教師の探求」学文社

参考書 適宜、参考資料をプリント配付授業計画第 1 回:本講座を受講するに当たってのガイダンス第 2 回:教職の意義第 3 回:教師の役割と使命第 4 回:教師の身分及び教職員組織第 5 回:教師の職務と学校運営第 6 回:教師の服務と分限・懲戒(1)第 7 回:教師の服務と分限・懲戒(2)第 8 回:教員の養成と免許第 9 回:教員の採用と研修(1)第 10 回:教員の採用と研修(2)第 11 回:我が国における教育改革の動向第 12 回:生涯学習社会と「開かれた学校」への方向転換第 13 回:「生きる力」の育成とこれからの教師の資質・能力第 14 回:社会の高度情報化、国際化への対応と教師の課題第 15 回:定期試験(60 分)

成績評価基準 出席が 7 割(出席数 10 回)以上の学生を成績評価の対象とする。 定期試験(70%)、小テスト及びレポート(30%)の成績を総計して評価点とする。備 考 上級履修は認めない。

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平成 19 年度 近畿大学産業理工学部建築・デザイン学科 学習の手引

科目名subject 特別活動の研究  TheStudyExtra-curricularActivities科目区分 教職科目 科目コード 8002 単位数 2 単位 開講時期 1 年次後期必修・選択の別 選択科目(教職必修科目)担当者 氏名name:綾部眞道 MasamichiAYABE

連絡先(代表者):3 号館 4 階綾部研究室 [email protected]授業の概要及び位置付け 教職課程を履修し、教員免許状を取得するためには「特別活動」は必修である。特別活動の基本的な性格について理解を深めるとともに、学習指導要領改訂の経緯、趣旨等を明らかにし今日的課題を認識する。次いで、特別活動の目的、内容および指導計画の作成と内容の取扱いについて、高等学校学習指導要領を基に具体的に学び、併せて指導に当たる教師の姿勢について考察することにより、特別活動の実践的指導力の基礎を修得する。

キーワードkeywords

教育課程、ホームルーム活動、生徒会活動、学校行事、個と集団、人間としての在り方・生き方curriculum,activitiesofhomeroom,activitiesofstudentcouncil,schoolevent,individual&group,life-styleforahuman

授業の到達目標・特別活動の教育課程上の位置づけおよびその基本的な性格について理解し述べることができる。・特別活動の目標および内容について理解し述べることができる。・個と集団との望ましい関係について考察することができる。・特別活動の指導に当たっての配慮事項について理解し述べることができる。・教師の資質・能力の向上が更に求められることを自覚し、その向上に努めている。

教員からの一言・今日的教育課題である「生きる力」を育成する上で、自主的、実践的態度および自己を生かす能力の育成を目標とする 特別活動の指導は極めて重要な教育課程の領域である。このことをよく認識し、自らもこの目標に向かって学生生活を 送るとともに、将来、教師としての実践的指導力の基礎を培うことが大いに期待される。

関連科目 教職課程科目、人間形成科目教 材 教科書 高等学校学習指導要領総則解説編、特別活動解説編

参考書 山口 満編 「新版特別活動と人間形成」学文社、プリント資料授業計画第 1 回:本講座を受講するに当たってのガイダンス第 2 回:特別活動の教育課程上の位置づけおよび教育活動としての意義第 3 回:特別活動と各教科・科目、総合的な学習時間等との関連第 4 回:学習指導要領改訂の経緯と改訂の趣旨第 5 回:特別活動改訂の趣旨および要点第 6 回:特別活動の目標第 7 回:特別活動の内容(ホームルーム活動< 1 >)第 8 回:特別活動の内容(ホームルーム活動< 2 >)第 9 回:特別活動の内容(生徒会活動)第 10 回:特別活動の内容(学校行事)第 11 回:特別活動の指導計画の作成に当たっての配慮事項第 12 回:特別活動の内容の取扱いに当たっての配慮事項第 13 回:特別活動の評価、指導に当たる教師の姿勢。第 14 回:「キャリア発達」と特別活動第 15 回:定期試験(60 分)

成績評価基準 出席が 7 割(出席数 10 回)以上の学生を成績評価の対象とする。 定期試験(70%)、小テスト及びレポート(30%)の成績を総計して評価点とする。備 考

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平成 19 年度 近畿大学産業理工学部建築・デザイン学科 学習の手引

科目名subject 教育心理学 EducationalPsychology科目区分 教職科目 科目コード 8003 単位数 2 単位 開講時期 1 年次前期必修・選択の別 選択科目(教職必修科目)担当者 氏名name:横山 博司 HiroshiYOKOYAMA

連絡先(学内担当):3 号館 4 階 河村研究所 [email protected]授業の概要及び位置付け 教育学を目指すものにとって、教育対象である生徒(健常者だけでなく心身に障害を持った児童や生徒も含めて)の心を理解することは、非常に重要なことである。この講義では、発達や学習といった教育に関わりの深い心理学の分野についての基本的な理論の理解を深めると共に、心理学の考え方が教育の現場とどの様に関わっているのかを学び、教職をめざす学生として能力を養う事を目的とする。

キーワードkeywords

発達、青年期、学習、教授法、精神的健康development,youth,learning,teachingmethod,mentalhealth

授業の到達目標・教育心理学の基本的知識を習得する。・その知識に基づき、現在の教育現場の問題についての知識を身につける。・教育現場についての関心を持つ。

教員からの一言・本気で教育職を目指していない学生(とりあえず免許だけとっておこうと言う学生)は受講しないでほしい。授業態 度を重視するので、意欲をもって学習してほしい。

関連科目 人間のこころ教 材 教科書 中西信男・三川俊樹(編)「新教職課程の教育心理学」

参考書 講義中に、適宜紹介する。授業計画第 1 回:導入講義:授業の進め方と概要の説明、成績評価法、    (第 1 回授業において、成績評価を含めた科目全体の重要な説明を行うので、必ず出席して下さい。)第 2 回:成長と発達       ①発達とは ②発達の原理第 3 回:成長と発達       ③各発達段階の特徴第 4 回:成長と発達       ④各発達段階の特徴第 5 回:成長と発達       ⑤現代社会と青年期第 6 回:学習の原理と学習指導  ①学習の基礎第 7 回:学習の原理と学習指導  ②学習の基礎第 8 回:学習の原理と学習指導  ③効果的な教授法第 9 回:学習の原理と学習指導  ④学習と動機づけ第 10 回:パーソナリティと精神的健康  ①フロイトの理論、エリクソンの理論第 11 回:パーソナリティと精神的健康  ②ロジャースの理論第 12 回:パーソナリティと精神的健康  ③類型論と特性論第 13 回:パーソナリティと精神的健康  ④精神的健康とは第 14 回:教育評価と統計処理第 15 回:定期試験(60 分)

成績評価基準 定期試験(80%)、レポート(20%)で評価する。備 考

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平成 19 年度 近畿大学産業理工学部建築・デザイン学科 学習の手引

科目名subject 教育学概論  IntroductiontoEducation科目区分 教職科目 科目コード 8004 単位数 2 単位 開講時期 2 年次前期必修・選択の別 選択科目(教職必修科目)担当者 氏名name:河村 正彦MasahikoKAWAMURA

連絡先(代表者):3 号館 4 階河村研究室 [email protected]授業の概要及び位置付け 現代社会における教育の本質的なあり方や現状と課題を概説し、教育の果たす役割について学んでいく。主として教育の歴史と思想、学校教育の本質、生涯学習論、そして情報化社会と教育の課題について検討する。

キーワードkeywords

公教育制度の成立、地球市民を育てる教育、教育の意義、ルソー、ペスタロッチ、生涯教育establishmentofpubliceducatinalsystem,educationforglobalcitizen,significanceofeducation,J.J.Rousseau,J.H.Pestalozzi,life-longeducation

授業の到達目標・教育の歴史と公教育制度の成立のあらましを理解する。・学校教育の本質や意義、役割について、その基本的な事柄を説明できる。・人類の危機を克服し、異文化を理解し、環境倫理を育てる教育の大切さを理解する。・生涯教育の現状と高等教育機関の果たす役割の重要性を認識する。

教員からの一言・これは教職課程の中でも、最も基本的で概論的な科目です。教育の歴史や現状、21 世紀の新しい社会における教育のあ り方などについて、広い視野から柔軟な気持ちを持って学んで下さい。

関連科目 教育行政学教 材 教科書 河村正彦編 「新しい教育の探求」 川島書店 

参考書 大庭茂美ほか編 「学校教師の探究」 学文社授業計画第 1 回:導入講義:授業の進め方と概要の説明、成績評価法、    (第 1 回授業において、成績評価を含めた科目全体の重要な説明を行うので、必ず出席して下さい。)第 2 回:教育の歴史と思想:ルソーとペスタロッチ第 3 回:教育の歴史と思想:オーエン、デューイ、ボルノー第 4 回:公教育制度の仕組みとその特徴第 5 回:教育の基本的性格:教育の語源、意図的教育と無意図的教育第 6 回:教育の意義と目的第 7 回:新しい社会と教育のあり方第 8 回:情報文明と人間形成第 9 回:個性尊重と主体性を育てる教育第 10 回:同上第 11 回:地球市民を育てる教育:人類の危機に挑む教育、異文化理解の重要性第 12 回:地球市民を育てる教育:環境倫理と教育第 13 回:生涯学習の理念・歴史と現状第 14 回:生涯学習と高等教育の役割第 15 回:定期試験(60 分)   

成績評価基準 定期試験(70%)、小論文(30%)として評価する。備 考 上級履修は認めない。

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平成 19 年度 近畿大学産業理工学部建築・デザイン学科 学習の手引

科目名subject 教育行政学  EducationalAdministration科目区分 教職科目 科目コード 8005 単位数 2 単位 開講時期 2 年次後期必修・選択の別 選択科目(教職必修科目)担当者 氏名name:河村 正彦MasahikoKAWAMURA

連絡先(代表者):3 号館 4 階河村研究室 [email protected]授業の概要及び位置付け 民主主義社会における教育行政の基本的構造を概説する。まず最初に、教育関係諸法令について教育基本法を中心として検討した後に、公教育制度の歴史と現状を述べ、さらに中央と地方とからなる教育行政の組織と運営とについて学んでいく。これらに基づいて、学校運営や学級経営のあり方や方法について、リーダーシップ論を踏まえて考えていく。 最後に、学校の変革と教師の役割について、学びの共同体と信頼関係との視点から述べていく。

キーワードkeywords

教育基本法、公教育制度、文部科学省、教育委員会、学校経営FundamentalLawofEducation,systemofpubliceducation,MinistryofEducationandScience,schoolboard,schoolmanagement

授業の到達目標・現在、日本の教育を規定している教育諸法規のあらましを理解する。・文部科学省や教育委員会の組織や役割について、その概要と特徴を説明できる。・学校経営の基本的あり方と方法の基礎をまなび、学級運営についての自分の方針を築いていく。

教員からの一言・教育学概論の講義によって、教育学の広い基礎を十分学んだ上で、より専門的なこの科目に取り組んでほしい。・法律や行政組織の分野はその内容がむつかしいので、気を引きしめて取りくんで下さい。

関連科目 教育学概論教 材 教科書 河村正彦編 「新しい教育の探求」 川島書店 

参考書 大庭茂美ほか編 「学校教師の探究」 学文社授業計画第 1 回:導入講義:授業の進め方と概要の説明、成績評価法、    (第 1 回授業において、成績評価を含めた科目全体の重要な説明を行うので、必ず出席して下さい。)第 2 回:憲法と教育基本法などに見られる教育および教育行政のあり方第 3 回:同上第 4 回:公教育制度の仕組み第 5 回:文部科学省の組織と役割第 6 回:教育委員会の仕組みと権限や職務第 7 回:同上第 8 回:同上第 9 回:学校運営と校長のリーダーシップ第 10 回:同上第 11 回:学級経営のあり方と基本的諸問題第 12 回:同上第 13 回:学校運営と教師の力量第 14 回:学校の変革と教師の役割第 15 回:定期試験(60 分)

成績評価基準 定期試験(70%)、小論文(30%)として評価する。備 考 上級履修は認めない

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平成 19 年度 近畿大学産業理工学部建築・デザイン学科 学習の手引

科目名subject 工業科教育法I MethodologyIofIndustrialEducation科目区分 教職科目 科目コード 8006 単位数 2 単位 開講時期 2 年次前期必修・選択の別 選択科目(教職必修科目)担当者 氏名name:毛利 眞一 ShinichiMOURI

連絡先(学内担当):3 号館 4 階河村研究室 [email protected]授業の概要及び位置付け 工業技術教育は、わが国の工業技術を支える将来の専門家、いわゆるスペシャリストを育成するための教育である。この責務を担う教師として、各教科に関する知識と技術を身につけることは最低必要条件であるが、学校の機能や運営、工業に関する学科の構成、学習指導要領に示された教科と科目の目標、教育課程の考え方等を習得せねばならない、 高等学校教諭普通免許状の授与を受ける場合、教育職員免許法施行規則第六条に定められた教職に関する科目の単位の履修方法によらなければならない、そのための前半の講座である。キーワードkeywords

授業、工業教育の歴史、工業学科、教育課程、年間指導計画lesson,historyofindustrialeducation,industrialcourse,curriculum,educationalplanofsubject

授業の到達目標・授業の基本的展開と指導が実践できる。・専門教育としての工業教育の役割を説明できる。・日本における中等工業教育の発展の概要を説明できる。・日本の工業高校の現状と改善方法を説明できる。・選定した工業の科目の年間指導計画を作成できる。・工業に関する学科の教育課程表を作成できる。教員からの一言・教職科目の教職の意義等に関する科目を修得していること。専門科目を履修し、工業学科の内容に関する学力を高める こと。課題等を指定された日時までに提出できること。・教師としての専門性は、人間性と職業性が要求される。そのためにも専門性を学ぶ意欲を持って授業に参加してください。関連科目 工業科教育法II、情報科教育法I、情報科教育法II教 材 教科書 「教職必修工業科・技術科教育法」教職課程研究会 実業出版株式会社

(2,800 円税別 各自で購入し準備すること。工業科教育法II でも使用する。)参考書 「高等学校学習指導要領解説 工業編」文部科学省

「実践工業科教育法 小山田了三著 東京電機大学出版局授業計画第 1 回    :導入講義 : 本科目の授業計画の概要、学校教育と教師の役割について全般的に解説する。第 2 回~第 4 回:わが国の学校教育の理念と社会的役割について、高等普通教育及び専門教育に課せられた意義を学校         教育法、高等学校指導要領に基づき説明する。学校の組織と運営管理に関して、組織の機能、校務分         掌、教職員の服務。教師像をそれぞれ概説する。第 5 回~第 7 回:わが国の近代から現代に至る産業の発展は、工業技術教育と密接に関係した。工業技術教育の変遷を         理解することが、今後の 21 世紀社会の教育のあり方に通じる。また、欧米の工業技術教育は、日本         の工業生産や工業技術教育に多大な影響を与えて、わが国の近代化の推進につながった。このような         工業技術教育の変化について概説する。第 8 回~第 10 回:工業技術教育は将来の専門家(スペシャリスト)を育成するための教育であり、工業高等学校教育の         実際を教育内容、教育方法、施設・設備、特別活動、進路指導及び社会に開かれた学校等について説         明する。第 11 回、第 12 回:教育課程に含まれる主要な用語の確認を行い、工業に関する学科の教育課程編成の視点を学習指導要         領と関係付けて説明する。各自が専攻する学科と類似の高等学校の工業に関する学科の教育課程の編         成をレポート課題として提示する。第 13 回、第 14 回:教科「工業」の目標及び各科目のねらいと内容項目、単元構成の関係を説明する。各自が作成した教         育課程の内容を提示し、考察をする。第 15 回    :定期試験

成績評価基準 学期末試験(50%)、レポート(25%)、授業後の小レポート(25%)備 考 上級履修は認めない。

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平成 19 年度 近畿大学産業理工学部建築・デザイン学科 学習の手引

科目名subject 工業科教育法II MethodologyIIofIndustrialEducation科目区分 教職科目 科目コード 8007 単位数 2 単位 開講時期 2 年次後期必修・選択の別 選択科目(教職必修科目)担当者 氏名name:毛利 眞一 ShinichiMOURI

連絡先(学内担当):3 号館 4 階河村研究室 [email protected]授業の概要及び位置付け 授業の特徴と生徒の学習意欲の種類。工業教師としての専門知識、教授技術、生徒指導、生徒理解の能力を養う。学習指導方法の構成と形態を理解して、活用できる学習指導案の作成方法、授業評価の考え方と方法を習得する。特別活動の具体的実践の取り組みを学ぶ。 高等学校教諭普通免許状の授与を受ける場合、教育職員免許法施行規則第六条に定められた教職に関する科目の単位の履修方法によらなければならない、そのための後半の講座である。キーワードkeywords

教材、学習指導方法、単元計画、学習指導案、授業評価materialsofsubject,methodoflesson,planofunit,planoflesson,evaluationoflesson

授業の到達目標・教科「工業」の科目構成の内容を説明できる。・指導内容と教材、教具を用いた教育技術の構成を説明できる。・学習指導案の機能を説明し、作成できる。・学習指導法の基本構成と教育方法を説明できる。・教育評価の機能と授業評価の種類や方法を説明できる。教員からの一言・工業科教育法I で習得した工業教育内容、教育の方法を更に具体化するため、工業科教育法I を履修していること。ま た、この科目では学習指導の方法や学習指導案の作成が重要な目標であるから、専門教育の必修科目を履修しているこ とが不可欠である。さらに、教師としての自覚や主体性を養うことを目標に授業に参加してください。関連科目 工業科教育法I、情報科教育法I、情報科教育法II教 材 教科書 「教職必修工業科・技術科教育法」教職課程研究会 実業出版株式会社

(2,800 円税別 各自で購入し準備すること。工業科教育法I で使用したテキスト。)参考書 「高等学校学習指導要領解説 工業編」文部科学省

「実践工業科教育法 小山田了三著 東京電機大学出版局授業計画第 1 回    :導入講義 : 本科目の授業計画の概要、工業技術教育の全般的な役割と内容を解説する。第 2 回、第 3 回:工業高等学校の専門教科の科目構成、学校設定科目について説明する。主な学科の科目構成例を概説         する。第 4 回、第 5 回:授業展開の類型を分類して、それぞれの授業形態の特徴を概説する。更に、生徒への動機付け、授業         の展開手法、科目内容の指導法を具体的に説明する。第 6 回、第 7 回:高等学校全体の教育活動は教科指導だけではなく、特別活動の充実が図られねばならない。特別活動         には「ホームルーム活動」「生徒会活動」「学校行事」があげられる。これらの活動の意義と実施方法         を概説する。第 8 回    :進路指導については、学校教育法第 36 条及び第 42 条に将来の進路を選択する能力を養うことが示さ         れている。特に工業高校の生徒は大半が就職を希望している現状である。そこで、進路指導の意義、         進路状況の変化、進路指導の計画と実践について説明する。第 9 回    :21 世紀の社会が、科学技術の急速な進歩により国際化、情報化へと変革している。その中で、教育         改革が必要とされ、生涯学習社会に対応する「開かれた学校」が臨教審の第三次答申で提示された。「開         かれた学校」が、学校と家庭や地域社会において、教育機能を発揮するための知識や手法を説明する。第 10 回、第 11 回:学習指導案の機能と構成について説明し、教科「工業」に関する科目の学習指導案作成の留意点を、         主要な項目ごとに具体的に説明する。特に、目標の一貫性と授業の目標の具体的表現、目標と教材観、         学習内容の一貫性と学習指導の表現について例示する。その後、レポート課題を提示する。第 12 回~第 14 回:教育評価の概要を説明し、今日の教育評価の問題点、指導要録の課題を指摘し、教育評価の方法とそ         の活用について説明する。第 15 回    :定期試験

成績評価基準 学期末試験(50%)、レポート(25%)、授業後の小レポート(25%)備 考 上級履修は認めない。

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平成 19 年度 近畿大学産業理工学部建築・デザイン学科 学習の手引

科目名subject 進路指導論  CareerGuidance科目区分 教職科目 科目コード 8014 単位数 2 単位 開講時期 3 年次前期必修・選択の別 選択科目(教職必修科目)担当者 氏名name:衞藤吉則YoshinoriETO

連絡先(代表者):広島大学[email protected]   (学内担当):3 号館 4 階河村研究室 [email protected]

授業の概要及び位置付け 中学生や高校生たちは卒業を前にして、将来、社会へと巣立つために自らの生活の問題(進路)と格闘しはじめる。ところが、これまでの教育は、現代社会に踏み込もうとする彼らに対して、「自らの人生に意味があり、自分らしく到達できる目標がある」という人間の根本的な衝動をたくましく育成してこなかった。本授業では、中・高生たちが、後になって、社会の中で特定の仕事に就き、自分らしく生きていけるように配慮する「人生の糧となる教育」とは何か、について学んでいきたいと考えている。キーワードkeywords

進路指導、教育改革、こころとからだの問題、精神、本当の学び、教師の自己教育、森信三careerguidance,educationalreform,problemofmindandbody,spirit,truelearning,theteacher’sself-education,ShinzoMori

授業の到達目標・ 教育改革における進路指導・職業指導・生徒指導の位置づけと今日の教育改革の原理を理解する。・ 中学生や高校生のこころとからだについて理解する。・ 「本当の学び」について理解する。・ 教育の根本に教師自身の自己教育があることを人物の思想を通して理解する。

教員からの一言・ だれしも、目標としての「理想」を自分のなかにもつことができなければ、社会のなかでの自らの意義や役割を強く感じ行動することはできない。「理想」とは、「よりよくなりたい」「よりよくしたい」という思いと結びついている。こうした「理想」を中・高の時代には自らの意志や生き方と結びつけることが、後の充実した社会生活にとってとても重要となる。みなさんも、自身の問題として、将来の教師の問題として考えてみよう。

関連科目 教師論・教育原理・教育心理学教 材 教科書 衞藤吉則他著、西田雅弘編『不安のア・ラ・カルト』西日本新聞社 

参考書 衞藤吉則他著、越智貢編『岩波 応用倫理学講義 6 教育』岩波書店授業計画第 1 回:導入講義:現代の教育改革第 2 回:今日の教育原理と学習指導要領との関係第 3 回:中・高生の「こころ」第 4 回:中・高生の「からだ」第 5 回:中・高生にとっての「学び」第 6 回:進路指導の意義第 7 回:生徒理解と教育相談第 8 回:中学校における進路指導の実際と方法第 9 回:高等学校における進路指導の実際と方法第 10 回:進路指導の事例討議(グループディスカッションをおこなう)第 11 回:職業指導の意義と方法第 12 回:生徒指導の意義と方法第 13 回:生徒指導の事例討議(グループディスカッションをおこなう)第 14 回:「人生の糧となる教育」とは何かについて考える(森信三の教育観を参考とする)第 15 回:定期試験(60 分)

成績評価基準 定期試験(60%)、小論文(40%)として評価する。備 考 上級履修は認めない。

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科目名subject 教育相談 EducationCounseling科目区分 教職科目 科目コード 8015 単位数 2 単位 開講時期 3 年次前期必修・選択の別 選択(教職必修科目)担当者 氏名name:原 孝成TakaakiHARA

連絡先(学内担当):3 号館 4 階河村研究室 [email protected]授業の概要及び位置付け 現在の教育現場では、「不登校」や「いじめ」など様々な問題が起こっており、現場で働く多くの教師が悩みを抱えています。この授業では、カウンセリングに対する基本的な知識や基礎技能を学び、児童・生徒に対する相談活動に活かす方法をとりあげる。また、学校現場の諸問題に対する理解と対応の仕方について取り上げる。

キーワードkeywords

カウンセリング、ガイダンス、反社会的行動、非社会的行動counseling,guidance,anti-socialbehavior,asocialbehavior

授業の到達目標・教育相談に関する基礎的な知識を身につける・児童 ・ 生徒の理解の方法を学ぶ・児童 ・ 生徒への対応の方法を学ぶ・学校で生じる「不登校」、「いじめ」、「非行」などの諸問題についての理解を深め、具体的な対応方法について学習する・自己理解の重要性を理解する

教員からの一言・図書館などを利用して、カウンセリングや教育相談、生徒指導、児童生徒の理解などに関する書籍を読み自主学習する ことが望まれる。

関連科目 教育心理学教 材 教科書 中山巌(編著)「学校教育相談心理学」北大路書房

参考書授業計画第 1 回:導入講義:授業の進め方、成績評価法、教育相談の意義と役割の説明第 2 回:教師に望まれるカウンセリング・マインド 1第 3 回:教師に望まれるカウンセリング・マインド 2第 4 回:児童・生徒の理解:パーソナリティについての理解第 5 回:児童・生徒の理解:心理検査とその利用第 6 回:児童・生徒への対応:カウンセリングの基礎技法 1第 7 回:児童・生徒への対応:カウンセリングの基礎技法 2第 8 回:諸問題への対応:不登校に対する理解と対応第 9 回:諸問題への対応:いじめに対する理解と対応第 10 回:諸問題への対応:非行に対する理解と対応第 11 回:進路指導、養護教諭の役割と連携第 12 回:スクールカウンセラーの役割と連携第 13 回:他機関との連携第 14 回:特別な援助が必要な児童・生徒への対応第 15 回:定期試験(60 分)

成績評価基準 定期試験(80%)、レポート・課題(20%)で判定する。備 考 上級履修は認めない。

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科目名subject 教職総合演習 教職総合演習① ComprehennsiveSeminarforTeacherEducation科目区分 教職科目 科目コード 80161 単位数 2 単位 開講時期 3 年次前後期必修・選択の別 選択科目(教職必修科目)担当者 氏名name:河村正彦MasahikoKAWAMURA

連絡先(代表者):3 号館 4 階河村研究室 [email protected]授業の概要及び位置付け 現代社会と人類の諸問題をテーマとし、21 世紀の新しい社会において、人類が直面する広範な諸問題について批判的・総合的に考察し、問題解決の方法について探求していく。中でも国際化時代の進展に伴ってますます重要となっている「異文化理解」を中心として、日欧比較文化論の基礎や異文化適応、民族と社会・宗教さらに英国やオーストラリアの教育・文化について学び、その認識を深めていく。 

キーワードkeywords

文化的特性、民族、宗教、異文化適応、教育と文化culturalcharacteristic,ethnicgroup,religion,adaptationtodifferentcultures,educationandculture

授業の到達目標・日本と欧米諸国における文化の基本的な違いを理解する。(集団主義・協調主義的な和の文化と個人主義・人間中心の 合理的文化)・グローバルな現代社会における民族・宗教の重要性について認識を深め、世界の人々の多様な暮らし方を学ぶ。・異文化適応のプロセスを知り、異文化適応に成功するための方法論を身につける。・英国やオーストラリアの教育・文化について学び、日本の教育と比較しながら望ましい教育のあり方について考える。教員からの一言・「教職総合演習」は、1997 年の教育職員免許法の改正に際して「地球や人類のあり方を自ら考え、幅広い視野を教育活 動に積極的に生かす能力」を育てることを目標として新設された科目です。多様な文化のあり方を学び、異文化への理 解と適応能力を身につけるこの演習は、科目新設の基本精神に基づいて内容を編成したものです。・21 世紀の国際化社会に生きてゆくために、この授業を通して広い視野と柔軟な精神を育てる事は、教職免許取得に必要 なばかりでなく、あなたの将来のキャリアにもまた、きっと役に立つと思います。・この科目は「演習」ですから、学生による主体的な取り組みと研究発表などが強く求められます。関連科目 教育学概論、比較文化の探求教 材 教科書 比較文化の探求(小冊子)

参考書 河村正彦編 「新しい教育の探求」 川島書店、新 陸人編 「比較文化の地平」世界思想社授業計画第 1 回:導入講義:授業の進め方と概要の説明、成績評価法、    (第 1 回授業において、成績評価を含めた科目全体の重要な説明を行うので、必ず出席して下さい。)第 2 回:比較文化論の意義第 3 回:庭園美にみられる日欧自然観の比較第 4 回:日欧の風土と文化的特性第 5 回:グローバルな現代社会における民族・宗教・人々の暮らし第 6 回:同上第 7 回:自己主張の契約社会と集団主義の協調社会第 8 回:日欧文化の特徴と人間関係のあり方第 9 回:同上第 10 回:異文化適応の過程および異文化適応の基本的方法第 11 回:イギリスの教育・文化と人間形成第 12 回:同上第 13 回:オーストラリアの教育・文化と人間形成第 14 回:「異文化理解」の指導方法について第 15 回:まとめと展望・情報化社会と人間の生き方

成績評価基準 小論文(50%)、研究発表(50%)として評価する。備 考 上級履修は認めない。

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科目名subject 教育実践の研究 TheStudyofEducationPractice科目区分 教職科目 科目コード 8017 単位数 1 単位 開講時期 3 年次後期必修・選択の別 選択科目(教職必修科目)担当者 氏名name:綾部眞道 MasamichiAYABE

連絡先(代表者):3 号館 4 階綾部研究室 [email protected]授業の概要及び位置付け 教職課程を履修し、教員免許状を取得するためには「教育実習」は必修である。この教育実習は単なる教育体験ではなく、まさに教育の本質にかかわる教育実践そのものであり重要な意義を有するものである。この重要性に鑑み、実習事前において、実習生としての自覚を深め、実践的指導力の基礎を学ぶ。また、実習事後において、実習の成果と課題を明らかにし、本学での理論的探究に発展させる態度を養う。

キーワードkeywords

教育実習の意義、教育実習の過程、校務分掌、教師としての使命感、教材研究、授業設計学習指導案、指導と評価significanceofeducationpracticaltraining,processforeducation,practicaltraining,schoolafairsdivision,senseofmissionasateacher,teachingmaterialresearch,classdesign,learningguidanceplan,guidanceandevaluation

授業の到達目標・教育実習の意義・目的について理解し述べることができる。・教育実習生としての自覚を深め、実践する態度が備わっている・学習指導案を作成し実践的指導力の基礎を培っている。・教師としての資質、能力を探求し、今後の研究課題を明らかにする。・職場での望ましい人間関係を築くための基本的な態度が養われている。

教員からの一言・教員として必要な専門的知識・技術を習得する上で、また、学校教育の在り方や望ましい教師像を探求する上で重要な 意義を有する教育実習を、まさに効果的に有意義なものにするために自主的、実践的に挑戦しましょう。

関連科目 教職専門科目、各学科の専門教科・科目教 材 教科書 九州地区教育実習研究会編「教育実習の探求」中川書店、文部科学省「学習指導要領解説(各教科編)」

参考書 高等学校検定教科書及び補助教材授業計画 < 3 年次後期>第 1 回:教育実習の意義と目的第 2 回:教育実習の過程と留意事項第 3 回:授業設計と学習指導案の作成第 4 回:模擬授業演習(1)第 5 回:模擬授業演習(2)第 6 回:模擬授業演習(3)

 < 4 年次前期>第 7 回:教育実習のオリエンテーション第 8 回:特別活動、生徒指導上の留意事項第 9 回:模擬授業演習(4)第 10 回:教育実習の成果と課題第 11 回:新任教師に期待するもの

成績評価基準 毎時間の演習(模擬授業及びコメント)、課題(学習指導案を含む)を総合して評価する。備 考 上級履修は認めない。

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平成 19 年度 近畿大学産業理工学部建築・デザイン学科 学習の手引

科目名subject 教育実習 EducationalPractice科目区分 教職科目 科目コード 8018 単位数 2 単位 開講時期 原則 4 年次前期必修・選択の別 選択科目(教職必修科目)担当者 氏名name:綾部眞道 MasamichiAYABE

連絡先(代表者):3 号館 4 階綾部研究室 [email protected]授業の概要及び位置付け 各教職科目及び専門科目で修得した知識や技術を基礎・基本にして、教育現場で教育実習を行う。そのための事前指導および各実習校での実践的な指導・助言を行う。 また、実習校における校務分掌組織を把握し、生徒の実態に即した具体的な教育内容、指導方法、態度等を体験し、常に工夫改善する態度を培わせる。さらに教育実習を通して教師としての資質能力、教職適性等について吟味させる。

キーワードkeywords

教職の意義、望ましい教師像、学校組織、学習指導案の作成、青年期中期の特徴、教材研究、授業研究significanceoftheteaching,desirableteacherimage,schoolorganization,preparationofthelearningguidanceplan,featuresintheadolescencemethaphase,teachingmaterialresearch,classresearch

授業の到達目標・生徒の実態に即した具体的な指導内容・方法等を体験させるとともに、常に工夫・改善する態度を培う。・学校の実態を把握するとともに、教職の尊さや厳しさを体得する。・学習指導案の具体的な作成及び授業評価を実践し、工夫・改善に努める。・社会人としてのエチケット、マナーについて体験を通して身に付ける。・教師としての資質・能力、教職適性等について吟味する。

教員からの一言・教育現場において、謙虚に誠実に教育実践に励み、教職の尊さや厳しさを学び、生徒と共に学び合うことの喜びを感じ るとともに、自らの教師としての資質能力や教職適性について吟味しましょう

関連科目 教職課程科目、専門科目教 材 教科書 「高等学校学習指導要領」、各科目の高校教科書及び指導書

参考書 教科書に準じた参考書、図解、実験書、問題集授業計画第 1 回:教育実習の意義・目的および心構え第 2 回:教育実習の形態第 3 回:学習指導案の作成と模擬授業および評価第 4 回:教育実習校での実習第 5 回:第 6 回:         母校または付属高校第 7 回:         ・原則として 2 週間または 3 週間第 8 回:         ・期間中に担当者が訪問指導を行う。第 9 回:第 10 回:第 11 回:第 12 回:第 13 回:教育実習のまとめと自己評価、教職適性の吟味第 14 回:レポート提出(研究事業・査定授業の指導案を含む)反省文提出、体験発表第 15 回:レポート提出(研究事業・査定授業の指導案を含む)反省文提出、体験発表

成績評価基準 教育実習校の評価(80%)及び教育実習の事後まとめ自己評価(20%)総合して評価点とする。備 考 上級履修は認めない

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平成 19 年度 近畿大学産業理工学部建築・デザイン学科 学習の手引

科目名subject 比較教育学 ComparativeEducation科目区分 教職科目 科目コード 8019 単位数 2 単位 開講時期 4 年次前期必修・選択の別 選択科目(教職必修科目)担当者 氏名name:河村 正彦MasahikoKAWAMURA

連絡先(代表者):3 号館 4 階河村研究室 [email protected]授業の概要及び位置付け 国際化・情報化が進展してゆく現代においては、教育学の諸問題をグローバルな視点から検討することが、ますます重要となってきた。 本科目は、教職課程での学習を継続してきた 4 年次を対象とし、蓄積してきた教育学研究の応用分野として、先進諸国の教育を比較考察するものである。

キーワードkeywords

比較教育学の研究法、比較教育文化、イギリスの教育、オーストラリアの教育methodologyof comparativeeducation, comparativeeducationandculture, education inEngland,educationinAustralia

授業の到達目標・比較教育学の概念や目的、研究方法の基礎を説明できる。・文化を伝達する教育の役割や重要性を認識する。・イギリスにおける教育の特徴を学ぶ。・オーストラリアの社会的特性と教育のあり方について説明できる。

教員からの一言・この授業を通して、教育や文化に対する幅広い視野を育てて下さい。・英・豪の教育と比較しながら、日本の教育問題について考えてみましょう。

関連科目 教育学概論教 材 教科書 吉田正晴編「比較教育学」福村出版

参考書 沖原 豊編「世界の学校」有信堂授業計画第 1 回:導入講義、授業の概要と成績評価第 2 回:比較教育学の概念と目的第 3 回:比較教育学の概念と目的第 4 回:比較教育学の研究方法第 5 回:比較教育学の研究方法第 6 回:学校教育の革新と比較研究第 7 回:国際理解・異文化理解と教育第 8 回:教師教育の比較研究第 9 回:イギリスの社会と教育Ⅰ第 10 回:イギリスの社会と教育Ⅱ第 11 回:オーストラリアの社会と教育Ⅰ第 12 回:オーストラリアの社会と教育Ⅱ第 13 回:オーストラリアの教育(英文講読)第 14 回:オーストラリアの教育(英文講読)第 15 回:まとめと展望   

成績評価基準 レポート・小論文で 50%、研究発表で 50%として評価する。備 考 少人数で、ゆっくり考え、話し合う授業とする。

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平成 19 年度 近畿大学産業理工学部建築・デザイン学科 学習の手引

科目名subject 職業指導 VocationalGuidance科目区分 教職科目 科目コード 8020 単位数 4 単位 開講時期 3 年次前期必修・選択の別 選択科目(教職必修科目)担当者 氏名name:永田 萬享KazuyukiNAGATA

連絡先(代表者):福岡教育大学 [email protected]   (学内担当):3 号館 4 階 [email protected]

授業の概要及び位置付け 「労働」あるいは「職業」について意識化する活動を伴う職業指導の発展と技術・職業教育の充実、整備の問題は、密接不可分に結びついている重要な課題である。本講義では、物を作ることや働くことによって姿を現してくる社会と人間の奥深い真実の世界を現実の企業社会、労働社会が織りなす具体的なデータに基づいて考察するとともに、職業的自立へ向けた活動のあり方を検討する。

キーワードkeywords

職業観、職業的自立、職業教育、公共職業訓練、専門学校、OJT と OffJTvocational outlook, vocational independence, vocational education, public vocational training,miscellaneousschool,onthejobtrainingandoffthejobtraining

授業の到達目標・現代社会における職業の性格について社会科学的認識を深める。・職業情報を正しく理解するための判断力を培う。・職業的自立のための具体的方策として職業教育のあり方について理解する。

教員からの一言・講義はビデオなど視聴覚教材を多用するので、視聴覚教室で行いたいと考えている。・各種ルポルタージュを読んでおくことが望ましい。・教師側からの一方的な講義にならないように、受講生の主体的な参加を希望します。

関連科目 進路指導論教 材 教科書 木村保茂・永田萬享「転換期の人材育成システム」学文社、2005 年

参考書 寺田盛紀編著「キャリア形成・就職メカニズムの国際比較」晃洋書房、2004 年授業計画第 1 回:導入講義:職業指導とは何か      第 16 回:職業の様々な側面第 2 回:教育と貧困              第 17 回:職業観の変容第 3 回:文部省の進路指導調査から       第 18 回:社会的分業と職業第 4 回:経済政策と青年問題          第 19 回:生きがいと職業第 5 回:職業指導の社会的基底         第 20 回:職業選択の意味第 6 回:職業指導の運動の始まり        第 21 回:職業選択と情報第 7 回:日本の職業指導運動の体質       第 22 回:情報化の進展と職場の変化第 8 回:労働生活と職場の現実         第 23 回:女性の職場進出と労働第 9 回:労働時間               第 24 回:男女雇用機会均等法の成立と現在第 10 回:賃金                 第 25 回:高校職業教育の再編成第 11 回:企業社会における能力主義管理     第 26 回:各種・専修学校と生涯教育第 12 回:学校教育と職業教育の現実       第 27 回:公共職業訓練第 13 回:デマケーション            第 28 回:企業内教育と OJT第 14 回:熟練形成システム           第 29 回:企業外部の教育機関と OffJT第 15 回:定期試験(60 分)           第 30 回:定期試験(60 分)

成績評価基準 定期試験(70%)、レポート(30%)として評価する。備 考 上級履修は認めない。

Page 197: 第2部 科目の授業計画(シラバス) · 91 平成19年度 近畿大学産業理工学部建築・デザイン学科 学習の手引 建築・デザイン学科の学生に対して開講されているすべての授業科目について科目コードと科目名を人間形成科

建築・デザイン学科 学習の手引(平成19年度)

編集委員長 依田 浩敏副委員長 平松  晃

編集委員(教務委員会)依田 浩敏・飯山  悟・森田 資隆・中野 吉正・原谷 直実・平松  晃鶴野 幸子・塚田 春雄・山崎重一郎・青井  格・中牟田智朗・河村 正彦森  正壽・金子 一士・山田 道子・宇田 政弘・真木 隆文

発 行  近畿大学産業理工学部印 刷  二 葉 印 刷 株 式 会 社

表紙デザイン:本郷 文夫