第1章 通信ネットワーク トisdnの普及度 · 第1章 通信ネットワーク...

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第1章 通信ネットワーク トISDNの普及度 資料2-1-1 1NSネット利用回線数の推移 (回線) 3.000.000 2,500.000 2,000,000 1,500,000 1,000,000 500,000 ※INS ネット1500 はIN Sネット64 の10 回線分に換算 して表記。 (年度) E 重;ll f『「 資料 を元に作成 年度 1988 年 1989 年 1990 年 1991 年 1992 年 1993 年 1994 年 1995 年 1996 年 1997 年 INS 6 4 事務所用 0.1 0. 2.7 8.3 15.4 23.1 33.2 49.3 85.0 165.1 INS 6 4 住宅用 0.0 0. 0.0 0.1 0. 0.4 0.6 1.7 18.8 63.4 INS 1500 0.0 0.1 0.6 1.8 3.1 4.6 6.5 10.2 21.6 33.6 0.1 0. 3.3 10.2 18、8 28.1 40.2 61.2 125.3 262.2 I。-,4 宀IWi 四月昌 - W 皿 占丶-癶♂心〃丶丶W♂皿心肖1八♂- 64 (万回線) 住 宅 用 にISDN が急速に普及 || 本 に お け るISDN は、従来の電話線(メタリック)を利川し た基本インターフェ イス(2B +D) サ ービ スで ある 「INS ネット 64 」 が 、1988 年 (|| 肘|163年 )4J 」に 束 京 ・ 名 占 屋 ・ 人 阪 の3 地 域 で 開始された 続いて、 光ファイバーケーブ ルを利川した 一次群イ ン ターフェ イ ス(23B +Dノ24B) サ ービ ス「INS ネット1500 」 が 、 1989 年 ( 平 成 儿 年 )6J 」に 開 始 さ れ た。 ISDN と は 、 通 信 ネ ッ ト ワ ー ク に あ る 交換 機 問 の 通 信 が デ ジ タ ル化 さ れるの に加 え、 交換 機と 利川 名・宅 の迦 仁機 器 との間 まで も デ ジ タ ル化 す る サ ー ビ ス で 、 こ れ に よ り 、 利 川 者 が 持 つ 通 信 機 器 間 で6・lkbpS の デ ジ タ ル 通信 が で きる よ う に な っ た 、 サービ ス問始`li 初 は 、ISDN のJlj途 も L に パ ケ ッ ト 迦 信 網 へ の ア ク セ ス川 川 線 や 、 引lj 線 ほ ど 常 時 接 続 を 必 喫 と し な い 低 辿1,ぷ の 社 内 デ ー タ通1,11 な ど 、 ビ ジ ネ ス利 川 に 限 ら れ て お り 、 住 宅 川 に ISDN 導 人 が・ 般化したのは、つい最近のことである ト インターネット白書'98 INS ネット64の仕宅川1111 線は資料2-1-1に見られる ように、サ ービス開始後8年を経た1995年皮木ですら2 万1111 線に満たなかった ものが、1996年度末には20 川III 線に迫り、1997年度末には60万川 線 を 超える まで に急 速 な 淬及を 遂げ てい る 、す なわ ち、現 在で は 、 サービ ス開始後8年かかった販売実紘数の2倍以llを1か月で販売 してい るこ とに なる ので ある こ うし た 住宅JI』へ の急 速 な拡 人は 、1995 年度 後 での パ ソコ ン、 インターネットの急拡人期と機をー にしていることからも、イン ター ネット の 慳及に 負 うと ころ が 人きい と 考え ら れ る.、実 際に 、 1998年1 月、住宅川線として新たにISDN を導 人した約1.000人に 行ったアンケート、凋胥の結米(資料2-1-2) を見ると、導人理巾 として は、[ イン ター ネット を高 速で 利川 した い] が85%、[ イン ターネット接続中でも電謡を利川したい]が78%となっており、 ほかの 理山 を 人きく引 き離し てい るI. また、実際のISDN の利川状況のI凋杳(資料2-1-3) で も、91%

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Page 1: 第1章 通信ネットワーク トISDNの普及度 · 第1章 通信ネットワーク トisdnの普及度 資料2-1-1 1nsネット利用回線数の推移 (回線) 3.000.000 2,500.000

第 1 章 通信ネットワーク トISDNの普及度

資料2-1-1 1NSネット利用回線数の推移

(回線)

3.000.000

2,500.000

2,000,000

1,500,000

1,000,000

500,000

※INS ネット1500 はIN Sネット64 の10 回線分に換算 して表記。

(年度)

E 重;ll ,f『「 資料 を元に作成

年度 1988 年 1989 年 1990 年 1991 年 1992 年 1993 年 1994 年 1995 年 1996 年 1997 年

INS 6 4事務所用 0.1 0.7 2.7 8.3 15.4 23.1 33.2 49.3 85.0 165.1

INS 6 4住宅用 0.0 0.0 0.0 0.1 0.3 0.4 0.6 1.7 18.8 63.4

INS 1500 0.0 0.1 0.6 1.8 3.1 4.6 6.5 10.2 21.6 33.6

合   計 0.1 0.8 3.3 10.2 18、8 28.1 40.2 61.2 125.3 262.2

I。-,4 宀IWi 四 四 四月昌-W皿 占丶- 癶♂心〃丶丶W♂皿心 肖1 八♂-〃解  説

64

(万回線)

住宅 用 にISDN が急 速に 普及

||本にお け るISDN は 、 従 来の 電 話線 ( メタリ ッ ク) を利 川し

た基 本 イン ターフ ェ イス(2B +D) サ ービ スで ある 「INS ネット

64 」が 、1988 年 (||肘|163年 )4J」に 束京・ 名占 屋・ 人阪 の3 地域で

開始さ れた  続い て、 光フ ァ イバー ケーブ ルを利 川し た 一次群 イ

ン ターフェ イ ス(23B +Dノ24B ) サ ービ ス「INS ネット1500 」 が 、

1989 年( 平成 儿年 )6J」に開始 され た。

ISDN とは 、 通信 ネット ワ ー クに ある 交換 機問 の通 信 がデ ジ タ

ル化 さ れるの に加 え、 交換 機と 利川 名・宅 の迦 仁機 器 との間 まで も

デジ タ ル化 する サ ービ スで、 こ れに より、 利 川 者が持つ 通 信機 器

間で6・lkbpSの デ ジ タル通 信がで きる よ うに なっ た、

サ ービ ス問始`li初 は、ISDN のJlj途 も Lに パ ケット 迦 信網 への

ア クセ ス川 川線 や、 引lj 線 ほど常 時接 続 を必 喫 としない 低辿1,ぷ

の社内 デ ー タ通1,11など、 ビ ジ ネ ス利 川に 限ら れて おり 、住宅 川に

ISDN 導 人が・ 般 化し たの は、 つい 最 近のこ と であ る

ト インターネット白書'98

INS ネット64の仕宅川1111線は資料2-1-1に見られるように、サ

ービス開始後8年を経た1995年皮木ですら2万1111線に満たなかった

ものが、1996年度末には20川III線に迫り、1997年度末には60万川

線を超えるまでに急速な淬及を遂げている、すなわち、現在では、

サービス開始後8年かかった販売実紘数の2倍以llを1か月で販売

していることになるのである

こうした住宅JI』への急速な拡人は、1995年度後でのパソコン、

インターネットの急拡人期と機をー にしていることからも、イン

ターネットの慳及に負うところが人きいと考えられる.、実際に、

1998年1月、住宅川線として新たにISDN を導人した約1.000人に

行ったアンケート、凋胥の結米(資料2-1-2) を見ると、導人理巾

としては、[インターネットを高速で利川したい]が85%、[イン

ターネット接続中でも電謡を利川したい]が78%となっており、

ほかの理山を人きく引き離しているI.

また、実際のISDN の利川状況のI凋杳(資料2-1-3) でも、91%

Page 2: 第1章 通信ネットワーク トISDNの普及度 · 第1章 通信ネットワーク トisdnの普及度 資料2-1-1 1nsネット利用回線数の推移 (回線) 3.000.000 2,500.000

INS ネット64 導入者の91 %がインターネットを利用

資料2-1-2 1NSネット64 (住宅用)の導入理由

インタ ーネットを高速に利用

イン ターネットと通話の同時利用

電話2回線より安い

TA、DSUの価格 が安くなっ た

パケット通信ができ る

㎜㎜㎜㎜|-

■ 。9

卜,s

㎜㎜

㎜㎜

■ 。3

78.4%

0。0 % 20.0% 40.0%

資料2-1 -3 1NS ネット64 (住宅 用 )の イン タ ーネ ット利 用 有無

・E・調査時期 は1998 年1 月EIXI NT エ資料を元に作成

解 説

60.0% 80.0% 100.0%

[JOE NTT資料を元に作成

のISDN 導 人 れ力匸 イン ター ネ ット け ’イヤ ルア ソヽプ )を利 川 し   リ ケー ショ ン と、その 利川 を 求め る 声が川 力||して い る現 状 から も、

ている ..と1111笞してい る

イン ター ネ、ソlヽで は、 a声 、映 像 など の 人:I ;: な精 根:I:(を 必 要と

す るマ ルチ メデ fア 系アプ リ ケー シ ョンの 導 人が 進ん でい る  今ヽ

後 もさら に鳥 速 な.刪、i 速 度が 求め ら れ 、】sDNの 導 人、 加 人屯 話

か らの 移 行が 進ん でい く もの と F想 される

ISDN の 新しい 利 用技 術

イン ター ネ・ソト に関 辿 し たISI)Nの 新 しい 利川 技 術 とし て は 、

以 ドの2つ が 硲げ られ る

|つ は、2B チ ャ ネルを 束ねて 】28kblぶ 叫、i・を 行う マ ルチ リ ン ク

PPP や通, 'V:に 応 じてIB 2B を使 い 分け るBΛCPな どのBチ ャ ネ

ル.;削、沾|」御の技 術で あ る  こ れ は、 低 価 格TΛ{ ター ミナ ルア ダ

プ ターJ にも 装備 さ れるほ ど・ 般 化しつ つあ る  現 状で は、 こ う

し た戝 能に 対 応し たISP( イン ター ネ  ット ・サ ービ ス・プ ロ バ イ

ダー囗 ま ・部に|製定 されてい る が、 鳥速 な 迦信 速 度を求 める アフI

今後、対|£を図る・」1渫 行が川加するものとf想される

もう】つは、|)チャネル1,jj-の機能である「ユーザー問情報通

知サービス|を使い、屯r・メールの到着を叩時にユーザーに通知

する機能である 引lj線を蝉人することなく低料金でメール到着

を仰。忍できるこのサービスは、 一部のIsPではすでに|削lj化され

始めており、ユーザーの強い唆?も寄せられている 現在はまだ、

特定のIsPと特定のTA間に限定されたサービスとな・.Jているが、

叉界での標準化や、IsP ・ TΛでの採川拡人:、ユーザーインター

フ。1こイスの改jll・などが進めば、人幅な利川の拡人が兒込めよう

(飯川 好 人 唐 澤 繊・ 日 本電 信電 話 株式 公礼

ネットワ ー クサービ ス推 進 部)

65イン ター ネ ッ ト白 書'98 4