目次 1.リチウム二次電池の種類 2.リチウム二次電池の特徴 … ·...
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目次
1.リチウム二次電池の種類2.リチウム二次電池の特徴3.電気用品安全法(PSE)
1.リチウム二次電池の種類と特徴
2016年9月現在、市販されている代表的なリチウム二次電池の種類と特徴
分類 リン酸鉄系 マンガン系 三元系 チタン酸系
正極材 リン酸鉄リチウム(LiFePO4)
マンガン酸リチウム(LiMn2O4)
三元系リチウムLi(Ni-Mn-Co)O2
マンガン酸リチウム(LiMn2O4)
負極材 ⿊鉛(LiC6)
⿊鉛(LiC6)
⿊鉛(LiC6)
チタン酸リチウム(Li4Ti5O12)
セパレータ ポリエチレン、ポリプロピレン等
電解液 エチレンカーボネートプロピレンカーボネートジメチルカーボネート + リチウム塩ジメチルカーボネートエチルメチルカーボネート
公称電圧 3.2V 3.7V 3.7V 2.4V
価格 安価 高価 高価 高価
エネルギー密度
低い 高い 高い 低い
寿命(Cylce) 1500回~2000回 500回 700回 3000回
ニスコは、安全性の高いリン酸鉄リチウムイオン電池を取り扱っております。
リン酸鉄リチウムイオン電池と鉛電池の放電特性
リン酸鉄リチウムは放電中の電圧変化が小さい
リン酸鉄リチウム
鉛
容量が少なくなると急速に電圧降下する
鉛電池は、放電時間と共に電圧降下する。
2.リチウムイオン電池の特徴
2.リチウムイオン電池の特徴
リン酸鉄リチウムイオン電池と鉛電池の放電特性
鉛電池は、放電レートによる容量差が⼤きいリン酸鉄リチウムは、放電
レートによる容量差が少ない
鉛電池は、短時間レートで放電する場合、⼤きい容量を選定する必要がある。
3.電気用品安全法(PSE)
<電気用品安全法施行令別表第二>
リチウムイオン蓄電池(単電池一個当たりの体積エネルギー密度が四〇〇ワット時毎リットル以上のものに限り、自動車用、原動機付自転車用、医療用機械器具用及び産業用機械器具用のものを除く。)
従って、電気用品安全法(PSE)は、1.1セル辺りの体積エネルギー密度400Wh/L以上のもの2.⾃動⾞用・原動機付⾃転⾞、医療機器及び産業機械器具用以外のものが適用となります。
当社が販売するリン酸鉄リチウムイオン電池は、エネルギー密度が 280Wh/Lとなる為、適用外となります。