やっぱりwtc!
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やっぱりWebLogic!
2013年11月27日
FaceBook やっぱりWebLogic!グループ管理人
櫻井将一郎
WTC
第41回Oracle WebLogic Server勉強会@東京
はじめに(おことわりと自己紹介)
おことわり
本資料は、WebLogicやTuxedoのオンラインマニュアルにある内容に沿って、“0”から設定を行ったものになります。
本資料の内容は私見によるものであり、私が所属している組織による公式の見解ではございません。
合わせて設定内容においても推奨値を示しているものではありませんので、ご了承くださいますようお願い致します。
自己紹介
名前:櫻井将一郎@FBやっぱりWebLogic!グループ管理人
職業:Webアプリケーション開発担当を夢見がちなインフラ系SE
詳しくはWebで → http://www.facebook.com/shoichiro.sakurai
参考URL:http://www.facebook.com/groups/208829669205780/ 1
WTCとは?
Oracle Tuxedo(Transactions for Unix,Extended for Distrinuted Operations)とは、分散コンピューティング環境におけるOLTP(オンライントランザクション処理)を実現ためのTPモニタを提供するミドルウェアです。
WTC(WebLogic Tuxedo Connector)は、このTuxedoとWebLogic Server(以降、WLS)を連携(相互運用)するためのコネクタ機能です。
WebLogic
WTC
Tuxedo
Domain Gateway
Domain Gateway
Servlet EJB等
サービス
双方向の 通信が可能
参考URL:http://www.oracle.com/technetwork/jp/ondemand/middleware/
application-grid/tuxedo-overview-302080-ja.pdf
2
WTCのここが素敵
例えば、CやCOBOLで開発された資産(アプリケーション)をWLS上に展開したJavaアプリケーションから「(インポート済みの)サービス」として呼び出すことができます。
逆にWLS上に展開したJavaアプリケーション(EJB)を「(エクスポート済みの)サービス」としておくことでTuxedo上に実装した資産から呼び出すことができます。
Tuxedo-WLSで相互運用する場合にJoltなどの他の選択肢がありますが、トランザクションの伝播ができないと云ったこともあり、旧BEA社はWTCの利用を推奨しておりました。
参考URL:http://docs.oracle.com/cd/E38957_01/tuxedo/docs12c/interop/
iopwls.html
3
今回の検証環境
WebLogicサーバ(VirtualBox上の仮想マシン)
OS:CentOS 6.4(32bit)
AP:WebLogic Server 12c(12.1.1.0)
ホスト名:wls001
IPアドレス:192.168.1.10
Tuxedoサーバ(VirtualBox上の仮想マシン)
OS:CentOS 6.4(32bit)
AP:Oracle Tuxedo 12cR1(12.1.1.0)
ホスト名:tux001
IPアドレス:192.168.1.20
4
本資料のゴール
WebLogic Tuxedo Connectorクイック・スタート・ガイド(下記参考URL)に基づき、以下の構成により相互運用を検証する。
WebLogic
WTC
Tuxedo
Domain Gateway
Domain Gateway
TOLOWER (エクスポート済の
サービス)
TOUPPER
参考URL:http://docs.oracle.com/cd/E28613_01/web.1211/b65958/toc.htm
ホスト名:wls001 ローカルAP:TDOM2 →wls001:5678 リモートAP:TDOM1 →tux001:1234
ホスト名:tux001 ローカルAP:TDOM1 →tux001:1234 リモートAP:TDOM2 →wls001:5678
渡された文字列を小文字に
変換するプログラム
渡された文字列を大文字に
変換するプログラム
tolower クライアント
toupprクライアント (インポート済の
サービス)
5
WebLogicの設定①
WTCサーバーの作成
①管理コンソールのツリーより[相互運用性]-[WTCサーバー]を選択
③チェンジ・センターより[ロックして編集]ボタンを押下
④[新規]ボタンを押下し、[名前:]を入力し[OK]ボタンを押下
ここではクイック・スタート・ガイドに従い、“mySimpapp”を入力
⑤[WTCサーバー]の表にある“mySimpapp”のリンクをクリック
参考URL:http://docs.oracle.com/cd/E28613_01/web.1211/b65958/toc.htm 6
WebLogicの設定②
ローカル・アクセス・ポイントの作成
①[WTCサーバー]表にある“mySimpapp”のリンクをクリック
②[ローカルAP]タブをクリックし、下表のように設定
ここで、WLS側でリスンするアドレス・ポートを設定
します。
③[OK]ボタンを押下
参考URL:http://docs.oracle.com/cd/E28613_01/web.1211/b65958/toc.htm
設定項目名 設定値
アクセス・ポイント myLocalAp
アクセス・ポイントID TDOM2
ネットワーク・アドレス //wls001:5678
7
WebLogicの設定③
リモート・アクセス・ポイントの作成
①[リモートAP]タブをクリックし、下表のように設定
リモートアクセスポイント(Tuxedo側)のリスンする
アドレス・ポートを設定し、これと紐づけるローカル
アクセスポイントを設定します。
②[OK]ボタンを押下
参考URL:http://docs.oracle.com/cd/E28613_01/web.1211/b65958/toc.htm
設定項目名 設定値
アクセス・ポイント myRemoteAp
アクセス・ポイントID TDOM1
ローカル・アクセス・ポイント myLocalAp
ネットワーク・アドレス //tux001:1234
8
WebLogicの設定④
エクスポートされたサービスの作成
①[エクスポート済み]タブをクリックし、下表のように設定
WLSでサービスをエクスポートすることで
「リモート名」を使ってTuxedo側からWLSの
サービスをコールすることができます。
参考URL:http://docs.oracle.com/cd/E28613_01/web.1211/b65958/toc.htm
設定項目名 設定値
リソース名 TOLOWER
ローカル・アクセス・ポイント myLocalAp
EJB名 tuxedo.services.TOLOWERHome
リモート名 TOLOWER
9
WebLogicの設定⑤
インポートされたサービスの作成
①[インポート済み]タブをクリックし、下表のように設定
Tuxedo側のサービスをWLSにインポート
することで、WLSからTuxedoのサービスを
コールすることができます。
参考URL:http://docs.oracle.com/cd/E28613_01/web.1211/b65958/toc.htm
設定項目名 設定値
リソース名 TOUPPER
ローカル・アクセス・ポイント myLocalAp
リモート・アクセス・ポイント・リスト myRemoteAp
リモート名 TOUPPER
10
WebLogicの設定⑥
WTCサービスのデプロイ~ユーザの作成
①[ターゲット]タブをクリックし、WLSサーバインスタンスをチェックし、これまで設定したWTCの設定をインスタンスで動作するように設定
②Tuxedo側からWLSに展開するサービスをコールする際に、リモート・アクセス・ポイントのアクセス・ポイントIDで呼ばれるので、アクセス・ポイントIDをユーザとして登録しておく。 [セキュリティ・レルム]ー[myRealm]リンクー[ユーザーとグループ]タブー[ユーザー]を選択する。 [新規作成]ボタンをクリックし、“TDOM1”(名前・パスワードとも)を追加し、 [OK]ボタンをクリックする
※ これを行わないとTuxedoクライアント実行時にPermission Deniedを示す“TPEPERM”(8)が発生します。これはリモートアクセスポイント[セキュリティ]タブの[ACLポリシー]を“グローバル”にすることでも回避できます。
Tuxedo 6.5との相互運用について
今回の検証環境ではTuxedo12cと接続しますが、Tuxedo6.5とWTCを行う場合、Tuxedo6.5のリモート・アクセス・ポイントに紐づけるローカル・アクセス・ポイントに対して、 [接続]タブの[相互運用]フィールドを“はい”にしておく必要があります。
参考URL:http://docs.oracle.com/cd/E28613_01/web.1211/b65958/toc.htm 11
Tuxedoインストール
Tuxedoのインストール
①Tuxedoをダウンロードし、インストールする
http://www.oracle.com/technetwork/jp/middleware/tuxedo/downloads/index.html
②インストーラを実行する(コンソール・モード)
# sh△tuxedo12cR1_32_Linux_01_x86.bin△-i△console
ここでは、
Oracleホーム 【/opt/oracle】
インストール先 【/opt/oracle/tuxedo12.1.1.0】
を指定。
参考URL:http://docs.oracle.com/cd/E38957_01/tuxedo/docs12c/install/
inscon.html
12
Tuxedoの設定①
サンプルソースのビルド
①telnetやsshにて、Tuxedoサーバにログイン
②Cコンパイラが必要なので、開発ツールが入っていない場合は事前に以下の通りインストールしておく。(インターネットに接続できる環境の場合)
# yum△groupinstall△‘Development tools’ →インターネット接続できない場合は-- disablerepo/--enablerepoオプションなどを利用する。
例)# yum△--disablerepo=¥*△--enablerepo=c6-media△groupinstall△'Development tools'
③Tuxedoがインストールされたディレクトリに移動し、環境変数を読み込む
# cd△/opt/oracle/tuxedo12.1.1.0/
# source△tux.env ※全量は後述
④サンプルソースをビルドする(必要であれば別のディレクトリに複製してから)
# cd△/opt/oracle/tuxedo12.1.1.0/samples/atmi/simpapp/
# buildclient△-o△simpcl△-f△simpcl.c
→TuxedoからWLSのサービスを呼び出すサンプル
# buildserver△-o△simpserv△-f△simpserv.c△-s△TOUPPER
→WLSからTuxedoのサービスを呼び出すサンプル
参考URL:http://docs.oracle.com/cd/E28613_01/web.1211/b65958/toc.htm 13
Tuxedoの設定②
ubbconfig(ubbdomain)の設定
①サンプルに同梱されたファイルからubbconfigの設定を行う
# cd△/opt/oracle/tuxedo12.1.1.0/samples/atmi/simpapp/
# cp△-p△ubbsimple△ubbconfig
# vi△ubbconfig
設定を変更する箇所は以下の通り ※全量は後述
②ubbconfigをロードして、tuxconfigを生成する
# tmloadcf△-y△ubbconfig
参考URL:http://docs.oracle.com/cd/E28613_01/web.1211/b65958/toc.htm
設定項目名 設定値
IPCKEY 123456
APPDIR “/opt/oracle/tuxedo12.1.1.0/samples/atmi/simpapp”
TUXCONFIG “/opt/oracle/tuxedo12.1.1.0/samples/atmi/simpapp/tuxconfig”
TUXDIR “/opt/oracle/tuxedo12.1.1.0”
*MACHINES tux001
14
Tuxedoの設定③
domainconfigの設定
①WebLogicサンプルに同梱されたファイルからdomainconfigの設定を行う
# cp△-p△dom1config.template△¥
/opt/oracle/tuxedo12.1.1.0/samples/atmi/simpapp/domainconfig
# vi△domainonfig
設定を変更する箇所は以下の通り ※全量は後述
②domainconfigをロードして、bdmconfigを生成する
# dmloadcf△-y△domainonfig
③WLSサービスを呼ぶためのサンプルクライアントをビルドする
# buildclient△-f△tolower.c△-o△tolower
参考URL:http://docs.oracle.com/cd/E28613_01/web.1211/b65958/toc.htm
設定項目名 設定値
TDOM1 GWGRP GROUP2
TDOM1 NWADDR “//tux001:1234”
TDOM2 NWADDR “//wls001:5678”
15
WebLogicAPのデプロイ
WebLogicアプリケーションサンプルのビルド
①WTCのサンプルとして提供されている【simpapp】【simpserv】を入手する。WLS7/8.1では同梱されていたが、現バージョンではOTNにあるらしい。
(・・・が、見つけられていないので、各自何とか探し出す)
②antタスクを利用してサンプル【simpapp】をビルドする
# cd△【simpapp】のあるディレクトリ(build.xmlが同梱されている)
# source△/opt/oracle/weblogic/wlserver_12.1/server/setWLSEnv.sh
# TUXDIR=/opt/oracle/tuxedo12.1.1.0;△export△TUXDIR
※build.xml内で環境変数TUXDIRが必要なためセットします。不要であればコメント化。
# ant
③【wtc_toupper.jar】が生成されるので、管理コンソールからデプロイを行う
④同様に【simpserv】をビルドすると【wtc_tolower.jar】が生成されるので、これもデプロイを行う。
参考URL:http://docs.oracle.com/cd/E28613_01/web.1211/b65958/toc.htm 16
Tuxedoの起動
Tuxedoの起動
①以下のコマンドでTuxedoを起動する
# tmboot△-y
なお、停止の際には“tmshutdown△-y”で停止します。
参考URL:http://docs.oracle.com/cd/E28613_01/web.1211/b65958/toc.htm
Booting all admin and server processes in /opt/oracle/tuxedo12.1.1.0/samples/atmi/simpapp/tuxconfig INFO: Oracle Tuxedo, Version 12.1.1.0, 32-bit, Patch Level (none) Booting admin processes ... exec BBL -A : process id=4169 ... Started. Booting server processes ... exec simpserv -A : process id=4170 ... Started. exec DMADM -A : process id=4171 ... Started. exec GWADM -A : process id=4172 ... Started. exec GWTDOMAIN -A : process id=4173 ... Started. 5 processes started.
BBL・・・Tuxedo管理プロセス DMADM・・・Domains管理サーバ GWADM・・・ゲートウェイ管理サーバ GWTDOMAIN・・・Tdomainゲートウェイ・サーバ(WLSとの接続を確立するサーバプロセス)
17
Tuxedoの起動確認
Tuxedoの起動確認
①以下のコマンドでTuxedoを起動確認する
# tmadmin
> printserver
> printservice
参考URL:http://docs.oracle.com/cd/E28613_01/web.1211/b65958/toc.htm
Prog Name Queue Name Grp Name ID RqDone Load Done Current Service --------- ---------- -------- -- ------ --------- --------------- BBL 123435 SITE1 0 0 0 ( IDLE ) DMADM 00002.00001 GROUP2 1 6 300 ( IDLE ) simpserv 00001.00001 GROUP1 1 0 0 ( IDLE ) GWADM 00002.00002 GROUP2 2 0 0 ( IDLE ) GWTDOMAIN 00002.00003 GROUP2 3 9 0 ( IDLE )
Service Name Routine Name Prog Name Grp Name ID Machine # Done Status ------------ ------------ --------- -------- -- ------- ------ ------ DMADMIN DMADMIN DMADM GROUP2 1 SITE1 0 AVAIL TOUPPER TOUPPER simpserv GROUP1 1 SITE1 0 AVAIL TDOM1 GWS GWADM GROUP2 2 SITE1 0 AVAIL TOLOWER GWS GWTDOMAIN GROUP2 3 SITE1 9 AVAIL TMS GWS GWTDOMAIN GROUP2 3 SITE1 0 AVAIL
18
WTCの接続状態
WTCの接続状態
①以下のコマンドで接続状態を確認する
# netstat△–a (WebLogic側)
# netstat△–a (Tuxedo側)
どちらからかサービスが呼ばれると、WTC接続は”ESTABLISHED”として接続します。
なお、WebLogicでリモートアクセスポイントの[接続]タブにある[接続ポリシー]が
“起動時”、またはTuxedoで【domainconfig】のDM_LOCAL_DOMAINSセクショ
ンにCONNECTION_POLICY=ON_STARTUPが設定されていると、起動時から恒久的に
接続し続けます。
また先に接続してきた方が相手のリスンポートに接続し、自身はhighポート(anyポート)
を使います。上記の場合は、WebLogic側から接続してきた例になります。
tcp 0 0 wls001:5678 *:* LISTEN tcp 0 0 wls001:56532 tux001:1234 ESTABLISHED
tcp 0 0 tux001:1234 *:* LISTEN tcp 0 0 tux001:1234 wls001:56532 ESTABLISHED
19
リモートサービスの呼び出し
TuxedoからWebLogicのサービスを呼び出す
①以下のコマンドを実行する
# cd△/opt/oracle/tuxedo12.1.1.0/samples/atmi/simpapp
# ./tolower△ALLSMALL
WebLogicからTuxedoのサービスを呼び出す
①以下のコマンドを実行する
# cd△./clientclasses (simpappビルド時に生成されるEJBクライアントの出力先)
# java△examples.wtc.atmi.simpapp.Client△string-to-convert△¥
“t3://192.168.1.10:7001”△ユーザ名△パスワード
参考URL:http://docs.oracle.com/cd/E28613_01/web.1211/b65958/toc.htm
Returned string is: allsmall
Beginning statefulSession.Client... Creating Toupper converting string-to-convert converted to: STRING-TO-CONVERT End statefulSession.Client...
20
WTC通信時のパケットキャプチャ
WTC通信時のパケットキャプチャ
左図:Tuxedo→WebLogicのサービス呼び出し時にWebLogic上でキャプチャ
右図:WebLogic→Tuxedoのサービス呼び出し時にTuxedo上でキャプチャ
プロトコル仕様は公開されていないため、よくわからないですが、メッセージは飛んでいそうです。
21
Tuxedo通信の概要①
Tuxedoサービスへの接続
TuxedoConnectionFactoryを使用してJNDIツリーの「tuxedo.services.TuxedoConne
ction」をルックアップ、リモートドメインへの接続を確立し、TuxedoConnectionオブジェクトを取得します。その後でgetTuxedoConnection() を使用してTuxedo オブジェクトへの接続を作成します。なお、“TPENOENT”(6)は、相手側のサービスが参照できない(エントリがない)場合のTuxedoエラーになります。
参考URL:http://docs.oracle.com/cd/E28613_01/web.1211/b65957/
clients.htm
1:try { 2: ctx = new InitialContext(); 3: tcf = 4: (TuxedoConnectionFactory) 5: ctx.lookup("tuxedo.services.TuxedoConnection"); 6:} catch (NamingException ne) { // Tuxedo オブジェクトを取得できなかった場合にTPENOENT を送出する 7: throw new TPException(TPException.TPENOENT, 8: "Could not get TuxedoConnectionFactory : " + ne); 9:} 10:myTux = tcf.getTuxedoConnection();
22
Tuxedo通信の概要②
Tuxedoへのメッセージ送信
ここではtpcall()によってTuxedoサービスを同期呼び出しします。他にもtpacall()と云う非同期タイプの呼び出し方法もあります。
例外は最終的に一般なシステムエラーを示す“TPESYSTEM”(12)にまとめています。
メッセージ送信後は、tpterm()によりTuxedoサービスとの接続を切断します。
参考URL:http://docs.oracle.com/cd/E28613_01/web.1211/b65957/
clients.htm
1:myData = new TypedString(<文字列>); 2:try { 3: myRtn = myTux.tpcall(“<リモートサービス名>", myData, 0); 4:} catch (TPReplyException tre) { 5: throw tre; 6:} catch (TPException te) { 7: throw te; 8:} catch (Exception ee) { 9: throw new TPException(TPException.TPESYSTEM, "Exception: " + ee); 10:} 11:myData = (TypedString) myRtn.getReplyBuffer(); 12:myTux.tpterm(); // Tuxedo との関連をクローズする
23
Tuxedo通信の概要③
C言語によるクライアントのコーディング
C言語でクライアントアプリケーションを作る場合にはこうした関数が必要となります。
(atmi.hヘッダファイルをincludeしておく必要があります)
参考URL:
http://docs.oracle.com/cd/E38957_01/tuxedo/docs12c/tutor/tutsi.html http://docs.oracle.com/cd/E38957_01/tuxedo/docs12c/pgc/pgclt.html
関数名 内容
tpinit() アプリケーションへの参加する
tpalloc() 送信または応答メッセージのバッファを確保する
tpcall() メッセージを送信する
tpterm() アプリケーションを終了する
tpfree() tpalloc()で確保したバッファを解放する
24
おわりに
WTCには本番環境では必要となるフェイルオーバー構成やラウンドロビン構成、タイムアウト設計、またWTCから呼ばれるサービスの専用実行スレッドやその設定方法など、今回紹介しきれていないTIPSがまだまだあります。
冒頭の通りCなどの資産があり、Javaからそれを利用したい(例えばWebアプリケーションとして利用できるようにしたい)、と云った場合に、Tuxedo+WebLogicによるWTCでこれを実現する手段もあります。
本資料でWTCと云うテクノロジーを認識し、興味を持って頂けたら幸いです。
以上、ご清聴ありがとうございました。
25
(参考)Tuxedoインストールログ①
# sh tuxedo12cR1_32_Linux_01_x86.bin -i console
Preparing to install...
Extracting the JRE from the installer archive...
Unpacking the JRE...
Extracting the installation resources from the installer archive...
Configuring the installer for this system's environment...
Launching installer...
Preparing CONSOLE Mode Installation...
===============================================================================
Choose Locale...
----------------
1- English
->2- 日本語
CHOOSE LOCALE BY NUMBER: 2
===============================================================================
Tuxedo 12.1.1.0 (created with InstallAnywhere by Macrovision)
-------------------------------------------------------------------------------
===============================================================================
開始画面
----
InstallAnywhere の指示に従って操作していくと、Tuxedo 12.1.1.0 を簡単にインストールできます。
このインストールを続行する前に、すべてのプログラムを終了することをお勧めします。
各指示に従って操作すると、次のインストール手順へ進むことができます。前の手順で指定した内容を変更する場合は、[戻る] ボタンをクリックしてください。
[終了] ボタンをクリックすると、いつでもインストールをキャンセルできます。
続行するには <ENTER> キーを押します。:
(つづく)
(つづき)
===============================================================================
インストール セットを選択
-------------
このインストーラでインストールするインストール セットを選択してください。
->1- Full Install
2- Server Install
3- Full Client Install
4- Jolt Client Install
5- ATMI Client Install
6- CORBA Client Install
7- カスタマイズ...
インストール セットの番号を入力するか、デフォルトを使用する場合は <ENTER> キーを押してください。
: 1
===============================================================================
Oracleホームの選択
------------
1- 新しいOracleホームを作成します
数字を入力してください: 1
新しいOracleホーム・ディレクトリを指定してください: /opt/oracle
===============================================================================
製品ディレクトリの選択
-----------
1- 現在の選択を変更します(/opt/oracle/tuxedo12.1.1.0)
2- 現在の選択を使用します(/opt/oracle/tuxedo12.1.1.0)
数字を入力してください: 2
サンプルのインストール (Y/N): Y
(つづく)
26
(参考)Tuxedoインストールログ②
(つづき)
===============================================================================
インストール前の要約
----------
続行するには <ENTER> キーを押してください。情報が間違っている場合は、[戻る] をクリックして変更を行ってください。
製品名:
Tuxedo 12.1.1.0
インストール フォルダ:
/opt/oracle/tuxedo12.1.1.0
Required Space:
374 MB
Available Space:
2822 MB
続行するには <ENTER> キーを押します。:
===============================================================================
インストール準備完了
----------
お使いのシステムに Tuxedo 12.1.1.0 をインストールする準備が整いました。インストール先:
/opt/oracle/tuxedo12.1.1.0
インストールするには <ENTER> キーを押してください。:
===============================================================================
インストール中...
----------
[==================|==================|==================|==================]
[------------------|------------------|------------------|------------------]
===============================================================================
tlistenサービスの構成
--------------
パスワード:
パスワードの確認:
パスワードが受理されました。お待ちください...
(つづく)
(つづき)
===============================================================================
SSL Installation Choice.
------------------------
Would you like to install SSL Support?
->1- Yes
2- No
選択する項目の番号を入力するか、デフォルトを使用する場合は <ENTER> キーを押してください。:
===============================================================================
SSLサポートのためのLDAP設定を入力
--------------------
LDAPサービス名: a
LDAPポートID: b
LDAP基本オブジェクト: c
LDAPフィルタ・ファイルの場所
[Enter]を押して、デフォルトの
/opt/oracle/tuxedo12.1.1.0/udataobj/security/bea_ldap_filter.dat
を使用するか、新規に入力します:
===============================================================================
インストール完了
--------
おめでとうございます。 Tuxedo 12.1.1.0 が次の場所にインストールされました。
/opt/oracle/tuxedo12.1.1.0
<ENTER> キーを押すと、インストーラが終了します。:
27
(参考)Tuxedo設定ファイル
【 tux.env 】
TUXDIR=/opt/oracle/tuxedo12.1.1.0; export TUXDIR
JAVA_HOME=$TUXDIR/jre; export JAVA_HOME
JVMLIBS=$JAVA_HOME/lib/i386/server:$JAVA_HOME/jre/bin
PATH=$TUXDIR/bin:$JAVA_HOME/bin:$PATH; export PATH
COBCPY=:$TUXDIR/cobinclude; export COBCPY
COBOPT="-C ANS85 -C ALIGN=8 -C NOIBMCOMP -C TRUNC=ANSI -C OSEXT=cbl"; export COBOPT
SHLIB_PATH=$TUXDIR/lib:$JVMLIBS:$SHLIB_PATH; export SHLIB_PATH
LIBPATH=$TUXDIR/lib:$JVMLIBS:$LIBPATH; export LIBPATH
LD_LIBRARY_PATH=$TUXDIR/lib:$JVMLIBS:$LD_LIBRARY_PATH; export LD_LIBRARY_PATH
WEBJAVADIR=$TUXDIR/udataobj/webgui/java; export WEBJAVADIR
APPDIR=/opt/oracle/tuxedo12.1.1.0/samples/atmi/simpapp;export APPDIR
TUXCONFIG=/opt/oracle/tuxedo12.1.1.0/samples/atmi/simpapp/tuxconfig;export TUXCONFIG
BDMCONFIG=/opt/oracle/tuxedo12.1.1.0/samples/atmi/simpapp/bdmconfig;export BDMCONFIG
【 domainconfig 】
*DM_RESOURCES
VERSION=U22
*DM_LOCAL_DOMAINS
TDOM1 GWGRP=GROUP2
TYPE=TDOMAIN
DOMAINID="TDOM1"
BLOCKTIME=20
MAXDATALEN=56
MAXRDOM=89
DMTLOGNAME="DMTLOG_TUXDOM"
DMTLOGDEV="/opt/oracle/tuxedo12.1.1.0/samples/atmi/simpapp/tlog"
AUDITLOG="/opt/oracle/tuxedo12.1.1.0/samples/atmi/simpapp/aud"
*DM_REMOTE_DOMAINS
TDOM2 TYPE=TDOMAIN
DOMAINID="TDOM2"
*DM_TDOMAIN
TDOM1 NWADDR="//tux001:1234"
TDOM2 NWADDR="//wls001:5678"
*DM_REMOTE_SERVICES
TOLOWER RDOM="TDOM2"
【 ubbconfig 】
*RESOURCES
IPCKEY 123456
DOMAINID simpapp
MASTER SITE1
MODEL SHM
LDBAL N
MAXACCESSERS 20
MAXSERVERS 15
MAXSERVICES 20
*MACHINES
tux001
LMID = SITE1
APPDIR = "/opt/oracle/tuxedo12.1.1.0/samples/atmi/simpapp"
TUXCONFIG = "/opt/oracle/tuxedo12.1.1.0/samples/atmi/simpapp/tuxconfig"
TUXDIR = "/opt/oracle/tuxedo12.1.1.0"
*GROUPS
GROUP1
LMID=SITE1 GRPNO=1 OPENINFO=NONE
GROUP2
LMID=SITE1 GRPNO=2 OPENINFO=NONE
*SERVERS
DEFAULT:
CLOPT="-A"
simpserv SRVGRP=GROUP1 SRVID=1
DMADM SRVGRP=GROUP2 SRVID=1
GWADM SRVGRP=GROUP2 SRVID=2
GWTDOMAIN SRVGRP=GROUP2 SRVID=3
*SERVICES
TOUPPER
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