ui/ux に影響の大きい watchos 2 の新機能 3つ

Post on 29-Jul-2015

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UI/UX に影響の大きい watchOS 2 の新機能 3つ

堤 修一 @shu223 2015.6.17 UI Crunch #5

• iOS専業フリーランス

• ブログ『Over&Out その後』

• 著書

- 『iOS×BLE Core Bluetoothプログラミング』

- 『iOSアプリ開発 達人のレシピ100』

堤 修一

お手伝いしたプロダクト(BLE関連)

Music for the Deaf

お手伝いしたプロダクト(Watch関連)

よしだっち(DLE)

鷹の爪団の吉田君を育成するアプリ

WatchMe(Pocket Supernova) Watch に最適化されたビデオメッセージングアプリ。ウォッチで動画メッセージのプレビュー、素早い返信ができる

※お手伝いしたのは開発の初期、ウォッチ側

メール、Facebookメッセージ、TwitterのDM等を一元管理するアプリ

Swingmail(BHI)

※ウォッチ機能は現在開発中

watchOS 2 とは?

• Mac の OS = OS X iPhone / iPad / iPod touch の OS = iOSApple Watch の OS = watchOS

• Mac の OS = OS X iPhone / iPad / iPod touch の OS = iOSApple Watch の OS = watchOS

• 先週のWWDC15で「watchOS 2」が発表された

• Mac の OS = OS X iPhone / iPad / iPod touch の OS = iOSApple Watch の OS = watchOS

• 先週のWWDC15で「watchOS 2」が発表された

- 以前のものは「watchOS 1」ということになった

• Mac の OS = OS X iPhone / iPad / iPod touch の OS = iOSApple Watch の OS = watchOS

• 先週のWWDC15で「watchOS 2」が発表された

- 以前のものは「watchOS 1」ということになった

• ネイティブ動作するアプリがつくれるように

• Mac の OS = OS X iPhone / iPad / iPod touch の OS = iOSApple Watch の OS = watchOS

• 先週のWWDC15で「watchOS 2」が発表された

- 以前のものは「watchOS 1」ということになった

• ネイティブ動作するアプリがつくれるように

- 以前のウォッチアプリの「処理」はiPhone側で行われていた

• Mac の OS = OS X iPhone / iPad / iPod touch の OS = iOSApple Watch の OS = watchOS

• 先週のWWDC15で「watchOS 2」が発表された

- 以前のものは「watchOS 1」ということになった

• ネイティブ動作するアプリがつくれるように

- 以前のウォッチアプリの「処理」はiPhone側で行われていた

- ネイティブアプリ・・・ウォッチ側で「処理」されるアプリ

• Mac の OS = OS X iPhone / iPad / iPod touch の OS = iOSApple Watch の OS = watchOS

• 先週のWWDC15で「watchOS 2」が発表された

- 以前のものは「watchOS 1」ということになった

• ネイティブ動作するアプリがつくれるように

- 以前のウォッチアプリの「処理」はiPhone側で行われていた

- ネイティブアプリ・・・ウォッチ側で「処理」されるアプリ

• 多くの新機能も追加された

watchOS 2 の新機能

※スクリーンショット類は全てAppleの公開ドキュメントからの引用です

ピッカー

ピッカー

メディア再生

ピッカー

メディア再生 マイク録音

ピッカー

メディア再生 マイク録音

アラート

ピッカー

メディア再生 マイク録音

アラート アクションシート

・・・数が多いので、

・・・数が多いので、

ウォッチアプリのUI/UXに大きく影響する新機能

・・・数が多いので、

ウォッチアプリのUI/UXに大きく影響する新機能を3つに絞って紹介します

1. Complication

現行のサードパーティ製Watchアプリの課題

現行のサードパーティ製Watchアプリの課題

• 動作のもっさり感/画面の小ささとあいまって、タッチ操作してまでウォッチでやりたいことがそんなにない

現行のサードパーティ製Watchアプリの課題

• 動作のもっさり感/画面の小ささとあいまって、タッチ操作してまでウォッチでやりたいことがそんなにない

• Glance は「上にスワイプ」というひと手間があるだけで、圧倒的に使用機会が減る

現行のサードパーティ製Watchアプリの課題

• 動作のもっさり感/画面の小ささとあいまって、タッチ操作してまでウォッチでやりたいことがそんなにない

• Glance は「上にスワイプ」というひと手間があるだけで、圧倒的に使用機会が減る

→ 真に実用的なのは Complication !!

現行のサードパーティ製Watchアプリの課題

• 動作のもっさり感/画面の小ささとあいまって、タッチ操作してまでウォッチでやりたいことがそんなにない

• Glance は「上にスワイプ」というひと手間があるだけで、圧倒的に使用機会が減る

→ 真に実用的なのは Complication !!

• (個人的には)実際のところ、使ってるのは「ワークアウト」だけ

現行のサードパーティ製Watchアプリの課題

• 動作のもっさり感/画面の小ささとあいまって、タッチ操作してまでウォッチでやりたいことがそんなにない

• Glance は「上にスワイプ」というひと手間があるだけで、圧倒的に使用機会が減る

→ 真に実用的なのは Complication !!

• (個人的には)実際のところ、使ってるのは「ワークアウト」だけ

- 左腕を上げるだけで消費カロリーを確認できる

現行のサードパーティ製Watchアプリの課題

• 動作のもっさり感/画面の小ささとあいまって、タッチ操作してまでウォッチでやりたいことがそんなにない

• Glance は「上にスワイプ」というひと手間があるだけで、圧倒的に使用機会が減る

→ 真に実用的なのは Complication !!

• (個人的には)実際のところ、使ってるのは「ワークアウト」だけ

- 左腕を上げるだけで消費カロリーを確認できる

• でもサードパーティ製アプリは Complication をつくれなかった

ClockKit

ClockKit• Complecation を作成・管理するためのフレームワーク。watchOS 2 で新たに追加された。

ClockKit• Complecation を作成・管理するためのフレームワーク。watchOS 2 で新たに追加された。

→ サードパーティも Complication の作成が可能に!

ClockKit• Complecation を作成・管理するためのフレームワーク。watchOS 2 で新たに追加された。

→ サードパーティも Complication の作成が可能に!

• 技術的な参考資料:WWDC15 セッション 209 “Creating Complecation with ClockKit”

ClockKit• Complecation を作成・管理するためのフレームワーク。watchOS 2 で新たに追加された。

→ サードパーティも Complication の作成が可能に!

• 技術的な参考資料:WWDC15 セッション 209 “Creating Complecation with ClockKit”

• watchOS-2-Sampler にも後日追加予定

2. Watch Connectivity

Watch Connectivity とは?• Phone - Watch 間通信を行うためのフレームワーク

• 機能

- バックグラウンド送信

- 双方向メッセージング

バックグラウンド送信• コンテンツをバックグラウンドで送信する

• 3つのタイプ

• 3つのタイプ

- Application Context

- User info transfer

- File transfer

• 3つのタイプ

- Application Context

- User info transfer

- File transfer

・・・要は、データやファイルがバックグラウンドで送れる!

• 3つのタイプ

- Application Context

- User info transfer

- File transfer

・・・要は、データやファイルがバックグラウンドで送れる!

→ Watch App 起動時点でデータを Phone 側と同期しておける(Glance にも便利そう)

Phone - Watch 間で相互にメッセージやデータを送れる

双方向メッセージング

Phone - Watch 間で相互にメッセージやデータを送れる

双方向メッセージング

watchOS 1 の頃は Watch → Phone しかできなかった(ただし Phone から Reply を返すことは可)

Phone - Watch 間で相互にメッセージやデータを送れる

双方向メッセージング

watchOS 1 の頃は Watch → Phone しかできなかった(ただし Phone から Reply を返すことは可)

→ 親アプリ(Phone側)を起点にウォッチ側に何かをさせることが可能に

メッセージ送信が可能なケース その1:

両者共にフォアグラウンド

メッセージ送信が可能なケース その2:

iOS側だけバックグラウンド

✴ つまり、Watch 側はフォアグラウンドで起動している必要がある

3. センサへのアクセス

watchOS 1 時代

watchOS 1 時代

(お客さん)「こんなアプリつくりたいんですけど」

watchOS 1 時代

(お客さん)「こんなアプリつくりたいんですけど」

(堤)「すいません、それサードパーティ製アプリではできないんです・・・」

watchOS 1 時代

(お客さん)「こんなアプリつくりたいんですけど」

(堤)「すいません、それサードパーティ製アプリではできないんです・・・」

- 手を挙げたときに~するアプリ(加速度センサ利用)

watchOS 1 時代

(お客さん)「こんなアプリつくりたいんですけど」

(堤)「すいません、それサードパーティ製アプリではできないんです・・・」

- 手を挙げたときに~するアプリ(加速度センサ利用)

- ウォッチに呼びかけると~するアプリ(マイク利用)

watchOS 1 時代

(お客さん)「こんなアプリつくりたいんですけど」

(堤)「すいません、それサードパーティ製アプリではできないんです・・・」

- 手を挙げたときに~するアプリ(加速度センサ利用)

- ウォッチに呼びかけると~するアプリ(マイク利用)

- etc…

watchOS 1 時代

(お客さん)「こんなアプリつくりたいんですけど」

(堤)「すいません、それサードパーティ製アプリではできないんです・・・」

- 手を挙げたときに~するアプリ(加速度センサ利用)

- ウォッチに呼びかけると~するアプリ(マイク利用)

- etc…

→ 諦めたアイデアの多くがセンサ類を利用するものだった

watchOS 2 でアクセス可能なセンサ・アクチュエータ

• 生(に近い)値を取得可能

- 加速度センサの値

- 歩数情報・・・ウォッチだけ持って歩いても変化する

• 制約付きで利用可能

- Taptic Engine・・・決められた9種の「タイプ」から選択できる

- マイク/スピーカー・・・既成UIから利用可能

- Bluetooth Headset からのオーディオファイル再生

- 心拍数・・・HealthKit からデータ取得可能(※watchOS 1 の頃から可能)

まとめUI/UXに影響の大きい watchOS 2 の新機能3つ

• Complication (ClockKit)

- アプリ起動不要、Glanceのようにスワイプも不要- → ユーザーにとって最も利用ハードルが低く、実用度向上が期待できる

• Watch Connectivity

- バックグラウンドでのデータ送信 → 起動時点での親アプリとのデータ同期が可能に

- 双方向メッセージング → 以前はできなかた Phone → Watch の制御が可能に

• センサへのアクセス- 加速度センサや歩数情報が取得できるように → アプリの企画の幅が広がる

watchOS-2-Sampler

GitHub: shu223/watchOS-2-Sampler

Blog: watchOS 2 の新機能のサンプルコード集『watchOS-2-Sampler』

watchOS 2 新機能のサンプルコード集 - Accelerometer - Gyroscope - Pedometer - Heart Rate - Table Animations - Animated Properties - Audio Rec & Play - Picker Styles - Taptic Engine - Alert - Animation with Digital Crown - Interactive Messaging - Open System URL - Audio File Player

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