sharepoint 2013 ワークフロー開発入門

SharePoint 2013

ワークフロー開発入門

2013/8/03

アドバンスド・ソリューション株式会社

及川紘旭

Agenda自己紹介 / 会社紹介

1. 2010 と 2013 の違い1. 実行環境の違い ver 20102. 実行環境の違い ver 20133. 実装方法の違い

2. SharePoint 2013 でのワークフロー開発1. ワークフローの構成要素と開発ツール2. ワークフローの実行イメージ3. 宣言型ワークフロー開発の要点

3. デモ4. 参考情報

自己紹介

及川紘旭 ( おいかわひろあき )• Microsoft MVP for SharePoint Server

2007/10～ 2013/9• SharePoint 歴 7 年。• 開発者上がりの SharePointer 。• SharePoint 以外の趣味は富士登山。

• ブログ　 SharePoint Developer• Twitter 　 @HiroakiOikawa

会社紹介

SharePoint 関連事業• 導入コンサルティング• 構築、開発、移行プロジェクトの受託業務• テクニカルサポート• 書籍執筆 ( これから )• トレーニング、セミナー ( これから )

その他の事業• Office アプリ開発• Office 365, Intune, CRM 導入支援• PM 支援、営業支援

実は・・・

今日の話題、ちょっと先を越されました　 (;´ ･ω ･ )

実は・・・ JBS さん、 WF 自習書を公開！

良書です！一般的な内容は自習書で・・・

※JBS さんのホームページより抜粋

せっかくなんで、ちょっと踏み込んでみましょう。

2010 と 2013 の違い- 実行環境 -

実行環境の違い ver 2010

SharePoint 2010 ワークフローは、 SharePoint の内部で動作するため、大規模展開が困難。

SharePoint 2010

サイト・リスト・ライブラリ

Workflow Foundation 3.5

SharePoint ワークフローエンジン

ワークフロー • フロントエンドサーバーやアプリケーションサーバーに負荷がかかる。• ワークフローの不具合がサービス

全体に影響を与える。

SharePoint 2010 ワークフローの問題点

Office 365 のような大規模展開が難しい仕組みになっていた。

実行環境の違い ver 2013

SharePoint 2013 ワークフローは、 SharePoint の外部で動作するため、可用性が向上。

SharePoint 2013

サイト・リスト・ライブラリ

Workflow Server

Workflow Manager 1.0

SQL Server 2012

.NET Framework 4.5

ワークフロー

Workflow Client 1.0

Workflow Services Application Proxy

SharePoint Workflow Object Model

HTTPHTTPS

2010 と 2013 の違い- 実装方法 -

実装方法の違い

SharePoint 2013 ワークフローは、 Workflow Foundation 4.5 に準拠し、「宣言型」となる。「宣言型」とは

• あらかじめ用意されたパーツを組み合わせて実装する方法。• ワークフロー内にコードを書

くことはできない。• SharePoint 2010 では

SharePoint Designer でのワークフロー開発がこれに該当。

より安全なワークフロー開発を実現。

2010 2013

宣言型

宣言型コード記述

宣言型

ツールとバージョンごとの実装方法

SharePoint 2013 でのワークフロー開発

ワークフローはアクションやアクティビティの組み合わせの定義 ( 宣言 ) により構成される。

ワークフローの構成要素と開発ツール

ワークフローテンプレート

アクション・条件

アクティビティ

• Workflow Foundation 4.5 に含まれるマネージドコードのクラスライブラリ。

ワークフロークラスライブラリ

• ワークフロー開発で利用する最小単位の宣言型オブジェクト。

• Visual Studio でのワークフロー開発にて利用。

• アクティビティの組み合わせで構成される、より高度な宣言型オブジェクト。

• SP Designer でのワークフロー開発にて利用。

• アクティビティまたはアクション・条件の組み合わせで構成された、ワークフロー定義のテンプレート。

• SPD の場合、再利用可能ワークフローのみテンプレート化可。

ワークフローの構成要素構成要素の説明

Visual Studio

SP Designer

VisualStudio

※ 赤字と赤線は構成要素を開発するためのツールを示す。

ワークフローの実行イメージ

ワークフローは SharePoint や Web サービスと連携して動作。複雑な処理は Web サービス化するのが基本。

SharePoint 2013 Workflow Server 社内外Web サービス

起動

結果返送

アクティビティ実行

業務処理実行

宣言型ワークフロー開発の要点• 開発スキルに合わせて開発ツールを選択– 一般ユーザーは SharePoint Designer で効率よく開発。– 開発者は Visual Studio でより高度で複雑なワークフローを開発。

• 再利用性を考慮して開発対象を選択– ワークフローの開発の効率化には、アクション、条件の開発。– 複数個所への展開をする場合は、 VS でワークフローテンプレートを開

発。• カスタムコードは Web サービスとして実装– ワークフローから REST 、 SOAP サービスを呼び出し、カスタムコード

を実行。– Web サービスからの戻り値は JSON 形式で、 DynamicValue 型に格納。

• フロー制御も宣言型で記述– 分岐条件だけでなく、繰り返しやスキップも記述可能。

• ワークフローは wsp か app で展開– 通常のワークフローテンプレート等は wsp で展開。– ワークフロー駆動な SharePoint Apps は app で展開。

デモ

SP Designer による開発方法

アクションを組み合わせワークフローを定義。

アクションはあらかじめ定義されており、メ

ニューから選択する。

アクションのパラメータを指定。

Visual Studio による開発方法ツールボックスからアクティビティを選択し、エ

ディタにドロップ。

アクティビティを組み合わせ

ワークフローを定義。

アクティビティのプロパティを設定。

参考情報SharePoint 2013 評価リソース-> ワークフローガイド

SharePoint 2013 training for developers (英語)

->Module 9 がワークフロー開発に関するビデオ

SharePoint Workflow Development with Office Developer Tools for Visual Studio 2012 (英語)

-> ワークフロー開発の Step by Step での説明

sharepoint 2013 ワークフロー開発入門

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