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823日(土) 新潟薬科大学 応用生命科学部 村瀬 博昭

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8月23日(土)

新潟薬科大学 応用生命科学部

村瀬 博昭

賞味期限・・・おいしく食べることができる期限

消費期限・・・過ぎたら食べない方が良い期限

消費期限は5日以内に食品が大きく劣化するときに付けられる

(多くの場合は安全性に影響がある)

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3

表示されているのは賞味期限?消費期限?

日本人の平均寿命

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男性 女性

全国 79.59 86.35

新潟県 79.47

(27位) 86.96

(5位)

65歳 平均余命

83.78 88.84

平均寿命(歳)

生きる上での基本であって、知育、徳育及び体育の基礎となるべきものと位置付けるとともに、様々な経験を通じて「食」に関する知識と「食」を選択する力を習得し、健全な食生活を実践することができる人間を育てる食育を推進することが求められている。

(食育基本法,2005)

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痛みやすい食材は手前に置かない

肉や魚は冷機の吹き出し口の近くに置く

背の低いものは手前に置く

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日本は食料廃棄率が世界一

1日1人当たりの供給量は2551キロカロリー

食べる量は1891キロカロリー

供給の4分の1が食べ残し(毎日3000万人分)

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平成18年「食糧需給表」

年間500万人以上が餓死(6秒に1人)

レシピの通りに料理をすると必ず食材が余るので、工夫することが望ましい。

レシピから脱線することを考える。脱線した分がその人の独自の味となる。

食材を余さずに使い切る計画を立てるのは立派な食育の活動。そして楽しい。

食材の購入を控えめにすることも重要。

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個食・・・好きな料理だけを食べる

孤食・・・一人だけで食べる

固食・・・決まった料理だけを食べる

小食・・・少量を食べる

粉食・・・パンや麺類の食事を食べる

濃食・・・味付けの濃いものを食べる

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年中行事とは、先人が引き継いで、我々のために残してくれた文化的な財産

年中行事は約11日に1度やってくる

行事を大切にする家族とそうでない家族では人生の豊かさが違ってくる

年中行事を大切にすると、生活のすごし方が変わる。友人が増える。人生が変わる。

年中行事は、過ごし方の創造である。

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月日 行事 目的

1月1日 正月 年神様のお迎え、感謝、豊作祈願

1月7日 七草の節句 健康

1月11日 鏡開き 年神様に感謝

1月第2月曜日 成人の日 記念日と祝い

1月15日 どんと焼き 年神様の送り

1月15日 小正月 感謝

2月3日 節分 健康、魔よけ

2月8日 針供養 感謝、大切

2月11日 建国記念日 記念と祝い

2月14日 バレンタインデー 交流

3月3日 桃の節句、ひな祭り 健康、成長祈願

3月14日 ホワイトデー 交流

3月18日~24日 彼岸、春分の日 先祖のお迎え、鎮魂、感謝

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月日 行事 食行事

1月1日 正月 おせち、雑煮、おとそ

1月7日 七草の節句 七草がゆ

1月11日 鏡開き もち入りしるこ

1月第2月曜日 成人の日 焼き団子、もち

1月15日 どんと焼き 小豆がゆ

2月3日 節分 大豆、恵方巻き

2月8日 針供養 豆腐、こんにゃく、根菜類煮物

3月3日 桃の節句、ひな祭り ちらし寿司、ハマグリ、菱餅、草餅、甘酒

3月18日~24日 彼岸、春分の日 ぼたもち(おはぎ)、団子

5月5日 端午の節句、こどもの日 ちまき、柏餅

7月7日 七夕 そうめん

8月13日~16日 盆と中元 団子、おはぎ、旬の野菜、精進料理

7月20日頃~立秋前日 土用の丑の日 うなぎ、瓜類

9月9日 重陽の節句 栗飯、菊もち、なす等の野菜、菊酒

9月7日~10月8日 月見 月見団子、サトイモ等の野菜

9月20日~26日頃 彼岸・秋分の日 おはぎ(ぼたもち)、団子

11月15日 七五三 赤飯、鯛、千歳飴

12月22日頃 冬至 カボチャ、こんにゃく、柚子

12月31日 大晦日 そば

新鮮なうちに冷凍しましょう

冷凍前の処理を適切にしましょう

薄く・小さく冷凍しましょう

密封して冷凍しましょう

よくさまして冷凍しましょう 汁物は少なめに冷凍しましょう

日付と食品名を記入しましょう

再凍結は控えましょう

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冷蔵庫で保存していても風味や食感が低下します。

可能であれば余ってから冷凍するより、使用しない量を考えて早めに保存しましょう。

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水分が多い野菜を生のまま冷凍すると細胞の損傷が大きくなって食感が悪くなってしまいます。

冷凍するときに野菜などを茹でる・蒸すなど、加熱処理しましょう(ブランチング)。

ブランチングによってビタミンの分解が進みにくくなります。

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冷凍のコツは早く冷凍させることです。 早く冷凍させるため、食品は薄く小さくしましょう。

大きなものは細かく分けて、少量で使用できるようにしましょう

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密閉が十分でないと水分が奪われて、食材が冷凍庫の中で乾燥してしまいます。

食品が直接空気に触れないようにしっかり密封しましょう。

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調理した食品を熱いまま入れると冷凍庫の温度が上がります。

冷凍の前に常温や冷蔵庫でさましてから冷凍庫に入れましょう。

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スープ類やカレーなどの汁物は凍ると膨張します。

容器や袋に入れるときは8分目程度にして密封して冷やしましょう。

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理想は傷みやすいジャガイモを取り除く。または保存の際につぶしておく。

薄くできる容器に入れて急速に冷やす。

表面は冷えても内部は温かいことがあり、菌が繁殖しやすい。

大半の菌は75℃程度で1分間の加熱で死滅する。

冷凍すると食品の中身がわからなくなることがあります。

ポリ袋やラップなどに、マジックなどで冷凍した日付や食品名を記載すると便利です。

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一度解凍したら必ず使い切りましょう。

再凍結は味や栄養を損ないます。

衛生的にもよくありません。

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水分の少ないものは室温解凍

肉や魚は冷蔵庫解凍

肉や魚を急ぎで解凍するときは流水解凍

野菜やごはんなどは加熱解凍

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冷凍庫から取り出して室温で解凍する方法。自然解凍ともいう。

室温では酵素反応が起こりやすく栄養や品質などが悪化しやすい。

細菌が繁殖しやすい温度でもある。

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冷蔵庫の温度は3~5℃と低温なので、組織損傷や最近の繁殖の影響が少ない。

解凍時間が長くなる。

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水道水を流しながら解凍する方法。

食品をビニール袋などに入れて、水を張った大きな容器に入れて解凍する。

水道水の温度の高い夏期などは室温解凍とあまり変わりないため注意が必要。

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凍ったまま食材を一気に加熱する。

解凍と調理を兼ねる。

冷凍庫から出したら早めに解凍する。

解けて水分が出ると、その部分が重点的に加熱されてムラができてしまう。

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なるべく会話しながら食事をしましょう

レシピから楽しんで脱線しましょう

冷蔵庫の中身で楽しみましょう

レストランや食堂では最初からごはんを少なめで注文しましょう

食料の購入は控えめにしましょう

「いただきます」を心から言いましょう

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