なぜ、僕は予定ゼロで退職したのか?

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なぜ、僕は予定ゼロ退職届を出したのか? 2015.9.30 独立祭

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Career


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なぜ、僕は予定ゼロで 退職届を出したのか?

2015.9.30 独立祭

2015年8月、僕は退職届けを出した。 そのとき、10月以降の予定は「ゼロ」だった。

1.早野龍輝について

僕のこれまで

熊本県の農家の長男に生まれる。

済済黌高校入学、のち浪人。

東京大学入学、上京。

中経出版入社、書籍編集者に。

KADOKAWA社員に。

1988

2004

2008

2012

2013

セイセイコウ

① 書籍編集者として

これまでに34冊の書籍を企画・編集。

▲自己啓発 ▲学生読み物 ▲教養 ▲健康

② イベント主催者として

大学4年次にイベント企画に目覚め、 社会人団体を複数立ち上げ。

③ コミュニティ運営者として

同世代コミュニティ「88年会」 代表として2年間活動。

④スペースの運営者として

社会人活動の拠点として プロデューサーズハウスを構想、実現。

2.編集者として

「職業:編集者」の良いところ

アイデア1本で勝負できる

成果が形になる

働き方が自由

編集者としての壁

部数実績 刊行点数 社内調整

編集者のキャリアパス

版元の編集者(会社員)

フリーライター

他の 出版社へ

外部 編集者

エージェント

出版社を興す

? ? ? ? ?

出版業界自体の減少

僕が直面した課題

「会社員ではできないこと」に直面した

「作りたい本」を一通り出版した

3年後の自分がイメージできなかった

組 織

企 画

キャリア

▶︎業界で会社員を続けることに不安が生まれた

「このまま会社員でいて、 どうなるんだろう…?」

3.自分は何者なの?

自分ができること

企画

編集

管理

どんな仕事ができるだろう?

ライター?

ブロガー?

コンサルタント?

紹介業?

動画クリエイター?

プロイベンター?

ある上司の言葉:いったん転職

いきなり起業するよりは、 博報堂かリクルートあたりに 転職してもよいのでは?

ある業界人の言葉:まずは実績

編集者として部数実績がまだ 不十分なのだから、 編集者を続けるべきだ

「出版社を離れたら、 自分には何ができるんだろう?」

4.決意と決断

漠然とした直感

会社員でいるうちは、そもそも 誰も仕事を依頼してくれないのではないか?

周囲のフリーランスや起業家の様子から、 どうにか生活はできるのではないか?

失敗しても、年齢から考えて、やり直せる!

組 織

収 入

年 齢

▶︎「動かないと、始まらないのではないか?」

ある人の言葉

ウェブ業界で、 出版業界の経験者が

非常に求められているらしい

▶︎「業界」と「スキル」の分離の発想

仕事についてのひらめき

それまでの選択肢

出版業界

イベントや 個人業の世界

or

出版の スキル

企画や営業の スキル

あたらしい選択肢

出版の スキル

さまざまな 業界

etc.

いまあるものを手放さないと、 道は開けない。

ある直感

いまあるものを手放さないと、 道は開けない。

こうして、僕は退職した。

最終出社から1ヶ月間のセルフドキュメンタリー

予定ゼロで退職した僕は、 何を見つけたのか?

2015.9.30 独立祭

5.退職から起業まで

退職直後の僕

スキルの棚卸し

個人ブログ

クラウドソーシング

「自分にできること」と題してメニュー表を作成。しかし、「何でも屋」の域を出ず、かえって分からなくなった

「フリーランスとして情報発信を!」と意気込むが、どんな人物として情報を発信するか定まらず、続かなくなった。

「小さい仕事をたくさん受けよう」と登録。しかし、とにかく単価が低く、打ち合わせなどの手間がかかりすぎる。

前職の著者からアドバイス

ウェブ案件もやるなら、 株式会社をつくった

ほうがいい

→設立費用26万円をどうにか工面し、設立へ。

”業務委託”で検索

ウォンテッドリーでの発見

事前イメージ

事後イメージ

ウェブ業界経験者中心の 中途採用のための転職サイトで、 自分には向かない…

・業務委託も可 ・柔軟に条件を相談できる ・「ディレクター」で検索すると 実際には編集者の募集が多数

フリーランス・自営業者に ベストなサービスかも!?

そうと分かれば、

応募!

僕が訪問したオフィス

6.扉は開いた

オウンドメディアの圧倒的な需要

企業が発信したい情報を、ユーザー目線に合わせてコンテンツ化し、発信するメディア

定義

スマホによるウェブメディアの普及・一般化と、ファンマーケティングの必要性が高まった背景

当面は安価に作れるため、ノウハウがないままスタートする場合が多い。 しかし、次第に多くの企業が制作の課題に直面する。

現場

▶︎ メディアを作りたくて困っている企業が、無数にある!

”このメディアの編集長を、 あなたに任せたい”

オウンドメディアを僕がやる必然性

企画

編集

管理

もともとあるスキルとそれぞれが対応

僕の立場

▶︎メディアの新規立ち上げ・制作の両場面で  企画や執筆のプロとして活動。

7.今後の働き方

法人名

株式会社メディア・コンフィデンスMedia-Confidence, inc.

法人名の由来

Confidence=自信・信頼➕

Media

メディアに、コンフィデンス=自信と信頼を与える存在として

貫きたい生き方

ひとり社長として ストレスフリー ”ご指名”プロ

拠点を複数持ち、 フットワーク軽く

食事、体調管理、 ジム、人間関係

出版とウェブの 成功請負人に

予定ゼロで退職した僕は、 自分のできることを見直しながら、 いくつかの幸運にめぐまれ、 メディアのプロとして、 スタートすることができました。

まとめ

本日お集まりいただいたすべての方々に 御礼と感謝を申し上げます。

最後に

これからはじまる新しい日々。 早野龍輝やその会社を どうぞよろしくお願いいたします。