鳥取環境大学の防災拠点としての可能性を探る

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鳥取環境大学の防災拠点とし ての可能性を探る 情報システム 森田 雅好 環境マネジメント 山本 龍一 環境政策経営 森山 雄太 環境政策経営 石谷 拓也 環境マネジメント 佐々木 将也

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Page 1: 鳥取環境大学の防災拠点としての可能性を探る

鳥取環境大学の防災拠点としての可能性を探る

情報システム 森田雅好

環境マネジメント 山本龍一

環境政策経営 森山雄太

環境政策経営 石谷拓也

環境マネジメント 佐々木将也

Page 2: 鳥取環境大学の防災拠点としての可能性を探る

防災拠点とは?

• 災害時に防災活動の拠点となる施設や場所のこと

• 平常時には防災講習・地域住民の憩いの場として活用

• コミュニティ防災拠点・地域防災拠点・広域防災拠点などの種類がある。

Page 3: 鳥取環境大学の防災拠点としての可能性を探る

鳥取環境大学は防災拠点地か?

• 鳥取環境大学は防災拠点地として登録されていない

• 団地ができた後に鳥取環境大学が設立されたから

• 市からの登録の願い出が来なかったから

• 環境大学は防災拠点となる可能性は低い

理由

Page 4: 鳥取環境大学の防災拠点としての可能性を探る

鳥取大学の防災拠点の可能性

可能なこと

• 水分の補給

• 食料の確保

• 毛布などによる寒さ対策

不可能または困難なこと

• 電気の供給

• 暑さ対策

• トイレ

• 人1人分の場所確保

Page 5: 鳥取環境大学の防災拠点としての可能性を探る

若葉台小学校の防災拠点としての可能性

可能なこと

• 水分の補給

• 食料の確保

• 毛布などによる寒さ対策

不可能または困難なこと

• 電気の供給

• 暑さ対策

• トイレ

• 人1人分の場所確保

• 大規模な災害には対応できない

Page 6: 鳥取環境大学の防災拠点としての可能性を探る

防災拠点や避難生活の必需品

• 食料(インスタント食品など)

• 飲料水(最低は3日分、1人1日3リットル)

• 医薬品(消毒液、絆創膏、包帯など)

• 日用品(ちり紙、懐中電灯、ラジオ、電池など)

• 衣類(毛布、下着、防災頭巾、ヘルメットなど)

• 現金、印鑑、現金通帳など

• 赤ちゃんがいる家は、ミルクや紙おむつ

Page 7: 鳥取環境大学の防災拠点としての可能性を探る

防災拠点や避難生活にあると便利な物

• 食料(アルファー化水、糖分補給、脱水防止、疲労回復に役立つ食べ物)

• 飲料(なるべく砂糖の少ない物)

• 医薬品(とげ抜き、目薬)

• 日用品(ウエットティッシュ、油性ペン、タオル、

Page 8: 鳥取環境大学の防災拠点としての可能性を探る

避難所に具備すべき条件

• 一人当たりの占有面積の確保

• プライバシーの保護

• コミュニティスペースの設置

• 電気、生活用水の確保

• トイレの確保

など

Page 9: 鳥取環境大学の防災拠点としての可能性を探る

鳥取西部地震

2000年10月6日発生

マグニチュード7.3

最大震度6強(鳥取県日野町、境港市)

死者 0人

負傷者 182人

Page 10: 鳥取環境大学の防災拠点としての可能性を探る

避難所の収容基準

• 長期避難

– 居室3.3㎡当たり2人

• 一時避難

– 居室3.3㎡当たり4人

Page 11: 鳥取環境大学の防災拠点としての可能性を探る

避難スペースの区割り

• ビニールテープ等で通路、境界等を表示する。

• 各避難者の就寝スペースが、可能な限り幅員2m以上の通路に接する。

• 入口付近、非常口付近には避難者のスペースを設けない。

• 避難者の共用スペースは入口付近に設置する。

Page 12: 鳥取環境大学の防災拠点としての可能性を探る

避難所での生活

• 食事、入浴、洗濯

• 寒さ暑さ対策

• 健康管理、安全管理

• 生活ルールの設定

Page 13: 鳥取環境大学の防災拠点としての可能性を探る

避難者の情報伝達

• 情報掲示板の設置

– 災害情報、救援情報

– 復旧関連情報

• 伝言板の設置

– 連絡及びコミュニケーションの向上のためにホワイトボード等を設置する。

Page 14: 鳥取環境大学の防災拠点としての可能性を探る

ハザードマップとは

地震・洪水などの災害をもたらす自然現

象を予測して、想定される被害の種類・程度とその範囲を示した地図のこと(災害予測地図・防災地図)

Page 15: 鳥取環境大学の防災拠点としての可能性を探る

鳥取市ハザードマップの種類

①浸水想定区域浸水想定区域浸水した場合に想定される水深洪水予報等の伝達方法避難場所緊急連絡先避難の心得 等

鳥取市役所やインターネットなどで入手できる。県立図書館で閲覧はできるがコピーは半分しかできない。メディアセンターにもある。

Page 16: 鳥取環境大学の防災拠点としての可能性を探る

鳥取市ハザードマップの種類

②土砂災害警戒区域土砂災害警戒区域図情報伝達方法避難場所 等

浸水想定区域と一緒に記載されている

Page 17: 鳥取環境大学の防災拠点としての可能性を探る

実際のハザードマップ

Page 18: 鳥取環境大学の防災拠点としての可能性を探る

鳥取市ハザードマップの種類

③鳥取市地震ハザードマップ危険度揺れやすさ 等

0

1

2

3

4

5木造密集度

人口密集度

避難困難性地盤の揺れ

液状化

津ノ井

0

1

2

3

4

5木造密集度

人口密集度

避難困難性地盤の揺れ

液状化

若葉台

Page 19: 鳥取環境大学の防災拠点としての可能性を探る

実際のハザードマップ

危険度Ⅲ:地震時の出火・延焼、建物倒壊、避難時の災害等の発生する可能性が高い町

危険度Ⅱ:地震時の出火・延焼、建物倒壊、避難時の災害等の発生する可能性がある町

危険度Ⅰ 地震時の出火・延焼、建物倒壊、避難時の災害等の発生する可能性が比較的低い町丁目

Page 20: 鳥取環境大学の防災拠点としての可能性を探る

鳥取県の以前の津波予測

• 東日本大地震起きるまでの津波の予測

– 規模:マグニチュード7.4

– 沿岸における最高水位:2.1m

– 被害想定:死者15名、住宅半壊72棟

Page 21: 鳥取環境大学の防災拠点としての可能性を探る

• 東日本大地震があった後、7月から鳥取県津波委員会が2011年に3回開かれた。

• 鳥取津波委員会では被害予想の検討や県の防災計画の見直しなどを行いました。

• 予測された結果は市町村に送り、ハザードマップが作れる予定。

Page 22: 鳥取環境大学の防災拠点としての可能性を探る

東日本大地震後の津波の予測

• 鳥取沖東部断層

– 沿岸における最高水位

• 鳥取市5.96m、北栄町1.74m、米子市1.06m

– 最高水位の到達時間

• 鳥取市11分、北栄町16分、米子市77分

Page 23: 鳥取環境大学の防災拠点としての可能性を探る

• 鳥取沖西部断層

– 沿岸における最高水位

• 鳥取市1.21m、北栄町2.42m、米子市1.33m

– 最高水位の到達時間

• 鳥取市25分、北栄町13分、米子市15分

Page 24: 鳥取環境大学の防災拠点としての可能性を探る

• 隠岐東方断層

– 沿岸における最高水位

• 鳥取市3.19m、北栄町2.38m、米子市2.1m

– 最高水位の到達時間

• 鳥取市30分、北栄町39分、米子市58分

Page 25: 鳥取環境大学の防災拠点としての可能性を探る

• 佐渡島北西方沖

– 沿岸における最高水位

• 鳥取市4.76m、北栄町3.84m、米子市4.83m

– 最高水位の到達時間

• 鳥取市138分、北栄町161分、米子市179分

Page 26: 鳥取環境大学の防災拠点としての可能性を探る

県内自治体の相互支援

• 被災した市町村は、相互応援協定に基づき県及び県内市町村に対し応援を要請する(鳥取県は岡山県、島根県)

• 大規模な災害で甚大な被害が見込まれるまたは緊急を要する場合、市町村は要請・調整を待たずに応援を実施する。

Page 27: 鳥取環境大学の防災拠点としての可能性を探る

調整派遣担当県の組み合わせ

被災 調整派遣(正) 調整派遣(副)

鳥取県 岡山県 島根県

島根県 鳥取県 山口県

岡山県 広島県 鳥取県

広島県 山口県 岡山県

山口県 島根県 広島県

Page 28: 鳥取環境大学の防災拠点としての可能性を探る

備蓄の概要

• 低コストで効率的な備蓄が目的。

• 市町村と県で構成する「鳥取県防災対策研究会」での検討を踏まえている。

• 「県及び市町村の備蓄に関する連携体制整備要領」に基づく「県と市町村の連携備蓄」に取り組んでいる。

Page 29: 鳥取環境大学の防災拠点としての可能性を探る

鳥取県・鳥取市町村の備蓄

• 県

– 鳥取県西部地震の際、避難所で必要とされた数量の概ね半分を備蓄。

– 残る半分は協定を締結した民間業者等から調達。

Page 30: 鳥取環境大学の防災拠点としての可能性を探る

• 市町村

– 各市町村の人口比率に応じて備蓄する。

– 地震発生時には、県内市町村の全ての備蓄物資の被災地域に集めて対応する。

– 2日目以降については協定を締結した民間業者や他の自治体からの支援。

Page 31: 鳥取環境大学の防災拠点としての可能性を探る

備蓄品目

• 仮設トイレ

• ストーブ

• 発動発電機

• 投光器等

県(大型の資機材4品目)

• 保存食

• 保存水

• 簡易トイレ

• おむつ

• 懐中電灯

• ラジオ

• 乾電池等

市町村(個人ごとに必要とされる18

品目)

Page 32: 鳥取環境大学の防災拠点としての可能性を探る

備蓄検討の現状

• 現状

– 市町村によっては災害時要援護者向けの備蓄がない。

– 災害時要援護者用備蓄を行っている市町村においても、対象者・対象者別の必要品目の把握が不十分。

• 課題

– 備蓄物資の管理・配送体制を構築しなければならない。

Page 33: 鳥取環境大学の防災拠点としての可能性を探る

鳥取環境大学の備蓄について

• 食料は定期的に変えなければならないので環境大にはない

• 寝袋は30人分用意されているが講義用

環境大には備蓄はない!

Page 34: 鳥取環境大学の防災拠点としての可能性を探る

鳥取環境大学に必要なもの

• 現在、鳥取環境大学は防災拠点として登録されていないので準備がされていない。

• しかし鳥取環境大学が避難場所としての可能性が0ではない。

• もし鳥取環境大学が防災拠点にならなくても学生が帰宅困難時に避難する可能性はあるのでストーブや発動発電機があると便利。

Page 35: 鳥取環境大学の防災拠点としての可能性を探る

感想