30 40 47 もしも、肩こり・腰痛がなくなったなら 日本...

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30代・40代の全国47都道府県男女50,000人に聞く、肩こり・腰痛調査 2016年9月7日 第一三共ヘルスケア株式会社 報道関係各位 もしも、肩こり・腰痛がなくなったなら 日本人の幸福度は4割増 鎮痛薬ブランドのロキソニン ® SからスイッチOTC外用鎮痛消炎薬「ロキソニン ® S外用薬シリーズ」を2016年8月25日に 新発売した第一三共ヘルスケア(本社:東京都中央区)は、社会や家庭で活躍する30代・40代を応援していきたいとの 思いから、全国47都道府県の男女50,000人を対象に、肩こりと腰痛に関する意識と実態調査を行いました。 肩こり・腰痛はニッポンの国民病 肩こりレスな沖縄、腰痛レスな愛媛は幸福度が高い 肩こり・腰痛はニッポンの国民病。肩こりは73.5%、腰痛は67.0%が国民病として同意<P3> 肩こり人口が多い肩こり県は、「奈良」、「徳島」、「大阪」。最も少ないのは、「沖縄」<P3> 腰痛人口が多い腰痛県は、「秋田」、「鹿児島」、「佐賀」。最も少ないのは、「愛媛」<P3> 奈良・秋田は肩こり・腰痛を放置しがちだが、沖縄・愛媛は貼付薬などを使って対処<P4> 肩こり人口が少ない沖縄は、症状が出たらすぐに対処<P4>。パソコン利用時間が短くストレス度も低く、幸福度は高い<P5> 腰痛人口が少ない愛媛の腰痛対処法第1位は市販の貼付薬で満足度も高い<P4>。ストレス度が低く、幸福度は高い<P5> 平均で肩こり歴12.4年、腰痛歴9.9年と慢性化 重症化するとストレス度も高まる 肩こり歴は平均12.4年、腰痛歴は平均9.9年と慢性化。「ほぼ毎日」その痛みに悩まされ、重症化している人ほど頻度も高い<P6> 肩こり・腰痛は「15時〜20時台」の夕方から夜にかけてが痛みのピークで、半数以上が日常生活に支障をきたしている<P7> 肩こり・腰痛は「ツラくなってから」対処する人が多数派だが、対処のタイミングは「適切ではない」と感じ、満足度も高くない<P8> 肩こり・腰痛が重症化している人のストレス度はより強い<P8> 肩こりの対処費は約1,700円/月、腰痛では約1,800円/月<P8> 外用薬に期待することトップは「高効果」。肩こり重症層では「速く効く」ことも重視 貼付薬を正しく理解しているのは1割。貼付薬と塗布薬の使い分け、貼付薬の替え時など、わからないまま使用<P9> 外用薬に期待するのは、3人に2人が「高効果」。肩こり重症層では、「速く効く」が高い<P9> 貼付薬は「自分」で貼る人がほとんどだが、実は、配偶者や子どもに貼ってもらいたい<P9> 「肩がこる」「腰が重い」に共感者多数。 もし肩こり・腰痛がなくなったなら、幸福度は4割増 3割以上が肩こり・腰痛の原因を理解せず、8割は症状が出ても「放置しがち」。肩こりで受診するのはわずか2割<P10> 肩こり持ちの今の幸福度は50.0点、腰痛持ちは48.5点。肩こり・腰痛がなくなれば幸福度は4割近くもアップ<P11> 6割は「肩こり・腰痛は一生治らない」と思っているが、肩こり・腰痛がなかったら作業効率がアップし生活もより楽しくなる<P11> 肩こり・腰痛大国の日本人が共感する慣用句は「肩がこる」と「腰が重い」。肩こり度・腰痛度が高いほど共感度が高い<P12> 本件に関するお問い合わせ先 第一三共ヘルスケア株式会社 経営企画部コーポレートコミュニケーショングループ TEL: 03-5255-6239 FAX: 03-5255-6502 担当:森上 ・ 前廣 調査概要 ■実施時期 2016年7月8日(金)〜7月13日(水) ■調査手法 インターネット調査 ■調査対象 全国の30代・40代の男女50,000人(総務省統計局人口推計の都道府県別人口および年代別構成比に応じて割付) ※各数値は、小数点第二位以下を四捨五入しています。 もりかみ まえひろ

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Page 1: 30 40 47 もしも、肩こり・腰痛がなくなったなら 日本 ・40代の全国47都道府県男女50,000人に聞く、肩こり・腰痛調査 2016年9月7日 第一三共ヘルスケア株式会社

30代・40代の全国47都道府県男女50,000人に聞く、肩こり・腰痛調査

2016年9月7日

第一三共ヘルスケア株式会社

報道関係各位

もしも、肩こり・腰痛がなくなったなら

日本人の幸福度は4割増

鎮痛薬ブランドのロキソニン®SからスイッチOTC外用鎮痛消炎薬「ロキソニン®S外用薬シリーズ」を2016年8月25日に

新発売した第一三共ヘルスケア(本社:東京都中央区)は、社会や家庭で活躍する30代・40代を応援していきたいとの

思いから、全国47都道府県の男女50,000人を対象に、肩こりと腰痛に関する意識と実態調査を行いました。

肩こり・腰痛はニッポンの国民病 肩こりレスな沖縄、腰痛レスな愛媛は幸福度が高い

肩こり・腰痛はニッポンの国民病。肩こりは73.5%、腰痛は67.0%が国民病として同意<P3>

肩こり人口が多い肩こり県は、「奈良」、「徳島」、「大阪」。最も少ないのは、「沖縄」<P3>

腰痛人口が多い腰痛県は、「秋田」、「鹿児島」、「佐賀」。最も少ないのは、「愛媛」<P3>

奈良・秋田は肩こり・腰痛を放置しがちだが、沖縄・愛媛は貼付薬などを使って対処<P4>

肩こり人口が少ない沖縄は、症状が出たらすぐに対処<P4>。パソコン利用時間が短くストレス度も低く、幸福度は高い<P5>

腰痛人口が少ない愛媛の腰痛対処法第1位は市販の貼付薬で満足度も高い<P4>。ストレス度が低く、幸福度は高い<P5>

平均で肩こり歴12.4年、腰痛歴9.9年と慢性化 重症化するとストレス度も高まる

肩こり歴は平均12.4年、腰痛歴は平均9.9年と慢性化。「ほぼ毎日」その痛みに悩まされ、重症化している人ほど頻度も高い<P6>

肩こり・腰痛は「15時〜20時台」の夕方から夜にかけてが痛みのピークで、半数以上が日常生活に支障をきたしている<P7>

肩こり・腰痛は「ツラくなってから」対処する人が多数派だが、対処のタイミングは「適切ではない」と感じ、満足度も高くない<P8>

肩こり・腰痛が重症化している人のストレス度はより強い<P8>

肩こりの対処費は約1,700円/月、腰痛では約1,800円/月<P8>

外用薬に期待することトップは「高効果」。肩こり重症層では「速く効く」ことも重視

貼付薬を正しく理解しているのは1割。貼付薬と塗布薬の使い分け、貼付薬の替え時など、わからないまま使用<P9>

外用薬に期待するのは、3人に2人が「高効果」。肩こり重症層では、「速く効く」が高い<P9>

貼付薬は「自分」で貼る人がほとんどだが、実は、配偶者や子どもに貼ってもらいたい<P9>

「肩がこる」「腰が重い」に共感者多数。 もし肩こり・腰痛がなくなったなら、幸福度は4割増

3割以上が肩こり・腰痛の原因を理解せず、8割は症状が出ても「放置しがち」。肩こりで受診するのはわずか2割<P10>

肩こり持ちの今の幸福度は50.0点、腰痛持ちは48.5点。肩こり・腰痛がなくなれば幸福度は4割近くもアップ<P11>

6割は「肩こり・腰痛は一生治らない」と思っているが、肩こり・腰痛がなかったら作業効率がアップし生活もより楽しくなる<P11>

肩こり・腰痛大国の日本人が共感する慣用句は「肩がこる」と「腰が重い」。肩こり度・腰痛度が高いほど共感度が高い<P12>

本件に関するお問い合わせ先

第一三共ヘルスケア株式会社 経営企画部コーポレートコミュニケーショングループ

TEL: 03-5255-6239 FAX: 03-5255-6502

担当:森上 ・ 前廣

調査概要 ■実施時期 2016年7月8日(金)〜7月13日(水) ■調査手法 インターネット調査

■調査対象 全国の30代・40代の男女50,000人(総務省統計局人口推計の都道府県別人口および年代別構成比に応じて割付)

※各数値は、小数点第二位以下を四捨五入しています。

もりかみ まえひろ

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専門家のコメント

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1976年昭和大学医学部卒業。1999年〜2007年昭和大学藤が丘リハビリテーション 病院病院長、2010年昭和大学教授に就任し、大学院保健医療学研究科と藤が丘リハビリテーション病院スポーツ整形外科を担当。2016年3月退任し、現在、昭和大学医学部整形外科学講座 客員教授。NPO法人スポーツ・健康・医科学アカデミー 理事長。マスメディアにも多数出演し「肩の名医」として知られる。 日本整形外科スポーツ医学会 副理事長、日本肩関節学会 名誉会員。

■姿勢や体のクセが肩こりや腰痛の原因になり得る

「こり」や「痛み」は体と心が発するSOSです。日常生活の中で何げなくしてい

る姿勢や生活習慣、ストレスが、肩こりや腰痛を引き起こすことがあります。知

らず知らずのうちに体に負担をかけていないか、精神的な負担が大きくなってい

ないか、肩こりや腰痛でお悩みの方はもちろん、悩んでいない方もセルフチェックで

自分の状態を把握することをお勧めしています。セルフチェックは、鏡で全身の

バランスを確認したり、姿勢や歩き方をスマホで撮影したりすれば簡単に行えま

す。働いている人であれば職場のトイレの鏡や通勤電車の窓ガラスでのチェック

を習慣にするのもよいでしょう。まっすぐに立っているつもりでも肩の高さが左右で

違う、大きく体を動かしているつもりでも腕の可動域が狭くなっているなど、毎日

朝晩、セルフチェックをすることで、「あれっ?」 という気づきが得られるはずです。

セルフチェックで違和感に気づいたら、肩こり・腰痛を改善するチャンスです。スト

レッチや運動、休養など、早めの対処を行いましょう。

簡単なセルフチェックのポイント

☑ 左右の肩の高さが同じか

☑ 頭が左右どちらかに傾いたり ねじれたりしていないか

☑ あごが前に突き出ていないか

☑ 猫背になっていないか (背中が丸まっていないか)

☑ 腰が反りすぎていないか (お腹を突き出すような姿勢に なっていないか)

☑ 脚を引きずっていないか

☑ 体が傾いていないか

☑ 両腕をまっすぐ真上に上げたとき 左右の角度は同じか

昭和大学医学部整形外科学講座 客員教授 筒井 廣明 先生

「こり」や「痛み」は体が発するSOS セルフチェックで自分の体の状態を把握し、 肩こりや腰痛のツラい痛みは薬剤師に相談してみましょう

■たかが肩こり、たかが腰痛と放置せず適切な対処を

今回の調査結果から多くの人が肩こりや腰痛に悩まされ(30代・40代男女の肩こり54.6%、腰痛46.8%)、肩こり・

腰痛ともに「ほぼ毎日」痛みを感じているにもかかわらず、約8割が肩こり・腰痛は「放置しがち」と認識していることが明

らかになりました。働き盛りの30代・40代の皆さんは、仕事や子育てに忙しい毎日を送っていることでしょう。しかしなが

ら、本調査で約半数の人が肩こりや腰痛により日常生活に支障が「ある」と回答しているように、たかが肩こり、たかが

腰痛と放置してしまうと、体に無理がかかった状態が続き、こりや痛みの悪循環が続いてしまいます。早めに自分に合っ

た適切な対処をすることでQOL(生活の質)を向上させましょう。

■ツラくなるまで我慢せずに早めに対処を

体に「痛み」があると筋肉が緊張し、さらに「こり」や「痛み」が悪化するという悪循環に陥ります。この悪循環が続くと、

「痛み」で関節を動かせなくなったり、関節の疾患につながったりと、さらに悪い状態になる場合もあります。悪循環を避

けるためにも、ツラくなるまで我慢せずに早めの対処を心がけてください。仕事や子育てに忙しく通院する時間がなかなか

とれない方は、ツラい「こり」や「痛み」を緩和するために市販薬での対処も有用です。医療用と同じ成分の外用鎮痛消

炎薬の選択肢が最近新たに増えましたので、薬剤師に相談して自分の症状に合うものを選びましょう。外用鎮痛消炎

薬にはさまざまな剤形がありますが、調査の結果から剤形の使い分けがわからない方も多いようです。痛みを緩和すると

いう効果だけでなく、テープ剤であればテーピングのように筋肉の動きをサポートしてくれますし、ゲル剤はこり固まった状

態の筋肉をマッサージするのにも便利です。こうした対処を行っても、症状がなかなか緩和しない場合は整形外科の受

診を検討してください。

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ニッポンの肩こり・腰痛事情

多くの日本人を悩ませる肩こり・腰痛は、もはやニッポンの国民病。

肩こり73.5%、腰痛67.0%が、国民病として同意。

肩こりや腰痛は日常的によくある症状で、そのツラさは誰もが経験した

ことがあるといっても過言ではないでしょう。30代・40代の肩こり・腰痛

経験者5,000人を対象に、「肩こり・腰痛は日本の国民病だ」と思うか

と聞くと、肩こりは73.5%、腰痛は67.0%(あてはまる+ややあてはま

るの合計)が「国民病だ」と答えています[図1]。

[図1]肩こり・腰痛は日本の国民病だと思うか?

16.3

19.7

50.6

53.8

27.8

21.7

5.2

4.8

腰痛

肩こり

(%)

国民病 だと思う

73.5

67.0

■あてはまる ■ややあてはまる

■あまりあてはまらない ■あてはまらない

肩こり・腰痛持ち全体(n=5,000)

肩こり人口が最も多い肩こり県は「奈良」、最も肩がこらない県は「沖縄」。

腰痛人口が最も多い腰痛県は「秋田」、最も腰が痛くならない県は「愛媛」。

1位 奈良(n=523) 60.8

2位 徳島(n=271) 60.1

3位 大阪(n=3,573) 58.1

最下位(肩こりが最も少ない都道府県) 沖縄(n=552) 48.0

[図2-3]腰痛が多い都道府県TOP3

1位 秋田(n=361) 53.5

2位 鹿児島(n=573) 51.7

3位 佐賀(n=295) 51.5

最下位(腰痛が最も少ない都道府県) 愛媛(n=507) 39.8

(%)

[図2-2]肩こりが多い都道府県TOP3

全体 (n=50,000)

男性 (n=25,278)

女性 (n=24,722)

1位 肩こり 54.6 肩こり 42.9 肩こり 66.5

2位 頭痛 51.5 腰痛 42.2 頭痛 64.4

3位 腰痛 46.8 頭痛 38.9 腰痛 51.4

[図2-1]最近1年間で経験した痛み

(%)

(%)

〈ご参考〉 ニッポン全国肩こり・腰痛ランキング ※総務省統計局人口推計の都道府県別人口および年代別構成比に応じて割付

日本の国民病ともいえる、肩こり・腰痛の実態を調べてみました。

30代・40代の男女50,000人を対象に、この1年間で経験した

痛みを聞くと、「肩こり」(54.6%)、「頭痛」(51.5%)、「腰痛」

(46.8%)の順となり、肩こり、頭痛、腰痛は日本人の痛みTOP3と

なっています。女性は全体と同じ順位ですが、男性は腰痛(42.2%)

が頭痛(38.9%)より経験率が高くなっています[図2-1]。これを都道

府県別で見ると、肩こり人口が最も多い肩こり県は「奈良」(60.8%)

で、次いで「徳島」(60.1%)、「大阪」(58.1%)の順となり、肩こり

人口が最も少ない県は「沖縄」(48.0%)でした[図2-2]。一方、腰

痛人口が最も多い腰痛県は「秋田」(53.5%)で、次いで「鹿児島」

(51.7%)、「佐賀」(51.5%)の順となり、腰痛が最も少ない県は

「愛媛」(39.8%)でした[図2-3] 。

肩こりランキング 腰痛ランキング

順位 都道府県 調査人数 割合 順位 都道府県 調査人数 割合 順位 都道府県 調査人数 割合 順位 都道府県 調査人数 割合

1位 奈良 523 60.8 25位

鹿児島 573 54.6 1位 秋田 361 53.5 25位 福岡 1,911 47.1 2位 徳島 271 60.1 長野 791 54.6 2位 鹿児島 573 51.7

26位 長野 791 47.0

3位 大阪 3,573 58.1 27位

山梨 319 54.5 3位 佐賀 295 51.5 大分 413 47.0 4位 福島 717 58.0 熊本 626 54.5 4位 長崎 491 51.1 28位 山口 496 46.8 5位 愛媛 507 57.4 29位 福岡 1,911 54.3 5位 宮城 897 50.6 29位 岡山 701 46.5 6位 兵庫 2,183 57.3

30位 青森 495 53.9 6位 大阪 3,573 50.4 30位 山梨 319 46.4

7位 香川 358 56.7 岐阜 772 53.9 7位 福島 717 50.3 31位 和歌山 356 45.8

8位 宮城 897 56.6 32位 茨城 1,129 53.6 8位 熊本 626 50.0 32位 茨城 1,129 45.7

佐賀 295 56.6 33位 宮崎 388 52.8 9位

栃木 773 49.7 33位 新潟 851 45.4 10位 北海道 2,097 56.4

34位 神奈川 3,967 52.5 福井 288 49.7 34位 兵庫 2,183 45.3

11位 静岡 1,440 56.0 千葉 2,503 52.5 11位 静岡 1,440 49.5 35位 京都 995 45.2

長崎 491 56.0 36位 群馬 759 52.4 12位 宮崎 388 49.2 36位 滋賀 551 45.0 13位 福井 288 55.9 37位 大分 413 52.3 13位 北海道 2,097 48.9 37位 東京 5,839 44.9 14位 岩手 464 55.8 38位 山口 496 52.2 14位 青森 495 48.7

38位 高知 261 44.8

15位 東京 5,839 55.7 39位 埼玉 3,007 52.0 15位 島根 237 48.1 神奈川 3,967 44.8

16位 和歌山 356 55.6 40位 秋田 361 51.8

16位 広島 1,076 48.0 40位 奈良 523 44.7

高知 261 55.6 41位 新潟 851 51.0 沖縄 552 48.0 41位 鳥取 204 44.6 18位 滋賀 551 55.0

42位 山形 397 50.9 18位 岩手 464 47.8

42位

千葉 2,503 44.5

19位

岡山 701 54.9 三重 698 50.9 19位 富山 405 47.7 群馬 759 44.5

鳥取 204 54.9 44位 富山 405 50.6 20位

愛知 3,047 47.6 埼玉 3,007 44.5

京都 995 54.9 45位 栃木 773 50.5 三重 698 47.6 45位 山形 397 42.8

島根 237 54.9 46位 石川 443 50.1 22位 香川 358 47.5 46位 徳島 271 41.7

23位 広島 1,076 54.7 47位 沖縄 552 48.0

23位 石川 443 47.2 47位 愛媛 507 39.8

愛知 3,047 54.7 全国平均 50,000 54.6 岐阜 772 47.2 全国平均 50,000 46.8

3

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肩こり・腰痛が少ない県の県民性

4

肩こりが少ない沖縄は、肩こりを放置せず症状が出たら貼付薬などを使ってすぐに対処している。

腰痛が少ない愛媛も、腰痛を放置せず貼付薬を活用、その対処内容に満足している。

まず、肩こりや腰痛の頻度が「月2〜3回以上」と答えた5,000人に、肩こり・腰

痛を放置しがちかどうか聞くと、肩こり県の奈良では86.0%、腰痛県の秋田は

89.5%と、全国(82.5%)よりも放置する傾向が高くなっています。

一方、肩こりの少ない沖縄は81.3%、腰痛の少ない愛媛は77.6%と、放置

する割合は全国よりも低くなっています[図3-1]。

肩こり・腰痛に対処するタイミングで、症状が出たらすぐに対処する人は全国で

41.7%ですが、肩こり県の奈良は37.8%とすぐに対処する割合が低いのに対し、

肩こりの少ない沖縄は約6割(56.8%)にのぼります [図3-2] 。

対処するタイミングが適切と思うかどうか聞くと、全国では適切と思う人が2割弱

(17.9%)なのに対し、肩こりの少ない沖縄は29.7%、腰痛の少ない愛媛は

22.0%で、肩こり・腰痛への対処のタイミングが適切だと思っている人が多くなって

います [図3-3]。

また、肩こり・腰痛への対処についての満足度を聞くと、全国の37.2%に対し、

肩こりが少ない沖縄では41.7%と4割を超え、腰痛の少ない愛媛では半数近い

47.5%が満足しています[図3-4]。

肩こり・腰痛が少ない県では、症状が出たら放置せずに早めに対処する傾向に

あり、そのタイミングにも対処の内容にも満足している人が多いことがわかりました。

満足度の高い対処の内容について聞くと、肩こりが少ない沖縄の肩こり対処法

は、「ストレッチやヨガ」(34.7%)、「お風呂やシャワー」(26.0%)、「市販の

外用薬(貼付薬)」「整体・鍼灸」(同率19.6%)の順となりました[図3-5]。

腰痛が少ない愛媛の腰痛対処法では、「市販の外用薬(貼付薬)」

(25.7%)がトップで、次いで「ストレッチやヨガ」、「お風呂やシャワー」(同率

23.3%)の順となりました[図3-6] 。

肩こりの少ない沖縄や腰痛の少ない愛媛では、特別な対処を行っているわけで

はなく、市販の外用薬などを使い、症状が出たらすぐに対処していることから、対処

のタイミングも適切で、対処法への満足度も高いという結果につながっているようで

す。

※実施者ベース

[図3-1]肩こり・腰痛は放置しがち

82.5

86.0 89.5

81.3

77.6

75.0

80.0

85.0

90.0

(%) 肩こり・腰痛持ち全体 (n=5,000)

奈良 (n=57)

秋田 (n=38)

沖縄 (n=48)

愛媛 (n=49)

41.7 37.8

56.8

30.0

40.0

50.0

60.0

(%) 肩こり・腰痛持ち 全体(n=4,083)

奈良 (n=45)

沖縄 (n=37)

1位 ストレッチやヨガ、体操をする 34.7

2位 お風呂やシャワーなどで体を温める 26.0

3位 市販の外用薬(貼付薬)を使う 19.6

整体院・整骨院・鍼灸院へ行く 19.6

5位 市販の外用薬(塗布薬)を使う 14.7

沖縄(n=265) (%)

1位 市販の外用薬(貼付薬)を使う 25.7

2位 ストレッチやヨガ、体操をする 23.3

お風呂やシャワーなどで体を温める 23.3

4位 市販の外用薬(塗布薬)を使う 17.8

整体院・整骨院・鍼灸院へ行く 17.8

愛媛(n=202) (%)

※実施者ベース

17.9

29.7 22.0

0.0

20.0

40.0

(%) 肩こり・腰痛持ち 全体(n=4,083)

沖縄 (n=37)

愛媛 (n=41)

※実施者ベース

37.2 41.7

47.5

20.0

30.0

40.0

50.0

(%) 肩こり・腰痛持ち 全体(n=4,070)

沖縄 (n=36)

愛媛 (n=40)

[図3-4]肩こり・腰痛の対処内容に満足している

[図3-5]肩こりが少ない沖縄の肩こり対処TOP5

[図3-2]肩こり・腰痛の症状が出たらすぐに対処する

[図3-3]肩こり・腰痛に対処するタイミングは適切だ

[図3-6]腰痛が少ない愛媛の腰痛対処TOP5

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5

[図3-7]肩こり持ちの平日のパソコン利用時間

4.2

3.4

3.00

3.50

4.00

4.50

(時間) 全国平均(n=4,198) 沖縄(n=39)

[図3-9]ストレスを感じている割合

77.8

75.0 75.5

72.0

74.0

76.0

78.0

80.0

(%) 肩こり・腰痛持ち 全体(n=5,000)

沖縄 (n=48)

愛媛 (n=49)

[図3-10]肩こり持ちの幸福度

50.0 49.4

56.4

40.0

50.0

60.0

(点) 全国平均 (n=4,198)

奈良 (n=46)

沖縄 (n=39)

48.5

42.5

48.3

40.0

45.0

50.0

(点) 全国平均 (n=3,074)

秋田 (n=24)

愛媛 (n=30)

パソコンの長時間利用は、肩こり・腰痛の原因ともいわれています。

パソコンの利用時間を見ると、肩こり持ちの全国平均が4.2時間に対し、肩こり

の少ない沖縄では3.4時間と短めです[図3-7]。

腰痛持ちの場合も同様に、全国平均4.1時間に対し、腰痛が少ない愛媛は

3.6時間となり[図3-8]、沖縄・愛媛のパソコンの利用時間は、ともに全国平均よ

り短くなっています。

普段のストレスについても、肩こり・腰痛持ち全体では77.8%がストレスを感じて

いますが、沖縄では75.0%、愛媛では75.5%と、平均を下回っています [図3-

9]。

また、今現在の幸福度を自己採点してもらうと、肩こり持ちの平均は50.0点に

対し、肩こりが少ない沖縄は56.4点と高得点ですが、肩こりが多い奈良は49.4

点と平均以下です[図3-10]。

腰痛持ちも同様に、平均48.5点に対し、 腰痛が少ない愛媛は48.3点と平均

並みですが、腰痛が多い秋田は42.5点と平均以下です[図3-11]。

肩こり・腰痛の有無は、痛みへの向き合い方だけでなく、QOL(生活の質)や

幸福感にまで影響をもたらすようです。

肩こりが少ない沖縄や腰痛が少ない愛媛は、ストレス度が低く幸福度が高い。

肩こり・腰痛が少ないと、痛みから解放される上に、QOL(生活の質)や幸福度が高くなる。

[図3-8]腰痛持ちの平日のパソコン利用時間

4.1

3.6

3.00

3.50

4.00

4.50

(時間) 全国平均(n=3,074) 愛媛(n=30)

[図3-11]腰痛持ちの幸福度

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働き盛り30代・40代の肩こり・腰痛実態

6

肩こり歴は平均12.4年、腰痛歴は平均9.9年と慢性化。

痛みが発生するのは「ほぼ毎日」で、重症化している人ほど痛くなる頻度がぐっと高まる。

次に、肩こり持ち(27,284人)と腰痛持ち(23,391人)を対象に、30代・40代の肩こり・腰痛実態を見てみましょう。

まず、肩こり・腰痛それぞれの経験年数を聞くと、肩こり持ちの肩こり

歴は平均12.4年、腰痛持ちの腰痛歴は平均9.9年といずれも長く、

肩こりも腰痛も慢性化していることがわかりました。

男女別の平均を見ると、肩こりは男性(10.2年)より女性(13.9

年)の方が、腰痛は女性(9.5年)より男性(10.4年)の方が長

期化しています[図4]。

肩こり・腰痛のツラさを11段階(0=ツラさなし、10=耐えられないツ

ラさ)で示してもらうと、肩こり持ちは平均5.4(男性5.2、女性5.6)、

腰痛持ちも平均5.4(男性5.3、女性5.4)となりました[図5]。

肩こり自己評価0-6点を「肩こり軽症層」(18,114人)、7-10点

を「肩こり重症層」(9,170人)、同様に腰痛自己評価0-6点を「腰

痛軽症層」(16,120人)、7-10点を「腰痛重症層」(7,271人)

と設定します。

痛みを感じる頻度を聞くと、肩こり・腰痛ともに「ほぼ毎日」(肩こり

41.3%、腰痛25.7%)が最も多くなっています。

「ほぼ毎日」痛みを感じる人を、上記の肩こり・腰痛の重症度別に見

ると、肩こり重症層では63.3%、腰痛重症層では44.5%と突出して

高いことがわかりました[図6-1、図6-2]。

[図4]肩こり歴、腰痛歴

肩こり歴(平均)

全体(n=27,284) 12.4年

男性(n=10,852) 10.2年

女性(n=16,432) 13.9年

腰痛歴(平均)

全体(n=23,391) 9.9年

男性(n=10,675) 10.4年

女性(n=12,716) 9.5年

[図5]肩こり・腰痛のツラさ評価(11段階)

肩こりのツラさ

全体(n=27,284) 5.4

男性(n=10,852) 5.2

女性(n=16,432) 5.6

腰痛のツラさ

全体(n=23,391) 5.4

男性(n=10,675) 5.3

女性(n=12,716) 5.4

(点) (点)

[図6-1]肩こりの発生頻度

ほぼ毎日

週に4

~5

週に2

~3

週に1

月に2

~3

月に1

2

~3

カ月に

1

半年に1

それ以下

ほとんどない

全体 (n=27,284) 41.3 7.9 14.7 9.5 12.2 6.3 5.1 1.7 1.0 0.4

肩こり軽症層(n=18.114)

30.1 7.4 16.3 11.5 15.3 8.3 6.7 2.4 1.4 0.5

肩こり重症層(n=9,170)

63.3 9.0 11.6 5.5 6.0 2.2 1.7 0.4 0.2 0.0

男性 (n=10,852) 36.9 8.2 15.6 10.6 11.6 7.2 5.7 2.1 1.4 0.5

女性 (n=16,432) 44.2 7.7 14.1 8.7 12.6 5.6 4.6 1.4 0.7 0.3

[図6-2]腰痛の発生頻度

ほぼ毎日

週に4

~5

週に2

~3

週に1

月に2

~3

月に1

2

~3

カ月に

1

半年に1

それ以下

ほとんどない

全体 (n=23,391) 25.7 6.6 13.2 10.0 15.5 9.7 10.2 5.4 3.1 0.6

腰痛軽症層(n=16,120)

17.2 5.6 13.7 11.4 17.7 11.7 12.0 6.2 3.7 0.8

腰痛重症層 (n=7,271)

44.5 8.9 12.2 7.1 10.6 5.2 6.1 3.6 1.8 0.2

男性 (n=10,675) 26.1 6.7 13.2 10.1 13.6 8.8 10.6 6.6 3.7 0.7

女性 (n=12,716) 25.3 6.6 13.3 10.0 17.0 10.4 9.8 4.4 2.6 0.6

0.0

20.0

40.0

60.0

80.0

(%)

全体(n=27,284)

肩こり軽症層(n=18,114)

肩こり重症層(n=9,170)

0.0

10.0

20.0

30.0

40.0

50.0

(%)

全体(n=23,391)

腰痛軽症層 (n=16,120)

腰痛重症層(n=7,271)

ツラさなし 耐えられない ツラさ

軽症層(0-6点) 重症層(7-10点)

0 1 2 3 4 5 6 7 8 9 10

腰痛のツラさ

平均5.4

肩こりのツラさ

平均5.4

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7

1日の疲れとともに、夕方から夜にかけてが肩こり・腰痛タイム。

肩こり持ち・腰痛持ちの約半数が、肩こり・腰痛による生活の質(QOL)が低下。

肩こり・腰痛の痛みを感じる時間帯は、肩こり持ちは「18時〜20時台」(60.9%)が最も多く、次いで「15時〜17時台」

(56.2%)です[図7-1]。腰痛持ちも同様に、「18時〜20時台」(52.3%)が最多で、「15時〜17時台」(49.3%)が続

いています[図7-2]。肩こりも腰痛も、1日の疲れを感じる夕方から夜にかけてが、痛みのピークとなっています。

[図7-1]肩こりを感じる時間帯

0時~ 2時台

3時~ 5時台

6時~ 8時台

9時~ 11時台

12時~14時台

15時~17時台

18時~20時台

21時~23時台

全体 (n=27,284) 8.1 6.2 23.7 31.8 37.1 56.2 60.9 41.4

男性 (n=10,852) 10.7 8.5 26.8 33.0 38.0 54.7 59.7 41.4

女性 (n=16,432) 6.4 4.7 21.7 31.0 36.4 57.2 61.7 41.4

0.0

20.0

40.0

60.0

80.0

(%)

全体(n=27,284)

男性(n=10,852)

女性(n=16,432)

[図7-2]腰痛を感じる時間帯

0時~ 2時台

3時~ 5時台

6時~ 8時台

9時~ 11時台

12時~14時台

15時~17時台

18時~20時台

21時~23時台

全体 (n=23,391) 8.4 8.1 35.4 34.7 36.3 49.3 52.3 35.7

男性 (n=10,675) 10.5 9.8 38.8 37.7 39.2 50.0 51.7 36.2

女性 (n=12,716) 6.6 6.7 32.6 32.2 33.9 48.7 52.9 35.3

0.0

20.0

40.0

60.0

80.0

(%)

全体(n=23,391)

男性(n=10,675)

女性(n=12,716)

[図8-1]肩こりによる日常生活への支障

肩こり・腰痛における日常生活への支障の有無を聞くと、肩こりでは51.7%、腰痛では56.3%が「支障がある」(とてもある+や

やあるの合計)と答えています。肩こりは男性(49.3%)より女性(53.2%)の方が、腰痛は女性(55.1%)より男性

(57.7%)の方が生活への支障が大きいと感じているようです [図8-1、図8-2]。

9.4

8.0

8.8

43.9

41.3

42.9

41.2

43.7

42.2

5.5

7.0

6.1

(%)

全体 (n=27,284)

男性 (n=10,852)

女性 (n=16,432)

支障あり

51.7

49.3

53.2

■とてもある ■ややある

■あまりない ■まったくない

[図8-2]腰痛による日常生活への支障

10.8

11.6

11.2

44.3

46.2

45.2

39.2

37.0

38.2

5.7

5.2

5.5

(%)

全体 (n=23,391)

男性 (n=10,675)

女性 (n=12,716)

支障あり

56.3

57.7

55.1

■とてもある ■ややある

■あまりない ■まったくない

肩こり対処は「お風呂」「ストレッチ」「市販の貼付薬」、腰痛対処は「ストレッチ」「お風呂」「整体」の順。

女性の方が痛み対処に積極的で、男性の約3割は痛くても放置したまま。

肩こり持ちの肩こり対処法は「お風呂やシャワーで体を温める」(35.8%)、「ストレッチやヨガ、体操」(33.7%)、「市販の外

用薬(貼付薬)を使う」(22.4%)の順、腰痛持ちの腰痛対処法は「ストレッチ」(27.1%)、「お風呂」(25.9%)、「整

体」(21.2%)、「市販の外用薬(貼付薬)」(20.6%)の順でした。肩こり、腰痛どちらの対処法も女性の方が積極的で、男

性は3割近くが「特に対処していない」(肩こり:28.2%、腰痛:27.7%)と答えており、放置している様子がうかがえます[図9]。

[図9]肩こり・腰痛対処法

お風呂やシャワーな

どで体を温める

ストレッチやヨガ、

体操をする

市販の外用薬(貼付

薬)を使う

整体院・整骨院・鍼

灸院へ行く

マッサージ・エステ

に行く

市販の外用薬(塗布

薬)を使う

マッサージグッズ、

マッサージ器を使う

市販の鎮痛薬(内服

薬)を服用する

医師から処方された

外用薬(貼付薬)を

使う

スポーツ(水泳、ジョ

ギング、テニス、ゴル

フなど)をする

サプリメントやビタ

ミン剤などを摂る

整形外科を受診する

医師から処方された

鎮痛薬(内服薬)を

服用する

医師から処方された

外用薬(塗布薬)を

使う

サポーター、ベルト、

コルセットを使う

その他

特に対処していない

肩こり持ち全体(n=27,284)

35.8 33.7 22.4 19.5 15.2 14.8 12.8 7.7 7.2 6.7 5.9 4.2 3.9 3.1 2.3 1.2 21.7

男性(n=10,852) 26.5 24.1 20.2 18.2 14.3 15.5 9.4 6.0 6.3 8.8 6.3 5.0 3.9 3.6 2.2 0.6 28.2

女性(n=16,432) 41.9 40.0 23.9 20.3 15.7 14.3 15.1 8.9 7.8 5.3 5.6 3.7 3.9 2.7 2.4 1.6 17.4

腰痛持ち全体(n=23,391)

25.9 27.1 20.6 21.2 10.3 11.3 7.1 5.8 9.7 5.9 4.0 8.2 5.3 3.5 11.9 0.9 24.8

男性(n=10,675) 20.4 22.0 20.3 20.9 10.5 13.1 5.6 5.3 9.1 7.9 4.5 9.1 5.9 4.0 10.2 0.7 27.7

女性(n=12,716) 30.5 31.3 20.8 21.5 10.2 9.7 8.3 6.3 10.1 4.1 3.5 7.5 4.8 3.0 13.3 1.1 22.5

0.0

10.0

20.0

30.0

40.0

(%)

肩こり持ち(n=27,284) 腰痛持ち(n=23,391)

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8

肩こり・腰痛は「ツラくなってから」対処する人が多数派だが、

タイミングは「適切ではない」と感じ、満足度も高くはない。

次に、肩こりや腰痛の頻度が「月2〜3回以上」と答えた5,000人

を対象に、肩こり・腰痛の実態をより深く探りました。

まず、肩こり・腰痛に対処する4,083人に対処のタイミングを聞くと、

「症状がツラくなってから」(60.1%)が最も多く、「我慢できないほ

ど症状がひどくなってから」(14.3%)も少なくありません[図10-1]。

対処するタイミングが「適切」(適切だ+ほぼ適切だの合計)と

答えた人は17.9%であったのに対し、「適切ではない」(24.7%=

適切ではない+あまり適切ではないの合計)と思っている人の方が

上回っています[図10-2]。

対処法に対する満足度も高くなく、「どちらともいえない」(40.3%)

が最も多く、「満足」(37.2%=満足している+やや満足している

の合計)を上回っています [図10-3]。

現状行っている肩こり・腰痛の対処は、タイミングも適切ではなく、

満足度も高くはありません。

0.9

2.4

1.5

13.8

20.3

16.4

59.0

55.0

57.4

23.5

19.4

21.8

2.8

2.9

2.8

(%)

肩こり・腰痛持ち全体

(n=4,083)

男性 (n=1,630)

女性 (n=2,453)

適切だ 適切ではない

17.9 24.7

22.7 22.3

14.8 26.3

■適切だ ■ほぼ適切だ

■わからない ■あまり適切ではない ■適切ではない

症状がな

いうちか

ら ツラいほ

どではな

いが症状

が出たら

症状がツ

ラくなっ

てから

我慢でき

ないほど

症状がひ

どくなっ

てから

その他

肩こり・腰痛持ち全体

(n=4,083) 6.9 41.7 60.1 14.3 0.3

男性 (n=1,630) 9.2 45.5 58.3 15.2 0.4

女性 (n=2,453) 5.3 39.2 61.3 13.7 0.2

0.0

20.0

40.0

60.0

80.0

(%)

全体(n=4,083)

男性(n=1,630)

女性(n=2,453)

[図10-1]肩こり・腰痛に対処するタイミング

[図10-3]肩こり・腰痛対処の満足度

2.5

3.6

2.9

33.5

35.6

34.3

40.4

40.0

40.3

21.4

18.6

20.3

2.2

2.2

2.2

(%)

肩こり・腰痛持ち全体

(n=4,070)

男性 (n=1,628)

女性 (n=2,442)

満足 満足していない

37.2 22.5

39.1 20.8

36.0 23.6

■満足している ■やや満足している

■どちらともいえない ■あまり満足していない ■満足していない

肩こりの対処にかける費用は1カ月あたり約1,700円、腰痛では約1,800円。

重症層は軽症層より約2倍の出費。

1カ月にかける肩こりへの対処費は平均で1,702円(軽症層1,276円、

重症層2,407円)、腰痛への対処費は平均で1,781円(軽症層1,389

円、重症層2,503円)で、肩こり・腰痛とも同程度の金額をかけており、重

症層は軽症層に比べ約2倍の出費をしていることがわかりました[図12]。

つまり、肩こりの対処費は年間で20,424円となり、肩こり歴の平均年数

(12.4年)[図4]と掛け合わせると、これまで計253,258円出費している

ことになります。同様に、腰痛の対処費は年間21,372円で、腰痛歴の平

均年数(9.9年)を掛け合わせると211,583円になります。

[図11-1]肩こり持ちのストレス状況

29.6

18.2

21.2

24.2

22.6

54.1

59.6

58.3

56.6

57.5

10.8

14.4

13.0

13.1

13.0

5.2

7.2

7.4

5.3

6.4

0.3

0.6

0.2

0.8

0.5

(%)

肩こり持ち(n=4,198)

男性(n=1,616)

女性 (n=2,582)

肩こり軽症層(n=2,556)

肩こり重症層(n=1,642)

ストレスを 感じている(計)

78.7

81.4

77.0

74.9

84.5

■強いストレスを感じている ■ややストレスを感じている

■どちらともいえない ■あまりストレスを感じていない ■まったくストレスを感じていない

[図11-2]腰痛持ちのストレス状況

27.5

17.3

18.9

25.2

21.3

57.0

57.6

58.1

56.2

57.4

9.9

15.9

14.6

11.9

13.6

5.4

8.7

8.2

6.3

7.4

0.1

0.5

0.3

0.4

0.3

(%)

腰痛持ち(n=3,074)

男性(n=1,416)

女性 (n=1,658)

腰痛軽症層(n=1,893)

腰痛重症層 (n=1,181)

ストレスを 感じている(計)

80.1

80.8

79.5

77.8

83.7

■強いストレスを感じている ■ややストレスを感じている

■どちらともいえない ■あまりストレスを感じていない ■まったくストレスを感じていない

[図10-2]肩こり・腰痛に対処する タイミングは適切か

[図12]肩こり・腰痛対処にかける1カ月のコスト

肩こり対処費

全体 (n=21,362)

1,702円

軽症層 (n=13,315)

1,276円

重症層 (n=8,047)

2,407円

腰痛対処費

全体 (n=17,579)

1,781円

軽症層 (n=11,389)

1,389円

重症層 (n=6,190)

2,503円

肩こりも腰痛も、重症化している人はストレス度も高い。

肩こりとストレスの関係を見ると、ストレスを感じているのは肩こり持

ち全体の78.7%(強いストレスを感じている+ややストレスを感じて

いるの合計)ですが、肩こり重症層では84.5%とストレスをより強く

感じています[図11-1]。腰痛も同様で、腰痛持ち全体平均80.1%に対し、腰痛重症層は83.7%とよりストレスフルです[図11-2]。

※実施者ベース

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効果が高い

値段が手ごろ

効果が長く続く

速く効く

かぶれにくい

肩こり・腰痛持ち 全体(n=5,000)

65.0 55.1 49.8 49.6 46.6

肩こり軽症層(n=2,556)

63.2 55.2 48.7 48.0 46.6

肩こり重症層(n=1,642)

69.7 58.0 53.2 55.4 51.0

肩こり・腰痛持ちの外用薬(貼付薬・塗布薬)の利用実態

9

肩こり・腰痛の外用薬、正しく理解して使っている人はわずか1割程度。

使い方でわからないのは、貼付薬と塗布薬の使い分け、貼り替え・塗り直しの時間など。

次に、肩こりや腰痛への対処として使われる貼付薬や塗布薬などの外用薬

について聞いてみました。まず、貼付薬の適切な使い方の理解度を聞くと、

「ある程度理解している」(肩こり66.0%、腰痛67.1%)が多いものの、

「よく理解している」は肩こり持ち9.6%、腰痛持ち12.1%と少数派です[図

13-1、図13-2] 。

外用薬の使い方についてわからないことを聞くと、「患部を温めればいいのか、

冷やせばよいのかわからない」が約半数(49.6%)で第1位。次いで「貼付薬

と塗布薬の、適切な使い分け方法がわからない」(40.0%)、「どれくらいの

時間で貼り替え(塗り直し)をすればよいかがわからない」(29.8%)が上位

にあがり、貼付薬や塗布薬は、よくわからないまま使っている人が多いようです

[図14] 。一方、外用薬に期待することでは、「効果が高い」(65.0%)が

トップでしたが、肩こりの重症度別で見ると、重症層で「速く効く」(55.4%)

ことへの期待が高いことがうかがえます [図15] 。

[図13-1]肩こり持ちの貼付薬の理解度(利用者ベース)

6.4

15.3

9.6

66.9

64.5

66.0

25.5

19.3

23.3

1.1

0.9

1.1

(%)

肩こり 持ち全体

(n=1,222)

男性 (n=431)

女性 (n=791)

■よく理解している ■ある程度理解している

■あまり理解していない ■まったく理解していない

[図13-2]腰痛持ちの貼付薬の理解度(利用者ベース)

18.3

12.1

70.4

63.1

67.1

22.2

17.8

20.2

0.4

0.7

0.6

(%)

7.0

腰痛持ち 全体

(n=890)

男性 (n=404)

女性 (n=486)

■よく理解している ■ある程度理解している

■あまり理解していない ■まったく理解していない

貼付薬、普段は「自分」で貼ることが多いが、

「配偶者」や「子ども」に貼ってもらいたいと思っている。

肩こりや腰痛に貼付薬を使用している既婚者を対象に、普段貼っ

てもらう相手と貼ってもらいたい相手について聞いてみました。

結果、肩こりでの貼付薬使用者において、貼るのは「自分」

(84.8%)、「配偶者」(48.5%)、「子ども」(17.4%)の順と

なった一方、貼ってもらいたい相手として、「配偶者」(55.0%)と

「子ども」(21.2%)の割合が高まっています[図16-1]。

腰痛での貼付薬利用者についても同様の傾向で、「自分」

(86.1%)で貼ることが多いものの、「配偶者」(56.4%)や「子ど

も」(19.7%)に貼ってもらいたいと思っています[図16-2]。

[図16-1]〈肩こり〉貼付薬 貼る人・貼ってもらいたい人 既婚者・利用者ベース(n=862)

84.8

48.5

17.4 8.5

61.6 55.0

21.2

6.0

0.0

20.0

40.0

60.0

80.0

100.0

自分 配偶者 子ども 両親 (%)

貼付薬を貼る人

貼付薬を貼ってもらいたい人

[図14]外用薬についてわからないこと

患部を、温めれ

ばいいのか、冷

やせばよいのか

わからない

貼付薬と塗布薬

の、適切な使い

分け方法がわか

らない

どれくらいの時間

で貼り替え(塗り

直し)をすればよ

いかがわからない

どこに貼ったら

(塗ったら)効

果的かわからな

い 使い始めるタイ

ミングがわから

ない

肩こり・腰痛持ち 全体(n=5,000)

49.6 40.0 29.8 22.6 19.5

男性 (n=2,122)

40.1 37.2 29.7 18.7 18.3

女性 (n=2,878)

56.6 42.1 29.8 25.5 20.3

0.0

20.0

40.0

60.0

80.0

(%)

全体(n=5,000) 男性(n=2,122) 女性(n=2,878)

[図15]外用薬に期待すること

0.0

20.0

40.0

60.0

80.0

(%)

全体 (n=5,000) 肩こり軽症層(n=2,556) 肩こり重症層(n=1,642)

[図16-2]〈腰痛〉貼付薬 貼る人・貼ってもらいたい人 既婚者・利用者ベース(n=610)

86.1

48.4

14.9 9.0

62.6 56.4

19.7

5.9

0.0

20.0

40.0

60.0

80.0

100.0

自分 配偶者 子ども 両親 (%)

貼付薬を貼る人

貼付薬を貼ってもらいたい人

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肩こり・腰痛の治療実態

10

肩こり・腰痛、その原因を3割以上が理解せず、8割以上が「放置しがち」。

肩こりで病院に行く人は2割と少ないが、腰痛で病院に行く人は約半数で、男性は6割が受診。

次に、肩こり・腰痛の治療について聞いてみました。

肩こりや腰痛になった際の放置する傾向について聞くと、肩こ

り・腰痛持ち全体の82.5%が「放置しがち」(あてはまる+やや

あてはまるの合計)と答えており、肩こりや腰痛が慢性化した人

でも8割以上(肩こり持ち82.9%、腰痛持ち81.3%)が放

置したままです[図17-1]。

[図17-1]肩こり・腰痛は放置しがち

26.6

28.0

27.9

54.7

54.9

54.6

15.0

14.1

14.3

3.6

3.0

3.2

(%)

肩こり・腰痛持ち全体

(n=5,000)

肩こり持ち(n=4,198)

腰痛持ち (n=3,074)

放置 しがち

82.5

82.9

81.3

■あてはまる ■ややあてはまる

■あまりあてはまらない ■あてはまらない

[図17-2]肩こりでの医療機関の受診経験

21.0

22.9

21.7

77.5

75.6

76.8

1.5

1.5

1.5

(%)

肩こり持ち(n=4,198)

男性(n=1,616)

女性 (n=2,582)

肩こりで 受診

21.7

22.9

21.0

■受診したことがある ■受診したことがない

■覚えていない

肩こり持ちでは、これまでに医療機関を「受診したことがない」(76.8%)が多数派です[図17-2]。しかし、腰痛持ちでは

54.1%が受診しており、男性に限ると60.1%が医療機関に駆け込んでいます[図17-3]。

肩こり・腰痛の原因の理解度を聞くと、肩こり持ちでは33.4%が、腰痛持ちでは31.1%が「理解していない」(あまり理解してい

ない+まったく理解していないの合計)と答えており、いずれも男性の方が原因を理解していない割合が高くなっています[図17-4、

図17-5]。

[図17-3]腰痛での医療機関の受診経験

49.0

60.1

54.1

49.5

38.5

44.4

1.6

1.4

1.5

(%)

腰痛持ち(n=3,074)

男性(n=1,416)

女性 (n=1,658)

腰痛で 受診

54.1

60.1

49.0

■受診したことがある ■受診したことがない

■覚えていない

[図17-4]肩こり原因の理解度

8.1

8.7

8.3

62.8

51.0

58.3

26.6

35.9

30.2

2.5

4.4

3.2

(%)

肩こり持ち(n=4,198)

男性(n=1,616)

女性 (n=2,582)

肩こりの原因無理解

33.4

40.3

29.1

■理解している ■ある程度理解している

■あまり理解していない ■まったく理解していない

[図17-5]腰痛原因の理解度

11.5

12.9

12.1

59.1

54.0

56.8

26.1

28.8

27.4

3.3

4.3

3.8

(%)

腰痛持ち(n=3,074)

男性(n=1,416)

女性 (n=1,658)

腰痛の原因 無理解

31.1

33.1

29.4

■理解している ■ある程度理解している

■あまり理解していない ■まったく理解していない

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もしも、肩こり・腰痛がなかったなら…?

11

現在の幸福度は、肩こり持ちが50.0点、腰痛持ちが48.5点。

肩こり・腰痛がなくなれば、幸福度は4割近くアップ。およそ20点近くも幸福度が高くなる。

肩こりがある今の自分の幸福度を採点してもらうと、肩こり持ち全体平均は50.0点(男性46.7点、女性52.0点)です。これを

肩こりのツラさの重症度別[図5]で見ると、肩こり軽症層は52.0点に対し、肩こり重症層は46.9点で、幸福度が低めです[図

18-1の青棒グラフ]。

もし肩こりがなくなった場合の幸福度アップ率を聞いた結果が[図18-1]の赤の折れ線グラフで、全体平均で37.7%(男性

35.6%、女性39.0%)です。肩こり重症層では44.5%とさらに高くなっています。

同様に、腰痛持ちの現在の幸福度は48.5点(男性45.6点、女性51.0点)で、腰痛においても重症層の幸福度が低い結果

です[図18-2の青棒グラフ]。腰痛がなくなった場合の幸福度アップ率を見ると、平均で41.5%(男性41.1%、女性41.9%)

と4割増で、中でも腰痛重症層では49.9%と5割になります[図18-2の赤折れ線グラフ]。

肩こりや腰痛がなくなった場合の幸福度を点数に換算すると、肩こり重症層では平均46.9点から67.8点、腰痛重症層でも平均

で45.0点から67.5点へとそれぞれ約20点も上がります[図18-1、図18-2の各緑棒グラフ]。

[図18-1]肩こりがある今の自分の幸福度と

肩こりがなくなったときの幸福度とそのアップ率

50.0 46.7

52.0 52.0

46.9

68.9

63.3

72.3 69.3

67.8 37.7 35.6

39.0

33.3

44.5

20.0

30.0

40.0

50.0

40.0

50.0

60.0

70.0

80.0

(%) (点)

現在の幸福度 肩こりがなくなったときの幸福度

肩こりがなくなったときの幸福度アップ率

肩こり持ち(n=4,198)

男性(n=1,616)

女性 (n=2,582)

肩こり軽症層(n=2,556)

肩こり重症層(n=1,642)

[図18-2]腰痛がある今の自分の幸福度と

腰痛がなくなったときの幸福度とそのアップ率

48.5 45.6

51.0 50.7

45.0

68.6

64.3

72.4 69.1

67.5 41.5 41.1 41.9

36.3

49.9

20.0

30.0

40.0

50.0

60.0

40.0

50.0

60.0

70.0

80.0

(%) (点)

現在の幸福度 腰痛がなくなったときの幸福度

腰痛がなくなったときの幸福度アップ率

腰痛持ち(n=3,074)

男性(n=1,416)

女性 (n=1,658)

腰痛軽症層(n=1,893)

腰痛重症層 (n=1,181)

肩こり・腰痛は一生治らないと感じている人が6割も。

それだけに、肩こり・腰痛がなかったら、作業効率は高まり、生活はもっと楽しくなる。

肩こり・腰痛持ち全体の63.8%は「肩こり・腰痛は一生治らない」(あてはまる+ややあてはまるの合計)と感じており、腰痛持ち

では7割が「腰痛は一度なると、一生治らない」(70.2%)と思っています[図19-1]。

肩こり・腰痛がなかったら、8割以上(83.1%)が「肩こり・腰痛がなかったら作業効率がアップする」と考え[図19-2] 、約9割

(88.8%)が「生活は楽しくなる」と感じています[図19-3]。

[図19-1]肩こり・腰痛は一生治らない

18.7

16.0

16.4

51.5

46.6

47.3

23.8

29.3

28.4

6.0

8.1

7.8

(%)

肩こり・腰痛持ち全体

n=5,000)

肩こり持ち(n=4,198)

腰痛持ち (n=3,074)

治ら ない

63.8

62.6

70.2

[図19-2]肩こり・腰痛がなかったら、 作業効率がアップ

33.7

31.6

31.2

51.1

51.8

51.9

13.3

14.8

15.0

(%)

効率 up

83.1

83.4

84.8

[図19-3]肩こり・腰痛がなかったら、 生活は楽しくなる

41.7

39.7

38.9

48.6

49.4

49.9

8.4

9.5

9.8

1.3

1.4

1.4

(%)

■あてはまる ■ややあてはまる ■あまりあてはまらない ■あてはまらない

楽しく なる

88.8

89.1

90.3

肩こり・腰痛持ち全体

(n=5,000)

肩こり持ち(n=4,198)

腰痛持ち (n=3,074)

肩こり・腰痛持ち全体

(n=5,000)

肩こり持ち(n=4,198)

腰痛持ち (n=3,074)

1.9

1.7

1.9

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肩と腰の慣用句

12

肩こり持ちが共感する肩の慣用句は「肩がこる」、腰痛持ちが共感する腰の慣用句は「腰が重い」。

肩こり・腰痛の症状が深刻なほど共感度も高い。

日本語には肩や腰を使った慣用句がありますが、普段の自分にあてはまる慣用句を選んでもらったところ、肩は緊張させられるとい

う意味での「肩がこる」(63.4%)が最も多くの票を集めました。これを肩こりの重症度や生活の影響度別に見ると、肩こりが深刻

なほど、肩を使う慣用句への共感度が高くなっています[図20-1]。腰については、なかなか行動を起こせないという意味の「腰が重

い」(43.3%)が最も多く、腰痛の日常生活への影響が深刻なほど、腰の慣用句への共感度が高くなっています [図20-2]。

0.0

20.0

40.0

60.0

80.0

(%)

全体(n=5,000)

肩こり軽症層(n=2,556)

肩こり重症層(n=1,642)

[図20-1]自分にあてはまる「肩」を使った慣用句

肩がこる 緊張させられる

肩身が狭い 居心地が悪い

肩を落とす 落胆する

肩で風を切る得意げに歩く

肩こり・腰痛持ち全体(n=5,000)

63.4 24.4 18.2 4.7

軽症層(n=2,556)

64.3 24.0 18.0 4.7

重症層 (n=1,642)

76.4 25.7 20.0 5.3

とてもある (n=436)

79.4 30.5 22.7 6.4

ある (n=1,942)

72.9 24.3 19.9 5.5

ない (n=1,820)

62.5 23.7 16.5 4.0

肩こりの

ツラさ

肩こりの日常

生活への影響

0.0

20.0

40.0

60.0

(%)

全体(n=5,000)

生活への影響がない(n=1,089)

生活への影響がとてもある(n=421)

[図20-2]自分にあてはまる「腰」を使った慣用句

腰が重い なかなか行動を起こさない

逃げ腰 消極的な態度

腰が低い 他人に対して

へりくだっている

及び腰 中途半端な態度

肩こり・腰痛持ち全体(n=5000)

43.3 21.7 18.3 16.1

軽症層(n=1,893)

47.6 24.2 18.0 18.1

重症層 (n=1,181)

49.3 23.4 21.1 19.1

とてもある (n=421)

51.3 28.0 24.5 22.6

ある (n=1,564)

48.7 22.1 19.2 17.6

ない (n=1,089)

46.6 24.9 17.1 18.2

腰痛の

ツラさ

腰痛の日常

生活への影響