平成29年の全国における輸出がアジア向けを中心に …- 3 -...

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- 1 - はじめに アイスクリーム・氷菓は 100 円台で買える手軽なスイーツとして認知されており、最 近の調査では、最も人気が高いスイーツ(お菓子)にアイスクリーム・氷菓が選ばれて います。 (注)一般社団法人アイスクリーム協会調べによる。 このように人気のアイスクリーム・氷菓は、国内における販売金額が増加傾向にあり、 平成 24 年以降、 6年連続で過去最高の販売金額を更新し、平成29年度の販売金額が、 5,114 億円と平成 20 年度と比較して約 1.3 倍に増加しました。 日本国内で拡大を続けるアイスクリーム・氷菓市場ですが、海外においても日本製の アイスクリーム・氷菓が人気となっており、アジア向けを中心に輸出は大きな伸びを見 せています。 7 月、8 月は、アイスクリーム・氷菓の消費が最も多いシーズンです。今月は「アイス クリーム・氷菓」の輸出入を特集します。 平成 30 年 8 月 28 日 本特集の「アイスクリーム・氷菓」は輸出・輸入統計品目番号 2105 項をとりまとめたものです。 出典:一般社団法人日本アイスクリーム協会統計資料、総務省「家計調査」による。 平成29年の全国における輸出がアジア向けを中心に過去最高を記録! アイスクリーム・氷菓の輸出が輸入を逆転! 横浜は、日本のアイスクリーム発祥の地!

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Page 1: 平成29年の全国における輸出がアジア向けを中心に …- 3 - 主要国・地域別輸出シェア 平成30年上半期は全国で29カ国向けに、横浜港で17カ国向けに輸出しています。

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はじめに

アイスクリーム・氷菓は 100 円台で買える手軽なスイーツとして認知されており、最

近の調査では、最も人気が高いスイーツ(お菓子)にアイスクリーム・氷菓が選ばれて

います。(注)一般社団法人アイスクリーム協会調べによる。

このように人気のアイスクリーム・氷菓は、国内における販売金額が増加傾向にあり、

平成24年以降、6年連続で過去最高の販売金額を更新し、平成29年度の販売金額が、5,114

億円と平成 20 年度と比較して約 1.3 倍に増加しました。

日本国内で拡大を続けるアイスクリーム・氷菓市場ですが、海外においても日本製の

アイスクリーム・氷菓が人気となっており、アジア向けを中心に輸出は大きな伸びを見

せています。

7 月、8月は、アイスクリーム・氷菓の消費が最も多いシーズンです。今月は「アイス

クリーム・氷菓」の輸出入を特集します。

平成30年 8月 28日

横 浜 税 関

本特集の「アイスクリーム・氷菓」は輸出・輸入統計品目番号 2105 項をとりまとめたものです。

出典:一般社団法人日本アイスクリーム協会統計資料、総務省「家計調査」による。

平成29年の全国における輸出がアジア向けを中心に過去最高を記録!

アイスクリーム・氷菓の輸出が輸入を逆転!

横浜は、日本のアイスクリーム発祥の地!

Page 2: 平成29年の全国における輸出がアジア向けを中心に …- 3 - 主要国・地域別輸出シェア 平成30年上半期は全国で29カ国向けに、横浜港で17カ国向けに輸出しています。

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輸出動向

全国における輸出実績は平成 26 年以降大きな伸びを見せており、平成 29 年の輸出数

量は 5,462 トン(対前年比 41.0%増)、金額は 32 億 56 百万円(同 37.7%増)でともに過

去最高です。平成 30 年上半期の輸出数量は 3,300 トン(対前年同期比 1.0%増)、金額は

20 億 60 百万円(同 8.9%増)で前年を上回る伸びとなっています。

横浜港における輸出実績は平成 26 年に増加し、平成 27 年、28 年は横ばいで推移しま

したが、平成 29 年は輸出数量が 778 トン(対前年比 28.4%増)と大幅に増加し、金額は

3億 69 百万円(同 1.7%増)となっています。平成 30 年上半期の輸出数量は 713 トン(対

前年同期比 72.2%増)、金額は 3億 71 百万円(同 81.2%増)と前年を上回る伸びとなっ

ています。

輸入動向

アイスクリーム・氷菓の輸出入額は、平成 28 年まで輸入超過で推移してきましたが、

輸入額が平成 9年をピークに減少傾向に転じた一方で、輸出額が平成 26 年以降に大きな

伸びを見せたことから、平成 29 年には、全国ベースで輸出額が輸入額を逆転しました。

なお、アイスクリーム・氷菓の輸入減少要因としては、主にアメリカ合衆国から輸入

していた大手メーカーが国内において製造を行うようになったことや、ニュージーラン

ド、オーストラリアから輸入していた大容量アイスクリームの国内における需要が減少

したことなどがあげられます。

(単位:億円)

平成9年 10年 11年 12年 13年 14年 15年 16年 17年 18年 19年 20年 21年 22年 23年 24年 25年 26年 27年 28年 29年29年

上半期

30年

上半期

輸出金額 6 6 7 5 7 6 5 5 5 7 8 8 7 7 6 7 9 16 20 24 33 19 21

輸入金額 107 101 83 74 69 66 63 72 65 63 51 37 27 25 25 28 32 37 34 28 30 13 13

0

20

40

60

80

100

120

平成9年 10年 11年 12年 13年 14年 15年 16年 17年 18年 19年 20年 21年 22年 23年 24年 25年 26年 27年 28年 29年 29年

上半期

30年

上半期

(億円) アイスクリーム・氷菓の輸出入金額推移(全国)輸出金額

輸入金額

輸出額が

輸入額を逆転

Page 3: 平成29年の全国における輸出がアジア向けを中心に …- 3 - 主要国・地域別輸出シェア 平成30年上半期は全国で29カ国向けに、横浜港で17カ国向けに輸出しています。

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主要国・地域別輸出シェア

平成 30 年上半期は全国で 29 カ国向けに、横浜港で 17 カ国向けに輸出しています。

国・地域別輸出シェアは、全国、横浜港ともに台湾が第 1位となっています。

台湾では、日本製のアイスクリームの人気が高く、中華人民共和国や香港、シンガポ

ールでもスーパーやコンビニを中心に販売されていることから輸出シェアが高くなって

います。

全 国 平成30年上半期 横 浜 港 平成30年上半期

構成比 構成比 構成比 構成比

台 湾 1,252 37.9% 646 31.3% 台 湾 503 70.5% 215 58.0%

中 華 人 民 共 和 国 728 22.1% 439 21.3% 香 港 40 5.6% 30 8.0%

香 港 243 7.4% 224 10.9% タ イ 47 6.6% 30 8.0%

シ ン ガ ポ ー ル 300 9.1% 210 10.2% 中 華 人 民 共 和 国 30 4.2% 28 7.5%

ア メ リ カ 合 衆 国 231 7.0% 167 8.1% シ ン ガ ポ ー ル 32 4.4% 20 5.4%

カ ナ ダ 133 4.0% 120 5.8% ア メ リ カ 合 衆 国 26 3.6% 18 4.8%

そ の 他 415 12.6% 256 12.4% そ の 他 36 5.1% 30 8.2%

計 3,300 100.0% 2,060 100.0% 計 713 100.0% 371 100.0%

輸 出 額

(百万円)国 ・ 地 域 名

数 量

(トン)

輸 出 額

(百万円)国 ・ 地 域 名

数 量

(トン)

主要国・地域別輸入シェア

平成 30 年上半期は全国で 14 カ国から、横浜港で 4カ国から輸入しています。

国・地域別輸入シェアは、全国、横浜港ともにニュージーランドが第 1 位となってい

ます。

第1位のニュージーランドは、酪農が盛んな国であるため、アイスクリームの原料で

あるミルクが豊富でありアイスクリームが安価に製造できることから、比較的価格の安

いアイスクリーム・氷菓が輸入されています。

全 国 平成30年上半期 横 浜 港 平成30年上半期

構成比 構成比 構成比 構成比

ニュージーラ ンド 1,461 50.4% 521 39.5% ニュージーラ ンド 171 52.1% 65 51.6%

ア メ リ カ 合 衆 国 329 11.3% 221 16.8% オ ー ス ト ラ リ ア 131 39.7% 50 39.9%

フ ラ ン ス 244 8.4% 190 14.4% マ レ ー シ ア 20 6.0% 6 4.8%

大 韓 民 国 163 5.6% 104 7.9% イ タ リ ア 7 2.2% 5 3.6%

ベ ル ギ ー 314 10.8% 94 7.1% 計 329 100.0% 126 100.0%

イ タ リ ア 107 3.7% 89 6.7%

そ の 他 283 9.8% 100 7.6%

計 2,900 100.0% 1,319 100.0%

国 ・ 地 域 名数 量

(トン)

輸 入 額

(百万円)国 ・ 地 域 名

数 量

(トン)

輸 入 額

(百万円)

Page 4: 平成29年の全国における輸出がアジア向けを中心に …- 3 - 主要国・地域別輸出シェア 平成30年上半期は全国で29カ国向けに、横浜港で17カ国向けに輸出しています。

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主要国・地域別輸出推移

主要国・地域別の推移を見てみると、全国、横浜港ともに第1位の台湾が平成 26 年以

降に大きな伸びをみせています。

全国においては、台湾、中華人民共和国、香港などのアジア向けが増加傾向となって

います。特に台湾への輸出額は、平成 29 年が 8億 86 百万円となっており、平成 25 年と

の比較で 2.9 倍の増加となっています。

なお、平成 30 年上半期では、台湾向けが前年同期比で 9.0%減少し、前年並みの水準

となっています。

横浜港においても、台湾、中華人民共和国などのアジア向けが増加傾向となっていま

す。特に台湾への輸出額は、平成 29 年が 1億 41 百万円となっており、平成 25 年との比

較で 4.7 倍の増加となっています。

また、アメリカ合衆国向けは、平成 26 年に輸出シェア第 1位となりましたが、翌年以

降は減少に転じています。

なお、平成 30 年上半期では、台湾向けが前年同期比で 71.3%増加し、前年を大きく上

回るペースとなっています。

Page 5: 平成29年の全国における輸出がアジア向けを中心に …- 3 - 主要国・地域別輸出シェア 平成30年上半期は全国で29カ国向けに、横浜港で17カ国向けに輸出しています。

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輸出港別シェア

平成 30 年上半期において、数量ベースで、横浜港が第 1位、東京港が第 2位、川崎港

が第 3 位となっており、金額ベースでは、東京港が第 1 位、横浜港が第 2 位、川崎港が

第 3位となっています。

横浜港、東京港、川崎港からの輸出が多い要因として、消費地に近い関東近郊にアイ

スクリーム・氷菓を製造する工場が多数所在していることがあげられます。また、横浜

港からは、輸出数量の 70.5%を占める台湾向けに比較的価格の安いアイスクリーム・氷

菓が輸出されていることから、数量に比べ金額のシェアが低くなっています。

なお、税関別では横浜税関が数量で 37.3%、金額で 35.5%を占め、ともに全国第1位

となっています。

輸出港別推移

1. 東京港

平成 24 年から平成 29 年にかけて、主にシンガポール、香港、タイ、台湾などのア

ジア向けが大きく増加し輸出額は、平成 20 年の 2 億 60 百万円から平成 29 年は 12 億

11 百万円と 4.7 倍に増加しました。

2. 横浜港

平成 26 年以降増加傾向にあり、主に台湾、中華人民共和国などのアジア向けが増加

し、平成 30 年上半期では、3億 71 百万円と過去最高の輸出金額を記録しました。

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輸入港別シェア

平成 30 年上半期において、数量ベースでは、東京港が第 1位、川崎港が第 2位、千葉

港が第 3 位、横浜港が第 5 位となっており、金額ベースでは、川崎港が第 1 位、千葉港

が第 2位、東京港が第 3位、横浜港が第 5位となっています。

川崎港は、アメリカ合衆国から、千葉港は、フランス、イタリアから比較的価格の高

いアイスクリーム・氷菓が輸入されていることから、数量に比べ金額のシェアが高くな

っています。

なお、税関別では横浜税関が数量で 52.3%、金額で 55.4%を占め、ともに全国第 1位

となっています。

輸入港別推移

1. 横浜港

平成 2年から平成 4年にアメリカ合衆国からの輸入が急増しましたが、平成 5年にア

メリカ合衆国からの輸入が大幅に減少したことにより、輸入額全体も減少となりました。

また、平成 9年には、オーストラリアからの輸入が増加したため、輸入額全体も増加

しましたが、平成 20 年にオーストラリアからの輸入が減少に転じ、輸入額も減少傾向

となりました。

2. 東京港

平成 5年から平成 10 年にかけてアメリカ合衆国からの輸入が大きく増加し、輸入額

全体が増加したため、平成 5年から平成 14 年にかけて、東京港が港別順位で第 1位と

なりました。

また、平成 16 年にはフランスからの輸入が増加しましたが、翌年以降にフランスか

らの輸入が減少に転じ輸入額全体も減少傾向となりました。

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【この資料に関する問い合わせ】

横浜税関 調査部 調査統計課 Tel 045-212-6100(直通)

〒231-8401 横浜市中区海岸通 1-1 (横浜税関 本関庁舎 1階)

http://www.customs.go.jp/yokohama/

※本資料を他に転載するときには、横浜税関の資料による旨を必ず注記して下さい。

今後の見通し

業界によると、アイスクリーム・氷菓の輸出については、

①台湾では経済の好調を背景に購買意欲が高まっており、スーパー及びコンビニを中

心とした販売数量も順調に伸びていること

②シンガポール、中華人民共和国、香港においても日系のスーパー、デパートを中心

に需要が高いこと

から、今後もアジア向けを中心として好調に推移するものと見ています。

一方、アイスクリーム・氷菓の輸入については、

① コンビニなど小売店からの注文に迅速に対応する必要があり、輸入品は注文から

納品までに時間を要し対応が難しいこと

② 国内において製造されるアイスクリーム・氷菓は、品質が高く、日本人の味覚に

合わせて商品開発されていること

から、今後も大きく増加することはないものと見ています。

<取材協力> (社)日本アイスクリーム協会、㈱ショーライ、㈱森永製菓

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【アイスクリームのおいしさの秘密】

凍っているのになめらかな口当たり。その秘密は「空気」

アイスクリームは凍っているのに滑らかな口当たりが特徴です。その秘密は空気に

あります。アイスクリームに混ぜられた空気の泡や脂肪の粒子が冷たさを伝えにくくし、

独特の組織とソフトな口当たりになります。この空気の

混入割合をオーバーランといいます。

1リットルのミックスに1リットルの空気を混ぜる

と2リットルのアイスクリームができ、オーバーランは

100%です。一般的なアイスクリームのオーバーラン

は60~100%でオーバーランが低いとねっとりと

した重みのある味になり、高いとフワッと軽い味になり

ます。ミックスの配合に応じて適切なオーバーランを選

ぶのもおいしいアイスクリームをつくるコツなのです。

口に入れるとサッととけるのは、組織が均一だから

アイスクリームは脂肪やたんぱ

く質、糖類などの成分と水、そして

空気からできています。組織を拡大

すると、氷や脂肪球、気泡などが細

かく均一に分散した状態になって

います。口に入れるとサッととける

アイスクリーム特有の口当たりは

この組織から生まれます。

おいしさの決め手は「乳脂肪」

アイスクリームのコクのある風味は、良い組織と適度な粘りから生まれます。その決

め手となるのが「乳脂肪」です。乳脂肪はアイスクリームにミルクのフレーバーとコク

を与えます。乳脂肪の含有量が適度に高いほど、コクのあるまろやかな風味ときめ細か

なアイスクリームになります。

出典:(社)日本アイスクリーム協会ホームページによる。(注:一部抜粋)

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【アイスクリームの起源】

アイスクリームの起源については、諸説あるそうですが、その一説としてマルコ・

ポーロが中国からシルクロードを経て、その製法をイタリアに伝えたという説があり

ます。マルコ・ポーロは「東方見聞録」(1298 年刊)の中で、「砂糖や牛乳を加えた氷

を泥のように練ったもので、氷よりも柔らかく、口に入れるとすぐに溶けるもの」を

北京で味わったと記しています。この製法を故国に持ち帰り、ベネチアで評判となり、

イタリアで広まったというのが、アイスクリーム中国起源説です。

【アイスクリームを初めて食べた日本人】

初めてアイスクリームを食べた日本人は、横浜港が開港した翌年、万延元年(1860

年)に渡米した徳川幕府の遣米使節団の一行であると言われています。

遣米使節団に随行した柳川當清による「航海日記」によると「珍しきものあり。氷を

色々に染め、物の形を作り、是を出す。味は至って甘く、口中に入るるに忽ち溶けて、

誠に美味なり。之をアイスクリンといふ。」

【横浜・馬車道で「あいすくりん」誕生】

明治2年(1869)、町田房蔵(生没年不詳)は、横浜・馬

車道で「氷水店」を開き、日本人としては初めてアイスク

リームを製造販売しました。このアイスクリームは、「あい

すくりん」と呼ばれ、牛乳、卵、砂糖で作られており、ア

イスクリームというより、シャーベットに近い食感であっ

たと考えられています。

ところが、当時の日本人はアイスクリームを知らず、1

杯の値段が金二分(当時の女工の月給の半分ほど。)と高額

だったことから、この時の商売は失敗に終わりました。

しかし、後に多くの人が集まるお祭りで再び販売したと

ころ、大評判となり繁盛を極めました。

出典:横浜沿革誌、アイスクリームのあゆみ(一般社団法人日本アイスクリーム協会)

アイスクリーム誕生を記念して横浜・

馬車道に建てられた「太陽の母子」像

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1.アイスクリーム・氷菓の輸出実績推移

前年比 前年比 前年比 全国比 前年比 全国比

   平成元年 166,397 382.4% 84,237 341.3% 506 8,368 172.6% 5.0% 5,266 154.2% 6.3% 629

     2年 847,163 509.1% 501,919 595.8% 592 148,239 1771.5% 17.5% 77,831 1478.0% 15.5% 525

     3年 806,683 95.2% 497,572 99.1% 617 69,046 46.6% 8.6% 47,579 61.1% 9.6% 689

     4年 660,531 81.9% 438,455 88.1% 664 59,424 86.1% 9.0% 31,652 66.5% 7.2% 533

     5年 1,087,166 164.6% 642,805 146.6% 591 353,882 595.5% 32.6% 151,445 478.5% 23.6% 428

     6年 1,212,219 111.5% 678,858 105.6% 560 334,851 94.6% 27.6% 148,818 98.3% 21.9% 444

     7年 947,929 78.2% 441,943 65.1% 466 525,440 156.9% 55.4% 206,126 138.5% 46.6% 392

     8年 1,270,772 134.1% 582,526 131.8% 458 638,153 121.5% 50.2% 239,711 116.3% 41.2% 376

     9年 1,321,627 104.0% 635,970 109.2% 481 540,169 84.6% 40.9% 213,476 89.1% 33.6% 395

     10年 1,306,084 98.8% 596,811 93.8% 457 421,453 78.0% 32.3% 169,784 79.5% 28.4% 403

     11年 1,444,449 110.6% 714,669 119.7% 495 304,646 72.3% 21.1% 116,308 68.5% 16.3% 382

     12年 1,267,704 87.8% 540,121 75.6% 426 449,088 147.4% 35.4% 155,947 134.1% 28.9% 347

     13年 1,488,773 117.4% 652,778 120.9% 438 500,317 111.4% 33.6% 210,396 134.9% 32.2% 421

     14年 1,277,725 85.8% 558,887 85.6% 437 681,818 136.3% 53.4% 241,699 114.9% 43.2% 354

     15年 1,045,086 81.8% 468,221 83.8% 448 625,145 91.7% 59.8% 232,313 96.1% 49.6% 372

     16年 1,072,617 102.6% 513,803 109.7% 479 456,824 73.1% 42.6% 172,091 74.1% 33.5% 377

     17年 1,120,532 104.5% 518,928 101.0% 463 502,060 109.9% 44.8% 194,521 113.0% 37.5% 387

     18年 1,390,095 124.1% 687,567 132.5% 495 665,510 132.6% 47.9% 266,450 137.0% 38.8% 400

     19年 1,513,081 108.8% 767,128 111.6% 507 556,210 83.6% 36.8% 227,465 85.4% 29.7% 409

     20年 1,544,772 102.1% 795,489 103.7% 515 593,174 106.6% 38.4% 267,974 117.8% 33.7% 452

     21年 1,234,055 79.9% 658,518 82.8% 534 326,773 55.1% 26.5% 177,477 66.2% 27.0% 543

     22年 1,381,664 112.0% 691,360 105.0% 500 409,984 125.5% 29.7% 228,668 128.8% 33.1% 558

     23年 1,035,491 74.9% 563,172 81.5% 544 337,448 82.3% 32.6% 206,145 90.2% 36.6% 611

     24年 1,348,786 130.3% 679,440 120.6% 504 392,332 116.3% 29.1% 222,100 107.7% 32.7% 566

     25年 1,614,701 119.7% 860,326 126.6% 533 308,766 78.7% 19.1% 175,162 78.9% 20.4% 567

     26年 3,018,361 186.9% 1,588,750 184.7% 526 596,870 193.3% 19.8% 326,158 186.2% 20.5% 546

     27年 3,544,666 117.4% 2,008,417 126.4% 567 628,640 105.3% 17.7% 366,920 112.5% 18.3% 584

     28年 3,873,943 109.3% 2,364,604 117.7% 610 605,951 96.4% 15.6% 363,233 99.0% 15.4% 599

     29年 5,461,608 141.0% 3,256,088 137.7% 596 777,887 128.4% 14.2% 369,333 101.7% 11.3% 475

     29年上半期 3,268,128 ― 1,891,290 ― 579 414,089 ― 12.7% 204,521 ― 10.8% 494

     30年上半期 3,300,232 101.0% 2,060,425 108.9% 624 712,862 172.2% 21.6% 370,550 181.2% 18.0% 520

(注) 平成30年上半期は、輸出確報値、輸入9桁速報値。他、すべて確定値。

アイスクリーム・氷菓の輸出入に係る各種データ

金 額(千円)

通関単価(円/kg)

全 国 横浜港

数 量(kg)

金 額(千円)

通関単価(円/kg)

数 量(kg)

- 10 -

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2.アイスクリーム・氷菓の輸入実績推移

前年比 前年比 前年比 全国比 前年比 全国比

   平成元年 298,541 503.8% 147,977 621.4% 496 101,961 838.8% 34.2% 42,765 768.2% 28.9% 419

     2年 2,975,142 996.6% 1,419,700 959.4% 477 1,248,825 1224.8% 42.0% 698,424 1633.2% 49.2% 559

     3年 10,095,027 339.3% 4,303,640 303.1% 426 3,821,934 306.0% 37.9% 2,115,497 302.9% 49.2% 554

     4年 13,341,864 132.2% 5,035,721 117.0% 377 5,451,293 142.6% 40.9% 2,314,698 109.4% 46.0% 425

     5年 19,190,653 143.8% 6,298,056 125.1% 328 2,925,964 53.7% 15.2% 934,388 40.4% 14.8% 319

     6年 27,729,216 144.5% 7,985,671 126.8% 288 5,605,407 191.6% 20.2% 1,153,882 123.5% 14.4% 206

     7年 28,342,641 102.2% 8,047,571 100.8% 284 5,379,612 96.0% 19.0% 992,158 86.0% 12.3% 184

     8年 27,089,256 95.6% 9,219,745 114.6% 340 4,605,861 85.6% 17.0% 1,065,972 107.4% 11.6% 231

     9年 28,253,302 104.3% 10,695,093 116.0% 379 6,744,625 146.4% 23.9% 1,666,697 156.4% 15.6% 247

     10年 25,563,892 90.5% 10,087,106 94.3% 395 6,299,396 93.4% 24.6% 1,420,233 85.2% 14.1% 225

     11年 25,948,072 101.5% 8,270,345 82.0% 319 7,420,063 117.8% 28.6% 1,437,976 101.2% 17.4% 194

     12年 25,294,123 97.5% 7,353,651 88.9% 291 8,242,330 111.1% 32.6% 1,406,057 97.8% 19.1% 171

     13年 22,804,227 90.2% 6,932,959 94.3% 304 7,914,521 96.0% 34.7% 1,491,684 106.1% 21.5% 188

     14年 20,469,345 89.8% 6,638,849 95.8% 324 7,421,298 93.8% 36.3% 1,879,182 126.0% 28.3% 253

     15年 20,437,994 99.8% 6,309,378 95.0% 309 7,984,893 107.6% 39.1% 2,329,293 124.0% 36.9% 292

     16年 22,062,298 107.9% 7,222,693 114.5% 327 9,126,386 114.3% 41.4% 2,439,097 104.7% 33.8% 267

     17年 20,397,788 92.5% 6,498,529 90.0% 319 8,924,232 97.8% 43.8% 2,355,303 96.6% 36.2% 264

     18年 18,871,080 92.5% 6,349,817 97.7% 336 8,639,379 96.8% 45.8% 2,442,400 103.7% 38.5% 283

     19年 14,495,203 76.8% 5,098,980 80.3% 352 6,775,053 78.4% 46.7% 2,137,380 87.5% 41.9% 315

     20年 8,852,783 61.1% 3,686,208 72.3% 416 2,781,120 41.0% 31.4% 900,976 42.2% 24.4% 324

     21年 7,884,815 89.1% 2,734,422 74.2% 347 2,234,684 80.4% 28.3% 638,686 70.9% 23.4% 286

     22年 7,985,265 101.3% 2,535,496 92.7% 318 1,747,578 78.2% 21.9% 560,594 87.8% 22.1% 321

     23年 8,200,921 102.7% 2,494,969 98.4% 304 1,665,283 95.3% 20.3% 534,873 95.4% 21.4% 321

     24年 9,221,993 112.5% 2,830,345 113.4% 307 2,224,300 133.6% 24.1% 763,934 142.8% 27.0% 343

     25年 8,379,949 90.9% 3,196,169 112.9% 381 1,985,204 89.3% 23.7% 792,553 103.7% 24.8% 399

     26年 8,945,734 106.8% 3,722,643 116.5% 416 1,270,283 64.0% 14.2% 563,150 71.1% 15.1% 443

     27年 8,196,105 91.6% 3,423,193 92.0% 418 1,034,871 81.5% 12.6% 404,312 71.8% 11.8% 391

     28年 7,308,297 89.2% 2,832,693 82.8% 388 829,042 80.1% 11.3% 275,587 68.2% 9.7% 332

     29年 6,645,328 90.9% 2,956,759 104.4% 445 747,073 90.1% 11.2% 285,666 103.7% 9.7% 382

     29年上半期 3,211,566 ― 1,323,258 ― 412 342,587 ― 10.7% 124,451 ― 9.4% 363

     30年上半期 2,899,568 90.3% 1,318,916 99.7% 455 328,797 96.0% 11.3% 125,879 101.1% 9.5% 383

(注) 平成30年上半期は、輸出確報値、輸入9桁速報値。他、すべて確定値。

アイスクリーム・氷菓の輸出入に係る各種データ

全 国 横浜港

数 量(kg)

金 額(千円)

通関単価(円/kg)

数 量(kg)

金 額(千円)

通関単価(円/kg)

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Page 12: 平成29年の全国における輸出がアジア向けを中心に …- 3 - 主要国・地域別輸出シェア 平成30年上半期は全国で29カ国向けに、横浜港で17カ国向けに輸出しています。

平成30年上半期 平成30年上半期

港 名数 量(kg)

構成比金 額

(千円)構成比

通関単価(円/kg)

港 名数 量(kg)

構成比金 額

(千円)構成比

通関単価(円/kg)

全 国 3,300,232 100.0% 2,060,425 100.0% 624 全 国 2,899,568 100.0% 1,318,916 100.0% 455

東 京 656,813 19.9% 451,156 21.9% 687 川 崎 639,650 22.1% 311,641 23.6% 487

横 浜 712,862 21.6% 370,550 18.0% 520 千 葉 548,368 18.9% 293,440 22.2% 535

川 崎 490,781 14.9% 321,462 15.6% 655 東 京 643,232 22.2% 284,647 21.6% 443

博 多 397,319 12.0% 243,638 11.8% 613 大 阪 364,612 12.6% 148,268 11.2% 407

神 戸 287,073 8.7% 181,177 8.8% 631 横 浜 328,797 11.3% 125,879 9.5% 383

そ の 他 755,384 22.9% 492,442 23.9% 652 そ の 他 374,909 12.9% 155,041 11.8% 414

(注) 平成30年上半期は、輸出確報値、輸入9桁速報値。

3.アイスクリーム・氷菓の輸出港別実績 4.アイスクリーム・氷菓の輸入港別実績

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5.アイスクリーム・氷菓の国・地域別輸出実績 平成30年上半期

国 ・ 地 域 名数 量(kg)

構成比金 額

(千円)構成比

通関単価(円/kg)

国 ・ 地 域 名数 量(kg)

構成比金 額

(千円)構成比

通関単価(円/kg)

全 世 界 3,300,232 100.0% 2,060,425 100.0% 624 全 世 界 712,862 100.0% 370,550 100.0% 520

台 湾 1,251,696 37.9% 645,798 31.3% 516 台 湾 502,543 70.5% 215,080 58.0% 428

中 華 人 民 共 和 国 727,858 22.1% 438,781 21.3% 603 香 港 39,684 5.6% 29,813 8.0% 751

香 港 242,623 7.4% 223,626 10.9% 922 タ イ 47,128 6.6% 29,690 8.0% 630

シ ン ガ ポ ー ル 299,812 9.1% 209,644 10.2% 699 中 華 人 民 共 和 国 30,236 4.2% 27,769 7.5% 918

ア メ リ カ 合 衆 国 230,615 7.0% 166,835 8.1% 723 シ ン ガ ポ ー ル 31,554 4.4% 20,140 5.4% 638

カ ナ ダ 133,118 4.0% 119,766 5.8% 900 ア メ リ カ 合 衆 国 25,622 3.6% 17,752 4.8% 693

そ の 他 414,510 12.6% 255,975 12.4% 618 そ の 他 36,095 5.1% 30,306 8.2% 840

6.アイスクリーム・氷菓の国・地域別輸入実績 平成30年上半期

国 ・ 地 域 名数 量(kg)

構成比金 額

(千円)構成比

通関単価(円/kg)

国 ・ 地 域 名数 量(kg)

構成比金 額

(千円)構成比

通関単価(円/kg)

全 世 界 2,899,568 100.0% 1,318,916 100.0% 455 全 世 界 328,797 100.0% 125,879 100.0% 383

ニュージーランド 1,460,538 50.4% 520,720 39.5% 357 ニュージーランド 171,208 52.1% 65,013 51.6% 380

ア メ リ カ 合 衆 国 329,085 11.3% 220,962 16.8% 671 オ ー ス ト ラ リ ア 130,582 39.7% 50,266 39.9% 385

フ ラ ン ス 243,570 8.4% 190,261 14.4% 781 マ レ ー シ ア 19,764 6.0% 6,088 4.8% 308

大 韓 民 国 162,547 5.6% 104,035 7.9% 640 イ タ リ ア 7,243 2.2% 4,512 3.6% 623

ベ ル ギ ー 314,181 10.8% 93,911 7.1% 299

イ タ リ ア 106,724 3.7% 89,001 6.7% 834

そ の 他 282,923 9.8% 100,026 7.6% 354

(注) 平成30年上半期は、輸出確報値、輸入9桁速報値。

全 国 横浜港

全 国 横浜港

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