2016プロシンスポンサー 加筆版
TRANSCRIPT
スポンサー講演「サイボウズの宣伝」
2016-01-09
サイボウズ・ラボ株式会社西尾泰和
このスライドはプログラミング・シンポジウムのスポンサー講演の内容に補足説明をしたものです
Douglas Engelbart2
https://commons.wikimedia.org/wiki/File:Douglas_Engelbart_in_2008.jpg
いきなりですが問題です:彼は何をした人でしょう?
Douglas Engelbart
マウス
GUI
ハイパーテキスト
グループウェア
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https://commons.wikimedia.org/wiki/File:Douglas_Engelbart_in_2008.jpg
Augmenting Human Intellect
人間の能力を増強する
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"Augmenting Human Intellect: A Conceptual Framework" (1962)
彼がこのコンセプトを提唱した1960年代、コンピュータはまだ今のような「個々人の手元にあるパーソナル・コンピュータ」ではなかった。彼はパーソナル・コンピュータ普及後の世界を考えた人だった。
人間
コンピュータ
最近流行りの人工知能の話題では「コンピュータが人間のレベルに到達するのはいつかな」みたいなイメージを持たれることが多いが、これは物事の片面だけを見ている
人間
人間+コンピュータ=増強された人間
コンピュータやソフトウェアの使用によって人間が増強され、より高い生産性を発揮し、より多くの価値創造が可能になる。だからこそ顧客はその使用権に対して対価を支払う。
グループウェアとは
グループの能力を増強するソフトウェア
チームワークを向上するソフトウェア
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共同作業を支援するソフトウェア、知識共有を支援するソフトウェア、意思決定を支援するソフトウェア、つまり
サイボウズのミッション
世界中のチームワーク向上に貢献する
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http://cybozu.co.jp/company/job/recruitment/business/
グループウェアの国内シェアNo.1のサイボウズ。そのミッションは、
一般社団法人未踏9
私事ですが、昨年の9月に、サイボウズに籍をおいたまま、一般社団法人未踏という法人の理事になりました。
創造的人材のネットワークを作る
未踏事業のOB/OGや関係者を中心に、起業家やクリエータ等、創造的人材を多角的に支援し、日本横断的なネットワークをつくることで、ITを中心とした日本のイノベーションを加速させることを目的に設立された社団法人
ネットワークを作ってイノベーション加速=チームワーク向上
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未踏社団の目的は、創造的人材のネットワークを作り、イノベーションを加速すること。新しい面白いものを作れる人たちを支援して、新しい面白いものをもっとたくさん生み出していくこと。これはサイボウズのミッションに包含される!
未踏採択者に限定しない
未踏事業のOB/OGや関係者を中心に、起業家やクリエータ等、創造的人材を多角的に支援し、日本横断的なネットワークをつくることで、ITを中心とした日本のイノベーションを加速させることを目的に設立された社団法人
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この「関係者を中心に」という表現が大事。未踏社団は支援対象を未踏だけに閉じず、周囲のコミュニティとつながっていきたい。
未踏とプロシン
未踏採択者1400人のうち、過去31年にプロシンで活動している人が151人
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1割オーバーラップ!
今回のプロシン
参加者92人中18人が未踏関係者
荒川淳平(2004ユース、2006下期ユース)、伊知地宏(2001、2002、PM)、上田真史(2006年下期ユース)、鵜川始陽(2001、2002)、大島聡史(2006上期ユース)、筧捷彦(PM)、兼宗進(2000)、小出洋(2004II期、2005下期)、高野保真(2006上期ユース)、竹内郁雄(PM)、中山心太(2006下期ユース)、中山泰一(2000)、西尾泰和(2002ユース)、萩谷昌己(PM)、原田康徳(PM)、三廻部大(2006上期ユース)、美馬義亮(2000、2001、PM)、山口利恵(2003)
(敬称略、よみがな順)
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2割オーバーラップ!ちなみに私は未踏ユース採択後に竹内先生に勧められてプロシンで発表したのがきっかけで常連化。若手の会に参加するきっかけに。
プロシンは素晴らしい
「プログラミング」という緩いテーマの元に多様な分野、多様な所属の人と交流できて多様性の高いネットワークが作られる場だ
未踏も多様性の高いネットワークを作っている
こういうネットワークを作り出していくことが新しい面白いものを生み出すために重要
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15と言う話を2011年の情報処理学会誌で書いた
サイボウズ・ラボユース
2011年3月から開始。未踏ユースをお手本に作られた民間の予算による人材育成事業:・個人のソフトウェア研究開発を支援・成果物の知財は個人に帰属
開発合宿などで採択者間のネットワークを形成
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この記事を書いた頃に弊社が始めた試みが「サイボウズ・ラボユース」サイボウズが未踏同様に個人開発者の開発を支援
昨年、第1期の卒業生*が共著で書籍を執筆
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• 新屋良磨さん、鈴木勇介さん• 新屋さんは今回のプロシンに参加されてます
4年経って人的ネットワーク構築の成果が徐々に出てきていて嬉しい
採択者紹介
今期採択者:赤間仁志さん今朝のセッションで発表しました
第2期卒業生&2014年度サイボウズ入社内田公太さんこの後発表します
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この場をお借りして、さらなるネットワーク構築をさせてください。