20121102 ku-librarians勉強会#155:職歴から大学図書館の動きを考える

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職歴から大学図書館の動きを考える -たいした実力もないのに多くのチャンスに恵ま れたナルシスト図書館員の自分史- 第155回ku-librarians勉強会(2012年11月2日) 京都大学附属図書館 情報管理課 加藤 晃一

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職歴から大学図書館の動きを考える -たいした実力もないのに多くのチャンスに恵ま

れたナルシスト図書館員の自分史-

第155回ku-librarians勉強会(2012年11月2日)

京都大学附属図書館 情報管理課

加藤 晃一

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1985(昭和60) 千葉大学(図)整理課(本館)

1987(昭和62) 園芸学部分館(農学系)

1990(平成2) 亥鼻分館(医学系)

1993(平成5) 情報管理課(本館)

1996(平成9) 情報サービス課(本館)

1997(平成10) 筑波大学(図)情報システム課

1998(平成10) 高エネルギー加速器研究機構(係長昇進)

2001(平成13) 千葉大学(図)情報サービス課

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職歴

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2002(平成14) 千葉大学(図)情報管理課

2005(平成17) 千葉大学(図)亥鼻分館(医学系)

2006(平成18) 千葉大学(図)学術情報課

2010(平成22) 浜松医科大学学術情報課(課長昇進)

2012(平成24) 京都大学附属図書館学術情報課

現在に至る

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職歴

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千葉大学は昭和50年代半ばからの電算化

・1byte文字の世界(カナ入力=ANK)

・8インチFD

図書館システムの更新、日本語化

・文部省による電算機借料予算配分

・目録情報の日本語化

・一台だけのOPAC?

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昭和は遠くなりにけり…?

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情報検索

・『サーチャーの時代』(三輪真紀子氏、1986)

・専用端末は1byte、音響カプラ(300bps)

→PC-9801、モデム電話(2400bps)

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昭和は遠くなりにけり…?

http://tukiyoi.air-nifty.com/gekkou/2008/01/1cmsxtoshiba_hx_0b88.html

『ひくまの』 3(1)(1985)

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オンライン・データベースのCD-ROM化

・MEDLINE、CINAHL 、Excerpta Medica

・CD-ROMとオンラインの併用の時代

・1990年代前半からCD-ROMサーバの時代へ

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昭和は遠くなりにけり…?

http://www.kinokuniya.co.jp/03f/5_4_3.htm

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学術情報システム構想(1980年~)

・「今後における学術情報システムの在り方について」

→文部省主導の政策

・東京大学文献情報センター発足(1983)

→全国の国立大学からタスクフォース

・NACSIS-CATスタート(1985)

・学術情報センター発足(1986)

・ NACSIS-IRの開始(1987)

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そして激動の時代…?

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小さな分館に『総合目録』

・『学術雑誌総合目録』はあったが、『新収洋書総合目録』などは本館所蔵

互恵互助

・小さな分館でも大規模図書館へ貢献

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NACSIS-CATの恩恵

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千葉大学附属図書館(culis)の登場

・1994年4月正式公開

・日本の図書館界で最初

・工学部教員の支援

各大学図書館でホームページ

Webcatの登場(1997-)

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インターネットの登場

Internet Archive: Wayback Machineより

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文部省による電子図書館プロジェクト

・奈良先端大学院大学(1992)

・NACSIS-ELS(1995)

・筑波大、図書館情報、東京工業、京都、神戸(1996)

・東北、東京、千葉など10大学(2000)

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電子図書館の登場

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プレプリント・サーバー

・正式な論文として刊行する前に公表

・主に物理分野が中心

・代表例:http://arxiv.org/

KISSの2000年問題

・KEK(高エネ研)のプレプリント・サーバ

(http://www-lib.kek.jp/KISS/kiss_prepri.html)

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2000年問題

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雑誌価格の高騰

電子ジャーナルの登場

コンソーシアムの登場

・IDEALコンソーシアム(1999年)

長岡技術科学大学と10高専

・JIOC/NU(2000年)

関東5大学 → 17大学・機関(国立のみ)

・国大図協電子ジャーナル・タスクフォースへ

→ JUSTICE(平成24年度~)

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シリアルズ・クライシス

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CURATOR(2005)

・日本で最初の学術機関リポジトリ

・http://mitizane.ll.chiba-u.jp/curator/index.html

・大学の成果のオープンアクセス化

デジタルリポジトリ連合(DRF)

・国内における機関リポジトリの発展とオープンアクセス思潮の興隆につとめる

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学術機関リポジトリ

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デジタルコンテンツ・プロジェクト

・SCPJ(日本語版SHERPA/RoMEO)

・ http://scpj.tulips.tsukuba.ac.jp/

学術機関リポジトリ構築連携支援事業(平成17年度~)

・ http://www.nii.ac.jp/irp/

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学術機関リポジトリ

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浜松医科大学

・管理職として

・医図協メンバーとして

・医学図書館員として

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医学図書館での仕事

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ご清聴ありがとうございました。

京都大学附属図書館

京都大学

・千葉大学と浜松医科大学の違い

みなさんへ伝えたいこと

・同じ時,同じ大学で仕事をしていること

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2012.11.2. KU-librarians勉強会 2012.11.2 17

ご清聴ありがとうございました。

お し ま い

ご清聴ありがとうございました。