2007.1 - wakayama...
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2007.12007.1第34号
特集 りぃぶるフェスタ2006……1・2リレーエッセイ 小寺 勝さん……3推進課インフォメーション/図書・情報資料室から……4講座レポート……5ふろむ振興局/推進事業者訪問……6講座案内/相談室から……7
最優秀賞 最優秀賞 最優秀賞
最優秀賞 最優秀賞
応募総数212作品の中から選考の結果、最優秀賞5点、優秀賞10点を決定しました。応募のあった全作品を、和歌山バス㈱の協力を得て、路線バス車内へ順次展示します。■展示路線 和歌山市駅~JR和歌山駅間のシャトルバス5台■展示期間 平成18年12月~平成19年5月■展示方法 1台につき8作品を車窓に展示、1ヶ月毎に作品入替(毎月25日頃に入替します)
明渡 瑞季さん(和歌山市立四箇郷北小学校6年)
大澤 茉衣子さん(海南市立亀川中学校2年)
林 真奈美さん(田辺市立三川小学校6年)
髙下 紗百合さん(和歌山市立紀之川中学校2年)
岡本 恵里香さん(和歌山県立星林高等学校1年)
男女共同参画啓発ポスター
入賞作品決定!!
優秀賞のみなさん岡野仁美さん(和歌山市立雄湊小学校6年)・池尾厚哉さん(和歌山市立楠見西小学校3年)・堀内悠里さん(紀の川市立西貴志小学校6年)角谷琴菜さん(岩出市立山崎北小学校1年)・清水莉帆さん(かつらぎ町立渋田小学校1年)・日向晴絵さん(田辺市立三川小学校4年)西條安紀さん(和歌山市立東中学校2年)・尾崎理沙さん(開智中学校2年)・北原美里さん(和歌山市立和歌山商業高等学校2年)伊森葉月さん(和歌山県立箕島高等学校1年)
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りぃぶるフェスタ2006 公開講座 「自分らしく生きる1秒の重さ」
りぃぶるフェスタ2006 りぃぶるdeさんかくトーク ~ 石川牧子さんとともに ~
りぃぶるフェスタ2006 女性のチャレンジ 一坪ショップ
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06を、11月18日(土)19日(日)の両日、和歌山市手平のビッグホエールにて開催しました。人権フェスタ200
6、こころのフェスティバル2006と共同開
催させていただき、2日間で延べ1万1,500名のみなさんにご来場いただきました。公開講座の講師には元アナウンサーで、現在は日テレ学院学院長の石川牧子さんをお迎えし、「自分らしく生きる1秒の重さ」というテーマでお話いただきました。「人はみな、ひとりの人間らしく生きることが幸せにつながる。男女の性別による意識的・無意識な差別や思いこみ
に気づき、人生に夢と希望を持ち、自分らしく生きることが大事。言葉は人の心を動かすエネルギーを持っている。日本語のすべてのことばは母音【あいうえお】でできている。仕事は楽しい、面白い・・という言葉、【あいうえお】の順列の並び替えをすれば、我々は大いに笑って楽しく1日1秒を過ごすことができる。その中で【個】に目を向けて、わたしは本来何をしたいか?どういう人間でいたい、どういう人生をすごすか?そしてひとり一人が【個】に目を向けて羽ばたく・・・この作業が地域社会を活発にするし、世の中を良くする。これが男女共生・男女共同参画社会につながる。」とお話くださいました。
今年度、振興局単位で県内7ヶ所にて開催している「りぃぶるdeさんかくトーク」。事業を受託してくださっている「プロジェクト2000あらんな」のスタッフ5名のみなさんと、石川牧子さんを特別ゲストにお迎えして、「りぃぶるdeさんかくトーク」スペシャルバーションがステージで開催されました。この事業は、【男女共同参画についてわかりやすい講話・ワ
ークショップを通して、今自分が地域や家庭でできることは何か】を考えるものです。フェスタ直前の11月9日(木)に、那智勝浦町
で開催された様子(DVDに8分間にまとめたもの)をビジョン(大型画面)に映し出し、観客のみなさんにご覧いただいた後、事業の企画運営の工夫点・難しいところ・うれしいことなどを「プロジェクト2000あらんな」スタッフのみなさんから発表していただきました。また石川さんからは、「男女共同参画を広めるには、3世代100年が必要と言われている。それをこういった活動で80年、60年と短くしていくことができる。地道な活動ではあるけれど、もっともっと頑張って!応援しています。」と温かい励ましのお言葉をいただきました。「プロジェクト2000あらんな」のスタッフのみなさん、石川牧子さん、本当にありがとうございました。
平成17年度に実施したチャレンジ支援「わたしには夢がある塾」の修了生4名がフェスタの2日間、ブースにて「女性のチャレンジ一坪ショップ」を出展してくださいました。ハンドエステ&メイク体験、アロマテラピー効果のあるか
わいい入浴剤づくり、季節の花に触れる押し花体験など、「ふれあい」をテーマにしたフェスタの趣旨にそった体験型デモンストレーションとして、2日間で合計260名の方に楽しんでいただきました。
100を超えるブースの中でも人気で、一時はお客様が行列をつくるくらいでした。喜多さん、土橋さん、橋爪さん、山口さん、おつかれさまでした。
特 集
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和歌山県海外派遣「女性のつばさ」第5期生。「わかやま△(さんかく)隊」や「女性を議会へ-あしたの会」「日本BPW連合会」財務委員長など寸暇を惜しまぬ行動力で活動を続けています。
平成13年カフェ「ASIANFACTORY&CAFEじょんのび」をオープン。店内で地元ミュージシャンによるコンサートやヨガ教室など様々な催し物を企画し、地域の女性の活動を支援しています。またアジアの女性たちが作った雑貨などの販売を通じて、彼女たちの自立支援も行っており、その活動は内閣府チャレンジロールモデルの取材を受けています。
男女平等意識啓発セミナー開催のお知らせ
男女共同参画を積極的に推進している個人・団体をフェスタ会場で表彰しました。受賞された方は次のとおりです。
遙 洋子さん(タレント・作家)
関西を中心にテレビ・ラジオ・舞台に活躍。最近では『東大で上野千鶴子にケンカを学ぶ』のベストセラーをきっかけに、本格的な執筆活動を行っている。
結婚願望はあるのに少子化が止まらない。その当事者として現代の社会事情を自らが上野千鶴子氏に師事した経験から、どこか生き難しさを感じているあなたに、ちょっぴり自由に生きられるためのお話をいただきます。
「はつらつ生きて活きて輝いて」~今より少し自由に生きられるための秘策~
お問い合わせ先和歌山県男女共生社会推進センター“りぃぶる”
☎073-435-5245定 員 230人(先着順・参加無料)締 切 平成19年2月14日(一時保育も同じ、定員あり)※手話通訳・要約筆記が必要な方は2月6日までにお申し込みください。
ベストパーソン賞塩﨑 智子さん(和歌山市)
村山 淳子さん(有田郡有田川町)
「和歌山ビッグホエールファミリースポーツ教室」を開催し、成人男女だけでなく、幼児から高齢者まで誰でも参加できる世代を超えた交流をサポートしています。そうして地域に根ざした活動はすでに30年を越え、現在は和歌山県「紀州っ子元気プラン」に盛り込まれている子どもの体力低下問題にも取り組んでいます。
年齢的に山仕事がつらくなってきた人や、県外から来た人たちなど地域の女性たちが集まり、地域的なハンデを克服し、地域のなかで経済活動ができる機会を自らの手で作り上げました。年齢差もある中で個人個人を尊重しながら、自分たちのアイデアで古布を使った商品開発・製作を行い、販路を確立した活動は内閣府のチャレンジロールモデルの取材を受けています。
ベストグループ賞和歌山県女性スポーツ連盟(和歌山市)
遊布古(田辺市)
日 時
場 所
講 師
平成19年2月24日[土]13:30~15:00
那智勝浦町体育文化会館2F大集会室(東牟婁郡那智勝浦町大字天満字木戸浦441ー8)
[テーマ]THEMA
男女共同参画いきいき大賞 表彰式
表彰状
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私がりぃぶるに来たきっかけは、ジェンダーを勉強しようと思ってやってきたのがきっかけでした。当時、放送大学の学生であった1999年の秋のことです。専攻は「社会と経済」で、主に社会学を学んでいました。男性がりぃぶるに来るのは、当時珍しいことのようで、とにかく目立っていたことが印象に残っています。そういったことから、今回はジェンダーを学びながら最近考えたこと、感じたことをお話させていただこうと思います。当時、りぃぶるに「サポーター制度」というのがありました。
各グループで男女共同参画の啓発をしていくグループです。いくつかグループがありましたが私は「研究サポーター」に2000年から3年間所属しておりました。男女共生について様々な角度から調査・研究していくグループで、私が所属していた時に主に取り組んだことは「家庭で・職場で・地域で男女共生を進めていくにはどうしたらいいのか?」ということを考えていくために、私たちの調査に協力して戴いたモニター家族の結果を見ながら分析し、身近で「ジェンダーからの自由を目指す」という発想をわかちあえるためにはどうすればいいのか?を考えていました。私たちは普段、無意識のうちに「あたりまえ」「普通」等の表
現を多く使っています。しかし、その「あたりまえ」「普通」は本当に誰にとってもあたりまえで普通なのでしょうか。私にとっての「普通」と、あなたにとっての「普通」は違うかもしれません。ジェンダーに対する考え方の温度差はここにあると私は思っています。何が「普通」で何が「あたりまえ」なのか、はっきりとわかっていないのもこの分野の特徴だと思います。男性の家庭・地域への参加の必要性は、多くの人に認識さ
れているにもかかわらず、実際の男性の家事参加時間は極めて短いのが現状であります。ある会合で大学生に「男は仕事・女は家庭だと思うか?」と尋ねたら、男性からほとんどの手が、女性はこの考えに半々でした。女性の中には自分がバリバリ働きたい分、男性に家事をサポートしてほしいという考えや、男性にはしっかりと働いて給料を持って帰ってきてほしいという昔ながらの考えも少なくない一方、家庭での仕事を男性に手伝って貰えるのが理想という声も多かったです。まだまだ男性は家庭に溶け込んでいないと思います。でも悲しくも男性は仕事に集中しないと金銭的に余裕がない家庭が多いのも昨今の若い夫婦では深刻化しています。夫婦分業という
考えもありますが、女性もパートに出て働く人が多い分、男性もそれに協力して育児・家事参加をすべきです。女性が社会に進出するためには、家庭の役割を女性とともに担っていく必要があります。お互いの役割・責任を果たし、認め合い、感謝すること、そこで初めて真のパートナーシップが生まれるのです。きっと最初は何をしたらいいかわからないと思うけど、できそうなもの、気がついたことからどんどんやっていけばいいと思います。日常の生活では男の世界があり、女の世界がある、でもジェンダーということを考える仲間に男とか女とか言う性は関係ない、性差は、そのまま大事にして、「男とはこうあるべきだ」「女とはこうあるべきだ」という固定観念から開放されて、”もっと自由になろうよ”というのが「ジェンダーからの自由を目指す」という私の今の想いです。話は変わりますが私は自然観察を趣味とします。私の観察
会は生きもの名前や種類は関係ありません。そこには自分の好きな名前をつけていいと思います。またそれが気に入ったらほかの人にも自分がつけた名前で感じたことを教えてあげるのです。また自然観察は豊かな自然がなければ自然観察ができないと思われる方が多いでしょう。そういう考えを脱して見る目さえ持って見つめれば街中の公園でも、いくらでも見るべきものがあると思っています。では、どのような視点で見れば自然が見えてくるのかというと“いのちを見つめる”ということです。それにはゆっくりとした心でゆっくりと歩くことです。今まで気にも止めなかった足もとの草むらに、しゃがんでしばらくの間ながめていると、次々に小さな命のいとなみが見えてきます。小さな生きもの達の命のいとなみに目を注ぐと、同じ時代に、同じ地域で共に生きていることの喜びを感じることができます。そのようにいのちといのちの共感を味わい、自然との一体感を深めていくことが、自然観察というものだろうと私は考えています。自然観察のように、私たちの生活を固定観念にとらわれず、
どうしたらお互いがわかちあえるのか?という発想を持つところから男女共生が始まるのではないでしょうか?見せかけだけのことをしても、いつかは飽きてしまうし流されてしまうと思います。さぁ、今日から○○をするぞ、という意気込みでなく、難しいことなんか考えず、出来ることから始めてみる、お互いを観察し理解し合うことも必要ではないでしょうか?
1971年和歌山市生まれ。会社員・日本自然保護協会 自然観察指導員ボランティアで少年自然の家・青少年の家などで子ども達と自然観察・キャンプ生活を共にする活動をする傍ら、身近な自然について調査活動をしている。りぃぶるの元「調査・研究サポーター」のメンバー。
“りぃぶる”リレーエッセイ⑪
できることから始めてみよう小寺 勝(こてら まさる)
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男女共生社会推進課いんふぉめーしょん
和興建産株式会社(登録番号男女第14号)和興建産株式会社(登録番号男女第14号)
所在地
HP
和歌山
http://www.wakokensan.co.jp/
業 種 建具製造業
○男女の違いなく、能力に応じ「主任」等に任用し、現場責任者として能力を発揮させる。○「自分のことは自分で」をモットーに、性別による役割分担意識の払拭に努め、社内メール等で社員にも周知している。○就業規則第12条に「性的な言動により就業環境を害さない」旨を規定○セクシュアル・ハラスメントに関する相談担当者を置き、社内に周知している。
男女共同参画推進事業者を新たに登録しました!
“りぃぶる”図書・情報資料室から 新着図書紹介
クイズウルトラ人権100問監修:辛淑玉編:人材育成技術研究所/解放出版社工夫次第で多様な使い方ができる○×問題100問。クイズイベントのノウハウも紹介。
デートDVを知っていますかNPO法人 DV防止ながさき 編高校生・大学生のアンケート結果や出前授業の内容を紹介。デートDVを知ることの必要性を訴える。
配偶者からの暴力、性犯罪、売買春、人身取引、セクシュアル・ハラスメント、ストーカー行為など女性に対する暴力は、女性の人権を著しく侵害するものであり、決して許されるものではありません。県では、女性に対する暴力の問題に関する取組を一層強化し、女性の人権尊重のための意識啓発を目的として、県内各地で街頭啓発を行いました。和歌山市では、11月12日(日)にパームシティ和歌山店で、和歌山南ロータリークラブの皆さんや国際ソロプチミスト和歌山紀ノ川の皆さんにご協力をいただき、県職員や県警職員が「女性に対する暴力をなくす運動」メッセージ入りのふせんやポケットティッシュなどを買い物客に配り、女性に対する暴力の撤廃を訴えました。
街頭啓発を行いました!!《11月12日~11月25日》
女性相談所……………073-445-0793男女共生社会推進センター…073-435-5246警察本部警察相談課…#9110又は073-432-0110緊急時は………………110番
振興局保健福祉課【海 草】073-482-0600 【那 賀】0736-61-0021【伊 都】0736-42-5440 【有 田】0737-64-1294【日 高】0738-22-3481 【西牟婁】0739-26-7932【東牟婁】0735-21-9629
11月25日は「女性に対する暴力撤廃国際デー」です。1999年に国連総会で制定された国際デーの1つで、1960年11月25日に、ドミニカ共和国の政治活動家であったミラバル三姉妹が、ドミニカの支配者ラファエル・トルヒジョの命令により惨殺されたことに由来しています。
上記の図書はりぃぶる図書・情報資料室で貸し出しできます。映画のビデオの貸出も行っています。お気軽にご利用下さい。
相談機関-
豆 知 識
女性に対する暴力根絶のためのシンボルマーク
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平成18年10月17日・24日・31日の3日間、(財)21世紀職業財団和歌山事務所との共催で、就職ジャーナリストの岡本武史さんを迎え、結婚や子育てなどで仕事から離れた人を対象に再就職のための準備セミナーを開催しました。セミナーでは、元就職雑誌編集長時代の裏話を交えながら就職の実情や雇用形態、働き方についての話をされました。また、自分の意識や価値観をチェックしたり、どういう働き方がよいのか参加者同士で意見を交換しました。さら
に、仕事で必要となる相手のニーズをつかんだり自分の意図を伝えるコミュニケーションやプレゼンテーションのポイントについて、ワークショップを中心にした内容で参加者のみなさんも楽しみながら学びました。参加者からは「今までわかっていたようでわかっていなかった自分を見つ
め再発見できてよかった。」「前向きに考えるヒントも盛り込まれていて参加してよかった」との声がきかれました。
この企画は、新しい視点で男女共同参画を伝えたい“りぃぶる”と、次代を担っていく若い世代の考えや意見を直接県民の方々に発信したいという思い、また、参加者と本音のトークで現代社会の認識や世代、立場の違う人達の交流の場になればいいなとの思いから実現に至りました。
講 座 レ ポ ー ト
わたしのための再就職準備セミナーを開催しました。
大学生とのコラボレーション事業を開催しました。
りぃぶる
主催講座
りぃぶる
わいわいサロン
「ジェンダーとは」、「ジェンダー格差と労働」、「ジェンダー格差に対する試み」、「今後の課題」、についての意見発表を行った後で参加者と学生、りぃぶる職員が3グループに分かれ男性の育休取得の困難さなどの意見交換、グループ発表のあと、まとめを和歌山大学経済学部金川めぐみ助教授に行っていただきました。
10月21日[土]13:30~16:00意見発表 和歌山信愛女子短期大学保育科 室みどりゼミナール生5名
11月25日[土]13:30~16:00意見発表 和歌山大学経済学部 金川めぐみゼミナール生9名
母親が一人で育児を抱えている問題点やジェンダーにとらわれない子育て等の意見発表を行った後で、参加者と学生、りぃぶる職員が3グループに分かれ意見交換、グループ発表のあと、まとめを和歌山信愛女子短期大学室みどり学長補佐に行っていただきました。
子育て支援を語ろうかい~話してよ!聞かせてよ!あなたの子育て~
現代の雇用を考える~なぜできるの?男女の格差~
学生からは、自分たちの意見発表に参加者からの率直な意見を聴けたこと、社会における様々な問題を知ることができてよかった、また、参加者のアンケートでは学生の真摯な姿に感動した等の回答をいただきました。
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男 女 共 同 参 画推進事業者訪問男 女 共 同 参 画推進事業者訪問
このコーナーでは、県に登録された事業者さんから直接お話を伺い、その取り組みぶりなどを、紹介します。 【木村レポート③】
太陽のおうちでは20代から60代までの幅広い年代層の職員16名が(男性2名、女性14名)入所者の方と過ごしています。介護というと、男性の介護
を女性がしたり男性の介護を女性がする場合、何か問題は起きないのかお聞きしました。すると予想外の答えが返ってきました。高齢の女性は男性に介護されるのを喜ぶ傾向があるというのです。「孫みたいに考えているみたいで入浴も抵抗がないんですよ」と室さん。取材に伺ったときはちょうどお昼前ということもあって各ユニットに備え付けてあるキッチンでは職員さんと入居者の方がお昼ご飯作りの最中でした。男性職員のなかには太陽のおうちへ来るまでは全く料理ができなかったけれども、今では本格的な中華料理を作るまでになった職員さんもいらっしゃるとのこと。「男性のほうが凝り性なのかもしれないですね」と室さん。また男性職員が少ないのが気になったので理由を尋ねてみると、生活を支えられるほどの給与を出せない状況であるからだと室さんはおっしゃいました。そのため太陽のおうちでは事前に説明をして、それでも介護の仕事をしたいか聞くようにしているのだそうです。これから介護の必要性というのはますます高まっていきます。男女の長所を活かしながら介護する側も介護される側も安心して生活できる社会作りが必要だと感じました。
グループホーム「太陽のおうち」
有限会社MURO
室 みち子 代表取締役
今回は“いちご電車”の運行で一躍有名になった和歌山電鐡の男女共同参画への取り組みをご紹介します。みなさんは和歌山電鐵に女性運転士が1名いらっしゃるということをご存知でしょうか。運転士の仕
事といえば“力仕事”というイメージですが、実際に必要なのは“運転技術”なのだそうです。つまり男女どちらでも身につけることができるものなんですね。和歌山電鐵では“運転士の男女比率1対1の実現”を目標にインターネットなどを通じて、積極的に女性の登用に取り組んでいます。現在2人目の女性運転士も岡山で研修を行っており、早ければ今年の5月には2人目の女性運転士が誕生する予定です。これからどのようなことに取り組んでいきたいか伺うと「鉄道業界はまだまだ女性の進出が遅れている職場。雇う側・雇われる側の先入観をなくしていくことと、産休や育休をとりやすい職場環境づくりなどを通じて、男女ともにいきいきと働くことのできる会社にしていきたいと考えています。」とお話くださいました。このような取り組みによって、女性の働きやすい職場が増えていくのではないでしょうか。鉄道は地域の人たちにとって身近な存在です。そうした地域
に密着したところで男性運転士、女性運転士がそれぞれの魅力や良さを発揮しながら働くことで、多くの人に男女共同参画の大切さを感じ取ってもらえたら、と思いました。
和歌山電鐵株式会社
真木 一樹 総務部主任
御坊市と御坊市人権啓発推進協議会は、11月22日御坊市民文化会館小ホールにて、講談師の宝井琴桜さんをお招きして人権講演会を開催しました。
2005年11月に開催された「りぃぶるフェスタ2005」での宝井先生の講談が大変すばらしかったので、「御坊市のみなさんにもぜひ聞いていただきたい」との思いを先生にお伝えしたところ、ご快諾してくださいました。宝井先生はとてもきさくな方で、御坊駅から会場へご案
内する途中「山々にみかんが実っておいしそうでしたが、落ちたみかんはどうするのかしら?」などとお話しされたり、先生の実家は雪国なので除雪作業のことを案じられたりしていました。会場には、御坊市人権啓発推進協議会の会員や市民約1
50人があつまり、江戸時代・明治時代から今日にいたる男女のかかわりとこれからの男女のあり方についてのお話に聞き入りました。「講談師をめざした頃は、男ばかりの世界で女にはできな
いと言われ、悔しい思いをしたが、それに負けず修行に励み、女性講談師としての地位を高めようとした。そうして、いまでは講談師の50%が女性となった。」というお話から始まり、NHK大河ドラマ「功名が辻」の主人公、山内一豊とその妻千代の話題、明治時代の「民権おばさん」こと土佐の楠瀬喜多さんが、女性参政権獲得のために奮闘したお話など次から次へと興味深く語っていただきました。現在の女性問題を楽しく語る「山下さんちの物語」では、
男女共同参画社会に関して「性別で役割を決めてしまわない社会を目指そう。男と女が仕事や家事・育児をともにがんばる社会を目指そう。」と来場者の皆さんに訴えていただきました。宝井先生の堂々とした講談、てきぱきとした話し方、また
男女共同参画社会に関する豊富な知識に、来場者のみなさんも終始おどろきと感動で講演会は大成功でした。宝井先生、ご来場の皆さん、開催にあたりご協力いただいた皆さん、ありがとうございました。
宝井琴桜さんの講演会「女と男すてきな関係」を開催しました。宝井琴桜さんの講演会「女と男すてきな関係」を開催しました。ふ ろ む日 高 振 興 局
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) (
) (
けやき大通り
近鉄百貨店
至県庁前交差点
三年坂通り
田中町交差点
イズミヤ和歌山ビッグホエール
プラザホープ
東警察署
阪和自動車道
和歌山I.C.JR和歌山駅J
Aビル
酒屋
JR宮前駅
バス停「手平出島」
至紀三井寺
P
県民交流プラザ「和歌山ビッグ愛」9F和歌山県男女共生社会
推進センター
りぃぶる
N
■企画・発行
和歌山県男女共生社会推進センター
和 歌 山 市 手 平 2 丁 目 1-2〒640-8319県民交流プラザ 和歌山ビッグ愛9F
TEL(073)435-5245・FAX(073)435-5247URL http://www.pref.wakayama.lg.jp/prefg/031501/index.html
開館時間
休 館 日
午前9時~午後8時30分
毎週日曜日・国民の休日(祝日)、年末年始(12月29日~1月3日)
古紙配合率100%再生紙を使用
”りぃぶる”では、女性が抱える様々な悩みを受けとめ、自分らしく生きるためのサポートをしています。先ずはどんなことでもお電話ください。
◇総合相談◇毎週月~土曜日[面接相談]9:00~17:30
[電話相談]9:00~20:30◇女性のためのカウンセリング◇毎月第1~3金曜日13:00~17:00[要予約]
◇女性のための法律相談◇月3回13:00~16:00[要予約]
“りぃぶる”相談室から“りぃぶる”相談室から ~あなたはあなたのままで~~あなたはあなたのままで~
0 7 3-4 3 5-5 2 4 60 7 3-4 3 5-5 2 4 6相談専用電話相談専用電話
"りぃぶる"では皆さまのご意見、感想、情報をお待ちしています。[メールアドレス][email protected] まで
"りぃぶる"主催講座「私の魅力再発見!」 チャレンジ・キャリア・コンサルティング
講 座 案 内 参加費は無料です
※なお2月の第3木曜は伊都地方で実施のため、りぃぶるでのコンサルティングはお休みとなります、ご了承下さい。
[第1木曜]グループコンサルティング予約なしで時間内であればいつでもご利用いただけます。
[第3木曜]個別コンサルティング(事前予約制)面談時間はひとり25分まで。定員4名。下記にて事前予約。
毎月[第1・第3]木曜14:00~16:00時
日
予約電話☎073-435-5245(チャレンジ担当まで)
りぃぶるわいわいサロン
「じぶんノート」をつくる~ものづくりを通して心とからだの声をきく~ゲストスピーカー:アートユニット monkey のおふたり
ちょこっとシアター ~映画「8人の女たち」(2002・フランス)を観て、感想などを語り合いましょう~
開 催 日 時 内 容 募 集 人 数開 催 場 所 備 考
りぃぶるホームページのアドレスが変わりました。http://www.pref.wakayama.lg.jp/prefg/031501/index.html
一時保育あり(要予約)
2/24[土]13:30~16:30
2/10[土]13:30~16:40
"りぃぶる"研修室
"りぃぶる"研修室
15人
30人
教材費として300円必要です
①3/10(土)13:30~15:30②3/17(土)13:30~15:30①あなたをいきいきと輝かせるカラーコーディネート 蒲原牧子さん(カラーアナリスト)②あなたの魅力を引き出すコミュニケーション 𠮷田真知子さん(ソーシャルスキル・プログラム代表)“りぃぶる”研修室2回とも出席できる女性20人(申込先着順)
いつも仕事や子育てで自分の時間がとれない女性に、少し立ち止まり自分の魅力を見つけていただく、自分らしく生きるきっかけづくりの講座。開 催日時
講座内容・講師
開 催 場 所
対象・募集人数一時保育あり(2/28[水]締切)申込受付は1月25日(木)から“りぃぶる”