ビジネスソフト間でのデータ活用 · web view- 8 - author user1 created date 03/27/2014...
TRANSCRIPT
ビジネスソフト間でのデータ活用
目次
Wordの基本操作
Word2010 画面構成 ·················································································· 3
便利なショートカットキー ········································································ 3
範囲選択 ···································································································· 3
テーマ1:差し込み印刷と宛名ラベルを作成しよう
Word で「案内状」の編集 ········································································ 4
1 )オートフォーマット .................................................................... 52 )あいさつ文の入力 ........................................................................ 53 )表の編集 ...................................................................................... 64 )クリップアートの挿入 ................................................................. 75 )ワードアートの挿入 .................................................................... 8
Excel データをWord の差し込み印刷で活用 ··········································· 9
1 )メイン文書の指定 .................................................................... 102 )データファイルの指定 ............................................................. 103 )差し込みフィールドの挿入 ...................................................... 114 )差し込み文書のプレビュー表示 ............................................... 12【補足】データの抽出 .................................................................... 125 )差し込み印刷の実行 ................................................................. 13
Excel データをWord の宛名ラベルで活用 ··········································· 14
1 )メイン文書とラベルサイズの指定 ........................................... 142 )データファイルの指定 ............................................................. 153 )差し込みフィールドの挿入 ...................................................... 164 )差し込み文書のプレビュー表示 ............................................... 175 )差し込み印刷の実行 ................................................................. 17
2
平成 26 年 2 月
Word の 基 本 操 作
word2010画面構成
注意)初期設定では、以下の項目は表示されていない場合があります。
*ルーラーの表示:《表示》タブ~《ルーラー》 *行・列番号の表示:ステータスバー上で右クリック~「行番号」、「列」にチェック
*編集記号の表示/非表示:《ホーム》タブ~ オン(ボタンがオレンジ)
便利なショートカットキー
カーソルを文頭へ Ctrl +Home 名前を付けて保存 F12 キー
カーソルを文末へ Ctrl +End 上書き保存 Ctrl +S
カーソルを行頭へ Home コピー Ctrl +C
カーソルを行末へ End 貼り付け Ctrl +V
範囲選択
文字 文字列をドラッグ 行 行の左余白を でクリック
離 れ た 文
字列Ctrl +ドラッグ
複 数
行
① 行の左余白を でドラッグ
単語 単語上でダブルクリック② 先頭でクリック、
最後でShift+ クリック
3
クイックアクセスツールバータイトルバー
リボン
ルーラー
ステータスバー 表示モード ズーム
カーソル
ビジネスソフト間でのデータ活用
テ ー マ 1 : 差 し 込 み 印 刷 と 宛 名 ラ ベ ル を
作 成 し よ う
既存のWord 文書「送付状」を修正して、複数の取引先に送付する「案内状」を作成
します。
文書の宛先として取引先を明記し、更にDM 用の宛名ラベルも作成しましょう。
これらの作業を効率よく行うために「差し込み印刷」機能を活用します。
<完成例>
修正前:送付状 .docx 修正後:案内状 .docx 新規作成: DM ラベ
ル
→
Wordで「案内状」の編集
Word ファイル「送付状 .docx 」を開き、「案内状 .docx 」という名前を付けて保
存します。
次の項目を、今回の文書に合うように修正しましょう。
1 行目 文書番号:営業10-00987 2 行目 発信日:今日の日付
7 行目 発信者:河野幸一
10 行目 タイトル:事務担当向け新ソフトウェアのご案内
12 行目 先頭に接頭語の追加:「さて、」
4
手順 1 Word で「案内状」の編集
手順 2 Excel データを、 Word ” ”の 差し込み印刷 で活用
手順 3 Excel データを、 Word ”の DM ”ラベル で活用
「平成」と入力して、Enter キーを押す。今日の日付が確認できたら、もう一度 Enterキーを押す。
平成 26 年 2 月
14 行目 先頭に接頭語の追加:「つきましては、」
16 行目と28 行目 「柳田」→「田中」に変更
28 行目 「[email protected]」→「 [email protected]」に変更
1)オートフォーマット
オートフォーマットとは、書式の自動設定機能です。例えば「拝啓」などの頭語を
入力して改行すると、対応する結語が右揃えで入力されます。「記」に対応する
「以上」の自動入力などもあります。これらの機能を利用して、効率よく編集して
いきましょう。
① 12 行目の行頭に全角スペースを1文字入力後、「拝啓」と入力して確
定。
② Enter キーを押して改行。
「敬具」が右詰めで表示されます。
「敬具」の前に本文を移動します。
③ 「さて…」から「なお、…」まで選
択。
④[ホーム] タブ~[切り取り]をク
リック。
⑤移動先を指定し、 [ 貼り付け ] をク
リック。
2)あいさつ文の入力
「拝啓」に続く適切なあいさつ文を、画面で選択しながら入力します。
① 「拝啓」の後ろに、全角スペースを
入力。
②[挿入 ] タブ~ [ 挨拶文 ] ~ [ あい
さつ文の挿入 ] をクリック。
5
行の選択セルの選択
列の選択表全体の選択
表のサイズ変更
ビジネスソフト間でのデータ活用
「あいさつ文」ダイアログボックスが
表示されます。
③ 適切なものを選択して[OK ]ボ
タンをクリック。
あいさつ文が入力できました。
3)表の編集
表の書式はそのままで、行数・列数を変更してデータを修正します。
表を編集する前に、表の範囲選択・サイズ変更の操作を確認しておきましょう。
表の範囲選択とサイズ変更
元の表は5行3列ですが、4行4列に変更します。
「価格」の左側に1列挿入します。
① 「価格」を列単位で選択。②[レイアウト ] タブ~ [ 左に列を
挿入 ] を
クリック。
③ 挿入された列の1行目に「分
類」と
入力。
6
平成 26 年 2 月
1行削除します。
④ 3行目を行単位で選択。⑤[レイアウト ] タブ~ [ 削除 ] ~
[ 行の削除 ] をクリック。
項目名を残して、データを修正しま
す。
⑥ 2~4行目まで選択してDeleteキー。
⑦ <完成例>のようにデータを入力
し、
列幅を調整。
<完成例>
ソフトウェア名 分類 価格(円) 特徴
ミスター文作 ワープロ 22,00
0
自動一括変換機能搭
載
パートナー55F
表計算 18,50
0
オフィスの必需品
会議資料NS 9 プレゼンテー
ション
25,80
0
図表明解な説得力
4)クリップアートの挿入
クリップアートとは、Office にあらかじめ用意されているイラスト集です。
ワンポイントとなるイラストを挿入することで、表現力がアップします。
表の右下余白にイラストを挿入し
ます。
① 表の下の行をクリック。②[挿入 ] タブ~ [ クリップアー
ト] を
クリック。③ 検索欄に「事務 PC 」と入
力して
検索。④ 任意のイラストをクリックし
て、
文書に挿入。
7
ビジネスソフト間でのデータ活用
クリップアートが表示されます。
※ サイズが大きいと2ページ目に
表示される場合があります。
⑤[ クリップアート ] 作業ウィン
ドウを
閉じます。
クリップアートの配置を調整しま
す。
⑥ クリップアートを選択。⑦[書式 ] タブ~ [ 文字列の折り
返し] ~
[四角 ] をクリック。
文字列がクリップアートに対し
て、回り込むように配置されま
す。
クリップアートを小さくして、表
の下へ移動します。
⑧ クリップアートの右下角のハ
ンドルを使って、サイズを調
整。⑨ クリップアートを、表の右下
あたりへドラッグ。
5)ワードアートの挿入
ワードアートとは、文字の形状や色・立体などの特殊効果をまとめたデザイン文字
です。
文書のタイトルなど、人目を引きたい部分に使用します。
8
平成 26 年 2 月
タイトルをワードアートに変更
しましょう。
① タイトルを行選択。②[挿入 ] タブ~ [ ワードアー
ト] を
クリック。③ 一覧から任意のスタイルを
選択。
ワードアートが挿入されます。
※ ワードアートが選択されてい
ると、 [ 描画ツール ] ~ [ 書
式 ] タブが表示されます。
文字サイズの調整をします。
④ ワードアートを選択。⑤[ ホーム] タブ~ [ フォント
サイズ]~26pt を選択。
⑥ 必要があれば、ハンドルを
使って全体の大きさを調整。
デザインの調整をします。
⑦ ワードアートを選択。⑧[ 書式 ] タブ~ [ 文字の効果 ]
~ [ 変形 ]を選択。
⑨ 一覧から任意の形状を選
択。
これで文書は出来上がりです。
上書き保存します。
9
ビジネスソフト間でのデータ活用
ExcelデータをWordの差し込み印刷で活用
差し込み印刷とは、指定した位置に異なるデータを次々と差し込んで印刷する機能
です。
複数の相手先に同じ内容の定型書簡(案内状や挨拶状)を送付する場合に便利です。
また、DM 用ラベルや封筒への宛先の印刷なども行うことができます。
差し込み印刷には、「メイン文書」と「データファイル(宛先用データ)」が必要
です。
「データファイル」には、Word 、Excel 、Access 、テキストファイル等が使用
できます。
作成する文書の確認
※1 2 名分のデータがあります。確認後は閉じておきます。
差し込み印刷の手順
10
手順1 メイン文書の設定
手順2 データファイルの設定
手順3 差し込みフィールドの設定 (データの選択、並べ替え)
手順4 差し込み印刷のプレビュー表示
手順5 差し込み印刷の実行
メイン文書「案内状.docx」
データファイル「取引先リスト.xlsx」
平成 26 年 2 月
差し込み文書リボン
1)メイン文書の指定
メイン文書として使用する、Word ファイル「案内状 .docx 」を開いておきます。
① 宛先である “ お取引先各
位” の
文字を削除。
②[差し込み文書 ] タブ~
[差し込み印刷の開始 ] ~
[レター ] をクリック。
2)データファイルの指定
Excel ファイル「取引先リスト .xlsx 」をデータファイルとして指定します。
①[差し込み文書 ] タブ~
[宛先の選択 ] ~
[既存のリストを使用 ] をク
リック。
「データファイルの選択」ダイ
アログボックスが表示されま
す。
② 「テーマ1」フォルダを選
択。③ 「取引先リスト .xlsx 」を
選択して、[開く] ボタンを
クリック。
11
ビジネスソフト間でのデータ活用
「テーブルの選択」ダイアログ
ボックスが表示されます。
④ シート[ 取引先$ ] を選択
して、
[OK] ボタンをクリック。
選択したExcel ファイルの内容
を、
確認します。
⑤[アドレス帳の編集]をク
リック。
「差し込み印刷の宛先」ダイア
ログボックスが表示されます。
・データファイルの変更:
データソースの「編集」ボタ
ン
・印刷対象外にする:☑ をOFF
⑥ 確認後、[OK] ボタンをク
リック。
3)差し込みフィールドの挿入
メイン文書の4~5行目に会社名、部署役職名、担当者名を挿入します。
① 4行目にカーソルを移
動。
②[差し込みフィールドの挿
入]~ [ 会社名 ] をク
リック。
《会社名》が挿入されます。
12
平成 26 年 2 月
同様に、5 行目にも2つの
フィールドを挿入します。
※ 全角スペース(□) 、
“ 様” は
手入力します。
4)差し込み文書のプレビュー表示
実際のデータを表示して、正しく設定が出来ているか確認します。
①[結果のプレビュー ] をク
リック。
1件目のデータが表示されま
す。
② レコードの移動ボタンで、2件目以降も確認します。
【補足】データの抽出
条件に合うデータのみ印刷することができます。
今回は “ 埼玉県 ” の取引先を抽出します。①[アドレス帳の編集 ] をク
リック。
「差し込み印刷の宛先」ダイア
ログボックスが表示されます。
② 「住所1」の▼ボタンから、“ 埼玉県 ” をクリック。
③[OK ]ボタンをクリック。
13
前のレコード
次のレコード
ビジネスソフト間でのデータ活用
抽出した3 件のみ、表示される
ことを確認します。
5)差し込み印刷の実行
[完了と差し込み]ボタンで印刷します。印刷方法には、次の3 種類があります。
今回は「文書の印刷」を使って、直接プリンタに印刷する手順を確認します。①[完了と差し込み ] ~ [ 文書
の印刷 ] をクリック。
「プリンタに差し込み」ダイア
ログボックスが表示されます。
②[すべて] を選択して、
[OK] ボタンをクリック。
「印刷」ダイアログボックスが
表示されます。
③ 今回は印刷しないので、[ キャンセル] ボタンをク
リック。
④ ファイルを上書き保存し
て、文書を閉じましょう。
14
← Word ファイルとして出力する← プリンタに直接印刷する← 電子メールに差し込む
平成 26 年 2 月
※ 差し込み印刷を設定した文書を再び開くと、下記のようなメッセージが表示され
ます。
これは、Excel のデータをどのように差し込むかという情報になります。
前回同様の差し込みの内容にしたい場合
は、 [ はい] を選択します。
データファイルの場所やファイル名が変
更された時は、「いいえ」を選択して
ファイルを指定し直す必要があります。
(7 ページ参照)
ExcelデータをWordの宛名ラベルで活用
差し込み印刷の機能を利用して、 DM 用ラベルが作成できます。
DM 用ラベルを作成するには、「メイン文書」と「データファイル」が必要です。
作成する文書の確認
15
メイン文書「新規 Word 文書」
データファイル「取引先リスト.xlsx」
ビジネスソフト間でのデータ活用
1)メイン文書とラベルサイズの指定
① Word で新規文書を作成。
②[差し込み文書 ] タブ~[ 差し込み印刷の開始 ] ~[ ラベル] をクリック。
「ラベルオプション」ダイアロ
グボックスが表示されます。
③ 印刷するラベルを指定。
・ラベルの製造元:Hisago・製品番号:
Hisago-GB861
④[OK] ボタンをクリック。
ラベル用の枠が表示されます。
※枠が表示されない場合:[ レイアウト ] タブ~[ グリッド線の表示 ] を選択
2)データファイルの指定
①[差し込み文書 ] タブ~
[宛先の選択 ] ~ [ 既存のリ
ストを使用 ] をクリック。
16
平成 26 年 2 月
「データファイルの選択」ダイ
アログボックスが表示されま
す。
② 「テーマ1」フォルダを選
択。③ 「取引先リスト .xlsx 」を選
択して、[開く] ボタンをク
リック。
「テーブルの選択」ダイアログ
ボックスが表示されます。
④ シート[ 取引先$ ] を選択
して、
[OK] ボタンをクリック。
2枚目以降のラベルに、
《Next Record 》と表示されま
す。
※ Next Record とは?
2 件目以降のレコードの挿入
位置を表しています。
消さないでください!
3)差し込みフィールドの指定
次のようなレイアウトでラベルを作成し
ます。
【完成例】作業時の注意点
・設定は1 行1 列目のラベルで行
う。
・「複数ラベルに反映」ボタンで、
全てのラベルに反映させる。
17
〒《郵便番号》《住所 1》《住所2》□《住所3》
《会社名》□《部署役職名》□《担当者名》様
ビジネスソフト間でのデータ活用
① 先頭ラベルに、カーソルを移動。
② 「〒」(ゆうびん)と入力後、[ 差し込みフィールドの挿入 ] ~[ 郵便番号 ] をクリック。
フィールド《郵便番号》が挿入されま
す。
③ Enter キーを押して、2行目にカー
ソルを移動。
同様に、他のフィールドも挿入しま
す。
設定したレイアウトを、全てのラベル
に反映させます。
④[複数ラベルに反映]をクリック。
4)差し込み文書のプレビュー表示
プ レ ビ ュ ー で 実際の デ ー タ を 表 示 し
て、確認します。
⑤ [結果の プ レ ビ ュ ー]を ク リ ッ
ク。
18
平成 26 年 2 月
担当者名に対して、12pt ・太字・
中央揃えを設定します。
⑥ 先頭ラベルの、担当者名を範囲
選択。⑦ [ ホーム] タブを使って、書式を
設定。
設定したレイアウトを、全てのラベ
ルに
反映させます。
⑧ [ 差し込み文書 ] タブ~[ 複数ラベルに反映 ] をクリッ
ク。
5)差し込み印刷の完了
出来上がったラベルを印刷します。
⑨ [ 完了と差し込み ] ~ [ 個々のド
キュメントの編集 ] をクリック。⑩ 印刷対象となるレコードを選択
して[OK]ボタンをクリック。
新規文書にラベルを出力します。
差し込み印刷を設定したファイルは、必要があれば保存します。
今回は「DM ラベル( 完成 ).docx 」という名前を付けて保存します。
19